委員 派遣 について 御 報告 を 申し上げ ます 。   本 委員 会 の 阿達 雅志 委員 長 、 佐藤 正久 理事 、 岩本 剛 人 理事 、 平木 大作 理事 、 音喜多 駿 理事 、 榛 葉 賀 津 也 委員 、 山添 拓 委員 、 伊波 洋一 委員 及び 私 、 小西 洋之 の 九 名 は 、 去る 二月 十 六 日 及び 十 七 日 の 二 日間 、 我が国 の 外交 、 防衛 等 に関する 実情 調査 の ため 、 埼玉 県 、 鹿児島 県 及び 宮崎 県 に 派遣 さ れ まし た 。   昨年 十二月 に 新た な 国家 安全 保障 戦略 、 国家 防衛 戦略 、 防衛 力 整備 計画 が 策定 さ れ 、 今 国会 で は 、 防衛 力 整備 の 在り方 及び これ を 裏付ける 防衛 予算 、 関連 法案 の 審議 及び 質疑 等 を 行う こと と なり ます 。 この ため 、 本 委員 会 は 、 各 県 における 自衛隊 基地 、 駐屯 地 等 を 訪問 し 、 実情 調査 を 行い まし た 。   以下 、 概要 を 御 報告 いたし ます 。   第 一 日 目 は 、 まず 、 航空 自衛隊 入間 基地 を 訪問 し 、 基地 の 概要 、 所在 部隊 及び 装備 品 の 運用 、 航空機 可動 数 の 向上 、 新た な 装備 品 の 導入 、 施設 整備 の 現状 及び 課題 、 衛生 機能 の 強化 、 組織 の 最適 化 の 取組 等 について 説明 を 聴取 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 中部 航空 方面 隊 各地 対空 誘導 弾 部隊 の 運用 の 現状 、 基地 内 の 通行 整備 に 係る 予算 措置 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   調査 を 終え た 後 、 航空 自衛隊 の 輸送 機 C 2 に関する 説明 を 受け 、 同機 に 搭乗 視察 し 、 海上 自衛隊 鹿屋 航空 基地 に 移動 し まし た 。   海上 自衛隊 鹿屋 航空 基地 において は 、 基地 の 概要 及び 任務 、 米 空軍 MQ 9 の 一時 展開 、 自衛 官 の 再 就職 状況 、 装備 品 の 可動 率 の 向上 、 女性 自衛 官 の 活用 等 について 説明 を 聴取 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 自衛 官 の 再 就職 や 定年 延長 の 現状 、 鹿屋 の 第 一 航空 群 と 那覇 の 第 五 航空 群 の 役割 分担 、 協力 体制 、 装備 品 の 部品 不足 の 解消 により 改善 が 見込ま れる 事項 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   次に 、 海上 自衛隊 の 固定 翼 哨戒 機 P 1 を 視察 し た 後 、 MQ 9 を 視察 し 、 米 軍 関係 者 より 説明 を 聴取 し た 後 、 自衛 官 の 生活 関連 施設 を 視察 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 MQ 9 を 配備 する ため の 施設 整備 、 機体 改造 の 有無 、 一時 展開 の 延長 の 見通し 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   次に 、 陸上 自衛隊 国分 駐屯 地 を 訪問 し 、 駐屯 地 及び 西部 方面 隊 の 概要 、 領域 横断 作戦 能力 向上 の 取組 、 南西諸島 防衛 に 関連 する 演習 の 概要 、 災害 派遣 の 実績 、 生活 、 勤務 施設 の 現状 及び 課題 、 第 一 一 三 教育 大隊 の 役割 、 馬毛島 における 自衛隊 施設 の 整備 等 について 説明 を 聴取 し た 後 、 中距離 多目的 誘導 弾 を 始め と する 装備 品 及び 自衛 官 の 生活 関連 施設 を 視察 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 南西諸島 防衛 に 関連 する 演習 等 に 要する 運搬 費 の 確保 、 自衛 官 の 人員 不足 の 傾向 、 予備 自衛 官 が 使用 する 装備 品 の 仕様 、 西方 国民 保護 訓練 の 内容 、 日 米 共同 の 領域 横断 作戦 における 訓練 、 協力 体制 、 有事 の 際 の 近隣 の 離島 基地 へ の 支援 体制 、 環太平洋 合同 演習 リム パック と 陸上 自衛隊 と の 関わり 、 馬毛島 における 空母 艦載 機 着陸 訓練 ( FCLP ) 実施 の 見通し 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   第 二 日 目 は 、 陸上 自衛隊 国分 駐屯 地 より 航空 自衛隊 の 輸送 ヘリコプター C H 47 J に 搭乗 し 、 馬毛島 を 上空 より 視察 し た 後 、 航空 自衛隊 下甑 島 分 屯 基地 を 訪問 し 、 分 屯 基地 の 概要 、 固定 式 三 次元 レーダー FPS 5 の 概要 、 生活 、 勤務 施設 の 現状 及び 課題 、 陸上 自衛隊 と の 共同 基地 警備 等 について 説明 を 聴取 し た 後 、 FPS 5 を 遠望 し 、 自衛 官 の 生活 関連 施設 を 視察 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 基地 配属 の 隊員 数 、 陸上 自衛隊 と の 共同 基地 警備 の 意義 、 レーダー の 情報 収集 体制 、 分 屯 基地 に 駐在 する 自衛 官 の 手当 、 処遇 に関する 要望 、 固定 式 レーダー と イージス 艦 の レーダー と の 役割 分担 、 全国 の 固定 式 レーダー の 配備 状況 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   同 分 屯 基地 の 視察 を 終え 、 再び C H 47 J に 搭乗 し 、 陸上 自衛隊 えびの駐屯地 を 訪問 し 、 駐屯 地 部隊 の 概要 、 災害 派遣 の 活動 実績 、 霧島 演習 場 の 概要 、 即応 予備 自衛 官 、 予備 自衛 官 の 訓練 、 生活 、 勤務 施設 の 現状 及び 課題 等 について 説明 を 聴取 し た 後 、 百 五 十 五 ミリ りゅう 弾 砲 F H 70 を 始め と する 装備 品 を 視察 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 駐屯 地 部隊 の 生活 、 勤務 施設 の 充実 の 必要 性 、 即応 予備 自衛 官 、 予備 自衛 官 の 出頭 率 の 現状 及び 傾向 、 駐屯 地 部隊 の 編成 及び 各 部隊 の 特徴 、 南西諸島 防衛 に 関連 する 訓練 の 内容 、 霧島 演習 場 の 整備 、 管理 の 現状 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   最後 に 、 海上 自衛隊 えび の 送信 所 を 訪問 し 、 送信 所 の 概要 、 VLF ( 超 長波 ) 通信 の 特徴 と 運用 等 について 説明 を 聴取 し た 後 、 送信 所 構内 を 視察 し まし た 。   派遣 委員 から は 、 送信 所 から 潜水 艦 へ の 通信 体制 、 送信 所 の 警備 体制 、 現 送信 所 の 移転 による 機能 の 変化 、 送信 所 設備 の 維持 管理 の 状況 、 同種 の 送信 所 を 増設 する 可能 性 等 について 意見 交換 が 行わ れ まし た 。   以上 が 今回 の 派遣 の 概要 です 。   今回 の 調査 により 、 防衛 力 整備 の 在り方 と 課題 等 について 認識 を 深める とともに 、 さらに は 国会 として 果たす べき 課題 等 について 認識 を 深める こと が でき まし た 。   最後 に 、 今回 の 派遣 が 極めて 有意義 な もの に なっ た こと に対し 、 御 対応 いただき まし た 関係 者 の 皆様 方 に 御礼 を 申し上げ 、 報告 と いたし ます 。 自民党 の 佐藤 正久 です 。   まず 、 日 韓 関係 について 伺い ます 。   旧 朝鮮半島 出身 労働 者 に関しまして 、 尹 政権 が 努力 を し て 前 政権 の 負 の 遺産 を 薄めよ う と し て いる 努力 は 認め ます けれども 、 まだ 、 日本 国民 の 中 に は まだまだ その 実効 性 を 含め 疑問 を 持っ て いる 方 も 多い と 思い ます 。 そこで 、 何 点 か 外務 大臣 に 確認 し たい と 思い ます 。   日本 側 は 、 韓国 政府 の 案 を 関係 改善 の 観点 から 評価 する と し て おり ます 。 そもそも 日本 企業 が 被告 と なり 賠償 を 求め られる こと 自体 が 完全 かつ 最終 的 に 解決 し た と する 日 韓 請求 権 協定 違反 で あり 、 韓国 側 の 原告 が 訴える 相手 は 、 日本 企業 で は なく 、 韓国 政府 で なけれ ば なり ませ ん 。 よって 、 韓国 の 既存 の 団体 が 日本 企業 の 肩代わり を する 案 自体 が 、 協定 上 、 本来 おかしい もの で ある のに 、 それ を 前向き に 評価 する と なる と 論理 矛盾 を 起こす の で は ない か という 疑問 も 湧き ます けれども 、 それ について 外務 大臣 の 所見 を 伺い ます 。 つまり 、 日本 政府 として は 、 日本 企業 が 被告 と なる こと 自体 は これ は 協定 違反 という ふう に 認め て い ます けれども 、 今回 の 尹 政権 の 努力 、 関係 改善 の 観点 から 評価 を し て いる という こと に すぎ ない と 。 ただ 、 今回 の 韓国 側 の 発表 案 が 慰安 婦 合意 の 二の舞 に なら ない か と 、 また 世論 に 押さ れ て ゴール ポスト を 動かし て しまう ん で は ない か と 危惧 を 持っ て いる 日本人 も 多い と 思い ます 。   今回 の 尹 政権 の 案 が 不可逆 的 な もの で ある という 説明 を 受け て いる の か 、 少なくとも 尹 政権 時代 に 不可逆 的 に なら ない よう 、 何らかの 担保 を 日本 政府 は 取っ て いる ん でしょ う か 。 大臣 、 私 が 聞い て いる の は 、 今回 の 案 が 不可逆 的 に なら ない ため の 何らかの 担保 を 尹 政権 に対して 取っ て いる の か という 観点 です 。 それでは 伺い ます けれども 、 今 の 尹 政権 は 、 六 五 年 の 日 韓 請求 権 協定 、 これ を どの よう に 評価 を し 、 どの よう な 立場 を 取っ て いる か を お 聞か せ ください 。 ちょっと 曖昧 で よく 分から ない ん です けれども 、 という こと は 、 尹 政権 は 、 六 五 年 の 日 韓 請求 権 協定 で この 労働 者 の 問題 について は 完全 かつ 最終 的 に 解決 し た という 立場 という こと で よろしい です か 。 ここ が 実は この 問題 の 肝 で 、 これ が 不可逆 的 に なら ない ため に は 、 日本 と 同じ よう に 、 この 問題 は 完全 かつ 最終 的 に 確認 し た と 、 解決 し た と 尹 政権 が 立場 を 取っ て いる か どう か が 肝 な ん です 。   で あれ ば 、 今回 、 日本 側 は 歴代 内閣 の 歴史 認識 を 全体 として 引き継ぐ という ふう に 今回 明言 し て い ます 。 で あれ ば 、 韓国 側 に対して も 同じ よう に 、 六 五 年 の この 請求 権 協定 、 これ を 遵守 する 、 引き継ぐ という ふう な 文言 を やっぱり 取る べき だ と 思い ます けれども 、 なぜ これ を 取ら ない の か 。 これ が ない から 、 慰安 婦 合意 の よう に また ひっくり返さ れ て しまう の で は ない か という お それ が ある と 思う ん です 。   この 尹 政権 が 六 五 年 協定 を 守る という の で あれ ば 、 日本 側 は 歴史 認識 を 受け継ぐ と 言っ た よう に 、 今回 の 韓国 発表 の 方 に 六 五 年 協定 を 遵守 する という 文言 が あれ ば 少なくとも 尹 政権 の とき は 不可逆 に は なら ない と なり ます けれども 、 これ を まだ 入れ て ない という こと で あれ ば 、 これから 入れる よう 、 何らかの 形 で 発表 する よう 、 これ は 求める の は 日本 政府 として 筋 で は ない です か 。 だから 、 やっぱり 日本 国民 は 不安 に なる ん です よ 。 今 まで GSOMIA あるいは この 慰安 婦 合意 も やっぱり ちゃぶ台 返し さ れ た わけ です よ 。 政権 が 替わっ たら その 可能 性 は ある に し て も 、 少なくとも 尹 政権 で それ は ない ため に は 、 しっかり 、 そこ まで 言う の で あれ ば 、 韓国 側 の 発表 文 の 方 に これ は 書い て ない ん です よ 、 そこ は やっぱり しっかり 明記 を する という こと が 、 大臣 、 これ は 大臣 レベル で 担保 を 取る べき だ と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 これ 微妙 に ごまかし て いる ん です 。 その 基盤 に 基づき という の と 、 これ 守る という こと は 全然 違い ます から 。 だから 、 前回 の 慰安 婦 合意 も あの よう な 形 で ひっくり返さ れ て しまっ た と 。 また 、 政権 が 替わる と 、 やっぱり いろんな こと が 起き ます 。 大統領 が 捕まっ た こと も あれ ば 、 今回 は まさに 国家 安保 室長 と 情報 院長 と そして 前 の 国防 大臣 も 捕まっ ちゃっ て いる ん です 。   なので 、 少なくとも この 世論 で こう ひっくり返さ れ ない よう な 担保 、 これ は 、 やる の は 外務省 の 責任 だ と 思い ます 。 そこ が ない と 、 なかなか 国民 から する と 、 非常 に 曖昧 な まま で また 進む と 、 また 同じ 歴史 の 繰り返し と なっ て しまう と 思い ます 。   それでは 、 輸出 管理 、 これ について 経 産 副 大臣 の 方 に お 伺い し ます 。   経 産 省 は これ まで 、 国会 答弁 など で 、 韓国 が 開始 し た WTO プロセス を 取り下げ 、 信頼 回復 の ため に 努め て いただく こと が 必要 という ふう に 繰り返し 述べ て い ます 。 でも 今回 は 、 取下げ で は なく 、 中断 という 形 で 政策 対話 を 始める という ふう に なっ て い ます けれども 、 中断 と 取下げ で は 全く 外交 的 に 意味合い が 違い ます 。   なぜ 今回 、 今 まで の 答弁 の よう に 、 取下げ という こと で 初めて 政策 対話 が 始まる こと を 、 それ を やめ て 、 中断 で 政策 対話 を 始める という ふう に 変節 し た ん でしょ う か 。 これ ちょっと 議事 録 確認 し て ほしい ん です けれども 、 国会 答弁 で は 、 今 まで は 中断 で は なく 取下げ と 言っ て き て いる ん です よ 。 今 、 急 に 中断 という ふう に なっ た という の は 理解 し 難い ん です けれども 。   資料 四 を 御覧 ください 。   資料 四 に 、 経 産 省 が 三月 六 日 に 発表 し た 内容 と 、 翌日 、 西村 大臣 の 記者 会見 資料 が あり ます 。   そこで 、 六 日 の 発表 の 方 で は 、 発表 内容 で 、 日 韓 双方 が 、 二 〇 一 九 年 七月 以降 の 状態 に 戻す べく 、 関連 の 二 国 間 の 協議 を 速やか に 行っ て いく こと と し た と 。 これ は まさに 韓国 側 が ずっと 求め て い た こと を そのまま 書い て いる という ふう に やっぱり 見え て しまい ます し 、 しかも 、 その 二 国 間 の 協議 という こと と 政策 対話 は 全く 違い ます から 、 なぜ ここ で 協議 という 言葉 を 使っ て いる の か と 。 日本 も 韓国 側 も 、 輸出 管理 について は それぞれ の 主権 に 基づい て 対話 を 行う と 、 政策 対話 と 言っ て いる のに 、 なぜ ここ で 協議 という 言葉 を 使う の か と 、 協議 と 対話 で は 全く 違い ます から 。 まさに 安全 保障 の 観点 から 、 我が国 の 視点 に 基づい て 対話 を 行う と 。   実際 、 西村 経 産 大臣 も 、 輸出 管理 見直し は 他国 と 協議 を 行う という 対象 で は ない と 。 つまり 、 ホワイト 国 の 見直し 、 見直し で あれ 、 半導体 の 三 品目 で あれ 、 これ は 協議 を 行う 対象 で は ない と 、 しっかり 政策 対話 を 行う と 言っ て いる に かかわら ず 、 この 発表 文 の 方 で は なぜ こういう 協議 という 言葉 を 使っ て いる の か 、 説明 願い ます 。 副 大臣 、 これ やっぱり 、 これ 発表 内容 を もう少し 分かり やすく し た 方 が いい です 、 そう 言う ん で あれ ば 。 誰 も 今 の 説明 どおり 取り ませ ん から 。 これ 、 分ける なら 分ける で 輸出 管理 と WTO と 分け て い ない と 、 協議 と なる と 譲っ て いる よう に 見え て しまう 。 この ペーパー の 作り方 が 極めて お粗末 と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   しかも 、 WTO の 紛争 手続 という もの を 中断 を し なけれ ば 政策 対話 を し ない と 言っ て いる ん で あれ ば 、 一番 最初 に 、 この WTO の 紛争 解決 手続 中断 という こと を 一番 最初 に 持っ て き た 上 で 日本 側 の 対応 を 書か ない と いけ ない のに 、 一番 最後 に なお 書き で 書い て いる と 。 この ペーパー の 作り が 非常 に 悪い 。 何 か 非常 に こそ く な 感じ する ので 、 これ 上書き し た 方 が いい です よ 、 しっかり と 。 WTO の 中断 と 書い て 、 その 上 で 政策 対話 の 部分 と あるいは その WTO の 協議 の 部分 と 分け ない と 、 譲っ て いる よう に 見え て しまう 。   副 大臣 、 これ は しっかり 、 経 産 大臣 が わざわざ 記者 会見 で 上書き し て いる ん で あれ ば 、 しっかり ここ の 説明 を 、 発表 も しっかり やる という こと が 、 これ は 政務 レベル しか でき ませ ん から 、 しかも それ を 韓国 が 言わ ない と 勘違い し ます から 。 協議 と 、 対話 と 協議 は 外交 上 全く 違い ます から 。 いかが です か 。 それでは 、 次 の 質問 に 移り ます 。   資料 一 を 御覧 ください 。   弾道 ミサイル で あれ ば 、 公海 上 で も 自衛隊 法 八 十 二 条 の 三 、 破壊 措置 命令 で 迎撃 でき ます けれども 、 巡航 ミサイル は 航空機 扱い な ので 弾道 ミサイル 等 の 破壊 措置 命令 の 対象 外 に なり ます 。 巡航 ミサイル は 、 日本 の 領空 に 入っ て から 、 自衛隊 法 八 十 四 条 の 領空 侵犯 措置 で 平時 で あれ ば 迎撃 する こと に なり ます 。 すなわち 、 弾道 ミサイル なら 公海 上 でも 迎撃 でき ます けれども 、 巡航 ミサイル だ と 領空 に 入ら ない と 迎撃 でき ない と 。   今 は 極 超 音速 の 巡航 ミサイル という もの が 中国 も ロシア も もう 開発 済み で あっ て 、 例えば ロシア が 今年 一月 に また 発射 し まし た ツィルコン 、 これ は 極 超 音速 で マッハ 九 という ふう に 言わ れ て い ます 。 マッハ 九 で あれ ば 、 この 領海 から 領土 に 入る 二 十 二 キロ 、 これ は 七 秒 で 通過 し ます 。 七 秒 の 間 に 本当に パイロット で 領空 侵犯 措置 対応 できる か と 、 これ は かなり 難しい と 思い ます 。   この 領空 侵犯 措置 は 、 昭和 二 十 九 年 に でき た 法律 で 、 当時 は 有人 機 を 想定 し た もの です 。 今 、 相当 技術 の 進歩 によって これ は マッチング し ない 場合 が ある 。 さらに 、 自衛隊 も 導入 する この 電子 戦機 、 これ ジャミング 。 これ は 相手 の 領空 に 入ら ない 遠 間 から ジャミング を し て 、 例えば 日本 の いろいろ な 電波 関係 、 通信 関係 を ずたずた に する という もの です 。   で あれ ば 、 これ 公海 上 で あれ ば 日本 の 通信 が 途絶え た として も 何ら 対応 でき ない と 。 これ で は 公共 の 秩序 の 維持 という もの は 図れ ませ ん 。 でも 、 これ は 警察 で は 対応 でき ない ので 、 自衛隊 で しか 対応 でき ない 等々 を 含め て 、 やっぱり 時代 と 守る べき 対象 、 相手 の 、 向こう の 手段 も 変わっ て い ます ので 、 もうこ の 辺り について は 、 やっぱり 防衛 省 の 方 で 、 防衛 力 の 抜本 的 強化 という 観点 から も 見直し 、 検討 という もの を す べき だ と 思い ます けれども 、 大臣 の 所見 を 伺い ます 。 今 、 弾道 ミサイル も これ 実験 で 撃っ て き て いる ん です よ 。 巡航 ミサイル も 実験 で 撃つ こと は 当然 考え られ ます ので 、 巡航 ミサイル イコール 防衛 出動 という の は 、 やはり 危機 管理 対処 として は 備え の 幅 が 、 スコープ が 小さい と 言わ ざる を 得 ませ ん ので 、 是非 検討 し て いただき たい と 思い ます 。   また 、 ド ローン の 方 も 同じ で 、 公海 上 から ド ローン が いろんな 悪 さ を する という こと も 当然 でき ます し 、 あるいは 、 二 〇 一 七 年 に 起き た よう に 、 中国 の 海 警船 が 領海 に 入っ て そこ から 小型 の ド ローン を 飛ばす という こと 、 こういう 対応 も 今 の 対応 措置 で は かなり 現実 的 に 難しい 部分 が あろ う か と 思い ます 。 実際 、 二 〇 一 七 年 の とき は 、 海上保安庁 から 航空 自衛隊 に 連絡 を 受け て 、 那覇 から 数 十 分 掛け て この 現場 に 行っ た とき は もう 見付から なかっ た と 。 そもそも 、 小型 の ド ローン の スピード と 戦闘 機 の スピード は 全然 違い ます から 。 これ は 実際 対応 する こと は ほぼ 不可能 です 。 で あれ ば 、 やはり 現場 に 一番 近い 海上保安庁 とか あるいは 海上 自衛隊 等 が 連携 を し て 対応 を 取る と 。   また 、 今 、 水中 ドローン という 部分 も もう でき て おり ます 。 こう なる と 、 やはり 自衛隊 が 全部 やる の は これ は かなり 難しい と 思い ます ので 、 海上保安庁 等 に こういう 対 領空 侵犯 措置 あるいは 水中 ドローン という 部分 も 踏まえ た 対応 という の を 、 物理 的 に も 対応 できる 手段 という もの も 権限 とともに 与える べき だ と 思い ます けれども 、 海上保安庁 の 取組 について 伺い ます 。 今日 は 官房 副 長官 も おら れる ので 、 今 の 答弁 、 テークノート し て いただき たい ん です けれども 、 やはり 省庁 横断 で やら ない と もう 間に合わ ない と 。 特に 、 自衛隊 の 方 も 、 防衛 大臣 が これから 答弁 する と 思い ます けれども 、 航空 自衛隊 だけ で は なく て 海上 自衛隊 、 場合 によって は 陸上 自衛隊 も 対応 する と 。 領空 侵犯 措置 は 航空 自衛隊 と 書い て おり ませ ん から 、 自衛隊 は と 書い て い ます ので 、 その 部分 含め て 対応 を お願い し たい と 思い ます けれども 、 大臣 の お 考え を お 聞か せ ください 。 是非 よろしく お願い し ます 。   資料 二 を 御覧 ください 。   これ は 、 ポーランド 。 宮島 ポーランド 大使 も 今 帰国 中 で ござい ます けれども 、 ポーランド 、 相当 今回 ウクライナ の 対応 について いろんな 役割 を し て い ます 。 まさに 、 邦人 を 含め た 外国 人 の 避難 を 受け入れ 、 さらに 第三国 へ の 出国 を 支援 。 あるいは 、 第三国 から の ウクライナ へ の 武器 弾薬 等 の 中継 、 あるいは ウクライナ 軍 の 訓練 。 いろんな 面 で 、 人道 支援 物資 含め た いろんな ハブ 的 な 機能 を 担っ て い ます 。   日本 の 場合 も 、 台湾 有事 を 想定 し て 、 ウクライナ を 台湾 、 ポーランド を 日本 として 見る と 、 日本 の 果たす べき 役割 も 相当 見え て くる と 思い ます 。 台湾 有事 の 際 、 何 百 万 人 も の 台湾 の 方 や 外国 の 方 が 日本 を 経由 し て 避難 を する という こと が 相当 考え られ ます し 、 台湾 へ の 武器 弾薬 を 含む 補給 物資 も 人道 支援 物資 も 日本 経由 と 。 日本 が 台湾 支援 の 兵たん 基盤 に なり 、 また 在日 米 軍 や 自衛隊 の 基地 が 多 国籍 部隊 の 調整 所 に なる という こと も 想定 さ れ ます 。 地政学 的 に フィリピン や 韓国 は 不可能 で あり ます ので 、 やっぱり ポーランド の よう な こういう ハブ 的 な 機能 という もの を 果たす こと は 日本 しか あり ませ ん 。 日本 は 南西諸島 防衛 と 同時に 台湾 支援 の ハブ 的 な 機能 も 求め られる と 思い ます 。   外務 大臣 も 常々 、 ロシア の ウクライナ 侵略 は 対岸 の 火事 として は いけ ない と 、 欧州 と やっぱり アジア の 安全 保障 は 不可分 だ という よう に 言わ れ て い ます 。 こういう こと を 見る と 、 今日 、 官房 副 長官 も おら れ ます けれども 、 やっぱり 政府 全体 として 、 今回 、 ポーランド の 役割 という もの を 教訓 として 、 次 なる 備え という こと も やる べき だ と 思い ます けれども 、 外務 大臣 の 御 所見 を お 伺い し ます 。 外務 大臣 、 今 、 日本 国民 は 相当 テレビ 等 で 、 情報 が 相当 入っ て い ます 。 よって 、 台湾 有事 の とき に 、 やっぱり ポーランド が どういう 役割 を 果たし て いる か 相当 な 方 が もう 知っ て い ます 。 じゃ 、 日本 は 、 場合 、 どう な ん だ と 。   やっぱり 、 在日 米 軍 司令 部 が ある の は やっぱり 日本 だけ です し 、 しかも 在 韓米 軍 に は 海軍 や 海兵 隊 は い ませ ん 。 もう 本当に 連絡 調整 機能 だけ で 、 トータル を 考え た 場合 、 やっぱり 日本 という の が いろんな 面 で ハブ に なら ざる を 得 ない という ふう に 思い ます 。 しかも 、 ポーランド と ウクライナ と 違っ て 陸続き じゃ あり ませ ん ので 、 やっぱり 航空 アセット 、 海上 アセット を 使っ て この いろんな 人 、 物 の 移動 が 行え ます ので 、 より ポーランド より も 複雑 な こと が 求め られる という こと が あり ます ので 、 今回 の やっぱり 教訓 という の は 相当 我々 にとって も 大きな もの だ と 思い ます 。 実際 、 南西諸島 も 離島 です から 似 た よう な こと が 考え られる かも しれ ませ ん 。 台湾 と 南西諸島 を 含め て いろんな こと を 考える こと が 必要 だ と 思っ て おり ます 。   そういう 観点 で 、 今回 の この ウクライナ に対する 支援 、 あるいは ポーランド に対する 支援 という 部分 、 これ は 相当 これから も 、 簡単 に 侵略 終わら なけれ ば 長期 化 する と 思わ れ ます ので 、 これ について は いろんな 教訓 事項 、 これ を 集める という こと が 、 実は 今後 の 、 防衛 の 三 文書 作り まし た けれども 、 これ に 魂 を 入れる 、 具体 化 する と いう とき に は 相当 な この 知見 が 使える と 、 今回 の 教訓 が 生かさ れる という ふう に 思っ て おり ます ので 、 これ は 是非 、 官房 副 長官 おら れ ます けど 、 省庁 横断 的 に この 教訓 という もの を 集め て 、 そして 安全 保障 の 三 文書 に 魂 を 入れる という こと が 大事 だ と 思い ます 。   通告 し て おり ませ ん ので あえて 答弁 は 求め ませ ん けれども 、 しっかり 対応 し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 資料 三 を 御覧 ください 。   これ は 、 国民 保護 計画 。 これ は 非常 に 私 も 危惧し て いる 部分 な ん です けれども 、 今 、 先 島 に は この よう に 約 十 一 万 の 方 が 、 日本人 が おら れ ます 。 多良間 諸島 、 多良間 村 、 実は 約 千 人 の 方 が いる ん です けれども 、 警察官 一 人 しか い ない ん です よ 。 だから 、 ピストル 一 丁 で 守っ て いる ん です 、 実際 。 この 多良間 村 も 島 が あり ます ので 、 その 多良間 村 の 空港 に 集める だけ でも 結構 大変 です 。 小さな 村 です から 。   そういう とき に 、 国民 保護 計画 に よる と 、 国 は 、 要 避難 地域 、 避難 先 の 指示 を する と 、 費用 の 負担 を する という ふう に なっ て い ます けれども 、 まだ 現時点 において 国 と 沖縄 県 と 市町村 の 連携 という 部分 が 、 先 島 諸島 における 武力 侵攻 事態 時 における 国民 を 避難 を さ せる この 計画 が まだ でき て おり ませ ん 。   三月 十 七 日 に 初めて 沖縄 県 主催 の こういう シミュレーション を やる という ふう に 聞い て い ます けれども 、 例えば 、 先 島 諸島 の 方 が 、 じゃ 、 九州 本土 の 熊本 に 行く の か 福岡 に 行く の か 、 これ まだ 決まっ て い ない し 、 ましてや 、 この 沖縄 県 が 輸送 手段 の 確保 する と 、 これ は 到底 無理 です 、 十 一 万 人 い ます から 。 飛行機 が 何 機 要る ん だ と 、 船 が 何 隻 要る ん だ と 。 しかも 、 それぞれ ごと に 場所 が 、 島 が 離れ て い ます から 、 一 か所 で 集め て 運ぶ という わけ に も いき ませ ん 。 これ は 相当 な シミュレーション を やら ない と いけ ない し 、 ましてや 、 民間 機 の 場合 、 ノータム が 出 たら もう 飛行機 は 飛び ませ ん から 。 だから 、 管理 職 の 人間 たち で クルー を つくっ て 行く という こと は ある かも しれ ませ ん けれども 、 それ は 到底 無理 です 。 だから 早め 早め に 避難 を し なけれ ば いけ ない ん です けれども 、 まだ 計画 が 全く ない ん です よ 。   官房 長官 、 やっぱり 、 これ は 本当に 、 自衛隊 の 展開 という もの 、 今 自衛隊 の 配備 が どんどん 進ん で い ます けれども 、 沖縄 の 方々 の 意見 は 、 自衛隊 の 配備 と 同時に 国民 保護 計画 、 この 避難 の パターン を 作っ て くれ ない と 非常 に 不安 で 仕方 が ない という 声 は よく 聞き ます 。 当たり前 だ と 思い ます 。 これ は 部隊 配置 と 同時に 、 やっぱり 国民 の もう 避難 の パターン も 国 が 主導 で セット し て 説明 を する と 、 これ が 一体 で なけれ ば 、 なかなか その 配備 の 自衛隊 の 方々 も 非常 に いろんな 意見 を 直接 聞かさ れ て しまう と 。 宮古島 で は 非常 に 不幸 な 事件 が あっ た よう に 、 そういう こと が 起き て しまう という こと も あり ます から 。   官房 長官 、 ここ は 、 八月 四 日 に 与那国 島 の 目 と 鼻 の 先 で 中国 の ミサイル が 着弾 し た よう に 、 与那国 町長 も これ は 現実 的 な 脅威 だ と 言っ て い ます ので 、 この 計画 、 これ は 国 が やっぱり 前面 に 立っ て これ やら ない と 、 都道府県 とか 消防庁 に 任せる という の は 到底 無理 で 、 やっぱり 内閣 官房 を 中心 に 前面 に 出る という こと が 、 極めて この 南西諸島 防衛 、 台湾 、 この 緊張 感 を 抑える という 意味 で も 大事 だ と 思い ます けれども 、 副 長官 の お 考え を お 聞か せ ください 。 ここ に おら れる 委員 全員 が 恐らく この 国民 保護 計画 は 早め に 作ら ない と いけ ない と 多分 思っ て いる と 思い ます 。 今 、 時期 の 明示 が ない という の は 、 これ は やっぱり 責任 放棄 と しか 言わ ざる を 得 ませ ん し 、 実は 石垣 の 方 の 自衛隊 は 今月 もう 編成 完結 し ます から 、 さらに 、 これから また 新た な 部隊 が 与那国 に 配備 する と か いろいろ あり ます 。 やっぱり 時期 を 早め に 、 目標 値 を 示さ ない と 、 これ は いつ まで も その 課題 の 洗い出し で 終わっ て しまう 。 副 長官 、 できるだけ 早く とか 、 何 か 一言 いただけ ませ ん か 。 あと 、 実は 国 だけ じゃ これ は かなり でき なく て 、 県 が 実は 極めて 大きな 役割 を 果たす ん です 。 当然 、 市町村 は 自分 の こと な ので 必死 に やる と 思い ます が 、 県 が いかに 動い て もらう か 、 動かす か 、 これ は まさに 総務 省 が ここ は 表 に 出 ない と いけ ない という 部分 だ と 思い ます けれども 、 沖縄 県 と の 調整 状況 、 今後 の 課題 等 について 、 総務 省 、 どういう お 考え か 、 お 聞か せ ください 。 消防庁 が やっ て いる こと 自体 が ちょっと 違和感 、 私 は ある ん です けれども 、 最後 に 、 防衛 省 、 大臣 に 質問 は し ませ ん けれども 、 実は 、 自衛隊 の 展開 と 国民 の 避難 という 、 これ は 国民 避難 を できるだけ 先 に やっ て もらわ ない と 自衛隊 の 展開 は なかなか 難しい という 側面 も 実は あり ます 。   国民 等 保護 派遣 という の が 自衛隊 に あり ます けれども 、 ただ 、 実態 上 、 南西諸島 の 状況 を 考える と 、 自衛隊 が 国民 保護 に アセット 、 船舶 や 輸送 機 を 出す という の は 到底 多分 不可能 だ と 思い ます 。 そういう こと も 踏まえ て 、 しっかり 国 全体 として この 国民 保護 計画 、 できるだけ 早く 作成 する こと を 要望 いたし まし て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 お疲れさま で ござい ます 。 立憲 民主 の 福山 で ござい ます 。   今日 は 余り 長い 時間 で は ない ので 、 いろんな こと を お話し さ せ て いただけれ ば と 思い ます が 、 佐藤 委員 の 御 指摘 は 本当に その とおり で 、 ちょっと 国民 保護 計画 は 、 ちょっと 遅い の と 消防庁 が やっ て いる という の は 、 本当に 僕 は いかが な もの か な と 思っ て おり ます し 、 先 ほど の 御 指摘 は まさに その とおり だ という ふう に 思い ます 。 こう いっ た 問題 は 与野党 余り 関係 あり ませ ん ので 、 我々 も 強く そこ は 政府 に 求め て いき たい と 思い ます 。   また 、 これ も 佐藤 委員 が 御 指摘 いただい た こと です が 、 日 韓 の 徴用 工 の 問題 、 これ は 日 韓 請求 権 協定 の 遵守 を 野党 として も 我々 も 常に 韓国 政府 側 に は 伝え て き た という こと で ござい ます し 、 文 在 寅 政権 の とき に 本当に なかなか 前 に 進ま ない 状況 を 懸念 を し て おり まし た 。   佐藤 委員 の 御 指摘 さ れ た 御 懸念 は 理解 は し ます が 、 これ だけ 安全 保障 環境 が 変わる 中 で 、 日 米 韓 の 協力 という の は 、 防衛 だけ で は なく て 、 経済 も 含め て 、 また 在 韓 邦人 の 避難 等 も 考えれ ば 、 やはり 政府 間 の コミュニケーション 、 対話 の レベル は 上げ て おか なけれ ば いけ ない という こと だ と 思い ます ので 、 今回 、 尹 政権 が あちら の 政権 なり に は 随分 頑張っ て いただい た ん だ と 私 も 思う ので 、 そこ は 林 大臣 や 岸田 総理 が すぐさま 評価 を し て いただい た こと について は 私 は 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   また 、 加え て 申し上げれ ば 、 恐らく 、 あの 状況 に 至る まで 、 日 韓 両 外務省 の 担当 者 が かなり それぞれ 膝 を 突き詰め ながら 議論 を し た 経緯 が ある と これ は 推察 を いたし ます ので 、 そういった こと に 御 尽力 を いただい た それぞれ の 政府 の 担当 者 の 方 に も 敬意 と 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   もし 、 林 大臣 、 この こと について 何 か あれ ば 一言 いかが でしょ う か 。 いろんな こと 日 韓 の 場合 に は 起こり 得る し 、 相手 側 の 国内 世論 も まあ 沸騰 し て いる よう です ので 、 そこ も 含め て 、 ここ まで まず 至っ て いただい た こと について 改めて 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   続い て 、 これ も ちょっと 確認 な ん です が 、 G 20 に 林 大臣 が 欠席 を さ れ まし た 。 これ 、 私 も 実は すごく 残念 に 思っ て おり まし て 、 なぜ 行か れ なかっ た の か な と いう こと を ずっと 考え て おり まし たら 、 自民党 の 麻生 副 総裁 から 御 指摘 が あっ たり 、 メディア も 含め て 国益 を 侵し た という お話 が あっ たり あり まし た 。   我々 、 政権 を 三 年 余り です が 担わ せ て いただい て 、 下野 し て から は 我々 の 方 から 原則 として 外遊 を 国会 日程 で 足止め する という こと は やら ない よう に なっ た という ふう に 思っ て おり ます 。 それ は 、 やっぱり 我々 も 政府 ・ 与党 を 経験 し て 、 海外 の 日程 という の が いかに 大事 な もの か という こと を やっぱり 肌 で 感じ て いる から で ござい ます 。   ところが 、 時間 が 止まっ て いる の かも しれ ませ ん が 、 メディア は すぐ に 野党 が 止め た と 言い た がり ます 。 今回 も 、 読売新聞 の 社説 は 、 政府 は 林 大臣 の 外遊 の 了承 を 求め た が 、 自民党 も 立憲 民主党 も 国会 の ルール が 優先 だ と 応じ なかっ た と 社説 に 書か れ まし て 、 少し これ は 遺憾 で ござい ます 。   与野党 が 止め た と 言え ば 、 メディア 的 に は どっち と も 悪い と 書く ん だ から 全く 責任 持た ない で 済む わけ で 、 ただ 、 私 は 、 野党 側 が 余り 国会 日程 で 足止め する よう な こと は し なく なっ た という こと について は 、 ちゃんと これ は メディア に も 伝え て おか なけれ ば いけ ない な と 思い ます し 、 今回 、 林 大臣 欠席 さ れ た 経緯 、 簡単 に 御 説明 を いただき たい の と 、 大臣 外遊 の とき に は どの よう な プロセス で 国会 に 要請 さ せる の か について も 改めて 確認 さ せ て ください 。 という こと は 、 先ほど 林 大臣 の 御 答弁 から いう と 、 自ら 出席 の 意思 を 伝え た と いう より か は 、 もう 政府 の 中 で 、 今回 は G 20 の 出席 は 林 大臣 は 断念 を し て 、 そして 山田 副 大臣 という こと を 政府 として 決め て 、 ですから 逆 に 言う と 国会 に は 諮ら なかっ た 、 それぞれ の 例えば 国対 や 議運 に は 諮ら なかっ た という こと で よろしい ん でしょ う か 。 誰 の 責任 か という こと を 今 言い たい ん じゃ ない ん です ね 。 今 みたい な 説明 する から 、 やれ 国会 が 止め た みたい な 話 に なる わけ です よ 。 だって 、 当初 追求 し た ん でしょ う 。 追求 し て 国会 の 事情 どうのこうの が ある から やめ まし た と 。 だって 、 国会 なんか やっ て いる の 分かっ て いる ん じゃ ない です か 、 最初 から 。 そういう 説明 する から 、 野党 が 止め た ん じゃ ない か とか 、 自民党 が 止め た ん じゃ ない か とか 、 参議院 の 自民党 が 、 参議院 の 国対 が みたい な 話 に なる わけ です よ 。   うち の 国対 委員 長 は 、 衆議院 側 も 参議院 側 も 一切 政府 から 要請 は なかっ た と 言っ て い ます 。 ところが 、 今 こう やっ て 見る と 、 国会 の 状況 も と 言わ れる と 、 国会 が 誰 か 止め た よう に 映る じゃ ない です か 。   当初 、 追求 し て いる ん でしょ う 。 何 が 、 追求 し た の に 止まっ た ん です か 。 予算 委員 会 が セット を さ れ て いる なんと いう の は 事前 から 分かっ て いる はず でしょ う 、 外務省 は 。 そういう 説明 の 仕方 を し て 責任 を 曖昧 に する から 、 こう やっ て 何 か 国会 側 が 止め た みたい な 話 に なる わけ です 。   もう 一 回 、 官房 長 、 言っ て ください 。 本当に 分から ない ん です よ 。 追求 する 意思 が あっ た 、 追求 し た 。 という こと は 、 外務 大臣 は 行か れる 意思 が あっ た 。 それ は 行っ たら よかっ た じゃ ない です か 、 行か れりゃ よかっ た じゃ ない です か 。   もう 一 個 一 個 、 どこ に 追求 し た ん だ 、 誰 に 言っ た ん だ という こと は 僕 ここ で は 言い ませ ん が 、 本当に 今回 の G 20 の 欠席 について は 、 ちょっと やっぱり 外務省 は 反省 し なき ゃいけないんじゃないですか 。 だって 、 それで 国対 に 頭 下げ て 、 予算 の 総括 的 質疑 の 三 日 目 は 一 日 ずらす とか 二 日 ずらす とか だって あり 得る わけ じゃ ない です か 。   これ 、 どう です か 、 官房 長 。 大臣 、 どう です か 。 行か れる 意思 は あっ た ん でしょ う 。 私 も 官房 副 長官 の とき に 外遊 日程 で 頭 を 、 議運 も 行き 、 国対 も 行き 、 頭 を 下げ まし た 。 だけど 、 今 の 林 大臣 の 御 説明 、 僕 、 理解 は し ます が 、 じゃ 、 参議院 の 日程 が こう 固まっ た 場合 に は 予算 の 総括 が 一 日 入っ て しまい ます と 、 それ を 先回り し て 、 じゃ 、 どう し たら いい でしょ う か と 、 それでも 行き たい ん だ という の が 僕 は 政府 の 意思 だ と 思い ます よ 、 林 大臣 の 御 意思 だ と 思い ます よ 。   私 は G 20 行っ て いただき たかっ た と 本当に 思っ て いる ので 非常 に 残念 だ という こと と 、 国会 の 日程 が タイト だっ た という こと も 理解 を し ます が 、 そこ は 外務省 なり 自民党 なり 国対 なり が しっかり コミュニケーション し て いただい て です ね 、 しようが ない じゃ ない です か 、 その とき に 野党 に 頭 を 下げる の は 。 それ が ある 意味 国対 の 仕事 でしょ う 。 そういう ふう に 我々 は 教え て もらっ て き まし た ので 、 そこ は 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   次 、 行き ます 。   もうすぐ 広島 サミット 、 G7 が ござい ます 。 昨年 の ドイツ の サミット の コミュニケ 、 首脳 の コミュニケ は 非常 に 大部 にわたって い まし て 、 あらゆる テーマ について かなり いろんな 議論 が なさ れ て い ます 。 G7 の 首脳 の コミュニケ の 策定 プロセス は 、 どの よう な もの に なっ て い ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   シェルパ が 事前 から もう かなり 調整 を し て 、 お互い が 各国 案文 を 、 恐らく もう 議長 国 の 日本 は 出さ れ て いる の か これから 出す の か よく 分かり ませ ん が 、 後で 教え て いただけれ ば と 思い ます が 、 シェルパ が それぞれ 担当 で やる という の も 僕 も よく 理解 を し て い ます 。   もう 実際 に は コミュニケ の 内容 について は 議論 が シェルパ 同士 始まっ て いる の か どう か 、 それから 、 今回 シェルパ として 首脳 の 横 で 交渉 入ら れる の は 、 外務省 は どなた が やられる の か 、 名前 じゃ なく て も 結構 です 、 要は 役職 でも 結構 です ので 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 経済 の 担当 の 外務 審議 官 が シェルパ として 担当 する という こと で 、 そう だ という ふう に 思い ます 。   もう 始まっ て いる ん でしょ う か 。 それ は 言え ない ん だっ たら 言え ない で 結構 です が 、 あれ だけ 、 まあ ドイツ も そう でし た けど 、 その 前 も すごく 非常 に 長い 文章 だっ た もの です から 、 もう 始まっ て いる と 考え た 方 が いい の か まだ な の か 、 そこ を 教え て いただける ん だっ たら お願い し ます 。 当然 これ は 、 決める とき は 外務 大臣 、 さらに は 総理 に 上がっ て 決裁 は 取る という こと で いい です ね 、 先ほど も 言わ れ まし た けど 。 という こと は 、 前回 の あの ドイツ の 首脳 の コミュニケ も 、 当然 外務 大臣 、 総理 は 決裁 を し て いる という ふう に 思っ て いい わけ です ね 。 ちょっと 変わり ます けれども 、 サミット に 並行 し て エンゲージメントグループ が いろんな テーマ で 議題 を 持っ て やら れ ます が 、 広島 サミット において エンゲージメントグループ に 政府 は どの よう に 関わっ て いる の か 、 それから エンゲージメントグループ の それぞれ の 開催 日程 や 進捗 状況 は どの よう に なっ て いる の か 、 概略 で 結構 です ので 教え て いただけ ます か 。 今回 、 かなり いろんな テーマ を 持っ て 各 団体 が 、 エンゲージメントグループ が 動く という ふう に 聞い て おり ます が 、 先 ほど ちらっと 言わ れ まし た けど 、 この 各 エンゲージメントグループ で の 議論 や 提言 等 が 政府 に 提出 を さ れ たり 要請 を さ れ たり する こと が 出 て くる という ふう に 思い ます が 、 それ を 最大限 に 尊重 し ながら コミュニケ に も 反映 さ せる という 位置付け で よろしい です か 。 そうすると 、 この エンゲージメントグループ の 議論 は もう 既に それぞれ の グループ で 始まっ て 、 政府 なり へ の 提言 、 要請 なり の 準備 に 入っ て いる という ふう な 時期 合い が 今頃 から 始まる という ふう に 位置付け で よろしい でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   いや 、 何で こんな こと を 言う か と いう と 、 やっぱり ヨーロッパ の 国々 は エンゲージメントグループ と の 対話 が それなり に やっぱり 厚く て 、 それで やっぱり 市民 が この G7 を 盛り上げ て いる 、 周辺 で 盛り上げ て いる という こと が 幾つ も 見 られ ます 。   です から 、 日本 の 場合 に は そこ が 余り 、 従前 も そう な ん です けど 、 G7 と いう と もう 首脳 の サミット という イメージ が 非常 に 強い ん です けれども 、 実は 、 自分 たち の 提言 等 が やっぱり その 首脳 の コミュニケ に どう 反映 さ れる か みたい な こと も 含め て 、 市民 の 大きな 活動 の 一つ の 、 何と いう か な 、 うねり みたい な もの が EU の 諸国 等 で は ある ので 、 日本 も 今 エンゲージメントグループ の 方々 が 本当に 頑張っ て 要請 等 を 作ら れ て い ます ので 、 実は 、 日本 は どちら か と いう と 政府 と その 関係 が 余り 厚く ない の で は ない か とか 、 そこ は 政府 は 意外と 冷たい の で は ない か という 声 も なく は ない ので 、 是非 、 今回 の G7 に関して 言え ば 、 特に 広島 、 まあ 総理 の お 膝元 で も あり ます し 、 加え て 日本 が 原爆 の 被災 地 で も ある わけ です から 、 各 それぞれ の 分野 の エンゲージメントグループ の 問題 提起 、 要請 等 について は 是非 外務省 も 真摯 に 受け止め て 対話 を 厚く お願い し たい という ふう に 思っ て い ます ので 、 これ は 私 から の 要請 です ので 、 大臣 、 もし 一言 いただけれ ば 有り難い と 思い ます し 、 防衛 大臣 、 済み ませ ん 、 時間 が なくなり まし た ので 難しい 話 は 今日 は し ませ ん ので 。 防衛 大臣 、 お許し ください 、 お 時間 いただい た のに 。 ごめんなさい 。   じゃ 、 林 大臣 、 よろしく お願い し ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 で ござい ます 。   まず 、 政府 参考 人 に お尋ね し ます 。   敵 基地 攻撃 能力 、 いわゆる 反撃 能力 の 導入 に当たって 、 岸田 総理 は 、 極めて 現実 的 な シミュレーション を 行っ た と 言っ て い ます が 、 この 現実 的 な シミュレーション 、 この 対象 に は 当然 中国 も 入っ て いる という こと で よろしい です ね 。 シミュレーション な ん だ から 特定 の 国 対象 に し て いる に 決まっ て いる じゃ ない です か 。 立憲 の 部会 で 、 中国 対象 に し て いる って 、 もう 答弁 し て もらっ て い ます よ 。   だから 、 国会 で 答弁 し て ください 。 当然 、 中国 対象 に し て 入っ て いる ん です ね 。 聞い た こと だけ 答え て ください 。 じゃ 、 現実 的 な シミュレーション し ながら 特定 の 国 を 対象 し ない こと の 合理 的 な 整合 性 という もの を 説明 し て 。 まあ 、 でも 、 説明 も ばかばかしい から 。   じゃ 、 この 委員 会 に 資料 提供 を お願い し たい ん です けれども 、 極めて 現実 的 な シミュレーション 、 これ は 中国 あるいは 北朝鮮 、 そうした もの が 入っ て いる の か どう か 、 それ について 資料 の 提出 を 要求 を いたし ます 。 今 から の 問い は 防衛 省 の 計画 課長 から 明示 に 説明 を 受け て おり ます 。 よろしい です か 。   この 極めて 現実 的 な シミュレーション 、 この 状況 という の は 、 アメリカ が 安保 条約 に 基づい て 、 日 米 安保 条約 に 基づい て 日本 防衛 の 集団 的 自衛 権 を 発動 し て いる 、 アメリカ が 戦闘 行動 を 行っ て 戦っ て いる 、 そういう 事態 で ある という こと で よろしい です ね 。 いや 、 だから 、 その 基本 的 な 役割 分担 で 、 これ は 昨年 も やっ て い ます けれども 、 防衛 大臣 から も 、 外務 大臣 から も 答弁 いただい て い ます けれども 、 当然 アメリカ は 、 日本 に対して 武力 攻撃 が 発生 し た とき は 、 当然 に アメリカ は 集団 的 自衛 権 を 発動 する 、 なので 日本 を 攻撃 する 国 は 世界 最強 の 戦力 を 有する アメリカ 軍 と 戦う と し た 決意 や 覚悟 を 当然 持っ て いる 国 に なる という こと を 言っ て いる わけ です から 。   もう 一 回 だけ 聞き ます 、 簡潔 に 答え て ください 。 政府 が 行っ た 極めて 現実 的 な シミュレーション は 、 アメリカ が 日本 防衛 の ため の 集団 的 自衛 権 を 発動 し て いる 、 そういう 状況 を 想定 し た シミュレーション という こと で よろしい です ね 。 そう で ござい ます と 言っ て 答弁 し て いただい て いる ん です が 、 政府 参考 人 の 言葉 で 、 アメリカ が 日本 防衛 の 集団 的 自衛 権 を 発動 し て いる そういう 状況 を 現実 的 な シミュレーション として 、 シミュレーション し た と 、 検討 し た という こと を 語っ て ください 、 簡潔 に 。 だっ たら 集団 的 自衛 権 という 言葉 使う べき な ん です 。 まあ 、 もう いい です 。 先ほど 答弁 し て いただい て おる ん です が 。   じゃ 、 ここ から 、 ちょっと 先 に 大臣 に 、 防衛 大臣 に 、 二 番 です けれども 、 通告 さ せ て いただい て い ます が 、 ちょっと 政府 参考 人 です ね 、 政府 参考 人 に 先 に 聞き ます 。 なので 簡潔 に 、 もう 私 が 聞い て いる こと だけ に 簡潔 に 答え て ください 。 その 確認 の 答弁 を 後で 防衛 大臣 に いただき ます ので 。   先 ほど 申し上げ まし た けれども 、 日本 に 武力 攻撃 を 行う 国 が 現れ た とき に 、 それ は 日 米 同盟 に 基づい て 、 アメリカ にとって も 世界 最 重要 の 同盟 関係 です から 、 アメリカ は 当然 日本 を 守る 、 集団 的 自衛 権 の 発動 、 武力 行使 を する と 。 で 、 アメリカ は 世界 最強 の 戦力 を 持っ て いる わけ です 。 これ ほど の 抑止 力 は 地上 に ない はず です 。 に も かかわら ず 、 その アメリカ が 持っ て いる 抑止 力 です ね 、 当然 アメリカ は ミサイル 戦力 も 持っ て い ます 、 そういう アメリカ が 持っ て いる ミサイル 戦力 も 含む 抑止 力 が ある に も かかわら ず 、 なぜ 日本 が 反撃 能力 を 保有 する 必要 が ある の か 。 アメリカ の ミサイル 戦力 も 含む 世界 最強 の 抑止 力 が ある に も かかわら ず 、 なぜ 反撃 能力 を 持つ こと が 、 敵 基地 攻撃 能力 を 今般 持つ こと が 他 に 手段 の ない 万 やむを得ない こと に なる の か 、 政府 参考 人 、 具体 的 に 説明 し て ください 。 だから 、 私 も 、 日本 が 主体 的 に 我が国 防衛 の ため の 力 を 整備 する こと は 私 も 基本 的 に は それ は 必要 だ と 思っ て い ます 。 ただ 、 だっ たら 日 米 同盟 要ら ない ん です よ ね 。 日本 だけ で やる ん だっ たら 。 どこ の 国 も 、 今 の 世の中 、 自国 は 自国 で 守ら なき ゃいけないとかいうことをおっしゃる 与党 の 先生 が たま に は いる ん です 。 私 の 理解 は 、 アメリカ で すら 自分 で 自分 の こと を 守れ なく て 、 アメリカ ほど 軍事 同盟 を 結ん で いる 国 は 世界 に も ない と 思い ます けれども 、 日本 は 在日 米 軍 基地 という 多大 な 負担 を 課し て 、 また 後で やり ます けれども 、 在日 米 軍 基地 を 持っ て いる 以上 は 、 いざ アメリカ が 戦争 を する と 日本 は 巻き込ま れる リスク が ある ん です が 、 それ を 背負っ た 上 で アメリカ の 防衛 力 を 持っ て いる わけ です 。   そうした アメリカ の 世界 最強 の 戦力 、 ミサイル 戦力 も 含む 戦力 が ある のに 、 なぜ 日本 が 反撃 能力 、 ミサイル 攻撃 力 を 持つ 必要 が ある の か 、 もう一度 きちんと 答え て ください 。 防衛 政策 局長 に お 聞き し たい ん です が 、 戦後 、 第 二 次 世界 大戦 後 、 アメリカ に対して 、 アメリカ 軍 に対して 、 正面 戦争 です ね 、 テロ など で は なく て 、 アメリカ に対して 正面 戦争 を 仕掛け た 国 、 ある ん で あれ ば 局長 なり の 見解 を いただけ ます か 。 防衛 政策 局長 な んで 、 そういう こと は 、 防衛 省 の 予算 、 ちゃんと 考え た 上 で 政策 を やっ て いただき たい ん です が 。   そこ な ん です ね 。 だから 、 結局 その 矛 の 役割 として 敵 基地 攻撃 能力 を アメリカ に 委ねる という ふう に し て い た わけ です 。 に も かかわら ず 、 アメリカ は 依然として 世界 最強 の 戦力 を 持っ て いる わけ です が 、 その 矛 の 力 で 、 私 は それ は 否定 し て い ない ん です ね 。 日 米 同盟 で ミサイル 攻撃 力 、 アメリカ の 矛 の 力 で やっ て いく という の は 、 私 は そこ は 否定 し ない です が 、 なぜ 日本 が 他国 領域 へ の 打撃 力 、 すなわち 矛 を 持つ 必要 が ある の か 、 そこ の 具体 的 な 説明 は この 政府 に は ない 。 すなわち 、 他 に 手段 の ない 万 やむを得ない 、 なぜ そういう 判断 が できる の か は ない わけ です 、 すなわち 憲法 問題 が 生じ て いる わけ です けれども 。   ちょっと 次 の 問い も 、 先 に 政府 参考 人 に 伺わ せ て いただき ます 。 三 番 です けれども 、 昨年 の この 外交 防衛 委員 会 で 、 日 中 は 言わば 最大 の 貿易 関係 国 で ある わけ です けれども 、 よって 、 そこ を 合理 的 に 見れ ば 、 これ は 林 大臣 に いただい た 答弁 です が 、 これ だけ の 経済 関係 を 有し て いる わけ です から 、 そこ を 合理 的 に 見れ ば 、 今日 現在 何 か が 起こる 、 これ は 武力 紛争 です 、 日 中間 の 戦争 です 、 今日 現在 、 日 中間 の 戦争 、 何 か が 起こる という こと は ない ん で あろ う という こと は 多く の 方 が そういう ふう に 思わ れる という ふう に 思い ます という ふう に さ れ て おり ます 。   外務省 政府 参考 人 に 聞き ます けれども 、 外務省 は 、 日 中 関係 です ね 、 将来 、 今 言っ た 関係 、 まあ 新しい 国家 安保 戦略 は 十 年間 です けれども 、 今後 十 年 です けれども 、 日 中間 で 武力 紛争 が 起きる という こと は 、 ここ で 林 外務 大臣 が 言っ て いただい た よう に 、 合理 的 に 見れ ば 多く の 方 が そういう ふう に 思わ れる もの で は ない と 、 そういう ふう に 外務省 、 政府 として も 考え て いる でしょ う か 。 これ は この 当時 の 見解 です けれども 、 この 安保 戦略 の 十 年 です 。 はい 、 どうぞ 。 ちょっと 何 も 。 林 外務 大臣 に 伺い ます が 、 昨年 非常 に 価値 の ある すばらしい 答弁 を いただい た わけ で ござい ます けれども 、 私 も 、 中国 、 今 政府 参考 人 が 言っ た よう に 、 難しい 国 で 、 日 中間 で お互い 建設 的 な 議論 し て 解決 し て いか なきゃ いけ ない 課題 は ある ん です が 、 ただ 一方 で 、 大臣 も 答弁 いただい た よう に 、 コロナ 禍 に あっ て も 日本 の 中国 の 投資 は 増え て いっ て 、 今後 、 より 両国 間 で 経済 関係 を 始め として 深め て いく この 相互 の 関係 という の が 、 まあ 依存 という 言い方 も し て も いい 、 大丈夫 だ と 思い ます が 、 関係 が ある わけ です けれども 、 日本 と 中国 が 、 これ だけ の 圧倒的 な 経済 関係 に ある 日本 と 中国 が 、 武力 紛争 を 将来 、 具体 的 に は この 新しい 国家 安保 戦略 の 十 年間 を 念頭 に 置い て いただい て 結構 な ん です が 、 日 中 が 武力 紛争 が 生じる という の は 、 昨年 大臣 が 答弁 いただい た よう に 、 多く の 方 が そういう ふう に 思わ れる という こと 、 合理 的 に 見れ ば 何 か が 、 そうした こと が 、 将来 何 か が 起こる という こと は ない ん で あろ う という こと は 多く の 方 が そういう ふう に 思わ れる で あろ う と 、 それ と 同じ 見解 という こと で 、 大臣 、 よろしい でしょ う か 。 恐らく 、 大臣 の お 手元 の 答弁 に 昨年 の 私 の 会議 録 が 添付 さ れ て いる と 思う ん です が 、 大臣 、 こういう ふう に お答え いただい て いる ん です ね 。 これ だけ の 経済 関係 を 有し て いる わけ です から 、 日 中間 が です ね 、 これ だけ の 経済 関係 を 有し て いる わけ です から 、 日 中間 が 、 そこ を 合理 的 に 考えれ ば 、 今日 現在 何 か が 起こる という こと は ない ん だろ う 、 この 何 か という の は 武力 紛争 です けれども 。 もう一度 いき ます ね 。 これ だけ の 経済 関係 を 有し て いる わけ です から 、 そこ を 合理 的 に 考えれ ば 、 今日 現在 何 か が 起こる という こと は ない ん で あろ う 、 日 中 関係 、 この 何 か は 武力 紛争 です 。   この お 考え は 、 国家 安保 戦略 で 作っ た 少なくとも 近い 将来 、 見通し が 利く 限り 、 そこ は 見方 として は 変わら ない という こと で よろしい です ね 。 ちょっと 時間 が ない ので 、 また その 今 の 質問 深め させ て いただき ます が 、 結局 、 合理 的 に 考え て 、 日 中 、 これ は 中国 にとって も 、 日本 と 中国 って 戦争 する 関係 で は ない わけ です ね 。 これ は 、 もちろん 日 中 平和 友好 条約 結ん で いる ので 戦争 は し て は いけ ない 関係 な ん です が 、 お互い の 、 何と いう か 、 必要 性 という こと に 照らし て も 、 戦争 する という の は お互い ばか な 自滅 行為 を やる だけ に なる わけ です よ ね 。   に も かかわら ず 、 強大 な あの 戦力 を 持つ 中国 を 対象 と し た ミサイル の 力 を 、 打撃 力 を 今回 日本 が 持と う と し て いる の は 、 合理 的 に 考える と 、 政府 が やろ う と し て いる の は 、 台湾 海峡 有事 、 すなわち 中国 と アメリカ が 軍事 衝突 に 陥っ た とき に 、 日本 も それ に 、 一緒 に 中国 と 戦う 、 あるいは 何 を しよ う と し て いる の か 、 そこ は まだ 明らか に さ れ て い ない ん です けれども 、 そういう こと を 想定 し て いる こと に なる ん じゃ ない か な と 思う わけ で ござい ます 。 また 、 この 委員 会 、 予算 委員 会 で 追及 し て いき ます が 。   ちょっと その 関連 で 、 四 番 です けれども 、 非常 に これ 重要 な 問題 。 これ 、 過去 、 伊波 先生 が 質問 さ れ て 、 答弁 拒否 を 外務省 が し て 、 理事 会 協議 事項 で 、 私 が 、 もう これ 本 会議 で も 質問 し て い ます から 言い ます が 、 北米 局長 と さし で やっ て 、 この 委員 会 へ の 理事 会 協議 事項 の 文書 を まとめ た ん です が 、 残念 ながら そこ で は 結論 は 答え て い ない ん です ね 。   林 外務 大臣 、 通告 し て いる ので はっきり 答え て いただき たい ん です けれども 、 アメリカ 軍 が 在日 米 軍 基地 に ミサイル 兵器 を 持ち込ん で 他国 領域 に 向かっ て それ を 撃つ 場合 は 、 当然 、 この 岸 ・ ハーター 交換 公文 における 、 日 米 安保 条約 五 条 です ね 、 それ の 戦闘 作戦 行動 に 該当 し 、 当然 、 日 米 政府 間 の 事前 協議 の 対象 に なる 、 アメリカ 軍 が 在日 米 軍 基地 に ミサイル 兵器 を 持ち込み 他国 領域 に 撃つ 場合 は 、 当然 、 日本 は アメリカ と 事前 協議 を 行う 、 そういう ちゃんと 権限 を 持っ て いる と 、 そういう こと で よろしい です ね 。 済み ませ ん 、 ちょっと 今 、 私 の あれ を 委員 部 が ちょっと 混乱 し て い た んで 聞き取れ なかっ た ん です が 。 大臣 、 ちょっと 済み ませ ん 、 本当に 申し訳 あり ませ ん 。 これ は 、 申し訳 あり ませ ん 、 これ は 質疑 時間 の 指示 を 間違っ た ん です ね 、 委員 部 が 。   なので 、 事前 協議 の 対象 と なる という ふう に 明確 に おっしゃっ て いただい た の か 、 それだけ 答え て ください 。 それ は 本 会議 答弁 と 同じ で 、 私 が 申し上げ た 見解 な ん です けれども 。   最後 、 防衛 省 の 政府 参考 人 、 よろしい です か 。 防衛 省 政府 参考 人 、 増田 さん 。   政府 が 行っ た 現実 的 な シミュレーション という の は 、 先 ほど の 質問 です けれども 、 日 中間 が 、 お互い の この 最大 貿易 国 など の この 経済 関係 、 戦争 する こと は 不 合理 の 極み だ と 、 そういう よう な こと も 前提 に 入れ て 、 つまり 日 中間 が 戦争 すれ ば お互い の 経済 が 破綻 し て いく ん です けれども 、 そうすると 戦争 する 国力 という の は 多大 なる 影響 を 受ける ん です けれども 、 そういう こと を 考慮 し て シミュレーション を やっ て いる ん です か 。 今 、 じゃ 、 政府 が 行っ た シミュレーション は 、 かつて 日本 が 太平洋戦争 に 踏み切る とき に 、 海上 輸送 力 です ね 、 日本 が その 南方 の 地域 に対して 石油 資源 など を 求め て 戦争 を やっ た わけ です けれども 、 じゃ 、 そうした 資源 を 日本 に 運べる の か 、 そういう 、 海上 輸送 力 だ とか そういう こと を 合理 的 な 計算 も し なかっ た 、 よって 、 国民 を 破滅 に 、 もちろん やっ て は いけ ない 戦争 だっ た わけ です けれども 、 そういう いわゆる 軍事 的 な シミュレーション しか し て い ない という こと が 確認 でき まし た ので 、 また 厳しく 今後 も 追及 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   二月 六 日 に トルコ 南東 部 で 発生 し た 大 規模 地震 から 一 か月 が たち まし た 。 まず 、 トルコ 、 シリア で 確認 さ れ た おおよそ 五 万 二 千 人 の 犠牲 者 に対して 哀悼 の 意 を 表し ます 。   トルコ の 被災 状況 について は かなり 詳しく 報道 も さ れ 、 国際 社会 から の 支援 が 続い て い ます 。 日本 政府 は 、 発 災 当日 に 国際 緊急 援助 隊 の 救助 チーム を トルコ に 派遣 し 、 既に 数次 にわたり 医療 チーム も 派遣 し て い ます 。 先日 も 、 建築 ・ 免 震 ・ 耐震 技術 等 専門 家 チーム が 派遣 さ れ まし た 。 親日 国 トルコ に対し 、 命懸け で 迅速 に 対応 に 当たっ て くださっ た 派遣 員 の 皆様 に も 心から の 敬意 を 表し ます 。   トルコ の 大 規模 地震 に対する 技術 的 な 支援 は 、 外務省 の ウェブサイト で 確認 できる だけ でも 一 九 九 九 年 に トルコ 北西 部 で 発生 し た 地震 で も 行わ れ て おり 、 その後 も 繰り返し 実施 さ れ て い ます 。 その かい あっ て か 、 トルコ で は 耐震 基準 が 強化 さ れ て い ます 。   しかし 、 今回 の 地震 で 新しい 建物 が 倒壊 し た 例 も 多く 、 基準 が 徹底 し て い なかっ た 疑い が 持た れ て おり 、 これ まで に 二 百 名 を 超える 建築 業者 や 自治体 当局 者 が 逮捕 さ れ た と 報道 さ れ て おり ます 。 技術 支援 を 行っ て も 、 不正 が 横行 する こと で 救える 命 が 救え なく なっ て しまう という こと は 言う まで も あり ませ ん 。 支援 を する 上 で こうした 不正 に対する 対策 を 講じ て いる の か 、 外務省 に 伺い ます 。 先 ほど 、 質問 の 内容 として は 、 やはり 、 復旧 復興 の 技術 支援 等 も 過去 に 行っ て い た に も かかわら ず 、 それ が 生かさ れ て ない 部分 も 多々 あっ た の で は ない か と 思い ます ので 、 今後 、 その 復旧 復興 の 支援 を し て いく 上 でも 、 そうした 不正 が 起こら ない よう な その 対策 です とか 、 そうした こと が 講じ られ た の か どう か 、 若しくは 講じる こと が できる の か どう か という こと を お 伺い いたし ます 。 いずれ に し まし て も 、 復旧 復興 支援 の 後 の フォロー という の も 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 そちら も よろしく お願い 申し上げ ます 。   一方 で 、 内戦 に 苦しむ シリア の 被災 状況 に関して は 情報 が 限ら れ て い ます 。 首都 ダマスカス に 送ら れ た 各国 から の 支援 物資 が 、 被害 が 甚大 な 北西 部 に は 反 政府 勢力 の 支配 下 に ある という 事情 で 十分 届い て い ない と の 指摘 も あり ます 。 EU は 、 北西 部 へ の 物資 の 輸送 を 加速 さ せる ため に シリア へ の 制裁 を 一時 的 に 緩和 する と 表明 さ れ まし た 。   シリア 被災 地域 へ の 我が国 から の 支援 状況 について まず 御 説明 を お願い し ます 。 先 ほど EU の 制裁 措置 緩和 について も お話 を し まし た が 、 日本 として 、 そういう 意味 で は 、 シリア に対する 制裁 措置 の 状況 という の は どう なっ て いる の か 教え て ください 。 そうした 制裁 措置 が 果たして 北西 部 に対する 輸送 へ の 足掛かり 、 何 です か 、 バリア に なっ て いる という こと は ない の かも しれ ませ ん が 、 もし EU の よう に 制裁 措置 を 緩和 する こと で 多少 でも 被災 地 に 物資 が 送ら れる よう に なる の で あれ ば 、 緩和 という こと も 、 一時 的 な その 制裁 の 緩和 という こと も 考え て も いい の じゃ ない か と も 思う ん です が 、 その 辺 は 、 外務 大臣 、 いかが でしょ う 。 先ほど 参考 人 から も お話 あり まし た が 、 そういう 意味 で は 安保理 非 常任 理事 国 として 人道的 支援 を しっかり と 続け て いただき たい と 思い ます 。   昨年 十二月 に 策定 を さ れ た 国家 安全 保障 戦略 等 三 文書 について 、 今 国会 において 反撃 能力 や 継 戦 能力 に関する 議論 が 盛ん に 行わ れ て いる 一方 で 、 国家 安全 保障 戦略 に は 、 我が国 周辺 の 厳しい 安全 保障 環境 の 下 で 、 防衛 力 を 行使 する こと なく 国際 社会 が 共存 共栄 する ため の 外交 力 の 重要 性 が 書か れ て おり 、 林 大臣 も 先日 所信 で 表明 さ れ た とおり です 。   同 戦略 で は 、 ロシア による ウクライナ 侵略 について 、 国際 社会 の 大 原則 が 、 国際 社会 の 平和 及び 安全 の 維持 に関する 主要 な 責任 を 有する 国際 連合 安全 保障 理事 会 の 常任 理事 国 により 、 あからさま な 形 で 破ら れ た と の 記載 が あり ます 。   日本 は 、 今年 から 二 年間 、 非 常任 理事 国 の 任期 中 、 どの よう な 考え の 下 で 安保理 に 参画 し 、 どう 国連 改革 に 取り組む の か 、 林 大臣 の 御 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   今 の お話 に も ちらっと 上がっ た アフリカ に関して も 、 二月 の 中旬 に ロシア の 兵器 を 積ん だ フリゲート艦 が 南アフリカ 東海岸 の 港 に 入港 し た と 報じ られ て おり ます 。   ロシア 艦 は インド洋 で 南ア 及び 中国 の 軍艦 と 合同 海上 演習 を 行っ た と さ れ ます が 、 民主 主義 国家 として 南部 アフリカ を 主導 する 南ア が 専制 主義 的 な 国々 と 軍事 的 関係 を 密 に し て いる こと について 、 政府 は どの よう に 分析 し て いる でしょ う か 。 注意深く 見極め て いる という こと でし た が 、 他 の アフリカ の 国々 で も 民主 主義 対 専制 主義 の 争い に 同調 し ない 国 も 多く 見 られ ます 。 今後 、 G7 議長 国 として 普遍 的 価値 や 法 に 基づく 国際 秩序 を 維持 、 擁護 する ため 、 グローバル サウス と 呼ば れる 第 三 勢力 に対して どの よう な 姿勢 で 挑も う として おら れる の か 、 林 外務 大臣 の お 考え を お 示し ください 。 御 答弁 ありがとう ござい まし た 。   この まま 進め ます と 、 また 福山 先生 同様 、 浜田 大臣 の 質問 を でき なく なり そう な 感じ も あり ます ので 、 ちょっと 質問 を 飛ば させ て いただき ます 。   浜田 防衛 大臣 は 先日 の 所信 表明 で 、 危機 管理 の 要諦 は 最悪 を 想定 する こと と おっしゃっ て い まし た が 、 戦後 最も 厳しく 複雑 な 安全 保障 環境 に 直面 する 今 、 想定 さ れ て いる 最悪 と は どの よう な 状況 を お 考え な の か 伺い ます 。 今 、 最悪 の 想定 について 、 余り 具体 的 な 国 を 想定 し て いる という こと は 多分 おっしゃれ ない という の は ある の かも しれ ませ ん が 、 ただ 、 最悪 の 想定 、 今般 、 その 防衛 力 整備 計画 の 装備 内容 で その 最悪 の 想定 に 対応 できる の か どう か という こと について 私 は 甚だ 疑問 を 持っ て おり まし て 、 コマーシャル フライト 並み の スピード で 飛ぶ トマホークミサイル で 、 核兵器 とか 、 あと 極 超 音速 ミサイル とか 、 そういった 武力 を 保持 する 国 の 抑止 力 に なる という の は なかなか 考え にくい と 思う ん です が 、 浜田 大臣 の 御 見解 を 伺わ せ て ください 。 御 答弁 ありがとう ござい まし た 。   装備 品 の 内容 について は 、 更に 精査 を し て 、 しっかり 対応 できる 、 ただ 必要 最小限 の もの で ある という こと を しっかり 考え て いただき たい と 思い ます が 、 その 細かい 部分 について は また 改めて 質問 さ せ て いただき ます 。   最後 に 、 特定 秘密 漏えい 事案 について 伺い ます 。   昨年 十二月 に 特定 秘密 保護 法 違反 と 自衛隊 法 違反 の 疑い で 書類 送検 さ れ た 元 一等 海 佐 について 、 検察 当局 が 不 起訴 処分 と する 方針 で ある と 報道 さ れ まし た 。 警務 隊 は 起訴 を 求める 厳重 処分 の 意見 を 付け て 書類 送検 し た と の こと です が 、 この 事案 について の 防衛 大臣 の 御 見解 を 、 御 所見 を 伺い たい と 思い ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   ロシア による ウクライナ の 侵略 が 始まり まし て 一 年 が 経過 を いたし まし た 。 この タイミング で 開催 を さ れ まし た 国連 総会 の 緊急 特別 会合 、 ロシア による 無条件 かつ 完全 な 撤退 という もの を 求める 決議 が 百 四 十 一 か国 の 賛成 を 得 て 可決 を さ れ た わけ で あり ます 。 この 総会 の 結果 を 受け て 、 国内 の メディア で も 、 例えば ロシア が 再び 孤立 といった よう な 見出し も 躍っ て い た わけ で あり ます けれども 、 私 なかなか 簡単 に は 喜べ ない な というのも 一方 で 思う わけ で あり ます 。   およそ 五 十 か国 が 反対 若しくは 棄権 を し て いる という 状況 が ある 中 におきまして 、 やはり まず 、 この 決議 、 林 大臣 は 今回 、 ニューヨーク 、 現地 に 飛ば れ まし て 、 実際 に この 賛成 を 呼びかけ られ 、 さらに は 安保理 の 閣僚 級 討論 に も 臨ま れ まし た ので 、 現地 で の この 可決 を 受け て の 受け止め という こと を まず お 聞き でき たら な と いう こと と 、 先ほど も あり まし た けれども 、 この 五 十 か国 ぐらい の 中 に は 、 やはり 棄権 し た 国 の 中 に は 、 先ほど も 少し あり まし た けれども 、 いわゆる グローバル サウス と 呼ば れる 国々 が 多数 含ま れ て いる わけ で あり ます 。 今後 、 そういった 国々 と 一体 どういう 形 で 連携 を し て いか れる の か 、 改めて お 伺い を でき たら と 思い ます 。 林 大臣 が この グローバル サウス という 国々 に対して 今 積極 的 に 働きかけ を し て いただい て いる 、 とても 重要 な こと だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。 短い 目 で 見れ ば 、 この ロシア による ウクライナ の 侵略 を 一刻 も 早く 止め させる と いう ところ が 当然 目的 として ある わけ で あり ます が 、 もっと 長い 目 で 見 た とき に 、 まさに 今 大臣 が おっしゃっ た よう な 、 法 の 支配 です とか あるいは 民主 主義 といった いわゆる 普遍 的 な 価値 の 重要 性 という もの を やはり 国際 社会 の 中 で 認識 を しっかり 高め て いく という 観点 から も 、 これ 極めて 重要 な 取組 な ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   やはり 、 ちょっと 私 、 ただ 懸念 し て い ます の は 、 今年 例えば 一月 に は 、 グローバル サウス の 声 サミット という もの が いわゆる オンライン で 行わ れ まし た 。 この 中 で 、 私 も 幾つ か 発言 を 拾っ て 読ん だ ん です けれども 、 やはり 、 そこ に ある 雰囲気 という ん でしょ う か 、 例えば インド の モディ 首相 は 、 今回 、 例えば 新型 コロナ ウイルス 、 気候 変動 、 ロシア による ウクライナ 侵略 、 こう いっ た もの は 、 国際 社会 の 、 こう いっ た 国際 社会 の 課題 の 大半 は 我々 が 生み出し た もの で は ない ん だ と 、 我々 は 被害 者 な ん だ という よう な アピール を 非常 に さ れ て おり ます 。 要するに 、 背景 として 、 欧米 あるいは 先進 国 に対する 不信 感 の よう な もの が やはり 流れ て いる の か な という ふう に も 思う わけ で あり ます 。   改めて ここ に 、 日本 という の は 、 先進 国 で は あり ます けれども 、 また 欧米 と は 違う 立ち 位置 の 中 で 、 どう やっ て 世界 の 中 に まさに 橋 を 架け て いく の か という 、 そういう 役割 を 課せ られ て いる ん じゃ ない か と 思っ て おり ます ので 、 引き続き の 御 努力 を よろしく お願い し たい と 思い ます 。   そして 、 この 後 ちょっと グローバル サウス という 観点 から 幾つ か 質問 し て いき たい と 思っ て い ます が 、 そこ に 至る まで 、 今 の この 経済 制裁 の 効果 という もの について も 、 ちょっと 改めて 外務省 に 確認 を し たい と 思い ます 。   現在 、 様々 な 制裁 が 今 ロシア に 科さ れ て いる わけ で あり ます 。 主 な もの は 、 いわゆる SWIFT と 言わ れる いわゆる 決済 網 から まず 締め出す という こと 、 それから ハイテク 製品 等 の 輸出 、 半導体 等 の 輸出 禁止 という こと 、 さらに は ロシア 産 の 原油 の 輸入 禁止 です とか あるいは その 上限 価格 の 設定 といった 、 こう いっ た もの で 構成 を さ れ て いる わけ で あり ます が 、 なかなか 、 一 年 たっ て き た 中 、 これ 効果 が どれ ぐらい ある の か という こと が ちょっと 言わ れる よう に なっ て き た わけ で あり ます 。   政府 として 、 この 効果 、 今 どう 見 て いる の か 、 あるいは 今後 の 方向 性 等 について も 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 今月 一 日 の ウォール・ストリート・ジャーナル で 、 例えば 制裁 について 参加 を し て い ない 中国 です とか インド 、 トルコ 、 こう いっ た 国 が 結局 輸入 を 増やし て しまっ て いる と 、 ロシア から の 。 という こと で 、 なかなか これ 、 その 効果 が 弱い ん じゃ ない か という こと と 併せ て 、 決済 が 実は 人民元 で 行わ れ て いる という よう な 指摘 が あり まし た 。   その後 、 国内 の メディア で も 続報 あり まし た けれども 、 なかなか この 迂回 対策 と いっ て も 、 物理 的 な 物 の やり取り の 中 で 瀬 取り みたい な こと も あり ます し 、 決済 という ところ でも 、 そういう 意味 で いく と 迂回 という こと が 実際 に ちょっと 起き つつ ある の か な という 懸念 を 持っ て おり ます 。   実際 に 、 これ アメリカ の 方 で は もう 何 年 か 前 から 言わ れ て おり ます けれども 、 ロシア が ある 意味 、 これ まで 、 クリミア半島 を 侵攻 し た 後 、 二 〇 一 五 年 ぐらい から 、 いわゆる 石油 など の 資源 、 エネルギー 関係 の 取引 の 決済 を 米ドル から ほか の 人民元 です とか ロシア ・ ルーブル に 切り替える という いわゆる 取組 を 、 挑戦 を し て き て いる という こと が 大分 前 から 言わ れ て い ます 。 いわゆる 資源 取引 、 この 米ドル 建て で 決済 を する という こと を ペトロダラーシステム と 言っ たり する わけ です けれども 、 そこ に そもそも 挑戦 を し て き て いる と 。   だから 、 今回 の こと を 、 意図 的 に で は ない に せよ 、 もう 数 年 掛け て 準備 し て き て いる もの の 中 で 、 なかなか この 決済 網 から 締め出す という こと が 中核 に ある 制裁 って やっぱり 効き にくく なっ て き て いる ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   そして 、 今 御 答弁 も いただき まし た けれども 、 まさに 、 じゃ 、 その 中 で 具体 的 に その 効果 を 持た せ て いく という 意味 で 、 インド です とか ブラジル です とか トルコ 、 いわゆる グローバル サウス の 国々 が 、 安く 買える ん だ から そっち の 方 が いい ん じゃ ない か という 実 を 取り に 行っ て いる 面 が ある わけ で あり ます けれども 、 こういう 国々 と どう やっ て 連携 を し て いく の か という こと が やはり 問わ れる ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。 是非 とも 、 そういう 観点 から また 複合 的 な お 取組 を 進め て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   この 後 、 ちょっと グローバル サウス の 国々 の 中 で 、 ちょっと 個々 の 国々 について も お 伺い し て いき たい と 思い ます 。   先ほど も 少し 出 まし た が 、 グローバル サウス の リーダー 国 の 一角 を 占め ます トルコ について です ね 。 ちょうど トルコ 、 シリア の 大 地震 が 起き て から 一 か月 が 経過 を し た わけ で あり ます 。 先 ほど 御 紹介 も いただき まし た けれども 、 日本 から も 直後 から 国際 緊急 援助 隊 について は 救助 チーム が 入り 、 医療 チーム が 入り 、 そして 最近 で は 専門 家 チーム も 、 建築 、 土木 、 都市 計画 、 そういった 専門 家 の チーム も 入っ て いただい て いる という こと で ござい ます 。   しかしながら 、 やはり 時間 が たて ば たつ ほど この 震災 の 規模 という もの も ちょっと 明らか に なっ て き た ところ が あり まし て 、 最近 の UNDP の 推計 で いき ます と 、 トルコ だけ で これ 被害 額 が 十 三 兆 円 という ふう に 言わ れ て おり ます 。 そう する と 、 なかなか やはり これ だけ 大きな もの に対して 、 国際 社会 から 温かい 手 が 差し伸べ られ て はおり ます けれども 、 資金 規模 の 面 から も 、 現地 の 支援 という 面 から も 、 まだまだ 足り ない という 声 が 聞こえ て くる わけ で あり ます 。   加え て 、 日本 という の は やっぱり 地震国 という こと も あり ます し 、 東日本 大震災 等 から の 復旧 復興 という ところ でも ビルド・バック・ベター の まさに 経験 値 が 高い 国 だ という こと で 、 日本 に 寄せる 期待 も 大きい という ふう に お 伺い を し て おり ます 。   改めて 、 復興 の ステージ という こと も 見据え て 、 日本 政府 として しっかり 長期 的 な 観点 で 支援 し て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 もう 一つ 、 グローバル サウス の まさに リーダー 国 として 最近 存在 感 が より 高まっ て き て いる インド について も お 伺い し たい と 思い ます 。   先ほど も 少し 質問 あり まし た が 、 林 外務 大臣 が 今回 、 G 20 外相 会議 欠席 を さ れ た こと について は 残念 な わけ で あり ます けれども 、 ただ 、 私 ちょっと 別 の 観点 から お 伺い し て おき たい の が 、 今回 この 欠席 を さ れ た こと という の が 大分 インド メディア の 中 で 広く 記事 に なっ て いる わけ です ね 。   中でも 、 例えば インド を 代表 する 経済 紙 で ある エコノミック・タイムズ で は 、 ニューデリー と 東京 と の 関係 に 何らかの 影 を 落とす かも しれ ない と まで 書か れ て しまい まし た 。 一 回 の 会議 の 欠席 で ここ まで の こと は 当然 ない だろ う と は 思っ て おり ます けれども 、 ただ 、 やはり 、 この 反応 を 放置 し て おい て は いけ ない ん だろ う という よう に も 同時に 思う わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 、 外務省 として 日 韓 関係 に 与え た 影響 という もの について しっかり 総括 を し て いただき たい という こと と 、 結局 、 この 予算 委員 会 へ の 出席 とか 国会 対応 という こと は 、 国内 で あれ ば 我々 は 感覚 として 分かる ところ が ある ん です けれども 、 海外 に は なかなか 、 そのまま 伝え て も 伝わら ない ところ も ある という 意味 で いき ます と 、 今回 、 例えば 他 の インド メディア も 、 これ は インド 軽視 だ と 書か れ て しまっ た もの も あり ます し 、 強め の 主張 を し た 中国 に 日本 は 何 か 配慮 し た ん じゃ ない か という 記事 も あり まし た し 、 あるいは ロシア と 対面 を する こと を 嫌っ た ん じゃ ない か とか 、 もう 勝手 に 思惑 で ここ まで 書く か という ぐらい 書か れ て い ます 。   そういう 意味 で いく と 、 やはり 今後 、 外交 上 誤解 を 何 か 招く 可能 性 が ある 場合 、 しっかり と これ は 相手 国 の 国内 の 世論 という もの を 見据え て 、 その 影響 も 考慮 し ながら 、 現地 メディア に対する 丁寧 な 説明 という もの を 今 まで 以上 に 丁寧 に やっ て いただき たい 、 しっかり やっ て いただき たい と 思う ん です が 、 この 点 いかが でしょ う か 。 ちょっと 角度 を 変え まし て 、 防衛 省 に も お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   この ロシア による ウクライナ 侵略 が 日本 に 与える 影響 という こと で 、 一つ は 戦争 、 戦闘 の 長期 化 という こと によりまして 、 米国 が 今 武器 提供 を ずっと 続け て いる わけ で あり ます が 、 この こと が 東アジア の 軍事 バランス を 崩し かね ない 、 こんな 指摘 も ある わけ で あり ます 。   その 根拠 の 一つ が 、 今 この 提供 さ れ て いる 武器 の 多く の 部分 が 、 今 イスラエル です とか 韓国 に 配備 さ れ て いる もの が どうも 行っ て いる ん じゃ ない か という 話 、 もう 一つ は 、 実際 に 武器 の 在庫 自体 が 、 この りゅう 弾 砲 の 弾 です とか あるいは ジャベリン みたい な もの について は 、 元 の 状況 に 戻す の に 少なくとも 今 始め て も 五 、 六 年 掛かる みたい な 話 も ある 。 そういう 中 で 、 例えば 日本 が 購入 を しよ う と し て いる よう な 米国 製 の 装備 品等 について も 、 今後 調達 に 影響 が ある ん じゃ ない か という 話 も ある わけ で あり ます 。   改めて 、 今回 この ウクライナ 情勢 が 我が国 を 取り巻く 安全 保障 環境 に どう 影響 し て くる の か について 、 防衛 省 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 今 の この ウクライナ の 情勢 も 含め て 、 なかなか この 厳し さ を 増し て き て いる 日本 を 取り巻く 安全 保障 環境 で あり ます 。   こうした もの を 受け て 、 昨年 、 政府 として も 防衛 三 文書 の 改定 を さ れ て 、 そして 防衛 力 の 強化 に 取り組む という こと を 方針 として 示さ れ た わけ で あり ます が 、 しかしながら 、 現状 この 予算 委員 会 等 で も かなり 活発 に 議論 が 行わ れ て いる と 承知 し て おり ます が 、 例えば その 防衛 費 の 増額 という こと 一 点 取っ て み て も 、 これ 世論 調査 で なかなか 賛否 が 割れる という 状況 が ある わけ で あり ます 。 国民 の 理解 が 十分 に 進ん で いる という こと は 、 やっぱり なかなか まだ 言える 状況 に ない 。   ちょっと 参考 に なり ます の が 、 ちょっと 二 人 、 有識者 の 方 の 言葉 紹介 し たい ん です が 、 一 人 は 最近 よく ロシア の 解説 を さ れ ます 小泉 悠 さん 、 東京大学 先端 科学 技術 研究 センター の 専任 講師 の 方 で あり ます が 、 小泉 さん が 今回 の 三 文書 の 改定 について 、 内容 について は 、 これ まで まさに 安全 保障 コミュニティー の 人 たち が こういう こと こそ しっかり 紙 に 書い て 決め なきゃ いけ ない ん だ という こと を 言っ て き た 内容 だ と 、 内容 は 評価 する ん だ けれども という こと で おっしゃっ て い た の が 、 政府 の 文書 に 書く 前 に 国民 に 一言 あっ て しかる べき だっ た という 、 こういう 言い方 を さ れ て い ます 。   これ 、 ある 意味 とても 大事 な ポイント だ という ふう に 思っ て い ます し 、 もう 一つ 、 これ は 先般 の 参議院 の 調査 会 に 元 海 将 の 香田 洋二 さん が いらっしゃい まし て 、 これ も 内容 、 総論 として は 画期的 で 高く 評価 する と し ながら 、 各論 の 中 で 主要 事項 の 国民 へ の 深刻 な 説明 不足 という こと を 指摘 を さ れ て 帰り まし た 。 もっと 言う と 、 これ 議事 録 に 残っ て いる んで 一応 御 紹介 し ます と 、 政府 の 覚悟 が 足り ない と 、 浜田 大臣 の 答弁 を 書い て いる 官僚 の 勉強 不足 だ という こと まで おっしゃっ て 帰ら れ まし た けれども 、 これ 要は 国民 の 理解 不足 じゃ ない ん です よ ね 。 お 二 人 と も 言わ れ て いる の は 、 政府 の 説明 不足 だ と 、 もっと 何 で 分かっ て いただける よう な 工夫 を し ない ん だ という こと を 厳しく 指摘 を さ れ て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 浜田 大臣 に 是非 お 伺い し たい ん です が 、 国会 の 答弁 の 中 で 、 しっかり と これ 、 もっと こう し たら 分かり やすい ん じゃ ない か みたい な こと が あれ ば 、 どんどん 答弁 という の は ブラッシュ アップ し て 是非 いただき たい と 思い ます し 、 その他 いろいろ な 今 手段 が あり ます 。 動画 です とか SNS です とか 、 様々 活用 し ながら 、 この 国民 の 皆さん の 理解 を 得る 努力 、 お 取り組み いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 よろしく お願い いたし ます 。   時間 が ちょっと 迫っ て き まし た ので 、 韓国 について も ちょっと 一 問 だけ お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   今月 六 日 に 、 韓国 政府 が 元 徴用 工 問題 解決 策 を 発表 いたし まし た 。 厳しい 韓国 国内 の 世論 も ある 中 で 、 尹 錫 悦 政権 、 問題 の 解決 に 向け て 強い 決意 を 示し た 、 そして 大きな 一 歩 を 踏み出し た こと は 歓迎 し たい という よう に 思っ て おり ます 。   昨年 末 、 我が 党 の 山口 代表 が 訪韓 を さ れ た 折 に も 、 この 尹 大統領 、 また 朴 振 外交 部 長官 とも こうした 関係 改善 の 流れ を 確認 を し 、 また 強化 に 取り組ん で き た わけ で あり ます が 、 そして 、 近日 中 に 岸田 総理 と の 首脳 会談 も 予定 という こと で あり ます ので 、 しっかり これ 問題 の 完全 決着 、 そして 日 韓 関係 の 更 なる 深化 に 向け て 政府 に お 取組 を いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   今日 、 ちょっと 確認 を し て おき たい の は 、 今回 、 報道 に より ます と 、 日 韓 両国 政府 が 他 の 懸案 も 併せ た 包括 的 な 解決 を 目指す という こと で 、 二 〇 一 九 年 に 厳しく し た 対 韓 輸出 管理 措置 を 見直す という こと が 言わ れ て いる わけ で あり ます 。   先ほど も 少し 問い あり まし た が 、 具体 的 に 言う と 、 半導体 の 材料 で あり ます UV 用 の フォトレジスト 、 フッ 化 ポリイミド 、 そして フッ 化 水素 、 この 三 品目 です ね 。 ホワイト 国 指定 から 個別 に 規制 を 切り替える という もの で あり まし た けれども 、 これ 出 た 当初 から 、 私 の 元 に も 相当 、 作っ て いる 企業 から 、 これ で 自分 たち の ビジネス が 壊れる ん じゃ ない か という こと で 、 大分 心配 だ という 声 たくさん いただき まし た 。 当時 、 経済 産業 省 は 、 これ は いわゆる 政治 的 な 報復 措置 で は なく て 、 韓国 側 の この 不適切 な 事案 に なかなか 改善 が 見 られ ない ため だ という こと を 言っ て き た わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 現在 、 状況 に 改善 が 見 られ て いる の か どう か 、 報復 措置 って 、 結局 、 だっ た ん じゃ ない か と 言わ れ て も おかしく ない 状況 な わけ です けれども 、 この こと について 御 説明 を 求め たい と 思い ます 。 時間 が 参り まし た ので 、 終わり たい と 思い ます が 、 経済 安全 保障 、 重要 性 は 私 も よく 理解 し て おり ます けれども 、 いわゆる エコノミック・ステートクラフト と 、 いわゆる 外交 的 な 意趣 返し で 経済 的 な もの を 道具 に 使う という の は 下 の 下 の 施策 だ という よう に 思っ て おり ます ので 、 そういった こと が ない よう に 、 しっかり 取組 いただき たい 、 お願い し て 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 阿達 委員 長 、 御苦労 さま です 。 国際 通 の 阿達 先生 に は うってつけ の 委員 長 だ と 思い ます ので 、 しっかり 頑張っ て ください 。 佐藤 信二 先生 に 薫陶 を 受け た 者 として 、 阿達 さん が その 席 に 座っ て いる と 、 私 は うれしく 思っ て いる し 、 頑張っ て いただき たい な と 、 こう 思っ て おり ます 。   林 大臣 、 浜田 大臣 、 二 人 座っ て い ます と 、 お父さん 方 を 思い出し ます 。 二 人 とも お父さん は 昭和 四 十 四 年 の 当選 で あり ます から 、 当時 から 私 、 中川 一郎 先生 の 秘書 を やっ て おり まし て 、 指導 を 受け まし た 。 五 十 八 年 、 今 から 四 十 年 前 です が 、 私 が 衆議院 に なっ た とき も お 二 人 の 先生 に は 大変 お世話 に なっ た もの です から 、 今 何となく 、 お 二 人 を 見 て いる と 神々しく 感じ ながら 、 敬意 を 持っ て 質問 し なけれ ば いけ ない な と 、 まあ こんな 思い で あり ます 。   そこで 、 林 大臣 に お尋ね し ます が 、 大臣 所信 で 、 ロシア と の 関係 について は 、 日本 の 国益 を 守る 形 で 対応 し て いき ます 、 こう 述べ られ て おり ます 。 具体 的 に は どういう こと を 指し て いる ん でしょ う か 。 私 は 、 ロシア と の 国益 の 中 で 一番 大事 な の は 、 北方領土 問題 の 解決 が 日本 の 国益 にとって 大事 だ と 、 こういう 思い で おり ます けれども 、 大臣 の 認識 は いかが でしょ う か 。 そこで 、 大臣 、 所信 で も 今 大臣 が 述べ られ た こと は 書か れ て いる ん です ね 。 私 は 、 やはり 具体 的 に 行動 し なけれ ば いけ ない と 、 こう 思っ て いる ん です 。 その ため に は です よ 、 今年 は 日本 が G7 の 議長 国 で あり ます から 、 議長 国 の 立場 を 生かし ながら 、 私 は やはり 停戦 の 枠組み を つくる ため に 日本 は 尽力 す べき だ と 、 リーダーシップ を 発揮 す べき だ と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 林 大臣 、 国際 社会 と 協力 し て は 当然 です ね 。 あわせ て 、 よく 岸田 総理 は G7 と の 連携 と 言っ て も おり ます ね 。 これ も また 一つ の 考え だ と 思う ん です よ 。   ただ 、 今 、 世界 を 見る とき に 、 G7 の 経済 力 、 GDP は 四 〇 % ちょっと 、 まあ 四 二 、 三 % でしょ う 。 G 20 は 今や 八 五 % に 近く なっ て き て おり ます 、 主要 二 十 か国 は 。 その 主要 二 十 か国 に は G7 の 国 も 入っ て いる わけ です よ 。 それ を 考え た なら ば 、 私 は 、 この G7 の より も G 20 の 役割 が 重い と 思う ん です 。 たまたま 日本 が G7 の 議長 国 だ 。 G 20 の 議長 国 は インド で あり ます 。 モディ さん は 、 アメリカ とも 向き合い ながら 、 ロシア とも しっかり 付き合っ て い ます ね 。 国連 の 様々 な 非難 決議 に も インド は 棄権 し て おり ます よ 。 これ は 賢い やり方 、 一つ の 外交 の 私 は 手本 に なる と 思っ て い ます よ 、 収める ため に は 。   そういった 意味 で は 、 国際 社会 と の 連携 という この 大ざっぱ な 話 じゃ なく て 具体 的 に 、 G7 の 今年 は 議長 国 日本 だ 、 しかも 、 国連 において 非 常任 理事 国 の 議長 国 だ という 立場 も ある ん です ね 。 それ と 、 やはり G 20 の インド と の タッグ によって 、 これ 停戦 に 向け て の 私 は 大きな 一 歩 を 記し て いく 、 これ が 今 、 岸田 総理 に 求め られ て いる ん で ない か と 思う ん です けれども 、 林 大臣 は いかが でしょ う か 。 先 ほど 来 、 羽田 委員 から も 平木 委員 から も グローバル サウス の 話 、 出 まし た ね 。   これ 、 じゃ 、 林 大臣 、 グローバル サウス の 加盟 国 は 、 圧倒的 に ロシア と の 向き合い 方 を 知っ て い ます よ 。 分かり ます ね 。 これ 、 インド が まとめ 役 やっ て い ます から 。   そういった 意味 で 、 もっと 日本 は 、 したたか と いう か 柔軟 性 の ある 、 入口 の 議論 じゃ なく て 、 侵攻 け しから ぬ 、 非難 し て も それ 解決 し ない ん です から 。 今 、 国会 で の 議論 を 非難 だ と かけ しから ぬ という 話 、 国際 法 違反 だ と いっ て も 、 入口 の 議論 で 、 出口 を 見 て い ませ ん よ 。 出口 を 見 た 外交 を する の が 大事 で は ない か と 私 は 言っ て いる ん です よ 。 その ため に は 、 ただ 連携 じゃ ない ん です 。 日本 が 先 に 物 を 言っ て 引っ張っ て いく 、 機関 車 の 役割 を やる 、 これ が 必要 で ない か と 私 は 考え て いる ん です 。   林 大臣 御 案内 の とおり 、 私 は 、 去年 、 二月 二 十 四 日 、 特別 軍事 侵攻 が 始まっ た とき から 、 予算 委員 会 で も もう 三 回 、 岸田 総理 に 、 一 に も 二 に も 停戦 だ と 言っ て き て いる の は 、 鈴木 宗男 ただ 一 人 です よ 。 二月 二 十 八 日 の 予算 委員 会 で の 質問 に 始まっ て 、 三月 、 四月 と 。 外 防 委員 会 で も 二 回 、 林 大臣 に も 私 は 一 に も 二 に も 停戦 だ と 言っ て き て いる 男 です よ 。 みんな 非難 は する けれども 、 入口 の 議論 で 止まっ て い て 出口 見 て い ない ん です ね 。   だから 、 ここ は もう 、 紛争 たっ て 、 一 年 たっ た 。 それぞれ の 国 でも 様々 な 世論 が 出 て き て いる ん です 。 アメリカ だって 、 もう これ 以上 中 に 入ら ぬ 方 が いい という 声 も 出 て くれ ば 、 ヨーロッパ で も 、 ドイツ を 筆頭 に し て 、 戦車 を 送る 、 今度 は 戦闘 機 送る 、 これ は とんでも ない こと に なる ぞ という 心配 で 、 ドイツ なんか で も 世論 の 六 割 は 反対 の 方 です よ 。 今 、 いろんな 動き 出 て いる 。   なら ば 、 インド の モディ さん も 停戦 提案 し た ん です 、 なら ば 、 私 は ちょうど タイミング 的 に いい ん で ない か 、 ここ は 岸田 総理 の 出番 で ない か という こと を 言い たい ん です けれども 、 林 大臣 の 受け止め 、 どう でしょ う 。 林 大臣 、 機運 を 高める の で なく て 、 一 日 も 早く やる こと な ん です よ 。 武器 を 供与 し たり 資金 供与 し て いれ ば 、 戦争 、 長引く ん です 。 尊い 命 が 失わ れる ん です 。 紛争 、 戦争 で 一番 犠牲 に なる の は 子供 、 女性 、 お 年寄り な ん です 。 それぞれ 世界 で たった 一つ の 命 な ん です よ 。 一 人 でも 亡くさ れ ちゃ いけ ない ん です 。 なら ば 、 しっかり と 日本 が 停戦 、 和平 に 向け て の 機関 車 役 を やる 、 これ が 大事 で は ない でしょ う か 。   いま 一 度 、 大臣 、 大臣 の 認識 を お 伺い し ます 。 林 大臣 、 さき の 大戦 で も 日本 は 戦争 し まし た 。 しかし 、 やはり 、 日本 に は 日本 の 言い分 が あっ た ん です ね 。 これ は やはり 今 の ウクライナ 、 ロシア で も 両方 に 言い分 は ある ん です 。 侵略 は いけ ない という の が 国連 憲章 一 条 の 二 です よ 。 同時に 、 二 条 の 四 で は 自決 権 の 権利 が ある わけ です ね 。 それ を ロシア は また 主張 する ん です 。 だから 、 お互い 言い分 が ある という の が 一つ な ん です 。   ここ は 時間 が ない ので 私 は 議論 し ませ ん けれども 、 それ より も 、 今 あの 現状 を 見 たら やめ させる の が 一番 だ から 、 停戦 に 大きな かじ を 切っ て いただき たい と 、 それ が 日本 の ため に も なれ ば 世界 の ため に も なる ん じゃ ない か という 話 な ん です 。 ここ は 是非 とも 、 大臣 、 岸田 総理 と 近しい わけ で あり ます から 、 しっかり と 日本 が 中心 的 な 役割 を 果たす 、 和平 に 向け て の 、 これ を 是非 とも 進言 を いただき たい な と 、 こう 思っ て い ます 。   あと 、 林 大臣 も 去年 の 十二月 一 日 、 元 島民 の 皆さん に お 会い し た と 思う ん です 。 あるいは 、 二月 の 七 日 も 要請 に 行っ た と 思い ます 。 岸田 総理 も 会っ て おり ます 。 元 島民 の 皆さん 、 もう 八 十 七 ・ 二 歳 です 。 一 万 八 千 人 近い 人 が 引き揚げ て き て 、 今 生き て いる 人 は もう 五 千 三 百 二 十 二 人 まで 減っ て しまい まし た 。 三 分の 二 亡くなっ て い ます 。 八 十 七 ・ 二 歳 です から 、 もう 人生 限ら れ て いる ん です よ 。 その 皆さん 方 が 言っ て いる の が 墓参 な ん です 。 いま 一 度 先祖 の 墓 を お参り し たい 、 いま 一 度 ふるさと に 行き たい 、 これ だけ な ん です 。 何とか 今年 、 大臣 、 墓参 に 向け て 是非とも なる 人道的 な 尽力 を いただき たい と 、 こう 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 あと 、 大臣 、 今 、 日 ロ の 漁業 協定 あるいは 交渉 が 一切 なくなっ て いる ん です 。 これ 北海道 にとって は 死活 問題 な ん です 。 同時に 、 これ 日本 全体 の 水産 に も 影響 し て くる ん です ね 。   まず 、 サケ ・ マス 交渉 、 本来 です と 今頃 から 交渉 始まる ん です 。 あるいは 貝殻 島 の 昆布 という の が あり ます 。 これ も 四月 に 交渉 し て 、 大体 五月 末 から 六月 に 漁 に 出る ん です よ 。 さらに は 、 北方 四 島 の 安全 操業 問題 が あり ます 。 これ も 今 止まっ ちゃっ て いる ん です 。 そして 、 地 先 沖合 協定 、 これ は いつも 十二月 に やる ん です けれども 、 今年 は まだ でき て い ない ん です 。 あの 初 漁 、 いわゆる 初 漁 と 言わ れる 今年 の 十二月 の もの の 見通し が 付い て い ない という こと です ね 、 今 、 サケ の 交渉 が ない です から 。   だから 、 こう いっ た こと 、 もう 連鎖 反応 で この 負 に つながっ て いる ん です よ 。 これ も 是非 とも 大臣 、 これ は 日本 経済 に も 影響 する 話 で あり ます から 、 しかも 資源 の 管理 だ とか 資源 保護 の 上 から も 極めて 大事 な 事業 で も あり ます から 、 この 水産 について 大臣 も しっかり 頭 に 入れ て 、 これ また 先 ほど 言わ れ た 墓参 等 の いわゆる ビザ なし 交流 と 併せ て 考え て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 大臣 、 今 大臣 、 安全 操業 の 枠組み も 一月 十 九 日 に ロシア 側 から 断っ て き た と 言わ れ まし た けれども 、 なぜ 断っ て き た の か 。 本当は 、 一月 九 日 に ロシア から 内々 通報 を 受け て 、 十 二 日 から 交渉 できる 段取り に は なっ て い た ん です よ 。 それ は 、 岸田 総理 が 九 日 から の ヨーロッパ 訪問 で どこ の 国 行っ て も ロシア の 批判 ばっかり する もの です から 、 ロシア が 体 を かわし た と いう か 、 引い た の が 実態 な ん です 。   それで 、 今 大臣 、 役人 の 書い た 紙 を 読ん で い ます けど 、 それ は 事実 じゃ ない ん です よ 。 ここ でも 、 もう ちょっと 私 は 情報 の 面 で も しっかり し て もらわ ぬ と 困る と 思っ て い ます 。   そこで 、 大臣 、 私 が なぜ 停戦 を 言う か と いう と 、 日本 に は その 資格 が ある ん です 。 それ は 殺傷 兵器 を 送っ て い ない から なん です 。 これ 、 皆さん よく 考え て ください 。 アメリカ も ドイツ も フランス も イギリス も 駄目 な ん です 。 トルコ も 駄目 な ん です 、 もう 。 イスラエル も 中 に 入っ ちゃう けど 、 これ 駄目 な ん です 。 みんな 兵器 を 送っ て いる から 、 商売 し て いる から 。 今 、 世界 の この G 20 の 中 で 物 を 言える の は 、 日本 は 殺傷 兵器 を 送っ て い ない から 言える ん です よ 。 G7 で は 日本 だけ な ん です 。 G 20 で は やっぱり インド が 武器 送っ て い ない ん です 。 中国 が 送っ て い ない 。 ブラジル が 送っ て い ませ ん 。 ブラジル の 大統領 も 停戦 強く 言っ て い ます よ 。 習近 平 さん も 十 二 項目 の 和平 提案 出し まし た よ 。 だから 、 ここ は チャンス な ん です 。 日本 が 武器 を 送っ て い ない 、 いい ん です 。   そして 、 最後 に 大臣 に 、 是非 とも 総理 に 言っ て いただき たい 。 ウクライナ に 行っ て も いい こと あり ませ ん から 。 ウクライナ に 行っ たら 、 なお ロシア は 態度 を 硬化 し ます 。 日 ロ 関係 駄目 に なる と 思い ます 。 あるいは 、 和平 の 中 に も 入れ ませ ん 。 ウクライナ に 行く より も 、 日本 に い て プーチン 大統領 に 、 あるいは ゼレンスキー さん に 、 バイデン さん に ばんばん 電話 し て 、 ここ は 和平 だ と 。 もちろん 、 モディ さん に も 、 ブラジル の 大統領 に も 連絡 取っ て 立ち向かう の が 私 は 今 、 日本 が やる べき こと だ と 思っ て いる ん です 。   どう か 決意 の ほど を 大臣 伺っ て 、 質問 を 終え たい と 思い ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   鈴木 先生 に 引き続い て 質問 する の は なかなか やり づら さ は あり ます けれども 、 頑張っ て いき たい と 思い ます 。   一昨日 の あの 浜田 大臣 の 所信 表明 演説 の 中 の 文言 の 中 に 、 危機 管理 の 要諦 、 先 ほど 羽田 委員 も 言及 さ れ て い まし た が 、 最悪 を 想定 する と 、 今後 とも 、 国民 の 生命 、 財産 及び 我が国 の 領土 、 領海 、 領空 を 断固 として 守り抜く ため 、 冷静 かつ 毅然と 対応 し て まいり ます と おっしゃっ て おら れ まし た 。 この 最悪 の 事態 を 想定 する 、 これ 非常 に 重要 な ポイント だ と 思い ます けれども 、 本日 は その 最悪 の 事態 も 想定 し つつ 、 国民 保護 という 観点 に関して 一 点 のみ 御 質問 を さ せ て いただき たい 、 その よう に 思っ て おり ます 。   お 手元 に 資料 を 配付 さ せ て いただき まし た 。 国民 保護 に関する ポイント で 防衛 三 文書 の ところ を 抜粋 し た もの で ござい ます 。   まず 、 一 ページ 目 中 ほど 、 国家 防衛 戦略 の 中 に 、 ローマ 数字 の Ⅵ 、 一 ポツ 、 国民 の 生命 、 身体 、 財産 の 保護 に 向け た 取組 、 下 の 方 、 最後 です が 、 我が国 へ の 侵攻 が 予測 さ れる 場合 に は 、 住民 の 避難 誘導 を 含む 国民 保護 の ため の 取組 を 円滑 に 実施 できる よう に する という 記載 が あり ます 。 そして 、 上 の 段 、 ローマ 数字 Ⅳ 、 防衛 力 の 抜本 的 強化 、 六 、 機動 展開 能力 、 国民 保護 の ところ です けれども 、 最後 の ところ です ね 、 自衛隊 は 島嶼 部 における 侵害 排除 のみ なら ず 、 強化 さ れ た 機動 展開 能力 を 住民 避難 に 活用 する など 、 国民 保護 の 任務 を 実施 し て いく 、 この よう に 記載 が ござい ます 。   他方 で 、 この 資料 の 二 ページ 目 に は 一 九 四 九 年 の ジュネーブ 諸 条約 の 追加 議定 書 を 記載 さ せ て いただき まし た が 、 この 六 十 七 条 に この よう な 記載 が あり ます 。 文民 保護 組織 に 配属 さ れる 軍隊 の 構成 及び 部隊 に関して です が 、 一 ポツ 、 文民 保護 組織 に 配属 さ れる 軍隊 の 構成 員 及び 部隊 は 、 次 の こと を 条件 として 、 尊重 さ れ 、 保護 さ れる と 。 ( a ) 、 要員 及び 部隊 が 第 六 十 一 条 に 規定 する 任務 、 これ は 文民 保護 任務 に 当たり ます が 、 この いずれ か の 遂行 に 常時 充て られ 、 かつ 、 専ら その 遂行 に 従事 する こと 。 その 場合 に 、 ( b ) 、 この ( a ) に 規定 する 任務 の 遂行 に 充て られる 要員 が 紛争 の 間 ほか の いかなる 軍事 上 の 任務 も 遂行 し ない こと という ふう な 記載 が ござい ます 。   つまり 、 文民 保護 、 住民 避難 に 自衛隊 の アセット 、 艦船 等 を 使う こと という こと は 、 それ が その後 、 自衛隊 が 防衛 出動 し た 際 に 自衛 活動 に 当たら ない 、 当たる こと が 難しく なる 、 その よう な 解釈 に も 見える ん です けれども 、 この ジュネーブ 条約 の 追加 議定 書 六 十 七 条 の 解釈 について 、 まず 外務省 の 方 から 御 意見 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   直ちに 問題 が 生じる もの で は ない 。 ただ 、 問題 が 生じる 可能 性 も ある よう な 御 理解 か と 思い ます が 、 同じ 御 質問 を 防衛 省 の 方 に も 確認 し たい と 思い ます 。   防衛 の ため の 機動 展開 に 使用 さ れる はず の 自衛隊 の 輸送 力 、 これ を 国民 保護 に 使用 する と 、 後日 、 この 紛争 が 起こっ て いる 場合 に 自衛隊 の 機動 展開 に 使え なく なる 、 そういう 可能 性 が ない ん でしょ う か 。 御 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   ちょっと そこら 辺 が すごく 微妙 な 解釈 に 当たる の か な と 思っ て おり ます 。   ジュネーブ 条約 の 六 十 七 条 に当たる 場合 、 この オレンジ 地 に 青い 三角形 の この 国際 保護 、 ごめんなさい 、 これ 配付 資料 に 入れ て い ない です 、 国際 保護 特殊 証票 、 これ を 付け て 、 これ を 付ける こと によって これ は 文民 保護 の ため に 活動 し て いる ん だ という こと を 明確 に し て 、 それで 文民 と 戦闘 員 と を 分け て 安全 に 国民 保護 を 行っ て いく という こと だ と 思う ん です けれども 、 今 の 解釈 の 説明 です と 、 つまり 、 自衛隊 が 国民 保護 を 行う 際 に は この 国民 保護 特殊 証票 、 これ を 付け ず に やり ます という 、 そういう 趣旨 で よろしい でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   国民 保護 を 行う 際 に は この 国民 保護 特殊 標 章 を 付ける 、 これ が ジュネーブ の 六 十 七 に従って 活動 し て いる という こと の 意図 に なる か と 思い ます ので 、 六 十 七 に 従わ ない けれども 、 つまり 、 これ を 付け ない けれども 国民 保護 は やる という こと に なり ます と 、 自衛隊 が 攻撃 の 対象 に なる 危険 性 が ある と 。 命懸け で 国民 保護 を し て くださる 、 非常 に それ は 有り難い こと な ん です けれども 、 文民 と 戦闘 員 を 分け て いく こと が その 国民 保護 の 大前提 で ある こと を 考える と 、 やはり こう いっ た 証票 を 付ける 方々 が 国民 保護 、 住民 避難 を 誘導 し て いく 、 その よう な 方向 の 方 が より 安全 性 が 高まる ん で は ない か 、 その よう に 考え て おり ます 。   資料 の 一 ページ 目 の 一番 上 、 国家 安全 保障 戦略 の ところ に は 、 武力 攻撃 より 十分 に 先立っ て 、 南西諸島 の 住民 の 迅速 な 避難 を 実現 し て いく という こと が 書か れ て い ます 。 これ は 、 事態 対処 法 上 の 事態 認定 の 中 で 武力 攻撃 予測 事態 が 発動 さ れ た 場合 に 国民 保護 計画 に 基づい て 避難 が 取ら れる と 、 その 際 で あれ ば 、 自衛隊 の 機動 展開 能力 を 住民 避難 に 活用 する こと が 想定 できる の で は ない か 、 その よう な 理解 な ん で は ない か と 思っ て おり ます 。   この 武力 攻撃 予測 事態 という の は 、 ジュネーブ 条約 の 六 十 七 条 の 紛争 の 間 に は 該当 し ない という 理解 で よろしい でしょ う か 。 外務省 から お 聞か せ ください 。 そうですね 。 ただ 、 今 の お 答え です と 、 該当 し ない とも 該当 する とも 答え が でき ない という 趣旨 だ と 思い ます けれども 、 該当 する 場合 に は この 証票 を 付ける こと が でき ない という こと に なり ます ので 、 該当 し ない という 理解 で この 証票 を 付け て 自衛隊 の 艦船 で 南西諸島 から 人々 が 避難 する 、 これ を 計画 で 準備 し て おか れる の か な と 思い ます 。   何で こんな こと を し て いる か と いう と 、 来週 の 金曜日 に 沖縄 県 で 沖縄 県 国民 保護 訓練 が 開催 さ れる 、 卓上 で こう いっ た こと を シミュレーション さ れる という ふう に 伺っ て おり ます 。 是非 、 その 内容 を 私 も 承知 し ながら 、 早く こういう 計画 を しっかり と 作っ て いく 必要 が ある の で は ない か と 、 その よう に 考え て おり ます 。   私 、 手元 の 資料 だ と 、 避難 実施 要領 の 計画 、 全国 の 市町村 、 千 七 百 市町村 の 中 で 約 半数 が 計画 を 立て て いる のに 、 沖縄 は 四 十 一 市町村 の 中 、 四つ しか 計画 が 立て て ない と 。 やはり 、 この 沖縄 戦 の 影響 も あり 、 こういう 避難 計画 を 立てる という こと に対して の 感情 的 な すごい わだかまり が ある と は 思う ん です けれども 、 やはり 最悪 の 事態 を 想定 し て 、 沖縄 こそ こう いっ た 計画 を 真剣 に 考え て いく 必要 が ある 。   ただ 、 この 計画 を 考える に当たって 、 やはり この 自衛隊 の アセット という もの を どれ だけ 国民 の 住民 避難 に 使える か と いう と 、 非常 に 心もとない 、 その よう な こと な ん じゃ ない か と 思う ん です 。 自衛隊 の アセット を 、 機動 能力 を その 例えば 武力 攻撃 予測 事態 の 時点 で 使い ながら 住民 避難 を し つつ 、 その 最中 に 例えば 武力 攻撃 が 起こっ た 場合 に は 、 もう 住民 避難 を 取りあえず おい て おい て 自衛 活動 の 方 に 自衛隊 の アセット を 振り向け て いく 、 その よう な 事態 も 想定 さ れる ん でしょ う か 。 防衛 大臣 の 御 意見 、 お 聞か せ ください 。 時間 が 参り まし た ので 、 最後 、 御 意見 だけ さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 おっしゃる とおり 、 是非 こう いっ た 訓練 という か 計画 を 速やか に 進め て いただい て 、 安全 な 国民 の 避難 の 計画 を 立て て いただき たい 。 その 際 に 、 自衛隊 の 艦船 が 使え ない 可能 性 も 非常 に 高い という 中 で 、 民間 の 海上 輸送 力 の 活用 で あっ たり 指定 公共 機関 の 活用 で あっ たり 、 そういった こと も しっかり 考え ながら 、 最悪 の 事態 も 想定 し ながら 、 速やか な 国民 避難 の 計画 の 立案 に 向け て 御 努力 いただけれ ば と 思い ます 。   以上 です 。 ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   通告 し た 質問 の 前 に 、 通告 し て ない ん です けれども 、 外務 大臣 、 一つ お 伺い し たい と 思い ます 。   実は 、 共同 の 配信 に より ます と 、 WHO は 八 日 、 職員 ら へ の 人種 差別 的 な 発言 など が あっ た として 内部 告発 さ れ て い た 葛西 健 西太平洋 地域 事務 局長 を 解任 し た という 報道 が あり まし た 。 AP通信 に より ます と 、 この 葛西 氏 は 、 特定 の 国 に対して 差別 的 な 表現 を 使っ たり 権威 的 な 態度 を 取っ た こと で 主要 スタッフ が 次々 に 辞任 し て いっ た と 、 辞職 し て いっ た と 。 この ため 、 コロナ 禍 で 各国 の 状況 を 把握 する こと が 困難 に なり 、 結果 として 各地 で 感染 拡大 に つながっ て しまっ た 。 そして 、 その ほか 、 中国 に対する 調査 に 腰 が 引け て い た とか 、 COVAX より も 日本 に ワクチン の 供給 を 優先 する よう に WHO に 圧力 を 掛け て い て 、 また 日本 政府 に ワクチン に関する 機密 情報 を 提供 し た など という 報道 が あっ た ん です ね 。 これ 、 事実 か どうか 分かり ませ ん 。 しかし 、 解任 さ れ た の は 事実 で あり ます 。   これ 、 もし 本当 なら ゆゆしき 問題 だ と 思う ん です けど 、 大臣 、 御 見解 ござい ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   これ 、 WHO の 内部 の 問題 だけ で は なく て 、 我が国 の 外交 上 極めて 重要 な 問題 で ござい ます ので 、 是非 大臣 、 事実 関係 が 分かり まし たら 、 多分 、 葛西 氏 も 言い分 が ある ん だろ う と 思い ます 、 是非 、 当 委員 会 に 事実 関係 の 説明 を しかる べき タイミング で でき たら お願い を し たい という ふう に お願い し たい と 思い ます 。   委員 長 、 是非 取り計らっ て いただき たい と 思い ます 。 これ 、 我が国 の 信頼 に も 関わる 問題 だ と 思い ます ので 、 今 の 大臣 の 発言 で 了 という わけ に 私 は いか ない と 思っ て い ます 。 我が国 として しっかり と 対応 も し て いき たい と 思い ます 。   続き まし て 、 旧 朝鮮半島 出身 労働 者 問題 、 いわゆる 元 徴用 工 の 解決 策 問題 について お 伺い し たい と 思い ます 。   外務省 に は 、 まさに 水面 下 で 難しい 交渉 に 当たら れ た 船越 アジア 大洋 州 局長 を 始め 、 また 現地 で サポート を し て いただい た 相 星 大使 を 始め と する 在 韓国 日本 大使館 の 皆さん に も 感謝 申し上げ たい と 思い ます 。   私 も 、 この 問題 に関して は 、 先 ほど 佐藤 理事 が おっしゃっ た よう に 、 これ 韓国 国内 の 問題 で あっ て 、 日本 が 原則 を 変える 必要 は 全く ない です し 、 ましてや 譲歩 や そんたく など という こと は あり 得 ない という ふう に 思い ます 。 それ は 論 を また ない こと で あり ます が 、 他方 で 、 現在 の 東アジア 、 とりわけ 日本 を 取り巻く 安全 保障 環境 を 考える と 、 両国 間 の 信頼 関係 が 改善 を し て 、 日 韓 若しくは 日 米 韓 の 安全 保障 協力 強化 が これ 極めて 重要 だ という ふう に 思っ て い ます 。 その 前提 に 立ち まし て 、 幾つ か 確認 を し たい と 思い ます 。   日 韓 は 、 歴史 的 に も 感情 的 に も 様々 複雑 な 問題 が 絡み合っ て 今日 まで やっ て まいり まし た 。 言うまでもなく 、 靖国 問題 、 教科書問題 、 慰安 婦 問題 、 徴用 工 問題 など など 、 外交 的 に 様々 な 問題 が あり 、 主 に 韓国 から この 問題 惹起 を さ れ て 、 日本 が 真摯 に 対応 し て 、 落ち着い たら また ちゃぶ台 返し を する という 繰り返し で ござい まし た 。   ただ 、 私 、 防衛 副 大臣 として 防衛 省 の 皆さん に 御 指導 いただい て 、 一つ 、 目 から うろこ だっ た の が 、 外交 的 に も 若しくは 政治 的 に も 、 若しくは 世論 も メディア も 、 いろんな ところ で 韓国 が 日本 に対して 感情 的 に なり 日 韓 関係 が 極めて 厳しい 中 に あっ て も 、 実は 、 韓国 軍 と 防衛 省 ・ 自衛隊 は 、 極めて ロー キー で あっ て も 信頼 関係 を ずっと つくっ て い た 。 これ は 、 自衛隊 ・ 防衛 省 の シビル 、 ユニホーム 、 両方 の 努力 と 知恵 と 、 両国 間 の 私 は 底辺 に あっ た 信頼 関係 、 ミリ ・ ミリ の 信頼 関係 だ と 思い ます 。   他方 で 、 この 唯一 の 常 に あっ た ミリタリー ・ ミリタリー の 信頼 関係 が 崩れ て しまっ た の が 、 いわゆる 二 〇 一 八 年 十二月 二 十 日 の レーダー 照射 事件 だ と 思っ て い ます 。 これ 、 関係 者 に 相当 衝撃 が 走り まし た 。 何 が あっ て も 、 ミリタリー ・ ミリタリー は ローキー で も 信頼 関係 あっ た じゃ ない か と 、 それ が レーダー 照射 する という の は 、 これ は 尋常 じゃ ない 出来事 でし た 。 私 も 大変 ショック でし た 。   今回 、 この 外交 上 、 事務 レベル の 様々 な 交渉 が あっ た ん でしょ う けれども 、 この 日 韓 の 交渉 で この レーダー 照射 事案 という の は 議題 に 上っ た ん でしょ う か 。 今回 、 様々 な 問題 が パッケージ で 議論 さ れ た わけ で 、 私 は 今回 の 外交 交渉 は 一定 の 評価 を し ます けれども 、 この 問題 の 根本 的 な 解決 なく し て 日 韓 問題 、 特に 今回 は 日 韓 、 日 米 韓 の 安全 保障 体制 を しっかり しよ う という の が 言わば 原点 です から 、 この 照射 問題 を 我が国 の 報告 書 だけ で 曖昧 に し て 終わら せる わけ に 、 私 は 、 今後 の です よ 、 より 良い 日 韓 の ミリタリー ・ ミリタリー の 関係 含め て も いか ない ん だろ う と 思い ます が 、 防衛 大臣 、 今日 まで の 経緯 を 少し 御 説明 願えれ ば と 思い ます 。 その 最終 見解 という の は 、 恐らく 、 私 も 承知 し て い ます けれども 、 非常 に 曖昧 と いう か 、 う や むや に 終わっ て いる と 言っ て も 過言 で は ない と 思い ます 。 我々 の 強い 抗議 と 再発 防止 を 求め た けれども 、 韓国 から は 余り 、 いわゆる 塩 対応 の 答え で しか なかっ た と 。   GSOMIA も 前 に 行こ う と し て い ます 。 観艦式 に も 韓国 来 て くれ まし た 。 少し ずつ 私 は 信頼 醸成 もう 一 回 つくら なけれ ば なら ない と 思い ます し 、 幸い に し て 、 かの 国 は 政権 替わっ て い ます から 。   私 は 、 両国 間 で もう一度 真摯 に 、 犯人 捜し で は なく て 、 やはり 未来 志向 で 協力 強化 する ため に 、 この 事実 関係 と 再発 防止 策 を 真摯 に 協議 する という こと が 大事 だ と 思い ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 バイデン 大統領 は 、 対 北 の 問題 含め て この 日 韓 の 信頼 関係 、 きずな もう一度 と 、 そして 日 米 韓 、 これ を しっかり やら なけれ ば と 、 これ 全く その とおり です 。   しかし 、 だからこそ 、 この 問題 という の は 多く の 関係 者 に まだ 傷 が 残っ て いる と 思う ん です ね 、 癒え て い ませ ん 。 これ 、 お互い が 協力 し て 、 韓国 を 責める 外交 で は なく て 、 ミリタリー ・ ミリタリー の 専門 家 同士 の 真摯 たる 対応 を 是非 お願い し たい 。 それ が ひいては 長期 的 に この 地域 の 安全 に 私 は 資する ん だろ う と 思い ます し 、 それ によって 初めて 防衛 三 文書 も より 生き て くる という ふう に 思い ます ので 、 是非 大臣 の 御 指導 を お願い し たい と 思い ます 。   次に 、 ティックトック について お 伺い し たい と 思い ます 。   ティックトック について は 、 プライバシー と セキュリティー に関して 容認 でき ない レベル の 危険 を もたらす 可能 性 が 指摘 さ れ て いる こと から 、 アメリカ 、 欧州 、 カナダ を 始め 世界 各国 で 使用 の 禁止 や 制限 が 広がっ て い ます 。 EU 議会 で は 、 業務 用 端末 のみ なら ず 、 私用 の 端末 から も アプリ を 削除 する よう に 指示 さ れ て い ます し 、 インド に 至っ て は 、 情報 が 中国 に 流出 する 危険 が 大 だ として 、 ティックトック のみ なら ず 、 全て の 中国 系 アプリ の 国内 使用 を 全面 的 に 禁止 を し て い ます 。   我が 党 は 小さい 党 です けれども 、 昨日 の 両院 議員 総会 で 、 国会 議員 、 秘書 、 党 職員 が 使用 する 全て の 端末 について ティックトック の 利用 を 禁止 する という 組織 決定 を いたし まし た 。   政府 は 、 これ に対して どの よう な 対応 を さ れ て いる でしょ う か 。 もっとも らしい 答弁 な ん です けど 、 今 皆さん の お 手元 に 資料 配付 し まし た 。 この 調達 行為 を 伴わ ない SNS 等 の 云々 かん ぬ ん という の が 、 いわゆる ティックトック 等 の アプリ を 使用 する とき 気 を 付け て ください ね という 文書 らしい ん です けれども 、 皆さん 読ん で ください 。 私 が ばか な の か どうか 分かり ませ ん が 、 何 回 読ん で も さっぱり 分から ない ん です よ 。 で 、 玉木 雄一郎 に 読ん で もらっ て 、 やっと 説明 さ れ て 分かり まし た 。 余り 大した こと 書い て い ない です ね 、 これ 。   この 通達 で 本当に 我が国 の 情報 守れる と 考え て い ます か 。 端的 に お答え ください 。   これ 、 要 機密 情報 を 取り扱う 場合 は ティックトック 使用 でき ない という ん です が 、 私用 の 端末 なら いい ん です か 。 若しくは 使わ なけれ ば アプリ を 入れ て い て も 、 使わ なけれ ば いい ん でしょ う か 。 もう少し 分かり やすい 通達 出し た 方 が いい と 思い ます 、 みんな に 分かる 通達 。 そもそも 何 が 要 機密 か 皆さん 分から ない ので 、 やっぱり 使っ ちゃ 駄目 だ と 思う ん です よ ね 。 もう アプリ 入れる な と 。 業務 用 も 私用 も ない ん です よ 。 今 全て 、 位置 情報 含め て ありとあらゆる 情報 取っ て い ます から 、 ここ 、 私 、 インド まで と は いか なく て も 、 せめて EU 議会 くらい 厳しく やら ない と 駄目 な ん だろ う と 思い ます 。   それで 、 ここ に 書い て ある 、 通達 行為 を 伴わ ない SNS 等 って 私 よく 分から なかっ た ん です けども 、 先ほど 調査 室 の 方 に 聞い たら 、 つまり は これ 、 ツイッター とか スカイプ とか 、 無料 で できる もの は 駄目 よ という こと です ね 。 じゃ 、 有料 だっ たら いい ん です か 。 だから 、 そういう の も 分かり やすく 通達 出し て ほしい と 思い ます 。   そして 、 今 、 防衛 三 文書 の 議論 も 華々しい ん です が 、 やっぱり 日 米 間 で 最も 格差 が ある の が この やっぱり サイバーセキュリティー や 信頼 の 問題 な ん です ね 。 ここ を きっちり 日本 が やら ない と 、 私 は 、 ファイブアイズ どころか ナインアイズ に も フォーティーンアイズ に も これ 入れ ませ ん から 、 しっかり と 私 、 やる こと が 大事 な ん だ と 思う ん です けども 、 これ 、 地方 公共 団体 に対して は 通達 出し て いる ん でしょ う か 。 地方 公共 団体 は どう し たら いい ん でしょ う 。 ティックトック とか 中国 系 アプリ を 使っ て も 今 問題 ない という こと です ね 。 それ も 駄目 だ と 思う ん です ね 、 これ 。   防衛 装備 品 も そう です 。 メーカー さん は 相当 プロテクト し て いる ん です けども 、 実は 町 の 、 中小 の 町 工場 から 入っ て くる ん です ね 、 これ 。 です から 、 この 問題 は 相当 、 いや 、 今 の 考え だ と ちょっと 心もとなく なる ん です けども 、 じゃ 、 次 の 質問 しよ う と 思っ た けど 、 もう 答え 分かっ た ので 、 例えば その 防衛 装備 品 の サプライヤー で ある とか 主要 インフラ 会社 、 例えば 電気 、 水道 、 ガス 、 航空 会社 、 鉄道 会社 、 こう いっ た ところ も また 国 として 徹底 し た 指示 を する べき だ と 思う ん です けれども 、 大体 想像 でき ます ので 、 ここ も 是非 私 は しっかり やる べき な ん だろ う と 思い ます 。   問題 は 、 中国 の やっぱり 国家 情報 法 、 これ が くせ者 で ござい まし て 、 国内外 どこ に いよ う とも 、 中国人 と 中国 系 企業 は 中国 政府 の 要請 が あれ ば 所有 し て いる データ を 全部 提供 し なけれ ば いけ ない と 。 今 、 ティックトック の ユーザー は 二 千 万 人 超え て いる ん です ね 。 な ので 、 私 の 党 は たった 二 十 名 の 党 です けども 、 隗 より 始めよ で やめよ う じゃ ない か と やめ た ん です けども 、 実は ティックトック だけ で は ない ん です 。 有料 ゲームアプリ とか 、 実は 、 あえて 名前 言い ませ ん けども 、 皆さん が 知っ て いる CM で やっ て いる よう な 何とか 少女 とか 、 有名 な 芸能人 とか 女優 さん 使っ て 宣伝 し て いる 、 これ 八 百 万 人 くらい ダウンロード し て いる ん です けど 、 これ 全部 中国 製 アプリ な ん です ね 。 子供 たち が やっ て いる よう な の も 中国 製 の アプリ いっぱい 入っ て いる ん です 。   日本語 で やっ て いる ので 日本 製 だ と 思い き や 、 実は 全部 中国 製 で 、 相当 情報 が 取ら れ て いる 可能 性 が ある と 思う ん です けれども 、 こう いっ た ティックトック のみ なら ず 、 こう いっ た 問題 に対する 問題 意識 という の は 政府 として どの よう に 今後 考え て いか れる ん でしょ う か 。 政府 の 皆さん が 御 努力 さ れ て いる の は 多 と し ます が 、 この 問題 しっかり やら ない と 、 安全 保障 上 、 アメリカ から も 、 いや 韓国 から で すら 私 は 信用 さ れ ない と 思い ます ので 、 野党 含め て 私 も しっかり と この 問題 考え て いき たい と 思い ます が 、 防衛 省 、 外務省 は 、 とりわけ 情報 保全 、 大事 な 分野 で ござい ます し 、 多く の 職員 、 自衛 官 や 外務省 職員 が 国内外 に いらっしゃい ます 。 今 の 通達 より 独自 で 厳しい 私 は 通達 、 ルール を 決める べき だ と 思う ん です けれども 、 両 大臣 に この 認識 を お 伺い し たい と 思い ます 。 特に 若い 自衛 官 とか 、 ゲームアプリ とか 、 いろんな 形 で 余暇 を 過ごし て 心 を リセット し たい という 気持ち も よく 分かり ます が 、 是非 そういった 問題 について 、 そういう 危険 性 も はらん で いる という こと を 是非 周知 徹底 を し て 、 私 は 、 できれ ば 中国 製 の アプリ は 入れ ない 、 使わ ない という こと を 徹底 し たい と 思い ます 。   実は 、 今日 の メイン は 外務 大臣 から ミュンヘン 安全 保障 会議 について お 伺い しよ う として 昨日 徹夜 で 勉強 し た ん です けれども 、 何 と 何と お 時間 が いっぱい いっぱい で ござい まし て 、 この 問題 は 後日 改めて しっかり やり たい と 思い ます し 、 G 20 で いろいろ 、 大臣 、 各 方面 から 御 指導 を 頂戴 し て いる よう です けれども 、 この ミュンヘン 安全 保障 会議 も 極めて 重要 で 、 本当に いい パフォーマンス を し て ください まし た し 、 この 欧米 の ウクライナ に対する 問題 や 様々 な 問題 、 相当 な 果実 が あっ た と 思い ます ので 、 この 問題 について は 後日 改めて 質問 し たい と 思い ます 。 改めて おわび を 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   以上 です 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   両 大臣 の 所信 に関し 質問 し ます 。   安保 三 文書 について 、 岸田 総理 は 一 日 の 予算 委員 会 で 、 今後 は 米国 の 打撃 力 に 完全 に 依存 する という こと で は なく なる と 明言 さ れ まし た 。 日 米 安保 の 役割 分担 が 大きく 変わり ます 。   これ まで 、 日本 政府 は 、 米国 の 打撃 力 に 完全 に 依存 し て い て 肩身 が 狭い と の 誤っ た 負い目 を 感じ て き た の か 、 極めて 不平等 な 日米地位協定 を 甘んじ て 受け入れ 、 基地 周辺 住民 に 過重 な 基地 負担 を 強要 し て き まし た 。 沖縄 で は 、 米 軍機 の 住宅 地 上空 の 超 低空 飛行 と 落下 物 事故 が 常態 化 し 、 基地 周辺 の PFAS 汚染 や 米兵 による 事件 、 事故 も 頻発 し 、 県民 の 暮らし を 脅かし て い ます 。   安保 三 文書 で 、 総理 の 答弁 を 前提 に し て も 、 日 米 安保 の 役割 が 変化 し 日本 の 防衛 力 が より 自立 的 に なる の です から 、 基地 周辺 住民 の 生命 、 財産 を 危険 に さらす 在日 米 軍 の 駐留 は 当然 見直す べき です 。 少なくとも 、 日本 政府 が 基地 周辺 住民 に 押し付け て き た 過重 な 基地 負担 の 元凶 で ある 日米地位協定 も 、 より 平等 な 内容 に 改正 す べき です 。   全国 知事 会 は 、 二 〇 一 八 年 八月 と 二 〇 二 〇 年 十一月 に 日米地位協定 の 抜本 的 見直し を 求める 提言 を 政府 に 提出 し て い ます 。 提言 は 、 航空 法 や 環境 法令 など 国内 法 の 適用 や 、 事件 、 事故 時 の 基地 へ の 立入り など を 地位 協定 に 明記 する こと 、 米 軍 訓練 ルート 、 時期 に関する 情報 を 事前 提供 する こと 、 基地 の 使用 状況 など を 点検 し 、 縮小 、 返還 を 促す こと など 、 ドイツ 、 イタリア 、 韓国 など 諸 外国 が 米国 と 締結 し て いる 地位 協定 で 認め られ て いる 当然 の 権利 を 求め て い ます 。   外務 大臣 、 この よう な 日米地位協定 の 抜本 的 見直し を 実施 す べき で は あり ませ ん か 。 この 際 、 新た な 基地 負担 を 県民 に 押し付ける 辺野古 新 基地 建設 も 断念 す べき です 。   二月 十 六 日 に 衆議院 予算 委員 会 に 出席 し た 北岡 伸一 公述 人 も 、 「 沖縄 の 基地 の 移転 問題 で あり ます 。 」 と 指摘 を し ながら 、 「 あれ は 、 想定 、 十 年 以上 先 に できる ん です よ ね 。 一体 お金 は 幾ら かかる か 。 今 、 事態 は 緊迫 し て いる ん じゃ ない です か 。 十 年 以上 先 に 完成 する もの に お金 を つぎ込む 余裕 は ある ん でしょ う か 。 」 と 提案 さ れ て い ます 。 「 内閣 の 責任 も ある けれども 国会 の 責任 も ある と 思う ん です 。 」 と 厳しく 指摘 し まし た 。 移設 計画 の 策定 を 担っ た 故 岡本 行夫 氏 も 、 「 あの 頃 は ベスト の 案 だっ た ん だ けれども 」 と 言っ て い た そう です 。   辺野古 は 、 大浦湾 の 軟弱 地盤 の 埋立 工事 が できる か どう か すら 定か で は あり ませ ん 。 何 年 たっ て も でき ない 施設 が 安全 保障 上 必要 と は 言え ませ ん 。 でき た として も 、 これ まで の 二 十 六 年 と 設計 変更 不承認 を 変更 でき て から の 再 着手 から 完成 まで の 十 二 年 を 合わせる と 三 十 八 年 です 。 政府 試算 で 総 工費 九 千 億 円 、 沖縄 県 の 試算 で は 二 兆 五 千 五 百 億 円 掛かる と 言わ れ て い ます 。 厳しい 財政 状況 の 中 で 、 大変 な 無駄遣い です 。   在日 米 軍 基地 の グアム 移転 で は 、 日本 が 総 事業 費 八 十 六 億 ドル の うち 二 十 八 億 ドル を 負担 し て 、 キャンプ・ブラズ や アンダーセン・ノースランプ など 、 海兵 隊 基地 を 整備 し て い ます 。 既に 二 十 七 ・ 四 億 ドル が 米 側 に 提供 さ れ 、 これら が 完成 し て いる の です から 、 なぜ グアム に 海兵 隊 の 訓練 や 部隊 を 移転 さ せ ない の です か 。 もう 既に 米国 は 沖縄 を 中国 の ミサイル 圏内 に ある と 認識 し て いる わけ で 、 軍事 的 合理 性 も ない 、 米 軍 が 新 基地 を 使う か どう か も 分から ない じゃ ない です か 。   辺野古 新 基地 建設 計画 を 見直す べき で は あり ませ ん か 。 現在 、 美 謝 川 の 切替え 工事 も 強行 さ れ て い ます が 、 大浦湾 の 埋立 て が 完成 すれ ば 河口 が 閉じ て しまう から という 、 まさに 仮定 の 上 で の 工事 です 。 それ に 伴い 、 基地 内 の 森林 を 伐採 し 、 自然 破壊 が どんどん 進行 し て い ます 。 強く 抗議 いたし ます 。   来年度 予算 に は 、 与那国 駐屯 地 へ の 電子 戦 部隊 の 配備 とともに 、 新た に 地 対空 ミサイル 部隊 を 配備 する 十 八 万 平方メートル の 土地 取得 予算 が 計上 さ れ まし た 。 これ まで 防衛 省 は 、 与那国 に は 沿岸 監視 部隊 など 防御 的 な 部隊 しか 置き ませ ん から 、 と 説明 を し て き まし た 。 従来 の 説明 と 異なる の で は あり ませ ん か 。 少なくとも 、 ミサイル を 配備 する など の 説明 は なかっ た の で は あり ませ ん か 。 なぜ ミサイル 部隊 を 配備 する の でしょ う か 。 自衛隊 与那国 駐屯 地 について 、 米 軍 は 、 昨年 の 日 米 共同 演習 、 キーン ソード で 共同 使用 し まし た 。   ミサイル 部隊 が 配備 さ れる 宮古島 や 石垣 島 で も 、 過去 の 住民 説明 会 で は 、 米 軍 による 共同 使用 の ため に 行っ て いる もの で は あり ませ ん 、 と 言い ながら 、 今度 は 米 軍 の 共同 使用 が 懸念 さ れ て い ます 。       〔 理事 佐藤 正久 君 退席 、 委員 長 着席 〕   多く の 地元 自治体 や 住民 から 、 日本 政府 による 住民 説明 会 を 開催 し て ほしい という 強い 要望 が 出さ れ て い ます 。 三月 二 十 二 日 に も 防衛 省 が 石垣 市 で 住民 説明 会 を 開催 する と 報道 さ れ まし た 。 国家 防衛 戦略 で も 、 「 国民 の 理解 が 深まる よう 政府 として 努力 し て いく 。 」 と 表明 し て い ます 。   与那国 や 宮古 島 、 そして また 勝連 で も 、 ミサイル 配備 について 新た な 住民 説明 会 を 開催 す べき で は あり ませ ん か 。 是非 、 住民 説明 会 を 開催 し て いただき たい 。 その こと こそ が 責任 で ある と 思い ます 。   さて 、 沖縄 戦 に 至る 一 九 四 三 年 夏 頃 から 、 沖縄 島 、 伊江島 、 大東 島 、 宮古 島 、 石垣島 など に 日本 軍 の 飛行場 が 建設 さ れ 、 民家 や 耕作 地 が 強制 的 に 収用 さ れる こと も あり まし た 。 一 九 四 四 年 三月 に は 、 南西諸島 防衛 の ため に 陸軍 第 三 十 二 軍 が 創設 さ れ 、 七月 から 九月 にかけて 中国 大陸 や 日本 本土 から 沖縄 に 実戦 部隊 が 送り込ま れ て 、 最終 的 に 県民 の 四 人 に 一 人 が 犠牲 に なっ た 沖縄 戦 の 悲劇 が 起き まし た 。   安保 三 文書 や 台湾 有事 を 想定 し て 南西諸島 を 要塞 化 する 動き が 急激 に 進め られ て いる こと に 、 県内 で は 、 再び 戦場 に なる 、 再び 本土 防衛 の 捨て石 に さ れる と 、 沖縄 戦 の 再現 を 懸念 する 声 が 高まっ て い ます 。   この間 、 日 米 の シンクタンク で 実施 さ れ た 複数 の シミュレーション で も 、 多く の 民間 人 戦争 犠牲 者 が 生じる こと が 想定 さ れ て い ます 。 もし 抑止 が 破れれ ば 、 万 単位 の 自衛隊 員 が 戦死 、 戦傷 の 犠牲 に なる という こと が シミュレーション も さ れ て い ます 。   この よう な 戦闘 で 命 を 落とし た 自衛隊 員 に対する 補償 は どう なっ て い ます か 。 民間 人 は 補償 は ない ん です よ ね 。 いわゆる 公務 に 関わっ た 場合 において のみ 、 この さき の 大戦 で も その こと が 行わ れ て いる わけ で あり まし て 、 これから 起こる で あろ う 南西諸島 の 戦闘 、 その 中 で 犠牲 に なっ て いく 民間 人 は まさに 無駄 死 に と 言わ ざる を 得 ない と 、 この よう に 思い ます 。   両 大臣 に は 、 安保 三 文書 を 現実 に 実施 し て いく こと は 、 日本 が 自衛隊 の 戦死 や あるいは 民間 人 の 戦争 被害 を 生じる よう な 世界 に 入っ て いく という こと を 重く 受け止め て いただき たい と 思い ます 。 今日 まで 自衛隊 は 一 人 の 戦死 者 も 出し て い ない わけ です 。 しかし 、 今 こういう 戦争 計画 が どんどん 着実 に 動い て いっ て 、 幾 万 という その 戦傷 病者 が 出る 可能 性 が 目 の 前 に ある という こと を しっかり 受け止め て いただき たい と 思い ます 。   内閣 府 が 七 日 付け で 発表 し た 世論 調査 で も 、 日本 が 戦争 に 巻き込ま れる 危険 について 八 六 ・ 二 % が 懸念 し て いる という 結果 に なり まし た 。 自衛隊 の 規模 について も 、 今 の 程度 で よい という 答え が 五 三 % に 上っ て い ます 。   安保 三 文書 によって 、 全国 で 戦争 に 巻き込ま れる 不安 の 声 が 高まっ て い ます 。 安保 三 文書 は 、 長 射程 、 いわゆる スタンドオフミサイル の 装備 を 訴え て い ます 。 防衛 省 は 既存 の 部隊 に 配備 する と 言い ます が 、 トマホーク 、 地上 発射 型 、 艦艇 発射 型 、 航空機 発射 型 など 、 具体 的 に どこ に 配備 さ れる の でしょ う か 。 いや 、 既存 の 部隊 に 配備 する と 言っ て いる わけ だ から 、 トマホーク なら 例えば イージス 艦 に 、 地上 発射 型 だっ たら ミサイル 部隊 に 、 あるいは 航空機 発射 部隊 だっ たら 既存 の 航空 基地 に 配備 さ れる という こと が 当たり前 で は ない でしょ う か 。 そう で は ない ん です か 。 いや 、 こういう 整備 は 平時 に やる わけ です から 、 有事 じゃ ない ので 、 その 平時 に 部隊 が どこ に いる か という の は 、 今 全国 に 自衛隊 が どこ に いる か という よう な 値 が ある わけ で 、 当然 そこ を 大きく 変更 する もの で は ない わけ でしょ う 。   つまり 、 既存 の 部隊 に 置く という こと は 、 一応 まあ いろいろ 説明 を 受け て いる わけ です けれども 、 そういう こと じゃ ない ん です か 。 基本 的 に 、 これら の 長 射程 の ミサイル に し て も 既存 の 部隊 が 運用 を する という こと は 受け て いる わけ です から 、 そういう こと に なる ん じゃ ない ん です か 。 既存 の 部隊 が 運用 する という こと は 確か です よ ね 。 どうぞ 。 まだ 定まっ て い ない けれども 、 その よう な 配備 に なる で あろ う と 。   台湾 有事 を シミュレーション し た CSIS シミュレーション で も 、 全国 の 港湾 や 飛行場 が 攻撃 の 対象 に なる と 想定 し て シミュレーション は 行わ れ た と 、 この よう に 書か れ て おり ます し 、 そういう 意味 で は 、 そういう 意味 で 全国 的 な 被害 が ある という こと は 明らか じゃ ない でしょ う か 。   さて 、 二月 二 十 八 日 に 厚 労 省 が 公表 し た 人口 動態 統計 の 速報 値 で 、 二 〇 二 二 年 の 年間 出生 者 数 が 八 十 万 人 を 割り込ん だ こと が 報道 さ れ 、 大きな 衝撃 を 与え まし た 。   また 、 昨年 十二月 六 日 に ゴールド マン ・ サックス ・ グローバル 投資 調査 部 が 、 今 、 配付 資料 二 の とおり 、 二 〇 三 五 年 頃 に は 中国 の GDP が 米国 を 上回り 、 二 〇 七 五 年 に は インド の GDP が 米国 を 上回る と する 「 グローバル ・ ペーパー   二 〇 七 五 年 へ の 道 」 を 公表 し まし た 。 二 〇 七 五 年 に は 、 インドネシア と ナイジェリア が 五大 経済 大国 に 浮上 し 、 日本 は 現在 の 三 位 から 十 二 位 に 、 イギリス は 六 位 から 十 位 に 、 ドイツ は 四 位 から 九 位 に 転落 する と 予想 さ れ て い ます 。 こうした アジア 、 アフリカ 新興 国 へ の 急激 な パワー シフト を 直視 す べき です 。   この 資料 に より ます と 、 二 〇 七 五 年 に 、 現在 G7 の 国 は 十 五 位 まで の 中 に 五つ しか あり ませ ん 。 残り は 新 興国 です ね 。 そういう 意味 で 、 やはり 日 米 安保 は 、 この 日本 を 戦場 に し 、 国民 を 犠牲 に し て 、 米国 の 覇権 、 米国 の 国益 を 守る もの に なっ て いる だけ です 。 日本 の 外交 ・ 安全 保障 政策 について 、 いつ まで も 対 米 追従 、 日 米 同盟 一 本 で やっ て いく という 考え方 に すがり 続ける べき で は ない の で は ない でしょ う か 。   日本 として 、 これから の 世界 の 動向 を 踏まえ て 、 日 米 同盟 や G7 諸国 だけ で なく 、 これから 急激 に 成長 する 諸国 を 含め た アジア 、 アフリカ 、 ラテンアメリカ を 視野 に 入れ た 外交 ・ 安全 保障 政策 を 検討 す べき で は あり ませ ん か 。 今 、 日本 にとって 最 優先 の 政治 課題 は 、 この 安保 三 文書 、 米 軍 が 来援 する こと を 前提 に 、 五 年 で 四 十 三 兆 円 、 後 年度 負担 を 含む と 六 十 兆 円 も の 税金 を ミサイル を 爆買 いする 軍拡 に 充てる べき で は なく 、 これ を 、 その 充てる 軍拡 だ という こと は 国民 の 誰 も 考え て い ない ん じゃ ない でしょ う か 。 そう で は なく て 、 昭和 から 続い て き て 金属 疲労 を 起こし て いる 社会 の 様々 な 制度 を 改革 し て 、 深刻 な 少子化 に 対処 し たり 、 経済 の 成長 と 賃金 の 上昇 に つなげ たり 、 米国 など G7 諸国 だけ で なく 、 広く 新興 国 を 視野 に 入れ た 外交 で 日本 の 安全 保障 を 確立 し て いく 、 その ため の 予算 が 必要 なら 外務省 予算 を 増やす こと も 考え て いい の で は あり ませ ん か 。   六 十 兆 円 も の 大 軍拡 が 本当に 今 必要 でしょ う か 。 外務省 の 予算 、 むしろ 増やし た 方 が いい ん じゃ ない です か 。 外務 大臣 、 いかが です か 。 日 中間 に は 日 中 共同 声明 や 日 中 平和 友好 条約 が あり ます 。 いわゆる 戦争 し ない 関係 を つくっ て いる ん です ね 、 条約 として 。 まさに それ を 強固 な もの に する こと こそ が 、 安全 保障 の 仕組み として の 武器 を 作る こと より は はるか に もっと 健全 で あり 、 それ が 将来 的 に も 発展 に つながっ て いく ん で は ない か と 、 この よう に 思い ます 。   三月 五 日 から 始まっ た 中国 の 全人代 で 、 国防 費 が 昨年 比 七 ・ 二 % 増 、 日本円 で 三 十 兆 円 に も 上る こと が 報道 さ れ まし た 。 五 年 で 四 十 三 兆 円 という 日本 の 大幅 な 軍拡 が 中国 の 軍拡 を 刺激 し て いく という 軍拡 競争 の 悪循環 を 呼び起こす の で は ない か と の 懸念 が 現実 化 し て い ます 。   この 十 年 で GDP の 規模 が 約 四 倍 の 差 が 付い た 中国 と 日本 が 軍拡 競争 を し て も 、 それ こそ アメリカ と の 軍拡 競争 によって 旧 ソ連 が 崩壊 し た よう に 、 日本 社会 が 崩壊 し て しまう の で は ない でしょ う か 。 防衛 大臣 、 その よう な 懸念 は ない です か 。 それ は 中国 が 成長 し て いる から です よ ね 。   国家 防衛 戦略 で は 、 「 相手 の 「 能力 」 に 着目 し た 防衛 力 が 必要 」 と 強調 し て い ます 。 「 相手 の 「 能力 」 」 と は 、 具体 的 に 中国 の 軍事 力 の こと を 想定 し て いる の でしょ う か 。 いや 、 「 相手 の 「 能力 」 に 着目 し た 防衛 力 」 と 言い ながら 相手 が 特定 でき ない の で は 、 現実 的 に 日本 が どの 程度 の 能力 あるいは 防衛 力 を 持て ば 防衛 力 の 構築 として 妥当 な 水準 な の か 議論 が でき ない の で は あり ませ ん か 。 特定 の 相手 国 を 想定 し て いる が 、 事柄 の 性質 上 、 答え られ ない という こと です か 。 日本 列島 は 長く て 、 ロシア から 北朝鮮 から 中国 まで 、 要するに 三 大 の 核 大国 を 我々 は 横 に し て いる わけ です 。 その 全部 に 相手 に し て い たら 、 とんでも ない けど 日本 が もつ はず あり ませ ん 。 でも 、 議論 は いつも 南西諸島 じゃ ない です か 、 島嶼 防衛 とか と いっ て です ね 。 そもそも 、 今 の 安全 保障 は 余りに も いびつ です 。 やはり 、 いかなる 国 と 比較 し て も 軍事 的 な 優位 を 保た なく て は なら ない という 、 そんな ゼロ リスク 論 の 軍拡 で は 、 究極 の 兵器 、 現時点 で は 核 武装 に まで 行き着か ざる を 得 ない と 、 こういう こと に なる の で は ない でしょ う か 。 実際 、 米 政府 が 日 韓 両 政府 に対し 核 抑止 力 を めぐる 新た な 協議 体 の 創設 を 打診 し 、 日本 政府 は これ を 受諾 する と 報道 さ れ て い ます 。   国家 防衛 戦略 に 踏み込ん で いく と 疑問 が 幾つ も 湧い て くる の です が 、 特に 問題 な の は いわゆる 反撃 能力 の 定義 の 記述 です 。   皆さん の 手元 に 出し て いる 国家 防衛 戦略 の 十 ページ に は 、 その 資料 四 です けど 、 「 この 反撃 能力 と は 、 我が国 に対する 武力 攻撃 が 発生 し 、 その 手段 として 弾道 ミサイル 等 による 攻撃 が 行わ れ た 場合 、 武力 の 行使 の 三 要件 に 基づき 、 その よう な 攻撃 を 防ぐ の に やむを得ない 必要 最小 限度 の 自衛 の 措置 として 、 相手 の 領域 において 、 我が国 が 有効 な 反撃 を 加える こと を 可能 と する 、 スタンド・オフ 防衛 能力 等 を 活用 し た 自衛隊 の 能力 を いう 。 」 という ふう に 書か れ て い ます 。   確認 です が 、 この 「 我が国 に対する 武力 攻撃 」 という とき 、 「 我が国 」 は 日本 の こと です か 、 です よ ね 。 密接 な 関係 に ある 他国 は 含み ませ ん ね 。 答え て ください 。 いや 、 その 武力 行使 の 三 要件 という もの に は 、 実は その 存立 危機 事態 で も 反撃 能力 は 行使 する という ふう に 岸田 総理 は 、 そういう 答弁 を し て いる よう に 思える ん です ね 。   私 は 、 懸念 する の は 、 日本 は 一 度 も 攻撃 さ れ ない のに 、 そういう いわゆる 安倍 政権 で つくっ た その 武力 行使 の 三 要件 、 存立 危機 事態 なり 、 集団 的 自衛 権 の 中 で 、 我が国 が 攻撃 は さ れ て ない けど 反撃 ミサイル を 行使 する と 、 そういう こと に なっ て しまう の で は ない か という 懸念 を 持っ て いる わけ です よ 。   その こと は 、 まさに 私 たち が 中国 を 相手 に 大きな 戦争 を 仕掛け て いく こと に なっ て 、 だから 存立 危機 事態 で 反撃 能力 を 行使 できる と する 見解 は 撤回 す べき で は あり ませ ん か と 。 先 ほど 答え た の と 似 て いる かも しれ ませ ん が 、 そういう こと を しっかり 聞い て いき たい と 思い ます 。 ただ いま の 答弁 です ね 、 やはり 反撃 能力 、 すなわち 敵 基地 攻撃 能力 を 行使 できる 見解 について は 、 やはり 内閣 法制 局 の 責任 ある 検討 も 踏まえ て 、 政府 として 統一 的 な 見解 を 委員 会 に 示し て いただく よう お 取り計らい を お願い し たい と 思い ます 。 政府 は どうしても 存立 危機 事態 で も 敵 基地 攻撃 能力 を 行使 できる 余地 を 残し たい よう です が 、 それ は 、 この 自衛隊 の 長 射程 ミサイル が 米 中 の ミサイル ギャップ を 埋める もの として 米国 の 戦略 に 組み込ま れ て いる から でしょ う 。 しかし 、 行使 すれ ば 日 中 戦争 と なり 、 配付 資料 五 の 赤色 に 日本 が 入っ て いる よう に 、 中国 の 何 千 も の ミサイル の 射程 に 日本 は ある ん です ね 。 我が国 全土 が 戦場 に さ れ ます 。   さらに 、 配付 資料 六 は 米 軍 が 説明 し て いる 図 です が 、 反撃 力 の 名目 で 長 射程 ミサイル が 急が れ て いる 理由 を 示し て い ます 。 同心円 の 中心 は 米 軍 の 空母 打撃 群 で 、 イージス 艦 の レーダー は 約 一 千 百 キロ を カバー し 、 空母 から 発進 し た F 35 が レーダー の カバー できる ぎりぎり の 地点 から 射程 三 百 七 十 キロ の 空 対 艦 ミサイル を 発射 する と 、 空母 から 千 四 百 七 十 キロ まで は 米 軍 の 勢力 圏 です 。 しかし 、 それでは 台湾 や 中国 に は 届か ない 。 本土 に は 届か ない 。 空母 は 、 西 に 進め ば 、 通称 空母 キラー 、 中国 の DF 21 D ミサイル の 千 五 百 キロ の 射程 に 入っ て しまい ます 。 さらに 、 現在 もう 既に 、 中国 は 既に グアム を 超える 射程 四 千 キロ の DF 26 も 開発 、 試射 済み で 、 配備 さ れる 見込み です 。   配付 資料 七 に ある よう に 、 米国 は 在日 米 軍 へ の 地上 発射 中距離 ミサイル の 配備 を 検討 し て い まし た が 、 日本 が 反撃 能力 の 導入 で 長 射程 の ミサイル を 保有 する こと に なっ た ため 不要 と 判断 し まし た と 報道 さ れ て い ます 。   日本 の 反撃 能力 、 長 射程 ミサイル は 、 自衛隊 が 現時点 で 目標 情報 を 収集 し 、 リアルタイム に 伝達 し 得る 指揮 統制 に 係る 能力 を 保有 し て い ない ため 、 米 軍 の 目標 情報 に 頼ら ざる を 得 ませ ん 。 また 、 発射 の 際 に は 米国 と の コンサルテーション も 求め られ て い ます 。 米国 が あえて 直接 軍事 介入 し なく て も 、 台湾 海峡 や 中国 本土 へ の 攻撃 は 米 軍 が コントロール でき ます 。   時間 に なり まし た ので 終わり ます けれども 、 是非 こういう 問題 、 大きな 問題 を 抱え て いる 、 その こと を やっ て いく こと の 危険 性 を 指摘 を し て 、 また 次 へ つない で いき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   東京 多摩 地域 の 井戸水 や 水道 水 から 人体 に 有害 な 有機 フッ素 化合 物 、 PFAS が 検出 さ れ て い ます 。 多摩 地域 の PFAS 汚染 を 明らか に する 会 が 一月 三 十 日 に 会見 し 、 血 中 濃度 調査 の 中間 結果 を 発表 し まし た 。 この 調査 は 昨年 十一月 から 六 百 人 を 対象 に 行わ れ 、 今回 報告 さ れ た の は 国分寺 市 や 小平 市 など 七 市 の 八 十 七 人 分 です 。 PFAS の うち 主要 な 四 種類 、 PFOS 、 PFOA 、 PFHxS 、 PFNA で 、 米国 の 指標 値 を 超え た 人 が 全体 の 八 五 % 、 七 十 四 人 に 上っ た と さ れ ます 。   まず 、 厚 労 省 に 伺い ます 。   血 中 濃度 について は 、 米国 や ドイツ は 指標 値 を 定め て い ます が 、 日本 に は 暫定 的 な 基準 も あり ませ ん 。 残留 性 が 高く 、 生体 内 に 蓄積 さ れ やすい 性質 が 指摘 さ れ て い ます 。 健康 へ の 影響 を 考慮 し た 基準 が 必要 で は ない でしょ う か 。 いや 、 です から 作る べき なん じゃ ない か という こと な ん です ね 。 水 について は 暫定 値 を 設け られ まし た 。 今 、 さらに 基準 に する べく 検討 も さ れ て いる か と 思う ん です 。 その よう な 検討 は さ れる ん でしょ う か 。 そう 環境省 は おっしゃる ん です けれども 、 環境省 自身 は 、 二 〇 一 〇 年度 から 十 万 組 の 母子 を 対象 に 、 PFAS を 含む 化学 物質 の 発育 へ の 影響 を 調べる 血 中 濃度 調査 を 行わ れ て い ます よ ね 。 調査 さ れ て いる ん です よ 。   しかし 、 これ は 成人 一般 は 対象 に さ れ て い ませ ん ので 、 これ は 厚 労 省 に 伺い ます が 、 やはり 疫学 的 に 調査 を し て いく 、 そういう こと を 検討 さ れる べき で は あり ませ ん か 。 知見 が ない という こと を おっしゃる ん です けれども 、 知見 を 収集 しよ う と し て こ なかっ た 、 その 不作為 の 結果 が 現状 で も ある と 思い ます 。 です から 、 これ は 放置 す べき で は あり ませ ん 。   検査 で 高い 値 だっ た 住民 の 方 と 懇談 も し まし た 。 国分寺 の 水 は おいしい と 聞い て 飲ん で き た し 、 子供 たち に も 飲ま せ て き た 、 結果 を 知っ て 苦しい 、 なぜ こんな こと に なっ た の か と 口々 に お話し でし た 。   環境省 に これ は 伺い ます 。   二 〇 二 〇 年 六月 に 策定 さ れ た 手引 に は 、 排出 源 の 特定 の ため の 調査 を 実施 し 、 濃度 低減 の ため に 必要 な 措置 を 検討 する こと が 考え られる と あり ます 。 原因 究明 の ため の 調査 を 推奨 し て い ます 。 これ は 誰 に 向け た もの です か 。 原因 究明 の ため の 調査 の 必要 性 が 指摘 さ れ て い ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   多摩 地域 で 高 濃度 の PFAS が 確認 さ れ た 井戸水 の 範囲 は 七 市 三 十 四 本 です 。 全て 米 軍 横田 基地 の 東側 な ん です ね 。 多摩 地域 の 地下 水 という の は 西 の 山地 から 東 の 平野 部 に 向かっ て 流れ て おり 、 汚染 源 は 西側 の 可能 性 が 高い と さ れ ます 。 汚染 源 として 横田 基地 を 初めて 推定 し た の が 、 京都 大学 小泉 昭夫 教授 ら の 二 〇 〇 五 年 の 論文 でし た 。 その後 、 横田 基地 で 大量 の PFAS を 含む 泡 消火 剤 の 漏出 が あっ た こと が 英国 人 ジャーナリスト 、 ジョン ・ ミッチェル 氏 の 調査 で 裏付け られ て い ます 。   防衛 大臣 は 、 横田基地内 で の 土壌 や 地下 水 の 調査 が 行わ れ た か どう か 把握 し て おり ます か 。 二 〇 二 〇 年 、 東京 都 の 調査 で は 、 横田 基地 近く の 立川 市 の 井戸 で 千 三 百 四 十 ナノ グラム ・ パー ・ リットル 、 これ は 国内 暫定 基準 値 の 二 十 七 倍 も の 高 濃度 の 汚染 です 。 ところが 、 米 側 は 、 都 の 調査 は 横田 基地 の 担当 者 が い ない 状況 で 行わ れ た ため 結果 を 検証 でき ない など と 言っ て 、 その 結果 自体 認め て い ない ん です ね 。   環境省 は 、 排出 源 の 特定 の ため の 調査 を 推奨 し て い ます 。 です から 、 日本 政府 として も 、 これ は 米 軍 に 立ち会わ せ た 上 で 、 防衛 省 として 横田 基地 へ の 立入 調査 を 行う べき じゃ あり ませ ん か 。 米 軍 基地 を 原因 と する PFAS 汚染 は 相次い で 発覚 し て い ます 。 米 海軍 横須賀 基地 で は 、 昨年 五月 、 排水 処理 施設 で 業者 が 特異 な 泡 を 発見 し 、 六月 末 の サンプリング 結果 で 国内 暫定 基準 値 の 二 倍 、 その後 も 検査 の たび に 濃度 が 高く なり 、 九月 に は 最大 二 百 五 十 八 倍 の 排水 が 海 に 流さ れ て い まし た 。   防衛 省 に 伺い ます 。 原因 は 分かっ た ん でしょ う か 。 活性炭 フィルター が 設置 さ れ 、 排水 後 の 値 は 下がっ た ん です が 、 この フィルター 通過 前 は 依然として 高 濃度 が 検出 さ れ て いる と いい ます 。 原因 の 特定 は 、 この 排水 処理 施設 内 の 汚泥 や 排水 が たまる 二 十 二 か所 の リフト ステーション の サンプリング 結果 が 鍵 と さ れ て い ます 。 昨年 、 米 側 から は 、 この サンプリング 結果 について 日 米 間 で 調整 する と 伝え られ て い た はず です が 、 結果 が 公表 さ れ て い ませ ん 。 なぜ でしょ う か 。 今 、 内部 運用 と おっしゃっ た ん です ね 。 汚泥 の 内部 運用 が ある ん です か 。 あるいは 排水 の 内部 運用 、 それ は どういう 意味 です か 。 いや 、 検査 の 結果 です から 数値 です ね 、 その 数値 について 内部 運用 、 これ は やっぱり 到底 理解 に 及ば ない ところ です 。   昨年 十二月 、 防衛 省 や 環境省 、 横須賀 市 が 立入 調査 を 行い まし た 。 その 際 、 横須賀 市 は 、 排水 処理 施設 の 二つ の 排水 ライン の それぞれ 入口 と 出口 で 調査 し 、 フィルター 処理 後 の 排水 の サンプリング も 希望 し て い まし た が 、 実施 でき なかっ た という こと でし た 。 結局 、 立入 調査 は どこ で 行わ れ た ん でしょ う か 、 なぜ 市 の 希望 し た 調査 が でき なかっ た ん でしょ う か 。 二 か月 半 以上 たっ て い ます が 、 米 側 が 応じ た 調査 で すら 結果 が 明らか で は あり ませ ん 。   昨年 十月 と 十二月 、 厚木 海軍 飛行場 で も 立入り が 行わ れ まし た が 、 やはり 結果 は まだ です 。 二 〇 二 〇 年 、 普天間 の ケース で は 立入り から 公表 まで 五 か月 、 二 一 年 、 沖縄 の 陸軍 貯油 施設 は 半年 掛かり まし た 。 結果 の 公表 まで これ ほど 時間 が 掛かる の は 、 大臣 、 なぜ です か 。 不十分 な 調査 な ん です 。 しかし 、 その 結果 で さえ 米 側 の 都合 で 、 あるいは 防衛 省 側 の 都合 な ん でしょ う か 、 結果 の 公表 が 先 延ばし に さ れ て い ます 。 横須賀 市 と 米 軍 が 直接 交渉 し た 、 協議 を し た 際 に は 、 九月 末 の 調査 結果 が 十月 六 日 に は 伝え られ て いる ん です よ 。 だから 、 伝えよ う と 思え ば 伝え られる はず です 。 しかも 、 今回 は 日本 が 入っ て 自ら 調査 し た 結果 です よ ね 。 なぜ ストップ が 掛かっ て いる ん でしょ う か 。   この 調査 は 、 環境 補足 協定 に 基づい て 行わ れ て い ます 。 これ は 、 二 〇 一 五 年 九月 、 当時 の 岸田 外務 大臣 が 署名 し 、 法的 拘束 力 を 有する 国際 約束 により 規定 を 設け た 、 従来 の 運用 改善 と は 異なる 歴史 的 な 意義 を 有する と 自画 自賛 さ れ て い た わけ です 。   ところが 、 その 補足 協定 の 内容 は 、 米 軍 基地 へ の 適切 な 立入り を 行う こと が できる よう 合同 委員 会 が 手続 を 定める 、 あるいは 、 協定 の 実施 に関する 事項 は 合同 委員 会 で 協議 を 開始 する 、 実施 に 関連 し て 紛争 が 生じ た 場合 は 合同 委員 会 で 解決 する 、 全て 日 米 合同 委員 会 の 協議 次第 です 。   大臣 に 伺い ます 、 外務 大臣 に 伺い ます 。   法的 拘束 力 と は 一体 何 でしょ う か 。 この 協定 上 、 日本 側 の 権限 や 米国 側 の 義務 という の は 定め られ て い ます か 。 大臣 、 協力 の 強化 を 2 プラス 2 でも 求め られ た と 、 それ が 書き込ま れ た という こと を おっしゃっ た ん です けれども 、 今 聞い て いただい て 、 例えば 横須賀 の 問題 、 補足 協定 に 基づい て 立入り を 行っ た けれども 、 しかし 、 それ に当たって 市 が 求め た 当然 の 調査 で すら 行え ない 、 しかも 結果 も なかなか 公表 さ れ ない 。 これ は 協力 強化 さ れ て いる ん です か 。 しかし 、 具体 的 に どんな 義務 が ある の か という こと を 先ほど から お答え に なら ない 。   大臣 、 例えば ドイツ で は 、 二 〇 一 二 年 以降 、 PFAS 汚染 の 可能 性 が ある 連邦 軍 や 駐留 米 軍 の 施設 ・ 区域 調査 し て 、 二 十 五 か所 で 汚染 を 確認 し 、 そのうち 五 か所 は 米 軍 基地 だっ た そう です 。   日本 で は 、 調査 も その ため の 立入り も ままならない 状況 が あり ます 。 この 違い は なぜ 生じ て いる ん でしょ う か 。 沖縄 県 の 調査 で 、 在 欧米 軍 司令 部 が 置か れ て いる ドイツ の ラムシュタイン・ミーゼンバッハ の 市長 は 、 市長 や 市 の 職員 に は 年間 パス が 支給 さ れ て おり 、 適切 な 理由 が あれ ば 基地 内 へ の 立入り は 可能 で ある 、 一 度 に 入れる 人数 や 時間 帯 について 制限 は ある が 、 これ まで 市 の 立入り が 認め られ なかっ た こと は ない と 答え て いる そう です 。   ベルギー の シエーヴル 米 空軍 基地 の 広報 官 は 、 周辺 自治体 の 首長 が 基地 内 へ の 立入り を 希望 し た 場合 に は 当然 基地 内 に 入る こと を 許可 する 、 首長 は 電話 で 依頼 する だけ で 基地 に 入る 許可 が 得 られる 、 首長 だけ で なく 市役所 の 職員 で も 基地 内 に は 当然 入る こと が できる 、 基地 は ベルギー の 領土 内 に ある の だ から と 述べ て い ます 。   この 違い は 何 でしょ う か 。 大臣 、 これ は お答え いただき たい ん です よ 。 この 違い は 何 です か 。 これ 、 比較 する まで も なく もう 明らか だ と 思う ん です 。 違い の 理由 は 政治 の 姿勢 です よ 。 対 米 従属 の 日本 政府 の あり よう が ここ に 表れ て いる と 思い ます 。 国民 の 命 を 守る と 言い ながら 、 命 の 水 が 米 軍 によって 危険 に さらさ れ て い て も 調査 すら でき ない という の は 異常 だ と 思い ます 。   運用 の 改善 は 当然 必要 です が 、 補足 協定 を 実効 性 ある もの に 改定 する とともに 、 より 根本 的 に は 日米地位協定 の 抜本 的 な 改定 を 行う よう 求め て 、 質問 を 終わり ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 堀井 巌 です 。   質問 の 機会 を いただき まし て 、 先輩 、 同僚 諸氏 に 感謝 申し上げ ます 。 時間 あり ませ ん ので 、 早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 初め に 、 ODA 予算 に つい て で あり ます 。   七 千 四 百 億 円 余 の 一般 会計 の 外務省 予算 の うち 四 千 四 百 億 円 余り という こと で 、 ODA 予算 は 外務省 予算 の 中核 を 成し て い ます 。 グローバル サウス へ の 関与 や 、 気候 変動 や 感染 症 など へ の 対応 、 ウクライナ 支援 など 、 また 戦略 的 な 外交 を 推進 する 上 でも ODA は 我が国 の 外交 の 中核 的 な ツール で ある と 思い ます 。   国民 理解 を しっかり と 得る 努力 を 続け ながら 、 質 、 量 共 に 更に 充実 し て いく べき と 考え ます が 、 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   次に 、 情報 戦略 、 情報 発信 について 伺い ます 。   沖ノ鳥島 という 文言 を 英語 で 調べ ます と 、 英文 の 論文 が 十 六 本 ぐらい 出 て まいり ます 。 これ は 、 その うち の 五 本 ぐらい は 、 沖ノ鳥島 は 岩 で ある という 他国 の 研究 者 の 論文 が 出 て いる わけ です 。 私 は 、 この 情報 戦略 、 情報 発信 が 極めて 重要 だ と 思い ます 。   そこで 、 外務省 の 方 は 日々 、 公開 情報 や 様々 な 公電 を 用い た 情報 収集 に 努め られ て いる と 思い ます けれども 、 そういった もの を AI 等 の 先端 技術 を 用い て 分析 を し て 、 そして 効果 的 に 発信 し て いく 。 こう いっ た 仕組み を つくっ て いく こと が 重要 だ と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 これから は 、 ちょっと 昨年 の 夏 に 同僚 議員 と 中南米 に 行き まし た ので 、 その 関係 の 話 を さ せ て いただき ます 。   まず 、 カリブ 諸国 、 十 四 か国 ござい ます 。 国連 で 一 票 を 有する 等 、 国際 社会 において 大きな 発言 力 を 有し て い ます 。 また 、 カリブ 諸国 十 四 の うち 五 か国 は 台湾 の 承認 国 です 。 一方 で 、 この 地域 において 我が国 の 大使館 数 という の は 五つ で あり ます 。 中国 は ちなみに 九つ あり ます 。 まだまだ 少ない と 思い ます 。   大使館 の 設置 が なかなか 直ちに は 難しけれ ば 、 名誉 総領事 等 、 様々 な 努力 、 工夫 も できる ん で は ない か と 思い ます が 、 この 点 について の 外務省 の 考え を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。 是非 進め て いただき たい と 思い ます 。 期待 し て おり ます 。   昨年 、 私 、 ホンジュラス という 国 を 訪問 いたし まし た 。 ここ は 今回 、 ちょっと 少し 台湾 承認 国 から 中国 承認 国 に 変わる かも しれ ない と 言わ れ て いる こと で 今 ニュース に も 出 て いる 国 です けれども 、 多く の 韓国 車 が 走っ て いる の を 見 まし た 。 話 聞き まし たら 、 FTA を 韓国 と ホンジュラス 結ん だ んで 関税 が 低い んで 、 昔 は 日本 車 たくさん 走っ て い た けれども 今 は 韓国 車 が かなり 伸び て き て いる という こと の よう でし た 。   中南米 諸国 という の は 、 ほか に も 中国 の 経済 的 な 影響 力 という の が 非常 に 伸び て き て おり ます 。 また 、 韓国 や EU も FTA 、 どんどん それぞれ の 国 と 結び つつ ござい ます 。 EU は 、 聞き まし たら 、 今年 前半 に も メルコスール と の FTA 締結 に 合意 す べく 今 作業 が 進め られ て いる という ふう に 聞い て おり ます 。   食料 、 鉱物 資源 が 大変 豊富 な 地域 で ござい ます 。 我が国 として しっかり と し た 関係 強化 を し て いく べき 地域 だ と 思い ます けれども 、 中米 、 太平洋 同盟 、 メルコスール と の EPA 交渉 の 開始 、 私 は これ は 我が国 は 早急 に 検討 す べき と 考え ます が 、 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。   あわせ て 、 林 大臣 も 一月 に は 中南米 訪問 を いただき 関係 強化 に 努め られ た こと 、 心から 敬意 を 表し たい と 存じ ます が 、 首脳 外交 で いい ます と 、 安倍 総理 、 中南米 の 地域 に 最後 に 日本 の 総理 が 足 を 運ん だ の は 、 二 〇 一 八 年 の 安倍 総理 が 最後 だ と 伺っ て おり ます 。 この 地域 は 、 世界 最多 の 台湾 承認 国 八 か国 が 今 存在 し て いる という 地域 で も ござい ます 。 多く の 日系 人 の 方々 、 ブラジル に は 二 百 万 人 超える 方々 いらっしゃい ます 。   是非 、 私 は やっぱり 首脳 が 行か れる と 非常 に 大きな 効果 が ある という ふう に 思い ます 。 コロンビア に 行っ た ん です けれども 、 コロンビア で は 、 向こう の 国会 議員 の 方々 、 政府 の 方々 が 、 二 〇 一 四 年 に 安倍 総理 が 訪れ て いただい た という こと を 、 物すごく その こと を おっしゃっ て おら れ まし た 。 やっぱり 首脳 外交 という の は 、 昨日 の この 日 韓 の 首脳 会談 を 見る まで も なく 、 本当に 重要 、 外交 上 重要 な もの だ という ふう に 思い ます 。 できれ ば 、 できるだけ 速やか に 岸田 総理 に も この 中南米 訪問 し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます が 、 考え を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 力強い 中南米 外交 を 是非 期待 し て おり ます 。   次に 、 防衛 省 の 方 に お 伺い を し たい と 思い ます 。   私 、 一月 に 、 同僚 議員 の 皆さん と 一緒 に ハワイ に あり ます 米 軍 の インド 太平洋軍 司令 部 を 訪問 いたし まし た 。 その 際 に 、 日本 の 自衛 官 の 方 が 連絡 官 として 現地 で 任務 に 精励 さ れ て おら れる 、 皆さん に お 会い を いたし まし た 。   それで 、 戻っ て から 、 どういう 処遇 で 現地 に 行っ て い られる の か という の を ちょっと 調べ まし たら 、 どうも この 連絡 官 という の は 、 大使館 勤務 等々 の 方 と は 異なっ て 、 長期 出張 だ という 一応 扱い に なっ て いる という ふう に 伺い まし た 。   そう なり ます と 、 例えば 家族 を 帯同 し て 向こう で 何 年間 か 生活 する という こと が 事実 上 困難 で あっ たり 様々 な 制約 が あっ て 、 実際 に ホノルル だっ たら 総領事館 員 の 方 が 日本 から 行っ て い られ ます けれども 、 この 方々 と 全く 処遇 が 違っ て き て しまっ て いる わけ で ござい ます 。   この 辺 の 連絡 官 の 方々 の 処遇 改善 に 私 は 取り組む べき だ と 思い ます けれども 、 防衛 省 の 考え を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。 今 、 必要 な 検討 を 行っ て まいり ます と おっしゃっ て いただき まし た 。 ありがとう ござい ます 。   これ は 、 本当に たまたま そういう 立場 で 行っ た が ゆえに 、 ほか の 在外 公館 で 勤務 する 人 と 余り に も 差 が ある という こと で あり ます ので 、 是非 、 処遇 改善 努め て いただき たい と 思い ます 。   もう 一 点 、 処遇 に関して 申し上げ ます 。 質問 いたし ます 。   地域 手当 について で ござい ます 。   これ は 、 一般 職 の 国家 公務員 に も 同じ 地域 手当 が 適用 さ れ て い ます けれども 、 例えば 市ケ谷 とか 朝霞 で 勤務 し て いる 方 は 二 〇 % 付い て おる わけ です 。 今 、 例えば 南西諸島 に 、 大変 重要 な 地域 に なっ て おり ます ので 、 南西諸島 、 例えば 沖縄 で 勤務 する と 地域 手当 は ゼロ % に なる と 。 広域 移動 手当 という こと で 、 若干 の 、 何 年間 か は 徐々に 下がっ て いく という 仕組み も ある よう です けれども 、 しかし 、 ゼロ % です 。 これ は 私 、 自衛 官 の 方々 の モチベーション に も 大きく 影響 し て いる ん じゃ ない か と 思い ます 。   もう 一つ 例 を 挙げ ます と 、 茨城 県 の 阿見 町 に 土浦 駐屯 地 が あり ます けれども 、 ここ は ゼロ です 。 そして 、 土浦 市 に ある 霞ケ浦駐屯地 は 一 〇 % です 。 同じ 宿舎 から 阿見 町 の 方 に 勤務 を し て いる 自衛 官 の 方 は ゼロ % 、 しかし 、 霞浦 の 駐屯 地 の 方 に 勤務 に 出かける 人 は 一 〇 % という こと で あり ます 。   これ も ちょっと 私 は 、 多分 隊員 の 方々 から する と ちょっと 制度 の 隘路 に はまっ て しまっ て いる という ふう に 思わ れ て いる ん じゃ ない か と 思い ます 。   是非 この 辺 は 、 法律 を 改正 する 必要 が ある の で あれ ば 別 です けれども 、 政令 、 省令 で 対応 できる もの は 是非 政府 部 内 で 迅速 に 見直し を し て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 もちろん 様々 な 制度 上 の 制約 は ある かも しれ ませ ん が 、 できる こと は 是非 しっかり と 処遇 を 改善 する 方向 で 見直し て いただき たい と 思い ます 。   最後 に 、 この 自衛隊 員 の 方 の 処遇 改善 に 向け た 防衛 大臣 の 御 決意 を お 聞か せ ください 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 で ござい ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   まず 、 磯崎 官房 副 長官 に おか れ まし て は 、 御 出席 いただい て ありがとう ござい ます 、 急 な お願い だっ た に も かかわり ませ ず 。   それから 、 林 外務 大臣 、 昨日 は 日 韓 首脳 会談 、 御苦労 さま で ござい まし た 。   日 韓 両国 の 首脳 が 五 年 ぶり に 日本 で 首脳 会談 を 開催 し て 、 諸 懸案 の 解決 に 向け て 動き出し た こと は 前向き に 捉え たい と 思い ます 。 私 たち が 政権 の とき に 交渉 を 始め た GSOMIA の 正常 化 も 昨日 決め て いただき まし た し 、 首脳 の シャトル 外交 の 再開 という の は 、 非常 に 僕 、 対話 は 大事 だ と 思っ て おり ます ので 、 これ も よかっ た と 思い ます し 、 経済 安全 保障 で も 連携 を 確認 さ れ た という こと で 、 大変 いい 日 韓 関係 に なる きっかけ 、 スタート を つくっ て いただい た こと について は 心から 敬意 と 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。 何 より も 、 足下 の 安全 保障 環境 、 未来 志向 の 日 韓 関係 にとって 重要 だ という ふう に 思い ます ので 、 率直 に 本当に 敬意 を 表し ます 。   そして 、 両国 の 外交 関係 者 の 皆さん が 環境 を 整える に当たって 御 尽力 を いただい た こと について も 敬意 を 表し たい という ふう に 思い ます 。 林 大臣 は オムライス を 食べ られ た か どう か 、 僕 よく 分かり ませ ん が 、 御苦労 を いただい た と 思い ます 。   また 一方 で 、 海外 で は 、 アメリカ で 二つ の 銀行 が 破綻 を し まし た 。 ヨーロッパ で も 、 クレディ・スイス という 伝統 ある 非常 に 預金 規模 の でかい 銀行 が 株価 が 急落 を し 、 金融 不安 が 広がっ て い ます 。 実は 今日 、 金融 庁 も お呼び を し て 最新 の 市場 動向 や 今後 の 見通し について お 伺い しよ う と 思っ た の です が 、 時間 が あり ませ ん ので 、 そこ は 割愛 を さ せ て いただい て 次回 に 譲り たい と 思い ます 。   今日 は LGBTQ に関する 差別 解消 について お 伺い を し たい と 思い ます 。   総理 の 荒井 秘書官 の 差別 発言 以降 、 海外 の 皆さん から の いろいろ な 発言 が 出 て い ます 。 お 手元 に お 配り し た 資料 を 見 て いただき ます と 、 国連 の 事務 総長 報道 官 が この 問題 について 発言 を さ れ て いる と 。 誰 を 愛し 、 誰 と 一緒 に い たい か を 理由 に 誰 も 差別 さ れ て は なら ない 、 どの よう な 場合 でも 性的 指向 や 性 自認 を 理由 に し た 差別 は 許さ れ ない と 強調 さ れ て い ます 。 それから 、 アメリカ の LGBT 特使 、 資料 に ある 三 番目 の 方 です が 、 インタビュー に 答え られ まし て 、 コミュニティー の 一部 が 疎外 さ れ 排除 さ れる とき は いつ だって 私 たち 全員 が 傷つく と 、 日本 が 現在 の 勢い を 捉え 、 LGBTQ の 人 たち の 権利 を 成文 化 し 保護 する ため の ステップ を 進む こと を 切に 願っ て い ます という ふう に 述べ られ て い ます 。 そして 、 エマニュエル 駐 日 米国 大使 は 、 明確 で 曖昧 さ の ない 、 性的 マイノリティー を 保護 する 法律 を 希望 する という ふう に 発言 を さ れ て い ます 。   よく 事情 の 分から ない 方 は 内政 干渉 だ という よう な 議論 が ある ん です けれども 、 外務省 は 、 その こと について 言え ば 、 人権 に関する もの について 、 普遍 的 な 価値 について は 、 そういった 内政 干渉 だ という 判断 を し ない という こと も 外務省 は 言わ れ て い ます 。   この エマニュエル 駐 日 米国 大使 は 、 御 自身 が 市長 の とき に LGBTQ に対する 制度 を 整え られ た 市長 です ので 、 本当に 自分 が 率先 し て やってこ られ た 方 な ので こう いっ た 発言 が ある という ふう に 思い ます 。   そして 、 林 大臣 に 御 答弁 お願い し たい ん です けど 、 アメリカ の 政府 高官 の 中 に は 、 運輸 長官 は ゲイ を カミングアウト さ れ て い ます 。 厚生 次官補 は トランスジェンダー を カミングアウト さ れ て い ます 。 大統領 補佐 官 は レズビアン を カミングアウト さ れ て い ます 。 つまり 、 自国 の 閣僚 や 報道 官 が 、 LGBTQ の 仲間 が いる 中 で 、 日本 国 の 総理 大臣 の 秘書官 が 見る の も 嫌 だ とか 隣 に 住ん で いる の も 嫌 だ という 言葉 は 、 LGBTQ 当事者 だけ で は なく て 十分 に 政府 を 構成 する メンバー みんな を 傷つける 。 それ が 先 ほど 申し上げ た 発言 に 結び付い て いる という ふう に 思っ て おり まし て 、 アメリカ の 特使 や エマニュエル 大使 から すれ ば 、 仲間 を 排除 さ れ た と 捉え て も まあ 無理 は ない という ふう に 思い ます 。   G7 で 日本 の 立場 を 説明 する と 岸田 総理 は 言わ れ まし た けれども 、 まさか 日本 の 国会 で 言わ れ て いる よう に 、 社会 が 変わっ て しまう ので 様々 な 議論 が あり ます など と 説明 を する と は 私 は 到底 思え ない ん です けれども 、 林 大臣 は G7 の 中 で 総理 に 一番 外交 的 に サジェスチョン を し て いただける 方 だ という ふう に 思い ます ので 、 この 総理 が 言わ れ て いる 日本 の 立場 を 説明 する という こと を 、 国会 で 言わ れ て いる よう な 話 で は なく 、 こう いっ た 各国 の 大使 や いろんな 方々 の 御 意見 を 受け止め て 、 国際 社会 から 、 特に G7 から 求め られ て いる ん だ という こと を 理解 を いただい た 上 で この G7 に 臨ん で いただき たい と 強く 望み たい と 思い ます 。   でき 得れ ば 、 差別 解消 法 を 成立 さ せ て G7 に 臨ん で いただく こと が 最も 当事者 や 関係 者 の 望む ところ だ と 思い ます し 、 私 も 望み ます が 、 それ は 時間 的 に 間に合う か どうか 分かり ませ ん けれども 、 理解 増進 法 で は なく 差別 解消 法 で 何とか この G7 臨む という こと について 、 こう いっ た 発言 も 含め て 、 林 大臣 の 御 答弁 、 捉え 方 、 受け止め 方 を いただけれ ば と 思い ます 。 逆 に 言え ば 、 政府 提出 法案 で は ない 議員 立法 です けれども 、 差別 解消 法 の 法案 審議 を し て いただき たい と 思い ます 。 法案 審議 に 入ら ず に 理解 増進 法 だ と 言わ れ て も 、 なかなか 理解 増進 法 で は 差別 が なくなら ない という こと と 、 差別 発言 が まだ あちこち で 出 て い ます 。 加え て 、 差別 を 解消 する という の は 、 理解 で は なく 制度 として ある程度 整え て いき たい という ふう に 思い ます し 、 G7 各国 は 法律 が あり ます ので 、 日本 だけ が ない という 状況 です 。 今 、 林 大臣 が 言わ れ た 答弁 で 本当に G7 で 理解 いただける の か どう か 、 甚だ 私 は 疑問 に 思い ます 。   実は 自民党 の 中 でも 、 土浦 市長 、 自民党 の 県議 を 二 期 やら れ た 方 です が 、 この 市長 の 女性 の お子さん が トランスジェンダー で 、 御 自身 も 、 市長 も その こと を カミングアウト さ れ て 、 土浦 市 で は 非常 に 前向き な ダイバー シティ 推進 室 を つくら れ て い ます 。 自民党 の 中 でも こういう 意見 が あり ます 。   しかし 一方 で 、 荒井 秘書官 に 加え て 、 昨日 の 報道 で 私 びっくり し た ん です けど 、 自民党 の LGBT 特命 委員 会 の 事務 局長 の 城内 議員 が 、 同性 婚 は ウクライナ の 問題 と 同じ だ と 、 ウクライナ が 正しい という の は むしろ 少数 派 、 世界 の 流れ だ という の は 間違っ て いる という 発言 を 、 まあ オフレコ の 場 で と は いい ながら 発言 を さ れ た という こと が 昨日 報道 さ れ て い ます 。   これ 、 実は 二つ びっくり し た ん です けど 、 一つ は 、 ウクライナ が 正しい という の は むしろ 少数 派 という 発言 で 、 えっ 、 これ 本当に 言っ た の か な と 僕 は 思っ た ん です けど 、 この こと を 今日 言い出す と もう 切り が ない ので 、 ウクライナ が 正しい の は むしろ 少数 派 という 発言 を 自民党 の 方 が さ れ た という の は ちょっと 驚き だっ た ん です が 、 そこ は 別 に し て も 、 同性 婚 は ウクライナ の 問題 と 同じ で 少数 派 だ という こと を 彼 は 言い た がっ て いる ん です ね 。   少数 派 で は あり ませ ん 。 それ は 、 一部 で は 認め て い ない 国 は あり ます けれども 、 圧倒的 に 国際 的 な 潮流 は 、 LGBTQ について ちゃんと 人権 を 守る 、 そして それ に 合う 法律 を 作る という ところ だ と 思い ます 。   今日 、 官房 副 長官 に わざわざ おいで いただき まし た 。 この ウクライナ が 正しい という の は むしろ 少数 派 、 どう 思う ん だ と 聞く と 、 なかなか お答え し にくい と 思い ます けれども 、 LGBTQ について 、 こういう 少数 派 だ と 、 世界 の 流れ で は ない という 発言 を 荒井 秘書官 の 発言 の 後 に さ れる という の は いかが な もの か と 、 ましてや LGBT 特命 委員 会 の 事務 局長 が こういう 話 を さ れる の は いかが な もの か と 思う ん です が 、 官房 副 長官 として は 今 どの よう に この 発言 を 受け止め て おら れ ます でしょ う か 。 そういう 御 発言 が ある だろ う と は 思っ て おり まし た が 、 少し 残念 です 。   外務 大臣 、 城内 議員 は 外務 副 大臣 を 経験 を さ れ て い ます 。 その 外務 副 大臣 を 経験 さ れ て いる 方 が この よう な 発言 を さ れる こと について 、 現職 の 外務 大臣 として どの よう に お 思い でしょ う か 。 いや 、 私 は 、 もう 先ほど から 申し上げ て いる よう に 、 二つ の 意味 で けし から ぬ と 思い ます よ 。 ウクライナ が 正しい という の は むしろ 少数 派 、 岸田 総理 が もしか する と ウクライナ へ の 訪問 も 含め て 探求 を さ れ て いる かも しれ ない 時期 に こういう 発言 、 二月 と は いい ながら こういう 発言 が ある 。 それから 、 同性愛 の 問題 も 非常 に 、 世界 の 流れ じゃ ない 、 少数 派 だ と 言う こと も 非常 に 問題 が ある と 。 二つ の 意味 で 私 は 非常 に 問題 が ある 発言 が ある と 思い ます し 、 こういう 発言 が 出 て くる から 、 逆 に 言う と 、 外務 大臣 や 副 長官 の 言わ れる 差別 が あっ て は なら ない という 言葉 だけ で は 信用 が でき ない ので 、 しっかり と 差別 解消 法 で 担保 し ましょ う という 当事者 の 強い 願い が ある という こと は 強く 申し上げ たい と 思い ます 。   それから 、 昨日 の 報道 で ござい ます が 、 G7 各国 の うち 日本 を 除く 六 か国 と EU の 駐 日 大使 が 連名 で 、 LGBTQ の 人権 を 守る 法 整備 を 促す 書簡 を 岸田 総理 宛て に 取りまとめ た と 、 そして 出し た という 報道 が 出 て おり ます 。   この こと の 事実 関係 について 、 副 長官 、 お答え いただけ ます か 。 いや 、 一つ 一つ について 全部 教えろ だ なんて 言っ て い ませ ん 。 交渉 中 だ という の は 分かっ て おり ます 。   この 問題 は 報道 に 出 て いる ので 、 書簡 を 受け取っ て いる か どう か の 事実 関係 だけ 教え て ください と 申し上げ て いる ん です 。 僕 まだ 内容 も 聞い て い ませ ん し 、 要は 事実 関係 を 隠す 意味 が ない ん です 。 一つ 一つ について 詳細 を 言わ ない という の は 、 それ は 交渉 です から 僕 も 了解 を し ます 、 一定 理解 を し ます 。 しかし 、 書簡 を 受け取っ た か どう か という の は 事実 で あっ て 、 交渉 の 中身 を 聞い て いる わけ で は あり ませ ん 。   それ は 、 悪い です けど 、 誰 が 答弁 考え た か 分から ない けど 、 ちょっと 余りに も 、 ごめんなさい 、 説得 力 が ない 答弁 な ので 、 申し訳 あり ませ ん 、 書簡 を 受け取っ た の か どう か という こと を 聞い て い ます 。 どうぞ お答え ください 。 済み ませ ん 、 やり取り を 聞い て い ませ ん 。 送っ た という 報道 が 出 て いる ので 、 受け取っ た か どう か 。 やり取り で は あり ませ ん 、 受け取っ た か どう か 、 官邸 に この 書簡 は 着い て いる の か どう か 、 受け取っ て いる の か どう か だけ お 聞か せ ください 。 あの ね 、 僕 は 、 外交 だ から やり取り 明らか に でき ぬ の 理解 し て いる ん です 。 でも 、 少なくとも 、 例えば 首脳 会談 とか いろんな こと で 、 我々 として は こう やっ た 、 ああ いう 反応 あっ た という の は 後で 言う じゃ ない です か 。   書簡 受け取っ た か どう か 、 だって これ 出 て いる わけ だ から 。 中身 も 出 て いる ん です よ 。 差別 を 防ぐ こと は 私 たち 原理 原則 で あり 責務 だ と 。 G7 首脳 は 昨年 六月 、 最終 成果 文書 で 、 性 自認 や 性的 指向 に かかわら ず 、 全て の 人 が 差別 や 暴力 から 守ら れる べき だ と の 考え で 一致 し て いる と 。 G7 議長 国 で ある 日本 は 、 LGBTQ の 人々 を 守る 法 整備 を 含め た 国内 課題 を 国際 的 な 人権 擁護 の 動き に 合わせ て 解決 できる またとない 機会 に 恵まれ て いる と 。 世論 が 高まっ て いる ので 、 当事者 だけ で は なく 、 家族 、 それぞれ の 経済 成長 、 安全 保障 、 家族 の 結束 に も 寄与 する と 。 日本 が 性的 指向 や 性 自認 に かかわら ず 差別 から 解放 さ れる こと を 確か な もの に し て ほしい と 、 G7 で という 中身 まで 出 て いる ん です よ 。   書簡 は 来 て いる ん です ね 。 じゃ 、 書簡 は 、 だって 、 政府 高官 、 実は 取材 に 、 もらっ て ない って 最初 に 言っ て いる ん です よ 。 もらっ て ない って 最初 に 言っ て いる のに 、 昨日 から いつの間にか 答え られ ない という 話 に なっ て いる ん です よ 。 もらっ て ない ん です か 、 じゃ 。 いや 、 非常 に 残念 です ね 、 事実 関係 すら 明らか に でき ない という の は 。   次 の 資料 を お 配り い た だけ ます か 。 御覧 いただけ ます でしょ う か 。   これ が 去年 の 、 先 ほど 書簡 の 中 で 書か れ て いる G7 の 首脳 コミュニケ の 内容 です 。 最終 文書 です 。 黄色 の ところ の 前 の 部分 、 我々 は 、 女性 と 男性 、 トランスジェンダー 及び ノンバイナリー の 人々 の 間 の 平等 を 実現 する こと に 持続 的 に 焦点 を 当て 、 性 自認 、 性 表現 あるいは 性的 指向 に 関係 なく 、 誰 も が 同じ 機会 を 得 て 、 差別 や 暴力 から 保護 さ れる こと を 確保 する こと へ の 我々 の 完全 な コミットメント を 再 確認 する 、 こういう 取りまとめ を さ れ て い ます 。 重要 な の は 保護 する という 文言 です 。 保護 する という の は 法的 に 担保 する という こと です 。 今 の 岸田 総理 の 足下 の 、 先ほど から 言わ れ て いる 大臣 や 秘書官 の 抽象 的 な 話 と は 少し 異なり ます 。   関連 の 皆さん に お 伺い し ます 。 前回 の この 委員 会 で 私 、 経済 関係 の 審議 官 が シェルパ として この 取りまとめ に 当たっ て いる と 。 今 、 この LGBTQ の 表現 は 、 交渉 、 どの よう な 形 で の 表現 に なっ て い ます か 。 お答え いただけ ます か 。 これ も 何 も 答え られ ない ん です ね 。   それ は 交渉 中 だ から 私 も 理解 は する ん です が 、 しかし 、 この 去年 の LGBTQ の 文言 より 後退 する よう な こと は 、 外務省 、 外務 大臣 、 想定 は し なく て いい です ね 。 確実 に 去年 の コミュニケ で 日本 は 、 保護 する 、 LGBT の 皆さん を 保護 する 体制 を つくる こと に コミット し て いる ん です ね 。 三枚目 の 資料 を 見 て いただけれ ば 、 国際 社会 で の 日本 は 、 国連 の LGBTI コア グループ 創設 時 から の メンバー です 。 二 〇 一 一 年 、 二 〇 一 四 年 、 国連 人権 理事 会 の SOGI 決議 に 日本 は 賛成 を し て い ます 。 二 〇 一 九 年 、 人権 理事 会 に 日本 が 立候補 し た 際 の 国際 公約 で は 、 日本 は 性的 指向 と 性 自認 による 差別 の 、 根絶 です よ 、 理解 じゃ ない です よ 、 根絶 に 向け た 努力 の 促進 を 続け て いく という ふう に 日本 政府 が 意見 表明 を し て い ます 。   つまり 、 去年 の コミュニケ で なぜ 岸田 総理 も 林 外務 大臣 も この コミュニケ を 了解 し た か と いう と 、 国際 場裏 で 日本 は こう いっ た こと を 続け て き た から です 。 私 は この こと は 評価 し たい と 思い ます 。 しかし 、 国内 は 、 極めて この 国際 場裏 で の 意見 表明 と は 全く 追い付い て い ない 状況 に なっ て いる 。 差別 解消 は 全く 進ま ず 、 差別 発言 が 総理 の 秘書官 から 出る 。 与党 の 自民党 から も 発言 が 出る 。 この ギャップ を ちゃんと 埋め ない と 、 国際 公約 違反 で ある し 、 ダブル スタンダード だ と 言わ れ て も 、 私 、 仕方 が ない と 思い ます 。   G7 の 議長 国 で ある 今年 に その ギャップ を 埋める べく 、 しっかり と 差別 解消 法 を 作る 、 同性 婚 について も 認める 、 この こと は 当事者 の 願い で あり 、 関係 者 の 願い です 。 そして 、 国際 社会 も 今 、 日本 に この こと を 認め て い ます 。 これ は 外務省 が 主導 し て 、 林 外務 大臣 、 岸田 総理 とも 話し合っ て いただい て 、 これ 、 今 どう 見 て も 世の中 は 自民党 の 一部 が 反対 を し て いる から 前 に 進ま ない ん だ という 、 見え て い ます 、 その こと は 。   是非 、 林 外務 大臣 、 この 国際 場裏 で の 日本 の ポジション と 今 の 国内 の 状況 の ずれ を 、 そして 、 この ずれ の 中 で 当事者 の 皆さん が 苦しん で いる こと 、 排除 さ れ て いる こと 、 差別 に 本当に 苦しん で いる 、 国内 の 制度 が 整わ ない ので 、 この こと を 理解 し て いただい て 、 林 外務 大臣 、 今日 は 総理 が いらっしゃら ない ので 、 林 外務 大臣 、 是非 リーダーシップ を 取っ て 、 外務省 として は これ だけ 言っ て き た ん だ と 、 だから 何とか し て くれ という 話 を 政府 内 で も し て いただく 、 自民党 も 説得 し て いただく 、 そして 総理 も 説得 し て いただき たい と 、 その よう に 思う ん です が 、 林 大臣 、 いかが です か 。 前向き な 答弁 を いただい た という ふう に 受け止め ます が 、 まさに サミット まで 、 ここ から 本当に 日本 政府 の 状況 見 られ て いる と 思い ます 。 書簡 が 出る など という の は 、 ある 意味 で いう と 少し 異常 な 状況 な の かも しれ ない と 逆 に 私 は 感じ て い ます 。   もう 時間 です ので 、 あと 一言 だけ 申し上げ て 終わり ます 。   この 議論 し て いる 中 で 、 トランスジェンダー の 方々 に対する デマ による 中傷 が 広がっ て い ます 。 銭湯 で トランスジェンダー 女性 が 女 湯 に 入っ て くる みたい な こと が 、 無責任 な 中傷 誹謗 が 出 て い ます 。 それ は 、 身体 的 な 特徴 で 施設 について の 使用 は 分け て やる ので 、 トランスジェンダー の 男性 が 女 だ と 言っ て 入っ て くる よう な こと は 一般 的 に は あり 得 ませ ん 。 性 犯罪 、 性 暴力 、 性的 な 迷惑 行為 は LGBT 当事者 で ある か どう か の 問題 で は あり ませ ん 。 性 犯罪 は そもそも 誰 で あっ て も 犯罪 です 。 それ を 、 さも トランスジェンダー の 方々 に 特 化 し た よう な 形 で の 中傷 誹謗 が 今 ネット 上 で あふれ て いる こと に対して 、 私 は 非常 に 懸念 を し て い ます 。   この こと も 含め て 、 差別 解消 法 を 作る こと によって 正しい 理解 を し て いただく 。 理解 だけ じゃ 駄目 な ん です 。 正しい 理解 と 正しい 制度 として 差別 は いけ ない という 状況 を 国内 に 是非 、 政府 ・ 自民党 に おか れ まし て も 、 与党 に おか れ まし て も 御 努力 を いただき たい という ふう に お願い し 、 G7 に 向け て それぞれ の 皆さん の 御 努力 を お願い し て 、 私 の 質問 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 で ござい ます 。   防衛 省 の 問題 の 四 十 三 兆 円 の 予算 の 前 に 、 その 防衛 省 が そうした 予算 について 広報 活動 を やっ て いる という こと です ので 、 まず 官房 長 に 伺い ます が 、 官房 長 、 よろしい です か 。   配付 資料 の 二 ページ な ん です が 、 防衛 省 として 、 全国 新聞 社 や あるいは 民放 の キー 局 、 テレビ局 など に どういう 広報 活動 を し て いる か 、 簡潔 に それだけ 答え て ください 。 ちょっと 済み ませ ん 、 それ と テレビ について 簡潔 に 。 ちょっと 聞こえ なかっ た 、 申し訳 ない 。 テレビ について どういう 活動 を し て いる か だけ 言っ て ください 。 ちょっと 引き取り ます 。   要するに 、 事前 の 説明 で は 、 テレビ の 解説 委員 です とか 、 あるいは その キャスター という よう な 人 に も 説明 を し て いる という こと な ん です が 。   防衛 省 が 広報 活動 を する という の は 一般 論 として ある かも しれ ない ん です が 、 問題 は それ が 世論 工作 に なっ て は いけ ない わけ で ござい ます ので 、 今 問題 に なっ て いる この 放送 の 在り方 について 少し 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   今回 、 今 問題 に なっ て いる 総務 省 の 内部 文書 の 件 な ん です が 、 その 目的 が 、 当時 の 安保 法制 を 目的 として 行わ れ た という よう な こと も 資料 の 中 に ある ところ で ござい ます 。 安保 政策 を 始め として 、 民主 制 の 基盤 が 言論 、 報道 の 自由 の 在り方 で ござい ます ので 、 それ の 根幹 で ある 放送 法 の 解釈 が 明確 で ない のに 防衛 省 に 広報 活動 等 の 予算 を 認める こと は でき ませ ん ので 、 少し 総務 省 の 参考 人 に 放送 法 の 解釈 について 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   山 碕 参考 人 、 前 に 座ら れ たら いい と 思う ん です けど 、 ちょっと 委員 長 、 座ら せ て いただけ ます か 。 では 、 総務 省 の 参考 人 に 伺い ます 。   政府 は この間 、 放送 法 四 条 の 政治 的 公平 の 適合 性 の 判断 について 、 一つ の 番組 だけ で は なく 、 放送 事業 者 の 番組 全体 を 見 て 判断 する という 従来 の 解釈 は 何ら 変更 は ない と 述べ て い ます が 、 なぜ 、 たった 一つ の 番組 しか 見 ない のに 放送 番組 全体 の バランス を 判断 できる の か 疑問 で あり ます 。   この 点 、 政府 統一 見解 、 三 ページ です ね 、 番組 全体 を 見る という 表現 は あり ます が 、 仮に 、 この 平成 二 十 八 年 の 統一 見解 で 例示 し て いる 極端 な 場合 なる もの が あっ た とき に 、 その 一つ の 番組 を 放送 番組 全体 の バランス と の 関係 で どの よう に 考え て いる の か 、 これ が 明らか で ない と 思う の です が 、 説明 を お願い いたし ます 。 ちょっと 明確 じゃ ない と 思う ん です けど 、 総務 省 の 見解 として は 、 三月 の 八 日 に 、 極端 な 場合 に 、 の 判断 、 政治 的 公平 の 判断 について 、 一つ 一つ の 番組 の 集合 体 が 全体 で あり ます ので 、 全体 の バランス を 見 つつ その 判断 を 行う という ふう に 、 これ は 大臣 も 局長 も 私 の 質問 に対して 答弁 を し て いる ん です が 、 それ は 総務 省 の 考え方 で ある という こと で よろしい です ね 。 問い 一 の 肝 の 部分 と セット で 答え て ください 。 じゃ 、 ちょっと 私 の 方 で 、 統一 見解 の 言葉 を 使い ながら 見解 を 確認 し ます 。   総務 省 として 、 政治 的 公平 の 判断 の 在り方 は 、 番組 全体 で バランス が 取れ た もの で ある こと を その 判断 の 考え方 、 基準 に し て い て 、 それ は 一つ の 番組 で は なく 、 放送 事業 者 の 番組 全体 を 見 て 判断 する という こと で ある という 考え で よろしい です か 。 バランス という 言葉 を 使っ て 明確 に 答え て ください 。 ちょっと 今 答弁 し て いただい て いる 、 番組 全体 で バランス が 取れ た もの で ある という 、 ある か どう か という その 判断 の 在り方 な ん です けど 、 より 具体 的 に 説明 し て いただけ ます か 。   端的 に 言う と 、 この 極端 な 番組 、 場合 が という の が ケース に ある わけ です 。 その 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 を 含む 、 含め た 番組 全体 で その 全体 の バランス を 判断 し て いる 、 そういう こと で よろしい でしょ う か 。 明確 に 含む という 言葉 を 使い ながら 答弁 し て ください 。 二 回 目 の 質問 です けれども 、 その 政府 統一 見解 の 趣旨 は 、 当該 その 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 、 それ を 含め た 番組 全体 、 その バランス を 見 て いる 。 含む 、 含め た という 言葉 を 使い ながら 答弁 し て ください 。 二 回 目 です 。 確認 です けれども 、 はい だけ で 結構 です が 、 今 答弁 いただい て いる ん です ね 。   この 平成 二 十 八 年 二月 十 二 日 の 統一 見解 の 趣旨 という の は 、 政治 的 な 公平 の 判断 の 在り方 として は 、 極端 な 場合 の 番組 が あっ て も 、 その 極端 な 場合 、 当該 一つ の 番組 を 含む 放送 番組 全体 、 その バランス を 見 て 判断 を する 、 そうした こと を 法理 として 述べ て いる の が この 統一 見解 で ある と 、 そういう こと で よろしい です ね 。 明快 に 含め て と 二 回 おっしゃっ て いただき まし た 。   じゃ 、 ちょっと 問い の 四 番 、 急い で やっ て いき ます けれども 。   しかし 一方 で 、 この 統一 見解 、 文章 として は 、 一つ の 番組 のみ でも と あっ て 、 で 、 ①、② の 事例 が あっ て 、 極端 な 場合 は 政治 的 公平 を 確保 し て いる と 認め られ ない という ふう に あり ます ので 、 まるで 一つ の 番組 のみ を 政治 的 公平 の 判断 要素 に し て いる か の よう に 読める の です が 、 先ほど 確認 し まし た けど 、 統一 見解 の 趣旨 として は 、 端的 に 言え ば 、 一つ の 番組 のみ に 着目 し て 、 それ のみ を 判断 の 根拠 に し て 政治 的 公平 が 判断 さ れる こと は ない し 、 総務 省 において も 、 放送 法 の 解釈 として その よう な 判断 は し て は なら ない 、 必ず 当該 一つ の 番組 も 含め た 放送 番組 全体 の バランス を 見 て 政治 的 公平 を 判断 する 、 これ が この 統一 見解 の 示し て いる 法理 で ある と 、 解釈 で ある という こと で よろしい です ね 。 だから 、 確認 です が 、 この 一つ の 番組 のみ でも という ふう に 言っ て い ます けど 、 その 当該 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 を 含め た 番組 全体 で 判断 し て いる という こと で よろしい です ね 。 もう一度 、 含め た という の を 、 三 度目 、 答弁 し て ください 。 明確 に ありがとう ござい ます 。   じゃ 、 問い の 五 番 です けれども 、 この 平成 二 十 八 年 二月 十 二 日 の 統一 見解 は 、 平成 二 十 七 年 五月 十 二 日 の 高市 総務 大臣 答弁 と 、 この 一つ の 番組 のみ でも という 言葉 を 使う の とともに 、 内容 として 、 解釈 と 、 内容 として 全く 同じ な ん です が 、 当該 高 市 答弁 や 、 その後 、 その他 、 一つ の 番組 でも という 文言 を 用い て いる 平成 二 十 八 年 二月 の 八 日 、 また 平成 二 十 八 年 三月 十 八 日 の 高市 大臣 答弁 、 あるいは 、 一つ の 番組 のみ が 政治 的 に 公平 で ある こと に 違反 し た という こと を もっ て という 言い方 を し て いる 平成 二 十 八 年 三月 九 日 の 高市 大臣 答弁 、 ほか に も ある かも しれ ませ ん けれども 、 いずれ に し て も 、 当該 これら の 大臣 答弁 も 含め て 、 それ 以降 、 まあ 、 それ 以前 も です けれども 、 政府 答弁 の 趣旨 も 、 法理 として は 、 必ず 極端 な 場合 と さ れる 当該 一つ の 番組 も 含め た 放送 番組 全体 の バランス を 見 て 政治 的 公平 を 判断 する と 、 そういう こと を 法理 として 述べ て いる 答弁 で ある という こと で 間違い ない です ね 、 これら の 答弁 の 趣旨 という の は 。 確認 です が 、 今 私 が 読み上げ た 各 大臣 答弁 な ん です けれども 、 全て 極端 な 場合 の ケース の 、 当然 、 答弁 な ので 、 これら の 大臣 答弁 は 全て 、 その 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 を 含め た 放送 番組 全体 、 その バランス で 判断 を し なけれ ば なら ない 、 判断 を する という 、 そういう 法理 を 述べ た 答弁 で ある と 、 全て 。 そういう 理解 で よろしい です ね 。 簡潔 に 、 もう それだけ 答え て ください 。 だから 、 当該 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 も 含め た 放送 番組 全体 、 そういう 趣旨 の 答弁 です ね 。 もう それ だけ 、 含め た という 言葉 を 使っ て 答え て ください 。 答弁 が 含ま れる じゃ なく て 、 その 私 が 指摘 し た 答弁 の 趣旨 として 、 当該 極端 な 場合 の 一つ の 番組 を 含ん だ 番組 全体 という 、 そういう 趣旨 の 答弁 し て いる ん です ね と 言っ て いる ん です 。 いや 、 だから 、 私 が 、 高市 大臣 答弁 、 あの 平成 二 十 七 年 五月 十 二 日 を 含め た 、 指摘 し た 大臣 答弁 は 、 一つ の 極端 な 場合 なる もの が あっ た として も 、 その 極端 な 場合 で ある 一つ の 番組 を 含め た 番組 全体 で 判断 し て いる 、 全体 の バランス を 。 そういう 放送 法 の 解釈 を 法理 として 述べ て いる 答弁 で ある と 、 そういう 理解 で よろしい です ね 。   極端 な 場合 で ある 番組 が 含ま れ て いる か どう か 、 全体 の 中 に 。 それ を 示し ながら 答え て ください 。 さっき から 何 回 か 答え て いる ん です よ 。 審議 官 、 落ち着い て やっ て もらえ ば 大丈夫 です から ね 。   じゃ 、 六 番 、 問い の 六 番 です が 、 政府 は この間 、 この 高市 答弁 や 統一 見解 について 、 補充 的 説明 という よう な こと を 言っ た ん です が 、 何 を 何 に対して 補充 し て いる の か 、 分かり やすく 、 一 度 で 終わる よう な 答弁 を し て ください 。 ちょっと 私 の 言葉 で 言い ます ね 。   要するに 、 政府 は 、 放送 法 を 作っ て 以来 、 政治 的 公平 の 判断 という の は 、 あらゆる 、 あらゆる 番組 です よ 、 あらゆる 番組 を 含め た その 局 の 番組 全体 を 見る こと で しか 判断 でき ない という ふう に し て き た わけ です が 、 まあ 何 か よく 分かり ませ ん けど 、 この 極端 な 場合 が あっ た とき どう する ん だ 、 まあ 結論 は 同じ だ と 分かり 切っ て いる ん です が 、 考え て み た わけ です ね 。   そう する と 、 極端 な 場合 なる もの が あっ た 場合 でも 、 その 極端 な 場合 なる もの を 含め た 番組 全体 で 判断 する ん だ という こと を 、 当たり前 の こと を 改めて この 統一 見解 に は 明確 化 し て 書い て ある 、 そういう 意味 で 補充 的 な 説明 で ある と 、 そういう 趣旨 で 、 理解 で よろしい です ね 。 では 、 ありがとう ござい まし た 。   じゃ 、 ちょっと あと 補充 の 質問 が 幾つ か あり ます ので 、 よろしい です か 。 早口 で 行き ます ね 。   昭和 三 十 九 年 の 答弁 という もの が あり まし て 、 配付 資料 の 五 ページ 以下 で ござい ます けど 、 総務 省 の 番号 で 四 十 六 ページ 以下 です が 、 昭和 三 十 九 年 答弁 の 極端 な 場合 を 除い て という 言葉 について なん です が 、 私 の 三月 三 日 の 予算 委員 会 の 質疑 以降 に 初めて です ね 、 言い方 な ん です が 、 あたかも 一つ の 番組 のみ で も 政治 的 公平 を 判断 できる という 法理 を この 言葉 が 示し て いる か の よう に 受け取れる よう な 答弁 が 一部 で なさ れ て いる よう に 私 は 感じる ん です が 、 まあ 事実 関係 分かり ませ ん けれども 、 そういう 意味 で は ない と 、 それら の 答弁 は という こと で よろしい です ね 。 放送 法 の 解釈 権 を 持っ て いる 総務 省 の 有権 解釈 として 答弁 し て ください 。 じゃ 、 ちょっと もう一度 確認 で 聞き ます けど 、 問い の 八 番 です が 、 要するに 、 この 三 十 九 年 答弁 の 極端 な 場合 を 除い て に関する 三月 三 日 以降 の 全て の 政府 答弁 など です けれども 、 それ は 、 一つ の 番組 のみ を 見 て 、 つまり 番組 全体 の バランス を 見 ず に 政治 的 公平 を 判断 できる という 法理 を 示し た もの で ある という 、 そういう 趣旨 で 述べ て いる もの で は 決して ない という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 その 三 十 九 年 答弁 なる もの です が 、 問い の 九 番 です が 、 三 十 九 年 答弁 において は 、 ちょっと 割愛 し ます けれども 、 宮川 政府 参考 人 という 方 が 、 資料 の 五 ページ 以降 、 総務 省 の 番号 で 四 十 五 ページ 以降 です けれども 、 政治 的 公平 で ある こと など について です けれども 、 ある 期間 全体 を 貫く 放送 番組 の 編集 の 考え方 の 表れ 、 略し ます ね 、 こういう 考え方 を 取っ て いる 。 さらに 、 別 の 言葉 で 、 ある 一時 点 、 ある 一つ だけ の 番組 に つき まし て 直ちに 判断 する という こと で は なく という こと を 述べ ながら 、 ちょっと 略し ます けれども 、 その 流れ として 、 政治 的 に 公平 で ある か ない か という 問題 について は やはり 同じ よう な こと が 申さ れる の で は ない か と 思い ます という ふう に 答弁 し て いる ん です けれども 。   これ は 質問 通告 し て い ます けど 、 これら 宮川 政府 参考 人 の 三 十 九 年 答弁 の 中 の 二つ の この 発言 、 言葉 です けれども 、 これら の 答弁 は 、 法理 として 、 放送 法 四 条 の 政治 的 公平 の 判断 の 在り方 として は 、 放送 事業 者 の 番組 全体 を 見 て 、 すなわち 番組 全体 の バランス を 見 て 政治 的 公平 を 判断 する という 趣旨 、 つまり 従来 の 政府 の 解釈 と 同じ こと を 法理 として 言っ て いる という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 ちょっと その 更 問い です けど 、 要するに 、 じゃ 、 昭和 三 十 九 年 答弁 という の は 、 その 中 に 極端 な 場合 を 除き まし て という 発言 、 言葉 が ある ん です が 、 この 三 十 九 年 答弁 の 趣旨 として は 、 極端 な 場合 に は 一つ の 番組 のみ で も 政治 的 公平 が 判断 できる という 法理 を 述べ た もの で は 決して ない という こと で よろしい です ね 。 これ 、 もう 時間 あれ な ので 外し ます けど 、 これ 別 に 、 四条 の 政治 的 公平 の 法理 、 解釈 に 照らし て 極端 な 場合 とか 言っ て いる わけ で は 全く なく 、 これ 会議 録 を 読め ば 誰 で も 分かる ん です が 、 予算 委員 会 で 私 が 言っ て いる ん です が 。   じゃ 、 問い の 十 番 な ん です けれども 、 私 が 公表 し 総務 省 が 行政 文書 と 認め た 総務 省 の 内部 文書 、 この 三月 十 日 付け の 、 今 配付 資料 です ね 、 四 十 三 ページ 、 目次 の この 四 十 三 ページ 、 総務 省 の 番号 です けれども 、 に は 、 この 三 十 九 年 答弁 と 平成 十 六 年 の 麻生 大臣 答弁 、 また 十 九 年 の 増田 大臣 答弁 が 添付 さ れ て い ます 。   麻生 大臣 答弁 で は 、 政治 的 に 公平 で ある と の 判断 は 、 一つ の 番組 で は なく 、 その 当該 放送 事業 者 の 番組 全体 を 見 て 判断 する 必要 が ある 。 増田 大臣 答弁 で は 、 個々 の 番組 について 判断 さ れる もの で は なく 、 当該 放送 事業 者 の 番組 、 放送 番組 全体 を 見 て 判断 する もの で ある という ふう に 述べ て いる ん です が 、 要するに 、 この 今 申し上げ た 麻生 、 増田 両 大臣 の 答弁 という の は 、 昭和 三 十 九 年 の 答弁 と 趣旨 として は 全く 同じ という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 更に 確認 です 。   配付 資料 の 十 一 ページ な ん です が 、 平成 八 年 五月 の 二 十 二 日 に 楠田 政府 参考 人 という 答弁 が ある ん です けれども 、 これ 重要 な 政治 的 公平 に関する 答弁 な ん です が 、 ただ 、 これ は 一つ の 番組 のみ で は なく 全体 を 見 て 判断 する という こと で ござい ます という 、 この 、 いわゆる 一つ の 番組 のみ という 言葉 です ね 、 これ 先 ほど の 政府 統一 見解 や 平成 二 十 七 年 の 高市 答弁 で も 出 て くる 、 一つ の 番組 のみ という ところ は 重なっ て いる ん です が 、 しかし 、 この 楠田 答弁 は 、 ただ 、 これ は 一つ の 番組 のみ で は なく 全体 を 見 て 判断 する という こと を 述べ て いる ん です が 。   この 平成 八 年 の 楠田 答弁 と 昭和 三 十 九 年 の 答弁 、 あと 十 六 年 の 麻生 大臣 答弁 、 増田 大臣 答弁 、 これ 全部 法理 として 同じ こと を 言っ て いる という こと で よろしい です ね 。 簡潔 に 。 じゃ 、 さらに 、 その 問い の 関連 で 確認 です が 、 今 私 が 指摘 し た 平成 八 年 の 楠田 政府 委員 答弁 という の は 、 この 平成 二 十 八 年 の 統一 見解 、 また 平成 二 十 七 年 の 高市 、 五月 十 二 日 です ね 、 高市 大臣 答弁 と 共通 する 文言 を 使っ て いる わけ です けれども 、 趣旨 として 全く 同じ で ある と 、 この 三つ は という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 問い の 十 二 番 です けれども 、 昭和 三 十 九 年 の 答弁 の 以前 及び 以後 の 今日 に 至る まで に 、 放送 事業 者 の 放送 番組 全体 の バランス を 見 て 判断 する 、 統一 見解 の 言葉 に よれ ば 、 番組 全体 として バランス の 取れ た もの で ある か という ふう に し て 判断 する 、 そういう やり方 で は なく 、 一つ の 番組 のみ の 判断 によって 政治 的 公平 を 判断 できる という 法理 を 明示 し た 、 あるいは そうした 法理 を 述べ て いる 国会 答弁 も 政府 見解 も 一つ も ない という こと で よろしい です ね 。 国会 答弁 も 政府 見解 も そうした もの は 一つ も ない という こと で よろしい です ね 、 一つ の 番組 だけ で 判断 できる という の は 。 じゃ 、 ちょっと 大事 な 質問 行き ます ね 。   統一 見解 の よう な 事例 、 極端 な 場合 です ね 、 かつて 、 まさに 一 五 年 頃 な ん です が 、 一つ の 番組 のみ の 政治 的 公平 の 判断 で 、 いわゆる 放送 局 の 電波 を 止める 、 電波 法 、 放送 法 の 設備 、 業務 の 停止 命令 を 出す こと が できる か の よう な 答弁 が 平成 二 十 七 年 の 五月 十 二 日 の 高市 答弁 以降 あっ た か の よう に ちょっと 私 は 感じ て い ます 。   例えば 、 平成 二 十 八 年 二月 の 八 日 及び 二月 の 二 十 九 日 の 奥野 総一郎 議員 に対する 高市 大臣 答弁 、 また 三月 九 日 の 和田 政 宗 議員 に対する 大臣 答弁 など です が 、 ほか に も ある かも しれ ませ ん けれども 、 いずれ に し て も 、 これら の 答弁 を 含め て 、 一つ の 番組 のみ を 見 て 政治 的 公平 を 判断 し て その 違法 性 を 認定 し 、 それ を 根拠 に 電波 法 、 放送 法 の 設備 、 業務 の 停止 命令 が できる という 政府 の 見解 を 法理 として 述べ た 国会 答弁 や 政府 見解 は 、 戦後 の 放送 法 の 歴史 において 一 度 も ない という こと で よろしい です ね 。 以上 、 るる 答弁 いただき まし た けど 、 最後 に 、 以上 、 今 政府 参考 人 が 答弁 し て いただい た 答弁 は 、 総務 大臣 の 確認 の 下 に 、 総務 省 の 政府 として の 答弁 で ある という こと で よろしい です ね 。 分かり まし た 。 じゃ 、 一言 だけ 。   この GDP 比 二 % に する ため に は 二 兆 円 差 が ある ん です けれども 、 そこ の 内訳 と その それぞれ の 金額 です ね 、 各 項目 と 金額 の 資料 提出 を 求め た ん です が 、 実は 出せ ない という こと が 来 まし た ので 、 丼 予算 で は ない か と 思い ます ので 、 引き続き しっかり と やり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   本日 、 時間 が 限ら れ て おり ます ので 、 核 、 原子力 を めぐる 諸 問題 について 少し お 伺い を し て いき たい と 思っ て おり ます 。   昨年 の 十一月 十 五 日 に 当 委員 会 におきまして 、 ロシア による ザポリージャ 原発 へ の 攻撃 という ところ を テーマ に 少し 質問 を さ せ て いただき まし た 。 IAEA の 様々 な 取組 、 特に 原子力 安全 と 核 セキュリティー に 不可欠 な 七つ の 柱 と 、 こういう の が ある ん です けれども 、 ここ に 沿っ た 取組 、 日本 政府 として も これ 支持 を 表明 を さ れ 、 かつ ウクライナ に 専門 家 を 派遣 し 、 また 関連 の 機材 も 供与 し 、 資金 も 提供 し という こと で 、 様々 お 取り組み いただい て いる という こと も 確認 を 当時 さ せ て いただき まし た 。   これ で 少し でも 事態 が 良く なれ ば という 思い で お 伺い を し て き た ん です が 、 一方 で 、 ロシア の 攻撃 という の が 昨年 に 比べ て も 大分 強まっ て き て いる という こと で あり まし て 、 実際 に 原子力 関連 施設 の 周辺 に ミサイル 攻撃 始め 大変 な 攻撃 が いまだ に 行わ れ て いる という こと で あり ます 。   IAEA は 、 今年 に 入り まし て から 、 ウクライナ に ある 全て の 原子力 施設 に もう 専門 家 の 常駐 体制 という の を 今 取る よう に なり まし て 、 監視 も し て いる わけ で あり ます けれども 、 ただ 、 現状 は 確実 に 悪化 を し て いる という こと で あり ます 。 これ 、 ロシア 側 が 運営 を 担っ て いる わけ で あり ます けれども 、 こういう 中 で 設備 の 劣化 も 進ん で いる とか 様々 な 御 指摘 が あり まし て 、 要は この IAEA の 七つ の 柱 が 今 ちょっと 揺らぐ よう な 状況 に ある という こと で あり ます 。   これ 、 こうした 状況 を 受け て 、 IAEA の グロッシ 事務 局長 、 原子力 安全 保護 地帯 の 設置 を 始め と する 措置 、 様々 訴え られ まし て 、 実際 に 自身 モスクワ に 飛び ながら こういう 措置 を ロシア 側 に も 協力 を 求め て 交渉 し て いる という こと な ん です が 、 残念 ながら 今 進展 が ない わけ で あり ます 。   