立憲 民主党 の 柚木 道義 で ござい ます 。   どうぞ 、 それぞれ 答弁 者 の 皆様 、 よろしく お願い いたし ます 。   実は 、 伊佐 厚 労 副 大臣 が 参議院 出席 の ため に 九 時 十 五 分 頃 を めど に 御 退室 という こと で 、 そこ を 先 に 全部 終わら せる よう に 考え て おり ます ので 、 ほか の 、 大臣 含め 答弁 者 の 方 も 、 それ まで ちょっと コンパクト かつ 若干 早口 で 御 答弁 を お願い いたし ます 。   マスク 着用 ルール の 緩和 について 伺い ます 。   週 明け 月曜日 、 三月 十 三 日 以降 、 政府 として 、 この間 、 もう 四 年 に なる マスク の 着用 について ルール が 緩和 、 いわゆる 脱 マスク あるいは ノー マスク という ふう に かじ が 切ら れ て いく と 承知 を し て おり ます が 、 資料 六 ページ 目 、 その 前 の 五 ページ 目 に は 全国 知事 会 の 平井 鳥取 県知事 の インタビュー も 掲載 し て おり ます が 、 六 ページ 目 を 御覧 いただく と 、 病院 、 介護 施設 等 、 外来 とか お 見舞い とか は 推奨 、 これ は その とおり な ん です が 、 公共 交通 機関 、 同じ 公共 交通 で も 、 電車 、 バス で 対応 が 割れ て いる 。   この 点 について 、 まず 、 今日 、 国交 副 大臣 、 厚 労 副 大臣 に それぞれ ちょっと 伺い たい ん です けれども 、 学校 の 登 下校 について も 後ほど 文科 大臣 に 伺い ます けれども 、 混雑 し た 公共 交通 機関 、 資料 の 三 ページ 目 に つけ て おり ます けれども 、 通勤 ラッシュ 時 など 混雑 し た 電車 、 バス に 乗車 する とき は マスク を 推奨 、 政府 は この間 、 三月 十 三 日 から 個人 の 判断 で は ある けれども 、 マスク 着用 を 推奨 、 こういう 方針 な わけ です ね 。 ところが 、 資料 の 六 ページ 目 に も つけ て おり ます よう に 、 例えば JR さん 、 満員 電車 で あっ て も マスク 着用 を 推奨 も し ない し 、 アナウンス も し ない 。 他方 で 、 バス 業界 について は 逆 に 、 通勤 時間 帯 など について は マスク 着用 を 推奨 する と 。   こういう こと で ある と 、 例えば 、 よく 、 皆さん も そう だ と 思い ます が 、 私 も そう です けれども 、 満員 電車 で は マスク を 外し て い て 、 乗り換え て 、 満員 バス に 乗っ たら 今度 は マスク を 着け なきゃ いけ ない 。 これ は ちょっと さすが に 、 学生 さん も 含め て 、 混乱 する ん じゃ ない です か 。   公共 交通 機関 です から 、 国交 副 大臣 、 政務 官 です か ね 、 お願い し ます 。 この 答弁 で 本当に 、 国民 の 皆さん 、 あるいは 登 下校 を 混雑 時 に さ れる 学生 さん 、 大丈夫 な ん です か ね 。   ちなみに 、 文科 大臣 、 いい です か 、 この 混雑 時 の 公共 交通 機関 利用 、 登 下校 時 、 学生 さん に対して は 、 これ は 個人 の 判断 な ん です か 、 それとも 学校 が 一定 の 方針 を 児童 生徒 に 示す ん です か 。 御 答弁 を お願い し ます 。 そうすると 、 伊佐 副 大臣 、 月曜 以降 、 まさに この 周知 を いただく 、 ちょっと メッセージ の 発信 の 仕方 を 工夫 いただか なきゃ いけ ない と 思い ます ね 。 公共 交通 機関 、 国土 交通 政務 官 は 個人 の 判断 に 委ねる 、 あるいは 事業 者 の 判断 という こと です ね 、 昨日 の レク だ と 。   しかし 、 例えば 、 児童 、 学生 さん 、 うち の 娘 も 、 まさに 間もなく 卒業 式 で 、 私 は 国会 で ちょっと 出れ な さ そう な ので 残念 な ん です が 、 その後 、 中学生 に なっ て 、 公共 交通 機関 を 利用 する こと に なり そう な ん です ね 。   例えば 、 今後 、 これ は 私 も 昨日 ある 方 から 、 もう 早速 、 電車 の 中 で も 若干 、 トラブル 、 混乱 に 遭遇 し た という 話 を 聞き まし た よ 。 いや 、 着け なく て いい と 政府 は 言っ て いる 、 例えば 満員 電車 の 中 で 、 JR さん の 中 で 。 他方 で 、 バス に 乗っ たら 、 今度 は 着ける よう に 言わ れ て いる 。 いやいや 、 個人 の 判断 じゃ なかっ た の か 、 さっき 電車 で は ノー マスク で オーケー だっ た よ と 。 これ は 混乱 、 トラブル が 発生 する 可能 性 、 あり 得 ます 。 花粉 症 で 、 まあ 私 も そう な ん です が 、 大きな くしゃみ 、 せき の 方 、 やはり 周り に も おいで です し ね 、 この 季節 。   ちょっと 、 来週 月曜 以降 、 そういう 混乱 、 トラブル 等 が 仮に 発生 する よう な こと に なれ ば 、 やはり 、 混雑 時 の 電車 、 バス 、 特に 公共 交通 機関 における トラブル など も 起こら ない よう な 発信 を 、 是非 、 特に 厚 労 省 所管 の この 分かり やすい ポスター など を通じて 心がけ て いただき たい と 思い ます が 、 副 大臣 、 お願い いたし ます 。 マスク の ところ は 、 伊佐 副 大臣 に 出 て いただか なきゃ いけ ない 、 ちょっと 途中 残し て 、 また 最後 戻り ます けれども 、 伊佐 副 大臣 の ところ を 先 に 行き たい と 思い ます 。   ちなみに 、 まさに 公共 交通 機関 も そう な ん です けれども 、 混雑 し た とき に という 、 これ は いろいろ な ところ で そう 書か れ て いる ん です ね 。 例えば 、 昨日 、 ワールド ・ ベースボール ・ クラシック 、 日本 勝利 、 よかっ た です 、 本当に 今日 も 頑張っ て ほしい ん です けれども 、 スポーツ イベント 、 あるいは 音楽 コンサート 、 あるいは これから 選抜 の 高校 も あり ます ね 、 甲子園 、 あるいは 大相撲 です か 、 いろいろ な イベント が 、 混雑 し て いる とき は 、 例えば 、 それぞれ 主催 者 、 事業 者 の 御 判断 で マスク 着用 を 推奨 できる 、 許容 し 得る 。   これ は 、 厚 労 副 大臣 、 混雑 の 定義 という の は どう いっ た 形 で 決め て いる ん でしょ う か 。 これ 、 今日 ちょっと そこ まで 時間 ない ので 、 今後 、 整理 いただき たい と 思い ます ね 。 資料 一 、 二 ページ 目 に 、 まさに 専門 家 会議 の 皆さん 、 二 ページ 目 に 赤 線 を 引い て い ます けれども 、 周囲 の 混雑 状況 と は 書い て ある けれども 、 定義 し て い ませ ん ので 、 やはり 、 今後 、 そういう こと が ない と まさに トラブル に なり かね ない と 思い ます ので 、 ちょっと これ を お願い を し て おき たい と 思い ます 。   それで 、 五 ページ の 、 全国 知事 会 の 会長 、 平井 鳥取 県知事 も 、 全国 で トラブル 必至 という こと で 述べ て おら れ ます 。 何 が トラブル に なり 得る か と いう と 、 まず 飲食 店 です ね 。 まさに その 同じ 平井 知事 の 鳥取 の 隣 の 島根 県知事 さん は 、 飲食 店 の 感染 防止 認証 に マスク 着用 、 これ は 絶対 入れる 、 これ を 入れ ない ん だっ たら 、 もう 認証 の 制度 なんか やめ て しまう と 表明 さ れ て い ます 。   これ は まさに 東京 都 の 小池 都知事 が 言わ れ て いる の と 真 逆 です ね 。 東京 は もう 認証 の ルール に マスク 着用 を 外す と 、 マスク 会食 も 。 ポスター も 取る 、 マスク 会食 し て ください と いう 。 こういう 真 逆 の 対応 、 つまり 、 都道府県 ごと に 飲食 店 の 、 まさに 場合 によって は トラブル 、 それ こそ お客 さん の 入り 、 経営 、 こう いっ た こと に 直結 する マスク の 着用 推奨 ルール について 、 自治体 間 格差 が 生まれる わけ です よ ね 。   非常 に 現場 から 不公平 感 が 既に 聞こえ て き て おる わけ です が 、 厚 労 副 大臣 、 こういう 不公平 感 が 都道府県 ごと に 出 て くる という の は 、 これ は ある 意味 やむを得ない 、 こういう 理解 で いい ん でしょ う か 。 これ も 、 ちょっと 現場 の 運用 状況 、 今日 も 、 卒業 式 の こと も 含め て 、 国 は 指示 する だけ で いい かも しれ ない けれども 、 トラブル 対応 は 現場 だ から 、 現場 の 状況 を よく 見 て 判断 し て くれ と 、 これ は 各界 から 上がっ て い ます ので 、 是非 今後 の 、 月曜 以降 の 運用 状況 を 見 て いただい て 、 飲食 店 について も 、 あるいは いろいろ な イベント の 混雑 ルール について も 、 公共 交通 機関 について も 御 対応 いただき たい と 思い ます 。   ちょっと 、 副 大臣 の ところ を 先 に どんどん 行き ます と 、 エホバ の 証人 の 、 児童 虐待 防止 法 に当たる 、 例えば 忌避 行為 と いっ て 、 皆さん 、 忌避 行為 という の は 余り 聞きづらい です けれども 、 要は 、 エホバ の 証人 の 教義 と 違う こと を し たら 、 もう 家族 と 一生 会わ せ ない 、 現実 に 起こっ て い ます 。 私 たち 、 直接 信者 さん から 、 あるいは 元 信者 さん から 話 を 聞い て い ます 。 そういった こと は 虐待 に 当たり 得る の か 。 あるいは 、 輸血 拒否 問題 、 これ も 副 大臣 が いる 間 に やれる ところ まで やり ます が 、 まさに 児童 、 十 五 歳 未満 の 場合 の 輸血 拒否 、 これ も 、 それぞれ 児童 虐待 防止 法 上 の 児童 虐待 に 当たる という 理解 で よろしい です か 、 副 大臣 。 ちょっと 警察庁 、 この 後 、 答弁 いただき ます 。   伊佐 副 大臣 、 最後 の 質問 。 旧 統一教会 の 問題 。   養子 縁組 あっせん 問題 、 先般 、 教会 の 養子 縁組 の パンフレット が まさに 不 適当 だ 、 児童 の 権利 条約 、 児童 福祉 法 上 問題 が ある という こと で 是正 の 指導 を し た に も かかわら ず 、 また その 改定 版 も 問題 が ある という こと で 、 三月 六 日 付 で その 旨 を 厚 労 省 から 旧 統一 教会 側 に 郵送 し 、 恐らく 翌日 七 日 に は 届い て いる そう です けれども 、 旧 統一 教会 側 から 返事 は あっ た ん でしょ う か 。 仮に 返事 が ない の で あれ ば 、 旧 統一 教会 側 に 、 まさに 違法 、 脱法 的 な 養子 縁組 の 状況 、 パンフレット の 内容 について も 再度 の 改定 を 強く 求める べき だ と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 伊佐 副 大臣 、 ここ まで で 結構 です 。 ありがとう ござい まし た 。   警察庁 に ちょっと 戻り ます けれども 、 エホバ の 証人 の 方 です ね 。 昨日 、 大分 レク で やり取り し た ん です けれども 、 この 輸血 の 拒否 問題 について は 、 今日 も 資料 に るる つけ て おり ます 。 特に 医療 現場 における ガイドライン 、 十 八 ページ 目 に つけ て いる ん です が 、 こう いっ た こと も 含め て 、 とにかく 人命 救助 、 その ため の 緊急 避難 的 な 輸血 、 交通 事故 で 、 小学校 の 、 信者 の お子さん 、 輸血 拒否 で 亡くなっ て い ます ので 。 これ は 、 それ で 輸血 を し た 場合 に 、 実は 信者 さん 御 本人 に 輸血 を し た とき に 、 最高裁 で 輸血 を し た 医師 側 が 違法 性 を 問わ れ て いる ん です ね 。   これ は ちょっと 、 ちゃんと 整理 し て いただか ない と 、 だって 、 人命 救助 、 緊急 避難 で 、 例えば 道路 交通 法 上 、 赤信号 で も 、 人 を 救う ため に 、 それ は 違法 に なり ませ ん よ ね 、 人 が ひか れ ない よう に 、 ひか れ て いる 人 を 赤信号 で も 避難 さ せ たら 。 こういう 人命 救助 、 緊急 避難 的 な 輸血 も 違法 に 問わ れる の で あれ ば 、 現場 の お 医者 さん 、 怖く て でき ない です ね 、 信者 さん が 輸血 拒否 カード を 持っ て い た 、 あるいは 、 その お子さん 。   そういう 整理 も 昨日 大分 やっ て いる ん です けれども 、 まず 、 警察庁 、 一般 論 として です けれども 、 エホバ の 証人 で いえ ば 、 まさに そういう 忌避 行為 、 輸血 拒否 行為 という の は 児童 虐待 防止 法 上 の 虐待 に 当たる わけ です が 、 私 たち は 直接 、 あるいは 国対 ヒアリング で 警察庁 の 方 も 来ら れ て 、 直接 被害 者 や 弁護士 から この 状況 を 聞い て いる わけ です ね 、 リアル に 。 被害 者 や 弁護士 から 被害 届 、 あるいは 公的 な 機関 に 相談 など が なさ れ た 場合 、 警察 として は 、 関係 者 から 話 を 聞く 、 聴取 する 、 こういう こと は あり 得る ん でしょ う か 。 今 の 答弁 、 被害 者 、 元 信者 さん 、 あるいは 弁護士 、 関係 者 の 方 も お 聞き に なら れ て いる と 思う ん です ね 、 視聴 さ れ て いる と 思い ます ので 、 ある 意味 で は 、 そういう 被害 者 の 方 は 、 今 の 答弁 、 重要 な 答弁 です ので 、 泣き寝入り せ ず に 、 被害 届 を 出す など 、 あるいは 公的 機関 に しっかり 相談 する など し て 、 しっかり と その 勇気 を 持っ て 、 まさに 今 、 公表 さ れ て いる 方 も 増え て き て い ます から 、 そう すれ ば 警察庁 も そういう 対応 を いただける 、 聞き取り 、 聴取 、 捜査 、 そういう 流れ に なり 得る という こと です から 、 これ は 是非 、 一般 論 として です けれども 、 そういう 形 を 私 たち も 、 立法府 として も 後押し し て いき たい と 思い ます 。   それで 、 これ に 関連 し て 、 ちょっと 一 問 、 じゃ 、 文科 大臣 の 方 に この 質問 も さ せ て おい て いただき ます が 、 先 ほど 、 旧 統一教会 の 方 、 養子 縁組 あっせん について も 、 いまだに 、 まさに 養子 縁組 の あっせん 事業 者 法 、 これ について も 非常 に 違法 性 が 問わ れる よう な やり方 を 長年 、 組織 的 、 継続 的 に 、 教団 は 否定 し て い ます けれども 、 事実 上 行っ て き た し 、 いまだに パンフレット について も 問題 が ある 。   さらに は 、 今日 、 資料 に も おつけ し て おり ます が 、 集団 訴訟 、 十 九 ページ 目 。 元 信者 ら 返金 請求 、 五 十 人 、 計 十 六 億 円 。 これ は 本当に 氷山 の 一角 です から ね 。 これ について 教会 側 は 交渉 拒否 を 表明 し て いる ん です 。 ここ は 、 まさに 被害 者 救済 法 が 一月 五 日 から 施行 さ れ て 、 四月 一 日 から は まさに 配慮 義務 規定 違反 で 罰則 規定 が 施行 さ れる わけ です よ 。 被害 者 救済 法 上 、 明らか に 該当 する よう な 、 まさに 不誠実 な 対応 を 教会 が 現 段階 で 行っ て い ます 。   養子 縁組 の あっせん 問題 、 あるいは この 集団 訴訟 へ の 旧 統一 教会 側 の 不誠実 な 対応 、 これ は 被害 者 救済 法 上 で 言え ば もう 違法 な 対応 です よ 、 正体 隠し し て やってき た ん だ から 。   そして 、 四 回 目 の 、 今 、 解散 命令 請求 に 向け た 質問 権 行使 が 行わ れ 、 週 明け 、 三月 十 五 日 に 回答 期限 を 迎える わけ です が 、 これ は 是非 、 この 集団 訴訟 へ の 不誠実 な 対応 や 養子 縁組 の あっせん 問題 も 含め て 、 解散 命令 請求 を する 場合 に は 盛り込ん で いただき たい と 思い ます し 、 その 中 で 、 これら を 盛り込む 上 で 、 場合 によって は 、 時間 が かかる という こと で あれ ば 、 五 回 目 の 質問 権 行使 も あり 得る の か 、 御 答弁 を お願い いたし ます 。 非常 に 、 今後 の 方向 性 を ある 意味 中間 報告 的 に 今 整理 し て 御 答弁 いただい た と 思い ます ね 。   なかなか 言い づらかっ た と 思い ます が 、 五 回 目 の 質問 権 行使 も 、 これ は 今 視野 に 入っ て いる という こと です ね 。 そして 、 その 中 で 、 是非 、 この 旧 統一教会 の 違法 、 脱法 的 な 、 人 の 人生 を めちゃくちゃ に 狂わせ て き た 、 子供 の ため じゃ なし に 、 教団 存続 の ため の 養子 縁組 あっせん 、 そして また 集団 訴訟 へ の 不誠実 な 対応 も 踏まえ て 、 更 なる 質問 権 行使 、 行う 場合 に は 、 解散 請求 、 命令 に 向け て 行っ て いただき たい と 思い ます 。   ちょっと ごめんなさい 、 マスク 、 一 問 、 文科 大臣 に 残し て い まし た ので 、 これ も 重要 な ので 、 資料 八 ページ 目 に 、 うち の 地元 の 、 県内 の 大学 の 卒業 式 、 これ まで と これから と いう こと で 、 地元 の こと な ので 、 私 も いろいろ な 問合せ も 受け て いる ので 、 あえて つけ て い ます 。   これ は 、 来週 月曜日 以降 、 政府 として 、 脱 マスク 、 ノー マスク の 方向 へ かじ を 切っ て いく と 。 文科 省 として は 、 それ を 受け て 、 四月 一 日 以降 、 新 年度 に 、 学校 現場 、 もちろん 幼稚園 等 、 大学 、 高校 、 中学 、 小学校 と 方向 性 を 示さ れる と 伺っ て い ます が 、 この 三月 十 三 日 まで の 学校 現場 における 対応 、 例えば 卒業 式 です ね 、 四月 一 日 以降 で いえ ば 入学 式 です ね 、 これ は 、 マスク ルール 、 具体 的 に は 何 が どう 変わる ん でしょ う か 。 これ は 重要 な 答弁 な ん です ね 。   実は 、 ちょっと 伊佐 副 大臣 に もう 一 問 本当は し たかっ た ん だ けれども 、 昨日 の レク で 確認 を し て いる の は 、 五月 八 日 以降 、 コロナ が インフルエンザ と 同様 の 五 類 化 に なる と 、 マスク 着用 について の 法的 根拠 、 これ は 微妙 に 変わる ん です よ 、 微妙 に 変わる 。   これ まで は 、 コロナ 特措法 上 の 基本 的 対処 方針 に 基づい て 、 国民 の 皆さん に 分かり やすく 言う と 、 是非 こういう 場面 で は マスク 着用 を お願い し ます と 。 ところが 、 五月 八 日 以降 は 、 この 法的 根拠 は なくなっ て 、 感染 症 法 上 、 三条 に 基づい て 、 分かり やすく 言う と 、 マスク を し て いただい た 方 が よろしい です と 、 推奨 な ん です よ 、 お願い じゃ なく て 。 トーン が 若干 弱まり ます よ ね 、 マスク お願い し ます という の と 、 こういう 場面 で は マスク を 着け た 方 が いい です よ と 。 法的 根拠 は ある ん だ けれども 、 弱まる 、 法的 効果 と いう か 拘束 力 が 。   そんな 中 で 、 四月 一 日 以降 、 また 五月 八 日 以降 、 今 の 御 答弁 だ と 、 これ まで 、 例えば 卒業 式 、 三月 十 三 日 まで は 、 特例 扱い で ノー マスク でも 大丈夫 、 しかし 、 四月 一 日 以降 、 入学 式 など で は ノー マスク で 大丈夫 、 こういう 理解 で よろしい です か 。 ちょっと 端的 に お願い し ます 。 じゃ 、 これ で マスク は 最後 に し ます 。 これ が 終わっ たら 国交 政務 官 、 結構 です ので 。   永岡 大臣 、 今 の 御 答弁 だ と 、 仮に 感染 再 拡大 、 いわゆる 第 九 波 、 地域 によって 、 学校 で まさに この間 も 学級 閉鎖 、 学校 閉鎖 、 仮に そういう 感染 再 拡大 の よう な 状況 に なっ て き た 場合 に は 、 三月 十 三 日 以降 、 脱 マスク 、 ノー マスク に 社会 は 動い て いく ん だ けれども 、 再び マスク 着用 推奨 、 そういう 形 に 学校 現場 等 で も なる という こと が あり 得る という 理解 で いい ん でしょ う か 。 ちょっと この 問題 、 今後 、 時 系列 で また 私 も 追加 で 質問 さ せ て もらい ます が 、 事実 上 、 今 の 御 答弁 は 、 再 拡大 し た とき に は マスク 着用 が 、 恐らく 、 教育 委員 会 等 を通じて 、 自治体 の 判断 も 含め て 、 あり 得る という 御 答弁 だ と 受け止め まし た ので 、 今後 の この 着用 ルール の 推移 を 私 も 見守っ て いき たい と 思い ます 。   国交 政務 官 は ここ まで で 結構 です 。 ありがとう ござい まし た 。   ちょっと 、 本当は これ を 一番 やり たかっ た ので 、 自殺 、 不 登校 、 教員 不足 対策 、 そして 教員 の 働き 方 改革 、 さらに 、 給食 無償 化 等 について 伺い ます 。   昨日 も レク で 、 これ は 本当に 深刻 だ な と 思い まし た 。 コロナ 禍 で ある こと も 相まって という の も あり ます が 、 昨年度 の 小中 高校生 の 自殺 者 、 自ら 命 を 絶っ た 、 五 百 十 二 名 、 分かっ て いる だけ で も 。 過去 最悪 です 。 いじめ 、 不 登校 も 過去 最多 です 。   これ は ある 意味 で は 、 文科 大臣 から 自殺 、 いじめ 、 不 登校 緊急 事態 宣言 を 出し て いただか なきゃ いけ ない よう な 、 こういう 現実 だ と 思う ん です ね 。 具体 的 に 、 この間 、 自殺 、 いじめ 、 政府 の 中 で 様々 な 会議 体 を 設け て いろいろ な こと が 今 進行 し て いる の を 承知 し て い ます が 、 これ は もう 年度内 に も 緊急 的 な 対策 あるいは 宣言 を まとめ て 公表 いただく 、 こういう こと が 必要 じゃ ない です か 。 大臣 、 いかが です か 。 ちょっと 一 問 飛ばし て 、 少 人数 学級 実現 の 現状 と 見通し について 伺い ます 。   令 和 五 年度 予算 で は 、 三 十 五 人 学級 を 小 四 まで 、 この ペース で いく と 来年 、 再来年 で 小 五 、 小六 まで 三 十 五 人 学級 実現 に 向け て 今 動い て いる 。   他方 で 、 沖縄 県 、 山口 県 の よう に 、 教員 不足 で 、 これ は 国 の 基準 より も 積極 的 に 少 人数 学級 を 実現 しよ う と し て き た ところ で 、 この 取組 が ちょっと 遅れ て いる と いう か 、 ちょっと 後戻り し て いる ん です ね 、 報道 、 現場 から 。   しかし 、 これ は 国 の 基準 より 遅れる という こと が ない よう に お願い し たい の と 、 また 、 こういう 沖縄 や 山口 の よう な 状況 が 他 の 都道府県 に 拡大 する こと 、 これ は 是非 防い で いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 端的 に 。 分かり まし た 。   最後 に 、 教職員 の 給与 特別 措置 法 、 これ は 見直し が 今 行わ れ て い ます 。 教員 も 一般 労働 者 と 同じ よう な 労働 管理 を 行っ て いただく べき 状況 に もう 今 、 入っ て いる と 思い ます 。 つまり 、 六 条 は もう 削除 する 、 残業 代 を 支払う べき だ と 思い ます 。 三条 を 見直し する 。 これ は 与党 の 中 でも 検討 が 行わ れ て い ます 。 三 案 、 今 報道 も 出 て い ます 。 これ は 、 間もなく 、 教員 の 残業 状況 など の 調査 速報 値 が 公表 さ れ ます 。   私 、 一つ だけ 、 一 例 、 昨日 も 通告 し て い ます 。 国立 と 公立 の 学校 で 先生 方 の 仕事 は 違う ん です か 。 この 給 特 法 の 見直し の 中 で 、 国立 、 公立 の 学校 、 国立 は 労基法 の 全面 適用 除外 から 完全 適用 に なっ た ん です よ 。 何で 公立 は そう なら ない ん です か 。 地方 公務員 は なっ て いる 、 医療 関係 者 も なっ て いる 、 何で 先生 だけ 違う ん です か 。   これ は 是非 、 この 調査 の 速報 値 公表 の 後 に 、 中央 教育 審議 会 や 有識者 会議 など で 、 国立 学校 教員 と 公立 学校 教員 の 格差 是正 、 これ も 含め て ちゃんと 議論 し て いただき たい と 思い ます 。 お願い し ます 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 菊田 真紀子 です 。   本日 も どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   三月 七 日 に 、 H 3 ロケット 一 号機 が 種子島宇宙センター から 発射 さ れ まし た が 、 二 段 目 の エンジン が 点火 し なかっ た ため に 、 発射 の 十 四 分 後 に 機体 を 破壊 し 、 打ち上げ は 失敗 に 終わり まし た 。 残念 ながら 、 開発 費 に 二 千 億 円 を かけ た ロケット と 、 三 百 八 十 億 円 を かけ た 新た な 人工 衛星 は 、 海 の 藻 くず と 化す こと に なり まし た 。   二月 十 七 日 の 打ち上げ 中断 を 受け まし て 、 私 たち 立憲 民主党 の 文部 科学 部会 で 、 文部 科学 省 と 、 元 JAXA の 職員 として 活躍 を さ れ まし た 水野 素子 立憲 民主党 参議院 議員 から ヒアリング を 行っ た ばかり で あり まし て 、 実 を 申し ます と 、 私 の 地元 新潟 県 、 長岡高専 から 始まっ た ベンチャー 企業 も 技術 面 で 関わっ て い た という こと も ござい まし て 、 今回 こそ 本当に 成功 し て ほしい と 願っ て い た わけ で あり ます が 、 結果 は 大変 残念 で あり まし た 。   八 日 に 、 文部 科学 省 として 、 宇宙 関連 の 専門 家 ら で つくる 有識者 会議 が 開か れ て 、 今回 の 失敗 の 原因 について JAXA から 現状 の 報告 を 受け た という ふう に 伺っ て い ます けれども 、 どの よう な 報告 を 受け た の か 、 また 、 有識者 会議 で どの よう な 議論 が 行わ れ た の か 、 まず 文科 省 に 伺い たい と 思い ます 。 昨年 十月 の イプシロン 六 号機 に 続き まし て 、 今回 の H 3 ロケット 一 号機 が 打ち上げ で 失敗 を し た という こと で 、 日本 の 基幹 ロケット の 打ち上げ 失敗 が 相次い で いる わけ で ござい ます 。   政府 の 宇宙 推進 計画 に より ます と 、 準 天頂 衛星 や 国際 宇宙 ステーション へ の 新型 無人 補給 機 など 、 今後 も H 3 ロケット による 打ち上げ が 多数 控え て いる という ふう に 伺っ て おり ます 。   今 御 答弁 も あり まし た けれども 、 大臣 も 所信 で 、 速やか な 原因 究明 に 全力 で 取り組み ます という ふう に 述べ られ て おら れ まし た けれども 、 私 は 、 むしろ 、 拙速 な 調査 、 そして 中途半端 な 原因 究明 に 終わっ て は 、 これから も 失敗 を 繰り返し 、 かえって 宇宙 開発 利用 が 遅れ て しまう の で は ない か 、 この よう に 懸念 を し て いる わけ で ござい ます 。   ここ は 焦ら ず 、 丁寧 に 検証 を 行っ て 、 今後 の 宇宙 開発 に 取り組ん で いく こと が 必要 で は ない か という ふう に 考え ます けれども 、 この 失敗 を 受け止め て 、 大臣 の 見解 を 伺い たい という ふう に 思い ます 。 これ で 終わり ます けれども 、 現場 の プレッシャー は 相当 大きかっ た という ふう に 思い ます し 、 今後 も この プレッシャー が どんどん かかっ て いく という こと で 、 とにかく 急が なきゃ 、 焦ら なきゃ という こと に なり かね ない という ふう に 私 は 懸念 を し て いる わけ です 。   対策 本部 を 設置 を さ れ た という こと も ござい ます ので 、 やはり 、 これ は 国家 プロジェクト です から 、 適宜 国会 に も 御 報告 を いただき たい という ふう に お願い し たい と 思い ます 。   続き まし て 、 新 学期 以降 の 学校 の 新型 コロナ 感染 症 対策 について 伺い ます 。   私 は 、 先週 末 に 地元 に 帰り まし て 、 教職員 の 方々 と 様々 意見 交換 を さ せ て いただき まし た 。 特に 、 三 年 以上 も 続い て いる コロナ 禍 における 教育 現場 で の 対応 に関して 、 本当に 皆さん 、 大変 な 御苦労 を さ れ た ん だ な と いう こと を 改めて 感じ た わけ で ござい ます 。   学校 によって は 、 毎日 、 教員 の 先生 方 が 机 や 備品 を 消毒 を する 、 そして 、 毎朝 、 登校 時 に 御 家庭 で 検温 さ れ た その 紙 を 回収 し て 、 どの 子 が 発熱 し て いる の か し て い ない の か チェック を し なけれ ば なら ない 、 さらに 、 感染 者 が 出れ ば 、 その 子供 が 誰 と どの タイミング で 接し て い た の か 、 いわゆる 濃厚 接触 者 を 特定 し て 、 それ を また 報告 し なけれ ば いけ ない 、 こういう 様々 な 負担 が かかっ た わけ で ござい ます 。   加え て 、 子供 たち の 心理 面 に 大変 大きな ストレス が かかっ て いる わけ です から 、 そういう 子供 たち の ストレス を 和らげる よう な 、 本当に 寄り添う 形 で の 教育 を 進め て いか なきゃ いけ なかっ た という こと で 、 本当に 、 学校 現場 の 、 関係 者 の 皆さん の 御 奮闘 に 改めて 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   来週 の 三月 十 三 日 から 、 マスク の 着用 について は 、 屋内 屋外 を 問わ ず 、 個人 の 判断 に 委ね られる という こと で ござい ます 。 先 ほど 、 それ に 先立ち まし て 、 文科 省 として は 、 卒業 式 の 、 マスク は 着用 せ ず に 出席 する こと を 基本 と する 、 こういう 通知 を 出さ れ まし て 、 その 通知 に のっとっ て 全国 各地 で 卒業 式 が 行わ れ て い ます 。   しかしながら 、 教員 として も 、 マスク を 外し た がら ない 生徒 に どこ まで マスク を 外す よう 促す べき か 、 大変 戸惑い と ためらい が あっ た という こと で ござい まし た 。 そうした こと も あり まし て 、 卒業 式 で マスク を 着け た まま の 生徒 が 大半 を 占める 学校 も 実際 に は あっ た という こと で 、 各校 ばらばら の 対応 に なっ て いる という ふう に 感じ て おり ます 。   卒業 式 が 終わり まし たら ば 、 四月 に 新 学期 を 迎える こと と なり ます 。 先 ほど 申し上げ まし た よう な 、 毎日 の 検温 、 それから 、 様々 な 備品 、 机 など の 消毒 、 そして 、 教室 に は こういう アクリル 板 の パーティション が あり ます し 、 職員 室 に も パーティション が 設置 を さ れ て いる 。 こういう もの が 今後 どういう ふう に 変わっ て いく の か 、 三月 半ば に も なろ う と し て いる の に 全く 分から ない 、 こういう お 声 が たくさん 届い て おり ます 。   そして 、 給食 も 、 コロナ 禍 で は 、 文科 省 として は そういう 指示 は 出し て い ない という こと な ん です けれども 、 現場 は 黙っ て 食べる 黙 食 形式 を 今 も 続け て いる という ケース が 大変 多く あり ます 。 そして 、 対面 で は なく て 、 みんな が 前 を 向い て 座っ て 静か に 食べ て いる という こと です けれども 、 新 学期 から は これ が どういう ふう に 変わっ て いく の か 。   そして また 、 音楽 の 授業 、 合唱 、 それから 、 新入生 が 入っ て くれ ば 、 校歌 を 練習 する なんと いう 場面 も 出 て くる わけ です けれども 、 こう いっ た 対応 が 一つ 一つ どう 変わる の か 分から ない という こと で 、 戸惑い が 広がっ て い ます 。   新 学期 以降 の 学校 における 感染 症 対策 が どう 変わる の か 、 できるだけ 具体 的 に お答え いただき たい と 思い ます 。 もう ただ で さえ 現場 は 大変 な わけ です よ ね 。 だから 、 分から ない こと が あっ たら お 聞き ください なんと いう 、 それ は ちょっと 余りに も ひどい 対応 だ という ふう に 思い ます 。   私 は 、 やはり 、 こういう 学校 現場 の 、 一つ 一つ 具体 的 に どういう ふう に 変わる の か 、 通知 を できるだけ 早く 出し て いただき たい 。 発表 だけ じゃ なく て 、 各 都道府県 、 教育 委員 会 、 そして 学校 現場 、 もっと 言う と 先生 方 に も 、 その 通知 が しっかり と 届く よう に し て いただき たい と 思う ん です が 、 大臣 、 いかが です か 。 是非 しっかり 、 これ こそ 本当に 早く 通知 を 出し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   そして 、 マスク の こと な ん です けれども 、 結局 、 着ける 子 と 着け ない 子 と の 間 で 分断 が 生じ て しまう の で は ない か という こと を 私 も 心配 し て いる わけ です けれども 、 文部 科学 省 の 方 から 、 マスク の 着用 について は 今後 こういう ふう に なり ます よ と 一方 的 に 先生 方 が 行う だけ で なく て 、 やはり 生徒 一 人 一 人 の 受け止め 、 そして 気持ち を 、 意見 交換 など の 場 を通じて 互いに 尊重 し 合える よう な 取組 が 大事 で は ない か という ふう に 思う ん です けれども 、 大臣 も その よう に お 考え でしょ う か 。 それから 、 五月 八 日 から は また ステージ が 変わる わけ です よ ね 。 そう する と 、 その こと について も しっかり と 文科 省 として 通知 を 出し て いく 必要 が ある という ふう に 考え て おり ます けれども 、 これ は いつ ぐらい に 通知 が 出る ん でしょ う か 。 これ も 繰り返し に なり ます けれども 、 やはり 、 学校 現場 で は 、 これから 具体 的 に どういう ふう に 変わる の か 、 一 年間 の 授業 計画 も 立て なきゃ いけ ない し 、 予算 の 制限 も ある わけ です し 、 場合 によって は 人員 を 増やす の か 、 あるいは 減らし て も いい の か という こと も ござい ます ので 、 とにかく 、 できるだけ 早く 具体 的 な 通知 を 出し て いただく こと を 要請 し たい と 思い ます 。   マスク に関して なん です けれども 、 先ほど も 大臣 から 御 答弁 いただき まし た けれども 、 実際 、 外す 子 と 外さ ない 子 が い た 場合 、 中 に は 、 保護 者 の 方 が 、 何で マスク を 着け させ ない ん だ とか 、 逆 に 、 外す ん だ とか 、 いろいろ な 御 意見 が あっ て 、 結局 それ は 、 教育 委員 会 に 苦情 が 行く と いう より も 、 担任 の 先生 に 直接 、 苦情 とか 、 説明 を 求める という よう な こと が ある の で は ない か という こと で 、 教職員 の 先生 方 は 、 こういう 問合せ や 圧力 が かかっ た とき に 、 相手 、 つまり 保護 者 の 方 に 合理 的 で 納得 し て いただける よう な 説明 が 自分 は 本当に できる ん だろ う か という ふう に 、 大変 多く の 教員 の 方 が 不安 を 感じ て いる ん です ね 。   こういう こと を 文科 省 として は 理解 を さ れ て おら れる か 、 そして また 、 どう 対応 し たら いい の か 、 御 指示 を いただき たい と 思い ます 。 大切 な こと は 、 やはり 、 現場 の 教職員 の 先生 方 が すごい プレッシャー とか 不安 を 感じ て いる わけ です から 、 ただ 学校 に 通知 を する 、 それ は 、 管理 職 は それ は 分かる かも しれ ない けれども 、 一 人 一 人 の 先生 方 が 、 本当に 、 トラブル が 起き ない よう に 、 きちんと 相手 と コミュニケーション を 取っ て 、 変 な 分断 が 生まれ ない よう な 、 そういう 説明 の 仕方 を 工夫 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   それから 、 様々 な 日々 の 感染 症 対策 を 担っ て くださっ た スクールサポートスタッフ です ね 。 毎日 の いろいろ な 消毒 です とか 消毒 液 の 補充 です とか 、 さっき 言い まし た 検温 の チェック リスト なんか も スクールサポートスタッフ の 方 が 非常 に 大きな 力 を 発揮 し て くれ た という こと を 伺っ て おり ます 。   今度 、 五 類 に 変わり まし て 、 いろいろ な 変化 が 出 て くる わけ です けれども 、 この スクールサポートスタッフ が 引き続き これ まで 同様 に 確保 さ れる の か 、 減員 さ れ て しまっ て は 困る という お 声 が たくさん 届い て おり ます けれども 、 この スクールサポートスタッフ の 配置 が どう なっ て いく の か 、 伺い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   令 和 五 年度 予算 も 前年度 より 予算 を 増額 し て しっかり と 確保 を し て いただい た という こと で 、 私 は 大変 ありがたく 思っ て おり ます 。 です から 、 スクールサポートスタッフ が 減らさ れる こと は あり ませ ん よ 、 心配 し なく て いい です よ 、 こう いっ た こと も 是非 現場 に 届く よう に 、 しっかり 御 対応 いただき たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 学校 給食 費 の 無償 化 について 伺い たい と 思い ます 。   家庭 の 事情 で 朝 御飯 を 食べ ず に 学校 に 来る 子供 が 増え て い ます 。 そして また 、 学校 給食 が 唯一 の 命綱 の よう な 環境 に ある 子供 たち が 増え て おり ます 。   シングルマザーサポート 団体 全国 協議 会 が 昨年 十一月 に まとめ た ひとり 親 家庭 の 物価高 による 影響 調査 の 中 で 、 大変 深刻 な 実態 が 明らか に なり まし た 。 子供 の 食事 の 量 や 回数 を 減らし たり 、 トイレ を 流す 回数 を 減らし たり 。 入浴 回数 を 減らし た という 御 家庭 は 何と 三 四 % 、 そして また 、 暖房 を 入れ ない 家庭 は 六 九 % に も なり まし た 。   その 一方 で 、 給食 の 年間 負担 額 は 、 小学校 で 平均 四 万 九 千 円 、 中学校 で 平均 約 五 万 六 千 円 です 。 仮に 、 小学生 の 子供 と 中学生 の 子供 、 二 人 いる 御 家庭 で は 、 年間 十 万 五 千 円 かかる わけ です 。 これ は 、 物価高 で 苦しむ 家計 において 非常 に 重い 、 大きな 負担 だ と 思い ます 。   給食 費 の 無償 化 は 、 子供 たち の 健全 な 育成 や 成長 は もちろん の こと 、 保護 者 の 経済 的 負担 の 軽減 、 さらに は 、 給食 費 の 徴収 や 滞納 し て いる 家庭 へ の 対応 に 追わ れ て いる 教職員 の 負担 解消 に つながる という ふう に 考え ます 。   現状 、 ちょっと これ は 数字 が 変わっ て いる かも しれ ませ ん けれども 、 全体 の 〇 ・ 九 % の 小中学生 が 給食 費 未納 で あり 、 その 背景 に は 親 の ネグレクト とか 貧困 といった ケース も ある という ふう に 私 は 承知 を し て おり ます 。   我が 党 は 、 公立 小中学校 の 給食 無償 化 、 これ は 最 優先 で 取り組む べき だ という こと を 強く 訴え て まいり まし た 。 物価高 が 続く 今 だ から こそ 、 是非 政府 として 実現 し て いただき たい と 考え て おり ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 物価 の 高騰 が 止まら ない 中 で 、 給食 費 の 値上げ に 踏み切る 学校 の 話 を よく 耳 に し ます 。 例えば 、 卵 は 給食 に 欠か せ ない 食材 です けれども 、 鳥 インフルエンザ の 影響 によりまして 、 卵 を 産む 採卵 鶏 の 一 割 以上 が 殺 処分 と なっ て 、 卵 の 価格 が 大変 高騰 し て い ます 。   全国 で 、 給食 費 を 値上げ し た 、 あるいは 今後 値上げ を 予定 し て いる 学校 の 数 、 割合 という もの を 文部 科学 省 として は 把握 さ れ て おら れる でしょ う か 。 国 として 何らかの 支援 を 検討 し て いる の か 、 伺い たい と 思い ます 。 文科 省 として は 調査 も し て い ない し 、 把握 も し て い ない し 、 内閣 府 の 地方 創 生 臨時 交付 金 を 活用 し て 、 それぞれ の 自治体 で 頑張っ て やれ ばいいん じゃ ない です か と 。 大変 冷たい 対応 だ と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   こういう 、 政府 が 全然 給食 費 の 無償 化 に 取り組ま ない ので 、 地方自治体 が 独自 に 頑張っ て 、 給食 費 を 無償 化 し て いる ケース が 増え て い ます 。 ある 調査 で は 、 千 七 百 四 十 一 市区 町村 中 二 百 六 十 市区 町村 と 、 一 五 % の 市区 町村 が 既に 無償 化 を 実施 し て い ます 。 また 、 新聞 報道 等 に よれ ば 、 コロナ 禍 の 二 〇 二 〇 年度 に 給食 費 を 一部 又は 全額 無償 化 し た 市町村 は 百 十 五 団体 に 及ん だ そう で ござい ます 。   その 財源 です けれども 、 独自 に 確保 でき ない 自治体 は 、 国 の 地方 創 生 臨時 交付 金 を 活用 し て いる ところ も 多く あっ た という こと で ござい ます が 、 この 地方 創 生 臨時 交付 金 は 、 令 和 五 年度 以降 は どう なる ん でしょ う か 。 内閣 府 に 伺い ます 。 ですから 、 今後 の 対応 について は 全く まだ 見え ない 、 分から ない という こと で ござい ます 。   私 の 地元 、 新潟 県 三条 市 も 、 コロナ 禍 の 物価高 に対する 対策 として 、 この 交付 金 を 活用 し まし た 。 そして 、 三 学期 分 の 給食 費 を 無償 化 し た ん です 。 しかし 、 市 独自 で 無償 化 を 今後 も 継続 し た 場合 は 一般 財源 で 約 四 億 二 千 万 円 が 必要 な こと から 、 市 単独 で の 無償 化 継続 を 断念 し まし た 。 やむを得ず 、 この 四月 から 元 の 有料 に 戻す という こと で あり ます 。 ただし 、 給食 費 における 食材 価格 の 上昇 分 という もの は 、 これ は 市 で 負担 を し て 、 給食 費 の 値上げ は 行わ ず に 据置 き に する と し て い ます 。   臨時 交付 金 が 打ち切ら れ て 財源 を 失っ て しまう 自治体 は 、 給食 費 無償 化 を 泣く泣く 取りやめる こと が 今後 出 て くる の で は ない か という ふう に 思い ます 。 これ は 政府 として 仕方 が ない という お 考え でしょ う か 。 大臣 に 聞き ます 。 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 本当に 家計 が 苦しい ん です ね 。 一 人 親 家庭 も 増え て いる 。 せめて 文科 大臣 として は 、 この 学校 給食 の 無償 化 ぐらい やっ て いただき たい という こと を 強く 求め たい と 思い ます 。 ゼロ 回答 で 、 大変 がっかり いたし まし た 。   コロナ 禍 で 学級 閉鎖 や 休校 が 度々 起こり まし た 。 その 都度 給食 が 止まっ て しまう わけ です ね 。 そう する と 、 準備 し て い た 食材 を 処分 し なけれ ば なら なかっ た という こと で 、 非常 に 大変 だっ た という お話 を 伺い まし た 。 そして また 、 学校 を 休ん で 給食 を 食べ られ なかっ た 子供 に は 給食 費 を 返金 し なけれ ば いけ ない 、 こういう 事務 作業 も ござい まし て 、 学校 栄養 職員 の 方 、 また 事務 職員 の 方 、 負担 が 余りに も 大きい という ふう に 感じる わけ です けれども 、 これ は 人員 増 など 何らかの 対応 を 考え て いく 必要 が ある ん じゃ ない でしょ う か 。 いかが でしょ う か 。 時間 が 参り まし た ので 、 ちょっと はしょっ て 、 まとめ て 質問 し たい と 思い ます 。   給食 調理 の 現場 について です 。 資料 の 一 ページ を 御覧 いただき たい と 思い ます が 、 「 学校 給食 に 従事 する 職員 の 定数 確保 および 身分 安定 について 」 、 これ は 昭和 三 十 五 年 です から 、 今 から 六 十 年 前 の 文部省 の 通知 に なり ます けれども 、 その 中 で 、 学校 給食 調理 員 数 の 基準 として 、 児童 又は 生徒 の 数 が 百 人 以下 の 場合 は 従事 員 の 数 は 一 人 又は 二 人 、 百 一 人 から 三 百 人 の 場合 は 従事 員 の 数 は 二 人 など と 定め られ て い ます 。 その後 、 昭和 六 十 年 に 更に 通知 が 出さ れ た わけ で あり ます けれども 、 しかし 、 実際 に 百 人 の 児童 生徒 の 給食 を 一 人 か 二 人 で 担っ て いる ところ も 多い と 現場 から 伺い まし た 。   近年 で は 、 食 育 の 推進 、 そして 、 地場 の 食材 を なるべく 活用 し ましょ う とか 、 さらに 、 食物 アレルギー を 有する 児童 生徒 へ の 対応 、 こういう こと も 求め られ て おり まし て 、 給食 の 調理 は かなり 複雑 化 、 高度 化 し て い ます 。 とても 百 人 規模 の 給食 調理 を 一 人 、 二 人 で 行える 状況 で は ない と 私 は 感じ て いる ん です けれども 、 配置 基準 を こういう 現実 に 合わせ て 見直す べき で は ない か という こと 。   それから 、 給食 調理 現場 の 施設 、 かなり 老朽 化 し て いる ところ が たくさん ござい ます 。 給食 調理場 の ほとんど を 占める 、 各 学校 で 給食 の 調理 を 行う 単独 調理場 の 三 一 ・ 九 % しか ドライ システム は 導入 さ れ て おり ませ ん し 、 また 、 給食 調理場 に は 空調 設備 が 設置 さ れ て い ない ところ が あり ます 。 物すごい 暑 さ の 中 で 調理 を し なけれ ば いけ ない 、 非常 に 過酷 な 働き 方 に なっ て いる わけ で ござい ます 。   こういう 現状 に対して 、 文部 科学 大臣 の 見解 と 、 それから 、 是非 これ は 改善 し て いただき たい という こと で 、 前向き な 御 答弁 を いただき たい と 思い ます 。 時間 が 来 まし た ので 終え たい と 思い ます が 、 予定 し て い た 質疑 が でき なく て 、 準備 さ れ た 担当 の 方 に は おわび を 申し上げ たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 の 牧 義夫 で ござい ます 。   よろしく どうぞ お願い 申し上げ ます 。   せんだって 、 大臣 から の 所信 を 拝聴 いたし まし た 。 また 、 令 和 五 年度 予算 について の 説明 も 受け た わけ で ござい ます 。 今 国会 、 子供 予算 倍増 という 鳴り物入り で 始まっ た 国会 で あり ます から 、 この 文教 行政 において も さぞ 目新しい もの が ある か な と 期待 を いたし て おり まし た が 、 残念 ながら 、 何ら 代わり映え の し ない もの で あっ た という こと は 申し上げ なけれ ば なら ない という ふう に 思い ます 。   先 ほど 、 教員 定数 の 話 も 出 まし た 。 小学校 四 年 まで 三 十 五 人 学級 という こと で 、 多少 の 、 その 分 について は 増員 も あろ う か と 思い ます けれども 、 少子化 も ある し 、 また 学校 の 統廃合 なんか で の 合理 化 等々 も ある と 思う ん です けれども 、 結果 として 教員 の 数 は 減る という よう な 形 に なっ て おり ます 。   また 、 その他 の 予算 について も 、 私学 助成 について も 、 あるいは 国立 の 運営 費 交付 金 について も 、 ほぼ 横ばい という か 、 この 物価高 に どう 対処 し て いく の か な という ふう に 私 は 大変 懸念 を いたし て おり ます 。   そこで 、 本当に 岸田 総理 が おっしゃる よう な 異 次元 の 少子化 対策 という の で あれ ば 、 私 は 、 教育 に 係る 費用 を 徹底的 に 親 に 負担 を かけ ない 、 社会 で 子供 を きちっと 育て て いく ん だ という 体制 を まず 文教 行政 から つくっ て いく こと が 一番 効果 的 じゃ ない か な という ふう に 思っ て おり ます 。 幼児 教育 から 高等 教育 まで の 完全 無償 化 、 さらに は 給付 型 の 奨学 金 を 拡充 する こと 等々 、 やる こと は ほぼ 決まっ て いる と 私 は 思う ん です ね 。 それ が 一番 効果 てきめん だ という ふう に 思う ん です けれども 、 その 辺 について の 大臣 の 認識 を まず お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 個人 的 な 認識 で 結構 で ござい ます 。 確か に 、 文教 行政 だけ で 少子化 対策 が できる もの で は ない という こと は 当たり前 の 話 で ござい ます けれども 、 残念 な の は 、 大臣 が 個人 的 な 意見 を 申し上げ られ ない と おっしゃい まし た けれども 、 やはり 、 大臣 として の 思い という の が 強く あっ て 、 そこで 、 きちっと 主張 を し て いただく 中 で 教育 に対する 国 の 施策 が 充実 し て いく わけ です から 、 もっと 個人 的 な 思い を しっかり 前 へ 出し て いただき たい 。 で ない と 、 財務省 に 押し切ら れ ます よ 、 こんな こと を やっ て いる と 。 そこ だけ は 強く 申し上げ て おき たい という ふう に 思い ます 。   もう 一つ 、 それ に ちょっと 関連 する ん です けれども 、 今 、 与党 内 で 、 自民党 内 で 、 子供 が 生まれ たら 貸与 型 の 奨学 金 、 返済 を 免除 し て やる という よう な 案 が 検討 さ れ て いる や に 聞い て おり ます けれども 、 その 辺 の ところ の 認識 について 、 大臣 の お 考え を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 多分 そんな 御 回答 だろ う と 予想 は し て おり まし た けれども 、 私 が 言い たい の は 、 子供 が でき たら 褒美 を 遣わそ う という よう な 発想 は 、 私 は 絶対 に やめ て もらい たい 、 きちっと 給付 型 の 奨学 金 を 拡充 し て いく ん だ という 基本 姿勢 だけ 貫い て いただけれ ば いい ん だ という こと を 強く 申し上げ て おき たい と 思い ます 。   次に 、 ちょっと 話題 が 変わり ます けれども 、 せんだって 、 埼玉 県 戸田 市 の 市立 中学 で 、 高校生 が 侵入 し て 男性 教員 に ナイフ で 切りつけ 、 けが を 負わ せ た という 事件 が あり まし た 。 その 場 で 殺人 未遂 で 逮捕 という こと で ござい ます 。 この 先生 は 、 たしか 六 十 歳 だっ た か な 、 何 度 も 刺し 傷 を 負っ て 、 命 に 別状 は ない と は いえ 、 かなり 重傷 だっ た そう です 。 一 日 も 早い 御 回復 を 祈ら ず に は い られ ない わけ です けれども 。   この とき 、 その 犯人 の 少年 は 、 誰 でも いい から 人 を 殺し たかっ た という よう な 供述 を し た そう です 。 誰 でも いい から 殺し たい と 思っ た と 。 そういう 動機 を 持つ からには 、 やはり 、 人 が 集まる ところ 、 また 弱い 人 が 集まっ て いる ところ という 意味 で 、 学校 が 格好 の 標的 に なる わけ です ね 。 アメリカ なんか です と よく 銃 の 乱射 事件 とか が あり ます けれども 、 日本 で は そこ まで は いき ませ ん が 、 やはり 学校 が ターゲット に なる 。   これ は 私 も まだ 記憶 に 新しい ん です けれども 、 二 〇 〇 一 年 、 大阪 の 教育 大 附属 池田 小学校 に 男 が 侵入 を し て 、 刃物 で 児童 八 人 を 刺し殺し 、 それから 児童 十 三 人 と 教師 二 人 に 重軽傷 を 負わ せ た という 事件 が あり まし た 。 この 戸田 の 先生 も その こと が 多分 頭 の 隅 に あっ て 、 子供 を 守り たい 一心 で 自ら が けが を 負っ た ん じゃ ない か な と 推測 する わけ で ござい ます けれども 、 この 池田 小学校 の 事件 から 二 十 年 ちょっと が 経過 を いたし て おり ます が 、 こう いっ た 人 たち の ターゲット に なり やすい 学校 の 安全 について 、 この間 、 池田 小学校 の 教訓 が どの よう に 生かさ れ て いる の か 、 まず お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 ごめんなさい 、 私 ちょっと 質問 の 仕方 を 間違え まし た 。 スクールガードリーダー は そういった 方 で 、 スクール ガード という 人 たち は ボランティア な ん です よ ね 。 ちょっと 私 が 懸念 し た の は 、 ボランティア 任せ で いい の か という こと な ん です 。   もう 一つ は 、 ボランティア じゃ なく て も 、 例えば 学校 の 用務員 という 人 たち は 、 アウトソーシング で 、 どこ か の 会社 に 委託 を し たり 、 あるいは 、 私 が ちょっと 、 何 年 か 前 、 多分 この 池田 小学校 の 後 に 聞い た 話 だ と 思う ん です けれども 、 シルバー 人材 センター に 委託 を し て 学校 の 用務員 を やっ て もらっ て いる という よう な ケース が 結構 ある という 話 を 聞き まし た 。 多分 、 現状 も そう だ と 思う ん です けれども 、 そういう 人 たち が 本当に こういう 凶悪 な 侵入 者 に 対処 できる の か 。   まず 、 学校 という の は 、 現場 は 校長 が その 指揮 権 が ある わけ です よ ね 。 その 校長 の 指揮 の 下 に 、 そういう ボランティア の 人 です とか シルバー 人材 センター の 人 が 入っ て 、 果たして きちっと し た 統率 が 取れる の か どう な の か 、 そこ を 大変 懸念 する ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 組織 的 な 対応 は よく 分かり ます が 、 刃物 を 持っ て 、 誰 でも いい から 殺し たい と 思っ て いる 相手 に ボランティア の 人 が 対処 できる か と いっ たら 、 それ は でき ない 話 で あり ます し 、 それ を 求め て も いけ ない と 思い ます 。 そこ の ところ の 基本 的 な こと を もう一度 きちっと 考え直し て いただける よう に 私 は お願い を 申し上げ たい 、 もちろん 予算 が 伴う 話 です けれども 、 お願い を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   もう 一つ 、 この 戸田 市 の 事件 の 少年 が 、 二月 に さいたま 市 の 小学校 の 校庭 や 公園 に 猫 の 死骸 が 放置 さ れる 事件 が 五 件 起き て いる こと について も 、 自分 が 殺し た という 趣旨 の 供述 を し て おり ます 。 大阪 の 事件 の ちょっと 前 に 、 酒鬼 薔薇 聖 斗 の 事件 も あり まし た 。 動物 虐待 とか 動物 殺傷 から 何 か エスカレート する ケース という の が どうも ある や に 思わ れ ます けれども 、 こういう 動物 虐待 、 殺傷 の 実態 と 、 そこ から 更 なる エスカレート し た 犯罪 へ の 関連 性 という の を 警察 は どの よう に 認識 を さ れ て いる ん でしょ う か 。 分かり まし た 。   もう 一つ 、 これ は 質問 じゃ なく て 政府 に対する 要望 な ん です けれども 、 この 動物 虐待 より 更に 遡っ て 、 まさに SNS 上 で 動物 虐待 の 残虐 シーン を 動画 で 見 た こと によって 、 更に それ が 、 思い が エスカレート し て いく という よう な こと も 指摘 を さ れ て おり ます 。 こういう 動画 の 投稿 という の が 野放し に なっ て いる と し たら 、 これ は 私 は 大変 な 問題 だ と 思い ます し 、 そっち に エスカレート し なく て も 、 逆 に PTSD に かかる 人 も いる わけ で 、 こういう もの に対する 規制 という の を やはり ちょっと 政府 を 挙げ て 、 今日 は 質問 じゃ なく て 要望 です けれども 、 政府 を 挙げ て この 検討 を し て いただけ ます よう に お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   引き続い て 、 今度 は 話題 を 神宮 外苑 の 再 開発 事業 の 方 に 移し たい という ふう に 思い ます 。   この 神宮 外苑 の 再 開発 事業 について は 、 この 委員 会 でも 取り上げ させ て いただき 、 船田 先生 を 中心 に 、 まさに 超党派 で 、 これ を 懸念 する 議員 が 集まっ て 、 今 対策 を 練っ て いる ところ で あり ます 。   言うまでもなく 、 この 神宮 外苑 は 、 内苑 とともに 、 全国 から 献木 で 造営 さ れ た 、 本当に 、 日本 国民 にとって 、 東京 都民 だけ じゃ なく て 日本 国民 にとって かけがえ の ない レガシー で ある こと に 私 は 間違い ない という ふう に 思っ て おり ます 。 日本 で 最初 に 風致 地区 に 指定 さ れ た 地域 で も ござい ます 。   まず 大臣 に 、 この 地区 の 文化財 的 な 意味 について どの よう に 認識 を さ れ て いる の か 、 お 聞かせ を いただき たい と 思い ます 。 そんな 回答 ぐらい しか 、 多分 、 立場 上 でき ない ん でしょ う けれども 、 二月 三 日 に 、 予算 委員 会 で 、 我が 党 の 阿部 知子 議員 の 質問 に 斉藤 国交 大臣 が お答え し て いる ん です けれども 、 「 風致 の 維持 に 有効 な 手段 で ある 地区 全体 の 一定 の 緑化 を 図る こと を 条件 に 、 一部 の エリア の 高 さ の 基準 を 運用 により 緩和 し た もの 、 この よう に 承知 し て おり ます 。 」 と 言っ て いる ん です ね 。   本当に この 条件 を 満たし て いる の か な と いう こと が 我々 の 疑問 な ん です 。 そこ を 、 やはり きちっと 、 逃げ ず に 真っ 正面 から 受け止め て いただき たい と 思う ん です よ ね 。 国交 大臣 だって こう 言っ て いる ん です よ 。 ただ 、 これ は もう 東京 都 が 対応 し て いる ところ です という こと に なっ て しまっ て いる ん です ね 。   今回 、 この 地区 に 三 本 も の 高層 ビル が 建設 さ れる けれども 、 この 高 さ 制限 とか という の は 、 一体 どういう 手順 で 外さ れ た ん でしょ う か 。 国交 省 。 結局 そういう 回答 しか ない ん です ね 。   そういう こと を 言う と 、 もう 本当に 、 こんな こと 言い たく ない ん です けれども 、 オリンピック より 先 に 再 開発 あり き だっ た ん じゃ ない か な という 指摘 も ある こと だけ は 申し上げ て おき たい という ふう に 思い ます 。   これ は 東京 都 が 決める こと だ から どう しよう も ない という よう な こと で ずっと 今 来 て いる ん です けれども 、 平成 二 十 四 年 に 、 文化庁 の 調査 で 、 神宮 外苑 地区 について 、 文化財 指定 等 の 可能 性 の ある 重要 事例 という 言い方 で 指定 を さ れ て おり ます 。 この こと を 自治体 に 周知 し て き た ん でしょ う か 。 大臣 。 つまり は 全国 の そういった ところ を 網羅 的 に 通知 を し て いる という お話 な ん です けれども 、 特段 この 件 について は 、 この 委員 会 で も 前 の 末松 大臣 の とき に も 私 申し上げ て 、 今後 注視 し て まいり ます という よう な お話 で 、 何 を し て くれる か という 回答 は なかっ た ん です けれども 、 今後 注視 し て いく という 回答 が あり まし た 。   さっき 申し上げ た よう に 、 この 神宮 外苑 地区 について の お話 という の は 、 そういった 意味 で 、 通り 一 遍 、 全国 の 対象 区域 について の お知らせ じゃ なく て 、 きちっと ここ で 私 お願い し た 話 で も あり ます し 、 去年 の 臨時 国会 で お話し し て 以降 、 この 件 について 、 東京 都 と の やり取り という の は どんな もの が あっ た ん でしょ う か 。 二月 の 十 三 日 付 で 周知 という ふう に 今 お 聞き を し まし た が 、 だとすると 、 これ は よっぽど なめ られ て い ます よ ね 。 その後 、 二月 十 七 日 に この 開発 事業 について の 施行 認可 が 東京 都 から 出 て いる ん です よ 。 これ は 全く 無視 さ れ た ん じゃ ない です か 。 どう でしょ う か 。 何だか よく 分から ない 御 回答 です けれども 、 もう 一つ つけ加え させ て いただく と 、 この 二月 十 七 日 の 施行 認可 を 受け て 、 さらに 、 イコモス・ジャパン から も 更に 要請 が 出さ れ て おり ます 。   一つ は 、 まず 、 施行 許可 に当たって の 環境 影響 評価 書 、 これ は 虚偽 の 報告 、 虚偽 の 資料 が 提出 さ れ て いる という こと が 一つ 。 それから もう 一つ は 、 現行 の 区 道 が 廃止 さ れる こと によって 、 移転 する 秩父宮 ラグビー 場 、 国立 競技 場 へ の 歩行 者 通行 において 、 イベント 時 に 重大 な 問題 が 生じる 可能 性 が 否め ない という こと で あり ます 。 新 野球 場 と 新 ラグビー 場 、 国立 競技 場 を つなぐ 歩道橋 が 、 本当に 幅員 が 非常 に 狭い ん です ね 。 八 メートル しか ない 。 群衆 雪崩 の 生じる 危険 性 が 大きい 。 昨日 みたい な 、 WBC みたい な の が ある と 、 こういう ところ で 、 韓国 で も 大きな 事故 が あり まし た けれども 、 そういう 懸念 が ある という こと まで 指摘 を さ れ て おり ます けれども 、 これ を 何とか 止める 手だて という の は ない ん でしょ う か 。 何 か あっ たら ちゃんと 責任 を 取っ て ください ね 、 そこ まで 言う なら 、 群衆 雪崩 が 起き た とき に 。 私 は それ を はっきり 申し上げ て おき たい と 思い ます し 、 環境 影響 評価 について も 、 これ は 、 イコモス・ジャパン が 指摘 を し て いる こと について 、 きちっと 、 反論 、 反証 できる の で あれ ば 、 し て おく べき だ と 思い ます よ 。 こういう ふう に 、 民主 的 な 手続 を 逸脱 し た 不適切 な もの だ という 指摘 まで さ れ て いる わけ です から 、 そこ は きちっと 、 今後 も はっきり さ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   それと 、 もう 一つ は 、 森 の 保全 だけ じゃ なく て 、 神宮球場 、 秩父宮 ラグビー 場 は それぞれ の 、 野球 、 ラグビー の 聖地 な ん です ね 。 歴史 的 建造 物 です 。   せんだって も 、 ラグビー の 元 日本 代表 平尾 剛 さん から も お話 を 聞き まし た 。 今度 できる ラグビー 場 という の は 屋根 が 閉め切り で 、 今 まで の ラグビー 場 だ と 、 その 日 の 風 を 読ん だり 、 日光 の 、 日 の 当たり 方 によって 、 いろいろ 計算 し ながら プレー を し て き た 、 そういう もの が 全く なくなっ て 、 もう 違う 競技 に なっ て しまう と 言っ たら 大げさ かも しれ ない です けれども 、 全く 異質 の もの に なっ て しまう と 。 観客 席 も 一 万 席 減らさ れる 、 芝 も 人工芝 に なる 。 現在 の 秩父宮 を 残す 署名 が 広がる 中 で 、 また 、 これ を どう する の か という 声 も 広がる 中 で 、 これ を どう する の か という こと も お 聞か せ いただき たい し 、 神宮球場 も 、 ベーブ・ルース が 実際 に プレー を し た 球場 という の が 世界 で 四つ だけ 残っ て い て 、 その うち の 二つ が 日本 に あっ て 、 甲子園 と 神宮球場 な ん です 。   そこ まで 見る と 、 やはり 、 スポーツ を 所管 する 大臣 として 、 こう いっ た レガシー まで 破壊 し て しまう という こと について どういう 認識 を し て いる の か 、 聞い て おか なけれ ば なら ない と 思い ます 。 最初 から 最後 まで ゼロ 回答 で 、 大変 残念 です 。 老朽 化 は 分かる ん です けれども 、 ローマ の 遺跡 だって もう 何 千 年 も たっ て いる わけ で 、 それ は 残せる ん です 。   それと 、 もう 一つ 、 最後 に 申し上げ て おき ます けれども 、 これ は 国 が 何 も でき ない か と いう と 、 実は 、 私 は そう じゃ ない と 思い ます 。   JSC 、 日本 スポーツ 振興 センター 保有 の 秩父宮 ラグビー 場 と 神宮球場 を 入れ替える わけ です から 、 これ が 大前提 に なっ て いる ん です ね 、 この 再 開発 の 。 この JSC の 資産 を きちっと 現状 の とおり 保存 する ん だ という 意思 表示 さえ すれ ば 、 私 は 国 として この 事業 を 止め られる と 思っ て おり ます ので 、 その こと について 申し上げ て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 吉川 元 です 。   まず 最初 に 、 東京 オリンピック ・ パラリンピック 大会 を めぐる 汚職 事案 について 尋ね ます 。   既に 、 贈収賄 罪 で 十 五 人 、 そして 、 いわゆる 事業 の 談合 問題 で 組織 委員 会 運営 局 元 次長 ら 七 人 と 六つ の 会社 、 これ が 起訴 さ れ て おり ます 。 特に 後段 の 談合 事案 です けれども 、 これ は 、 見 て おり ます と 、 不心得 者 が やっ た と いう より も 、 電通 含め た ところ と それ から 組織 委員 会 、 これ は 言葉 は 悪い です けれども 、 ぐる に なっ て やっ た という の が この 談合 の 事案 の 問題 点 だ という ふう に 思い ます 。   大臣 、 その よう に 認識 さ れ て い ます か 。 今回 の テスト 大会 と 本 大会 、 合わせ て 四 百 三 十 七 億 円 という 事業 で 、 ある 意味 で は これ は 食い物 に さ れ た わけ です よ 。 オリンピック が 、 組織 委員 会 も 絡ん で 、 利益 配分 の 舞台 に なっ て い た 。   大臣 、 前回 お 聞き し た 所信 の 中 で レガシー 、 レガシー と 言わ れ ます けれども 、 これ は 恥ず べき レガシー です よ 。 レガシー という の は いろいろ な 意味 が あり ます 。 一つ は いわゆる 遺産 、 通常 使わ れる レガシー という こと と 、 もう 一つ は 時代遅れ とか 、 そういう 意味合い も 含ま れ て い ます 。   この 問題 という の は 、 組織 委員 会 、 あるいは 東京 都 だけ に とどまら ず 、 この 四 百 三 十 七 億 円 の 中 に は 国費 も 当然 含ま れ て いる わけ です 。 これ を 見抜け なかっ た 、 あるいは 見過ごし て い た 国 の 責任 という の は 、 これ は 私 、 重大 だ と 思い ます よ 。 所信 を 見 ます と 、 何 か 、 大会 関係 者 が 逮捕 さ れる 事態 が 生じ て しまっ た こと は 極めて 遺憾 です と 、 本当に 人 ごと な ん です よ 、 これ は 。 自分 たち に も 責任 が ある 、 そういう 自覚 を 持っ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   また 、 東京 都 は 、 この 談合 事案 で 調査 チーム を つくっ て 、 年末 の 十二月 二 十 六 日 に 当面 の 調査 状況 という の を 公表 いたし まし た 。 後ほど 言い ます けれども 、 東京 都 、 これ は 大変 苦労 し ながら やっ て いる ん です よ 、 清算 法人 が 全く 協力 し ない という 中 に あっ て 。   なぜ 国 は 、 これ だけ 大 規模 な 、 しかも 組織 委員 会 も 一緒 に なっ て やっ た この 汚職 について 真相 解明 に 乗り出さ ない の か 、 この 点 について 考え を お 聞か せ ください 。 やはり 無責任 過ぎ ます よ 、 今 の 答弁 を 聞い て い て も 。   四 百 三 十 七 億 円 と いい ます けれども 、 年末 、 会計検査院 の 調査 の 発表 に より ます と 、 当初 千 八 百 六 十 九 億 円 と さ れ て い た 大会 開催 経費 、 実際 に は 約 二 ・ 五 倍 、 四 千 六 百 六 十 八 億 円 かかっ て いる 、 こういう 指摘 が さ れ た 上 で 、 「 イベント の 招致 及び 実施 に対する 国民 の 理解 に 資する よう 十分 な 情報 提供 を 行う 態勢 を 検討 する こと 」 、 この よう に さ れ て いる わけ です 。   聞い て いる と 、 組織 委員 会 や 東京 都 が やっ て いる ん だ という 話 です けれども 、 国 も 政府 も 深く 関与 し て いる ん です よ 。 もし 仮に そう じゃ ない ん だっ たら 、 何で オリパラ 特措法 を 作っ た ん です か 。 何で オリパラ 事務 局 を つくっ た ん です か 。 担当 大臣 も つくっ た し 、 以前 この 委員 会 で 当時 の 丸川 大臣 と 私 も 議論 し た こと が あり ます が 、 プレー ブック 、 これ も 大臣 は 、 自分 も 関わっ た という ふう に 言っ て いる ん です よ 。 関わっ て いる ん です よ 。   それ を 、 何 か 全く 、 それ は 我々 は 関係 あり ませ ん 。 国費 という の は 税金 な ん です よ 、 国民 の 。 その 税金 が おかしな 形 で 使わ れ て いる という こと について 、 なぜ 問題 関心 を 持っ て 調査 し ない の か 、 私 は 非常 に 疑問 です 。   次に 、 今 少し お話 が あり まし た 指針 について 伺い ます けれども 、 そもそも 、 指針 を 作る と いっ て も 、 今回 の 汚職 、 談合 事案 の 検証 なく し て 、 どう やっ て 指針 を 作る ん です か 。 何 が 起こっ た の か 、 どこ で 問題 が 発生 し て 、 誰 が どういう 立場 で 動い た の か 、 こうした こと を 検証 せ ず し て 、 どう やっ て 指針 を 作る ん です か 。   その 指針 の 内容 も 少し 見 させ て いただき まし た けれども 、 その 内容 が 、 求め られる とか 、 考え られる とか 、 望ましい とか 、 一案 で ある とか 、 何 か もう 、 ほとんど 、 こう す べき とか 、 こう し なけれ ば なら ない という 書き方 じゃ ない ん です よ 。 何 の 強制 力 も ない よう な 、 こういう 指針 。   例えば 、 情報 開示 の 在り方 で は 、 「 法令 に 基づい て 開示 が 求め られる 情報 以外 について も 、 様々 な 関係 者 の 活動 に 支障 を きたさ ない 範囲 で 、 主体 的 かつ 積極 的 な 情報 開示 が 求め られる 。 」 と の 要望 に とどまっ て おり ます 。   なぜ もっと 強力 な 情報 公開 を 迫ら ない の か 、 その 理由 を お 聞か せ ください 。 もちろん 、 民 民 の 関係 の ところ も あっ て 、 守秘 義務 は ある と 思い ます よ 。 ただ 、 正常 に 行わ れ て いれ ば それで 結構 な ん です よ 。 これ だけ 逮捕 者 が 出 て 、 起訴 まで さ れ て 、 税金 まで 投入 し て 、 それで 何 も 調べ ない 、 何 も 情報 公開 を 求め ない 、 強制 力 を 持っ た そうした こと を やら ない という の は 、 こんな こと で あれ ば 、 二度と こうした 国際 大会 という の は 日本 で は 開け なく なり ます よ 。 ( 発言 する 者 あり ) そう です 。   今 おっしゃっ た とおり 、 声 も あり まし た けれども 、 かつて 長野 五輪 、 あそこ でも 、 会計 が 不明朗 で あっ た という 問題 が 指摘 さ れ て おり まし た 。 当時 の いろいろ な 資料 、 いつの間にか 、 燃やし た の か どうか 分かり ませ ん けれども 、 なくさ れ て おり ます 。 あの とき に うみ を 全部 出し切っ て いれ ば 、 今回 の こと は 恐らく こういう 形 で は 起こら なかっ た という ふう に 思い ます 。   今回 の 五輪 について も 、 結局 、 何 かう や むや の まま 終わら せ て 、 そう する と 、 また 次 やっ た とき に 、 同じ こと が より 巧妙 な 手口 で 行わ れる という の は 火 を 見る より 明らか じゃ ない です か 。   例えば 、 先 ほど 少し 触れ まし た けれども 、 オリンピック の 、 東京 都 の 独自 の 調査 な ん です が 、 入札 の 経過 の 情報 や 特別 契約 の 契約 金額 など 、 ほとんど と いい ます か 全く 、 清算 法人 から は 情報 の 提供 が なさ れ て い ない ん です 。 建前 上 は こういう 契約 に なっ て い ます 、 だけれども 実態 は どう なっ て いる ん です か 、 まさに その 実態 を 明らか に し なきゃ いけ ない のに 、 清算 法人 は それ を 出さ ない ん です 。 その 理由 は 、 今 まさに 大臣 が 言っ た 守秘 義務 です よ 。 そんな こと を やっ て いる 限り 、 この 問題 の 解明 なんて 私 は でき ない という ふう に 思い ます 。   実は 、 パリ 五輪 大会 が 来年 です か 、 行わ れ ます 。 既に フランス で は 特別 法 を 制定 し て 、 民間 企業 に は 会計検査院 による 検査 、 組織 委員 会 に対して は 腐敗 行為 防止 庁 による 監督 を 義務づけ て 、 民間 組織 で あっ て も 行政 監視 の 対象 と する 極めて 厳しい 措置 を 取っ て おり ます 。 つまり 、 できる ん です よ 、 やろ う と 思え ば 。   こうした 点 について は 、 いわゆる 先 ほど の 指針 云々 という 話 が 出 まし た けれども 、 議論 は さ れ て いる ん でしょ う か 。 指針 です けれども 、 先 ほど 触れ た とおり 、 強制 力 を 伴わ ない 、 望ましい だ とか 、 一案 で ある なんと いう の は 、 もう ほとんど 何 の 意味 も ない よう な 文言 が 並ん で いる わけ です が 、 その 中 でも 、 指針 の 遵守 状況 の 公表 、 あるいは 組織 委員 会 の 役員 候補 者 選考 委員 会 の 設置 、 さらに 、 利益 相反 を 管理 する 、 理事 会 から 独立 し た 機関 の 設置 、 これ は 義務づけ られ て いる よう で あり ます 。   伺い ます けれども 、 今年 も 大きな 国際 大会 が 日本 で 行わ れ ます 。 七月 に は 世界 水泳 、 八月 から は バスケット の ワールドカップ 、 こうした 年内 に も 行わ れる 大 規模 な 国際 スポーツ イベント 、 これら について は この 指針 は 適用 できる という ふう に 理解 し て いい の か 、 この 点 について は いかが です か 。 つまり 、 もう 既に でき て いる もの について は 今 まで どおり 御 自由 に やっ て ください 、 特に 強制 力 も ない です し という 話 です よ ね 。 そういう こと を やっ て いる から 、 いつ まで たっ て も こうした 問題 が 再発 を する ん だ と 。 是非 、 大臣 、 そういう 自覚 を 持っ て やっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 ちょっと 飛ばし まし て 、 教員 の 働き 方 について 伺い たい という ふう に 思い ます 。   昨年 末 に 、 質 の 高い 教師 の 確保 の ため の 教職 の 魅力 向上 に 向け た 環境 の 在り方 等 に関する 調査 研究 会 、 非常 に 長 ったらしい 名称 な ん です けれども 、 これ が 文科 省 に 設置 さ れ て 、 何 回 か 議論 が さ れ て いる という ふう に 承知 を し て おり ます 。   その 中 で 、 最初 に 給 特 法 について 伺う ん です が 、 給 特 法 の 第 一 条 で は 、 教育 職員 の 職務 と 勤務 態様 の 特殊 性 によって 、 いわゆる 超勤 四 項目 以外 の 残業 代 は 支払わ ない という ふう に なっ て おり ます が 、 これ は 確認 な ん です けれども 、 職務 と 勤務 態様 の 特殊 性 と は 具体 的 に 何 を 指す の か 、 説明 を お願い し ます 。 だっ たら 、 先 ほど 少し 議論 が あり まし た が 、 いわゆる 国立 あるいは 私立 、 そうした 学校 、 それ は 、 今 言っ た よう な 、 複雑 で 困難 で 専門 的 で という の は ない という 理解 で いい ん です か 。 それ は もう 無理 くり 理屈 を つけ て いる だけ です よ 。 そんな の 、 今 の は 理屈 に も なっ て い ない です よ 。 いわゆる 大学 等 の 附属 小学校 、 中学校 、 そこ だって やはり 地域 と 関わり が あり ます よ 。 私立 だって もちろん そう です よ 。 何で それ が 違う の か という の は 、 それ は もう 、 いわゆる 公立 の 義務 教育 諸 学校 等 という の を 無理 くり 特殊 な もの に 仕立て 上げよ う と する 、 ある 意味 で は へ 理屈 です よ ね 、 これ は 。 そう と しか 思え ませ ん 。   次に 、 ちょっと 伺い たい ん です けれども 、 二 〇 一 九 年 の 臨時 国会 、 ここ で は 給 特 法 の 改正 案 が 議論 さ れ まし た 。 その とき 、 萩生田 文科 大臣 は 、 これ は 参議院 側 です けれども 、 こういう 答弁 を し て おり ます 。 校長 の 時間 外 勤務 命令 は 超勤 四 項目 以外 の 業務 について は 出せ ない 仕組み に なっ て いる ため 、 途中 、 はしょり ます けれども 、 給 特 法 の 仕組み は 、 労働 基準 法 の 考え方 と はずれ が ある 、 この よう に 言っ て おり ます 。   まず 伺い たい ん です けれども 、 超勤 四 項目 以外 の 業務 について 出せ ない 仕組み 、 これ は 具体 的 に 何 を 指し て いる ん です か 。 私 が 聞い て いる の は 、 超勤 四 項目 以外 の 業務 について は いわゆる 超勤 命令 が 出せ ない の は なぜ です か と 聞い て いる ん です 。 超勤 四 項目 が 何 か なん ていう 話 は 聞い て い ない です 。 つまり 、 給 特 法 六 条 、 今 少し 読ま れ まし た けれども 、 「 教育 職員 を 正規 の 勤務 時間 を 超え て 勤務 さ せる 場合 は 、 政令 で 定める 基準 に従い 条例 で 定める 場合 に 限る 」 、 つまり 、 これ は 四つ の もの です けれども 、 超勤 四 項目 です が 、 この 法律 が ある から 、 つまり 、 実態 として 、 校 務 として 行わ れ て いる 、 つまり 、 ほか の 、 いわゆる 正規 の 勤務 時間 と 同じ こと を 、 何 度 も ここ でも 議論 し まし た 、 丸 つけ を し て いる 、 その 丸 つけ を し て いる の が 勤務 時間 が 終わっ て も 当然 続く わけ です 。 同じ 仕事 、 同じ 質 の 仕事 を し て いる に も かかわら ず 、 そこ から 先 は いわゆる 超勤 命令 が 出せ ない 。 この 原因 という の は 、 この 六 条 です ね 。 これ で いい です ね 。 確認 です 。 つまり 、 当時 の 萩生田 大臣 は 、 ずれ が ある と 。 労基法 という の は 、 別に 、 自治体 の 職員 で あろ う と 、 教職員 で あろ う と 、 全て に 関わる 法律 です 。 その 中 から 、 例えば 教員 の 場合 は 給 特 法 という の が あっ て 、 ここ は こういう ふう に し ます よ と なっ て い ます けれども 、 ずれ が あっ ちゃ まずい ん です よ 。 その ずれ の 原因 という の は 、 まさに この 六 条 、 命じる こと が でき ない という こと を 理由 に し て 超勤 命令 が 出せ なく なっ て いる 。   萩生田 大臣 は 、 答弁 の 中 で 、 労働 基準 法 の 考え方 と ずれ が ある と の 認識 は 見直し の 基本 だ という ふう に 述べ て いる わけ です 。 と する なら ば 、 この 六 条 という もの は 、 当然 、 先ほど も 少し あり まし た けれども 、 なくさ ない と 根本 的 な 解決 に なら ない 。 在校 等 時間 という の を つくっ て 、 これ は 校 務 で ある 、 学校 教育 法 上 の 校長 が つかさどる 校 務 で ある 、 そういう 答弁 も この 委員 会 で あり まし た 、 に も かかわら ず 、 これ が 労働 時間 に カウント さ れ ない 。 その 大本 の 原因 は どこ に ある か と いっ たら 、 この 六 条 だ と 考え ます が 、 大臣 、 いかが です か 。 今 大臣 が おっしゃっ た 、 指示 に 基づか ず 、 これ は まさに この 六 条 が ある から なん です よ 。 六条 が なけれ ば 、 指示 に 基づい て いる ん です 。 実態 として も 、 黙示 的 に も 、 これ は 指示 に 基づい て いる ん です 。   例えば 、 部 活動 が あり ます 。 部 活動 は 大体 放課後 に やり ます 、 土日 も やり ます 。 これ って 、 校 務 分掌 で 割り当てる ん です よ 。 教員 が 、 私 は これ を やり たい 、 あれ を やり たい と いっ て 勝手 に やっ て いる わけ じゃ ない ん です よ 。 一番 最初 に 、 校 務 分掌 として 、 じゃ 、 あなた は 若く て 元気 が ある から 運動 部 を やっ て ください ね 、 男性 だ から 、 女性 だ から と いう こと も 含め て 、 そういう 校 務 分掌 が 行わ れ て いる ん です よ 。 そこ は 指示 が ある わけ です よ 。 ところが 、 いざ 働き 始め て 、 部活 を やり 始め たら 、 これ は 指示 に 基づか ず 自主 的 、 自発 的 に やっ て いる 、 この 整理 の 仕方 は もう 無理 な ん です よ 。   これ を 維持 する 限り 、 今 、 与党 内 で も 、 自民党 の 中 でも 何 か いろいろ 検討 は さ れ て いる と は 聞い て おり ます 。 ただ 、 当時 の 萩生田 大臣 が 示し た 答弁 という の は 、 この やり方 という の は もう 無理 が 来 て いる ん だ と 。 これ が ある 限り 、 労基法 と の ずれ という の は 、 幾ら 調整 額 を 上げ たり とか なん なり し た に し て も 、 結局 、 この 構造 自体 が なくなら なけれ ば 、 相変わらず 、 校 務 で ある けれども 指示 に 基づか ない 、 自主 的 、 自発 的 、 在校 等 時間 で は ある けれども いわゆる 労働 時間 で は ない 、 こんな へんてこりん な 解釈 が 続い て いく という ふう に 私 自身 は 思い ます 。   是非 、 小手先 の 改革 で は なく て 、 この 構造 自体 を 変え ない 限り 、 教員 の 働き 方 改革 、 これ は 進ま ない ん だ 、 そういう 自覚 を 持っ て これから の 議論 を し て いただき たい と 思い ます けれども 、 大臣 の 決意 を 伺い ます 。 私 が 言い たい の は 、 この 構造 自体 に メス を 入れ ない 限り 、 どう しよう も ない ん です よ 。 もう 矛盾 を 来し て いる ん です よ 。   この 委員 会 で 、 校長 が つかさどる 校 務 です ね 、 在校 等 時間 は と 言っ たら 、 最初 、 初中局 長 は 、 そう で ない もの も ある と いっ て 答弁 し て 、 混乱 し た ん です よ 。   何で 混乱 し た か と いう と 、 それ は 結局 、 今 の 構造 という の は そもそも 無理 が ある 構造 で 、 これ が 温存 さ れる 限り 、 働き 方 改革 、 本当 の 意味 の 働き 方 改革 は 進ま ない という こと を 指摘 を し て おき たい という ふう に 思い ます 。   ちょっと 中途半端 な 時間 な ん です が 、 あと 一 問 だけ 伺い たい という ふう に 思い ます 。   文教 予算 について です けれども 、 部 活動 の 地域 移行 について 。   概算 で は 百 十 八 億 円 を 要求 し て い た ん です けれども 、 実際 の 予算 を 見 ます と 、 補正 も 含め て 四 十 七 億 円 という 状況 です 。 実際 に 今年度 予算 で 計上 さ れ た の は 二 十 八 億 円 という こと で 、 余りに 落差 が ある 。   概算 要求 時 に は 、 部 活動 の 地域 移行 に 向け た 支援 、 これ は 八 十 八 ・ 一 億 円 と 出 て いる ん です が 、 これ が 、 予算 案 の 方 で 見 ます と 十 一 億 円 に 、 八 分の 一 に 減っ て い ます 。 なおかつ 、 名称 まで 変わっ て いる ん です よ ね 。 部 活動 の 地域 移行 等 に 向け た 実証 事業 に 、 いつの間にか すり 替わっ て いる ん です よ 。   これ は 以前 も 指摘 し まし た けれども 、 概算 要求 という の は 何 の ため に やっ て いる ん です か 。 いろいろ な もの を 積み上げ て 、 これ が 今 必要 だ から と いう こと で 、 文科 省 として 概算 要求 を 出し て いる わけ です よ 。 それ が いつの間にか 、 財務省 と の 折衝 の 中 で 削ら れ 、 減らさ れ 、 そして 、 減らさ れ た が ゆえに 名称 まで 変え て しまう 、 こんな こと を いつ まで 繰り返す つもり な ん です か 、 大臣 。 伺い ます 。 ほか に も そういう 事例 が 散見 さ れ ます 。   ただ 、 義務 教育 国庫 負担 金 について は 、 概算 より も 若干 プラス と なっ て い ます 。   つくづく 感じ まし た 。 法律 を 変える こと が 必要 な ん だ 、 義務 標準 法 を 変えれ ば 、 こう やっ て 、 今 まで は 削ら れ て い た もの が 削ら れ なく なる 。 と すれ ば 、 いろいろ な もの について は 法定 化 を し て いく という の は 私 は 重要 だ という こと を 最後 に 指摘 を し て 、 質問 を 終わり ます 。 公明党 の 山崎 正恭 です 。   本日 は 、 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 本当に ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入り たい と 思い ます 。   初め に 、 先日 の 大臣 所信 の 中 に ござい まし た 不 登校 について 、 何 問 か お 伺い いたし ます 。   実は 、 一 問 目 は 、 時間 が 押し て 押し て 、 大臣 の 方 が 答弁 が 難しく なり まし た ので 、 申し訳 あり ませ ん が 、 一 問 目 に関しまして は 飛ば させ て いただき たい と 思い ます 。 また の 機会 に さ せ て いただけ たら という ふう に 思い ます 。   それでは 、 永岡 大臣 の 所信 の 中 で 、 様々 な 課題 を 抱え た 子供 たち を 誰 一 人 取り残さ ず 、 可能 性 を 最大限 に 引き出す こと が 極めて 重要 と おっしゃら れ まし た が 、 その 点 において 、 一 点 、 すごく 気 に なっ て いる こと が あり ます ので 、 まず お 伺い し たい と 思い ます 。   