mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

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2009年11月04日(水) [n年日記]

#1 情報理論

来年に向けて(謎), 情報理論のプロ, 村松さん に色々お話を伺う。
いや, 実に面白かったです。
Wyner-Ziv codingとか全然知らなかったですが, 自然言語処理の人は普通知らないと 思いたいですが..。

2009年11月18日(水) [n年日記]

#1 九大特別講義

月曜日-火曜日と, 九大で電通大の 長岡先生 の特別講義があるということで, 九大に行ってきました。
休暇にして自腹を切って行こうと思っていたら, なんと竹内先生のご好意で, 九大の予算で行かせていただけることに。有難うございました。_o_
九大の伊都キャンパスは前から遠いと脅かされていたので, 博多からすごく遠いのか と思っていたのですが, 博多・天神から地下鉄直通で30分くらい (地下鉄が地上に出てから15分くらい), 九大学研都市駅からバスで整備された道を15分くらいで, あまりNAISTと変わらない *1 という印象で, 個人的には特に遠いという感じはしませんでした。

ちなみに 9月に 個人的に下関・小倉に行った後, 10月に 九大でIBIS, それと今回に加え, さらにサークルK(関西機械学習勉強会)が今度博多であるかも知れないということで, まさにPolyaの壷状態です。w

大変勉強になったのですが, それと別に休み時間に後ろでTsallis統計の話を伺って いて, 自然言語処理の分野と比べて羨しいというか, 何だかショックを受けました。
何にショックを受けたのか, 夜の飲み会で川喜田さんと話していた時にもうまく 言えなかったのですが, 後で考えていて, 自然言語処理ではあまりに, (言語の) サイエンスを追及している人が少ないということではないか, という気がしました。

ほとんどのNLPの人は, 数理の人のように自然のこんな隠れた数理を知りたいとか, これを知りたいというようなモチベーションが感じられない場合が多いように 思います。とりあえず判別器を作って役に立てばいいや, というような。
今回の講義でも, 休み時間に聞いた話でもそうではないので, それが科学として とても素晴らしいというか, NLPには中々ないなぁと思ったのでした。


*1: NAISTも最近若干変わりましたが, 前はバスで駅まで15分くらい, 大阪の難波まで 電車で30分くらいなので, ほぼ同じくらいです。

2009年11月20日(金) [n年日記]

#1 -

KevinがNAACLの締切前なので, 相談を受けたことに関して考えたことを話せずに いるわけですが, そうすると逆に色々アイディアが湧いてきました。
やはり, 色々な意味で黙っておくのは重要かもしれません。


2009年11月27日(金) [n年日記]

#1 産総研Talk

産総研の音楽情報処理のグループ(後藤さんのチーム)に招待いただいて, Talkを してきました。
僕は, 本当はトピックモデルのような意味的なものの方にどちらかというと 関心があるのですが, 最近は(統計的自然言語処理にとって重要なので)Markovモデル的な話をやっていた ので, トピックモデル的な話ができなかったのが残念でしたが..。
位相を入れたいというような鋭い意見も出て, こちらも勉強になりました。

Talkが終わった後, 音楽・音声関係の研究を色々紹介していただきました。 どれも非常に興味深く, なるほど流石と思わせるものばかりでした。
とりあえず, 後藤さんが僕と同じSiliconGraphicsのファンだということがわかって 嬉しかったという(Tezroの本物が!), どうでもいいことを書いてみるテスト。(笑)

・ Simplex plot

スライドを作る時に, 折角なのでMathematicaでディリクレ分布を綺麗にプロットして みることに。
数セミの記事 などではMATLABで原点と(1,0),(0,1)で囲まれる直角二等辺三角形で描いていましたが, 正三角形でないと今一だなあと思っていました。 下の図のように, 直角二等辺三角形を正三角形の内部に射影する線形写像Aを考えると, Aは (1,0),(0,1) をそれぞれ (1,0),(1/2,√3/2) に写すので, A={{1,1/2},{0,√3/2}} です。
そうすると, 逆に正三角形の内部を二等辺三角形に写像する行列は A-1={{1,-1/√3},{0,2/√3}}なので, 次のようなコードでプロットできます。 [dirichlet.ma]

ただ, こうすると正三角形にはなりますが, 一番右(Dir(0.5,0.5,0.5))のように, 境界がどうやってもガタガタになってしまうようです(何か上手いやり方があるのか も知れませんが..)。
筑波の山本先生のところに前に行った時, 山本先生が綺麗なプロットをMathematicaで 描かれていたと記憶しているので聞いてみたところ, 普通に二等辺三角形でプロット しても, 斜辺から視点を取ればそれっぽく見えるようです。その発想はなかった..。;


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