改めて ここ で お 伺い を し て おき たい ん です が 、 今 、 ロシア による 戦術 核 の 使用 等 、 こう いっ た ところ に 懸念 が 長らく 持た れ て いる わけ で あり ます が 、 同時に 、 これ 仮に 例えば 原子 炉 を 冷却 する ため の 外部 電源 が 完全 に 失わ れ て しまう です とか 、 あるいは 、 流れ弾 が 原子 炉 建屋 あるいは 放射 性 物質 の 貯蔵 施設 を 直撃 を し たり し ます と 、 結局 の ところ 放射 性 物質 という もの が 大量 に 外 に 出 て しまう という こと で あり まし て 、 これ 、 低 出力 の 核 を 使っ た の と ある 意味 同じ よう な 効果 が 実際 に 起き て しまう わけ で あり ます 。 大変 これ 今 重要 な 岐路 に 差しかかっ て いる という ふう に 思っ て おり ます 。   そこで 、 林 外務 大臣 に お 伺い し たい ん です が 、 本年 G7 の 議長 国 として 、 また 福島 第 一 原発 事故 を 経験 し た 国 として も 、 この サミット です とか 、 あるいは 近々 に 迫り まし た 外務 大臣 会合 等 、 様々 な 機会 が ある という ふう に 思っ て おり ます 。 是非 とも そういった 機会 を 活用 し て 、 この 戦地 における 原子力 施設 保護 の 在り方 について 、 これ 局地 的 な 停戦 です とか 、 あるいは 新た な 枠組み の 構築 の 議論 、 リード し て いただき たい と 思い ます が 、 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 大臣 の 方 から も 、 国際 社会 が 結束 を し て 対処 、 当たっ て いく と 、 その リーダーシップ を 取っ て いく という こと で 御 答弁 を いただき まし た 。   この 国際 社会 が 結束 し て 取り組む 中 の 一つ が いわゆる 経済 制裁 な わけ で あり ます が 、 この ちょうど ロシア による ウクライナ 侵略 が 始まっ て 一 年 という タイミング で 、 G7 諸国 を 中心 に し て 追加 の 経済 制裁 という もの が 発表 さ れ まし た 。   この 中 で 、 この 経済 制裁 について は 先日 も 質問 さ せ て いただい た ん です けれども 、 この 中 で 、 実は 今回 、 これ まで 制裁 対象 と なっ て い なかっ た ロシア の 国営 の 原子力 企業 ロス アトム に対して 経済 制裁 という もの が 発表 さ れ て い ます 。 これ 、 アメリカ です とか イギリス について 発表 が あり まし て 、 日本 の 制裁 措置 の 中 を 私 が 探し た 限り において は ない ん です けれども 、 ただ 、 これ 、 非常 に 大きな 実は 企業 な ん です ね 。   これ 、 要は 原子力 発電 所 の 建設 から ある 意味 原子 炉 の 燃料 供給 まで フル サービス で 提供 し て いる 大きな 企業 で あり まし て 、 昨年 末 の 時点 で 、 例えば 原子力 発電 設備 、 これ 十 二 か国 二 十 五 基 の 建設 プロジェクト を 今 同時に 手掛け て いる という こと で あり ます し 、 ウラン の 濃縮 の 世界 シェア に関して は 四 六 % 、 大変 大きな シェア を 持っ て いる 。 しかも 、 昨年 、 これ だけ の 経済 制裁 の 中 で 、 昨年 一 年間 の 業績 は 、 輸出 が 一 五 % 伸び て 売上 規模 が 二 千 億 ドル 乗っ て いる という こと で あり ます から 、 二 十 七 兆 とか 二 十 八 兆 円 規模 の 原子力 関連 企業 という こと な わけ です 。   ちなみに 、 先ほど 質問 し た ザポリージャ 原発 を 今 管理 し て いる の も この ロス アトム です し 、 IAEA の グロッシ さん が モスクワ で 安全 保護 地帯 の 創設 を 協議 し て いる 相手 も これ ロス アトム の トップ な ん です ね 。   物すごい ある 意味 存在 感 の ある 企業 、 逆 に 言う と 、 これ まで 何で 制裁 対象 じゃ なかっ た の か な と いう こと も 気 に なる ん です けれども 、 この 機 に この ロス アトム が 制裁 対象 に なっ て き た という こと 、 これ 政府 として どう 認識 を さ れ て いる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 例えば 、 今 戦時 下 で あり ます けれども 、 ロシア から 海外 に対する 小麦 の 輸出 という こと 自体 は 基本 的 に は 確保 する よう な 措置 が とら れ て いる わけ です 。 ある 意味 同様 の 措置 が これ まで とら れ て き た の か な という ふう に も 想像 し ます 。 要は 、 ロシア から 濃縮 ウラン の 供給 を 止め られ て しまう と 、 そもそも 発電 が でき なく なる 国 が 世界中 に 実は 今 広がっ て いる という こと で あり まし て 、 改めて この こと を きちんと 直視 を し なけれ ば いけ ない ん だろ う と 。 要は 、 胃袋 の ところ だけ で は なく て 、 電力 の 供給 という こと について 、 これ は ウクライナ のみ なら ず 実は 世界 に 今 もう ロシア が 影響 力 を 大きく 及ぼし 得る 状況 、 まあ 体制 として つくら れ て いる という こと で ある わけ で あり ます 。   例えば 、 今 原発 を 実際 に 新しく 造っ て いる の は 中国 です とか インド といった 、 いわゆる 伸び 行く アジア の 国 は 本当に 熱心 に これ 原子力 発電 所 の 建設 やっ て いる わけ で あり ます けれども 、 ここ で 使わ れ て いる 濃縮 ウラン という もの も 、 そもそも 構造 的 に これ 需給 ギャップ が 大きい と 言わ れ て き た もの な ん です ね 。 少し 前 です と 、 いわゆる 核兵器 に 使わ れ て い た もの を 解体 を し て 、 ある 意味 薄める よう な 形 で これ 原子 炉 で 使える よう に 供給 する という こと が 米 ロ の 間 で 協定 が 結ば れ て 行わ れ て き た わけ です が 、 もう それ が 終わっ て しまっ て 大分 たつ と いう 中 で 、 原子 炉 が どんどん 世界中 に 増え て いる わけ で あり ます から 、 どんどん この 需給 ギャップ という もの が 実は 今 開き つつ ある という こと も ある わけ で あり ます 。   改めて 、 経済 安全 保障 推進 法 を 日本 も 作っ た わけ で あり ます けれども 、 ウラン の 濃縮 技術 について は 、 これ 特許 非公開 の 例示 として よく 議論 の 中 に も 上っ た わけ で あり ます が 、 実際 に 今 、 日本 政府 として 、 この 濃縮 し た ウラン とか ウラン そのもの を 特定 重要 物資 の 指定 は 私 も し て い ない という ふう に 認識 を し て おり ます けれども 、 これから の この 日本 の 電力 供給 という こと も 、 それから 世界 の 電力 供給 という こと も 含め て 考え た とき に 、 やはり これ ロシア 一 国 に 依存 し ない 電力 の サプライ チェーン の 構築 という こと について は 、 政府 として も 真剣 に 検討 し て 進め て いただく べき じゃ ない か と 思い ます が 、 この 点 いかが でしょ う か 。 これ は 本当に 重要 な 問題 だ と 思っ て おり ます ので 、 是非 検討 を よろしく お願い いたし ます 。   最後 に 一 問 、 ちょっと 関連 し て なん です けれども 、 別 の 質問 も お 伺い し て おき たい と 思い ます 。   先月 、 IAEA の 査察 団 が イラン の 地下 施設 におきまして 八 四 % の 高 濃縮 ウラン を 発見 し た という こと が 報告 を さ れ まし た 。 これ 、 どの くらい この 八 四 % が 高い か と いう と 、 二 〇 一 五 年 の あの イラン の 核 合意 の とき 合意 さ れ た 水準 という の が 、 これ ウラン の 濃縮 三 ・ 六 七 % 以下 だっ た ん です ね 。   その後 、 アメリカ が 離脱 を し た こと によって この 合意 自体 が 崩れ て しまっ た わけ で あり ます が 、 一昨年 、 イラン は 、 この ウラン の 濃縮 を あくまでも 平和 利用 だ と 言い ながら 六 〇 % まで 引き上げる という こと を 表明 し て 、 粛々と これ を 実は 取り組ん で き た という こと で あり まし て 、 六 〇 % まで 上げ た 平和 利用 って 一体 何 な ん だ という こと も 残る ん です けれども 、 結果 として 、 今 八 四 % の もの が 実際 に でき て き て しまっ て いる と 。 もう これ 、 ほとんど 核兵器 が 完成 し て いる ん じゃ ない か という レベル の ある 意味 濃縮 な ん です けれども 、 もう ここ まで 来 て しまっ て いる という こと で あり ます 。   改めて 、 今回 、 イラン 政府 は 意図 せ ざる 濃縮 だっ た みたい な 弁解 も し て いる わけ で あり ます けれども 、 これ 、 中東 情勢 を 今後 占う 上 で 極めて 重要 な 今 やはり 岐路 に 立っ て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。 イラン の 核保有 が まさに 目前 に なっ た 中 で 、 どう やっ て この 核 抑止 という もの を 、 失礼 し まし た 、 核 不 拡散 という もの を これから 堅持 し て いける の か どう か 。 それほど 時 も ない ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   林 大臣 に 改めて お 伺い し たい ん です が 、 この 核 合意 へ の 復帰 を アメリカ の 政府 も 基本 的 に は 目指す という こと は 言っ て いる ん です が 、 実際 は なかなか 手 が 回ら ない よう な 状況 に も あり ます 。 この 核 拡散 の 回避 という こと に 向け て しっかり 日本 政府 として も 御 尽力 いただき たい と 思い ます が 、 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 実際 に 、 もし イラン が 核保有 みたい な もの を 表明 し て しまう と 、 次 、 イスラエル が どんな ふう に 動く の か とか 、 様々 な こと が 懸念 を さ れる わけ で あり ます 。   ただ 、 改めて 、 先日 、 イラン と サウジアラビア の 外交 の 正常 化 みたい な こと も あり まし た 。 ポジティブ な 動き 、 まあ ポジティブ に 評価 できる 動き も 一部 に ある わけ で あり ます 。 そういった タイミング を 捉 まえ て 、 今 、 林 大臣 から も あり まし た けれども 、 そもそも 伝統 的 に 日本 と 友好 的 な 関係 に ある これ イラン で あり ます ので 、 是非 とも 外交 力 を 発揮 し て いただい て 、 この 核 不 拡散 、 日本 が リーダーシップ を 取っ て いただき たい よう に お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   本日 は 二 点 、 一つ は 外交 の 抜本 的 な 強化 に 向け た 取組 として 外務 大臣 の 外遊 と 国会 審議 に関して の 関係 、 もう 一つ は 拉致 問題 の 取組 について 今日 御 質問 し たい と 思っ て おり ます 。   林 大臣 は 所信 表明 演説 の 中 で 、 現在 、 日本 は 戦後 最も 厳しく 複雑 な 安全 保障 環境 に 直面 し て いる という 御 認識 を 述べ られ 、 そして 、 その 総合 的 な 国力 の 要素 として 、 まず 外交 力 が ある と 。 外交 実施 体制 の 抜本 的 な 強化 に 取り組む とともに 、 防衛 力 の 抜本 的 な 強化 に 裏付け られ た 力強い 外交 を 展開 し ます と 言及 が ござい まし た 。 この 国家 安全 保障 戦略 、 最終 的 な 担保 力 と なる 防衛 力 の 五 年 以内 の 抜本 的 な 強化 を 進める と 同時に 、 外交 面 で も 抜本 的 な 強化 を 進める 、 安全 保障 の 両輪 として 国民 の 命 と 平和 を 守る こと が 大事 で ある と おっしゃっ て おら れ ます 。   本日 、 浜田 大臣 、 冒頭 で 、 予算 の 説明 の 中 に 防衛 力 抜本 的 強化 元年 という 発言 が ござい まし た 。 非常 に 力強い 発言 で ある な と 思う と 同時に 、 それ に 比較 し て 、 本年 が 外交 力 抜本 強化 元年 という 発言 が ない 、 そちら の 方 の もう 一つ の 輪 の 方 に 寂し さ を 感じ て いる よう な ところ で ござい ます 。   外交 面 の 抜本 的 な 強化 の 具体 的 な 内容 の 一つ として 、 より 積極 的 な 外務 大臣 の 外遊 、 そして マルチ や バイ の 会談 を 増加 し て いく という こと が 重要 で ある と 考え ます が 、 まず 最初 に 林 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   先般 、 参議院 の 外交 防衛 委員 会 調査 室 から 本日 の 予算 委嘱 審査 の 参考 資料 が 配付 さ れ まし た 。 その 中 の 五 ページ に 、 領事 体制 の 強化 として 、 外務 大臣 の チャーター 機 の 予算 について 八 ・ 五 億 円 という 記載 が ござい まし た 。 一 時間 当たり の 単価 を 二 百 四 十 万 円 として 、 飛行 時間 を 三 百 六 十 時間 と 想定 し て 来年度 八 ・ 五 億 円 という 計上 を 出し て おら れ ます 。   ちなみに 、 過去 三 年間 、 外務 大臣 は チャーター 機 何 回 使っ て 何 時間 を 使用 さ れ た の か 、 外務省 、 教え て いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 大体 二 百 から 二 百 五 十 時間 の 使用 を し て いる と 。   で 、 来年度 三 百 六 十 という こと は 、 思い切っ て 外遊 の 時間 を 増やそ う という 、 その よう な 意図 が 感じ られ ます が 、 何 回 ぐらい の 外遊 を 来年度 考え て おら れる ん でしょ う か 。 これ は 通告 で は ない です が 、 十 一 回 から 九 回 に 落ちる という こと 、 時間 は 三 百 六 十 です けれども 、 回数 として は 余り 増え て い ない と 。   外遊 を 増やす という 、 そういう あらかじめ の 想定 、 そういう こと は 特に 考え て おら れ ない ん でしょ う か 。 詳細 な 説明 、 ありがとう ござい まし た 。   おっしゃる とおり 、 回数 が 減っ て い て も 時間 が 長い という こと は 、 一 度 で 複数 国 を 回っ て いく 、 先ほど 林 大臣 が おっしゃら れ たき め の 細かい 外相 会談 等 を 行っ て いく という の は そういう こと で 、 とても 趣旨 は よく 分かり ます 。 その よう に し て 、 来年度 、 是非 、 計画 的 に 外務 大臣 が 海外 に 外遊 し ながら 必要 な 外相 会談 を しっかり と 組ん で いっ て いただき たい 、 その よう に 考え て おり ます 。   先般 の 、 林 外務 大臣 、 G 20 サミット 参加 でき なかっ た という こと 、 様々 な 原因 について の 報道 が さ れ て いる と 承知 し て おり ます 。 どこ に 責任 が ある の か 、 それ も 検証 は 必要 かも しれ ませ ん けれども 、 私 として は 、 それ 以上 に 、 今回 の 教訓 を 生かし て 、 今後 どの よう に し て 外務 大臣 が 必要 な 外遊 を 実現 し て いく の か 、 その ため の あらかじめ の 準備 と いい ます でしょ う か 、 計画 を 立て て いく 必要 が ある の で は ない か 、 その よう な 視点 から 、 今回 、 資料 を 作成 さ せ て いただき まし た 。 お 手元 に 、 G 20 参加 諸国 の 国連 総会 決議 へ の 対応 と 今回 の バイ 会談 の 実施 状況 という 資料 を 作ら せ て いただい て おり ます 。   今回 、 林 大臣 が 、 約 半日 でしょ う か 、 行程 を 除い て 、 ワーキング 時間 として は 三月 三 日 の 午前 中 のみ で これ だけ の 外相 会談 を 組ん で おら れる という の は 、 もう 超 人的 だ な と 私 自身 も 思っ て おり ます 。 本当に 、 飛行機 で 飛ん で いっ て 、 そして 着い て すぐ に 会談 し て 、 それ を 終わっ て また 帰っ て くる という の は 、 いささか 大臣 を 使い 過ぎ な の で は ない か という ふう に 思い ます けれども 、 でも 、 非常 に 重要 な 半日 で あっ た と 思い ます 。   その 中 で 、 クアッド 等 の 会談 の 後 、 日 米 外相 会談 が その 中 で 行わ れ て い ます 。 ウクライナ 侵略 に関して です けれども 、 二 点 、 日 米 間 で 合意 を さ れ て いる という 報告 を 受け まし た 。 一つ は グローバル サウス へ の 関与 、 支援 を しっかり やっ て いこ う という こと 、 もう 一つ は 第三国 から ロシア へ の 軍事 的 な 支援 を 防ぐ という こと 、 この 二 点 が 日 米 間 で 合意 さ れ た という こと を 確認 し て おり ます 。   お 手元 の 資料 、 済み ませ ん 、 これ 私 の 事務所 で 作成 し まし て 、 外務省 に も 、 協力 し た ん です けれども なかなか 出し にくい という こと で 、 国会図書館 とか そういう ところ 、 報道 等 で 作っ て おり ます ので 、 信憑 性 について は 、 済み ませ ん 、 余り 高く ない ところ ある こと は 御 容赦 ください 。 日本 に関して は 、 この 外相 会談 は これ で 全て です 。 ただ 、 ほか の 国々 が これ で 全て か どう か は 分から ない 、 最低限 この 数 だ という ふう に 私 自身 は 認識 し て おり ます 。   そして 、 先 ほど 言い まし た 二つ の ところ 、 一つ は グローバル サウス へ の 関与 、 この 網 掛け の ところ 、 グローバル サウス の 諸国 を 入れ まし た けれども 、 と 外相 会談 を どれ だけ し て いる か 。 また 、 対ロ 制裁 を 行っ て い ない 国々 、 下 の 方 は ごめんなさい 、 ちょっと 調べ が 付か なかっ た ので 書い て い ませ ん が 、 を 並べ て いく とき に 、 例えば アメリカ です と 、 グローバルサウス で あり 、 なおかつ 対ロ 制裁 で バツ が 付い て いる 特に 中南米 諸国 等 は この 機会 に しっかり と 外相 会談 を 行っ て いる という こと で あっ たり とか 、 例えば 一番 左側 の 国連 総会 決議 、 二月 に あり まし た ウクライナ 平和 関連 の 決議 に なり ます けれども 、 それ で 棄権 を し て いる インド 、 南アフリカ 、 バングラデシュ 、 こう いっ た 国々 に対して の 外相 会談 です が 、 アメリカ は 南アフリカ と の 外相 会談 、 バイ を やっ て いる わけ な ん です ね 。   これ について 、 日本 も 、 やはり こういう ふう に 日 米 で グローバル サウス に対して 関わろ う 、 そして 対ロ 制裁 の 漏れ を 防い で いく よう な 、 その よう な 外交 努力 を し て いこ う という こと で あれ ば 、 もっと この 対ロ 制裁 を し て ない 国々 と の バイ 会談 で あっ たり とか 、 この 網 掛け の 国々 と の バイ 会談 という の を 本来 は す べき だっ た と 私 自身 は 考え て おり ます 。 林 大臣 の 半日 の 中 に もっと 外相 会談 を 入れよ う という 趣旨 で は ござい ませ ん で 、 もっと 長い 期間 、 やはり 外務 大臣 として インド に い て 、 そして きめ 細やか に 外相 会談 、 バイ 会談 を し て いく 必要 が ある の で は ない か 。   山田 副 大臣 が モーリシャス と バイ 会談 を し て おら れ ます 。 バイ 会談 が この よう に 副 大臣 と 外務 大臣 で 組め た こと 自体 は 喜ばしい こと だ と 思い ます が 、 副 大臣 が 滞在 し た 期間 に 組ま れ た バイ 会談 は この 一つ だけ 、 林 大臣 の 期間 に は これ だけ あっ た という こと は 、 やはり 外交 上 、 外務 大臣 が 会談 を 申し込む か 副 大臣 が 申し込む か で 実現 可能 性 という か 、 そういった ところ に も 差 が 出 て しまう 、 そういった こと の 一つ の 表れ で は ない か と 思い ます 。   今回 の G 20 の 外相 不参加 という こと で 、 国益 を 損ね た という 抽象 的 な お話 は さんざん 聞い て まいり まし た けれども 、 具体 的 に この よう な こと が あっ て 、 もう ちょっと 外務 大臣 が ゆとり を 持っ て 、 時間 を 持っ て 現地 に 滞在 できる よう な こと は 重要 な の で は ない か 、 その よう に 考え て おり ます が 、 長く なり まし た 、 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   余り 無理 を し 過ぎ ない で 、 フレッシュ な 頭 で 是非 対応 し て いただき たい 。 また 、 私 自身 も 中南米 に 重荷 の ある 者 な ので 、 中南米 に 行く の は 大変 です けれども 、 こうして どこ か で 集まる とき に は 、 短い 時間 でも 人間 関係 を 築い て いく という の は これから 非常 に 重要 に なる ん じゃ ない か 、 その よう に 考え て おり ます 。   いかに し て 外務 大臣 の 負担 を 減らし て いく の か 、 逆 に 言う と 、 副 大臣 の 分担 を 明確 に し て いく の か という 点 で 、 平成 十 一 年 に 成立 し た 国会 審議 活性 化 法 、 副 大臣 が 創設 さ れ た 法律 です が 、 副 大臣 の 役割 として 、 同 法 八 条 四 項 に 、 大臣 不在 の 際 の その 職務 を 代行 する こと について 、 大臣 の 定める ところ によって この 業務 範囲 を 決める という ふう に 書か れ て おり ます 。   大臣 の 負担 を 減らす ため に は 副 大臣 の 役割 を 明確 化 し て いく 、 それ が 重要 な ん じゃ ない か 、 その よう に 考え ます が 、 現在 、 国会 審議 活性 化 法 八 条 五 項 に 基づい て 、 両 副 大臣 の 業務 範囲 、 内容 を どの よう に 文書 化 し 定め て おら れる か 、 外務省 、 防衛 省 両省 の お答え を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   外務省 に ちょっと お 伺い し たい ん です が 、 両 大臣 の 業務 内容 について は 明文化 し た 書類 を 作成 し て おら れる ん でしょ う か 。 この 八 条 五 項 に 基づく 、 その 大臣 が 定める 副 大臣 の 業務 という もの について の 記載 文 は ある ん でしょ う か 。 慣例 的 に その よう な 分掌 に なっ て いる という の は 分かる ん です が 、 是非 明文化 し た もの を 残し て いく 、 その よう な こと を する こと によって 、 そして それ を 事前 に 規定 する こと によって 大臣 の 業務 を 軽減 化 し て いく 。 特に 、 今 の 安全 保障 環境 の 中 で 外務 大臣 という この 重要 な ポジション が より 効果 的 な 活動 が できる よう に する ため に は 、 その 明文化 し た もの を 、 これ は 今 の 時代 は 副 大臣 に 回す べき じゃ ない か 、 いや 、 これ こそ 大臣 に し て いただく べき じゃ ない か という ふう に 業務 分担 の 明示 、 明確 化 を 文書 化 する 必要 が ある ん で は ない か と 考え て おり ます 。   例えば の 提案 を 二つ さ せ て いただき ます 。   一つ は 、 例えば この 外務 防衛 委員 会 において 、 防衛 省 の 提案 さ れる 法案 の 際 に は 外務 大臣 じゃ なく て 副 大臣 が 対応 さ れる とか 、 逆 も そう です ね 、 外務省 の 条約 を 出さ れる 際 に は 防衛 副 大臣 が 出席 し て 委員 会 を 成立 する という よう な 分担 を 書か れ たり とか 、 例えば 、 二つ 目 は 、 外務 大臣 が 出 られる 委員 会 が 七つ あり ます けれども 、 衆参 で 、 その うち の 一部 の 委員 会 に関して は 副 大臣 対応 に し て いく とか 、 まあ もちろん 原則 です けれども 、 その よう な 副 大臣 の 業務 を この 同 条 、 八 条 五 項 によって 明確 化 し て いく こと について 、 外務省 の 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   不文 律 で は なく て 、 明確 な 文書 化 を する こと によって 、 それ を 事前 に 作成 する こと によって 、 今回 の こと を 前向き な 議論 として 検討 し て いただい て 、 是非 、 林 大臣 が 、 何 という ん でしょ う か 、 エネルギー に あふれ て すばらしい 外交 展開 を さ れる こと を 期待 し て 、 次 の 質問 に 移ら せ て いただき たい と 思い ます 。   拉致 問題 の こと について 質問 さ せ て いただき ます 。   本年 三月 一 日 、 家族 会 が 岸田 総理 と 面会 し て 、 代表 の 横田 拓也 さん から 、 親 世代 の 生き て いる うち に 被害 者 の 一括 帰国 が 果たせる なら 人道 支援 に 反対 し ない という 、 苦渋 の 決断 だ と も 言っ て おら れ まし た が 、 そういう 新た な 活動 方針 について 説明 が あり 、 それ を 踏まえ て 岸田 総理 から は 、 その よう な 切実 な 思い を 政府 として も 重く 改めて 受け止める という 発言 を さ れ まし た 。   そして 、 先般 の 所信 表明 演説 で も 、 林 大臣 の 方 から 、 通常 と 同じ よう に 、 拉致 、 核 、 ミサイル の 包括 的 な 解決 という こと と 同時に 、 一刻 の 猶予 も ない 状況 の 中 で 主体 的 な 取組 という こと 、 また 全力 で 果断 に 取り組む という 発言 が ござい まし た 。 この 主体 的 な 取組 、 まあ 言い換えれ ば 私 は 新しい アプローチ という ふう に も 読み取れる ん で は ない か と 思い ます 。   家族 会 から の 切実 な 声 を 踏まえ て 、 新しい アプローチ として 拉致 問題 と 人道 支援 を ほか の 懸案 事項 と は 先行 し て 交渉 を 進め て いく 、 その よう な 意図 は 外務省 として お 持ち でしょ う か 。 大臣 の 見解 、 お 聞か せ ください 。 非常 に 難しい 交渉 です ので 、 この 場所 で 予断 を 許さ ない 、 その とおり だ と 思い ます 。 他方 で 、 家族 会 として は 苦渋 の 選択 として 人道 支援 を 先行 し て も よい という よう な 趣旨 の 発言 が あっ た という こと を 踏まえ て 、 政府 として も それ に 何ら か 反応 が ある 、 応え て いく 、 新しい アプローチ に 取り組ん で いく よう な 姿勢 も 見せる 必要 が ある ん で は ない か 、 その よう に 考え て おり ます 。   他方 で 、 人道 支援 と 拉致 問題 を バーター 取引 の よう に 、 拉致 問題 を 解決 し たら 人道 支援 を 政府 として する よ という よう な 、 この よう な 交渉 という の は いきなり 国 レベル で 行う の は 非常 に 難しい と 考える 一方 で 、 今 、 国連 制裁 決議 の 中 で 、 細々 です けれども 、 民間 の NGO 、 国際 NGO 等 が 制裁 決議 の 例外 規定 、 人道 上 の 例外 として 、 スキーム を 利用 し て 申請 を 行っ て 、 小さく 北朝鮮 に対して 人道 支援 を 行っ て いる わけ です 。   私 として は 、 日本 に ある この 国際 NGO を通して 小規模 な 人道 支援 を 先行 し て 実施 し て いく 、 それ が 呼び水 の よう な 形 に なっ て 、 こちら と し て も 何とか 早く 解決 を し たい ん だ 、 その ため に 、 政府 で は ない けれども 、 民間 が 小さく 人道 支援 を 先行 し て いく 、 それ を 呼び水 に し て 、 本格 的 な 人道 支援 は 拉致 被害 者 が 帰っ て き た 後 に 政府 として 本格 的 に 行う 、 その よう な 交渉 の カード を 切っ て いく 、 少し だけ でも 交渉 に 、 解決 に 向け て 前 に 進ん で いく 、 その よう な こと も 重要 じゃ ない か と 考え て おり ます 。   この よう な 小規模 な 民間 経由 の 人道 支援 を 先行 し て 実施 し て いく こと について 、 大臣 の 見解 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   本当に 時間 的 な 制約 の ない 課題 、 本当に この 一 、 二 年 で 何 か 解決 に 向け た 兆し と いう か 、 特に 政府 が 積極 的 に 前向き に 新しい アプローチ を 取っ て いる 、 その よう な こと を 是非 表し て いただき たい と 思っ て おり ます 。   以上 で 質問 終わら せ て いただき ます 。 ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   まず 冒頭 、 防衛 省 に お 伺い し たい と 思い ます が 、 自衛 官 の 超過 勤務 手当 について お 伺い し たい と 思い ます 。   言うまでもなく 、 自衛 官 に は 残業 代 は 支払わ れ ない という こと で 、 超過 勤務 手当 相当 分 二 十 一 ・ 五 時間 が あらかじめ 支給 を さ れ て いる という こと で ござい ます 。 ただ 、 二 十 一 ・ 五 時間 の 超過 勤務 相当 で は 一 日 平均 一 時間 ぐらい の 残業 という こと で ござい ます 。 実は 、 この 制度 は 昭和 四 十 三 年 に 始まっ て 、 いまだに 二 十 一 ・ 五 時間 が 継続 さ れ て いる と 。 昭和 四 十 三 年 です から 、 堀井 先生 や 私 が 一 歳 の とき で ござい まし て 、 浜田 防衛 大臣 が 中学 一 年生 と 、 それ から 変わっ て い ない という こと で ござい ます 。   かつて は 、 この 二 十 一 ・ 五 時間 の 残業 代 が 自衛隊 に 入隊 する インセンティブ に なっ た 、 二 十 一 ・ 五 時間 も 最初 から 残業 代 が 付く ん だ という こと で 、 インセンティブ に 当時 なっ た とき も あっ た よう で ござい ます が 、 今 は 大分 時代 が 変わっ て まいり まし て 、 本当に 二 十 一 ・ 五 時間 で 足り て いる の か という 質問 を 実は 昨年 の この とき に 私 やら せ て いただい て 、 当時 の 人 教 局長 から 前向き に 検討 し ます と 。 で 、 実態 調査 は どう なっ て い ます か という 話 を さ せ て いただき まし た 。   改めて 、 実態 調査 が どう なっ て いる か と 、 この 二 十 一 ・ 五 時間 で 本当に 足り て いる の か という こと を お 伺い し たい と 思い ます 。 まあ 、 いつか は 町田 人 教 局長 の よう な 立派 な 人間 に なり たい と 思っ て い ます が 、 日々 努力 を さ せ て いただい て おり ます けれども 、 町田 さん 、 ありがとう ござい まし た 。   局長 、 具体 的 に 令 和 五 年度 から という 具体 的 な 御 答弁 を 頂戴 し て 、 大変 ありがとう ござい ます 。 是非 、 実態 に 即し た 調査 で 、 この 二 十 一 ・ 五 時間 で 足りる の か という こと も 含め て 検討 を し て いただき たい と 思い ます 。   と 申し ます の も 、 かつて は シビル と ユニホーム が 共に 働く という の は そう そう 頻繁 に は なかっ た よう で ござい ます が 、 昨今 は 、 国際 情勢 や 安保 状況 も 変わり まし て 、 極めて ユニホーム と シビル が 共に 働く という 場面 が 増え て まいり まし た 。   とりわけ 、 現下 の 情勢 で 、 装備 庁 を 始め として 大変 多忙 を 極め て いる 部署 も ある と 聞い て おり ます 。 その 中 で 、 ユニホーム と シビリアン と 違い は ある に せよ 、 同じ 仕事 を し て いる のに 文官 は 残業 代 が フル で 付い て 自衛 官 は 一切 残業 代 が 付か ない という 思い 、 不平 不満 を 言う 自衛 官 は いらっしゃら ない と 思い ます けれども 、 しかし 、 さ れ と て 、 やはり 同 一 労働 同 一 賃金 など という こと は 申し上げ ませ ん が 、 頑張っ て いる 自衛 官 が 、 同じ 仕事 を し て いる 文官 に 膨大 な 残業 代 が 付い て 、 他方 、 自衛 官 に 一 日 一 時間 程度 の 残業 代 しか 付か ない という こと で は 、 これ は モチベーション に も 関わる と 思い ます し 、 正しく 仕事 を 評価 する という こと 、 そして より 良い 人材 が 自衛 官 に なっ て いただく という 観点 から も とても 大事 だ と 思い ます 。   何らかの 手当 が 必要 な の で は ない か と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 町田 局長 、 ありがとう ござい ます 。 是非 、 令 和 五 年度 、 しっかり 調査 を し て いただい て 、 正しく 自衛 官 の 働き を 評価 できる 給与 体系 を 構築 し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 先月 十 八 日 に 行わ れ まし た ミュンヘン 安全 保障 会議 について お 伺い し たい と 思い ます 。   アメリカ 側 は 空前 の 代表 団 で ござい まし て 、 ハリス 副 大統領 、 ブリンケン 国務 長官 、 バーンズ CIA 長官 、 マコネル 共和党 院内 総務 等々 、 上下院 五 十 名 の 大 デリゲーション を 組み まし て 、 アメリカ の 意気込み が 伝わっ て まいり まし た 。   他方 、 参加 し た 人物 に お 伺い し ます と 、 会場 は 相当 な 緊張 感 が 漂っ て い た と 。 ある 人 に よる と 、 あたかも 大戦 前夜 の よう な 緊張 感 が あっ た と 。 言うまでもなく 、 ロシア による ウクライナ 侵攻 が その 原因 で ござい ます 。   大臣 も この ミュンヘン に 参加 さ れ た と 承知 を し て おり ます けれども 、 この ロシア の ウクライナ 侵攻 に対する 米国 と 欧米 の 共通 し た メッセージ という の は 何 だっ た ん でしょ う か 。 ミュンヘン 会議 に 出席 を し て き た ある ジャーナリスト から 話 を 聞き ます と 、 対 ウクライナ において の 欧米 の 共通 認識 は おおむね こんな もの だっ た という こと を お 伺い し まし た 。   まず 一 点 目 は 、 この ロシア の 行為 が 侵略 だけ で は なく て 人道 に対する 罪 だ という こと 、 そして 、 ウクライナ 勝利 まで 軍事 的 な コミット を 続ける ん だ と 、 若しくは ロシア の 勝利 を 阻止 する こと が ボトム ライン だ という こと 、 その 上 で 二つ の リスク を どう 回避 する の か と 。 その 二つ の リスク と は 、 ロシア の 核 使用 、 それと 第 三 次 世界 大戦 に 突入 する リスク 、 この 二つ を どう 回避 する か だ という 話 が あり まし た 。   そして 、 今後 の 大きな 課題 は 、 難題 は 、 ウクライナ の 勝利 の 定義 を どう する か だ という 話 が ミュンヘン で 語ら れ た と 。 その 定義 を 、 クリミア 奪還 まで を 定義 と する の か 、 若しくは 東部 、 南部 の 解放 な の か 、 それ 以外 の シナリオ が ある の か という 話 で ござい ます 。 アメリカ 若しくは 欧州 は 、 どんな 勝利 の 定義 を 今 定め て いらっしゃる ん でしょ う か 。 という こと は 、 大臣 、 我が国 も 当然 ながら その G7 の 考え方 に 沿っ て 、 ウクライナ の 問題 は ウクライナ が 決める という 判断 な ん でしょ う か 。 国内外 の 様々 な 評論 家 や 政治 家 、 官僚 の 中 で 、 この ウクライナ の 停戦 若しくは 終戦 に 様々 な 御 意見 が ある こと は 承知 を し て おり ます し 、 中 に は 、 ウクライナ が 多少 の 主権 や 領土 を 失っ て も 早く 停戦 する べき だ と 、 多少 の 失う もの が あっ て も 、 ロシア や プーチン は もう 相当 な 信頼 失墜 や 国 として の ダメージ を 受け て いる の だ から 即時 停戦 す べき だ という 意見 が ある こと も 承知 を し て い ます 。   他方 で 、 この ミュンヘン で も 幾つ か 議論 が あっ た よう で ござい ます が 、 その よう な 停戦 の 仕方 という の は 、 ロシア の 核 の 脅し が 功 を 奏し た という 間違っ た メッセージ の よう に なる ん で は ない か 。 西側 含め て ロシア の 脅し に 屈し た という 誤っ た メッセージ が 、 核 を 保有 し て いる 例えば 中国 、 北朝鮮 に対して も ミス リード する ん で は ない か という 意見 が あり ます 。 その 先 に は 、 だっ たら もっと 核 を 持っ たら いい じゃ ない か という 国 が 出る かも しれ ませ ん し 、 事実 、 韓国 で は 半分 以上 の 、 半数 以上 の 国民 が 核 を 保有 す べき だ という 世論 調査 も ある という 報道 も あり まし た 。   大臣 は どう お 考え です か 。 ありがとう ござい ます 。   実は 、 ミュンヘン 会議 で もう 一つ 議論 が あっ た こと が 、 私 意外 だっ た ん です けれども 、 モルドバ の 問題 だっ た という こと で ござい ます 。 ミュンヘン で 、 この モルドバ について どんな 議論 さ れ た ん でしょ う か 。 大臣 おっしゃっ た よう に 、 モルドバ という の は 小さな 国 です けど 、 非常 に 重要 な 国 で あり まし て 、 モルドバ 東部 の ドニエストル 川 に 沿っ て 広がる トランスエストリア 、 ここ は もう ロシア 系 住民 が 分離 独立 を 主張 し て 、 旧 ソ連 の 崩壊 以降 、 ソ連 軍 が 平和 維持 と 称し て 居座っ て いる 未 承認 国家 が あっ て 、 複雑 を 呈し て いる わけ で ござい ます 。   調べ たら 、 何 か 日本 モルドバ 友好 議員 連盟 という の が あり まし て 、 会長 は 林 大臣 でし た 。 この モルドバ の 話 を 今日 し たかっ た ん です けれども 、 時間 が なくなり まし た ので 、 次回 、 必ず また モルドバ の 話 を し たい と 思い ます 。   昨年 十二月 は サンドゥ 大統領 も 御 来日 を さ れ て 、 親 ロシア 派 と 親 欧州 派 が 拮抗 し て いる モルドバ で ござい ます が 、 現 サンドゥ 大統領 は 親 欧州 派 で ござい ます 。 ここ に は 、 旧 ソ連 当時 の いわゆる 旧 チェコ スロバキア や 東ドイツ に あっ た 膨大 な 量 の 武器 や 弾薬 を 全部 ここ に 集約 を し て 、 いまだに ある ん です ね 。 非常 に 危険 かつ 重要 な エリア で ござい ます ので 、 また 後日 この 問題 は 質問 し たい と 思い ます 。   終わり ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   昨年 十二月 に 閣議 決定 さ れ た 安保 三 文書 は 、 空港 、 港湾 など 公共 インフラ について 、 有事 を 見据え た 平素 から の 利 活用 を 掲げ て い ます 。 国家 防衛 戦略 は 、 特に 南西 地域 における 空港 、 港湾 等 を 整備 、 強化 する と し て い ます 。   資料 ① は 、 昨年 四月 の 防衛 省 の 資料 です 。 南西諸島 の 二 十 の 空港 と 十 一 の 港湾 について 、 自衛隊 の 輸送 や 国民 保護 に 万全 を 期す ため に インフラ 整備 が 必要 として リストアップ し て い ます 。   防衛 省 に 伺い ます 。   これら を 全て 軍事 利用 の 対象 と 考え て いる の です か 。 一つ も 否定 さ れ ませ ん でし た 。 いずれ も 対象 に なり 得る という こと だろ う と 思い ます 。   これ 、 有事 に なれ ば 攻撃 対象 と なり 、 住民 の 避難 どころ で は なくなり ます 。 です から 、 その よう な 懸念 が 示さ れ て いる の は 当然 だ と 思う ん です ね 。   私 は 、 先月 、 この 資料 に 出 て き ます 下地島 空港 を 訪れ 、 管理 者 で ある 沖縄 県 から 話 を 伺い まし た 。   まず 、 国交 省 に 伺い ます 。   一 九 七 九 年 の 供用 開始 から 四 十 年 以上 たち ます が 、 定期 便 が 就航 し 、 民間 航空 会社 の 訓練 も 日常 的 に 行わ れ て い ます 。 老朽 化 が 見 られる と いっ て も 、 例えば 滑走 路 に ひび割れ が あっ たり 、 小石 が 転がっ て い たり という わけ で は ない と 伺い まし た が 、 空港 の 現状 を どう 把握 さ れ て い ます か 。 管理 者 として 点検 も もちろん さ れ て いる という こと です から 、 支障 が ある よう な ひび だ とか 小石 が ある とかいう こと で は ない ん です ね 。   一 九 七 一 年 八月 、 当時 の 運輸省 と 琉球 政府 と の 間 で いわゆる 屋良 覚書 が 交わさ れ て い ます 。 どの よう な 経緯 で 確認 さ れ た もの です か 。 その 中身 も できれ ば 紹介 いただき たい の です が 、 運輸省 は 、 民間 航空 の 訓練 及び それ 以外 の 目的 に 使用 さ せる 意思 は ない 、 使用 さ せる こと を 管理 者 で ある 琉球 政府 に 命令 する 法令 上 の 根拠 も 持た ない 、 軍事 利用 を 否定 する 覚書 です 。   一 九 六 九 年 に 建設 計画 が 話題 に なっ た 当初 から 、 正体 不明 の 飛行場 、 秘密 裏 に 調査 進める など と 報じ られ まし た 。 政府 は 軍事 目的 で は ない と し まし た が 、 沖縄 の 米 軍 基地 から は B 52 が 連日 の よう に ベトナム 戦争 に 出撃 し 、 前年 に は 嘉手納 基地 で 墜落 事故 も 起き て い まし た 。 六 九 年 四月 の 宮古 郡 民 大会 で は 誘致 反対 が 決議 さ れ 、 七 一 年 三月 に は 県議会 の 前身 で ある 琉球 立法院 が 絶対 に 軍事 目的 に 使用 さ せ ない という 決議 も 上げ 、 復帰 後 の 西銘 確認 書 で も 確認 さ れ まし た 。   地域 が 分断 さ れ 殺人 事件 まで 起きる 中 で 、 将来 、 どんな 政権 、 知事 に なっ て も 軍事 利用 さ せ ない 、 その 担保 が 屋良 覚書 に ほかなり ませ ん 。 これ は 変 な 覚書 など で は ない わけ です ね 。   今年 一月 、 米 海兵 隊 が 、 災害 訓練 目的 で 下地島 空港 の 使用 届 を 県 に 提出 し まし た 。 県 が 自粛 を 求め 、 結果 として 今回 は 見送ら れ まし た 。   外務省 に 伺い ます 。   資料 ③ は 日米地位協定 五 条 です 。 米 軍機 の 日本 の 飛行場 へ の 出入り と 移動 を 定め た もの です 。 これ は 、 緊急 時 の よう な 場合 を 除い て 、 米 軍機 が 国内 の 空港 を 自由 に 利用 できる という 意味 で は あり ませ ん ね 。 全く 自由 に 使える わけ で は ない という 御 答弁 で あり まし た 。 です から 、 だからこそ 今回 も 米 軍 は 管理 者 で ある 県 に対して 使用 届 を 出し 、 自粛 を 求め られ た ので 見送っ た という 経過 に なっ た の だ と 思い ます 。   確認 です が 、 訓練 や 訓練 の ため の 離着陸 の ため と いっ て 民間 空港 を 米 軍 が 自由 に 使う こと が できる と 、 全く 自由 に 使う こと が できる という わけ で は あり ませ ん ね 。 一定 の 手続 が 必要 で あり 、 空港 管理 者 の 了解 を 得 ず 自由 に 離着陸 できる という もの で は ない と 思い ます 。 これ は 、 広大 な 米 軍 基地 を 既に 提供 し て いる わけ です から 、 基地 以外 の 空港 について も 米 軍 が 自由 に 離発着 できる など という 解釈 、 運用 は 主権 の 放棄 に 等しい わけ です 。   自衛隊 について は どう か と 。 浜田 大臣 は 今年 一月 、 有事 以外 に も 自衛隊 が 利用 する 多様 な 空港 の 例 として 下地島 空港 も 含める と 述べ まし た 。   防衛 省 に 伺い ます 。 武力 攻撃 事態 など 何らかの 事態 認定 が さ れ ない いわゆる 平時 において 、 下地島 空港 を 自衛隊 の ため に 使用 さ せる 根拠 法令 は あり ます か 。 いわゆる 平時 の 時点 で 、 下地島 空港 の よう な 民間 空港 を 自衛隊 機 の 離発着 の ため に 使用 さ せる その 根拠 法令 は あり ます か 。 空港 管理 者 で ある 沖縄 県 と の 間 で 、 軍事 目的 に は 使え ない 、 使わ せ ない こと を 確認 し た の が 屋良 覚書 です 。 防衛 省 も これ を 尊重 する の です ね 。 念頭 に 置く という 程度 で は なく 、 やっぱり この 経過 が ある 下 で の 屋良 覚書 です から 、 尊重 いただく 必要 ある と 思う ん です 。   二 〇 一 三 年度 の 予算 で 、 航空 自衛隊 の 先 島 諸島 で の 運用 に関する 調査 研究 が 行わ れ て い ます 。 下地島 空港 も 調査 の 対象 に 含ま れ て い まし た か 。 国家 安全 保障 戦略 は 、 有事 を 見据え 、 平素 から の 利 活用 に関する ルール 作り など を 行う と 述べ て い ます が 、 管理 者 で ある 県 と 国 と の 合意 を 一方 的 に ほ ご に する など という の は 、 これ は ルール 作り という 名 の ルール 破り で あり 、 許さ れ ない もの です 。   国交 省 に 伺い ます 。 地方自治体 が 管理 する 空港 を 国 管理 へ と 移行 し た 、 そういう 事例 という の は ある ん でしょ う か 。 空港 の 運営 会社 に も お話 を 伺っ て き まし た 。 先 ほど 御 紹介 あっ た よう に 、 東京 便 や 那覇 便 など 観光 客 による 利用 は 順調 に あり 、 台湾 と の 直行 便 の 運航 再開 を 目指し た キャンペーン も 行わ れ て いる と の こと でし た 。   勝手 に 国有 化 する よう な 乱暴 な こと は もちろん 許さ れ ませ ん が 、 利 活用 の ため と いっ て 国 が 一方 的 に ルール を 定め 、 自衛隊 や 米 軍 による 軍事 利用 を 可能 に する こと が あっ て は なら ない と 思い ます 。 これ は 大臣 に も お 約束 いただき たい と 思う ん です が 、 いかが でしょ う か 。 いや 、 これ は いろいろ な 可能 性 という 話 で は ない と 思う ん です ね 。   ミサイル 基地 いら ない 宮古島 住民 連絡 会 の 皆さん と 懇談 し まし た 。 資料 の 四 枚 目 に 付け て おり ます 。   下地島 空港 を 含む 宮古島 市 に は 、 二 〇 一 九 年 、 陸上 自衛隊 の ミサイル 部隊 が 配備 さ れ 、 敵 基地 攻撃 能力 として 使える 長 射程 ミサイル の 配備 が 心配 さ れ て い ます 。 保良 訓練 場 に 既に ある 弾薬 庫 に 加え て 、 新た な 弾薬 庫 の 整備 も 計画 さ れ て い ます 。 ミサイル を 積ん だ 車両 が 毎日 の よう に 島内 を 走り 、 航空 自衛隊 の レーダー や アンテナ が 林立 し て い ます 。 一帯 が 軍事 要塞 化 する よう で 、 住民 に 説明 の ない まま 有事 を つくろ う と する 姿勢 へ の 怒り が 語ら れ まし た 。   宮古 で 過ごし て いく その 夢 が 持て ない 、 子 や 孫 に 住み 続け て よい と 言い 難い という 声 を 、 浜田 大臣 、 どう 認識 し て おら れ ます か 。 それ は 理解 さ れ ない と 思う ん です 。   宮古島 は 、 戦時 中 、 三つ の 飛行場 が あり まし た が 、 真っ先 に 狙わ れ まし た 。 爆撃 と 艦 砲 射撃 で 市街地 も 壊滅 を し た と いい ます 。 四 万 人 の 島 に 本土 から 三 万 人 も の 兵隊 が 送り込ま れ て い まし た が 、 海上 封鎖 で 食料 も 医療 品 も 途絶え て しまい まし た 。 住民 は 軍隊 に 食料 を 奪わ れ 、 餓死 者 が 相次ぎ 、 マラリア で 亡くなっ た 住民 は 二 千 人 に 上る と いい ます 。 軍隊 は 住民 を 守ら ない という 痛切 な 経験 が ある わけ です 。   その 沖縄 で 防衛 省 は 、 住民 保護 は 自衛隊 の 任務 で は なく 自治体 の 仕事 だ と 突き放し て い ます 。 戦前 は 日本 軍 に 、 そして 戦後 は 米 軍 、 今度 は 自衛隊 と 、 また 沖縄 を 捨て石 に する つもり か という 怒り が 渦巻い て い ます 。 昨日 ミサイル 基地 が 開設 さ れ た 石垣島 で も 同様 の 声 が ある と 伺っ て い ます 。   大臣 は 二言目 に は 住民 の 理解 と おっしゃる の です が 、 問わ れ て いる の は 沖縄 の 歴史 と その 住民 の 思い に対する 政府 の 側 の 理解 で は ない か と 思う ん です 。 大臣 、 いかが です か 。 その 国民 と おっしゃる 中 に 、 沖縄 の 、 あるいは 宮古島 に 暮らす 人々 は 含ま れ て いる の か という こと だ と 思う ん です よ 。 地下 水 で 保た れ て いる 島 です 。 攻撃 対象 に なり 、 ミサイル で 攻撃 さ れ 、 汚染 さ れれ ば 住む こと が でき なく なる と 、 大体 、 避難 など どう やっ て する の か と 、 その 声 は 切実 な もの です よ 。 そして 、 造ら ない と 明言 し て い た 弾薬 庫 まで 造ら れ た わけ です 。 理解 を 得る と 言い ながら 、 理解 を 得 られ なく する よう な こと を 次々 進め て こ られ た と 思う ん です ね 。 平和 の ため だ と 言っ て 戦争 準備 を 進める こと は 許さ れ ない と 思い ます 。   二月 二 十 五 日 、 城辺 保良 鉱山 に 弾薬 庫 の 設置 を 計画 し て いる 件 で 住民 説明 会 が 開か れ まし た 。 弾薬 庫 を 置け ば 有事 に 攻撃 さ れる 、 住宅 地 に 余りに も 近く て 危険 など 、 懸念 の 声 が 相次い だ と いい ます 。 この まま 建設 を 進める つもり で は ない か と 思い ます が 、 大臣 、 いかが です か 。 私 は 、 やはり 、 現地 の 皆さん の その これ まで の 経験 と 、 今 抱え て いる 不安 と 懸念 、 その 思い に 寄り添う という の で あれ ば 、 今 進め られよ う と し て いる 大 軍拡 の 道 を 歩む べき で は ない と 考え ます 。   その こと を 最後 に 重ね て 強調 し 、 質問 を 終わり ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   昨年 二月 二 十 四 日 、 ロシア が ウクライナ に 軍事 侵攻 し て から 、 一 年 が 過ぎ まし た 。 ウクライナ の 人々 の こと を 考える と 、 一 日 も 早く 和平 が 訪れる こと を 願わ ず に はいら れ ませ ん 。   ロシア の 軍事 侵攻 に対して 、 一 週間 後 に は 参議院 本 会議 で 非難 決議 が 行わ れ まし た が 、 私 は 棄権 を し まし た 。 平和 憲法 を 持つ 日本 は 、 ウクライナ と 共に で は なく 、 欧米 と は 違う 立場 で 、 独自 に ロシア 、 ウクライナ に 平和 的 解決 を 求める 積極 的 な 外交 を 行う べき だ と 考え た から です 。 この 平和 的 手段 という の は 、 もう 幾ら で も 、 仲介 で も 調停 で も 和解 で も 、 何でも ある わけ です 。   米 軍 基地 が 集中 する 沖縄 は 、 米国 を 巻き込む 戦争 が 行わ れる たび に 危険 に さらさ れ て き まし た 。 五 十 年 前 に 本土 に 復帰 し 、 憲法 を 遅れ て 手 に し た 沖縄 県民 は 、 とりわけ 平和 へ の 願い が 強く 、 強く 持ち 続け て いる わけ です 。   しかし 、 ロシア の 軍事 侵攻 を 機 に 、 日本 政府 は 防衛 力 強化 に かじ を 切り 、 沖縄 は ますます 危険 に さらさ れる こと に なり まし た 。 先 ほど 山添 議員 が 言わ れ た よう な 感じ が いっぱい ある わけ です 。   そこで 、 今日 は 、 この 外務 、 防衛 の 両 大臣 に 、 外交 防衛 について の 基本 姿勢 について 伺い ます 。   新た な 安保 三 文書 で は 、 自由 、 民主 主義 、 基本 的 人権 の 尊重 、 法 の 支配 といった 普遍 的 価値 を 有する 国々 に対し 、 普遍 的 価値 を 共有 し ない 一部 の 国家 、 具体 的 に は 中国 や ロシア など が あり 、 これら の 国々 が 既存 の 国際 秩序 の 修正 や 挑戦 を 行っ て いる という 評価 を し て い ます 。 この 点 について は 、 民主 主義 対 権威 主義 など と 語ら れる こと が あり ます 。 その 上 で 、 我が国 は 、 普遍 的 価値 、 既存 の 国際 秩序 を 守る 立場 に 立っ て 行動 しよ う と し て いる と 理解 し て い ます 。 そして 、 バイデン 政権 も この よう な 構図 で 世界 戦略 を 考え て いる の で あり ましょ う 。   この 点 に関し 、 二月 十 六 日 の 衆議院 予算 委員 会 公聴 会 で 、 自民党 推薦 の 公述 人 、 拓殖大学 の 川上 先生 が 次 の よう な こと を おっしゃっ て い ます 。   バイデン 政権 後 の こと も 我々 は 考え なく ちゃ いけ ない わけ です ね 。 アメリカ に いる 私 の 友達 から 電話 が あり まし て 、 友人 たち から 電話 が あり まし て 、 本当に 日本 は 大丈夫 か 、 アメリカ の 戦略 に 乗っ て 、 いや 、 バイデン 政権 の 戦略 に 乗っ て 政策 は 展開 し て いる が 、 もし トランプ が 現れ た 場合 どう なる ん だ 、 真 逆 に なる ん じゃ ない か と 。 ロシア と もう 一 回 手 を 結び 、 それから 、 トランプ 大統領 の やっ た こと は 、 同盟 で は なく 、 アメリカ ファースト を やり 、 しかも 、 ロシア と そういう 具合 に もう 一 回 手 を 結び 直し 、 中国 と ディール する ん じゃ ない か 。 そうした とき に 、 我が国 は はしご を 外さ れ た 段階 で どう する ん だ という ふう な 声 が 実は 民主党 政権 の 研究 員 から 上がっ て いる わけ で ござい ます と 述べ られ まし た 。   次期 アメリカ 大統領 選挙 で トランプ 大統領 が 復活 する 可能 性 は かなり ある と 思わ れ ます 。 ちなみに 、 トランプ 前 大統領 は 今年 一月 、 もし 私 が 大統領 だっ たら ロシア と ウクライナ の 戦争 は 決して 起き なかっ た だろ う 、 もし 今 私 が 大統領 で あっ たら 二 十 四 時間 以内 に 戦争 を 終わら せる 、 終わら せる 交渉 が できる と 述べ て い ます 。   そこで お 聞き し ます 。 米国 で 中国 や ロシア など に 融和 的 な 政権 が 誕生 し 、 両者 間 で 大きな 妥協 が あっ た 場合 に 、 日本 は はしご を 外さ れ 、 特に 中国 と ロシア と の 関係 で 非常 に 困難 な 状況 に なる の で は あり ませ ん か 。 その よう な リスク の 備え は 考え て ある の でしょ う か 。 林 外務 大臣 に 伺い ます 。 次 の 形 で よく 見る 言葉 が あり ます 。 日本 で は 、 政府 も 与党 も 、 一部 野党 も 、 多く の 国民 も 、 民主 主義 陣営 の 一員 として 権威 主義 国家 と 対峙 する ん だ と 、 こういう ふう に 熱く なっ て いる よう に も 見える わけ です けど 、 しかし 、 今 米国 について 述べ まし た が 、 世界 を 少し 見渡す だけ で 、 そういう よう な 単純 化 し た 物 の 見方 で 大丈夫 か と 、 こう 心配 に なる 要素 は 多々 見出せ ます 。   今度 は 台湾 について 述べ ます 。   配付 し た 資料 、 御覧 ください 。 緑 の 、 二 ページ 以降 です ね 、 私 が この 下線 を 入れ た もの です 。 これ は 、 筑波大学 名誉 教授 の 遠藤 誉 さん が 一月 二 十 日 に インターネット 上 に 発表 さ れ た 記事 です 。 遠藤 さん は 、 中国共産党 軍 の 封鎖 の ため に 多く の 民衆 が 餓死 に 追い込ま れ た 長春 包囲 網 の 生き残り で 、 当時 の 経験 も あっ て 、 中国共産党 に対して は ネガティブ な 姿勢 を 持た れ て いる 方 です 。   まず 、 資料 の 一 ページ の 、 台湾 人 の 政党 支持 率 の 推移 です 。 国民党 の 支持 率 の 上昇 は 日本 の メディア でも 報じ られる こと が あり ます 。 次 の ページ の 第 五 段落 に 、 ペロシ 訪台 後 の 九月 の 調査 以降 から 国民党 の 支持 率 が 増え 、 民進党 の 支持 率 が 落ち て いる と の 記述 が 興味深い わけ です 。   資料 の 二 ページ の 、 この 、 アメリカ は 台湾 を 大陸 を 挑発 する 駒 として 利用 する な という 民意 の 内容 について 見 て み ます 。 今年 一月 十 二 日 に 対 中 問題 を 中心 として 台湾 で 行わ れ た 民意 調査 について です 。   資料 に は 、 八つ 目 の 問い として 、 抗 中保 台 と 和 中保 台 の どちら が 台湾 に 有利 です か と あり ます 。 抗 中保 台 という の は 、 中国 に 対抗 し て こそ 台湾 を 防衛 する こと が できる という 考え方 、 和 中保 台 は 、 中国 と 良好 な 関係 を 保っ て い て こそ 台湾 を 防衛 する こと が できる と する 考え方 です 。   四 ページ の 調査 結果 、 八 の 円グラフ を 御覧 ください 。 抗 中保 台 が 台湾 に 有利 と 考える 者 は 二 五 % に対して 、 和 中保 台 が 台湾 に 有利 と 考える 者 が 五 二 ・ 七 % と 、 中国 と 良好 な 関係 を 保つ 方 が 台湾 に 有利 と 考える 意見 が 二 倍 以上 い ます 。   五 ページ の 九 、 十 、 十 一 の 円グラフ は 、 アメリカ と の 関係 について の 民意 調査 です 。   九 の アメリカ は 台湾 を 利用 し て 中国 を 牽制 し て いる と 思い ます か と の 問い に対し 、 し て いる と 答え た 者 が 五 七 ・ 四 % 、 し て い ない と 答え た 者 が 二 九 ・ 三 % です 。 それ から 十 一 の 、 アメリカ を 完全 に 信用 し て は なら ない 、 アメリカ と 距離 を 置か なけれ ば なら ない 、 そう し て こそ 台湾 は 米 中 対立 による 衝突 に 巻き込ま れ ない よう に する こと が できる と の 問い に対して 、 賛成 五 三 % 、 反対 三 七 ・ 六 % です 。   もちろん 世論 調査 という の は 実施 主体 とか 実施 方法 あるいは 実施 時期 など によって 随分 結果 変わる ので 、 今 紹介 し た だけ で この 台湾 の 民意 が 分かる と 言う つもり は あり ませ ん 。 しかし 、 日 米 と 組ん で 中国 と 対抗 する という 民意 で 台湾 が まとまっ て いる わけ で は 決して ない と 、 これ は 言っ て よい だろ う と 思い ます 。   そこで 林 大臣 に 伺い ます が 、 将来 、 台湾 で 国民党 政権 が 発足 し 、 中国 と の 良好 な 維持 、 発展 に 重点 を 置い た 施策 を 推進 する よう に なっ た 場合 、 日本 は はしご を 外さ れ 、 困難 な 状況 に なら ない でしょ う か 。 この よう な 事態 へ の 備え は 考え て いる の か 、 伺い たい と 思い ます 。 今 、 台湾 の 言及 あり まし た けど 、 やっぱり 中国 と 台湾 の 問題 という の を 、 日本 が どちら と も 関係 が あっ た という こと を 歴史 的 に 踏まえ て 、 そこ の 間 に 立っ て しっかり と 発信 し ない と いけ ない 、 平和 的 に 解決 し て ください よ という こと を 、 今 何 か いろいろ ある と ちょっと 違う アプローチ に し て いる の か な と いう 気 が し ます 。   国際 関係 における 脅威 へ の 対応 に は 、 よく 見る この 抑止 の アプローチ の ほか に 安心 供与 という アプローチ が あり ます 。 この 安心 供与 は 、 なぜ か 余り 日本 で 語ら れ ない ん です けれども 、 相手 国 が 戦争 に 訴え て も 守る べき 死活 的 利益 を 脅かさ ない 、 こういう 共通 認識 を 当事者 間 で 、 当事 国 間 で つくる と 、 こういう こと です 。   安保 三 文書 を 読ん で 気 に なる の が 、 抑止 の 視点 が 強い 一方 、 安心 供与 の 視点 が ない よう に 見える という こと です 。 国家 防衛 戦略 と 防衛 力 整備 計画 が 抑止 の 発想 で 書か れる の は 分かり ます が 、 国家 安全 保障 戦略 で 安心 供与 の 視点 が ない と すれ ば 大きな 問題 です 。   浜田 防衛 大臣 に 伺い ます が 、 国家 安全 保障 戦略 において 中国 に対する 安心 供与 の 視点 は どの よう に 書か れ て いる の か 、 御 説明 ください 。 今 説明 あり まし た けれども 、 この 先 、 ちょっと 質問 の 前提 として 浜田 防衛 大臣 に 伺い ます 。   安保 三 文書 の 改定 、 防衛 力 の 抜本 的 な 強化 、 こう いっ た もの は 、 戦争 を 起こす ため で は なく 、 戦争 を 起こさ ない こと を 目指し て 行っ て いる という 理解 で よろしい です か 。 是非 これ を 海外 に 向け て 、 こういう こと は 絶対 自分 たち は 目指し て い ませ ん という こと を 、 やっぱり 発信 だ と 思う ん です よ 。 今 の この 防衛 力 の 増強 、 やっぱり 中国 から 見 て も 、 これ か なり 問題 な わけ です ね 。 だから 、 そう で は あり ませ ん よ という こと を 是非 知らせる 方法 が 必要 だ と 思い ます ので 。   次 の 質問 は 、 中国 は 、 台湾 が 独立 すれ ば 、 戦争 に 訴え て でも 阻止 を 図る でしょ う と 。 反 国家 分裂 法 、 中国 の です ね 、 これ に その 決意 が 表れ て い ます 。 で あれ ば 、 戦争 を 起こさ ない ため に 中国 に対して す べき 安心 供与 は 、 台湾 独立 を 日 米 は 支持 し ない と 表明 し 実施 する こと です 。   遡れ ば 一 九 七 二 年 の 日 中 共同 宣言 から ひもとか なけれ ば なり ませ ん が 、 過去 の 政府 答弁 で いえ ば 、 九 七 年 十二月 二 日 の 衆議院 本 会議 で 当時 の 橋本 総理 が 、 台湾 独立 を 支持 する 考え は ござい ませ ん と 、 そして 、 二 〇 〇 五 年 三月 十 七 日 に は 当時 の 町村 外務 大臣 が 、 台湾 独立 を 支持 し ない という 原則 と 明言 し て い ます 。   しかし 、 今回 の 国家 安全 保障 戦略 で は 、 十 四 ページ で 台湾 に関する 基本 的 な 立場 に 変更 は ない と 述べ ながら 、 台湾 独立 を 支持 し ない と 明言 する の を 避け まし た 。   ちなみに 、 昨年 の 米国 の 国家 安全 保障 戦略 二 十 四 ページ で は 、 「 We oppose any unilateral changes to the status quo from either side , and do not support Taiwan independence .」 と 、 つまり 台湾 独立 を 支持 し ない 旨 を アメリカ も 明言 し て いる わけ です 。   三 文書 改定 前 です が 、 昨年 の 衆議院 予算 委員 会 で 立憲 民主党 の 岡田 議員 と 末松 議員 の 質問 に対し 、 岸田 総理 は 、 台湾 独立 を 支持 し ない と の 言葉 を 使い ませ ん でし た 。 しかし 、 先 ほど の 安心 供与 の 視点 、 戦争 を 防ぐ 、 戦争 に つながる 無用 な 緊張 を 避ける 観点 から は 、 今 改めて 台湾 独立 を 支持 し ない という 言葉 を 明言 する こと は とても 重要 な こと だ と 思い ます 。 内容 が 同じ で 表現 が 違う だけ なら 、 台湾 独立 を 支持 し ない と 明言 する デメリット も ない はず です 。   末松 議員 へ の 答弁 中 、 どう いっ た 言葉 遣い を する か 、 どう いっ た 説明 を する か 、 これ は 極めて 大事 という 部分 は 、 一般 論 として 理解 でき ます 。 こうした 説明 の 仕方 を 維持 し て いく こと が 重要 で ある と の 部分 で は 、 なぜ 重要 と 考える か という こと の 説明 が あり ませ ん でし た 。   そこで 、 林 大臣 に 伺い ます 。   台湾 の 独立 を 支持 し ない という 表現 を する の で は なく 、 一 九 七 二 年 の 日 中 共同 声明 から 今日 まで 対応 は 一貫 し て いる 、 変わっ て い ない という 説明 の 仕方 、 これ を 継続 し て いく こと が 重要 で ある と 政府 が 考え た 理由 を 説明 し て ください 。 先ほど も ちょっと あり まし た けれども 、 同じ 言葉 を 使わ ない という こと の 意味 です ね 、 それ を ちょっと 私 は 聞い た わけ です けれども 、 やはり この 言葉 に 何 か 、 改めて 言わ ない 、 変わら ない と 言い ながら 、 台湾 の 独立 を 認め ない という の は 、 支持 し ない という の は なぜ 言わ ない の か という 、 こういう 疑問 が ある から なん です ね 。   ちょっと この 点 に関して 、 日 中 共同 声明 という こと で お話 を 聞き たい ん です けれども 、 一 九 七 二 年 の 日 中 共同 声明 に は 、 「 中華人民共和国 政府 は 、 台湾 が 中華人民共和国 の 領土 の 不可分 の 一部 で ある こと を 重ね て 表明 する 。 日本国 政府 は 、 この 中華人民共和国 政府 の 立場 を 十分 理解 し 、 尊重 し 、 ポツダム 宣言 第 八 項 に 基づく 立場 を 堅持 する 。 」 と あり ます 。   この 日本 側 の 意思 表示 は 単純 で ない 内容 を かなり 含み ます 。 また 、 台湾 に関する 米国 の 立場 も 上海 コミュニケ に ある よう に 単純 で は あり ませ ん 。 しかし 、 本日 は 、 この 中国 と 台湾 の 関係 について 、 日 米 の 見解 で は なく て 、 日 米 以外 の 国際 社会 が どういう ふう に 中国 と 台湾 の 関係 について 捉え て いる の か ちょっと 考え て み たい と 思い ます 。   中国 と 国交 を 持ち 、 台湾 と 国交 を 持た ない 多く の 国 にとって 、 台湾 の 領土 的 な 位置付け について 、 日 米 が し た よう に 複雑 な 配慮 を する 必要 は なく 、 普通 に 台湾 は 中国 の 領土 と 見 て いる の で は ない でしょ う か 。 仮に 台湾 海峡 有事 が 発生 し た 場合 、 中国 は 当然 、 これ は 中国 の 国内 問題 で ある から 他国 が 介入 し て は なら ない と 主張 する でしょ う 。 また 、 日 米 に 介入 理由 を 与え ない ため 、 当初 は 日 米 へ の 攻撃 を 控える 可能 性 が かなり あり ます 。 その 状況 で 仮に 米国 が 台湾 側 に 立っ て 参戦 し 、 日本 が その 後方 支援 を 、 あるいは 自ら も 参戦 し た 場合 、 中国 の 国内 問題 に 介入 し た と 日 米 に対する 国際 的 批判 が 広がる リスク は 当然 事前 に 検討 し て おく 必要 が ある と 思い ます 。   林 大臣 に 伺い ます が 、 この よう な リスク は 政府 内 で 検討 し まし た でしょ う か 。 検討 し た なら その 結果 を 御 説明 ください 。 仮定 の と 言い ます けれども 、 やっぱり いろんな ケース を 想定 し て 国会 で は 議論 し ない と いけ ない ん じゃ ない か と 。 それで 、 いろんな 答弁 の 中 に も 最悪 の 場合 を 想定 し て という の が あり ます ので 、 これ 国会 の 中 で いろいろ 議論 す べき こと だ と 思う ん です ね 。 そして 、 実際 に そういう こと が 起こっ たら という ケース です ので 、 この ケース も やっぱり 検討 する という こと が 必要 だ と 思う ので 、 これ 、 今 私 が 聞い た の は 中身 で は なく て こういう の が 検討 さ れ まし た か という こと で あり ます 。 それだけ の こと な ん です けれども ね 、 どう でしょ う か 、 これ 大丈夫 です か 。 中国 の こと に ちょっと 触れ ます けれども 、 二 〇 二 〇 年 十月 に 開催 さ れ た 国連 総会 第 三 委員 会 で は 、 新疆ウイグル の 人権 状況 と 香港 情勢 に 重大 な 懸念 を 表明 する 共同 声明 を 三 十 九 か国 が 発表 し まし た 。 それ に対し 、 四 十 五 か国 が 新 疆 で 中国 政府 が 取っ て いる 反 テロ 、 反 過激 化 措置 を 支持 する 内容 で 共同 声明 を 出し まし た 。 三 十 九 対 四 十 五 です 。 翌 二 〇 二 一 年 十月 に は 、 それぞれ これ が 四 十 三 か国 と 六 十 二 か国 でし た 。   新 疆 で の この 人権 状況 で すら 、 国際 世論 は この よう な 状況 です 。 多く の 国 が 中国 と 国交 を 持ち 、 台湾 と は 国交 を 持た ない 以上 、 台湾 海峡 有事 で 中国 の 主張 が 国際 世論 に 広く 受け入れ られる 可能 性 は ある と 。 きちんと その リスク の 評価 と 対応 を 考え て おく べき だ と 思い ます 。   また 、 先 ほど 台湾 の 世論 について お話 を し まし た が 、 日本 で 台湾 を 守る ん だ と 熱く なっ て いる 方々 、 随分 雰囲気 が 違う よう です 、 国際 社会 です ね 。 物事 を 単純 化 し て 捉え た 上 で 、 米国 の 言う よう な 民主 主義 陣営 の 一員 として 権威 主義 国家 と 対峙 する ん だ と 、 こういう 熱く なる よう な 気持ち も あり ます けれども 、 別 の 視点 も きちんと 踏まえ て おく べき だ と 思い ます 。 更に 言い ます と 、 政府 が 今回 の 三 文書 で 示し た 戦略 で 進む として も 、 少なくとも それ が うまく いか なかっ た 場合 の プラン B を きちんと 用意 し て おく べき だ と 思い ます 。   先 ほど ちょっと 飛ばし た 質問 と いい ます か 、 もう 私 言い 切り で 言い ます けれども 、 ある 評論 家 が こういう こと を 言っ て い ます 。 台湾 海峡 有事 が 起こり 、 アメリカ が 台湾 側 に 立っ て 参戦 し たら 、 ウクライナ における ロシア に 相当 する 立場 に なる という こと を 言っ て い ます 。   どういう こと か と いい ます と 、 ウクライナ 政府 は 、 東部 の 二 州 の 分離 独立 政府 、 勢力 と 戦争 を し て い まし た 。 そこ に 、 ロシア が 分離 独立 勢力 を 支援 し て ウクライナ と 戦争 を 始め まし た 。 一方 、 台湾 は 、 中国 から 見れ ば 自ら の 一部 。 台湾 が 独立 しよ う と すれ ば 、 中国 から すれ ば 分離 独立 勢力 で あり 、 武力 を もっ て し て も それ を 阻止 しよ う と する 。 その よう な 状況 の 中 で 、 仮に アメリカ が 台湾 側 に 立っ て 中国 と 戦争 すれ ば 、 分離 独立 勢力 へ 外国 が 支援 し た という こと に なっ て 、 ウクライナ における ロシア に 相当 する 立場 に なる という こと です 。   こう いっ た 議論 も ある ん だ という こと を 考え ます と 、 やはり 今 、 台湾 という の は 東京 から いう と 相当 離れ て い ます けれども 、 沖縄 から いっ たら すぐ そば な ん です よ 。 だから 、 こういう 状況 の 中 で 、 軍備 で 、 先 ほど あり まし た けれども 、 沖縄 県民 が 非常 に 恐れ て いる という こと を 私 訴え て 、 これ を 最後 に し たい と 思い ます 。   ありがとう ござい ます 。 ありがとう ござい ます 。 自民党 の 松川 で ござい ます 。   まず 、 この 法案 について 関連 する 在外 公館 の 修繕 費 の 問題 を 本日 取り上げ たい と 思っ て おり ます が 、 それに まず 先立ち まし て 、 喫緊 の 問題 について 申し上げ たい と 思い ます 。   まず 、 アステラス 社 の 邦人 拘束 事案 で あり ます 。   これ 、 もう 言語道断 で あり まし て 、 早期 、 即時 解放 と 再発 防止 を 求め たい と 思い ます し 、 また 、 これ について は 既に 林 大臣 自身 も 強い 御 発言 を し て いただい て いる こと も 承知 を し て い ます 。 中国 外交 部 が これ 反 スパイ 法 による 逮捕 だ という ふう に 発表 し て おり まし て 、 二 〇 一 四 年 に この 反 スパイ 法 でき て から 十 七 人 も の 邦人 が 拘束 さ れ て い ます 。   今度 、 林 大臣 も 、 もう 即時 解放 を 求める だけ で は なく て 、 近々 訪中 の 御 予定 も ある や に 聞い て 、 聞い て と いう か 報道 さ れ て おり ます ので 、 是非 、 秦 剛 外交 部 長官 に 直接 会っ て 、 また 習近 平 国家 主席 に 会う 機会 が ある の か どうか 分かり ませ ん が 、 この 邦人 の 即刻 の 解放 を 求め て いただき たい と 思い ます 。 これ について は 、 日本人 の 国民 が 怒っ て いる という こと を 是非 直接 ぶつけ て 、 日 中 関係 という の は これ 解決 なく し て 改善 に 向かう こと は ない という 強い 態度 で 臨ん で いただき たい と 存じ ます が 、 いかが でしょ う か 。 様々 な 機会 という こと で 、 訪中 の 際 に も 本件 強く 求め て いただく という こと を お答え いただい た もの と 理解 いたし ます 。   永遠 に 地理 は 変わら ない ので 、 私 は 、 日 中 関係 は 建設 的 で 安定 的 で ある べき だ と 考え て おり ます けど 、 こういう こと が 続い て 建設 的 で 安定 的 な 関係 つくる という の は 無理 で あり ます ので 、 是非 よろしく お願い し たい と 存じ ます 。   さて 、 本題 の 方 に 入り たい と 思い ます 。 今 、 先生 方 、 委員 の 先生 方 に も この 資料 を お 配り し て いる と 思い ます が 、 今日 私 が 取り上げ たい の は 、 日本 の 在外 公館 の 修繕 費 の 問題 で あり ます 。   まず 、 外務省 の 方 に お 伺い し ます が 、 在外 公館 は 、 外交 機能 強化 という 中 で 、 この 二 十 年 、 何 公館 増え た の か 。 一方 で 、 この 在外 公館 の 新築 、 修繕 費 について 、 この 二 十 年 で 私 は 減少 し て いる と 理解 し て いる ん です けど 、 それ は どの くらい 減少 し て い て 、 理由 は 何 な の でしょ う か 。 また 、 修繕 でき ない こと によって どの よう な 不備 が 生じ て いる か 、 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   要するに 、 ざっくり 言う と 、 七 十 公館 も この 二 十 年 で 増え て いる のに 、 修繕 する ため 、 新築 し たり 、 外観 を 直し たり 、 内装 を 直し たり 、 いろんな こと を する ため の この 予算 は 減っ て いる ん です ね 。 三 割 減っ て いる わけ です 。 その 理由 という の が 、 要するに 、 公館 を 増やす という この 大事 な こと で あり ます けれども 、 賃料 が 非常 に 高い と 。 その 賃料 を 要するに しわ寄せ を 食う 形 で 今 国有 財産 に なっ て いる 方 の 公館 の 六 割 が 築 三 十 一 年 を 超え て いる に も かかわら ず 修繕 が なかなか でき ない 状態 が 続い て い て 、 お 配り し た 資料 の よう に 、 この 壁 が 剥げ て い たり 、 こういう 美観 を 損ね たり 、 恐らく 機能 の 上 でも 問題 が ある 状態 が 生じ て いる という こと で あり ます 。   なぜ 予算 要求 が でき ない ん です か 。 予算 要求 を すれ ば いい の で は ない です か 。 私 、 大使館 という の は 、 外交 を 展開 する 上 の 拠点 で あり ます し 、 また 日本 の 顔 で も ある と 思い ます し 、 また 現地 邦人 、 現地 に いる 日本 の 邦人 を 守る ため の とりで で も ある と 。   なので 、 自衛隊 に 引き付け て いえ ば 、 例えば その 基地 に 当たる よう な もの で あり まし て 、 この 前 、 我々 、 防衛 力 を 強化 する に 当たっ た とき に 、 自衛隊 の 官舎 とか が 非常 に ぼろぼろ な 状態 な まま な の を 見 て 非常 に 衝撃 を 受け た と 思う ん です ね 。 それ は 防衛 における 継 戦 能力 に 関わる という 話 で あっ た と 思う ん です が 、 結局 、 この 大使館 が ぼろぼろ の 状態 に 置か れ て いる という の は 、 実は 外交 、 継 戦 能力 が 実は 損なわ れ て いる という 状態 と 思っ て いただい たら いい ん だ と 思う ん です ね 。 まあ 余り 在外 公館 も 自衛隊 の 惨状 と 変わら ない という こと で あり ます 。   今 、 志水 さん から あっ た よう に 、 予算 要求 すれ ば いい という 話 で は ある ん です けど 、 要求 し て も 通ら ない わけ です ね 。 それ は なぜ か と いう と 、 費目 は 違う に も かかわら ず 、 営繕 予算 という ざっくり し た 一 まとめ の 中 で 事実 上 財務省 から シーリング を 掛け られ て いる わけ です 。 でも 、 それ は もう 、 ここ は もう 与野党 関係 なく 、 日本 の 外交 、 外交 と 防衛 は 車 の 両輪 だ という の で あれ ば 、 外交 、 継 戦 能力 の 一翼 、 非常 に 重要 な 一翼 を 担っ て いる 在外 公館 の 機能 は しかる べく 改善 さ れ なけれ ば なり ませ ん し 、 今 は 改善 と いう より も マイナス の 状況 で あり ます ので 、 これ は しっかり と 予算 要求 を 外務 大臣 に も 鈴木 大臣 に し て いただい て 、 この 状況 は 抜本 的 に 変え て いただき たい と 存じ ます 。   大臣 の 意気込み を お 伺い し たい と 思い ます 。 力強い お 言葉 、 ありがとう ござい ます 。 今年度 の 予算 に 向け て しっかり と 取り組ん で いただけ ます よう に 、 そして 我々 も 応援 し て いき たい という こと を 申し上げ たい と 思い ます 。   もう 一つ 、 大使館 とか 大使 公邸 について 、 私 は もう 長らく ずっと 思っ て いる こと が ござい ます 。 大使館 とか 大使 公邸 という の は 日本 の 顔 な ん です よ ね 。 外国 において 日本 という の を 考え た とき に 、 行っ た とき に 、 例えば 日本 大使館 に 行っ たら 、 何 だろ う な 、 和 の テースト の こんな もの が あっ た よ とか 、 若しくは その 中 に 入っ た とき に 日本 の 新しい 姿 を 感じる とか 、 いろんな そういう 意味 で の 発信 機能 、 ソフト パワー を 体現 する ため の 機能 も ある ん です よ 。   例えば 、 我々 も 、 例えば 英国 大使館 、 日本 で 行く とき に 、 あの 旧 宮家 の 建物 を 今 在日 の 英国 大使館 が 利用 し て い て 、 すてき じゃ ない です か 。 そういう 利用 の 仕方 も ある し 、 例えば ジュネーブ の 大使 公邸 とか は 、 そういう 形 で 元々 あっ た お 屋敷 を 借り上げ て 、 買い取っ て 、 非常 に いい 発信 が できる よう な すばらしい 施設 に なっ て い たり する ん です けれども 、 問題 は 日本 が 最近 新しく 自分 で 建て た 建物 です 。 ほとんど が 豆腐 みたい な 真四角 の 無味 乾燥 な 建物 な ん です ね 。 まあ 名前 は 言い たく あり ませ ん けど 、 マレーシア 大使館 とか 、 ほか に も いっぱい あり ます 。 なぜ か 。 安い から です 。 真四角 の 豆腐 みたい な 建物 が 一番 容量 が 、 たくさん 人員 や 部屋 を 詰め込め て 、 建築 費 が 安く て 、 真っ白 に 塗っ て おけ ば 取りあえず いい だろ う みたい な 、 という こと に なっ て いる わけ です ね 。   私 は 、 これ は もう ゆゆしき 事態 だ と 思っ て おり ます 。 そう じゃ ない です か 。 ( 発言 する 者 あり ) センス が ない という かね 、 一 円 でも 安けれ ば いい という 、 そういう まあ せこい と いい ます か 、 けち くさい 根性 で 建てる べき もの で は ない ん です ね 。   せっかく 築 三 十 一 年 を 超え た 公館 が もう 六 割 超え て いる わけ で あり ます ので 、 この 大 規模 修繕 を する 際 に は 、 財務省 に 任せ て おく と また 必ず 一番 安い 方法 で 改築 せよ という ふう に 言う に 決まっ て い ます けど 、 これ は 違う ん だ と 、 そこ に 行っ た とき に 、 来 た 人々 が 日本 を 感じる 、 日本 って すごい な 、 すばらしい な と いう こと を 感じる よう な 外観 で あっ たり 内装 で あっ たり に する べき だ と 私 は 思い ます 。   で 、 それ は 、 例えば 日本 の 若い 建築 家 の 方 たち で あれ ば です よ 、 例えば どこ か の 大使館 を 、 私 が 最初 に 手掛け た 大型 建築 で 、 この 大使館 を 私 やり まし た という の は 、 建築 家 の 方 にとって も すごく いい こと だ と 思う ん です よ ね 。 いろんな 形 で 、 別に 私 は 単に 古い 日本 の 伝統 的 な 建物 に せよ とか そういう こと だけ 言っ て いる わけ じゃ なく て 、 別に 新しい 日本 の 姿 で も 全然 いい と 思う ん です ね 。 若しくは 、 その 現地 の 文化 も 融合 さ せ て も いい の かも しれ ない 。   とにかく 、 その 無味 乾燥 な 真四角 の 豆腐 みたい な 建物 を これ 以上 造る の は やめ て いただき たい という こと を 強く 申し上げ たい と 思い ます し 、 大使館 という の は 日本 の 顔 で ある 、 それ を 活用 する ため に 予算 を 使う こと は 必要 な こと で ある と 考え ます が 、 大臣 、 教養 の ある 大臣 に おか れ て は 私 に 大いに 賛同 し て いただける と 思い ます が 、 この 点 について 取り組む こと について の 御 見解 いただき たい と 存じ ます 。 ありがとう ござい ます 。 その よう な 重要 な ところ に も ちゃんと 予算 を 要求 し て いく こと で お話 を いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   最後 に 、 代表 質問 で も お 伺い し た ん です けど 、 要人 警護 が できる よう に 自衛隊 法 を 改正 す べき だ という 点 について お 伺い し たい と 思い ます 。   もう 、 何 でしょ う ね 、 丸腰 で 、 もちろん 領域 国 が 警備 の 主たる 任務 を 負う という の は 当然 の その 前提 で は あり ます けど 、 それ に 加え て 、 総理 は 自衛隊 最高 指揮 官 で あり ます し 、 まあ そう じゃ ない に し て も 、 林 大臣 だろ う と 何 だろ う と 、 日本 の 要人 が 行く とき に 、 自分 の 国 の 要人 を 自衛隊 が 警護 でき て も しかる べき だ と 私 は 思い ます 。   今 お 配り し た 資料 に も あり ます よう に 、 今 、 在外 において 自衛隊 が 展開 し て いる とき に 、 一定 の 場合 は 邦人 を 保護 する こと が できる という 八 十 四 の 四 という 規定 が 、 いや 、 三 だ 、 ごめんなさい 、 ある わけ です よ ね 。 そこ に 八 十 四 の 五 を 作れ ば いい じゃ ない か と 私 は 思う わけ で あり ます 。   この 点 について 、 防衛 省 の 御 見解 を お 伺い し ます 。 心 の 中 で は 、 小野田 政務 官 、 私 と 同じ 考え で は ない か という ふう に 思っ て おり ます が 、 是非 、 今後 しっかり 前向き に 御 検討 いただき たい という こと を お願い し て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 で ござい ます 。   まず 、 議案 の 法案 について 伺い ます 。   今回 の 法案 は 、 為替 変動 など の 中 、 在勤 基本 手当 の 大幅 な 増加 を 図る もの で ござい ます けれども 、 昨年 は どういう 対応 を 行い 、 また この 昨年 の 対応 が 今回 の 法 改正 に どう 関わっ て いる の か 、 政府 参考 人 に 答弁 お願い いたし ます 。 我が 会派 は 本 法案 賛成 で ござい ます ので 、 以下 、 関連 の 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   外務 大臣 、 問い の 六 番 から お願い を さ せ て いただき ます が 、 通常 国会 で 林 外務 大臣 に 非常 に 貴重 な 答弁 を し て いただい て おり ます 。   今 、 ロシア の 侵略 まだ 止め られ て おり ませ ん けれども 、 林 外務 大臣 は 、 仮に 、 中国 が 国連 憲章 に 違反 する 違法 な 武力 行使 を 行っ て いる ロシア 軍 に対し 、 まあ ロシア に対して 軍事 物資 、 武器 など を 提供 し て 支援 する こと が あれ ば という 私 の 質問 に対して 、 ロシア を 支援 、 援助 する 国 は 、 その 支援 、 援助 について 国際 法 上 責任 を 負う こと に なる という 明確 な 答弁 を 通常 国会 いただき まし た 。   この 国際 法 上 責任 を 負う こと に なる 、 この 具体 的 な 内容 について 御 説明 お願い いたし ます 。 外務 大臣 。 外務 大臣 、 ありがとう ござい まし た 。   私 、 一 九 七 二 年 生まれで 、 日 中 友好 回復 の 年 の 生まれ で 、 日 中 友好 を 旨 と し て いる 議員 で ござい まし て 、 コロナ 前 は 毎年 中国 に も 私 は 行っ て い た ん で ござい ます けれども 、 外務 大臣 、 今後 、 来週 以降 中国 に 訪問 さ れる という こと で ござい ます けれども 、 中国 は 責任 ある 大国 として 、 世界 平和 の ため に むしろ 積極 的 に 頑張る の が 中国 の 常任 理事 国 として の 法的 な 責務 で ござい ます ので 、 この 答弁 、 中国 も 認識 を し て いる という こと に なる と 思い ます ので 、 そうした 外交 を 引き続き よろしく お願い さ せ て いただき たい と 思い ます 。   では 、 次 、 問い の 四 番 に 質問 さ せ て いただき ます 。   防衛 省 の 政府 参考 人 で ござい ます が 、 前回 きちんと 答弁 いただけ なかっ た ん です が 、 反撃 能力 を 含め た 敵 基地 攻撃 能力 です ね 、 この 安保 三 文書 、 岸田 総理 は 極めて 現実 的 な シミュレーション を やっ た という ふう に 言っ て いる ん です が 、 極めて 現実 な シミュレーション に は 当然 中国 など も 含ま れ て いる こと に なる ん だ と 思う ん です が 、 それ について 説明 を お願い いたし ます 。 今回 初めて 、 中国 、 北朝鮮 、 ロシア といった 我が国 周辺 の 軍事 動向 や その 将来 の 技術 的 水準 の 動向 等 を 踏まえ つつ という ふう に 、 事実 上 、 そうした 安保 三 文書 の 情勢 分析 に 書い て ある 三 か国 について シミュレーション を 行っ て いる と 事実 上 答弁 し て いただい て いる と 私 は 理解 を いたし ます が 。   その 前 に 、 初め おっしゃっ て いただい た 、 この 、 特定 の 国 ・ 地域 を 脅威 と みなす 、 そうした 発想 に 立っ て いる もの で は ない という こと について 質問 さ せ て いただき たい ん です が 、 この 脅威 について 、 政府 は 、 我が国 に対する 武力 攻撃 の 意思 と 能力 、 我が国 に対する 武力 攻撃 の 意思 と 能力 を 持つ もの に対して 脅威 という ふう に 考え て いる という ふう に 私 は 説明 を 受け て いる ん です が 、 と する と 、 現時点 において 、 防衛 省 、 日本 政府 において 、 よろしい です か 、 中国 、 ロシア 、 北朝鮮 は 日本 に対する 武力 攻撃 の 意思 を 有し て い ない と 認識 し て いる の か 、 あるいは 有し て い て も それ を 明示 し て い ない と 認識 し て いる の か 、 それら の 国々 の 日本 に対する 武力 攻撃 の 意思 の 保有 について どういう 認識 に ある か 、 政府 参考 人 、 答弁 お願い いたし ます 。 侵略 の 意図 を 明示 し て い ない という ふう に 理解 し て いる という ふう に 答弁 でし た が 、 じゃ 、 侵略 の 意図 を 有し て いる か どう か 、 それら の 三 か国 、 それ について は 日本 政府 は どういう 認識 に あり ます か 。 重ね て 伺い ます が 、 この 委員 会 で も 何 度 か 質問 し た の が 、 二 〇 一 七 年 、 一 八 年 の 当時 に 、 北朝鮮 が 核 を 使っ て 日本 を 武力 攻撃 する と 、 そういう 国家 意思 を いろんな 形 で 表明 し た と 、 安倍 総理 、 小野寺 防衛 大臣 も 国会 で 答弁 を し て いる ん です が 、 当時 、 私 は 、 トランプ 大統領 が この 北朝鮮 に 空母 など を 差し向け 武力 の 威嚇 を し 、 そこ に 自衛隊 が 三 十 回 以上 共同 訓練 を 繰り広げ て 、 で 、 北朝鮮 は それ を やめろ やめろ と 、 やめ ない ん だっ たら 武力 攻撃 の 対象 に する ぞ という 声明 を 出し 続け て い た という 問題 を 私 は 取り上げ た こと が ある ん です が 。   そうした こと も 踏まえ ながら 聞く ん です けれども 、 じゃ 、 今 の 政府 の 認識 として 、 中国 、 ロシア 、 北朝鮮 は 日本 に 武力 攻撃 の この 意図 を 持っ て いる と 、 それ について 察知 は し て い ない という こと で よろしい です か 。 察知 、 何 か 察知 さ れ て いる の か 、 察知 し て い ない ので そういう こと を おっしゃっ て いる の か 、 どこら 辺 まで の こと を どういう ふう に 認識 し て いる の か 、 答え て ください 。 ちょっと 、 もう 簡潔 に 答え て ください 。 今 その 意図 を 、 我が国 に対する 武力 侵攻 の 意図 を 察知 し て い ます か と 、 政府 が その 三 か国 について 、 それ を 聞い て いる んで 、 簡潔 に それだけ 答え て ください 。 じゃ 、 答え に なっ て い ませ ん が 、 関連 で 、 この 三 文書 について 、 安保 三 文書 、 政府 は この間 、 特定 の 国 や 地域 を 想定 し た もの で は ない という 、 およそ 日本語 として 理解 でき ない よう な こと を 答弁 さ れ て い た ん です が 、 その 趣旨 は 、 さっき お答え いただい た この 三 文書 やら あるいは この 防衛 力 の 整備 という の は 、 脅威 と みなす よう な そういう 発想 に 立っ て いる もの で は ない と 、 これ と 同じ 趣旨 の こと を 言っ て いる ん です か 。 一体 どういう 趣旨 で 言っ て いる ん です か 。 まあ 、 外交 的 な 修辞 として そういう 言い方 を し て いる という ふう に 政府 の 方 から 説明 を 受け た こと も ある ん です が 、 その 趣旨 について 説明 し て ください 。 この 委員 長 の 下 の 外交 防衛 委員 会 で 、 今 まで 特定 の 国 や 地域 を 対象 と し て い ない という よう な こと で 予算 委員 会 の 論議 を 逃げ て い た ん です けど 、 それ を こういう ふう に しっかり と 詰め させ て いただい て 、 今後 その 内容 について 質問 さ せ て いただき たい ん です が 、 ちょっと 防衛 省 、 防衛 政策 局長 、 前回 伺っ た 質問 の 関係 な ので 、 よろしい です か 。   今 、 配付 資料 に も あっ て 、 今日 理事 会 に 出し て いただい た 資料 です けれども 、 結局 、 この いろんな シミュレーション を やっ て 、 侵攻 部隊 による ミサイル 攻撃 、 戦闘 機 等 による 航空 侵攻 、 艦艇 部隊 による 海上 侵攻 、 そうした シミュレーション を 行っ て 、 その 中 で 不十分 な 自衛隊 の 機能 、 能力 の 評価 を し た 。 この 不十分 な 自衛隊 の 機能 、 能力 の 評価 という の は 、 前回 答弁 いただい て い ます けれども 、 日本 に対する 武力 侵攻 が あっ た 場合 に は 、 日 米 安保 条約 に 基づい て 必ず 世界 最強 の 戦力 を 有する アメリカ が 日本 防衛 の 集団 的 自衛 権 を 発動 する という の が 政府 の 認識 で ある わけ です から 、 その アメリカ 、 世界 最強 の アメリカ の 戦力 の 日本 防衛 の 武力 行使 が 行わ れ て も なお 不十分 な 自衛隊 の 機能 や 能力 の 評価 という 、 そういう 意味 で よろしい です ね 、 ここ で 書い て いる こと は 。 そういう 明確 な 答弁 を 常に お願い し たい と 思い ます 。   では 、 防衛 の この 膨大 なる 四 十 三 兆 円 の 関係 、 予算 について の 二 番 です ね 、 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 これ も 前回 質問 し て 、 あの とき 準備 が でき なく て 、 向こう 三 週間 ぐらい 、 防衛 省 、 政府 が 準備 に 時間 掛かっ た ん です が 、 要は GDP 比 二 % に する という こと な ん です けれども 、 それ に よる と 五 年 後 約 十 一 兆 円 に 年間 なる ん です が 、 ところが 、 今 示さ れ て いる 防衛 力 に関する もの は 八 ・ 九 兆 円 、 それ 以外 の 補完 的 な 取組 で 残り の 二 兆 円 を やる と 言っ て いる ん です が 、 その 中身 が 分かっ て おり ませ ん 。   その 補完 的 な 取組 の 内容 、 そして まず その 金額 について 、 内閣 官房 、 答弁 を お願い いたし ます 。 最後 答弁 いただい た この 四つ の 研究 開発 、 公共 インフラ 、 サイバー 安全 保障 、 我が国 や 同志 国 の 抑止 力 の 向上 等 の 国際 協力 、 これ が 約 一 兆 円 と 言う ん です けど 、 それぞれ について 、 その 内訳 、 幾ら ずつ 、 何 千 億 円 ずつ に なる の か 答弁 ください 。 いや 、 国民 の 血税 を 一 兆 円 計上 する のに 、 それ を 閣議 決定 し て おい て です よ 、 それで 今 、 中身 が ない から 予断 を 持っ て 答え られ ない って 、 そんな めちゃくちゃ な 、 やる ん だっ たら 、 これ もう 法治 国家 で も 財政 民主 主義 で も 何 で も ない わけ です から 。   両 大臣 お越し いただい て おり ます 。 特に 防衛 大臣 、 やはり 防衛 予算 あるいは 国 の 安全 保障 の 予算 という もの は もう 積み上げ 、 政策 の 精査 に 基づく 積み上げ 以外 許さ れ ない の が 、 昨年 質問 し て い ます けれども 、 我が国 の 財政 法 の 定め です ので 、 それ を 無視 し た 違法 な 私 は 閣議 決定 だ と 思い ます けれども 、 数字 あり き の 丼勘定 の GDP 比 二 % だ と 思い ます けれども 、 そういう 安全 保障 政策 の 在り方 という の は 、 私 は 国 を 誤る 、 将来 国 を 誤る こと に なる という こと の 指摘 を さ せ て いただき 、 この 中身 について は 引き続き 厳しく 精査 を さ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   では 、 次 で 、 今回 、 反撃 能力 、 敵 基地 攻撃 能力 の ため の 装備 として 衛星 システム を 持つ こと に なる わけ で ござい ます けれども 、 防衛 省 に 聞き ます が 、 いわゆる 早期 警戒 衛星 です ね 、 発射 し た 瞬間 、 それ を 地球 の 丸み の 向こう 側 を 捉える 赤外線 センサー など の この 早期 警戒 衛星 を 導入 する こと は 三 文書 の 中 で 想定 し て いる の か 。 また 、 その 予算 、 また 衛星 システム 全体 の この 予算 の 関係 について も 答弁 を お願い いたし ます 。 問い の 一番 と 二 番 、 まとめ て 聞い て おり ます 。 早期 警戒 衛星 の 導入 という の は 初めて の 答弁 な ん です 。   防衛 省 政府 参考 人 に 聞き ます が 、 早期 警戒 衛星 が なけれ ば 他国 の ミサイル 発射 兆候 を 探知 する すべ が なく 、 独自 の この 戦闘 の 指揮 権 を 日本 が 国家 として 行使 でき ず 、 また アメリカ 軍 の この 行動 が 先制 攻撃 か どう か の 判断 も でき ない という こと に なる と 思う ん です けれども 、 また 、 日本 が 行う ミサイル 攻撃 も 、 ミサイル の 発動 も 、 武力 の 発動 も 先制 攻撃 か どう か の 判断 も なかなか でき ない ん じゃ ない か と 思う ん です が 、 そこら 辺 どういう ふう に 考え て いる の か 、 答え て ください 。 私 の この 兆候 の 把握 という の は 事後 評価 も 含め て の こと な ん です が 、 まあ それ は さておき 、 じゃ 防衛 大臣 、 最後 、 ハラスメント について 質問 さ せ て いただき ます が 、 今回 の 予算 です ね 、 ハラスメント 対策 、 あれ だけ の 事件 が あっ た のに たった 二 千 万 円 しか なく て 、 これ 昨年 と 同じ な ん です が 、 自衛隊 における あらゆる ハラスメント を 撲滅 する 、 その ため に 防衛 大臣 が 陣頭 指揮 を 執っ て 戦略 的 な 取組 を 行っ て いく 、 その 決意 について 答弁 を お願い いたし ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   まず 、 在外 公館 の 名称 及び 位置 並びに 在外 公館 に 勤務 する 外務 公務員 の 給与 に関する 法律 の 改正 案 について 伺い ます 。   在外 公館 の 位置 の 地名 の 変更 について 、 キーウ は 二 〇 二 二 年 三月 三 十 一 日 、 キシ ナウ は 同年 五月 十 三 日 に 呼称 の 変更 が 発表 さ れ まし た 。 外務省 の ホームページ に よれ ば 、 この 呼称 変更 は 、 ロシア による 侵略 を 受け 、 日本 政府 として ウクライナ や モルドバ と の 連帯 を 示す ため の 行動 で あっ た と の こと です が 、 そう で あれ ば 、 法律 で の 呼称 も 早々 に 昨年 の 臨時 国会 時点 で 改正 す べき だっ た の で は ない でしょ う か 。   昨年 の 呼称 変更 から 今回 の 改正 まで おおよそ 一 年 も の 期間 が 空い た こと に なり ます が 、 これ ほど の 時 を 要し た 理由 について 外務省 に 伺い ます 。 丁寧 な 説明 を ありがとう ござい まし た 。 理解 いたし まし た 。   次に 、 在勤 基本 手当 の 基準 額 改定 について 小西 筆頭 から 質問 ござい まし た ので 、 そこ は 飛ばし まし て 、 子女 教育 手当 について 、 授業 料 の 上昇 により 、 子女 教育 手当 が 支給 さ れ て いる 在外 公館 の 職員 の 半数 程度 について 、 加算 額 の 上限 で ある 四 万 三 千 円 を 加算 し て も 経費 を 賄う こと が でき ない と 伺っ て おり ます 。   今回 の 引上げ により 上限 額 が 五 万 一 千 円 と なり ます が 、 授業 料 も 物価 、 為替 変動 の 影響 を 受け 上昇 が 続く こと も 予測 さ れ ます が 、 今後 の 子女 教育 手当 の 加算 額 の 上限 を どの よう に 設定 さ れ て いか れる の か 、 外務省 の 方針 を 伺い ます 。 海外 で 働い て いる 皆さん が 家庭 の 金銭 的 な 事情 で 不安 を 感じる よう な こと が あっ て は 、 なかなか 仕事 に も 打ち込め ない と 思い ます し 、 国民 の 理解 得 られる 範囲 で しっかり と し た 改定 を し て いただき たい と 思い ます 。   外交 実施 体制 の 強化 について 、 昨年 の 外交 防衛 委員 会 の 外務省 答弁 に よれ ば 、 中国 が 大使館 を 設置 し て いる 一方 で 日本 が 大使館 を 設置 し て い ない 国 は 北朝鮮 を 除い て 二 十 七 か国 あり 、 その 内訳 は 、 アフリカ が 十 八 か国 、 中南米 が 六 か国 、 欧州 が 二 か国 、 そして 大洋 州 が 一 か国 と さ れ て い ます 。 ただ 、 大洋 州 の キリバス について は 今年 一月 に 大使館 が 開設 さ れ た ため 、 現在 は 二 十 八 か国 に なっ て いる という 認識 です 。   特に アフリカ の 国々 に 在外 公館 が 設置 さ れ て い ない 傾向 が ある 印象 を 受け ます が 、 グローバル サウス の 重要 性 が 指摘 さ れる 今 、 アフリカ に 在外 公館 を 新設 する 意義 は 非常 に 大きい と 考え ます が 、 アフリカ における 在外 公館 新設 を どの よう に 進め られ て いく の か 、 林 外務 大臣 に 伺い ます 。 本当に 、 TICAD 等 も 通じ て アフリカ に対して は 様々 支援 等 も 行っ て いる と 思い ます が 、 やはり 中国 の プレゼンス という の も かなり アフリカ で 感じ られる と 思い ます ので 、 しっかり と し た 今後 も 対応 を お願い し たい と 思い ます 。   我が国 が 力強い 外交 を 展開 する 裏付け として 、 一定 の 防衛 力 を 整備 する 必要 性 という の は 理解 いたし ます が 、 国家 安全 保障 戦略 に も ある とおり 、 北朝鮮 は かつて ない 頻度 で 、 変則 軌道 で 飛翔 する ミサイル を 含む 新た な 態様 で の ミサイル 発射 を 繰り返し て い ます 。 こうした 日本 周辺 の ミサイル を 始め と する 経 空 脅威 に対して 、 政府 は 、 防衛 面 で は 反撃 能力 の 保有 で 対処 する と の 方針 を 示し て おり ます が 、 外交 面 で は どの よう な 方針 で 挑ま れる の か 、 臨ま れる の か 、 また 、 安保理 非 常任 理事 国 として これ まで と 違っ た アプローチ という の も 考え られ て いる の か 、 林 外務 大臣 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 松川 委員 から も お話 少し あり まし た が 、 今週 末 、 訪中 が 予定 さ れ て いる と の 報道 に 私 も 接し て おり ます が 、 外務 大臣 の 訪中 が 三 年 余り なさ れ なかっ た 理由 は なぜ な の か 。   また 、 林 大臣 、 中国 の 秦 剛 外交 部長 と 初 の 外相 電話 会談 という の を 二月 二 日 に 行っ て いる と 思う ん です が 、 日 中 の 重要 な 共通 認識 で ある 建設 的 かつ 安定 的 な 関係 の 構築 実現 に 向け 連携 し て いく こと へ の 意欲 を 示さ れ て おり まし た 。   二月 十 八 日 の ミュンヘン 安全 保障 会議 で も 、 王 毅 政治 局員 と 会談 し た 際 も 同じ よう に 建設 的 かつ 安定 的 な 関係 の 構築 という こと を 確認 さ れ て おり ます が 、 日 中 平和 友好 条約 締結 四 十 五 周年 でも ある 今年 、 条約 第 一 条 に 明記 さ れ て いる 、 両国 間 の 恒久 的 な 平和 友好 関係 を 発展 さ せ 、 全て の 紛争 を 平和 的 手段 により 解決 し 及び 武力 又は 武力 による 威嚇 に 訴え ない こと を 確認 する こと が かつて ない ほど 重要 に なっ て いる と 考え ます 。   尖閣諸島 を めぐる 問題 です とか 、 東シナ海 、 南シナ海 情勢 、 そして 新疆ウイグル 自治 区 における 人権 問題 、 そして 今 現在 も 数 多く の 邦人 が 拘束 さ れ て いる 事案 等 様々 な 懸案 を 踏まえ た 上 で 、 建設 的 かつ 安定 的 な 関係 を どの よう に 構築 し て いく の か 、 訪中 の 抱負 も 含め て 大臣 の 御 見解 を 伺い ます 。 本当 、 先 ほど の 邦人 拘束 問題 も 含め て 、 しっかり と し た 議論 と 、 そして 前向き な 議論 も し て いただけれ ば と 思い ます 。   林 大臣 、 三月 三 日 に インド の ニューデリー で クアッド 外相 会合 に 出席 さ れ まし た 。 日本 は インド 太平洋 という 地域 で 多く の 国際 的 な 枠組み に 関与 し て い ます 。 APEC とか ASEAN プラス 3 とか 様々 あり ます が 、 それぞれ が 役割 を 持っ て 、 これら が 重層 的 に 存在 する こと で 地域 の 平和 と 安定 を 保っ て いる の だ と は 思い ます 。   ただ 、 クアッド の 取組 という の は 注目 さ れ て い ます が 、 四 か国 の 異なる 立場 も 見え隠れ し て いる と 思い ます 。 今回 の クアッド の 外相 会合 で 発出 さ れ た 共同 声明 で は 、 肝腎 の ロシア へ の 言及 は あり ませ ん でし た 。 核兵器 に関して も 、 インド は そもそも 核兵器 不 拡散 条約 の 枠外 です し 、 オーストラリア は 我が国 と 同様 、 米国 の 核 の 傘 の 下 に あり ます が 、 我が国 と 異なっ て 核兵器 禁止 条約 の 締約 国 会議 に オブザーバー として 参加 し て おり ます 。 経済 に関して 言え ば 、 アメリカ は TPP から 離脱 し て 、 インド は RCEP から 離脱 する など 、 ここ でも 一致 し た 行動 を 取る こと が でき て い ない と 。   そういう 中 で 、 基本 的 価値 の 共有 、 法 の 支配 の 考え方 から も 、 クアッド は 日本 の 取り組む べき 課題 を 見え にくく し て いる ん じゃ ない か という 見方 も あり ます が 、 林 大臣 の お 考え を お 聞か せ ください 。 今 大臣 から も 言及 が あっ た この 自由 で 開か れ た インド 太平洋 に関して 、 先日 、 岸田 総理 が インド 世界 問題 評議 会 で 、 自由 で 開か れ た インド 太平洋 の ため の 日本 の 新た な プラン という もの を 発表 さ れ まし た 。 内容 について 評価 できる と は 思う ん です が 、 ただ 、 国際 社会 を 分断 と 対立 で なく 協調 に 導く という 目的 、 目標 です とか 、 力 と 威圧 と は 無縁 、 誰 も 排除 し ない 、 陣営 づくり を し ない 、 価値 観 を 押し付け ない という よう な 内容 な ん です が 、 実際 の 外交 や 防衛 の 方針 等 を 聞い て おり ます と 、 新た な プラン の 中 で すら 矛盾 と も 思える 記述 が ある という ふう に 私 に は 読み取れる ん です が 、 私 の 理解 が 足り ない の かも しれ ませ ん が 、 矛盾 が ない という こと で あれ ば 是非 御 説明 を いただけれ ば と 思い ます 。 どうしても 陣営 づくり を し ない とか 価値 観 を 押し付け ない という 部分 と は 矛盾 する ん じゃ ない か な と いう 気 は し て しまう ん です が 、 次 の 最後 の 質問 に 移り たい と 思い ます 。   四月 十 六 日 から 十 八 日 の 日程 で 行わ れる 予定 の G7 長野 県 軽井沢 外相 会合 について 、 最終 日 の 十 八 日 に 軽井沢 の 町議 選 が 告示 さ れる ん です が 、 交通 規制 等 で 選挙 活動 に 支障 が ない か という 懸念 が 地元 の 町議 選 の 候補 予定 者 から も 寄せ られ まし た 。 警察庁 から の 御 説明 で 、 交通 規制 が しかれる 区域 で も 選挙 活動 は 妨げ られ ない という お話 いただき まし た ので 、 各 陣営 に も しっかり と 説明 が なさ れ て いる と 思い ます 。   ただ 、 閑静 な 避暑 地 として 名高い 軽井沢 町 が 、 遊説 や 街頭 演説 で 騒がしい と 各国 外相 に 悪い 印象 を 与え て しまわ ない か という 心配 も あり ます 。 な ので 、 各国 に対して 、 G7 会合 最終 日 に 地元 自治体 で 選挙 が 始まる ため 多少 騒がしく なる けど 、 あくまでも 選挙 期間 だけ で ある という 説明 を 外務省 から し て いただける の か どう か 、 伺い ます 。 時間 と なり ます ので 、 大臣 の 抱負 は また 別 の 機会 に 伺い たい と 思い ます が 、 建設 的 かつ 未来 志向 の 、 また 多様 性 に 富ん だ 前向き な 議論 を し て いただけれ ば と 思い ます ので 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   今回 の 法 改正 に 関連 を いたし まし て 、 まずは 在外 公館 の 機能 強化 という 観点 から 一 問 お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   昨年 末 に 閣議 決定 を さ れ まし た 国家 安全 保障 戦略 の 中 に 、 在外 公館 について の 記述 が あり ます 。 これ は どういう もの か と いい ます と 、 例えば 、 地域 紛争 です とか あるいは 感染 症 、 テロ 、 自然 災害 、 こう いっ た 在外 邦人 の 皆様 が 直面 し 得る 様々 な 危機 です ね 、 こう いっ た もの から 、 そういった 脅威 から 在外 邦人 の 皆様 を 守る ため の 体制 と 施策 を 強化 する という 、 こういう 方針 が 書か れ て いる ん です けれども 、 その 方針 とともに 、 その 際 に 在外 公館 が 最も 重要 な 拠点 と なる という こと が 明記 を さ れ た わけ で あり ます 。   在外 公館 って 、 個人 的 な 経験 を 言わ せ て いただく と 、 もう 大分 昔 です けれども 、 海外 に 住ん で い た 頃 は 、 ちょっと 距離 が ある という か 、 領事館 って 何 か 行く の 面倒くさい な という 場所 で あり まし た し 、 来い と 言わ れ た とき に 、 平日 の 昼間 しか 開い て い なく て どう やっ て 行く ん だ と 思い ながら いろいろ 何とか 時間 を こじ開け て 行っ たり とか という 思い出 が ある ん です けれども 。   ただ 、 改めて 今 、 こういう 感染 症 、 コロナ と の 闘い も 含め て です ね 、 様々 あっ た とき に 、 やっぱり 最初 の より どころ に なる の は この 在外 公館 な ん だ な と いう こと も 改めて 感じる わけ で あり ます 。 特に 初期 の 頃 です と 、 日本 に ワクチン の 接種 受け に 来 て いただく とき の まず ある 意味 窓口 に なっ て 交通 整理 を し て いただい た の も 在外 公館 で あり まし た し 、 そういう 意味 で いく と 、 これから ますます その 役割 という もの が 重要 に なっ て くる ん だろ う と 思っ て おり ます 。   改めて 、 今回 、 国家 安全 保障 戦略 の 中 に も 明記 を さ れ た この 在外 公館 について 、 領事 業務 に関する この 体制 と 能力 の 強化 、 どう 取り組ま れる の か 、 林 大臣 に お 伺い を し たい と 思い ます 。 大臣 から 、 オンライン サービス 等 も 含め て 、 今 御 紹介 を いただき まし た 。   先 ほど 私 も 平日 しか 窓口 が 開い て い ない みたい な こと も 申し上げ まし た が 、 やっぱり 時代 が 変わり まし て 、 SNS とか アプリ を通じて 、 様々 の 今 連携 が 取れる ん だろ う と 思っ て おり ます 。 やはり 、 いざ という とき に 頼り に なる 在外 公館 な わけ です けれども 、 これ 、 平素 から きちっと やっぱり つながっ て おく という こと 、 あるいは 情報 発信 を し 続ける という こと が 大事 だ と 思っ て おり ます ので 、 御 対応 よろしく お願い いたし たい と 思い ます 。   国家 安全 保障 戦略 に 関連 し て もう 一 問 お 伺い し て おき たい と 思い ます 。   今般 の 改正 で 、 この 食料 関連 国連 三 機関 、 いわゆる FAO 、 WFP 、 IFAD です ね 、 この 本部 が 所在 を し て おり ます ローマ に 今回 日本 政府 の 代表 部 が 新設 を さ れる という こと で あり ます 。   これ も 、 この 国家 安全 保障 戦略 の 中 に まさに 、 国際 社会 における 食料 の 需給 です とか あるいは 貿易 、 こう いっ た もの を めぐる 状況 という の が なかなか 不安定 で 不透明 に なっ て き て いる という こと が 書い て あり まし て 、 ある 意味 、 従来 以上 に この 食料 安全 保障 という こと が 重要 性 を 増し て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。   改めて 、 今回 政府 代表 部 を この ローマ に 新設 を する という こと で 国際 機関 と の 連携 を 強化 する 中 で 、 我が国 の 食料 供給 構造 の 転換 です とか 、 あるいは 国際 社会 の 食料 供給 の 安定 に どう 貢献 を し て いく の か 、 これ 、 FAO の 議連 の 会長 も 務め て いらっしゃい ます 林 大臣 に 改めて 再び お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。 この 食料 安全 保障 の 分野 に 御 知見 の ある 大臣 で あり ます ので 、 是非 とも リーダーシップ の 発揮 を よろしく お願い し たい と 思い ます 。   続い て 、 研修 員 手当 の 引上げ について お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   今回 、 別表 第 三 が 改正 に なる という こと で あり まし て 、 この 研修 員 手当 の テーブル な ん です けれども 、 私 も 改めて 、 これ 自分 で 読み方 が 全く 分から なく て 、 一 から 教え て いただい て 、 ああ 、 そういう こと か と 分かっ た ん です が 、 改正 の 内容 が 、 これ まで 号 が 、 区分 が 三 十 あっ た ん です けど 、 百 十 四 に 一気に 増える 、 そして 上限 額 も かなり 大幅 な 増額 という こと に なっ て い まし て 、 改めて 、 この 別表 改定 の 意義 という こと と 、 そもそも この 研修 員 手当 制度 の 概要 という こと 、 これ 併せ て 御 説明 いただけ たら と 思い ます 。 今 御 説明 いただい た よう に 、 上限 額 が 七 十 六 万 円 から 百 三 十 六 万 と 、 倍 ぐらい 違っ ちゃう という こと は 、 逆 に 言う と 、 これ まで どれ だけ ある 意味 自己 負担 を 強い られる 方 が い ら し た の か という こと を 反映 し て いる ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   今回 、 非常 に 重要 な 改定 で あり ます が 、 一方 で 、 例えば 学費 の 場合 は 基本 的 に 年 払い で かつ 事前 に 払う こと が ほとんど だ という ふう に 聞い て おり ます けれども 、 実際 に これ 支給 は 十 二 分割 し て 後で 払わ れる という こと で あり ます から 、 なかなか 、 そういう 意味 で いく と 事前 に 学費 を 工面 し なきゃ いけ ない という こと 、 それから 先 ほど の テーブル の 読み方 な ん です けれども 、 結局 その 定まっ た 金額 から 一番 近い ところ の いわゆる 低い 金額 を 参照 する という こと で あり ます ので 、 ある 意味 持ち出し を する という 構造 自体 は 改まっ て い ない という の 、 私 、 問題 な ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て おり ます 。       〔 委員 長 退席 、 理事 佐藤 正久 君 着席 〕   ここ で 、 改めて 林 大臣 に お 伺い し て おき たい ん です けれども 、 これ 、 研修 員 の 方 も ある 意味 在外 基本 手当 みたい な もの を 基本 に 支給 し ながら 、 学費 の 部分 は 例えば 実費 負担 に する とか 、 ちょっと 制度 自体 を 大きく 見直す という こと も 検討 さ れ たら いかが か と 思う ん です が 、 いかが でしょ う か 。 是非 よろしく お願い いたし ます 。   ちょっと 時間 も あり ます ので 、 最後 の 一 問 お 伺い し て おき たい と 思い ます 。   今回 、 新た に 創設 を さ れ ます 子女 教育 手当 の 例外 規定 な ん です けれども 、 この こと によって 、 任地 の 事情 による 急 な 転勤 の 場合 、 帯同 する 子女 の 納付 済 学費 を 支給 する こと が できる よう に なる という こと で あり ます 。 要は 、 任地 において 何 か 地域 紛争 が 発生 を し たり 、 あるいは 任地 の 政府 から 退去 を 命じ られ たり 、 様々 な 事情 、 任地 の 主 な 事情 によって 動か ざる を 得 ない とき に は この 学費 という もの が 戻っ て 、 ある 意味 戻っ て くる わけ で あり ます けれども 、 そう 考え ます と 、 これ 、 外務省 の 事情 によって 、 日本 国 の 外務省 が 学期 の 途中 な ん だ けれども 転勤 を 命じ た とき に は 逆 に 言う と これ は 使え ない の か 、 適用 でき ない の か という ふう に 読める わけ で あり ます 。   この 、 なぜ 外務省 事情 の 場合 に は 適用 さ れ ない の か という こと について 、 最後 に お 伺い し て おき たい と 思い ます 。       〔 理事 佐藤 正久 君 退席 、 委員 長 着席 〕 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。 本日 は 、 在外 公館 名称 位置 給与法 の 改正 について 、 会派 代表 し て 賛成 の 立場 で 、 内容 の 確認 、 また 提案 を さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   資料 の 一 、 こちら 外務省 の 方 から 、 我々 委員 、 恐らく 全員 配付 さ れ た 資料 か と 思い ます けれども 、 これ の 在勤 基本 手当 に関して 、 昨今 の 急激 な 為替 相場 の 変動 に 対応 する ため 在勤 基本 手当 の 基準 額 を 改定 する と 。   我々 、 これ 、 党内 で これ を 見 て 議論 し た 際 に 、 じゃ 、 円 高 で 基準 額 を 改定 、 増額 する ん で あれ ば 、 円 安 の とき に は 基準 額 を 減額 する 、 その よう な 改定 を 行っ て いる ん です か という よう な 質問 さ せ て いただい た 際 に は 、 先般 の 衆議院 の 外交 委員 会 で も 同じ よう な 質問 が なさ れ まし た が 、 その 場合 は 、 基準 額 の 増減 の 、 基準 額 の 増減 二 五 % の 範囲 内 で 政令 によって 定める という ふう な 対応 を し て いる という 御 回答 を いただき まし た 。   昨今 の 急激 な 為替 相場 の 変動 に 対応 する という こと で 、 同じ ロジック で いえ ば 、 今回 、 基準 額 の 改定 で は なく て 、 この 基準 額 の 増減 の 幅 二 五 % を 広げる こと によって 為替 変動 に 対応 する という の が 論理 的 な 帰結 で は ない か と 思う ん です が 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   以前 の 、 これ まで の 改定 の 場合 に は 、 その 為替 相場 の 変動 だけ で は なく て 物価 の 上昇 という もう 一つ の 理由 が しっかり 書か れ て い た という ふう に 確認 さ せ て いただい て おり ます 。   今回 の 基準 額 の 改定 、 全般 的 に 上がっ て いる という こと は 、 やはり 為替 相場 の 変動 に 対応 する だけ で は なく て 、 もう 一つ の 大きな 理由 は 、 全 世界 的 な 物価 の 上昇 で ある という 理解 で よろしい でしょ う か 。 以上 まとめる と 、 今後 仮に 急激 な 円 高 、 それ が 起こっ て ほしい な と 個人 的 に は 思い ます が 、 急激 な 円 高 が 進ん だ 場合 、 まず 基準 額 の 二 五 % 減 の 範囲 内 で 政令 で 対応 し 、 さらに それでも 対応 でき ない ほど の 円 高 の 場合 は 基準 額 の 減額 で 対応 する という こと で 、 為替 の 変動 に も 公正 な 適正 化 を 図る という 理解 で よろしい でしょ う か 。 確認 でき まし た 。 ありがとう ござい まし た 。   続い て 、 子女 教育 手当 の 例外 規定 の 整備 に関して 御 質問 し ます 。   今回 、 この ア の 任国 政府 による 離任 要請 、 ペルソナ・ノン・グラータ による 離任 、 また 戦争 、 災害 等 を 受け た 帰朝 、 転勤 という こと が 設け られ まし た 。 その後 に 例外 規定 を 追加 する と 書い て ある ん です が 、 これ まで 例外 規定 という の は 設け られ て い た ん でしょ う か 。 ちょっと そこ に 当事者 が おら れる ので 、 少し はばから れる ところ は あり ます が 。   これ が 例外 規定 が ない という こと は 、 その 中 で 、 ペルソナ・ノン・グラータ によって ロシア から 離任 さ れ た 外交 官 に関して は 今回 は 救済 措置 が とら れ なかっ た という ちょっと ゆゆしき 事態 が 生じ た 、 だから これ が 規定 の 中 に 入っ て き た 、 その よう に 理解 を し て おり ます 。   今回 、 法 改正 で は 、 この ア と イ に関する 規定 は 法文 の 中 に 入っ て い ない 、 これ は 省令 によって 定める もの で あっ て 、 法案 の 中 に は 、 当該 在外 職員 が 外務 省令 で 定める やむを得ない 事情 により 帰国 又は 新 在勤 地 へ の 転勤 を 命じ られ た とき という こと で 、 割 と 包括 的 な 内容 が 書か れ て い て 、 省令 で ア 、 イ を 定める という 理解 で ござい ます 。   で あれ ば 、 今後 の 不測 の 事態 に 備える ため に 、 例えば 公務 上 の けが で あっ たり 公務 上 の 病気 で あっ たり 、 そういう 職員 の 責め に 帰せ ない 、 その よう な 離任 、 帰朝 の 場合 に関して も やはり 同じ よう な 救済 措置 を 設ける 、 つまり 包括 的 な 規定 を 設ける 、 省令 の 中 で 設け て いく 必要 が ある ん で は ない か と 思い ます けれども 、 是非 、 これ なぜ 設け られ て い ない の か 、 財務省 と の 協議 の 中 で なかなか そこ まで 認め られ なかっ た という よう な 事情 も ある や に 伺っ て おり ます けれども 、 是非 、 外務 大臣 として 、 こちら の 職員 の 今後 の 勤務 環境 の 改善 の ため 、 安心 し て 在外 で 勤務 できる ため に この 包括 規定 を 是非 省令 に 設け て いただき たい ん です が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 包括 規定 を 設け て いただい て 、 安心 し て 職員 が 在外 勤務 できる よう に 、 家族 を そろっ て 行ける よう に 御 配慮 いただけれ ば と 思い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   続い て 、 総理 の ウクライナ 訪問 に関して 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   先週 の 総理 の インド 、 ウクライナ 、 ポーランド 訪問 に関する 報告 という もの を 先週 本 会議 で 聞か せ て いただき まし た 。 そして 、 その 総理 の 報告 の 中 で 、 現地 訪問 によって 、 私 自身 、 この 目 で 現地 の 情勢 を 見 た 、 ゼレンスキー 大統領 と の 間 で じっくり 議論 を 行っ た 、 現地 の 状況 を より 実感 を 持っ て 把握 する こと が でき まし た という ふう に おっしゃっ て おら れ ます 。   まさに 百聞 は 一見 に しか ず という こと で 、 現地 の 状況 を 把握 し 、 それ を 政府 の 中 で 共有 する 中 で 、 この 総理 の 現地 認識 の 強化 や 変化 という もの が 今後 の 対 ウクライナ 外交 、 支援 方針 等 に どの よう な 影響 、 変化 を もたらす と お 考え でしょ う か 、 大臣 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 今 大臣 も おっしゃっ て いただい た よう に 、 官民 連携 し た 人道 支援 、 これ は 後で 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 まず 最初 に 、 総理 も ブチャ を 訪問 し た と 、 犠牲 者 の 方々 の 家族 から 直接 話 を 聞い た という ふう に 報告 を 受け取り まし た 。   この ブチャ の 虐殺 の 理解 について 、 これ が 今後 の 和平 交渉 に どの よう な 影響 を もたらす と お 考え か 、 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   もう 大臣 から おっしゃっ て いただい た よう に 、 配付 資料 の 二 ページ 目 に ある よう に 、 戦争 が 開始 し て から 五 回 の 停戦 交渉 が 行わ れ た 、 それ は 昨年 の 三月 まで 連続 し て 、 それ 以降 行わ れ て い ない と 。 その きっかけ に なっ た の が 四月 の 四 日 の キーウ 撤退 、 そして 四 日 に ゼレンスキー 大統領 が ブチャ を 訪れ た 、 それ を 見 た 際 に 、 この ウクライナ でし た 残虐 行為 を 見る と ロシア と の 和平 交渉 は 非常 に 厳しい と 発言 し て いる 、 まさに これ だ と 思う ん です ね 。   私 も 、 実は 先週 、 オデッサ に 在住 し て いる 宣教師 が 一時 帰国 し て 、 人道 支援 の ため ずっと 残っ て いる ん です が 、 彼 から いろんな 現地 の 情報 を 細かく 聞か せ て いただき まし た 。 この ブチャ の 虐殺 という の が 非常 に 世論 に 強く インパクト を 与え て しまっ た と 。 それ まで は 和平 交渉 やむなし と いう ところ だっ た ん です が 、 二月 二 十 四 日 以降 に 占領 さ れ た 地域 で ウクライナ 人 、 同胞 が 虐殺 さ れ て いる かも しれ ない 、 その 可能 性 が ある のに 、 その 占領 さ れ た 地域 を 停戦 ライン に し て しまう という こと は 同胞 を 見殺し に する 、 見捨てる という 判断 が 加わる 、 だから 、 これ は 領土 保全 の 問題 だけ で は なく て 人道 上 の 問題 として 国民 は 二 重 の 意味 で 譲れ ない ん だ という こと を 理解 し て 、 まさに その とおり だ と 思い ます 。   我々 も 、 これから 日本 国 として 和平 に 向け て 積極 的 な 貢献 を し て いく 際 に 、 是非 この 観点 を 踏まえ て 提案 、 良い 提案 を し て いく 、 そして 国際 世論 を 是非 停戦 の 方 に 導く 、 その ため に も この 国際 人道 法 の 遵守 という の が 非常 に 重要 で は ない か と 思い ます 。   両 当事者 とも 、 領土 保全 、 主権 の 独立 という 国際 法 の 遵守 という 点 で は 主張 し 合っ て いる わけ です 。 でも 、 先 ほど 大臣 も 言わ れ た よう に 、 領土 の 併合 を し て しまっ た 、 この 併合 の 是非 は 別 として 、 国際 法 上 、 まして 国内 法 上 、 法理 論 上 は いずれ の 国 も 領土 保全 を 図る という こと で 議論 が 平行 線 に 行っ て しまう 危険 性 が ある と 思う ん です 。   ただ 、 人道 法 、 国際 人道 法 に関して は 両 当事者 とも 同じ 価値 観 を 共有 し て いる 。 じゃ 、 何 を 共有 し て い ない か と いう と 、 事実 認識 を 共有 し て い ない と 思う ん です 。 例えば 、 ブチャ で 虐殺 が 起こっ た と 。 その 当初 ロシア は 何 を 言っ た か と いう と 、 ウクライナ が やっ た 自作 自演 だ と 、 あれ は ロシア が やっ た ん じゃ ない という 事実 認定 の 否定 を かぶせ て き た 。 そして 、 それ が 今 も フェイクニュース として どんどん 流れる わけ です 。 例えば ロシア の 国内 に ド ローン が 落ち た と 、 これ は ウクライナ による 人道 問題 だ という よう な こと を やってくる わけ です よ ね 。 つまり 、 国際 人道 法 という 価値 観 は 共有 し て いる けれども 、 事実 認定 について 対立 を し て いる の で あれ ば 、 是非 そこ を ICC の 管轄 によって 客観 的 に 国際 社会 が 介入 する よう な こと を 、 こういう 危機 的 な 状況 だ から こそ 進め て いっ て いただき たい 。   この ロシア や ウクライナ という 当事 国 だけ で は なく て 、 例えば 中国 も 人道 危機 の 解決 を し なさい と ウクライナ に 提案 し て いる わけ です 。 で あれ ば 、 それ を 言っ て いる 中国 に対して も 、 それ を 言う ん だっ たら ICC に 加盟 し ましょ う よ とか 、 しばらく の 間 で も 管轄 権 受諾 し たら どう です か と 。 ダブル スタンダード じゃ なく て 国際 人道 法 を 我々 国際 社会 が 守っ て いく べき じゃ ない か という ふう な 、 その よう な 主張 を 是非 外務 大臣 として 国際 社会 に 、 また 当事者 に 訴え て いただき たい ん です が 、 どう でしょ う か 。 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 この ICC の 管轄 権 、 若しくは 加盟 の 拡大 による 国際 人道 法 の 周知 という ん です か 、 それ が 戦争 犯罪 を 抑止 し 、 そして 今回 の 戦争 も 止め て いく よう な 方向 の 一つ の 力 に なっ て いく ん で は ない か と 思い ます 。 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   最後 に 、 今回 の 総理 の ウクライナ 訪問 、 追加 支援 として 五 億 ドル の 支援 が 表明 さ れ まし た 。 ただ 、 内訳 は 、 JICA が 四 億 ドル 、 国際 機関 経由 が 一 億 ドル という こと で 、 残念 ながら 、 JPF 、 ジャパン ・ プラットフォーム を 経由 し た NGO による 支援 は 今回 含ま れ て い ませ ん 。 もちろん 、 今回 の 訪問 自体 が 秘密 裏 に 行う 、 事前 に 関係 者 と 協議 を し て パッケージ を つくっ て いく もの で は ない ので 民間 を 含める こと は でき なかっ た という の は 分かる ん です けれども 、 是非 、 今後 、 まだまだ ウクライナ 支援 続い て いく と 思い ます ので 、 官 による 支援 と 並行 し て 民 、 NGO の きめ細かい 草の根 の 支援 、 重要 だ と 考え ます 。   JPF 経由 の 対 ウクライナ 支援 の 増額 について 是非 外務 大臣 に お願い し たい ん です が 、 いかが でしょ う か 。 是非 よろしく お願い し ます 。   今回 の ウクライナ 支援 だけ で なく 、 例えば 先般 の トルコ 地震 の 支援 で も 、 私 も JPF の 関係 の 方 から お 伺い し た ん です けれども 、 まず NGO の 医療 チーム が 行き まし た 。 小規模 で 草の根 な ので 、 すっと 入っ て いっ て 一番 緊急 の ところ を 対応 できる 。 その後 に 、 官 は どうしても 大 規模 です 、 いろんな もの を 入れる の に 許可 が 必要 とか 、 そう いう ので まあ 十 日 ぐらい 掛かる と 。 でも 、 現地 の 人 は その 十 日間 を 何とか 助け て くれ ない か 、 そこ を 民 が やっ て いっ て 、 十 日 後 に は 大 規模 に 官 が 入っ て いっ て 支援 を し た という 非常 に いい 連携 が 取れ た という こと を 報告 で 伺っ て い ます 。   やはり 、 今後 、 官民 連携 、 しかも その 民 の 方 の 支援 体制 も 大分 広がっ て き て いる と 思い ます ので 、 是非 、 今後 の ODA 大綱 、 開発 協力 大綱 の 改定 の 際 に 、 CSO 経由 の 支援 、 DAC 平均 の 一 五 % まで 引き上げる 、 この よう な 目標 設定 を 大臣 が し て いただく こと で 、 現場 の 全て の 人 たち が 、 そう だ よ ね 、 いつも 支援 を する とき に は NGO も 含め て 考え て いこ う 、 どう やっ て 連携 し て いく か という 意識 付け が 非常 に 高まる と 思い ます ので 、 是非 一 五 % という 目標 設定 を 御 検討 いただき たい ん です が 、 最後 に 、 大臣 、 お 聞か せ ください 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   国民 民主党 は 本 法案 に 賛成 で ござい ます ので 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   在外 公館 名称 位置 給与法 で 、 在 ウクライナ 、 在 モルドバ 及び 在 カザフスタン の 各 日本 大使館 の 位置 の 地名 の 改正 が 行わ れ 、 キエフ が キーウ に 、 キシニョフ が キシ ナウ に 、 スルスル タン が アスタナ に それぞれ 変わる という こと で 、 この キシ ナウ に 変わる モルドバ について 少し お 伺い を し たい と 思い ます 。   モルドバ は 、 御 承知 の よう に 、 ルーマニア と ウクライナ に 挟ま れ た 人口 二 百 六 十 万 人 弱 の 伝統 的 な 農業 国家 で ござい まし て 、 モルドバ は 親 欧州 派 と 親 ロシア 派 が 非常 に 拮抗 し て 、 現 サンドゥ 政権 は 親 欧 派 と 、 親 欧州 派 という こと で ござい ます 。 昨年 十二月 は サンドゥ 大統領 が 御 来日 さ れ て 、 議連 の 会長 で あり ます 林 大臣 とも 会談 を さ れ た と 承知 を し て おり ます 。   モルドバ の エネルギー 源 の ほぼ 一 〇 〇 % は ロシア に 依存 を し て おり まし て 、 したがって 、 国内 は ガス 火力 が 主流 な ん です けれども 、 ガス の 供給 が 極めて 制限 を さ れ て 、 供給 が 来 ず 、 電力 不足 に 陥っ て いる と 。 この ガス の 価格 も 一 年間 で おおむね 六 倍 以上 に 跳ね上がっ て いる という こと で 、 とりわけ ロシア の ウクライナ 侵攻 以降 、 前年度 比 三 〇 % を 超える インフレ に 直面 を し て いる という ふう に 承知 を し て おり ます 。   また 、 ロシア の ウクライナ 侵攻 で ウクライナ から 避難 民 が 流入 し て い まし て 、 モルドバ は 人口 二 百 六 十 万 人 弱 な ん です けれども 、 この モルドバ に 一時期 七 十 万 人 の 避難 民 が 流入 さ れ 、 現在 でも 十 万 人 以上 が 滞在 を し て いる という 状況 で ござい ます 。   何 か 日本 が 支援 が 必要 だ と 思う ん です けれども 、 この 避難 民 の ほとんど が 実は 女性 と 子供 と 高齢 者 で ござい ます 。 男性 は ウクライナ を 出国 する こと が でき ませ ん ので 、 避難 民 の 多く が 女性 、 子供 、 高齢 者 という こと で ござい ます けれども 、 日本 の 支援 について お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   私 も 現地 の 関係 者 に 聞い たら 、 やはり 医療 関係 が 、 避難 民 の 医療 のみ なら ず 、 大量 の 避難 民 が 来る こと によって モルドバ の 国 の 方々 の 医療 体制 も 逼迫 し て いる と 聞い て おり ます ので 、 今 、 医療 関係 の 支援 が 厚い という こと は 的 を 射 て いる と 思い ます 。   他方 で 、 この 十 万 ドル 相当 の 、 無償 です けれども 、 円 借款 です けれども 、 これ タイミング は い つ 頃 に なる ん でしょ う か 。 モルドバ にとって 日本 は 最大 の 支援 国 で ござい ます ので 、 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   もう 一つ の モルドバ の 課題 は 、 先 ほど 言っ た エネルギー の ロシア 依存 を どう 低め て いく か という か 、 回避 し て いく か という 問題 だ と 思い ます 。 この エネルギー 関連 の 施策 の 支援 も 必要 か と 思い ます が 、 この 点 について お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 モルドバ に は 、 日本 企業 二 社 、 車 の 部品 製造 で ある とか 、 工場 も 開設 し て おり ます ので 、 電力 の 安定 供給 という の は 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   モルドバ の 懸案 事項 の 一つ に 、 モルドバ 東部 に ある ドニエストル 川 に 沿っ て 広がる いわゆる トランスニストリア という 地域 な ん です ね 。 ここ は 凍結 さ れ た 紛争 地域 と 言わ れ て い て 大変 複雑 な 地域 な ん です けれども 、 この 背景 について 少し 御 説明 願い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   実際 、 もう 千 五 百 人 以上 の ロシア 軍 が この 地域 に いわゆる クオーツ 、 平和 維持 の ため に 陣取っ て いる と 。   更に 厄介 な の は 、 この トランスニストリア の 東部 の コロバスナ という 地域 に は 膨大 な 弾薬 庫 が いまだに ござい まし て 、 いわゆる 冷戦 終結 後 に 、 当時 の 旧 ソ連 が 旧 東ドイツ で ある とか 旧 チェコ スロバキア など に ある 様々 な 回収 し た 大量 の 武器 や 弾薬 を ここ に 全部 集め て 保管 を し て いる と 。   三 十 年 以上 たった今 も まだ そのまま だ という こと で 、 極めて 危険 な 状況 な ん です けれども 、 この 旧 ソ連 の 集め た 武器 、 弾薬 、 どれ ぐらい の 量 で 、 誰 の 責任 で 保管 さ れ て いる ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   更に 問題 な の は 、 ここ で しばしば 爆発 事件 が 起き て い まし て 、 昨年 も 何 件 か の 爆発 事故 が 発生 し て 、 ウクライナ と ロシア 若しくは トランスニストリア 双方 が 責任 を 押し 合う 情報 戦 を 繰り広げ て い ます 。 先 ほど 金子 委員 が フェイクニュース 、 フェイク 情報 で 攪乱 さ れ て いる という 話 も ござい まし た が 、 同じ こと が 起こっ て い まし て 、 トランスニストリア の アラスノセリスキー 大統領 、 まあ かぎ 括弧 、 大統領 は 、 攻撃 は ウクライナ による もの で ある 可能 性 が ある と 発言 し 、 ウクライナ の ゼレンスキー 大統領 は 、 一連 の 爆発 について は ロシア による ステップ の 一つ だ と 発言 さ れ て いる わけ で ござい ます 。   ここ を 何とか し ませ ん と 、 ここ の 爆発 事案 の 責任 を 追及 する こと を 理由 に し て ロシア が モルドバ に 侵攻 し て くる の で は ない か という 懸念 が 、 実は 先日 議論 し た ミュンヘン 安全 保障 会議 で も この モルドバ の 問題 が 相当 議論 に なっ た と 聞い て い ます 。 この モルドバ を 第 二 の クリミア 若しくは 第 二 の ウクライナ に し て は 絶対 なら ない と 思い ます 。   我が国 は しっかり この 点 も 注視 を し て 是非 いっ て ほしい と 思い ます が 、 最後 に 大臣 に 、 この ミュンヘン 安全 保障 会議 において 、 大臣 も 御 出席 さ れ た と 聞い て い ます が 、 この モルドバ について 欧米 各国 並びに 我が国 を 含め た 三 か国 で どの よう な 議論 が なさ れ た ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   EU 非 加盟 国 で 永世 中立 国 で ある モルドバ です から 、 しっかり と ウオッチ を し て いき たい と 思い ます し 、 もうすぐ 日本 ・ モルドバ 友好 議員 連盟 の 総会 が あり ます ので 、 奮っ て 御 参加 を お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   以上 です 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   法案 について は 、 必要 な 改正 で あり 、 賛成 です 。   ロシア の プーチン 大統領 が 二 十 五 日 、 隣国 ベラルーシ に 戦術 核兵器 を 配備 する と 決定 し 、 七月 一 日 まで に ベラルーシ 国内 に 保管 施設 を 完成 さ せる と 述べ まし た 。 実施 さ れれ ば 、 ソ連 崩壊 後 初めて の こと と なり ます 。 ウクライナ の 侵略 自体 、 明白 な 国連 憲章 違反 で あり 、 即時 完全 無条件 に 撤退 す べき で あり ます 。 また 、 この間 行っ て き た 核兵器 による 威嚇 も 断じて 許さ れ ませ ん 。   しかも 、 今回 の 決定 は 、 プーチン 氏 が 二 十 一 日 に 署名 し た 中 ロ の 共同 声明 で 、 全て の 核保有 国 は 核兵器 を 国外 に 配備 す べき で は なく 、 国外 に 配備 し た 核兵器 は 撤去 す べき だ と し た こと と も 相入れ ない もの です 。 配備 撤回 を 強く 求め ます 。   大臣 の 認識 と 日本 政府 の 対応 について 伺い ます 。 戦術 核 は 戦場 で の 局面 転換 など を 狙っ て 使う こと が 想定 さ れ 、 ベラルーシ へ の 配備 は 核 使用 の 危険 を 高め 得る もの です 。 です から 、 断じて 許さ れ ない の は 当然 だ と 思い ます 。   その 上 で 伺う ん です が 、 大臣 、 この 今回 の ロシア の 決定 は いかなる 国際 規範 に 違反 する もの だ と 考え て いる でしょ う か 。 今 御 説明 いただき まし た NPT と の 関係 です が 、 大臣 から 説明 が あっ た よう に 、 移譲 あるいは 受領 と 言える の か 、 それ が NPT の 一 条 、 二 条 に 違反 する もの と なる か を 分ける こと に なる わけ です が 、 ロシア は 、 今回 の 決定 は 核兵器 の 譲渡 で は なく 配備 な の だ と 、 ロシア 軍 が 管理 する から NPT 一 条 に 反し ない 、 こう 主張 し て い ます 。 ベラルーシ も 、 管理 権 など を 与え られ て い ない こと を 理由 に 、 NPT に 何ら 反し ない と 反論 し て い ます 。   この とおり で ある と すれ ば 、 これ は ロシア が ベラルーシ に 戦術 核 を 配備 し た として も NPT 違反 に は なら ない と 、 その ロシア や ベラルーシ の 主張 どおり で ある と すれ ば です ね 。 日本 政府 として も そういう 認識 な ん です か 。 これ は 、 断定 でき ない という の は 情けない 話 だ と 思う ん です よ 。 明らか に こうして 核兵器 を 拡散 さ せ て いる わけ です から 。 その 一 条 、 二 条 違反 だ という こと を 断定 さ れ ない 。   では 、 別 の 条文 と の 関係 で は どう でしょ う か 。 NPT の 六 条 は 、 核 軍備 競争 の 早期 の 停止 及び 核 軍備 の 縮小 に関する 効果 的 な 措置 、 並びに 全面 的 かつ 完全 な 軍備 縮小 に関する 条約 について 誠実 に 交渉 を 行う こと を 約束 する と する もの です 。 全て の 締約 国 が 負う 核軍縮 と 撤廃 に 向け た 誠実 交渉 義務 です ね 。   外務省 に 伺い ます が 、 今回 の 決定 は 、 ロシア について も ベラルーシ について も 、 核軍縮 を 目指す べき 締約 国 の 義務 に は 、 これ に は 反し て 核兵器 を 拡大 し て いく という 行為 です 。 NPT 六 条 に は 違反 する もの です ね 。 いや 、 非難 は 当然 です よ 。 非難 は 当然 です が 、 その 非難 の 根拠 として 、 国際 法 の いかなる 、 いかなる 国際 規範 に 反する と 考え て いる の か という こと を 問う て い ます 。   この NPT の 六 条 と の 関係 で も 明言 さ れ ない わけ です ね 。 核軍縮 に 向け た 交渉 義務 が ある に も かかわら ず 核 を 拡散 さ せ て いる わけ です から 、 これ 明らか に 反する 行動 と 言う べき だ と 思う ん です が 、 明言 さ れ ない 。 なぜ 明言 さ れ ない ん でしょ う か 。   これ 大臣 に 伺い ます けれども 、 岸田 総理 は 昨年 八月 、 今 の 話 に も 出 た NPT 再 検討 会議 の 演説 で 、 NPT は 軍縮 ・ 不 拡散 体制 の 礎石 と 言い 、 我が国 は NPT の 守護 者 など と も 述べ まし た 。 その NPT は 、 ロシア が ベラルーシ に 戦術 核 を 配備 する こと すら 禁止 し て い ない 、 違法 だ と 断定 でき ない 、 そういう もの だ と 大臣 おっしゃる ん です か 。 その 上 で 、 国際 規範 として 何 に 反する の か と 問う て いる わけ です 。   プーチン 氏 は 、 米国 は 長い 間 ヨーロッパ の 同盟 国 に 核兵器 を 配備 し て き た 、 我々 も 同じ こと を する と 述べ て い ます 。   外務省 、 念 の ため に 伺い ます が 、 米国 が いかなる 国 に どれ だけ の 戦術 核弾頭 を 配備 し て いる か 承知 し て い ます か 。 NATO 軍用 として ヨーロッパ 五 か国 、 ベルギー 、 ドイツ 、 イタリア 、 オランダ 、 トルコ の 六 か所 の 空軍 基地 に 配備 さ れ て いる と さ れ て い ます 。 です から 、 アメリカ の 戦術 核 配備 は 事実 な わけ です ね 。   政府 の 説明 で は 、 アメリカ が 配備 し て き た から ロシア も 同じ こと を する という プーチン 氏 の 言い分 に 法的 根拠 に 基づい て 反論 は でき ない という こと に なる ん でしょ う か 。 NATO 軍用 の 核兵器 の 配備 も 、 NPT 一 条 、 二 条 あるいは 六 条 に 反する もの だ と 言う べき で は ない の です か 。 それでは 、 つまり 、 NPT に 基づく 限り は ベラルーシ へ の 戦術 核 配備 は NPT に 違反 し ない など という 言い分 を 許し て しまい かね ない と 、 それ で よい の か という こと が 問わ れ て いる と 私 は 思い ます 。   事態 は 緊迫 し て い ます 。 先ほど も お話 あり まし た が 、 ロシア は 今年 二月 、 新 戦略 兵器 削減 条約 、 新 START の 履行 停止 を 表明 し 、 戦略 核 の 情報 を 米 側 に 提供 する の を やめ て しまい まし た 。 米国 家 安全 保障 会議 、 NSC は 二 十 八 日 、 これ に 対抗 し て 、 ロシア へ の 戦略 核兵器 の 情報 提供 を 停止 し た と 明らか に し まし た 。 これ 、 重大 な 事態 だ と 思い ます 。 新 START 、 米 ロ 間 に 残る 唯一 の 核軍縮 合意 です 。 これ に 基づい て 様々 情報 を データ 交換 し て き た わけ です ね 。 情報 提供 の 中止 は 核兵器 について の 相互 不信 を 格段 に 高める こと に なる でしょ う 。   大臣 に 伺い ます 。   ロシア に対して も アメリカ に対して も 、 核軍縮 合意 を ほ ご に する よう な 対応 を やめる よう に これ は 求める べき で は あり ませ ん か 。 先 ほど の 御 説明 で は 、 NPT に 違反 し ない の で は ない か と 、 ベラルーシ へ の 戦術 核 配備 が です ね 、 そういう 話 でし た 。 断定 でき ない という 答弁 でし た 。   一昨年 発効 し た 核兵器 禁止 条約 一 条 ( g ) 項 は 、 どこ で あれ 、 また 誰 の 管理 で あれ 核兵器 を 置く こと 自体 を 禁止 し て い ます 。 です から 、 ベラルーシ の 戦術 核 配備 は 核 禁 条約 という 国際 規範 に は 明らか に 違反 する もの です 。 国際 NGO の ICAN 、 核兵器 廃絶 国際 キャンペーン は 、 ロシア の 行動 は 核 禁 条約 に 違反 し て いる として 、 核兵器 の 削減 に 真剣 に 取り組む 国 は 条約 に 署名 し 、 核 が 使用 さ れる 可能 性 を 低め なけれ ば なら ない と 指摘 し て い ます 。   やはり 、 核兵器 禁止 条約 こそ 必要 で あり 、 有効 です 。 日本 は これ に 参加 し 、 広げる べき です 。 今 、 ロシア の よう に 、 実際 に 侵略 戦争 を 進め て 核兵器 による 威嚇 を ためらわ ない 核保有 国 が 現れ て い ます 。 核 抑止 論 は 破綻 し て い ます 。 です から 、 この 抑止 論 神話 という の は いいかげん に やめる べき だ と 、 ましてや 、 この 危機 に 乗じ て 日本 が 米国 と の 核 共有 を 進める など 論外 だ という こと を 指摘 し て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   在外 公館 名称 位置 給与法 について は 特に 異論 あり ませ ん 。   前回 に 続い て 、 反撃 能力 など 安保 三 文書 について 伺い ます 。   前回 、 防衛 大臣 から 、 存立 危機 事態 認定 後 の 反撃 能力 の 運用 について は 個別 具体 的 に 判断 する という 答弁 を いただき まし た 。   内閣 法制 局 に 伺い ます 。   我が国 に対する 武力 攻撃 が なく て も 、 存立 危機 事態 で 反撃 能力 を 使用 する こと は 可能 な の です か 。 今日 まで 、 政府 は 政策 として 、 敵 基地 攻撃 を し ない という 政策 の 下 で その 手段 を 持っ て こ なかっ た と 。 しかし 、 今回 、 安保 三 文書 改定 によって その こと が 実現 し 得る 、 そういう 装備 体系 に し て いく という こと に なっ た わけ で あり ます 。   前回 の 浜田 防衛 大臣 の 答弁 は 、 存立 危機 事態 が 認定 さ れ た 後 は 、 日本 が 武力 攻撃 さ れ て い ない 段階 で あっ て も 敵 の 策源地 に スタンドオフミサイル を 撃つ こと が 可能 だ という こと です ね 。 今 の 防衛 省 の 反撃 能力 の 考え で は 、 台湾 有事 において 存立 危機 事態 が 認定 さ れれ ば 、 日本 が 武力 攻撃 さ れ て い なく て も 、 米国 の 求め に 応じ て 自衛隊 が 中国 艦船 や 中国 本土 の 基地 に ミサイル 攻撃 が でき ます 。 相手 国 に し て みれ ば 先制 攻撃 が さ れる という こと に なる の で は ない でしょ う か 。   これ まで 日本 政府 は 、 南西諸島 に 自衛隊 ミサイル 部隊 を 配備 し 、 要塞 化 し て 、 十 年 以上 米 軍 と の 共同 訓練 を 米国 や 日本 各地 で 繰り返し 、 安保 法制 や 土地 規制 法 、 日 米 ガイドライン や 2 プラス 2 合意 など を 積み上げ て 、 結果 として 、 今回 の 安保 三 文書 で は 、 米国 の 戦略 に 応じ て 五 年 で 四 十 三 兆 円 、 後 年度 負担 を 含める と 六 十 兆 円 も 掛け て 長距離 ミサイル を 整備 する こと に なっ て い ます 。   資料 一 の よう に 、 反撃 能力 の 定義 は 、 閣議 決定 を 経 た 国家 防衛 戦略 の 十 ページ の 九 行 目 から 十 三 行 目 まで 、 「 この 反撃 能力 と は 、 」 から 「 自衛隊 の 能力 を いう 。 」 という パラグラフ に 書か れ て い ます 。   前回 の 質疑 で は 、 「 我が国 に対する 武力 攻撃 」 が 発生 し た 場合 に という 文言 の 「 我が国 」 は 、 密接 他国 を 含ま ず 日本 に 限ら れる と 答弁 さ れ まし た 。 国家 防衛 戦略 の 明文 上 は 、 反撃 能力 の 行使 は 、 我が国 、 すなわち 日本 に対する 武力 攻撃 が 発生 し た 場合 に 限定 さ れ て い ます 。 逆 に 言え ば 、 たとえ 存立 危機 事態 が 認定 さ れ て も 、 日本 が 攻撃 さ れ ない うち は 反撃 能力 の 行使 は でき ない はず です が 、 安倍 政権 以降 の 白 を 黒 で 言いくるめる よう な 言い回し で 、 閣議 決定 し た 文書 を 勝手 に 解釈 変更 し て い ます 。 反撃 能力 の 行使 が 三 要件 に 基づか なけれ ば なら ない から と いっ て 、 三 要件 の とき に 反撃 能力 を 行使 できる と は なら ない の は 論理 的 に も 明らか です 。   委員 長 、 前回 も お願い し まし た が 、 改めて 、 反撃 能力 の 定義 は 何 か 、 この 国家 防衛 戦略 十 ページ 九 行 目 から 十 三 行 目 まで の パラグラフ が 反撃 能力 の 定義 か 否 か 、 反撃 能力 の 行使 は 日本 に対する 武力 攻撃 が 発生 し た 場合 に 限ら れる の か 否 か 、 存立 危機 事態 において 反撃 能力 を 行使 する の か 否 か について 、 政府 の 統一 的 な 見解 を 委員 会 に 示す よう 、 お 取り計らい ください 。 台湾 有事 で 、 日本 が 攻撃 さ れ ない うち に 中国 に 自衛隊 が ミサイル を 撃つ こと は 、 まさに 日 中 全面 戦争 と なっ て 、 日本 が ウクライナ の よう な 悲惨 な 戦場 に なる 、 その よう な 戦場 を 日本 が 率先 し て 招き入れる こと です 。 これ で 本当に よい の でしょ う か 。 パールハーバー の 再現 で あり 、 政府 も 議員 各位 も 国民 の 皆さん も よく 考える べき です 。   岸田 政権 は 、 自ら 閣議 決定 し た 国家 防衛 戦略 の 文言 に 反する 解釈 を 変更 し て まで も 、 反撃 能力 は 存立 危機 事態 で 行使 し 得る 状態 に し て おき たい よう です 。   前回 も 触れ まし た が 、 現状 、 中国 の ミサイル に 対抗 する 米国 の ミサイル が ない という ミサイル ギャップ の ため に 、 米 軍 の 空母 打撃 群 は 中国 の ミサイル の 射程 圏内 に 入れ ませ ん 。 配付 資料 二 、 三 、 四 に も ある とおり 、 米国 は 在日 米 軍 へ の 地上 発射 型 中距離 ミサイル 配備 を 検討 し て い まし た が 、 日本 が 反撃 能力 の 導入 で 長距離 射程 ミサイル を 保有 する こと に なっ た ため 不要 と 判断 し た と 一月 二 十 三 日 に 報道 さ れ て い ます 。   つまり 、 反撃 能力 、 すなわち 自衛隊 の スタンドオフミサイル は 、 米国 の ミサイル ギャップ を 埋める もの として 米国 の 戦略 に 組み込ま れ て いる という こと です 。   では 、 日本 の 反撃 能力 、 スタンドオフミサイル について 、 現時点 で 自衛隊 に 運用 する 能力 が ある の でしょ う か 。   資料 五 の よう に 、 国家 防衛 戦略 十 八 ページ 九 行 目 から 十 一行 目 に は 、 「 スタンド・オフ 防衛 能力 に 不可欠 な 、 艦艇 や 上陸 部隊 等 に関する 精確 な 目標 情報 を 継続 的 に 収集 し 、 リアルタイム に 伝達 し 得る 指揮 統制 に 係る 能力 を 保有 する 。 」 と 掲げ られ て い ます 。 この ほか に も 、 配付 資料 五 に 整理 し まし た が 、 安保 三 文書 で は スタンドオフミサイル の 運用 能力 は 今後 整備 し て いく こと が 複数 の 箇所 に 明記 さ れ て い ます 。 また 、 防衛 力 整備 計画 の 十 六 ページ 二 行 目 から 七 行 目 にかけて 、 日 米 の 相互 運用 性 を 高める ため 、 我が国 による 反撃 能力 の 行使 に 係る 協力 、 情報 、 警戒 監視 、 偵察 、 ターゲティング 、 ISRT における 連携 を 推進 する こと も 書か れ て い ます 。   つまり 、 現時点 で 自衛隊 は 、 反撃 能力 の 行使 に 不可欠 な 目標 情報 を 収集 し 、 リアルタイム に 伝達 する 能力 を 保有 し て い ない の で は あり ませ ん か 。 また 、 自衛隊 は 、 スタンドオフミサイル 発射 の 際 に は 米 軍 と の コンサルテーション 、 話合い が 求め られ ます 。 米 軍 と の コンサルテーション が なけれ ば 自衛隊 は スタンドオフミサイル を 撃て ない の で は あり ませ ん か 。 米 軍 の 目標 情報 に 基づき 、 さらに は コンサルテーション という 実質 的 な 米 軍 の 判断 を 経由 し なけれ ば 自衛隊 が スタンドオフミサイル を 発射 でき ない と すれ ば 、 日本 の 国益 に 基づく 日本 独自 の 判断 で 反撃 能力 を 行使 できる と は 言え ない の で は ない でしょ う か 。 使う 能力 も 権限 も ない 武器 を 買わさ れ て 、 日本 の 将来 を 危うく し て いる こと に 気付く べき です 。   バイデン 政権 は 、 昨年 十月 に 策定 し た 米国 の 国家 安全 保障 戦略 で 統合 抑止 という 戦略 を 採用 し て い ます 。 これ は どの よう な 考え方 でしょ う か 。 我が国 の 戦略 と の 関係 は どう なっ て い ます か 。 ただ いま の 答弁 に も あり ます よう に 、 国家 防衛 戦略 十 四 ページ に は 、 「 我が国 の 防衛 戦略 と 米国 の 国防 戦略 は 、 あらゆる アプローチ と 手段 を 統合 さ せ て 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 を 起こさ せ ない こと を 最 優先 と する 点 で 軌を一に し て いる 。 」 と まで 書か れ て い ます 。   安保 三 文書 は 、 米国 バイデン 政権 の 戦略 に 岸田 政権 の 日本 が 組み込ま れ 、 米国 の 国益 に 基づく 米国 の 戦略 に 応え て 、 日本 を 戦場 に し 、 日本 の 国益 と 国民 の 命 を 危険 に さらす もの です 。   二月 十 六 日 に 衆議院 予算 委員 会 に 出席 し た 川上 高司 公述 人 は 、 ウクライナ 戦争 は バイデン 政権 が 統合 抑止 戦略 を 用い て プーチン 政権 の 弱体 化 を 図ろ う と し た もの 、 「 台湾 有事 が 起き た 場合 、 米国 は 中国 と 直接 衝突 する こと を 避け 、 「 ウクライナ 型 戦争 」 を 遂行 する 、 」 、 「 日本 は 台湾 に 送る 武器 を 集積 する 後方 支援 基地 に なり 、 状況 次第 で 中国 と 戦う こと に なる 。 その 結果 、 米 軍 の 指揮 によって 自衛隊 だけ が 中国 軍 と 戦っ て 血 を 流す こと に なり かね ない 。 」 と 、 強い 懸念 を 表明 さ れ まし た 。 配付 資料 六 から 十 に 詳しく 書か れ て い ます 。   川上 氏 は 、 「 日本 の 独立 は 中国 の 軍事 的 圧力 と 米国 の 軍事 的 支配 によって 脅かさ れ て いる 。 」 と 指摘 し 、 「 米国 の 軍事 的 支配 から 脱却 する 。 」 こと を 提起 し て い ます 。   今年 一月 十 一 日 の 日 米 2 プラス 2 協議 の 共同 発表 に は 、 日 米 施設 の 共同 使用 の 拡大 、 空港 及び 港湾 の 柔軟 な 使用 が 書か れ て い ます 。 軍事 目的 で 柔軟 に 使用 さ れる 民間 施設 は 、 敵 から 見れ ば 当然 軍事 目標 と さ れ ます 。   また 、 2 プラス 2 で は 、 横浜 ノースドック へ の 小型 揚陸 艇 部隊 の 配備 が 合意 さ れ て い ます 。 これ は どう いっ た 部隊 でしょ う か 。 ただ いま の 答弁 の よう に 、 小型 揚陸 艇 部隊 は 、 資料 十 一 に 示し て ござい ます が 、 台湾 有事 に 備える 物資 輸送 や 、 あるいは 米国 籍 民間 人 を 避難 さ せる など 、 極めて 実戦 的 な 任務 を 担う 部隊 です 。   三月 二 十 三 日 、 齋藤 法務大臣 は 、 林 、 浜田 両 大臣 も 出席 する 中 、 台湾 有事 は 沖縄 有事 だ と 発言 し た と 報道 さ れ て い ます 。 こういう 発言 は 、 沖縄 を 本土 防衛 の 捨て石 に すれ ば 東京 など 本土 は 守れる と も 受け取ら れ 、 沖縄 の 戦場 化 を 想定 する もの で 、 沖縄 県民 を 無視 する もの です 。   しかし 、 実際 は 、 横浜 の 市街地 に 隣接 する 横浜 ノースドック へ の 実戦 部隊 の 配備 、 資料 十 二 の よう に 、 米国 から 購入 する トマホークミサイル の 横須賀 、 舞鶴 、 佐世保 の イージス 艦 へ の 配備 や 、 各地 の 陸自 や 空自 部隊 へ の ミサイル 配備 など 、 米 軍 や 自衛隊 ミサイル が 分散 し 、 日 米 共同 使用 や 民間 空港 や 港湾 の 軍事 利用 が 進む こと で 、 米 軍 や 自衛隊 の 基地 だけ で は なく 、 日本 全国 の 民間 施設 が 台湾 有事 における 軍事 目標 と なり ます 。 台湾 有事 が 南西諸島 で の 制限 戦争 で 収まっ て 、 沖縄 有事 で 終わる わけ で は あり ませ ん 。 CSIS の シミュレーション で も 、 日本 全国 で 港湾 や 空港 が 空爆 さ れる という ふう に 表現 し て おり ます 。   台湾 有事 に 日本 が 軍事 介入 を すれ ば 、 日本 が 戦場 に なり 全土 に 敵 の 攻撃 が なさ れ 、 被害 が 生じる の で は あり ませ ん か 。 防衛 大臣 、 お答え ください 。 安保 三 文書 の 今回 の 改定 は 、 むしろ 、 これ まで 持っ て い なかっ た 敵 基地 能力 を 持ち 、 そして アメリカ が そう 判断 を すれ ば 、 あるいは 日本 が それ に 応えれ ば 、 自ら 先制 攻撃 を する 手段 を 持つ という こと に なる わけ で あり まし て 、 まさに 日本 の 意図 が そこ に ある なら ば 、 相手 国 から は 真っ先 に 攻撃 さ れる 、 そういう こと に なり かね ない もの です 。   安保 三 文書 は 、 戦争 を 避ける ため の 外交 的 手段 を 模索 しよ う と し ない で 、 ただ 軍事 拡張 を 推し進め て い ます 。 しかし 、 その スタンドオフミサイル の 引き金 は 米 軍 が 握っ て いる 状態 です 。 引き金 が 引か れれ ば 、 台湾 有事 は 日本 と 中国 と の 代理 戦争 に なり 、 CSIS の シミュレーション どおり 、 米国 は 中国 領土 、 領海 を 攻撃 せ ず 、 米国 は 情報 支援 、 米国 の 武器 の 供与 など 後方 支援 だけ の ウクライナ 型 の 代理 戦争 が 可能 に なり ます 。   岸田 総理 は 、 さき の 防衛大学校 の 卒業 式 で 、 今日 の ウクライナ は 明日 の 東アジア かも しれ ない と 発言 を し まし た 。 戦争 に なれ ば 、 多く の 国民 、 自衛隊 が 死傷 する 悲惨 な 事態 が 生じる から こそ 、 台湾 有事 は 外交 によって 起こさ せ ない よう に する べき です 。   台湾 が 独立 を 宣言 する など の 現状 変更 を 求める 動き は 、 中国 の 台湾 侵攻 、 台湾 有事 を 招き かね ない 極めて 危険 な もの です 。 前回 、 我が 会派 の 高良 委員 が 、 米国 バイデン 政権 は 、 二 〇 二 二 年 十月 の 国家 安全 保障 戦略 で 、 台湾 独立 を 支持 し ない と 明記 し て いる こと を 指摘 し まし た 。 二 〇 〇 五 年 三月 二 十 五 日 に は 、 当時 の 町村 外務 大臣 が 、 台湾 の 問題 について は 、 平和 的 な 話合い で この 問題 は 解決 す べき で ある 、 武力 行使 に は 反対 で ある 、 同時に 、 台湾 独立 も 支持 し ない という 原則 に 基づい て いる と 答弁 し まし た 。   日本 政府 は 、 現在 も この 原則 に 基づい て い ます か 。 外務 大臣 、 お答え ください 。 そうすると 、 今 の 林 大臣 の 答弁 は 、 町村 大臣 当時 の 台湾 独立 を 支持 し ない という 原則 と は 一貫 し て 変化 し て い ない と 理解 し て いい の です ね 。 日本 政府 は 、 外交 によって 台湾 有事 を 起こさ せ ない よう 、 中国 を 始め 米国 や 台湾 へ の 働きかけ を 強化 す べき で は あり ませ ん か 。 大臣 、 お答え ください 。 今回 、 防衛 費 が 四 十 三 兆 円 も 増大 さ れる のに 、 今日 、 外務省 の 取組 として の 予算 の 増大 は 見 られ ませ ん 。 来年度 の 防衛 省 予算 は 六 兆 八 千 二 百 十 九 億 です が 、 外務省 予算 は 七 千 五 百 六 十 億 円 です 。 ざっと 九 倍 ぐらい の 開き が あり ます 。 政府 は 国家 安全 保障 戦略 は 外交 を 重視 し て いる と 繰り返し て い ます が 、 実際 の 予算 配分 を 見 て も 軍事 力 、 抑止 力 に 偏っ て いる の は 明らか です 。   安保 三 文書 の 路線 は 、 米国 の 国益 に 基づい て 自衛隊 を 米国 の 戦略 に 組み込み 、 台湾 有事 において 米国 の ウクライナ 型 関与 を 可能 に し ます 。 台湾 を 防衛 し 中国 の 勢い を そぐ という 米国 の 国益 の ため に 日本 は 戦場 に なり 、 自衛隊 が 戦争 を 引き受ける という 極めて 危険 な もの です 。 安保 三 文書 の 撤回 を 求め 、 日本 は あくまでも 外交 努力 によって 台湾 有事 を 抑止 する こと に 力 を 注ぐ べき こと を 訴え て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 自民党 の 佐藤 正久 です 。   冒頭 、 今回 の 自衛隊 の ヘリ の 航空 事故 の 件 で ござい ます けれども 、 事故 原因 等 の 推測 は 二の次 です 。 自衛隊 と 海上保安庁 に おか れ まし て は 、 搭乗 者 全員 の 捜索 救難 に 全力 で 当たら れ 、 全員 の 無事 を 祈念 いたし ます 。   それでは 、 日本 にとって 有利 な 国際 環境 を 創出 する ため の 有効 な ツール について 質問 いたし ます 。   国家 安保 戦略 に 明記 し た よう に 、 その ツール として ODA や OSA 、 防衛 装備 移転 を 三 本 柱 として 推進 し て いく こと は 極めて 重要 です 。 その ツール の 全体 の 方向 性 や 体制 、 裏付け と なる 財源 を 確保 する 上 でも 、 国家 安全 保障 局 が 省庁 間 、 局 間 の 調整 役 として 大きな 役割 を 果たす べき と 考え ます 。   資料 一 を 見 て ください 。 これ は 新規 の 枠組み 、 OSA の 実施 方針 の 骨子 です 。   考え方 は 崇高 です けれども 、 ただ 、 令 和 五 年度 の OSA 予算 は 約 二 十 億 円 です 。 官房 副 長官 、 この 額 で 日本 にとって 有利 な 安保 環境 が 創出 可能 と 思わ れ ます か 。 小さく 産ん で 大きく 育てる という 言葉 が あり ます けれども 、 これ で 、 二 十 億 円 で は 総理 は 胸 を 張れ ない と 思い ます 。 外務省 に 任せ 切る の で は なく 、 調整 役 として 、 来年度 以降 更に 増額 す べき と 内閣 官房 として 思わ れ ませ ん か 。 お 考え を お 伺い し ます 。 官房 副 長官 、 二 十 億 円 じゃ やっぱり 見劣り し ます 。 やっぱり 来年度 以降 、 概算 要求 含め て 、 しっかり 調整 役 として NSS が 機能 する こと を 期待 いたし ます 。   次に 、 三 本 柱 の 一つ の 防衛 装備 移転 について 伺い ます 。   装備 移転 の 見直し など を 国家 安保 戦略 でも うたっ て おり ます けれども 、 現 運用 指針 で は 五 類型 、 これ に 限定 し て いる ため 、 通信 機材 あるいは 地雷 処理 ローラー 、 T 4 の よう な 練習 機 も 移転 でき ませ ん 。 余り に も 幅 が 狭 過ぎ て 、 五 類型 の 見直し は 必須 だ と 思い ます が 、 そこで 、 類型 見直し の 議論 の 際 、 殺傷 兵器 を 含める か 含め ない か 議論 が あり ます が 、 私 は 、 この 区分 、 線引き 議論 に は 慎重 な 立場 です 。   そもそも 、 殺傷 兵器 、 非 殺傷 兵器 の 線引き を する こと は 極めて 困難 だ という ふう に 思い ます 。 政府 も 多分 難しい と 思い ます 。 例えば 、 私 が 持っ て いる この 鉛筆 、 これ だって 、 もう やろ う と 思え ば 、 これ は 殺傷 の ため の もの という こと も 言え ます 。   防衛 省 政府 参考 人 に 伺い ます 。   例えば 、 殺傷 兵器 、 非 殺傷 兵器 の 線引き を する という こと は 政府 として 可能 な の でしょ う か 。 例えば 小型 ド ローン 、 これ は 殺傷 兵器 と 認定 でき ます か 。 これ は 非常 に 議論 が あっ て 、 偵察 し て 、 その 情報 を 基 に そこ に 砲弾 等 が 行く と 。 まさに 今 、 武力 行使 の 一体化 で 今 まで 議論 し た もの と も 言える し 、 実際 に 、 小型 ド ローン から 実際 砲弾 を 落とし て いる という もの も あり ます 。 そもそも これ は 非常 に 定義 という の が 難しい という の が 一般 的 な んで 。   じゃ 、 対空 兵器 は 殺傷 兵器 です か 。 長官 、 混乱 し て い ます よ 、 武器 と 、 武器 の 定義 と 殺傷 兵器 の 定義 は 違い ます から 。 いい です か 。 殺傷 と 、 無人 機 を 撃ち落とす の は 、 これ は 装備 を 落とし た として も 人 を 殺し て ませ ん から 、 これ は 殺傷 兵器 じゃ ない ん です よ 。 で 、 対空 兵器 と いっ て も 、 今 防衛 省 が 入れよ う と し て いる 、 ド ローン 対処 で 、 マイクロ 波 とか あるいは 電磁波 で 無人 機 を 落とす という 、 これ は 殺傷 兵器 じゃ あり ませ ん から 。   だから 、 そもそも こういう こと を 議論 する こと が かえって 幅 を 狭く する ので 、 武器 の 定義 と 殺傷 兵器 と 非 殺傷 兵器 で は 違い ます から 、 ここ は しっかり 整理 を し て やっ て いただき たい と 思い ます 。   資料 二 を 見 て ください 。 これ は 、 外為法 に 基づく 輸出 規制 の 概要 です 。   ここ に あり ます よう に 、 安保理 決議 とか 国際 協調 に 基づく 措置 、 あるいは 我が国 の 平和 と 安全 の ため に 閣議 決定 し た 場合 など は 、 あるいは 国際 的 な 平和 、 安全 を 妨げる と 認め られる 場合 は 政令 で 定める 等 、 いろんな 輸出 管理 が できる と なっ て ます 。   そもそも 装備 移転 の 三 原則 という の は 外為法 を 更に 規制 を 厳しく し た という 延長線 上 に あり ます から 、 やはり この 殺傷 兵器 、 非 殺傷 兵器 と 極めて 曖昧 な 基準 で は なく て 、 安保理 決議 など 国際 的 な 基準 を 踏まえ つつ 、 個別 の 状況 に 応じ て 、 その 時々 の 国際 社会 の 動向 とか あるいは 我が国 へ の 影響 等 を 含め て 総合 的 な 判断 を 行う と いう こと が 国益 に 合致 する と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 まさに 装備 移転 三 原則 あるいは 指針 という の は 外為法 の 中 で 泳い で いる 話 な ので 、 その 外為法 で どういう 形 で 規制 を し て いる か と 、 つまり ネガティブリスト と ポジティブリスト 、 その 総合 的 に 個別 の 状況 に 応じ て 判断 する という の が 日本 の 国益 、 これ に 合致 する と 思い ます ので 、 どうぞ よく 検討 を また よろしく お願い し たい と 思い ます 。   さらに 、 日本 有事 の 際 の 対応 も 考慮 が 必要 です 。 ACSA で は 一般 弾薬 は 対象 で あり ます けれども 、 ミサイル 等 誘導 弾 は 、 装備 は 対象 外 と なり ます 。 ACSA の 枠組み で は 誘導 弾 や 装備 は もらえ ない という こと に なっ て おり ます けれども 、 日本 有事 の 際 、 ミサイル 等 の 誘導 弾 あるいは 装備 は もらわ ない と 決め た の でしょ う か 。 防衛 大臣 、 外務 大臣 、 実は 、 この ACSA 以外 でも もらえる という こと を 今 答弁 あり まし た けれども 、 その 枠組み が ない ん です よ 。 じゃ 、 どういう 枠組み で こういう の を 受け入れる か という 部分 は 全く まだ 実は 議論 さ れ て い ない と 。 今 、 どちら か と いう と 、 装備 移転 、 制限 する こと は あっ て も 、 日本 が 有事 の とき に どう やっ て それ を もらう か という 部分 の 議論 という の も 、 これ は 実は 今回 見直し において 一つ の 大事 な 視点 だ と 思い ます 。   自分 は あげ ない けれども 、 何 か の とき は 我々 は 下さい と 、 これ は なかなか 国際 慣行 上 も 通用 し ない という ふう な こと も あり ます 。 そういう やっぱり 論点 も 踏まえ て 今回 見直し やる べき だ と 思い ます けれども 、 防衛 大臣 、 いかが でしょ う か 。 やっぱり そういう 意味 で 、 今回 の この 見直し 、 非常 に 日本 有事 の とき に どうしても 日本 だけ で は 防衛 産業 の 現状 から いっ て 非常 に 弱い 、 で あれ ば 、 やっぱり ほか の 国 から もらう と いう とき に 、 今 の ACSA で は 装備 は もう 対象 外 に なっ て いる と 、 誘導 弾 は 対象 外 に なっ て いる と 。 だけど 、 今 まさに ウクライナ で も 一 週間 で ミサイル が 二 千 発 以上 飛ぶ という 状況 です ので 、 こういう 部分 について も 考える べき だ と 思い ます 。   次に 、 もう 一つ の 柱 、 開発 協力 について 伺い ます 。   総理 は 、 インド で 新た な FOIP 推進 計画 を 発表 し 、 二 〇 三 〇 年 まで に 七 百 五 十 億 ドル 、 約 十 兆 円 以上 の 資金 を インド 太平洋 に 導入 する と 国際 約束 し まし た 。 財務 政務 官 も 承知 さ れ て いる と 思い ます 。 さらに 、 開発 協力 大綱 の 見直し で 言及 し て いる 国際 標準 GNI 比 〇 ・ 七 % 目標 だ と 約 五 兆 円 に なり ます 。 ただ 、 今年度 の ODA 予算 は 有償 、 無償 等 で GNI 比 〇 ・ 三 四 % の 約 二 ・ 四 兆 円 と 、 半分 です 。   財務 政務 官 、 どう やっ て この ODA 五 兆 円 あるいは FOIP 十 兆 円 を 確保 し て いく の か 、 防衛 予算 の よう に 外交 力 強化 資金 という もの を つくっ て いく お 考え な の か 、 財務省 の 考え を お 聞き し たい と 思い ます 。 やっぱり 政務 官 、 ODA を 拡充 する という 方向 性 の 中 で 、 その 民間 の 資金 を 投入 する とか 、 あるいは オファー 型 と あり ます けれども 、 やっぱり 自ら の 方 も 、 日本 も ある程度 の 姿勢 を 示さ なけれ ば 、 そんな 、 相手 、 言う こと を 聞い て くれる はず あり ませ ん から 、 しっかり 拡充 に 向け て よろしく お願い し たい と 思い ます 。   資料 三 、 これ を 御覧 ください 。 これ は 昨年 十月 七 日 に 米国 が 決め た 輸出 規制 と 先月 下旬 に 日本 政府 が 出し た 半導体 製造 装置 の 輸出 管理 の 方向 性 、 それ に対する 中国 外務 大臣 の 反応 です 。   中国 の 外務 大臣 は 、 今回 の 措置 、 日本 の 措置 という の は 米国 追従 だ と 反発 し て おり ます けれども 、 外務 大臣 、 前回 の 会合 において どの よう に 説明 、 対応 さ れ た の でしょ う か 。 もう そもそも 中国 に こんな の 言わ れる 筋合い は なく て 、 主権 国家 として 輸出 管理 を やっ て いく わけ です 。 ただ 、 アメリカ は 、 中国 を 対象 と し た 半導体 規制 を 明確 に し て おり ます 。   経 産 副 大臣 、 幸 か 不幸 か 、 日本 は この 資料 三 の 米国 の 措置 一 の 規制 対象 と なる 最先端 の 半導体 チップ は 作れ ませ ん 。 よって 、 日本 の 場合 は 、 米国 の 措置 二 の 十 四 ナノ 、 十 六 ナノ メーター 以下 の ロジック 半導体 製造 装置 を 輸出 管理 対象 と し て おり ます けれども 、 将来 、 ラピダス は 二 〇 二 七 年 まで に 二 ナノ メートル の 銅 の 最先端 チップ を 作る と 言っ て おり ます けれども 、 日本 で そういう もの が 作れる よう に なっ た 場合 、 米国 の 措置 一 に 該当 する よう な チップ に関する 管理 、 こういう もの が 必要 に なる と 考え ます けれども 、 経 産 省 の お 考え を お 伺い し ます 。 本来 、 アメリカ の 国内 法 とか アメリカ の 政策 が ほか の 国 の 輸出 管理 を 規制 する という の は そもそも おかしい 話 な ん です よ 、 そもそも 。 ただ 、 日本 の 場合 、 やっぱり アメリカ の 関係 で エンティティーリスト に 載っ て しまう と ドル 建て 決済 が でき ませ ん から 、 非常 に 大きな 影響 が 出 て いる 。   ただ 、 措置 一 について は 、 今 は いい ん です けれども 、 まさに この 、 岩本 先生 質問 さ れ た よう に 、 ラピダス が 最先端 の を 作る よう に なる と 間違い なく 措置 一 の 方 に も 関係 し ます ので 、 今 御 答弁 が あっ た よう に 、 しっかり その 辺り は 現状 という もの を 見 ながら 柔軟 に しなやか に 機敏 に 対応 し ない と 、 これ 相当 な 影響 が 出 ます ので 、 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   最後 に 、 資料 四 を 御覧 ください 。 これ は 、 マッカーシー 下院 議長 と 蔡 英文 総統 が 面談 し た という こと を 受け て 、 中国 が 反発 し て 演習 という もの を 行い 、 空母 まで 展開 を し て 百 二 十 機 を 離発着 を し た と 。 しかも 、 宮古島 の 二 百 三 十 キロ と 、 相当 、 戦闘 機 から する と 目 と 鼻 の 先 で やっ て い ます 。   前回 、 昨年 の 教訓 として 、 地元 へ の 説明 が 遅かっ た という の が あり まし た けれども 、 今回 、 この 中国 の 軍事 演習 等 について 、 地元 へ の 説明 、 これ は 外務省 が やっ た の か 、 防衛 省 が やっ た の か 、 あるいは やっ て い ない の か 、 どこ が 担当 で どう やっ た の か 、 最後 に 確認 さ せ て ください 。 終わり ます けれども 、 昨年 の こと が あっ た わけ です から 、 しっかり 地元 へ の 説明 、 これ 防衛 省 か 外務省 か 分かり ませ ん けれども 、 よろしく お願い し ます 。   以上 です 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 で ござい ます 。 よろしく お願い 申し上げ ます 。   冒頭 、 浜田 大臣 から 御 報告 が あり まし た 。 陸上 自衛隊 第 八 師団 第 八 飛行 隊 の ヘリコプター が 宮古島 北 北西 洋上 において 航跡 を 消失 し た いわゆる 事故 について 、 私 も 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まずは 、 連日 、 捜索 救助 に 当たっ て いただい て いる 海上保安庁 並び に 自衛隊 員 の 皆さん に 敬意 を 表し たい と 思い ます 。 それから また 、 隊員 十 人 の 無事 を 祈り たい と 思っ て い ます が 、 かなり の 時間 が 経過 を いたし まし た 。 適切 な 言葉 が 見付かり ませ ん 。 一刻 も 早い 発見 、 救助 を 願い たい と 思い ます 。   さて 、 なぜ 離陸 後 僅か 十分 で 消息 を 絶つ に 至っ た の か 。 それから 、 六 日 の 十 五 時 四 十 六 分 に 離陸 を し 、 五 十 四 分 まで 管制 官 と の やり取り が あり 、 その 二分 後 に 航跡 が 消失 を する こと に なり まし た 。 この 二 分間 に 一体 何 が 起こっ た の か 。 機体 の 点検 は 三月 二 十 日 から 二 十 八 日 に 実施 さ れ て おり 、 点検 後 の 試験 飛行 も 異常 が なかっ た と 聞い て おり ます 。 当日 の 気象 状況 は 好天 で 、 特段 問題 が なかっ た と も 聞い て おり ます 。 しかしながら 、 緊急 事態 を 知らせる 電波 も 発信 さ れ て おら ず 、 救命 ボート も 結局 使用 さ れ て い ない 状況 だ という ふう に 、 これ も 報告 を 聞い て おり ます 。   三月 末 に 着任 し た ばかり の 坂本 雄一 師団 長 を 始め 、 十 人 の 幹部 が 搭乗 さ れ て い た と 。 坂本 雄一 師団 長 は 有能 な 自衛 官 で 、 中枢 を 担う ポスト を 歴任 を さ れ て き た と も 聞い て おり ます 。   また 、 第 八 師団 は 、 熊本 に 司令 部 を 置き まし て 、 九州 ・ 沖縄 地方 を 担当 する 陸上 自衛隊 西部 方面 隊 の 中核 、 五 千 人 から 六 千 人 の 部隊 で 、 熊本 県 と 宮崎 、 鹿児島 県 の 防衛 警備 や 災害 派遣 の 任務 など に 当たっ て いる と 。 また 、 有事 が 起き た とき に は 機動 的 に 展開 する 機動 師団 に 位置付け られ て い て 、 沖縄 県 など 南西諸島 へ の 展開 も 想定 さ れ て いる と 。 で 、 今回 は そういう 状況 の 中 で 事故 が 起こっ た という こと だ と 思い ます 。   もう 報道 等 で も 出 て い ます が 、 基本 的 な こと 、 ちょっと まず 確認 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   今回 の 飛行 の 目的 は どういう 目的 で あっ た か 、 大臣 でも 結構 です し 、 事務 方 で も 結構 です ので 、 お答え いただけれ ば と 思い ます 。 これ は 、 今 おっしゃら れ た よう に 、 各 部隊 とも 師団 長 なり が 着任 を し たら 早々 に いつも 行わ れる 通例 の こと だ という ふう に おっしゃい まし た が 、 それ は もう 各 部隊 で も その よう な 形 、 こと で は 行わ れ て いる という 認識 で よろしい ん です ね 。 私 、 今日 、 引っかける 質問 する つもり 全く ない ので 、 余り 警戒 さ れ なく て も 結構 です 。   ただし 、 余り 、 逆 に 言う と 、 今 おっしゃっ た よう に 前任 者 も やっ た という こと なら いい ん です が 、 本来 は 、 例えば この 僅か 五 日 目 に やる 、 ほか の 部隊 は やら ない よう な こと を やっ て い た ん だ と し たら 、 そこ は 正直 に お答え いただい た 方 が 有り難い と 思っ て いる ので 、 そう で は ない と 、 原因 究明 とか 理由 が 分から なく なる と 実は いろんな もの に 影響 し て き ます ので 、 そこ は 是非 よろしく お願い し ます 。   私 、 何と いう か 、 航空 偵察 する こと も 私 は 決して 否定 を する つもり で は あり ませ ん 。 師団 長 が 乗っ て い た の も 着任 直後 な ので 確認 を し たい という 、 私 は そういう 任務 が ある こと も 理解 を し ます 。 一方 で 、 これ 、 航空 偵察 を 、 まあ 着任 を し まし た 、 当然 です けれども 、 航空 偵察 する という 指示 が 出 て 、 命令 が 出 て 、 準備 を し て 乗組 員 を 決め て 、 そして 出発 さ れ た と 思う ん です けれども 、 この 航空 偵察 を この 六 日 の 午後 に やる という こと を 決め た の は いつ で 、 どの 時点 で 決め られ た の か 教え て いただけ ます か 。 いや 、 私 、 殊更 に 中国 の 、 先 ほど 佐藤 委員 も 言わ れ た 海軍 艦艇 の 宮古島 周辺 の 動き と これ を 結び付ける 気 は ない ん です けれども 、 い つ その 航空 偵察 を 決め た か という の は 、 必ず 指示 が 出 てる し 、 命令 が 出 てる し 、 命令 に対する 文書 残っ てる と 思う ん です 。 ただ 、 今 、 公式 な 防衛 省 の いろんな 報告 を 見 て も 、 い つ その 航空 偵察 やる の か について の 日にち と 時間 が 分から ない もの です から 、 直前 に 決める という こと は 多分 ない と 思う ので 、 そこ を ちょっと お知らせ いただき たい と 。   防衛 大臣 、 ここ も 実は すごく 大事 な こと な ので 、 是非 、 具体 的 な 時間 を 特定 いただい て 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 大臣 、 いかが です か 。 この 航空 偵察 の 意思 決定 は 、 そんな 大きな 意思 決定 で は なく 通常 やら れ て いる という こと な ので 、 師団 の トップ が やら れ た という こと で よろしい ん でしょ う か 。 これ 、 幹部 が 一同 に 乗っ て い た という ふう に さ れ て い ます が 、 一般 的 に 、 幹部 は この よう な 形 で 搭乗 し て いる という の も 通例 という こと で 把握 し て よろしい でしょ う か 。 その 幹部 の メンバー を 発表 を 控える という の も 、 私 も 御 家族 の こと も 酌ん で 理解 し て いる ん です が 、 報道 に は もう 出 て いる ん です 、 関係 者 に よる と と いっ て 、 報道 出 て いる ん です ね 。   つまり 、 国会 で は 今 言わ れ た よう に 控える と 言い ながら 、 もう 関係 者 が 報道 に しゃべっ て 出 て いる という こと について は 、 いささか 遺憾 です 。 本当に 出さ ない ん だっ たら 徹底的 に 出さ ない こと を 、 何と いう か 、 確認 し て そこ を やら ない と 、 報道 に は 出 て い ます ので 、 ここ で 答え ない と 言わ れ て も なかなか 納得 し にくい です が 、 私 は 一定 理解 は し て い ます が 、 それ なら ば 防衛 省内 の 発表 し ない という こと について は 徹底 し て もらい たい と 思い ます が 、 いかが です か 。 加え て 、 先 ほど 佐藤 委員 から も お話 が あっ た 、 四月 の 五 日 に 、 午後 六 時 頃 、 波照間島 で 、 中国 の 、 いわゆる 初めて 山東 という 空母 を 始め 三 隻 を 確認 し て いる と 。 太平洋 上 に この 山東 が 航行 を 確認 し た の は 初めて だ と 。 これ が 五 日 の 六 時 頃 です 。 先 ほど の 佐藤 委員 の 質疑 に よれ ば 、 中国 艦艇 の いわゆる 演習 が 七 日 の 午後 八 時 頃 です ので 、 多分 この 演習 を し に ここ を 航行 し た の かも しれ ませ ん 、 私 は 専門 家 で は ない ので よく 分から ない ん です が 。   一方 で 、 やはり 五 日 の 午後 十 一 時 頃 、 これ は もう 六 日 の 手前 です ね 、 日 が 変わる ところ です が 、 久米島 の 西 約 六 十 キロ で 中国 海軍 ドンディアオ 級 情報 収集 艦 一 隻 を 確認 と 。 それから 次 が 、 五 日 十 時 です ね 、 これ も 十 時 です が 、 与那国島 の 南 約 八 十 キロ で ジャンカイ Ⅱ 級 フリゲート艦 を 確認 と 。 そして 、 その後 、 当該 艦艇 が 与那国 島 と 台湾 と の 間 の 海域 を 北上 し た 後 、 六 日 です ね 、 六 日 に 魚釣島 の 西 約 八 十 キロ の 海域 を 北上 し た こと を 確認 し た と 。 いろんな 方面 から この とき に は 中国 海軍 の 艦艇 が 周辺 海域 動い て いる わけ です 。   実は 、 これ 、 六 日 の 何 時 な の か という の は 、 この ジャンカイ Ⅱ 級 と 言う の か な 、 フリゲート艦 、 それから この ドンディアオ 級 情報 収集 艦 、 六 日 に どの よう な 形 で 動い た か 、 何 時 ぐらい だっ た か は 分から ない 、 防衛 省 の 報告 で は 分から ない ん です 。 この 六 日 の 三 時 過ぎ に ヘリ が 出発 し て いる ん です ね 。   つまり 、 こういう 、 ある 意味 七 日 から は これ 演習 も 始まっ て い ます ので 、 非常 に この 周辺 が ある 意味 で いう と 緊迫 を し て いる 状況 の 中 で 、 坂本 師団 長 を 始め ヘリ が その 先 ほど 言わ れ た 航空 偵察 で 動い て いる と 。 これ は 中国 の この 五 日 、 六 日 、 七 日 の 動き と は 関係 ない もの な の か 。   僕 は 、 決して 、 中国 側 から 何 か さ れ た とか 、 よく 言わ れ て いる よう に 、 攻撃 さ れ た ん じゃ ない か とか 、 電波 障害 が あっ た ん じゃ ない か とかいう こと を 申し上げ て いる の で は あり ませ ん 。 なぜ 、 先 ほど 僕 が い つ 意思 決定 を し た の か と 聞い た の は 、 着任 早々 もう そもそも これ を やる 予定 だっ た ので 出発 し た の か 、 実は こういう 動き が ある ので 航空 偵察 に 出 られ た の か って 全然 違う ので 、 質 が です ね 、 です から 、 い つ 意思 決定 を さ れ た の か という こと を お 伺い を し まし た 。   私 は 、 直接 の 関係 が ある か どうか 分かり ませ ん けど 、 この こと について 、 大臣 なり 事務 方 なり 、 もし 明確 な 何らかの 答え が あれ ば お願い し ます 。 これ 、 六 日 の 未明 と 言わ れ まし た ね 、 その 六 日 な ん です ね 。 時間 が 離れ て いる から いい と おっしゃっ た けど 、 六 日 の 未明 に 中国 の 艦船 が こういう 状況 の 動き が あっ た とき の 午後 に 航空 偵察 を 行か れる 、 それ も 幹部 を 乗せ て 行か れる 。 これ 、 僕 、 よく 分から ない ん です 。 軍事 的 に は 僕 は 専門 で は ない ので 、 これ は 危機 管理 上 、 本当に 幹部 乗せ て 航空 偵察 に 行く こと が 、 本当に 六 日 の 未明 に こういう 状況 で 、 初めて 空母 まで が 動い て いる し 、 当時 は 林 大臣 も 中国 と の 会談 行か れ た 直後 だ という ふう に 思い ます し 、 この 状況 で その 航空 偵察 に 行く という こと の 意思 決定 、 まあ 時間 、 結局 言わ れ て い ない ので 分から ない ん だ けど 、 例えば 、 この 航空 偵察 は 一旦 やめ て 、 この 中国 の 艦船 の 動き に対して 注意 を 払う という こと も あり 得 た かも しれ ない し 、 結果 として こういう 不幸 な 状況 に なっ て いる ので 、 本当に 無事 を 願い たい ところ です し 、 私 、 別に 、 中国 の この 艦船 と この こと の 、 事故 の 結び付き を 無理やり くっつけよ う と し て いる わけ で は あり ませ ん が 、 そこ は 、 大臣 、 私 なり の 問題 意識 として は ちょっと あり まし て 、 大臣 、 いかが です か ね 。 もう 事故 調査 委員 会 立ち上がっ て いる と 言わ れ て い ます が 、 私 、 別に 、 別に 批判 を し たく て 言っ て いる の で は なく て 、 お 手元 の 資料 見 て いただけれ ば と 思い ます が 、 二 〇一六年飛行点検機墜落 、 二 〇 一 七 年 は 実は 三 件 あり まし て 浜松 は 三 人 死亡 で 一 人 行方 不明 、 それ から 二 〇 一 八 年 も お 二 人 亡くなっ て い て 、 二 〇 一 九 年 が 二 件 、 まあ 二 〇 一 九 年 は 二 人 が 救助 さ れ て い ます が 、 二 〇 二 二 年 も 一 件 、 これ 、 私 、 一般 論 で これ が 多い か 少ない かも 分から ない ん だ けれども 、 どう 見 て も 毎年 起こっ て いる と 。   やっぱり これ は 自衛隊 員 の 皆さん の 士気 に も 関わる し 、 今 、 同 機種 の ヘリコプター の 運用 は 止め て いる と 伺っ て い ます が 、 じゃ 、 いつ これ 再開 する の か 、 これ 多分 なし崩し に 再開 さ れ て いる ん だ と 思い ます けど 、 これ 原因 究明 を しっかり やっ て 安全 対策 取ら ない と 、 今回 みたい に 師団 長 まで 含め て 幹部 が 、 仮 の 話 です 、 もし 万が一 の こと が あっ た 場合 に は 、 やっぱり ちょっと 、 これ 一般 論 で 言っ て も ちょっと 事故 が 多い の で は ない か という ふう に 言わ ざる を 得 ない 。 それぞれ の 自衛隊 員 、 僕 は 頑張っ て いただい て いる と 思い ます よ 。 しかし 、 これ は 少し 指摘 を し て おか なき ゃいけないんじゃないかなと 私 思っ た ん です ね 。   これ 、 大臣 、 どう 思わ れ ます か 。 先 ほど 申し上げ た よう に 、 今回 の 機体 は ちゃんと 点検 も でき て た し 、 試験 飛行 も 異常 が なかっ た わけ です 。   です から 、 何 の 不測 の 事態 が あっ た の か について は つまびらか で は ない ので 、 原因 究明 と 、 やはり 本当に どういう 安全 対策 が 必要 な の か 、 これ 隊員 の 命 も 懸かっ て いる わけ です ので 、 そして なおかつ 、 今 の 南西諸島 沖 の 緊迫 し た 状況 、 中国 の 挑発 行為 の よう な もの も 含め て 、 隊員 の 緊張 ある 、 何 ていう か な 、 部隊 の 緊張 ある 運用 さ れ てる わけ です から 、 それぞれ の 隊員 も かなり 精神 的 に も きつい ところ だ と 思い ます ので 、 そこ も 含め て 、 大臣 、 できれ ば そこ は 指導 を しっかり し て いただけれ ば と 思い ます し 、 まだ これ 原因 究明 はっきり し ない ので 、 残念 ながら 、 今日 の 新聞 等 は もう ほとんど この 記事 が 出 て ない という こと は 、 新しい 情報 が ない と 。 です から 、 捜索 救助 、 次 の 状況 を 、 やっぱり 、 無事 を 祈り ながら です けれども 、 お願い し たい と 思い ます 。   大臣 、 じゃ 、 一言 言っ て ください 。 ありがとう ござい ます 。 よろしく お願い し ます 。   言っ て も 仕方 ない こと です から 、 この 四月 の 六 日 の 三 時 五 十 六 分 に 、 消息 消え た とき の 直後 に 、 総理 は 、 安全 第 一 で 救助 に 尽くせ という 指示 を 出し た ん です が 、 この 日 の 夕刻 に は どうも 酒席 に 参加 を さ れ て いる と 、 これ は 極めて 遺憾 です 。 みんな が 救援 捜索 活動 に 当たら れ て 、 御 家族 も 大変 な 心配 を さ れ て いる 中 で 、 一 国 の 総理 が 、 まあ 確か に 総理 は 何 も やら ない の かも しれ ない 、 この こと について は 。   しかし 、 人命 優先 という こと で 指示 を 出し た 後 、 直後 に 酒席 に 参加 を さ れ て い た という の は いささか 遺憾 に 思い ます し 、 強く 抗議 し たい と 思い ます し 、 防衛 大臣 、 これ は 総理 に 一言 言わ れ た 方 が いい と 思い ます が 、 いかが です か 。 この 事故 の 状況 は まだ 刻々 動い て おり ます ので 注視 を し て いき たい と 思い ます し 、 実は 今日 は 外務 大臣 に 、 アステラス 製薬 の 邦人 拘束 の 問題 について 、 日 中 の 外相 会談 も さ れ て こ られ まし た ので 、 ちょっと 状況 について お 伺い し たい と 思っ た ん です が 、 もう 時間 が なくなり まし た ので 、 今日 の ところ は これ で 質問 を 終わり たい と 思い ます が 、 是非 、 懸命 な 救難 捜索 活動 を 頑張っ て いただき ます よう に お願い し て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   まず 、 浜田 防衛 大臣 から も 御 発言 が あり まし た し 、 ただいま 福山 先生 から も 詳しく 質疑 が ござい まし た が 、 私 の 方 から も 、 陸自 ヘリ の 事故 について 質問 を さ せ て いただけ たら と 思い ます 。   事故 当日 、 まだ ローター の 破片 です とか 救命 ボート です とか 、 幾つ か の 浮遊 物 しか 発見 さ れ て い ない 比較的 早い 段階 か な と 思っ た ん です が 、 事故 という 判断 に 至っ た 理由 について 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 ネット 上等 で は かなり 攻撃 の 可能 性 とか 事件 の 可能 性 とか について 出回っ て いる よう な ところ も あり まし た し 、 今 の 福山 先生 の 御 質問 から し て も 、 中国 の 演習 と の 関係 性 とか という の を 疑い たく なる 気持ち も 分から ない で も ない な と は 思い ます が 、 それら を 排除 し て 事故 と 判断 する 十分 な 情況 証拠 が そろっ た という 理解 で よろしい ん でしょ う か 。 先 ほど 佐藤 委員 から も 、 原因 究明 より も 人命 救助 という 御 発言 も あり まし た し 、 私 も その 優先 順位 について は もう 全く 同意 し ます 。 ただ 、 同時に 、 先 ほど 御 説明 も あり まし た が 、 現在 も 任務 として は 運用 中 の 機体 、 機種 という こと で ござい ます ので 、 やはり 人命 救助 に 加え て 原因 究明 も 必要 だ という 観点 から 質問 を 続け させ て いただき ます 。   今 の 段階 で もちろん 事故 の 原因 という の は 判断 しよ う が ない と は 思い ます が 、 考え られる 事故 の 原因 という の は どの よう な もの が ある の か 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 福山 先生 から も 過去 の 自衛隊 機 の 主 な 墜落 事故 について の 言及 が ござい まし た が 、 やはり 昨年 一月 に 発生 し た 小松 基地 で の 戦闘 機 の 事故 という の も どうしても 頭 を よぎっ て しまい ます が 、 その 際 も 離陸 後 間もなく の 事故 で 、 その 事故 原因 という の が 、 パイロット の 空間 識 失調 に 陥っ た こと が 事故 原因 だっ た と さ れ て い ます が 、 ヘリコプター で も そういった 空間 識 失調 という こと は 起こり 得る ん でしょ う か 。 それでは 、 不明 と なっ て いる この U H 60 JA の 運用 開始 時期 という の は い つ 頃 で 、 この 機種 の 耐用 年数 という の が ある の で あれ ば 何 年 ぐらい な ん でしょ う か 。 今 の お話 です と 、 一 九 九 八 年 という こと です から 運用 から 二 十 五 年 ぐらい に なる か と 思う ん です けど 、 もちろん 物 は 全然 違い ます けど 自家用車 で 考え たら すごく 長い 期間 です けど 、 航空機 は 三 十 年 とか 四 十 年 という の が 当たり前 の よう な ので 十分 活用 できる 年数 だっ た という こと で 理解 いたし まし た 。   同じ 機種 で 過去 に 事故 が 発生 し た 事例 という の は ある の でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 そういう 意味 で は 相当 安定 し た 性能 を 持つ ヘリコプター という こと な ので 、 今後 の 安全 性 を 考え て も やはり 事故 の 原因 の 早期 究明 という の も 望ま れる ん で は ない か と 思い ます 。   続い て 、 人的 な 側面 で も 質問 さ せ て いただき たい と 思う ん です が 、 師団 長 が そうした 、 着任 し て 管轄 の 地域 を 偵察 する という こと に関して は 福山 先生 御 質問 ください まし て 、 その 件 について は 省略 し ます が 、 坂本 師団 長 、 三月 三 十 日 の 着任 式 で 、 先頭 に 立っ て 新た な こと に 挑戦 し て いく と おっしゃっ て い た そう な ので 、 そうした 現場 を 大切 に する リーダー が 事故 に 見舞わ れ て しまっ た という こと は 本当に 残念 だ と 思っ て おり ます 。   今回 の 事故 機 に 搭乗 し て い た 十 名 の うち 、 先ほど も 福山 先生 から も 御 指摘 あり まし た が 、 八名 が 幹部 だっ た という こと は もう かなり 報道 さ れ て おり ます が 、 各 その 人員 の 詳しい こと は さておき として 、 やはり 各 部隊 の 任務 へ の 影響 です とか 、 今後 そうした 影響 を どの よう に 対応 し て いく の か という こと を 、 防衛 大臣 、 お答え いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今回 、 ちょっと 具体 的 に 通告 は し て い なかっ た ん です が 、 今回 の よう に 海上 を 飛行 する 場合 という の は 救命胴衣 を 着用 する という よう な お話 を お 聞き し た こと が ある ん です が 、 今回 も 着用 し て い た という こと で よろしい でしょ う か 。 本当 、 そういう 意味 で は 、 過去 に も 海 で 数 十 日 漂流 し た 後 に 生還 し た という ケース も 聞い た こと が ござい ます し 、 希望 を 捨て ず に 全 隊員 の 御 無事 を お祈り し たい と 思い ます し 、 一刻 も 早い 発見 を 願っ て おり ます 。   次に 、 衆参 両院 で 繰り返し 議論 さ れ て いる と 思い ます が 、 有事 の 際 の 国民 の 保護 について お 伺い し たい と 思い ます 。   国家 安全 保障 戦略 で も 書か れ て い ます が 、 近隣 国 と 突発 的 な 軍事 衝突 が 発生 し た 場合 、 中国 、 韓国 、 台湾 等 に 在留 中 、 旅行 中 の 在留 邦人 保護 の 計画 という の は どの よう に なっ て いる の か という こと と 、 また 、 コロナ 禍 で 多少 、 数 % だ と 思い ます けど 、 在留 人数 は 減少 し て いる と 承知 し て い ます が 、 それでも 十 数 万 人 合わせれ ば いる と 思い ます ので 、 いざ という とき に 備え て かなり 綿密 な 計画 という の が 必要 だ と 思い ます けど 、 そういった 避難 シミュレーション の 実施 等 は 行わ れ て いる の か という こと について お答え ください 。 おととし でし た か 、 アフガニスタン 撤退 する とき の こと を 思い出す と 、 かなり 混乱 し た よう な 状況 を 何となく 記憶 に 残っ て いる ん です が 、 そういう 意味 で は 、 そうした 状況 も 考える と 、 本当に しっかり と 計画 を 立て られ て いる の か どう か 、 若干 不安 が 残る ところ は ある ん です が 、 そこ は しっかり と 御 対応 いただく しか ない と 思い ます ので 、 ここ で 終わり ます が 。   避難 施設 の 指定 と 装備 状況 について も 伺い ます 。   ミサイル 攻撃 や 核 攻撃 を 想定 し て 国内 の 避難 施設 、 シェルター について も 議論 さ れ て いる と 思い ます が 、 避難 施設 として 指定 さ れる 要件 という の は 国 として 定め て おり ます でしょ う か 。 今 の は 令 和 四 年 の データ です か ね 。 まあ それ は それ で 結構 です が 、 いずれ に し まし て も 、 特に 私 の 地元 の 長野 県 の 村 とか に なり ます と 、 近隣 に 爆風 から 直接 被害 を 軽減 する ため の その コンクリート 造り の 一時 的 な 避難 施設 の よう な もの が 、 役場 とか 学校 以外 で は ほとんど 思い 浮かば ない ん です が 、 そうした 要件 を 満たす 施設 を 設置 する ため の 補助 金 みたい な もの という の は ある ん でしょ う か 。 そうした その 実際 に 緊急 避難 する よう な 場所 が ない 場合 に は 、 設置 しよ う と 思っ たら 補助 が ない の か という よう な 質問 の つもり だっ た ん です が 。   特に 地下 施設 が 少ない よう な 地方 と の その 格差 を 是正 する ため に 、 やっぱり 今後 、 何らかの その 対策 という か 、 地方 都市 なり 村 とか そういう 場所 に対して の 何 か 措置 という の は 今後 お 考え な の か どう か 、 お 聞か せ ください 。 参考 人 の 方 が 田舎 に 行っ た こと が ない よう な 御 答弁 に 聞こえ て しまう ん です が 。   全く そうした 思い当たる よう な 場所 が ない ところ は どう する の か な と 考える と 、 本当に 、 そう はいっ て も 、 皆さん テレビ 等 は お 持ち な ので 、 弾道 ミサイル の 発射 の 一報 を 受け て も 何 も でき ない で 茫然 と する しか ない よう な 住民 が たくさん いらっしゃる という こと を 是非 とも 御 承知 いただい て 、 今後 、 そうした 地域 で ミサイル 攻撃 、 もちろん 直接 そこ が 受ける か どう か は 別 に し て も 、 そうした J アラート 等 が 鳴っ た とき に 逃げる べき 場所 が ある よう な 状況 を 、 この 重点的 な 五 年間 で しっかり と つくり上げ て いただき たい な と 思い ます 。   次に 、 国家 防衛 戦略 について 伺い たい と 思い ます が 、 現行 憲法 が 施行 さ れ た その 一 九 四 七 年 は まだ 日本 は 連合 国 の 統治 下 に あっ た と 思い ます が 、 サンフランシスコ 講和 条約 で 主権 を 回復 し 、 それ と 同時に 旧 日 米 安保 条約 が 締結 さ れ まし た 。 一 九 六 〇 年 に 新 安保 が 締結 さ れ た ん です が 、 その 辺 は もちろん 皆さん 御 承知 の とおり だ と 思い ます 。 そうした 歴史 的 な 背景 も あっ て 、 日本 にとって も 、 これ まで も です し 、 今 現在 も 最大 の 抑止 力 という の は 米国 軍 で ある という こと は 間違い ない と 思い ます 。   それ を 考える と 、 他国 から の 、 これ が あっ て 他国 から の 侵略 という の も 今 まで 免れ て き た ん だ と 思い ます が 、 この 日 米 同盟 を 踏まえ た 上 で 、 他 に 適当 な 手段 が ない 状況 という の が 起こり 得る の か どう か という 、 その そもそも の 前提 について 御 説明 いただけれ ば と 思い ます 。 ミサイル の 脅威 という の は 多分 冷戦 下 で も あっ た よう な 気 が し ます し 、 あと 、 米 軍 が 保有 する 兵器 です とか 海兵 隊 の 機動 力 とか 考え た 場合 に 、 日本 が 独自 に その 巡航 ミサイル を 持つ 理由 という の は なかなか 理解 し かね ます し 、 また 、 ミサイル 攻撃 に対して は 、 やっぱり その ミサイル の 防衛 網 で 防ぐ こと は 日本 が 独自 で やっ て 、 やはり 攻撃 に関して は 米 軍 に お 任せ する という の が いい ん じゃ ない か な と いう 気 が し ます が 。   まあ 、 いずれ に し まし て も 、 そこ は それ と し て 、 国家 防衛 戦略 の 中 で 、 同志 国 について 改めて お 聞き し たい と 思い ます が 、 同志 国 と 呼ぶ 要件 と 、 あと 、 日本 が 同志 国 と 認定 し て いる 国 は 何 か国 ある の でしょ う か 。 そうすると 、 じゃ 、 その 時々 で 同志 国 と 言っ た 国 が 同志 国 で 、 今 、 過去 に 同志 国 と 発言 し た 国 の その リスト みたい な の も お 持ち じゃ ない という こと で よろしい です か 。 具体 的 な 国名 が 挙げ られ ない という こと な の か 分かり ませ ん が 、 いずれ に し まし て も 、 この 国家 防衛 戦略 の 中 に は 幾つ か国 、 国名 が 羅列 さ れ て い て 、 その 中 の 一番 トップ に は オーストラリア が 来 て おる ん です が 、 その オーストラリア など が 今後 同志 国 から 格上げ を し て 同盟 関係 を 結ぶ よう な 、 そうした 方針 という の は ある の か どう か 、 外務 大臣 に 最後 に お 伺い し ます 。 時間 と なり まし た ので ここ で 終わり ます が 、 同志 国 も 含め て 様々 な 用語 で 不明 な 点 が 多い ので 、 また 三 文書 について 質問 さ せ て いただけ たら と 思い ます 。 よろしく お願い し ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   委員 会 の 冒頭 、 浜田 大臣 から 陸上 自衛隊 第 八 飛行 隊 所属 の U H 60 JA ヘリ の 航空 事故 について 御 説明 を いただき まし た 。 もう 既に この 捜索 救難 、 懸命 に 取り組ま れ て いる という こと で あり ます ので 、 私 も 、 搭乗 さ れ て い た 全て の 隊員 の 皆様 の 無事 の 救命 祈り 、 そして 報告 を 待ち たい という ふう に 思っ て おり ます 。   それでは 、 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 、 私 の 方 から は 、 日 中 防衛 当局 間 の ホットライン 開設 について お 伺い を し て いき たい と 思っ て おり ます 。   これ 、 三月 の 三 十 一 日 、 日 中 両国 の 防衛 当局 間 に 専用 の 連絡 回線 を 引く ホットライン という こと で 開設 が さ れ た という ふう に お 伺い を し まし た 。 これ 、 船舶 です とか 航空機 等 による 不測 の 衝突 を 回避 する ため に 構築 を し て き た いわゆる 海 空 連絡 メカニズム の 柱 の 一つ という ふう に お 伺い を し て おり ます 。   これ 、 改めて 、 党 として も 再三 にわたって 推進 を 政府 に も 要望 し て き た もの で あり ます し 、 開設 を 喜び たい と 思う ん です けれども 、 よく よく 聞い て み ます と 、 この 海 空 連絡 メカニズム 、 二 〇 〇 八 年 から 協議 を 開始 し た という こと で 、 十 五 年 掛かっ て ようやく ここ まで 来 た という こと も ある わけ で あり ます 。   これ 、 三本 柱 という こと で お 伺い を し まし た 。 一つ が 、 これ 、 自衛隊 と 中国 軍 の 艦船 など が 連絡 を 取り やすい よう に 無線 の 周波数 あるいは 使用 言語 など を 事前 に 決め て おく という こと 、 二つ 目 が 、 防衛 当局 間 で 局長 級 の 年次 会合 を 開い て いく 、 で 、 三つ 目 が 、 この 今 の いわゆる 専用 回線 、 ホットライン という こと な わけ です ね 。 さき に 述べ た 二つ の 柱 について は 二 〇 一 八 年 から 運用 を 開始 し た という こと で あり ます ので 、 これ で ようやく 最後 の 一 本 が そろっ て 無事 に 連絡 メカニズム が でき た という こと な ん です が 、 改めて 、 十 五 年 掛かっ て いる という ところ も 含め て ちょっと 事実 関係 も 確認 を し て おき たい と 思う ん です 。   例えば 、 二 〇 一 八 年 、 二つ の この 柱 が 先 に 走り 始め た とき に 、 何で ホットライン だけ 遅れる ん だ という ところ について は 、 当時 の いろいろ 報道 等 を 見 て み ます と 、 これ 、 例えば ホットライン について は 電話 の 設置 場所 とか 台数 が 詰め 切れ なかっ た みたい な 何 か ちょっと 説明 が あり まし た 。 そういう もの な の か な と 、 その 台数 とか 設置 場所 みたい な こと が 影響 する の か な と いう こと も ちょっと 疑問 が あり ます 。 これ まで 再三 にわたって 、 じゃ 、 何で まだ 最近 でき ない ん だ という こと について は 、 新型 コロナ の 影響 で 協議 が 停滞 し た という 説明 も あり まし た し 、 その ほか 、 盗聴 対策 や 器材 の 選定 に 時間 が 掛かっ て いる 、 こういう 説明 が あっ た とき も ある わけ です 。   こういう 何 か 技術 的 な ところ で 非常 に 時間 が 掛かる の か な と いう こと も お 伺い し て き た ん です が 、 同時に 、 今回 は 、 協議 が 進展 する きっかけ に なっ た の は 昨年 十一月 の 首脳 会談 だっ た という こと も あり ます 。 政治 的 な やはり 環境 が 整っ て 今回 ホットライン として も 開通 し た という ふう に 受け止める わけ です が 、 改めて ちょっと この 十 五 年 掛かっ た 経緯 等 含め て 御 説明 を いただき たい と 思っ て おり ます 。 ありがとう ござい ます 。   完全 かつ 円滑 な 通信 という こと を 確保 する ため に 様々 な こと を 詰め て いただき ながら 、 同時に 政治 的 な 環境 も 含め て 詰め て き て 、 今 ようやく ここ に 至っ た ん だ な と いう こと が 理解 でき まし た 。   その 上 で 、 ちょっと 参考 まで に これ も 確認 を し て おき たい ん です が 、 ホットライン 自体 は 、 これ 日本 は 既に 米国 、 韓国 、 それから オーストラリア 、 ASEAN と 、 ここ と の 間 で 防衛 当局 間 の 専用 回線 を もう 持っ て いる という こと で あり ます 。   基本 的 に は 今 述べ た 、 いわゆる 同盟 国 とか 、 先ほど も 少し 話題 に なり まし た が 同志 国 と 言わ れる 国 が 多い の か な と 思う わけ です が 、 そういう 意味 で いく と 、 日本 と の 不測 の 事態 自体 は 、 何 か を 頻繁 に 発生 する よう な そういう イメージ は ちょっと 持た ない わけ です けれども 、 これら の 国々 と の ホットライン 、 どういう 経緯 で 開設 を し て 、 今 どう 活用 さ れ て いる の か という ところ も 含め て 、 少し 教え て いただけ たら と 思い ます 。 国 ごと に 当然 関係 性 が 違う 中 で 、 不測 の 衝突 という こと だけ で は なく て 、 そういう 意味 で いき ます と 、 今回 の 日 中間 の この ホットライン の 開設 という の も 、 時間 が たつ につれて 、 恐らく いろんな 使い方 も 含め て 応用 の 仕方 が ある ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   改めて 、 これ まで 協議 を 詰め て き て いただい た 皆さん の 御 尽力 に 感謝 し たい と 思い ます が 、 浜田 大臣 に ここ で お 伺い し たい ん です が 、 今回 ようやく 完成 し た この 海 空 連絡 メカニズム の 意義 と 今後 具体 的 に 想定 を さ れる この 活用 の 場面 について 、 是非 お 伺い し たい と 思い ます 。 残念 ながら 、 今 、 中国 と の 間 に は 、 尖閣諸島 周辺 海域 において 、 中国 船籍 が 我が国 の 接続 水域 あるいは 領海 に 侵入 する という こと が もう 日常 化 し て いる わけ で あり ます 。 そういう 意味 で いく と 、 もしか し たら この ホットライン は 、 鳴る とど きっと する と いう か 、 取り たく ない と 思う よう な もしか し たら もの かも しれ ない わけ で あり ます が 、 改めて 今 、 浜田 大臣 から も 御 答弁 いただい た とおり 、 今後 の この 信頼 醸成 という 観点 から も 連携 を 密 に する 上 で 極めて 重要 な もの だ という ふう に 思っ て おり ます ので 、 今後 そういった より 信頼 醸成 に 資する よう な 使い方 も 含め て やっ て いただけ たら という よう に 思っ て おり ます 。   ちょっと 時間 も 押し て おり ます ので 次 の テーマ に 移っ て いき たい ん です が 、 三月 三 十 一 日 に この ホットライン が 開通 を し まし て 、 その 翌日 、 今月 の 一 日 、 二 日 にわたりまして 林 外務 大臣 が 中国 を 訪問 さ れ て おり ます 。 この 二 日間 で 大変 過密 に スケジュール を こなさ れ た という ふう に も お 伺い し て おり ます 。 李 強 国務 院 総理 、 あるいは 中国共産党 の 外交 の トップ で ある 王 毅 主任 、 また 秦 剛 外交 部長 等々 、 要人 等 の 会談 も 精力 的 に こなさ れ た という ふう に お 伺い を し まし た 。   今 、 どうしても 、 邦人 拘束 案件 も 含め て 、 もう とにかく 日 中の間 、 なかなか 懸案 事項 、 課題 が たくさん ある わけ で あり ます けれども 、 あえて ここ は お 伺い し たい の は 、 今回 の 訪中 を通じて 、 テーマ として は 建設 的 かつ 安定 的 な 日 中 関係 の 構築 という こと が 掲げ られ た わけ で あり ます が 、 まあ 先方 から も いろいろ 難しい こと を 投げ られ たり 、 なかなか 厳しい やり取り も あっ たり という こと だっ た と 思っ て おり ます けれども 、 何 か 少し でも 明るい 兆し みたい な もの 、 端緒 みたい な もの という の は 見出す こと が でき た ん でしょ う か 。 改めて 、 今 大臣 の 答弁 を お 伺い し て も 、 この 二 十 年 ぐらい って 、 よく カップリング とか デカップリング という 議論 を 、 何 か 、 何 度 も 行っ たり 来 たり 行っ たり 来 たり し て い た な と いう こと を 改めて 思い返す ん です が 、 やはり もう ちょっと 、 そういう 短絡 的 な と いう か 、 分かり やすい こと じゃ ない ん だ な と いう こと を 改めて 今 思い まし た 。   結局 、 今 、 例えば 米 中 対立 みたい な こと も 非常 に 言わ れ て いる わけ です ね 。 先ほど も 少し テーマ に あり まし た けれども 、 輸出 管理 規制 みたい な こと を 米 中の間 で やり取り し て い て 、 応酬 を し 合っ て いる 中 で 、 でも 一方 で 、 昨年 の 米 中 貿易 、 私 、 ジェトロ の レポート 見 て み まし た けれど 、 これ 貿易 額 が 七 千 五 百 九 十 二 億 ドル という こと で 、 おおよそ 百 兆 円 、 過去 最高 を ずっと 更新 を し 続け て いる という こと で 、 やはり 経済 安全 保障 が 非常 に 重視 さ れる 環境 の 中 に あっ て も 、 やはり 経済 の 中 に も 幾つ も レイヤー が あっ て 、 すごく その 協力 を し 合っ て いく ところ と 、 ある 意味 そこ は しっかり 警戒 を し て 付き合っ て いか なけれ ば いけ ない ところ と 、 米国 は そういう 意味 で いく と 非常 に 巧み に 使い分け て いる ん だ な と いう こと も 感じる わけ で あり ます 。   改めて 、 日本 として も この 中国 と どう やっ て 、 共に 協力 を する ところ は 協力 を し て 日本 経済 の 成長 に つなげ て いく の か 、 そういった 戦略 的 な 取組 という の は 当然 必要 だ と 思っ て おり ます 。 大臣 から 、 しっかり と 言う べき こと を 言い ながら 、 建設 的 な 関係 の 構築 に 向け て 訪中 やっ て いただい た こと に 改めて 感謝 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 続い て 、 今月 の 四 日 、 五 日 、 両日 にわたりまして 、 核兵器 の ない 世界 に 向け た 国際 賢人 会議 の 第 二 回 の 会合 も 開催 を さ れ まし た 。   これ 、 ちょうど 私 も 議連 の メンバー の 一 人 として 、 四 日 に は 実は この 賢人 会議 の 代表 メンバー の 方 と 意見 交換 も さ せ て いただい て 、 大変 貴重 な 経験 を さ せ て いただい た ん です が 、 その 場 で も 、 これ メンバー の 皆さん も 発言 の 前 に 必ず 、 この タイミング に 来 た ん だ けど 、 我々 は G7 サミット に 提言 する ため じゃ なく て 、 七月 末 に 行わ れる 第 十 一 回 の NPT 運用 検討 会議 の 準備 委員 会 に 緊急 声明 を 出す こと が 我々 の ゴール な ん だ よ という こと を 前置き で 何 度 も 何 度 も 強調 さ れ て い た の が 非常 に 印象 に 残っ て いる ん です けれども 。   一方 で 、 この 会合 、 林 大臣 、 ビデオ メッセージ を 寄せ られ て おり まし て 、 そこ で は 、 この 賢人 会議 の 御 議論 も 参考 に し つつ 、 来月 の G7 広島 サミット において 核兵器 の ない 世界 の 実現 に 向け た 力強い メッセージ を 発信 し たい と 、 こういう ふう に 大臣 の 方 から も ビデオ メッセージ を 寄せ て いただい て いる わけ で あり ます 。   まだ これ 賢人 会議 二 回 目 で あり ます けれども 、 改めて ここ まで の この 賢人 会議 の 成果 も 踏まえ て 、 G7 サミット そして 外相 会合 を通じて 、 日本 として どの よう な メッセージ を 国際 社会 に 発信 を し て いく の か 、 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 もう 十 六 日 から 外相 会合 という こと で あり ます ので 、 是非 大臣 から の 力強い メッセージ の 発出 、 期待 し たい と 思い ます 。   もう 一 問 用意 し て い た ん です が 、 ちょっと 時間 が 参り まし た ので 、 ここ で 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 音喜多 駿 です 。   冒頭 、 自衛隊 機 の 事件 、 事故 に つき まし て は 、 私 も 一刻 も 早い 発見 と 、 そして 全員 の 御 無事 を 心から 祈念 いたし たい と 思い ます 。   さて 、 本日 は 、 日 中 関係 及び 日 韓 関係 について 、 我が国 の 安全 保障 環境 に 関連 し て 質問 を さ せ て いただき ます 。   政府 は 、 二月 末 に 帰国 を さ れ た 中国 の 孔 鉉佑 前 駐日 大使 から の 岸田 総理 へ の 離任 挨拶 の 面会 を これ さ れ なかっ た と 承知 を し て おり ます 。 この 点 は 、 中国 の 現在 の ウイグル 族 など に対する 人権 侵害 の 状況 や 我が国 固有 の 領土 で ある 尖閣諸島 近辺 の 領海 へ の 侵入 など 様々 な 与件 が あり 、 総合 的 に 妥当 な 判断 だっ た と 考え ます 。 覇権 国家 に対して は 慎重 かつ 戦略 的 に 対峙 を し て いく べき です 。   今回 、 政府 が この 判断 に 至っ た 理由 に は もちろん 様々 な 点 で の 考慮 が あっ た か と 思い ます が 、 一つ の 理由 として 、 日本 の 前 駐 中国 大使 、 前 中国 大使 の 離任 時 に 習近 平 国家 主席 と 面会 し なかっ た という 経緯 、 すなわち 、 外交 関係 における 相互 主義 的 な 対応 を 取っ た という こと も 理由 の 一つ として 含ま れる の で は ない か と も 考える の です が 、 この 点 、 外務 大臣 に 判断 の 理由 を まず お 伺い いたし ます 。 日程 の 都合 、 そして 慣例 に は なっ て い ない という 御 答弁 で ござい まし た 。   これ 、 外形 的 に は 相互 主義 的 な 対応 、 向こう が やら ない の で あれ ば こちら も やら ない 、 向こう が やる ん で あれ ば こちら も やる と 、 外交 における 相互 主義 的 な 対応 を 取ら れ た という こと は 一定 の 評価 を し て おり ます 。 覇権 国家 的 な 性格 を 持つ 国 に対して は 、 いわゆる こうした 相互 主義 に 基づい た 対応 を 厳格 に 積み重ねる こと で 、 結果 として 相手 国 が 行動 を 変え て 、 望ましい 形 で 落ち着き 、 良い 均衡 を 生み出す の で は ない か という 指摘 も ある ところ で あり ます 。   そこで 、 もう少し この 相互 主義 の 考え方 に 基づい た 議論 を し たい と 思う ん です が 、 やはり 見過ごせ ない の が 、 中国 当局 が 先月 、 アステラス 製薬 の 現地 法人 の 日本人 男性 を 拘束 し た 邦人 拘束 の 事件 で あり ます 。   何 も 、 我が国 も 恣意 的 で 不透明 な 理由 で 相手 国 の 方 を 拘束 しろ とか 、 そういう こと を 言い たい わけ で は 全く あり ませ ん が 、 これ 中国 に 今 一方 的 に やら れ 過ぎ て いる の で は ない か という よう な 指摘 、 論点 として も 存在 する ところ で あり ます 。 というのも 、 中国 が こうした 対応 を 取る 一方 で 、 我が国 で は 産業 スパイ 行為 が 横行 し 、 取締り も 十分 に でき て い ない こと が 明らか に なっ て い ます 。   今月 に 入っ て も 、 スマート 農業 情報 の 不正 流出 事案 において 、 捜査 後 に この 被疑 者 が 出国 を し た と 、 まあ 容疑 者 と も いい ます し 、 相手 の 方 が 出国 を し た という 報道 が あり まし た が 、 この 点 の まず 事実 関係 について 警察庁 に お 伺い を いたし ます 。 捜査 に 支障 を 来す ので お答え でき ない という こと で は あり ます が 、 私 は 、 何 も これ 、 警察 を 責め立てよ う という 意図 は なく て 、 人員 体制 や この 制度 そのもの に 今 欠陥 が ある ん じゃ ない か という 問題 意識 を 持っ て おり ます 。 産業 スパイ で は 不正 競争 防止 法 が 適用 さ れ て い ます が 、 これ やっぱり 更に 踏み込ん で 、 国家 機密 等 に関する スパイ の 取締り について も 、 これ 同様 の 機能 不全 が ある の で は ない か と も 考え て い ます 。   そこで 、 産業 スパイ で は なく 、 仮に 国家 機密 に関する 件 で この 不正 競争 防止 法 等 で 検挙 し た 実績 、 こうした もの が ある の か どう か という こと を 警察庁 に お 伺い いたし ます 。 自衛隊 法 で の 適用 事例 を 御 答弁 いただき まし た が 、 この 法律 は 国家 の 秘密 を 保護 する こと や 外国 の スパイ を 取り締まる こと を 直接 の 目的 と は し て い ませ ん 。   適用 法令 について 何とか いろいろ 御苦労 を さ れ て 、 個別 法 を 適用 し て それぞれ 取り締まっ て いる 、 これ が 今 の 実態 だ と 私 は 理解 を し て おり ます 。 強力 な インテリジェンス 機関 も 必要 です し 、 スパイ を 取り締まる ため の 統括 的 な 、 総括 的 な 法律 も 必要 で は ない でしょ う か 。   警察庁 に もう 一 問 伺い ます が 、 我が国 に は この 強力 な 諸 外国 に 匹敵 する よう な インテリジェンス 機関 が あり ませ ん 。 例えば 、 インテリジェンス 機関 に いわゆる スパイ で ある か どう か を 照会 する という 制度 や 仕組み が ない の で は ない か と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 また 、 スパイ 防止 法 の よう な 法律 が ない が ゆえに 、 いわゆる スパイ の 取締り が 困難 に なっ て いる 局面 が ある と も 考え ます が 、 警察庁 の 現時点 の 所見 を お 伺い いたし ます 。 なかなか 、 安全 保障 上 、 こういう 平場 で は お話 し でき ない こと は ある という の は 理解 し て おり ます が 、 なかなか 議論 は 深まら ない ので ね 。   ただ 、 最後 に 、 あらゆる 法令 に 基づい て という こと を おっしゃっ て いただき まし た が 、 これ 重要 で 、 やっぱり こういう 法令 に 基づい て 、 今 個別 法 で やっぱり 頑張っ て いる という の が 実情 だ と 思う ん です ね 。 です から 、 やっぱり 総括 的 な 法律 という もの の 必要 性 という の を 一番 感じ られ て いる の は 現場 の 皆さん じゃ ない か という ふう に 思い ます ので 、 是非 、 これ は 政府 内 で 、 関係 各所 と 連携 し て という こと です から 、 これ は 積極 的 に 議論 を し て いっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   この 相互 主義 の 話 に 戻し ます と 、 我が国 で も 諸 外国 並み の スパイ 防止 法 を 制定 し 、 諸 外国 が 行う の と 同じ 仕組み で 情報 安全 保障 を 強化 する こと が 必要 だ と 考え ます 。   そこで 、 内閣 情報 調査 室 に 伺い ます が 、 日本 において 中国 の 反 スパイ 法 に当たる 法律 、 これ は まず ある という 認識 でしょ う か 。 また 、 各国 の スパイ 法 の 状況 について 調査 研究 など を 行っ て いる か 、 この 点 を お 伺い いたし ます 。 各国 の スパイ を 取り締まる 法律 に 当たる もの は 我が国 に は ない という の が 現状 だ と 思い ます 。   情報 安全 保障 の 強化 に 取り組ん で いる 防衛 省 ・ 自衛隊 にとって も 、 これ 、 スパイ 防止 法 と 、 いわゆる スパイ 防止 法 は 、 本心 で は 必要 と 、 制定 し たい 法律 の 一つ で は ない か という ふう に 私 は 思い ます 。   