前 に も 言い まし た が 、 私 は 元々 中学校 の 教員 でし て 、 二 十 四 年間 勤務 し 、 特に 不 登校 の 子供 さん たち の 支援 に は 力 を 入れ て 取り組ん で まいり まし た 。   最近 の 不 登校 の 子供 さん へ の 支援 について 、 すごく いい な と 思う の が 一 点 あり まし て 、 GIGA スクール 構想 の 中 で 一 人 一 台 タブレット の 取組 が 進み まし て 、 不 登校 の 子供 さん たち が 自宅 に い て も 学校 の 授業 を 受ける こと が できる 。 どういう こと か と いい ます と 、 自分 の クラス の 授業 の 、 教室 の 後ろ に カメラ を 設置 し て 、 それ を 映し て 家 に 配信 でき て 、 家 で 勉強 が できる よう な こと が 今 進ん で おり ます 。 これ は 本当に すばらしい 取組 だ と 思い ます 。   なぜ か と いい ます と 、 なかなか 行き づらく なっ た とき に 、 我々 から 見 た とき に 、 中長期 的 に 見 たら 、 今 、 少し 休ま せ て あげ た 方 が いい な と 思う ところ でも 、 どうしても 親御 さん は 勉強 の こと が 気 に なっ て 、 そういった ところ へ 進め ない という こと が あっ た ん です けれども 、 こう いっ た 取組 の 中 で 、 少し 、 強引 に で は なく て 、 待っ て あげ られる 、 そういった ケース が 増え て き て いる という ふう に 聞い て おり ます 。   実は 、 そう なっ て き た とき に 、 私 が すごく 気 に なっ て いる の が 、 自宅 で の 学習 を どの よう に 評価 し 、 そして その 子 の 未来 に つなげ て いく か という こと です 。   文部 科学 省 は 平成 十 七 年 に 、 「 不 登校 児童 生徒 が 自宅 において IT 等 を 活用 し た 学習 活動 を 行う とき 、 」 中 は 飛ばし ます けれども 、 「 その 学習 活動 が 学校 へ の 復帰 に 向け て の 取組 で ある こと を 前提 と し 、 かつ 、 不 登校 児童 生徒 の 自立 を 助ける うえ で 有効 ・ 適切 で ある と 判断 する 場合 に 、 指導 要録 上 出席 扱い と する こと 及び その 成果 を 評価 に 反映 する こと が できる 。 」 と の 通知 を 出し て い ます 。 非常 に 子供 たち に 寄り添っ た 通知 文 に なっ て おり ます 。   しかし 、 今年 一月 二 十 四 日 の 共同通信 の 記事 で は 、 不 登校 児童 生徒 の 成績 に関する 記事 が 掲載 さ れ て おり 、 小学校 の とき の 通知 表 は 五 ばかり の 優等生 が 、 小学校 六 年生 の とき に いじめ を 受け 、 学校 に 行け なく なり 、 中学校 で は 不 登校 に なり まし た 。 その とき に 送ら れ て くる 、 今 、 実は どうしても 、 なかなか 、 テスト も 受け て い ない という こと で 、 どう いっ た 評価 が つく か と いう と 、 テスト を 受け て い ない 子供 さん に は 一 が つい たり とか 評価 不能 の 斜線 が 並ぶ ん です けれども 、 一 と 斜線 ばかり が 並ん だ 通知 表 を 見 て 、 私 が 欲しい と 言っ た わけ で は ない のに 一方 的 に 送ら れ て き て 、 何 の 価値 も ない と 感じる よう に なっ た と その 彼女 が つづっ て おり ます 。   しかし 、 その 記事 の 中 で は 、 彼女 が 中学 二 年生 、 三 年生 の とき の 担任 が ずっと 定期 的 に 通っ て き て くれ た 、 二 年生 の とき は 一 度 も 会わ なかっ た が 、 三 年生 の とき に 通知 表 を 持っ て き た 担任 が 、 ここ に 君 を 評価 する こと が 書い て ある 、 制度 上 必要 だ から 書い た けれども 、 君 の 全て の 評価 で は ない 、 一番 悪い 数字 が 並ん で いる けれども 、 これ は 君 の 価値 じゃ ない と 言っ て くれ た こと を 機 に 、 この 先生 の 通知 表 だっ たら 読ん で み て も いい かも しれ ない と 思い 、 見 て みる と 、 評価 は 相変わらず 一 ばかり 並ん で い た が 、 気 に なら なかっ た と 彼女 は 言っ て い ます 。   そして 、 通知 表 の 所見 欄 に 、 フリースクール に 通える よう に なっ た 自分 の こと を 認め 、 励まし て くれる 文章 の 記載 が あり 、 通信 制 の 高校 に 彼女 は その後 進学 し 、 海外 の 短大 を 出 た 後 、 今 、 編集 者 に なっ て いる ん です けれども 、 今 も その 担任 の 先生 の 通知 表 を 手元 に 持っ て いる といった 記事 の 内容 でし た 。   この 記事 が 示唆 し て いる の は 、 永岡 大臣 が 所信 で 言わ れ た 、 様々 な 課題 を 抱え た 子供 たち を 誰 一 人 取り残さ ず 、 可能 性 を 最大限 に 引き出す こと が 極めて 重要 という こと で は ない でしょ う か 。   特に 、 現在 困難 を 抱え て いる 生徒 に どう 前向き な エネルギー を 与える よう な 評価 を 行う こと が できる の か 、 ここ に 教員 の 力量 が 問わ れ て いる と 思い ます し 、 そこ に 教員 の 仕事 の 醍醐味 も ある 。 もっと 突っ込ん で 言え ば 、 厳しい 評価 も 含め て 、 子供 たち に 前向き な エネルギー を 与え て いく こと こそ が 教育 における 評価 の 本質 で ある と も 思い ます 。   そこで 、 不 登校 の 生徒 の 高校 進学 を 支援 する ため 、 学校 の 授業 など を 自宅 等 で 受け られる よう に する とともに 、 児童 生徒 の 状況 を 踏まえ つつ 、 その 学習 成果 について 、 一定 の 条件 の 下 で 成績 評価 を 行う こと を 努力 義務 と する こと が 重要 で ある と 思い ます が 、 文部 科学 省 の 認識 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   非常 に つけ にくい という の は 私 自身 も 実感 し て き た こと で ござい ます が 、 先 ほど 言っ た よう に 、 根底 に 、 その 子 を 励まし て いく 、 前向き に いく という 評価 の 姿勢 が 最も 大事 だ と 思い ます ので 、 また 全国 の 学校 へ の 周知 を お願い いたし ます 。   次に 、 不 登校 の 保護 者 の 会 の 支援 について お 伺い いたし ます 。   先日 、 我が 党 の プロジェクト チーム で 、 不 登校 の 児童 生徒 の 保護 者 の 会 の 皆さん の お話 を 直接 お 伺い し まし た 。 皆さん が 一様 に 言わ れ て い た の が 、 子供 さん が 不 登校 に なら れ て 、 出口 が 見え ず 、 本当に 不安 な 中 、 この 保護 者 の 会 の 存在 に 救わ れ た 、 この 保護 者 の 会 の 存在 が あっ た から 何とか ここ まで 頑張っ て くる こと が でき た と 涙 ながら に 語ら れ て い まし た 。   この方 たち が 住ん で いる 自治体 が 保護 者 会 を 設置 し 運営 し て くれ て おり 、 また 、 支え て くれる 民間 の 専門 家 の 方 が い た ため よかっ た の です が 、 全国 的 な 状況 を 見る と 、 現在 は 、 行政 から の 支援 は なく 、 意欲 ある 保護 者 の 方 が 自主 的 に 設置 する もの で ある こと から 、 地域 によって 保護 者 の 会 の 設置 に かなり ばらつき が あり ます 。 そういった 意味 において 、 不 登校 の 子供 さん を 持つ 多く の 保護 者 の 方 が 孤立 し て いる 状況 に あり ます 。   そこで 、 例えば 、 現在 、 学校 に 派遣 さ れ 、 心 の 専門 家 で も ある スクール カウンセラー が 、 不 登校 の 子供 さん を 持つ 保護 者 の 会 の コーディネーター の 役割 を 担う こと は でき ない でしょ う か 。 保護 者 の 会 に スクール カウンセラー を 定期 的 に 派遣 する こと が できる よう に 措置 する こと で 、 保護 者 の 会 の 設置 が 飛躍 的 に 進む こと が 期待 できる と 思い ます が 、 文部 科学 省 の 認識 を お 伺い し ます 。 私 も 教え て いただい た ん です けれども 、 宮城 、 石川 、 山梨 、 鳥取 、 岡山 など で は そういった 取組 が 県 単位 で も 開か れ て いる という ふう に 聞い て おり ます 。 是非 、 やはり 保護 者 の 方 を 支援 し て いく こと が 非常 に 重要 に なっ て まいり ます ので 、 今後 と も よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 大臣 は 所信 の 中 で 不 登校 特例 校 の 設置 推進 について も 言及 さ れ まし た が 、 前回 の 質問 で も 岐阜 市 の 草 潤 中学校 の 話 を し まし た が 、 なかなか 学校 に 来る こと が 難しかっ た 子供 さん たち が 登校 する という 実践 が なさ れ て い ます 。   ここ で 、 不 登校 特例 校 を 設置 する 意味 について 確認 し たい と 思い ます 。   今 、 全て の 全国 都道府県 、 政令 指定 都市 に 最低 一 校 という こと で 進め て おり ます が 、 仮に 全国 の 都道府県 、 政令 指定 都市 に 一 校 設置 さ れ た として も 、 全国 二 十 四 万 人 と 言わ れる 不 登校 児童 生徒 の 皆さん を 全て 受け入れる こと は 無理 です 。 そう で なく て も 、 不 登校 特例 校 において 多く の 子供 たち が 学校 に 来る よう に なっ た 、 そこ に は どう いっ た 要素 が ある の か 、 それ を 分析 、 抽出 、 そして 確認 する という こと が 大事 だ と 思い ます 。   こういう 取組 を 行え ば 子供 たち は 学校 に 来る よう に なる ん だ な と いう こと を 、 不 登校 特例 校 の 中 で 実践 し た 、 経験 し た 教員 が 、 人事 異動 で 一般 の 学校 に 戻っ た とき に 、 そこで この 経験 を 生かし て 、 一般 の 中学校 で 新た な 不 登校 対策 の 取組 を 開始 し 、 子供 たち を 登校 へ と 導い て いく 、 ここ に 本当 の 不 登校 特例 校 の 狙い が ある という ふう に 思い ます 。   公明党 PT で 実践 を 聞か せ て いただい た 岐阜 市 の 不 登校 特例 校 、 草 潤 中学校 と 、 不 登校 特例 校 で は あり ませ ん が 、 昨年 から 新た に 不 登校 生徒 を 積極 的 に 受け入れ て いく ニュー コース を つくり 、 多く の 生徒 が 登校 できる よう に なっ た 取組 を 行っ て いる 愛媛 県 の 松山 学院 高校 で は 、 例えば 、 両校 に は 似 た 特徴 が たくさん ござい ます 。 ど 真ん中 に 置い て いる 理念 が 、 どちら も 、 今 まで の 固定 観念 を 捨て て 、 学校 が 子供 から 学び 、 寄り添っ て いく で あっ たり 、 登校 時間 や 時間 割り の 工夫 が なさ れ て おり ます 。 そして 、 子供 たち の 選択 できる もの が あっ たり 、 意欲 的 な 教員 に 手 を 挙げ て 来 て いただく 、 そういった 幾つ か の 共通 事項 が あり ます 。 こう いっ た ノウハウ を 抽出 し た 上 で 、 不 登校 特例 校 を 普及 し て いく こと が 大変 重要 で ある と 思い ます 。   そういった 意味 において 、 不 登校 特例 校 において は 、 教員 の 人事 配置 率 や 、 希望 する 教員 を 募る など の 人事 配置 の 仕方 や 、 スクール カウンセラー 、 スクールソーシャルワーカー 、 支援 員 、 児童 精神 科 医 等 の 専門 家 の 配置 等 の 標準 を 例えば 不 登校 特例 校 の 指導 、 支援 体制 パッケージ と し た 上 で 、 全国 の どこ の 不 登校 特例 校 で も ほか の 学校 の 不 登校 支援 の モデル と なる よう な 取組 を 行える 仕組み を つくる こと も 重要 だ と 思い ます が 、 文部 科学 省 の 認識 を お 伺い し ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 ありがとう ござい まし た 。 よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 深刻 な 教員 不足 について お 伺い いたし ます 。   今 、 学校 現場 は 厳しい 教員 不足 の 状況 です 。 ここ 数 年 は 、 まさに 教育 現場 が 悲鳴 を 上げ て いる 状況 で あり ます 。   この 問題 に 詳しい 、 ゆとり ある 教育 を 求め 全国 の 教育 条件 を 調べる 会 の 山崎 洋介 さん から 、 先日 、 直接 お話 を お 聞き し まし た が 、 二 〇 二 一 年 始業 時 に 公立 学校 全体 で 二 千 五 百 五 十 八 人 も の 教員 不足 が 発生 し 、 全国 的 に 、 年度 が 始まっ て も 産休 、 育休 など の 代替 教員 が 見つから ない ため 、 子供 たち が 自習 を 余儀なく さ れ たり 、 管理 職 が 担任 を し たり する 事例 が 頻発 し て いる 、 欠員 分 の 業務 を カバー する 教員 の 過重 労働 が 更 なる 病気 休暇 や 離職 に つながる 教員 不足 の 負 の 連鎖 が 出 て き て いる と の 指摘 が あり まし た 。   これ は 、 私 たち 公明党 議員 に 届い て いる 声 と 同様 で 、 私 の 地元 の 高知 県 において も 深刻 な 状況 で 、 病 休 、 産休 、 育休 の 教員 が 職場 で 出 て も 、 教育 委員 会 の 臨時 教員 の 待機 者 が い ない 状況 で 、 代替 教員 を 送る こと が でき ない ため 、 校長 先生 が 自ら 退職 し た 教員 に 個別 に当たって 、 臨時 教員 を やっ て もらう よう に 頼み込ん で いる という 状況 が 常態 化 し て おり ます 。   六 十 歳 代 は もちろん 、 七 十 歳 代 の 先生 、 この間 は ついに 、 関西 方面 の ある 学校 で は 、 八 十 歳 代 の 元 教員 の 方 に カムバック し て もらっ て 臨時 教員 を やっ て もらう という 状況 に なっ て いる と お 伺い し て おり ます 。   また 、 高知 県 で は 、 近年 、 小規模 、 中規模 の 小学校 の 教頭 先生 は 、 休ん だ 先生 の 後 を 受け て 、 学級 担任 を 兼務 し て いる の は 当たり前 の 状況 に なっ て き て い ます 。   この 状況 に 、 教員 の 精神 状況 は 疲弊 し て き て い ます し 、 何より 、 補充 でき ない 教員 の 職務 を 兼ねる ため 、 子供 たち と 向き合う 時間 が 減少 し て き て い ます 。   子供 の 学習 権 を 保障 し 、 教育 活動 を 充実 さ せる こと を 両立 さ せる に は 、 教員 が 子供 と じっくり 向き合う 時間 を 確保 する こと が 重要 で あり 、 その ため に は 、 正規 の 教員 数 を 増やし 、 教員 一 人 が 担当 する 授業 の こま 数 を 減らし て いく こと が 重要 で あり 、 その こと が 教員 の 長時間 過密 労働 を 解消 する こと に 直結 し て いく とともに 、 子供 の 教育 の 充実 に つながる と 思い ます が 、 文部 科学 省 の 認識 を 改めて お 伺い いたし ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 深刻 な 教員 不足 問題 について 、 もう 一 問 お 伺い いたし ます 。   今 、 何とか この 教員 不足 問題 を 解決 し て いこ う と 、 例えば 特別 免許 状 を 授与 し て の 多様 な 人材 の 確保 等 、 様々 な 取組 を 行わ れ て いる と 思い ます が 、 それでも 、 先 ほど 申し まし た よう に 厳しい 教員 不足 の 状況 です 。   そこで 、 この 問題 対策 に 一つ 提案 が ござい ます 。   それ は 、 既に 教員 免許 を 持っ て いる 大学院生 と 教員 採用 試験 に 合格 し た 大学 四 年生 に 限っ て 、 四 年生 の 後期 に 臨時 教員 として 採用 し て いこ う という 提案 です 。 大学 四 年生 の 後期 と いえ ば 、 理系 は 厳しい と 思い ます が 、 文系 や 教育 系 の 大学 は 、 ほとんど 履修 し て いる 授業 も なく 、 卒業 論文 を 残す のみ という 学生 さん も 多い という ふう に 伺っ て おり ます 。   この 提案 に は 三つ の 効果 が ある と 思っ て い ます 。   一つ は 、 そんなに 全国 的 に も そこ に 対象 する 学生 は 少ない と は 思う ん です けれども 、 教員 不足 の 解消 に つながっ て いく という の が 一つ 目 で ござい ます 。   二つ 目 に は 、 実は 、 今 、 皆さん も 御 承知 の とおり 、 教員 志願 者 数 も 減少 し 、 小学校 において は 競争 率 が 二 倍 を 切ろ う か という 状況 な もの です から 、 新卒 、 新規 採用 者 の 方 が 多く て 、 我々 の とき だっ たら 、 新規 採用 者 について は 、 一 年 目 は 例えば 副 担任 から 始め て いこ う 、 教員 生活 を スタート し て いこ う という 配慮 が でき た ものの 、 今 は そんな 余裕 が なく 、 一 年 目 から いきなり 担任 を 持っ て もらっ て 、 その 中 で 、 なかなか 子供 さん や 保護 者 と うまく いか なかっ た 場合 に 辞め て しまう 、 早い 人 は 新規 採用 に なっ た 九月 に 辞職 し て しまっ た という 話 を 私 も つい 先日 お 聞き し まし た 。   そこで 、 採用 試験 に 合格 し た 大学 四 年生 を 、 大学生 の うち に 、 非常勤 講師 という 立場 で 、 大学 の 指導 教員 に つい て いただい て 、 少し でも 重圧 の 少ない 環境 で 教員 生活 の スタート を 切っ て もらう という こと も 重要 で ある と 思い ます 。   先日 、 ある 大学 の 先生 と お話し し た とき に も 、 せっかく 大学 四 年 で 教職 課程 を 取っ て 、 一生懸命 頑張り 、 採用 試験 も 合格 し て 、 僅か 数 か月 で 辞め て しまう の は 残念 で なら ない と おっしゃっ て おら れ まし た 。   そういった 、 近年 課題 と なっ て き て い ます 若年 教員 の 早期 離職 の 問題 について も 効果 が ある と 考え ます し 、 最後 、 三 点 目 に は 、 非常勤 講師 として 働く こと で 、 お 給料 が 出 ます 。 大学生 の 経済 的 な 支援 に も なり ます 。 この こと で 、 経済 的 に 厳しい 家庭 の 子供 さん が 、 奨学 金 と 併用 し て 、 教職 を 目指し て くれる こと も 出 て くる かも しれ ませ ん 。   ちなみに 、 三 点 が 絡む 問題 です が 、 早期 離職 で 、 早め に 経験 を 積ま せる なら 、 実習 を 増やせ ば いい じゃ ない か という 御 意見 が ある かも しれ ませ ん が 、 これ は 、 実習 と なり ます と 、 受け入れる 現場 の 教員 の 先生 方 の 負担 が 多く なり ます ので 、 先 ほど 言っ た よう に 、 休ん で いる 教員 の 代替 教員 が 来 ず に 、 その 休ん だ 教員 の 職務 を 補充 し て 業務 過多 に なっ て いる 今 の 教育 現場 に は 、 やはり 、 実習 を 増やす という の は し て は いけ ない と 、 この タイミング で は 思い ます 。 やはり 、 現場 が 求め て いる の は 、 教員 として 同じ 立場 で 働い て くれる 方 を 求め て いる の で あっ て 、 臨時 教員 として 行く の が いい と 思い ます 。 大学 四 年生 も 、 大学院生 も 、 実習 と は 違う 、 臨時 教員 という お 給料 を いただく 立場 で 行き 、 その 緊張 感 、 責任 の 中 で 、 一方 で 大学 教員 が 指導 、 サポート 役 で い て くれる 状況 で 教員 生活 を スタート さ せる 、 この 微妙 な バランス が 重要 だ と 思い ます 。   そこで 、 教員 不足 が 深刻 で ある こと を 踏まえ 、 既に 教員 免許 を 持っ て いる 大学院生 や 教員 試験 に 合格 し た 大学 四 年生 を 四 年 次 後期 に 講師 等 として 採用 する こと で 、 切迫 し て いる 教育 現場 を 救い 、 子供 たち の 学び を 保障 し て いく とともに 、 近年 課題 と なっ て いる 若年 教員 の 早期 離職 について も 効果 的 で ある と 考え ます が 、 文科 省 の 認識 を お 伺い いたし ます 。 もう 一 点 、 この 教員 不足 の 中 で 、 実は 、 現場 の 教員 の 先生 方 、 また 大学 の 先生 方 、 学生 さん から 提案 が あっ た こと な ん です けれども 、 実は 、 私 が 教員 に なっ た とき なんか は 、 当時 、 日本 育英 会 の 方 で 奨学 金 を 借り て おり まし た が 、 第 一 種 の 方 を 借り た 教員 に関して は 、 十 五 年間 教員 を 続けれ ば 、 そういった 返還 が 免除 さ れる という システム が ござい まし た 。   これ は やはり 、 非常 に 当時 、 効果 が 大きく て 、 是非 、 今 こう いっ た 厳しい 状況 で は 、 あれ を 復活 さ せ て ほしい 、 又は あれ に 近い よう な 制度 を やっ て いただき たい という 声 が たくさん 上がっ て き て おり ます けれども 、 そういった 、 奨学 金 の 返還 を 免除 する といった 取組 が 有効 だ と 思う もの です けれども 、 そういった 点 に つき まし て の 認識 を お 伺い し たい と 思い ます 。 当時 、 やはり 教員 だけ が そういった 免除 を 受ける の は どう な の か という 御 指摘 が あっ た という ん です けれども 、 永岡 大臣 の 所信 の 中 でも 、 教育 は 国家 、 社会 の 礎 で あり 、 発展 の 原動力 という お 言葉 が あっ た ん です けれども 、 今 、 本当に 教員 を 目指す 人 が 少なく なっ て 、 我々 の とき は 何 十 倍 という 倍率 で 、 講師 の 話 なんか も 、 臨時 教員 の 条件 、 断っ たら もう 二度と ない よ という 状況 が 、 今 は 二 倍 を 切る 、 先 ほど 言っ た よう な 状況 で ござい ます 。   この 国 の 未来 を つくっ て いく 教員 志望 者 が い ない という ところ において は 、 いま 一 度 、 再考 の 価値 が ある の で は ない か と 思い ます ので 、 また 御 検討 を よろしく お願い いたし ます 。   最後 に 、 こう いっ た 不 登校 の 問題 や 教員 不足 、 これら を 解消 し て いく ため に は 、 やはり 、 平成 二 十 七 年 三月 十 三 日 に 公明党 が 衆議院 予算 委員 会 において 提唱 し た 、 チーム 学校 、 教員 だけ で は なく て 、 地域 社会 、 様々 な 方々 が 協力 し て 子供 たち を 育て て いく 、 多く の 大人 が 教育 に 関わり 、 対話 的 な 学びや 人間 性 の ある 学び を 深め 、 社会 が 子供 の 教育 の ため に 最善 を 尽くす 、 教育 の ため の 社会 の 推進 力 として の チーム 学校 の 更 なる 推進 が 重要 だ と 思い ます が 、 その こと に つき まし て の 文科 省 の 認識 を お 伺い いたし ます 。 本日 は 、 様々 な 御 丁寧 な 答弁 、 ありがとう ござい まし た 。 本当に 、 国 も 県 も 市 も 、 また 現場 も 一体 に なっ て 、 子供 たち の ため に 、 また 、 私 たち も その ため に 頑張っ て まいり たい と 思い ます 。   以上 で 私 の 質問 を 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 自民党 の 上杉 謙太郎 で ござい ます 。   今日 は 、 質問 の 機会 を いただき まし て 、 委員 長 、 理事 の 先生 方 、 また 委員 の 先生 方 に 感謝 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   大臣 の 所信 から 幾つ か 御 質問 し たい という ふう に 思い ます 。   大臣 の 所信 の 中 で 、 冒頭 、 コロナ に関して 御 発言 が ござい まし た 。 子供 たち が 生き生き と 生活 を 送れる よう 、 着実 に 歩み を 進め て いき ます と おっしゃっ て くださっ て おり ます 。   ちょうど 今 、 卒業 式 の シーズン で あり ます 。 先 ほど 、 冒頭 、 菊田 先生 から も 御 質問 あり まし た が 、 卒業 式 における マスク の 取扱い について 、 まだ ちょっと 、 報道 さ れ て い ます けれども 、 なかなか 分かり づらかっ たり も する ところ が あり ます 。 いま 一 度 、 基本 方針 等 について 御 説明 いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   高校生 は もう 卒業 式 が 終わっ た ところ が たくさん あっ て 、 例えば 私 の 地元 です と 、 来週 月曜日 が 中学校 の 卒業 式 、 二 十 三 日 が 小学校 の 卒業 式 で あり ます 。   卒業 式 も そう で あり ます し 、 今 まで コロナ 、 三 年間 で 、 特に 今年 の 中学校 三 年生 は 中学校 時代 全部 コロナ で 過ごし た という こと で あり ます 。 卒業 式 ぐらい しっかり と マスク を 外し て 、 ステージ の 上 で 堂々 と こう 卒業 証書 が いただける 、 そういう 卒業 式 を 期待 を し て おり ます 。   そして 、 卒業 式 のみ なら ず 、 来年 四月 以降 で あり ます けれども 、 今 まで だ と 、 例えば 運動会 、 文化 祭 、 いろいろ な もの で 、 いろいろ な 学校 現場 、 皆様 、 御 苦労 さ れ て い まし た 。 先生 も そう で あり ます し 、 生徒 が 一番 ストレス が あっ た と 思い ます けれども 。 これ で 五月 八 日 の 、 五 類 に 移行 する こと によって 、 学校 の 行事 も そろそろ マスク の ない 通常 の 活動 が できる の か な と 期待 を し て いる ところ で あり ます 。   二月 十 日 の 、 卒業 式 における マスク の 取扱い の 基本 的 な 考え方 、 この 通知 は いい ん です けれども 、 今 ちょうど 、 学校 現場 という の は 来年 の 行事 が もう そろそろ 決まっ て いる ところ です よ ね 。 六月 に 運動会 を やり ます 。 秋 に 文化 祭 とか 、 いろいろ やり ます 。 じゃ 、 去年 と 同じ よう に 今年 も 時短 で やる 、 運動会 は お 弁当 を 食べる と 駄目 だ から 、 午前 中 の 、 十 二 時 過ぎ まで で 運動会 を 終わら せよ う 、 あと 騎馬 戦 みたい に 密 に なる もの は やめよ う です とか 、 今 ちょうど 、 まさに 議論 し て いる ところ な の で あり ます 。   もう そろそろ 早く 、 文科 省 さん も 、 まずは この 三月 中 に 四月 以降 の 指針 を 示し て あげる こと も 必要 です し 、 そう はいっ て も 、 五月 八 日 の 厚 労 省 、 コロナ の 方 の 、 五 類 の 方 の やつ が 決まっ て から 正式 な もの に なる の かも しれ ませ ん けれども 、 二 段階 でも いい です から 、 しっかり 通知 を 出し て 学校 現場 に 混乱 が ない よう に し て いただき たい 、 こういう ふう に 思い ます けれども 、 いかが で ござい ましょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 是非 よろしく お願い し ます 。   というのも 、 私 も 自分 の 息子 の 学校 で PTA の 役員 を やっ て おり ます 。 まさに 先日 、 来年 の 運動会 を どう する か と いう ので 、 今 の ところ 、 うち の 地元 の 小学校 は 、 大体 去年 と 同じ よう に やら ざる を 得 ない の か な という 議論 でし た 、 先生 を 始め 、 我々 親 も 、 分から ない ので 。 例えば 先 ほど 申し上げ た 時短 で 、 十 二 時半 ぐらい に 、 お 弁当 なし で 運動会 を やろ う か という こと も そう で あり ます 。 去年 だ と 、 親 は 、 保護 者 二 名 まで だっ た ん です よ ね 。 パパ と ママ が 来 たら じいちゃん 、 ばあちゃん は 来れ ない という 形 な ん です ね 。 でも 、 これ だ と 、 外 で も あり ます し 、 そろそろ もう 通常 の 運動会 を やっ て も いい と 思い ます 。   四月 から 年度 が 替わる ので 、 三月 中 の 通知 、 あと 五月 八 日 の それ を 見 て 、 また 修正 版 な の か 、 新た な 詳細 版 な の か 分かり ませ ん が 、 二 段階 で 構い ませ ん から 、 是非 とも お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 同じ 学校 現場 の 中 で 、 医療 的 ケア 児 について の 支援 に関して で あり ます 。   医療 的 ケア 児 という の は 、 例えば 胃 瘻 です とか 酸素 チューブ を つけ て いる 子供 たち という こと で あり ます 。   一 年 半 前 に 、 晴れ て 医療 的 ケア 児 支援 法案 という の が 成立 を いたし まし た 。 その 前 から 学校 現場 に対して 文科 省 さん も 補助 を し て くださっ て おり まし た けれども 、 この 法案 が でき た こと によって 一番 いい こと は 、 例えば 酸素 チューブ を つけ て い て も 胃 瘻 を やっ て い て も 、 通常 の 小学校 、 中学校 に 通っ て みんな と 一緒 に 勉強 し たい という 子 が 勉強 できる よう に なる という こと な ん です ね 。 その ため に 看護 師 を 配置 し たり です とか 、 そういう こと が 必要 で 、 そこ を ケア する 、 こういう 法案 な ん です けれども 、 しっかり 、 今回 、 大臣 の 所信 の 中 でも 、 医療 的 ケア 児 に対して 言及 を し て くださっ て おり まし た 。   実際 に 学校 現場 において どの よう に 取組 さ れ て いる の か 、 御 説明 を お願い し たい と 思い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   まだ 周知 が 完全 で なく て と いい ます か 、 やはり 、 お願い を し て も 、 受入れ が 難しい という ふう に 答え て しまう 施設 も あり ます から 、 そういった ところ に しっかり 周知 を し て いただく という こと も そう で あり ます し 、 特別 支援 学校 も 含め て 、 しっかり と これから も 支援 を し て いただき たい と 思い ます 。   続き まし て 、 今 、 三月 です けれども 、 今度 は 四月 から 晴れ て 入園 式 、 入学 式 に なり ます 。 毎年 、 やはり 新 一 年生 、 それ は 小学生 も 中学生 も 高校生 も そう で あり ます けれども 、 交通 事故 が 増える ん です よ ね 。 今 まで 親御 さん 、 例えば 小学校 一 年生 で あれ ば 、 急 に 学校 に 行き 始め て 、 通学 で 、 徒歩 で 行く わけ で あり ます 。 スクールバス の ところ も あり ます けれども 。   これ は 必ず やら ない と いけ ない と 思う ん です けれども 、 子供 たち の 交通 死亡 事故 は ゼロ に し ない と いけ ない という ふう に 思う ん です ね 。 特に 、 通学 の とき に 亡くなる の は あっ て は なら ない わけ で あり ます 。 たまに そういう かわいそう な 事故 という の が 起きる わけ で あり ます が 、 これ は ゼロ に し ない と いけ ない という こと で 、 交通 安全 、 本当に 大事 な ん だ という ふう に 思っ て おり ます 。   文科 省 さん も 、 緊急 安全 点検 、 よく やっ て いらっしゃい ます 。 去年 、 おととし も あり まし た し 、 平成 二 十 四 年 も あり まし た 。 ただ 、 何 か 事故 が 起き て から 、 報道 を 見 て 、 じゃ 、 対策 しよ う 、 じゃ 、 緊急 安全 点検 だ と いっ て 、 各 学校 に 危ない ところ は あり ます か と やっ て い ちゃ 駄目 だ と 思う ん です ね 。 まずは この 前 の 緊急 安全 点検 の 内容 を 消化 する 必要 は あり ます けれども 、 常 日頃 、 危険 な 横断 歩道 とか 、 いろいろ な 要望 は 上がっ て くる わけ で あり ます 。 信号 を つけ て くれ 、 横断 歩道 が ない ところ を 渡っ て 通学 し て いる 、 そういう 通学 路 設定 し て いる ところ だって ある わけ で あり ます から 、 そういう もの を 一つ 一つ しっかり と 対策 を し て 、 それで 交通 死亡 事故 を ゼロ に し て いか なけれ ば なら ない 、 こういう ふう に 考え て おり ます 。   また 、 文科 省 さん だけ で なく て 、 実際 に やる の は 自治体 も そう で あり ます し 、 国道 だっ たら 国交 省 です よ ね 。 信号 を つける ん だっ たら 警察庁 で あり ます から 、 地元 の 公安 委員 会 。 そういう ところ が しっかり 連携 し て やっ て いく べき だ という ふう に 思い ます けれども 、 御 見解 を 教え て ください 。 よろしく お願い し ます 。 強く 要請 を し て おき ます 。   子供 見守り 隊 の おじいちゃん 、 お ばあちゃん とか が 交差点 に 立つ こと で も 一 か所 解消 に なる わけ で あり ます し 、 でも 、 それ も ない 交差点 って たくさん ある ん です よ ね 。 私 は 、 選挙 じゃ ない です けれども 、 選挙 です けれども 、 朝 、 交差点 に 立っ て 演説 し て い ます から 。 いろいろ な 交差点 で やっ て いる ん です けれども 、 みんな 、 いる ところ と 、 い ない ところ 、 随分 あり ます よ 。 いる と 気まずい という の も あり ます ので 、 い ない ところ で やっ て いる という の も あり ます けれども 。 でも 、 交通 量 の 多い ところ で つ じ 立ち する わけ で あり ます から 、 子供 も 横断 歩道 を 渡る ん です ね 。 その とき 、 こう 左折 し て き たり です とか 危ない ん です 。 な ので 、 私 は 、 つ じ 立ち し ながら 、 マイク を 途中 で 黄色い 旗 に 替え て 、 子供 が 通学 する とき 、 その とき は それ を やっ て いる ん です ね 、 ちゃんと 。 ( 発言 する 者 あり ) ありがとう ござい ます 。   なので 、 危険 な 箇所 は 全然 たくさん あり ます から 。 な ので 、 自治体 だけ で なく 、 あと 学校 に も 、 学校 とか 自治体 も 一つ ずつ 上げれ ば いい の か な と 思っ て いる かも しれ ませ ん 、 全て 上げ て ください と 言っ て 、 上げ て 、 対策 を 立て て いただき たい という ふう に 思い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   同じく 、 関連 し て 、 子供 の 安全 という 意味 で は 、 今 、 災害 が 多発 する 、 そういう 時代 に なっ て しまい まし た 。 例えば 、 令 和 元年 の 台風 十 九 号 で は 、 私 ども 福島 県 とか 、 大変 な 被害 に 遭い まし た 。 それ と 、 今度 、 子供 の 安全 という 意味 で 、 今 、 避難 所 が どこ に 指定 さ れ て いる か と いう と 、 学校 という の が 多い です よ ね 、 小学校 も 中学校 も 。 そう する と 、 仮に 、 じゃ 、 河川 が 氾濫 を し まし た 、 その とき に 、 子供 たち は 学校 に 避難 しよ う という とき に 、 通学 路 を 通っ て 避難 し ます よ ね 。 だけれども 、 その 通学 路 が 河川敷 の 上 だっ たら 避難 でき ない じゃ ない です か 。   イメージ で いい ます と 、 例えば 、 もう あれ です けれども 、 昔 の 「 三 年 B 組 金 八 先生 」 という テレビ ドラマ は 、 最初 の オープニング って 河川敷 を 歩い て い ます よ ね 、 金 八 先生 も 生徒 さん も 。 あそこ が もし 氾濫 し て い たら 、 避難 でき ない わけ で あり ます 。 という こと は 、 通学 路 と は 違う 避難 経路 という の を 設定 し て おか ない と いけ ない わけ で あり ます 。   これ は 台風 の とき の 別 の 委員 会 とか でも 御 指摘 さ せ て いただい た ん です けれども 、 そういう ところ を しっかり 対応 し て いく 必要 が ある という ふう に 思い ます が 、 お 考え を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   今 の 取組 も 大事 です ので 、 是非 し て いただき つつ 、 ただ 、 災害 における 避難 という こと で あれ ば 、 地元 の 消防 団 の 人 は 、 どこ が 浸水 し て 、 どこ が 浸水 し ない か 分かり ます から 。 文科 省 さん で 、 地域 連携 の 、 学校 を 中心 として そういう 取組 も やっ て いる わけ です から 、 そういう 箱 も 利用 し て 、 しっかり と 、 災害 が 起き た とき に 、 自然 災害 が 起き た とき に 安全 に 避難 できる という の を ちゃんと シミュレーション を し た 方 が いい と 思い ます ので 、 是非 促す よう に よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   もう 一 点 、 災害 という こと に 関連 を し まし て 、 避難 し なけれ ば なら ない 状況 という の は 、 困っ た こと に 、 今 、 自然 災害 だけ で なく なっ て しまっ た という こと で あり ます 。 日本 を 取り巻く 安全 保障 環境 が これ だけ 極めて 不安定 な 現在 に あっ て 、 万が一 ミサイル が 飛ん で くる 、 着弾 を し て しまう 、 そういう 可能 性 も なき にし も あら ず という ところ で あり ます 。 じゃ 、 そういった とき に 子供 たち を しっかり 守れる の です か 、 万が一 、 それ で 着弾 する お それ が あっ た とき に どう やっ て 避難 する ん です か という こと は 、 そろそろ 議論 を し て いか なけれ ば なら ない 、 既に し て い ます けれども 、 と なっ て いる 状況 で あり ます 。   国民 保護 の 視点 という こと が 大事 な わけ で あり ます けれども 、 学校 現場 において 今 どういう ふう に 検討 さ れ て いる の か 、 教え て いただけ ます か 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど の 台風 です とか 自然 災害 の とき を 含め て 、 是非 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   学校 で は 避難 訓練 を する わけ で あり ます から 、 ただ 、 その 避難 訓練 において 、 子供 たち に対して 、 ミサイル の ため の 避難 訓練 と 言う べき か どう か 、 そういう の は また 一つ 、 慎重 に 議論 し なけれ ば なら ない こと で ある という ふう に も 思い ます し 、 ただ 、 万が一 が あっ た とき に 、 教育 委員 会 と 各 学校 の 現場 で 何 を し て いい か 分から ない という ふう に なっ て は 困る わけ で あり ます 。 机 の 下 に 潜る ん でしょ う けれども 、 しっかり シミュレーション し ない と いけ ない 。 それ は ミサイル も そう です し 、 災害 が 起き た とき 、 津波 も 台風 も 地震 も そう で あり ます 。 そういった こと を しっかり と 日頃 から やっ て いく 、 先生 方 が 、 どういう ふう に やる か という の を 理解 し て 、 頭 の 中 に 入れ て おく こと が 大事 で ある という ふう に 思い ます から 、 しっかり よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   学校 について は 以上 で あり まし て 、 続い て 、 別 の 質問 に 移り たい という ふう に 思い ます 。   災害 に も 関係 いたし ます が 、 明日 で 三 ・ 一 一 を 迎え ます 。 東日本 大震災 から 十 二 年 という ところ で あり ます 。   十 年 を 超え た ところ から 、 創造 的 復興 という こと で 、 福島 県 も 多々 復興 を 、 しかも 政府 、 関係 の 皆様 から 御 支援 を いただい て 、 復興 し て き た ところ で あり ます 。   そういった 中 で 、 今回 の 大臣 の 所信 の 中 でも 、 福島 国際 研究 教育 機構 について 言及 を し て くださっ て おり ます 。 しっかり 支援 し て くださる という ふう に おっしゃっ て いただい て おり ます 。   この 福島 国際 研究 教育 機構 が 、 福島 県 の 創造 的 復興 と 今 言っ て いる ん です けれども 、 その 創造 的 復興 の 中身 の 、 具体 策 の 一つ で ある という ふう に 考え て おり ます 。 地元 も みんな 期待 し て いる 機構 で あり ます 。 どの よう に 文科 省 さん として 御 支援 を いただける の か 、 御 説明 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   復興 庁 任せ に し て は 駄目 だ という ふう に 思う ん です ね 、 レク の とき に も 申し上げ まし た けれども 。 研究 、 教育 を 所管 する 省庁 は どこ です か 。 文部 科学 省 です よ ね 。 文科 省 さん 側 から 見 て み たら 、 別 の 省庁 で 研究 し て くれる わけ で あり ます から 、 この 箱 を もっと もっと 積極 的 に 利用 し たら いい と 思う ん です ね 。   是非 、 そういった 視点 で 、 もっと アサイン し て いただい て 、 縦 割り で 、 ここ は 経 産 省 さん 、 ここ は 農水省 さん 、 いろいろ ある と は 思い ます けれども 、 様々 な 研究 を する に当たって 、 文科 省 さん に しっかり と 関与 し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   というのも 、 この 国際 研究 拠点 で 、 エネルギー 分野 です とか ロボット 分野 とか 、 先端 の 取組 も する わけ で あり ます 。 先端 研究 という の は 、 文科 省 さん 、 管轄 で あり ます よ ね 。 しかも 、 東日本 大震災 、 福島 第 一 原発 事故 が あっ て 、 ある 意味 、 原子力 発電 所 、 原子力 という 技術 は 昭和 の 最先端 技術 だっ た わけ で あり ます 。 その 昭和 の 最先端 技術 が 、 平成 の 時代 に 事故 を 起こし て しまっ た 。 今 、 令 和 の 時代 に なっ て 新た な 時代 を 迎え て 、 そこ に この 研究 機構 を つくっ て くださる わけ で あり ます 。 そこ の 研究 テーマ の 一つ が エネルギー な わけ で あり ます 。   そうしたら 、 どう す べき か と いっ たら 、 令 和 の 時代 に 、 新た に 、 福島 の 創造 的 復興 のみ なら ず 、 日本 、 そして ある 意味 で 人類 に 貢献 する よう な 新しい 次世代 の エネルギー を 開発 する ぐらい の 、 その ぐらい の 意気込み で やる べき で ある という ふう に 思う ん です 。 それ こそ が 本当 の 福島 の 創造 的 復興 だ という ふう に 思う ん です 。 原子力 に 代わる 、 水素 かも しれ ない し 、 もっと 違う 何 か 新しい エネルギー かも しれ ませ ん 、 それ を この 福島 の 研究 機構 で 開発 でき て 、 それ を 世界 に 出せ ば 、 人類 自体 が 変わる わけ で あり ます 。   是非 、 その ぐらい の 気合 、 やりがい を 持っ て やっ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。 私 も 、 福島 県 選出 の 議員 として 、 地元 の 議員 として しっかり と 御 協力 を し て いき たい という ふう に 思っ て おり ます ので 、 どうぞ よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 原発 の 補償 について で あり ます 。   先日 、 原発 の 補償 に対して の 中間 指針 という の が 、 第 五 次 追 補 という 形 で 改定 を さ れ まし た 。 これ は 、 地元 から 多々 いろいろ な 強い 要望 が あっ た という ところ で も あり ます 。   まず 、 一旦 、 この 第 五 次 追 補 について 、 文科 省 の 見解 を 教え て いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   この 第 五 次 追 補 に当たって 、 去年 から 、 私 ども 福島 県 の 県南 地域 という の が 対象 から 外れ て い まし た ので 、 何とか それ を 対象 に 盛り込ん で いただき たい という 地元 の 首長 さん 始め 強い 要望 が あり まし た ので 、 それ を やら せ て いただい て き まし た 。   今回 は その 対象 の 中 に 入ら ない という こと に は なっ て しまっ た ん です けれども 、 引き続き 、 やはり 福島 県 の 復興 を 考える と 、 福島 県 で 一つ な わけ です 。 県南 、 会津 、 そういう 地域 を 外す 。 小さい 地域 地域 で は ない ん です ね 。 福島 という こと で 風評 が 起き て いる という ところ で あり ます から 、 是非 とも 県南 を 対象 に 入れ て いける よう に 、 これから も 努力 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   ただ 、 今回 追加 に は なら なかっ た わけ で あり ます けれども 、 しっかり 東電 の 方 で 、 自主 的 な 賠償 という 形 で 県南 の 皆さん に 賠償 を し て くださる という こと に なっ た ところ で あり ます 。 これ は 、 自民党 の 復興 加速 化 本部 の 方 で も 強い 要望 を 出し た ところ で あり まし た 。   実際 どの よう に なっ て いる か 、 経 産 省 さん に も お越し いただき まし た ので 、 御 説明 いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   しっかり 東電 が 補償 し て くださる よう に 、 引き続き 、 経 産 省 さん の 方 で 後押し を よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   時間 が なくなっ て まいり まし た ので 、 最後 の 方 の 質問 に なり ます けれども 、 日本語 教育 の 推進 について で あり ます 。 これから 法案 が 提出 さ れる もの で あり ます ので 、 簡単 に ちょっと 御 質問 し たい という ふう に 思い ます 。   日本語 教育 の 推進 について は 、 宮内 委員 長 から も 、 また 中村 部会 長 から も 御 指導 いただき まし て 、 いい 形 で の 提言 が なさ れ た という ところ で あり ます 。   そういった 中 から 、 我が国 が 外国 の 方々 から 選ば れる 国 と なる という こと が 大事 で あり まし て 、 その ため に 、 今回 、 外国 の 方 に 日本語 を 教える に当たって 様々 な 整備 を し て いく という こと で あり ます 。 特に 二つ の 柱 が あっ て 、 日本語 教育 機関 そのもの を 認定 する という こと 、 もう 一つ は そこ で 働く 先生 、 教員 の 資格 制度 という こと 、 この 二つ から でき て おり ます 。   これから の 細かい ところ は 法案 の とき の 委員 会 に 議論 を 委ねる と いたし まし て 、 現在 どの よう に 検討 が さ れ て いる か 、 今後 の 見通し 等 、 御 説明 いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   まだ 質問 が あり まし た が 、 時間 が 来 て しまい まし た ので 、 これ で 終了 し たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 高橋 英明 で ござい ます 。 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   まず 、 質問 が 前後 し ちゃい ます けれども 、 どうぞ 御 容赦 を お願い いたし ます 。 また 、 最後 まで ちょっと 質問 、 終わる か どう か 微妙 です けれども 、 終わら ない 場合 に は 、 御 容赦 の ほど 、 お願い を し たい と 思い ます 。   では 、 早速 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 、 教科書 検定 について です けれども 、 東京書籍 の 「 新 高等 地図 」 です か 、 約 千 二 百 か所 の 訂正 が あっ た という こと な ん です が 、 この 教科書 、 大臣 、 御覧 に なり まし た か 。 私 も 見 た ん です けれども 、 訂正 前 と 訂正 後 、 両方 こう やっ て 見 た ん です けれども 、 まあ よく 千 二 百 か所 も 見つけ た な と 感心 し まし た ね 。 両方 見比べ て も なかなか 私 は 分から なかっ た ん です けれども 、 本当に ちょっと びっくり いたし まし た 。   そこで 、 まず 、 文科 省 、 どの よう な 検定 方法 を 取っ て いる の か 、 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   という こと は 、 文科 省 として は 、 そんなに 細かい 、 今回 の よう な 細かい こと に は タッチ は し て い ない という こと で よろしい ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 これ は 基本 的 に は あっ て は なら ない こと な ん だ と 思い ます ので 、 何 か 今後 の 対策 の よう な こと は お 考え でしょ う か 。 ごめんなさい 、 ちょっと 通告 に は ない ん です けれども 、 関連 な ので 分かる か と 思い ます けれども 、 これ 、 検査 する 方々 という の は 、 もう ほとんど 変わら ない 、 ある 一定 の 方々 な ん でしょ う か 。 分かり まし た 。   最終 的 に は 自治体 等々 で 採択 を する ん だ と 思う ん です けれども 、 以前 も 話 を し た か と 思う ん です けれども 、 やはり 教育 委員 会 で 教育 長 が これ に する と 言う と 、 そのまま すんなり 決まっ て しまう という の が ほとんど で 、 何となく 出来 レース じゃ ない の か な という ふう に いつも 思っ て いる ん です けれども 、 この 辺 の 、 採択 に当たって の 公平 性 とか 透明 性 という の は どの よう に し て いる の か 、 お 聞か せ ください 。 通知 徹底 、 しっかり と お願い し たい と 思い ます し 、 また この よう な こと が 起き ない よう に 、 是非 御 注意 を し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 部 活動 の 地域 移行 について お尋ね を いたし ます けれども 、 まず 確認 な ん です けれども 、 平日 に 行わ れる 活動 が 部 活動 、 そして 土日 、 休日 に 行わ れる 活動 は 、 これ は 部 活動 で は ない という こと で よろしい ん です よ ね 。 ありがとう ござい ます 。   では 、 この 事業 の 統括 する 組織 、 そして 自治体 において の どの 部署 が 推進 を し て いく の か 、 お 聞か せ ください 。 分かり まし た 。 じゃ 、 平日 と 土日 、 休日 で 担当 が 替わる という 解釈 で いい の か と 思い ます けれども 、 なかなか 難しい の か な と いう 気 が し て 、 今 の ところ しようが ない ん です けれども 。   これ は 、 外部 に 委託 し た とき の 経費 という の は どう なる ん でしょ う か 。 いずれ に し て も 、 多少なりとも 保護 者 の 負担 が 増え て くる の か な と 思い ます けれども 、 この 辺 は 何 か ちょっと フォロー か カバー を し て いか なけれ ば いけ ない ん だ と 思い ます が 。   あと 、 これ は 、 中体連 と の すり合わせ という の は どう なっ て い ます か 。 ありがとう ござい ます 。   いずれ に し て も 、 非常 に これ は 、 結構 難しい 課題 な ん だ と 思い ます けれども 、 やる気 の ある 、 土日 も 俺 は やる ん だ という 先生 も 多分 いる ん だ という ふう に 思い ます ので 、 今 モデルケース で やっ て おら れる と 思い ます けれども 、 しっかり と これ は 見守っ て いき たい という ふう に 思い ます 。   では 、 次に 行き ます 。   次に 、 私立 学校 、 これ は 大学 です ね 、 私 、 大学 の 数 という の は 今 めちゃくちゃ 多く 感じ て いる ん です ね 。 多い だけ 、 うち の 余り 出来 の 芳しく ない 息子 も 大学 に 行け た から よかっ た ん です けれども 。   まず 、 お 手元 に 資料 が ある か と 思う ん です けれども 、 授業 料 、 例えば 平成 元年 、 五 十 七 万 五 百 八 十 四 円 な ん です ね 、 私立 です けれども 。 令 和 三 年 が 九 十 三 万 九 百 四 十 三 円 。 給料 な ん です けれども 、 一 九 九 〇 年 の 平均 給与 が 三 十 二 万 九 千 四 百 四 十 三 円 、 二 〇 二 二 年度 が 三 十 二 万 五 千 八 百 十 七 円 と 平均 が 出 て いる ん です けれども 、 これ は 減っ ちゃっ て いる ん です けれども 、 こういう 状況 で 、 物価 も そんなに 上がっ て い ない に も かかわら ず 、 何で 大学 の 授業 料 だけ こんなに 上がっ て いる ん でしょ う か 。 何だか 昔 は 余り 充実 し て い なかっ た よう な 答弁 です けれども 、 私 の 頃 は 四 十 年 前 です から 、 全然 充実 し て い なかっ た ん です か ね 。 まあ 、 いい や 。   これ 、 正直 、 クラウン とか だっ たら 分かる ん です よ 。 三 十 年 前 の クラウン と 今 の クラウン で は 全然 違い ます から ね 、 だから 金額 も 違う の は 分かる ん です けれども 、 本当に 、 授業 料 は ちょっと 異常 だ な と いう 気 が し て なら ない ん です ね 。   だから 、 給料 も 上がっ て い ない で 授業 料 ばかり こんなに 上がっ ちゃう と 、 これ は もう 奨学 金 を もらっ て 行か ざる を 得 ない と 思い ます ので 、 国 として 、 青天井 に 上がっ て いっ たら 、 我々 は 教育 の 無償 化 、 これ を やろ う と 思っ て い ます から ね 、 大学 まで 。 でも 、 青天井 で どんどん 上がっ て いっ たら 、 これ は 大変 な こと に なっ ちゃう ので 、 何 か 、 授業 料 を 抑える 対策 みたい な の は 、 どう です か 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 、 最初 に 言い まし た けれども 、 大学 の 数 が やはり 多い ん だ と 思う ん です よ 。 だから 、 ある程度 縛り を かけ て 、 やはり 精査 を し て 、 残っ た 大学 に もっと もっと 補助 金 等々 を 手厚く し て いっ た 方 が 絶対 に いい という ふう に 私 は 思っ て いる ん です けれども 、 そういった 支援 を 充実 す べき だ と 私 は 思っ て いる ん です けれども 、 大臣 は いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   私 の 頃 で 、 大学 の 進学 率 は 十 数 % だっ た ん です けれども 、 今 、 六 割 弱 も 行っ て いる という ふう に 聞い て い ます 。 だから 、 少子 化 な ん だ けれども 、 大学 に 通っ て いる 人数 は ほとんど 変わっ て い ない という の が 現実 だ と 思い ます けれども 。   でも 、 この 授業 料 と 給与 の 推移 を 見る と 、 午前 中 、 どなた かも 言っ て い まし た けれども 、 やはり 少子化 に なっ ちゃ い ます よ ね 。 一 人 、 大学 を 出す の に も えらい 大変 だ と 思い ます ので 、 やはり もっと もっと 教育 に は 予算 を つぎ込む べき だ という ふう に 思い ます 。   私 も 二 人 子供 が い ます けれども 、 おかげ さ まで 二 人 と も もう 就職 し て い ます から 、 いやいや 、 楽 です よ ね 。 びっくり する ぐらい 楽 です よ 、 教育 費 が なくなる という の は 。 だから 、 我々 日本 維新 の 会 は 教育 の 無償 化 と 声高 に 言っ て いる ん です けれども 。   是非 とも 教育 に関する 予算 、 もっと しっかり 充実 し て いただき たい という こと を お願い を 申し上げ まし て 、 次に 移り ます 。 もう 時間 が ない ので 。   学校 運営 協議 会 、 この 制度 について ちょっと お 聞か せ いただき たい ん です けれども 、 現在 の 設置 状況 と 、 メリット 、 デメリット 等々 を お 聞か せ ください 。 これ は 、 都市 部 と 地方 によって 、 今 、 五 〇 % 以下 です か 、 設置 、 聞い たら 五 〇 % 以下 という 話 です けれども 、 まあ 、 都市 部 と 地方 で 違う の か な という ふう に 思い ます けれども 、 くれぐれも 地域 負担 と 先生 の 負担 に なら ない よう に 、 しっかり と お願い し たい と 思い ます 。   もう 時間 に なっ て しまい まし た けれども 、 今日 は 特に 、 教育 の 予算 を 増やし て いただける よう 心 から お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり に さ せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 堀場 幸子 で ござい ます 。   本日 は 、 大臣 所信 の 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   今回 の 大臣 所信 、 一番 最初 に 、 やはり 、 人 という 文字 が 出 て き て 、 私 は 本当に 、 大臣 と 志 を 同じ に する な と 思い ながら 聞か せ て いただき まし た 。 やはり 、 人 を 育てる の は 人 です し 、 この 日本 を 支え て いく 人 を 育てる の も また 人 な ん だ という こと の 強い 御 決意 の 表れ か な と 思っ て 聞か せ て いただい て おり まし た 。   その 大臣 所信 の 中 から 、 四 項目 、 本日 は お 聞か せ いただき たい な と 思っ て い ます 。   やはり 、 一番 気 に なり まし た ところ は 、 大臣 所信 の 中 に あり ます 、 給 特 法 に関する 言及 が あっ た という こと です ね 。 法制 的 な 枠組み を 含め た 教師 の 処遇 等 の 在り方 を 検討 し て いく という ふう に お話 し くださっ て おり まし た けれども 、 この 具体 的 な 内容 を 教え て いただき たい と 思い ます 。 ちょっと 余り 、 具体 的 な こと は 全く 見え なかっ た ん です けれども 、 平成 二 十 八 年 の 勤務 実態 調査 で も 、 やはり 、 過労 死 の ライン を 超え て いる 人 が かなり たくさん いる 、 小学校 で 三 〇 % 、 中学校 で 六 〇 % 、 これ は 当時 、 かなり 衝撃 的 な 数字 だっ た という ふう に 思っ て い ます けれども 、 じゃ 、 これから 、 働き 方 改革 で 変わっ て 、 今度 の 新しい 調査 の 結果 で は これ が すごく 改善 し て いる ん だ という 結論 が 出る と は 余り 思え ない ん です ね 。 やはり 、 お 休み さ れる 先生 、 非常 に 多い です し 、 今 、 この 時期 だ と 、 四月 から の 学級 担任 が 見つから ない という 事態 が 発生 し て いる という の は もう 報道 等 で も 明らか です し 、 現場 の 方 から は 多く その よう な お 声 を 頂戴 し て いる ところ だ と 思い ます 。   なので 、 やはり 、 教員 を 目指す こと を やめ て しまう 人 も い ます 、 教員 免許 を 持っ て い て も やら ない 人 も い ます 。 そういった 様々 な 、 魅力 が ない ところ という 次元 で は なく 、 もう 何 か 、 教員 という 仕事 を やっ て いる と 過労 死 に なる ほど 働か なきゃ いけ ない ん だ よ という ふう に なっ て しまっ て いる ん じゃ ない か な と 私 自身 は 思っ て い ます 。   なぜ そう なっ て しまう の か と いう と 、 やはり 業務 が 明確 化 さ れ て い ない ん です よ ね 。 先生 は 生徒 指導 に 資する こと も 全て やる と なる と 、 御 家庭 の こと から いろいろ な こと まで 、 全部 やら なきゃ いけ ない 。 朝 起き られ ない と 言え ば 電話 を し て 起こす 、 そういった 業務 を 全て 学級 担任 が やっ て いる という こと を 見る と 、 やはり 、 業務 の 明確 化 、 そして 残業 手当 を 出す とか 、 あと は 超勤 四 項目 、 これ に関して も しっかり と 見直し が 必要 な の で は ない か な という ふう に 思っ て い ます し 、 これ は 、 抜本 的 な 改革 、 本当に 、 新しい 給 特 法 に なる ぐらい の 改革 が なけれ ば もう 改善 し ない という ふう に 申し上げ させ て いただき まし て 、 今日 は 余り 、 項目 が 多い 割 に 時間 が ない です ので 、 次に 行か せ て いただき たい と 思い ます 。   学校 において 、 宗教 による 虐待 という の は 具体 的 に どの よう な 体制 で 対応 する の か という こと について 御 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   厚 労 省 さん と 一緒 に なっ て QアンドA を たくさん 作ら れ た という ふう に お 聞き し て い ます 。 でも 、 この間 の とき も 言い まし た けれども 、 その QアンドA を 学校 の 先生 たち は 全部 読む ん です か 、 いやいや 、 管理 職 の 皆さん が 分かっ て いれ ば いい ん です よ 、 いやいや 、 でも 、 先生 たち も 困り ます よ ね 。   どういう ところ まで が 学校 に 義務 が あっ て 、 そして どういう ところ まで 学校 が 対応 し て 、 そして 虐待 が あっ た という ふう に 認定 し た 場合 に は どの よう な 体制 を 取る という よう な 、 具体 的 な 体制 づくり について お願い いたし ます 。 今 まで やっ た こと が ない こと を やる という の は 結構 難しい と 思う ん です よ ね 。 ここ は 保護 者 の 方 が 御 信仰 が あり ます から こう な ん です よ ね みたい に 今 まで やってき た こと が 、 それ を 、 いや 、 虐待 という こと で 児 相 に 通告 し て ください ね 、 警察 に 通報 し て ください ね という 、 これ は 結構 、 現場 的 に は ハードル が 高い の で は ない か な という ふう に 思っ て い て 、 目 に 見える 身体 的 な 虐待 の 場合 は それでも 発見 し やすい の か な と は 思う ん です けれども 、 精神 的 な もの という の は 非常 に 深刻 で 大きい し 、 かつ 、 本人 が その ヘルプ を 出す こと が 非常 に 難しい もの な ので 、 そういった こと も 一つ 一つ 丁寧 に やっ て いこ う と する 体制 を 取ろ う と 思う と 、 今 の 学校 の 体制 で は 足り ない という ふう に 思っ て い ます 。   様々 、 文部 科学 省 さん が SC さん 、 SSW さん を 増やそ う と し て くださっ て いる こと は 重々 分かっ て いる ん です けれども 、 それでも 、 あえて 大きな 声 で 言う と 、 足り ない という ところ な ん です ね 。 一 週間 に 一 回 、 若しくは 、 学校 規模 において は 二 回 、 SC の 先生 が い て くれる と し た ところ で あっ た として も 、 日々 の 生徒 の 観察 、 児童 生徒 の 行動 観察 等々 を する に は やはり 時間 が なさ 過ぎ ます し 、 人 が な さ 過ぎ 。   人 が 人 を 育てる ので ある なら ば 、 やはり 学校 現場 、 初等 中等 教育 の 現場 に もっと もっと 大人 の 目と 手 が 必要 だ という こと を 改めて 強く お話し さ せ て いただき まし て 、 次 の 、 誰 も が 学ぶ こと が できる 機会 の 保障 という 項目 に 行き たい な と 思い ます 。   今日 は ちょっと 、 なかなか 、 ちゃっ ちゃ と 行か ない と 最後 まで 行け ない か な と 思っ て いる ので 、 頑張り たい と 思い ます 。   日本語 の 指導 員 、 これ が 非常 に 不足 し て いる 場所 が ある か と 思い ます 。 海外 から たくさん 人 が 来 て くださっ て いる 、 住ん で いる 場所 も そう です し 、 お 父様 、 お母様 が 日本語 が 話せ ない という パターン も ある でしょ う 。 様々 な パターン が あり まし て 、 日本語 が でき て い ない という の は 、 非常 に 、 そこ に いる 子供 たち にとって も 不安 が 大きい こと な ん だろ う な という ふう に 思い ます 。   この 指導 が 十分 に 行わ れ て い ない 地域 も ある 。 それ は 、 日本語 の 指導 員 が 少ない から という 理由 で 行わ れ て い ない 地域 という の が ある ん です けれども 、 それ に対する 方策 は どんな もの が あり ます か という ふう な 質問 な ん です が 、 やはり IC T 、 一 人 一 台 タブレット 、 これ は 国籍 関係 なく 配ら れ て いる はず な ので 、 やはり そこ で IC T 、 今 、 A I の 言語 ツール という の は 、 たまに 英語 とか も 無料 の も あり ます し 、 様々 な 学習 の そういう アプリケーション という の は 開発 さ れ て いる ん です けれども 、 そういった もの を 活用 し て プログラム 化 し て いく という よう な こと を 考え て いる か どう か 、 お尋ね し たい と 思い ます 。 遠隔 教育 という の は 、 向こう 側 に も 先生 が い て 、 Zoom とか そういう の で つながっ て お話 を し て やっ て いく という もの だ と 思う ん です けれども 、 いや 、 そんな こと を し なく て も 、 普通 に 、 言語 な ので 、 AI で おしゃべり し て 、 休み 時間 に それ を やる だけ で 随分 、 反復 練習 に も なり ます し 、 声 に 出し て 、 それ を 聞き取っ て 会話 を し て くれる 、 そういう A I ツール という の は たくさん 生まれ て いる ん です ね 。 後ほど 法案 とか で も ある と 思い ます けれども 、 様々 な 日本語 を 教える という 中 に この A I に関する 言語 習得 ツール という の が 全然 出 て こ ない という の が 、 私 は 、 ちょっと 、 今 の 時代 に マッチ し て いる の か な と 。   人 が 人 を 教える ん です けれども 、 言語 に関して は 、 週 に 一 回 、 例えば そういう 先生 に 、 遠隔 でも いい し 、 実際 に でも いい から 、 会っ て お話し し た として も 、 日々 、 毎日 、 例えば AI で 会話 を 試みる とか 、 何 か 書く 宿題 を やっ て みる とか 、 そういった こと って できる と 思う ん です けれども 、 そういった アイデア という の は 特に 今 、 今後 やら れる 予定 は あり ます か 。 子供 って 、 御存じ だ と 思う ん です けれども 、 結構 すぐ 成長 する ん です ね 。 何 か 一 年 見 ない 間 に 随分 大きく なっ たり 、 この間 ちょっと たまたま 、 二 年 ぶり に 会っ た 中学生 が 、 背 も 大きく なっ て 、 男の子 な ので 、 すごく 大きく なっ て 、 私 は びっくり し て 大きな 声 を 上げ て しまっ た ん です けれども 、 それ ぐらい 子供 って 、 一 年 、 二 年 です ごく 変わる ん です よ ね 。   文部 科学 省 さん とか 教育 委員 会 さん とか と 話し て いる と 、 いや 、 検討 し ます とか 、 考え ます とか という ふう に 言っ て くださる ん です けれども 、 その間 に 子供 って どんどん どんどん 成長 する と 思う ん です 。 な ので 、 こういう 技術 が ある なら ば 、 どんどん 投入 し て 、 試し て み て 、 民間 の もの で も 、 予算 だけ 持っ て あげ て 、 どんどん やっ て みれ ば いい の で は ない か な と 。 そして 、 実証 実験 じゃ ない です けれども 、 やり ながら データ を 収集 し て いく という 方法 で も 、 言語 を 習得 する という こと は 生死 に 関わる わけ で は ない ので 、 そういった 挑戦 を 積極 的 に やっ て いただき たい な という ふう に 思っ て い ます 。   次に 、 アスリート の 国際 競争 力 向上 の お話 を し たい と 思い ます 。   東京 オリンピック ・ パラリンピック の 件 で 逮捕 者 が 出 た という こと は 非常 に 、 本当に 残念 です し 、 やり方 全て が 再度 検証 が 必要 な ん じゃ ない か な という ふう に 思う ぐらい 、 非常 に 残念 でし た 。 感動 し た 分 、 残念 だっ た な という ふう に 思っ て い ます 。   アスリート の 皆さん を つくっ て いこ う という 、 私 たち が 、 皆さん が 思っ て いる 、 そして 夢 が ある 、 そういった もの だ と は 思っ て い ます 。 けれども 、 これ は 部 活動 と の 兼ね合い という ところ を 一つ 、 先ほど うち の 高橋 議員 も 聞い て い まし た けれども 、 やはり 、 部 活動 の 在り方 という の は 、 今 まで は 学習 指導 要領 の 中 で 様々 な 学び に対する 意義 を 持っ て やってき た ん です けれども 、 それ を 維持 し ながら 地域 移行 する という こと な ん だ と は 思う ん です けれども 、 やはり 、 国際 的 な 競争 力 を 持っ て いく よう な アスリート 、 強い 、 国際 大会 で 勝っ て いける よう な アスリート を 育て て いく 、 こう いっ た もの に関して と 部 活動 という もの が 余り 、 今 まで は 、 例えば 競技 によって は 非常 に リンク し て い た と 思い ます 。   強い 中学校 から 高校 に 推薦 で 行っ て 野球 を やっ て 、 甲子園 に 出 て 、 プロ 野球 に 行っ て 、 そして という よう な 夢 を 持っ て いる 子供 たち という の は 非常 に たくさん い た わけ です から 、 今 身近 な エリア で 活動 し て いる 部 活動 が 夢 に つながっ て いる と 思っ て 、 毎日 素振り を 頑張っ て い た 野球 少年 なんか い た と 思い ます 。   だけれども 、 今後 、 部 活動 の 在り方 という の と 、 アスリート の 国際 競争 力 向上 を 目指す という こと の バランス について どの よう に お 考え か 、 教え て ください 。 学校 の 場合 は 、 学校 で やっ て いる とき という の は 、 例えば 、 余り 運動 が 得意 じゃ ない ん だ よ ね という 子 が 、 何 か 友達 に 誘わ れ て 一緒 に 入っ て み た という よう な 部 活動 の 在り方 として やっ て い て も 、 先生 方 が 目 を しっかり と 配っ て いただい て 、 頑張れ 頑張れ と 言い ながら やっ て いる 、 そういった ところ という の は たくさん 目 に し て き た わけ です けれども 、 地域 クラブ に 移行 し た とき に 、 やはり クラブ で は 、 勝利 を 目指し て いる 地域 クラブ という の は 非常 に 多い です し 、 その 評判 が 次 の 人 を 呼ぶ という ふう な こと も あり ます ので 、 非常 に 厳しい クラブ も 多い と 見受け て おり ます 。   地域 移行 し た とき に 、 やはり 、 働い て いる 人 が そこ で 教える という の は なかなか 難しい です から 、 世代 として 、 ちょっと 上 の 、 今 は 現役 を 引退 し た よ という よう な 方 が 地域 の 中 で 子供 たち に 自分 が やっ て い た スポーツ について 教え て みよ う か な という ふう に なっ た とき に 、 非常 に 厳しい と いう か 、 昭和 的 と いう か 、 そういった 指導 に なり がち な 部分 という もの も 、 見 て き て 、 そういう 部分 も ある ん だ な という ふう に は 感じ て いる ところ な ん です ね 。   なので 、 地域 移行 が 、 先生 の 、 先 ほど やっ た 給 特 法 以外 の ところ でも 、 非常 に 重要 な 、 働き 方 の 一つ の ポイント に なっ て いる と 思う ん です けれども 、 この 地域 移行 が 成功 し なけれ ば 先生 方 の 働き 方 改革 の ところ も うまく いか ない です けれども 、 子供 から 見 た とき に 、 学校 で やっ て いる 安心 感 という こと と 、 地域 クラブ に 行く という ところ 、 先生 方 が 学校 の 先生 じゃ ない という 不安 感 という の は 、 恐らく ある ん だろ う な 、 最初 の うち は ある ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て い ます ので 、 先生 たち が 、 別 の 形 で 、 そこで 副業 として 地域 移行 を し て いく 、 支え て いく という よう な 仕組み づくり も 、 そして それ を 奨励 する よう な 形 も 取ら れ て いく ん だろ う と 思う ん です けれども 、 非常 に 重要 な ん だろ う な という ふう に 思っ て い ます 。   なので 、 あくまでも 、 部 活動 という ところ を 維持 し て いただい て 、 余り 運動 は 得意 じゃ ない な という 人 も 積極 的 に 楽しめる よう な 形 を 維持 する という こと も 意識 し て やっ て いただき たい な と いう こと を お願い さ せ て いただき たい な と 思っ て い ます 。   ちょっと 最後 に 、 やはり どうしても 東日本 大震災 の こと を 今日 は 聞き たかっ た ん です ね 。 あした です 。 それで 、 私 たち にとって は 本当に 、 あの 日 を 忘れる こと は でき ない と 、 その とき に 生き て い た 人 たち は 思う と 思い ます 。   今 、 管理 職 で 、 その とき 学校 に い た という 先生 方 が 、 やはり 十 年 、 十 五 年 と たっ て いく と 、 減っ て いっ て しまう ん です ね 。 やはり 、 東日本 大震災 を 教員 として 経験 し た こと の ない 人 が これから どんどん 増え て いく という ところ で 、 私 たち は 、 やはり 、 忘れ ない よう に し なきゃ いけ ない こと を しっかり と 知見 として 蓄え て いか なき ゃいけないんじゃないかなというふうに 思っ て い ます 。   私 自身 は 京都 です ので 、 私 自身 が 高校生 だっ た とき の 阪神 ・ 淡路 について も 、 非常 に 大きな 記憶 として 残っ て い ます 。 あの とき は 、 やはり 長田 は 火事 でし た 。 高速 も 倒れ た し 、 いろいろ な 建物 が 壊れる という よう な 地震 の 被害 は あり まし た けれども 、 やはり 大きな 意味 で は 火事 だっ た と 思い ます 。 やはり 、 地震 が 揺れ たら 火 を 消す という よう な こと が すごく 言わ れ て 、 その後 、 東日本 大震災 の とき は 津波 だっ た と 思い ます 。   こう いっ た 様々 な 教訓 を 生かし て いか なきゃ いけ ない な と いう こと を 日々 思っ て いる ん です けれども 、 この とき に 生き て い た 子供 たち が 本当に 今 どういう 状況 な の か な と いう の は 常に 気 に は し て いる ところ な ん です が 、 心 の ケア という こと を 非常 に 国 は やってき た と 思い ます 。 これ は すばらしい と 私 は 思っ て いる ん です けれども 、 具体 的 に どの よう な 取組 が 継続 し て 、 東日本 大震災 で 被災 し た ところ で は 、 心 の ケア という ところ で は 具体 的 に は どういう もの が 継続 し て いく の か 。   そして また 、 ここ で 得 た 知見 という もの を 全国 に 活用 する べき だ と 私 は 思っ て い ます 。 特に 、 子供 たち が 津波 で あっ たり 地震 で 怖い 思い を し て 、 そして 近しい 人 が 亡くなっ て いっ た 。 そういった ところ で 、 レジリエント 、 もう一度 頑張ろ う と し た 過程 を 、 どの よう な 過程 で つらい 思い から 立ち直る こと が でき た の か 、 そういった 過程 を 研究 し て 、 それ を 知見 として 全国 に やる こと で 、 ほか の 理由 で しんどい 思い を し て いる 子供 たち が 、 よし 、 もう 一 回 立ち上がろ う という 力 に なる ん じゃ ない か な と 思っ て いる ので 、 是非 、 今 、 具体 的 に どの よう な 取組 が 継続 し て 、 そして これ が 全国 に どの よう に 広げ て いく こと が できる の か といった ところ の 御 所見 を お願い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   SC さん の 、 学校 の 先生 たち も そう だ と 思う ん です けれども 、 ここ で スクール カウンセラー さん が 非常 に 有効 だっ た という お話 を 聞い て い ます 。 相談 する 相手 は いる ん です か とか 、 しんどく なっ た とき に しんどい と 言う 相手 は い ます か という よう な 問いかけ を し て 、 そう し たら 子供 たち 、 やはり 、 そこ で 答える こと が できる 人 も いれ ば 、 何 も 答える こと が でき ない 子 も たくさん いる ん だ 、 そういった お話 も 聞い て いる ところ です 。   ここ で やら れ て い た 全員 面談 、 全員 に 取りあえず 会う という こと だっ た と 思う ん です けれども 、 全員 面談 を 東京 都 の 一部 の 学校 なんか 、 中学校 で 、 特に 中学校 一 年生 か な 、 で やっ て いる ところ 、 非常 に 多い と 思い ます 。 全員 面談 という の は 、 SC さん と 顔 を 合わせ て 、 初めて じゃ ない よ ね 、 何 か あっ たら この 人 に 相談 する ん だ よ という 顔合わせ の 意味 も ある と は 思う ん です けれども 、 この すごい 短時間 の 間 に SC さん の 行動 観察 で いろいろ な こと が 分かっ て くる という よう な 、 大きな 取組 で も あり ます 。   私 たち 日本 維新 の 会 は 、 何 度 も 、 先生 の 仕事 の 、 教育 的 な 仕事 と 福祉 的 な 仕事 、 業務 に 分け ましょ う という こと を 主張 さ せ て いただい て い ます 。   これ は 何で それ を しつこく 言う の か と いう と 、 やはり 大学生 で 、 私 も 大学生 だっ た とき に 、 何で 教員 を 目指そ う と 思っ て 教職 課程 を 選ん だ か と いう と 、 子供 たち に 教科 を 教え たかっ た ん です よ ね 。 子供 たち に 勉強 を 教え て 、 あっ 、 楽しい な と 思っ て ほしい な と 思っ た から やり たかっ た ん です けれども 、 そう する と 、 教科 指導 を やり たい ん です よ ね 。 指導 法 の 研究 とか 、 そういう こと を やり たく て 、 夢 を 持っ て 教員 に なろ う と 思っ た けれども 、 いざなっ て み たら 、 やはり 福祉 的 な 業務 が 余りに も 多 過ぎる ん じゃ ない か と 思う ん です よ ね 。   だから 、 ここ を しっかり と 、 業務 を 明確 に 分け て 、 教員 という の は 、 一義的 な 一番 の 仕事 は 教科 指導 と 、 そして 学級 運営 な ん だ と 。 この 二つ を まず 教師 の 仕事 として 、 そして 、 それ に 付随 する 様々 な 事案 に関して は 、 生徒 指導 とか 生活 指導 とか 、 あと は 進路 指導 とか 、 あと 学校 行事 、 こう いっ た もの は 確か に 、 生徒 たち の 楽し さ で あっ たり 思い出 づくり という か 、 そういった もの に なり ます から 、 やっ て いく の は いい ん です けれども 、 それ は 、 それ こそ 大臣 の おっしゃる チーム 学校 で 、 福祉 的 な 業務 、 もっと もっと 学校 内 で アウトソーシング できる よう な 体制 を つくっ て いける よう に 、 私 たち も 質疑 を 頑張っ て やっ て いき たい と 思い ます ので 、 是非 前向き に 御 検討 いただき たい な と 思い ます 。   本日 は ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   私 から も 、 改め まし て 、 明日 、 東日本 大震災 から 十 二 年 目 を 迎え ます 、 亡くなら れ た 多く の 皆様 に 心から 哀悼 の 意 を 表し 、 御 冥福 を お祈り を し たい と 思い ます 。 また 、 今 なお 避難 生活 を 続け て おら れる 方 も おら れ ます 。 お 見舞い を 申し上げ 、 私 たち も しっかり 、 この 震災 の 記憶 を 風化 さ せる こと なく 次世代 に 伝え て いく こと 、 また 、 学校 教育 現場 において も 、 防災 教育 、 大変 重要 で ござい ます ので 、 今後 も しっかり 、 そういう 記憶 を 風化 さ せる こと なく 次世代 に 伝え て いか なけれ ば なら ない という こと を 申し上げ まし て 、 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   本日 は 、 大臣 所信 に対する 質疑 という こと で ござい ます 。 まず 、 所信 の 中 でも 述べ られ て おり まし た G7 関係 閣僚 会議 、 国際 会合 に つき まし て 質問 さ せ て いただき ます 。   五月 に G7 富山 ・ 金沢 教育 大臣 会合 が 開催 を さ れ ます 。 今 、 関連 イベント として 、 三月 に は 中高生 による サミット が 開催 を さ れ ます し 、 四月 に は 世界 の 食 を 楽しむ G7 給食 サミット という もの も 企画 を さ れ て いる という ふう に お 聞き を いたし て おり ます 。   永岡 文部 大臣 に おか れ まし て は 、 この 重要 な 会議 が 日本 で 開催 さ れる に当たって 、 主催 国 の 文部 科学 大臣 として 、 どの よう な テーマ で この G7 関係 閣僚 会合 、 議論 を し 、 また 、 どの よう な 成果 を 目指し て 臨ま れる の か 、 大臣 の 決意 も 含め て お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 大臣 、 ありがとう ござい ます 。   まさに コロナ 禍 は 教育 現場 に も 大きな 影響 を 与え た という ふう に 思い ます ので 、 今後 の 教育 を 考える 上 で 大変 有意義 な 会合 に なる という ふう に 思い ます ので 、 大臣 の 会議 で の 御 活躍 を 心から お祈り を し て 、 御 期待 を 申し上げ たい と 思い ます 。   次に 、 今 大臣 から も お話 が あり まし た 、 新型 コロナ ウイルス 感染 拡大 によって 子供 たち に 大きな 影響 が 及ん だ という こと について 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   三 年 にわたって 新型 コロナ ウイルス 感染 症 が 拡大 を いたし まし て 、 教育 現場 において も 、 密 を 避ける という こと で 、 人 と 人 と の コミュニケーション が 十分 取れ ない 状況 が 続い たり 、 また 、 マスク の 着用 を 含め て 大きく 学校 生活 が 変化 を いたし まし て 、 子供 たち も 、 それぞれ の 年齢 です とか 発達 段階 で 受ける 影響 は 異なる ものの 、 様々 な 深刻 な 影響 を 受け 続け て き た という ふう に 思い ます 。   特に 、 乳幼児 期 に ある 子供 さん について は 、 脳 の 発達 に 与える 影響 です とか 心 に 与える 影響 も 含め て 、 これ は 学童 期 における 子供 さん たち も そう だ と 思い ます けれども 、 体 や 心 に 大きな 影響 を 与え た という ふう に 思い ます し 、 言語 の 取得 です とか 、 認知 機能 、 また 非 認知 機能 の 獲得 、 社会 性 の 発達 など の 面 で 大きく 影 を 落とし た という こと は 否定 でき ない という こと は 、 発達 科学 者 など の 多く の 専門 家 から も 指摘 を さ れ て いる ところ で ござい ます 。   今 こういう 状況 に ある 、 影響 を 子供 たち が 大きく 受け て いる という こと について 、 文部 科学 大臣 として 、 どういう 御 認識 の 下 で 分析 、 また 検証 し て おら れる の か という こと について お 聞き を し た 後 で 、 また 、 特に 児童 生徒 に つき まし て は 、 一斉 休校 です とか 、 オンライン 授業 や 、 学校 で の 行事 、 また 部 活動 が 中止 や 延期 を さ れ た こと によって 大きな 影響 が あっ た という ふう に 思い ます 。 それら に つき まし て 、 私 は 、 長期 的 に 子供 たち に 寄り添い 、 見守り 、 そして 検証 し て 対策 を 講じ て いく という こと が 必要 で は ない か と 思っ て おり ます けれども 、 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 是非 、 寄り添い 、 見守り 、 そして 、 これから も 長期 的 な 視野 におきまして 子供 たち を 見守っ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   続き まし て 、 文部 科学 省 として 幼児 教育 の 長期 追跡 調査 という もの に 取り組ま れる という こと に つき まし て お 聞き を し たい という ふう に 思い ます 。   先生 方 も 御存じ だ と 思い ます けれども 、 一 九 六 〇 年代 に 、 米国 ミシガン 州 で 、 経済 的 に 恵まれ て い ない 三 歳 から 四 歳 の 子供 たち 百 二 十 三 名 を 対象 に 、 二 年間 、 就学 前 教育 を 受け た グループ と 受け なかっ た グループ を 比較 し て 、 その後 の 人生 、 四 十 年 の 長期 にわたって 調査 を し た ペリー 幼児 教育 計画 という もの が ござい ます 。   また 、 この 調査 結果 を 踏まえ て 、 ノーベル 経済 学賞 を 受賞 さ れ まし た ジェームズ ・ ヘックマン 教授 が 分析 、 考察 を 加え られ まし て 、 この 調査 によって 、 経済 的 な 理由 で 教育 機会 に 恵まれ なかっ た 子供 たち が 就学 前 教育 を 受ける こと によって 非 認知 機能 が 育ま れ 、 大人 に なっ て 大変 成功 し た 、 また 健康 に 恵まれる という こと が この 調査 結果 で はっきり 分かっ た という 中 で 、 大人 に なっ て から の 経済 状況 です とか 生活 の 質 の 向上 に 就学 前 教育 が 大変 有効 で ある という 調査 結果 が 出さ れ まし た 。   今回 、 こういう 長期 的 な 追跡 調査 を 開始 する という こと を お 聞き を いたし まし た けれども 、 先 ほど 述べ まし た 調査 と の 関連 も 踏まえ まし て 、 どの よう な 経緯 で 長期 追跡 調査 に 着手 さ れる の か という こと 、 その 目的 や その 必要 性 について お 聞き を し たい という ふう に 思い ます 。 具体 的 な 調査 の 進め方 です とか 、 時期 や 調査 対象 、 調査 の 主体 、 また 方法 、 調査 項目 、 そういう 具体 的 な ところ は これから と いう こと で ござい ましょ う か 。 