mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

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2009年09月01日(火) [n年日記]

#1 新体制

9月1日から, Washingtonの Kevin Duh がRA *1 として 言語グループに来たらしい。(らしいというのは, 僕は学習グループなので 階が違うため, まだ会っていないから。)
マジですか。
sjx002:~% ypcat passwd | grep kevin
kevinduh:********:21798:800:Kevin Duh:/chisho/kevinduh:/bin/bash
きっと鈴木さん効果なのだと思いますが, CS研最強すぎる..。

これまでに, NAISTにもATRにもCS研にも外国人の方はいましたが, 誰でも知っている 有名な人が来るのは知っている限り, 初めてなような気がする。
実際のところ, 外国人が日本で研究する場合は漢字の問題が大きいようで, (Duhは台湾の出身の方みたいですが) 中国や韓国, 香港, 台湾の場合は比較的壁が薄い ので, 確かにそれは全然ありだし, 適切だなぁと思ったのでした。
逆に, POSTECHとかHKUST(環境最高)とかに日本人が行くのも本当はあるといいような 気がします。ただ, 言語処理に関してはCS研の方がレベルが高い感じもします (だから僕は行かない;)。


*1: ポスドク。僕のポジションと同じ

2009年09月07日(月) [n年日記]

#1 京都→下関

青春18切符が余っていたので, 週末を使って, 各駅停車で京都から下関まで 行ってきました。 *1 ちょうど, 夏に東京に帰省した帰りに18切符を使って, 昼間に東京→京都まで乗って帰ってきたので, これで東京から下関 *2 まで, 普通列車で走破したことになりました。
以下, 鉄な人や常連の18きっぱーの人には常識の部分もあると思うので, そういう人は 飛ばして下さい。

物理的には子供の頃から寝台特急で何回も通っているのですが, 山陽本線を通る時は大抵夜中なので, 実際にどんな風になっているのか興味があり ました。

山陽本線の普通列車の乗り継ぎはWebにはそれほど情報がないようで, 時刻表を買って 調べると, 9:30京都→11:28相生→14:48三原→18:44新山口と, 何と京都からたった 2回乗り換えるだけで下関まで行けることを知りました。 *3 下関着は20時くらいになって外が見れず意味がないので, 今回は新山口に宿泊することに。 14:48三原発19:53下関着の快速シティライナー, というのがとにかく驚きで, 何と5時間もとてつもない長距離を走り抜ける普通列車のようです。

実際に乗ってみると, 相生から岡山までが非常に本数も少なく, 山の中のものすごい田舎で, ここが山陽本線の「本体」, アキレス腱なのではないか, という感想を持ちました。 The・日本の農村, みたいな風景が続いて感動的です。
ただし, ここも山陽本線の一部ではあるわけで, 思ったのは 寝台特急が最近廃止されていますが, かつての黄金時代にははやぶさ・富士・さくら等が皆毎日ここを通ったのだなぁ, ということ。これほどの田舎であっても, 日本の社会を支える重要な役割を負っ ているという自負の下に保線の方は働いていたのではないか‥ などと想像しながら 風景を眺めていました。

翌日は朝, 新山口から下関へ行きましたが(1時間ほど), 下関駅は, 降りると昭和の匂いが漂っていて, 具体的には昭和57年みたいな感じでした。 ただ, しばらく歩くと港町らしく, もっと現代的な感じに。 かつて本州の終端として東京・大阪と並ぶ一等駅だったという過去を反映してか, 山口県第一の都市としてか, 大会社の下関支店が海沿いに並んでいます (なぜか日本生命などの生保の支店が目立っていた)。

これまで新幹線で駆け抜けるのはまるで, 数学の証明を終わずに定理だけ使うような 気持ち悪さを感じていましたが, これでだいぶ様子が分かって, 安心できるような 気がします。
色々考えたこともあり, 示唆深い旅行でした。

帰りは小倉から普通にのぞみで帰ってきましたが, 午後2時に厳流島を出たのに, 6時間後の夜8時にはもう京都の自宅にいたとは, 日本の技術凄すぎだろ.. のような 感じがします。


*1: もう少し立場が上がると, そんな暇なことをしている場合ではなくなるのが 目に見えているので..。
*2: 正確には小倉まで。
*3: 下関からは門司まで出れば, 門司から直通で鳥栖行きがあるので, 門司→鳥栖→長崎と, 長崎までたった一回乗り換えるだけで行けるようです。

2009年09月08日(火) [n年日記]

#1 統計連合大会2009

統計関連学会連合大会2009 という所に呼ばれて, 話をしてきました。 日本統計学会・応用統計学会・計算機統計学会などの連合大会のようです。 「Bayes統計モデルのための計算技法とその応用」 という企画セッション。
内容はNL研のものと一緒でイントロを統計の人向けに変えただけですが, 来られていた人でまた見たい人もいるかも知れないので, 論文のページ に置いておきました。

会場はすぐ近くの同志社大京田辺キャンパスで, せっかくなので朝から参加して 計量経済学のセッションを聞こうと思っていたのですが, 結局直前まで準備して いてタクシーで行った, といういつものパターン。NTT CS研から同志社までは2500円 くらいでした。
機械学習の人は少しいましたが, 自然言語処理の人は0。統計の人にもわりと興味を 持ってもらえたようでした(多分)。 その後は内部のベイズ勉強会の担当があったので, すぐ帰らなければならなかったのが残念でした (ただ, 北大の久保さんと少し話すことができました)。
普通に参加すると非学生・非学会員は12000円くらいかかるので, 無料で参加できて 雰囲気が分かっただけでもgood。 予稿集を読んでいると, CRFばかりのNLPと違って, 色々な話があって 楽しいなあ, と思います。


2009年09月18日(金) [n年日記]

#1 Emi librum Harrii Potteris

ついに一般人の軍門に下って(?), ハリーポッター [Vicipaedia] を買ってしまいました。(笑)
上の写真はクリックすると大きくなります。

訳者のPeter Needham氏はイートン校の古典の先生だったのだそうです。 同時に "X-Treme Latin" (amazon) という本も買ってしまったのですが(まだ届いていない), こちらの著者の Henry Beard氏 はハーバードでラテン語を学んで Harvard Lampoon というハーバードのユーモア学内誌 (があるらしい。日本で言うと時代錯誤社みたいなものか) の編集長だったらしい。 二人ともなるほどというか..。

以下自分用のメモ代わり。ちょっと調べると, イートン校で使われてきた "The Eton Latin Grammar"がGoogle Booksで読めるようです。 [LINK] 1856年版の全文 [LINK] もPDFで読める模様。マジですか。

・ Bayesian nano

上とは関係ないですが, シンガポールから帰った後, 荷物検査の強烈なX線にやられた のか, iPodのバックライトや音声がいかれてしまったので (他に原因が思いつかない), ちょうど nano の新型が出たので購入しました。
nano には刻印が入れられるので, 何を書くかが面白いところですが, 前々から考えて いた文字をさくっと指定。
本当は, Mike West の有名な絵 Homo Bayesianis に従ってΘ|Xにしたかったのですが, ギリシア文字は入れられないとのことで(;_;), yにすることに。
ちょうどGPを調べたりしていた所なので, ちょうどよかったのかも知れません。


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