これ 、 安全 保障 上 も 、 日本 において スパイ 防止 法 の 制定 、 これ は 急務 で は ない か と 考え ます が 、 何 が ネック に なっ て い て 、 これ が ハードル が ある の か 、 こうした 課題 について も 含め て 、 防衛 大臣 に 最後 に この 点 、 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 国民 理解 が 必要 という の は ご もっとも か と 思い ます けれども 、 そうした 環境 も 大分 整っ て き て いる と 思い ます ので 、 是非 この 点 、 早急 な 検討 として 議論 を 前 に 進め て いただき たい と 要望 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   残さ れ た 時間 で 、 ちょっと 問題 提起 だけ に なっ て しまう かも しれ ませ ん が 、 日 韓 関係 について も お 伺い し たい と 思い ます 。   ロシア や 中国 、 北朝鮮 という 核保有 国 、 覇権 主義 国家 による 脅威 が 以前 と 比較 に なら ない ほど 高まる 中 、 日 米 韓 による 連携 と 信頼 関係 、 これ 決定的 に 重要 です 。 日 韓 関係 が 改善 に 向かっ て いる こと は 一定 の 評価 を いたし ます 。   一方 で 、 主権 国家 として 、 自分 の 国 の ルール に関して は これ は 自分 で 決める 、 こうした 毅然 と し た 対応 は 守る 必要 が あり ます 。 そして 、 輸出 管理 を どう 運用 する か は 、 これ は 主権 国家 として 日本 が 自ら 判断 す べき 問題 で あり ます 。   一方 で 、 徴用 工 問題 の 解決 の 道筋 が 見え た 日 韓 首脳 会談 の 直前 に 、 政府 は 、 半導体 三 品目 の 輸出 管理 について 二 〇 一 九 年 以前 に 戻す こと を 発表 さ れ まし た 。 この タイミング に やはり 少し 疑問 が あり ます 。   そこで 、 前段 として 伺い ます が 、 二 〇 一 九 年 に 対 韓 輸出 管理 の 厳格 措置 を 行っ た 理由 として 、 元 徴用 工 問題 と の 関連 は ある の か どう か 、 これ 経 産 省 に 確認 し ます 。 明確 に ない という お答え で あり まし た 。   では 、 三月 の 十 六 日 の 日 韓 首脳 会談 直前 の 三月 六 日 に 半導体 三 品目 の 輸出 管理 について 二 〇 一 九 年 以前 に 戻す こと を 発表 し た 理由 について 、 これ を 改めて 経 産 省 に お 伺い いたし ます 。 外部 から は やっぱり この 議論 の 経過 が 見え づらい という こと も あり まし て 、 最後 、 大臣 に 、 やっぱり この タイミング に なっ て しまっ た という こと について 、 この 輸出 管理 見直し を 行っ た こと が 、 元 徴用 工 問題 と 輸出 管理 が リンク し て いる と 思わ れ て も 当然 で は ない か という ふう な 指摘 が ござい ます 。 外交 戦略 上 の タイミング 、 不適切 じゃ ない か という 指摘 も ある ところ 、 これ 、 外務 大臣 の 見解 を 最後 に お 伺い いたし たい と 思い ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   最初 に 、 陸上 自衛隊 の ヘリ の こと について 、 冒頭 、 一言 だけ お話し さ せ て いただき たい と 思い ます 。   大変 遺憾 な 事故 で あり 、 今 原因 究明 を さ れ て いる という こと で 、 早急 な 原因 究明 、 そして また 我々 委員 会 へ の 報告 の 方 、 是非 お待ち し て おり ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ ます 。   限ら れ た 時間 です ので 、 今日 は 一 点 のみ 、 国民 保護 に関して 防衛 省 また 内閣 官房 中心 に お 伺い さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   先月 三月 十 七 日 、 沖縄 県庁 主催 で 沖縄 県 国民 保護 訓練 が 開催 さ れる 、 その 前 に 、 私 、 前回 質問 さ せ て いただい た ん です が 、 今回 、 その 訓練 を 踏まえ て いろいろ と 御 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   防衛 大臣 も 前回 御 答弁 いただき まし た 。 最悪 の 事態 を 想定 し て 平素 より 連携 を 高め て いく 必要 が 重要 で ある と 、 その よう に おっしゃら れ まし た が 、 今回 の 図上 訓練 に対して 大臣 の 評価 を まず お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   平素 より 連携 を 高め て いく こと が 重要 だ という こと は 非常 に 心強く 思っ て おり ます 。   今 大臣 の 答弁 に も あり まし た 、 武力 攻撃 予測 事態 の 認定 を 想定 に し た 今回 は 訓練 で あっ た と 。 武力 攻撃 予測 事態 という こと は 、 国民 避難 も あり ます けれども 、 同時に 、 空港 や 港湾 施設 で は 自衛隊 の 部隊 輸送 も 同時に 行わ れる こと が 十分 予想 さ れる わけ です が 、 今回 、 住民 避難 と 自衛隊 の 部隊 輸送 の すみ 分け について は 検討 は なさ れ た ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   図上 訓練 として 、 第一歩 として 、 その 民間 の アセット のみ を 考え 、 民間 のみ の オペレーション で 検討 する 、 これ は 分かり ます 。 ただ 、 それ が 決して ゴール で は ない 、 これ が スタート で あっ て 、 今後 、 自衛隊 と の その すみ 分け で あっ たり 、 様々 な レベル で の 調整 が 必要 だ と 考え ます 。   ただ 、 自衛隊 と 自治体 が 連携 を 深め て いく 際 に 、 自衛隊 の 有事 に 係る 動き は 特定 秘密 に 該当 する 可能 性 が あっ て 、 その ゆえ に 連携 が 、 調整 が 十分 進ま ない 危険 性 が ある ん じゃ ない か 、 その こと を 非常 に 危惧し て おり ます 。   自衛隊 と 防衛 省 が 連携 し て 必要 な 住民 避難 等 の 訓練 を 行う 際 に 、 国民 保護 の 分野 に関して は 自衛隊 の 情報 も しっかり と 自治体 と 共有 し て いく 、 その よう な こと を 進める べき で は ない か と 思い ます が 、 防衛 省 の 見解 を お 聞か せ ください 。 長い 答弁 で 、 まとめ て 言え ば 、 今後 は 情報 共有 しっかり し て いただける という 理解 で 進み たい と 思い ます が 、 是非 、 自治体 の 方 から 少し 防衛 省 と の 連携 について 不安 の 声 の よう な もの も 私 伺っ て おり ます ので 、 是非 、 難しい ところ ある と 思い ます が 、 必要 な 連携 進め て いただき たい と 思い ます 。   国民 避難 、 今回 は 武力 攻撃 予測 事態 を 想定 し て いる という こと でし た が 、 これ が 当然 、 武力 攻撃 事態 に 事態 が 悪化 する 、 移行 する ケース という の は 十分 考え られる わけ です 。 仮に 武力 攻撃 が 発生 し た その 場合 に 、 避難 でき なかっ た 住民 が 残留 し て いる 、 そして その 場合 に 、 相手 国 と の 部分 的 な 停戦 合意 交渉 で あっ たり 人道 回廊 の 設定 で あっ たり 、 その間 どの よう な 場所 に 避難 する の か 、 その シェルター 、 避難 場所 の 確保 で あっ たり 様々 な また 追加 の 検討 事項 が 出 て くる か と 思い ます 。   こうした 検討 は 今回 行わ れ た ん でしょ う か 、 また 今後 どの よう に 行っ て いく 予定 でしょ う か 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   時間 が 限ら れ て い ます ので 、 幾つ か また 追加 で 質問 し たい ん です が 、 先 島 諸島 の 隣 、 台湾 で は 、 非常 に 国民 避難 の 準備 が 進ん で いる という ふう に 伺っ て おり ます 。 日 台 間 、 国交 が ない 、 その よう な 関係 で ござい ます 。 制約 が あり ます が 、 日 台 交流 協会 の 通常 業務 の 一環 として この 台湾 における 国民 避難 の ノウハウ 等 を 共有 し て いく 、 そういった 可能 性 は ない ん でしょ う か 。 外務 大臣 、 お 聞か せ ください 。 是非 、 人道 分野 という こと で 、 交流 しっかり 進め て いただき たい と 思い ます 。   今回 の 訓練 は 武力 攻撃 予測 事態 下 で 、 これ は 平時 で ある という 整理 の 中 で 、 民間 指定 公共 機関 、 交通 事業 者 が 中心 の 移送 を 想定 し て い た わけ です 。 ただ 、 武力 攻撃 予測 事態 で あっ て も 非常 に 危険 な 環境 下 で の 輸送 を 依頼 する こと に なる ので 、 そういう 民間 の 団体 に対して 、 危険 手当 で あっ たり 万 一 事故 が 起こっ た 場合 の 保険 等 、 こう いっ た こと は どの よう な 協議 が なさ れ て いる ん でしょ う か 、 お 聞か せ ください 。 時間 が 参り まし た ので 質問 は 以上 と し たい と 思い ます が 、 想定 し て い ない という こと です 。 もちろん 、 十 分 先立っ て この 武力 攻撃 予測 事態 が 発令 さ れれ ば いい です けれども 、 その 辺り の タイミング の 問題 も あり ます し 、 実際 に 船 は あっ て も 乗組 員 が 怖く て 動かし たく ない と 、 その よう な 人 たち を どの よう に し て 協力 を 要請 し て いく か という こと で あれ ば 、 やはり 想定 を し て 訓練 を し て いく 、 検討 し て いく 、 様々 な こと を 検討 、 幅 を 広げ て いく 必要 が ある と 思い ます 。   今回 の 三月 十 七 日 の 訓練 、 非常 に 有意義 だっ た と 思い ます が 、 繰り返し です が 、 これ が 決して ゴール で は なく スタート だ と 思い ます ので 、 引き続き しっかり 訓練 積み重ね て 、 国民 の 生命 、 また 財産 を 守る 、 その よう な こと を 実現 し て いただき たい と 思い ます 。   質問 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 も 、 冒頭 、 陸自 第 八 飛行 隊 所属 の U H 60 JA ヘリ の 航跡 失 消 事案 について 、 一 日 も 早く 、 一刻 も 早く 安否 が 確認 さ れる こと 、 そして 全員 が 無事 で いる こと を 心から 祈っ て いる 次第 で ござい ます 。   この 問題 について 先 ほど 理事 会 で 少し 説明 聞い て 、 何 か 新しい 事案 が 出 て くる か な と 思っ たら 、 報道 以上 の もの は お 伺い でき なかっ た ん です が 、 幾つ か お 伺い し たい と 思い ます 。   答弁 は 大和 さん で 結構 な ので お願い し たい と 思い ます が 、 まだ 機体 、 フライトレコーダー 等々 、 一切 見付かっ て い ない という こと な ん です が 、 どの よう な 捜索 方法 で 探し て いる ん です か 。 先 ほど の 理事 会 で の 大和 さん の 説明 で は 、 原因 も まだ 全く 分から ない と 。 これ 、 人為 的 ミス な の か 機体 の 不具合 な の か その他 な の か という こと です が 、 報道 で 見 た ところ に よる と 、 ジャミング も ない し 救難 信号 も 出 て い ない という こと で 間違い ない でしょ う か 。 レーダー 航跡 が 消失 し て から 防衛 大臣 指示 まで 、 ここ に 資料 ある ん です が 、 消失 し た の が 十 五 時 五 十 六 分 、 で 、 大臣 指示 が 十 七 時 一 分 です から 、 一 時間 以上 ここ に 時間 が ある わけ です よ ね 。 この 時間 という の は 、 少し 時間 が 経過 し て いる の か な という 思い が する ん です が 、 この 時間 帯 は 何 が あっ た ん でしょ う か 。 誤解 の ない よう に 。 私 は 、 一 時間 たっ て いる から け しから ぬ とか そういう こと で は 全く なく て 、 現場 の 防衛 省 ・ 自衛隊 諸 官 並びに 幕 の 皆さん 、 シビル の 皆さん も 懸命 に 職務 に 遂行 さ れ て いる こと は よく 分かっ て い ます ので 。   相当 突発 的 と いう か 不可抗力 的 な 事故 な の で は ない か な と 思う ん です ね 。 という の は 、 この 時間 、 ちょうど 衆 の 安保 委員 会 やっ て い まし て 、 増田 防 政局 長 も 大和 統括 官 も 大臣 も 当然 委員 会 室 に いらっしゃっ て 、 慌て た 様子 なかっ た ので 、 恐らく 、 突然 あり 得 ない 事故 、 ローター が 根こそぎ 折れ て いる という 情報 も あり ます から 、 相当 な 圧 が 掛かっ た 何 か が あっ た ん で は ない か な と 推察 を する わけ で ござい ます 。   私 の 地元 浜松 で も 何 年 か 前 に 事件 あり まし て 、 この とき は 空間 識 失調 症 だ という 推定 が さ れ て い た わけ で ござい ます が 、 私 素人 な ので 大和 さん に お 伺い し たい ん です が 、 天候 の 良い 昼間 でも 空間 識 失調 症 に 陥る 可能 性 という の は ある ん でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   事故 直後 に 防衛 大臣 が 沈痛 な 面持ち で 会見 さ れ て いる 姿 を 見 て 本当に 万感 胸 に 迫る もの が あり まし て 、 多く の 国民 も 恐らく 大臣 と 同じ 気持ち だろ う と 思い ます 。 極めて 優秀 な 自衛 官 と その 家族 の 皆様 の ため に も 、 一刻 も 早い 真相 究明 と 安否 の 確認 を お願い し たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 下地島 空港 の 利用 について お 伺い し たい と 思い ます が 、 下地島 空港 は パイロット 訓練 飛行場 として 建設 さ れ た 空港 で ござい ます 。 供用 開始 に 先立つ 一 九 七 一 年 、 当時 の 日本 政府 と 琉球 政府 、 現在 沖縄 県 で ござい ます が 、 と の 間 に 、 いわゆる 屋良 覚書 が 交わさ れ まし た 。 皆様 方 に は お釈迦様 に 説法 で ござい ます が 、 屋良 覚書 の ポイント という の は 二つ あり まし て 、 使用 方法 は 沖縄 県 が 決める 、 民間 以外 の 目的 に 使用 さ せる 意思 は ない と 、 この 二 点 で ござい ます 。   防衛 省 に お 伺い し ます が 、 自衛隊 の 下地島 空港 の 利用 実績 、 これ を お 伺い し たい と 思い ます 。 という こと は 、 過去 に 四 回 と 、 今回 の 事案 入れ て 四 回 という こと だ と 思い ます が 。   それでは 、 空港 を 所管 する 国土 交通省 に お 伺い し ます が 、 米 軍 の 使用 実績 について お 伺い し たい と 思い ます 。 いや 、 私 、 復帰 後 です よ 、 沖縄 復帰 後 、 屋良 覚書 が 締結 さ れ て から 、 交わさ れ て から 、 復帰 後 何 回 使わ れ て い ます か 。 いや 、 安全 保障 に 関わる 大変 重要 な 問題 な ので 、 そういう つれない 答弁 し ない で ください よ 。 それ は 十 年 かも しれ ませ ん が 、 それ 承知 し て い ない と まずい と 思い ます よ 。 米 軍 が 何 回 くらい 使わ れ た の か 、 答え られ ませ ん か 。 私 が 野党 第 一 党 なら 答え て くれる かも しれ ない のに 、 国民 民主党 は 小さい から 、 済み ませ ん ね 。   調べ た ところ に よる と 、 復帰 後 、 六 十 二 日間 で 三 百 二 十 三 回 使わ れ て いる という 報道 も ござい まし た 。 事実 関係 について は 、 記録 が ない という こと だ から 調べ られ ない ん だ けど 、 やっぱり 記録 取っ て おか ない と 調べ られ ない でしょ う 。 記録 は 大事 です よ 、 悪い です けど 。   米 軍 が 下地島 空港 を 利用 できる 根拠 という の は 日米地位協定 の 五 条 で ござい まし て 、 日本 国内 の 空港 、 港 の 利用 に関する 条項 で ござい ます 。 合衆国 によって 、 合衆国 の ため に 又は 合衆国 の 管理 下 に 公 の 目的 で 運航 さ れる もの は 、 入港 料 又は 着陸 料 を 課さ ない で 出入り する こと が できる という こと で ござい ます が 、 この 屋良 覚書 が ある に も かかわら ず 、 六 十 二 日間 、 三 百 二 十 三 回 米 軍 が 使用 さ れ た という こと は 、 これ 官房 副 長官 に お 伺い し ます が 、 地位 協定 五 条 が 屋良 覚書 より も 優先 さ れる という 解釈 でしょ う か 。 まあ 言うまでもなく 、 屋良 覚書 で は 、 法令 で は ござい ませ ん 。 沖縄 県 と の 、 県 と 国 と の 約束 で ござい まし て 、 防衛 省 ・ 自衛隊 は これ しっかり と 遵守 し て 、 防災 訓練 や 今回 の 救難 等々 、 過去 四 回 使っ て い た という こと で ござい ます が 、 先 ほど 金子 委員 も 御 指摘 さ れ た よう に 、 先 島 諸島 で 国民 保護 の 図上 訓練 が 行わ れ まし た が 、 有事 に 備え た 公共 施設 の 有効 利用 という の を 私 は 真剣 に 考える とき に 来 て いる ん だろ う と 思っ て い ます 。   沖縄 地域 は 、 やはり 南西 は 離島 が 多う ござい ます ので 、 港 と 空港 という の が 国民 保護 の 観点 で も とても 重要 に なる と 思い ます 。 輸送 機 や 戦闘 機 も そう です けれども 、 やっぱり 少なくとも 三 千 メートル の 滑走 路 が あっ た 方 が これ 極めて いい わけ で ござい ます が 、 別に クイズ やる つもり ない ん です が 、 官房 副 長官 、 この 沖縄 地域 です ね 、 先 島 含め た 、 三 千 メートル 滑走 路 って 何 本 くらい ある か 御存じ です か 。 立派 な 航空 会社 だ と 思い ます が 。   実は 二 本 しか ない ん です ね 。 一 本 が 那覇空港 で 、 もう 一 本 が 下地島 空港 だけ な ん です 。 です から 、 国民 保護 の 観点 で 、 三 千 メートル の 滑走 路 という の は 極めて 重要 な ん です ね 。   私 は 、 屋良 覚書 を ないがしろ なんて こと は 毛頭 ござい ませ ん が 、 屋良 覚書 の 確認 から 半 世紀 以上 過ぎ まし て 、 我が国 を 取り巻く 安全 保障 環境 という の は 当時 と 比べ物 に なら ない ぐらい 複雑 かつ 緊迫 化 し て いる わけ で ござい まし て 、 沖縄 地域 の 国民 の 皆さん の 生命 と 財産 を 守る ため 、 かつ 、 我が国 と 平和 と 安全 を 維持 する ため に も 、 やっぱり この 三 千 メートル の 滑走 路 を 有する 下地島 空港 の 有効 活用 という の は 、 我が国 の 国防 の 在り方 を 考え た 場合 極めて 重要 で 、 これ を 真正面 から 私 は 議論 する とき に 来 て いる ん だろ う と 思い ます 。   一 点 、 官房 副 長官 に もう 一 点 お 伺い し ます が 、 やっぱり 約束 は 大事 です 。 沖縄 の 皆さん と 琉球 政府 、 当時 の 琉球 政府 と 日本 政府 、 沖縄 の 皆さん と 国 と の 約束 は 大事 です から 、 これ は 守ら なけれ ば なり ませ ん 。 です から 、 有事 に なっ て なし崩し 的 に 下地島 空港 を 自衛隊 や 米 軍 が 使う という こと で は なく て 、 平時 の うち から しっかり と 、 この 公共 施設 の 活用 の 在り方 という の を 真正面 から 真摯 に 私 は 話合い を する べき だ と 思う ん です が 、 今日 まで 、 日本 政府 と 沖縄 県 で 屋良 覚書 の 見直し 等 について 率直 な 意見 交換 を さ れ た こと は ある ん でしょ う か 。 私 は 、 国 が 上 から 目線 で は なく て 、 地域 の 皆さん の 生命 、 財産 を 守る 、 この 国 の 平和 を 守る という 観点 から 、 真正面 から 沖縄 の 皆さん と この 下地島 空港 の 有効 活用 という もの を 私 は もう 議論 する とき に 来 て いる ん で は ない か と 思い ます 。 あくまでも 御 地元 の 皆様 の 理解 と 御 協力 を 得 て 、 この 与那国 、 石垣 、 宮古 といった 南西 の 島々 、 ここ に 自衛隊 の 施設 を 造る 、 造っ て まいり まし た 。 これ 、 とても 大事 です 。 ただ 、 それ と 同様 に 、 国民 保護 という もの を 私 は もっと 真剣 に 考え なけれ ば なら ない と 思い ます し 、 この 国民 保護 は 平時 から 、 そして 正直 時間 が ない と 思う ん です 。   私 、 スピード 感 を 持っ て やっぱり やら なけれ ば なら ない と 思い ます し 、 先 ほど 金子 委員 の 御 指摘 の よう に 、 今回 の 図上 訓練 において は 民間 会社 のみ の 人的 輸送 という こと で ござい ます が 、 これ 六 日 掛かる ん です ね 。 六 日 、 掛け 過ぎ です よ 。 じゃ 、 障害 を 持っ た 方 、 入院 さ れ て いる 方 、 介護 さ れ て いる 方 、 そういう 方々 どう する の か とか 、 様々 な 問題 を 考える と 、 やはり 自衛隊 による 輸送 という もの も 考慮 し た 現実 的 な 訓練 という もの を やっぱり 今後 考え て いく 必要 が ある と 思っ て い ます 。   ロシア による ウクライナ 侵攻 という の は 、 本 会議 で も 申し上げ まし た が 、 私 は 対岸 の 火事 で は ない と 思っ て い ます 。 今回 も 、 鹿児島 、 大阪 、 京都 、 兵庫 の 各 都道府県 で 訓練 が 行わ れ まし た し 、 一部 で は 実 動 訓練 も 行わ れ まし た 。   最後 に 官房 副 長官 に お 伺い し たい ん です が 、 この 沖縄 県 です ね 、 自衛隊 や 米 軍 による 国民 保護 を 目的 と し た 訓練 、 こういう 訓練 で あっ て も 下地島 空港 を 利用 し て は 駄目 と 、 特に 米 軍 が 仮に 参加 し た 場合 認め ない という 方針 という 解釈 で よろしい ん でしょ う か 。 やはり 、 あらかじめ 訓練 という の は とても 大事 です から 、 そういった こと を 含め て 沖縄 の 皆さん と 真摯 に 議論 さ れる こと を 要望 し て 、 質問 終わり ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   冒頭 、 大臣 、 防衛 大臣 から 発言 の あり まし た 陸自 ヘリ の 事故 について は 、 早期 の 救助 、 原因 究明 を 求め たい と 思い ます 。   その 上 で 、 本日 の 質問 です が 、 安保 三 文書 の 一つ 、 国家 防衛 戦略 は 、 ハラスメント は 人 の 組織 で ある 自衛隊 の 根幹 を 揺るがす もの で ある 、 ハラスメント を 一切 許容 し ない 組織 環境 を 構築 する と し て い ます 。 元 自衛 官 の 五 ノ 井 里奈 さん が 実名 で 告発 し た 性 暴力 事件 など を 受け て の もの です が 、 岸田 政権 が 大 軍拡 を 進める 一方 で 、 深刻 な ハラスメント が ある こと を 示し て いる と 思い ます 。   大臣 に 伺い ます 。   自衛隊 における ハラスメント の 申出 件数 を お 示し ください 。 なぜ 被害 申告 が 増え 続け て いる と お 考え でしょ う か 。 教育 、 周知 啓発 の 結果 、 増え て き て いる という 話 でし た 。   そう する と 、 この 先 どこ まで 増え て いく か は 見通し 持て ない 、 まだまだ 増え て いく だろ う という こと です か 。 資料 の 二 を 御覧 ください 。   ハラスメント 対策 の 取組 を これ まで に も 行っ て き た ん です ね 。 例えば 、 二 〇 一 六 年 に は 大臣 訓令 が 出さ れ 、 事例 集 や パンフレット 、 相談 員 の 手引 も 発行 さ れ まし た 。 その後 、 減る どころか 増え て いる という の が 実態 です 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 二 〇 二 一 年度 の ハラスメント 相談 は 、 窓口 に対して は 千 八 百 十 一 件 と 大臣 から 答弁 が あり まし た 。 ホットライン の 窓口 で 対応 し た の は 千 六 百 九 十 八 件 、 各 自治体 、 機関 で 対応 し た の が 百 十 三 件 と さ れ ます 。 対応 の 結果 、 被害 者 が 納得 する 形 で 是正 が 図ら れ た の は 何 件 です か 。 いや 、 継続 し て いる もの は もちろん です けど 、 終わっ た もの について も 確認 は さ れ て ない という こと な ん です ね 。 要するに 、 確認 さ れ て ない わけ です よ 。 これ は 、 被害 の 申 出 を 受ける だけ で は 解決 に は なら ない と 思う ん です ね 。   昨年 放送 さ れ た TBS の 「 報道 特集 」 で 元 自衛 官 が 証言 し て い ます 。 上官 から 絶対 退職 しろ よ と 、 雑魚 だ よ など 暴言 を 繰り返さ れ 休職 、 部隊 内 で 調査 を 求め て も 進ま ず 、 ハラスメント の 相談 窓口 に 助け を 求め た が 、 担当 者 は あくび を し たり 、 目 を 半分 つぶっ たり 、 早く 終わっ て ほしい という 雰囲気 で 相手 に さ れ て い ない と 感じ た と お話し でし た 。 体調 が 更に 悪化 し 、 母親 が 電話 し て も 調査 中 という 程度 の 回答 しか ない 。 結局 、 退職 に 追い込ま れ まし た 。   これ は 部隊 任せ で は 解決 でき ない こと を 防衛 省 として も 十分 承知 を し て いる はず です 。 相談 窓口 は 聞く だけ な ん です か 、 あくび を し ながら 。 その 窓口 で の 対応 が 内部 の 調査 に つながる もの で は とても 信用 でき ない という 声 が 出さ れ て いる わけ です 。 これ は 、 是正 の ため に 機能 し て いる と は 言え ない 実態 が ある ん じゃ ない でしょ う か 。   自衛 官 の 中途 退職 者 が 後 を 絶ち ませ ん 。 資料 の 三 ページ を 御覧 ください 。 二 〇 二 一 年度 、 前年度 比 で 三 五 % 増加 し 、 直近 十 五 年 で 二 番目 に 多い 五 千 七 百 四 十 二 人 。 毎年 の 新規 採用 者 の 四 割 近い 数 です 。   二 〇 二 〇 年 の 調査 に よれ ば 、 任官 後 早期 、 四 年 以内 の 退職 者 が 七 割 近く を 占め 、 退職 原因 で 最も 多かっ た の は 就職 だっ た と し て い ます 。 しかし 、 退職 する から 次 の 就職 が 必要 に なる の で あっ て 、 退職 を 決意 する 直接 の 原因 と は 限ら ない と 思い ます 。   大臣 に 伺い ます 。   中途 退職 の 背景 として 、 いじめ や ハラスメント の 影響 について 把握 し て い ます か 。 まだ よく 分かっ て い ない という こと でし た 。   自衛 官 の 人権 弁護 団 北海道 に よれ ば 、 昨年 から 今年 にかけて 百 三 十 五 件 の 相談 の うち 半分 以上 が 、 退職 を 申し出 て も 認め ない 、 言わば 退職 妨害 の ハラスメント だっ た と いい ます 。 自衛 官 が 退職 を 申し出 た 際 、 退職 理由 として ハラスメント や 自衛隊 へ の 不満 を 記す と 書き直し を 命じ られる という ん です ね 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 退職 理由 の 提出 という の は 、 これ は 法的 根拠 に 基づく もの で は ない です ね 。 この 職業 選択 の 自由 が あり ます から 、 退職 は もちろん 自由 です 。   防衛 省 は 退職 に 至る 経緯 を きちんと 把握 す べき です が 、 根拠 も なく 退職 理由 書 を 求め 、 その 書き直し まで 命じる 、 これ は やめる べき じゃ ない です か 。 現に 起こっ て いる から 問題 に なっ て いる ん です よ ね 。   防衛 省 は 、 二 〇 一 九 年度 、 懲戒 の 処分 事由 に ハラスメント を 新設 し 、 二 〇 二 〇 年 一月 に は その 厳罰 化 の ため として 、 暴行 等 を 伴う 違反 行為 に関する 懲戒 処分 など の 基準 を 策定 し まし た 。 違反 行為 の 態様 と その 適用 基準 が 事細か に 区分 さ れ て い ます 。 例えば 、 パワハラ で 違反 態様 が 極めて 重大 な 場合 と は 、 刃物 等 を 用い た 場合 、 被害 者 の 自殺 の 主たる 原因 と なっ た 場合 、 身体 機能 等 に 深刻 な 後遺 障害 が 残る 程度 の 傷害 を 負わ せ た 場合 など と さ れ ます 。 重大 な 場合 と は 、 全治 一 週間 以上 一 か月 未満 の 傷害 など 、 さらに 、 比較的 重大 な 場合 、 軽微 な 場合 、 比較的 軽微 な 場合 、 極めて 軽微 な 場合 と 、 六 段階 も に 分かれ て いる ん です ね 。   防衛 省 に 伺い ます 。   こうして 細分 化 を し 、 まあ 防衛 省 の 言葉 で は 厳罰 化 です が 、 その 結果 、 懲戒 処分 は 減っ た ん です か 。 ですから 、 むしろ 増え て いる ん です ね 。 これ だけ 細分 化 し て 処分 基準 を 設け なけれ ば なら ない こと 自体 、 自衛隊 内 で いかに ハラスメント 、 まあ ハラスメント と いう より 暴力 行為 だ と 思い ます が 、 これ が 横行 し て いる か 、 蔓延 し て いる か を 示し て いる と 言わ なけれ ば なり ませ ん 。   それ だけ で は あり ませ ん 。 同時に 出さ れ た 人事 教育 局長 が 定める 考慮 事項 等 について の 細部 について という 通知 が あり ます 。 ここ で は 、 懲戒 処分 の 軽減 事由 が 規定 さ れ 、 パワハラ で あっ て も 被害 者 が 挑発 し た 場合 、 重傷 を 負わ せ た 場合 で あっ て も 被害 者 が 反抗 的 な 態度 を 取っ た 場合 など 、 被害 者 の 態度 次第 で 加害 行為 、 暴行 行為 を し た 側 を 擁護 する 定め に なっ て い ます 。   なぜ こんな 軽減 規定 が 必要 な ん です か 。 起こっ た こと を 明らか に する という こと と 、 それ によって ハラスメント を 行っ た 加害 者 に対する 懲戒 処分 を 軽減 する 理由 に なる か どう か という こと は 別 だ と 思う ん です ね 。 つまびらか に する べき です よ 。 しかし 、 だからといって 懲戒 処分 を 軽減 する 理由 に は なら ない ん じゃ あり ませ ん か 。 法的 根拠 は ない と お話し でし た し 、 また 、 それ が 規則 と し て あっ た として も 、 書き直し を 命じる よう な こと は これ は やはり あっ て は なら ない わけ です ね 。 書い て き た もの の とおり 受け取れ ば よい 話 だ と 思う ん です 。   先 ほど 、 軽減 規定 の 話 について は 、 調査 を し た 上 で 軽減 事由 の 有無 を 調べる ん だ と お話し でし た が 、 これ は 厳罰 化 の 抜け道 に ほかなら ない と 思い ます 。 これ は 防衛 省 ・ 自衛隊 の 姿勢 自体 が 問わ れ て いる と 思う ん です 。   資料 の 四 ページ を 御覧 ください 。   二月 二 十 七 日 、 航空 自衛隊 那覇 基地 で の セクハラ 被害 を 訴え た に も かかわら ず 、 空自 が 適切 に 対応 し ない ばかり か 、 不利益 な 扱い を 受け た として 、 現役 自衛 官 が 国 に 損害 賠償 を 求め 提訴 し まし た 。   二 〇 一 〇 年 に 那覇 基地 に 着任 、 挨拶 回り の 際 、 既に 年齢 を やゆ する よう な 言葉 を 投げ られ 、 こんな 発言 が 許さ れる 職場 な の か と 驚い た と いい ます 。 他 の 女性 自衛 官 に対して も 、 更年期 、 生理 中 か など と 発言 し て い まし た 。 まあ 言わば 下 ネタ を 日常 的 に 発し て 、 原告 に対して も 胸 や 尻 について 冗談 を 言っ て い まし た が 、 二 〇 一 三 年 に は 交際 相手 と の 性行為 について も 言及 する よう に なり まし た 。 交際 相手 と ばっかり やっ て んじゃ ねえ よ 、 やり まくっ てる から って 業務 を おろそか に する ん じゃ ねえ よ など と 言葉 を 浴びせ た と いい ます 。 上司 や 相談 員 に 相談 し た ものの 対応 さ れ ず 、 男性 隊員 や 同僚 ら は 被害 を 否定 し まし た 。   やむを得ず 、 二 〇 一 六 年 、 この 男性 隊員 を 相手 に 損害 賠償 訴訟 を 提起 し まし た 。 判決 は 、 違法 な セクハラ 発言 に当たる 可能 性 は 十分 に ある と し まし た が 、 国家 賠償 法 に 基づき 、 公務員 個人 の 責任 は 問わ れ ない と する 最高裁 判例 に従って 請求 を 認め ませ ん でし た 。 原告 は この とき 部隊 の 法務 班 に も 相談 し て い まし た が 、 個人 の 問題 に は 関与 し ない として 拒ま れ た と いい ます 。 ところが 、 裁判 に なっ て みる と 、 加害 者 側 が 反訴 を 提起 し て き た 。 その 加害 者 の 上司 や 部下 が セクハラ は なかっ た という 陳述 書 を 提出 、 法務 班 が その ひな 形 を 作っ て い た という ん です ね 。   一般 論 として 伺い ます が 、 自衛隊 の 法務 部門 という の は 、 被害 者 側 から の 提訴 の 相談 に は 応じ ず 、 加害 者 側 の 応訴 や 反訴 に は 対応 し て いる ん です か 。 一般 論 が 答え られ ない という の は おかしい です よ 。 自衛 官 から の 個別 の 法律 相談 に 法務 部門 が どの よう に 応じ て いる の か 、 法的 根拠 を 含め て 当 委員 会 に 報告 さ れ たい と 思い ます 。 判決 後 も 原告 の 苦しみ は 続き まし た 。 二 〇 一 三 年 に 相談 し た 後 も 、 一 五 年 まで 男性 隊員 と 同じ 勤務 地 で 日常 的 に 顔 を 合わせる 状態 が 続い た と いい ます 。   これ も 一般 論 で 聞き ます 。 セクハラ が あっ た と 十分 考え られる ケース で も 、 加害 者 と 被害 者 を 別 の 部署 に する よう な 対応 すら 取ら ない ん です か 。 この ケース で は 取ら れ て おり ませ ん でし た 。   那覇 基地 で は セクハラ 教育 が 実施 さ れ 、 女性 の 被害 が 題材 に さ れ まし た 。 使わ れ た 資料 で は 、 男性 隊員 は 匿名 でし た が 、 女性 は 実名 が 記載 さ れ 、 女性 に 非 が ある か の よう な 説明 が さ れ 、 その後 、 基地 内 で も 好奇 の 目 に さらさ れ た と いい ます 。 教育 の やり直し を 求め た が 受け入れ られ なかっ た と いい ます 。 事実 です か 。 時間 が 参り まし た ので 質問 を 終わり ます けれども 、 原告 は 今 も 睡眠 障害 や フラッシュ バック に 苦しん で いる という ん です ね 。 今度 の 提訴 に当たって 、 上司 から 過去 を 掘り返す な と 言わ れ た と いい ます 。 しかし 、 被害 者 にとって は 、 過去 で は なく 、 長年 続く 、 現在 も 続い て いる 被害 な わけ です 。 組織 が 隠蔽 し 、 被害 を 申告 し た 側 を 悪者 の よう に 扱っ て き た と 、 こういう 告発 が さ れ て い ます よ 。 個人 の 尊厳 を ないがしろ に する 、 その 組織 性 や 悪質 性 が 著しい です 。   大 軍拡 どころか 足下 で 組織 の 在り方 が 問わ れ て いる という こと を 厳しく 指摘 し 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   宮古島 で の 陸自 ヘリ 事故 について は 、 隊員 の 安否 、 人命 に 関わる こと で あり 、 一 日 も 早い 救助 、 発見 を 求め ます 。   同時に 、 今回 の 飛行 は 戦争 の 際 の 部隊 展開 を も 想定 し た 偵察 飛行 という 報道 も あり 、 仮に 墜落 事故 が 住宅 地 上空 で あれ ば 、 住民 に も 被害 が 及ん だ 可能 性 も あり ます 。 また 、 陸自 ミサイル 基地 建設 が なけれ ば 起こら なかっ た もの で あり 、 基地 建設 に 反対 する 県民 や 宮古島 市民 に は 、 墜落 事故 等 へ の 懸念 を 強く 持っ て い ます 。 事故 原因 の 究明 とともに 、 同型 ヘリ の 飛行 停止 と 整備 、 点検 の 検討 を 強く 求め ます 。   昨年 十月 十 三 日 の 本 委員 会 で も 質疑 し た 、 二 〇 二 二 年 七月 七 日 、 米 海兵 隊 キャンプ・ハンセン に 隣接 する 沖縄 県 金武 町 伊芸 区 の 民家 で 銃弾 が 発見 さ れ た 事件 について 伺い ます 。   前回 の 質疑 で は 、 銃弾 が ジャケット の ない 弾 芯 で 、 成分 に 鉄 が 含ま れ て いる こと 、 大き さ は 全長 約 五 センチ 、 直径 約 一 センチ で あっ た こと 、 全体 的 に さび が 見 られる という 鑑定 で あっ た と の 警察庁 から の 答弁 でし た 。 その後 も 、 資料 二 、 三 の よう に 、 沖縄 県警 による 捜査 が 続い て い ます 。   前回 質疑 以降 の 捜査 の 進捗 について 伺い ます 。 報道 で は 、 破損 し た 網戸 の 部分 に 、 見た目 で 溶け た よう な 形 が あり 、 発射 さ れ た 銃弾 の 熱 による 焼け跡 の 可能 性 も 調べ て いる と さ れ て おり ます 。   前回 の 質疑 で 、 本件 で は 、 七月 七 日 の 午後 四 時 十 分 頃 から 午後 六 時 二 十 分 頃 まで 、 沖縄 県警 が 現場 に 臨場 し て 捜査 を 行い 、 銃弾 も 押収 し て い ます 。 また 、 その 際 に は 沖縄 防衛 局 職員 は 現場 に い なかっ た という こと でし た 。 もし 沖縄 防衛 局 職員 が 現場 で 銃弾 を 目視 し た と し たら 、 写真 が 残っ て いる こと から 、 県警 の 捜査 員 が 臨場 する 前 に 家屋 の 外側 から 網戸 越し に 銃弾 を 目視 し た という こと だろ う と 思い ます 。 また 、 翌日 の 八 日 に は 、 沖縄 県警 が 現場 の 実況 見分 、 関係 者 から の 事情 聴取 や 現場 付近 の 検索 を 行い 、 実況 見分 中 に 米 軍 関係 者 が 現場 に 来 た という こと でし た 。   事実 経過 について は 上記 の とおり で 間違い あり ませ ん か 。 七月 八 日 に は 米 軍 に も 証拠 物 で ある 銃弾 を 提示 し た という こと です が 、 あくまで 目 視 さ せ た だけ です ね 。   前回 、 警察庁 は 、 七 日 に 現場 で 捜査 に 当たっ た 沖縄 県警 の 捜査 員 は 、 沖縄 防衛 局 の 職員 に 銃弾 を 提示 し た こと は ない と 答弁 し て い ます 。 つまり 、 沖縄 防衛 局 の 職員 は せいぜい 網戸 越し に 銃弾 を 目視 し た だけ な の です 。 それ に も かかわら ず 、 県警 から の 発表 が 行わ れる 前 に 、 沖縄 防衛 局 は 、 当日 の 二 十 一 時 十 分 頃 、 「 銃弾 に は 錆 の よう な もの が みてとれる 」 と 報道 発表 し まし た 。   資料 一 に 提示 し て い ます けれども 、 この 銃弾 を 網戸 越し で 見 て 、 さび の よう な もの が 見て取れる と 言え ます か 。 防衛 大臣 、 お答え ください 。 七 日 に は 県警 が 銃弾 を 押収 し 、 米 軍 は 、 証拠 物 の 銃弾 を 県警 に 提示 さ れ た だけ で 、 七月 八 日 に 「 古く 腐食 し た 銃弾 」 だっ た と 報道 発表 し 、 だから 米 軍 の 由来 で は ない と 主張 し て い まし た 。   県警 の 発表 前 に 防衛 局 が 網戸 越し に 銃弾 を 目視 し た だけ で 「 錆 の よう な もの が みてとれる 」 と 報道 発表 し たり 、 押収 さ れ た 銃弾 を 提示 さ れ て 目視 し た だけ の 米 軍 が 「 古く 腐食 し た 銃弾 」 など と 米 軍 の 関与 を 否定 する 報道 発表 を 行っ た こと は 、 防衛 局 による 警察 の 捜査 妨害 で あり 、 不適切 だっ た の で は あり ませ ん か 。 お答え ください 。 米 海兵 隊 は 、 プレス リリース として 「 古く 腐食 し た 銃弾 」 など と 言っ た ん です よ 。 それ を 調査 し た 上 で という ふう に 変え た わけ です ね 。 つまり 、 そういう もの が まかり通っ て いる わけ です 。   本件 は まだ 結論 が 固まっ て い ない と は いえ 、 レンジ 7 から の 跳弾 の 可能 性 が 高い と 考え られ ます 。 だからこそ 調査 を し て いる わけ です 。 伊芸 区 で は 、 二 〇 〇 八 年 に も 車 の ナンバー プレート に レンジ 7 から の 可能 性 が 高い 流弾 が 当たる 事故 が 起き て い ます 。   キャンプ・ハンセン の 実弾 射撃 訓練 で 使用 さ れる 重 機関 銃 の 射程 は 約 六 キロメートル です が 、 レンジ 7 から 伊芸 区 は 直線 距離 で 三 キロ ぐらい しか あり ませ ん 。 現状 は 極めて 危険 です 。 重 機関 銃 など 、 銃器 も 長 射程 化 し て い ます 。   そもそも 、 キャンプ・ハンセン で の 実弾 射撃 訓練 、 とりわけ 跳弾 の 可能 性 が 二 度 も 起こっ た レンジ 7 で の 実弾 射撃 は やめる べき で は あり ませ ん か 。 この間 、 キャンプ・ハンセン から の 流弾 が 幾つ も 出 て いる わけ です けれども 、 それ が 特定 さ れ て 米 軍 の 責任 と なっ た 事例 は ない わけ です 。 そういう 意味 で は 不十分 だ と 思い ます 。 現実 に 毎日 の よう に 実弾 射撃 訓練 を し て い ながら 、 そして 、 この レンジ 7 は 恩納 村 側 に ある ん です ね 。 恩納 村 と この 伊芸 区 の 間 に は 山 は あり ます けれども 、 上 から すれ ば 通っ て くる し 、 それから 横 から すれ ば 跳弾 が 来る と 、 こういう 状況 が やはり 放置 さ れ て は いけ ない ん だろ う と 思い ます 。   そして 、 今回 、 また 科捜研 で の この 鑑定 です が 、 「 錆 の よう な もの が みてとれる 」 と 発表 し た わけ です よ ね 。 だから 、 そういう 意味 で 、 科捜研 で の 検体 の 取り違え など を 含め て 、 この間 、 過去 の 警察 の 捜査 の 中 で は 冤罪 事件 や 誤認 逮捕 など も 起き て い ます 。 今回 、 沖縄 防衛 局 が 網戸 越し の 目視 のみ で 「 錆 の よう な もの が みてとれる 」 と 発表 し 、 米 海兵 隊 が 、 銃弾 を 見 て も い ない のに 、 調査 も し て い ない のに 「 古く 腐食 し た 銃弾 」 と 公式 発表 し た ため 、 鑑定 結果 が そちら に 引きずら れ て 、 科捜研 が 検体 を 取り違え て さび の ある 銃弾 と 鑑定 し て しまっ た 可能 性 も 否定 し 切れ ませ ん 。 本当に 科学 的 な 鑑定 が 行わ れ て いる の か 、 疑問 を 禁じ 得 ませ ん 。   前回 も お願い し まし た が 、 鑑定 書 そのもの 、 ないしは 可能 な 限り 鑑定 の 結果 の 情報 提供 を 求め たい と 思い ます 。 委員 長 、 お 取り計らい を お願い いたし ます 。 かつて 私 は 沖縄 県議会 に おり まし て 、 キャンプ・シュワブ から 、 その 重 機関 銃 で 射撃 訓練 を する 場所 が ある ん です けれども 、 そこ から 山 を 越え て 、 この 農地 で 作業 し て いる 方 の 手前 に どんどん 撃ち込ま れ た 事件 が ある わけ です 。 それ を 私 、 横田 の 米 軍 の 司令 部 に 行っ て 、 当時 沖縄 県議会 として 行っ て 、 そして 抗議 を し た ん です が 、 その とき に 米 軍 から は 、 写真 を みんな に 渡さ れ て 、 これ は 古い 銃弾 な ん だ という こと を 示し て い まし た 。 ところが 、 前 から 我々 調査 を し て おり ます ので 、 この 銃弾 は 県警 に あっ て 、 そして 県警 は それ は さび て い ない という 鑑定 を きちっと 出し て い た ん です よ 。 そういう こと を 言っ たら 、 さっさと また この 写真 を 回収 を する と 、 こういう こと が 当たり前 の よう に 行わ れ て いる わけ です 。   私 たち は やはり 、 今 の この 事例 も そう な ん です けれども 、 しっかり と 本当 の 原因 を 究明 し て 、 いつ 起こる かも しれ ない よう な 重大 事故 に つながら ない よう に 、 防衛 省 として しっかり 監督 を し て もらい たい 、 そして 米 軍 に も 申し入れ て もらい たい と 、 この こと を 是非 強く 求め て いき たい と 思い ます 。 真相 の 究明 を お願い を し て 、 防衛 省 として も 米 軍 に対して も しっかり 申し入れ て いただく よう お願い を し て 、 この 場 で の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   今日 は 、 地位 協定 について まず お 聞き し たい と 思い ます 。   私 の 手元 で ちょっと お 見せ し ます けれども 、 沖縄 から の メッセージ と いっ て 、 これ 、 復帰 後 大体 二 十 五 年 ぐらい の とき に でき まし た 。 ( 資料 提示 ) 当時 、 一 九 九 五 年 の 少女 レイプ 事件 が あり まし た 、 米兵 に よる 。 これ を 受け て 、 地位 協定 という の が その頃 から 随分 日本 の マスコミ に 出 て き た ん です けれども 、 その後 まだまだ この 地位 協定 の 問題 という の が なかなか 解明 さ れ ない 、 あるいは 問題 点 という の が なかなか 進展 し て いか ない 、 改善 に です ね 、 そういう の が あり ます 。   そこで 、 今日 、 さらに レイプ 事件 で 、 やっぱり 刑事 手続 も そう です けれども 、 地位 協定 の 中 で 米 軍 に 特権 という よう な 形 で 免除 、 あるいは いろんな もの が あり ます けれども 、 まだまだ 見直す 部分 という の が たくさん あっ て 、 今日 は 、 当事者 で ジェーン さん という 方 が 、 二 〇 〇 二 年 に 横須賀 で レイプ さ れ まし て 、 もう 実名 を 自分 で 出し て これ 訴え なきゃ いけ ない と 。 しかし 地位 協定 が 阻ん だ という よう な こと も ある し 、 さらに 、 この 取調べ も 、 非常 に 、 さっき も あり まし た けれども 、 まるで 尋問 し て 取調べ を し て いる か の よう に 、 加害 者 に 当たる よう な すごい 尋問 の 仕方 を する と 。 これ は 取調べ と いっ て 、 逆 に 、 被害 の 状況 を 聞く わけ です けど 、 そういう もの に なっ て いる という こと です ね 。 米国 まで 行っ て 、 これ も 訴え て 、 その 犯人 と いい ます か ね 、 それ 捜し た と 。   もう 大変 な 努力 を し て 、 これ 非常 に 深刻 な 問題 だ という こと を まず 申し上げ て 、 この 日米地位協定 の 見直し という の が 沖縄 県 で も 決議 を さ れ まし た けれども 、 沖縄 県 以外 の 地方 議会 で も 決議 さ れ て いる と 思い ます が 、 外務省 が 把握 さ れ て いる 決議 し た 都道府県 議会 及び 政令 都市 の 名前 と 市町村 議会 の 数 を 教え て ください 。 一 年間 という こと です けれども 、 でも 三 十 三 件 ある という こと です から 、 これ 実は もう それ 以前 の 頃 から 比べる と もっと もっと ある と 思う ん です 。 それで 、 さらに 、 この 政令 都市 の 名前 も あり まし た けれども 、 県議会 、 市町村 という よう な 形 です が 、 実は 全国 自治体 も やっ て いる という こと な ん です よ 、 この 決議 を 。 だから 、 そういった 面 で 、 この 受け止め 方 、 この 地方 議会 の 意見 書 の 受け止め について 、 外務 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 是非 、 法 の 支配 の 問題 と 、 それから 人権 を 尊重 する という こと から する と 、 やっぱり 地位 協定 どう ある べき な の か という こと を 含め て 検討 いただき たい と 思い ます 。   次に 、 セーフ・スクール・デクラレーション と 、 学校 保護 宣言 について お 伺い を し ます 。   今 、 ウクライナ を 始め 世界 各地 で 学校 や 大学 が 爆撃 や 砲撃 を さ れ て 燃やさ れ て いる という よう な こと が 状況 として あり ます 。 そして 、 子供 たち や 教師 が 殺害 さ れ たり 、 あるいは 負傷 し たり 、 拉致 さ れ たり 、 恣意 的 に 拘禁 さ れ たり も し て い ます 。 教育 施設 は 、 武力 紛争 の 当事者 によって 、 特に 軍事 拠点 とか 、 あるいは 兵舎 又は 拘禁 場所 という よう な 形 で 使用 さ れ て き まし た 。 この よう な 行動 は 、 生徒 、 学生 や 教育 関係 者 の 仕事 、 あるいは 教育 界 そのもの を 危機 に さらし 、 多く の 子供 たち の 教育 を 受ける 権利 を 拒否 し 、 地域 社会 から 未来 を 築く 礎 を 奪う もの です 。   学校 保障 宣言 は 、 武力 紛争 下 で も 学校 や 大学 は 軍事 目的 で 使用 さ れる べき で は ない という こと を 明示 し た 国際 的 な 指針 です が 、 現在 、 百 十 七 か国 が 学校 保護 宣言 の 支持 を 表明 し 、 今年 三月 に は オーストラリア も 支持 表明 国 と なり まし た 。 G7 の 中 で 支持 を 表明 し て い ない の は 、 日本 の ほか に は 、 他国 から 干渉 を 嫌う 、 そして 子ども の 権利 条約 や 女性 差別 撤廃 条約 といった 条約 そのもの を 批准 し て い ない アメリカ のみ です 。 日本 は こう いっ た 条約 を 批准 し て い ます が 。   二 〇 二 一 年 の 国連 安保 理事 会 決議 二 六 〇 一 は 、 学校 保護 宣言 に 言及 し つつ 、 武力 紛争 下 における 学校 の 保護 を 国連 加盟 国 に対して 求め まし た 。 また 、 児童 と 武力 紛争 に関する 国連 事務 総長 特別 代表 は 、 二 〇 二 二 年 五月 十 三 日 の 声明 において 、 全て の 国 に対し 、 学校 保護 宣言 を 支持 し 、 履行 する よう 奨励 し て い ます 。 国連 子供 関係 の 専門 家 、 例えば これ は 、 国連 子ども の 権利 委員 会 や 児童 と 武力 紛争 に関する 国連 事務 総長 特別 代表 、 児童 に対する 暴力 に関する 国連 事務 総長 特別 代表 、 ユニセフ 、 国連 薬物 犯罪 事務所 等 は 、 二 〇 二 二 年 十月 六 日 の 共同 声明 において 学校 保護 宣言 へ の 支持 を 求め て い ます 。   日本 は 、 今年 一月 から 国連 安保理 の 非 常任 理事 国 に なり まし た 。 五月 に は 、 日本 が ホスト 国 として G7 の 開催 も し ます 。 学校 保護 宣言 は 、 法的 な 拘束 力 の ある 条約 で は なく て 、 武力 紛争 下 における 学校 の 保護 、 教育 の 継続 を 国際 社会 全体 で 守る という こと を 目指す 政治 宣言 で あり 、 子供 の 権利 の 観点 から 、 より 多く の 国 が この 宣言 へ の 支持 を 表明 する こと は 重要 な 意義 が あり 、 日本 は 国際 社会 の リーダー として 支持 表明 す べき で ある と 考え ます が 、 林 大臣 の 御 見解 を 伺い ます 。 これ は 、 安保理 、 理事 会 の 決議 として 二 六 〇 一 で こういう こと を 言っ て いる わけ です ね 。 で 、 安保理 事 会 の 非 常任 理事 国 に なっ て いる という こと から する と 、 その 問題 を 支持 し ませ ん と 表明 し て いる わけ です ね 、 今 の 答え だ と 。 だから 、 賛同 は し て も 支持 し ない という の は どういう メッセージ に なる か と 。   G7 の とき に も 、 今度 の サミット の とき に も 、 結局 、 アメリカ は 条約 そのもの を 批准 し て い ない 、 国際 社会 の 中 で そういう 立場 です けれども 、 日本 は 、 議長 国 が そういう こと を やる という こと の メッセージ は 私 もう 非常 に 問題 だろ う と 、 もう 法 の 支配 や 人権 に対して 後ろ向き だ という よう な メッセージ に なら ない か という こと を 指摘 し まし て 、 次 の 問題 に 入り たい と 思い ます 、 時間 あり ませ ん ので 。   次 、 国際 情勢 の 分析 について 伺い ます 。   今日 は 資料 を 持っ て き て おり ます けれども 、 三月 十 七 日 の 本 委員 会 で 私 は 、 民主 主義 陣営 の 一員 として 権威 主義 国家 と 対峙 する ん だ と 熱く なっ て いる よう に 見える が 、 世界 を 少し 見渡す だけ で 、 そんなに 単純 化 し た 物 の 見方 で 大丈夫 か と 心配 に なる という お話 を し て 、 アメリカ や 台湾 など を 例 に 議論 を し まし た 。   また 、 今月 七 日 の ODA ・ 沖 北 特別 委員 会 で は 、 民主 主義 対 権威 主義 の 構図 で 世界 を 見る として 、 米国 を 中心 と する 側 が 世界 で 主流 と なる 見込み を きちんと 情勢 分析 し て いる の か という 議論 を し まし た 。 この 日 、 大臣 から 、 単一 の 価値 観 に 収れん する こと が 困難 で ある と 、 それから 、 日本 らしい 多様 性 と 包摂 性 を 重視 する 外交 という 御 答弁 を いただい た こと は 、 これ とても 良かっ た と 思い ます 。   本日 も 少し 、 資料 に ある の は 、 日本 の 主流 メディア が なかなか 載せ ない ものの 、 実は 大切 だ と 思う よう な 視点 を 紹介 し て み ます 。   まず 、 米ドル の 基軸 通貨 として の 地位 、 あるいは ペトロダラー 体制 を 突き 崩そ う という 動き について です 。   米国 が 大きな 対外 赤字 を 続け ながら 米ドル が 価値 を 失わ ない 大きな 理由 の 一つ として 、 米ドル が 世界 に 主要 な 決済 通貨 で あり 、 特に 原油 の 輸出入 の 決済 が 原則 米ドル で しか 使え ない と 、 行え なかっ た 体制 が あり ます 。 これ を ペトロダラー 体制 と いっ たり する わけ です けれども 、 この 基軸 通貨 国 は 、 他国 から 貿易 や 借入れ で 決済 通貨 を 入手 し なく て も 自国 で 通貨 を 発行 し て 相手 国 に 渡す だけ で 決済 が できる とても 大きな 特権 を 持っ て い ます 。   ペトロダラー 体制 に 挑戦 する 動き は 以前 から も あり まし た けれども 、 最近 急速 に その 動き が 大きく なっ て いる よう に 思い ます 。 その 中 でも 、 中東 最大 の 産油 国 で ある サウジアラビア に関する 動き は 非常 に 重要 だ と 思い ます 。   昨年 十月 に 、 バイデン 政権 の 要請 を OPEC プラス が 断っ て 減産 し た という こと が あり ます 。 また 、 昨年 十二月 の 習近 平 主席 の サウジアラビア 訪問 、 そして 今年 三月 の 中国 の 仲介 による サウジアラビア と イラン の 国交 正常 化 。 日本 の 新聞 、 テレビ に は 余り 載り ませ ん けれども 、 最近 も 重要 な 出来事 が 起こっ て い ます 。 例えば サウジアラビア が アメリカ から 離れ て 中国 と 接近 する という こと は 、 当然 、 ペトロダラー 、 オイル の 関係 が 、 そういった 体制 が 根底 から 覆る 可能 性 も 考え て み ない と いけ ない と 思い ます 。   また 、 軍事 的 な 色彩 が 強い 上海 協力 機構 に サウジアラビア が 入る 意味 は 重く 考え た 方 が いい と 思い 、 資料 を 今日 は 用意 し た わけ です 。   サウジアラビア 、 オマーン 、 クウェート 、 アラブ 首長 国 連邦 、 カタール 、 バーレーン から 成る 湾岸 協力 会議 という 組織 が あり ます 。 こう いっ た 中 でも リーダー 格 の サウジアラビア 、 その サウジアラビア が アメリカ から 離れ て 、 統一 し ながら 中国 に 付く という よう な 状況 に なっ て しまう と 。 そう する と 、 日本 は 、 こう いっ た 場合 に 戦争 を 中国 と できる の か 、 争える の か という 問題 とか 、 石油 は どこ から 持っ て くる の か と いう と 、 アメリカ から で は なく て 、 もちろん 中東 から で も ない こと に なる わけ です ね 。   こう いっ た もの が あっ て 、 今 の 状況 という の は 、 中国 を 支持 する 国 が これから 現れ て くる ん じゃ ない か と 思う と 、 そこ を 心配 し なきゃ いけ ない 面 も ある か と 思い ます 。 特に 、 サウジアラビア と 中国 の 関係 が 緊密 化 し た こと で 、 米ドル 基軸 通貨 体制 に は 大きな 影響 が ある と 思い ます けれども 、 この サウジアラビア の 上海 協力 機構 に 入る 日本 へ の 影響 を どう 分析 し て いる か 、 ちょっと お 伺い を し たい と 思い ます 。 はい 、 時間 来 まし た 。   是非 、 林 大臣 の おっしゃら れ た 単一 の 価値 観 で は 困難 で ある という こと で 、 包摂 性 、 多様 性 を 入れる という こと 、 本当に 大事 だ と 思っ て い ます ので 、 今後 も 頑張っ て いただき たい と 思い ます 。   終わり ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 岩本 剛 人 で ござい ます 。   質疑 に 入る 前 に 、 冒頭 、 七 時 二 十 二 分 に ICBM 級 の 可能 性 の ある 弾道 ミサイル が 発射 さ れ た という こと で 私 の 地元 の 北海道 で J アラート が 鳴っ た という こと で 、 誠に 遺憾 で あり ます し 、 強く 抗議 を し たい という ふう に 思い ます 。   また 機会 が あり まし たら 、 御 案内 の とおり 、 南西 シフト という の は よく 理解 は する ん です けれども 、 北海道 、 青森 の 上空 を 飛ぶ 弾道 ミサイル は もう 既に 四 回 、 五 回 と 飛ん で おり ます ので 、 今後 機会 が あり まし たら 、 ミサイル 防衛 能力 の 強化 等 について 、 北の方 の 議論 を さ せ て いただけれ ば 有り難い な という ふう に 思っ て おり ます 。   それでは 、 質疑 に 入ら させ て いただき ます 。   防衛 省 設置 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 について で あり ます けれども 、 まず 自衛 官 の 定数 の 変更 について なん です が 、 防衛 力 整備 計画 におきまして は 、 二 〇 二 七 年度 を めど に 自衛隊 サイバー 防衛 隊 等 の サイバー 関連 部隊 を 四 千 人 に 拡充 、 システム 調達 や 維持 運営 等 の サイバー 関連 業務 に 従事 する 隊員 に対する 教育 を 実施 、 さらに は サイバー 関連 部隊 の 要員 と 合わせ て サイバー 要員 を 約 二 万 人 体制 という よう な こと で あり ます 。   この 規模 の サイバー 要員 の 拡充 の ため に は 、 やはり サイバー 人材 の 早急 な 育成 と 、 また 並行 し て 、 やはり 早急 に 体制 整備 する に は 民間 の 知見 、 活力 を 生かし て いく の が 極めて 重要 だ という ふう に 思い ます 。 この 点 について 防衛 省 の 認識 を 伺い たい と 思い ます 。 中国 で サイバー の 攻撃 部隊 が 約 三 万 人 、 北朝鮮 で 六 千 八 百 人 、 米 で 六 千 二 百 人 という こと で 、 アメリカ で です ね 、 あり ます ので 、 これ は もう 早急 に 体制 を しっかり 整備 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   この サイバー 部隊 で あり ます けれども 、 我々 、 防衛 省 ・ 自衛隊 という の は 、 やはり 体力 自慢 という か 、 体力 に 自信 の ある 若者 が 務める という イメージ が ある ん です けれども 、 この サイバー 分野 の 人材 という の は 、 一方 で 、 体力 だ とか 筋力 だ とか 、 そういう こと が 求め られ て いる わけ で は ない という ふう に 思い ます 。 また 、 大変 高度 化 、 複雑 化 、 この サイバー 分野 について は さ れ て おり ます ので 、 やはり 優秀 な 人材 を きちんと 確保 する ため に は 、 一般 部隊 の 隊員 の 採用 方法 で は なく て 、 特別 な 採用 を 検討 す べき で は ない か という ふう に 思い ます 。   更に 言う と 、 新卒 で 自衛 官 を 採用 し て サイバー 人材 を 育てる という こと は 将来 的 に 非常 に 大切 な こと だ と 思い ます けれども 、 今 この 現状 を 考える と 、 やはり 中途 採用 で も 優秀 な サイバー 人材 を 民間 から 活用 する 、 採用 する という こと は 非常 に 重要 だ という ふう に 思い ます 。 それ で ない と 対応 でき ない という ふう に 思い ます 。   さらに 、 いわゆる ホワイト ハッカー みたい な 存在 が 、 防衛 省 ・ 自衛隊 で 選ん で もらう に は 、 やはり それ 相応 の 待遇 、 給与 も 含め て 考え て いか なけれ ば なら ない という ふう に 考え ます 。 そう で ない と 中途 採用 は なかなか 厳しい と 思い ます 。   そうした こと を 考える と 、 優秀 な 人材 を ある程度 の 相当 数 確保 し て いく こと を 考える と 、 その 採用 方法 です とか 処遇 の 改善 です とか 、 そういった こと を 取り組ん で いく 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 この 点 について 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 いろいろ 検討 し て いただく という こと で あり ます ので 、 是非 大臣 の 下 で お願い し たい という ふう に 思い ます 。   この 二 点 ほど 質問 さ せ て いただい た ん です けれども 、 いわゆる 今 の 防衛 省 の 計画 だ と 、 二 〇 二 七 年 に 二 万 人 の 関連 部隊 を つくる という こと で あり ます けれども 、 これ は 普通 の 隊員 の 採用 を 考える と 、 物理 的 に も 非常 に 、 約 二 十 四 万 人 の 隊員 の 中 から 二 万 人 を サイバー 関連 に という の は 非常 に 難しい という ふう に 単純 に 考える わけ で あり ます けれども 、 ただ 、 今回 の ウクライナ の 件 で あり ます けれども 、 民間 の 、 ウクライナ の 場合 、 民間 の 専門 家 や ハッカー 、 いわゆる 、 募っ て ロシア の サイバー 攻撃 に 対抗 し た という の は もう 皆さん 御 承知 の とおり か と 思い ます 。 是非 そういった こと も 、 やはり 我々 は こういう こと を 考え て いか なけれ ば なら ない ん で は ない か という ふう に 個人 的 に 思っ て いる ところ です 。   さらに 、 その 中途 採用 を 増やし て やはり サイバー 対処 能力 を しっかり 確保 し なけれ ば なら ない という ふう に 思い ます 。   ただ 、 いきなり 民間 の 人間 を 採用 し て 防衛 省 ・ 自衛隊 の 日常 訓練 に という の は また なかなか 難しい 部分 も 想定 さ れる わけ で あり ます けれども 、 そうした こと を 考える と 、 直接 の 隊員 で は なく て 、 予備 自衛 官 です とか 、 さらに は 、 民間 から 優秀 な 教員 を 引っ張っ て くる です とか 、 本当に そこ は しっかり と 民間 活用 を 考え て いく 必要 が ある の で は ない か な という ふう に 思い ます 。   そういう こと を 考え ます と 、 もう 大きく 世界 も 変わり まし た ので 、 やはり 大臣 の 強い リーダーシップ の 下 で 固定 概念 、 固定 観念 を 変え て 、 積極 的 に 是非 サイバー 人材 の 確保 に 向け て 取り組ん で いただき たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 今回 、 御 案内 の とおり 、 日 豪 、 日 英 の RAA という こと で 結ば れ た こと で あり ます けれども 、 これから の 安全 保障 上 の 連携 について は 本当に 重要 な こと だ という ふう に 自分 は 認識 を し て おり ます 。   この 諸 外国 と の 防衛 協力 ・ 交流 について は 、 今 防衛 省内 で は いわゆる 国際 課 が 対応 し て いる わけ です けれども 、 米国 と の 関係 は 同盟 関係 も あり まし て 日 米 課 が あり ます けれども 、 それ 以外 の 、 米国 以外 と の 関係 という の は 国際 政策 課 と 防衛 政策 局 が 担当 し て いる わけ で あり ます 。   今回 の よう に RAA が 日 豪 、 日 英 で 結ば れる という こと に なり ます と 、 やはり より 緊密 な 関係 を 対応 し て いか なけれ ば なら ない という ふう に 思い ます 。 ただ 、 そうした 中 で 、 米国 以外 は 、 いわゆる 両国 について は 一 くくり で 、 二つ の 課 で 、 三 十 人 程度 の 課 で 対応 する という の は どう な の か な という ふう に 個人 的 に 思っ て いる ところ で あり ます 。   そういう こと を 考え ます と 、 やはり EU です とか 東アジア です とか インド です とか 様々 重要 な 国 が あり ます ので 、 専門 的 な 課 と いう か 、 対応 する 課 を 設置 す べき で は ない か と 、 増やし て いく べき で は ない か という ふう に 思う ん です けれども 、 これ について 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 ちょっと 時間 も なくなっ て き まし た ので ちょっと 一つ 飛ばす ん です けど 、 今 、 検討 し て いただける という こと で あり ます 。   先 ほど サイバー の お話 も 聞か せ て いただき まし た 。 施設 整備 も 今後 進め て いか なけれ ば なら ない と 。 そういう 中 で 、 五 年間 で 御 案内 の とおり 四 十 三 兆 円 という 膨大 な 予算 を 執行 し なけれ ば なら ない 状況 で あり ます 。   もちろん 、 その 定数 、 いわゆる 自衛隊 を 、 隊員 を 増やす という こと に なる と 様々 な ルール が ある ん です けれども 、 やはり 今 の 状況 を 考え ます と 、 もちろん 隊員 を 今後 の 適正 な 数字 に 持っ て いく という こと は あり ます けれども 、 いわゆる 事務 官 、 技官 、 そういった 方々 も やはり 全く 物理 的 に 足り ない という ふう に 自分 は 感じ て おり ます し 、 今後 の 装備 品 です とか 施設 整備 等々 、 サイバー を 考える と 、 そういった 事務 官 を 増やす という こと を やはり 考え て いか なけれ ば なら ない と 思う ん です けれども 、 この 点 について 大臣 の 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 是非 お願い し ます 。   最後 に 一 問 だけ 。 FMS な ん です けれども 、 御 案内 の とおり 、 今 議論 が さ れ て おり まし て 、 五 年間 の 経費 だけ でも 最大 二 十 億 円 、 今 、 日 米 と の やり取り で 縮減 さ れる という こと で あり ます 。 この 点 について 、 やはり もう 速やか に 米国 と の 協定 を 締結 する 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 この 点 を 最後 に 伺い まし て 終わり たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   先 ほど 岩本 委員 も 触れ られ まし た が 、 私 と し て も 、 今朝 の 北朝鮮 による ICBM 級 の 弾道 ミサイル 発射 について 、 極めて 遺憾 で ある という こと と 、 あと 断固 非難 する という こと 、 そして 繰り返さ れる 北朝鮮 の ミサイル 発射 は 断じて 容認 でき ず 、 政府 において は しっかり と 御 対応 いただき たい という こと を まず 申し上げ たい と 思い ます 。   その 上 で 、 我々 として は 報道 を 見る しか ない 立場 で は ござい ます が 、 結果 的 に J アラート は 情報 訂正 さ れ た という 報道 を 見 て おり ます 。 政府 は 、 七 時 五 十 五 分 頃 、 J アラート を 発出 し 、 ミサイル が 、 同 八 時 頃 、 北海道 周辺 に 落下 する と 見 られる として 避難 を 呼びかけ まし た 。 そして 、 海上保安庁 も 、 八 時 頃 、 北海道 周辺 に 落下 する という 情報 を 流さ れ まし た 。 八 時 二 十 分 頃 、 その 可能 性 は なくなっ た と 訂正 さ れ た という こと です 。   防衛 省 は 、 八 時 五 十 分 頃 に 、 我が国 領域 に 落下 する 可能 性 が ある もの として 探知 し 、 北海道 に 落下 する 可能 性 の あっ た ミサイル について は 我が国 領域 へ の 落下 の 可能 性 は なくなっ た こと が 確認 さ れ た という 、 そんな よう な 内容 でし た が 、 誤報 自体 を 責める 気 は あり ませ ん が 、 こうした こと 、 J アラート の 、 何と いう か 、 間違っ た 発出 が 繰り返さ れる と 信頼 性 が 低下 する という お それ が ある と 思う ん です が 、 そこ は しっかり と 検証 し なきゃ なら ない と 思い ます 。   可能 で あれ ば 、 今回 の 政府 の 対応 の 概要 を 御 説明 いただい た 上 で 、 この 情報 訂正 の 原因 等 について 、 また 、 どの 地域 に 落下 し た か 、 着弾 し た か という こと 、 現時点 で 説明 できる こと が あれ ば お願い し たい と 思い ます 。 し て おり ませ ん という こと な ので 、 また 、 そういう 意味 で は 、 J アラート の 発出 という の が どういう 、 何 という ん です か ね 、 仕組み で なさ れる の か 、 前 に 詳しく 質問 さ れ た 先生 も いらっしゃっ た ので ある程度 は 理解 し て おる ん です が 、 やはり こうした こと を 繰り返さ れ ない よう に しっかり と し た 検証 を よろしく お願い いたし ます 。   それでは 、 防衛 省 設置 法 の 改正 案 について 質問 さ せ て いただき ます 。   今回 の 改正 案 は 、 総計 として の 自衛 官 定数 に 変更 は ない ものの 、 統合 幕僚監部 の 人員 を 八 名 増員 し 、 米 軍 と の 連携 、 調整 の 円滑 化 に関する 取組 等 を 推進 する と さ れ て い ます 。 国家 防衛 戦略 や 防衛 力 整備 計画 で は 、 陸海空 自衛隊 の 一元 的 な 指揮 を 行い 得る 常設 の 統合 司令 部 を 創設 する こと が 掲げ られ て い ます 。   この 統合 司令 部 が 発足 する こと で 、 専任 の 司令 官 が 統合 運用 の 指揮 を 担う こと に なり 、 米国 の インド 太平洋軍 司令 部 と 緊密 に 連携 する こと に なる と 思わ れ ます 。 自衛隊 が 米 軍 の 指揮 下 に 置か れる の で は ない か と の 指摘 も 国会 で は なさ れ て い ます が 、 政府 は 一貫 し て 、 自衛隊 及び 米 軍 は 各々 独立 し た 指揮 系統 に従って 行動 する と 述べ られ て い ます 。   しかし 、 自衛隊 の 統合 運用 体制 の 強化 が 進む につれて 米 軍 の 影響 力 が 高まっ て いく こと は 否定 でき ない と 考え ます が 、 この 点 について 大臣 の 御 認識 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   主権 を 有する 独立 国 です ので 当然 の 御 答弁 だ と は 思い ます が 、 いざ という とき に 米 軍 主導 で の 運用 に は なっ て しまう ん じゃ ない か という ふう に どうしても 考え て しまい ます 。 有事 に 前線 で 防衛 に 当たる 自衛 官 の 命 を 預かる 防衛 大臣 として 、 是非 責任 ある 御 対応 を お願い し たい と 思い ます 。   本 改正 案 で は 、 イージスシステム 搭載 艦 の 導入 に 係る 要員 を 確保 する ため に 、 海上 自衛 官 を 百 二 十 一 人 増員 する と さ れ て い ます 。   この イージスシステム 搭載 艦 は 、 二 〇 二 〇 年 十二月 の 国家 安全 保障 会議 と 閣議 決定 によって 、 陸上 配備 型 で ある イージス・アショア に 替え て 整備 する こと が 決定 さ れ まし た 。 イージス・アショア は 、 ブースター 問題 を 解決 する ため の システム 改修 に 多大 な コスト と 改修 期間 が 長期 にわたる こと を 理由 に 配備 断念 に 至っ た こと も あり 、 政府 として 反省 す べき 点 も 多かっ た と の 認識 を 示さ れ て い ます 。   こうした 経緯 を 踏まえ て 、 政府 は 、 イージス・アショア の 配備 プロセス の 反省 点 に 立ち返り ながら 、 慎重 な 判断 を 行う べき だ と 考え ます 。 しかし 、 政府 は 、 相変わらず 、 イージス・アショア 関連 経費 と の 比較 は 困難 と の 御 答弁 を 繰り返し て い ます 。   本 年度 の 防衛 関係 費 に は 既に 関連 経費 二 千 二 百 八 億 円 が 計上 さ れ て い て 、 イージスシステム 搭載 艦 は 、 二 〇 二 七 年度 に 一 隻 目 、 二 〇 二 八 年度 に 二 隻 目 を 導入 する と さ れ て おり 、 今後 どれ だけ 経費 が 掛かる の か 全く 不透明 です 。 見積 段階 で あっ て も 現時点 で の 総 経費 を 示す べき だ と 考え ます が 、 政府 として いか が お 考え でしょ う か 。 今 の 、 今朝 の 状況 とか も 考え て も 、 当然 その ミサイル 防衛 システム という の が 必要 だ という こと は 十分 理解 でき ます が 、 ただ 、 先 ほど 申し上げ た とおり 、 イージス・アショア の 反省 を 踏まえれ ば 、 早い 段階 で 総 経費 を 示し て いただい て 、 国会 で の 議論 の 中 で 問題 点 など を 洗い出す べき だ と 考え ます が 、 全く 見通し が 立た ない の が 現状 という 理解 で よろしい でしょ う か 。 システム 設計 等 で 二 千 億 円 以上 という の は なかなか 大きな 金額 だ な と は 思い ます が 、 いずれ に し まし て も 、 細部 が 決まり まし たら 早急 に 国会 に お 示し いただけ たら と 思い ます 。   本 改正 案 によって 、 米国 が 日本 国内 で 装備 品 の 調達 や 機体 の 定期 整備 等 の ため 日本 企業 と 契約 する よう な 場合 に 、 地方 防衛 局 が 品質 管理 業務 を 実施 できる よう に なり ます 。 これ に 伴う 日 米 間 の 相互 政府 品質 管理 の 枠組み において 、 日本 が 米国 から FMS 調達 する 際 に 、 品質 管理 に 係る 契約 管理 費 の 〇 ・ 四 五 % の 減免 を 受け られる と 試算 さ れ て おり まし て 、 我が国 の 負担 が 減る 仕組み について は 推進 す べき じゃ ない か と 考え て おり ます 。   他方 で 、 FMS 調達 そのもの の 予算 額 は 増加 傾向 に あり まし て 、 今年度 は 、 前年度 の 三 千 七 百 九 十 七 億 円 に 比べ て 一 兆 円 以上 増額 と なる 一 兆 四 千 七 百 六 十 八 億 円 に 達し まし た 。 品質 管理 費 が 低減 し た として も 、 FMS 調達 額 が 高 止まり し て しまっ て は 、 引き続き 我が国 の 財政 を 圧迫 する こと に なり ます 。   地方 防衛 局 の 新た な 任務 追加 に 伴い 、 増加 傾向 に ある FMS 調達 そのもの の 削減 も 必要 と 考え ます が 、 浜田 防衛 大臣 の 御 見解 を お願い し ます 。 是非 、 そうした 取組 、 しっかり と 進め て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 先日 の 委員 会 で 申し上げ た とおり 、 引き続き 安保 三 文書 について 質問 さ せ て いただき ます 。   私 、 今 国会 、 当 委員 会 です とか 決算 委員 会 で 、 先ほど も あり まし た が 、 北朝鮮 の 核 ・ ミサイル 問題 を 質問 し て き まし た 。 この間 、 北朝鮮 は 多く の 種類 の ミサイル を 多数 発射 し て おり まし て 、 国家 安全 保障 戦略 で も 、 かつて ない 高い 頻度 で 、 新た な 態様 で 繰り返し 発射 し 、 その 能力 を 増強 し て いる と 記さ れ て い ます 。   北朝鮮 は 現在 どの よう な 種類 の ミサイル を 持ち 、 それ が どの よう に 我が国 にとって の 脅威 に なっ て いる か 、 防衛 省 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   本当に 繰り返し 繰り返し ミサイル 発射 行わ れ て い ます し 、 核 実験 の 懸念 も ござい ます ので 、 私 と し て も 今後 も こうした 状況 を 注視 し て まいり たい と 思い ます 。   政府 は 、 四月 七 日 の 閣議 決定 で 、 北朝鮮 に対する 日本 の 独自 制裁 、 すなわち 、 北朝鮮 籍 の 船舶 等 の 入港 禁止 です とか 、 日 朝間 の 輸出入 禁止 など の 措置 を 二 年間 延長 する と 決定 いたし まし た 。 この 対 北朝鮮 制裁 措置 を 延長 し た 理由 という の は 、 北朝鮮 の 核 ・ ミサイル 開発 へ の 対抗 措置 として の 判断 な の か 、 若しくは 、 拉致 問題 という 最 重要 課題 も あり ます が 、 拉致 問題 に対する 北朝鮮 の 不誠実 な 対応 へ の 制裁 で も ある という こと でしょ う か 、 お答え ください 。 総合 的 な 判断 の 下 で という こと だ と 思い ます が 、 制裁 と 同時に 、 やっぱり 被害 者 救済 の ため に 対話 の チャンネル を 開い て おく こと も 重要 です ので 、 引き続き そうした 姿勢 を 定期 的 に 示す こと も お願い いたし ます 。   四月 七 日 に 韓国 ソウル にて 、 北朝鮮 に関する 日 米 韓 協議 が 実施 さ れ まし た 。 協議 の 終了 後 、 北朝鮮 に関する 日 米 韓 三 か国 共同 声明 が 発出 さ れ まし た が 、 共同 声明 を 発出 し た 意義 を 林 大臣 に お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   日本 単独 で は 、 残念 です が 、 なかなか 拉致 問題 について の 進展 が 見 られ ませ ん でし た ので 、 この 多国 間 の 枠組み で 何らかの 進展 が ある こと を 期待 し て おり ます 。   三月 十 六 日 の 日 韓 首脳 会談 で は 、 国交 正常 化 以来 の 友好 協力 関係 の 基盤 に 基づき 、 関係 を 更に 発展 し て いく こと で 一致 し 、 政治 、 経済 、 文化 など 多岐 にわたる 分野 で 政府 間 の 意思 疎通 を 活性 化 し て いく こと と なり まし た 。 日 韓 の 安全 保障 協力 について 、 国家 安全 保障 戦略 で 、 北朝鮮 へ の 対応 等 を 念頭 に 、 安全 保障 面 を 含め 、 日 韓 、 日 米 韓 の 戦略 的 連携 を 強化 し て いく と 明記 さ れ て おり まし て 、 日 米 韓 の 枠組み について 、 これ まで 、 北朝鮮 による ミサイル 発射 へ の 対応 を 念頭 に 、 様々 な レベル で 協議 が 開催 さ れ て いる と 承知 し て おり ます 。   日 韓 の 枠組み について 、 先般 の 首脳 会談 で 、 日 韓 安全 保障 対話 、 それ と 日 韓 次官 戦略 対話 を 早期 に 再開 する こと で 一致 し て おり ます が 、 日 韓 の 戦略 的 連携 が どの よう に 強化 さ れる の か 、 外務省 の 見解 を 伺い ます 。 本当に 隣国 と の しっかり し た 共通 意識 を 持っ て 今後 国際 社会 の 様々 な 問題 に 取り組ん で いく という こと は 非常 に 大切 だ と 思う ん です が 、 ただ 、 旧 朝鮮半島 出身 労働 者 の 訴訟 問題 をめぐりまして は 、 今月 三 日 に 韓国 地裁 が 三菱重工業 の 特許 権 四 件 の 差押え を 認める 決定 を 出し て 、 今後 現金 化 の 手続 を 進める と 報じ られ て おり ます 。   日本 企業 の 資産 差押え の 動き に関して も 韓国 政府 に対して 適切 に 対処 する よう 働きかける 必要 が ある と 考え ます が 、 林 大臣 の 御 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今月 二 日 の 日 中 外相 会談 で 林 外務 大臣 は 、 秦 剛 外交 部長 に対して 、 台湾 海峡 の 平和 と 安定 の 重要 性 について 述べる とともに 、 南シナ海 の 状況 に対する 深刻 な 懸念 を 改めて 表明 さ れ まし た 。   しかし 、 三月 末 から 四月 五 日 にかけて 台湾 の 蔡 英文 総統 が 中米 二 か国 の 首脳 や 米国 の マッカーシー 下院 議長 など と 会談 を 行っ た 後 、 今月 八 日 から 十 日 にかけて 、 中国 軍 が 台湾 海峡 と 台湾 の 北部 、 南部 、 東部 の 海域 や 空域 で パトロール と 軍事 演習 を 行い 、 台湾 海峡 の 中間 線 を 越える 戦闘 機 や 台湾 南西 沖 の 防空 識別 圏 に 進入 する 戦闘 機 も あっ た と 確認 さ れ て おり ます 。   国家 安全 保障 戦略 に 、 中国 は 、 台湾 について 平和 的 統一 の 方針 は 堅持 し つつ も 、 武力 行使 の 可能 性 を 否定 し て い ない と の 記載 が あり 、 国家 防衛 戦略 で は 、 中国 は 、 台湾 周辺 で の 一連 の 活動 を 通じ 、 中国 軍 が 常態 的 に 活動 し て いる 状況 の 既成 事実 化 を 図る とともに 、 実戦 能力 の 向上 を 企図 し て いる と 見 られる と の 記載 が あり ます が 、 今回 の 中国 の 動き を どの よう に 分析 し て 評価 さ れ て いる の か 、 林 大臣 に 伺い ます 。 しっかり と 分析 そして 監視 を 行っ て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 政府 安全 保障 能力 強化 支援 、 OSA について 、 昨年 八月 末 の 令 和 五 年度 予算 概算 要求 の 時点 で 事項 要求 に とどまっ て 、 具体 的 な 内容 、 金額 は 示さ れ ませ ん でし た 。 ただ 、 昨年 末 の 予算 決定 の 時点 で 、 同志 国 の 安全 保障 能力 強化 を 支援 する ため の 経費 として 二 十 億 円 が 計上 さ れ て いる こと は 、 先日 、 佐藤 先生 から も お話 あっ た と 思い ます 。   そして 、 報道 に よれ ば 、 非 軍事 に 限ら れる ODA で は 、 途上 国 の 軍 が 担う 沿岸 警備 や 軍民 共用 の 湾 港 、 空港 に対する 支援 が でき ず 、 日本 政府 に は 途上 国 の ニーズ に 十分 に 応え られ て い ない と の 声 が 根強く あっ た と さ れ て い ます が 、 これ まで 途上 国 から どの よう な ニーズ が 伝え られ て い た の か 、 また 、 何 か きっかけ と なる よう な 出来事 が あっ た の か を 含め て 、 OSA 創設 の 経緯 について 伺い ます 。 この OSA の 対象 国 や 案件 の 検討 に当たって 、 政府 は 、 今後 、 フィリピン 、 マレーシア 、 バングラデシュ 及び フィジー を 対象 として 、 警戒 監視 等 の 海上 安全 保障 分野 の 能力 向上 に 資する 機材 供与 を 想定 し た 専門 的 な 調査 を 外部 事業 者 に 委託 し て 行う こと を 考え て いる という こと です が 、 委託 調査 の 対象 国 として この 四 か国 が 考え られ て いる 理由 について 伺い ます 。 じゃ 、 まだ 確定 は し て い ない という 理解 で よろしい ん です か ね 。   この 防衛 装備 品 の 海外 移転 について は 、 特に インド 太平洋 地域 における 平和 と 安定 の ため に 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 を 抑止 し て 、 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 の 創出 や 、 国際 法 に 違反 する 侵略 や 武力 の 行使 又は 武力 による 威嚇 を 受け て いる 国 へ の 支援 等 の ため の 重要 な 政策 的 な 手段 と なる と し た 上 で 、 三つ の 原則 そのもの は 維持 し つつ 、 防衛 装備 移転 三 原則 や 運用 指針 を 始め と する 制度 の 見直し について 検討 する と 記載 さ れ て い ます 。   どの よう な 防衛 装備 品 の 輸出 が 、 どの よう に 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 の 創出 の ため の 政策 手段 と なる の でしょ う か 。 それから 、 我が国 が ウクライナ に対し 実施 し た 非 殺傷 の 防衛 装備 品等 の 供与 で は 、 国際 法 に 違反 する 侵略 や 武力 の 行使 又は 武力 による 威嚇 を 受け て いる 国 へ の 支援 等 の ため の 政策 的 な 手段 として 不十分 と の 認識 でしょ う か 。 防衛 省 に 伺い ます 。 まだ お答え する こと が 難しい という お話 です が 、 与党 に は 、 五月 の G7 広島 サミット に 向け て 、 防衛 装備 移転 三 原則 や 運用 指針 の 見直し を 図っ て 、 G7 各国 と 友好国 、 そして ウクライナ に対して 我が国 の 意思 を 示す べき で ある という 意見 が ある と 承知 し て おり ます が 、 政府 として 、 サミット まで に 防衛 装備 移転 三 原則 に 係る 制度 の 見直し を する おつもり でしょ う か 。 また 、 同 制度 見直し について は 、 我が国 の 平和 国家 として の 在り方 を 踏まえる と 、 国会 における 議論 も 含め た 形 で 慎重 に 議論 する こと が 求め られる の だ と 考え ます が 、 浜田 大臣 の 御 見解 を 伺い ます 。 まさに 国民 の 理解 が 得る こと は 非常 に 大切 だ と 思い ます ので 、 是非とも 今後 とも 国会 で の 議論 を お願い し たい と 思い ます 。   国家 安全 保障 戦略 に ある 防衛 力 の 抜本 的 強化 を 補完 する 取組 について 伺い たい と 思い ます が 、 資料 一 の 一 、 一 の 二 、 一 の 三 の とおり 、 三月 三 十 一 日 の 本 委員 会 で 小西 理事 の 質疑 に対して 、 補完 する 取組 の 内容 と 金額 に関する 答弁 が あり まし た が 、 海上保安庁 予算 や PKO 関連 経費 など で 〇 ・ 九 兆 円 程度 という 御 答弁 でし た 。   この 補完 する 、 関連 経費 など の 、 この など に は どの よう な 経費 が 含ま れ て いる の か 。 例えば 、 かつて NATO を 参考 に し た 防衛 費 の 試算 において は 恩給 費 も 含ま れ て い た もの と 思わ れ ます が 、 網羅 的 に 個々 の 内容 と 金額 を お 示し いただけれ ば と 思い ます 。 いずれ に し まし て も 、 まず こうした 、 今後 も 安保 三 文書 に 記載 さ れ た 施策 を 実施 する ため に 様々 な 法案 が 審議 さ れ て いき ます が 、 しっかり と 内訳 など も お 示し いただい て 、 今後 しっかり 我々 が 判断 できる よう な 情報 も 提供 し て いただく こと を お願い いたし ます 。   残り 時間 の 関係 上 、 少し 飛ばし まし て 、 トルコ 共和 国 における 国際 緊急 援助 活動 について 質問 さ せ て いただき ます 。   防衛 省 ・ 自衛隊 は 、 今年 二月 六 日 に 発生 し た トルコ 南東 部 を 震源 と する 地震 による 被害 を 受け 、 まず 特別 輸送 機 一 機 により 国際 緊急 援助 隊 医療 チーム の 活動 に 必要 な 機材 等 を 輸送 し た と 承知 し て おり ます 。 さらに 、 三月 に は 、 トルコ 政府 と NATO から の 協力 要請 を 踏まえ 、 空中 給油 ・ 輸送 機 一 機 により パキスタン に ある 緊急 援助 物資 を トルコ に 輸送 し まし た 。   トルコ 政府 と NATO から 協力 要請 が 来 た の は い つ 頃 で 、 そして トルコ 政府 に 加え て NATO から 協力 要請 が なさ れ た 背景 について 伺い ます 。 自衛隊 の 実 運用 に関して 、 NATO と 協力 を 実施 する の は 今回 が 初めて という ふう に 理解 し て おり ます が 、 NATO の 要請 に 応じ て 緊急 援助 物資 を 輸送 する こと について 、 パートナー 国 という よう な 話 も あり まし た が 、 パートナー 国 という の は そもそも どの よう な 立場 な の か 、 一言 御 説明 いただけれ ば と 思い ます が 、 いかが でしょ う 。 時間 と なり まし た ので これ で 終わり ます が 、 残り の 質問 、 また さ せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   防衛 省 設置 法 改正 案 に 関連 し まし て 早速 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 初め は 、 防衛 省 ・ 自衛隊 の 人的 基盤 強化 という テーマ について お 伺い し ます 。   この テーマ に関しまして は 、 本年 二月 に 浜田 防衛 大臣 の 下 に 有識者 の 検討 会 が 設置 を さ れ た ところ で ござい ます 。 先般 の 大臣 の 会見 の 中 でも 、 今 、 自衛隊 員 の 確保 が 難しく なっ て いる という 、 こういう 厳しい 認識 も 示さ れ た ところ で あり ます 。 人的 基盤 強化 で あり ます から 、 当然 、 量 と いう か 、 人員 を 確保 する という こと と 同時に 、 質 を 引き上げ なけれ ば いけ ない 。 サイバー です とか 、 様々 専門 性 の 高 さ という こと も 求め られ て いる わけ で あり ます 。 非常 に 重要 な 検討 会 だ と 思っ て いる ん です が 、 この 検討 会 、 六月 頃 を めど に 中間 報告 の 骨子 を 出さ れる という こと で ござい ます 。   大臣 に 、 この 検討 会 設置 の 趣旨 と 提言 の 取りまとめ に 向け た お 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。 メンバー も 拝見 し まし て 、 今 、 民間 企業 の 例えば 働き 方 改革 です とか 持続 可能 な 人事 政策 みたい な こと を 研究 さ れ て いる 方 も 入っ て いらっしゃい ます し 、 是非 とも 、 一旦 、 この 自衛隊 ・ 防衛 省 、 人事 政策 という もの を 見直し て いただい て 、 有意義 な 御 報告 に 是非 し て いただき たい と 思い ます し 、 現場 を 見 て いただい て いる という の も とても すばらしい 取組 だ と 思い ます ので 、 期待 し たい と 思い ます 。   今般 の 改正 におきまして 、 昨年 十二月 に 策定 を さ れ まし た 防衛 力 整備 計画 に 基づい て 自衛 官 定数 の 変更 が 行わ れ ます 。 これ まで 、 自衛 官 の 定数 に対しまして 、 定数 という こと に対して 、 いわゆる 実際 に 配置 を さ れる 予算 上 の 人員 、 これ は 実員 と 呼ば れる わけ です けれども 、 この 定数 と 実員 、 乖離 が 大分 大きい わけ です ね 。 定数 に 比べ て 一 万 人 以上 この 実員 の 方 は 少ない という こと で あり ます 。   今年度 予算 の 中 で は 、 この 実員 について は 千 七 百 六 十 九 人 増員 という こと が 盛り込ま れ て いる わけ です が 、 中長期 の 、 この 防衛 力 整備 計画 の 中 で は この 実員 について 言及 という もの が ござい ませ ん 。 今後 、 この 実員 と 定数 、 近づけ て いく ため の この 見通し という の は ある ん でしょ う か 。 今 御 答弁 あっ た よう に 、 この 検討 会 の 成果 という もの を しっかり 充足 率 の 向上 に 生かし て いただき たい と 思い ます 。   これ に もう 一つ 関連 し て 、 この 防衛 力 整備 計画 の 中 で 、 定員 について は 、 二 〇 二 七 年度 末 まで は 自衛 官 の 定数 の 総計 を 増やさ ず 、 所要 の 施策 を 講じる こと で 必要 な 人員 を 確保 する と 、 こう 書か れ て いる わけ で あり ます 。 今回 の 法 改正 の 中 でも 、 総 定員 は 維持 する ん です けれども 、 ただ 、 その 中 で 、 サイバー 防衛 隊 の 拡充 あるいは イージスシステム 搭載 艦 の 整備 等々 の ため に 、 陸上 自衛隊 の 定数 は 二 百 五 十 五 名 削減 する と 、 で 、 その 人数 を 海上 自衛隊 、 共同 の 部隊 、 統合 幕僚監部 に 定数 を 振り替える という こと が 行わ れる わけ で あり ます 。   こういう 中 で やはり ちょっと 懸念 として あり ます の は 、 今 、 南西諸島 地域 の 防衛 体制 の 強化 という こと が 政府 の 方針 として も しっかり 示さ れ て いる 中 で 、 この 陸上 自衛隊 の 定数 減 という の は 影響 し ない の か 、 これ どう 対処 し て いく の か について お 伺い し たい と 思い ます 。 ちょっと 今 の です と 、 最適 化 が どの 程度 できる の か 、 本当に 大丈夫 な の か という ところ を まだ 確信 持て ない ところ も あり ます が 、 また 今後 の 施策 について いろいろ 当 委員 会 で も お 伺い し て いき たい と 思い ます 。   ちょっと 時間 の 関係 あり ます ので 次に 行き ます が 、 今回 、 国家 安全 保障 戦略 の 中 で 、 サイバー 安全 保障 分野 で の 対応 能力 を 欧米 主要 国 と 同等 以上 に 向上 さ せる という こと が 明記 を さ れ まし た 。 これ 、 例えば 防衛 力 整備 計画 の 中 で でも 、 具体 策 として 、 陸上 自衛隊 通信 学校 を 陸上 自衛隊 システム 通信 ・ サイバー 学校 に 改編 する と 、 こういう ふう に 書い て ある わけ で あり ます が 、 ちょっと 基本 的 な ところ かも しれ ませ ん が 、 確認 を さ せ て ください 。   こう いっ た こと を 書い て ある 一方 で 、 防衛大学校 について は 特に 具体 的 な 言及 、 ここ は 私 は 見出せ なかっ た ん です けれども 、 例えば 、 報道 等 で は 、 防衛大学校 に も この サイバー 学科 の 新設 みたい な こと も 含め て 結構 いろいろ 今 出 て き て いる と 思う ん です が 、 この サイバー 領域 です ね 、 人材 強化 という 観点 で 防衛大学校 の 果たす べき 役割 について 、 是非とも これ は 大臣 から 御 答弁 いただき たい と 思い ます 。 今 の 問い に 関連 し まし て 、 この 防衛大学校 って 基本 的 に 幹部 自衛 官 の 育成 という ところ で あり ます ので 、 また 全体 の パイ という ところ と は また 違う ところ も ある という こと は 分かっ て おる わけ です が 、 この 防衛 力 整備 計画 で やはり 示さ れ た この 二 〇 二 七 年度 を 目途 に 自衛隊 サイバー 防衛 隊 等 の サイバー 関連 部隊 約 四 千 人 に 拡充 という の は 、 やっぱり 相当 ハードル は 高い ん だろ う と 思っ て おり ます 。 現在 の 規模 の 四 倍 以上 という こと です ね 。   かなり これ は いろいろ な 手 を 打っ て いか なけれ ば いけ ない です し 、 何 より も 、 先ほど も 少し 質問 あり まし た けれども 、 やはり 民間 人材 の 登用 という こと を どうしても やっ て いか なけれ ば いけ ない 。 民間 の 分野 で も 、 まさに こう いっ た 人材 という の は 今 取り合い に なっ てる 人 たち で あり ます から 、 当然 、 この 待遇 面 です とか そういった ところ も 含め て 、 これ 相当 今 の もの を 見直し て いただか なけれ ば いけ ない ん じゃ ない か と 思っ て おり ます 。   この 民間 から の 高度 サイバー 人材 の 確保 、 どう 取り組ま れる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 時間 の 関係 で 、 済み ませ ん 、 駆け足 で ここ まで お 伺い し て き まし た 。   最後 の 問い です けれども 、 今般 の 法 改正 で 、 地方 防衛 局 の 所掌 事務 に 国際 協力 を 追加 し 、 防衛 装備 品 及び 役務 に 係る 品質 管理 業務 を 日 米 相互 に 無償 で 提供 し 合う 仕組み という の が 追加 さ れ ます 。 この 取組 自体 は 、 これ まで 参議院 が 内閣 に対して 警告 決議 を 行っ て き まし た FMS 調達 改善 策 の 一環 で ある という こと も あり ます ので 、 これ は 高く 評価 し たい と 思い ます 。   その 上 で 、 同 調達 に つき まし て は 、 例えば 令 和 三 年度 、 これ 、 未 納入 額 、 未 精算 額 、 それぞれ まだ 百 二 十 三 億 円 、 四 百 億 円 と あり まし て 、 引き続き これ 課題 も 残っ て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。 今回 は 、 これ まで もろもろ 、 いろいろ な 課題 が 指摘 を さ れ て き まし た 。 それ こそ 、 価格 の 透明 性 という こと から 、 この 計算 書 と 受領 検査 調書 の 不 整合 とか 、 いろいろ いろいろ ある 中 で 、 今回 この 契約 管理 費 の 減免 という ところ について は 大きな 前進 だ と 思っ て おり ます が 、 これ 以外 の 課題 について 、 現状 の 取組 、 進捗 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 SCCM は もう しっかり 動かし て 、 今後 も 取り組み いただき たい と 思い ます 。   時間 参り まし た ので 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   本日 は 、 まず 、 防衛 省 の 設置 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に関して 二 点 、 最初 に 、 地方 防衛 局 の 所掌 事務 の 追加 に関して 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   有償 援助 、 FMS 調達 、 累次 の 会計検査院 の 指摘 が あり 、 また 、 私 は まだ この とき は おり ませ ん でし た が 、 二 〇 二 〇 年 六月 の 参議院 決算 委員 会 で 、 二 〇 一 八 年 の 決算 に関して の 警告 決議 、 FMS 調達 について 改善 す べき 課題 が 山積 し て いる こと を 遺憾 として 政府 に 改善 を 求める べき で ある という 内容 が 決議 が なさ れ て いる と 承知 し て おり ます 。   今回 の 地方 防衛 局 の 所掌 事務 の 追加 、 先 ほど 平木 理事 から も 御 指摘 が あり まし た けれども 、 これ は その 課題 の 一つ で ある 契約 管理 料 の 減免 に 係る 協定 等 が 未 締結 、 無駄 な 経費 の 支出 が ある ん で は ない か という こと に 対応 する もの だ と 理解 し て おり ます 。   まず 、 今回 、 契約 管理 料 の 減免 に 係る 協定 、 この よう な 交渉 プロセス 、 そして 今回 の 所掌 事務 の 追加 に 至っ た 経緯 について 、 防衛 省 から お答え いただけれ ば と 思い ます 。 御 回答 ありがとう ござい ます 。   まず 一 点 目 は 、 こうした 無駄 を 省く その よう な 行為 という の は 、 会計検査院 に 指摘 さ れ た から する と いう より も 、 むしろ 防衛 省 の 中 で 情報 収集 し て 自発 的 に し て いただき たい という こと が まず 一つ の お願い です 。   もう 一つ は 、 指摘 から 約 二 年 掛かっ て 今回 に 至っ た 。 これ は 時間 的 に は 掛かり 過ぎ た ん でしょ う か 、 それとも 最短 の 努力 で この 二 年 で これ が 実現 し た ん でしょ う か 、 お答え ください 。 実際 、 他国 で あれ ば 二 年強 掛かる ところ 、 コロナ 禍 の 中 で 二 年 で まとめ た という 防衛 省 の 御 努力 、 本当に 感謝 申し上げ ます 。   ちょっと これ 、 追加 という か 、 通告 に なかっ た 内容 です が 、 今年度 、 この FMS 調達 が 、 先ほど も 御 指摘 に あっ た 、 跳ね上がる わけ です ね 、 一 兆 四 千 億 。 で 、 それ の 〇 ・ 四 五 % です と 、 ざっくり 言っ て 七 十 億 ぐらい の 管理 契約 料 が ある ん です が 、 今年度 の 調達 分 から 品質 管理 料 の 減免 が 図ら れる ん でしょ う か 。 是非 、 早急 な 署名 を お願い し ます 。   防衛 費 、 今回 大幅 に 増額 を し て いく 。 ただ 、 それ は 増額 あり き で は なく て 、 必要 な 経費 を 積み重ね た 結果 の 増額 で ある と 理解 し て い ます ので 、 そこ に 無駄 が 入ら ない よう に 御 努力 いただけれ ば と 思い ます 。   今回 、 FMS 調達 の 一つ の 課題 について 無事 解決 でき た こと は 歓迎 す べき です 。   また 、 会計検査院 の この 警告 決議 の 中 で は 残り 二つ の 課題 が 指摘 さ れ て い ます 。 一つ は 、 先 ほど 平木 委員 から も 、 理事 から も あっ た よう に 、 その 未 納入 、 未 精算 問題 。 また もう 一つ は 、 計算 書 と 受領 書 の 調書 が 不 整合 で ある と 、 つまり 、 納品 する よ と いっ た もの と 実際 に 納品 さ れ た ものの 紙 の 内容 が 不 整合 で ある という 、 契約 の 中 で 余り あり 得 ない よう な こと が あっ た という 指摘 が あり まし た 。   この 二つ 目 の 計算 書 と 受領 検査 書 の 調書 の 不 整合 に関して は 、 二 〇 一 八 年度 末 で 三 十 億 だっ た の が 、 一 年 後 、 二 〇 一 九 年度 末 に は 一 億 円 に 削減 さ れ た 。 ここ に も 防衛 省 の しっかり し た 対応 が 表さ れ て いる と 思っ て おり ます 。   他方 で 、 資料 の 一 を 御覧 いただき たい ん です が 、 未 納入 、 未 精算 問題 に関して は 、 ちょっと こちら に関して は いかが な もの か と 私 自身 思っ て おり ます 。 前払 金 、 大きな 前払 金 を 払っ た に も かかわら ず 出荷 予定 時期 を 過ぎ て も 未 納入 の ケース が 、 二 〇 一 九 年度 の 場合 で 百 六 十 六 億 円 、 また 、 納入 し まし た 、 そして 実際 の 前払 金 と 差額 が あっ た 、 その 未 精算 の 部分 が 三 百 三 十 二 億 円 あっ た と あり ます 。   現状 は これ は 削減 さ れ て いる ん でしょ う か 、 防衛 省 、 お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。   御 努力 いただい て いる の は 確か だ と 思う ん です が 、 数字 を 見る と 若干 微妙 だ な と 言わ ざる を 得 ない と 思い ます 。   先 ほど 申し上げ た とおり 、 令 和 五 年度 に なる と FMS 調達 額 が 跳ね上がる わけ です ね 。 この 額 が 跳ね上がっ て 問題 も 跳ね上がっ て しまう と 、 これ は 国民 の 理解 を いただけ ない と 思う ん です が 、 調達 額 が 大幅 に 増額 さ れる 中 で 適正 な 予算 の 執行 は 確保 できる ん でしょ う か 。 是非 よろしく お願い いたし ます 。   繰り返し です が 、 防衛 費 の 大幅 な 増額 を 目指す 中 で 、 この よう な 無駄 な 経費 が いつ まで も 出 続ける 、 若しくは これ が 問題 が 大きく なっ て しまう という こと は 、 国民 の 理解 を 全く 得 られ ない 難しい 課題 に なる と 思い ます 。   まさに 今 財源 を 確保 する ため に 政府 全体 で 歳出 削減 、 一生懸命 図っ て いる 中 で 、 防衛 省 が 率先 し て 無駄 を 、 無駄 な 歳出 削減 図っ て いく べき だ と 思い ます 。 防衛 大臣 の 是非 強い リーダーシップ を お願い し たい と 思い ます が 、 お 聞か せ ください 。 是非 、 増額 し て 問題 が 大きく なら ない か どう か 、 監視 という か 見 させ て いただき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ ます 。   もう 一 点 、 自衛 官 の 定数 変更 の 部分 に関して も 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   既に 平木 理事 、 岩本 委員 の 方 から 同様 の 内容 が あり まし た が 、 今回 、 サイバー 能力 の 強化 の 中 で 、 内容 面 で は なく 人員 面 で の 手当て を する ため の 定員 変更 だ と 考え て おり ます 。 この よう な 人員 増 を 図る という 中 で 、 外部 人材 の 登用 、 内部 人材 の 育成 、 どの よう な バランス を 防衛 省 として 考え て おら れる ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   今 の 答弁 に も あり まし た よう に 、 五 年 後 に 四 千 人 という コア の 人材 を 迎える ため に 新た な 自衛 官 の 採用 制度 の 構築 という こと を 考え て おら れる という ん です が 、 どれ くらい の スピード で どういう 内容 の もの を 今 検討 さ れ て いる ん でしょ う か 。 従来 の 自衛 官 の 採用 試験 と 異なる 採用 基準 等 を 設け て 考え て おら れる ん でしょ う か 。 是非 早急 な 制度 設計 を お待ち し たい と 思い ます 。   現在 の 採用 で も 、 サイバー の 人材 を 採用 する という 募集 欄 は あり ます けれども 、 確認 し た ところ 、 毎年 一 桁 ぐらい しか 外部 人材 は 入っ て こ ない と 。 で あれ ば 、 例えば 一 年 後 、 今年度 末 に 二 千 二 百 三 十 人 まで 約 千 百 人 ぐらい の 増員 を 図ろ う と する と 、 外部 人材 は 新しい 制度 が ない 、 従来 の 制度 で は 僅か しか 入ら ない 、 という こと は 、 ほぼ ほぼ 全て 内部 人材 の 活用 という か 流用 によって この サイバー 部隊 を 強め て いく という こと に なる か と 思う ん です が 、 実際 、 今 まで 一切 サイバー に 深く 関わっ て い なかっ た 、 その よう な 自衛 官等 の 方々 が どの よう な 研修 を する こと によって サイバー 部隊 、 専門 部隊 という よう な 方 に 育成 さ れ て いく の か 、 その 期間 、 内容 、 また 養成 数等 は どの よう に 考え て いる か 、 お 聞か せ ください 。 この 内部 研修 、 本当に 重要 だ と 思う ん です ね 。 難しい ミッション だ と 思う ん です けれども 、 是非 優れ た 人材 の 育成 、 図っ て いただき たい と 思い ます 。   先 ほど の 羽田 次郎 先生 の 資料 に 、 使わ れ なかっ た 中 に サイバー の 話 も あっ て 、 これ 私 も 見 て 、 そう だ な と 。 大変 失礼 ながら 、 日本 の サイバー 防衛 体制 は 、 中国 を 高校生 と すれ ば 日本 は 幼稚園 児 で ある なん ていう 失礼 な 記述 が ここ の 新聞 記事 も 書い て あり ます が 、 その よう な 御 意見 という の は 私 も 耳 に し た こと が ござい ます 。   大変 申し訳 ない ん です が 、 この 四 千 人 という 人 あり き で は なく て 、 実効 的 な サイバー 部隊 が できる か どう か が まさに 肝要 な ポイント だ と 思う ん です ね 。   四 千 人 と なる こと が 目標 で は なく て 、 その サイバー 部隊 が 必要 な 能力 を 有する もの に なる か どう か 、 例えば 同盟 国 と の 軍事 交流 で あっ たり 実践 的 な サイバー 演習 で あっ たり 、 この 四 千 人 の チーム が 果たして 優れ た サイバー 自衛 能力 を 持つ もの な の か どう か 確認 する 必要 が ある と 思う ん です が 、 その よう な 計画 は お 持ち でしょ う か 。 是非 、 五 年 後 に でき上がっ て くる この 四 千 人 の 部隊 が しっかり し た もの で ある 、 その 実 を 取れる よう な 検証 を お願い し たい と 思い ます 。   もう 時間 に なり まし た 。 最後 の 質問 と さ せ て いただき ます 。   開発 協力 大綱 に関して は 、 申し訳 ござい ませ ん が 、 また 次回 さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 先 ほど の 、 自衛 官 の 定数 変更 に関して 最初 に 説明 を いただい た とき に 、 非常 に 根本 的 な こと で 、 先ほど も 平木 理事 も 御 指摘 さ れ まし た が 、 サイバー 部隊 を つくる ため に ほか の 部隊 を 減員 し て も 、 これ は 定員 を 減らし て も 実員 が そこ に 至っ て い ない ので 実質 的 な 人員 減 に なら ない から 大丈夫 です という 説明 を 受け た とき 、 ちっとも 大丈夫 じゃ ない な と 思っ た ん です ね 。 まさに この 実員 が 定員 に 至っ て い ない という この 状況 を 看過 す べき で は ない と 思っ て おり ます 。   自衛 官 の 志望 者 増やす 、 離職 者 を 減らす 、 待遇 改善 、 その よう な 速やか な 定員 の 充足 を 目指し た 施策 を 、 是非 、 防衛 大臣 、 しっかり 取っ て いただき たい と 思う ん です が 、 決意 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   開発 協力 大綱 、 一 問 だけ 、 大臣 に 是非 お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。   今 、 開発 協力 大綱 原案 が 出さ れ て パブリック コメント が 出さ れ て おり ます けれども 、 抜本 的 な 外交 の 強化 という 中 で 、 今回 の 大綱 における 新しい ポイント を 大臣 の 方 から お 聞か せ い た だけ ます でしょ う か 。 時間 が 参り まし た ので 、 開発 協力 大綱 に関して は 是非 次回 しっかり と 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 も 、 冒頭 、 今朝 、 ICBM らしき もの を 発射 し た 北朝鮮 に 強く 抗議 を し たい と 思い ます 。   他方 、 先 ほど 同僚 委員 から 、 政府 の 出し た J アラート 、 誤報 で あっ た と 、 是非 精度 を 上げ て ほしい という 話 が あり まし た が 、 私 は 若干 違い まし て 、 やはり 可能 性 が あっ たら すぐ J アラート 出す べき だ と 思い ます 。 空 振っ て も いい です 。 ミサイル 発射 さ れ て 、 防衛 省 から 内閣 官房 の 事態 室 、 消防庁 の 通信 システム から 各 市町村 の J アラート 通信 機 まで 、 もう 一 分 一 秒 を 争い ます から 、 可能 性 が あっ たら すぐ 出す と 。 大事 な の は 、 そういう とんでも ない 国 に 我々 が 隣接 し て 、 い つ ミサイル が 飛ん で くる か 分から ない という 常に 緊張 感 を 我々 が 持つ という こと 。 是非 失敗 を 恐れ ず に 、 決して これ は 失敗 で も ない です 、 J アラート を 早く 出し て ほしい と 思い ます が 、 むしろ 変え た 方 が いい の は 政府 の 発表 の 仕方 な ん です ね 。   政府 は こういう 発表 を し て いる ん です 。 当該 情報 を 確認 し た ところ 、 北海道 及び その 周辺 へ の 落下 の 可能 性 が なくなっ た こと が 確認 さ れ た ので 訂正 する という ん です ね 。 これ 、 訂正 する は 要ら ない と 思い ます 。 落下 の 可能 性 が なくなっ た こと が 確認 さ れ た で いい と 思う ん です 。 そう する と 、 何 か あっ たら 政府 は すぐ J アラート 出し て くれる ん だ という 安心 感 が 出 ます ので 、 空振り は 失敗 で は ない ので 、 J アラート って そういう もの だ と 思い ます ので 、 避難 する 時間 を 考える と 、 必ず 早め に 出し て いただき たい と 思い ます 。   それでは 、 本題 について お 伺い し たい と 思い ます 。 サイバー に つい て で ござい ます 。   二 〇 二 一 年 に イギリス の 国際 戦略 研究所 、 IISS が 主要 十 五 か国 の サイバー 能力 の 分析 調査 を 行い まし た 。 その 結果 、 あらゆる 分野 で 世界 を リード する 能力 を 持つ という 第 一 レベル が 、 実は アメリカ だけ だっ た ん です ね 。 第 二 レベル 、 二 番目 の カテゴリー の 、 一部 の 分野 で 世界 を リード する 能力 の ある 国々 という の が 、 何と 中国 、 オーストラリア 、 カナダ 、 フランス 、 イギリス 、 ロシア 、 イスラエル だっ た ん です 。 そして 、 一番 低い 第 三 レベル 、 一部 を 除け ば 重大 な 弱点 を 抱える 国 という の が イラン 、 ベトナム 、 インドネシア 、 マレーシア 、 北朝鮮 、 そして 日本 な ん です 。   愕然 と する ん です けれども 、 官房 副 長官 、 なぜ 我が国 は こんな サイバー 弱い ん でしょ う か 。 引き続い て お 伺い し ます が 、 今 サイバー 攻撃 を 最も 受け て いる 国 、 そして サイバー 攻撃 を 最も やっ て いる 国 、 どこ でしょ う か 。 カナダ の ブラック ベリー という 会社 の 調査 によって も 、 二 〇 二 二 年 の 九月 から 十一月 の 三 か月 で 、 やっぱり 最も サイバー 攻撃 を さ れ て いる の が アメリカ で 、 次に 攻撃 受け て いる の が 日本 な ん です ね 。 これ は 、 アメリカ が サイバー 攻撃 受ける という の は よく 分かる ん です 。 世界 の 情報 と 技術 が 最も 集積 し て い ます から 、 最大 の 標的 に なる 。 他方 、 日本 が 標的 に なっ て いる という の は やっぱり 脆弱 から な ん です ね 。 なかなか 報道 さ れ ませ ん が 、 日本 の 金融 機関 や 中小 企業 、 政府 も 、 DDoS で ある とか ランサムウエア とか いろんな 攻撃 を 受け て い ます 。   先 ほど 来 ずっと 数字 出 て い ます が 、 中国 の 人民 解放 軍 の サイバー 部隊 という の は 、 先ほど 三 万 人 という 数字 が あり まし た が 、 実は 十 七 万 五 千 人 な ん です 。 この 三 万 人 という の は 攻撃 部隊 が 三 万 人 で 、 サイバー 全体 は 十 七 万 人 以上 おり ます から 。 人口 二 千 六 百 万 人 の 北朝鮮 で すら 六 千 八 百 人 、 人口 九 百 五 十 万 人 の イスラエル は 数 千 人 の サイバー 部隊 持っ て いる と 。 これ 、 ほとんど が 攻撃 中心 、 つまり 攻撃 は 最大 の 防御 です から 。   他方 、 日本 は 僅か 八 百 九 十 人 で 、 それ を 今後 コア 要員 四 千 人 、 全体 で は 二 万 人 に 持っ て いく という の が 今回 の 肝 だ と 思い ます 。   大臣 、 数 も 大事 な ん です が 、 質 の 向上 です ね 、 先 ほど 来 話 が あり ます が 、 ここ を 是非 徹底 し て やっ て ほしい と 思い ます 。 どう でしょ う か 。 大臣 、 ありがとう ござい ます 。   二 十 数 年 前 、 私 が 初めて 当選 し た とき です ね 、 二 〇 〇 一 年 、 もう その 直後 に 九 ・ 一 一 が 起こる わけ で ござい ます が 、 その とき 、 自民党 の 安保 の 専門 の 先輩 方 から 、 近代 戦 の 入口 は まずは 空 から だ という ふう に 教わり まし た 。 今 、 空 で は なく て 、 もう 完全 に サイバー だ と 思っ て い ます 。 ドンパチ が 始まる 前 に 、 もう 既に 戦争 始まっ て いる ん です ね 。   今回 の ウクライナ も 、 実は 、 ロシア による ウクライナ 侵攻 が 始まっ た の が 二月 二 十 四 日 という ふう に 言わ れ て い ます が 、 実際 は その もう 数 十 日 前 から 攻撃 始まっ て いる という こと で 、 一月 の 十 三 日 に ウクライナ の 七 十 の 政府 機関 の サイト が ロシア に のっとら れ まし て 、 最悪 の 事態 を 覚悟 せよ と 一斉 に メッセージ が 書き換え られ て いる ん です ね 。 一 か月 後 の 二月 十 五 日 、 ウクライナ の 国防省 や 民間 銀行 が ロシア から の DDoS 攻撃 を 受け て い ます し 、 その 一 か月 後 の 、 侵攻 前夜 の 二月 二 十 三 日 に は 、 政府 機関 や 軍 関連 だけ で は なく 、 金融 、 航空 、 通信 、 官民 の インフラ ほとんど が 攻撃 を 受け て い ます 。   つまり は 、 近代 戦 という の は ほとんど が 非 軍事 な ん です ね 。 非 軍事 が 極めて 重要 で 、 ある 幕僚監部 の 話 で は 、 非 戦闘 能力 こそ が 本当 の 防衛 力 だ と 、 おおむね 非 軍事 的 手段 と 軍事 的 手段 の 割合 が 四 対 一 と 言う ん です ね 。 つまり は 、 八 割 が 非 軍事 の サイバー 等 と なっ て いる ん です 。   かつて 私 が 、 十 年 前 、 オーストラリア の ASIS という 諜報 機関 の ニック ・ ワーナー という 責任 者 や 当時 の ボブ ・ カー 外相 と 話 を し た 際 に 、 日本 の この サイバー や この 分野 が いかに 弱い か 、 したがって 、 機微 に 触れる 情報 交換 が なかなか やり づらい と 辛辣 な こと を 言わ れ た 記憶 が あり ます 。   多分 、 日 米 間 で 最も 格差 が ある の は ここ だ と 思う ん です ね 。 日 米 安全 保障 の 一番 の 弱点 は サイバー だ と 思っ て い ます 。   是非 これ は 強化 し たい と 思う ん です が 、 これ もう 防衛 省 だけ の 問題 で は ない と 思う ん です ね 。 裾野 を しっかり と 広げ なけれ ば なり ませ ん し 、 不正 アクセス 禁止 法 で ある とか ウイルス 作成 罪 で ある とか 、 我々 、 様々 な 法律 が この サイバー を 強く する 国 に なる ため の 手段 を 妨害 し て い ます ので 、 これ を しっかり と やっぱり 政府 で 研究 を し て 修正 を し て いく 必要 が ある 、 あろ う か と 思い ます ので 、 官房 副 長官 に は 是非 この サイバー に 強く なる ため の 法 整備 を 早急 に 対応 し て いただき たい と 思い ます し 、 憲法 二 十 一 条 の 通信 の 秘密 の 問題 も ある と 思い ます けれども 、 これ は やっぱり 、 サイバー という の は 領海 や 領空 の よう に 境界 が はっきり し て い ない んで 、 専守防衛 の 概念 という の は そぐわない と 思う ん です ね 。   新しい 環境 で しっかり と この 問題 対応 し て ほしい と 思い ます が 、 今日 は 文科 副 大臣 に も お越し に なっ て もらっ て い ます けれども 、 一番 の 大事 は 、 サイバー 人材 の 裾野 を 広げる こと 、 つまり は 教育 だ と 思っ て い ます 。 もう サイバー の 分野 どんどん 変わる ので 来年 の こと なんて もう 分から ない ん です よ 、 数 か月 で どんどん 変わっ て いく んで 。 若い 人材 育成 って 極めて 大事 な ん です ね 。   今 の 文科 省 における サイバー 教育 と 、 更に 強く する ため に 今後 どういう 教育 を 考え て いる でしょ う か 。 二 十 年 、 十 年 前 、 決して サイバー 先進 国 で は なかっ た ある 国 が 、 今や サイバー の 先進 国 に なっ て いる 国 が あり ます 。 イスラエル です 。   実は 、 イスラエル で は 、 小学校 、 中学校 から もう サイバー の 基礎 を 教え て い まし て 、 全て の 高校 で サイバー の 教育 課程 を 受け て 、 卒業 試験 の 必修 科目 に なっ て い ます 。 イスラエル は 徴兵 制 で 、 十 八 歳 から 、 男性 三 年間 、 女性 二 年間 、 軍隊 に 入り ます から 、 高校 で サイバー の 優秀 な 人間 は イスラエル 軍 の サイバー 部隊 に 入っ て いき ます 。 徴兵 が 終わっ た 後 、 更に 軍 の 専門 分野 に 行く か 、 大学 の カリキュラム に 入る か 、 サイバー の 民間 の 企業 に 入っ て 更に 修練 し て いく と 。 イスラエル の 大学 は 、 全て の 大学 に サイバー の 専門 的 な センター が 用意 さ れ て い まし て 、 全て の 大学 で サイバー の 専攻 が あり ます 。   こう いっ た こと を 、 私 、 まね し た 方 が いい と 思い ます 。 これ を まね し た の が 韓国 で 、 韓国 は 、 イスラエル の モデル を 参考 に し て 、 幾つ か の 学校 で 、 サイバー を 専攻 する 学生 の 学費 は 免除 し て い ます 。   今 、 全 世界 は 人 づくり 競争 を やっ て いる ん です ね 、 人 づくり こそ 国 づくり です から 。 これ 、 特に サイバー の 問題 は 、 各国 が 人 を どう やっ て つくる か という 競争 を 物すごく やっ て いる ので 、 是非 この 人 づくり 競争 に 負け ない よう に し て いただき たい と 思い ます 。 弾薬 など の 物量 で 勝て ない から こそ この サイバー で は 負け ない ん だ という ところ を 是非 お願い し たい と 思い ます し 、 この 分野 において 政府 を 挙げ て 力 を 入れ て いただき ます よう に 心から お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   防衛 省 設置 法 改正 案 は 、 安保 三 文書 に 基づき 、 自衛隊 の サイバー 攻撃 対処 や 統合 防空 ミサイル 防衛 能力 を 強化 する 体制 づくり を 進め 、 米国 の 軍事 戦略 に 日本 を 一層 深く 組み込む もの で あり 、 反対 です 。 北朝鮮 の 弾道 ミサイル 発射 は もちろん 許さ れ ませ ん が 、 軍事 的 対抗 を 強める の で は 悪循環 に 陥り ます 。 平和 外交 の 努力 こそ 求め られ ます 。   そこで 、 外務 大臣 に 伺い ます 。   政府 の ODA 、 開発 協力 大綱 は 、 非 軍事 的 協力 による 開発 協力 を 掲げ 、 それ が 平和 国家 として の 我が国 に 最も ふさわしい 国際 貢献 の 一つ で ある と し て き まし た 。 非 軍事 的 協力 が 最も ふさわしい と し て き た の は なぜ です か 。 余り はっきり し ませ ん けれども 、 平和 国家 として の 我が国 に 最も ふさわしい と 、 こういう 言い方 し て いる わけ です から 、 やはり それ が 我が国 らしい 国際 貢献 だ という 位置付け だっ た か と 思う ん です ね 。   その 国際 協力 の 在り方 を 大きく 変える の が 、 ODA と 全く 別に 進めよ う と し て いる OSA 、 政府 安全 保障 能力 強化 支援 です 。   資料 も お 配り し て おり ます が 、 同志 国 の 安全 保障 上 の 能力 や 抑止 力 の 強化 に 貢献 し 、 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 の 創出 を 目指す と いい 、 開発 途上 国 の 軍 等 が 裨益 者 、 まあ 受益 者 と なる 協力 だ と し て い ます 。 軍事 支援 です ね 。   同志 国 の 定義 は ない の だ と 政府 自身 が 認め て おり ます が 、 今年度 の 援助 国 は フィリピン 、 マレーシア 、 バングラデシュ 、 フィジー の 四 か国 だ と 先ほど も お話 が あり まし た 。 なぜ この 四 か国 な の か という 先 ほど の 羽田 議員 の 質問 に対して は 、 総合 的 に 考慮 し た という 答弁 が あり まし た 。 この 実施 方針 を 見 ます と 、 国際 紛争 と の 直接 の 関連 が 想定 し 難い 場合 に 行う と さ れ て い ます 。   しかし 、 フィリピン と マレーシア は 、 南シナ海 で 中国 と 領土 紛争 を 抱え て い ます 。 軍事 支援 は この 紛争 を 助長 する の で は あり ませ ん か 。 軍事 支援 が 、 フィリピン や マレーシア で 既に 抱え て いる 中国 と の 領土 紛争 を 助長 する こと に なり ませ ん か と 伺っ て い ます 。 お答え が あり ませ ん 。   バングラデシュ は 一帯 一路 構想 の 一つ の 焦点 で あり ます 。 中国 が 潜水 艦 や 戦車 、 戦闘 機 など 兵器 を 供給 し て き まし た 。 フィジー の ある 南太平洋 は 、 中国 が 軍民 両用 の 港湾 や 飛行場 の 開発 に 関心 を 示し 、 二 〇 一 七 年 に は 中国 軍 系 の 企業 が バヌアツ に 埠頭 を 建設 し て い ます 。   政府 が 検討 する 四 か国 へ の 軍事 支援 は 、 いずれ も 対 中国 へ の 緊張 関係 を 高める こと に なり かね ませ ん 。 それ は 、 中国 に対して 外交 上 あれこれ 物 を 言う の と は 全く 異なる メッセージ を 与える こと に なる と 思う ん です ね 。   今 お話 が あっ た よう に 、 いろいろ 手だて を 取る ん だ と 、 実施 方針 に も その よう に 書い て い ます 。 提供 し た 資機材 や 整備 する インフラ について 、 相手 国 に 目的 外 使用 や 第三者 移転 に 係る 適正 管理 の 確保 を 義務付ける 、 国連 憲章 の 目的 及び 原則 に 適合 し た 形 で 使用 する こと を 義務付ける など と し て い ます 。   これ は どう やっ て 義務付ける ん でしょ う か 。 義務 違反 を 認め た 場合 に は どう する ん です か 。 OSA は 無償 の 資金 協力 と さ れ ます ので 、 一旦 実施 すれ ば 、 レーダー で あれ 警戒 艇 で あれ 、 その 管理 と 運用 は 相手 国 に 委ねる こと に なる でしょ う 。 仮に 義務 違反 の 使用 を 確認 でき た として も 、 その 兵器 を 返せ です とか 、 あるいは 整備 し た インフラ を 取り壊し て くれ など という こと に は なら ない ん じゃ あり ませ ん か 。 今 、 以後 の 支援 を 停止 する という お話 が あり まし た が 、 つまり 、 既に 行っ た 支援 について は 、 その後 仮に 義務 違反 が あっ た として も 何らかの 対処 を する こと は 難しい だろ う という こと を 既に おっしゃっ て いる ん だ と 思う ん です ね 。   日本 政府 は 、 ミャンマー 政府 に対して 、 二 〇 一 七 年 から 一 九 年 にかけて ODA で 旅客船 三 隻 を 供与 し まし た 。 ところが 、 二 一 年 二月 、 軍事 クーデター が 起き まし た 。 二 二 年 九月 十 三 日 、 ラカイン 州 政府 の 運輸 大臣 が 、 内陸 水運 公社 の 当 州 の 部署 に 、 日本 政府 が 供与 し た 旅客船 、 キサパナディ 1 と キサパナディ 3 を シットウェ ― ブティーダウン 間 の 航行 に 向け 準備 する よう 指示 し 、 翌 十 四 日 、 この 二 隻 を 使っ て 百 人 以上 の 軍人 と 物資 を 移送 し た と いい ます 。   開発 協力 大綱 の 軍事 的 用途 へ の 使用 の 回避 原則 、 非 軍事 原則 です ね 、 これ に 反する 軍事 利用 が さ れ た の で は あり ませ ん か 。 ラカイン 州 の 警察 長 と 運輸 大臣 が 同 州 の 首相 代理 として 運輸 ・ 通信 大臣 に 送っ た 文書 で 、 二 隻 の 旅客船 が 軍事 目的 に 利用 さ れ た という こと を 報告 し て おり ます 。   NGO の ヒューマン・ライツ・ウォッチ が 外務省 に 問い合わせ た の が 昨年 九月 です ね 。 確認 を し て おり ます という 答弁 でし た が 、 半年 たっ て まだ 確認 でき て い ない ん です か 。 ですから 、 確認 でき て い ない わけ です よ ね 。 ODA で すら これ です よ 。 非 軍事 の 、 交通 の 利便 性 、 航行 安全 の 向上 を 目的 と し た ODA による 旅客船 です 。 既に こうした 事態 が 起き て いる わけ です ね 。   OSA で も 目的 外 利用 や 国連 憲章 違反 、 そういう 使わ れ 方 を 、 その 可能 性 を 否定 は でき ない ん じゃ あり ませ ん か 。 これ は にわかに は 到底 信じ 難い です ね 。 OSA の 実施 方針 は 、 防衛 装備 移転 三 原則 と その 運用 指針 の 枠 内 で 実施 する と し て い ます 。 二 〇 一 四 年 に 、 武器 輸出 禁止 三 原則 を 投げ捨て 、 解禁 し た 兵器 輸出 で あり 、 これ 自体 容認 が でき ませ ん 。   しかも 、 この間 政府 は 、 ウクライナ 侵略 を 受け 、 運用 指針 を 変え 、 紛争 当事 国 を も 支援 対象 に 加え まし た 。 自民党 と 公明党 は 、 統一 地方 選挙 の 後 、 殺傷 力 の ある 武器 輸出 まで 可能 に する ため の 更 なる 変更 の 議論 まで 計画 し て いる と いい ます 。   三 原則 の 枠 内 と 、 こう さ れ て い ます が 、 三 原則 と 運用 指針 が 変われ ば 、 OSA の 内容 も どんどん 拡大 する 。 おととい 、 与党 議員 から は 、 小さく 産ん で 大きく 育てる という よう な 発言 まで あり まし た が 、 外務省 も そういう お 考え な ん です か 。 これ は つまり 、 OSA の 対象 も 無 限定 に なっ て いく 、 護衛 艦 や 戦闘 機 、 弾薬 まで 可能 という こと に なり かね ない です 。 殺傷 力 の ある なし で 線引き は 困難 だ という 発言 も あり まし た から 。   日本 の ODA は 、 長年 軍事 支援 から 距離 を 置く こと で 多く の 国 で 中立 的 と 見 られ 信頼 を 築い て き た 。 だからこそ 、 日本 の NGO は 欧米 各国 が 入れ ない よう な 地域 で も 活動 を 許さ れる 、 そういう ケース が あっ た 。 OSA で 日本 の イメージ が 変質 し 、 NGO の 活動 に も 影響 を 及ぼし かね ない と 、 これ は 日本 国際 ボランティア センター の 今井 高樹 代表 理事 の 発言 です 。   外務 大臣 に 伺い ます が 、 この 実施 方針 を 決める に当たって 、 NGO や 学識 経験 者 など 専門 家 の 意見 を 聞か れ た ん です か 。 専門 家 の 意見 を 聞い た か どう か など について は 御 答弁 が あり ませ ん でし た 。   この OSA 実施 方針 の 決定 過程 について は 、 極めて 不透明 だ と 思い ます 。 その 記録 を 当 委員 会 に 提出 する よう 求め たい と 思い ます 。 委員 長 。 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 の 創出 と いい 、 国際 協力 まで 軍事 一辺倒 で 進める こと は 許さ れ ない と 考え ます 。   OSA の 実施 方針 は 撤回 す べき だ という こと を 申し上げ て 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   防衛 省 設置 法 等 改正 案 について は 、 安保 三 文書 に 基づく 岸田 軍拡 の 一環 で あり 、 反対 です 。   関連 し て 、 沖縄 石垣島 に 、 地元 住民 の 反対 を 押し切っ て 二 〇 一 九 年 から 四 年 かけ て 建設 工事 を 行い 、 今年 三月 に 開設 さ れ た 陸上 自衛隊 石垣 駐屯 地 について 伺い ます 。   配付 資料 一 、 二 、 四 が 石垣 駐屯 地 開設 説明 会 の 資料 で あり 、 三 が 開設 を 伝える 地元 新聞紙 の 記事 です 。   石垣島 で の ミサイル 基地 建設 について は 、 陸自 ミサイル 部隊 の 配備 により 、 台湾 有事 において 敵 の 標的 と なる という 不安 の 声 以外 に も 、 予定 地 が 絶滅 危惧 種 の 特別 天然記念物 カンムリワシ の 生息 域 で あり 、 基地 建設 により 湿地 帯 など の 生息 環境 が 破壊 さ れる と の 指摘 、 周辺 環境 へ の 騒音 被害 、 工事 中 及び 完成 後 の 交通 量 の 増大 、 新 基地 建設 による 排水 処理 の 行方 の 問題 など が 指摘 さ れ て き まし た 。   陸上 自衛隊 石垣 駐屯 地 の 概要 、 面積 、 部隊 、 人員 、 車両 、 建物 等 、 今後 の 建設 計画 など は どの よう な もの でしょ う か 。 人口 五 万 人 の 石垣 市 に 自衛隊 員 五 百 七 十 人 が 活動 する 基地 が 造ら れ た わけ です 。 地域 住民 の 生活 環境 に も 大きな 影響 が 予想 さ れ ます 。 中でも 特に 問題 と さ れ て き た の が 水 処理 の 問題 です 。 離島 は 、 歴史 的 に 水 資源 の 確保 に 苦労 し て き まし た 。 浄化槽 の 処理 後 の 排水 について は 、 駐屯 地 の 開設 後 に 初めて 明確 な 説明 を いただける よう に なり まし た 。 そういう 中 で 、 資料 四 の 施設 内 で 設営 さ れる 浄化槽 や 雨水 を ためる 調整 池 が 極めて 大 規模 で ある こと も 分かり 、 周辺 環境 に 大きな 影響 を いかに 与える か 、 徐々に 明らか に なっ て き て い ます 。   排水 処理 は 開設 さ れ て 既に 運用 が 始まっ て いる の でしょ う か 。 どの よう な 状況 でしょ う か 。 一 日 当たり それ で 何 人 分 、 どの くらい 汚水 量 を 処理 し 、 どの くらい の 排水 量 を 予定 し て い ます か 。 一概に 言え ない と いっ て も 、 どの くらい の 排水 量 な の か という の は 、 当然 計画 段階 で 分かっ て いる はず です よ 。 ちゃんと 答え て ください 。 いや 、 これ は 大事 な こと です よ 。 どの くらい の 、 浄化槽 から どの くらい 日 量 、 水 が 排出 さ れる の か という 最大 数 を しっかり 答え て ください 。 これ は 生活 排水 と 汚水 だけ です から ね 。 その こと を しっかり 答え て ください 。 そう し なけれ ば 先 が 進ま ない じゃ ない です か 。 この 建設 に当たって は 、 浄化槽 設置 計画 書 という の が 提出 さ れ て い ます 。 国 で 許可 を 、 県 に もらっ て おり ます 。 是非 、 この 資料 を 提出 する よう 、 委員 会 に 提出 する よう 求め たい と 思い ます 。 ほか の 、 宮古島 も 含め て です けれども 、 ほか の ミサイル 基地 で これ ほど の 貯水 量 を 持つ よう な 調整 池 を 造っ た 経過 が あり ます か 。 浄化槽 を 通っ た 汚水 、 あるいは 油 水 分離 装置 を 通っ た 油分 と 雨水 が 合流 し て 全て の 調整 池 に 入る 構造 に なっ て い ます が 、 水 処理 の 上 で 問題 は ない ん です か 。 宮古島 、 石垣島 を 含む 南西諸島 で は 、 歴史 的 に 水 資源 の 確保 は 島民 の 生存 に 直結 する 極めて 深刻 な 問題 で あり 続け て い ます 。   二 〇 一 九 年 に 宮古島 市 に 開設 さ れ た 陸自 宮古島 駐屯 地 で は 、 排水 は 施設 外 の 公共 用水 に 放流 する の で は なく 、 駐屯 地 内 の 施設 で 蒸発 散 方式 で 処理 し て いる と 聞い て い ます 。   宮古島 駐屯 地 で 採用 し た 蒸発 散 方式 と は 、 どの よう な 処理 方式 でしょ う か 。 なぜ 宮古島 で は 蒸発 散 方式 を 採用 し た ん です か 。 石垣 駐屯 地 で も 蒸発 散 方式 に す べき です 。 宮古島 駐屯 地 で は 既に 実施 さ れ 実績 も ある のに 、 なぜ 石垣 駐屯 地 で は 蒸発 散 方式 の 処理 を し ない の です か 。 沖縄 県 浄化槽 取扱 要綱 の 第 五 条 の 三 で は 、 第 一 項 で は 、 「 放流 先 は 、 放流 水 が 停滞 する こと なく 流れる 構造 」 と する と 規定 し て い ます 。 さらに 第 二 項 で は 、 「 放流 水 の 地下 浸透 放流 は 、 地下 水 の 汚染 に つながり 、 生活 環境 の 保全 及び 公衆 衛生 上 の 支障 を 生じる お それ が ある こと から 、 原則 として 禁止 と する 。 」 と 定め て い ます 。   防衛 省 は 、 石垣 駐屯 地 で も この 沖縄 県 の 浄化槽 取扱 要領 を 遵守 し て いる という 認識 で よろしい です ね 。 石垣 駐屯 地 の 開設 後 の 三月 十 七 日 に 石垣 市議会 で 排水 問題 に関する 質疑 が 行わ れ まし た 。 市 当局 から 、 おおむね 、 防衛 局 は 当初 、 大里 農道 開 南 交差点 西側 に 位置 する 排水 路 施設 を 改築 し 放流 を 行う 計画 を 進め て い た 。 三月 九 日 に 石垣 市 むら づくり 課 から 農業 施設 の 占有 許可 申請 の 提出 時期 について 問合せ を 行っ た 際 、 防衛 局 から 工法 変更 する 旨 の 回答 が あっ た 。 理由 は 不明 。 変更 前 は 、 ボックスカルバート を 改築 し 直接 排水 を 流し込む 計画 だっ た が 、 ボックスカルバート の 手前 の 六 メートル の ところ で 放流 する こと に 変更 し た と 。 排水 流量 や 排水 方法 が 変更 さ れる もの で は ない こと から 、 防衛 局 は 新た な 申請 は 不要 と 判断 し た 。 現在 は 仮設 の 排水 管 二 本 で 対応 し て いる が 、 五月 末 に は 大 口径 の 排水 管 一 本 に 取り替える 、 という よう な 答弁 が あり まし た 。   防衛 省 も 同様 な 事実 認識 で 間違い あり ませ ん か 。 住民 説明 会 の 資料 に も 明記 さ れ て いる 、 浄化槽 から 放流 する 、 処理 を さ れ た 水 の 放流 先 で ある 大里 農道 の 既設 排水 路 と は 、 どこ に あり 、 どの よう な 構造 でしょ う か 。 防衛 省 の 言う ボックスカルバート という の は 、 そういう 今 の 長 さ な ん です ね 。 この ボックスカルバート という の は 、 二 十 メートル の 長 さ で 、 暗渠 に も 使わ れ ます けど 、 道路 の 下 に 埋まっ て いる わけ です ね 。 その 先 も 後ろ も 何 か あり ます か 。 構造 物 が あり ます か 。 それとも 、 ただ それ だけ です か 。 防衛 省 から 、 浄化槽 から の 放水 路 の 、 宮良 川 まで の 排水 路 が 分かる 資料 として 、 配付 資料 の 六 と 七 の 汚水 計画 平面 図 の 提供 を 受け まし た 。 この 平面 図 の 七 の この 青い 太線 の 水色 は 何 です か 。 川 です か 。 二つ 入っ て いる ん です よ 。 沢 という の が 書い て ある 直線 の もの と 、 それ と 広がり が ある もの 。 これ は 二つ とも 提出 し た ん です か 、 県 に対して 。 この 矢印 が 書か れ て いる 排水 路 の 放水 経路 の 土地 は どの よう な 土地 です か 。 所有 者 や 地目 を 把握 し て い ます か 。 資料 八 を 見 て ください 。 これ は 国土 地理 院 の 資料 です 。   実は 、 今 、 ボックスカルバート という 手前 まで は 小川 が あり ます 。 でも 、 その 先 は 何 も ない ん です ね 。 どうして か と いう と 、 そのまま 、 先 は 畑 です 、 その 次 は 田んぼ です 。 その 先 は 河川 で は ない ん です よ 。 小川 で も ない 。 水 の 、 湿地 な ん です 、 湿地 帯 。 です から 、 皆さん が 言っ て いる 、 何 か 、 国土 地理 院 の 地図 で は 、 小川 は 青 で さ れ て おり ます ので 、 そういう ところ に 皆さん 放流 し て いる こと に なる ん です 。   資料 の 、 まあ 引き続き し ます けど 、 あと 、 十 の 資料 を 見 て ください 。   これ が 広大 な 調整 池 です 、 調整 池 。 この 調整 池 の 先 に ある の が この 湿地 帯 です よ 。 これ は 個人 所有 地 の 畑 や 田んぼ な ん です 、 今 は 耕作 さ れ て い ませ ん けど ね 。 ここ に は 沢 は ない ん です 。 そもそも 、 浄化槽 法 で 許さ れ ない 排出 先 な ん です 。 こういう こと を 四 年間 私 たち は ずっと 言い 続け て き た ん です よ 。 はい 。   その こと を 含め て 次回 に も 質問 し ます けれども 、 決して 許さ れ ない です よ 、 こう いっ た こと は 。   以上 です 。 日本 共産党 を 代表 し 、 防衛 省 設置 法 改正 案 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   自衛 官 の 定数 変更 は 、 岸田 政権 が 閣議 決定 し た 安保 三 文書 に 基づき 、 自衛隊 の サイバー 攻撃 対処 や 統合 防空 ミサイル 防衛 能力 、 IAMD を 強化 する もの です 。   まず 、 自衛隊 サイバー 防衛 隊 を 約 百 五 十 人 増員 する 計画 は 、 兵器 の ネットワーク 化 が 進め られる 下 で 、 自衛隊 が 米 軍 と 共同 軍事 行動 を 取る ため の 基盤 の 維持 強化 を 図る もの です 。   次に 、 イージスシステム 搭載 艦 の 導入 に 向け た 海上 自衛隊 百 四 十 人 の 定員 化 は 、 破綻 し た イージス・アショア 配備 計画 の 反省 も なく 、 巨額 の 費用 を 掛け 転用 する ため の 体制 整備 です 。 米国 の IAMD 計画 の 一翼 を 担い 、 ミサイル 防衛 と 敵 基地 攻撃 を 一体 に 米 軍 の 軍事 作戦 を 補完 する もの です 。   いずれ も 、 米 中 の 覇権 争い が 激化 し 、 軍事 的 対立 を 強めよ う と する 中 、 米 軍 が 圧倒的 優位 を 維持 強化 しよ う と する 軍事 戦略 に 日本 を 一層 深く 組み込む もの に ほかなり ませ ん 。   地方 防衛 局 の 所掌 事務 の 追加 は 、 二 〇 二 二 年 十二月 に 合意 さ れ た 日 米 間 の 相互 政府 品質 管理 に 係る 取組 に 基づき 、 米国 から の 有償 軍事 援助 、 FMS 調達 で 日本 が 品質 管理 費用 の 減免 を 受ける 代償 として 、 従来 は 米 国防総省 が 職員 を 派遣 し て 実施 し て い た 在日 米 軍 の 装備 品等 の 調達 に 係る 品質 管理 業務 を 肩代わり する もの です 。   これ により FMS 調達 額 を 年間 二 十 億 円 程度 削減 できる と いい ます が 、 安保 三 文書 に 基づく 二 三 年度 予算 は 、 FMS 調達 額 を 前年度 の 四 倍 以上 と なる 一 兆 四 千 七 百 六 十 八 億 円 も 計上 し て い ます 。 空前 の 大 軍拡 こそ 中止 す べき です 。   平和 な 東アジア の ため に 今 行う べき は 、 軍事 的 対抗 を 強め 対立 を あおる こと で は なく 、 緊張 緩和 の ため の 平和 外交 の 実践 で ある こと を 強調 し 、 討論 と いたし ます 。 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   会派 を 代表 し て 、 防衛 省 設置 法 等 の 一部 を 改正 する 法律 案 に 反対 の 立場 から 討論 し ます 。   本 法案 は 、 自衛隊 サイバー 防衛 隊 の 体制 強化 と イージスシステム 搭載 艦 導入 に 伴う 海 自 百 二 十 一 名 増 を 含む 自衛隊 定数 の 変更 と 、 トマホーク など の 大量 購入 に 伴う FMS の 増加 に 対応 し て 、 地方 防衛 局 が 装備 品 の 品質 管理 を 掌握 できる よう に する もの です 。   本 法案 は 、 安保 三 文書 に 基づく 岸田 政権 の 軍拡 の 一環 です 。 安保 三 文書 、 岸田 軍拡 は 、 米国 バイデン 政権 の 中国 封じ込め を 目的 と する 統合 抑止 戦略 と 自ら 軌を一に する と 称し て はばから ない もの です 。 台頭 する 中国 を 軍事 的 、 経済 的 、 国際 政治 的 に 封じ込める こと は 、 後退 する 米国 の 国益 に は なっ て も 、 中国 と は 地理 的 、 歴史 的 に も 不可分 な 関係 を 有し 、 経済 的 に 密接 な 日本 の 国益 に は 必ずしも 合致 する もの で は あり ませ ん 。 この まま 安保 三 文書 、 岸田 軍拡 に 突き進め ば 、 日本 は 台湾 有事 において ウクライナ 型 の 代理 戦争 を 戦う 羽目 に なり かね ませ ん 。   中国 軍 と 米 軍 の 西太平洋 地域 で 保有 する ミサイル の 数 の 差 、 いわゆる ミサイル ギャップ を 埋める ため に トマホーク の 大量 購入 を 始め と する 自衛隊 の スタンドオフミサイル 装備 を 正当 化 する の が 、 安保 三 文書 に 言う 反撃 能力 の 保有 という 論理 です 。 反撃 能力 の 保有 、 トマホーク の 横須賀 、 舞鶴 、 佐世保 の イージス 艦 へ の 配備 、 今後 進め られる 南西諸島 へ の 自衛隊 スタンドオフミサイル の 配備 、 米 軍 、 自衛隊 の 基地 共同 使用 と 、 民間 港 、 空港 の 軍事 利用 促進 は 、 米 軍 戦略 に 沿っ て 日本 列島 中 に 中国 の ミサイル の 標的 を 分散 さ せ 、 日本 を 戦場 に し て 、 日本 の 国土 で 被害 を 受け止め 、 自衛隊 や 一般 市民 など 日本 国民 の 死 を 受け入れる もの で 、 絶対 に 容認 できる もの で は あり ませ ん 。   フランス の マクロン 大統領 は 、 四月 九 日 の 報道 で 、 最悪 な の は 、 台湾 の 問題 について 、 アメリカ の 歩調 や 中国 の 過剰 な 反応 に 合わせ て ヨーロッパ の 国々 が 追随 し なけれ ば なら ない と 考える こと だ と 述べ まし た 。 日本 は 、 この 姿勢 を 参考 に 、 少なくとも 日本 と 米国 の 国益 は 一致 し ない 点 が ある こと を 前提 に し た 日本 独自 の 外交 ・ 安全 保障 政策 を 追求 す べき です 。   安保 三 文書 に 基づく 岸田 軍拡 による 米国 へ 追従 する 政策 の 再考 、 特に 、 抑止 力 一辺倒 の 安全 保障 政策 で は なく 、 外交 中心 の 安全 保障 へ の 政策 転換 を 求め て 、 本 法案 へ の 反対 討論 と いたし ます 。   ありがとう ござい まし た 。 私 は 、 ただいま 可決 さ れ まし た 防衛 省 設置 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に対し 、 自由民主党 、 立憲 民主 ・ 社民 、 公明党 、 日本 維新 の 会 及び 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 各派 共同 提案 による 附帯 決議 案 を 提出 いたし ます 。   案文 を 朗読 いたし ます 。         防衛 省 設置 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に対する 附帯 決議 ( 案 )     政府 は 、 本法 の 施行 に 当たり 、 次 の 諸点 について 適切 な 措置 を 講ずる べき で ある 。   一 、 隊舎 ・ 宿舎 の 老朽 化 対策 及び 女性 用 区画 の 整備 、 市街地 から 離れ た 遠隔 地 に 勤務 する 自衛 官 の 利便 性 向上 を 含む 生活 関連 施設 及び 備品 ・ 日用 品等 の 整備 、 予備 自衛 官等 の 充足 率 向上 の ため の 採用 条件 ・ 訓練 等 制度 の 見直し の 検討 といった 取組 によって 自衛隊 員 の 処遇 及び 生活 ・ 勤務 環境 の 一層 の 改善 を 図る こと 。   二 、 令 和 四 年 九月 から 実施 さ れ て いる 特別 防衛 監察 において 、 千 四 百 十 四 件 も の ハラスメント 被害 の 申出 が あっ た こと 等 を 重く 受け止め 、 セクシャルハラスメント を 含む ハラスメント の 根絶 の ため 、 早急 に 戦略 性 及び 実効 性 の ある 計画 的 取組 を 策定 する こと 。 また 、 その 際 に は 、 ロジック モデル 等 の ツール を 活用 し た 実効 性 の ある 施策 の 策定 など 、 ハラスメント の 根絶 の PDCA サイクル の 実効 性 の 確保 に 努める こと 。       右 決議 する 。   以上 で ござい ます 。   何とぞ 委員 各位 の 御 賛同 を お願い 申し上げ ます 。 自由民主党 の 堀井 巌 で ござい ます 。 早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 、 陸上 自衛隊 ヘリコプター の 事故 から 今日 で 二 週間 と なり まし た 。 殉職 さ れ た 隊員 の 方々 に 心 より 哀悼 の 誠 を ささげ たい と 存じ ます 。 そして 、 十 名 全て の 隊員 の 方々 が 御 家族 の 元 に 一 日 も 早く 戻れる こと を ただただ 願っ て おり ます 。   これ まで の 捜索 の 状況 、 また 事故 原因 等々 について 、 現在 まで に 分かっ て いる こと を 教え て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   厳しい 安全 保障 環境 の 中 で 、 我が国 の 平和 を 守る ため 、 そして 国民 の 身体 、 生命 、 財産 を 守る ため に 、 身 を 賭し て 国防 という 崇高 な 任 に 当たっ て こ られ た この 十 名 の 隊員 の 皆さん に 、 心 より 敬意 と 感謝 を 申し上げ たい と 存じ ます 。   そして また 、 今 、 上司 や 同僚 の 事故 に 遭わ れ た 中 で 、 多く の 隊員 の 方々 が 御 家族 の ケア 、 そして また 捜索 、 また 海上保安庁 の 方々 も 含め て 様々 な 活動 に 一生懸命 従事 さ れ て いる と 思い ます 。 そういった 隊員 の 方々 に対して 、 大臣 の 方 から 一言 お願い し たい と 存じ ます 。 是非 頑張っ て いただき たい と 存じ ます 。   次に 、 手当 について 、 自衛隊 員 の 方々 の 手当 について 質問 し たい と 存じ ます 。   私 、 先日 の 質問 で 地域 手当 について 質問 さ せ て いただき まし た 。 茨城 県 土浦 市 に ある 霞ケ浦 の 駐屯 地 に 勤務 する 方 は 一 〇 % の 地域 手当 が 出る 、 しかし 、 その 隣 の 阿見 町 に ある 土浦 駐屯 地 に 勤務 する 方 は ゼロ % で ある と 、 こういう こと に なっ て い まし た 。 ちなみに 、 茨城 県 職員 の 方 は 茨城 県内 どこ で 勤務 し て い て も 六 % という ふう に なっ て いる わけ で ござい ます 。 この 辺 について 、 是非 、 何らかの 工夫 なり 改善 が でき ない か という こと を 申し上げ まし た 。   それ に 併せ て 、 今日 は いわゆる 異動 の 際 の 手当 について 質問 し たい と 思い ます 。   これ は 、 国家 公務員 も 含め て 、 まあ 自衛隊 員 の 方 も そう です けれども 、 異動 する 場合 に は この 地域 手当 の 異動 保障 という の が 二 年間 にわたって 行わ れ ます 。 それ と 、 広域 異動 手当 という もの が ある という ふう に 、 これ が 三 年間 ある という ふう に 承知 を いたし て おり ます 。   しかしながら 、 現行 制度 で あり ます と 、 端的 に 言え ば 、 市ケ谷 に 勤務 し て い た 方 が やっぱり 遠く に 、 例えば 沖縄 方面 に 行っ た とき に は どんどん 金額 が 下がっ て いく という の が 今 の この 異動 の 実態 で 、 手当 の 現行 の 仕組み で ござい ます 。   これ は 、 やっぱり 国防 の 任 に 当たる 方 という の は 、 むしろ 本当に 重要 な 地域 に 派遣 を さ れ て そこ で 活躍 する こと が 求め られ て おり ます ので 、 一般 職 の 国家 公務員 の この 広域 の 異動 に対する 手当 の 考え方 を もちろん 原則 と し ながら も 、 自衛 官 に 即し た この 手当 の 考え方 という の が やはり 重要 で は ない か と 思う ん です けれども 、 その 点 について 防衛 省 の 見解 を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   大臣 、 是非 、 これ は 事務 ベース だけ で は なかなか 解決 し ない かも しれ ませ ん 。 しかし 、 隊員 の 、 現場 で 頑張っ て いる 隊員 の 方々 の 声 聞く と 、 やっぱり この 手当 に対する 声 が 大きい 。 私 も 直接 伺い まし た 。 大臣 、 是非 この 点 御 留意 いただき たい と 存じ ます 。 一言 だけ お願い でき ませ ん でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   次に 、 外務省 の 方 に 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 、 外務 大臣 に 伺い ます 。   G7 長野 県 軽井沢 外相 会合 が 私 は 成功裏 に 終わっ た という ふう に 存じ て おり ます けれども 、 その 会合 の 成果 について お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 特に 中国 等 と の 関係 について 、 G7 、 どの よう な 結束 も 確認 でき た の か という こと も 併せ て 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 五月 の G7 サミット に つながっ て いく こと を 期待 し て おり ます 。   次に 、 海面 上昇 について 伺い ます 。   太平洋 島嶼 国 は 、 気候 変動 によって 海面 上昇 、 大変 危惧 を し て い ます 。 その こと によって いわゆる 領海 の 基線 が 変更 さ れ て しまう こと も 危惧 を し て いる 。 その こと について は 、 やはり 日本 も そういった 国々 の 国際 法 上 における 主張 について も しっかり 深い 理解 を 示し て いる という ふう に 私 は 承知 し て おり ます けれども 、 この こと は そういった 国々 と の 関係 において も 非常 に 重要 な こと だ という ふう に 思い ます 。   こう いっ た 海面 上昇 に 伴う この 基線 の 考え方 について 日本 として どの よう に 取り組ん で いか れる の か 、 伺い たい と 思い ます 。 時間 の 関係 で 、 あと 二 問 続け て 質問 し たい と 思い ます 。   日本 の この 外交 戦略 上 、 二つ 質問 し たい ん です が 、 一つ は 、 やっぱり 情報 戦 、 偽 情報 対策 を 含め て です ね 、 しっかり と この 情報 戦 、 情報 収集 、 分析 、 そして 発信 能力 の 強化 、 AI 等 を 活用 し て 抜本 的 に 行っ て いく こと が 重要 で は ない か と 。 特に 外務省 の 場合 は 様々 な 言語 に 通暁 し て い られ ます ので 、 外務省 として も しっかり と し た 強化 の ため の 予算 を 確保 し て いく 必要 が ある ん で は ない か という ふう に 思い ます 。   もう 一 点 は 、 中南米 諸国 で 日系 人 の 方々 の 存在 という の は 、 これ 、 私 も 中南米 諸国 に 訪れ た とき に は 、 本当に これ は 日本 外交 の 財産 だ という ふう に 思い ます 。 こう いっ た 日系 人 と の つながり という の も 外交 戦略 上 極めて 重要 で は ない か という ふう に 思い ます けれども 、 この 二 問 、 併せ て 質問 し たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 で ござい ます 。   先ほど も 堀井 委員 から も あり まし た けれども 、 陸上 自衛隊 の ヘリ の 事故 について 幾つ か お 伺い を し たい と 思い ます 。   日々 状況 が 明らか に さ れ 、 先ほど も 御 報告 あり まし た 。 現在 、 六 名 の 隊員 が 発見 さ れ 、 五 名 が 引き揚げ られ て 、 死亡 が 確認 さ れ た という こと です 。 機体 の 一部 も 発見 さ れ 、 四 名 が 実は いまだに 発見 さ れ て い ない と 。   お 亡くなり に なら れ た 隊員 の 御霊 に 心から 哀悼 の 意 を 表する とともに 、 隊員 の 御 家族 に お悔やみ を 申し上げ たい と 思い ます 。   また 、 懸命 な 救助 活動 を 行っ て いる 海上 自衛隊 艦艇 、 海 空 自衛隊 航空機 、 陸上 自衛隊 の 部隊 及び 海上保安庁 の 皆様 に も 敬意 と 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   また 、 地元 の いろんな 漁船 等 、 漁業 関係 者 の 方 も 救助 活動 に 応援 を いただい て いる と 聞い て おり まし て 、 この こと も 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   水深 百 メートル を 超える 海底 で の 作業 という の は 過酷 を 極める と 察し て おり ます が 、 大臣 に おか れ まし て は 、 もう 十分 に 、 この 救助 に 当たっ て いる 隊員 の 疲労 や 厳しい 作業 という こと も あり 、 その こと について も 御 留意 いただき ながら 作業 を 進め て いただけれ ば という ふう に 思っ て おり ます が 、 大臣 から 一言 まず いただけれ ば と 思い ます 。 よろしく お願い し ます 。   幾つ か 事実 関係 だけ 確認 を さ せ て いただき ます 。   調査 委員 会 立ち上がっ て いる と 思い ます けれども 、 現実 に は 、 レーダー が 消失 し た 地点 から 北 北東 に 約 四 ・ 二 キロ 離れ た 水深 百 六 メーター の 海底 で 機体 は 発見 さ れ て い ます 。 その 四 ・ 二 キロメートル 離れ た ところ まで 移動 し て いる に も かかわら ず 、 レーダー に は 捕捉 さ れ ず に 、 これ だけ 離れ た ところ で 見付かっ た という こと で ござい まし て 、 まだ 原因 等 は 調査 中 という こと だ と 思い ます が 、 どういう 原因 が 考え られる の か 、 現状 で よろしい ので お答え いただけ ます でしょ う か 。 まあ 一定 の 距離 が あり ます から 、 時間 が あっ た という ふう に 見よ う と 思え ば 見れる と 。 で 、 救命具 の 装着 が ない 、 使用 が ない という こと も 含め て 、 脱出 も なかなか し にくい 状況 だっ た という の が どういう 状況 か は 、 私 も 全く 専門 家 で は ない ので 分から ない ん です けれども 、 少し 、 そこ について は 調査 委員 会 で 原因 究明 を し て いただき たい と 思い ます し 、 二 問 目 、 フライトレコーダー 発見 さ れ て いる の か と 聞こ う と 思い まし た が 、 今 お答え あっ た よう に 、 まだ だ という こと です ので 、 フライトレコーダー が 発見 さ れ 次第 、 いろんな 解析 を お願い し たい と 思い ます 。   前回 の 質疑 で お願い し た ん です が 、 四月 の 六 日 午後 に 実施 さ れ た この 航空 偵察 は 一体 い つ どの 時点 で 意思 決定 が さ れ た の か お 伺い し たら 、 委員 会 で は そこ は 後で お知らせ し ます という こと だっ た ので 、 お答え いただけ ます でしょ う か 。 そう な ん です ね 。 お答え いただい た ので よく 分かっ た ん です けれども 、 二 十 九 日 に 、 師団 長 着任 の 前 の 日 に 計画 を 、 師団 の 中 で 計画 を し て 、 着任 し て 、 翌日 着任 さ れ て 、 三 十 一 日 着任 式 と 。 で 、 三 日 に 師団 長 が この 計画 で いこ う という こと を 決め られ た という こと で ござい ます 。   この間 も 申し上げ まし た よう に 、 五 日 、 六 日 、 その後 中国 の 艦船 が この 周辺 で 非常 に 活発 な 動き が あっ た もの です から 、 この 計画 を そのまま 実施 し た の が よかっ た の か どう か という こと も 含め て 、 調査 委員 会 で 御 議論 いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   この とき の 我が国 周辺 海域 における 中国 軍 の 動向 について 、 新しい こと が 分かれ ば 御 報告 し ます という こと を 大臣 に 前回 の 質疑 で 言っ て いただい た ん です けれども 、 中国 と の 関連 等々 、 大臣 、 何 か 新しい こと が 分かれ ば 、 確認 でき た こと が あれ ば 、 お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。 明確 な お答え を いただき まし た 。   一方 で 、 実は 十 日 から 十 五 、 十 六 日 にかけて 中国 海軍 の 宮古島 や 沖ノ鳥島 等 で の 活動 は 極めて 活発 に 行わ れ て おり まし て 、 この こと について は 多少 ちょっと 気 に は なる な と いう の が 思い ます ので 、 ここ も 、 防衛 大臣 として は 、 この 初めて 来 た 空母 の 山東 を 始め として 非常 に 活発 に 動き が 十 日 から 十 六 日 まで あっ た という こと について は 、 大臣 は どの よう に 今 お 考え な の か を お知らせ いただけ ます か 。 全く 私 は その こと は 前回 の 委員 会 から も 否定 を し て おり ませ ん ので 、 殊更 に 中国 の 艦船 の 演習 と この 事故 を 結び付ける という こと も 私 は この間 から 余り し て おり ませ ん ので 、 そこ は 今 の 御 説明 を 理解 し て いる つもり で ござい ます 。 ただ 、 頻繁 に こういう 演習 が 行わ れる と 、 やっぱり 緊迫 し た 緊張 感 ある 任務 が 多く なり ます ので 、 そこ も 含め て 御 留意 いただけれ ば と 思い ます 。   航空 事故 調査 委員 会 、 今 の 現状 の 開催 状況 について お答え ください 。 機体 の 回収 等 が あり ます から 余り 慌てる こと は でき ない と 思い ます が 、 速やか に 原因 究明 を お願い し たい という ふう に 思い ます 。 そう で ない と 、 この 機体 、 全国 で 今 運用 止まっ て いる はず です ので 、 その こと も 含め て 御 留意 いただけれ ば と 思い ます 。   続き まし て 、 四月 の 十 三 日 、 北朝鮮 から 弾道 ミサイル が 発表 さ れ まし た 。 私 は 、 J アラート の こと は 前回 の 委員 会 で 榛 葉 委員 が 言わ れ た とおり だ と 思っ て おり まし て 、 我が国 領土 内 に 、 特に 北海道 に 着弾 する 可能 性 が ある 限り は J アラート は 鳴らし て おか なけれ ば いけ ない こと だ と 思い ます ので 、 それ は その とおり だ と 思い ます 。   ちょっと 別 の 観点 から お 伺い を し たい と 思い ます 。   まずは 、 日本 の 領土 内 に 北朝鮮 から の ミサイル が 着弾 する 軌道 で あっ た 、 予測 が さ れる よう な ミサイル が 発射 さ れ た の は 、 過去 に は あり まし た でしょ う か 。 そう な ん です ね 。 初めて な ん です ね 。 これ 、 結構 重たい こと だ と 思っ て おり ます 。   それから 、 北朝鮮 の 報道 という か 、 相手 側 は 、 新型 の 固体 燃料 を 使用 し た 三 段式 の 長距離 弾道 ミサイル だ と 言っ て い ます し 、 火星 18 と 新しい 名前 の ミサイル を 言わ れ て い ます 。 この 火星 18 、 それ から 三 段式 の ICBM の 発射 も 、 この 二つ の 点 について も 初めて という こと で よろしい です か 。 我が国 の 領土 内 に 着弾 する かも しれ ない と 予測 さ れ た の も 初めて 、 それから この 火星 18 とか 固体 燃料 、 さらに は 三 段式 も 初めて 、 非常 に 懸念 を せ ざる を 得 ない 状況 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   そう する と 、 大臣 、 これ 途中 で レーダー から 消失 し まし た けれども 、 一方 で は 、 日本 の 領土 に 着弾 する かも しれ ない という こと で J アラート を 出さ れ た 、 それ は 僕 は 先 ほど 申し上げ た よう に 理解 は し て いる ん です が 、 これ 本来 なら 迎撃 態勢 を 取る 可能 性 も ある という こと です か 。 これ 、 落下 地点 について 政府 から 正式 に 発表 が 出 て い ませ ん が 、 落下 地点 について の 把握 は さ れ て いる という ふう に 思っ て いい ん でしょ う か 。 という こと は 、 まだ 今 は 分析 を し て いる 最中 で 、 落下 地点 について は 特定 、 日本 政府 は し て い ない という こと です ね 。 韓国 の 軍 の 方 で は 落下 地点 は この 辺 だ という こと を 発表 し て いる よう です ので 、 この ずれ と いう か 、 日にち の ずれ も 含め て 分析 を し て いただい て 発表 いただけれ ば と 思い ます し 、 その 発表 いただけれ ば 、 日本 の 領土 内 に 着弾 する はず だっ た の が ここ に 落下 し て いる と 、 その ギャップ について の いろんな 解析 等 も できる と 思い ます ので 、 そこ について は 、 これ 実は J アラート を 出さ れ て 一旦 国民 に 避難 を お願い し て いる 限り は 、 こう いっ た こと について も しっかり 説明 を し て いただか ない と 不安 が 広がる ので 、 そこ は よろしく お願い し たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 よろしく お願い し ます 。   もう 一 点 、 破壊 措置 命令 は 自衛隊 法 の 八 十 二 条 の 三 に 基づい て 現状 は 出さ れ て いる という 認識 な ん です 。 大臣 の 記者 会見 も 一応 その よう に は 言っ て いる ん です が 、 若干 曖昧 な 表現 を さ れ て い まし て 、 破壊 措置 命令 は 二 〇 一 六 年 から 常時 発令 さ れ て いる 状況 だ という こと で よろしい です か 。 そして 、 加え て 言う と 、 二 〇 一 八 年 の 時点 で 、 当時 は その 破壊 措置 命令 による 常時 展開 を 解除 し た という 報道 も 出 て いる ん です ね 。 これ は 事実 か どうか 分かり ませ ん 。   先 ほど 、 迎撃 態勢 は 取れる 状況 だっ た という ふう に 統括 官 は おっしゃっ て おら れる ん です が 、 これ 、 本当に 我が国 の 領土 に 着弾 を し なかっ た ので 良かっ た と 僕 は 思っ て い ます けれども 、 もし 我が国 の 領土 に 着弾 を さ れる よう な 事態 に なる と 、 相手 から の 攻撃 を 受け た こと に なり ます 。 そう する と 、 なぜ 迎撃 し なかっ た の か という 議論 が 出 て き て 、 加え て 、 態勢 は 本当に 取れ て い た の か と 。   二 〇 一 八 年 の 時点 で 一旦 常時 展開 を 解除 し て いる という 報道 も 出 て い ます ので 、 若干 その こと の 事実 関係 を 確認 し たく て 今 御 質問 し た ん です が 、 お答え に なら れ ない と 思い ます けれども 、 私 の 問題 意識 について 、 大臣 、 何 か あれ ば おっしゃっ て いただけれ ば と 思い ます 。 これ もう 衆議院 で も 議論 あっ た と 思い ます が 、 仮 の 話 で 恐縮 です けれども 、 北海道 に 防衛 省 の 予測 どおり 着弾 を し て い た と さ れ たら 、 これ は 武力 攻撃 事態 に なる という こと で よろしい ん でしょ う か 。 まあ まあ それ は 当然 の こと だ と 思い ます 。 よろしく お願い し ます 。   これ 、 着弾 し なかっ た から 良かっ た ん です が 、 着弾 し て い たら 多分 大騒ぎ です 。   先 ほど 、 迎撃 の 準備 の 態勢 は 整っ て い た と 統括 官 おっしゃっ た ん です が 、 じゃ 、 その とき に 誰 が 意思 決定 を し て 迎撃 を し て いる の か どう か 、 意思 決定 どうし て いる の か 、 総理 まで に 上げ て 意思 決定 し て いただく 時間 が あっ た の か 、 J アラート の 発出 の 時間 から 見 て も なかなか 厳しい な という ふう に 率直 に 思い ます ので 、 今回 の この こと も 含め て 、 対応 について は 国民 に 信頼 足る よう に 御 説明 いただき たい と 思い ます が 、 どうぞ 、 統括 官 。 別に 正直 に 言っ て いただい た から 、 僕 、 別 に 責める 気 は ない ん です けど 、 レーダー から 消失 し た 、 訂正 し ます という 発表 し た こと で も 実は 手のうち を さらし た こと に なる の で は ない か という ふう に 実は 懸念 を し て おり まし て 、 そこ も 含め て 、 今 統括 官 が 言わ れ た こと を 僕 は 理解 し て いる つもり です けれども 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   いろんな こと が あっ て 、 今日 は ほか の こと を 実は 用意 し て い た ん です が 、 ちょっと 今 の こと 、 気 に なっ た ので 、 質問 さ せ て いただき まし た 。   最後 に 、 外務 大臣 、 日 中 の 外相 会談 で 中国 に 行か れ 、 また 、 先般 、 つい この間 です が 、 G7 の 外相 会談 と 、 本当に 日々 外交 努力 を し て いただい て いる こと に 心から 敬意 を 表し たい と 思い ます 。 また 、 外相 の コミュニケ も 非常 に 大部 な 、 詳細 な もの を 発表 し て いただい た こと に も 御苦労 いただい て いる という ふう に 思い ます 。   一方 で 、 スーダン の 状況 も あり ます ので 、 これ も 防衛 大臣 と 連携 を 取っ て いただい て 、 邦人 保護 について も 御 努力 を いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   本来 、 今日 実は 私 聞き たかっ た の は 、 今度 の 質問 の 機会 に やり ます が 、 お 手元 に 資料 を 配ら せ て いただい て いる ん です が 、 アステラス の 日本人 が 拘束 さ れ て いる こと も 含め て 、 二 〇 一 五 年 だけ でも 中国 による 邦人 拘束 事案 という の は こんなに ある わけ です 。 で 、 現実 の 問題 として 言う と 、 懲役 五 年 とか 六 年 とか 実刑 を 食らっ て いる 場合 も あっ て 、 今回 の アステラス の 社員 の 方 について 言え ば 非常 に 懸念 を し て おり まし て 、 大臣 が 中国 に 行か れ て 、 向こう で この 邦人 を 返せ と 、 邦人 を 釈放 しろ と いう こと を 強く 言わ れ た と 思い ます が 、 その とき の 中国 の 対応 とか 様子 とか 、 これ だけ 邦人 が 拘束 さ れる と 、 やはり 日本 企業 も 中国 に 出す に当たって 非常 に リスク を 背負う こと に なり ます し 、 この それぞれ 拘束 さ れ て いる 方々 が どれほど 法的 に 根拠 が あっ て 中国 が 拘束 し て いる の か どう か 等 も 含め て 少し 大臣 と やり取り を さ せ て いただき たい と 思っ た ん です が 、 今日 は もう 時間 が 来 まし た ので 次回 に 譲り ます が 、 今後 とも 是非 、 まずは アステラス の 社員 の 方 の 釈放 に 向け て 御 努力 を いただき たい と 申し上げ 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   先 ほど 、 堀井 先生 と 福山 先生 から も 言及 あり まし た が 、 私 も 、 まず 、 宮古島 の 陸自 ヘリ の 事故 について 、 任務 を 果たす 中 で 亡くなら れ た 五 名 の 隊員 の 方 の 御 冥福 を お祈り する と 同時に 、 突然 愛する 家族 を 失っ た 御 遺族 に 心 より お悔やみ を 申し上げ ます 。 ほか に も 隊員 と 見 られる 一 名 の 姿 が 確認 さ れ た という こと です が 、 一 日 も 早く 全て の 隊員 が 御 家族 の 元 に 帰ら れる こと を 私 も 切に 祈っ て おり ます 。   先 ほど 、 大和 総括 官 から フライトレコーダー について の 言及 ござい まし た が 、 報道 で 私 見 た だけ な ん です が 、 海 自 ヘリ の 場合 は その 防水 加工 が さ れ て いる という こと です けど 、 陸上 の 場合 は 任務 が 、 陸自 の 場合 は 任務 が 主 に 陸上 という こと で 、 その 陸自 の ヘリ の フライトレコーダー は 防水 で は ない という よう な もの も 読ん だ ん です が 、 実際 、 今回 は いかが だっ た ん でしょ う か 。 そうすると 、 その 防水 という 面 において は いかが な ん でしょ う か 。 例えば 、 水 に つかっ て その データ が 失わ れ て しまう よう な こと という の は ある ん でしょ う か 。 本当に フライト ・ データ ・ レコーダー が この 事故 の 原因 等 を 解明 する 一番 の 鍵 と なる と 思う ので 、 それ が 何とか 早く 見付け 出さ れる こと を 祈っ て おり ます 。   それでは 質疑 に 移り ます が 、 林 外務 大臣 、 本当 、 G7 長野 県 軽井沢 外相 会合 、 本当に お疲れさま でし た 。 食材 です とか お 酒 です とか お菓子 に 至る まで 、 ふんだんに 地元 食材 を 活用 し て いただい た こと を 本当に 、 信州 名産 の 木曽 漆器 や 七味唐辛子 を お 土産 に し て いただい たり 、 食材 から お 土産 まで 本当に 信州 の いい 宣伝 に なっ た と 思い ます 。 地元 を 代表 し て 感謝 を 申し上げ ます 。 ありがとう ござい まし た 。 外務省 の ウェブサイト に は 産地 や メーカー など の 詳細 な 情報 も 掲載 し て くださっ て いる ので 、 それ を 見 た 多く の 方 が 信州 各地 を 訪れ て いただけれ ば 幸い と 思っ て おり ます 。   ただ 、 残念 な こと に 、 ジョン ・ レノン の 「 イマジン 」 の 演奏 という の が さ れ なかっ た という ふう に 報道 で 見 て おり ます が 、 ただ 、 ブリンケン 国務 長官 と フランス の コロナ 外相 の 誕生 日 祝い を ディナー でし た 際 は 、 万平 ホテル の アップルパイ 、 これ ジョン・レノン が 好き だっ た という こと で 出し て いただい た と 思う ん です が 、 その 万平 ホテル に は たしか ピアノ が あっ た と 思う ので 、 そこで 是非 弾い て いただき たかっ た な と いう こと は ある ん です が 、 それ は それ と し て です ね 。   十 八 日 に 発表 さ れ た 共同 声明 、 G7 外相 コミュニケ の 中 で ロシア に対する 制裁 を 強化 する という ふう に あり ます が 、 考え られる 制裁 強化 の 内容 が どの よう な もの な の か という こと と 、 また 、 ロシア を 支援 する 第三者 に対して も 深刻 な コスト に 直面 する と あり ます が 、 第三者 です とか その 深刻 な コスト という の は 何 を 意味 し て いる の か 、 御 説明 いただけ たら と 思い ます 。 この 第三者 を 明か せ ない という の は 分かる ん です けど 、 この 深刻 な コスト という の は 、 むしろ 抑止 の 意味 で は はっきり 表明 さ れ た 方 が いい よう な 気 も する ん です が 、 いずれ に し て も 、 まだ その 広島 の G7 サミット に 向け て 詳細 は 詰め て いる という こと です ので 、 また その 際 の 発表 という の を お待ち し たい と 思い ます 。   共同 声明 の 中 に ジェンダー 平等 について も 盛り込ま れ て い まし た が 、 G7 で 唯一 LGBTQ に 基づく 差別 を 禁ずる 法令 が ない この 議長 国 日本 に対して 各国 から 様々 な 要請 が あっ た の で は ない か と 推察 し て おり ます 。   今後 、 どの よう に 御 対応 さ れる お 考え か 、 林 大臣 に 伺い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 人権 感覚 を 疑わ れる こと が ない よう に 早急 に お願い し たい という こと は 決算 委員 会 で も 岸田 総理 に 申し上げ た ところ です が 、 是非 、 林 大臣 の リーダーシップ も 期待 し たい と 思い ます 。   次に 、 先 ほど 福山 先生 から も 質問 あり まし た が 、 私 も 、 四月 十 三 日 の 朝 、 北朝鮮 から 発射 さ れ た 弾道 ミサイル について 伺い たい と 思い ます 。   同日 の 当 委員 会 で も 関連 質問 さ せ て いただい て おる ん です が 、 その後 の 分析 の 結果 、 ミサイル が 固体 燃料 型 で あっ た か 、 又は 一段 目 の エンジン は 標準 の 軌道 で 、 二 、 三 段 目 が ロフテッド 軌道 で あっ た か という 確認 は まだ 分析 中 だ という 御 答弁 あっ た と 思い ます 。 そういう 意味 で は 、 浜田 防衛 大臣 が 十 四 日 の 記者 会見 で 、 現在 分析 中 で もう少し 時間 が 欲しい という ふう に おっしゃっ て い た ん です が 、 まだ その 分析 結果 が 出る まで 相当 な 時間 が 掛かる という こと な ん でしょ う か 。 その 辺 、 時間 的 な 部分 で は どう でしょ う 。 ありがとう ござい ます 。 その 分析 結果 を お待ち し て おり ます 。   先 ほど 、 J アラート 、 エムネット で の 直ちに 避難 、 午前 八 時 頃 に 北海道 周辺 に 落下 する もの と 見 られる という 発信 が あっ て 、 これら の ミサイル について 、 三 十 分 以上 発信 する まで に 時間 を 要し て いる ん です が 、 その 理由 について は 、 どうして こんなに 時間 が 掛かっ た の か という こと を 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 是非 とも しっかり と し た 分析 も し て いただき たい です し 、 少し でも 早い その 発出 という の を 是非 とも お願い し たい と 思い ます 。   落下 地点 も まだ 分析 中 という お話 でし た し 、 あと 、 そもそも 最初 に 、 北海道 に 落下 する お それ が ある という 、 その 落下 地点 について も 当然 詳細 は 明か せ ない という お話 で 、 陸上 な の か 、 海上 な の か 、 若しくは どの 地域 な の か 、 せめて その 辺 だけ でも 教え て いただけれ ば な と 思っ た ん です けど 、 そこ も やはり 難しい という お話 で よろしい でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   十 七 日 に 韓国 ソウル で 五 年 ぶり と なる 局長 級 の 日 韓 安全 保障 対話 が 開か れ た と 承知 し て おり ます が 、 これ 、 ミサイル の 発射 を 受け て 開か れ た の か 、 それとも 、 事前 に 予定 さ れ て い た 会合 で 、 たまたま 新型 ミサイル が 発射 さ れ た 四 日 後 に なっ た という こと でしょ う か 。 ミサイル の 追尾 の 情報 共有 等 に そご を 来し て 、 その こと を 修正 する 意味 も 兼ね て 開か れ た の か な という ふう に 思い まし た けど 、 そういう わけ で は ない という こと で 承知 いたし まし た 。   当初 の 軌道 どおり に もしも 北海道 周辺 に 落下 する こと が あっ た と し たら 、 本当に 大 惨事 を 起こし かね ない 極めて 危険 な 行為 だっ た と 思い ます が 、 政府 は 北京 の 大使館 ルート を 通じ た いつも どおり の 抗議 だっ た と 思い ます が 、 その レベル を 一 段 上げ て 、 例えば 、 我が国 の 国連 大使 が 北朝鮮 大使 に 抗議 する とか 、 国民 や 国際 社会 が 分かる 形 で その 厳しい 抗議 を 行う 必要 が あっ た と 考え ます が 、 林 大臣 の 御 見解 を お 聞か せ ください 。 その 大使館 ルート の 抗議 について は 以前 も 質問 さ せ て いただい て 、 ファクス を 送っ て いる 説 も あり ます し 、 電話 を 掛け て も 出 て もらえ ない という 話 も あり ます が 、 ただ 、 そうした こと で は なく て 、 やはり 、 国際 社会 に 訴える という 意味 で も 、 開か れ た 場所 で 北朝鮮 の 関係 者 に対して しっかり と 抗議 する という 姿勢 を 見せる べき で あっ た ん で は ない か と 思い ます が 、 改めて 、 大臣 、 いかが でしょ う 。 ありがとう ござい ます 。   十 一 日 の 当 委員 会 で 、 ミサイル 攻撃 を 想定 し た 国内 の 避難 施設 や シェルター について 質問 を さ せ て いただき まし た 。 これ に対して 、 政府 から 、 コンクリート 造り の 堅牢 な 建物 や 地下 施設 に 避難 する こと が 有効 と の 御 答弁 が あり 、 再度 私 から は 、 全く 思い当たる 場所 が ない よう な 田舎 で は 、 ミサイル 発射 の 一報 を 受け て も 何 も でき ず 、 ただ 茫然 する しか ない 方 が たくさん いらっしゃる ん じゃ ない か という 趣旨 の 発言 を さ せ て いただき まし た 。   この こと に 関連 する か 気 に なっ た ん です が 、 先日 、 国土 交通省 が 令 和 四年度特殊地下壕実態調査結果 という もの を 発表 さ れ て おり ます 。 令 和 五 年 三月 時点 の 全国 に 現存 する 地下 ご う について 一覧 形式 で 取りまとめ た もの な ん です が 、 私 の 地元 の 長野 県 に も 十 八 の 地下 ご う が 現存 し て おっ て 、 そのうち 危険 な 地下 ご う が 三つ あっ た という こと です 。   この 調査 を 行っ た 目的 について 御 説明 いただけれ ば と 思い ます 。 私 として は 、 長野 県 で 確認 さ れ た 危険 な もの を 除く 十 五 の 地下 ご う では 、 それで どれ ほど の 住民 を カバー できる か 分かり ませ ん が 、 それでも 現存 する 地下 ご う を 強靱 化 し て シェルター 化 する こと で 近隣 住民 にとって 選択肢 の 一つ として 利用 できる 可能 性 が ない の か な という ふう に 考え た ん です が 、 地下 ご う が シェルター として 利用 できる 可能 性 について の 御 見解 という の が あれ ば 教え て ください 。 本当 、 全国 に ある 安全 が 確認 さ れ た その 地下 ご う という の を 有効 活用 できれ ば コスト 削減 とか 住民 の 安心 に も つながる と 思い ます ので 、 是非 研究 を し て いただき たい と 思い ます 。   今 まさに スーダン から の 邦人 避難 し て いる 最中 です が 、 もしも 台湾 で の 情勢 が 緊迫 し た とき に 、 邦人 のみ なら ず 、 台湾 に 在住 する 多く の 外国 人 の 避難 も 予想 さ れ まし て 、 これ まで 日本 政府 も 各国 に対して 日本人 の 避難 の とき に お願い し て き た という 経緯 も 考え ます と 、 その 他国 の 政府 から 自 国民 の 輸送 とか 一時 避難 を 要請 さ れる こと も 想定 さ れ ます が 、 日本 における 外国 人 の 一時 避難 、 一時 退避 受入れ に関して 政府 として どの よう な 準備 、 検討 を し て おら れる の か 、 教え て ください 。 時間 と なり まし た ので ここ で 終わり ます が 、 アフガン 撤退 の とき も かなり 混乱 し た 状況 に なっ て い まし た ので 、 命からがら 逃げ て くる 人 は 少し でも 救助 できる よう に お願い いたし ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   私 から も 、 まず 冒頭 、 陸上 自衛隊 第 八 飛行 隊 の ヘリ の 事故 で お 亡くなり に なり まし た 隊員 の 皆様 に 心から の 哀悼 を ささげ たい と 思い ます 。 また 、 御 遺族 の 皆様 に も お 見舞い を 申し上げ たい と 思い ます 。   まだ 要 救助 者 四 名 が 発見 に 至ら ない という 御 報告 を 先 ほど お 伺い し まし た 。 一 日 も 早い 発見 、 探索 に 努め て いただき ます よう 、 政府 に お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 早速 質問 に 移ら せ て いただき ます 。   まずは 、 十 八 日 まで 行わ れ まし た G7 の 軽井沢 外相 会合 、 林 大臣 、 大変 に お 疲れ さ まで ござい まし た 。   幾つ か 質問 まず さ せ て いただき たい ん です が 、 開催 前 から 、 この 軽井沢 という 場所 で なぜ やる の か とか 、 あるいは 今回 サイド イベント を 例えば 最小限 に 抑える 、 あるいは 招待 国 、 広島 の サミット の 場合 です と 、 韓国 や オーストラリア 、 ウクライナ 、 こう 拡大 し た 枠 で やる という 形 が 今 言わ れ て いる わけ で あり ます が 、 今回 は G7 と EU と 、 欧州 という 形 の 限っ た 開催 に なっ た という ふう に お 伺い を し て おり ます 。   改めて 、 先 ほど 羽田 委員 の 方 から も あり まし た けれども 、 この 軽井沢 で やっ た 、 そして この 限ら れ た メンバー で 濃密 に 議論 し た という こと 、 そういった こと の 今回 の この 会合 の 狙い と 、 実際 に やっ て み て それ が 達成 でき た の か 。 コミュニケ 読ま せ て いただく と 、 この 文字 に なっ た ところ は 我々 も 追う こと が できる わけ で あり ます が 、 その 文字 に なら なかっ た 部分 も 含め て 是非 成果 を 御 披露 いただけ たら と 思い ます 。 各種 会合 、 今 開か れ て いる わけ で あり ます が 、 とりわけ この 外相 会合 という の は 広島 サミット に 直結 する 大事 な テーマ を 扱っ て いただい た という ふう に 思っ て おり ます 。   そして 、 ちょっと 個々 具体 の 、 では 、 話 に 移っ て いき たい と 思う ん です が 、 一つ は 、 これ 、 初日 の 十 六 日 に は インド 太平洋 に関する ワーキング ディナー という こと で 開い て いただい て 、 また 、 翌日 十 七 日 午前 に も インド 太平洋 セッション という こと で 開催 を さ れ て おり ます 。 改めて 、 G7 唯一 の アジア の 国 として この インド 太平洋 という こと を しっかり テーマ に 掲げ て いただい て 、 また 、 この G7 の 中 で の 理解 醸成 と 、 そして 何 より も 、 今 世界 の まさに 基軸 と いう か 中心 に なっ て いる G7 として の この 結束 を つくっ て いただく という の は とても 大事 な こと だ という ふう に 思っ て おり ます 。   こういう 中 で 、 ただ 、 いろいろ これ まで 事前 に 報道 も 出 て き た わけ です けれども 、 G7 、 本当は 一枚岩 じゃ ない ん じゃ ない か という 声 を 上げる ところ も ある わけ です ね 。 例えば 、 特に 台湾 情勢 をめぐりまして は 、 さき の フランス の マクロン 大統領 が 訪中 さ れ た 際 に ちょっと 距離 を 置く よう な 発言 を さ れ た という こと も 報道 さ れ て おり ます し 、 あるいは 北朝鮮 という ところ を 見 た とき に も 、 我々 から する と 、 北朝鮮 は とにかく 、 この 二 十 年 ぐらい 、 もう 核 の 開発 、 ミサイル の 発射 も 含め て 、 安保理 決議 違反 を とにかく もう ひたすら 繰り返し て いる 常連 の 国 な わけ です けれども 、 そこ の 、 ただ 、 付き合い 方 という の は 、 恐らく 欧州 の 国 、 距離 が 遠い という こと も ある と 思い ます けど 、 やはり 一様 で は ない 。 外交 関係 が ある 国 も あれ ば ない 国 も ある という 中 で 、 どの 程度 この インド 太平洋 という こと に しっかり 関心 を 持っ て 、 かつ これから コミット し て いく の か 、 この こと が やはり 今回 問わ れ て いる ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   この 点 について 、 大臣 から 成果 という こと を お 聞き し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   なかなか 、 この コミュニケ に なっ た もの 、 文字 を 読む と 、 認識 で 一致 し た とか 、 支持 が 表明 さ れ まし た とか 、 重要 性 について 一致 し た とか 、 そう な の かも しれ ない けれども 、 今後 、 じゃ 、 G7 として どう 事 に 当たっ て いく の か という こと が なかなか やっぱり 伝わり づらい ん だろ う と 思っ て おり ます 。 こういう 中 で 、 今 、 この テーマ で 御 議論 を 定例 化 し て いく こと も 含め て 大臣 に 今 リーダーシップ を 発揮 し て いただい て いる という ふう に 御 答弁 いただき まし た ので 、 今後 また 引き続き よろしく お願い し たい と 思い ます 。   もう 一 問 、 外相 会談 について 、 先ほど 林 大臣 の 方 から も 触れ て いただき まし た 核軍縮 ・ 不 拡散 に 向け て の テーマ で ござい ます 。   今回 、 議論 に 上げ て いただき まし て 、 この 会談 の 中 で 一致 点 、 G7 として どう いっ た ところ を 確認 でき た の か という こと と 、 あわせ て 、 この 核 の 問題 を 扱う 上 で は どうしても この G7 の 関係 国 だけ で は 収まら ない わけ です ね 。 一つ は 、 やはり この 核 による 今 威嚇 を 行っ て いる ロシア という こと が あり ます し 、 もう 一つ は 、 この 透明 性 向上 の 議論 に どうしても 背 を 向け て いる 中国 を どう 我々 の 議論 に のせ て いく の か という こと が 、 巻き込ん で いく の か という こと が やはり これから の 核 管理 において も 極めて 重要 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   この 会合 の 成果 という こと とともに 、 ロシア 、 中国 と どう この 核 に 向け て 、 まあ ある 意味 話合い を 進め て いく の か 、 林 大臣 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 関連 し て 一 問 、 これ 外務省 に お 伺い し たい ん です けれども 、 これ まで 核 を 語る とき に 必ず 、 世界 の 核弾頭 の 九 割 以上 は 米 ロ で 持っ て いる ん だ と 、 だから この 米 ロ 二 国 を しっかり まず 議論 に 巻き込ま なきゃ いけ ない ん だ という こと が よく 言わ れ て き まし た 。 今 これ に 中国 が 加わり つつ ある わけ で あり ます けれども 、 今 々 の 時点 で いき ます と 、 この 中国 が 核弾頭 の 数 増やし て き た こと も あっ て 、 今 、 核弾頭 九 割 を どうも 米 ロ は 切っ て いる ん じゃ ない か とか という こと が 一つ 言わ れ て いる わけ です ね 。   これ 、 実は 中国 だけ の 話 で は あり ませ ん で 、 今回 も G7 の 外相 会合 参加 さ れ た 国 の 中 に は アメリカ 、 フランス 、 イギリス と 核保有 国 が 入っ て いる わけ で あり ます けれども 、 ちょっと 私 気 に なっ て いる の は 、 イギリス が 実は 一昨年 、 この 核 の 核弾頭 の 数 を 、 上限 を 二 百 二 十 五 発 から 二 百 六 十 発 に 引き上げる という こと を 表明 し て い ます 。   これ 、 理由 は 中国 や ロシア の 脅威 に 対処 する ため という こと な ん です が 、 ある 意味 、 この 核保有 国 の 間 に しっかり と 日本 が 働きかけ ながら この 核軍縮 の 在り方 リード し て いか なけれ ば いけ ない という こと も ある わけ です けれども 、 同時に 、 核 を 持た ない 国 、 非 核兵器 国 の 理解 も 得 ながら これ 当然 やっ て いか なけれ ば いけ ない わけ で あり ます 。 こういう 中 に あっ て 、 この 英国 が 核保有 国 として 、 今 、 ある 意味 、 安全 保障 上 の リスク は 高まっ て いる から 自分 の 国 は 増やし ます という の は 、 端的 に 言う と NPT の 第 六 条 違反 を 言わ れ て も 仕方 ない よう な 状況 な ん だろ う と 思っ て おり ます 。   こういう ところ も 含め て 、 しっかり と 国際 社会 の 理解 を 得 られる よう な 取組 、 これ 日本 が リード し て いただき たい と 思っ て いる ん です が 、 この 点 、 外務省 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 これ 、 イギリス も 、 いわゆる 上限 の 数 を 引き上げる という こと で あり ます から 、 純粋 に 実は そのまま 増やし た という こと で は ない という こと も 私 も 理解 を し て おり ます 。   その 中 で 、 やはり これ は 、 今 の 国際 賢人 会議 の 前 の 賢人 会議 です ね 、 あそこ でも やはり あり まし た けれども 、 核 抑止 は 危険 な 基盤 だ という こと を 、 まさに ある 意味 危機 が 高まっ て いる 中 で 、 結局 その 抑止 を し 合う ため に 増やさ なけれ ば いけ ない という 逆 の 方向 に 今 働き つつ ある という こと だ と 思っ て い ます 。 これ を 、 やはり しっかり と 国際 社会 に も 理解 を 得 られる よう な 形 で 議論 、 日本 が リード し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   もう ちょっと 質問 用意 し て おり まし た が 、 時間 に なり まし た ので 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   冒頭 、 両 大臣 に 御 質問 いたし ます 。   今般 、 防衛 費 の 大幅 な 増額 の ため 、 政府 は 今後 、 その 財源 の 一部 を 増税 によって 国民 負担 を お願い する 、 その こと を 視野 に 入れ て いる と 理解 し て おり ます 。   先般 の 財務省 の 報告 で は 、 国民 負担 率 、 現在 が 四 六 ・ 八 % 、 これ に 財政 赤字 を 加え た 潜在 的 な 負担 率 は 五 割 を 超え 、 五 三 ・ 九 % です 。 この よう な 状況 の 中 で 、 国民 に 負担 を お願い する 前 に 、 我が 党 として は まず 徹底 し た 歳出 削減 を 図る べき だ と 訴え て おり ます 。 そして 、 行政 に対して 徹底 し た 歳出 削減 を 求める 前 に 、 まず 我々 立法府 の 人間 が 自ら 歳費 削減 等 無駄 を 省く 努力 、 姿勢 を しっかり と 打ち出す こと が 必要 だ と 考え ます 。   我が 党 は 、 昨年 、 旧 文通 費 の 改革 を 提案 し 、 昨年 の 国会 中 に 案 が まとまり 、 そして 昨年 の 国会 中 に 結論 を 得る と の 与野党 合意 が なさ れ まし た 。 その よう に 承知 し て おり ます 。 ただ 、 その後 、 この 約束 が 果たさ れ て い ない まま 現在 に 至っ て いる 。 これ で は 、 歳出 削減 の 努力 を し ます と 言い ながら 、 我々 の 立法府 の 人間 として の 覚悟 を 示せ ない 、 そして 、 やる やる と 言い ながら やら ない という 、 政治 不信 を 増長 さ せ て しまう ん で は ない でしょ う か 。   岸田 内閣 の 中 で 責任 ある 、 また 与党 の 重鎮 で ある 両 大臣 に 、 この 問題 を 放置 し た まま で よい か どう か 御 意見 を 賜り たい と 思い ます 。 お願い し ます 。 私 は 昨年 当選 し た ばかり で 、 その 過去 の 経緯 という こと は よく 、 そこ の 場所 に い た わけ で は ない ん です けれども 、 もう 議論 は 経 て 合意 が 得 られ た という ふう に 理解 し て おり ます ので 、 是非 それ を 前 に 進める 、 約束 し た こと は しっかり 行う と いう こと が 我々 立法府 が その 政治 不信 を 国民 から 取り除く 大事 な 姿勢 だ と 思い ます ので 、 是非 両 大臣 の 、 与党 の 議員 として の 立場 として 、 是非 前向き に こちら 取り組ん で いただき たい という こと を 冒頭 に お願い 申し上げ ます 。   最初 に 、 防衛 装備 品 の 開発 、 生産 基盤 の 強化 法案 、 まだ 法案 審議 に 入っ て おり ませ ん が 、 防衛 産業 の 強化 の ため の 法案 として 非常 に 重要 で ある と 思い まし て 、 今回 質問 さ せ て いただい て おり ます 。   今回 の 様々 な 要素 の 中 の 一つ として 、 防衛 装備 品等 の 契約 における 秘密 の 保全 措置 が 今回 変わる という こと で 、 二 十 七 条 、 二 十 八 条 で 、 こちら について 、 今 まで は 契約 上 の 守秘 義務 しか 掛かっ て こ なかっ た 、 これ を 法律 上 の 守秘 義務 に 変える という ふう に 説明 を いただき まし た 。   これ は 、 もう 既に ある 特定 秘密 保護 法 と の 関係 は どの よう な 位置付け に なる ん でしょ う か 。 御 説明 ありがとう ござい ます 。   配付 資料 の ところ に 今 の 説明 の 内容 、 書い て ある か と 思い ます 。 まさに この 省 秘 の 部分 で 今回 措置 という ところ 、 これ が 今回 の 法案 で 手当て さ れる 部分 で 、 特定 秘密 、 特定 防衛 秘密 について は 既に 手当て 済み で 、 省 秘 の 部分 、 保 秘 の ランク の 低い もの について も 今回 手当て を する と 。   しっかり 手当て を する こと 自体 は 良い 方向 性 で は ない か と 思い ます 。 ただ 、 安全 保障 上 最も 重要 と 思える 防衛 装備 品 に関して 、 今 まで 措置 を し て い なかっ た もの を 今回 措置 を とる という こと について の 立法 事実 は 何 な ん でしょ う か 。 従来 の 契約 上 の 保 秘 義務 で は 不都合 な 事案 が 生じ た から 今回 措置 を とる の か 、 それとも 、 国際 的 な スタンダード として これ が 常識 的 な 法体 系 だ から 我が国 も それ に 合わせ た もの な の か 、 その 辺り の 背景 を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。 今 御 説明 の 中 に あっ た 万が一 という こと で 、 実際 に 問題 が 起こっ た わけ で は なく 、 転ば ぬ 先 の つえ として 措置 を とっ て いる もの だ と 理解 し て おり ます 。   今回 の 防衛 装備 品等 の 基盤 強化 の 法案 、 全て 新しい 試み だ と 思い ます ので 、 全て の こういう 施策 について も PDCA サイクル を しっかり やり ながら 、 これ で 決まり 、 これ で 固まっ た という こと で は なく 、 より 良い 体制 を 目指し て いく という こと で 、 私 たち も 見守ら せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   サプライ チェーン の 調査 について 、 第 八 条 で 書か れ て い ます 。 非常 に 重要 な 情報 を 防衛 省 として 徴 取 し たい という 意図 は 分かる ん です が 、 今回 の 企業 の 回答 は 法的 義務 で は なく て 努力 義務 と なっ て い ます 。 一段 ちょっと 義務 の 力 が 弱い わけ です が 、 法的 義務 で ない 努力 義務 に し た その 意図 を 御 説明 ください 。 防衛 産業 の 強化 の ため に 、 今回 の 法案 で は 、 サプライ チェーン の 強靱 化 の ため に 防衛 省 が お金 を 出し て しっかり と 安定 し た サプライ チェーン を 守っ て いく という こと 、 この 方向 性 は 非常 に 優れ て いる と 思い ます 。   ただ 、 もう 既に 今 、 現時点 で 行っ て いる サプライ チェーン の 調査 に関して は 、 先般 の レク で も 二 割 から 三 割 ぐらい の 回答 しか ない と 。 防衛 省 として 十分 に 把握 が でき て い ない 中 で 、 今回 その サプライ チェーン を 強靱 化 する ため に お金 を 出す 、 その 計画 を 認定 する という の は 少し まだ ハードル が 高い の か な と 思う ん です ね 。   防衛 大臣 が 、 今後 、 民間 企業 の 方 から 装備 品 安定 製造 等 確保 計画 を 認定 し て ほしい と 認定 の 申請 が 出さ れ た 際 に 、 実際 どういう サプライ チェーン が そこ に ある の か が 分から なけれ ば 、 認定 す べき か どう か 判断 は 難しい と 思う ん です 。 その サプライ チェーン について の 情報 は 非常 に 重要 な 判断 材料 に なり ます けれども 、 例えば この 計画 を 提出 する 事業 者 が 、 サプライ チェーン の 回答 に関して は 、 努力 義務 で は なく て 前提 条件 と いう か 法的 な 義務 に す べき で は ない か と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   この 点 に関して も 、 やはり PDCA が 必要 だ と 思い ます 。   今 は 想定 さ れ て ない と 思い ます が 、 これ 質問 で は あり ませ ん けれども 、 その サプライ チェーン の 調査 を 粉飾 し た と 、 民間 側 が 、 そんな こと が あっ て 、 それ を 防衛 省 の 方 が 見抜け ない で そのまま 認定 し たり し たら えらい こと に なり ます ので 、 やはり 私 として は 、 この サプライ チェーン の 報告 、 これ 情報 漏えい が 、 防衛 省 の 方 は 罰則 が ある けど 、 民間 の 方 は 罰則 が ない という の が 今 の 時点 の 現状 だ と 思い ます 。 もちろん 、 協力 を 広げ て いく という 点 で は 少し ずつ ステップ 、 ステップ を 踏ん で いく という こと で は ある と は 思う ん です けれども 、 同じ 条件 で しっかり と し た サプライ チェーン の 情報 を 確保 し た 上 で 、 それ を 防衛 省 として しっかり と 支援 し て いく という 体制 は 今後 必要 な ん で は ない か と 私 の 方 は 考え て おり ます 。   続い て 、 今度 は 、 防衛 装備 の 移転 の 円滑 化 に関して の 基金 の 創出 の 部分 、 これ も この 法案 の 中 、 入っ て おり ます 。 いろんな 内容 が たくさん 入っ て い て 、 すごい 難しい な と 思い ながら 勉強 さ せ て いただい て おり ます が 、 今回 の 基金 の 設立 に関して は 、 どの よう な 法人 が この 指定 支援 法人 に なる こと を 想定 し て いる の か 、 まず 第 一 点 、 お 聞か せ いただき たい の と 、 今回 の 基金 の 設立 の 目的 という の は 、 防衛 装備 品 を 海外 に 移転 する 際 に 、 防衛 省 の 方 が 、 そのまま 移転 し て は いけ ない と 、 この 重要 な 情報 に関して は 仕様 を 変え たり 性能 を 変え たり し て 重要 な 情報 が 外 に 出 ない よう に 防衛 省 の 要請 で 装備 を 修正 し て いく 、 その ため の 費用 を 民間 で は なく て 防衛 省 の 方 で 、 防衛 省 という かこ の 基金 の 方 で 手当て を する という の が 今回 の 基金 の 設立 の 趣旨 だ と 思っ て おり ます 。   この 設立 趣旨 は よく 分かり ます 。 これ を通して 民間 の 企業 が 装備 移転 を もっと 円滑 に し て いく 、 海外 に 売り込み やすく し て いく 、 そして 基盤 を 強化 し て いく 、 この 趣旨 は よく 分かる ん です 。   ただ 、 将来 的 に は 、 この 民間 企業 が 補助 金 を 受け なく て も 自主 的 に 持続 可能 な 経営 を 目指す べき だ と 考え て おり ます 。 こうした 基金 が 未来永劫 続く 、 補助 金 が いつ まで も 入る という こと が 前提 と なっ た 企業 運営 を する と 、 依存 が 出 たり とか 、 イノベーション 、 企業 努力 が そがれ たり する 危険 性 も ある ん で は ない か と 思う ん です 。   企業 の 予測 可能 性 、 予見 可能 性 、 将来 の 防衛 産業 の 将来 像 という もの を 見 た とき に 、 補助 金 を 逐次 こつこつ と 投入 し て 永劫 続け て いく の か 、 短期 的 に 集中 し て 入れ て 、 そして 将来 的 に は もう 補助 金 なし で 動ける よう な 、 その よう な 民間 企業 、 防衛 産業 を つくっ て いく の か 。 そういう 姿 を 防衛 省 として どういう こと を 考え て いる の か が こういう 基金 の 運営 に 関わる 方針 で は ない か と 思っ て おり ます 。   今回 の 基金 について 、 政策 目標 が 達成 さ れ たら 解散 する 、 そういった こと も 視野 に 入れ て おら れる ん でしょ う か 。 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   基金 を つくる 、 防衛 省 として 大事 な 一 歩 だ と 思う ん です けれども 、 政府 全体 から すれ ば 、 やはり 基金 が どんどん 増え て いく 、 そして 政策 目的 が 達成 し て も 基金 が 残り 続ける という の は 財政 の 肥大 化 に も つながっ て いく と 思い ます ので 、 やはり 我々 として は 、 つくっ て 、 そして 目的 が 達成 さ れ たら その後 どう する の か という こと も しっかり と 念頭 に 入れ て 、 また 防衛 産業 を どういう 姿 に する か という こと も 考え ながら 基金 の 運用 を 是非 お願い し たい と 思い ます 。   続い て 、 いつも さ せ て いただい て い ます が 、 開発 協力 大綱 について 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 たくさん 聞き たい こと ある ん です が 、 今日 、 また 来週 の 決算 委員 会 で も 続け て 御 質問 し たい と 思っ て おり ます 。   今日 は オファー 型 の 協力 の 推進 について お 伺い し たい と 思い ます 。   今回 の 大綱 案 の 中 で この よう な 記載 が 入り まし た 。 共 創 の 中 で 、 共 創 という の は 共に 創る の 共 創 です ね 、 の 中 で 生み出さ れ た 新た な 社会 的 価値 や 解決 策 も 活用 し つつ 、 ODA 、 OOF 等 様々 な スキーム を 有機 的 に 組み合わせ て 相乗 効果 を 高め 、 日本 の 強み を 生かし た 魅力 的 な メニュー を 作り 、 積極 的 に 提案 し て いく オファー 型 協力 を 強化 する という 内容 です 。   今回 、 この オファー 型 協力 という の が 大綱 に 初めて 入っ て き た と 思い ます けれども 、 大綱 に この 記載 を 盛り込ん だ 問題 意識 について 、 まず 大臣 に お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   大臣 が 今 おっしゃら れ た 能動 的 な 協力 、 これ 非常 に 大事 だ と 思い ます 。 我々 が 、 限ら れ た 大事 な 予算 で 付け て いただい た ODA を 戦略 的 に 実施 し て いく ため に は 、 受け身 で は なく て 積極 的 に 、 能動 的 に 提案 を し て いく 。   ただ 、 それ を する ため に は 、 相手 国 と の 対話 、 協議 、 これ を しっかり 行う こと 、 そして 、 相手 国 が どんな ニーズ を 持っ て いる の か 、 一方 的 な 押し 付け の よう な オファー で は なく て 、 本当に 喜ば れる 、 意義 の ある 、 その よう な 提案 を し て いく ため の 情報 収集 能力 が 欠か せ ない と 考え ます 。 その ため の 人 や 組織 を 広げ て いく こと が 重要 な ん で は ない か と 思う ん です 。 そういう 点 について も 、 民間 企業 、 また NGO 等 の 市民 社会 、 CSO と 連携 し て いく 、 得意 分野 に 特 化 し て 役割 分担 を し て いく こと が 重要 だ と 考え ます 。   案件 情報 を 集め たり オファー 内容 を 作成 し たり する こと について 、 将来 的 に 外務省 、 JICA という の は どの よう な 役割 を 果たす べき な の か 、 政府 の 見解 、 お 聞か せ ください 。 これから オファー 型 協力 の 実施 体制 について は 検討 が 進む という こと です が 、 官民 の 連携 で とどまら ない で 、 官民 の 分担 という 具体 的 な 実施 方法 について 役割 を 明確 に し て いく 、 それ を 分掌 化 し て いく こと が 今後 の 運用 の 大事 な 指針 に なっ て いく と 思い ます 。 是非 御 検討 いただけれ ば と 思い ます 。   開発 協力 大綱 に は ない 話 です けれども 、 この OSA 、 政府 安全 保障 能力 強化 支援 について も 少し お 伺い し たい と 思い ます 。   今年度 、 二 十 億 円 の 予算 措置 が なさ れ 、 初めて こう いっ た もの が 執行 さ れる わけ です けれども 、 今 まで 、 非 軍事 原則 に 基づい て 、 軍 等 が 裨益 者 と なる ODA 無償 協力 は 限定 的 で しか 行わ れ て こ なかっ た 。 そうした 中 で 、 今回 二 十 億 円 の 予算 執行 を 見込める だけ 案件 要請 という の は ある ん でしょ う か 。 御 説明 ありがとう ござい ます 。 今 の よう な 話 で 、 案件 は 既に ある程度 想定 は さ れ て いる という こと は 理解 し まし た 。   ただ 、 今後 、 こう いっ た OSA 、 これ も まさに 始まっ た ばかり で 、 質 の 高い 良い 案件 を しっかり と つくっ て いく 、 これ も 将来 的 に は オファー 型 が 必要 な の か と 思う ん です が 、 果たして 、 今 まで こういう 案件 について 取り扱っ て こ なかっ た 、 ODA しか 扱っ て こ なかっ た 大使館 体制 、 JICA の 体制 で こういう 案件 を しっかり 状況 を 把握 し たり する こと は 可能 な の か どう か 。 今 挙げ られ た 四つ の 箇所 に 防衛 駐 在官 が おら れる か どう か 、 その 辺り は ここ で は お 伺い し ませ ん が 、 そういう 防衛 駐 在官 が いる 大使館 で あれ ば まだ いい かも しれ ない 。 でも 、 そういった 大使館 員 も い ない 中 で 、 どう やっ て 特に この 太平洋 諸国 で OSA を 実施 し て いく の か 、 少し 不安 を 感じ て おり ます 。   果たして 、 その よう な 相手 国 と の 連携 、 調整 という の は 可能 な ん でしょ う か 。 時間 が もうすぐ な ので 、 次 の モニタリング の ところ は また 次回 に 回し たい と 思い ます けれども 、 現在 、 ODA で すら モニタリング が 年 に 一 回 ぐらい の 頻度 という ふう に 理解 を し て おり ます 。 年 に 一 回 という の が 、 連携 として 、 対話 として 本当に 十分 な 頻度 な の か 。 私 、 キリスト 教会 の 牧師 を し て い ます が 、 月 に 一 回 会っ て 話 を し ない と 関係 が 切れる と 言わ れる ん です ね 。 人 と 人 と の つながり を ぎりぎり 保つ の が 一 か月 に 一 回 会う という 頻度 だ そう で 、 それ は 、 問題 が あっ たら 会う ん じゃ なく て 問題 が なく て も 会う という の が 連携 だ と 思う ん です 。 対話 という もの だ と 思う ん です 。 今 の 体制 で 、 既に もう 対話 が かなり 厳しい ほど 大使館 員 が 業務 過多 に なっ て いる 中 で 、 さらに 新しい OSA という もの を しっかり やっ て いく こと について 、 また 次回 議論 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 から も 、 陸上 自衛隊 第 八 師団 第 八 飛行 隊 ヘリ の 航跡 失 消 事案 について 、 お 亡くなり に なら れ た 隊員 に 心から 哀悼 の 誠 を ささげ 、 御 家族 の 皆様 方 に 御 冥福 、 お 見舞い を 申し上げ たい と 思い ます し 、 いまだ 発見 に 至っ て い ない 隊員 の 一 日 も 早く 御 家族 の 元 に 帰れる こと を 祈念 し て おり ます 。 関係 各位 に 心から 感謝 申し上げ て 、 質問 に 入り たい と 思い ます 。   大臣 、 G7 の 外相 会談 、 お疲れさま で ござい まし た 。 G7 が 協力 し て 中国 抑止 へ の 関与 を 強化 する とともに 、 インド など の 新 興国 と の 連携 を 強化 する こと が 確認 さ れ た この G7 外相 サミット は 、 極めて 意味 の ある もの だっ た と 思い ます 。 大臣 は 記者 会見 で 法 の 支配 を 強調 さ れ まし て 、 法 の 支配 が グローバル サウス に 働きかける キーワード と 説明 を さ れ まし た 。 全く の 同感 で ござい ます 。   他方 、 私 は 、 この 法 の 支配 という 言葉 に 並ぶ もう 一つ の キーワード が 人権 だ と 思い ます 。 この 我々 にとって 重要 な 価値 観 で ある 人権 を やはり 大事 に する という こと で ござい ます が 、 外務 大臣 に は 、 一番 最後 に 、 今日 の 質疑 を 聞い て いただい て 、 この 人権 外交 並びに 私 が 問題 提起 する 問題 について の 御 答弁 、 御 所見 を お 伺い できれ ば と 思う ので 、 少し 議論 を 聞い て い て いただき たい と 思い ます 。   ロシア による ウクライナ 民間 人 へ の 攻撃 や 北朝鮮 の 様々 な 諸 問題 、 そして 中国 による 香港 、 ウイグル 、 チベット における 人権 侵害 、 大変 ゆゆしき 問題 が ござい ます が 、 我々 こそ 、 様々 な 人権 問題 を 対岸 の 火事 で は なく て 、 我々 国内 の 人権 問題 も しっかり と 対応 する こと によって 、 日本 の 外交 に対する 見識 の 高 さ 、 日本 の 人権 外交 の レベル の 高 さ を しっかり と 示し て いく 必要 が あろ う か と 思い ます 。   今日 御 質問 さ せ て いただき たい の は 、 ハンセン病 の 問題 で ござい ます 。   今日 は 、 本田 政務 官 、 厚生 労働省 から 来 て いただき まし た が 、 実は 現在 、 私 は 熊本 の 金子 恭之 先生 が 会長 を さ れ て いる ハンセン病 対策 議員 懇談 会 の 副 会長 を さ せ て いただい て おり まし て 、 加え て 、 かねて 鹿児島 の 森山 裕 先生 が 会長 を お 務め に なっ て いる ハンセン病 問題 の 最終 解決 を 進める 国会 議員 懇談 会 の 事務 局長 を それぞれ 仰せ 付 かっ て おり ます 。   それぞれ 、 我々 議員 の 地元 に は ハンセン病 患者 の 国立 の 療養 所 が ござい まし て 、 改めて 我々 が 、 日本国 政府 のみ なら ず 、 我々 立法府 を 含め た 全て の 関係 者 が 国 の 過ち を 真摯 に 反省 し て 、 ハンセン病 と その 家族 の 皆様 の 人権 、 そして 人間 として の 尊厳 を 少し でも 回復 さ せ たい 、 その 一念 で 我々 議員 懇 は 活動 し て いる ところ で ござい ます 。   私 の 地元 静岡 に も 二つ の 療養 所 が ござい まし て 、 両方 とも 御殿場 市 に ある ん です けれども 、 一つ は 国立 駿河 療養 所 、 もう 一つ は 民間 な ん です が 、 神山 復 生 病院 という の が ござい ます 。   国立 の 駿河 療養 所 は 、 一 九 四 四 年 、 昭和 十 九 年 に 設立 さ れ まし た が 、 その 起源 は 、 旧 陸軍 、 海軍 で の 軍隊 内 で の 発症 し た らい病 患者 の ため の 施設 で ござい まし て 、 軍人 専用 の 傷痍軍人 駿河 療養 所 が その 前身 で ござい まし た 。   もう 一つ の 民間 の 神山 復 生 病院 は 、 一 八 八 九 年 、 何と 明治 二 十 二 年 に 静岡 県 御殿場 市 の 神山 という 地区 に 設立 さ れ た 、 日本 に 現存 する 最古 の ハンセン病 療養 所 で ござい ます 。 これ は 、 カトリック 男子 宣教 会 で あり ます パリ 外国 宣教 会 の 牧師 で いらっしゃる テストウィード 氏 によって 設立 さ れ た ん です けれども 、 神山 復 生 病院 の 復 生 という の は 、 再び 生きる という 意味 で ござい ます 。   これら 二つ の 療養 所 の 話 を たくさん し たい ん です が 、 私 に 与え られ た 時間 は いつも 十 五 分 で 、 今日 ちょっと 長く て 十 八 分 で あり ます ので 、 少し 省き たい と 思い ます が 、 何 度 も 繰り返し ます けれども 、 ハンセン病 と です ね 、 その 家族 の 皆様 が どれ だけ の 人権 じゅうりん に 遭っ て 、 筆舌 に 尽くし 難い 苦難 の 人生 を 歩み 、 そして 今 なお 歩ん で いる と 。 それ を 我々 政治 家 は 決して 忘れ て は なり ませ ん し 、 大臣 を 始め と する 行政府 の 皆様 方 も 、 絶対 に 過去 の 過ち を 今 の こと として 受け止め て いただき たい と 思い ます 。   二度と 同じ 過ち を 繰り返さ ない という こと は 言うまでもない ん です けれども 、 当事者 の 皆さん から し たら 一 度 しか ない 人生 で ござい ます 。 もう 取り返し の 付か ない こと に なっ て おり ます から 、 我々 が しっかり と この 問題 に 真摯 に 向き合っ て いき たい という ふう に 思い ます 。 自分 自身 の 戒め として 、 これ は いつも 思っ て いる こと で ござい ます 。   そこで 、 厚生 労働省 に お 伺い し ます が 、 ハンセン病 家族 訴訟 勝訴 判決 と 家族 に対する 補償 支給 金 について 説明 を 願え ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   それでは 、 ハンセン病 元 患者 の 家族 の 総数 と 、 家族 補償 金 の 申請 件数 並びに その 認定 件数 を 教え て ください 。 できれ ば 割合 も お願い し ます 。 申請 が 出 て いる の が やっぱり 三 割 程度 な ん です ね 。 当初 の 予想 を 大幅 に 下回っ て いる わけ で ござい ます 。   実は 、 静岡 に ある この 二つ の 療養 所 を 定期 的 に 犬 や 猫 を 連れ て 慰問 に 行っ たり 、 静岡 県 内外 で ハンセン病 に対する 絵画 展 で ある とか 療養 所 の 皆さん が 望郷 の 念 で 描い た 絵 を 展示 する よう な 様々 な イベント を 行っ て いる NPO 動物 介護 活動 ぷらすという 団体 が あり まし て 、 実は 私 も その メンバー の 末席 に 加わっ て いる わけ で ござい ます が 、 御 高齢 に なっ た 施設 の 入所 者 の おじいちゃん 、 お ばあちゃん 、 入居 者 が 御 高齢 です から 、 その わん ちゃん たち に 会う の を とても 楽しみ に さ れ て いる ん です ね 。   その 代表 が 伊東 郁 乃 さん という 方 な ん です が 、 伊東 さん が 施設 に いる 九 十 二 歳 の 元 家族 の 方 と 会っ た ん です が 、 申請 を 拒否 さ れる ん です ね 。 なぜ です か と 言う と 、 今更 要ら ない と 。 そして 、 それ 以上 に 理由 が 、 世間 に 知ら れ たら 困る という ん です ね 。 御 自身 や 家族 の 秘密 は 絶対 に 守る から と 、 代わり に 弁護士 が やる んで と 何 度 も 何 度 も 説得 し て 、 やっと 申請 に 応じ て くれ まし た 。   この 経験 から 、 ホームページ で どれ だけ 掲載 、 広報 し て も 、 やっぱり 駄目 な ん です 、 御 高齢 です から 。 私 、 誰 か の ため に 本気 に なっ て やる という こと は 、 その 想像 力 と 当事者 意識 を しっかり 持つ こと が 大事 だ と 思い まし て 、 私 自身 が 大変 情けなく 思い まし た 。   そして 、 申請 し ない もう 一つ の 大きな 理由 が 、 加害 者 意識 な ん です ね 。 御 自身 たち が 圧倒的 な 被害 者 で あり 犠牲 者 に ある に も かかわら ず 、 自分 たち の せい で 一族郎党 、 家族 に 迷惑 掛け て しまっ た 、 これ 以上 掛け られ ない という 、 犠牲 者 意識 で ある と 同時に 加害 者 意識 。 私 、 これ を 知っ た とき に 、 いたたまれなく なり まし た 。   それで 、 伊東 さん たち 代表 が たどり着い た 方法 が 、 極めて アナログ な ん です が 、 各 市町村 の 広報 紙 な ん です 。 今日 、 鳥取 県 の 広報 紙 、 県 の 広報 は 厚生 労働省 も 頑張っ て くださっ て 、 県 は 、 鳥取 県 や 各 県 、 こういう ふう に 載せ て くれ て いる ん です けれども 、 是非 、 本田 政務 官 、 県 の 広報 紙 、 やっぱり 遠い ので 、 各 基礎 自治体 、 市町村 の 広報 紙 に 是非 これ を 載っける など の 啓発 活動 を 是非 お願い でき ない でしょ う か 。   実は 、 我々 、 全国 四 十 七 都道府県 に 全て アンケート 調査 行い まし て 、 返信 が 四 十 都道府県 から あり まし た 。 埼玉 、 香川 、 熊本 県 は 知事 御 自身 が 御 回答 し て くださっ て 本当に 頭 の 下がる 思い でし た が 、 他方 、 残念 ながら 、 療養 所 の ある 東京 と 群馬 から は 回答 が あり ませ ん でし た 、 ちょっと 残念 でし た が 。 鳥取 県 は 、 制度 の 認知 不足 による 不利益 が 生じ ない よう に する こと が 大事 だ という ご もっとも な 御 意見 を 賜り まし て 、 誰 一 人 取り残さ ない よう に という 行政 の 基本 姿勢 が 鳥取 県 の 回答 から 感じ られ まし た 。 一番 多かっ た の が 、 厚生 労働省 から の 協力 依頼 に 基づき たい という もの な ん です ね 。 これ 、 決して 消極 的 に 言っ て いる ん じゃ なく て 、 国 から の 指示 が あっ たら もっと やり やすい という 意味 だ と 思う ん です 。   政務 官 、 是非 、 一 歩 踏み込ん で 、 市町 の 自治体 、 基礎 自治体 で 広報 紙 を 掲載 し て いただく よう な 技術 的 助言 で ある とか 通達 という の は 出せ ない ん でしょ う か 。 そう な ん です 。 本田 政務 官 の 御 地元 の 熊本 に も 菊池 恵 楓 園 という もの が ござい ます し 、 御 尊父 も 一生懸命 この 問題 に 取り組ん で おら れ まし た 。   私 自身 、 先 ほど 、 想像 力 と 当事者 意識 が 自分 自身 が なかっ た という の は 、 今 おっしゃっ た ポスター なんか も 、 いろいろ ポスター が 貼っ て ある ん です けど 、 家族 や 患者 の 皆さん 、 そこ の 前 で 立ち止まっ て 見 て い られ ない という ん です ね 。 見 て いる と 、 あの 人 ハンセン病 の 関係 者 か と 、 これ だけ つらい 思い し て です ね 。 です から 、 我々 が ポスター 貼れ ば いい じゃ ない か と 言う けど 、 当事者 から する と そう じゃ ない ん です ね 。 市町 の 広報 紙 に 載っけれ ば 、 家 で ゆっくり と プライバシー を 守り ながら 見る こと が でき ます から 、 是非 そういった 思い を お願い し たい と 思い ます が 、 大臣 、 最後 に 、 いずれ 総理 に なら れる 大臣 だ と 思い ます ので 、 この 人権 問題 含め て 我が国 の 人権 外交 、 そして この ハンセン病 問題 について 、 御 所見 が あっ たら お願い し たい と 思い ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   四月 二 十 三 日 号 の しんぶん 赤旗 日曜 版 が 井野 防衛 副 大臣 の 新た な 疑惑 を 報じ て おり ます 。 二 〇 一 七 年 の 衆院 選 前 、 選挙 区内 で お 中元 を 配っ て い た という 疑惑 です 。   編集 部 が 入手 し た の は 、 副 大臣 の 事務所 が 作成 を し た 、 平成 二 十 九 年 夏 、 季節 の 御 挨拶 という リスト で 、 表題 に 伊勢崎 と あり ます 。 副 大臣 の 選挙 区 で ある 群馬 県 伊勢崎 市 を 示す もの と 思わ れ ます 。 相手 先 欄 に は 、 伊勢崎 市 選出 の 県議 や 市議 、 女性 部 など 、 所属 や 肩書 とともに 名前 が 記さ れ 、 J とか B という 記号 も あり ます 。 J は ジュース 、 B は ビール という こと の よう です 。 そして 、 贈物 欄 に は 、 六月 から 七月 にかけて の 日付 と 、 ビール 、 ジュース といった 品物 の 記載 も あり まし た 。   防衛 副 大臣 に 伺い ます 。 井野 事務所 で こうした リスト を 作っ て い た の です ね 。 日曜 版 の 編集 部 は 、 同 時期 の 井野 事務所 の スケジュール も 入手 し まし た 。   リスト と 照合 し ます と 、 贈物 を 届け た と さ れる 相手 先 の 名前 と 日付 の 多く が 、 スケジュール に ある 訪問 日程 に 書か れ た 人物 名 、 日付 と 一致 し まし た 。 例えば 、 一 七 年 六月 二 十 五 日 の スケジュール 表 は 、 群馬 で の 行動 予定 欄 に 、 A 会長 、 B 副 会長 、 これ 実際 に は 実名 です 、 場所 は A 会長 宅 と あり ます 。 贈物 リスト の 同じ 日 の 欄 に は A 氏 と B 氏 の 名前 が あり 、 品物 は ジュース と なっ て おり まし た 。   選挙 区内 の 有権者 に お 中元 を 渡し て い た という の は 事実 です か 。 リスト や スケジュール に 記載 さ れ た 有権者 を 取材 し ます と 、 一 七 年 七月 、 井野 さん 本人 から 箱 に 入っ た ジュース の 詰め合わせ を もらっ た 、 当時 は 井野 さん の 後援 会 の 役員 を し て い た から だ と 思う 、 あるいは 、 井野 さん から 贈物 を 受け取っ た こと が ある と 複数 の 方 が 証言 し て おり ます 。   副 大臣 の 答弁 と 矛盾 し ます けれども 。 証言 を さ れ た 方 の 中 に は 後援 会 の 役員 を 退任 し た 頃 から 贈物 は なくなっ た という 方 も おら れ て 、 これ は かなり リアル な 証言 だ と 思い ます 。 ビール は 詰め合わせ の ギフト で 三 千 円 ほど 、 ジュース は 缶 の 詰め合わせ で 約 二 千 円 、 井野 議員 が 自分 の 車 に 積み 、 秘書 に 運転 さ せ て 地域 を 回っ て い た という 関係 者 の 証言 も あり ます 。   もう一度 伺い ます 。 事実 で は ない ん です か 。 関係 者 に より ます と 、 井野 事務所 で は 、 後援 会 幹部 や 地方 議員 に お 中元 を 渡す こと が 慣例 と なっ て い た 、 組織 的 に 行わ れ て い た の は 明らか だ と いい ます 。   公選法 百 九 十 九 条 の 二 で 、 現職 の 政治 家 や 候補 者 が 選挙 区内 の 有権者 に 寄附 を する こと は 禁止 さ れ ます 。 刑 が 確定 すれ ば 当選 無効 と なり 、 原則 として 五 年間 公民 権 停止 です 。 しかも 、 当時 、 副 大臣 は 法務 政務 官 の 在任 中 で も あり まし た 。   この リスト は 、 編集 部 が データ として 入手 し た もの です 。 プロパティー を 見 ます と 、 作成 者 は 衆議院 、 前回 保存 者 は 井野 俊郎 事務所 と なっ て おり まし た 。 副 大臣 の 国会 議員 会館 の 事務所 の 官 物 パソコン で 作成 さ れ た と 考え られ ます 。 確認 いただけ ませ ん か 。 いや 、 事務所 の パソコン を 副 大臣 御 自身 が 、 過去 の データ です から 、 まだ 残っ て いる もの ある か と 思い ます ので 、 確認 いただけ ませ ん か 。 いや 、 出所 不明 で は なく 、 私 、 今 述べ まし た よう に 、 プロパティー を 見る と 、 衆議院 で 作成 、 前回 保存 者 は 井野 俊郎 事務所 と 、 こういう ふう に なっ て いる ん です ね 。   です から 、 そういう もの が ある か どう か という こと を 、 副 大臣 御 自身 が 事務所 の パソコン を 、 まあ 秘書 の 方 に 頼ま れ て も いい と 思い ます けれども 、 確認 さ れ たら いかが です か 。 それ を 否定 さ れる の は なぜ です か 。 