少し 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 大変 長期 的 な 調査 に なる という ふう に 思い ます けれども 、 この 調査 結果 に つき まし て は 、 先 の こと に なり ます けれども 、 取りまとめ を さ れ 、 公表 さ れ 、 これから の 文部 科学 行政 に 活用 し て いか れる という ふう に 思い ます けれども 、 その 辺り の こと で 御 説明 いただける こと が あれ ば 、 お願い いたし ます 。 大変 貴重 な 調査 に なる という ふう に 思い ます 。   先 ほど 私 が 永岡 大臣 に 申し上げ まし た 、 コロナ 禍 の 子供 たち へ の 影響 という こと について も 、 ちょっと 趣旨 は 違う かも しれ ませ ん けれども 、 いずれ か の 形 で 、 長期 的 な 見守り 、 支援 に 結びつく よう な 調査 という もの も 必要 で は ない か という こと について も 申し上げ させ て いただき たい と 思い ます 。   続き まし て 、 子供 、 子育て 政策 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。   これ は 御 承知 の よう に 、 昨年 の 出生 率 が 、 七 十 七 万 人 と なり まし て 、 八 十 万 人 を 切っ た という 大変 深刻 な 数字 だ という ふう に 理解 を いたし て おり ます し 、 当初 、 国立 社会 保障 ・ 人口 問題 研究所 が 予測 を し て い た 、 この 八 十 万 人 を 切る という の が 二 〇 三 〇 年 を 予測 さ れ て おり まし た ので 、 八 年 も 早く この 数字 が 出 た という こと について も 、 大変 深刻 な 状況 で ある という ふう に 思い ます 。   また 、 厚 労 省 の 調査 によりまして 、 出産 を する 女性 の 九 割 が 二 十 五 歳 から 三 十 九 歳 の 女性 という こと で ござい ます けれども 、 この 女性 の 人口 が 二 十 五 年 後 に は 今 の 人口 より も 二 五 % も 少なく なる という データ も ござい まし て 、 我が国 の 少子化 が 極めて 危機 的 な 状況 に ある という こと を 表す 数字 で は ない か と 思っ て おり ます 。   岸田 内閣 に おか れ て は 、 子供 、 子育て 政策 は 待っ た なし の 、 先送り の 許さ れ ない 課題 として 、 三月 を めど に 小倉 大臣 が たたき台 を 示さ れ まし て 、 六月 に 骨太 の 方針 で 将来 的 な 子供 予算 倍増 に 向け た 大筋 を 示さ れる という こと で お 聞き を いたし て おり ます けれども 、 教育 行政 を つかさどる 永岡 文科 大臣 として 、 今 の この 状況 を 含め て 、 どの よう な 御 認識 で いらっしゃる か という こと について お 聞き を さ せ て いただき ます 。 ありがとう ござい ます 。   国民 民主党 としまして は 、 岸田 総理 に も 要請 を さ せ て いただい て おり ます けれども 、 児童 手当 、 児童 扶養 手当 について は 拡充 を し た 上 で 所得 制限 を 撤廃 す べき という こと で 法律 も 提出 を さ せ て いただい て おり ます し 、 特に 障害 児 福祉 の 所得 制限 撤廃 、 これ は 障害 児 について は 先行 し て 是非 取り組ん で いただき たい という 課題 で ござい ます 。   その 中 で 、 財源 という もの が 、 どうしても やはり しっかり セット で 打ち出し て いか なけれ ば いけ ない わけ で ござい ます けれども 、 国民 民主党 は 、 教育 や 人 づくり に対する 支出 について は 、 従来 から 、 教育 国債 を 創設 す べき だ という こと を 含め 、 法律 も 提出 を さ せ て いただい て いる わけ で ござい ます けれども 、 先般 、 自民党 の 総務 会長 から も 、 教育 国債 という こと が 、 記者 会見 で お 言葉 が あっ た という ふう に 聞い て おり ます けれども 、 この 教育 国債 に対する 永岡 大臣 の 御 見解 という もの 、 是非 お 聞か せ いただけれ ば と 思い ます 。 国民 民主党 として は 、 この 教育 国債 が 必要 だ という こと で 、 引き続き 要請 を し て まいり たい という ふう に 思っ て おり ます 。   続き まし て 、 GIGA スクール 構想 に つき まし て お尋ね を さ せ て いただき ます 。   大臣 所信 の 中 で 、 端末 更新 の 時期 も 見据え つつ という お 言葉 を 述べ られ て おり まし た けれども 、 以前 も 私 、 委員 会 で 質問 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 通信 機器 の 保守 、 更新 に 係る 財政 措置 に つき まし て の 明確 な 方針 が 、 前回 質問 を さ せ て いただい た とき に も 示さ れ ませ ん でし た 。   セキュリティー 確保 に 必要 な ソフトウェア も 含め まし て 、 持続 的 な IC T 機器 の 活用 や 更新 が 図ら れる こと は 、 学校 現場 にとって 極めて 重要 な こと で ある と 考え て おり ます 。 財政 措置 に つき まし て の 方針 について 、 永岡 大臣 に 御 見解 を いただき たい と 思い ます 。 通信 機器 の 保守 、 更新 に 係る 財政 措置 について は 、 是非 早急 に 方針 について 明確 化 を し て いただき たい という こと を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 高校生 の 一 人 一 台 端末 について お 伺い を さ せ て いただき ます 。   令 和 六 年度 まで に 全 都道府県 、 全 学年 宛て に 整備 完了 する という 計画 という こと で お 聞き を いたし て おり ます けれども 、 その 計画 の 進捗 状況 、 また 見通し について お 伺い を し たい と 思い ます 。 実態 調査 、 今 調査 を し て いらっしゃる という ところ だ という ふう に お 聞き を いたし まし た けれども 、 先 ほど 申さ れ まし た 、 やはり 義務 教育 の ところ で しっかり 一 人 一 台 端末 で 学ん だ という こと の 学び を 止める こと なく 、 しっかり 整備 を し て いただく という こと は 大変 重要 だ と 思っ て おり ます ので 、 引き続き 御 努力 いただく よう に お願い を し たい と 思い ます 。   また 、 今後 の 財源 措置 に つき まし て は 、 どの よう な 形 で 今 この 整備 を 進め られ て いる の か 、 今後 も 進め られ て いく の か という 財源 措置 の ところ を ちょっと お 聞き を し たい と 思い ます 。 財源 も 含め まし て 、 令 和 四 年度 は 地方 創 生 臨時 交付 金 を 活用 し て 整備 が 進め られ た という ふう に 聞い て おり ます ので 、 今後 も しっかり 、 この 財政 措置 の ところ も 見通し て 取り組む こと が できる 体制 で お願い を し たい と 思い ます 。   それでは 、 私立 学校 の 整備 状況 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。   公立 学校 に 比べ まし て 、 やはり 整備 は 十分 と 言え ない 状況 で ござい まし て 、 学校 現場 の 実態 を 踏まえ た 上 で 、 実質 一 人 一 台 端末 化 の 実現 へ 向け て 支援 を 強化 し て いただい て 、 また 、 私立 学校 に つき まし て も 、 端末 の 保守 、 更新 の ところ の 負担 の 在り方 という もの が どういう ふう に なっ て いく の か という こと の 大変 不安 も ある という ふう に 聞い て おり ます ので 、 その 辺り も 含め て 、 また 永岡 文科 大臣 に 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   しっかり 、 私立 学校 に つき まし て も 財政 措置 も 講じ て いただい て いる という こと で ござい ます けれども 、 やはり 、 公立 に 比べ まし て 整備 が 十分 と 言え ない 面 も ある という ふう に 思い ます し 、 保護 者 の 負担 という もの も かなり 大きい もの が ござい ます ので 、 私立 学校 も 含め た 整備 の 充実 強化 に 是非 努め て いただき たい という ふう に 思い ます 。   もう 時間 が ほぼ あり ませ ん ので 、 私 から も 、 是非 、 教員 の 働き 方 改革 、 処遇 改善 に つき まし て は 、 給 特 法 の 改正 も 含め て 、 これ まで も 議論 が あっ て おり ます けれども 、 しっかり 取り組ん で いただく こと を お願い 申し上げ て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   まずは 、 統一 協会 問題 で あり ます 。   二月 二 十 八 日 の 宗教 法人 審議 会 で 四 回 目 の 質問 内容 が 了承 さ れ 、 三月 一 日 に 質問 を 教団 側 に 送付 いたし まし た 。 回答 期限 は 三月 十 五 日 と さ れ て おり ます 。 報道 で は 、 解散 命令 請求 の 可否 判断 は 四月 以降 と さ れ て おり ます 。   昨年 十一月 二 十 二 日 に 第 一 回 目 の 質問 権 の 行使 を 行っ て から 、 既に 三 回 の やり取り が あり 、 三 か月 以上 が 経過 し て おり ます 。 四月 という こと に なれ ば 五 か月 です ね 。   今回 、 更に 四 回 目 の 質問 を 行っ た の は なぜ な の か 、 これ は 文部 科学 大臣 に お答え いただき たい 。 しかし 、 こう し て いる 間 に も 、 被害 に 苦しん で いる 方々 は 多数 おら れ ます 。 新た な 被害 者 も 生まれ かね ない わけ です ね 。 既に 、 元 信者 の 方々 約 五 十 人 が 、 弁護 団 とともに 、 十 六 億 円 の 献金 返還 を 求め て 集団 交渉 を 始め まし た 。   これ は 合田 次長 に 確認 し ます が 、 報告 徴収 や 質問 権 の 行使 について 、 教団 側 から 回答 を 待た なく とも 解散 命令 を 請求 する こと を 、 宗教 法人 法 の たて つけ として は 妨げ て おり ませ ん ね 。 五月 七 日 に は 韓国 で 合同 結婚式 が 予定 さ れ て いる と 報じ られ て おり ます 。 それ まで に 何 も し なけれ ば 、 更に 被害 が 拡大 する 可能 性 が ある 。   私 は 、 今 すぐ 解散 命令 請求 に 踏み出す べき で は ない か と 思い ます が 、 大臣 、 いかが です か 。 報告 徴収 、 質問 権 を 行使 する という こと は 、 その 先 に は 解散 命令 が ある という こと は 、 この間 確認 さ れ て おり ます 。   組織 性 、 悪質 性 、 継続 性 について は 、 既に これ まで の 裁判 例 で 証明 さ れ て いる こと だ と 思う ん です ね 。   解散 命令 の 発出 を 確実 な もの に する ため に 、 先 ほど 、 五 回 目 も あり 得る という 話 が あり まし た が 、 更に 質問 権 の 行使 が 必要 で あっ た として も 、 被害 者 を 救い 、 これ 以上 被害 者 を 生ま ない 、 広げ ない ため に は 、 一番 の 道 は 解散 命令 を 早く 請求 する こと だ と 私 は 思い ます 。   一方 、 これ まで 行使 し て き た 報告 徴収 、 質問 権 で あり ます けれども 、 どの よう な 質問 が なさ れ た の か 。 その 質問 内容 について 議論 さ れ た 宗教 法人 審議 会 の 議事 録 は 公開 さ れる ん です か 、 合田 次長 。 裁判 で 決着 が つく まで 出さ ない という 話 な ん です ね 。   一昨日 、 私 が 要求 し て い た この 平成 七 年 の 、 宗教 法人 審議 会 の 審議 の 概要 について という 文書 が やっと 開示 さ れ まし た 。   この 文書 は 、 一 九 九 五 年 の 国会 、 オウム 事件 を 受け て の 宗教 法人 法 改正 案 を 審議 し た 衆議院 宗教 法人 に関する 特別 委員 会 の 理事 会 に対して 、 当時 の 文化庁 が 示し た 資料 な ん です ね 。 当時 も 、 国権 の 最高 機関 たる 国会 が 宗教 法人 法 改正 案 を 審議 する に当たって 、 その 改正 案 について 審議 し た 宗教 法人 審議 会 の 内容 を 何一つ 分から ない まま で は その 役割 を 果たせ ない と の 議論 の 上 に 、 要求 し て 、 当時 も 提出 さ せ た もの で あり ます 。   今 から 二 十 八 年 前 の 国会 で さえ 、 文化庁 は 、 議事 録 の 公表 は でき なく とも 、 これ 、 二 十 五 ページ ある ん です 、 二 十 五 ページ に 及ぶ 宗教 法人 審議 会 の 審議 経過 について という この 文書 を 開示 し て いる わけ です ね 。   ところが 、 今回 は 、 質問 項目 も 、 その 回答 の 概要 も 、 何一つ 公開 し て おり ませ ん 。   今回 の 統一 協会 問題 について は 、 その 被害 の 深刻 さ や 二 世 問題 など 、 当時 同様 、 国民 の 関心 も 高い です 。 加え て 、 国民 の 知る 権利 の 内容 も 当時 に 比べ て 大きく 前進 を し て まいり まし た 。   今回 も 、 国会 の 審議 を 実り ある もの に する ため に は 、 議事 録 や 必要 な 資料 を 適切 な 形 で 開示 し て 、 国民 的 な 議論 に 資する よう に 取り計らう の は 当然 で は ない か 、 こう 思い ます 。   そこで 、 少なくとも 、 議事 録 の 公開 の 在り方 を 宗教 法人 審議 会 で 議論 し て いただき たい 、 少なくとも その こと を 検討 し て いただき たい 。 大臣 、 いかが です か 。 とにかく 、 きちっと 議論 し て いただい て 、 当然 、 国民 の 知る 権利 に 資する よう に し て いただき たい と 思い ます 。   次に 、 学生 寮 の 問題 を 取り上げ たい ん です ね 。   大臣 は 一昨日 、 所信 で 、 少子化 問題 や 格差 解消 の ため に も 、 経済 事情 に よら ず 、 誰 も が 質 の 高い 教育 を 受け られる こと は 大変 重要 と 述べ られ 、 幼児 期 から 高等 教育 まで 切れ目 ない 形 で 、 教育 の 無償 化 や 負担 軽減 を 着実 に 実施 する と 述べ られ まし た 。   そこで 、 資料 一 を 見 て いただき たい ん です 。 今年 三月 末 を もっ て 金沢 大学 の 学生 寮 で ある 泉 学寮 、 白梅 寮 が 廃 寮 さ れよ う と し て いる こと を 報じる 朝日 の 記事 で あり ます 。   寮生 から の 訴え を 受け て 、 私 は 、 今年 一月 十 九 日 、 金沢 大学 泉 学寮 へ 伺っ て 寮生 の 皆さん から 話 を お 聞き し 、 翌日 は 馳浩 石川 県知事 、 御存じ の とおり 元 文部 科学 大臣 、 と お 会い を し 、 その後 大学 関係 者 と も 面会 し 、 学生 の 皆さん の 声 を 直接 届け て まいり まし た 。   この 泉 学寮 の 最大 の 魅力 は 、 寄宿 料 、 寮費 が 一月 七 百 円 。 光熱 費 等 の 必要 経費 を 合わせ て も 一 万 五 千 円 程度 で あり ます 。 寮 は 町中 に ある ので アルバイト も し やすい という こと でし た 。 しかし 、 廃 寮 に なる と 、 現在 は 町中 に は なく 、 キャンパス の ある 山の上 の 学生 留学生 宿舎 へ 移ら なけれ ば なら ない 。 寮費 も 、 北 溟宿 舎 二 万 六 千 八 百 円 、 先魁 宿舎 で も 二 万 二 千 円 以上 、 光熱 費 を 含める と 優に 三 万 円 を 超え て しまい ます 。   学生 たち から は 、 勉強 し たい が 、 学生 留学生 宿舎 へ 移る と バイト を 増やさ ざる を 得 ない 、 バイト を する ため に 大学 へ 来 た の で は ない 、 勉強 に 専念 し たい とか 、 双子 の 兄弟 で 二 人 同時に 大学 入学 、 一 人 は 東京 の 私学 に 進学 し た ため 七 百 円 の 泉 学寮 に 入寮 する こと に し た など と 、 切実 な 声 が 出さ れ まし た 。 寮生 は 一 人 親 家庭 、 浪人 経験 者 が 多い という 声 も 聞き まし た 。   大臣 が 、 経済 事情 に よら ず 、 誰 も が 質 の 高い 教育 を 受け られる こと は 大変 重要 と おっしゃる の で あれ ば 、 この 学生 たち の 声 に 耳 を 傾ける の は 当然 だ と 思い ます が 、 大臣 、 それ は お 認め い た だけ ます ね 。 金沢大学 当局 は 、 学生 に は 入寮 の 際 に 退去 の 確約 書 を 取っ て いる と おっしゃる わけ です 。 それ は 現 三 回生 以下 の 寮生 だけ の こと で あっ て 、 四 回生 を 含む 四 回生 以上 の 学生 から は 確約 書 など は 取っ て い ない こと が 確認 さ れ て おり ます 。 昨日 、 文科 省 も 私 の 目 の 前 で 金沢 大学 に 問い合わせ て 、 四 回生 以上 は 取っ て い ない と 確認 し て おり ます が 、 これ は 間違い ない です ね 。 つけ加え なく て いい ん です よ 。 取っ て い ない ん です 。 三 回生 以下 の 学生 と 四 回生 以上 で は 明確 に 違う ん です ね 。 だから 、 全て 取っ て いる という 議論 は そもそも 成り立た ない ん です 。   そもそも 、 日本 政府 は 、 二 〇 一 二 年 九月 十 一 日 、 長らく 留保 し て き た 国際 人権 規約 、 A 規約 十 三 条 二 項 ( c ) 、 高等 教育 の 漸進 的 な 無償 化 条項 の 留保 を 撤回 する 旨 を 国連 事務 総長 に 通告 いたし まし た 。 今 で は 、 無償 教育 の 漸進 的 な 導入 、 つまり 段階 的 な 学費 無償 化 は 、 日本 政府 の 国際 的 な 責務 と なっ て おり ます 。   泉 学寮 廃 寮 の 話 を 聞い た 私 の 地元 の 金沢 大学 卒業 の 医師 から は 、 自分 も 金沢 大学 の 寮 出身 だ が 、 寮 が あっ た から 進学 でき た 、 安い 寮 を なくさ ない で ほしい という 訴え が 寄せ られ まし た 。 寄宿 料 七 百 円 という 安い 寮 が あっ た から 、 安心 し て 進学 でき た という 話 な ん です ね 。   大学 の 学生 寮 に は 、 集団 生活 による 教育 的 効果 、 コミュニケーション 能力 の 育成 、 外国 人 留学生 と の 混住 による 異 文化 交流 など 様々 な 意義 が ある こと は 十分 分かっ て い ます 。 しかし 、 同時に 、 学生 の 経済 負担 の 軽減 、 福利 厚生 も 学生 寮 の 重要 な 意義 の 一つ で ある と 考え ます けれども 、 これ は 文科 省 も よろしい です ね 。 経済 的 に 困窮 する 学生 の 福利 厚生 施設 として の 寮 を 存続 し て ほしい という の が 、 学生 や 寮生 から 寄せ られ て いる 、 また OB から 寄せ られ て いる 熱い 願い な ん です 。   私 は 、 泉 学寮 で 学生 たち の 話 を 聞い た 翌日 、 馳浩 石川 県知事 と 面会 を いたし まし た 。 こうした 学生 の 思い や 実情 を 伝える とともに 、 県営 住宅 に 学生 が 一定 の 条件 の 下 で 入居 できる よう 検討 し て いる という こと を 確認 を いたし まし た 。 しかし 、 検討 は 進ん で いる ん だ けれども 、 年度内 、 つまり 寮生 の 退 寮 期日 予定 日 で ある 三月 三 十 一 日 まで に は 間に合わ ない と の 見通し で あり まし た 。 そこで 、 その後 、 金沢 大学 事務 方 に 話 を 聞く と 、 既に 県営 住宅 の 活用 について の 県 と の 協議 を 始め て いる と 一月 二 十 日 時点 で おっしゃっ た わけ で あり ます 。   確認 し ます が 、 この よう に 、 国立 大学 と 都道府県 当局 、 自治体 が 連携 協力 し て 学生 の 学び を 支える こと は 大いに 喜ばしい 、 よい こと だ と 思い ます が 、 これ も いい です ね 。 当然 です ね 。   さらに 、 私 に 対応 し て くださっ た 金沢 大学 の 職員 の お 一 人 は 、 本省 の 児童 生徒 課 生徒 指導 室 に おら れ た 方 で ござい まし た 。 この 度 、 初等 中等 教育 の 生徒 指導 提要 の 改訂 作業 に当たって 、 子ども の 権利 条約 、 子供 の 意見 表明 権 について しっかり 書き込ん で いただい た 方 で も あり まし た 。   私 から は 、 今年 一月 十 八 日 に 開催 さ れ た 国大協 の 総会 で は 、 各 国立 大学 の 学長 から 、 物価 高騰 を 反映 する 仕組み を 考え て ほしい 、 大学 の 努力 を 超え て いる など 、 次々 と 悲鳴 の よう な 声 が 上がっ た こと を 大学 に 紹介 し て おき まし た 。   これ も 確認 し ます 。 確か に 、 国大協 の 総会 で 、 各 学長 から そういう 声 が 上がり まし た ね 。 物価高 で 国立 大学 の 経営 が 大変 なら ば 、 学生 の 生活 は もっと 大変 に なっ て いる という 想像 力 を 持っ て ほしい と 私 は 訴え た ん です 。 大学 側 は 、 廃 寮 は 既に 四 年 前 、 二 〇 一 九 年 に 決まっ て いる こと だ と 、 大臣 冒頭 に おっしゃっ た よう な 、 ちゃんと 前々 から 決まっ て いる と おっしゃる 。 しかし 、 自分 たち だって 今 悲鳴 を 上げ ざる を 得 ない よう な 、 従来 の 延長線 上 で ない 物価 高騰 、 新型 コロナ の 影響 、 これ が 起こっ て いる わけ です よ 。 だから 、 運営 費 交付 金 を 、 従来 の 延長 上 じゃ 駄目 だ 、 何とか し て くれ と おっしゃっ て いる 。   これ は 、 本当に 、 その こと を 考えれ ば 、 大臣 が おっしゃる よう に 、 経済 事情 に よら ず 、 誰 も が 質 の 高い 教育 を 受け られる こと は 大変 重要 と 言う の で あれ ば 、 この 問題 に 、 もう ちょっと 、 ちゃんと 学生 たち の 立場 に 立っ て 対応 する 必要 が ある と 思う ん です が 、 大臣 、 思い を 共に し て いただけ ます か 。 個々 の 事情 が ある など と いっ て 放置 すれ ば 、 経済 的 事情 によって 学び が 続け られ なく なる 状況 が 生まれる と 思う ん です ね 。   この 泉 学寮 は 、 四月 以降 の 用途 が 決まっ て いる わけ で は あり ませ ん 。 直ちに 取り壊す 、 そして 土地 を 処分 する という よう な 話 で も あり ませ ん でし た 。 慌て て 放り出す 必要 が ある わけ で は ない ん です ね 。   私 は 、 初等 中等 教育 における 生徒 指導 提要 で も 、 子供 の 意見 表明 権 とか 、 規則 制定 へ の 子供 の 参画 など を 掲げる 時代 な の だ から 、 学生 、 寮生 の 声 を しっかり 聞く こと は 当然 だ 、 よく 話し合っ て もらい たい という ふう に 申し上げ まし た 。   最後 に 残っ た 理由 は 、 大 地震 に 耐え られ ない 、 危険 だ という 、 大臣 が 冒頭 おっしゃっ た こと な ん です けれども 、 耐震 強度 の 不安 です ね 。   あした は 、 各 委員 が おっしゃっ た とおり 、 東日本 大震災 から 十 二 年 。 耐震 化 は 大切 で あり ます 。   しかし 、 資料 二 を 見 て いただき たい 。 これ は 文科 省 から いただい た 資料 で あり ます が 、 大学 が 二 〇 〇 四 年 に 行っ た 耐震 診断 で 、 泉 学寮 の Is 値 が 〇 ・ 二 三 と 耐震 性 が 不足 し て い た ため 、 二 〇 〇 九 年 に 補強 設計 を 行い 、 二 〇 一 〇 年 に 耐震 改修 工事 を 完了 し 、 Is 値 は 〇 ・ 七 一 を 確保 し た と なっ て おり ます 。   国土 交通省 の 基準 で 、 一般 の 建物 は Is 値 〇 ・ 六 以上 、 こう なっ て いる ん です けれども 、 これ でも 、 大 規模 な 地震 に対して 倒壊 や 崩壊 の 危険 性 が 低い 建物 と さ れ て おり ます が 、 しかし 、 学校 施設 は 更に 、 〇 ・ 七 以上 と し て おり ます 。 この 理由 について 、 文科 省 、 お答え いただけ ます か 。 より 安全 を 考慮 し て 〇 ・ 七 以上 に なっ て いる ん です ね 。 〇 ・ 七 一 です から 、 クリア し て いる ん です 。 古い という こと で いう なら ば 、 泉 学寮 より も 、 私 の おり ます 衆議院 議員 青山 宿舎 は 三 年 古い ので 、 ぼろい だけ で 危ない の なら 衆議院 議員 の 方 が 危ない ん です ね 。 大 地震 に は 耐え 得る という こと で あり ます 。   学生 も 、 永久 に 存続 せよ と 言っ て い ない ん です よ 。 学生 たち も 、 せめて 退去 の 確約 書 を 書い て い ない 四 回生 が 卒業 する まで とか 、 新た な 住居 が 決まっ て い ない 寮生 が 住居 を 見つける まで 、 県営 住宅 に スムーズ に 移行 できる まで 寮 の 存続 を 求め て いる ん です よ 。 ところが 、 大学 の 対応 は 冷たい ん です 。   資料 三 を 見 て いただき たい 。 私 が 大学 を 訪ね た 日 の 僅か 十 一 日 後 の 一月 三 十 一 日 に 教育 担当 の 副 学長 名 で 出さ れ た 「 泉 学寮 ・ 白梅 寮 の 廃 寮 」 という 文書 で あり ます 。 令 和 五 年 三月 三 十 一 日 の 十 七 時 をもって 廃 寮 と する から 、 在 寮生 は 同日 同 時刻 まで に 退 寮 を 完了 せよ と 書い て あり ます 。 最 下段 に は 、 期限 まで に 退去 し ない 場合 に は 、 金沢 大学 学生 懲戒 規程 に 基づき 、 何らかの 不利益 処分 が なさ れる 可能 性 が あり ます と まで 書い て あり ます 。   他方 で 、 寮 存続 を 求める 声 が 広がり 、 寮生 だけ で は なく 、 卒 寮生 、 大学 教員 、 学生 、 超党派 の 県議 、 市議 ら の 支援 を 受け て いる と の こと で 、 昨年 四月 に 始め た 署名 は 四 千 百 三 十 二 筆 に 達し 、 今年 二月 二 十 七 日 に は 大学 に 提出 を し た そう で あり ます 。   文部 科学 省 は 、 初等 中等 教育 について は 子供 の 意見 表明 権 、 こういう ふう に うたっ て おり ます けれども 、 高等 教育 局 は 学生 の 声 に 耳 を 傾ける 必要 は ない 、 こう 考え て おる ん です か 。 そんな こと は とっく の 昔 に 論じ た 後 でしょ う 。   それで 、 やはり 大学 、 学生 と も 話し合う 必要 が ある と 、 大臣 も おっしゃっ て いる とおり です けれども 、 やはり 、 経済 的 に 困窮 し て いる 学生 や 家庭 的 な 事情 の ある 学生 など 、 学び の 保障 の ため に は 、 話 を 聞い て 、 誠意 を 持っ て 話し合う べき だ と 思う ん です 。 学生 たち は 、 特に 学長 さん に 会っ て もらい たい 、 そういう 願い を 持っ て いる ん です 。 それ は 大学 の 判断 でしょ う けれども 。   是非 、 それ は 命令 し たり でき ない こと は 重々 分かっ て いる ん です けれども 、 寮生 と 学長 と よく 話し合っ て み て ほしい という 助言 と いい ます か アドバイス を 、 大臣 、 ひとつ やっ て い た だけ ませ ん か 。 最後 の 問い な ん です が 、 実は 、 これ は 大学 だけ の 問題 じゃ ない ん です よ 。   こういう 問題 の 背後 に ある の が 、 やはり 運営 費 交付 金 が 、 さっき 、 国大協 の 総会 で 意見 が 出 た と 。 それ は 、 お金 が ふんだんに あれ ば 、 こんな 問題 は 、 それ は お金 を 糸目 を つけ ず に 使え ば 解決 できる こと です が 、 そう で ない ところ に 一つ の 大きな 問題 が ある と 思う ん です よ ね 。   それで 、 運営 費 交付 金 が どういう 推移 を し て いる か という 資料 を 最後 に 、 資料 五 に つけ まし た 。 これ は 、 はっきり し て いる の は 、 平成 十 六 年 、 二 〇 〇 四 年度 に は 一 兆 二 千 四 百 十 五 億 円 あっ た 運営 費 交付 金 は 、 減らさ れ 続け て き て 、 今 参議院 で 審議 中 の 二 〇 二 三 年度 予算 案 で は 一 兆 七 百 八 十 四 億 円 、 千 六 百 億 円 以上 も この間 に 減らさ れ て しまっ た わけ です 。 昨年 と 比べ て も 二 億 円 減っ て いる ん です 。   大臣 は 所信 で 、 国立 大学 法人 等 の 運営 費 交付 金 や 施設 整備 補助 金 など 基盤 的 経費 を 安定 的 に 確保 し て まいり ます と おっしゃっ た わけ です けれども 、 これ で は 国立 大学 法人 の やはり 大学 運営 そのもの が 到底 成り立た ない 。 そして 、 その しわ寄せ が 学生 たち や 寮生 に 行き かね ない 。   この 点 で 、 運営 費 交付 金 を もっと もっと 増やす 必要 について 、 大臣 、 当然 そういう お 考え を お 持ち だ と 思う ん です けれども 、 御 答弁 を いただき たい と 思い ます 。 時間 が 参り まし た から 終わり ます けれども 、 大臣 は 、 基本 的 に は 各 大学 の 自助 努力 と おっしゃる わけ です けれども 、 その 自助 努力 で いか ない ほど の 事態 が 起こっ て いる という の が 国大協 で 出さ れ た 学長 さん たち の 声 で あり ます から 、 しっかり これ に 応え て いただく よう に 申し上げ て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 中曽根 康隆 で ござい ます 。   今日 は 、 この 貴重 な 質疑 の 時間 を いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   本日 の 議題 は 私学 法 の 改正 で あり ます けれども 、 本題 に 入る 前 に 、 一つ 、 関連 で お 伺い し たい こと が あり ます 。 これ は 個人 的 に 非常 に 危惧 を し て いる 問題 で あり まし て 、 まず 、 そちら について 文科 省 に お答え を いただき たい という ふう に 思い ます 。   私 が 伺い たい の は 、 高等 教育 の 修学 支援 新 制度 の 機関 要件 の 見直し に つい て で ござい ます 。   御 案内 の とおり 、 二 〇 二 〇 年 に 始まっ た 高等 教育 の 修学 支援 新 制度 、 これ は 、 しっかり と し た 進路 へ の 意識 とか 、 又は 進学 意欲 が あれ ば 、 経済 的 に 進学 する こと が 困難 な 学生 で も 大学 、 短大 、 高専 、 専門 学校 に 進学 できる チャンス を 確保 できる よう に 設け られ た 、 学生 個々人 を 支援 する 制度 で ござい ます 。   具体 的 に 申し上げる と 、 住民 税 非課税 世帯 又は それ に 準ずる 世帯 の 学生 に対して 、 授業 料 、 入学 料 の 免除 、 減額 、 さらに は 返済 不要 の 給付 型 奨学 金 の 支給 など 、 多く の 学生 にとって 、 ある 意味 、 命綱 と なっ て いる 大変 重要 な 制度 で ござい ます 。   一方 で 、 学生 が この 支援 を 受ける ため に は 、 その 対象 と なる 学校 に 進学 し なけれ ば この 支援 は 受け られ ませ ん 。 どこ でも いい という わけ で は ない ん です ね 。 学校 側 は 、 その 対象 機関 と なる ため に 、 定め られ た 要件 を 満たし て いる こと が 条件 と なっ て おり ます 。   この 度 、 この 修学 支援 新 制度 が 見直さ れ て 、 二 〇 二 四 年度 より この 機関 要件 が 厳格 化 さ れる こと が 決まり まし た 。 今回 の 見直し により 、 収容 定員 の 充足 率 の 変更 が あり まし て 、 直近 三 年度 全て の 収容 定員 の 充足 率 が 八 割 以上 で ない と 対象 と なら ない という こと に なり まし た 。   この 見直し によって 、 今後 、 本 制度 の 対象 で なく なる 大学 が 出 て くる 可能 性 が ある わけ で あり ます し 、 それ すなわち 、 学生 側 に も 大きな 影響 が ある という ふう に 考え て おり ます 。   まず お 聞き し ます けれども 、 なぜ これ は 厳格 化 する の か 、 今回 の 見直し の 目的 を 教え て いただき たい という ふう に 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   学校 側 の 経営 の 問題 又は 定員 割れ の 問題 、 そういった ところ が ある から 今回 見直し が ある という 話 です けれども 、 この 修学 支援 新 制度 という の は 、 さっき 申し まし た けれども 、 学生 個々人 へ の 支援 が 本来 の 趣旨 で あり ます 。 大学 の 状況 が どう で ある か という の は 、 学生 の 責任 で は あり ませ ん し 、 進学 を 希望 し て いる 学生 に は 別に 何 の 罪 も なく 、 関係 の ない こと と 言え ば それ まで で あり ます 。   たとえ 定員 に 満た ない 学校 で も 、 学生 が 、 あの 先生 の 下 で 学び たい ん だ とか 、 あの 学校 で しか 学べ ない この 分野 について 学び たい ん だ 、 そういった 学生 の 選択肢 を 奪う こと に も なり かね ない ん じゃ ない か という こと を 危惧 を し て おり ます 。   また 、 定員 割れ の 学校 という の は 地方 に 多い という ふう に 認識 を し て い ます けれども 、 この 傾向 が 更に 進む と 、 地方 の 大学 の ほとんど 、 多く が 定員 割れ と なっ て 、 地方 で 修学 支援 新 制度 の 対象 と なる 大学 という の が 国立 大学 だけ に なっ て しまう ん じゃ ない か という こと も 考え られ ます 。 そう なれ ば 、 当然 、 地方 の 学生 たち は 、 地方 で 支援 を 受け られる 学校 が ない ので 、 結局 、 都心 の 学校 を 選ば ざる を 得 なく なる 。   しかし 、 そもそも 、 修学 支援 を 必要 と し て いる 学生 たち という の は 、 その 地域 から 出 て 、 都心 で 暮らし ながら 学校 に 通う なんと いう こと は 、 経済 的 な 面 から 見 て も 難しい という ふう に 思い ます 。 結果 として 、 地域 の 子供 たち の 進学 機会 を 失う こと に なり かね ませ ん し 、 高等 教育 の 進学 率 が 落ちれ ば 、 当然 それ は 国力 全体 の 低下 に つながる お それ が ある の じゃ ない か という ふう に 考え て おり ます 。   大学 を 含め た 教育 機関 の 質 を 上げる こと 、 これ は 大事 です し 、 安定 的 な 経営 を 求める こと も 大事 です けれども 、 それ という の は 、 いわゆる 修学 支援 新 制度 で は なく て 、 ほか の 制度 で 取り組む こと で あっ て 、 さっき も 言い まし た けれども 、 学生 に 特に 関係 の ない 大学 の 経営 の 話 において 、 学生 の 将来 の 選択肢 を 奪っ たり 、 又は 進学 そのもの の 機会 を 奪う もの で あっ て は 絶対 に なら ない という ふう に 考え て おり ます 。   この 制度 が 学生 の 経済 的 支援 を 狙い と する もの で ある の で あれ ば 、 むしろ この 機関 要件 は 、 厳格 化 する ん じゃ なく て 、 緩め た って いい ぐらい の もの で ある かも しれ ない と 思っ て おり ます 。 もちろん 、 文科 省 として 、 限ら れ た 予算 の 中 で 全力 で 支援 を し て いる の は 重々 理解 を し て おり ます けれども 、 今後 、 この 新 制度 、 見直し の 開始 後 に 状況 を 注視 し て いく 上 で 、 もし 必要 で あれ ば 、 この 機関 要件 の 厳格 化 、 これ を また 見直す 、 そういった 検討 の 余地 が ある の か どう か 、 お 答え 願い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今 、 東京 一 極 集中 という こと が 言わ れ て い ます し 、 地方 創 生 という の も ずっと 政府 として 力 を 入れ て やっ て い ます 。 いわゆる 地方 創 生 において 一番 大事 な の は 、 その 地域 に いかに 情熱 を 持っ た 若者 たち が しっかり と 根差し て 、 その 地域 を 盛り上げ て いく か という こと だ と 思い ます 。 本当は 自分 の 地域 の 学校 へ 行き たい のに 、 支援 が 受け られ ない から 都心 に 出る しか ない とか 、 そういった こと という の は 、 ただ 単に 文科 行政 のみ なら ず 、 日本 全体 の 国益 を 失する こと に なり ます し 、 一極 集中 を より 高める こと に なり ます ので 、 今 局長 が おっしゃっ た 包括 的 な 判断 の 中 で 、 どう やっ たら モチベーション の ある 優秀 な 生徒 が 地域 に 残っ て 自分 の 学び たい こと を 学べる 環境 を つくっ て いける か という の を 、 是非とも 考え て いただき たい という ふう に 思い ます 。   私立 大学 という の は 、 地方 の 人材 養成 を 担う ため の 重要 な 拠点 として の 役割 も 担っ て おり ます 。 今 おっしゃっ た とおり で 、 いわゆる 定員 の 充足 率 を 過度 に 重視 し て しまう と 、 そういった 意味 で 、 地域 の 発展 とか 、 独創 的 、 先進 的 な 、 せっかく やっ て いる 地域 大学 の 取組 という の が 台 なし に なっ て しまう こと も あり ます 。 経済 的 な 支援 を 必要 と し て いる 学生 が 安心 し て 自分 の 未来 に 合っ た 学校 を 自由 に 選択 できる よう な 制度 に 是非 とも 今後 も し て いただき たい という ふう に 思い ます ので 、 よろしく お願い いたし ます 。   それでは 、 本題 の 私学 法 に 移り たい と 思い ます 。   皆様 御存じ の 福沢 諭吉 先生 の 言葉 で 、 私立 為 業 という 言葉 が あり ます 。 これ は 、 官 に 頼ら ず 、 私立 で できる こと は 私立 で 行う こと が 独立 し た 個人 を 形成 し 、 ひいては 独立 し た 国家 を 実現 できる という もの で あり ます 。   福沢 諭吉 の 創設 し た 慶応義塾 を 始め 、 明治 初期 から 、 私立 学校 の 果たす 役割 という の は 極めて 大きく 、 大変 優秀 な 人材 を 世の中 に 輩出 を し て まいり まし た 。 そして 、 そういった 学校 の 創設 者 又は マネジメント 層 、 幹部 たち という の は 、 非常 に 崇高 な 理念 と 明確 な 教育 方針 を 持っ た 人格 者 たち で あっ た という ふう に 思い ます 。   一方 で 、 時代 を 今 に 戻し ます と 、 ここ 数 年 、 私立 大学 絡み の 不祥事 が メディア を にぎわせる こと が あり ます 。 先 ほど 申し上げ た 先人 たち 、 教育 に 情熱 を 注い で 、 人材 こそ が 日本 の 未来 を 切り開く と 信じ て 我が国 に 私立 学校 の 礎 を 築い て き た 先人 が 聞け ば 嘆き 、 落胆 する よう な 事件 で あり ます 。   こう いっ た 不祥事 の ケース という の は 、 もしか し たら ごく 一部 の 大学 の 例外 的 な 事象 で ある という 見方 も あり ます 。 しかし 、 これ まで 、 問題 が ある と し ながら も 改正 さ れ て こ なかっ た この 私学 法 が 法人 制度 の 機能 不全 を 起こし て いる と も 考え られる わけ で あり ます 。   学校 法人 運営 によって 、 設置 し た 学校 が 期待 さ れる 教育 や 研究 成果 を 十分 に 上げ て いる の か 、 定員 割れ へ の 対応 を どう し て いる の か 、 又は 、 不祥事 の 防止 など コンプライアンス や 適切 な ガバナンス が さ れ て いる の か 。 我が国 の 公 教育 を 支える 私立 学校 が 社会 の 信頼 と 支援 を 得 て 一層 発展 し て いく ため に 、 今 まさに 実効 性 の ある 改革 を 進める 必要 が ある と 考え て おり ます 。   まず 、 今回 の 改正 の 背景 と ポイント を 大臣 に お答え いただき たい と 思い ます 。 大臣 、 御 丁寧 な 御 答弁 、 ありがとう ござい ます 。   今 まさに 大臣 の 御 発言 の 中 でも あっ た 、 主体性 を 持っ て ガバナンス 改革 を し て いく と 。 各 学校 が 率先 し て 、 自分 たち の 意思 によって 、 主体性 を 持っ て やっ て いく という の は 非常 に 大事 だ という ふう に 思い ます 。 決して 、 押しつけ られ て 改革 を し なきゃ いけ ない という もの で あっ て は 、 恐らく うまく いか ない ん だろ う という ふう に 考え て おり ます 。   そういった 中 で 、 二 〇 二 一 年 に 有識者 会議 が まとめ た 改革 案 という の は 、 私学 団体 から の 強い 反対 意見 が 出 て 、 その後 、 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 という の が 設置 を さ れ て 、 今回 の 改正 案 は 、 当事者 で ある 私学 団体 と 丁寧 な 合意 形成 が なさ れ て いる と 認識 を し て おり ます けれども 、 改めて 確認 し ます が 、 現場 の 、 学校 側 の 理解 が 得 られ て いる もの という 認識 で よろしい の でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   丁寧 な 議論 を 重ね て き て 、 私学 団体 の 意見 も 踏まえ つつ 、 かつ 当初 の 、 本来 の 目的 も しっかり と 維持 し て いる という 、 しっかり と し た 改正 案 に なっ て いる こと が 分かり まし た 。   学校 法人 の 持つ 独自 性 、 そういった もの に 配慮 し て 、 関係 者 の 合意 形成 を 丁寧 に 図り ながら 、 今回 は 一旦 これ で しっかり と 改正 案 として は 出 ます けれども 、 引き続き 、 現場 の 皆さん とも 意見 交換 を し ながら 、 コミュニケーション を 取り ながら 、 着実 に 学校 法人 の ガバナンス 改革 を 進め て いただける 、 そういった もの に し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   私立 学校 を 設置 し て いる 法人 と いっ て も 、 その 規模 は 様々 で あり ます 。 この 改正 法案 の 適用 対象 について 、 一律 で は なく 、 規模 の 区分 を 新た に 導入 する という ふう に なっ て おり ます けれども 、 先ほど も 話 の 出 た 、 どこ まで が 大臣 所轄 学校 法人 で あっ て 、 どこ から が 知事 所轄 学校 法人 の 対象 に なる の か 、 明確 な 区分 は どの よう な もの に なる の か 、 考え を 教え て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   規模 や 区域 、 そういった もの を 鑑み て という 話 で あり まし た 。   今 の お話 に も あり まし た けれども 、 今後 関係 者 の 皆さん と 意見 交換 を し ながら という キーワード が あり まし た けれども 、 そこ は 非常 に 大事 な もの で あり まし て 、 この 規模 、 区域 を 決め て 、 ある 意味 線引き を する こと も 大事 です けれども 、 引き続き コミュニケーション を 取り ながら 、 現場 に 寄り添っ た 制度 に し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   知事 所轄 学校 法人 で も 、 全国 的 に 展開 する 大 規模 な 法人 など も ある と 思い ます 。 こう いっ た 場合 、 大臣 所轄 学校 法人 と 同等 の 扱い を さ れる という ふう に なっ て おり ます けれども 、 ここ でも 、 この 対象 と なる 法人 の 要件 とか 、 また 基準 を 明確 に 示す 必要 が ある と 思い ます 。   要するに 、 大臣 所轄 法人 で あっ て も 小規模 も あれ ば 、 逆 に 、 知事 所轄 で あっ て も 大 規模 も ある 、 ここら 辺 の この 要件 、 明確 に する 必要 が ある と 思い ます けれども 、 ここら 辺 について 教え て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   知事 所轄 法人 が 、 大臣 所轄 法人 と 同じ よう に 規制 や 制限 が 行わ れ て これ まで 以上 の 負担 が 生じ ない よう に 、 慎重 な 対応 が 必要 で ある と 思い ます し 、 経過 措置 について も できる だけ 細やか に 設ける など 、 しっかり と し た 対策 を 是非 とも お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   当然 、 線引き する わけ です から 、 ある 基準 を 明確 に し て 、 それ が 規模 、 区域 、 お金 の 問題 。 ただ 、 そういった 中 で 、 線引き 上 は こっち な ん だ けれども 実態 は とか 、 しわ寄せ が どうしても 現場 に 来る ケース も 必ず 出 て くる と 思い ます ので 、 そこら 辺 も 丁寧 な コミュニケーション 、 意見 交換 を 心がけ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 理事 と 評議 員 の 兼職 禁止 について お 伺い を し たい と 思い ます 。   今回 、 理事 や 評議 員 の 確保 、 これ も 年々 厳しい 傾向 に ある 中 で 、 理事 と 評議 員 の 兼職 禁止 という 規定 が 盛り込ま れる こと に なり まし た 。 趣旨 は 当然 理解 が でき ます けれども 、 先 ほど の 話 に も ちょっと 絡み ます が 、 小さい 法人 など で は 、 なかなか 、 それぞれ 適任 者 の 確保 という の が 大変 に なっ て くる よう な 気 も いたし ます 。   ここら 辺 について 、 文科 省 として の お 考え を 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   ガバナンス 強化 という 意味 において 、 理事 と 評議 員 を しっかり 分ける 、 役割 を 明確 に する 、 再 定義 する の は 非常 に 重要 で ある と 思い ます し 、 これ は 必要 な こと で ある と 思い ます 。   様々 な 経歴 を 持っ た 外部 人材 が 法人 の 理事 、 評議 員 に 加わっ て 、 その 学校 の 教育 や 研究 など に関する 十分 な 情報 提供 が さ れ た 上 で 、 その 理事 、 評議 員 の 見識 が 反映 さ れる よう な 体制 に なれ ば 、 これ まで の 法人 運営 に 大きな 転換 を もたらし て 、 直面 する 多く の 課題 に も 対応 できる 契機 に なる という ふう に 思っ て おり ます 。   同時に 、 今回 の 改正 で 、 評議 員 は これ まで 以上 に 権限 と いう か 役割 を 持つ こと に なり 、 すなわち 責任 も 増す こと に なり ます 。   これ は ちょっと 事前 通告 し て い ない ので 、 もし お答え でき たら で 構わ ない ん です が 、 権限 の 分配 の 見直し が ある わけ です けれども 、 最終 的 な 権限 と 責任 、 これ は 一体 誰 が 持つ の か 。 理事 会 、 理事 長 、 評議 員 と ある わけ です けれども 、 そこら 辺 の 整理 について 、 もし 分かれ ば お答え いただけれ ば と 思い ます 。 あくまでも 執行 機関 は 理事 会 で あっ て 、 そして その トップ で ある 理事 長 という の が 最終 的 な 責任 者 で ある という こと は 、 一つ 明確 に し て おき たい と 思い ます 。 評議 員 という の は あくまでも チェック 機能 で ある という こと が 、 今 また 分かっ た と 思い ます 。   理事 に し て も 、 評議 員 に し て も 、 結局 、 一番 大事 な の は 個人 の 資質 で ある という ふう に 思い ます 。 経営 管理 システム を 改善 し た ところ で 、 最終 的 に は 人 の 問題 で あり ます 。 権力 を 行使 できる 立場 の 人間 が しっかり 、 そういった 人間 で ある ほど 謙虚 で ある べき だ と 思い ます し 、 こうした 人々 が 自律 的 に 誠実 な 行動 を 取っ て いく という こと が 何 より も ガバナンス 的 に は 重要 な こと だ という ふう に 思っ て おり ます 。   時間 も 大分 来 まし た ので 、 最後 に 一言 だけ 申し上げ て 終わり に いたし ます けれども 、 今回 の 私学 法 の 改正 という の は 、 必要 な 改正 で ある こと は 間違い あり ませ ん 。 一方 で 、 教育 機関 として 、 学校 法人 が 、 あるいは 大 多数 の きちんと し て いる 法人 という の が その 手足 を 縛ら れ 過ぎ ない よう に する こと も 非常 に 重要 な こと で ある という ふう に 思い ます 。 私立 学校 の 自主 性 を 損ね ず 、 先ほど 話 に も あり まし た とおり 、 設立 の 経緯 や 建 学 の 精神 など が 尊重 さ れる こと が しっかり と 担保 さ れ て いる という こと が 大前提 と なり ます 。   そして 、 この 度 の 私学 法 改正 において 、 やはり 最も 重要 な こと は 、 先ほど 来 から 出 て いる ガバナンス 強化 も 含め た 組織 の 健全 性 、 体制 の 健全 化 は もちろん で あり ます けれども 、 何 より も 、 その 学校 で 学ぶ 学生 たち 、 そういった 学生 たち にとって 今回 の 改革 が プラス に なる という こと を 一番 肝 に 銘じ て おか なく て は いけ ない という ふう に 思っ て おり ます 。   繰り返し に なり ます けれども 、 やはり 、 学校 側 の 制度 を 変え て いく 、 学校 の 質 を 上げ て いく 、 学校 の 経営 を よく し て いく 、 こう いっ た こと は 、 これから の 未来 を 担っ て いく 学生 にとって は 正直 関係 ない こと で あり まし て 、 自分 たち にとって 、 とにかく 、 修学 の 機会 が 少し でも 増える 、 選択肢 が 広がる 、 そういった 方向 に なる という の が 大前提 の 下 で 、 こう いっ た 学校 の 改革 を しっかり と 、 大人 たち が 大人 たち の 責任 において やっ て いく という こと が 大事 に なっ て くる という ふう に 思い ます 。   不祥事 の ケース など を もっ て 新た に 焦点 が 当たっ た こう いっ た 問題 で 、 これ を 契機 として 、 しっかり と 私学 法 という もの が 改正 さ れ て 、 プラス の いい 方向 に 進む の は 大 歓迎 で あり ます けれども 、 今 申し上げ た とおり 、 未来 ある 若者 、 これ を 、 一部 の 資質 なき 幹部 人材 で ある とか 又は 組織 体制 不備 の 犠牲 者 と し ない ため に も 、 政府 に は 、 今後 の 状況 を 、 推移 を しっかり と 注視 し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   やはり 、 教育 全体 を 見 て も 、 日本 という の は 、 いわゆる 天然 資源 という もの が なかなか ない 、 海外 に 依存 し て いる 中 で 、 人 という もの が 最大 の 資源 で ある という ふう に 言わ れ て おり ます 。   今 、 教育 という もの が 大きく 転換 しよ う と する 中 で 、 いかに 学生 たち が 主体性 を 持っ て 、 自分 の 学び たい こと を 学ん で 、 そして 長所 を 伸ばし 、 そういった 人 たち が 、 いかに 自分 の 地域 を 盛り上げ 、 又は 世界 で 活躍 する よう な 人 に なる か 、 イノベーション を 生ん で くれる か 、 これ に まさに 日本 の 三 十 年 、 四 十 年 後 が 懸かっ て いる わけ で あり ます 。   そういった とき に 、 地方 に 住む 学生 たち 、 そして 、 経済 的 に なかなか 自分 で は 自立 でき ない けれども 、 公 助 が あれ ば 自分 の ポテンシャル を 最大限 に 生かせる 可能 性 を 持っ て いる 学生 たち が 、 その 機会 を 是非 と も つかめる よう な 、 そういった 、 冒頭 の 話 に なり ます けれども 、 修学 支援 制度 も そう で あり ます し 、 今回 、 この 私学 法 の 改正 によって 、 しっかり と ガバナンス の 利い た 健全 な 学校 で 学べる 、 そして それ が 、 生徒 たち の 、 ある 意味 、 マイナス 影響 に なら ない よう な 、 すばらしい 、 徹底 し た 私学 法 の 改正 、 学校 の ガバナンス という の を やっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   もう 残り 一 分 に なり まし た ので やめ ます けれども 、 あくまでも 、 国 の 将来 を 担う 子供 たち にとって 大変 重要 で 、 そして 重大 で ある この 改革 が 速やか に 、 かつ 確実 に なさ れる よう 期待 を いたし まし て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   どうも ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 鰐淵 洋子 で ござい ます 。   本日 は 、 私立 学校 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に つき まし て 質問 さ せ て いただき ます 。   大臣 始め 、 文科 省 の 皆さん 、 よろしく お願い いたし ます 。   まず 、 法案 の 具体 的 な 質問 に 入り ます 前 に 、 私立 学校 の 意義 、 果たす 役割 について 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   私立 学校 の 歴史 を 遡り ます と 、 江戸 時代 、 寺子屋 や 私塾 、 家 塾 、 私学 など と 呼ば れる 民間 の 教育 の 場 が つくら れ まし て 、 その 頃 から 既に 多様 な 教育 が 行わ れ て おり ます 。 そして 、 明治 五 年 、 一 八 七 二 年 に 学制 が 公布 さ れ た 後 、 私立 学校 の 名称 が 正式 に 用い られる よう に なり まし た 。   さらに 、 戦後 の 教育 改革 の 推進 の 中 で 、 私学 の 基礎 を 確実 に する に は 、 学校 の 経営 主体 の 健全 な 発達 を 助成 し 、 これ に 公共 的 、 民主 的 性格 を 付与 する こと が 必要 と 考え られ 、 昭和 二 十 四 年 、 一 九 四 九 年 に 私立 学校 法 が 制定 さ れ て おり ます 。 この 私立 学校 法 によりまして 学校 法人 制度 が 創設 さ れ て 、 現在 に 至っ て いる と 承知 を し て おり ます 。   私立 学校 で は 、 それぞれ の 建 学 の 精神 に 基づき まし て 、 個性 豊か な 活動 が 展開 を さ れ て おり 、 多様 な 人材 を 輩出 し て おり ます 。   そして 、 今 で は 、 私立 学校 に 在籍 する 学生 生徒 等 は 、 その 割合 は 、 大学 、 短大 で 約 七 割 、 高等 学校 で 約 三 割 、 幼稚園 で 約 九 割 を 占め て おり 、 私立 学校 は 質 及び 量 の 両面 から 我が国 の 学校 教育 を 支え て いる と 思っ て おり ます 。 また 、 個人 から し まし て も 、 私 自身 も 私学 出身 で ござい ます が 、 これ まで 学ば せ て いただい た こと 、 また 経験 が 自分 自身 の 土台 に なっ て いる と 思っ て おり ます 。   改め まし て 、 私立 学校 の 意義 や 果たす 役割 について 、 永岡 大臣 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今 、 大臣 の 方 から も 私立 学校 の 果たす 役割 を 述べ て いただき まし た 。 ありがとう ござい ます 。   私立 学校 が これから も 社会 の 信頼 を 得 まし て 、 発展 し 続け て いく ため に も 、 社会 の ニーズ に 応える こと も 重要 で ある か と 思っ て おり ます 。 今後 また 具体 的 に 考え られる こと は 、 やはり 、 豊か な 人生 を 送る ため の リカレント 教育 、 こう いっ た こと も 更に 求め られる と 思い ます し 、 また 、 その ほか 、 デジタル 、 グリーン 等 の 成長 分野 、 これ を 牽引 し て いく という ところ でも 、 やはり 私立 大学 の 果たす 役割 も 大きく なっ て くる か と 思い ます 。 また 、 先ほど も 地方 創 生 という お話 が ござい まし た 。 こう いっ た 地方 を 担っ て いく 人材 の 輩出 、 これ も また 大きな 役割 に なっ て くる と 思い ます 。   いずれ に し て も 、 更に 、 私立 学校 の 求め られる 役割 、 果たす 使命 は 大きく なっ て くる か と 思っ て おり ます 。 その 社会 の ニーズ に 応える こと が 大前提 で は ある ん です けれども 、 です から 、 そもそも 、 社会 、 また 学生 から 不信 感 を 高める よう な こと が あっ て は なら ない 、 これ は もう 大前提 だ と 思っ て おり ます 。 その 上 で 、 今回 、 学校 法人 の ガバナンス 改革 、 これ は もう 最 重要 課題 だ と 思っ て おり ます 。   そこで 、 本 法案 の 趣旨 に つき まし て 、 永岡 大臣 に お 伺い を し たい と 思っ て おり ます 。 ありがとう ござい ます 。   本 法案 に つき まし て は 、 私 も 政務 官 を さ せ て いただい た とき から 検討 が なさ れ て いる もの で 、 今 ちょっと いらっしゃい ませ ん 、 池田 前 副 大臣 も 一緒 に 協議 を さ せ て いただい た こと も ござい まし た 。   そういった 過程 の 中 で 、 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 の 取りまとめ た 提言 に つき まし て 私学 側 から 様々 な 懸念 が 示さ れる など 、 ここ に 来る まで に 紆余曲折 、 様々 な 経緯 が あっ た と 承知 を し て おり ます 。 こう いっ た 様々 な 声 が ある 中 で 、 関係 者 間 の 意見 調整 を しっかり と 行っ て いただい て 、 その 上 で 最終 的 に 現在 の 案 に 落ち着い た と 承知 を し て おり ます 。   そこで 、 改め まし て 、 この 法案 を めぐる これ まで の 経緯 と 、 検討 過程 の 中 で 問題 と なっ た 議論 の ポイント 、 これ を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今 御 紹介 も あり まし た けれども 、 当初 は 評議 員 会 を 最高 監督 、 議決 機関 に する という 案 で ござい まし た 。 この 評議 員 会 を 意思 決定 機関 と する 案 について 、 なぜ この 案 を 採用 する こと が でき ない の か 、 その 理由 について も 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   先ほど から 御 答弁 いただい て い ます と おり 、 こうした 検討 を 経 て 現在 の 法案 が でき上がっ て いる という こと で ござい ます が 、 この 現在 の 改正 案 におきまして も 、 評議 員 会 に 一部 の 議決 権 が 認め られ て いる など 、 評議 員 会 の 権限 が これ まで に 比べ て かなり 強化 さ れ た もの に なっ て いる と 思っ て おり ます 。   言うまでもなく 、 先ほど も 御 答弁 いただき まし た が 、 私立 学校 の 建 学 の 精神 、 多様 性 が 大変 に 重要 で ござい ます ので 、 評議 員 会 の 権限 を 強化 する という 今回 の 改正 案 によりまして 学校 法人 の 建 学 の 精神 が 損なわ れる という 危険 性 は ない の か 、 まだ そういった 懸念 の 声 も ござい ます ので 、 この 点 について どう か 、 お 伺い を し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   先ほど から 申し上げ て いる とおり 、 学校 法人 の 建 学 の 精神 が 損なわ れ ない か 、 この 声 を いまだ に いただい て おり ます ので 、 今 大臣 から も 、 改正 後 において も 意思 決定 、 執行 機関 が 基本 的 に 理事 会 で ある こと は 変わり ない 、 建 学 の 精神 が 脅かさ れる こと は ない という 御 答弁 で ござい まし た ので 、 改めて 、 この 点 は しっかり と 関係 者 の 皆様 に も 丁寧 に 説明 、 周知 を し て いただき たい と 思っ て おり ます 。 特に この 点 が 、 やはり 今 も いただい て いる 声 の 一つ で も あり ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ たい と 思っ て おり ます 。   また 一方 で 、 現在 の 法案 は 当初 案 と 比べ まし て 改革 が 後退 し 過ぎ た の で は ない か 、 そういった 声 も 一方 で ござい ます 。   残念 ながら 、 前回 、 令 和 元年 の 私立 学校 法 改正 以降 も 学校 法人 の 不祥事 は 発生 を し て おり ます 。 せっかく 改正 を 行い ます のに 、 不祥事 を 防止 でき ない よう で あれ ば 、 全く 意味 が ござい ませ ん 。 今回 の 改革 によりまして 学校 法人 の 不祥事 は しっかり と 防止 できる よう に なる の か 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   繰り返し に なり ます が 、 建 学 の 精神 が 損なわ れる こと が ない よう に 、 しっかり と 配慮 し つつ 、 しかし 、 社会 の 信頼 を 得 て いく ため に は 、 そして 発展 し 続け て いく ため に は 、 不祥事 を 防止 する こと が 大変 に 重要 で ござい ます 。 主体 的 に という お話 も ござい ます が 、 しっかり と 主体 的 に ガバナンス 改革 に 取り組める よう に し て いき たい と 思っ て おり ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   次に 、 視点 を 運用 の フェーズ に 移し て まいり たい と 思い ます が 、 改正 後 の 私立 学校 法 は 、 大臣 が 所轄 する 大学 等 を 設置 する 学校 法人 と 、 都道府県 知事 が 所轄 する 高校 以下 を 設置 する 学校 法人 と で 従う べき 規律 内容 が 分かれ て いる など 、 複雑 な 制度 設計 と なっ て いる か と 思っ て おり ます 。 学校 法人 に 必要 な 準備 を 着実 に 進め て もらう ため に も 、 制度 改正 の 現場 で ある 各 学校 法人 や 都道府県 へ の 周知 、 説明 を 丁寧 に 進める 必要 が ある と 考え て おり ます 。   改正 法 施行 まで の 間 、 今回 の 制度 改正 の 趣旨 や 内容 の 周知 等 を どの よう に 進め て いく の か 、 対応 また 方針 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今 おっしゃっ て いただい た とおり 、 この 新 制度 、 効果 を 最大限 に 発揮 する ため に も 、 やはり 関係 者 の 皆様 の 御 理解 、 御 協力 が 重要 に なっ て くる か と 思っ て おり ます 。   その 上 で 、 もう 何 度 も 繰り返し に なり ます が 、 主体 的 に 、 学生 の ため に 、 また 社会 に 貢献 する という 点 で しっかり と し た 改革 が 行わ れる よう に 、 こう いっ た 事前 の 準備 が 大事 に なっ て くる か と 思い ます 。 特に 、 個別 法人 相談 、 これ も 丁寧 に やっ て いただき たい と 思い ます ので 、 それぞれ 、 大学 によって も 地域 によって も 課題 は まちまち です ので 、 御 丁寧 に 対応 し て いただき たい という こと を 改めて 重ね て お願い を 申し上げ て おき たい と 思い ます 。   学校 法人 が 社会 の 信頼 を 得 まし て 、 持続 的 に 発展 し て いく ため に は 、 社会 の 信頼 に 値する ガバナンス を 備える こと が 必要 で あり まし て 、 その ため に 一定 程度 の ガバナンス 強化 が 必要 で ある こと は 全く その とおり で ある と 考え て おり ます 。 その 意味 で 、 本 法案 による ガバナンス 改革 は 妥当 な 内容 に なっ て いる か と 思っ て おり ます 。   他方 で 、 ガバナンス 改革 自体 が 自己 目的 化 する こと は 避け なく て は なら ない と 思っ て おり ます 。   前回 改正 時 に 追加 さ れ た 、 現行 の 私立 学校 法 第 二 十 四 条 に も 、 学校 法人 の 責務 として 、 設置 する 私立 学校 の 教育 の 質 の 向上 を 図る よう 努め なけれ ば なら ない と さ れ て おり ます 。   ガバナンス 改革 は 、 あくまで 、 私立 学校 の 教育 研究 の 質 を 向上 する ため の 手段 の 一つ に すぎ ない と 考え て おり ます 。 今回 の ガバナンス 改革 の 成功 の 鍵 は 、 理事 会 、 評議 員 会 を 始め 、 学校 法人 運営 に 関わる 全て の 方 が 、 設置 する 学校 の 教育 を より よく しよ う と する 共通 認識 の 下 、 また 学生 第 一 、 この 認識 の 下 、 相互 に 牽制 し 合い ながら も 、 対立 する の で は なく て 、 協 働 し て 一体 と なっ て 学校 法人 運営 を 行っ て いく こと が 何 より も 重要 で ある と 思っ て おり ます 。   教育 研究 の 質 を 向上 さ せる ため の 学校 法人 運営 の 鍵 は 対立 で は なく て 協 働 で ある 、 協 働 が 重要 で ある と 考え て おり ます が 、 大臣 の お 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今回 の 改革 が 、 各 学校 におきまして も 、 やはり 、 創立 の 原点 、 建 学 の 精神 、 その 下 で 、 長い 、 すばらしい 歴史 の 積み重ね が ある と 思い ます が 、 その 上 で 、 今回 、 この 改革 を 機 に 改めて その 原点 に 返っ て 、 大学 自体 も 次 の ステップ に 進む 上 で 大事 な 機会 に も なる か と 思っ て おり ます 。 また 、 そう 受け止め て いただける よう に 、 文科 省 として も 、 そういった 環境 整備 も 含め て お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 法案 から 少し 視野 を 広げ まし て 、 私立 学校 振興 について 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   現下 の 極めて 急速 な 少子化 の 進行 は 、 各 大学 における 教育 研究 上 あるいは 経営 上 の 努力 や 工夫 によって 乗り越える こと が 困難 な ほど の 経営 環境 の 悪化 を もたらし かね ない 、 深刻 な 状況 に ある か と 思い ます 。   令 和 四 年 の 出生 数 は 、 速報 値 で 、 御存じ の とおり と 思い ます が 、 調査 開始 以降 最少 の 七 十 九 万 九 千 七 百 二 十 八 人 と なっ て おり まし て 、 我が国 は まさに 、 社会 機能 を 維持 できる か どう か の 瀬戸際 と 呼ぶ べき 状況 に 置か れ て おり ます 。   今後 、 少子化 の 進行 が 我が国 の 教育 に どの よう に 影響 を 与え て いく の か 、 現時点 で は 正確 に 予測 する こと は 困難 で は ござい ます が 、 いずれ に し まし て も 、 私立 学校 について は 、 今後 厳しい 状況 に 置か れ て いく こと が 想定 を さ れ て おり ます 。   しかし 、 その 中 でも 、 社会 の ニーズ を 捉え て 、 社会 で 活躍 する 人材 を 育成 し て いる 私立 学校 に対しまして は 、 しっかり と 支援 を し て いく 必要 が ある と 考え て おり ます 。   その 意味 で 、 成長 分野 を 牽引 する 大学 、 高専 の 機能 強化 に 向け た 三 千 億 円 の 基金 は 、 意欲 ある 私立 大学 が 改革 に 踏み切れる よう な 後押し に なる と 考え て おり ます 。 大臣 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今 国会 も 、 少子化 対策 また 子育て 支援 が 一つ の 大きな 議論 と 、 テーマ と なっ て おり ます 。 そういった 中 で 、 限ら れ た 人 の 中 で 、 どう 育成 し て いく か 、 また 、 学生 を 含め て どの よう に 活躍 できる 社会 を つくっ て いく か と 思っ た とき に 、 やはり この 私立 大学 の 果たす 役割 も 大きく なっ て まいり ます し 、 そういった 中 で 、 私立 大学 も 、 建 学 の 精神 を 基 に 更に 発展 し て いく ため の 支援 という こと で 、 こう いっ た こと も 大変 に 重要 に なっ て くる か と 思い ます 。   少子化 対策 という 観点 から も 、 是非 、 子育て 支援 という 観点 から も 、 私立 大学 の 充実 という こと で 、 しっかり と 文科 省 として も 引き続き 支援 を お願い し たい と 思っ て おり ます 。   他方 で 、 改革 の 意欲 が 不十分 で 、 結果 として 、 定員 未 充足 等 によりまして 財務 状況 が 悪化 し て いる という 私立 大学 に つき まし て は 、 経営 悪化 から 学生 を 保護 する 観点 に 鑑み まし て 、 あくまでも 学生 を 保護 する 観点 から 、 計画 的 な 規模 の 縮小 だっ たり 、 また 、 自主 的 、 円滑 な 撤退 等 を 求め た 経営 判断 を 促す こと も 必要 に なっ て くる か と 思い ます 。   これ は 基本 的 に あっ て は なら ない こと だ と 思っ て おり ます 、 まずは 学生 第 一 に 考え て いか なけれ ば いけ ない と 思っ て おり ます が 、 この 点 に つき まし て 、 文科 省 の 見解 と 今後 の 取組 について お 伺い を し たい と 思っ て おり ます 。 ありがとう ござい まし た 。   やはり 、 学生 の 立場 から し ます と 、 自分 の 大学 、 また 卒業 し た 大学 が 撤退 し ます という こと は 本当に 残念 な こと で あり ます し 、 そういった 意味 で は 、 是非 、 頑張っ て いる 私立 大学 を 社会 全体 で 支え られる よう に 、 文科 省 として も その 機運 醸成 を お願い し たい と 思っ て おり ます 。   人口 減少 、 少子 高齢 化 、 これ は しっかり 止め て いか なけれ ば いけ ない ん です が 、 ただ 、 それ まで に 少し 時間 も あり ます し 、 そういった 意味 で は 文科 省 も しっかり 注視 を し て いただき たい と 思っ て おり ます 。 よろしく お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   冒頭 に も 述べ させ て いただき まし た が 、 私立 学校 は 、 我が国 の 学校 教育 におきまして 大変 大きな 役割 を 果たし て おり ます 。 なく て は なら ない 存在 に なっ て いる か と 思い ます 。 こうした 私立 学校 に おき ます 教育 の 質 を 向上 さ せ まし て 、 更 なる 発展 に つなげ て いく ため に は 、 学校 法人 が 一丸 と なっ て 、 さらに は 我が国 の 私学 全体 が 、 私学 界 全体 が 一丸 と なっ て 取り組ん で いく 必要 が ある か と 思っ て おり ます 。 今回 の ガバナンス 改革 が 私立 学校 の 教育 研究 の 質 の 一層 の 向上 に つながる もの と なる よう に 、 しっかり と 制度 運用 し て いただく よう に 文科 省 として も 引き続き 取り組ん で いただき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   繰り返し に なり ます が 、 やはり 私立 大学 自体 も 自ら 変わっ て いく いい チャンス に も なる か と 思い ます ので 、 是非 とも 、 文科 省 も もちろん です が 、 社会 全体 で 改革 という こと で 、 一緒 に なっ て 取り組ん で いける よう な 制度 運用 を お願い し たい と 思い ます ので 、 最後 、 それ を 要望 さ せ て いただき まし て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   大変 に ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 柚木 道義 で ござい ます 。   質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。 よろしく お願い し ます 。   私学 学校 法 改正 案 について たくさん 通告 し て おり ます が 、 ちょっと 先 に 、 逆 に 、 マスク ルール が 月曜 から 緩和 さ れ て いる 部分 と 、 あと 、 前回 ちょっと 通告 し ながら でき なかっ た 簗 副 大臣 へ の 質問 を 先 に 終わら せ て 、 通告 どおり 入り たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   今朝 、 もう 既に 様々 な 報道 が 、 マスク ルール 緩和 について 報道 さ れ て おり ます 。 その こと も 踏まえ て 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   四月 の 一 日 、 新 学期 、 新 年度 に 向け て という こと で 、 世の中 は 三月 十 三 日 から マスク ルール 緩和 。 ただ 、 なかなか 初日 は 、 実際 、 都内 で も 八 割 ぐらい の 方 が マスク を し て 出勤 あるいは 登 下校 さ れ て い たり と 、 いろいろ な 報道 が 出 て い ます が 、 文科 省 です から 、 学校 現場 を 中心 に 伺い たい ん です が 、 四月 一 日 以降 は 、 私 は 、 もう 今週 中 に も 、 新 学期 に 、 新 年度 に 向け て 、 現場 は 間に合わ ない ので 、 通知 を 出し て くれ という こと を 述べ て まいり まし た が 、 あさって 、 十 七 日 に も 全国 の 都道府県 委員 会 に 通知 が 出る 、 そういう 報道 も 出 て おり まし て 、 是非 お願い し たい ん です が 、 その 十 七 日 の 通知 、 出し て いただける の かも 含め て 、 出し て いただける 場合 に は 、 例えば 、 ちょっと 三 点 ほど 確認 し ます 。   前回 の 質問 で も 、 私 、 例えば 、 満員 電車 と 満員 バス で 、 世の中 、 あるいは 業者 さん の 対応 が 違っ たり する と 、 児童 生徒 、 私 の 上 の 子 も そういう 形 で 通学 する ので 、 混乱 する ので 、 この とき 、 満員 電車 、 満員 バス 、 登 下校 時 や 混雑 時 は マスク を する の か どう な の か 。   あるいは 、 下 の 子 が コロナ 入学 な ん です よ 。 小 一 から 三 年間 、 ずっと 黙 食 、 マスク を し て 、 続け て き まし た 。 これ は 新 年度 から どう なる の か 。   さらに は 、 卒業 式 、 まだ 今 でも 行わ れ て い ます ね 。 三月 十 三 日 、 マスク ルール 緩和 以降 、 そして 、 あさっ て 仮に 通知 が 出る の で あれ ば 、 それ 以降 の 卒業 式 、 そして 入学 式 に つながっ て いく 中 で 、 例えば 校歌 斉唱 、 歌 という こと で いえ ば 部活 など で の 合唱 、 こう いっ た もの が ノー マスク で いい の か どう な の か 。   こう いっ た 点 について 、 是非 、 全国 の 学生 、 保護 者 の 皆さん 、 教職員 の 皆さん に 分かり やすく 御 答弁 を お願い いたし ます 。 今週 中 に 間に合う という 意味 で は 、 だって 、 教育 委員 会 から 出 て 、 学校 に 出 て 、 しかも 、 二 十 一 日 、 祝日 です から 、 今週 中 に 出し て いただける という こと で よろしい です か 。 これ は 通告 も し て い ます ので 、 もう ちょっと 具体 的 に お答え を ください 。   うち の 子供 の 例 も 申し上げ まし た が 、 これ は 、 黙 食 、 通告 を その他 も し て おり ます が 、 黙 食 だけ じゃ あり ませ ん 。 マスク を 着用 を し たい 、 あるいは 、 する 事情 が ある 生徒 児童 さん も おら れ ます から 、 そういった 方 は 当然 し て いただく わけ です が 、 一方 で 、 発達 段階 における コミュニケーション の 取り 方 、 いろいろ な 課題 、 弊害 も 出 て き て おり ます ので 、 その 中 で 、 皆さん も そう だ と 思い ます よ 、 給食 の 時間 って 一番 楽しみ な ん です よ ね 。 コミュニケーション の 場 です よ 。 黙 食 で 、 私 も 参観 日 に 行っ た とき も 、 本当に これ は 、 何しろ 取っ た こと ない ん です から ね 、 これ まで 、 三 年 前 に 入学 し た 子供 たち は 、 うち の 子 も 含め て 。 取る の が 怖い という お子さん も おら れる 。 取っ て も 静か に 黙 食 し て いる という 学校 も ある 。   これ は 、 黙 食 の とき は ノー マスク で 大丈夫 に なる ん です か 、 新 年度 から 。 お願い し ます 。 これ は 国会 の 場 です よ 、 委員 長 。 各社 報道 し て い ます よ 、 もう 具体 で 。 報道 は さ れ て い て も 、 国会 で 答え て いただけ ない 。 全国 の 児童 生徒 、 保護 者 、 教職員 に 責任 持っ て 答弁 し て ください よ 。 給食 、 換気 を 確保 し 、 机 を 向かい合わせる 場合 に は 一 メートル 程度 空けれ ば 黙 食 不要 、 ノー マスク で オーケー な ん じゃ ない ん です か 。 いかが です か 。 これ は 委員 長 、 ちょっと 、 抗議 し ます 。 各社 が 報道 し て い ます よ 、 具体 的 に 。 文科 省 から 話 が 出 て い なかっ たら 、 そんな もの 出る わけ ない じゃ ない です か 。 何で 国会 で 答弁 でき ない ん です か 。   これ で は 法案 質疑 に 入れ ませ ん 。 これ は ひどい 答弁 です よ 。 うち の 娘 は あさって 卒業 式 です よ 。 十 七 日 に 通知 が 出る ん です よ 、 その 日 に 。 その 日 の 卒業 式 、 どう なる ん です か 。   ここ に は 、 校歌 で も 合唱 で も 、 もう ノー マスク で オーケー と 出 て い ます よ 。 十 七 日 の 卒業 式 、 ノー マスク で … … ( 発言 する 者 あり ) いやいや 、 これ まで は マスク 着用 を 推奨 する で やってき た ん です よ 、 十 三 日 より 前 は 。 ノー マスク で オーケー だ と 、 合唱 も 含め て 、 報道 さ れ て い ます よ 。 十 七 日 以降 、 仮に 十 七 日 に 通知 が 出 たら 、 その 日 以降 の 卒業 式 、 合唱 、 ノー マスク で オーケー に なる ん です か 。 御 答弁 ください 。 これ は 詳細 に やり取り し て い ます ので 。 特例 扱い で これ まで は 扱い が 卒業 式 も なさ れ て き まし た が 、 もう これ は 、 十 七 日 に 通知 が 恐らく 出る ん でしょ う けれども 、 まさに うち の 娘 も 卒業 式 で 、 私 は 国会 です から 行け ませ ん が 、 ノー マスク で 、 特例 で は なく て 、 卒業 式 で 校歌 斉唱 も 行える 、 そういう こと で よろしい です か 。 どういう 場面 で 今後 マスク の 着用 を 推奨 する 場面 が ある の か と いえ ば 、 校歌 の 斉唱 、 卒業 式 が まさに 歌 で 合唱 な わけ です が 、 部活 など 、 当然 、 合唱 団 とか 、 そういう 、 歌 を 合唱 する ケース が ある わけ です ね 。 どういう ケース で 今後 マスク 着用 が 推奨 さ れる 場面 が あり 得る の か 。 これ は 昨日 も 通告 で かなり やり取り し て おり ます ので 、 新 年度 以降 に 向け て 、 どういう 場面 で マスク 着用 を 推奨 し 得る の か 、 御 答弁 を お願い いたし ます 。 これ は その 次 の 答弁 な ん です よ 、 今 の は 。 私 が 伺っ た の は 、 大臣 、 それから 、 ちょっと 事務 方 も ちゃんと 渡し て あげ て ください よ 、 答弁 を 耳打ち する ん だっ たら 。 今 の は 次 の 答弁 な ん です が 、 それ は ちょっと もう 一遍 やり ます 、 学校 の 先生 方 の マスク の 着脱 。   それから 、 私 が もう 一つ 問う て も 、 それ まで 多分 御 答弁 さ れ まし た けれども 、 基本 的 に ノー マスク に なっ て いく 流れ の 中 で 、 しかし 、 まさに 御 家族 に 高齢 者 が 同居 、 あるいは 医療 、 介護 、 エッセンシャルワーカー が 御 家族 に おら れる 、 病気 持ち の 方 が おら れる 、 そういう お子さん 、 生徒 さん は マスク さ れ て くる 。 あるいは 、 そういう 生徒 さん が おら れる クラス 、 みんな 、 友達 、 家 に 遊び に 行っ たり 遊び に 来ら れ たり で 分かっ て い ます よ 、 家族 構成 も 、 ある程度 、 どんな 仕事 を し て いる か 。 思いやり を 持っ て 、 そういう とき に は マスク を する よう に 、 お互い が 、 まさに 教育 上 、 思いやり を 持っ て そういう 場面 、 やる よう に しよ う よ と 。 それ を 先生 が 率先 垂範 し て やっ て いただき たい という こと から 、 先生 方 の マスク の 着脱 を 問う た わけ です よ 。 コミュニケーション の 問題 も ある から と 、 後 、 続い て いく わけ です ね 。 それ は 後 の 答弁 。   どういう とき に マスク 着用 を 推奨 し 得る の か という こと を 問う て 、 その 中 で 、 例示 として 合唱 という こと が 一つ の 、 まさに 卒業 式 の 校歌 斉唱 、 国歌 斉唱 、 あるいは 合唱 団 、 部活 あり ます 、 そういう 例示 を いただき たい という 意味 で 、 合唱 を 始め どういう 場面 で マスク 推奨 し 得る の か 。 これ について 御 答弁 を お願い し ます 。 もう ちょっと 誠意 を 持っ た 答弁 を し て ください 。 昨日 通告 、 あれ だけ やり取り し て いる ん です から 。 やり取り し て い ます よ 。   合唱 場面 という の は 、 合唱 団 の 団体 も 含め て 、 そういう ところ が 出す 方向 性 と 、 ほか の 、 前回 厚 労 副 大臣 に 出 て き て いただい た とき に 、 各 業界 団体 、 業種 、 業態 、 コミュニケーション を 取り ながら 、 まさに そこ に 、 例えば 学校 で は マスク 着用 で 合唱 する けれども 、 合唱 団 に 行っ たら ノー マスク に なる とか 、 逆だっ たり する と 生徒 児童 が 混乱 する から 、 そういう こと も 含め て ちゃんと 調整 を し て 、 今 、 基本 は ノー マスク の 方向 に 行っ て いる と 思う ん です ね 。 です から 、 じゃ 、 合唱 の 場合 も 基本 的 に は マスク 着用 が 不要 に なる 、 そういう 形 で いい の で あれ ば そう 答弁 し て ください 。 そう で ない の で あれ ば その よう に お答え ください 。 ちょっと もう 時間 が あり ませ ん ので 、 簗 副 大臣 を 二 回 連続 飛ばす わけ に は いき ませ ん ので 。 この 私学 学校 法 の 質疑 に も 絡む ので 、 ちゃんと 御 答弁 いただき たい ん です ね 。 学校 へ の 指揮 監督 権 あり ます から ね 、 この 私学 学校 法 上 も 。   それで 、 まさに この間 論点 に なっ て まいり まし た LGBT 理解 増進 。 これ は 、 一昨日 も 文科 大臣 、 我が 党 の 参議院 議員 に 、 LGBT の 教育 現場 における 理解 増進 に 省 として 積極 的 に 取り組ん で いる 、 私 も 全部 読ん で い ます から 、 議事 録 。 私 も 予算 委員 会 で も 御 質問 申し上げ まし た 。   そういう こと を 考え た とき に 、 まさに 文科 行政 の 副 大臣 が 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 。 これ は 、 謝罪 、 撤回 、 辞任 さ れ た 杉田 政務 官 と どこ が 違う ん です か 、 発言 。 こういう 発言 を さ れ た の は 、 副 大臣 、 事実 です か 。 駄目 です よ 。 ちょっと 、 そんな の じゃ 駄目 です よ 。 ここ は 国会 です よ 。 党 の 部会 の こと について メディア が 取材 し て 、 発言 し まし た か 、 どう です か という こと を 聞い て いる ん じゃ ない 。 お 考え を 聞い て いる ん です よ 。 ちょっと 、 こんな の じゃ 駄目 です よ 。 お願い し ます 。   委員 長 、 今 の よう な 答弁 は 、 到底 、 国会 で 国民 に対する 説明 責任 を 、 文科 省 は LGBT 理解 増進 を 進め て いる ん でしょ う 。 委員 長 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という お 考え を 簗 副 大臣 が お 持ち か どう か 、 答え させ て ください 。 文科 省 の 方針 と 文科 省 の 副 大臣 が 違う 発言 、 お 考え を お 持ち かも しれ ない から 聞い て いる ん です よ 。 文科 省 の 方針 を 今 、 口 で ぺらぺら 読ま れ まし た が 、 そう で ない こと を 発言 さ れ たり 考え て いる 人 が 、 文科 行政 の 推進 を する 立場 に ふさわしい ん です か 。   まさに これ は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という の は 、 杉田 さん は 謝罪 、 撤回 し まし た よ 。 傷つか れ た 方々 に 謝罪 し 、 そうした 表現 を 取り消す 。 そして 、 その まさに 内容 について は 、 彼ら 彼女ら は 子供 を つくら ない 、 つまり 生産 性 が ない と 。 LGBT は種 の 保存 に 背く と 全く 同じ じゃ ない です か 。 そういう お 考え を お 持ち の 方 が 、 幾ら 口頭 で 答弁 ペーパー を 読み上げ て も 、 説得 力 が ない ん です よ 。   文科 大臣 、 こういう 御 認識 を 副 大臣 が お 持ち で ある か 確認 を し て 、 そう で ある なら ば 、 謝罪 、 撤回 さ せ て ください 。 そう で なけれ ば 副 大臣 の 任 に 当たら ない と 思い ます 。 文科 大臣 、 お願い し ます 。 これ は まさに 、 高市 元 総務 大臣 が 、 総務 大臣 時代 、 非公開 です よ 、 大臣 レク の やり取り なんか 。 だけれども 、 これ だけ 、 メディア に 圧力 を かけ た ん じゃ ない か という 中 で 、 自ら 、 その とき の 、 答弁 の 、 やり取り を 公開 する と 昨日 答弁 し て いる じゃ ない です か 。   ちゃんと 確認 を し て 、 文科 大臣 として 、 責任 者 な ん です から 、 LGBT 理解 増進 を 進める 。 考え が ある の か ない の か 確認 を し て 、 委員 会 に 報告 し て ください 。 大臣 、 お願い し ます 。 簗 副 大臣 、 お 考え について は 答え て ください 。 LGBT は種 の 保存 に 背く という お 考え 、 お 持ち です か 。 イエス か ノー で お答え ください 。 これ は 、 私学 に対して 指揮 監督 権 が ある ん です よ 。 解散 命令 だって できる ん です よ 、 勧告 。   委員 長 、 そういう 権限 を 持っ た 副 大臣 が 、 私学 学校 法 の 審議 、 これ で は 入れ ませ ん よ 。 ちゃんと 答弁 さ せ て ください 。 ( 発言 する 者 あり ) 学校 現場 に この間 、 圧力 を かけ て き て いる じゃ ない か 。 今 の 考え を 聞い て いる ん です から 。 何で そんなに 答え られ ない ん です か 。 この間 、 各 大臣 も 答え て き て いる じゃ ない です か 、 私見 を 。 総理 だって 答え て いる じゃ ない です か 。 答え られ ない ん です か 。 答え られ ない という こと は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という お 考え な ん じゃ ない ん です か 。 ( 発言 する 者 あり )   じゃ 、 答弁 し て ください 。 委員 長 、 答弁 さ せ て ください 。 