グラフィカルモデル等で, 数式(変数)の入った図を書く必要のある
ことがよくあると思います。
前に
DMの論文
を最初に見た時に, かなり頑張って描いているなあと思ったのですが,
ちょうど査読をしていて同じような図に出会ったので, ちょっと紹介。
もうご存知の方は飛ばして下さい。
上は確かIllustratorで描いていると聞いた気がするのですが,
こういう数式の入った図は,
Tgif2tex
を使うと綺麗に描くことができます。
Tgifを使って hoge.obj として図を描いた後, % tgif2tex hoge.obj とすると
hoge.tps (文字)と hoge.dps (図)ができるので, hoge.tps の方を
\input{hoge.tps} で取り込みます。
*1
これは要するに, 図を文字とそれ以外に分けて, 文字の部分を \put{} の中に入れて
LaTeXで処理できるようにしているだけなので, 文字の部分に $\alpha$ とか
$\mathbf{w}$とか, LaTeXで書けることなら何でも書くことができます。
ホットケーキ分割
の図もこれで書いています。
ただ Tgif なので, 3次元的な図や, アニメーションを含むような図には弱いのが
欠点かもしれません。
(TeXでスライドを作る時に結構困っている。;)
文書に関しては, LaTeXのおかげで(欠点もあるとはいえ)
かなり綺麗に出せるようになっていると思うのですが, 図に関しては
頭の中のイメージを形にするのが僕も含む普通の人にはまだまだ難しいように思う
ので, これからそこら辺がもっと自由に可能になるのではないか..とか
期待していたりします。
*1: 僕は \scalebox{0.7}{\input{figure/hoge.tps}} のようにサイズを調整していた
のですが, 今ヘルプを見たら, -m [mag] で tgif2tex 側でも拡大率を指定できる模様。