それでは 、 私 ども が 入手 し て いる もの について 副 大臣 の ところ に お 届け を し まし たら 、 それ を 基 に 確認 いただく こと は でき ます か 。 いや 、 です から 、 るる 御 説明 を し まし た よう に 、 証言 も ある ん です ね 。 そして 、 リスト が あり 、 スケジュール と の 一致 が あり 、 有権者 から の 証言 が あり 、 事務所 関係 者 と 思わ れ ます が 、 関係 する 方 から の 証言 も ある ん です ね 。 出所 不明 どころか 、 十分 その 疑惑 が ある と 思う ん です よ 。   御 自身 で 確認 を さ れる おつもり は ない です か 。 それでも なお 拒否 を さ れ ます か 。 確認 する 気 が ない と いう だけ でしょ う 。   委員 長 、 副 大臣 において リスト を 確認 の 上 、 当 委員 会 に 提出 する よう 求め たい と 思い ます 。 井野 副 大臣 について は 、 昨年 、 統一 協会 の 関係 者 に 後援 会 を つくら せ て い た こと が 明らか と なり まし た が 、 その こと を 党 の 調査 で は 報告 せ ず 、 副 大臣 任命 後 も 存続 を さ せ て おら れ まし た 。 また 、 秘書 や 親族 が 選挙 区内 の 有権者 に 香典 を 配っ て い た 公選法 違反 の 疑惑 も 指摘 いたし まし た が 、 選挙 区 外 だ という 言い逃れ に 終始 さ れ まし た 。 そして 、 今度 は 、 直接 選挙 区内 の 有権者 に お 中元 を 渡し て い た という 公選法 違反 の 疑惑 です 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   副 大臣 は 、 大臣 が 申し出 て 内閣 が 任命 する 立場 に あり ます 。 この 疑惑 に まみれ た 井野 氏 を 今後 も 副 大臣 に 据え て おか れる おつもり です か 。 いや 、 大臣 、 しかし 、 今 、 私 が 指摘 を し た よう な 、 あるいは 昨年来 この 委員 会 で も 指摘 を し て き た よう な こと が 事実 だ と はっきり し て いれ ば 、 大臣 自身 、 井野 氏 を 副 大臣 に 申し出る という こと は なかっ た ん じゃ あり ませ ん か 、 そうした 過去 が 明らか で あっ た と すれ ば 。 です から 、 過去 の 政治 活動 の こと だ から と いっ て 、 そのまま に し て おく こと は でき ない ん じゃ ない でしょ う か 、 大臣 。 井野 副 大臣 、 大臣 から 、 しっかり と 説明 し て いただき たい という 答弁 でし た よ 。 出所 不明 だ と いっ て 調査 も し ない という こと で は いけ ない ん じゃ ない です か 。 副 大臣 として の 資格 が 問わ れる よう な 疑惑 を 幾つ も 抱え ながら 、 御 本人 は まとも に 説明 も さ れ ず 、 責任 を 取ろ う と も さ れ ない 。 これ を 岸田 政権 が この まま 放置 する こと は 許さ れ ない 問題 だ と 考え ます 。 その 点 を 指摘 し て おき たい と 思い ます 。   それでは 、 残り の 時間 で 、 安保 三 文書 の 一つ 、 防衛 力 整備 計画 に 基づい て 進めよ う と し て いる 自衛隊 施設 の 強靱 化 について 伺い ます 。   資料 を お 配り し て おり ます 。 四 枚 、 冒頭 の 四 枚 です ね 。 今年度 予算 における 具体 的 な 箇所 付け と 事業 内容 、 事業 額 を リスト 化 し た 防衛 省 の 資料 です 。 その 総額 は 五 千 四 十 九 億 円 分 と 伺い まし た 。   資料 の 五 枚 目 に なり ます が 、 ② という 資料 が あり ます 。 施設 の 強靱 化 の 内容 として 、 武力 攻撃 など へ の 抗 堪 性 の 向上 を 含む と さ れ て い ます 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 今年度 の 予算 で 抗 堪 性 の 向上 の ため に 整備 する の は どの 施設 に なる でしょ う か 。 その 今 指摘 を さ れ た 抗 堪 性 の 向上 の ため に 予算 を 付け て いく という 施設 は 具体 的 に どこ の 施設 か という こと を 、 今年度 予算 で 行っ て いこ う と する ところ です ね 、 これ を お 示し いただけ ます か 。 先ほど から お尋ね し て いる の は 、 金額 も もちろん 大事 です が 、 それ を どの 施設 で 進め て いこ う と さ れ て いる の か という こと です 。 この 配付 資料 の ② を 見 ます と 、 抗 堪 性向 上 の 内容 に は 、 CBRNE に対する 防護 性能 の 付与 が 挙げ られ て おり ます 。 CBRNE 攻撃 と は 、 化学 、 生物 、 核 、 爆発 物 等 による 攻撃 の こと だ と 伺っ て い ます 。   CBRNE に対する 防護 性能 の 付与 を 行う その 対象 施設 は どこ です か 。 ですから 、 その 機能 や 重要 度 に 応じ て 、 CBRNE 攻撃 に対する 防護 性能 を 付与 し て いこ う と する 対象 と なる 施設 は どこ か と 伺い ます 。 いや 、 その 個別 の 判断 の 結果 として 、 CBRNE 攻撃 へ の 対応 が 必要 と 判断 し 、 整備 を し て いこ う と し て いる 施設 は どこ に なる ん でしょ う か 。 いや 、 これ は 、 これから 多額 の 予算 を 付け て 強化 し て いく という わけ です ね 。 さっき 軍拡 財源 について の お話 も あり まし た けれども 、 その 使い道 の 問題 で あり 、 また 、 こういう 対応 が 必要 だ という こと は 書い て いる わけ です から 、 例えば 、 壁 を 厚く する 、 地下 化 する 、 フィルター を 設置 する など 強靱 化 を 図る という こと を 言わ れ て い ます 。   どの 施設 で CBRNE 攻撃 へ の 対応 を 想定 し た 工事 を 行う の か 。 これ は 委員 会 に 提出 を 求め たい と 思い ます 、 委員 長 。 大臣 に 伺い ます が 、 CBRNE 攻撃 へ の 対応 の ため に 強靱 化 を 進め て いく という こと は 、 化学 兵器 や 生物 兵器 、 核兵器 による 攻撃 が さ れる 、 その よう な シミュレーション も 行っ て いる という こと な ん です ね 。 いや 、 全然 お 答え いただい て い ない ん です よ 。   大臣 は 、 極めて 現実 的 な シミュレーション を 行っ た と 繰り返し 答弁 さ れ て き て おり ます 。 そして 、 シミュレーション を 行っ た 結果 として この よう な 整備 が 必要 だ と さ れ て いる わけ です から 、 CBRNE 攻撃 も 想定 し た シミュレーション を 行っ て き た の だ と 、 こういう こと でしょ う か 。 敵 基地 攻撃 能力 の 保有 を 始め として 大 軍拡 と 一体 に 行わ れる 強靱 化 です 。 日本 が 軍備 を 拡張 し 、 緊張 関係 を 更に 高める から こそ 、 攻撃 さ れる 危険 も 高め 、 そうした 事態 を 想定 し なけれ ば なら ない という こと に なっ て いる ん だ と 思う ん です ね 。   資料 の ③、 お 配り し て おり ます 。 先日 、 今度 の 強靱 化 の 対象 施設 の 一つ とも さ れ て いる 北 区 の 十 条 駐屯 地 の 周辺 を 訪れ まし た 。 戦前 、 北 区 は 軍 の 施設 が 密集 し 、 区 の 面積 の 一 割 を 占める まさに 軍 都 でし た 。 米 軍 の 標的 と なり 、 十 二 回 の 空襲 で 五 百 四 十 五 人 が 亡くなり 、 三 万 二 千 棟 が 被災 し た と いい ます 。 戦後 は 、 米 軍 に 接収 さ れ た ものの 解放 さ れ 、 都営 住宅 や 特別 支援 学校 、 図書館 や スポーツ 施設 も 造ら れ まし た 。 本来 全て 解放 さ れる べき でし た が 、 一 九 五 八 年 に 自衛隊 が 入り 、 陸海空 自衛隊 の 補給 統制 本部 や 補給 本部 が 置か れ て い ます 。 兵器 調達 など 、 全国 の 自衛隊 の 兵たん の 中枢 と 言っ て も よい ところ です 。 市ケ谷 と 同じ 通信 施設 も あり ます 。   日本 が ミサイル 攻撃 を 行え ば 、 報復 の 対象 と なる こと も 十分 考え られる 場所 です 。 核 攻撃 へ の 対処 など と 言い ます が 、 そこ に 住む 人 の こと は 考え られ て い ない と 地域 の 皆さん から 不安 の 声 が 上げ られる の も 当然 だ と 思い ます 。   大 軍拡 そのもの を やめる べき だ という こと を 改めて 指摘 を し 、 質問 と いたし ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   一 九 九 六 年 、 九 五 年 です ね 、 九月 の 少女 暴行 事件 に対して 沖縄 県民 の 怒り が 爆発 し 、 八 万 五 千 人 が 結集 し た 一 〇 ・ 二 一 県民 総 決起 大会 が 開か れ まし た 。 翌 十一月 に は 、 沖縄 に関する 特別 行動 委員 会 、 SACO が 日 米 両 政府 によって 設置 さ れ て い ます 。 その 設置 から 五 か月 後 、 九 六 年 四月 十 二 日 、 橋本 総理 と モンデール 駐 日大 使 により 、 普天間 飛行場 の 五 年 ないし 七 年 以内 の 全面 返還 の 合意 が 発表 さ れ まし た 。 それ が その 年 の 十二月 に SACO の 最終 報告 として 取りまとめ られ まし た 。   七 年 という の は 二 〇 〇 三 年 です が 、 その 翌年 の 二 〇 〇 四 年 、 普天間 飛行場 に 隣接 する 沖縄国際大学 に 米 軍 ヘリ が 墜落 し まし た 。 二 〇 〇 三 年 に 全面 返還 さ れ て いれ ば 起き なかっ た 事故 です 。   最終 報告 から 十 年 後 の 二 〇 〇 六 年 に は 、 普天間 飛行場 を 二 〇 一 四 年 に 返還 する と し た 米 軍 再編 ロード マップ が 合意 さ れ まし た 。 ところが 、 返還 する と し た 二 〇 一 四 年 二月 に 、 安倍 総理 が 、 普天間 飛行場 の 五 年 以内 、 つまり 二 〇 一 九 年 の 運用 停止 を 約束 し まし た 。 しかし 、 これ も ほ ご に さ れ 、 現在 まで 全て 実現 し て い ませ ん 。 期限 を 付け て は 延び て 、 期限 を 付け て は 延び て いる わけ です 。   九 六 年 から 二 十 七 年間 、 沖縄 県民 は 普天間 の 危険 性 に さらさ れ 続け て い ます 。 危険 性 の 除去 どころか 、 二 〇 一 九 年 以降 、 沖縄 県内 の 米 軍 と 自衛隊 を 合わせ た 基地 面積 は 増加 し て い ます 。   今般 の 自衛隊 機 墜落 事故 、 これ は もう 非常 に その 隊員 の 安否 、 そして 亡くなら れ た 方 の 冥福 を 祈る わけ です けれども 、 沖縄 県民 は やはり 墜落 の 危険 という いろんな 危険 性 、 それ に さらさ れ て いる と 言っ て いい と 思い ます 。   九 六 年 四月 、 この 日 米 両 政府 の 普天間 飛行場 の 全面 返還 合意 に 沖縄 県民 は 本当に 大 喜び し た ん です 。 しかし 、 その 約束 は 果たさ れ ず 、 県民 は 大変 失望 し まし た 。 他国 と の 約束 を 破れ ば 外交 問題 と なり 、 信頼 を 失っ て しまい ます 。 信義 則 という の は 法律 で つくっ て いる わけ で は なく て 、 これ は 法 の 支配 です 。 米国 追従 の 日本 が 他国 から 信頼 さ れる だろ う か と 懸念 し て い ます 。   そこで 、 前回 に 続き 、 米国 追従 に は リスク が ある という こと を 踏まえ 、 国際 情勢 の 分析 について 伺い ます 。   今月 十 一 日 に 、 米ドル の 基軸 通貨 として の 地位 、 あるいは ペトロダラー 体制 を 突き 崩そ う という 動き について 、 サウジアラビア を 例 に お話し し まし た 。 引き続き 、 世界 の 脱 ドル の 動き について 質問 し ます 。   お 配り し た 資料 は 、 前回 紹介 し まし た 筑波大学 名誉 教授 の 遠藤 さん が 四月 六 日 に インターネット に 公開 さ れ た 記事 です 。 遠藤 さん は 、 中国共産党 に対し ネガティブ な 見方 を さ れる 方 です 。 ちなみに 、 遠藤 さん は 、 安倍 総理 の 事件 の 後 、 昨年 の 月刊 誌 H anada で 本来 だ と 安倍 元 総理 と 対談 する こと に なっ て い た という こと を 明らか に し て い ます 。   資料 の 図表 の 三 を 御覧 ください 。   中国 、 ブラジル 、 インド 、 ASEAN など 様々 な 国 に 脱 ドル の 動き が 見 られ ます 。 三月 二 十 八 日 の ASEAN の 部分 で は 、 図表 三 で は ドル など と 書か れ て い ます が 、 詳しく 言い ます と 、 米ドル の ほか 、 ユーロ 、 円 、 イギリス ・ ポンド の 依存 度 を 下げる という こと が 話し合わ れ た わけ です 。   三月 三 十 日 の ロシア の 下院 副 議長 の 部分 が 分かり にくい と 思い ます ので 少し 説明 し ます と 、 その 発言 は 、 BRICS が ダーバン で 開催 さ れる 組織 の サミット で 発表 さ れる 新 通貨 の 開発 に 取り組ん で いる という もの でし た 。 新 通貨 が できる という こと は 、 これ 注視 し なけれ ば なら ない と 思い ます 。   日本 の 新聞 、 テレビ は 、 英 米 系 の 情報 源 に 頼る ため か 、 リベラル 系 と 言わ れる もの も 含め 、 英 米 に 都合 の 悪い 情報 は 余り 載り ませ ん 。 英 米 で も いろんな 意見 が ある わけ です が 、 日本 の 新聞 で は 、 あるいは テレビ で は 、 バイデン 政権 に 都合 の 悪い 情報 は 余り 流れ て き ませ ん 。   ドル の 動き に し て も 、 例えば 、 トランプ 前 大統領 は 、 今月 初め 、 我々 の 通貨 が 暴落 し 、 遅かれ 早かれ 世界 標準 で なく なる こと は 、 率直 に 言っ て この 二 百 年 における 我々 の 最大 の 敗北 に なる でしょ う 、 我々 を グレート パワー で なく なら せる よう な 、 これ ほど まで に 大きな 敗北 は あり ませ ん でし た と 述べ て い ます 。 です から 、 米ドル の 崩壊 の 可能 性 は 相当 高い と 考え て いる ん だ と 思い ます 。   世界 で も アメリカ 国内 で も 、 全然 違っ た 物 の 見方 、 考え方 が あり ます 。 前々回 、 衆議院 予算 委員 会 で の 川上 参考 人 の 、 本当に 日本 は 大丈夫 か 、 アメリカ の 戦略 に 乗っ て 、 いや 、 バイデン 政権 の 戦略 に 乗っ て 政策 は 展開 し て いる が 、 もし トランプ が 現れ た 場合 どう する ん だ 、 真 逆 に なる ん じゃ ない か 、 我が国 は はしご を 外さ れ た 段階 で どう する ん だ という ふう な 声 が 実は 民主党 政権 の 研究 員 から 上がっ て いる と の 発言 を 紹介 し まし た 。   今 お話し し て いる 脱 ドル の 動き は 、 結果 によって は アメリカ の 政権 交代 より はるか に 大きな 影響 を 及ぼす もの です 。 米国 内 で は 、 CNN や FOX も この 件 を 取り上げ 、 日本語 に 翻訳 さ れ て いる もの が SNS で 流さ れ て い ます 。 今 、 日本 の 主流 の 議論 が 世界 から も アメリカ から も 懸け離れ た 余り 単純 な もの に なっ て いる 、 こんな 議論 の 状況 は 危ない の で は ない か と 私 は 思っ て い ます 。   世界 における いろんな 物 の 見方 、 考え方 を 紹介 し ます けれども 、 資料 の 図表 一 に は 、 二 ページ 目 です ね 、 サウジ と イラン の 和解 後 の 中東 における 和解 外交 雪崩 現象 が 書か れ て い ます 。 これら を 見 て も 、 中東 の 親米 産油 国 といった 見方 は 見直す べき で ある こと が 分かる と 思い ます 。 図表 一 の 下 の 方 、 二 行 、 下 の 二 行 です けれども 、 あるいは 最後 の ページ の 遠藤 さん の 解説 も 示唆 が ある と 思い ます 。   ちなみに 、 この 中東 で も 対ロ 制裁 に 参加 し た 国 は あり ませ ん 。 親米 の イスラエル すら 対ロ 制裁 に は 加わっ て い ませ ん 。   また 、 その 次 の ページ の 図表 の 二 です が 、 各国 、 地域 、 組織 の 要人 が 訪中 ラッシュ の 中身 が 書か れ て い ます 。 四月 二 日 に は 林 外相 も 訪中 を さ れ て おり ます けれども 、 非常 に 重要 な こと だ と 思い ます 。 前回 、 この 委員 会 で は 、 対 米 貿易 と 対 中 貿易 、 いずれ が 多い の か 、 国 ごと に 塗り 分け た 図 を お 配り し まし た が 、 世界 における 中国 の 地位 の 高 さ が 想像 できる と 思い ます 。 図表 三 、 これ は 訪問 者 の こと です けれども 、 その ほか です けれども 、 国 の 問題 です ね 。   図表 三 の 動き の 後 の 動き です けれども 、 マクロン 大統領 の 訪中 が あり ます 。 先日 の 訪中 後 、 ドル 依存 を 減らす 必要 が ある と 述べ た こと が 重要 です 。 これ は 、 平木 委員 も ちょっと 言及 し まし た けれども 、 G7 の 中 で フランス の マクロン 大統領 が 言っ た こと です 。   そこで 、 脱 ドル 化 について 質問 し ます 。   政府 は 、 世界 における 脱 米ドル の 動き は どこ まで 広がっ て いる と 分析 さ れ て い ます か 。 中 ロ に とどまら ず 、 BRICS に も とどまら ず 、 相当 拡大 し て いる の で は あり ませ ん か 。 外務省 に 伺い ます 。 情勢 を 注視 する という こと です けれども 、 もっと 注視 を し ない と いけ ない この 脱 ドル 化 の 動き 、 BRICS について も 脱 ドル 化 を 含め て 重要 な 出来事 が 多い です が 、 これら も 日本 の 新聞 、 テレビ で は 余り 報道 さ れ て い ませ ん 。   購買 力 平価 、 平たい 価格 です ね 、 購買 力 平価 GDP という もの が あり ます 。 各国 の 物価 水準 の 差 を 修正 し 、 より 実質 的 な 比較 が できる もの です 。   先日 、 購買 力 平価 GDP において BRICS が G7 を 抜い た と インターネット で 話題 に なっ て い まし た 。 私 が 知る 限り 、 日本 の マスコミ で 当初 これ を 取り上げ た もの は なかっ た と 思い ます 。 確認 の ため 、 私 の ところ で IMF の ホームページ の 各国 の 購買 力 平価 GDP の ページ に アクセス し 、 そこ に ある 各国 の データ を 基 に 計算 し て み まし た 。   四月 七 日 午後 アクセス し た 二 〇 二 三 年 の データ で 、 G7 は 、 カナダ 一 ・ 三 七 、 フランス 二 ・ 二 四 、 ドイツ 三 ・ 一 九 、 イタリア 一 ・ 八 二 、 日本 三 ・ 七 四 、 イギリス 二 ・ 二 八 、 アメリカ 一 五 ・ 二 三 で 、 合計 二 九 ・ 八 七 です 。 七 か国 です ね 。 BRICS は 、 ブラジル 二 ・ 三 、 ロシア 二 ・ 七 四 、 インド 七 ・ 四 五 、 中国 一 八 ・ 九 一 、 南アフリカ 〇 ・ 五八 で 、 五 か国 で 合計 三 一 ・ 九 八 と なり まし た 。 インターネット で 出回っ て いる もの と 若干 数字 が 異なり まし た が 、 G7 と BRICS が それぞれ 世界 の 約 三 割 を 占め 、 BRICS の それ の 方 が やや 多い という 点 で は 出回っ て いる 情報 と 同じ でし た 。 経済 成長 率 は G7 より も BRICS の 方 が 高い ので 、 今後 は 差 が 開く 一方 だ と 思い ます 。   BRICS は 参加 国 自体 に も 拡大 の 動き が あり ます 。 昨年 は イラン と アルゼンチン が 加盟 申請 を し まし た 。 昨年 六月 の BRICS 拡大 会議 に は 、 イラン と アルゼンチン の ほか 、 アルジェリア 、 エジプト 、 インドネシア 、 カザフスタン 、 セネガル 、 ウズベキスタン 、 カンボジア 、 エチオピア 、 フィジー 、 マレーシア 、 タイ が 参加 し た そう です 。   また 、 南アフリカ の 外務 大臣 が 先月 、 サウジアラビア 、 UAE 、 エジプト 、 アルゼンチン 、 メキシコ 、 ナイジェリア など が BRICS 同盟 へ の 加盟 を 希望 し て いる と 、 そういった 旨 の 発言 を さ れ た と 承知 し て い ます 。 その ほか に も 、 BRICS 加盟 を 望む 国 について は いろんな 情報 が あり ます 。   林 大臣 に 伺い ます が 、 BRICS に 参加 を 希望 する 国 、 少なくとも BRICS と の 協力 関係 を 希望 する 国 が 多数 存在 する という こと を どう 評価 し て い ます か 。 今後 、 世界 の 秩序 と 我が国 の 国益 に 照らし ながら 説明 し て いただき たい と 思い ます 。 やはり 法 の 支配 という こと を 強調 さ れる の で あれ ば 、 是非 とも 法 の 支配 を 広げ て いく ため の 努力 を それら の 国々 に対して 、 今 、 もしか する と BRICS とか 今 明確 化 を する という よう な 話 が あり まし た けれども 、 そこ は 、 そういう こと まで 十 分 に 知っ て い ない かも しれ ない です 。 あるいは 、 そういう こと に 慣れ て い ない と いい ます か ね 。   是非 、 法 整備 支援 も 含め て 、 日本 が 法 の 支配 を 、 英 米 と その間 に 入る と 。 G7 の 中 で の 唯一 の アジア の 国 、 やっぱり こう いっ た 役割 が 私 は ある と 思い ます 。 是非 とも そういう 努力 も 併せ て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 BRICS 、 あるいは 先日 言及 し た 上海 協力 機構 に 加盟 しよ う と する 国 に は 、 民主 主義 国家 や 、 これ まで 親米 あるいは 親日 側 と 言わ れ て い た 国 も 多く 含ま れ て い ます 。 この よう な 国々 が 中国 や ロシア の 加盟 する 組織 に 加わろ う と する 理由 を どういう ふう に 分析 し て い ます でしょ う か 、 大臣 に 伺い たい と 思い ます 。 今 大臣 の おっしゃっ た 多様 性 と 包摂 性 、 本当に 日本 らしい と いう こと 強調 さ れ まし た ので 、 それ を 私 は 期待 し て おり ます 。   先日 の マクロン 、 先ほど お話 が あり まし た 、 平木 委員 から あり まし た マクロン 大統領 の 訪中 の 際 の 発言 について 、 欧州 で は マクロン 発言 に 好意 的 な 意見 も ある と 聞い て い ます 。 欧州 理事 会 議長 や フランス 財務 相 、 スペイン 経済 相 の 発言 も あり ます 。   これ は 日本 の 新聞 に も 載っ て い た ので 、 御存じ の 方 も 多い と 思い ます 。 ヨーロッパ の 戦略 的 自律 性 、 ヨーロッパ が 三つ 目 の 超 大国 に なる 。 ヨーロッパ について 、 大きな リスク は 、 我々 の もの で ない 危機 に 引き込ま れ 、 戦略 的 自律 性 の 構築 を 妨げ られる こと だ 。 矛盾 は 、 我々 が 自身 の こと を ただ の アメリカ の 追従 者 と 信じる こと だ 。 台湾 危機 を 加速 さ せる こと に ヨーロッパ 人 の 利益 は ない 。 ヨーロッパ は 米ドル へ の 依存 を 減らす べき だ といった こと が 語ら れ て い ます 。   マクロン 大統領 の 発想 として は 、 ヨーロッパ は アメリカ の 追従 者 と なる の で は なく 、 米 中 と 並び立つ 極 と なろ う という こと で 、 しかも 、 それ について 中国 の 支持 を 受け た と も 取れ ます 。 台湾 を めぐる 米 中 対立 から ヨーロッパ は 距離 を 置く べき と も 考え て いる よう です 。 この マクロン 発言 に対する 欧州 理事 会 議長 の 発言 です が 、 マクロン 大統領 の 発言 に 好意 的 な ヨーロッパ の 指導 者 は かなり いる と 思わ れ ます と 言っ て いる わけ です ね 。   委員 の 皆さん 、 この 台湾 有事 に 仮に 日 米 が 介入 し た として 、 ヨーロッパ が 助け て くれる 、 あるいは 支持 を し て くれる と 思わ れる でしょ う か 。 マクロン 大統領 の よう な 考え方 は 、 ヨーロッパ の 指導 者 の 中 で どの 程度 共有 さ れ て いる と 思わ れる でしょ う か 。 西側 の 結束 は 、 特に 対 中 関係 において は かなり 危うい と 言える の で は ない でしょ う か 。 外務省 に 伺い ます 。 やはり 、 今 の 日本 の 状況 、 特に 南西 諸島 を 含め た ミサイル 配備 、 これ 中国 が どういう ふう に 見 て いる か という こと は 、 これから 先 いろいろ 聞き ます けれども 、 次回 以降 です ね 、 日本 が こう 思っ て いる で は なく て 、 相手 が どう 思っ て いる か という こと 、 とても 大事 だ と 思い ます 。   安心 を 与える という ため に は 、 対話 は もちろん 必要 です し 、 それ 以上 に 、 日本 の 意思 が どう な ん だ という こと は 、 やっぱり 今回 、 林 大臣 が 訪中 さ れ た という こと は 僕 は 大きい と 思い ます し 、 今後 も この よう な 対話 を 、 あるいは 防衛 大臣 も 一緒 に 、 2 プラス 2 じゃ あり ませ ん けれども 、 中国 と の 間 を 取り持つ という こと は 、 これ は 日本 らしい 外交 だ と 私 は 思い ます 。 是非 とも 、 そういう 形 も 実現 し て いただき たい な と 思い ます 。   今度 は 、 アフリカ と 、 失礼 し まし た 、 アメリカ と カナダ 以外 の 南北 アメリカ大陸 諸国 について お 伺い し ます 。   これら の 国 で 対ロ 制裁 に 加わっ て いる 国 は あり ませ ん 。 アメリカ と カナダ だけ です 。 これら の 国 の アメリカ から の 距離 について 印象 に 残る の は 、 昨年 六月 、 ロサンゼルス で 開催 さ れ た 米州 首脳 会議 に 三 十 五 か国 中 二 十 三 か国 しか 首脳 が 参加 し なかっ た こと です 。   昨年 五月 初旬 、 民主 主義 が 欠如 し て いる として 、 米 政権 は 、 キューバ 、 ベネズエラ 、 ニカラグア を サミット に 招待 し ない 方針 を 示し まし た 。 これ に対して 、 メキシコ の ロペス・オブラドール 大統領 は 、 自身 の 参加 と 引換え に 、 中南米 全て の 国 を 招待 する こと を 米国 に 要求 し まし た 。 これ が 米 側 に 受け入れ られ なかっ た ため 、 メキシコ 大統領 は 米州 サミット に 欠席 。 これ に 多く の 国 が 同調 し 、 先 ほど 述べ た 結果 に なっ た わけ です 。 かつて 米国 の 裏庭 と 言わ れ た 地域 です が 、 この 認識 も 変わっ た と 思い ます 。   ロペス・オブラドール 大統領 の 演説 に 日本語 字幕 を 付け た もの が あり まし た 。 今年 三月 四 日 に ツイッター 上 で 公開 さ れ た 大統領 の 演説 の 日本語 字幕 を 、 ここ で そのまま 読み上げ ます 。   この 機会 に 、 米国 政府 の 国務省 に 反論 し たい と 思い ます 。 米 国務省 が 何 を し て い て 、 どう いっ た 悪い 習慣 を 持っ て いる か について 。 米 国務省 は 、 自分 たち と 関係 ない 事柄 に 常に 介入 し て い ます 。 これ は 、 常に 対等 な 立場 、 平等 を 語る バイデン 大統領 の 言葉 と は 全く 逆 の 姿勢 です 。 二 世紀 前 の モンロー 主義 は 形式 上 捨て て い ない の です が 、 自分 たち が 世界 の 政府 で ある か の よう に 考え 、 振る舞っ て い ます 。   米 国務省 の ブリンケン 氏 に対して 何 が 言い たい か と いい ます と 、 現在 は メキシコ の 方 が アメリカ より も 民主 主義 で ある という こと です 。 私 たち メキシコ の 問題 に 干渉 し 、 押し付けがましく 行動 する の で は なく 、 ペルー で 起き て いる 問題 に 対応 し て ください 、 もし そういった 干渉 方針 を 続け たい の で あれ ば と いう こと です 。   ペルー で は 、 米国 大使 が クーデター 計画 の アドバイザー で あり 、 民主 的 に 選ば れ た 大統領 を 不当 に 解任 し て 、 その 国 の 民主 主義 と 自由 を 踏みにじっ て い ます 。 大統領 を 投獄 し て 、 バイデン 大統領 の 言う こと に従う よう に 要求 し て い ます 。 こう いっ た 問題 は 国務省 だけ の 問題 で は なく 、 米 政府 と その エリート たち の 本性 、 少なくとも 習性 で あり 、 何 世紀 に も わたっ て 続い て い ます 。   なぜ 私 が ここ メキシコ の 方 が アメリカ より 民主 主義 で ある か と いう と 、 メキシコ で は 国民 が 支配 し て いる の に対して 、 アメリカ で は 、 オリガルヒ 、 寡頭 制 が 支配 し て いる から です 。 それだけ です 。   私 たち の 見解 、 反論 を 明確 に し て おき まし た という こと です ね 。 日本 の 首相 が 仮に こんな こと を 言っ たら どう なる か 、 想像 する と 、 とても 勇気 の ある 発言 だ と 思い ます 。 しかし 、 別 の 見方 を する と 、 アメリカ の 南 隣 の 国 の 大統領 が この よう な 発言 を する 世界 情勢 に なっ て いる と も 言え ます 。   そこで 、 外務省 に 伺い ます が 、 アメリカ と カナダ 以外 の 南北 アメリカ大陸 諸国 の アメリカ 離れ について 、 外務省 が どの よう に 分析 さ れ て いる か を 伺い ます 。 是非とも 注視 し て いただき たい と 思い ます 。 カナダ と アメリカ は G7 の メンバー です けれども 、 残り は そう じゃ ない という こと も 含め て 、 注視 を 続け て いただき たい と 思い ます 。   時間 が 来 まし た ので 、 終わり ます 。 おはよう ござい ます 。 自民党 の 佐藤 正久 です 。   日 英 、 日 豪 RAA 四 案件 の 前 に 、 スーダン における 邦人 輸送 について お 伺い いたし ます 。   総理 は 未明 に 、 二 十 四 日 に 、 在留 邦人 四 十 一 名 と その 家族 四 名 、 四 十 五 名 が 航空 自衛隊 の C 2 輸送 機 において スーダン の ポート スーダン から ジブチ の 方 に 退避 を し た という ふう な 説明 が あり 、 また 、 本日 未明 に 、 フランス 大使館 、 フランス 軍 の 協力 によって 、 ハルツーム 北部 の 空軍 基地 から 大使館 員 あるいは 退避 を 希望 する 邦人 等 の ジブチ 退避 が 行わ れ た という ふう に 聞い て おり ます 。   よって 、 最新 の スーダン における 治安 状況 、 あるいは 邦人 の 退避 状況 、 また 大使館 の 状況 について お 伺い し たい と 思い ます 。 特に 、 退避 を 希望 さ れる 邦人 という の は もう これ で ごくごく 一部 の 方 という 認識 で よろしい の か 、 それ も 併せ て お願い し ます 。 外務 大臣 、 お願い し ます 。 という こと は 、 これから ジブチ を 中心 として 、 退避 を 希望 さ れる ごく 僅か な 邦人 、 あるいは まだ スーダン に 残る という 意思 を 表明 さ れ て いる 邦人 と の 連絡 は 、 ジブチ を 経由 し て いろいろ やる という こと で よろしい でしょ う か 。 ハルツーム は 非常 に 危険 な ので 、 場合 によって は 、 仮に 地方 、 国境 沿い の 方 で 活動 さ れ て いる NGO とか 国際 機関 の 方々 、 これ は いろんな 選択肢 を 持っ て 、 そのまま ハルツーム で なく 国外 の 方 に 移動 する と 、 いろんな 関係 を 踏まえ ながら 調整 を し て 対応 し て いただき たい と 思い ます 。   ただ 、 今回 、 ポート スーダン まで は 七 百 キロ の 距離 が あり ます 。 その 陸路 について は いろんな 、 国連 、 あるいは 各国 の 大使館 、 あるいは 軍 等 の 協力 の 下 に コンボイ で 移動 し た という こと だ と 思い ます 。   ただ 、 今回 、 C 2 輸送 機 で 邦人 と その 家族 は 運び まし た けれども 、 八 十 四 条 の 四 で 一応 運ぶ こと が 認め られ て いる 余 席 利用 という 形 で ほか の 国 の 方々 の 退避 という の は 行っ た という 報告 は 今 あり ませ ん でし た 。 これ は 、 余 席 利用 という 形 は これ まで も いろいろ 、 アフガニスタン で も やっ て おり ます けれども 、 やはり 日本 が ほか の 国 の 支援 を 受け た 退避 を し た という こと を 考え ます と 、 やはり 日本 も できる だけ 、 余 席 という の が ある ん で あれ ば そういう 外国 の 方々 も 運ぶ という こと も 大事 な 視点 だ と 思い ます 。 それ について 外務省 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 つまり 、 各国 に 余 席 が ある ので どう です か と 呼びかけ た けれども 、 結果 的 に その 希望 は なかっ た という こと で よろしい です か 。 今回 は 、 統合 幕僚 長 に よれ ば 、 三 百 七 十 名 体制 の 統合 任務 部隊 を つくっ て 対応 に 当たっ た と 、 当然 陸上 輸送 も 視野 に 入れ た という こと だっ た という ふう に 発言 し て おり ます けれども 、 今回 、 結果 的 に 一番 早い 輸送 手段 として 、 各国 と の 連携 の 下 に 、 ポート スーダン あるいは フランス の ハルツーム の 北部 の 空軍 基地 の 方 まで 陸上 輸送 し た という こと で よろしい です ね 。 やっぱり 一番 大事 な の は スピード と 安全 だ と 思い ます 。 いろんな 手段 で 一番 早く 安全 な そういう 輸送 拠点 の 方 に 運ぶ という こと が 肝腎 です ので 、 これ は いろんな 観点 で もう 非常 に 正しい 判断 だっ た ん で は ない か と 。   場合 によって は 、 今日 お 配り を し て おり ます 資料 一 の 八 十 四 条 の 三 という 形 も 法的 に は 可能 性 は ある という ふう に 思っ て おり ます 。 今回 は 八 十 四 条 の 四 の 準備 命令 で ジブチ の 方 まで 派遣 を し 、 結果 として 八 十 四 条 の 四 を 使っ て 邦人 を 輸送 し た という こと です けれども 、 場合 によって は 、 烈 度 が 高まっ た 場合 において は この 八 十 四 条 の 三 という 部分 も 使える と 、 これ は 平和 安全 法制 の とき に 相当 議論 いたし まし た 、 いう 部分 も 大事 だ と 思い ます 。   ただ 、 こういう こと という の は これから も 、 やっぱり アフリカ 等 で は 多く の 活動 を やっ て いる という 観点 で 邦人 の 輸送 という もの は あり 得る と 思い ます 。 よって 、 今回 、 防衛 三 文書 で 、 それぞれ の 文書 において も 、 ジブチ を 邦人 保護 の 拠点 として 使う ん だ という 意思 が 明確 に 示さ れ まし た 。   ただ 、 その 観点 から いう と 、 まさに これから だ と 思い ます 。 ジブチ 、 非常 に 、 米 軍 も い て フランス 軍 も い て 病院 も ある 、 そこ に 自衛隊 が 一緒 に 混在 し て いる 、 情報 の 面 で も いろんな 連携 で も 非常 に いい 場所 だ と 思い ます 。   ただ 一方 で 、 拠点 と する に は 、 例えば 輸送 機 、 C 2 とか C 1 3 0 の 部品 という もの を 事前 に そこ に 置い て おく 。 あるいは 、 この 委員 会 で も 以前 、 アルジェリア の とき に 議論 し て 、 MRAP という 装甲 防護 車 という もの も 三 両 、 補正 予算 で 買っ て もらい まし た 。 そういう もの も 、 まあ お金 が ない わけ じゃ あり ませ ん から 、 しっかり そういう もの も 更に 追加 調達 等 など し て 、 やっぱり そういう MRAP の よう な もの を ジブチ の 方 に 事前 に 置い て おく と 。 そう すれ ば 、 わざわざ 日本 から 運ぶ 必要 も ない 。   まさに 、 そういう いい もの を 持っ て おり ます ので 、 そういう ジブチ の 邦人 保護 の ため の 拠点 化 、 これ について 今後 どういう よう な 考え を 持っ て いる の か 。 三 文書 に は 書き まし た 。 まさに これから だ と 思い ます 。 これ について 防衛 省 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 是非 よろしく お願い し ます 。   そして 、 まだ オペレーション は 継続 中 という こと です ので 、 しっかり 最後 の 最後 まで 、 邦人 の 安全 確保 、 これ に 御 尽力 いただき たい という ふう に 思い ます 。   それでは 、 法案 あるいは 協定 関係 の 質問 に 移り ます 。   資料 二 、 これ を 御覧 ください 。   これ は 、 イギリス と の 円滑 化 協定 の 第 二 十 一 条 、 これ を 抜粋 し た もの で あり ます 。 その 第 二 十 一 条 の 三 の ( b ) 、 ここ に 赤字 で 強調 し て おり ます けれども 、 これ は 接受 国 、 例えば 日本 の 自衛隊 員 が フランス の 、 イギリス の 方 に 行っ て 訓練 を 行う と 。 フランス の 方 で 、 違う 、 イギリス で 訓練 を 行っ た とき 、 そこで 公務 中 に 例えば 交通 事故 を 起こし て イギリス の 方 等 を 死亡 さ せ て しまっ た という 場合 、 これ は 、 この ( b ) を 読む と 、 これ は フランス の 裁判 権 の 方 に 属する という ふう に 理解 し て いい の か 。   要は 、 これ で は 、 日本 の 場合 は 国外 犯 規定 が 刑法 に 定め られ て い ませ ん ので 、 結果 として 、 この 条文 から する と 、 死亡 事故 を 公務 上 で 起こし た として も 、 それ は フランス の 裁判 権 の 方 に 属する という ふう に なっ て しまう と 思い ます 。 そういう 理解 で よろしい でしょ う か 。 例えば 、 防衛 大臣 、 やはり 向こう で 行っ て 公務 で 死亡 事故 を 起こす という こと は 、 実は これ 、 カンボジア で も あり まし た 。 ただ 、 これ は 、 一般 国民 も 刑法 に 国外 犯 規定 が あり ませ ん から 、 一般 の 国民 の 場合 が 向こう で そういう 交通 事故 を 起こし て も 日本 の 刑法 に は 当たら ない という よう に なり ます 。   ただ 、 自衛隊 、 この 協定 が できる こと によって 、 自衛隊 員 だけ が そういう イギリス や オーストラリア の 裁判 権 に 服す という こと が 生じ て しまい ます ので 、 これ は 隊員 の やっぱり 身分 保障 という 観点 から も 、 これ は 、 一般 の 人 は 、 一般 の 日本人 は よく て も 自衛隊 だけ が 駄目 だ という こと に なっ て しまい ます ので 、 ここ は 自衛隊 の 身分 保護 という 観点 から も 何らかの 工夫 、 今後 必要 だ と 思い ます が 、 大臣 の お 考え を お 聞か せ 願い たい と 思い ます 。 これ は 、 平和 安全 法制 の 頃 から ずっと 、 これ 国外 犯 規定 について は いろいろ 議論 が あり まし た 。 河野 大臣 の 当時 も 、 これ は 検討 を 加速 する という 形 で 、 河野 防衛 大臣 も 記者 会見 で 表明 さ れ て おり ます 。   いよいよ こういう 協定 が できる 段階 と なり ます ので 、 やっぱり 隊員 の 身分 を 保護 する という 観点 から 、 やっぱり 今後 何らかの 検討 という の は 必要 だ と 思い ます ので 、 今日 は 局長 等 も おら れ ます ので 、 是非 この 検討 の 方 を よろしく お願い し たい と 思い ます 。   一方 で 、 この 協定 が ない 国 と の 共同 訓練 も 結構 行っ て おり ます 。   例えば 、 おととし 、 フランス の 陸軍 が 霧島 演習 場 で 演習 を 行っ たり 、 あるいは 自衛隊 が フィリピン の 方 に 行っ て 訓練 を 行っ たり という 、 RAA が ない 国 とも いろいろ 訓練 を し て い ます 。   それで 、 これ は 外務省 の 方 に お 伺い し たい と 思い ます 。   フランス とか あるいは フィリピン で 訓練 やる とき に は 、 MOU とか TOR とか 、 あるいは 口上 書 という もの を やり取り し て いる という ふう に 聞い た こと が あり ます けれども 、 これ で 間違い ござい ませ ん か 。 外務 大臣 、 フランス の 場合 は MOU やっ たり 、 あるいは フィリピン なら TOR という もの で いろいろ やっ て いる という ふう に は 外務省 の 方 から 説明 が あり まし た 。   ただ 一方 で 、 私 も そう でし た けれども 、 一番 訓練 を 行う の は アメリカ な ん です よ 。 アメリカ に 自衛隊 員 が 行っ て 、 陸上 において 、 あるいは 航空機 が アメリカ 本土 の 方 で いろいろ 訓練 を 行う と いう とき に 、 この よう な 事前 に 隊員 の 身分 保障 の ため の MOU とか TOR という の は やっ て い ない という ふう に お 伺い し て おり ます けれども 、 これ は そういう こと で よろしい ん でしょ う か 。 私 の 質問 は 、 そういう 事前 の 調査 とか 準備 やる の は 当たり前 な ん です 、 フランス とか フィリピン の よう に 、 そういう 外交 上 の 文書 の やり取り 、 こういう の を やっ て 身分 保障 の 担保 を 取っ て いる か という こと な ん です 。 質問 は 、 調整 を やる の は 当たり前 で 、 私 も 担当 を やり まし た 、 その 文書 という 形 で 、 MOU とか T OR の よう な 形 で やっ て い ない という ふう に 昨日 説明 受け て い ます けれども 、 じゃ 、 昨日 の 説明 は 間違い だっ た という こと です か 。 大臣 、 そう な ん です よ 。 今回 、 一番 訓練 を やっ て いる アメリカ において は 、 隊員 の 身分 保障 が こういう MOU とかいう もの で 担保 さ れ て い ない ん です よ 。 当然 、 自衛隊 は 事前 に しっかり 訓練 を やっ て そういう こと が ない よう に し ます 。 浜田 防衛 大臣 、 答弁 し た とおり です 。   今回 、 日 豪 、 日 英 RAA によって 、 イギリス と オーストラリア の 間 は 隊員 の 身分 保障 が 結構 担保 さ れ て いる ん です 。 ところが 、 アメリカ と の 関係 で は 、 アメリカ 軍 が 日本 に 来 た とき に は 地位 協定 で 身分 保障 が さ れ て い ます 。 ところが 、 自衛隊 が アメリカ に 行っ た とき は 、 地位 協定 あり ませ ん から 、 RAA も あり ませ ん から 、 そこ の 部分 の 保障 という の は すっぽり 抜け て いる という 部分 な ので 、 ここ は 、 やはり これから いろんな 訓練 の レベル も どんどん 上がっ て いき ます 。 私 は 日 米 担当 の も いろいろ 企画 し まし た が 、 当時 から 、 何 か 本当に 万が一 が あっ たら 大変 だ と 。 実際 に アメリカ で 火力 を 使っ た 演習 も やっ て い ます 。 戦車 も 撃っ て い ます 。   という こと な ので 、 やっぱり その 部分 という の は 、 今回 こういう 形 で RAA を やる という 上 において 、 今後 日本 と アメリカ 、 イギリス 、 オーストラリア という 部分 で の 共同 訓練 も いろんな ところ で 増える と 思い ます ので 、 これ は 是非 この 辺り 、 検討 の 方 を お願い し たい と 思い ます けれども 、 外務 大臣 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 よろしく お願い し ます 。   次に 、 装備 移転 について お 伺い し ます 。   今回 の RAA と ACSA 、 これ は 車 の 両輪 です 。 いざ という とき に 、 共同 活動 を やる とき に 、 訓練 で も オペレーション で も 、 この RAA における いろんな 通関 手続 の 容易 さ と 身分 保障 と 、 あと 物 、 ACSA 、 これ は 車 の 両輪 です 。   ところが 、 装備 移転 、 やや も する と 海外 に 防衛 省 の 装備 移転 する ところ に 目 が 行き がち です けれども 、 日本 で 、 日本 有事 の 際 、 共同 対処 行動 等 を いろいろ 行う と 。 米 軍 とか 、 あるいは オーストラリア 、 イギリス が ある かも しれ ませ ん 。 そういう とき に 、 日本 有事 、 日本 国内 で 日本 有事 の とき に いろいろ 協力 する とき に 、 彼ら の 来援 軍 に対する この 装備 品 の 提供 、 これ も 装備 移転 に なる という ふう に 理解 し て おり ます けれども 、 これ は 防衛 省 か 経 産 省 か 、 答弁 を 政府 の 方 で お願い し ます 。 そう な ん です よ 。 これ 委員 の 先生 方 に も 御 理解 いただき たい の は 、 日本 有事 の 際 に 来援 軍 に 装備 移転 する の も 、 これ も 装備 移転 な ん です よ 。 よく 海外 移転 の 方 ばっかり 頭 行っ て い ます けれども 、 実際 日本 有事 の とき に どう な ん だ と 。   これ を 定め た の が 、 資料 三 の 武力 攻撃 事態 等 における 関連 措置 法 における 第 十 条 。 これ が 、 平和 安全 法制 の とき 含め て いろいろ 議論 を し まし た 。 そこで 、 アメリカ 軍 だけ で は なく その 来援 軍 に対して の 物品 、 役務 の 協定 な ん です けれども 、 ここ で は 、 第 四 項 で 補給 、 これ は 武器 の 提供 を 行う 補給 を 除く と あり ます 。 つまり 、 これ 、 ACSA で は いろいろ 弾薬 が 縛ら れ て い ます けれども 、 この 十 条 で は 弾薬 は 縛ら れ て い ませ ん 。   ここ で 、 これ は 経 産 省 か 内閣 官房 、 どちら でも いい ん です けれども 、 この ACSA の 規定 が ある なし に かかわら ず 、 ACSA という の は ただ この やり取り の 手続 を 定め た もの です から 、 なので 、 ACSA が ある なし に かかわら ず 、 国内 法 によって 弾薬 は これ 提供 できる と 、 必要 が あれ ば 弾薬 は やり取り できる という 理解 で よろしい でしょ う か 。 委員 の 先生 方 、 今 答弁 の とおり 、 つまり 、 ACSA で は 弾薬 について は いろいろ 規定 が 取りあえず 規定 さ れ て い ます けれども 、 法律 上 は 弾薬 について は 来援 軍 に対して は やはり その 規定 が ない と 。 これ 、 ニーズ が あれ ば できる ん です よ 。 つまり 、 ACSA という の は 貸し借り の 世界 で 、 後で 返し て もらう 話 な ので 、 本当に 必要 で あれ ば それ は やり取り できる と 。   弾薬 について は いろいろ 柔軟 性 が ある ん です けれども 、 問題 は この 武器 な ん です 。 ここ の 十 条 で 言う 、 この 行動 関連 措置 法 で 言う かぎ 括弧 武器 と 装備 移転 三 原則 で うたっ て いる かぎ 括弧 の 武器 、 これ は 違う という ふう に 理解 し て おり ます けれども 、 これ は 内閣 官房 、 経 産 省 、 どちら でも いい です けれども 、 この 武器 の 定義 、 これ は 違う という こと で よろしい です ね 。 外務 大臣 、 防衛 大臣 、 非常 に これ は 分かり にくい ん です よ 。 同じ 装備 移転 で あっ て も 、 装備 移転 な ん です 、 装備 移転 で あっ て も 、 この 装備 移転 三 原則 の 武器 は 輸出 貿易 管理 令 によって 定め られる 武器 で あっ て 、 ここ で 、 関連 措置 法 の 武器 は 全然 違う ん です 。 重 なる 部分 も あり ます けれども 、 違う と 。 同じ 装備 移転 で も 極めて 分かり にくい と 。   今回 、 三 文書 によって 装備 移転 の 見直し という もの を これから 与党 協議 も 踏まえ ながら やっ て いく という 上 において 、 国内 における 有事 における この 武器 移転 という 部分 は これ 全然 違う んで 、 武器 の 定義 が そもそも 違う 。 多分 、 国民 は ほとんど 理解 でき ない と 思い ます 。 輸出 管理 の 武器 、 この 防衛 装備 移転 の 武器 、 海外 移転 の 武器 と 国内 有事 における 武器 、 これ が 違う と 。 実際 、 さらに 、 この 武器 の 提供 を 行う 補給 を 除く という こと です けれども 、 これ は 余りに も 範囲 が 狭 過ぎる と 思い ます 。 日本 有事 で 来援 を する 米 軍 や オーストラリア 軍 に対して 、 武器 一切 全部 が やり取り でき ない と 。   多く の 国民 は ウクライナ の 状況 を 映像 で 見 ます 。 例えば アメリカ の 持っ て いる ジャベリン 、 これ は 日本 の 〇 一 ATM と ほぼ 同じ で 、 日本 の 方 が 若干 性能 は いい という 話 も あり ます 。 小銃 一つ 取っ て も 、 一緒 に 戦っ て いる 来援 に対して 小銃 一つ 渡せ ない と 。 小銃 が 壊れ た から 、 例えば 岩本 先生 が アメリカ 軍 で 、 この 小銃 が 壊れ た と 、 ちょっと 小銃 貸し て くれ と 。 渡せ ない ん です よ 。 ちょっと これ は 狭 過ぎる と 。   やっぱり 日本 有事 の とき に 、 本当に どういう 状況 と 。 それ は 当時 の いろんな 相手 国 の ニーズ も ある と 思い ます 。 当然 ニーズ は あり ます けれども 、 ここ で 法律 で 全部 縛っ て しまう と 、 現場 が 本当に 運用 が でき ませ ん 。 本当に 、 この ピストル 一つ 、 小銃 一つ 取っ て も やり取り が でき ない とか 、 本当に 共同 作戦 やる とき において も 、 指揮 系統 は 違っ た と いえ ども 隣接 する 部隊 って あり ます から 、 間違い なく 。 隣接 する 部隊 同士 、 それ で やり取り が でき ない という もの は ちょっと 幅 が 狭 過ぎる と 。   これ は 、 防衛 政策 局長 、 今回 いろいろ 見直し を やる に当たって 、 やっぱり これ 、 本当に 、 これ だけ 防衛 力 抜本 強化 で お金 を 掛け て 防衛 力 を 強化 する ん だ という とき に 、 この 法 の 縛り によって 共同 作戦 が 十分 でき ない という の は これ は 大きな 課題 だ と 思い ます よ 。 これ は 当然 抑制 的 に やる という 部分 でしょ う けれども 、 この 部分 について は 、 今回 の 見直し 等 で も やっぱり 議論 を 行っ て 、 まあ 次 の 国会 に なる の かも しれ ませ ん けれども 、 体制 を 整備 する こと が 大事 だ と 思い ます けれども 、 局長 の 見解 を お 伺い し ます 。 もう 一つ 課題 に なっ て いる の は 、 資料 四 、 御覧 ください 。   これ は 私 も 当事者 だっ た ん です けれども 、 平和 安全 法制 の とき の 五 党 合意 な ん です 。 五 党 合意 で 、 これ は 、 自民党 と 公明党 と 日本 を 元気 に する 会 と 次世代 の 党 と 新党 改革 、 この 五 党 合意 。 まあ 国民 民主 は ない ん です 、 残念 ながら 、 この 中 。 その 五 党 合意 で やっ た 文書 が これ です 。   そこで 、 この 七 項 で 、 弾薬 の 提供 は 、 これ 、 緊急 の 必要 性 が 極めて 高い 状況 に のみ 想定 さ れる もの で あり 、 拳銃 、 小銃 、 機関 銃 など の 他国 部隊 の 要員 等 の 生命 、 身体 を 保護 する ため に 使用 さ れる 弾薬 の 提供 に 限る と 、 すごく ここ で 抑制 的 に なっ て いる ん です よ 。 これ に 基づい て 閣議 決定 し て い ます ので 、 これ に 縛ら れる という の は 、 やっぱり 当時 の 状況 と 今 考え た とき で は 、 この 部分 も 含め て 見直す べき だ と 私 は 思い ます 。   私 も 当事者 でし た けれども 、 この 七 項 という の は 、 どちら か と いう と 、 海外 における 国際 平和 執行 活動 の よう な 結構 烈 度 が 高い とき の やり取り で 、 まさに 向こう の 、 一緒 に 戦っ て いる 、 一緒 に 行動 し て いる 国 の 要員 の 安全 確保 の ため という イメージ で 大体 強く 議論 し て い まし た 。 日本 有事 という 部分 で は 余り この 部分 は 意識 し て 議論 し て こ なかっ た という 経緯 も あり ます ので 、 やっぱり 日本 有事 の という とき に この 七 で 縛ら れる という の も 、 これ も また 、 今 この ウクライナ の 状況 見 て も 、 これ に し ちゃう と 、 スティンガー も 渡せ ない ん です よ 、 対空 ミサイル 、 携帯 の 、 スティンガー も 、 携帯 の 火器 も 、 八 四 無 反動 砲 も 、 そういう もの を 全然 渡せ ない という ふう に なっ て しまい ます 。   この 五 党 合意 という 部分 も 、 やっぱり 今回 、 趣旨 を 尊重 し 適切 に 対応 する と 逃げ は 打っ て あり ます けれども 、 閣議 決定 の 中 に 、 趣旨 を 尊重 し 適正 に 対処 する と 逃げ は 打っ て おり ます けれども 、 やっぱり この 厳しい 安全 保障 環境 という ふう に 考え て 、 国民 に 増税 も お願い し 、 そして こういう 防衛 力 を 強化 する わけ です 。 で あれ ば 、 この 五 党 合意 、 もう 相当 時間 たっ て い ます から この 部分 について も 見直す べき だし 、 さらに 、 この 二 項目 、 この 存立 危機 事態 について は 、 単独 の 場合 は すべからく 国会 の 事前 承認 という こと も 、 これ も あり まし た 。 これ は 前回 、 臨時 国会 で 、 局長 、 やらし て もらい まし た けど 、 局長 も これ について は 更に 検討 を 進める という ふう に 言っ て おり ます 。   いろんな 面 で やっぱり 時代 に そぐわない 部分 が 出 て き て いる ので 、 ここ は しっかり 、 五 党 合意 、 これ は 更に 見直す こと を 含め て 閣議 決定 を し 直す という こと も 大事 だ と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 やっぱり 、 是非 、 ここ まで お金 を 使っ て 国民 の 命 や 主権 を 守る と 言っ て いる 以上 は 、 やっぱり 見直す べき は 見直す という 部分 は 大事 だ と 思い ます ので 、 是非 お願い し ます 。   次に 、 もう 一つ 今 喫緊 の 課題 として 、 北朝鮮 が 偵察 衛星 を 打ち上げる という こと について 、 防衛 省 は 、 弾道 ミサイル 等 破壊 措置 の 準備 に関する 一般 命令 を 出し て おり ます 。   外務省 に 確認 し ます 。   今 、 北朝鮮 は 、 この 軍事 偵察 衛星 について どういう よう な 主張 、 動き を 見せ て いる ん でしょ う か 。 まさに 、 いつ 撃た れ て も おかしく ない という 状況 で 、 まして 今 、 軍事 関係 の 記念 日 で も あり ます 、 今日 は 。 含め て 警戒 態勢 やっ て いる と 思い ます けれども 、 それ に 備え て 、 防衛 省 が PAC 3 あるいは イージス 艦 等 を 含め た 破壊 措置 の 準備 に関する 命令 を 出し て い ます 。   ただ 、 懸念 を し て いる の は 多良間 村 な ん です 。 前回 、 民主党 政権 の とき に 、 同じ よう に 撃た れ た とき に 、 実は 多良間 村 だけ が すっぽり 抜け ちゃっ た ん です 。 宮古 島 と 石垣島 に は PAC 3 を 配備 を し まし た 。 ところが 、 そこ から 射程 が 届か ない 多良間 村 に は 、 人 が 少ない から 配置 し ない という とんでも ない 答弁 が あり まし た 。 でも 、 人 が 少ない から 配備 し ない という の は 、 これ は 理由 に なり ませ ん 。   ここ は まだ 、 今 、 与那国 島 と 石垣 の 方 に は 配備 を する と 明言 さ れ まし た けど 、 前回 の とき は 、 前回 の 発射 地点 と 落下 地点 という そこ を 結ん だ とき に 、 ちょうど 多良間 村 の 上空 を 通過 し て い た わけ です よ 、 前回 は 。 上空 を 通過 し て いる 計画 に も かかわら ず 配備 を し なかっ た 、 これ は 非常 に 民主党 政権 にとって は 反省 事項 だ という ふう に 思っ て い ます 。   今回 、 当然 、 石垣 、 与那国 に 配備 を する と なれ ば 、 前回 と 同じ よう な ルート を 撃つ 可能 性 も あり ます から 、 これ は いろんな 制約 は ある と 思い ます けれども 、 やっぱり 特に 多良間 村 、 宮古 、 石垣 に あっ て 多良間 に 置か ない という こと は 、 これ は あっ て は いけ ない と 私 も 思い ます 。   この 多良間 村 等 へ の 配備 、 これ について の 現在 の 調整 状況 について お 伺い し ます 。 実際 その 展開 って 時間 掛かる ん です よ 。 もう 大和 統括 官 御 案内 の とおり 、 まあ 役人 答弁 さ れ まし た けれども 、 本音 は 多分 全部 違っ て い て 、 運用 の 現場 から する と やっぱり すぐ 展開 でき ませ ん から 。   なぜ 、 大臣 、 前回 、 多良間 村 、 展開 ちゅうちょ し た か と いう と 、 インフラ な ん です よ 。 港 が 非常 に 、 護衛 艦 が 入れる 、 輸送 艦 が 入れる 喫水 が ない 、 滑走 路 が 短い ため に 、 宮古 と 石垣 は やっ た けれども 、 そこ から 届か ない 、 射程 届 か ない 多良間 村 が すっぽり 抜け ちゃっ た ん です 。 インフラ が 非常 に ネック だっ た ん です 。   これ は 、 今 から 民間 フェリー とか 使え ば 運べ ない わけ で は あり ませ ん 。 すぐ は 、 運べ って 、 無理 です から 。 ここ は しっかり 、 命 を 守る なら 、 現場 調整 、 しっかり やっぱり 政務 が リード し て も やる という ぐらい の 覚悟 が やっぱり 大事 だ と 思い ます 。   最後 に 、 大臣 の 御 覚悟 を お 伺い し たい と 思い ます 。 よろしく お願い し ます 。   最後 に 一言 だけ 。 陸上 自衛隊 の 航空 ヘリ の 捜索 救助 という の は まだ 続い て いる と 思い ます 。 これ は 、 全員 の 早期 の 発見 、 救助 という もの に 引き続き 尽力 を し て いただき たい という こと を 述べ まし て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 岩本 剛 人 で ござい ます 。   経験 則 から 生かさ れ た ハイレベル な 佐藤 委員 から の 議論 な ん です けれども 、 私 は 、 一 国民 として の ちょっと いろんな 視点 で 質疑 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 今 佐藤 委員 から お話 が あり まし た スーダン の 対応 です けれども 、 映像 で 見 ます と 小さな お子さん も いらっしゃっ た わけ で あり まし て 、 本当に 今回 の 対応 、 本当に 迅速 な 対応 に 心から の 敬意 を 申し上げ たい と 思い ます し 、 まだ 残さ れ た 方々 が いらっしゃる という こと な ので 、 是非 緊張 感 を 持っ て オペレーション に 臨ん で いただき たい という ふう に 私 から も お願い を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   まず 、 地元 で ちょっと いろいろ 、 私 、 北海道 です ので 、 いろんな こと を 言わ れ まし て 、 前回 の 委員 会 で 福山 委員 と 羽田 委員 から も 質疑 が あっ た ん です けれども 、 四月 十 三 日 の 北朝鮮 の 発射 し た 弾道 ミサイル の 関連 で 何 点 か お 伺い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   当時 、 七 時 二 十 二 分 頃 、 朝 の 発射 という こと で あっ た ん です けれども 、 この 時間 帯 という の は まさに 出勤 、 通学 を さ れ て いる 時間 帯 で あり まし て 、 社会 的 に 私 の 地元 で は 大変 大きな 影響 が あっ た わけ で あり ます けれども 、 どれ ぐらい の 影響 が あっ た という こと は 政府 として 把握 を さ れ て いる の か 、 まず お 伺い し たい と 思い ます 。 地元 の 方 から も いろんな 意見 を いただい て いる ん です けれども 、 大変 自分 自身 も 強く 感じ て いる ん です けど 、 今回 の この 緊急 事態 、 J アラート に対する いわゆる 意識 を どの よう に し て いか なけれ ば なら ない の か 、 改めて 考え て いか ない と いけ ない の か な という ふう に 思っ て おり ます 。 という の は 、 J アラート が 鳴っ て 、 じゃ 何 を すれ ば いい ん だ と 、 どこ に 逃げれ ば いい ん だ と 、 全く 深く 理解 を し て いただい て い ない 方 が たくさん いらっしゃる 。 もちろん お子さん も そう です し 、 社会 人 の 方々 も そういう 認識 だ という ふう に 思い ます 。   そういう こと を 考える と 、 本当に この J アラート に対する 意識 の 涵養 という こと を どういう ふう に 醸成 し て いか なけれ ば なら ない の か 、 その 点 に 本当に 改めて 考え させ られ ます し 、 もちろん 全国 で 国民 保護 訓練 を やら れ て いる という の は もう 十分 承知 を し て いる ん です けれども 、 まだまだ そういった こと を 考える と 足り ない よう な ふう に 受け止め ざる を 得 ない という ふう に 思い ます 。   例えば です けれども 、 まあ 我々 昭和 の 人間 です 、 ほとんど 昭和 の 人間 の 方々 だ と 思う ん です けど 、 小学校 の とき に 必ず 火災 訓練 です とか 地震 の 訓練 です とか 、 必ず やっ た という ふう に 思い ます 。 火災 の とき に は 建物 から 落ち着い て 逃げる とか 、 窓 を 開ける です とか 、 地震 の とき に は 机 の 下 に 隠れる です とか 、 そういった 訓練 を 多分 さ れ て おり まし て 、 必ず 皆さん 、 何 か あっ て も 体 の どこ か で 染み付い て 覚え て いらっしゃる 、 避難 行動 が できる という ふう に 思い ます 。   です から 、 ミサイル と いい ます か 、 この J アラート に対して も 、 どういう ふう に 教育 的 に も 意識 を 植え付け て いか なけれ ば なら ない の か 。 そこ は 是非 、 もちろん 事態 室 も そう です し 、 消防庁 、 また 学校 、 いわゆる 文科 省 も 含め て 、 是非 できれ ば 、 ミサイル 防衛 と いい ます か 、 もう 本当に 世界 が 変わり まし た ので 、 そういった こと を 高め て いただける よう に 検討 し て いただけれ ば な という ふう に 思い ます 。   それで 、 今回 の ミサイル な ん です けれども 、 吉田 統合 幕僚 長 の 十 三 日 の 記者 会見 で 、 日本 領域 内 へ の 弾道 ミサイル の 落下 が 予測 さ れ た 戦後 初 の ケース だっ た という ふう に 記者 会見 で おっしゃっ て おら れ ます 。 今回 の 件 、 ミサイル について は 、 今 まで と 違っ て 本当に 異例 の ケース だっ た という ふう に 認識 し て いる ん です けれども 、 防衛 省 の 方 から の 公表 について は 、 今 まで と 同様 な 、 もう 淡々 と 報告 を さ れ て い た という ふう に 思い ます 。   ただ 、 私 の 地元 の 北海道 の 人 は 、 やはり 今回 について は 非常 に 不安 に 強く 感じ て い た 方々 が 非常 に 多かっ た と 、 今 まで と は 違っ た よう な 声 を 聞い て い た ところ で あり ます 。   今回 、 本当に 我が 国土 内 、 領域 内 に 落下 する かも しれ ない という 今回 の よう な 場合 に対して 、 やはり 政府 として より 多く の 情報 を 発信 する べき だ と 思い ます し 、 また 、 今回 の 事案 について 、 防衛 省 の 情報 発信 について 実際 どの よう に 発信 を さ れ た の か 、 事実 関係 を 教え て いただき たい と 思い ます 。 是非 、 先ほど も 申し上げ た ん です けれども 、 J アラート を 発し て も 、 その 内容 が 全く 理解 さ れ て い なけれ ば 全く 意味 が ない という ふう に 思い ます 。 です から 、 こういう 時代 で あり ます から 、 本当に できる だけ 正確 な 、 正確 な 情報 を しっかり と はっきり 伝える という こと が 大変 重要 な こと だ という ふう に 思い ます 。 また 、 実際 発信 を し て も 、 やはり 受け止める 側 の 方々 が どう 受け止める か が やっぱり 大事 な こと だ と 思い ます ので 、 そういった こと も 是非 考え て 発信 を し て いただき たい な という ふう に 思い ます 。   今回 の J アラート と エムネット も 約 三 十 分 後 に 発信 さ れ て いる ん です けれども 、 まず 最初 に 、 直ちに 建物 の 中 に 避難 し て ください と 、 その後 に 、 地下 へ 避難 し て ください という 文言 な ん です けど 、 北海道 で 地下 が ある の は 札幌 市 だけ です から 、 地下鉄 と 地下街 しか あり ませ ん 。 ほか の 地域 は 全く 地下 が あり ませ ん ので 、 そうした 今 の 実際 の 社会 の 中 で 地下 に 避難 し て ください と いう の は どう な の か な という ふう に 思い ます ので 、 です から 、 この J アラート や エムネット の その 情報 発信 の 在り方 も やはり 今 の 時代 に 合っ た よう な 対応 を 検討 し て いただき たい と 思い ます し 、 是非 、 その J アラート に対する 認識 の 在り方 という の も 是非 政府 全体 で 検討 し て いただき たい な と いう こと を お願い し たい という ふう に 思い ます 。   本当に 、 通学 中 、 通学 中 だ と 子供 は 携帯 を 持っ て い ませ ん から 実際 鳴っ て も 分かり ませ ん ので 、 じゃ 、 その後 、 学校 で きちんと し た 説明 が ある の か と 。 例えば 、 全校 集会 やっ て 校長 先生 が 、 今日 の J アラート の 内容 は こういう こと だっ た ん だ から こういう ふう な 避難 を し ましょ う だ とか 、 そういった こと が これから 大切 な こと な の で は ない か な と 思い ます ので 、 是非 お願い し たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 今回 も 北海道 領域 内 に 落ちる 可能 性 が あっ た という こと な ん です けれども 、 今年 に 入っ て もう 既に 七 回 目 で あり ます 。 昨年 も 渡島 半島 沖 に 二 発 落ち て いる 。 そういった 状況 に ある ん です けれども 、 もちろん 、 先ほど お話 が あっ た とおり 、 佐藤 委員 から の お話 の とおり 、 南西 地域 の 方 の 緊張 感 は 十分 理解 を し て いる ん です けれども 、 やはり この 弾道 ミサイル が 飛ん で いく 航跡 という の は 、 北海道 と 青森 が やはり 航跡 の 上空 の 下 に なる 可能 性 が 高い の で は ない か と 思う ん です けれども 、 そうした 中 で 、 この 弾道 ミサイル の 脅威 に対して 、 北 の 、 北側 の 方 の 守り に対して は どの よう に 対応 し て いる の か 、 防衛 大臣 の 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 増加 という お 言葉 を いただき まし た ので 、 大臣 を 信じ て おり ます ので 、 よろしく お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   実は 、 先週 、 地元 で 自衛隊 の 家族 会 が あり まし て いろんな ちょっと 声 を 聞か せ て いただい て 、 前回 の 委員 会 で 山添 委員 が ちょっと 施設 整備 の いろいろ 議論 を さ れ て い た ん です けれども 、 今回 の 防衛 力 整備 計画 で 五 年間 で 四 兆 円 を 掛け て という の は もう 皆さん 御 承知 の とおり で あり まし て 、 全国 の 駐屯 地 、 基地 で 約 三 百 地区 を 対象 に という ふう に 防衛 省 から 伺っ て おり ます 。   この 令 和 五 年度 予算 において は 、 その まず マスタープラン を 作成 し て いく という ふう に 認識 を し て いる ん です けれども 、 かなり の ボリューム に なり ます ので 、 その 進捗 状況 です とか 管理 です とか 、 また 、 実際 の 計画 は 地元 の 地方 防衛 局 で いろいろ 検討 さ れ て いる と 受け止め て いる ん です けれども 、 やはり 本省 、 市ケ谷 において も 、 かなり の ボリューム です から 、 施設 整備 に対して しっかり と し た 進捗 管理 を 防衛 省 の 中 でも 体制 を つくっ て いく べき で は ない か という ふう に 考え て おり まし て 、 そうした 中 で いう と 、 前回 も 質問 さ せ て いただい た ん です けれども 、 事務 官 の 人材 確保 です とか 、 制服 の 方々 が 整備 を 計画 する という こと に は なら ない ん でしょ う から 、 また さらに 民間 の 活力 も 是非 活用 す べき だ と 思う ん です けれども 、 認識 に対して お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   何で こういう 質問 を し た か と いう と 、 その 今 人材 確保 の 中 に 是非 女性 も 入れ て ほしい ん です よ ね 、 その 施設 整備 を 、 進捗 、 いろんな 管理 を する 中 で 。   という の は 、 地元 で 家族 会 の 方 に 言わ れ た ん です けど 、 もう 御 案内 の とおり 、 隊舎 は 非常 に 古い です 、 もう どこ の 地域 も 。 女性 用 と は なっ て い ない 隊舎 が 実際 ほとんど か と 思い ます 。 若い 女性 の 自衛 官 が 自衛隊 に 入っ て 、 これから 二 年 後 試験 を 受け て 正式 に 採用 さ れよ う と し た とき に 、 どうしても 生活 区画 も 隊舎 も 女性 用 に なっ て い ない もの です から 、 やっぱり 心 が 折れ て 、 やっぱり 諦めよ う という 女性 の 隊員 の 方々 が たくさん いる という こと も ちょっと お 伺い を し た もの です から 。   さらに 、 一方 で は 、 令 和 十 二 年度 まで に 女性 自衛 官 を 全体 の 一 二 % まで 増やす という 目標 が ある 中 で 、 今 積極 的 に 採用 さ れ て いる という の も 十分 承知 を し て いる ん です けれども 、 そういう こと を 考える と 、 やはり 待遇 の 、 隊員 の 処遇 改善 です とか 施設 整備 です とか 、 そういった こと を 積極 的 に 進め て いっ て いただき たい と 思い ます し 、 是非 、 まあ 女性 用 の 区画 を 専門 に と は 言い ませ ん けれども 、 そういった こと を 積極 的 に 進める 上 で 、 今 、 施設 整備 課 と 人事 教育 局 と 連携 を 取ら れ ながら 進め て いる という こと な ん です けれども 、 女性 活躍 も あり ます ので 、 人材 確保 という 観点 から も 含め て 、 是非 、 部署 連携 し て 積極 的 に 進め て いっ て いただき たい という ふう に 思い ます ので 、 これ は もう 是非 お願い し たい という ふう に 思い ます 。   先 ほど 佐藤 委員 から RAA の いろいろ 質疑 が あっ た ん です けれども 、 自分 から は 、 一般 の 方々 は RAA って 全く 分かり ませ ん から 、 円滑 化 協定 って 何 だ と 、 一般 の 方々 は 全く 分かり ませ ん 。 です から 、 今回 の オーストラリア と 英国 と 円滑 化 協定 を もう 締結 を さ れ た ん です けれども 、 今回 の その 意義 という の は 本当に もう どういう ところ に ある の か 、 是非 分かり やすく 説明 し て いただき たい と 思い ます 。 今 の 防衛 政策 局長 の 御 答弁 も 分かり やすい ん です けれども 、 多分 一般 の 方 に は なかなか 理解 が 難しい ん だ という ふう に 思い ます 。   です から 、 本当に 誰 が 聞い て も 是非 分かり やすい よう な 説明 を お願い し たい という ふう に 思い ます し 、 具体 的 に 本当に どこ に メリット が ある の か 、 例えば 大 規模 災害 、 オーストラリア で は 大 規模 な 火災 が あり まし た けれども 、 大 規模 災害 が 発生 し た 場合 等 、 その RAA による こと によって その 災害 救助 活動 が 容易 に なる と 、 そういう 具体 的 な メリット という の は ある ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   もちろん 、 先 ほど 佐藤 委員 から も お話 あっ た とおり 、 各 合同 訓練 ごと に 非常 に 、 RAA が ない こと によって 煩雑 な 手続 を 毎回 毎回 さ れ て い た という の は 十分 承知 を し て いる ん です けれども 、 なかなか 本当に 一般 の 方々 に は 分かり づらい 活動 に なる ので 、 その 点 について は 、 今後 、 いろんな 情報 発信 の 在り方 を 含め て 考え 、 運用 し て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   次 です 。 オーストラリア は もう 今 の 国際 情勢 の 中 で 大変 重要 な 、 特別 な パートナー だ という こと は 十分 認識 し て いる ん です けれども 、 この 今回 の 円滑 化 協定 が 発効 さ れる と 、 具体 的 に その これから の オーストラリア と の 防衛 協力 は どの よう に 強化 を し て いこ う と さ れ て いる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 それでは 、 同じく 、 今回 の 英国 、 イギリス と の その 円滑 化 協定 について 、 この イギリス も 大変 良い パートナー 国 に なる という こと で あり ます けれども 、 この 日 英 の 円滑 化 協定 が 発効 さ れ た 場合 、 どの よう に 防衛 協力 を 進め て いこ う と 考え て いる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 オーストラリア と イギリス と なり ます と 地理 的 な 条件 も 全く 違う 状況 で あり ます けれども 、 非常 に 大きな こと だ という ふう に 思い ます 。 また 、 両国 の 受け止め 方 、 考え方 も 方向 性 は ある程度 違う 部分 も あろ う か と 思う ん です けれども 、 今 防衛 政策 局長 の 御 答弁 の とおり 、 是非 、 今後 の 対応 です ね 、 非常 に 重要 な 国際 情勢 の パートナー 国 に なり ます ので しっかり 進め て いっ て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   それでは 、 今回 の 豪州 と 英国 な ん です けれども 、 ほか の 国 と の 協定 を 締結 する という こと は 念頭 に 置い て いらっしゃる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 先 ほど 佐藤 委員 から も お話 が 出 まし た フィリピン と フランス という こと で あり ます けれども 、 やはり 今 の 国際 情勢 を 考え ます と 、 やはり 防衛 協力 の 関係 を 他国 、 ほか の 国 と も 進め て いく という こと は 我々 にとって も 大変 重要 な こと だ という ふう に 思い ます 。   是非 、 今後 、 円滑 化 協定 の 締結 、 更 なる 締結 も 含め て 、 今後 、 防衛 省 ・ 自衛隊 として どの よう な 形 で 同志 国 と の 連携 強化 を 図っ て いく 方針 な の か 、 大臣 の 決意 を お 伺い し たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 で ござい ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   まずは 、 本当に いろんな 課題 が 外交 ・ 安全 保障 あり まし て 、 本当に 両 大臣 に おか れ まし て は 日々 緊張 感 の ある 毎日 を 過ごし て いただい て いる と 思い ます 。   RAA 法 について も 質問 さ せ て いただき ます が 、 まず 、 直近 の 課題 で あり ます 宮古島 周辺 で の 陸自 の ヘリ 事故 の その後 の 状況 に つい て で ござい ます が 、 ヘリ に 搭乗 し て い た 十 名 の うち 六 名 が 見付かっ て 、 残念 ながら 坂本 師団 長 の 死亡 も 確認 さ れ た という ふう に 承っ て おり ます 。 痛恨 です 。 御 家族 の お 気持ち を 考える と 言葉 も あり ませ ん 。   まだ 発見 さ れ て い ない 隊員 の 捜索 を 始め 、 自衛隊 は 救助 捜索 活動 を 続け て いただい て いる という ふう に 聞い て おり ます が 、 大臣 、 何 か 新しい こと 、 それから レコーダー 等 の 発見 等 、 何 か あっ た の なら ば 御 報告 いただけ ます でしょ う か 。 本当に 御苦労 さ まで ござい ます 。   こういう 痛ましい 事故 の 後 の 作業 です から 余り 前向き で は ない です けれども 、 しかし 、 まだ 見付かっ て い ない 隊員 の 方 も いらっしゃい ます 。 御 家族 から すれ ば もう 何とも 言え ない お 気持ち だ と 思い ます ので 、 そこ は 、 民間 が 機体 を 引き揚げ て いただけれ ば フライトレコーダー の 発見 も あり 得る と 思い ます ので 、 いつも 申し上げ ます が 、 残り の 本当に 隊員 の 皆さん の 救助 探索 活動 、 それから 原因 究明 に 向け て 御 努力 を いただけれ ば と 思い ます 。   今 の 御 報告 で いう と 、 まだ 、 調査 委員 会 、 一 回 目 のみ で 二 回 目 やら れ て い ない という 判断 で よろしい です か 。 前回 の 委員 会 で も 、 調査 委員 会 は 一 回 目 だけ で 、 二 回 目 は 機体 の 回収 その他 が でき て から と おっしゃっ た ん です けど 、 二 回 目 、 これ 、 二 十 一 日 に やら れ た 。   何 を 議論 さ れ た の か は 教え て いただけ ます か 。 三 回 目 は 機体 を 引き揚げ て から という こと で 、 先 ほど 今月 中 に という お話 が あり まし た もの です から 、 その 内容 等 について は 、 国民 も この 問題 は 非常 に 痛ましく 残念 な 事案 だ と 思っ て おる と 思い ます ので 、 調査 委員 会 の 中身 、 それから 機体 を 引き揚げ た 後 の 状況 等 について は 国民 に なるべく 情報 を 開示 し て いただき たい という ふう に 思い ます 。 大臣 、 いかが でしょ う か 。 本当に 御苦労 さま です が 、 よろしく お願い いたし ます 。   スーダン の こと について は 先 ほど 佐藤 委員 から お話 が あり まし た ので 余り 繰り返す つもり は ない ん です が 、 今日 未明 です か 、 岸田 首相 から 退避 希望 全 邦人 の 退避 が 完了 し た 旨 が 表明 が あり まし た ので 、 本当に それぞれ の 、 外務省 領事 局 そして 自衛隊 ・ 防衛 省 の 皆さん に は 本当に 御苦労 だっ た という ふう に 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   ジブチ に ある 自衛隊 初 の 海外 拠点 という の は 、 ソマリア 沖 や アデン 湾 において 当時 頻発 し て い た 海賊 被害 に 対応 する ため に 二 〇 一 一 年 に 拠点 を 設置 し まし て 、 実は 民主党 政権 で ござい まし た 。   当時 、 今日 いらっしゃい ます 榛 葉 防衛 副 大臣 が 拠点 整備 の 事前 の 調整 なり 場所 の 確保 なり に 御 奮闘 いただき まし た 。 もう 御 勇退 さ れ まし た が 、 小川 防衛 副 大臣 が これ の スタート の 開所 式 に 、 すごい 暑かっ た と 思い ます が 、 当時 聞い た 話 だ と 、 五 十 度 ぐらい の 猛暑 の 中 で その 開所 式 に 小川 副 大臣 が 出席 を いただい た こと を 私 記憶 を し て おり ます 。 小川 副 大臣 から 行っ て き た よ という 報告 を 受け た こと が あり まし て 、 この 拠点 が 今回 の 邦人 救出 に 一定 の 役割 を 果たし た こと は 非常 に よかっ た な という ふう に 思っ て おり ます し 、 国家 安全 保障 戦略 の 中 に も 、 この ジブチ の 拠点 を 邦人 救助 の 際 に 活用 する という こと を 安全 保障 戦略 の 中 に も 明記 を いただい て おり ます ので 、 その こと について は 本当に 我々 と し て も 一定 評価 を さ せ て いただい て おり ます し 、 今回 迅速 に この ジブチ の 拠点 を 使っ て 救助 に 当たっ て いただい た こと について も 感謝 と 御 慰労 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   実は 、 昨日 か 何 か の 毎日新聞 の オンライン で 、 上智大学 の 東大 作 教授 が この 現地 の 関係 者 から 直接 取材 を さ れ て 、 現地 は 水道 が 止まり 電気 も 停電 し がち で 、 戦闘 が 激しく 外 に 出 られ ない 、 水 や 食料 も 買い に 行け ない 、 危険 な 状況 は 続い て いる という こと を 毎日新聞 の 中 で 報告 を さ れ て い ます 。 現地 から の 報告 だっ た もの です から 私 も 心配 を し て い た ところ 、 こういう ふう に 迅速 に 退避 が でき た こと 、 本当に よかっ た という ふう に 思っ て おり ます 。   先 ほど 佐藤 委員 から お話 あり まし た けど 、 防衛 大臣 、 もし 何 か この こと について の 報告 が あれ ば お願い いたし ます 。 大臣 に 前向き な 評価 を いただい た こと は とても うれしく 思い ます 。 安全 保障 ・ 外交 は 継続 的 な 案件 が 非常 に 多い です し 、 殊更 に 違い だけ を 強調 する わけ で は なく て 、 共有 できる こと は 共有 し て いく べき だ と 私 は ずっと 申し上げ て いる ので 、 本当に ジブチ の 拠点 が 有効 に 使わ れ た こと について は 有り難く 思っ て おり ます 。   RAA の 前 に 、 先週 やり 損ね た 質問 を さ せ て いただき ます 。   お 手元 に お 配り し て いる 資料 で ござい ます が 、 中国 による 邦人 の 拘束 事案 が 二 〇 一 五 年 から でも この ぐらい 数 が あり ます 。 非常 に 懸念 を し て い ます 。 現状 で も アステラス 製薬 の 社員 の 方 が 拘束 を さ れ て いる という ふう に 伺っ て おり ます し 、 林 大臣 に おか れ まし て は 、 日 中 外相 会談 で この こと について も 強く 申入れ を さ れ た という ふう に 承っ て おり ます 。   私 は 、 実は 官房 副 長官 の とき に 尖閣 の 問題 が あり まし て 、 フジタ の 社員 が 拘束 さ れ た こと と レアメタル が 禁輸 措置 に なり まし て 、 その とき に 、 この フジタ の 社員 の 拘束 を 、 正直 言う と 、 中身 は 申し上げ られ ませ ん が 、 かなり 中国 の 高官 と 直接 に やり取り を し まし た 。 かなり 声 を 荒 げ て 、 言葉 を 荒 げ て やり取り し た 記憶 も ある ぐらい で 、 まあ 内容 について は 当時 の こと です から 申し上げ ませ ん けれども 、 結果 として 、 やり取り が あっ て 、 ある 一定 の ディール が あっ た 後 、 実は 、 向こう は 解放 する と は 言い ませ ん でし た けれども 、 一定 の ディール が あっ た 後 に 、 実は 、 一 週間 後 ぐらい です か ね 、 二 週間 後 ぐらい です か ね 、 解放 さ れ て ほっと 安堵 し た こと を 覚え て おり ます 。   です から 、 この 交渉 が いかに 難しい 交渉 か という こと も よく 理解 を し て おり ます ので 、 林 大臣 も 、 それから 現実 に 交渉 に 当たっ て いる 外務省 の 職員 も なかなか 御苦労 いただい て いる ん だろ う な という ふう に 思っ て おり ます 。   ただ 、 やっぱり これ 見 て いただく と 非常 に 案件 多う ござい まし て 、 それ も 驚く ん です が 、 懲役 十 二 年 服役 中 とか 、 服役 中 病死 とか 、 懲役 十 五 年 服役 中 とか 、 いや 、 これ 結構 罪 として は 重い ん です よ ね 。 実刑 食らっ て いる わけ です よ 。 反 スパイ 法 だ と 思う ん です けれども 、 実際 に じゃ スパイ 行為 を この 人 たち が やっ て いる か と いう と 、 私 は 到底 やっ て いる と は 思え ない と 。 これ が 服役 中 という こと に なる と 、 いや 、 なかなか 、 在留 邦人 の 身柄 が です よ 、 これ 一般 の 人 が やら れ て いる わけ です から 、 非常 に 不安 な 中 で 行わ れ て いる という こと で ござい ます 。   それで 、 中 に は スパイ と 認定 さ れ て いる とか 、 中 に は 、 民間 人 の 中 でも です ね 、 コン サル 、 それから 学者 、 それから やっぱり 民間 人 、 ビジネスマン 等 いらっしゃっ たり 、 中 に は 、 私的 な 旅行 中 に 拘束 さ れる と 、 金品 も 没収 さ れる という こと で ござい ます ので 、 非常 に ちょっと 困っ た もん だ な と 思っ て おり まし て 、 アステラス 社 の 拘束 事案 について 、 まず 個別 に お 伺い し ます 。   この こと について 、 実際 に 外務省 は 、 どういう 事態 で どういう 形 で 拘束 に 至っ た の か 、 どういう 形 で 把握 さ れ て いる の か 、 お答え いただけ ます か 。 ごめんなさい 、 ちょっと それ 、 質問 と 答え 、 ずれ て い ます ね 。 それ は 最後 の 判決 に 至っ た ところ で 、 判決 まで は 拘束 さ れ て 、 起訴 さ れ て 裁判 に 行っ て 、 それで 最後 の 、 最終 公判 の ところ で は 、 それ は 公開 か 非公開 か による らしい ん です けれども 、 その 状況 で は 一定 の こと は 、 事実 関係 は 分かっ て いる と 。 それ は 、 申し訳 ない けど 、 もう 結論 が 出 た とき の 話 です 。 違い ます 。   今 拘束 さ れ て いる アステラス 社 の 社員 について 、 どういう 形 な の か 、 外務省 として は どういう 形 で 把握 し て いる の か について 御 質問 し て い ます 。 事情 を 把握 し て おり ませ ん と あっさり 言わ れ ます が 、 いやいや 、 だって 、 これ 、 アステラス 社 から 外務省 に 何らかの 報告 が あっ たり 、 まあ 私 言っ ちゃ い ます けど 、 領事 接見 も し て いる はず です よ ね 。 領事 接見 し て い ます よ ね 。 し て い ない わけ ない です よ ね 。 これ 質問 しよ う と 思っ て い た ん です けど 、 全然 答え て くれ ない ので 先 に 言い ます が 、 領事 接見 し て いる はず です から 、 その 場合 どう な の か 。 大臣 でも 結構 です 。 大臣 は 、 非常 に 詳しく 、 なおかつ リアル に お答え を いただい た の は ありがとう ござい ます 。   まさに 大臣 おっしゃる とおり な ん です ね 。 領事 通報 あり ます から 、 拘束 さ れ た こと を 向こう は 隠し たり 何 か し て いる わけ で は なく て 、 日本国 政府 に 、 拘束 し た という こと は こちら に 通報 が あっ て 、 それで 、 こちら 側 と すれ ば 、 一般 的 に 言う と 、 本人 が 希望 する か し ない か でしょ う けど 、 領事 面会 を 求め て 、 そして 領事 面会 が できる と 。 ただ 、 そこ で は 、 何で 逮捕 さ れ た か とか どういう 状況 だっ た か という の は 多分 領事 面会 で は 拘束 さ れ た 人 は 言え ない と 思い ます ので 、 そこ は なかなか 具体 的 な 詳細 は 分から ない と 思う ん です けど 、 これ 、 日本 の 場合 は 、 逮捕 さ れ たら 七 十 二 時間 以内 に 、 留置 の 段階 で 検察 に 送検 する か どう か 決める ん です ね 。   ところが 、 中国 の 場合 は 実は すごく 長く て 、 事実 上 の 身柄 拘束 が 最長 六 か月 、 そして 拘留 に 向け た 審査 が あっ て 最長 三 十 日 、 検察 の 場合 最長 七 日 な ん です けど 、 そこで 初めて 逮捕 。 逮捕 から 二 か月 以内 で 起訴 審査 、 そして 起訴 に 、 また これ も 最長 六 ・ 五 か月 な ん です けど 、 起訴 に なる と 。 これ 、 すごい 身柄 拘束 まで に 長い ん です ね 。 です から 、 今 の 場合 に は 、 実は 罪 か どう か 分から ない まま ずっと 勾留 さ れ て いる という こと に なる ん です 。 だから 、 向こう の 司法 制度 について 私 は 何らかの 異議 を 申し立てる つもり は あり ませ ん 。 まあ 法治 国家 です 、 いや 、 法治 国家 と いう か 主権 国家 です から 、 相手 も です ね 。   しかしながら 、 この 状況 の 中 で 、 今 申し上げ た よう に 非常 に 拘束 時間 が 長い 中 で 、 本人 が 例えば やっ て も い ない こと を 認め ざる を 得 ない とか 、 これ だけ 服役 し なけれ ば いけ ない 懲役 の 期間 が 長い と 、 まあ どういう 取調べ が 行わ れ て いる か 僕 は つまびらか で は ない です けれども 、 何らかの 冤罪 の よう な 形 で 認める こと が 出 て き て 、 認め たら じゃ 短く し て やる とか 出し て やる とか みたい な 議論 に なっ て くる と 、 その こと 自身 が 外交 的 に 後々 日本 利用 さ れる 可能 性 も あっ て 、 私 が 少し 懸念 を 持ち 過 ぎなのかもしれませんが 、 ちょっと 何とも 言いよう が ない な と 思っ て おり まし て 。   その フジタ の 拘束 事案 の とき も 相当 やり取り し た ん です けど 、 なかなか こっち の 言い分 も 通じ ない という か 、 いやいや それ は それぞれ の 国 の 主権 国家 等 の 判断 です から という 話 に なっ て き ます ので 、 大臣 、 向こう の 大臣 と の やり取り の 詳細 、 私 は 、 承っ て も お答え し にくい と 思い ます けれども 、 相手 側 が どういう 反応 な の か とか 、 この 問題 について 一 度 、 例えば 外務省 の 中 で 、 これ だけ 拘束 さ れ て いる わけ です から 、 ち ょっとこのままでいいのかどうかみたいなことの 研究 等 を し て いただい て 中国 側 と 実際 に やり取り を する よう な 、 それ だって なかなか らち が 明く か どう か 分から ない です よ 、 私 も 、 それで その 何らかの 形 の こういう 拘束 事案 が 減る か どう か も 私 は 何とも 言いよう が ない ので 無責任 な 議論 し たく ない ん です が 、 ちょっと 余りに も 多い の と 、 日本 の 民間 人 が スパイ 活動 し て いる と は 思え ない ので 。   で 、 実際 に これ 帰国 し て いる 人 は 、 懲役 が そのまま な の か 、 全部 刑 を 全う し て いる の か 、 途中 で 釈放 さ れ て いる の かも これ 微妙 な ん です けれども 、 少し 外務省 の 中 で この こと について の 対策 なり 、 中国 側 に 何らかの 形 の 、 今 まで の よう に 、 外務 大臣 が 拘束 事案 を 何とか 解放 しろ と いう こと の やり取り で 、 向こう は また 相変わらず 、 いやいや 主権 国家 で 中国 の 法 に のっとっ て やっ て いる みたい な こと を 言っ て いる の は 僕 は 十分 類推 できる 、 する ん です けど 、 そこ について ちょっと 大臣 として 問題 意識 を 少し 重 め に 持っ て いただい た 方 が いい か な という 認識 な ん です が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   これ 、 ちなみに 、 中国 の 在留 邦人 、 今 何 人 いる か 、 事務 方 で 結構 です ので お答え ください 。 八 万 人 です ね 。 私 は 、 昨日 聞い た ところ に よる と 、 二 〇 二 二 年 の 十月 現在 で 約 十 万 二 千 人 と 聞い て いる ん です けど 、 これ 、 やっぱり 十 万 人 単位 で 日本人 が いる 中 で こういう 勾留 事案 が ある という の は 、 向こう で 例えば 企業 で 派遣 さ れ て いる 方 にとって も 、 事業 を さ れ て いる 方 にとって も 非常 に 不安 だ と 思い ます 。   それから 、 外務省 、 もう 一 個 。 日本人 が 勾留 さ れ て いる 事案 は 今 こういう 状況 です けれども 、 各国 です ね 、 世界 の 各国 で も こういう 形 で 勾留 事案 が 度々 起こっ て いる みたい な こと は 把握 さ れ て い ます か 。 いやいや 違い ます 。 日本 以外 の 国 の 、 中国 に ビジネス として 行っ て い たり 派遣 さ れ て い た 人 たち が 勾留 を さ れ て いる よう な 事案 が 各国 に も 複数 存在 する の か どう か 、 外務省 は 把握 さ れ て い ます か と 聞い て い ます 。 これ 多分 、 各国 とも この こと について は 多分 懸念 が 多い と 思う ので 、 それ を 表立っ て 各国 と 協議 し て 何らかの 申入れ を する なんと いう の は なかなか でき にくい と 思い ます けど 、 問題 意識 を 、 大臣 、 そこ は 一定 の 外交 的 な 中 で 、 それ こそ 事務 方 同士 で どういう 対応 を し て いる の か 等 の 意見 交換 ぐらい は し て いただい て 、 対処 の 方法 なり を 、 まあ 別に 表 に 出す 必要 は 全く ない です けれども 、 御 検討 いただき たい な と いう の は 、 これ は 要望 で ござい ます ので 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。 お答え は 結構 です 。   それで 、 実は 外務省 の 職員 も 去年 拘束 さ れ た ん です よ ね 。 外務省 の 職員 も 大使館 員 が 一時 拘束 を さ れ て おり まし て 、 これ ウィーン 条約 的 に は 問題 だ と 思う ん です けど 、 この 事案 について は 事実 関係 だけ 御 報告 いただけ ます か 。 大臣 でも 結構 で ござい ます し 、 事務 方 で も 結構 です 。 ありがとう ござい ます 。 非常 に 懸念 を する ところ で ござい ます 。   実は 今 、 中国 の こと で 、 台湾 有事 の 議論 とか も 出 て い ます し 、 いろんな 課題 が ある ん です けれども 、 例えば 中台 で 何らかの 、 大きい 戦争 とか は 別 です よ 、 何らかの 衝突 とか が あっ て 、 どう な ん だ という 議論 が 始まっ て 、 途端 に 、 実は 十 万 人 日本人 が 中国 に いる わけ です 。 こういう 拘束 事案 が ある わけ です 。   これ 、 いきなり 拘束 さ れる よう な 例 が 出 て き たら 、 まさに 有事 の とき に 、 存立 危機 事態 とか 共同 訓練 とか おっしゃっ て い ます が 、 まさに その とき に 身動き 取れ なく なる 可能 性 が 非常 に あり 得る と 僕 は 思っ て い て 、 僕 は 、 戦争 に なら ない こと が 大事 だ と 思い ます し 、 戦争 を 回避 する ため に 動く の が 政治 や 外交 の 役割 だ と 思っ て い ます けれども 、 ちょっと やっぱり 気 に なる ん です ね 、 この こと は 。 何 人 か が 拘束 さ れ た だけ で もう 日本 政府 は 判断 でき なく なる 可能 性 が ある 。   十 万 人 の レベル って そう 簡単 で は ない です し 、 事前 に じゃ 国内 に 帰っ て こ れる か なんて いえ ば 、 今回 の まさに スーダン の 状況 は 、 事前 把握 でき なく て 、 これ だけ 激しい 戦闘 状態 が 起こっ て 、 六 十 人 から 百 人 の 邦人 が その 場 に 居合わせる こと 自身 が 二 十 一 世紀 に なっ て 一番 多分 厳しい 状況 だっ た と 思い ます 、 まあ 退避 でき た こと は よかっ た と 思い ます が 。   つまり 、 本当 の 有事 、 衝突 で は なく て も 、 何らかの 緊張 が 出 て き た 瞬間 に 何 人 か の 例えば 邦人 が 拘束 を さ れる よう な 事態 が 起こる と 、 本当に 私 は 日本 の 政治 判断 自身 が やり にくく なる ん じゃ ない か という こと を 懸念 し て い て 、 じゃ 、 おまえ どう し たら いい ん だ と 言わ れ たら 、 なかなか 、 どう しよ う 、 どう し たら いい ん だ という こと は 言い にくい です し 、 逆 に 経済 の 相互 依存 が 進め ば 進む ほど 、 さっき 投資 の 話 が あり まし た けど 、 投資 が 進め ば 進む ほど 、 日本人 の 経済 人 、 ビジネスマン が 中国 に いる わけ です から 、 投資 が 進め ば 進む ほど 、 相互 依存 関係 が 厚く なれ ば 衝突 は より 蓋然性 が 低く なる と 思い ます ので 、 それ は 大事 な こと な ん です けど 、 全部 裏返し の 話 で 、 外交 は 一足飛び に は いか ない の は 重々 承知 を し て おり ます が 、 先 ほど 私 申し上げ た よう に 、 大臣 に おか れ まし て は ちょっと この こと は 留意 し て おい て いただけれ ば 、 もう 重々 承知 だ と 思い ます が 、 お願い し たい と 思い ます 。   それで 、 この 件 について 最後 、 追加 の 質問 な ん です けど 、 そんな こと を 今日 やろ う と 思っ て い たら 、 今朝 の 朝刊 に 、 中国 の 全人代 の 常務 委員 会 において 反 スパイ 法 の 改正 案 の 審議 が 始まっ た と 。 それ は より 反 スパイ 法 の 適用 の 幅 を 広げる という 議論 に なっ て いる と 、 サイバー を 始め として です ね 、 IT を 始め として です ね 。   そう する と 、 今 も 、 さっき 大臣 言わ れ た よう に 、 何 が 問題 で 何 が 逮捕 さ れ て いる の か が 曖昧 だ と 大臣 言わ れ まし た けれども 、 それ の 議論 を また 広げよ う という 議論 が 始まっ た という ふう に 今日 いきなり 朝刊 に 出 て い まし た もの です から 、 大臣 、 やっぱり この 審議 の 内容 等 について は 是非 注視 を し て いただい て 、 もちろん 中国 の 大使館 の メンバー も 分かっ て いる と 思い ます けれども 、 その こと について は 外務 省内 で の 議論 を よろしく お願い し たい と 思い ます が 、 もし 何 か 答弁 が あれ ば お願い し ます 。 大臣 に 前向き に 御 答弁 いただい た ので 、 是非 そこ は 、 答え の ない 世界 です が 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   まだ 審議 続き ます ので 、 RAA について 冒頭 の 質問 から さ せ て いただき ます 。   実は これ も 我々 関わっ て い まし て 、 東日本 大震災 の とき に 、 さっき ちょっと 御 紹介 あり まし た けど 、 オーストラリア が C 17 輸送 機 を 日本 に 派遣 し たい という 申入れ が あり まし た 。 その とき に 、 一応 軍用 機 を 派遣 を 受ける わけ です から 、 その こと について は 若干 、 実は 私 官邸 に い まし て 、 やっぱり 他国 の 軍隊 が 領土 内 に 入っ て くる こと について は 私 自身 は 相当 抵抗 が あり まし た 。   実は 今回 、 我が 党 は 賛成 を し て い ます けど 、 やっぱり オーストラリア と イギリス と は いい ながら 、 他国 の 軍隊 が 入る という こと について は 相当 慎重 に やる べき だ と 思っ て い まし て 、 この 東日本 大震災 の とき の C 17 の とき に は 、 結局 地位 協定 が 、 まず 国連 軍 の 地位 協定 しか ない ので どう する ん だ という 議論 に なり まし た 。 で 、 国連 軍 の 地位 協定 は 、 人道 支援 、 災害 救援 を 想定 し た もの で は あり ませ ん でし た 。 結果 として 、 日本 の いわゆる 一般 的 な 空港 や 航空 自衛隊 の 基地 が 使え ない ので 、 在日 米 軍 の 横田 基地 を 利用 し て 着陸 許可 を 外務省 とか 防衛 省 とか で 相当 協議 を し て いっ て 、 入っ て いただい た ん です 。   この とき 他国 も 、 軍隊 を 日本 の 東日本 大震災 の 救援 の ため に 派遣 し たい という 申入れ 、 いろんな 国 から あっ た ん です 、 僕 、 どこ と は 言い ませ ん が 。 ただ 、 相手 国 の 軍隊 が 日本 の 領土 内 に 入る こと について は 相当 僕 は 抵抗 が あっ た ので 、 外務省 や 当時 の 官房 長官 の 枝野 さん や 菅 総理 とも 相談 を し て 、 この C 17 の 入国 は 何とか 調整 を し た ん です が 、 ほか について は なるべく やめよ う という 議論 を さ せ て いただき まし た 。   ここ から スタート し て 、 実は 当時 の オーストラリア の ミラー 大使 が 、 こんなに 手続 掛かる の は ちょっと 余りに も 時間 が 掛かり 過ぎる ので 、 円滑 化 が できる よう 、 お互い の 自衛隊 と オーストラリア 軍 の 間 で 何らかの 調整 しよ う で は ない か という の を ミラー 大使 が 問題 提起 を さ れ た ん です けど 、 今度 は オーストラリア 側 が 、 簡単 に 言え ば 同盟 関係 で は ない わけ です ね 、 日本 と 豪州 は 、 まあ 悪い 関係 と は 言い ませ ん が 。 そういう 状況 の 中 で 実は この 議論 が 始まっ て 、 二 〇 一 四 年 、 自民党 政権 下 に なっ て 実際 の 交渉 が 動き出し た と 。 更に 言え ば 、 そこ から 先 、 今年 、 二 〇 二 三 年 です から 、 やっぱり かなり 時間 を 要し て いる ん です ね 。   その ぐらい 僕 は 、 やっぱり それぞれ の 軍隊 が お互い の 領土 、 領海 、 領域 内 に 入っ て くる という こと に対して は 手続 上 は 大変 だ という ふう に 思っ て い て 、 ここ 、 まとまっ た こと について は 了 と し ます が 、 いろんな 思い が あり ます ので 、 次 の 委員 会 で もし 質問 できる 機会 あれ ば 聞か せ て いただき たい と 思い ます し 、 一 個 だけ 聞い て 今日 は 終わり たい と 思い ます が 。   同志 国 という 言葉 が 国家 安全 保障 戦略 に 実は 十 か所 以上 出 て き まし た 。 これ 、 実は 二 〇 一 三 年 の 国家 安全 保障 戦略 に は 一 回 も 出 て き ませ ん 。 突然 十 三 か所 も 同志 国 という 言葉 が 生まれ て いる ん です が 、 私 は 、 同盟 国 は もちろん 分かり ます が 、 同志 国 という の は 一体 どういう 議論 な の か と 。 新聞 で は 準 同盟 という よう な 表現 も さ れる ん です が 、 準 同盟 も 何だか 分から ない し 、 衆議院 の 議事 録 見る と 、 準 同盟 という 表現 は 外務省 使っ て おら れ ない と 。   これ 、 同志 国 という の は 、 一体 どういう 形 で 今 この 国家 安全 保障 戦略 や 外務省 として は 使用 さ れ て いる の か 。 そこ だけ お 答え いただい て 、 今日 の 質問 は 取りあえず 終わり たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 で ござい ます 。   与野党 の 先生 方 から お話 が あり まし た が 、 私 の 方 から も 、 宮古島 沖 で の 非常 に 悲痛 な 事故 について 引き続き の 捜索 、 また 、 スーダン について は また 引き続き の 取組 を お願い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   議案 の 協定 について 質問 を いたし ます 。   協定 第 六 、 七 におきまして は 、 接受 国 の 入国 について は 、 全て の 場合 において 、 検疫 に関する 接受 国 の 関係 法令 を 適用 する 旨 規定 さ れ て い ます 。   これ について 、 なぜ この よう な 規定 に し た の か 、 日米地位協定 の この 規定 の 考え方 も 含め 、 答弁 を お願い いたし ます 。 今回 の 二つ の この 協定 について は 、 全て の 場合 について 接受 国 の 関係 法令 を 適用 する と 、 この よう に し た こと について は 、 理由 は 説明 でき ます か 。 では 、 外務 大臣 に 伺い ます けれども 、 今 、 原則 が 異なる という こと 、 まあ 原則 が 異なり かつ 運用 も 異なる の かも しれ ませ ん が 、 そこ は 私 は 分かり ませ ん が 、 いずれ に し て も 、 今回 この 二つ の 協定 で 、 全て の 場合 において 日本 の 関係 法令 を この 検疫 において 適用 する と し て おり ます 。   ただ 、 この 日米地位協定 において は 、 在日 米 軍 基地 から 入国 する 場合 です ね 、 米 軍 関係 者 が 、 これ は アメリカ が 検疫 手続 を 行う こと に なっ て おり ます 。 これ について は 、 同僚 の 先生 方 も 御 記憶 ある か と 思い ます が 、 この コロナ 禍 の 中 で 沖縄 あるいは この 岩国 の 関係 から 感染 が 広がっ た の で は ない か 、 国会 で も 議論 が さ れ た ところ で ござい ます 。   なので 、 外務 大臣 に お 伺い し ます が 、 これ を 機 に 、 今回 の 二つ の 協定 を 機 に 、 日米地位協定 の この 検疫 の この 在り方 、 在日 米 軍 基地 から 入国 する 米 軍 関係 者 について アメリカ 側 が 検疫 手続 を 行う 、 この 原則 を 変える 、 そうした 問題 提起 を アメリカ 側 に対して 行っ て も 私 は いい ん じゃ ない か と 思う ん です が 、 大臣 の 見解 を お願い いたし ます 。 日 米 安保 条約 と 本 協定 で は 、 前提 、 原則 とも おっしゃっ た と 思い ます が 、 違う という こと と おっしゃっ て いる わけ な ん です が 、 それ が 現実 の ところ で どこ まで 合理 性 が ある の か について は 私 も 疑義 が あり ます ので 、 引き続き 質問 を 重ね させ て いただき たい と 思い ます 。   次 の 質問 に 行き ます けれども 、 協定 第 十 四 条 は 、 接受 国 において 、 接受 国 が 決定 する 手続 及び 要件 に従って 、 訪問 部隊 が 武器 、 弾薬 、 爆発 物 、 危険 物 を 輸送 し 保管 、 及び 取り扱う こと が できる 旨 規定 し て い ます 。 実際 の この 、 じゃ 運用 に当たって 、 この オーストラリア 軍 あるいは イギリス 軍 が こうした もの を 輸送 、 保管 など する 際 に は 、 どういう 手続 及び 要件 に 従う こと に なる の か 。 今 の 自衛隊 の この 国内 における 手続 、 要件 、 これ に 、 必要 が あれ ば これ に も 触れ ながら 説明 を し て いただき たい と 思い ます 。 政府 参考 人 です 。 じゃ 、 重ね て です が 、 訪問 部隊 の 輸送 、 保管 など を 、 これ は 自衛隊 が 行う こと も 想定 し て いる の か 。 で 、 それ を する 場合 に は 、 その 法令 上 の 根拠 を どの よう に 考え て いる の か を 答弁 願い ます 。 では 、 次 の 質問 、 協定 第 二 十 一 条 二 は 、 派遣 国 の 当局 が 、 訪問 部隊 の 構成 員 又は 文民 構成 員 に対して 、 派遣 国 の 法令 によって 与え られ た 全て の 刑事 裁判 権 を 接受 国内 で 行使 する 権利 を 有する こと 、 そして 接受 国 の 当局 が 、 訪問 部隊 の 構成 員 及び 文民 構成 員 に対し 、 接受 国内 で 犯す 罪 で あっ て 接受 国内 の 法令 によって 罰する こと が できる もの について は 刑事 裁判 権 を 有する こと を 規定 し ます 。   つまり 、 この 競合 する 場合 という もの が ある わけ で ござい ます けれども 、 質問 です が 、 派遣 国 の 当局 は 専ら 派遣 国 の 財産 若しくは 安全 のみ に対する 罪 又は 公務 執行 中 の 作為 又は 不作為 から 生ずる 罪 について は 、 接受 国 の 当局 は その他 の 罪 について 、 訪問 部隊 の 構成 員 及び 文民 構成 員 に対して 裁判 権 を 行使 する 第 一 の 権利 を 有する こと を 想定 し て いる ところ で あり ます けれども 、 今 申し上げ た ここ で 言う 公務 、 続け て 聞き ます けど 、 公務 執行 中 という こと は この 定義 上 どう なっ て いる の か 、 また 、 その 公務 執行 中 を 判断 する の が 誰 に なっ て いる の か 、 また 、 この 公務 執行 中 の 判断 について 、 この 認識 について そご が 生じ た 場合 に は どの よう な 手続 を 経 て 公務 執行 中 として 決定 を する の か 。 ここ まで 答弁 を お願い いたし ます 。 では 、 重ね て 政府 参考 人 に 伺い ます が 、 日本 側 が 第 一 次 裁判 権 を 行使 する もの と さ れ て いる 今 の この 公務 外 で 罪 を 犯し た 訪問 部隊 の 構成 員 、 また 文民 構成 員 の 身柄 を オーストラリア あるいは イギリス 側 が 確保 し て いる 場合 です ね 、 この 当該 被疑 者 の 引渡し は どの 時点 で なさ れる の か 、 起訴 前 で あっ て も 日本 側 に 身柄 の 引渡し が 行わ れる こと に なっ て いる の か 、 答弁 を お願い いたし ます 。 では 、 外務 大臣 に やはり 日米地位協定 の 関係 で 質問 さ せ て いただき たい ん です が 、 日米地位協定 第 十 七 条 の 五 の ( c ) は 、 被疑 者 の 身柄 が アメリカ に 、 アメリカ 側 に ある とき は 、 起訴 さ れる まで の 間 は アメリカ 側 が 被疑 者 を 拘禁 する 旨 規定 を し て い ます 。   やはり 同僚 の 先生 方 に は 本当に 御 記憶 に 、 非常 に 痛切 な 思い が ある ところ だ と 思い ます が 、 かつて 沖縄 で 発生 し た 一 九 九 五 年 の 少女 暴行 事件 を 機 に 、 凶悪 犯罪 について は 起訴 前 の 身柄 引渡し について アメリカ 側 が 好意 的 に 考慮 する こと と する 日 米 合同 委員 会 合意 が なさ れ て い ます 。 しかし 、 日本 側 の この 起訴 前 身柄 引渡 要請 が 拒否 さ れ た 事例 も あり ます 。   この 度 の この オーストラリア 、 イギリス の 二つ の 協定 の 締結 を 機 に 、 日米地位協定 の 改正 です ね 、 起訴 前 で あっ て も 身柄 を 引き渡す 、 その よう な 改正 を アメリカ 側 に 日本 政府 として 提起 す べき で ある と 考え ます が 、 外務 大臣 の 見解 を お願い いたし ます 。 政府 参考 人 で 結構 な ん です けれども 、 ちょっと お答え いただける か どう か 。   先 ほど の この 事例 です ね 、 冒頭 に 聞き まし た 検疫 に関して は 日 米 安全 保障 条約 という 両国 間 の 協定 の その 性質 そのもの が 違う という よう な こと だっ た ん です が 、 この 、 被疑 者 を 起訴 前 に 日本 に 引き渡す か どう か について 、 日 米 安保 条約 で ある か 、 あるいは 今回 の この 円滑 化 協定 で ある か 、 そう し た その 条約 の 違い という もの は 本質 的 な 要素 として あり 得る ん でしょ う か 。   政府 として 、 外務省 として 、 この 違い は 一体 何 な ん で ある と お 考え でしょ う か 。 答え に なっ て ない ん です が 。   ちょっと 外務省 、 事実 関係 だけ 教え て もらえれ ば いい ん です けれども 、 なぜ こういう 違い が 、 同じ 条約 と いえ ば 同じ 条約 な ん です けれども 、 条約 によって 、 こういう 起訴 前 の 引渡し 、 ある ない が 、 違い が ある か という の を 、 そういう こと について 検討 さ れ た こと あり ます か 、 外務省 として 、 政府 として 。 多分 、 さっき の 検疫 の とき も 私 は 違い が ある こと は 合理 的 な 説明 が 立つ の か と 、 私 は 難しい よう な 気 が する ん です が 、 この 犯罪 に関して は 、 起訴 の 引渡し 、 これ 多分 ない と 思う ん です ね 、 これ 安保 条約 で ある か あるいは 円滑 化 協定 で ある か について 。 な ので 、 また 改めて この 委員 会 で 質問 いたし ます ので 、 外務省 として 、 外務 大臣 の 下 で 、 この 日米地位協定 の この 部分 を 見直す べき で ない か という 問題 提起 を さ せ て いただき ます ので 、 その 本質 的 な 検討 を 含め て しっかり 検討 を お願い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   続い て 伺い ます が 、 協定 の 附属 書 など におきまして は 、 アメリカ あるいは オーストラリア 軍 の 構成 員 など が 公務 外 で 事件 を 起こし 、 そして その 被疑 者 に 死刑 が 科せ られる 場合 が ある よう な ケース において は 、 協定 上 負っ て いる 被疑 者 の 逮捕 、 引渡し や 、 あるいは その 捜査 の 実施 など について の 援助 義務 です ね 、 オーストラリア あるいは イギリス が 援助 義務 が 免除 さ れる こと に なっ て い ます が 、 こうした 取決め を し た 経緯 、 また その 趣旨 について 説明 を お願い いたし ます 。 次 の 質問 まとめ て 、 防衛 省 でしょ う か 、 答弁 お願い し たい と 思う ん です が 、 国家 防衛 戦略 において は 、 今回 の この 協定 です ね 、 円滑 化 協定 について 記述 が あり ます 。 具体 的 に は 、 RAA 等 の 整備 を 踏まえ 、 オーストラリア における 訓練 の 実施 や ローテーション 展開 など を 図り 、 事態 生成 時 に は 云々 々 とある ん です が 、 今 私 が 読み上げ た この オーストラリア における 訓練 の 実施 という の は どういう もの な の か 。 例えば 、 反撃 能力 を 始め と する この スタンドオフミサイル など の 装備 を する こと に なっ て い ます が 、 そういう 訓練 など も 含ま れる の か 。 あるいは 、 この ローテーション 展開 という もの は 何 で あっ て 、 この 等 も です ね 、 等 という もの は 何 か 。 また 、 最後 の 、 事態 生起 時 の この 事態 と は どの よう な もの を 意味 する の か 。 答弁 を お願い いたし ます 。 丁寧 に 答弁 し て いただい た と 思う ん です が 、 聞い て いる と 結構 すごい こと を お話し さ れ て いる と 思う ん です が 、 精査 し て また 質問 重ね させ て いただき たい と 思い ます 。   外務 大臣 に 次 まとめ て 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 先 ほど 福山 委員 から の 御 質問 も あり まし た けれども 、 今回 の この 両 協定 です ね 、 まあ 実施 法 も 含め て 同志 国 と の 連携 強化 という こと を おっしゃっ て いる ん です が 、 その 趣旨 について 、 具体 的 な 趣旨 について 、 意義 について 答弁 いただく とともに 、 一方 で 、 この オーストラリア と 英国 において は 、 イギリス とともに いわゆる 安全 保障 の 枠組み 、 AUKUS を 形成 を し て おり ます 。 この AUKUS について は 、 中国 あるいは ASEAN 諸国 の 一部 から も 、 まあ それぞれ の 立場 が ある という こと だ と は 思い ます けれども 、 懸念 の 意思 など が 表明 さ れ て いる ところ で あり ます 。   今般 、 我が国 が この オーストラリア 軍 、 イギリス 軍 と こうした 円滑 化 協定 、 また 実施 法 の 整備 を 行っ て 、 そうした 部隊 間 協力 を 強化 する こと は 、 日本 が この AUKUS へ の 関係 、 傾斜 を 強め て いる という よう な 見 られ 方 を する という こと も あり 得る の だろ う という ふう に も 思い ます 。 必ずしも そう なる か どう か という の は 、 それ は 分かり ませ ん けれども 、 まあ 一つ の 見方 として 。   そうした とき に 、 やはり 日 中間 は 、 首脳 会談 、 あと 外相 会談 も さ れ て おり ます けれども 、 新しい 引き続き の 互恵 的 あるいは 新しい 建設 的 な 取組 を 進め て いか なけれ ば いけ ない ん です が 、 そういう 中国 へ の 影響 について どう 考え て いる の か 、 答弁 を お願い いたし ます 。 ありがとう ござい まし た 。   残り 、 安保 三 文書 を 質問 さ せ て いただき ます 。   政府 参考 人 、 本質 的 な ところ だけ で いい ので 、 す ぱっと 答え て いただき たい と 思う ん です が 、 まず 一つ 目 です 。   安保 三 文書 は 特定 の 国 や 地域 を 対象 に し た もの で は ない 、 繰り返し 答弁 さ れ て いる ん です が 、 この 趣旨 について 具体 的 に お願い いたし ます 。 分かり まし た 。 ちょっと 前回 の 答弁 が 少し 分かり にくかっ た ので 、 明確 に 答弁 いただき まし た 。   じゃ 、 次 です けど 、 安保 三 文書 に は 、 自衛隊 の 基地 、 施設 の 強靱 化 です ね 、 あるいは 抗 堪 性 や あるいは 継 戦 能力 など を 定め て いる ん です が 、 これ も 、 極めて 現実 的 な シミュレーション を 踏まえ て 、 そうした 抗 堪 性 や 継 戦 能力 の 向上 あるいは 具備 という の が 必要 だ と 、 それ に 必要 性 、 合理 性 が ある と 、 そういう 結論 に なっ た という こと でしょ う か 。 じゃ 、 政府 参考 人 に 、 この 極めて 現実 的 な シミュレーション 、 また 防衛 大臣 は 、 最も 烈 度 が 高い 事態 、 これ も 検討 し た という こと です が 、 こうした 事態 において は 、 あるいは その シミュレーション において は 、 相手 国 から の 武力 攻撃 による 自衛 官 や あるいは 一般 の 日本 国民 が 死傷 する 、 そうした 死傷 者 など の 被害 想定 も なさ れ て いる の でしょ う か 。 明確 に 答弁 を お願い いたし ます 。 すごい 答弁 が 飛び出し まし た 。   前回 、 この シミュレーション は 補給 とか そうした もの について も 検討 さ れ て い ない という こと な ので 、 はっきり 言っ て 、 軍事 的 な 戦略 あるいは その 計画 として の 体 を 成し て い ない という ふう に 私 は 思う ところ で ござい ます 。   また 引き続き 質疑 を さ せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   早速 、 日 豪 並び に 日 英 円滑 化 協定 について 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 初め に 、 午前 中 の 議論 と ちょっと 重複 する ところ も ある かも しれ ませ ん が 、 この 安全 保障 分野 における 近年 の 日 豪 そして 日 英 関係 、 新聞 等 で も まさに 準 同盟 関係 という 表現 が 非常 に 多く 使わ れ て おり ます 。 公式 の 言葉 で は ない という こと だ という ふう に は 承知 を し て いる わけ で あり ます けれども 、 ただ 、 ある 意味 この 両国 と の 日本 の 親密 さ と いう か 連携 の 良 さ という もの は 当然 表さ れ て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。   この こと が なかなか 、 今回 の この 円滑 化 協定 も 、 恐らく アメリカ という ところ は とても 国民 の 皆さん の 認識 も 強い わけ で あり ます けれども 、 その 次 、 オーストラリア な ん だ と 、 その 次 、 英国 な ん だ という こと について は 、 正直 言う と ほとんど 認識 の ない や はり 方 も 多い ん じゃ ない か と 思っ て おり ます 。   改めて 、 こういう ところ を ちょっと 確認 さ せ て いただく 上 で 、 この 日本 の 安全 保障 における 両国 の 位置付け という こと 、 それから 、 これ まで の 協力 活動 です ね 、 その 実態 という こと と 併せ て 、 今回 の 円滑 化 協定 の 意義 という こと について 、 浜田 大臣 から 御 説明 いただき たい と 思い ます 。 大臣 から 今 御 説明 いただい た とおり 、 これ まで も 、 例えば 安全 保障 分野 において も 様々 な 協定 を 時間 を 掛け て 積み重ね 、 そして 共同 訓練 等 によって 実態 として 落とし込ん で き た という こと 、 御 説明 を いただき まし た 。   そして 、 協力 活動 、 これ も 、 いわゆる 共同 訓練 だけ で は なく て 、 特に 災害 時 の 様々 な 支援 活動 等 を 相互 に やってき た 、 こういう 歴史 も 積み重ね も ある ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。 こういう もの を 受け て 、 今回 、 円滑 化 協定 が できる と 。   改めて 、 もう 一 問 ちょっと 大臣 に お 伺い し て おき たい ん です が 、 じゃ 、 この 日 豪 です ね 、 具体 的 に まず 日 豪 から な ん です けれども 、 この 日 豪 の 円滑 化 協定 が 承認 さ れ た 後 、 日 豪 間 で 更 なる 連携 って どう なっ て いく の か 。   例えば 、 これ 、 当該 協定 に 期待 さ れる 効果 という ところ で は 、 よく 御 説明 として は 、 日 豪 共同 訓練 の 拡充 という こと を 今 も 御 答弁 の 中 で あり まし た 、 言わ れ て おり ます し 、 昨年 発表 さ れ まし た 新た な 安全 保障 協力 に関する 日 豪 共同 宣言 、 こちら の 中 で は 、 より 洗練 さ れ た 共同 訓練 という 、 ちょっと こういう 表現 も 使わ れ て いる わけ です 。   なかなか これ どういう もの が イメージ さ れ て いる の か という こと が 分かり にくい な と 思っ て おり ます ので 、 今後 の この 日 豪 の 具体 的 な 連携 の 在り方 について 、 浜田 大臣 から 御 答弁 いただき たい と 思い ます 。 それでは 、 少し 具体 的 な 各論 に 入っ て いき たい と 思い ます が 、 まず 、 本 協定 の 中 で も 一番 の 争点 と なり まし た この 裁判 権 の 行使 と 被疑 者 、 犯罪 者 の 引渡し という 点 について 、 基本 的 な 立て付け を まず 確認 を さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   この 一方 の 国 の 部隊 構成 員 が 他方 の 国 を 訪問 中 に 罪 を 犯し た 場合 における 刑事 裁判 権 行使 の 在り方 、 そして 、 被疑 者 、 犯罪 人 の 引渡し について どの よう な 整理 が なさ れ た の か という こと について 、 まず 外務省 から 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 今 、 協定 の 二 十 一 条 の 四 項 と そして 五 項 という ところ を 中心 に 御 説明 を いただい た わけ で あり ます 。   この 刑事 裁判 権 の 問題 という こと について は 、 やはり 死刑 制度 の 適用 という こと が 大きな 争点 に なっ た と 。 交渉 開始 から 日 豪 の 場合 は 署名 まで に 七 年 半 掛かっ て い ます けれども 、 こう いっ た 死刑 制度 回り の ところ が やはり 大分 調整 に 時間 が 掛かっ た の か な という ふう に 思っ て おり ます 。   そこで お 伺い し ます が 、 豪州 で 既に 廃止 を さ れ て いる 死刑 制度 の 適用 という こと な ん です けれども 、 仮に 豪州 から の 訪問 部隊 構成 員 が 日本 国内 において 重大 犯罪 で 検挙 さ れ た 場合 、 これ 、 死刑 の 適用 が 結局 免除 さ れる わけ で は ない 、 こういう 整理 に なっ た の か どう か 、 この 理解 で いい の か どう か 、 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 今 、 大変 明快 に 答弁 を し て いただい た と 思う ん です が 、 改めて 、 じゃ 、 ちょっと いろいろ 条文 等 に 基づい て もう少し 確認 を さ せ て いただき たい と 思う ん です けれども 、 第 二 十 一 条 関係 の 附属 書 が あり まし て 、 この 二 に は 、 協定 第 二 十 一 条 五 項 の ( a ) の 規定 に つき まし て 、 この 五 項 の ( a ) に 規定 する 援助 が この 協定 の 効力 発生 の とき に 有効 な 適用 可能 な 国際 協定 に 基づく 自国 の 義務 に 反する と いずれ か の 締約 国 が 認める 場合 に は 当該 締約 国 の 当局 は 当該 援助 を 提供 する 義務 を 負わ ない こと を 相互 に 決定 する と 、 こう 定め て いる と 記載 が ある わけ で あり ます 。   ちょっと 長い 文章 で ぱっと 意 を 取り にくい わけ で あり ます けれども 、 この 、 じゃ 、 自国 の 義務 に 反する と いずれ か の 締約 国 が 認める 場合 という の は 具体 的 に どの よう な 場合 を 指し て いる の か 。 ちょっと 先回り し て 言っ て しまう と 、 実質 的 に 、 これ 豪州 から の 訪問 部隊 構成 員 に は 死刑 の 適用 は 免除 する 、 あるいは 死刑 の 可能 性 が ある 場合 に は 日本 側 に 引渡し が 行わ れ ない 、 こういう こと を 書い て ある ん じゃ ない か という ふう に も 読める わけ です けれども 、 この 点 について いかが でしょ う か 。 この 部分 について 更に ちょっと 、 じゃ 、 文言 に 基づい て いろいろ 確認 を し て おき たい ん です けれども 、 第 二 十 一 条 の 討議 の 記録 という もの が あり まし て 、 この 二 の ところ に は 、 協定 第 二 十 一 条 五 の ( a ) に 規定 する 援助 を 行う こと が 国際 協定 に 基づく 自国 の 義務 に 反する か どう か を 一方 の 締約 国 が 検討 する 際 に 、 当該 一方 の 締約 国 が 関連 する 入手 可能 な 情報 に 考慮 を 払う こと を 確認 する という ふう な 記載 が ござい まし て 、 この 入手 可能 な 情報 という ところ に ( a ) 、 ( b ) 、 ( c ) と いろいろ 並ん で いる わけ です が 、 その 情報 の 一 例 に は 、 ( c ) として 、 他方 の 締約 国 が 提供 する 関連 する 保証 という の を 挙げ て おり ます 。   この 保証 という の は 具体 的 に どの よう な もの を 想定 し て いる の か 、 解釈 も 含め て お 示し いただけ たら と 思い ます 。 そういう 意味 で いき ます と 、 今 一連 の 問い 、 裁判 管轄 権 の 話 、 そして 引渡し の 話 、 いろいろ 聞か せ て いただい た わけ で あり ます が 、 改めて ちょっと 確認 のみ で もう一度 御 答弁 いただき たい と 思い ます 。   この 討議 の 記録 に 記載 さ れ た 内容 という の は 、 結局 、 先ほど 確認 を さ せ て いただい た この 本 協定 で 死刑 の 適用 を 免除 し た わけ で は ない という 説明 と 矛盾 を し ない の か どう か 、 改めて 明快 に 答弁 し て いただき たい と 思い ます 。 改めて 、 大変 難しい 調整 を し て いただい た ん だ な と いう こと が よく 分かる わけ です 。 当然 、 相互 に 相手 国 の この 法 制度 という もの を 尊重 し た 上 で どう 折り合い を 付ける か という 中 で 、 この よう な 形 の 決着 を 付け て いただい た ん だ な と 思っ て おり ます 。   改めて 、 冒頭 おっしゃっ て いただい た よう に 、 まずは 、 この 相互 に 訪問 し て いる 部隊 同士 で ある 意味 犯罪 の よう な こと が 絶対 に 起き て は いけ ない わけ で あり ます 。 その 枠 内 で また きちっと し た 運用 を し て いただき たい という こと を お願い し たい と 思い ます し 、 また 、 万が一 何 か あっ た とき に も 、 特に 裁判 管轄 権 の 話 あるいは 引渡し の 話 、 これ は 国民 感情 に 直結 する ところ で も あり ます ので 明快 な 運用 を し て いただき たい と お願い し たい と 思い ます 。   関連 し て 一 問 、 日米地位協定 と の 差異 という ところ で 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   この 被疑 者 、 犯罪 人 の 引渡し という こと について 、 やはり 米 軍 と の 間 で 度々 問題 に なっ て き て おり ます 。 午前 中 の 質疑 に も 少し あっ た わけ で あり ます が 、 一 九 九 五 年 の あの 事案 も そう で あり ます し 、 この 米 軍 の 構成 員 が 日本 国内 で 重大 犯罪 の 被疑 者 と なっ た 場合 でも 、 米 軍 基地 内 に 逃げ込ん で しまう と 日本 側 に 身柄 の 引渡し が 行わ れ ない という こと が 実際 に 起き て き た 、 度々 起き て き た わけ で あり ます 。   今 、 運用 の 改善 という こと について は これ まで も 取り組ん で き て いただい て いる の は 分かる わけ で あり ます が 、 今回 の この 円滑 化 協定 の 締結 後 、 例えば オーストラリア あるいは 英国 と の 間 で 同様 の 事態 に なる こと という の は ない ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   もう 一 問 、 今度 、 円滑 化 協定 の 第 四 条 三 項 の 規定 について 少し お 伺い し て いき たい ん です が 、 これ 、 当該 協定 を 、 一 九 五 四 年 二月 十 九 日 に 東京 で 署名 さ れ た 日本 国 における 国際 連合 の 軍隊 の 地位 に関する 協定 に 基づい て 国際 連合 の 軍隊 として 行動 する 間 の オーストラリア 国防 軍 が 実施 する いかなる 活動 について も 適用 し ない と 定め られ て おり ます 。   この 規定 の 趣旨 自体 は 明快 か な という ふう に 思っ て いる わけ で あり ます が 、 改めて 、 ここ に 引用 さ れ て おり ます いわゆる 国連 軍 地位 協定 、 この 概要 と 協定 の 今日 的 な 意義 という こと について 御 説明 を いただけ たら と 思い ます 。 私 自身 も 本当に 不 勉強 で 、 なかなか これ まで 国連 軍 地位 協定 について そもそも 学ん だ こと が なかっ た ん です が 、 なかなか 今 、 朝鮮 戦争 自体 が 休戦 し た 状態 に ある という こと を ちょっと 意識 する 瞬間 って ない な という ふう に 思っ て おり ます 。   ただ 、 実際 に は 休戦 という こと で あり まし て 、 この 国連 軍 地位 協定 、 締約 国 は 十 二 か国 、 日本 、 オーストラリア 、 カナダ 、 フランス 、 イタリア 、 ニュージーランド 、 フィリピン 、 南アフリカ 、 タイ 、 トルコ 、 イギリス 、 アメリカ という こと で 、 この 十 二 か国 によって 締約 が 結ば れ て おり まし て 、 実際 に この 朝鮮 国連 軍 の 後方 司令 部 が 横田 飛行場 に ある と 、 あるいは 司令 官 も 三 名 常駐 し て いる みたい な こと も 含め て 、 まだ 現在 進行 形 で 実際 に 機能 し て いる という こと で あり ます 。 また 、 当初 に 比べる と 随分 この 使用 さ れる 在日 米 軍 施設 等 が 縮小 し て き た と いう か 、 減っ て き た 、 整理 さ れ て き た という ふう に 伺っ て おり ます けれども 、 今 でも 七 か所 使用 する こと が できる と なっ て いる という こと で あり まし た 。   こういう 中 で 、 改めて ちょっと 思い起こし て しまい ます の が 、 例えば 先日 、 四月 十 三 日 です ね 、 この 日本 の 領域 内 へ の 弾道 ミサイル の 落下 という こと が 予測 を さ れ た 戦後 初 の ケース 、 J アラート が 鳴っ た 件 です ね 。   弾道 ミサイル という の は 非常 に 高度 な 技術 を 持っ た ミサイル だ という ふう に 思っ て おり ます ので 、 想定 の ところ に 飛ん で いか ない 、 あるいは 例えば 日本 に 、 あるいは 例えば 韓国 に 実際 に 飛ん で いっ て しまう 、 落ち て しまう 可能 性 を 排除 し 切れ ない ん だ という よう に 思っ て い ます 。 こういう 中 で 、 何 か の そういった こと を きっかけ に また この 朝鮮半島 有事 という こと が 突然 始まっ て しまう 可能 性 も やはり ある ん だろ う と 思っ て おり ます 。   また 、 昨年 は 、 アメリカ と 韓国 に対して 、 北朝鮮 は 核 実験 の 再開 と 併せ て 第 二 次 朝鮮 戦争 を 警告 を し て き た という よう な こと も あっ た という ふう に お 伺い を し て おり ます 。   そういう こと を 考え た とき に 、 仮に 七 十 年 ぶり に この 朝鮮 戦争 みたい な こと が 再開 を さ れ た 場合 、 この 日本 を 国連 軍 の 後方 支援 地域 と 、 後方 支援 拠点 と 位置付け て いる この 国連 軍 地位 協定 です けれども 、 機能 する の か 。 これ まで ほとんど 改定 を さ れ て い ない という こと で あり ます けれども 、 これ 機能 する の か どう か 改めて 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます し 、 同時に 、 そもそも そういう 意味 で いく と 改定 を し なきゃ いけ ない の か という こと と 同時に 、 十 二 の 締約 国 の うち 、 結局 、 日本 、 それから 独自 の 地位 協定 を 結ん で いる の は 米国 です ね 、 アメリカ 、 さらに は 、 今回 円滑 化 協定 を 結ぶ こと に なる の が オーストラリア 、 そして イギリス 。   そう する と 、 残っ て いる の が 、 例えば フランス や イタリア 、 フィリピン 、 タイ とか いっ た この 八 か国 に なる わけ です けれども 、 将来 的 な この 円滑 化 協定 、 今 の ところ は 交渉 し て いる 国 は ない 、 あるいは 今後 何 か 見通し が ある わけ で は ない という 答弁 は 午前 中 の 議論 で も あっ た わけ で あり ます が 、 例えば こういう 八 か国 を まず 最初 の 検討 の 俎上 に のせる という の は 一つ の 考え方 か な と 思う わけ で あり ます けれども 、 この 点 について の 政府 の 見解 を お 示し いただけ たら と 思い ます 。 この 件 について これ 以上 問う こと は し ない ん です けれども 、 今回 の 円滑 化 協定 という の は 、 やはり 、 例えば 船舶 です とか 航空機 、 部隊 が 入国 する 際 の 手続 、 こう いっ た もの 、 今 です と 様々 な 手続 が ある もの を 省略 を できる よう に なる 。 活動 中 に 車両 を 運転 する とか 、 武器 を 携帯 、 使用 する 、 こう いっ た 一つ 一つ について あらかじめ 定め て おく こと によって 、 いざ という とき いろいろ な こと が できる よう に なっ て くる わけ で あり ます 。   国連 軍 地位 協定 、 当然 、 その 六 十 九 年 前 の 状況 の 中 で 作ら れ て いる という 意味 で いく と 、 今 、 本当に これ に 基づい て 、 瀬 取り ぐらい の 話 でし たら 多分 大丈夫 な の かも しれ ませ ん けれども 、 何 か 新た に 朝鮮半島 有事 みたい な こと が 起き た とき に 果たして 役に立つ の か という の は 、 やはり 疑問 を 持た ざる を 得 ませ ん 。 その 意味 で 、 今後 これ 当 委員 会 等 において も 引き続き 是非 議論 さ せ て いただき たい な という ふう に 思っ て おり ます 。   次 の 質問 に 行き たい と 思い ます 。 英国 について も 幾つ か お 伺い を し て おき たい ん です が 、 林 大臣 に お 伺い を し たい と 思い ます 。   英国 は 、 三月 十 三 日 、 一昨年 に 策定 を し た 安全 保障 、 防衛 、 外交 政策 等 に関する 統合 レビュー を 刷新 を し て おり ます 。 ここ で 、 いわゆる 前回 の 統合 レビュー の 中 で 打ち出し た インド 太平洋 へ の 傾斜 方針 という もの が ある わけ で あり ます が 、 ここ について は 、 二 年 ぶり の 改定 の 中 で 、 昨年 から ロシア が ウクライナ に 侵略 を し て いる という よう な こと 、 様々 な 状況 の 中 で 関与 を 弱める ん じゃ ない か という よう な 指摘 が あっ た という ふう に も お 伺い を し て おり ます 。   実際 に は そう なら なかっ た わけ で あり ます けれども 、 この 今回 の 統合 レビュー の 刷新 について 、 大臣 として どう 評価 さ れ て いる の か 、 お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 この 英国 と の 関係 について 、 浜田 大臣 に も お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   三月 十 六 日 、 浜田 大臣 も 英国 の ウォレス 国防 大臣 と 会談 を さ れ て おり ます 。 現在 、 イタリア も 含め た 三 か国 で 次期 戦闘 機 の 共同 開発 、 こう いっ た 案件 も 進ん で いる わけ で あり ます けれども 、 今後 期待 を さ れ ます この 日 英 の 間 の 具体 的 な 連携 の 在り方 について 、 大臣 の 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。 改めて 今 、 外務 大臣 、 そして 防衛 大臣 に この 日 英 の 連携 の 在り方 について お 伺い を し た わけ で あり ます 。   例えば 、 浜田 大臣 の この 会見 の 中 でも 、 この 欧州 と インド 太平洋 の 安全 保障 は 不可分 という 、 こういう 認識 で 一致 し た という こと が 発表 さ れ て い た わけ で あり ます けれども 、 改めて 、 こういう ある 意味 連携 の 中 で 空母 クイーン ・ エリザベス が 横須賀 に 入港 し た とか 、 一つ 一つ の 短編 的 な 例えば この 報道 等 です と 、 なかなか その 意義 付け です とか 位置付け という もの が 伝わり づらい 、 国民 の 皆さん に も 御 理解 いただけ て い ない の か な と 思う わけ で あり ます けれども 、 こういう 中 で 、 この 英国 の インド 太平洋 に対する コミットメント という もの が より 強化 さ れ て き て いる 、 そして 具体 的 に 今回 の 円滑 化 協定 で また それ が 確固 な もの に なる という こと か と 思っ て おり ます 。 こう いっ た 一つ 一つ の こと を 少し 長い スパン の 文脈 の 中 で 是非 とも 国民 の 皆様 に 伝え て いただく 、 そんな 御 努力 も お願い し たい と 思っ て おり ます 。   それでは 、 続い て の 質問 な ん です が 、 この こと に ちょっと 関連 し て で あり ます けれども 、 三月 三 十 一 日 、 英国 の CPTPP 加盟 承認 という こと が 公表 を さ れ まし た 。 まさに 英国 による インド 太平洋 地域 に対する より 強固 な 関与 、 傾斜 の 表れ で ある という ふう に 思う わけ で あり ます けれども 、 今回 の この 英国 の CPTPP 加盟 の 意義 について 政府 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 改めて 、 まだ ちょっと 加入 の プロセス の 最中 だ という こと で あり まし た 。 済み ませ ん 。 ただ 、 改めて 、 今回 、 この 英国 が 最初 の 加盟 国 に なる と 、 追加 の 加盟 国 に なる という こと は 間違い ない ん だろ う と 思っ て い ます 。   ちょっと 思い起こす の が 、 私 も 以前 、 経 産 省 の 政務 官 やら せ て いただい た とき に 、 ちょうど 二 〇 一 八 年 の 九月 でし た けれども 、 G 20 の 貿易 ・ 投資 大臣 会合 、 アルゼンチン に 出席 を さ せ て いただき まし た 。 その 場 で 、 イギリス の 当時 の フォックス 国際 貿易 大臣 から 、 今後 、 英国 として TPP 加盟 に 向け て 是非 取組 を 進め たい という こと を おっしゃっ て いただい て 、 日本 として も 歓迎 を する という お話 を さ せ て いただい た の を 思い出し まし た 。   やはり なかなか 時間 が 掛かっ て き た な と は 思い ます けれども 、 改めて 今 、 この TPP という もの が 一度 頓挫 しかけ て 、 でも 日本 が 努力 を し て 、 この 非常 に ハイ スタンダード な 形 を 維持 し ながら 、 米国 は 結局 今 の ところ 入れ ない という 形 で あり ます けれども 、 成立 まで こぎ着け た この TPP という もの 、 いろいろ な 国 から 今 関心 を 寄せ られ て いる わけ です ね 。   今 の ところ 、 中国 、 台湾 、 エクアドル 、 コスタリカ 、 ウルグアイ 、 こう いっ た ところ も 加盟 申請 を し たい という よう な 希望 が 寄せ られ て いる わけ で あり まし て 、 これ は この スタンダード に 沿っ た 形 で しっかり 当然 審査 し て いただけ たら と 思う わけ で あり ます が 、 その 中 でも 、 日本 と ある 意味 価値 観 を 非常 に 共有 を し て 、 この ハイ スタンダード な 自由 貿易 の 世界 という もの を しっかり 広げ て いく という この 価値 観 を 持っ た 英国 が やはり 第 一 号 の 追加 の 加盟 国 に なる という の は 非常 に 歓迎 できる こと で ある と 思い ます し 、 改めて 、 先 ほど 来 確認 を さ せ て いただい て いる よう な 、 外交 や 安全 保障 における この 日 英 の 連携 という こと に も 、 この 経済 という 面 から も 非常 に 寄与 する 極めて 大きな 成果 な の か な という ふう に 思っ て おり ます 。   もう 一 問 、 最後 に お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   今 、 先ほど も 少し 触れ まし た けれども 、 日本 、 イギリス 、 そして イタリア 、 この 三 か国 で 進める 次期 戦闘 機 の 共同 開発 、 GCAP という ん です か ね 、 グローバル 戦闘 航空 プログラム という の が ある わけ で あり ます けれども 、 これ について ちょっと 気 に なる 報道 が あり まし て 、 確認 を さ せ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   これ 、 どういう こと か と いう と 、 この 本社 機能 を 持つ 英国 が 開発 の 中心 を 担う 可能 性 が 高まっ て いる として 、 日本 主導 の 開発 が 後退 を する という 、 こんな 報道 ぶり で あり まし た 。   これ 、 新た な 防衛 力 整備 計画 の 中 でも 、 我が国 主導 の 、 我が国 主導 を 実現 す べく 、 将来 にわたって 適時 適切 な 能力 向上 が 可能 と なる 改修 の 自由 や 高い 即応 性 等 を 実現 する 国内 生産 、 技術 基盤 を 確保 する と 、 こう 明記 を さ れ て いる わけ で あり ます けれども 、 この 研究 開発 における 我が国 主導 という の は 具体 的 に どの よう な こと を 意味 する の か 、 そして 、 この 本 プログラム 、 GCAP です ね 、 これ は 、 この 今 、 防衛 力 整備 計画 に 記載 を さ れ た とおり 、 この 国内 生産 、 技術 基盤 の 確保 に 資する もの に なる の か どう か 、 防衛 省 に 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   そもそも 、 この 本社 機能 が ある ところ に 何 か 全部 持っ て いか れる みたい な 話 で は そもそも ない ん だろ う と 思う わけ で あり ます が 、 こういう 形 の 報道 が 出 て しまう という の も ちょっと 残念 だ な と 思っ て おり ます 。   今 改めて 御 答弁 いただい た よう に 、 この 三つ の 目標 、 適時 適切 な 能力 向上 、 それから 改修 の 自由 度 、 そして 国内 生産 、 技術 基盤 の 確保 等 、 やはり これ 三つ 一緒 に 追う という の は やっぱり 大変 な の は 事実 な ん だろ う と 思っ て い ます し 、 もしか する と 、 三つ 全て 一 〇 〇 % 、 百 点 という わけ に は いか ない ん だろ う と 思う わけ で あり ます 。   ただ 一方 で 、 そもそも この 次期 戦闘 機 です ね 、 導入 の 目的 、 その 必要 と さ れる 機能 が 確保 さ れ ない ん で あれ ば 何 の 意味 も ない わけ で あり ます ので 、 この 中 で しっかり 、 この いわゆる 優先 順位 という こと を 間違え ない で 、 今 御 答弁 いただい た よう に 、 この 我が国 主導 の 開発 を しっかり と 成功 に 導い て いただき たい という こと 、 お願い を 最後 に 申し上げ まし て 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   本日 は 、 冒頭 、 部隊 間 協力 の 円滑 化 協定 について 御 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   今回 の 日 豪 、 日 英 の 部隊 間 協力 円滑 化 協定 、 意義 としまして は 、 例えば イギリス で あれ ば 様々 な 防衛 協力 に関する 協定 が 今 まで も あり まし た 。 安保 ・ 防衛 協力 で あっ たり 情報 保護 協定 で あっ たり 、 そして 装備 品 の 技術 移転 協定 、 そして 今回 は 、 先ほど も 議題 が 上がっ て い まし た けれども 、 次期 戦闘 機 の 共同 開発 、 その よう な もの が 進む 中 で 更に 一層 の 防衛 協力 の 強化 に 至る 、 その 協定 の 意義 が ある と 考え て おり ます 。 また 、 訓練 ごと に 今 まで 結ん で い た 個別 の 協定 を 包括 的 な 協定 に し て いく 、 その 意義 も ある か と 思い ます 。   ただ 、 今回 、 包括 的 な 協定 の 締結 に 数 年間 掛かっ た 。 それ は 、 その 締結 の 作業 の 中 で 様々 な 課題 が 明確 化 さ れ た 、 それ が この 協定 に 反映 さ れ た もの だ と 思っ て おり ます ので 、 その 課題 について 、 それほど 多い 論点 で は ござい ませ ん 。 私 は 、 一 点 だけ 御 質問 し て いき たい と 思っ て おり ます 。   先 ほど 平木 委員 が 詳細 の 説明 を さ れ まし た 。 私 も 配付 資料 の 一 、 今 皆さん に お 配り し て い ます が 、 全く 平木 先生 が 読ん で いただい た の が 文章 に なっ て いる だけ です けれども 、 これ に 沿っ て 御 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   まず 、 協定 の 二 十 一 条 、 裁判 管轄 権 の 競合 と 調整 について です が 、 協定 の 中 の 二 十 一 条 五 条 の ( a ) の 中 に は 、 接受 国 における 訪問 部隊 の 構成 員 又は 文民 構成 員 の 逮捕 、 また 裁判 権 を 行使 す べき 当局 へ の これら の 者 の 引渡し について 相互 に 援助 する という 規定 が ござい ます 。 つまり 、 派遣 部隊 が 公務 外 で 犯し た 犯罪 に関して は 相互 の 引渡 援助 義務 が 規定 さ れ て いる わけ です 。   その 下 の 附属 書 、 アネックス の 二 十 一 条 の ところ 、 二 項 に は 、 この 二 十 一 条 五 項 の 規定 に関して 、 この 相互 援助 は 、 この 協定 の 効力 発生 の とき に 有効 な 適用 可能 な 国際 協定 に 基づく 自国 の 義務 に 反する と いずれ か の 締約 国 が 認める 場合 は 当該 締約 国 の 当局 は 引渡 義務 を 負わ ない という 、 こういう 内容 が アネックス に 書か れ て いる わけ です が 、 ここ に 定め て ある 、 この アネックス の 二 に 定め て ある 、 公務 外 で 法 を 犯し た 派遣 国 の 構成 部隊 の 引渡 義務 が 免除 さ れる ケース 、 これ もう 既に 平木 委員 の 方 から 指摘 が あっ た よう に 、 これ は 死刑 が 適用 さ れる よう な ケース という こと です けれども 、 済み ませ ん 、 それ 以外 の ケース は ない ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 という こと は 、 死刑 の ケース を 唯一 念頭 に 置き ながら 今日 の 質問 は さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   非常 に 大変 失礼 ながら 、 仮 の ケース と し まし て 、 オーストラリア が 派遣 国 、 我が国 が 接受 国 という こと で 考え て いき たい と 思い ます が 、 派遣 国 の 部隊 、 オーストラリア の 部隊 が 仮に 我が国 の 刑法 において 死刑 に 該当 する よう な 重大 な 犯罪 を 犯し た 可能 性 が あっ た 場合 、 その 場合 は 、 オーストラリア は この 部隊 の 構成 員 を 引き渡す 義務 が 免除 さ れる と 。 つまり 、 軽微 な 犯罪 、 窃盗 等 で あれ ば 引き渡さ れる 、 でも 重大 な 犯罪 で あれ ば 引き渡さ れ ない という の は 非常 に アンバランス な 印象 を 受ける ん です けれども 、 こうした 重大 な 犯罪 を 犯し た 被疑 者 について の 裁判 管轄 権 、 どの よう に なる ん でしょ う か 。 確認 です けれども 、 やはり 死刑 が 求刑 さ れる よう な 、 その よう な 重大 な 犯罪 で あれ ば 、 やはり オーストラリア で あれ ば 引渡し を する 義務 を 免除 さ れる 、 引き渡さ れ ない 場合 も 十分 あり 得る 。 我々 日本 として は そういう 犯罪 に対して 捜査 を し て いく 。 そして 、 引き渡さ れ ない 場合 は 、 その 捜査 で 得 た 情報 を しっかり と オーストラリア に 提供 し て いっ て 、 オーストラリア の 方 で しっかり と し た 訴追 手続 が 持た れる という こと に なる か と は 思い ます 。   その 場合 に 、 そう あり たい 、 そう ある べき だ と 思い ます けれども 、 仮に 派遣 国 の 方 の 訴追 内容 が 正当 で ない と 、 正当 で ない という 判断 を する こと は 我々 が す べき こと で は ない かも しれ ませ ん が 、 国民 感情 として 、 えっ と 思う よう な 訴追 内容 で あっ たり とか 、 被害 者 が 我が国 の 中 に ある 中 で 、 その 訴追 手続 が 非常 に 遅れ て いる 、 なかなか 判決 が 下らない 、 プロセス が 進ま ない 、 そういう 事態 が あっ た 場合 に は 協定 上 は どういう 対応 が 取ら れる ん でしょ う か 。 若しくは 、 協定 上 の 義務 違反 という もの は ここ に 発生 する ん でしょ う か 。 包括 的 に 、 バスケット クローズ として 合同 委員 会 が あっ て 、 そこで 協議 する 、 これ は 当然 だ と 思う ん です が 、 もう一度 確認 し ます 、 協定 上 の 義務 違反 は 問え ない という こと で よろしい でしょ う か 。 難しい 交渉 の 中 で こう いっ た もの を 作っ て いただい た 、 その 交渉 過程 、 本当に 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   ただ 、 非常 に 、 最も 重大 な 犯罪 に関して 引渡し が でき ない という この アンバランス さ という もの が やはり 存在 する という こと は 否定 でき ない の で は ない か と 思い ます 。   この 二 十 一 条 に つい て 続け ます 。   この 討議 の 記録 、 さらに 議事 録 の よう な もの です が 、 討議 の 記録 の 中 に 、 死刑 に なる 可能 性 が ある か どう か という ところ に関して 、 最後 、 関係 当局 による 死刑 を 求刑 し ない と の 保証 が 出さ れる という こと が この 三 ポツ の ところ に 書か れ て いる わけ です 。 じゃ 、 関係 当局 という の は 、 我が国 の 場合 は 検察庁 を 指す ん でしょ う か 。 私 は 法学部 な ん です が 、 刑訴法 は 余り 専門 で 学ん で い ない ので 大変 恐縮 な ん です が 、 違和感 は ある ん です ね 。 まだ 判決 が 出 て い ない のに 検察 が 相手 国 に 死刑 求刑 し ない よ なんて 言っ て それ を 保証 する という こと は 、 刑訴法 上 、 問題 ない ん でしょ う か 。 検察庁 は 、 死刑 を 求刑 し ない という 意見 を 出す こと は 可能 だ と 思う ん です 。 ただ 、 ここ に は 協定 上 は 保証 と 書い て あっ て 、 相手 国 は 保証 し た よ ね と 日本 に 問わ れる 、 そういう 権限 が 果たして 、 まだ 裁判 、 判決 が 出 て い ない 段階 で 検察庁 に 負わ せる という の は ちょっと 問題 が ある ん じゃ ない か 、 その よう に 思う わけ です 。   仮に 、 この 検察 が 死刑 を 求刑 し ない という 保証 を 出し まし た 、 でも 、 その 裁判 の プロセス の 中 で 被害 者 が いろいろ と 調べる 中 で 余罪 が 出 て き て しまっ た 、 刑 が 増え て いっ て 、 最終 的 に 裁判官 が 死刑 だ と 判決 する ケース も あり 得 ない と は 限ら ない ん じゃ ない でしょ う か 。 そうした 場合 に 、 我が国 は 協定 上 の 義務 違反 を 問わ れる ん でしょ う か 。 それ で あれ ば 、 やはり その 関係 当局 による 死刑 を 求刑 し ない という 意見 という よう な 表現 の 方 が より 適切 で あっ た ん で は ない か 。 保証 と 言わ れる と 、 やはり 義務 が 発生 する よう な 印象 を すごく 持ち ます ので 、 そこ の 点 に関して は 、 我が国 として は 仮に 検察 の 意見 と 裁判所 の 判決 が ずれ た 場合 でも 協定 義務 違反 に なら ない という 主張 を する という の は 分かる ん です が 、 仮に そういう こと が あっ た 場合 に は もめる ん で は ない か な という 危惧 も 正直 ござい ます 。   ただ 、 この 問題 と いう か 、 こんな 議論 を し て いる 土台 に ある の は 、 日本 に は 裁判 制度 が あり 、 ああ 、 ごめんなさい 、 死刑 制度 が あり 、 豪 、 英 に は 死刑 制度 が ない という 国内 刑法 上 の 相違 が ある こと が 大前提 に あっ て 、 それ を どう すり 合わせ て いく か という 中 で 、 非常 に 難しい 交渉 が あっ て こういう 文言 に なっ た ん で は ない か という こと は 十分 理解 できる わけ です 。   我が国 は 、 これから 様々 な 国際 協定 結ぶ 中 で 、 その 国際 人道 法 上 の スタンダード と 言っ たら 言い過ぎ かも しれ ませ ん が 、 各国 が 、 多数 国 が し て いる こと を 我が国 が し て い ない 、 そういった ところ が ポイント と なっ て 、 様々 な こういう そご が 起こっ て しまう 危険 性 も これから ある かも しれ ない と 危惧し て おり ます が 、 我が国 における 死刑 制度 の 存廃 について 法務局 の 所見 を まず お 聞か せ ください 。 この 場所 で その 議論 が 始まる と また 次 の 大きな テーマ に なり ます ので 、 今日 は 御 意見 だけ お 伺い し て い ます 。   ただ 、 今 の 話 、 今 の 御 意見 という か 、 重大 犯罪 という 点 で は 、 日本 より 海外 の 方 が 重大 な 犯罪 が 多い 国 も ある と 思う ん です ね 。 我々 、 国内 の 世論 、 もちろん 十分 に 議論 し ながら 、 ただ 、 国際 的 な 人道 法 の 状況 も 鑑み ながら やはり これから も 議論 し て いく テーマ で は ない か という こと を お伝え し て 、 次 の 質問 に 入り たい と 思い ます 。   時間 が 余り あり ませ ん ので 一つ 飛ば させ て いただい て 、 G7 の 軽井沢 外相 会合 について 、 ウクライナ に対する 侵略 犯罪 を 訴追 する 国際 法廷 について 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   昨日 も 林 外務 大臣 に 御 質問 さ せ て いただき まし た コミュニケ の 一 の ウクライナ に対する 侵略 犯罪 を 訴追 する ため の 国際 法廷 について です が 、 資料 の 二 を 御覧 ください 。   こちら の 方 に 、 これ は 国連 広報 センター の ホームページ から 過去 の 特別 法廷 について 挙げ た もの で ござい ます 。 これら の 法廷 が あり 、 今回 、 ウクライナ に関して どの よう な 法廷 が 出 て いる か 。 ごめんなさい 、 字 が めちゃめちゃ 細かく て 見にくい です けれども 、 ざっくり 言い ます と 、 大きな 法廷 として は 上 の 二つ 、 ルワンダ 、 旧 ユーゴスラビア 、 これら が 特別 法廷 で 、 これら の 知見 を 携え て ICC へ と 移行 し て いっ た という わけ です 。   ただ 、 この ルワンダ 、 旧 ユーゴスラビア 、 これ 、 いずれ も 安保理 が 設置 を し た もの で あっ て 、 今回 ウクライナ で 、 安保理 が ウクライナ の 特別 法廷 つくる の は 非常 に 可能 性 低い と 思う ん です が 、 どの よう な 方式 で 今回 国際 法廷 を つくら れる 見通し でしょ う か 。 何 と し て でも これ は 放置 さ れ ず に 解決 に 至る よう に 、 そういう スキーム を つくる 必要 が ある と 思い ます 。   ここ に ある シエラレオネ 、 カンボジア 、 これら は 、 安保理 で は なく て 、 国連 が 政府 と 締結 し て 、 条約 締結 し て つくっ た 、 まさに ウクライナ の 司法 制度 内 に 置か れる 国際 化 さ れ た 法廷 と 類似 する 事例 で は ない か と 思う ん です が 、 この ケース は 訴追 さ れる 人 たち が 国内 に いる という ケース に 見える わけ です 。   ウクライナ の 場合 は 訴追 す べき 対象 が 海外 に いる わけ で 、 国内 に 裁判 を つくっ た として も 、 訴追 者 を どう 引っ張っ て き て 処罰 を 下す の か 、 非常 に 難しい と 思う ん です が 、 その 点 は 外務省 は どの よう に 考え て おら れ ます か 。 まさに これから 検討 が なさ れる と いう ところ です 。   そして 、 国際 人道 法 は 我が国 が イニシアチブ を 取り やすい 、 取る べき 分野 だ と 思い ます ので 、 後 に 付い て いく 議論 で は なく て 、 先行 し ながら 提案 を し て いく よう な 、 その よう な こと を通して 我が国 が この 国際 法廷 を 設置 する の に 貢献 し た と いう か 、 リーダーシップ を 取っ た 、 その よう な 議論 の 先導 を 期待 し て 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 音喜多 駿 です 。   今回 の 条約 で 、 イギリス 及び オーストラリア と の 安全 保障 、 防衛 協力 が より 一層 強化 さ れる こと に なり ます 。 これ に 関連 し て 、 外交 面 や 経済 連携 も 協力 を 強化 し て いく こと が 重要 で ある という 観点 から 、 私 から は TPP について 幾つ か 質問 を さ せ て いただき ます 。   TPP は 、 自由 、 公平 、 個人 の 尊重 という 基本 的 理念 、 価値 観 の 下 、 民主 主義 、 法 の 支配 、 市場 経済 の 原則 を 実践 し て いる 国家 同士 で 二 十 一 世紀 型 の ハイ スタンダード な ルール を 構築 する 試み です 。 先月 の 三 十 一 日 に 正式 に イギリス が この TPP 加盟 に 正式 合意 に なっ た こと は 大変 歓迎 す べき こと で あり 、 両国 のみ なら ず 、 加盟 国 全体 で の 経済 連携 が より 一層 深まり 、 外交 面 ひいては 安全 保障 面 で 重要 な 役割 を 果たす と 考え ます 。   そうした 通商 戦略 以上 の 意義 が ある TPP について は 、 同じ 価値 観 を 持つ 国 に は 広がり を 見せる べき です 。 この 点 、 イギリス は 、 二 〇 二 一 年 二月 に TPP 加盟 申請 を 行い まし た が 、 台湾 も 同年 九月 に 加盟 申請 を 行っ て い ます 。 これ 、 同じ よう な 見通し 、 スケジュール 感 で の 加盟 が 認め られる 可能 性 が ある の か どう か 、 この 点 、 外務省 に 見解 を お 伺い いたし ます 。 残念 ながら 詳細 決まっ て い ない という こと な ん だ と 思い ます が 、 加盟 へ の ハードル という の が 幾つ か ある という こと は もちろん 承知 を し て おり ます 。   一方 で 、 今 例 に 挙げ た 、 私 が 例 に 挙げ た 台湾 について は 、 イギリス と 同様 、 法 理念 や 法 制度 は CPTPP 、 TPP 協定 に 整合 的 で あっ て 、 この 加盟 国 と 共通 の 価値 観 を 有し て い ます 。   CPTPP 参加 に は 加盟 国 の 了承 が 必要 で あり 、 我が国 も 重要 な 役割 を 持っ て い ます 。 自由 主義 経済 圏 を 拡大 さ せ 、 岸田 政権 肝煎り の 経済 安全 保障 の 強化 を 実体 化 する ため に も 、 この 価値 観 を 同じく する 台湾 、 この 参加 は 積極 的 に 後押し を し て いく べき と 考え ます が 、 林 外務 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 あらゆる 場面 を 捉 まえ て 政府 や 大臣 から この 歓迎 する という メッセージ を 出し て いただく という こと は 非常 に 重要 だ と 思い ます 。 ただ 、 それ のみ なら ず 、 事務 レベル で の 指南 や 各国 と の 調整 、 具体 的 な 支援 も し て いただい て 、 台湾 へ の 加盟 を 後押し し て いく の も 、 これ は 日本 の 重要 な 役割 の 一つ か と 思い ます 。   同時に 、 中国 も 台湾 と ほぼ 同じ 時期 に CPTPP 加入 申請 を 行っ て おり ます が 、 中国 について は 、 政府 調達 分野 で 外国 製品 を 締め出す 動き を 見せ たり 、 国境 を 越え た データ 移転 を 厳しく 規制 し たり する など 、 この TPP の 概念 と は 相入れ ない 政策 が 少なく あり ませ ん 。 また 、 新疆ウイグル 自治 区 で 住民 を 強制 労働 に 従事 さ せる など 、 自由 貿易 を 支える 理念 と 逆行 する 人権 侵害 が 横行 し て いる と の 多数 の 指摘 も あり ます 。 この 中国 の 参加 について は 、 一方 で は 慎重 に 対応 する べき で ある という こと を 指摘 を し て おき たい と 思い ます 。   次に 、 オーストラリア で 先進 的 に 取り組ん で いる 人権 外交 について も 関連 し て 質問 いたし ます 。   一 九 四 五 年 十一月 に 国連 に 加盟 し た オーストラリア は 、 国連 憲章 及び 世界 人権 宣言 の 誕生 に 主要 な 役割 を 果たす など 、 人権 分野 において 活発 な 取組 を 見せ て き まし た 。 天安門 事件 の 際 も 、 オーストラリア は 、 人権 委員 会 で 中国 の 人権 状況 に関する 国 別 決議 案 を 起案 し 、 また 、 二 国 間 レベル において も 中国 の 人権 状況 を 厳しく 非難 し て 経済 制裁 を 行っ て い ます 。   近年 において も 、 多国 間 のみ なら ず 二 国 間 で 中国 に対して 厳しい 人権 外交 戦略 を 取っ て おり 、 中国 側 は あからさま な 不満 を 示し て い ます 。 加え て 、 新型 コロナ ウイルス の 発生 源 について オーストラリア が 独立 し た 調査 を 求め た こと 、 これ に 反発 し た 中国 が オーストラリア 商品 へ の 貿易 制裁 を 科し た こと など により 、 豪 中 関係 は 決定的 に 悪化 を し た と も 言わ れ て いる ところ で あり ます 。   この 悪化 し て いる 豪 中 関係 を 日本 は どの よう に 分析 し 、 どの よう な 見解 を 持っ て いる の か 、 特に オーストラリア の 取る 人権 外交 について どの よう に 考え て いる の か 、 これ 、 外務 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 私 として は 、 いたずらに 中国 に 強硬 姿勢 で 臨む 必要 は なく 、 これ 、 経済 面 において 互恵 的 関係 の 構築 に 向け て 対話 を 重ねる こと も 重要 で ある と 考え ます が 、 一方 で 、 この オーストラリア が 展開 し て き た 対 中 の この 毅然 と し た 人権 外交 も 一定 参考 に する べき こと も ある か と 思い ます 。   そして 、 こうした 中 、 一昨年 、 オーストラリア は 、 中国 の 新疆ウイグル 自治 区 で の 人権 問題 を 念頭 に 、 欧米 各国 と 足並み を そろえる ため に 、 人権 侵害 など に 関与 し た 外国 の 当局 者 ら に 制裁 を 科す 法案 を 可決 を し て い ます 。   そこで 、 まず 確認 で 伺い ます が 、 我が国 において 、 人権 侵害 を 認定 し て 制裁 を 科す よう な 制度 、 法 制度 は ある か 、 この 点 、 外務省 に お 伺い いたし ます 。 今 、 明確 に ない という 御 答弁 で あり まし た 。   一方 で 、 私 も 議員 外交 で 、 日 米 欧 の 国会 議員 ら で つくる 対 中 政策 に関する 列国 議会 連盟 、 IPAC など が 共催 し た 国際 会議 に 、 昨年 、 ワシントン に 行っ て まいり まし て 、 今年 は その IPAC 、 東京 で 開催 を さ れ まし た が 、 その 際 必ず 話し合わ れる こと は 、 中国 の 人権 侵害 事案 について これ 連携 し て 闘っ て いこ う という コンセンサス で あり ます 。   この 点 について 国会 で 伺う と 、 米国 など の 同盟 国 、 同志 国 と 緊密 に 連携 し て しっかり 声 を 上げる という よう な 御 答弁 は 述べ て いただき ます が 、 結論 として 、 日本 らしい 人権 外交 を 進め て いく という 答弁 も セット で 述べ られ ます 。 ただ 、 そう で は なく て 、 この 人権 外交 において は 、 やはり 諸 外国 と しっかり 足並み を そろえる という こと が 更に 重要 に なっ て くる 局面 で ある と 思い ます 。   そこで 、 この オーストラリア の よう な 国 とともに 同じ 価値 観 を 持つ 国 同士 で まずは 共通 し て この 人権 侵害 を 行う よう な 覇権 国家 に 立ち向かう べき と 考え ます が 、 この 姿勢 について 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 連携 は しっかり 取っ て いく という 御 答弁 いただき まし た 。   で ある なら ば こそ 、 やはり 先 ほど 、 今 は ない と 御 答弁 さ れ た この 人権 侵害 という の を 認定 し て 一定 の 制裁 を 科す 法 制度 、 これ が なく て 、 同様 の 法 制度 を 持っ て いる 他国 と 本当に 連携 し て 立ち向かう こと が できる の か という 点 について 我々 は 疑問 を 持っ て おり ます 。   やはり 、 今日 例 に 挙げ て き た オーストラリア など と 連携 を する ため に は 、 この 人権 侵害 を 認定 し て 制裁 を 科す 制度 、 いわゆる マグニツキー 法 など と も 呼ば れ て い ます が 、 こうした 法 制度 を しっかり 整備 を し て 、 他 の 国 と 足並み を そろえ て 毅然 と し た この 姿勢 を 示し 、 そして 実 効力 が ある 体制 を つくっ て いく 必要 が ある の で は ない か と 考え ます が 、 この 点 も 、 この テーマ 、 最後 に 林 大臣 に お 伺い を いたし ます 。 今 大臣 御 答弁 さ れ た 各国 の 歴史 とか 価値 観 、 文化 、 こうした もの を 踏まえる という こと も 確か に 重要 で ある という ふう に は 認識 を し て おり ます 。 昨今 、 性的 マイノリティー で ある とか 、 そういった 問題 について も 諸 外国 と どの よう に という こと は 事 ある ごと に 議論 に なる わけ で あり ます けれども 、 確か に 欧州 諸国 に 全て 果たして 合わせ られる の か 、 日本 の 培っ て き た 歴史 、 伝統 、 文化 、 そして 人々 の 世論 と いい ます か ね 、 そうした もの と の 整合 性 という の も 確か に 重要 な 視点 で ある と 思い ます 。   ただ 一方 で 、 この ジェノサイド 条約 に 批准 を し て い ない こと や 、 いわゆる この マグニツキー 法 を 制定 し ない こと 、 この 二つ は 日本 が 人権 外交 を 進め て いく 上 で やはり 欠け て いる 点 で ある という こと は かねてから 指摘 を さ れ て いる 点 で ござい ます ので 、 これ 引き続き 検討 という の は 分かる ん です けれども 、 少なくとも これ 前向き に 検討 し て いく という よう な 状態 に なる こと を 強く 要望 し たい と 思い ます 。   もう 一つ 、 日本語 教育 について 通告 し て い た ん です が 、 ちょうど 時間 に なり まし た ので 、 この テーマ は また 次 の 機会 に 回さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 も 、 冒頭 、 スーダン の 情勢 について お 伺い し たい と 思う ん です が 、 報道 ベース で しか 分から ない ん です けれども 、 ちょっと 確認 を さ せ て いただき ます けれども 。   現地 に は 都合 六 十 三 名 の 邦人 が い て 、 五 十 八 名 が 国外 に 、 スーダン 国外 に 避難 を し た という 報道 で 、 二 名 が 仏 軍機 で 脱出 し 、 一部 報道 に よる と 、 トルコ の バス で エチオピア に 避難 さ れ た 邦人 も いる し 、 韓国 軍 によって 避難 さ れ た 外国 人 も いる という こと です が 、 この 詳細 について 少し 説明 し て ほしい と 思い ます 。 細かい こと を 聞く よう です けれども 、 この トルコ の バス に 乗っ て エチオピア に 避難 さ れ た という 方 は 何 人 くらい な ん でしょ う か 。 そして 、 その 方 は どういう 方 な ん でしょ う か 。 昨日 の 通告 と は 大分 状況 変わっ て いる ので 、 少し 細かい こと を お 伺い し て 済み ませ ん でし た が 、 今 ござい ませ ん が 事実 関係 は 把握 し て いる という こと で よろしい です ね 、 その 詳細 、 内訳 について 。 という こと は 、 現在 スーダン に 残っ て いらっしゃる 邦人 は 、 今 おっしゃっ た 南部 、 比較的 安全 な ところ に 滞在 さ れ て いる 一 名 のみ という 理解 で よろしい ん でしょ う か 。 では 、 退避 を 希望 し ない 邦人 という 方 が 複数 名 いらっしゃる という 理解 で いい と 思う ん です けれども 、 そういう 方々 という の は 、 もう 現地 に 、 実際 、 現地 の 方 と 御 結婚 さ れ たり 、 そういう 形 で 住ん で いらっしゃる という 方々 な ん でしょ う か 。 是非 、 引き続き 邦人 の 保護 に 万全 を 期し て いただき たい と 思い ます 。   私 、 二 〇 〇 一 年 に 初 当選 し て 、 初 当選 直後 に 三 ・ 一 一 の 、 もと い 、 九 ・ 一 一 の 同時 多発 テロ が 起こり まし て 、 その 直後 に 実は ダルフール 紛争 、 二 〇 〇 三 年 に 起こり まし た 。   当時 の こと よく 思い出し た ん です けれども 、 バシール 大統領 が 独裁 者 で いらっしゃっ て 、 いわゆる 黒人 系 と アラブ 系 が いろいろ 紛争 が あっ て 、 いわゆる ジャンジャウィード という アラブ 系 の 遊牧民 の 民兵 が 、 いずれ これ が いわゆる RSF に なる わけ で ござい ます けれども 、 もう 三 十 年 スーダン が この 紛争 が 続い て い て 、 三 十 万 以上 が お 亡くなり に なっ て い ます し 、 二 百 万 人 以上 が 避難 民 に なっ て いる という こと です から 、 やはり この スーダン 問題 の 難し さ という の を 改めて 感じる わけ で ござい ます けれども 。   二 回 目 に 当選 し た の が 二 〇 〇 六 年 で 、 当選 し て 外交 防衛 委員 会 に 入っ た ん です けれども 、 その とき の 外務 大臣 が 高村 先生 で ござい まし て 、 この とき ちょうど 、 二 〇 〇 七 年 に 高村 外務 大臣 が 平和 構築 の 現場 で 活躍 する 文民 の 専門 家 を 育成 しよ う という こと で 平和 構築 人材 育成 事業 という の を 始め まし て 、 この とき 外務省 が 始め た 人材 育成 事業 を 引き継い で 本格 的 に これ 動かし て いっ た の が 今 退席 さ れ て しまい まし た 中曽根 外務 大臣 でし た 。 日本人 三 十 名 と 外国 の 方 、 アジア の 方 三 十 名 で 、 国 を 構築 する 、 平和 構築 する ため の 文民 つくっ て いく という すばらしい 取組 を さ れ て 、 この とき 、 やっぱり 三つ の 国 が ある 意味 ターゲット と いう か 、 照準 に なっ た の が 当時 でき た ばかり の 東ティモール と コソボ と スーダン だっ た ん です ね 。   改めて 、 もう 二 十 年 が たっ て も なかなか まだまだ 難しい な と 思い ながら も 、 外務 大臣 、 これ ちょっと 通告 し て い ない ん です けれども 、 今後 、 我が国 として 、 この スーダン の 復興 支援 並びに この 停戦 に対する 我々 日本 として できる アプローチ という もの は どんな こと が ある ん でしょ う か 。 通告 も せ ず に 突然 お 伺い し て 申し訳 あり ませ ん でし た が 、 ありがとう ござい ます 。 是非 期待 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 日 豪 、 日 英 の RAA について 議論 し たい と 思い ます が 、 国民 民主党 は 日 豪 、 日 英 RAA 並びに この 実施 法 に 賛成 で ござい ます ので 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   我が国 最初 の 円滑 化 協定 と なっ た この 日 豪 RAA 協議 という の は 、 二 〇 一 四 年 九月 に 始まっ て 、 七 年 以上 の 年月 を 費やし て やっ と 締結 に 至っ た わけ で ござい ます が 、 この 日 豪 の 経験 も あっ て です ね 、 交渉 の 、 次 の 日 英 は 二 年 数 か月 で 締結 という こと で ござい ます が 、 この間 の 両国 の 外交 官 を 始め 関係 各位 に 心から 敬意 を 表し たい と 思い ます が 、 そこで 外務省 に お 伺い し たい と 思い ます が 、 この 日 豪 、 日 英 に 次ぐ 次 の 締約 予定 国 若しくは 交渉 予定 国 という の は ある ん でしょ う か 。 政治 的 に も 地政学 的 に も フランス 、 フィリピン と 様々 な キャッチボール 始め て いる という の は 私 は 正しい 政治 判断 だ と 思い ます し 、 先 ほど 、 午前 中 の 議論 で 佐藤 筆頭 理事 が おっしゃっ た よう に 、 この RAA と ACSA という の は まさに 車 の 両輪 だ と 思い ます 。 佐藤 さん も ここ に い ませ ん けれども 、 まさに 車 の 両輪 だ と 思い ます 。   日 豪 、 日 英 、 ACSA 考え ます と 、 やはり 先 ほど 言っ た フランス 、 そして カナダ 、 インド と ある ん です けれども 、 どう な ん でしょ う 、 これ やっぱり ACSA 締結 国 と 今後 やはり RAA を 拡大 する 方針 な の か 、 その 辺 の 大まか な 方針 について 教え て もらえ ます でしょ う か 。 今度 、 フィリピン のみ なら ず 、 アジア 考える と 、 日 ・ インド 等々 、 様々 な 交渉 を 水面 下 で さ れる こと を 是非 期待 を し たい と 思い ます 。   次に 、 基本 的 な 質問 で 、 これ まで に も 幾つ か それ に 関連 する 話 が 出 て おり まし た が 、 あえて 私 から も お 伺い し たい と 思い ます が 、 円滑 化 協定 の 意義 と 効果 について お 伺い し たい と 思い ます 。   円滑 化 協定 は 、 一方 の 国 の 部隊 が 他方 の 国 を 訪問 し て 活動 を 行う 際 に 、 手続 を 定め て 、 また 同 部隊 の 法的 地位 を 明確 に する こと によって 、 協力 活動 の 実施 に 要する 調整 を 容易 に し て 、 予見 可能 性 を 高め られる という こと な ん です けれども 、 基本 的 な 質問 な ん です けれども 、 これ まで それぞれ の 部隊 が 相手 国 の 領域 内 で 活動 する 際 に どんな 手続 や 調整 が あっ て 、 この RAA を 締結 する こと によって それ が どれ だけ 簡素 化 さ れる と いう か 、 やり やすく なる ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   次に 、 協定 の 適用 対象 と なる 活動 の 範囲 について お 伺い し たい と 思う ん です が 、 衆議院 で 議論 を 見 ます と 、 RAA 第 二 条 に 規定 する 互恵 的 な 防衛 協力 、 この 互恵 的 な 防衛 協力 と は 、 日 豪 、 日 英 の 部隊 が それぞれ 相互 に 訪問 し て 実施 する 共同 訓練 や 災害 救助 など の 部隊 間 の 協力 を 意味 する という ふう に なっ て い ます 。   そして 、 協定 が 適用 さ れる 協力 活動 の 内容 は 、 あらかじめ 協定 に 列挙 し て 定義 さ れる もの で は なく て 、 各国 が 自国 の 法令 、 時々 の 状況 や 政治 判断 に 基づい て 両国 で 検討 し て 決める という ふう に 理解 を し て い ます が 、 他方 で 、 衆議院 の 審査 の 際 に 委員 から 、 有事 を 対象 と し ない 協定 で ある と 理解 し て 間違い ない か という 質問 に対して 、 林 外務 大臣 が 、 その よう に 考え て おり ます と 御 答弁 さ れ て いる ん です が 、 私 は 、 有事 の 際 の 活用 の 可能 性 を 残し た 協定 で ない と 若干 意味 ない と 思い ます し 、 これ ある 意味 抑止 力 です から 、 この 抑止 力 の こと を 考える と やはり いかが な もの か という 感じ が し た ので あえて 確認 を し たい と 思い ます が 、 ただ 、 その後 の 答弁 で 浜田 防衛 大臣 が 、 本 協定 が 有事 における 締約 国 相互 の 軍事 支援 を 法的 に 義務付ける もの で は ない という 趣旨 で あり 、 基本 的 に これ まで も 活動 実績 の ある 共同 訓練 や 災害 援助 といった 活動 が 中心 と なる と 考え て いる が 、 それ 以外 の 協力 活動 について あらかじめ 網羅 的 かつ 確定 的 に 答える の は 困難 です と 御 答弁 さ れ て 、 軌道 修正 という か 、 含み を 持た せ て いただき まし た 。   改めて 、 この 協定 対象 と なる 活動 の 範囲 について 、 外務 大臣 、 防衛 大臣 、 それぞれ から 少し 整理 を し て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 すっきり し まし た 。 ありがとう ござい まし た 。   我が国 周辺 の 安全 保障 環境 を 踏まえれ ば 、 いわゆる 存立 危機 事態 若しくは 武力 攻撃 事態 など の 状況 によって は 、 同盟 国 の 米国 以外 の 国々 に対して 必要 な 支援 を 要請 する こと や 、 また 、 その 逆 で 、 他国 から 日本 が 支援 を 要請 さ れる こと が あり 得る という ふう に 考え て い ます し 、 この RAA の 条文 上 、 その 適用 対象 と なる 活動 類型 は 明示 さ れ て い ない ん です けれども 、 この 存立 危機 事態 若しくは 武力 攻撃 事態 など に際して 、 我が国 領域 に対する 欧州 軍 や 米国 軍 の 活動 も この RAA の 範囲 として 、 適用 として は 除外 さ れ ない という 理解 で よろしい ん でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。 排除 さ れ ない という こと で 理解 を いたし まし た 。   次に 、 昨年 の 十月 、 日 豪 首脳 会談 が 行わ れ まし て 、 この 際 に 署名 さ れ た 安全 保障 に関する 日 豪 共同 宣言 、 これ に は 、 日 豪 の 主権 及び 地域 の 安全 保障 上 の 利益 に 影響 を 及ぼし 得る 緊急 事態 に関して 、 相互 に 協力 し 、 対応 措置 を 検討 する という ふう に なっ て い ます が 、 ここ の 日 豪 の 安全 保障 に関する 日 豪 共同 宣言 、 ここ で ある 緊急 事態 という もの は どの よう な 事態 を 指す ん でしょ う か 。 これ に は 存立 危機 事態 で ある とか 武力 攻撃 事態 を 含む という 理解 で よろしい ん でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   残り あと 数 分 あり ます が 、 連日 連投 し て い ます ので 、 肩 が 壊れ ます ので この 辺 で 終わり たい と 思い ます 。 残余 の 質疑 は 木曜日 に さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   日 豪 及び 日 英 部隊 間 協力 円滑 化 協定 について 伺い ます 。   日本 の 自衛隊 が オーストラリア や 英国 の 軍隊 と 共同 訓練 など を 円滑 に 行える よう に する ため と さ れ 、 一方 が 他方 を 訪れ 活動 する 際 の 手続 や 法的 地位 を 定める もの です 。 日本 にとって いずれ も 初めて の 協定 です 。   外務省 は 、 先ほど も 答弁 あり まし た が 、 従来 、 外国 軍隊 が 日本 で 活動 する 際 に は 、 両国 間 で 協議 の 上 、 口上 書 の 交換 など により 各種 調整 を 行っ て き た と し 、 本 協定 によって 今後 は その 都度 合意 する こと なく 活動 できる よう に する と 説明 し て おり ます 。   協定 の 二 十 一 条 は 、 軍人 軍属 の 公務 執行 中 の 犯罪 など について 派遣 国 が 刑事 裁判 権 を 持つ と する もの です 。   外務省 に 伺い ます 。   従来 、 米 軍 以外 の 軍人 軍属 が 日本 国内 で 訓練 など を 行う 際 、 その 刑事 裁判 権 は どの よう に 扱っ て き た の です か 。 ですから 、 その 結果 として 刑事 裁判 権 を どちら が どの よう に 行使 する と 合意 を し て き た の か と 伺っ て い ます 。 これ 通告 し て い ます よ 。 ちょっと 待っ て ください 。 刑事 裁判 権 を どちら の 国 が どの よう に 行使 する か です よ 。 これ を 明らか に でき ない の です か 。   法務省 、 伺い ます けれども 、 刑事 裁判 権 の 放棄 を 、 条約 や 協定 も なく 、 その 都度 勝手 に 合意 し 、 国内 に も 明らか に し ない 、 これ で よい の です か 。 そう じゃ ない です よ 。 その 都度 合意 を し て き た と おっしゃる ので 、 その 都度 の 合意 で は 、 刑事 裁判 権 は どの よう な 場合 に 日本 側 が 行使 し 、 どの よう な 場合 に 相手 国 側 が 行使 する と し て き た の か という こと です が 。 そうすると 、 これ まで の その 都度 の 合意 の 中 でも 、 日本 側 は 刑事 裁判 権 を 行使 し ない 場合 が ある という こと を 合意 し て き た わけ です か 。 いかなる 合意 を し て き た の か 、 これ は 刑事 裁判 権 を どの よう な 場合 に 主権 国家 として 行使 できる か という 問題 です 。 その こと について はっきり し ませ ん ので 、 この 委員 会 に 文書 で 報告 し て いただく よう に お願い し ます 。 本 協定 は 、 従来 その 都度 行っ て き た 合意 を 一般 的 な 協定 に 格上げ する という こと に とどまら ず 、 裁判 権 という 主権 の 放棄 を 新た に オーストラリア 軍 や 英国 軍 に対して 認め て いこ う という もの で あり ます 。   資料 の 一 ページ に 、 協定 の 二 十 一 条 二 項 を 示し て おり ます 。   軍隊 を 派遣 し た 国 は 、 自国 の 軍人 軍属 に対して 自国 の 法令 による 刑事 裁判 権 を 受入れ 国内 で 行使 する 権利 を 有する と し て い ます 。 オーストラリア 軍 が 日本 を 訓練 で 訪問 中 に 犯し た 罪 について 、 オーストラリア 法 に 基づき 日本 で 裁ける という こと です 。 同様 の 規定 は 日米地位協定 十 七 条 一 項 ( a ) 号 に も あり ます 。 同じ 趣旨 の もの です ね 。 おおむね 同じ 内容 だ という こと で あり まし た 。   本 協定 も 日米地位協定 も 、 刑事 裁判 権 及び 懲戒 の 裁判 権 、 今 、 懲戒 の 裁判 権 について 御 説明 が あり まし た 、 と し て い ます 。 刑事 裁判 は 一事 不 再 理 の 原則 が あり ます ので 、 日本 か オーストラリア か 、 いずれ か の 国 のみ で 訴追 さ れる という 調整 が 必要 か と 思い ます 。   しかし 、 刑事 裁判 と 懲戒 処分 と は 法的 性質 が 異なり 、 両方 の 処分 が 必要 な ケース が あり 得 ます 。 例えば 、 元 陸上 自衛 官 の 五 ノ 井 里奈 さん へ の 性 暴力 に 関与 し た 自衛 官 ら は 、 懲戒 免職 と なっ た 後 、 検察 審査 会 の 議決 を 経 て 強制 わいせつ 罪 で 起訴 さ れ て おり ます 。   外務省 に 伺い ます 。   本 協定 や 日米地位協定 で は 、 外国 軍 が 懲戒 権 を 行使 し た ものの 刑事 裁判 権 を 行使 し なかっ た 場合 、 日本 が 刑事 裁判 を 行う こと は 可能 です ね 。 二 〇 一 一 年 、 米 軍属 による 交通 死亡 事故 で は 、 米 側 は 五 年 の 運転 停止 処分 と し まし た が 、 その後 、 検察 審査 会 の 議決 を 経 て 起訴 さ れ 、 禁錮 一 年 六月 の 実刑 判決 に なっ て いる 例 が ある か と 思い ます 。   すなわち 、 米 側 が 何らかの 処分 を 行っ た として も 、 刑事 裁判 権 を 日本 側 で 行使 する こと は 排除 は さ れ て おり ませ ん ね 。 つまり 、 刑事 裁判 権 を 米 側 が 行使 し なかっ た 場合 に は 日本 側 が 裁判 を 行う こと は 可能 だ という こと か と 思い ます 。   条文 は 懲戒 の 裁判 権 と し て いる の です が 、 日本 法 の 懲戒 処分 は 、 裁判所 が 関与 する 司法 的 な 意味 で の 裁判 で は あり ませ ん 。   なぜ 、 懲戒 の 裁判 権 という 言い方 を する ん です か 。 いや 、 だから 、 懲戒 処分 や 免許 の 停止 の よう な 行政 処分 が 行わ れ た として も 、 刑事 事件 として 罪 に 問わ れる 、 あるいは 罪 に 問う べき ケース という の は 十分 あり 得る わけ です 。 その こと は 協定 上 も 本来 はっきり さ せる べき だ と 思い ます 。   資料 の 二 ページ を 御覧 ください 。   二 十 一 条 四 項 は 、 派遣 国 軍隊 の 軍人 や 軍属 の 公務 執行 中 の 作為 又は 不作為 から 生ずる 罪 について 、 派遣 国 に 裁判 権 を 行使 する 一 次 的 な 権利 が ある と 定め て い ます 。 やはり 同様 の 規定 が 日米地位協定 十 七 条 四 項 に あり ます 。 これ も 、 先 ほど 御 答弁 が あっ た とおり 、 今回 の 協定 二 十 一 条 と 日米地位協定 十 七 条 と は おおむね 同じ 内容 だ という 御 答弁 でし た から 、 同じ 趣旨 だ という こと か と 思い ます 。   そこで 、 日米地位協定 の 下 で の 運用 の 実態 について 法務省 に 伺っ て いき ます 。   米 軍 関係 者 が 日本 で 犯し た 事件 、 事故 について 米 側 が 一 次 裁判 権 を 行使 し た 場合 、 その 裁判 の 最終 結果 を 一月 ごと に 日本 に 通報 する こと と さ れ 、 二 〇 一 四 年 から は 裁判 に よら ない 処分 について も 通報 さ れる こと に なり まし た 。   直近 まで の 件数 を 御 紹介 ください 。 いや 、 非 司法 的 処分 という の は 先 ほど 法務省 から 答弁 いただい た 中身 な ん です よ 。   非 司法 的 処分 と は 一般 的 に どういう もの を 指し て 、 米 側 は 言っ て き て いる ん です か 。 裁判 じゃ ない ん です よ ね 。   非 司法 的 な 処分 という の は 軽微 な 事件 に 限っ て 行わ れ て いる よう です が 、 もとより 懲戒 処分 も 刑事 裁判 で は あり ませ ん 。 したがって 、 被害 者 が けが を し たり 亡くなっ たり 、 重大 な 事件 、 事故 について 米 側 が 裁判 を 起こし た 件数 は ゼロ だ という の が 今 の 答弁 という こと に なり ます 。   米 側 が 一 次 裁判 権 を 行使 し た ケース は 過去 に なかっ た という こと です ね 。 法務省 が 先 ほど 非 司法 的 処分 は 裁判 で は ない と おっしゃっ た ん です よ 。 懲戒 処分 が 裁判 で ない という の は 、 これ は もう 自明 です 。 そして 、 米 側 の 資料 によって も 裁判 は ゼロ だ と 言っ て いる わけ です から 、 要するに 裁判 は やっ て い ない わけ です ね 。 ない ん です よ 。   先 ほど 外務省 と の 質疑 で は 、 米 側 が 懲戒 権 を 行使 し た ものの 刑事 裁判 権 を 行使 し なかっ た 場合 、 日本 が 重ね て 刑事 裁判 を 行う こと は 可能 だ という こと で あり まし た 。   法務省 に 伺い ます 。   資料 三 の とおり 、 米 軍 関係 者 による 二 〇 一 四 年 以降 六 百 七 十 二 件 について 、 米 側 が 刑事 裁判 権 を 行使 し た もの は 一 件 も あり ませ ん 。 全く 処分 さ れ なかっ た ケース も あり ます 。   日本 側 から 米 側 に対して 刑事 裁判 権 を 行使 する よう 希望 し た 件数 は あり ます か 。 ない わけ です 。 米 側 で 刑事 裁判 が 全く 行わ れ て い ない 。 ところが 、 日本 側 は 刑事 裁判 権 行使 する よう に 求め た こと も ない 、 日本 側 で やる と 希望 し た こと も ない と 。   この 期間 より 前 の もの です が 、 例えば 、 二 〇 〇 五 年 十二月 に は 、 東京 都 八王子 市 で 米 海軍 の 軍人 が 小学生 三 人 を ひき逃げ し まし た 。 道交法 違反 、 業務 上 過失 致死傷 被疑 事件 として 警視庁 が 緊急 逮捕 し まし た が 、 海軍 から 公務 証明 書 が 出さ れ 、 即日 釈放 さ れ まし た 。 米 側 による 裁判 は なく 、 減給 など の 懲戒 処分 で 終わり まし た 。   二 〇 一 〇 年 九月 、 山口 県 岩国 市 で 、 通勤 途中 の 米 軍属 が 被害 者 を 自動車 で ひい て 死亡 さ せる 自動車 運転 過失 致死 被疑 事件 が あり まし た が 、 山口 地検 岩国 支部 が 不 起訴 処分 と し 、 遺族 は 検察 審査 会 に 審査 請求 を し まし た が 、 不 起訴 相当 と さ れ まし た 。 この 軍属 に対して は 、 岩国 基地 内 の 四 か月 の 運転 禁止 という 処分 に とどまり まし た 。   いずれ も 刑事 裁判 と なっ て も おかしく ない 事件 です が 、 日本 側 が 不 起訴 と し て おり ます 。 そう なる の は なぜ な の か 。 これ は 米 側 が 公務 中 の 犯罪 だ と 主張 する ため です 。   そもそも 、 公務 中 で ある か どう か 、 誰 が どう 判断 する ん でしょ う か 。 つまり 、 日本 側 で 公務 中 か どう か を 判断 する こと は でき ず 、 疑義 が あっ た 場合 に は 最終 的 に は 合同 委員 会 の 協議 に なる と 、 こういう こと です か 。 つまり 、 最終 的 に は 米 側 の 意向 に 従わ ざる を 得 ない と 、 合意 に 至ら なけれ ば です ね 、 という こと に なっ て しまう と 。   四 ページ を 御覧 ください 。   日米地位協定 に関する 合意 事項 四 十 三 項 は 、 米 軍 の 指揮 官 が 公務 中 で ある こと を 記載 し た 証明 書 を 発行 し た 場合 、 反証 の ない 限り 、 刑事 手続 の いかなる 段階 において も その 事実 の 十分 な 証拠 資料 と なる と し て い ます 。   です から 、 米 軍 が 公務 執行 中 だ と 言い さえ すれ ば 日本 は 裁判 権 を 失う という こと に なり ます ね 。 いや 、 最終 的 に は 裁判官 が と いっ て も 、 公務 執行 中 だっ たら 起訴 し ない わけ です から 、 裁判官 の 自由 心証 に なら ない です よ 。 その 前 の 段階 を 問題 に し て いる わけ です 。   しかも 、 検察官 が 反証 する に は 、 直ちに 証明 書 を 発行 し た 指揮 官 に対して その 旨 を 通知 し 、 事件 処理 を 遅らせ ない ため に 、 十 日 以内 に 問題 が 合同 委員 会 に 提案 さ れる か どう か について 通知 する 、 かかる 提案 は いかなる 場合 において も 急速 に なさ れる もの と する など と さ れ て い ます 。 米 軍 関係 者 により 日本人 が 被害 に 遭っ て いる のに 、 米 側 に 捜査 を せかさ れ て いる と 。 これ は 異常 だ と 思い ます 。   米 軍 関係 者 が 行っ た 罪 に対して 米 側 が 公務 証明 書 を 発行 し た 件数 を お 示し ください 。 外務省 に 伺い ます 。   公務 証明 書 を 発行 し さえ すれ ば 、 反証 の ない 限り 、 公務 中 で ある こと の 十分 な 証拠 資料 と なる という 合意 は 、 日米地位協定 に 基づく 合意 事項 です 。 日 豪 、 日 英 間 で も 同様 の 確認 を する おつもり です か 。 これ 、 やめる べき です 。 日 米 間 で も 合意 事項 の この 部分 は 破棄 し 、 公務 証明 書 で 十分 な 証拠 資料 と する の で は なく 、 日本 の 捜査 機関 と 裁判官 が あらゆる 証拠 に 基づき 総合 的 に 判断 できる 、 これ 当たり前 だ と 思い ます が 、 その よう に 改善 、 改める べき だ と 思い ます 。   ただ 同時に 、 これ 、 やはり 日米地位協定 並び の 日 豪 、 日 英 に し て いこ う という こと 自体 に対して 私 は 大変 疑義 が あり ます 。   大臣 に 最後 に 伺い ます 。   全国 知事 会 を 始め 、 日米地位協定 の 改定 が 強く 求め られ て おり ます 。 運用 の 問題 に とどまら ない わけ です 。 こうした 中 で 、 日米地位協定 並み の 内容 に とどまる 新た な 協定 を 結ん で いく 、 これ は 不合理 で は ない でしょ う か 。 時間 です から 終わり ます が 、 前提 が 異なる に も かかわら ず 、 同様 の 規定 に し て いこ う と する と 。 本 協定 は 承認 し 難い もの です 。 しかし 、 それ に とどまら ず 、 同様 の 規定 で ある 日米地位協定 の 抜本 的 改定 こそ 必要 だ という こと を 述べ て 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   日 英 、 日 豪 軍事 円滑 化 相互 アクセス 協定 、 RAA 四 案 は 、 安保 三 文書 に 沿っ て 、 英 豪 二 か国 の 軍隊 を 日本 に 招き入れ 、 連携 強化 の 名 の 下 に 、 有事 を 想定 し て 、 国内 で の 演習 など を 許す もの です 。   沖縄 県民 は 、 現在 も 、 米 軍 や 自衛隊 の 軍用 機 による 夜間 、 早朝 の 騒音 や 落下 物 事故 、 米兵 関連 の 事件 、 事故 など の 過重 な 基地 負担 に 苦しめ られ て い ます 。 多く の 県民 が 、 RAA によって 基地 被害 が 更に ひどく なる の で は ない か と 大変 不安 に 思っ て い ます 。 沖縄 にとって 認め られる もの で は あり ませ ん 。   関連 し て 、 四月 十 三 日 に 引き続き 、 陸自 石垣 駐屯 地 の 排水 問題 について お 聞き し ます 。   陸自 駐屯 地 から の 排水 処理 の 問題 について は 、 計画 が 発表 さ れ た 四 年 前 から 、 ミサイル 配備 へ の 賛否 の 立場 を 問わ ず 、 多く の 島民 が 心配 を し て い まし た 。 前回 質疑 で も 強調 し まし た が 、 離島 の 住民 にとって 、 歴史 的 に 、 きれい な 水 を 確保 し 水源 を 涵養 する こと は 、 文字どおり 死活 問題 でし た 。 駐屯 地 の 排水 問題 の 前提 として 、 安全 保障 政策 へ の 意見 は ともかく 、 離島 の 水 資源 が デリケート な 問題 で ある こと は 、 政府 、 特に 防衛 省 に は 重く 受け止め て いただき たい と 思い ます 。   今 、 周辺 住民 は 、 駐屯 地 の 浄化槽 や 油分 分離 槽 で 処理 さ れ た 水 が 民間 人 所有 の 田畑 に 流れ込ん で 地下 に 浸透 する の で は ない か 、 あるいは 、 宮良 川 まで 流れ た として も 、 宮良 川 や 下流 の 地下 に ある 大浜 第 二 地下 水源 地 を 汚染 する の で は ない か と 心配 し て い ます 。   現状 の 方式 で は 、 陸自 石垣 駐屯 地 の 放流 水 は 大量 に 民間 地 へ 垂れ 流さ れ ます 。 しかも 、 宮良 川 へ 合流 する 前 に 流れ は 途切れ 、 途中 の 湿地 に 入っ て い ます 。 浄化槽 法 に 基づき 沖縄 県 が 定める 浄化槽 取扱 要綱 で 、 生活 環境 保全 及び 公衆 衛生 上 の 支障 を 生ずる お それ が ある 、 として 原則 禁止 さ れ て いる 地下 浸透 放流 が なさ れ て い ます 。 この よう な 違法 排水 の 放置 は 、 政府 による 沖縄 差別 、 離島 差別 で あり 、 絶対 に 許さ れ ませ ん 。   陸自 石垣 駐屯 地 が 排水 を 放流 し て いる 土地 について 、 四月 十 七 日 に 、 私 も 、 住民 の 方 や 地元 市議 の 案内 で 現地 調査 を し て き まし た 。 この 辺り は 、 かつて は 田畑 だっ た そう です 。 今 駐屯 地 に なっ て いる 山裾 から の 雨水 や 湧き水 が 沢 を 通っ て 流れ込ん で い て 、 その 水 を 使っ て 田んぼ で 米 を 作っ たり 、 沖縄 特産 の 里芋 の 一 種 で ある タイモ を 栽培 し て い た よう です 。 それ が 今 は 特に 耕作 さ れ ない まま に なっ て い ます が 、 元々 平たん な 低地 です から 、 水 が 流れ込ん で 湿地 に なっ て い ます 。 私 も 歩い て み まし た が 、 深い ところ は 腰 の 辺り まで 沈む そう で 、 近く の 土地 に は 近隣 の 農家 の 方 が 水牛 を 休ま せ に 来る こと も ある よう で 、 大きな ふん が あり まし た 。 民有 地 の 湿地 帯 を 処理 し た 汚水 の 放流 先 に する の は 、 常識 的 に 考え て も 不適切 です 。   七 万 三 千 立方メートル の 巨大 な 調整 池 に は 、 オーバー フロー 時 の 排水 口 として 、 約 二 メートル 掛ける 二 メートル の カルバート を 六 個 設置 し て いる よう に 見え ます 。 ところが 、 農道 下 の ボックスカルバート は 、 答弁 に よれ ば 、 二 メートル 掛ける 三 メートル の 一 本 だけ です 。 これ で は 、 排水 が あふれ たり 、 下流 域 の 土地 が 浸水 し たり する よう な 水害 が 発生 する こと が 懸念 さ れ ます 。   前回 、 防衛 省 の 杉山 参考 人 は 、 「 既設 の 排水 路 ボックスカルバート の 水位 痕 から 許容 放流 量 を 算出 」 と 答弁 し まし た 。 しかし 、 地表 水 の 条件 が 違え ば 、 降雨 後 の 雨水 流出 量 の 計算 に 用いる 流出 係数 も 変わり ます ので 、 雨水 流出 量 は 変化 し ます 。 既設 の 排水 路 の 水位 痕 から 許容 排出 量 を 算出 できる わけ は なく 、 答弁 は 科学 的 に 間違っ て い ます 。   この 陸自 駐屯 地 の 場所 は 、 元々 森林 だっ た ところ を ゴルフ 場 として 整備 し 、 池 など も あり まし た が 、 駐屯 地 の 表面 は ほぼ コンクリート や アスファルト で 覆わ れ ます ので 、 水 の ほとんど は 浸透 せ ず 流れ て いき ます 。 沖縄 県 の 土木 工事 設計 要領 に よれ ば 、 地表 面 の 工 種別 基礎 流出 係数 は 、 アスファルト 舗装 だ と 〇 ・ 七 〇 から 〇 ・ 九 五 、 ゴルフ 場 だ と 、 芝 、 樹林 の 多い 公園 に 該当 する と 思い ます ので 、 流出 量 係数 は 〇 ・ 一 〇 から 〇 ・ 二 五 です 。 保守 的 な 数値 を 採用 し て も 、 ゴルフ 場 の 〇 ・ 二 五 に対して 駐屯 地 〇 ・ 七 〇 と なり 、 少なくとも 三 倍 の 雨水 が 流出 する こと に なり ます 。 厳しく 見る と 、 〇 ・ 一 〇 に対して 〇 ・ 九 五 で 約 九 倍 の 雨水 量 が 流出 し ます 。 その 内容 は 配付 資料 の 五 に 掲げ て ござい ます 。   ボックスカルバート の 水位 痕 は 過去 に ゴルフ 場 から 流出 し た 雨水 の 推移 で あっ て 、 アスファルト で 覆わ れ た 駐屯 地 から は 、 従来 の 三 倍 から 九 倍 の 雨水 が 今 の 調整 池 に 流入 し ます 。 また 、 排水 区域 の 面積 も 、 駐屯 地 の 全 敷地 面積 を 含む もの と なり 、 以前 より 広い 範囲 から 雨水 を 集め て 調整 池 に 流入 する こと に なり ます 。 既存 の ボックスカルバート の 断面 で は 、 雨水 とともに 排水 が あふれ 、 周辺 や 下流 域 の 土地 に 浸水 被害 を 与える の で は ない でしょ う か 。   駐屯 地 において 設定 し た 地表 面 の 流出 係数 の 値 は 幾ら です か 。 排水 区域 面積 は 駐屯 地 面積 より 広い の で は ない か と 思わ れ ます が 、 どの よう に 設定 し て い ます か 。 前回 答弁 の あっ た ボックスカルバート の 過去 水位 痕 は 、 あくまで 以前 の 土地 利用 を 前提 に し た もの です 。   改めて 、 アスファルト 舗装 、 流水 区域 面積 を 前提 に 、 降雨 量 の 雨水 流出 量 や 調整 池 から の オーバー フロー 時 の 排水 量 と 流出 先 環境 へ の 影響 について 、 防衛 省 として 再 評価 す べき で は あり ませ ん か 。 防衛 省 は 、 沖縄 県 に 届け て いる と 言う ばかり で 、 計画 の 妥当 性 を 積極 的 に 説明 は し ませ ん 。   委員 長 、 是非 、 雨水 排水 計画 、 汚水 排水 計画 、 浄化槽 設置 計画 など を 含む 石垣 駐屯 地 建設 に 係る 排水 の 現状 が 分かる 一切 の 資料 を 防衛 省 から 委員 会 に 提出 いただく よう お 取り計らい を お願い いたし ます 。 沖縄 防衛 局 が 令 和 二 年 十二月 七 日 付け で 沖縄 県 八重山 土木 事務所 に 提出 し た 浄化槽 設置 計画 書 の 添付 書類 で ある 汚水 計画 平面 図 で は 、 浄化槽 から 放流 する 処理 さ れ た 水 は 、 駐屯 地 から 民有 地 など を 通っ て 沢 へ 放流 し 、 沢 を 通り 宮良 川 へ 放流 と 書か れ て い ます 。   国土 地理 院 に 伺い ます が 、 この 汚水 計画 平面 図 で 青い 矢印 が 書か れ た 土地 に は 、 地理 院 の 地図 で は 河川 が 描か れ て い ます か 。 ただいま 国土 地理 院 の 答弁 の あっ た の は 、 配付 資料 六 の この 青い 太い 図 の ある ところ です 。   資料 六 の 青い 矢印 で 書か れ た 土地 は 、 地図 上 で は どの よう な 土地 です か 。 ですから 、 防衛 局 が 答弁 等 で 、 ああ 、 防衛 省 が 答弁 等 で 示し て いる 、 要するに 沢 という 表現 で 流し て いる エリア は 、 地図 上 でも 荒れ地 や 畑 な ん です ね 。 私 も 行っ て き まし た 。 そして 、 役所 で 、 この 写真 の 上 に 地目 、 地籍 を 載せ た 写真 、 資料 も もらっ て き まし た 。 全部 それぞれ 土地 が 区画 さ れ て い て 、 民有 地 な ん です ね 、 大方 が 。 だから 、 その こと が 完全 に 無視 さ れ て いる わけ です 。   それ を 石垣 駐屯 地 の 排水 処理 の 関係 の 中 で は 沢 だ と 言っ て 、 そして そこ から 水 が 流れ て いる という こと を 提起 し て いる わけ です けれども 、 しかし 、 現実 に 行っ て みる と そう で ない という こと を 私 は 今 指摘 し て いる わけ です 。 それ は 明らか に 湿地 な ん です ね 、 一部 は です ね 、 全部 で は ない です よ 。   国土 地理 院 に 伺い ます けれども 、 湿地 と は どの よう な 土地 です か 。 もう 一つ の 荒れ地 という の は 何 でしょ う か 。 一般 的 に 、 小規模 な 湿地 は 荒れ地 に 含ま れる と 理解 し て いい です か 。 環境省 に 伺い ます 。   沖縄 県 浄化槽 取扱 要綱 で は 、 浄化槽 から の 放水 先 の 放流 先 は どの よう な 場所 と 規定 さ れ て い ます か 。 その カルバート に 流し て いく という 一番 最初 の 考え方 で やっ た よう です けれども 、 ただ 、 カルバート は 二 十 メートル しか ない ん です 、 長 さ が 。 この 先 も 後ろ も 、 何 の 、 コンクリート も さ れ て い ない わけ でし て 、 いわゆる 沢 と 言っ て いる 起点 です から ね 。 ただ 、 最後 の 行き 先 の 放流 先 は 湿地 な ん です 。   一般 論 として 、 浄化槽 から 放流 する 処理 さ れ た 水 を 、 常に 水 を 含む よう な 土地 、 あるいは 地下 水 が 地表 に 近く 、 水気 の 多い じめじめ し た 土地 、 あるいは 水 の とどまる よう な 土地 に 放流 する こと は 許さ れる の でしょ う か 。 もし 許さ れ ない と すれ ば 、 どの よう な 対応 が さ れ ます か 。 この 対応 について は 既設 の 浄化槽 に も 適用 さ れる の でしょ う か 。 四月 十 三 日 の 質疑 で は 、 防衛 省 の 杉山 参考 人 は 、 排水 は 「 沢 へ 放流 し 、 沢 を 通り 宮良 川 へ 放流 と 記載 し て いる 」 と 、 「 既設 の 排水 路 から 宮良 川 まで の 流 路 の 長 さ は 約 一 キロ 程度 」 、 「 計画 段階 において 既設 排水 路 から 宮良 川 まで の 間 、 約 一 キロ の 沢 の 現地 踏査 を 行い 、 流 路 が ある こと を 確認 」 と 答弁 さ れ て い ます 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 現 段階 で も 防衛 省 の 事実 認識 として は 、 今 述べ た よう な 形 で 間違い あり ませ ん か 。 答弁 を 訂正 し なく て も 大丈夫 です か 。 配付 資料 ⑨ 番 です ね 。 これ は 、 四月 十 三 日 の 答弁 を 受け て 、 私 が 四月 十 九 日 に 防衛 省 から 提供 し て いただい た 、 現地 踏査 を 行っ た 際 の 写真 の 資料 です 。 写真 の 説明 も 防衛 省 の もの です 。   最初 の 方 の 写真 ナンバー 二 の 説明 で は 、 「 流 路 が しっかり し て いる 樹林 内 」 と なっ て い ます が 、 次 の 写真 ナンバー 三 で は 、 「 はっきり し た 流 路 が なくなり 湿地 が 広がる 」 という 説明 に なっ て い ます 。 その後 、 ナンバー 四 、 五 、 六 の 説明 で は 湿地 という 言葉 が 使わ れ て い ます 。   です から 、 この 報告 書 を 見る 限り 、 実際 は 流 路 が なくなっ て いる の で は あり ませ ん か 。 この ナンバー 三 という ところ で 、 「 はっきり し た 流 路 が なくなり 湿地 が 広がる 」 という ふう に 表現 さ れ て い ます 。 お答え ください 。 そうすると 、 今 の 話 で は 、 一旦 流す ん だ けど 、 それ が 湿地 に 流れ て 、 また その 湿地 の 水 も 次 の 流 路 に 行っ て 流れ て いる から 、 皆さん が 流し た 汚水 排水 は 流れ て いる ん だ という こと を 言っ て いる という こと で 理解 し て いい ん です か 。 防衛 省 が 判断 を し た と 、 要するに 、 そういう こと で 判断 を し た という こと な ん です ね 。 本来 は 、 そういう の は 、 処理 水 を 湿地 に 放流 し て いる という こと を 認め たら どう です か 。 民間 の 土地 です よ 。 民間 の 土地 が 湿地 に なっ て いる から 湿地 に 流し て 、 そして 、 それ が 宮良 川 まで 最後 は 通じ て いる から 、 これ が いわゆる 浄化槽 法 の 要綱 に 沿っ た 流し 方 で 当然 な ん だ という 立場 で 今 お話 を し て いる という こと で 私 は 理解 し て いい ん でしょ う か 。 どういう 根拠 で それ が 許さ れる と 思っ て い ます か 。 つまり 、 民間 の 土地 です よ 。 畑 や 田んぼ 、 あれ だけ 、 四 十 七 ヘクタール の 九 百 三 十 六 億 円 も 掛け て 駐屯 地 を 造っ て おい て 、 そして 大きな 七 万 三 千 立方メートル の 調整 池 も 造っ て 、 そういう 水 を 流す 先 に 、 ずっと 四 年 前 から 地域 住民 は ちゃんと し た 排水 路 を 造れ と 市 に も 強く 求め て き た わけ です 。   いや 、 自分 たち は 、 既設 の 今 まで 流れ て い た 沢 に 流せ ば いい ん だ と 。 ただ 、 農道 の 下 に ボックスカルバート が 確か に 橋 を 架ける よう に 置か れ て い ます よ 。 そこ へ 流せ ば 成り立つ ん だ という 考え方 が 私 に は 分から ない ん です 。 本当に そのまま 皆さん は それ を 主張 し 続ける つもり です か 。 責任 の 転嫁 で は ない です か 。   この 写真 の 説明 は 、 計画 段階 で 現地 踏査 を 行っ た コン サル が 作成 し た もの だ と 説明 を 受け まし た 。 これら は 一体 どの よう な 資料 です か 。 何 か もっと 詳細 な 報告 書 の 一部 でしょ う か 。 い つ 、 誰 が どの よう な 目的 で 作成 し た もの です か 。 その 報告 書 が 、 「 はっきり し た 流 路 が なくなり 湿地 が 広がる 」 と ちゃんと 書い て ある ん です ね 。   です から 、 委員 長 、 防衛 省 において 、 この 現地 踏査 報告 と それ に 関連 する 一切 の データ の 提出 する よう 、 委員 会 に 提出 する よう お 取り計らい ください 。 今 の 答弁 の よう に 、 防衛 省 は 、 当初 から 、 放流 先 に は 「 はっきり し た 流 路 が なくなり 湿地 が 広がる 」 こと を 把握 し て い まし た 。   湿地 は 沖縄 県 浄化槽 取扱 要綱 で 放流 水 が 停滞 する こと なく 流れる 構造 で ない こと は 、 辞書 の 定義 で も 明らか です 。 辞書 で は 、 常に 水 を 含む よう な 湿地 は 浄化槽 の 処理 水 を 放流 する こと は 、 地下 水 の 汚染 に つながり 、 生活 環境 の 保全 及び 公衆 衛生 上 の 支障 を 生じる お それ が ある こと から 、 原則 として 禁止 さ れ て いる 地下 浸透 放流 が 行わ れ て いる の と 変わり ませ ん 。 違法 排水 の 設置 は 許さ れ ませ ん 。 処理 水 を 湿地 に 放流 する こと は 、 事実 上 の 地下 浸透 放流 です 。   一方 、 雨水 や 湧き水 を 駐屯 地 が せき止める の は 湿地 や 農地 の 乾燥 を 招く こと から 、 環境 に対する 負荷 が 大きく 、 許さ れ ませ ん 。 駐屯 地 から の 違法 排水 の 解決 策 として は 、 雨水 や 湧 水 は 調整 池 で 適切 に 流量 を 調整 し て 放流 し つつ 、 浄化槽 や 油分 分離 槽 から の 排水 は 、 施設 で 蒸発 散 方式 で 処理 する こと が 必要 だ と 考え ます 。   防衛 省 として 、 開設 し て しまっ た 後 は 違法 排水 だろ う と 放置 する という 態度 は 許さ れ ませ ん 。 防衛 省 として 自主 的 に 改善 す べき だ と 思い ます が 、 防衛 大臣 、 防衛 省 として 、 県 の 行政 指導 など を 待た ず に 、 一旦 、 自主 的 に 浄化槽 や 油分 分離 槽 から の 放流 を 止め て 、 施設 内 で 蒸発 散 方式 で 処理 す べき で は あり ませ ん か 。 あの です ね 、 皆さん が 届け た もの に は 沢 を 通っ て 流れる と ちゃんと 書い て ある ん です よ 。 ところが 、 コン サル の 報告 書 は 、 沢 が なくなっ て 湿地 に 入っ て いる と 書い て いる ん です よ 。 だから 、 行政 手続 で 防衛 省 が 出す 資料 に 一々 これ 間違っ て いる ん じゃ ない か って 調べ ます か 。 ここ は 入り にくい ところ な ん です よ 、 中 の 方 は です ね 、 私 は 行っ て き まし た けれども 。 そういう もの を 調べ なかっ た から 、 つまり 県 が 見逃し て いる から 、 ちゃんと もう 判 こ は 押さ れ て いる ん だ と 、 今 そんな こと を 言っ て いる よう な 話 です よ 。   私 は 、 やはり この 問題 は 、 まさに あの エリア は 優良 な 農地 な ん です 、 全体 、 下 が 。 それで 、 ずっと 最初 から 水 は どう なる ん だ と 。 皆さん が 駐屯 地 を 造っ た あの 山裾 は 豊富 な 水源 地 な ん です よ 。 そこ から 湧き出る 水 な ん です よ 。 もう ちょっと 、 しっかり すれ ば よく 分かる と 思い ます けれども 。 これら の 処理 水 が 湿地 帯 で 浸透 し ない と 仮定 し て も 、 まあ 浸透 し て いる と 思い ます よ 、 今 はも う 。   宮良 川 へ の 流入 そのもの が 生活 環境 の 保全 や 公衆 衛生 上 の 支障 を 生じる お それ が ある 事態 で ある という こと も 科学 的 に 証明 さ れ て い ます 。   八重山 陸 水 研究 会 の 理学 博士 東田 盛 善 氏 は 、 二 〇 二 二 年 十一月 に 日本 工業 用水 協会 会誌 「 工業 用水 」 論文 集 に 発表 し た 研究 論文 で 、 駐屯 地 近く に ある 宮良 川 本流 と 宮良 川 支流 の アヤマシ 川 、 この 今 の ところ より もう ちょっと 西側 な ん です けれども 、 下流 に ある 大浜 地下 第 二 水源 地 の 地下 水 を 涵養 し て いる と も 考え られる こと を 科学 的 に 指摘 し て い ます 。 これ は 、 仮に 宮良 川 に 駐屯 地 の 排水 が 放流 さ れ て いる と すれ ば 、 下流 の 大浜 地下 第 二 水源 地 から 取水 さ れる 飲料 用地 下水 及び 農業 用水 が 汚染 さ れる 危険 性 が ある こと を 示し て い ます 。   防衛 省 は 、 この 論文 について どう 受け止め て い ます か 。 今後 、 処理 水 を 宮良 川 へ 放流 する こと を やめる べき で は あり ませ ん か 。 ただ いま 指摘 し た 東田 論文 について は 、 資料 十 一 から 十 二 、 十 三 という ところ に あり ます ので 、 今 から また その 説明 を し ます 。   私 は そもそも ミサイル 基地 の 建設 に 反対 です が 、 地元 住民 の 中 に は 、 国 の 安全 保障 政策 を 考え て 、 国策 で ある 基地 は 受け入れ ざる を 得 ない と 容認 する 声 も あり ます 。 しかし 、 飲料 水 や 農業 用水 に は 配慮 し て ほしい という の が 住民 の 共通 の 願い です 。 先 ほど の 、 東田 先生 も 、 資料 十 一 の よう に 、 アヤマシ 川 と 宮良 川 は 地下 水 の 心臓 部 みたい な もの で 、 自衛隊 配備 の 賛否 は ともかく 、 水 資源 の 問題 を 深刻 に 考える 必要 が ある 、 と おっしゃっ て い ます 。   東田 論文 の 配付 資料 十 二 の 図 と 十 三 の 黄色い マーク の 部分 で は 、 地点 一 が 、 今 防衛 省 が 流し込む という 大里 農道 の ボックスカルバート の 駐屯 地 側 です 。 地点 四 が ボックスカルバート の 下流 側 の よう です 。 地点 一 は 水たまり と さ れ 、 雨 が 降ら ない とき は ほとんど 水 が 流れ ない が 、 降水 量 が 多い とき に は 暗渠 を 越え て 地下 、 下流 の 地点 に 流れ出 て いる と 書か れ て い ます 。 つまり 、 そういう 状況 な ん です ね 。 常に 流れ て いる よう な ところ で は ない ん です よ 。   私 が 、 四月 十 七 日 月曜日 に 私 も その 現場 を 見 て き まし た 。 そして 、 資料 十 の 方 に その 写真 が あり ます 。 皆さん に 渡し て いる 資料 です けれども 、 この 十 の 方 に 、 これ は 基地 側 から じゃ なく て 流さ れる ところ から 見 た 写真 です 。 ここ は 水 が 流れ て いる わけ で は ない ん です よ 。 ただ 、 流れる 先 が あっ て 、 そこ に たまっ て い ます 、 いっぱい 汚れ た 水 が です ね 。 つまり 、 いつも ここ に 流れ て いる わけ で は ない 。 そういう ところ に なっ て いる に も かかわら ず 、 じゃ 、 それ は 流れ て いる の を 確認 し なかっ た 県 の 責任 です か 。 皆さん 方 が それ は 流れ て いる と いっ て 届け出 た 責任 じゃ ない です か 。 つまり 、 そういう こと を 考える べき だ と 思う ん です 。   だから 、 住民 の 不安 を 解消 する ため に は 、 施設 外 に 野方 図 に 放流 する の で は なく 、 処理 水 だけ でも せめて 蒸発 散 方式 など に し て 対処 する べき だ と 思い ます が 、 防衛 大臣 、 いかが です か 。 いや 、 とんでも ない 答弁 です ね 。 私 、 まさか 国 が 、 こんな 地域 の 住民 や 国民 の こと を 考え ず 手続 で やれ ば いい と 。 辺野古 みたい な 感じ です よ 、 今 の 話 だ と 。 しかし 、 ここ 、 地域 住民 が 周辺 に い て 、 農産物 を 作っ て いる 良好 な 農地 です よ 。 そういった ところ に 平気 で 汚染 水 を 流し て 、 それで 平気 です よ という こと を 今 言っ て いる よう な もの な ん です よ 。   違法 排水 の 解決 の 問題 は 、 まさに 島民 と の 信頼 関係 を つくり 上げる 努力 で は あり ませ ん か 。 皆さん 、 四月 二 日 の 開設 式典 の とき に 大臣 は 、 島民 と の 信頼 関係 を つくり 上げる 努力 が 重要 だ と 発言 いたし まし た 。 是非 、 大臣 、 この 問題 解決 に 向け て 取り組む という こと を 答弁 ください 。 私 は 当たる と 思う から 言っ て いる ん です よ 。 つまり 、 証拠 も いっぱい あり ます 、 地籍 も 全部 ある 、 地主 も ある 、 写真 も 今 見せ て おり ます 。 流れ て い ない ん です から 。 その こと を 含め て 強く 指摘 を し て 、 改善 を 求め て まいり たい と 思い ます 。 頑張っ て ください 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 で ござい ます 。 よろしく お願い し ます 。   両 大臣 に おか れ まし て は 、 連日 の 審議 、 御苦労 さ まで ござい ます 。   ちょっと 通告 ない ん です けれども 、 一昨日 、 私 、 中国 の 日本人 拘束 事案 について 林 大臣 と 幾つ か やり取り さ せ て いただき まし た 。 その とき に 、 中国 の 反 スパイ 法 が 、 改正 案 が 審議 が 始まっ た という 報道 が あっ た と 言っ たら 、 何 と もう 成立 し た らしく て 、 一昨日 の 報道 で は 審議 が あっ て 、 もう 今日 の 朝刊 に は 反 スパイ 法 が 成立 を し て いる という こと で 、 当局 の 権限 が 強化 を さ れ た という こと だ と 思い ます し 、 外国 人 も 含め スパイ 行為 が 疑わ れる 個人 へ の 手荷物 検査 、 国家 の 安全 に 危害 を 加える 可能 性 が ある 国民 の 出国 禁止 措置 が 可能 と なる という よう な 話 と 。 駐在 員 や 出張 者 が 常に 、 まあ 日本 の 場合 に 、 この間 も 申し上げ た よう に 十 万 人 いらっしゃる わけ です から 、 非常 に 監視 を さ れ て いる よう な 状況 が ある の か な と 思い ます が 。   大臣 、 この間 も 注視 を し て 説明 を 求め て いき たい という ふう に 言っ て いただき まし た 。 それで 十分 結構 な ん です けれども 、 この 改正 スパイ 法 が 成立 を し た という こと で 、 早々 に 中国 側 に 、 大臣 まで が お出まし いただか なく て も いい と 思い ます が 、 事務 当局 側 なり に 、 この 中身 について 説明 を 求める という の を 大使館 等 に 求め て いただく こと と 併せ て 、 まだ 拘束 さ れ て いる アステラス 社 の 社員 の 方 の 解放 も 含め て 、 こう いっ た きっかけ が あれ ば より 強く その こと を 求め られる と 思い ます ので 、 大臣 、 早急 に 対応 を お願い し たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 なるべく 早く 逆 に この 説明 を 求め て いただく こと で 、 日本 国 として は その こと を 注視 し て いる ん だ という こと 、 相手 に対する シグナル に も なり ます ので 、 そこ は 事務 方 で も 結構 です ので 、 早々 に よろしく お願い し たい と 思い ます 。   それでは 、 本 法案 について の 質疑 を さ せ て いただき ます 。   先般 も 質疑 が あり まし た ので 多少 重複 する ところ が 、 他 の 委員 の 方 と 重複 する ところ が ある こと は お許し を いただけれ ば と 思い ます が 、 大臣 に 同志 国 の 定義 を 前 委員 会 で は お 伺い を し まし た が 、 もう一度 お答え いただい て よろしい でしょ う か 。 この間 は 質問 に は 至ら なかっ た ん です けど 、 国家 安全 保障 戦略 に 、 前回 十 か所 ぐらい と 申し上げ た ん です けど 、 一 個 一 個 、 同志 国 、 数え たら 、 目次 の 一 か所 を 含める と 三 十 一 か所 も 出 て くる ん です よ 。 実は 二 〇 一 三 年 の 国家 安全 保障 戦略 に は 同志 国 という 言葉 は 一つ も 出 て こ ない ん です ね 。   これ は やっぱり どう 考え て も ある 種 の 変化 で あり 、 ある 種 の 、 日本 の 政府 として の ポジション が 、 この 同志 国 という こと に対して 、 期待 も 、 それから そこ の 連携 が 重視 だ という こと も 含め て 、 日本 政府 として の 安全 保障 戦略 の 中 で 同志 国 の 位置付け が 変わっ た と いう か 重く なっ た と 受け止め ざる を 得 ない と 思う ん です 。   まずは 、 何で 同志 国 という の は この 三 十 か所 以上 に も わたっ て 表記 を さ れる こと に なっ た の か 、 防衛 大臣 、 外務 大臣 共に その こと の 自覚 が お あり か どう か は よく 分かり ませ ん が 、 事務 方 として も どういう 意識 だっ た の かも 含め て 、 もし お答え いただけれ ば と 思い ます 。 これ 、 大臣 の 言わ れ た 同志 国 という の は 、 外交 戦略 上 における 目的 を 共に する と 。 外交 戦略 上 の 目的 という の は 多分 多岐 に わたっ て いる ので 、 今 の 大臣 の 表現 です と 、 目的 ごと で の 同志 国 という の は ひょっとしたら 異なる 可能 性 も ある と 。   今回 、 円滑 化 協定 を 結ぶ 。 ACSA も やっ て いる 。 もちろん 、 豪州 、 英国 は 同志 国 の うち の 一つ な ん だ と 思い ます けれども 、 お 手元 に 資料 を お 配り し た ん です が 、 例えば EU の 、 これ EU の 文書 な ん です けれども 、 これ 、 EU 理事 会 の プレス リリース で 、 今後 十 年間 の EU の 安全 保障 と 防衛 を 強化 する ため の 戦略 的 羅針盤 という もの に 、 これ 、 マーカー 付け た ところ な ん です けど 、 ライク・マインデッド・カントリーズ と あり まし て 、 そこ は 戦略 的 に 志 を 同じく する と いう ので 、 実は ここ に は 、 EU の この 文書 の 中 に 、 アメリカ 、 カナダ 、 ノルウェー 、 イギリス 、 日本 、 そして ほか の 国々 と いっ て 例示 が あっ て 、 ライク・マインデッド・カントリーズ が いわゆる 同志 国 な ん です ね 。 何で この ライク・マインデッド・カントリーズ が 同志 国 か と いう と 、 実は 日本 の 国家 安全 保障 戦略 の 英訳 も まさに その 表現 な ん です ね 。   そう する と 、 これ 、 EU の 表記 に ある この 表現 と 、 例えば 今 の 英国 、 豪州 みたい な 、 日本 の 今 の 感覚 で いう と ちょっと 同志 国 の 幅 が 日本 の 方 が 狭い という よう な 感じ も し なく も ない と 。   実は 、 次 の ページ 行っ て いただく と 、 次 は 中国 な ん です けど 、 これ は 中国 日報 な ん です けど 、 中国 と その 同志 国 は 、 イギリス の 人権 状況 に 深い 懸念 を 表明 し 、 深刻 な 制度 的 人権 主義 、 人種 差別 、 ヘイトスピーチ 、 排外 主義 及び 関連 する 暴力 など が 存在 する と 。 中国 が 、 ある 意味 で いう と 、 同志 国 と 一緒 に 警鐘 を 鳴らし て いる わけ です よ ね 、 イギリス に 向け て 。 実は 、 別 の 資料 を 見る と 、 中国 と 一緒 に 同志 国 として ある 国 と いっ て 、 二 十 九 か国 が 実は 中国 の 同志 国 として 列挙 さ れ て いる ん です 、 この 英語 表現 で 言う と です ね 。   その 二 十 九 か国 を 見る と 、 ミャンマー とか いろんな 国 が ある ん です けど 、 一つ 一つ 見 て いく と 、 日本 とも 関係 の いい 国 も そもそも 含ま れ て いる し 、 まさに 大臣 が 言わ れ た よう に 、 同志 国 という 表現 を 目的 に 応じ て 外交 戦略 上 パートナー として みなす という の は 理解 を する ん です が 、 EU という 塊 で すら 日本 の こと を 同志 国 という 表現 を し て いる と 。 日本 は 、 じゃ 、 EU を 同志 国 という 表現 する か と いう と 、 多分 現状 余り し て い ない と 思い ます 。   これ 、 豪州 とか イギリス は 、 この 円滑 化 協定 を 結ぶ こと で 同志 国 という 表現 を イギリス と 豪州 について する よう に 日本 は なる ん でしょ う か 。 外務 大臣 、 そこ は どう さ れる ん でしょ う か 。 そうすると 、 中国 も 、 先 ほど 申し上げ た 、 二 十 九 か国 を 同志 国 と 呼ん で 、 代表 し て ステートメント とか を 発表 し て いる わけ です が 、 EU も 日本 を 同志 国 と 言っ て いる と 。 それ は 、 それぞれ の 国 の 判断 として 、 この 目的 について は 同志 国 と 、 いわゆる ライク・マインデッド・グループ 、 ライク・マインデッド・カントリーズ だ という ふう に 言っ て いる ので 、 ライク・マインデッド・カントリーズ という の は それなり の 幅 が ある という ふう に 言っ て おか ない と いけ ない の で は ない か と 。   