それ は 、 文科 副 大臣 として 答え られ ない という こと は 、 例えば 学校 現場 や 生徒 児童 に対して 、 LGBT の 理解 増進 、 大切 だ と 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え は 私 は 持っ て い ませ ん 、 そういう ふう に 言える 立場 じゃ ない 人 が 、 副 大臣 、 務め て いい と お 考え な ん です か 、 答え られ ない 人 が 。 お 考え な ん です か 。 おかしい でしょ う 、 これ は ちょっと 。   ちょっと お願い し ます よ 、 これ は 。 本当に 、 これ ぐらい 答え させ て ください よ 。 お願い し ます よ 。 通告 、 たくさん し て いる ん だ から 。 ( 発言 する 者 あり ) ひどい 質問 妨害 です よ 。   これ は 、 私学 学校 法 、 立入検査 、 理事 、 監督 の 、 解任 勧告 とか 、 文科 省 は 権限 を 持っ て いる ん です よ 。 この間 、 学校 現場 に いろいろ な 介入 を し て き て いる じゃ ない です か 。 そういう こと が 懸念 さ れる から お 考え を 聞い て いる ん です よ 。   だって 、 この 場 だって 、 LGBT 理解 増進 法案 の 、 部会 で 、 議論 する 場 で おっしゃっ た という 報道 が 出 て いる じゃ ない です か 。 だから 、 そういう お 考え な ん です か と 。 お 考え か どう か ぐらい 答え て いただけ ない ん だっ たら 、 じゃ 、 何で 杉田 前 総務 政務 官 は 謝罪 、 撤回 し て 、 辞任 まで さ れ た ん です か 。 そういう お 考え が まさに 謝罪 、 撤回 、 辞任 に 当たる から そういう 形 に なっ た ん じゃ ない ん です か 。 そういう 形 で 副 大臣 を 辞任 せ ざる を 得 ない から 、 お 考え を ここ で 答え られ ない ん じゃ ない ん です か 。   お 考え を お答え ください 。 LGBT は種 の 保存 に 背く と 今 でも お 考え な の か どう か 、 部会 で の 発言 じゃ あり ませ ん 、 副 大臣 として 今 でも お 考え な の か どう か 、 お答え ください 。 これ は 文部 科学 省 、 重大 な 、 G7 広島 サミット を 控え て 、 先進 七 か国 で 日本 だけ が 、 まさに LGBT の 理解 増進 、 法 制度 も ない 後進 国 で 、 それ を まさに 教育 現場 で つかさどる 文部 科学 省 の 副 大臣 が 答え られ ない ん です よ 、 LGBT に対する 考え を 。 答え られ ない ん です よ 。 文部 科学 省 の 政策 、 当たり前 じゃ ない です か 、 答える の が 。   これ は 本当に 、 私学 学校 法 も 私 も 一 問 だけ やり ます けれども 、 これ は こんな ん じゃ 採決 でき ませ ん よ 、 筆頭 間 も 。 だって 、 そう じゃ ない です か 。 立入り 権限 、 百 三 十 六 条 、 理事 、 監事 解任 勧告 権 、 百 三 十 三 条 、 そういう こと が できる 権限 を 持っ て いる ん です よ 、 文科 省 は 。 だから 、 ちゃんと し た 、 LGBT の 理解 増進 、 そういう こと を お 考え の 人 が 進め ない と 、 これ は 信用 でき ない 。   一 問 だけ やり ます 。   学校 法人 の 意思 決定 の 在り方 の 見直し 、 これ は 非常 に 重要 な ん です ね 。 これ は 、 基礎 的 変更 事項 や 寄附行為 変更 は 評議 員 会 の 決議 を 要する と 百 五 十 条 に あり ます 。 しかし 、 評議 員 会 が 決議 でき ない 場合 は 最終 的 に どう なる ん です か 。 これ は 、 実際 に は 決議 でき ない 場合 、 百 五 十 条 に は 理事 会 の 決定 は 効力 が 生じ ない と 書い て あり ます けれども 、 最終 的 に こういう こと が 続い た とき に 、 まさに さっき の 立入検査 とか 、 理事 、 監事 の 、 選任 機関 も 含め て 機能 し ない 場合 に は 、 解任 勧告 など の 権限 を 文科 省 は 持っ て いる ん です よ 。 ちゃんと 行使 し ない と とんでも ない こと に なる から 。 これ も ちょっと 一 問 だけ 聞き ます が 、 これ は どう なる ん です か 。   そして 、 まさに 基礎 的 変更 事項 や 寄附行為 変更 など の 重要 な 決定 、 これ について は 、 令 和 七 年 四月 一 日 施行 後 に 政 省令 に 定める と なっ て い ます が 、 これ は 当然 、 重要 な 決定 の 中 に は 、 中長期 計画 とか 理事 の 報酬 とか 、 いろいろ な こと が ちゃんと 含ま れる 、 そういう 形 で 政 省令 を 書い て くれ ない と … … これ は 全く 、 先 ほど 来 、 皆さん 、 与党 の 方 も 提案 さ れ て いる し 、 役所 も 、 社会 の 信頼 を 取り戻す と 、 日大 事件 を 受け て 。 信頼 を 取り戻す こと に なり ませ ん よ 、 この 重大 な 決定 の 中 に きっちり と 中長期 計画 とか 役員 報酬 と かも 含め ない と 。 大臣 、 お答え ください 。 今日 は 終わり ます が 、 これ で は 二 回 目 の 質疑 に 入れ ませ ん よ 、 副 大臣 、 大臣 。   これ は 、 LGBT など 性的 少数 者 の 理解 増進 に 向け た 法案 審査 を 行う 党 会合 で の 発言 。 発言 も 答え ない 、 答え られ ない 、 お 考え を 今 の 時点 でも 述べ られ ない 、 こんな こと で 文部 科学 行政 を つかさどる 資格 は ない と 断 じ ざる を 得 ませ ん 。 この まま で は 二 回 目 の 質疑 なんか 到底 入れ ない と 私 は 抗議 を 申し上げ て 、 質疑 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 荒井 で ござい ます 。   ちょっと 、 いろいろ と 質問 しよ う と 思っ て い た こと 、 今 の 柚木 先生 の 、 少し 、 そこ を 拾っ て 、 まず 冒頭 申し上げ たい こと が ござい ます 。   僕 も 、 大臣 に も お伝え し まし た が 、 校長 を し て い まし た が 、 校長 室 の 隣 に 保健 室 が あり まし て 、 一 年 に 数 回 、 その 保健 室 の 養護 教諭 が 校長 室 に 来 て 、 ちょっと 生徒 の 話 を 聞い て あげ て ください という ふう に 来る ケース が あり ます 。 泣き ながら 生徒 が 入っ て き て 、 最初 は なかなか 話 が でき ませ ん が 、 少し ずつ 言う 話 は 、 まさに 自分 自身 の 性 自認 の 問題 で あり 、 そして 、 この 問題 を どういう ふう に 、 特に 親御 さん と ぶつかる 瞬間 に関して 、 やはり 、 僕 は 高校生 、 向き合っ て き まし た けれども 、 非常 に 多感 な 時期 に 、 非常 に 難しい 問題 を 抱え て いる 中 、 養護 教諭 の 先生 から も 、 校長 先生 は こういう 問題 に対して いろいろ と 理解 を し て いる し 、 札幌 の 学校 でし た が 、 東京 の いろいろ な 事例 も 知っ て いる から 、 いろいろ 話し たら いい よ という こと で 振っ て くれ て 、 一 時間 、 二 時間 話 を する ケース が ござい ます 。   今 の 副 大臣 の 御 答弁 を 伺っ て い て 、 確か に 、 個人 の お 考え 、 それ は 、 思想 若しくは 信教 、 いろいろ と もちろん 自由 な の かも しれ ませ ん が 、 ただ 、 学校 という ところ は 、 まさに 、 多様 性 を 受け入れる ところ で あり 、 しかも その 多様 性 、 一 人 一 人 を 大事 に する という 民主 主義 を そもそも 育む 場 として 教育 という もの は 存在 する という ふう に 僕 たち は 強く 信じ て い ます ので 、 是非 、 そういった 一 人 一 人 の 子供 たち に 向き合う 行政 を しっかり 進め て いただき たい 。 公 の 場 で こうして お話し さ れる こと が でき ない という こと に関して 、 少しく 、 学校 現場 で 、 通っ て いる 子供 たち や その 子 たち を 見守っ て いる 先生 たち も 傷つき かね ない 、 今 、 答弁 だっ た ん じゃ ない か という ふう に 思い ます ので 、 是非 そこ を 気 を つけ て いただき たい 、 そういう ふう に 思っ て おり ます 。   その 上 で 、 質疑 に 入ら せ て いただき たい と 思い ます 。   今日 は 、 この 国会 の 文科 委員 会 の 場 で 、 私学 について やり取り を する という こと です ので 、 僕 自身 も 私立 の 学校 法人 の 理事 長 という 立場 も あり ます ので 、 関係 者 に なる ので 、 立場 上 ちょっと やり にくい ところ も ござい ます が 、 先輩 方 、 議員 から も 、 逆 に しっかり 言っ た 方 が いい よ という ふう に も 言わ れ まし た ので 、 その 立場 も … … ( 発言 する 者 あり ) そうですね 。 現場 の 声 として 、 多く の 私学 関係 者 の 声 も 含め て 伺わ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   まず 最初 に 、 今日 は 私立 の 学校 法人 の 中 でも 主 に 大学 が 対象 に なる と 思い ます が 、 現在 の 日本 の 大学 の 進学 率 について 大臣 は どの よう に 評価 さ れ て いる の か 、 そこ から 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 、 大臣 から 高校生 の お子さん の お話 を 伺い まし た 。 本当に 大事 な メッセージ だ という ふう に 思い ます ので 、 是非 、 その 大臣 の まなざし が 文科 行政 に しっかり 隅々 まで 行き届く よう に 、 光 を 当て て いただき たい と 思い ながら 伺っ て おり ます 。   大学 の 進学 率 は 六 割 です ね 、 日本 は 。 約 六 割 で は あり ます 。 もちろん 、 国 は 一 〇 〇 % に しよ う という こと を 明示 し て いる わけ で も あり ませ ん し 、 徐々に 上がっ て き た という ふう な 結果 だ という ふう に 思い ます が 、 今回 議論 さ れ て いる 私立 学校 に 、 私立 の 学校 法人 に 通っ て いる 生徒 さん は 、 先 ほど の 鰐淵 先生 の 質疑 で も あり まし た が 、 約 七 割 、 正確 に 言う と 七 八 % ぐらい です から 、 おおよそ 八 割 と 言っ て も 過言 で も ない か と 思い ます 。   つまり 、 大学 進学 率 は どんどん 戦後 上がっ て くる 中 で 、 多く の 人 たち が 私学 に 通っ て いる 現状 が ござい ます 。   日本 私立 大学 協会 、 私大 協 という 団体 が あり ます けれども 、 この 私大 協 は 、 まさに 私立 に 、 増え て いる 理由 は 大きく 三つ ある ん じゃ ない か という ふう に 言っ て い ます 。   戦前 に 全体 主義 的 な 教育 が 多かっ た 中 、 戦後 、 多様 性 を 重視 する 必要 が あっ た こと 。 また 、 国 の 予算 が 余り なかっ た 中 、 私学 によって 大学 を つくっ て もらう 国 の 政策 も あっ た こと 。 また 、 国立 大学 は トップ リーダー を 養成 する の に 比べ て 、 ミドル リーダー 、 中間 層 の 底上げ という 人材 の 確保 の 意味 も あっ た 。   そういう 意味 で 、 私学 という の は 価値 が あっ た という ふう に 思っ て いる わけ です が 、 大臣 、 大臣 も また 私学 人 だ と 思い ます 。 私学 の 教育 を 受け た 方 だ と 思い ます が 、 大臣 にとって 私学 の 重要 性 について 、 先 ほど の 答弁 で も 幾つ か あり まし た が 、 改めて お答え いただけ ます でしょ う か 。 まさに 私学 は 重要 な ん です ね 。 我々 私学 の 経営 者 は 私学 人 という 言葉 を 大事 に し て い ます 、 私学 を 経営 する 側 。 でも 、 それ は 経営 者 、 関わる 人 だけ で は なく て 、 まさに 私学 で 教わっ た 人 たち も 私学 人 な わけ です ね 。 先 ほど 中曽根 先生 から も 福沢 諭吉 の 言葉 が あり まし た けれども 、 まさに 教育 と は 、 本来 、 国 から 教え 込ま れる もの で は なく て 、 人々 が 自ら 受け取っ て 学ん で いく もの だ という こと で 、 私学 を 貴ぶ という こと を 福沢 諭吉 は 明治維新 以降 ずっと 言っ て いる わけ です 。   実際 、 今日 も この 文科 省 の 政務 三 役 の 皆さん 、 そして また 今日 質問 さ れる 皆さん も 、 僕 が 調べ た 限り で は 皆さん 私学 人 で ある わけ です ね 。 大学 に は 限ら ない かも しれ ませ ん が 、 どこ か で 私学 の 教え を 受け て 今日 ここ に 立た れ て いる 方 が ほとんど な わけ です 。 だって 、 そう です よ ね 、 大学 の ほぼ 八 割 が 私学 だ という こと は 、 大学 を 卒業 し て いる 十 人 に 八 人 は まさに 私立 の 教え を 受け て いる という こと な わけ です ね 。   その 一方 、 今度 は 、 ただ 、 僕 も 民間 から 私学 の 経営 に なっ て み て 感じ て いる の は 、 公益 法人 として の 私立 学校 法人 という もの の 在り方 が 微妙 に 何だか ほか の 公益 法人 と 違っ て いる ん じゃ ない か という ところ が ござい ます 。   学校 法人 の 三つ の 不思議 だ と 僕 は 思っ て いる ん です が 、 例えば 、 今日 も 答弁 で ござい まし た けれども 、 学校 法人 に は 寄附行為 という もの が 名前 として しょっちゅう 出 て くる ん です けれども 、 あれ は そもそも 何で 寄附行為 という ん です か ね 。 これ は 質問 で も あり ませ ん 、 あれ です が 、 普通 は 定款 という ふう に 、 会社 も そう です し 、 ほか の 学校 法人 は みんな 定款 という ん です けれども 、 私学 法 だけ 寄附行為 という ん です ね 。 これ は はっきり 言う と 、 誰 に 聞い て も よく 分から ない ん です ね 。 何 か ドイツ で その さき そう だっ た みたい な 話 も ある かも しれ ませ ん 。 財団 法人 も 寄附行為 と は いい ませ ん 。 定款 に なっ て い ます ね 。   あ ともう 一つ 、 実際 に ほか の 公益 法人 と 違う の は 、 今日 も 御 質問 で も あり まし た が 、 まさに 今回 の ガバナンス の 改革 の 一つ の ポイント に なっ て くる わけ です が 、 評議 員 の 立ち 位置 な わけ です ね 。 先 ほど 柚木 先生 の 資料 に も 、 塩崎 前 大臣 が 、 コメント で 書か れ た 新聞 記事 が ござい まし た が 、 評議 員 の 立ち 位置 が 上 に ある の か 下 に ある の か という 、 そこ に なる わけ です 。   実際 、 僕 も 公益 法人 を 立ち 上げ た 経験 が あり ます が 、 その とき に 、 評議 員 会 と は 何 な の か という の を 、 公益 財団 でし た けれども 、 質問 し た とき に 、 詳しい 方 から は 、 これ は 株主 総会 な ん だ という ふう に 言わ れ た わけ です ね 。 評議 員 会 と は 株主 総会 で あり 、 理事 会 と は 取締役 会 の 立ち 位置 な ん だ という ふう に 言わ れ て 、 非常 に す とんと 思い ながら 公益 財団 法人 を 運営 し て き まし た 。 同じ 発想 で 学校 法人 に 来 て みる と 、 どうも 評議 員 会 という の は 株主 総会 じゃ ない ん だ な と いう の が 、 なっ て み て 分かっ た わけ です ね 。   でも 、 実際 、 今日 お 集まり の 先生 方 の 御 地元 で も 、 いろいろ な 公益 法人 の 評議 員 を さ れ て いる 方々 、 大体 地域 の いろいろ な 貢献 を さ れ て き た 人 が 多い と 思い ます が 、 評議 員 の 方 は 。 大体 、 評議 員 に なる という の は 、 株主 総会 の 立場 に 立っ て 見 て いく ん だ な という ふう に 思っ て なら れる 方 が 多い ん です が 、 学校 法人 に 行っ て みる と 、 そこ は まさに 最高 議決 機関 の 株主 総会 の 役割 で は なく て 、 諮問 機関 として 、 理事 会 から する と 、 話 を 聞い て おく という 話 に なる わけ です ね 。   こういう 不思議 さ が 、 同じ 名称 な のに 、 たて つけ が 違う という もの が ござい ます 。   あ ともう 一 点 違う の は ある ん です が 、 長く なり ます ので 、 また 別 な 機会 に お伝え し たい と 思い ます 。   まさに 、 こう やっ て 学校 法人 という の は 同じ 公益 法人 の 中 でも たて つけ が 違う ので 、 その たて つけ を ほか の 公益 法人 並み に しよ う と 思っ た ガバナンス 改革 が 始まっ た と 思い ます が 、 でも 、 僕 は 、 この 議論 が 始まっ て い た 二 、 三 年 前 から 、 外 から 見 て い て 思い まし た けれども 、 本当に 、 この 評議 員 会 が 上 に ある か 下 に ある か によって 公益 法人 という もの の 運営 は うまく いく ん だろ う か という こと に そもそも 疑問 が ござい ます 。   質問 に も 書か せ て いただき まし た けれども 、 例えば オリパラ の 組織 委員 会 も 、 これ も 公益 法人 です 。 宗教 法人 も 公益 法人 です 。 スポーツ に関する 公益 法人 、 バドミントン の 組織 委員 会 とか も 、 様々 に 、 評議 員 会 が 上 に あっ た から と いっ て ガバナンス が 進ん で い ない 法人 も たくさん ある わけ です が 、 今回 の 私学 法 の 改正 、 結果 的 に は 、 僕 から する と 、 大山 鳴動 し て ネズミ 一 匹 だ な という ふう に 思い ながら 、 申し訳 あり ませ ん 、 感じ て い ます が 、 本当に この 改革 によって ガバナンス は 改善 さ れ て いく の か どう か 、 本当 の ところ 、 そこ を どう 思わ れ て いる の か 、 御 質問 し たい と 思い ます 。 もちろん 理事 会 へ の チェック 機能 という の は 重要 です し 、 先ほど も 質疑 で あり まし た が 、 やはり 理事 長 の 個人 の 資質 という の は 、 学校 の 経営 において 、 権限 が 多い だけ に 大変 重要 な ん です が 、 僕 も 、 高校 の 立て直し 二つ 、 大学 の 立て直し 二つ 、 理事 長 や 校長 や 理事 や 評議 員 という 立場 で 関わっ て き まし た けれども 、 その 観点 から する と 、 この チェック 機能 を 設ける こと より も 、 大事 な こと は 、 理事 長 と 、 法人 の 事務 局長 と 、 校長 又は 学長 と 、 教頭 や あと は 副 学長 、 こう いっ た 現場 の 四つ の ライン が しっかり と そろっ て い て 同じ 方向 を 見 て いる 、 若しくは 、 それ が 離れ 過ぎ て い ず に 、 きゅっと 、 できるだけ ミーティング を する とか 、 しっかり コミュニケーション を 取る という こと の 方 が 、 学校 法人 が しっかり よく なっ て いく 重要 な こと じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます 。   少し 、 この チェック 機能 を 強め て いく という こと で 相互 の 牽制 ばかり を 強め て いく と 、 今 、 本当に 私学 の 経営 が 難しく なっ て いる 時代 、 特に この 二 年 、 コロナ と 電気 代 で 非常 に 厳しく なっ て くる 中 、 学校 の 経営 が 大変 な こと に なっ て いく 中 で 、 変 に 学校 の 運営 方 を 苦しめ ない か という ふう に 思っ て い ます ので 、 是非 、 文科 省 として も 、 学校 の 経営 、 私学 の 経営 の しっかり 確認 を 、 光 を 当て て いっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   こんな 言葉 が あり ます 。 魚 と 組織 は 天日 に さらし た 方 が 日もち が いい という ふう に 言わ れ ます 。 これ は 、 Jリーグ の チェアマン を やら れ て い た 村井 満 さん が おっしゃっ て いる 。 今 まさに 、 バドミントン 協会 の 経営 改革 を さ れ て い ます けれども 。 大体 、 組織 が ガバナンス が うまく いっ て い ない ところ は 、 まさに 密室 で 物事 を 決め て しまい 過ぎる から な わけ です ね 。   僕 も 、 結局 、 学校 の 経営 を よく する とき に は 、 全部 の 情報 を 公開 し ながら 、 できるだけ 労使 共 に しっかり 向き合う こと だ という ふう に 思っ て い ます ので 、 そういう 形 で 、 文科 省 も それぞれ の 学校 法人 の 運営 を 見守っ て いただける よう な 仕組み が でき ない か という ふう に 個人 的 に 思っ て ござい ます 。   また 、 その 中 で 、 今回 も 、 先 ほど 一番 最初 に 中曽根 先生 から まさに お話 が あり まし た 、 修学 支援 新 制度 の こと が ござい まし た が 、 実は この 修学 支援 新 制度 の 話 に なっ て いく 中 に 、 今回 、 資料 で も お 渡し し まし た が 、 総理 大臣 直下 の 教育 未来 創造 会議 で 議論 を さ れ て き た という こと が ある か と 思い ます 。   まさに 、 本来 、 教育 行政 に関して は 文科 省 が 司令塔 として しっかり と やっ て いく はず な のに 、 総理 直下 で もう 一つ 屋上 屋 な 会 を つくっ て 、 その 中 で 、 特に 、 今日 も ずっと 言わ れ て いる 建 学 の 精神 を 大事 に し ながら 育て て いか なけれ ば いけ ない 私学 に対して 、 極めて 厳しい 目線 で 、 あわよくば 学校 を 取り 潰す ぞ という ふう に 読み取れ かね ない 言い方 を し て いる ところ に 、 私学 人 、 若しくは 私学 の 経営 者 、 経営 層 が 大変 不安 感 を 抱い て いる という こと は 、 これ は やはり 問題 な ん じゃ ない か という ふう に 思う ん です ね 。   特に 、 修学 支援 新 制度 が 非常 に 厳しく 運用 さ れ て いく 、 三 年間 、 八 割 も 定員 を 満たさ なけれ ば 、 学生 へ の 補助 が なくなる かも しれ ない 。 これ は 、 本来 、 学校 の 経営 、 機関 の 経営 と 個人 の 保障 という の は 別物 で ある はず な のに 、 総理 直轄 の 会議 から 言わ れ た から やら ざる を 得 ない という ふう に なっ て いる の は 、 僕 は 、 行き過ぎ な ん じゃ ない か 、 まさに 、 私学 を 大事 に する という 冒頭 の 大臣 の 言 と は 異なる ん じゃ ない か と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 今 御 答弁 いただい た ところ は 大変 大事 な ところ だ と 思っ て い まし て 、 まさに 、 総理 直轄 の 教育 未来 創造 会議 という ところ から 、 定員 が 八 割 を 切れ たら 、 三 年間 切れ たら 、 そこ に は 補助 し ない という よう な こと が 言わ れ て い た けれども 、 文科 省 として は 、 その 方向 性 は 酌み つつ も 、 五 割 を 三 年 間切ら なけれ ば 大丈夫 だ という こと を 決め た 、 そういう 理解 で よろしい ん です よ ね 。 もう一度 確認 さ せ て ください 。 ここ は 、 多く の 私学 の 経営 者 若しくは 学長 さん たち が 受け取れ て い ない ところ な わけ です ね 。   未来 創造 会議 で 八 割 と 言わ れ た もの が 物すごく 広く 人口 に 膾炙 し まし て 、 これ は 大変 な こと に なる 、 特に 地域 の 大学 、 短大 が 一気に 経営 難 が 来る し 、 若しくは 生徒 たち も そこ を 選べ なく なる という こと で 、 逆 に 、 もちろん 都会 の 大学 に 行く 人 は いる かも しれ ない けれども 、 大学 進学 が 行け なく なる かも しれ ない という こと を 、 大 変心 を 苦しめ て い た ので 、 多く の 声 が 上がっ て き まし た が 、 文科 省 として は 、 そういった 声 も 酌み 取っ て 、 教育 未来 創造 会議 で 言わ れ た こと に対して も 、 更に ちゃんと 打ち返し て 今 が ある という こと だ という ふう に 理解 し て おり ます 。   でも 、 その こと が どうして 浸透 し て い ない の か という ふう に も 思っ て い ます ので 、 実際 、 多分 、 まだ いろいろ な ホームページ とか に も 八 割 という ふう に 書い て ある よう に 、 僕 も さっと 調べ て も 見え ます ので 、 是非 、 大臣 の リーダーシップ で 、 ここ は 誤解 が 招か れ ない よう に 。   高校 の 進路 指導 の 現場 とか で は 、 やはり どうしても 、 あの 大学 は 生徒 数 が 少ない から 、 あなた は お金 を 受け取れ ない かも しれ ない よ な ん という 進路 指導 も 起き かね ない と 思っ て い ます ので 、 是非 、 そう じゃ ない ん だ 、 文科 省 は ちゃんと 、 まさに 私学 を サポート し て い て 、 みんな が 行く 先 を ちゃんと 用意 し て いる ん だ という 声 を 上げ て いただき たい な という ふう に 思っ て おり ます 。   去年 、 今年 ぐらい に 、 新しい 学校 法人 を つくる という 話 が たくさん 出 て き て い ます 。 例えば 、 徳島 で 神山 まるごと 高専 という よう な お話 も あり ます けれども 、 IT で 成功 し た 経営 者 が 、 自分 の 財産 で まさに 徳島 に 新しい 高等 専門 学校 を つくる みたい な 、 こういう 動き も 出 て き て い ます 。   まさに 、 こう やっ て 、 今 、 多く の 私学 という の は 、 僕ら は 、 直接 自分 たち で つくる 代 という の は なかなか 少ない 、 昔 は 、 でも 、 学校 法人 を たくさん 皆さん が つくら れ て 、 それで 今 が ある ん だ と 思う ん です ね 。 感覚 で は 、 一 校 当たり 、 つくる のに 、 皆さん 大体 今 で いう 三 十 億 円 ぐらい の お金 を 恐らく 拠出 し て 学校 という もの を つくっ て いる か と 思い ます 。 高校 で も 三 十 億 かかり ます ので 、 大学 だっ たら もっと 大きな お金 だ と 思う ん です ね 。   それ が 、 時代 を 経 て 子供 の 数 も 減っ て き て 、 非常 に 経営 が 苦しく なっ て き て いる ところ が たくさん ある わけ です 。   学校 法人 にとって 大きな 資産 価値 という の は 、 実は 不動産 な わけ です ね 。 あれ だけ 広い 不動産 を 持っ て い ます ので 、 実は 、 この 学校 法人 を 狙う ビジネス という の も 、 まさに 一方 で は ある わけ です 。   つまり 、 経営 が 苦しく なっ て き た 学校 法人 を 、 何らかの 形 で 経営 権 を 受け取っ て 、 そして それ を 最終 的 に は その 土地 ごと 売却 し て しまう 、 学校 を 潰し て です けれども 、 売却 し て しまう みたい な こと も でき なく は ない し 、 時々 この 手 の 話 は 出 て くる わけ です ね 。   今 から 、 僕 が すごく 心配 し て いる の は 、 そもそも 、 やはり 建 学 の 精神 な ん です 。 皆さん 建 学者 が 、 自分 の お金 と 、 そして 今 の よう な 、 新しい 学校 を つくる という とき に 、 多く の 人 が 熱狂 し ながら サポート し て 私学 という の は 成り立っ て き て いる わけ です が 、 時代 を 経 て 、 経営 者 、 創立 者 が い なく なっ て 、 それ を 引き継い で き た 人 たち も 、 少し ずつ 生徒 が 減る とともに 、 残念 だ な と 思っ て いき ながら 、 もう ここ で 無理 だ と 思っ た とき に 、 その 土地 が 最後 は 更地 に なっ て 大きな マンション や 何 か が 建っ て しまう という もの が 、 これ は 、 でも 、 本当に 文科 省 が 目指す 学校 教育 の 在り方 、 特に 、 冒頭 大臣 が おっしゃっ て い た 、 七 割 以上 、 八 割 を 、 その 大学 進学 を 支え て くれ て いる 私学 に対して 、 こういう やり方 という の は やはり 違う ん じゃ ない か という ふう に 思う ん です ね 。   まさに 、 です から こそ 、 私学 の 振興 に 、 どうしても 国 は 、 多く の 人 たち が 私学 人 で ある に も かかわら ず 、 国 そのもの は 国立 の 学校 に対して ちょっと 意識 が 向き 過ぎ て いる ん じゃ ない か と 思っ て い て 、 私学 人 で も ある 大臣 に 、 私学 の 振興 、 これ は 非常 に 重要 な ん だ という こと を 是非 御 理解 いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 まだ 質問 時間 が あり ます ので 、 最後 に 一言 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   今年 の 一月 、 元旦 に 、 佐賀 県 の 鳥栖 市 で 九 十 歳 の 方 が 亡くなら れ まし た 。 門司 健 先生 という 、 佐賀 県 の 歯科 医師 会 の 会長 も お 務め だっ た 方 です けれども 、 実は 、 その 門司 先生 が 五 十 五 歳 の とき に 、 ちょうど 三 十 五 、 六 年 前 です けれども 、 私財 を なげうっ て 学校 を 建て て い ます 。 東明 館 学園 という 中高 一貫 校 です けれども 、 まさに この 地域 に 学校 が 必要 だ という こと で 、 恐らく 三 十 億 円 ほど 、 自分 で 、 歯科 医師 を し ながら 、 学校 を つくっ て 、 同時に 歯科 医師 会 も ずっと 、 歯医者 さん も ずっと やら れ て き た という 形 で いらっしゃい ます 。   その 学校 は 今 でも 、 三 十 五 年 たっ て い ます 。 今 は それ は 僕 が 理事 長 を 引き受け て い ます が 、 経営 難 で 、 経営 が うまく いか なく て 、 人手 に 渡し 、 そして 、 潰れる かも しれ ない という こと で 、 僕 が まだ 政治 家 に なる 前 に やら せ て いただき まし た けれども 、 でも 、 いつも 思う の は 、 今年 亡くなら れ まし た が 、 まさに こういう 方 が 思い を 持っ て 創立 し た の が まさに 私学 な ん だ な と 思っ て い ます 。   その 私学 を 続け て いく 、 大変 難しい ん です けれども 、 どうぞ 引き続き 私学 の 振興 に 文科 省 を 挙げ て 頑張っ て いただき たい と 思っ て おり ます 。   以上 です 。 ありがとう ござい まし た 。 続き まし て 、 立憲 民主党 、 森山 浩行 です 。   先 ほど の 柚木 委員 の 質問 の ところ で ちょっと スタック を し て しまい まし た が 、 簗 副 大臣 の 件 に つき まし て は 、 発言 の 有無 、 それから 今 の お 考え という よう な 部分 について 、 調査 の 上 、 委員 会 に 報告 を いただき ます よう に お願い を し たい と 思い ます 。   という の は 、 ポジティブ な 、 文科 省 の 意見 と 同じ という 場合 に は どんどん 御 自分 の 意見 を 皆 おっしゃる 、 でも 、 話せ ない という こと に なり ます と 、 これ は 本当に 大丈夫 かいな という 話 に も なり ます ので 、 個人 の 考え が 違う という の で あれ ば 、 まあ まあ 、 お 考え も ある ん でしょ う から 、 表明 を し て いただく べき だ と 考え ます 。   委員 長 、 お願い し ます 。 それでは 、 私学 法 について で ござい ます けれども 、 今回 、 ちょっと 異例 な の か な と 思っ て い ます 。 一つ の 法律 の 改正 に当たりまして 、 二 〇 二 一 年 三月 十 九 日 に 学校 法人 ガバナンス 有識者 会議 の 提言 、 二 〇 二 一 年 十二月 十 三 日 に 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 の 提言 、 二 〇 二 二 年 三月 二 十 九 日 に 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 の 提言 という こと で 、 一つ の 法 改正 に 三つ の 提言 が 出 て き た 上 で 、 この 法 改正 に つながっ て おる という 状況 な ん です けれども 、 この 経緯 、 それから それぞれ の 会議 の 性格 、 また 検討 の 状況 を お知らせ ください 。 じゃ 、 ちょっと 技術 的 な 質問 を しばらく し ます ので 、 大臣 、 外し て いただい て 結構 です よ 。   理事 会 と 評議 員 会 の 在り方 という 部分 が ガバナンス 改革 という こと で ある という こと です が 、 この 部分 について 、 ちょっと 今回 の 提案 について お話 を 聞き たい と 思い ます 。   まず 、 評議 員 会 という の が 議決 機関 です か 。 では 、 理事 選任 という の を 評議 員 会 という よう な 形 で スタート を し て い た と 思い ます が 、 結果 、 理事 選任 機関 という 別 機関 を つくる という こと に なっ た の は なぜ です か 。 評議 員 会 という もの の 中 に 、 理事 会 の 選任 枠 が 二 分の 一 、 でも 、 教職員 枠 は 三 分の 一 と なっ て い ます 。   理事 会 の 影響 は 二 分の 一 まで な の だ けれども 、 教職員 は 三 分の 一 という の は 、 これ は どういう こと でしょ う 。 大学 の 自治 という よう な もの も ある か と 思い ます ね 。 研究 の 内容 な ん という よう な 話 も ちょろちょろ っと 出 て い まし た けれども 、 学問 あるいは 研究 の 内容 について は 自治 を 確保 する という こと は 変わら ない という こと で いい ん です か 。 という よう な こと で 、 評議 員 会 という もの の ガバナンス 、 これ を 強化 を する 、 あるいは 、 何 という 言い方 を し まし た か ね 、 牽制 を する という よう な 言い方 から する と 、 当初 の 、 ガバナンス 有識者 会議 、 これ において 、 各 公益 法人 と 並び の いろいろ な 提案 が さ れ まし た 。 そこ において は 、 評議 員 会 は 議決 機関 で あり 、 また 、 中長期 計画 、 あるいは 役員 報酬 の 支給 基準 という よう な もの も 含め て 議決 事項 と さ れ て おり まし た 。   しかしながら 、 ガバナンス 改革 会議 で 、 もっと やら ぬ と いか ぬ という こと で 議論 を し た 結果 、 非常 に 評議 員 会 の 権限 が 強く なり 過ぎ た という こと に対して 、 学校 の 経営 者 側 、 いわゆる 理事 会 の 方 が もっと 強く なけれ ば いか ぬ の で は ない か と 揺り 戻し が あっ た 。 揺り 戻し が あっ て 、 普通 は 、 最初 の 案 と 過激 な 案 が あっ た と すれ ば 、 その間 に 収まる ん でしょ う けれども 、 どうも 最初 の 、 ガバナンス 有識者 会議 を 、 ライン を 超え て 、 ほか の 公益 法人 より も 緩い 規定 に なっ て しまっ た という 印象 が あり ます けれども 、 大臣 、 いかが です か 。 その 意図 で スタート を し た ん だ けれども 、 どうも 、 この 制度 を 見 て いる と 、 三つ の 報告 書 を 見 て い ます と 、 元 の 部分 より も 、 更に 現状 に 近い と いう か 、 元 の 、 これ まで の 理事 を 中心 と し た 権限 が 強い 状況 に 戻っ て いる という よう な 印象 を 受け ます ので 、 更に ちょっと お 聞き を し ます 。   日大 の 問題 、 これ で 、 再発 防止 策 という こと で 七 項目 ほど 出さ れ て おり ます 。 その 中 に 、 理事 長 制度 という ところ で 、 再任 制限 の ない こと が 問題 で あっ て 、 これ は 、 理事 長 職 について の 在任 期間 という もの 、 回数 を 決め て しまお う という よう な こと も 書か れ て おり ます 。   日本 最大 の 学校 法人 で あり ます 日本 大学 で あっ て も 、 多く の 人 が 関わっ て いる 状態 の 中 で 、 理事 長 に 非常 に 大きな 権限 が 集まっ て しまっ た 。 その 原因 に は 、 理事 長 職 が 非常 に 長い という よう な こと も ある の か と 思わ れ ます 。   理事 長 の 在職 年 という こと で 、 二 年 以下 が 二 九 % 、 三 年 から 五 年 が 一 五 % 、 六 年 から 十 年 が 二 二 % 、 十 一 年 から 十 五 年 が 一 二 % 、 十 六 年 から 二 十 年 が 九 % 、 二 十 一 年 以上 が 一 三 % 、 五 十 八 人 という よう な データ も ござい ます 。   二 十 一 年 以上 と なる と 、 もう ずっと 理事 長 です よ ね 。 今年 任命 さ れ た 評議 員 、 文句 言え ます か ね 。 非常 に 、 理事 長 の 在任 年数 、 あるいは 、 逆 の こと で 言い ます と 、 理事 長 という の が 社長 に 当たる わけ で 、 常任 という こと が 言わ れ て い ない という よう な こと で 、 幅 と いう と 、 何 か 飾り だけ の 理事 長 という の が あり 得 たり 、 あるいは 独裁 者 の よう な 理事 長 が あり 得 たり という よう な こと が あり 得る の で は ない か と 思い ます が 、 理事 長 職 の 常任 化 、 それから 在任 期間 について は どう お 考え でしょ う か 。 これ も 最後 に ちょっと 議論 し ます けれども 、 大きな 法人 から 小さな 法人 まで 、 一 本 の 法律 で やろ う という ところ の 無理 が でき て いる の か な と いう 気 が いたし ます 。 巨大 、 マンモス 大学 から 、 地元 の お寺 が やっ て いる 幼稚園 まで 、 これ が 一つ の 法律 で やっ て いる という こと 。   もちろん 、 どこ か 、 地元 の 企業 の 社長 さん が 兼ね て いる 、 あるいは 、 お寺 の 住職 さん が 理事 長 を 兼ね て いる 、 これ は もう よく 見 得る 光景 です 。 でも 、 じゃ 、 巨大 大学 の 理事 長 さん が 、 形 だけ 、 年 に 何 回 か 呼ば れる だけ で 、 ふだん は 機械 を 造っ て い ます よ という よう な こと で 本当に いい の か という よう な こと に も 、 考え 、 ある か と 思い ます ので 、 私立 学校 法 という 一 本 の 法律 で 全部 やる ん だ という ところ が 無理 が ある ん じゃ ない か な と いう よう な 気 も いたし ます 。   それでも 、 理事 長 が 長い こと も いい 部分 が ある という こと で 、 じゃ 、 評議 員 会 の 議決 事項 、 あるいは 承認 事項 、 あるいは 意見 聴取 事項 、 重要 な こと について は やる ん だ という こと です けれども 、 この 内容 について は どう お 考え です か 。 例えば 多額 の 借財 で ある とか 重要 な 資産 の 処分 といった もの について も 理事 会 で できる ん だ よ という よう な お話 な ん です けれども 、 幼稚園 の 園地 、 半分 切っ て 、 これ 売っ ちゃ い ます という よう な こと に なっ た とき に 、 じゃ 、 評議 員 会 として は これ は いか ぬ という 意見 を 言っ て 、 でも 、 それ は 、 理事 会 は そう し たい と 言っ たら できる という こと です ね 。 合併 、 解散 と 重要 な 寄附行為 、 定款 の 変更 という こと の 部分 だけ が 評議 員 会 の 議決 事項 という こと です から 、 じゃ 、 法人 が 売ら れる という よう な 実態 について は 御存じ です か 。 これ も 法人 の 判断 です ね 。 売り買い を する という よう な こと に なっ て も 、 これ は 法人 の 判断 で 、 理事 会 で でき ちゃう という こと な ん です けれども 。   社会 福祉 法人 、 幼稚園 の 場合 は 真横 に 保育園 あるいは こども 園 という もの が ある 、 あるいは 、 大学 について は 、 NPO 法人 立 で ある とか 株式会社 立 という よう な 大学 も でき て き て い ます 。 こう いっ た 部分 と の ガバナンス と 平仄 を 合わせる という よう な こと は やってき まし た か 。 社会 福祉 法人 に し て も 、 ほか の 公益 法人 に し て も 、 設立 の 趣旨 という の は ある わけ です ね 。 それ に対して 、 学校 法人 は 建 学 の 精神 が ある 。 です から 、 特別 だ と 言い つつ も 、 社会 の 中 で こういう 役割 を 果たし ます よ という の は お互い ある という 中 で 、 社会 福祉 法人 と 同等 と おっしゃい まし た けれども 、 ガバナンス 有識者 会議 の とき に 入っ て い まし た 議決 事項 の 中 に 、 中期 計画 、 それから 役員 報酬 の 支給 基準 、 こう いっ た もの が 、 ほか の 公益 法人 の 中 で は 議決 事項 に 入っ て き て いる わけ です よ ね 。   今 の 、 これ まで の 私立 学校 法 より は 、 合併 、 解散 、 寄附行為 という 部分 について 、 議決 事項 に 格上げ し まし た という こと です けれども 、 まだ 、 ほか の 公益 法人 と は 差 が ある ん じゃ ない です か 。 建 学 の 精神 と 、 今 、 私財 を 投じ た という よう な 言い方 も あり まし た 。   大臣 の 所管 法人 と 都道府県 の 所管 法人 、 これ の ガバナンス 、 二 段階 に 分け て いる よ という こと です けれども 、 これ の 違い について 御 説明 ください 。 私立 学校 は 誰 の もの な の か という 問題 だ と 思う ん です よ 。   評議 員 会 の 議決 事項 は 改廃 ぐらい の こと 、 まあ 、 売り買い は でき ちゃう わけ です けれども 、 承認 事項 な のに 承認 し ない と なっ たら 、 あるいは 、 意見 聴取 事項 で 意見 聴取 に対して 反対 だ という こと に なっ た とき でも 理事 会 は そのまま ごり押し できる という よう な ガバナンス という の は 、 やはり 理事 会 の もの 、 理事 長 の もの という よう な こと に つながる の で は ない か と 思い ます けれども 、 日大 の よう な 、 理事 長 の 暴走 という よう な もの を 今回 の 改正 で 止め られる ん でしょ う か 。 大臣 、 うまく いっ て いる ところ について 応援 し て いく 、 それで その 意義 を 認める という の は 当然 だ と 思い ます 。   ただ 、 この ガバナンス 改革 という の は 、 暴走 とか 、 うまく いか ない とか 、 不祥事 とか 、 こう いっ た もの を 防ぐ ため の もの です ので 、 ちょっと 今 の 御 答弁 という の は 前向き 過ぎる 。 ガバナンス の 改革 を する という の は 、 駄目 な もの を きちんと 止める という こと だ と 思い ます ので 、 それ で 議論 を また 続け て いき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 早坂 敦 で ござい ます 。   最後 の 質疑 者 な ので 、 質問 が 重複 する か も しれ ませ ん けれども 、 よろしく お願い 申し上げ ます 。   先 ほど 荒井 委員 も 言っ て いただき まし た が 、 私 も 私学 出身 で ござい まし て 、 宮城 県 の 仙台 市 出身 で ござい ます 。 昨年 は 、 育英 高校 が 関 を 越え て 真紅 の 優勝旗 を 持っ て き て くれ まし た 。 私 は 、 東北 高校 と いっ て 、 大臣 、 分かり ます か 、 今 WBC で 活躍 し て い ます ダルビッシュ 有 選手 とか 、 また 、 先日 東京ドーム で 単独 公演 を し た 羽生 結 弦 さん 、 また 、 オリンピック で 金メダル を 取っ た 荒川 静香 さん も いる 、 そんな 世界 で 活躍 し て いる 選手 が 多い 学校 な ん です けれども 、 私 も 負け ず に 頑張っ て いき たい と 思い ます 。   今回 の 私立 の 学校 の 法 改正 は 大変 大事 な 法案 の 改正 だ と 思い ます ので 、 早速 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 初め に 、 骨太 方針 の 二 〇 一 九 年 、 閣議 決定 さ れ た 背景 について お 伺い いたし ます 。   二 〇 一 九 年 骨太 方針 で 、 公益 法人 として 、 学校 法人 制度 について も 、 社会 福祉 法人 制度 改革 や 公益社 団 ・ 財団 法人 制度 の 改革 を 十分 に 踏まえ 、 同等 の ガバナンス 機能 が 発揮 できる 制度 改正 の ため 、 速やか に 検討 を 行う と いう こと が 閣議 決定 さ れ まし た が 、 どの よう な 背景 の 下 、 閣議 決定 さ れ た の か 、 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   骨太 方針 二 〇 一 七 で は 人材 投資 と 教育 において 、 骨太 方針 二 〇 一 八 年 でも 人材 へ の 投資 において 、 大学 の ガバナンス について 言及 さ れ て い ます 。 成長 の ため に 、 人 へ の 投資 と イノベーション の 重要 性 は あり ます が 、 その 両方 に 教育 研究 機関 として 大学 に 期待 が 高まる の は 当然 の こと だ と 思い ます 。 しかし 、 残念 な こと に 、 その 社会 の 大きな 期待 に 相反 する よう に 、 近年 、 大学 の 不祥事 が 続い て おり ます 。   その 不祥事 について です が 、 過去 十 年 で 入試 不正 や 不適切 経理 、 刑事 事件 など 不祥事 により 私学 助成 金 の 減額 、 不 交付 処分 を 受け た 大学 、 短大 運営 法人 の 延べ数 を 教え て いただけ ます か 。 二 十 七 法人 。   特に 、 私 、 調べ た ところ だ と 、 やはり 入試 の 不正 が 相次ぎ 件数 が 増え た という こと です が 、 大学 の 不祥事 は 、 学校 の ガバナンス の 不全 を 広く 社会 に 印象づける こと に なっ た の で は ない でしょ う か と 思い ます 。   その 中 で 、 次 の 質問 に なり ます が 、 不祥事 が 相次ぎ 、 また 未然 に 防ぐ など の 意味 も あり 、 私立 学校 法 は 改正 が 重ね られ て き まし た 。   平成 十 六 年 改正 で は 、 理事 会 の 設置 、 外部 役員 の 導入 、 監査 報告 書 の 制度 化 、 役員 の 解任 方法 の 寄附行為 記載 の 義務 化 など 。 平成 二 十 六 年 の 改正 で は 、 文科 省 が 学校 法人 に 措置 命令 や 役員 解任 の 勧告 を 行える など 監督 権限 が 強化 さ れ 、 令 和 元年 改正 で は 、 任務 を 怠り 学校 法人 に 生じ させ た 損害 へ の 役員 の 賠償 責任 を 明確 に し 、 監査 機能 の 強化 も 盛り込ま れ て き まし た 。 また 、 令 和 元年 の 改正 で は 、 附則 で 施行 後 五 年 を めど に 検討 を 加える と あり ます が 、 施行 五 年 を 経 ず に 学校 法人 の ガバナンス 改革 に 係る 改正 案 が 提出 さ れ まし た 。   この 改正 を 定着 さ せ て いく こと に 注力 す べき とき に 、 新た な 改正 案 が 提出 さ れ た 理由 は 何 でしょ う か 。 これ まで 私学 法 の 改正 を 重ね 、 ガバナンス に 関わる 制度 を 整備 、 充実 さ せ て き た はず です が 、 これ まで の 取組 は どう 評価 する の でしょ う か 。 検討 は 十分 行わ れ て き た ん でしょ う か 。 もし 見直し が 必要 な 問題 が あり 、 新た な 改正 が 必要 で あれ ば 、 それ は 制度 の 問題 な の か 、 運用 による もの な の か 、 丁寧 に 検証 する 必要 が ある と 思い ます 。 これ は 、 度々 の 改正 を 含め 、 文科 省 の 見解 を 併せ て 伺い ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 是非 よろしく お願い 申し上げ ます 。   その 中 で 、 今回 、 評議 員 の 権限 が 大変 強く なる という こと で 、 ちょっと 細かく なり ます が 、 評議 員 会 の 機能 について ちょっと お尋ね さ せ て いただき ます 。   本 法案 で は 、 理事 会 を 学校 法人 の 最終 意思 決定 機関 と し て おり ます 。 評議 員 会 の 役割 の 一つ 、 学校 法人 の 重要 な 意思 決定 について 、 理事 会 の 決議 に際し 、 評議 員 会 の 意見 聴取 を 義務づける と あり ます が 、 その 重要 な 意思 決定 と は 何 を 意味 を する ん でしょ う か 。 また 、 学校 法人 の 解散 、 合併 案件 は 極めて 限定 さ れる と 思わ れ ます が 、 その 数 は どの ぐらい ある ん でしょ う か ね 。 そして 、 極めて 限定 さ れ た 案件 に チェック 機能 を 持た せる 意味 が ある ん でしょ う か 。 寄附行為 の 変更 について は 多少 数 は 増える かも しれ ませ ん が 、 意見 聴取 において 意見 が 尊重 さ れる 担保 は あり ませ ん 。 チェック 機能 が 働く の か 疑問 が 大変 残る ん です が 、 文科 省 の 見解 を 伺い ます 。 各 学校 、 チェック の 機能 は 本当に 大切 な もの だ と あり ます が 、 そして 、 学校 法人 の 合併 や 解散 は 頻繁 に 起こる こと で は ない ん です よ ね 。 ただ 、 経営 に関する ほとんど の 事項 は 引き続き 理事 会 が 決定 権 を 握る という こと は 変わり が ない と 思い ます が 。   その 次に 、 改革 会議 案 の 評議 員 会 の 機能 について ちょっと お 聞き し たい ん です が 、 改革 会議 の 報告 書 で は 、 理事 会 や 監事 、 評議 員 会 の 職務 や 権限 を 明確 に 分け 、 理事 会 に対する 監督 機能 を 強化 する ため 、 評議 員 会 を 、 重要 事項 を 決定 する 最高 監督 、 議決 機関 に 格上げ を いたし まし た 。 これ に対し 、 私学 関係 者 から は 、 運営 の 責任 を 取れ ない や 、 教育 環境 が 破壊 さ れ 、 暴走 を 止め られ ない と の 声明 が 出さ れ まし た 。   そこで 、 伺い ます 。   改革 会議 の 報告 書 で は 、 理事 や 教職員 は 、 退職 後 五 年 たて ば 評議 員 に なれ ます 。 また 、 同窓生 で も 就任 が でき ます 。 大学 を 全く 知ら ない 学外 の 人 たち だけ で 行う の は 無理 だ という こと で 、 それ は 理解 し て おり ます が 、 文科 省 の 見解 を 伺い ます 。   また 、 評議 員 に は 執行 権限 が なく 、 管理 者 として 注意 を 払う 善 管 注意 義務 や 損害 賠償 責任 を 負う 仕組み が ある の です が 、 評議 員 が 無責任 な 言動 を 行う の は 難しい と 理解 し て おり ます 。 運営 の 責任 を 取れ ない 、 暴走 を 止め られ ない という こと は ない と 思い ます が 、 文科 省 の 見解 を 伺い ます 。 是非 よろしく お願い 申し上げ ます 。   ここ から また 骨太 方針 の 抜本 的 改革 の 意味 など を 聞い て いき たい ので 、 ちょっと 時間 も ない ので 大臣 の 方 に 聞い て いき たい ん です が 、 骨太 方針 二 〇 二 一 で は 、 学校 法人 における ガバナンス 機能 の 抜本 改革 について 、 年内 に 議論 を 得 て 、 法制 化 を 行う と あり ます が 、 抜本 改革 の 意味 は 何 でしょ う か 。   改革 会議 案 で は 、 評議 員 会 を 最高 監督 、 決議 機関 と する など 、 全く 新た な 役割 分担 を 含む 改革 案 でし た が 、 特別 委員 会 報告 書 は 、 理事 会 が 法人 運営 の 中心 と なる 意思 決定 機関 で 、 評議 員 会 が 諮問 機関 という 従来 の 基本 構造 は 変わら ず 、 評議 員 会 が 理事 の 選 解任 の 権限 を 持つ 社会 福祉 法人 と 比べる と 、 抜本 改革 と は 言え ず 、 私学 側 と 改革 会議 案 の 折衷 案 で は ない でしょ う か と 思い ます 。 ほか の 公益 法人 と 同等 の ガバナンス 機能 を 持た せる こと は 、 二 〇 一 九 年 、 二 〇 二 一 年 の 二 度 の 骨太 方針 で 閣議 決定 さ れ て おり 、 抜本 改革 に なら なけれ ば 、 再度 閣議 決定 が 必要 で は ない でしょ う か 。 二 度 の 閣議 決定 を 翻す こと に なれ ば 、 政府 の ガバナンス が 問わ れる 事態 と 思い ます 。 大臣 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   でも 、 その 統治 機能 改革 について 、 今回 の ガバナンス 改革 は どうしても 迷走 し て いる と 思う ん です よ ね 。 コーポレートガバナンス 改革 の 議論 に 大変 似 て いる と 思う ん です よ 。   約 二 十 年 前 に 始まっ た 企業 統治 改革 で は 、 社外 取締役 を 起用 し て 執行 役 、 取締役 の 選 解任 権 を 持た せよ う と し た ところ 、 社内 の 事情 を よく 知ら ない 人間 だけ に チェック 機能 を 任せ られ ない とか いっ た 反論 が 上がり まし た 。 その後 、 企業 統治 改革 は 広がり 、 日本 企業 の 競争 力 向上 に 貢献 し た こと は 、 そういう こと は 事実 だ と 思い ます 。 しかし 、 ガバナンス は 、 企業 や 大学 といった 特定 の 分野 に とどまら ず 、 これ は 人間 社会 の 全て の 組織 に 当てはまる と 思い ます 。 教育 の 自主 性 や 建 学 の 精神 は 尊重 さ れ なけれ ば なり ませ ん が 、 その 対立 する もの に なら ない と は 思っ て おり ます 。   学校 法人 と 営利 目的 の 企業 と を 一概に 論じる こと は でき ませ ん が 、 しかし 、 今 は 株式会社 私立 大学 も 誕生 し て いる 世の中 です 。 統治 を めぐる 社会 の 動き から 学校 法人 のみ が 周回 遅れ に なっ て いる という こと に 私学 全体 が もっと 危機 感 を 持つ べき だ と 思い ます が 、 大臣 の 見解 を 伺い ます 。 是非 よろしく お願い 申し上げ ます 。   それで 、 今 、 少子化 の 話 に なり まし た が 、 今 、 少子 化 により 十 八 歳 未満 の 人口 が 減っ て いく 中 、 大臣 所轄 の 学校 法人 は 、 文科 省 の 数字 に より ます と 、 令 和 三 年 で 大学 、 短大 、 高専 合わせ て 六 百 七 十 法人 です 。 ここ 十 五 年 ほど 全然 変わっ て い ない ん です よ 。 今後 、 大学 も 生き残り を 懸け て 競争 は 更に 激しく なる と 予想 さ れ ます 。 私大 は 学部 生 の 八 割 弱 を 受け て おり ます 。 社会 人 の 再 教育 も 含め 、 様々 な 人材 育成 に 寄与 し て いる こと が 事実 です 。   だからこそ 、 学校 法人 は 多額 の 国費 助成 を 受け て おり 、 私大 に は その 役割 の 重 さ に ふさわしい 健全 な 経営 を 行う 責任 が ある と 思い ます 。 自浄 能力 が 働か ない 大学 は 淘汰 さ れる 時代 に なっ て いく はず です 。 度重なる 不祥事 と 紛糾 し た 統治 改革 議論 を 通じ 、 社会 は 私大 経営 に 厳しい 目 を 向け て いる こと は 自覚 す べき です 。 私学 側 に 寄り添い 過ぎ て は 、 社会 、 そして 納税 者 に は 受け入れ られ ませ ん 。 改革 が 骨抜き に なれ ば 、 日大 の よう な 不祥事 が これから も 続く お それ が ある の で は ない でしょ う か 。   今後 、 私大 の 改革 を どの 方向 に 、 どの よう に 進め て いく の か 、 大臣 の お 考え を お 聞か せ ください 。 先 ほど 、 私 も 私学 出身 で 、 両親 が 共働き で 、 どうにか 学校 を 出し て いただき まし て 、 私 の 娘 と 息子 は もう 卒業 し て い まし て 社会 人 な ん です けれども 、 やはり 、 私立 に 一 年生 と 三 年生 が いる と 教育 費 が 大変 でし た 。   だから 、 僕 の ため じゃ なく て 、 これから の 未来 の 子供 たち 、 そして 、 一生懸命 働い て くれ て いる 、 今 こんな 、 本当に 大変 な 時代 です よ 、 給料 も 上がら ない 、 物価 も 高騰 し て いる 中 、 学費 を 払う 保護 者 の 皆さん の ため に しっかり と 取り組ん で いただき たい という 思い で 、 あと 、 最後 に 、 私大 の 不祥事 が やま ない 背景 に は 、 理事 長 や 理事 の 質 の 問題 も 関係 し て いる の で は ない でしょ う か 。   ガバナンス を 機能 さ せる ため に 組織 や 制度 を 変える こと は 必要 です が 、 新た な 組織 を 動かす 、 制度 を 生かす ため の 運用 について 、 同時に 考える こと も 大切 だ と 思い ます 。 組織 、 制度 と 運用 が そろっ て 初めて ガバナンス が 機能 する もの だ と 思い ます 。   そして 、 この 運用 に 大きな 影響 を 与える の は 、 理事 長 の 考え と 姿勢 で は ない か と 思い ます 。 改革 の 意味 を 十分 に 理解 し ない まま 、 手続 に のっとり 、 形式 を 整える だけ で は 、 ガバナンス は 機能 し ませ ん 。 理事 長 や トップ に 立つ 者 の 質 が ガバナンス の 質 を 決める 大きな 要素 で ある こと を 、 理事 長 など トップ は 理解 す べき です 。   社会 に 信頼 さ れ て 支持 さ れる ため 、 何 が 必要 な の か 、 それぞれ 学校 法人 が 自ら 考え 、 ガバナンス と マネジメント の 両方 の 質 を 高め 、 その 姿 を 広く 示し て いく こと が 必要 で あり 、 今後 の 学校 運営 の 成否 の 鍵 を 握る 重要 な 要素 に なる の で は ない でしょ う か 。 今後 、 理事 ら に 向け 、 私学 法 など 関連 法 の 趣旨 や 罰則 など の 研修 を 充実 さ せ 、 理解 を 深める 施策 も 必要 で ない でしょ う か 。 この こと を 訴え させ て いただき 、 質問 を 終わり に さ せ て いただき ます 。 自民党 の 青山 周平 です 。   本日 は 、 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   参考 人 の 皆様 方 、 大変 お忙しい 中 、 本当に 示唆 に 富ん だ すばらしい お話 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。 順次 、 時間 も 少ない です ので 、 進め させ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 皆さん の お話 を お 伺い し て 、 それぞれ の お 立場 で 全く 意見 が 違う 、 この 法案 一つ について 意見 が 違う と いう ところ は 強く 認識 でき まし た 。   そんな 中 で 、 例えば 増田 参考 人 は 、 まだ 不十分 だ という 声 から スタート を し まし た が 、 藤本 参考 人 に おか れ て は 、 ちょっと 行き過ぎ だ という 声 も あっ て 、 厳しい という 声 も あり まし た 。 まさに それ を まとめ た の が この 法案 な の か な と いう こと を 私 は 感じ て おり ます 。   実際 に 学校 法人 を 運営 し て いく に当たって 、 不正 は 絶対 に 許し て は いけ ない けれども 、 協 働 が 必要 だ という お話 を さ れ まし た 。 これ は すごく 重要 な こと だ と 思い ます 。   私 も 実は 、 幼稚園 を 経営 し て まいり まし た 。 十 年 前 に 退職 を し て いる ん です が 、 その とき に 、 評議 員 会 と の 関係 という の は まさに 協 働 でし た 。 うまく いっ て いる 学校 法人 は ほとんど 、 評議 員 会 と 理事 会 が 一緒 に なっ て いい 学園 づくり を し て いく 、 そういう 主体 で ある という ふう に 思っ て い ます ので 、 それ が 、 ある とき に 歯車 が 狂い 始め た とき に どう 止め られる か という の が 今回 非常 に 重要 な ところ で 、 その 両方 を 併せ て いい ところ を つくっ て いか なきゃ いけ ない という ところ が 今回 の 議論 な ん だろ う という こと を 思っ て おり ます 。   まず 、 田中 参考 人 に 質問 さ せ て いただき ます が 、 ガバナンス 改革 会議 の 提言 、 評議 員 会 を 最高 監督 、 議決 機関 と し て おり 、 私学 団体 から 大きな 懸念 が 寄せ られ た と の こと でし た が 、 具体 的 に は どういう 懸念 が 寄せ られ た の か 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 どうも 、 本当に 分かり やすく 御 説明 いただき 、 ありがとう ござい ます 。   次に 、 増田 参考 人 に 御 質問 さ せ て いただき ます 。   ガバナンス 会議 で 提言 を お 取りまとめ を いただい て 、 それ と 比べる と 不十分 だ という 声 を いただき まし た 。 ただ 、 関係 者 の 皆様 方 から いろいろ な 懸念 が あっ た の も 事実 で ござい まし て 、 それ を 最終 的 に 、 この 法案 で まとまっ た わけ で あり ます が 、 そう は いい ながら も 、 ここ は 評価 できる という 部分 は この 法案 に あり ます でしょ う か 。   この 法案 の 中 で 、 今 まで の 学校 法人 の 制度 で いい ます と 、 例えば 理事 会 が 監事 を 選任 する だ とか 、 普通 に 考え て 、 性善説 に 立っ て やってこ られ た ところ が ある と 思う ん です が 、 今回 、 法案 で そこ を 少し 厳しく 、 しっかり と ガバナンス を つくっ て いく という こと で 決まっ た わけ です が 、 この 法案 で 評価 できる 点 が あれ ば お話し いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   ちょっと 時間 が なくなっ て き て しまい まし て 、 僕 、 どうしても 藤本 参考 人 に 御 質問 し たく て 。 幼稚園 の お話 、 すごく 感銘 を 受け まし た 。 ありがとう ござい まし た 。   実は 、 多分 、 一番 今回 の 反発 が あっ た の は 、 幼稚園 の 法人 が 現実 的 に 運営 できる か という 不安 という の は 大きかっ た と 思う ん です 。 と いい ます の も 、 大学 法人 は 、 たしか 大学 、 短大 、 高専 合わせ て も 六 百 七 十 法人 ぐらい 、 幼稚園 は 私立 と 幼 保 連携 型 の こども 園 を 入れる と 五 千 ぐらい ある ん です ね 。   先 ほど おっしゃら れ た とおり 、 小さな ところ も たくさん あっ て 、 そこ が 対応 可能 か という ところ が 一番 重要 な ところ だ という ふう に 私 は 思っ て おり ます 。   そこで 、 藤本 参考 人 に お 伺い を いたし ます 。   法律 が でき たら 、 それぞれ 学校 法人 を 運用 し て いか なく て は なら ない わけ です が 、 先ほど も 少し お話 を いただき まし た が 、 具体 的 に 、 私 自身 は これ を 見 た とき に 、 少し ハードル は ある けれども 、 この よう に 運用 し て いく の は 可能 な ん じゃ ない か という 第 一 印象 を 受け まし た が 、 藤本 参考 人 は 、 この 法案 改正 によって 御 自分 の 幼稚園 の 中 で 対応 が 可能 か どう か 、 また 、 問題 点 が ある の で あれ ば 、 お話 を いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   運用 に当たって は 、 本当に そこ を 配慮 し なきゃ いけ ない という こと を 強く 感じ まし た 。   時間 に なり まし た ので 、 これ で 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 、 森山 浩行 で ござい ます 。   本日 は 、 参考 人 の 皆様 、 意見 陳述 を ありがとう ござい まし た 。   今回 の 、 ガバナンス 改革 という こと で 、 理事 会 と 、 そして 評議 員 会 、 監事 、 この 役割 分担 、 あるいは 相互 牽制 という もの を どうして いく の か という の が 大きな 課題 という こと の 中 で の 法 改正 な わけ です けれども 、 私 、 この 議論 を し て いる 中 で 、 この間 、 非常 に 何 回 も 出 て くる の が 建 学 の 精神 という やつ な ん です ね 。   建 学 の 精神 という もの が ある ので 、 ほか の 公益 法人 と は 違う ガバナンス に なる の だ 、 学校 法人 は 特別 な ん だ という こと です けれども 、 一方 で 、 合併 を し て 新しい 学校 に なる という こと も ある 。 あるいは 、 私 、 母校 は 権利 自由 、 独立 自治 という よう な 建 学 の 精神 を 持っ て おり ます けれども 、 その 下 に 、 理念 で ある とか 使命 で ある という よう な 形 で 、 時々 によって 更に 新しい 建 学 の 精神 的 な もの を つけ加え て いく という よう な こと も 理事 会 によって 行わ れ て いく という よう な こと が あり ます 。   先 ほど 福原 先生 から も 言っ て いただき まし た 、 いわゆる 財団 法人 から 学校 法人 に 変わっ て いく 、 そして 、 学制 は 百 五 十 年 で ある という 中 で あり ます ので 、 百 五 十 年 前 に つくっ た 学校 の 理念 という もの が 連綿 と 続い て いる ところ も あれ ば 、 そう で は ない ところ も ある けれども 、 この 建 学 の 精神 という もの を 大事 に する から 学校 法人 は 特別 な の だ という よう な こと について の お 考え と いう か 、 皆さん は 、 これ は これ で いい の だ という こと な の か 、 少し 違和感 が ある の か 。   先 ほど 、 藤本 先生 の 方 から 、 学問 の 自由 を 守る ため な の だ という お話 を いただき まし た 。 これ は 大変 しっくり き まし た 。 それ で あれ ば 、 ほか と は 違う ん だ という よう な 話 に なる の か と 思い ます が 、 個々 の 学校 による 建 学 の 精神 という の を 守る ため に 、 この 法人 全体 という の が 別 の 法律 で さ れる という こと について は どの よう に お 考え でしょ う か 。 各 先生 方 に お 伺い を し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   もう 一つ 、 この間 議論 に なっ て いる の が 、 大きな 学校 組織 と そして 小さな 法人 という ところ で 同じ 制度 で いい の か という 部分 な ん です ね 。   これ について は 、 郵便 局 を 民営 化 を する とき に 、 金融 庁 の 所轄 で ある ので 、 銀行 の 支店 と 同じ だけ の こと を 、 郵便 局 、 二 人 、 三 人 しか い ない よう な 郵便 局 の 窓口 に も 置か なきゃ いけ ない という よう な 話 を し た とき に 、 現場 が 大 混乱 に なる という よう な こと も あり まし た 。   今回 の 法律 で は 、 細かい ところ まで 決め ず に 、 二つ の カテゴリー と なっ て い ます けれども 、 もしか し たら 、 三つ 、 四つ 、 あるいは 、 幼稚園 という よう な 年代 の ところ 、 それ に対して 、 大学 という よう な ところ で あれ ば NPO 法人 立 や あるいは 株式会社 立 という よう な もの も 学校 として も 存在 を し て き て い ます ので 、 そういった 形 で 、 年代 ごと に 分ける で ある とか 機能 ごと に 分ける で ある とかいう よう な こと も 含め て 、 これ は 私立 学校 法 一 本 で やる の は ちょっと 限界 が ある の で は ない か な と いう よう な 印象 も 受ける わけ な ん です けれども 。   これ は 田中 先生 、 増田 先生 に お 聞き を し たい の です が 、 この 部分 という の は 御 議論 は あっ た の か 、 あるいは 、 ここ から 先 、 理事 会 も 間違う 、 評議 員 会 も 間違う 、 だから お互い 牽制 を する という よう な 中 において 、 大きな ところ と 小さな ところ 、 どの よう に 構築 を す べき か という 御 示唆 を いただけれ ば と 思い ます 。 日本 維新 の 会 、 堀場 幸子 で ござい ます 。   本日 、 参考 人 の 皆様 、 本当に 貴重 な 御 意見 を ありがとう ござい まし た 。   私 たち は この 文科 委員 会 で 私立 学校 について 様々 議論 を さ せ て いただい て いる ところ です けれども 、 私 ども 、 党内 で も この 議論 を さ せ て いただい た とき に 、 やはり 懸念 点 として 出 て いる の は 、 先ほど から 申し上げ て おり ます 、 大学 等 の 大きな ところ と 小さな 幼稚園 等々 が 本当に 一緒 に やっ て いく 、 同じ 一つ の 法律 で やっ て いく こと が 大丈夫 な の か という こと について の 懸念 という もの が あっ た という こと だ と 思っ て い ます 。   手厚い 税制 優遇 を 受け て いる 学校 法人 だ から 、 公益 法人 に ふさわしい ガバナンス の 抜本 改革 という もの が 、 法 制度 として 法制 化 し て いく こと が 非常 に 重要 な ん だ という 議論 から スタート し て いる と 承知 し て おり ます 。 権限 の 分配 とか 建設 的 な 協 働 と 相互 の 牽制 という の が ポイント で ある という こと も 重々 承知 し て いる ところ です けれども 、 やはり 、 一部 の 例外 を 除い て 、 ほぼ 一律 で 学校 法人 に かかっ て くる という こと について 、 少し 現場 の 意見 を 聞か せ て いただき ながら 、 本日 は 御 質問 を さ せ て いただき たい な という ふう に 思っ て おり ます 。   まず 最初 に 、 藤本 先生 に お 伺い し たい と 思っ て い ます 。   この ルール 、 組織 論 です ね 、 今回 、 ガバナンス です ので 、 経営 の 体制 で あっ たり そういった もの を 法 で 決める こと に なっ て いる ん です が 、 ちょっと 細かい か な という ふう に 思っ て いる 部分 が あり ます 。 特に 人材 確保 という 点 において 懸念 等 が あれ ば 教え て いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   理事 会 が 五 人 という こと も 決まっ て い ます し 、 それ 以上 の 人 を 評議 員 に という こと な ん です けれども 、 この 人数 を 考え て も 、 さっき 藤本 先生 が おっしゃっ て い た 、 園児 が どんどん 減っ て いる 中 で 、 園児 と 先生 の 数 と 組織 の 大き さ という もの が 見合っ て いる の か 、 こう いっ た 点 も 注目 を し なけれ ば なら ない です し 、 法 を 作る とき に 、 やはり しっかり と そこ の 点 を 考慮 し なけれ ば いけ ない の か な という ふう に 思っ て い ます 。   一方 で 、 組織 の 透明 化 という 議論 も あり まし た 。 税制 優遇 や 公費 の 助成 を 受け て いる から 公共 性 の 確保 の ため に という こと も あり ます けれども 、 そもそも 学校 です よ ね 、 なので 、 自ら を 律する という こと を 多く し て いる 学校 が 多い と 思い ます 、 甘く て いい ん です よ という こと で は ない と 思い ます 。 そういった 点 から 考え て 、 やはり 自主 的 に 様々 行っ て いる ところ だっ た の で は ない か という ふう に 思っ て い ます 。   今回 、 大きな 大学 と 、 それ 以外 の 、 都道府県 が やっ て いる その他 の 学校 法人 の 相違 点 という ところ で 、 例えば 計算 書類 、 事業 報告 等 、 これ が 、 全て 誰 でも 閲覧 が できる よう に する の と 、 一部 しか でき ませ ん という ところ とか で 配慮 を さ れ て いる という ふう に 聞い て いる ん です けれども 、 この 配慮 は 、 私 は 逆 に 、 別に 透明 性 を 確保 し た しっかり と し た 経理 を し て いる の で あれ ば 、 その 配慮 という こと より も 、 やはり 人 の 確保 とか そういった 点 で 差 が あっ て よかっ た ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て いる ん です が 、 田中 先生 に お 伺い し たい ん です 。   こう いっ た ところ 、 差 を つける とき に 、 ここ は 情報 公開 な ので 、 透明 性 を 確保 する という 観点 から は 見 られる 方 が いい ん じゃ ない か 、 若しくは 、 財産 目録 について も 、 報酬 の 基準 とかいう こと で ある なら ば 、 別に これ は 閲覧 し て も よかっ た ん じゃ ない か な という ふう に 思う 一方 で 、 さっき 申し上げ まし た 人員 の 配置 等 で は 配慮 が 必要 だっ た の で は ない か という ふう に 考える ん です が 、 この 点 について 端的 に お願い でき ます か 。 ありがとう ござい ます 。   この 法律 自体 に対する 評価 という 点 で いう なら ば 、 必要 だ と 思っ て い ます 。 やはり ガバナンス という もの は 一定 の ルール が 必要 な の で は ない か な という ふう に は 考え て い ます 。 だけれども 、 これ が 一部 上場 の 大きな 株式会社 と 地域 に ある 零細 企業 と 同じ ルール で やり なさい と 言わ れる の に は 無理 が ある ん じゃ ない か な と いう 点 を 懸念 を し て いる という こと です ね 。   あ ともう 一つ は 、 やはり 、 都道府県 によって 幼稚園 とか に これ を 指導 し て いく わけ です けれども 、 この 法律 が 始まっ た とき に 、 都道府県 で 指導 する 量 が かなり 多い です ので 、 この 二 年 という 歳月 が 本当に ふさわしい の か という 点 について も 様々 議論 が ある の で は ない か という ふう に 思っ て い ます 。   一方 で 、 いろいろ な こと を 社 福 に 合わせ て いく という こと を 念頭 に 置か れ て 作ら れ て い た という の は 先ほど お話 も お 伺い し て いる ん です けれども 、 増田 先生 に お 伺い し たい の は 、 いろいろ な もの を 寄附行為 で 決める という ふう に なっ て い ます 。 これ は 、 幼稚園 とか 小さな 学校 の 方 は それ で いい の かも しれ ない ん です けれども 、 一方 で 、 やはり 不正 が 見受け られ た 大きな 大学 等 で 様々 な こと を 寄附行為 で 決める という こと 、 これ について の 御 所見 を 、 ちょっと お 時間 が ない ので 端的 に お願い できれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   そう な ん です よ ね 。 この 私学 の 学校 法 の 改正 だけ じゃ なく て 、 私学 の 助成 法 とか 、 様々 な 法 の 中 で ガバナンス という もの を つくっ て いく こと は 可能 じゃ ない か な と 思っ て い ます 。   だからこそ 、 この 私学 の 、 学校 に関して という ところ で いう と 、 もう少し 丁寧 な 組織 論 が あっ て も いい ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て い ます 。   現場 の 感覚 が ない という の が 私 は ちょっと 重要 で は ない の か と 思っ て い ます 。 評議 員 の 方々 が 現場 の 感覚 が ない と は 言わ ない です けれども 、 例えば 、 今 、 やはり 、 地域 と の コミュニケーション で あっ たり とか 、 地域 の ニーズ を 酌み 取る 、 幼稚園 とか は 特に そういう の が 多い と 思う ん です けれども 、 そういった こと を スピード 感 を 持っ て 対応 し なけれ ば なら ない 時代 だ と 思っ て い ます 。 一方 で 少子化 が 進ん で いる 、 子供 たち の こと を 考える 、 その 点 に 関し て でも 、 やはり 、 子供 は すぐ 大きく なっ て しまい ます ので 、 スピード 感 を 持っ て 対応 する という こと が 非常 に 重要 に なっ て くる ん です けれども 。   藤本 先生 に お 伺い し たい ん です が 、 そういう 十 人 とか 十 二 、 三 人 とか という ところ で 、 組織 の 中 で 評議 会 の 人 たち が 、 地域 の 人 に 、 園長 先生 とか が 、 理事 長 さん とか が いろいろ な ところ に お願い に 上がっ て 、 探し て き て 、 そして やっ て いく 。 そして 、 協 働 と 牽制 だ と は 思う ん です けれども 、 同じ 方向 を 向い て やっ て いく 人 を やっと 見つける こと が でき た という こと に なっ た として 、 でも 、 やはり 、 藤本 先生 は 、 この間 お 伺い し た とき も 、 園児 一 人 一 人 の お 顔 も 名前 も 分かっ て いる 。 そういった 方 が 現場 で こういう こと を やり たい な という ふう に やっ て いる とき に 、 そういった 地域 の ニーズ を 取り入れ たり 、 現場 の 感覚 を 取り入れる という こと を この 組織 の 中 で やっ て いく という こと に対する 御 所見 、 意見 、 どういう ふう に 思っ て いらっしゃる の か 。   つまり 、 なかなか 、 組織 の 大き さ が 幼稚園 の 大き さ と 見合わ なかっ た とき に は 、 何 か スピード 感 を 持っ て やっ て いく の が 難しい の か 、 難しく ない の か 。 若しくは 、 なかなか それ が 今後 難しく なっ て いく ん じゃ ない か という よう な こと も 含め て 、 御 示唆 が あれ ば お願い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 この 法律 を 考える 上 に は 、 正しい 配慮 、 先 ほど おっしゃっ て い まし た 正しい 配慮 という の は どういう もの な の か という こと を もう少し 議論 し なけれ ば なら ない の か な という ふう に 思っ て い ます 。   お 時間 の 方 が 余り なく て 、 福原 先生 に 御 質問 し たかっ た ん です が 、 ちょっと でき て い ない ん です けれども 、 今 、 こういう 議論 を さ せ て いただい て き まし た 。 やはり 、 小さな ところ で あろ う と 、 大小 かかわら ず 、 自主 的 に コンプライアンス を 厳守 する という こと は 、 自ら を 律する という こと です ので 、 可能 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   福原 先生 、 少し お 時間 が ない ん です けれども 、 最後 に 、 今 こういう 、 るる 議論 を し て き まし た 、 大小 に かかわら ず 組織 の 体制 を つくっ て いく という こと に関して 、 特に また 、 寄附行為 で 定める とか 、 そういった ところ に関して 御 意見 を 頂戴 できれ ば と 思い ます 。 お 時間 が 来 まし た ので 、 これ で 終わら せ て いただき ます 。   本当に この 課題 、 いろいろ な ところ が ある な という ふう に 思っ て おり ます ので 、 また もう一度 質疑 が ある と 思い ます ので 、 先生 方 の 御 意見 を しっかり と 頂戴 いたし まし て 、 法案 の 策定 に 取り組ん で まいり たい と 思っ て おり ます 。   本日 は ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 鰐淵 洋子 で ござい ます 。   本日 は 、 参考 人 の 皆様 、 お忙しい ところ 、 国会 まで お越し いただき まし て 、 また 、 貴重 な 御 意見 を 賜り 、 心 より 感謝 を 申し上げ ます 。   また 、 皆様 に おか れ まし て は 、 我が国 の 学校 教育 を 支え て いる 私学 の 振興 に それぞれ の 立場 で これ まで 御 尽力 を いただい て い ます こと に 心から 敬意 を 表し 、 また 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   それでは 、 まず 、 私学 が 取り組む ガバナンス 改革 について 、 これ まで も 御 意見 を いただい て おり ます が 、 改めて 四 人 の 参考 人 の 皆様 に お 伺い を し たい と 思っ て おり ます 。   私学 学校 は 、 先ほど から お話 が あり ます と おり 、 質 また 量 、 この 両面 から 我が国 の 学校 教育 を 支え て いる 、 また 大きな 役割 を 果たし て いただい て おり ます 。 これから も 社会 の ニーズ に 応え て いただい て 、 何 より も 学生 と その 保護 者 の 期待 に 応える ため に も 、 不信 感 を 高める よう な こと が あっ て は なら ない と 思っ て おり ます 。   その 意味 で も 、 ガバナンス 改革 という こと は 最 重要 課題 の 一つ で ある か と 思っ て おり ます 。 そして 、 その 改革 に当たりまして は 、 私学 に は それぞれ 建 学 の 精神 が ござい ます ので 、 その 精神 に 基づき まし て 、 多様 な 個性 、 また 豊か な 活動 が 展開 さ れ て おり ます 。 そこ を しっかり と 重視 し ながら 、 自ら 主体性 を 持っ て 改革 を し て いく こと が 重要 で ある と 思っ て おり ます 。   です から 、 ガバナンス 改革 は 目的 で は なく て 手段 で ある 、 先ほど も お話 が ござい まし た 、 一つ の 手段 で ある と 思っ て おり ます けれども 、 そういった こと から 、 私学 が 取り組む ガバナンス 改革 について 、 四 人 の 参考 人 の 方 から 改めて それぞれ 御 意見 を 頂戴 し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   それでは 、 田中 参考 人 と 福原 参考 人 に お 伺い を し たい と 思い ます 。   今 、 ガバナンス 改革 という こと で それぞれ 貴重 な 御 意見 を いただき まし た が 、 これ を 取り組む に当たりまして 一つ ポイント と なり ます の が 、 これ も 参考 人 から いただい て おり ます けれども 、 理事 会 、 評議 員 会 を 始め 、 学校 法人 運営 に 関わる 全て の 方々 が 、 学校 を より よく し て いこ う という 共通 認識 の 下 、 相互 に 牽制 し 合い ながら も 、 対立 で は なく て 、 協 働 し て 一体 と なっ て 学校 運営 を 行っ て いく 、 協 働 という お 言葉 を 先 ほど いただき まし た が 、 これ が 大事 に なっ て くる か と 思い ます 。   しかし 現実 は 、 僭越 ながら 、 なかなか 大変 な 、 難しい こと で は ある と 思い ます ので 、 改めて 、 それぞれ の お 立場 、 これ まで 様々 な 御 経験 を さ れ て おり ます と 思い ます ので 、 是非 、 対立 で は なく て 、 協 働 し て 一体 と なっ て 学校 法人 運営 を 行っ て いく 、 その 上 で の アドバイス という か 御 指導 を いただけれ ば と 思い ます 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 は 、 田中 参考 人 、 増田 参考 人 、 福原 参考 人 、 藤本 参考 人様 、 大変 お忙しい 中 に 国会 に お越し を いただき まし て 、 これ まで 大変 貴重 な 、 御 示唆 に 富ん だ 御 意見 を いただき まし た こと に 、 まず 心から 感謝 を 申し上げ ます 。   それでは 、 早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   私立 学校 の ガバナンス を 強化 し て いく という ところ について は 、 各 参考 人 の 先生 方 も 一致 し た 御 意見 だ と 思い ます し 、 私 たち 委員 も 同様 の 、 そこ に は 一致 し た 意見 を 持っ て いる か と 思い ます けれども 、 増田 参考 人 を 座長 として 開催 さ れ 報告 書 が まとめ られ まし た 改革 会議 におきまして の 議論 の 前提 という こと について は 、 政府 が 、 学校 法人 以外 の 公益 法人 です とか 、 公益社 団 ・ 財団 法人 、 また 社会 福祉 法人 と 同様 の 機関 設計 、 改革 を 適用 する という こと が 前提 に あっ た 、 その 中 で の 改革 会議 で の 結論 で あっ た という ふう に 認識 を いたし て おり ます 。   まず 、 田中 参考 人 、 福原 参考 人 、 藤本 参考 人様 、 それぞれ 教育 現場 に おら れ た 先生 方 に 、 この こと を 私立 学校 に 適用 する という こと について の 先生 方 の 御 見解 という もの を お 伺い を し たい と 思い ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 ありがとう ござい ます 。   今 、 先生 方 から ござい まし た よう に 、 やはり 私立 学校 の 独自 性 と いい ます か 、 建 学 の 精神 を 含め て 、 大変 長い 間 を 経 た 歴史 です とか 伝統 という もの も ある か という ふう に 思い ます けれども 、 公的 な 機関 として の 、 しっかり 説明 責任 や 情報 公開 、 また 透明 化 とともに 、 自律 的 な という 、 先ほど 参考 人 の 先生 方 から も ござい まし た けれども 、 この こと は 大変 重要 な 視点 で は ない か と 思っ て おり まし て 、 いわゆる 自浄 能力 と いい ます か 、 大変 そういう 能力 は 大事 な 部分 だ という ふう に 認識 を いたし て おり ます 。   増田 参考 人 に お尋ね を さ せ て いただき ます 。   先生 は 先 ほど 、 私 も 申し上げ まし た 、 政府 の 方針 に 沿っ た 形 で の 提言 を さ れ て き た わけ で ござい ます けれども 、 本 改正 案 において は 、 先生 の 方 から は 、 不十分 で ある 、 また 、 監督 さ れる 側 の 人間 が 監督 する 側 を 兼ねる こと によって 利益 相反 に なる という 御 指摘 も いただき まし た 。 ただ 、 一 歩 前進 という お 言葉 も いただい て おり ます 。   本 改正 案 で 、 これ まで 様々 不祥事 、 日大 に 見 られる 不祥事 が あっ た ん です けれども 、 これ を 組織 として 防い で いく ため に は 、 これ だけ は 盛り込ま なけれ ば その 不正 は 防げ ない という よう な 課題 という もの が あり まし たら 、 御 示唆 を いただけれ ば という ふう に 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   増田 参考 人 の 思い という もの が 十分 伝わっ た という ふう に 思い ます けれども 、 この ガバナンス の 強化 という の は 大変 重要 な 課題 で ある という ふう に 思い ます し 、 田中 参考 人 が 、 ちょっと 記事 の 中 で 読ま せ て いただい た ん です けれども 、 守り の ガバナンス 、 攻め の ガバナンス という お 言葉 を 使わ れ て おり まし た けれども 、 いわゆる 、 私立 学校 を 含め て 、 ガバナンスコード という もの が ござい ます けれども 、 この ガバナンスコード 改革 について 、 先生 方 、 どの よう な 御 見解 を お 持ち で ある か という こと を 、 田中 参考 人 、 福原 参考 人 、 藤本 参考 人 に お尋ね を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 大変 御 示唆 いただき まし た ので 、 しっかり 今後 の 委員 会 質疑 に も 生かし て まいり たい という ふう に 思い ます 。   本日 は ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   四 人 の 参考 人 の 先生 方 、 本当に 貴重 な 御 意見 を ありがとう ござい ます 。 私 で 最後 です から 、 もう しばらく お つき合い いただき たい と 思い ます 。   たくさん の 委員 の 方々 から 御 質問 が あり まし た から 、 もう だんだん 聞く こと が なくなっ て くる ん です けれども 、 私 は 、 まず 、 私立 学校 の 存在 意義 と いい ます か 、 そもそも の 我が国 における 私学 の 価値 という こと を はっきり 先生 方 から 語っ て いただき たい と 思う ん です ね 。   文部 科学 省 の ホームページ に より ます と 、 私立 学校 に 在学 する 学生 生徒 など の 割合 は 、 大学 、 短大 で 約 八 割 、 高校 で 約 三 割 、 幼稚園 で も 八 割 、 こういう ふう に 書か れ て おり まし て 、 私立 学校 は 我が国 の 学校 教育 の 発展 に 大きく 貢献 し て いる と 。   つまり 、 私立 と 書い て い ます から 、 私 の もの だ みたい な 語感 が あり ます けれども 、 そう じゃ なく て 、 我が国 の 公 教育 を 支え て いただい て いる わけ です ね 。 です から 、 それ は 、 そういう 役割 を 担っ て いただい て いる わけ です から 、 しっかり と し た 支援 を する の は 当然 で あり まし て 、 また 、 支援 する 上 でも 、 私立 学校 の 特性 、 建 学 の 精神 を しっかり 尊重 する 、 これ も もう 当然 の こと だ と 思っ て おり ます 。   そういう 点 で は 、 藤本 参考 人 が 、 幼児 教育 無償 化 し た から やれ と 言わ れる の は 違和感 が ある 、 こう おっしゃっ た の は 、 まさに その とおり で あっ て 、 我々 は 、 そういう 関係 に ない と 。 まだまだ 、 実は 、 無償 化 施策 も そう です けれども 、 私学 助成 など も 足り ない という ふう に 思っ て いる ん です ね 。   本来 、 私学 助成 法 が でき た とき に 、 国会 は 、 私学 助成 を 二 分の 一 に 引き上げる という こと を 決議 を いたし まし た 、 附帯 決議 で 。 しかし 、 その後 の 推移 は 御 承知 の とおり です 。 今 は もう 半分 どころか 、 一 割 を 切ろ う か という ところ まで 下がっ て しまっ た 。   そういう 点 で は 、 何 か 交換 条件 じゃ なく て 、 もっと しっかり 、 公 教育 を 担っ て いただく 上 で の 支援 は 、 口 は 出さ ず に お金 は 出す という ふう に す べき だ と 私 は 思う ん です ね 。   この 点 で 、 私学 の 価値 と 役割 という 点 、 これ は 四 人 の 参考 人 の 先生 方 、 順々 に お答え いただき たい と 思い ます 。 幼児 教育 無償 化 し た から やれ という 話 じゃ なく て 、 さ れ なく て も もちろん やっ て いる し 、 それ と は 無関係 に ガバナンス が 必要 だ と おっしゃる の は その とおり だ と 思う ん です ね 。   価値 は 認め つつ も 、 ごく 僅か 、 やはり 深刻 な 問題 が 起こっ て いる 。   実は 、 私 の 大学 の 恩師 が 、 大阪 の さる 私立 大学 の 理事 長 ら による 業務 上 横領 事件 が 起こっ た 、 その 私立 大学 の 今 理事 長 として 再建 に 当たっ て おり まし て 、 相当 深刻 な 事件 が 起こっ て いる こと は 事実 な ん です ね 。   いずれ も 、 理事 、 評議 員 、 監事 等々 を 理事 長 が 選任 できる 仕組み と なっ て いる こと から 歯止め が 利か ない という こと です よ ね 。 それ に どう ガバナンス を 利か せる か という 議論 が 重ね られ て き た わけ です 。   私 たち は 、 今回 の 改正 、 一定 の 前進 、 歯止め が 期待 さ れる という ふう に 考え て おり ます けれども 、 ただ 、 今回 、 理事 選任 機関 という もの を 選ん で そこで 選任 する という ん です けれども 、 この 理事 選任 機関 が どの よう な 方 から 構成 さ れる か 、 これ は 寄附行為 で 定める と なっ て い ます ね 。 寄附行為 で 定め た なら ば 、 理事 会 を 理事 選任 機関 と する こと が 排除 さ れ て い ない という ふう に 私 たち は ちょっと 読め て しまう ん です けれども 、 ここ は 少し 問題 が ある ん じゃ ない か と 思う ん です が 、 田中 先生 と 福原 先生 に お 伺い でき ます でしょ う か 。 時間 が 参り まし た 。 ありがとう ござい まし た 。   何 より も 、 増田 参考 人 から 笑顔 が 見 られ た こと が 、 今日 は 参考 人 質疑 を やっ て よかっ た な と 私 も 喜ん で おり ます 。   是非 と も よい もの に する ため に 私 たち も 全力 を 挙げる 決意 を 申し上げ て 、 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 古川 直 季 で ござい ます 。   本日 は 、 当 委員 会 で は 初めて 質問 さ せ て いただく 機会 を いただき まし て 、 誠に ありがとう ござい ます 。   先日 の 当 委員 会 の 審議 、 そして 参考 人 招致 で も 様々 な 御 意見 が ござい まし た 。 今回 は 、 七 千 六 百 を 超える 学校 法人 に 影響 が 及ぶ こと に なり ます ので 、 丁寧 に 議論 を 進め て いる ところ で ござい ます が 、 今回 こうした 質問 の 機会 を いただき まし た ので 、 私 、 地元 の 学校 法人 に 直接 お 伺い を し て 、 いろいろ お話 を お 伺い さ せ て いただき まし た ので 、 その こと から 少し お話 を さ せ て いただけれ ば と 思い ます 。 少し お 時間 を いただけ たら と 思い ます 。   私 の 地元 に は 、 近年 、 不 登校 の 生徒 支援 で も 注目 を さ れ て いる 星 槎 グループ という 学園 が ござい ます 。 創設 者 は 宮沢 保夫 先生 という 方 な ん です けれども 、 最初 、 生徒 二 人 の 学習 塾 から 始まっ て 、 今 で は 幼稚園 から 大学 まで 約 二 万 人 の 学生 が 学ぶ よう に なっ て おり まし て 、 昨年 、 創立 五 十 年 を 迎え た ところ でも ござい ます 。 私 も 、 横浜 市 会議 員 の とき から 、 宮沢 先生 に は 大変 様 々 御 指導 を いただい た 者 の 一 人 です 。 ただ 、 残念 ながら 、 宮沢 先生 は 昨年 お 亡くなり に なり まし て 、 あした が 命日 で ござい ます 。 ここ に 、 御 冥福 を 心から お祈り を 申し上げ たい と 思い ます 。   私立 学校 の 建 学 の 精神 という の は 、 この 学園 も そう でし た けれども 、 どの 学校 も 、 創立 者 の 志 を 表現 し た すばらしい 理念 で ござい ます 。 宮沢 先生 は 、 人 を 認める 、 人 を 排除 し ない 、 仲間 を つくる という この 三つ の 理念 を 掲げ て 、 子供 たち や 、 広く 学園 の 多く の 皆さん に この 理念 を 徹底 さ れ て おら れ まし た 。 私 も 、 この 理念 に も 感銘 を 受け まし た 。 今回 の ガバナンス 改革 も 、 こうした 各 学校 の 建 学 の 精神 、 そして 教育 に対する 情熱 、 こうした こと を やはり しっかり と 踏まえ た 上 で 改革 を 推進 す べき だ という ふう に 私 は 思っ て おり ます 。   さて 、 これ まで の 質疑 で 委員 の 皆様 が 御 指摘 を さ れ て いる よう に 、 日本 の 私立 大学 は 、 学校 数 全体 で 七 七 % を 占め 、 二 百 六 十 一 万 人 の 学生 の うち 七 八 % が 私学 で 学ん で いる という 状況 で ござい ます 。 これ だけ 多く の 人々 が 学び 、 卒業生 たち が 社会 で 活躍 し て いる 状況 を 鑑みれ ば 、 私立 学校 は 日本 の 公 教育 に 多大 なる 貢献 を し て いる と 言っ て も 過言 で は あり ませ ん 。   この 私立 学校 の 建 学 の 精神 や 大学 の 自治 、 そして 学問 の 自由 は 確実 に 担保 し なけれ ば なら ない という こと は 当たり前 です けれども 、 一方 、 学校 法人 は 、 私学 助成 という 国民 の 税金 による 公的 な 支援 を 受け て い ます から 、 国民 に 理解 を いただく よう な しっかり と し た ガバナンス の 在り方 が 求め られ て いる と 思い ます 。   来年度 の 予算 案 で は 、 私学 助成 の 金額 は 増額 さ れ て い ます 。 さらに 、 大学 の 理工 農 系 へ の 転換 の 促進 、 成長 分野 を 牽引 する 大学 等 の 機能 強化 に 向け て 約 三 千 億 円 の 基金 が 創設 さ れ まし た が 、 その 支援 対象 の 大半 は 私立 大学 を 念頭 に 置い て いる など 、 私立 学校 へ の 支援 の 充実 が 図ら れ て いる ところ で ござい ます 。   特に 、 大きな 私立 学校 は 、 国公立 大学 より も 多額 の 公的 資金 が 投入 さ れ て いる ケース も あり ます 。 そうした 支援 を 受け て いる 以上 、 やはり 、 先 ほど 来 申し上げ て おり ます が 、 私立 学校 に は 、 社会 から の 期待 に 応える 責務 が あり 、 自ら 行う 活動 について 社会 に 向け て 説明 責任 を 負っ て いる と 言う べき だ と 思い ます 。   こうした 実態 を 踏まえ て 、 国民 の 信頼 を 一層 得 て いく ため に も 、 学校 法人 の ガバナンス 改革 は 喫緊 の 課題 で ある と 認識 し て いる ところ で ござい ます 。   もちろん 、 既に ガバナンス 改革 に 取り組ん で いる 学校 法人 が 幾つ も ある という こと は 承知 し て おり ます が 、 今回 の 改正 を通じて 、 単に 不祥事 を 防止 する だけ で は なく て 、 建 学 の 精神 を 生かす ため の ガバナンス を 、 是非 とも 、 各 学校 法人 において は 見直し て いただい て 、 そして 、 関係 者 や 国民 の 皆様 の 御 理解 を より 一層 得 られる よう な 学校 運営 を 心がけ て いただけれ ば と 思い ます 。   その 上 で 、 質問 に 入ら せ て いただき たい と 思い ます 。   令 和 三 年 に 文部 科学 省 の 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 において まとめ られ た 報告 書 は 、 執行 と 監視 、 監督 の 分離 など 、 他 の 法人 とも 共通 する 一般 的 な ガバナンス の 強化 の 観点 から 有用 な 点 も 含む 提言 で あり まし た 。 しかし 、 評議 員 会 を 最高 監督 、 議決 機関 と する など 、 私立 学校 の 多様 性 や 実態 を 考慮 し て おら ず 、 また 、 評議 員 会 が 暴走 し た とき に 歯止め が かけ られ ない もの と なっ て おり 、 大きな 混乱 を 招い た ところ です 。   こうした 状況 を 踏まえ て 、 我が 党 において は 、 文部 科学 部会 及び 教育 ・ 人材 力 強化 調査 会 において 、 私学 団体 と の 意見 交換 を 重ね て 検討 を 進め て まいり まし た 。 令 和 四 年 三月 に 、 実効 性 が あり 、 現実 的 な 改革 方針 を 、 学校 法人 の ガバナンス 改革 の 方針 に関する 提言 として 取りまとめ 、 文部 科学 大臣 に 手交 し た ところ です 。 この 提言 を 踏まえ て この度 の 改正 案 が 作成 さ れ て いる と 認識 を し て おり ます 。   まず 、 こうした 経緯 も 踏まえ ながら 、 学校 法人 の ガバナンス 改革 の 必要 性 や 基本 的 な 考え方 について 、 これ を 改めて 大臣 に 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 この 自民党 の 提言 において は 、 学校 法人 の ガバナンス 改革 に当たって 、 理事 長 や 特定 の 理事 による 専横 を 防止 し 、 学校 法人 の 公共 性 を 高める 仕組み を 構築 する ため 、 評議 員 会 の 機能 強化 や 会計 監査 人 制度 の 導入 など の 監督 体制 の 充実 、 そして 特別 背任 など の 刑事 罰 の 新設 など 、 様々 な 改革 方針 を 示し て おり ます 。   政府 に おか れ まし て も 、 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 で 、 同様 の ポイント を 踏まえ て 議論 さ れ て い た と 思い ます 。 これら の 特別 委員 会 で の 御 議論 は 今回 の 改正 案 に どの よう に 生かさ れ て いる の か 、 お 伺い を し たい と 思い ます 。 今 答弁 いただき まし た が 、 特に 刑事 罰 の 新設 について 、 これ まで 私立 学校 法 に は 刑事 罰 の 規定 が 存在 し て い なかっ た ところ 、 今回 初めて 盛り込ま れる こと と なっ た と 認識 し て おり 、 不祥事 の 抑止 に かなり の 効果 が ある の で は ない か と 考え て おり ます 。   そこで 、 具体 的 に 、 どの よう な とき に どの よう な 刑罰 が 科せ られる こと に なる の か 、 お 伺い を いたし ます 。 この 自民党 の 提言 において は 、 今後 の 検討 課題 として 、 学校 法人 の 規模 に 応じ た 取扱い 、 経過 措置 の 設定 、 具体 的 な 実施 の 方法 を 示し た ガイドライン の 作成 、 そして 、 ガバナンス 強化 に 取り組む 法人 へ の 積極 的 な 支援 の 実施 など が 必要 で ある という ふう に お 示し し た ところ です が 、 この こと について も 、 同じ よう に 、 政府 特別 委員 会 で も 御 議論 が あっ た こと と 思い ます 。   規模 に 応じ た 取扱い について は 、 大臣 所轄 学校 法人 と その他 の 学校 法人 の 取扱い として 前回 の 審議 で も 度々 話題 に 上がり まし た ので 、 これ は 割愛 いたし ます が 、 経過 措置 について は 、 本 法案 で は どの よう に 定め られ て いる の でしょ う か 。 また 、 具体 的 な 実施 の 方法 を 示し た ガイドライン の 作成 について は どの よう に 作成 を し て いく 予定 な の か 、 お 伺い を いたし ます 。 この 経過 措置 に 関連 し て 、 施行 日 について 、 本 法律 の 施行 日 は 令 和 七 年 四月 一 日 と なっ て おり 、 施行 が 遅い の で は ない か と も 考え られ ます 。 施行 日 を 令 和 七 年 四月 一 日 と する 必要 性 について お 伺い し たい と 思い ます 。 以上 、 確認 を さ せ て いただき まし た が 、 今回 の 制度 改正 について は 、 我が 党 の 提言 を 踏まえ た もの と なっ て おり 、 評価 を し たい と 思い ます 。   関連 し て 少し 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 国立 大学 が 法人 化 さ れ て 十 八 年 が たち まし た 。 大学 の 自主 性 を 尊重 し つつ 、 競争 的 環境 の 中 で 世界 最高 水準 の 大学 を 育成 する ため 、 自律 的 な 大学 運営 、 民間 的 な 発想 、 学外 者 の 参画 、 人事 の 弾力 化 など を 期待 さ れ 、 ガバナンス 体制 の 構築 とともに 、 着実 に 改革 が 進ん で いる もの と 思い ます 。 これ は 国立 大学 の こと で あり ます けれども 。   例えば 、 私 の 地元 の 横浜国立大学 で は 、 梅原 学長 が 、 部局 の 縦 割り を 乗り越え 、 全学 を 挙げ て 、 我が国 初 の 台風 研究 センター で ある 台風 科学 技術 研究 センター を 立ち 上げ 、 様々 な 大学 、 研究 機関 や 企業 とともに オール ・ ジャパン で の 取組 へ 発展 さ せる など 、 精力 的 に 取り組ん で おら れ ます 。   形 だけ を 整え て も 、 内実 が 伴っ て い なけれ ば 法人 化 の 趣旨 が 生かさ れ ませ ん 。 学長 が リーダーシップ を 発揮 できる ガバナンス 体制 が 必要 で ある の で は ない か と 、 私 も 、 学長 とも お話し さ せ て いただい て 実感 を し た ところ でも ござい ます 。   その 意味 において も 、 この 度 の 私立 学校 法 の 改正 において も 、 形 や 仕組み を 変え た だけ で は なく 、 これ は 繰り返し て おり ます けれども 、 建 学 の 精神 を 生かし た 、 実効 性 の ある 真 の ガバナンス 改革 に 取り組み 、 各校 の 発展 を 期待 し たい ところ で ござい ます が 、 大臣 の 所感 を お 伺い いたし ます 。 御 丁寧 な 御 答弁 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。 やはり 、 各 学校 法人 、 主体 的 に 改革 を し て いく という こと が 非常 に 大事 で は なかろ う か という ふう に 私 も 思い ます 。   そこで 、 もう少し 大きな 視点 で 、 大学 の 機能 の 一つ で ある 、 今度 は 研究 について お 聞き し たい と 思い ます 。   三月 五 日 の 日曜日 の 日経新聞 の 一 面 で 記事 に なっ て い まし た けれども 、 この 二 十 年 で 、 博士 号 取得 者 数 、 注目 論文 の 数 が 先進 国 で 日本 だけ が 減少 し 、 世界 で 日本 の 科学 研究 の 存在 感 が 低下 し て いる という 実態 が 報道 さ れ て おり まし た 。   記事 で は 、 一般 に 、 研究 成果 を 上げ て から ノーベル 賞 を 受賞 する まで 二 十 年 から 二 十 五 年 は かかる と 指摘 さ れ て おり 、 二 〇 一 〇 年 以降 に 日本 の 研究 成果 が 低迷 し て いる の を 踏まえる と 、 二 〇 三 〇 年 以降 に 大幅 に ノーベル 賞 受賞 者 が 減少 する 可能 性 が ある と 指摘 さ れ て い ます 。 これ は 、 研究 者 の 皆様 に おか れ まし て は 、 ノーベル 賞 の ため に 学問 を 修め て いる わけ で は ない と お 叱り を 受け そう で あり ます けれども 、 この 注目 論文 の 数 や 博士 号 取得 者 の 数 が 減少 し て いる という 指摘 は 注目 に 値する と 思い ます 。   研究 や 人材 育成 は 時間 が かかる もの です から 、 長い 目 で 見 て 投資 を し て いか なけれ ば なら ない と 思い ます 。 博士 号 取得 者 は 各国 が 育成 し て おり 、 アメリカ や 中国 も 約 二 十 年間 で 倍 以上 に 増え て い ます 。 お隣 の 韓国 も 博士 号 取得 者 の 数 を 着々 と 伸ばし て おり 、 日本 の 博士 号 取得 者 の 数 を 超え て いる ところ で あり ます 。 御存じ の とおり 、 日本 の 人口 は 韓国 の 倍 以上 な ので 、 博士 号 取得 者 数 が 抜か れ て しまう という の は 大変 大きな 問題 で は ない か という ふう に も 思い ます 。   政府 支出 の 大学 研究 資金 が 増える 国 は 、 高い 評価 を 受ける 研究 者 が 増える 傾向 に ある という 指摘 も ござい ます 。 頑張っ て 時間 を 費やし て 博士 号 を 取得 し て も 、 独立 し て 研究 できる ポスト と 予算 が 少ない という 実態 も あり 、 この 状況 を 打開 し なけれ ば 、 これ まで の よう な 優れ た 研究 者 は 育た なく なっ て しまう の で は ない か という こと が 危惧 さ れる わけ で あり ます 。 政府 は 、 我が国 の 発展 の ため に 、 こうした 状況 を 重く 受け止め 、 危機 感 を 持っ て 臨ま なけれ ば なら ない と 思い ます 。   そこで 、 お 伺い し たい ん です けれども 、 科学 技術 政策 において 、 世界 における 日本 の プレゼンス の 低下 と 現在 の 国内 の 博士 号 取得 者 数 の 減少 について 、 どの よう に 認識 し 、 どの よう な 戦略 を 持っ て 回復 、 発展 を 図っ て いく の か 、 お 伺い を さ せ て いただき ます 。 ありがとう ござい ます 。 是非 お願い し たい と 思い ます 。   その 一方 で 、 少子化 が 急激 に 進む 我が国 において 、 私立 大学 の 数 が 多 過ぎる の で は ない か という 指摘 も ござい ます 。 質問 の 冒頭 に 申し述べ まし た とおり 、 日本 の 私学 は 、 学校 数 、 学生 数 共 に 約 八 割 を 占め て おり 、 諸 外国 と 比べ て も 、 これ は 割合 として は 非常 に 多い 傾向 で ござい ます 。   人口 が 日本 の 半分 の 、 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 注目 論文 数 の 数 や 博士 号 取得 者 の 数 で 我が国 を 超え て き た 韓国 も 、 私立 大学 と 国立 大学 の 割合 は 日本 と 非常 に 近い もの な ん です けれども 、 日本 の 学生 数 二 百 六 十 一 万 人 、 学校 数 七 百 八 十 六 校 に対して 、 韓国 は 、 学生 数 二 百 六 万 人 、 学校 数 は 百 九 十 九 校 で あり 、 学生 数 は 五 十 五 万 人 の 差 な ん です けれども 、 学校 数 は 約 四 倍 違っ て 、 日本 より 少ない です よ ね 。   入学 定員 割れ の 大学 も 起き て いる 中 、 こうした 海外 と の 比較 なんか も 考え た 場合 に 、 やはり 、 私立 大学 の 質 の 確保 、 向上 の ため に も 、 今後 の 我が国 の 私立 大学 の 在り方 について 、 文部 科学 省 として も しっかり と し た 方向 性 や 戦略 を 持っ て 政策 を 打っ て いか なけれ ば なら ない 時期 に 来 て いる の で は ない か という ふう に も 思い ます 。   学校 の 維持 運営 、 それぞれ の 建 学 の 精神 や その 多様 性 を 守る こと も もちろん 大切 な ん です けれども 、 一番 大切 な こと は 、 そこ で 学び 育つ 一 人 一 人 の 人 で ある こと を いま 一 度 考え直す べき か と も 思い ます 。 その 上 で 、 今後 の 私立 大学 の 在り方 は どう ある べき な の か 、 大臣 の 見解 を お 伺い を いたし ます 。 時間 が 参り まし た ので これ で 終わり に いたし ます が 、 日本 の 未来 は 教育 に 懸かっ て いる と 言っ て も 過言 で は あり ませ ん 。 今回 の 私学 の ガバナンス 改革 を 含め 、 これ を ステップ として 様々 な 施策 を 講じる こと により 、 引き続き 、 高等 教育 改革 を より 一層 進め て いただき 、 日本 の 科学 技術 、 学術 を 始め 、 教育 の 発展 の 後押し を 是非 とも お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 柚木 道義 で ござい ます 。   今日 も よろしく お願い を いたし ます 。   私学 学校 法 の 質疑 の 通告 も たくさん し て いる ので 、 是非 、 前回 、 理事 会 で も 、 参考 人 質疑 の 後 に 政府 、 政務 官 から も 来 て いただい て 説明 も いただき まし た が 、 簗 副 大臣 の 、 資料 の 一 枚 目 に も 毎日新聞 の 報道 を つけ て い ます けれども 、 私見 は 答え ない 、 非公開 は 答え ない 、 こんな の を 言っ て い たら 何 に も 答弁 でき ない です よ 、 国会 。   それで 、 まさに 理事 会 で 、 これ は 与野党 共 に 、 副 大臣 から 直接 、 改めて この 委員 会 で 誠実 な 、 これ は 答弁 態度 も 大 問題 に なっ て い ます から ね 、 ちゃんと 話 が 行っ て いる と 思い ます よ 、 是非 誠実 に 答弁 、 説明 を いただく 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く という 発言 の 有無 、 そして 、 現在 も そう お 考え か 、 まず この 点 を 御 答弁 を お願い いたし ます 。 驚き まし た ね 。 誰 も 答弁 でき なく なり ます よ 、 大臣 、 副 大臣 、 政務 官 、 国会 で 、 そんな こと を 言っ て い たら 。 岸田 総理 だって 、 あるいは 高市 大臣 だって 、 この LGBT の 問題 に関して 私見 を 答え て いる し 、 杉田 さん だって 、 非公開 の 場 だろ う が 何 だろ う が 、 松本 総務 大臣 の 指導 を 受け て 、 撤回 、 謝罪 、 辞任 まで し た じゃ ない です か 。 そんな 答弁 を し て い たら 国会 は 成り立ち ませ ん よ 。 都合 の いい とき だけ そう やっ て 憲法 まで 持ち出し て 、 内心 の 自由 と か 。   あなた 、 LGBT 理解 増進 、 学校 教育 の 責任 担当 副 大臣 じゃ ない です か 。 私 は 前回 、 今 の 考え も 、 全く 答え て い ない ん です よ 。 文科 省 の 方針 だ から 当たり前 です よ 、 そんな の 。 そう じゃ なかっ たら 罷免 です よ 。 当たり前 じゃ ない です か 。   私 が 聞い て いる の は 、 発言 の 有無 だけ じゃ なく て 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え を 今 も お 持 ちなん です か と 聞い て いる ん です 。 答え て ください 。 これ は 、 参議院 の 予算 委員 会 で 高市 大臣 の とんでも ない 、 信用 でき ない ん だっ たら 質問 し ない で と 。 私 も 前回 同じ こと を 言い まし た よ 。 本心 で 違う こと を 思っ て いる のに 、 幾ら 答弁 ペーパー を 読み上げ て も 、 そんな もの 、 信用 でき ない 。 私 も 二 人 子供 が おり ます けれども 、 LGBT 理解 増進 教育 、 あなた に 担当 副 大臣 を 任せ られ ない 。   だから 、 委員 長 、 末松 委員 長 は こう おっしゃっ て い ます よ 。 高市 大臣 の 答弁 拒否 に対して 、 閣僚 が 国会 議員 の 質問 する 権利 について 否定 し たり する の は 本当に 大きな 間違い だ と 。 否定 し て いる じゃ ない です か 、 私 の 質問 権 を 。   委員 長 あるいは 理事 の 皆さん 、 ちょっと 協議 し て ください 。 こんな 答弁 で は 先 へ 進め ませ ん 。 委員 長 、 指導 し て ください 。 協議 し て ください 、 お願い し ます 。 ( 発言 する 者 あり ) 文部 科学 副 大臣 として 当たり前 の 答弁 です よ 。 当たり前 じゃ ない です か 。 そう じゃ なかっ たら 、 副 大臣 辞任 じゃ ない です か 。 所信 で 述べる こと で 、 当たり前 の こと です よ ね 。   私 が 理事 会 の とき に 、 説明 し た 政務 官 、 まさに 今 の は 当たり前 の 話 で 、 私 が 聞い て いる の は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え 。 私見 は 答え ない と さっき 断言 さ れ まし た けれども 、 その 考え を 今 お 持ち な の か と 聞い て いる ん です 。 文部 科学 副 大臣 として 当たり前 です よ 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え は 今 でも お 持 ちなん です か と 聞い て いる ん です 。 ちゃんと 答え て ください 。 もう 、 その 壊れ た テープレコーダー の よう な 答弁 は やめ て もらえ ませ ん か 。 前回 、 何 回 答弁 拒否 を 連発 さ れ た か 御存じ です か 、 僅か 十分 ほど の 質疑 の 中 で 、 副 大臣 。 答え られ ない と 。 高市 さん と 一緒 じゃ ない です か 。 高市 さん 以上 に ひどい です よ 。 答え て い ない の に 答え た と 言い張る 。 高市 さん 以上 に ひどい じゃ ない です か 。   永岡 文科 大臣 、 松本 総務 大臣 は 杉田 政務 官 に対して 、 きっちり こう 指導 さ れ て い ます よ 。 政務 官 と 私 で 話 を し て 、 人 を 傷つけ て いる こと を 重く 受け止め 、 反省 を し て いる 、 そういう 拙い 表現 について は やはり おわび を し 取り消す よう 、 私 から 指示 を さ せ て いただい た ところ です と 。   杉田 さん は 謝罪 、 撤回 、 辞任 し た じゃ ない です か 。 文部 科学 大臣 、 指導 し て ください 。 しっかり 対応 さ せ て いただく という こと で あれ ば 、 まさに 松本 総務 大臣 が 指導 し て 杉田 政務 官 が 撤回 、 謝罪 、 辞任 さ れ まし た よ 、 答弁 さ せ て ください 、 今 そこ で 指導 し て 。 お願い し ます 。 そんな 、 文部 科学 副 大臣 として 、 今 おっしゃっ て いる よう な こと は 当たり前 な ん です よ 、 それ は 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 これ は 、 そもそも 、 何で この こと を 聞か なきゃ いけ なく なっ て いる ん です か 。 発言 さ れ た ん でしょ う 、 LGBT 理解 増進 法 の 党内 の 法案 審査 で 、 反対 する ため に 。 非公開 の 場 の 発言 、 し なかっ たら 、 自民党 さん 、 非公開 の 会議 の 場 で 、 幾ら で も 皆さん しゃべっ て いる じゃ ない です か 、 この間 。 何で 都合 の 悪い こと だけ 、 非公開 の 場 は しゃべら ない 、 言い たい こと は べらべら しゃべる 、 こんな ダブル スタンダード は 駄目 です よ 。   LGBT は 種 の 保存 に 反する … … ( 発言 する 者 あり ) えっ 。 じゃ 、 何 です か 、 自民党 の 複数 の 議員 が 、 資料 に つけ て いる よう に 、 LGBT は 種 の 保存 に 反する と 簗 副 大臣 が 言っ た と 自民党 の 議員 が 複数 発言 を し て いる 、 これ は 捏造 な ん です か 、 この 報道 は 捏造 な ん です か 。   副 大臣 、 自民党 の 同僚 議員 の 発言 は 捏造 です か 。 お答え ください 。 いや 、 これ は 本当に ひどい です ね 。 高市 大臣 は 、 そう はいっ て も 、 まさに 自身 の 発言 について も 撤回 、 謝罪 さ れ まし た よ 、 参議院 の 予算 委員 会 で 。 簗 副 大臣 は 、 撤回 、 謝罪 どころか 答弁 拒否 の 連発 で 、 高市 大臣 より ひどい です よ 、 本当に 。   LGBT は 種 の 保存 に 反する という 、 現在 の お 考え を 聞い て いる のに 、 文科 副 大臣 として の 所信 で 述べる の を 、 当たり前 の こと を 答弁 ペーパー を 読み上げる だけ で 、 発言 し た か どう かも 答え ない 。 こんな こと を 言っ て い たら 、 国会 で 何 も 答え なく て いい こと に なっ ちゃ い ます よ 。 質問 し ない で ください と 言っ て いる 以上 に ひどい です よ 。   LGBT は 種 の 保存 に 反する 、 こういう 発言 は 、 今 副 大臣 が お答え に なっ た 、 性的 マイノリティー 、 お互い を 尊重 し て 、 共生 社会 を つくっ て いく という こと に なる ん です か 、 種 の 保存 に 反する という 発言 、 考え は なる ん です か 。 答え て ください 。 いや 、 そういう ダブル スタンダード で やっ て いる から 、 私 、 次 の 、 ほか の 質問 も 聞い て い ます けれども … … ( 発言 する 者 あり ) いやいや 、 一般 論 と し て と 前置き を し て 、 副 大臣 として 見解 を 述べ られ まし た よ ね 。   そうしたら 、 一般 論 として 、 LGBT は 種 の 保存 に 反する 、 これ は 正しい ん です か 、 間違っ て いる ん です か 。 いかが です か 。 LGBT は 種 の 保存 に 反する 、 永岡 文科 大臣 、 この 考え方 は 、 文科 大臣 として は 容認 する ん です か 、 LGBT 理解 増進 教育 を 今 推進 し て いる 立場 で 。 LGBT は種 の 保存 に 反する 、 文科 大臣 として 容認 する ん です か 。 指導 し た ん だっ たら 、 大丈夫 じゃ ない し 、 ちょっと 、 全然 これ 、 答弁 、 整理 し て もらわ なきゃ いけ ない です 、 委員 長 。   なぜ なら ば 、 指導 し た ん だっ たら 、 そもそも 、 文科 大臣 、 私 、 今 驚き の 答弁 です よ 。 LGBT は種 の 保存 に 背く 、 そういう 考え方 、 ある かも しれ ない 。 駄目 でしょ う 、 否定 し なきゃ 。 そういう こと は 文科 大臣 として 容認 でき ませ ん と 、 そういう 考え は 。 理解 増進 し て いる ん でしょ う 、 今 。 それで 、 全国 で 今 、 その 理解 増進 を 進め て いる ん でしょ う 。 これ は 、 私 も 、 全国 の 学校 現場 で LGBT 理解 増進 教育 が どの よう に 行わ れ て いる か 、 担当 課 から 何 回 も この間 、 お話 を 聞い て い ます よ 。 私 も 、 私 たち の 頃 は そこ まで 教育 を 受け た 記憶 ない ん です よ 。 やはり 今 の 学校 は 、 自治体 によって は 本当に 公立 中学校 全 クラス で 十 こま も 、 まさに LGBT 、 性的 少数 者 へ の 理解 増進 、 そして 、 もちろん 差別 し て も いけ ない 、 多様 性 を 尊重 する 教育 を 推進 し て いる ん です よ 、 本当に 。   それ を 推進 する 立場 の 、 しかも 担当 副 大臣 です から ね 、 簗 副 大臣 は 、 LGBT 理解 増進 の 。 本音 で は種 の 保存 に 背く と 。 でも 、 上辺 だけ 、 いや 、 多様 性 、 大事 です と 言っ て い た って 、 そんな もの は 信用 でき ませ ん よ 。 本心 から そう 思っ て いる の か 、 一般 論 として 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 こういう 考え方 は 容認 できる の か でき ない の か 、 副 大臣 、 ちゃんと 答え て ください 。 何で 私 の 聞い た とおり に 答え ない ん だ 。 何で 、 私 の 聞い た とおり に 、 微妙 に 言い 方 を 変える ん です か 。 何で はっきり と 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 ほか の 修飾 語 は 入れ ませ ん 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 こういう 考え方 は 容認 できる ん です か 、 でき ない ん です か 、 イエス か ノー で 答え て ください 。   端的 に 答え させ て ください 、 委員 長 。 指導 し て 、 末松 委員 長 みたい に 。 高市 大臣 に 指導 し た じゃ ない です か 、 末松 委員 長 は 。 はい 。   これ は 、 ちょっと 、 まず 私 は 、 今 の 答弁 を 、 普通 、 私 の 子供 も 今年 、 この 春 から 中学校 一 年 と 小学校 四 年 に なり ます けれども 、 子供 たち が 聞い たら 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という ふう に は 考え られ ませ ん よ 、 今 の 答弁 どおり 普通 に 受け止め たら 。   だから 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という こと は 容認 でき ない という お 考え で よろしい です ね 。 何で 、 それ を 受け て と いう ところ から 答え ない ん です か 、 今 の 答弁 を 受け て 。 ちょっと 委員 長 も 、 ちょっと 理事 の 皆さん 、 整理 し て ください 。 同じ 、 壊れ た テープレコーダー の よう な 答弁 は やめ て ください よ 、 本当に 。 今 の 答弁 を 受けれ ば 、 種 の 保存 に 反する 、 背く 、 この 部分 は 容認 でき ない はず な ん です よ 、 今 の 答弁 を 理解 すれ ば 。 ( 発言 する 者 あり ) 種 の 保存 に 背く か 、 LGBT は 。 先ほど 来 の 、 私 が 聞い た こと で ない こと を 、 前回 も 十 回 以上 、 今回 も 十 回 以上 、 多分 二 十 回 以上 お答え に なっ て いる ん です が 、 私 が 聞い て いる 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く の か 、 これ は 、 先 ほど 来 副 大臣 が 答え て おら れる 、 性的 マイノリティー 、 尊重 する 、 共生 社会 を 進め て いく という 答弁 は 、 それ を 受けれ ば 、 種 の 保存 に 背く という こと は 容認 でき ない はず な ん です 。   そこで 、 今 整理 さ れ た の は 、 まさに 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え 、 これ を 政府 として は どう 考え て いる の か 、 大臣 の 見解 を お答え を まず いただい た 上 で 、 副 大臣 に 指導 いただく 、 こういう ふう に 今 理事 間 協議 で 整理 を さ れ た という こと です から 、 まず 、 永岡 大臣 から 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という こと に対して の 、 考え方 について の 政府 見解 、 大臣 として お答え ください 。 これ は 驚き の 答弁 です よ 、 大臣 。   私 、 一応 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 学説 が ある か どう か 調べ まし た 。 ない です 。 ない ん です 、 そんな 学説 は 。 これ は 、 政府 見解 として 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 そういう こと は 考え方 が ない 文科 省 が 進め られる ん です か 、 LGBT の 理解 増進 教育 を 。 そんな 見解 も しっかり 持っ て い なく て 進め られる ん です か 。   LGBT は 種 の 保存 に 背か ない 、 そういう 政府 見解 が ある ん です か 。 そう で ある なら ば 、 これ は 当たり前 の こと です が 、 だって 、 幾ら 副 大臣 が 、 いやいや 、 性的 マイノリティー 、 尊重 し て 、 共生 社会 を つくる と 言っ たって 、 種 の 保存 に 背く の 部分 について 明確 に 述べ ない ん です ね 、 ずっと 。   だから 、 文科 大臣 が まさに LGBT 理解 増進 を 進めよ う と 、 これ は 経団連 の 会長 も 恥ずかしい と まで 言っ て い ます よ 、 日本 に 、 G7 前 に 法 整備 さ れ て い ない の を 。 せめて 、 LGBT 理解 増進 を 進める 立場 で ある 文科 省 として 、 これ は 、 G7 前 に 理解 増進 法 成立 、 まさに 文科 大臣 、 す べき だ と 発信 する 立場 でしょ う 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 こういう 見解 を 文科 省 として は 取ら ない 、 明確 に お答え ください 。 ですから 、 ここ で 質問 を 前回 も 今回 も し て い て 、 まさに LGBT 理解 増進 教育 を 推進 する 立場 の 責任 者 で ある 永岡 文部 科学 大臣 が 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 種 の 保存 に 背く の 部分 について は 微妙 に 答え て い ない ん です よ 、 答え て いる よう で 。 種 の 保存 に 背く という 部分 について 、 文部 科学 大臣 は 容認 さ れる ん です か 、 さ れ ない ん です か 。 大臣 の 見解 を 問う て い ます 。 という こと は 、 永岡 文部 科学 大臣 として は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 発言 や 考え方 が あっ た 場合 は 、 これ は 当該 者 、 これ は 石川 議員 へ の 、 速記 録 、 法務 委員 会 で 、 参議院 、 二 回 答え て い ます ね 、 我が 党 の 石川 大我 議員 へ の 。 私 は 、 簗 大臣 の 答弁 、 本当に 驚き まし た よ 。 こんな 答弁 し て い た の か と 。 LGBT は種 の 保存 に 背く という 発言 は 当該 者 を 傷つける 発言 だ という 認識 で よろしい です ね 、 大臣 。 ( 発言 する 者 あり ) 全然 整理 さ れ て い ない じゃ ない です か 、 大臣 。 私 が 聞い た の は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え 、 発言 は 当該 者 を 傷つけ て いる ん です か と 。   松本 総務 大臣 は 、 杉田 政務 官 の 発言 を 、 LGBT は 生産 性 が ない という 発言 、 子供 を つくら ない から 、 同じ 発言 です よ 、 人 を 傷つけ て いる こと を 重く 受け止め 、 表現 について は やはり おわび を し て 取り消す よう に 指導 し た 、 指示 を し た 。 傷つける から なん です よ 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え 、 発言 、 これ は 当該 者 を 傷つける 発言 、 考え です か 。 私 は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 考え方 、 これ は 当該 者 を 傷つける 、 一般 論 として 、 簗 さん の 発言 だ し 、 一般 論 として 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く 、 生産 性 が ない 、 子供 を つくら ない 、 種 の 保存 に 背く という 考え は 当該 者 を 傷つける と 、 一般 論 として どう お 考え か 、 大臣 として の 見解 を 聞い て いる ん です 。 これ は ちょっと 、 次 の 質疑 者 も あり ます から 。 私 、 これ は 今後 も 、 これ じゃ 到底 納得 でき ませ ん し 、 理事 会 で 協議 し た 内容 の 答弁 を いただい て い ませ ん から 、 副 大臣 から 。   この まま いけ ば 、 学校 の 職員 会議 で 、 非公開 です よ 、 こういう 非公開 の 場 で 、 例えば 性的 少数 者 へ の 何らかの 発言 が あっ て も 、 一切 それ が 問題 に なら ず に 不問 に 付さ れる 。 副 大臣 自ら が 前例 を つくる こと に なり ます 、 文科 省 自ら が 前例 を つくる こと に なり ます から 。   これ について は やはり 今後 も きっちり と たださ せ て いただく という こと を 申し上げ て 、 たくさん 、 私学 学校 法 について 、 重要 な 論点 、 私 も 通告 し て おり まし た が 、 次 の 質疑 者 に 託し たい と 思い ます 。   以上 で 終わり ます 。 立憲 民主党 の 吉川 元 です 。   大変 重要 な 法案 の 審議 です けれども 、 やはり 、 なぜ 否定 でき ない の か 、 私 も 非常 に 残念 です よ 、 大臣 。 別 の 機会 に また 、 先 ほど の 柚木 委員 の 質問 について は やる こと に なる と 思い ます ので 、 しっかり と それ まで に 整理 を し て いただい て 、 きちんと 当事者 の 方々 に 伝わる メッセージ で 発言 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   それでは 、 早速 、 私立 学校 法 の 改正 について 質問 いたし ます 。   私 、 文部 科学 委員 に なっ て もう 十 年 を 過ぎ まし た けれども 、 この間 、 私立 大学 等々 の 不祥事 を 背景 に し て 、 二 〇 一 四 年 、 二 〇 一 九 年 、 法 改正 の 審議 が ござい まし て 、 私 も そこ に 臨ん で まいり まし た 。   二 〇 一 九 年 の 改正 案 の 審議 で は 改正 二 十 四 条 に 学校 法人 が 教育 の 質 の 向上 を 図る よう 努める べき という 規定 が 盛り込ま れ た こと について 、 今 は 同じ 会派 の 中川 委員 から 、 最近 の 不祥事 という の は 理事 や 理事 長 が 職務 を 逸脱 し て 大学 の 公正 な 運営 を 阻害 し て いる 、 これ に対して 、 改正 案 は 、 学校 法人 に 、 教育 の 質 の 向上 という 校 務 の 範囲 まで 権限 を 広げ て いる 、 これ で は 学校 法人 の 権限 の 強化 と 大学 自治 へ の 介入 の 正当 化 だ 、 こういう 指摘 が さ れ て おり ます 。   当時 、 今日 いらっしゃっ て い ます が 、 柴山 文科 大臣 も 、 今般 の 私立 大学 の 不祥事 は 理事 会 が 大学 の 運営 に 介入 する という 側面 も ある と 答弁 し 、 理事 会 、 理事 長 の 権限 強化 が 不祥事 の 要因 という ふう に 認め られ まし た 。   また 、 二 〇 一 九 年 、 私 から も 質問 さ せ て いただき まし た けれども 、 改正 案 で 私立 大学 で 続い て いる 不祥事 を 防止 できる の か 、 こういう ふう に 尋ね まし た ところ 、 当時 の 私学 部長 から は 、 改正 案 で 、 理事 長 を 含む 役員 の 損害 賠償 責任 、 あるいは 、 役員 の 不正 行為 に対する 監事 の 差止め 請求 など の 規定 を 盛り込ん だ 、 これ により 不正 の 抑止 効果 が 高まる とも 答弁 を さ れ て おり ます 。   しかし 、 二 〇 一 九 年 改正 を もっ て し て も 、 日大 あるいは 東京 福祉大 など で 理事 長 に 関わっ た 不祥事 が 続き 、 今回 は また ガバナンス 強化 の ため の 法 改正 。 なぜ こういう 状況 に なっ て いる の か 。 最初 に 、 通告 で は 二つ に 分け まし た けれども 、 併せ て 答弁 を お願い し ます 。 それでは 、 ちょっと 具体 的 な 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 まず その 前 に 、 前々回 の 当 委員 会 で 中曽根 委員 から 、 最終 的 な 権限 と 責任 は 誰 が 持つ の か という 質問 が ござい まし て 、 その 際 、 茂里 私学 部長 は 、 執行 機関 で ある 理事 会 が 最高 の 意思 決定 機関 、 この よう に 答弁 を さ れ て おり ます 。 これ は 、 最高 で は なく て 最終 的 な の 間違い で は ない です か 。 この 点 、 いかが です か 。 いや 、 結局 、 だから それ は 、 これ まで 幾度 も 、 答弁 の 中 でも 、 最終 的 な 意思 決定 機関 という の は 何 度 も 聞き まし た 。 最高 という の は これ まで 使わ れ て い なかっ た 言葉 な ん です よ 。   だから 、 ほか の ところ から 来 た 言葉 だ という 話 も さ れ ます けれども 、 そういう 認識 に は 立っ て い ない 、 あくまで 最終 的 な 意思 決定 機関 という こと で いい です ね 。 端的 に 答え て ください 。 そう し ます と 、 この 答弁 によって 何 か 位置づけ が 変わる という こと で は ない 、 これ まで と 変わら ない という こと で 確認 を さ せ て いただき ます 。   次に 、 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 の 取りまとめ で は 評議 員 会 を 最高 監督 、 議決 機関 と 位置づけ た の に対して 、 改正 案 で は 、 従来 どおり 、 理事 会 を 最終 的 な 意思 決定 機関 と いたし まし た 。 その 理由 について 、 これ も 十 五 日 の 委員 会 で 茂里 私学 部長 から は 、 建 学 の 精神 の 尊重 あるいは 学校 法人 の 持つ 独自 性 など に 十分 配慮 し た 結果 だ という 答弁 が さ れ て おり ます 。   果たして そう な ん です か 。 例えば 、 評議 員 に なる 卒業生 や 教職員 でも 十分 に これ は 継承 できる という ふう に 思い ます けれども 、 なぜ 、 建 学 の 精神 の 尊重 あるいは 学校 法人 の 独自 性 を 継承 する の が 理事 長 、 理事 会 のみ な の か 、 この 点 について 、 根拠 を 教え て ください 。 私 が 聞い た の は 、 評議 員 会 の 中 に も 、 そうした 建 学 の 精神 は 十分 引き継ぐ こと が できる し 、 実際 に それ を 体現 さ れ て いる 方 も いらっしゃる 、 なぜ それ を 理事 会 、 理事 長 に 限定 する の か という の が 私 は 疑問 だ という こと を 発言 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   基本 的 な こと で 恐縮 な ん です けれども 、 理事 長 が 意思 決定 機関 、 これ は 具体 的 に どういう 範囲 の もの な の でしょ う か 。 私 が 尋ね たかっ た の は 、 理事 会 が 学校 法人 の 業務 に関する 意思 決定 機関 という 意味 という の は 、 あくまで 、 キャンパス の 整備 あるいは 学校 運営 に 関わる 基本 方針 など 、 学校 法人 全体 の 経営 に 関わる 事項 について の 決定 機関 、 一方 、 学校 教育 法 の 規定 に 基づい て 、 大学 における 教学 面 の 事項 について は 学長 が 職務 権限 を 有する 、 これ は 以前 議論 し た 際 に も 、 私学 部長 、 柴山 大臣 から も 答弁 を いただい て おり ます 。   学校 法人 の 業務 という の は 、 端的 に 言え ば 学校 法人 の 経営 面 に関する 事項 という こと で 確認 さ せ て ください 。 次 も 確認 な ん です けれども 、 今回 の 改正 案 も 含め て 、 私立 学校 法 に 校長 あるいは 総長 、 学部 長 の 選任 に関する 条文 は 存在 し ない という こと で よろしい です ね 。 国立 大学 について は 、 二 〇 一 四 年 の 国立 大学 法人 法 の 改正 で 、 学長 等 選考 会議 が 定める 基準 で 学長 を 選ぶ こと に なり まし た けれども 、 私立 大学 という の は 、 選び方 という の は 、 学校 ごと に 様々 存在 を する わけ です 。 学内 教職員 による 選挙 、 あるいは 評議 員 会 の 選任 、 理事 会 による 選任 等々 、 あるいは 組合せ で 、 いろいろ ある わけ です 。   今回 の 法 改正 という の は 、 ここ に 書い て ある でき ない こと の 一つ として 、 私立 学校 の 校長 その他 重要 な 役割 を 担う 職員 の 選任 及び 解任 を 理事 に 委任 する こと が でき ない と 。 つまり 、 これ は 、 今 ある 多様 な 選び方 、 これ 自体 を 否定 する もの で は ない 。 読み方 によって は 、 一 人 の 理事 に は 委任 は でき ない けれども 理事 会 として は やる ん だ という ふう に も 読み取ら れ かね ない ので 、 これ は 従来 の やり方 を 変更 する もの で は ない 、 そういう 理解 で よろしい でしょ う か 。 なぜ こうした こと を 聞く か と いう と 、 以前 に も 同じ よう な 話 が あっ た ん です よ ね 。   二 〇 一 四 年 の 学 教法 、 国立 大学 法人 法 の 改正 後 に 文科 省 が 発出 し た 通知 、 これ が 実は 問題 で あり まし て 、 以前 に も ここ でも 、 当 委員 会 で も 取り上げ まし た 。 そこ で は 、 学校 法人 の 業務 という 文言 を 省略 を し て 、 理事 会 が 最終 的 な 意思 決定 機関 だ と 位置づけ て しまっ て おり ます 。   これ は 限定 さ れ て い ない わけ です よ 、 通知 の 中 に は 。 そう なる と 、 これ で 、 経営 も 、 そして 本来 役割 分担 さ れ て いる はず の 教学 も 理事 会 の 意思 で 決め られる 、 読み よう によって は そう 読め て しまう 。   さらに 、 法 改正 に 全く 関係 の なかっ た 私立 大学 の 学長 選考 に 触れ て 、 学校 法人 自ら が 学長 選考 方法 を 再 検討 し 、 学校 法人 の 主体 的 な 判断 により 見直し て いく こと 。   これ は 私 は 、 文科 省 の 、 意図 的 な の か どうか 分かり ませ ん けれども 、 ミス リード だ という ふう に 考え て い ます 。   この 通知 の 後 、 これ を 受け て 、 私 の 知る 限り でも 、 東洋大学 、 工学院大学 、 名古屋 芸術 大学 など の 複数 の 大学 で 、 学長 選挙 を 廃止 を し て 、 理事 会 が 学長 を 選出 する 仕組み に 変え て しまっ て おり ます 。 これ は あっ て は なら ない こと だ 、 この 通知 に 基づい て やっ た と すれ ば 。   この こと を 思い返せ ば 、 今回 の 改正 は 、 理事 長 が 勝手 に 校長 や 学長 、 学部 長 を 選任 する こと が でき ない という 意味 だけ なら ば 、 あるいは 理事 に 委任 でき ない という それ だけ の 意味 で 、 これ まで と 何 も 変わり ませ ん という こと は 、 きちんと 通知 など で 周知 を し て いく べき だ と 考え ます が 、 いかが です か 。 是非 、 誤解 の ない よう に 通知 を 、 大臣 も 含め て 、 出し て いただき たい と 思い ます 。   何 か この間 の 通知 は 意図 的 に やっ て いる ん じゃ ない か という ふう に 私 自身 は 感じ まし た し 、 当 委員 会 でも 取り上げ させ て いただき まし た 。 この 通知 、 まだ 撤回 さ れ て い ない ん です よ ね 。 だから 、 そういう 誤解 、 先 ほど 建 学 の 精神 が 大切 だ と 言い ながら 、 一方 で そう やっ て 誤解 を 生む よう な 通知 を 発出 する という の は 、 これ は ちょっと おかしい という ふう に 指摘 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   次 の 質問 です けれども 、 理事 会 の 決議 を 規定 し た 四 十 二 条 の 四 項 、 書面 又は 情報 通信 の 技術 を 利用 する 方法 で 理事 が 議決 に 加わる こと を 可能 と し て い ます 。   二 〇 二 一 年 六月 二 十 五 日 に 私学 行政 課長 名 で 発出 さ れ た 通知 、 ここ で は 、 書面 又は 電磁 的 方法 による 理事 の 意思 表示 のみ を もっ て 理事 の 決議 を 行っ たり 省略 し たり する こと は 想定 さ れ ない と 。 その 理由 として 、 監事 の 意見 も 踏まえ 、 理事 が 相互 に 意見 交換 する こと を通じて 意思 決定 が さ れる べき で ある という ふう に さ れ て おり ます 。   今回 改正 さ れる 条文 を 見 ます と 、 今度 は 逆 に 、 この 文科 省 の 通知 と 違う よう な こと に なっ て いる の で は ない か 、 意見 交換 なき 議決 を 促進 する こと に は なら ない の か 、 この 点 は いかが です か 。 是非 、 その 点 、 原則 と いい ます か 、 みんな で 議論 する という こと が 前提 な ん だ という こと を しっかり と 各 大学 の 方 に も お知らせ し て いただい て 、 間違っ て も 、 集まら なく て も いい よ という こと で やら れ て しまえ ば 、 全く 趣旨 が 変わっ て しまい ます ので 、 その 点 しっかり し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   それから 次に 、 理事 選任 機関 について 尋ね ます 。   昨年 三月 に 取りまとめ られ た 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 の 報告 で は 、 理事 の 選任 は 評議 員 会 の チェック 機能 を 定期 的 に 発揮 さ せる 重要 な 手段 として 、 理事 の 選任 機関 は 評議 員 会 その他 の 機関 と す べき と し て い まし た けれども 、 これ は 、 この 文章 を 読む 限り で は 、 評議 員 会 を 軸 として 理事 を 選任 せよ という ふう に 通常 、 私 は 理解 できる と 思い ます 。   ところが 、 改正 案 十 八 条 一 項 で 理事 選任 機関 を 必置 として 、 二 十 九 条 で 理事 選任 機関 の 構成 メンバー は 寄附行為 で 定める と し て おり ます 。 評議 員 会 の 関わり を これ は かなり 後退 を さ せ た の で は ない か 。 なぜ 、 特別 委員 会 の 取りまとめ どおり 評議 機関 を 中心 に 理事 を 選ぶ こと に し なかっ た の か 、 その 理由 を お 聞か せ ください 。 もう 一 点 、 確認 さ せ て ください 。   二 十 九 条 で 、 選任 機関 の 構成 を 寄附行為 に 丸 投げ を し て おり ます 。 寄附行為 で 、 理事 選任 機関 の メンバー は 理事 長又 は 理事 会 の 指名 による 、 この よう に 盛り込ん で しまう こと 、 これ は 可能 な の か 、 想定 さ れ て いる こと な の か 。 今回 の 改正 の うたい文句 は 、 先ほど から 何 度 も 私学 部長 それ から 大臣 も 答え て おら れ ます が 、 執行 と 監視 、 監督 の 分離 で あっ た はず です 。 ところが 、 その 第一歩 目 の 理事 選任 に当たって 、 理事 長 、 理事 会 の 指名 で 理事 が 選任 できる という こと に なれ ば 、 これ まで と 同じ じゃ ない です か 、 構造 的 に 。 分離 でき て い ない じゃ ない です か 。 だから 、 それ が 立法 者 の 意思 だ という ふう に なっ て しまえ ば 、 そういう ふう に 寄附行為 を 変え て いけ ば そう なっ て しまい ます よ 。 せっかく そういう ふう に 執行 と 監視 、 監督 の 分離 を うたっ て いる の で あれ ば 、 そうした もの は 想定 さ れ て い ない という ぐらい 答弁 し ない と 、 それ は 都合 よく 寄附行為 を 書き換え て しまえ ば 、 前 と 変わら ない 構図 、 監視 、 監督 が 行き届か ない 、 牽制 機能 が 発揮 さ れ ない 、 そうした 形 に なっ て しまう という こと を 大変 危惧 を し て おり ます 。   逆 に 、 寄附行為 で 選任 機関 を 評議 員 会 と 定める こと に 問題 は あり ませ ん か 。 可能 なら ば 、 通知 など で その 旨 通知 し て いただき たい と 思い ます が 、 どう です か 。 もう 余り 時間 が ない ので 、 ちょっと 飛ばし まし て 、 次に 、 評議 員 、 評議 員 会 について 尋ね たい と 思い ます 。   評議 員 会 が 大学 法人 の 監視 、 監督 で 一番 大きな 役割 を 果たす べき に も かかわら ず 、 評議 員 の 選出 方法 、 改正 案 は 現状 と 全く 同じ で 、 寄附行為 で 定める こと に なっ て い ます 。 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 の 取りまとめ を 受け て 策定 さ れ た 法案 骨子 、 ここ で は 、 評議 員 の 選任 は 評議 員 会 が 行う こと を 基本 と する と し て い まし た 。 それ が なぜ 、 現状 と 同じ 寄附行為 へ の 丸 投げ に なっ て しまっ た の です か 。 ちょっと もう 時間 が ない ので 、 少し 飛ばし ます 。   次に 、 評議 員 会 の 運営 に関して 聞き ます が 、 現行 法 の 四 十 一 条 二 項 は 、 評議 員 会 に 議長 を 置く 規定 が 存在 し て おり ます が 、 今回 の 改正 で は この 規定 が 落ち て おり ます 。 これ で は 、 評議 員 会 を 誰 が 主宰 し 、 誰 が 議事 運営 を 進める の か が 不明 。 まさか 、 評議 員 会 による 監視 、 監督 の 対象 と なる 理事 長 が その 役割 を 担う という ふう に は 思え ませ ん が 、 なぜ 議長 の 規定 が なくなっ て しまっ た の か 、 お答え ください 。 時間 が 来 まし た ので 、 終わり ます 。 まだ 聞き たい こと が たくさん あっ た ん です が 、 また 別 の 機会 に 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   以上 で 終わり ます 。 日本 維新 の 会 の 金村 です 。   今日 は よろしく お願い し ます 。   私学 法 の 改正 について 、 改正 案 の 根幹 部分 と 、 これ まで 余り 議論 さ れ て こ なかっ た こと について 幾つ か お尋ね し て まいり たい と 思い ます 。   まず 、 今回 の ガバナンス 改革 は 目的 化 し て は いけ ない 、 これ について は 全体 で 共有 でき た ん じゃ ない か な と 認識 し て い ます 。 その 中 で 、 ステーク ホルダー の 議論 が あっ た と 思う ん です けれども 、 私学 は 学費 が 収入 の 大半 を 占め ます ので 、 学生 だっ たり 、 その 御 家族 だっ たり という の が ステーク ホルダー に なる の は 当然 な ん です が 、 私 は 、 広く 認識 すれ ば 、 ステーク ホルダー と は やはり 日本 国民 全体 、 日本 社会 全体 が ステーク ホルダー で ある と 思う ん です ね 。   では 、 その 視点 に 立つ と 、 私 は 、 公 教育 の 質 の 向上 が 今回 の ガバナンス 改革 で 最も 求め られる と 考え て い ます 。 その 上 で 、 私学 の 質 の 向上 を どの よう に つくり上げ て いく の か 、 その 根幹 が 今回 の ガバナンス 改革 に ある と 私 は 認識 し て おり ます が 、 改めて 、 今回 の ガバナンス 改革 の 意義 について 、 担当 大臣 に お 伺い さ せ て ください 。 ここ まで 大きな 改革 を する わけ です から 、 ガバナンス そのもの は しっかり 利か せ た 上 で 、 学校 法人 側 が しっかり と 生かし て いける 、 建 学 の 精神 を 生かし て より いい 学び に つなげ て いく という ところ を 、 今回 の 改革 だけ じゃ なく て 、 継続 し て サポート や 支援 を し て いただけれ ば な と 思い ます 。   その 上 で 、 今回 の ガバナンス 改革 で 二 点 お 伺い を さ せ て ください 。   まず 一つ が 、 今回 の 大きな ポイント は 、 私 は 理事 選任 機関 に ある と 思う ん です ね 。 これ は 私 自身 も 聞き 慣れ ない 言葉 です ね 、 理事 選任 機関 。 いわゆる 学校 経営 や 学校 改革 を 始め と する 、 こう いっ た 改革 を 進め て いく の は 理事 会 に なる と 思い ます 。 その 理事 会 の 理事 を 選ぶ の が 理事 選任 機関 な わけ です から 、 この 理事 選任 機関 が 、 私 は ガバナンス 改革 の 一 丁目 一 番地 だ と 認識 し て い ます 。   その 上 で 、 この 理事 選任 機関 が どの よう に でき上がっ て き た の か 、 また 、 具体 的 に どの よう な 人材 が どういう よう に 運営 し て いく の か 、 又は 、 理事 選任 機関 を 決め た 大事 な 視点 という もの を それぞれ お答え いただけ ます か 。 ガバナンス を 利か せよ う と する と 、 割 と 複雑 な スキーム に なり やすい と 思う ん です ね 。 つまり 、 運用 まで に 少し 時間 が 必要 に なる と 思う ので 、 経過 措置 とか ある と 思い ます ので 、 しっかり と その 運用 の ところ を 見 て いただき たい な と 思い ます 。   その 上 で 、 もう 一つ 、 今回 新た に 設け られ た の が いわゆる 会計 監査 人 です ね 。   私 も 会社 を 経営 し て き て 思う ん です が 、 運営 を する 側 だっ たり 経営 を する 側 が 、 ある 種 、 丼勘定 じゃ ない です けれども 、 ずるずる に 何 か を し 始める と 、 途端 に 経営 が 傾く こと は もちろん の こと 、 事業 の 中身 も 傾い て いく ん です ね 。 そういう 意味 で は 、 今回 、 ガバナンス 改革 の きっかけ も 当然 お金 にまつわる 不祥事 だっ た と 認識 し て い ます 。 そういう 意味 で は 、 どう やっ て 会計 監査 人 を通して チェック し て いく の か という の が 非常 に 鍵 に なっ て くる と 私 は 考え て い ます 。   その 上 で 、 この 会計 監査 人 を なぜ 今回 置く こと に し た の か 、 そして その 意義 は 何 か 、 又は 、 いわゆる 監事 という もの も 設け られ て おり ます ので 、 会計 監査 人 と 監事 の 役割 の 振り分け みたい な もの を 御 説明 いただき たい の と 、 それから 、 実際 に 実効 性 を 高め て いく ため に どの よう な 在り方 が ポイント に なっ て くる の か 、 その 辺り も 併せ て 答弁 いただけれ ば と 思い ます 。 これ は 、 独立 を どう 担保 し て いく の か という の が 一番 の キーワード だ と 思い ます 。 ともすれば 、 理事 会 や 運営 側 に のみ込ま れ て しまっ て 、 一体 型 に なっ て しまう 。 必ず この 問題 、 イタチ ごっこ に なる と 思い ます が 、 しっかり と 独立 性 を 担保 する ため に 、 どの よう な 在り方 が ふさわしい の か 、 引き続き 注視 し て いただき たい と 思い ます 。   そして 、 提案 理由 説明 に も あっ た よう に 、 今回 の ガバナンス 改革 の 基本 的 な 考え方 は 、 私学 自ら が 主体性 を 持っ て 実効 性 の ある ガバナンス 改革 に 取り組む こと と さ れ て い ます 。   前回 の 、 いわゆる 令 和 元年 の 私学 法 改正 の 議論 も 踏まえ て 、 実際 、 私立 大学 の 団体 が ガバナンスコード を 策定 さ れ て いる と 思う ん です ね 。 その ガバナンスコード に 基づい て 、 加盟 の 大学 が 、 実際 の 運営 を ガバナンスコード に のっとっ て 運営 し て いる と 思う ん です けれども 、 これ だけ 大きな ガバナンス 改革 が 実現 する と 、 今 まで 策定 し た ガバナンスコード を 、 見直し 作業 が 必要 に なる と 思う ん です ね 。   実際 、 見直し 作業 も 大変 だ と 思う ん です よ 、 大変 だ と 思う ん です が 、 しっかり と ガバナンス の ルール を 理解 し 、 そして 、 建 学 の 精神 を 併せ て オリジナリティー の ある 運営 を し て いく こと が 教育 の 質 の 向上 に つながる と 私 は 考え て おり ます ので 、 実際 に 、 今 、 いわゆる 私立 大学 の 方 の 団体 の ガバナンスコード の 策定 状況 、 それから 、 今回 改正 に 合わせ て どの よう な 対応 を し て いく の か 、 文科 大臣 に お 伺い さ せ て ください 。 今 、 ガバナンスコード の 話 を 聞き ながら 、 我が 党 も ガバナンスコード を 策定 しよ う と 言っ て い た ん です が 、 まだ 策定 し て い ない ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 お 題目 は みんな 理解 し て いる けれども 、 なかなか 、 そこ へ の 道のり という の は 大変 だ と 思う ん です ね 。   とりわけ 、 今回 、 質問 に は いたし ませ ん が 、 知事 所轄 法人 で ある 小さな 学校 法人 、 そういった ところ は まさに 、 理想 は 理解 し て いる けれども 、 そこ に どう やっ て 近づく か という ところが 、 大きな 法人 と 比較 する と 歩み は 少し 遅い の かも しれ ませ ん ので 、 そこ を しっかり と フォローアップ できる よう な 、 例えば 、 地方 分権 の 中 で 、 地域 の 中 で その 役割 を 果たし て いく とか 、 いろいろ な 選択肢 は 残さ れ て いる と 思い ます ので 、 是非 御 検討 いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 ガバナンス 改革 の 本来 の 目的 は 、 いわゆる 教育 の 質 の 向上 という ところ が まず 大前提 だ と 思い ます 。 大学 全体 で 質 の 向上 を 求め て いく とき に 、 大学 改革 の 方向 性 の 一つ として 、 私 は 、 いわゆる 修士 や 博士 、 つまり 大学院 の 改革 が 必要 だ と 考え て いる ん です ね 。   実は 、 文科 で は なく て 厚生 労働 委員 会 の 方 で も 質問 さ せ て もらっ た ん です が 、 大学院 を 出 て 社会 に 出る という こと が 、 今 の 日本 社会 だ と 、 なかなか ステータス を 得 られ て い ない 、 つまり 所得 に 反映 し て い ない ん です ね 。 そう だ と する と 、 四 年 制 の 大学 を 卒業 し て 、 いわゆる ダイレクト で 社会 に 出 た 方 が 研さん を 積む 機会 が 多く て 、 そのまま 院 に 進む という 選択肢 を 得 ない 。   でも 、 実際 、 専門 性 の 高い 企業 に 入っ て いく と 、 リスキリング の よう な 形 で 、 院 に また 戻っ て いく ん です ね 。 だとすれば 、 例えば 文科 省 が 声 を 上げ て 、 大学院 を 卒業 し て 、 専門 修士 や 博士 を 取得 し て 、 その 結果 、 社会 に 出 て 、 それ が 所得 に 反映 する という ステータス を しっかり と つくっ て いく こと が 、 実は 大学 改革 において も 非常 に 重要 な ん じゃ ない か と 私 は 考え て い ます 。   その 上 で 、 この 社会 的 な ステータス を 上げる ため に どの よう な 取組 が できる の か 、 それから 、 修士 号 や 博士 号 の 取得 者 拡大 に 向け た 、 大学 側 、 そして 文科 省 の 取組 、 教え て いただけ ます か 。 この 大学院 改革 です けれども 、 私 、 本当に 重要 性 が 高い と 思う ん です ね 。 所得 に 反映 する こと も もちろん な ん です が 、 せっかく そういった 専門 性 の 高い 学び を 提供 し て いる に も かかわら ず 、 学生 の 側 で 選択肢 に 入ら ない 、 これ は 非常 に もったいない です よ ね 。 大学 側 も 実は 力 を 入れ て いる 、 限ら れ た 生徒 だけ が 、 その 恩恵 と は 言わ ない です けれども 、 知識 を 有し て いく という 意味 で は 、 ここ に しっかり と 力 を 入れ て 取り組む こと が 、 結果 として 、 私 は 、 日本 の 成長 に 、 経済 成長 も 含め た 成長 に つながる と 思い ます ので 、 是非とも 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   そして 、 あと 二 点 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 初め に 、 大学 入試 について です 。   私 は 、 三 人 の 子 を 育てる 父 として 、 まだ 小さい です けれども 、 やがて 大学 入試 とか 考える と どんな 思い を 抱く の か な と 今 から 考え て おり ます が 、 現在 、 文科 省 で は 、 新 学習 指導 要領 に 基づい て 、 個別 最適 で 協 働 的 な 学び を 展開 し て いる と 思い ます 。 そして 、 GIGA スクール 構想 、 まさに この GIGA スクール 構想 が それ を 後押し する こと に つながっ て いる と 思い ます が 、 現場 の 話 を 聞く と 、 高校 二 年生 とか 三 年生 ぐらい に なる と 、 せっかく GIGA スクール を 提供 し て い て も 、 実は また 入試 に 向け た ドリル を やる よう な 、 学び と いう より は 試験 に 特 化 し た 技術 的 な もの を 習得 する よう な 教育 の 時間 に 変わっ て いる という お話 を 聞く ん です ね 。   確か に 、 親 の 側 に なれ ば 、 いい 大学 に 進学 し て ほしい 、 子供 が 希望 し た 進学 先 で 結果 を 残し て ほしい という こと で 、 甘んじ て 親 の 側 は 受け入れ て しまう かも しれ ない ん です けれども 、 ただ 、 実際 に は GIGA スクール 構想 を通して 、 いわゆる 教え から 学び という こと で 大きな 転換 を し て いる もの を 、 やはり 高校 三 年生 まで しっかり と 持続 さ せる こと が 、 社会 に 出 た 後 で しっかり と その 学び が 生かせる 場 を 設け て いく と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 せっかく GIGA スクール の よう に 現場 は 変わっ て いる に も かかわら ず 、 出口 で ある 入試 が 変わら なけれ ば 、 おのずと その 最終 的 な ところが 、 出口 が 変わら ない と 思う ん です ね 。   今 現在 、 大学 入試 の 改革 について どの よう な 取組 を さ れ て いる の か 、 お答え ください 。 つまるところ 、 出口 に 向け た 取組 に 特 化 し て いく の が 効率 とか 合理 性 とか に なっ て いき ます ので 、 ここ を しっかり と 改革 すれ ば 、 小学校 低 学年 の 頃 から 教え から 学び に 変わっ て いる GIGA スクール が 本当に 実 を 結ぶ と 思う ん です ね 。 その 上 で 、 大学 四 年間 ないしは 六 年間 、 そういう 学び の 環境 を 、 更に 自分 に 適し た 環境 を 自ら 選択 できれ ば 、 社会 で 即 戦力 として 生かし て いける という こと が 想像 でき ます ので 、 是非 とも しっかり 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   それで 、 最後 に 、 実は 、 少し 時間 も 余り まし た ので 、 問 取り の 段階 で 質問 を どう しよ う か な と 思っ て い た もの について 質問 さ せ て ください 。   私 、 この 私立 学校 の 改正 と は 別 の 議論 に なる ん です が 、 やはり 、 しっかり 学び を 継続 し て いっ て 、 最終 的 に 社会 に 出る とき に 、 いかに 自ら に 適し た 雇用 環境 を 選択 できる の か という ところが 、 働く 期間 が 一番 長い わけ です から 、 最も 重要 だ と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 大学 における キャリア 教育 、 確か に 、 大学生 です から 、 自ら 選択 しろ 、 自ら 努力 し なさい と いう の も 分かる ん です けれども 、 やはり 、 しっかり と どういう 学び を 深めれ ば 実際 に 社会 に 出 た とき に しっかり 即 戦力 として 働く こと が できる の か 、 その ため の 大学 側 の 取組 を 教え て いただけ ます か 。 大学生 という 限ら れ た 期間 の 中 で どういう もの を 選択 し て いく の か という の は 、 学生 の 自由 で ある が ゆえに 難し さ も ある と 思う ん です けれども 、 ただ 、 ここ が 充実 すれ ば 、 いわゆる 離職 、 転職 の よう な こと が 少なく なれ ば なるほど その 人 の 暮らし が 安定 し て いく という 視点 も あり ます ので 、 是非 とも しっかり 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   今回 、 大学 改革 について 幾つ か 質問 さ せ て いただき まし た 。 改革 する ため に も 、 今回 の ガバナンス 改革 が やはり 根幹 に ある と 認識 し て い ます 。 私 は 、 自ら が 組織 を 運営 し て き た 経験 も 含め て 考える と 、 やはり ガバナンス が 利い て い ない 学校 は いい 教育 が 提供 でき ない と 思う ん です ね 。 だからこそ 、 今回 、 これ だけ 大きな ガバナンス 改革 が 議論 さ れ 、 やがて 実現 し て いく と 考え て おり ます ので 、 是非 、 今回 の ガバナンス 改革 を 生かし て 、 しっかり と 教育 や 研究 の 質 の 向上 に つなげ て いただき たい と 思い ます 。   私 の 質問 を 終わら せ て いただき ます 。 ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 は 、 私立 学校 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 について 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 、 法案 質疑 の 大前提 と いたし まし て 、 私立 学校 の 学校 教育 における 位置づけ 、 役割 、 重要 性 に つき まし て 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 認識 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 今 大臣 から 御 答弁 を いただき まし た けれども 、 私立 学校 の 、 私学 教育 の 重要 性 という の は 、 独自 の 建 学 の 精神 に 基づい た 個性 豊か な 教育 研究 の 場 として 、 また 、 国公立 とともに 公 の 教育 の 一翼 を 担っ て いただい て き た と 思い ます 。   また 、 特に 地方 における 私学 の 果たす 役割 は 大変 重要 な もの が ある と 思っ て おり まし て 、 特に 、 人口 減少 、 少子 高齢 化 の 中 で 、 地域 における 教育 の 拠点 として だけ で は なく て 、 地域 振興 の ため の 新しい 産業 を 創出 する こと や 、 産学 官 一体 と なっ て 研究 開発 の 成果 を 地域 の 課題 解決 に 結びつける 意味 で も 、 地方 創 生 の 推進 役 、 そして 地域 を 担う リーダー を 育成 する という 意味 で も 、 大変 大きな 役割 を 担っ て いただい て おり ます 。   この 私立 学校 、 組織 として の 公共 性 、 透明 性 に つき まし て 、 私立 学校 に 求め られ て いる 高い 公共 性 、 透明 性 に つき まし て 、 永岡 文部 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   私立 学校 における ガバナンス の 強化 、 この こと について 、 その 必要 性 は 全て の 方 が 認める ところ だ と 思い ます し 、 不断 の 検討 、 見直し が 図ら れる べき 事柄 で ござい ます 。   これ まで も 、 私立 学校 法 は 、 平成 十 六 年 の 改正 、 平成 二 十 六 年 の 改正 を 経 て 、 令 和 元年 改正 において は 、 学校 法人 の ガバナンス 強化 の ため の 私立 学校 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 を 含み ます 学校 教育 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 が 成立 し た ところ で ござい ます けれども 、 同 法 の 附則 に 、 五 年 を 目途 に 、 施行 状況 を 検討 し 、 必要 な とき は 、 その 結果 に 基づい て 所要 の 措置 を 講ずる もの と さ れ て おり まし た 。   ガバナンス 強化 の 取組 の 中 で 、 今回 の 改正 に 至る 背景 について は 、 最近 頻発 を いたし て おり ます 不正 や 不祥事 という もの が ある という ふう に 思い ます けれども 、 今回 の 改正 に 至る 背景 に つき まし て 、 文部 科学 省 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 今回 の 改正 に 至る 議論 の 経緯 に つき まし て は 、 紆余曲折 が ござい まし た 。   文部 科学 省 によって 令 和 三 年 に 設置 を さ れ まし た 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 の 報告 書 に 盛り込ま れ た 答申 の 内容 が 、 外部 者 のみ で 構成 する 評議 員 会 を 理事 会 に 代わっ て 経営 上 の 重要 事項 を 決定 する 最高 監督 、 議決 機関 に 格上げ する こと など が 示さ れ た わけ で ござい ます けれども 、 その 改革 案 に対して は 、 私立 学校 法人 や 有識者 から 反対 の 声 が 多く 上がり まし た 。 それ を 受け て 、 新た に 学校 法人 制度 改革 特別 委員 会 を 立ち 上げ まし て 、 報告 を 取りまとめ 、 その 議論 を 反映 し た 形 で 今回 の 法律 案 が 提出 さ れ た と 認識 を いたし て おり ます 。   政府 の 諮問 を 受け た 改革 会議 の 議論 の 中 で 出さ れ た 報告 書 が 、 ある 意味 、 ほ ご に さ れ た 形 で 進め られ まし た この 一連 の 経緯 は 、 極めて 異例 の 事態 だ と 思っ て おり ます けれども 、 なぜ この よう な 異例 の 経緯 を たどっ た の か 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 ちょっと 順番 を 変え させ て いただい て 、 引き続き 、 文部 科学 大臣 に お尋ね を さ せ て いただき ます 。   そもそも 、 この 改革 会議 の 提言 という の は 、 骨太 の 方針 二 〇 一 九 で 示さ れ まし た 、 私立 学校 以外 の 公益 法人 、 公益社 団 ・ 財団 法人 や 社会 福祉 法人 と 同様 の ガバナンス の 機関 設計 、 改革 を 私立 学校 に も 適用 する という 方針 に のっとっ た 報告 書 で あっ た という こと を 認識 し た 上 で 、 十 七 日 に も 参考 人 の 先生 方 から 大変 貴重 な 、 様々 な 御 意見 を いただい た わけ で ござい ます けれども 、 複数 の 参考 人 の 先生 から も 言及 が ござい まし た けれども 、 学校 法人 に対して 、 この よう に 他 の 法人 と 同様 に 、 一律 に この ガバナンス の 法 改正 を 適用 する という こと に対する 懸念 が 示さ れ まし た 。   この こと について 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 今回 の 様々 な 議論 の 紆余曲折 が あっ た こと の 一因 として は 、 やはり 、 様々 な 、 私立 学校 以外 の 法人 の ガバナンス を 一律 に 私立 学校 に 当てはめよ う と し た ところ に 大変 私 は 問題 が あっ た という ふう に 思い ます し 、 また 、 教育 現場 の 意見 という もの が 十分 に 生かさ れ て い た の か という こと に も 私 自身 は 疑問 が 残る ところ で ござい ます 。   今般 、 様々 な 議論 を 重ね た 中 で この 法 改正 が 提出 を さ れ た わけ で ござい ます けれども 、 改正 に当たりまして は 、 末松 前 文部 科学 大臣 の 下 で パブリック コメント が 行わ れ まし て 、 多く の 意見 が 寄せ られ た という ふう に 聞い て おり ます けれども 、 寄せ られ た 意見 の 主 な 意見 が どの よう な もの で あっ た の か 、 また 、 この パブリック コメント を 経 て 本 改正 案 に 盛り込ま れ て 、 修正 さ れ た 項目 等 が ござい まし たら 、 文部 科学 省 より 御 説明 を お願い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   続き まし て 、 今回 の 法 改正 に対しまして の 懸念 が 寄せ られ て いる 懸念 点 について 質問 を さ せ て いただき ます 。   今回 の 法 改正 で は 、 ガバナンス 強化 として 改革 会議 の 報告 書 から 大変 大きく 後退 し て いる という 御 意見 や 、 ガバナンス 強化 策 として 不十分 で ある という 指摘 も ある 中 で 、 以下 の 懸念 点 について 確認 を さ せ て いただき ます 。   理事 の 選任 に つき まし て は 、 新た に 寄附行為 に 基づい て 理事 選任 機関 を 置く こと と なり 、 例えば 、 理事 長 が 指名 する 人 によって 理事 の 選任 を 行う こと が 可能 と なる など 、 今回 の ガバナンス 強化 と 逆行 する 事態 が 起きる の で は ない か という 懸念 の 声 も お 聞き を いたし て おり ます 。 その 懸念 に対しまして 、 文部 科学 省 として どの よう に 対応 、 お 応え を さ れる 方針 で ある の か という こと を お 伺い を し たい と 思い ます 。 続き まし て 、 二 点 目 としまして は 、 本 改正 案 に つき まし て は 、 理事 と 評議 員 の 兼務 は 禁止 を さ れ て おり ます 。 ただ 、 評議 員 の 半数 を 理事 会 が 選任 できる と し た 点 の 理由 に つき まし て 、 また 一方 で 、 教職員 について は 三 分の 一 に 制限 する こと と さ れ まし た 。 この 理由 に つき まし て 、 文部 科学 省 の 見解 を お 伺い を いたし ます 。 引き続き 、 茂里 私学 部長 に お尋ね を さ せ て いただき ます 。   大臣 所轄 法人 における 評議 員 会 の 決議 を 要する こと と さ れ て いる 重要 な 寄附行為 の 変更 と は 何 を 示す の か 、 どの 範囲 まで 含ま れる の でしょ う か 。 この こと について の 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 しっかり 現場 の 声 を 聞い て いただい て 反映 を し て いただく よう に お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   引き続き まし て 、 私立 学校 は 、 大学 、 高校 、 中学 、 小学校 、 幼稚園 の 別 など 、 規模 や 学校 の 種別 など 、 大変 多様 な 私立 学校 が 存在 を いたし て おり ます 。 その 中 で 、 大臣 所轄 法人 、 知事 所轄 法人 という 単純 な 仕分 で は 、 実態 に 沿っ た ガバナンス 強化 が 図ら れ ない ケース が 出 て くる お それ も 懸念 を さ れ ます 。   知事 所轄 法人 に つき まし て は 一定 の 配慮 や 経過 措置 が 設け られ た ところ で ござい ます けれども 、 この 実態 に 即し た 適用 区分 を どの よう な 基準 によって 今後 判断 さ れる 方針 で ある か 、 これ も 茂里 私学 部長 に お尋ね を いたし ます 。 この こと も 、 しっかり 現場 の 声 を 反映 し て いただく 形 で 今後 作成 を し て いただける こと を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 先般 の 参考 人 質疑 の 中 で も 藤本 参考 人 から 大変 貴重 な 現場 の お話 が あっ た ところ で ござい ます けれども 、 地方 の 小規模 な 私立 学校 法人 におきまして は 、 大変 、 様々 な 意味 で 、 一律 に 適用 さ れる こと に対して 現場 の 厳しい 状況 という もの が ござい ます 。 私 も 地元 から 、 ガバナンス 改革 会議 の 報告 書 に対して は 多く の 懸念 の 声 を お 聞き を し て まいり まし た 。   例えば 、 役員 の 適任 者 について も 、 ふさわしい 人材 の 確保 が 大変 難しい という こと も ござい ます 。 理事 と 評議 員 の 兼職 の 禁止 や 特別 利害 関係 者 の 制限 も 含め て 、 大変 、 ふさわしい 人材 の 確保 という の が 難しい 面 も ござい ます し 、 専門 的 な 資格 を 持つ 人材 を 登用 する と なる と 新しい 負担 が 生じる 可能 性 も ござい ます 。   経過 措置 だけ で 現実 的 に 対応 できる の か どう か 、 また 、 教育 現場 の 声 や 状況 を しっかり 把握 を し て 負担 軽減 に 努める こと が 必要 で ある と 考え ます けれども 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 引き続き まし て 、 ガバナンス 体制 強化 の 中 で 大変 重要 な 役割 を 果たす 監事 について 質問 さ せ て いただき ます 。   監事 として ふさわしい 資格 を 有する 人材 、 どの よう な 人材 を 想定 し て おら れる の か 、 また 、 その こと を どの よう な 形 で 示し て いか れる 方針 か という こと に つき まし て 、 茂里 私学 部長 に お尋ね を さ せ て いただき ます 。 これ も 参考 人 質疑 の 中 で 参考 人 の 方 から も 言及 が ござい まし た けれども 、 学校 法人 以外 の 法人 の ガバナンス を 一律 に 学校 法人 に 適用 する こと が 大変 私 が 問題 で ある という ふう に 思う 一つ の 大きな 、 この こと が 根本 に ある の で は ない か と 思い ます けれども 、 私立 学校 法人 にとって 最も 重要 な ステーク ホルダー は 、 例えば 幼稚園 です と 園児 、 児童 生徒 、 学生 で あり 、 保護 者 で ある という 参考 人 から の お 言葉 が ござい まし た 。 学生 ファースト と 申し ます か 、 そこ に 集う 、 そこ で 学ぶ 園児 、 児童 生徒 、 学生 が 、 そして 保護 者 が 大切 な ステーク ホルダー で ある 。   