例えば ACSA とか 今回 の 円滑 化 協定 みたい な もの は 同志 国 です という 話 に なっ て しまう と 、 少し 日本 の イメージ し て いる 同志 国 の 幅 が 狭まる ので 、 余り そう やっ て 狭める より か は 、 ブロック 化 し て いく という か 、 こう 枠 を はめ て いく より か は 、 いろんな 目的 によって この ライク・マインデッド・カントリーズ という 表現 は 、 使い分け という の か 、 幅広く 使っ て いく という イメージ の 方 が いい の で は ない か と 私 は 今回 ちょっと 感じ た もの です から 、 恐らく 、 その 三 十 一 か所 に も 及ぶ 国家 安全 保障 戦略 上 の 同志 国 という 表現 も いろんな 状況 の 中 で 使わ れる こと に なる と 思い ます ので 、 そこ の 確認 を さ せ て いただき たい な と 思っ て 今日 は 質問 し た ん です 。   例えば 共有 の 理念 。 もちろん 自由 、 法 の 支配 等 々 あり ます けれども 、 この 枠 で いく と 、 各国 とも 自分 も そう だ と 言い 出さ なく て も みんな それ が 共有 し て き て しまう ので 、 そこ も 含め て 少し 幅広く 使っ て いただく 方 が いい か な と 思う ので 、 大臣 、 この こと について 、 英語 表記 について も 含め て 、 ちょっと どういう お 考え か な と 思っ て 確認 を し まし た 。 私 も 本当に 大臣 の 今 の 御 答弁 に 全く 同意 を し ます 。 余り 敵 味方 を 分ける よう な 、 色分け する よう な 状況 は 良く ない し 、 しかしながら 、 同志 国 として の 結び付き は 今回 の 円滑 化 協定 等 も 含め て やっ て いく という 認識 で いい の か な という ふう に 思い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   前回 の 委員 会 で も 他 の 委員 から 出 まし た が 、 次 の RAA の 締結 の 国 として 出 て いる の は フランス 、 フィリピン という 議論 が 出 て おり ます が 、 RAA 締結 の 一定 の 条件 として 、 ACSA が 一定 の 条件 だ と し た とき に は 、 日本 は ACSA 等 締結 し て いる 国 が まだ 、 カナダ や インド も ござい ます 。 フランス 、 フィリピン も まだ 交渉 入っ て いる 状況 で は ない と 思い ます が 、 ACSA を 締結 し て いる カナダ や インド は 今 どんな ふう に 考え て おら れる の か 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   です から 、 逆 に 同志 国 イコール A CS A 、 RAA が 条件 に なっ て しまう と 、 何だ 結局 二 か国 だけ じゃ ない か みたい な 議論 に なる の は 嫌 だ な と 思っ て おる ので 、 余り そこ は 特定 し ない 方 が いい か な という 話 は 今 の 話 に 続き ます 。   フィリピン は 、 私 、 今 の マルコス 大統領 に なっ て 多少 落ち着い て き た と 思い ます し 、 前 大統領 の ドゥテルテ 大統領 も 麻薬 の 撲滅 等 で は 頑張ら れ た と 思い ます が 、 ここ は フィリピン と アメリカ の 同盟 関係 を 一時期 破棄 を し たり 、 今 は 元 に 戻っ て い ます けれども 、 少し フィリピン の 外交 戦略 は 政権 によって この 数 年 ちょっと 動い た 部分 が ある ので 、 特に 軍事 的 な 面 で いう 、 安全 保障 的 な 面 で いう ところ について の RAA について は 一応 候補 に 挙がっ て いる という ふう に この間 も あり まし た けれども 、 そこ は 慎重 かつ フィリピン の 政治 状況 見極め ながら 、 今 僕 は マルコス 大統領 に なっ て 落ち着い て いる という ふう に 判断 し て おり ます が 、 よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   それで 、 二 〇 一 一 年 の 一月 十 日 、 我々 の 政権 の とき に 、 実は 日 韓 の 防衛 大臣 会談 が あり まし て 、 当時 、 北澤 防衛 大臣 が 出席 を さ れ て 、 いわゆる GSOMIA と ACSA について も お互い 議論 を し て いく という 議論 が この 防衛 大臣 会合 で 実は 確認 を さ れ て い ます 。 その後 、 御 案内 の よう に GSOMIA は 一 回 スタート し て 、 自民党 政権 で も 継続 し て いただい て スタート し て 、 そして 向こう 側 の 、 文 在 寅 政権 の 都合 で 一旦 失効 し まし た 。 で 、 もう 一 回 、 今回 、 尹 大統領 と 岸田 総理 の 再度 の 、 この間 の 日 韓 首脳 会談 で もう 一 回 GSOMIA は 動き出し た こと は 、 僕 は 評価 を し て いる ん です が 、 実は この 二 〇 一 一 年 、 北澤 防衛 大臣 の とき に は 、 実は ACSA の 議論 も やろ う と 言っ て い た ん です ね 。   先般 、 岸田 総理 と 尹 大統領 で 首脳 会談 が あっ て 、 日 米 韓 の 連携 は まさに 北東 アジア の 安全 保障 上 は 非常 に 重要 だ と 。 お互い アメリカ と の 同盟 関係 が あっ て 、 先 ほど の 同志 国 で いえ ば 理念 的 に は 共有 し て いる 国 の 一つ だ と 思い ます 。   もちろん 、 韓国 は 政権 によって 揺れ 幅 が 大きい もの です から 、 私 も その こと について は 一定 の 懸念 を 持っ て い ます し 、 徴用 工 の 問題 等 について も 、 突き刺さっ た とげ が ずっと この 七 、 八 年 あっ た こと も 理解 を し て おり ます が 、 ACSA の 韓国 と の 交渉 締結 等 について は 今 どういう 、 どの ぐらい の 評価 で 、 そういう 議論 は 本当に 始まっ て いる の か どう か について 教え て いただい て いい でしょ う か 。 韓国 と の 間 は この 七 、 八 年 結構 厳しかっ た もの です から 、 そこ は 僕 も 一定 理解 を し て い ます が 、 日 米 韓 の 連携 は やっぱり アジア の 安全 保障 を 考え た とき に は 非常 に 重要 で ござい ます ので 、 GSOMIA は 動き出し た の を 含め て 、 相手 側 が あり ます から 、 こちら 側 から 単に 求める だけ で は ない と 思っ て い ます けれども 、 一定 の 可能 性 として は あり 得る の で は ない か な という ふう に 思っ て おり ます 。   先ほど 話 が 出 た 中 で いう と 、 EU 全体 という 形 で の この 円滑 化 協定 に 入る よう な 見通し という の は 、 これ は 二 国 間 で は ない ので 、 あり 得る の か あり 得 ない の かも 含め て 、 そういう 状況 は ない ん だ という ん だっ たら それ は それ で いい ん です が 、 どう 考え たら いい ん でしょ う か 。 今回 、 英国 と 豪州 と 円滑 化 協定 を 結ぶ わけ です けれども 、 二 〇 二 〇 年 以降 、 英国 と 豪州 と の 共同 訓練 等 が ある ん です が 、 この間 に 、 いわゆる この 円滑 化 協定 の 非常 に 重要 な 要素 で ある 第 一 次 裁判 権 を 行使 を し ない と いけ ない よう な 事案 は 発生 し た こと が ある の か どう か 、 事実 関係 で お答え ください 。 確認 です 。 これ は この間 の 委員 会 で も あり まし た けれども 、 協定 の 適用 対象 は 災害 とか 共同 演習 とか が 主 な もの だ と 思い ます が 、 これ は 軍事 的 な 有事 も 決して 排除 さ れ ない という こと で 確認 、 もう一度 よろしく お願い し ます 。 もう これ で 最後 の 質問 に し ます が 、 時間 が 来 た ので 。   そう する と 、 円滑 化 協定 が あっ た として も 、 演習 や 災害 その他 の ところ で の 手続 が 非常 に 調整 し やすく なる と 、 やり やすく なる という こと は 理解 を する ん です が 、 これ が 安全 保障 上 非常 に 資する こと に なる という よう な 答弁 等 が ある ん です が 、 ここ は なぜ な ん でしょ う か 。 意義 として です ね 。   つまり 、 今 まで も 合同 練習 を やっ て い て 、 その 都度 やっ て い た 調整 事項 とか 法的 な 事項 について は 今回 この 円滑 化 協定 で スムーズ に できる よう に なっ た という 状況 の 中 で 、 何 を もっ て 、 それ は 連携 が 強まっ た ので 安全 保障 上 資する と 言う の か 、 どういう 意味合い で 安全 保障 に 資する という ふう に 言わ れ て いる の か について お答え を いただい て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   まず 、 火曜日 に も 話題 に なり まし た が 、 内戦 中 の スーダン から の 退避 について 伺い ます 。   邦人 と その 御 家族 の 計 四 十 五 人 が 首都 ハルツーム から 北東 部 の ポート スーダン まで 陸路 で 移動 し 、 自衛隊 機 で ジブチ まで 無事 に 輸送 でき た こと は 、 外務省 にとって も 防衛 省 にとって も 大きな 成果 だっ た と 思い ます 。 適切 な 御 判断 と 勇敢 な 任務 遂行 に 敬意 と 感謝 の 念 を 抱い て おり ます 。 フランス や 国際 赤十字 の 協力 で 出国 し た 十 三 名 、 そして 所属 する 団体 の ミッション で 陸路 で エチオピア に 出国 さ れ た 一 名 と 、 合わせ て 五 十 九 人 の 出国 希望 者 全員 が 無事 に 出国 さ れ た と の 報道 に も 接し 、 安堵 し て いる ところ です 。   一昨年 の アフガニスタン 撤退 時 に は 、 大使館 や JICA に 協力 し て くださっ た 現地 人 スタッフ の 国外 退避 が 問題 と さ れ まし た が 、 今回 、 現地 人 スタッフ の 出国 希望 者 は い なかっ た の か という こと と 、 現地 人 スタッフ の 現況 把握 は でき て いる か 、 質問 を いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。 確か に 、 アフガニスタン の とき と は 状況 が 違う の は おっしゃる とおり です 。 是非 とも 、 今後 とも 在留 邦人 と 現地 の スタッフ の 状況 という の を よく 注視 し て いただけれ ば と 思い ます 。   米国 人 で 約 一 万 六 千 人 、 英国 人 で 約 四 千 人 が 現地 に 滞在 し て い て 、 退避 に 困難 を 来し て いる と の 報道 に も 接し て おり ます 。 英国 政府 は 、 首都 ハルツーム 北 三 十 キロ ほど の 地点 に ある 空港 から キプロス 共和 国 まで 空路 で 自 国民 を 輸送 し て いる と の こと です が 、 市内 に 集合 し て 車列 を つくっ て 空港 に 向かう と 危険 が 増す という 政府 の 判断 で 、 それぞれ 自力 で 空港 に 移動 し て いる 様子 です 。 フランス や ドイツ は 、 日本 同様 、 車列 を つくり 一気に 自 国民 を 退避 さ せ 、 早々 に 希望 者 の 出国 を 完了 さ せ て いる ので 、 そういう 意味 で は 政府 の 判断 で 明暗 が 分かれ て いる よう に も 見受け られ ます 。 英 国民 は 、 最初 の 四 便 で 三 百 一 人 が 無事 に 出国 し て 、 本日 、 次 の 四 便 も 予定 さ れ て いる という ふう に 報道 を 拝見 し て おり ます が 、 滑走 路 の 損傷 により 離着陸 が 容易 で ない という よう な 報道 も さ れ て い ます 。   国軍 と RSF の 七 十 二 時間 の 停戦 合意 も 残り 時間 僅か と なっ て おり ます ので 、 フランス 軍 は 、 他国 から の 要請 が あれ ば 輸送 支援 を する と 明言 し て おり まし た 。   日本 政府 として は どの よう な 対応 を 考え て いる の でしょ う か 。 また 、 同盟 国 、 同志 国 から の 支援 要請 は 今 の ところ あっ た か どう か という 事実 確認 も お願い いたし ます 。 いろいろ やはり 要望 は ある ん でしょ う が 、 もちろん 我が国 の 、 邦人 の 退避 が 最 重要 です し 、 もちろん 我が国 の 自衛隊 を 余りに も 危険 に さらす よう な 状況 に なっ て も いけ ない と 思い ます ので 、 その 辺 、 そう はいっ て も 、 他国 や 国際 機関 から 今 まで も 支援 を 受け て おり ます ので 、 可能 な 限り 積極 的 な 御 対応 を いただけ たら と 思い ます 。   次に 、 議題 と なっ て いる 日 豪 、 日 英 部隊 間 協力 円滑 化 協定 について 伺い ます 。   協定 第 一 条 の ( c ) で は 訪問 部隊 の 定義 を 定め て い ます 。 日 豪 、 日 英 RAA 共 に 同様 の 規定 ぶり で ある ところ 、 日 豪 RAA の 合意 議事 録 で は 、 「 両 締約 国 は 、 訪問 部隊 の 定義 に関し 、 個人 及び 集団 を 含める 意図 を 有する 。 」 と の 記載 が あり ます 。 他方 、 日 英 RAA に は この よう な 合意 議事 録 は 付さ れ て い ませ ん 。   訪問 部隊 の 定義 に関する 両 協定 の 相違 について 御 説明 を 願い ます 。 ありがとう ござい ます 。 合意 議事 録 で は そういう こと は 書か れ て い ない けど 、 まあ 差異 は ない という こと で 。   防衛 省 の ウェブサイト に 掲載 さ れ て いる 日 豪 防衛 協力 に関する 資料 に は 、 防衛 省 と 豪州 国防省 と の 間 で 、 また 陸上 自衛隊 と 豪州 陸軍 と の 間 で 、 それぞれ 職員 、 要員 の 相互 派遣 が 行わ れ て いる という ふう に 承知 し て おり ます 。   こうした 個人 について も 日 豪 RAA の 適用 を 受ける の か どう か 、 その 点 について 伺い ます 。 こうした 協定 が でき た こと によって 様々 円滑 化 さ れる という 趣旨 で 合意 し て いる わけ です から 、 個人 も そこ に 含ま れる という こと で 承知 いたし まし た 。   協定 第 七 条 の 五 で は 、 訪問 部隊 又は 文民 構成 員 の 公用 の ため の 資材 等 を 税 の 免除 を 受け て 接受 国 に 輸入 する こと が できる と 規定 さ れ て い ます 。 この 点 、 日 英 RAA で は 接受 国 の 法令 によって 認め られる 範囲 内 で と の 条件 が 付さ れ て い ます が 、 これ は なぜ な の か 理由 を お 示し いただき たい の と 、 また 、 自衛隊 が 訪問 部隊 として 公用 の ため の 資材 等 を 持ち込む 際 に 豪州 と 英国 で どの よう な 違い が 生じる か について 、 もし 違い が あれ ば 御 説明 ください 。 ありがとう ござい ます 。   協定 第 七 条 六 及び 七 は 、 訪問 部隊 の 構成 員 及び 文民 構成 員 の 合理 的 な 数量 の 身 回り 品 、 家具 、 家庭 用品 、 自動車 一 台 について 税 の 免除 を 受け て 接受 国 に 輸入 する こと が できる と 規定 さ れ て い ます 。 これ は 、 訪問 部隊 の 要員 が 比較的 長期 にわたって 接受 国 に 滞在 する こと を 想定 し た 規定 と 理解 し て よろしい の でしょ う か 。 また 、 どの よう な 方々 が 、 こうした 自動車 です とか 、 そうした もの を 輸入 する もの と 想定 さ れ て いる の でしょ う か 。 一時 的 な 滞在 という 意味 で は 、 その 自動車 です とか 家具 です とか という の を 輸入 する こと に 若干 違和感 も 感じる ところ は ある ん です が 、 まあ 一定 の 滞在 も さ れる 人 を 想定 さ れ て いる という こと で 承知 いたし まし た 。   協定 第 十 七 条 の 一 で は 、 訪問 部隊 及び 文民 構成 員 の 接受 国 における 資材 、 備品 及び 役務 の 取得 、 利用 に対する 租税 等 について 、 接受 国 の 部隊 に 適用 さ れる 条件 と 同等 の 条件 で 取得 、 利用 する こと が できる と 規定 さ れ て い ます が 、 ここ で 言う 接受 国 の 部隊 に 適用 さ れる 条件 について 、 自衛隊 が 日本 国内 で 資材 、 需品 、 備品 及び 役務 を 取得 、 利用 する に際して 租税 等 の 特例 措置 が あれ ば お 示し ください 。 ありがとう ござい ます 。   時間 が ちょっと 迫っ て おり ます ので 一つ 飛ばし て 、 昨年 の 決算 委員 会 で 私 も 取り上げ た ん です が 、 警告 決議 と なっ て い た T 4 中等 練習 機 等 で 使用 する ため の 救命 無線 機 の 不適切 な 調達 について 政府 が 講じ た 措置 が 、 今年 一月 、 国会 に 提出 さ れ まし た 。   令 和 二 年度 決算 検査 報告 で 指摘 さ れ た の は 、 空自 の T 4 中等 練習 機 等 で 使用 する ため 既存 の 救命 無線 機 の 後継 機 として 調達 し た 新 無線 機 が 、 調達 要求 事項 の 検討 が 不十分 で 、 着水 後 正常 に 機能 し ない 可能 性 が あり 、 また 、 寸法 が 既存 の 無線 機 より 大きく 適切 に 収納 でき ず 、 平成 二 十 九 、 三 十 両 年度 に 調達 し た 五 百 十 五 個 の うち 四 百 九 十 六 個 が 運用 に 支障 が 生じる お それ が あり 使用 さ れ て い ない という ずさん な 内容 でし た 。   政府 が 講じ た 措置 は 、 使用 さ れ て い なかっ た ものの 一部 は 令 和 五 年 八月 より 順次 使用 を 開始 す べく 取組 を 行っ て いる ところ で 、 残り について も 令 和 六 年度 より 使用 を 開始 す べく 取組 を 行っ て いる という もの でし た 。   令 和 五 年 、 六 年度 から それぞれ 使用 が 開始 さ れる もの の 内訳 は どの よう に なっ て いる か という こと と 、 ここ まで 使用 開始 が 遅れ て いる 理由 、 そして 、 着水 後 正常 に 機能 し ない 可能 性 が 指摘 さ れ て い た ん です が 、 その 問題 が 解消 さ れる 見込み な の か という こと と 、 救命 無線 機 が 、 今回 の 指摘 を 踏まえ て 、 こうした 問題 に対する 再発 防止 策 として 調達 に関する 確認 体制 の 強化 が 示さ れ て い ます が 、 具体 的 な 体制 強化 策 について 御 説明 ください 。 時間 と なり ます ので ここ で 終わり ます が 、 隊員 の 命 に 関わる 大切 な 問題 です ので 、 是非 とも しっかり と し た 対応 を お願い し ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   先般 、 協定 について 質問 さ せ て いただき まし た ので 、 本日 は 別 の 議題 について 、 まず 最初 に ASEAN アウト ルック について お 伺い し て いき たい と 思い ます 。   軽井沢 外相 会合 の コミュニケ の 二つ 目 、 インド 太平洋 が 記載 さ れ まし た 。 ウクライナ 、 ロシア の 後 に インド 太平洋 が 書か れ た という こと は 、 今回 の 外相 会談 で この 地域 が 重視 さ れ た という 一つ の 表れ で あり 、 非常 に 評価 できる こと で は ない か と 考え て おり ます 。   我が国 は ASEAN と 、 今年 、 友好 関係 、 友好 協力 関係 の 五 十 周年 を 迎え て 、 十二月 、 年末 に は 特別 首脳 会談 が こちら 日本 で 行わ れる と 承知 し て おり ます が 、 今後 、 ASEAN と の 連携 強化 に 向け て どの よう な 協力 、 ビジョン を 打ち出し て いか れる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。   また あわせ て 、 この コミュニケ の 二 ポツ 、 太平洋 島嶼 諸国 に関して も 、 それぞれ が 掲げる ビジョン について の 言及 が あっ て 、 そして それら を 踏まえ て 、 我が国 は どの よう に この ビジョン に 伴走 し て 我が国 の 目指す 自由 で 開か れ た インド 、 アジア 太平洋 の 実現 を 目指し て いく の か 、 その 辺り の ビジョン について 、 外務 大臣 から 最初 に お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   そうしたら 、 一つ 一つ 分野 、 今 四つ の 分野 について という お話 を いただき まし た ので 、 四つ の 分野 、 順に 見 て いき たい と 思い ます 。   一つ 目 が 、 海洋 安全 保障 に関する 協力 という 分野 です 。 これ まで 、 日 ・ ASEAN の AOIP の 協力 の 取組 例 として 、 この 海洋 安全 保障 の 分野 に関して は 、 IUU 、 違法 、 無 報告 、 無 規制 の 違法 な 漁業 の 取締り に関する 研修 が 行わ れ て き た という こと です が 、 東南アジア 諸国 において 、 この 海洋 安全 保障 面 の ニーズ は どの よう な もの と 我が国 として 把握 し て いる の か 、 また 、 我が国 にとって は 、 望ましい 安全 保障 環境 を 創設 し て いく という その 戦略 的 な 目的 の 実現 の ため に 、 今後 、 ODA だけ で は なく て OSA の 戦略 的 な 実施 の 可能 性 も ある と 思い ます が 、 外務省 の 見解 を お 聞か せ ください 。 是非 よろしく お願い いたし ます 。 特に また 、 今年 、 今年度 始まる OSA が 、 この 地域 の 安定 の ため に 、 平和 の 構築 の ため に 良い 事例 として 積み重ね られ て いく こと を 本当に 期待 し て おり ます ので 、 是非 、 こちら の 方 、 進め て いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   二つ 目 の 分野 として は 、 質 の 高い インフラ という こと で 、 我が国 の 事例 として は 幾つ か 、 ベトナム ・ ホーチミン で の 鉄道 の 整備 で あっ たり 、 カンボジア で の 港 の コンテナ の 整備 等 、 ハード 面 で の 協力 について 例示 さ れ て おり ます 。   他方 、 ハード の インフラ と いえ ば 、 やはり 中国 が ASEAN に対して 日本 より はるか に 規模 の 大きい 整備 を 行っ て いる 中 で 、 我が国 が ASEAN において 質 の 高い インフラ 整備 を 行う と いう の は 具体 的 に どの よう な 内容 を 考え て おら れる の でしょ う か 。 やはり 、 中国 の この 一帯 一路 という 大きな ビジョン に対して 、 日本 と ASEAN が どの よう に 協力 し て 、 この より 優れ た 質 の 高い インフラ を 造っ て いく の か 。 やはり 、 まず 一つ は ビジョン の 対決 が 非常 に 重要 で は ない か と 思い ます 。   よく 、 債務 の わな が ない こと が 質 の 高い インフラ の 一つ だ という こと も 聞き まし た けれども 、 これ は 当然 の こと で あっ て 、 我が国 として 、 ASEAN と 協力 し て 一帯 一路 に 勝る よう な 良い ビジョン が 提示 さ れる こと を 期待 し て おり ます 。 特に また 、 ソフト 面 で の 協力 について も 期待 を し て おり ます 。   同じく 、 質 の 高い インフラ という こと で 、 島嶼 国 、 遠隔 地 に 低 コスト 、 高速 の インターネット 利用 環境 を 整備 する 事業 を 行う と いう こと が 事例 に 挙げ られ て い ます が 、 この 具体 的 な 案件 、 方法 、 また 戦略 性 について 御 説明 ください 。 アジア開発銀行 として 五 千 万 ドル 、 約 五 十 億 円 の 出資 が なさ れ て いる 、 これ は 多い の か 少ない の か という ところ です けれども 。   昨年 九月 、 タイ の バンコク で ファー ウェイ が アジア 太平洋 ISP サミット を 開催 し て 、 二 〇 三 〇 年 に 向け て アジア 太平洋 で オール 光 の インターネット 構築 を する と 。 産業 だけ で なく て 、 大学 、 教育 機関 も 、 また 家庭 も 包括 する よう な 光 ネット の 構築 を 訴え て いる わけ です 。   その よう な 太平洋 諸国 の インターネット の インフラ 整備 を どこ が 取る の か という 、 その よう な 競争 が 起こっ て いる と 思う ん です が 、 こうした 中国 の 動き を 踏まえ た 上 で 、 我々 は 、 この カシ フィ ック ・ ブロード バンド・サテライト・インターナショナル・リミテッド です か 、 と 行っ て いく この 戦略 が 十分 な 競争 力 を 有し て いる の でしょ う か 、 お 聞か せ ください 。 スカ パー が 入っ て いる 、 日本 の 企業 が 加わっ て いる 案件 として も 優良 な 案件 だ と は 思う ん です 。 ただ 、 ファー ウェイ の よう な 巨大 な 民間 中国 企業 が そこ の ライバル の よう に 立っ て いる 。 で 、 我が国 として も 、 官民 を 連携 し ながら 、 この 投資 が 無駄 に なら ない よう な 、 良い 島嶼 諸国 にとって の 選択肢 と なる よう な 案件 と なる よう に 、 引き続き よく 見守っ て 進め て いただけれ ば と 思い ます 。   三つ 目 の 分野 は SDGs の 感染 症 対策 です が 、 こちら も やはり 中国 が ASEAN 諸国 の 感染 症 対策 について も かなり の 活動 を し て いる と 。 中国 は コロナ の 感染 期 において ASEAN 諸国 に かなり 大量 の ワクチン を 提供 し た と 報道 で 確認 し て おり ます が 、 供与 国 や 供与 数 、 無償 や 有償 の 区別 等 は どの よう な 状況 だっ た ん でしょ う か 。 一番 困っ た とき に ワクチン を 提供 する という 協力 と 、 我が国 の よう に 今 ASEAN 感染 症 対策 センター を 設置 し て これから 活動 し て いく という ところ だ と 、 ASEAN の 人 たち にとって どの よう に 映る か 。 正直 、 一番 困っ た ところ に 薬 が 届い た 方 が インパクト として は 強かっ た の か な と 思う ので 、 今後 、 この ASEAN 感染 症 対策 センター が どの よう な 活動 を し て ASEAN の 地域 の 感染 症 対策 に 貢献 し て いく か 、 これ が 非常 に 重要 だ と 思い ます 。   そういった 点 で 、 我が国 として 、 ASEAN は この 新型 コロナ 感染 症 によって どの よう な 被害 を 受け て 、 経済 再建 また 社会 活動 の 回復 に 向け て 課題 を 持っ て いる と 把握 し 、 また その 課題 に対して この ASEAN 感染 症 対策 センター は どの よう な 役割 を 果たし て いく 見通し でしょ う か 。 まさに これから の 感染 症 予防 の ため に この 機関 が 活躍 する こと を 期待 し て おり ます 。 その ため に も 、 情報 共有 網 の 形成 と あり ます けれども 、 我が国 も 含め た ASEAN と 我が国 の この 感染 症 対策 の 情報 共有 を し て いく 、 今後 の 予防 を し て いく 、 その よう な 形 で ASEAN に 我が国 が 貢献 し て いく こと は 非常 に 重要 だ と 思い ます ので 、 是非 こちら の 方 も しっかり と 進め て いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   ちょっと 時間 が 足り なく なっ て き た ので 、 一つ 問い を 飛ば させ て いただい て 、 次 の 大きな 問い として 、 スーダン へ の 自衛隊 機 の 派遣 について 次に お 伺い し たい と 思い ます 。 既に 本日 も 羽田 委員 から スーダン について 御 質問 が あり まし た ので 、 重複 し ない ところ について 質問 さ せ て いただけ たら と 思い ます 。   先般 、 佐藤 筆頭 理事 が 資料 を 出し て いただい て 、 非常 に 勉強 さ せ て いただき まし た 。 それ を 踏まえ ながら 今日 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます が 、 今回 の スーダン の 邦人 輸送 について は 、 自衛隊 法 の 八 十 四 条 の 四 、 在外 邦人 等 の 輸送 の 実施 として 行わ れ た という こと です 。 この 八 十 四 の 四 の 実施 要件 の 中 に 、 予想 さ れる 危険 を 避ける ため の 方策 を 講じる こと が できる と 認め られ た と あり ます けれども 、 今回 の よう な 状況 、 国軍 と RSF の 戦闘 が 続く 中 で 、 我が国 政府 として は 、 どの よう に スーダン 当局 と 調整 を 行い 、 安全 が 確保 でき た と 判断 さ れ た の か 、 お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   今 の スーダン 当局 と の 調整 、 その ポート スーダン における 安全 は 確保 さ れ て い た という こと です が 、 ポート スーダン と ハルツーム の 間 の 民間 人 の この 移動 に関して は どう だっ た の か 、 やはり 微妙 な ところ は 当然 あっ た と 思い ます 。 我が国 は 幸い に し て その 車列 に対して の 攻撃 等 が なかっ た けれども 、 報道 に よる と 、 同行 し て い た 国軍 の 兵士 から 、 今 ここ は 危ない から すぐ 食事 を し ない で 出 て いき なさい みたい な こと を 言わ れ た と 民間 人 の 方 も 言っ て おら れ ます し 、 フランス の 車列 は 一部 攻撃 を 受け た という こと も あり ます ので 、 やはり 非常 に この 安全 確保 が でき た か どう か という 判断 は 難しい 判断 だ と 思い ます 。   その 中 で 、 今 答弁 に あっ た よう に 、 総合 的 に 判断 し た という ところ 、 つまり 、 完全 に 予想 さ れる 危険 を 避ける こと が できる か どう か と いえ ば 、 リスク は 残っ て いる 中 で 総合 的 に 判断 し 、 今回 実施 し 、 それ が 吉 と 出 た と いう か 、 成功 し た という こと な の で は ない か と 、 説明 を 伺っ て 、 考え て おり ます 。   今回 の 邦人 保護 、 無事 に 脱出 でき た こと は 喜ばしい こと です が 、 七 十 二 時間 の 停戦 合意 という 、 こういう 条件 が あっ た から でき た わけ で 、 最悪 の 事態 、 つまり 、 こういう 停戦 合意 が なく 、 内戦 激化 の ため に 邦人 が 自力 で ハルツーム を 脱出 でき なかっ た 可能 性 も ある か と 思う ん です が 、 その よう な 状況 の 中 で 邦人 が 脱出 でき なかっ た 場合 、 自衛隊 の 八 十 四 条 三 、 在外 邦人 の 保護 措置 は 行わ れる ん でしょ う か 。 当該 外国 の 権限 が ある 当局 が 公共 の 安全 と 秩序 の 維持 に当たって 、 戦闘 行為 が 行わ れ て ない 、 この 辺り が まさに 今回 微妙 な ところ だ と 思い ます 。 判断 は 難しい と 思い ます が 、 是非 、 要件 に 縛ら れる こと なく 、 総合 的 に 判断 し 、 国民 の 保護 当たっ て いただけれ ば と 思い ます 。   最後 に 、 岸田 総理 が 、 ゴールデンウイーク 、 アフリカ に 訪問 さ れ ます が 、 非常 に すごい タイミング だ な と 感じる わけ です 。 スーダン で の この 衝突 について 何らかの メッセージ を 発する 予定 が ある ん でしょ う か 。 国民 民主党 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 から も 、 この スーダン の 邦人 救出 に 防衛 省 ・ 自衛隊 並び に 外務省 を 始め と する 関係 各位 が すばらしい お 仕事 を し て いただい て 、 心から 感謝 と 敬意 を 申し上げ 、 とりわけ 現地 で リスク を 負い ながら も 邦人 の 人命 救助 に 御 尽力 を さ れ た 全て の 皆さん に 心から の 感謝 と 敬意 を 申し上げ たい と 思い ます 。   一昨日 、 この スーダン の 話 を 少し さ せ て いただい た ん です が 、 振り返り ます と 、 あの 二 〇 〇 九 年 の 、 いわゆる ダルフール 戦争 で 、 ICC 、 国際 刑事 裁判所 で スーダン の バシール 大統領 に 逮捕 状 が 実は 出 て い まし て 、 ところが 、 その後 、 バシール 大統領 は 、 この ICC 締約 国 に 、 いろんな ところ 訪問 する ん です けれども 、 一切 逮捕 さ れ なかっ た わけ で ござい ます 。   この ICC の 問題 について また 後日 いつか やり たい と 思い ます が 、 今 も ウクライナ の 話 が ござい まし た が 、 三月 十 七 日 に ICC が プーチン 大統領 と リボワベロワ 大統領 全権 代表 、 これ は もう 子供 の 権利 担当 という 方 です が 、 に 逮捕 状 を 出し て い ます 。 恐らく 逮捕 さ れ ない ん でしょ う けれども 。 これ の 問題 も また 後日 やり たい と 思い ます が 。   逮捕 状 が 出 た の が 三月 十 七 日 な ん です ね 。 岸田 総理 が ウクライナ を 電撃 訪問 し た の が 二 十 一 日 です から 、 この 逮捕 状 が 出 た 後 、 ウクライナ を 電撃 訪問 さ れ た と 。 なかなか 絶妙 な タイミング だっ た と 思い ます し 、 それなり に やっぱり インパクト も あっ た という ふう に 覚え て い ます 。   岸田 総理 が 、 惨劇 の あっ た ブチャ を 訪れ て こう 言っ て いる ん です ね 。 深刻 な 国際 法 違反 で 、 その 責任 は 問わ れる べき 、 戦争 犯罪 及び その他 の 残虐 行為 の 不 処罰 が あっ て は なら ない と 。 全く その とおり で ござい まし て 、 この 総理 の 御 発言 を 強く 支持 を する わけ で ござい ます 。   ただ 、 この とき ふと 思っ た の が 、 で ある なら ば 、 なぜ 日本 は 、 集団 殺害 罪 の 防止 及び 処罰 に関する 条約 、 いわゆる ジェノサイド 条約 、 これ に 日本 は 批准 し て ない わけ で ござい ます けれども 、 ブチャ に 行く タイミング で 日本 は これ に も 批准 する ん だ という メッセージ を 出せ ば もっと インパクト が ある と 思う ん です けれども 、 まず 、 G7 諸国 は この ジェノサイド 条約 、 批准 状況 を 教え て ください 。 つまり は 締結 し て いる という こと な ん です が 、 それでは 、 日本 が この ジェノサイド 条約 に 批准 し ない 理由 という の は 何 な ん でしょ う か 。 先日 、 私 は 人権 問題 について 議論 し まし た が 、 この ジェノサイド という 言葉 は 、 いわゆる ナチス ・ ドイツ 、 ホロコースト の 時代 から ポーランド で 生まれ た 言葉 で 、 極めて 国際 的 に は 重要 な 問題 で ござい ます 。   我が国 は 、 私 も ずっと ブルー リボン し て い ます けれども 、 これ 拉致 問題 含め て 、 人権 という 切り口 から 正論 を しっかり 言っ て いく という こと が 大事 な ん です が 、 日本 が この 条約 に 批准 し ない という の は 私 は よろしく ない と 思っ て い ます 。   一部 、 旧 日本 軍 の 南京 大 虐殺 が 惹起 さ れる の を 警戒 し て 批准 し ない の で は ない か など という うがっ た 見方 も ある ん です けれども 、 そういった 関係 性 は ある ん でしょ う か 。 いや 、 だから 、 もう ず うっ と 時間 たっ て いる ん です よ 。   ネット 上 含め て 各国 は 、 この 南京 大 虐殺 を 含め て やましい こと ある ん じゃ ない か という うがっ た 見方 が 、 批准 し ない 理由 として 実際 ささやか れ て いる わけ で ござい ます 。 これ 、 批准 し ない こと によって そういう 根 も 葉 も ない こと を 言わ れる という こと は よろしく ない と 思い ます が 、 それ は 全く 関係 ない ん です ね 。 明言 し て ください 。 あの ロシア の 行為 のみ なら ず 、 中国 の ウイグル に対する 人権 問題 等々 、 我々 毅然と この 国際 社会 に対して 人権 問題 から の アプローチ という もの を し て いか なけれ ば なら ない 中 で 、 我が国 が この ジェノサイド 条約 に 批准 し ない という の は 、 私 は いかが な もの か な と 思っ て い ます 。 とりわけ 今 重要 な 局面 に 来 て い ます ので 、 是非 この 問題 も 議論 を し て いき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   それでは 、 一昨日 の 積み残し について 議論 を 続け たい と 思い ます けれども 、 RAA の 協定 第 二 十 一 条 の 四 において 刑事 裁判 権 の 競合 の 場合 等 の 規定 が さ れ て い ます けれども 、 RAA 第 二 十 一 条 の 四 に 言う 公務 中 か 公務 外 か をめぐって 、 いわゆる 日 英 間 、 日 豪 間 で 認識 が 一致 し ない 場合 という の は 想定 さ れる ん でしょ う か 。 この 二 十 七 条 に は 、 合同 委員 会 の 設置 、 一昨日 も 山添 先生 が 非常 に 意義 の ある 議論 を さ れ て い まし た が 、 合同 委員 会 の 設置 で 、 あらかじめ ここ で 公務 の 範囲 について 締約 国 で ある 程度 一致 さ せる 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 私 は 、 短い 間 でし た けれども 与党 を やら せ て いただい て 、 その 際 に 防衛 副 大臣 と 有り難い こと に 外務 副 大臣 も 務め させ て いただい て 、 この 日 米 問題 、 一番 やっぱり 多かっ た の が 交通 事故 関係 若しくは 飲酒 運転 だっ た ん です ね 。 これ なかなか 厄介 な ん です 、 軍人 軍属 含め て 。 特に この 日 豪 、 日 英 の RAA について も 、 この いわゆる 公 の 催事 事 です ね 、 これ で 飲酒 を 含め た 、 いかなる 場合 で あっ て も 飲酒 運転 は 公務 として 取り扱わ ない という 厳しい ルール を 作っ て おか ない と 、 日本 側 の 被害 者 が 泣き寝入り する よう な こと が あっ て は なら ない と 思い ます ので 、 やはり この 飲酒 運転 、 これ は 絶対 許さ ない ん だ という 扱い に する 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 どう でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   それでは 、 身柄 の 引渡し の タイミング について お 伺い し たい ん です けれども 、 日本 側 が 裁判 権 を 行使 す べき 訪問 部隊 の 構成 員 又は 文民 構成 員 の 身柄 を 豪州 若しくは 英国 側 が 確保 し た 場合 、 この 引渡し の タイミング という の は 起訴 前 に なる の か 、 起訴 後 に なる の か 、 どう な ん でしょ う か 。 最後 に 、 この RAA における 文民 構成 員 という の が ある ん です けれども 、 いわゆる これ は コントラクター 、 これ の 被用者 等 は 含ま れ ない という 理解 で よろしい でしょ う か 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   日 豪 、 日 英 部隊 間 協力 円滑 化 協定 に関して 伺い ます 。   両 協定 は 、 日 米 同盟 を 中心 に 、 自衛隊 の 海外 活動 と 外国 軍 と の 共同 の 軍事 活動 を 強化 しよ う と する もの です 。 その 動き は 、 昨年 十二月 の 安保 三 文書 改定 に 前後 し て 加速 し て き まし た 。   資料 を お 配り し て い ます 。 昨年 十二月 六 日 、 米 豪 2 プラス 2 、 外務 ・ 国防 担当 閣僚 会議 が 行わ れ まし た 。 その 共同 声明 は 、 三 か国 の 防衛 協力 活動 を 強化 する こと 、 日本 に対して オーストラリア における 戦力 態勢 イニシアチブ へ の 参加 を 強化 する よう 求める こと を 決定 し た と 述べ 、 オースティン 米 国防 長官 は 記者 会見 で も この 点 に 言及 し て い ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。 要請 に 応じ た の です か 。 ただ 、 米 豪 日 三 か国 防衛 相 会合 における 合意 に 基づい て という こと です から 、 米 豪 の 要請 に 応え た わけ で は ない という 今 大臣 の 答弁 でし た けれども 、 基本 的 に は 既に 三 者 で 合意 し て いる 内容 です よ ね 。 米 豪 2 プラス 2 の 三 日 後 、 十二月 九 日 、 日 豪 2 プラス 2 、 外務 ・ 防衛 閣僚 会議 が 開か れ まし た 。 安保 三 文書 改定 の 一 週間 前 の こと です 。 外務 大臣 は 、 日 豪 関係 を 同志 国 連携 の 中核 など と 評価 し 、 軍事 的 連携 の 強化 を 主張 し て おり ます 。   資料 の 二枚目 を 御覧 ください 。 この 共同 声明 で 、 将来 の F 35 を 含む 日本 の 戦闘 機 の オーストラリア へ の ローテーション 配備 を 見据え た 日本 の F 35 による 機動 展開 訓練 など について 検討 を 加速 する と し て い ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   F 35 の ローテーション 配備 と は 、 どういう こと です か 。 日本 の 戦闘 機 を 海外 に 常駐 さ せる 配備 計画 という の は 前代未聞 です 。 自衛隊 は 日本 を 守る ため だ と 言っ て き まし た 。 オーストラリア へ の 配備 は 日本 の 平和 と 安全 と どう 関係 する ん です か 。 いや 、 配備 って 書い て いる ん です よ 、 この ポンチ絵 に は 。 ローテーション 配備 と 。   で 、 伺い ます けれども 、 自衛隊 の 戦闘 機 を オーストラリア に 配備 する その 法的 根拠 は 何 です か 。 ローテーション です から 定期 的 に 入れ替え て という こと でしょ う けれども 、 しかし 、 配備 と 、 恒常 的 に 置い て いこ う という こと に は 変わり が ない わけ です 。 そして 、 法的 根拠 について は お答え が あり ませ ん でし た 。   憲法 九 条 の 下 で 自衛隊 の 活動 は 他国 の 軍隊 と は 異なる 制約 を 受け ます 。 訓練 だ という こと を 口実 に 自由 に 海外 に 配備 する こと は 許さ れ ない もの です 。   資料 の 一 ページ に 戻っ て いただき ます が 、 日 米 、 日 豪 、 失礼 、 米 豪 2 プラス 2 の 共同 声明 は 、 オーストラリア における 米 軍 の 能力 を 高める ため 、 爆撃 機 や 戦闘 機 など の ローテーション 配備 を 拡充 する という 内容 も 含ま れ て おり ます 。 また 、 最大 六 機 の 戦略 爆撃 機 B 52 を オーストラリア 北部 の 米 軍 基地 に 、 失礼 、 空軍 基地 に 配備 する 計画 と も 報じ られ て おり ます 。 中国 へ の 抑止 力 強化 が 狙い と さ れ 、 オースティン 米 国防 長官 は 会見 で 、 中国 は 地域 の 平和 と 安定 を 脅かし て いる 、 日 米 豪 の 三 国 間 防衛 協力 を 強化 する と 述べ まし た 。   政府 は 日本 の 防衛 政策 は 特定 の 国 や 地域 を 念頭 に 置い た もの で は ない と 繰り返し て い ます が 、 米 側 は 対 中 戦略 だ という こと を はっきり さ せ て い ます 。   外務 大臣 に 伺い ます 。   こうした 米 側 の 意図 を 是認 し た 上 で 日 豪 の 協力 強化 を 進める の です ね 。 いや 、 対 中 戦略 だ という こと を 米 側 は はっきり 述べ て いる の です が 、 それ に 加担 し て いく という こと で よろしい の です か 。 そう おっしゃる ん です けれども 、 その 大本 に は 、 米国 が 進め て いる 戦力 の 分散 と 体制 の 強化 、 同盟 国 、 パートナー 国 の 能力 強化 、 根底 に は ある わけ です ね 。 その 一環 として 日 豪 関係 の 強化 も 求め られ て いる と 。 そして 、 対 中 包囲 網 を 強化 しよ う と する もの だ と 米 側 は 言っ て いる わけ です から 、 こうして 軍事 的 対抗 を 強めれ ば 、 地域 の 緊張 関係 は むしろ 高まる こと に なっ て しまい ます 。 軍事 同盟 が ある わけ で は ない オーストラリア と なし崩し に 軍事 的 一体化 を 進める こと は 許さ れ ない と 指摘 し たい と 思い ます 。   次に 、 両 協定 と 死刑 制度 について 伺い ます 。   協定 第 二 十 一 条 の 討議 の 記録 に よれ ば 、 オーストラリア や 英国 の 軍人 軍属 に 死刑 が 科さ れ 得る 十分 な 可能 性 が ある とき に は 被疑 者 の 引渡し に 協力 し ない 場合 が ある と さ れ ます 。 これら の 国 に は 死刑 が ない ため に 、 死刑 の ある 日本 の 刑事 裁判 を 受ける こと を 拒否 さ せ 得る という もの です 。 その 上 で 、 討議 の 記録 は 、 関係 当局 による 死刑 を 求刑 し ない と の 保証 によって 相手 国 が 引渡し に 応じ 得る と し て い ます 。   前回 の 質疑 で 、 この 保証 と は 地方 検察庁 の 検事正 が 行う もの で 、 死刑 が 求刑 さ れ ない という 通知 を いう の だ と 説明 が あり まし た 。   法務省 に 伺い ます 。   オーストラリア や 英国 の 軍人 軍属 について は 、 日本人 で あれ ば 死刑 を 求刑 し て いる よう な 事件 で あっ て も 死刑 を 求刑 し ない という 保証 を 行う の です か 。 そうすると 、 やはり でき ない 場合 が あり 得る という こと です か 。 死刑 に 相当 する よう な 事件 の 場合 に は 引渡し を 求める こと が でき ない 、 保証 が でき ない ので 引渡し は 求め られ ない 、 こういう こと に なる ん です か 。 そう な ん です よ 。 事案 事案 による の が 当然 だ と 思う ん です ね 。 ところが 、 死刑 を 求刑 し ない という 保証 が できる の だ と 、 そういう 討議 の 記録 で の 記載 と なっ て い ます 。 です から 、 今 法務省 が おっしゃっ た よう に 、 死刑 を 求刑 し 得る よう な 事件 の 場合 に は 、 これ は その 保証 が でき ませ ん から 、 やはり 重大 事件 で あれ ば ある ほど 引渡し を 求め られ ない という 事態 が 起こり 得る という こと だ と 言え ます 。   外務省 に 伺い ます 。   従来 、 オーストラリア や 英国 の 軍隊 が 日本 国内 で 訓練 を 行う 際 に は 、 その 都度 両国 間 で 口上 書 等 を 交換 し 、 刑事 裁判 権 も あらかじめ 確認 し て き て いる という こと で あり まし た 。 死刑 の 適用 について は どの よう に 合意 し て き た ん です か 。 これ まで は 確認 を し て き て い なかっ た 、 つまり 、 死刑 に 相当 する よう な 事件 が 起こっ た とき に は どの よう に 対応 する の か 、 これ は 何ら 合意 せ ず に 受け入れ て き た という こと です か 。 その 都度 協議 という こと に なろ う か と 思い ます 。 要するに 、 そういう 曖昧 な 合意 で 受入れ を 進め て き た という こと な ん でしょ う か 。 死刑 事件 に 相当 する 重大 な 事件 は 起こり 得 ない だろ う と 、 たか を くくっ て き た という こと です か 。 しかし 、 合意 が なかっ た わけ です よ 。 もし 日本 側 が 裁判 権 を 行使 する といった 場合 に は 、 これ は 前回 の 質疑 で も あり まし た が 、 オーストラリア は 、 自由 権 規約 第 二 選択 議定 書 で その 管轄 下 に ある 者 に 死刑 が 執行 さ れ ない こと を 確保 する 義務 を 負っ て おり ます 。 それ を 放棄 さ せる という こと は でき ませ ん から 、 大変 デリケート な 問題 が ある ん だ と 思う ん です 。 です から 、 前回 、 従来 の 扱い について お答え を いただけ なかっ た の も 、 この 死刑 の 問題 が 根底 に ある の で は ない か と 私 は 思い ます 。   今回 の 両 協定 は 、 その 狙い も 内容 も 問題 が あり 、 承認 は でき ませ ん 。 同時に 、 死刑 対象 事件 における 協定 の 不 平等 さ 、 法務省 から あっ た よう に 、 重大 事件 ほど 引渡し を 求め 得 ない ケース が あり 得る こと を 浮き彫り に し た 、 これ は 日本 の 死刑 制度 に 問題 が ある という こと を 浮き彫り に し て いる と 思い ます 。   世界 の 百 八 か国 で 死刑 は 廃止 さ れ て い ます 。 十 年 以上 執行 が ない など 事実 上 の 廃止 を 加える と 百 四 十 四 か国 に 上り ます 。 死刑 を 存続 、 執行 し て いる 国 は 、 日本 や 北朝鮮 、 イラン など 五 十 五 か国 、 先進 国 で は 日本 と 米国 だけ です 。 その 米国 も 、 バイデン 大統領 が 死刑 廃止 を 公約 と し 、 連邦 レベル で の 死刑 が 一時 停止 を さ れ まし た 。 死刑 の 廃止 に 進む べき だ と 考え ます 。   その 点 を 指摘 を し まし て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   明日 、 四月 二 十 八 日 は 主権 回復 の 日 と さ れ て い ます 。 しかし 、 七 十 一 年 前 の 一 九 五 二 年 四月 二 十 八 日 、 本土 の 主権 回復 から 切り離さ れ 、 沖縄 、 奄美 は 米国 統治 と さ れ まし た 。 沖縄 で は この 日 が 屈辱 の 日 、 奄美 で は 痛恨 の 日 と 呼ん で い ます 。   これ 、 元々 沖縄 戦 が きっかけ に なっ て いる という こと で 、 今般 話題 に いろいろ なっ て い ます けれども 、 屋良 覚書 という の は 復帰 の 一 年 前 に でき た もの じゃ ない ん です 。 長々 と この 屈辱 の 日 から の 歴史 が 入っ て いる 重要 な もの な ん です 。 です から 、 復帰 し たら すぐ 何 か に 使える 、 軍事 的 に 使える という の は 大 問題 だ という こと を 指摘 し て おき ます 。   そして 、 領土 問題 を これ だけ 声高 に 主張 し て いる 人 たち が 、 この 国土 の 一部 を 、 沖縄 です ね 、 これ を 差し出し た という の は 屈辱 感じ ない ん です か と 。 主権 回復 し た と 喜ぶ という 姿 を 見 て 、 沖縄 県民 は また 差別 さ れ た と 、 こういう ふう に 深く 失望 し た わけ です 。   一 七 七 六 年 七月 四 日 、 アメリカ の 独立 宣言 が 出さ れ まし た 。 独立 の 理由 の 一部 を 御 紹介 し ます 。 立法府 の 同意 を 得る こと なく 、 平時 において も この 地 に 常備 軍 を 駐留 さ せ て いる 、 外国 軍隊 を 文民 統制 から 独立 さ せ 、 かつ 優位 と する よう な 措置 を とっ て き た 、 我々 の 間 に 大 規模 な 軍隊 を 宿営 さ せる 法律 、 見せかけ ばかり の 、 この 州 の 方 です ね 、 ステート の 住民 に対して 殺人 を 犯す よう な こと が あっ た 場合 でも 、 見せかけ ばかり の 裁判 によって 彼ら を 処罰 から 免れ させる 法律 を 作っ た 、 こういう こと に 言及 し て いる わけ です 。   要するに 、 裁判 権 の 放棄 や 形式 的 裁判 で 起訴 を し ない という こと を 問題 に し て いる の で あっ て 、 それ は 独立 戦争 が 起こる ほど の 重大 な 主権 の 問題 で あっ た という わけ です 。 日本 の 地位 協定 における 裁判 権 の 扱い は 、 これ 主権 が 実質 的 に 回復 し て い ない の で は ない か と 申し上げ て 、 質問 に 入り たい と 思い ます 。   今回 の 協定 は 、 浜田 防衛 大臣 が 、 先ほど も あり まし た 、 中国 を 含め 特定 の 国 を 念頭 に 置い た もの で は ござい ませ ん と 答弁 さ れ て いる こと は もう 存じ て おり ます 。 しかし 、 今回 の 締結 の 意味 は 、 やはり 西側 が 結束 し て 中 ロ など と 対峙 する という 大きな この 構図 の 中 で 考える べき だ と 思い ます 。 対外 的 に も その よう な イメージ で 受け取ら れる 協定 だ と 思い ます 。 この 点 を 踏まえ 、 本日 も 、 西側 が 結束 し て 中 ロ と 対峙 する など と 単純 に 物事 を 考え て 大丈夫 な の か という 観点 から 質問 を いたし ます 。   二 〇 二 一 年 に AUKUS が 結成 さ れ た 際 に は 、 マレーシア と インドネシア が 懸念 を 表明 し まし た 。 今年 三月 、 AUKUS 首脳 会議 において 、 オーストラリア の 原潜 配備 計画 の 道筋 が 合意 さ れ まし た 。 この とき に も 、 マレーシア と インドネシア が 声明 を 出し まし た 。 マレーシア の 声明 は 、 軍拡 競争 を 引き起こし たり 地域 の 平和 と 安全 に 影響 を 与え たり する 可能 性 の ある 挑発 を 控える こと を 強調 する と 、 我が国 の 水域 における 原潜 の 運用 に関して 、 東南アジア 非核 兵器 地帯 条約 、 東南アジア 平和 ・ 自由 ・ 中立 地帯 構想 を 全面 的 に 尊重 し 、 遵守 する こと を 求める もの だっ た と 承知 し て おり ます 。 インドネシア も 核 に関して 声明 を 出し て い ます 。   マレーシア は 、 この 海洋 権益 に関し 中国 と 問題 を 抱え て い ます が 、 この AUKUS の 枠組み によって 、 自国 周辺 で 中国 と の 緊張 が 高まっ たり 原潜 が やってくる という こと に 警戒 を し て おり ます 。 中国 の 高圧 的 な 海洋 進出 に 苦しめ られ て いる 東南アジア 諸国 は 、 民主 主義 陣営 の 軍事 的 プレゼンス を 歓迎 する など と 安易 に 考え て は いけ ない という こと です 。   外務省 に お尋ね し ます 。   日本 が オーストラリア や イギリス と 軍事 面 で 協力 関係 を 深め て いく こと が アジア における 緊張 を 高める と 、 東南アジア において ネガティブ に 受け止め られる こと が あっ て は いけ ない と 思い ます 。 この 点 は どの よう に 把握 し て いる の でしょ う か 。 AUKUS 、 今般 の この イギリス と 豪州 、 そして アメリカ です 。 これ が 今 、 枠組み と なっ て いる わけ です よ ね 。 それで 、 この AUKUS が でき て オーストラリア の この 領域 内 を 原潜 が 通る という こと は 、 マレーシア 、 インドネシア にとって は 受け入れ 難い という こと に 近い と 思い ます 。   配付 資料 を 御覧 ください 。 東南アジア 非核 兵器 地帯 条約 です 。 条約 で は 、 米国 、 英国 、 フランス 、 中国 、 ロシア の 核兵器 国 五 か国 に対して 議定 書 が 署名 の ため に 公開 さ れ て い ます 。 五 か国 の うち 実際 に 署名 し た 国 は あり ませ ん 。 しかし 、 AUKUS 首脳 会議 で 原潜 配備 の 道筋 が 発表 さ れ た 後 の 先月 下旬 、 中国 外相 が 、 ASEAN 事務 総長 に対して 、 東南アジア 非核 兵器 地帯 条約 に 喜ん で 署名 する 用意 が ある と 述べ まし た 。   中国 の この アプローチ です が 、 ASEAN の 立場 を 想像 し て み ます と 、 この AUKUS より も ASEAN に 寄り添っ た 手法 の よう に 思い ます 。 この ASEAN の 人 たち は 、 AUKUS より も 中国 の 方 が 地域 の 平和 に 貢献 する という よう に 見え た の かも しれ ない という 見方 も できる わけ です 。   前 に も お話し し まし た が 、 願望 と 情勢 分析 は 別 です 。 こう いっ た こと を 想像 し 、 本当に 大丈夫 か 、 AUKUS が かえって ASEAN を 中国 に 近づけ て い ない か 、 政府 も 国会 も 慎重 に 状況 を 見極める 必要 が ある の で は ない でしょ う か 。   外務省 に お尋ね し ます けれども 、 この 中国 の 東南アジア 非核 兵器 条約 の 署名 に関する 意思 表明 に対する ASEAN の 反応 について 何 か 情報 あり ます でしょ う か 。 今 の 中 に は もう 既に 述べ た こと が あり まし た けれども 。   配付 資料 二 、 外務省 の ウェブサイト から の 引用 です 。 これ は 、 ASEAN の 努力 、 太 枠 で 書い て いる 部分 です ね 。 この ASEAN の 枠組み 、 安全 保障 の 枠組み です けれども 、 ASEAN プラス 3 、 あるいは 東アジア 首脳 会議 、 そして 拡大 ASEAN 国防 相 会議 、 こういう もの が いろいろ ある わけ です 。 数 十 年 にわたって 、 この 日本 、 中国 、 米国 を 包摂 する 枠組み を つくろ う と ASEAN 諸国 は 努力 を さ れ て き た という こと です 。   そんな とき に 中国 を にらん だ 仕組み で ある AUKUS が つくら れ 、 地域 で 緊張 が 高まる こと は 、 ASEAN にとって は これ まで の 努力 を 土足 で 踏みにじら れる よう な もの な の かも しれ ませ ん 。 まして 、 中国 や ロシア と 対峙 する から こっち の 味方 に 付け という 接し 方 は 余りに も 無神経 、 傲慢 と 映る かも しれ ませ ん 。 ASEAN の これ まで の 努力 を 理解 し 、 尊重 し 、 敬意 を 持っ て 接する こと が 必要 だ と 思い ます 。   そこで 、 林 大臣 に 伺い ます けれども 、 AUKUS の 創設 と その 動き が ASEAN を AUKUS 構成 国 あるいは 西側 から 遠ざけ た という こと は ない でしょ う か 。 私 が 言い たい の は 、 やっぱり アジア を 見 て ください と いう こと な ん です 、 この 三 か国 の AUKUS の 問題 で は なく て 。   東南アジア の オーストラリア 、 イギリス に対する 目 という の は 調べ にくい ん です けれども 、 これ も 資料 に あり ます けれども 、 シンガポール の 元 外交 次官 、 キショール・マブバニ 氏 の 書い た もの が あり まし た 。 どういう 人 か という こと を 検索 し まし たら 、 今年 三月 の 朝日新聞 に 、 シンガポール 元 国連 大使 で 、 〇 一 年 と 〇 二 年 に 国連 安保理 議長 を 務め た と 紹介 さ れ 、 二 〇 二 一 年 四月 の 読売新聞 に は 、 アジア 屈指 の 論客 として 知ら れる シンガポール 国立 大 名誉 フェロー と 紹介 さ れ て い まし た 。 この 記事 は 、 オーストラリア と ニュージーランド だけ じゃ なく 、 ASEAN の 日本 を 見る 目 に も 当てはまる という よう な 示唆 に 富む もの だ と 思い ます 。   日本語 の もの を 読ん で いき たい ん です けれども 、 この 一 ページ 目 、 オーストラリア と ニュージーランド は 、 アジア における 孤独 な 欧米 の 前哨 基地 として 立ち往生 する こと に なる だろ う と 。 困難 な 地政学 的 課題 に対する 感情 的 に 快適 な 解決 策 を 見付ける こと は 致命 的 です と 。 これ が AUKUS の 根本 的 な 問題 です 。 過去 に 懸ける の は いつも 間違い です 。 未来 に 懸ける 方 が よい 。 こう 書い て い ます ね 。   二 ページ 目 、 オーストラリア は インドネシア 及び 他 の ASEAN 近隣 諸国 と 緊密 な 関係 を 築く 必要 が あり ます 。 そして 、 これ が AUKUS の 決定 を 非常 に 危険 な もの に し て いる 理由 です 。 オーストラリア は 、 近隣 諸国 と より 緊密 に 協力 する こと によって セキュリティー の 強化 に 取り組む つもり は ない という 合図 を 送り まし た 。 遠く の 方 と やる 、 近隣 の アジア で は ない と 。   この 後 に 書か れ て いる インドネシア の 姿勢 の 解説 も 示唆 に 富み ます 。 AUKUS に対する インドネシア の 不安 は 相当 に 強い もの だ そう です 。   象徴 的 に 言え ば 、 オーストラリア は キューバ の よう に なる 可能 性 が あり ます 。 支配 的 な 地域 大国 の 意思 に 屈する こと を 拒否 し ます が 、 ほとんど の 近隣 諸国 から 政治 的 に 孤立 し て いる 激しく 独立 し た 国 と あり ます 。   キューバ の よう に なる という の は 非常 に 印象 的 な 表現 だ と 思い ます 。 ちなみに 日本 、 中国 、 もう 一つ 言え ば ロシア の この 隣国 です から 、 中国 は より 遠い オーストラリア より も 、 中国 より 遠い オーストラリア より も はるか に 困難 な 状況 に 日本 が 陥ら ない か という こと を 見る この 著者 は 、 そういう ふう な 視点 を 持つ かも しれ ませ ん 。   ASEAN 諸国 は 、 米国 と 中国 の 両方 と の 良好 な 関係 を 維持 する よう 慎重 に 努力 し た 。 間 に 入っ て いる わけ です 。 しかし 、 ASEAN 諸国 が 取っ た アプローチ は 、 彼ら が 北京 に 頭 を 下げる 、 叩頭 を する 運命 に ある という 意味 で は あり ませ ん 。 例えば 、 南シナ海 の 行動 規範 の 草案 を 堅持 し て い ます 。 同時に 、 中国 と の 経済 関係 を 強化 し 、 互恵 関係 の 発展 に 努め て い ます と あり ます 。   自分 たち の 努力 と 知恵 に 誇り を 持っ て い ます 。 この 部分 は 、 この 著者 個人 で は なく 、 ASEAN の 外交 当局 者 の かなり の 方 が 持っ て いる 自負 心 じゃ ない か という 気 が し ます 。 この 方々 の 目 に は 、 アメリカ あるいは 欧米 と 一体化 し 、 中国 と 対峙 しよ う と する 日本 は どう 映っ て いる の でしょ う か 。   オーストラリア 政府 は 日本 と 緊密 に なる こと を 祝っ て い ます が 、 ASEAN は 経済 規模 で 日本 に 追い付き つつ あり 、 二 〇 三 〇 年 に は 追い抜く 、 これから は アメリカ の 世紀 で は なく アジア の 世紀 だ と 、 AUKUS は 未来 で は なく 過去 に 向かう 歩み だ という こと です と も 言っ て い ます 。 自分 たち の 時代 が 来 た という 自信 に あふれ て いる よう に 思い ます 。   林 大臣 に 伺い ます けれども 、 アジア 諸国 が 自信 を 深め て いる 中 で 、 日本 が 今回 の 協定 の 両 相手 国 を 含む 欧米 と の 連携 を 深め 、 中国 など と 対峙 する 姿勢 を 深め て いる こと が 、 アジア において 時代遅れ と 受け止め られ て は い ない でしょ う か 。   また 、 ASEAN の 努力 、 自負 、 自信 など は 、 文献 を 読ん だ 上 で の 私 の 考え です が 、 こう いっ た 点 について 、 大臣 は 、 これ まで ASEAN の 要人 と 接し て 、 この 肌 感覚 で どの よう に 受け止め て いる でしょ う か 。 フィリピン へ の 言及 が あり まし た けれども 、 前回 の 答弁 でし た でしょ う か 、 次に 考え て いる 同志 国 の この よう な 形 の 協定 という の は 、 フランス と フィリピン を 考え て いる という こと が あり まし た 。   その フィリピン です けれども 、 十 一 日 に ワシントン で 、 アメリカ と フィリピン の 外務 ・ 防衛 担当 閣僚 会議 、 通称 2 プラス 2 が 開か れ まし た 。   これ に関する 日本 の 全国 紙 の 十 三 日 の 朝刊 は 、 「 米 と フィリピン   対 中 で 同盟 強化   七 年 ぶり 2 プラス 2 」 、 あるいは 、 「 米 比 、 対 中 抑止 へ 協力 強化   台湾 有事 備え   2 プラス 2 合意 」 など と 、 リベラル 系 と 言わ れる もの も 保守 系 と 言わ れる もの も ほとんど 変わり は あり ませ ん 。   しかし 、 海外 を 見る と 、 実は 違っ た 情報 も たくさん あり ます 。 配付 資料 四 は 、 2 プラス 2 より 前 の 四月 十 日 の ブルームバーグ です 。 フィリピン は 米国 の 軍事 施設 が 攻撃 目的 で 使用 さ れる こと を 許可 し ない という 見出し で 、 本文 を 読み ます と 、 フィリピン 防衛 の ため に しか 使わ せ ない と 大統領 が 発言 し た よう です 。   九 日 から 十 一 日 の 日本 の 全国 紙 を 確認 し て み まし た が 、 この 発言 に 触れ た もの は 発見 でき ませ ん でし た 。 先 ほど の 十 三 日 の 新聞 で も 、 フィリピン の この 方針 に 触れ て い た もの は 朝日新聞 だけ 。 あるいは 、 ほか の 期間 を 調べ て も 、 次に 述べる 十 八 日 の 東京 新聞 が 触れ て いる だけ です 。 それ に より ます と 、 十 五 日 は 、 フィリピン の 国家 安全 保障 会議 が 台湾 問題 に 干渉 する 意図 は ない と 説明 し て い ます 。 東京 新聞 以外 の 大 全国 紙 で は この 内容 を 報じ た もの は 発見 でき ませ ん でし た 。   日本 の 新聞 のみ を 見 て 、 フィリピン は 台湾 海峡 有事 で 一緒 に 戦列 に 立つ 、 少なくとも 米 軍 の 使用 を 認める の だ と 思っ た 方 は 多い でしょ う 。 しかし 、 米国 紙 の ブルームバーグ を 見る だけ で そんな 単純 な 話 で ない こと が 分かり ます 。   外務省 に 伺い ます けれども 、 台湾 有事 に 米国 が 介入 し た と し ます 。 この 場合 、 米 軍 が フィリピン を 拠点 として 中国 を 攻撃 する こと が フィリピン と の 関係 で 可能 です か という こと を お 伺い し たい と 思い ます 。 今 あり まし た けれども 、 この 日本 、 私 が ずっと 言っ て いる の は 、 日本 は 孤立 し て い ませ ん か と 、 大丈夫 です か という 、 こういう 声 を 少し 考え て み たら どう か と 。 これ は 保守 系 の 方々 も いろいろ 指摘 を し て いる わけ です 。 これ やはり 日本 の 将来 を 憂え て いる 方々 という ふう に 、 私 は そういう 方々 、 尊敬 し て いる わけ です けれども 、 委員 の 皆さん 、 とりわけ 与党 の 皆さん に は 分かっ て もらい たい ん です けれども 、 皆さん の よう な 戦略 を 取り たい と 考える として も 、 海外 の 別 の 視点 という もの も 入れ て いただき たい な と 思い ます 。   今回 、 私 は 中国 に 寄れ と 言っ て いる わけ じゃ なく て 、 これ は 、 間 に 立っ て アジア 諸国 を 見 て バランス を 取っ て 考え て いただき たい という こと です 。 やはり これ が 、 オーストラリア と イギリス と の 軍事 的 協力 関係 を 深める こと が どうしても 必要 だ と 単純 に 考える の に 賛成 する ん で あれ ば 、 これ は 後々 我が国 を 危うく する 行為 だ と 申し上げ て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 日本 共産党 を 代表 し 、 日 豪 、 日 英 部隊 間 円滑 化 協定 の 承認 を 求める の 件 及び 両 協定 実施 法案 四 案 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   両 協定 は 、 日 米 同盟 を 中心 に 自衛隊 の 海外 活動 と 外国 軍 と の 共同 の 軍事 活動 を 一層 強化 しよ う と する 措置 で あり 、 憲法 九 条 に 明確 に 反し ます 。   岸田 政権 が 閣議 決定 し た 国家 防衛 戦略 は 、 日 米 同盟 の 抑止 力 、 対処 力 の 強化 に とどまら ず 、 同志 国 等 と の 連携 の 強化 を 明記 し まし た 。 同志 国 等 と は 米国 の 同盟 国 、 パートナー 国 を 指す こと は 明らか で あり 、 それら の 国々 と の 軍事 的 協力 の 強化 を 図ろ う と する の は 、 インド 太平洋 地域 において 、 同盟 、 パートナー 関係 の ネットワーク 化 と 能力 強化 を 進める 米国 の 戦略 に 従っ た もの に ほかなり ませ ん 。   日 豪 2 プラス 2 で は 、 将来 、 自衛隊 の F 35 を オーストラリア に ローテーション 配備 する 計画 まで 合意 し まし た 。 日本 を 守る どころか 地域 の 緊張 関係 を 高め かね ず 、 法的 根拠 も 曖昧 です 。 なし崩し に 軍事 的 一体化 を 進める こと は 許さ れ ませ ん 。   両 協定 は 、 派遣 国 の 軍隊 の 構成 員 が 公務 中 に 罪 を 犯し た 場合 の 第 一 次 裁判 権 を 派遣 国 側 に 与え て い ます 。 外務省 は 、 両 協定 について 、 公務 中 か どう か は 具体 的 な 事案 に 応じ て 判断 さ れる と 答弁 し まし た 。 日米地位協定 の 下 で は 、 米 側 が 公務 証明 書 を 発行 し た 場合 、 日本 側 は その 反証 を し なけれ ば なら ず 、 反証 を し て も 、 最終 的 に は 合同 委員 会 の 協議 次第 という 不当 な 運用 が まかり通っ て い ます 。 日 豪 、 日 英 間 で も 同様 の 事態 を 招き かね ませ ん 。 外国 軍隊 の 活動 の ため に 重要 な 国家 主権 で ある 刑事 裁判 権 を 放棄 する こと は 許さ れ ませ ん 。   また 、 日本 で 死刑 が 求刑 さ れる 可能 性 が ある 重大 な 犯罪 の 場合 、 派遣 国 で ある オーストラリア 及び 英国 側 は 日本 側 に 被疑 者 の 身柄 を 引き渡す 義務 を 負い ませ ん 。 日本 が 死刑 制度 を 存続 さ せ 執行 を 続け て いる こと 自体 が 深刻 な 問題 です が 、 その 結果 として 、 重大 な 犯罪 ほど 日本 側 の 裁判 権 が 失わ れる という 不 平等 な 内容 で あり 、 認め られ ませ ん 。   さらに 、 両 協定 が 、 締約 国 間 の 協議 機関 として 合同 委員 会 を 設置 し 、 協議 を 行う だけ で なく 取決め を 行う こと が できる と し て いる こと も 看過 でき ませ ん 。   両 協定 に は 議事 録 の 作成 について の 規定 は あり ませ ん 。 外務 大臣 は 衆議院 で 、 仮に 作成 し た 場合 も 、 個々 の 事案 ごと に 検討 し 、 双方 の 同意 が あれ ば 公表 できる と する こと を 想定 し て いる と 答弁 し て おり 、 合同 委員 会 の 設置 前 から 開示 に 消極 的 です 。 これ で は 国民 の 知る 権利 を 侵害 し 、 外国 軍隊 の 活動 による 問題 について 国会 と 国民 の 監視 を 困難 に し ます 。 いかなる 国 で あれ 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 が 認め られ ず 、 国連 憲章 と 国際 法 に 基づき 正す べき こと は 言う まで も あり ませ ん 。   その 上 で 政府 が 今 行う べき は 、 地域 の 緊張 を 高める 軍事 的 協力 体制 の 強化 で は なく 、 東アジア を 平和 の 地域 に する ため に 包摂 的 な 安全 保障 の 枠組み を つくる 平和 外交 で ある こと を 強調 し 、 討論 と し ます 。 私 は 、 沖縄 の 風 を 代表 し て 、 今回 の 二 条約 と 二 法案 に 反対 の 立場 から 討論 を いたし ます 。   今回 の 協定 は 、 政府 が 進め て いる 西側 諸国 と の 結束 を 深め 、 中 ロ など と 対峙 を する 戦略 の 一環 と 捉え られ ます 。 しかし 、 この 戦略 は 非常 に リスク の 高い もの です 。 世界 の 大きな 流れ として 、 西側 諸国 と その 中心 で ある アメリカ の 力 は 相当 落ち て き て い ます 。 サウジアラビア が 中国 の 仲介 で イラン と 国交 正常 化 を し た こと は 、 中東 における アメリカ 離れ と 中国 の 存在 感 の 向上 を 意味 する だけ で なく 、 ペトロダラー 体制 の 崩壊 を もたらし 得る 重要 な 出来事 です 。   脱 ドル の 動き は 、 中 ロ や BRICS 諸国 に とどまら ず 世界中 に 広がっ て おり 、 米ドル が 基軸 通貨 の 地位 から 転落 する 可能 性 を 現実 の もの として 見 なけれ ば なり ませ ん 。 経済 力 で 見 て も 、 BRICS 五 か国 の 購買 力 平価 GDP は G7 の それ を 超え 、 さらに 、 BRICS に 参加 を 希望 する 国 も 多数 あり 、 西側 諸国 が 世界 経済 を 主導 し た 時代 は 終わり つつ あり ます 。   政治 的 に 見 て も 、 グローバル サウス など へ の 西側 の 影響 力 は 低下 し て い ます 。 例えば 、 世界 で 対ロ 制裁 に 参加 し て いる 国 は 少数 派 で 、 アジア で は 日本 、 韓国 、 シンガポール 、 仮に 台湾 を 国 と 数え て も 四 か国 のみ 、 西 アジア 、 南 アジア で は ゼロ 、 アメリカ と カナダ 以外 の 南北 アメリカ大陸 、 アフリカ も ゼロ という 状況 です 。 先日 の マクロン 大統領 の 訪中 の 際 の 発言 を 見 て も 、 ヨーロッパ が アメリカ と は 違っ た 戦略 を 取る 可能 性 も 無視 でき ませ ん 。 そもそも 、 アメリカ の 民主 主義 国家 が 結束 し て 権威 主義 国家 と 対峙 する という 現在 の 戦略 は 、 あくまで 現 バイデン 政権 の もの に すぎ ませ ん 。 政権 が 替われ ば 違っ た 戦略 が 取ら れ ます 。   この よう な 状況 の 下 で 、 日本 が アメリカ の 現 政権 の 戦略 と 整合 さ せる 形 で 西側 諸国 と 軍事 的 協力 関係 を 深める こと は 、 将来 における 日本 の 国際 的 立場 を 大いに 危うく する 極めて リスク の 高い 行為 です 。 今 の よう な 姿勢 で 中国 へ の 対抗 姿勢 を 取っ て いる 日本 は 、 アメリカ の 覇権 が 崩壊 し 、 あるいは 政権 交代 により アメリカ に 中国 と 融和 的 な 政権 が でき た 場合 、 独り 中国 の 前 に 取り残さ れ 、 どう なる ん でしょ う か 。   台湾 を 見る と 、 日本 の マスコミ に は ほとんど 紹介 さ れ ませ ん が 、 アメリカ は 台湾 を 利用 し て 中国 を 牽制 し て いる 、 アメリカ を 信じ ず 、 アメリカ と 距離 を 置い て こそ 台湾 は 米 中 対立 による 衝突 に 巻き込ま れ ない こと が できる といった 民意 は 強く 、 私 が 本 委員 会 で 紹介 し た 民意 調査 で は 過半数 を 超え て い まし た 。 台湾 の 人 たち は 、 物事 の 本質 が 見え て いる と 思い ます 。 そして 、 戦争 の 恐怖 を 我が 事 として リアル に 感じ て いる と も 言える でしょ う 。   中国 や 台湾 に 近い 沖縄 で も 多く の 人 が 同じ よう に 感じ て い ます 。 しかし 、 国家 防衛 戦略 が スタンドオフミサイル について 我が国 の 様々 な 地点 から と 記載 し た よう に 、 本土 の 各地 に 長距離 ミサイル が 配備 さ れよ う と し て おり 、 本来 、 本土 の 人 たち も 同じ よう に 感じ なけれ ば なり ませ ん 。 日本 も 、 台湾 の 人 たち の よう に 賢明 な 見方 を し 、 西側 諸国 と むやみ に 軍事 的 に 結び付き を 深める の で は なく 、 西側 諸国 と の 関係 と 中国 と の 関係 と で 日本 独自 の バランス を 取っ た 安全 保障 戦略 を 取る べき です 。   これ に対し 、 岸田 政権 は 、 西側 諸国 と の 結束 を 深め 、 中 ロ など と 対峙 する 戦略 を 取っ て おり 、 AUKUS の メンバー で ある オーストラリア 、 イギリス と 軍事 面 で の 協力 を 深化 さ せる 今回 の 協定 も その 一環 と 捉え られ ます 。 西側 の 結束 は 、 中国 から 見れ ば 中国 包囲 網 で あり 、 地域 の 緊張 を 高める 行為 で あっ て 、 外交 努力 の 障害 と なる 行為 です 。   以上 、 見 て き た よう に 、 リスク の 高い 戦略 の 一環 で ある こと 、 そして 地位 協定 上 の 裁判 権 の 問題 が 含ま れ て いる こと など から 、 今回 の 協定 に は 反対 する こと を 申し上げ 、 私 の 反対 討論 を 終わり ます 。 自民党 の 佐藤 正久 です 。   日本 有事 の 際 の 来援 軍 等 と 自衛隊 と の 武器 、 弾薬 の 相互 提供 について 質問 を いたし ます 。   まず 、 配付 資料 の 一 、 これ を 御覧 ください 。   この 資料 一 は 、 前回 の 委員 会 で 、 経 産 省 から 、 来援 軍 に対する 装備 移転 の 、 装備 の 提供 は 防衛 装備 の 海外 移転 に なる と 答弁 が あり 、 内閣 官房 から は 、 ACSA の 締約 国 で ある か 否 か によって 法律 上 提供 可能 な 装備 に 差異 は ない と 答弁 が あり 、 防衛 省 から は 、 厳しい 安保 環境 や ロシア の ウクライナ 侵略 という 現実 を 踏まえ て 、 国内 法 で 縛ら れ て いる 武器 の 提供 について は 不断 に 検討 し て 、 関係 省庁 とも 協議 する と の 答弁 が あり まし た 。   そこで 、 外務 大臣 に 伺い ます 。   今回 の 安保 三 文書 の 策定 に 当たり 、 日本 有事 の 際 の 来援 軍 等 と の 武器 、 弾薬 の 相互 提供 について 十分 検討 を さ れ た の でしょ う か 。 重要 性 は その とおり な ん です けれども 、 なかなか この 三 文書 に は その 部分 が 明記 さ れ て い ない と 、 装備 移転 も 今後 検討 という ふう に なっ て い ます 。   要は 、 ウクライナ の ドン バス 地方 の よう に 、 仮に 西日本 の 一部 が 敵国 に 侵略 さ れ たら 、 自衛隊 は 奪還 作戦 、 これ を 行わ ない と いけ ませ ん 。 その 際 に 、 日本 の 防衛 産業 の 現状 とか 自衛隊 の 備蓄 で 足り ます か 、 来援 軍 と の 武器 、 弾薬 の 相互 提供 なく て 奪還 でき ます か という 話 だ と 思い ます 。   資料 二 、 これ を 御覧 ください 。   これ は 、 防衛 省 や 経 産 省 の 資料 を 基 に 、 相互 提供 の 枠組み を 表 に し まし た 。 日本 は 、 武器 、 弾薬 を もらう こと に は 法的 縛り が 緩い ん です けれども 、 来援 軍 へ の 提供 は かなり ハードル が 高い という こと が この 表 から 分かる と 思い ます 。   まず 、 防衛 省 に 、 この 資料 二 の 肌色 の 部分 、 来援 軍 等 から の 受領 について 伺い ます 。   武器 、 弾薬 を 有償 で 受け たり 、 あるいは 寄附 受け を する 場合 に 、 そこ に 殺傷 兵器 あるいは 非 殺傷 兵器 等 の 縛り や 小 火器 、 弾薬 に 限る など の 縛り が あり ます か 。 局長 、 全然 違い ます 。 質問 と 全く 違う 答え で 、 この 資料 二 の この 肌色 の 部分 です 、 肌色 の 部分 、 もらう 方 。 もらう 方 について 、 有償 とか 無償 で 寄附 受け する 場合 に 、 それ に 、 殺傷 兵器 とか 非 殺傷 兵器 とか の 武器 あるいは 弾薬 で 、 小火 器 とか そういう 縛り は あり ます か という 質問 です 。 だから 、 局長 、 大臣 も 、 もらう 方 です よ 、 もらう 方 、 自衛隊 が 来援 軍 等 から もらう 場合 に 、 有償 とか あるいは 寄附 で ただ で もらう という 部分 について は 所掌 事務 の 遂行 で ある 限り 法的 縛り ない ん です よ 。 非 殺傷 兵器 とか 殺傷 兵器 、 これ は あげる 場合 に は いろいろ 制約 あり ます けれども 、 もらう 方 について は 所掌 事務 の 遂行 で できる と 。 ただし 、 これ は 貸 付け に なる と ACSA 等 で 相互 提供 で 縛り が ある という 何 か へんてこ な 状況 に なっ て いる ん です よ 。   それで 、 じゃ 、 経 産 省 に 伺い ます 。   ここ で の 寄附 受け 、 この 肌色 の 部分 です ね 、 受領 の 寄附 受け の 場合 、 来援 軍 の 方 から 寄附 受け を する 場合 、 各 品目 ごと に 輸入 手続 を 取る の か 、 それとも 包括 許可 で 輸入 手続 を 取っ て 防衛 省 等 が 寄附 受け の 手続 を 行う の か と 。 有事 に こんな 煩雑 な こと を やっ たら 多分 間に合わ ない と 思う ん です けれども 、 これ 、 寄附 受け の 場合 は 輸入 手続 という こと に なる ん でしょ う か 。 事前 協議 を し ない と これ 駄目 で 、 まさに 副 大臣 も 元 自衛 官 です から 、 実際 有事 の とき に 、 その 細かい 物品 一 個 一 個 、 この 輸入 手続 、 かなり 難しい ん です よ 。 もう やっぱり 包括 的 な 協議 体 で なけれ ば 寄附 受け すら でき ない と 。 実際 に ウクライナ が 、 今 、 ゼレンスキー 大統領 が 各国 から もらっ て いる の は 、 まさに この 無償 の 寄附 受け で やっ て いる ん です よ 。   そういう 部分 を しっかり やら ない と 、 いざ という とき に 一 回 一 回 手続 する 、 非常 に 面倒くさい 話 で 、 これ 逆 に 、 副 大臣 、 この 逆 に 提供 する 場合 、 来援 軍 等 に 、 一緒 に 共同 作戦 し ます よ ね 、 奪還 の ため に 。 この やる とき に 、 例えば 日本 の 空挺 部隊 も 、 あるいは オーストラリア の 空挺 部隊 も 、 領域 外 、 つまり 排他 的 経済 水域 の 上空 を ヘリ や 航空機 で 飛ぶ 場合 って 十分 考え られ ます 。 南西諸島 は ほとんど が 公海 上 です から 、 そういう とき に 、 仮に オーストラリア の 海兵 隊 等 に 、 あるいは 空挺 に 武器 、 弾薬 を 提供 し て 一緒 に 作戦 する 場合 、 これ が 公海 上 で い た 場合 は 、 これ は 装備 移転 三 原則 上 、 手続 が 必要 に なる という 理解 で よろしい ん です か 。 手続 は そう か も しれ ませ ん けれども 、 要は 、 外為法 、 装備 移転 三 原則 に 縛ら れ ちゃう ん だ と 、 これ 答弁 の とおり な ん です 。 日本 有事 で 一緒 に 戦う とき に 、 当然 、 領海 だ けど 、 領域 内 だけ で は なく て 、 当然 、 排他 的 経済 水域 、 島 なんか だ と 領海 も ごく 僅か です から 当然 公海 上 どんどん 作戦 行動 し ます よ 。 その ため に 装備 移転 三 原則 に 縛ら れる という こと は ほとんど 想定 し て い ない ん です よ 、 今 まで の 議論 で 。 海外 移転 と いう と 日本 の 領域 外 という こと です けれども 、 実は 日本 の 防衛 で も これ は 海外 移転 に なっ て しまう という 今 答弁 の とおり で 、 だから 、 そこ は やっぱり 、 今回 、 防衛 大臣 、 せっかく 防衛 三 文書 で 装備 移転 見直す という ん です から 、 海外 、 領土 で やる 場合 だけ で は あり ませ ん 、 日本 有事 の こと を 考え て おい て 、 今 まで に ない 厳しい 環境 で 抜本 的 に 防衛 力 強化 を する と 。 まさに 同志 国 、 同盟 国 と 連携 する と いう とき に 、 その 装備 あるいは 弾薬 の やり取り が 物すごい 縛り が 、 この 海外 移転 という もの に 縛ら れ ちゃう と 。 今 答弁 の とおり な ん です よ 。   これ 、 防 政局 長 、 この 辺り は 真剣 に 今回 の 議論 で 、 日本 有事 と 考え たら 、 ほとんど 現場 の 自衛隊 、 一緒 に 作戦 でき ませ ん よ 。 日本 の 領域 内 で 動く なら 別 です 。 日本 領域 内 だけ という こと は 島国 の 日本 考えれ ば あり 得 ませ ん から 、 この 辺り は 今回 の 見直し で 真剣 に やる 必要 が ある と 思わ れ ませ ん か 。 大臣 、 この 表 を 見 て ください 。 非常 に 何 か 不思議 な の は 、 日本 有事 に 自衛隊 が 寄附 受け を する 場合 に は 法的 な 縛り が なく て 、 これ 、 貸与 だ と 、 ACSA を 使わ ない 場合 は 制約 が ない ん です よ 。 ACSA を 使う 場合 は 制約 が ある と 。 非常 に 何 か へんてこ な 状況 に なっ て いる ん です 。 ACSA を 使わ なけれ ば 制約 は ない ん です 。 ACSA を 使う と 、 手続 上 簡単 だ けど 、 制約 が 起き て しまう と 。   さらに 、 この 灰色 の 部分 、 今度 は 来援 軍 に 自衛隊 が あげる という 部分 について 伺い ます 。   日本 を 守る ため に 命 を 懸け て 来援 し た 軍隊 に 、 有償 なら 提供 でき ます けれども 、 寄附 なら でき ない と 。 日本 は 、 来援 軍 から 寄附 で もらっ た けれども 、 来援 軍 に は 寄附 し ない と 。 何 か 違和感 あり ませ ん か 。 この 表 を 見 て 分かる よう に 、 どちら か と いう と 、 国有 財産 を 提供 する という 観点 から 提供 に は 物すごい 縛り を 掛け て き た と 。 無償 で この 寄附 は でき ない し 、 貸与 の 場合 も 、 米 軍 等 行動 関連 措置 法 と 、 もう 八 年 前 、 作っ た 当時 の 環境 で これ バツ に し て いる ん です 、 全て 、 小 火器 含め て 。 本当に これ が 、 先 ほど 外務 大臣 から 説明 が あっ た これ まで に ない 厳しい 安全 保障 環境 の 中 で 、 本当に これ が 今 の 環境 に マッチング し て いる の か と 。   多分 、 私 は これ は 見直す べき だ と 思い ます 、 小 火器 も 、 一切 武器 は 駄目 な ん です から 、 含め て 。 それ は 、 米 軍 は ニーズ が なく て も 、 あるいは フィリピン 軍 とか 、 あるいは 海兵 隊 、 イギリス の 海兵 隊 含め て 、 同時に 作戦 やる 場合 において は 、 その 貸し借り という 部分 は あっ て も おかしく ない 話 。 本当に 日本 を 命 を 懸け て 守っ て くれる 人間 の 小銃 が 壊れ た とき に 、 そこで 、 うち 、 小銃 余っ て も 渡せ ない 、 これ は 変 な 話 だし 。   さらに 、 この 前 、 クレムリン に 無人 機 の 攻撃 が あり まし た 。 攻撃 が あり まし た 。   ただ 一方 で 、 防衛 省 の 市ケ谷 に は PAC 3 が 今 展開 中 です けれども 、 市ケ谷 の PAC 3 で は 首相 官邸 に対する ドローン 攻撃 、 これ は 対応 でき ませ ん 。 PAC 3 は 弾道 ミサイル 用 な ので 、 PAC 2 と 違っ て 巡航 ミサイル とか あるいは 航空機 に は 不向き です 。 やっぱり 防衛 省 として 、 日本 の 国民 の 命 を 守る という 観点 から 、 やはり 弾道 ミサイル 、 巡航 ミサイル 、 ドローン という もの から しっかり 守ら ない と いけ ない 。 ところが 、 今 、 PAC 3 と 中 SAM 、 数 が 全然 足り ませ ん 。 日本 、 北海道 、 沖縄 まで あっ て 非常 に 広く て 、 都市 部 も いっぱい あり ます 。 そういう とき に 、 本当に 今 自衛隊 が 持っ て いる PAC 3 と 中 SAM で 主要 都市 が 守れる か と 、 全然 足ら ない と 思い ます 。   ウクライナ の 方 で は 、 まさに 無辜 の 国民 が ロシア の ド ローン 攻撃 あるいは ミサイル 攻撃 によって 住宅 に 着弾 を し て 被害 が 出 て いる と 。 日本 は 、 国策 として 、 そういう 防空 火器 、 ウクライナ の 国民 の 命 を 守る 、 そういう 火器 は 渡さ ない と 言っ て い ます 。 でも 、 日本 有事 の とき は 全然 足ら ない 。 ください と 多分 言う でしょ う 、 守ら ない と いけ ませ ん から 、 全然 足り ませ ん から 。 今回 の 防衛 力 の 整備 計画 の あの PAC 3 と 中 SAM の 数 で は 全然 守れ ませ ん 。   今 、 市ケ谷 に は PAC 3 が あり ます けれども 、 大阪 の 方 に は PAC 3 は 展開 し て い ませ ん 。 東京 だけ 守っ て 大阪 守ら なく て いい の か という 議論 も あっ て も おかしく ない 、 展開 し て い ない ん です から 。 という ふう に 、 やっぱり いざ という とき に 自衛隊 とか 来援 軍 の 作戦 を 守る ため の 防空 網 も 大事 です 。 でも 、 国民 の 命 を 守る 防空 火器 も 絶対 大事 な ん です 。 ウクライナ の 教訓 見 て 分かる よう に 、 そういう こと が 起き 得る ん です 。 で あれ ば 、 やっぱり 相互 提供 という 観点 から 、 今回 の 装備 移転 の 見直し も 、 自分 、 日本 有事 の とき に やっぱり もらう と 、 ギブ・アンド・テーク という 部分 の 観点 から 踏まえ て やら ない と いけ ない と 私 は 思い ます 。   昨日 、 外務省 の 方 に 来 て もらっ て レク を 受け まし た 。 こういう 、 自分 は あげ ない けれども 自分 は もらう よ 、 そういう 国 が ある の か と 聞い たら 、 分かり ませ ん という 答弁 でし た 。 それ じゃ 、 やっぱり 、 日本 の 今回 の 抜本 的 強化 と いい ながら も 、 全然 そこ は 、 いかに IAMD という きれい な こと を 言っ て も 、 実際 の 国民 の 命 を 守る ため に は やっぱり ほか の 国 から もらう という こと も 踏まえ て やら ない と 、 日本 の 防衛 産業 と 、 あるいは 備蓄 、 あるいは 日本 の その 装備 の サプライ チェーン 、 素材 含め て 日本 だけ じゃ 作れ ませ ん から 、 いろんな 国 から 素材 もらわ ない と 装備 品 で は でき ない という こと を 踏まえ て 、 やっぱり 日本 有事 の とき に やっぱり もらう という こと も 踏まえ た 今回 の 議論 という の は 、 これ は 精緻 に 冷静 に やる べき だ と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 大臣 、 よろしく お願い し ます 。   今 まで 、 どちら か と いう と 、 ほか の 国 の 領土 で 使う 武器 を あげる という こと について は 焦点 が あっ て も 、 日本 有事 で 、 どう やっ て この 厳しい 環境 の 中 で 相互 に 装備 を 提供 し ながら 守っ て いく か という 部分 について は 、 やっぱり 非常 に これから という 部分 あり ます ので 、 是非 お願い し たい と 思い ます 。   次に 、 今回 の 三 文書 の 一つ の 柱 で 、 人的 基盤 育成 、 強化 って あり ます 。   人的 基盤 で 一番 懸念 し て いる の は 、 やっぱり 新 隊員 です 。 令 和 四 年度 、 いろんな 理由 が あっ た ん でしょ う けれども 、 曹 候補 生 、 一 般曹 候補 生 、 これ について は ほぼ 目標 が 達成 でき て も 、 自衛 官 候補 生 、 まさに 任期 制 、 二 年 とか 三 年 契約 の 隊員 について は 目標 九 千 に対して 五 〇 % を 切っ た という 話 が あり ます 。 これ 多分 今 まで に ない です 。 九 千 に対して 五 千 も いか ない と 、 これ は 相当 若い 士 が 足ら ない という こと に なり ます 。   そこ の 、 一 般曹 候補 生 は 採れ て も 自衛 官 候補 生 は 採れ ない 、 この 原因 という の は 、 もう やっぱり 徹底的 に 議論 を し て これ 対策 を 取ら ない と 、 多分 もた ない と 思い ます 。   そこで 、 今日 、 実は うち の 党 に 陳情 が あっ た の は 、 人 教 局長 、 陳情 が あっ た の は 、 自衛隊 に 入り たい ん だ けれども 、 タトゥー が ある ため に 削ら れ て しまう と 。 でも 、 タトゥー も 今 いろいろ あっ て 、 ファッションタトゥー という の も ある ん です よ 。 ちょっと ここ に 花 を 彫っ た とか 、 あるいは 名前 を ちょっと ここ に 入れ た とか という 人 が いっぱい いる と 。 でも 、 それ を 排除 する か どう か という の は 現場 の 医務 官 の 判断 で 、 オーケー の 場合 と 違い が ある という 話 やっぱり ある そう な ん です 。   でも 、 本当に やる気 が あっ て 若い 隊員 が 入り たい と 言っ て も 、 そういう ファッションタトゥー 、 小さい もの が ある から によって これ を はじく という こと は 、 これ は 人的 基盤 の 強化 という 面 で も 問題 だ と 思い ます けれども 、 この 辺り について も 調べ て 対応 する という 考え ござい ます か 。 最後 に 、 これ ずっと やり取り し て い ます けれども 、 予備 自衛 官 、 これ 非常 に 大事 で 、 例えば 、 国家 公務員 、 地方 公務員 の 予備 自衛 官 の 方 が 、 自衛 官 、 招集 訓練 に 参加 する とき は 有休 が 取れ ない 、 しかも 給料 が 減る と 。 八 千 百 円 という 手当 より も 自分 の 通常 の 給料 の 方 が いい ので 、 だから 行か ない という 実際 事例 。 ところが 、 消防 団 、 公務員 の 方 が 消防 団 の 招集 訓練 行く と 、 有休 が 取れ て お金 も 減ら ない という こと が 実際 あり ます 。 これ は 、 国家 公務員 法 、 地方 公務員 法 の 規定 によって そう なっ て しまう と 。 消防 団 は よく て も 、 自衛隊 の 招集 訓練 だ と 有休 は 取れ ない し 給料 も 減る と 、 こういう 部分 、 これ は 改正 す べき だ と 思い ませ ん か 。 自由民主党 の 松川 るい です 。 質問 の 機会 を ありがとう ござい ます 。   まず 、 質問 、 自分 の に 入る 前 に 、 佐藤 議員 の 御 指摘 は もう 全面 的 に 賛成 する という こと を 申し上げ たい と 思い ます 。   本日 、 国家 安保 戦略 という こと な ん で ござい ます けど 、 まず 、 質問 の 前 に 自分 の 問題 意識 を ちょっと 述べ させ て いただき たい と 思い ます 。   私 は 、 日本 という 国 は 、 歴史 を 振り返る と 、 何 回 か 本当 の 危機 に 直面 し た とき に 自己 変革 を し て き た と 思う ん です ね 。   一番 最初 は 、 六 百 六 十 三 年 の 白村 江 の 戦い で あり まし て 、 当時 は 倭 という 国 で あり まし た けど 、 倭 と 百 済 の 連合 軍 が 唐 と 新 羅 の 連合 軍 に 、 朝鮮半島 まで 行っ て 戦っ て 大敗 し て 、 負け て 、 その後 、 どう し た か と いう と 、 律令制 を 置き まし て 、 そして 防人 を 九州 に 置い て 、 名前 も 倭 から 日本 に 変え て 、 中央 集権 化 という か国 の 形 を も つくっ た と 。   二つ 目 は 明治維新 で あり まし て 、 もう 先生 方 御 案内 の とおり 、 鎖国 し て い た の を 開国 し て 、 近代 化 、 富国強兵 を し て 日本 の 発展 を つくっ た と 。   その後 、 日本 の 国 の 形 を 大きく 変え た の は 、 正直 、 敗戦 で 、 占領 期 の 政策 。 平和 憲法 と 言わ れる もの も その 残滓 だ と 私 は 思っ て おり ます けれども 、 それ は 、 でも 、 自分 で 選ん だ わけ じゃ ない ん だ と 思う ん です よ ね 。 押し付け られ た と いう か 、 仕方 なく 敗戦 で そう なっ た と 。   私 は 、 今回 の 国家 安保 戦略 は 、 日本 という 国 が 自分 の 足 で 立つ 国 に なる 、 自分 の 国 は 自分 で 守る という 、 こういう 国 に なっ て いく ため の 非常 に 大きな 一 歩 だ という ふう に 、 そういう ふう に 意義 を 感じ て おり ます 。   もう 一つ は 、 ウクライナ 侵略 と それ から 米 中 対立 によって 、 時代 が やはり 、 これ は もう 政府 も 指摘 し て いる とおり で あり ます けれども 、 危機 の 時代 に 変わっ た と 思う ん です ね 。 その とき に 、 やはり もう 残念 ながら リベラル ・ インターナショナル ・ オーダー と 言わ れる 国際 秩序 という の は やっぱり 後退 を し て い て 、 パワーポリティクス の 時代 に なっ て いる ん だ という 現実 に 直面 を し なけれ ば なら ない と 。   そう する と 、 日本 の 地図 を こう頭 に 思い浮かべ て いただく と 、 私 は 改めて 、 この 戦後 の 平和 な 時代 は 余り 関係 なかっ た と 思う ん です が 、 九州 から 三 時間 しか フェリー で 離れ て い ない 韓国 、 朝鮮半島 の 南側 と 、 あと 第 一 列島 線 の 日本 の すぐ 隣 に 位置 し て いる 台湾 という の が 、 台湾 と 韓国 という の が 地政学 的 に 極めて 重要 だ と 思う ん です ね 。 そういう 前提 に 立っ て 、 今日 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   昨日 、 まさに 、 おととい です か 、 その 韓国 に 、 シャトル 外交 の 返礼 という こと で 早速 、 私 が 思っ て い た 以上 に 早く 岸田 総理 が 行か れ まし た 。 とても いい 、 よかっ た と 思っ て い ます 。 これ で 日 韓 の 正常 化 の 改善 の 軌道 に 乗っ た な という 感じ も し て おり ます 。   この 総理 の 訪韓 について の 、 まず 成果 について いか が 思っ て いらっしゃる か 、 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   実は 私 、 この 連休 中 に ワシントン DC も 訪問 さ せ て いただき まし て 、 外交 、 防衛 、 それから 議員 の 方々 、 いろいろ お目にかかり まし た 。 その とき に 、 今 、 林 大臣 も 御 指摘 さ れ た よう に 、 日 米 韓 連携 です ね 、 ようやく 何 か 、 仲 の 悪かっ た 何 か 日本 と 韓国 が 正常 化 し た おかげ で 、 日 米 韓 連携 が 非常 に 、 これから この 厳しい 北朝鮮 、 それから 台湾 海峡 へ の 圧力 が 増す 中 で やっ て いける こと を 非常 に 歓迎 する という こと 、 こちら が 聞く 前 に 異口同音 に 皆さん が おっしゃっ た の が 非常 に 印象 的 で ござい まし た 。   私 は 、 その 日 米 韓 連携 という とき に 、 これ 、 韓国 の 人 に 会っ た とき 私 は いつも 言っ て いる ん です けど 、 ちょっと 順番 、 二 と 三 、 変え させ て いただき ます が 、 まあ 北朝鮮 は 当然 な ん です けど 、 韓国 にとって も 、 でも 、 私 は 、 台湾 海峡 の 有事 、 台湾 有事 の 抑止 が 当面 の 日本 にとって も 地域 にとって も ボトム ライン として の 最大 の 外交 ・ 安全 保障 上 の 課題 だ と 思う ん です けど 、 韓国 の 方 が 困る ん です よ ね 、 台湾 海峡 有事 は 。 なぜ か と いう と 、 対馬海峡 と 台湾 海峡 を 通ら ない で 韓国 に 物資 は 到達 し ない から で あり ます 。   日本 は 西太平洋 を 迂回 すれ ば 別 に 、 まあ 時間 は 一 週間 ぐらい 余計 に 掛かり ます けど 、 別に エネルギー だろ う が 物資 だろ う が 日本 に 調達 できる ん です けど 、 そういう 意味 で 、 私 は 、 韓国 へ の 地域 の 貢献 について 期待 する ところ の 中 に 、 是非 、 G7 の サミット も あり ます ので 、 台湾 有事 の 抑止 、 台湾 海峡 の 平和 と 安定 へ の コミットメント という の を もう ちょっと 高め て いただき たい という 意識 を 持っ て おり ます 。   この 点 について 、 外務 大臣 の 御 見解 を お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   さらに 、 私 、 是非 、 第 一 列島 線 連携 という の を つくっ て いただき たい な と 非常 に 思っ て おり ます 。 結局 、 一 国 で 、 まあ 自分 の 国 は 自分 で 守る という 意識 は 大事 です けど 、 一 国 で は 守れ ない ので 、 そう する と やはり 同志 国 の 連携 が 必要 な ん です けど 、 中でも 特に その 台湾 有事 の こと を 考え た とき に は 、 韓国 、 日本 、 台湾 、 フィリピン 、 ベトナム 、 そして インドネシア 、 また 豪州 という この シーレーン を 守る 立場 に ある 第 一 列島 線 国 の 連携 という の は 極めて 大事 だ と 思っ て おり ます 。   その とき に 、 やっぱり ミッシング リンク は 台湾 で あり まし て 、 台湾 と アメリカ は 話し て いる けど 、 日本 と 台湾 は 安保 関係 は 余り 連携 も あり ませ ん し 、 フィリピン と 台湾 も 多分 ない と 思う ん です けど 、 今後 の 日本 の 外交 ・ 防衛 政策 の 課題 の 中 で 是非 この 第 一 列島 線 連携 という の を お 考え いただき たい という こと を 申し上げ たい と 思い ます 。 ちょっと 時間 の 都合 で 、 これ は もう 要望 だけ に し て おき たい と 思い ます 。   もう 一つ 、 今回 その 拡大 抑止 という こと が 米 韓 首脳 会談 で も 非常 に 取り上げ られ て 、 ワシントン 宣言 という の が 出さ れ た ところ です 。 ここ で 出 て き た ニュークリア・コンサルタティブ・グループ という 、 まあ これ は ほぼ 日 米 で も やっ て いる 拡大 抑止 協議 と 大して 違い は ない と 思う ん です けど 、 やはり 二月 に やっ た テーブル ・ トップ ・ エクササイズ です ね 、 これ は 北朝鮮 が 核 を 使用 する こと も 想定 し た 上 で の 机上 演習 だっ た と 思い ます し 、 もう 一つ は 原潜 の 寄港 という こと な ん です けど 、 その 日本 の 拡大 抑止 について も 是非 、 少なくとも この テーブル ・ トップ ・ エクササイズ という の は 踏み込ん で やっ て いただく という こと も 含め て 更に 強化 し て いただき たい と 思い ます が 、 防衛 大臣 の 御 見解 を お願い いたし ます 。 是非 、 机上 演習 も 実施 も 含め て やっ て いただき たい という こと を 改めて お願い 申し上げ ます 。   あと 、 また 、 原潜 寄港 という の は いろいろ センシティブ な ところ も あり ます けど 、 過去 の 答弁 において も 、 まあ 岡田 大臣 の おかげ で 、 本当に 必要 な とき に は 、 それ は 当然 その とき の 内閣 が 決断 する という こと も 言っ て いる という こと も 御 指摘 し て おき たい と 思い ます 。   次に 、 防衛 装備 移転 について お 伺い し たい と 思い ます 。   国家 安保 戦略 で 、 まさに 防衛 産業 の 維持 強化 という こと は 、 国 が もう その 前面 に 立っ て 官民 連携 で 守っ て いか なきゃ いけ ない 、 そういう 重要 な 分野 だ という こと が 示さ れ た こと を 私 は 非常 に 高く 評価 を し て おり ます 。   また 、 その 際 に 、 防衛 装備 移転 が できる という こと は 、 非常 に 、 防衛 協力 の 深化 、 その 防衛 装備 品 を 移転 し た 先 の 国 と の 防衛 協力 を 深化 さ せる 上 でも 、 日本 の 安全 保障 上 、 日本 の 安全 保障 にとって も 大変 有益 で あり ます し 、 また 、 防衛 産業 が 、 その 顧客 が 自衛隊 以上 という こと で なく て 、 その 移転 先 が ある という こと は 非常 に この 維持 を する 上 でも 不可欠 だ と 思っ て おり ます が 、 残念 ながら 、 防衛 装備 移転 三 原則 の 制約 が 大き 過ぎる という 問題 が ござい ます 。 事実 上 ほぼ 禁輸 状態 に 置か れ て いる と 言っ て も 過言 で は ない ん じゃ ない か と 。   この 私 が お 配り し た 資料 が 非常 に 視覚 的 に 分かり やすい ん じゃ ない か と 思っ て おり ます 。 これ は 、 元々 、 内閣 参与 で あり まし た 宮川 大使 が 作ら れ た 資料 で あり まし て 、 御 許可 を いただい て 配付 を さ せ て いただい て おり ます 。   これ 、 移転 を 原則 として 禁止 し て いる 場合 という の は 、 これ は 割 と 当たり前 、 国際 約束 に 反する 場合 、 安保理 決議 に 反する 場合 、 紛争 当事 国 は 駄目 よ 、 これ 割 と まあ どこ の 国 で も 割合 ある 原則 で ござい ます けど 、 じゃ 、 それ 以外 だっ たら いい の か と いう と 、 そう じゃ ない ん です よ ね 。 それ 以外 の 場合 に も 極めて 運用 指針 において 絞っ て おり ます 。   運用 指針 は ちょっと 細かい ので 全部 説明 する と ちょっと 切り が ない ん です けど 、 我が国 と 安全 保障 協力 関係 に ある 国 で あっ た として も 、 これ 、 先生 方 、 後ろ の 方 の ページ を 見 て いただき まし て 、 c の 四 が 典型 的 な ん です けど 、 我が国 と 安全 保障 協力 関係 に ある 国 、 つまり その 国 と の 連携 が 深まっ た 方 が 日本 の 安全 にとって 資する 国 で あっ て も です ね 、 そこ に 出し て いい 装備 品 という の は 、 救難 、 輸送 、 警戒 、 監視 、 掃海 という この 五 分類 に 当たる もの しか 駄目 だ よ と なっ て いる ん です ね 。   これ は 、 八百屋 に 行っ たら 五 種類 しか 野菜 が ない と 、 そんな 八百屋 に 買物 に 皆さん 行き ます か という 話 。 もう ちょっと 言う と 、 これ 、 宮川 大使 の その 表現 を 私 が 自分 バージョン に 変え て 言う と 、 日本 に 来 て いいよっ て 、 皆さん 、 世界 の 皆さん 、 日本 に 来 て ください と 言い まし た と 。 分かっ た 、 じゃ 、 日本 に 行っ て 、 どこ に 行っ て も いい の か な と 思っ たら 、 大阪 しか 行っ ちゃ 駄目 です よ と 。 えっ 、 じゃ 、 大阪 だっ たら どこ でも 行っ て いい の か な と 思っ たら 、 これ が 黄色 の ところ です よ ね 、 違う ん です よ 、 緑 だけ な ん です よ 。 この 図 で いう 緑 だけ な ん です よ 。 梅田 だけ です と 。 えっ 、 難波 は 駄目 な の みたい な 、 こんな 話 な ん です よ 。 これ ぐらい 絞ら れ て いる ん です よ 。   これ は 、 自衛隊 法 も そう な ん です けど 、 日本 の 良く ない 癖 で 、 ポジ リス 式 な ん です よ 。 もう 、 ポジ リス 思考 、 ポジティブリスト 思考 を 変える べき な ん です よ 。 私 は 、 今回 の 防衛 装備 移転 三 原則 の 中 の 運用 指針 を 変える ん でしょ う 、 今 は 与党 協議 中 だ と 思う ん です けど 、 是非 、 この ポジ リス 、 五 分類 から 一 分類 増やし まし た とか 、 二 分類 増やし まし た とか 、 そういう やり方 を 是非 是非 やめ て いただき たい 。 そう で は なく て 、 日本 の 安全 保障 に 本当に 資する か どう か 、 それ だけ を 本来 基準 に する べき だ と 考え て おり ます 。   防衛 大臣 の 御 見解 を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   是非 これ は もう 我々 国会 議員 の 方 も 頑張ら なきゃ いけ ない 話 だ と 当然 思っ て いる ん です けど 、 やはり 今回 、 国家 安保 戦略 、 そして その他 の 二 文書 も 含め て でき て 、 今 この 防衛 装備 移転 三 原則 及び 運用 指針 を 改定 する という 非常 に 重要 な タイミング に 来 て い て 、 昨日 、 私 、 IHI の 瑞穂 工場 に 行っ て き た ん です けど 、 例えば あの F 15 の エンジン が 、 これから 退役 あと 百 機 ぐらい し て いき ます から 、 二 百 個 分 ぐらい 、 要するに 、 F 15 を 使っ て いる 国 とか 、 それ に 関連 する 機体 使っ て いる 国 に 出せる と 。 でも 、 今 は エンジン すら 出せ ない とか 、 エンジン の 整備 を する ため に ほか の 国 に 出す 、 で 、 戻す という こと を やっ たら 、 これ が 輸出 と 輸入 に 、 さっき まさに 佐藤 議員 が 御 議論 さ れ た よう に 、 輸出 、 輸入 に当たって 制限 が 掛かる から でき ない とか 、 もう あらゆる この よろい を 三重 、 四 重 に 着 て いる の が 今 の 日本 な ん です ね 。 これ は もう 今回 の 機 に 一気に 変え なけれ ば 、 私 は 、 日本 という 国 が この 厳しい 安全 保障 環境 の 中 で 本当に 自分 の 独立 と 平和 と 繁栄 を 守っ て やっ て いける の か と 非常 に 危機 感 を 持っ て おり ます ので 、 是非 、 防衛 大臣 、 外務 大臣 に も 、 我々 も 頑張り ます けど 、 是非 よろしく お願い し たい という こと を 申し上げ たい と 思い ます 。   何 か あと 三 分 な ので どう しよ う か ちょっと 迷っ て おり ます が 、 どっち に しよ う か 、 残り 二 問 、 どっち に しよ う か 迷っ て い ます けど 、 でも 、 やっぱり G7 サミット が 間近 で ござい ます ので 、 G7 サミット におきまして 、 もちろん ロシア による ウクライナ 侵略 へ の 対応 も 大事 です けれども 、 私 ども 日本 にとりまして は 、 やはり 台湾 海峡 の 平和 と 安定 という こと が 非常 に 地域 的 に は 大事 な こと で あり ます 。 この G7 サミット に は 、 インド 、 それから 韓国 、 島嶼 国 も 含め て 、 様 々 日本 が 大事 だ と 思う 国 を 招待 さ れ て いる と 思い ます 。   是非 、 この G7 サミット の 場 におきまして 、 ウクライナ とともに 、 この 台湾 海峡 の 平和 と 安定 という の を 改めて もう 一 歩 具体 的 な 形 で こうした 多く の 国 の コミットメント を する もの として 確立 を し て いただき たい と 希望 し て おり ます 。   この 点 に関して の 意気込み や 御 見解 を 外務 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   日本 は G7 唯一 の アジア の 国 で あり ます し 、 中国 は 非常 に 重要 な 地理 的 に 永遠 に 変わる こと の ない 隣国 です ので 、 ボトム ライン として 、 やはり 紛争 が 起こら ない という こと を 確保 する 上 でも 、 対 中 外交 を 建設 的 かつ 安定 的 な こと に し て いく 上 でも 非常 に 今回 重要 な G7 だ と 思い ます 。 大臣 、 御 活躍 も 御 期待 し ながら 、 質問 を 終え たい と 思い ます 。   で 、 私 が いつも リストアップ し て いる 副 大臣 の 活用 と 外務 大臣 を もっと 外交 に 活用 しよ う という この 質問 は 毎回 言い 続け て おり ます けど 、 質問 する 時間 が いつも ない ん です けど 、 気持ち を 酌ん で いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 で ござい ます 。   まず 、 防衛 省 の 政府 参考 人 に 伺い ます 。   この 安保 三 文書 の 前提 に なっ て いる 極めて 現実 的 な シミュレーション について は 、 存立 危機 事態 を 想定 し た もの は 検討 し て い ない という 答弁 を この間 政府 は し て いる ん です が 、 その 趣旨 は 、 我が国 が 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 する 、 そう し た その 自衛隊 の 行動 の 事態 、 これ を 想定 し て い ない の か 、 あるいは 、 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 すれ ば 当然 相手 から 反撃 を 受け て 日本 は 武力 攻撃 を 受ける 事態 に なる わけ です けれども 、 そうした 事態 における 自衛隊 の 行動 の 対処 の 事態 、 そうした こと について も 検討 を 行っ て い ない の か 、 これ について 、 事実 関係 、 明確 に 答え て ください 。 全く 答え て い ない 。 聞い た こと だけ 答え て くれれ ば いい ので 。   もう 聞い た とおり です 。 だから 、 存立 危機 事態 は 現実 的 な シミュレーション で 想定 し て い ない 、 やっ て い ない という こと な ん です が 、 その 趣旨 は 、 その 趣旨 は 、 自衛隊 が 発動 する 限定 的 集団 的 自衛 権 の 行動 、 これ の 事態 を やっ て い ない の か 、 プラス 、 仮に 発動 すれ ば 、 反撃 を 受ける わけ です から 、 日本 が 武力 攻撃 を 受ける ん です が 、 そうした 事態 の 自衛隊 の 行動 の 事態 も 想定 し て い ない の か 。 事実 関係 です から 明確 に 答え て ください 、 聞い た こと だけ 。 いや 、 今 の 局長 の 答弁 という の は 、 最も 烈 度 が 高い 事態 です ね 、 それ は 、 我が国 に対する 武力 攻撃 が 発生 し て 、 我が国 が 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 という こと です よ ね 。 そこ は そう な ん だろ う と 思い ます 。   私 の 質問 は 、 その 我が国 が 受け て いる 武力 攻撃 、 それ は 、 我が国 が 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 し て 、 その 結果 です ね 、 過去 、 御存じ だ と 思い ます が 、 答弁 し て い ます よ 、 防衛 大臣 も 、 政府 参考 人 も 。 日本 が 集団 的 自衛 権 を 発動 すれ ば 、 その後 の 推移 で 、 相手 から 武力 攻撃 を 受け て 日本 国民 に 大 規模 な 被害 が 発生 する こと も 政府 は 想定 し て いる 、 もちろん 自衛 官 が 戦死 する こと も 想定 し て いる という 答弁 を し て いる ん です が 、 そういう 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 我が国 が 発動 し た 後 に 日本 が 受ける 武力 攻撃 、 その こと を この 現実 的 な シミュレーション で は 想定 し て 検討 し て いる の か と 聞い て いる ん です 。 答え て ください 。 まあ 、 ようやく 明確 に 答え て くださっ た と 思う ん です が 、 もう少し 分かり やすく 、 もう 端的 に 言っ て もらえ ます か 。   要するに 、 今回 の 三 文書 の その 現実 的 、 極めて 現実 的 な シミュレーション なる もの は 、 我が国 が 発動 する 限定 的 な 集団 的 自衛 権 、 それ が 事実 として 先行 し て い て 、 現に 先 に あっ て 、 時 系列 的 に 、 その後 に 生じ て いる 我が国 に対する 武力 攻撃 、 その 事態 も この シミュレーション に は 想定 し て 、 検討 し て この 三 文書 を 作っ て いる と 、 そういう 理解 で よろしい です ね 。 さっき より 、 もう さっき 答え て いる ん です よ 、 これ もう 一 回 分かり やすく 答え て ください 、 国民 が みんな 聞い て い ます から 。 もう 一 回 だけ 、 本当に 私 の 質疑 時間 なくなっ ちゃ い ます から 。   今回 検討 し て いる 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 、 我が国 が 、 自衛隊 が 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 し て 、 それ が 時 系列 的 に 先 に あっ て 、 その後 に 我が国 に 生じ て いる 武力 攻撃 です ね 、 そうした 事態 も 想定 し て いる と 、 シミュレーション において は 、 そういう こと で よろしい です ね 。 まあ 答え て はい ます ので 次に 行き ます が 、 じゃ 、 よろしい です か 。   じゃ 、 今回 の 三 文書 の 極めて 現実 的 な シミュレーション に は 、 いわゆる 台湾 海峡 有事 です ね 、 台湾 海峡 に対し 、 台湾 に対して 中国 の 軍事 侵攻 が 起き て 、 それ に対して アメリカ が 武力 を 持っ て 立ち向かう と 、 で 、 アメリカ と 中国 の 武力 紛争 が 生じる 、 それ に対して 、 アメリカ 軍 に対する 武力 攻撃 を 排除 する ため の 我が国 の 自衛隊 の 限定 的 な 集団 自衛 権 を 発動 する 、 その後 に 日本 に対して 生じる 武力 攻撃 、 中国 軍 による 武力 攻撃 です が 、 そうした こと も 事態 として 想定 し て この 三 文書 を 作っ て いる という こと で よろしい です ね 。 前回 の 私 の 質問 で 、 今回 の 三 文書 は 中国 、 北朝鮮 、 そして ロシア を 考慮 し て 、 まあ 考慮 という か もう少し 具体 的 な 説明 を 政府 し て い ます けれども 、 それ に対する この 日本 の 武力 の 対処 を 定め て いる という こと で ござい ます ので 、 じゃ 、 その 中国 を 少なくとも 念頭 に 置い て いる の は 間違い ない ん です が 、 その 中国 を 念頭 に 置い て いる という の は 台湾 海峡 有事 で 、 日本 が アメリカ の ため に 集団 的 自衛 権 、 まあ アメリカ の ため です が 、 アメリカ へ の 武力 攻撃 を 排除 する 集団 的 自衛 権 を 発動 し て 、 それ に対する 中国 の 日本 へ の 攻撃 、 それ へ の 対処 を する 、 そうした ため の 武力 という もの を 検討 し て いる と 、 三 文書 で 。 それ で よろしい です ね 。 いや 、 だから 、 我が国 が 武力 を 発動 すれ ば 、 防衛 省 も 答弁 し て いる よう に 、 日本 国民 の 身体 に 、 精神 に 大 規模 な 被害 は 生じ 得る わけ です よ ね 。 しかも 、 向こう 五 年間 で 四 十 三 兆 円 、 五 年 後 に は 十 一 兆 円 、 この よう な この 莫大 な 国費 を 掛け て やろ う と し て いる こと の その 目的 を 具体 的 に 国民 に 説明 し ない という の は 、 まさに これ は 国 を 誤る 行為 です よ 、 国 を 誤る 行為 です よ 、 まさに 。 戦前 、 アメリカ と 戦う べき だ という よう な 誤っ た この 世論 、 これ は 政治 家 や 軍人 、 あるいは 報道 機関 など も やっ た わけ です けれども 、 その 結果 何 が 起きる か という こと を 当時 軍人 でも 分かっ て い た 山本 五十六 です とか 、 そういう 人 たち は 反対 し て い た 。 ただ 、 まあ 、 最後 真珠湾 攻撃 を やり まし た けれども 。 やっぱり こういう ちゃんと し た 事実 、 ファクト を 、 政府 が 何 を 考え て やっ て いる か という こと を 説明 し ない という こと は 、 私 は 本当に 国 を 誤る 行為 だ と 思う ん です ね 。   先生 方 、 この 我が 、 衆議院 で は 全く 駄目 で 、 参議院 の 外交 防衛 委員 会 で 初めて 中国 、 北朝鮮 、 ロシア といった 我が国 周辺 の 軍事 動向 や その 将来 の 技術 的 水準 の 動向 等 を 踏まえ て この 三 文書 を 作っ た という 明確 な 答弁 し て い ます から 、 当然 それ を 踏まえ て 作っ た という こと は そういう 国々 と 戦火 を 交える 、 そういう 備え で ある という こと は 明らか です から 、 しっかり と 明確 な 答弁 を し て いただき たい 。   で 、 局長 、 前 振り は いい です から 、 聞い た こと だけ 端的 に 答え て いただき たい という ふう に 思い ます 。   問い の 三 番 な ん です が 、 要するに 、 問い の 三 番 、 ちょっと 質問 の 角度 を 変え ます が 、 問い の 三 番 、 これ は 二 〇 一 八 年 の 米 朝 危機 の とき に 、 アメリカ が 軍事 行動 を 取る こと を 当時 の 河野 統合 幕僚 長 は 六 割 以上 軍事 行動 を 取る 可能 性 が ある と 言っ て い た と 。 それ を 取っ た 場合 に は 集団 的 自衛 権 の 安保 法制 を 発動 する こと も 政府 として 検討 し て い た という 新聞 社 へ の インタビュー など が ある ん です ね 。 それ について 、 私 、 岸 防衛 大臣 に これ 事実 か と 確認 し たら 、 まあ 事実 上 、 事実 で ある と 、 安保 法制 の 発動 を 検討 し て い た という 答弁 が ある ん です が 、 よろしい です か 。   質問 は 、 今回 の 安保 の 三 文書 は 、 こうした 二 〇 一 八 年 、 まあ 一 七 年 から な ん です が 、 当時 の アメリカ の 軍事 行動 に 伴う 我が国 の 安保 法制 の 発動 、 そうした よう な こと も 検討 し て 、 踏まえ ながら 今回 の 三 文書 は 作っ た と 。 過去 、 我が国 に 生じ て い た 安全 保障 の 重大 問題 な わけ です けれども 、 そうした こと も 踏まえ ながら 今回 の 三 文書 は 作っ て いる という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 ちょっと 次 の 質問 に 行き ます けれども 、 やはり 台湾 海峡 有事 の 問題 な ん です が 、 台湾 海峡 有事 です ね 、 アメリカ と 中国 の 武力 紛争 が 生じ て いる 事態 、 状態 で 、 ただ 、 日本 は 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 し て い ない 。   ただ 、 御 案内 の とおり 、 アメリカ が 持つ 、 日本 が 提供 し て いる 在日 米 軍 基地 という の は 、 この アジア 、 この 領域 において アメリカ の 軍事 行動 の 最大 の 基盤 です ので 、 相手 から 見れ ば 、 中国 から 見れ ば 、 当然 、 この 武力 紛争 の 相手 国 で ある アメリカ の 軍事 的 な 行動 の 基盤 そのもの に なる わけ です けれども 、 台湾 海峡 有事 が 、 今回 の 三 文書 は 、 台湾 海峡 有事 が 発生 し て 、 アメリカ と 中国 の 武力 紛争 が 発生 し て 、 日本 は 限定 的 な 集団 的 自衛 権 は 行使 し ない ん だ けれども 中国 軍 が 在日 米 軍 基地 を 攻撃 し て くる 、 そうした 事態 も 想定 し て 、 それ に 対処 し 得る 取組 を 盛り込ん で ある 、 そういう 文書 で ある という こと で よろしい です ね 。 ちょっと 最後 の ところ です が 、 これ 一般 論 で 聞き ます ね 。 台湾 海峡 有事 において を 一般 論 として 、 今回 の この シミュレーション において は 、 米 軍 と 武力 攻撃 、 武力 紛争 状態 に なる どこ か ある 他国 が ある として 、 その 他国 にとって は 軍事 的 な 脅威 と なる 在日 米 軍 基地 を その 他国 は 攻撃 し て くる 、 あるいは 、 アメリカ と の そういう 同盟 国 で ある ので 、 日本 の 自衛隊 の 基地 や あるいは 日本 の 重要 な 都市 や 産業 基盤 など を 攻撃 し て くる 、 その よう な こと も 今回 は 想定 し て 作っ て いる の か どう か 、 それだけ 答え て ください 。 その シミュレーション の 中 に は そういう 事態 は 入っ て いる の か どう か 。 ちゃんと 答え ない と 駄目 な ん です が 、 問い の 六 番 に 行き ます 。   今 おっしゃっ て いる 最も 烈 度 が 高い その 事態 という の は 具体 的 に どういう 事態 な の か を 説明 を し て ください 。   防衛 省 の この シミュレーション の 概要 という 資料 に よれ ば 、 島嶼 へ の 、 島嶼 領域 へ の 着 上陸 という の は ある ん です が 、 島嶼 じゃ なく て 、 九州 です とか あるいは 本州 です とか 、 そうした ところ へ の 敵 軍 の 、 侵略 軍 の 着 上陸 侵攻 という こと など も 想定 を し て いる の か 、 あるいは 原発 など の 施設 、 あるいは その 都市 、 あるいは 基幹 的 な 社会 インフラ など の この 攻撃 が 想定 を し て いる もの な の か 、 また 、 その とき に 日本 国民 の 生命 や 身体 に どの ほど の 被害 が 生じる という こと を 想定 し て いる の か 、 それ を 答え て ください 。 もう 一つ 、 その 最も 烈 度 が 高い 事態 という の は 我が国 の 原発 施設 、 原発 です ね 、 原子力 発電 所 、 原発 施設 へ の 攻撃 も 想定 し て いる と 、 排除 し て い ない という こと で よろしい です ね 。 いや 、 だから 、 島嶼 部 の 着 上陸 は 想定 し て いる って もう 文書 の 資料 に も 明記 し て いる ん です が 、 原発 を 攻撃 を 受けれ ば 、 もう 何 百 キロ あるいは 何 千 キロ の 範囲 にわたって もう 大 規模 な 、 もう 筆舌 に 尽くし 難い 被害 を 受ける わけ です けれども 、 原発 施設 が 攻撃 さ れる という こと は 最も 烈 度 が 高い 我が国 に対する 武力 攻撃 、 その 侵攻 事態 で 当然 想定 し て いる と 、 し て いる の か し て い ない の か 、 それ を 答え て ください 。 じゃ 、 ちょっと 質問 の 角度 を 変え ます 。   今 おっしゃっ た よう に 、 我が国 の 本土 に 敵 軍 が 着 上陸 する よう な こと も 想定 し た シミュレーション だ という ふう に 理解 し て い ます ん です が 、 ただ 現実 的 に 考える と 、 これ は もう 政府 ずっと 答弁 し て いる よう に 、 この 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 、 日 米 安保 条約 五 条 に 基づい て アメリカ が 日本 を 守る ため の 集団 的 自衛 権 を 発動 し て いる ん です ね 。 で 、 政府 も アメリカ は 世界 最強 の 戦力 を 持っ て いる と 言う ん です が 、 世界 最強 の 戦力 を 持つ アメリカ が その 国家 の 存立 を 懸け て 、 ちょっと もう 時間 な んで 言い ませ ん が 、 アメリカ にとって も 世界 で 最 重要 の 二 国 間 同盟 だって こと は 林 外務 大臣 も 答弁 いただい て いる わけ です が 、 日本 見捨てる こと なんて 絶対 でき ない し 、 あり 得 ない わけ です けれども 、 世界 最強 の アメリカ の 戦力 の 防衛 力 が あっ て も それ を なお 排除 し て 、 日本 へ の この 侵攻 を です ね 、 そうした 大 規模 侵攻 を 試みる 国 という の は 、 一体 何 の ため に 我が国 の どこ を 侵攻 しよ う という ふう に し て いる 、 どういう シミュレーション を 考え て いらっしゃる の か 、 答弁 し て ください 。 いや 、 です から 、 日本 が 何 も し ない 、 自衛隊 が 何 も し て ない なんて 話 、 言っ て ませ ん 。 日本 を 守る の は 自衛隊 の 任務 です から 、 その ため に 服務 の 宣誓 で 誓っ て いただい て 、 で 、 国民 も それ を 支え て いる わけ です ので 。   ちょっと 重ね て 今 の 質問 の 関連 で 聞く ん です が 、 政府 の 国会 等 に 配っ て いる この シミュレーション の 概要 で は 、 まず 、 こういう ふう に 書い て ある ん です ね 。 侵攻 そのもの を 抑止 する 、 それ に対して スタンドオフ 防衛 能力 など を 使う 。 で 、 抑止 が 破ら れ た 場合 、 そうした スタンドオフ など の 能力 に 加え て 、 領域 を 横断 し て 優越 を 獲得 し 、 非対称 的 な 優勢 を 確保 する と 。 で 、 引き続き 、 第 三 段 で 、 迅速 かつ 粘り強く 活動 する 、 この ため に この 基地 の 持続 性 や 強靱 性 など を 確保 する という ふう に し て いる ん です けれども 。   局長 、 よろしい です か 。 抑止 が 破ら れ て 、 その後 、 この 領域 を 横断 する 作戦 など を し て 、 いずれ に し て も 、 この 非対称 的 な 優勢 を 確保 する と 言っ て いる ん です が 、 世界 最強 の アメリカ の 戦力 は 、 日 米 の 、 この 皆さん が 今 も なお 維持 し て いる 日 米 の 基本 的 な 役割 で 、 今日 資料 でも 配っ て い ます が 、 アメリカ は 必要 な その 戦力 を 日本 防衛 の ため に 速やか に 迅速 に 増強 する という こと も 書い て ある わけ です よ ね 。 世界 最強 の アメリカ の 戦力 とともに 日本 が 戦っ て いる とき に 陥る 非対称 的 な 優勢 を 確保 し なきゃ いけ ない 必要 性 とか 、 それ って 一体 どういう 事態 を 想定 さ れ て いる ん です か 。 世界 最強 の アメリカ 軍 も 破ら れ て 、 日本 の 本土 など 、 日本 そのもの が 強力 な 武力 攻撃 の 侵略 に さらさ れる と 、 そういう 事態 を 想定 し て いらっしゃる という こと で よろしい です か 。 これ 、 答え て い ない ん です けれども 。   日本 に対する その 抑止 が 破ら れ て 、 日本 が これ 侵略 を 受け て いる 事態 な ん です が 、 その後 、 日本 は この 非対称 的 な 優勢 を 確保 する ため に 努める という よう な こと を 書い て ある わけ な ん です が 、 私 が 聞い て いる の は 、 その とき アメリカ 軍 は 何 を し て いる か という こと です よ 。 アメリカ 軍 の 世界 最強 の 戦力 も 破ら れ て 、 アメリカ 軍 まで も 非対称 的 な 優勢 を 確保 する よう な 作戦 行動 を やっ て いる の か 、 あるいは 、 世界 最強 の 戦力 です から 、 本国 から 増援 、 増強 も できる わけ です から 、 アメリカ 軍 は この 抑止 を 取り戻す ため の 正面 戦 を やり 続け て 、 ただ 、 我が国 の 自衛隊 は 残念 ながら そこ は 侵攻 さ れ て しまっ て そういう 作戦 を やっ て いる の か 。 一体 どういう こと を 考え て こうした 絵 を 描い て いらっしゃる の か という よう な こと を 申し上げ て いる わけ です ね 。   戦前 も 非 現実 的 な 軍事 作戦 行動 を 、 軍事 構想 という もの を 描い て 国 を 破滅 に 導く よう な こと を し て しまっ た わけ です から 、 次回 これ 質問 し ます ので しっかり 準備 し て 答え て いただき たい ん です けれども 、 聞い た こと に は きちんと 答え て いただける よう な 対応 を お願い を し たい と 思い ます 。   ちょっと 問い の 八 番 です が 、 これ 端的 に 伺い ます が 、 さっき お答え いただい て いる ん です が 、 在日 米 軍 基地 に対する 他国 の 武力 攻撃 という の は 、 我が国 において は 個別 的 自衛 権 を 発動 する 事態 で あっ て 、 我が国 に対する 武力 攻撃 が もう 発生 し て いる わけ です から 、 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 法理 として は 発動 でき ない 、 し ない と 、 そういう 事態 で ある という こと で よろしい です か 。 確認 です が 、 今 の 答弁 という の は 、 法理 として です ね 、 在日 米 軍 基地 へ の 他国 の 武力 攻撃 、 その 事態 において は 、 法理 として 我が国 は 限定 的 な 集団 的 自衛 権 は 憲法 上 発動 は でき ない と 、 そういう 理解 で よろしい です ね 。 いや 、 そういう 話 じゃ なく て 、 今 おっしゃる よう に 、 我が国 に対する その いわゆる 切迫 事態 と 、 従来 から ある 安保 法制 の 前 から の 切迫 事態 と 存立 危機 事態 という の は 、 それ は 重なる 、 事態 として は 重なる こと は ある ん だ と 思い ます よ 、 政府 の 説明 に よれ ば 。 まあ そう な ん だろ う と 思い ます 。   そう じゃ なく て 、 在日 米 軍 基地 という の は 、 おっしゃっ た よう に 、 我が国 に対する 領域 の 侵略 なく し て 在日 米 軍 基地 へ の 攻撃 が 行え ない わけ です から 、 在日 米 軍 基地 に対する 武力 攻撃 の 発生 、 そうした 状況 において は 、 法理 として 、 我が国 に対する 武力 攻撃 は もう 発生 し て いる わけ です から 、 発生 し て い ない 場合 しか 国際 法 上 も 発動 でき ない 集団 的 自衛 権 は 、 限定 的 な 集団 的 自衛 権 は 法理 として は でき ない と 、 そういう 理解 で よろしい です ね 。 ちょっと 明確 に 一言 で 答え て ください 、 時間 なくなる ので 。 これ で 対処 する という の は 、 個別 的 自衛 権 で しか 法理 として 対処 でき ない という こと で よろしい です ね 。 明確 に 答え て ください 。 済み ませ ん 、 時間 なくなる ので 、 大事 な こと な ので 、 文書 で 委員 会 に 説明 要求 を 求め ます 、 今 の 質疑 の 趣旨 について 。 じゃ 、 次 、 質問 を し ます けれども 、 ちょっと 飛ばし て 十 番 に 行き ます 、 防衛 省 です けれども 。   四月 二 十 五 日 の 私 の 質問 で 、 この 極めて 現実 的 な シミュレーション において は 日本 国民 の 被害 要素 は 検討 に 入っ て い ない という ふう に 言っ て いる ん です が 、 しかし 、 同じ 日 の 答弁 で 、 防衛 力 の 抜本 的 強化 の 検討 に際しまして は 、 国民 の 命 を 守り 抜ける の か 、 極めて 現実 的 な シミュレーション を 始め と する 様々 な 検討 を 行っ た という ふう に 書い て いる ん です が 、 国民 の 被害 想定 を 行わ ず に なぜ 国民 の 命 を 守り抜く こと が できる の か 、 検証 を 行う こと が できる の か 、 それ を 説明 し て ください 。 ちょっと 、 今 の 自衛隊 員 の 損耗 という の は 、 まあ 行政 用語 な ん でしょ う けど 、 ちょっと 余り 、 戦前 の よう な 響き が あっ て 余り 、 もう少し 尊厳 を 、 尊重 する よう な 表現 に し た 方 が 、 また す べき だ と 思い ます が 。   それ は さておき 、 次 の 、 それ は 大事 な こと な ん です が 、 十 一番 、 質問 通告 し て い ます が 、 今 局長 が 答え た よう に 、 前回 も 武力 攻撃 に 十分 先立ち まし て 住民 の 迅速 な 避難 など を 実施 する という ふう に 述べ て いる ん です が 、 要するに 、 今回 の 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 、 こういう 国民 が 既に 、 この 避難 計画 の 避難 実施 など によって 国民 は 既に 安全 な 環境 に 避難 済み な ので 、 よって 、 国民 が 死傷 、 死ん だり けが を 負っ たり する 、 そういう 被害 は 発生 し ない と 、 そういう 想定 を し て いる という こと で よろしい です ね 。 いや 、 むちゃくちゃ な 答弁 を さ れ て いる ん です が 、 自衛隊 の その 能力 の 評価 あるいは 自衛隊 の 能力 の 不足 を 検討 し た という ん です けど 、 自衛隊 が 何 の ため に 存在 する か と いう と 、 国民 の 命 を 守り抜く ため に いる わけ です よ ね 。 その 国民 の 命 を 誠に 残念 ながら 守り 抜け なく て 、 国民 に どれ ぐらい の 被害 、 命 を 失う 、 あるいは けが を 負う 、 そうした 者 が 生じる か という こと の 想定 を せ ず に 自衛隊 の この 能力 の 評価 だ とか 不足 を どう やっ て 考える の か 理解 不能 な ん です が 、 もう 一 回 聞き ます ね 、 もう 一 回 です ね 。   じゃ 、 聞き ます けど 、 なぜ 、 なぜ です ね 、 今回 、 その 最も 烈 度 が 高い 事態 、 日本 に対する 武力 攻撃 、 相手 国 の 軍 が 侵攻 し て くる こと も 含め 、 そうした 事態 において 国民 に どの よう な 被害 が 生じる の か 、 それから 、 対し て 、 国民 を 守り抜く ため に 自衛隊 が どの よう な 装備 や 実力 が 必要 と なる の か を 検討 する の が 当たり前 の 筋道 だ と 思う ん です が 、 国民 の 被害 を 想定 せ ず に この 安保 の 三 文書 を 作っ た という の は 、 もう 一 回 だけ 聞き ます ね 、 この 避難 計画 など によって 国民 が 安全 な 地域 に 、 環境 に いる という こと を 前提 に し て いる の か 。 あるいは 、 国民 は 、 避難 、 当然 、 私 は とても し 切れ ない と 思う ん です が 、 これ は 歴史 が 証明 し て い ます が 、 避難 し 切れ ない 国民 が 大きな 被害 を 受ける わけ です けれども 、 そうした 被害 は 生じる ん だ けれども 、 なお その 被害 も 検討 し なく て いい という 考え方 で 今回 の 三 文書 を 作っ て いる の か 。 一体 どういう 、 この 国民 の 被害 について 、 この 避難 の 計画 と の 関係 、 あるいは 避難 でき ない 国民 に 生じる 被害 について どういう ふう に 考え て 作っ た の か 、 それ を 分かり やすく 答え て ください 。 ちょっと 防衛 大臣 、 防衛 大臣 、 よろしい です か 。 防衛 大臣 に 伺い ます が 、 先ほど から 政府 答弁 の とおり な ん です が 、 今回 の 三 文書 は 国民 において 生じる 被害 という の は 見積もら ず に 、 想定 せ ず に 作ら れ て いる ん です が 、 よろしい です か 、 国民 において 自分 たち が 受ける 被害 も 想定 さ れ ず に 、 よって 、 それ を 守る ため に 自衛隊 が 何 が 必要 か という の も 私 も 想定 、 検討 を 実は でき て い ない ん だ と 思う ん です が 、 国民 において 自分 たち が 受ける 被害 を 想定 せ ず に 作ら れ た 安保 三 文書 、 でも 、 これ は 五 年間 で 四 十 三 兆 円 、 向こう 五 年 後 に は 十 一 兆 円 です よ 、 そうした もの という の は 国民 から 理解 が 得 られる と お 考え に なり ます か 。 端的 に 答え て ください 。 まあ 、 大臣 の 御 地元 、 私 の 選挙 区 で も あり ます が 、 千葉 は 沖縄 に 続く 地上 戦 の 目的 、 対象 地 に なっ て い た わけ です よ ね 。 いかに 国民 の 被害 が 生じる か という こと は 常に 安全 保障 政策 上 の 第 一 、 それ を 検討 し ない 安全 保障 政策 という の は 私 は あり 得 ない と 思う ん です が 。   ちょっと 時間 が なく て 、 次 の 質問 に 行き ます けれども 、 問い の 十 二 と 十 三 まとめ て 質問 を さ せ て いただき ます が 、 今回 、 反撃 能力 、 反撃 という 言い方 を 言っ て いる ん です が 、 この 実態 、 実質 という の は いわゆる この 打撃 です よ ね 、 打撃 。 他国 領域 に対する 打撃 。 な ので 、 今回 政府 が 三 文書 で 認め て いる 反撃 能力 という の は 他国 領域 へ の 打撃 能力 と 言っ て 何 か 問題 が ある の か 、 他国 領域 へ の 打撃 能力 という 言葉 で 何 か 過不足 が ある の か 、 そこ を 答弁 し て いただき たい の と 。   あと 問い の 十 二 番 です が 、 この 最も 烈 度 の 高い 事態 など における 事態 という の は 、 要するに もう 抑止 が 破れ て 、 日本 が その 日本 に 侵攻 し て くる 国 と ミサイル の 撃ち合い 、 いわゆる ミサイル の 熱戦 です ね 、 熱い 戦い 。 ミサイル の 撃ち合い を やっ て いる よう な 事態 も 当然 に 想定 し て いる と 、 この 二 点 だけ 端的 に 答え て ください 。 アメリカ 軍 が 持つ 戦力 が 日本国 憲法 で は 違憲 に なる 戦力 を 含む わけ です から 、 そんな こと 分かり 切っ て いる 。 そんな 変 な 、 おかしな ごまかし 答弁 を し ない で ください 。   ちょっと 次 の 質問 行き ます が 。   日 米 の この 基本 的 な 役割 分担 、 三 文書 で 変わら ない と 言っ て いる ん です が 、 配付 資料 配っ て い ます けれども 、 これ は 日本 の 、 この 日本 の ミサイル の 対処 という の は あくまで 迎撃 な ん です ね 、 迎撃 。 飛ん で くる もの を 撃ち落とす 迎撃 です ね 。 ところが 、 今回 相手 国 領域 の ミサイル 装備 を 破壊 する 打撃 を 行う わけ です から 、 そうした 意味 で も この 日 米 の 役割 分担 という の は 変わっ て しまっ て いる 、 アメリカ が 行う 打撃 力 を 日本 も 一緒 に 行う 、 日本 の ミサイル の この 打撃 力 に アメリカ も 協力 し て 連携 し て やる という ふう に 言っ て い ます けれども 、 そうした 意味 で 日 米 の 役割 分担 という の は 変わっ て しまっ て いる の で は ない か 、 それ を 答え て ください 。 両 局長 それなり に 頑張っ て 答弁 し て くださろ う と する 姿勢 は 私 も 常 から 感じ て いる ん です けれども 、 引き続き 真剣 勝負 の 、 聞い た こと に は ちゃんと 正面 から 答える と 、 また 大臣 も そうした 御 指導 を お願い いたし ます 。   終わり ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   五月 四 日 に 長野 県 諏訪 市 霧ケ峰 高原 で 大 規模 な 林野 火災 が 発生 し まし た 。 五 日 未明 の 陸自 ヘリ による 空中 消火 活動 によって 鎮火 に 多大 なる 御 貢献 を いただい た こと に対して 、 県民 の 一 人 として 、 防衛 省 、 陸上 自衛 官 の 皆様 に この 場 を お 借り し て 御礼 申し上げ ます 。 ありがとう ござい まし た 。   また 、 林 外務 大臣 に おか れ まし て は 、 中南米 五 か国 の 訪問 、 大変 お疲れさま でし た 。 特に 、 最終 訪問 地 の パラグアイ で 当選 直後 の ペニャ 次期 大統領 を 表敬 さ れ た こと は 、 今後 の 二 国 間 関係 の 発展 のみ なら ず 、 メルコスール と の 関係 強化 に も つながる の で は と 期待 し て おり ます 。   一月 に アルゼンチン と ブラジル を 訪問 さ れ て いる ので 、 僅か 五 か月 で メルコスール の 大半 の 国々 を 歴訪 さ れ た こと に なり ます ので 、 そろそろ EPA 交渉 を 始める 機 が 熟し た の で は と 考え ます が 、 林 大臣 の お 考え は いかが でしょ う 。 ありがとう ござい ます 。   厳しい 民主 主義 条項 を 有する メルコスール 加盟 国 という の は 、 林 大臣 も 繰り返し 御 答弁 さ れ て いる とおり 、 同じ 価値 観 を 有する 国 だ と 言える と 思い ます 。 そういう 意味 で 、 四 回 開催 さ れ た 日 ・ メルコスール 経済 関係 緊密 化 の ため の 対話 は 、 二 〇 一 七 年 の 五月 を 最後 に 途絶え て しまっ て おり ます 。 以前 、 堀井 委員 も 御 質問 さ れ て おり まし た が 、 国内 の 様々 な 意見 も 踏まえ ながら 引き続き 議論 を 継続 し て まいり たい と 今 も 御 答弁 いただき まし た が 、 この 交渉 を スタート でき ない 意見 が 強い という こと な の でしょ う か 。 どう いっ た 意見 の こと を 指し て おる の か 、 お答え ください 。 国内 の 議論 、 しっかり と し て いただき たい です し 、 やっぱり 今 まで 続け て い た そうした 交渉 、 交渉 という か 対話 も 今後 と も 続け て いただき たい と 思い ます 。   パラグアイ は 、 南米 で 唯一 、 台湾 と の 外交 関係 を 維持 し て おり ます 。 林 大臣 が 中南米 を 歴訪 する 際 、 国家 安全 保障 戦略 に 基づい て 、 日本 の 外交 方針 を 、 普遍 的 価値 や 国際 法 に 基づく 国際 秩序 を 維持 、 擁護 する 、 特に 、 我が国 が 位置 する インド 太平洋 地域 において 自由 で 開か れ た 国際 秩序 を 維持 、 発展 さ せる と 御 説明 さ れ たり 、 中国 関係 について も 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 の 試み を 強化 し 、 日本海 、 太平洋 等 で も 我が国 の 安全 保障 に 影響 を 及ぼす 軍事 活動 を 拡大 、 活発 化 さ せ て いる 、 さらに 、 ロシア と の 戦略 的 な 連携 を 強化 し 、 国際 秩序 へ の 挑戦 を 試み て いる という よう な 御 説明 を さ れ て いる の だ と 思い ます が 、 では 、 どうして 同じ 価値 観 を 持つ 台湾 で は なく て 中国 を 承認 し て いる の か と 問わ れる こと が ない の か という 心配 を し て おる ん です が 。   ゴールデンウイーク 中 に 台湾 を 訪問 さ れ て い た 与党 議員 が 台湾 関係 法 を 制定 す べき だ と の 認識 を 台湾 の 立法院 議長 に 述べ られ た よう に 、 台湾 関係 法 を 制定 す べき という 声 を 最近 よく 耳 に し て おり ます が 、 林 大臣 の お 考え は いかが でしょ う か 。 当然 、 日 中間 の 関係 も ござい ます ので 、 なかなか 法的 な 部分 で いろいろ と 制定 し て いく の は 今 の 段階 で 難しい という こと だ と 思い ます が 、 本当に 体 を 張っ て 日本 の 国益 の ため に 頑張っ て おら れる という ふう に 承知 し て おり ます ので 、 引き続き 是非 とも 御 努力 を お願い 申し上げ ます 。   次に 、 国家 防衛 戦略 の 我が国 の 防衛 の 基本 方針 に 記載 さ れ て いる 内容 について 伺い ます 。   事態 に 応じ て 柔軟 に 選択 さ れる 抑止 措置 、 FDO と は どの よう な 活動 を いう の か 、 具体 的 な 内容 を お 示し いただき たい の と 、 前 の 防衛 大綱 において も 、 柔軟 に 選択 さ れる 抑止 措置 等 により 事態 の 発生 、 深刻 化 を 未然 に 防止 する と 記述 さ れ て い ます が 、 これ まで に FDO として どの よう な 活動 を 実施 し て き た か について も 併せ て お 示し ください 。 詳細 について は なかなか 、 前回 の 大綱 の 後 に どう し た こと を 取り組ん で き た か という こと も お答え に なれ ない という こと だ と 。 やっぱり 、 大きな 防衛 力 強化 を する 中 で 、 国民 へ の 説明 不足 という こと が 最近 の アンケート 調査 で も 指摘 さ れ て おり ます ので 、 是非 とも しっかり と し た 御 答弁 を やはり いただき たい な という ふう に 私 も 思い ます 。   次 の 質問 に なり ます が 、 戦略 的 コミュニケーション 、 SC を 政府 一体 と なっ て 同盟 国 、 同志 国 とともに 充実 強化 し て いく 必要 が ある と の 記述 が あり ます が 、 具体 的 な 内容 を また これ も お 示し いただき たい と 思い ます の と 、 こちら も 前 防衛 大綱 で 、 自衛隊 の 部隊 による 活動 を 含む 戦略 的 コミュニケーション を 外交 と 一体 と なっ て 推進 する という ふう に 記述 さ れ て おり ます ので 、 これ まで に SC として どの よう な 活動 を 実施 し て き た か について も お 示し ください 。 国家 の その 意思 と 能力 という の を 示す こと で 抑止 を する という 御 答弁 繰り返し さ れ て いる と 、 何 か どうしても この 憲法 九 条 の 武力 による 威嚇 等 に 当たら ない の か という こと が 気 に なっ て しまう ん です けど 、 そこ に は 当たら ない という 当然 理解 で よろしい わけ です ね 。 それでは 次に 、 総合 的 な 防衛 体制 の 強化 の ため の 府 省 横断 的 な 仕組み の 下 、 防衛 省 ・ 自衛隊 の ニーズ を 踏まえ 、 政府 機関 、 政府 関係 機関 が 行っ て いる 先端 技術 の 研究 開発 を 防衛 目的 に 活用 し て いく という 記述 が ござい ます が 、 ここ で 言う 先端 技術 と は 何 を 指す の か という こと と 、 また 、 総合 的 な 防衛 体制 の 強化 の ため の 府 省 横断 的 な 仕組み と は どの よう な もの で 、 い つ 頃 設け られる の か 、 御 説明 ください 。 重要 技術 課題 を これから 検討 さ れる という こと で 、 その 中 で の 先端 技術 という の を これから 横断 的 に まとめ て いく という こと な の か と 思い ます 。       〔 理事 佐藤 正久 君 退席 、 委員 長 着席 〕   次 の 質問 で も 、 既存 の 空港 、 湾 港 等 を 運用 基盤 として 平素 から の 訓練 を 含め て 使用 する ため に 、 関係 省庁 間 で 調整 する 枠組み の 構築 等 、 必要 な 措置 を 講ずる という 記述 について の 質問 な ん です が 、 この 関係 省庁 間 で 調整 する 枠組み という の も 、 やはり 先 ほど 申し上げ た 今 検討 に 入っ て いる 仕組み と 同じ もの な の でしょ う か 、 それとも 違う もの な の でしょ う か 。 じゃ 、 別々 の 枠組み という こと で 承知 を いたし まし た 。   我が国 の 重要 な シーレーン の 安定 的 利用 の 確保 等 に 取り組ん で いく と あり ます が 、 この 我が国 の 重要 な シーレーン と は 具体 的 に どの 航路 帯 、 海域 を 指す の か という こと と 、 また 、 安定 的 利用 の 確保 と は 具体 的 に どの よう な 取組 を さ れる の か 、 武力 攻撃 事態 等 に際し 外洋 で 行わ れる 船舶 の 護衛 作戦 等 も 含ま れる の か どう か も 含め て 御 答弁 を いただけ たら と 思い ます 。 是非 とも 適切 に 御 対応 いただき たい の と 、 まあ シーレーン 、 もちろん 日本 は ほとんど 輸入 する 国 です から 、 しっかり と そこ も 守っ て いただき たい と 思い ます 。   国家 防衛 戦略 に は 、 国家 の 意思 決定 過程 が 不透明 で あれ ば 、 脅威 が 顕在 化 する 素地 が 常に 存在 する 、 この よう な 国 から 自国 を 守る ため に は 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 は 困難 で ある と 認識 さ せる 抑止 力 が 必要 で あり 、 相手 の 能力 に 着目 し た 自ら の 能力 、 すなわち 防衛 力 を 構築 し 、 相手 に 侵略 する 意思 を 抱か せ ない よう に する 必要 が ある と の 記述 が あり ます が 、 これ は 、 平成 二 十 三 年版 防衛 白書 に は 、 東西 冷戦 時代 の よう な 敵 味方 の 対峙 構造 を 前提 と し 、 我が国 に対する 軍事 的 脅威 に 直接 対抗 する 、 いわゆる 脅威 対抗 の 考え方 に は 立た ない という 記述 が ある ん です が 、 この 国家 防衛 戦略 に 基づく 今後 の 防衛 力 整備 は 、 我が国 に対し 侵略 を 行う こと の できる 軍事 力 、 軍事 能力 に のみ 着目 し 、 これ を もっ て 脅威 と みなし 、 この よう な 軍事 的 脅威 に 対応 できる 防衛 力 を 整備 する 考え方 で ある 脅威 対抗 の 考え方 に 立つ の か どう か 、 浜田 防衛 大臣 に 御 見解 を 伺い ます 。 基本 的 な 防衛 戦略 は 民主党 政権 時代 も 今 も 変わっ て い ない という こと で 理解 を いたし まし た 。   国家 防衛 戦略 について 、 今後 、 インド 太平洋 地域 、 とりわけ 東アジア において 、 戦後 の 安定 し た 国際 秩序 の 根幹 を 揺るがし かね ない 深刻 な 事態 が 発生 する 可能 性 が 排除 さ れ ない と 記載 さ れ て い ます が 、 これ は 冷戦 期 に 懸念 さ れ て い た よう な 主要 国 間 の 大 規模 武力 紛争 の 可能 性 が 排除 さ れ ない という こと を 意味 し て いる の か どう か という こと 、 国家 防衛 戦略 に 基づく 相手 の 能力 に 着目 し た 防衛 力 の 構築 は どの 程度 の 規模 の 侵略 に対して 備え を 行お う と する もの で ある の か 、 防衛 大臣 に 伺い ます 。 時間 と なり まし た ので これ で 終わり ます が 、 先 ほど 松川 先生 が 日 韓 関係 について は 質問 さ れ て い まし た ので 、 今回 私 は 省き たい と 思い ます 。   どうも ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   午前 中 最後 の 質疑 者 で ござい ます ので 、 もう しばらく 御 辛抱 賜り たい と 思い ます 。   大臣 、 自民党 という の は 今 衆参 で 三 百 八 十 三 人 も いらっしゃっ て 、 支持 率 が 四 〇 ポイント 、 参議院 だけ でも 百 二 十 人 いる ん です ね 。 我が 国民 民主党 は 二 十 人 しか い ない ん です 。 参議院 十 人 です から 、 全然 規模 も 支持 率 も 違う ん です けれども 、 何と 十 代 、 二 十 代 の 支持 率 が 最も 高い 政党 という の は 実は 国民 民主党 な ん です ね 。 若者 から すごい 人気 が ある ん です 。 です から 、 あと 三 十 年 たっ て この 若者 が 成長 し て いく と 、 うち が 恐らく 与党 第 一 党 に なる ん です けど 、 玉木 も 私 も 八 十 歳 に なる ので もう少し 急ぎ たい と 思い ます けれども 、 実は 、 大変 多く の 十 代 、 二 十 代 の 若者 が この 質問 を ネット や ユーチューブ で 見 て くれ て いる ん です ね 。 で 、 物すごい フィードバック が ある ん です 。   今日 、 防衛 三 文書 、 これから の 若人 たち に も とても 大事 な 問題 です ので 、 少し 基本 的 な こと を 質問 し たい と 思い ます ので 、 是非 御 答弁 を 賜り たい と 思い ます 。   つい 先日 退官 さ れ た 私 が 最も 尊敬 する 官僚 の お 一 人 で あっ た ある 方 が 、 防衛 三 文書 に対して こんな こと を おっしゃい まし た 。 この 三 文書 の 大きな 成果 という の は 、 日本 を 守る ため に 、 防衛 と 外交 だけ で は なく 、 外交 だけ で は なく 、 省庁 横断 的 で 総合 的 な 活力 を 、 総合 的 な 国力 を 活用 する ところ に ある と おっしゃい まし た 。 全く その とおり だ と 思い ます 。 そういった 意味 で も 、 この 三 文書 という の は 、 我が国 の 安全 保障 の 歴史 的 大 転換 で あり まし て 、 まさに これから の 日本 を 担う 若者 たち にとって も 大変 重要 な もの だ と 思っ て い ます 。   そこで まず 、 基本 的 な 質問 一 で ござい ます が 、 今回 これ だけ の 大 転換 で あり ながら 、 日 米 ガイドライン の 見直し を 行っ て おり ませ ん 。 この 行わ ない 理由 です ね 、 なぜ 見直し を し ない の か 、 お 答え 願い たい と 思い ます 。 必要 性 が ない と おっしゃい まし た けれども 、 時間 的 な 理由 な の か 、 今後 、 日 米 ガイドライン という の は どう なっ て いく ん でしょ う か 。 時間 を 掛け て です ね 、 つまり は 、 相当 これ 、 日 米 両国 の 国民 のみ なら ず 、 周辺 国 へ 対し て の アカウンタビリティー 考え て も 、 ガイドライン の 作成 を する こと は 私 は ベター だ と 思う ん です けれども 、 今後 、 ガイドライン という の は どう なっ て いく 可能 性 が ある ん でしょ う か 。 不断 に 是非 検討 し て いただき たい と 思い ます 。   二 〇 一 五 年 の 改定 以来 、 やはり 大きな 変化 が あっ た と 思い ます し 、 無論 、 二 〇 一 五 年 の 改定 の 背景 も 、 中国 の 海洋 進出 で ある とか 、 米国 の 東アジア へ の コミットメント が 主 な ポイント で ござい まし た が 、 実は この 一 五 年 の ガイドライン 策定 時 の 反省 点 の 一つ が 、 日 米 間 の 中国 に対する 認識 の ずれ が 若干 あっ た と 記憶 を し て いる ところ で ござい ます 。 当時 の 国防 次官補 、 米国 の です ね 、 デビッド・シアー も その 旨 の 指摘 を さ れ て い ます し 、 日本 の 国家 安全 保障 局 次長 の 兼 原信 克 さん も 、 中国 を 踏まえ た 戦略 の すり合わせ が 不十分 で あっ た という ふう に 実際 発言 を さ れ て い ます 。   いわゆる 日 米 で 積み上げ て き た RMC の 議論 です ね 、 ルール 、 ミッション 、 ケーパビリティー 、 役割 、 能力 、 任務 です けれども 、 おおむね 二 十 年間 、 地道 に この 議論 を 積み上げ て まいり まし た し 、 こう いっ た もの を 具現 化 し て いく ため に も 、 私 は 新た な 指針 を 示す こと も 一つ の 選択肢 で は ない か と 思い ます が 、 他方 、 相当 時間 掛かり ます し 、 エネルギー も 掛かり ます し 、 政治 的 な コスト が 相当 掛かる と 思い ます し 、 強い リーダーシップ も 必要 だ と 思い ます 。   で ある なら ば 、 二 〇 〇 五 年 の 当時 やっ た よう な 中間 報告 的 な 何 か を 日 米 2 プラス 2 の 際 に 示す という の も 一つ の 選択肢 で は ない か と 考える ん です けれども 、 大臣 の 御 認識 を お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   今回 の 防衛 三 文書 の 勘どころ の 一つ が 、 いわゆる 統合 抑止 という もの だ と 思い ます 。 米国 から 新た に 出 て き た 基本 戦略 で あり ます けれども 、 大変 これ に対する 御 質問 も 多く あり まし て 、 日 米 で 進む 外交 ・ 安全 保障 の 今後 の キーワード で あり ます この 統合 抑止 について 、 若い 国民 に 分かり やすく 御 説明 願える でしょ う か 。 増田 防 政局 長 、 大変 分かり やすく 丁寧 な 御 答弁 ありがとう ござい まし た 。   この 統合 抑止 を 見据え た 自衛隊 組織 の 見直し という の も 今後 重要 に なっ て くる ん だろ う と 思い ます 。 例えば 、 米国 が 参加 する NATO で ある とか 米 韓 同盟 に は 最高 司令 部 や 連合 司令 部 が あり 、 実質 トップ は 米 軍 の 司令 官 に なっ て いる ん です けれども 、 日 米 間 に は こう いっ た もの が なく 、 指揮 が 別々 に なっ て い ます 。   東日本 大震災 の 際 も そう でし た が 、 危機 に なる と 、 今 、 幕 の トップ で ある 統合 幕僚 長 という の は 大変 様々 な 仕事 に 追わ れ ます 。 私 が 防衛 副 大臣 の 当時 、 そして その後 も 、 折木 良一 統幕 長 から 様々 な 御 指導 賜り 、 また 当時 の 岩田 陸 幕 長等 から も 幕 の 考え方 について 様々 御 指導 賜り まし て 、 大変 勉強 に なり まし た 。   その とき 、 やっぱり 統幕 長 は 、 有事 の 際 に 、 陸海空 三 自衛隊 の 統括 を する と 同時に 、 首相 官邸 で ある とか 防衛 大臣 へ の 説明 、 さらに は 日 米 、 在日 米 軍 や インド 太平洋軍 司令 と の 調整 等々 、 こう いっ た 三つ の 大きな 仕事 を 同時に こなさ なけれ ば なら ない という こと で 、 極めて 非 現実 と いう か 、 折木 さん の よう な 立派 な 方 でも です よ 、 相当 御 苦労 さ れ て い た と 覚え て い ます 。   やはり 、 今後 、 この 統合 司令 部 という の を つくっ て 米 軍 と の 窓口 を 担う 統合 司令 官 という の を 据える 方向 だ と 聞い て い ます けれども 、 その 辺 について 御 説明 願い たい と 思い ます 。 時期 と 同時に 、 場所 も とても 大事 だ と 思い ます ので 、 しっかり と 省内 で 議論 し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 自衛隊 の 施設 について お 伺い し たい と 思い ます が 、 一部 報道 に より ます と 、 全国 の 自衛隊 施設 の 八 割 近く が ミサイル へ の 防御 性能 が 不十分 で 、 全体 の 四 割 の 施設 が 現行 の 耐震 基準 を 満たし て い ない という 報道 が ござい まし た 。   現状 は どう なっ て いる の か 、 そして 、 今後 これ を どの よう な スケジュール で 強靱 化 図っ て いく の か 、 御 答弁 願い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   耐震 や 防御 性能 も 大事 な ん です が 、 是非 、 現実 的 な 有事 考える と 、 建物 の 気密 性 です ね 、 NBC 兵器 で ある とか 化学 物質 の 流入 に 耐え 得る よう な 施設 も 大事 でしょ う し 、 耐震 を しっかり し て も 建物 が 密集 し て いる と 被害 が 同時に 受ける とか 、 分散 化 と 逆 に 集約 化 とか 様々 な 課題 も ある と 思い ます ので 、 その 点 について 答弁 願い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   最後 に 、 細かい 話 です けれども 、 大事 な 指摘 を 幾つ か し たい と 思い ます 。 エアコン と トイレットペーパー と 高速 道路 料金 の 話 です 。   実は 、 寒冷 地 や 標高 の 高い レーダー サイト の 宿舎 等 は これ エアコン を 設置 し ない という 基準 だっ た ん です けれども 、 二 〇 二 二 年 三月 に 隊員 が 生活 する 隊舎 を 冷暖房 設置 という 設備 に 変え て いただき まし た 。 ありがとう ござい ます 。   そして 、 トイレットペーパー です けれども 、 安倍 総理 の とき 、 二 〇 一 八 年 の 調査 で 、 トイレットペーパー を 自腹 で 購入 し て い た 隊員 が 一 三 ・ 六 % も い た という の が 委員 会 で あり まし て 、 当時 の 総理 が 直ちに 改善 さ せる と 言っ た ん です けど 、 結局 自腹 が なくなっ た の は 二 年 後 の 後半 でし た 。 二 〇 二 〇 年 の 後半 でし た 。   そして 、 これ も 、 この 委員 会 で も 同僚 委員 から 指摘 が あり まし た が 、 高速 道路 料金 です 。 日米地位協定 で 米 軍 は 支払 が 免除 さ れ て いる ん です が 、 自衛隊 は 違い ます 。 予算 が 限ら れ て いる ので 、 下道 で 行っ たり 、 一般 道 を 通っ たり 、 目的 地 の インターチェンジ の 手前 で 降り て 節約 し たり 、 いろんな 工夫 し て いる ん です ね 。   この 防衛 三 文書 で 、 スタンドオフミサイル で ある とか 艦船 で ある とか 戦闘 機 で ある とか 、 いろんな 議論 が あり ます が 、 まあ フロント も 大事 です けれども 、 やはり こう いっ た 人 に関する 問題 、 先 ほど 佐藤 委員 も 士 の 充足 率 の 話 を さ れ まし た が 、 人 を 大事 に する 、 隊員 を 大事 に する って とても 大事 だ と 思い ます 。   是非 、 そういった 環境 を 整え て いっ て ほしい と 思い ます し 、 ここ に こそ しっかり と 人 を 強化 する の が 最大 の 我が国 の 防衛 基盤 だ と 思い ます し 、 かつて も 新聞 で あっ た の が 、 パン と 納豆 を 多め に 食べ て 注意 を さ れ た という 記事 も あり まし た が 、 いろいろ あっ た ん だろ う と 思い ます けれども 、 知ら ない 人 が そういう 記事 だけ を 見る と 、 自衛 官 って 腹いっぱい 食べ られ ない の か という シンプル な 疑問 が 実は 持っ た 方 も いらっしゃる と 思い ます 。   やはり 国防 の 基本 は 人 で ござい ます ので 、 大臣 以下 、 現場 の 自衛 官 が 本当に 命 を 賭し て 頑張っ て くれ て いる わけ です から 、 そういった 環境 を 是非 整え て いただき たい と 思い ます が 、 大臣 の 決意 を 最後 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   本日 、 午前 中 の 議論 拝聴 いたし まし て も 、 なかなか 様々 な ところ で 脅威 という 言葉 が やはり 議論 を さ れ て おり まし た 。 これ 、 昨年 の 防衛 三 文書 の 与党 協議 の 中 でも 、 特に 議論 の 序盤 において 、 何 を もっ て 脅威 と する の か という こと が 盛ん に 議論 さ れ た という ふう に お 伺い を し て おり ます 。   最近 私 も 、 この 国家 安全 保障 戦略 を 始め 日本 の 防衛 三 文書 以外 に 、 海外 の いわゆる 同様 の 国家 防衛 戦略 に 当たる もの 、 安全 保障 戦略 に 当たる もの を 時々 読む よう に し て いる ん です けれども 、 改めて と いう か 、 当たり前 の こと な ん です けれども 、 割 と 同じ よう な 章 立て で 同じ よう な 書き 順 で 書い て ある もん だ な と いう こと を ちょっと 思い ながら 読ま せ て いただい て い ます 。 特に 最初 の 方 に 、 やはり その 国 にとって の そもそも 安全 保障 環境 って 今 どういう もの で 、 何 が 脅威 な の か という こと が やっぱり 書い て ある わけ で あり ます 。   そういう こと を 考え ます と 、 これ やはり 、 今回 の 三 文書 の 議論 という の は 、 日本 にとって の 脅威 は 何 か という こと と 同時に 、 これ 、 日本 が こう やっ て 今 例えば 防衛 費 を 上げよ う と し て いる 、 あるいは 三 文書 を 改定 し て いる という こと が 他国 にとって どう 映る の か という 視点 は 、 やっぱり 忘れ て は いけ ない 視点 な ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。 端的 に 言う と 、 日本 が 他国 の 脅威 に なっ て は 当然 いけ ない わけ で あり ます 。   この こと 自体 は 、 国家 安全 保障 戦略 の 中 に も 、 基本 的 な 原則 という ところ に 明記 を し て あり ます 。 平和 国家 として 、 専守防衛 に 徹し 、 他国 に 脅威 を 与える よう な 軍事 大国 と は なら ず 、 非核 三 原則 を 堅持 する と の 基本 方針 は 今後 も 変わら ない と 、 こう 書い て ある わけ で あり ます 。 ここ に しっかり 明記 を し て ある という こと と 同時に 、 これ 、 今後 の 日本 の 振る舞い 、 外交 ・ 安全 保障 の 様々 な 取組 の 中 で 、 これ を しっかり と やはり 海外 の 国 に対して も 発信 を し て いか なけれ ば いけ ない ん だろ う と 思っ て おり ます 。   従来 から 、 日本 が いわゆる 何 を もっ て 脅威 と する の か という 議論 の とき に 必ず 、 意思 と 能力 という この 二つ の 観点 から 、 二 軸 で 検討 さ れ て き た と 思っ て おり ます 。 そういう 意味 で いき ます と 、 外務省 、 外交 の 部分 が 主 に 担っ て いる 意思 という ところ と 、 それから 防衛 省 が 担っ て いる 能力 の 部分 です ね 、 この 二つ の 観点 から 、 まず 最初 の 問い として 、 日本 が 他国 の 脅威 と なら ない ん だ という こと 、 林 大臣 、 そして 浜田 防衛 大臣 に それぞれ お 伺い を し て いき たい と 思い ます 。 両 大臣 から 大変 明快 な 答弁 を いただい た と 思っ て おり ます 。   先 ほど 、 海外 の いわゆる 安全 保障 戦略 について という こと で 少し 触れ させ て いただき まし た が 、 これ 、 前回 の 円滑 化 協定 の とき に も 、 私 、 英国 の 安全 保障 、 防衛 、 外交 政策 等 に関する 統合 レビュー について 少し 触れ させ て いただき まし た 。 あの 中 でも 、 要は インド 太平洋 へ の 傾斜 という こと を 英国 が 明記 を し て き た という こと を 触れ た わけ で あり ます けれども 、 今日 ちょっと 言い たい の は 、 実は そういった 方針 を 示し て いる の は 英国 だけ で は ない わけ で あり まし て 、 近年 です と 、 フランス 、 ドイツ 、 オランダ 、 こう いっ た EU の 諸国 が 同様 の 関与 を 表明 し て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 これ ちょっと 外務省 に 確認 を さ せ て いただき たい ん です が 、 インド 太平洋 地域 に対する 世界 的 な 関心 の 高まり について の 政府 の 認識 を お 示し いただき たい と 思い ます 。 改めて 、 今 、 世界 が 、 新た な 世界 の 重心 という 意味 で この インド 太平洋 という もの に 大変 着目 を し て いる 。 元々 は 、 そもそも は 、 多く の 国 にとって 認識 は インド洋 と 太平洋 って 別物 だっ た わけ で あり ます けれども 、 そこ を 一つ の コンセプト で つない だ FOIP という もの の 価値 という もの が 実は 国内 で も なかなか 理解 さ れ て い ない ん じゃ ない か な という 認識 を 持っ て おり ます 。   世界中 が 今 注目 を し て い て 、 そして その 関与 を 強め た がっ て いる 。 その いろんな 背景 の 中 に は 、 当然 、 今後 経済 的 な 繁栄 の 中心 に この 地域 が なる だろ う という 、 そういった もくろみ も ある と 思い ます し 、 ただ 一方 で 、 成り行き に 任せ て おく と 、 もしか する と 次 の 世界 の 火薬 庫 に なる かも しれ ない という 、 そういう 認識 も 恐らく 働い て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。   改めて 、 この 中 に あっ て 、 この インド洋 と 太平洋 、 二つ の 地域 を 一つ の コンセプト で 示し 、 そこ に 通 底 し て いる 考え方 、 法 の 支配 です とか 、 航行 の 自由 です とか 、 様々 そういった もの を 示し ながら この 地域 の 発展 の コンセプト という もの を 示し て いる こと の 価値 という の は 非常 に 大きい ん だろ う と 思っ て い ます 。 もっと もっと 、 実は 日本 が その こと を 意識 的 に 自覚 を し て 今後 この 地域 に 関わっ て いか なけれ ば いけ ない ん だろ う という こと を 思う わけ で あり ます 。   そういう 中 で 、 今日 ちょっと 幾つ か の 問い を これから も また お 伺い する ん です が 、 一つ の コンセプト として 、 これ は 多分 安全 保障 なんか の プロ の 方 は 使わ ない 言葉 な の かも しれ ませ ん が 、 防衛 外交 という 観点 から 少し お 伺い を し て いき たい と 思っ て い ます 。   これ 、 一部 の 識者 の 方 が その 定義 を いろいろ さ れ て いる ん です けれども 、 簡単 に 言う と 、 平時 において 軍事 アセット を 協調 的 な 活動 に 用い て 行う 外交 、 これ を 防衛 外交 だ という こと を おっしゃっ て い まし て 、 その 重要 性 という こと を 最近 指摘 を さ れ て おり ます 。   例えば 、 報道 等 で 、 例えば 軍隊 です とか あるいは 自衛隊 、 こう いっ た ところ の 海外 における 活動 等 を 、 これ 断片 的 に は いろいろ 報道 さ れる わけ です ね 、 ある 国 の 空母 が 日本 に 寄港 し まし た よ とか 、 自衛隊 が アデン 湾 で 海賊 対処 し て い ます よ とか 、 共同 訓練 を どこ どこ でし まし た みたい な こと は ある ん です けど 、 なかなか この 切れ端 切れ端 の 情報 の 中 で 、 それ が 持つ 意味 という こと について 一貫 し た ストーリー が 伝わっ て い ない ん だろ う と 。 いわゆる 何 の ため に やっ て いる ん だろ う という こと が 、 何 か あっ た とき の ため の 訓練 でしょ ぐらい な こと は 何となく 分かる ん です けれども 、 その 自衛隊 が 例えば 海外 に 出 て いっ た とき に そこ に は どういう 意図 が ある の か 、 どんな 意義 が ある の か という こと は 、 実は もっと もっと これ 国内 に 向け て も 発信 を さ れ て いか なけれ ば いけ ない ん だろ う と 思っ て い ます 。   ちょっと そういった 意味 で いく と 、 一義的 に 定義 が 決まっ て いる わけ じゃ ない ん です けれども 、 日本 の 防衛 当局 として 、 この インド 太平洋 地域 において 外交 、 防衛 に どう 取り組ん で いる の か という こと を 少し お 聞か せ いただけ たら と 思い ます 。 今 答弁 の 中 でも 、 この 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 という こと で 答弁 いただい た わけ で あり ます が 、 国家 防衛 戦略 の 中 に も 三つ の 防衛 目標 という こと が 明示 を さ れ て おり まし て 、 その 第 一 は 、 力 による 一方 的 な 現状 変更 を 許容 し ない 安全 保障 環境 を 創出 を する という こと で あり まし た 。 当然 、 何 か あっ た とき に どう 対処 し て いく の か という こと が 極めて 重要 な ん です が 、 そもそも そういった こと を 起こさ せ ない 、 今 の この 平和 の 状況 という もの を いかに 維持 し て いく の か という こと が まずは 第 一 に 掲げ られ て いる わけ で あり ます 。   この 例えば 防衛 外交 という もの について も 、 識者 の 方 の 整理 に よる と 例えば 六つ ぐらい 目的 が ある ん だ という ふう に なっ て おり まし て 、 それ は 、 その 紛争 予防 と 危機 管理 という こと です とか 、 地域 の 安定 化 に 向け た 能力 向上 みたい な こと も あれ ば 、 アクセス や プレゼンス の 確保 みたい な こと も ある わけ で あり ます 。 ちょっと 今日 全部 は 説明 し 切れ ない ん です が 、 例えば 先般 の 南 スーダン における 邦人 の 退避 、 これ は 結局 の ところ 、 この 海賊 対処 の 拠点 として ジブチ に 自衛隊 が アクセス を 持っ て い た という こと が 極めて 有効 に 効い た 好例 な ん だろ う と 思っ て い ます 。   こういう こと 一つ 取っ て も 、 なかなか その ふだん の 海賊 対処 の ため に 行っ て い ます よ という 話 と 今回 の 邦人 退避 に つながっ た という こと が 一貫 性 を 持っ て やっぱり 理解 を さ れ て い ない な という ふう に 感じる わけ で あり まし て 、 そういった 観点 から 、 引き続き 、 是非 これ 、 防衛 省 として 取り組ん で いる 様々 な 平時 における 防衛 アセット を 用い た 外交 という こと 、 この 意義 という もの を しっかり 発信 を し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   これ に 関連 し て なん です けれども 、 四月 五 日 に 、 政府 は 、 開発 途上 国 に対して 防衛 装備 品 など を 提供 する 新た な 枠組み で あり ます 政府 安全 保障 能力 強化 支援 、 いわゆる OSA です ね 、 この 導入 を 決め られ た わけ で あり ます 。   これ も なかなか 、 ODA と どう 違う ん だ とか 、 ある 意味 入口 の ところ で 議論 が 止まっ て しまっ て いる 感じ が する ん です が 、 防衛 外交 という 観点 から も 、 それから 先 ほど の 防衛 三 文書 の 中 で 確認 を さ れ た 地域 の 平和 と 安定 に 資する 取組 という 意味 で も 極めて 重要 な 取組 だ と 思っ て い ます 。 もっと これ が いろんな 角度 から 検討 さ れ なけれ ば いけ ない という ふう に 思っ て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 林 大臣 に 、 今回 、 この OSA を 新設 する 意義 と 、 この 協力 の 概要 について 分かり やすく 御 説明 いただけ たら と 思い ます 。 今日 細かい ところ まで なかなか 議論 は でき ない ん です が 、 今 大臣 から おっしゃっ て いただい た よう に 、 また 提供 先 の 選定 も 含め て 、 基本 的 に は 厳しい 基準 を 設け た という ふう に 認識 を し て おり ます 。 この 相手 国 に対して 、 民主 化 の 定着 度合い です とか 、 法 の 支配 、 基本 的 人権 の 尊重 の 状況 等 、 様々 一つ 一つ 、 やはり これ は 国民 の 皆さん に も 国際 社会 から も 納得 し て いただける よう な 、 そういう 基準 の 下 で なさ れる もの だ という こと は 、 これ も ある 意味 重ね て しっかり と 説明 を 尽くし て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   そして 、 今回 、 次 の 問い に も これ またがる ところ な ん です けれども 、 この OSA の 提供 自体 は 、 防衛 装備 移転 三 原則 及び その 運用 方針 の 枠 内 で 協力 を 実施 を する という こと に なっ た わけ で あり ます 。   そこで 、 これ 内閣 官房 に お 伺い を し て おき たい と 思う ん です けれども 、 現在 、 この 防衛 装備 移転 三 原則 の 運用 指針 の 見直し の 議論 という の が 与党 内 で 行わ れ て いる と 。 なかなか その 議論 の 内容 について は 、 午前 中 の 答弁 で も ちょっと タッチ を し ない という か 、 踏み込ん だ 形 の 答弁 で なかっ た わけ で あり ます が 。   これ 、 改めて 国家 安全 保障 戦略 に どう 書か れ て いる か という の を 確認 さ せ て いただき ます と 、 三つ の 原則 そのもの は 維持 し つつ 、 防衛 装備 移転 の 必要 性 、 要件 、 関連 手続 の 透明 性 の 確保 等 について 十分 に 検討 する と さ れ て いる ん です ね 。 要は 、 ここ が ちょっと やっぱり 分かり にくい ところ で あり まし て 、 三 原則 は 維持 し つつ 、 運用 指針 は 見直す と し た 、 この こと の 意味合い が ちょっと なかなか 分かり にくい ところ が ある ので 、 改めて 御 説明 いただき たい と 思い ます 。 様々 な 論点 が ある という ふう に も 承知 を し て おり ます 。   今 、 例えば 一つ の 例 として 引い て いただい た 共同 開発 の こと に つき まし て も 、 そもそも これ 三 原則 作っ た とき に も 、 この 共同 開発 を し た もの を どう 出し て いく の か という こと は 、 非常 に これ 念頭 に 置か れ て 作ら れ た わけ で あり ます けれども 、 結果 として 、 これ まで の ところ フィリピン に レーダー を 一 件 出し た だけ だ と 。 なかなか その 見込ん だ もの も 含め て 得 られ て い ない 。 課題 が ある の も よく 分かり ます ので 、 しっかり と 議論 尽くし て いただき たい な という ふう に 思っ て おり ます 。   同時に 、 今 特に 一方 的 に 侵略 を 受け た ウクライナ に対して 何らかの 支援 を し て あげ たい という の は 、 恐らく これ 国民 の 総意 と 言っ て も いい よう な 思い な ん だろ う と 思っ て おり ます 。   一方 で 、 殺傷 能力 の ある 兵器 という こと を 他 の 欧米 の 国 と 同じ よう に 出し て いく という こと が 、 果たして 国民 の 皆さん の 認識 と 、 そのもの と 合っ て いく の か どう か 、 この 視点 という の を 忘れ て は いけ ない ん だろ う という こと だけ は 申し 添え て おき たい と 思っ て おり ます 。   時間 も 押し て おり ます ので 次 の 質問 に 移り たい と 思い ます が 、 四月 の 十 七 日 です ね 、 第 十 二 回 の 日 韓 の 安全 保障 対話 が 五 年 ぶり に 開催 を さ れ まし た 。 これ も 防衛 外交 の 一環 で ある という ふう に 思っ て おり ます けれども 、 この 安全 保障 協力 の 基盤 と なる GSOMIA の 運用 正常 化 に も 合意 を 見る こと が でき まし た し 、 あるいは 、 本日 の 読売新聞 の 一 面 なんか に も 、 日 韓 で レーダー システム の 接続 、 六月 初旬 に も 日 米 韓 で 合意 できる ん じゃ ない か みたい な こと の 記事 が 出 て い た わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 、 核 と 弾道 ミサイル 開発 に 邁進 を いたし ます 北朝鮮 の 脅威 に 備える という 意味 で も 、 速やか に 日 韓 、 そして 日 米 韓 の 安全 保障 協力 、 しっかり 着実 に 進め て いただき たい と 思っ て おり ます 。 浜田 大臣 に お 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。 ちょうど 岸田 総理 による シャトル 外交 も 始まっ た わけ で あり ます 。 なかなか 、 これ まで も 日 韓 の 関係 という の は どうしても 歴史 の 問題 を 引きずる という こと で 、 進ん だ か な と 思う と 韓国 国内 の 世論 に 押し戻さ れ て しまう みたい な こと が 多々 あっ た わけ で あり ます けれども 、 改めて この 大事 な とき に 、 この 日 韓 の 連携 という もの が 、 いろいろ な この いわゆる 両 国内 の 世論 等 も 、 波 等 も ある と は 思う ん です けれども 、 この 中 で しっかり と 今 強固 な もの に つくり上げ なけれ ば いけ ない 、 そういう 重要 な タイミング に 来 て いる という ふう に 思っ て おり ます 。   しっかり と 日 米 韓 、 対話 を 進め て いただき ます よう に 浜田 大臣 に 御 期待 申し上げ まし て 、 ちょっと 早い です けれども 、 ちょうど いい 切り か と 思い ます ので 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   まず 、 林 大臣 、 ゴールデンウイーク 中 、 お忙しい 中 、 中南米 訪問 、 本当に ありがとう ござい まし た 。 この よう な 短期間 の 間 に 二 度 中南米 に 行っ て いただく 、 グローバル サウス に対する 重視 という 点 で は 非常 に 印象深い 外遊 で あっ た ん じゃ ない か と 思い ます 。 今日 は 一般 質疑 で は ない ので 、 是非 、 一般 質疑 の 際 に しっかり と その 辺り お話 を 伺い たい と 思い まし て 、 おり ます 。   本日 は 、 外交 で は なく て 防衛 に関して 、 防衛 の 抜本 的 な 強化 の ため の 財源 の 確保 について 集中 し て お話 を お 伺い し て いき たい と 思っ て おり ます 。   我が 党 として は 、 四 十 ・ 五 兆 円 の この 防衛 力 の 整備 の ため の 財源 、 これ を 歳出 改革 、 抜本 的 な 歳出 改革 によって できる 限り 財源 を 捻出 し て いく と 、 この 時点 で 、 もう 既に 令 和 九 年度 の 時点 で 税制 措置 を 想定 し て いる という こと は 、 歳出 改革 が 十分 いか ない という 、 弱腰 という ん でしょ う か 、 徹底 し て やる ぞ という 意欲 を もう 既に ここ の 時点 で 引い て しまっ て いる ん じゃ ない か 、 その よう な 印象 を 受け て おり ます 。 そういう 点 で 、 どの よう に し て この 財源 確保 を し て いく の か という こと を ちょっと 今日 は 細かく 見 て いき たい と 思っ て おり ます 。   資料 一 を 御覧 いただき たい と 思い ます が 、 これ は 、 我々 、 皆 よく 見 させ て いただい て いる 資料 で ござい ます けれども 、 こちら の 方 で 、 歳出 改革 、 令 和 九 年度 の 段階 で は 一 兆 円 、 そして 今年度 、 令 和 五 年度 の 予算 として は 二 千 億 円 の 歳出 削減 を 計上 し 、 また 目標 として おら れ ます けれども 、 その 内訳 は どの よう に なっ て いる ん でしょ う か 。 御 回答 ありがとう ござい ます 。   資料 の 二 を 御覧 いただき ます と 、 今 の 御 説明 の 内容 が こちら に 書い て ある わけ です 。   恩給 関係 費 、 これ は まさに 自然 減 と 言える 歳出 削減 で あり ます し 、 エネルギー 対策 費 に関して も それぞれ の 機構 さん から の 国庫 納付 金 が 非常 に あっ た という 、 それ を 回し て いる と 。 言い換える と 、 努力 し ない 歳出 が 削減 さ れ た と 言わ れる もの を 集め た だけ に しか 見え ない わけ です ね 。 抜本 的 に 歳出 を 削減 し て 捻出 し て 、 それ を 防衛 費 に 充てる という 、 その よう な 努力 で は ない よう に 見える わけ です 。 これ で は 、 今後 、 毎年 二 千 億 円 ずつ プラスアルファ 、 プラスアルファ として 歳出 削減 を し て いく 、 その こと も 限界 が ある ん じゃ ない か 、 絞れる 雑巾 も もう 絞れ なく なっ て くる 、 そして 本当に 必要 な 財源 に 、 支出 に対して も 縛り が 掛かる って 、 これ は いかが な もの か と 考え て おり ます 。   やはり 抜本 的 な 行財政 改革 が 必要 だ と 考え ます が 、 御 意見 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   最大限 の 行財政 改革 に 努力 する 、 その 言葉 、 非常 に 心強く 感じ て おり ます 。   ただ 、 今 の 財務省 主導 の 歳出 削減 、 つまり 毎年 毎年 二 千 億 円 の マイナス シーリング を 掛け て 満遍なく あちこち から お金 を 集め て いく 、 これ は やはり 限界 が ある 。 まあ 今年 は 出せ た 、 来年 は もっと 厳しく 、 更に 次 の 年 は 厳しく なっ て いく こと が 考え られ ます ので 、 抜本 的 な 行財政 改革 が 必要 な ん じゃ ない か と 考え て おり ます 。   我が 党 は 、 歳入 庁 、 つまり 国税庁 と 年金 保険 機構 の 保険 料 の 徴収 部門 を 統合 する 、 その よう な 、 行政 の 中 で 類似 、 重複 する 、 その よう な 機関 を 統合 し 整理 する こと で 歳出 を 削減 し て いく 、 その よう な 提案 を さ せ て いただい て おり ます 。   衆議院 の 方 で この 歳入 庁 について 御 質問 を さ せ て いただい た 際 に は 、 答弁 としまして は 、 業務 に対して 十分 な 公務員 数 を 手当て する こと が 行政 改革 の 取組 に 逆行 する と 、 言わば 、 国税庁 は 公務員 、 社会保険庁 は 、 ごめんなさい 、 年金 機構 さん は 非 公務員 な ので 、 それ を がっ ちゃんこ し て 二つ の 業務 を しよ う と し たら 公務員 の 数 が 増える 、 これ は 行財政 改革 の 逆行 だ という よう な 答弁 だっ た ん です ね 。   ただ 、 これ は 、 部分 的 に 見れ ば 公務員 は 増え て いる かも しれ ませ ん けれども 、 全体 から 見れ ば 業務 の 統合 による 財政 改革 だ と 思う ん です けれども 、 この よう な 類似 、 重複 する よう な 行政 機関 を 整理 する こと 、 これ もっと もっと 進め て いく べき だ と 思う ん です けれども 、 この 歳入 庁 について 、 もう一度 御 意見 お 聞か せ ください 。 前回 の 議論 は 平成 二 十 五 年 、 つまり 二 〇 一 三 年 な ん です ね 。 その 時点 で 論点 を 整理 し て 、 そこで 思考 を ストップ し て しまっ て いる という の は いかが な もの か と 思い ます 。   今 、 我が国 は デジタルトランスフォーメーション を やろ う と 、 そして マイナンバーカード を 導入 しよ う 、 これ を できるだけ 入れ 込ん で 行財政 改革 を しよ う と し て いる 、 その よう な 時代 に 我々 は いる わけ な ん です 。   でも 、 それ に対して 、 二 〇 一 三 年 で 論点 整理 を し た から もう それ で 結論 が 出 て いる という よう な こと で あっ たら 、 とても 、 先 ほど おっしゃら れ た 最大限 の 行財政 改革 の 努力 と 言え ない ん で は ない か と 私 自身 は 非常 に その 点 は 疑問 に 思い ます 。   そういった 点 に関して も 、 我が 党 として は どんどん この 行財政 改革 、 今日 は 歳入 庁 だけ 話し まし た 。 もっと もっと 、 こども 家庭 庁 で あっ たり いろんな ところ で 行財政 改革 できる ん じゃ ない か と は 思っ て い ます が 、 参 外 防 の 場所 を 使う の は ちょっと よく ない か と 思い ます ので 今日 は ここ まで に し たい と 思い ます が 、 やはり 最大限 の 行財政 改革 を 行う こと によって 、 必要 な 予算 を 削る の で は なく て 、 無駄 な 予算 は どこ に ある の か を 探し て いく 努力 は 国 全体 で 是非 進め て いただき たい 、 その よう に お願い いたし ます 。   税 外 収入 に関して 次に 質問 さ せ て いただき ます が 、 外国 為替 資金 特別 会計 から 三 ・ 一 兆 円 の 繰入れ 、 そして その 一部 を 防衛 力 強化 資金 に 繰り入れる という ふう な 措置 が 今年度 、 今年度 以降 とら れ て いき ます 。   資料 の 三 番 の 二 〇 二 二 年度 末 の 外為 の 貸借 対照 表 を ここ に 入れ まし た が 、 保有 資産 は 百 五 十 八 ・ 二 兆 円 、 年間 収益 は 二 ・ 三 兆 円 、 これ に対して 三 ・ 一 兆 円 の 繰入れ を 今年度 行う と 。 この 算出 根拠 は どこ に ある ん でしょ う か 。 そして 、 これ は 本来 は 為替 相場 の 安定 の 目的 で ある 資金 で 、 これ を 防衛 力 強化 資金 に 繰り入れる という こと は やはり 目的 外 使用 に も なる と 思う ん です が 、 繰 入 額 の 基準 、 幾ら を 毎年 入れ て いく の が 基準 に なっ て いる の か 、 その 辺り を お 聞か せ ください 。 資料 の 四 の ところ を 今 説明 し て いただき まし た けれども 、 通常 は 、 外為 特会 の 剰余 金 は 三 割 が 一般 会計 だ と 、 七 割 は その 積立て の 方 に 回す 。 その 積立て に 回す の に も 根拠 が あっ て 、 その 積立 金 が 十分 ない と 、 為替 、 今年度 は 利益 が 出 まし た けど 、 損益 が 出 た 際 に 特会 自体 の 債務 超過 が 起こり 得る という 、 そういう こと を 避ける ため に 、 三 割 は 必ず プール し て 七 割 、 あっ 、 ごめんなさい 、 三 割 は 一般 財政 に 戻し て 、 七 割 は プール し て いく という 、 そういう 基準 が ある わけ です よ ね 。 それ が 資料 の 四 の 方 に 書か れ て いる わけ です 。   財務省 として は 、 三 割 は 一般 会計 に 、 七 割 は 必ず 、 剰余 金 の 方 は 特会 の 方 に プール し て いく と 。 に も かかわら ず 、 今年度 は その 七 割 も 一般 会計 に 戻す と 。 しかも 、 昨年度 分 だけ じゃ なく て 、 今年度 分 も もう 見込ん で 先行 し て 入れ て いく 。 かなり イレギュラー な 外為 特会 から の 繰入れ が ここ で 決定 さ れ て いる という こと が ここ で 分かる か と 思う ん です 。   実際 に この 外為 特会 の 積立 金 は 保有 外貨 の 三 〇 % に 達し て い ない 段階 の 中 に あっ て 、 どうして この よう な 一般 財源 に これ ほど 繰り入れる こと が できる の か 、 その 点 について 御 説明 いただけ ます でしょ う か 。 時間 が 来 まし た ので これ で 質問 を 終わり ます が 、 今 も 御 説明 あっ た よう に 、 基本 は 三 割 だけ な の が 、 基本 で ない 、 つまり 例外 的 な 措置 を し て いる という 趣旨 だ と 思い ます 。 つまり 、 かなり 無理 を し て 財源 を 捻出 し て おら れる の は 間違い ない と 思う ん です ね 。 これ が いつも いつも 続く わけ で は ない 、 この 税 外 収入 が 来年度 、 再来 年度 同じ よう に 外為 特会 から 入る と は 全く 想定 は でき ない わけ です 。 ほか に も 、 剰余 金 、 ごめんなさい 、 今日 は 質問 でき なかっ た です が 、 決算 剰余 金 を 活用 する で ある とか 、 かなり 財源 の 算出 方法 として は 無理 を 重ね た もの という ふう に 印象 を 受け て おり ます 。   是非 こう いっ た こと の ない よう に 、 歳出 削減 に対して 、 最大限 の 行財政 改革 に 伴う 歳出 削減 、 抜本 的 な 歳出 削減 を 目指し て いただき たい 、 その こと を お願い し て 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 音喜多 駿 です 。   議題 に あり ます いわゆる 防衛 三 文書 について 、 私 から は サイバー 防衛 について 質問 を いたし ます 。   政府 が 昨年 十二月 に 決定 し た 新た な 国家 安全 保障 戦略 で は 、 武力 攻撃 に は 至ら ない ものの 、 国 、 重要 インフラ など に対する 安全 保障 上 の 懸念 を 生じ させる 重大 な サイバー 攻撃 の お それ が ある 場合 、 これ を 未然 に 排除 し 、 また 、 この よう な サイバー 攻撃 が 発生 し た 場合 の 被害 の 拡大 を 防止 する ため に 能動 的 サイバー 防御 を 導入 する と 、 能動 的 サイバー 防御 について 初めて 言及 が さ れ まし た 。   その後 、 本年 一月 三 十 一 日 に は 内閣 官房 に サイバー 安全 保障 体制 整備 準備 室 が 設置 さ れ 、 松野 内閣 官房 長官 は 同日 の 記者 会見 で 、 能動 的 サイバー 防御 の 実施 に 向け た 体制 整備 を 進め て いき たい と 述べ て おり ます 。   こうした 能動 的 サイバー 防御 へ の ニーズ や 期待 が 高まる 一方 で 、 攻撃 者 の 情報 を 収集 、 監視 し たり 、 システム に 侵入 し たり する 行為 が 我が国 で は 不正 アクセス 禁止 法 など に 抵触 する お それ が ある という こと も 度々 指摘 を さ れ て いる ところ で あり ます 。 この 点 、 三 文書 発表 前 に 本 委員 会 で 法 改正 の 検討 について 質問 し た ところ 、 大臣 より 、 政府 として あらゆる 選択肢 を 排除 せ ず に 検討 という 力強い お 言葉 は いただき つつ も 、 現時点 で 結論 について 予断 を 持っ て お答え する こと は 困難 という よう な 御 答弁 で ござい まし た 。   改めて 、 この 防衛 三 文書 が 発表 さ れ 、 能動 的 サイバー 防御 という 言葉 が 初めて 盛り込ま れ た こと を 受け 、 実効 性 を 高める ため に も 不正 アクセス 禁止 法 、 不正 電磁 的 記録 罪 の 要件 を 改正 し て 、 自衛隊 へ の 適用 除外 、 これ を 認め られる よう 防衛 省 として 課題 を 整理 し て いく べき で は ない か と 考え ます が 、 大臣 の 意気込み と 現時点 で の 見通し 、 見解 を お 伺い いたし ます 。 今 、 積極 的 に 貢献 という こと で あり ます けれども 、 この 検討 も 期限 を 区切っ て しっかり と 前 に 進める こと 、 そして 、 やはり この 防衛 の 実務 に当たる 防衛 大臣 が リーダーシップ を 取っ て いただく という こと を 是非 お願い し て いき たい という ふう に 思い ます 。   この アクティブサイバーディフェンス 、 能動 的 サイバー 防御 を 実施 する ため に は 、 サイバー 人材 の 確保 や 育成 も 必要 です 。   政府 は 、 防衛 力 整備 計画 において 、 二 〇 二 七 年度 を めど に 自衛隊 サイバー 防衛 隊 等 の サイバー 関連 部隊 を 約 四 千 人 に 拡充 する という こと に し て おり ます が 、 今 民間 企業 において も サイバー 人材 が 不足 を し て いる と 指摘 を さ れる 状況 の 中 で 、 これ どの よう に 能力 が 高い 人材 を 確保 し て いく の でしょ う か 。 特に 、 サイバー 職 に 就業 する 者 にとって 民間 と 比較 し た 場合 に どの よう な 魅力 が ある と 考え 、 どの よう に リーチ を し て 確保 し て いく の か 、 防衛 大臣 の お 考え を 伺い ます 。 柔軟 な 働き 方 という 言及 や 、 あるいは 新た な 人事 制度 という コメント あり まし た けれども 、 まさに 柔軟 な 働き 方 を 認め て いく 、 こういう の 大事 だ と 思い ます し 、 この サイバー 防衛 人材 について は 給与 、 待遇 面 について 民間 に 引け を 取ら ない よう な 魅力 の ある 制度 設計 を し て いただく と 同時に 、 先 ほど 申し上げ た よう に 、 こちら も しっかり 期限 を 区切っ て 早急 に 方針 や 制度 設計 を 出し て いただき たい という ふう に お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 ちょっと 順番 変え まし て 、 まず 外務省 の デジタル 化 について 少し 積み残し が あり ます ので 、 先 に お 伺い さ せ て いただき たい と 思い ます 。   外務省 は 独自 の システム を 使っ て いる 分野 が 多い と も 伺っ て おり ます が 、 その 一つ が 公電 です 。 各 府 省庁 において 、 配付 さ れ た 公電 を 紙 で しか 利用 する こと が でき ず 、 子供 を 育て て いる 職員 も 在宅 勤務 時 など に 柔軟 な 働き 方 を これ によって 阻害 さ れ て いる 現状 が ある とも ヒアリング を し て おり ます 。   そこで 、 この 公電 を 他 府 省庁 が 用いる 場合 、 電子 的 に 閲覧 する こと は 可能 な の か どう か 、 まず これ を 外務省 に お 伺い いたし ます 。 裏 を 返せ ば 一部 以外 認め て い ない という こと だ と 思う ん です よ ね 。   まさに 公電 の よう な 情報 の 秘匿 は 国家 の 信用 に 関わる から 厳重 に 取り扱っ て いる という こと は 理解 を いたし ます 。 ただ 一方 で 、 電子 的 な 配付 や 閲覧 で あれ ば 、 誰 が い つ どの よう に 閲覧 、 転送 し た か 、 これ 追跡 の トラック し て 調査 が 可能 で ある 一方 、 昨今 の 総務 省 の 行政 文書 の 件 を 見る に 、 紙 の 方 が かえって 漏えい に 無防備 で ある という こと も 明らか に なり つつ ある と 思い ます 。   公電 について この 電子 的 な 閲覧 を 全面 的 に 認める こと を 検討 する べき で は ない でしょ う か 。 これ を 外務省 に 確認 いたし ます 。   その 上 で 、 現状 、 現行 の 省庁 間 の 政府 共通 ネットワーク に は セキュリティー 上 の 問題 が あり 公電 の 配信 に 仮に 堪え ない という こと で あれ ば 、 その よう な システム は 全面 的 に 作り直す べき と 考え ます が 、 こちら デジタル 庁 に 伺い ます ので 、 それぞれ 御 答弁 を お願い いたし ます 。 今 御 答弁 聞い て いただい て も お 分かり の とおり 、 各 省庁 が ばらばら の 対応 を し て いる という こと で 、 やっぱり これ 一貫 性 という か 統一 性 が ない と 思う ん です よ ね 。   そうした もの を 一気 通 貫 で デジタル 化 を 進める という こと が 私 は 一つ の デジタル 庁 の 役割 だ と も 思い ます ので 、 この 外務省 さん の 個別 の 取組 という の を 後押し する の は もちろん の こと 、 ある 意味 デジタル 庁 が 部分 部分 は リーダーシップ を 取っ て 全 庁 的 に この デジタル 化 が 進ん で いく よう な 動き を 見せ て いただき たい と 思い ます ので 、 その 点 は 強く 要望 を さ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   この デジタル 化 の メリット は 、 働き 方 だけ で は なく 、 合理 化 、 そして 意思 決定 過程 が 追える 、 見える よう に なる という こと に も あり ます 。 そこで 日々 行わ れ て いる 決裁 について 電子 化 が さ れ て いる こと も 重要 だ と 考え ます 。   以前 、 総務 省 において 各 府 省庁 の 電子 決裁 率 を 計測 し て おり まし た が 、 この 点 、 現在 の 電子 決裁 率 は 外務省 で 調べ て いる でしょ う か 。 この 省内 の 電子 決裁 率 の 現状 について 、 外務省 に お 伺い を いたし ます 。 計測 は し て い ない という こと で 、 おっしゃる とおり 、 全て の 決裁 について 改めて 調べる という こと は 非常 に 困難 で 時間 が 掛かり 過ぎる という こと も 理解 は いたし ます 。 これ 事前 の 結構 レク の とき も 議論 を さ せ て いただき まし た けれども 、 ただ 一方 で 、 この 意思 決定 の 過程 が 電子 化 さ れ て いる という こと が 、 見える の も これ も 重要 で あっ て 、 その ため に やっぱり ある程度 の 外的 な 指標 が ない と なかなか この 目標 に 向かっ て いく の は 難しい という の も また 反面 事実 で ある という ふう に 思い ます 。   そして 、 最後 、 大臣 に も お 伺い し たい ん です が 、 これ どの よう に 電子 決裁 率 、 デジタル 化 の 向上 を 図っ て いく の か 、 林 外務 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 外務省 さん 、 パスポート の 申請 の デジタル 化 や 電子 申請 など 、 積極 的 に 取り組ん で いる 部分 も ある と 思い ます ので 、 是非 一層 の デジタル 化 の 推進 の 方 を お願い し たい という ふう に 思い ます 。   残さ れ た 時間 で 二 問 ぐらい しか 行け ない と 思う ん です が 、 関連 し て この 防衛 省 の デジタル 化 について も お 伺い し たい と 思い ます 。   内閣 官房 が まとめ た 令 和 二 年度 国家 公務員 テレワーク 取組 状況 等 調査 の 結果 概要 、 こちら を 見 ます と 、 防衛 省 は 他 の 省庁 ほど 成績 が 良く なく 、 テレ ワーク の 実施 回数 が 多い 府 省 として は 残念 ながら 言及 が あり ませ ん でし た 。 また 、 自衛隊 の 退職 者 及び 予備 自衛 官 など を 正会員 と する 隊 友 会 等 の 政策 提言 に は 、 この リモート ワーク の 推進 に関する 要望 も 入っ て いる ところ で あり ます 。   以上 の 状況 で 、 防衛 省 は 今後 の テレワーク 推進 を どの よう に 進める お 考え な の か 、 防衛 省 の 見解 を まず お 伺い いたし ます 。 これ しっかり やっ て いただき たい ん です が 、 時間 が ない ので 、 最後 、 一 問 だけ ちょっと 飛ばし て 伺い たい ん です けれども 、 テレ ワーク と 関連 し て 、 生活 環境 改善 、 備品 整備 という 面 において も 、 ネット 環境 の 整備 、 WiFi の 設置 という の は 自衛隊 にとって も 非常 に 重要 だ と 考え て い ます 。   この 点 、 先日 、 この 委員 会 の 理事 で 視察 に 、 自衛隊 の 基地 など に 視察 に 伺っ た ところ 、 自衛隊 の 駐屯 地 内 の 隊舎 において 、 個人 が 生活 する 方 の 隊舎 です ね 、 WiFi 設備 が ない という 話 を 伺い まし た 。 この 事実 関係 を まず 確認 し た 上 で 、 コミュニケーション スペース みたい な ところ に は ある ん です 、 ただ 、 個人 個人 が 生活 を し て いる 隊舎 の 中 に は ネット 環境 が ない ので 、 恐らく 皆さん 、 自分 の 携帯 電話 で インターネット を やる か 、 あるいは もう 諦め て いる か の どちら か なん だ と 思い ます 。   もはや この WiFi という の は 現代 における 最低限 の インフラ で あり 、 各々 個室 は 用意 でき なく て も 、 やっぱり ネット 環境 が 通じる 個室 と いう か 居住 環境 という の は 、 これ は 整備 し て いく という こと は 、 これ は 自衛隊 員 の 生活 環境 改善 の ため に 必要 不可欠 で は ない か という ふう に 考え ます が 、 この 点 、 防衛 省 の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 できる こと は ない か 検討 という の は 前向き な 御 答弁 と 捉え させ て いただき ます 。 もちろん セキュリティー の 問題 が ゼロ で は ない と 思い ます けれども 、 下手 する と 個人 の 端末 も 全部 持ち込め ない という こと に なっ て しまい ます ので 、 しっかり と 本当に 前向き に 早急 に 検討 いただき たい という こと を 最後 要望 いたし まし て 、 時間 が 参り まし た ので 終了 さ せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   安保 三 文書 の 一つ 、 国家 安全 保障 戦略 は 、 戦後 の 我が国 の 安全 保障 政策 を 実践 面 から 大きく 転換 する もの だ と 述べ て い ます 。 その 中心 が 、 敵 基地 攻撃 能力 の 保有 解禁 で あり ます 。 憲法 九 条 と その 下 で 政府 が 掲げ て き た 専守防衛 と の 関係 が 直ちに 問わ れ ます 。   資料 を お 配り し て い ます 。 一 九 七 二 年 の 田中 角栄 首相 の 答弁 です 。 専守防衛 ないし 専守 防御 という の は 、 防衛 上 の 必要 から も 相手 の 基地 を 攻撃 する こと なく 、 専ら 我が 国土 及び その 周辺 において 防衛 を 行う と いう こと と あり ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   防衛 の ため だ から と いっ て 相手 の 基地 を 攻撃 する こと は し ない 、 これ が 従来 の 政府 の 考え方 です ね 。 いや 、 お答え に なっ て い ませ ん 。   これ は 以前 に 小西 委員 が この 委員 会 で も 質問 さ れ た 中身 です が 、 海外 派兵 の 禁止 という の は 、 一 九 五 四 年 、 自衛隊 の 創設 時 から 政府 が 説明 し て き た もの です 。 また 、 参議院 の 、 自衛隊 の 海外 出動 を 為さ ざる こと に関する 決議 で も 確認 さ れ た 大前提 です 。   今 の 大臣 の 答弁 です と 、 専守防衛 という の は 海外 派兵 の 禁止 の 言い換え で しか ない と 、 こういう こと に なる ん です か 。 いや 、 田中 総理 の 答弁 は 、 防衛 上 の 必要 から も 相手 の 基地 を 攻撃 する こと なく と 言っ て いる わけ です ね 。 これ は 海外 派兵 の 禁止 で しか ない ん だ と 、 大臣 の 答弁 は そういう こと に なる ん です が 、 専守防衛 と は すなわち 海外 派兵 の 禁止 で しか ない と 、 こういう こと です か 。 いや 、 それ は まだ この先 聞く 話 な ん です けれども 、 お答え いただい て い ない ん です ね 。   専守防衛 の 内容 として 、 防衛 上 の 必要 から も 相手 の 基地 を 攻撃 する こと なく と 、 これ が 政府 の 答弁 だっ た わけ です 。 一 九 七 〇 年 に は 、 当時 の 中曽根 防衛庁 長官 が 専守防衛 を やはり 説明 を し て 、 目的 において 防衛 に 限る 、 地域 において 本土 並びに その 本土 周辺 に 限る 、 手段 において 核兵器 や 外国 に 脅威 を 与える 攻撃 的 兵器 は 使わ ない 、 こういう 答弁 も し て おり ます が 、 海外 派兵 の 禁止 と は 明らか に 異なる 防衛 の 限界 、 これ が 専守防衛 だっ た はず です 。   先 ほど 大臣 は 、 田中 答弁 は 、 海外 派兵 は 一般 的 に 憲法 上 許さ れ ない こと を 述べ た もの だ と 答弁 し まし た 。 強弁 さ れ た と 思い ます 。   では 、 海外 派兵 と 敵 基地 攻撃 は どう 違う ん です か 。 自衛隊 員 を 派遣 する こと は 許さ れ ない が 、 ミサイル を 飛ばす こと は 許さ れる という こと に なる ん です か 。 ミサイル 、 長 射程 の ミサイル を 飛ばす の も 、 武力 行使 の 目的 を 持っ て 発射 する わけ です よ 。   自衛隊 の 部隊 が 行く の は 駄目 だ と 、 海外 派兵 の 禁止 だ と 。 ミサイル が 行く の は よい の です か 。 いや 、 それ は 説明 に なっ て い ない と 思い ます 。   効果 として は 、 相手 を 攻撃 する という 効果 が もたらさ れ て いる 点 で 変わり は ない です よ ね 。 片や 海外 派兵 、 部隊 の 派遣 は 海外 派兵 だ から 禁止 さ れる 、 ミサイル による 攻撃 は その 海外 派兵 に は 当たら ず 許さ れる 、 これ は 説明 に なら ない と 思う ん です よ 。   更に 伺い ます 。   昨年 二月 の 衆議院 予算 委員 会 で 、 当時 の 岸 防衛 大臣 は 、 相手 国 の 領域 内 に 戦闘 機 が 入り 、 その 戦闘 機 から 爆撃 する よう な 手段 も 敵 基地 攻撃 として 排除 さ れ ない と 答弁 し まし た 。 これ は 、 武力 行使 の 目的 を 持っ て 武装 し た 部隊 を 他国 の 領域 へ 派遣 する 海外 派兵 そのもの で は あり ませ ん か 。 いや 、 一般 的 な 意味 で 、 相手 国 に 入っ て 爆撃 する こと が 排除 さ れ ない 、 許容 性 が ある と 、 それ は 困る と 思う ん です よ 。   これ 、 大 問題 に なっ た 答弁 です から 。 海外 派兵 は 禁止 さ れる 、 しかし 、 ミサイル は 可能 、 しかし 、 さらに 、 爆撃 機 が 相手 の 領域 内 に 入っ て 戦闘 を 行う 、 攻撃 を 行う こと は 排除 さ れ ない 、 これ は もう 支離滅裂 だ と 思う ん です よ 。   今 整理 を さ れる という こと でし た から 、 整理 し た 上 で 、 あっ 、 答弁 さ れ ます か 。 選択肢 として 排除 さ れ ない と 述べ て い た の が 、 検討 の 結果 、 排除 さ れる こと に なっ た の です か 。 それ は どこ に 書い て い ます か 。 排除 さ れ た と は おっしゃら ない 。   確認 も さ れる と おっしゃっ た ん です けれども 、 改めて 、 過去 に 答弁 し た 内容 について 、 安保 三 文書 を 閣議 決定 し た 後 で 、 それ は なお 排除 さ れ ず に 残っ て いる の か どう か 、 そして 排除 し た の は 何 な の か という こと は 書か れ て ない です から 、 分から ない です よ 。 これ は 整理 し て いただき たい と 思い ます 。 委員 長 、 お願い し ます 。 専守防衛 も 海外 派兵 の 禁止 も 、 これ は 、 歯止め を 装い ながら 、 偽り だらけ だ と 思う ん です 。   七 二 年 の 田中 答弁 は 、 専守防衛 と 敵 基地 攻撃 について の 重要 な 認識 を 示す もの です 。   防衛 省 に 伺い ます 。   防衛 研究所 が 二 〇 〇 四 年 に 発表 し た 大量 破壊 兵器 を 搭載 し た 弾道 ミサイル の 脅威 下 における 専守防衛 の 在り方 という 報告 書 が あり ます 。 これ は どの よう な 目的 で 作ら れ た もの です か 。 要請 を 受け て 作っ た もの な ん です から 、 どういう 目的 で 作っ た か という こと を 紹介 いただく べき だ と 思う ん です が 。 お 答え いただき ませ ん が 、 中国 、 ロシア 、 北朝鮮 が 大量 破壊 兵器 を 搭載 し た 可能 性 の ある 弾道 ミサイル を 保有 する 中 、 日本 が 敵 基地 攻撃 能力 を 持つ こと の 実効 性 と 、 専守防衛 に 変更 を 加える 軍事 的 、 政治 的 コスト の バランス を 検討 する もの だ と さ れ て い ます 。   この 報告 書 で は 、 七 二 年 の 田中 答弁 と 敵 基地 攻撃 能力 の 関係 について この よう に 述べ て い ます 。 この 答弁 は 近年 余り 引用 さ れ て い ない が 、 所信 表明 演説 に対する 質問 へ の 答弁 で あり 、 委員 会 等 における アドホック な 答弁 と は 性質 が 異なる 、 敵 基地 攻撃 能力 保有 を 検討 する 際 に は 、 田中 答弁 と の 整合 性 の 確保 又は 説明 が 必要 と なる と 。 当然 の 指摘 だ と 思い ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   政府 は 、 今度 の 安保 三 文書 の 改定 に当たって 、 専守防衛 と 敵 基地 攻撃 能力 保有 と の 関係 について どこ で どう 検討 し た ん です か 。 いや 、 どこ で どの よう に という こと な ん です ね 。   そして 、 今 の 答弁 で は 、 政府 部 内 の 検討 のみ しか 行っ て い ない という こと でしょ う か 。 結局 、 政府 ・ 与党 の 内部 だけ だ という こと です よ 。   朝日新聞 に よれ ば 、 昨年 二月 七 日 の 有識者 ヒアリング で 元 防衛 事務次官 黒江 哲郎 氏 が 憲法 論議 の 必要 性 を 提起 し た と いい ます 。 黒江 氏 は 専守防衛 が 防衛 力 の 保有 について も 必要 最小限 に 限る と し て いる こと に 疑問 を 持っ た と 述べ て おら れ ます ので 、 専守防衛 そのもの を 変え させよ う という 意図 かも しれ ませ ん 。   ともかく 、 政府 は この 問題 提起 を 受け流し た という ん です ね 。 なぜ です か 。 憲法 の 範囲 内 だ と 繰り返し おっしゃる の です が 、 憲法 九 条 や あるいは 政府 が 主張 し て き た 専守防衛 と の 整合 性 について 議論 すら し ない 。 有識者 の ヒアリング も 有識者 会議 も 、 憲法 学者 は 一切 招い て い ませ ん 。 憲法 解釈 の 変更 と なる と 世論 の 批判 が 更に 高まる と 考え て 、 憲法 論議 そのもの を スルー し た と 言わ れ て も これ は 仕方 ない と 思い ます 。   政府 が 敵 基地 攻撃 能力 の 保有 を 合憲 だ と 主張 する 根拠 は 、 一 九 五 六 年 二月 二 十 九 日 、 鳩山 一郎 首相 による 政府 統一 見解 です 。 資料 も お 配り し て い ます 。 我が国 に対して 急迫 不正 の 侵害 が 行わ れ 、 その 侵害 の 手段 として 我が 国土 に対し 誘導 弾 等 による 攻撃 が 行わ れ た 場合 、 座し て 自滅 を 待つ べし という の が 憲法 の 趣旨 と する ところ だ という ふう に は どうしても 考え られ ない など と する もの です 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。   この 五 六 年 見解 は 、 我が 国土 に対し 誘導 弾 等 による 攻撃 が 行わ れ た 場合 と し て い ます 。 我が国 自身 は 攻撃 を 受け て い ない 集団 的 自衛 権 行使 の 場合 に 敵 基地 攻撃 を 行う 根拠 と は なら ない です ね 。 いや 、 それ は 説明 に なっ て い ない です よ 。   元 内閣 法制 局 長官 の 宮崎 礼 壹氏 は 、 我が国 自身 が 攻撃 を 受け て いる わけ で は ない 存立 危機 事態 に この 答弁 を 当てはめよ う という の は どう 見 て も 無理 な 話 だ と 述べ て い ます 。 鳩山 見解 の 射程 外 だ という 指摘 です ね 。   我が 国土 に対し 攻撃 が 行わ れ た 場合 と 、 密接 な 他国 が 攻撃 さ れ た 場合 と は 全く 状況 が 異なり ます よ 。 日本 に対する 攻撃 が ない なら 、 座し て 自滅 を 待つ こと に は なら ない で は あり ませ ん か 。 いや 、 それ は 説明 に なっ て い ない です よ 。   五 六 年 の 鳩山 見解 は 、 我が 国土 に対し 誘導 弾 等 による 攻撃 が 行わ れ た 場合 、 今 、 敵 基地 攻撃 が 憲法 上 合憲 な ん だ という 主張 を さ れる 際 に は この 五 六 年 見解 を 持ち出さ れる じゃ ない です か 。 しかし 、 五 六 年 見解 の うち の 、 我が 国土 に対し という ところ は 省い て 説明 さ れる ん です ね 。 我が 国土 に対して 攻撃 が さ れ た 場合 に 座し て 死 を 待つ べし で は ない の だ と 、 こういう 説明 だっ た わけ です よ 。   集団 的 自衛 権 の 場合 に は 当てはまら ない です ね 。 いや 、 これ を 勝手 に 拡大 し て は いけ ない と 思う ん です よ 。   宮崎 氏 は 、 そもそも 、 我が国 に対する 武力 行使 へ の 対処 を 超え て 自衛隊 の 武力 行使 を 認める という 存立 危機 事態 武力 行使 の 考え方 自体 が 憲法 九 条 を 完全 に 踏み越え て いる と 述べ て い ます 。 二 〇 一 五 年 の 安保 法制 自体 問題 だ という こと が 根底 に ある という の は 、 私 も その とおり だ と 思い ます 。   同時に 、 当時 の 政府 は 、 当時 という の は 安保 法制 を 策定 し た 際 の 当時 という 意味 です ね 、 敵 基地 攻撃 能力 を 我が国 は 保有 し て い ない 、 したがって 集団 的 自衛 権 で 使う こと も 想定 し て い ない と 、 こういう 説明 だっ た わけ です よ 。   想定 し て い ない と 言っ て き た こと を 今度 やろ う と し て いる 。 ところが 、 その 説明 が ない わけ です ね 。 説明 でき ない という こと じゃ ない か と 思う ん です 。 なぜ 、 そこ について の 説明 も なく 、 敵 基地 攻撃 能力 の 保有 、 しかも 集団 的 自衛 権 の 行使 として も 使える 、 そこ まで 突き進ん で いける の か 、 憲法 解釈 について の 、 憲法 論議 について の 議論 すら 行わ ず に 突き進も う と する の か 。   これ は 最後 に 大臣 お答え いただき たい ん です が 、 やはり この まま 突き進む わけ に は いか ない ん じゃ ない です か 。 安保 法制 による 集団 的 自衛 権 の 行使 と 敵 基地 攻撃 能力 の 保有 、 二 重 の 憲法 違反 によって 、 それ を 公然 と 行い 、 説明 も なく 、 軍事 一辺倒 で 突き進む 安保 三 文書 は 撤回 す べき だ という こと を 主張 し て 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   安保 三 文書 について 伺い ます 。   浜田 大臣 は 、 所信 で も 、 地元 の 基地 負担 の 軽減 に 取り組む こと を 約束 し て い ます 。 沖縄 県 は 、 自衛隊 と 米 軍 基地 の 面積 が 県土 面積 の 八 ・ 五 % 、 沖縄 本島 だけ 見る と 一 五 ・ 一 % も 占め て い ます 。 配付 し て あり ます 資料 の 一 ページ 目 に は 、 今年 の 正月 の 地元 紙 の 記事 が 載っ て い ます 。 こう いっ た 中 、 先日 委員 会 で も 取り上げ た 石垣 駐屯 地 の 違法 排水 は 放置 さ れ た まま で あり 、 ほか に も 基地 負担 軽減 に 逆行 する 動き が 進ん で い ます 。   沖縄 防衛 局 で は 、 KC 1 3 0 空中 給油 機 の 岩国 基地 移転 や MV 22 オスプレイ の 県 外 移転 訓練 といった 負担 軽減 の 効果 を 把握 する ため 、 二 〇 一 七 年度 から 、 県内 の 嘉手納 基地 、 普天間 飛行場 で は 、 両 基地 所属 の 航空機 を 対象 に 二 十 四 時間 体制 で 離着陸 時間 や 機種 など を 記録 し 、 自治体 や メディア から の 問合せ に 、 具体 的 な 日時 、 軍用 機 の 機種 、 機 数 、 離着陸 の 別 など 、 個別 の 情報 を 回答 し て き まし た 。 しかし 、 資料 二 の よう に 、 昨年 八月 以降 、 沖縄 防衛 局 は 、 従来 回答 し て い た 具体 的 な 情報 で は なく 、 時間 帯 で くくっ て 大まか な 回答 を する 形式 に 変更 し て い ます 。   また 、 沖縄 防衛 局 は 、 従来 ホームページ に 掲載 し て い た 米 軍機 の 航跡 図 の 公表 も 資料 三 の よう に 二 〇 一 八 年度 から 取りやめ て おり 、 過去 の 掲載 分 も 削除 し まし た 。 その後 、 防衛 局 で の 閲覧 自体 も 認め ない 取扱い に 変更 し て い ます 。   航跡 図 の 調査 は 、 二 〇 〇 四 年 に 米 海兵 隊 C H 53 ヘリ が 沖縄国際大学 に 墜落 する 大 事故 を 受け て 、 二 〇 〇 五 年 二月 に 事故 報告 書 が 出さ れ 、 二 〇 〇 七 年 八月 十 日 に 日 米 合同 委員 会 において 、 「 普天間 飛行場 に 係る 場 周 経路 の 再 検討 及び 更 なる 可能 な 安全 対策 について の 検討 に関する 報告 書 」 が 合意 さ れ て 、 実施 に 至っ た もの です 。   両 調査 について 現時点 で どの よう に 対応 し て い ます か 。 今 の 話 を 聞い て おかしい な と 思う の は 、 航跡 図 は 詳細 だ から 公表 でき ない という 話 です が 、 皆さん は その 航跡 図 を 基 に 、 普天間 第 二 小学校 の 上空 を 飛ん で いる じゃ ない か という 様々 な 指摘 について は 、 これ は 二 百 メートル の 誤差 が ある ので 、 それ は 飛ん で い ない ん だ と ずっと 主張 し て いる ん です よ ね 。   ある とき に は 自分 たち に 都合 が いい よう に 全部 言い換え て い ます が 、 そもそも 、 こういう もの が 明らか に さ れれ ば 、 現在 問題 に なっ て おり ます の は 普天間 飛行場 そのもの です ね 。 普天間 飛行場 は 、 あの 飛行場 、 米 軍 の 軍用 機 飛行場 基準 の クリア ゾーン 内 に ある ん です ね 、 あの 普天 間 第 二 小学校 が 。 そして 、 そのまま 放置 し て 、 その 上 を 皆さん 飛ばし 続け て いる ん です よ 。 それ 自体 が 違法 で ある から 、 本来 、 米 軍 基地 の 飛行場 として 、 米 軍 飛行場 として 違法 性 を 指摘 さ れる から 、 それ を 外す ため に やっ て いる ん じゃ ない です か 。   つまり 、 皆さん 自身 が 、 米 軍 、 普天間 飛行場 の 違法 性 を 承知 し て 、 米 軍 も 承知 し て い ます から ね 、 それ を あくまで 、 もう いつ に なっ たら 辺野古 が 造ら れる の か 分から なく なっ て いる 今 の 状況 、 そういう 中 で 両者 で 隠蔽 し て いる ん じゃ ない です か 。 いや 、 それ ぐらい は 知っ て ください よ 。 普天間 飛行場 という の は 、 この 二 十 何 年 も 課題 に なっ て い た ん です 。   それ は 米 軍 の 連邦 航空 法 上 も 書か れ て い まし て 、 要するに 、 滑走 路 の 真正面 に 九 百 メートル の 長 さ で 空き 空間 を つくら なきゃ いけ ない 。 なぜ か と いう と 、 それ は 、 墜落 し た とき に 、 米 軍機 は 弾薬 や 、 あるいは その そば から ジェット 噴射 を する ため の 大変 人体 に は 有害 な 物質 も 積ん で いる 以上 、 その エリア を 確保 し ない と 連邦 航空 法 上 は 米 軍機 が 利用 できる 飛行場 として は 認め て は なら ない と 書い て ある わけ です ね 。 そういう こと が あっ て 、 現実 に 飛ん で いる 状況 を 把握 さ れ たく ない 、 そういう こと も ある でしょ う 。   いま 一 度 、 その こと を 是非 確認 を し た 上 で 、 この 委員 会 に 提出 し て いただき たい と 思い ます 。 いや 、 現在 です ね 、 要するに 台湾 有事 の 問題 も あり ます けども 、 様々 な 形 で 沖縄 の 基地 が 大変 厳しい 状況 に なっ て い ます 。 岩国 に 入っ た F 35 が ずっと 沖縄 に 入っ て き たり 、 あるいは 嘉手納 で も 同様 です 。 外来 機 が 多い ん です ね 。   この よう な 基地 被害 が 状況 が より 厳しく なっ て いる 中 で 、 飛行 状況 を 明確 に し ない と 、 そういう 立場 の 取組 を 皆さん が やる こと は 、 まさに 県民 を ないがしろ に する こと です よ 。 子供 たち の 安全 性 を 本当に 無視 を する という 、 こういう こと で ある という こと を 指摘 し たい と 思い ます 。   大臣 、 現在 の 基地 被害 が ひどく なっ て いる 中 で 、 負担 軽減 に 逆行 する よう な 取組 で は あり ませ ん か 。 二 〇 〇 四 年 の あの ヘリコプター 墜落 事故 以降 も 、 二 〇 一 七 年 の 十二月 七 日 に は 緑ケ丘 保育園 に ヘリ の 部品 が 落下 し 、 その 一 週間 後 に は 、 十二月 十 三 日 に は 、 普天間 第 二 小学校 の ちょうど 体育 の 授業 中 の 児童 の 間 に 、 米 軍 ヘリ の 窓 枠 が 落下 する 事故 も 起き て い ます 。   その後 、 今 、 小学校 に 、 宜野湾 市 として も 小学校 上空 を 飛ぶ な と いう こと を 強く 求め 、 禁止 を 求め た ん だ けど 、 日 米 政府 は それ を 拒否 を し て シェルター を 造っ た わけ です ね 、 シェルター を 造っ て 、 そこ に 子供 たち は 駆け込み なさい と 、 ヘリ が 来 たら です ね 。 その 翌年 、 一 年間 に 七 百 回 以上 も 子供 たち は 駆け込ん だ わけ です よ 。 今 も 続い て いる わけ です ね 。   だから 、 そういう ふう な 今 の 状況 、 それ を 更に 十 何 年 も 継続 する という こと が ほぼ 明らか です から 、 そこ も 含め て やはり 考え て もらわ なきゃ いけ ない と 思っ て い ます 。   これ は 継続 し て 話 を し て まいり ます が 、 もっと 、 さらに は 、 普天間 飛行場 の 場合 、 嘉手納 も そう です けれども 、 夜 の 十 時 から 翌日 の 午前 六 時 まで は 、 夜間 、 早朝 の 飛行 は 制限 さ れ て いる ん です 。 しかし 、 実際 は 全く 守ら れ て い ませ ん 。 深夜 の 飛行 も 年間 に 三 百 回 以上 ある わけ です 。 です から 、 そういう 、 日常 的 に も 、 昼間 も そう です けれども 、 夜 は とりわけ その 苦情 が 多く なり ます 。 年 三 百 回 以上 の 苦情 が 続い て い ます 。   こういう 今 の 状況 、 日 米 政府 が 合意 を し て も 、 守ら せ ない 、 守ら ない という 今 の 状況 を やっぱり 変え なきゃ いけ ない と 思う ん です が 、 防衛 大臣 、 嘉手納 や 普天間 の 航空機 騒音 規制 措置 を せめて 守ら せる 努力 を 払う べき で は あり ませ ん か 。 現在 、 基地 を 抱える 自治体 は 、 地域 を 所管 する 地方 防衛 局 や 現地 基地 司令 と 、 訓練 の 回数 や 時間 帯 など を 含む 基地 の 使用 形態 と 住民 生活 の バランス を 取る 、 基地 使用 協定 を 結ん で いる 例 が 見 られ ます 。 防衛 省 として も 、 こうした 先進 事例 を 横 展開 し て 、 自治体 や 住民 が 基地 負担 について 自ら の 意見 を 表明 できる よう に 支援 す べき です 。   全国 で は どう いっ た 事例 が ある の か 把握 し て い ます か 。 委員 長 に お願い し たい ん です けど 、 防衛 省 において 、 全国 において 、 どこ の 基地 に 、 どう いっ た 自治体 と 、 どの よう な 内容 の 協定 が 締結 さ れ て いる か 、 協定 の 主体 、 締結 日 、 内容 など について 網羅 的 に 委員 会 に 提出 する よう お 取り計らい お願い し たい と 思い ます 。 石垣 駐屯 地 の 違法 排水 問題 で も 、 現在 、 防衛 省 は 、 問題 が あっ て も 見 て 見 ぬ ふり を する 、 情報 は なるべく 隠す という 姿勢 です 。 防衛 省 が 基地 負担 軽減 を 言う の なら 、 具体 的 な 成果 を 示し て ほしい と 思い ます 。   今年 三月 三 十 日 、 沖縄 県議会 は 、 資料 五 の よう に 、 「 沖縄 を 再び 戦場 に し ない よう 日本 政府 に対し 対話 と 外交 による 平和 構築 の 積極 的 な 取組 を 求める 意見 書 」 を 可決 し 、 四月 二 十 四 日 、 二 十 五 日 に は 、 資料 六 の よう に 、 東京 を 訪れ た 県議会 の 代表 団 が 外務省 や 防衛 省 など に 意見 書 を 提出 し まし た 。   