今回 の ガバナンス 改革 の 改正 に 向け まし て 、 文部 科学 省 として この こと に どの よう な 認識 で 取り組ん で こ られ た の か という こと に つき まし て 、 茂里 私学 部長 に お尋ね を さ せ て いただき ます 。 ガバナンス 強化 という こと で 、 この こと は 大変 必要 な こと だ という ふう に は 誰 も が 考え て おり ます けれども 、 今回 、 この 改正 に つき まし て は 、 不祥事 の 防止 のみ なら ず 、 建 学 の 精神 に 基づい た 私学 教育 実現 の ため の 学校 法人 制度 の 在り方 、 私学 法人 の 在り方 を 模索 し て いく という こと が 今後 大変 重要 だ と 思っ て おり ます 。   私 の 時間 が これ で 終了 いたし まし た ので 、 私 の 質疑 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   ガバナンス 改革 の 出発 点 は 、 私学 の 理事 会 、 理事 長 の 権力 集中 による 私物 化 、 不祥事 だっ た と 思い ます 。 そうした 現行 法 の 問題 点 を 改善 し 、 私立 学校 等 の 公共 性 と 教育 研究 の 質 を 更に 高める ため の 法 改正 は 、 我が 党 も 当然 必要 だ と 考え て おり ます 。   そこで 、 私学 部長 に 確認 し ます が 、 文科 省 として 、 なぜ こうした 理事 会 、 理事 長 による 私物 化 、 不祥事 が 防げ なかっ た と 考え て いる の か 。 現行 法 で は 、 理事 、 評議 員 、 監事 を 事実 上 理事 長 が 選 解任 できる 仕組み に なっ て いる という ところ に 私 は 原因 が ある と 思い ます が 、 お 考え を お 聞か せ いただき たい 。 これ まで 評議 員 会 や 監事 に 権限 が なかっ た から 私物 化 、 不祥事 が 防げ なかっ た という わけ で は あり ませ ん 。 理事 長 に 生殺与奪 の 権 が ある ため に 、 内部 で 問題 が 発覚 し た として も 、 理事 長 の 意向 に 反する こと が 言え ない という 状況 と なっ て しまう こと が 最大 の 原因 だっ た と 思い ます 。   ガバナンス 改革 会議 報告 書 で は 評議 員 として 教職員 が 排除 さ れよ う と し て おり まし た けれども 、 今回 の 法案 で は 学校 法人 の 職員 も 含ま なけれ ば なら ない と さ れ て おり ます 。 その 意義 として 、 内部 の 教職員 の 意見 を 反映 さ せる こと を 重視 し た という こと が あろ う と 思う ん です けれども 、 この 点 、 私学 部長 、 いかが です か 。 おっしゃる とおり で 、 教学 の 面 も ある わけ です から 、 教学 と 運営 の 協調 が 必要 で あっ て 、 教学 の 面 から の 意見 も ちゃんと 聞い て いただく 必要 が ある と 思う ん です ね 。   不祥事 、 私物 化 について 、 起こっ て は なら ない こと は 当然 で あり ます けれども 、 先日 の 参考 人 も 、 九 九 ・ 九 % の ところ は 問題 ない と 思う ん です が 、 やはり その 中 に 不心得 な 方 が 出 て くる 、 それ を どう 防ぐ か と 述べ られ て おり まし た 。 不祥事 事案 は 全 学校 法人 の ごく 一部 の 問題 で あり ます けれども 、 その他 、 ほとんど の 学校 法人 は 真面目 に 運営 を し て おら れ ます 。 問題 は 、 そうした 不祥事 が 起こり 得る 仕組み 、 理事 長 が 理事 、 評議 員 、 監事 を 選ぶ こと が 事実 上 可能 と なっ て いる 現状 を どう する か という ところ に あり ます 。 そうした 仕組み を 改善 する ため に は 、 内部 の 意見 を 反映 さ せる こと は 当然 だ と 思い ます ね 。   評議 員 の 選 解任 について は 寄附行為 の 定める ところ に よる と さ れ て おり ます 。 現行 法 で も 評議 員 の 選任 を 寄附行為 に 定める という こと に さ れ て おり まし て 、 これ によって 理事 会 あるいは 理事 長 が 評議 員 を 選定 する と 寄附行為 で 定め て いる 学校 法人 が 多く 存在 する と 聞い て おり ます 。   今回 の 改正 案 で は 、 理事 、 理事 会 が 選任 する 評議 員 は 評議 員 総数 の 二 分の 一 を 超え ない こと 、 こう なっ て おり ます し 、 それ 以外 に 、 理事 の 親族 等 の 特別 利害 関係 人 について も 評議 員 総数 の 六 分の 一 を 超え ない こと と さ れ て おり ます 。 つまり 、 理事 、 理事 会 が 選 解任 する 評議 員 と 理事 の 親族 等 の 評議 員 は 、 これ を 両方 足し 合わせ ます と 最大 で 評議 員 総数 の 三 分の 二 と なる わけ です ね 。 これ で は 、 理事 長 、 理事 会 に対する 、 先ほど から 議論 に なっ て いる 牽制 として の 今回 の 役割 、 今回 の 法 改正 の 意義 が 骨抜き に なっ て しまう の で は ない か という 指摘 も ある わけ です ね 。   もちろん 、 学校 法人 の 規模 など を 考慮 する 必要 が ある こと は 理解 し て おり ます けれども 、 せめて 大臣 所轄 学校 法人 等 について は 、 評議 員 を 選任 する 際 に 理事 、 理事 会 の 選任 する 評議 員 の 数 を できる 限り 減らす 、 あるいは 特別 利害 関係 人 は 極力 ゼロ に する など 、 理事 長 、 理事 会 の 暴走 による 不祥事 、 私物 化 を 抑制 する という 法案 の 趣旨 を 徹底 す べき だ と 私 は 考え ます が 、 文科 省 として どの よう な 方策 を 講じる つもり か 、 お 聞か せ い た だけ ます か 。 是非 、 きちっと 適切 に し て いただき たい ん です けれども ね 。   理事 選任 機関 の 構成 、 これ も 寄附 行為 によって 定める こと と さ れ て おり ます 。 これ は 私立 学校 の 自主 性 を 尊重 する ため の 規定 で あり ます けれども 、 こうした 規定 により 、 理事 会 を 理事 選任 機関 と する と 定める こと は 排除 さ れ て い ない わけ です ね 。   この 点 について 、 先日 の 参考 人 質疑 で 福原 参考 人 も 、 小さな 学校 法人 で は 理事 会 が 選任 する こと で 円滑 に 継承 さ れ て いく 例 が あり 、 そういった 例 を 全く 防い で しまう という わけ に は いき ませ ん と 述べ つつ も 、 それ が 全て の 大 規模 な 大学 に まで 同じ よう な こと まで 許さ れる の か と いう と 、 それ は 決して そう で は ない と 述べ られ まし た 。   そういう 意味 で は 、 特別 委員 会 の 報告 書 で も 、 その後 の 法案 骨子 で も 、 理事 の 選任 を 行う 機関 として 、 「 評議 員 会 その他 の 機関 」 と 、 評議 員 会 が その 筆頭 例 に 挙げ られ て おり ます 。 現行 法 の 下 で も 、 理事 会 、 理事 長 が 理事 を 選任 し て うまく いっ て いる 学校 法人 も ある かも しれ ませ ん けれども 、 理事 長 、 理事 会 に対する 牽制 機能 という 今回 の 法 改正 の 趣旨 を 考えれ ば 、 せめて 大臣 所轄 学校 法人 等 で は 、 理事 選任 機関 の 在り方 について 、 文科 省 の やはり 考え方 を 示す べき で は ない か と 思い ます けれども 、 私学 部長 の 御 答弁 を いただき たい 。 是非 、 寄附行為 作成 例 など で 示し て いただく という こと で あれ ば 、 執行 と 監視 、 監督 の 分離 という 法案 の 趣旨 を しっかり 徹底 し て いただく こと を 求め て おき たい と 思い ます 。   ガバナンス 改革 会議 の 報告 書 で は 、 評議 員 会 を 最高 監督 、 決議 機関 と し た 上 で 、 構成 員 から 学校 構成 員 を 排除 する と さ れ て おり まし た が 、 本 法案 で は そうした 規定 は なくなっ て おり ます 。 その 理由 に 、 私立 学校 の 特性 という こと が 語ら れ て おり ます けれども 、 これ は 大臣 に 、 改めて 、 私立 学校 の 特性 と は 何 か 、 お 述べ いただき たい 。 先日 の 参考 人 質疑 で も 、 教育 という もの は 自由 で なけれ ば なら ない 、 学問 は やはり あらゆる 権力 から 独立 し て 、 学 は 独立 し た もの で なけれ ば いけ ない という こと が 述べ られ まし た 。   教育 の 自主 性 という 点 で は 、 理事 会 が 一々 教育 内容 や 研究 内容 に 口 を 出す よう な こと は やはり 慎む べき だ と 思い ます 。   学校 法人 の 校 務 、 教学 面 について は 、 まずは 学校 の 自主 性 を 最大限 尊重 する こと は 当然 の こと だ と 考え ます けれども 、 これ は 私学 部長 、 よろしい です ね 。 後半 だけ で よかっ た ん です けれども ね 。 学長 、 校長 を 含む 教員 組織 の 自主 性 を 最大限 尊重 する こと は 、 教育 の 自由 、 研究 の 自由 の 根幹 で あり 、 まさに 中心 問題 だ と 思い ます 。   法案 四 十 六 条 「 監事 の 資格 」 について 。   文科 省 は 、 二 〇 一 九 年 九月 二 十 七 日 に 発出 し た 、 学校 法人 寄附行為 作成 例 の 改正 について と 題し た 通知 の 中 で 、 八 条 二 項 、 前項 の 選任 に当たって は 、 監事 の 独立 性 を 確保 し 、 かつ 、 利益 相反 を 適切 に 防止 する こと が できる 者 を 選任 する こと と する として 、 その 理由 として 、 理事 長 と 監事 が 他 の 法人 で 上下 関係 に ある よう な 場合 や 、 監事 が 学校 法人 と 顧問 契約 を 結ん で いる よう な 場合 など 、 牽制 機能 が 十分 に 発揮 さ れ ない 状況 と なら ない よう 、 選任 に 係る 規定 を 追加 し た と 述べ て おり ます 。   この 規定 の 趣旨 は 変わっ て い ない という こと の 確認 と 、 なぜ この よう な 規定 を 設け た の か 、 そして 、 学校 法人 の 規模 に も よる けれども 、 少なくとも 大臣 所轄 学校 法人 等 で は こうした 規定 は きちっと 守ら れる べき だ と 思い ます が 、 私学 部長 、 よろしい でしょ う か 。 第 五 十 二 条 一 項 一 号 は 監事 の 本来 業務 が 規定 さ れ て おり ます が 、 六 号 で 、 前 各 号 に 掲げる もの の ほか 、 寄附行為 を もっ て 定める ところ により 監事 が 行う こと と さ れ た 業務 と あり ます 。   寄附行為 で 定める こと によって 、 まさか 大学 の 研究 内容 の 一々 に まで 監事 が 口 を 出す という よう な こと は 私 は 想定 さ れ て い ない と 思う ん です けれども 、 これ も よろしい です ね 。 これ も 結論 だけ で よかっ た ん です けれども ね 。   現行 法 上 で は 、 理事 会 が 評議 員 会 に 諮問 する 項目 について 、 寄附行為 の 定め で 評議 員 会 の 決議 を 要する もの と する こと が できる と さ れ て おり ます 。 これ は 本 法案 でも 同様 で あり ます けれども 、 現在 、 学校 法人 によって は 、 法律 上 諮問 事項 と し て いる こと も 寄附 行為 によって 評議 員 の 決議 事項 と し て いる ところ も あり ます 。 今回 の 法案 は 、 こうした こと を 妨げる もの で は あり ませ ん ね 。 法案 四 十 二 条 四 項 、 理事 は 書面 で 理事 会 の 議決 に 加われる と さ れ て おり ます 。 他方 、 四 十 二 条 一 項 で 、 理事 会 の 決議 は 理事 の 過半数 の 出席 が 必要 と さ れ て おり ます 。 これ は 評議 員 会 も 同様 で あり ます 。   そこで 聞く ん です けれども 、 二 〇 二 一 年 六月 二 十 五 日 の 通知 、 「 理事 会 及び 評議 員 会 の 運営 及び 議事 録 の 取扱い 並びに 学校 法人 寄附行為 作成 例 の 改正 について 」 で は 、 理事 会 の 開催 の 意義 について 、 監事 の 意見 も 踏まえ つつ 、 理事 が 相互 に 意見 交換 を 行う こと を通じて 法人 の 業務 執行 に関する 意思 決定 が 適切 に さ れる こと が 期待 さ れる と 記さ れ て おり ます 。 しかし 、 出席 の 過半数 が 書面 出席 という こと に なれ ば 、 意見 交換 の 場 として の 理事 会 や 評議 員 会 の 趣旨 に そぐわない こと に なる の で は ない か と 私 は 思い ます けれども 、 文科 省 の 認識 は いかが で ござい ましょ う か 。 参考 人 質疑 の 中 で 、 税制 優遇 や 私学 助成 、 幼児 教育 、 高等 教育 の 無償 化 等 の 進展 によって 、 それ に ふさわしい ガバナンス 構造 の 現代 化 を 図っ て いく こと に対する 社会 的 要請 も ますます 高まっ て いる という こと が 語ら れ まし た 。 これ に対して 、 幼児 教育 の 無償 化 が 実現 し た こと は 本当に 感謝 の 気持ち しか ない けれども 、 そういう よう な こと が 達成 さ れ た から ちゃんと ガバナンス を 守り なさい よ 、 今 まで 以上 に やり なさい よ と 言わ れる の は 、 私 は ちょっと 違和感 が ござい ます という 御 意見 も ござい まし た 。   税制 優遇 や 公費 助成 、 幼児 教育 、 高等 教育 の 無償 化 が 行わ れ て いる から 公共 性 を 確保 す べき という ん です けれども 、 それ は 少し おかしい の で は ない か と 私 も 思い ます 。   そもそも 、 公共 性 について 、 私立 学校 法制 定時 の 提案 理由 で は どの よう に 述べ られ て い た か 、 私学 部長 、 是非 紹介 し て いただき たい 。 公 の 性質 、 つまり 、 私立 学校 は 、 国公立 学校 同様 、 公 教育 を 担っ て いる という こと で あり ます 。   更に 言え ば 、 私立 学校 に 在籍 する 学生 、 児童 生徒 の 割合 は 、 大学 、 短大 で 約 七 五 % 、 高校 で 約 三 四 % 、 幼稚園 は 八 八 % と 、 私立 学校 は 我が国 の 学校 教育 の 発展 に 大きく 貢献 を し て おり ます 。 だからこそ 、 一 九 七 五 年 に は 私立 学校 振興 助成 法 が 成立 を し 、 いわゆる 私学 助成 が 始まり まし た 。   そこで 、 配付 資料 一 を 見 て いただき たい 。 法案 可決 時 の 参議院 文教 委員 会 の 附帯 決議 で あり ます 。   赤 線 部 、 「 私立 大学 に対する 国 の 補助 は 二 分の 一 以内 と なっ て いる が 、 できるだけ 速やか に 二 分の 一 と する よう 努める こと 。 」 と なっ て い ます 。 これ は まさに 国会 の 意思 で あり ます 。 この 国会 の 意思 が その後 どの よう に 扱わ れ て き た か 。   資料 二 は 、 日本 私立 学校 振興 ・ 共済 事業 団 が 作成 し て き た 「 私立 大学 等 における 経常 的 経費 と 経常 費 補助 金額 の 推移 」 という 資料 で あり ます 。   一 九 七 五 年 、 法 成立 と 附帯 決議 以降 、 五 年 後 の 一 九 八 〇 年 の 約 三 割 まで 増え 続け て き た 経常 費 補助 金 の 補助 割合 は 、 その後 は 、 二 分の 一 どころか 、 どんどん 減り 続け 、 ついに 平成 二 十 七 年 、 二 〇 一 五 年 に は 、 一 割 も 切っ て 、 九 ・ 九 % に まで 落ち込み まし た 。 そして 、 何と 、 この 平成 二 十 七 年 を 最後 に 、 この 表 の 作成 が 止まっ て しまい まし た 。   聞き ます が 、 文部 科学 省 は 予算 案 の 説明 の 際 、 平成 二 十 八 年度 まで は この グラフ を 用い て い た ん です が 、 一 割 を 割り込ん で しまっ て 以来 この グラフ の 使用 を やめ た の は どういう 理由 な の か 、 お答え いただけ ます か 、 私学 部長 。 分母 に 不正確 が ある という 説明 でし た 。 なら ば 文部 科学 省 が 正確 だ と 考える 経常 的 経費 を 計算 し た 上 で 同じ よう に 表 を 作っ て くれ と 言っ て 出 て き た の が 、 資料 三 で あり ます 。   文部 科学 省 が 正確 だ と する 数字 で 計算 し て み て も 、 資料 三 の グラフ が 示す よう に 、 二 〇 〇 八 年 以降 も 補助 割合 は 一貫 し て 減り 続け 、 二 〇 二 一 年度 で 一 一 ・ 六 % に すぎ ませ ん 。   結局 、 一 九 七 五 年 の 国会 の 意思 、 私学 助成 の 二 分の 一 へ の 引上げ に 照らせ ば 、 ずっと 逆行 し 続け て いる わけ です ね 。   そこで 、 大臣 に 確認 し たい ん です 。   一 九 七 五 年 の 附帯 決議 の 経常 経費 二 分の 一 目標 は 捨て去ら れ た の か 、 それとも 、 公 教育 として の 私立 学校 が その 役割 を 果たす ため に は 経常 費 補助 二 分の 一 の 達成 は 依然として 重要 で あり 必要 だ と 大臣 は お 考え か 、 はっきり と 御 答弁 いただき たい 。 当然 です 。 だから 、 私学 関係 者 は 、 学生 や 生徒 、 保護 者 とも 力 を 合わせ て 、 毎年 膨大 な 、 私学 助成 増額 を 求める 請願 署名 を 国会 に 届け て き まし た 。   この 請願 の 紹介 議員 に は 、 ほぼ 全て の 会派 の 議員 が 名前 を 連ね て おり ます 。 なら ば 採択 さ れ て しかる べき で は ない か と 思い ます が 、 審議 さ れる こと なく 、 国会 会期 末 の 委員 会 で 不 採択 が 報告 さ れる という こと が 繰り返さ れ て まいり まし た 。 これ ほど 憲法 十 六 条 に 定め られ た 国民 の 請願 権 を 愚弄 する 話 は ない と 思う ん です ね 。   委員 長 、 今 国会 こそ 請願 の 審査 を する ため の 委員 会 の 開催 を 求め たい ん です が 、 是非 理事 会 で 御 検討 いただき たい 。 先日 の 参考 人 質疑 で 、 学校 法人 ガバナンス 改革 会議 座長 の 増田 宏一 参考 人 から は 、 二 〇 一 九 年 と 二 一 年 の 骨太 方針 で 決まっ た 、 この 二 度 の 閣議 決定 を 翻す 対応 は 国 の ガバナンス が 問わ れ て いる 、 そういう 御 意見 も 出さ れ まし た 。   報告 書 を まとめ て いただい た 座長 として の 思い は 受け止め たい と 思う ん です が 、 国 の ガバナンス の 問題 を 言う の なら ば 、 何でもかんでも 骨太 方針 や 閣議 決定 で 進め られる と 考え て いる 今 の 政権 の 手法 こそ が 問題 だ と 言わ なけれ ば なり ませ ん 。 閣議 で 決めよ う が 、 関係 者 や 国民 の 実態 を 無視 し て は 政治 も 行政 も 進め られ ない 。 この よう な 手法 こそ 直ちに 見直す こと を 求め て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 私 は 、 提出 者 を 代表 いたし まし て 、 本 動議 について 御 説明 申し上げ ます 。   案文 を 朗読 し て 説明 に 代え させ て いただき ます 。         私立 学校 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に対する 附帯 決議 ( 案 )     政府 及び 関係 者 は 、 本法 の 施行 に当たって は 、 次 の 事項 について 特段 の 配慮 を す べき で ある 。   一   本法 による 学校 法人 の ガバナンス 改革 に当たって は 、 私立 学校 の 建 学 の 精神 を 侵す こと の ない よう 留意 する こと 。 また 、 大学 を 設置 する 学校 法人 において は 、 憲法 で 保障 さ れ て いる 学問 の 自由 及び 大学 の 自治 の 理念 を 踏まえ 、 私立 大学 の 自主 性 ・ 公共 性 を 担保 する 観点 から 、 その 設置 する 大学 の 教育 ・ 研究 に 不当 に 干渉 する こと が ない よう 、 特段 の 留意 を 払う こと 。   二   理事 会 の 業務 執行 に対する 評議 員 会 の 監視 ・ 監督 機能 の 強化 を 促進 する ため 、 あらかじめ 評議 員 会 の 意見 の 聴取 を 要する 事項 について 、 必要 に 応じ て 意見 の 聴取 に 代え て 決議 を 要する こと も できる 旨 を 各 学校 法人 に 周知 する など 、 評議 員 会 の 権限 強化 策 を 推進 する こと 。   三   学校 法人 の 理事 の 選任 は 評議 員 会 の 監視 ・ 監督 機能 を 定期 的 に 発揮 さ せる 重要 な 手段 で ある こと を 踏まえ 、 各 学校 法人 の 理事 選任 機関 に 評議 員 を 含める など の 工夫 により 、 理事 会 から の 中立 性 を 確保 する よう 周知 を 図る こと 。   四   理事 長等 特定 の 者 へ の 権限 の 集中 が 一部 の 私立 大学 等 における 不祥事 の 背景 と なっ て いる 状況 を 踏まえ 、 評議 員 会 の 監視 ・ 監督 機能 が 実質 的 かつ 健全 に 機能 する よう 、 理事 又は 理事 会 が 選任 する 評議 員 数 の 上限 について は 、 必ずしも 当該 割合 まで 求める もの で は ない こと を 各 学校 法人 に 周知 する とともに 、 上限 の 在り方 について 検討 する こと 。   五   学校 法人 の ガバナンス 強化 に は 、 理事 会 及び 評議 員 会 の 活性 化 が 重要 で ある こと を 踏まえ 、 各 学校 法人 において 理事 会 及び 評議 員 会 を 理事 及び 評議 員 の 出席 の もと 定期 的 に 開催 する など の 工夫 により 、 積極 的 に 意見 交換 する よう 周知 する こと 。   六   私立 大学 等 の ガバナンス 不全 を 防止 する ため 、 文部 科学 大臣 所轄 学校 法人 等 において は 、 理事 長 職 について 、 責任 に 見合っ た 勤務 形態 を 取ら せる ため 、 任期 や 再任 回数 に 上限 を 設ける ため の 措置 など 理事 長 職 の 在り方 について 検討 する こと 。   七   監事 と 会計 監査 人 の 連携 や 監査 重点 事項 の 策定 など により 監事 及び 会計 監査 人 による 監査 機能 の 実効 性 を 確保 する よう 各 学校 法人 に 周知 する とともに 、 会計 監査 人 は その 独立 性 を 害する よう な 監査 証明 業務 と 非 監査 証明 業務 の 同時 提供 は でき ない 旨 の 周知 を 図る こと 。   八   本法 による 学校 法人 の ガバナンス 改革 の 実施 に当たって は 、 その 対象 と なる 学校 法人 は 、 都市 部 の 大学 等 を 設置 する 大 規模 な もの から 地方 の 幼稚園 のみ を 設置 する 小規模 な もの まで 様々 で ある こと から 、 特に 小規模 な 学校 法人 に対して は 、 寄附行為 ・ 内規 の 変更 や 評議 員 の 候補 者 探し など の 負担 、 地域 間 格差 の 拡大 等 に 配慮 し 、 設置 する 学校 種 及び 規模 等 を 踏まえ た 運用 面 で の 負担 の 軽減 措置 を 講じる こと 。   九   本法 は 大学 を 設置 する 大臣 所轄 学校 法人 を 中心 に 制度 設計 が 行わ れ て いる が 、 多く の 学校 法人 の 所轄 庁 は 都道府県 知事 で ある こと から 、 都道府県 に対して 丁寧 な 説明 や 調整 が 行わ れる よう 努める こと 。   十   私立 学校 法 の 対象 外 で ある 株式会社 により 設置 さ れる 学校 において も 、 最大 の 利害 関係 者 が 学生 等 で ある こと を 踏まえ 、 設置 主体 の 株式会社 の ガバナンス 不全 が 学生 等 に 不利益 を 与え ない よう 、 設置 者 に対する 指導 助言 の 充実 に 努める こと 。   十 一   学校 法人 の 役員 及び 評議 員 の 選任 に当たって は 、 男女 共同 参画 の 観点 から 、 女性 の 登用 について 配慮 を 求める 旨 を 、 各 学校 法人 に対し 周知 する こと 。 以上 、 何とぞ 御 賛同 ください ます よう お願い 申し上げ ます 。 おはよう ござい ます 。 本日 も よろしく お願い いたし ます 。   資料 の 一 ページ 目 以降 に おつけ し て おり ます が 、 御 承知 の よう に 、 世界 的 な 音楽家 で 、 もう 皆さん も よく 御存じ の 坂本 龍一 さん が せんだって お 亡くなり に なり まし た 。 心 より 御 冥福 を お祈り 申し上げ たい と 思い ます 。   そういった 中 で 、 坂本 龍一 さん は 、 様々 な 社会 問題 について も 積極 的 に 発信 を さ れ て こ られ た 方 です 。 中でも 、 とりわけ 、 最後 に 、 これ は 永岡 大臣 に も お 手紙 が 届い て いる という ふう に 承知 し て おり ます が 、 資料 の 二 ページ 目 を 御覧 ください 。   神宮 外苑 の 再 開発 について 、 昨日 の 東京 新聞 の 一 面 の 報道 です が 、 これ は 小池 都知事 に 宛て た 手紙 という こと です が 、 永岡 文科 大臣 始め 、 それぞれ 関係 の 責任 ある 立場 の 方 に 送ら れ て いる 手紙 という こと で 、 全て で は あり ませ ん が 、 少し 御 紹介 を いたし ます 。   「 突然 の お 手紙 、 失礼 し ます 。 神宮 外苑 の 再 開発 について 私 の 考え を お伝え し たく 筆 を 執り まし た 。 」 途中 飛ばし ます が 、 マーカー を 引い て おり ます 。 「 いま 世界 は SDGs を 推進 し て い ます が 、 外苑 の 開発 は とても 持続 可能 な もの と は 言え ませ ん 。 持続 可能 で あら ん と する なら 、 これら の 樹 々 を 私 たち が 未来 の 子供 たち へ と 手渡せる よう 、 現在 進め られ て いる 再 開発 計画 を 中断 し 、 見直す べき です 。 」 まさに 、 東京 を 、 皆さん も 行か れ た 方 は 多い と 思い ます 、 御存じ の 方 は 多い と 思い ます 、 秋 に なれ ば あの 美しい イチョウ 並木 の 紅葉 、 そういった 、 「 「 都市 と 自然 の 聖地 」 と 位置づけ 、 その ゴール に 向け 政治 主導 する こと こそ 、 世界 の 称賛 を 得る の で は ない でしょ う か 。 」 これ は 永岡 大臣 に 向け て も 同じ こと で 書か れ て いる と 思い ます 、 「 あなた の リーダーシップ に 期待 し ます 。 」 と 。   永岡 大臣 、 この お 手紙 は お 読み に なら れ て いる ん でしょ う か 。 あるいは 、 お 読み に なら れ た の で あれ ば 、 どういう 受け止め 方 を さ れ て いる か 、 教え て ください 。 坂本 龍一 さん の 未来 へ 向け て の 強い 思い を 感じる こと が でき た という こと です ので 、 この 後 の 質疑 で 、 資料 三 ページ 目 以降 に 、 二月 の 三 日 の 衆議院 予算 委員 会 で 、 我が 党 の 阿部 知子 委員 の 質問 に対して 、 これ は 超党派 議連 で 、 今日 おいで の 船田 先生 始め 、 御 尽力 を いただい て いる 取組 の 中 でも 申入れ が なさ れ て いる こと と 承知 し て おり ます が 、 この 神宮 の イチョウ 並木 の 保全 に 向け た 名勝 指定 について 、 これ は 記事 の 、 三 ページ 目 、 四 ページ 目 に も 書い て おり ます が 、 担当 官庁 の 文化庁 として 、 東京 都 に対して 、 申入れ の 呼びかけ を 待っ て いる 、 そういう 姿勢 を 是非 文科 省 から 呼びかけ て ほしい という こと で 永岡 大臣 に 要請 を し た ところ 、 大臣 の 方 から 、 本日 の 国会 で の やり取り を 文化庁 から 地元 自治体 、 つまり 東京 都 に対して しっかり 伝え て まいり たい 、 こういう やり取り で ござい まし た 。   その後 、 やり取り を 伝え て どういう 状況 に ある か 、 昨日 段階 で まだ 最新 の 状況 が 確認 でき て い ない という こと でし た ので 、 確認 を いただく よう に 昨日 お願い し て おり まし た ので 、 最新 の 状況 。 それから 、 ある 意味 で は 、 工事 の 進捗 状況 、 私 も 昨日 現場 を 見 て まいり まし た が 、 神宮 第 二 球場 は もう 撤去 の 工事 が 始まっ ちゃっ て いる ん です よ ね 。 その 状況 について も 教え て ください 。 その 御 答弁 だ と 、 昨日 私 が 質問 通告 し た 後 確認 し た という ふう に 受け止め られ ませ ん ね 。   二月 の 十 三 日 付 で 送付 を し て 、 その後 東京 都 から 何ら 回答 が ない と 。 それでは 、 坂本 さん の 思い も 含め て 、 超党派 議連 の 先生 方 の 思い も 含め て 、 あるいは 近隣 住民 、 あるいは 国際 的 に 是非 保全 を し て ほしい という 、 そういった 要望 も ある 中 で 、 受け止め た こと に なり ませ ん 。   これ は 、 二月 十 三 日 付 の 送付 で 東京 都 の 回答 を 待つ だけ で は なく て 、 昨日 、 私 も 、 工事 の 状況 全て を 見れ た と は 思っ て おり ませ ん が 、 一 通り ちょっと 見 て 回り まし た が 、 現 段階 で は まだ 樹木 について の 伐採 は 進ん で い ない という ふう に 私 は お 見受け し まし た 。 今 なら まだ 間に合う ん です よ 。   これ は 、 独 法 通則 法 、 私 も 詳細 に 昨日 も 確認 し まし た が 、 この 後 少し 質問 し ます けれども 、 秩父宮 ラグビー 場 と 神宮球場 と の 入替え という 部分 も 含め て 、 これ は 所管 は 文科 省 です から 、 いろいろ な 形 で 、 まだ 計画 の 中断 、 見直し を ぎりぎり できる 段階 な ん です よ 。   東京 都 に対して 、 今日 この 後 でも いい ので 、 小池 都知事 に も 手紙 が 行っ て いる わけ です から 、 大臣 が 直接 小池 都知事 と 話 を し て い た だけ ませ ん か 。 そして 、 名勝 指定 、 国 として 是非 進め たい 、 東京 都 の 申 出 を お待ち し て いる という こと を 都知事 に対して 、 これ は 、 文科 大臣 、 船田 先生 、 代表 は 会っ て もらえ ない という こと です よ 、 小池 都知事 に 。 文科 大臣 なら 会っ て くれ ます よ 、 話 でき ます よ 。 都知事 と 直接 その やり取り を し て い た だけ ませ ん か 。 いや 、 後ろ で うなずい て いる 場合 じゃ ない です よ 。 それ じゃ 駄目 だ という こと で 超党派 議連 も 、 船田 先生 始め 、 一生懸命 、 今 、 政府 に対して 、 あるいは 都 に対して 申入れ を さ れ て いる ん じゃ ない ん です か 。   ちなみに 、 船田 先生 、 代表 は 、 資料 に も おつけ し て い ます 、 こう おっしゃっ て い ます ね 、 七 ページ 目 。 まさに 、 坂本 龍一 さん や 、 超党派 議連 や 、 地元 、 あるいは 世界 各地 から 、 まさに すばらしい イチョウ 並木 を 含む 、 保全 し て ほしい という 多く の 反対 の 声 を 押し切る 形 で 、 二月 、 東京 都 が 再 開発 の 認可 を し た 。 三月 下旬 から 工事 が 始まる 。 始まっ て いる 現場 、 昨日 、 見 て き まし た 。 しかし 、 東京 都 の 環境 影響 評価 審議 会 で 、 座長 は 、 これ で 終了 と 宣言 し て い ない 。 に も かかわら ず 、 再 開発 を 推進 する ディベロッパー の 方々 の 環境 を 保全 する ため の 新た な 提案 が 出さ れ ない 状況 の まま 工事 認可 が 下り た こと は 、 明らか に 見切り 発車 じゃ ない ん です か 。   そういう 中 で 、 国 として 、 まさに 坂本 龍一 さん の お 手紙 も 受け取っ て 読ま れ た 、 そして 、 しっかり と 受け止め たい と おっしゃっ た 永岡 文部 科学 大臣 として も 、 まさに 、 坂本 さん のみ なら ず 、 都民 、 あるいは 世界 の 、 あるいは 超党派 議連 の 皆さん の 声 を きちんと 受け止め て 、 一旦 、 これ は まだ ぎりぎり 間に合い ます よ 、 東京 都 と 、 計画 の 見直し 、 そして 、 名勝 指定 する という こと は 、 当然 、 見直す こと です から 、 その こと を 小池 都知事 と 是非 やり取り し て い た だけ ませ ん か 、 大臣 。 いかが です か 。 人 ごと で は なく 、 当事者 として 是非 お 取組 を お願い し たい ん です よ 。 何 か 、 いろいろ な ところ に 配慮 さ れ て いる よう に 、 答弁 ぶり を 聞い て いる と 感じ ざる を 得 ない ん です よ 。   昨日 、 こういう 報道 も 出 て い ます よ 。 ちょっと 資料 に は つける の を さすが に 控え まし た けれども 、 坂本 龍一 さん が 最後 まで 中止 を 訴え た 神宮 外苑 森林 伐採 、 再 開発 の 元凶 は 森 喜朗 元 総理 、 萩生田 光一 現在 政調 会長 です か ね 、 も 暗躍 、 五輪 利権 に も つながる 疑惑 、 こういう 記事 も 出 て い ます よ 。 昨日 付 です よ 。 私 が 言っ て いる ん じゃ ない です よ 。 記事 です から ね 。 いろいろ な こと が 東京 都議会 で も 問題 に なっ て い ます ね 。   そういう こと も 相まって 、 なかなか 、 奥歯 に 物 が 挟まっ た よう な 。 本来 なら 、 東京 都 と 話 を し て いただけれ ば いい じゃ ない です か 、 東京 都 に 丸 投げ せ ず に 。 それ で できる ん です よ 。   独 法 通則 法 の 中 に は 、 大臣 の 、 例えば 、 牧 先生 も 前回 も 提案 さ れ て い ます ね 。 JSC 、 日本 スポーツ 振興 センター 保有 の 秩父宮 ラグビー 場 、 それ を 神宮球場 と 入れ替える わけ です から 、 これ は 管理 を し て いる の は JSC な わけ です から ね 。 これ は 、 大臣 の 事務 、 あるいは 改善 命令 権 も あり ます 、 監督 命令 権 、 あるいは 財産 処分 の 制限 権 も ある ん です よ 。 さらに は 報告 調査 権 、 まさに 統一教会 へ の 質問 権 行使 と 同じ よう に 、 できる わけ です よ 。   そういう 立場 で ある わけ です から 、 計画 の 見直し 、 見直す ため に 一旦 中断 、 是非 やっ て い た だけ ませ ん か 、 大臣 。 できる 権限 を 持っ て いる ん です から 。 お願い し ます 、 御 答弁 を 。 大変 冷たい 御 答弁 です ね 。 坂本 さん も 天国 で 泣い て いらっしゃる ん じゃ ない ん です か ね 。   この 問題 について は 、 私 たち 、 引き続き 、 これ は まだ 、 私 、 樹木 の 伐採 が なさ れ て い ない と 現地 を 見 て 思い まし た ので 、 何とか 中断 、 見直し を 引き続き 求め て まいり たい と 思い ます 。   もう 一つ 大事 な 問題 が あり ます ので 、 次 の 通告 に 移り ます 。   学校 給食 無償 化 の 問題 について です 。   これ は 、 まさに 政府 の 異 次元 の 少子化 対策 試案 の 中 に も 入っ た もの です ね 。 入っ た という こと は 、 これ は 岸田 首相 から 、 私 たち は 実は 、 先月 二 十 九 日 付 で 、 お隣 の 菊田 文科 部門 座長 が 筆頭 提出 者 として 、 学校 給食 無償 化 法案 を 提出 を さ せ て いただい て おり ます 。 私 たち の 法律 に 御 賛同 いただく こと も 、 先 ほど の 理事 会 で も 、 審議 入り 、 速やか な 成立 、 だって 与野党 同じ 考え な ん です から 、 そして 政府 も 公約 として これから 進める ん です から 、 私 たち の 法案 審議 、 そして 成立 を いただけれ ば 、 来年 四月 から 実現 できる ん です 。 その こと も 、 審議 入り も お願い も し 、 また 、 今日 の 大臣 の しっかり と し た 答弁 も 伺っ た 上 で 、 次 の 閣法 の 趣旨 説明 について も 、 それ を 踏まえ て 私 たち は 判断 さ せ て いただき たい と 思っ て いる ん です 。   なぜ なら ば 、 国会 という の は 、 御 承知 の とおり 、 閣法 だけ を 審議 する 場 じゃ ない です よ ね 。 与党 の 先生 方 の 議員 立法 、 今日 、 務 台 先生 おいで です か ね 、 大変 私 たち に 、 成立 を 、 審議 を という こと で おっしゃっ て い ます よ 、 それぞれ の 。 です から 、 是非 、 閣法 だけ で は なく て 、 議員 立法 の 学校 給食 無償 化 法案 について も 審議 入り 、 速やか な 成立 を お願い し て いる ところ です 。   そういった 中 で 、 永岡 大臣 、 岸田 総理 から は 、 学校 給食 無償 化 の 指示 、 そして 学校 給食 法 改正 が その ため に は 必要 に なり ます から 、 そういった 具体 的 な 指示 は 出 て いる ん でしょ う か 。 出 て いる の で あれ ば 、 どういう 内容 か 教え て ください 。 世の中 に は 、 学校 給食 無償 化 を 政府 ・ 与党 が 進める 、 やっ て くれる 、 そういう ふう に 報道 も さ れ 、 実際 問題 、 私 も 、 まさに この 新 年度 、 上 の 子 は 中学校 に 入っ て 、 下 の 子 は 小学校 四 年生 、 地元 は 無償 化 で は ない です 。 無料 じゃ ない ん です よ 。 後ほど 牧 先生 の 方 から 全国 の 自治体 の お話 も ある と 思い ます が 。   これ は おかしい じゃ ない です か 。 だって 、 同じ 税金 を 納め て 、 無料 の ところ と 無料 で ない ところ が ある 。 これ は 、 実際 、 無償 化 を 進め て いく 上 で 、 今 、 六月 の 骨太 の 方針 に 盛り込む べく 議論 を 進める という こと で あれ ば 、 じゃ 、 無償 化 の 対象 は どう なる ん でしょ う か 。 あるいは 、 財源 は 幾ら ぐらい を 想定 し て いる ん でしょ う か 。   ちなみに 、 資料 に も おつけ し て おり ます と おり 、 私 たち の 法案 は 、 そういった こと について も 当然 試算 を し て 、 皆さん の 方 に お 示し を し て いる ところ で ござい ます 。 是非 、 御覧 を いただけれ ば と 思い ます 。 八 ページ 目 に 資料 を おつけ し て おり まし て 、 四 千 七 百 億 円 程度 の 財源 で 私 たち は 無償 化 が 実現 できる と 考え て おり ます 。   是非 、 大臣 、 具体 的 に 進め て ほしい ん です 、 検討 する だけ じゃ なく て 。 無償 化 の 対象 は どう いっ た 対象 で 、 財源 は 幾ら ぐらい を 想定 し て いる の か 、 財源 として は 何 を 想定 し て いる の か 、 現 段階 で お答え できる 範囲 で 御 答弁 を お願い し ます 。 全然 、 具体 的 に 私 の 質問 に対する 答弁 が ない ん です よ ね 。 これ は 、 全て は これから と いう こと な ん です か 。   私 たち は 、 対象 、 そして 必要 な 財源 、 金額 、 さらに は 、 これ は 今 、 財源 について 何 も お答え に なら れ ませ ん でし た が 、 例えば 、 消費 税 引上げ な ん です か 。 あるいは 、 社会 保険 料 引上げ を 充てる ん です か 。 企業 の 拠出 金 という 報道 も 出 て い ます ね 、 異 次元 の 少子化 対策 を 行う 上 で 。 あるいは 、 国債 発行 、 そういった こと も 、 教育 国債 という 議論 も 野党 の 中 に あり ます ね 。 どう いっ た 財源 を 想定 し て いる ん です か 。 全く 答え ない という こと は 、 何 も 決まっ て い ない 、 全く 白地 の 絵 を これから 描い て いく という こと な ん です か 。 御 答弁 を お願い し ます 。 これ は 、 岸田 政権 は 、 学校 給食 無償 化 、 本当に やる ん です か 。   課題 は ある の は 私 たち も 承知 し た 上 で 法案 を 出し て いる ん です よ 。 無償 化 法案 が 成立 すれ ば 、 当然 、 もちろん 、 いろいろ な 課題 は 私 も 承知 し て い ます よ 、 しかし 、 何で うち の 自治体 は 給食 を やら ない ん だ という 声 が 当然 保護 者 から も 出 ます よ 、 それ は 。 うち の 家族 だって 言っ て い ます よ 、 はっきり 言っ て 。 これ は 、 法律 が 通っ たら 無償 化 する 自治体 は 増え ます よ 、 学校 も 。 もちろん 、 それぞれ の 自治体 や 学校 の 考え方 は あっ て しかる べき な ん です よ 。 しかし 、 増え ます よ 。   これ は 、 学校 給食 無償 化 を 進める という こと で あれ ば 、 学校 給食 法 改正 、 必要 に なる 、 そういう 認識 で よろしい です か 、 大臣 。 委員 長 、 答弁 さ せ て ください 。   学校 給食 法 第 四 章 の 十 一 条 「 経費 の 負担 」 、 「 学校 給食 を 受ける 児童 又は 生徒 の 学校 教育 法 第 十 六 条 に 規定 する 保護 者 の 負担 と する 。 」 と 。 改正 し ない と 無償 化 でき ない じゃ ない です か 。 法律 改正 は 必要 な ん です か 。 御 答弁 ください 。 財源 も 全く これから 、 学校 給食 法 自体 も 改定 する か どう か 分から ない 。 これ は 本当に やる ん です か 。 これ は 異 次元 の やる やる 詐欺 に なっ ちゃ 困り ます よ 。 そういう 声 が 出 て い ます よ 。   この 学校 給食 法 改正 を 、 私 たち は 法案 を 出し て いる 。 それ を 、 与党 の 先生 方 含め て 政府 も 、 この 学校 給食 法 改正 、 やる気 が ある か どう か 、 それ が リトマス試験紙 な ん です よ 。   学校 給食 無償 化 を やる 場合 、 最短 だっ たら い つ から やる ん です か 。 これ は 、 私 たち の 法案 が 成立 すれ ば 、 来年 の 四月 から 学校 給食 無償 化 が 実現 する ん です 。 そして 、 当然 、 私 たち が 一 年 の 準備 期間 を 取っ て いる の は 、 各 自治体 において 、 これ は 学校 給食 無償 化 を やはり 進めよ う という ところ が 増え て くる こと も 想定 し て い ます から 、 準備 期間 です よ 。   政府 が 今 の よう な スタンス だ と 、 仮に 学校 給食 法 改正 案 を 出し て き た として も 、 これ は 来年 の 四月 、 間に合わ ない です よ 。 だから 、 私 たち の 学校 給食 無償 化 法案 審議 入り 、 成立 の お願い を し て いる ん です 。   この 学校 給食 法 の 改正 案 、 仕組み によって と おっしゃっ た けれども 、 それ は 一時 的 か どう か とかいう 昨日 議論 も し まし た よ 。 でも 、 そんな の 一時 的 だっ たら 意味 ない ん です から 。 継続 的 に やっ て いく という 前提 に 立て ば 必要 な ん です から 、 法 改正 が 。   法 改正 の ため の 課題 を 整理 を いただける と 、 ここ で 約束 し て ください 。 ちょっと 、 もう 次 の 質問 に 行か なきゃ いけ ない ので 、 せめて 、 これ は 、 財源 も 分から ない 、 実施 時期 も 分から ない 、 必要 な 法 改正 も 分から ない 、 本当に やる やる 詐欺 に なり かね ませ ん よ 。 絶対 やる と 、 学校 給食 無償 化 を 。 だって 、 政策 に 入れ た ん です よ 。 学校 給食 無償 化 に 向け て 課題 を 整理 する と 書い て ある じゃ ない です か 、 試案 に 。   学校 給食 無償 化 はやる 、 約束 でき ます ね 、 文科 大臣 。 こんな 答弁 で は 、 ちょっと 、 この 後 の 閣法 審議 の 趣旨 説明 、 おぼつかなく て 、 後続 の 方 に も 引き続き ちゃんと 答弁 いただか ない と 、 やる気 が 感じ られ ませ ん よ 、 これ は 本当に 。 これ は 統一 地方 選挙 向け の パフォーマンス だ と 受け止め られ かね ませ ん よ 。 是非 、 本気 で やる気 が ある ん だっ たら 、 法 改正 、 財源 、 実施 時期 、 答える べき だ と 思い ます 。   ちょっと 時間 が ない ので 、 次 の 、 旧 統一教会 の 解散 命令 請求 の 問題 、 これ も 非常 に 雲行き が 怪しく なっ て き て いる ん じゃ ない です か 、 大臣 。   今回 、 五 回 目 の 質問 権 行使 です ね 。 これ は 本当に 、 私 も 実は 心配 し て いる ん です よ 。 四月 の 二 十 五 日 、 回答 期限 。 永岡 大臣 、 岸田 政権 も 一定 の 段階 で は 内閣 改造 とか も 行わ れる と 、 いろいろ な こと を 言わ れ て い ます よ ね 。 永岡 大臣 の 在任 期間 中 に 必ず 解散 命令 請求 、 区切り を つける 、 その 覚悟 で 臨ん で いる 、 そういう こと で よろしい です か 。 その 決意 、 覚悟 を 感じ られ ない 理由 は 、 一つ は 、 これ は ひょっと し て 、 旧 統一教会 から 文化庁 へ 解散 命令 請求 を 行わ ない で ほしい という 要請 が 出 て いる 、 もっと 言う と 、 旧 統一教会 と 統一 地方 選挙 における 自民党 の 地方 議員 候補 者 と の 関係 です よ 。 地方 議会 で も 旧 統一教会 は どんどん 訴訟 を 起こし て 、 ある 意味 圧力 を かけ て いる わけ です よ 。 それ が 効い て いる ん じゃ ない ん です か 。   永岡 大臣 の 地元 は いかが です か 。 茨城 県連 の 、 自民党 の 、 統一 地方 選挙 の 候補 者 の 方々 。 今日 、 十 一 ページ 目 に つけ て い ます ね 。 全国 弁 連 から も 、 接点 調査 を し て 公表 し て ほしい 、 関係 を 断絶 し て ほしい 。   永岡 大臣 、 旧 統一教会 から 文化庁 へ の 解散 命令 請求 を 行わ ない で ほしい という 要請 が 解散 命令 請求 に 影響 を 与え て いる か どう か 。 そして 、 御 自分 の 御 地元 、 茨城 県 の 自民党 県連 、 統一 地方 選挙 の 候補 者 の 方々 は 、 全て の 方々 が 接点 調査 を し て 断絶 する と 公表 さ れ て い ます か 。   以上 二 点 、 解散 命令 請求 が 遅れ て いる 理由 じゃ ない か と 思う から 、 二 点 まとめ て お 聞き し ます 。 全く 説得 力 が ない ので 、 これ は ちょっと 、 引き続き 注視 し て いき ます 。   ちょっと 、 簗 副 大臣 、 どうしても 聞い て おき たい ので 、 最後 、 聞き ます 。   この間 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 発言 を し た か どう か を 認め ない 、 それから 、 そういう 考え を 持っ て いる か どう かも 述べ ない 。 理由 として は 、 非公開 の 場 だ から 、 発言 の 報道 が 。 それから 、 私見 について は 述べ ない と 言わ れ て い ます が 、 国会 は そういう 場 で は あり ませ ん 。   実際 に 、 まさに LGBT の 、 生産 性 が ない という 発言 で 、 認め て 辞任 を さ れ た 杉田 元 総務 政務 官 は 、 非公開 の 場 で の 、 党 の 会議 で の 、 女性 は うそ を つける という 発言 について ちゃんと 答弁 さ れ て い ます よ 。   そして 、 私 、 過去 の 国会 質疑 を ずっと 調べ まし た よ 、 副 大臣 のみ なら ず 、 閣僚 について も 。 例えば 平成 十 二 年 二月 二 十 四 日 、 これ は 当時 の 丹羽 厚生 労働 大臣 です よ 。 私見 について も 、 年金 の 問題 で 、 ちゃんと 答え て おら れ ます 。 ちょっと 、 全部 紹介 し て いる と 時間 が あり ませ ん から 。 それから 、 平成 十 四 年 十二月 二 日 、 これ は 当時 の 平沼 大臣 です よ 。 私見 について 、 これ は 公共 事業 に 関係 する こと で 答え られ て い ます よ 。 さらに は 、 自殺 対策 について 、 佐田 玄 一郎 当時 の 国務大臣 も 、 県 の 教育 委員 会 の 機能 強化 について 、 私見 です が という こと で 答え られ て い ます よ 。 非公開 の 場 で あろ う が 私見 で あろ う が 、 答える べき こと は 答え て いる ん です 、 この 国会 で 。   LGBT は 種 の 保存 に 背く という 発言 の 事実 が あっ た の か 、 今 でも そう お 考え な の か 、 お答え ください 。 永岡 文部 科学 大臣 は 、 前回 の 私 たち の 質疑 へ の 補充 答弁 で 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という 発言 は 当事者 の 方 を 傷つける 可能 性 が あっ て 望ましく ない と 明言 さ れ まし た 。   簗 副 大臣 、 そういう お 考え で よろしい です か 。 今日 は これ で 終わり ます が 、 という こと は 、 簗 副 大臣 は 、 まさに LGBT の 当事者 の 方々 を 傷つける 発言 を さ れ た ん じゃ ない ん です か 。 その こと を 最後 まで 認め ず に 、 何 を 守ろ う と し て いる ん です か 。 発言 を 認め て いただく こと 、 私見 を 述べ て いただく こと 、 先ほど 紹介 を し た 各 大臣 の 答弁 について 、 全く 答え ない 論拠 に なっ て い ない 。   委員 長 に も 、 今日 の 質疑 も 踏まえ て 、 永岡 大臣 も 松本 総務 大臣 を ちょっと 見習っ て いただい た 方 が いい ん じゃ ない ん です か 。 指導 し て いただい て 、 認め て 、 謝罪 、 撤回 さ せ て ください 。   以上 、 強く 求め て 、 質疑 を 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 牧 義夫 で ござい ます 。   今日 は 、 私立 高校 の 就学 支援 の こと と 、 それから 学校 給食 の こと について 、 大臣 に 質問 し たい と 思い ます 。   特に 、 今回 、 いろいろ 事実 関係 の 確認 と いう より も 、 むしろ 、 実態 を 踏まえ て 、 大臣 が この 現状 を どういう ふう に 変え て いき たい と 思っ て おら れる の か 、 あるいは 変え なく て も いい と 思っ て おら れる の か 、 その 辺 の 認識 を ただし たい という ふう に 思い ます ので 、 御 自身 の 考え で 、 御 自身 の 言葉 で お答え いただけれ ば 幸い で ござい ます 。   まず 、 高等 学校 の 学費 の 公私 間 格差 と 自治体 間 格差 について 確認 を し たい と 思う ん です けれども 、 まず 、 取りあえず 事務 的 に 、 今 、 高校 の 進学 率 という の は 何 % な ん でしょ う か 。 つまり は 、 ほとんど の お子さん が 高校 に 進学 する という 認識 だ と 思い ます 。 義務 教育 で は ない ん です けれども 、 ほとんど 義務 教育 に 準ずる よう な 、 そういう 公 教育 な わけ です ね 。   実際 、 今 、 令 和 四 年度 の 基本 統計 の お話 を 聞き まし た 。 数 から する と 、 公立 が 百 九 十 三 万 三 千 五 百 六 十 八 名 、 私学 が 百 一 万 五 千 百 六 十 名 という こと で 、 公立 の 方 が 多い ん です けれども 、 ただ 、 かなり の 数 、 私学 に 頼っ て いる 。 これ は 、 その 九 八 ・ 何 % の 全員 の お子さん が 入れる だけ の 準備 を 公立 で でき て いる わけ じゃ ない わけ で 、 つまり は 私学 が 公立 を 補完 し て いる という 見方 も できる わけ です 。 もちろん 、 好きこのん で 最初 から 、 中高 一貫 校 です とか 、 そういう 私学 に 通う 方 も 大勢 いらっしゃい ます けれども 、 実態 として は 、 公立 で 受け 切れ ない 分 を 私学 が 補完 し て いる という わけ です ね 。 したがって 、 やはり 国 として 基本 的 に しっかり と ここ を 面倒 を 見る という こと は 当然 の 話 だ という ふう に 私 は 思っ て おり ます 。   まず 、 一 人 一 人 の お子さん の 就学 支援 を 問う 前 に 、 学校 に対する 経常 費 助成 国庫 補助 、 これ について ちょっと お 伺い し たい ん です けれども 、 たしか 、 今年度 、 概算 要求 で 一 千 五 十 二 億 円 、 結果 として 二 十 三 億 削ら れ て 一 千 二 十 九 億 円 という こと で 、 昨年 より 一 億 円 伸び て いる という こと です けれども 、 昨今 の 物価高 の 中 で 一 億 円 の 伸び という こと は 、 実質 マイナス じゃ ない か な と 私 は 思う ん です 。   そこで 、 大臣 、 これ で 私学 の 教育 の 質 が 担保 できる という ふう に 思わ れる か 、 思わ れ ない か 、 お 聞か せ ください 。 お 言葉 は 分かる ん です が 、 今後 と も 引き続い て 教育 の 質 の 向上 に 努め て まいる という お話 は 分かる ん です けれども 、 とても その よう に 実行 さ れ て いる よう に 私 に は ちょっと 見え ませ ん 。   時間 が ない ので 、 質問 と いう より も 、 こっち から 言っ ちゃ い ます けれども 、 例えば 、 昨年 の 総務 省 の 労働 力 調査 で 非 正規 の 割合 を 、 これ は 全体 だ と 三 七 ・ 五 % の 労働 者 が 非 正規 だ という こと です けれども 、 教員 に 限っ た 調査 を し た ところ 、 私学 が 、 非 正規 が 、 四 〇 ・ 八 % の 教員 が 非 正規 採用 だ という こと です 。 公立 で 一 九 % 。   かなり の 差 が ある ん です けれども 、 四 〇 ・ 八 % の 教員 が 非 正規 という の は 、 これ は それだけ 私学 という の は 切り詰め て 切り詰め て 運営 を し て いる という ふう に 言わ ざる を 得 ない と 思う ん です けれども 、 その 辺 について 大臣 は どんな 所見 を お 持ち でしょ う か 。 質 の 向上 に 努め て いる という こと で あれ ば 、 やはり これ は マン パワー に 頼っ て いる わけ です から 、 例えば 小中 、 義務 教育 段階 です と 、 一般 公務員 と 違っ て 、 人材 確保 法 みたい な もの も あり ます 。 これ は やはり 、 優秀 な 人材 、 きちっと し た 人材 を しっかり そろえる こと が できる だけ の 財政 力 が やはり 私学 に も 必要 な わけ です から 、 とても 今 の まま じゃ 足り ない という こと だけ は 私 は 申し上げ させ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 就学 支援 の 方 に 話 を 移り ます けれども 、 現在 、 国 の 基準 で いう と 、 年収 五 百 九 十 万 未満 の 加算 支給 という の が あっ て 、 最大 で 三 十 九 万 六 千 円 の 支給 が ある わけ です けれども 、 これ も 、 かつて の 平均 で 三 十 九 万 六 千 円 、 今 で いう と 五 万 円 ぐらい それでも 足り ない ん です ね 。 これ で は 無償 化 と は 私 は 言え ない という ふう に 思い ます 。   さらに 、 これ は 自治体 によって いろいろ 格差 が 生じ て おり ます 。 例えば 、 うち の 地元 の 愛知 県 です と 、 七 百 二 十 万 の 所得 の 壁 という の が あり ます 。 地域 によって かなり 違う ん です ね 。 しかも 、 例えば 、 同じ 県内 の 高校 に 通う 場合 と 県 を 越え て 通う 場合 も あり ます 。 あるいは 、 県内 に 在住 し て い なけれ ば 受給 でき なかっ たり 、 いろいろ な 、 全国 で 本当に ちぐはぐ が 生じ て いる ん です ね 。   その 辺 を どういう ふう に 認識 さ れ て いる の か 。 教育 の 機会 均等 という こと から いう と 、 これ は 憲法 やら 教育 基本 法 に も 抵触 する よう な 、 そんな 話 だ と 思い ます けれども 、 こう いっ た 地域 間 格差 について 、 大臣 、 どの よう に 認識 を さ れ て いる でしょ う か 。 都道府県 と 連携 し て という の は 当然 の 話 だ し 、 現状 も そういう 形 に なっ て おり ます けれども 、 私 、 申し上げ たい の は 、 自治体 の 財政 力 の 違い によって 差 が 生じる という こと は 余りに 不条理 じゃ ない か な と 私 は 思っ て おり ます 。 自治体 間 が それぞれ 競い合っ て 、 こっち の 方 が いい ぞ と 競い合っ て 全体 が 高まっ て いけ ば いい ん です けれども 、 これ に も おのずから 限界 が あり ます 。   やはり 国 として 、 文科 省 として 、 ナショナル ミニマム という の を きちっと 保障 する の が しかる べき 姿 だ と 思う ん です けれども 、 その 辺 、 大臣 、 どう お 考え でしょ う か 。 それぞれ の 自治体 の 実情 という の は もちろん ある の は 分かる ん です けれども 、 私 が 言い たい の は 、 文科 省 で 今 、 例えば 、 完全 無償 、 所得 制限 全部 撤廃 しろ と は 今 は 言い ませ ん けれども 、 やはり 高い ところ に 合わせる 、 文科 省 で 。 うち の 愛知 県 で いう と 七 百 二 十 万 です 。 これ は その ため に 愛知 県 の 財政 で 大体 年間 四 十 億 ぐらい を 支出 せ ざる を 得 ない わけ です けれども 、 そこ を きちっと 国 が 私 は 面倒 を 見る べき 話 で ある という ふう に 思っ て おり ます 。 いかが でしょ う か 。 これ 以上 言っ て も しようが ない ので 、 ここ で やめ ます けれども 、 それ は 当然 、 地域 によって 物価 も 違う し 、 それ は 分かる ん です 。 ただ 、 実質 無償 に し て ほしい と 。 これ は 所得 制限 も 全部 撤廃 しろ という 話 に なる と 法 改正 が 必要 に なる ん です けれども 、 所得 の 壁 を 引き上げる だけ で あれ ば 、 これ は 法 改正 じゃ なく て 政令 で できる はず です ので 、 そこ は 際限 なく 高い ところ に 、 例えば 年収 二 千 万 円 以下 という よう な 要件 だ とか 、 そういう ふう に すれ ば 、 もう ほとんど 、 ほぼ 実質 所得 制限 撤廃 という 形 に なり ます ので 、 その 辺 も 是非 、 問題 意識 が ある の で あれ ば 御 検討 いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   時間 も ない ので 次に 移り ます けれども 、 さっき も 話 が 出 まし た けれども 、 学校 給食 の 在り方 について きちっと お話 を し たい と 思い ます 。   まず 、 学校 教育 における 学校 給食 の 位置づけ について 、 大臣 は どの よう な 認識 を お 持ち でしょ う か 。 いみじくも 、 学校 教育 の 一環 として という お話 を いただき まし た 。   で あれ ば 、 食 育 基本 法 に も ある ん です けれども 、 食 は 命 の 源 、 食 育 は 、 生きる 上 で の 基本 で あり 、 知育 、 徳育 、 体育 の 基礎 と なる べき もの と 位置づけ という ふう に あり ます 。 つまり は 、 義務 教育 の 中 で の 教育 の 一環 で も ある わけ です ね 、 これ は 。 で あれ ば 、 義務 教育 無償 という 観点 から すれ ば 、 給食 も 当然 無償 じゃ なきゃ 私 は おかしい と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 今 、 一部 の 自治体 という お話 が ござい まし た けれども 、 実態 は どの よう に 把握 さ れ て いる でしょ う か 。 どれ だけ の 数 、 どう いっ た 自治体 。 大変 、 文科 省 の 、 私 は 感度 が 鈍い な と 言わ ざる を 得 ない と 思い ます 。   皆様 方 の お 手元 に 一 枚 紙 で 紙 を 配ら せ て いただい て おり ます けれども 、 これ は 二 〇 二 三 年 四月 見込み と あり ます けれども 、 この 三月 まで の 数字 です 。 これ は 教育 行財政 研究所 の 中村 先生 から の 提供 な わけ です けれども 、 四月 見込み だ と 、 この 数 より もう ちょっと 、 もう少し 増え て いる と 思い ます 。 今 の 説明 の 数字 と は かなり 違う と 言わ ざる を 得 ない と 思う ん です けれども 、 全国 千 七 百 四 十 一 の 市区 町村 の 中 で 、 無償 化 を し て いる の が 三 百 二 十 三 、 一部 補助 が 三 百 八 十 三 。 実に 、 全体 で いう と 四 〇 ・ 六 % に まで もう 達し て いる ん です よ 。   さっき の お話 の 数字 と 全然 違う じゃ ない です か 。 ここ まで 来 て 、 それ は 文科 省 が 知ら ない じゃ 済まない と 私 は 思い ます よ 。 どう でしょ う か 。 なぜ 調査 し ない ん です か 。 もう少し きちっと 、 スピード 感 を 持っ て 、 現状 を 把握 し た 上 で 、 今後 の 無償 化 に 向け て 検討 し て いただけれ ば という ふう に 思い ます し 、 しかるべき 法 改正 が 私 は 必要 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   この 学校 給食 の 歴史 、 戦後 の 歴史 だけ でも 、 話す と 時間 が なくなっ て しまう の で あれ です けれども 、 大変 面白い 歴史 も あっ て 、 最初 は 占領 地 支援 で 資金 を いただい て い た の が 、 サンフランシスコ 講和 条約 で それ が 途絶え て 、 その後 、 小麦粉 半額 国庫 補助 という 、 そして 、 その後 に 日本 学校 給食 会 が 脱脂粉乳 の 輸入 業務 を 開始 し た と 。   一 九 五 四 年 に 学校 給食 法 が できる と 同時に 、 日 米 相互 防衛 援助 協定 が 結ば れ まし た 。 これ は 防衛 と 給食 と どういう 関係 が ある の か と 調べ たら 面白い な と 思っ た ん です けれども 、 アメリカ の 余剰 農産物 に関する 日 米 協定 調印 、 これ が 一 九 五 六 年 です 。 学校 給食 用 として 小麦粉 そして ミルク を 贈与 を 受け ます 、 アメリカ から 。 ただ 、 これ は 、 贈与 と はいっ て も 、 アメリカ の 政府 が アメリカ の 農家 に ドル 建て で お金 を 支払っ て 、 それ に 見合う 円 を 、 日銀 に 円建て の 口座 を 開設 し て 、 在日 米 軍 の 経費 を そこ から 捻出 し て い た 。 だから 、 学校 給食 と 在日 米 軍 の 経費 が 、 結局 は 、 学校 給食 という 形 を 通し ながら 日本 政府 が 在日 米 軍 に お金 を 払っ て い た という よう な 仕組み な ん です よ ね 。   本来 、 それ は ともかく として 、 やはり きちっと 食 育 の 原点 に 返っ て 、 我々 は パン と 脱脂粉乳 で 育ち まし た けれども 、 これ だけ 短期間 に 、 ずっと 米 を 食べ て き た 、 一 万 年 にわたって 米 を 食べ て き た 民族 が 、 こんな 短期間 に 食生活 を 改め られ た という の は 、 世界 史 的 に 見 て 本当に 希有 な 例 だ という ふう に 言わ れる わけ で 、 ここ で 、 本当 の 意味 で の 私 たち の 地産 地 消 、 日本 型 食生活 の 実践 、 そういった こと を 取り返さ なきゃ いけ ない な 、 そういう ふう に 思っ て おり ます 。   先 ほど ちょっと 申し上げ た 教育 行財政 研究所 の 主宰 の 中村 文夫 さん の 「 足元 から の   学校 の 安全 保障 」 という 本 を 読ん で 、 私 も 驚く べき 実態 を 、 勉強 不足 で 初めて 知っ た ん です けれども 、 一 九 五 七 年 当時 の 文部省 の 行政 実例 で 、 この 給食 費 について は 歳入 処理 し なく て も よい と 、 出納 員 で ない 校長 が 取り集め 、 これ を 管理 する の は 差し支え ない という 行政 実例 が 発せ られ て 、 つまり どういう こと か と いう と 、 各 学校 の 校長 先生 が 自分 の 銀行 の 通帳 を 作っ て 、 自分 の 銀行 印 、 届け を し て 、 その 口座 に 給食 費 を 入れ て もらっ て という 形 だっ た ので 、 今 でも それ が ある という ふう に 、 残っ て いる という ふう に 聞い て い ます 。 全部 じゃ ない と 思い ます 。   二 〇 一 九 年 に 文科 省 は 通知 を 出し て 、 学校 給食 等 の 徴収 に関する 公 会計 等 の 推進 について という 通知 を 出し て い ます から 、 これ じゃ まずい という こと を 遅ればせながら 文科 省 も お気づき に なっ て 、 こういう 通知 を 出し た ん でしょ う けれども 、 いまだに そういう 丼勘定 と いう か 、 各 学校 ごと に 、 八百屋 さん から 野菜 を 買っ て き て 、 こっち の 肉屋 さん から という 、 そんな 会計 が いまだに まかり通っ て いる 。 その 実態 について どう 御 認識 でしょ う か 。 これ は 地方 自治 法 違反 です よ ね 。 それ と 、 やはり きちっと 公 会計 化 を し て 、 学校 だけ の 丼勘定 じゃ なく て 、 きちっと 設置 自治体 が 会計 を しっかり 見 て いく という 形 に し なけれ ば 、 安定 的 な 給食 という の は 維持 でき ない です よ 。 まだ 、 いまだに そんな の が 残っ て いる という の は 、 まず それ を きちっと し て いただい て 、 その 上 で 無償 化 に 進め て いっ て いただき たい という ふう に 切に 希望 し たい と 思い ます 。   時間 が ない ので 、 もう少し ちょっと 質問 し ます けれども 、 平成 十 七 年 の 食 育 基本 法 の 話 に ちょっと 戻り ます けれども 、 今 、 第 四 次 基本 計画 における 食 育 の 推進 に 当たっ て という こと を 進め て いる と 思い ます 。   この 食 育 の 推進 に当たって 、 その 前 、 食 育 基本 法 の 前 、 平成 十 五 年 、 小泉 政権 の とき です けれども 、 「 学校 給食 の 運営 の 合理 化 について 」 という 、 文科 省 、 当時 の スポーツ ・ 青少年 局 学校 健康 教育 課長 から 各 都道府県 教育 委員 会 宛て の 事務 連絡 が 出さ れ て おり ます 。 これ は 、 要は 、 学校 給食 を 徹底的 に 合理 化 しろ という 内容 の 通知 な ん です ね 。 合理 化 の 内容 という の は 、 パートタイム 職員 を 活用 しろ 、 それから 共同 調理場 方式 の 採用 、 それから 民間 委託 の 実施 。   これ は 食 育 基本 法 の 推進 計画 と まるで 逆 の ベクトル だ と 思う ん です けれども 、 これ が 平成 十 五 年 。 十 七 年 に 食 育 基本 法 です から 、 その 十 七 年 の 食 育 基本 法 を もっ て 、 この とき の 事務 連絡 という の は 完全 に 無効 に なっ た という ふう に 解釈 し て よろしい でしょ う か 。 私 は 、 こう いっ た 徹底的 な 合理 化 という の は 食 育 推進 と は 矛盾 する という ふう に 思っ て おり ます ので 、 その 辺 の ちょっと 考え方 が 残念 ながら 違う の か な と 言わ ざる を 得 ない という ふう に 思い ます 。   給食 だけ で 大体 、 無償 化 で 四 千 数 百 億 、 四 千 六 百 億 、 我々 ちょっと そういう ふう に 考え て おり ます が 、 さらに 学校 の 教材 費 なんか も 、 これ は 親御 さん の 負担 が あり ます 。 こう いっ た もの を 全て 私 は 公 会計 化 し て 、 さらに は 無償 化 す べき だ という ふう に 考え て おり ます 。   高校 無償 化 も 給食 費 無償 化 も 、 地域 間 で 格差 が かなり 生じ て いる という こと 、 それ は 両方 に 言える と 思う ん です けれども 、 大臣 は 、 これ は しようが ない こと だ 、 地域 的 な 事情 も ある ので という ふう に お 考え な の か 、 あるいは この 格差 は 解消 す べき だ と お 考え な の か 、 最後 に そこ だけ お 聞か せ いただけれ ば と 思い ます 。 立憲 民主党 の 荒井 で ござい ます 。   四月 に なり まし て 最初 の 文部 科学 委員 会 という こと で 、 まさに 今 、 世の中 で は 入学 式 が たくさん 行わ れ て おり ます 。 改め まし て 、 入学 し た 児童 生徒 、 そして 学生 の 皆さん 、 おめでとう ござい ます 。   是非 、 この 文部 科学 委員 会 で も 、 一 年 一 年 、 やはり 、 教育 を より よく し て いく 、 そういう 心意気 で やっ て いき たい と 思い ます ので 、 どうぞ 、 先生 方 、 そして 文部 科学 省 の 皆さん 、 よろしく お願い いたし ます 。   先日 まで 私学 法 の 改正 という もの を やっ て おっ た わけ です が 、 まさに 、 私学 の マネジメント 、 先日 も 立た せ て いただき 、 私学 人 として の 矜持 を 、 建 学 の 精神 に 照らし て しっかり やっ て いき たい 、 そういう お話 も さ せ て いただき まし て 、 そういう 思い で この 文部 科学 委員 会 で も 、 また 国会 で も 私学 法 の 改正 が 成立 し た という ふう に 思い ます が 、 今日 お 配り し た 資料 、 一番 最後 の ページ に ちょっと つけ させ て いただい て おり ます 。   読売新聞 の 大阪 本社 版 という こと で 、 大阪音楽大学 の 新しい コース を 、 専攻 を つくっ た ん です が 、 そこ の 新しい コース の 四 十 何 名 の 学生 が 、 この ミュージック ビジネス という 新しい 在り方 に 学び たい と 思っ て 入っ た ものの 、 一 年 たっ たら 、 その 先生 たち 二 十 一 人 の うち 十 四 人 が 三月 末 で 離任 を する という こと が 、 しかも 年明け に なっ て 分かっ た という こと が 報道 に あり まし た 。   先日 来 まで 私学 法 の 改正 の 話 を し て い まし た ので 、 実は 、 この 記事 に関する お話 も 、 当該 の 学生 さん で あっ たり 、 一 年生 の 学生 さん 、 今度 二 年生 に まさに 四月 に 進級 し た わけ です が 、 学生 さん や 、 また 、 ここ でも 記事 に なっ て いる 二 名 の 先生 から も お話 を 、 どうしても 聞い て ほしい という こと で 、 聞く 機会 が ござい まし た 。   僕 個人 として も 、 せっかく 私立 の マネジメント を 自律 的 に やっ て ほしい という 思い で 私学 法 の 改正 を し て い た 中 で こういう 状況 が 起き て いる こと 、 大変 残念 だ し 、 是非 、 大学 法人 の 経営 陣 の 皆さん に は 、 改めて 、 こう いっ た 、 特に 学生 が 苦しむ こと が ない よう に し て いただき たい という ふう に 思い ます が 、 永岡 大臣 、 まず 大臣 の お 考え を お 聞か せ い た だけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   まさに 、 今 、 私立 の 大学 は どこ も 経営 が 厳しく なっ て くる 中 、 今 まで と は 違う その 在り方 を 模索 し 、 この 音楽 大学 で も 、 ミュージック を ビジネス として 、 全く 新しい 毛色 の 学科 、 コース を つくる という こと で 始め て き た 。 それ そのもの は とても いい こと だ と 思う ん です けれども 、 でも 、 ゆえに こそ 、 こう やっ て 新しく 始め た もの 、 非常 に まだ 軟らかい ところ だけ に 、 しっかり と 定着 し て いく の に 時間 が かかる こと を やはり 経営 者 の 皆さん も よく 理解 し た 上 で 、 学生 さん に 丁寧 な 説明 を し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます し 、 是非 文部 科学 省 から も 、 そういう こと が しっかり なさ れる よう に 、 そこ は 言っ て いただい て 構わ ない ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   学生 さん も 大学 を 信じ て は いき たい という ふう に まだ 言っ て は い て 、 学生 が 集団 で 辞める に は まだ 至って はい ませ ん が 、 こう いっ た 新しい コース を 紹介 する 学校 の 高校 の 進路 指導 の 先生 たち も 、 やはり 複雑 な 思い を 持っ て この 問題 を 見 て いる と 思い ます ので 、 どうぞ 、 私立 の 大学 は やはり 自分 たち で しっかり やっ て いく 必要 が あり ます ので 、 経営 者 の 皆さん に は お願い し たい という ふう に 思っ て おり ます 。   続き まし て 、 文部 科学 省 は 五 兆 二 千 億 ぐらい の 予算 が 毎 年度 やら れ て いる か と 思い ます が 、 その 中 で 五 億 円 という 、 国民 から し て み たら 五 億 円 という の は 大変 大きい 予算 です が 、 文科 省 全体 から する と 〇 ・ 〇 一 % の 予算 な の かも しれ ませ ん 、 アジア の 架け橋 事業 という 、 済み ませ ん 、 ちょっと 順番 が 違い ます が 、 アジア の 架け橋 事業 という 事業 が ござい ます 。   これ は 実は 、 僕 が 高校 の 校長 の とき に こういう 説明 を 受け まし た 。 安倍 元 総理 が 、 安倍 イニシアチブ で 、 アジア の 高校生 を 毎年 二 百 五 十 人 、 合計 五 年 で 千 人 、 日本 の 高校 に 約 一 年間 留学 を さ せる プロジェクト な ん です という こと で 、 僕 も 自分 の 高校 で 何 人 か 受け入れ まし た けれども 、 大変 すばらしい プロジェクト だっ た という ふう に 今 でも 思っ て おり ます 。   忘れ ない うち に この 委員 会 で も 申し上げ て おき たい ん です が 、 五 年間 で 実は 終わっ て しまい まし て 、 この プロジェクト 、 僕 として は 、 今後 も やはり しっかり 継続 し て いき 、 また 、 学校 に 、 特に アジア の 多様 性 の ある 、 例えば 宗教 だっ たり 、 肌 の 色 だっ たり 、 言語 が 違う 若者 たち が 日本 の 国費 の 留学生 として やってくる ん です が 、 本当に 学校 に は 大きな インパクト を もたらし て 、 先生 たち も 、 また 生徒 たち も 、 例えば イスラム教 の 生徒 が 来る 場合 に は 、 祈祷 する 場所 を どう し たら いい ん だろ う か みたい な こと だっ たり 、 若しくは 、 LGBT の 子 だっ たら 、 まさに お 手洗い の 場所 を どう し たら いい ん だろ う とか 、 学校 側 も いろいろ 考え たり 悩ん だり 、 また 子供 たち も 、 同じ 十 五 歳 、 十 六 歳 でも 、 やれる こと が 、 お 酒 が 飲める 国 の 子 が い たり 、 やはり 考え方 が 違う みたい な こと を みんな 驚き ながら 共に 一 年間 生活 し て いく 、 僕 は すばらしい プロジェクト だっ た と 思い ます 。   一 人 当たり に かかっ て いる 予算 は 、 割れ ば 二 百 万 円 という こと な わけ です けれども 、 非常 に 妥当 な 金額 だ という ふう に 感じ て い ます し 、 これ を もっと もっと 進め て いく べき じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます が 、 大臣 、 いか が お 考え でしょ う か 。 ちょうど この プログラム を 受け入れ た とき に 、 とある 国 から 来 て い た 、 母国 が クーデター が 起き まし て 、 まさに 、 その 子 が 帰る と ひょっとしたら 空港 で そのまま 連れ て いか れ ちゃう かも しれ ない みたい な 、 そんな 緊張 感 も あり まし た 。   結果 的 に は 、 いろいろ な 手配 を し て 、 その 方 は 今 、 日本 の 国立 大学 に 進学 を し て い ます が 、 まさに そういう 、 ニュース で 見 て いる よう な 、 あちら の 話 だ と 思っ て い た こと が こう やっ て 身近 で 、 また 、 その 人 を 通じ ながら 感じる 、 学ぶ という こと は 、 これ は 、 単に 二 百 万 円 かけ て 一 人 の 子 に 日本 で 学ん で もらう だけ じゃ なく て 、 学校 の 教育 の 現場 として は 大変 大きな インパクト が あっ た という ふう に 思い ます 。   どうぞ 、 継続 さ れる という こと です し 、 是非 大臣 に は 、 直接 現場 に 行っ て 、 その 子 の 取り巻い て いる 周り の 日本人 の 学生 たち に も 会っ て いただき 、 この 事業 そのもの の 成果 という もの を 是非 肌 で 感じ て いただき たい 。 文部 科学 大臣 です から いろいろ な ところ に 行ける と 思い ます ので 、 どうぞ 学校 現場 で 見 て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   続き まし て 、 学校 現場 に 見 に 行く という お話 に関して 、 簗 副 大臣 に お 伺い し たい という ふう に 思い ます 。   先日 も 、 まさに 私学 法 の 改正 の とき に 、 冒頭 少し 、 柚木 議員 と の やり取り の 中 で お話 を 聞き ながら 、 僕 も この こと について 大臣 と 少し 意見 交換 を さ せ て いただい た わけ です が 、 僕 個人 は 、 もちろん 、 副 大臣 が どういう お 考え を 持っ て いる か 、 それ を 閉じ られ た 場 で 話す 、 それ は 結構 な こと か という ふう に 思い ます が 、 僕 は 是非 今日 、 副 大臣 に お願い し たかっ た の は 、 まさに 、 同様 に 、 学校 現場 に は 少なく ない 数 の LGBT で 悩ん で いる 子 たち が いらっしゃる わけ です が 、 そういう 子 たち の 声 を 是非 副 大臣 として お 聞き に なっ たら 、 しかも 学校 に 行っ て お 聞き に なっ たら いい ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   僕 自身 も そう です けれども 、 実際 、 学校 現場 で 子供 たち の 声 を 聞い て 学ん で 、 若しくは 自分 の 考え が 変わる こと 、 若しくは 自分 の 考え方 が 発展 する こと という の は たくさん あっ た わけ です が 、 せっかく 文部 科学 副 大臣 の 仕事 を お 務め だ から こそ 、 そういう 若い 当事者 の 声 を 聞い たら いかが か という ふう に 思い ます が 、 副 大臣 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   まさに 今 、 学校 現場 、 いろいろ と 校舎 の 改修 等 で 、 先 ほど 申し上げ た よう に 、 例えば トイレ の 問題 、 男女 の トイレ みたい な もの を 今後 ユニバーサル に し て いく べき な の か 、 いろいろ な 考え方 が あり まし て 、 非常 に 、 一筋縄 で は いか ない の が たくさん あり ます 。   申し上げ まし た よう に 、 ただ 、 学校 という の は 、 民主 主義 を 学ん で いく 大変 重要 な 場 で も ある という ふう に 思っ て い ます 。 一 人 一 人 が それぞれ 大事 な ん だ という こと を 考え て いく ため に も 、 やはり 、 外国 の 子 が 学校 に 来る とか 、 若しくは 、 いろいろ な 考え方 の 子 が い て 、 その 人 たち を 認め て いく という こと を しっかり 行政 側 も 、 我々 関わる 大人 が そういう まなざし で 見 て いく こと が 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 僕 として は 是非 、 副 大臣 の 在任 中 に 、 文部 科学 省 の お 立場 として そういう 子供 たち に お 会い いただき 、 より よい 文科 行政 を 努め て いただき たい と 思い ます ので 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   続き まし て 、 この 文部 科学 委員 会 で も 何 回 か お話 を さ せ て いただき まし た が 、 僕 自身 は 北海道 札幌 選出 の 国会 議員 で は あり ます が 、 二 〇 三 〇 年 の 札幌 の オリンピック 、 パラリンピック の 招致 に 関わる 一員 として 、 どうしても 札幌 へ の オリンピック 、 パラリンピック の 招致 という もの を 実現 し たい という ふう に 思い 、 活動 を し て いる 一 人 で あり ます 。   特に 、 パラリンピック の 選手 の 皆さん が 学校 現場 で まさに 子供 たち に いろいろ 話 を し て いく と 、 やはり 、 傷つい て いる 子供 たち ほど 、 パラリンピアン の ディスアビリティー から の 、 何 か 、 目 が 見え なく なっ た 、 手 を 失っ た 、 足 を 失っ た という ところ から 、 絶望 の ふち から 、 もう 一 回 頑張ろ う と 思っ て 頑張っ て いく 話 という もの に対して 、 それ は 、 すごい 選手 、 すごい 有名 な 人 が 話す 以上 に やはり 子供 たち の 目 の 輝き 方 という もの が あり まし た ので 、 やはり 、 この オリンピック 、 パラリンピック という の は 、 特に パラリンピック の 力 という の は 今 大変 強い という ふう に 思っ て おり ます 。   札幌 は 一 九 七 二 年 に オリンピック を 実行 し まし た けれども 、 この とき に は パラリンピック は あり ませ ん でし た し 、 冬季 の オリンピック 、 パラリンピック 、 札幌 、 雪 が 大変 、 六 メートル 以上 降る 町 で パラリンピック を 実行 する という の は 大変 難し さ も ある わけ です が 、 大きく 地域 が 変わる 可能 性 が ある という ふう に 思っ て い ます ので 、 どうしても 招致 を し たい という ふう に 思い 、 プロモーション 委員 に 入っ て やら せ て いただい て いる ところ で は あり ます 。   ただ 、 先生 方 、 文部 科学 省 の 皆さん も 御 承知 の よう に 、 今 、 現状 は 、 まず 一 回 立ち止まる という の が 今 の 札幌 市 の 考え で も あり ます が 、 その 立ち止まる 前提 として なり ます の が 、 まさに 、 今回 、 東京 二 〇 二 〇 の 、 不祥事 という ふう に 言っ て いい と 思い ます けれども 、 様々 に 起き て いる この 出来事 を しっかり 検証 し て 、 それ が どうして 起き た の か という もの を しっかり 把握 する 、 そして 、 それ を 起き ない よう に する という 手だて が でき たら 、 札幌 市 として は もう一度 動き たい 、 そういう こと を 、 札幌 市 、 また 札幌 の 多く の 、 反対 の 声 も たくさん あり ます し 、 お金 の かけ 過ぎ じゃ ない か 、 でも 、 やり たい 、 そういう お 声 も ある 中 で 、 まず 前提 と なる の が 東京 二 〇 二 〇 の まさに 振り返り な ん だ という ふう に 感じ て おり ます 。   その 振り返り という こと に関して 、 いつも これ は 総理 の 答弁 で あっ たり 、 文部 科学 大臣 の 答弁 で あっ たり という ふう に 聞い て い て も 思う ん です が 、 この 東京 二 〇 二 〇 の オリンピック 、 パラリンピック 、 まあ 、 もう 実行 さ れ た わけ です けれども 、 一体 この 責任 者 という の は 誰 だっ た の か という の が はっきり し ない よう な 感じ が し て いる ん です が 、 改めて 伺い たい ん です が 、 この 東京 二 〇 二 〇 の オリンピック 、 パラリンピック の 責任 者 という の は どなた に なる の か 、 御 答弁 いただけ ます でしょ う か 。 大臣 、 お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   今日 お 渡し し て いる 資料 の 一 ページ 目 に も 、 これ は 会計検査院 が 作っ た 資料 の 中 から 抜粋 し た もの で は あり ます けれども 、 まさに 一番 上 に IOC 、 IPC を 含め て 、 東京 オリンピック ・ パラリンピック の 取組 体制 という もの が 書い て ある わけ で 、 この 図 を 見 まし て も 、 今 大臣 が お話し いただき まし た よう に 、 この 当事者 の 責任 者 という の は どこ に なる の か と 言わ れれ ば 、 やはり 、 公益 財団 法人 の 東京 オリンピック ・ パラリンピック 競技 大会 組織 委員 会 に なる ん だろ う という ふう な こと は 自明 だ という ふう に 思い ます 。   今 、 ただ 、 この 東京 オリパラ 組織 委員 会 が なくなっ て 、 そして 東京 都 の 一部分 として 引き続き 後継 組織 として 存在 は し て いる ものの 、 ただ 、 この 組織 の 責任 者 だっ た 人 たち という 方 が いらっしゃる か と 思う ん です が 、 この 責任 者 として の 人 は どなた に なる の か 、 大臣 、 お答え いただけ ます でしょ う か 。 先日 まで 、 まさに 私学 に 、 九 九 ・ 九 % の 私学 、 大学 は 大丈夫 な ん だ けれども 、 一部 の 学校 が 不正 が 多い ので という こと で 、 私学 法 の 改正 、 ガバナンス の 問題 を し て おり まし た が 、 そもそも 、 この 東京 オリパラ 組織 委員 会 の ガバナンス は 一体 どう だっ た の か という 、 それ に 尽きる ん だ と 思う ん です ね 。   組織 の トップ 、 まさに それ は 公益 法人 の 理事 長 が トップ を 務め て いらっしゃっ た に 違い ない わけ です けれども 、 僕 は 、 やはり どうしても 、 今回 の この ガバナンス の 問題 、 マネジメント の 問題 を 振り返っ て み て も 、 やはり 日本 の 元 総理 大臣 で あり 、 また 文部 科学 大臣 も 経験 さ れ て い た 、 しかも 現職 の 衆議院 議員 で ある 森 喜朗 さん が そもそも この オリパラ 組織 の トップ を 務め て い た こと に 、 やはり 最初 の 大きな ボタン の かけ 違い と 、 その後 の 大きな 間違い が あっ た ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   なぜ 、 この 組織 において 、 現職 の 国会 議員 が その 代表 を 務める 、 責任 者 を 務める という こと に なっ て しまっ た の か 。 その 経緯 に関しまして 説明 いただい て も よろしい でしょ う か 。 まさに 、 理事 、 選任 組織 が 選ん だ から と いう こと な ん だ と 思い ます が 、 やはり 、 その 選ん だ 経緯 、 選ば れ 方 に やはり 問題 が あっ た ん じゃ ない か という こと を 結果 として 考える 必要 が ある ん じゃ ない か という ふう に 思い ます 。   今回 、 札幌 側 から 見 て も 、 この オリンピック の いろいろ な 問題 を 、 ちゃんと 国 が しっかり 、 これ は どういう ところ が 問題 だっ た の か という の を 、 指針 を 示す という こと でし た ので 、 その 内容 を 待っ て い た わけ です が 、 そして 、 それ は スポーツ 庁 等々 を 中心 に 、 大 規模 な 国際 又は 国内 大会 の 組織 委員 会 等 の ガバナンス 体制 等 の 在り方 に対する 指針 という こと で 示さ れ た わけ です が 、 この 関係 者 の 方々 が 、 非公開 の 中 で 、 いろいろ 弁護士 さん や 会計士 さん 等 が 議論 さ れ た という ふう な こと は 伺っ て おり ます 。 そして 、 それ に 基づい た 内容 も 拝読 さ せ て いただき まし た けれども 、 そもそも この 会 の 中 で 、 この 組織 委員 会 の 責任 者 を 現職 の 政治 家 が 担っ た こと が 課題 だっ た か どう か という 議論 は なさ れ た の か どう か 。 この 点 、 僕 は すごく 大事 な 点 だ と 思う ん です が 、 そこ は いかが だっ た の か 、 教え て いただけ ます でしょ う か 。 そこ の 部分 、 拝読 し まし た が 、 現職 の 政治 家 で ある という こと を 排除 する という こと に関して は 、 特に その 一文 から は 読み切る こと は でき ない と 思う ん です ね 。   独立 し た 選考 組織 を つくる ん だ という こと です けれども 、 僕 として は 、 次 の オリンピック 、 若しくは 次 の 大きな こういう スポーツ の 大会 において 、 また こうして 再び 、 どなた か 現職 の 政治 家 で あっ たり 国政 を つかさどっ た 人 が やる と 、 同じ よう な こと が 結局 起き て しまう ん じゃ ない か 。 