意見 書 に は 、 安保 三 文書 に 基づき 、 第 十 五 旅団 の 師団 化 、 うるま 市 、 宮古 、 八重山 の ミサイル 配備 、 那覇 基地 の 地下 化 、 沖縄 市 の 弾薬 庫 建設 など 、 沖縄 県 の 軍事 要塞 化 が 進め られ て いる こと 、 岸田 政権 の 軍拡 が 地域 の 緊張 を 高め 、 不測 の 事態 が 生ずる 危険 性 、 沖縄 が 再び 標的 に さ れる と の 不安 が 県民 に 広がっ て いる こと 、 日本 と 中国 に は いわゆる 四つ の 基本 文書 が ある こと など を 指摘 し 、 「 アジア 太平洋 地域 の 緊張 を 強め 、 沖縄 が 再び 戦場 に なる こと に つながる 南西 地域 へ の ミサイル 配備 など 軍事 力 による 抑止 で は なく 、 外交 と 対話 による 平和 の 構築 に 積極 的 な 役割 を 果たす こと 。 」 、 「 日 中 両国 において 確認 さ れ た 諸 原則 を 遵守 し 、 両国 間 の 友好 関係 を 発展 さ せ 、 平和 的 に 問題 を 解決 する こと 。 」 の 二 点 を 求め て い ます 。   外務 大臣 、 この 沖縄 県議会 の 意見 書 を どの よう に 受け止め まし た か 。 意見 書 は 、 沖縄 を 再び 戦場 に し ない よう 対話 と 外交 による 平和 構築 の 積極 的 な 取組 を 求め て い ます が 、 外務 大臣 として どの よう に 取り組む の でしょ う か 。 資料 七 に 掲げ て あり ます 四月 二 十 日 の 中国 人民日報 電子 版 は 、 「 沖縄 は 歴史 的 要因 や 地理 的 環境 から 、 長年 軍事 問題 で 害 を 被っ て き た 。 日 米 両 政府 は 一貫 し て 沖縄 を 北東 アジア における 軍事 的 「 橋頭堡 」 と 見なし 、 同 地域 へ の 軍事 配備 を 次々 に 強化 し て き た 。 」 と 述べる など 、 沖縄 県民 の 立場 に 理解 を 示し て い ます 。   中国 の 軍事 的 脅威 は 深刻 だ 、 とか 、 中国 軍 による 認知 戦 だ 、 とか いっ て も 、 どちら が 沖縄 県民 の 感情 に 寄り添っ た 言葉 か は 言う まで も あり ませ ん 。 日本 政府 は 、 本当に 基地 負担 に 苦しむ 沖縄 県民 に 寄り添う 気持ち が ある の なら 、 具体 的 な 基地 負担 の 軽減 に 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   国家 防衛 戦力 及び 防衛 力 整備 計画 に 関連 し て 伺い ます 。   岸田 首相 は 、 一月 二 十 三 日 の 所信 表明 の 冒頭 で 、 五 年間 で 四 十 三 兆 円 の 防衛 予算 を 確保 し 、 相手 に 攻撃 を 思いとどまら せる ため の 反撃 能力 の 保有 、 防衛 体制 の 抜本 強化 など 、 「 極めて 現実 的 な シミュレーション を 行っ た 上 で 、 十分 な 守り を 再 構築 し て いく ため の 防衛 力 の 抜本 的 強化 を 具体 化 」 し た と 述べ まし た 。 この 現実 的 な シミュレーション について 、 政府 は 、 配付 資料 の 八 、 九 、 十 の 三 枚 の 概要 で 示し て い ます 。   その 中 、 資料 八 が 、 侵攻 部隊 の 行動 と タイプ で 、 我が国 の 部隊 の 対応 です 。 資料 九 が 、 宇宙 、 サイバー 、 電磁波 など 、 将来 の 防衛 力 の 指針 です 、 検討 です 。 資料 十 が 、 その 中 で は 、 侵攻 そのもの を 抑止 する ため 遠隔 地 から 侵攻 戦力 を 阻止 、 排除 する ため に 、 資料 、 概要 三 分の 三 に 図示 さ れ て いる 分類 番号 、 一 、 スタンド・オフ 防衛 能力 と 、 二 、 統合 防空 ミサイル 能力 が 使わ れ ます 。 その 上 で 、 抑止 が 破ら れ た 場合 、 一 と 二 に 加え て 、 三 の 無人 アセット 防衛 能力 、 四 の 領域 横断 作戦 能力 、 五 の 指揮 統制 ・ 情報 関連 機能 で 非対称 的 な 優勢 を 確保 と なっ て い ます 。 そして 、 迅速 かつ 粘り強く 活動 し 続け て 相手方 の 侵攻 意図 を 断念 さ せる として 、 六 の 機動 展開 能力 ・ 国民 保護 、 七 の 持続 性 ・ 強靱 性 が 取り組ま れる よう に なっ て い ます 。 この 六 の 国民 保護 と 七 の 持続 性 ・ 強靱 性 の フェーズ は 、 抑止 が 破ら れ て いよいよ 国内 で の 攻撃 が 激しく なっ て いる 状態 の こと を 指し て おり ます 。   二 〇 二 二 年 十二月 十 六 日 に 閣議 決定 し た 防衛 力 整備 計画 の 概要 について 説明 し た 財務省 の 「 令 和 五 年度 防衛 関係 予算 の ポイント 」 で は 、 岸田 首相 が 説明 し た 極めて 現実 的 な シミュレーション の 一 から 七 の 段階 ごと に 必要 な 総 事業 費 が 示さ れ て い ます 。 配付 資料 十 一 に 示し て あり ます 。 一 、 スタンドオフミサイル 、 二 、 統合 防空 ミサイル 、 三 、 無人 アセット の 防衛 力 で 九 兆 円 、 四 、 五 の 領域 横断 、 指揮 、 情報 で 九 兆 円 、 六 の 機動 展開 、 国民 保護 で 二 兆 円 に対し 、 七 の 持続 性 ・ 強靱 性 は 最大 の 十 五 兆 円 と なっ て おり 、 日本 国内 で の 、 国土 内 で の 戦闘 対策 の 準備 に 最大限 の 予算 が 投入 さ れ て いる こと が 分かり ます 。 すなわち 、 今回 の 防衛 力 整備 計画 は 、 反撃 力 の 整備 と 同時に 、 それ に 伴う 必然 的 な 国内 基地 へ の ミサイル 攻撃 と 国内 で の 戦闘 を 想定 し て 、 施設 の 強靱 化 と 弾薬 、 誘導 弾 及び 装備 品 の 維持 整備 と 確保 を 目的 と し た もの で ある こと が 分かり ます 。   防衛 大臣 に 伺い ます 。 防衛 力 整備 計画 の 概要 や シミュレーション の 概要 に 示さ れ た 持続 性 、 強靱 性 と は 日本 国土 における 戦闘 を 想定 し た もの です ね 。 そして 、 最大 の 予算 が 配分 さ れ て いる という こと は 、 防衛 省 として 国内 で の 戦闘 継続 の 決意 を 示し て いる という こと です ね 。 お答え ください 。 防衛 大臣 も 質問 の 意図 について は その とおり だ と お答え に なっ た と 思い ます 。   反撃 能力 、 敵 基地 攻撃 能力 を 持つ から 、 それ が 敵 の ミサイル 攻撃 の 標的 に なり 、 それ に対し 十 五 兆 円 以上 掛け て 持続 性 、 強靱 性 を 高め なけれ ば なら ない という 泥沼 に はまっ て い ます 。 反撃 能力 を 持つ こと が 日本 を 戦場 に する 、 日本 を 戦争 に 引き込む こと に なっ て い ない でしょ う か 。   防衛 研究所 の 令 和 三 年度 特別 成果 報告 、 将来 の 戦闘 様相 を 踏まえ た 我が国 の 戦闘 構想 、 統合 海洋 縦 深 防衛 戦略 に よる と 、 現在 は 戦域 レベル で の 打撃 力 の バランス において 中国 が 優位 に 立っ て いる と し 、 中国 と の 間 で 戦端 が 開か れ た 場合 の 戦略 目標 として 、 状況 を 膠着 状態 に 持ち込み 、 米 軍 の グローバル な 戦力 集中 で 時間 を 稼ぐ こと を 基本 目標 として 設定 し た 、 と し て い ます 。 いわゆる 長期 戦 に し て 米 軍 の 来援 を 待つ という わけ です 。   既に 、 二 〇 〇 五 年 の 日 米 再編 合意 の 日 米 同盟 、 未来 の ため の 変革 と 再編 という 合意 で 、 日本 は 、 弾道 ミサイル 攻撃 や ゲリラ 、 特殊 部隊 による 攻撃 、 島嶼 部隊 へ の 侵略 等 の 新た な 脅威 や 多様 な 事態 へ の 対応 について 、 含め て 、 自ら を 防衛 し 、 周辺 事態 に 対応 する 、 と し まし た 。   さらに 、 二 〇 一 五 年 に は 、 米 軍 が 日本 を 守る と し た 一 九 九 七 年 の 日 米 ガイドライン を 変更 し 、 新 ガイドライン で は 、 米国 が 武力 で 日本 を 守る こと は ない という こと に し まし た 。   この よう な 中 で 、 防衛 大臣 に 伺い ます 。   岸田 首相 は 、 極めて 現実 的 な シミュレーション で は 、 現在 五 万 人 を 超え て 駐留 し 、 各地 で 住民 に 多大 な 被害 を 与え た 訓練 を 繰り返し て いる 米 軍 は 登場 し ませ ん 、 岸田 首相 の シミュレーション で は です ね 。 国家 防衛 戦略 で も 、 万が一 、 抑止 が 破れ 、 我が国 へ の 侵攻 が 生起 し た 場合 に は 、 我が国 が 主たる 責任 を 持っ て 対処 し 、 これ を 阻止 、 排除 する 、 とある よう に 、 もはや 在日 米 軍 は 抑止 が 破れ た 時点 で 我が国 を 守ら ない の です ね 。 先 ほど 、 岸田 首相 が 提起 し た シミュレーション の 概要 の 話 で 、 抑止 が 破ら れ た 場合 の 中 に 米 軍 が い ない という こと が 分かる わけ です けれども 、 その とき に 、 抑止 が 破れ た とき に 米 軍 は い ない の で は ない です か 。 今 、 日本 に は 最大 五 万 人 超え て いる わけ です 。 本当に 全 世界 で 一番 多い ん です よ ね 。 しかし 、 その 五 万 人 が 有事 で は い なく なる 。 日頃 私 たち に その 様々 な 負担 を 掛け て いる 訓練 は 何 の ため です か 。 それ は 、 いつも 答弁 は 、 有事 に対して 抑止 力 に なる から と 言う ん です 。 でも 、 実際 は い ない ん です ね 。 い ない という こと も 合意 さ れ て いる し 、 それ を 、 その 訓練 も し て いる 、 米 軍 自体 も です ね 。   だから 、 そういう 意味 で 、 既に 報道 さ れ て いる よう に 、 三月 二 日 の 予算 委員 会 で も 小池 共産党 委員 が 質疑 の 中 で 、 この 五 年間 で 、 二 七 年 まで に 七 十 庫 、 それ から 十 年 以内 に 百 三 十 、 さらに およそ 九 千 以上 の 施設 を 、 戦争 に も 耐え られる よう な もの に 全部 防衛 省 は それ を 整備 し て いく と 、 今日 の 議論 の 中 に も あり まし た 。 つまり 、 皆さん は 、 この 日本 全域 を 要するに 戦争 状態 に し て まで も 、 この 安保 三 文書 の 取組 が 我が国 にとって 安全 保障 な ん だ という こと を 指摘 し て き た わけ です ね 。   引き続き 質疑 は し ます けれども 、 しかし 、 実態 、 実像 を 明確 に し て ください 。 皆さん 、 本当 の こと を 言う べき です 。 一体 、 日 米 安保 という の は 今 どう なっ た の か と 。 役割 は 変わっ て いる という こと は もう 既に ほか の 委員 会 でも 言っ て い ます ので 、 アメリカ は 日本 を 守る 役割 は もう なくなっ ちゃっ て いる じゃ ない です か 。 情報 は もらえる かも しれ ない けど 、 実力 部隊 は い ない じゃ ない です か 。 そういった こと を 含め て 、 次回 から また 再度 質疑 を し たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   まず 、 おととい の 午後 だっ た と 思い ます が 、 オンライン で 行わ れ た フランス の 外務 ・ 防衛 閣僚 協議 、 いわゆる 日 仏 2 プラス 2 について 伺い ます 。   先月 の G7 長野 県 軽井沢 外相 会合 の 際 、 日 仏 外相 会談 が 行わ れ た ばかり です が 、 一 か月 も たた ない うち に 、 一 年 四 か月 ぶり と なる オンライン で の 日 仏 2 プラス 2 を 開催 し た 理由 と その 意義 について 、 林 外務 大臣 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   G7 広島 サミット の 際 も 日 仏 首脳 会談 が 行わ れる と 思い ます が 、 今回 、 こうした 頻繁 に 意見 交換 を する という こと が 、 もしか する と 、 日 豪 、 日 英 と 締結 し た よう な 円滑 化 協定 等 が もうすぐ 締結 さ れる よう な こと が ある の か な と も 思っ た ん です が 、 その 辺 は どういう 今 取組 状況 な の でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 より 一層 緊密 に 連携 し て いく という 方針 という ふう に 承知 いたし まし た 。   次 の 質問 です が 、 来月 シンガポール で 開か れる アジア 安全 保障 会議 、 通称 シャングリラ 会合 の 機会 に 日 韓 の 防衛 相 会談 が 調整 さ れ て いる と 報道 を 見 て おり ます 。 首脳 間 の シャトル 外交 が 再開 さ れ た と は いえ 、 竹島 や 自衛隊 機 へ の 火器 管制 レーダー 照射 問題 など 懸案 事項 が 様々 ある 中 で どこ まで 踏み込ん だ 防衛 協力 関係 を 築ける の か 、 御 見解 を お 伺い する と 同時に 、 今回 、 米国 を 経由 し て 日 韓 の レーダー システム を 接続 し て 弾道 ミサイル の 探知 、 追尾 を する という よう な 報道 も ござい まし た が 、 日 韓 で レーダー システム を 直接 接続 する よう な 必要 性 という の が ない の か どう か 、 そして 、 そうした 可能 性 について 防衛 省 の 今後 の 方針 という もの を 伺い たい と 思い ます 。 私 が 拝見 し た その 資料 に よる と 、 米国 を 経由 し て という ふう に 書か れ て い て 、 私 も 技術 者 じゃ ない ので 、 米国 を 経由 する こと が どれ くらい の 時間 的 な ラグ が 生まれる の か という の は ちょっと よく 分から ない ん です が 、 いずれ に し まし て も 、 直接 の 、 何 です か ね 、 レーダー の 共有 で は なく て 、 間接 的 に する こと による 弊害 みたい な こと は ない の か どう な の か という の を もし お 分かり に なれ ば 。 ありがとう ござい ます 。   先日 、 北朝鮮 の 弾道 ミサイル が レーダー から 消失 する という 重大 な 事態 が 起こっ た ばかり です ので 、 捉え 切れ ない 情報 を 双方 で 補い合っ て 迅速 に 共有 する こと という の は 死活 問題 に なる と 思い ます ので 、 そういう 意味 で は 、 外務省 と 防衛 省 の 両輪 で 横たわる 様々 な 問題 という の を 解決 し て いただい て 、 迅速 な 連携 が 結べる よう に 御 尽力 いただけれ ば と 思い ます 。   それでは 、 本日 の 議題 と なっ て いる それぞれ の 協定 について 質問 いたし ます 。   まず 、 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 について 伺い ます 。   本 協定 第 三 条 で は 、 日 米 の 各 政府 が 指定 する 実施 機関 の 間 で 定める 共同 活動 に関する 実施 取決め について 、 実施 機関 、 題名 、 署名 の 日 、 有効 期間 を 含む 一覧 表 を 作成 し 、 維持 する 規定 と なっ て い ます 。 ただ 、 この 一覧 表 を 公表 する か し ない か という こと について は 協定 で は 明文化 さ れ て い ない ん です が 、 宇宙 開発 や 日 米 宇宙 協力 に対する 国民 から の 幅広い 理解 や 支持 を 得る ため に は 一覧 表 が 公表 さ れ た 方 が いい の で は ない か と 思い ます が 、 政府 の 方針 を 伺い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 国民 の 理解 を 得る ため に 透明 性 という の は 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 是非 、 米国 側 と の 話合い を し て いただい て 、 公表 できる よう な 体制 を 整え て いただき たい と 思い ます 。   本 協定 第 四 条 で は 、 各 当事 国 政府 は 、 共同 活動 において 自己 の 経費 を 負担 する と あり ます 。 我が国 の 令 和 五 年度 当初 予算 及び 令 和 四 年度 補正 予算 における 政府 全体 の 宇宙 関係 予算 は 合計 六 千 百 十 九 億 円 で 、 JA X A の 予算 は 約 千 五 百 五 十 四 億 円 と 伺っ て おり ます 。 一方 で 、 米国 NASA の 今年度 予算 は 約 二 百 五 十 億 ドル と なっ て おり 、 NASA の 予算 だけ でも 政府 全体 の 宇宙 関係 予算 額 を 優に 超え て いる という 現状 が あり ます 。   そういう 中 で 、 政府 は 、 過去 の 国会 答弁 で 、 関連 予算 に 限り が ある 中 、 宇宙 開発 利用 を 効果 的 、 効率 的 に 進め て いく ため に は 戦略 的 な 取組 が 必要 不可欠 と 述べ られ て おり ます が 、 確か に 効果 的 、 効率 的 に 進め て いく こと は 大切 だ と 思い ます 。 ただ 、 本 協定 第 四 条 に ある よう に 、 本 協定 及び 実施 取決め において は 必要 な 経費 を お互い に 融通 し 合う という わけ で は ござい ませ ん ので 、 日 米 間 で これ だけ 宇宙 関係 予算 額 に 圧倒的 な 差 が ある 中 で 、 今後 の 宇宙 協力 を 円滑 に 進める ため の 宇宙 関係 予算 の 編成 方針 を 伺い たい と 思い ます 。 限ら れ た 日本 側 の 予算 の 中 でも 、 米国 と 協力 する こと によって 、 ある程度 の 、 何 という ん です か ね 、 日本 にとって も 大きな メリット は ある という ふう に 理解 いたし まし た 。   四月 の 二 十 六 日 、 韓国 の 尹 錫 悦 大統領 は 、 米国 に 訪問 中 に NASA の 施設 を 訪れ て 、 両国 の 宇宙 協力 の 拡大 に 意欲 を 示し た そう です 。 そして 、 韓国 の 科学 技術 情報 通信 省 と NASA が 宇宙 探査 や 科学 技術 分野 で 連携 を 進める 共同 声明 に 署名 し て 、 尹 大統領 が 両国 間 の 宇宙 同盟 は 宇宙 の 安全 保障 に まで 発展 し て ほしい と 表明 し た という ふう に 報じ られ て おり ます 。   他方 で 、 昨今 で は 、 北朝鮮 が 核 ・ ミサイル 開発 に 加え 、 軍事 偵察 衛星 を 発射 する 構え を 見せ て おり まし て 、 この 動き に対して 、 先日 の 日 韓 首脳 会談 で 岸田 総理 と 尹 大統領 は 、 北朝鮮 の 挑発 行為 が 継続 する 中 、 日 米 同盟 、 韓米 同盟 、 日 韓 、 日 米 韓 の 安全 保障 協力 により 抑止 力 、 対処 力 を 強化 する こと の 重要 性 について 一致 し た という ふう に おっしゃっ て おり ます 。   先 ほど の 質問 に も 関連 し ます が 、 北朝鮮 の 脅威 が 宇宙 空間 に も 及び つつ ある 中 で 、 安全 保障 の 分野 を 含め た 日 韓 、 日 米 韓 の 宇宙 協力 の 枠組み 創設 について 政府 として 検討 す べき と の 意見 も ござい ます が 、 政府 の 見解 は いかが か 、 伺い ます 。 今 厳しい 国際 環境 の 中 で 、 やはり 一 国 だけ で の 、 何 という ん です か ね 、 そうした 宇宙 関係 の 開発 です とか 様々 な 安全 保障 環境 を 整える 意味 で も 、 やっぱり 連携 という の は 、 特に 隣国 韓国 と は 重要 に なっ て くる の か な と いう 気 は し て おり ます ので 、 是非とも 今後 と も よろしく お願い し ます 。   次に 、 航空 協定 に関する 日 ・ EU 協定 について 伺い ます 。   これ まで EU 加盟 の それぞれ の 国 と の 二 国 間 協定 に従って 締約 国 の 航空 企業 のみ が 定期 便 を 運航 し て い まし た が 、 今回 の 協定 を 締結 すれ ば 、 我が国 と 二 国 間 協定 を 締結 し て い ない 国 の 企業 も EU の 航空 企業 として 定期 便 を 運航 できる こと に なり ます 。   これ は EU 側 の 事情 を 踏まえ た もの で ある と 思い ます が 、 EU 航空 企業 にとって の メリット は 明らか で ある と 思う ん です が 、 日本 側 の 意義 という の は ある の か という こと と 、 また 我が国 の 航空 企業 へ の 影響 という の は どの よう な もの が ある の か 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 利用 者 にとって の 利便 性 も そう です し 、 日本 の 航空 企業 にとって も 多分 共同 運航 便 とか そういう 形 で メリット が ある という ふう に 理解 いたし ます 。   最後 に 、 サイバー 犯罪 に関する 条約 の 第 二 追加 議定 書 について お 伺い いたし ます 。   二 〇 〇 四 年 に 発効 し た サイバー 犯罪 条約 は 、 サイバー 犯罪 について 、 各国 が これ を 犯罪 として 認定 し 、 こうした サイバー 犯罪 を 立件 する ため の 証拠 を 収集 する 刑事 手続 など も 定め た もの で 、 サイバー 犯罪 に対する 国際 協力 を 進める 条約 として 大変 重要 だ と 考え ます 。 ただ 、 技術 革新 が 非常 に 速く 進む こと から 、 これ に 対処 する ため に 、 今回 、 新た な 国際 協力 の 取組 が 求め られ て 、 追加 議定 書 によって サイバー 犯罪 条約 を 時代 に 沿っ た もの に し て いく こと という こと だ と 思い ます 。   今回 の この 中 に は 、 インターネット サービス プロバイダー が 保有 する 情報 を 開示 する よう に 求める 規定 も ある ん です が 、 日本 は この 規定 を 留保 する 予定 と 聞い て おり ます 。 この プロバイダー へ の 情報 開示 請求 は 、 一見 する と この 追加 議定 書 の 中心 的 な 内容 で ある の で は ない か と も 思え ます が 、 まず 、 この 規定 を 留保 する 理由 を 伺い ます 。 その 上 で 、 こうした 留保 が 追加 議定 書 の 趣旨 を 損なう もの で は ない か 、 御 説明 いただけれ ば と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 高木 真理 です 。 どうぞ よろしく お願い を いたし ます 。   まず 初め に 、 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 について 質問 を さ せ て いただき ます 。   政府 は 、 本 協定 の 締結 により 、 日 米 間 の 宇宙 協力 の 更 なる 迅速 化 及び 効率 化 が 見込ま れる 旨 を 説明 を し て い ます 。 本 協定 を 締結 し た 場合 、 日本 の 宇宙 政策 の 自律 性 と 米国 と の 協力 を 両立 し て いく こと が 大切 で ある と 考え ます が 、 どの よう に 両立 を 図っ て いく の か 、 政府 の 方針 を 伺い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   本日 の 議案 に は サイバー 犯罪 の 国際 条約 など も あり ます が 、 以下 、 残り の 時間 で 、 日 米 宇宙 協定 と 同じ 日 米 間 条約 で あり ます 日米地位協定 の 運用 の 観点 から 、 様々 、 人権 に 起き て いる 問題 について 質疑 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   この 質問 を する きっかけ に なっ て いる の は 、 今日 、 傍聴 席 に も 来 て いらっしゃい ます けれども 、 キャサリン ・ ジェーン ・ フィッシャー さん です 。 オーストラリア 国籍 で 、 日本 に 来 て 四 十 年 。 先日 、 高良 議員 の 質問 の 際 に も いら し て い た ので 、 皆さん の 御 記憶 に も あろ う か と 思い ます 。   二 〇 〇 二 年 四月 、 横須賀 基地 で 公務 外 の 米 軍人 から 性 被害 に 遭い まし た 。 被害 者 で ある のに 、 神奈川 県警 は ジェーン さん に 、 長時間 拘束 する など 、 ひどい 扱い を し て い ます 。 横浜 地検 は 理由 を 明らか に し ない まま 加害 者 を 不 起訴 処分 、 ジェーン さん は 民事 に 訴え 、 東京 地裁 は 暴行 を 認定 、 損害 賠償 命令 が 出 まし た 。 しかし 、 米 軍 は 、 犯人 を 除隊 、 帰国 さ せ ます 。 賠償 金 は 支払わ れ ず 、 犯人 は 行方 知れ ず に なり ます 。 その後 、 ジェーン さん は 、 執念 で 犯人 を アメリカ で 見付け 、 アメリカ で 東京 地裁 判決 の 履行 を 求め 、 賠償 額 の 問題 で は ない と 、 一 ドル を 懸け て 二 〇 一 三 年 勝訴 し ます 。   相手 が 米 軍人 で 地位 協定 に 関係 なけれ ば 、 これ ほど 大変 な 思い まで し なく て 済ん だ はず です 。 ジェーン さん は 、 その後 も 性 被害 撲滅 に 向け 声 を 上げ 続け 、 様々 な 活動 を 続け て い ます が 、 何 と いっ て も 実現 を と 望ん で いる の が 日米地位協定 の 改定 です 。 十 六 条 の 、 日本 国 の 法令 を 尊重 し の 表記 を 、 遵守 し と 改め て ほしい と 訴え て い ます 。   ジェーン さん が 持っ て いる 、 戦後 、 米 軍人 等 から 性 被害 や 殺人 の 被害 など と なっ た 女性 の 名前 を 書い た とても 長い 紙 が あっ て 、 それ を 見せ て もらっ た こと が あり ます 。 一 人 一 人 から の 悲鳴 が 聞こえ て くる よう で あり まし た 。   彼女 の 活動 は 長く なっ て い ます が 、 この 問題 は 全く 進ん で い ませ ん 。 そもそも 、 問題 の あっ た 一 九 五 二 年 の 日 米 行政 協定 を ほぼ 引き継い で いる 一 九 六 〇 年 の 日米地位協定 は 、 その後 一 文字 も 改定 さ れ て い ませ ん 。 かつ 、 地位 協定 の 内容 と は 異なる 合意 議事 録 による 運用 が なさ れ て い て 、 問題 だらけ で あり ます 。   私 も 、 地位 協定 の 改定 は 必要 と は 思っ て い て も 、 沖縄 の 皆さん が あれ だけ の 思い で 頑張っ て き て も 変え られ ない の だ から 、 無理 な の で は ない か と 、 諦める 気持ち が どこ か に あり まし た 。   でも 、 それ は 違い ます 。 これ は 沖縄 だけ の 問題 で は あり ませ ん 。 基地 問題 で も あり ませ ん 。 この 国 の 人権 意識 と 主権 の 問題 だ と 思い ます 。 全 国民 が 自分 の 問題 として 考える べき 問題 だ と 思い ます 。   そこ で 伺い ます 。   資料 を 御覧 ください 。 米 軍人 、 米 軍属 の 犯罪 が 全国 の 犯罪 に 比べ て 多い か 否 か について は 比較 でき ない が 政府 の 立場 で あり ます 。 しかし 、 資料 を 御覧 いただける と 、 起訴 率 で は 、 米 軍人 、 米 軍属 において は 、 強制 わいせつ ・ 同 致死傷 、 強姦 ・ 同 致死傷 で 、 二 〇 一 一 年 から 二 〇 二 〇 年 まで の 十 年 で 、 それぞれ 約 一 二 ・ 五 % 、 一 一 ・ 一 % です 。 同じ 分類 で 、 国内 で は 四 三 % 、 四 〇 ・ 六 % で あり ます 。   起訴 率 が 低い 理由 は 何 でしょ う か 。 また 、 これら の 罪名 で 起訴 後 に 判決 を 履行 する こと なく 米 軍 が 帰国 さ せ て いる ケース は 十 年 で 何 件 ある か 、 お答え ください 。 刑事 の 事件 の 判決 の 後 は ない という 今 お答え だっ た か と 思い ます けれども 、 民事 の 後 、 起訴 を し ない で 、 そして 民事 で 判決 が 出 て も 帰し て しまう という 事例 が 実際 に ジェーン さん の 件 で 起き て いる わけ です ね 。 昨日 の レク で は 、 それ は 把握 さ れ て ない という こと で あり まし た けれども 、 そういう こと で は 、 普通 に 裁判 を 受ける という 権利 すら 保障 さ れ ない という こと に なり ます 。   そして 、 そもそも 起訴 まで について も 問題 が あり ます 。 九 五 年 の 日 米 合同 委員 会 合意 に 基づい て 、 殺人 、 強姦 など の 凶悪 な 犯罪 で 日本 政府 が 重大 な 関心 を 有する もの について は 、 米 側 の 好意 的 配慮 により 起訴 前 の 拘禁 移転 要請 が 認め られる こと に なり まし た 。 でも 、 これ まで 六 件 の 要請 に とどまっ て おり 、 五 件 認め られ た だけ です 。   どんな 事件 で も 、 そもそも 身柄 は 普通 に 日本 側 に ある べき だ と 思い ます 。 凶悪 犯罪 の 被害 に 重い 軽い は あり ませ ん 。 日本 政府 に 重大 な 関心 を 寄せ て もらえ なかっ たら 軽く 扱わ れる という の は どういう こと でしょ う 。 なぜ これ だけ しか 要請 件数 が ない の か 、 併せ て お答え ください 。 やっぱり 犯罪 被害 者 に 重い 軽い ない ん です よ ね 。 な ので 、 これ は 、 確か に 、 この 拘禁 移転 を 要請 できる よう に し た という こと は 一 歩 前進 で あっ た こと は 確か な ん です けれども 、 それで 全て で は ない と 。 その 先 に やはり 進ん で いただか なけれ ば 困る という こと だ と 思い ます 。   次に 移り ます 。   地位 協定 から 始まる 問題 に は 、 この 刑事 事件 に関する 取扱い の 問題 の ほか に も 、 基地 周辺 で の 航空機 の 騒音 問題 、 超 低空 飛行 による 危険 、 部品 落下 や 墜落 の 問題 、 基地 の 土壌 汚染 による 環境 問題 等 いろいろ あり ます 。 いずれ も 国内 で 大 問題 に なる よう な 案件 、 そして 、 国内 なら 法規 制 によって 発生 が そもそも ない か 、 あっ て も 処罰 さ れる 、 差し止め られる 、 あるいは 規制 の 強化 に 向け て 政治 、 行政 を 動かす こと が できる はず です が 、 地位 協定 が ある と 何 も でき ない 。   私 は 、 これら 被害 を 受け て いる 人 に 起き て いる こと は 、 沖縄 の 問題 で も なく 、 基地 問題 で も なく 、 普通 の 国内 法制 によって 救わ れ ない という 人権 侵害 だ と 思い ます が 、 その 認識 は ある か 、 伺い ます 。 人権 問題 で ある という ところ に は 正面 から お答え を いただけ なかっ た な という ふう に 思う ん です けれども 、 これ 、 人権 問題 で ある という ところ から 出発 し ない と 解決 さ れ ない 問題 だ という ふう に 強く 思っ て い ます 。   ちょっと 時間 が 大変 足り ない ので 、 通告 を 少し 飛ばし ます けれども 、 運用 改善 で 、 今 まで 政府 の 立場 として は 、 今 の お 答え も そう でし た けれども 、 やっ て いく という よう な 、 対応 を し て いく という 御 答弁 は 出 て いる わけ です けれども 、 私 は 、 やはり これ を 改定 を し て いか ない と なかなか 改善 でき ない 問題 が 横たわっ て いる と 思っ て い ます 。   日 米 合同 委員 会 の 合意 は 全て 公表 さ れ て い ませ ん し 、 度々 守ら れ て い ない こと が 問題 に なっ て い ます 。 なぜ 合意 が 守ら れ ない か という こと について は 、 二 〇 一 五 年 の アメリカ の 国務省 公表 の 地位 協定 に関する 報告 書 で は 、 合意 を 担当 する の は 国防省 統合 参謀 本部 、 アメリカ の 、 ですが 、 両省 とも 地位 協定 の 担当 部署 の 人数 は ごく 僅か しか おら ず 、 配置 転換 も あり 、 引継ぎ が しっかり さ れ て い ない こと が 理由 に 挙げ られ て い ます 。 また 、 米 軍 受入れ の 窓口 は 各国 の アメリカ大使館 です けれども 、 大使館 員 は 地位 協定 に関する 知識 が ない まま 配属 さ れ て いる と の こと で あり ます 。   こうした 背景 踏まえる と 、 非 公表 も 含め 、 複雑 に なっ て しまっ た 合意 で は なく 、 きちんと 明文化 し た 協定 に 必要 事項 を 書き込む 改定 を する 必要 が ある の で は ない か と 思い ます が 、 御 見解 を 伺い ます 。 その よう な 運用 で やっ て い て 合意 が 守ら れ ない こと など が 、 不具合 が 起きる 、 で 、 その 背景 が こういう もの だ から もう 改定 し なけれ ば いけ ない の で は ない か という こと で 伺っ た わけ で あり まし た 。   本当に 時間 が ない ので 、 ごめんなさい 、 最後 に 通告 し て い た 質問 の 方 に 移り ます 。   私 は 、 この アメリカ 、 あっ 、 ごめんなさい 、 ドイツ や イタリア も 同じ 敗戦 国 で あり ながら 改定 を し て い ます 。 これ は 事情 が 違う ので 比べ られる もの で は ない という 状況 の 御 答弁 が ある もの か と は 思い ます けれども 、 こういう の を 変える とき という の は 、 まさに 日本 が 米 側 に 、 イタリア と ドイツ の 場合 です ね 、 協力 度合い を 強める という タイミング で やっぱり 引き出し て くる という の が その 改定 の 経緯 で あり まし た 。 それ から いく と 、 私 は 、 本来 で あれ ば 、 防衛 費 を 二 倍 に する という 今回 の NATO 並み という 決定 、 これ を 決断 する の で あれ ば 、 ここ の とき に 地位 協定 の 改定 、 これ も 是非 交渉 を す べき だっ た の で は ない か という ふう に 思い ます が 、 そう なら なかっ た ので 残念 で あり ます 。   質問 は 、 アメリカ は 地位 協定 によって 軍人 軍属 を 含め た アメリカ 人 を 守ろ う と し て いる わけ です 。 そして 、 協定 は 両者 の 合意 で は あり ます けれども 、 日本 は 戦後 の とても 弱い 時期 に 基 と なる 行政 協定 を 結ん で い て 、 日本 に 不利 な 内容 は ほぼ そのまま 変わっ て い ませ ん 。   憲法 九 条 の ある 日本 で は 安全 保障 も 片 務 的 で 肩身 が 狭い と いう かも しれ ませ ん が 、 相応 の 金銭 的 負担 も 自衛隊 の 実力 も 付い て いる ので 、 私 は 言う べき こと は 言える はず だ と 思っ て い ます 。 アメリカ が アメリカ 人 を 守る ため に 必死 な よう に 、 日本 政府 に は 日本人 を 、 そして 日本 に 住む 全て の 人 を 必死 に 守っ て ほしい と 思い ます 。 人権 侵害 が 起き ない よう に し て ほしい わけ です 。   これ 以上 、 地位 協定 という レール に 乗っ て い たら 、 犯罪 被害 者 が そのまま 悲惨 な ところ に 行き着い て しまい まし た という よう な こと は なくし て ほしい ん です 。 それ が できる の は 政府 しか あり ませ ん 。 是非 、 目 を つぶら ず に 、 不作為 の まま 時 を やり過ごす の で は なく 、 改定 に 取り組ん で ほしい と 思い ます が 、 御 見解 を 伺い ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   本日 は 、 日 米 宇宙 協力 枠組み 協定 、 そして サイバー 犯罪 に関する 第 二 追加 議定 書 について 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 今回 の 日 米 宇宙 協力 協定 、 これ は アルテミス 合意 です ね 、 日 米 の 、 日 米 だけ で は ない です 、 マルチ です けれども 、 この 合意 文書 が 土台 に なっ て いる と 。 以前 の 、 これ まで の ISS で の 協力 に関して は 、 一 九 九 二 年 の 国際 宇宙 基地 協力 協定 、 IGA という 多国 間 協定 が 枠組み に なっ て 、 この 協定 の 枠組み の 中 で 国家 間 協力 が 進ん で いっ た と 。 今回 の アルテミス 合意 は 拘束 力 の ない 合意 文書 が 土台 と なっ て いる 、 それで 今回 、 その ため に 日 米 の バイ の 条約 を 結ん で いる と 。   今回 、 アルテミス 合意 、 どうして 国際 協定 に なら なかっ た の か 、 締結 さ れ なかっ た その 理由 を お 聞か せ ください 。 説明 ちょっと 長かっ た ん です が 、 端的 に 言う と 、 今 まで は プロジェクト ごと に 国際 協定 を 作っ て その プロジェクト を 実施 する ため の 国際 協力 を し て き た と 。 今回 は 、 日 米 の 宇宙 協力 、 つまり プロジェクト に よら ない 枠組み 協定 を 作っ て いく 。 で 、 各国 と の 関係 で も 米国 が 別 の バイ で 同じ よう な 枠組み 協定 を 作っ て 、 日本 が 最後 の 方 に この 枠組み 協定 に 締結 に 至っ た 、 その よう に 説明 を いただい て い ます 。 つまり 、 プロジェクト ごと に 国際 協定 を 作る 、 それ を 省い て 、 もっと 迅速 に 宇宙 協力 を 進め て いこ う という 、 そういう 意図 が ある の か と 、 その よう に 理解 し て おり ます 。   そして 、 その 日 米 で の 宇宙 協力 の 迅速 化 を 進める 一つ の 大きな 理由 に 中国 の 宇宙 開発 が ある 、 それ が 加速 し て いる こと が ある と 思う ん です が 、 中国 の 月 探査 の 現状 について 御 説明 ください 。 ありがとう ござい ます 。   中国 は 、 もう 一 ・ 七 キロ の 月 の 岩石 を サンプル として 持っ て 帰る 。 一 ・ 七 キロ を 運ん で 持っ て 帰る って なかなか すごい こと だ な と 思う ん です が 、 いよいよ そういう 時代 が 国際 社会 で は 起こり 始め て いる と 。   それで 、 我が国 も 迅速 的 に 宇宙 協力 を 進め て いこ う 、 それ は よく 分かる ん です が 、 その 迅速 化 を する と 同時に 、 宇宙 における 天然 資源 の 取得 に関する 国際 法 の 枠組み 、 これ が ない という の が 非常 に 問題 が 起こる の で は ない か と 危惧し て おり ます 。   宇宙 における 天然 資源 の 取得 に関する 国際 法 の 枠組み 、 これ 、 参考 に なる の が 私 は 南極 条約 で は ない か と 考える ん です ね 。 宇宙 も 南極 も 同じ よう に 三つ 共通 点 が あっ て 、 平和 目的 の ため に 利用 する という こと 、 科学 的 調査 について 国際 協力 を する こと 、 そして 軍事 的 性質 の 措置 は 禁止 する と 、 いずれ も 同じ よう な 条約 を 作っ て いる わけ です 。 そして 、 南極 に関して は 、 南極 環境 保護 議定 書 七 条 で 、 鉱物 資源 に関する いかなる 活動 も 、 科学 調査 を 除く ほか 、 禁止 する と 規定 さ れ て いる わけ です 。   こうした 南極 で の 法的 な 枠組み 、 国際 法 の 枠組み 、 これ は 宇宙 における 国際 法 の 枠組み に 非常 に 参考 に なる か と 思う ん です が 、 宇宙 における 天然 資源 開発 ルール 、 どの よう に 策定 し たい と お 考え でしょ う か 。 大臣 、 お 聞か せ ください 。 政府 は その よう な 考え方 で 、 二 〇 二 一 年 、 議員 立法 です が 宇宙 資源 法 が 成立 し て い ます 。 我が国 が 民間 事業 者 に対して 宇宙 資源 開発 の 許可 を 与える と 。 ただ 、 これ は 先占 、 つまり 先 に 占め た 者 勝ち という 、 そういう もの を 、 月 における 天然 資源 の 開発 権 を 認める 、 その よう な こと で は ない か 、 少し 危惧 を する わけ です ね 。   例えば 、 大陸棚 における 地下 資源 の 開発 を 許可 する 、 これ は 我が国 の 主権 の 行使 の 一部 で あっ て 、 同じ よう な 考え方 を する と 、 月 における 天然 資源 の 開発 権 を 我が国 が 持っ て い て 、 それ を 民間 業者 に対して 許可 を する という の は 、 宇宙 条約 の 二 条 で 禁止 さ れる 国家 による 主権 の 主張 に 該当 する こと は ない ん でしょ う か 。 我が国 は 署名 、 締結 し て い ませ ん が 、 月 協定 の 十 一 条 に は 、 明確 に 、 月 及び その 天然 資源 は 人類 共通 の 財産 で あっ て 、 その 場所 に ある 天然 資源 は いかなる 国家 、 政府 機関 、 民間 人 の 所有 に も 帰属 し ない という そういう 規定 が あり ます 。 これ は 、 一 九 七 九 年 、 随分 昔 に 採択 さ れ た 。 想像 する に 、 かなり 先駆 的 な もの が あっ た と 、 余りに 先駆 的 だっ た ので 署名 国 が 少な 過ぎ て 全く 国際 法 として 成立 し なかっ た と 。   ただ 、 時代 的 に は まさに こう いっ た こと を 今 議論 す べき で は ない か と 思う ん です が 、 この 月 協定 第 十 一 条 に対して 我が国 の 立場 は いかが でしょ う か 。 我が国 の その 宇宙 資源 法 と 月 協定 が バッティング し て いる 状態 だ 、 それ を 明確 に 教え て いただい て 良かっ た と 思い ます 。   私 も 、 その 宇宙 資源 法 に ある 月面 ビジネス の 民間 参入 を 促し 、 その 科学 的 な 開発 が どんどん 進む 、 これ は 非常 に 重要 な こと だ と 思う ん です が 、 かつて 南極 で も 議論 さ れ た よう に 、 それ が その 国家 間 の 天然 資源 開発 を めぐる 主権 の 争い 、 それ が 紛争 の 種 に なる こと は 事前 に 避ける べき で は ない か と 考え て おり ます 。   そういう 点 で 、 今 、 国連 宇宙 空間 平和 利用 委員 会 、 COPUOS です ね 、 で 議論 が 進ん で いる と 思い ます が 、 我が国 は 月面 における 天然 資源 の 主権 、 ルール に関して どの よう に 貢献 し て いく か 、 最後 に 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 是非 よろしく お願い いたし ます 。 南極 は 、 国際 法 上 、 ルール が 先行 し て 紛争 の 種 に なら なかっ た 良い 事例 だ と 思い ます ので 、 宇宙 空間 、 特に 月面 において も その よう な 好 事例 が 続く こと を 期待 し て おり ます 。   二つ 目 が 、 サイバー 犯罪 に関する 条約 第 二 追加 議定 書 について 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   議定 書 第 六 条 、 ドメイン 名 の 登録 情報 の 要請 について 、 仮に 他国 の 捜査 当局 が 我が国 の 民間 事業 者 で ある ドメイン 名 登録 事業 者 に対して 情報 提供 を 要請 する 場合 、 これ は 、 他国 の 我が国 国内 における 捜査 権 の 行使 に 該当 し 、 我が国 の 主権 侵害 に 当たる という こと は ない ん でしょ う か 。   また 、 この 条項 に対して 新た な 立法 措置 は 不要 という ふう な 説明 を 伺っ て い ます が 、 その 理由 を お 聞か せ ください 。 主権 の 侵害 に 当たら ない 、 これ は よく 理解 でき まし た 。 任意 で ある という こと です 。   ただ 、 今回 の この 追加 議定 書 の 趣旨 という の は 、 サイバー 犯罪 が 複雑 化 し て いる 中 で 、 いかに 迅速 に 円滑 に 捜査 当局 が 連携 し 、 証拠 を 守っ て 、 それ を 共有 し て いく か という 目的 だ と 思う ん です 。 ただ 、 それ と 個人 情報 保護 法 が いつも バッティング し て いる 、 そこ が すごく 問題 で あっ て 、 それ が ゆえに この 議定 書 を 結ぶ 意味 が 薄れ て いる ん じゃ ない か 、 その よう に 思う ん です ね 。   例えば 、 今 の 本人 同意 を 開示 条件 に する と 、 その 本人 が 仮に 被疑 者 で あれ ば 、 被疑 者 に対して あなた の 情報 を 外国 の 捜査 当局 が 知り たい と 言っ て いる ん です と 言っ た 瞬間 に 、 あっ 、 これ は 何とか 隠さ ない と と 逃げ て いく わけ です よ ね 。 犯罪 情報 の 迅速 、 円滑 な 保存 、 収集 の 障害 に なる こと は ない ん でしょ う か 。 選択肢 が 増える こと は いい こと だ と 、 それ は 趣旨 が 分かり ます 。 運用 し て いく 中 で これ の 実効 性 が どれ だけ ある か という の は 確認 し て いく 必要 が ある と 思う ん です が 、 やはり 同意 を 求める こと 自体 が 少し ナンセンス な 感じ も し ます 。   そして 、 先 ほど 羽田 委員 から も あり まし た 七 条 に関して は 、 まさに この 個人 情報 保護 法 が ある が ゆえに 留保 し て しまう と 。 インターネット サービス プロバイダー による 加入 者 情報 の 開示 に関して は 、 我が国 は この 協定 を 適用 し ない 、 留保 する という こと で 、 また この 協定 が 一つ 骨抜き と いう か 、 意義 が 減っ て しまう ん で は ない か 、 その よう に 思う わけ です ね 。   そうした 中 で 、 第 九 条 、 緊急 事態 において は 、 捜査 当局 同士 が 直接 協力 要請 が 行わ れ 、 データ の 共有 が なさ れる 、 その よう な 枠組み が できる と 書い て あり ます 。 ただ 、 これ は 緊急 事態 という 事態 に 限定 さ れる わけ です けれども 、 限定 する 必要 は ある ん でしょ う か 。 そもそも 、 この よう な サイバー 犯罪 における 迅速 な 情報 の 証拠 の 保全 という こと で あれ ば 、 捜査 共助 という 手続 を 行う 意義 は ある ん でしょ う か 。 最初 の 質問 で 、 主権 の 侵害 は ない と 。 で 、 次 の 質問 で 、 緊急 事態 で あれ ば この 捜査 共助 を すっ飛ば し て 直接 簡易 な 情報 共有 が できる と 。   で あれ ば 、 緊急 事態 で なく て も 、 サイバー 犯罪 に関して は もうこ の 第 九 条 を 全て に 適用 する 、 その 方 が より 迅速 かつ 円滑 な 連携 に つながる ん で は ない でしょ う か 。 はい 。   時間 が 参り まし た ので 、 これ で 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   最後 に 、 この 捜査 共助 に関して は 、 やはり もう 古い 手続 な の かも しれ ませ ん 。 サイバー 犯罪 に関して は 、 より 迅速 に する という こと で 、 より この 追加 議定 書 、 更に ブラッシュ アップ し て いく こと 、 今後 の 交渉 で 期待 し たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   質問 に 入る 前 に 、 前々回 の この 委員 会 で 、 ハンセン病 家族 訴訟 に関する 補償 制度 、 その 周知 徹底 を 図る ため に 、 是非 、 厚生 労働省 に は 全国 の 地方自治体 、 とりわけ 基礎 自治体 の 広報 紙 を 使っ て 是非 周知 する よう に 通達 を 出し て もらえ ない か という お願い を し た ところ 、 もう 数 日 後 に は 厚生 労働省 で 御 英断 を いただい て 、 すぐ 徹底 を さ れ まし た 。 御 答弁 を し て いただい た 本田 顕子 厚生 労働 大臣 政務 官 の リーダーシップ だ と 思い ます けれども 、 改めて 厚生 労働省 の 方々 に 厚く お礼 を 申し上げ 、 ハンセン病 関連 団体 の 皆様 から 、 まさに これ こそ 対決 より 解決 です ね という お 言葉 を 賜り まし た ので 、 改めて 本田 顕子 厚生 労働 大臣 政務 官 に 感謝 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 に 関連 し て 幾つ か お 伺い し たい と 思い ます が 、 一 九 六 九 年 七月 二 十 日 に アメリカ の アポロ 十 一 号 が 月面 着陸 を し て 大きな 話題 に なり まし た 。 大臣 は 当時 小学校 二 年生 だっ た と 思い ます けれども 、 私 は 二 歳 で ござい まし て 全く 覚え て い ませ ん が 、 あれ から 五 十 年余 が 経過 を いたし まし て 、 アポロ 計画 以来 の 大型 の 宇宙 開発 が 、 今 も 金子 先生 から 話 が ござい まし た アルテミス 計画 で ござい ます 。   米国 が 将来 的 な 火星 探査 を 視野 に 入れ た 国際 的 な 月 探査 計画 と 承知 を し て い ます が 、 アポロ 計画 と の 大きな 違い が 有志 国 と の 国際 協力 並びに 民間 企業 の 活用 という こと だ と 思い ます が 、 この 計画 に 日本 以外 に どんな 国 が 参加 さ れ て いる ん でしょ う か 。 そう な ん です 。 五 十 数 年 前 です から 、 私 が 二 歳 な ん です が 、 敬愛 する 山添 拓 先生 は この世 に 存在 し て い なかっ た という こと で ござい ます から 、 時 の 流れ を 感じる わけ で ござい ます が 、 この アルテミス という 言葉 の 語源 です が 、 これ 、 ギリシャ 神話 の 最高 神 ゼウス の 娘 、 月 の 女神 が アルテミス という こと で 、 そして この アルテミス に は 双子 の 弟 が い まし て 、 この 弟 の 名前 が アポロ で ござい ます 、 まあ どう でも いい 話 な ん です が 。 ちなみに 、 アポロ は 太陽 神 で ござい まし て 、 太陽 の 神様 で ござい ます 。   この 計画 に 日本 の 民間 企業 が 参加 を し て いる という 話 を 聞い て い ます が 、 どんな 会社 が 参加 し て いる ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   本当 、 多く の 日本 企業 が これ に 参加 を し て くれ て い て 、 久しぶり に うれしく 、 わくわく する 気持ち に なり まし た 。 種子島 で JAXA の H 3 ロケット が 何 度 か 失敗 を し て 、 日本 の 科学 技術 、 大丈夫 か という 不安 が 少し あっ た わけ で ござい ます が 、 改めて 、 こういう チャレンジング かつ 野心 的 な 挑戦 を 官民 挙げ て やっ て いる という こと に 、 是非 頑張っ て ほしい と 思い ます し 、 特に 注目 する の が 、 JA X A と トヨタ が 二 〇 一 九 年 から 共同 開発 し て いる 、 月面 で の 有人 探査 計画 、 探査 活動 に 必要 と さ れ て いる ルナクルーザー という 愛称 の 人員 与 圧 ローバー で ござい ます 。   この ルナ という 言葉 も 、 鎮痛 剤 の 名前 で は なく て 、 ギリシャ 神話 に 出 て くる 月 の 女神 の 名前 で ござい まし て 、 ただ 月面 という の は 、 何 か もう 月 と いう と すぐ そこ に ある よう に 感じ ます けれども 、 重力 が 地球 の 六 分の 一 、 気温 は マイナス 百 七 十 度 から 百 二 十 度 、 真空 で 、 強い 放射能 が あっ て 、 月面 に レゴリス と 呼ば れる 月 の 砂 で 覆わ れ て いる ん です から 、 実は 大変 難しい チャレンジ だ という ふう に 聞い て い ます 。   この 日本 企業 と 、 ごめんなさい 、 トヨタ と JA X A の 共同 開発 、 この 進捗 状況 どう なっ て いる でしょ う か 。 やはり この 国 の これから の 科学 技術 を 牽引 する の は イノベーション だ と 思い ます ので 、 是非 こう いっ た 、 大きな 投資 かも しれ ませ ん が 、 是非 しっかり と 文科 省 に は この プロジェクト を 支え て いただい て 、 日本 が 再び この 世界 で 世界 を 牽引 する 国 に なれる くらい の 意気込み で 頑張っ て いただき たい と 思い ます が 、 ふと 思っ た の が 、 大臣 、 あの アポロ から この 計画 まで 五 十 年間 、 実は 月 が ちょっと 遠かっ た ん です よ ね 。 ほとんど 月 に関する チャレンジ という の が アメリカ も やってこ なかっ た と 。   なぜ な ん だろ う な と 思っ たら 、 やはり アポロ の とき も 、 目的 は 月 そのもの で は なく て 、 恐らく 当時 の 冷戦 構造 の 中 で 、 旧 ソビエト 連邦 に 負け て は なら ぬ と 、 その 政治 的 な 対抗 意識 が 大きかっ た ん だろ う と 思い ます 。 世界 初 の 宇宙 飛行 は 一 九 六 一 年 です から 、 アポロ 計画 に 先立つ こと 六 年 な ん です ね 、 に ソ連 の ガガーリン が 宇宙 に 初めて 行っ た 。 これ 、 アメリカ は 相当 ショッキング だっ た と 思い ます 。   ちなみに 、 当時 、 世界 初 の 原子力 発電 所 を 開発 し た の も ロシア の オブニンスク で ござい まし て 、 一 九 五 四 年 の 六月 です から 。 アメリカ 最初 の 原発 は 遅れる こと 三 年 半 な ん です ね 、 シッピングポート 原発 が 最初 です から 、 それだけ 実は ソビエト 連邦 が 相当 先 に 科学 技術 で 行っ て い た と 。 です から 、 今回 、 五 十 年 の 時 を 経 て アメリカ が 再び 、 単独 で は なく て 同盟 国 、 同志 国 や 民間 企業 を 巻き込ん で 月 を 目指す という の は それなり の やっぱり 理由 が あっ て 、 それ が 、 先 ほど 金子 委員 が まさに おっしゃっ た よう に 、 中国 だ と 思う ん です 。   中国 が 二 〇 〇 七 年 から 二 〇 二 〇 年 にかけて 嫦娥 と 呼ば れる 月 探査 ミッション を 実施 し て 、 四 十 四 年 ぶり に 、 先 ほど 金子 先生 も おっしゃっ た 、 一 ・ 七 キロ の 石 を 持っ て 帰る と 、 月面 探査 機 が 月面 の 岩 や 土壌 を 持ち帰っ た という こと で 大きな ニュース に なり まし た し 、 昨年 は 新しい 中国 の 宇宙 ステーション 、 天宮 を 完成 さ せ まし た 。 また 、 二 〇 〇 一 年 に は 天 問 一 号 を 打ち上げ て 、 アメリカ が これ まで なかなか でき なかっ た 火星 へ の 軌道 導入 、 着陸 、 そして 地上 へ の 探査 、 これ 、 アメリカ は 段階 的 に 進め て き た ん です けど 、 中国 は 一気に これ を 同時に やる という 、 相当 進歩 、 上げ て いる と 、 相当 技術 が 高まっ て いる という ふう に 思っ て い ます し 、 今や 自他 共 に 認める 宇宙 大国 に なっ た という ふう に 私 は 認識 を し て い ます が 、 これ 政府 に お 伺い いたし ます が 、 宇宙 の 、 宇宙 開発 の 実態 と 、 アメリカ と 比べ て 、 今 、 中国 の この 宇宙 の 科学 技術 という の は どれ くらい の 状況 な ん でしょ う か 。 私 が 初 当選 し た 二 十 数 年 前 は まだ 宇宙 の 平和 利用 という の が 原則 でし た が 、 この 二 十 年間 で 大きく 様変わり し まし た 。 この 安全 保障 において も 宇宙 で ある とか 衛星 コンステレーション という の が 極めて 重要 に なっ て くる と 思う ん です が 、 難しい の は 、 我々 立法府 が この 分野 に チェック 機能 として 追い付け ない と 、 追い付い て いけ ない という ジレンマ が あり ます 。 限界 は あり ます が 、 我々 も しっかり この 分野 を ウオッチ し て いく こと を お 誓い いたし まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   以上 です 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 に 関わっ て 伺い ます 。   まず 、 内閣 府 に 伺い ます 。   今年度 、 日本 版 GPS と 言わ れる 準 天頂 衛星 六 号機 、 七 号機 の 打ち上げ が 予定 さ れ て い ます 。 ここ に 米国 宇宙 軍 の センサー が 搭載 さ れる と いい ます 。 これ は 軍事 目的 に も 利用 さ れ 得る もの です ね 。 米 側 の 一存 で 決まる という 御 答弁 でし た 。 宇宙 軍 の センサー です から 、 その 収集 し た 情報 を どう 使う か について 日本 側 で 制限 する こと は 確か に でき ない だろ う と 思い ます 。   我が 党 の 井上 哲士 議員 が 二 〇 一 六 年 三月 、 この 準 天頂 衛星 の 七 機 体制 へ の 強化 について 予算 委員 会 で 質問 し た 際 、 当時 の 安倍 首相 は 、 宇宙 分野 における 日 米 防衛 協力 の 強化 は 、 米国 の 宇宙 軍事 利用 の 補完 とか 従属 で は 全く ない 、 あくまでも 我が国 の 安全 の ため だ など と 答弁 し て おり まし た 。 ところが 、 今や 日本 の 準 天頂 衛星 に 米 軍 の センサー を 搭載 する 、 これ は 補完 、 従属 そのもの だ と 言わ なけれ ば なり ませ ん 。   次 の 問題 に 行き ます 。   安保 三 文書 の 一つ 、 防衛 力 整備 計画 は 、 スタンドオフミサイル の 運用 など の ため 、 宇宙 領域 の 情報 収集 能力 を 一層 強化 、 一層 向上 さ せる と し 、 具体 的 に は 、 多数 の 小型 人工 衛星 を 一体 的 に 運用 し て 情報 収集 する 衛星 コンステレーション の 整備 や 、 極 超 音速 滑空 兵器 、 HGV を 探知 、 追尾 できる 観測 網 の 整備 を 目指す など と し て い ます 。 敵 基地 攻撃 能力 を 運用 する に は 、 攻撃 目標 が どこ に ある の か 探知 、 追尾 し 、 目標 の 割当て など を 行う 必要 が ある から です 。   一月 の 日 米 2 プラス 2 で は 、 こうした 宇宙 空間 における 情報 収集 について 、 日 米 間 で の 機能 保証 、 相互 運用 性 及び 運用 協力 を 強化 する と 合意 し 、 この 四月 に 発表 さ れ た 宇宙 基本 計画 案 で も 、 米国 と の 連携 強化 が うたわ れ て い ます 。   防衛 省 に 伺い ます 。   いかなる 相互 運用 性 、 連携 を 検討 し て いる の です か 。 現在 検討 中 という こと でし た が 、 相互 運用 性 の 強化 、 連携 強化 と 言っ て いる 以上 は 、 情報 収集 も その 共有 、 情報 の 交換 という こと に も なる でしょ う か 。 これ も 日 米 間 で 相互 に 連携 し て 行っ て いこ う と 、 こういう こと を 検討 さ れ て いる わけ です ね 。 そこで 、 大臣 に 伺い ます 。   政府 は 、 従来 、 米 軍 へ の 情報 提供 について は 、 特定 の 国 の 武力 行使 を 直接 支援 する ため に 偵察 行動 など 情報 収集 を 行う 場合 、 他国 による 武力 の 行使 と 一体化 と なり 、 一体 と なり 、 許さ れ ない ケース が ある と 答弁 し て き まし た 。   宇宙 空間 における 相互 運用 性 の 強化 、 連携 の 強化 は 、 日本 側 が 収集 し た 情報 を 米 側 と 共有 し 、 米 側 の 攻撃 を 可能 に する もの です 。 武力 の 行使 の 一体化 に なら ない という 保証 は どこ に ある の でしょ う か 。 いや 、 これ は 一般 的 な 情報 交換 に とどまら ない 可能 性 が ある わけ です 。   昨年 十月 に 公表 さ れ た 米国 の ミサイル 防衛 見直し 、 MDR に は こう 書か れ て い ます 。 インド 太平洋 地域 の 同盟 国 や パートナー 国 と 引き続き 緊密 に 協力 し 、 地上 及び 宇宙 ベース の センサー システム を 追求 する よう 奨励 し 、 高度 で 一層 多様 化 する 空 と ミサイル の 脅威 に 対処 する ため 、 補完 的 な IAMD 技術 や 極 超 音速 防衛 など の 能力 の 共同 開発 に 投資 する 機会 を 模索 し 続ける 。   この IAMD は 、 米国 が 世界 の 同盟 国 に 求め て いる 敵 基地 攻撃 と ミサイル 迎撃 を 一体化 し た システム です 。 要するに 、 アメリカ が 求める システム 構築 で あり 、 いざ という とき に は 米 軍 の 軍事 行動 に 使う こと が 前提 の もの です ね 。 です から 、 その ため に 日本 側 が 収集 し た 情報 を 共有 する こと に なれ ば 、 米 軍 と の 武力 の 行使 の 一体化 に なる お それ は あり 得る と 思う ん です 。   その 際 に そう は なら ない という 歯止め は 、 保証 は どこ に ある の か という こと を 伺っ て いる ん です 。 相手 の 国 が ある から 明らか に でき ない という こと で は ない だろ う と 、 これ は 我が国 の 問題 です から 。 大臣 、 もう一度 いかが でしょ う か 。 従来 その よう に 答弁 を し て き た わけ です が 、 今度 の センサー 、 シューター の 一体化 、 IAMD 構想 の 中 で の 用い 方 という の は 、 そうして 順 を 追って という こと に は なら ない わけ です ね 。 センサー で 探知 し 、 追尾 し 、 直ちに シューター で 攻撃 を 仕掛ける 、 これ を 一体 的 に 運用 し て いこ う と し て いる わけ です から 、 特定 の 国 の 武力 行使 を 直接 支援 する ため に 日本 の 情報 が 使わ れ 得る という こと だ と 思う ん です よ 。   ところが 、 今 答弁 あり まし た けれども 、 この 武力 の 行使 の 一体化 の 可能 性 について 十分 問題 意識 が 示さ れ て いる と は 言え ない と 思う ん です 。 この 宇宙 軍拡 は 重大 な 憲法 違反 を はらん で いる と 言わ ざる を 得 ない と 思い ます 。   極 超 音速 兵器 、 HGV は 、 マッハ 五 以上 で 飛翔 し 、 飛翔 経路 や 着弾 地点 の 予測 が 困難 な 上 、 飛翔 中 に 複雑 な 機動 が 可能 で 、 探知 や 迎撃 は 非常 に 困難 だ と さ れ ます 。 防衛 研究所 の 今年 三月 の 報告 書 に よれ ば 、 米国 や ロシア は 迎撃 の ため の システム 開発 に 着手 し 、 中国 は 、 構想 段階 と さ れ ます が 、 検討 は 始め た の で は ない か と さ れ て い ます 。 日本 も 技術 実証 を 進める と 言い ます が 、 要するに この 開発 競争 に 加わっ て いく という こと です 。   一方 で 、 この 報告 書 を 読み ます と 、 極 超 音速 兵器 を 配備 し た 中国 に対して アメリカ が 配備 を 進めれ ば 両国 間 の 軍事 的 緊張 が 高まる だけ で あり 、 外交 や 軍備 管理 に 基づく 政治 的 な 解決 策 を 模索 す べき だ など 、 開発 、 配備 競争 を 憂慮 する 声 が 紹介 さ れ て おり ます 。   外務 大臣 に 伺い ます 。   極 超 音速 兵器 は 、 軍縮 の ため の 軍備 管理 交渉 こそ 進める べき だ と 思い ます 。 日本 政府 として どの よう に 働きかける おつもり です か 。 中国 、 ロシア は もちろん です が 、 米国 に対して も はっきり 言う べき だ と 思い ます 。 既に 宇宙 空間 を 含む 大 軍拡 競争 に なっ て おり ます 。 日本 が その 探知 ・ 追尾 能力 の 技術 実証 を 進めれ ば 、 開発 、 配備 の 軍拡 競争 に 拍車 を 掛ける だけ で あり ます 。 軍縮 の ため の 方針 と 行動 こそ 日本 政府 に 求め られ て いる こと を 重ね て 指摘 し たい と 思い ます 。   最後 に 、 サイバー 犯罪 条約 第 二 追加 議定 書 について 伺い ます 。   協定 六 条 は 、 国境 を 越える サイバー 犯罪 に 利用 さ れ て いる ウェブサイト の 開設 者 等 を 特定 する ため の ドメイン 名 登録 者 情報 について 開示 する よう 外国 事業 者 に対して 直接 要請 できる よう に する もの です 。 従来 は 捜査 共助 として 捜査 機関 同士 の やり取り で 行わ れ て き た もの です 。   法務省 に 伺い ます 。   サイバー 犯罪 条約 締結 後 、 サイバー 犯罪 に関する 捜査 共助 の 外国 へ の 要請 件数 、 外国 から の 受託 件数 の 実績 について 、 その 推移 を お 示し ください 。 ちょっと 時間 が 来 まし た ので 終わら なけれ ば なら ない ん です が 、 これ は 捜査 共助 として 行っ て き た 協力 を 迅速 、 円滑 に する ため の 協定 だ と 伺っ て いる わけ です 。 したがって 、 現状 の 実績 は 本 協定 の 立法 事実 と 言う べき もの です 。 それ が 示さ れ ない の は おかしい と 思い ます 。   我が 党 は 、 この 協定 、 加入 者 情報 について の 直接 協力 は 、 通信 の 秘密 の 保護 の ため 適用 を 留保 し て いる こと など も 踏まえ て 、 新た な 問題 は ない と 判断 し て 承認 に 賛成 です が 、 その 必要 性 を 示す 実績 について は 当 委員 会 に 明らか に さ れ たい と 思い ます ので 、 委員 長 、 お願い し ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   五月 十 五 日 は 沖縄 復帰 の 日 です 。   昨年 、 参議院 で は 本土 復帰 五 十 年 決議 が 行わ れ ませ ん でし た 。 その 理由 は 、 日米地位協定 の 改定 という この 記述 をめぐって 与野党 が 合意 でき なかっ た から です 。   沖縄 県議会 で は 、 与野党 が 一致 し て 日米地位協定 の 抜本 的 改定 を 盛り込ん だ 意見 書 、 復帰 五 十 年 決議 が 行わ れ まし た 。 沖縄 にとって は 、 与野党 関係 なく 、 日米地位協定 による 県民 の 負担 が 大きい という 共通 認識 が ある から です 。 先ほど も 高木 委員 より あり まし た けれども 、 この 地位 協定 の 問題 、 主権 の 問題 に も 大きく 関わっ て いる と 。 五 十 年 です 。 地位 協定 自体 は もう 七 十 年 近い です ね 、 六 十 何 年 です 。   沖縄 へ の この 地位 協定 の 運用 は 五月 十 五 日 から でし た 。 この 五 ・ 一 五 メモ という の が あり ます 。 それ は 米 軍 が 沖縄 県内 で 行う 演習 を 日 米 両 政府 が 合意 し た もの で 、 非公開 と さ れ まし た 。 沖縄 県民 は その こと を 一切 知らさ れ ず 、 米 軍 の パラシュート 降下 訓練 が 突然 始まっ た こと に 驚き と 衝撃 を 受け まし た 。 県民 の 命 と 暮らし に 大きく 関わる 情報 が 非公開 と さ れ た こと は 、 アメリカ だけ で なく 、 日本 政府 に対して 大きな 不信 感 を 持ち まし た 。   本日 は 情報 に 関わる サイバー 条約 と 日 米 関係 を 中心 に 質問 いたし ます が 、 この よう な 形 で 合意 という もの が 国民 に 見え ない 場合 に は 、 この よう な いろんな 問題 が 起こっ て くる という こと で 、 これ は 先 ほど の 日 米 宇宙 協力 枠組み 協定 において も 、 新た に 何 が 出 て くる ん だ と 、 両 政府 が 決定 し た 協力 という の が 新た に 来る という こと も 指摘 し て おき たい と 思い ます 。   お 配り し た 配付 資料 一 、 今日 結構 あり ます けれども 、 サイバー 犯罪 に関する 条約 の 本体 の 条文 です 。   まず 、 この 条約 について 伺い ます 。   外国 政府 が 、 我が国 の 政府 が 使用 する コンピューター に 使用 者 の 同意 なく アクセス を し たり 、 情報 を 盗み見 たり 、 非公開 通信 を 傍受 し たり 、 ウイルス を 埋め込ん だり する 行為 は 、 この 条約 、 例えば 第 二 条 から 第 七 条 の 対象 と なる でしょ う か 。 当該 外国 の 国内 法令 に 当該 行為 の 根拠 が ある 場合 と ない 場合 と に 分け て お答え ください 。 これ は 、 有無 に かかわら ず 、 国内 法 の 有無 に 、 相手 国 の です ね 、 有無 に かかわら ず 該当 する という こと でし た 。   外国 企業 が 、 それでは 、 我が国 の 公的 機関 や 私人 が 使用 する コンピューター を 使用 者 の 同意 なく アクセス を し たり 、 あるいは 情報 を 盗み見 たり 、 非公開 通信 を 傍受 し たり する 行為 を 目的 と する ハード や ソフト を 組み込ん だ 形 で 販売 など を する こと は 、 条約 第 六 条 の 規定 で 犯罪 と す べき もの に なる でしょ う か 。 当該 アクセス など の 行為 が 当該 外国 企業 の 所属 国 で 法令 上 の 根拠 が ある 場合 と ない 場合 に 分け て お答え ください 。 今 答弁 の 中 で 、 犯罪 を 主として 行う ため に と あり まし た 。 という こと は 、 基本 的 に は 通常 の 用途 の 商品 として 作ら れ て いる けれども 、 先 ほど の 犯罪 も 行お う と 思え ば できる 機能 を 潜ま せ て いる という もの は 条約 の 対象 と なっ て い ない という こと でしょ う か 。 外見 的 に は 、 基本 的 に は そういう こと だ という こと で 、 販売 の 中身 です ね 、 実態 という もの を 少し 紹介 し たい と 思い ます 。   今 の 議論 を 聞い て 、 多く の 方々 が 中国 の ファー ウェイ 、 ティックトック の こと を 思い浮かべ られ た と 思い ます 。 もちろん 、 我が国 にとって は 、 こう いっ た ところ へ の 警戒 が 必要 だ と は 思い ます 。   しかし 、 例えば 、 昨年 、 習近 平 主席 が サウジアラビア を 訪問 し た 際 、 サウジアラビア と ファー ウェイ と の 大きな 取引 が 成立 し た と 聞い て い ます 。 また 、 一昨日 、 五月 九 日 の 日経 に は 、 ティックトック の 利用 規制 について 東南アジア は 欧米 に 追従 し ない と 、 マレーシア が 5 G に ファー ウェイ を 採用 する 可能 性 が 出 て き た という 記事 が 載っ て い まし た 。   こう いっ た 動き を 背景 として 、 アメリカ や アメリカ 企業 が 、 先ほど 質問 で 挙げ た よう な 行動 を 取っ て いる と 世界 で 見 られ て いる という こと を 考慮 する 必要 が ある と 思い ます 。   四月 上旬 の ニューヨーク・タイムズ の 記事 を きっかけ に 、 アメリカ 国防総省 の 機密 文書 の 漏えい 事件 について 様々 な 報道 が 出 まし た 。 報道 を うのみ に す べき で は ない と は 思っ て い ます 。 ただ 、 今日 の 案件 に 関連 し て は 、 アメリカ が 同盟 国 に対して 情報 の 盗み見 を し て い た と さ れる 件 が 挙げ られ ます 。 韓国 について は 、 ウクライナ へ の 砲弾 の 供与 について 韓国 政府 内 で の 検討 内容 が 米 政府 に 把握 さ れ て い た と さ れ ます 。   今回 の 機密 文書 と さ れる もの で は 、 日本 政府 の 内部 情報 が アメリカ に 盗み見 られ て いる という 話 は 出 て い ない よう です 。 しかし 、 これ まで アメリカ が 日本 政府 に対し この よう な 行為 を 行っ て いる という 話 は 多々 あり まし た 。 最も 印象 に 残る の は 、 二 〇 一 三 年 の エドワード・スノーデン による 告発 です 。 米国 家 安全 保障 局 、 NSA は PRISM という 監視 プログラム を 持っ て おり 、 インターネット 情報 の 収集 対象 は メール や ウェブチャット など 多岐 に わたっ て いる と の こと です 。 電話 回線 の 傍受 も 行わ れ て おり 、 米国 の 大手 通信 会社 も 協力 し て いる と 聞い て い ます 。   配付 資料 二 は 、 産経新聞 の 記事 です 。   二 〇 一 五 年 に は 、 ウィキリークス が NSA による 日本 政府 、 企業 へ の 電話 盗聴 を 暴露 し まし た 。 経 産 大臣 や 日銀 総裁 ら 要人 、 内閣 官房 、 三菱商事 など 三 十 五 か所 の 盗聴 対象 リスト が 明らか に さ れ 、 当時 の バイデン 副 大統領 が 安倍 首相 に 陳謝 する 事態 と なり まし た 。   そこで 、 林 大臣 に お 伺い し ます 。   日本 政府 は 、 アメリカ 政府 により 内部 情報 を 盗み見 られ たり 通信 を 傍受 さ れ て いる 事態 が 今日 も 生じ て いる と お 考え でしょ う か 。 また 、 過去 に 行わ れ て い た と お 考え でしょ う か 。 お願い し ます 。 更に 危機 意識 を 高め て しまい ます けれども 。   次に 、 IT 関連 企業 について 見 て いき たい と 思い ます 。   中国 企業 を 警戒 する の と 同様 に 、 西側 、 特に アメリカ 企業 に対して も 警戒 す べき だ と 思い ます 。 アメリカ の ビッグ テック を 使う と アメリカ 政府 に 情報 が 抜き取ら れる という うわさ も 多々 あり まし た が 、 この 点 で 最も 印象 に 残っ て いる の は 先 ほど の スノーデン 情報 です 。 これ に よる と 、 インターネット 傍受 は 、 マイクロソフト 、 グーグル 、 ヤフー 、 フェイス ブック 、 アップル 、 AOL 、 スカイプ 、 ユーチューブ 、 パル トーク 、 こう いっ た 大手 九 社 の ウェブサービス が 協力 し て い まし た 。 NSA は 、 ユーザー の 登録 情報 や 電子 メール 、 文書 、 写真 、 利用 記録 、 通話 など あらゆる メタ 情報 を 収集 し て い た そう です 。   配付 資料 三 を 御覧 ください 。 下線 を 引い た 名和 利男 さん の 発言 を 御覧 ください 。 名和 さん は 、 自衛隊 で サイバーセキュリティー を 担当 さ れ た 後 、 民間 に 転じ られ た 方 で 、 日本 の サイバーセキュリティー を 勉強 すれ ば 必ず 名前 を 目 に する 方 です 。   米国 の IT 企業 は 米国 の 諜報 活動 に 協力 し て いる わけ です 。 です から 、 わざわざ 後 から ウイルス を 侵入 さ せ なく て も 、 米国 製 コンピューター の ハード ウエア や OS に は 出荷 時点 で 米国 に 都合 の 良い システム が 既に 組み込ま れ て いる 可能 性 が ある の です という わけ です 。   また 、 最近 で は 、 イーロン・マスク が ツイッター を 買収 し た こと により 、 いろんな こと が 明らか に なっ て まいり まし た 。 配付 資料 四 の フォーブス の 記事 を 御覧 ください 。   先月 、 米 政府 は 、 利用 者 の ダイレクトメール を 含め 、 ツイッター に 完全 に アクセス できる よう に なっ て い た と イーロン・マスク は FOX ニュース の インタビュー に 答え て い ます 。 ツイッター について この よう な こと が ある の で あれ ば 、 ほか の アメリカ の ビッグ テック について も 同様 と 考える の が 自然 です 。   そこで 、 林 大臣 に 伺い ます 。   アメリカ 企業 の 製品 や サービス を 使用 する 場合 、 中国 企業 の 場合 と 同様 、 情報 が 盗み見 られる 危険 性 など を 認識 し なけれ ば なら ない と 思い ます 。 御 見解 を お 伺い し ます 。 危機 意識 は 更に 続く と 思い ます が 。   この 漏えい 文書 に 登場 し た 韓国 です が 、 韓国 政府 も 、 この 公開 さ れ た 文書 の かなり が 偽造 さ れ た もの と する など 、 余り 問題 視 し ない 構え です 。 しかし 、 別 の 議論 も あり ます 。   配付 資料 の 五 は 、 この 韓国 の 革新 系 の ハンギョレ 新聞 です が 、 アメリカ の ダブル スタンダード や 偽善 性 を 批判 し て い ます 。   それから 、 配付 資料 の 六 の 方 は 、 イラン の ニュース サイト です 。 ここ で 言及 さ れ て いる ドイツ や デンマーク の メディア の 原典 に は 当たっ て おり ませ ん けれども 、 アメリカ の ドイツ へ の 諜報 、 スパイ 活動 など が 紹介 さ れ て い ます 。   サイバー 犯罪 条約 です が 、 これ の 本体 です けれども 、 二 〇 〇 一 年 十一月 の 署名 開放 から 二 十 年 以上 たっ て いる に も かかわら ず 、 二 〇 二 三 年 三月 現在 で 締約 国 は 欧米 を 中心 に 六 十 八 か国 に すぎ ませ ん 。   一方 、 国連 で は 、 関連 する 別 の 条約 の 策定 交渉 が 進ん で い ます 。 二 〇 一 九 年 十二月 、 ロシア 、 中国 など が 提案 し た 国連 決議 により 、 犯罪 目的 による 情報 通信 機器 の 使用 対策 に関する 包括 的 な 国際 条約 を 作成 する 特別 委員 会 が 設立 さ れ 、 現在 手続 が 進ん で い ます 。   なぜ 欧米 中心 の 現 条約 の 拡充 で なく 、 ロシア 、 中国 が 主導 し た 新 条約 締結 の 動き に なっ て いる か に 関連 し 、 高知大学 の 准 教授 塩原 俊彦 さん が 朝日新聞 の 論 座 に 書か れ た 記事 が あり ます ので 、 短文 を ちょっと 読み上げ たい と 思い ます 。   塩原 さん は 、 次 の よう に ワシントン・ポスト の 指摘 を 引用 さ れ まし た 。 例えば 、 米国 の 世界 的 な 監視 、 ハッキング プログラム に関する スノーデン の 暴露 と それ に 伴う 米国 の 偽善 的 コスト は 、 インターネット が 国家 の コントロール 外 に ある という 米国 の 主張 を 弱める こと に なっ た 、 オープン な インターネット へ の 支持 が 低下 し て いる と 。 その 上 で 、 塩原 さん は 、 その 結果 として 、 最初 に 紹介 し た ロシア 主導 の サイバー 犯罪 対策 条約 案 が 、 国連 の 場 で 、 多数 の 賛成 の 下 に 制定 に 向け て 具体 的 に 動き出す まで に なっ て いる こと に なる と 述べ て い ます 。   本 議定 書 、 第 二 議定 書 です か 、 これ について 、 我が国 は 、 自由 、 公正 、 安全 な サイバー 空間 を 確保 する 条約 と なる よう 交渉 する と の こと です 。   ちょっと なくなり まし た ので 。   今回 、 沖縄 の 問題 から 最初 に 入っ た の は 、 国 と 国 の 合意 で は ある けれども 、 国民 の 生活 に 関連 し て くる という 問題 が 、 国民 に 知ら ない ところ で いろいろ 広がっ て いく という こと な ん です 。 です から 、 この 日 米 という 両方 で 合意 を し て いる という こと です けれども 、 この 合意 の 中 で いろいろ 国民 に 分から ない まま 進ん で き た という の が 紹介 を いたし まし た 。   我が国 の 、 欧米 諸国 の 主張 や 説得 力 を 持つ ため に は 、 今日 紹介 し まし た 米国 や 米国 企業 の 行為 を 改める 必要 が ある と 思い ます 。   昨年 九月 十 日 、 プーチン 大統領 が 、 四 州 の ロシア 編入 の 際 の 演説 で こう 言い まし た 。 米国 は 、 今日 に 至る まで 、 ドイツ 、 日本 、 大韓民国 など を 占領 し 、 対等 な 同盟 国 だ と 皮肉っ て いる 、 聞け 、 どんな 同盟 な ん だろ う 、 これら の 国 の 指導 者 が スパイ さ れ 、 国家 元首 が オフィス だけ で なく 自宅 まで 盗聴 さ れ て いる こと は 全 世界 が 知っ て いる 、 本当に 残念 な こと だ と 。 それ を する 人 も 、 奴隷 の よう に 黙っ て この やぼった さ を のみ込ん で いる 人 も 、 恥ずかしく なる と 発言 し た こと を 御存じ でしょ う か 。   中国 に対して も 米国 に対して も ひとしく サイバー 犯罪 は 行う な と はっきり 言え ない よう で あれ ば 、 プーチン 大統領 の 言っ て いる 恥ずかしい と 言わ れ て も 仕方 が あり ませ ん 。   私 は 、 これ まで 本 委員 会 で 、 米国 追従 に なる こと の 問題 点 を るる 述べ て まいり まし た 。 今回 は サイバー の 話 を し まし た けれども 、 この 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 について も 全く 同じ 懸念 を 持っ て い ます 。 です から 、 この 米国 と の 協定 に は 反対 で ある という こと を 申し上げ ます 。   そして 、 この 日 米 の 宇宙 だけ で なく て 、 どうして 全 世界 の 宇宙 の 問題 に 入ら ない の か と 。 二 国 間 で やる という こと は 、 アメリカ に 引っ張ら れ て いく という こと です 。   そして 、 さらに この 負担 が 、 先ほど も 山添 議員 から も あり まし た けれども 、 安保 三 文書 と の 関連 で いえ ば 、 もう 宇宙 と サイバー と 電磁波 という この 三つ が 載っ て いる 中 で 、 この 宇宙 は もう もろに 当たる ん じゃ ない か という 懸念 が 強い わけ です 。 そして 、 そう し ます と 沖縄 に 負担 が 来る と 、 そういった こと から 私 は この 宇宙 の 協力 協定 について は 反対 を し ます 。   そして 、 やはり その ほか に も 懸念 が ある という こと を 先 ほど 申し上げ た わけ です ので 、 この 懸念 について は あり ます けれども 、 残り の 二つ について は まあ 賛成 を いたし ます 。   という こと で 、 時間 前 に なり まし た けれども 、 お話 を 終わり たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 日本 共産党 を 代表 し 、 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 に 反対 、 二 国 間 航空 協定 に関する 日 ・ EU 協定 及び サイバー 犯罪 条約 の 第 二 追加 議定 書 に 賛成 の 立場 で 討論 し ます 。   なお 、 サイバー 犯罪 条約 第 二 追加 議定 書 について は 、 先 ほど 法務省 から サイバー 犯罪 の 定義 も 定か で は ない か の よう な 答弁 が あり まし た 。 これ は 看過 でき ず 、 求め た 資料 の 早期 の 提供 を 改めて 求め ます 。   以下 、 日 米 宇宙 協力 に関する 枠組み 協定 の 反対 理由 を 述べ ます 。   本 協定 は 、 日 米 間 の 宇宙 分野 における 協力 の 基本 事項 を 包括 的 に 定める 初めて の 協定 で あり 、 運用 、 探査 、 輸送 、 航空 技術 など 幅広い 分野 を 対象 に 日 米 同盟 の 協力 分野 を 一層 広げる こと が 狙い と さ れ ます 。   政府 が 昨年 閣議 決定 し た 安保 三 文書 の 一つ 、 国家 安全 保障 戦略 は 、 宇宙 の 安全 保障 分野 で の 対応 能力 を 強化 する と し 、 続く 宇宙 開発 戦略 本部 の 宇宙 基本 計画 工程 表 は 、 今年 夏 を 目途 に 宇宙 安全 保障 構想 を 策定 する と し まし た 。   四月 に 公表 さ れ た 宇宙 基本 計画 の 改定 案 は 、 安全 保障 の ため に 宇宙 システム の 利用 を 抜本 的 に 拡大 し て いく と し 、 敵 基地 攻撃 能力 と なる スタンドオフミサイル 等 の 実効 性 確保 の ため の 衛星 コンステレーション を 活用 し た 情報 収集 体制 の 構築 、 準 天頂 衛星 システム の 開発 、 運用 、 極 超 音速 滑空 兵器 、 HGV の 探知 、 追尾 の ため の 技術 実証 など 、 米国 と の 連携 を 含め て 軍事 利用 を 大幅 に 拡大 しよ う と し て い ます 。 本 協定 は 、 こうした 日 米 の 戦略 的 取組 を 推進 する もの と なる の は 明らか です 。   日本 版 GPS と さ れる 準 天頂 衛星 二 機 に 米国 宇宙 軍 の センサー を 搭載 する と いい ます 。 二 〇 一 六 年 、 当時 の 安倍 首相 は 、 米国 の 宇宙 軍事 利用 の 補完 とか 従属 で は 全く ない など と 答弁 し て い まし た が 、 元々 米国 の 求め に 従っ た 増 備 で あり 、 完全 な ごまかし でし た 。   日本 の 衛星 の センサー が 収集 し た 情報 を 米 軍 に 提供 し 、 米 側 が 攻撃 する こと に なれ ば 、 特定 の 国 の 武力 行使 を 直接 支援 する ため に 偵察 行動 など 情報 収集 を 行う 武力 の 行使 の 一体 化 と 評価 さ れる 事態 も 容易 に 想定 さ れ ます が 、 質疑 を通じて も まとも な 認識 は 示さ れ ませ ん でし た 。 宇宙 空間 を 利用 し た 情報 収集 は 、 米国 が 進める IAMD 構想 に 不可欠 です 。 日 米 一体 で 敵 基地 攻撃 と ミサイル 迎撃 を 行お う と する もの で あり 、 認め られ ませ ん 。   米 中 ロ が 開発 、 配備 競争 を 進める 極 超 音速 兵器 について は 、 軍拡 競争 を あおる の で は なく 、 軍縮 の ため の 外交 を 日本 が 先導 す べき です 。 国境 の ない 宇宙 空間 で 軍事 利用 を 広げれ ば 、 平和 と 安全 が 脅かさ れる こと は 明らか です 。   米国 主導 の 宇宙 軍拡 を 是認 する 本 協定 は 、 我が国 が 長らく 堅持 し て き た 宇宙 の 平和 利用 原則 と は 到底 相入れ ず 、 承認 でき ませ ん 。   以上 、 討論 と し ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 岩本 剛 人 で ござい ます 。 質問 の 機会 を いただき まし て 、 心から 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   まず 初め に 、 先般 終わり まし た 広島 サミット について 一 問 だけ お 伺い し たい と 思い ます 。   改めて G7 広島 サミット の 報告 の 機会 が ある と 思う ん です けれども 、 ゼレンスキー 大統領 の 訪日 が 実現 し まし て 歴史 的 な 成果 を 上げ た G7 広島 サミット を 終え て 、 林 大臣 の まず 所感 を お 伺い し たい と 思い ます 。 改めて 機会 が ある と 思い ます ので 、 そうした 中 で また 我々 も しっかり 今回 の G7 サミット を 終え て 努力 を し て いけれ ば という ふう に 思っ て い た ところ で あり ます し 、 是非 、 いずれ 林 大臣 も 恐らく あの 真ん中 に 立た れる よう な 立場 に なろ う か と 思い ます ので 、 また 今後 とも いろんな 形 で 議論 を さ せ て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   それで 、 続き まし て 、 議案 について 質疑 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 余り 時間 が ない ので 、 できる 限り 簡潔 に と 思い ます 。   御 案内 の とおり 、 我々 の 経済 を 取り巻く 状況 は 大きく 変化 を し て き て おり ます 。 以前 は 、 貿易 立国 と 言わ れ て 、 自動車 の 輸出 等 大変 大きな 貿易 黒字 が 記録 し た ところ で あり ます 。 また 、 その 当時 は 日 米 の 貿易 摩擦 も 大きく 取り沙汰 さ れ て い た ところ で あり ます 。   ただ 、 最近 、 新聞 報道 で も あり まし た けれども 、 昨年度 の 貿易 収支 は 、 円 安 と 資源 高 の 影響 を 受け て 、 二 十 一 兆 七 千 二 百 八 十 四 億 円 という 過去 最大 の 貿易 赤字 を 記録 し た わけ で あり ます 。 また 、 この 貿易 収支 の 赤字 基調 という の が 続い て いる 状況 で あり まし て 、 また 一方 で 、 我が国 の 貿易 、 経常 収支 、 貿易 収支 を 支え て いる の は 、 当時 の 貿易 立国 と いう より 、 投資 収益 が 今 の 貿易 収支 を 支え て いる 状況 に なっ て き て おり ます 。   OECD に より ます と 、 日本 の 投資 活動 による 収入 は 世界 最大 という こと で あり まし て 、 それ による 所得 は 約 五 十 兆 円 、 すなわち 我々 GDP の 一 割 に 迫る 状況 に なっ て き て おり ます 。 御 案内 の とおり 、 我々 日本 の 企業 が 所有 する 知的 財産 において も 収入 は 増加 を し て いる 状況 で あり まし て 、 この 経常 収支 の 構造 変化 、 いわゆる 貿易 立国 から 投資 立国 へ シフト し て き て いる よう に 思う わけ で あり ます 。   そうした 中 で 、 今回 、 海外 投資 を 保護 し て 促進 し て いる の が 今 国会 に も 提出 を さ れ て おり ます 投資 協定 や 租税 条約 か という ふう に 思い ます 。   政府 は 、 以前 より 、 アクション プラン において 、 それぞれ の 条約 等 に 積極 的 に 取り組ん で こ られ て き た わけ で あり ます けれども 、 今回 も こうした 協定 を 締結 しよ う という ふう に 思い ます 。 投資 立国 で あり ます 我が国 にとって 非常 に 重要 な 今回 の 提案 について は 取組 で ある という ふう に 思い ます 。   日 ・ バーレーン 投資 協定 、 日 ・ アゼルバイジャン 及び 日 ・ アルジェリア 租税 条約 について 、 それぞれ 締結 を する 意義 について は どの よう な ふう に 受け止め て いる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 時間 が あり ませ ん ので 、 併せ て ちょっと お 伺い し たい と 思い ます 。   先 ほど 大臣 から 答弁 が あり まし た ウクライナ で あり ます けれども 、 現在 、 ウクライナ を 世界 各国 で 支援 しよ う という 方向 で あり ます けれども 、 ウクライナ に対して の 租税 条約 の 状況 という の は どの よう に なっ て いる の か 。 是非 、 妥結 、 今後 の 動き に 向け て 、 我々 日本 の 国 として も 積極 的 に 取り組む べき だ という ふう に 思い ます 。   また 、 サミット で も お話 が あり まし た グローバル サウス な ん です けれども 、 アクション プラン において は 、 中南米 、 いわゆる 等 に対して 積極 的 に 投資 協定 の 締結 を 進め て いく という 方向 性 が 出さ れ て いる ん です けれども 、 この グローバル サウス に対して どの よう に 取り組ん で いく の か 、 併せ て お 伺い し たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 洋之 で ござい ます 。   まず 、 議案 の 条約 について 質問 さ せ て いただき ます 。   バーレーン と の 投資 協定 で ござい ます けれども 、 これ まで 政府 が 結ん で き た 投資 協定 は 、 参入 の 段階 に当たって 相手 国 の 企業 と の 同等 の 条件 を 確保 する いわゆる 自由 型 の 投資 協定 を 近年 頑張っ て 結ん で き た という ふう に 理解 し て おり ます 。 しかし 、 今回 、 バーレーン と の この 協定 という の は 投資 の 設立 の 後 のみ に 保障 さ れる 保護 型 に なっ て いる ん です が 、 その 理由 、 経緯 、 また 今後 を 含め た 政府 の 投資 協定 の 一般 について の 方針 、 それ について 答弁 を お願い し ます 。   また 、 あわせ て 、 この 国会 で 今 審議 中 で は ある ん です が 、 まあ いい こと だ と 思う ん です けれども 、 日本 ・ バーレーン 貿易 ・ 投資 ワーキング ・ グループ 設立 が 、 今月 の 十 日 、 外務省 によって 発表 さ れ て おり ます 。 この ワーキング ・ グループ の 設立 の 経緯 と 狙い 、 また 中東 の 他国 と の こうした 取組 の 有無 について 簡潔 に 答弁 を お願い し ます 。 ありがとう ござい まし た 。   では 次 、 租税 条約 です が 、 アゼルバイジャン また アルジェリア と の この 租税 条約 、 両方 に これ 共通 する 措置 に なっ て いる ん です けれども 、 いわゆる 仲裁 規定 が 盛り込ま れ て い ない わけ で あり ます けれども 、 他方 、 一昨年 の 九月 の 一般 社団 法人 の 日本 貿易 会 の 国際 課税 連絡 協議 会 が 発表 し た 税制 改正 の 要望 において は 、 仲裁 規定 を 盛り込む という こと が 要望 で 出さ れ て いる ところ で あり ます が 、 今回 、 仲裁 規定 の 手続 が 入ら なかっ た 理由 、 経緯 と 、 あと 、 一般 的 に 、 一般 論 も 含め て こうした 条約 の 今後 の 見直し の 可能 性 について 答弁 を お願い し ます 。 将来 の 見直し について 頑張っ て いただき たい と 思い ます 。   我が 会派 は 、 この 今回 の 三つ の 議案 に 賛成 で ござい ます 。   残り の 時間 で G7 サミット など について 質問 さ せ て いただき ます 。   先 ほど の 理事 会 の 決定 で 、 次回 、 G7 サミット 、 大臣 に 御 報告 を いただい て 充実 審議 さ せ て いただく こと に さ せ て いただい て おり ます が 、 その 関連 という こと で 質疑 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 外務 大臣 に 伺い ます が 、 G7 の 首脳 が 原爆 の 資料 館 を 訪れ て いる わけ で あり ます けれども 、 そこ の 展示 物 です ね 、 この 展示 物 は どの よう な 目的 で 選ば れ た もの で 、 この 具体 的 な 内容 、 これ は 日本 政府 の 責任 において 選ん だ もの で ある の か 、 また 、 その 目的 として は 、 原爆 、 核兵器 の 被害 の 実相 という もの を 本当に 生々しく 、 一 人 の 人間 として 政治 家 として 首脳 の 皆さん に 感じ て いただく 、 体 全体 で 受け止め て いただく という こと が 私 は 大事 だ と 思う ん です が 。   そうした 中 で 、 特に 原爆 の 熱線 など による 悲惨 な 人体 の 被害 写真 、 亡くなっ た 方 の 遺品 です とか 破壊 さ れ た もの です とか 、 いろいろ ある ん です が 、 やはり 人体 の 被害 写真 という もの を 見 て いただか なけれ ば 実相 を 全身全霊 で 受け止め て いただく こと は でき ない と 思う ん です けれども 、 そうした 人体 の 被害 写真 という もの が 展示 物 の 中 に 含ま れ て い た の か 、 また 具体 的 に 、 せめて 数 だけ でも 何 点 ぐらい 用意 を さ れ て い た の か 、 また 最後 に 、 G7 の 首脳 が 御覧 に なっ た 展示 物 と 招待 国 、 八 か国 だっ た と 思い ます が 、 あと 、 ウクライナ の ゼレンスキー 大統領 が 御覧 に なっ た 展示 物 は 同じ もの で ある か どう か について 説明 を お願い いたし ます 。 例えば 、 イギリス の 首相 です けれども 、 伸 ちゃん の 三輪車 という 、 当時 三 歳 の 男の子 で 、 一度 、 私 も 外交 防衛 委員 会 、 国会 の 委員 会 でも 触れ させ て いただい た こと が ある ん です が 、 毎日 、 家 の 前 で 育ち 盛り の かわいい 男の子 が 楽しく 買っ て もらっ た 三輪車 で 遊ん で い た と 。 ところが 、 まさに その 八月 六 日 の 朝 、 原爆 の 犠牲 に なっ て しまっ た と 。 男の子 は 亡くなり 、 その 壊れ た 、 無残 に 破壊 さ れ た 三輪車 が 遺品 として 残っ て いる 。 また 、 血 だらけ の ぼろぼろ と なっ た 学生 服 を 御覧 に なっ た 。 あるいは 、 ゼレンスキー 大統領 は 、 原爆 が 落とさ れ た 瞬間 、 また 、 その後 の 広島 の 町 が 破壊 さ れる その シミュレーション 、 そういう もの を 御覧 に なっ た という ふう に 言っ て いる 。   先 ほど 大臣 が おっしゃっ た 、 この 展示 物 を 首脳 の 方々 に 見 て いただく 、 その 目的 として 、 被害 の 実相 に 効果 的 に 触れ て いただく という の は 、 まさに おっしゃる とおり 、 原爆 、 核兵器 について 国際 社会 が 廃絶 を 目指し て 取り組ん で いく その 原点 として 、 目的 として は 私 も 正しい と 思う し 、 共有 する と 思う ん です が 、 ただ 、 その 展示 物 に 、 やはり 一番 見 て いただか なけれ ば いけ ない 人体 の 被害 写真 、 それ が 含ま れ て いる か どう か という こと を 、 外務 大臣 が 答弁 を 控える 必要 は ない と 思う し 、 それ を 国民 や 国会 に対して きちんと 御 説明 、 外交 の 在り方 として 御 説明 を やっぱり 私 は いただく べき だ という ふう に 思い ます 。   もちろん 、 原爆 の 投下 国 で ある アメリカ と の 日 米 関係 も 含め て 、 日本 が 今 厳しい 安全 保障 環境 の 中 で 、 現実 の 国際 政治 、 安全 保障 政策 を 遂行 し て いく 中 で 、 様々 な 政治 として の 考慮 事項 は ある こと は 重々 承知 な ん です が 、 ただ 、 原爆 資料 館 の その 展示 物 を 見 て いただい た 、 その 中 に 人体 の 被害 写真 が ある か ない か を 答え られ ない の は 、 私 は やはり 国民 や 国会 に対する 説明 責任 の 在り方 の 点 、 それ だけ で は ない です が 、 において も やっぱり 課題 が ある と 思い ます ので 、 もう一度 明確 に 、 人体 の 被害 写真 が 含ま れ て い た か どう か 。   また 、 G7 の 首脳 と ほか の 首脳 の 方々 が 同じ 展示 物 を 見 た の か どう か 。 ちょっと さっき の 答弁 で は 分から なかっ た ので 、 そこ を 明確 に お願い し ます 。 非常 に 残念 な 答弁 だ と 思う ん です けれども 、 では 、 次に 参り ます 。   問い の 二 番 です が 、 外務 大臣 に 伺い ます が 、 原爆 慰霊 碑 に 献花 を し て いただい た G7 の 首脳 の 皆様 、 ほか の 方々 も で あり ます が 、 特に G7 の 首脳 の 方々 に対して 、 事前 に 、 また あるいは 事後 も 含め て 、 この 慰霊 碑 、 配付 資料 で あり ます けれども 、 「 安らか に 眠っ て 下さい   過ち は 繰返し ませ ぬ から 」 、 この 原爆 の 慰霊 碑 の この 意味 を 政府 あるいは 広島 市 など から 説明 を し て いる の か 。 この 過ち に は 、 この 委員 会 で かつて 何 度 か 取り上げ た こと も あり ます けれども 、 核兵器 使用 だけ で は なく て 、 核兵器 が 使用 さ れる その 原因 で ある 戦争 そのもの 、 戦争 そのもの を 二度と 繰り返さ ない 、 そうした 広島 の この 心 、 広島 の 祈り の 意味 だ という ふう に 説明 さ れ て いる わけ で ござい ます けれども 、 そう し た この 原爆 慰霊 碑 の 言葉 の 意味 について 事前 に G7 の 首脳 の 皆さん に 説明 を さ れ て い た の か 、 答弁 を お願い いたし ます 。 確認 です が 、 その 松井 市長 の 御 説明 という の は 、 私 も ちょっと 映像 で 見 た ん です が 、 首脳 の 皆さん が 献花 を し て いただい て 、 そこで 松井 市長 が 説明 さ れ て いる よう な 、 その 場 で 説明 を さ れ て いる という こと で よろしい です ね 。 実は 、 前 、 オバマ 大統領 が 慰霊 碑 の 前 で 献花 さ れ た とき も 、 これ 質問 し て いる ん です が 、 実は 、 オバマ 大統領 が 来日 の 前 に いろんな 手段 を 使っ て 意味 を 説明 し まし た という よう な 、 結局 理事 会 協議 事項 で 政府 から 説明 いただい た ん です が 、 その よう な こと は あり まし た 。   いずれ に いたし まし て も 、 やはり 確認 し なけれ ば いけ ない の は 、 非 人道的 な 兵器 で あり 、 そして 、 それ が 使わ れる 原因 に なる 戦争 、 その 戦争 そのもの も この 人間 の 世界 において 絶対 あっ て は なら ない 究極 の 非 人道的 な 行為 で あっ て 、 そうした もの 、 核兵器 の 使用 と 戦争 という 過ち を 再び 繰り返さ ない こと を 誓う 、 それ が 「 過ち は 繰返し ませ ぬ から 」 、 「 安らか に 眠っ て 下さい   過ち は 繰返し ませ ぬ から 」 という 趣旨 で ある という こと で ござい ます 。   じゃ 、 この G7 の サミット 、 広島 ビジョン など も 発表 さ れ て いる わけ で ござい ます けれども 、 そうした 議論 が 、 こうした 広島 の 心 、 広島 の 祈り を 踏まえ て 、 それ に 基づい て なさ れ て いる の か 。 これ について は 、 原爆 被爆 者 の 各 団体 、 あるいは ICAN といった よう な 国際 的 な 団体 、 様々 な 批判 的 な 見解 を 出さ れ て おり ます 。 かつて の 広島 市長 の 方 も 非常 に 厳しい 、 被爆 地 の 政治 利用 で は ない か という よう な 発言 も さ れ て いらっしゃる 広島 の 元市長 の 方 も いらっしゃる わけ で ござい ます けれども 。   外務 大臣 、 問い の 三 番 です が 、 この G7 で 核兵器 の 禁止 条約 、 これ について 議論 が さ れ て いる の か どう か 、 あるいは いずれ か の 会議 、 セッション や 二 国 間 など 様々 な 形態 が ある と 思う ん です が 、 それで 議題 に 入っ て い た の か 、 議論 し て い ない の で あれ ば 、 その 理由 。 また 、 G7 の うち の ドイツ は この 核 禁 条約 について 第 一 回 締約 国 会議 の オブザーバー で 参加 し て いる ん です が 、 そうした ドイツ の 方針 や 姿勢 、 取組 など について 、 私 は G7 の この 首脳 会議 で 議論 する という こと も あっ て よかっ た と 思う ん です が 、 以上 の こと が 議論 さ れ て いる の か どう か 。 また 、 そうした こと を 議長 国 として 提案 など し なかっ た 理由 について 、 答弁 を お願い いたし ます 。 次 の 質問 に 行き ます 。 今回 の いわゆる 核軍縮 に関する G7 首脳 広島 ビジョン 、 広島 ビジョン です けれども 、 この 中 で 記さ れ た 核 廃絶 あるいは 核軍縮 の ため の 取組 で 、 G7 が これ まで 主張 し て き て い ない 新しい 取組 、 つまり 今回 が 新規 の 取組 という の は 具体 的 に 何 が ある の か 。   今 答弁 が あり まし た けれども 、 私 は 、 核兵器 禁止 条約 という の は これ は 国際 条約 です から 、 そこ の G7 の この ドイツ 、 批准 する こと は ない に し て も 、 オブザーバー 参加 し て いる という わけ で 、 やはり その 核 禁 条約 の 意義 を 認め て いる という こと だ と 思う ん です が 、 そうした もの について 一言 も 言及 も なく 、 また 、 核 廃絶 に 向け た 具体 的 な 決意 あるいは その 道筋 という もの の 具体 的 な 記載 が 私 は ない よう に 思う ん です けれども 、 そうした 理由 について 答弁 を お願い いたし ます 。 今 答弁 に なかっ た ので 、 政府 参考 人 で 結構 な ん です が 、 私 の 質問 は 、 今回 の この 広島 ビジョン に 、 これ まで G7 が 主張 し て き た もの と は 明らか に 違う 新しい 取組 って 具体 的 に 何 が ある か という こと な ん です が 、 それ を 簡潔 に 答え て もらえ ます か 、 政府 参考 人 。 ありがとう ござい ます 。   今 の 実は 答弁 の とおり な ん です が 、 市民 社会 と の 連携 という の は 私 は 重要 な こと だ と は 思う ん です が 、 これ は しかし 、 かねてから 日本 も こういう こと を やろ う という ふう に 主張 し て い た こと で あっ て 、 透明 性 について 、 中 ロ の 、 個別 の です ね 、 中 ロ という 個別 の 国 について 入っ て いる の が 、 今 まで の G7 の 主張 と は 違う 新しい もの だ と いう ので 、 はっきり 言え ば 被爆 地 の 広島 で 行っ て いる G7 、 その 成果 物 の 核軍縮 、 これ 、 核 廃絶 、 一応 理想 という こと で 大臣 も 言い まし た けど 、 決意 は 持っ て いる ん だ という ふう に おっしゃっ て いる ん です が 、 その 具体 的 な やはり 取組 という の は 、 被爆 地 で やる G7 で 、 事実 上 、 まあ ない こと は ない です 。 おっしゃる よう に 、 中 ロ の 核 の 透明 化 という 、 これ 大事 な こと だ と 思う ん です が 、 ただ 、 これ が 本当に 被爆 地 の 日本 が 主催 する 、 議長 国 の G7 の 成果 物 で ある か という こと について は 、 被爆 地 広島 の 皆さん 、 あるいは 長崎 の 皆さん 、 あるいは 原爆 の 犠牲 者 の 皆さん 、 あるいは 一般 的 な 広く 日本 国民 の 皆さん も 、 なかなか 理解 、 納得 が し 難い といった よう な レベル で は ない か という ふう に 思う ところ で ござい ます 。   さらに 、 問い の 五 番 、 外務 大臣 に 伺い ます が 、 こうした 核兵器 の 使用 や 威嚇 について は 、 バリ 宣言 が あり まし て 、 そこ は 、 これ 岸田 総理 の 主導 で 入れ た という ふう に なっ て いる ん です が 、 バリ 宣言 の 文言 は 、 外務省 の 訳 です が 、 核兵器 の 使用 又は その 威嚇 は 許さ れ ない という ふう に 、 これ 、 何 か 留保 は 付い て ない ん です が 、 ところが 、 この 広島 ビジョン について は 、 これ 各 方面 から 批判 も 上がっ て おり ます が 。 あの 二 〇 二 二 年 の 、 核保有 五 大国 です ね 、 ロシア も 含め た 、 中国 も 含め た 。 我々 の 安全 保障 政策 は 、 核兵器 は 、 それ が 存在 する 限り において 、 防衛 目的 、 侵略 抑止 、 並びに 戦争 、 そして 、 ロシア の ウクライナ 侵略 が 起き て 加わっ た ん だ と 思い ます が 、 威圧 。 この 威圧 以外 の 、 防衛 目的 、 侵略 抑止 、 そして 戦争 の 防止 という の は 、 あの 二 〇 二 二 年 の 中国 、 ロシア も 含め た 核 五 大国 の 共同 宣言 と 同じ な ん です が 、 すなわち 、 その 核 の 保有 と その 核 抑止 の 効用 、 必要 性 について うたう 言葉 が この 広島 ビジョン に は 、 一 ページ 目 の ど 真ん中 と 言っ て も いい ん です が 、 入っ て いる わけ です けれども 。   端的 に 中身 を 伺い たい ん です けど 、 この バリ 宣言 の 核兵器 の 使用 又は その 威嚇 は 許さ れ ない という 文言 、 意味 より も 、 この 広島 ビジョン 、 私 が 今 申し上げ た 部分 という の は 後退 し て いる ん で は ない でしょ う か 。 あるいは 、 後退 し て ない の で あれ ば 、 バリ 宣言 の 留保 の 付い て ない 、 核兵器 の 使用 又は 威嚇 は 許さ れ ない という の は 、 今 私 が 言っ た よう な 、 戦争 目的 、 あるいは 侵略 抑止 、 あるいは 戦争 、 威圧 の 防止 という もの は 含む もの として 意味 を 成し て いる ん でしょ う か 、 バリ 宣言 の 意味 として 。 それ を 答弁 し て ください 。 ちょっと 時間 が あれ な ん です が 、 問い の 六 番 な ん です けれども 、 先 ほど 触れ まし た けれども 、 この 原爆 の 広島 の 慰霊 碑 の 言葉 です ね 、 この 広島 の 心 、 広島 の 祈り 、 これ を 踏まえ た G7 として の 議論 を し て その 成果 物 を まとめる こと が 、 広島 で 、 被爆 地 で ある 広島 で G7 を 開催 し 、 そこで 核 廃絶 、 核軍縮 を 議論 する 私 は 唯一 の 意義 だ と 思う ん です けれども 、 そうした 議論 、 そうした 成果 物 に なっ て いる の か という こと な ん です けれども 、 この 問い の 六 に 関連 し て 大臣 に 伺い ます けれども 、 この 広島 ビジョン の 冒頭 です ね 、 冒頭 に は 、 広島 及び 長崎 の 人々 が 経験 し た かつて ない 壊滅 と 極めて 甚大 な 非 人道的 な 苦難 を 長崎 と共に 想起 さ せる 広島 に 集っ た と 、 粛然 として 来し方 を 振り返る この 時 において という よう な 表現 は あり ます 。 ただ 、 そこ から 、 先 ほど 大臣 が 読み上げ て くださっ た 部分 な ん です が 、 初 の この G7 の 首脳 文書 において は 、 全て の 者 にとって の 安全 が 損なわ れ ない 形 、 これ は 先 ほど 私 が 指摘 し た 核保有 国 が 核 を 持つ こと の 合理 性 、 必要 性 、 まあ 防衛 目的 だ とか そういう こと です けれども 、 それ が 損なわ れ ない 形 で 核兵器 の ない 世界 の 実現 に 向け た 我々 の コミットメント を 再 確認 する という よう な ふう に なっ て おり ます 。   私 は 、 この 広島 ビジョン に 根本 的 に 欠け て いる の は 、 この 核兵器 の 被害 の 実相 、 被害 の 実相 について 、 世界 各国 の この まさに リーダー で ある G7 の 首脳 が 、 もちろん それぞれ 国家 を 、 国民 、 国家 を 背負っ て いる ん です けれども 、 ただ 、 恐らく その 国民 、 国家 の 皆さん に も 理解 さ れる で あろ う この 原爆 、 核兵器 の この 被害 の 実相 について の 政治 家 、 一 人 の 人間 として の 受け止め 、 で 、 そこ から 、 この 受け止め から 発せ られる 哲学 的 な 理念 、 やはり 人間 の この 世界 において 、 この 無辜 の 民 を これ だけ 無残 に 大量 に 殺りく する この 核兵器 という もの は もう 絶対 悪 で ある と 、 絶対 使用 さ れ て は なら ない の だ と 。   ただ 、 現実 の 世界 政治 の 中 で 、 我々 は 、 今 この G7 の 国 の 何 か国 か は 持っ て いる し 、 それぞれ の 国 も その 核 の 傘 の 下 に は ある ん だ けれども 、 ただ 、 この 核兵器 という もの の その 実相 、 核兵器 という もの の 本質 は 何 で ある か という こと を やはり しっかり と うたっ て 、 その こと を 世界 各国 に 呼びかけ て 、 核兵器 の この 実相 を 認識 し て 、 それ を 各国 に 本質 を 、 訴え を 呼びかける という こと は 、 この 広島 慰霊 碑 の 、 この 核兵器 の 使用 の その 原因 に なる その 戦争 、 戦争 という もの を 何とか 世界 人類 が この 地球 上 から 撲滅 し なけれ ば いけ ない 、 戦争 という もの も 絶対 に 許さ れ ない もの だ と 、 そういう よう な 誓い 、 あるいは その 哲学 的 な 理念 を しっかり と うたっ て 、 その後 いろんな この 核軍縮 なり の 現実 的 な 取組 について 私 は うたっ て いく 、 説き 起こし て いく ん で あれ ば まだしも だ と 思う ん です が 。   そうした この 被爆 地 の この 実相 について 、 あるいは そこ から 導か れ て いる 、 あの 芳名 録 に は 実は そうした 各 首脳 の そうした よう な 言葉 が うかがえる 首脳 の 方々 も 私 いらっしゃる と 思う ん です よ ね 。 そうした 首脳 の 方々 が 率直 に 受け止め た 政治 家 として の 、 人間 として の 思い 、 これ は 世界 人類 みんな 認識 し て もらえる もの だ と 思い ます ので 、 そうした もの を この 広島 ビジョン で しっかり うたっ て 現実 的 、 具体 的 な その 取組 という もの を 私 は やる べき で は 、 まとめる べき で は なかっ た か と 思う ん です が 、 それ について の 大臣 の 所見 を お願い いたし ます 。 今 おっしゃっ た よう に 、 被爆 者 の 方 の 体験 談 も 聞か れ て いる わけ です から 、 やはり そうした もの を G7 の この 広島 ビジョン 、 成果 物 の 中 に しっかり と 政治 理念 として 書い て 、 その 上 で この 核軍縮 など の 戦略 的 な 取組 、 ただ 、 それ も 、 中 ロ の 透明 化 という の は 大事 だ と 思い ます よ 。 ただ 、 被爆 地 の 広島 で 開催 し て 初めて つくれる よう な 戦略 的 な 核軍縮 、 ましてや 核 廃絶 の 取組 という の は 示さ れ て ない わけ です ので 、 まあ そこ は 、 私 は これ は 非常 に 課題 が ある こと だ という ふう に 思い ます 。   では 、 時間 です ので 、 次 の 質問 に 移ら せ て いただき ます が 、 安保 三 文書 です が 、 ちょっと 前回 、 防衛 省 に 聞い て 、 明確 に 何 回 聞い て も 答え なかっ た ので 、 もう 時間 が あれ な ので はっきり 答え て いただき たい の です が 、 今回 、 政府 が やっ た 極めて 現実 的 な シミュレーション です けれども 、 我が国 が 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 を 対象 に し て いる という ふう に 答弁 を し て いる ん です が 、 この 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 という の は いろんな 経緯 が ある と 思う ん です ね 。   まず 、 ①、 我が国 が 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を 発動 し て 、 その 相手 国 から の 反撃 に なる ん だ と 思い ます けど 、 受ける 武力 攻撃 へ の 対処 。 あるいは 、 ② として 、 アメリカ と どこ か の 国 が 武力 紛争 状態 に あっ て 、 その 他国 による 、 日本 は アメリカ へ の 武力 攻撃 を 排除 する ため の 限定 的 な 集団 的 自衛 権 は 発動 は し て い ない ん だ けれども 、 当該 アメリカ と の 紛争 国 において は 、 最大 の 軍事 的 脅威 は 在日 米 軍 基地 だ と する と 、 在日 米 軍 基地 へ の 攻撃 、 そうした 事態 へ の 対処 。 三つ 目 は 、 今 の と 同じ 、 ② と 同じ 状況 な ん です が 、 日本 が アメリカ の 同盟 国 で ある こと を 理由 として 、 在日 米 軍 基地 以外 の 自衛隊 基地 、 あるいは 日本 の 都市 や 産業 基盤 、 あるいは 社会 インフラ など を 攻撃 する よう な 事態 。   その よう な 事態 、 武力 攻撃 は いろんな ケース が ある わけ です が 、 今 申し上げ た 三つ の 事態 を シミュレーション として は 想定 、 検討 に 入っ て いる 、 あるいは 入っ て い ない か 、 イエス か ノー か で はっきり 答え て ください 。 答え て いる の か どうか 分かり ませ ん が 、 もう ちょっと 時間 が あれ な ので 次に 行き ます が 。   前回 の 政府 の 答弁 、 国民 の 被害 あるいは 被害 の 程度 といった 要素 について は 検討 の 中 に 入っ て い ない と 、 この シミュレーション で です ね 。 そう する と 、 憲法 九 条 において 、 守る べき 国民 の 生命 、 身体 、 これ が 危険 に さらさ れる こと から 守る ため に 必要 最小 限度 の 実力 のみ が 九 条 の 下 に 認め られる ん です が 、 そう する と 、 その 被害 、 国民 の 被害 を 想定 し て い ない の で あれ ば 、 その 守る べき 必要 最小 限度 の 実力 も 測り よう が ない わけ で あり ます ので 、 今回 の この 五 か年 の 防衛 装備 計画 、 その 全体 、 これ 反撃 能力 も 含み ます が 、 それ は 憲法 九 条 の 必要 最小 限度 の 実力 と は 言え ない 、 少なくとも それ が そう で ある という 合理 的 な 根拠 を 欠く ので 憲法 違反 に なる の で は ない です か 。 なら ない の で あれ ば 論理 的 な 理由 を 説明 し て ください 。 いや 、 だから 、 被害 想定 せ ず に なぜ 必要 最小 限度 の 実力 と 言える の か と 論理 的 に 説明 し て ください と 言っ た のに 、 全く 論理 的 な 説明 が なく て 単に 攻撃 を 排除 する と 言っ て いる だけ な ん です けれども 、 被害 想定 し ない ん だっ たら 、 どこ まで 何 の 攻撃 を 排除 する の か 説明 でき ない ん じゃ ない ん です か 。   時間 な ので 、 次 、 外務 大臣 、 大事 な 質問 です が 、 この 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 日本 が 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 な わけ です が 、 その とき に 日本 国 の 総理 、 外務 大臣 、 外務省 は 、 日本 へ の この 武力 攻撃 、 これ を 止める ため に 一体 どういう 戦略 的 な 効果 的 な 外交 を 行う つもり で ある の か 。 今回 の 三 文書 の 検討 において 具体 的 な こういう シミュレーション の 事態 における 日本 外交 を どの よう に 構想 し て 策定 を し て いる の か 、 あるいは 策定 し て い ない ん だっ た らし て い ない と 、 その 事実 関係 も 含め て 答弁 を お願い いたし ます 。 今 の 答弁 、 シミュレーション の 一環 、 シミュレーション の 中 で は こういう 外交 は 検討 し て い ない という こと な ん です が 、 シミュレーション の 外 で 、 シミュレーション の 中 で は なく て 、 日本 が 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 、 状況 です から 、 その 中 で 日本 国 として どういう 外交 を 侵略 を 阻止 する ため に 展開 する の か 、 そういう 検討 を 行っ た の か どう か の 事実 関係 、 行っ て いる ん で あれ ば 、 どういう 外交 を 展開 する の か 、 答弁 お願い いたし ます 。 時間 な ので 終わり ます が 、 かつて 外務 大臣 は 、 安保 三 文書 の 改定 案 を 作る 前 は 、 中国 と 日本 が 最大 の 貿易 相手 国 で 、 武力 紛争 やる 国 と は 誰 も 思わ ない でしょ う という よう な こと を 言っ て い て 、 その後 答弁 が 作っ た 後 は 変わっ て いる 。 中国 が 日本 に 侵攻 し て くる という 事態 を 想定 し て 四 十 三 兆 円 に も なる 国防 政策 を 立て て いる わけ です 。 中国 と 日本 が 武力 紛争 する こと は 中国 にとって いかに 致命 的 な 、 破滅 的 な 危機 に なる か という よう な こと を 、 外交 で こういう ふう に 展開 する ん だ という こと を 、 私 は 必要 だ と 思い ます けど 、 言え ば いい ん だ と 思う ん です ね 。   そうした 外交 を 次回 は 答弁 を 期待 し て 、 終わり ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   本日 は 時間 も 限ら れ て おり ます ので 、 日 ・ アゼルバイジャン 租税 条約 に ちょっと 絞っ た 形 で 今日 は 質問 を さ せ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   アゼルバイジャン 、 私 、 本当に 僅か ながら なん です けれども 、 少し 御 縁 が あり まし て 、 一つ は 、 ビジネス スクール 時代 の 大 親友 が アゼルバイジャン の 出身 だ という こと で 、 二 人 で いろんな ところ へ 旅行 し たり も 含め て 、 いろいろ 個人 的 に 思い入れ の ある 国 で も あり ます 。 また 、 そんな こと も あっ て か 、 五 年 前 、 実際 に 同国 は 訪問 さ せ て いただき まし て 、 当時 は カスピ海 周辺 の 資源 開発 の 会議 等 に 出さ せ て いただき まし た 。 そんな こと も あっ て 、 今日 ちょっと 、 アゼルバイジャン の こと を いろいろ お 伺い し て いき たい と 思っ て おり ます 。   ちょうど 昨年 が 日 ・ アゼルバイジャン の 外交 関係 樹立 三 十 周年 で あっ た という こと で あり まし て 、 この 日 ・ アゼルバイジャン 友好 年 として 様々 な 交流 行事 が 行わ れ た という ふう に も お 伺い を し て おり ます 。 また 、 年末 に は 両国 の 間 で 観光 協力 に関する 覚書 も 署名 を さ れ た という こと で 、 なかなか ちょっと 日本人 にとって は なじみ は 余り ない 国 な の か な という ふう に も 思う わけ で あり ます けれども 、 この 日本 と アゼルバイジャン と の 間 の 交流 、 政治 です とか 経済 、 様々 文化 も 含め た 交流 について 御 説明 を まず いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   私 の この アゼルバイジャン 人 の 親友 も 大変 な 親日 家 で あり まし て 、 何で 日本 に 関心 を 持っ た か と いう と 、 彼 自身 が 現地 の 日系 企業 に 実は 勤め て い た こと が あっ て 、 勤め ながら 自分 の 学費 を 出し て もらえ た と 、 なので 、 自分 の 教育 という の は 日本 に つくっ て もらっ た という 、 非常 に 恩 を 感じ て いる 人間 で あり まし て 、 二 〇 二 一 年 の 時点 で 現地 に まだ 進出 し て いる 日系 企業 十 七 社 という こと で あり ます から 、 決して 多く は ない ん だ と 思う ん です が 、 一方 で 、 こういう 長年 に わたる この 民間 企業 の 、 日系 企業 の 活動 という もの が 両国 の 紐帯 に なっ て ある 意味 大きな 役割 を 果たし て き て いる ん だ という こと は 是非 御 指摘 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   また 、 観光 、 なかなか ちょっと イメージ ない ん です が 、 今 三つ の 世界 遺産 も という こと で 御 紹介 を いただき まし た 。 私 も ちょっと イメージ が なかっ た ん です が 、 実際 に バクー に 入っ た とき の 飛行機 に 実は 日本人 の シニア の 皆さん の 大きな グループ が 乗っ て いらっしゃい まし て 、 アクティブ シニア の 皆さん が 実は いろいろ そういう ところ も 含め て 観光 も 先頭 に 立っ て 今 お 取り組み に なっ て いる という 、 一つ 一つ 、 なかなか 縁 を 感じる こと の 少ない 国 かも しれ ませ ん けれども 、 交流 を 活発 に 是非 推進 し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   その 上 で 、 今 、 じゃ 、 この 投資 先 として の アゼルバイジャン の 魅力 という 観点 で 少し お 伺い し て いき たい ん です が 、 一つ は 、 これ 地域 的 な 問題 が あり ます ね 。 いわゆる 旧 ソ連 の 構成 国 で あり ます から 、 今 、 ロシア が 実際 に ウクライナ に 侵略 を し て いる という こと が 、 これ 投資 先 として も 当然 いろいろ な 影響 が ある ん だろ う と 思っ て おり ます 。   また 、 そもそも は 石油 です とか 天然 ガス 、 化石 燃料 の 資源 を 大変 持っ て いる 国 で あり ます けれども 、 ここ について も 、 今 国際 的 な トレンド として 、 これ 、 再生 可能 エネルギー へ の 投資 という こと が ある わけ で あり ます 。 こう いっ た この 地域 的 な 要素 、 あるいは この 世界 的 な トレンド 、 これ が アゼルバイジャン に 今 どんな 影響 を 与える の か という こと について お 伺い を し たい と 思い ます 。 今 御 紹介 いただい た よう に 、 ロシア の 侵略 行為 という こと に 伴っ て 、 実際 に EU から は いわゆる ロシア 産 天然 ガス の 代替 調達 先 という 認識 を 今 さ れ て いる という こと で 、 様々 投資 が 活発 に なっ て いる と 。 それ だけ で は なく て 、 この 再生 可能 エネルギー の 件 も そう で あり ます し 、 今 御 紹介 いただい た よう な いわゆる 通信 です とか 電力 、 こう いっ た ところ も 含め て 今 大変 投資 が 活発 に なっ て いる 地域 な ん だ という こと で 御 紹介 を いただき まし た 。   そういう 中 で 、 ちょっと 今日 最後 に 、 懸念 の 部分 も 含め て 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   それ が 、 アゼルバイジャン 、 隣国 アルメニア と の 間 で 長年 の 係争 と なっ て いる の が ナゴルノ・カラバフ の 領有 権 という こと で あり まし て 、 私 も 高校生 の 頃 地理 で 習っ た 記憶 が あり ます ので 、 そういう 意味 で いく と 、 本当に 長き にわたって 大きな ある 意味 両国 間 の 中 で 火種 に なっ て いる 場所 な わけ です けれども 、 昨年 の 九月 に も 実は 軍事 衝突 という の が 発生 を し て おり ます 。   この 衝突 をめぐりまして は 、 欧州 議会 、 EU が アゼルバイジャン を 非難 する 決議 という の を 採択 を し て おり ます 。 中 は 、 要は 、 軍事 衝突 時 に この アゼルバイジャン が アルメニア 国民 へ の 虐待 など 人権 侵害 行為 を 行っ た ん じゃ ない か という こと で 指摘 が ある と 。 ちょっと 気 に なる わけ で あり ます 。 先ほど も 、 EU から 投資 が 拡大 し て いる さなか な ん です けれども 、 同時に 、 EU と の 関係 悪化 みたい な こと も 指摘 を さ れ て いる わけ です 。   改めて 、 今回 の この 租税 条約 の 締結 によって 見込ま れる 効果 という こと と 併せ て 、 ナゴルノ・カラバフ 紛争 という もの が この 同国 の 投資 、 経済 環境 に 与える 影響 について 最後 確認 さ せ て いただい て 、 終わり たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   林 外務 大臣 、 G7 の 広島 サミット 、 大変 お疲れさま で ござい まし た 。 余りに スケジュール が タイト で 、 たくさん の こと が 次々 に 起こる ので 、 質問 し たい な と 思っ たら それ が もう 既に 過去 に なる という か 、 もう 随分 前 の こと に なっ て しまう よう な 、 その よう な 気 が し て おり ます 。   G7 サミット 、 たくさん の 成果 が あっ た と 思い ます が 、 その 成果 の 先 に 更に 新しい 課題 も 見え て き た ん で は ない か 、 その よう な こと を 思っ て おり ます 。 次回 、 木曜日 に G7 サミット に関して の 一般 質疑 あり ます ので 、 本日 は 、 少し 導入 という か 、 問題 提起 という ところ で 御 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   最初 に 、 G7 サミット の 首脳 宣言 の 中 に 拉致 問題 の 言及 が なさ れ た こと 、 本当に 評価 し て おり ます 。 先週 の 木曜日 、 私 、 横田 早紀 江 さん と お 会い し た とき に 、 早紀 江 さん が 新聞 を 見せ て 、 これ 出る みたい な ん です って 言っ て すごく 喜ん で おら れ た の が すごく 印象 的 でし た 。   コミュニケ の 五 十 三 番 の ところ に それ が 書か れ て い ます けれども 、 拉致 問題 について の 認識 の 共有 が なさ れ た 、 これ は 非常 に 重要 な こと だ と 思い ます が 、 そこ で とどまる こと なく 、 情報 の 共有 や 交換 で あっ たり とか 、 また 解決 策 に関して 連携 し て 検討 し て いく 、 その よう な 更に 一 歩 進ん だ 国際 連携 を 、 二 国 間 、 例えば 同じ よう な 課題 を 持っ て いる 日 韓 で あっ たり とか 、 マルチ の 場 で その よう な 情報 交換 で あっ たり 解決 策 の 検討 の 場 を 設ける こと は いかが でしょ う か 。 大臣 の 見解 を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   この コミュニケ の 五 十 三 番 の ところ 、 少し お 読み し ます と 、 「 我々 は 、 北朝鮮 に対し 、 人権 を 尊重 し 、 国際 人道 機関 による アクセス を 容易 に し 、 拉致 問題 を 即時 に 解決 する よう 求める 。 」 という 言及 が ござい まし た 。 この 国際 人道 機関 による アクセス 等 の こと 、 是非 次回 木曜日 に お 伺い し 、 更に 議論 を 深め て いけ たら と 思っ て おり ます 。   次 の 問い に 進み ます 。   G7 サミット 、 ウクライナ の ゼレンスキー 大統領 が 実際 に 対面 で 参加 さ れ 、 様々 な 会談 を 持た れ た と 承知 し て おり ます 。 その 中 で 、 今日 は 、 グローバル サウス 諸国 と バイ 会談 が 積極 的 に 行わ れ た その 点 について 御 質問 し たい と 思っ て おり ます が 、 特に 今年 の G 20 の 議長 国 で ある インド と の 会談 の 内容 、 どの よう に 承知 し て おら れる でしょ う か 。   インド メディア に よれ ば 、 モディ 首相 は 、 ウクライナ 侵攻 は 世界 の 大きな 問題 だ と 危機 感 を 示し た 上 で 、 これ は 経済 や 政治 の 問題 だけ で は なく 、 私 にとって は 人類 の 問題 で ある 、 インド は 解決 の ため に できる 限り の こと を する つもり だ と 述べ られ た と 報道 を 確認 し て おり ます 。   この インド にとって 人類 の 問題 という の は どの よう な 意味 だ と 把握 し て おら れる でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   なぜ この よう な こと を 聞く か と 、 お 伺い する か と いう と 、 G7 は 一枚岩 だ と 、 ただ 、 G 20 に なり グローバル サウス に なる と 一枚岩 と は なかなか 言い 難い 、 その よう な 状況 の 中 に あっ て 、 どの よう に し て 我が国 が この G 20 で あり グローバル サウス と 価値 観 の 共有 する 範囲 を 地道 に 広げ て いく か 、 その ため に は 、 彼ら が 大事 に し て いる 価値 観 は 何 で あっ て 、 我々 と 共有 できる もの は 何 な の か 、 その 辺り を 、 G7 の 範囲 の 視野 だけ で は なく て 、 更に 広げ て いく こと が これから 日本 外交 で 必要 な の で は ない か 、 その よう な 問題 意識 で 質問 さ せ て いただい て おり ます 。   ウクライナ の 侵攻 の 解決 に 向け て 、 インド を 始め と する グローバル サウス 諸国 と どの よう な 価値 観 を 共有 し て 、 日本 として 解決 に 向け て イニシアチブ を 取っ て いか れる 、 その よう な 考え か 、 お 聞か せ ください 。 確か に おっしゃる とおり 、 例えば 昨年 三月 の 国連 総会 決議 で あれ ば 、 ウクライナ の 侵略 に対して 、 中南米 で 棄権 し た の は ボリビア だけ 、 無 投票 は ベネズエラ だけ 、 ほとんど が 賛成 し て いる わけ です ね 。 アフリカ と は 違う 様相 を 呈し て いる わけ です 。 ただ 、 じゃ 、 一枚岩 か と いう と 、 実は 中南米 諸国 の ある ところ から 制裁 の 迂回 が 行わ れ て いる ん じゃ ない か 、 その よう な 指摘 も なさ れ て いる 。 まだまだ 、 その 一枚岩 だ という 建前 だけ で は なく て 、 実質 的 に その 価値 観 が 共有 さ れ て いく ため に 、 日本 外交 、 努力 する 必要 が ある の で は ない か と 考え て おり ます 。   今回 の 日 ・ バーレーン 投資 協定 、 そして 日 ・ アゼルバイジャン 租税 条約 について も 少し 御 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   投資 関連 協定 に関して は 、 二 〇 一 六 年 、 アクション プラン において 、 百 の 国 ・ 地域 の 国々 と 投資 関連 協定 を 結ぶ という 目標 設定 を 政府 は なさっ て い ます 。 現在 、 発効 済み が 八 十 、 そして 交渉 中 の 協定 を 含める と 九 十 四国 ・ 地域 、 達成 率 九 三 % という こと で 、 先 ほど 岩本 委員 の 質疑 の 中 でも その よう な 話 が あり まし た けれども 、 この アクション プラン の 達成 の 見通し 、 また 、 それ に 向け て 、 どの 国 、 どの よう な 新しい 交渉 開始 見込み な の か 、 その 辺り を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   一つ 質問 飛ば させ て いただい て 、 日 ・ アゼルバイジャン に関して お 伺い さ せ て いただき たい と 思い ます 。   この 日 ・ アゼルバイジャン 租税 条約 、 アゼルバイジャン が 承継 し た 一 九 八 六 年 の 日 ソ 租税 条約 を 全面 的 に 改正 する という ふう に 御 説明 を いただき まし た 。   三 点 、 最初 に 質問 し たい ん です が 、 一 点 目 は 、 この 日 ソ 租税 条約 、 承継 し た まま で は まずかっ た ん でしょ う か 。 今回 改定 する 必要 性 という か 、 租税 条約 、 旧 租税 条約 の 問題 点 は 何 だっ た の か 。 そして 二つ 目 は 、 同じ よう に 承継 し た まま で ある 旧 ソ連邦 構成 国 という の は ある ん じゃ ない か と 思う ん です けれども 、 それら の 国 の 有無 について 。 そして 三つ 目 は 、 じゃ 、 その よう な 承継 し た まま の 国 が ある の で あれ ば 、 今後 その よう な 国々 と の 同様 な 全面 的 な 改正 交渉 の 見通し について お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   この 日 ・ アゼルバイジャン 租税 条約 、 これ 仲裁 規定 が 盛り込ま れ て い ない 、 交渉 の 結果 これ を 取り除い た という ふう に 伺っ て い ます が 、 その 理由 について 、 また 仲裁 規定 なく て 大丈夫 な ん でしょ う か 。 問題 が 生じ ない か どう か 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。 実際 に 運用 し ながら 、 また この 点 、 確認 さ せ て いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   次 の 質問 に 移ら せ て いただき ます 。   ようやく です が 、 ゴールデンウイーク に 外務 大臣 が 中南米 に 歴訪 さ れ た 、 その こと を 御 質問 し ます 、 し たい と お伝え し ながら 、 こんなに 時間 が たっ て しまい まし た けれども 、 もう 忘れ て おら れる かも しれ ませ ん が 、 思い出し ながら 御 回答 いただけれ ば と 思い ます 。   中南米 、 非常 に 親日 的 な 地域 で あり 、 なおかつ 自由 や 法 の 支配 、 人権 の 尊重 、 そうした 普遍 的 な 価値 も 共有 できる 地域 と 私 自身 理解 し て おり ます が 、 先般 の 中南米 訪問 において 、 FOIP 等 の 我が国 の 説明 に対して 、 中南米 諸国 、 特に 南米 三 か国 、 どの よう な 反応 だっ た か 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   そして 、 先週 という か 先日 に なり ます が 、 G7 サミット で も 、 今度 、 日 伯 、 日本 と ブラジル の 首脳 会談 が 行わ れ た と 思い ます 。 その 中 で 、 特に ウクライナ 侵攻 に関して どの よう な やり取り が なさ れ た か 、 お 聞か せ ください 。 今 の 御 説明 です と 非常 に 前向き に 感じる ん です が 、 ルラ 大統領 、 G7 サミット の 後 、 広島 で 様々 な 報道 が なさ れ て い ます が 、 この よう な 発言 を 聞い て い ます 。   ロシア と ウクライナ が 平和 を 願わ ず 、 互いに 降伏 を 迫れ ば 交渉 に は なら ない 、 ブラジル は インド や インドネシア 、 戦争 に 巻き込ま れ て ない 中立 の 国々 と 和平 に 向け て 話し合う 、 グローバルノース の 国々 、 先進 国 の 国々 が でき ない こと を し て いき たい とか 、 この 戦争 の 話 は G7 で は なく て 国連 の 場 で 議論 す べき だ で あっ たり とか 、 死者 を これ 以上 出さ ない ため に すぐ に も 停戦 す べき だ という 主張 で あっ たり とか 、 この 交渉 が なけれ ば 戦争 は 長引く だろ う という こと で 、 中国 や インド など とともに 和平 に 向け て 取り組ん で いき たい と 、 その よう な いろんな 発言 を ブラジル は し て おら れ ます 。 日 伯 首脳 会談 で の 発言 の ライン と 、 少し 記事 、 記者 ブリ で の 話 、 相違 を 感じる ん です が 。   で 、 この ブラジル が 来年 G 20 の 議長 国 に なり 、 彼ら の リード を し て いく わけ な ので 、 是非 彼ら の 立場 という もの を 日本 として 理解 す べき だ と 思う ん です が 、 この ブラジル の 立場 を どの よう に 考え たら よろしい でしょ う か 。 この 話 を 是非 続け て いき たい ん です が 、 時間 が 近づき まし た ので 、 最後 に 、 中南米 訪問 の 中 で 、 パラグアイ 、 この 国 は 南米 で 唯一 の 台湾 を 承認 し て いる 国 です 。 そして 、 今回 、 台湾 と の 国交 の 維持 を 訴え た ペニャ 氏 が 大統領 選挙 に 勝利 し 、 外務 大臣 は ペニャ 氏 と の 会談 を 行っ た という ふう に 伺っ て おり ます が 、 パラグアイ における 中国 、 台湾 承認 問題 、 どの よう な 状況 か 、 お 聞か せ ください 。 時間 が 来 まし た ので 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 また 次回 、 木曜日 、 御 質問 さ せ て ください 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   私 も 一言 、 G7 広島 サミット です ね 、 久方ぶり に 見応え の ある 、 手応え の ある 、 実り ある G7 サミット が 行わ れ た な と 思い ます 。 野党 が 言う んで 間違い ない と 思う ん です けれども 、 いい サミット だっ た と 思い ます 。 サミット が ここ の ところ 形骸 化 し たり いろんな こと が あり まし た が 、 久しぶり に 世界 に メッセージ と インパクト を 与え た サミット だっ た と 思い ます 。 かつて は 、 何 を 食べ た とか お 土産物 が どんな もの とか 、 ある とき の サミット で は 主催 国 の 大統領 が 自分 が 経営 する ホテル を 自慢 し て い たり 、 いろんな こと が ござい まし た が 、 今回 は 久しぶり に 本当に 骨太 の サミット が でき た な と 思っ て い ます 。   この 件 に つき まし て は 、 明後日 、 また 少し 議論 し たい と 思い ます が 、 こう なっ て くる と 、 我々 参議院 です が 、 衆議院 は 早く 選挙 やっ て くれ と 与党 の 皆さん 思う の が 常 だ と 思う ん です けれども 、 政治 は 一寸 先 は 闇 です から ね 、 そんな 簡単 に いか ない と 私 は 思い ます よ 、 はい 。 これ は もう 総理 しか 分かり ませ ん が 。 公明党 の 山口 那津 男 代表 が 、 サミット 効果 で 支持 率 は 上がる と 思う が 、 総理 は 総合 的 に 考える だろ う と 、 この こと が 直ちに 解散 に 結び付く と は 考え にくい と おっしゃっ た ん です ね 。 これ は さすが 山口 先生 です ね 。 私 も そう 思い ます よ 。 我々 野党 です から いつ でも 受け て 立ち ます けれども 。   この サミット の 真っ最中 に 、 足立 区 で 区 議会 議員 選挙 やっ た ん です ね 。 定数 四 十 五 で 六 十 四 人 が 出る 大 激戦 だっ た ん です 。 自民党 さん が 現職 五 人 、 新人 二 人 、 七 人 も 落選 し ちゃっ て 、 サミット の 真っ最中 です よ 、 十 七 人 い た 議員 が 五 人 減っ て 十 二 人 に なっ ちゃっ た ん です 。 公明党 さん が 第 一 党 に なり まし た よ ね 、 第 一 会派 に 。 維新 の 会 と 国民 民主党 は 立候補者 全員 当選 です 、 うち は 一 人 な ん です が 。 当選 率 一 〇 〇 % 。 少し 、 私 も 党 の 幹事 長 として 、 この 外交 と 我が国 の 国内 政局 も 密接 に 連結 し ます ので 注視 を し て いき たい と 思い ます が 、 局長 が 早く 質問 しろ という 顔 を さ れ て い ます ので 、 協定 の 質問 に 入り たい と 思い ます 。   国民 民主党 は 、 日 ・ バーレーン 投資 協定 と 日 ・ アゼルバイジャン 、 日 ・ アルジェリア 租税 条約 に は 賛成 で ござい ます 。   湾岸 諸国 の 中 で 最初 に 石油 採掘 に 成功 し た の が 実は バーレーン で ござい まし て 、 一 九 三 二 年 、 昭和 七 年 の こと でし た 。 その 二 年 後 の 一 九 三 四 年 に 初めて バーレーン は 石油 を 海外 に 輸出 する ん です が 、 その 最初 の 輸出 相手 が 日本 で ござい まし た 。 以来 、 バーレーン と 日本 は 石油 を通して 、 また 様々 な 関係 を通じて 密接 な 関係 に ある ん です けれども 、 昨年 は おかげ さ まで 日 ・ バーレーン 国交 樹立 五 十 周年 の 節目 を 迎える こと に なり まし て 、 その 節目 の 年 の 二 〇 二 二 年 に 本 協定 が 署名 さ れ た という こと で 大変 外交 的 に 意味 深い 、 まあ 御 祝儀 と は 申し上げ ませ ん が 、 非常 に 友好 関係 を 確かめ 合う 私 は 条約 に なっ た ん だろ う と 思い ます 。   二 〇 一 八 年 四月 に バーレーン 西海岸 沖 に 大 規模 な 油田 及び ガス 田 が 発見 さ れ まし て 、 推定 の シェールオイル の 埋蔵 量 が 八 百 億 バレル 以上 という 報道 も あり まし た 。   今後 、 日 ・ バーレーン 間 の この エネルギー 協力 において 本 協定 が どんな 役割 を 果たさ れる ん でしょ う か 。 ところが 、 この GCC 諸国 と の 自由 貿易 協定 、 この 交渉 が 二 〇 〇 九 年 を 最後 に 中断 し て しまっ て いる ん です が 、 この 中断 の 理由 と 今後 の 方向 性 、 これ について 局長 に お 伺い し たい と 思い ます 。 私 も 、 この GCC 諸国 と の 自由 貿易 協定 を 早く し て ほしい という 声 が 聞こえ て まいり ます ので 、 投資 部分 も 含め て 、 是非 積極 的 に 交渉 に 取り組ん で ほしい という ふう に 思い ます 。   次に 、 アルジェリア について お 伺い し ます が 、 アルジェリア 東部 の イナメナス 郊外 において イスラム 武装 勢力 によって 天然 ガス 関連 施設 が 襲撃 さ れ て 、 あっという間に 十 年 が たち ます 。 当時 、 城内 外務 副 大臣 が 現地 に 赴い たり 、 記憶 に ある ところ で ござい ます が 、 当時 、 大手 プラント メーカー の 日揮 の 社員 ら が 人質 に 取ら れ まし て 、 日本人 十 名 を 含む 四 十 人 が 死亡 さ れ た という 衝撃 的 な 事件 で ござい まし た 。   日揮 さん は 、 一 九 六 〇 年代 後半 、 六 九 年 辺り から アルジェリア で プラント 建設 行っ て い て 、 アルジェリア で 本当に 数々 の プロジェクト を 成功 さ せ て き まし た 。 また 、 工事 で は 実際 に 現地 の アルジェリア 人 の エンジニア を 雇っ たり 教育 し たり 、 様々 な 現地 の 信頼 は 厚かっ た ん です けれども 、 この よう な こと が あっ て 本当に 残念 で ござい まし た 。   この 租税 条約 が 締結 さ れ た 場合 、 より 多く の 日系 企業 が アルジェリア に 進出 する という ふう に 思う ん です けれども 、 イスラム 過激 派 に対する アルジェリア 軍 の 掃討 作戦 で 国内 の 治安 は 改善 さ れ た という 情報 も ある ん です けれども 、 依然 、 外務省 の ホームページ や 様々 な 情報 に 接し ます と 、 まだまだ テロ が 絶えず 、 懸念 が 払拭 さ れ て い ない という 情報 も あり ます 。   現在 の アルジェリア の 治安 状況 、 これ どう なっ て いる でしょ う か 。 そう です か 。 私 は 少し それ 希望 的 観測 で は ない か な と 思う ん です けれども 。   実際 、 この イナメナス 事件 で も 、 この 武装 集団 は マリ で 結成 し て 、 それで リビア から アルジェリア に 入っ て き た という こと で 、 今 でも リビア や チュニジア と の 国境 周辺 、 若しくは 首都 の 東部 に ある ビリー 地方 等々 で は まだ テロ が 継続 さ れ て いる という 報道 も あり ます し 、 フランス が 十一月 に 、 昨年 十一月 に 撤退 を し た ん です けれども 、 マリ から 、 リビア で まだまだ 内戦 が 続い て い ます し 、 リビア で は アルカイダ 系 の テロ 集団 や イスラム 国 系 の テロ 組織 が 活動 を 活発 化 さ せ て いる という こと で 、 治安 は 相当 私 は 心配 だ と 思う ん です けれども 、 現地 の 大使館 と 密 に 連絡 を 取っ て いる と 思う ん です けれども 、 この 周辺 国 の 状況 は どう な ん でしょ う か 。 この イナメナス 事件 の 首謀 者 が モフタール・ベルモフタール 容疑 者 で 、 イスラム 聖戦 士 血盟 団 の 指導 者 だっ た ん です けれども 、 この 男 、 ニックネーム が 拘束 不可能 な 男 と 言わ れ て い まし て 、 いつも 死ん だ 死ん だ と 言わ れ て も 生き て いる ん です ね 。 これ 、 なかなか しぶとい やつ で ござい まし て 、 先日 も 、 二 〇 一 六 年 に フランス 等 の 空爆 で 亡くなっ た と 、 死亡 し た という 説 が ある ん です が 、 いまだに 分かり ませ ん 。   この 一派 と 彼 自身 の 消息 という の は 、 外務省 、 把握 さ れ て いる ん でしょ う か 。 最後 に 、 我々 が しっかり やら なけれ ば なら ない の は 、 日系 企業 や 邦人 の 安全 を 確保 する という こと で ござい ます 。 現地 の 情報 収集 体制 、 十分 整っ て いる か 、 それ を 確認 さ せ て ください 。 防 駐 官 が 駐在 さ れ た という の は 大変 頼もしい 情報 で ござい ます ので 、 しっかり 対応 し て ほしい と 思い ます 。   終わり ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   G7 サミット について 外務 大臣 に 伺い たい と 思い ます 。   初め に 、 先 ほど 小西 議員 の 質問 を 伺っ て い て 、 私 も 疑問 に 感じ まし た ので 伺い たい の です が 、 首脳 ら が 原爆 資料 館 を 訪れ 、 被爆 者 から 証言 を 聞い た こと など 報道 さ れ て き まし た 。 ところが 、 視察 は 完全 非公開 と さ れ 、 何 を 見 た の か 、 その 詳細 は 明らか に さ れ ず 、 被爆 者 と 会っ た 様子 も 隠さ れ まし た 。 これ は なぜ です か 。 お答え に なり ませ ん が 、 これ は アメリカ や フランス など 核保有 国 の 首脳 が 展示 を 見る 様子 が 伝わる の を 避け たかっ た という こと も 報じ られ て おり まし た 。 被爆 の 実相 に 向き合う の を 拒む よう な 姿勢 を 日本 政府 の 側 が サポート し た と 取ら れ て も 仕方 ない と 思い ます 。   しかし 、 被爆 者 の 証言 を 聞い た 以上 は 被爆 の 実相 に も 触れ た はず です 。 人間らしく 死ぬ こと も 人間らしく 生きる こと も 許さ ない 核兵器 の 本質 的 な 非 人道 性 に 思い を 致さ ざる を 得 なかっ た はず です 。 だからこそ 、 いかなる 国 の 使用 も 威嚇 も 、 いかなる 状況 の 下 で も 許さ れ ない という 核兵器 の 廃絶 が 当然 の 道 と なる べき です 。   大臣 に 伺い ます 。   被爆 の 実相 を 踏まえ た 核兵器 廃絶 の 必要 性 について 、 首脳 間 で は どの よう に 合意 し た ん です か 。 今 長く 答弁 を いただい た ん です が 、 その 広島 ビジョン に も コミュニケ に も 、 被爆 者 という 言葉 すら 出 て こ ない ん です ね 。 また 、 今 省略 を さ れ た 部分 は 、 核兵器 の ない 世界 の 実現 、 その 枕 言葉 として 、 全て の 者 にとって の 安全 が 損なわ れ ない 形 で の と 、 条件 も 付し て いる ん です よ 。   です から 、 今 、 こうした 態度 を 取っ た G7 の 成果 文書 と さ れる もの について 、 例えば ICAN 、 核兵器 廃絶 国際 キャンペーン の 川崎 哲 氏 は 、 被爆 の 実相 と 文書 が 断絶 し て いる 、 被爆 地 が 踏みにじら れ た 感じ だ と 批判 を し て い ます 。 こうした 憤り の 声 が 上がる の は 当然 だ と 思う ん です 。   ウクライナ へ の 侵略 をめぐって 、 ロシア・プーチン 大統領 が 、 核兵器 の 使用 を 辞さ ない 、 威嚇 を 繰り返し て き まし た 。 核 戦争 の 危機 に 直面 する 中 で 、 ロシア で あれ アメリカ で あれ 、 いかなる 国 で あれ 、 使用 も 威嚇 も 許さ ない ため の 国際 社会 の 対応 が 問わ れ て き まし た 。 ところが 、 サミット の 成果 文書 、 広島 ビジョン は 、 中国 や ロシア の 核 政策 を 批判 する 一方 で 、 G7 側 の 核兵器 は 、 防衛 目的 の ため 、 侵略 を 抑止 し 、 戦争 及び 威圧 を 防止 する など と 正当 化 し まし た 。   これ は 、 大臣 に 伺い ます 。   ロシア による 核 使用 の 威嚇 が 許さ れ ない の は 当然 です 。 しかし 、 G7 側 に も 核軍縮 の 義務 が ある はず です 。 NPT 六 条 の 義務 です 。 なぜ G7 側 の 義務 に は 触れ て い ない ん です か 。 いや 、 今 の 大臣 の 答弁 さ れ た 部分 は 中国 、 ロシア に対して 求める もの で 、 これ もう 当然 です が 、 G7 側 の 核兵器 について は 六 条 に 基づく 軍縮 義務 、 これ は 明記 さ れ て い ない です ね 。 六 条 という 核軍縮 義務 、 それ を あえて 除外 し て いる わけ です よ 。 加え て 言え ば 、 中 ロ に対して も 核兵器 廃絶 を 求める もの と は なっ て い ませ ん 。   こうして 核保有 国 が NPT 六 条 に 基づく 義務 の 履行 に 背 を 向ける 中 、 多く の 非 保有 国 が 被爆 の 実相 を 踏まえ て 作り上げ た の が 核兵器 禁止 条約 です 。 昨年 六月 の 第 一 回 締約 国 会議 で は 、 ロシア の ウクライナ 侵略 に 公然 と は 反対 し て い ない 国 も 含め て 、 全会 一致 で あらゆる 核兵器 の 威嚇 を 非難 し まし た 。 既に 九 十 二 か国 が 署名 し 、 国連 加盟 国 の 半数 に 迫っ て い ます 。 この 流れ に こそ 核 廃絶 へ 向かう 力 が あり ます 。   大臣 に 伺い ます 。   今年 、 第 二 回 締約 国 会議 が 開か れる 予定 です 。 政府 は 参加 する ん です か 。 参加 を する の か し ない の か と 、 対応 について 明言 する こと も さ れ ない 。 そして 、 核兵器 の ない 世界 を 永遠 の 目標 など と 言っ て 、 核 抑止 力 論 に しがみつく 。 被爆 地 広島 で 核 廃絶 に 背 を 向ける 、 開き直っ た という こと は 、 これ は 断じて 許さ れ ない と 指摘 し たい と 思い ます 。   残り の 時間 で 、 投資 協定 に 関わっ て 伺い ます 。   本日 の 議題 で ある 日 ・ バーレーン 投資 協定 に は 、 ISD 条項 が 含ま れ て い ます 。 企業 が 、 進出 先 の 国 の 制度 や 政策 の 変更 により 損害 を 受け た と 主張 し 、 当該 外国 政府 を 相手取り 、 損害 賠償 請求 が できる よう に する もの です 。   これ は 外務省 でしょ う か 、 経 産 省 が お答え に なる でしょ う か 。 これ まで ISD 条項 に 基づき 日本 政府 が 提訴 さ れ た 事例 を 御 紹介 ください 。 いや 、 これ は ちょっと 、 会計検査院 本当に 通る の か という こと を 疑わ ざる を 得 ない です が 。   法規 制 が 争わ れ た わけ です ね 。 ところが 、 費用 すら 公 に でき ない と おっしゃる わけ です 。 今後 、 提訴 さ れ た よう な 場合 も 、 合意 が ない 限り 、 仲裁 廷 の 命令 によって 国民 に も 国会 に も 説明 し ない おつもり です か 、 外務省 。 公 に でき ない 、 訴え られ た に も かかわら ず です ね 、 その よう な 仕組み 自体 不合理 と 言う べき です 。   近年 、 投資 協定 など で ISD 条項 を 採用 せ ず 、 又は 既に 締結 し た ISD 条項 を 破棄 する 動き を 見せる 国 が ある と いい ます 。 御 紹介 ください 。 ブラジル は 、 ISDS は 憲法 に 反する として 締結 し て い ませ ん 。 南アフリカ 、 ベネズエラ 、 ボリビア 、 エクアドル 、 インドネシア など で 破棄 する 動き が 報じ られ て い ます 。 EU で は 、 ISDS は 死ん だ と 宣言 し 、 常設 の 投資 裁判所 の 設置 を 提唱 し て い ます 。 アメリカ と カナダ の 間 で は 、 発効 後 三 年 で ISD 条項 が 停止 さ れ まし た 。 オーストラリア の 労働党 は 、 今後 の 貿易 協定 に ISD 条項 を 含め ない と 宣言 し て いる と いい ます 。   多 国籍 企業 が 国家 主権 を 脅かす ISD 条項 は 不当 だ という の が 世界 の 流れ です 。 これ に 日本 政府 が 固執 し 続ける の は やめる べき だ という こと を 指摘 し 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   三 条約 案 について は 、 特段 異論 は あり ませ ん 。   五月 九 日 の 委員 会 で 触れ た とおり 、 岸田 首相 は 、 防衛 力 の 抜本 的 強化 を 具体 化 する に 当たっ て 極めて 現実 的 な シミュレーション を 行っ た と 表明 し 、 この シミュレーション の 概要 が 防衛 省 から 配付 資料 一 、 二 、 三 の よう に 示さ れ て い ます 。 この 極めて 現実 的 な シミュレーション の 概要 資料 に は 、 米 軍 は 書か れ て おら ず 、 その 代わり 、 抑止 が 破れ 、 我が国 へ の 侵攻 が 生起 し た 場合 に は 我が国 が 主たる 責任 を 持っ て 対処 する と 書か れ て い ます 。   防衛 大臣 、 抑止 が 破れ 、 我が国 へ の 侵攻 が 生起 し た 場合 に は 、 米 軍 は 頼り に し ない で 、 我が国 が 主たる 責任 を 持っ て 対処 し なけれ ば なら ない 状況 が 極めて 現実 的 な 想定 で ある と 理解 し て よろしい の です ね 。 ですから 、 聞い て いる ん です よ 。 米 軍 は 頼り に し ない で 、 我が国 が 主たる 責任 を 持っ て 対処 し なけれ ば なら ない 状況 が 現実 的 想定 で ある という こと として 理解 し て いい ん です ね 。 極めて この 現実 的 な シミュレーション という こと を 基 に 四 十 三 兆 円 の 予算 が 成立 し て いる わけ です 。 その こと によって 、 それ が 実現 し た 暁 に は 我が国 は 防衛 さ れる 、 つまり 安全 保障 の 道 で ある という ふう な 理解 の 下 で 当然 行わ れ て いる という ふう に 理解 し て いる と 思う ん です が 。   前回 の 質問 において 、 浜田 大臣 が 、 万が一 、 抑止 が 破れ 、 我が国 へ の 侵攻 が 生起 し た 場合 に は 、 その 態様 に 応じ て シームレス に 対応 し 、 我が国 が 主たる 責任 を 持っ て 対処 し 、 同盟 国 の 支援 を 受け つつ 、 これ を 阻止 、 排除 する と 明記 し て いる ところ で あり ます 、 と 、 こういう ふう に 答え られ まし た 。   今 、 日本 に は 五 万 人 を 超える 米 軍 が いる ん です よ 、 日常 的 に です ね 。 その 上 で 、 沖縄 など を 中心 に 、 毎日 の よう に 激しい 訓練 を し て いる わけ です よ 。 しかし 、 その 訓練 に対する 私 たち の 地域 から の 声 に対して 、 これ は 抑止 力 を 維持 する ため に 大事 な ん だ と 。 でも 、 今回 の 事態 は 抑止 が 破れ た とき の 話 な ん です 。 つまり 、 抑止 力 として の 訓練 は ある けども 、 実際 に 有事 に なっ た とき に は 米 軍 は 対応 し ない という 事実 が そこ に ある でしょ う 、 実際 、 シミュレーション 、 これ 見 て ます と ね 。 現実 に その こと を やはり お 認め に なっ た 方 が いい ん じゃ ない です か 。   大臣 に お 聞き し ます けど 、 極めて 現実 的 な シミュレーション の 概要 資料 の 書面 上 は 米 軍 が 出 て き て い ない という こと は お 認め に なり ます か 。 この シミュレーション の 三 番 、 三枚目 は 、 「 抑止 が 破ら れ た 場合 、 」 という 前提 が ある ん です よ 。 その 上 で 、 「 迅速 かつ 粘り強く 活動 し 続け て 、 相手方 の 侵攻 意図 を 断念 」 さ せる 、 そこ に 「 持続 性 ・ 強靱 性 」 という 形 で 最大 の 予算 、 十 五 兆 円 が 入っ て いる わけ です 。   前回 の 大臣 の 答弁 は 、 日 米 安全 保障 条約 五 条 を 前提 と し た 上 で 、 我が国 に対する 侵攻 に は 、 我が国 が 防衛 を 主体 的 に 実施 し 、 米 軍 は これ を 支援 し 補完 する といった 日 米 の 基本 的 役割 を 踏まえ て 検討 を 行っ て いる ところ で あり ます 、 という こと で あっ て 、 でも 検討 を 行っ て いる わけ だ から 、 これ は 現実 的 な シミュレーション でしょ う 。   その 上 で 、 この 持続 性 、 強靱 性 の 中 に 十 五 兆 円 、 三 百 の 、 これ は 予算 委員 会 で 大臣 が 答弁 し た こと です けれども 、 三 百 の 自衛隊 の 施設 について 、 戦争 を できる 持続 性 と 強靱 性 を 備える よう に 五 年 ないし 十 年 で 実現 する ん だ と 。 つまり 、 国内 で の 戦闘 を 予定 し て いる わけ です よ 。 まさに そういう 予算 な ん です 、 この 予算 は 。 その こと において 米 軍 が 見え て い ない という 話 は 最初 から ある わけ で 、 これ は 結局 は 我が国 も ウクライナ 型 の 戦争 を し なきゃ なら ない と 、 こういう こと に 見える わけ です 。   そこら 辺 について は 、 前回 言っ た よう に 、 そういう こと は しっかり 明らか に し て ください と 。 つまり 、 私 たち の 進む 道 、 日本 の 安全 保障 の 進む 道 の とき に その 答え は どう な の か 。 それで 、 じゃ 、 そこ に 平和 が ある の か 。 その こと に対する 質疑 は し て き た ん です 、 レク で 。 でも 、 それでも 答え られ ない わけ です よ 。 でも 、 大臣 は 答える 立場 です 。 つまり 、 その道 を 行け ば 日本 の 安全 を 守れる の だ という こと を 言っ て いか なきゃ いけ ない 話 でしょ う 。 でも 、 確か に そういう こと は 計画 を 作っ た と 、 四 十 三 兆 円 、 それ を 着実 に 実施 を し て いく ん だ という こと まで お答え に なっ て い ます 。   でも 、 その こと 自体 が 本当 の 意味 で 私 たち の 国 を 安全 に する の か 。 その ため に 反撃 力 という 名 の ミサイル を 、 いい です か 、 ミサイル を 周辺 諸国 に 、 中国 、 北朝鮮 、 ロシア に 向け て いく という こと を 明確 に し て いる わけ です よ 。 でも 、 アメリカ は 一 度 も そんな こと し て い ませ ん 。 中国 も ロシア も 北朝鮮 も 、 我が国 に対して ミサイル を 向ける という こと を 明確 に 言っ た こと は あり ませ ん 。 でも 、 この 計画 は 明確 に 向ける という こと を 言っ て いる ん です よ 。 そういう 危険 な 道 を 本当に 歩む べき か という こと を 思っ て 質疑 を し て い ます 。   日本 有事 に 、 今 、 いろいろ 答弁 し て い ます けれども 、 実際 、 日本 有事 に 米 軍 が 打撃 力 を 行使 し ない こと は 、 この間 、 日 米 戦略 で も 、 二 〇 〇 五 年 の 米 軍 再編 合意 で も ちゃんと 答え て いる し 、 合意 さ れ て い ます し 、 二 〇 一 五 年 の 日 米 ガイドライン で も 表現 さ れ て いる とおり です 。 安保 三 文書 の 前提 として 、 日本 有事 において 米 軍 が 撤収 する という の は 、 国民 に 明確 に 説明 す べき です 。   五 年間 で 四 十 三 兆 円 の 軍拡 の うち 十 五 兆 円 という 最大 の 額 が 「 持続 性 ・ 強靱 性 」 に 充て られ て い ます 。 この 「 持続 性 ・ 強靱 性 」 と は 、 前回 、 浜田 大臣 の 答弁 に よれ ば 、 自衛隊 が 粘り強く 活動 し 続け て 相手 の 侵攻 意図 を 断念 さ せる 、 という もの です 。 極めて 現実 的 な シミュレーション で は 、 抑止 が 破れ た 場合 に は 長期 戦 に 持ち込む こと を 想定 し て いる という こと です よ ね 。 どの くらい の 期間 の 長期 戦 で 、 自衛隊 に は どの くらい の 被害 が 出る の でしょ う か 。 今 の 答弁 を 聞い て も 、 結局 、 それぞれ の 自衛隊 基地 、 三 百 の 自衛隊 基地 で 戦争 が できる 状況 に する ん だ という こと の 決意 は 分かる ん です 。 でも 、 その こと 自体 が 国民 に 十分 周知 さ れ て い ない と 思う ん です 。 だって 、 アメリカ 軍 が いる ん でしょ う 、 日 米 安保 が ある ん でしょ う 、 日 米 安保 は 少なくとも 日本 が 攻撃 さ れ た とき に は アメリカ が 守っ て くれる ん でしょ う 、 という 話 な ん です よ 。 でも 、 それ が なくなっ ちゃっ た ん です よ 、 もう 。   でも 、 今 実際 に は 、 各 三 百 の 自衛隊 基地 の 施設 の 強靱 化 という の は 、 そこで 戦闘 を 想定 する 場合 が あり 得る という こと を 言っ て 予算 を 付け て いる という こと で 了解 し て いい ん です ね 。 さっき の 質問 で 、 自衛隊 は どの くらい 被害 が 出る という こと を 想定 し て いる ん でしょ う か 。 自衛隊 員 、 自衛隊 に は どの 程度 の 被害 が 出る の か 。 今 、 自衛隊 を 想定 し て いる という 話 でし た 。 ウクライナ 戦争 で は 、 配付 資料 四 の よう に 、 今年 二月 まで で ロシア 軍 の 死傷 者 は 十 四 万 五 千 人 、 うち 死者 は 六 万 から 七 万 人 、 ウクライナ 軍 死傷 者 は 十 万 人 以上 、 ウクライナ 民間 人 は 二 万 一 千 五 百 人 と 、 うち 死傷 者 は 八 千 人 を 超える と 言わ れ て い ます 。   また 、 資料 五 の よう に 、 特に 民間 人 は 、 ロシア による 侵攻 開始 から 約 一 か月 の 二 二 年 三月 末 で 四 千 四 百 二 十 一 人 が 死亡 、 三 千 四 百 三 十 九 人 が 負傷 し て い ます 。 今年 の 三月 末 まで の 死傷 者 は およそ 八 千 五 百 人 を 超え て い ます 。 負傷 者 は 一 万 四 千 三 百 人 を 超え て い ます 。 これ は 国連 難民 高等 弁務 官 事務所 が 確認 し た 数字 です から 、 実際 に は これ を 上回る 市民 が 犠牲 に なっ て いる と 思わ れ ます 。   ウクライナ の 人口 密度 は およそ 日本 の 五 分の 一 、 沖縄 県 の 十 分の 一 です 。 万が一 日本 が 戦場 に なれ ば 、 民間 の 死傷 者 だけ 見 て も ウクライナ の 五 倍 、 十 倍 の 犠牲 者 が 出 て も おかしく あり ませ ん 。 長期 戦 を 想定 する という こと は 、 日本 全土 を 戦場 に し 、 自衛隊 も 周辺 の 住民 も 時間 稼ぎ の ため に 犠牲 に なる という こと を 受け入れる という こと です 。 これ が 極めて 現実 的 な シミュレーション と 私 は 思っ て い ます 。 日本 政府 は 、 五 年 で 四 十 三 兆 円 、 後 年度 負担 も 含め て 六 十 兆 円 を 、 経済 成長 に 結び付か ない 防衛 費 を 回す 余裕 など あり ませ ん 。   配付 資料 六 の よう に 、 第一生命 経済 研究所 の 熊野 英生 首席 エコノミスト は 、 二 〇 二 八 年度 以降 も 同 水準 の 防衛 費 を 維持 する ため に 、 最悪 の 場合 、 追加 的 に 二 ・ 八 兆 円 の 防衛 増税 、 軍拡 増税 が 必要 だ と 試算 し て い ます 。   大臣 、 お 伺い し ます けれども 、 年末 に 予定 さ れる という 軍拡 増税 は やめる べき です 。 その 上 、 二 八 年度 以降 も 更 なる 軍拡 増税 が 必要 に なる の で は あり ませ ん か 。 中国 など 周辺 国 と の 軍拡 競争 や 更 なる 軍拡 増税 について 、 日本 社会 が 耐え られる と お 考え でしょ う か 。 財政 的 に も 持続 可能 性 が ない の で は ない でしょ う か 。 もう 時間 に なっ て おり ます ので 、 はい 。   旧 ソ連 は 米国 と の 軍拡 競争 に 多額 の 予算 を 投入 し た 結果 、 財政 的 に も 社会 経済 的 に も 破綻 し た と 言わ れ て い ます 。 岸田 軍拡 が 日本 を 旧 ソ連 の よう に し て しまわ ない か 、 大変 心配 です 。 引き続き 、 次回 に 向け て また 質疑 を し て まいり たい と 思い ます が 、 無理 な こと は やはり 私 たち は し て は いけ ない と 、 この よう な 思い を 持っ て 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 を 代表 し 、 日 ・ バーレーン 投資 協定 、 日 ・ アゼルバイジャン 租税 条約 及び 日 ・ アルジェリア 租税 条約 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   日 ・ バーレーン 投資 協定 は 、 日本 企業 による 投資 の 拡大 を 通じ た 海外 進出 を 促進 する ため 、 投資 環境 を 整備 しよ う と する もの です 。   本 協定 に 盛り込ま れ た ISD 条項 は 、 多 国籍 企業 が 進出 先 国 の 制度 や 政策 の 変更 により 損害 を 受け た と 主張 し 、 当該 進出 先 国 の 政府 を 相手取り 損害 賠償 を 求め 、 提訴 できる よう に する もの です 。 進出 さ れる 側 の 国 の 政府 が 多 国籍 企業 に 提訴 さ れる の を 恐れ 、 自 国民 の 権利 保障 や 環境 保全 の ため の 国内 規制 を 抑制 する 萎縮 効果 を 生み 、 仮に 敗訴 すれ ば 、 自 国民 より 外国 企業 の 利益 を 優先 さ せ 、 規制 撤廃 が 求め られる こと に なり ます 。 国家 主権 を 脅かす こと は 明らか です 。   日 ・ アゼルバイジャン 及び 日 ・ アルジェリア 租税 条約 は 、 配当 、 利子 、 使用 料 という 投資 所得 に対する 源泉 地 国 で の 課税 限度 税率 を 軽減 又は 免除 する もの です 。 海外 子会社 による 投資 所得 は 課税 さ れ ない ため 、 親会社 で ある 日本 の 大 企業 は 優遇 さ れ て い ます 。 その 上 、 両 条約 によって 源泉 地 国 で の 課税 が 劇的 に 軽く なり 、 税制 優遇 措置 を 二 重 三 重 に 享受 できる こと に なり ます 。 源泉 地 国 の 課税 権 を 制限 する こと に なる の も 妥当 で は あり ませ ん 。   経団連 など 経済 界 は 、 投資 所得 に 係る 源泉 地 課税 を 軽減 する こと は 海外 から の 資金 還流 及び 国内 における 再 投資 という 好 循環 の 実現 に 資する など と 主張 し 、 租税 条約 ネットワーク の 充実 による 更 なる 税制 優遇 を 公然 と 求め て い ます 。   両 条約 は 、 こうした 財界 の 要求 に 応え 、 国際 課税 分野 で の 大 企業 優遇 税制 を 国内外 で 更に 拡大 強化 する もの です 。 物価高 が 暮らし と 営業 を 襲う 一方 、 大 企業 は 空前 の 内部 留保 を ため込ん で い ます 。 不 公正 税制 の 是正 こそ 求め られ て おり 、 大 企業 や 投資 家 へ の 優遇 税制 を 強める 両 条約 に は 賛成 でき ませ ん 。   以上 、 三 条約 に対する 反対 討論 と いたし ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 堀井 巌 です 。   G7 広島 サミット 、 大きな 成果 とともに 無事 終了 いたし まし た 。 外務省 、 関係 省庁 の 皆さん 、 そして 、 警備 に 当たら れ た 警察 、 海上保安庁 、 全国 の 警察官 の 皆さん 、 会場 関係 者 の 皆さん 、 地域 の 皆さん 、 全て の 皆様 に 心 より 敬意 を 表し たい と 存じ ます 。   今回 、 この 広島 サミット を 実質 的 に 取り仕切っ た 外務省 の トップ として 、 林 外務 大臣 、 どの よう に 所見 を 持っ て おら れる か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 今 御 答弁 いただい た よう に 、 本当に 内容 的 に は 大きな 成果 が あっ た と 思い ます 。   同時に 、 私 、 もう 一 点 指摘 し たい の は 、 ロジ が 大変 すばらしかっ た と 思い ます 。 いわゆる 運営 、 オペレーション です けれども 、 今回 、 日 米 豪 印 の クアッド の 会合 も 突然 日本 で 行わ れる こと に なり まし た 。 また 、 ゼレンスキー 大統領 も 急遽 訪日 さ れる という こと に なっ た わけ です けれども 、 私 も 、 かつて 在外 公館 に 少し 籍 を 置い た とき に 大型 ロジ の 末端 で 少し その ロジ という もの を 体験 し まし た が 、 本当に これ は 地道 な 作業 です けれども 、 大変 重要 な 業務 で あり ます けれども 、 ここ を 円滑 に さ れ た という の は 私 は 敬意 を 表し たい と 思い ます けれども 、 外務 大臣 の この ロジ について の 所見 、 いかが でしょ う か 。 まさに 今 の ロジ の お話 は 日本 の 底力 を 一つ 示す もの だ という ふう に 、 改めて 敬意 を 表し ます 。   内容 について 伺い ます 。   先 ほど 外務 大臣 の 方 から 、 核軍縮 に関する G7 広島 首脳 ビジョン 、 初めて これ が 首脳 ビジョン として 示さ れ た という こと で あり ます 。 ウクライナ 侵略 を 続ける 中 で 、 ロシア が 核兵器 の 今 使用 の 威嚇 を 行っ て いる わけ で あり ます 。 また 、 中国 も 透明 性 を 欠い た 形 で 核 軍拡 を 継続 し て いる わけ で あり ます けれども 、 今回 、 こう いっ た 観点 から も どの よう な 成果 が あっ た か 、 お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 次に 、 今回 の G7 サミット で は 初めて 経済 的 強靱 性 及び 経済 安全 保障 について 独立 し た セッション が 設け られ 、 G7 として の 首脳 声明 が 発出 さ れ た という ふう に 承知 し て おり ます けれども 、 巷間 、 今 我々 も 大変 な 重大 な 関心 を 持っ て いる この 経済 安全 保障 について どの よう な 成果 が あっ た の か 、 教え て いただけ ます でしょ う か 。 次に 、 クリーン ・ エネルギー 経済 行動 計画 という こと で 、 これ も 発表 さ れ た という ふう に 承知 し て おり ます 。 サプライ チェーン の 多様 化 、 強靱 化 等々 について も 、 私 も 読ま せ て いただき まし た が 、 触れ られ て い ます けれども 、 この 点 について 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 次に 、 今回 の 広島 サミット で は 、 ロシア による ウクライナ 侵略 による 影響 など を 受け て 悪化 する 食料 安全 保障 について も 議論 が なさ れ 、 そして 強靱 な グローバル 食料 安全 保障 に関する 広島 行動 声明 が 発出 さ れ た と 承知 し て い ます 。 招待 国 に は 大 消費 国 あるいは 大 生産 国 含ま れ て 、 なかなか 、 こういう 議論 する の は なかなか 難しい ところ も あっ た と 思い ます けれども 、 声明 が うまく 発表 さ れ た と 、 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   今回 の 意義 について 伺い たい と 思い ます 。 最後 に 、 グローバル サウス と の 関係 に関して 二 問 続け て お 伺い いたし ます 。   一つ は 、 保健 分野 について も 議論 が 行わ れ た と 承知 を いたし て おり ます 。 また 、 インフラ 投資 に関して サイド イベント が 行わ れ た という ふう に 承知 し て おり ます 。   この グローバル サウス と の 関係 、 国々 と の 関係 見据え て 、 この 保健 分野 あるいは インフラ 投資 について どの よう な 成果 が あっ た の か 教え て いただき たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 福山 です 。 よろしく お願い し ます 。   まずは 、 済み ませ ん 、 防衛 大臣 に お越し いただい た ので 、 時間 が なくなっ て 防衛 大臣 に 質問 し 損なう と 失礼 な ので 、 最初 に 防衛 大臣 に 質問 さ せ て いただき ます 。   宮古島 周辺 で の 陸自 の ヘリ の 事故 の 状況 について 、 フライトレコーダー 等 が 出 て き て 、 内容 等 について も 若干 報道 は ある ん です けれども 、 一部 しか 報道 が ない もの です から 、 その後 の 状況 、 今 の 捜索 の 状況 、 まだ 見付かっ て い ない 隊員 も いらっしゃる と 思い ます し 、 それから 事故 検証 委員 会 が その後 どう 動い て いる の か 、 その こと だけ まず お答え いただけ ます でしょ う か 。 まだ 途中 な ので 御 報告 する 段階 で は ない という 大臣 の お 言葉 は よく 理解 し ます が 、 一部 は 逆 に 報道 出 て しまっ て い ます ので 、 そこ は 是非 留意 を いただき たい と 思い ます し 、 出せる こと 出せ ない こと ある かも しれ ませ ん が 、 なるべく 、 これ は 隊員 の 命 に 関わっ た もの です から 、 調査 の 結果 が 出れ ば できる だけ の 情報 開示 を し て いただき たい と 思い ます 。 それ は 、 再発 防止 、 それから 、 御 協力 いただい て いる 、 捜索 に 御 協力 いただい て いる 地元 の 皆さん や いろんな 方 が 、 ここ は 御 家族 も 含め て いろんな 思い で 今 の 状況 を 見 て おら れる と 思い ます ので 、 そこ の ところ は 、 どうか 大臣 、 よろしく お願い し ます 。 じゃ 、 もう 大臣 、 よろしい です 、 結構 です 。 ああ 、 どうぞ 。 大臣 、 よろしく お願い し ます 。   大臣 、 もし あれ なら もう 退席 いただい て も 結構 です 、 座っ て い なき ゃいけないんだったらあれですけど 。 座っ て い なきゃ いけ ない の 。 ああ 、 そう な ん だ 。 じゃ 、 お願い し ます 。 済み ませ ん 。   じゃ 、 サミット について 。   外務 大臣 、 本当に 御苦労 さま でし た 。 これ は もう 堀井 委員 と 私 は 同じ 思い で ござい まし て 、 大変 な 御 努力 による 成果 が あっ た の だ という ふう に 思っ て おり ます 。 外務省 も 大変 だっ た と 思い ます し 、 各 省庁 も それぞれ の コミュニケ の 作成 、 さらに は 、 先ほど お話 が あり まし た ロジ 、 警察 、 公共 団体 、 民間 も 含め て 大変 だっ た と 思い ます ので 、 本当に 心から 敬意 を 申し上げ たい と 思い ます 。   私 は 、 ムスコカ・サミット と ドービル・サミット に 官房 副 長官 として 同行 し まし て 、 日本 国内 の マルチ の 会議 で いう と 横浜 の APEC が あり まし た もの です から 、 その 三 回 を 副 長官 として 対応 し た ので 、 どれ ほど の 外務省 や 官邸 や 警察 が 動い て いただい て い た か は 、 少なから ず 、 何と いう か 、 自分 の 経験 で 理解 を し て いる つもり な ので 、 こう いっ た 状況 の とき に 、 野党 だ から と いっ て 一方 的 に 批判 する の が 合理 的 な もの だ という ふう に 私 は 思っ て い ませ ん ので 、 ここ は 本当に 御苦労 を 皆さん が さ れ た という ふう に 思い ます 。   特に 、 私 の 印象 的 に 言え ば 、 G7 は 、 これ まで 、 中国 が い ない と 意味 が ない ん じゃ ない か という 議論 は この 十 年 ぐらい ず うっ と あっ て 、 富裕 国 クラブ だ と 言わ れ 、 影響 力 は 落ち て いる と 言わ れ 、 存在 感 が ない と 言わ れ て い まし た 。 当時 、 EU は 、 中国 に対する 根拠 の ない 楽観 論 が 結構 あり まし て 、 何で 日本 は そんなに 中国 の こと を 言う ん だ みたい な こと を よく 言わ れ た 記憶 が あり ます 。   しかし 、 今回 の G7 は 、 幾つ か の ポイント が あっ た と 思い ます が 、 やはり ゼレンスキー 大統領 が 対面 で 来日 を さ れ た 、 これ は やはり ウクライナ の 戦争 の 真っ最中 だっ た という こと も あっ て 、 国際 社会 が 注目 を し て いただい た 。 加え て 、 ロシア の 核 の 、 戦術 核 の 使用 の 、 何と いう か な 、 におわす よう な こと が 何 度 も あっ て 、 その 核 の 脅威 が 世界 に さらさ れ て いる 中 で 広島 で 行わ れ た と 。 この サミット が 岸田 総理 大臣 の 選挙 区 で ある 広島 で 行わ れ た という こと も 、 それ は 何 か の 歴史 の 私 は 因縁 で あり 流れ だ という ふう に 思っ て おり まし て 、 その 二つ の 面 において も 非常 に 意義 が あっ た と 思い ます 。 もちろん 、 コミュニケ の 中身 で 不満 な ところ は あり ます 。 広島 ビジョン に関して も 不満 な ところ は あり ます が 、 全体 として は 、 私 は 非常 に 日本 の 貢献 は 大きかっ た という ふう に 思い ます 。   また 、 これ は 私 なり の 思い です が 、 お答え いただけれ ば と 思い ます が 、 ゼレンスキー 大統領 が 自ら 日本 に 来 たい という こと を 要請 を さ れ た と 報道 で 知り まし た 。 という こと は 、 今回 、 招待 国 の 中 の インド や ブラジル 等 は 、 この ロシア に対して の ポジション は G7 と 全部 一緒 か と いう と 違い ます 。 その 中 で 、 ゼレンスキー 大統領 と 席 を 同じく し て 語り合う という の は 、 本当に インド や ブラジル や 招待 国 も それなり の 意思 決定 を 各国 が し て いただい た 結果 だ と 思い ます が 、 その こと は 、 外務省 が 恐らく 相当 根回し を し て 、 ゼレンスキー 大統領 が 来る けど 予定 どおり 日本 に 来 て もらえる か という 話 も 含め て 実際 に この こと が 成立 し た ん だ という ふう に 思い ます ので 、 私 の あくまでも 想像 です けど 、 後ろ で いかに 本当に 外務省 の メンバー や 日本 政府 の スタッフ が 頑張っ て くれ た か という こと は 容易 に 想像 が 付き ます 。   また 、 バイデン 大統領 の 訪日 について も 、 私 は ずっと 実は 邪推 を し て い まし て 、 正しい か どうか 分かり ませ ん が 、 債務 の 問題 も アメリカ 大変 だ と 思い ます が 、 やっぱり 広島 で 各国 の 首脳 が バイデン 大統領 と 資料 館 に 入る という の は 、 アメリカ の 国内 は いろんな 声 が あっ て 私 は しかる べき だ と 思い ます 。 そこで ブレーキ が 掛かっ て いる の か な という 邪推 も 私 は し て い た 中 で 、 バイデン 大統領 が 広島 に 来ら れ て 、 各国 首脳 と 資料 館 に 入っ て あの 状況 を 見 て いただい た という こと も 、 非常 に 僕 は 、 核軍縮 を 目指す という こと で いえ ば メッセージ 性 は あっ た と 思い ます 。   ただ 、 具体 的 な こと は なかなか 前 に 出 にくかっ た こと も ある し 、 それから 、 核 禁 条約 について 何らかの 言及 ぐらい は し て ほしかっ た な と は 思い ます が 、 それ が なかっ た こと は 残念 です し 、 広島 の 被爆 者 の 方々 に 若干 失望 が 広がっ た こと も 僕 は 理解 を し て い ます が 、 そこ は 本当に 政治 的 な ぎりぎり の ところ だっ た の で は ない か な という ふう に 私 なり に は 想像 し て いる ところ で ござい ます 。   これから 、 やっぱり 見 て いただい た という の は すごく でかく て 、 やっぱり あの 資料 館 に 行け ば みんな 言葉 を 失い ます 。 それ を 各国 の 首脳 が 見 て いただい た 上 で やっぱり ロシア に 核兵器 の 使用 を やめろ という 自制 を 働きかける という の は 、 一定 の 僕 は 効果 が あっ た という ふう に 思っ て おり まし て 、 その こと について も 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   これ も あながち 、 済み ませ ん 、 私 が こんな 昔話 を する と いけ ない ん です が 、 安倍 総理 の とき に 、 オバマ 大統領 が 初めて 広島 に 行っ て いただき まし た 。 あれ も すごく 歴史 的 だっ た ん です が 、 実は 、 我々 の とき に 、 初めて 駐 日 の アメリカ 大使 が 広島 に 行っ て いただき まし た 。 ルース 大使 に 、 アメリカ に 、 行っ て いただける よう に 実は 交渉 、 私 も さ せ て いただき まし た 。 それ が オバマ 大統領 に つながり 、 そして この サミット に も 、 バイデン 大統領 が 来日 し て いただける という こと も 含め て 、 広島 に 行っ て いただい た と 。   やっぱり 、 外交 という の は 一つ の 流れ と 。 そして やっぱり 、 ある 意味 で いう と 、 核 や 広島 の 皆さん 、 長崎 の 皆さん の 声 を 届ける という やっぱり 日本 の 役割 を 果たし て いく という こと が ある ので 、 ちょっと 話し て ばかり で 恐縮 な ん です が 、 本当に 心から 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   ゼレンスキー 大統領 が 来る 来 ない の 、 ブラジル や インド の 交渉 も 含め て 、 どんな 状況 が あっ た の か 、 林 大臣 、 言え ない と 思い ます が 、 一応 お 伺い し て おき ます 。 恐らく そういう こと だ という ふう に 思い ます 。 ただ 、 本当に 招待 国 が 一緒 に ゼレンスキー 大統領 と 席 を 同じく し た という こと は 、 これ は やっぱり ロシア 、 中国 に対して も 一定 の 僕 は 影響 力 が 出 て くる と 思い ます ので 、 そこ は 本当に よかっ た と 思い ます 。   また 、 中国 に対して も 首脳 コミュニケ の 中 で 具体 的 に 言及 を さ れ まし た 。 これ も 私 よかっ た と 思っ て い ます し 、 もちろん 法 の 支配 は もちろん そう な ん です が 、 やっぱり 僕 大事 だ と 思っ た の は 、 中国 に対して 、 ちゃんと 中国 の 核心 的 な 利益 について G7 は ある程度 理解 を し て いる と 、 一つ の 中国 について は 理解 を し て いる という メッセージ を 明確 に さ れ た という こと だ と 思い ます 。 その 上 で 、 力 による 現状 変更 は 許さ ない という メッセージ を 強く 出さ れ た と 。   中国 は すぐ に この こと について 、 コミュニケ に 抗議 を さ れ まし た けれども 、 それ は 、 それだけ 僕 は 国際 社会 において 効果 が ある と 思う から 中国 は すぐ 反応 し た と 思っ て おり まし て 、 こう いっ た こと の やり取り の 中 で 次 へ の 一 歩 が 行く だろ う な と 思っ て おり ます 。   外務省 に 聞き たい ん です が 、 この 首脳 コミュニケ という の は どう いっ た 政治 的 な ステータス に なる の か 、 お答え いただけ ます か 。 法的 拘束 力 は ない に し て も 、 G7 全体 として 世界 が こういう 状況 を 望む ん だ という こと について の メッセージ だ と 思っ て おり ます 。   だから 、 なかなか 調整 も それぞれ の 各国 の 事情 が ある ので 大変 な の は 分かる ん です が 、 今 まで は 評価 し て い た ん です が 、 残念 だっ た 部分 で いえ ば 、 例えば やっぱり 人権 の 問題 、 LGBTQ の 問題 は 明確 に 差別 を し ない と ここ に は 書か れ て い ます が 、 日本 は 国内 問題 として まだ 法律 も でき て い ませ ん 。   そして 、 この コミュニケ の 中 で は いわゆる 性 自認 という 言葉 が 使わ れ て いる ん です が 、 自民党 の 理解 増進 法 で は 性 自認 を 性 同一 に 変え て き て い ます 。 つまり 、 政府 が 国際 社会 として 約束 という か 、 方向 性 として 確認 し た こと と 、 実は 与党 の 自民党 が 理解 増進 で 出 て き た 性 同一 という の は 異なり ます 。 そして 、 英語 は 多分 同じ 言葉 な ので 、 それ を 外務省 は 、 首相 の 方向 性 、 岸田 さん が 、 岸田 総理 が 議長 の 中 で は 性 自認 という こと を 言わ れ て いる のに 、 自民党 は そこ を 修正 を し て この 国会 に 法案 を 出し て き て い ます 。 こう いっ た ずれ は 、 国内 政治 と の ずれ について は 、 それぞれ 各国 持っ て いる と は いい ながら 、 人権 の こと について 非常 に 残念 に 思い ます 。   また 、 難民 の 問題 も 、 難民 の 救済 について この コミュニケ 、 相当 具体 的 に 書か れ て いる ん です が 、 今 の 難民 について も 国内 で は いろんな 意見 が あり 、 ウィシュマ さん の 死亡 事案 も 含め て 、 ここ について も 若干 国内 政治 と の ずれ が ある こと について も 非常 に 遺憾 に 思っ て い ます 。   そんな 中 で 、 少し 言い にくい ん です けれども 、 その LGBT に対して 何 回 か コメント を 出さ れ て いる エマニュエル 駐 日 米国 大使 に 、 自民党 の 議員 が 、 何 か 日本 に 米国 大使 の 立場 を 利用 し 作用 さ せ たい と 思う の で あれ ば 我々 は 即刻 帰国 さ せる ため の 行動 を 取る みたい な もの を SNS 上 で 発信 を し たり 、 前回 は 林 大臣 と 国会 の 中 で 議論 を さ れ て い ます 。 それ も 内政 干渉 という 言葉 で 議論 を さ れ て い ます 。   私 は 、 エマニュエル 大使 は 、 人権 という ある 意味 で いう と 普遍 的 な 価値 について 議論 を さ れ て いる という ふう に 思っ て いる ので 、 そこ の ところ を 、 一 議員 、 それ も 与党 の 議員 が 即刻 帰国 さ せる ため の 行動 を 取る と 言う の は 余りに も ちょっと 言い過ぎ じゃ ない か な と 。 ましてや 、 この サミット で バイデン 大統領 は 、 先 ほど 私 が 申し上げ まし た けど 、 いろんな こと を 乗り越え た 上 で 来 て おら れる わけ で 、 まあ 野党 の 議員 が 言う ん なら 分かる ん です が 、 与党 の 議員 が こういう こと を SNS で 発し たり 国会 の 中 で 議論 を し たり する の は いかが か と 思っ て おり まし て 、 これ は 、 林 大臣 、 やっぱり 自民党 内 も 含め て 注意 喚起 を いただき たい と 思う ん です が 、 いかが でしょ う か 。 ですから 、 外務 大臣 の 立場 で 言わ れ て いる こと 若しくは コミュニケ に 合意 を し て 発表 し た こと と 、 国内 の 与党 の 議論 が 明確 に 違う という こと について は いかが な もの か な と 私 は 思っ て い ます し 、 自民党 の 議員 は 、 明確 に LGBT の 方々 に 理解 増進 法 の 中 で は 義務 や 権利 を 付与 する もの で は ない という こと も 言わ れ て い ます 。 コミュニケ は 明確 に 差別 を する な と 、 保護 しろ と 言っ て いる わけ です から 、 そこ も ギャップ が ある わけ です 。   そして 、 この 性 自認 、 性 同一 の 問題 について も やはり すごく ギャップ が あり まし て 、 ここ は やっぱり 国際 社会 に こういう 方向 だ と 、 日本 政府 が 、 岸田 総理 が 議長 で やら れ た に も かかわら ず 、 与党 が こう いっ た 形 で ある 意味 で いう と 議論 を し て いる こと について 私 は 非常 に 違和感 が ある と 言わ ざる を 得 ない ので 、 ここ で 、 自民党 内 です から 、 党内 の こと だ と 大臣 言わ れる かも しれ ませ ん が 、 そこ は 自民党 として 、 また 官邸 として 何らかの 形 の お力 を いただけれ ば な という ふう に 思い ます が 、 もし 答弁 あれ ば お願い し ます 。 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 難民 の 件 も 同様 の 問題 意識 が あり ます ので 、 そこ も お伝え を し て おき たい と 思い ます 。   もう 一 点 、 今 、 いわゆる 生成 A I の 問題 について 、 チャット GPT の 問題 、 いろんな 議論 が 出 て おり ます が 、 今回 の コミュニケ において も 、 時代 に 先駆け て 、 G7 の コミュニケ で 、 首脳 コミュニケ で この こと について 議論 を さ れ た こと は 私 は 非常 に よかっ た と 思っ て いる ん です が 、 具体 的 な こと は まだ 何 も コミュニケ の 中 に は 書か れ て い ませ ん 。   広島 A I プロセス か な 、 か 何 か を 秋口 に 立ち 上げ て という よう な 話 が 出 て いる わけ です けど 、 具体 的 な イメージ 、 どういう 仕掛け で やろ う と 思わ れ て いる の か 、 もし 今 の 中 で 腹案 と いう か 何らかの 案 が あれ ば お知らせ いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 こう いっ た こと は これから 具体 的 な もの が 出 て くる と 思い ます が 、 是非 こう いっ た もの は 早く 具体 化 する よう に と お願い し たい と 思い ます 。   もう 時間 が 来 た ので 終わり ます が 、 首脳 コミュニケ の 中 に は 、 具体 性 が ある もの 、 それ から まだまだ 具体 性 が なく て 言い っ放し の もの 、 濃淡 いろいろ ある と 思い ます 。   しかし 、 具体 的 な プロセス に 入れる もの について は 日本 の 主導 で やっ て いただき たい と 思い ます し 、 申し上げ なかっ た です けど 、 石炭 火力 など について 言え ば 、 明らか に 日本 が 後退 し た 議論 を 主導 し た よう な こと も あり ます ので 、 そういった こと も 含め て 、 これから 、 この 首脳 コミュニケ と サミット の 結果 を 踏まえ 、 我々 も 国内 政策 の 議論 に 寄与 し て いき たい と 思い ます ので 、 本当に 御苦労 さま でし た 。 ありがとう ござい ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   まず 、 先 ほど 福山 先生 から も 質問 ござい まし た が 、 四月 六 日 に 宮古島 沖 で 起き た 陸自 ヘリ 事故 について 、 フライトレコーダー の データ 解析 によって 事故 原因 が 、 これ 、 先 ほど 福山 先生 は あえて 触れ なかっ た ん だ と 思い ます が 、 エンジン トラブル で ある 可能 性 が 高まっ た という 報道 に 接し まし た 。 今後 、 更に データ 解析 さ れ 、 機体 の 調査 も さ れる と の こと です ので 、 しっかり と 原因 究明 を し て いただい て 、 再発 防止 策 を 講じ て いただき ます よう 、 関係 各位 に お願い を 申し上げ ます 。   そして 、 いまだ 不明 と なっ て いる 四 名 の 隊員 が 一 日 も 早く 御 家族 の 元 に 帰れ ます こと を 願う と 同時に 、 亡くなら れ た 隊員 の 御 冥福 を 改めて お祈り を 申し上げ ます 。   それでは 、 質疑 に 入ら せ て いただき ます 。   先ほど も 福山 先生 から 、 G7 外相 会合 、 そういう 意味 で は 、 サミット も 様々 、 官房 副 長官 として 御 経験 を さ れ た という お話 あり まし た が 、 私 の 父 も 外務 大臣 を 務め させ て いただい た こと が あり まし た が 、 私 自身 は まだ 新米 の 国会 議員 です ので 、 新米 の 国会 議員 が 父 に 向かっ て 質問 する よう な 内容 に なる か と 思い ます が 、 是非とも 聞い て いただけれ ば と 思い ます 。   本当に 林 外務 大臣 に おか れ まし て は 、 軽井沢 で の G7 外相 会合 から 広島 サミット まで 、 外遊 や 国会 対応 ある 中 で 本当に お疲れさま で ござい まし た 。   G7 広島 サミット が 閉幕 し た 翌日 の 、 先ほど も 五月 二 十 二 日 の 決算 委員 会 について あり まし た が 、 核軍縮 に関して 広島 の 三上 えり 議員 から の 質問 に対して 、 今回 の サミット は 歴史 的 意義 を 有する もの に なっ た と 考え て いる という 趣旨 の 御 答弁 を さ れ て い まし た 。 岸田 総理 も 、 平和 記念 資料 館 を 訪問 し た 際 に 、 歴史 に 残る G7 サミット と 記帳 さ れ て い ます 。   今回 の G7 サミット は 、 核軍縮 の 観点 から どの よう な 歴史 的 意義 を 有する の か 、 大臣 に 伺い ます 。 御 丁寧 な 御 答弁 を ありがとう ござい まし た 。   広島 という 戦争 被爆 地 で サミット が 開催 さ れ た こと は 私 も 歴史 的 意義 が ある と 感じ て おり ます が 、 核軍縮 の 取組 、 発信 に関して やはり 評価 が 分かれる 部分 も あり まし た ので 、 今後 、 歴史 が どういう 判断 を する か 分かり ませ ん が 、 評価 は 分かれる ところ が ある の か な と いう 気 が し て おり ます 。   質問 の 流れ から 先 に 三 番目 の 質問 を さ せ て いただき ます が 、 先日 の 当 委員 会 で 、 小西 先生 の 質問 に対して 、 NPT 体制 の 維持 強化 が 唯一 の 現実 的 な 取組 と 林 大臣 が 御 答弁 さ れ て い ます 。   様々 な 取組 が ある 中 で 、 唯一 と 断定 という か 、 限定 を さ れ た 理由 について 御 説明 いただけ たら と 思い ます 。 おっしゃる とおり 、 NPT 体制 の 強化 、 維持 という の は 重要 な こと だ と は 思う 反面 、 唯一 の 戦争 被爆 国 という 特殊 な 立場 を 考えれ ば 、 核兵器 禁止 条約 の 締約 国 会議 に オブザーバー 参加 する こと も 何ら 矛盾 し ない の で は ない か と 思い ます が 、 この 締約 国 会議 第 二 回 目 が 行わ れ ます が 、 それ に 参加 する という よう な 意向 は 、 外務 大臣 、 お 持ち でしょ う か 。 この 件 は いろいろ 、 様々 、 たくさん の 議員 から 質問 が あっ て も 多分 お答え は 変わら ない という こと かも しれ ませ ん が 、 今後 も 、 いずれ に し まし て も 核軍縮 の 取組 という の を 引き続き 行っ て いただけれ ば と 思い ます 。   二つ 目 の 質問 事項 に 戻り ます が 、 日 米 外相 会談 で は 、 これ まで TPP に関する 議論 が 度々 行わ れ て おり まし て 、 外務省 ウェブサイト でも 簡潔 に 紹介 さ れ て い ます 。   今回 の サミット に 合わせ て 行わ れ た 五月 十 九 日 の 日 米 外相 会談 で は 、 林 大臣 が CPTPP について 我が国 の 考え と 取組 を 伝え た と 記載 さ れ て い ます 。 過去 に は 、 米国 の TPP 復帰 を 促し て いる という 趣旨 の 発表 も さ れ て い ます が 、 例えば 昨年 十一月 四 日 の 日 米 外相 会談 で は 、 林 大臣 から 、 戦略 的 観点 を 踏まえ 、 米国 の 早期 TPP 復帰 を 促し た と の 記載 が あり ます 。   TPP 復帰 に関する 米国 へ の 働きかけ について 、 日本 側 の 方針 自体 が 変わっ た という こと が ある の でしょ う か 。 その 点 について 林 大臣 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   元々 、 多く の 反対 が ある 中 でも 米国 に 押し切ら れる よう な 形 で 加盟 し た 枠組み です ので 、 大国 に対して また こうした 枠組み を もっ て 交渉 する こと が 日本 にとって も 有利 な 展開 に なる と 思い ます ので 、 米国 は 復帰 し て 当然 と いう よう な 立場 で 是非 とも しっかり と し た 働きかけ を 引き続き お願い いたし ます 。   戦時 下 の ウクライナ・ゼレンスキー 大統領 が G7 に 出席 さ れ た こと は 、 私 も 大変 驚き まし た 。 自国 へ の 更 なる 支援 を 取り付ける 絶好 の 機会 だ と 捉え られ て 訪日 を 決断 さ れ た の だ と 思い ます が 、 まさに その とおり に なっ た という 印象 です 。   そこで 、 新た に 発表 さ れ た ウクライナ へ の 装備 品等 の 提供 について 伺い ます 。   今回 提供 する こと と なっ た 自衛隊 車両 、 非 常用 糧食 について は 、 これ まで の ウクライナ へ の 装備 品等 の 提供 と 同様 に 、 自衛隊 法 第 百 十 六 条 の 三 、 開発 途上 地域 の 政府 に対する 不用 装備 品等 の 譲渡 に 係る 財政 法 の 特例 に 基づい て 提供 さ れ た という こと な の か という こと の 確認 と 、 あと 、 今回 提供 する こと と さ れ た 自衛隊 車両 は 防衛 装備 移転 三 原則 上 の 防衛 装備 に 該当 する もの な の か 、 御 説明 を お願い いたし ます 。 この 自衛隊 法 第 百 十 六 条 の 三 の 、 この 不用 装備 品等 の 譲渡 という ふう に なっ て いる ん です けど 、 これ 、 不用 な もの を という 意味 な の でしょ う か 。 そちら を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   五月 二 十 一 日 付け の 防衛 省 発表 に より ます と 、 合計 百 台 規模 で 、 五 百 トン 、 五 百 トン じゃ ない な 、 二 分の 一 トン の トラック 、 高 機動 車 、 資材 運搬 車 といった 自衛隊 車両 を 提供 する と さ れ て い ます が 、 百 台 規模 の 車両 を 提供 し て 自衛隊 の 運用 に 支障 が ない の でしょ う か 。 それぞれ の この 車 の 保有 数量 を 示し た 上 で 御 説明 いただけ たら と 思い ます 。 これ まで ウクライナ に 提供 し て き た 防衛 装備 品 について は 、 自衛隊 機 、 米 軍機 、 民間 機 で 輸送 さ れ て き た もの と 承知 し て おり ます が 、 今回 新た に 提供 する こと と さ れ た 自衛隊 車両 及び 非 常用 糧食 について は どの よう な 輸送 手段 を 選択 さ れる の か 。 また 、 この 自衛隊 機 、 米 軍機 、 民間 機 による 輸送 に 係る 法令 上 の 根拠 について も お 示し ください 。 御 説明 ありがとう ござい まし た 。   三月 の キーウ 訪問 の 際 に 、 岸田 総理 は 、 NATO 信託 基金 を 通じ た 非 殺傷 の 装備 品 支援 に 三 千 万 ドル を 拠出 さ れ た と 発表 さ れ まし た 。   NATO の 信託 基金 について は 拠出 国 が 使途 の 指定 を 行う こと が できる と さ れ て い ます が 、 日本 政府 として 非 殺傷 の 装備 品 に 使途 を 限定 し て いる その 理由 を 御 説明 いただき たい の と 、 また 、 具体 的 に どの よう な 装備 品 を 供与 する こと が 想定 さ れ て いる の か 、 現在 の 調整 状況 について 御 説明 を お願い し ます 。 今回 の 、 そういう 意味 で は 、 トラック です とか 、 そうした 装備 品 の 移転 に関して は この 三 千 万 ドル の 中 に は 含ま れ ない という こと でしょ う か 。 与党 内 で は 、 国連 憲章 違反 の 侵略 を 受け て いる ウクライナ の よう な 国 に対する 殺傷 兵器 の 提供 も 可能 と する べき じゃ ない か という 議論 も ある ん です が 、 政府 として 、 自衛隊 法 の 改正 等 は 検討 し て いる という こと は ある ん でしょ う か 。 検討 は さ れ て いる という こと で 理解 いたし まし た 。   自衛隊 の 中央 病院 へ ウクライナ 負傷 兵 二 名 の 受入れ という こと が ある と 思う ん です が 、 この 受入れ 決定 に 至る 経緯 等 を 伺い たい の と 、 あと 、 今後 も 追加 で ウクライナ 負傷 兵 を 受け入れる こと が ある の か どう か 、 そうした 政府 の 方針 について も 伺え たら と 思い ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   改めて 、 今回 の G7 広島 サミット 、 私 は 、 各国 の 首脳 が この 広島 に 集っ て いる という この 姿 を 見 た だけ で 本当に 胸 に 迫る もの が あり まし た 。 あの コミュニケ の 内容 、 いろいろ これから 先 も 議論 は し て いく わけ で あり ます けれども 、 改めて 、 この タイミング で 重要 な 国々 の 首脳 が 広島 という 地 に 集っ た という こと の 意味 、 この 重 さ という の は 本当に 歴史 的 な やはり 出来事 だっ た ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   特に 、 アメリカ 、 イギリス 、 フランス という 核保有 国 、 そして 、 NPT に は 加盟 し て おり ませ ん けれども 、 インド も 核 を 持っ て おり ます 。 こういう 核 を 持つ 国 の 首脳 が 集っ た 。 また 、 インドネシア です とか ブラジル です とか 、 今世紀 を これから 牽引 し て いく よう な 新しい 国々 の リーダー も 集っ た 。 そういう 中 で 、 広島 に 来 て いただい た こと という の は 本当に 大きい ん だろ う という ふう に 思っ て い ます 。   こういう 中 で 、 ちょっと 今日 、 是非 、 最初 の 一 問 です ね 、 お 伺い し て おき たい の が 、 今回 の サミット に 合わせ て 、 実は 海外 の ある 意味 方々 に対して も 政府 として 発信 を さ れ た という ふう に 思っ て おり ます 。   これ 、 日本 で 、 ちょっと 国内 で 話題 に なっ た の は タイム 誌 の 方 です ね 。 タイム 誌 の 表紙 に 岸田 総理 の 写真 が 使わ れ て 、 そこ の 表紙 の 見出し が 、 平和 主義 だっ た 日本 が 真 の 軍事 力 を 志向 する みたい な 、 そんな 形 の タイトル が 載せ られ まし て 、 中 読ん で みる と 、 また 何 か 、 官邸 に 出る 幽霊 の 話 と 掛け て 一生懸命 何 か ストーリー を 作っ て い て 、 ちょっと 何 が 言い たい の か 分から ない 中身 に は なっ て いる ん です けど 、 まあ 表紙 の こと を 言い たかっ た の か な と いう こと も 含め て 意図 を 感じる わけ です が 。   そちら で は なく て 、 私 、 注目 し まし た の は 、 もう 一つ 、 アメリカ の フォーリン・アフェアーズ 誌 の 方 で あり まし て 、 こちら に は 、 インタビュー という こと で は なく て 岸田 総理 自ら の 御 寄稿 という 形 で 記事 が 掲載 を さ れ た わけ で あり ます 。 ここ で は 、 特に タイトル が 目 を 引く もの に なっ て おり まし て 、 「 ザ・ニュー・ミーニング・オブ・ヒロシマ 」 、 広島 の 新た な 意味 という こと で 題 が 付せ られ て いる わけ で あり ます 。 改めて 、 特に 、 今 核 の 危機 という こと が 実際 に 現実 の もの と なっ て いる この 世界 において 広島 に 集う 、 それ だけ で 大きな 意味 が ある わけ で あり ます が 、 また その こと も 踏まえ た 当然 サミット な わけ で あり ます けれども 、 新た な 意味 を 広島 に 付する という こと は 、 私 は 、 一つ 大きな 総理 の 決意 を 示し て いる ん だろ う と 思っ て おり ます 。   改めて 、 今回 、 この タイトル に 込め られ た 意味 、 そして 、 当然 、 内容 も 含め て なん です けれども 、 そこ と 併せ て 、 現下 の この 国際 情勢 の 中 で 広島 に G7 の リーダー が 集結 し た こと の 意義 、 この こと について まず 外務省 に 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 タイトル 自身 は フォーリン・アフェアーズ 誌 の 判断 で 付け られ た もの だ という こと で あり まし た が 、 あの 中 の 文章 も です ね 、 でも 、 やっぱり 読ん で み ます と 、 これ 、 元 の 日本語 が どういう 言葉 だっ た の か という の は ある ん です けれども 、 この 広島 という 開催 地 の 選択 が 象徴 する の は 強力 かつ 意図 的 な もの だ という 一文 が あり まし て 、 やはり ここ に 大きな 意味 を 、 私 も 編集 者 だっ たら やっぱり こういう タイトル を 付ける の か な と いう こと も 感じ た わけ で あり ます 。   今 、 政府 の 立場 として 、 主 に この G7 広島 サミット の 成果 という 角度 から お答え を いただき まし た が 、 この 被爆 地 広島 と 、 そして 核 の 実相 に 世界 の 政治 リーダー に 触れ て いただく という こと の 意味 、 まあ それ は 当然 ある わけ で あり ます けれども 、 そこ を また 超え た 新た な 意味 という の を 恐らく 総理 は 意図 さ れ た ん だろ う と 思っ て おり ます 。   この テーマ について は 、 総理 自身 が 書か れ た という こと も あり ます から 、 明日 は 予算 委員 会 が ある という こと も あり ます ので 、 チャンス が あれ ば 、 是非 これ 、 岸田 総理 とも 直接 確認 を さ せ て いただけ たら な という ふう に 思っ て おり ます 。   次 の 質問 な ん です けれども 、 そう する 中 で 、 今回 、 一つ 、 やっぱり 広島 の サミット が 決まっ た とき に 、 そして 大体 こういう テーマ です ね という の が 見え て き た とき に 、 これ は なかなか 大変 な サミット に なる ん だろ う な と いう の は 何となく 思い まし た 。 要は 、 G7 と なる と 、 基本 的 に は 、 基本 的 な 価値 観 を 共有 する グループ で あり ます から 、 合意 形成 自体 は テーマ によって は それほど 難しく なく なる わけ で あり ます けれども 、 一つ は 、 今回 対象 が 大分 広がっ た という こと です ね 。 そして 、 特に この ロシア が ウクライナ を 侵略 を し て いる という さなか に あっ て 、 ロシア です とか そういった ところ と の いわゆる 向き合い 方 も 違う 国 が 当然 参加 を し て き て いる という こと が あり まし た 。   さらに 、 そこ ばかり で は なく て 、 核兵器 の ない 世界 という テーマ も ある わけ で あり ます し 、 気候 変動 の よう な 大きな 問題 も ある 。 そして 、 最終盤 に なり まし て 、 今度 、 ゼレンスキー 大統領 御 自身 が 来日 を さ れる という こと も あっ て 、 議論 の 中心 が どっち に 行っ ちゃう か 分から ない 、 そういう 多分 いろいろ リスク も 抱え た 中 で 開か れ た 、 そんな サミット だっ た ん だろ う と 思っ て い ます 。   注目 す べき は 、 この サミット の 一番 最初 の セッション 、 これ 、 最初 の セッション は 分断 と 対立 で は なく 協調 の 国際 社会 の 実現 という こと を 確認 を 実は し て いただい て い まし て 、 この 最初 の ワーキングランチ で この こと を ある 意味 で サミット 全体 を 通じ た 大きな テーマ として 提示 を し て いただい た という こと が 、 その後 の 議論 が きちっと 着地 を し て いく 一つ の フック に なっ た ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 この 大きな テーマ を 掲げ て 議論 を スタート し た 、 この こと について 林 大臣 に お 伺い を し たい と 思い ます 。 そして 、 この 協調 の 国際 社会 という こと の 一つ の 端的 な 例 が 、 今回 、 中国 と の 向き合い 方 という ところ に も 、 私 、 表れ た ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   この 委員 会 の 中 で も 林 大臣 と 、 この 特に 難しい 中国 と の 関係 について 、 かつて 言っ て い た いわゆる カップリング な の か デ カップリング な の か みたい な こと が 、 ちょっと 簡単 に 分け られる よう な 時代 じゃ なく なっ た ん じゃ ない か という こと を 議論 さ せ て いただい た 記憶 が あり ます が 、 今回 も 、 この コミュニケ の 中 に は 、 デカップリング で は なく て デリスキング だ と 、 リスク の 低減 だ という こと が 方向 性 として G7 として 示さ れ た わけ で あり ます 。   この こと について 、 例えば 、 サミット に 先立っ て 行わ れ まし た 五月 十 八 日 の 日 米 首脳 会談 、 それから 翌 十 九 日 の 日 米 外相 会談 、 これ 共に 、 地域 情勢 に関する 意見 交換 の 中 で は 、 中国 と 共通 の 課題 について は 協力 を し て いく こと の 重要 性 を 認識 し た と 、 こういう ふう に 発表 を 今 さ れ て いる わけ で あり ます 。 そして 、 G7 の 首脳 コミュニケ の 中 でも 、 中国 に 率直 に 関与 し 、 我々 の 懸念 を 中国 に 直接 表明 する こと の 重要 性 を 認識 し つつ 、 中国 と 建設 的 かつ 安定 的 な 関係 を 構築 する 用意 が ある と 、 こう 記載 を さ れ た わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 、 林 大臣 に 、 G7 として 今後 中国 と どう 向き合っ て いく という こと を 確認 を し た の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 ある 意味 何 か 事 を 荒立て ない とか そういう こと で は なく て 、 昨日 の 予算 委員 会 で も いろいろ こう いっ た 議論 さ れ た よう で あり ます けれども 、 率直 に 主張 す べき こと は 主張 し と いう ところ が ある わけ で あり ます 。 そして 、 なかなか 、 この 中国 が 関わっ て いか なけれ ば 、 例えば 気候 変動 の 問題 も 核 の 問題 も 一つ 一つ 前 に 進ん で いか ない わけ で あり ます が 、 そこ について 国際 社会 の 一員 として きちっと 責任 を 担わ せる 、 この こと を G7 として も 確認 を し て いただい た ん だろ う と 思っ て おり ます 。   今日 、 議論 に 、 各論 に は 入っ て いき ませ ん けれども 、 例えば 、 今回 の G7 サミット を通じて 、 この 核 なき 世界 、 核兵器 の ない 世界 という テーマ について も 、 当然 、 ロシア という の が まず 最初 に は 来る わけ です ね 。 使わ せ て は いけ ない という こと 、 そして 、 今 ある 枠組み の 中 で 、 この 新 START の 履行 という こと を しっかり G7 として 求め て いく という こと を 言っ た わけ で あり ます が 。   対 中国 という ところ に関しまして は 、 そもそも 今 、 核兵器 、 いまだに 中国 は どちら か と いう と 増やし ながら 、 もしか する と 本年 中 に 世界 の 核弾頭 の 数 が 増加 に 転じ て しまう という 瀬戸際 に ある わけ で あり ます けれども 、 じゃ 、 この 核軍縮 の 枠組み 、 中国 は 一体 何 に 参画 を し て いる の か と いう と 基本 的 に は 入っ て い ない わけ で あり まし て 、 一 から ある 意味 この 中国 と 核軍縮 の 枠組み どう つくっ て いく の か 、 この こと を G7 として 今 問わ れ て いる ん だ と 思っ て おり ます し 、 何 より も 、 G7 唯一 、 アジア で 唯一 の 参加 国 の 日本 が 、 結局 の ところ 、 この G7 として 合意 し た こと の フロント に 立っ て これから 中国 に 働きかけ て いか なけれ ば いけ ない 、 大変 な 重責 だ と 思い ます けれども 、 林 大臣 の リーダーシップ を 御 期待 し たい と 思い ます 。   残り もう ちょっと に なっ て しまい まし た が 、 一 問 、 最後 に 追加 し て おき たい と 思い ます 。   先ほど も 少し あり まし た が 、 今回 、 生成 A I という こと の 急速 な 普及 を 受け て 、 広島 A I プロセス を 年内 に 創設 を する という こと も 決まっ た わけ で あり ます 。 ここ について は 、 A I の 活用 、 日本 は どちら か と いう と 積極 的 か な とか よく 言わ れ たり 、 欧米 は 消極 的 、 規制 側 に 早く も 議論 が 回っ て いる という こと も 言わ れ たり する わけ で あり ます が 、 これ 、 G7 サミット 参加 国 の 中 で どの よう な 共通 の 課題 という こと が 認識 を さ れ た 上 で 今後 の 検討 という こと が 決まっ た の か 、 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   前回 に 引き続い て 、 G7 サミット について お 伺い し たい と 思い ます 。   今回 の サミット 、 様々 な ハイライト が あっ た と 思い ます 。 各 委員 から も その よう な 様々 な ポイント から の 指摘 が あり まし た が 、 先 ほど 羽田 委員 から も 御 質問 が あり まし た 。 今回 の 、 日本 政府 が ウクライナ に対して 自衛隊 車両 を 百 台 規模 で 供与 する こと を 表明 し た 、 これ も 一つ の ハイライト だっ た と 思い ます が 、 今回 の 供与 に 至る 経緯 について お 聞か せ ください 。 この 百 台 の 自衛隊 車両 の 提供 について 経緯 を お 伺い し たかっ た ん です けれども 、 私 が 確認 し た ところ に より ます と 、 今年 の 三月 上旬 に ウクライナ の 防衛 副 大臣 が 来日 し た 、 その 際 に 、 副 大臣 が 直接 防衛 省 を 訪問 し た 際 に 車両 の 提供 を 申し入れ た と 。 なぜ そんな こと を 言っ た か と いう と 、 我が 党 が その 時期 ちょうど 、 猪瀬 直樹 議員 を 中心 に ウクライナ 大使館 と 調整 を し て 、 三月 二 十 一 日 に ピックアップ トラック を 二 十 台 、 コンテナ に 載せ て 送っ た ん です けれども 、 その やり取り を し て い た ので 、 ウクライナ 側 が 、 あっ 、 トラック を 日本 から 送っ て くれる ん だっ たら 、 自衛隊 から もっと 大 規模 な の を 送っ て くれ ない か という 申入れ が あっ て 、 それ が きっかけ に なっ て 進ん で いっ た 、 その よう に 聞い て おり ます 。   我が 党 の 草の根 の 小さな 取組 、 二 十 台 必死 に なっ て 集め て 、 秘書 団 が 名古屋 から 全員 車 を 走ら せ て 何とか 千葉 に 持っ て いっ た という 、 本当に べた な この 支援 な ん です けれども 、 そんな 小さな 取組 が 呼び水 に なっ て 今回 の よう な 大きな 協力 関係 に 至っ た ん で あれ ば 、 すごい 、 私 たち にとって も 喜び で ござい ます 。   この よう に し て 市民 社会 が 草の根 で こつこつ と やる この 支援 が オファー 型 の 支援 に つながっ て いく 、 こういう 事例 が 私 たち の 周り でも できる わけ です けれども 、 こういう 働き を 広げ て いく ため に も 、 是非 、 対 ウクライナ 、 若しくは ウクライナ に 限ら ず 、 市民 社会 による 草の根 の 支援 を 拡充 し て いく 、 JPF 経由 の 支援 の 増額 を 検討 し て いただき たい と 思い ます 。 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 我々 、 今回 は 身 を 切る 改革 で 集め た 二 億 円 の うち 一 ・ 五 億 円 を 使っ て トラック を 入れ た と 。 これ が 全国 会議 員 だっ たら 、 きっと もう あと 桁 が 二つ ぐらい 大きく なる から いい ん じゃ ない か な なんて 考え て おり ます ので 、 是非 皆さん も 御 検討 ください 。   サミット の コミュニケ について 配付 資料 を 配ら せ て いただき まし た 。 その 五 十 三 の ところ に 北朝鮮 に関して の 言及 部分 が ござい ます 。 昨日 も 御 質問 し まし た が 、 下線 部分 のみ 拝読 し ます と 、 我々 は 、 北朝鮮 に対し 、 人権 を 尊重 し 、 国際 人道 機関 による アクセス を 容易 に し 、 拉致 問題 を 即時 に 解決 する よう 求める と 、 この よう な コミュニケ が 出さ れ て おり ます 。   昨日 細かく 質問 でき ませ ん でし た が 、 この 国際 人道 機関 による アクセス を 容易 に し の 部分 です が 、 具体 的 に は どの よう な 国際 人道 機関 の アクセス を 想定 し て おら れる の か 、 また どの よう に 改善 し て いく の か 、 御 見解 を お 聞か せ ください 。 まさに おっしゃる とおり 、 北朝鮮 と の アクセス を 今 持っ て いる ところ が 本当に 少なく なっ て いる という の が 問題 点 だ と 思い ます ので 、 是非 、 我が国 として も 、 これ を 積極 的 に 、 この パイプ を つくる 努力 を 進め て いただけれ ば と 思い ます 。 外務省 、 よろしく お願い いたし ます 。   グローバル サウス に関する 御 質問 さ せ て いただき ます 。   今回 の サミット 、 G7 から G 20 へ と スコープ が 広がっ た サミット で は ない か と 思い ます 。 先ほど も 大臣 が 答弁 さ れ まし た G 20 の グローバル サウス へ の パートナーシップ の 強化 という ところ が 一つ の ポイント で あっ た と 。 まさに 、 G7 で は しっかり と 共有 さ れ て いる 法 の 支配 に 基づく 国際 秩序 の 維持 強化 、 これ を いかに し て G 20 の 世界 に 広げ て いく か が 今後 の 大きな 課題 で ある と 考え ます 。   先 ほど 、 ごめんなさい 、 先日 、 火曜日 も 質問 し まし た 、 インド の モディ 首相 と ゼレンスキー 大統領 と の 首脳 会談 の 後 、 モディ 首相 が 、 今回 の ウクライナ 問題 は 人類 の 問題 で ある と 、 それ に対して 、 昨日 の 、 前回 の 答弁 で は 、 人類 の 問題 と は 人間 性 や 人間 の 価値 に関する 問題 だ と さ れ た という 発言 を いただき まし た 。 これ は 、 私 、 この 言葉 を 聞く と 、 インド が 、 ウクライナ 侵攻 について は 非 人道的 な 行為 、 これ が 問題 で ある という こと で 、 国際 人道 法 を 重視 する という 、 その よう な 姿勢 を 示し た と 理解 し て おり ます 。   九月 に G 20 サミット が 行わ れ 、 岸田 総理 も もう一度 参加 さ れる 予定 、 見込み と 伺っ て おり ます が 、 この 際 、 国際 人道 法 を 含む 法 の 支配 に 基づく 国際 秩序 の 維持 の ため に 、 日本 政府 として G 20 の 今回 の 、 今年 の 議長 国 で ある インド と どの よう に 連携 し て いく の か 、 お 聞か せ ください 。 今回 の サミット に 限っ て 言え ば 、 インド と の 間 で は 比較的 価値 観 の 共有 が 進ん だ 、 確認 が でき た か と 思う ん です が 、 来年 の G 20 の 議長 国 で ある ブラジル に関して は 、 少し 疑問 が 、 私 自身 疑問 を 持つ よう な 、 その よう な 会見 で あっ た ん じゃ ない か と 思い ます 。   火曜日 の 質問 の 中 で 、 日 伯 首脳 会談 で は 、 この 法 の 支配 に 基づく 国際 秩序 の 堅持 、 強化 に 向け て 協力 し て いく こと に 一致 が 見 られ た という 御 答弁 あり まし た けれども 、 その後 の ルラ 大統領 の 記者 会見 で は 、 ロシア による 侵略 行為 が 行わ れ て いる 、 まだ 行わ れ て いる 現時点 で の 即時 停戦 を 強調 し て いる よう に 見える よう な 発言 が あり ます 。   これ は 、 力 による 一方 的 な 現状 の 変更 を 容認 する よう な 停戦 に つながる よう に 理解 できる ん です が 、 これ は ブラジル と の 間 で 本当に この 法 の 支配 に 基づく 自由 で 開か れ た 国際 秩序 について の 一致 が 見 られ た の か 、 見 られ た と 言える その 理由 について 明確 に お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   G 20 と どの よう に し て この 法 の 支配 に 基づく 国際 秩序 の 堅持 、 強化 、 この 価値 観 を 共有 し て いく の か 。 やはり 、 彼ら の 考え方 、 その よう な もの を しっかり 理解 し た 上 で 協力 関係 を 広げ て いく 必要 が 強い と 思い ます 。   中国 、 ロシア も 同じ よう に し て 、 今 グローバル サウス へ の 働きかけ を 非常 に 強め て いる と 理解 し て い ます 。 中国 の アプローチ という の は 非常 に ユニーク と いう か 、 西欧 と は 異なる 価値 観 、 政治 システム 、 そんな 中 でも 豊か さ を 実現 でき た という その 経済 発展 モデル を 提示 する こと によって グローバル サウス の 国々 を まず 引き付ける と 。   また 、 我々 で あれ ば 戦後 という スパン で 見 ます けれども 、 彼ら は 、 十 九 世紀 以降 、 例えば あ へん 戦争 とか 、 その 辺り から 歴史 を 切り取る よう な 形 で 、 グローバル サウス と 共通 する よう な 植民 地 支配 、 そういう 搾取 という 共通 の 歴史 認識 、 土台 を 基 に し て 、 西欧 諸国 の 発言 という の は 価値 観 の 押し付け だ とか 、 他国 へ の 内政 干渉 だ とか 、 世界 情勢 の 操作 、 そういう 言い方 を し て 共感 を し て いく 、 仲間 づくり を し て いく よう な 印象 を 持っ て い ます 。   この よう な 中国 の 対 グローバル サウス 外交 に対して 、 我が国 は どの よう な 対 グローバル サウス 外交 の 方針 を 取る こと が 有効 と お 考え でしょ う か 。 是非 、 G 20 サミット 、 また ASEAN サミット へ と つない で いただき たい 、 その よう に 思っ て おり ます 。   コミュニケ が 出 た 翌日 五月 二 十 一 日 、 この コミュニケ に対して 中国 外交 部 は 抗議 を 行っ て 、 それ に対して 在 中国 の 日本 大使 が 対応 さ れ た と 承知 し て おり ます が 、 やり取り を お 聞か せ ください 。 中国 の 外務省 の ホームページ を 拝見 し ます と 、 こういう 主張 を 中国 は し て いる と 。 G7 は 対立 と 冷戦 思考 に 固執 し て いる 。 やっ て いる こと は 、 一般 的 な 歴史 の 流れ 、 客観 的 事実 、 国際 道徳 に 反し て いる と 。 そして 、 日本 は 関係 国 とともに 中国 を 中傷 、 攻撃 し 、 中国 の 内政 に 暴力 的 に 干渉 し て おり 、 国際 法 の 基本 原則 と 中日 の 四つ の 政治 文書 の 精神 に 違反 し 、 中国 の 主権 、 安全 、 発展 の 利益 を 損なっ て いる 。 その こと を 強く 不満 に 思い 、 断固 として 反対 する という 冒頭 発言 から 、 台湾 について 、 香港 、 新 疆 、 チベット について 、 東 シナ 、 南シナ海 について 言及 が 続い て いく 、 その よう な 抗議 文 が ホームページ に 掲載 さ れ て おり ます 。   この よう な 内容 を 見る とき に 、 ちょっと 順番 が 違い ます けれども 、 今回 の G7 サミット の 首脳 コミュニケ 、 五 十 一 と 五 十 二 です が 、 昨年 の エルマウ・サミット の コミュニケ から 新規 追加 の 部分 は 、 配付 資料 で 下線 を し た ところ で 間違い ない でしょ う か 。 済み ませ ん 、 細かい ところ は 確か に ちょっと 違う かも しれ ませ ん が 、 この 下線 部分 が 今回 追加 さ れ た という こと を 見る と 、 例えば 台湾 で あっ たら 、 一つ の 中国 政策 を ちゃんと 理解 し て い ます よ と わざわざ 今回 追記 し て いる 、 中国 に 配慮 し て いる よう な 内容 が 書か れ て いる わけ です し 、 新 疆 、 チベット 、 ウイグル 、 そういった ところ は もう 従来 から ある 。 南シナ海 、 五 十 二 も ほぼ ほぼ 前回 から ある 。 という こと で あれ ば 、 中国 に対して オフェンシブ な 内容 という の は 前回 から も ある わけ です けれども 、 ちなみに 、 前回 の エルマウ・サミット の 首脳 コミュニケ に対して 中国 は 抗議 を 行っ て いる の でしょ う か 。 繰り返し に なり ます けれども 、 この 今回 の 追加 さ れ た 内容 という の は 、 比較的 中国 に対して 配慮 し て いる 内容 の ところ が 多い の で は ない か 。 例えば 、 最初 の 一 ポツ の ところ も そう です し 、 先ほど 言及 し まし た 六 ポツ の 一つ の 中国 政策 について 言及 し て いる ところ で あっ たり とか 、 三 ポツ で 、 中国 を 害する こと を 目的 として おら ず 、 経済 発展 も 妨げよ う と し て い ない 、 こう いっ た ところ が わざわざ 追記 さ れ て いる に も かかわら ず 今回 抗議 が なさ れ た という こと について 、 中国 の 意図 を どの よう に 理解 し たら よい か 、 外務 大臣 として 見解 お 聞か せ ください 。 時間 が 参り まし た ので ここ まで に し たい と 思い ます が 、 是非 、 今 対話 を 深める という こと で おっしゃっ て いただき まし た ので 、 総理 が 韓国 に 訪問 し た 際 の 日 韓 中 の プロセス 、 これ が 今 コロナ で 止まっ て しまっ て いる か と 思い ます ので 、 是非 、 中国 、 韓国 も 含め て 、 パイプ の 、 チャンネル の 拡大 に 向け て 努力 し て いただき たい と 思い ます 。   以上 で 質問 終わり ます 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   今日 は サミット について 大臣 に お 伺い し たい と 思う ん です が 、 前回 、 実り ある サミット だ と 評価 いたし まし た が 、 あえて 今日 は 辛口 の 質問 を 少し さ せ て いただき たい と 思い ます 。   一 九 四 五 年 八月 六 日 八 時 十 五 分 に 忌まわしい 原爆 が 広島 に 投下 を さ れ 、 今回 その 広島 の 地 で サミット が 行わ れ た 。 大変 意義 の ある 、 また メッセージ 性 の 強い サミット と なっ た と 思い ます 。   総理 の お 膝元 、 御 地元 だ から 広島 を 選ん だ の で は なく て 、 様々 な 政治 的 メッセージ を 含ん で この 地 を 選ん だ と 思う ん です けれども 、 一つ 私 が 残念 な の は 、 せっかく 広島 を 強調 する ので ある なら ば 、 同時に 、 その 三 日 後 の 八月 九 日 十 一 時 〇 二 分 に 、 ウラン 型 で は ない 、 プルトニウム 型 の 原爆 を 投下 さ れ た 長崎 について も 、 私 は セット で 、 その 平和 の 尊 さ と 忌まわしい 原爆 で あっ た という アピール を する べき だっ た と 思う ん です けれども 、 広島 、 広島 、 広島 、 それ は 結構 です 、 大事 です 。 他方 、 加え て 、 広島 と 長崎 は 切っ て も 切り離せ ない もの だ と 思う ん です 。   なぜ 、 この 長崎 を もっと セット で アピール する という こと を なさ れ なかっ た の か 、 外務 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 大臣 おっしゃる よう に 、 カナダ を 始め 、 幾つ か の 首脳 が 長崎 に 言及 し て いただい た 。 大変 有り難い こと です し 、 当然 、 コミュニケ の 中 に も 長崎 という 文言 が 入る 。 私 は 、 その 形式 で は なく て 、 政治 的 、 心 の メッセージ として 、 総理 が 広島 と 長崎 を やっぱり 同列 に 取り扱っ て 、 大きく 言え ば 、 この 忌まわしい 核兵器 を 全て の 我々 は この 地球 上 から 廃絶 し たい と 。 その 方法 論 や 手段 、 現実 は ある でしょ う 。 そして 、 その 小さく は 、 この 局面 で ロシア に 絶対 に 核 を 使わ せ ない と 。 広島 、 長崎 を 見ろ と 、 その 意味 が この サミット に は あっ た はず で ござい ます 。   私 は 、 総理 から 、 もっと 、 広島 御 出身 の 総理 だ から こそ 、 長崎 の 県民 の 皆さん や 長崎 の 原爆 で 拭い 切れ ない 苦しい 歴史 や 体 の 痛み を 感じ た 国民 に 寄り添っ た メッセージ を 是非 発し て いただき たかっ た な と 思っ た ので 、 あえて 質問 さ せ て いただき まし た 。   引き続き 、 我々 は 、 広島 と 長崎 に 寄り添っ て 、 核 の 廃絶 に 努力 を し なけれ ば なら ない と 思い ます 。   そして 、 もう 一 点 、 私 が 少し 残念 だっ た の が 、 拉致 問題 で ござい ます 。   G7 広島 サミット において 、 拉致 問題 について どんな 踏み込ん だ 議論 が なさ れ た ん でしょ う か 。 今日 は 金子 委員 が 配付 資料 を 出し て いただい て 、 ちょっと それ も 参考 に さ せ て いただく と 、 この 金子 委員 の 配付 資料 の 五 十 三 パラ です ね 、 コミュニケ の 。 拉致 について は 一 ・ 半 行 だけ です 。 一 ・ 五 行 しか この コミュニケ の 中 で 拉致 問題 は 出 て まいり ませ ん 。   本当に この 拉致 問題 が 議論 さ れ た の なら ば 様々 な メディア で ニュース に なる はず です が 、 この サミット 関係 の ニュース で 拉致 問題 は 、 ニュース は たった 一つ です 。 それ も 、 家族 の 会 代表 の 横田 拓也 さん が 御 発言 さ れ た 、 その 一つ の 記事 しか 発見 する こと が でき ませ ん でし た 。   つまり は 、 それ は ペーパー に は 必ず 書く でしょ う よ 。 しかし 、 本当に 踏み込ん だ 議論 が さ れ た と いう と 、 私 は 少し 残念 な 気 が し ます 。   参議院 拉致 問題 特別 委員 会 で 、 公明党 の 竹内 真二 委員 の 質問 に対し 、 大臣 は この よう に 御 答弁 さ れ て い ます 。 G7 外相 会合 で の こうした 議論 の 成果 を 踏まえ 、 G7 広島 サミット において も しっかり と 拉致 問題 について 議論 し て まいり たい と 考え て い ます と ある ん です けれども 、 どうも 、 岸田 首相 始め 、 各国 の 首脳 と この 拉致 問題 を 踏み込ん だ 議論 を し た 形跡 は 、 私 は 発見 する こと が でき ませ ん でし た 。   岸田 内閣 の 最 重要 課題 な ん でしょ う 、 拉致 問題 は 。 最 重要 課題 という 冠 が 付い た の は 、 そう そう ない です よ 。 必ず 総理 は 言い ます 、 官房 長官 も 、 岸田 内閣 の 最 重要 課題 が 拉致 問題 だ と 。 いや 、 この 日本 にとって 最 重要 課題 が 拉致 問題 だ と 言い換え て も いい と 思い ます 。   です から 、 我々 は 野党 です けれども 、 ブルー リボン を 外さ ず に この 問題 に 取り組ん で いる わけ で ござい ます けれども 、 自民党 の 拉致 対策 本部 の 山谷 えり子 本部 長 が 、 五月 十 六 日 、 拉致 問題 を サミット の 主要 課題 に 取り上げ て 即時 解決 に 向け た メッセージ を 発信 し て ほしい と 官房 長官 に 求め て い ます 。 これ 受け取っ て いる はず です から 、 これ 、 主要 課題 として サミット で 取り扱っ て いただい た ん でしょ う か 。 今回 の コミュニケ 、 もう一度 読み ます 。 我々 は 、 北朝鮮 に対し 、 人権 を 尊重 し 、 国際 人道 機関 による アクセス を 容易 に し 、 拉致 問題 を 即時 に 解決 する よう に 求める 。   二 〇 一 六 年 の 伊勢 志摩 サミット の とき の コミュニケ は こういう 文章 です 。 我々 は 、 北朝鮮 の 人権 侵害 に対して 遺憾 の 意 を 表明 する とともに 、 北朝鮮 に対し 、 拉致 問題 を 含む 国際 社会 の 懸念 に 直ちに 対処 する よう に 強く 求める 。   この とき より も 相当 後退 し て いる ん です よ 、 文言 が 。 私 は 、 二 段階 後退 し て いる と 言っ て も いい と 思う 。 何で この よう な 文言 で 、 その 伊勢 志摩 サミット より も 後退 し た 文言 に なっ た ん でしょ う か 。 いや 、 伊勢 志摩 サミット より 文言 後退 し ちゃ 駄目 でしょ う 、 メッセージ 性 が 。 皆さん プロ だ から もう よく 分かっ て いる と 思う よ 、 素人 の 私 が 言わ なく たって 。   中国 に は こう 言っ て いる ん です ね 、 今回 の コミュニケ で 。 チベット や 新疆ウイグル における もの も 含め 、 中国 の 人権 状況 について 懸念 を 表明 し 続ける と 。 むしろ こっち の 方 が 強い です よ 。   時間 が ない ん です ね 、 家族 の 皆さん も 当事者 も 。   そして 、 この 問題 は 日本 だけ の 問題 で は ない ん です 。 北朝鮮 が 拉致 し た の は 日本人 だけ で は なく て 、 韓国 、 タイ 、 レバノン 、 ルーマニア 、 中国 、 オランダ 、 ヨルダン 、 マレーシア 、 シンガポール 、 そして フランス 、 イタリア も 拉致 被害 者 が いる の で は ない か と 、 計 十 二 か国 の 罪 の ない 人間 が 北 に 拉致 を さ れ て いる 。 G7 の メンバー で さえ 被害 に 遭っ て いる ん です から 、 なぜ ここ で しっかり と 拉致 問題 を 捉え なかっ た の か 。 横田 めぐみ さん や 拉致 の 皆さん の 写真 置い たり 、 いろんな ところ で 国内外 に 、 拉致 問題 を 忘れ ない 、 北朝鮮 許さ ない という メッセージ を 発出 する 私 は 大きな チャンス だっ た と 思い ます 。   核軍縮 に関する 広島 ビジョン が 出 まし た が 、 私 は 、 拉致 問題 に対して こそ こういう 広島 ビジョン の よう な 拉致 に関する 広島 ビジョン を 発信 を し て 、 核軍縮 も 大事 、 しかし 、 それ と 同様 に 拉致 問題 許さ ない という メッセージ を 発出 する べき だっ た と 思い ます が 、 拉致 問題 について 、 こういう 広島 ビジョン 的 な もの を 発出 する 計画 という の は 、 アイデア という の は なかっ た ん でしょ う か 。 林 外務 大臣 が 誰 より も 真剣 に この 拉致 問題 に 取り組ん で くださっ て いる こと は 重々 承知 し て おり ます 。 拉致 担当 の 官房 長官 共々 、 この 問題 、 一 日 も 早い 、 即時 全員 の 帰国 の 解決 の ため に 御 尽力 賜り ます よう に お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   G7 サミット の 首脳 コミュニケ に は 、 難民 の 自由 や 人権 について の 記述 が あり ます 。   外務 大臣 に 伺い ます 。   首脳 間 で どの よう な 合意 に 至っ た の でしょ う か 。 人権 に 関わっ て 、 議長 国 として も 当然 重視 す べき 事柄 で あろ う と 思い ます 。   外務省 の ホームページ に も 難民 問題 の ページ が あり ます 。 難民 条約 の ほか 、 クルド 難民 について も 記さ れ て おり ます 。   大臣 は 、 クルド 難民 について は どの よう な 御 認識 でしょ う か 。 トルコ 政府 から 政治 的 迫害 を 受け 、 国連 の 推計 で は 、 二 〇 一 一 年 から の 十 年 に 世界 で 約 五 万 人 が 難民 として 認定 さ れ まし た 。 日本 で は 、 埼玉 県 の 川口 市 や 蕨 市 など 、 二 千 人 が 住む と さ れ て おり ます 。   こうして 、 クルド を 始め 難民 を 認定 する 行政 、 難民 認定 は 、 難民 に 当たる か 否 か という 事実 認定 で あり 、 法務大臣 が 自由 な 裁量 的 な 判断 で 決める もの で は あり ませ ん 。 迫害 を 受ける お それ を 中心 と する 条約 上 の 要件 が 備わっ て いれ ば 難民 認定 し なけれ ば なら ない という もの です 。 しかし 、 日本 の 難民 認定 行政 は 本当に その よう な 運用 に なっ て き た の か 。 日本 が 難民 条約 に 加入 し た の は 一 九 八 一 年 です 。   今日 は 、 資料 の 二 枚 目 以降 、 御 用意 し て おり ます が 、 一 九 八 三 年版 の 法務 総合 研究所 研修 教材 、 出入国 管理 及び 難民 認定 法 Ⅲ の 抜粋 を 配付 し て おり ます 。   法務省 に 伺い ます 。   この 研修 教材 は 、 誰 を 対象 に 作ら れ 、 どの よう に 使わ れ て き た もの です か 。 法務 総合 研究所 は 法務省 の 機関 です 。 職員 の 研修 を 行う 研修 部 の 教官 が 作成 し た もの と さ れ ます 。   その 資料 ② の 四 ページ 、 教材 で いう と 二 十 八 ページ を 御覧 ください 。 その 六 行 目 です 。   法務大臣 の 難民 認定 は 裁量 行為 で は なく 、 法務大臣 は 、 申請 者 が 難民 の 要件 に 該当 する 事実 を 具備 する と 認め た とき は 難民 の 認定 を し なけれ ば なら ない の で ある と 確か に 記し て ある ん です ね 。   一方 、 すぐ 後 に 、 一応 この よう に 理解 する と し て と し 、 続け て こう あり ます 。 ヨーロッパ における 難民 問題 に は 、 その 基本 的 な 性格 の 一つ として 、 いわゆる 東西 対立 の 中 で の 西側 による 東側 向け の 政治 的 な 姿勢 の 表し 方 に これ が 使わ れ て いる という 面 が あり 、 難民 問題 の こうした 政治 的 性格 という もの は 、 我が国 の 場合 でも 例外 で は なく 、 純粋 に 人道的 な 立場 から のみ この 問題 に 対応 する の は 難しい 。   さらに 、 同じ よう な 客観 的 条件 を 具備 する 外国 人 A 及び B が あり 、 双方 から 難民 認定 の 申請 が あっ た 場合 に 、 A は 我が国 にとって 友好 的 な 国 の 国民 で あり 、 B は 非 友好国 の 国民 で ある と すれ ば 、 我が国 として は 、 B の 難民 認定 は 比較的 自由 に 行える として も 、 A の 難民 認定 に は やや 慎重 に なら ざる を 得 ない という こと が あり 得よ う 。 こうした 場合 の 現実 的 な 対応 として は 、 A について は 難民 の 要件 に 該当 する 事実 を 具備 する と は 認め られ ない として 認定 は 拒否 、 B について は そうした 事実 が ある と 認め て 難民 認定 を 行う といった 処理 の 仕方 に なっ て 表れる 可能 性 が 否定 でき ない 。 したがって 、 若干 微妙 な 要素 を 伴っ た 問題 な の だ と ここ で は 記し て い ます 。   入管 庁 は 現在 も この 考え方 を 維持 し て いる の です か 。 だって 、 今 部長 を さ れ て いる ん です から 、 当時 も 恐らく きちんと 研修 を 受け られ た と 思う ん です よ 。 その よう な 認識 の 下 に 入管 行政 に 当たっ て こ られ た わけ でしょ う 。 では 、 何 の ため の 研修 な ん です か 。 誤解 を 招く よう な 記載 を し て い た と 先ほど 答弁 さ れ まし た 。 誤解 を 招く よう な 記述 で 職員 を 研修 し て き た 、 だけど 研修 を 受け た 職員 たち は そう で は ない 対応 を し て き た ん だ と 、 こう おっしゃる の でしょ う か 。   記述 を 変更 さ れ た わけ です から 、 いつか は まだ 確認 中 だ という こと です が 、 そう で あれ ば 、 この 変更 前 の 教材 で 研修 を 受け た 職員 に対して は 、 これ は 誤り だっ た と 、 誤解 を 招く よう な 記載 だっ た と 正しく 研修 し 直す 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 そういう 研修 を さ れ た 事実 は あり ます か 。 私 は 、 丸山 部長 を 始め として 、 これ まで こうした 記述 の 下 で 研修 を 受け て き た 入管 庁 の 職員 、 現在 の 入管 庁 の 職員 の 皆さん は 、 要するに 、 この 難民 認定 という の は 政治 的 な 配慮 によって 難民 認定 の 是非 を 判断 し 得る もの だ という 認識 で こ られ た ん じゃ ない か と 思う ん です よ 。 しかし 、 人 は 認定 によって 難民 に なる の で は あり ませ ん 。 難民 で ある から こそ 認定 さ れる わけ です 。 その 事実 が 研修 教材 の 中 で は ねじ曲げ られ て き た ん じゃ ない か と 思う ん です ね 。   念 の ため 外務省 に 伺い ます が 、 日本 にとって 友好国 か どう か で この 難民 認定 の さじ 加減 を 変える よう に 法務省 に 求める よう な こと を し て いる ん です か 。 つまり 、 外務省 から 、 日本 にとって の 友好国 か どう か によって 認定 の 、 その する か し ない か について 考慮 せよ と 、 そういう 要求 は 当然 し て ない です よ ね 。 し て ない はず な の です よ 。 ところが 、 先 ほど 大臣 が 答弁 いただい た クルド 人 など トルコ 国籍 者 の 難民 認定 率 、 これ は 世界 で は 約 四 六 % 、 二 〇 一 八 年 の 数字 の よう です が 、 あり まし た が 、 日本 で は 千 人 以上 が 申請 さ れ て も 過去 認め られ た の は 一 人 だけ な ん です ね 。 これ は クルド 人 を テロリスト だ と する トルコ 政府 へ の 配慮 な の か という 疑念 が 在日 クルド 人 や 支援 者 から 上げ られ て おり ます 。   今 申し上げ た 過去 一 件 だけ 認め られ た その ケース は 、 裁判 で 難民 に 不 認定 が 違法 と 確定 し た の を 受け て の もの です 。 二 〇 一 四 年 、 トルコ 当局 による 迫害 の 危険 を 逃れ て 来日 し 、 二 度 にわたり 難民 申請 を 行っ た ものの 認め られ ず 、 一 九 年 に 提訴 さ れ 、 地裁 で は 認め られ ず 、 昨年 五月 の 札幌 高裁 判決 で ようやく 、 帰国 すれ ば 迫害 を 受ける お それ が ある 客観 的 事情 が 存在 する として 難民 該当 性 が 認め られ た もの です 。 国 は 上告 せ ず 、 判決 が 確定 し 、 その後 の 七月 、 入管 庁 は 難民 認定 いたし まし た 。 クルド 人 が 勝訴 し た 判決 は 三 件 目 な の です が 、 過去 二 件 は 判決 後 に 再び 不 認定 と さ れ た ため 、 入管 庁 が クルド 人 を 難民 認定 し た の は 初めて と いい ます 。   法務省 に 伺い ます が 、 クルド 人 を 一切 難民 認定 し て こ なかっ た の は 適切 で は あり ませ ん でし た ね 。 入管 庁 は 保護 す べき は 適切 に 保護 し て き た と おっしゃっ て いる わけ です が 、 そう で は ない から 裁判 で 違法 と さ れる ケース が 相次い で いる わけ です 。 ところが 、 今 審議 中 の 入管 法 改悪 案 に この 難民 認定 の 在り方 について の 改善 点 は あり ませ ん 。   クルド だけ で は あり ませ ん 。 日本 の 著しく 低い 難民 認定 率 、 つとに 問題 と さ れ て き まし た が 、 その 背景 に 、 難民 認定 は 法務大臣 が 政治 判断 を 含め て 裁量 的 に 行う 、 こういう 発想 が あっ た ん で は ない か と 疑わ ざる を 得 ない と 思う ん です 。   法務省 に もう 一 点 伺い ます 。   入管 という 外国 人 の 出入国 管理 と 難民 認定 という 外国 人 の 保護 と は 時に 対立 する もの です 。 だからこそ 、 野党 の 対案 は 、 難民 認定 を 切り離し て 、 独立 し た 第三者 機関 に 担わ せる こと と し て おり ます 。   今日 お 配り し て いる 資料 の 二枚目 、 この 研修 教材 に よれ ば 、 そうした 独立 の 認定 機関 を 新た に 設置 する こと は 行財政 事情 から 困難 だ として 、 既存 の 入管 庁 に 担当 さ せる の が 適当 だ と 述べ て い ます 。   今 も 同じ 認識 です か 。 最新 の 研修 教材 を 見せ て いただい た ん です けれども 、 ここ の 記載 は 同じ な ん です よ 、 行財政 事情 だ と 。 つまり 、 政府 の 懐 具合 を 理由 に し て 、 保護 す べき 難民 を 保護 し ない 、 国際 人権 水準 を 確保 でき ない など という 事態 が ある 。 その 言い訳 は もう 通用 し ない と 思い ます 。   最後 に 外務 大臣 に 伺い ます が 、 安保 三 文書 の 一つ 、 国家 安全 保障 戦略 は 、 「 我が国 を 含む 先進 民主 主義 国 は 、 自由 、 民主 主義 、 基本 的 人権 の 尊重 、 法 の 支配 といった 普遍 的 価値 を 擁護 し 、 共存 共栄 の 国際 社会 の 形成 を 主導 し て き た 。 」 など と 記し て い ます 。   ところが 、 その 我が国 の 実態 は 、 難民 認定 率 で いえ ば G7 で 群 を 抜い て 低い です 。 先進 民主 主義 国 と 言える ん でしょ う か 。 もう 時間 です から 終わり ます が 、 自国 の 人権 水準 の こと を 聞い て いる わけ です 。 我が国 の 人権 水準 です 。 これ を つぶさに 検証 し 、 謙虚 に 受け止めよ う と も せ ず に 、 普遍 的 価値 の 体現 者 で ある か の よう に 振る舞う の は やめる べき です 。   入管 法 改悪 案 について は 反対 、 廃案 に す べき だ という こと も 指摘 し 、 質問 を 終わり ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   林 大臣 、 G7 広島 サミット 、 お疲れさま でし た 。 多く の 方々 そういう 形 で ねぎらっ て 、 まさに 議長 国 として 御苦労 が いろいろ あっ た か と 思い ます 。   先ほど も 山添 委員 の 方 から あり まし た けれども 、 自由 、 民主 主義 、 人権 、 法 の 支配 といった 普遍 的 価値 を 共有 する 国々 と G7 サミット を 開催 する と おっしゃっ て い た わけ です けれども 、 果たして 普遍 的 な 価値 、 共通 の 価値 という の を 持っ て いる か という こと は 、 非常 に 同じ よう に 疑問 を 感じ まし た 。   私 も ずっと 、 法務 委員 会 、 あるいは 、 そして 外務 大臣 に も 防衛 大臣 に も 総務 大臣 に も 、 法 の 支配 という の は どういう もの か 聞い て まいり まし た 。 その 中 で 、 聞く と 、 法 の 支配 が 、 どう な ん だろ う と 、 きちんと 理解 さ れ て いる か という の は 非常 に 疑問 を 感じ まし た 。   例えば 、 今 あり まし た 、 山添 議員 から も 、 そして 福山 議員 から も あり まし た けれども 、 法務 委員 会 で 審議 さ れ て いる 入管 法 の 改正 案 という の は 、 法 の 支配 の 内容 と さ れる 人権 保障 、 憲法 の 最高 法規 性 、 司法 権 の 重視 、 適正 手続 の 保障 の いずれ に も かなっ て い ませ ん 。 G7 の 国々 と 普遍 的 価値 を 共有 し て いる の は 、 我々 野党 が 発議 者 で あっ て 、 私 も その 一 人 です けれども 、 この 野党 案 と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   先 ほど の 山添 委員 の 資料 の 一番 最後 に 、 G7 の 中 で 群 を 抜い て 難民 認定 率 が 低い と 、 こういう の が 際立っ て いる わけ です 。 それ だけ で は なく て 、 報道 の 自由 度 も 最下位 、 G7 の 中 で 。 そして 、 ジェンダーギャップ も 最下位 。 同性 婚 を 認め て い ない の は 日本 だけ 。 法律 婚 で 同 一 姓 を 強制 し て いる の も 日本 だけ です 。 それ で 共通 の 価値 を 持っ て いる という もの は 、 ちょっと 十分 に 言える こと で は ない と 思い ます 。   さて 、 今度 は 、 選択 的 夫婦 別姓 と ジェンダー 平等 について 、 今 の 関連 で お 伺い し たい と 思い ます 。   四月 十 八 日 の 参議院 法務 委員 会 で 、 選択 的 夫婦 別姓 を 求め られ た 齋藤 法務大臣 は 、 国民 の 理解 が 今 すぐ こう 行く ん だ という 形 で 十分 に 得 られ て いる と は ちょっと 感じ られ ない 状況 など と 、 法 改正 に 否定 的 な 答弁 を さ れ まし た 。 法制審 が 議論 を 開始 し た 経緯 や 五 年 を 掛け て 審議 し 答申 し た こと を 軽視 する だけ で なく 、 答申 を 受け 、 それ を 引き継ぐ 立場 に ある こと を 踏まえ ない 発言 だ と 指摘 し て おき ます 。   そして 、 法務省 は 、 この 法制審 が 議論 を 開始 し た 経緯 、 審議 経過 、 国連 機関 から の 要請 が ある 、 要請 で ある こと を 大臣 を 始め 広く 理解 し て もらう ため に これ まで 以上 に 努力 を す べき だ と 考え ます が 、 これ まで の 経緯 と 今後 の 取組 について 伺い たい と 思い ます 。 法制審 の 議論 は やはり かなり 慎重 に いろいろ やってき た という こと を 考える と 、 今 、 法 の 支配 という 話 を し まし た 。 この 夫婦 別 氏 の 問題 も 、 女性 の 側 の 問題 、 いろいろ あり ます ね 、 同じ 人間 として の 権利 の もの で 、 どうして 日本 の 中 で そう な の か と 。 だから 、 大臣 が ころころ 替わっ て それ で 答え が 変わっ て くる よう な 形 で は 、 これ は もう 、 法 の 支配 から 抜け て 、 人 の 支配 な ん です よ 。 だから 、 法 の 支配 という の を きちんと 理解 を し て 、 人間 、 人権 の 保障 な ん だ と 、 そして 憲法 の 最高 法規 性 な ん だ と 、 適正 な 手続 な ん だ と 、 そういう よう な 部分 を しっかり 把握 し て い ない と 、 あるいは それ を 認識 し て い ない と 一向に 進ま ない という こと を 指摘 し て おき たい と 思い ます 。 是非 とも 、 法務省 に は 引き続き この 問題 頑張っ て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 国連 女子 差別 撤廃 委員 会 は 、 二 〇 〇 三 年 以降 、 繰り返し 、 民法 改正 を 行う よう 勧告 を 行っ て い ます 、 先 ほど あり まし た けれども 。 二 〇 〇 九 年 の 第 六 回 審査 と 二 〇 一 六 年 の 第 七 回 、 第 八 回 審査 で は 民法 改正 が フォローアップ の 対象 と さ れ まし た が 、 実現 に 至っ て い ませ ん 。 フォローアップ 審査 の 勧告 文書 が 非公開 に なっ て い た こと も 問題 と なり まし た 。 条約 実施 の ため の 審査 制度 や フォローアップ 制度 を 形骸 化 さ れ て 、 さ せ て いる と の 批判 も あり ます 。   政治 の 問題 で ある こと は 承知 し て い ます が 、 外務省 も 、 条約 機関 から の 要請 について は 、 理解 さ れる よう 説明 する 責任 が ある と 思い ます 。 CEDAW の 第 九 回 審査 に 向け た 進捗 と 今後 の 取組 を 林 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます 。 憲法 九 十 八 条 に 国際 条約 の 尊重 義務 が あり ます 。 という こと は 、 やっぱり 国際 条約 を いろいろ 実現 し て いく ため に 必要 な 措置 を とる という こと です ので 、 そこ も 、 是非とも 今後 、 また G7 の 中 で 断トツ に 変わっ て いる 状況 に なら ない よう に この 問題 に も 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   これ で 外務省 の 方 は 大丈夫 です か ね 、 法務省 の 方 も ね 、 退席 なさっ て 結構 だ と 思い ます 。   それでは 、 昨日 、 参議院 本 会議 で … … 大丈夫 です か 。 それでは 、 継続 し ましょ う 。   昨日 、 参議院 本 会議 で 趣旨 説明 が 行わ れ た 基盤 強化 関連 法 について 質問 いたし ます 。   資料 、 今日 かなり 幾つ か つづっ て おり ます けれども 、 一 を 御覧 ください 。 グラフ が あり ます 。 五月 二 十 日 付け エコノミスト 、 まだ 日本語 版 が 出 て い ない もの で 、 国会図書館 から いただい た 英語 版 記事 から 図表 を 抜粋 し た もの です 。   四月 二 十 日 の 本 委員 会 で 、 購買 力 平価 GDP において BRICS が G7 を 抜い た という 話 を し まし た が 、 これ が まさに その 分かり やすい グラフ です ので 、 将来 どう なる の か と いう と 、 もうこ の 差 が 開く 一方 で 、 G7 が 世界 を 主導 する 時代 が 終わる 可能 性 が 高い と 思っ て い ます 。   岸田 政権 は 、 G7 広島 サミット や NATO 事務所 の 日本 開設 の 動き など で 西側 諸国 と の 連携 を 深め て い ます 。 これ は 世界 の 動き を 踏まえ た 上 で の こと と は 余り 思え ませ ん 。 同様 に 、 日本 の 主流 メディア も 、 世界 で 起こっ て いる 出来事 を きちんと 伝え て おら ず 、 世界 から 隔絶 さ れ た 異様 な 言論 空間 に なっ て いる よう に 思い ます 。   これから 質疑 が 行わ れる 基盤 強化 法案 も 、 現実 に 起こっ て いる 様々 な 出来事 を 踏まえ ず に 作ら れ て いる よう に 見える という 点 で 同じ よう な 問題 が ある よう に 思い ます 。 そういった 視点 から 質問 を いたし ます 。   今日 は 、 今回 の この 基盤 強化 法案 の 目標 と する 装備 品 製造 等 事業 者 の 基盤 の 強化 の ため に 国 が 施策 を 講じる こと あるいは 海外 の 装備 移転 に は 、 そもそも 私 は 反対 の 立場 です 。 これから 、 しかし 、 この 今回 の 法案 という の は 、 こう いっ た 視点 とかいう こと の 立場 から 議論 する 必要 性 は 乏しい と 思っ て い ます 。 なぜなら 、 今回 の 法案 について は 、 私 は 、 そもそも 防衛 産業 の 現状 も 衰退 の 原因 も 正しく 見 て い ない 、 その 結果 、 法案 で 取ら れ た 施策 も あさって の 方向 を 向い て 、 目指す ところ の 実現 可能 性 は ほぼ ない と 思っ て いる から です 。   与党 の 皆さん は 、 国産 の 防衛 装備 品 は 優れ て おり 、 武器 輸出 の 制限 を 撤廃 すれ ば 海外 に すぐ に でも 売れる と 思い込ん で いる 方 も おら れる かも しれ ませ ん 。 しかし 、 国産 の 装備 品 の 多く は 低 性能 、 高 価格 で 、 自衛隊 で しか 通用 し ない ガラパゴス 状態 という の が 実態 の よう です 。   つづり の 資料 二 の 方 の 六 枚 目 です ね 、 この 資料 二 は 、 財政 制度 等 審議 会 に 財務省 から 毎年 出さ れ て いる 資料 の 中 から 必要 な もの を 選ん で つづっ た もの です 。   この C 2 、 国産 の C 2 輸送 機 という の が あり ます けれども 、 表 の 下 から 二 番目 、 二 の つづり の 六 枚 目 です ね 、 この 輸送 機 です けれども 、 一 機 当たり の 機体 の 単価 は 米国 製 の C 17 輸送 機 と ほぼ 同じ 額 です 。 それ に も かかわら ず 、 表 の 上 から 二 番目 の 括弧 内 です ね 、 最大 貨物 の 重量 は この C 17 の 半分 以下 です 。 そして 、 その 下 の 、 下 から 三 番目 の 一 機 当たり の ライフサイクル コスト 、 どれ だけ もつ か と いう と 、 この C 17 の 二 ・ 五 倍 以上 という こと です ね 、 お金 、 コスト が です ね 。 という こと で 、 こういう よう な 形 に なっ て いる ん だ という 、 これ 海外 に 売れ ます か と 。 量産 すれ ば 埋め られる 価格 の 差 じゃ ない です 。   なぜ こういう こと に なっ て いる の か 。 防衛 産業 側 の 問題 も ある と 思い ます けれども 、 防衛 省 ・ 自衛隊 側 の 問題 を まず 考え て み たい と 思い ます 。   資料 二 の 一 ページ と 二 ページ を 御覧 ください 。 昨年 四月 、 財務省 提出 の 資料 です 。   防衛 省 の 要望 を 忠実 に 踏まえ た 開発 を 行っ た 結果 、 世界 市場 で 売れる 装備 品 は ほとんど ない 。 防衛 関連 企業 は 、 装備 品 の 開発 、 生産 において 、 防衛 省 から の 度重なる 仕様 変更 、 少量 生産 を 含め 、 顧客 の 要望 に 応える こと を 求め られ 、 自社 の 強み を 追求 し にくい 状況 、 自衛隊 向け 仕様 は 世界 的 に ニッチ で 、 マーケット は 国内 のみ と あり ます 。   資料 二 の 五 ページ は 、 昨年 十一月 提出 の 資料 です けれども 、 上 の 方 の 三つ 目 の 丸 で は 、 現在 、 防衛 省 で は 、 防衛 産業 の 基盤 維持 に 向け 、 サプライチェーンリスク の 回避 の ため の 企業 支援 など の 対症療法 を 進め て いる が 、 本質 的 な 課題 解決 アプローチ が 求め られる の で は ない か と 指摘 さ れ て い ます 。 財務省 は 、 今回 の 法案 の 主たる 内容 を 対症療法 と 評価 し て いる わけ です 。   この ページ の 、 今 言っ た ページ の 下 の 青い 部分 です けれども 、 ここ で は 、 原因 を 深 掘り し 、 自衛隊 独自 の 特殊 な 要求 性能 、 海外 ニーズ が ない 機能 ・ 仕様 を 追求 、 同種 品 で も 頻繁 な シリーズ 変更 、 中期 的 な 調達 計画 が ずさん を 列挙 し て い ます 。   財務省 に お尋ね し ます 。   お 配り し た 資料 二 を 御覧 ください 。 二 〇 二 一 年 十一月 の 財政 制度 等 審議 会 の 資料 で は 、 主要 航空機 を 部品 単位 で コスト 分解 し た ところ 、 量産 取得 開始 等 から 比較 し て 、 間接 調達 部品 の 平均 単価 上昇 率 は 約 五 〇 % から 約 一 四 五 % 、 自衛隊 の 独自 仕様 の 追求 等 の 問題 が 指摘 さ れ て い ます 。 こう いっ た 問題 の 原因 が どこ に ある と お 考え でしょ う か 。 財務省 、 よろしく お願い し ます 。 今 、 高い もの を 買う という 、 これ 国民 の 税金 です 、 ここ 。 今回 も この よう な 議論 を し て いる わけ です よ ね 、 じゃ 、 倍 に なる か と も 。 そういう こと じゃ なく て 、 今 まで の 状況 を まず 見 たら どう な ん だ という こと で ござい ます ね 。   自衛隊 の 独自 の 要求 性能 と 、 特殊 な 要求 性能 という の が あり ます けれども 、 こう いっ た 中身 を 、 実は 議論 見 て み ます と 、 海外 の 優れ た 兵器 を 買わ なく て 済む よう に 、 つまり 、 私 なり に 考え ます と 、 国内 産業 に 仕事 を 回す ため わざわざ 不自然 な 要求 性能 を 設定 し て いる という 考え方 、 議論 が あり ます 。 それから もう 一つ の 議論 として は 、 防衛 省 ・ 自衛隊 に 要求 性能 を きちんと 定める 能力 が なく 、 当事者 意識 も ない という 議論 が ある よう です 。   そして 、 その 点 を 見 て み ます と 、 先 ほど の C 2 輸送 機 に 戻り ます が 、 この 軍用 輸送 機 です ね 、 不 整地 着陸 能力 、 つまり 、 きちんと 舗装 さ れ た ところ じゃ なく て も 、 滑走 路 以外 でも 着陸 できる 能力 が 必要 だ と さ れ て い ます けれども 、 この C 2 に は 設計 段階 で こう いっ た 能力 が 要求 さ れ て い ない 。 その後 、 アラブ 首長 国 連邦 へ の 輸出 が 検討 さ れ た 際 に は 、 この 不 整地 着陸 能力 が ない こと が 問題 に なっ た という こと です ね 。   そして 、 陸上 自衛隊 の 車両 に は 冷房 が ない もの が 多々 ある と 聞き ます 。 この 中 に は 、 一 六 式 機動 戦闘 車 です ね 、 これ が 、 二 〇 一 九 年度 以前 に 調達 さ れ た もの に は クーラー が ない と 。 です から 、 もう それ 以前 の もの も そう だ という こと に なり ます ので 、 ほか の 種類 も なかっ た という こと が 指摘 さ れ て おり ます 。 これ は 、 指摘 さ れ て いる 方 が 、 資料 五 で 、 後で 取り上げ ます けれども 、 清谷 信一 さん という 方 が そういう 指摘 を し て いる わけ です 。   そして 、 これ 、 クーラー が ない という こと は 、 自衛 官 の 健康 や 福祉 の 面 から も 問題 に なる わけ です ね 。 沖縄 は もちろん 、 日本 の どこ でも 戦争 が あっ て は なら ない わけ です けれども 、 こう いっ た クーラー が ない という 車両 は 使え ない 兵器 という こと に なり ます 。 です から 、 この 要求 性能 を きちんと 定める 能力 に 疑問 が 湧く という こと で 、 世界 市場 で 売れる 装備 品 は ほとんど ない という 財務省 の 指摘 に は 、 これ 理由 が あり そう です 。   防衛 大臣 に 伺い ます けれども 、 一 六 式 機動 戦闘 車 に 、 調達 当初 です ね 、 開始 当初 、 クーラー を 設置 し なかっ た 理由 を 教え て ください 。 また 、 一 〇 式 戦車 で 要求 仕様 に は 乗員 用 の クーラー が なかっ た という の は 本当 でしょ う か 。 この クーラー の 問題 だけ じゃ なく て 、 PAC 3 の 問題 も あり ます 。 この PAC 3 を 調達 すれ ば 、 〇 三 式 の 地 対空 ミサイル です ね 、 それ に 比べる と 全然 違う という こと で 、 調達 単価 が 同じ として 、 この 〇 三 式 の 開発 費用 、 余計 、 改善 する ため の 費用 です ね 、 これ の 費用 を やる だけ で たくさん PAC 3 が 買える わけ です よ 。   どうして そういう ふう に なっ た の か な と いう こと で 、 二つ です ね 、 どうして PAC 3 だけ じゃ なく て 〇 三 式 改良 型 という の が 必要 か 、 ちょっと ここ も 防衛 大臣 に 聞き たい と 思い ます 。 はい 。   もう 時間 です ので 、 今日 は 会計検査院 の 方 も 来 て いただい た ん です けれども 、 これ で 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 ありがとう ござい ます 。 自由民主党 の 松川 るい です 。   三 参考 人 の 先生 方 、 本当に すばらしい 御 意見 の 御 披瀝 ありがとう ござい まし た 。   私 、 国家 安保 戦略 が 昨年 末 に でき て 、 本当に 、 自分 の 国 は 自分 で 守る という 極めて はっきり し た 意思 が 示さ れる 中 で 、 防衛 産業 の 維持 強化 は 防衛 政策 そのもの で ある と 、 その ため に 国 が 前面 に 立っ て この 防衛 産業 の 維持 強化 、 そして 装備 移転 の 促進 を し て いく という こと を 宣言 し た こと は 大変 良かっ た と 思っ て おり ます 。   この 中 で 、 私 、 やはり 、 死 の 商人 で ある とか そういった レッテル 貼り の 中 で 、 防衛 という 極めて 国家 として 第 一 に 取り組む べき 重要 分野 に 携わっ て いる 防衛 産業 の 皆様 が 、 あたかも 後ろ指 を 指さ れる とか そういった こと で あっ て は いけ ない 。 むしろ 、 防衛 装備 移転 三 原則 も 、 元々 禁輸 、 元々 は 全く 制約 が なかっ た ところ 、 禁輸 に なっ て 、 それ が だんだん 緩める 形 で 来 た ん です けれども 、 極めて 制限 的 な 内容 に なっ て いる という こと で 、 この 委員 会 で も 質疑 は さ せ て いただき まし た ので 、 これ を 変え て いっ て 輸出 を 促進 する と 。 その こと は 、 特に パートナー 国 と なる 国 と の 間 の 防衛 連携 を 強める という 意味 で も 重要 です し 、 また 防衛 産業 の 維持 強化 の 上 でも 重要 で ある という ふう に 考え て おり ます 。   その 上 で 、 尾上 参考 人 と それ から 佐藤 参考 人 に お 伺い し たい ん です が 、 お 二 人 とも 言及 さ れ て い た と は 思う の です けれども 、 まずは 、 新しい 戦い 方 とか これから の こと を 考え た とき に 、 経済 とか 民間 と 軍事 で ある とか 、 経済 安保 と 防衛 で ある とか の 垣根 を 取っ 払っ た 形 で 、 技術 の 、 何と いう か 、 総合 的 な 国際 観 も 含め て 、 新しい 技術 が 生かさ れ て いか なけれ ば なら ない と おっしゃり まし た 。   その 場合 、 私 も 、 よく 知っ て いる 、 防衛 ニーズ を よく 知っ て いる 防衛 省 若しくは 自衛 官 と 、 それから 技術 を 持っ て いる 民間 の 皆さん が どこ か 空間 的 に 一緒 に い て やり取り が できる よう な 場所 が ない と 、 なかなか その よう な こと が でき ない ん じゃ ない か という 気 が する ん です けれども 、 お 二 人 は 、 それら 軍民 の その 技術 を 融合 し たり 創造 し て いく 上 で どう いっ た 組織 を つくっ て いく の が よい と 思わ れる の か 。 例えば 、 装備 庁 の 中 に こんな ユニット とか 、 若しくは 官民 連携 で 何 か 別 組織 を つくる とか 、 何 か お 考え が あっ たら 教え て いただき たい と 思い ます 。 これ が 一 点 で ござい ます 。 まず 先 に これ だけ お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   また 、 もう 一 点 お 伺い し たい の です けれども 、 私 、 もちろん いろんな 国 が 日本 にとって は 大事 です し 、 防衛 パートナー に なる 国 は いろいろ ある と は 思う ん です が 、 特に 、 やはり 日本 の 置か れ た 安全 保障 環境 を 考える と 、 第 一 列島 線 連携 という の が 非常 に 重要 じゃ ない か と 思っ て い ます 。 具体 的 に 言う と 、 日本 、 台湾 、 それから フィリピン 、 ベトナム 、 インドネシア 、 こうした ところ という の は 非常 に 、 海洋 を 中心 として も し なく て も 、 まあ レーダー も あり ます ので 、 ある ん です けれども 、 連携 が 大事 で は ない か な と 。   連携 に当たって は 、 やはり 装備 品 の 移転 という の が 非常 に 一つ の 大きな 重要 な ツール に なる と 思っ て い ます 。 ただ 、 その とき に 、 先生 の 、 尾上 先生 と 佐藤 先生 の お 考え を お 伺い し たい ん です が 、 この 防衛 装備 移転 の 三 原則 と その 運用 指針 、 で 、 運用 指針 の 中 に 、 共同 開発 なら 何 でも でき ます という こと に は なっ て い ます けど 、 例えば 今 言っ た よう な 国々 という の は その 共同 開発 まで 、 例えば インドネシア と 共同 開発 という こと に やっぱり 今 の 時点 で は なら ない わけ で 、 その とき に できる こと は 、 今 の 運用 指針 上 は 救難 、 輸送 、 警戒 、 監視 という 、 それから もう 一つ 掃海 という この 五 種類 に 限ら れ て いる ん です ね 。 五 種類 しか 野菜 売っ て い ない 八百屋 で 買物 する 国 が ある だろ う か という ふう に 私 は いつも 、 どなた か が おっしゃっ た 表現 が 非常 に 気に入っ て 使っ て いる ん です けれども 、 この 運用 指針 を どの よう に 変え て いく べき か について お 考え が あれ ば と いう の が 一 点 。   そして 、 これ 併せ て お答え いただけれ ば と 思う ん です が 、 今回 の この 基盤 強化 法案 の 中 に 円滑 化 措置 が 入っ て 、 助成 金 が 受け られる の は 、 スペックダウン の ため の お金 が ある の は 結構 な こと な ん です けど 、 しかし 、 その ダウン グレード 用 だけ で いい の か と 。 何となく 、 せっかく 積む の で あれ ば 開発 とか いろんな 、 自衛隊 の 持っ て いる ものの その ダウン グレード とか スペック 変更 だけ で は なく て 、 違う もの に も 使える よう に し て くれれ ば いい じゃ ない か という ふう に 非常 に 思う ん です けど 、 この 点 について も 先生 の お 考え が あれ ば 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   私 は 、 やはり この ポジティブリスト 方式 という の が 非常 に 日本 の その いろんな 防衛 装備 の 移転 で ある とか 政策 を 制約 し て いる やり方 、 様式 だ と 思っ て おり まし て 、 これ は 是非 、 目的 に 応じ て 、 ちゃんと し た 目的 の ため に 移転 を する と いう 以上 でも 以下 で も ない よう な 形 に 変える べき で は ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   いずれ に せよ 、 防衛 産業 の 維持 強化 は 大変 重要 で ござい まし て 、 私 、 今回 、 二月 に 、 自民党 の 中 で は あり ます けれども 、 防衛 産業 の 維持 強化 、 抜本 的 な 強化 と それ から 装備 移転 の 促進 の ため の 議連 を 立ち 上げ た ところ で あり まし て 、 今日 先生 方 から 御 披瀝 の あっ た 重要 な 点 も しっかり 踏まえ ながら 取り組ん で いき たい と 思い まし た 。   本日 は 誠に ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   本日 は 、 お忙しい 中 、 参議院 の 外交 防衛 委員 会 に お越し いただき まし た こと 、 お 三 人 の 先生 方 に 私 から も 感謝 を 申し上げ ます 。   ロシア による ウクライナ へ の 軍事 侵攻 や 、 また 我が国 を 取り巻く 環境 の 変化 を 鑑み た とき に 、 自衛 官 の 処遇 改善 です とか 、 施設 の 整備 です とか 、 既存 の 防衛 装備 品 の 整備 です とか 、 国内 生産 基盤 の 強化 が 一定 程度 必要 な の かも しれ ない という 思い は 各種 世論 調査 で も 示さ れ て おり ます ので 、 これ は 多く の 国民 が 共有 する 認識 な ん だろ う という ふう に 私 も 考え て おり ます 。   ただし 、 それ が 国民 生活 を 脅かす よう な 予算 の 拡大 に つながっ て 防衛 産業 に 政策 が 引っ張ら れる よう な 状況 に なっ て しまわ ない の か 、 そして 、 この 先 、 憲法 の 理念 や 規範 から 逸脱 する よう な こと に なら ない か という 懸念 も 払拭 でき ない で おり ます 。   その 上 で 、 まず 、 尾上 参考 人 と 佐藤 参考 人 に 伺い ます 。   この 防衛 装備 品 の 国内 生産 において 、 過去 の 経緯 も 踏まえ ます と 、 官民 の 癒着 が 生まれ ない か という 懸念 が 付きまとい ます 。 今回 の 法案 の 中 でも 、 基盤 強化 の 措置 において は 、 任務 に 不可欠 な 装備 品 を 製造 する 企業 に対して サプライヤー も 含め て 経費 を 直接的 に 支払う です とか 、 装備 品 移転 円滑 化 措置 について も 助成 金 の 交付 を する です とか 、 また 資金 の 貸 付け です とか 、 その 上 で 、 また 経営 が おぼつかない 場合 は 任務 に 不可欠 な 装備 品 を 製造 する 企業 に対して は 国 による 保有 という こと も 考え られ て いる という 部分 において 、 やはり そうした 癒着 が 生まれ ない か という 懸念 に対して 、 そうした こと が 生まれ ない ため の その 透明 性 の 確保 の ため に どの よう な 取組 が 必要 で ある か という お 考え が お 二 方 に あれ ば お 聞か せ いただけ たら と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 米国 等 を 見 て い まし て も 、 また 、 各国 の 首脳 が 引退 し た 後 に 軍需 産業 の 役員 や 理事 に なっ たり し て いる よう な 状況 という の は 現実 として あり ます ので 、 そうした こと を 、 やはり 日本 で も そうした こと が 起き ない と は 当然 言え ない と 思い ます ので 、 その 辺 、 大変 懸念 する こと で は あり ます が 、 お 知恵 を いただき まし た こと に 感謝 を 申し上げ ます 。   次に 、 杉原 参考 人 に 伺い ます が 、 強力 な 軍事 力 を 持つ 国 が 隣接 し て 幾つ も ある 中 で 、 その うち の 一 国 が 実際 に 軍事 侵攻 する という の が 今 現在 起き て いる ところ で 、 そうした 事態 が 日本 に は 絶対 に 起き ない という こと は やはり 言い 切れ ない と 思い ます 。 そういう 場面 で 、 いざ という とき に 備える の が 国 の 責務 で は ある と 思い ます し 、 その 備え として 防衛 装備 品 の 国内 生産 を する という こと において 、 その 問題 点 です とか 懸念 さ れ て いる 点 、 また そうした 突然 の 侵攻 に対して どういう ふう に 備える こと が 適切 と お 考え な の か 、 お 聞か せ ください 。 杉原 先生 おっしゃる 、 何 です か ね 、 今 の 防衛 費 を 拡大 し て いく この 勢い という の は ちょっと 私 も ペース が 速い の か な という ふう な 感覚 も 持っ て おり ます が 、 ただ 、 実際 に この ウクライナ に ロシア が 侵攻 する 中 で 、 国民 に対する 世論 調査 で も やはり 多く の 方 たち が 一定 程度 日本 も 防衛 力 を 強化 し て いか なけれ ば なら ない という ふう に 思い が 強く なっ て いる 事実 も ある と 思い ます し 、 そういう 意味 で 、 私 も 自分 の 選挙 区 に 帰っ た とき に 、 何で 、 立憲 民主党 は どういう 考え な ん だ とか 、 むしろ その 防衛 力 強化 に 反対 する 理由 は 何 な ん だ という よう な こと も 聞か れる こと が あり まし て 、 それ に対して ロシア が 攻め て くる こと は ない とか 中国 が 絶対 攻め て くる こと は ない という の は 、 正直 、 それ を 私 が 言っ た と する と 余りに も 現実 と 懸け離れ て いる ん じゃ ない か という ふう に 思わ れ て しまう と 思い ます し 、 実際 それ は 保証 でき ない です し 、 国 として その リスク を 冒せ ない という の は やはり 責務 として は ある と 思い ます 。   ただ 、 その 安全 保障 上 の ジレンマ という の が 常に 存在 する の も 確か です し 、 そこ の 本当に バランス という の を どう やっ て 取っ て いく か という ところ を まさに この 国会 において しっかり と 議論 し なけれ ば なら ない です し 、 先 ほど 、 五 時間 の 各 院 で の 審議 で は 足り ない ん じゃ ない か という 御 意見 は 私 も まさに その とおり だ と 思い ます ので 、 そういう 意味 で は 、 しっかり と し た 議論 という の は 積み重ねる こと が 私 たち に 託さ れ た 職務 だ と も 思い ます ので 、 そうした こと を しっかり 今後 も 続け て いき たい と 思い ます し 、 また それぞれ の 先生 方 から 今後 とも 御 指導 いただけ たら と 思い ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ ます 。   まだ 時間 あり ます か ね 。 じゃ 、 一言 お願い いたし ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   本日 は 、 三 人 の 参考 人 の 皆様 、 大変 に 貴重 な 御 意見 ありがとう ござい まし た 。   まず 初め に 、 尾上 参考 人 、 佐藤 参考 人 に お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   この 防衛 基盤 を 強化 する という 上 において やはり 私 が 一番 悩ましい な と 思う の が 、 そもそも どこ まで を 、 あるいは 何 を 自前 で 持っ て おく べき な の か という こと が 本当に 難しい な と 。 技術 が 進ん で き て 新しい 戦い 方 という こと に 備え なけれ ば いけ ない という 点 において 、 その 技術 を 追いかける という こと も 当然 大事 だ と 思う ん です が 、 じゃ 、 例えば それ を 、 最先端 の もの を 米国 が 持っ て いる ん だっ たら 、 米国 から 持っ て くれ ば いい じゃ ない か という 考え方 も ある ん だろ う と 思っ て い ます 。   こういう 中 で 、 事前 に 読ま せ て いただい た 資料 で も 、 でも そう 簡単 で は ない ん だ という こと が 書い て あっ た と 思っ て おり まし て 、 要は 、 同盟 国 で ある 米国 で すら 、 日本 に 例えば 装備 品 を 出す 、 あるいは 技術 を 出す という とき に は いろいろ な 反対 が あっ たり 、 ちゅうちょ が あっ たり する という こと で あり まし て 、 ちょっと ここ について しっかり 理解 を し て おく という こと が 大事 か な という ふう に 思っ て おり ます 。   例えば 、 今回 も トマホーク を 米国 から 日本 に 入れ て くる わけ で あり ます けれども 、 以前 は 打診 し た けれども 断ら れ た みたい な 話 を 聞く こと も ある わけ で あり ます し 、 F 15 戦闘 機 みたい な もの について も 必ずしも 米国 の 方 で 運用 し て いる もの と 同じ グレード の もの が 日本 に は なかなか 出 て こ ない みたい な こと も あっ た わけ で あり まし て 、 こういう 日本 が 必要 と し て いる よう な 装備 品 なり 技術 なり という もの が 例えば 同盟 国 から 入っ て こ ない とき に 、 例えば どういう こと が 障害 に なる の か 、 どの 辺 が ある 意味 日本 として も 考え て おか なけれ ば いけ ない の か という 点 について 、 尾上 参考 人 、 佐藤 参考 人 から お 伺い でき たら と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   杉原 参考 人 に も 一つ お 伺い し て おき たい と 思い ます 。   冒頭 で 、 そもそも 輸出 だけ じゃ なく て 取引 自体 に 反対 な ん だ という こと も おっしゃい まし た し 、 あるいは 武器 を 装備 品 と 呼び 換える の は 欺瞞 だ という 御 主張 も あり まし た から 、 そういう 意味 で いく と ちょっと かみ合わ ない ところ も ある かも しれ ませ ん が 、 ただ 、 いろいろ 今 、 現状 取引 が ある 中 において 、 一つ ちょっと 視点 と いう か 考え方 を 教え て いただけ たら と 思う ん です が 、 例えば 、 この 防衛 装備 品 の 取引 という こと について も 、 いわゆる 装備 品 と 言わ れる もの に も いろいろ 幅 が ある という ふう に 思っ て おり ます 。 すごく 簡単 に 言っ て しまえ ば 、 例えば ミサイル です とか 小銃 です とか 、 火力 を 持っ て 実際 に 殺傷 する こと が できる よう な もの も あれ ば 、 火力 は ある ん だ けれども 、 ミサイル 防衛 システム の よう な 、 いわゆる 撃ち落とす と 、 被害 を 食い止める という こと に しか 使わ れ ない よう な もの も ある と 思っ て い ます し 、 もっと 言う と 、 レーダー の よう な 、 基本 的 に は 後方 で しか 使わ れ ない 、 あるいは 何 か 火力 を 持っ て いる よう な もの で は ない 、 こう ある と 思っ て おり ます 。   基本 的 に 、 例えば 今 その 取引 について 、 特に こう いっ た もの 、 装備 品 の 中 で 何 か 立て 分け て 考え たり 、 ここ の 部分 は むしろ やっ て も いい ん じゃ ない か とか 、 そういう お 考え が ある の か どう か 。 この 区別 の 仕方 という ん でしょ う か 、 そこ の 見方 と 、 それ に対する お 考え という の を 教え て いただけ たら と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 国民 の 皆さん に 、 この 防衛 装備 品 の 移転 という こと について は 様々 な 認識 と 理解 が ある ん だろ う と 思っ て おり ます 。   その 上 で 、 改めて 尾上 参考 人 、 そして 佐藤 参考 人 に また お 伺い し て おき たい と 思う ん です が 、 この 出し て いく 上 において 、 装備 品 を です ね 、 やはり ちゃんと 、 いわゆる 出し て いく こと の 妥当 性 を 政府 から しっかり と 発信 を し て いく 、 説明 を し て いく という こと が 大事 だ と 思っ て おり ます し 、 また 、 透明 性 を 確保 す べき だ という こと も いろいろ 述べ て いただい て いる と 思っ て い ます 。 例えば 、 第三者 委員 会 みたい な もの を 設け て チェック を さ せる と 、 こういう こと も 国民 の 理解 に 資する もの な ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   改めて 、 この 国民 の 理解 を 得る 、 あるいは 防衛 産業 の レピュテーションリスク を 軽減 する という 意味 で も 、 この 移転 の 透明 性 、 妥当 性 の 確保 という の は 重要 だ と 思っ て おり ます けれども 、 具体 的 に 、 今 政府 の 発信 に 何 か もし 欠け て いる ところ が あっ たら 是非 、 こういう ところ を もっと 踏み込ん で いっ た 方 が いい という こと です とか 、 あるいは 第三者 委員 会 設置 し た とき に どういう ところ を チェック し て いく と より その 理解 を 得 やすい ん じゃ ない か 、 こういう 点 について 御 意見 が あれ ば 是非 お 伺い し たい と 思い ます 。 日本 維新 の 会 の 音喜多 駿 です 。   今日 は 、 三 人 の 参考 人 の 先生 方 、 貴重 な お 時間 を いただき まし て 、 誠に ありがとう ござい ます 。   我々 日本 維新 の 会 も 、 今回 の この 政府 方針 、 法案 について は 、 我が国 の 安全 保障 を 強化 し 、 防衛 産業 を 安定 化 さ せる ため の 大きな 一 歩 として 前向き に 評価 し 、 衆議院 で も 賛成 の 立場 から 議論 を し て まいり まし た 。 です ので 、 杉原 参考 人 に 是非 、 最初 お 伺い し たい ん です けれども 、 今回 の この 法案 に 極めて 慎重 な 立場 で ある という こと は よく 理解 を でき まし た 。 する と 、 今回 、 日本 の 防衛 産業 は 、 では どの よう に 保持 あるいは 育成 を し て いく の か と 。   今回 、 この 法案 の よう な 方向 性 じゃ なく て 、 何 か その 方法 が ある の か 、 あるいは 我が国 の この 防衛 産業 という の は 、 保持 や あるいは 育成 は する 必要 は ない という ふう に お 考え な の か 、 その 辺り の 見解 を お 聞か せ ください 。 我が 党 とも 考え方 が 異なる 部分 は あり ます が 、 防衛 産業 を 今 々 すぐ なくす べき と 考え て いる わけ じゃ ない という 点 で は 認識 が 共有 でき た の か な という ふう に 思い ます 。   もう 一 点 伺い たい ん です けれども 、 軍功 とか 軍拡 という 形 で 今回 の この 法案 に対して 厳しい 視点 を お 持ち か と 思う ん です が 、 確か に 、 こちら も 軍縮 を する から 世界 も 軍縮 を し て いこ う という 話合い で 軍縮 が 進ん で いく 、 これ は 理想 の ゴール の 一つ だ と は 思い ます 。   ただ 一方 で 、 例えば 、 今 現実 を 見る と 、 日本 という の は 経済 成長 し なかっ た こと も あり ます が 、 防衛 費 という の は ほとんど 増え て こ なかっ た 。 その間 に 、 お隣 の 中国 で は もう 軍事 費 が 物すごい 勢い で 増え て いる という この 一事 を もっ て も 、 こちら が 軍拡 を し なけれ ば 、 防衛 費 を 増額 し なけれ ば 相手 も し ない 、 こちら が 減らせ ば 相手 も 減らす という よう な こと は 、 やはり ちょっと 、 国際 社会 の 中 で は なかなか リアリティー として は 難しい の か な と 思う ん です が 、 その 点 について の 御 見解 を お願い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   腹 を くくっ て という お 言葉 が あり まし た けれども 、 これ は 要は 政治 決断 という 部分 が ある ん だ と 思い ます 。 外交 や 安全 保障 において は 、 何 か 正解 が ある という わけ で は ない 中 で 様々 な 情報 を 分析 し て 、 やはり 、 国家 、 政治 家 という の は 決断 し て いか なきゃ いけ ない と 。   それなら 、 我々 として は 、 やはり 厳しい 安全 保障 環境 の 中 で は 一定 の 防衛 費 の 増強 は 必要 だ と 思っ て おり ます し 、 杉原 参考 人 の よう な お 考え も ある ん だ と 思い ます 。 様々 な 角度 から これから も 議論 を し て いき たい と 思い ます けれども 、 願 わく ば 、 死 の 商人 とか 強い 言葉 も ある ん です けれども 、 やっぱり これ は 、 私 は 平和 を 目指す という こと の 一致 点 は 変わら ない と 思う ん です ね 。 これ は 防衛 に 使う の か 、 あるいは 、 時に 矛 に なる の か 盾 に なる の か という の は 非常 に 難しい 状況 も ある 中 で 議論 を し て いる わけ です ので 、 できる 限り 前 を 向い て と いう か 、 そういった 議論 を 今後 も し て いけれ ば と 思い ます 。 これ は 質問 で は ござい ませ ん けれども 、 今後 も いろいろ と 御 意見 、 参考 さ せ て いただき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い を 申し上げ ます 。   では 、 残さ れ た 時間 … … ( 発言 する 者 あり ) はい 、 ありがとう ござい ます 。   では 、 尾上 参考 人 と 佐藤 参考 人 に それぞれ お 伺い し たい ん です が 、 この 技術 力 の 重要 性 という の は もう お 二 方 とも 冒頭 陳述 で 触れ られ て いただい た と 思う ん です けれども 、 そもそも 、 今 、 我が国 の 政府 、 防衛 省 が この 民間 の 企業 の 最先端 の 技術 力 を 適正 に 評価 でき て いる の か どう か という 点 について 私 は 非常 に 疑問 を 持っ たり し て いる わけ です けれども 、 その 点 の 評価 を それぞれ から ちょっと お 伺い できれ ば と 思う ん です が 、 お願い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   最後 、 じゃ 、 もう 一 問 、 尾上 参考 人 です ね 。   私 たち 日本 維新 の 会 は 自衛隊 員 の 待遇 改善 と ずっと 取り組ん で き まし て 、 退役 OB の 再 就職 という こと で 、 防衛 産業 に 就職 でき た 方 は それなり の 待遇 な ん だ けれども 、 それ 以外 の 就職 で は 結構 待遇 が 下がっ て しまう という こと に 一つ 問題 を 感じ て おり まし た 。   今回 この 法律 が 制定 する こと で そういった OB の 再 就職 と いう のに どの よう な 影響 が 考え られる か 、 そして 、 政府 とか 防衛 省 として 更に そういった もの に対して 支援 とか 改善 点 とか 何 か 御 提案 が あれ ば お 聞か せ いただき たい ん です が 、 いかが でしょ う か 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 で ござい ます 。   今日 は 三 名 の 参考 人 の 皆さん 、 本当に ありがとう ござい ます 。   私 から 尾上 参考 人 と 佐藤 参考 人 に それぞれ お 伺い し たい と 思い ます が 、 今回 の 防衛 基盤 強化 法 、 我々 国民 民主党 も 我が国 の 安全 保障 にとりまして 大きな 一 歩 で ある と 高く 評価 を し たい と 思い ます 。   防衛 省 若しくは 防衛 装備 庁 にとって 初めて の これ は 産業 支援 法 と 言わ れ て い まし て 、 これ が うまく 運用 できる か どう か 注目 が 集まっ て いる ところ で 、 失敗 は 許さ れ ない と 思っ て い ます し 、 他方 で 、 経 産 省 を 含む 他 の 省庁 が お 手並み 拝見 で 傍観 さ れ て も これ は 困る わけ で ござい まし て 、 オール ジャパン で これ は しっかり やら なけれ ば なら ない と 思っ て い ます 。   私 は 、 この 方向 性 賛成 な ん です が 、 実は 若干 物足りな さ も 感じ て い て 、 いろんな ところ で 防衛 省 が 妥協 せ ざる を 得 なかっ た ところ も 多々 ある や に 感じ ます 。 例えば 、 サプライ チェーン の 調査 で 、 セキュリティー の 脆弱 性 で ある とか 海外 リスク が 判明 し て も 調達 先 の 変更 命令 が できる 仕組み に なっ て い なかっ たり 、 基金 を 新設 し て 企業 を 支援 する 仕組み が でき た ん です が 、 使途 が 海外 移転 の 際 に 求め られる 装備 品 の 仕様 変更 のみ に 限定 さ れ て い たり 、 秘密 の 保全 の 罰則 規定 を 付ける の も いい ん です けれども 、 そもそも 、 サイバーセキュリティー を しっかり やっ た ところ に 減税 措置 を 講じる とか 、 もっと 違う インセンティブ の やり方 が ある の で は ない か と も 感じ ます し 、 そもそも 防衛 装備 庁 そのもの が 一 千 九 百 名 の 人員 で 、 この 体制 で どれ だけ できる ん だ という こと を 強く 感じ ます 。   両 参考 人 に 、 時間 全部 使っ て いただい て も 結構 です ので 、 この 物足りな さ とか 、 ここ ちょっと 詰め 甘い ん じゃ ない か と 、 若しくは ここ 改善 できる ん じゃ ない か と 、 その 思いのたけ を 吐露 し て いただき たい と 思い ます ので 、 両 参考 人 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   杉原 参考 人 に も 聞こ う と 思っ た ん です が 、 時間 が なくなっ て しまい まし て 、 杉原 参考 人 の 平和 を 希求 する 気持ち が ひしひし と 伝わっ て まいり まし た 。 その 思い は 私 も 全く 変わり ませ ん が 、 若干 手法 が 違う ん だ な と 思い まし た が 、 改めて 敬意 を 表し まし て 、 終わり たい と 思い ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   参考 人 の 皆さん 、 今日 は ありがとう ござい まし た 。   尾上 参考 人 に まず 伺い たい と 思い ます 。   航空 自衛隊 の 御 出身 で も ある という こと で 、 是非 御 所見 を と 思い ます が 、 安保 三 文書 で は 、 統合 防空 ミサイル 防衛 能力 、 IAMD の 強化 が うたわ れ て い ます 。 ネットワーク を通じて 、 各種 の センサー や シューター を 一元 的 に 、 かつ また 最適 に 運用 できる 体制 を 確立 し て いく という こと が うたわ れ て おり ます 。 これ は 米 軍 が 世界 的 に も 求め て き て いる もの か と 思い ます 。   日本 が この IAMD を 構築 する こと は 、 インド 太平洋 地域 の 安全 保障 に関して 、 アメリカ にとって は どの よう な 意味 が ある もの だ と お 考え でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   次に 、 佐藤 参考 人 に 伺い たい と 思い ます 。   癒着 の 話 が 、 官民 の 癒着 の 話 が 先 ほど 来 少し 出 て おり ます 。   羽田 議員 の 質問 に対して 、 癒着 が 生じる の は 、 官 の 裁量 の 大きい とき に 民 が 必要 以上 に 寄り添う と 、 こういう 中 で 生まれ て き た の で は ない か という 御 所見 も 述べ られ 、 なるほど な と 思っ た ん です が 、 今度 の 法案 で は 、 支援 を する 企業 は 、 大臣 認定 による 計画 を 実施 し て いく 企業 が 対象 と なっ て い ます 。 あるいは 、 輸出 に関して 言え ば 、 指定 法人 を 通じ た 助成 金 の 交付 という 形 です 。 さらに 、 国有 化 という こと も あり ます が 、 これ は むしろ 国 の 裁量 を 強化 し て いく 、 拡大 し て いく よう な 法案 という こと で も ある と 思う ん です ね 。 その 意味 で 、 この 法案 によって 進めよ う と し て いる 種々 の 支援 という の も 、 佐藤 参考 人 の 言葉 で 言え ば かなり 悩ましい たぐい の もの という こと に なる の でしょ う か 。 佐藤 参考 人 、 加え て 伺い ます と 、 その 意味 で 、 この 法案 で は 、 防衛 大臣 の 判断 に 委ね て 、 政令 など 下位 の 規範 に 委ね て いる ところ が 幾つ か ある か と 思い ます 。 それら は 法案 審議 の 中 で は 必ずしも 明らか に さ れ て い ない ところ か と 思う の です が 、 そういった 点 で 、 少なくとも この よう な 点 は 、 先 ほど 透明 性 という 話 も あり まし た が 、 透明 性 の 確保 の ため に こういう 点 は 必要 だ と 、 癒着 は 構造 的 に 生まれ やすい 問題 だ と は 思い ます ので 、 何 か 御 意見 が あり まし たら 伺えれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   杉原 参考 人 に 伺い ます 。   日本 は 長く 武器 輸出 の 禁止 を 国是 と し て き まし た が 、 先ほど も 御 答弁 が あっ た よう に 、 二 〇 一 四 年 、 安倍 内閣 の 下 で 防衛 装備 移転 三 原則 で 百 八 十 度 転換 さ れ 、 その後 も 拡大 さ れ て き まし た 。   武器 輸出 禁止 が 言わば なし崩し に さ れ て き た と 思い ます 。 その 経過 です とか 、 それ について の お 考え について お 示し いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   もう 一 点 、 杉原 参考 人 に 伺い ます 。   本 法案 は 、 企業 に対して も 、 従業 員 に対して も 、 軍需 産業 へ の 一層 の 適応 を 求め て 、 そして これ に 応じる 企業 に は 様々 な 支援 メニュー を 用意 し て い ます 。 中小 の 事業 者 を 含め て 、 産業 の 軍事 化 を 進める こと に なる だろ う と 思い ます 。   この間 の 政治 を 全体 として 見 ます と 、 例えば 学術 会議 へ の 行政 の 介入 は 、 軍事 研究 解禁 へ の 圧力 という 側面 が あろ う か と 思い ます 。 あるいは 、 経済 安全 保障 、 今日 も 話題 に 上っ て い ます が 、 これ も 米 中 対立 の 中 で 、 経済 を 軍事 に 従属 さ せよ う と する 動き と 言える と 思い ます 。   こうした 産業 や 経済 、 学問 など 、 社会 の 全体 を 軍事 中心 に 言わば 誘導 する よう な 動き に 関わっ て 、 是非 御 所見 を 伺えれ ば と 思い ます 。 重く 受け止め て 審議 に 当たり たい と 思い ます 。   杉原 参考 人 に 残り の 時間 で 簡潔 に お答え いただけれ ば 有り難い です が 、 武器 取引 反対 ネットワーク の 活動 を 拝見 し ます と 、 軍需 産業 を 構成 する 大 企業 に対して 直接 の 要請 や いろんな 申入れ など を 行っ て こ られ た と 思い ます 。 企業 側 の 対応 で 何 か 印象 的 だっ た 出来事 が あり まし たら 、 最後 に 御 紹介 ください 。 ハイ サイ 、 参議院 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   現在 、 戦争 が 続い て おり ます ウクライナ で は 、 ウクライナ 自身 が 一方 的 に 侵略 さ れ ながら 、 自発 的 に 侵略 国 で ある ロシア へ の 攻撃 は 行っ て い ない 。 支援 を し て いる NATO に し て も 、 その こと を 押し とどめる よう な 形 で 、 アメリカ 自身 も 武器 の 供与 において ロシア を 攻撃 する よう な 武器 は 供与 し ない と 、 こういう 状況 が ある わけ です 。   今回 の 安保 三 文書 は 、 国家 安全 保障 戦略 、 あるいは 国家 防衛 戦略 、 防衛 力 整備 計画 が もう 明らか に なっ て おり ます けれども 、 中国 も 含め て 周辺 諸国 に ミサイル という あい くち を 突き付け て いる よう な もの と 私 は 見 て おり ます 。   一方 、 ウクライナ で NATO や あるいは ウクライナ 自身 が ロシア に対して 攻撃 を し ない という こと が 前提 と さ れる 中 で 、 我が国 は これ まで の 平和 主義 国家 で あり 続け た わけ です けれども 、 そういう 中 で 、 今回 、 向こう 十 年間 、 その こと に 五 年 あるいは 十 年 掛け て 注力 し て いく 、 私 は 国 の 在り方 を 完全 に 変え て いく もの に なる と 思っ て おり ます 。   さらに 、 そういう 攻撃 を する こと に 何 の 経験 も ない 中 で 、 ミサイル 先進 国 で ある よう な 中国 、 あるいは 北朝鮮 、 あるいは ロシア に対して 、 これ だけ の ミサイル を 五 年間 で そろえる という 、 それ 十 年 後 に は 超 音速 、 音速 の 五 倍 ぐらい の ミサイル まで 備える という 、 こう 言っ て いる わけ です 。 その ため に 今回 の いわゆる 防衛 装備 基盤 強化 法 も また ある ん だろ う と 思い ます 。   つまり 、 これ を 自ら 装備 し て いく という こと です から 、 トマホーク は 買え ます けれども 、 ほか は 現状 の 装備 を 強化 し て いく 、 あるいは 随分 変え た もの に し て 、 いずれ に せよ 千 五 百 発 ぐらい 程度 は 全国 に 配備 を し て いく と 。 何 か こう 、 ちょっと 違う ん じゃ ない か な と 、 この よう に 思う ん です ね 。   で 、 もう 御 承知 の よう に 、 全国 三 百 の 自衛隊 基地 は 、 今回 、 強靱 化 、 いわゆる 持続 、 強化 と いい ます か 、 戦争 を 具体 的 に 戦える 能力 を 備える よう に 最大 の 十 五 兆 円 が そこ に 使わ れ ます 。   そういう こと を 考え ます と 、 私 たち の 国 の あり よう が 随分 変わっ て いく 。 今日 ここ で 議論 さ れ て いる 輸出 の 話 も あり ます が 、 しかし 、 それ 以上 に 私 たち の 国 の 見 られ 方 が 変わっ て いく だろ う と 、 この よう に 思い ます 。   その 上 で 、 岸田 総理 も 言い まし た けれども 、 現実 的 シミュレーション で 、 抑止 が 破れ た とき まで 想定 を し て いく と 。 その 際 に 、 いつも 見慣れ て いる 米 軍 は い なく て 、 万が一 、 抑止 が 破れれ ば 、 我が国 へ の 侵攻 を 生起 し た 、 そういう 場合 に は 、 我が国 自身 が 責任 を 持っ て 対処 し て これ を 排除 する という こと に なっ て いる わけ です 。   今回 の この 四 十 三 兆 円 の 続き は つながっ て いく わけ です ね 、 これ で 止まる わけ じゃ なく て 、 十 年間 。 さらに 、 その後 は より 続い て いく 。 そして 、 その とき に 私 たち の 国 を 守っ て くれる 国 が どこ に いる ん だろ う か と も 思い ます 。 つまり 、 攻撃 を し て いく という こと を 前提 に つくら れよ う と し て いる もろもろ の この 基盤 整備 、 これ について 、 私 は 、 なぜ この よう な 安保 三 文書 が 成り立っ て いる の か な と 、 とても 疑問 な ん です ね 。   そういう 意味 で 、 この 方向 性 と いい ます か 、 私 たち の 国 は 今 産業 的 に も いろんな 意味 で 弱体 化 し つつ あり ます 。 そういう 中 で 、 この ミサイル を 、 二 千 キロ 飛ばす ミサイル を 、 あるいは 様々 な 装備 を 自ら 生産 を し て いく こと が 本当に 五 か年 で 可能 で あろ う か と 思う ん です ね 。 それだけ の 能力 が ある ん だろ う か とか 、 でも 、 現実 に は こういう 計画 が でき上がっ て しまっ て い ます 。   この 計画 の 妥当 性 と いい ます か 、 それ について 、 今日 は 御 三 名 の 参考 人 です けれども 、 尾上 参考 人 、 そして また 佐藤 参考 人 に は 忌憚 の ない 御 意見 を いただき たい な と 思い ます 。 今 の よう な 御 意見 に対して 、 杉原 参考 人 は どの よう な 立場 で この 武器 の 輸出 、 取引 、 反対 を し て いる ん でしょ う か 。 分かり まし た 。   G7 が 終わっ て 、 バイデン 大統領 も 言っ た よう に 、 中国 と の 関係 は 間もなく 雪解け する と 。 それから 、 様々 な 形 で 方向 性 が 変わっ て いき ます 。 でも 、 日本 は もう 決め て しまっ た と 、 こういう こと を 是非 私 は 考え て いき たい 。 まあ 次回 も あり ます ので 、 委員 会 で また 詳しく お話 を し たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 自民党 の 佐藤 正久 です 。   今日 は 、 基盤 強化 法 について いろいろ と 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   今回 、 防衛 基盤 、 防衛 産業 を 強化 する という こと で ござい ます けれども 、 当然 防衛 産業 の 方 も 大事 な ん です けれども 、 やっぱり 防衛 省 が 抱える 課題 という の も 幾つ か ある という ふう に 言わ れ て おり ます 。 その 一つ が 、 本当に 有事 前提 に 必要 な 装備 品 を 必要 な 数 だけ しっかり 発注 し て いる の か と 。 一定 数量 を 防衛 産業 に 発注 し 、 それ を 安定 的 な 数量 が 来る という ふう に 予見 が できれ ば 防衛 産業 も それなり の 対応 が できる と 、 これ は 当たり前 の こと で ござい ます 。   これ 、 大和 統括 官 に お 伺い し ます 。   ミサイル 防衛 で 、 国民 保護 訓練 で J アラート が 鳴っ た 場合 、 避難 訓練 を 自治体 で やる よう に という こと で 政府 の 方 は お願い し て おり ます けれども 、 統幕 あるいは 内局 等 で この J アラート が 鳴っ た 場合 の 避難 訓練 、 やっ た こと が あり ます か 。 多分 ない と 思い ます よ 。   私 の 経験 上 も 、 実は 、 ミサイル 防衛 と 国民 に お願い し て おき ながら 、 大体 中央 が 一番 やっ て い ない ん です 。 私 も 陸 幕 勤務 を し まし た 。 師団 の 訓練 班長 、 方面 の 訓練 班長 、 陸 幕 で も 訓練 班長 を やり まし た 。 一番 訓練 し て い ない の が 上 の 方 な ん です 。 一番 訓練 し て い ない の が 上 の 方 な ん です 。 だから 、 市ケ谷 は 安全 だ という 安全 神話 、 市ケ谷 安全 神話 に 若干 陥っ て いる という 部分 も あろ う か と 思い ます 。   じゃ 、 PAC 3 が 、 今 、 市ケ谷 に 中部 高射 群 の 一部 が 展開 し て おり ます けど 、 何 の ため に 展開 し て いる ん でしょ う か 。 副 大臣 、 お願い し ます 。 委員 の 先生 方 、 今 聞い た とおり 、 PAC 3 が 防衛 の ため に 立っ て いる ん です よ 。 普通 、 相手 から する と 、 今 ロシア の 、 キーウ で も 行わ れ て いる よう に 、 PAC 3 を 潰す ため に 、 ロシア が 無人 機 とか 、 あるいは 巡航 ミサイル と 弾道 ミサイル を 指向 し て いる わけ で あり ます 。   に も かかわら ず 、 市ケ谷 の 方 に 、 今 まで J アラート が 鳴っ た 場合 どう やる か という 訓練 って ほとんど 行わ れ て い ない 、 どこ に 避難 する か と 。 国民 に は 避難 し て ください と 、 窓 の 近く に は 寄ら ない で ください 、 できるだけ 堅固 な 建物 、 地下 の 方 に 逃げ て ください と 言っ て おき ながら 、 やっ て い ない ん です よ 。 つまり 、 PAC 3 を 潰す ため に いろんな こと が 想定 さ れ ます 。   じゃ 、 副 大臣 、 副 大臣 は 、 私 は 防衛 大臣 政務 官 の とき に ヘルメット とか 防護 マスク 、 これ は 支給 さ れ て い ませ ん でし た けれども 、 副 大臣 は 支給 さ れ て い ます か 。 これ が 実態 な ん です よ 。 PAC 3 は 立っ て いる 、 狙わ れる 可能 性 が ある 、 だけど 、 別に 戦闘 を 行う わけ で は なく て も 、 自分 を 、 身 を 守る ため の ヘルメット も あるいは 防護 マスク も ない ん です 。 これ 発注 す べき だ と 思い ませ ん か 。 整備 計画 局長 。 これ は 平和 ぼけ という ん です よ 。 国民 から 考え て 、 今回 非常 に 日本 を 取り巻く 環境 が 厳しい と 。 今 まで 目 を つぶっ て い た ところ を しっかり 手当て を する と 。 弾薬 も 部品 も 、 そして また 燃料 も 含め て しっかり 整備 する と 言っ て いる に も かかわら ず 、 肝腎 の 市ケ谷 が 部隊 によって ばらばら 。 しかも 、 PAC 3 が ある 部隊 が ある と 。 で 、 サイバー 防衛 隊 も 実は 市ケ谷 な ん です 。 統合 司令 部 、 これ も 市ケ谷 です よ 。 当然 、 統合 司令 部 は 部隊 並み です から 、 当然 フル 装備 で 、 ヘルメット も ない と 困り ます 。 システム 通信 団 も 持っ て いる と 。 市ケ谷 の 中 で そういう 装備 を 持っ て いる ところ と 持っ て い ない ところ が 混在 し て いる と 。 だから 、 向こう の ミサイル とか ガス が 内局 や 各 幕 は 狙わ ず に ほか の ところ に 狙う 、 そんな こと が 、 副 大臣 、 考え られ ます か 。 今 の 、 今回 、 防衛 三 文書 を 作っ た その 趣旨 から いっ て 、 それで 本当に いい と 思い ます か という 話 な ん です よ 。 それ は 昔 の 話 で 、 今回 抜本 的 に 強化 する わけ でしょ う 。 今 まで 目 を つぶっ て い た ところ を 直す わけ でしょ う 。   市ケ谷 に は PAC 3 の 部隊 も あり 、 サイバー 防護 隊 も 、 防衛 隊 も つくる という とき に 、 本当に 自分 の 身 を 守る 、 身 も 守る よう な 防護 マスク という もの が なく て 本当に 大丈夫 です か という 話 な ん です よ 。   副 大臣 、 これ は 政治 家 として 、 まさに 国民 に 増税 まで お願い し て 防衛 力 の 強化 しよ う と 言っ て いる とき に 、 肝腎 要 の 市ケ谷 の 中枢 等 が 自分 の 身 を 守れ なく て どう する ん です か 。 そう 思い ませ ん か 、 政治 家 として 。 川嶋 局長 の 答弁 と 副 大臣 の 答弁 が 全然 違う じゃ ない です か 。 やっぱり 環境 変わっ た ん だ から 、 目 を つぶっ た ところ を ちゃんと 見 て やら ない と いけ ない と 。   川嶋 局長 は 眼鏡 を 掛け て い ます 。 防護 マスク 、 借り受け て すぐ 対応 できる と 思い ます か 。 あなた は 整備 計画 局長 で 、 隊員 が しっかり 任務 遂行 する ため に 必要 な もの を 整備 する 立場 でしょ う 。 今 の 答弁 だ と 、 任務 遂行 でき ない じゃ ない です か 、 眼鏡 掛け て いる 人間 。 それ じゃ 困る わけ でしょ う 。   だから 、 今 眼鏡 掛け て いる 人 は 、 眼鏡 補助 具 という もの が あっ て 、 防護 マスク に それ 付け て 、 自分 で 移動 する とき に 持っ て いく よう な こと に なっ て いる わけ です よ 。 もう 変わっ て 、 多分 、 先ほど 意見 交換 し たら 、 実は 知ら なかっ た みたい でし た けれども 、 そう なっ て いる ん です よ 。 だから 、 いきなり 借り受ける と いっ たって 間に合わ ない じゃ ない です か 。   井野 副 大臣 、 これ が 実態 な ん です よ 。 市ケ谷 が 一番 そういう 危機 感 が あっ て やら ない と 。 市ケ谷 が そういう 感覚 だ と 、 部隊 の 方 に 必要 な もの が 行か ない ん です よ 。 眼鏡 を 掛け て いる 人間 が マスク し た とき に 眼鏡 が 見え なかっ たら 話 に なら ない でしょ う 。   そういう ふう な こと を やっぱり 、 別に 鉄砲 とか そういう もの を 持た せ って 言っ て いる わけ じゃ なく て 、 ボディー を 守る よう な もの は 、 救急 品 関係 の もの とか あり ます よ ね 、 個人 守る という 部分 、 こういう もの を しっかり 、 今回 せっかく 日本 有事 という こと を 想定 し ながら 穴 を 埋めよ う と し て いる わけ です から 、 今 。 その ため に 必要 な もの を 発注 する という の は 、 足ら ない もの を 発注 する という こと は 防衛 産業 の 強化 に も なる わけ です よ 。   じゃ 、 副 大臣 、 伺い ます けれども 、 今 、 部隊 は 、 部隊 の 方 は 、 小銃 あるいは 拳銃 、 一 人 一 丁 な ん です 。 これ 、 何で こう 決まっ て いる ん です か 。 別に 、 副 大臣 、 これ 法律 で 決まっ て い ない です よ 。 自分 で 自己 規制 し て いる だけ な ん です 。 何で 一 人 一 丁 な ん です か 。   私 は 、 イラク ・ サマワ に 行っ た とき 、 当然 、 拳銃 という の は 当たら ない ん です よ 、 二 十 メーター 、 三 十 メーター 先 当てる という の は 至難 の 業 です から 。 だけど 、 小銃 は 当たり ます から 。 三 十 メーター 、 五 十 メーター 、 すぱすぱ 当たり ます 。 二 百 メーター 、 三 百 メーター に なる と ちょっと 違い ます よ 。 だけど 、 なぜ か って 、 小銃 って ライフル でしょ う 、 銃口 が 長い から 弾道 が 安定 する から 当たる に 決まっ て いる ん です よ 。 だから 、 どう し た か と 。 ダブル 装備 です よ 、 拳銃 と 当然 小銃 、 ダブル 。 外務省 の サマワ 事務所 を 守っ て い た 民間 警備 会社 、 一 人 八 丁 持っ て い まし た 、 いろんな 種類 の やつ 。   自分 で 自己 規制 し て いる ん です よ 。 だから 、 それ は お金 が ない から 、 こういう 、 国 、 一 人 一 丁 って 分け た ん でしょ う 。 でも 、 本当に 実際 の 、 川嶋 局長 専門 の シミュレーション を やれ ば 、 近 接戦 シミュレーション やれ ば 拳銃 で 戦え ない という こと が 分かり ます よ 。 実際 、 戦車 だって 、 戦車 部隊 は みんな 拳銃 です よ 、 佐官 も 尉官 も 。   という ふう に 、 どう やっ て やる か 、 まさに 今回 は 抜本 的 に 見直し する わけ です から 。 過去 の 慣例 に 引きずら れ て 一 人 一 丁 と 。 いざ という とき に ダブル 装備 も でき ない ん です 、 物 が ない と 。 だから 、 そういう の は しっかり 、 本当に 有事 に 必要 な もの を ちゃんと しっかり 部隊 感覚 で シミュレーション やっ て 、 やる という こと が 私 は 大事 だ と 思い ます よ 、 副 大臣 。 本当に 拳銃 で 戦え ます か と 。 下士官 が い なく なっ たら 、 佐官 は もう 拳銃 しか ない と 。 そんな の 、 戦争 の 実態 で 、 日本 有事 の とき に 本当に 大丈夫 です か と 。   実際 、 サマワ で は そんな もの は 通じ ませ ん でし た から 。 ほか の 部隊 は 何 丁 も 持っ て い ます よ 。 イスラエル の 師団 長 、 ゴラン高原 行っ た とき に 、 普通 の 戦闘 服 で 、 小銃 と やっぱり 拳銃 持っ て い ます よ 、 師団 長 だって 、 ゴラン 師団 の 師団 長 が 。   という ふう に 、 やっぱり 、 これ 外務省 と 連携 し ながら 実態 調べ て 、 海外 も 含め て 、 一 人 一 丁 という 、 そういう お金 が ない から どうのこうの という 自己 規制 、 これ やめ た 方 が いい です よ 。 副 大臣 、 どう 思わ れ ます か 。 必要 な もの を 必要 な 分 だけ やっぱり 与え ない と 、 これ は 実際 戦え ない と 。 任務 が 遂行 でき ない 、 国民 が 守れ ない 、 日本 が 守れ ない という こと に つながる 。 だから 、 お金 が ない から どうのこうの で は なく て 、 やっぱり 必要 な もの を 洗い出す という 作業 が 今回 必要 な ん です よ 。 防衛 産業 の 方 に みんな 責任 を 押し付ける ん で は なく て 、 やっぱり 防衛 省 側 が 必要 な もの を 発注 する という その 謙虚 な 態度 、 これ が 大事 だ と 思い ます よ 。   今 、 ほか の 軍隊 で 、 昨日 の レク で 質問 通告 し まし た けど 、 ほか の 国 の 主要 な 軍隊 で 、 小銃 の 口径 が 違う もの が 武装 、 装備 で 混在 し て いる よう な 軍隊 って あり ます 。 これ が 実態 な ん です よ 。 普通 の 軍隊 で 小銃 の 口径 が 違う もの を 、 陸海空 違う の は あり 得 ませ ん から 。   今 自衛隊 で 何 が 起き て いる か と いう と 、 陸上 自衛隊 は 、 今 、 八 九 小銃 から 二 〇 小銃 に 今 替わり つつ あり ます 。 ただし 、 口径 は 五 ・ 五 六 です 。 海上 自衛隊 、 航空 自衛隊 は 、 ほとんど が 六 四 式 、 一 九 六 四 年 式 の もの を 持っ て い ます 。 これ は 口径 は 七 ・ 六 二 です 。 一緒 に 統合 作戦 やろ う と いっ たって 、 陸海空 で 弾 の 口径 が 違っ たら 交換 でき ない ん です よ 。   で 、 どういう こと が 起き て いる か と 。 陸上 自衛隊 の お古 を 海 空 に 渡そ う と し て いる 。 そう で は なく て 、 二 〇 式 小銃 が いい ん で あれ ば 、 いい もの を 造っ た という ん で あれ ば 、 二 〇 式 小銃 も 、 陸上 自衛隊 だけ で なく 海 空 の 方 に も これ 渡す の が 当たり前 で 、 そういう 方向 に かじ を 切る べき で 、 その やり方 も 、 十 年 、 二 十 年 掛け て やる ん で は なく て 、 できるだけ 早め に やら ない と 意味 ない でしょ う 。 日本 の 環境 が 厳しい と いっ て 国民 に いろいろ 防衛 力 強化 を お願い し 、 説明 し て 、 理解 し て ください と 言い ながら 、 全然 口径 が 違う もの を 持っ て いる と 。 これ で は 実際 、 相互 運用 性 あり ませ ん 。   統幕 の 大和 次長 、 統幕 な ので 分かる と 思い ます けれども 、 なぜ 南 スーダン PKO で 韓国 の 部隊 が 恥 を 忍ん で 自衛隊 の 方 に 弾 を 下さい と 言っ た の か と 。 それ は 、 日本 の 派遣 隊 以外 は 全て 発展 途上 国 等 の 軍隊 で 、 口径 が 七 ・ 六 二 だっ た から です よ 。 五 ・ 五 六 の 弾 を 持っ て いる の は 、 派遣 部隊 で は 日本 だけ 。 あと は 一部 、 ジブチ に ある アメリカ大使館 を 警備 し て いる 海兵 隊 だけ だっ た ん です 。   口径 が 違っ たら どんな こと が 起きる か と 。 同じ 作戦 を やっ て おき ながら これ が 違う という の は 、 これ は 、 部隊 運用 上 、 やっぱり これ は 大きな 問題 な ん です 、 実際 は 。   大和 統括 官 、 そう 思わ れ ませ ん か 、 統幕 の 観点 から し て も 。 やっぱり ニーズ は 各 部隊 から 、 現場 な ん です よ 。 装備 庁 が ニーズ を 出す ん で は なく て 、 まさに 統幕 とか 各 幕 の 方 から 、 現場 から 来 ない と 意味 が ない わけ でしょ う 。 副 大臣 、 違い ます か 。 委員 の 先生 方 、 これ で 本当に 皆さん が 、 小銃 を 造る 会社 、 予見 性 を 持っ て 造れ ます か という 話 な ん です 。   そこ が 非常 に 、 やる やる で は 、 それ を 十 年 掛かっ て は 意味 ない わけ でしょ う 。 本当に もう 抜本 的 に 強化 する と 言っ て おき ながら 、 国民 に 協力 を お願い し て おい て 、 これ って あり 得 ない ん です よ 。 本当に 市ケ谷 が 平和 ぼけ で は なく て 、 本当に 市ケ谷 も ミサイル が 飛ん で くる かも しれ ない という 危機 意識 の 下 に 現場 と 同じ よう な 感覚 で やら ない と 、 これ 、 物 という の は 簡単 に でき ませ ん から 。   その 典型 例 が 、 この 資料 一 の 、 あるいは 陸上 自衛隊 新 制服 、 この 品目 。 これ 、 元々 、 制服 、 十 一 年 掛け て やる と 、 十 一 年 、 十 二 年 掛け て 二 着 整備 する と いう 。 十 二 年 です よ 、 先生 方 。 それ を 自民党 の 国防 議員 連盟 の 方 で かなり 御 議論 し て 、 やっぱり 駄目 だ と 。 みんな 制服 が ばらばら だ と 、 これ は 不審 者 が 入っ て き て も 分から ない し 、 そういう 可能 性 も ある し 、 十 二 年 と は 遅 過ぎる と 言っ て 、 やっと 九 年 に なっ た ん です 。 でも 、 それでも 九 年 です よ 。   で 、 この 資料 一 を 見 て ください 。 まだ 、 令 和 四 年度 、 これ は 六 年 目 です 、 六 年 たっ て この 状況 な ん です 。 まだ 六 年 たっ て も 全部 の 隊員 に 制服 が 行き渡っ て い ない ん です よ 。   この 一つ の 原因 に 、 やっぱり 今 まで そういう 被服 関係 の 防衛 産業 を 十分 育て て こ なかっ た と 。 行っ たら 、 びっくり し ます 。 本当に 町 工場 みたい な ところ で 一生懸命 、 職人 さん 等 が 一生懸命 作っ て い ます 。 で 、 年 によって この 発注 数 が いろいろ 増減 する という こと も あっ て 非常 に 不安定 という こと も あっ て 、 六 年 掛かっ て も まだ ユニホーム に なっ て い ない 、 ばらばら な ん です 、 これ 前 から 指摘 し て いる よう に 。   という ふう に 、 小銃 だって 、 やる と 言っ て も 、 まだ どれ ぐらい で これ を 整備 する か 決まっ て い ない と 、 これ で は 国民 に 全然 説明 が でき ない です よ 。 本当に やる気 ある ん だっ たら 、 大臣 が 防衛 力 抜本 強化 元年 と 言っ て いる ん だっ たら 、 やっぱり やら ない と 。   本当 、 忙しい と 思い ます よ 。 でも 、 市ケ谷 の 方々 が 頑張れ ば 頑張る ほど 現場 は 、 現場 は 良く なる ん です よ 。 私 も 陸 幕 の とき に 先輩 から 言わ れ まし た 。 もう 徹夜 かも しれ ない 、 でも 頑張れ 、 おまえ が 頑張れ ば 頑張る ほど 部隊 が 、 部隊 の ため に なる ん だ と 、 そういう 気概 で みんな 頑張っ て き た わけ です よ 。 そう でしょ う 。   だっ たら 、 ここ も 、 小銃 も そう 、 この 制服 も こういう 状況 、 これ は 防衛 産業 が やっぱり 一つ ネック な ん です 、 お金 だけ じゃ ない と 思い ます という 部分 で 。 しかも 、 この 隊員 の 待遇 の 処遇 改善 と 声高 に よく 人 教 局長 も 言わ れ ます 。 でも 、 隊員 の 処遇 改善 と いっ て も 、 六 年 たっ て まだ 制服 が そろっ て い ない と 。 全然 迫力 ない です よ 。   しかも 、 例えば この 制服 、 陸上 自衛隊 の 制服 の 長袖 と 半袖 の シャツ が あり ます 。 この 半袖 シャツ 、 耐用 年数 何 年 です か 。 おかしい でしょ う 。 国民 が 見 て も 、 ほとんど 理解 でき ない です よ 。   幕僚監部 だけ じゃ ない です 。 各 学校 なんか も みんな そう です よ 、 機関 は 。 毎日 、 夏 は 毎日 着る ん です よ 、 これ 。 同じ やつ 着る と やっぱり 臭い です から 、 洗う ん です よ 。 二 着 です よ 。   じゃ 、 現場 どうし て いる か と いう と 、 長袖 も そう です 。 私物 買う ん です よ 。 トイレットペーパー と 同じ です よ 。 トイレットペーパー を 隊員 が 私物 で 、 お金 を 自分 の 自腹 を 切っ て 買う の と 同じ よう に 、 制服 も 、 私 も そう でし た 、 もう いっぱい 買い まし た よ 、 三種 も 、 この 半袖 も 長袖 も 。 じゃ ない と 、 臭く て 着 れ ませ ん から 。   演習 は ともかく 、 学校 とか そういう 幕 で 勤務 する とき ぐらい やっぱり 臭く ない よう に し たい です よ 。 なかなか 風呂 に 入れ ない から 臭い という の は あり ます よ 、 一 週間 徹夜 する 、 一 週間 泊まる と シャワー 入れ ませ ん から 。 でも 、 やっぱり そこ は 、 処遇 改善 と 言い ながら 、 土本 局長 、 ワイシャツ 毎日 替える でしょ う 。 同じ よう に 替える ん です 、 隊員 も 。   それに 、 見 て ください 、 これ 。 二 回 目 の 方 で は 、 これ を 見る と 、 長袖 シャツ も 半袖 シャツ も 貸与 が ない と 。 九 年間 二 着 で 頑張れ という 話 です 、 極端 な こと を 言う と 。 これ は やっぱり 余りに も おかしい 。 必要 な もの を 必要 な 分 だけ 、 初め から 数 を 増やせ ば いい ん です よ 、 基本 的 に 。   そういう ふう に 隊員 の 処遇 改善 と 言う なら 、 もうこ の 際 全部 洗い出し を やっ て 必要 な もの を 、 しかも 、 一 回 洗っ たら 伸びる よう な もの じゃ なく て 、 そういう もの を やる とか 、 そういう 部分 に も 、 隊員 の そういう 、 本当に 日々 の そういう 被服 という もの に も 目 を 向け ませ ん か 。 では 、 お願い し ます 。   私 、 連隊 長 やり まし た 。 連隊 長 の とき は 制服 は 余り 着 ませ ん 、 はっきり 言っ て 。 着る の は 戦闘 服 です 。 戦闘 服用 の 下 の 下着 とか あるいは 靴下 は 使い ます 。 だから 、 部隊 によって 、 毎日 制服 を 着る よう な 部隊 と そう で は ない ところ って やっぱり 違う ん です よ 。 部隊 の 方 は できるだけ 迷彩 服 の 数 を 増やし て もらっ た 方 が 有り難い し 、 迷彩 服 の 更新 を 多く し て もらっ た 方 が いい という よう に 思い ます 。   ただ 、 余り これ 細かく やる と 、 実は 弊害 が 起き て い ます 。 今回 陸上 自衛隊 の 新しい 制服 は 非常 に 、 上と下 、 上 が A 4 だっ たら 下 が A B で も 、 あっ 、 4 B で も いい と 。 A 4 、 4 A 、 4 B でも いい とか 細かい ん です 。 だから 、 人 によって かなり 違う ん です よ 。 航空 自衛隊 は 、 男性 の 自衛 官 の 場合 は そんな わがまま は なく て 、 上と下 、 関係 ない と 。 上 が 4 A なら 下 も 4 A と 。 これ 、 違う わけ です 。   非常 に 今回 陸上 自衛隊 が 遅れ て いる 一つ の 原因 に 、 非常 に 人 によって みんな 違う と 。 しかも 、 補給 の 仕方 も 、 この 前 、 先週 会っ た 人 は 、 正 帽 の 記章 と ネクタイ と ベルト が まだ 来 て い ない から 着 れ ませ ん と 、 ほか は 来 て い て も と いう 。 いろんな 、 実際 これ は 、 ただ 渡せ ば いい という もの じゃ なく て 、 実際 目 詰まり し て いる 部分 を 、 補給 処 とか 部隊 の 補給 係っ て 本当 忙しい です から 。 私 も 中隊 長 で 見 まし た けど 、 一番 本当に 、 中隊 本部 の 事務 局 で 一番 忙しい の は 補給 係 です から 、 含め て 、 しっかり やっ て いただき たい と 。   資料 二 、 これ を 御覧 ください 。 資料 二 、 委員 の 先生 方 、 この 右 下 の 方 に 下 衣 と あり ます 、 下 衣 と 。 これ は 戦闘 服 の 下 に 着る シャツ です 。 これ 不思議 な の は 、 陸上 自衛隊 と 海 空 は あっ て 、 航空 自衛隊 は ない ん です 。 なぜ です か 。 副 大臣 、 これ どう なる か と いう と 、 また 自分 で 買う ん です よ 。 買わ ざる を 得 ない ん です 、 支給 さ れ ませ ん から 。   航空 自衛隊 、 視察 行っ た と 思い ます けれども 、 みんな 迷彩 服 着 て いる でしょ う 、 航空 自衛隊 だけ は 迷彩 服 着 ない という わけ は あり ませ ん から 。 しかも 、 海上 自衛隊 は こういう ふう に 砂漠 用 の やつ が ある ん です よ 。 だから 、 ジブチ に この 前 、 武井 副 大臣 行か れ て 、 ジブチ 、 陸上 自衛隊 い まし た よ ね 。 陸上 自衛隊 、 海上 自衛隊 も い ます 、 ジブチ に は 。 海上 自衛隊 に は こういう 砂漠 用 、 酷暑 地 用 の 下 衣 が あっ て 、 陸上 自衛隊 に は ない と 。   これ 、 武井 副 大臣 、 現場 を 見 られ て どう でし た 。 やっぱり 一緒 に 、 海上 自衛隊 も 陸上 自衛隊 も 一緒 に やっ て い た わけ でしょ う 。 そういう 部分 に やっぱり 、 これ は 一個人 の 見解 でも 結構 です 、 やっぱり そこ は しっかり 、 差 を 付ける の で は なく て 、 しっかり 物 は 補給 する と 、 処遇 変える の が 大事 だ と 思わ れ ませ ん か 。 いや 、 私 が イラク に 派遣 さ れ た とき は 、 ちゃんと 上 も 下 も あり まし た 。 パンツ の 方 も 実は 支給 さ れ まし た 。 という ふう に 、 その 任務 によって 違う の かも しれ ませ ん けれども 、 やっぱり 今 こういう 時代 です から 、 やっぱり 非常 に どんどん 温暖 化 、 気候 変動 で 暑く なっ て い ます から 、 そういう 部分 は 柔軟 に やっぱり 考える という の は 私 は 大事 だ と 思い ます 。 じゃ 、 土本 長官 。 何で こう なっ た か と いう と 、 把握 し て い なかっ た から なん です 。 これ は 防衛 省 の 資料 です から 。 これ 、 昨日 出 て き た 資料 です 。 な ので 、 要は 、 十分 日頃 から 掌握 し て い ない 。 だから 、 私 が 、 問題 意識 は 、 必要 な もの を 必要 数 しっかり 隊員 に 届ける ため に は 、 その 分 を 防衛 産業 に 発注 し ない と 無理 な ん です よ 。 防衛 産業 頑張れ 頑張れ 言っ たって 、 発注 する 側 が しっかり その ニーズ に 応え て い なけれ ば 意味 が ない と 。   副 大臣 に は 事前 に ざんごう 足 の 写真 を 見 て もらう よう に お願い し て い まし た けど 、 御覧 に なっ た と 思い ます 。 御 感想 を お 聞か せ ください 。 陸上 自衛 官 は ほとんど 経験 し て い ます よ 。 私 も し まし た 。   当然 、 演習 一 週間 やれ ば 、 当然 雨 も 降り ます 。 場合 によって は 、 一 週間 ずっと 雨 の とき も あり ます 。 それで 、 ざんごうの 中 に 行動 すれ ば 、 当然 、 靴下 含め て ぐじゅぐじゅ に なり ます 。 さらに 、 それで 歩か ない と いけ ない と なる と 、 まめ が すごく でき ます 。 その ため に 隊員 は どういう 対策 し て いる という ふう に 、 副 大臣 、 お 考え に なり ます か 。 これ 、 さっき と 同じ 、 自分 で 自腹 、 自腹 を 切っ て 、 いい 靴下 買う ん です よ 。 そういう 登山 用 の やつ とか 、 環境省 お 勧め の 靴下 とか あり ます よ ね 、 あえて 民間 企業 の 名前 は 言い ませ ん けれども 、 レン ジャー 用 の 。 大体 六 千 円 とか 七 千 円 ぐらい し ます 。 非常 に 通気 性 が 良く て 、 いい 靴下 です 。 そういう の を はき ます 。 四 十 キロ の 荷物 しょっ て 、 八 十 キロ を 雨 の 中 歩く ん です よ 。 どれ だけ 足 が 、 幾ら 半 長靴 とか 良く なっ て も 、 やっぱり いい 靴下 が あれ ば 全然 違い ます から 。   でも 、 自衛隊 が 支給 し て いる 靴下 は 、 これ 見 て ください 、 副 大臣 、 百 八 十 五 円 の 靴下 です 。 百 八 十 五 円 の 靴下 で 、 これ で そんな 優れ 物 だっ たら 、 多分 ほとんど みんな この メーカー の やつ 使い ます よ 。 だから 、 はかない ん です よ 、 これ 。 とても 、 百 八 十 五 円 の 靴下 で それ に 耐え 得る か と 。 無理 です 。   だから 、 そういう の 含め て 、 それ は 、 それ は いい でしょ う 、 その 隊 に 必要 な もの が あれ ば 。 でも 、 それ だけ じゃ 全然 足ら ない と 、 やっぱり 必要 な もの を 。 しかも 、 今回 聞い た ところ に よる と 、 半 長靴 用 の 靴下 、 たった 二 足 です 、 百 八 十 五 円 の やつ 。 短靴 用 の 、 この 普通 の 革靴 用 の 靴下 も 百 二 十 五 円 と 、 陸 、 なっ て い ます けれども 、 これ も たった 二 足 。 どう なる か と 。 二 足 じゃ 臭く て 仕方 あり ませ ん から 、 当然 自腹 で 買う わけ です よ 。   女性 自衛 官 の 場合 は 、 靴下 という わけ に は いか ない でしょ う 。 だから 、 ストッキング でしょ う 。 ストッキング 二 着 で 我慢 しろ と 言い ます 。 これ 、 小野田 政務 官 おら れ ます けれども 、 やっぱり 女性 自衛 官 の 目 から 見 て も 、 こういう 辺り 、 男性 、 女性 含め て やっぱり 、 スカート の 場合 は やっぱり みんな 今 ストッキング 渡し て いる そう です よ 。   という ふう に 、 こういう ふう に 、 副 大臣 、 百 八 十 五 円 の 戦闘 靴 用 の 靴下 で 本当に その ざんごう 足 対策 含め て 対応 できる という ふう に 、 普通 に 考え て 思わ れ ます か 。 副 大臣 、 言い たい こと は 、 やっぱり 、 何 回 も 言い ます 、 必要 な もの を 必要 な 数 だけ しっかり 把握 を し て 発注 する という こと が 大事 だ と 思い ます 。 男性 も 女性 も 、 しかも 機関 で 働く 方 と 部隊 に 入る と で みんな 違い ます 。 陸海空 で も 違う でしょ う 。 そういう 部分 、 そういう もの を やっぱり 発注 する と 。 この 手袋 の 方 も 、 これ は 定数 一 、 この 軍手 一 着 だけ です から 、 一 着 で 本当に 足り ます か と 。 軍手 ぐらい もう少し あげ たっ て いい と 思い ます よ 。   陸海空 の この 二 百 二 十 円 、 二 百 十 九 円 、 百 九 十 五 円 、 何で 軍手 の 値段 が 違う か も 不思議 です けれども 、 入札 の 結果 、 値段 が 微妙 に 違う ん でしょ う けれども 、 それ を 、 一つ しか 軍手 与え ない という の も 、 これ も 何 か 非常 に 部隊 の 特性 を 考え て い ない よう な 感じ が し ます 。 という ふう に 、 こういう ふう に やっぱり 洗い出し て ほしい と 。   同じ よう な こと が 、 今度 は 防衛 省 が 、 ほか の 役所 について も 、 防衛 省 の もの が いい ん で あれ ば 、 ほか の 役所 に も 使っ て ください と 言う こと が 防衛 産業 の 支援 に も なる と 思う ん です 。   例えば 、 外務省 、 お 伺い し ます 。 外務省 が 大使館 の 方 で 使っ て いる 、 装備 し て いる 防護 マスク 、 これ 自衛隊 の もの と 違う と 聞き まし た けれども 、 その とおり でしょ う か 。 武井 副 大臣 、 自信 持っ て いる ん です よ 。 私 、 元 化学 科 隊員 な ので 、 私 も 自信 が ある と 思い ます 。   で あれ ば 、 そういう もの 、 海外 の もの を 使う の も いい でしょ う 、 でも 、 やっぱり 自衛隊 の もの が いい ん で あれ ば 自衛隊 の もの を 使う という こと も 、 やっぱり 公館 の 館員 の 安全 確保 で も いい と 思う ん です よ 。 今 まで 防衛 省 の 方 から そういう 、 こういう の を 使っ て ほしい と 問合せ が 今 まで あり まし た か 。 井野 副 大臣 、 やっぱり 自衛隊 の もの が いい ん で あれ ば 、 その 自 後 の いろんな もの を 追 装 する に し て も 何 に し て も 、 そういう 部分 も 、 今 一 例 です けれども 、 ほか の 役所 について も これ 売り込む 。 やっぱり いい もの で あれ ば 使っ て もらっ た 方 が いい と 思い ませ ん か 。 実は 、 警察 は 連携 し て いる よう な ん です よ 。 警察 、 自衛隊 の この 防護 マスク 等 、 そういう 一部 の もの について は 自衛隊 の もの を やっぱり 調達 し て いる という ふう に 聞い て い ます けれども 、 間違い あり ませ ん か 。 武井 副 大臣 、 そう な ん です 、 実態 は 。 だから 、 いい もの が あれ ば やっぱり よく て 、 特に 海上 自衛隊 と 海上保安庁 、 同じ 船 に い て 、 催涙 ガス とか 投げ られ た とき に 、 やっぱり そこで 、 やっぱり いい もの の 方 が いい に 決まっ て い ます から 。 で あれ ば 、 この 在外 公館 含め て 、 こういう もの を やっぱり 一つ の この 政府 の ニーズ として 、 そういう 部分 で 政府 一丸 と なっ て こういう 防衛 産業 基盤 を 強化 する という こと も 大事 だ と 思い ます 。   井野 副 大臣 、 やっぱり こういう 部分 を 防衛 省 側 から 各 役所 の 方 に やっぱり 売り込ま ない と 、 それ は いけ ない と 思い ます よ 。 向こう から 、 ほか の 役所 から 来る やつ を ずっと 待っ て いる ん で は なく て 、 せっかく いい もの を 装備 庁 の 方 が 作っ た ん で あれ ば 、 それ を できるだけ ほか の 役所 の 方 に 、 ほか の 役所 だって やっぱり 命 は 大事 です から 、 是非 、 井野 副 大臣 、 検討 を 加速 化 し て ほしい と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 是非 、 今 まで るる 言っ て き まし た けれども 、 やっぱり 非常 に 今 まで 目 が 届か なかっ た ところ 、 隊員 の 処遇 改善 と いっ て も 、 やっぱり 実際 に 着る 服 という 部分 が 自腹 を 切っ て 買わ ない と いけ ない という の は 、 やっぱり そこ は 直さ ない と いけ ない と 思い ます 。   次に 、 この 防衛 産業 の 方 に 目 を 向け たい と 思い ます 。   農林水産省 に お 伺い し ます 。 食料 自給 率 と 食料 自給 力 、 この 定義 について 簡単 に 御 説明 ください 。 まさに これ は 食料 安全 保障 の 考え方 で 、 これ 実は 防衛 に も 全く 適用 さ れる 考え方 だ と 私 は 思い ます 。 どれ だけ 、 日本 の 国内 における 防衛 自給 率 、 それぞれ の 装備 品 ごと に どれ だけ 防衛 自給 率 が ある の か と 。 場合 によって は 、 食料 自給 力 と 同じ よう に 、 有事 の とき に いろんな 日本 の 産業 という もの を どういう 形 で シフト すれ ば どれ だけ 日本 で 賄える の か と 。 これ 、 食料 を 防衛 に 置き換えれ ば 結構 適用 さ れる 概念 だ と 思い ます 。   要は 、 農地 を いかに 守る か 、 あるいは その 担い手 を どう やっ て 守る か という 部分 で 、 これ を 維持 する ため に は 一定 程度 は やっぱり 必要 だ という こと で 、 食料 自給 率 とか 食料 自給 力 という 概念 を 農林水産省 は 打ち出し まし た 。   じゃ 、 私 の 今 まで の 経験 だ と 、 日本 の 主要 な 装備 品 で 部品 まで 含め て 一 〇 〇 % 日本 の もの で 造れる という もの という の は 余り 聞い た こと が ない ん です けれども 、 一 〇 〇 % ある 装備 品等 について 、 主要 な 、 昔 で いう 旧 甲 類 等 において 、 一 〇 〇 % 日本 で 造れる と 、 防衛 自給 率 は 一 〇 〇 という もの は ござい ます か 。 これ が 実態 な んで 、 分から ない ん です 。 これから まさに この 法律 に 基づい て サプライ チェーン 調査 を やる という ふう に なっ て い ます けれども 、 今 、 主要 な 例えば 戦車 、 戦車 で あれ ば 、 戦車 が どれ だけ 、 その 戦車 の 部品 、 素材 含め て 国産 の 率 が どれ だけ ある って 分から ない ん です 。 これ は 、 本当に こういう 状況 という もの は やっぱり 良く ない と 。   今回 、 アメリカ の 方 で も 、 一説 に は 、 ジャベリン という 対戦 車 火器 、 この 一部 に ロシア 製 の チタン 等 が 使わ れ て い た という こと が 判明 し た という こと も 後で 分かっ た という こと も あっ た よう に 、 やっぱり 調べ ない と 分から ない ん です 。 本当に いざ という とき に 、 継続 的 に その 物 を 調達 しよ う という とき に 、 やっぱり 実態 調査 やら ない と 分から ない という 意味 で は 、 非常 に 、 今回 、 サプライ チェーン 調査 という の は 大事 だ と 思い ます 。   ただ 一方 で 、 もう 一 個 、 食料 自給 力 と 、 観点 の とき に ここ に 関わっ て くる の が 、 安全 保障 会議 設置 法 の 第 二 条 第 三 項 、 産業 等 の 調整 計画 の 大綱 と 。 つまり 、 日本 有事 の とき に 、 あるいは 緊張 状態 が 高まっ た とき に 日本 の 産業 を どういう 形 で 防衛 の 方 に シフト し て いく か という こと を 、 これ 、 安全 保障 会議 の 方 で 議論 を し て この 計画 を 作る と なっ て い ます 。   今 まで 安全 保障 会議 で 、 この 第 二 条 第 三 項 の 産業 等 の 調整 計画 の 大綱 、 これ を 議論 さ れ た こと は ござい ます か 。 これ が 実態 な ん です よ 。 ない ん です よ 。   でも 、 今回 、 安全 保障 環境 が 厳しく なっ て 、 まさに 今 サプライ チェーン 調査 も やる と 。 経済 安全 保障 の 方 で も 今 いろいろ 動い て い ます 。 で あれ ば 、 やっぱり どういう ふう に 、 有事 に こういう 継 戦 能力 を 維持 する という 観点 から 、 この 食料 自給 力 という 発想 が ある ん だっ たら 、 同じ よう に 、 じゃ 、 どういう ふう に 産業 を シフト さ せる の か と 、 これ は 非常 に 民間 と 調整 し ない と いけ ない 、 難しい という 問題 が ある と 思い ます 。   でも 、 実際 今 起き て いる んで 、 ウクライナ へ の ロシア の 侵略 によって 、 アメリカ も イギリス も フランス も 今 それ が 起き て いる ん です 。 非常 に 今 、 有事 の 方 に そういう 産業 を どう やっ て シフト する か と 、 みんな 頭 悩ま せ て い ます 。   まさに これ が 今回 、 議論 、 装備 移転 の 見直し の 方 に も 影響 し て いる という 話 も 一部 有識者 言っ て い まし た けれども 、 やっぱり この 部分 、 どう やっ て 有事 に シフト する か という 部分 、 これ は 極めて 実は 大きな 課題 で 、 民間 の 方 に 頭 越し で こう やれ と 言っ て も なかなか 難しい という 状況 な ので 、 これ は 日頃 から こういう 計画 を し て おか ない と いけ ない し 、 特に 今回 の 、 ウクライナ は 陸戦 です けれども 、 日本 の 場合 は 四方 を 海 に 囲ま れ て い ます ので 、 ウクライナ と は 違う という 状況 、 まさに その シミュレーション 、 想定 を し ながら 、 どういう 部分 が やっぱり 非常 に ニーズ が 高い の か と 。   その 場合 、 弾 や 装備 品 含め て 実際 サプライ チェーン 調査 を やっ て 、 どれ だけ 国産 の 技術 が ある ん だ と 、 じゃ 、 その 弱点 は どこ な ん だ と 、 場合 によって は ほか から 持っ て こ れる の か 、 日本 企業 の シフト を すれ ば できる の か という 部分 、 これ は 非常 に 今 から やら ない と いけ ない 大事 な 課題 だ と 、 国民 に対する 責任 だ と 思い ます けれども 、 内閣 官房 の お 考え お 聞か せ ください 。 是非 、 これ は 非常 に 大事 な ところ で 、 急 に は 無理 な ので 、 実際 、 今 、 アメリカ は 一番 今 頭 を 抱え て いる という こと で 、 今 韓国 の 方 に も 支援 を 求め たり とかいう 状況 が 実際 発生 し て い ます 。 何 か あっ て から で は 遅い ので 、 是非 お願い し たい と 思い ます 。   ただ 、 その 前提 として 、 今 の 防衛 産業 、 これ は 本当に 実態 を 把握 し て 強化 し ない と いけ ない と 。 この 前 、 今年 一月 です か 、 護衛 艦 「 い な づま 」 の 事故 が 瀬戸内海 で あり まし た 。 ただ 、 一月 に 事故 が あり まし た 、 それ によって ソナードーム 等 が 損傷 し た という こと な ん です けれども 、 この 修理 に 数 年 は 掛かる という ふう に 聞い て い ます 。 これ は 間違い ござい ませ ん か 。 委員 の 先生 方 、 四 年 掛かる ん です よ 。 今 、 平時 です よ 。 だけど 四 年 掛かる という の を 聞く と 、 その ソナードーム を 、 ソナードーム という もの は ソナー を カバー する もの で 、 それ は ゴム 製 と 、 強化 、 まあ ゴム な ん でしょ う 。 で 、 それ を 鉄 の 船体 と くっつける という 部分 を できる 会社 が 一 社 しか ない と 。 それ も 、 待ち時間 が ある 関係 も あっ て 、 それで 非常 に 四 年 と 。 これ 、 普通 に 考え て 、 平時 で これ 四 年 、 少なくとも 修理 に 四 年 、 一部 の 修理 に 四 年 掛かる と 。 これ が 防衛 産業 の 実態 と いう と 、 やっぱり 本当に 今 から 強化 し て いか ない と 、 それ を 複数 社 持っ て おか ない と やっぱり 無理 だ という こと が 分かる と 思い ます 。   もう 一つ は 、 今回 ショック 私 受け た の は 、 次期 陸上 自衛隊 の 装 輪 装甲車 の 選定 の 結果 、 三菱重工 が フィンランド の パトリア 社 と 競合 し て 、 結果 で 、 防衛 省 は 三菱重工 で は なく て フィンランド の パトリア 社 の もの を 採用 する と 決め まし た 。 選定 理由 は いろいろ ある ん でしょ う けれども 、 多く の 人 が 聞い て も 断トツ で 、 やっぱり 圧倒的 に 評価 的 に は この フィンランド 製 が いい と 。 つまり 、 三菱重工 が 負け た ん です 。 私 は 、 今 は どちら か と いう と 三菱重工 という の は 戦車 、 戦車 を 含め て いろんな 実績 が あっ て 相当 な レベル が 高い と 思っ て い たら 、 意外 に も あの 小さな 、 フィンランド 、 国 の もの に 負け た と 。   これ が やっぱり 非常 に 、 どんどん 技術 力 が 、 これ まで 二 十 数 年 にわたって 防衛 産業 を ずっと 支え て こ なかっ た ツケ が やっぱり 来 て いる と 。 技術 者 が い ない ん です よ 。 技術 者 が い ない と 、 こう なっ て しまう と 。   今回 、 いろんな スタンドオフミサイル 、 相当 な もの を 国産 に する と 、 四 種類 、 五 種類 も やる という とき に ネック に なる の は 技術 者 で 、 今 防衛 産業 に 何 が 起き て いる か と いう と 、 技術 者 の 奪い合い だ そう です 。 有名 な ある 防衛 産業 の メーカー の 技術 者 を ある 会社 が 引き抜く とか 、 それ を やら ない と 、 今 非常 に 足ら ない と 。 こういう 状況 という の は 、 やっぱり 本当 実態 調査 を 、 副 大臣 、 今や って 、 やら ない と 、 幾ら 予算 を 付け て も 、 修理 が でき ない と 、 物 が 入っ て こ ない と 、 これ で は やっぱり 国民 に 申し訳 が ない と 私 は 思い ます 。 もう 政治 の 責任 で も あり ます 。   今回 、 非常 に これ 大事 な 法律 な ん です 。 百 点 満点 と は 言わ ず に 、 一 歩 進む という こと が 大事 で 、 防衛 産業 を 本当に 強化 する 上 で 大事 だ と 思い ます 。   今回 、 サプライ チェーン 調査 で 、 例えば 、 護衛 艦 製造 に 約 八 千 三 百 社 あっ て 、 一 〇 の 戦車 で 約 千 三 百 社 、 F 2 戦闘 機 で 千 百 社 が ある と 。 この サプライ チェーン の 実態 調査 を やる という ふう に 聞い て い ます けれども 、 これ 、 副 大臣 、 本当に 護衛 艦 八 千 三 百 社 と 言わ れ て いる もの 、 どこ まで 調べる ん です か 。 プライム メーカー あり ます よ ね 、 そこ から 一 番 下 まで 全部 合わせる と 八 千 三 百 社 らしい ん です よ 。   どこ か に ネック が あっ たら 、 サイバーセキュリティー 上 の 問題 が ある という 場合 、 あるいは 、 どこ か の 部品 が ネック に なっ て 、 さっき の 「 い な づま 」 の よう に 、 そういう 部分 に ネック に なる と あり ます けれども 、 これ どこ まで 、 一応 、 八 千 三 百 社 、 あるいは この 一 〇 なら 千 三 百 社 、 これ どこ まで 今回 サプライ チェーン 調査 を やる 予定 な ん でしょ う か 。 できれ ば ね 、 できれ ば サイバー やり たい と 思い ます よ 。 でも 、 なかなか 、 今 お願い ベース でしょ う 、 お願い ベース で 本当に 二 次 請け 、 三 次 請け 、 四 次 請け 、 五 次 請け の 部隊 が 、 五 次 請け の 企業 が そこ まで できる か と 、 これ は 非常 に 私 は 不安 を 持っ て いる ん です よ 。   しかも 、 これ 、 防衛 省 が お金 を 払っ て サプライ チェーン 調査 やる わけ じゃ なく て 、 お願い な ん です よ 。 お金 払わ ない ん です よ 。 本当に それ が でき ます か という 部分 です 。 これ 、 さっき 言っ た よう に 、 内閣 官房 の 方 は 、 そういう 産業 計画 等 の 調整 の 大綱 を 作り たい といった とき に 、 防衛 産業 の 実態 調査 が なけれ ば 、 これ なかなか 実際 作れ ない と 思う ん です よ 。   これ 本当に 、 この お願い ベース で は なく て 、 今回 やっ て み て 、 場合 によって は 、 やっぱり なかなか 難しい ね と なっ たら やっぱり 有償 で やる という こと も 視野 に 入れる べき だ と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 今 の 長官 の その 答弁 という の は 、 本当に 企業 が 協力 し て くれる という 性善説 に 立て ば そう な ん でしょ う 。 でも 、 ただ じゃ ない ん です よ 、 調査 する って すごい 手間 暇 掛かり ます から 。 千 三 百 、 八 千 三 百 社 です よ 。 こんな 、 慈善 事業 じゃ ない ので 。 しかも 、 これ に 今度 セキュリティークリアランス の 調整 も 関わっ て き ます から 、 すごい 負担 です よ 、 はっきり 言っ て 。   今回 、 今 、 防衛 省 が 研究 開発 や 調達 上 で いろいろ 、 こういう クリアランス 制度 を 持っ て い ます 。 その 一方 で 、 内閣 官房 の 方 の 経済 班 等 で 、 経済 安全 保障 で セキュリティークリアランス を つくろ う と し て いる と 。 これ 、 マッチング を し て い ない ん です よ 。 これから どう 、 でも 、 大事 な こと は 、 企業 側 から すれ ば 、 防衛 省 で 今 まで やっ て い た もの と 経済 安全 保障 で 今や ろう と し て いる もの という の が ばらばら だ と 非常 に 困る と 。   本来 は 経済 安全 保障 の その 枠 に 防衛 省 が 全部 入れ て もらえれ ば よかっ た ん でしょ う けれども 、 いろんな 理由 で 防衛 省 は はじか れ た という の で あれ ば 、 その クリアランス の 部分 を いかに 整合 さ せる か と 。 これ は 有識者 も 非常 に 重要 な 視点 という ふう に 言っ て い ます けれども 、 この 点 について 、 これ 、 内閣 官房 で も 、 防衛 省 、 どちら でも いい ので 、 この 考え方 について お 聞か せ ください 。 副 大臣 、 これ 実は 非常 に 重要 な 問題 で 、 今 まで の 防衛 省 、 ずっと 今 まで 何 十 年間 走っ て き て いる もの が ある ん です 。 今度 、 内閣 官房 は 、 今 の 時代 に 合う やつ へ 、 諸 外国 の 状況 を 見 ながら 新た な もの を つくろ う と し て い ます 。 これ は 相当 、 これ を 合わせる という の は 企業 側 にとって は 結構 大変 で 、 加え て 、 日 米 共同 開発 やろ う と 思う と 、 アメリカ の 基準 という もの と は これ 違い ます から 。 今回 、 戦闘 機 の 共同 開発 やる とき に も 同じ よう に 、 イギリス 、 イタリア は また 若干 違う ん です 。 いろんな もの が 防衛 省 の 方 で 、 A キャップ 、 B キャップ 、 C キャップ 、 D キャップ という 重 なり の 部分 という の が 出 て くる ので 、 本当に これ は 難しい 問題 です 。   だから 、 サプライ チェーン 調査 を ただ で やれ と 、 お願い ベース で やれ と 言う だけ で は 、 この クリアランス 制 と いろんな 面 で これ 整合 が 重なっ て き ます から 、 調査 の 段階 で 。 本来 で あれ ば 、 しっかり そういう もの を 合わせ ながら 一体 で やる の が 、 本当 、 企業 は 負担 が 少ない と 思い ます 。 取りあえず サプライ チェーン 調査 だけ やっ て 、 クリアランス の 後 の この すり合わせ は 後 ほど と いう と 、 これ は 二 度 手間 に なり ます 。 含め て 、 この 辺り という の を うまく やっ て いただき たい と 併せ て 要望 し ます 。   最後 の ジャンル の 質問 として 、 防衛 装備 庁 、 これ が でき て 十 年 です か ね 、 非常 に 大事 な 役所 だ と 思っ て い ます 。 ただ 、 やっぱり 人 が 非常 に 、 この 前 、 榛 葉 委員 の 質問 に も あっ た よう に 、 人 が 足ら ない という 話 で 、 研究 職 が 全然 足ら ない と 。 今日 説明 を 聞い て 、 やっぱり 研究 職 が これ しか い ない の か と 、 もう 悲しく なる ぐらい やっぱり 少ない と 。 令 和 三 年度 まで は 採り 方 が どんどん 減っ て い て 、 令 和 四 年 から 若干 増え て いる ん です 、 研究 職 。 で 、 研究 職 は 若干 一般 職 より も 基本給 は 高い と 。 でも 、 スズメ の 涙 程度 です 。 これ 、 本当に いい 人材 が 、 研究 職 が 集まる か と 。 これ は 無理 です よ 。   ところが 、 サイバー について は 、 中途 採用 で 結構 給与 いい 値 を 設ける と 言っ て い ます けれども 、 今 聞い たら 、 余り 、 A I 担当 も 五 十 名 い ない と 。 量子 は 約 十 名 、 サイバー も たった 十 五 名 、 光 電 融合 は ゼロ だ と 。 光 電 融合 は これから と いっ て も 、 そういう 専門 家 が い ない と 目利き が でき ない ん です よ 。 これ は 、 いろんな もの を 防衛 産業 が 持っ て き た とき に 、 これ を うのみ に し ない と いけ ない と 。 何で こんな レベル が 低い こと を 受け て しまっ た の と 。 受け て しまっ たら 、 契約 し た 後 は 終わり です から 。   やっぱり 、 しっかり 研究 職 という の を 増やす 。 しかも 、 処遇 という 部分 も 、 副 大臣 、 やっぱり これから AI も ロボット も 量子 も 、 この 光 電 融合 も 、 これから 軍 にとって は もう 欠かす こと が でき ない 技術 という ふう に 一般 に は 言わ れ て い ます 。 自衛隊 も 同じ です よ 。 この 辺り について は もう 真剣 に 、 優秀 な 人間 を 企業 と 取り合い に なる と 思い ます 、 採ら ない と 本当に 戦える 自衛隊 に なり ませ ん から 。   この 研究 職 に対する 処遇 、 これ について 御 見解 を お願い し ます 。 研究 開発 費 は 結構 増え まし た 。 今 じゃ もう 、 この 数 年 で 格段 に 増え まし た 。 だけど 、 人 が そんなに 増え て い ない の と 、 人 の 処遇 が 全然 な ん です よ 。 だから 、 装備 庁 に 行っ て いる 自衛 官 、 残業 時間 が 二 十 一 ・ 五 時間 で 頭打ち です 。 今 、 装備 庁 の 方 に 行く と 、 一緒 に 働い て いる 事務 官 の 方 が 給料 が 上 で 、 同じ 仕事 で も 自衛 官 の 方 が 低い という こと も 起き て いる ん です 。   という ふう に 、 その 装備 庁 で 働く 方々 の 、 研究 職 も そう です けれども 、 手当 の 部分 、 手当 の 部分 という の は 、 これ は 、 副 大臣 、 やっぱり 政治 が リード し ない と これ は 絶対 無理 です よ 。 同じ 仕事 を し て 、 同 一 賃金 同一 労働 と 、 同 一 労働 同 一 賃金 と 言い ながら も 、 事務 官 の 方 が 高く て 自衛 官 が 低い と 。 この ぐらい 装備 庁 って 忙しい ん です よ 、 すごく 。 研究 職 について も それなり の やっぱり 処遇 という もの を 与え ない と 、 これ は 駄目 です よ 。 やっぱり それ じゃ 集まり ませ ん 。 ここ は 、 研究 職 や そういう 装備 庁 で 働く 方々 に対する 処遇 の 面 、 はっきり 言っ て 手当 です よ 、 手当 、 これ は やっぱり 防衛 省 の 中 で 検討 する という こと が 大事 だ と 思い ます けれども 、 副 大臣 の 御 見解 、 これ を 最後 に 聞い て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   防衛 生産 基盤 強化 法案 という こと で 、 防衛 産業 の 位置付け を 法律 に 明記 を する 、 加え て 技術 基盤 強化 に 取り組む 初めて の 法律 で ある という こと で あり ます 。 昨年 末 に 改定 を さ れ まし た 国家 安全 保障 戦略 の 中 で 、 我が国 の 防衛 生産 ・ 技術 基盤 は 言わば 防衛 力 そのもの と 位置付け られる と 、 こう 明記 を し た 上 で 本 法案 が 提出 を さ れる こと に なり まし た 。   この ステートメント 、 ああ 、 なるほど 、 そういう こと か と 思い ながら 、 よく よく 考え て みる と 恐ろしい 話 だ な と も ちょっと 思う ところ が あり ます 。 要は 、 衆議院 における 議論 で も 、 拝見 を し て おり ます と 、 よく 防衛 産業 の 競争 力 とか 国際 競争 力 という 言葉 が 使わ れ て いる ん です が 、 そもそも 輸出 実績 が ほぼ ゼロ という こと は 国際 競争 力 も ゼロ なん じゃ ない か という ふう に 思っ て しまう 。 そういう 中 に あっ て 、 じゃ 、 我が国 の 防衛 力 って 一体 どう なっ ちゃっ て いる ん だ という こと に 改めて 愕然 と する わけ で あり ます 。 ある 意味 この まま で は 必要 な 防衛 生産 ・ 技術 基盤 が 国内 から 失わ れ て しまう という 、 こういう 大きな 危機 感 の 下 に この 法案 も 出 て き た ん だろ う という ふう に 改めて 思う わけ で あり ます 。   法案 の 中 でも 、 やはり 様々 、 企業 が 例えば 撤退 する 際 に 、 この 承継 する 企業 が 現れる まで の 間 は 国 による 製造 施設 の 保有 と 、 こう いっ た ところ まで 踏み込ん だ 内容 に も かなり なっ て いる という ふう に 思い ます 。   ある 意味 産業 として は もう 瀕死 の 状況 、 この 中 で 、 答弁 ぶり を 拝見 いたし まし て も 、 この 例えば 国内 防衛 産業 の 維持 です とか 支援 を し て いく こと の 重要 性 、 これ は 語ら れ て い て 、 その とおり だ な と 思う わけ で あり ます が 、 一方 で 、 ちょっと 私 欠け て いる な と 思う の は 、 そもそも 今 政府 として 、 じゃ 、 今 すぐ じゃ ない かも しれ ない けれども 、 十 年 先 とか 、 こういう 将来 的 に 目指し て いる 防衛 産業 の 在り方 みたい な もの って 余り 語ら れ て い ない ん じゃ ない か 。 また 、 産業 の 在り方 自体 を 語り 過ぎる という の は やっぱり 難しい ところ ある と 思う ん です が 、 と は いっ て も 、 政府 における 、 じゃ 、 基盤 強化 の いわゆる 機関 です とか 出先 みたい な もの を 今後 つくっ て いく の か 、 つくっ て いか ない の か 、 ここ について は まだまだ ちょっと 明らか に なっ て い ない ところ が ある ん だろ う と 思っ て い ます 。   実際 に 衆議院 の 議論 を やっぱり いろいろ 探し て み た ん です けれども 、 日本 において は 、 国内 において は 、 欧米 で 起き た よう な 大 規模 な 統合 再編 は 見 られ ない とか 、 ちょっと 観察 を し て いる 、 何 か ちょっと 人 ごと みたい な フレーズ 、 やたら と 出 て くる ん です けれども 、 あと は 、 力強く 持続 可能 な 防衛 産業 を 構築 する という 抽象 的 な スローガン は 聞か れる わけ です けれども 、 果たして それ で 大丈夫 な の か 。   先ほど も 少し 言い まし た けれども 、 瀕死 の 状況 な わけ で 、 この 法案 という の は 恐らく 例えば 止血 を する とか 延命 措置 を する という 意味合い な ん だろ う と 思う ん です 。 この 法案 で 、 何 か 国内 の 防衛 産業 が 今後 どんどん どんどん 例えば 元気 に なっ て 成長 し て 海外 に 出 て いく という ところ まで は やっぱり ちょっと なかなか 見え て こ ない な という ふう に 正直 思っ て おり ます 。   法案 の 審議 に際して 、 先日 、 有識者 の 皆様 に 来 て いただい て 参考 人 質疑 を 行い まし た 。 私 、 とても 、 通常 と 順番 が 違う かも しれ ませ ん けれども 、 とても 結果 と し て よかっ た な と 思い まし て 、 いろいろ 御 指摘 も いただい た し 、 今回 も 、 例えば 日本 版 DARPA みたい な 話 です とか 、 あるいは 日本 版 の DIU です ね 、 ディフェンス ・ イノベーション ・ ユニット 、 こう いっ た 政府 機関 の 新設 という こと 、 あるいは 大学 です とか 学術 機関 、 こう いっ た ところ と どう 連携 を し て 知的 基盤 みたい な もの を 民間 の もの も 含め て 活用 し て いく の か 、 こんな ある 意味 広義 の 防衛 産業 の 在り方 という こと について も 具体 的 に 御 提言 を いただい て 、 とても 参考 に なっ た わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 、 この 法案 の 中 に は そこ まで 書き込ん で い ない わけ で あり ます けれども 、 今日 、 井野 副 大臣 に も 来 て いただき まし た 。 この 将来 的 な 防衛 産業 の 在り方 について 、 現在 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 産業 として 成長 する に は 、 恐らく その 新規 参入 みたい な もの が 、 し て ください と お願い し なく て も 出 て くる ぐらい に なら ない と 、 やっぱり なかなか 、 そういう 意味 で いく と 成長 と は 言え ない ん だろ う と 思っ て おり ます 。   ちょっと 卑近 な 例 で 恐縮 な ん です けれども 、 私 、 かつて 、 ブーズ・アレン・ハミルトン という 企業 に 在籍 を し て おり まし た 。 この 会社 ちょっと ユニーク で 、 基本 的 に 半分 は 民間 の 事業 者 向け の いわゆる 戦略 コンサルティング を やっ て いる ん です が 、 もう 半分 の 方 は 、 その 売上げ の ほぼ 一 〇 〇 % が 米国 政府 、 もっと 言う と 、 その ほとんど が 米 国防総省 に対する コンサルティング という 会社 で あり まし た 。   ちょっと 変 な 組合せ だ な と 思う 方 も もしか し たら いる かも しれ ない ん です が 、 そもそも 企業 経営 の 専門 用語 って 、 割 と いわゆる 軍事 の 方 から 借り て き て いる もの って 多い ん です よ ね 。 日本 政府 も 大好き な 戦略 という 言葉 が あり ます けれども 、 まさに こう いっ た もの も 含め て 割 と 実は 親和 性 が 高く て 、 民間 企業 の コンサルティング において も 、 いわゆる 軍隊 における 部隊 の 行動 みたい な もの を 模 し て 組織 を 変革 する みたい な こと という の は 実は 行わ れ て おり まし て 、 そういう 意味 で いく と とても 親和 性 が 高い 。   私 の い た この ブーズ も 、 古く は 現在 の インターネット の 基 と なっ た と 言わ れ て いる あの ARPA ネット 、 これ は DARPA と 一緒 に 開発 し た こと で 知ら れ て いる ところ で あり ます し 、 最近 で は 、 余り 胸 を 張れる わけ じゃ ない ん です けど 、 エドワード ・ スノーデン が 最後 に 在籍 を し て い た 会社 で も あり まし て 、 それだけ 国家 安全 保障 局 とも 親密 に という か 、 緊密 に 連携 を し ながら 仕事 を し て い た 会社 で あり まし た 。   日本 に は この 米 国防総省 当て の ビジネス という の は あり ませ ん でし た ので 、 私 い た とき も なかっ た ん です けれども 、 これ 、 何 が 言い たい か と いう と 、 これ 守秘 義務 が 当然 掛かっ て い ます ので 、 各 、 例えば 民間 の ビジネス に対する コンサルティング において 、 いろいろ な 企業 の 例えば 先端 の いわゆる シーズ 、 技術 みたい な もの という の は 我々 も 触れる わけ です 。 で 、 触れ た もの を 持ち寄っ て 、 これ 世界中 に 事務所 あり ます から 、 それ を 社内 の 中 に 知的 基盤 として ため て 、 そういった もの が 活用 さ れ て アメリカ の 国防総省 に対する コンサルティング も 行わ れ ます し 、 時に その 民間 の 方 の ビジネス に 携わっ て いる コンサルタント が 直接 携わる こと も ある わけ です ね 。 こういう 形 で 、 ある 意味 米国 において は 、 この 民間 の 技術 シーズ みたい な もの が ある 意味 時 として 防衛 産業 に ひも 付け られ て いく という 、 こういう エコ システム が でき上がっ て いる わけ で あり ます 。   そういう 意味 で いく と 私 も 広義 の 意味 で の 防衛 産業 出身 な の かも しれ ませ ん が 、 残念 な こと に 、 私 が この ブーズ に 入っ た 直後 に 実は 会社 として 大きな 決定 を し まし て 、 今 の 時代 において 、 この 防衛 産業 と 民間 の ビジネス コンサルティング という の は シナジー が だんだん 小さく なっ て き て いる ん じゃ ない か という こと で 分社 を 決定 し まし て 、 それ 以来 、 実は 基本 的 に は この ブーズ・アレン という 今 会社 も 完全 に 国防総省 だけ を 相手 に する ビジネス の 会社 に なっ て しまい まし て 、 日本 の オペレーション も 閉じ ちゃっ て い まし た ので 、 そういう 意味 で いく と 日本 に ない ん です けれども 。   改めて 、 でも 、 こういう 、 何 という ん でしょ う 、 今 申し上げ たかっ た の は 、 よく 政府 の いろいろ な 検討 の 書類 の 中 に も 、 今 、 井野 副 大臣 から 御 答弁 いただい た よう な 、 シンクタンク の 機能 を もっと 活用 し て いこ う とか 、 民間 の 学術 機関 と ある ん です けど 、 実際 に それ で 本当に 、 ある 意味 そこ から どう 力 を 引き出す の か 、 あるいは 知見 を 引き出す の か という ところ について 、 米国 で は 実際 に こういう 形 で ぐるぐる と エコ システム が でき て 回っ て いる という もの は 是非 頭 の 片隅 に でも とどめ て おい て いただき ながら 、 いろいろ 具体 的 な 検討 という の は 進め て いただけ たら な という ふう に 思っ て おり ます 。   ちょっと 長く なっ て しまい まし た が 、 続い て 、 海外 へ の 装備 品 の 移転 という こと について も お 伺い を し て いき たい と 思い ます 。   浜田 大臣 も 、 御 答弁 の 中 で 再三 にわたって 、 自分 が トップ セールス について も 意欲 が ある という こと で 御 答弁 を さ れ て おり まし た 。 セールス という こと に関して 言う と 、 基本 的 に は 相手 の ニーズ という こと が あっ て 、 それ に 即し た もの を という こと に 当然 なる ん だ と 思っ て い ます が 、 ただ 同時に 、 これ 、 今 、 先 ほど 申し上げ た よう に 、 輸出 の 実績 が ほぼ ない 中 に あっ て 、 自分 の 持っ て いる 手札 の 中 で 強い 手札 が 一体 何 な の か 、 それ って 自分 で も ちゃんと 分かっ て い なきゃ いけ ない です し 、 当然 相手 に も ある程度 伝わっ て い ない と そもそも 交渉 に なら ない わけ で あり ます 。 私 みたい な 素人 に も 、 例えば 、 じゃ 、 日本 の 潜水 艦 技術 は すばらしい ん だ みたい な こと は 仄聞 は し たり する ん です けれども 、 実際 に 、 でも 輸出 でき て い ない という 中 で 、 果たして 本当に そう な の か みたい な こと が 、 なかなか これ 外 に も 分かり づらい ん だろ う と 思っ て おり ます 。   改めて 、 これ 井野 副 大臣 に お 伺い し たい と 思い ます が 、 現時点 における 日本 の この 防衛 産業 の 得意 分野 とか 、 そもそも 強み って 一体 どこ ら 辺 に ある の か 。 セールスポイント について は そもそも どの 程度 、 これ 全部 明らか に する こと 当然 でき ない と 思い ます が 、 どの 程度 発信 を でき て いる の か 、 伝える こと が でき て いる の か 。 海外 で の 、 これ 当然 、 先ほど も 言い まし た よう に 、 市場 の 、 向こう の ニーズ という こと も 含め て 、 分かり ながら ちゃんと やら ない と 意味 が ない わけ で あり ます けど 、 そういった ところ の お 取組 と 併せ て 是非 御 答弁 いただけ たら と 思い ます 。 実際 に 、 輸出 、 本当に 甘く ない ん だろ う と 思っ て おり ます 。   展示 会 等 の 中 で は 、 当然 日本 の 装備 品 に対して 高い 評価 も 寄せ られれ ば 厳しい お 声 も いただく の か と 思っ て おり ます 。 そういった もの も しっかり 踏まえ ながら 、 なかなか 、 その 最初 の 一つ と いう か 、 一つ は 出 て いる ん です けれども 、 その 一 歩 を 踏み出す という の は 難しい 挑戦 、 じっくり これ 取り組ん で いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   次 の 質問 に 移り たい と 思い ます 。   ちょっと 具体 的 な ところ 入っ て いき ます が 、 今回 、 第 四 条 の 中 で 、 自衛隊 の 任務 遂行 に 不可欠 な 装備 品 を 指定 装備 品等 に 指定 し て 、 サプライ チェーン の 強靱 化 や 製造 工程 の 効率 化 など の 基盤 強化 の 措置 を とれる よう に なっ て おり ます 。 具体 的 に 、 この 指定 装備 品 、 どう いっ た もの で 、 全体 で どの 程度 の 指定 を 見込む の か という こと について 、 まず お 伺い し て おき たい と 思い ます 。 今 具体 例 で 御 紹介 いただい た もの だけ でも 、 大分 幅 広め に ある 意味 最初 は 検討 を 始め られる ん だ な と いう こと が 分かる わけ で あり ます 。   具体 的 な 指定 は これから に 当然 なる わけ で あり ます が 、 今 この こと を 確認 を さ せ て いただい た 上 で ちょっと 質問 進め て いき たい と 思う ん です けれども 、 国内 に ある この デュアル ユース 技術 を どう 活用 し て いく の か という テーマ に関して 幾つ か お 伺い を し て いき たい と 思い ます 。   今回 、 特に 今 ウクライナ で 行わ れ て いる 戦闘 に 投入 を さ れ まし た ロシア の 無人 偵察 機 、 オルラン 10 、 ここ に は キヤノン 製 の カメラ と 、 それ から 斎藤 製作所 製 の 模型 用 の エンジン が 使用 さ れ て い た と 、 こういう こと が 大変 話題 に なっ た わけ で あり ます 。 その ほか に も いろいろ 、 パナソニック の あの タフ ブック 、 土木 とか 建築 の 現場 で 使わ れ て いる 非常 に 壊れ にくい パソコン です けれども 、 これ が アメリカ の 潜水 艦 で 使わ れ て いる とか 、 まあ いろいろ いろいろ ある わけ で あり まし て 、 純粋 な 民生 品 も この 日本 の 大変 高い 技術 力 みたい な もの が 実際 に 使わ れ て いる という こと が ある わけ で あり ます 。   そもそも こうした 防衛 装備 品 に 転用 可能 な デュアル ユース 技術 という の は 、 海外 から 多分 いろいろ 引き合い って ある ん だろ う と 思っ て い ます 。 最初 から いわゆる これ を 兵器 に 使い たい です よ みたい な こと は 言っ て こ ない ん だ と 思い ます けれども 、 いろんな 引き合い が ある 。 一方 で 、 政府 が それ を じゃ 網羅 的 に 把握 できる か と いう と 、 まあ 基本 的 に 不可能 な ん だろ う と も 思う わけ で あり ます 。       〔 理事 佐藤 正久 君 退席 、 委員 長 着席 〕   これ 、 概して 、 この 日本 の 、 特に 中小 企業 が 持っ て いる よう な 技術 という もの に対して は 、 これ 民生 品 も 含めれ ば もう これ 世界 的 に 関心 は やっぱり 高い ん だろ う と 思っ て い まし て 、 かつて 、 例えば iPod 、 音楽 を 聴く ため の あの iPod で あり ます けれども 、 あれ も 、 背面 の 鏡面 の 部分 、 ここ の 磨く 技術 は 新潟 県 燕 市 の 技術 が とにかく 世界一 な ん だ という こと を アップル が 自分 で 突き止め て 世界 に 知ら しめ た という こと が あり まし た けれども 、 そう やっ て 、 ある 意味 世界中 から 日本 の 中小 企業 の 技術 を 発掘 し て 実際 に 自分 の ところ の ビジネス に 使お う と し て いる もの が ある わけ で あり ます 。   アップル の 事例 だけ に とどまら ず 、 やっぱり 本当 の 意味 で この いい 技術 という もの を 見極め て 、 発掘 し て 、 そして 今 まで に 使わ れ て い ない よう な 用途 に 転用 しよ う と 思っ たら 、 やっぱり これ は 足 で 稼ぐ しか ない ん だろ う と も 思う わけ で あり ます 。   世界 に 誇る よう な この 日本 の 技術 という もの について 、 これ 当然 、 この 中小 企業 や スタート アップ が 持っ て いる こう いっ た デュアル ユース 技術 の 装備 品 へ の 活用 という こと は 、 これ 防衛 産業 が 今後 成長 の きっかけ を つかむ 上 で も やっぱり 極めて 重要 な ん だろ う と 思っ て おり ます 。   今日 、 経済 産業 省 に も 来 て いただき まし た ので 、 こう いっ た 取組 、 今 、 具体 的 に 何 か ある の か 、 どういう 考え な の か 、 お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。 今 、 具体 的 な 様々 な 取組 、 J ― Startup みたい な もの も あれ ば 、 この 安全 保障 の 分野 に 活用 でき そう な もの について も 、 いろいろ 調査 あるいは 育成 等 に 取り組ま れ て いる という お話 が あり まし た 。   先 ほど の 斎藤 製作所 みたい な 、 いわゆる ラジコン を 作っ て いる 会社 な ん です けれども 、 こう いっ た ところ も 含め て 、 ちょっと 今 改めて 確認 な ん です が 、 現時点 で こう いっ た いわゆる 純粋 な 民生 品 、 ここ について は 自衛隊 の 任務 遂行 に 不可欠 な 装備 品 と なっ て い ない わけ で あり ます ので 、 そう する と 、 本法 上 、 指定 装備 品 に は 指定 さ れ ない という こと に なる の か 、 防衛 省 に 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 基本 的 な 、 特に 初期 の 頃 の シーズ の 技術 自体 は 、 最初 から それ 向け に 開発 し た の で あれ ば ともかく 、 自衛隊 の 任務 遂行 に 不可欠 と 最初 から 多分 カテゴライズ さ れる よう な もの って 多分 ほとんど ない ん だろ う という ふう に 思う わけ で あり ます 。   そして 同時に 、 先般 の 参考 人 の 皆様 から いただい た 御 意見 も 、 そういった まさに デュアル ユース 技術 、 様 々 日本 に ある ん だ けれども 、 それ を 実際 に 規制 で 縛っ て いく という の は なかなか 難しい ん だろ う という 御 意見 も いただい た ところ で あり まし た 。   先 ほど 来 言及 さ せ て いただい て いる 、 例えば 、 模型 の エンジン を 扱っ て いる 斎藤 製作所 は 、 実際 に ロシア の 方 に 活用 さ れ て しまっ て い た という こと で いろいろ インタビュー を 受け て いらっしゃる ん です けれども 、 そこ の 中 で は 、 ロシア 軍 に どう 供給 さ れ た の か は 分から ない という こと で 、 一つ その 可能 性 として 言及 を さ れ て い た の は 、 ロシア の 商社 に 確か に 販売 実績 は ある と 。 ただし 、 その とき に は 、 森林 火災 の 防止 とか 国境 の 密漁 とか 密航 の 監視 の ため に その ラジコン を 使い たい という 話 が あっ た という こと で 、 一応 その 軍事 用途 は 認め ない よ という ところ も 確認 を し た 上 で 輸出 を し た 件 が あっ た という こと で あっ た わけ で あり ます けれども 、 なかなか こういう 、 この 用途 を 確認 し て も 、 その 先 に また どういう 流通 の 仕方 、 流れ 方 を し て いく の か という こと まで は なかなか やっぱり 追いかける こと が 難しい ん だろ う と も 思う わけ で あり ます 。   また 、 こう いっ た 、 まあ ラジ コン です から 、 その他 の もの も 含め て そもそも もう ネット で 買え て しまう みたい な こと も 含め て 、 やはり 単純 に 規制 で 網 を 掛ける という の は 対応 として も 難しい ん だろ う と 思っ て おり ます 。   経済 産業 省 に 改めて お 伺い し ます が 、 こう いっ た いわゆる 純粋 に 今 の ところ 民生 で 使わ れ て いる もの について 何 か 規制 が 課さ れる よう な こと って ない の か どう か 、 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 その 上 で 、 先 ほど の 新規 参入 という 方 に やっぱり 戻し て いき たい ん です けれども 、 大変 高い ハードル な ん だろ う と 思っ て おり ます 。 現時点 で は 、 この 法律 が まだ 通っ て い ない 現時点 において は 、 やはり 防衛 産業 は 利益 率 が 低い と 言わ れ 、 そして レピュテーションリスク を 抱える と 言わ れ 、 そして 、 今 の ところ 顧客 は 防衛 省 のみ だ と 、 アップ サイド が ない という こと で あり ます から 、 放っ て おい て 新規 参入 を し て いただける よう な 状況 に は ない わけ で あり ます 。   そういう 中 において 、 まさに 今 いろいろ 質問 さ せ て いただき まし た けど 、 一方 で 、 この デュアル ユース 技術 の 芽 みたい な もの は 、 シーズ みたい な もの は 国内 に 様々 今 ある わけ で あり まし て 、 ある 意味 こういう 、 例えば 、 経済 産業 省 と の いろいろ やり取り の 中 で 、 この 技術 という の は 実は ほか の 分野 に も 使える ん だ と 、 あるいは 防衛 産業 に 我が 社 は 参入 する こと が 可能 な ん だ と 多分 気付く 企業 も 当然 出 て くる ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   こういう とき 、 そういう 意味 で いく と 、 まだ 現時点 で は 、 技術 は ある けれども 防衛 産業 の カテゴリー に は 入ら ない 会社 に なる わけ で あり ます けれども 、 こういう 気 付き が あっ た とき に 、 政府 として も 、 やはり 、 例えば 相談 に 乗る 、 あるいは 支援 を 積極 的 に 取り組む 、 こう いっ た こと は 是非 必要 じゃ ない か と 思う ん です が 、 この 件 について 防衛 省 から お 伺い し たい と 思い ます 。 続い て 、 サプライ チェーン の 問題 について も お 伺い し て いき たい と 思い ます 。   本 法案 の 中 で は 、 国内 の サプライ チェーン 調査 について 定め 、 そして 回答 の 努力 義務 という こと を 定め た わけ で あり ます 。 一方 で 、 先日 も お話 を お 伺い し た 識者 の 皆様 から は 、 これ は 是非 外国 の 防衛 当局 について も 、 日本 の いわゆる サプライ チェーン に どの 程度 依存 し て いる の か 、 この こと は しっかり 見える 化 し た 方 が いい ん で ある という 御 指摘 を いただき まし た 。   例えば 、 北朝鮮 の 極 超 音速 ミサイル だ とか 、 衛星 、 無人 機 、 こう いっ た もの に 日本 の 半導体 って 使わ れ て い ない の か 、 日本 の 技術 って 転用 さ れ て い ない の か 、 こう いっ た こと も 含め て 、 しっかり と 専門 家 の 目 で 見 て チョーク ポイント を 把握 を し て おく 、 この こと が 大事 な ん だ という 御 指摘 を いただい た わけ で あり ます 。   こうした 御 指摘 も 踏まえる と 、 ある 意味 国内 の サプライ チェーン 見 て いく という の も 当然 大事 な わけ で あり ます が 、 逆 の こと 、 要は 、 日本 の 防衛 当局 も 海外 の サプライ チェーン に も 依存 を し て いる わけ で あり ます 。 改めて そういう ところ 、 国内外 にわたって この サプライ チェーン に しっかり と 目 を 凝らし て いく という こと が 大事 な ん だ な と いう こと を 学ば せ て いただい た わけ です 。   そこで 、 防衛 省 に お 伺い し たい ん です が 、 こうした 御 指摘 も 踏まえ ながら 、 今後 、 この 同志 国 や 友好国 と の 内外 にわたる サプライ チェーン の 協力 関係 、 これ を どう 築い て いく の か 、 どう 活用 し て いく の か 、 この 点 について の 見解 を お 伺い し て おき たい と 思い ます 。 そういう 意味 で いく と 、 今回 努力 義務 に とどまっ た わけ で あり ます けれども 、 これ は 丁寧 に 説明 を し て 、 なるべく やはり 多く の 御 回答 いただける よう な 努力 も お願い し て おき たい と 思い ます 。   続い て 、 本法 第 二 十 九 条 で は 、 指定 装備 品 を 製造 する 企業 に対して 必要 な 財政 上 の 支援 等 も 行っ て も なお 事業 継続 が 困難 、 こういう 場合 に は 、 装備 品 の 適 確 な 調達 が でき ない 場合 、 国 が その 施設 を 取得 し 、 他 の 製造 事業 者 に 管理 委託 を する こと が できる と 、 こう 定め た わけ で あり ます 。   これ 、 ただ 、 必要 な 措置 だ な と 思い つつ も 、 適 確 な 調達 が でき ず 国 が 取得 する ほか に 手段 が ない と 判断 する 基準 が やっぱり ちょっと 分かり にくい わけ で あり ます 。 改めて 、 この 点 について 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 具体 的 な ケース を 幾つ か 想定 できる という こと で あり まし た が 、 やはり 、 仮に 国 が この じゃ 施設 を 所有 し た 後 に やはり 次 の 疑問 が 生まれ て くる わけ で あり まし て 、 これ 結局 、 国 が 持つ の は 基本 的 に は 一定 期間 、 要は 次に 承継 する 企業 が 現れ て くる まで という こと な わけ です けれども 、 実際 に こう いっ た 事業 者 が 現れ なかっ た 場合 、 これ は 結局 国 が 工廠 を 持っ て いる という こと と 同じ じゃ ない か という 、 こんな 御 批判 も 出 て くる ん じゃ ない か と 思い ます 。   こう いっ た 御 懸念 に対して 、 現在 の 政府 の 御 見解 を お 伺い し て おき たい と 思い ます 。 防衛 産業 から の 撤退 リスク へ の 対応 という ところ について も お 伺い を し て おき たい と 思い ます 。   現在 、 実績 ベース で は 、 利益 率 は 二 、 三 % という こと で あり ます 。 そういう 意味 で いく と 、 プライム 企業 も 含め て 、 これ 撤退 の リスク に 大きく さらさ れ た 産業 な ん だろ う と 思う わけ です 。   実際 に 政府 の これ まで の 御 説明 を お 伺い し て いる と 、 プライム 企業 、 基本 的 に 大 企業 です けれども 、 プライム 企業 において 防衛 事業 の 比率 という の は 基本 的 に 一 割 未満 、 かつ 、 そもそも 大 企業 です から 、 いわゆる コングロマリット・ディスカウント という の が あり まし て 、 いわゆる 株主 から 、 切り離す よう に 圧力 を 受け やすい 産業 に なっ て しまう わけ です 。 しかも 、 低 利益 率 で 、 顧客 が 防衛 省 のみ と 。 先ほど も 少し 言い まし た けれども 、 なかなか これ 退出 圧力 は 強い ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   改めて 、 ここ について 、 これ まで も 、 衆議院 の 議論 で も 、 適正 な 利益 の 確保 に 取り組む ん だ という こと は お 伺い を し て き まし た 。   これ は 本当に 大事 な ん です けれども 、 ここ に 加え て 、 結局 、 株主 だ とか 社会 の ステーク ホルダー から の 退出 圧力 、 ここ に しっかり と 耐え 得る ため に は 、 この 、 改めて 、 防衛 産業 の 持っ て いる 社会 的 な 意義 、 こう いっ た こと も 含め て 社会 に しっかり と 発信 を し て いく という こと も 重要 だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   この 点 について 、 防衛 省 から 見解 を お 伺い し て おき たい と 思い ます 。 先日 の 参考 人 質疑 の 中 でも 、 やはり この 防衛 産業 という もの に対する 理解 という の を しっかり 深め て いか なき ゃいけないんだなということは 痛感 を し た わけ で あり ます 。   また 、 ちょっと 例 として 適切 か どうか 分かり ませ ん が 、 我が国 において も 、 家庭 用 の ロボット 掃除 機 で なじみ の 深い ルンバ 、 アイロボット 社 です けれども 、 あの アイロボット 社 は 、 二 〇 一 六 年 に いわゆる 防衛 事業 から 撤退 を し た ん です ね 。 元々 、 アイロボット 自体 は 、 家庭 用 の いわゆる ロボット と 、 それから いわゆる イラク の よう な 戦闘 地 において 遠隔 で 操作 を する ロボット の 事業 、 最初 から 二つ 持っ て い た ん です けれども 、 イラク 等 で 有名 に なっ て 、 そういった いわゆる 大変 過酷 な 場所 でも 安定 的 に 操作 が できる という 技術 が 、 あの 三 ・ 一 一 の とき に 、 福島 の 原子力 発電 所 の 爆発 直後 の 原子 炉 の 周辺 に も アイロボット の 機械 という の は 入っ て いただい た 、 そういった こと も あっ た わけ で あり ます けれども 、 結果 として 、 二 〇 一 六 年 、 これ は 理由 が よく 分から ない ん です 。   一つ は 、 よく 言わ れ て おり ます の は 、 売上げ における だんだん 家庭 用 掃除 機 の シェア という の が 高く なっ て き まし た 。 九 割 を 超え て き た ので 、 やはり この 一 割 の 事業 について 今後 の 成長 という ところ で 疑問符 が 付い た と も 言わ れ て い ます が 、 株主 から の 圧力 が 大きかっ た という こと も 言わ れ て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 プライム 企業 が そういった 退出 圧力 に さらさ れ て いる 中 で 、 防衛 産業 の やはり この 社会 的 な 意義 、 そういった ところ について 政府 として も しっかり 発信 に 努め て いただき たい 、 この こと を 申し上げ まし て 、 少し 早い です が 、 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 お疲れさま で ござい ます 。 福山 で ござい ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   昨日 、 国連 安保理 決議 違反 で ある 北朝鮮 の 軍事 偵察 衛星 の 打ち上げ が あり まし た 。 結果 は 墜落 、 失敗 に 終わっ た という 判断 だ と 思い ます が 、 二 回 目 の 打ち上げ を 強調 し て い ます 。 引き続き 警戒 が 必要 だ と 考え ます が 、 大臣 は どの よう に 考え て いる の か 。 また 、 二 回 目 の 打ち上げ は い つ 頃 を 想定 し て いる の か 。 まあ 言える こと 言え ない こと ある と 思い ます が 、 お答え いただけ ます でしょ う か 。 引き続き 、 警戒 態勢 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   一方 で 、 もう 報道 に も 出 て い ます が 、 今 大臣 が 言わ れ た 適切 な 警戒 態勢 を 指示 を し て い た けれども という こと で 、 石垣島 で は 展開 が 予定 さ れ て い た PAC 3 は 配備 さ れ て い なかっ た と 。 それから 、 今日 、 これ 提示 する の を 理事 会 で お許し を いただい た ので 提示 し ます が 、 ( 資料 提示 ) これ 宮古島 です 。 宮古島 で 元々 配備 さ れ て い た もの が 、 昨日 は こういう 建物 の 横 に 、 ある 意味 で 言う と 撤収 さ れ て 、 そして 発射 機 は 畳ま れ て 置い て あっ た と 。 これ 、 配備 さ れ て い た 後 と この 撤収 の 後 、 両方 確認 を さ れ て いる 住民 が いらっしゃっ て 、 SNS で は 写真 が こういう 形 で 出 て い ます 。 自民党 の 党内 から も 問題 視 する 声 が 上がっ て いる という ふう に 報道 を 見 まし た けれども 、 台風 が 接近 し た ので 強風 の 影響 で 展開 せ ず という よう な 話 が 流れ て い ます 。   一方 で 、 官房 長官 は 適切 だっ た と 言っ て いる ん です が 、 これ 、 台風 だ と 駄目 だ と どう する ん だ という 話 な ん です けど 、 雨 が 降っ たら どう する ん だ と 。 ミサイル が 降っ て くる かも しれ ない のに 、 雨 が 降っ て くる かも しれ ない から 撤収 さ れ た ん じゃ 、 何 の ため の 装置 な ん だ と 、 配備 な ん だ という 話 に なる わけ です けれども 、 これ 、 どういう 状況 で どういう 判断 で この PAC 3 を 撤収 し て いる の か 、 お答え いただけ ます か 。 いや 、 だけど 、 これ 、 PAC 3 部隊 、 石垣 も 宮古 も です が 、 配備 の 指示 は 、 破壊 措置 命令 が 五月 二 十 九 日 出 て い ます から 、 配備 の 指示 は 出 て い た の で は ない ん です か 。 そうすると 、 昨日 の 軍事 偵察 衛星 の 発射 の 前 に 、 防衛 省 は 、 我が国 の 領土 内 に は ミサイル が 飛ん で くる リスク は ない という こと を 判断 を し て 、 こういう 、 住民 から 見 て も 明らか に 撤収 し て いる よう な 状況 な わけ です けど 、 それ を 判断 し て 撤収 し た という こと な の か 、 台風 の 天気 予報 だっ た から 撤収 し た の か 。 具体 的 に 撤収 する という こと は 合理 的 な 理由 が なきゃ いけ ない わけ です よ 、 だって 、 国民 の 安全 に 関わっ て いる わけ だ から 。 その 理由 は 何 です か と 聞い て いる ん です 。 いやいや 、 それ は 、 いろんな 状況 鑑み て 部隊 配置 し て いる の は 、 それ は 分かり ます 。 しかし 、 現実 に 軍事 偵察 衛星 打ち上げ が あっ た わけ です 。 で 、 相手 から の 予告 も あっ た わけ です 、 もちろん 期間 は あり まし た けれど ね 。 その とき に 、 破壊 措置 命令 が 出 て いる 状況 で PAC 3 を 引き揚げ て いる という こと は 、 何らかの 合理 的 な 根拠 が ない と 国民 に 説明 付か ない ん です 。 その 根拠 は 、 部隊 の 詳細 を 打ち明け られ ない という 話 で は なく て 、 じゃ 、 合理 的 な 根拠 が あっ て PAC 3 を 撤収 し た ん だ な と 、 じゃ 、 日本 政府 にとって は 一定 の 判断 材料 が あっ た という ふう に 説明 し て もらわ ない と 、 少し それ は 説得 力 に 欠ける の で は ない か な と 思う ん です が 、 いかが です か 。 運用 の 安全 性 とか 天候 とか 言わ れる と 、 本当に 台風 だっ た から 撤収 し た と 思わ れ ます よ 。 手のうち 明かさ ない って いつも 言っ て いる くせ に 、 逆 に 言う と 、 これ だ と 、 天候 の 悪い とき は 迎撃 態勢 取れ ない ん だって 相手 に さらし て いる よう な もん じゃ ない ん です か 。   私 は 別に 防衛 省 の 弱点 を ここ に 明るみ に し たく て 質疑 し て いる わけ じゃ ない ん です 。 じゃ 、 例えば 、 その とき に は 日本 の 領土 内 に は 落ち て こ ない 、 与那国 とか 宮古 は 安全 だ という 判断 を し た という ん だっ たら 分かり ます よ 。 だけど 、 これ 前 の 日 に 撤収 し て いる から ね 。 そうしたら 、 相手 撃っ て き た わけ でしょ う 。 だから 聞い て いる んで 、 今 の 答弁 で 、 大臣 、 いい ん です か 。 これ 以上 突っ込み よう ない と 思い ます けど 、 大臣 、 今 の だ と 納得 しよ う が ない です よ 。 いや 、 だから 、 それ だっ たら PAC 3 を 要ら ない という ふう に 判断 し た 理由 は 何かと 聞い て いる ん です 。 それ が 天候 だ とか 安全 性 だ と か って 言う から 、 だから PAC 3 が 要ら ない と 判断 し た って 、 それ は 判断 し た ん でしょ う 。 その 判断 の 理由 は 何かと 、 それ を 国民 に 説明 し て もらわ ない と 、 台風 の とき に は 配備 でき ませ ん って 北朝鮮 に 言っ て いる よう な もの です よ 。   大臣 、 いや 、 もう 僕 は 余り 、 何と いう か 、 弱点 を さらけ出し たく て 言っ て いる ん じゃ ない ん です けど 、 それなら それ で ちゃんと 言っ て もらわ ない と 。 大臣 が 今 正直 に 説明 の しようが ない と 言わ れ た ので 、 もう これ 以上 言っ て も 仕方 が ない ん です が 、 やっぱり こう いっ た こと は 、 沖縄 へ の 配備 も 含め て 、 安全 保障 環境 は 厳しい と 言わ れ て いる 中 で 、 相手 側 から 予告 が あっ て 、 そして 破壊 措置 命令 が 出 て いる とき に 、 台風 だ から と いっ て 、 こういう 形 で 目 に 見える 形 で 撤収 さ れ たら 、 みんな 、 えっ 、 大丈夫 か って 思う の が 普通 な ん じゃ ない です か 。 それ に対して ちゃんと 合理 的 な 説明 も し て いただけ ない という の は 非常 に 遺憾 で ござい ます し 、 ほか の 審議 も ある ので 、 一応 今日 は この ところ 、 今日 は これ で とどめ ます けれども 、 そこ は 大臣 しっかり と 、 なぜ こういう 事態 に なっ た の か について 省内 で 検討 いただい て 、 次 の 対応 について 、 やっぱり 何らかの 形 で この 外交 防衛 委員 会 で も 説明 し て いただか ない こと に は 納得 し にくい ので 、 大臣 が 正直 に お答え を いただい た ので これ で やめ ます が 、 次に 行き ます が 、 何とぞ よろしく お願い し たい と 思い ます 。   現在 の 装備 移転 三 原則 は 、 共同 開発 を 除き 、 救難 、 輸送 、 警戒 、 監視 、 掃海 の 五つ の 種類 に 限ら れ て い ます 。 殺傷 能力 の ある 装備 品 の 移転 は 基本 的 に 認め られ て い ませ ん 。 自公 、 与党 は 、 安保 三 文書 に 書か れ た 装備 移転 三 原則 の 見直し の 議論 が あっ て 、 まあ 見直す ん だ という 議論 が ある と 思い ます が 、 私 は 、 装備 移転 は 殺傷 能力 の ある もの に 広げる べき で は ない と 思い ます 。 紛争 を 助長 し たり 、 戦争 、 紛争 状態 を エスカレーション する よう な 装備 は 、 我が国 は 移転 する べき で は ない と 考え て い ます 。   平和 主義 を 掲げ て いる この 国 が 、 戦後 、 先人 が 積み上げ て き た 世界 から の 信頼 を 壊す べき で は ない と 考え て い ます 。 たとえ 装備 移転 を する に せよ 、 これ まで の 原則 、 そして 慎重 に 、 殺傷 兵器 で は なく 守る 分野 、 これ 参考 人 の 議論 も あり まし た 、 紛争 を 抑制 する 分野 、 情報 収集 、 分析 、 監視 等々 に 特 化 する べき で 、 日本 の 専守防衛 の 国是 に 合致 する よう な 形 で の 装備 移転 の 状況 を 維持 し て いただき たい という こと は 、 私 強く 求め て いき たい と 思い ます 。   自公 で 議論 が 始まっ て いる と 聞い て おり ます が 、 そこ は 、 私 の 思い として は 、 日本 の 専守防衛 、 まあ 専守防衛 、 大分 、 敵 基地 攻撃 能力 で 危うく なっ て い ます けれども 、 それでも 、 それ に 見合う 形 で お願い を し たい と 思い ます 。   大臣 、 いかが です か 。 防衛 装備 は 会社 の 数 が 非常 に 多い と 言わ れ て い て 、 委員 の 方 もう 御存じ の とおり で 、 F 2 戦闘 機 は 下請 が 一 千 百 、 護衛 艦 八 千 三 百 、 戦車 において は 千 三 百 社 、 戦車 は 千 社 と 言わ れ て いる よう な 状況 で 、 たくさん の 企業 が 関わっ て い ます 。   その 中 で 撤退 が 相次い で いる という こと で ござい ます が 、 これ 、 なぜ 撤退 する という ふう に 防衛 省 は 考え て いる の か 、 簡潔 に お答え ください 。 まさに 御 答弁 の とおり で 、 衆議院 の 委員 会 見る と 、 深山 装備 庁 の 前 の 長官 が 反省 し て 言っ て いる ん です よ 。 下請 企業 の ケア は 主 契約 企業 に 委ね て い た と 、 それから 、 防衛 省 自身 が 防衛 産業 いじめ を し て い た の で は ない か という こと を はっきり 言わ れ て いる わけ です 。 これ は 、 今回 の 安保 三 文書 の 問題 じゃ なく て 、 元々 の 専守防衛 の 日本 の 安全 保障 戦略 上 、 変える 前 から ずっと この 問題 は ある わけ です 。   私 の 地元 も 、 日立造船 さん という の が 、 当選 し た 頃 は 大きかっ た ん です けれども 、 合併 や 、 社名 を 変え て 、 もう 違う 社名 に 二 回 変わり まし た 。 それから 、 御 案内 の よう に 、 地元 の 島津製作所 も 若干 撤退 を 考え て いる と 。   先ほど も お話 が あっ た よう に 、 利益 率 が 低い の と 、 全体 の 企業 の 中 の 売上 高 における 防衛 産業 の 、 防衛 事業 の 比率 という の は もう 一 〇 パー とか 、 一 〇 パー 以下 です 。   私 、 ある 下請 の 防衛 産業 の ところ で 直接 ヒアリング を し て き た ん です けど 、 いわゆる プライム 企業 が 、 一 〇 〇 あっ た と し たら 、 原価 が 、 五 〇 取る と 。 そこ に 、 管理 費 が 三 〇 で 、 利益 が 二 〇 乗せる と 。 残り の 五 〇 を 下請 に やれ と 言っ て くる と 。 利益 なんか 上がる わけ が ない と 。 もう これ が 実態 だって 言う ん です ね 。 で 、 単純 な 機械 加工 という の は 安い から 、 もう 請ける 下請 企業 は どんどん なくなっ て いる 。 技術 を 持っ て いる 下請 は まだ 利 が 取れる ので 何とか 継続 できる けど 、 そう じゃ なけれ ば 、 もう こんな 商売 なんか やっ て られ ない と 言う ん です ね 。   現実 の 問題 として 言え ば 、 例えば プライム 企業 なんか は 、 上場 し て いる よう な ところ が 多い ので 、 物言う 株主 が 、 こんな 採算 の 悪い 事業 は もう 撤退 しろ と 、 撤退 し て その 工場 とか その 人員 を 収益 性 の 高い 業種 に 、 業務 に 振り分けろ と 、 そう し たら 配当 を 出せる じゃ ない か という 議論 に なる わけ です 。 これ は やっぱり 株主 の 言う こと だ から 、 聞か ざる を 得 なく なる と 。   この こと を 本当に どの 程度 、 まあ 多少 今回 の 基盤 強化 の 法律 で 意識 は さ れ て いる ん です けれども 、 これ 調査 なんか し た って 、 悪い です けど 、 教え て くれ と いっ たって 、 みんな 企業 秘密 です よ 。 利益 の 配分 なんか 下請 の 人 が 言っ たら 、 上 から 怒ら れる に 決まっ て いる じゃ ない です か 。 そんな こと 、 こんな 、 自主 的 に 言っ て ください と 、 善意 で 言っ て ください なんと いっ たって 、 言っ て くれる わけ ない です よ 。   これ 、 下手 する と 、 プライム 企業 に 発注 する けれども 、 逆 に 下請 に も 直接 発注 する よう な 状況 を つくら ない と 、 下請 どんどん 疲弊 し ます よ 。 そして 、 プライム 企業 の 方 だって 収益 性 低い ん だ から 。   皆さん 御 案内 だ と 思い ます けど 、 お 久しぶり 生産 、 私 、 日立造船 とか 地元 に あっ た とき に よく 聞い て い まし た 。 艦船 、 発注 が 来る と 、 三 年 から 五 年 掛け て 造る 間 、 ず うっ と 資金 調達 し て 回し て いる と 。 その うち に 材料 費 とか 上がっ たら 一気に コスト も より 高く なる 。 その 分 、 人材 確保 し なきゃ いけ ない 、 部品 も 確保 し なきゃ いけ ない 。 次 、 五 年 後 に 発注 が 来る の か 三 年 後 に 来る の か 分から ない 。 だから 、 メンテナンス とか で とにかく 日々 日銭 は 稼ぐ と 。 それ は 企業 もた ない です よ 。   これ は 、 僕 は 安保 三 文書 に関して 言っ て いる ん じゃ ない です 。 これ まで ずっと 日本 の 安全 保障 を 支え て き て くれ た 方 を ほったらかし て き た こと に対して 、 こういう こと に対して の 、 防衛 省 、 反省 は ある の か と 。 もちろん 、 この 法律 を 出し て いる から 反省 は ある けど 、 私 は この 調査 で まとも な 調査 結果 が 返っ て くる と は 思え ない 。   それから 、 基盤 強化 に 補助 金 出す けど 、 補助 金 出す よう な 企業 が 国際 競争 力 が 付く わけ が ない 。 輸出 と 言う けど 、 そんな もの 、 軍事 の もの の 輸出 なんて 、 どれほど 大変 な 手間 が 掛かっ て コスト が 掛かる か 。 簡単 に 成長 とか 輸出 とか 言っ ちゃ 駄目 です よ 。   まさに 、 その こと について 今 どう 考え て いる の か 。 大臣 、 まあ 官僚 の 方 でも 結構 です けど 、 私 の 今 申し上げ た こと について 、 もし 何らかの コメント が あれ ば 答弁 し て ください 。 僕 、 何時 まで でし た っけ 。 ( 発言 する 者 あり ) 二 十 四 、 あっ 、 もう 終わり です ね 。   まだ 質問 たくさん あっ た ん です けれども 、 先 ほど 言わ れ た よう に 、 補助 金 とか 、 例えば 事業 継承 の とき に お金 を 渡す とか 、 やめる とき に その 工場 を 何とか 国 が 持つ とか 、 これ 、 どんどん どんどん モラル ハザード も 起こっ て くる ん です よ 。   だから 、 ちゃんと 、 さっき 申し上げ た よう に 、 例えば 、 プライム が 圧倒的 に 管理 費 とか 利益 を 取っ て 、 下請 に 全然 その 利益 が 上がら ない 構造 が 出 て いる とか 、 この 調査 で は 私 出 て くる と は 思わ ない けど 、 そういう ところ で ちゃんと まとも に 利益 が 下請 に も 出る よう な 、 お金 の 流れる 構造 を つくっ た 方 が いい と 思う 。 やめ たら 工場 を 引き受け ます とか 、 絶対 モラル ハザード 起き ます よ 。 余り 単純 に 輸出 で もうけ ましょ う みたい な 話 は し ない 方 が いい 。 国内 で も 、 逆 に 言う と 、 日本 の 防衛 機器 は コスト 高い でしょ う 。 高い ん だ から 、 外 へ 行っ て 国際 競争 力 なんか ある わけ ない ん です から 、 まずは 今 の 体制 を どう 健全 に 構築 する か 、 お金 が 流れる か 。   私 は 、 この 防衛 装備 の 強化 について は 賛成 する か 反対 する か 、 実は 非常 に 悩ん だ ん です 。 しかし 、 この 問題 は 、 ずっと 日本 の 安全 保障 に 関わっ て き た 企業 が 四 千 社 近く あっ て 、 そこ が 今 厳しい 状況 に なっ て いる 。 特に 材料 費 とか 上がっ て いる から 、 多分 全然 今 まで の 発注 金額 だ と 利益 が 上がら ない 状況 に なっ て いる と 思う から 、 そこ について は 、 まあ 第一歩 という こと で 今日 は こう いっ た 質疑 を さ せ て いただき まし た けれども 、 この こと において は 、 大臣 、 ちょっと 一言 だけ 言っ て いただい て 質問 終わり たい と 思い ます が 、 いかが です か 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 洋之 で ござい ます 。   まず 、 内閣 法制 局 長官 に 伺い ます 。   憲法 九 条 の 第 一 項 の 「 日本 国民 は 、 正義 と 秩序 を 基調 と する 国際 平和 を 誠実 に 希求 し 、 」 の 文言 の 趣旨 について 、 前文 の 平和 主義 と の 関係 も 含め 、 説明 ください 。 御 指摘 の 憲法 第 九 条 の 「 日本 国民 は 、 正義 と 秩序 を 基調 と する 国際 平和 を 誠実 に 希求 し 、 」 と は 、 戦争 放棄 、 そこ で 定め られ て おり ます 戦争 放棄 等 の 動機 を 示す もの で あり 、 国際 平和 の 実現 を 念願 する 趣旨 を 明らか に し た もの で ある と 解し て おり ます 。   また 、 憲法 の 基本 原則 の 一つ で ある 平和 主義 について 、 憲法 の 前文 第 一段 及び 二 段 において その 立場 に 立つ こと を 宣 明し 、 御 指摘 の 箇所 を 含め 、 憲法 九 条 が その 理念 を 具体 化 し た もの で ある と 解し て おり ます 。 簡潔 な 説明 でし た が 、 初めて です よ ね 、 これ 。 この 言葉 の 趣旨 を 、 実は 、 委員 長 、 初めて の 、 非常 に 阿達 委員 長 の 下 で の 歴史 に 残る 質疑 で ござい ます が 、 じゃ 、 次 、 問い の ちょっと 三 番 に もう 時間 な んで 行か せ て いただき ます が 。   歴代 政府 は 、 防衛 大臣 も 含め て 、 憲法 前文 、 憲法 の 平和 主義 と は 、 九 条 で は なく て 、 九 条 の 法的 な 母体 で ある 三つ の 理念 が 憲法 の 前文 に 書か れ て いる と 。 全 世界 の 国民 が 平和 的 生存 権 を 持つ こと を 確認 する 、 あるいは 政府 の 行為 によって 再び 戦争 の 惨禍 が 起こる こと が ない よう に する こと を 決意 し といった よう な 文言 な ん です が 、 防衛 大臣 に 伺い ます が 、 憲法 前文 の 平和 主義 、 さらに は 、 その 法的 な 母体 として の 結晶 で ある 憲法 九 条 と この 本 法案 、 基盤 強化 法案 と の 関係 について 、 政府 として どの よう に 理解 し て いる の か 。 特に 防衛 装備 の 海外 移転 など も ある わけ で ござい ます けど 、 答弁 お願い いたし ます 。 この間 、 参議院 の 本 会議 で 、 憲法 前文 の 平和 主義 に 沿う という よう な 答弁 を 防衛 大臣 さ れ て いる ん です が 、 念 の ため の 確認 な ん です が 、 これ まで は 、 かつて の 武器 輸出 三 原則 は 憲法 の 平和 主義 の 精神 に のっとっ た もの で ある という ふう に 言っ て い て 、 実は 、 横 畠 法制 局 長官 から も 、 現在 の 移転 三 原則 について も 同様 で あろ う と 思い ます という 答弁 を いただい て いる ん です が 、 念 の ため 、 現在 の 防衛 移転 三 原則 、 そして この 基盤 強化 法 で 様々 措置 さ れ て いる 政策 という の は 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ た もの で ある と 、 のっとっ た もの で なけれ ば いけ ない 、 そういう 理解 で よろしい です か 。 防衛 大臣 、 あるいは 法制 局 長官 でも 結構 です 。 防衛 装備 の 移転 も 振興 する 法律 な ん です が 、 平和 主義 に のっとる と 平和 主義 に 沿う って 何 か 違い が ある ん でしょ う か 。 平和 主義 に のっとっ た もの が 今 の 移転 三 原則 で ある という ふう に は 、 横 畠 長官 の 答弁 も ある ので 、 平和 主義 に のっとる 以外 の 政策 が 憲法 の 下 で 、 法治 国家 です から 日本 国 で できる わけ は ない ので 、 この 基盤 強化 法 の 全て の 政策 という の は 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ た もの で ある という こと で よろしい です ね 。 何 でし たら 長官 で も 。 念 の ため 、 法制 局 長官 、 今 、 政策 担当 省庁 が そういう こと を 言っ て いる ん です が 、 それ は 法制 局 として も 是認 し 得る 見解 、 解釈 で ある という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 大臣 に 伺い ます けれども 、 憲法 の 前文 の 平和 主義 です ね 、 今回 の 法案 も 含め て のっとっ て いる もの な ん です が 、 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 全 世界 の 国民 の 誰 も が 、 全 世界 の 人類 の 誰 も が 戦争 によって 殺さ れ て は いけ ない と 、 戦争 による 恐怖 と 欠乏 から 免れ て 、 平和 の うち に 生存 する 権利 を 有する こと を 確認 する と 書い て ある ん です ね 。   と する と 、 よろしい です か 、 殺傷 能力 の ある 、 自衛隊 法 で いう ところ の 、 火器 を 中心 に し た 、 人 を 傷つけ 、 殺す 力 の ある 、 そうした 殺傷 する 兵器 を 日本 が 他国 に 輸出 し て 、 そこで この 殺傷 行為 に 使わ れ て しまう という の は 、 一般 的 に 、 憲法 前文 の 平和 主義 に 反する 、 抵触 する 事態 と なり 得る という こと で よろしい です ね 、 一般 論 として 。 ちょっと 全然 かみ合っ て ない ので 、 装備 庁 長官 、 よろしい です か 、 長官 、 よろしい です か 。   今 、 大臣 の 答弁 の 冒頭 で 、 先 ほど の 福山 先生 の 質疑 に も あり まし た が 、 今 、 与党 、 また 今後 政府 も 新しい 移転 三 原則 を 検討 する という こと です が 、 よろしい です か 、 新しい 移転 三 原則 も 、 当然 、 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ た もの で なけれ ば いけ ない という 理解 で よろしい です ね 、 長官 。 国連 憲章 より 日本 の 憲法 の 平和 主義 は もっと 深く 、 もっと 優れ た もの 、 進ん で いる もの な ん です 。   よろしい です か 、 今 、 何 か 憲法 の 基本 、 何 か に 基づか なきゃ 、 堅持 し なきゃ いけ ない と 言い まし た けど 、 もう 簡単 です から 、 長官 、 イエス か ノー か で 、 よろしい です か 。   新しい 移転 三 原則 も 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ た もの で なけれ ば なら ない と 、 それ が 政府 として の 見解 で ある という こと で よろしい です ね 。 イエス か ノー か で 。 その 平和 国家 として の 基本 理念 って ごまかす ん じゃ なく て 、 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ た もの で なけれ ば いけ ない と 考え て いる 、 政府 として 、 それ を ちゃんと 答え て ください 、 イエス か ノー か で 。   今 の もの は のっとっ て いる という ん です から 、 今後 も のっとる ん でしょ う 。 のっとら なけれ ば いけ ない という こと を ちゃんと 答え て ください 。 じゃ 、 長官 に 伺い ます が 、 さっき 大臣 答え なかっ た ので 、 よろしい です か 。   全 世界 の 国民 が 平和 的 生存 権 を 有する こと を 確認 し て いる 平和 主義 の 下 で 殺傷 兵器 を 他国 に 輸出 する という こと は 、 その 殺傷 兵器 が 使わ れ て 人 が 殺さ れ て しまう こと が 起こり 得る わけ です から 、 一般 的 に 、 憲法 前文 の 平和 主義 と 抵触 する 、 そういう 可能 性 が ある 、 リスク が ある という こと で よろしい です ね 。 ちゃんと 答え て ください 、 それ だけ 。 もう ずっと 答え て い ない 。   法制 局 長官 、 よろしい です か 。 さっき 戦後 初めて の 答弁 いただい た ん です が 、 九 条 第 一 項 の あの 文言 の 趣旨 です ね 、 長官 が おっしゃる とおり 、 国際 平和 を 念願 する 、 日本 国民 の 国際 平和 を 念願 する という 趣旨 な わけ です ね 、 を 含む わけ です ね 、 正義 と 秩序 を 基調 と する 国際 平和 を 誠実 に 希求 する と 。   そう する と 、 法制 局 長官 、 難しい か 、 じゃ 、 装備 庁 、 土本 さん に 聞き ます が 、 土本 さん 、 九 条 第 一 項 の 文言 という の は 、 国際 平和 を 念願 する という 趣旨 な わけ です よ 。 と する と 、 あの 九 条 と 防衛 装備 の 移転 は 関係 ない という の が 政府 の 答弁 な ん です が 、 それ は 私 違う と 思う ん です よ ね 。 今 まで 政府 は 、 九 条 二 項 と 、 戦力 の 不 保持 と 防衛 装備 の 移転 は 関係 ない と 言っ て いる ん です けれども 、 私 は 一 項 と の 関係 だって 関係 ある と 思う ん です よ ね 。 当たり前 じゃ ない です か 、 国際 平和 を 念願 する という 趣旨 な わけ です から 。   です ので 、 今後 は 九 条 一 項 の そういう 趣旨 も 踏まえ ながら 防衛 移転 の 在り方 という もの を 考え て いく という こと で よろしい です ね 、 長官 。 憲法 を 踏まえ て 在り方 考える の は 当たり前 だ から 、 それ は イエス と 言っ て ください 。 ちょっと 、 委員 長 、 先ほど から もう 五 回 、 六 回 、 何 に も 答え て い ない ので 、 じゃ 、 もう 委員 会 に 説明 資料 を 出し て いただき たい ん です が 、 よろしい です か 。   憲法 九 条 の 第 一 項 の 趣旨 から する と 、 これ は 防衛 装備 移転 の 在り方 について も 、 それ は 九 条 の 一 項 の 趣旨 を 踏まえ なけれ ば いけ ない 。 そして 、 今 の 移転 原則 、 あるいは 今 政府 ・ 与党 が 検討 し て 将来 作る いかなる 移転 原則 で あれ 、 憲法 の 前文 の 平和 主義 に のっとり 、 また その 結晶 で ある 九 条 に のっとっ た 、 精神 に 、 九 条 は 精神 的 な もの も ある はず です から 、 のっとっ た もの で なけれ ば いけ ない という こと について 政府 が どう 考える か について 、 委員 会 へ の 資料 提出 を 求め ます 。 憲法 の 魂 を 考え ながら 政策 やら ない と 駄目 です よ 。 国 を 誤り ます よ 、 国 の 形 を 、 もう 変え ちゃっ て いる ん です けれども 。   会計検査院 に お越し いただい て いる ん です が 、 ちょっと 時間 な んで 、 会計検査院 、 私 が 言う ん です けど 、 今 から 言う こと 間違い ない か 聞い て もらえ ます か 。   会計検査院 法 上 、 会計検査院 は 合 規 性 の 観点 で 検査 を する こと に なっ て いる ん です が 、 合 規 性 の 観点 に は 、 憲法 に 違反 する か どう か 、 それ も 含ま れる 、 それ が 一つ 。 そして 、 じゃ 、 憲法 違反 を 誰 が 判断 する か と いう と 、 会計検査院 は 憲法 上 の 独立 機関 で ある ので 、 内閣 や 国会 の 多数 派 等 の 解釈 に とらわれる こと なく 、 会計検査院 が 主体 的 に その 憲法 解釈 を 行う と いう こと で よろしい です ね 。 イエス と だけ おっしゃっ て ください 。 一般 論 で 申し上げ ます と 、 合 規 性 の 観点 から の 検査 におきまして は 、 関係 法令 等 を 所管 し て いる 府 省 の 見解 を 聴取 し たり 、 関係 する 判例 等 の 内容 を 検討 し たり する など し た 上 で 、 最終 的 に は 会計検査院 として 判断 する こと と なり ます 。   なお 、 これ は 憲法 について も 同様 で ある と 考え て おり ます 。 実は これ 、 予算 委員 会 、 決算 委員 会 。 ここ で やっ た の は 初めて かも しれ ませ ん が 、 実は そう な ん です よ 、 皆さん 。   じゃ 、 会計検査院 、 もう 一つ 。   会計検査院 が 検査 を 行う に当たって 、 先ほど 防衛 省 ずっと 、 他国 と の 関係 だ とか 何 か 、 防衛 秘密 だ とか いろんな こと を 言う ん です が 、 会計検査院 が 外務省 や 防衛 省 など の 会計 経理 を 検査 する に当たって 、 法令 上 、 その 実施 を 妨げる もの は 法令 上 は ない という こと で よろしい です ね 。 憲法 第 九 十 条 により 、 国 の 収入 支出 決算 は 、 全て 毎年 会計検査院 が これ を 検査 する こと と さ れ て おり ます 。   会計検査院 は 、 与え られ た 権限 の 下 で 、 法令 上 の 制限 なく これ まで 会計 検査 を 実施 し て き て おり 、 会計 検査 の 過程 において 、 会計 経理 の 疑義 の 解明 等 の ため に 必要 が 生じ た 場合 に は 、 必要 な 資料 等 の 提供 を 受ける など の 対応 を 取っ て き て いる ところ で ござい ます 。 じゃ 、 財務省 、 問い の 七 番 な ん です が 、 今回 の 本 法案 、 装備 の 移転 基金 という こと で 、 令 和 五 年度 四 百 億 、 五 年間 で 二 千 億 を 積ん で いる わけ な ん です けれども 、 その 積算 根拠 、 こういう 国 に こういう ニーズ が ある という こと を 財務省 として ちゃんと 査定 を し て いる の か 、 それ が 一つ 。 で 、 それ は ちゃんと 令 和 六 年 以降 の 残り 四 年間 について も 、 具体 的 な そういう ニーズ という もの を ちゃんと 査定 し て 、 残り の お金 を ちゃんと 認め て いる の か 。 それ を 簡潔 に 答え て ください 。 実績 が 一 件 しか なく て 、 福山 先生 も おっしゃっ て い まし た けど 、 本当に 輸出 という の は 非常 に 困難 な 産業 分野 だ と 思う ん です が 。   ちょっと 連合 審査 でも 聞い た ん です が 、 財務省 、 続け て 問い の 八 番 な ん です が 、 この 防衛 力 整備 計画 、 四 十 三 ・ 五 兆 円 です けれども 、 歳出 改革 なる もの で 年 二 千 百 億 円 ずつ 財源 を 確保 する と いっ て いる ん です が 、 それ が 千 五 百 億 、 六 百 億 と それぞれ 分かれる ん です が 、 これ について 、 令 和 六 年度 、 どういう やり方 で 千 五 百 あるいは 六 百 を 確保 する の か 。 あるいは 、 令 和 六 年 から 令 和 九 年 まで これ やり 続ける 、 令 和 十 年 以降 は めど が 立っ て い ない 、 やら ない つもり だ という 初めて の 答弁 前回 いただい た ん です が 、 具体 的 に どういう やり方 で 幾ら の お金 を 確保 しよ う と し て いる ん でしょ う か 。 具体 的 な 、 これ だっ たら 確保 できる という 項目 は ある ん でしょ う か 。 今 答弁 の とおり 、 極めて 現実 的 な シミュレーション を 遂行 する ため に 必要 な 予算 と いい ながら 、 その 財源 確保 は ちっとも 現実 的 で ない ん です ね 。   防衛 大臣 に 伺い ます が 、 連合 審査 と 私 の 今 の 質疑 によって 、 実は この 四 十 三 兆 円 、 総額 積み 増す 分の です ね 、 これ は 令 和 九 年度 の 姿 な ん です が 、 歳出 改革 で 一 兆 円 です ね 、 これ 実は 、 今 の 答弁 の とおり です が 、 めど が 全く 立っ て い ない ん です よ ね 。 決算 剰余 金 、 これ 分かり ませ ん よ ね 、 どう なる か 。 そして 、 防衛 力 強化 資金 の 九 千 億 円 、 これ も 令 和 十 年度 以降 は めど が 全く 立っ て い ない という ふう に おっしゃっ て いる ん です ね 。   そう する と 、 令 和 四 年度 の 当初 予算 と 比べ て 三 ・ 六 兆 円 積み 増す 、 八 ・ 九 まで 行く ん です けれども 、 三 ・ 六 兆 円 の うち の 単純 に 言っ て 一 ・ 九 兆 円 は 令 和 十 年度 で 全く 何 の 財源 の 手当て も 付い て い ない ん です ね 。 もちろん 、 令 和 、 今年度 から も 含め て だ と 思う ん です けど 、 五 年 から 九 年間 、 毎年 そういう 財源 確保 できる か どう か も 分から ない わけ です 。   そう する と 、 大臣 、 よろしい です か 、 この 財源 確保 法案 なる もの は 、 財源 空っぽ 、 そして 増税 確定 法案 、 増税 確保 法案 と 言う しか ない ん じゃ ない ん です か 。 今 大臣 が 答弁 いただい た 内容 の 、 聞い て い た ん です が 、 八 割 、 九 割 という の は 根拠 が ない ん です ね 。 それ が 今 もう 明らか に なっ て いる わけ です 。   会計検査院 、 伺い ます 。 会計検査院 。   今回 、 五 年 で 四 十 三 兆 円 、 途方 も ない 、 日本 の 戦後 の 政府 の 財政 史 において も 例 が ない よう な 莫大 な 予算 が 想定 さ れ て 、 そして 、 会計検査院 も 当然 見 て いただい て いる と 思う ん です けれども 、 そこ の 財源 の 根拠 が ある の か 、 あるいは 先 ほど の 、 今回 の 法案 の 関係 です と 、 プライム 企業 の サプライヤー と の 関係 の 問題 です とか ある わけ です が 、 会計検査院 として 、 ちょっと もう 簡単 に 一般 論 で 結構 な ん です が 、 この 四 十 三 兆 円 の 予算 について は しっかり と 会計 経理 について 検査 を し て いく と 、 まあ 当然 の こと です けど 、 それ で よろしい です ね 。 一言 だけ 答え て ください 。 お尋ね の 事項 を 含み ます 防衛 省 の 会計 経理 に つき まし て は 、 国会 で の 御 議論 等 も 踏まえ つつ 、 引き続き 適切 に 検査 を 実施 し て まいり たい と 考え て おり ます 。 国会 で の 御 議論 で 、 今 おっしゃっ た んで ちょっと お願い し たい ん です が 、 その 検査 する に当たって 、 さっき の 四つ の 観点 です ね 、 合 規 性 や 経済 性 や 効率 性 など の 観点 の 中 で 、 特に この 憲法 と の 関係 の 合 規 性 の 観点 、 会計検査院 、 を しっかり 検査 し て いただき たい ん です ね 。   憲法 前文 の 平和 主義 あるいは 憲法 九 条 が 持っ て いる 理念 に 、 防衛 省 の この 政策 を 、 それ を 裏付ける 会計 経理 が 反し て い ない の か という こと について も 当然 、 一般 論 で 結構 です から 、 前文 の 平和 主義 や 憲法 の 九 条 を 含め た 憲法 に 係る 合 規 性 の 観点 について も 防衛 省 の 予算 を しっかり と 検査 し て いく という こと で よろしい です ね 。 簡潔 に 答え て ください 。 繰り返し に なり ます けれども 、 防衛 省 の 会計 経理 に つき まし て は 引き続き 適切 に 検査 を し て まいり たい と 考え て おり ます 。 だから 、 その 適切 に は 、 申し上げ た 憲法 に 係る 合 規 性 の 観点 という の は 当然 含む という こと で よろしい です ね 。 独立 機関 な ん だ から 、 頑張り なさい 、 頑張っ て ください 。   だから 、 憲法 に 係る 合 規 性 の 観点 から も 当然 検査 を する という こと で よろしい です ね 、 一般 論 として 、 防衛 省 の 会計 経理 。 当たり前 の こと を 言っ て い ます から 、 はい 、 そう です と 言っ て ください 。 時間 が ない ん です 。 ちょっと 時間 が 本当に なくなる んで 、 法案 の 中身 に 行き ます が 、 十 八 条 の 九 項 に 移転 支援 法人 の 基金 業務 の 報告 書 、 国会 提出 が ある ん です が 、 長官 に 聞き ます けれども 、 簡潔 に 、 今 国会 に どういう 提出 を 考え て いる ん でしょ う か 。 ちゃんと 審議 を 求める という こと を 政府 として 考え て いる の か 、 お答え ください 。 少し 急ぎ ます 。   問い の 十 二 番 です けど 、 長官 で 結構 な ん です けれども 、 この 装備 品 の 確保 計画 の 認定 に当たって 、 法 四 条 三 項 の 基本 方針 へ の 適合 性 あるいは その 計画 を 円滑 、 確実 に 実施 さ れる か どう か という の を 判断 する こと に なっ て いる ん です が 、 それ について 、 どういう 理由 で そういう 判断 を し た か は ちゃんと 公表 さ れる の か 、 また 、 そういう 判断 基準 という の は 文書 で 作成 し 、 それ も 公表 さ れる の か 、 それ を 答え て ください 。 はい 。   第 八 条 について 、 この サプライ チェーン 調査 できる こと に なっ て いる ん です けれども 、 この 四 条 四 項 の この 文言 、 いろんな こと が 書い て ある ん です が 、 この 趣旨 を 簡潔 に 説明 し た 上 で 、 この 調査 が 同 条 同 項 以外 の もの に も 使う こと が できる の か 、 法的 に 。 法的 に だっ たら でき ない ん です けど 、 でき なかっ たら でき ない で いい ん です が 、 それ について 答え て ください 。 もう 終わり ます が 、 なかなか 、 答弁 拒否 さ れ た んで 全部 質問 を でき なかっ た ん です が 、 まあ 次回 以降 に やっ て いき ます けれども 、 憲法 前文 の 平和 主義 と 憲法 九 条 の 理念 の 下 で この 法案 も 運営 さ れ なけれ ば なら ない 。 当たり前 の こと です が 、 かつ それ も 、 会計検査院 も 、 そうした 観点 も 含め て 、 四 十 三 兆 円 も 含め て しっかり と 検査 を し て いく という こと は 確認 を さ れ まし た ので 、 防衛 省 、 ちゃんと 長官 と そういう 魂 を 抱い て 、 大臣 も やっ て いただき たい と 思い ます 、 憲法 の 。 よろしく お願い いたし ます 。   終わり ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   早速 です が 、 議題 と なっ て いる 法案 について 質問 さ せ て いただき ます 。   本 法案 は 、 我が国 の 防衛 装備 品 の 技術 開発 や 生産 基盤 を 防衛 力 そのもの と 位置付け て 、 防衛 産業 を 支援 、 強化 する こと により 我が国 の 平和 、 安全 を 維持 する と の 、 そういう 趣旨 の もの だ と 理解 し て おり ます 。 ただし 、 先日 の 参考 人 質疑 において も 双方 相入れ ない レベル の 両論 が あり 、 議論 す べき 課題 も 多い と 感じ て おり ます 。 国民 の 理解 を 深める ため に も 、 慎重 な 議論 を 重ね 、 政府 が 丁寧 に 説明 する こと が 重要 だ と 思い ます ので 、 いつ に も 増し て 誠意 ある 御 答弁 を お願い いたし ます 。   そもそも 、 我が国 の 防衛 装備 品 や 防衛 装備 技術 の 輸出 について は 、 外国 為替 及び 外国 貿易 法 、 いわゆる 外為法 によって 管理 さ れ て い ます 。 外為法 の 第 四 十 八 条 第 一 項 に は 、 国際 的 な 平和 及び 安全 の 維持 を 妨げる 輸出 について 、 経済 産業 大臣 の 許可 を 受け なけれ ば なら ない と 規定 し て おり ます が 、 その 趣旨 について 御 説明 を ください 。 丁寧 な 御 説明 を ありがとう ござい ます 。   本 法案 で は 、 基金 を つくり 、 仕様 、 性能 等 を 変更 し た 費用 を 助成 し 、 装備 品等 の 移転 促進 を 図る 措置 等 が 規定 さ れ て い ます 。 私 自身 も 、 憲法 の 平和 主義 に 基づく 専守防衛 の ため の 防衛 産業 の 基盤 強化 について は その 必要 性 を 認め て おり ます が 、 本 法案 における 装備 移転 の 円滑 化 措置 は 、 これ まで 武器 の 輸出 を 厳しく 自制 し て き た 我が国 にとって 適切 と 言える の か 。   この 法案 で 規定 さ れる 措置 は 国際 紛争 を 助長 する もの で は ない という こと 、 そして 国際 的 な 平和 及び 安全 の 維持 を 妨げる もの で は ない という こと を 確認 し たい と 思っ て 、 浜田 大臣 の 御 答弁 を 求め たい ところ でし た が 、 先 ほど 小西 先生 の 御 質問 で 憲法 に 反する もの で は ない という ふう に 明確 な 御 答弁 を いただい て おり ます ので 、 その 点 は 省か せ て いただい て 、 ただし 、 この 装備 移転 という の は 、 場合 によって は 我が国 の 平和 を 脅かす こと に つながり かね ない という 懸念 が ござい ます ので 、 是非 慎重 な 御 検討 の 上 で 進め て いただき たい と 思い ます 。   本 法案 で 規定 する 移転 対象 物品 を 相手 国 に 提案 する 当事者 という の は 、 日本 政府 、 まあ 外務省 とか 防衛 省 に なる の か 、 それとも サプライヤー の 民間 企業 に なる の か 、 その 点 について 御 説明 を お願い し ます 。 先 ほど 小西 委員 から も 福山 委員 から も お話 あっ た とおり 、 商社 機能 を 持つ 既存 の 大 企業 で あれ ば 海外 取引 も 慣れ た もの だ と は 思う ん です が 、 新規 参入 企業 にとって は 海外 で の 営業 活動 等 は かなり ハードル が 高い という ふう に 考え られ ます が 、 そうした 企業 の 海外 進出 の 支援 という の は 指定 装備 移転 支援 法人 が 行う という 理解 で よろしい でしょ う か 。 今 の 質問 は 、 実は 次 の 質問 の 答え で 、 私 が 問う た こと と 全く 趣旨 が 違う ん です が 、 そういう 意味 で は 、 この 新規 参入 企業 が 海外 進出 する 場合 という の は 、 この 指定 装備 移転 支援 法人 が 行う の でしょ う か 。 それとも 、 ほか に 何 か お 考え が ある の でしょ う か 。 ちょっと 、 それでは 、 先 ほど の 質問 は 答え て いただい た ので 、 その 次 に 行き ます が 。   装備 移転 仕様 等 調整 計画 の 記載 事項 として 、 仕様 等 調整 を 行う ため に 必要 な 資金 の 額 及び その 調達 方法 が 記載 事項 として 含ま れ て いる ん です が 、 資金 の 調達 方法 として 指定 装備 移転 支援 法人 から の 補助 金 を 記載 する こと は 適当 な の でしょ う か 。 また 、 必要 な 資金 の 額 の 妥当 性 を どなた が 何 を 根拠 に し て 判断 する の でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   この 指定 装備 移転 支援 法人 について です が 、 これ 社団 法人 か 財団 法人 が 想定 さ れ て いる と 思う ん です が 、 この 支援 法人 を 全国 に 一つ しか 指定 し ない の は なぜ な の か という こと を ちょっと 更 問い として お 聞き し たかっ た ん です が 、 法案 作成 の 際 に 複数 の 法人 を 指定 する という よう な こと は 検討 さ れ なかっ た ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   防衛 費 の 倍増 に 伴っ て 今後 海外 から の 装備 移転 も 増加 する こと が 考え られる と 思う ん です が 、 国内 産業 の 基盤 強化 を する つもり が 国内 の 産業 を 圧迫 する こと に つながら ない か 、 その 点 について 政府 の 認識 を お 伺い し ます 。 衆議院 の 安全 保障 委員 会 で 、 国内 調達 と 海外 調達 の 比率 について 、 浜田 大臣 、 八 割 という 御 答弁 を さ れ て い まし て 、 先ほど も 小西 先生 の 質問 で も そうした 議論 も あり まし た が 、 今 の 調達 の 比率 の 現状 と 、 今後 国内 調達 の 比率 を 増やし て いく の か 、 政府 の 方針 を 伺い ます 。 そういう 意味 で は 、 今後 、 基本 方針 も 踏まえ て 明確 に し て いく という こと で 理解 いたし まし た 。   先 ほど 来 質問 を 続け て おり ます が 、 その 私 の 思い という の は 、 やはり 、 先ほど 装備 庁 の 長官 から も 御 答弁 で ござい まし た が 、 官民 一体化 という こと 、 昨日 の 防衛 省 から の 御 説明 で も 官民 一体化 という こと を 繰り返し お話 を いただい た ん です が 、 本 法案 の 第 七 条 で は 財政 支援 について も 規定 し て あり まし て 、 事業 者 が 財政 支援 を 受ける に は 装備 品 安定 製造 等 確保 計画 の 認定 が 必要 に なっ て 、 認定 を 行う の は 防衛 大臣 で 、 その 実務 について は 防衛 装備 庁 の 長官 が 行う ん で あろ う という ふう に 承知 し て おり ます が 、 参考 人 質疑 で も 触れ まし た が 、 防衛 装備 庁 と 事業 者 の 間 で 癒着 や 不正 が あっ て は なら ない と 思い ます 。   癒着 や 不正 を 防止 する ため の 仕組み を どの よう に 構築 さ れ て いく の か 、 そうした 方策 について 御 説明 を お願い し ます 。 厳しく 取り締まっ て い て も 、 残念 ながら 過去 に も 癒着 や 不正 という の が 起き て おり ます ので 、 先ほど 指定 装備 移転 支援 法人 も 資金 が ある んで 一つ に 絞っ た という お話 も ござい まし た が 、 そう し た この 法案 で 取り組ま れる 措置 が 不正 の 温床 に なら ない よう に 、 浜田 大臣 に しっかり と 監督 を し て いただき たい と 思い ます 。   そういう 意味 で は 、 外国 政府 とか 外国 企業 とも 、 こうした 事業 者 、 そして 外務省 や 防衛 省 も もしか し たら 官民 一体 と なっ て そうした 政府 とも やり取り を する の かも しれ ませ ん が 、 そう する 中 で 、 やはり 相手 国 の 大臣 等 から 賄賂 を 求め られ たり とか 、 様々 不正 の 温床 に なる よう な こと が 持ちかけ られ たり する 可能 性 も ある と 思う ん です が 、 そうした こと に対する 防止 策 について 、 お 考え が あれ ば お願い し ます 。 なかなか それ だけ で いろいろ な 不正 が 防止 できる か どう か という の は ちょっと 疑問 が 残る ところ で あり ます が 、 時間 も ござい ます ので 、 最後 に 、 本 法案 に 基づい て 採算 の 取れ なく なっ た 防衛 産業 生産 施設 等 を 国 が 取得 する 処置 について 伺い たい ん です が 、 この 取得 し た 施設 等 の 譲渡 も 想定 さ れ て い ます けど 、 採算 が 取れ なく て 国 が 取得 する 事業 に 買手 が 現れる と も 限ら ない ので 見通し が 甘い という 指摘 も あり ます が 、 国 による 保有 が 長期 化 する こと による 負担 増加 の リスク 対策 を どの よう な 状況 で 、 どの よう な リスク 対策 と 、 どの よう な 状況 で どの よう な 事業 者 に 譲渡 さ れる と 見込ま れ て いる の か 、 御 説明 を お願い いたし ます 。 時間 と なり まし た ので ここ で 終わり に し ます が 、 やはり 、 応募 を し て も 募集 、 募集 を し て も 応募 が ない ケース という の も 考え られる ので 、 そうした こと に対する 対策 も しっかり と 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   以上 です 。 日本 維新 の 会 の 音喜多 駿 です 。   議題 に あり ます 防衛 省 が 調達 する 装備 品等 の 開発 及び 生産 の ため の 基盤 の 強化 に関する 法律 案 について 、 私 から も 何 点 か 質問 を さ せ て いただき ます 。   本 法案 で は 、 まず 条文 に 明記 する 形 で 、 国際 社会 の 安全 保障 環境 の 複雑 化 及び 装備 品等 の 高度 化 に 伴い 、 装備 品等 の 適 確 な 調達 を 行う ため に は 、 装備 品等 の 開発 及び 生産 の ため の 基盤 を 強化 する こと が 一層 重要 と なっ て くる こと を 明確 化 し て おり ます 。   一方 で 、 この 法案 を通して 見 ます と 、 経営 難 の 際 の 国有 化 など 、 既存 産業 を 守る こと が 大きく 意識 さ れ て いる よう に も 感じ ます 。 大臣 も 衆議院 の 御 答弁 で 、 主要 プライム 十 五 社 の 社長 と の 意見 交換 を 強調 さ れ て おり まし た 。 それ も まさに 大事 で 、 日本 企業 の 防衛 部門 から の 撤退 を 防ぐ 必要 性 は 十分 に 理解 が でき ます 。   しかしながら 、 現下 の ウクライナ の 事情 を 見 ます と 、 防衛 技術 の イノベーション に 追い付く ため の 施策 は 非常 に 重要 と なっ て い ます 。 新興 技術 は 、 スタート アップ 企業 、 新興 企業 から 生まれる こと が 多く 、 特に 昨今 の 防衛 上 必要 な 新 技術 は 、 AI や ロボット など 、 シビル に も ミリタリー に も 使える デュアル ユース です 。   そこで 、 本 法案 の 基盤 強化 に ロボット 技術 や A I あるいは 量子 技術 など の 新 技術 を 研究 開発 、 製造 し て いる 新興 企業 は 射程 に 入っ て いる の か どう か 、 まず この 点 を 防衛 省 に 確認 し ます 。 当然 入っ て いる という こと で あり まし て 、 する と 、 そうした スタート アップ 企業 へ の 防衛 産業 へ の 参入 を 促し て いく こと 、 これ が 必要 に なっ て くる と 思い ます 。 後ほど その 点 は 質問 さ せ て いただき ます が 、 その 前提 として 、 A I の 産業 戦略 について 、 一 点 、 経 産 省 さん 来 て もらっ て い ます ので 伺い ます 。   A I について は 、 著作 権 法 上 の リスク や 行政 で の 利用 といった ソフト 利用 の 議論 が 多く 進ん で いる こと は 承知 を し て おり ます が 、 チャット GPT の よう な モデル が 国内 発 で 生まれ て こ ない 現状 に も これ はじく じ たる 思い が ござい ます 。   国内 の 基盤 モデル 開発 、 ハード の 開発 も 必要 と 考える ところ 、 政府 の 予算 スピード あるいは 政策 スピード で は かなり 現状 厳しい 部分 も ある よう に 思い ます が 、 政府 の 現状 の 取組 方針 について 経 産 省 に 確認 を さ せ て ください 。 今 御 答弁 に も あり まし た よう に 、 今 重大 な 危機 感 を 持っ て 取り組ん で いらっしゃっ て いる ん だ と 思い ます が 、 周辺 支援 や 国際 的 な ルール 作り 程度 で 終わっ て しまう ん じゃ ない か という よう な 懸念 も 指摘 を さ れ て いる ところ で あり ます 。 A I 技術 は 産業 政策 において は 極めて 重要 で 、 これ ゲームチェンジャー と なり 得る 技術 です 。 国際 的 な 競争 力 を 高め リード する まで 、 この 伴走 と 申し ます か 、 イノベーション を 妨げ ない よう な 環境 整備 、 これ を 是非 経 産 省 に は お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   経 産 省 さん 、 これ で 御 答弁 ござい ませ ん ので 退席 いただい て 結構 です 。 法案 の 中身 の 話 に 戻り ます が 、 そうした A I の よう な 新興 技術 を 持つ 企業 の 情報 を これ は 防衛 省 は どれ ぐらい 把握 を し て いる の か という 疑問 が ござい ます 。   一昨日 の 本 委員 会 で 参考 人 の 方 に 、 防衛 省 が 民間 企業 の 最先端 の 技術 力 、 これ を 適正 に 評価 でき て いる の か という 点 を 伺い まし た が 、 尾上 参考 人 は 、 端的 に でき て い ない と 、 佐藤 参考 人 も 、 将来 の 戦術 運用 構想 において どれ だけ の 可能 が あり 、 その 可能 性 に対して どれ だけ の 技術 を 活用 する こと が できる か という ところ について は 十分 に 評価 が でき て い ない という よう な お答え で ござい まし た 。 中でも 、 佐藤 参考 人 の お答え で 個人 的 に 衝撃 的 で あっ た の が 、 防衛 省 は 、 今 の 防衛 大綱 に 書い て ある か 、 今 の 自衛隊 の 運用 構想 の 中 に ある か という 点 で 新しい 技術 の 活用 と 調査 を 考え て いる の で は ない か という 指摘 で あり まし た 。   これ で は 、 到底 世界 の 軍事 技術 に 追い付く はず が ない 。 今 の 箱 の 中 に ある ところ で 議論 や これ は 想定 し て い て も 、 世界 の 技術 に は 追い付ける はず が あり ませ ん 。 そもそも 防衛 省 は 、 民間 企業 の 科学 技術 力 、 新興 企業 の 最先端 技術 について どの よう に 調査 、 把握 を さ れ て いる の か 、 まず 防衛 省 に お 伺い いたし ます 。 先ほど も 述べ まし た よう に 、 現在 の ウクライナ における ハイブリッド 戦 で 使わ れる 技術 という の は 、 ほとんど 民間 企業 が 民生 用 に そもそも 開発 を し て いる 技術 です 。 こうした 新しい 技術 の 防衛 へ の 転用 について も 、 これ 是非 感度 を 高め て いただき たい という ふう に 思い ます 。   そして 、 そこ から 重要 な の が 、 まさか 自分 たち が 防衛 産業 に 参画 できる 、 関わる と は 思っ て も い ない と 、 新 技術 を 持っ た 民間 企業 と この 防衛 省 や 政府 と の マッチング です 。 すなわち 、 防衛 産業 強化 の 実効 性 を 高める に は 、 国内 の 民間 企業 の 科学 技術 と 自衛隊 が 求める ニーズ と を マッチング さ せる 必要 が ある と 考え ます 。   これ 、 大臣 、 自衛隊 の ニーズ に関する 情報 を 収集 する とともに 、 民間 企業 と の 間 で 情報 交換 や 連携 を 促進 する べき と 考え ます が 、 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 日本 の 科学 技術 の 水準 、 これ 依然として 世界 的 に 見 て も 高い はず です が 、 この 防衛 の 技術 面 で は ゲームチェンジャー の 技術 が 残念 ながら ここ まで は まだ 生まれ て い ない と 。 大臣 は 是非 この 点 も 追求 し て 改善 し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   一昨日 の 参考 人 の 方 から は 、 自衛隊 の OB が こうした マッチング に も 役に立つ という よう な お話 も いただき まし た 。 また 、 アメリカ に は 国防 高等 研究 計画 局 の よう な 専属 組織 が あっ て 、 ここ が 軍 と 企業 と を つなげる 媒体 に なっ て いる という お話 も 伺い まし た 。   こうした 海外 の 取組 について も 注視 を する とともに 、 自衛隊 の ニーズ を しっかり と 民間 に 説明 そして 共有 できる よう 、 常 日頃 から 最新 動向 を 追って 準備 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   この 法案 の 背景 に は 、 防衛 産業 の 魅力 が 低下 し て いる 、 企業 が 撤退 し て いる という 点 も 挙げ られ ます 。 後ほど 防衛 装備 移転 の テーマ で も 議論 さ せ て いただき ます が 、 民間 企業 が 海外 市場 に 参画 し て いく 、 この 支援 も 非常 に 重要 です 。 この 法案 で も 海外 輸出 に 向け た 助成 金 交付 など の メニュー も あり ます が 、 ほか に 、 有望 な 技術 を 有する 民間 企業 の 海外 市場 参画 を 政府 が 主導 し て 支援 する こと 、 海外 政府 や 海外 企業 と 国内 企業 と の 接点 を 拡大 さ せる こと など も 必要 だ と 考え ます が 、 この 点 、 どの よう な 構想 が ある か 、 これ も 大臣 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   これ も 一昨日 の 参考 人 で 来ら れ た 方々 の 提言 で ござい ます が 、 海外 の 需要 家 と 国内 の 安全 保障 産業 関連 企業 の 接点 を 拡大 し 、 装備 品 の 国際 展開 を 支援 する 輸出 機構 を 新た に 設置 を し て は どう か といった よう な 提言 も なさ れ て い ます 。 民生 品 の 輸出 に 大きく 貢献 する ジェトロ を 模 し た 組織 の 樹立 、 こうした もの も 一案 として 、 これ 、 新た な 天下り 先 を あるいは つくる だけ という よう に なら ない よう に 留意 は 必要 で あり ます けれども 、 そうした 組織 体 も 検討 課題 に 挙げ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   防衛 産業 の 科学 技術 力 を 上げる ため に は 産学 連携 も 欠か せ ませ ん 。   長らく 我が国 は 、 日本 学術 会議 の 影響 下 、 防衛 省 の 予算 による 研究 が 敬遠 を さ れ て き た という 歴史 を 持っ て いる と 認識 を し て い ます 。 近年 ようやく 予算 も 確保 さ れ 、 また 学術 会議 側 も デュアル ユース 技術 の 研究 を 事実 上 容認 する よう な 新た な 見解 も 出さ れ まし た が 、 これ 、 より 一層 防衛 省 における 科学 技術 関係 予算 の 確保 を 進める べき だ と 考え ます 。   そこで 、 まず 、 科学 技術 関係 の 予算 に 占める 割合 、 これ に 拡大 し て いく 目標 、 そういった もの は ない の か 。 この 点 、 防衛 省 に 確認 を いたし ます 。 数値 目標 の よう な もの は ない けれども 、 必要 な 予算 は これ しっかり と 確保 し て いく という 御 答弁 で あり まし た 。   我々 も 、 財源 論 で は 、 これ 、 増税 など を 前提 と し て いる 今 の 政府 の 方針 に は 強く 反対 を し て おり ます が 、 これ 、 防衛 予算 を 増やし て いく という 点 について は 賛成 の 立場 です ので 、 しっかり と こういう 科学 技術 、 こうした ところ に も 使っ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   その 上 で 、 研究 は 薄く 広く 、 開発 は 選択 と 集中 という 格言 も ござい ます 。 研究 の 裾野 を 広げ 、 イノベーション 、 技術 的 ブレーク スルー を 生ま せる 、 そういう 環境 を 防衛 省 が 支援 を し て いく 、 考え て いく 必要 も ある の で は ない でしょ う か 。   これ も 大臣 に 伺い ます が 、 防衛 省 において 基礎 研究 予算 を 増やす こと 、 また 、 大学 が 企業 と の 協力 による 集中 的 な 研究 開発 、 海外 留学 制度 の 拡充 による 人材 育成 の 支援 など 、 防衛 産業 強化 の ため に 産学 連携 、 これ を 具体 的 に 構想 し て いく 、 広げ て いく 必要 が ある と 考え ます が 、 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 是非 、 もう やら れ て いる 部分 も ある と 思う ん です けれども 、 そうした 民間 企業 の 開発 現場 で ある とか 、 あるいは アカデミア の 方々 と の 意見 交換 、 これ を 大臣 自ら やっ て いただい て 、 現場 の 方 だけ で は なく て 、 大臣 自ら 行っ て 、 そして その 様子 を 発信 し て いく と 。 こういう こと で 、 日本 が 、 防衛 省 が 本気 で 民間 企業 と の 研究 開発 の 連携 、 あるいは アカデミア と の 連携 、 これ を 進め て いる という こと が 印象 付け られる と 思い ます ので 、 是非 大臣 に も 先頭 に 立っ て いただき ます よう に お願い を し たい と 思い ます 。   次に 、 法案 の 第 二 十 七 条 、 第 二 十 八 条 の 装備 品等 契約 における 秘密 の 保全 措置 について 幾つ か お 伺い し たい と 思い ます 。   本 法案 で 、 省 秘 、 省 の 秘密 について 、 この 秘密 の 保全 措置 が 制度 化 さ れ た こと により 、 我が国 の 防衛 産業 に 従事 を する 民間 人 も 責任 を 持つ こと に なり 、 国際 的 な 信用度 も 増す と 考え られ ます 。   そこで まず 、 守秘 義務 が 課さ れる と 見込ま れる 事業 者 の 業種 、 事業 者 数 、 従業 員 数等 について 、 概要 を 防衛 省 に お 伺い を いたし ます 。 この 制度 により 、 日本 の 防衛 産業 に 従事 を し て いる 方々 の 信用度 が 増し て 、 世界 の 防衛 産業 コミュニティー に ようやく 入っ て いける と 、 その 面 で 非常 に 有意義 だ という 声 も あり ます が 、 一 万 五 千 人 に 影響 が ある という こと で あり ます から 、 これ 取締り に も 大きな 課題 や 影響 が 出 て くる と 思い ます 。   そこで 、 警察庁 さん に 来 て いただい て おり ます が 、 本法 による 守秘 義務 違反 者 の 取締り 、 この 実効 性 は どの よう に 高め て いく の か 、 この 点 、 現状 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 具体 的 に どう 取り締まる か という こと まで この 場 で は 言え ない という 事情 は 分かる ん です けれども 、 もう 取りあえず 厳格 に やっ て いただき たい と 思い ます 。 ただ 、 これ まで の 延長線 上 で 対応 し て いく と いう だけ で は やはり 不十分 で 、 これ 、 マン パワー で ある とか 専門 性 を より 高め て いく 必要 が ある の で は ない でしょ う か 。   その 上 で 、 守秘 義務 違反 者 だけ で は なく 、 漏らし た 先 へ の 取締り 、 こちら は どう なっ て いる でしょ う か 。 本法 によって 守秘 義務 違反 者 は 罰せ られ ます けれども 、 省 秘 を 漏えい し た 先 の 者 について 何 か 罰則 の 規定 は ある の か 、 この 点 を 防衛 省 に 確認 いたし ます 。 教唆 し た 者 に は 罰則 が ある という こと で あり まし た が 、 仮に 諸 外国 、 中国 や 北朝鮮 の よう な 覇権 国家 の 関係 者 に 省 秘 を 渡し て しまっ た 場合 、 これ なかなか 網 を 掛ける という こと が でき ない の が 実情 で は ない でしょ う か 。 特に 従業 員 側 から そうした 方 へ アプローチ を し て 渡し て しまっ た 場合 、 これ は 罰則 の 適用 が 難しく なっ て き て しまい ます 。 スパイ は 、 教唆 以外 でも 様々 な 方法 で 秘密 を 入手 しよ う と し ます 。   やはり 、 これ は いつも と 同じ 提案 に なり ます けれども 、 抜本 的 に ここ に 網 を 掛ける 法律 、 つまり 、 諸 外国 並み の スパイ 防止 法 、 この 制定 が 急が れる と 思い ます が 、 この 点 、 いつも の 御 質問 、 申し訳 ござい ませ ん が 、 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 今 、 この 法律 で も 、 働きかけ を し た 者 について は 一 年 以下 という 比較的 軽い 刑 しか 準備 を さ れ て おり ませ ん 。 これ 、 日本 が スパイ 天国 だ と 言わ れる ゆえん に も なり かね ない 状態 で あり ます ので 、 これ 実態 を 把握 し た 上 で 制定 に 向け た 検討 を 積み重ね て いただき たい と 思い ます 。   いつも これ は 大臣 に は 御 提案 さ せ て いただい て い ます けれども 、 国民 の 理解 、 これ は 非常 に 重要 だ と 思い ます 。 ただ 、 今 これ だけ 世界 環境 が 、 安全 保障 環境 が 緊迫 化 し て き て 、 国民 の 理解 も 大分 深まっ て き て いる という ふう に 思い ます し 、 スパイ 防止 法 、 そして インテリジェンス 機関 の 創設 、 この 必要 性 は もう 待っ た なし という 状況 で あり ます ので 、 検討 を 加速 し て いただき たい という こと を いつも どおり 強く お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   警察庁 さん の 、 これ 答弁 ござい ませ ん ので 御 退室 いただい て 結構 で ござい ます 。 そして 次に 、 先 ほど 少し 触れ まし た が 、 防衛 装備 移転 の 推進 について お 伺い を いたし ます 。   空自 の F 15 戦闘 機 九 十 九 機 が 今後 十 年 程度 で 用途 廃止 、 退役 さ れる こと に 伴い 、 使用 可能 な 中古 エンジン 約 二 百 機 の 行方 が 課題 と なっ て い ます 。   この 点 、 政府 は どの よう に 対応 する 考え か 、 海外 輸出 に 向け て の 議論 は ある か 、 防衛 省 に 現状 の 検討 状況 を 伺い ます 。 検討 中 で 現時点 で 決まっ て い ない という こと で 、 この 点 、 防衛 装備 の 輸出 ルール を 定め た 防衛 装備 移転 の 三 原則 によって 、 殺傷 力 の ある 兵器 たる 戦闘 機 につき 、 エンジン も 原則 で は 輸出 が でき ない という こと も 一つ の 背景 に ある の だ と 思い ます 。   しかしながら 、 この 中古 エンジン 、 F 15 や F 16 戦闘 機 を 保有 する 他国 の 空軍 で 再 利用 が でき 、 台湾 や 韓国 、 インドネシア 、 サウジアラビア ほか 、 欧州 など で も 需要 が 見込ま れ て い ます 。 この 点 、 やはり 運用 の 見直し が 必要 に なっ て くる という こと も ある と 思い ます ので 、 この 点 について は また 後ほど 大臣 に も お 伺い し たい と 思い ます 。   少し 角度 を 変え て 確認 さ せ て いただき ます と 、 これ も 一昨日 の 参考 人 の 質疑 で 話題 に なり まし た が 、 そもそも 防衛 装備 移転 の ビジョン が 見え て こ ない という こと が 我が国 の 課題 の 一つ として 指摘 を さ れ て おり ます 。   ロシア による ウクライナ 侵略 で 世界 的 に この 軍備 、 防衛 品 の 需要 が 高まる 中 、 お隣 韓国 は 装備 品 の 輸出 を 活発 化 さ せ て い ます 。 昨年 十月 末 まで の 年間 契約 額 で 、 韓国 は 前年 の 約 七 十 二 億 五 千 万 ドル を 大きく 上回る 百 七 十 億 ドル 超 という 形 に なっ て おり ます 。   日本 は 、 韓国 に いかに 対抗 という 、 争う もの じゃ ない かも しれ ませ ん が 、 こうした 動き に対して どう 対応 し て いか れる の でしょ う か 。 防衛 装備 品 の 海外 展開 戦略 における ビジョン は どう ある の か 、 防衛 大臣 に 見解 を お 伺い いたし ます 。 韓国 で は 、 もう 産学 官 で かなり 売り込み を やっ た という こと も 伺い まし た 。 この 点 、 他国 から 学べる 点 も ある か と 思い ます ので 、 これ は いい 意味 で 競い合っ て いただく こと 、 また 、 スタート アップ 企業 や 技術 優位 の ある 中小 の 装備 品 企業 の 活用 を 検討 し 、 国際 的 な 装備 品 市場 へ の 参画 の 支援 を し て いただき たい と 思い ます 。   装備 品 移転 は 現下 の ウクライナ に対して も やっ て いただき たい ところ で あり ます 。 大臣 も 、 衆議院 の 御 答弁 で 、 防衛 装備 品 の 海外 へ の 移転 は 、 ちょっと 中略 し て 、 国際 法 に 違反 する 侵略 を 受け て いる 国 へ の 支援 等 の ため の 重要 な 政策 手段 で ある という こと を 強調 さ れ て おり まし た 。   そこ で 伺い ます が 、 本 法案 によって 、 ウクライナ の よう に 国際 法 に 違反 する よう な 侵略 を 受け て いる 国 へ の 防衛 装備 品 の 移転 、 これ に対して どの よう な 影響 が ある の か 、 スムーズ に なる の か どう か 、 この 点 、 まず 防衛 省 参考 人 に お 伺い いたし ます 。 そう な ん です よ ね 。 