です ので 、 今日 、 文部 科学 委員 会 の 中 でも 、 あえて 議事 録 で やはり しっかり 残し て おき たい の は 、 これ は やはり 、 現職 の 政治 家 が 行っ た こと によって 、 大きな 不祥事 に なる 、 つながる 原因 の 風土 が つくら れ て しまっ た の で は ない か という ふう に 個人 的 に は 思っ て おり ます ので 、 その こと を 是非 申し上げ て おき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   もう 一つ 、 今日 お 配り し た 資料 の 中 の 三枚目 の ところ です ね 。 今回 、 会計検査院 が 相当 多く の 人工 を かけ て 、 この 東京 オリンピック ・ パラリンピック で 実際 、 一体 幾ら の お金 が 使わ れ た の か という こと を 整理 する こと に なっ た わけ です ね 。 参議院 から の 依頼 で という ふう に は 聞い て おり ます 。   この お 配り し て いる 資料 の 中 の 、 右側 の 黄色 の 囲み の 部分 の ところ に 、 ただ 、 最終 的 に は 、 国 は 、 実際 に どれ だけ の 、 決算 と その 報告 を ちゃんと し て い ない という こと を 会計検査院 から は 指摘 さ れ て いる ん です ね 。   これ は 、 どうして こういう こと が 起き て しまっ て いる の か という こと が 大変 不可解 でし て 、 本来 、 国 が ちゃんと 予算 として 計上 し た もの を しっかり と 決算 として まとめ て 、 そして それ を しっかり 報告 する という こと が 行わ れる 必要 が ある のに 、 なぜ 、 会計検査院 という 、 ある 種 、 国 から 独立 し た こういう 機関 が 検査 を し ない と 、 そして 指摘 を さ れる に 至っ て しまっ て いる の か 。 ここ の 部分 、 今 は 、 国 の この 機関 、 国 の この 部分 に関して は スポーツ 庁 に 存在 し て いる と 思い ます ので 、 大臣 の 所管 だ と 思い ます が 、 いか が お 考え か 、 教え て いただけ ます でしょ う か 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 海外 の 友人 とか と 話 を し て いる と 、 日本 も そういう 、 賄賂 とか 裏金 みたい な 、 そういう こと が 起きる よう な 国 だっ た ん だ ね という ふう に 言わ れる わけ です ね 。 まさに 日本 の この 築き上げ て き た 、 特に さき の 東京 オリンピック から 築き上げ て き た 日本 の 軌跡 みたい な もの が 、 何だか 、 今回 の この オリンピック によって 、 本当に 、 国際 的 に も 、 そして 国内 的 に も 、 また 札幌 の これから やり たい と 思っ て いる 人 たち にとって も 、 大変 残念 な 結果 に なっ て しまっ て いる という この 現状 を 、 やはり ちゃんと もう 一 回 反省 する 必要 が ある ん じゃ ない か という ふう に 思う ん です 。   僕 が その 海外 の 友人 から 言わ れ た とき に ふと 思っ た の が 、 二 〇 一 一 年 の 東日本 大震災 、 福島 原発 の 事故 の 後 に 、 まさに 同じ 議論 が 起き て 、 当時 の 立法府 で 国会 事故調 という もの を 立ち 上げ た という ふう に 思い ます 。 政府 の 調査 で は なく て 、 立法府 として しっかり 調査 を する 。 その 立法府 として 調査 を する 大きな その 精神 は 、 まさに 、 国民 の 、 国民 による 調査 を し て 、 海外 に ちゃんと 今 の 現状 を 発信 し て いき 、 日本 は 大丈夫 な ん だ という こと を 知ら しめる ため に 、 それ を 国会 事故調 の 黒川 清 委員 長 が まさに 明言 さ れ て い た と 思う ん です ね 。   今回 、 この オリンピック も 世界中 に対して 発信 し て いる 大きな イベント だっ た わけ です が 、 これ が この よう に 大きな 今 不祥事 に つながっ て いる ところ を 、 もちろん 、 今 、 調査 は 行わ れ て いる 、 司法 で は 行わ れ て い ます が 、 なぜ 立法府 で 、 そういう もの を しっかり 行っ て 、 当時 の 野党 だっ た 自民党 も 含め て 、 あの とき は 、 国会 事故調 を つくろ う 、 そして 与党 だっ た 民主党 も それ に しっかり 向き合っ た わけ です が 、 なぜ こういう 動き が 出 て こ ない の か 。 僕 は 、 大変 、 何 という ん でしょ う 、 不満 に 思う と 言う と ちょっと あれ です けれども 、 しっかり そういう 調査 を やはり 立法府 が する べき じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます ので 、 是非 、 見識 の ある 先生 方 、 お 知恵 、 お力 を お かり いただき 、 何とか 、 やはり 次に 向け た オリンピック の 体制 を つくれる こと を 、 御 尽力 、 共に いただけれ ば な と 思っ て おり ます 。   最後 に なり ます 。   ちょうど 、 冒頭 に 申し上げ まし た けれども 、 新しい 進学 、 進級 の 話 に なり ます が 、 今回 、 一 人 、 文部 科学 省 を この 年度 末 で 退任 さ れ た 方 が いらっしゃい ます 。 南郷 市 兵 さん という ふう に おっしゃい まし て 、 福島 の ふたば 未来 学園 の 副 校長 を 長らく 、 八 年 務め て こ られ まし た 。 文部 科学 省 から 出向 さ れ て 、 八 年間 、 この ふたば 未来 学園 の 学校 の 設立 の 準備 から 仕事 を さ れ て き まし た 。 彼 は 元々 は 民間 人 で 、 震災 から 文科 省 に 仕事 を 替え て 、 その とき 相当 給料 も 下がっ た ん です が 、 入っ て き た 。 そして 、 彼 が い た から こそ 双葉 の 教育 の 復興 という の は 起き た という ふう に 、 僕 も そば で 見 て い て 思い まし た 。 ずっと 文部 科学 省 が 彼 の 出向 を 支え て くれ て い た と 思い ます ので 、 それ は 大変 感謝 し て おり ます 。   南郷 さん は 今度 、 大熊 町 の 新しい 幼稚園 と 小学校 の 校長 先生 に 、 今度 は 福島 県庁 に 入 庁 し て やる 形 に なる という ふう に なり ます が 、 こう やっ て 現場 で は いろいろ な 人 たち が 、 もちろん 南郷 さん だけ で は あり ませ ん 、 いろいろ な 人 たち が 復興 の 現場 で 教育 の 復興 に 向け て 頑張っ て おり ます 。   十 三 年 たち まし た が 、 どうぞ 、 文部 科学 省 として も 、 より 手厚い サポート を 福島 の 双葉 郡 に お願い し たい と 思い 、 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 、 森山 浩行 で ござい ます 。   冒頭 で 、 参議院 で の 議論 の 御 紹介 を し たい と 思い ます 。   憲法 に 定め られ て おり ます 義務 教育 の 無償 を できるだけ 早く 広範囲 に 実現 いたし たい という こと は 、 政府 として の 根本 的 な 考え方 で ござい ます 。 現在 は 授業 料 で ござい ます が 、 その ほか に 教科書 、 それから 学用品 、 学校 給食 費 という よう な 、 なお できれ ば 交通 費 という よう な こと も 考え て おり ます が 、 それら を 一時 に 全部 やる という こと は 到底 現在 の 財政 上 で は でき ませ ん ので 、 やむを得ず 今回 は 教科書 、 しかも それ も 一 部分 だけ 実施 する という 試み に し て 、 その 結果 によって また 次 の 飛躍 を 期する という ふう に 考え て おる 次第 で ござい ます 。   最近 の 議論 か な と 思っ たら 、 岩間 参議院 議員 の 質問 に対する 辻田 初等 中等 教育 局長 、 昭和 二 十 六 年 三月 十 九 日 、 今 から 七 十 二 年 前 、 戦後 すぐ 、 お金 が なかっ た という 答弁 で あり ます けれども 、 文科 省 として は 、 あるいは 大臣 、 この 答弁 は 維持 を さ れ て いる ん でしょ う か 。 という こと は 、 つまり 、 学校 給食 費 は 無償 に す べき で ある が 、 お金 が ない ので でき て い ない という 答弁 は 維持 さ れ て い なく て 、 現在 は 無償 に する べき で は ない という 状況 に ある という 認識 です か 。 協力 が 期待 さ れる という の は 、 協力 は する ん だ けれども 、 お金 を 折半 する と は 書い て い ない です よ ね 。   本来 、 義務 教育 は みんな 行か なきゃ いけ ない 、 でも お金 は 払っ て ください という 話 で いい の か どう か と いう と 、 大臣 として は どう お 考え です か 。 べき に対して は 答え て くれ ませ ん ね 。   今回 、 政府 も たたき台 を 作っ て 、 無償 化 に 向け て やっ て いく という こと 。 そして 、 我々 野党 も 学校 給食 費 無償 化 の 法案 を 出し て いる 。 与党 として も そういう 方向 性 で ある という こと で あり ます ので 、 まずは 、 この 委員 会 において この 問題 を 整理 を し 、 課題 を 整理 を し 、 そして 実現 へ 向け て 踏み出す という こと が 大事 か と 思い ます が 、 委員 長 、 そんな 形 で 会議 を 進め て い た だけ ませ ん か 。 ありがとう ござい ます 。   という 形 で 、 この 委員 会 として は 、 この 給食 費 の 無償 化 について は しっかり 話し合い ましょ う という こと な わけ です けれども 、 その 上 で 、 文部 科学 省 、 一部 の 自治体 で たくさん 無償 化 が 進ん で き て いる という 中 の 財源 の 話 、 ちょっと さっき あり まし た ね 。 令 和 五 年度 に関して は 、 コロナ 対策 費 、 あるいは 物価 高騰 対策 費 、 こう いっ た もの で 手当て を し て いる 自治体 が 多い わけ です けれども 、 来年度 つか なかっ たら 、 今年 せっかく 始め た けれども 来年 は でき ない という よう な 悲惨 な 状況 に なり かね ない という こと を 危惧し て い ます 。   です ので 、 恒久 的 な 財源 が 必要 に なっ て くる か と 思い ます けれども 、 この 課題 認識 は 、 大臣 、 持っ て おら れ ます か 。 そう です よ ね 。   ただ 、 臨時 で あり 交付 金 という 形 で あり ます ので 、 途中 で 、 今年 は あっ た けれども 来年 は ない という よう な 子供 たち が 生まれる という の は 非常 に 問題 が ある と 考え ます 。   給食 に関して は 私 も 非常 に 大きな 思い が あり まし て 、 地元 、 大阪 、 堺 市 な ん です 。 O157 の 集団 感染 におきまして 、 昼休み 、 泣い て でも 残さ ず に 食べろ という 指導 を する と いう 中 において 、 その 中 の 食べ た もの によって 亡くなる 方 が 出 た 。 本当に 痛ましい 事件 で 、 その 頃 の 小学生 が 、 今 、 親 に なっ て おら れ ます 。 給食 を 絶対 食べ ない という 家庭 も あり ます 。 だから 、 小学校 、 そう です けれども 、 中学校 も 完全 給食 自体 を 実施 を し て い ませ ん 。   自治体 とか あるいは 状況 によって いろいろ あり ます けれども 、 ただ 、 義務 教育 という 枠 の 中 において は 、 給食 が 必要 な 人 、 食べ たい 、 食べ て も いい よ という 人 について は きちんと あまねく 皆さん に サービス を 提供 する 。 そして また 食 育 に も つなげる 。 その 上 で 、 無償 化 を し て いく という よう な こと という の は 、 ここ で しっかり 話し合っ て 、 戦後 すぐ の この レベル 、 いわゆる 、 お金 が ない から 、 戦後 すぐ だ から でき なかっ た という よう な 思い の 部分 を 、 やはり 、 べき の ところ から きちんと 議論 を し て いき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い を いたし ます 。   統一教会 の 問題 です 。   解散 命令 請求 、 何 か 最近 マスコミ の 論調 も 変わっ て き まし た 。 文部 科学 省 、 文部 科学 大臣 は この 解散 請求 を 前提 に 質問 権 を 行使 を し て いる 、 早晩 、 解散 命令 請求 が ある ん だ という よう な 状況 で 年末 ぐらい から 報道 が さ れ て き まし た が 、 最近 の 、 新聞 は そこ まで 書い て い ませ ん けれども 、 雑誌 など の 論調 に より ます と 、 いや 、 もう これ は 政権 として は この まま そっと し て おく 、 もう やら ない という よう な 形 に なる ん じゃ ない か 。 だって 、 統一教会 の 方 から も どうやら 、 やら ん と い て くれ という 話 が あっ て 、 こういう の も 効い て いる ん じゃ ない か 。 統一 地方 選挙 も あっ て 、 応援 し て もらっ て いる ん じゃ ない か 。 この よう な むしろ ネガティブ な 情報 が 次々 出 て き て おり ます 。   文部 科学 大臣 として は 、 解散 命令 請求 、 やる ん だ という 意思 は 変わっ て い ませ ん ね 。 一 回 目 の 報告 、 質問 に関しまして は 、 段ボール 何 箱 とかいう よう な 形 で 多く の 資料 を 提出 を さ れ た 。 だんだん だんだん その 数 が 減っ て き て いる という よう な 報道 も あり ます けれども 、 これ は 、 報告 、 質問 権 に対して 、 出さ ない 、 資料 を 出さ なかっ た 、 あるいは 虚偽 の 資料 を 出し た という とき の 罰則 は どう なっ て い ます か 。 十 万 円 の 過料 です よ 。 これ で 、 不利 な 資料 を 出せ と 言っ て 、 十 万 円 払っ たら 済 むんだったらそうしようかなというふうに 思わ ざる を 得 ない よう な 過料 という 制度 で あり ます ので 、 これ は やはり 、 本体 から 、 本人 たち から 聞く という ところ だけ で は 不十分 で あろ う と 思わ れ ます 。   行政 の 内部 、 また 裁判所 、 裁判 の 記録 も あり ます から 、 そういった もの も 含め て しっかり 証拠 集め を し て いただい て 、 速やか に 結論 を 出せる よう に し て いただき たい と 思い ます 。 いかが です か 。 解散 命令 請求 まで いく ん だ という 強い 決意 で 頑張っ て いただき たい と 思い ます 。   さらに 、 カルト 宗教 二 世 へ の 対応 の 問題 です 。   昨年 、 厚生 労働省 から 、 宗教 の 信仰 等 に 関係 する 児童 虐待 等 へ の 対応 に関する Q&A 、 そして 、 文部 科学 省 から 、 十二月 二 十 八 日 、 これ の 通知 を 送ら れ て おり ます 。 交友 関係 どう する か 、 結婚 し て いい の か 悪い の か 、 し ゃべっていいのかどうか 、 アニメ や ゲーム は どう か 、 いろいろ な 、 割 と 細かい 、 きめ細かい 形 で 、 QアンドA という 形 で 、 これ また 先生 向け でしょ う か ね 、 に は 言っ て い ます 。 ただ 、 子供 自身 が いつ 気づく の か 、 これ は 虐待 で は ない か という ふう に 気づく という タイミング の 問題 が あり ます 。   この間 、 多く の 皆さん から ヒアリング を 受け て い ます が 、 それ まで 家族 と 、 そして 宗教 法人 の 中 で の 社会 で 生き て くる 、 学校 に 来 て 、 そう じゃ ない 人 と つき合い 始める 、 何 か 、 うち の 家庭 だけ ちょっと おかしい ん じゃ ない か 、 あるいは 、 これ って こんな こと まで 束縛 さ れ なき ゃいけないのかというようなところで 疑問 を 持つ という よう な こと が 最初 だ と 言わ れ ます が 、 その とき に 、 学校 の 先生 等 は 宗教 の 問題 だ から と いっ て 触れ ない という こと で 、 気づき 、 訴え という の が 遅れる という よう な 実態 も これ まで あっ た か と 思い ます 。   それ に対して この QアンドA という の は 役に立つ の か と 思い ます が 、 子供 自身 に対して 、 それ は 虐待 だ よ という こと を それぞれ の 学年 に 応じ た 形 で 伝え て いく という よう な 取組 について は 、 大臣 、 やる べき じゃ ない です か 。 例えば 、 CAP プロジェクト など の よう に 、 性 犯罪 を 、 子供 にとって は 気づか ない うち に 経験 を し て しまう という よう な こと 、 子供 に 分かり やすい 形 で これ は 駄目 な の だ という 教え を する という よう な プログラム が あり ます 。 カルト 宗教 に関して も 、 やはり 行き過ぎ た 部分 、 社会 生活 に 支障 を 来す 、 あるいは 財産 を 全部 持っ て いか れる という よう な こと も 含め て 、 その 場 その 場 で は 、 天国 へ 行ける よ とか 、 悪魔 に 誘わ れ て いる よ とか 、 グルーミング と 言わ れ ます けれども 、 あなた の ため な ん だ から という 形 で 説得 を さ れる わけ な ん です ね 。   それ に対して 、 じゃ 、 いかに そこ から 、 虐待 から 守っ て いく か という こと を 考える と 、 子供 に 分かり やすい 言葉 で プログラム を つくっ て いく という こと が 大事 か と 思い ます が 、 それ を お 取り組み い た だけ ませ ん か 。 是非 、 いろいろ な 手段 が ある か と 思い ます ので 、 御 協力 いただけれ ば と 思い ます 。   さて 、 一方 で 、 こういう カルト 宗教 の 問題 が これ だけ 社会 で 大きく 取り上げ られ て き て いる 中 で 、 一般 の 真面目 な 宗教 団体 の 活動 に 支障 あるいは 萎縮 という よう な こと が 出 て き て いる の は 、 非常 に 私 、 心配 を し て おり ます 。   例えば 、 社会 福祉 協議 会 、 どういう よう な ところ で 活動 を する といった こと 、 そもそも 申請 を する こと を 控える 宗教 法人 で ある とか 、 あるいは 、 宗教 絡み で ある から 、 あなた 方 、 入ら ない で よ という よう な 窓口 の 対応 など も 仄聞 を する よう な こと も あり ます 。   国際 的 な ボランティア など で も 、 キリスト 教 の 団体 など も 含め て 、 また 日本 で も 多く の 団体 が 活動 さ れ て い ます 。 そして 、 災害 の とき など は 、 一気に どっと 動く 力 という の は 非常 に 強い という もの が あり まし て 、 天理教 の ひのき しん 隊 五 十 年 という よう な 冊子 を いただき まし て 、 昭和 四 十 六 年 、 私 の 生まれ と 同じ 年 です けれども 、 スタート を し て 五 十 年 という こと で ござい まし た 。 その間 、 様々 な 災害 において 現場 に 駆けつけ て やっ て いる 姿 という よう な もの が あり ます けれども 、 災害 時 の ボランティア において いろいろ な 宗教 法人 、 宗教 団体 が 活動 さ れる という こと について 、 内閣 府 の 防災 として は どの よう に お 考え です か 。 今 御 紹介 し た 天理教 の ほか に も 、 立正佼成会 、 本願寺 、 曹洞宗 を 始め として 、 様々 な 団体 が 災害 時 に は 入っ て いただい て おる わけ です 。   ありがたい という こと で いい です か 。 だから 、 こういう 答弁 の とき に ありがたい と ちゃんと 言っ て いただく という こと が 、 社会 全体 に 及ぼす 影響 という の が ある か と 思い ます 。   これ は 、 災害 時 は もちろん です けれども 、 平時 において は どう か という こと で 、 社会 福祉 協議 会 、 厚 労 省 さん 、 いかが です か 。 これ は 、 ある 社会 福祉 協議 会 の 登録 対象 の 注意 事項 の ところ に 、 政治 、 宗教 又は 営利 を 目的 と し て い ない こと という よう な こと が 入っ て い たり し ます 。 もちろん な ん です 。 ボランティア を 目的 として やら なきゃ いけ ない 。 我々 も いろいろ な ボランティア 活動 を やり ます が 、 それ を 政治 活動 と 絡め て やっ て いく という よう な こと に なる と 、 あいつ 何 やっ て いる ん だ という 話 に なる わけ です から 、 この 文 という の は 当然 な ん です けれども 。   政治 、 宗教 又は 営利 を 目的 と し ない 宗教 法人 、 宗教 団体 の ボランティア 活動 という の は ありがたい こと だ という こと で ござい ます けれども 、 こういう 前提 で 、 教育 における 宗教 の 扱い という ところ な ん です ね 。 いわゆる カルト 宗教 の 問題 が これ だけ 大きく なっ て くる と 、 宗教 全般 に 近寄ら ない 方 が いい ん じゃ ない の か という よう な 空気 自体 が でき て しまう という の は 、 私 は 問題 だ と 思っ て い ます 。   です ので 、 どんな 形 で これ は 教え て いる 、 教え て いく という よう な こと は 、 大臣 、 どの よう な 現状 と 、 そして 今後 の こと 、 お答え ください 。 そうですね 。 知識 が まず 必要 だ と 。 そして 、 信教 の 自由 という 価値 観 、 これ について は 守ら なきゃ いけ ない という こと を きちんと 教える という こと が 大事 です し 、 今 申し上げ た よう に 、 これ は まだまだ 、 社会 の 中 でも 、 大人 の 方 で も 誤解 を し て いる 部分 が ある の で は ない か と 思い ます が 、 宗教 法人 、 宗教 団体 が 、 政治 、 宗教 又は 営利 を 目的 と する という よう な 形 で の 活動 で なけれ ば 、 ボランティア 活動 は ありがたい し 、 社会 活動 を どんどん し て いただい たら いい の だ という こと で いい です よ ね 。 活動 について 、 あれ は いい 、 これ は 駄目 な ん ていう の は 、 なかなか 管轄 官庁 として 言っ ちゃ いか ぬ の でしょ う けれども 。 と は いえ 、 そう やっ て 、 それぞれ が 自律 し て 、 自分 たち の お 考え で 社会 の ため に なる ん だ という こと を やっ て いただく という 部分 について 、 これ は ありがたい の だ という 社会 全般 の 認識 を いま 一 度 確認 を し て おき たい と 思っ て 質問 を さ せ て いただき まし た 。   それ に 加え て 、 現在 、 教育 において 、 賭博 という もの に対して は どの よう に 教え て い ます か 。 持 統 天皇 三 年 、 六 八 九 年 、 す ごろ く 禁止 令 以来 、 日本 において は 賭博 は 違法 と さ れ て き た 。 あるいは 、 日蓮 上人 、 立 正安 国論 において も 、 賭博 に は 近づく な と いう よう な 記載 も ある 。 ずっと ずっと 賭博 という の は 違法 な もの と さ れ て き まし た けれども 、 現在 、 カジノ に関して は 、 これ を 解禁 を する という 法律 が でき て おり ます 。 だから 、 一部 それ が 解禁 を さ れ て いる という 状況 について 、 法律 に 書い て いる から 駄目 な ん だ と いう だけ で は 不十分 かも しれ ない という よう な こと で 、 これ は 今後 議論 を し て いき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 高橋 で ござい ます 。   早速 質問 に 移ら せ て いただき ます 。   今日 は 、 教科書 検定 について 質問 を さ せ て いただき ます 。   前回 私 が 質疑 を し た とき に 、 東京書籍 、 約 千 二 百 か所 の 訂正 が あっ た という こと で 、 この 訂正 箇所 は ほとんど 索引 、 単純 な もの だ から 検定 基準 外 で ある という よう な 答弁 だっ た の か な と 私 は 思っ た ん です けれども 、 分かり づらい 答弁 でし た から 。 でも 、 後ほど 議事 録 を 見 まし たら 、 どうやら そう でも ない よう な 答弁 だっ た ん です ね 。 どうやら 、 やはり 索引 は 検定 基準 に 入っ て いる という よう な 答弁 だっ た よう で ござい ます 。   これ は もう一度 お 聞き し ます けれども 、 索引 は 検定 基準 に 入っ て いる の か 、 そして また 、 もう一度 、 検定 基準 を ちょっと 明確 に し て いただき たい という ふう に 思い ます 。 前回 と 同じ よう な 答弁 で 、 極めて 分かり づらい ん です けれども 。   でも 、 これ は 、 ほぼ ほぼ 現場 から 上がっ て き て 気づい た ん だ と 思う ん です けれども 、 まずまず 一 年間 、 これ は 間違っ た まま 使用 さ れ て い た わけ です よ ね 。 今 の 答弁 から いく と 、 何となく 、 もう 出版 社 側 に 任せ っきり だ から 、 うち は 関係 ない や みたい に やはり 聞こえる ん です よ ね 。   でも 、 判定 基準 の 中 に 入っ て いる わけ だ から 、 これ は やはり も うち ょっとしっかりしなきゃいけないし 、 千 二 百 か所 も 間違い が あっ たら 、 普通 だっ たら これ は 一 発 不合格 に なる ん じゃ ない か な という ふう に 思い ます けれども 、 その 辺 と 、 あと 、 ちょっと もう一度 、 明確 に 、 判定 基準 という の が よく 分から なかっ た ので 、 もう 一 回 、 具体 的 に お願い し ます 。 要は 、 検定 後 、 検定 を し たら もう そのまま 、 その後 は もう 知り ませ ん よ という こと な ん です ね 、 それ は 。 そういう 意味 に 聞こえ ます けれども 。 やはり 、 じゃ 、 検定 が 終了 し たら 、 後 は もう そのまま 現場 に お 任せ で 、 上がっ て き て 、 現場 が これ は おかしい です よ と 言う まで は 、 文科 省 として は それ は あずかり 知ら ない という こと です ね 。 それで 、 書籍 です か 、 出版 社 側 が それ を 訂正 する 、 それ が 千 二 百 か所 以上 も あっ た 。   今 の 御 答弁 で 、 修正 の 報告 、 改正 案 とか を 待っ て いる という 答弁 でし た けれども 、 それ は 東京書籍 から 具体 的 に 出 て き た ん です か 。 何だか 何 を 言っ て いる か よく 分から なかっ た ん です けれども 。 要は 、 まだ きちっと 出 て き て い ない という 認識 で いい ん です か ね 。   そうしたら 、 ちょっと 次に 移り ます けれども 、 大 日本 図書 、 今回 、 贈賄 事件 を 起こし て 処罰 に なっ た と 思う ん です けれども 、 この 処罰 の 内容 を ちょっと お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   来年 駄目 という こと は 四 年間 作れ ない から 、 これ は 結構 、 出版 社 として は 痛手 だ と 文科 省 さん は 思っ て いる という ふう に 思い ます けれども 。   でも 、 これ は 一 発 不合格 の 教科書 と 同じ 扱い です よ ね 、 早い 話 が 。 一 発 不合格 に なっ た 教科書 も やはり 四 年間 出せ ない わけ だ から 、 一 発 不合格 、 訂正 箇所 が 多く て 不 合格 に なる 教科書 も ある ん だろ う けれども 、 それ は 全く 悪意 が ない わけ です よ 。 でも 、 この 贈賄 という の は もろに 悪意 が ある わけ で 、 処罰 が 同じ という の は どう 考え て も おかしい と 思う ん です けれども 、 これ は 参議院 で うち の 松沢 参議 員 も 言っ て い まし た けれども 、 どう お 考え な の か 、 ちょっと お 聞か せ ください 。 そうしたら 、 どの よう な 場合 に 指定 の 取消し に なる ん です か 。 贈賄 事件 を 起こし て も 一 発 不合格 と 同じ 扱い な わけ です よ ね 。 じゃ 、 どの よう な 場合 に 指定 取消し に なる の か 、 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   再 申請 が できる か でき ない か の 違い が ある という 点 は 分かり まし た けれども 。   大 日本 図書 も 含め て 、 九 年 前 に 、 やはり 、 接待 だ 、 どうのこうの で 結構 問題 に なっ た と 思う ん です けれども 、 そう なる と 、 大 日本 図書 は 二 回 目 だ という こと です よ ね 。 今 の 答弁 で いっ たら 、 こう いっ た 贈賄 が 見つかっ て 、 その後 も 役員 等 々 さん が 継続 し て い たら 云々 という 答弁 が あり まし た けれども 、 これ は 継続 し て いる という こと です よ ね 、 恐らく 九 年 前 から 。 どう な ん でしょ う か 。 検定 な ん です けれども 、 もう これ 以上 聞い て も 一緒 だろ う から 、 検定 の 調査 の 会議 等々 という の は 、 これ は オープン 化 でき ない ん です か 。 終了 後 に オープン に さ れ て も 、 終わっ て いる ん だ から 、 これ は オープン と は 言え ない と 思う ん です けれども 、 何で オープン に でき ない の か 。 要は 、 自分 の 恣意 的 な 操作 も できる よう に 感じる 会議 だ な と 思う ん です けれども 。   次に 行き ます けれども 、 教科書 調査官 、 これ は 任期 と 選定 方法 と 基準 を 教え て ください 。 定年 制 という の は 極めて あり 得 ない という ふう に 思う ん です よ ね 。 やはり 、 定年 制 と いう と 、 ごめんなさい 、 一番 長い 人 で 何 年間 ぐらい 調査官 を やる ん です か 。 今 いる 人 で いい です 。 検定 とか って 、 要は 特権 みたい な もの じゃ ない です か 。 早い 話 が 、 既得 権 みたい な の が 生まれる 可能 性 も 十分 に あり 得る と 思う ん です ね 。 我々 日本 維新 の 会 は 、 そういう の を とにかく なくそ う という 立場 です から 、 やはり 定年 制 みたい に 長く やる という の は よく ない という ふう に 思う ので 、 ちょっと 今後 考え て いただき たい と 思い ます けれども 。   あと 、 教科書 選定 も そう です けれども 、 調査官 も 、 先 ほど の 大 日本 図書 じゃ ない です けれども 、 こういう 贈賄 とか 、 これ は 大丈夫 な ん です か ね 。 そう 答える しか ない ん でしょ う けれども 、 だからこそ 、 余り 長く やら せ ない 方 が こういう もの は いい と 思い ます ので 、 これ は 本当に ちょっと 検討 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   あと 、 先 ほど 、 学術 的 、 専門 的 という 言葉 が 出 て き た ので ちょっと お 聞き し たい ん です けれども 、 これ は 令 和 元 年度 中学校 歴史 教科書 検定 から な ん です けれども 、 ちょっと 読み ます ね 。 学び舎 教科書 な ん です けれども 、 南京 大 虐殺 について 、 「 銃剣 を 持っ た 日本 兵 が 家 に 侵入 し て き まし た 。 逃げよ う と し た 父 は 撃た れ 、 母 と 乳飲み子 だっ た 妹 も 殺さ れ まし た 。 祖父 と 祖母 は ピストル で 、 十 五 歳 と 十 三 歳 だっ た 姉 は 暴行 さ れ て 殺さ れ まし た 。 私 と 四 歳 の 妹 は 、 こわく て 泣き叫び まし た 。 銃剣 で 三 カ所 刺さ れ て 、 私 は 気 を 失い まし た 」 。   これ は 学術 的 に 正しい ん です か 。 あと 、 検定 意見 書 は これ は つい た ん です か 。 客観 的 に という 話 です けれども 、 裏づけ が あっ て という こと は 、 じゃ 、 これ は 、 裏づけ が ある ん です か 、 事実 という こと です か 。 否定 でき ない と いう だけ で 、 要は これ は 、 こんな 具体 的 な 記述 は 分から ない という こと です よ ね 。 だから 、 一番 おっかない の は こういう こと が 、 調査官 が 替わら ない わけ です よ 、 ずっと 、 ほぼ ほぼ 。 だから 、 こういう 不 確実 な もの が 教科書 に ずっと 載っ て くる という の は 、 これ は 極めて おっかない な という ふう に 思う ん です けれども 、 大臣 、 どう お 考え です か 。 今 、 また 学術 的 という ふう に あり まし た けれども 、 私 は これ は 絶対 に 検定 意見 が つい て しかる べき だ という ふう に 思い ます ので 、 これ は 審議 会 なんか も 、 調査官 が 後 に ある ん でしょ う けれども 、 そういった ところ でも 、 やはり オープン 化 し た 方 が いい です よ 。   本当に 、 密室 で やっ て いる から よう 分から ぬ ので 、 ちゃんと オープン 化 すれ ば みんな 納得 し ます から 、 是非 これ は 、 もう 絶対 です よ ね 、 絶対 に やっ て いただき たい と 思い ます し 、 あと 教科書 選定 、 地方 の 自治体 に 任せ て いる ん でしょ う けれども 、 これ も やはり オープン 化 し た 方 が いい と 思い ます が 、 いかが です か 。 今 大臣 から 、 信頼 を 得る ため という 話 が あり まし た けれども 、 信頼 を 得る ため に オープン 化 し て ください 。 誰 が 考え て も そっち の 方 が いい と 思い ます ので 。   やはり オープン 化 すれ ば 、 誰 だ か が 言っ て い た けれども 、 個々 の 意見 が 萎縮 し て しまう な ん という 、 委員 会 メンバー の 、 萎縮 し て しまう から オープン に し ない なんて 誰 か 言っ て い た けれども 、 そんな ばか な 話 は なく て 、 やはり そんな 信念 の ない 人 たち に 調査官 なんか やっ て もらい たく ない し 、 選別 委員 会 に も 出 て いただき たく ない ので 、 教科書 という の は 大事 です から 、 是非 そういった 、 しっかり 信念 を 持っ た 、 誰 に 見 られ て い て も 意見 を 曲げる よう な こと の ない 人 を 是非 選ん で いただき たい という よう に 思い ます 。   そろそろ 時間 です けれども 、 大臣 、 国家 百 年 の 大計 は 教育 に あり と よく 言い ます けれども 、 教育 の 観点 から 、 大臣 の 考える 国家 百 年 の 大計 、 ちょっと お 聞か せ ください 。 それだけ 教科書 は 大事 だ という こと です ので 、 よろしく お願い 申し上げ まし て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 早坂 敦 で ござい ます 。   先週 から 統一 地方 選挙 が 始まっ て 、 この 色 が 、 日焼け し て いる ん です けれども 、 運動 は ちょっと 選挙 運動 しか 最近 し て い ませ ん が 、 その 中 で 、 アスリート の セカンド キャリア について 今日 は ちょっと 質問 し たい な と 思い まし て 。   先日 の WBC 、 ワールド ・ ベースボール ・ クラシック の 侍 ジャパン の 優勝 は 、 本当に 、 野球 界 のみ なら ず 、 日本 中 に 感動 を 与え て くれ まし た 。 日本 を 超え て 世界中 が 、 日本 の 野球 を 、 そして 日本 の 選手 の すばらしさ を 称賛 し て くれ た こと を 本当に 誇り に 思い ます が 、 昨年 の ワールドカップ も 大変 活躍 し て すばらしかっ た し 、 また 、 スポーツ の 力 は 本当に 無限 大 だ な と 改めて 感じ た 所存 で ござい ます 。   日本 に とどまら ず 世界 で 活躍 する 選手 が いる 一方 で 、 なかなか 結果 が 伴わ ず 、 無念 の 戦力 外 通告 や 志 半ば で 引退 を 選択 し て しまう 選手 が いる の も 事実 です 。 むしろ 、 トップ 選手 は 一 握り しか い ませ ん 。 大変 多く 活躍 する 機会 も なく 、 一 度 も 一軍 に 上がれ ない とか 、 また 数 試合 しか 試合 に 出 れ ない とか 、 そして 引退 する 方 が 多い はず です ので 。 その 中 で は 、 けが も し ちゃう ん です よ ね 、 それ で 引退 し なく ちゃ いけ ない という 方 も い ます 。   スポーツ 選手 の 寿命 は 、 競技 に より ます が 、 数 年 で 本当に 引退 する 方 が 多い 中 、 個人 差 が あり ます が 、 サッカー 選手 は 約 二 十 六 歳 、 野球 選手 は 約 二 十 九 歳 と 言わ れ て い ます 。 競技 を し て いる 時間 より も 、 後 の 人生 の 方 が 圧倒的 に 長い の が 現実 です 。   引退 し た 選手 は どう し て いる の か 。 成功 を 収め たい 選手 にとって 、 目 の 前 の 試合 や 練習 が 最 優先 で あり 、 その 次 の 視点 は 乏しい 傾向 に あり ます 。 今 まで スポーツ しか し て こ なかっ た 選手 、 社会 に 適応 できる か 、 社会 人 として 本当に 通用 できる の か と 、 選手 自身 も 不安 に 思っ て いる 方 が 多い と 思い ます 。   アスリート は 、 現役 生活 に 集中 できる よう に 、 キャリア デザイン や セカンド キャリア 準備 の 啓発 を 行う こと が 重要 で ある と 同時に 、 社会 全体 として 、 アスリート の セカンド キャリア を もっと 考える べき じゃ ない でしょ う か 。 また 、 ただ 不足 し た スキル を 補う だけ の 支援 で は スポーツ キャリア の 汎用 性 を 高める こと に は なら ず 、 スポーツ キャリア の 価値 を 高める 支援 で なけれ ば 、 スポーツ キャリア の 社会 評価 が 高まる こと は ない と 思い ます 。 スポーツ 界 だけ で しか 通用 し ない 、 汎用 性 を 持た ない 特殊 な キャリア と みなさ れ 、 結果 的 に 、 スポーツ キャリア に対する 社会 的 評価 を 下げる 結果 に なる と 思い ます 。   先日 の 大臣 所信 で も アスリート の セカンド キャリア 形成 支援 に 触れ られ て おり ます が 、 具体 的 に どう いっ た こと な の か 、 また 、 国 として アスリート の セカンド キャリア を どう 考え て いる の か 、 また 、 何 を 目指し て いる の か 、 大臣 、 併せ て 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   先日 の 質疑 で も 、 私 、 東北 高校 出身 で あり まし て 、 ダルビッシュ 有 選手 や 、 また 羽生 結 弦 選手 が い ます が 、 私 は 全然 スポーツ は やってこ なく て 、 バンド ばかり やってき まし た が 、 最近 、 一つ だけ 趣味 が でき まし て 、 ブラジリアン 柔術 を ちょっと 習っ て いる ん です けれども 、 稽古 を 週 に 一 回 ぐらい ちょっと やっ て いる ん です ね 、 夜 遅く に 戻っ たり し ながら 。   そこで 、 民間 企業 な ん です けれども 、 僕 が 通っ て いる 道場 で 、 もう 一つ 、 警備 会社 を やっ て いる ん です よ 。 それ は もう 本当に 芸能人 の 警備 会社 とか で 、 そこ の 会社 は 特に 、 ずっと 格闘技 を やってき た わけ じゃ なく て スポーツ を やってき た 選手 に 格闘技 を 教え て 人 を 守る 、 そういう こと を 、 民間 企業 は 、 ちょっと ずつ 、 なかなか お金 が なく て 、 人件 費 が かかる という こと な ん です けれども 、 そういう こと を 進め て おり ます 。   次に 、 今 大臣 が 言っ て くれ まし た スポーツキャリアサポートコンソーシアム について ちょっと お 聞き し たい ん です けれども 、 競技 団体 と 民間 企業 など が 参画 する スポーツキャリアサポートコンソーシアム について 伺い ます ね 。   二 〇 一 〇 年 に 始まっ た JOC の 就職 支援 制度 、 アスナビ は トップアスリート に 限ら れ て いる の が 実情 です が 、 この スポーツキャリアサポートコンソーシアム は 、 ジュニア から トップ 選手 まで 、 あらゆる レベル の 選手 が 利用 できる 制度 に なっ て いる ん でしょ う か 。 また 、 どの ぐらい の 数 の 競技 団体 、 民間 企業 が 参画 し て いる ん でしょ う か 。 これ まで の 取組 と 成果 を 、 そして 今後 の こと を 伺い ます 。 六 百 六 十 名 、 とても 多い の か 、 私 も ちょっと 勉強 不足 で 申し訳 ない ん です けれども 。   そこで 、 やはり ジュニア の 、 これから の 子供 たち と 、 あと 部 活動 の 地域 移行 における 教育 の 取組 を ちょっと 聞き たい と 思う ん です けれども 、 セカンド キャリア の 準備 は い つ 頃 から 始める の が 妥当 な の か という 問題 が 出 て き ます ね 。   ここ で 、 イングランド の 例 を 御 紹介 し たい と 思い ます が 、 イングランド の プロ サッカー 選手 、 PFA で は 、 十 六 歳 から セカンド キャリア 教育 が スタート し ます 。 この PFA は 一 九 〇 七 年 に 設立 し て 、 そして 、 世界 の プロ サッカー 選手 協会 の 模範 と なる 組織 に も なっ て いる ん です ね 。 あと 、 会員 に は 、 プレミア リーグ など に 所属 する プロ 契約 選手 、 セミプロ 契約 選手 、 練習 生 で 構成 さ れ て おり 、 PFA の 常任 理事 は 全て 選手 経験 者 だ という こと な ん です よ 。   それで 、 イングランド で の プロ 選手 契約 は 十 八 から な ん です が 、 十 六 から 十 八 歳 未満 は 練習 生 しか 実は 契約 でき ない ん です よ ね 。 プロ サッカー 選手 の 多く が 数 年 の 契約 で 引退 を 余儀なく さ れる 中 、 契約 と 同時に 、 あるいは もっと 以前 から 選手 引退 後 の セカンド キャリア の 準備 が 必要 な ん じゃ ない か な という 考え方 から 、 十 六 歳 から セカンド キャリア の 教育 が 始まり 、 PFA の セカンド キャリア 教育 は 政府 指導 に 基づき 義務 化 さ れ て いる ん です ね 。 イングランド の 例 は 一つ の 参考 事例 に しか なり ませ ん が 、 国 や 文化 、 教育 、 競技 の 違い により 一概 に 当てはまる もの で は ない ん です が 、 選手 の セカンド キャリア に対する 考え方 は 大変 参考 に なる と 思う ん です 。   日本 で は どう か 。 ジュニア に対する セカンド キャリア の 教育 が どの よう な カリキュラム で 行わ れ て いる の か 。 また 、 政府 は 、 部 活動 の 地域 移行 、 改革 を する という こと で 、 部 活動 の セカンド キャリア 教育 の 取組 、 アスリート に 参加 し て もらう など 、 工夫 できる 余地 は ある か と 思い ます が 、 現状 の 取組 について 伺い ます 。 昨年 、 部 活動 改革 について 僕 も 質問 さ せ て いただい た ん です けれども 、 今 は 学校 の 先生 たち が 教える 時間 が とても ない という こと と 、 やはり 、 あと 、 うち の 子供 の 話 を する と 、 幼稚園 から 小学校 六 年生 まで 空手 を やっ て い まし た が 、 中学校 に なる と 空手 部 が ない ので 、 部活 を やり ます 。 三 年間 やり まし た 。 その 部活 で 活躍 し た の か と いう と 、 それなり に は し た みたい です けれども 、 じゃ 、 高校 まで 頑張れる か と いう と また 違う ん です けれども 、 やはり 小学校 六 年生 に なっ ちゃう と やめ ちゃう よう な 競技 、 ただ 、 今 は もう 本当に ダンス だっ たり 、 ほか に も いろいろ な 競技 が あり ます ので 、 やはり 、 部 活動 が 、 学校 外 だけ でも 、 そして 単位 を 取れる よう な 、 内申 書 に 響か ない よう な 取組 という の が 本当に 必要 な ん じゃ ない か な という 思い で ござい ます 。   次に 、 セカンド キャリア の 、 指導 者 へ の 教育 の 取組 について ちょっと お 伺い し たい ん です けれども 、 セカンド キャリア の 教育 は やはり 選手 本人 の 気持ち や 考え方 が 変わる の が 重要 だ と 思う ん です が 、 本人 が やる気 が ない の に 押しつけ て も 正直 意味 が ない 。 いかに 本人 の 考え方 を 変える か 。 そして 、 本人 が やる気 を 出し て セカンド キャリア 教育 に 取り組み 始め て も 、 本当に 、 指導 者 や 競技 団体 、 所属 チーム の 理解 が ない と 十分 な 効果 、 成果 が 出 ない と 思い ます 。   指導 者 や 競技 団体 、 所属 チーム に は 、 アスリート の セカンド キャリア 問題 や それ に 取り組む 重要 性 を 周知 し 、 取組 を 促す こと が 必要 だ と 考え ます が 、 十分 な 理解 を 得 られ て いる ん でしょ う か 。 また 、 指導 者 へ の 教育 、 取組 について 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今度 は 、 次に 、 大学生 の スポーツ について 、 学業 と クラブ 活動 の 両立 について ちょっと 聞き たかっ た ん です けれども 、 ちょっと 飛ば させ て いただい て 、 次 は 、 地方自治体 と の 取組 を 聞き たい ん です 。   地方自治体 と の 連携 、 取組 について 伺い たい と 思う ん です が 、 国 として の セカンド キャリア 教育 の 取組 が 地方自治体 の レベル で 同じ よう に 行わ れ ない と 、 効果 は 限ら れ た もの に なっ て しまう の で は ない か と 感じ ます 。   また 、 全 都道府県 の うち 、 十 九 道県 が スポーツ 振興 、 推進 に関する 条例 を 制定 し て い ます 。 その 中 でも 、 北海道 のみ が セカンド キャリア 形成 の 促進 を 掲げ て い ます 。 また 、 各 都道府県 で 策定 さ れ て いる スポーツ 推進 計画 の うち 、 新潟 県 、 静岡 県 、 島根 県 、 山口 県 、 福岡 県 など 、 セカンド キャリア へ の 支援 が 言及 さ れ て い ます 。 市町村 で は 、 石川 県 金沢 市 が セカンド キャリア 支援 の 取組 を 開始 し まし て 、 令 和 四 年度 に アスリートセカンドキャリア 支援 費 として 百 二 十 万 円 の 予算 を 計上 し て おり ます 。   地方自治体 で やっと セカンド キャリア の 必要 性 、 重要 性 が 認識 さ れ て き た の か な と 思い ます が 、 まだまだ 取組 として は 弱い と 思う ん です 。 今後 、 地方自治体 に対して どの よう に 支援 を し て いく の か 、 また 、 どの よう に 連携 し て いく の か を 伺い ます 。 是非 よろしく お願い を 申し上げ ます 。   ちょっと 時間 も ない ので 次 の 質問 に 入り ます けれども 、 スタジアム と アリーナ 改革 について ちょっと お 聞き し たい ん です 。   私 、 宮城 出身 な ん です けれども 、 野球 も サッカー も 、 あと バスケット も 、 バレーボール も ちょっと ある ん です けれども 、 いろいろ と 団体 が ある 中 で 、 私 、 先日 、 初めて 東京ドーム に 行っ た ん です ね 。 びっくり し まし た 。 羽生 結 弦 選手 を ちょっと 見せ て いただい て 、 行っ た ん です けれども 、 田舎 者 な ので 、 あんな ところ に 遊園 地 が ある ん だ な とか 、 本当に 、 あと 、 食べる ところ だっ たり ホテル が いっぱい ある な と いう こと に 感動 し ながら 、 ちょっと 私 は 質問 さ せ て いただき たい ん です 。   スタジアム 、 アリーナ 改革 について です が 、 つい 先日 、 北海道 の エスコンフィールド が 開業 さ れ まし た 。 球場 内 に フィールド を 望む 温泉 や ホテル 、 サウナ 、 レストラン が 併設 さ れ て いる 。 球場 周辺 に は 宿泊 施設 、 マンション など を 配置 し て 、 従来 の 野球 場 の 枠 で は ない という 感じ な ん です よ ね 。   この よう な 多 機能 型 や 、 あと 民間 活力 の 導入 、 町中 の 立地 、 収益 性 の 改善 を 前提 に 、 町 づくり の 中核 と なる 施設 として 、 地域 に 持続 的 な 成長 と 波及 効果 を もたらす と 思い ます 。 具体 的 に どの よう な 効果 が 期待 できる の でしょ う か 。 あと 、 採算 事業 として 成立 できる の でしょ う か 。 新た な 箱 物 行政 の 象徴 に なら ない の か 、 伺い ます 。 そうですね 。 宮城 に 楽天 球場 が あっ て 、 そこ は 本当に もう 、 民間 企業 な ので 盛り上がっ て いる ん です よ ね 。 人 が あんなに あふれ て 、 本当に 入場 者 が 多い ん です 。 宮城 に セキスイアリーナ が ある ん です よ 。 そこ は コンサート 会場 で 、 もう 三 年 ぐらい ずっと 埋まっ て いる みたい な ん です けれども 。   実は 、 仙台 から 離れ て 、 利府 町 という 、 私 の 選挙 区 で は ある ん です けれども 、 バス で 、 ジャ ニーズ を 見る とき に 二 十 台 ぐらい で 行く ん です ね 。 しかし 、 泊まる ところ が ない 。 本当に 、 みんな 仙台 市 に 来 て くれる ん です けれども 、 仙台 で 、 実は 、 嵐 の コンサート か な 、 その とき 、 山形 まで 泊まっ て い た 。 本当に 、 すごい バス が 、 東口 な ん です けれども 、 仙台 を 出 て いっ て 。   だから 、 やはり そういう 施設 が 本当に もっと 欲しい ん です よ 、 宮城 なん か 。 実は 、 宮城 は 観光 と いう より も イベント の 町 な ので 、 仙台 市 は 特に 。 な ので 、 是非 とも 、 やはり そういう 施設 を しっかり 造っ て いただき たい という 思い な ん です 。   実は 、 私 、 見 て びっくり し た ん です けれども 、 課題 として ちょっと 聞い て ほしい ん です けれども 、 選定 拠点 の 一覧 表 を 見 ます と 、 関東 以北 で は 、 青森 の フラット 八戸 、 あと 、 先 ほど 言い まし た 北海道 の エスコンフィールド のみ です 。 東北 地方 は 、 八戸 以外 、 ゼロ な ん です よ 。 あと 、 北信越 地方 も ゼロ な ん です 。 どんどん 地域 の 格差 が 広がっ て いく の で は ない か と 危惧 を し て い ます 。   そこで 、 恵まれ た 立地 で ない と 駄目 な の か 、 そう で も ない 地域 、 経済 が 循環 し て いる 地域 と 経済 が 停滞 し て いる 地域 の 格差 は 開く 一方 で は ない の か 、 ますます 過疎 化 が 進ん で しまう という 懸念 が 生じ ます 。 必然 性 が ある もの で は ない と 思い ます が 、 要因 の 一つ に なる の で は ない でしょ う か ね 。 その ほか の 何 が 課題 か 、 ある か を 教え て もらえれ ば 、 伺い ます 。 是非 お願い を 申し上げ ます 。   先 ほど 言い まし た けれども 、 東北 六 県 で スケート の アリーナ が ない の は 、 実は 宮城 県 と 仙台 市 だけ な ん です ね 。 しかし 、 羽生 結 弦 選手 と 荒川 静香 選手 という 、 二 人 とも 金メダル を 取っ た 選手 が いる の に も かかわら ず 、 ない ので 、 しっかり と 支援 を し て ほしい と 私 も 市長 に お願い し たい な と 思い ます 。   最後 の 質問 を さ せ て いただき ます 。 消費 者 安全 調査 委員 会 の 報告 書 について です ね 。   先月 です が 、 消費 者 庁 の 消費 者 安全 調査 委員 会 、 いわゆる 消費 者 事故調 から 文部 科学 省 に対し 、 学校 の 施設 や 設備 など の 原因 で 子供 が 死亡 し たり 大 けが を し たり する 事故 が 起き て いる と 報告 書 が 公表 さ れ まし た 。 また 、 あわせ て 、 文部 科学 大臣 に も 報告 書 を 踏まえ た 意見 書 が 示さ れ まし た 。 主 な 内容 は 、 一つ 目 に 、 安全 点検 に関する 手法 の 改善 と 安全 点検 に関する 担い手 の 支援 を 含め た 安全 点検 の 改善 、 二つ 目 に 緊急 的 対策 の 実施 です が 、 文科 省 として は この 報告 書 を どう 受け止め て いる ん でしょ う か 。 また 、 この 指摘 に対して どの よう な 対策 を 講じる の でしょ う か 。 大臣 、 伺い ます 。 この 問題 について は 次回 でも 質問 さ せ て いただき たい ん です けれども 、 東日本 大震災 から 十 二 年 たっ て 、 毎年 の よう に 、 今年 は ない です けれども 、 三 ・ 一 六 が あり まし た 。 夜 だっ た ので 、 けが人 も 死亡 者 も い なかっ た ん です けれども 、 これ は 本当に 学校 に も 関わる こと です よ 。 校庭 で 遊ん で いる 子供 たち が 、 要は 、 ジャングルジム だっ たり が 倒れ たり 、 ゴール ポスト でも 亡くなっ て いる 事例 が あり ます から 。   そして また 、 学校 の 先生 です よ 。 そんなに 点検 できる 人 が い ない ので 、 是非 予算 を 取っ て 、 やはり 外部 の 方 に 調査 し て もらう と か 。 今 、 学校 に も 用務員 さん という 方 が なかなか い ない よう な ん です よ ね 。   だからこそ 、 先生 たち の 負担 も 軽減 さ せる ため に も 、 専門 家 を しっかり と 選定 し て 、 調査 し て いただき たい という 思い を 伝え て 、 質問 を 終わり に し ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   今日 は 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   質問 に 入る 前 に 、 御 紹介 と 、 大臣 に 要望 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   この 度 、 脱 炭素 チャレンジ カップ 、 学生 部門 の 文部 科学 大臣 賞 を 、 地元 、 長崎 県立 農業 高校 バイオ 園芸 科 が 受賞 いたし まし た 。 対馬 市 と 連携 を し て 、 生 ごみ を 資源 化 する 活動 に 取り組み まし て 、 対馬 市 の 目標 と する CO 2 排出 量 削減 に 結びつく こと が でき た と 聞い て おり ます 。   全国 各地 で 様々 、 高校 の 生徒 の 皆さん が 頑張っ て おら れる と 思い ます けれども 、 農林 水産 学校 を 始め と する いわゆる 産業 高校 の 皆さん の 存在 は 、 学び を通じて 、 地域 の 多く の 皆様 と 連携 、 協 働 し て 、 地域 の 課題 解決 の ため に 大変 重要 な 役割 を 今 果たし て いただい て おり ます し 、 今後 の 産業 の 担い手 として だけ で は なく 、 地域 の 次世代 を 担う リーダー として の 大きな 期待 が 寄せ られ て おり ます 。   今後 とも 、 学ぶ 環境 の 整備 の 充実 に 是非 大臣 の お力 を いただき たい 、 また 、 先生 方 の 御 支援 について も 是非 いただき たい という こと を お願い 申し上げ まし て 、 今日 の 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 初め に 、 文化庁 の 京都 移転 について 質問 さ せ て いただき ます 。   いよいよ 、 三月 二 十 七 日 、 文化庁 が 京都 に 移転 を し て 業務 を 開始 さ れ まし た 。 明治 政府 が 首都 を 東京 に 移転 し て 以来 、 初めて の 中央 官庁 の 移転 で ある とともに 、 中央 官庁 として 全面 的 な 地方 へ の 移転 という もの は 初めて で ある と 聞い て おり ます 。   新しい 時代 の 日本 の 文化 行政 発展 の ため の 新しい スタート で ある と 同時に 、 地方 創 生 という 観点 から も 大変 意義 の ある 移転 です 。 歴代 文部 科学 大臣 を 始め として 、 御 尽力 いただい た 御 関係 の 皆様 、 全て の 方 に 敬意 を 表し 、 まず 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   改めて 、 その 意義 と 、 今後 の 決意 も 含め た 永岡 大臣 の お 取組 について の 御 見解 を お 伺い を いたし たい と 思い ます 。 今 、 大臣 から 御 答弁 を いただき まし た 。 世界 に 向け て 、 大変 すばらしい 日本 の 伝統 文化 を グローバル に 展開 を する 、 大変 この こと も 重要 だ と 考え て おり ます 。   一方 で 、 地方 、 地域 の 持つ 文化 、 伝統 、 芸術 、 大変 裾野 が 広く て 、 多く の 魅力 に あふれ て おり ます 。 今 、 地域 は 、 人口 減少 、 少子 高齢 化 、 そして 担い手 不足 の 中 で 、 コロナ 禍 によって 大変 深刻 な 影響 を 地域 の 伝統 文化 も 受け て おり 、 存続 の 危機 に 瀕 し て いる という 現実 も ござい ます 。   今回 の 移転 が 京都 のみ なら ず 全国 の すばらしい 伝統 、 文化 、 芸術 の 持続 的 な 発展 に 寄与 を する こと 、 そして 、 その こと を通じて 、 今 、 地域 経済 を 含め て 大変 厳しい 状況 に あり ます 地方 創 生 の 推進 役 を 是非 今回 の 移転 が 果たして いただく こと を 御 期待 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 続き まし て 、 海洋 人材 育成 の ため の 環境 整備 について 質問 さ せ て いただき ます 。   海洋 立国 で ある 我が国 にとりまして 、 海洋 人材 の 高齢 化 や 人材 不足 が 深刻 化 する 中 で 、 水産 業 、 海運 、 造船 、 海洋 開発 など の 各 分野 における 人材 育成 強化 は 極めて 重要 な 課題 です 。   次世代 を 担う 海洋 人材 の 育成 に 向け まし て は 、 学校 現場 において は 、 大学 や 商船 系 高等 専門 学校 、 高等 学校 が それぞれ 練習 船 、 実習 船 を 保有 し て おり ます けれども 、 海洋 教育 を 行っ て いる 学校 現場 における 練習 船 、 実習 船 の 保有 状況 を お 伺い を いたし ます 。 また 、 建造 から 時間 が 経過 し て おり まし て 大変 老朽 化 し て いる 現実 も ある という ふう に 思い ます けれども 、 この 現状 について も お 伺い を さ せ て いただき ます 。 今 御 説明 が ござい まし た よう に 、 集中 的 に その 更新 に 取り組ま れ て いる という こと で ござい ます けれども 、 海洋 の 現場 を 取り巻く 環境 も 大きく 変化 を し て おり まし て 、 水産 、 海洋 科学 の 進展 、 また 、 デジタル 化 、 グリーン 化 の 進展 、 また 、 女子 学生 が 大変 増え て き て いる という 中 で 、 実習 環境 の 整備 など 、 高度 な 設備 を 整え た 練習 船 の 必要 性 が 増し て いる と 考え て おり ます けれども 、 現状 の 配備 状況 について お 伺い を さ せ て いただき ます 。 今 お 取り組み を いただい て いる という ところ で ござい ます けれども 、 新 造船 という の は 、 大変 様々 、 財政 も 含め て 難しい ところ も ある と 思い ます ので 、 改修 を 含め て 、 最 新鋭 の 教育 環境 を 整える ため の 御 尽力 を 引き続き お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 これ は 質問 通告 の 中 に 入れ て おり ませ ん けれども 、 二 〇 二 〇 年 十二月 に 、 練習 船 の 新 造船 の とき に は 災害 時 の 地域 支援 の 設備 を 整備 し て いく という 方向 性 も 示さ れ た と 記憶 を いたし て おり ます けれども 、 この こと について 、 通告 を いたし て おり ませ ん ので 、 もし 御 説明 いただける こと が あり まし たら 、 お尋ね を さ せ て いただい て よろしい でしょ う か 。 御 答弁 ありがとう ござい まし た 。   永岡 大臣 に おか れ まし て は 、 先日 、 大島商船高等専門学校 の 練習 船 、 大島 丸 の 竣工 記念 式典 に 出席 を さ れ 、 視察 を さ れ た と 聞い て おり ます 。   視察 を さ れ た 永岡 大臣 の 御所 感 、 そして また 、 今後 、 海洋 立国 日本 として 、 最 新鋭 の 設備 を 備え た 練習 船 の 整備 を 含め た 海洋 人材 育成 の 環境 整備 の 重要 性 とともに 、 現状 の 国 の 支援 状況 と 、 今後 、 財政 支援 も 含め た 支援 の 強化 が 必要 だ と 考え て おり ます 。 その ため に も 、 実態 把握 という もの も 大変 重要 だ と 思い ます 。 永岡 大臣 の 御 見解 を お 伺い を いたし ます 。 お 取り組み を いただい て いる という こと で 、 この こと は 大変 重要 な 課題 だ と 思い ます ので 、 引き続き の お 取組 を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 私 、 昨年 も 質問 を さ せ て いただき まし た けれども 、 学校 における 生命 ( いのち ) の 安全 教育 について 質問 さ せ て いただき ます 。   二 〇 二 〇 年 六月 に 、 性 犯罪 、 性 暴力 対策 強化 の 方針 決定 に 基づき まし て 、 子供 たち が 将来 にわたって 性 被害 の 被害 者 また 加害 者 、 傍観 者 に なら ない ため の 生命 ( いのち ) の 安全 教育 の 取組 が スタート いたし まし た 。   今 、 子供 に対する 性 暴力 被害 も 深刻 化 を し て おり まし て 、 SNS に 起因 する 事例 が 大変 増加 し 、 高 止まり を し て いる 状況 で ござい ます 。   また 、 令 和 三 年 の 内閣 府 調査 に より ます と 、 女性 の 六 人 に 一 人 、 男性 の 十 二 人 に 一 人 が 交際 相手 から の 暴力 を 経験 し て いる という 深刻 な データ も あり まし て 、 コロナ 禍 で 一層 その 件数 が 増加 を いたし て おり ます 。   DV につきまして は 、 児童 虐待 とも 密接 に 関係 を し て おり ます し 、 DV 被害 者 の 方 に お 聞き を し た 中 で は 、 やはり 交際 中 から その よう な DV が 起こっ て い た という こと も ござい ます 。 また 、 DV 被害 者 とともに は 、 そこ に は 子供 たち が 壮絶 な 、 深刻 な 影響 を 受け て いる という 実態 も ござい ます 。   内閣 府 と 共同 で 文部 科学 省 が 教材 、 指導 の 手引 を 作成 さ れ まし て 、 それ を 活用 し た 取組 を スタート さ れ まし た けれども 、 現状 、 全国 の 学校 現場 で の 取組 の 状況 、 また 、 令 和 三 年度 、 令 和 四 年度 に 実施 を さ れ まし た 生命 ( いのち ) の 安全 教育 推進 事業 、 いわゆる モデル 事業 に つき まし て の 取組 状況 について お 伺い を いたし ます 。 また 、 あわせ まし て 、 その 結果 として 、 事業 の 成果 とともに 、 浮き彫り と なっ た 課題 や 、 現場 から の 意見 、 要望 等 が ござい まし たら 、 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 次 の 質問 の お 答え も いただい た か という ふう に 思う ん です けれども 、 この 教材 や 指導 の 手引 を 準備 を し て 、 それ が 今 、 全国 の 学校 で どの よう に 活用 さ れ て いる の か どう か 、 また 、 この 生命 ( いのち ) の 安全 教育 に かかわら ず 、 この よう な 教育 が どの よう な 形 で 行わ れ て いる か どう か という 実態 を 把握 する という こと が 大変 重要 だ と 考え て おり ます 。 この こと について は 夏 頃 に その 結果 が 出る という こと で ござい ます ので 、 その 結果 について は また しっかり 検証 を さ せ て いただく こと が 必要 だ と 考え ます 。   また 、 モデル 事業 で 得 られ た 知見 を 、 先進 事例 、 好 事例 を 事例 集 として 示す という こと も おっしゃっ て おり まし た けれども 、 これ も 夏 の 結果 を 待っ て という こと に なる の か 、 この 共有 という の は い つ 頃 に なる の か という こと について の お尋ね を し て も よろしい でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   それでは 、 続き まし て 質問 さ せ て いただき ます 。   全国 的 に は 、 既に この 生命 ( いのち ) の 安全 教育 と 同様 の 教育 内容 で 、 長年 にわたって 、 NPO 法人 です とか 行政 機関 、 あるいは 個人 など によって 先進 的 に 行わ れ た 地域 という もの が ござい ます 。   昨年 六月 の 質疑 で 、 現在 、 どの よう に 実際 に 同様 の 授業 が 行わ れ て いる の か 、 内容 や 実施 主体 等 の 実態 を 把握 する こと が 必要 で は ない か という 質問 を さ せ て いただき まし て 、 その こと に対する 御 答弁 として 、 方法 も 含め て 検討 し たい という お答え が あり まし た けれども 、 その後 の 、 この 同様 の 教育 が どういう 主体 で 、 どの よう な 内容 で 行わ れ て いる か 、 この こと について 調査 を する と いう か 調べる という こと について の 、 その後 の お 取組 状況 を お尋ね さ せ て いただき ます 。 生命 ( いのち ) の 安全 教育 の 中 の 教材 の 中 に も 、 中学校 、 高校 の 教材 に も 盛り込ま れ て おり ます デート DV 防止 教育 について 、 前回 も 、 私 の 地元 長崎 県 で の 先進 的 な 取組 について 御 紹介 を さ せ て いただき まし た 。   全国 各地 で この 教育 について も 先進 的 な 取組 を 、 NPO 法人 を 含め て これ まで 地道 に 積み重ね て き て いただい て おり ます けれども 、 この デート DV に つき まし て は 、 内閣 府 男女 共同 参画 局 の ホームページ に も 啓発 ホームページ が 設け られ て おり ます 。   折しも 、 今 国会 におきまして DV 防止 法 の 改正 案 が 審議 を さ れる わけ で ござい ます けれども 、 先ほど も 申し上げ まし た 、 DV 被害 者 の 方 から は 、 交際 中 に 既に DV が 行わ れ て い た こと が 多く 、 若い とき から の 防止 教育 が 極めて 重要 で あり 、 生徒 の 皆さん にとって は 、 身近 な 自ら の 交際 における DV 予防 について 学ぶ こと は 、 DV 防止 のみ なら ず 、 性 犯罪 の 被害 者 に も 、 加害 者 に も 、 傍観 者 に なら ない こと 、 また 人権 意識 を 高める こと に も つながる 、 大変 有意義 な 教育 だ と 認識 を いたし て おり ます 。   先日 、 デート DV 防止 スプリング ・ フォーラム 、 二 〇 二 三 年 、 「 いま こそ デート DV 予防 教育 を 」 という 会合 に 私 も 参加 を さ せ て いただき 、 二 十 年 にわたる 取組 について の 御 報告 、 それぞれ の 団体 の 活動 報告 が ござい まし て 、 文部 科学 省 、 内閣 府 から の 御 説明 も その 場 で ござい まし た 。   デート DV 予防 、 防止 教育 に つき まし て は 、 NPO 法人 デート DV 防止 全国 ネットワーク が 、 その 教育 の 実施 によって どの よう な 効果 が 得 られ た か という こと を 、 教育 効果 の 調査 を 行い 、 分析 を いたし て おり ます 。 その 分析 結果 に より ます と 、 暴力 に対する 認知 、 暴力 の 非 許容 、 また ジェンダー 観 に ポジティブ な 変化 等 の 教育 効果 が 見 られ 、 特に 暴力 に対する 認知 に 最も 効果 が 表れ た と さ れ て おり ます 。   教育 効果 について 検証 する こと は 大変 難しい ところ も ござい ます けれども 、 教育 効果 について 検証 し て いく こと の 必要 性 、 また 、 今日 お 配り を し て おり ます 資料 を 見 て いただい て も 分かり ます と おり 、 全国 で 、 行わ れ て いる 地域 格差 が かなり 明確 と なっ て おり ます 。 子供 たち が どこ に 住ん で い て も 、 どの 学校 に 通っ て い て も 同じ よう に 教育 が 受け られる 体制 という の は 大変 必要 だ と 思い ます 。   結果 が 取りまとめ られ まし た 冊子 は 是非 大臣 に も お 読み いただき たい と 考え て おり ます けれども 、 現状 の 全国 における 地域 格差 について 、 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 今日 お 配り を いたし て おり ます 実施 調査 に より ます と 、 費用 について の 問題 です とか 、 同様 の 教育 を し て いる 団体 が 、 生命 ( いのち ) の 安全 教育 について 知っ て い ます か という 問い に対して 二 七 % が いい えと 答え て いる 状況 、 また 、 その 団体 が 、 生命 ( いのち ) の 安全 教育 の 枠組み で デート DV 防止 教育 を 実施 し まし た か という 中 で 、 いいえ と 答え た 団体 が 七 七 % を 占め て いる という 調査 結果 も ござい ます 。   これから 全国 同じ よう な 教育 を 展開 し て いく 上 で 、 これ まで 長年 取り組ん で こ られ まし た NPO 法人 を 始め として 、 様々 な 関係 者 の 専門 家 の 皆さん の 長年 の 知見 です とか 経験 を 今後 の 教育 内容 に 生かし ながら 、 また 、 その 団体 と の 連携 を 一層 強化 し て いか なけれ ば いけ ない と 思い ます 。 その 必要 性 が この 調査 から も 分かる という ふう に 思い ます けれども 、 専門 人材 として 学校 現場 で 活躍 し て いただく という こと も 含め て 、 また 、 この 専門 人材 の 育成 という の も 大変 喫緊 の 課題 で ござい ます 。   携わっ て いる 方々 から は 、 持続 可能 性 を 持っ て この 教育 に 携わる こと が できる 、 やはり 国 の 財政 支援 が 是非 必要 だ という 要望 が 強く ござい ます けれども 、 永岡 文部 大臣 の 御 見解 を お 伺い を いたし ます 。 一 人 一 台 端末 における 教育 について も 準備 を し て いただい て いる という こと も 含め まし て 、 一層 進め て いただく と 同時に 、 やはり 、 これ まで 二 十 年間 にわたって 教育 に 携わっ て き た 専門 的 な 外部 団体 の 方 の 知見 や 経験 という の は 大変 重要 だ という ふう に 思い ます ので 、 また 、 しっかり 連携 を 取り ながら 、 どこ に 住ん で い て も 同様 の 教育 を 受け られる 体制 整備 を 是非 実現 を し て いただき たい と 思い ます 。   最後 の 質問 に なり ます けれども 、 時間 と なり まし た が 、 政府 が 先月 末 発表 し 、 今後 三 年間 で 取り組む 少子化 対策 、 こども ・ 子育て 支援 加速 化 プラン に つき まし て 質問 さ せ て いただき ます 。   文部 科学 省 が 所管 いたし ます 大学院生 の 授業 料 後払い の 導入 です とか 、 奨学 金 の 拡充 による 高等 教育 の 負担 軽減 、 給食 費 の 無償 化 に 向け た 課題 の 整理 等 が 盛り込ま れ まし た 。   永岡 文部 科学 大臣 として 今後 どの よう に この こと に 取り組ん で いか れる の か 、 文部 科学 省 として 明確 と なっ て いる 方針 が あれ ば 御 説明 を いただい て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 引き続き 委員 会 で も 議論 を し て いき たい と 思い ます 。   今日 の 私 の 質問 を 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   前回 、 三月 二 十 二 日 の 当 委員 会 は 、 私立 学校 法 改正 案 が 議題 で あり まし た が 、 簗 和生 文部 科学 副 大臣 の LGBT 理解 増進 法案 を めぐる 発言 と 答弁 が 問題 と なり まし た 。 また 、 それ に 関連 し て 、 永岡 大臣 まで も が 、 LGBT が 種 の 保存 に 背く という 発言 が 当事者 の 方々 を 傷つける 発言 で ある か どう か について 、 仮定 の こと な ので 答弁 を 控える と 答弁 し た こと が 更に 大きな 問題 と なり まし た 。   我々 野党 は 、 たとえ 仮定 の 質問 で ある に し て も 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く という よう な 発言 が 許さ れる か 許さ れ ない か について 定見 を 持た ない よう で は 、 永岡 大臣 自身 の 資質 が 問わ れ かね ず 、 その よう な 大臣 の 下 で 粛々と 採決 に 応じる わけ に は いか ない と 、 私 の 質疑 を 終え た ところ で 委員 会 を 休憩 し 、 理事 会 を 再開 し て 調整 を 行い まし た 。   永岡 大臣 は 、 再開 後 、 一般 的 に 、 何らかの 発言 が 人 を 傷つける の か どう か は 、 その 発言 さ れ た 文脈 による もの と 考える と し た 上 で 、 一般 論 として は 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く といった こと を 当事者 に 発言 する こと は 、 共生 社会 の 実現 という 考え方 に 照らし て 、 その 当事者 を 傷つける 可能 性 が あり 、 望ましく ない と 考え ます と 答弁 さ れ まし た 。   我々 は 一応 、 その 大臣 発言 をもって 質疑 終局 、 採決 に 応じ た わけ です けれども 、 簗 副 大臣 について は 積み残さ れ た わけ です 。   午前 中 に 柚木 議員 が 確認 し たら 、 簗 副 大臣 は 、 政府 として は 、 個々 の 意見 に対して コメント する こと は 差し控え させ て いただき たい と 思い ます が 、 一般 論 として 、 どの よう な 発言 も 、 その 発言 さ れ た 文脈 により 人 を 傷つける 可能 性 は あり 、 その よう に 相手 を 傷つける こと は 望ましく ない と 考え て いる 、 この 考え は 三月 二 十 二 日 の 当 委員 会 における 大臣 の 答弁 と 同じ 趣旨 だ など と 答弁 を さ れ まし た 。   しかし 、 前回 の 大臣 発言 について は 、 委員 長 以下 、 当 委員 会 の 理事 会 で 協議 し た 上 で 、 与野党 の 総意 として 確認 し た もの で あり ます 。 委員 長 、 間違い ない です ね 。 国会 が 確認 し た 答弁 について 、 それ も 大臣 の 御 発言 について 、 副 大臣 に 解釈 し て もらう 筋合い は さらさら ない ん です よ 。   大臣 、 あなた の 前回 の 当 委員 会 で の 休憩 後 の 発言 は 、 当 委員 会 理事 会 の 要請 により 発言 し た の か 、 それとも お隣 に いる 簗 副 大臣 に 指図 さ れ て 発言 し た ん です か 、 どちら です か 、 大臣 。 当然 です ね 。   そこで 、 簗 副 大臣 に 聞き ます 。   あなた は まさか 、 前回 の 大臣 答弁 の 趣旨 の 解釈 権 が あなた に ある と 考え て いる の で は ない と 思い ます が 、 午前 中 の 答弁 は そういう 趣旨 で は ない です ね 。 あなた が 午前 中 に 語っ た こと は 、 大臣 と 同じ こと で は ない ん です 。   大臣 は 、 一般 論 で は あっ て も 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く といった こと を 当事者 に 発言 する こと は 、 共生 社会 の 実現 という 考え方 に 照らし て 、 その 当事者 を 傷つける 可能 性 が あり 、 望ましく ない と 考え ます と 答弁 さ れ まし た 。   あなた の 答弁 は 、 一般 論 として 、 どの よう な 発言 も 、 その 発言 さ れ た 文脈 により 人 を 傷つける 可能 性 は あり 、 その よう に 相手 を 傷つける こと は 望ましく ない と 考え て いる という もの で 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く といった こと を 当事者 に 発言 する こと について の 評価 は 一言 も 語ら なかっ た わけ で あり ます 。   簗 副 大臣 、 大臣 と 同じ 趣旨 という の で あれ ば 、 大臣 が おっしゃっ た とおり 、 LGBT は 種 の 保存 に 背く といった こと を 当事者 に 発言 する こと は 、 共生 社会 の 実現 という 考え方 に 照らし て 、 その 当事者 を 傷つける 可能 性 が あり 、 望ましく ない 、 この 考え を あなた も 共有 する という こと で いい です ね 。 答弁 次第 で は 、 この 先 、 質疑 が 続け られ なく なり ます 。 全く 同じ で ある という こと を 今 確認 さ れ まし た 。   さて 、 簗 副 大臣 に は もう 一つ 問題 が あり ます 。 しっかり 聞い て ください よ 。 あなた の ため に 時間 を 割く ん です から ね 。   資料 一 を 見 て いただき たい ん です けれども 、 あなた は 、 一昨年 五月 二 十 日 の 自民党 会合 の 中 で 、 生物 学 上 、 種 の 保存 に 背く 、 生物 学 の 根幹 に あらがう といった 趣旨 の 発言 を し た こと を 報じる 東京 の 記事 で あり ます 。   簗 副 大臣 が 、 この 報道 をめぐって は 、 当該 の 会議 は 非公開 の 形式 で 行わ れ た もの で あり 、 その 内容 等 や それ に 関連 する 質問 について 答弁 を 差し控える と 繰り返し て おり ます し 、 午前 中 も そう 答弁 さ れ まし た 。 それ は 十分 承知 の 上 で 聞く ん です よ 。   この 会議 は 何 について の 会議 で あっ た の か 。 あなた も 出席 し た ん です から 、 議題 は 答える こと が できる でしょ う 。 世の中 に は 既に 知れ渡っ て いる わけ です よ 。 記事 に も ある よう に 、 性的 少数 者 へ の 理解 増進 法案 、 LGBT 理解 増進 法 を 議論 する 会議 だっ た ん です 。 したがって 、 非公開 だ から 何 も 言わ ない と 言っ て 済まさ れる もの で は あり ませ ん 。   先 ほど の 資料 一 を 見 て いただき たい 。 「 与野党 の 実務 者 協議 で 合意 し た 性的 少数 者 へ の 理解 増進 を 図る 法案 を 議論 する 自民党 会合 」 と あり ます 。   私 は 、 その 与野党 協議 、 与野党 超党派 議員 で つくる 、 LGBT に関する 課題 を 考える 議員 連盟 の メンバー で あり ます 。 私 は 、 その 超党派 議連 の 役員 会 で 、 実務 者 協議 で の 合意 案 を 持ち帰っ た 自民党 の 方々 から 報告 を 受け まし た 。 この 二 〇 二 一 年 五月 二 十 日 の 会議 で 強固 な 反対 意見 が 出さ れ 、 持ち帰っ た 人 たち の 中 に は 涙 を 流し て 訴え た 方 も いらっしゃっ た と 聞い て おり ます けれども 、 しかし 、 阻ま れ た まま 、 約 二 年間 、 一 ミリ も 進ん で い ない と 担当 の 方 は 語っ て おら れ ます 。   総理 は 、 一昨日 の 参議院 決算 委員 会 の 質疑 で 、 LGBT など 性的 少数 者 に対する 理解 増進 に関して 、 多様 性 を 尊重 する 社会 に 向け 努力 する 方向 性 を 国際 社会 に しっかり 示さ なけれ ば なら ない と 述べ られ まし た けれども 、 これ は 永岡 大臣 、 永岡 大臣 も 、 この 総理 の 答弁 について 、 内閣 の 一員 として 、 当然 、 同じ 思い で よろしい です ね 。 これ も 当然 の 立場 だ と 思い ます 。   この 性的 少数 者 へ の 理解 増進 や 差別 の 禁止 について 、 特に 簗 副 大臣 は 、 その 職責 に 関わる 重大 な 責任 が あり ます 。   資料 二 を 見 て いただき たい 。 これ は 、 この 度 文部 科学 省 が 改訂 し た 生徒 指導 提要 の 二 百 六 十 四 ページ 、 二 百 六 十 五 ページ で あり ます 。   まず 、 文部 科学 省 初等 中等 教育 局 に 確認 し ます が 、 この 生徒 指導 提要 と は どういう 文書 です か 。 その とおり 書か れ て おり ます 。   そこで 、 簗 副 大臣 に 聞き ます けれども 、 この 生徒 指導 提要 を 含む 初等 中等 教育 を 担当 する 副 大臣 は どなた です か 。 その とおり 、 あなた です ね 。   では 、 簗 副 大臣 に 重ね て 聞き ましょ う 。   この 生徒 指導 提要 に は 、 性的 マイノリティー に関する 大きな 課題 や 現状 について どの よう に 書か れ て あり ます か 。 昨日 通告 し た とおり 、 お 述べ い た だけ ます か 。 「 いまだ に 偏見 や 差別 が 起き て いる の が 現状 です 。 」 と 書か れ て おり ます 。 ここ で 述べ られ て いる こと は 、 性的 指向 など を 理由 と する 差別 的 取扱い 、 例えば 、 LGBT は 生物 学 上 、 種 の 保存 に 背く など と 発言 する こと は 、 現在 で は 不当 な こと で ある という 認識 が 広がっ て いる が 、 いまだに 偏見 や 差別 が 起き て いる の が 現状 だ と 提要 に は 書い て ある わけ です ね 。   続い て 、 二 百 六 十 五 ページ の 上 から 六 行 目 に は 、 まず 教職員 自身 に 何 が 求め られる と 書い て あり ます か 。 簗 副 大臣 、 お 読み ください 。 「 心 ない 言動 を 慎む こと は もちろん 、 」 これ は 教員 に そういう こと が 要請 さ れ て いる わけ です ね 。   LGBT は 生物 学 上 、 種 の 保存 に 背く など という 言葉 は 、 紛れ も なく 、 慎む べき 心 ない 言葉 、 心 ない 言動 です 。 たとえ 非公開 の 会合 の 場 で あっ て も 許さ れる もの で は あり ませ ん 。 もしも そう 語っ た と すれ ば 、 まとも な 人権 感覚 を 身 に つける 努力 が 求め られる わけ で あり ます 。   簗 副 大臣 が 生徒 指導 提要 の 内容 に 完全 に 納得 、 同意 し て いる の で あれ ば 、 差別 的 取扱い は 不当 な こと で ある という 認識 を 広げる 先頭 に 立た なけれ ば なり ませ ん 。 せっかく 与野党 で 合意 し た 理解 増進 法案 に 差別 は 許さ れ ない という 文言 が 入っ た から と いっ て 、 これ を 攻撃 し 、 二 〇 二 一 年 五月 以来 、 約 二 年 も 一 ミリ も 進ん で い ない と 自民党 の 担当 者 に 語ら せる よう な 現実 、 これ は ゆゆしき こと だ と 思い ます 。   これ は 望ましい こと で は ない という 認識 を 簗 副 大臣 は お 持ち でしょ う か 。 かかっ て いる 当該 の 法案 で は あり ませ ん 。 理解 増進 に関する 法 整備 が 進ん で い ない こと は 望ましい こと で は ない という 認識 は お 持ち です ね 。 分かっ て い ない です よ 。 二 年間 、 一 ミリ も 動い て い ない ん です から 、 出 て い ない ん です よ 。 五月 二 十 日 の 会議 で 止まっ た まま に なっ て いる ん です よ 、 誰 が 反対 し た の か 分かり ませ ん けれども 。 それ は 困っ た こと じゃ ない です か 、 法 整備 を 進める べき じゃ ない です か と 聞い て いる ん です 。 いかが です か 。 せめて も の 救い です ね 。   では 、 先 ほど の 永岡 大臣 の 御 答弁 、 総理 と 同じ だ という 点 において は 簗 副 大臣 も 全く 同じ と 答弁 いただけ ます か 。 最初 から そういう ふう に 言え ば いい ん です よ 。 それ を 、 渋々 の よう な こと を 言う から 誤解 さ れる ん じゃ ない です か 。   これ は 改めて 聞く 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 問題 は 、 既に この 文科 省 の 生徒 指導 提要 に も 書き込ま れ 、 差別 的 取扱い は 不当 な こと で ある という この 当たり前 の こと を 書き込ん だ 法案 が 、 なぜ 二 年 もの 長き にわたって 一 ミリ も 動か ず 、 た な ざら し に なっ て いる の か という 問題 で あり ます 。   資料 三 を 見 て いただき たい 。 昨年 五月 十 五 日 付 の 国際 勝 共 連合 の 機関 紙 、 思想 新聞 で あり ます 。 同性 婚 の 容認 や LGBT へ の 理解 増進 の 法案 や 条例 を 文化 共産 主義 と 呼ん で 敵視 し 、 産経 の 政治 部 編集 委員 や モラロジー 道徳 教育 財団 の 教授 まで 引っ張り 出し て き て 攻撃 を 加え て おり ます 。   既に 明らか に なっ て いる よう に 、 統一 協会 が 選挙 で 政治 家 を 支援 する に当たって サイン を 求める 推薦 確認 書 に は 、 同性 婚 合法 化 など を 慎重 に 扱う こと など の 項目 が 並ん で おり ます 。   念 の ため に 簗 副 大臣 に 確認 いたし ます けれども 、 あなた は 統一 協会 と 接点 を 持っ て おり ます か 。 また 、 確認 書 など に サイン を し た こと が あり ます か 。 LGBT 差別 が 許さ れ ない と 書け ば 文化 共産 主義 だ という の で あれ ば 、 文科 省 の 生徒 指導 提要 も 共産 主義 の 一種 だ という こと に なっ て しまい ます 。 まさに 荒唐無稽 な 論 だ と 言わ なけれ ば なり ませ ん 。   もしも 自民党 が 、 選挙 支援 と 見返り の 統一 協会 の 影響 によって 、 与野党 実務 担当 者 の 間 で やっと 合意 に こぎ着け た もの を ちゃぶ台 返し を し て 二 年 も 放置 し て き た の なら ば 、 ゆゆしき 事態 だ と 思い ます 。   大臣 、 よもや その よう な 事実 は ない と 私 は 信じ たい ん です けれども 、 そして 、 大臣 も 、 議員 立法 の 扱い そのもの は 、 この 場 で 大臣 から 答弁 は 不適切 だ と おっしゃる と 思う ん です けれども 、 少なくとも 、 先ほど も 確認 し た よう に 、 LGBT の 差別 的 な 取扱い を 禁止 する 法 整備 、 提要 に も 書か れ て いる こと です から 、 こういう 法 整備 を 進める 必要 が ある という 認識 について は 大臣 も 共有 し て いただけ ます か 。 いや 、 別に 、 必ず 議 法 で し なけれ ば なら ない という わけ じゃ ない ん です よ 。 閣法 で 出し て いただい たら いい ん です から ね 。 本当に 進め たい と 思う の で あれ ば 、 総理 も そこ まで おっしゃる ん です から 、 閣法 で 是非 提案 し て いただい たら いい と 私 は 思い ます 。   その 際 、 当然 、 生徒 指導 提要 の 中 で 、 そういう 差別 的 な 取扱い を する こと は 不当 だ という の は 当然 の こと に なり つつ ある けれども 、 まだ 差別 が 残っ て いる と 書い て いる わけ です から 、 やはり そういう 不当 な 差別 は 駄目 よ という こと を 、 ちゃんと 閣法 で 出し て いただく べき だ と 私 は 思っ て おり ます 。   さて 、 そこで 、 肝腎 の 統一 協会 な ん です 。   私 は この間 、 繰り返し 、 一刻 も 早い 解散 命令 の 請求 を 行う べき だ と 求め て まいり まし た 。   文化庁 は この間 、 四 回 にわたって 、 宗教 法人 法 第 七 十 八 条 の 二 に 基づく 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 行い 、 三月 十 五 日 に は 四 回 目 の 回答 を 受け取り まし た 。 しかし 、 三月 の 二 十 七 日 に は 、 更に 五 回 目 の 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 について 宗教 法人 審議 会 に 諮り 、 答申 を 得 た 上 で 、 三月 二 十 八 日 に は 五 回 目 の 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 行い まし た 。   