この 点 は 企業 に対する 基本 は 法律 で あっ て 、 これ は 、 ウクライナ の 支援 について 自衛隊 云々 という こと に なる と 、 これ は 自衛隊 法 の 縛り という また 別 の 問題 が 出 て くる と 思い ます 。   この 点 、 先日 の 予算 委員 会 で も 指摘 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 今回 、 政府 、 総理 は 、 新た に ウクライナ の 支援 として 、 自衛隊 の 車両 、 中古 トラック 百 台 という こと を 表明 さ れ て 、 この こと 自体 は 高く 評価 を し て おり ます けれども 、 やはり この 日本 の 経済 力 や 貢献 度 、 期待 さ れる 貢献 度 を 考えれ ば 、 百 台 という の は まだ 心もとない という の が 我々 の 意見 で あり ます 。 これ 、 支援 の 拡充 を 進める に当たって 課題 と なっ て いる 制度 や 法律 は ある か 、 この 点 について 確認 を さ せ て ください 。 御 答弁 で は 自衛隊 、 法律 の 話 は 出 なかっ た ん です が 、 今 、 自衛隊 法 の ルール に よる と 、 中古 品 が 出せる けど 新品 は 当然 出せ ない と 、 そして 、 新品 出し て しまっ たり 、 あるいは 中古 品 を これ 過剰 に 出し て も 、 当然 自衛隊 の 戦力 と いう か 、 自衛隊 の 能力 自体 が 下がっ て は 仕方 が あり ませ ん から 、 そうした 点 で も 一定 の 制限 が 掛かる ん だろ う な という 話 は 事前 の 打合せ で も 少し 意見 交換 を さ せ て いただき まし た 。 しかしながら 、 できる 限り の 支援 を し て いく という こと は 、 G7 サミット の 成果 を 次に つなげる ため に も 必要 不可欠 と 考え ます 。   一つ ネック に なっ て いる の が 先ほど も 触れ た 防衛 装備 品 移転 の 三 原則 、 この 現状 の 三 原則 か と 思い ます が 、 この 防衛 装備 品 移転 の 三 原則 、 この 見直し を 含め て 、 ウクライナ 支援 の 拡充 、 どう 図っ て いく か について 、 この 点 、 防衛 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 装備 品 移転 は 、 この 供給 を通じて 安全 保障 上 の パートナー の 国 を 増やす とともに 、 国内 の 防衛 産業 活性 化 に も つながる という こと で ござい ます から 、 政府 、 防衛 省 として より 主体 的 な 取組 を 進め て いただき たい と 期待 を し て おり ます 。   最後 の テーマ として 、 経営 難 の 際 の 国有 化 について お 伺い を いたし ます 。   装備 品等 の 安定 的 な 供給 を 図る こと は 重要 で あり ます 。 法案 で は 、 関連 企業 の 事業 継続 が 難しい 場合 は 、 国 が 生産 施設 を 買い取り 、 生産 、 管理 を 別 の 民間 企業 に 委託 が 可能 という こと に なっ て おり ます 。   これ まで 政府 は 、 国有 化 の 対象 は 企業 全体 で は なく 施設 や 設備 だけ で 、 別 の 企業 に 早期 に 再 譲渡 し て 一時 的 な 措置 に する という よう な 説明 も さ れ て い ます が 、 製造 ライン だけ の 切り出し が 果たして 現実 的 な の か 、 採算 が 取れ ず に 国有 化 する 事業 に 買手 が 現れる 保証 は ない の で は ない か といった 懸念 や 指摘 も 示さ れ て おり ます 。   この 点 へ の 見解 を お 伺い し ます の と 、 また 、 国有 化 が 長引け ば 赤字 事業 に 国民 の 税金 が 使わ れ 続ける という よう な 事態 も 考え られ ます が 、 こうした もの を どう 対処 し て いく おつもり な の か 、 併せ て 防衛 省 に 見解 を 伺い ます 。 生産 施設 の 国有 化 について は 、 支援 策 を 尽くし て も ほか に 手段 が ない 場合 など に 限定 さ れ 、 民間 企業 そのもの を 国有 化 する という こと で は ない という こと で あり ます が 、 そもそも 採算 が 合わ ない から 撤退 する という こと は 当該 の 装備 品 や 素材 等 に 残念 ながら 需要 が ない という こと の 裏返し で ある 可能 性 も 考え られ ます 。   歴史 を 顧みれ ば 、 国有 化 という こと に は やはり デメリット や 弊害 も ある こと は 明らか で あっ て 、 この 国有 化 を する 場合 に は 、 これ 、 常態 化 は さ せ ない 、 出口 戦略 が 極めて 重要 で は ない でしょ う か 。 例えば 、 二 年間 など 年限 を 区切り 、 延長 する 場合 は 国会 など しかる べき ところ に 諮る など 、 この 説明 責任 や ビジョン を 明確 化 す べき で ある と 考え ます が 、 防衛 省 に 見解 を お 伺い いたし ます 。 国有 化 に は 、 国民 の 税金 、 これ が 一部 投入 さ れる わけ です から 、 必要 性 や 国有 化 の 状況 を 厳格 に チェック を し て いただき たい と 思い ます 。   最後 に 、 防衛 大臣 、 政府 は 、 国内 防衛 産業 の 支援 の 必要 性 を 強調 する だけ で なく 、 防衛 産業 の ある べき 将来 像 と その 実現 に 向け た ロード マップ について 、 産業 の 規模 や 成長 率 等 の 具体 的 な 数値 目標 も 含め 、 国民 に対して 明確 に 示し 、 国民 的 な 議論 の 土台 を つくっ て いく べき で ある と 考え ます が 、 防衛 大臣 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 ちょうど 時間 に なり まし た 。 皆さん の 簡潔 明瞭 な 御 答弁 で 、 今日 は 用意 し た 質問 全て 行う こと が でき まし た 。 今後 も しっかり と 議論 を し て まいり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   今朝 の 佐藤 筆頭 理事 、 自由民主党 の 佐藤 先生 の 質問 から 今 の 音喜多 先生 の 質疑 まで 、 今日 ずっと 聞い て い て 、 こういう 議論 が やっと できる よう に なっ た ん だ な という ふう に 思い ます 。 詰める ところ は たくさん ござい ます が 、 こういう 当たり前 の 議論 が 前向き に できる よう に なっ た こと は 万感 胸 に 迫る もの が あり ます が 。   話 は 変わり ます けど 、 私 は 比較的 本 を 読む の が 好き で 、 新しい 新刊 を 読む の も いい ん です けれども 、 かつて 読ん だ 本 で いい な と 思う 本 を 何 度 も 読み返す の も いい もの で ござい まし て 、 私 が よく 読む 本 に 、 まあ これ 最近 の 本 な ん です けれども 、 元 防衛 事務次官 の 黒江 哲郎 先生 の 書い た 「 防衛 事務次官   冷や汗 日記   失敗 だらけ の 役人 人生 」 と いう 。 花井 秘書官 、 読み まし た 、 いい 本 です よ 、 朝日 新書 から 出 て い ます から 。 自分 の CD じゃ ない んで 宣伝 し て も いい と も 思う ん です けれども 、 全て の 官僚 が 読ん だ 方 が いい 本 だ と 思い ます 。 この 中 で 、 政治 家 へ の 説明 が いかに 分かり やすく する こと が 大事 か と 、 そして 、 文書 、 ポンチ絵 が いかに 大事 か という 話 を 聞き まし た 。   この 防衛 装備 の 調達 の 強化 法 が 出る という こと を 聞い て 、 ど えらい 法律 が 出る な と 、 どの よう に 理解 し たら いい ん だろ う という とき に 、 装備 庁 の 松本 課長 と 先任 部員 の 方 が この ポンチ絵 持っ て き て いただい て 、 よく でき て い ます よ 、 大臣 。 この ポンチ絵 は 、 久しぶり に いい 資料 を 部下 の 皆さん 作っ た な と 、 是非 原 課 の 皆さん を 褒め て あげ て いただき たい と 思い ます が 。   この 中 の 基本 的 な 点 お 伺い し たい ん です けれども 、 第 一 条 、 第 三 条 の 防衛 産業 の 位置付け の 明確 化 と 基本 方針 、 そして 八 条 の サプライ チェーン 調査 、 四条 から 七 条 の 基盤 強化 の 措置 、 九 条 から 二 十 五 条 の 装備 移転 円滑 化 の 措置 、 二 十 六 条 の 資金 貸 付け 、 そして 二 十 九 条 から 三 十 三 条 の 製造 施設 等 の 国 による 保有 、 そして 二 十 七 条 、 二 十 八 条 の 装備 品 契約 における 秘密 の 保全 の 措置 、 これら パッケージ で いわゆる 基盤 強化 法 だ という こと な ん です けれども 、 先 ほど いみじくも 平木 先生 が 御 指摘 さ れ まし た が 、 この 法律 は 、 強化 法 と いう より は 、 弱っ た 産業 を 何とか 殺さ ず に 生かす と 。 人間 で いう と 、 い つ 動脈 破裂 や 心筋梗塞 の ある か という の を 、 バイパス 手術 やっ たり 、 手足 は もう 霜焼け な んで 温め たり 、 いろんな こと やっ て 、 点滴 し たり 、 薬 飲ん だり 、 そこ まで 分かる ん です 。 やっぱり 強化 法 という 限り は 、 この 先 どう やっ て 元気 で 筋肉質 な 基盤 を つくっ て いく か という ところ が まだ 見え ない ん です ね 。 私 、 ここ が 大事 だ と 思う ん です 。   これ は 最低限 の ベース ロード で 、 これから 先 どういう 筋肉質 な 防衛 装備 体系 や 基盤 を つくっ て いく か 、 そこ の ところ が 余り よく 見え ない ん です けれども 、 土本 長官 、 これから この 問題 どう なっ て いく ん でしょ う か 。 これ 、 施行 後 五 年 を めど に 、 五 年 を 目途 に 内容 を 見直す という こと な ん です が 、 この 見直し た 検討 内容 、 これ 公表 する の か 。 そして 、 この PDCA サイクル が 五 年 という こと な ん です が 、 これ 五 年 で いい ん でしょ う か 。 もっと 早く 見直し 、 検討 する こと も 必要 な ん で は ない でしょ う か 。 そうですね 、 是非 柔軟 に 対応 し て いただき たい と 思い ます 。   そして 、 第 八 条 の サプライ チェーン の 調査 、 そして 、 第 四 条 ― 第 七 条 の 基盤 強化 の 措置 の 対象 に ある 、 任務 に 不可欠 な 装備 品 を 製造 する 企業 と あり ます が 、 この 定義 について お 伺い し たい ん です けれども 。   これ 、 非常 に 定義 が 広い と 思う ん です ね 。 これ 、 ほぼ 全部 じゃ ない か って 言える ん です けれども 、 これ サプライ チェーン の 調査 の 対象 が 任務 に 不可欠 な 装備 品 を 製造 する 企業 、 この 対象 の 定義 が 曖昧 だ と 、 サプライ チェーン の 調査 そのもの の 確実 性 が 担保 でき なく なる し 、 この 基盤 強化 の 措置 の 対象 が 任務 に 不可欠 な 装備 品 を 製造 する 企業 、 これ が 何 だ という こと を 明確 に し ない と 、 どこ まで 基盤 の 強化 の 措置 の 支援 を する ん だ と 、 直接 支援 です から 。   この 定義 について 、 もう少し 分かり やすく 明確 に 具体 的 に 教え て ください 。 是非 、 そこ の ところ は 分かり やすく 明確 に し て いただき たい と 思い ます 。   続い て 、 先日 の 代表 質問 でも 行い まし た が 、 レピュテーションリスク について 少し お 伺い し たい と 思い ます 。   先日 の 参考 人 質疑 で も 、 杉原 参考 人 から 、 防衛 産業 について 死 の 商人 という 御 指摘 が あり まし た 。 まだ 一部 で こういう ステレオ タイプ の 評価 を さ れる 方 も いる かも しれ ませ ん が 、 私 は 、 防衛 省 ・ 自衛隊 の 努力 によって 大分 その イメージ は 私 は 変わっ て き て いる と 思い ます し 、 変わる 努力 も し なけれ ば なら ない と 思い ます 。   他方 で 、 考え なけれ ば なら ない の が 別 の レピュテーションリスク で ござい まし て 、 いわゆる 、 代表 質問 で も 触れ まし た が 、 企業 内 の レピュテーションリスク で ござい ます 。 いみじくも 福山 委員 が 先 ほど 触れ て いただき まし た が 、 防衛 産業 に 携わっ て いる 会社 が 中国 など 他 の ビジネス が 極めて やり にくく なる という 評価 も あり ます し 、 他 の 部署 から 、 防衛 部門 の おかげ で ビジネス が やり づらい ん だ という 声 も 上がる や に 聞い て い ます 。   ロッキード ・ マーチン 、 ボーイング とか 、 レイセオン とか 、 他国 の 防衛 産業 は これ に 特 化 し て いる ん です ね 。 仕事 の 九 九 % が 防衛 産業 、 国防 産業 、 軍事 産業 。 これ は いい ん です が 、 日本 の 場合 は 、 他 の 仕事 が メイン で 、 その 片隅 で 防衛 産業 も 、 片隅 と 言っ たら 変 です けれども 、 防衛 産業 が 主流 で は ない ばかり に こういう レピュテーションリスク が 社内 で ある と 。   日本 の 企業 は 防衛 産業 だけ で 食べ て いけ ない の が 実は 実情 で 、 本業 と の シナジー 効果 も 余り ない と 。 そういう 中 で どう やっ て この 部門 を 守り 育て て いく か という の は 、 企業 側 だけ の 問題 で は なく て 、 防衛 省 、 装備 庁 に も 大きな 責任 が ある ん だろ う と 思い ます 。   特に この 業界 、 この 分野 が 、 売上げ の 利益 率 が 低い 、 そして 成績 が 悪い と なれ ば 、 まさに 先 ほど 委員 が 言っ た よう に 、 株主 が 黙っ て い ない ん です 。 経営 者 も 黙っ て い ない ん です 。 これ を どう する の か 。 これ 、 精神 論 で は なく て 、 具体 的 な です ね 。 で 、 これ が 企業 撤退 の 一つ に なっ て いる ん です 。 コマツ さん も 撤退 し ちゃっ た 。   具体 的 に こういう 問題 を どう 考え て いく か という の は 大きな 問題 だ と 思う ん です けれども 、 装備 庁 、 どの よう に 考え て い ます でしょ う か 。 是非 、 長官 、 民間 の 方々 と よく 話合い を し て です ね 。 で 、 OB の 先輩 方 が 、 退官 さ れ て から 気 が 付く こと が たくさん ある という ん です ね 。 先日 、 実質 利益 率 が 七 から 八 取っ て あっ て も 、 様々 な 理由 で 結果 二 とか 三 と かなっ て しまっ て いる という こと を 本 会議 で 申し上げ まし た が 、 それ と 同様 に 、 企業 側 の ニーズ に 合っ た 取引 の 在り方 、 こういう の も やっぱり 模索 する 必要 が ある ん だろ う と 思い ます 。   皆さん の 先輩 で ある 元 防衛 審議 官 の 真部 朗 さん も 指摘 を さ れ て いる ん です が 、 例えば 、 近年 の 企業 経営 の 主流 が キャッシュ フロー 経営 に なっ て いる と 。 しかし 、 防衛 調達 の 場合 、 全く これ に 逆行 し て いる ん です ね 。 つまり は 、 ゼロゼロポン という そう な ん です けれども 、 国庫 債務 負担 行為 で 装備 品 を 調達 する とき なんか は 、 予算 さえ 、 しかも 天井 が ある んで 、 キャッシュ が 回ら ない ん です よ 。 これ で は 企業 やっ て いけ ない という ん です ね 。 経営 者 とか 株主 から する と 、 こういう こと を やっ て いる と ますます お 荷物 部署 に なっ て くる ん です よ 。 こういう 具体 的 な こと を 是非 改善 し て いただき たい と 思い ます が 、 どう でしょ う か 。 とにかく 、 やはり 防衛 産業 側 に 立っ た 、 基盤 を 守っ て くださる 側 に 立っ た です ね 、 ある 意味 ボランティア や この 国 の ため に だ と 思っ て 利益 度外視 し て 踏ん張っ て くれ て いる ん です から 、 是非 企業 側 に 立っ た 考え も 、 大臣 、 し て ほしい と 思い ます 。   というのも 、 装甲車 や りゅう 弾 砲 とか 迫撃 砲 、 砲弾 造っ て い た コマツ さん が 撤退 を し て 、 コマツ と いう と 装甲車 を 造っ て いる ん だろ う という 思い が 多い ん です が 、 実は 砲弾 の 方 が 圧倒的 に 売上 高 が 高い ん です ね 、 装甲車 の 倍 ぐらい あっ た ので 。 艦艇 を 建造 し て い た 三井 E & S が 三菱重工 に 売却 さ れ たり 、 本当に 深刻 な 状況 だ と 思い ます 。   企業 側 も 、 各 幕 の OB ヘッド ハンティング し たり し て 、 いろんな こと を やっ て いる ん です けれども 、 私 は 逆 が あっ て も いい ん じゃ ない か と 。 つまり 、 防衛 産業 側 に いる 専門 家 や この 分野 に 明るい 民間 人 を 装備 庁 に 招き入れ て 、 官 と 民 が 一緒 に この 新しい 装備 庁 と 新しい ベース を つくっ て いく と 、 そういう 努力 も 必要 だ と 思う ん です 。   というのも 、 土本 さん の 先輩 で いらっしゃっ た 深山 延 暁 元 装備 庁 長官 が 対談 で 、 御 自身 が 言っ て いる ん です 。 自分 も 含め て 、 日本 の 役人 は 、 民間 経済 が どういう 仕組み で 動い て いる の か 、 ほとんど 理解 でき て い なかっ た と 。 正直 だ と 思い ます よ 。 これ は 大きな 、 私 、 ターニングポイント だ と 思う ので 、 こういう 発想 で 、 是非 民間 の 発想 や 民間 の 人材 や 民間 の 仕組み 、 これ を 活用 する べき だ と 思い ます が 、 どう でしょ う か 。 井出 庸 生 文科 副 大臣 、 お 久しぶり で ござい ます 。 知ら ない 間 に そちら に 行っ て いらっしゃっ て 、 頑張っ て ほしい と 思い ます が 。   自動 ドア 、 パソコン 、 インターネット 、 カーナビ 、 テレビ ゲーム 、 携帯 電話 、 腕時計 、 長靴 、 懐中 電灯 、 ティッシュペーパー 、 缶詰 、 我々 の 身の回り に いろんな もの が ある ん です けど 、 これ 実は 全部 軍事 から 出 て き た もの な ん です ね 。 軍事 から の スピンオフ で 、 若しくは デュアル ユース で ありとあらゆる 我々 の 身近 な もの が 実は 誕生 し 、 我々 の 暮らし を 支え て いる と 。 軍事 産業 と 我々 の 生活 って もう 切っ て も 切れ ない 歴史 が ある ん です 、 事実 として 。   これから 、 先 ほど 音喜多 先生 も おっしゃっ て い た ん です けども 、 大分 アカデミア と 産官学 連携 、 変わっ て き た と は いえ 、 まだまだ 、 日本 学術 会議 を 始め として 、 この 軍事 の 部分 、 国防 に関する 連携 が まだまだ 薄い です 。 ここ の ところ を しっかり 、 産官学 の 連携 が 必要 だ と 私 は 思う ん です けれども 、 アカデミア と 安全 保障 分野 、 この 産官学 の 連携 を 副 大臣 は どう 考え て い ます でしょ う か 。 防衛 装備 の 基盤 強化 法 という の は 、 防衛 省 や 装備 庁 の ため に ある ん じゃ なく て 、 この 国 の ため に ある ん です ね 。 装備 庁 を 強く しよ う とか 、 防衛 省 や 自衛隊 を 強く しよ う で は なく て 、 全て この 国 を 守る ため の 基盤 を 強く しよ う という もの な ので 、 是非 、 文科 省 も 経 産 省 も 、 そして 国交 省 も です よ 、 ありとあらゆる 役所 が 指 を くわえ て 防衛 省 、 装備 庁 の お 手並み 拝見 で は なく て 、 我が 事 として この 国 そのもの を 強く する と 、 基盤 を 強く する と 、 そういう 認識 を 持っ て 、 文科 省 は 我が国 の 頭脳 で あり 未来 です から 、 是非 文科 省 が できる こと を 全て 前向き に やっ て いただき ます よう に お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   安保 三 文書 の 改定 に 向け て 政府 が 設置 し た 、 国力 として の 防衛 力 を 総合 的 に 考える 有識者 会議 、 昨年 九月 の 第 一 回 で は 、 日経新聞 の 喜多 恒雄 顧問 が この よう に 述べ て い ます 。 長い 間 、 日本 は 武器 を 輸出 する こと を 制約 し て き た 、 それ が 日本 の 防衛 企業 の 成長 を 妨げ て き た 、 この 制約 を できる 限り 取り除く べき だ と 、 こういう ふう に 述べ て い ます 。 武器 輸出 の 拡大 で 販路 を 広げ 、 軍需 産業 を 成長 さ せよ う という 狙い が 露骨 に 語ら れ て いる わけ です 。   大臣 に 伺い ます 。   現在 の 防衛 装備 移転 三 原則 と その 運用 指針 で は 殺傷 能力 の ある 兵器 は 輸出 の 対象 から 除外 を さ れ て い ます 。 これ は なぜ です か 。 今 でも 禁止 さ れ て い ない か の よう な 言い ぶり な ん です が 、 五 分野 に 限定 さ れ て いる ゆえ に 原則 として 殺傷 能力 の ある 兵器 について の 輸出 は でき ない という 立場 を 取っ て き た はず です 。   大体 、 この 武器 輸出 禁止 三 原則 を 防衛 装備 移転 三 原則 に 変え た 際 に は 、 その 呼び名 を 変え た こと 自体 を もっ て 、 ブルドーザー の よう な 重機 も 対象 に し て いく ん だ と 、 だから 武器 で は なく 装備 品 と 言う ん だ と 、 こういう 説明 、 皆さん さ れ て い た わけ です よ 。   それ を 今度 、 いや 、 今 でも 殺傷 能力 ある 兵器 も 排除 し て いる わけ じゃ あり ませ ん 、 その よう に おっしゃる 。 そして 今度 、 また なし崩し に 拡大 しよ う と し て い ます 。 そして 、 いよいよ 公然 と 殺傷 能力 の ある 兵器 まで 海外 で 売りさばこ う と する なら 、 これ は 死 の 商人 国家 へ の 堕落 と 、 この 参考 人 質疑 で も 指摘 が あり まし た が 、 そう 評価 さ れる の も 私 は 当然 だ と 思い ます 。   与党 間 の 見直し 協議 で 念頭 に 置か れ て いる の が 日本 、 英国 、 イタリア で 共同 開発 を 進める 次世代 戦闘 機 です 。 現在 の 三 原則 と 運用 指針 で は 、 日本 から は もちろん です が 、 日本 製 部品 を 含む 兵器 を 共同 開発 国 から 輸出 する こと も でき ない はず です 。   資料 を お 配り し て い ます 。   日本 政府 の 開発 責任 者 で ある 防衛 装備 庁 の 射場 隆昌 事業 監理 官 が NHK の インタビュー に お答え に なっ て い ます 。 イギリス と イタリア に は 輸出 に こだわり が ある 、 たくさん 売れ ば 売る ほど 単価 が 下がる ので 、 産業 の 観点 から 、 たくさん の 機 数 が 出る こと は 非常 に 大事 だ と 。   三 原則 を 変える 前 から 第三国 へ の 輸出 あり き で 進め て いる ん です か 、 防衛 省 。 一般 論 じゃ ない です よ 。 開発 を 行っ て いく 次期 戦闘 機 について 言わ れ て いる ん です ね 。 今 予断 を 持っ て 話せ ない と おっしゃい まし た が 、 国会 で は そう おっしゃり 、 NHK で は 、 輸出 すれ ば する ほど 、 売れれ ば 売れる ほど いい の だ と 、 こういう こと を おっしゃっ て いる わけ です よ 。 それ は 余りに も 国会 と 国民 を 軽視 し た 立場 だ 、 姿勢 だ と 思い ます 。   防衛 省 、 伺い ます けれども 、 共同 開発 する この 戦闘 機 が 輸出 さ れ た 場合 に は 、 その 第三国 によって 武力 紛争 に 使わ れる 可能 性 、 これ は 否定 でき ない です ね 。 一般 論 でも 構い ませ ん よ 、 テレビ で は 一般 論 で おっしゃっ て いる ん です から 。 国会 で 言え ない という こと ない でしょ う 。 私 は 、 今 の 段階 で 否定 さ れ ない という こと も 重大 だ と 思う ん です よ 。 輸出 は 検討 し て いる と 、 そして 輸出 さ れ た とき に その 先 の 第三国 で 武力 紛争 に 使わ れる かも しれ ない 、 否定 でき ない わけ です ね 。 これ 、 一般 的 に 考え て も 、 それ は そう だ と 思う ん です よ 。 輸出 先 の 国 で の 使い方 を 縛る 、 これ は 事実 上 でき ない でしょ う 。   伺い ます けれども 、 イギリス や イタリア が これ まで 共同 開発 に 関わっ た 兵器 で 、 第三国 へ 輸出 さ れ て 武力 紛争 に 使わ れ た 事例 、 把握 し て い ます か 。 今 おっしゃっ た ユーロファイター・タイフーン 、 二 〇 一 五 年 三月 二 十 六 日 、 サウジアラビア や UAE 、 クウェート など 有志 連合 が イエメン に対する 空爆 を 開始 し まし た 。 ここ に 参加 し た 戦闘 機 百 七 十 機 中 百 機 が サウジアラビア です 。 その うち 七 十 二 機 を 占め た の が 今 紹介 の あっ た ユーロファイター・タイフーン でし た 。 イギリス 、 イタリア など の 共同 開発 です 。 そして 、 英国 政府 の 許可 で サウジ に 輸出 さ れ て い た もの でし た 。   日本 と イギリス 、 イタリア が 開発 する 戦闘 機 も この よう に 輸出 さ れ 、 武力 紛争 に 使わ れる 可能 性 、 やはり 否定 でき ない です ね 。 同じ こと おっしゃる ので 伺う ん です けれども 、 何ら 決定 し て い ない のに 、 なぜ NHK で は この よう に 露骨 に おっしゃる こと が できる ん です か 。 単価 の 話 だけ じゃ ない です よ 。 日本 の 戦闘 機 を 使っ て いる 国 が 出れ ば 、 その 国 と の 連携 は 今 まで 考え られ なかっ た ほど に 強固 に なる 、 国際 安全 保障 環境 の 安定 を 生み出す 上 でも 非常 に 重要 な ツール だ 、 こういう ふう に 述べ られ て いる ん です よ 。   逆 の こと は おっしゃら ない ん です か 、 一般 論 で 。 逆 に 国際 紛争 に 使わ れる 可能 性 も ある 、 その 可能 性 について は お答え に なら ない ん です か 、 隠し た まま 進める ん です か 。 要するに 、 メリット だけ を 語っ て 、 デメリット は 語ら ない という こと です よ 。   この イエメン で の 空爆 は 、 攻撃 から 一 か月 で 軍事 目標 は ほとんど なくなっ た という ん です 。 道路 、 橋 、 ガソリンスタンド 、 民間 の 標的 も 攻撃 さ れ て 、 現地 の 人権 団体 に よれ ば 、 六月 十 一 日 まで に 空爆 が 二 千 七 百 二 十 四 回 、 無 差別 的 な 方法 に も エスカレート し 、 一般 市民 に 大量 の 犠牲 を 出し まし た 。 資料 の 二枚目 は 、 今 も 被害 が 続い て いる 、 国際 人道 法 の 明白 な 違反 に 使わ れ た わけ です 。   これ は ちょっと 大臣 に 伺い たい ん です けど 、 日本 政府 が イギリス や イタリア と 共同 開発 する 次世代 戦闘 機 は 、 この ユーロ ファイター の 後継 機 と さ れ て いる ん です よ 。 文字どおり 戦闘 行為 の ため に 使わ れる 兵器 を どんどん 輸出 し て いく ん です か 。 イギリス や イタリア が 輸出 に 関心 を 持っ て いる という こと は 既に 御 答弁 も さ れ て いる ん です から 、 共同 開発 を し た その 戦闘 機 が 輸出 の 対象 に なっ て いく 、 これ 十分 あり 得る ん だ と 、 いや 、 むしろ その ため に 開発 を 進め て いる と 言っ て も 言い過ぎ で は ない と 思い ます 。   本 法案 は 、 こうした 武器 輸出 を 行う 企業 を 支援 する 、 その ため の 基金 に 今年度 四 百 億 円 が 積ま れ まし た 。 助成 金 の 交付 や 相談 、 助言 を 行う の は 防衛 大臣 が 指定 する 法人 で 、 一般 社団 法人 又は 一般 財団 法人 を 全国 で 一つ 指定 する と さ れ て い ます 。 この 指定 法人 は 、 兵器 に 精通 し て いる 必要 が ある でしょ う 。 それ は 企業 側 と 利害 関係 の ある 者 が 関わる という 可能 性 を 意味 し ます が 、 指定 法人 が 企業 側 と 資本 関係 や 人的 関係 を 持つ なら 、 不正 の 温床 と なり かね ない と 思い ます 。   防衛 省 に 伺い ます 。   この 法案 に は 、 そうした 資本 関係 や 人的 関係 、 排除 する よう な 規定 は あり ます か 。 同時に 、 この 武器 輸出 は 、 在外 公館 を通じて 政府 が 相手 国 の ニーズ を つかん で 促進 する と さ れ て い ます 。 です から 、 政府 側 が 持っ て いる 情報 も 重要 に なり ます 。   防衛 省 の 職員 が 天下り を し たり 、 官製 談合 を 生ん だり し ない 、 そういう 保証 は 、 法案 上 は 、 法文 上 は どこ に あり ます か 。 新しい 仕組み を つくる のに 法文 上 明確 に さ れ て い ない わけ です ね 。   大臣 は 本 会議 で 、 本 法案 によって 汚職 や 腐敗 の 危険 が 高まる と の 指摘 は 当たら ない と 断言 さ れ まし た が 、 私 は むしろ 穴 だらけ だ と 思い ます 。   この 法案 は 、 自衛隊 の 任務 遂行 に 不可欠 な 装備 品等 について 、 サプライ チェーン の 強靱 化 や 製造 工程 の 効率 化 といった 基盤 強化 措置 を 支援 し 、 その 経費 を 政府 が 負担 し ます 。 しかし 、 企業 の サプライ チェーン や 製造 ライン は 軍需 品 の ため だけ に 使わ れる と は 限ら ず 、 民需 品 と 共用 し て いる という こと も ある か と 思い ます 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 そうした 共用 の 場合 に も 本 法案 の 支援 の 対象 に は なる の でしょ う か 。 いや 、 観点 は そう な ん です けれども 、 製造 ライン や サプライ チェーン は 、 軍需 、 民需 両方 を 対象 と し て いる という こと も ある でしょ う から 、 その 場合 に は 支援 の 対象 と なり 得る わけ です ね 。 軍需 品 で は ない 、 民需 品 製造 の ため の 供給 体制 や 製造 ライン を も 軍事 費 で 支え て いく という こと に なる わけ です 。   加え て 伺い ます 。 先ほど も あり まし た が 、 防衛 装備 品 は 利益 率 が 低く 、 撤退 企業 が 相次い で いる 、 それ が 立法 事実 だ と 説明 さ れ て き まし た 。 一方 、 本 法案 による 支援 は 、 軍需 品 の 製造 ライン の 採算 が 取れ ない こと が 要件 と さ れ て いる わけ で は ない か と 思い ます 。 したがって 、 黒字 で あっ て も 支援 は 行える と 、 こういう こと です ね 。 仮に 兵器 の 製造 ライン が 赤字 で あっ て も 、 民生 部門 を 合わせる と 莫大 な 経常 利益 と 、 こういう ケース も ある か と 思う ん です ね 。 そういう 場合 で あっ て も 支援 は し て いく わけ です ね 。 公正 、 適正 と 毎回 答弁 さ れ なけれ ば なら ない ところ 自体 に 、 何と いう か 、 どうしても 説明 し なけれ ば なら ない という 思い を さ れ て いる ん だ という こと を 感じる ん です が 、 これ は 、 つまり 不 採算 部門 どころか 黒字 企業 まで も 支え て いく という こと です よ 。   本 法案 について 、 三菱重工 の 泉澤 清次 社長 が 、 事業 計画 を 立て やすく なる と 歓迎 し て い ます 。 民間 機 の MRJ の 開発 を 将来 戦闘 機 に 転用 しよ う と もくろん で 莫大 な 補助 金 を 受け ながら 頓挫 し た 三菱重工 が 、 今度 は 軍需 品 へ の 支援 を 受け 利益 の 拡大 を 狙う と いい ます 。   先 ほど の 次世代 戦闘 機 、 この 機体 を 担当 する の も 三菱重工 です ね 。 です から 、 軍需 産業 の 大 企業 支援 と なっ て いく の は 明らか だ と 思い ます 。   支援 を 行う に当たって 、 企業 に 計画 を 出さ せ て 防衛 大臣 が 認定 する 仕組み と さ れ て い ます 。 しかし 、 この 出 て き た 計画 が 不十分 だ と いっ て 認定 し なけれ ば 企業 側 は 支援 が 受け られ ない 、 それなら 撤退 しよ う と 、 こういう こと に なり かね ない でしょ う から 、 大臣 による 認定 という の は 、 事実 上 、 企業 が 出し て くる 計画 を そのまま 認め て いく と 、 こういう こと に なら ざる を 得 ない ん じゃ ない です か 。 いや 、 私 が 伺っ て いる の は 、 認定 を する の は 大臣 な ん です が 、 その 認定 を する 際 に 防衛 省 の 側 が 認定 を 拒め ば 企業 は 撤退 し て しまう わけ です から 、 大臣 として は 出 て き た もの を そのまま 認定 せ ざる を 得 ない という こと に なり かね ない で は ない か と 、 そういう こと を 言っ て いる ん です よ 。 いかが です か 。 いや 、 公正 、 適正 に と おっしゃる ん です けど 、 計画 の 認定 要件 は 、 法律 上 は 、 基本 方針 に 照らし て 適切 か 、 計画 が 円滑 かつ 確実 に 実施 さ れる と 見込ま れる か という ぐらい です から 、 これ 極めて ルーズ な 要件 だ と 思い ます 。 こうして 必然 的 に 甘く なる 認定 の 下 で 支援 を 受け ながら 、 それでも なお 事業 者 が 撤退 する 場合 に 備え て 国有 化 の スキーム が 用意 さ れ て い ます 。   法案 は 、 防衛 大臣 が 装備 品等 の 適 確 な 調達 を 図る こと が でき ない と 認める 場合 に 施設 や 設備 を 取得 できる と し て い ます 。 しかし 、 現実 に 想定 さ れる の は 、 この 製造 ライン で は 採算 が 取れ ない 、 あるいは 承継 先 も 見付から ない 、 民生 部門 へ の 転用 も 考え られ ない 、 企業 側 から 買い取っ て くれ と 懇願 さ れ て 取得 する と 、 そういう こと に なる ん じゃ あり ませ ん か 。 時間 に なっ て しまい まし た ので 終わり ます けれども 、 いろいろ おっしゃっ た ん です けど 、 しかし 、 これ は やっぱり 、 支援 について も 国有 化 について も 、 企業 から 言わ れ たら その とおり に 受け止める しか ない と 、 そういう 形 に なっ て いか ざる を 得 ない と 思う ん です よ 。 事業 者 側 の リスク を 減らす と おっしゃる ん です が 、 あの手この手 で 支援 を し 、 しかも 大 軍拡 と 武器 輸出 、 莫大 な 需要 を 用意 しよ う と さ れ て いる 。 軍事 最 優先 で 産業 や 経済 を ゆがめ て は なら ない という こと を 重ね て 指摘 し て 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   装備 品 基盤 強化 法案 は 、 安保 三 文書 に 沿っ て 軍需 産業 を 支援 する もの です 。   本日 は 、 安保 三 文書 における 外交 の 役割 、 今後 の 日本 の 将来 像 など について 考え たい と 思い ます 。   二 〇 二 三 年 五月 十 二 日 発売 の 米国 タイム 誌 は 、 日本 の 安全 保障 政策 について 、 日本 の 選択 と 題し 、 岸田 総理 が 長年 の 平和 主義 を 捨て去り 、 自国 を 真 の 軍事 大国 に する こと を 望ん で いる 、 と 紹介 し まし た 。 政府 が 最大 の 友好国 と 考える 米国 の タイム 誌 で すら 、 日本 が 平和 主義 を 打ち捨て て 軍事 大国 を 目指し て いる と 認識 し て い ます 。 ましてや 、 安保 三 文書 で 事実 上 敵国 と さ れ た 中国 、 ロシア 、 北朝鮮 から 見れ ば 、 日本 が 大きな 安全 保障 上 の 脅威 と 認識 さ れ た こと は 想像 に 難く あり ませ ん 。   日本 と 中国 と の 間 に は 、 相互 に 武力 に 訴え ない こと を 約束 し た 一 九 七 二 年 の 日 中 共同 声明 や 七 八 年 の 日 中 平和 友好 条約 が あり ます 。 政府 が 日 中 両国 に 懸念 が ある と 考える 今 こそ 、 これら を 含む 四つ の 基本 文書 を 対話 外交 を通して 繰り返し 確認 する こと が 両国 の 緊張 関係 を コントロール し 、 緩和 する こと に つながる はず です 。   一方 で 、 二 〇 一 五 年 に 安倍 政権 が 強行 し た 安保 法制 によって 、 日本 は 集団 的 自衛 権 行使 を 可能 に し まし た 。 さらに 、 今回 の 安保 三 文書 で は 、 我が国 が 直接 武力 侵攻 を 受け なく て も 、 集団 的 自衛 権 の 名 の 下 に 、 反撃 力 の 行使 として 、 中国 の 領土 に 達する 長 射程 の ミサイル 、 いわゆる スタンドオフミサイル を 敵国 に 撃つ こと が できる と 表明 し て い ます 。   そこで 、 外務 大臣 に お 聞き し ます 。   相互 の 武力 行使 を 条約 上 の 義務 として 規定 する よう な 相手 国 、 この 場合 は 中国 です が 、 それ に対し 、 我が国 に対する 直接 の 武力 行使 が 行わ れ て い ない 場合 に も 、 存立 危機 事態 として 、 集団 的 自衛 権 を 理由 として 、 反撃 力 として 武力 を 行使 する こと に 問題 は ない の でしょ う か 。 日本 と 中国 の 間 の 、 相互 の 武力 不 行使 の 条約 上 の 義務 と 存立 危機 事態 における 反撃 力 の 行使 の どちら を 優先 する の か 、 その 際 、 どの よう な 基準 で 判断 する の でしょ う か 。 日 中 平和 友好 条約 や 日 中 共同 声明 は 国連 憲章 の 解説 の ため の 条約 です か 。 まさに 当事者 として の 我が国 が そこ に いる の で は あり ませ ん か 。 我が国 が 日 中 共同 声明 を通して 日 中 の 国交 を 回復 し 、 そして さき の 大戦 の 問題 を 含め て 、 要するに 、 武力 を 相互 に 行使 し ない という こと を 相互 に 二 国 で 確認 し た の で は あり ませ ん か 。 国連 憲章 の 解釈 を 合意 し た という こと な ん です か 。 お答え ください 。 この 場合 の 紛争 と は 、 日本 と 中国 の 紛争 の こと でしょ う 。 当事 国 における 、 二 国 間 における 紛争 を 武力 で は 解決 し ない 、 その 紛争 を 。 他国 と の 関係 で は ない わけ です よ ね 。 それ を そう で なく する ため に は 、 一 年 前 に 通告 を し て 破棄 を すれ ば いい わけ で あり まし て 、 いま 一 度 、 この 条約 が 日 中間 の 条約 で あっ て 、 相互 に 縛っ て いる という こと を 是非 しっかり 確認 を し て いただき たい と 思い ます 。 林 大臣 に お 伺い し ます が 、 答弁 の 中 で 、 この 問い は 、 中国 による 攻撃 を 前提 として 、 という よう な 表現 が あっ た よう に 思い ます けれども 、 それ は 私 は 聞い て おり ませ ん 。 いわゆる 存立 危機 事態 という こと を 二 〇 一 五 年 の 新た な 法制 の 下 で 想定 を し て 、 その 時点 で 集団 的 自衛 権 を 行使 し 得る という 法律 が 、 今 、 状況 に なっ て いる わけ で あり ます 。   そこで 、 中国 が 攻撃 を し て 、 という こと を 聞い て おり ませ ん ので 、 それ は なし で 、 いわゆる 存立 危機 事態 という の を 日本 が 認定 を し た 場合 に 、 という 意味 で 言っ て いる わけ で あり まし て 、 その こと を いま 一 度 答弁 し 直し て い た だけ ませ ん か 。 我が国 が 直接的 な 武力 攻撃 が さ れ て い ない 場合 でも 、 という こと が 存立 危機 事態 など の 集団 的 自衛 権 の 行使 における 要件 な ん です ね 。 その こと を 言っ て いる わけ です 。 です から 、 その 際 に 、 今 一般 的 に 言わ れ て おり ます の は 、 要するに 、 集団 的 自衛 権 の 行使 も 、 この 安保 三 文書 は 集団 的 自衛 権 の 行使 に も 該当 する と ちゃんと 書い て ある ん です よ ね 、 文脈 は 違っ て い ます けれども 、 場所 は です ね 。 でも 、 それ は 何 度 も 確認 を し て おり まし て 、 いわゆる 日本 が 攻撃 さ れ て い なく て も 攻撃 し 得る という 話 な ん です ね 。 でも 、 その こと 自体 が やはり 大きな 問題 で は ない か と 、 この よう に 思い ます 。   防衛 省 は 、 抑止 が 破れ た という 仮定 の シナリオ に 沿っ て 、 岸田 首相 も 国会 で しっかり 言い まし た けれども 、 現実 的 な シミュレーション を 実施 し て いる と 。 この 現実 的 な シミュレーション に は 、 外務省 や 外交 の 問題 は 出 て き ませ ん 。 外務省 は それ に 含ま れ ない ん です ね 。 つまり 、 外務省 こそ が 主体 に なっ て 、 戦争 に 至ら せ ない ため に シミュレーション を 実施 する 必要 が ある の で は あり ませ ん か 。 もし 実施 し て いる の なら 、 外務省 から 国民 に きちんと 説明 を す べき です 。   私 は 、 少なくとも 、 日本 が 直接 武力 攻撃 を 受け て い ない なら ば 、 相互 に 武力 を 行使 し ない という 条約 を 優先 す べき だ と 思い ます 。 集団 的 自衛 権 を 行使 し 、 日本 の 自衛隊 が 戦争 に 介入 すれ ば 、 要するに 平和 友好 条約 を 破ら れ た 相手 国 から すれ ば 、 より 厳しい 反撃 が 予想 さ れ 、 自衛隊 員 や 基地 周辺 住民 の 生命 が 犠牲 に なり ます 。 いわゆる 集団 的 自衛 権 という 抽象 的 な 国家 の 利益 と 、 戦争 による 具体 的 な 国民 の 命 、 どちら が 優先 す べき です か 。 言うまでもなく 、 国民 の 生命 を 最 優先 に 判断 を す べき です 。   二 〇 一 三 年 十二月 に 閣議 決定 さ れ た 国家 安全 保障 戦略 は 、 敵国 を 名指し せ ず 、 近隣 諸国 と の 全 方位 外交 や グローバル な 平和 と 安定 を 志向 する よう な 外交 方針 を 示し て い まし た 。 ところが 、 二 〇 二 二 年 の 国家 安全 保障 戦略 は 、 配付 資料 一 の よう に 、 同盟 国 米国 や 有志 国 と の 連携 強化 による 対 中国 、 ロシア 、 北朝鮮 封じ込め の よう な 、 日 米 の 同盟 国 側 に いかに グローバル サウス を 取り込む か という 外交 方針 を 示し て い ます 。 また 、 我が国 に 望ましい 環境 を 能動 的 に 創出 する ため の 力強い 外交 を 展開 する ため に 防衛 力 を 整備 する 、 と 表明 し て い ます 。   どんな ふう な こと が 書い て ある の か 。 皆さん 、 お 手元 に 資料 一 が あり ます けれども 、 二 〇 一 三 年 の 当時 の 国家 安全 保障 戦略 、 そして 二 〇 二 二 年 十二月 十 六 日 の その 戦略 です 。   変わっ た こと 、 主 に やっぱり 目立つ ところ を 言い ます と 、 まず 、 これ は 全部 、 外交 という 文言 が 入っ た ところ な ん です けれども 、 我が国 に 望ましい 安全 保障 環境 を 能動 的 に 創出 する ため の 力強い 外交 を 展開 する 。   自分 の 国 は 自分 で 守り 抜ける 防衛 力 を 持つ こと は 、 その よう な 外交 の 地歩 を 固める もの と なる 。   総合 的 な 国力 の 最大限 を 活用 し 、 国家 の 安定 を 高次 の レベル で 統合 さ せる 作戦 が 必要 で ある 。   国家 として の 力 の 発揮 は 国民 の 決意 から 始まる 。 国民 が 我が国 の 安全 保障 政策 に 自発 的 かつ 主体 的 に 参画 できる 環境 を 政府 が 整える こと が 不可欠 。   一部 の 国家 が 、 自国 の 勢力 を 拡大 し 、 一方 的 な 現状 変更 を 試み 、 国際 秩序 に 挑戦 する 動き を 加速 さ せ て いる 。 軍事 、 外交 、 経済 、 技術 等 の 幅広い 分野 で の 国家 間 の 競争 や 対立 を 先鋭 化 さ せ 、 国際 秩序 の 根幹 を 揺るがし て いる 。   核兵器 を 含む 大 規模 な 軍事 力 を 有し 、 普遍 的 価値 や それ に 基づく 政治 ・ 経済 体制 を 共有 し ない 国家 や 地域 が 複数 存在 する 。   我が国 の 主権 と 独立 を 維持 し 、 我が国 が 国内 、 外交 に関する 政策 を 自主 的 に 外交 できる 国 で あり 続け 、 我が国 の 領域 、 国民 の 命 、 身体 、 財産 を 守る 、 と 。   第 一 に 外交 力 で ある と 。 国家 安全 保障 の 基本 は 、 予見 可能 性 が 高い 国際 環境 を 能動 的 に 創出 し 、 脅威 の 出現 を 未然 に 防ぐ こと で ある 。 我が国 の 立場 へ の 理解 と 支持 を 集める 外交 活動 や 他国 と の 共存 共栄 の ため の 国際 協調 を 展開 する 。   根本 的 に 強化 さ れる 防衛 力 は 、 我が国 に 望ましい 安全 保障 環境 を 能動 的 に 創出 する ため の 外交 の 地歩 を 固める もの と なる 。   日 米 の 戦略 レベル で の 連携 を 図り 、 米国 とともに 、 外交 、 防衛 、 経済 等 の あらゆる 分野 において 日 米 同盟 を 強化 し て いく 。   影響 力 が 高まっ て いる 途上 国 へ の 外交 的 関与 を 強化 する 。 その こと により 、 多く の 国 とともに 、 法 の 支配 に 基づき 自由 で 開か れ た 国際 秩序 を 強化 する 。   中国 が 力 による 一方 的 な 現状 変更 の 試み を 拡大 し て いる こと について は 、 強く 反対 し 、 その よう な 行為 を 行わ ない こと を 強く 求め 、 冷静 かつ 毅然と 対応 する 。   これら の 文言 は 、 前回 は ほとんど なかっ た もの な ん です 。 前回 の もの は 普通 の 外交 な ん です よ 。   です から 、 こういう 中 で 国家 安全 保障 戦略 の 外交 方針 が 二 〇 一 三 年 と 二 〇 二 二 年 と で この よう に 大きく 転換 し た 理由 は 何 でしょ う か 。 お答え ください 。 どの 国 を 相手 に し て いる わけ じゃ ない と 言う けど 、 しかし 、 事実 上 、 中 ロ 、 北朝鮮 を 明記 し て いる し 、 米 誌 タイム も 、 安保 三 文書 が 、 自国 を 真 の 軍事 大国 に する こと を 望ん で いる 、 と 評価 し て い ます 。   安保 三 文書 の メッセージ は 間違い なく 中 ロ 、 北朝鮮 敵視 、 世界 の 分断 、 軍事 大国 化 の 思考 で 、 この 現状 を 、 この 安保 三 文書 が 、 今後 五 年間 具体 的 に 整備 が 進み 、 そして 更に 十 年間 、 合わせ て 、 そういう 中 で 私 たち の 国 が 一体 どう 変わっ て いく の か 、 その こと を やはり 考え なきゃ いけ ない と 思い ます 。   実は 、 皆さん に 以前 の 委員 会 で も お 示し を し まし た が 、 この シミュレーション で 、 実は 、 要するに 反撃 力 という 名 の 敵 基地 攻撃 能力 が どこ で 使わ れる の か 。 ( 資料 提示 ) これ は 、 まず 「 我が国 へ の 侵攻 そのもの を 抑止 する ため に 、 遠距離 から 侵攻 戦力 を 阻止 ・ 排除 」 する と いう ところ の スタンドオフ 防衛 の 能力 が 使わ れる こと に なっ て い ます 。 さらに 、 統合 防空 ミサイル 防衛 も あり ます ね 。 その後 、 抑止 が 破ら れる わけ です 。 抑止 が 破ら れ て 、 そして 、 現実 の 問題 として 、 前回 指摘 を し た 十 五 兆 円 による 「 持続 性 ・ 強靱 性 」 の 、 要するに 三 百 の 自衛隊 基地 の 強化 が 行わ れる わけ です 。 そういう こと に なる 前 に は 、 本来 外交 が 出 なきゃ いけ ない と 思う ん です よ 。   しかし 、 前回 の 防衛 大臣 の 答弁 は 、 日本 全国 が 戦場 に なる という よう な お話 が あり まし た が 、 そういった こと を シミュレート する 前 の 段階 の シミュレーション を 我々 は し なけれ ば なら ない 、 と 。 なぜ なら ば 、 その よう な 状況 に なる まで 我々 が 手 を こまねい て いる よう な 状況 で あっ て は なら ない 、 と し 、 あらゆる 手段 を 使っ て でも この 国 という 国家 の 領土 が 戦場 に なる よう な こと を 我々 として は 当然 の ごとく シミュレーション と する よう な もの で は ない 、 と 、 こう お答え に なり まし た 。   でも 、 戦争 が 始まっ たら 、 防衛 省 が そういった こと を やれる 話 じゃ ない と 思う ん です よ 。 戦争 を やら ない ため の 取組 が 全く 今回 の 国家 安全 保障 戦略 の 中 から 抜け て いる わけ です よ 。 戦争 に 至ら ない よう な 、 近隣 諸国 と の 平和 を どう 実現 する か という 問い が です ね 。 私 は 、 やはり そこ を しっかり やら なけれ ば 私 たち の 外交 が 日本 の 国 を 誤っ て しまう と 、 この よう に 思い ます 。   先日 、 参考 人 質疑 が あり まし た 。 そういう 中 で 、 現状 の ウクライナ の 状況 について 、 かつて の 空 将 を やっ た 防衛 省 関係 者 が 何 と 言っ た か と いう と 、 冒頭 、 先生 が おっしゃら れ た ウクライナ の 状況 です ね と 。 ウクライナ は 、 残念 ながら ロシア に 攻め込む 能力 を 持っ て おり ませ ん 。 したがって 、 今 の よう な 惨状 が ウクライナ の 国内 で 広がっ て いる わけ です 。 私 は 、 あの よう な 状況 を 日本 の 国内 で 絶対 に 起こさ せ て は いけ ない と 思っ て おり ます ので 、 この 三 文書 を 早く 実効 性 の ある もの に し たい と 思っ て い ます 。 しかし 、 本当に それ で 我が国 が 国土 が 戦場 に なら ない こと が 保証 できる の か と 、 こういう こと について 極めて 疑問 に 思う ん です 。   今 先 ほど の 議論 の よう に 、 国内 の 要するに 防衛 力 産業 の あり よう も そう です し 、 私 たち の 国 自体 が 、 これから 質疑 を し ます けれども 、 今 どういう 方向 に 向かっ て いる の か 、 そういう こと も 踏まえ ながら 、 日本 として 中国 と の 間 で 培っ て き た 四 文書 、 そして また 、 私 たち が 決して 中国 と は 敵対 し て い ない という 今 の 現状 、 これ を どう 生かし て いく か という こと が やっぱり 問わ れ て いる ん だ と 思い ます 。 です から 、 是非 、 この よう な 状況 で あと 五 年 進め ば 、 もう ますます 中国 や 周辺 三 か国 と 日本 の 間 に は 話 すら でき ない 状況 に なっ て しまう ん じゃ ない か と 、 この よう に 懸念 し ます 。   是非 、 外務 大臣 に は 、 二 〇 二 二 年 の 国家 安全 保障 戦略 の 下 で どの よう な 外交 を 展開 しよ う と し て いる の か 、 そして 、 昨年 の 安全 保障 戦略 そのもの に 沿っ た 外交 は 二 〇 一 三 年 の 戦略 に 基づく 外交 方針 より も 国民 の 安全 にとって より 優れ て いる と お 考え な の か どう か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 あと 一つ だけ 掲示 し ます 。   これ 、 アメリカ 軍 の 関係 者 が 、 エコノミスト 誌 が 掲載 し て いる ん です けれども 、 中国 の ミサイル の 要するに 範囲 の 中 に も 入れ なく なっ て いる と 、 空母 打撃 群 も 含め て 。 です から 、 要するに ミサイル ギャップ が 米国 と 中国 の 中 に あっ て 、 その ミサイル ギャップ を 埋める ため の 二 千 発 か 千 五 百 発 か の 今回 の いわゆる ミサイル 、 長距離 敵 基地 攻撃 能力 だろ う と 私 は 理解 し て おり まし て 、 それ が 使わ れる タイミング という の が いわゆる ここら 辺 の スタンドオフ な ん です ね 。 つまり 、 まだ 日本 は 攻撃 さ れ て い ない かも しれ ない けれども 、 攻撃 を し て いく こと が できる 、 攻撃 する こと によって いよいよ もう 地上 戦 が 始まっ て いく 、 こういう 中 に 、 日本 が 計画 の 中 に 入れ て しまっ て いる 。 つまり 、 そういう 戦略 を 日本 は 取る べき で は ない と 私 は 思う ん です よ 。   つまり 、 中国 が 日本 を 攻撃 する という の は 、 米 軍 基地 云々 という の は あり ます けれども 、 でも 、 その こと を 前提 に し て の 話 で は 必ずしも なく て 、 いわゆる 日 米 の 共同 作戦 の 中 の 一つ の こま として 、 この 千 五 百 の ミサイル を 使う という こと に なれ ば 、 まさに 私 たち は その こと を 起こし て しまう 当事者 に なっ て いく 。 しかし 、 日本 は それだけ の 力 が ある ん だろ う か という こと を 引き続き 質疑 を し て まいり たい と 思い ます 。   四月 二 十 六 日 、 国立 社会 保障 ・ 人口 問題 研究所 が 、 配付 資料 二 の よう に 、 日本 の 将来 推計 人口 の 結果 を 公表 し まし た 。   この 中 で 、 出生 数 は 下がる ものの 、 外国 人 の 流入 により 、 二 〇 七 〇 年 の 人口 は 、 二 〇 二 〇 年 の 一 億 二 千 六 百 十 五 万 より 三 千 九 百 十 五 万 減っ て 、 八 千 七 百 万 人 に なる と 推計 さ れ て い ます 。 実に 人口 が 四 千 万 人 減る の です 。   沖縄 は 、 今年 で 施政 権 返還 から 五 十 一 年 です 。 この 四 十 七 年 後 は 、 この 沖縄 の 五 十 一 年 を 超え て いる わけ で 、 あっという間に すぐ 来 ます 。 この 推計 自体 、 新興 国 の 賃金 上昇 による 外国 人 の 日本 離れ を 考慮 し て い ない こと や 、 足下 の 出生 率 低下 を 軽視 し て いる こと など 、 楽観 的 という 批判 も あり ます 。 それでも 、 この まま いけ ば 、 五 十 年 後 は 日本 の 人口 は 四 分の 三 に なり 、 GDP も 大きく 減少 し ます 。   以前 に も 御 紹介 し た 、 配付 資料 三 の よう に 、 米国 ゴールド マン ・ サックス の 投資 部門 は 、 昨年 十二月 六 日 、 将来 の 各国 GDP の 長期 予測 を 発表 し まし た 。   二 〇 三 五 年 に は 中国 の GDP が 米国 を 上回り 、 これ は 購買 力 平価 じゃ ない です ね 、 ドル ベース で 、 二 〇 七 五 年 に は インド も 米国 を 上回る と 予測 し て い ます 。 また 、 日本 について は 、 現在 の 世界 第 三 位 から 、 二 〇 七 五 年 に は 十 二 位 に 落ちる と 分析 さ れ て い ます 。 メキシコ の 次 、 ロシア 、 フィリピン の 前 です 。   また 、 配付 資料 四 の よう に 、 今年 三月 に 、 野村 総合 研究所 未来 創発 センター は 、 研究 レポート 、 「 先進 国 から 滑り落ちる 日本 。 復活 の カギ は 社会 の マインド チェンジ 」 を 公表 し まし た 。   レポート は 、 「 日本 経済 の 地盤 沈下 が 進む 。 一 人 当たり の GDP も 、 給与 も 全く 伸び ず 、 もはや 先進 国 の 座 から 滑り落ち そう な 状況 に ある 。 それなのに 社会 の 危機 感 は 一向に 高まら ない 。 変革 の 最初 の ステップ は 危機 感 の 醸成 で あり 、 この ステップ を 飛ばし て 変革 の 成功 は ない 。 リーダー に は 日本 復活 に 向け た ある べき 論 を 説い て 満足 する の で は なく 、 社会 の 危機 感 、 変革 マインド を 高める ため の 戦略 を 練り上げ 、 実行 し て いく こと が 求め られる 。 」 という 書き出し で 始まり 、 統計 データ を 基 に 日本 経済 の 厳しい 現実 を 指摘 し て い ます 。   日本 の 一 人 当たり GDP は 、 二 〇 〇 〇 年 に は 世界 第 二 位 だっ た の が 、 二 〇 二 二 年 の 予測 値 で は ランク 外 の 三 十 位 まで 落下 し ます 。 去年 は 二 十 二 位 です 。 レポート は 、 これ で 先進 国 と 呼べる の か 、 G7 の メンバー で い て いい の か という レベル と 酷評 し て い ます 。 一 人 当たり 賃金 も 全く 伸び て おら ず 、 一 人 当たり GDP も 、 かつて NIES と 呼ば れ た 韓国 、 台湾 、 香港 、 シンガポール に 追い抜か れ て いる こと を 認識 す べき 、 と 指摘 し て い ます 。   ほか に も 、 かつて 、 時価 総額 ランキング で 世界 トップ 五 十 で 一 九 八 九 年 に は 三 十 二 を 占め て い た 日本 企業 は 、 二 〇 二 二 年 に は ゼロ 、 スタート アップ 企業 、 ユニ コーン 企業 について も 日本 の 存在 感 は 極めて 薄い 、 製造 業 の 国際 比較 で も 生産 性 が 低い 、 科学 技術 力 も 低下 傾向 、 経済 の 成長 なし に は 財政 が もた ない ところ まで 来 て いる 、 に も かかわら ず 、 日本 社会 の ムード は 、 世の中 は 良く なら ない 、 今 の 状態 でも 十分 、 など 、 変革 へ の 意欲 が 乏しく 、 危機 感 が 高まら ない こと に 警鐘 を 鳴らし て い ます 。   アベノミクス の 十 年 は 、 世界 の 中心 で 輝く 日本 だ とか 、 美しい 国 日本 など の あり も し ない 過去 の 大国 意識 の 幻影 に 取りつかれ て 、 経済 の 衰退 や 社会 の 閉塞 を 見 ない で き た 時代 でし た 。 今 の 防衛 費 四 十 三 兆 円 、 六 十 兆 円 も 、 まさに 同じ 延長線 上 で 、 かつて の 経済 大国 で ある と の 幻影 から 、 米 中 対立 の 大国 間 競争 に 当事者 として 関わろ う と する もの です 。 まさに マインド チェンジ が 必要 です 。   林 大臣 は 将来 の 総理 候補 と 度々 表現 さ れ て い ます が 、 先進 国 から 滑り落ちる 日本 という 現実 、 こうした 厳しい 指摘 について どの よう な 御 所見 を お 持ち でしょ う か 。 外務省 が 発行 する 外交 専門 誌 「 外交 」 は 、 「 外交 」 編集 委員 会 が 幅広い 視点 から 日本 を 取り巻く 国際 情勢 の 現状 、 外交 に関する 各界 各層 の 様々 な 議論 を 広く 紹介 する 国内 唯一 の 外交 専門 誌 です 。   この 二 三 年 三 ・ 四月 号 に 、 九州大学 の 益 尾 知佐子 教授 による 「 「 冷戦 後 」 中国 の 脅威 認識 」 という 論文 が 掲載 さ れ て い ます 。 配付 資料 五 に 示し て い ます 。   益 尾 教授 は 、 中国 の 認識 で は 脅威 は 常に 国内 に ある として 、 結論 で 、 「 中国 は 世界 覇権 を 樹立 しよ う として アグレッシブ に なっ て いる の で は なく 、 自分 の 安全 保障 を 守ろ う として 攻撃 的 な 行動 に 出 て いる こと を 理解 す べき だ 。 」 、 さらに 、 「 さらなる 問題 は 、 中国 と 同じ よう な 不満 を 、 インド や インドネシア など の 多く の 非 西側 諸国 が 共有 し て いる こと だ 。 彼ら の 目 から 見 て 、 「 冷戦 後 」 は 決して 「 ルール に 基づく 国際 秩序 」 の 時代 で は なかっ た 。 なぜ ウクライナ へ の 軍事 侵攻 は ダメ で 、 イラク や アフガニスタン なら いい の か 、 多く の 発展 途上 国 は 心 の 底 で は 納得 し て い ない 。 だからこそ 、 ウクライナ 問題 に関する 国連 総会 の 決議 は 票 が 割れる 。 国際 秩序 が 機能 し なく なっ た 理由 の 一端 は 、 西側 諸国 の 側 に も ある こと を 直視 す べき で ある 。 」 と 指摘 し て い ます 。   「 中国 と 同じ よう な 不満 を 、 インド や インドネシア など の 多く の 非 西側 諸国 が 共有 し て いる 」 という 現状 について どの よう に お 考え です か 。 私 は 、 今回 の 安保 三 文書 は 、 どちら か と 言え ば 先進 諸国 中心 の 、 G7 中心 の いわゆる アメリカ 秩序 を 維持 する ため に かなり 多く の 文言 を 割い て いる し 、 その ため に 日本 が 頑張る という ふう に なっ て いる ん です ね 。 でも 、 頑張っ たら 私 たち の 国 は 戦場 に なり ます よ 。 そういう こと へ の 道 じゃ なく て 、 アメリカ は もう 既に 中国 と 雪解け を する という 話 が あり まし た 。   G7 コミュニケ で も 、 デカップリング で は なく デリスキング 、 と 書か れ た よう に 、 EU も 米国 も 姿勢 を 軟化 さ せ て い ます 。 バイデン 大統領 は 、 サミット の 会見 後 、 中国 と の 対話 で 雪解け は 近い 、 と の 認識 を 示し 、 配付 資料 六 の よう に 、 五月 二 十 五 日 に 米 中 の 商務 長官 が ワシントン で 初 の 会談 を 行い 、 今後 も ブリンケン 国務 長官 、 イエレン 財務 長官 ら の 訪中 など 、 十一月 に サンフランシスコ で 開か れる APEC 首脳 会談 に 向け て 米 中 政府 高官 の 往来 が 予定 さ れ て い ます 。   対 中 強硬 姿勢 を 日本 だけ が 取り続ける と し たら 、 はしご を 外さ れる 危険 性 は ますます 高まっ て い ます 。 岸田 政権 の 日本 だけ 対 中 強硬 姿勢 の 最前線 に 立たさ れ て 、 既に はしご を 外さ れ て い ませ ん か 。 やはり 、 その 意味 で は 、 私 は 、 安倍 訪中 の 成果 を 生かし て 、 二 〇 一 八 年 の 、 新た な 日 中 関係 を つくり出す という 、 そういう 決意 を いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   是非 、 平和 な 日本 実現 を 継続 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい ます 。 日本 共産党 を 代表 し 、 防衛 装備 品 基盤 強化 法案 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   政府 が 安保 三 文書 改定 に 向け て 設置 し た 有識者 会議 で は 、 武器 輸出 の 拡大 により 軍需 産業 を 成長 産業 に す べき と の 主張 が 相次ぎ まし た 。 既に 政府 は 、 イギリス 、 イタリア と 共同 開発 する 次世代 戦闘 機 について 、 たくさん 売れ ば 売る ほど 単価 が 下がる など と 言い 、 海外 へ の 輸出 を もくろん で い ます 。 安倍 政権 が 憲法 九 条 に 反し て 武器 輸出 の 解禁 に 転じ た 上 に 、 与党 協議 で 殺傷 能力 の ある 兵器 まで 全面 的 な 輸出 解禁 を 狙っ て い ます 。   戦争 を 企業 の もうけ に 利用 し 経済 成長 を 図ろ う と する の は 、 杉原 参考 人 が 指摘 し た 死 の 商人 国家 へ の 堕落 と の 批判 を 免れ ず 、 断じて 許さ れ ませ ん 。   軍需 品 製造 ライン の 強化 や 事業 承継 など 、 企業 が 策定 する 計画 を 防衛 大臣 が 認定 し 、 その 費用 を 国 が 負担 する こと と さ れ ます が 、 支援 対象 は 民需 品 と 共用 の 製造 ライン で も よく 、 また 、 黒字 の 大 企業 も 対象 と さ れ 、 複数 の 支援 メニュー を 受ける こと も 可能 です 。 それでも なお 手段 が ない とき は 国有 化 の スキーム を 用意 さ れ 、 軍需 産業 にとって まさに 至れ り 尽く せり です 。 国有 化 後 、 民間 に 譲渡 する 期限 の 定め は なく 、 国有 民営 が 続け ば 、 事実 上 、 戦前 、 戦中 の 工廠 の 復活 に 道 を 開く こと に なり ます 。   佐藤 参考 人 は 、 官 が 認定 し 官 の 裁量 を 増やす 点 で 潜在 的 に 不祥事 の リスク が ある と 指摘 し まし た 。 武器 輸出 を 支援 する 指定 法人 も 基盤 強化 の 計画 認定 も 、 軍需 産業 側 と も 防衛 省 側 とも 構造 的 な 癒着 が 懸念 さ れ ます 。 しかし 、 審議 を通じて 明らか に なっ た よう に 、 法文 中 に これ を 排除 する 規定 は なく 、 繰り返さ れ て き た 汚職 や 腐敗 の 危険 は 一層 高まり ます 。   秘密 保全 の 措置 は 、 防衛 省 と 契約 する 企業 に対し 、 特約 条項 に とどまら ず 、 従業 員 を 刑事 罰 の 対象 として 義務 を 課す もの です 。 しかし 、 従来 、 情報 漏えい に対する 違約 金 の 対象 と なっ た 事業 者 の 例 を ただ の 一 件 も 挙げる こと は でき ませ ん でし た 。 そもそも 立法 事実 を 欠き ます 。   従業 者 情報 を 防衛 大臣 に 報告 さ せる 対象 は 防衛 大臣 の 定める 事項 と さ れ 、 限定 が なく 、 プライバシー 侵害 の 危険 が 軽視 でき ませ ん 。 軍需 産業 を 特別 扱い で 支え 、 産業 と 経済 を 軍事 に 従属 さ せる こと は 、 社会 全体 に ゆがみ を もたらし ます 。 官民 一体 で の 武器 輸出 の 促進 は 、 我が国 にとって 望ましい 安全 保障 環境 の 創出 どころか 、 東アジア の 緊張 関係 を 高める こと に つながり ます 。   日 米 の 軍事 一体化 を 中心 に 軍事 的 対抗 を 強める の で は なく 、 地域 の 全て の 国々 を 包摂 する 平和 の 枠組み を 発展 さ せる こと に こそ 力 を 尽くす べき です 。   以上 、 反対 討論 と し ます 。 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   会派 を 代表 し て 、 装備 品 基盤 強化 法案 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   本 法案 は 、 装備 品 生産 の 基盤 強化 の ため の 措置 等 について 定める もの です 。 基盤 強化 の 措置 で は 、 防衛 省 と 直接 契約 関係 に ない 下請 企業 に も 経費 支援 を 実施 でき ます 。 どの よう な 物品 の どの 範囲 の 事業 者 が 支援 対象 と なる の か 、 恣意 的 な 判断 が なさ れる お それ も あり ます 。   本 措置 は 、 防衛 装備 品 という 特定 の 公共 調達 に 限り 、 製造 業 に 広く 存在 する 重層 的 下請 構造 における 下請 企業 に対し 必要 経費 を 補助 し 利益 を 保障 する という 、 ある 種 の 公 契約 規制 を 導入 する もの です 。 仮に この よう な 措置 が 可能 な の で あれ ば 、 他 の 公共 調達 に も 公 契約 法 を 導入 す べき で は ない でしょ う か 。 日本 の 物 づくり 、 製造 業 が 全般 的 に 競争 力 を 失い つつ ある 中 、 軍需 産業 だけ 例外 的 に 手厚く 保護 する こと は 、 他 産業 と の バランス を 欠き 、 極めて 不平等 です 。   装備 移転 の 円滑 化 措置 は 、 武器 輸出 の ため 、 指定 支援 法人 という 天下り 機関 を 経由 し て 事業 者 を 助成 する もの です 。 事業 者 の 企業 努力 を 求め ず 、 必要 経費 を 支援 し て まで 武器 の 海外 輸出 を 支援 する こと は 、 武器 輸出 三 原則 に 沿っ た 戦後 日本 の 平和 外交 の 成果 を 損ね かね ない もの です 。   製造 施設 等 の 国 による 保有 は 、 経営 に 行き詰まっ た 企業 の 国有 化 を 可能 に する もの です 。 この よう な 措置 は 、 戦前 の 国営 兵器廠 の 例 を 出す まで も なく 、 自由 主義 経済 の 対極 に ある 統制 経済 や 戦時 経済 で あっ て 、 許さ れる もの で は あり ませ ん 。 我が国 は い つ から 戦時 体制 に なっ た の でしょ う か 。   秘密 保全 措置 で は 、 事業 者 は 、 従来 の 省 秘 に 当たる 装備 品等 秘密 を 漏えい し た 場合 、 「 一 年 以下 の 拘禁 刑 又は 五 十 万 円 以下 の 罰金 」 という 刑事 罰 が 科さ れ ます 。 現在 、 防衛 省 と 契約 し 省 秘 を 扱う 事業 者 は 約 百 四 十 社 、 その 従業 員数 は 一 万 五 千 人 に 上り ます 。 さらに 、 その 漏えい を 「 企て 、 教唆 し 、 又は 幇助 を し た 者 」 に も 同様 の 刑罰 が 科さ れ ます 。 これ は 、 軍需 産業 と 本 法案 の 措置 に対する 市民 や メディア の 監視 を 刑事 罰 により 威嚇 し 、 民主 主義 社会 の 根幹 で ある 国民 の 知る 権利 や メディア の 取材 、 報道 の 自由 を 侵害 する もの です 。   法案 は 、 防衛 産業 は 防衛 力 そのもの という スローガン を 根拠 に 、 営利 企業 という 事業 者 の 本質 を 否定 し 、 防衛 省 による 軍需 産業 の 過度 な 優遇 を 促す もの 、 許す もの です 。 国内 で の 装備 品 生産 基盤 の 強化 は 、 安保 三 文書 に 基づく 「 持続 性 ・ 強靱 性 」 の 確保 、 すなわち 抑止 が 破れ た 場合 の 継 戦 能力 の 維持 が 目的 です 。 しかし 、 抑止 が 破れ た 場合 に 自衛隊 が 粘り強く 戦っ て 米 軍 の 来援 を 待つ という 現在 の 防衛 省 ・ 自衛隊 の 戦略 自体 が 、 米 軍 が 来援 する と は 言え ない こと から 、 フィクション に すぎ ませ ん 。   ウクライナ 戦争 を 例 に 、 軍需 産業 が 国内 に 立地 する 意義 を 強調 する 議論 が あり ます が 、 日本 の 一 ・ 六 倍 の 国土 面積 を 持ち 、 広大 な 後背 地 を 抱える ウクライナ を 、 島国 で 縦 深 性 の ない 日本 が 参考 に する こと は でき ませ ん 。 むしろ 、 有事 に は 、 この 法案 で 支援 さ れ た 軍需 産業 、 町場 の 工場 など が ジュネーブ 条約 上 の 軍事 目標 と さ れ 、 ミサイル や サイバー 攻撃 など の ターゲット に さ れ かね ませ ん 。 本 法案 による 国内 軍需 産業 の 振興 は 、 日本 社会 の 変質 を 招く のみ なら ず 、 日本 列島 に 多く の 標的 を つくり 、 日本 を 戦場 に する 台湾 有事 において 、 中国 の ミサイル を 分散 さ せる こと で 米 中 ミサイル ギャップ を 埋める という 、 米国 の 軍事 戦略 に ストレート に 応える もの に ほかなり ませ ん 。   この よう な 法案 の 問題 点 を 指摘 し 、 委員 各位 において は 対応 の 再考 を 求め まし て 、 反対 の 討論 と いたし ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   今日 はかり ゆし デー という こと で 、 外務 、 防衛 両 大臣 、 かり ゆし を お召 し に なっ て 、 大変 似合っ て おり ます 。   去る 日曜日 、 三 年 半 ぶり に シャングリラ 会合 が 開か れ て 、 リアル で 各国 の 国防 大臣 が 参集 を し て 様々 な 議論 を し た と 、 大変 いい こと だ と 思い ます が 、 まず 、 防衛 大臣 、 日 韓 関係 について も バイ で 会談 が 行わ れ た と 聞い て おり ます が 、 どんな 会談 の 中身 だっ た ん でしょ う か 。 少し 冷え込ん で い た 日 韓 関係 が 、 ミリ ミリ 含め て 信頼 醸成 が 確実 に なさ れ て いる という こと は 評価 を し たい と 思い ます が 、 他方 で 、 今 大臣 が おっしゃっ た よう に 、 やっぱり 一番 の 鍵 は この レーダー 照射 問題 で ござい ます 。   レーダー 照射 問題 が 先送り さ れ た という 報道 が あり まし た が 、 もう少し 詳しく この 先送り の 背景 について 説明 願え ませ ん でしょ う か 。 毎日新聞 の 三面 に 仲畑 流 万能 川柳 という コーナー が あっ て 、 あれ 楽しみ で 毎日 読む ん です けれども 、 昨日 の 川柳 に こんな の が あり まし て 、 「 白黒 を あえて つけ ない 老 夫婦 」 という 川柳 が あり まし た が 、 まあ 老 夫婦 なら これ で いい の かも しれ ませ ん が 、 やはり 日 韓 関係 は 白黒 付け なけれ ば どうして も なら ない 問題 も ある と 思い ます 。   これ 、 厄介 な の は 、 やっぱり 韓国 が 照射 の 事実 を 認め て い ない という ところ に 一番 の ネック が ある と 思っ て い まし て 、 幾ら 大人 の 対応 を しろ と 言わ れ て も 、 現場 の 自衛 官 は です よ 、 特に 現場 の 自衛 官 は 、 これ 、 レーダー 照射 という の は 、 銃 で いっ たら 銃口 を 見せ られ て トリガー に 指 を 掛け て いる 状況 です から 、 これ が なかっ た と 言わ れる と 、 なかなか 現場 は やっぱり 耐え られ ない ん で は ない か な という ふう に 思い ます 。   大臣 が 懸命 に 両国 の 外相 会談 やつ か さ つか さ で 努力 を さ れ て いる の は 重々 承知 し て い ます し 、 何とか この レーダー 照射 問題 、 それぞれ の 知恵 を 絞っ て 、 前 政権 の こと で ござい ます ので 、 やはり 未来 に 向け た 建設 的 な 議論 を し て 、 我々 は 、 やっぱり 筋 を 通す ところ は 通し て いただい て 、 より 良い 日 韓 関係 の 、 ミリタリー ・ ミリタリー の 関係 含め て 築い て いただけ ます よう に まずは お願い を し たい と 思い ます が 、 大臣 の 決意 を 一言 お願い し ます 。 日 韓 防衛 大臣 会合 の 前 の 先月 の 三 十 一 日 、 菅 前 総理 大臣 が 、 新しい 会長 に なっ た 、 超党派 の 日 韓 議員 連盟 の 会長 として 韓国 を 訪問 し て 、 尹 大統領 と 面会 さ れ た という 報道 が ござい まし た 。 ちょうど この 日 に 北 から 弾道 ミサイル と 思わ れる もの が 発射 を さ れ た という タイミング の 会談 に なっ て しまっ た もの です から 、 改めて 日 韓 関係 の 大切 さ 若しくは 日 米 韓 の 大切 さ を 皆さん が 感じ た と 思い ます 。   この 打ち上げ られ た 軍事 探査 衛星 という もの な ん です けれども 、 北 に とっ たら この 探査 衛星 の 取得 という の は 悲願 だ と 思う ん です 。 今 の この 技術 レベル という の は どれ ぐらい な ん でしょ う か 。 金 正 恩 という 人間 は 、 例えば 内政 問題 で 、 決まっ た 期日 まで に ビル が 建た なかっ た 、 農業 政策 で 失敗 を し た 、 医療 や 衛生 分野 で 失敗 し た 、 ことごとく 粛清 を し たり 処罰 を 繰り返し て 、 内政 において も 恐怖 政治 を 繰り広げ て いる ん です が 、 この 核 と ミサイル に関して は 極めて 寛大 な 対応 を 取っ て い まし て 、 失敗 を し て も 担当 者 罰 し ない ん です ね 。 失敗 を 恐れ ず に どんどん やれ と 。   この 二 十 年間 で 北 の ミサイル や 核 の 進歩 という か 開発 速度 という の は 、 私 も 防衛 研究所 の 専門 家 から 聞い た こと ある ん です けど 、 ちょっと 想像 を 絶する 速 さ だ と 、 物すごい スピード だ という ふう に 言っ て い まし た 。 ほんの 数 年 で どんどん 進化 し て 、 核 も 持ち まし た 、 大陸 弾 、 弾道 ミサイル も 持ち まし た 。   あと 持ち たい の は やっぱり アメリカ や 韓国 を ウオッチ する 目 だ と 思う ん です 。 つまり 探査 衛星 。 逆 に 言う と 、 これ 持た れる と 大変 厄介 だ と 思う ん です 。 アメリカ や 韓国 の 報道 で 北 の 軍事 衛星 は 性能 は 低い と 少し 見下し て 言っ て いる ん です けれども 、 私 、 侮れ ない と 思い ます よ 。 物すごい スピード で やつ ら は 、 かの 国 は 開発 を 繰り返し ます ので 、 これ は 是非 我々 も 緊張 感 持っ て 対応 する 必要 が ある と 思い ます ので 、 是非 防衛 省 として も お願い を し たい と 思い ます 。   外務 大臣 に お 伺い し ます 。   この 菅 さん と 尹 大統領 の 間 で 様々 な 会談 が さ れ て いる ん です が 、 外務省 の ある 方 が 、 これ 議連 の 話 な ので 外務省 関係 ない です という よう な こと を おっしゃっ た 方 が い ます が 、 もう これ 、 前 総理 です から 、 単なる 議連 の 問題 で は なく て 、 これ 二 国 間 の 真剣 勝負 の 話合い だ と 思い ます 。   拉致 問題 について どんな 議論 が さ れ た でしょ う か 。 やっぱり 韓国 の 持っ て いる 情報 という の は 拉致 問題 の 解決 にとって なく て は なら ない 問題 です 。 麻生 元 総理 が 訪韓 を し 、 総理 も バイ の 会談 を し 、 外相 会談 も やり 、 で 、 前 総理 が 新しい 日 韓 議連 の 会長 として 交流 を 始める 。 是非 、 この モメンタム を 逃す こと なく 信頼 醸成 を し て 、 一刻 も 早い 拉致 問題 の 解決 、 これ に 万全 を 期し て ほしい と 思い ます 。   そして 、 もう 一 点 。 福島 第 一 原発 の 処理 水 の 海洋 放出 の 問題 も 話題 に なっ た と 聞い て い ます が 、 これ に は どんな 議論 が あっ た ん でしょ う か 。 福島 の 真 の 復興 に は 、 この 農産物 含め た 外国 の 理解 という もの が なく て は なり ませ ん ので 、 是非 お願い を し たい と 思い ます 。   最後 に 、 大臣 、 菅 前 総理 が 議連 の 会長 に なり 、 一 議連 と は いえ 、 今 の 状況 を 考える と 非常 に 大事 な 議連 で あり 、 日 韓 の 関係 が 今 重要 な 時期 に 差しかかっ て いる と 思い ます 。 この 菅 会長 率いる 日 韓 議連 に対して どんな 期待 を お 寄せ に なり ます でしょ う か 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 洋之 で ござい ます 。   まず 、 安保 三 文書 の 反撃 能力 から 質問 さ せ て いただき ます 。   前回 の 質疑 で 、 極めて 現実 的 な シミュレーション について なん です けれども 、 集団 的 自衛 権 を 日本 が 発動 し て その 反撃 を 受け て いる よう な 事態 です とか 、 あるいは 、 同盟 国 の アメリカ が どこ か と 戦争 し て い て 、 それ を 原因 として 日本 が 攻撃 受ける よう な 場合 と 、 様々 な こと を 、 三つ の こと を 聞き まし て 、 その 答弁 を 見 て い て 、 ああ 、 そういう こと か な と 思っ た ん です が 、 防衛 省 、 政府 参考 人 で 結構 な ん です が 、 結局 、 今回 の この 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 、 日本 が 外国 から 武力 攻撃 を 受け て いる 事態 、 武力 攻撃 事態 のみ が いきなり 始まる と 、 そういう 前提 、 そういう シミュレーション しか やっ て い ない という こと で よろしい です か 。 ちょっと 、 昨日 、 防衛 省 の 方 と 議論 さ せ て いただい た の と 若干 違う よう な 気 も する ん です が 、 前回 、 局長 、 私 の その 一 、 二 、 三 の 三つ の 経緯 です ね 、 それ について は もう 答え て は いる と 思う ん です が 。   ちょっと 質問 な ん です けれども 、 よろしい です か 。   安保 法制 で 集団 的 自衛 権 を 日本 が 発動 できる こと に なっ て 、 まあ 当然 の 憲法 違反 な ん です が 、 我々 から すれ ば です ね 、 まあ 事実 と 科学 が ある 限り 絶対 の 憲法 違反 だ と 思い ます けれども 、 いずれ に し て も 、 じゃ 、 日本 が アメリカ に対する 、 まあ どこ か で いい です よ 、 密接 な 関係 国 で いい ん です が 、 に対する 武力 攻撃 を 排除 する 限定 的 な 集団 的 自衛 権 を やっ て い て 、 同時に 、 日本 に対する 武力 攻撃 も 発生 し て いる ので 、 それ を 排除 する ため の 個別 的 自衛 権 。 この 日本 が 個別 的 自衛 権 と 集団 的 自衛 権 を 両方 発動 し て いる 場合 は 、 今般 の シミュレーション は 日本 に対する 武力 攻撃 を 排除 する もの しか 計算 し て ない という こと な ので 、 皆さん が 言う ところ の その 安保 法制 の 下 の 自衛隊 の 行動 を 全て 計算 でき て ない という こと 、 それ に 必要 な 武力 、 それ に 必要 な 装備 や 組織 を 計算 でき て ない という こと に 論理 的 に なっ て しまう ん じゃ ない でしょ う か 。 何 か 、 聞い た こと に対して まとも に 、 論理 的 に 答え ない よう に し て いる ん だ と 思う ん です が 。   ちょっと 、 端的 に イエス か ノー か で 、 局長 、 答え て いただき たい ん です が 、 今回 の シミュレーション という の は 、 日本 が 安保 法制 の 下 で 個別 的 自衛 権 と 限定 的 な 集団 的 自衛 権 、 その 両方 を 発動 し て いる 、 そうした ケース という の は シミュレーション に 含ま れ て いる の か どう か 、 イエス か ノー か で 答え て ください 。 事実 関係 だけ を イエス か ノー か で 答え て ください 。   だから 、 今回 の シミュレーション に は 、 安保 法制 の 下 の 個別 的 自衛 権 の 発動 と 限定 的 な 集団 的 自衛 権 の 発動 、 その 二つ の 武力 行使 を 両方 発動 し て いる 局面 という の は シミュレーション に 含ま れ て いる の か どう か 、 イエス か ノー か で 答え て ください 。 そういう の を ちゃんと 堂々 と 答え ない と 駄目 じゃ ない です か 。 今 の でも 、 まだ 答え 、 まあ 中身 として は 答え て いる ので 了 と いたし ます けれども 。   なので 、 結局 、 集団 的 自衛 権 は 絶対 に 違憲 な ので 、 ちょっと 浜田 大臣 に も これ 、 あと 、 林 大臣 も 、 両 防衛 大臣 、 外務 大臣 が 新しく 着任 さ れ たら 、 必ず 、 昭和 四 十 七 年 政府 見解 の 文言 を 曲解 し て 、 論理 を 捏造 し た という 近代 立憲 史上 に ない 絶対 の 憲法 違反 な ん です けれども 、 それ を 御 質問 し なきゃ いけ ない ん です が 。   それ は さておき 、 結局 、 今 の 局長 の 答弁 から 明らか に なる こと は 、 これ 、 皆さん の 安保 法制 から し て も 、 皆さん の この 憲法 違反 の 集団 的 自衛 権 を 含む 安保 法制 から し て も 、 シミュレーション に なっ て い ない わけ です よ ね 、 まとも な シミュレーション 。 だから 、 結局 、 私 も 質疑 を 重ね させ て いただい て 分かっ た ん です が 、 結局 、 四 十 三 兆 円 という 数字 あり き で 、 それ に 向け て いろんな 予算 を かき集め て 、 今 委員 長 の 下 で 連合 審査 を 我々 も さ せ て いただい て 、 そこで この 財 確法 の 前提 と なる 四 十 三 兆 円 も 、 もう どんぶり 、 どんぶり という こと が 明らか に なっ た と 思う ん です けれども 、 そういう 数字 あり き の 政策 で あっ た ん だ な と いう ところ を 思う わけ で ござい ます 。   なので 、 この間 、 九条 と の 関係 について の 質問 を さ せ て いただい た ん です が 、 だから 、 そういう 積み上げ の 、 武力 の 意味 で も 論理 的 な 積み上げ を やっ て い ない ので 、 九条 と の 関係 で も 、 これ 違憲 に なる ん だ という ふう に 思い ます が 。   ちょっと 次 の 質問 に 行か せ て いただき ます が 、 外交 は 外務 大臣 、 最後 まとめ て お 伺い さ せ て いただき ます ので 、 次 、 問い の 四 番 な ん です けれども 、 反撃 能力 です が 、 この 反撃 能力 によって 我が国 が 保有 する この 実力 です けれども 、 スタンドオフ など の 実力 な ん です が 、 この 実力 を もっ て 、 日本 に 武力 攻撃 を 行っ て くる 国 の ミサイル 攻撃 に 関係 し ない その他 の 武力 です ね 、 相手 国 の 。 その 武力 に関する 装備 だ とか 基地 だ とか 、 そういう もの を たたく こと は できる ん でしょ う か 、 法理 として 、 あるいは 防衛 政策 上 やむを得ない 場合 です ね 。 ミサイル 攻撃 、 相手 から の 、 相手 国 の 、 ミサイル 攻撃 に 関係 し ない 相手 の 武力 に関する もの を 反撃 能力 で 保有 する 実力 によって やむを得ない とき は たたく こと が できる 、 多分 できる という ふう に 考え て いる ん だ と 思う ん です が 、 それ について 、 まだ 国会 で 明確 に 答え て い ない ので 、 もう これ は 明確 に 答え て ください 、 時間 が なくなっ ちゃ い ます ので 。 だから 、 今 の 答弁 の 最後 の その 弾道 ミサイル 、 要するに ミサイル 攻撃 を 防ぐ の に やむを得ない と 言っ た ん です けど 、 私 の 質問 は 、 その 相手 から の ミサイル 攻撃 に 関係 し ない 相手 から の 武力 、 そうした もの を たたく という こと も この 反撃 能力 の 実力 で 真に 必要 な とき は できる の か どう か 、 できる と 考え て いる の か どう か 、 それ を 明確 に 答え て ください 。 個別 の 攻撃 対象 じゃ なく て 、 これ 一般 論 で 聞い て いる わけ です から 。 ちょっと そういう の やめ て ほしい ん です けど 。   ミサイル 攻撃 と 言っ て いる わけ だ から 、 弾道 ミサイル 以外 の やつ も 当然 包含 し て 言っ て いる に 決まっ て いる わけ じゃ ない です か 。 だから 、 今 局長 が おっしゃっ た その ミサイル 装備 、 ミサイル 攻撃 以外 の もの も たた ける か どう か 、 明確 に 答え て ください 。 三 回 目 です 。 それ を 、 初め から それ 答えれ ば いい ん です よ 。 じゃ 、 追加 で 、 今 謝っ たら 駄目 です よ 。   じゃ 、 今 おっしゃっ た その ミサイル 攻撃 以外 の もの を たた ける という の は 、 それ は 法理 として たた ける ん です ね 、 法理 として は 排除 さ れ て い ない 。 排除 さ れ て いる か どう か だけ 答え て ください 。 だから 、 武力 に関する 議論 な ん です から 、 堂々 と 答え ない と 駄目 な ん です けれども 。   次 の 質問 を 行か せ て いただき ます けれども 、 今般 の この 反撃 能力 の 政府 の 整備 方針 です ね 。 反撃 能力 という 実力 を 使う ため に ミサイル を 幾つ か 選ん で どういう ふう に 配備 し て いく か という よう な 、 そういう やり方 な の か 、 あるいは 、 防衛 省 の 説明 で は そう じゃ なく て 、 日本 に対する 侵略 を 排除 する ため の スタンドオフ 等 の ミサイル 装備 を まず 構える と 、 ただ 、 それ は ほとんど 同時に 反撃 能力 に も 使える もの な ので 、 いざ という とき の 反撃 能力 等 に 使え ます と 。 だから 、 その 反撃 能力 の 実力 の 整備 方針 を 簡潔 に 答え て ください 。 さ は さり ながら 、 いざ です ね 、 これ 一般 論 として 、 その ミサイル の 撃ち合い に なっ た とき に 、 熱い 戦い 、 熱戦 という 言葉 も あり ます が 、 ミサイル の 撃ち合い 、 ミサイル の 熱戦 を 反撃 能力 の 実力 で 、 装備 し た 反撃 能力 の 実力 で 行う と いう こと も シミュレーション の 中 に は 含ま れ て いる ん でしょ う か 。 ちょっと シミュレーション 担当 の 川嶋 局長 に 聞き ます が 、 極めて 現実 的 な シミュレーション は ミサイル の 言わば 撃ち合い です ね 、 ミサイル の 熱戦 、 要するに 撃ち合い です 。 そうした 事態 、 局面 という もの も 極めて 現実 的 な シミュレーション に は 含ま れ て いる の か どう か 、 それ を 答え て ください 。 その 反撃 能力 は 、 烈 度 として 、 相手 と ミサイル を 撃ち合う よう な もの は 含ま れ て いる の か どう か 、 答え て ください 。 じゃ 、 次 、 問い の 四 の 方 に 行き ます けれども 、 岸田 総理 大臣 は 、 この 反撃 能力 を 保持 する こと を 盾 の 部分 を 高める ため の 能力 という ふう に 言っ て いる ん です けれども 、 先生 方 も 御 案内 の とおり 、 かつて は 敵 基地 攻撃 能力 は アメリカ 軍 が 矛 の 役割 として やっ て 、 日本 は この 迎撃 、 盾 を やる と 言っ て いる ん です けれども 、 かつて 矛 と 言っ て い た もの が なぜ いきなり 盾 に なっ て しまう の か 、 なぜ 反撃 能力 が 盾 の 部分 を 高める 能力 と 言える の か 、 それ を 説明 し て ください 。 盾 の ため の 能力 という ふう に 言っ て い ます けれども 。 ちょっと 防衛 大臣 、 よろしい です か 。 今 の 局長 の 説明 で 統合 防衛 能力 という 傘 を かぶせ た ので 、 かつて 矛 です ね 、 相手 国 の 領域 に 打撃 を 行う 、 かつて は 矛 と 言っ て い た 打撃 力 が 盾 の ため だ という ふう に 言っ て いる ん です が 、 矛盾 という 言葉 が ある ん です けれども 、 矛盾 です ね 、 これ 新しい 故事 成語 を 日本 政府 が つくっ ちゃう こと に 私 なる と 思う ん です よ ね 。 かつて の 矛盾 という の は 盾 と 矛 、 どっち が 強い ん だ という 話 でし た けれども 、 これ もっと ひどく て 、 かつて 矛 と 言っ て い た もの を これから は 盾 という ふう に 言う と 。   もう 、 黒 と 言っ て も 黒 で は なく て 白 だ という よう な 話 で あっ て 、 これ 当然 、 到底 、 日本 国民 の 皆さん に 説明 が 付か ない 、 岸田 総理 が 言っ て いる 反撃 能力 、 他国 領域 へ の 打撃 の 能力 を 盾 の ため 、 盾 の 能力 だ という の は 到底 日本 国民 に 説明 の 付か ない 新た なる 矛盾 話 で は ない でしょ う か 、 防衛 大臣 。 だから 、 その 局長 の 答弁 を そのまま 答え て いただく ん だっ たら 、 大臣 に 聞い た 意味 が ない ん で あり ます けれども 。   では 、 次に 、 問い の 六 な ん です が 、 もう 結論 だけ 答え て 、 質問 通告 は ちゃんと やっ て いる んで 答え て いただき たい ん です けれども 、 この 存立 危機 事態 と 反撃 能力 と の 関係 な ん です けれども 、 政府 は 、 この 反撃 能力 で 保持 し た 実力 を 使っ て 、 存立 危機 事態 で 限定 的 な 集団 的 自衛 権 は できる という ふう に 言っ て いる ん です が 、 それ が 許さ れる 局面 な ん です けれども 、 この 安保 三 文書 の この 字面 を 眺め て いる と 、 密接 な 関係 の ある 他国 に対する 武力 攻撃 、 それ は ミサイル 攻撃 に 限ら れ て いる の か 、 これ が 一つ です 。 かつ 、 日本 に 及ぶ 明白 な 危険 、 国民 の 生命 等 が 根底 から 覆る この 明白 な 危険 という の は 、 他国 から の ミサイル 攻撃 が 後 に 飛ん で くる と 、 そういう 事態 に 限っ て いる の か 。 防衛 省 の 説明 で は 、 両方 とも ミサイル 攻撃 に 限ら れ ない という ふう な こと だ と 思う ん です が 、 結論 だけ 答え て くれ ます か 。 ちょっと 、 全部 答え て いただい た の か 後 で 会議 録 精査 し ます が 、 川嶋 局長 さん 、 次 、 ちょっと 質問 な ん です が 、 昨日 、 国連 室 の 通告 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 財 確法 で 七 千 億 円 の 決算 剰余 金 という もの を 当て に し て いる ん です が 、 これ 、 令 和 十 年度 以降 も この 決算 剰余 金 、 二 分の 一 は この 防衛 関係 費 の 予算 に 回す と 、 そういう 政府 方針 に なっ て いる の か 、 政府 の 方針 を 簡潔 に 答え て ください 。 結論 だけ で よかっ た です 。   政府 の 方針 です ね 、 じゃ 、 内閣 官房 でしょ う か 、 ちょっと これ 、 今 国会 この 委員 会 で も 質問 し て いる ん です けれども 、 四 十 三 兆 円 の うち の 四つ の 分野 の 一 兆 円 の 部分 な ん です けれども 、 あの 内訳 と 金額 が 、 これ 三 回 目 の 質問 だ と 思う ん です けど 、 決まっ た の か どう か 。 決まっ て い ない ん だっ たら 、 いつ まで に 、 何 が 理由 で いつ まで に 決める の か 、 外務 大臣 に 御 質問 し なきゃ いけ ない ので 、 簡潔 に 答え て ください 。 どんぶり の 中身 が 若干 だけ 分かり まし た が 、 まあ どんぶり は どんぶり で ある という こと だ という ふう に 思い ます 。   では 、 外務 大臣 に 質問 さ せ て いただき ます が 、 問い の 三 番 な ん です が 、 前回 質問 さ せ て いただい た もの を 、 重ね て なん です けれども 、 この 極めて 現実 的 な シミュレーション という の は 日本 に対する 武力 攻撃 が 発生 し て いる とき です が 、 その とき に 、 まさに 日本 外交 が どういう 戦略 、 今 から どういう 戦略 を 立て て 、 何 を やっ て 一刻 も 早く 日本 に対する 侵略 を 日本 の 外交 の 力 あるいは 国際 外交 の 力 で 止め て いく か という こと で 、 前回 の 答弁 は 、 個別 の 事態 の とき に 個別 の こと を 個別 具体 に 検討 し て やり ます という よう な 答弁 だっ た ん です 。   それ だ と 外交 の 存在 意義 が ない と 思い ます ので 、 この間 、 政府 が 何 度 も 何 度 も いろんな ところ で おっしゃっ て いる 、 常任 理事 国 ロシア による ウクライナ の 侵略 という こと が あり 、 その 侵略 を 止め なきゃ いけ ない という 我が国 外交 の 努力 が あり 、 世界 外交 の 、 国際 外交 の 努力 も ある ところ で ござい ます ので 、 現代 社会 において は 戦争 という もの は 許さ れ ない し 、 また 、 そういう 戦争 という もの は 、 社会 経済 的 に も その 国 において それ は もう 不合理 極まりない もの で ある という 認識 の 下 に 、 我が国 は どういう 戦略 的 な 外交 を そういう とき に はやっ て いく の か という こと について 、 具体 的 な 答弁 を お願い いたし ます 。 もう少し 踏み込ん だ 答弁 を し て いただき たい という ふう に 思う ん です が 、 例えば 、 日本 は アメリカ の 同盟 国 で 、 アメリカ は 世界 の パワー です ので 、 アメリカ と 、 軍事 は もちろん 貿易 、 交易 関係 、 あるいは 経済 的 な ルール 等々 でも 実際 戦う という 国 は 余り い ない と 思う ん です けれども 。   だから 、 日本 に 侵略 が あっ た とき は 、 例えば 国際 的 な 経済 制裁 を 、 大臣 が おっしゃっ た よう に 国連 憲章 違反 な ん です から 、 国際 的 な 枠組み で こういう ふう に つくっ て いく ん だ とか 、 まあ こういう ふう に つくる という ところ まで は 言え なく て も 、 この 戦争 を 止める 、 侵略 を 止め させる ため に どんな 有効 的 な 取組 という もの が 、 一般 論 として です ね 、 日本 の 外務 大臣 が その こと を 国会 や 国民 に対して お話し いただけ ない はず は ない し 、 むしろ これ だけ 厳しい 安全 保障 環境 だ という こと で 四 十 三 兆 円 も の 莫大 な 血税 を 注ぎ込ん で 軍備 を やる 以上 は 、 一番 大切 な 外交 は 何 を なさる の か という こと を やっぱり 答え て いただか なきゃ いけ ない と 思い ます ので 、 事前 の こと は 先 ほど の 答弁 、 もう少し それ に 答え て いただき たい と 思い まし た けれども 、 侵略 が 起き て いる とき に それ を 止める ため に どういう こと を 具体 的 に やる という よう な こと が あり 得る の か 、 考え られる の か という よう な こと について 、 もう少し 具体 的 に 答弁 いただけ ない でしょ う か 。 もう少し 具体 的 に お願い し たい ところ な ん です けど 、 大事 な 質問 な ん です が 。   じゃ 、 次 の 二 の パラ の 、 問い の 九 番 です ね 、 外務 大臣 へ の 御 質問 。 これ も 前回 お 伺い し た 質問 を ちょっと 重ね て さ せ て いただき たい ん です が 、 中国 です けれども 、 この 安保 三 文書 の 閣議 決定 前 は 、 外務 大臣 、 この 委員 会 で 本当 すばらしい 答弁 を し て くださっ て 、 日 中 は お互い に し て 最大 あるいは 二 番目 の 貿易 相手 国 な ので 、 常識 的 に 考え て 、 この 両国 が 戦争 を すれ ば 、 お互い の 経済 、 金融 、 もう 破綻 、 いろんな もの が 破綻 する わけ です けれども 、 そう する と 、 常識 で 考え て 、 この 国 が 戦争 を し 合う 、 武力 を 交じ え 合う という こと は 普通 に 考え て あり 得 ない こと で ある といった よう な 趣旨 の 答弁 を し て いただい た ん です が 、 ただ 、 現実 として 、 この 閣議 決定 の 安保 の 三 文書 という の は 中国 を 想定 に し て いる もの だろ う という ふう に 思う わけ な ん です けれども 。   それ は さておき 、 その 安保 三 文書 の 閣議 決定 の 後 の 質問 で は 、 林 大臣 は 、 閣議 決定 前 の 、 中国 と 戦争 する という こと は 、 日本 が 武力 紛争 状態 に なる という こと は 普通 で は 考え られ ない こと だ という よう な こと を 明確 に おっしゃら なく なっ て いる という ふう に 思う ん です けれども 。 大臣 の 今 の 御 見解 、 今 の 御 見解 として 、 その 質問 、 二 回 目 の 質問 は 三月 だっ た と 思う ん です けれども 、 今 の 御 見解 として 、 十二月 あるいは 三月 も 変わら ぬ 見解 だっ た ん だっ たら 、 日 中 は 、 普通 に 考え て 、 その お互い の 経済 関係 、 あるいは 社会 関係 も 、 経済 関係 など を 見る と 、 武力 を 交じ え 合う よう な 国 で は ない と 、 普通 に 考え て 、 そういう 御 見解 で いらっしゃい ます でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   最後 の 、 一般 論 として 、 そういう 認識 は 一切 変わら ない という こと は 言え ない という こと な ん です が 、 と する と 、 この 安保 戦略 の 十 年間 あるいは 防衛 装備 計画 の この 五 年間 の 間 に 、 日 中 が 、 それ は 、 日 中 が 武力 紛争 を 交える という の は 、 もう 本当に 常識 で 考え られ ない 不 合理 だ という こと な はず な わけ で ござい ます けれども 、 この 安保 戦略 の 十 年間 あるいは その 装備 計画 の 五 年間 の 間 に 武力 紛争 の 発生 の 可能 性 という の は ある と 、 排除 し ない という わけ です が 、 じゃ 、 なぜ ある と お 考え に なる の か 、 あるいは 、 そういう ふう に 考え た その タイミング 、 今回 、 閣議 決定 、 大臣 も さ れ て いる わけ です から 、 それ について 御 説明 いただけ ます でしょ う か 。 日本 外交 の 役割 という の は 、 大臣 が さっき おっしゃっ て い た 、 今日 現在 、 今日 現在 の 時点 で 日 中 が 武力 紛争 を 交える という こと は 常識 で あっ て は なら ない し あり 得 ない こと だ という ふう な こと を 、 我々 両国 、 あるいは 両国 の 責任 者 、 あるいは 両国 の 国民 、 あるいは 世界 が 、 そういう こと を 、 今日 現在 という もの を ず うっ と 向こう 五 年 、 十 年 も 保ち 続ける の が 大臣 の 日本 外交 の 最大 使命 だ と 思い ます ので 、 それ を 是非 しっかり と やっ て いただき たい と 思い ます 。   もう 一つ この 外交 について なん です が 、 これ 政府 参考 人 で も 結構 な ん です けれども 、 国家 安保 戦略 に は 、 自分 の 国 は 自分 で 守り 抜ける 防衛 力 を 持つ こと は 、 その よう な 外交 の 地歩 を 固める もの に なる という 言葉 が あり ます 。 一方 で 、 岸田 総理 の 国会 答弁 で 、 外交 に は 裏付け と なる 防衛 力 が 必要 で あり ます という こと を 言っ て いる ん です が 、 この 二つ の 文言 、 趣旨 が 同じ 趣旨 で ある の か どう か 、 まず それだけ 簡潔 に 答え て ください 。 じゃ 、 外務省 政府 参考 人 で 結構 な ん です が 、 その 外交 の ため に は 裏付け と なる 防衛 力 が 必要 と 、 これ 具体 的 に は どういう 意味 な ん でしょ う か 。 具体 的 に 、 それ 分かり やすく 答弁 し て ください 。 ちゃんと 通告 し て いる んで 答え て ください 。   その 安保 戦略 で 書い て いる 言葉 、 総理 の 答弁 と 同じ に なっ た 、 外交 に は 裏付け と なる 防衛 力 が 必要 。 私 も 実は そう 思い ます 、 これ 否定 し ない です よ 。 ただ 、 具体 的 に どういう 意味 という ふう に 政府 は 考え て いる の か を 分かり やすく 説明 し て ください 。 先 ほど 私 も これ 否定 し ない という よう な こと を 言っ た ん です が 、 ちょっと 今 外務省 が 言っ た よう に 、 外交 に は 裏付け と なる 防衛 力 が 必要 という 、 その 説得 力 と いう と 、 それ どういう こと です か 。 外交 で うまく いか なかっ たら 武力 が 待っ て いる ぞ とか 、 そういう 話 で は ない です よ ね 。   だから 、 そこ を ちゃんと 国民 の 皆さん に 分かり やすく 説明 を し て ください 。 ちょっと 時間 が なくなっ て き て い ます ので 。 説明 に なっ て い ない から 、 ちょっと 今 多分 答弁 言わ れ た けど 、 考え て おい て ください 。 ちゃんと 聞き ます から 。   ただ 、 私 が 申し上げ たい の は 、 日本 が 今 求め られ て いる 必要 な 外交 という の は 、 そういう 外交 で は やっぱり 足り なく て 、 日本 自ら その 中国 なり いろいろ な 関係 国 と の 利害 関係 を しっかり つくり 込ん で いっ て 、 国際 社会 の 中 で 、 この 日本 に対する 武力 という よう な こと を 絶対 に 誰 も 考え ない という よう な 環境 を つくっ て いく の が 、 そういう 創造 力 の ある もの の 外交 が 今 求め られ て いる ん だ という ふう に 思い ます 。   答弁 用意 し て いる ん だっ たら 聞き ます けど 、 具体 的 な 答弁 用意 し て い ます か 。 し て いる ん だっ たら 早く 答え て ください 。 再度 聞く ので 答弁 整理 し て おい て ください 。   じゃ 、 最後 、 川嶋 局長 、 よろしい です か 。 前回 の 議論 の 続き な ん です が 、 新しい 防衛 装備 の 移転 です ね 、 先 ほど 法案 自体 は 、 基盤 法 は 可決 し まし た けれども 、 憲法 前文 の 平和 主義 に のっとっ て やっ て いく という こと 、 政府 の 明確 な 答弁 が ある ん です けれども 、 ちゃんと 答え て ほしい ん です が 、 憲法 の 前文 に 全 世界 の 国民 が 戦争 によって 殺さ れ ない 平和 的 生存 権 を 持っ て いる という ふう に 書い て ある ん です ね 、 憲法 前文 に 。   と する と 、 殺傷 兵器 を 一般 的 に 海外 に 日本 が 輸出 する 場合 は 、 それ は 直接 使わ れる という の は 防ぐ よう な こと は 難しい と 思う けど 、 それ が 転売 さ れ たり 転用 さ れ たり し て 誰 か を 殺す こと に なる ので 、 いわゆる 殺傷 兵器 、 分かり やすい 意味 で の 殺傷 兵器 を 輸出 する という こと は 憲法 前文 の 平和 主義 の 下 で は 非常 に 難しい と 、 平和 主義 に 抵触 する という の が 一般 的 に 考え られる という 理解 で よろしい です ね 。 答え て ください 。 済み ませ ん 、 川嶋 さん という の は 、 昨日 防衛 省 の 方 から 聞い た の を 失礼 を いたし まし た 。   じゃ 、 時間 に なり まし た ので 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   本日 は 、 両 大臣 がかり ゆし を 着 て おら れ て 、 私 も なぜ 着 て おら れる の か よく 理解 でき なかっ た ん です が 、 閣議 で その よう な かり ゆし デー という もの が ある という こと を 聞き まし て 、 大変 お似合い で 、 また 羨ましく 思い ます 。 是非 、 閣議 と 言わ ず 、 議会 全体 でも その よう な かり ゆし デー みたい な こと を し て 、 皆 で その よう な 時 を 持つ こと が でき たら もっと いい ん で は ない か な 、 私 も 喜ん で 着 て き たかっ た な と 思っ て 見 て おり まし た 。   今日 は 、 午前 中 に 財 金 と の 合同 部会 が あり まし て 、 財源 確保 法 について 質疑 という か 、 参考 人 の 質疑 が あり まし た 。 これ は 木曜日 に も 続け て ある という こと です ので 、 今日 は まず 一 回 目 という こと で 、 私 の 方 も こちら の 方 を 取り上げ させ て いただい て 、 質疑 を さ せ て いただき たい 、 その よう に 思っ て おり ます 。   配付 資料 の 一 を 御覧 いただけれ ば と 思い ます 。 これ は もう 皆さん よく 見 て おら れる もの だ と 思い ます し 、 私 も 何 度 も 説明 を 受け た もの な ん です が 、 いまだに ちょっと まだ 把握 し 切れ ない 、 頭 が 悪い の かも しれ ませ ん が 、 把握 が 難しい と 私 自身 も 理解 し て おり ます 。   この 左上 の 五 年間 の 防衛 力 整備 の 水準 四 十 三 兆 円 に対して 予算 額 が 四 十 ・ 五 兆 円 で ある と 、 そこ の 差額 が 二 ・ 五 兆 円 で ある と 。 四 十 ・ 五 兆 円 について は 、 この 下 の 五角形 の 赤い 四角 という ん でしょ う か 、 五角形 の ところ に ここ が 含ま れ て くる という ふう に 理解 し て おり ます けれども 、 この 二 ・ 五 兆 円 の 差額 、 これ は 何 を 表し て いる の か という こと を 質問 し た ところ 、 自衛隊 の 施設 の 改修 等 の 施設 整備 費 約 四 兆 円 の 一部 が ここ に 含ま れる という 説明 を 受け て おり ます 。   この 二 ・ 五 兆 円 、 どうしても 必要 な 防衛 力 の 整備 に 、 防衛 力 整備 の 内容 で あれ ば 、 なぜ この 四 ・ 三 兆 円 を この 赤い 部分 に 含ま なかっ た の か 、 予算 総額 の 中 に 含ま なかっ た の か という こと を まず 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。 その 説明 な ん です けれども 、 まず 財源 の ところ に関して は 、 この 二 ・ 五 兆 円 を カバー する 際 に 決算 剰余 金 の 上 振れ 分 を 想定 する と 、 それ が ない 場合 に は 言わば 防衛 省 の 自衛隊 の 歳出 改革 を し て いく という こと を 見る と 、 まさに この 赤い 部分 の 下 の 部分 が この 二 ・ 五 兆 円 の 部分 に も 当てはまっ て くる 、 同じ 要素 を 二 ・ 五 兆 円 について も 考え て いる よう に 私 に は 見える ん です ね 。   そういう こと で あれ ば 、 もう 下 に まとめ て しまっ て 、 四 十 三 兆 円 について これ の 財 出 を 、 何とか 捻出 し て いく という ふう に し た 方 が 分かり やすかっ た の で は ない でしょ う か 。 それ を わざわざ 分ける 理由 について は 、 やはり 説明 を 伺っ て も 余り よく 、 分かり にくい と 思っ て おり ます 。   そして 、 次 の 質問 に 行き ます が 、 自衛隊 の 施設 整備 費 に関して 、 この 二 ・ 五 兆 円 の 中 に 含ま れる という こと でし た が 、 今年度 に関して は 自衛隊 の 施設 整備 費 や 艦艇 建造 費 四 千 三 百 四 十 三 億 円 、 これ は 建設 国債 によって 対応 し た と 、 発行 対象 経費 として 整理 さ れ て いる わけ です 。 約 四 千 三 百 億 円 、 これ を 掛ける 五 を し ます と 約 二 ・ 二 兆 円 と なり ます ので 、 大体 この 二 ・ 五 兆 円 の 部分 と 整合 し て くる よう に 見える ん です けれども 、 この 二 ・ 五 兆 円 という もの は 、 将来 的 に 建設 国債 発行 によって 財源 確保 を 念頭 に 置い て いる わけ で は ない ん でしょ う か 。 財務省 の 説明 に よる と 、 その 今回 の 建設 国債 による 四 千 三 百 四 十 三 、 これ は 下 の グレー の B の ところ の 財源 が これ に 当たる という ふう に 説明 を 受け て おり ます 。 ますます これ も 分かり にくく て 、 グレー の 部分 を 建設 国債 を 増やす こと によって 上 に 伸ばし て いけ ば 、 必然 的 に この 赤い 台形 と いう か 五角形 の ところ に お金 が 回っ て いく という ふう に も 見え ます し 、 財源 も 非常 に 不透明 です し 、 その 辺り 、 説明 を 何 度 か また 繰り返し て 確認 さ せ て いただき たい 、 その よう に 思っ て おり ます 。   次に 、 決算 剰余 金 の 活用 の 項目 について 御 質問 し ます 。   決算 剰余 金 、 五 年 後 に は 約 七 千 億 円 程度 出 て くる ん で は ない か と 。 これ は 、 毎年 平均 し て 約 一 兆 四 千 億 円 ぐらい の 決算 剰余 金 が 出 て いる ので 、 その 半額 が ここ に は 想定 できる の で は ない か という よう な 説明 を 受け て おり ます けれども 、 毎年 一 兆 四 千 億 円 の 決算 剰余 金 を 発生 さ せる よう な 予算 を 組む という の は 、 まさに 水増し し た 予算 を 組ん で いき ます という よう な 、 そういう 意思 表明 に も 見え なく も ない わけ です ね 。   決算 剰余 金 の 半額 は 赤字 国債 の 発行 額 減額 によって 抑制 する 仕組み が あり ます けれども 、 なぜ この 五 年 後 に 七 千 億 も の 決算 剰余 金 が 発生 する という 算定 を し た の でしょ う か 。 御 説明 ください 。 御 説明 ありがとう ござい ます 。   今 の 御 説明 を 伺い ます と 、 一つ は 、 歳出 改革 によって 無駄 は 省か れ た と 、 言わば 、 これ で いう と 青い 部分 が もっと 上 に 行く という ところ 。 もう 一つ は 税収 の 上 振れ 、 つまり 、 景気 が 良く なっ て 収入 が 、 税収 が 増える こと によって この 決算 剰余 金 が できる という 説明 だ と 思う ん です 。   で あれ ば 、 この 決算 剰余 金 の 活用 で は なく て 、 この 歳出 改革 を より 増やし て 、 かつ 、 その 景気 回復 による 増収 を 見込む という ふう に 書く べき で は ない ん でしょ う か 。 この 点 について は 、 また 引き続き 次回 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   四つ 目 の 問い に 行か せ て いただき ます が 、 歳出 削減 に関して 、 どの よう に し て 五 年 後 に 約 一 兆 円 の 歳出 削減 を し て いく の か 。 今年度 の 歳出 削減 が 大体 二 千 億 円 と 報告 受け て おり ます が 、 これ は 、 私 の 理解 で は 、 その 歳出 削減 と いう より も 歳出 の 自然 減 という よう な 、 恩給 が 減っ たり とか 、 そういう もの を 積み重ね た もの という 印象 が あり ます 。   じゃ 、 どう やっ て 五 年 後 に 一 兆 円 も の 歳出 削減 を する の か という 質問 を する と 、 政府 から の 答弁 は 必ず 、 行政 事業 レビュー を 行っ て い ます と 、 これ によって 歳出 削減 を し て いき ます という ふう に 伺っ て い ます 。 ただ 、 この 行政 事業 レビュー に関して は 、 内容 を 確認 する と 、 どうしても 各 省庁 ごと の それぞれ の 事業 について 無駄 が ない か 、 この 一つ 一つ の 事業 を ぎゅぎゅっと 雑巾 を 絞る よう に し て 無駄 を 省い て いく 、 まさに 今 、 官僚 の 皆さん 、 それ を しっかり やっ て おら れる と 思う ん です が 、 省庁 を またい だ 重複 する よう な 、 その よう な 類似 業務 を 洗い出し て 、 重複 する もの は 合理 化 し て いく 、 その よう な 視点 の 抜本 的 な 行政 改革 は これ で は 行え ない ん で は ない か という ふう に 危惧し て おり ます 。   現在 行っ て いる 行政 事業 レビュー について は 、 省庁 横断 的 な 、 その よう な レビュー は 行っ て いる ん でしょ う か 、 お答え ください 。 省庁 横断 的 な 事業 について の レビュー は し て いる という こと を 伺っ て 、 それ について は 評価 し て おり ます し 、 行政 改革 本部 が どれ だけ 有意義 な 結果 を 出す か という の が 、 これから 私 たち の 国 の 財政 にとって は 非常 に 重要 な こと だ と 思い ます ので 、 是非 頑張っ て いただき たい と いう か 、 前 に 進ん で いただき たい と 思う ん です が 。   質問 、 繰り返し に なり ます 。 行政 事業 レビュー を し て いる 行政 改革 本部 さん は 、 この 事業 と この 事業 は 省庁 を またい で いる けど 同じ じゃ ない か という よう な もの を 把握 さ れる 可能 性 が 高い と 思う ん です が 、 その よう な 省庁 を またい だ 類似 し た 事業 について 、 これ は 一つ に まとめる べき で ある 、 統合 す べき で ある 、 その よう な 提案 という の は さ れる ん でしょ う か 。 今日 は まだ 準備 が ここ まで しか でき て い ない ので 。   ただ 、 例えば です けれども 、 幼児 教育 の 受皿 を し て いる 幼稚園 、 保育園 、 こども 園 、 そして 認可 外 保育 、 無認可 保育 、 いっぱい ある わけ です 。 厚生 労働省 も 文科 省 も 内閣 府 も 持っ て いる 。 それぞれ が 例えば 監査 を する とき に 、 同じ よう な 監査 を それぞれ の 省庁 が 実施 し て おら れる 。 それぞれ の 省庁 の 事業 に関して は 効率 化 が 図ら れ て いる かも しれ ない けど 、 それ 一 本 化 すれ ば 三 省庁 に またが なく て も いい ん じゃ ない か 、 その よう な こと が ほか に も この 国 全体 で は ある ん じゃ ない か と 思う ん です ね 。   是非 、 行政 事業 レビュー が その 省庁 を またい だ 無駄 を 省く 、 一つ 一つ の 事業 の 無駄 を 省く じゃ なく て 、 省庁 を またい だ 事業 の 無駄 を 省く よう な 、 その よう な 行政 改革 に 進ん で いただき たい という こと を 希望 し て 、 この 質問 は 終わり たい と 思い ます 。   もう 残り 僅か に なっ て しまっ て 申し訳 ござい ませ ん 。 サイバー 防衛 について 少し だけ 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   資料 の 二 番目 を 御覧 ください 。 五 年 後 の 二 〇 二 七 年 に サイバー 専門 部隊 が 四 千 人 まで 増員 する という ふう に 承知 し て おり ます が 、 この 四 千 人 へ の 増員 、 これ は 専門 知識 を 持っ て いる 外部 人材 の 登用 と 内部 から の 人材 の 育成 と 、 どの よう な バランス を 想定 し て おら れる か 、 大臣 に 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   これから また サイバー 防衛 について 細かく 質問 し て いき たい と 思い ます が 、 本日 は ちょっと 時間 が 限ら れ て おり ます ので 、 是非 、 実質 的 な 内容 の 強化 という ところ で 議論 を さ せ て いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   先週 、 私 、 イスラエル に 行っ て まいり まし て 、 サイバー 防衛 について 、 軍 と 、 あと サイバー 総局 という 行政 と 、 あと 民間 の サイバー 事業 所 さん と 、 三 か所 ぐるぐる 回り ながら 、 実際 に どの よう に 育成 し て いる の か という こと で 教え て いただき まし た 。 そういった こと も 踏まえ て 、 また 次回 、 続け て 御 質問 さ せ て いただけれ ば と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   五月 二 十 日 発表 の G7 首脳 コミュニケ は 、 我々 の 社会 の 実質 的 な 変革 の ため の ジェンダー 主流 化 を 深化 さ せる こと により 、 ジェンダー 平等 問題 の 断片 化 と 疎外 化 を 克服 する 必要 性 を 強調 する と し て い ます 。   外務 大臣 に 伺い ます 。   外交 政策 における ジェンダー 主流 化 を 我が国 として どう 進める おつもり でしょ う か 。 二 十 四 日 から 予定 さ れる G7 男女 共同 参画 担当 大臣 会合 で は 、 W 7 、 ウーマン ・ セブン ・ ジャパン と の 対話 も 予定 さ れ て い ます が 、 この ウーマン ・ セブン が 掲げる フェミニスト 外交 政策 は 、 女性 差別 撤廃 条約 と その 選択 議定 書 を 始め と する 国連 人権 条約 の 完全 で 効果 的 な 実施 を 求め て い ます 。   外務省 に 伺い ます が 、 女性 差別 撤廃 条約 と 選択 議定 書 の 締約 国 は 幾つ です か 。 選択 議定 書 の 肝 は 、 国内 の 裁判 で は 救済 さ れ なかっ た 権利 侵害 について 、 個人 が 委員 会 に 通報 できる という 個人 通報 制度 です 。   発効 以来 の 個人 通報 の 件数 、 審査 の 結果 、 侵害 あり と さ れ た 件数 、 また 、 その 代表 的 な 事例 を 御 紹介 ください 。 昨年 十月 時点 で は 百 八 十 七 件 が 登録 さ れ て いる という こと で あり ます 。 デンマーク や オランダ など 、 北欧 や カナダ といった 人権 政策 が 進ん だ 国 ほど 市民 の 人権 意識 も 高い ので 、 申 立て が 増える 傾向 に ある と さ れ ます 。   条約 違反 が ある と 認め られる 場合 、 委員 会 の 見解 、 勧告 が 出さ れ ます 。 この 勧告 は 法的 拘束 力 は あり ませ ん が 、 金銭 賠償 や 原状 回復 を 求める ほか 、 一般 的 な 勧告 が なさ れる 場合 が あり ます 。   これ 、 一般 的 な 勧告 と は どういう 種類 の もの が ある ん でしょ う か 。 いやいや 、 この 条約 に 入っ た 場合 の 、 そして 侵害 が あっ た と 認め られ た 場合 の 一般 的 な 勧告 として 、 例えば 、 法律 の 施行 について の 勧告 や 、 あるいは 法律 家 、 法 執行官 に対する 訓練 など 、 そういった 種類 の 勧告 が さ れる 場合 、 様々 種類 が あり ます か ね 。 例えば 、 ブルガリア で は 、 性 暴力 の 被害 者 は 加害 者 に 民事 の 損害 賠償 を 請求 できる の です が 、 物理 的 な 損害 だけ で 、 慰謝 料 、 精神 的 な 損害 は 請求 でき ない という 法律 でし た 。 その よう な 法律 は 変える べき だ という 勧告 が 行わ れ て い ます 。 あるいは 、 法律 家 、 警察官 や 入管 職員 、 刑務 官 など 法 執行官 も 含め て 、 こうした 人 に対する 研修 を 行う べき だ と 、 これ は 多く の 勧告 に 入っ て いる よう です 。   そして 、 その 勧告 内容 を どう 実施 する か は 、 勧告 の 後 も 委員 会 が フォローアップ を 行い ます 。 法的 拘束 力 は ない わけ です が 、 勧告 を 手掛かり に 関係 者 が 対話 を 重ね 、 被害 者 の 救済 等 、 再発 予防 の 在り方 を 探っ て いく 。 これ は 、 裁判所 の 判決 で は 望め ない 、 きめ細か な 在り方 だ と 思い ます 。   G7 コミュニケ で 表明 し た 、 我々 の 社会 の 実質 的 な 変革 の ため の ジェンダー 主流 化 、 あるいは 大臣 から 、 女性 に対する エンパワーメント という 言葉 も あり まし た 。 この 選択 議定 書 の 勧告 の 在り方 、 その 実施 の 在り方 という の は 、 こうした G7 コミュニケ で も 表明 し た ジェンダー 主流 化 に 資する もの だ と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 いや 、 選択 議定 書 は 入っ て い ませ ん から 、 で 、 今 問題 に し て いる わけ です よ 。 選択 議定 書 の 権利 侵害 について の 通報 です ね 、 個人 通報 、 そして 侵害 あり と 認め た 場合 の 勧告 、 勧告 の フォローアップ 。 一般 的 な 勧告 として 、 当該 権利 侵害 を 受け た という 個人 に対する 金銭 賠償 だけ で は なく 、 制度 として の 変革 も 求め て いく 。 しかも 、 それ も 一方 的 に 求め られる と いう だけ で は なく 、 委員 会 と 締約 国 と の 対話 を通じて フォローアップ さ れ て いく 。 こういう 在り方 が ジェンダー 主流 化 を 実現 し て いく 上 でも 資する もの で は ない か という 質問 な ん です が 。 意義 について も なかなか お 認め に なら ない ん です けれども 。   いや 、 政府 も 早期 締結 が 必要 だ という こと を 姿勢 として は 示し て こ られ て いる わけ です ね 。 だから そんなに 頑張ら れる 必要 ない と 思う ん です よ 。 大事 な もの だ と 思う ん です ね 。   ところが 、 批准 は さ れ ず 、 二 〇 二 一 年 九月 に 国連 に 提出 さ れ た 報告 で は 、 まあ いろいろ と 検討 課題 が ある ん だ と いっ て 、 個人 通報 制度 関係 省庁 研究 会 で 通報 事例 を 可能 な 限り 収集 し 、 研究 を 行っ て いる と し て い ます 。   資料 の 二 ページ 以下 を 御覧 ください 。 これ が その 研究 会 の 二 〇 一 六 年 八月 の 記録 です 。 委員 の 皆さん に は 、 二 の 四 という 、 少々 字 が 小さい です が 、 ページ を 御覧 ください 。 その 左側 です ね 。 最高裁 で 確定 し た 判決 の 効力 を 否定 する よう な 勧告 が さ れる の か という 質問 に 報告 者 が 答え て い ます 。 委員 会 の 審査 は 最高裁 に対する 四 審 で は ない ので 基本 的 に は その よう な こと は ない 。 ただし 、 フィリピン の 例 、 強姦 の 被害 を 告訴 し た のに 裁判 に 七 年 も 掛かっ た 挙げ句 、 被告 人 が 無罪 と なっ た こと を 不服 として 申 立て が あっ た 例 で は 、 確定 判決 は 尊重 する が 、 裁判所 の 条約 解釈 が 間違っ て いる という 結論 と なり 、 裁判官 の ジェンダーバイアス を なくす よう 研修 を 強化 す べき 旨 の 勧告 を 行っ た 例 も ある と さ れ て い ます 。   この 資料 は 、 婦 団 連 、 日本 婦人 団体 連合 会 が 開示 請求 によって 入手 し た もの です 。 見 て いただけれ ば お 分かり の よう に 、 報告 者 、 これ は 女性 差別 撤廃 委員 会 の 委員 長 を 務め られ た 林 陽子 さん の 説明 です が 、 その 報告 者 の 説明 部分 が 黒 塗り に さ れ て いる ん です ね 。 何 か 都合 の 悪い こと で も 言わ れ た ん です か 。 いや 、 開示 でき ない と いっ て も 、 様々 検討 を 行っ て いる 、 その 中 で 報告 者 から 説明 を 受け た 部分 です から 、 これ は ちょっと 説明 に なっ て い ない と 思う ん です よ 。   研究 会 は 、 この 後 三 回 開か れ て いる と 伺っ て い ます 。 それぞれ 、 い つ 、 何 を テーマ に 行わ れ た ん です か 。 二 十 年 ずっと 事例 研究 さ れ て いる ん です よ 。   三 回 の 研究 会 の 記録 について は 当 委員 会 に 提出 さ れ たい と 思い ます 。 では 伺い ます が 、 二 〇 二 〇 年 三月 の 当 委員 会 で 外務省 は 、 実施 体制 の 検討 課題 が ある ん だ と 、 それ は 何かと 問わ れ て 、 国連 見解 が 出 た とき の 窓口 を どこ に する の か という こと だ と お答え だっ た ん です ね 。   三 年 たち まし た 。 窓口 決まり まし た か 。 大臣 、 これ は 、 ちょっと いつ まで 検討 し て いる ん だ という こと に なる と 思う ん です よ 。 第 五 次 男女 共同 参画 基本 計画 、 選択 議定 書 の 早期 締結 について 真剣 な 検討 を 進める と あり ます 。 早期 という の は い つ です か 、 大臣 。 時間 が 参り まし た ので 終わり ます が 、 資料 の 一 枚 目 を 最後 に 御覧 ください 。 毎年 、 全国 各地 で 請願 署名 が 取り組ま れ 、 国会 に 提出 さ れ て き まし た 。 当 委員 会 で は 、 二 〇 〇 一 年 から 、 解散 の 場合 を 除い て 長年 採択 さ れ て き まし た が 、 最近 で は 二 〇 一 七 年 に 維新 の 会 が 保留 と さ れ 、 その後 は 自民党 が 保留 と さ れ て 採択 さ れ ず に 今 に 至っ て おり ます 。   今 国会 も 閉会 が 近づい て おり ます 。 各 会派 、 請願 審査 は 行わ れ て いる こと と 思い ます 。 早期 締結 と 言い ながら 政府 が 尻込み を し て いる 今 、 国会 の 姿勢 が 問わ れ て おり ます ので 、 各 会派 の 良識 ある 判断 を 求め て 、 質問 を 終わり ます 。 沖縄 の 風 の 高良 鉄 美 です 。   お 配り し た 資料 、 沖縄 タイムス の 記事 を 御覧 ください 。 二 〇 二 二 年 中 に 警察 が 検挙 し た 在日 米 軍人 軍属 等 による 刑法 犯 の 検挙 件数 百 六 件 の うち 、 半数 を 超える 五 十 四 件 が 沖縄 県 で 発生 し た 事件 でし た 。   まず 、 浜田 防衛 大臣 に 、 過半数 が 沖縄 で あっ た こと の 受け止め を 伺い ます 。 地元 の 協力 という の は 、 こういう 犯罪 の とき に どう すれ ば いい ん でしょ う か ね 。 こういう 問題 も ある と 思い ます 。   今 お答え に なっ た よう に 、 合衆国 軍隊 構成 員 による 事件 、 事故 は 本来 起き て は なら ない もの で あり 、 政府 として は 、 米 側 に対して 綱紀 粛正 等 を 随時 働きかけ て おり 、 その 防止 に 向け て 引き続き 米 側 とともに 取り組ん で まいり たい と 政府 の 方 は 答弁 さ れ まし た 。   これ まで 、 事件 、 事故 が 起こる たび に 政府 は 再発 防止 、 綱紀 粛正 と 繰り返さ れ て き た わけ です けれども 、 実効 性 が なく 、 起き て は なら ない 事件 、 事故 は 起き 続け て い ます 。 基地 が 集中 する 沖縄 の 県民 は 、 米 軍 関係 者 による 事件 、 事故 の 危険 に さらさ れ て いる わけ です 。   米国 側 に 実効 性 の ある 対応 を 求める べき だ と 思い ます が 、 林 大臣 に 御 決意 を お 伺い し ます 。 非常 に 県民 の 人権 が 侵害 さ れ て いる という 認識 で 、 やはり 今 、 林 大臣 おっしゃら れ た よう に 、 米 側 に きっちり と 言う と 、 言う べき こと は 言う という の は これ すごく 大事 な こと だ し 、 それから 人権 感覚 、 あるいは 人権 の 保障 を しっかり する 国 だ という こと を アピール する ため に も 、 アピール と いい ます か ね 、 こういう こと を 訴える ため に も しっかり と その 辺 は 米 側 と 話 を し て ほしい と 思い ます 。   資料 一 の 方 です ね 。 昨年 十月 、 ヘリテージ 財団 は 、 二 〇二三年度版米軍事力評価報告書 において 、 米 軍 に対する 総合 評価 は 初めて 弱い と し まし た 。 この 報告 書 は 、 二つ の 大きな 紛争 に 同時に 対処 する 能力 を 測定 し た もの という こと です 。 そもそも アメリカ は 、 二 〇 一 二 年 の オバマ 政権 の 時代 に 、 二 か所 の 大 規模 紛争 に 同時に 関与 する 能力 を 持つ こと を 断念 し て い ます 。   政府 は 、 今回 の 安保 、 戦略 三 文書 の 作成 に際し 行っ た シミュレーション において 、 米 軍 が 世界 の 複数 の 地域 で 大 規模 な 戦争 状態 に 入る こと を 想定 し た シナリオ は あっ た の でしょ う か 。 仮に そういう シナリオ が なかっ た と すれ ば 、 日本 の 戦略 を 現実 的 に 考える の で あれ ば 、 有事 において 米 軍 が 頼み に なら ない 事態 は 高 確率 で あり 得る と 想定 する 必要 が ある と 思い ます が 、 浜田 大臣 の 御 見解 を 伺い ます 。 今日 の 午前 中 の 財 金 と の 連合 審査 で も あり まし た けれども 、 やはり 外交 も という こと を どれ だけ 外 に アピール し て ある の か 、 日本 は こういう 姿勢 です という こと が 非常 に 私 は 大事 な こと で ない か な と 思っ て い ます 。 そういう 意味 で は 、 もう 防衛 力 だけ 米国 頼み という こと は とても 難しく なっ て くる ん だろ う と 、 今後 。 そういった とき に 、 じゃ 、 日本 だけ ずっと 伸び て いき ます か と いう と 、 そういう わけ に は もう いか ない だろ う と 。 そこ の 中 に ある の は 、 やはり 近隣 諸国 と の 関係 を しっかり 外交 で 頑張っ て いく という こと が 重要 じゃ ない か な と 思っ て い ます 。   それでは 、 ちょっと 最近 の テレビ に も あり まし た けれども 、 五月 三 十 一 日 の 朝鮮民主主義人民共和国 、 北朝鮮 から 衛星 が 打ち上げ られ 、 墜落 し た こと が 韓国 合同 参謀 本部 や 朝鮮 側 の 報道 で 明らか に さ れ まし た 。 資料 で 配っ て おり ます 。   この こと は 、 五月 二 十 九 日 に 朝鮮 側 から 、 衛星 発射 の ため 、 五月 三 十 一 日 の 零 時 から 十 一 日 零 時 まで の 間 、 黄海 、 東シナ海 及び フィリピン 東方 の 太平洋 に 危険 区域 の 設定 が 通報 さ れ て い まし た 。 これ も 資料 の 方 で 地図 が あり ます ので 。 その ため 、 周辺 国 は 冷静 に 対応 し た と 思い ます 。   ところが 、 防衛 省 は 、 弾道 ミサイル 等 に対する 破壊 措置 の 実施 に関する 自衛隊 行動 命令 を 出し 、 PAC 3 部隊 による 迎撃 を 準備 し た と 承知 し て い ます 。 この こと は 今月 一 日 の 本 委員 会 で 福山 議員 が 取り上げ られ まし た ので 、 実際 に は 配備 は さ れ て い なかっ た という こと は 理解 し て おり ます 。 衛星 へ の 弾道 ミサイル 等 の 破壊 措置 命令 の 発出 に 、 この 国 の 安全 保障 を 防衛 省 に 任せ て 大丈夫 な の か と さえ 思い まし た 。 本当は 安全 だ と 分かっ て い た の で は ない でしょ う か 。 分かっ て い なかっ た なら 、 相当 深刻 な 状況 と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   北朝鮮 と 言え ば 、 衛星 で あっ て も 破壊 措置 命令 を 出し て 問題 ない と 思わ れ て いる の でしょ う 。 私 も テレビ を ちゃんと スマホ で 撮り まし た 。 ずっと 、 北朝鮮 ミサイル 、 もう その こと が ずっと 書か れ て いる ん です ね 。 メディア も 、 落下 し た 後 も 危機 を あおる 報道 を し て い まし た 。   これ まで J アラート も 、 頻発 という ん です か ね 、 余りに も 出し 過ぎ て 、 そして 、 しかも 通過 し た 後 とか 、 もう 落下 し た 後 とか 、 あるいは 非常 に 遠く の こと について アラート が 出る と 、 こういう 状況 が あり まし た けれども 、 防衛 省 に お尋ね し て も 恐らく これ まで の 会見 や 答弁 の 繰り返し です から 、 答弁 を 求め ませ ん けれども 。   外務 大臣 に お尋ね し ます 。   岸田 総理 は 、 五月 二 十 七 日 に 行わ れ た 北朝鮮 による 拉致 問題 の 国民 大 集会 で 、 金 正 恩 朝鮮 労働党 総 書記 と の 首脳 会談 実現 に 意欲 を 示し 、 首脳 会談 を 早期 に 実現 する ため 、 私 直轄 の ハイレベル で 協議 を 行っ て いき たい 、 私 は 、 大局 観 に 基づき 、 地域 や 国際 社会 の 平和 と 安定 、 日 朝 双方 の ため 、 自ら 決断 する と 、 より 踏み込ん で 表明 さ れ まし た 。   この 発言 について 朝鮮 側 は 、 我々 は 岸田 首相 が 執権 後 、 機会 ある ごと に 前提 条件 の ない 日 朝 首脳 会談 を 望む という 立場 を 表明 し て き た こと は 知っ て は いる が 、 彼 が これ を通じて 実際 に 何 を 得よ う と し て いる の か 見当 が 付か ない 、 二 十 一 世紀 に 入り 二 度 にわたる 朝日 首脳 会談 が 行わ れ た が 、 なぜ 両国 関係 が 悪化 の 一途 を たどっ て いる の か を 冷静 に 振り返っ て みる 必要 が ある と し た 上 で 、 日本 は 言葉 で は なく 実践 行動 で 問題 解決 の 意思 を 示さ なけれ ば なら ない と 述べ て い ます 。   先 ほど 述べ た 防衛 省 の 対応 も そう です が 、 高等 学校 の 授業 料 無償 化 や 幼 保 無償 化 から の 排除 、 在日 朝鮮 人 へ の ヘイトスピーチ や ヘイトクライム へ の 政府 の 対応 が 問わ れ て い ます 。 外務 大臣 が 人道 上 重要 と 述べ られ た 朝鮮 被爆 者 問題 も た な ざら し です 。 在日 朝鮮 人 へ の 差別 解消 が 対話 の 前提 条件 に なっ て いる こと は 、 所信 質疑 で も 述べ た とおり です 。   岸田 総理 が 表明 さ れ た 直接 対話 の 実現 に 向け 具体 的 に どの よう に 取り組ま れる の か 、 林 大臣 の 御 決意 を 伺い ます 。 是非 、 普遍 的 価値 という こと で 常々 法 の 支配 という こと を 日本 政府 おっしゃっ て 、 この間 の G7 で も そう でし た けれども 、 やはり 人権 問題 とか そういった 問題 について は 、 もう 率先 し て 日本 が アジア の 中 で アピール を する ん だ という こと ぐらい 前 に 出 て 、 是非 、 朝鮮民主主義人民共和国 と の 間 も 、 もちろん 韓国 と の 間 、 大分 良く なっ て いる という お話 が あり まし た けれども 、 そういった ところ で アジア の 唯一 の G7 の 国 だ という こと も 、 是非 前進 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   林 大臣 は 、 今年 一月 の 外交 演説 で 、 国際 社会 の 平和 と 繁栄 を 支え て き た 自由 、 民主 主義 、 人権 、 法 の 支配 といった 普遍 的 価値 や 国際 秩序 が 厳しい 挑戦 に さらさ れ て いる と し た 上 で 、 普遍 的 価値 を 守り抜く 覚悟 だ と 述べ られ まし た 。   G7 サミット で は 、 普遍 的 な 価値 、 共通 の 価値 を 実感 さ れ た の でしょ う か 。 死刑 制度 を 存置 し て いる こと 、 同性 婚 や 別姓 婚 を 認め ない こと 、 難民 認定 率 の 低 さ と 申請 者 の 処遇 など 、 人権 に 関わる 我が国 の 制度 は 普遍 的 価値 を 共有 する G7 諸国 と 乖離 し て いる と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   例えば 、 今 まさに 法務 委員 会 で 審議 さ れ て いる 入管 法 改正 案 は 、 法 の 支配 に かなっ て おら ず 、 G7 の 国々 と 普遍 的 価値 を 共有 し て い ませ ん 。 また 、 死刑 制度 を 存置 し て いる の も 日本 だけ です 。 五月 三 十 日 、 死刑 制度 、 死刑 廃止 に 取り組ん で き た 田鎖 弁護士 の フランス 教育 功労 勲章 授章 式 で 、 ブロソー 参事官 は 、 二 〇 〇 一 年 の 第 一 回 死刑 廃止 世界 会議 で 採択 さ れ た 宣言 の 一部 を 引い て 、 一節 を 引い て 、 死刑 は 復讐 が 正義 に 勝る こと を 意味 し 、 全て の 人 の 一義的 権利 で ある 生きる 権利 を 侵害 する もの で ある 、 死刑 が 犯罪 を 抑止 し た こと は ない 、 死刑 は 拷問 で あり 、 残虐 で 、 非道 で 、 卑劣 で ある 、 死刑 を 運用 する 社会 は 象徴 的 に 暴力 を 推奨 し て いる こと に なる 、 人 の 尊厳 を 大切 に し て いる 社会 は 死刑 を 廃止 する 努力 を なさ なけれ ば なら ない と 紹介 さ れ まし た 。 これ が 、 G7 のみ なら ず 、 国際 社会 の 普遍 的 な 共通 の 価値 だ と 思い ます 。   日本 が 締結 し た 人権 条約 について も 、 条約 機関 から の 勧告 が 守ら れ て いる と は 言え ない 状況 です 。 締結 に 法的 拘束 力 が ない こと は 当然 です が 、 締約 国 に は 条約 実施 義務 が あり 、 憲法 九 十 八 条 二 項 に は 条約 遵守 義務 が 規定 さ れ て い ます 。 法的 拘束 力 が ない こと を 殊更 に 強調 、 主張 する こと は 、 誠実 に 遵守 し て いる と は 言え ませ ん 。   死刑 制度 も 家族 法 も 入管 制度 も 外務省 所管 で は あり ませ ん が 、 国際 的 な この 人権 の 潮流 や 国際 機関 から の 勧告 など 、 理解 が 深まる 努力 を 外務省 として 行う 必要 が ある と 思い ます が 、 大臣 の 御 決意 を 伺い ます 。 やはり 、 日本 らしい 今 外交 とか おっしゃら れ まし た 。 世界 の 国々 が 、 国際 的 に 日本 が 信頼 さ れる 、 その 中 で リード し て いき たい という よう な 旨 の お話 も あっ た と 思い ます 。   です から 、 信頼 を 得る ため の 行動 という もの は やはり 国際 社会 の 中 で 得 られる もの だ と 思い ます ので 、 例えば 常任 理事 国 の お話 です ね 、 安保理 事 会 の 。 これ も 、 やはり 日本 に対する 期待 という の は 、 アメリカ 、 イギリス 、 フランス と 同じ よう な 期待 で も ない し 、 ロシア 、 中国 に対する 期待 で も ない 。 どちら で も ない 、 日本 らしい 、 まさに 日本 に 期待 し て いる の は 、 どちら と も 違う もの を 期待 し て いる と 思う ん です ね 。 それ が やっぱり 、 平和 国家 として の 日本 と 、 憲法 の 平和 主義 を しっかり と し て いる 日本 、 そして 日本 国民 も そう な ん だ と 。 です から 、 日本 の 経済 界 、 特に 商社 は 諸 外国 に 出 て いっ て 一生懸命 やっ て いる わけ です よ ね 。 それ が 結局 は 、 外務省 に いろんな 情報 を 与え ながら 、 やっぱり うまく いっ て いる と 思い ます 。   そういう 意味 で は 、 是非 とも 外務省 頑張っ て いただい て 、 国際 社会 の 中 で 日本 らしい 外交 を 展開 し て いただく よう お願い を 申し上げ まし て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 岩本 剛 人 で ござい ます 。   質問 の 機会 を いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。 よろしく どうぞ お願い し たい と 思い ます 。   時間 が あり ませ ん ので 、 早速 質疑 に 入ら せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 調停 に関する シンガポール 条約 に関する 件 で あり ます けれども 、 今回 の この シンガポール 条約 に つき まし て は 、 締結 する 一つ の 意義 、 大きな 意義 として 、 我が国 へ の 投資 へ の 誘致 に 資する こと が 挙げ られ て おり ます 。   この 金融 分野 を 含め て 、 政府 は 対内 直接 投資 の 推進 に 向け て 取組 を 進め て いる という こと は 承知 を し て おり ます けれども 、 この 本 条約 の 締結 が どの よう な 対内 直接 投資 に 促進 に 資する の か 、 締結 の 効果 について 具体 的 に まず 伺い たい と 思い ます 。 この 条約 の 署名 国 は 五 十 六 か国 という ふう に 伺っ て おり まし て 、 締約 国 は 途上 国 中心 に 十 一 か国 という ふう に 伺っ て おり ます 。 この 締約 国 を 、 この 五 十 六 か国 の 署名 国 で あり ます けれども 、 締約 国 を もっと 増やし て いか なけれ ば なら ない と 思い ます し 、 その 国際 的 な 今 答弁 の あり まし た 調停 の 利用 促進 を 進め て いか なけれ ば なら ない という ふう に 考え て おり ます けれども 、 この 点 について 政府 として どの よう に 考え て いる の か 、 伺い たい と 思い ます 。   また あわせ て 、 当 委員 会 におきまして 租税 条約 について も 今回 三 本 質疑 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 投資 関連 協定 で アクション プラン という の を 作ら れ て おり まし て 、 その 投資 関連 協定 の 中 で は 交渉 中 の 協定 も 含め て 対外 の 直接 投資 で 九 十 四 の 国 が カバー さ れ て いる という 答弁 だっ た ん です けれども 、 この これら の 国 の その 対外 投資 と 、 今 アクション プラン で は 投資 立国 に 向け て という こと で 貿易 収支 を 改善 しよ う という 取組 で あり ます けれども 、 そうした 中 で の 関連 性 について は どの よう に 考え て いる の か 、 併せ て 伺い たい と 思い ます 。 時間 が あり ませ ん ので 、 次に 、 コーヒー 協定 、 伺い たい と 思い ます 。   自分 も コーヒー 協定 が ある という の を 初めて 知り まし た けど 、 大変 勉強 に なり まし た 。   この 国際 商品 協定 という 、 いわゆる 一 次 産品 です ね 、 一 次 産品 の 国際 需給 調整 、 価格 の 安定 、 市場 拡大 の ため の 開発 協力 に 主たる 目的 と し た 協定 、 輸出入 国 と の 協定 という こと で あり ます けれども 、 なぜ か ココア と 砂糖 は 協定 外 な ん です けれども ね 。 自分 も コーヒー を よく 飲む ん です けれども 、 この コーヒー 豆 を 輸入 を 、 ほとんど 御 承知 の とおり 国内 で は 作っ て おり ませ ん ので 、 沖縄 で 一部 栽培 が 始まっ た という の は 、 ちょっと そういう CM を 見 た 、 テレビ を 見 た こと が ある ん です けれども 、 安定 的 に やはり コーヒー 豆 を 輸入 する という こと は 大変 重要 な こと だ という ふう に 思い ます 。   この 今回 の コーヒー 協定 、 国際 商品 協定 を 締結 する 意義 について 、 アメリカ は 入っ て い ない ん です けれども 、 意義 について どの よう に 考え て いる の か 、 伺い たい と 思い ます 。 この ICO の 事務 局 に 日本 の 女性 の 職員 の 方 が いらっしゃる と お 伺い し た ので 、 大変 頑張っ て おら れる という こと も あり ます ので 、 是非 その 点 も 外務省 として しっかり バックアップ を し て 、 この 協定 の 締結 に 向け て 是非 努力 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   最後 な ん です けれども 、 この WTO の 協定 改正 議定 書 、 いわゆる 漁業 補助 金 協定 について お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。   この 今回 の 協定 改正 議定 書 、 漁業 補助 金 協定 で あり ます けれども 、 その 交渉 過程 の 中 で 盛り込ま れ なかっ た 内容 について 、 今後 、 WTO の 中 でも 議論 を 継続 し て 、 本 協定 に 盛り込む こと を 加盟 国 で 合意 さ れ て 採択 さ れる 、 する こと を 目指し て いる という ふう に 理解 を し て いる ところ で あり ます 。   この 今回 の その いわゆる IUU 、 いわゆる 違法 、 無 報告 、 無 規制 の 漁業 です けれども 、 この ルール が まず 百 六 十 四 か国 、 加盟 国 に しっかり 適用 さ れる こと に なれ ば 、 大変 大きな 我が国 にとって も 効果 が 現れる という ふう に 思い ます 。 この 点 について は どの よう に 考え て いる の か 。 さらに 、 今回 積み残し に なっ た 過剰 な 漁獲 能力 に つながる 補助 金 の 禁止 に関する 規定 の 交渉 について 、 我が国 として どの よう に 取り組ん で いく の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 立憲 民主 ・ 社民 の 小西 洋之 で ござい ます 。   議案 の 条約 の 前 に 、 条約 関連 という こと で 、 沖縄 復帰 の とき の 日 米 の 確認 について 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   外務省 に 質問 を いたし ます けれども 、 一 九 六 九 年 の 佐藤 総理 、 ニクソン 大統領 の 共同 声明 の 中 に は 、 韓国 の 安全 は 、 あるいは 台湾 地域 における 平和 と 安全 という ふう に 韓国 、 台湾 に 言及 を し ながら 、 共同 声明 の 第 七 項 で 、 施政 権 返還 に当たって は 日 米 安保 条約 及び これ に 関連 する 諸 取決め が 変更 なし に 沖縄 に 適用 さ れる という ふう に 書い て あり 、 また 続い て 、 沖縄 の 施政 権 返還 は 日本 を 含む 極東 の 諸国 の 防衛 の ため に 米国 が 負っ て いる 国際 義務 の 効果 的 遂行 の 妨げ と なる よう な もの で は ない という ふう に 佐藤 総理 の 見解 として 示さ れ て いる ところ で ござい ます 。   実は 、 この 共同 声明 によって 、 私 も この 委員 会 で 質問 し た こと が ある ん です が 、 日 米 安保 第 五 条 に 基づく アメリカ 軍 が 日本 の 在日 米 軍 基地 を 使う に当たって の 事前 協議 、 戦闘 作戦 行動 に 係る 事前 協議 、 それ が 沖縄 の 基地 において は 政治 的 に 事前 協議 が 免責 さ れ て いる か の よう な 効果 が ある ん じゃ ない か 、 あるいは 密約 が ある ん じゃ ない か という よう な こと が ある ん です が 、 そういう 問題 意識 で 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 外務省 、 米国 が 負っ て いる 国際 義務 、 この 文言 の 趣旨 について 説明 し て ください 。 じゃ 、 次 、 もう 一つ 大事 な 言葉 、 効果 的 遂行 の 妨げ という 言葉 が ある ん です が 、 この 趣旨 を 説明 し て いただく とともに 、 この 言葉 が 入っ て いる 共同 声明 の 第 七 項 、 沖縄 の 施政 権 返還 は 日本 を 含む 極東 の 諸国 の 防衛 の ため に 米国 が 負っ て いる 国際 義務 の 効果 的 遂行 の 妨げ と なる よう な もの で は ない 、 この 記述 の 趣旨 について 説明 を し て ください 。   また 、 この 記述 は 、 じゃ 、 まとめ て 聞き ます が 、 先 ほど 私 の 問題 提起 です けれども 、 日 米 安保 五 条 に 基づく 岸 ・ ハーター 交換 公文 に 基づく 米 軍 の 在日 米 軍 基地 使用 の 戦闘 作戦 行動 に 係る 事前 協議 に際して 何ら か 法的 な 効果 あるいは 政治 的 な 効果 を 有する もの な の か 、 あるいは これ に 係る 両国 間 政府 の 密約 なる もの が ある の か 。 日本 側 が ノー と 言う 権利 を 放棄 し て いる 、 あるいは 協議 の 前 から 何らかの 政治 的 な 保証 といった よう な 事実 上 の 留保 が ある といった よう な 指摘 が ある ん です が 、 これ について 答え て ください 。 配付 資料 の 七 ページ に 愛知 外務 大臣 の 共同 声明 の 説明 要旨 という の が あっ て 、 線 引い て ある ところ の 二 行 目 の 、 秘密 の 了解 という よう な もの は 全然 あり ませ ん と 言っ て いる ん です けれども 、 秘密 の 了解 、 すなわち 密約 は ない という ふう に 当時 の 外務 大臣 が 言っ て いる ん です から 、 今 の 日本 政府 、 外務省 の 立場 も 密約 は ない という こと で よろしい です ね 、 本件 に関する 。 それ を はっきり 言っ て ください 、 イエス か ノー か で 。 いや 、 秘密 の 了解 、 すなわち 密約 は ない という ふう に 日本語 で 言っ て ください 。 三 回 目 です 。 言え ない 理由 が ある ん です か 。 いや 、 これ で 時間 、 この 秘密 の 了解 という もの は 全然 あり ませ ん という の は 今 の 日本 政府 の 見解 だ という ふう に さっき 言っ た ん です けど 、 それ を あなた の 、 政府 の 言葉 で 言っ て ください 。 言え ない 理由 が ある ん です か 。 四 回 目 です 。 次 の 質問 です が 、 今 この 御覧 いただい て いる 外務 大臣 の 説明 要旨 、 当時 の 愛知 外務 大臣 、 ここ に 書か れ て ある こと は 全て これ 両 首脳 の 共同 声明 の 説明 に なる わけ です が 、 ここ に 書い て ある こと は 全て 今 の 日本 政府 の 見解 と 全く 同じ で ある と 、 そういう こと で よろしい です ね 。 はっきり 答え て ください 。 大事 な こと な ので 一つ 一つ 確認 し ます けれども 、 四 ページ から 。 私 が 、 この 線 引っ張っ て ある ところ な ん です が 、 今 読み上げ ます けれども 、 よろしい です か 。 この 交渉 に当たって 日本 側 主張 たる いわゆる 七 二 年 、 核 抜き 、 本土 並み の 三つ の 基本 原則 が 全て 実現 する こと が でき た という 部分 。   大丈夫 です か 。 次 、 五 ページ 。 通告 し て い ます けど 。 見 て ください ね 、 五 ページ ね 、 五 ページ 。 線 引っ張っ て ある 部分 です が 、 これ 、 三 項 の 極東 情勢 に 係る ところ な ん です が 、 とにかく 密約 は ない 、 事前 協議 に対して は 何 の 留保 も ない という こと を 繰り返し 繰り返し 丁寧 に 当時 の 日本 政府 は 説明 を 繰り返し て いる ん です けれども 。 以上 は いずれ も 米 軍 の 極東 における 存在 一般 の 評価 を 述べ た もの で 、 米 軍 の 具体 的 な 配備 ぶり とか 装備 ぶり について 論じ た もの で ない こと は 言う まで も あり ませ ん 。 また 共同 声明 の 後 の 部分 に 出 て くる 沖縄 返還 の 態様 、 あるいは 事前 協議 制 の 運用 の 問題 と 直接 関係 が ない こと も 同様 で あり ます という ところ 。   次 、 四 番 の 地域 別 の 情勢 の 検討 という 第 四 項 です ね 。 特に 韓国 に対する 武力 攻撃 が 万 一 発生 すれ ば 、 これ は 当然 我が国 の 安全 に 重大 な 影響 を 及ぼす もの で あり ます 。 したがって 万一 かかる 事態 が 起こっ た 際 、 これ に 対処 する ため に 、 仮に 米国 より 安保 条約 上 の 事前 協議 が 行わ れれ ば 、 政府 は この 一般 的 認識 を 判断 の 重要 な 要素 として 、 その 態度 を 決定 する こと は 、 もとより 国益 上 当然 の こと と 考え られ ます 。 また 、 台湾 地域 に対する 武力 攻撃 発生 という 事態 は 、 幸い に し て 当然 予見 さ れ ませ ん ものの 、 これ も 我が国 の 安全 にとって 重要 な 要素 で あり 、 我が国 は この こと を 十分 認識 し て おく 必要 が あり ましょ う と 。   更に 飛ん で 、 ここ で 一つ 特に 強調 し て おき たい こと は 、 事前 協議 において 政府 が 取る べき 態度 の 決定 は 、 あくまで 我が 国益 、 すなわち 、 日本 の 安全 にとって 必要 か 否 か の 判断 に 立っ て 行わ れる こと で 、 米国 が 他国 と 防衛 条約 を 結ん で いる が ゆえに 当然 行わ れる もの で は ない という こと です 。 共同 声明 の 表現 も まさに かかる 見地 に 立っ て いる もの で あり ます と 。   今 私 が 読み上げ た ところ は 、 今 の 日本 政府 と 基本 的 に 認識 は 同じ だ という こと で よろしい です ね 。 では 、 次 です ね 。 飛ん で 、 次 、 六 ページ 。 ここ に 言う 協議 と は 、 安保 条約 に関する 事前 協議 で は あり ませ ん 。 これ は ベトナム に 関わる 問題 な ん です が 。   次 、 七 番 、 一番 重要 な ところ 、 さっき 読み上げ て いただい た ところ 。 読み上げ て いただい た ところ は 飛ばし ます が 、 まあ 読み ましょ う か 。 沖縄 の 本土 並み 返還 につき 両 首脳 の 意見 が 一致 し た こと を 明らか に し た もの で 共に 、 共同 声明 の 中核 的 部分 の 一つ で あり ます 。 秘密 の 了解 という もの は 全然 あり ませ ん 。 この 項 に 明らか な よう に 現行 安保 条約 及び 関連 取決め は そのまま 何 の 特別 取決め も なし に 沖縄 に 適用 さ れる という 、 我が国 の 基本 的 立場 を 米国 が 受け入れ た こと が はっきり し まし た 。 かく て 返還 後 の 沖縄 に 事前 協議 制 が 全面 的 に 適用 さ れ ます ので 、 いわゆる 自由 使用 、 自由 発進 など は 全く なくなり ます 。 ここ に 言う 関連 取決め 、 まあ 関連 取決め は 下 に 書い て ある こと です が 、 これ に 関連 し て 、 総理 は 極東 諸国 の 安全 は 日本 の 重大 な 関心 事 で ある と の 日本 政府 の 認識 を 明らか に し た 上 で 、 かかる 認識 に 照らせ ば 、 本土 並み の 態様 による 沖縄 の 返還 は 、 米国 が 極東 諸国 の 防衛 の ため に 負っ て いる 国際 義務 の 効果 的 遂行 の 妨げ と なる もの で は ない 旨 の 見解 を 表明 し 、 大統領 が 同 意見 の 旨 述べ て おり ます 。 この こと は 当然 ながら 個々 の 具体 的 事態 につき 事前 協議 の 際 の 許諾 を あらかじめ 予約 し たり 保証 し た こと で は ござい ませ ん 。   今 私 が 読み上げ た 箇所 は 、 全て 今 の 日本 政府 の 今 の 見解 で ある という こと で よろしい です ね 。 じゃ 、 その 上 で 、 ちょっと 確認 な ん です が 、 外務省 の 事務次官 を 務め て 駐米 大使 も やら れ た 栗山 尚一 さん という 方 が 、 これ インターネット で も 今 見れる ん です が 、 日 米 の 首脳 の 共同 声明 によって この 事前 協議 が 影響 を 受け て いる という よう な こと を おっしゃっ て いる ん です ね 。 具体 的 に は 、 ノー と 言う 権利 は 留保 し て いる ん だ けれども 、 実際 に その 権利 を 行使 する 可能 性 は 極めて 小さい という 政治 的 保証 を アメリカ に 与え た という よう な こと を 言っ て いる ん です が 。   これ について お 聞き し たい ところ な ん です が 、 一般 論 として です ね 、 一般 論 として 、 一般 論 として 、 今 私 が 読み上げ た 第 七 項 について の 最後 の ところ 、 あらかじめ 予約 し たり 保証 し た こと は ござい ませ ん と 、 保証 し て い ない という ふう に 言っ て いる ん だ から 、 一般 論 として 、 日 米 の 当時 の 、 この 一 九 六 九 年 の 佐藤 、 ニクソン の 共同 声明 によって 安保 条約 五 条 の 事前 協議 制 について 何ら か 政治 的 な 保証 が 日 米 間 に ある とか ない とか 、 そういう こと は もう ない と 、 政治 的 な 保証 は ない という こと で よろしい です ね 。 一般 論 です 。 じゃ 、 ちょっと 林 外務 大臣 に 。   今 、 外務省 の 大臣 官房 の 宮本 参事官 が るる 答弁 し て いただい た 答弁 という の は 、 外務 大臣 以下 の 日本国 政府 の 見解 と 全く 同じ という こと で よろしい です ね 。 ありがとう ござい ます 。   じゃ 、 議案 の 前 に もう 一 題 です 。   連合 審査 で 、 四 十 三 兆 円 の 防衛 費 の 内訳 、 百 五 十 ぐらい の 事業 項目 と 、 そこ に 、 まあ お 豆腐 じゃ ない ん です けど 、 一 兆 円 とか 二 兆 円 とか 〇 ・ 三 兆 円 とか 、 数字 だけ が 載っ て いる 資料 しか 国会 に 出さ れ て い ない という こと な ん です が 、 連合 審査 で 理事 会 協議 事項 に し て 、 前回 出さ ず 、 そして 今日 、 この 午後 に 向かっ て も 、 何 か 二 件 だけ しか 、 百 五 十 件 の うち の たった 二 件 だけ しか 出し て い ない ん です が 、 防衛 省 、 なぜ 資料 を 出さ ない の か 、 その 内訳 と 数字 。   かつ 、 それ が 各 五 年 ごと 、 五 年間 の 間 に 一 年 ごと 、 どういう 計画 で どういう 予算 が 張り付け られ て いる の か 、 これ が 二つ 目 です ね 、 次 年 以降 。   三つ 目 は 、 この 本 委員 会 で も 取り上げ て い ます が 、 極めて 現実 的 な シミュレーション の 中身 が 全く 分から ない ので 、 もう少し 国会 に 説明 できる 限り の もの を 説明 する よう に という こと で 。   この 三つ を 理事 会 協議 事項 について 出し て いる ん です が 、 二 と 三 について は 今回 も 回答 が でき ない という こと な ん です が 、 これ 、 連合 審査 です から 、 我が 委員 会 の 在り方 に 係る 重大 極まりない 問題 で あっ て 、 なぜ 出せ ない の か 、 簡潔 に 説明 し て ください 。 だから 、 全部 で 百 五 十 の 事業 項目 が あっ て 四 十 三 ・ 五 兆 円 な ん です けど 、 そのうち 、 前 の 連合 審査 で 一 件 出し て 、 それで 今回 二 件 出し て 、 それ 合計 で 〇 ・ 三 と 〇 ・ 二 と 、 だから 一 ・ 一 兆 円 です よ 。 しかも 、 それ を 更に 内 訳出 し た と 言っ て も 、 私 、 今 、 資料 あり ます けれども 、 目 の 前 に 、 一つ は 、 〇 ・ 六 兆 円 の 内訳 が 出 て き た の が 三 千 億 円 と 二 千 億 円 と 一 千 億 円 です から 、 だから 大きな 特 盛り どんぶり に なっ て いる もの を 、 じゃ 、 内訳 出す と いっ たら 並 丼 より もっと すごい どんぶり が 出 て き て 、 もう どんぶり 、 どんぶり な わけ です よ 。 この どんぶり 、 どんぶり で この 外交 防衛 委員 会 や 連合 審査 を やれ と いう の は 、 これ もう 議会 政治 と 財政 民主 主義 、 成り立ち ませ ん から 。   これ 、 もう 外交 防衛 委員 会 の 、 委員 長 、 沽券 に も 、 ここ で 、 理事 会 で も 先 ほど 皆様 に お話 を さ せ て いただき まし た ので 、 改めて この 本 委員 会 に対して 政府 の 方 から 、 この 四 十 三 ・ 五 兆 円 の 、 百 五 十 余り の 各 事業 を 構成 する 具体 的 な 主たる 施策 と それ に 張り付け て いる 予算 、 で 、 各 その 施策 ごと に 、 それ 五 年間 で 、 各 年 、 一 年 ごと に どういう 計画 で どういう 予算 を 五 年間 張り付け て いる の か 、 そして 極めて 現実 的 な シミュレーション の より 具体 的 な 中身 、 この 三つ を 本 委員 会 に 資料 提出 する こと を 求め ます 。 もう こんな こと を やっ て い たら 本当に 国 を 誤り ます ので 、 しっかり と し た 対応 を 政府 について は 求め ます 。   私 も 十 三 年間 議員 やっ て い ます けど 、 こんな の ない です よ 、 こんな もの 。 何 千 億 円 という 、 一行 ごと 数 千 億 と いう だけ で 、 予算 決め て ください 、 政策 判断 し て ください と いう の は むちゃくちゃ という こと を 申し上げ なけれ ば いけ ませ ん 。   次 、 反撃 能力 について 、 前回 局長 が 答え なかっ た ので 聞き ます けれども 、 もう 答え だけ 言っ て ください ね 。   存立 危機 事態 に際して 反撃 能力 の 実力 を 使える という ふう に 政府 は 言っ て いる ん です けれども 、 その 存立 危機 事態 の 、 存立 危機 事態 武力 攻撃 です ね 、 日本 に 密接 に 関係 ある 他国 に対して ある 国 が やっ て いる 武力 攻撃 は 、 それ は ミサイル 攻撃 だけ に 限ら れる の か 、 あるいは ミサイル 攻撃 以外 の 武力 攻撃 も 含め て 反撃 能力 の 実力 を 限定 的 な 集団 的 自衛 権 で 行使 できる と 考え て いる の か 。 結論 だけ 答え て ください 。 今 の 答弁 は 、 だから 、 日本 の 密接 な 関係 に ある 他国 に対する 武力 攻撃 、 存立 危機 事態 の 武力 攻撃 も 、 いわゆる ミサイル 攻撃 、 弾道 だけ じゃ なく て 各種 ミサイル 、 そういう 各種 ミサイル で は ない 武力 攻撃 、 それ も 、 そういう 場合 でも 政府 は 使える 、 使う という こと は 排除 し て い ない という こと で よろしい です ね 。 それ を 答え て ください 。 結局 、 これ まで の 私 の 質疑 で 、 反撃 能力 の 実力 という の は もう 存立 危機 事態 で 制限 なく 使える という こと が 分かり まし た 。   じゃ 、 今日 の 議題 の 条約 な ん です が 、 もう 一 と 二 を まとめ て 質問 する ので 、 順次 政府 参考 人 に 御 答弁 いただき たい ん です が 。   国際 コーヒー 協定 について 、 近年 、 コーヒー 豆 の 、 先ほど も 御 質問 で あっ た ん です けれども 、 安定 供給 について 、 この 協定 が その 課題 を どういう ふう に 解決 する 効果 が 期待 さ れる の か 、 これ が 一 。 あと 、 WTO の 協定 の 漁業 補助 金 です けれども 、 過剰 な 漁獲 能力 の 禁止 の 規定 が ない と 思う ん です が 、 その 理由 。 あと 、 調停 シンガポール 条約 について 、 我が国 として 、 国際 商事 分野 の 司法 基盤 整備 の 方針 、 取組 、 どういう ところ を 頑張っ て いこ う という の が ある の か 。 この 三つ について 答え て ください 。 立憲 民主 ・ 社民 の 羽田 次郎 です 。   今 、 小西 委員 から 、 大変 大事 な 四 十 三 兆 円 を 超える この 防衛 予算 について 、 やっぱり しっかり と 内容 を 私 たち も 承知 し ない 限り なかなか まとも な 審議 が でき ない という の は もう おっしゃる とおり です ので 、 是非とも 今後 とも 説明 を お願い し たい と 思い ます 。   早速 です が 、 調停 に関する シンガポール 条約 について 質問 さ せ て いただき ます 。   本 条約 は 、 国際 商事 紛争 を 解決 する ため に 、 調停 人 の 支援 を 得 て 、 紛争 当事者 同士 が 書面 で 締結 し た 国際 的 な 和解 合意 について 適用 さ れる と 理解 し て おり ます 。   まず 、 本 条約 と 経済 連携 協定 の 関係 について 伺い ます が 、 CPTPP など の 経済 連携 協定 に は 、 協定 の 解釈 、 適用 に関する 国対 国 や 国対 投資 家 の 紛争 における 調停 の 利用 について 規定 し て いる もの も ある と 承知 し て い ます が 、 この よう な 調停 に も 本 条約 が 適用 さ れる の か 、 政府 参考 人 の 御 説明 を 求め ます 。 本 条約 は 経済 連携 協定 と の 、 本 条約 と 経済 連携 協定 と の 関係 という の は 、 特に 経済 団体 にとって も 重要 な 論点 だ と 思い ます し 、 外務省 から しっかり と し た 説明 を 経済 団体 に対して も 行っ て いただけれ ば と 思い ます 。   外務省 の 資料 に よる と 、 本 条約 の 早期 締結 の 必要 性 が 記載 さ れ て おり ます が 、 これ は 国際 調停 が 国際 仲裁 と 並ん で 重要 な 紛争 解決 手段 と なっ て いる から な の だ と 理解 し て おり ます が 、 そう で ある なら ば 、 外務省 に は 、 国際 調停 の 活性 化 に 向け た 環境 整備 まで 主体 的 に お 取組 を いただき たい と 思い ます 。   その 点 で 、 国際 仲裁 について は 、 二 〇 一 七 年 に 閣議 決定 さ れ た いわゆる 骨太 の 方針 に 、 国際 仲裁 の 活性 化 に 向け た 基盤 整備 を 記載 し て いる と 承知 し て おり ます 。 この こと により 、 政府 が 一丸 と なっ て 国際 仲裁 の 活性 化 を 推し進める 意思 が 各 方面 に 明確 に なっ て 、 経済 団体 も 骨太 の 方針 に 記載 さ れ た こと を 重く 受け止め られ た の だろ う と 思い ます 。   昨日 、 今年 の 骨太 の 方針 の 原案 が 公表 さ れ た と 承知 し て おり ます が 、 国際 調停 について どの よう な 取扱い に なる の でしょ う か 、 伺い ます 。 国際 商事 紛争 が 起き た 際 に 国際 調停 の 活用 の ため の 環境 整備 を 推進 する の で あれ ば 、 国際 仲裁 の とき と 同様 に 、 骨太 の 方針 等 の 閣議 決定 文書 に 今後 の 措置 を 記載 する こと で 政府 の 意思 を 、 決意 を 見せる こと が できる の で は ない か と 思い ます が 、 外務省 が 積極 的 に 他 省庁 も 巻き込ん で 閣議 決定 文書 の 記載 に 向け た 働きかけ を 進め て も よい の で は ない か と 私 は 考え ます が 、 林 大臣 の 御 見解 は いかが でしょ う か 。 骨太 の 方針 に 盛り込む という お話 まで は 行か ない かも しれ ませ ん が 、 いずれ に し まし て も 、 おっしゃる とおり 、 我が国 の 経済 発展 に も 寄与 する こと だ と 思い ます ので 、 この 分野 で 日本 が リーダーシップ を 発揮 する こと を 期待 し て おり ます 。   次に 、 二 千 二 十 二 年 国際 コーヒー 協定 について 伺い ます が 、 私 も 毎日 一 、 二 杯 は 必ず コーヒー を 飲ん で い て 、 生活 に 欠か せ ない 必需 品 だ と 思っ て おり ます が 、 世界 の コーヒー 消費 量 が 増加 傾向 に ある 中 で 、 本 協定 の 重要 性 は 増し て いる と 思い ます 。 しかし 、 最大 の コーヒー 消費 国 で ある 米国 は 、 二 〇 一 八 年 に トランプ 政権 下 で 国際 コーヒー 協定 から 脱退 し た という こと は 、 先ほど も お話 に あり まし た 。   トランプ 大統領 は 、 お 酒 も たばこ も コーヒー も 召し上がら ない と 聞い た こと が ある ので 、 そうした こと も 影響 し た の かも しれ ませ ん が 、 米国 の 脱退 について 、 衆議院 で の 質疑 で 政府 は 、 主要 な コーヒー 輸出 国 の 多く が 加盟 し 、 輸入 国 に つき まし て も アメリカ 以外 の 主要 な コーヒー 輸入 国 の ほとんど が 加盟 し て いる と 説明 し て い ます 。 しかし 、 最大 の 消費 国 が 国際 コーヒー 協定 に 参加 する こと は 極めて 重要 な の で は ない か と 思い ます ので 、 政府 は 、 米国 が 国際 コーヒー 協定 から 脱退 し た 理由 を どの よう に 分析 し 、 今後 の 復帰 の 見通し について どの よう な 認識 を お 持ち でしょ う か 。 その 、 何で 脱退 し た か という 内容 について 表明 は さ れ て い ない けど 、 何 か 外務省 として の 分析 という の は 特に ない という こと でしょ う か 。 バイデン 大統領 は 、 二 〇 二 一 年 の 就任 直後 から 、 WHO から の 脱退 を 撤回 し て 、 温室 効果 ガス 排出 削減 等 の 国際 枠組み で ある パリ 協定 へ の 復帰 も 果たす など し て 、 国際 協調 を 重視 する 姿勢 を 示し て いらっしゃい ます 。 岸田 政権 は 、 こうした バイデン 政権 と の 間 で ハイレベル 会談 を 繰り返し て い ます ので 、 日 米 間 の 信頼 関係 は 十分 に 醸成 でき て いる の で は ない か と 思わ れ ます が 、 第 四 位 の コーヒー 消費 国 で ある 我が国 主導 で 米国 に コーヒー 協定 へ の 復帰 を 促し て も いい と 考え ます が 、 外務 大臣 として の お 考え を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。 是非 とも 林 大臣 の リーダーシップ に 期待 し て おり ます 。   コーヒー 産業 は 生産 者 を 始め と し た 民間 部門 で 成り立っ て おり ます ので 、 各国 政府 だけ で なく 幅広い 関係 者 の 声 を 聞く こと が 非常 に 重要 だ と 考え ます 。 現行 の 二 千 七 年 協定 において も 、 民間 部門 諮問 委員 会 や コーヒー 産業 における 金融 に関する 協議 の フォーラム といった 民間 部門 を 含む 機関 が 設置 さ れ て い ます が 、 二 千 二 十 二 年 協定 で は 、 これら の 機関 を 停止 し て 、 賛助 加盟 員 会 や コーヒー 官民 作業 部会 が 新設 さ れる と 承知 し て おり ます 。   本 協定 により 民間 部門 の 関与 が 一層 促進 さ れる と の 認識 か 、 政府 参考 人 の 御 説明 を お願い いたし ます 。 丁寧 な 御 説明 を ありがとう ござい まし た 。   国内 で も 全日本 コーヒー 協会 を 中心 と する 民間 団体 や 商品 を 生産 、 流通 する 各社 が コーヒー 産業 に 携わっ て おり ます が 、 こうした 民間 部門 から 政府 に対して どう いっ た 意見 や 要望 が 出さ れ て いる の か 、 また 、 政府 は 、 これ まで その よう な 声 を 国際 コーヒー 機関 の 活動 において いかに 反映 し 、 新た な 協定 の 下 で 今後 どの よう に 生かし て いこ う と お 考え か 、 政府 参考 人 の 御 説明 を お願い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 申し上げ た とおり 、 私 、 毎日 おいしく コーヒー を 飲ま せ て いただい て おる ん です が 、 劣悪 な 環境 、 労働 条件 の 下 で 栽培 さ れ て いる コーヒー も たくさん ある と 承知 し て おり まし て 、 飲み ながら たまに 後ろめた さ も 感じ て おる ん です が 、 協定 の 第 二 章 は 持続 可能 な 開発 について 規定 さ れ て い て 、 コーヒー 産業 に 従事 する 方々 の 生活 水準 や 労働 条件 の 向上 について も 考慮 する と 条文 化 さ れ て おり ます ので 、 そうした 取組 について も 是非 とも 推進 し て いただく こと を お願い 申し上げ ます 。   最後 に 、 漁業 補助 金 協定 を 追加 する WTO 協定 改正 議定 書 について お 伺い いたし ます 。   本 協定 第 三 条 で 、 違法 、 無 報告 及び 無 規制 、 IUU 漁業 へ の 補助 金 交付 禁止 措置 の 適用 対象 から 一定 期間 除外 さ れる など 、 後発 開発 途上 加盟 国 を 含む 開発 途上 加盟 国 が 交付 する 補助 金 に は 配慮 規定 が 盛り込ま れ て おり ます 。   こうした 配慮 規定 が 設け られ た 経緯 について 、 政府 参考 人 に お 伺い いたし ます 。 一つ 先 に 、 水産庁 の 方 来 て いただい て いる みたい な ので お 伺い し ます が 、 本 協定 に 違反 し た 国 に対して 我が国 は どの よう な 対策 を 講じ て いる の か 、 参考 人 の 方 から 御 説明 を お願い いたし ます 。 御 説明 ありがとう ござい まし た 。   WTO 協定 上 、 後発 開発 途上 国 の 定義 は 国連 の 定義 が 準用 さ れ て おる ん です が 、 開発 途上 国 は 各国 の 自己 申告 制 と なっ て おり ます 。 十分 な 経済 成長 を 遂げ て いる に も かかわら ず 開発 途上 国 と 自称 し て いる 国 の 扱い について 、 政府 の 見解 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   本 協定 の 第 七 条 で は 開発 途上 加盟 国 を 援助 する ため の 任意 の 資金 供与 の 仕組み が 設置 さ れ 、 日本 は 、 WTO 全 加盟 国 の 中 で 最初 の 拠出 国 として 九 千 万 円 を 拠出 し た と 承知 し て おり ます 。   拠出 金額 の 算定 根拠 について 簡潔 に 御 説明 を お願い し ます 。 公明党 の 平木 大作 で ござい ます 。   まず 初め に 、 国際 コーヒー 協定 から お 伺い を し て いき たい と 思い ます 。   私 自身 も コーヒー の 愛好 家 で あり まし て 、 自分 で コーヒー 豆 を 買っ て き て 、 毎朝 ひい て 、 ミル で 、 一杯 入れ て 目覚める という の が ルーチン に なっ て いる ん です けれども 、 日本 は 本当に 世界中 から 安定 的 に 良質 な 豆 を 輸入 し て おり まし て 、 かつ 、 この 焙 煎 の 技術 が 高い という こと で 、 どこ でも いつ でも おいしい コーヒー を 安価 に 楽しむ こと が できる 、 すばらしい 環境 が 整っ て いる という ふう に 思っ て い ます 。   そして 、 その 大きな 要因 と いう か 、 支え て いる 一つ の 要因 が この コーヒー 協定 な ん だろ う という ふう に 思っ て いる ん です が 、 先日 、 ある 会合 に 出席 を し た とき に 、 その 会場 で コーヒー の 二 〇 五 〇 年 問題 という こと を 一生懸命 訴え て いる 方 が い て 、 ちょっと 初耳 だっ た ん です けれども 、 どういう こと だろ う と 思っ て 、 いろいろ 調べ て み まし た 。   調べ ます と 、 これ いろんな ところ が 言っ て いる よう な ん です が 、 アメリカ の 例えば ワールド ・ コーヒー ・ リサーチ という ところが 、 気候 変動 など に 伴っ て 、 コーヒー の 生産 の 約 六 割 を 占め て いる アラビカ 種 、 この 豆 について 、 二 〇 五 〇 年 まで に 栽培 に 適し た 土地 が およそ 半分 失わ れる という よう な 、 そういう レポート を 出し て いる という こと で あり まし て 、 これ は 本当に ただ なら ない こと な ん だ な という ふう に 思っ て おり ます 。   コーヒー 協定 の 議論 を 党内 で 行っ た とき に も 、 主 に 御 説明 を 受け た の は 、 いわゆる 現状 の 需給 について 、 世界 的 な 需給 について いち早く 情報 を 手 に 入れ て 、 例えば 、 今 ブラジル の 方 で ちょっと コーヒー 豆 が 不作 だ と なっ たら 、 コロンビア の 方 に 早め に 買い付け に 行く とか 、 そういった ところ で 主 に 活用 さ れ て いる ん だ という 説明 を 受け て 、 まあ それ は それ で とても 大事 だ な という ふう に 思っ た わけ です が 、 同時に 、 やはり 長期 的 な 視点 で この コーヒー 産業 の 健全 な 発展 という こと 、 持続 可能 性 を しっかり 確保 し て いく という 視点 は やはり 欠かす こと が でき ない ん だろ う と 思っ て おり ます 。   実際 に 、 協定 の 中 に も 、 この 短期 の もの と 併せ て 、 長期 の 具体 的 な 目標 という の も 言及 が あり まし て 、 例えば 、 前文 に も 、 次世代 の コーヒー 栽培 者 及び コーヒー 産業 の 将来 を 確保 する 構造 上 の 状況 を つくり出す と 、 持続 可能 な コーヒー 産業 の 発展 という こと が 明記 を さ れ て いる わけ で あり ます 。   改めて 、 これ 是非 、 林 大臣 に お 伺い し たい ん です けれども 、 この 持続 可能 な コーヒー 産業 へ の 転換 という こと に 向け て 、 日本 も 世界 第 七 位 の コーヒー 輸入 国 で あり ます ので 、 しっかり 責務 を 果たし て いただき たい と 思っ て おり ます 。 どの よう な 形 で の 国際 協力 が できる の か 、 また 、 この 日本 が 本 協定 に 加盟 する こと の 意義 という こと と 併せ て 、 是非 御 答弁 いただけ たら と 思い ます 。 もう 是非 よろしく お願い いたし ます 。   日本 の 品種 改良 技術 です とか 様々 応用 が 利く だろ う という ふう に 思っ て い ます 。 今 、 病害虫 対策 とか いろいろ 今 大臣 から も 御 答弁 いただき まし た が 、 アラビカ 以外 の 品種 で より 適地 を 広げる とか いろいろ な 今 取組 も ある よう で あり ます ので 、 日本 政府 として も 是非 お 取り組み いただき たい と 思い ます 。   時間 が 限ら れ て おり ます ので 、 もう 一つ 、 WTO の 漁業 補助 金 協定 について も お 伺い し て おき たい と 思い ます 。   今回 の この 協定 、 なかなか WTO が 機能 不全 だ と 言わ れ て いる 中 に あっ て 、 自由 で 公正 な 貿易 を これから も 推進 し て いく 上 で 、 やはり WTO 欠か せ ない ん だろ う と 思っ て い ます 。 日本 として も 、 しっかり WTO 改革 、 これ リード を し て いただき たい と 思っ て いる ん です が 、 この 中 で 一つ ちょっと 気 に なっ て い ます の が 、 マリン ・ ポリシー という 専門 誌 が ある ん です けれども 、 そこで 世界 の 漁業 補助 金 という の が 大体 三 百 五 十 四 億 ドル ぐらい ある ん だ という ふう に あり まし て 、 これ 二 〇 一 九 年 の データ な ん です けれども 、 支給 額 が 大きい 国 として 挙げ られ て いる の が 、 中国 、 EU 、 米国 、 韓国 、 そして 日本 という こと で あり まし た 。   これ 、 漁業 補助 金 について は 当然 、 いわゆる 全て が 違法 な 補助 金 じゃ ない わけ で あり ます けれども 、 同時に 、 これ 出す こと で 、 補助 金 を 出す こと で 結局 資源 が 減っ て しまっ て 、 長期 的 に は むしろ 漁業 者 にとって 収入 減 な ん だ と 、 こういう 分析 、 指摘 も なさ れ て いる ところ で あり ます 。   政府 として 、 今日 水産庁 来 て いただい て おり ます ので 、 持続 可能 な 漁業 に 向け て 今 どういう 政策 展開 に 取り組ん で いる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 もう 一 問 だけ お 伺い し たい と 思い ます 。   この 協定 十 二 条 に 、 協定 発効 後 四 年 以内 に 、 過剰 な 漁獲 能力 に つながる 補助 金 の 禁止 等 、 本 協定 に 盛り込ま れ なかっ た 内容 も 含む 包括 的 な 規律 が 採択 さ れ ない 場合 、 協定 を 直ちに 終了 する と 、 ここ まで 決め て いる わけ で あり ます 。   これ 、 最後 に 、 そうした こと の 理由 とともに 、 この 部分 、 包括 的 な 規律 を 目指す という ところ について は 先般 の G7 広島 首脳 コミュニケ の 中 でも 言及 が あり ます ので 、 ここ に 向け た 政府 の 見解 あるいは 決意 、 お 伺い を し て 、 終わり たい と 思い ます 。 持続 可能 な 漁業 という もの は 今後 四 年間 に 懸かっ て いる という こと で あり ます ので 、 是非 お 取組 しっかり 進め て いただき たい こと を お願い し て 、 終わり たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 、 金 子道 仁 です 。   早速 、 条約 の 審議 の 方 、 入ら せ て いただき ます 。   最初 に 、 WTO の 協定 の 改定 議定 書 、 漁業 補助 金 協定 について 御 質問 さ せ て いただき ます 。   今回 、 IUU 漁船 リスト の 資料 を 配付 資料 一 として 配付 さ せ て いただき まし た 。 外務省 に IUU 漁船 リスト の 提出 を お願い し た ところ 、 オフィシャル な もの は ない という こと で 、 この IATTC 、 全米 熱帯 まぐろ 類 委員 会 の ホームページ に 御 自身 の リスト 及び ほか の RFMO 、 地域 漁業 管理 機関 の リスト を 掲載 し て いる ので 、 それ が 最も オフィシャル に 近い もの じゃ ない か という こと で リスト を いただい て 、 かなり 大部 だっ た ので それ を 一 枚 に まとめ て 作成 し た もの で ござい ます 。 どこ か から 勝手 に 取っ て き た という もの で は なく て 、 オフィシャル に 近い もの で ある という 認識 で 今回 は 使用 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   これ を 見る と 、 意外と インド が 多い な という 印象 です 。 あと は 、 アジア 中心 で 、 アフリカ 、 中南米 少し と いう よう な リスト に なっ て い ます が 、 まさに この リスト に 掲載 さ れ て いる 船籍 国 こそ が この 漁業 補助 金 協定 に 加入 し て いただく こと が 重要 だ と 思う ん です が 、 その 国々 の 加入 や 加入 の 手続 状況 について 最初 に お 伺い し ます 。 御 説明 ありがとう ござい ます 。   まさに 、 まだ 加盟 国 が 非常 に 少ない と 。 この 加盟 国 を 増やす ため に 開発 途上 加盟 国 へ の 特別 待遇 等 が 設け られ て いる と 思い ます が 、 この 特別 待遇 の 意義 という こと について 、 また 逆 に 、 この 特別 待遇 が ある という こと や 、 また 、 先 ほど 羽田 委員 から も 御 質問 あり まし た が 、 開発 途上 加盟 国 について は 自己 申告 で ある と 、 自分 が 開発 途上 加盟 国 と 申告 すれ ば この 特別 待遇 を 受け られる という こと で 少し 危惧 が ある ん です が 、 本 協定 の 実効 性 に 問題 が ない か どう か 、 確認 さ せ て ください 。 その 辺り の バランス が 非常 に 難しい ところ だ と は 思い ます けれども 、 加盟 国 が 増え て 、 この 違法 な IUU 漁船 の 取締り という か 、 その 漁獲 の 管理 が できる こと は 非常 に 望ましい こと だ と 理解 し て おり ます 。   第 七 条 に は この 協定 履行 を 支援 する ため の 配慮 規定 が 盛り込ま れ 、 途上 国 の 資源 管理 能力 の 向上 の ため の 技術 支援 を FAO を 経由 し て 支援 し て いく 任意 の 資金 供与 の 仕組み が 設置 さ れ て いる と 承知 し て い ます 。 我が国 は 、 先ほど も 羽田 委員 から あり まし た よう に 、 最初 に 九 千 万 円 を 拠出 し た 国 で ある という ふう に 聞い て おり ます 。   ただ 、 この 供与 、 途上 国 の 資源 管理 能力 向上 の ため の 資金 供与 という の は 、 これ 、 バイ で も 実際 やっ て いる よう な 内容 で は ない か と 思う ん です が 、 この FAO を 通し た マルチ で の 供与 と 各国 バイ で の ODA 、 技術 供与 も 含め た ODA 供与 と の 連携 、 すみ 分け は どの よう に なっ て いる ん でしょ う か 。 バイ と マルチ が いかに 明確 に すみ 分け られる か 。 限ら れ た 予算 の 中 で 資金 を 拠出 する 、 まあ 九 千 万 、 多く ない かも しれ ませ ん けれども 、 やはり 明確 に 、 バイ は バイ の 役割 、 マルチ は マルチ の 役割 として すみ 分け を しっかり と し て いただき たい と 思い ます 。   少し 質問 、 派生 し ます が 、 この リスト の 不明 の ところ 、 つまり 船籍 が 分から ない ところ が 圧倒的 に 多い わけ です よ ね 。 この 不明 な IUU 漁船 を いかに し て 取り締まっ て いく か という こと が 今後 非常 に 重要 だ と 思い ます が 、 その 点 について 、 今 協定 の 議論 、 どの よう な こと に なっ て い た でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   まさに 、 今 我が国 は その よう な 取締り を し て 取組 を し て いく 、 ただ 、 世界 全体 で この IUU の 中 の 不明 国籍 船 が 非常 に 多い という こと で 、 これ は 我が国 が 単独 で も 、 また バイ で 、 お たく 取締り やり なさい よ と ODA 出す こと 難しい 、 これ こそ が まさに マルチ で やる べき 、 拠出 を し て やる べき 案件 で は ない か と 思う ん です ね 。   その 辺り 、 マルチ で やる 、 バイ で やる 、 その 辺り の すみ 分け を 明確 に し て 、 更に 一層 この IUU 漁船 の 取締り に 資する 施策 を 進め て いただけれ ば と 思っ て おり ます 。   続け て 、 調停 に関する シンガポール 条約 について 御 質問 し たい と 思い ます 。   この 条約 に関して 、 調停 によって 国際 的 な 和解 合意 が でき た 、 それ に 強制 執行 が 行わ れる という の が この 条約 の 新しい 点 だ と 理解 し て おり ます 。 その ため 、 今 国会 で 国内 法 の 整備 も さ れ た と 理解 し て い ます が 、 ただし 、 条約 の 一 条 二 で 、 離婚 調停 など の 家族 関係 に関する 和解 、 雇用 関係 に関する 和解 合意 、 こう いっ た もの は 条約 は 適用 さ れ ない よう な 内容 に なっ て い ます が 、 こうした 合意 について 条約 上 除外 さ れ た 経緯 について お 聞か せ ください 。 配付 資料 の 二 を 御覧 いただき ながら 次 の 質問 を し たい と 思い ます が 、 我が国 は 、 この 条約 の 批准 に 合わせ て 国内 法 の 整備 を し た と 。 で 、 今回 は 企業 間 の 国際 的 な 商事 紛争 のみ を 対象 と し た 国内 法 を 整備 し た と あり ます が 、 この 条約 批准 に 伴う 、 まず 条約 実施 法 、 括弧 、 新法 と ADR 法 の 改正 の 概要 について お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   まとめ て 言う と 、 この 上 の 部分 、 国際 調停 、 条約 実施 法 、 括弧 、 新法 の 制定 、 これ が 今回 の 条約 に 合わせ た 国内 法 の 整備 で ある と 。 ただ 、 同様 な 法律 として 、 我が国 国内 に は 、 ADR 法 、 つまり 裁判 以外 の 紛争 解決 の 手続 の 利用 の 促進 に関する 法律 が ある ので 、 その ADR 法 も この 条約 新法 に 平仄 を 合わせる 形 で 改正 を し た という の が 二つ の 立て付け で ある という ふう に 理解 を し て おり ます 。 個人 的 に は 、 この ADR 法 の 認証 紛争 解決 事業 者 の 中 に その 国際 機関 の 認証 も 入れ て しまえ ば ADR 法 の 改正 一 本 で 済ん だ の で は ない の か な という ふう に 思い ます けれども 、 まあ 内容 として 二 本 立て付け を し た という こと で も 同じ こと な の か と は 思い ます 。   そして 、 この ADR 法 が でき た 由来 、 裁判 外 の 調停 を より 促進 し て いく 、 裁判所 に 行き にくい よう な 方々 が 裁判所 じゃ ない ところ でも 和解 、 調停 が 進む よう に という こと でし て いっ た わけ です けれども 、 私 も 個人 的 に 離婚 調停 とか の 関わり を する 中 で 、 やはり 結局 、 ADR の 方 に 行っ た として も 強制 力 が ない 、 親権 について とか 養育 費 で ある とか そういった もの について 、 合意 は し た けど 執行 さ れ ない 、 そんな 手続 で あれ ば 余り 利用 する 意義 が ない という こと で 、 ADR の 利用 が 非常 に 少なかっ た と 。   今回 、 この 条約 法 の 制定 に 伴っ て 、 この 調停 による 和解 合意 について も 一部 強制 執行 力 が 出 た という こと は 望ましい こと な の で は ない か と 思い ます が 、 ただ 、 ここ も 条約 に 平仄 を 合わせる 形 で 、 人事 、 家庭 に関する 紛争 、 例えば 離婚 や 相続 に関して は 基本 的 に は 強制 執行 は し ない と 。   ただ 、 ADR 法 の 改正 の 方 は 、 条約 と 平仄 を 合わせ つつ 、 一 歩 前 に 進ん だ ところが 、 この 黄色い ハイライト で 赤 線 を 引い て ある 、 養育 費 に関して は 強制 執行 を 適用 する という こと は 非常 に 一 歩 前 に 進ん だ 良い ところ だ と 思い ます けれども 、 もう 一 歩 進ん で 、 ADR 法 について 、 人事 、 家庭 、 全て に関して 合意 の 強制 執行 を 認める という 法 整備 を 行う 、 その よう な 検討 という か 、 考え は ある ん でしょ う か 。 我が国 で も 国際 結婚 、 非常 に 広がっ て い ます 。 残念 です けれども 、 それ に 伴い 国際 的 な 離婚 調停 も 非常 に 増加 し て い て 、 親 が 海外 に 連れ帰っ て しまっ て 親権 が 混乱 し て しまっ たり とか 、 そういう ケース も 非常 に 増え て き て いる と 思い ます ので 、 この 点 について も 是非 議論 を 進め て いただき たい と 思っ て おり ます 。   続い て 、 サイバー 防衛 について 、 昨日 、 質問 、 用意 し て いただい た ん です が 時間 が なかっ た ので 、 本日 、 続け て 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   資料 の 三 の 方 に 進ま せ て いただき たい と 思い ます 。 サイバー 能力 の 向上 の ため に は 、 官民 を 超え た 人材 の 流動 化 が 非常 に 重要 だ という こと を まず 最初 に 御 説明 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   先ほど も 、 火曜日 に も お話し し まし た 、 イスラエル に 行っ て まいり まし て 、 民間 の 企業 、 サイバージム という イスラエル で も 日本 に も 出店 し て おら れる よう な 企業 です が 、 そこ の トップ の 方 は 、 軍 と の 交流 の 中 で 、 行っ たり 来 たり 、 二 回 ほど 軍 の サイバー の トップ の ところ に 勤務 し た 経験 が ある という よう な こと を 聞き まし た 。   やはり 、 イスラエル で も 、 官民 、 人材 が 非常 に 流動的 に 動い て いる こと によって 情報 も 非常 に 共有 化 が 進ん で いる という こと を 印象 を 受け まし た が 、 他方 で 、 自衛 官 に関して は 、 従来 の 自衛 官 の 採用 試験 と 異なる 採用 基準 を 設け て 、 専門 的 な 知識 、 技能 を 有する 外部 人材 の 登用 を 図る という 意図 は 表明 さ れ て い ます が 、 この 採用 基準 の 導入 時期 は い つ 頃 に なる ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   時間 が ない ので 、 最後 の 質問 に なり ます 。   一つ 飛ばし て 九 番 の ところ に 進む 前 に 、 済み ませ ん 、 今 の 答弁 に関して 。   今 の 採用 の 形 です と 、 本当に 一 桁 しか 毎年 入っ て き て い ない と 。 これ で 八 百 九 十 人 を 四 千 人 という 数字 を 目指す の で あれ ば 、 ほぼ ほぼ 、 この まま 行く と 、 外部 人材 なし で 、 内部 の 育成 のみ で 育て て いく 。 非常 に これ は 心配 が あり ます ので 、 是非 早急 に この 新しい 採用 制度 の 導入 を 図っ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   最後 に 、 内部 で の 育成 が 中心 に なる 、 それ は もちろん 必要 な こと だ と 思い ます 。 そう する と 、 どうしても 通信 分野 の 方々 を そちら に 回し て いく という こと が 中心 に なる と 思い ます が 、 それ によって 通信 分野 の 人材 不足 に なる 、 その よう な 懸念 は ない ん でしょ う か 。 通信 以外 の ところ から も 人 を 集める という こと で あれ ば 、 その サイバー 適性 の 把握 が 非常 に 重要 だ と 思い ます が 、 全 自衛隊 の 中 に その スクリーニング 、 サイバー 適性 の 把握 という の は 行っ て いる ん でしょ う か 。 時間 が 参り まし た ので 、 是非 、 過去 の スクリーニング で は なく て 、 これから の スクリーニング を 行っ て 適正 な 人材 を 集め て 内部 研修 を 進め て いただき たい という こと を 要望 し て 、 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 新緑風会 の 榛 葉 賀 津 也 で ござい ます 。   我々 は 、 本 三 条約 に 賛成 で ござい ます 。   ただ 、 もう 六 人 目 に なり ます と 、 大分 論点 が 尽くさ れ て まいり まし て 、 めげ ず に 頑張り たい と 思い ます が 、 まず 、 漁業 補償 協定 について お 伺い し たい と 思い ます 。   本 協定 、 義務 に 違反 し た 国々 へ の 罰則 規定 など 、 履行 措置 が 明文化 さ れ て い ない ん です けれども 、 この 協定 の 実効 性 を どの よう に 担保 する ん でしょ う か 。 大臣 、 ありがとう ござい ます 。   二 〇 二 三 年 三月 に 発表 さ れ た 自由 で 開か れ た インド 太平洋 、 FOIP の ため の 新た な プラン という の が ある ん です が 、 この 中 の 柱 の 四 本 目 の 中 に 、 海洋 法 執行 能力 の 強化 という 欄 が あり まし て 、 その 中 に IUU の 漁業 対策 という もの が ござい ます 。   日本 として 、 途上 国 含め た 他国 へ の 支援 の 実例 なんと いう の は ある ん でしょ う か 。 まさに 日本 らしい 支援 の 在り方 だ と 思い ます ので 、 是非 、 この IUU 分野 で も 、 日本 外務省 、 JICA 等 も 使っ て 、 是非 リーダーシップ を 発揮 し て ほしい と 思い ます 。       〔 委員 長 退席 、 理事 佐藤 正久 君 着席 〕   次に 、 私 も 御多分 に 漏れ ず コーヒー 協定 について お 伺い し たい と 思う ん です が 、 大臣 、 外務省 の ポンチ絵 、 コーヒー でし た 。 なかなか しゃれ て い ます よ 、 これ 。 これ 作っ た 人 、 なかなか センス が ある な と 思い まし て 、 こういう 部下 を 褒め なきゃ 駄目 です よ 。 心 の 余裕 が なきゃ 駄目 です から 。 外務省 も 大した もん だ な と 思っ たら 、 調査 室 も コーヒー 色 でし た 。 すばらしい 、 参議院 外交 防衛 調査 室 、 こういう ウイット が 私大 好き で ござい まし て 、 この ポンチ絵 見 て いる と コーヒー 飲み たく なる ん です けれども 。   実は 、 文献 上 、 最初 に コーヒー が 出 て くる の が 十 世紀 初め 、 まあ 九 〇 〇 年 頃 で ござい まし て 、 何 と アラビア 人 の イスラム 教徒 の お 医者 様 ラーゼス さん が 患者 さん に コーヒー を 飲ま せ て いる 。 狭 心 で ある とか 消化 に いい とか 利尿 作用 が ある 。 まさに もうこ の 頃 から コーヒー が 利用 さ れ て い た わけ で ござい まし て 、 日本 に は 一 六 〇 〇 年代 の 出島 に 来 た という ふう に 聞い て おり ます 。   実は 、 アメリカ が 最大 の 消費 国 で 、 先 ほど 私 が 質問 しよ う と し た アメリカ が 入っ て い ない という こと は もう 羽田 さん が 聞い て しまっ た ので 、 無理やり 時間 を 引っ張る わけ で は ない ん です けれども 、 なぜ アメリカ が 一番 の 消費 国 に なっ た か と いう と 、 実は イギリス が オランダ や フランス と の コーヒー 貿易 競争 に 負け まし て 、 そして 紅茶 に 、 イギリス は 紅茶 を 飲む よう に なる ん です 。 で 、 その お茶 を アメリカ に どんどん 輸出 し て 、 税金 を めちゃめちゃ 高く し て 取っ た ん です ね 。 これ に 現地 の アメリカ 人 怒っ て 、 いわゆる 一 七 七 三 年 の ボストン 茶会 事件 が 起こり まし て 、 船 の お茶 を 全部 ボストン の 海 に 投げ捨て て アメリカ 人 が コーヒー を 飲む よう に なっ た という 歴史 が ある わけ で ござい ます 。   まあ 、 たかが コーヒー 、 されど コーヒー 。 お茶 や コーヒー で 戦争 が あっ たり 国 が 独立 する わけ で ござい ます から 、 イギリス の お茶 が なかっ たら 今 の アメリカ は なかっ た という こと かも しれ ませ ん が 。   そこで 、 実は アメリカ だけ じゃ ない ん です 。 カナダ も 入っ て い なけれ ば 、 中東 の 国々 、 この コーヒー 発祥 の 中東 の 国々 も オーストラリア も ニュージーランド も 中国 も 、 この 輸入 国 として の 加盟 入っ て い ない ん です ね 。 これ もう ちょっと 加盟 国 増やし て 、 この 価格 の 安定 等々 の 実効 性 を 高める べき だ と 思う ん です が 、 どう な ん でしょ う か 。 まさに BRICS を 始め と する 新興 国 が どんどん コーヒー を 消費 する よう に なっ たり 、 やはり コーヒー という の は 、 何 でしょ う ね 、 常習 性 が あり ます から 、 これから やはり コーヒー 協定 という の は なるべく 多く の 皆さん に 加盟 し て いただく という こと が 大事 な ん だろ う と 思い ます 。   実は 、 我が家 は 茶 農家 の 端くれ で ござい まし て 、 コーヒー も 飲み ます が 、 お茶 も 飲み ます 。 一 万 平米 足らず の お茶 を 今 でも 仲間 と 一緒 に 栽培 し て いる ん です けれども 、 その 私 が 以前 コーヒー 屋 を やっ て おり まし た 。 コーヒー 屋 を 始め た 理由 は 、 お茶 の 需要 が なかなか 伸び ない ん です ね 。 お茶 の 消費 が なかなか 伸び ない んで 、 仲間 と 一緒 に 、 コーヒー を 飲む 国々 の 方々 に も 日本 茶 を 飲ん で もらお う じゃ ない か 、 その ため に は 、 飲め 飲め じゃ なく て 、 我々 が コーヒー を 飲む 代わり に 皆さん も お茶 を 飲ん で ください という 運動 を 始め た ん です が 、 この オペレーション は まだ 成功 し て い ませ ん 。 なかなか 難しい オペレーション で ござい ます 。   私 が 始め た コーヒー 屋 は アレフ コーヒー という 言葉 で ござい まし て 、 先 ほど 金子 先生 が イスラエル の 話 を いたし まし た が 、 ヘブライ 語 の 最初 の レター が アレフ という 言葉 で 、 生命 の 起源 とか 命 の 始まり 、 全て の 始まり という の が アレフ という 言葉 で ござい まし て 、 若干 ヘブライ 語 を 話す もの です から 、 アレフ という 言葉 を 使っ て アレフ コーヒー という 会社 に し た ん です が 、 何と オウム真理教 が アレフ に なり まし て 、 静岡 県警 から 変え て くれ と 、 名前 を 、 言わ れ まし て 、 泣く泣く 変え た わけ で ござい ます が 。   私 が 始め た の は 、 世界 に 一つ しか ない コーヒー を 作ろ う と 。 コーヒー という の は 奥 が 深う ござい まし て 、 先 ほど 平木 大作 先生 が 毎朝 コーヒー を ひい て 飲ん で いらっしゃる と 言い まし た が 、 平木 さん 、 ひき たて で は 駄目 な ん です 。 煎り たて で ない と 、 コーヒー は 。 ひい た 瞬間 から 劣化 が 始まり ます から 、 いろんな 豆 を 、 煎り たて 、 ひきたて 、 入れ たて と 、 これ が 一番 おいしい わけ で ござい まし て 、 様々 な 豆 や 煎り 方 、 ひき 方 を 工夫 し て 、 小野田 先生 だけ に しか ない 例えば コーヒー を 私 が 作り ます よ という ビジネス を やっ て おり まし た 、 余り もうかり ませ ん でし た が 。   実は 、 コーヒー の 産地 に は 、 ブラジル 、 ケニア 、 エチオピア 、 コロンビア 、 インドネシア 、 これ 産地 で ござい ます 。 その ほか に 、 豆 で 、 キリマンジャロ とか ブルー マウンテン 、 モカ 、 ブラジル 、 コロンビア 、 グアテマラ とか ある ん です が 、 後段 の 方 は もう 国 の 名前 が そのまま コーヒー の 豆 の 名前 に なっ て い ます 。 モカ という の は イエメン に ある 港 、 そこ から コーヒー 豆 が 出荷 さ れ た ので 、 モカ という の は 港 の 名前 で 、 キリマンジャロ 、 ブルー マウンテン という の は 、 言うまでもなく 山 の 名前 が そのまま コーヒー の 名前 に なっ て いる わけ で ござい ます 。   先 ほど 、 平木 先生 が おっしゃっ た よう に 、 コーヒー の これ 原種 という の は 三つ ある ん です ね 。 それ が アラビアカ と ロブスタ と リベリカ という 、 大体 三 種類 な ん です 。 この アラビアカ という の が 一番 メイン で ござい まし て 、 おおむね の 六 割 が アラビアカ 種 で ござい まし て 、 これ が 実は 病気 に 弱く て 栽培 が 一番 難しい ん です けれども 、 一番 おいしい ん です 。 だから 、 我々 が 飲ん で いる ほとんど が この アラビアカ 種 で ござい まし て 、 何 が 大変 か と いう と 、 標高 千 メートル 以上 の ところ で 作ら ない と おいしい アラビアカ の 品種 が でき ない ので 、 それで 、 二 〇 五 〇 年 問題 で 、 気候 温暖 化 の 環境 問題 で コーヒー が 大変 に なる ぞ という こと を 質問 しよ う と し た ん です が 、 もう さっき やっ ちゃっ た ので 、 ちょっと うんちく を 述べ て み た わけ で ござい ます 。   是非 、 大臣 、 コーヒー を 飲む 際 は 、 ボストン 茶会 事件 を 始め として いろんな 歴史 が ある と 同時に 、 コーヒー も いい です けど 、 緑茶 も おいしい です よ 。 是非 緑茶 も 消費 し て いただく よう 、 大臣 、 最後 コメント いただい て 、 私 、 今 国会 最後 の 質問 に 代え たい と 思い ます 。   どうも ありがとう ござい まし た 。 コーヒー 、 紅茶 、 緑茶 に かかわら ず 、 様々 な 農産物 が 作ら れ 、 我々 は 嗜好 が どんどん 高く なっ て いく わけ で ござい ます が 、 流通 する に せよ 消費 する に せよ 、 常に 生産 家 の 方々 に 、 国内外 を 問わ ず 、 中南米 や アフリカ で 豆 を 栽培 し 収穫 を さ れ て いる 生産 家 、 農家 の 方々 に 思い を はせ て 、 コーヒー を 楽しみ たい と 思い ます 。   以上 で ござい ます 。 日本 共産党 の 山添 拓 です 。   三つ の 条約 について は 、 我が 党 も 賛成 です 。   つい 先 ほど 、 法務 委員 会 で 入管 法 改悪 案 が 怒号 の 中 で 採決 を さ れ まし た 。 国際 人権 水準 に 遠く 及ば ない 難民 認定 の 行政 の 在り方 について 、 私 は この 委員 会 で も 質疑 を し て き まし た が 、 それ を 更に 後退 さ せる よう な 法案 を 乱暴 に 通そ う と する こと に は 断固 抗議 を 表明 し たい と 思い ます 。   その 上 で 、 その 人権 に 関わっ て は 、 これ は 自衛隊 内 で も 深刻 な 実態 が あり ます 。 昨日 は 、 海上 自衛隊 佐世保 基地 を 母港 と する 護衛 艦 で 勤務 し て い た 海士 長 が 長時間 労働 や パワハラ を 苦 に 自 死し た こと について 裁判 が 始まり まし た 。   防衛 省 に 伺い ます が 、 ハラスメント を 理由 と する 裁判 で 現在 係争 中 の もの は 何 件 ある でしょ う か 。 そのうち 現役 の 自衛隊 員 が 原告 と なっ て いる の は 何 件 でしょ う か 。 裁判 に 行き着く まで という の は 氷山 の 一角 です が 、 それでも 一般 の 組織 で は 考え 難い 件数 だ と 思い ます 。   その うち の 一つ が 、 四月 十 一 日 の 当 委員 会 で 取り上げ た 航空 自衛隊 那覇 基地 の 事件 です 。 セクハラ 被害 を 訴え た に も かかわら ず 適切 に 対応 さ れ なかっ た として 、 現役 自衛 官 が 国 賠 訴訟 を 提起 し て い ます 。 今日 は その 裁判 の 期日 で 、 ちょうど 今 、 報告 集会 が 行わ れ て いる 頃 か と 思い ます 。   被害 者 は 法務 部門 に 相談 し た の です が 、 個人 の セクハラ に は 対応 し て い ない と 言わ れ た そう です 。 ところが 、 被害 者 が 加害 者 を 相手 に 、 加害 者 個人 を 相手 に です ね 、 裁判 を 起こし た ところ 、 その 加害 者 側 は 全面 的 に 支援 し て い た という ん です 。   前回 質疑 の 後 、 防衛 省 から 出さ れ た 資料 が 今朝 の 理事 会 に 提出 を さ れ まし た 。 法務 部門 が 隊員 の 個別 の 法律 相談 に 応じる 法的 根拠 は 、 規則 に ある 法令 の 調査 及び 研究 に関する こと だ と 伺い まし た 。 訴訟 に関する 具体 的 な 相談 まで 、 この 法務 部門 は 乗る ん です か 。 つまり 、 相談 者 より も 組織 の 都合 を 優先 する 立場 に ある 方 だ という こと です 。   資料 を 御覧 ください 。 相談 し て も 対応 し て もらえ なかっ た 被害 者 は 、 弁護士 に 依頼 し て 問題 の 対応 を 求める 内容 証明 郵便 を 送り まし た 。 する と 、 那覇 基地 で は 全 隊員 を 対象 と する セクハラ 教育 が 行わ れ まし た 。 その 資料 を 今日 は お 配り し て い ます 。 これ も 、 前回 の 質疑 後 、 防衛 省 から 出さ れ た もの です 。   例えば 、 二枚目 を 御覧 ください 。 左側 の ページ 、 黒 塗り が あり ます けれども 、 加害 者 は A と 匿名 です 。 被害 者 は 実名 が 書か れ て いる と 伺い まし た 。 これ は 事実 でしょ う か 。 なぜ そうした ん でしょ う か 。 これ は 後 から 知ら れ て 、 驚愕 さ れ た そう です よ 。 事前 に 相談 も なけれ ば 、 調整 も さ れ て い ない 。   この 説明 資料 は セクハラ が あっ た こと を 前提 に 作ら れ て い ます が 、 ところが 、 加害 者 を 匿名 に し 、 被害 者 を 実名 に する 、 これ は 二 次 加害 に 等しい です ね 。 セクハラ 教育 を その後 やり直し た か どう か 、 これ は 御 承知 です か 。 ほか の 基地 の こと です から ね 。   これ 、 最後 の ページ に 内容 証明 郵便 について 解説 が ある ん です よ 。 法的 な 効力 が ない ので 法律 家 の 間 で は ただ の お 手紙 と 言わ れる こと が 多い など と 書い て いる ん です ね 。 これ は 完全 に 被害 者 を 愚弄 する よう な 説明 会 資料 だ と 思い ます 。   まだ ある ん です よ 。 関係 者 から 提供 さ れ た 組織 内 の 調査 資料 を この 被害 者 が 裁判所 に 証拠 として 提出 し まし た 。 する と 、 それ が 情報 漏えい に 当たる として 警務 隊 に 告発 さ れ て 、 取調べ を 受ける こと に なっ た そう です 。 検察 は この 事件 を 不 起訴 に し た そう です が 、 それ から 三 年 も たった 昨年 の 七月 に なっ て 訓戒 処分 を 受け まし た 。   裁判所 に 資料 を 出し た の は 二 〇 一 六 年 です 。 処分 は 昨年 です から 、 資料 を 出し て から 五 年 も たっ て 訓戒 が さ れ た わけ です ね 。 これ は 被害 者 が セクハラ 被害 を 訴え 続け た こと へ の 報復 だ と 受け止め られ て も 仕方 ない ん じゃ ない でしょ う か 。 ですから 、 軽微 な もの だっ た わけ でしょ う 、 懲戒 処分 に 至ら ない よう な 。 に も かかわら ず 、 五 年 も たっ て わざわざ 訓戒 処分 を 行っ た と 。 これ は 、 単に 職場 における 改善 更生 を 図る 目的 と いう より は 、 自衛隊 として 、 被害 者 に対して 被害 を 訴え 続ける こと に対して の 報復 だ と 受け取ら れ て も 仕方 ない と 思う ん です よ 。   裁判 を 受ける 権利 です から 、 これ は 主張 、 立証 を 十分 に 行え て こそ 保障 さ れる もの だ と 思う ん です 。 その 際 、 この 被害 者 が 被害 を 訴え て 、 ところが 、 こんな 説明 資料 で 説明 会 を 行わ れ た もの です から 、 周り の 隊員 たち の 中 に も 違和感 を 覚える 方 が おら れ た そう な ん です ね 。 そこで 、 いろんな 自衛隊 内 で 行わ れ て いる 調査 、 そこ で の 資料 について 情報 提供 も 受ける こと に なっ た と 。 そう やっ て 入手 し た 、 つまり 、 被害 者 の 側 です から 資料 は 圧倒的 に 少ない わけ です よ ね 、 その 中 から 書証 として 裁判所 に 資料 を 出し たら それ が 犯罪 扱い さ れ た という ん です よ 。   これ は やはり 処分 は 撤回 す べき じゃ ない です か 。 そういう こと を いつ まで 繰り返さ れる の か という こと です よ 。   海上 自衛隊 で 、 部下 から パワハラ を 相談 さ れ た 自衛 官 が 、 懲戒 処分 の 申立 書 を 海上 幕僚監部 など に 送っ た ところ 、 この 件 について 、 警務 隊 が 虚偽 告訴 だ と 、 つまり 、 パワハラ の 被害 を 、 懲戒 処分 を する べき だ と 訴え た こと 自体 が 虚偽 告訴 だ という 容疑 で 逮捕 し 、 自宅 を 家宅 捜索 し た という 事件 まで 起き て い ます 。 この 方 は 既に 釈放 さ れ て 、 一 度 も 取調べ さ れる こと なく 不 起訴 と なっ た よう です が 、 この 事件 も 、 逮捕 それ 自体 が 不当 だ として 国家 賠償 請求 の 裁判 に なっ て い ます 。   自衛隊 は 、 ハラスメント 被害 の 当事者 や その 協力 者 を 犯罪 者 として 扱う ん です か 。 こうした ケース で 警務 隊 が 立件 し 送検 し た 件数 を お 示し ください 。 なぜ そんな 対応 を 行う ん です か 。 その 二 件 を 今 御 紹介 し た という こと に なる よう です が 、 これ は やはり やる こと 逆 です よ 。 被害 者 の 被害 の 申告 あるいは その 協力 者 に対して 誠実 に 対応 する べき だ と 思う ん です よ 。   大臣 に 最後 に 伺い たい と 思い ます が 、 自衛隊 における ハラスメント 、 後 を 絶ち ませ ん 。 それ だけ で なく 、 お 聞き いただい た よう に 、 組織 的 な 隠蔽 が 常態 化 し て いる と 思い ます 。 なぜ だ と お 考え です か 。 あっ て は なら ない と おっしゃる ん です けれども 、 既に これ だけ 繰り返さ れ て いる わけ です ね 。 そして 、 裁判 で も まだ 争い 続け て おら れ ます 。 規模 あり き で 軍事 費 を 倍増 し ながら 、 ハラスメント が 横行 する 実態 は 変わっ て い ませ ん 。 これ で は 自衛 官 の 中途 退職 は 決して 減ら ない と 思い ます 。   安心 し て 相談 できる よう な 第三者 機関 の 設置 など 抜本 的 な 対策 を 取る べき です し 、 これ は やはり 自衛隊 の 組織 として の 問題 だ という こと を 重ね て 指摘 し て 、 質問 を 終わり ます 。 ハイ サイ 、 沖縄 の 風 の 伊波 洋一 です 。   三 条約 案 について は 特に 異論 あり ませ ん 。   国家 安全 保障 戦略 で は 、 「 自由 、 民主 主義 、 基本 的 人権 の 尊重 、 法 の 支配 といった 普遍 的 価値 を 維持 ・ 擁護 する 形 で 、 安全 保障 政策 を 遂行 する 。 」 と 表明 し て い ます 。 しかし 、 日本 政府 の 安全 保障 政策 は 、 少なくとも 沖縄 で は 普遍 的 価値 を 擁護 する もの に は なっ て い ませ ん 。   辺野古 新 基地 計画 で は 、 支出 に対する 民主 的 コントロール が 全く 及ん で い ませ ん 。   配付 し て いる 令 和 元年 十二月 二 十 五 日 付け の 資料 ① で は 、 軟弱 地盤 工事 を 含め て 工期 は 九 ・ 五 年 、 新 基地 の 提供 まで 十 二 年 、 総 経費 は 約 九 千 三 百 億 円 と 公表 さ れ まし た 。   しかし 、 当初 の 平成 二 十 一 年 、 二 〇 〇 九 年 当時 、 防衛 省 は 総 経費 を 資料 ② の よう に 約 三 千 五 百 億 円 と 示し て い まし た 。 内訳 は 、 埋立 費用 二 千 三 百 十 億 円 と 飛行場 施設 建設 費 五 百 億 円 、 シュワブ 再編 経費 六 百 億 円 及び 環境 影響 評価 経費 の 百 億 円 です 。   ところが 、 この 五月 に 防衛 省 から 提供 さ れ た 資料 ③ で は 、 平成 十 八 年度 、 二 〇 〇 六 年度 から 、 令 和 三 年度 、 二 〇 二 一 年度 まで の 工事 費用 の 支出 済 額 は 約 三 千 四 百 九 十 七 億 円 です 。 二 〇 二 一 年 まで に 既に 当初 計画 の 総 経費 三 千 五 百 億 円 を 使っ て しまっ て い ます 。   あわせ て 、 今年 四月 末 時点 で の 事業 進捗 は 、 事業 全体 に対する 埋立 土 量 で 約 一 五 % と 公表 さ れ まし た 。 地盤 改良 が 必要 ない 辺野古 側 だけ で 当初 予算 の 二 千 三 百 十 億 円 を 超え 、 二 千 四 百 四 十 八 億 円 が 支出 さ れ て い ます 。   沖縄 県 は 、 二 〇 一 八 年 に 、 辺野古 新 基地 建設 を 実現 し た として も 少なくとも 二 兆 五 千 五 百 億 円 以上 掛かる という 試算 を 公表 し まし た が 、 政府 は この 数値 を 否定 し て き まし た 。 しかし 、 この 事業 進捗 率 、 埋立 土 量 一 五 % で 支出 済 額 が 三 千 四 百 九 十 七 億 円 という の は 、 約 七 分の 一 と 考える と 、 三 千 四 百 九 十 七 億 掛ける 七 で 二 兆 四 千 四 百 七 十 九 億 円 と なり 、 沖縄 県 の 試算 し た 数値 と 極めて 近く 、 正確 な 試算 だっ た と 言え ます 。   防衛 省 は 毎 年度 の 国会 で の 予算 審議 を 経 て いる ので 問題 ない と の 説明 を 繰り返し て い ます が 、 今 、 総 工事 費 、 総 工事 額 三 千 五 百 億 円 の 事業 で 一 五 % しか 進ん で い ない のに 、 既に 三 千 四 百 九 十 七 億 円 を 超える 支出 を し て い ます 。 政府 の 誰 も 、 事業 費 の 全体 像 を 把握 し て い ませ ん 。 政府 が 幾ら に なる か 分から ない よう な 事業 に 限ら れ た 予算 を 無駄遣い す べき で は あり ませ ん し 、 日本 に その よう な 余裕 は あり ませ ん 。 実態 を 調査 し て 、 早急 に 事業 を 見直す べき と 考え ます 。   財務省 として 、 普天間 飛行場 代替 施設 事業 について 、 事業 費 の 全体 像 を 把握 す べき で は あり ませ ん か 。 辺野古 新 基地 計画 を 予算 執行 調査 の 調査 対象 として 厳格 に チェック し て いただき たい と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 回答 ござい まし た けれども 、 実際 、 防衛 省 に 聞い て も 財務省 に 聞い て も 、 総額 幾ら に なる か という の は 誰 も 言え ない ん です よ 、 分かっ て い ない ん です 。 毎年 予算 を ただ 付け て いる だけ に すぎ ない 。   しかし 、 その 予算 が 既に 一 五 % の 、 簡易 な 辺野古 側 埋立 て で しか ない のに 、 それ だけ で もう 三 千 五 百 億 の お金 は 使っ て しまっ て いる 。 一体 これから 幾ら に なる ん です か 。 これから 、 大浦湾 側 は まだ 承認 も さ れ て い ませ ん 、 様々 な 困難 が ある 、 何 度 も 。 そう する と 、 はるか 二 兆 を も 超え て 三 兆 も 超える かも しれ ない 。 そういう こと を 考え ます と 、 そもそも 、 行政 事業 レビュー という の も あり ます 。 防衛 省 自身 が まず それ を 点検 を し て いく 、 総額 幾ら な の か という の を 毎年 毎年 しっかり 確かめる こと が 必要 だ と 思い ます 。   行政 改革 推進 本部 に 伺い ます が 、 特に 外部 の 目 も 入れ て 点検 する 必要 が ある と 考え ます 。 秋 の レビュー で 取り上げ て は いかが でしょ う か 。 今 申し上げ まし た よう に 、 一 五 % の 進捗 しか ない のに 総 予算 額 もう 使っ て しまっ て いる 現実 が ある 。 今回 、 四 十 三 兆 円 という 五 年 に 及ぶ 予算 計画 を 防衛 省 は 持っ て 臨ん で いる わけ です ね 。 しかし 、 それ に対する 具体 的 な 質問 に対して も 答え 切れ ない で いる 。   私 は 、 やはり 防衛 省 自身 が 自ら の 予算 執行 の 能力 、 その 精査 の あり よう 、 それ を しっかり やら ない と 、 この 四 十 三 兆 円 が 一体 幾ら まで 膨らん で いく の か 分から ない と 思い ます よ 。 防衛 大臣 も 含め て 、 是非 今回 の この 秋 の レビュー で しっかり と その 全体 像 を 明らか に し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 二 〇 一 九 年 二月 の 県民 投票 で は 、 投票 総数 の 七 二 % が 辺野古 埋立 て に 反対 の 意思 を 示し まし た 。 普遍 的 価値 を 擁護 する 安全 保障 政策 が 事実 なら 、 辺野古 新 基地 計画 は 既に 断念 さ れ て いる はず です 。 辺野古 新 基地 計画 が これ 以上 の 税金 の 無駄遣い に なら ない よう 、 今 が 引き どき で は ない でしょ う か 。   普天間 飛行場 の 危険 性 も 辺野古 新 基地 を 口実 に 放置 さ れ 続け て い ます 。 一方 、 防衛 省 は 、 普天間 返還 の 必要 性 について は 、 普天間 飛行場 は 市街地 に 位置 し 、 住宅 や 学校 で 囲ま れ 、 これ を 利用 する 航空機 が 市街地 上空 を 飛行 する ため 、 世界 で 最も 危険 な 飛行場 と 言わ れ て い ます 、 と 、 はっきり 普天間 飛行場 の 危険 性 を 認め て い ます 。   米国 連邦 航空 法 は 、 米 軍用 飛行場 で 最も 事故 が 発生 する 危険 性 が 高い と さ れる 滑走 路 の 両端 から 約 九 百 メートル の 前方 の 区域 について は 、 一切 の 構造 物 が ない クリア ゾーン として 指定 し 確保 する こと が 義務付け られ て い ます 。   二 〇 一 二 年 の 四月 の オスプレイ 環境 レビュー で は 、 普天間 飛行場 について 、 「 基地 外 まで 伸びる クリア ゾーン は 、 基地 外 に ある 居住 区域 や 商業 区域 といった 適合 的 で ない 地域 も 含ん で いる 」 、 「 全て の 固定 翼 の 使用 滑走 路 に 必要 と さ れる 大きな クリア ゾーン は 、 滑走 路 〇 六 / 二 四 の 両端 から 基地 外 に 広がっ て いる 。 」 など の 記載 が あり 、 米国 連邦 航空 法 に 求め られる クリア ゾーン が 普天間 飛行場 に は 確保 さ れ て い ない こと を 在日 米 軍 も 認め て い ます 。   最も 危険 な クリア ゾーン 内 に は 、 現在 、 普天間 第 二 小学校 を 始め 、 公共 施設 、 保育園 、 病院 など 十 八 か所 も 立地 し て おり 、 住宅 約 八 百 戸 、 約 三 千 六 百 人 を 超える 宜野湾 市民 が 住ん で い ます 。 その 資料 について は 、 皆さん お 手元 の ⑤、⑥ に あり ます ので 、 見 て いただき たい と 思い ます 。   米国 連邦 航空 法 の クリア ゾーン と 同様 に 、 安全 規制 として 日本 の 陸上 飛行場 において 、 航空 法 第 三 十 八 条 一 項 で 、 滑走 路 端 安全 区域 、 RESA の 確保 が 求め られ て い ます 。   国交 省 に お 聞き し ます が 、 RESA と は どんな もの です か 。 具体 的 に どの よう な 対策 が 求め られ て い ます か 。 在日 米 軍 について は 、 日米地位協定 に 伴う 航空 特例 法 が 適用 さ れ 、 日本 の 航空 法 三 十 八 条 一 項 の RESA の 規定 も 適用 除外 と なっ て い ます 。   防衛 大臣 、 日本 政府 として 、 これ まで 在日 米 軍 など 米 軍 に対して 、 普天間 飛行場 内 において 米国 連邦 航空 法 に 基づく クリア ゾーン や 航空 法 に 基づく RESA を 確保 する よう 求め た こと が あり ます か 。 求め た の は 、 皆さん が RESA や あるいは クリア ゾーン を 確保 する よう 求め た こと が あり ます か という こと な ん です 。 ある ん です か 、 ない ん です か 。 今 、 普天間 第 二 小学校 という の が クリア ゾーン の 中 に ある ん です ね 。 その 上 を 飛ばさ ない よう に する こと すら 言い 切れ て い ない わけ です よ ね 。 まあ 、 基本 的 に 求め た こと が ない ん だ といった こと を 答え て いる と 思っ て おり ます 。   私 は 、 やはり 今 の よう な 状況 、 まさに 国内 航空 法 も 連邦 航空 法 も 何 の 担保 も さ れ て い ない 、 その よう な 公共 の 安全 の 空白 地帯 に なっ て しまっ て いる 。 いわゆる 地位 協定 上 は 、 本来 、 公共 の 安全 を 保つ べき だ という の が 義務 化 さ れ て いる ん です けれども 、 それ に対して 、 日本 政府 は 結局 やっ て い ない わけ です ね 。 どう な ん でしょ う 、 日本 政府 として 、 宜野湾 市民 の 普天間 飛行場 の 公共 の 安全 は どの よう に 担保 さ れ て いる と 考え て いる ん でしょ う か 。 外務省 、 お答え ください 。 防衛 省 の 答弁 も 外務省 の 答弁 も そのまま 放置 し ます という の に しか 聞こえ ない です よ 。 実際 何 も やっ て い ない 、 何 も やれ ない 、 そういう 状況 な ん です ね 。   私 は 、 やはり この よう な こと を 放置 し たら 日本 政府 の 本当に メンツ は 潰れる ん だ と 思い ます ね 。 日本 政府 は 米 軍 の ため の 安全 は 担保 する けど 、 米 軍 が 言え ば それ は なくす 、 それ は 分かり ます 、 宜野湾 市 に 住ん で い ます ので 。 建物 一 か所 だけ 買い まし た 、 土地 も 買い まし た 。 でも 、 宜野湾 市民 の 安全 の ため に は やら ない という の が 今 まで の 取組 な ん です ね 。 本当に それ で いい ん でしょ う か ね 。   外務 大臣 、 辺野古 工事 は これから 幾ら 掛かる か 分から ない です 、 もう 今 の 状況 は 。 だから 、 全体 像 も 不明 、 予算 の 効率 化 も 必要 です が 、 政府 に は その 手だて が ない ん です ね 。 今 、 辺野古 に こだわり 続け て 普天間 の 危険 は 放置 さ れ 、 そして 様々 な 意味 で いろんな もの が もう 破壊 も さ れ て いる 。 そういう 中 で 、 もう 既に 三 千 八 百 億 円 入れ て グアム に 基地 も 造っ て いる ん です よ 。 移転 先 も あり ます 。 来年 から は 移転 が 始まり ます 、 海兵 隊 の 移転 も です ね 。 日 米 で の 交渉 を通じて 底なし の 辺野古 を 断念 し 、 普天間 の 危険 性 除去 に 向け た 新た な 解決 策 に 向け た 話合い 、 アプローチ に 踏み出す タイミング で は ない か と 考え ます が 、 外務 大臣 の 答弁 を 求め ます 。 辺野古 で は 、 ジュゴン が 新た に また その 存在 が 確認 を さ れ て い ます 、 ふん を通して です けれども 。   そういう 意味 で 、 実は JEGS という 日 米 間 の 日本 環境 管理 基準 が ござい ます 。 二 〇 〇 〇 年 九月 十 一 日 に 環境 原則 の 共同 発表 を通して 合意 さ れ た JEGS という 基準 、 これ が 適用 さ れ て い ます 。 そういう 中 で 、 二 〇 一 六 年 九月 の この 委員 会 において 、 当時 の 岸田 外務 大臣 は 、 「 米 側 が JEGS に 基づい て しっかり と 対応 する よう 働きかけ て いく 」 と 、 「 ある べき 姿 として 重要 で ある 」 と 、 こういう ふう に 答弁 し まし た 。   現在 も 、 この JEGS に関して 、 外務 大臣 、 外務省 は 同様 な 方針 で 変わり あり ませ ん ね 。 辺野古 の 基地 建設 も 、 あるいは 高江 等 の オスプレイ 、 ヘリ パッド 建設 も 、 実は JEGS の 下 で 行わ れ た ん です ね 。 その スタート の 時点 で JEGS は 適用 さ れ て い まし た 。 しかし 、 そこ に は 希少 種 が 存在 し て いる 。 ジュゴン が いる 、 あるいは 多く の 希少 種 が いる 。 両方 とも そう な ん です よ 。 片側 は 世界 遺産 です よ 、 自然 遺産 です よ ね 、 もう 。 そういう もの を 、 今 壊さ れ て い ない 部分 が あり ます 。 壊さ れ て い ない 部分 を しっかり 保全 する 意味 から も 、 いま 一 度 JEGS を 確認 を し て 、 ここ に は 基地 を 造ら せる こと が でき ない ん だ という こと を 日本 政府 として 確認 する よう 求め て 、 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 お 手元 の 、 A 4 横 、 一 から 九 まで の ページ 番号 が 入り まし た 第 二 百 十 一 回 国会 外交 防衛 委員 会 付託 の 請願 と 題する 資料 に 基づき まし て 御 説明 いたし ます 。   今 国会 中 、 本 委員 会 に 付託 さ れ まし た 請願 は 、 十 三 種類 総計 二 百 三 十 件 で ござい ます 。   まず 、 資料 一 ページ の 一 五 号外 二 件 は 、 オスプレイ の 配備 撤回 、 訓練 中止 等 を 求める もの です 。   次に 、 二 ページ から 四 ページ の 四 九 号外 六 十 件 は 、 辺野古 新 基地 建設 の 中止 、 普天間 飛行場 の 閉鎖 、 返還 、 在 沖 米 軍 北部 訓練 場 オスプレイパッド の 撤去 、 在 沖 米 海兵 隊 の 撤退 、 日米地位協定 の 抜本 的 改定 、 敵 基地 攻撃 能力 を 持つ 兵器 の 取得 中止 、 軍事 費 二 倍 化 の 中止 と 軍事 費 の 削減 等 を 求める もの です 。   次に 、 五 ページ の 五 七 号外 二 件 は 、 平和 安全 保障 関連 法 の 廃止 を 求める もの です 。   次に 、 五 ページ の 二 一 一 号外 六 十 一 件 は 、 女性 差別 撤廃 条約 選択 議定 書 の 速やか な 批准 を 求める もの です 。   次に 、 六 ページ の 三 二 一 号外 二 十 四 件 は 、 ILO ハラスメント 条約 の 批准 を 求める もの です 。   次に 、 七 ページ の 四 〇 一 号外 二 十 九 件 は 、 経済 連携 協定 の 見直し を 求める もの です 。   次に 、 八 ページ の 九 五 九 号外 五 件 は 、 緊急 出動 の ある 自衛 官 の 官舎 の 改善 等 を 求める もの です 。   次に 、 九 ページ の 九 八 五 号外 三 十 九 件 は 、 安保 三 文書 の 改定 を 撤回 し 、 大 軍拡 を やめる よう 求める もの です 。   以上 で ござい ます 。