これ は 一体 なぜ 五 回 目 も 行っ た の か 、 何 の ため に この 五 回 目 の 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 行っ た の か 。 これ は 次長 で いい です 、 御 答弁 いただけ ます か 。 細部 に 至る まで 問題 点 を 明らか に する 観点 から という こと は 、 細部 に 至る まで 明らか に す べき 問題 点 が ある という こと に ほかなり ませ ん 。   文化庁 が 統一 協会 に 宗教 法人 法 七 十 八 条 の 二 に 基づく 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 行っ て いる という こと は 、 宗教 法人 法 八 十 一 条 第 一 項 第 一 号 及び 第 二 号 前段 の 事由 に 該当 する 疑い が ある と 認め て 行使 に 当たっ て いる という こと です ね 。   そして 、 その 権限 を 適正 に 行使 する ため に は 、 「 法令 に 違反 し て 、 著しく 公共 の 福祉 を 害する と 明らか に 認め られる 行為 を し た こと 。 」 や 「 第 二 条 に 規定 する 宗教 団体 の 目的 を 著しく 逸脱 し た 行為 を し た こと 」 に 該当 する 疑い が ある と 判断 でき なけれ ば なら ず 、 今回 の 五 回 目 の 質問 権 の 行使 の 観点 を 踏まえれ ば 、 統一 協会 に は 細部 に 至る まで 明らか に する 必要 の ある 問題 点 が ある という 認識 だ と 思い ます 。   これ は 、 これ も 文化庁 次長 で いい です よ 、 その よう な 認識 で 間違い ない です ね 。 これ は 当然 の こと な ん です ね 。 「 法令 に 違反 し て 、 著しく 公共 の 福祉 を 害する と 明らか に 認め られる 行為 を し た こと 。 」 や 「 第 二 条 に 規定 する 宗教 団体 の 目的 を 著しく 逸脱 し た 行為 を し た こと 」 に 該当 する 疑い が ある という 判断 が なけれ ば 、 この 七 十 八 条 の 二 に 基づく 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 行う こと は でき ませ ん 。   ところが 、 資料 四 を 見 て いただき たい 。 三月 二 十 七 日 付 で 私 が 文化庁 長官 から 受け取っ た 行政 文書 不 開示 決定 通知 書 で あり ます 。   今度 は 、 前回 の 下村 博文 大臣 レク の ペーパー で は なく 、 二 〇 一 五 年 六月 二 日 、 統一 協会 が 名称 変更 を 申請 し た とき の 文化庁 宗務 課 と 統一 協会 の 面談 記録 で あり ます 。 前川 喜平 元 文部 科学 事務次官 も 証言 し て いる とおり 、 中身 が 変わら ない のに 名称 だけ 変更 する という の は 駄目 です よ と の 話 で 九 回 にわたって 引き下がっ て き た 統一 協会 が 、 この 二 〇 一 五 年 六月 二 日 は 一転 し て 強気 に 出 た 。 今回 は 引き下がら ない 、 受理 さ れ なけれ ば 法的 に 争う という よう な こと を 言い 、 法律 家 の 判断 も 得 て いる と 語っ た と さ れる 際 の 面談 記録 で あり ます 。 だから 申請 を 受け取ら ざる を 得 なかっ た という 説明 で あり まし た 。   これ は 非常 に 大事 な 面談 記録 で あり ます けれども 、 なぜ 開示 でき ない ん です か 、 次長 。 何 か 不都合 が ある ん です か 。 この 文書 に は 、 「 不 開示 と し た 理由 」 、 三 行 です よ 。 そんな だらだら と 書い て い ない じゃ ない です か 。 「 法人 に関する 情報 で あっ て 、 公 に する こと により 、 当該 法人 の 権利 、 競争 上 の 地位 その他 正当 な 利益 を 害する お それ が ある こと から 、 」 不 開示 だ と 。   この 私 の 情報 公開 請求 、 当該 法人 という もの は 、 ここ に 出 て いる とおり 、 宗教 法人 世界 基督教 統一 神霊 協会 の 規則 変更 について です から 、 当該 法人 は 全て 統一 協会 と 読み替え て いただけ ば 、 ここ に 書い て いる こと は 明確 な こと だ と 思い ます 。 この 不 開示 理由 は 、 統一 協会 の 権利 、 統一 協会 の 競争 上 の 地位 その他 統一 協会 の 正当 な 利益 を 害する お それ が ある から 国会 に は 見せ ない と 書い て ある ん です ね 。   自分 たち の 報告 の 徴収 や 質問 権 の 行使 に当たって は 細部 に 至る まで 調べる と 言い つつ 、 国会 に対して は 、 統一 協会 の 正当 な 利益 とか 競争 上 の 地位 を 守っ て やる ため に 、 国権 の 最高 機関 たる 国会 の 国政 調査 権 を 拒否 する 、 そういう こと です か 、 次長 。 統一 協会 について 聞い て いる ん じゃ ない です か 。 何で そんな 話 に なる ん です か 。   前回 の 下村 レクペーパー は 、 国 の 機関 の 内部 における 検討 過程 を 知る ため に 開示 を 求め て い た に も かかわら ず 、 国 の 機関 の 内部 における 検討 に関する 情報 だ から と いっ て 不 開示 に し まし た 。 今回 は 、 統一 協会 の 正当 な 利益 を 守っ て やら ね ば なら ない から と いっ て 不 開示 に する 。 こんな こと で 国民 の 納得 が 得 られ ます か 。   これ で は 、 簗 副 大臣 が LGBT 理解 増進 法 に 不 熱心 だっ た の も 、 種 の 保存 に 背く と の 発言 まで 取り沙汰 さ れる の も 、 やはり 統一 協会 と の 関係 が ある の で は ない か 、 だから 及び腰 で 、 一切 必要 な 情報 開示 も せ ず 、 解散 命令 の 請求 も し ない の で は ない か と 疑い の 目 で 見 られ て も 仕方 が あり ませ ん 。   大臣 、 これ は 否定 でき ます ね 。 時間 が 来 まし た ので 終わり ます けれども 、 国民 は 今 、 岸田 政権 を 注視 し て おり ます 。 とりわけ 、 地方 選挙 を 前 に し て 、 統一 協会 や 国際 勝 共 連合 と 政治 家 と の 癒着 に 厳しい 視線 を 注い で い ます 。   それ は 当然 の こと で あり まし て 、 霊感 商法 や 巨額 献金 で 集め た 金 を 韓国 の 教祖 や 本拠地 に 送る ばかり か 、 政治 家 と 癒着 し て 、 性的 マイノリティー と 言わ れる 方々 の 自分 らしく 生き たい という 願い や 、 今 、 日本 国民 の 間 に 広がる 、 多様 な 生き方 を 認め 合お う という 大きな 流れ を 妨害 し 、 政治 を ゆがめ て いる から です 。   今 こそ 、 毅然 として 、 統一 協会 に対し 、 宗教 法人 法 第 八 十 一 条 一 項 に 基づく 解散 命令 の 請求 を 行う こと を 強く 求め て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 皆さん 、 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 石橋 林太郎 です 。   今日 は 、 質問 の 機会 を いただき まし て 、 誠に ありがとう ござい ます 。   文部 科学 委員 会 、 初めて の 質問 を さ せ て いただき ます ので 、 ちょっと 緊張 し ながら で は あり ます けれども 、 国民 の 皆様 に しっかり 、 今回 の 著作 権 法 、 内容 が 分かっ て いただける よう な 質問 を し たい という ふう に 思い ます ので 、 永岡 大臣 始め 皆様 、 簡潔 明瞭 な 御 答弁 を いただき ます よう 、 よろしく お願い いたし ます 。   それでは 、 早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   社会 の デジタル 化 の 進展 に 伴い まし て 、 様々 、 著作 権 にまつわる こと 、 いろいろ 改定 を し て いか なけれ ば いけ ない 、 時代 に 合わせ て 改正 を し て いか なけれ ば なら ない という こと で 、 今般 の 改正 法 が 提案 を さ れ て いる もの だ という ふう に 思っ て い ます 。   時代 に ふさわしい 著作 権 の 在り方 が 求め られ て いる という 中 で あり ます けれども 、 今般 の 法 改正 の 意義 、 そして 目的 に つき まし て 、 永岡 大臣 から 御 答弁 いただけれ ば と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   著作 物 の 円滑 な 利用 に 向け て の 改正 で ある という お答え を いただき まし た けれども 、 今 御 答弁 に も あり まし た とおり 、 今般 の 改正 で は 、 新た な 裁定 制度 という もの を 創設 を 予定 を し て いらっしゃる という こと で あり ます 。 しかしながら 、 現行 の 裁定 制度 も ある という ふう に 聞い て おり ます ので 、 現行 の 裁定 制度 と 、 新た に 創設 を 予定 し て いる 裁定 制度 、 この 二つ の 制度 の 違い を お答え いただけれ ば と 思い ます 。 御 答弁 ありがとう ござい ます 。   現行 の 裁定 制度 と 新た な 裁定 制度 で は 、 期間 の 制限 の 有無 で あり ます とか 、 著作 権 者 の 意思 の 確認 等 が 違っ て いる という こと で あり ます けれども 、 そう は いい ながら 、 二つ の 制度 に 分かれる と 、 利用 する 側 から する と 少し 不便 な の か な と 思っ たり も する ところ で あり ます 。   議論 の 過程 の 中 で 、 これ を 二つ の 制度 に せ ず に 、 一つ の 制度 で まとめ て する という よう な こと は なかっ た の か 、 一つ の 制度 に まとめ て いく という こと は でき ない もの な の か どう な の か 、 お答え いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   今 、 新 制度 の 方 で 、 申請 が 現行 の 制度 より も 比較的 簡便 で ある とか 、 スピード 感 を 持っ て 著作 物 の 利用 が できる よう に なる という こと が あり まし た けれども 、 改めて 、 もう一度 、 新た な 裁定 制度 において 、 利用 者 と 、 あと 著作 権 者 の 方 も 含め まし て 、 利用 者 と 権利 者 、 それぞれ の メリット は どの よう な もの を 想定 し て いらっしゃる の か という こと を お答え いただけ ます でしょ う か 。 新た な 裁定 制度 の 方 で ござい ます 。 今 、 権利 者 の 方 に は 対価 が 入っ て いく という よう な お話 も あり まし た し 、 当然 、 利用 者 が 対価 を 払う という こと に なる わけ で あり ます けれども 、 改正 案 の 中 で は 、 新た な 裁定 制度 に 向け て 、 著作 権 を 登録 し て おく 登録 確認 機関 という ところ と 、 今 おっしゃっ た 対価 を 管理 し て いく 指定 補償 金 管理 機関 という の を 、 二つ 、 別々 の 機関 を 設置 を し て いく という こと で あり ます けれども 、 利用 者 の 方 の 利便 性 を 考える と 、 一つ の 機関 で 一元 的 に ワン ストップ サービス を し て いただい た 方 が 、 利用 する の に 非常 に 簡便 で 便利 な の で は ない か な という ふう に 思う わけ で あり ます けれども 、 登録 確認 機関 と 指定 補償 金 管理 機関 という もの を 一つ の 機関 で サービス を 提供 する という こと は できる の でしょ う か 。 教え て ください 。 今 の お答え だ と 、 法律 上 は 別々 の 機関 だ けれども 、 運用 上 は 同じ 機関 が どちら の サービス も 行う こと が できる という こと で 、 実際 の サービス が 始まる とき に は 、 利用 者 から する と ワン ストップ サービス が 可能 で ある という ふう に 理解 を いたし まし た 。 そうなると 非常 に 使い勝手 が よく て 、 よろしい な という ふう に 思う ところ で あり ます 。   続き まし て 、 著作 権 の 使用 料 で あり ます 。   今回 、 文化庁 長官 の 裁定 で 補償 料 が 決まっ て いく という よう な お話 が あっ た か と 思う ん です けれども 、 この 著作 権 の 使用 料 の 決定 の 過程 と 、 あと 、 その 金額 が 一体 幾ら に なっ て いく の か という こと を お 示し ください 。 ありがとう ござい まし た 。   そういった 具体 な 金額 も 出し て いただけ まし た けれども 、 ああ いっ た 目安 が ある と 非常 に 使い やすい 制度 に なっ て いく の か という ふう に 思い ます 。 様々 な 著作 物 が ある 中 で 全て に 目安 を 出す の は 難しい の かも しれ ませ ん けれども 、 できる 限り 利用 者 が 利用 し やすい よう な 形 で お 示し を いただき たい な という ふう に 思い ます 。   今回 の 著作 権 法 改正 案 で は 、 今 の 、 著作 物 の 利用 の 新た な 裁定 制度 の 創設 と 併せ て 、 あと 、 立法 、 行政 における 公衆 送信 等 も 新しく 可能 と する という ふう に なっ て おり ます ので 、 続き まし て は 、 この 立法 、 行政 における 著作 物 等 の 公衆 送信 等 を 可能 と する 措置 におきまして 、 権利 者 の 利益 を 不当 に 害する 場合 という こと が 想定 を さ れ て いる という ふう に 理解 を し て おり ます が 、 この 権利 者 の 利益 を 不当 に 害する 場合 という の は 、 具体 的 に は どう いっ た 場面 を 想像 し て いらっしゃる の か 、 教え て いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   最後 、 一 問 あっ た ん です けれども 、 時間 が 来 て しまい まし た ので 、 済み ませ ん 、 終わら せ て いただき たい と 思い ます 。 御 準備 いただい た の に 済み ませ ん 。   以上 で 質問 を 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 鰐淵 洋子 で ござい ます 。   本日 は 、 著作 権 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に つき まし て 質問 さ せ て いただき ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   まず 、 大臣 に 、 冒頭 、 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   デジタル 化 の 進展 によりまして 、 誰 も が 著作 物 を 創作 、 発信 、 利用 する 時代 に なっ て おり ます 。 これ まで は 、 テレビ や 出版 といった 、 限ら れ た プロ による 創作 、 発信 が 主流 で ござい まし た が 、 現在 は 、 必ずしも プロ の 方 に 限ら ず 、 様々 な 方々 が 質 の 高い 作品 を 多く 作り出し たり 、 また 、 別 の クリエーター が 作成 し た イラスト や 写真 を 素材 として 有効 に 活用 する こと で 二 次 的 な 作品 を 生み出し たり する こと が できる よう に なっ て おり ます 。 これら の 著作 物 は 、 我が国 の コンテンツ 産業 にとって も 有効 な 資源 に なり 得 ます 。   こうした 時代 におきまして 、 著作 物 の 利用 円滑 化 を 進める こと は 極めて 重要 で ござい ます が 、 同時に 、 権利 者 へ の 適切 な 対価 還元 の 機会 を 確保 する こと が 我が国 全体 の 文化 芸術 の 振興 を 図る 上 で 重要 と 考え て おり ます 。   改め まし て 、 本 改正 案 の 意義 について 大臣 に お 伺い を いたし ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今 大臣 の 御 答弁 に も ござい まし た けれども 、 著作 物 等 の 利用 円滑 化 と 権利 者 へ の 適切 な 対価 還元 の 両立 を 図っ て 、 文化 芸術 の 発展 に 努める 、 そういった こと を おっしゃっ て いただき まし た 。 今回 の 法 改正 が 、 今 おっしゃっ て いただい た よう に 文化 芸術 の 発展 、 また 振興 に つながる こと 、 これ が やはり 重要 だ と 思っ て おり ます ので 、 期待 し て おり ます ので 、 よろしく お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   次 の 質問 に 入ら せ て いただき ます が 、 本 改正 案 は 、 これ まで 、 権利 者 の 意思 が 確認 でき ず 、 権利 処理 に 必要 な コスト が 高く つき 、 希望 する 時期 まで に 許諾 を 得 られ ず 利用 を 断念 し て い た コンテンツ の 利用 の 機会 が 広がる とともに 、 権利 者 へ の 適切 な 対価 が 還元 さ れる 機会 を 拡大 する 点 で 、 利用 者 及び 権利 者 双方 にとって 大きな 影響 を 与える もの で ござい ます 。   ただ 、 見方 によりまして は 、 権利 者 から 直接 許諾 を 得 て 著作 物 を 利用 する といった 原則 が 変更 さ れ て いる よう に も 見え ます 。 創作 し た 人 の 考え を 尊重 する 著作 権 法 の 原則 は 転換 する べき で は なく 、 この 原則 を 維持 し た 上 で どう 活用 する か という 視点 が 大変 に 重要 で ある と 考え ます けれども 、 文科 省 の 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今 、 著作 権 の 基本 原則 を 転換 する もの で は ない という こと で 明確 に 答弁 いただき まし た 。   著作 権 者 の 許諾 を 得 て 著作 物 を 利用 する という 当然 の 原則 です けれども 、 社会 全体 で 確実 に 共有 する こと が 重要 で ある と 思っ て おり ます 。 新た な 裁定 制度 の 周知 に つき まし て は 、 後ほど も 質問 さ せ て いただき ます が 、 こうした 著作 権 の 基本 的 な 考え方 も 併せ て しっかり と 発信 し て いただく よう に 、 周知 し て いただき たい と 思っ て おり ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   時間 の 関係 で 、 三 番 の 質問 を ちょっと 飛ば させ て いただき まし て 、 時間 が あっ たら 最後 に し たい と 思い ます ので 、 四 番目 の 質問 に 入ら せ て いただき たい と 思い ます 。   裁定 に 係る 公表 は 、 権利 者 が 補償 金 の 支払い を 受ける 機会 を 確保 する 観点 から 極めて 重要 な 措置 で あり ます 。 本 改正 案 の 新た な 裁定 制度 によりまして 著作 物 を 利用 さ れ た 権利 者 が 、 どの よう な 著作 物 が 実際 に 利用 さ れ て いる の か を 含め て 把握 できる よう に 、 公表 方法 を 工夫 す べき と 考え ます けれども 、 文科 省 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   権利 者 が 気づき やすい よう に という こと で お話 も ござい まし た 。 例えば ホームページ という こと で 公表 する という お話 も あり まし た けれども 、 基本 的 に 、 やはり 関心 が ある 方 しか 、 なかなか 、 そういった ホームページ に アクセス する とか 、 ない と 思い ます ので 、 もう少し 、 知っ て いただく よう に 、 前向き に 取り組ん で いただき たい と 思っ て おり ます 。 例えば です けれども 、 ホームページ の リンク を 文化庁 の 公式 の アカウント 、 SNS に 掲載 し たり 、 あと 文科 省 に も あり ます ので 、 そういった 御 協力 も いただき ながら 、 しっかり と 公表 、 発信 を し て いただき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   次 の 質問 に 入ら せ て いただき ます が 、 裁定 に 係る 著作 物 の 権利 者 が 現れ ない 場合 、 その 補償 金 の 一部 は 著作 物 等 保護 利用 円滑 化 事業 に 充てる と さ れ て おり ます けれども 、 具体 的 に どの よう な 事業 を 想定 し て いる の か 。 また 、 この 事業 は 、 本来 は 権利 者 に 支払わ れる 補償 金 を 使う 以上 、 新た な 創作 活動 に つながっ て 、 文化 芸術 の 振興 に 資する もの で ある こと を 確実 に 担保 する こと が 必要 で ある と 考え て おり ます が 、 文科 省 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   この 事業 や 今回 の 裁定 制度 の 狙い は 、 権利 者 自身 による 著作 物 の 適正 な 管理 を 促進 する こと に ある と 思っ て おり ます 。 この 事業 が 権利 者 、 利用 者 という 当事者 間 の ライセンス 交渉 を 安易 に し まし て 、 社会 全体 において 著作 物 等 の 利用 円滑 化 と 適正 な 対価 還元 が 実現 さ れる こと を 期待 し たい と 思っ て おり ます 。 よろしく お願い し たい と 思い ます 。   続き まし て 、 次 の 質問 に 入ら せ て いただき ます が 、 本 改正 案 の 新た な 裁定 制度 の 創設 を きっかけ に 、 権利 者 が 自ら 許諾 する こと による 著作 物 の 円滑 な 利用 が 促進 さ れる こと が 重要 で ござい ます 。 その ため に は 、 ふだん 著作 権 を 意識 せ ず に 創作 活動 を 行っ て いる クリエーター に対して 、 自分 の コンテンツ を どの よう に 使っ て ほしい の か を 示し て いく こと の 重要 性 も 含め て 、 本 改正 案 の 内容 を 丁寧 に 啓発 し て いく こと が 必要 で ある と 考え て おり ます 。   その 際 、 個人 クリエーター が 日常 的 に 活用 し て いる プラットフォーム を通じて 発信 する こと が いい の で は ない か と 思っ て おり ます 。   本年 二月 に 、 著作 権 課長 が 弁護士 や クリエーター とともに ニコニコ 生放送 に 出演 いたし まし て 、 海賊版 対策 について 説明 し て 、 訴え て いらっしゃい ます 。 後日 、 私 も 少し 拝見 を さ せ て いただき まし た が 、 リアルタイム で 約 八 千 人 の 方 が 視聴 さ れ て おり まし て 、 個人 クリエーター に対して 、 担当 課長 、 吉田 課長 と 、 直接 訴え かけ て いらっしゃっ た ん です が 、 大変 反響 が 大きかっ た と 思い ます 。 文化庁 の 課長 が わざわざ 出 て き て くれ て 自分 たち に 語りかけ て くれ て いる という こと で 、 大変 に 反響 が 大きかっ た な と 思い まし た 。   こう いっ た 取組 も 含め まし て 、 改正 法 施行 まで の 間 、 今回 の 新た な 裁定 制度 の 趣旨 や 内容 が 確実 に クリエーター に 届く 方法 で しっかり と 周知 を 進め て いただき たい と 思い ます が 、 文科 省 の お 取組 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   私 たち は 、 著作 物 等 に 日常 的 に 身近 に 触れ て いる ん です けれども 、 著作 権 の 重要 性 だっ たり 、 また その ルール に対する 理解 が まだまだ 十分 で は ない と 思っ て おり ます 。 文化庁 におきまして は 、 是非 積極 的 に 、 クリエーター や 、 特に 利用 者 に 周知 を しっかり と 進め て いただき たい と 思い ます ので 、 重ね て お願い 申し上げ て おき たい と 思い ます 。   では 、 大臣 に ちょっと 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます が 、 デジタル技術 の 進化 は 、 個人 の 多様 な 創作 活動 を 可能 と いたし まし て 、 新た な コンテンツ 創造 の 機会 を 拡大 し て おり ます が 、 それ と 同時に 、 著作 権 侵害 を 助長 し て おり ます 。   海賊版 の 被害 は 、 コロナ 禍 における 巣ごもり 需要 と 相まって 、 極めて 深刻 な 状況 で あり 、 日本 が 誇る 漫画 や アニメ 、 また 音楽 、 ソフトウェア など 、 様々 な 分野 に 広がっ て おり ます 。 しかも 、 その 被害 は 、 オンライン 環境 の 進化 によって 、 国境 が なくなっ て いる 状況 で ござい ます 。 一部 で 被害 が 減少 傾向 に ある 媒体 も 確認 さ れ て おり ます が 、 海賊版 サイト は より 巧妙 化 、 複雑 化 し て おり 、 被害 は 常態 化 し て おり ます 。   こうした 現状 におきまして 、 本 改正 案 による 損害 賠償 額 の 算定 方法 の 見直し は 権利 侵害 に対する 救済 策 として 期待 でき ます が 、 そもそも 、 海賊版 を 許さ ない 社会 を 目指す こと が 重要 で ある と 考え て おり ます 。   海賊版 の 根絶 に 向け まし て 、 実効 性 の ある 取組 を 総合 的 に 取り組む 必要 が ある と 考え ます が 、 大臣 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   是非 、 国民 の 皆様 とともに 、 海賊版 を 許さ ない という 、 そういった 気持ち を 醸成 し て いく こと が 重要 で ある と 思い ます ので 、 引き続き の お 取組 を お願い し たい と 思い ます 。   改めて 、 今回 の 法 改正 が 文化 芸術 の 発展 、 振興 に つながる こと を 強く 期待 いたし まし て 、 質問 を 終わら せ て いただき たい と 思い ます 。   大変 に ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。   質問 通告 の とおり に 入る 前 に 、 ちょっと 一言 申し上げ させ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   先週 の 私 の 質問 で も 、 学校 給食 について 触れ させ て いただき まし た 。 給食 の 無償 化 について 、 我が 党 は 維新 さん と 一緒 に 法案 を 提出 さ せ て いただい て おり ます 。 また 、 自民党 も 三月 の 終わり 頃 に 政府 に 提言 を さ れ て 、 政府 として も 、 これ は 少子化 対策 の たたき台 の 一つ として 給食 無償 化 という の を 盛り込ん だ わけ です よ ね 。   珍しく 与野党 同じ よう な 方向 性 で 考え方 を 持っ て いる な と いう こと で 、 大変 うれしく 思う ん です けれども 、 だからこそ 、 きちっと 国民 の 負託 に 応える ため に は 、 これ は 多分 、 恐らく 全部 、 全会 一致 で 決まる よう な 話 で は ない か と 思う ん です ね 。 やはり 、 政府 が きちっと この たたき台 に 盛り込ん だ という こと は 、 どういう 工程 で 、 どんな ふう に この 財源 を 見出し て やっ て いく ん だ と 。   先週 の 私 の 質問 で も 、 まだ 公 会計 じゃ なく て 私 会計 で やっ て いる よう な 、 前 近代 的 な やり方 を し て いる ところ も あり ます 。 そういう 中 で 、 やはり 一朝一夕 で できる 話 で は ない と 思う ん です けれども 、 少なくとも その 工程 を 示し て いただか ない と 、 ただ 選挙 目当て で 何 か 言っ て み た だけ という よう な こと に なっ て は 、 私 は たまっ た もの じゃ ない という ふう に 思い ます 。   委員 長 に おか れ て も 、 きちっと 与野党 の 理事 で 善処 し て ほしい 、 きちっと 話し合っ て という こと を おっしゃっ て おり ます 。   これ は 、 政府 として 、 どう し たい の か という こと を やはり ここ で はっきり し て いただき たい 。 私 ども の 法案 の 審議 に 入っ て いただく という こと を おっしゃっ て いただけれ ば 、 一番 、 この 著作 権 法 の 出口 も 見え て くる の か な という ふう に 思い ます けれども 、 ちょっと 大臣 の お 考え を お 聞か せ いただき たい という ふう に 思い ます 。 それ は 分かる ん です けれども 、 私 が 言い たい の は 、 せっかく これ は 与野党 全会 一致 で 決まる よう な 話 、 一つ 一つ 早い もの から しっかり 取り組ん で いく べき だ という ふう に 思い ます し 、 一 日 も 早く 法案 の 審議 に 入っ て いただく こと を 重ね て お願い 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   それでは 、 質問 通告 に従って 質問 さ せ て いただき ます けれども 、 まず 、 著作 権 と ちょっと 関係 ない ん です が 、 e スポーツ について 。   私 ども の 地元 の 名古屋 市 で も 、 市議会 で ちょっと 、 e スポーツ が スポーツ な の か 、 あるいは スポーツ じゃ ない の か という 見解 の 違い が あっ て 、 市 の 当局 の 幹部 から は これ は スポーツ じゃ ない という 話 が あっ て 、 普及 を 目指す 関係 者 から は 理解 を 求める 声 が 上がっ て いる という こと です 。   これ は 、 ずっと 追っ て いく と 、 いろいろ 経 産 省 さん の 考え方 も ある でしょ う し 、 いろいろ ある と 思う ん です けれども 、 例えば 、 二 〇 〇 六 年 に 、 OCA 、 アジア ・ オリンピック 評議 会 主催 の 第 二 回 アジア 室内 競技 大会 で 正式 種目 として 採用 が さ れ て いる わけ です ね 。 更に 遡っ て 二 〇 〇 三 年 に は 、 中国 国家 体育 総局 が e スポーツ を 九 十 九 番目 の 正式 体育 種目 に 指定 という よう な 、 いろいろ な 流れ が あり ます 。   日本 で は 、 二 〇 一 五 年 に 、 一般 社団 日本 e スポーツ 協会 が 設立 を さ れ て おり ます 。   二 三 年 、 今年 です ね 、 第 十 九 回 アジア 競技 大会 という の が 中国 の 杭州 、 広東 省 じゃ なく て 浙江 省 の 方 の 杭州 で 開か れる ん です けれども 、 そこ でも e スポーツ が 種目 に 取り込ま れ て いる わけ です 。   全国 都道府県 対抗 e スポーツ 選手権 という の が 今年 、 鹿児島 で 開か れる という ふう に お 聞き を し て おり ます けれども 、 ちょっと 、 国 として 、 政府 として の 見解 を はっきり さ せ て あげ ない と 、 恐らく 、 名古屋 市 だけ じゃ なく て 、 いろいろ な 自治体 なんか で も 混乱 が 生じる と 思う ん です けれども 、 是非 、 その 辺 の ところ 、 見解 を はっきり し て いただき たい という ふう に 思い ます 。 一 日 も 早く きちっと し た 見解 を 出し て いただき たい という ふう に 思い ます 。 身体 運動 を 伴う か 伴わ ない か と いう と 、 例えば 射撃 なんか 、 別に 、 ほとんど 身体 運動 を 伴わ ない 、 e スポーツ と 余り 変わら ない よう な 気 も いたし ます 。 きちっと 見解 を 出し て いただき たい と 思い ます 。   とにかく 、 自治体 も スポーツ 振興 という よう な 予算 措置 が 取れ ない という こと な ん です けれども 、 関係 者 の 話 だ と 、 障害 の 有無 とか 年齢 に かかわら ず できる 効果 という の が ある 、 引き こもり がち が 、 うそ の よう に 、 同じ 趣味 を 持っ た 仲間 に 囲ま れ て コミュニケーション を 楽しん だ 、 こういう 積極 的 な 意見 も 出 て おり ます ので 、 是非 前向き に 検討 し て いただき ます よう に お願い を し たい と 思い ます 。   せっかく スポーツ 庁 に も 来 て いただい た ので 、 もう 一つ だけ ちょっと 質問 さ せ て いただき ます けれども 、 二 〇 二 六 年 秋 に 私 ども の 地元 で アジア 競技 大会 が 開催 を さ れる 予定 です 。   せんだって 、 組織 委員 会 が 選手 村 の 建設 を 断念 を いたし まし た 。 これ は 前代未聞 の こと だ と 聞い て おり ます 。 当初 の 見積り が 、 全体 の 運営 費 が 八 百 五 十 億 だっ た の が 、 千 四 百 五 億 と 極めて 大きく 上方 修正 さ れ て 、 大変 だ という の は もちろん 分かり ます 、 資材 が 高騰 し たり 、 いろいろ あり ます から 。   ただ 、 もう 一つ 決定的 に 言える こと が 、 東京 オリパラ で あれ だけ 大きな 事件 が あっ て 、 贈収賄 、 そして 談合 が あっ て 、 多く の 人 が 逮捕 さ れ た 。 そういう 中 で 、 スポンサー 企業 も 集まら ない 状況 な ん です ね 、 みんな 尻込み し ちゃっ て 。 そして また 、 それ を 全部 賄える よう な 大手 の 代理 店 も いまだに 決まっ て い ない という 状況 です 。   これ は 愛知 県 の 責任 じゃ ない です よ 、 国 の 責任 です よ ね 。 これ は どういう ふう に 、 国 として 、 二 〇 二 六 年 、 きちっと 無事 に 開催 できる よう に し て いただける ん でしょ う か 。 確か に おっしゃる よう に 、 ガバナンス は 大切 な ん です けれども 、 逆 に 、 萎縮 を し 過ぎ て スポンサー が 集まっ て い ない という 事実 も 一方 で あり ます 。 まだ 時間 は あり ます ので 、 きちっと 国 として 支援 し て いただけ ます よう に 、 重ね て お願い を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   それでは 次に 、 これ は まだ ちょっと 著作 権 に 入る 前 な ん です けれども 、 せっかく 文化庁 に 来 て いただい て おり ます ので 、 ちょっと 文化庁 の 京都 移転 について お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。   三月 二 十 七 日 に 七 十 名 で の 業務 が スタート し て 、 五月 、 連休 明け て 十 五 日 から 約 七 割 、 三 百 九 十 人 が 本格 稼働 する という ふう に 聞い て おり ます 。 全 九 課 の うち 、 五 課 が 移っ て 四 課 が 東京 に 残る という こと で ござい ます けれども 、 その 五 課 が 移る こと による メリット と デメリット 、 何 の ため に 京都 に 移る の か 、 私 に は まだ ちょっと よく 理解 でき て おり ませ ん ので 、 メリット 、 デメリット を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 どうしても 東京 に 残ら なきゃ なら ない 部局 が 存在 する という 理由 は よく 分かり まし た けれども 、 逆 に 、 その 残り が どうしても 京都 に 移ら なきゃ いけ ない という 理由 について は 、 ちょっと いまだ よく 私 は 理解 でき ませ ん し 、 その 必然 性 が 理解 でき ない という こと で ござい ます ので 、 これから 実績 で 示し て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   宗務 課 について は 、 本来 京都 に 移転 する 話 だっ た と 思う ん です が 、 それ が 、 当面 の 間 、 東京 で 業務 を 続ける と 。 それ は よく 分かり ます 。 旧 統一 教会 問題 へ の 対応 という こと だ と 思う ん です けれども 、 問題 収束 まで 東京 で 業務 を 続ける という 御 説明 を いただき まし た が 、 この 問題 収束 という の は 一体 何 を 指し て 言っ て いる ん でしょ う か 。 課題 の 解決 が 広く 国民 にとって その よう に 認め られる という こと は 、 つまり は 、 統一教会 の 解散 命令 請求 を する という 理解 で よろしい でしょ う か 。 今 の お答え で は 、 とても 国民 の 納得 は 得 られ ない という ふう に 思い ます 。   五 回 にわたる その 質問 権 の 行使 な ん です けれども 、 ある ジャーナリズム の 指摘 に よれ ば 、 この 現在 の 質問 事項 という の が 、 請求 の 際 の 国 側 の 論拠 に 関連 する 内容 だ と 。 つまり は 、 相手 に 手のうち を さらし て いる よう な もの で 、 請求 手続 が 行わ れ た 後 に 教団 側 に 反論 する 余地 を 与え かね ない 、 こういう 指摘 も ある ん です ね 。   政府 は 、 昨年 秋 に 、 民法 上 の 不法 行為 も 解散 請求 要件 と なる という 立場 を 閣議 決定 を し て おり ます 。 という こと は 、 つまり は 、 これ まで の 裁判 の 事例 も あっ て 、 質問 権 行使 なんと いう こと を やら ず に 、 今 すぐ に でも 解散 命令 請求 が できる と 思う ん です ね 。 な のに やら ない という こと は 、 やはり 国民 の 理解 は 私 は 得 られ ない という ふう に 思い ます 。   時間 の 関係 で 、 これ は 別に 反論 は いい です 。 これ じゃ 国民 の 理解 は 得 られ ない という こと だけ は はっきり 申し上げ させ て いただき たい と 思い ます 。   今 、 特に 、 統一教会 以外 の 新興 宗教 、 カルト 教団 の いろいろ な 問題 も 出 て い ます 。 こういう 問題 に も きちっと 対処 する という こと で よろしい ん です ね 。 つまり は 、 宗務 課 は まだまだ しばらく 京都 に は 移転 でき ない という 理解 で よろしい ん です ね 。 本当に 適切 に 対応 し て ください 。 よろしく お願い し ます 。   特に 、 今 、 四月 、 入学 シーズン です 。 私 も 毎日 、 靖国神社 の ところ を 通る 、 武道館 の 前 を 通る ん です けれども 、 連日 、 入れ替わり 立ち 替わり 、 いろいろ な 大学 の 入学 式 を やっ て おり ます 。   地方 から 東京 に 出 て き て 、 東京 に 限ら ず 、 地方 から 都会 に 出 て くる 学生 さん という の が 大変 多い わけ です けれども 、 特に この 時期 、 いろいろ な カルト 教団 に 誘わ れ て 、 東京 で の 独り暮らし 、 寂しい ところ へ つけ込ま れる の か 、 いろいろ ある ん だ と 思い ます けれども 、 特に 、 いろいろ な 人 の 声 を 聞く と 、 きっかけ が そういう きっかけ という 人 は 多い ん です ね 。   それ について 、 特に 今回 、 統一教会 の 問題 で いろいろ な こと が クローズアップ さ れる 中 で 、 特に 今 の 時期 、 そういう 取組 という の を 私 は さ れる べき だ と 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 しっかり 取り組ん で いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   著作 権 法 改正 について 質問 さ せ て いただき ます 。   まず 、 著作 権 法 に関して は 、 いろいろ 時代 の 流れ に きちっと つい て いか なきゃ いけ ない わけ で 、 それ に対する 対応 という こと で 、 しばしば この 改正 が 行わ れる わけ です けれども 、 ちょっと 今回 、 振り返っ て 、 二 〇 二 〇 年 の 改正 で 、 違法 ダウンロード の 規制 対象 を 、 映像 と 音楽 から 、 漫画 や 論文 など 著作 物 全般 に 拡大 を し まし た 。 悪質 な ケース に は 、 二 年 以下 の 懲役 か 二 百 万 円 以下 の 罰金 又は その 両方 、 そして また 、 リーチ サイト 運営 者 だ とか 、 あるいは リーチアプリ 提供 者 に は 、 五 年 以下 の 懲役 か 五 百 万 円 以下 の 罰金 又は その 両方 という 法 改正 が 行わ れ た わけ です けれども 、 今回 の 改正 に 至る まで の この間 の 摘発 例 、 数 です とか 実例 、 どんな もの が あっ た の か 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 今 の 御 説明 で いう と 、 リーチ サイト の 開設 者 が 処罰 さ れ た という お話 です けれども 、 ダウンロード し た 利用 者 の そういう 摘発 例 という の は ある ん でしょ う か 。 ちょっと 私 も 、 最初 から 把握 し て い ない という の は 当然 だ と 思い ます 。   リーチ サイト を 開設 し たり リーチアプリ を 提供 する 人間 と 、 ダウンロード し て 利用 する 人間 と で は 、 かなり その 罪 の 重 さ と いう か 、 違う と 思い ます し 、 ダウンロード する だけ で あれ ば 、 ひょっと する と 罪 の 意識 そのもの すら ない 人 が 多い と 思う ん です よ ね 。 この 辺 の バランス という の を もう ちょっと 一 回 判断 を し た 方 が いい ん じゃ ない か と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 私 が 言い たかっ た の は 、 この 違法 性 を 認識 し て い た か 、 し て い なかっ た か という こと を どう やっ て 立証 する の か と 、 立証 不可能 です よ ね 、 これ は 。   だから 、 もう ちょっと 何 か 法律 の たて つけ を 考え た 方 が 私 は いい ん じゃ ない か と 思い ます し 、 かつて 、 JASRAC なんか は 、 余り 違法 性 を 認識 し て い なかっ た いろいろ な 、 カラオケ スナック だ とか 、 ああ いう ところ を 次 から 次 へ と 摘発 を し て 、 裁判 を 起こし て 、 かなり 高額 な 請求 を し て 、 私 の ところ に も 相談 が あっ た こと も ある ん です ね 、 こんな 請求 が いきなり 来 た と 言っ て ね 。 それ は 認識 し て い なかっ た から な わけ です よ ね 。 だけれども 、 それ は あくまでも 権利 侵害 だ から きちっと お金 を 払い なさい と 言わ れ て 、 そういう 著作 権 G メン みたい な 人 が 夜 の 盛り場 を 歩い て 摘発 を してやっ た と 。   これ は 、 もう 一 罰 百 戒 という か 、 これ は ちゃんと お金 を 払わ ない と 怖い ぞ という こと で 、 いろいろ な 権利 の 意識 という か 、 人 の 権利 は 侵害 し ちゃ いけ ない ぞ という こと を 啓蒙 し て いっ た 、 よく 言え ば 啓蒙 し て いっ た という 話 です けれども 、 こういう 考え方 という の は ある ん でしょ う か 、 ない ん でしょ う か 。 今回 の 法 改正 で は 、 著作 権 者 の 意思 が 確認 でき ない 著作 物 の 利用 円滑 化 が 大きな 柱 という こと で ござい ます けれども 、 その 前 に 、 未 管理 公表 著作 物 等 と 言わ れ て も 、 一般 の 人 に は よく 分から ない という ふう に 私 は 思い ます 。 具体 的 な イメージ を はっきり と 示さ なけれ ば 、 補償 金 の 供託 という の は 私 は 進ま ない ん じゃ ない か と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 今 の 次長 の 御 説明 で いう と 、 この 著作 権 者 不明 の 方 という の は 、 大方 、 言い方 は ちょっと 悪い かも しれ ない です けれども 、 メジャー か マイナー か と いう と 、 マイナー の 部類 に 入る 方 が 多い ん じゃ ない か と 思い ます 。 という こと は 、 この 権利 の 経済 的 な 価値 という の が そもそも そんな 高く ない ん じゃ ない か という ふう に 私 は 思う ん です ね 。   そう する と 、 大体 、 使用 料 という の は どういう ふう に なる ん でしょ う か 。 最後 に 、 ちょっと 角度 を 変え た 質問 を し ます 。   クロスワード パズル だ とか 、 あるいは クイズ 番組 で 扱う クイズ 、 これ の 著作 権 という の は やはり ある ん です か 。 クイズ とか クロスワード パズル に 著作 権 が ある という こと を 確認 し まし た 。   で あれ ば 、 学校 の 入試 問題 、 これ に も 私 は 著作 権 が 発生 し て いる という ふう に 思い ます 。 学校 なり 学校 の 教授 やら 関係 者 が 作成 し て いる と 思う ん です けれども 、 こう いっ た 入試 問題 が 、 例えば 予備校 です とか 、 あるいは 教材 出版 社 なんか で 二 次 使用 を さ れ て いる わけ です ね 。   教育 産業 市場 は 、 二 〇 一 八 年度 でも 二 兆 七 千 億 の 市場 な わけ です 。 ここ に 課金 を すれ ば 、 多分 、 旧 帝国 大学 一 校 分 の 運営 費 交付 金 ぐらい 出 て くる と 思う ん です けれども 、 これ を 歴代 大臣 に 私 は 必ず 聞い て いる ん です けれども 、 これ といった 返事 が 得 られ て おり ませ ん 。 こういう 大学 の 逸失 利益 、 これ を そのまま 放置 し て いい の か どう な の か 、 その 辺 は ちょっと 最後 に お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 これ で 終わり ます けれども 、 例えば 出版 物 、 赤本 みたい な 、 ああ いう もの で あれ ば きちっと 多分 権利 処理 さ れ て いる ん だ と 思う ん です けれども 、 例えば 予備校 の 授業 なんか で 使う の は 、 これ は 把握 し 切れ ませ ん 。 何らかの 形 で 包括 的 に 許諾 を 求める よう な 仕組み を やはり つくっ て いか ない と 大学 の 権利 は 守ら れ ない という こと だけ は 申し上げ て 、 質問 を 終わり ます 。 立憲 民主党 の 梅谷 守 です 。   よろしく お願い し ます 。   言うまでもなく 、 漫画 や アニメ 、 そして ゲーム を 始め 、 映画 、 音楽 、 そして 小説 など など 、 我が国 は 、 独自 の 文化 を 本当に 築い て 、 生み出し て き まし た 。 そして 、 そういった すばらしい コンテンツ を 世界 に どんどん 広げ て いこ う 、 知ら しめ て いこ う という こと で 、 クールジャパン 活動 など の 取組 を 長年 やってき まし た 。   余談 です けれども 、 この クール ジャパン という の は 、 一 九 九 〇 年代 に 行っ た クール・ブリタニア 、 イギリス の 古めかしい と 言わ れ て い た イメージ を 払拭 する べく 、 当時 縦 割り だっ た イメージ 戦略 を 横 串 を 刺し て 、 そして 前面 に 押し出し て ブランディング 化 し て いこ う という クール・ブリタニア の 構想 も ござい まし た が 、 これ を オマージュ し た もの だ と 受け止め て い ます 。   その 中 で 、 とりわけ この 十 年 、 二 十 年 、 そこ から 端 を 発し て 、 世界 的 に も 自国 の 文化 を どんどん ブランディング 化 し て いこ う という 流れ の 中 に あっ て 、 第 二 次 安倍 政権 以降 、 成長 戦略 の 一つ として も 、 こう いっ た クールジャパン を 始め 、 観光 は もとより 経済 成長 に も つなげ て いこ う という よう な 取組 が 進め られ て き まし た 。   ちょっと これ も 余談 な ん です が 、 でも 、 それ が 成功 し て き た の か と いう と 、 実は 、 国内 コンテンツ 産業 の 市場 規模 は 横ばい です し 、 また 海外 に対する 輸出 の 規模 も 、 実は これ も 横ばい な ん です ね 。 伸び て い ない 。 これ は 経 産 省 の 所管 な ん です けれども 、 クール ジャパン 機構 という の が 三 百 三 十 四 億 円 、 約 三 百 億 円 以上 も の 損失 を 、 巨額 の 赤字 を 抱える に 至っ て い ます 。 なぜ この よう な こと に なっ て いる の か を 、 政府 を 始め 大臣 、 関係 者 は 真剣 に 考える 必要 が ある な という ふう に 思っ て い ます 。   それで 、 今回 の 法 改正 で は 、 私 、 これ は 文化 や コンテンツ 産業 の 振興 に 資する 形 に なっ て いる の か と いえ ば 、 先 ほど 来 御 答弁 で 、 円滑 な コンテンツ 産業 の 創出 だっ たり 、 また 、 新た な コンテンツ の 創出 など など の 言葉 が 出 て い ます が 、 そういう 観点 で 見る と 、 利用 の 促進 が 前面 に 出過ぎ て い て 、 コンテンツ や それ を 支える クリエーター を 生み出し て いこ う 、 その ため に 権利 者 を きちんと 保護 しよ う という 側面 が 見え づらい 形 に なっ て いる の で は ない か な という ふう に 懸念 を し て おり ます 。 今回 は この 問題 意識 で 質問 さ せ て いただき ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   まず 、 裁定 制度 について です 。 いかに 権利 者 を 見つける の か という 点 について 伺い ます 。   まず 、 現行 の 、 今 の 裁定 制度 で 裁定 の 対象 と なっ て いる 件数 は 年間 どの くらい ある ん でしょ う か 。 お尋ね し ます 。 答弁 が ちょっと 長め な ので 、 僭越 です けれども 、 ちょっと 短め に 、 聞い た こと に対して お 答え いただき たい と 思い ます 。   今 の 御 答弁 から は 、 権利 者 が どれ ぐらい 、 この ぐらい だ よ という 目安 、 めど が あっ て 、 それで 、 それ に対して 分配 金 が どれ ぐらい 支払わ れ て いる の か という の は はっきり 分から ない といった お話 でし た 。   では 、 新しい 裁定 制度 、 対象 範囲 が 広がる という お話 です けれども 、 これ は どの くらい の 利用 が 見込ま れ て 、 そして 、 そのうち どの くらい の 割合 で 権利 者 へ 補償 金 の 分配 が 実現 できる と 考え て いる ん でしょ う か 。 端的 に お答え ください 。 今回 の 制度 は 、 権利 者 の 同意 なし の 権利 使用 が 認め られる という もの です よ ね 。 認める けれども 、 その 正当 性 は 、 究極 的 に は 権利 者 に お金 が 渡る こと 、 そして 、 知っ たら 使用 を 打ち切れる こと 、 それ を 対価 に 権利 行使 が できる という 話 だ と 思い ます 。 それ に 支え られ て いる と 思い ます 。   今回 の 法 改正 の 大きな 柱 の 一つ で ある 新た な 裁定 制度 は 、 利用 の ハードル を 下げ ましょ う という 話 。 だとすれば 、 その 代わり に 最終 的 に 権利 者 に お金 が 渡る という 点 を 今 より も もっと しっかり 考え なけれ ば いけ ない という の が 私 の 問題 意識 です 。   権利 保護 と 利用 の バランス 、 どなた か の 質問 に対して 、 先ほど も 御 答弁 が あり まし た けれども 、 これ は しっかり 整え て いらっしゃる という 話 でし た けれども 、 これ は もちろん 著作 権 法 の 根幹 です し 、 また 、 現行 制度 で どう な の か 、 新しい 制度 で も この バランス が 守ら れる の か 。 先 ほど 、 著作 権 法 を まず 前提 に という お話 でし た けれども 、 著作 権 を 、 いや 、 権利 保護 か 。 でも 、 ここ が 一番 大事 な ところ な ん だ から 、 大臣 、 ここ を しっかり 見 て いか なきゃ なら ない と 思い ます 。   新た な 裁定 制度 は 今 の 裁定 制度 と 違っ て 供託 で は ない です から 、 だから 、 補償 金 管理 機関 に は 分配 が 実現 し た 件数 を きちんと 報告 を さ せる など 、 権利 者 へ の 支払い 状況 の 継続 的 な チェック と 、 法 施行 後 一定 期間 を 経 たら 制度 の 再 検証 を 行う べき と 考え ます が 、 この 点 、 大臣 から お答え いただけ ます か 。 現実 問題 として それ が 今 機能 し て いる の か どう か という こと が もちろん 問わ れ て 、 それ 以上 に 、 それ を 改善 しよ う として 今回 改正 を 行う ん です けれども 、 この 改正 で どう 変わる の か という こと も 見 ない と 、 ある 意味 、 机上 の 空論 に なり かね ない な という ふう に 思っ て い ます 。 この 点 を しっかり 、 私 が 先 ほど 申し上げ た 点 を 、 支払い 状況 の 継続 的 な チェック 、 そして 再 検証 を 行う べき という こと を 、 私 、 指摘 を さ せ て いただき ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   次に 、 時効 について なん です が 、 権利 者 が いつ まで 補償 金 を 受け取る の か について 。   まず 、 補償 金 は 補償 金 管理 機関 に プール さ れ ます 。 権利 者 は 自分 の 著作 物 が 利用 さ れ て いる こと に 気づき 、 請求 し て 初めて 補償 金 を 受け取る こと が できる 。 この 点 、 法案 で は 、 この 請求 が いつ まで できる の か という こと が 、 定め が ない ん です ね 。 だから 、 権利 者 は いつ まで も 補償 金 を 請求 できる と 考え て いい ん でしょ う か 。 大臣 、 お答え ください 。 民法 の 五 年 又は 十 年 の 消滅 時効 という 話 です けれども 。   これ は 、 例えば ウェブサイト の 公表 を 続ける など の 努力 が さ れる と の こと な ん です けれども 、 使わ れ て すごく バズ っ た とか 、 そういう ふう で も ない 限り 、 気づく の は 非常 に 難しい と 思う ん です よ ね 、 この 点 。 権利 者 に 補償 金 が 分配 さ れ よう が さ れ まい が 、 利用 者 にとって は 損 は ない です よ ね 。 だから 、 権利 者 が 補償 金 を 請求 する 権利 は 原則 として 時効 で 消滅 さ せる べき で は ない と 考え ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 はっきり し ない です し 、 まとも に お答え いただい て い ない ん です が 。 これ は もしか し たら 、 一 個 一 個 、 案件 別 によって 時効 する 、 し ない という の を 判断 さ れる の かも しれ ませ ん 。 事前 の 事務 方 の お話 に よれ ば そういう お 考え だ という ふう に 私 は 受け止め た ん です が 。   この よう に 、 多分 時効 は 主張 し ない 、 きちんと 補償 金 を 支給 する という こと だ と いっ て も 、 もっと 、 時効 を 主張 し ない こと を 明確 に す べき で は ない か な と 思う ん です 。 例えば 著作 権 の 保護 期間 、 死後 七 十 年 と 法定 さ れ て い ます が 、 もし 時効 を 否定 する こと で 法的 安定 性 を 損なう こと など を 懸念 する の で あれ ば 、 私 は 、 この 七 十 年 保護 期間 を 考慮 し た 期間 を 定め て 、 立法 的 に 解決 する の でも いい か な とか 思っ て いる ん です が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 今 の 御 答弁 だ と 、 完全 に 消滅 時効 を 適用 する という ふう に も おっしゃっ て い た ので 、 そう なる と 、 五 年 、 また 十 年 が 確定 する わけ です よ ね 。   裁定 制度 という の は 、 国 が お 墨 つき を 与え て 、 権利 者 が 気づか ない 間 に 著作 物 を 利用 する もの です 。 知ら ない 間 に 著作 物 を 使わ れる こと へ の 権利 者 の 不安 に は 十分 な 配慮 が 必要 だ と 私 は 思う ん です 。 時効 を 判断 する の も 、 そもそも 大臣 で なく 、 補償 金 管理 機関 と 聞い て い ます 。 民間 に 任せる こと へ の 権利 者 における 不安 に 少し でも 応える 必要 が ある と 私 は 考え て い ます 。   使用 の 可否 を 決める 許諾 権 を 奪う 以上 、 せめて 経済 的 利益 の 分配 で は 、 権利 者 の 保護 と の バランス を 本当に よく 考え た 上 で 長期 の 請求 期間 を 認める べき だ と 考え ます が 、 時間 が ない ので 、 これ は 指摘 を さ せ て いただい て 、 次 の 質問 に 移り ます 。   次に 、 登録 管理 機関 について 伺い ます 。   先ほど お話 が あっ た よう に 、 指定 補償 金 管理 機関 が 登録 確認 機関 を 兼ねる こと が できる という 御 答弁 だっ た と 思う ん です が 、 これ は 念 の ため 確認 さ せ て ください 。 たしか 、 法律 上 は 別 の 機関 だ けれども 、 運用 は 一つ で 可能 だ 、 窓口 の 一元化 、 ワン ストップ 化 を やっ て いき たい という 話 でし た が 、 これ を ちょっと 確認 さ せ て ください 。 先 ほど の 話 だ と 、 例えば 登録 管理 機関 の 話 だ と 、 裁定 の 利用 は 、 現在 でも 多く て 五 十 から 七 十 件 、 多い とき で 千 件 な ん という お話 が あり まし た 。 新しい 裁定 制度 で 登録 機関 の 件数 を 増やし たい と は 思い ます けれども 、 正直 、 これ が 数 万 件 に なる と は 現時点 で は ちょっと 私 は 想像 し 難い な と 思っ て いる ん です 。 と なる と 、 手数料 を どれ だけ 取る の か 分かり ませ ん が 、 事業 として 成立 する の か という の も 難しい という ふう に 言わ ざる を 得 ない の か な と 私 は 考え て い ます 。   そう なる と 、 登録 管理 機関 の なり手 も ほとんど 見つから ない の で は ない か と 懸念 し て いる ん です が 、 見通し について 、 この 点 、 どの よう に お 考え でしょ う か 。 政府 参考 人 で いい です 。 短め に お願い し ます 。 検討 中 という 話 です ので 、 これ 以上 は 申し上げ ませ ん が 。   ただ 、 私 が もう 一 個 懸念 し て いる の が 、 事務 方 の 事前 の 説明 に より ます と 、 登録 確認 機関 は 利用 者 から 手数料 を 取り ます 。 指定 補償 金 管理 機関 の 事務 費用 は 補償 金 の 中 から 捻出 さ れる と 伺っ て い ます 。 じゃ 、 どう な ん です か ね 、 指定 補償 金 管理 機関 と 登録 確認 機関 を 一つ の 団体 が 先 ほど の 答弁 の よう に 行っ た 場合 、 登録 確認 機関 が 赤字 に 陥っ たら 、 その 赤字 を 指定 補償 金 機関 から 穴埋め する こと に なる と 私 は 受け止め た ん です が 、 そう なる と 、 権利 者 に 渡る はず の 補償 金 が 目減り する こと に なっ て しまい かね ず 、 許さ れ ない こと だ と 思い ます が 、 この 点 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 大臣 から ちょっと これ は お答え ください 。 会計 が 別 だ から 、 分別 会計 だ から 大丈夫 だろ う という 受け止め な ん でしょ う けれども 、 私 は 、 その 意味 で 、 ここ は ひとつ 、 ゆめゆめ 注意 を し て いただき たい な という ふう に 指摘 を さ せ て いただき ます 。   もし 担い手 が 見つから なかっ た 場合 、 この 場合 は 、 一つ の 選択肢 として 、 著作 権 課 に 残し た まま に する の も あり な の か な と 私 は 思っ て い ます 。 新た に 団体 を つくる と なる と 、 ビル を 借り て 賃料 を 払っ て 、 役員 を 置い て と いっ た こと が 必要 に なっ て 、 天下り など と 痛く も ない 腹 を 探ら れる こと に も なり かね ない の か な と 私 は 思っ て い ます 。 です ので 、 今 の 裁定 は 著作 権 課 二 十 人 ほど で 御 対応 さ れ て いる という ふう に 伺っ て い ます が 、 これ は 大臣 の 責任 で 、 ほか の 部署 で 人員 を 減らす こと なく 、 もし 仮に そういう 形 に なっ た なら ば 、 著作 権 課 に しっかり 人 を 確保 する など 、 対応 する こと の 方 が 権利 者 の 不安 に 寄り添える の か な と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 、 大臣 。 でしょ う 。 そういう こと です から 、 一つ の 選択肢 として 私 は 提案 を さ せ て いただい た わけ で 、 是非 御 留意 を いただけ たら と 思い ます 。   時間 も 大分 なくなっ て き た ので ちょっと 飛ば させ て いただき ます が 、 AI と 著作 権 の 関係 について お尋ね を し たい と 思い ます 。   AI が 作成 する コンテンツ 、 先ほど も 話 が 出 た よう に 、 例えば 画像 など は 、 素人目 に 見 て も 本当に 、 非常 に 高度 な 、 表現 と も 言える もの が 多く なっ て き て い ます 。   AI が 作成 し た もの に は 著作 権 が ない と 言う べき な の か 、 AI が 作成 し た やつ です よ 、 著作 権 が ない と 言う べき な の か 。 また 、 ある と すれ ば 、 AI の 作っ た 文章 や 絵 の 著作 権 は 誰 に ある の か 。 A I の 運営 者 か 、 A I の 利用 者 か 、 それとも A I そのもの など という 考え方 も ある の か 、 どう な ん でしょ う 。 教え て ください 。 A I の 利用 者 に は 著作 権 が ある という 御 答弁 でし た 。   そう する と 、 これ は どう な ん です か ね 、 実演 家 。 実演 家 にとって は 、 身体 表現 自体 が 権利 物 。 例えば 、 声優 さん が 既存 の 作品 に 使用 し た 声 を A I によって コピー 、 模倣 さ れ 、 新しい 作品 や 用途 に 使わ れ た 場合 、 これ は 著作 権 侵害 に 当たる ん でしょ う か 。 政府 参考 人 で 結構 です 。 可能 性 が ある か も 不明 という こと です よ ね 、 まだ 。   次に 、 これ を お 聞か せ ください 。   A I という プログラミング の 著作 物 の 著作 権 者 に は 何 の 権利 も ない と 考え て いい ん でしょ う か 。 つまり 、 AI を 作り出し た 、 その 側 の 著作 権 者 に は 何 の 権利 も ない と 考え て いい の か 。 現状 は 、 AI が 作成 する コンテンツ に 係る 皆 にとって 不安 が ある まま 放置 さ れる こと に なら ない ん でしょ う か 。 これ も 政府 参考 人 で 結構 です 。 留意 が 必要 という の が ちょっと よく 分から なかっ た ん です けれども 、 まあ 、 不明 という こと な ん でしょ う ね 。   インターネット に は 、 漫画 とか 本 を 勝手 に まとめ た もの が 最近 よく 出 て い ます 。 映画 とか も 勝手 に まとめ た もの が あふれ て い ます よ ね 。 ファ スト 映画 など と 言わ れる こういう もの は 、 著作 権 法 上 も 違反 に なる 場合 が ある と 最近 指摘 を さ れ て い ます 。   しかし 、 人 で なく A I が まとめ た 場合 は どう か 。 AI が 作っ た もの は 著作 物 に 当たら ない 、 あるいは 、 利用 者 が 著作 権 者 という 整理 だ と 、 自分 が 読む だけ だっ たら 元 の 権利 者 の 権利 侵害 に は なら ない の で は ない か な と 思う ん です が 、 この 点 、 確認 さ せ て ください 。 いざ と なっ たら 司法 の 場 で 検討 さ れ たり 、 また 、 場合 が ある という 話 で 、 これ も やはり 不明 です よ ね 。   ほか に も 確認 し たい 細かい 点 は いろいろ ある ん です けれども 、 時間 の 関係 で 省き ます が 、 タイ パ という 言葉 が 、 タイム パフォーマンス など という 若者 言葉 が ある ん です けれども 、 世の中 、 どんどん 省力 化 そして 高速 化 に 向かっ て い て 、 何 でも 、 まとめ た 情報 を 、 省略 化 し 、 また 、 一 ・ 五 倍 、 二 倍 とか 高速 に 、 速度 を 速め て 消費 する 時代 に なっ て い ます 。 元 の 著作 物 を 見 なく なっ て いる 人 が どんどん 増え て いる と 思い ます 。   著作 権 法 は 、 アップ ロード や ダウンロード など 情報 の 仲介 者 を 規制 し て 、 ネット の 著作 権 侵害 に 対応 し て き まし た 。 しかし 、 本 や 映画 は もちろん 、 日々 の ニュース から 個人 の SNS 、 ウェブサイト まで 、 何 から 何 まで 全て A I が 勝手 に まとめ て くれる と なる と 何 が 起きる の か 。 ニュース サイト 、 出版 社 始め 、 ネット 上 で 著作 物 を 発信 する こと で 料金 や 広告 収益 を 得る 概念 そのもの が 揺らぐ 可能 性 が 出 て き ます と 考え ます 。   そこで 、 改めて 伺い ます が 、 これ は 大臣 に お願い し ます 、 A I の 関係 する 権利 関係 など の 整理 について 。 今 まで は 、 何 か あっ たら 諮問 会議 など に 諮問 し て 、 そして 法 改正 を 検討 する など など やってき まし た けれども 、 ないしは 附帯 決議 に あっ た 部分 を と 。 でも 、 これから この 点 は 特に 先んじ て 立法 的 な 解決 を 図る 必要 が ある と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 非常 に 重要 という こと で 、 議論 も 進め つつ ある という こと です ので 是非 期待 を し たい です が 、 本当に 、 今 おっしゃっ て いただい た とおり 、 余りに も 速い 速度 で 技術 進歩 が 進ん で い ます から 、 機 が 熟す の を 待っ て から 後で 考えよ う で は なく て 、 AI による 権利 関係 の 混乱 など が 起きる 前 に 急ぎ 課題 を 検証 し て 、 立法 的 対応 を お願い し たい と 思い ます 。   昨日 、 総理 と オープン A I の アルト マン CEO と の 面会 で も 確認 さ れ まし た とおり 、 AI に 係る 様々 な ルール は 国際 ルール として 整備 する こと が 必須 だ と なり まし た 。   冒頭 確認 し た よう に 、 我が国 に は 世界 に 誇る コンテンツ が ある の は もう 言うまでもなく 、 我が国 が 率先 し て 国際 ルール を 主導 し て 、 こうした かけがえ の ない コンテンツ を 守っ て いく こと を お願い し たい です が 、 大臣 、 決意 を お願い し ます 。 時間 が 来 まし た ので 終わり に し ます が 、 日本 に 、 世界 で 高く 評価 さ れる すばらしい コンテンツ は たくさん あり ます 。 こう し て いる 今 も どんどん どんどん 作り出さ れ て い ます 。 日本 ならでは の 、 日本 だ から こそ 、 日本 に しか でき ない 、 こういう コンテンツ を ブランディング し て 、 これから 更に 世界 に 売り込ん で いただい て 、 凜 と 輝か せ て いただく の が 我が国 の 政策 目標 だ と 確信 を し て い ます 。 その ため に 、 コンテンツ を 作り出す クリエーター が どんどん 誕生 し て もらわ なきゃ いけ ない 。   その ため に 、 円滑 な 利用 も もちろん 大事 です けれども 、 そういう 意味 で 、 著作 権 法 と その 改正 は 、 クリエーター を とことん 大事 に し て いただい て 、 そして 権利 を 保護 する 意識 を 持た せる 法律 で なけれ ば なら ない という こと を 指摘 を さ せ て いただい て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 堀場 幸子 です 。   ちょっと 冒頭 、 昨日 、 実は 地 ・ こ ・ デジ 特に 行っ て き まし て 、 今 政府 が 出さ れ て いる 子供 の 政策 の 骨子 について 質疑 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 その 中 でも ちょっと 、 学校 という 文字 が 全然 ない という こと に 私 は 本当に 、 どう し た ん だろ う という 、 本当に 子供 の こと を やる気 が ある の か な という ふう に 思っ て しまっ た ぐらい な ん です けれども 。   やはり 、 学校 という 現場 は 子供 が たくさん い ます 。 確か に 、 不 登校 に なる 子 も いる し 、 しんどい 子 も たくさん いる けれども 、 本当に たくさん の 子供 たち が 、 先生 とか たくさん の 大人 に 触れ合っ て 成長 し て いる 場 で も ある ん です よ ね 。 そして 、 その 子供 たち の SOS に 気づい て あげ られる 場 で も ある し 、 そういった 学校 という 発見 機能 という 観点 から も 非常 に 重要 に も かかわら ず 、 政府 の 子供 、 子育て の ところ で しっかり と 教育 という もの が 位置づけ られ て い ない こと に 、 非常 に 驚き と 、 そして 悲し さ を 覚え て いる ん です ね 。   学校 給食 無償 化 について も 、 その 中 で 昨日 相当 議論 さ せ て いただい て い まし た けれども 、 その 中 に 書か れ て いる 調査 の 内容 という の は 既に 文部 科学 省 さん は 把握 さ れ て い て 、 改めて 、 それ を 理由 に 、 でき ない という か 、 まだ 時間 が かかる 、 三 年 を 目途 という の は ちょっと 違う ん じゃ ない か な と いう こと も 含め て 質疑 を さ せ て いただき まし た 。   私 たち は 法案 を 出さ せ て いただい た ん です けれども 、 それ を 作っ た とき に も 、 やはり 思い として は 、 子供 たち に しっかり と 御飯 を 食べ て ほしい という もの です ので 、 もっと 何 か 単純 で シンプル で 純粋 な もの で 、 だからこそ それ を 実現 し たい と 思っ て 、 なかなか 進ま なかっ た 給食 の 無償 化 という こと を やる ん です けれども 、 小倉 大臣 の お答え を 聞い て いる と 、 何 か センター 給食 が どうのこうの とか 、 そういう 運営 費 は もう 払っ て い ます から 、 文部 科学 省 で という の も 説明 し た ん です けれども 、 保護 者 負担 の 材料 費 について の 議論 を し て いる のに 、 ちょっと 違う 答え が 返っ て き たり と 、 やはり お 分かり に なら れ て い ない こと も たくさん ある ん だ な と いう こと を 実感 し た ん です ね 。   なので 、 こう いっ た 議論 を 文部 科学 省 の 中 で 、 そして この 委員 会 で 率先 し て やっ て いただき たい という の が 私 の 思い です 。 という の は 、 やはり 、 子供 たち 、 本当に 皆さん が 思っ て いる 以上 に おなか が すい て いる ん です という こと を 冒頭 お話 を さ せ て いただい て 、 そして 強く 強く 希望 さ せ て いただい て 、 そして 、 多分 こども 家庭 庁 さん で は でき ない という こと を 昨日 私 は ちょっと 思っ て しまっ た ので 、 是非 、 この 文部 科学 の 委員 会 で 質疑 、 若しくは 皆さん と 一緒 に 議論 という もの を さ せ て いただき たい な という ふう に 思い まし た 。   著作 権 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 について 質疑 さ せ て いただき たい と 思っ て い ます 。   この 法案 、 やはり 非常 に 、 これから 先 に 、 未来 に つながる 大きな 法案 で 、 重要 度 の 高い もの だ という ふう に は 認識 し て おり ます 。   まず 、 未 管理 で 公表 さ れ て いる ものの 著作 物 に関する もの を やっ て いく ん です けれども 、 この 補償 金 の 管理 業務 の 団体 様 について お尋ね さ せ て いただき たい と 思い ます 。   この 補償 金 の 管理 業務 という の は 、 手続 の 迅速 化 及び 簡素 化 及び 適正 な 手続 を 実現 する ため に 、 一般 社団 法人 又は 一般 財団 法人 に 、 一 者 を 選ん で やる という ふう に 百 四 条 十 八 で 規定 さ れ て いる か と 思い ます 。   一般 財団 法人 に は 質問 権 や 監督 権 が ない という ところ が 心配 な ん です ね 。 困難 を 抱える 女性 を 支える 事業 の 方 で 経理 的 な 問題 が 発生 し たり 、 いろいろ な 問題 が 様々 出 て いる ので 、 一般 財団 法人 に お金 を 、 公金 を 託し て 、 それ を 使っ て いく こと に対して 、 そういう チェック 機能 が 余り ない という こと が 今 課題 に なっ て いる と 思っ て いる ので 、 そういった 中 で 、 この 一般 社団 法人 又は 一般 財団 法人 という こと を 規定 し て いる という こと の 監督 責任 、 管理 監督 について の 方策 という もの を お尋ね さ せ て いただき たい と 思い ます 。 大臣 、 お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   つまり 、 一般 的 な 、 普通 に ある 一般 社団 法人 とか を 選ん だ 、 仮に 、 どの よう な 形 に なる か 分から ない です けれども 、 そういった ところ を 選ん だ とき も 、 それ と は 別 の しっかり と し た 管理 規定 が ある という ふう な 認識 で 、 それ を 文化庁 長官 が しっかり と 管理 を し て くださる という システム に なっ て いる という ところ で 理解 を さ せ て いただき まし た 。 やはり お金 の こと な ので 、 税金 の こと も あり ます けれども 、 それ より も 、 補償 金 として お金 を お 預かり し て いる という 大事 な 大事 な 団体 さん です から 、 しっかり と 管理 を さ れる という こと を お願い し たい な という ふう に 思っ て い ます 。   また 、 同じ よう に 、 六 十 七 条 の 三 、 十 一 項 に 定め て いる と 思う ん です けれども 、 国 が 未 管理 の 公表 著作 物 を 利用 する とき に は 、 供託 を 、 あえて 必要 が ない という ふう に 明記 さ れ て いる ん です けれども 、 その 理由 を 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 行政 コスト の 点 から 考え て 、 国 から ちゃんと お金 を 供託 さ れる という こと より も 、 しっかり と 信頼 が ある ので 、 その とき に は 補償 金 を 払う という こと に なっ て いる という ふう に 理解 を さ せ て いただい て おり ます 。   やはり 、 今回 、 この 法案 、 いろいろ な ポイント が ある と は 思う ん です けれども 、 お金 を 預かる 機関 が あっ て 、 私 が ちょっと 今日 聞き たかっ た の は 、 お金 を どういう ふう に 動かし て いく の か 、 そして どういう ふう に し て 管理 を する の か 、 そして その 監督 管理 が ちゃんと できる ん です か という こと が やはり 一つ の ポイント な の か な という ふう に 思っ て い ます 。 それ 以外 に も 様々 、 るる ある か と は 思う ん です けれども 、 今日 は 、 この 法案 の 中 の 一 番目 の 項目 について 質問 を さ せ て いただき まし た 。   そして 、 著作 権 という ところ で 、 先ほど も 出 て おり まし た けれども 、 A I について ちょっと 聞い て み たい な という ふう に 思っ て い ます 。   デジタル 化 が 進ん で いく という こと も そう な ん です けれども 、 A I の 発達 が 今 、 やはり この 国会 で も かなり 話題 を 呼ん で いる か という ふう に 思っ て い ます 。 私 、 内閣 委員 会 に も 所属 し て おる ん です けれども 、 内閣 委員 会 の 方 で も 、 この A I だっ たり 様々 な 機能 について 、 やはり 考え て いか なけれ ば なら ない よ ね という 議論 が 活発 に 行わ れ て いる と 承知 し て おり ます 。   A I による 類似 著作 物 が アプリ とか で 作れる よう に なっ て き まし た 。 という の は 、 例えば 絵 が あっ たら 、 ちょっと だけ 、 著作 権 に ひっかから ない よう に ちょっと 変え て 、 でも 、 すごく 世界 観 で あっ たり 雰囲気 が 似 て いる という よう な もの を AI が 作れる よう に なっ て き た という こと です ね 。 な ので 、 著作 権 という もの の 定義 が 非常 に 難しく なっ て き て いる な という ふう に 感じ て い ます 。   一方 で 、 さっき 、 文化庁 の 京都 移転 が 余り 分から ない と おっしゃっ て い た ので 、 私 は ちょっと ショック を 受け て い た ん です けれども 、 私 は 、 京都 の ポテンシャル で あっ たり 京都 の 伝統 工芸 で あっ たり 、 そして 、 今 作ら れ て いる アニメ も そう です し ゲーム も そう です し 、 様々 な もの が 私 の 地元 京都 で 作ら れ て いる こと を 誇り に 思っ て いる ので 、 京都 に 文化庁 が 来 て いただい て 、 もろ手 を 挙げ て 喜ん で いる ん です けれども 、 そんな 中 で 、 やはり 、 お 師匠 様 について 一番 最初 に 例えば 何 か を まねる ところ から 始まっ て くる という の が 結構 、 伝統 文化 で あっ たり 文化 の 継承 の スタイル でも あっ た の か な という ふう に 思っ て い ます 。   だから 、 AI が どんどん 発達 し て いく 過程 の 中 で 、 何 か を 模倣 する 、 まね て いく という こと は 非常 に 、 阻止 する こと が なかなか 難しい ん じゃ ない か な 。 それ によって AI が 学ん で 、 また 様々 な もの を 作り出し て いく 。 つまり 、 技術 の 進歩 という の は 非常 に 、 まねる といった ところ が 重要 な こと だ という ふう に も 認識 を し て い ます 。   なので 、 ちょっと 大臣 に お尋ね し たい の は 、 こう いっ た 著作 権 という もの 、 守ら なけれ ば なら ない クリエーター の そういった 著作 権 という もの と 、 最先端 技術 の 向上 という 、 この バランス について 大臣 の 御 所見 を 頂戴 し たい と 思い ます 。 今 、 A I で 、 例えば 日本 の 、 この間 、 内閣 委員 会 で 自民党 さん が やら れ て い まし た けれども 、 お寺 と 書い た とき に 、 全然 何 か 本物 と 違う よう な 絵 が まだまだ 出 て くる と 。   だから 、 そんなに 、 これから 学ん で いく という 過程 な ん だ と 思う ん です けれども 、 さっき 大臣 が おっしゃっ て い た よう に 、 文化 という の は 、 本当は 、 自分 たち の 思想 とか 感情 とか 、 ここ で 受け た もの を 表現 し て いく という 作業 な ん だ という ふう に 思っ て いる ん です けれども 、 私 たち は 、 余りに も 情報 が 多 過ぎ て 、 何だか 、 自分 たち が その 芸術 を たしなむ 目 が なかなか 養わ れ て い ない の か な という ふう に も 思っ て い て 、 本当 の もの と まね た もの を 見分ける こと が 、 私 たち の 方 が 実は 余り でき なく なっ て き て しまっ て 、 そういった 課題 も 実は ある ん だ な と いう の が 、 私 は ちょっと 京都 で 文化庁 とか を いろいろ 見 させ て いただい て 思っ て いる ところ な ん です ね 。   だから 、 例えば 、 華道 が あっ て も 、 これ が 本当 の 何 々 流 の すごい 人 が やっ た もの な の か 、 普通 の 近所 の おば ちゃん が やっ た もの な の か が なかなか 判断 でき ない よう な 、 そういう 、 何 か 、 私 たち の 方 の 見る 目 が なかなか 養わ れ て い ない の か な と いう ところ も 課題 な ん だ と 思う ん です ね 。 だから 、 そういった 検証 を し なきゃ いけ ない し 、 もう 一つ として は 、 A I リテラシー という もの を しっかり と 教育 を し なき ゃいけないんじゃないかなというふうにも 思っ て い ます 。   例えば 、 余りに も 常識 の 範囲 を 超え た 、 例えば 、 相手 を 傷つける ぐらい 、 クリエーター の 生死 が 懸かる よう な 、 そういった ところ まで は やら ない ん だ 、 やっ て は 、 踏み込ん で は いけ ない ん だ という こと も 、 また 一つ 、 A I の 技術 発展 の 中 の 、 人 の 抑止 力 として 持た なき ゃいけないのかなと 。   A I リテラシー という もの を 私 たち は 今後 考え て いか なけれ ば なら ない 時代 に 入っ て おり ます し 、 この 文部 科学 委員 会 という ところ は 、 まあ 学校 教育 の 中 で やる の か どう か は 別 として 、 そういった 課題 を 認識 する 必要 性 が ある の か な という ふう に 思っ て い ます 。 だからこそ 、 私 たち は 、 この D X の 時代 に 著作 権 という 議論 を もっと しっかり と やら ない と いけ ない な という ふう に 思っ て い ます 。   例えば 、 NFT に ひも づけ られ た デジタル コンテンツ 、 まあ ひも づい て いる ん です けれども 、 デジタル コンテンツ が 著作 物 だっ た 場合 、 著作 権 が 発生 する ん です けれども 、 NFT の 移転 に 伴っ て デジタル コンテンツ の 著作 権 を 自動的 に 譲渡 さ せる 仕組み で は ない ん です 。 それ は 当然 な ん です よ ね 。 本 だって 、 借り て き て 何 でも コピー し て いい わけ じゃ ない ので 、 それ と 一緒 です よ ね 。   よって 、 特に 定め が なけれ ば 、 コンテンツ の クリエーター の 著作 権 という こと は そこ に 残る こと に なる ん です けれども 、 こう いっ た 事実 な ん だ けれども 、 なかなか これ が 分かり づらい ので 、 こう いっ た 現状 の 中 で 、 NFT に ひも づけ られ た コンテンツ の 複製 を 防ぐ 、 防止 する 技術 が ない ので 、 権利 者 の 許諾 が ない まま デジタル コンテンツ が NFT 化 さ れ て マーケットプレース で 販売 さ れる という よう な 事例 が 発生 し て い ます 。   こう いっ た D X の 時代 の 著作 権 の 議論 とか 、 そういった 対応 とか 、 そういった 技術 が まだ 遅れ て いる という こと 、 そういった 周知 に関して 様々 ちょっと 日本 は 遅れ て いる の で は ない か という ふう に 感じ て いる ん です が 、 大臣 の 御 所見 を お願い し ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 私 も そう な ん です けれども 、 昭和 に 生まれ て い ます ので 、 やはり 紙 媒体 とか で あれ ば 、 著作 権 という もの は 理解 できる ん です よ ね 。 やはり 、 流通 し て いる もの も 、 紙 媒体 で 本 とか 漫画 とか 、 テレビ とか 映像 とか 音楽 とか 、 そう いう ぐらい で あれ ば 著作 権 という もの は 想像 に 難く ない ん です けれども 、 今 、 この デジタル 、 D X の 時代 に なる と 、 なぜ か D X の 世界 に 行く と 分かり づらく なっ て しまう ん です よ ね 。   先 ほど ほか の 委員 から も あり まし た けれども 、 ショート 動画 に まとめ られ た もの 、 これ は 本当に 著作 権 的 に 大丈夫 な の か とか 、 例えば ユーチューブ の 中 で この 画像 が 本当に 大丈夫 な の か という こと を 見極める こと が なかなか 難しい と いう か 、 私 たち 側 に 見極める 力 が なかなか 、 もしか し たら ない の かも しれ ない という こと が 、 何 か 分から ない です けれども 、 デジタル 空間 に 入る と 、 そういう 判断 が なかなか 難しい という の が 現状 で は ない か な という ふう に 思っ て い ます 。   同様 に 、 メタバース 、 私 たち も 、 我が 日本 維新 の 会 も メタバース 議連 という の が あり まし て 、 私 も 入ら せ て いただい て 、 そこで メタバース の アバター を 使っ て ジャンプ とか し て いる ん です けれども 、 私 は ジャンプ ぐらい しか でき ない ので ジャンプ を 一生懸命 やっ て いる ん です けれども 、 うれしく なっ ちゃっ て 、 ずっと 跳ん で いる ん です けれども 。 そういった こと を うち の 議連 で やっ たり とか は さ せ て いただい て い て 、 その ぐらい の 私 の メタバース 知識 と なる と 、 やはり この 中 で の 著作 権 、 そして 、 メタバース 空間 という の は グローバル です よ ね 、 いろいろ な 国 の 人 が 入っ て こ れる と なっ た とき に 、 どの 国 の 著作 権 が 適用 さ れる の か で あっ たり とか 、 様々 な 議論 が 必要 で は ない か という ふう に 思っ て い ます 。   私 たち 、 デジタル 空間 って まだ 、 私 は ちょっと 余り 、 疎い 方 な ので 、 ちょっと 大丈夫 か な と 恐る恐る 近づい て いる といった ところ です けれども 、 でも 、 こう いっ た 空間 が 当たり前 に なっ て くる 時代 という の は もう 目 の 前 です から 、 こう いっ た 議論 について 、 そして その 著作 権 の 在り方 について 、 大臣 の 御 所見 、 メタバース 空間 について 、 お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   メタバース 空間 で 何 か 不動産 が あっ たり とか 、 もう 本当に やはり 、 私 たち が 二 十 一 世紀 という もの を 、 ちょっと 私 、 違う ところ でも 言っ た ん です けれども 、 想像 し て い た より も 、 はるか に 想像 力 が 行か なかっ た よう な 時代 が 来 て いる ん だ な と いう こと を すごく 感じる ん です けれども 、 今回 の この 質疑 を通して 、 私 は やはり 一番 大事 だ な と 思っ て いる の は 、 A I リテラシー という か 、 デジタル 化 の とき に 、 私 たち は どこ まで 踏み込ん で いっ て いい の か 、 どこ まで できる の か という こと を 、 しっかり と 線 を 引く 能力 が 必要 な ん だ な という ふう に 思っ て いる ん です ね 。   昔 、 昔 で も ない ん です が 、 よく 教育 の 現場 の 中 で ICT の リテラシー とか 情報 リテラシー という の を 、 情報 リテラシー 教育 って すごく やっ て いる と 思う ん です けれども 、 その リテラシー 教育 という の とともに 、 やはり この 時代 に 、 デジタル 化 、 デジタル コンテンツ 、 特に ユーチューブ で あっ たり ティックトック で あっ たり 、 まあ ティックトック は ちょっと 課題 が ある の かも しれ ない です けれども 、 そういった ショート 動画 で あっ たり 、 そういった もの を 、 物すごい 膨大 な 数 が あっ て 、 その 中 で 、 著作 権 について という もの の 線引き という の は 非常 に 難しい と 思っ て いる ん です ね 。   そういう こと で 、 ちょっと これ は 通告 し て い なかっ た ん です けれども 、 大臣 、 A I の リテラシー 教育 とか 、 情報 の 処理 とか 、 そういった リテラシー の 教育 という もの の 必要 性 を 私 は とても 感じ て いる ん です けれども 、 大臣 も 多分 感じ て いらっしゃる と 思う ん です けれども 、 そういった こと に対する 大臣 の 御 所見 を 教え て もらっ て も いい です か 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 GIGA スクール 構想 も そう です けれども 、 デジタル コンテンツ を 使っ て 勉強 し て いる よう な 時代 に なっ て き まし た し 、 やはり 、 SNS を 使っ た いじめ が 発生 し たり 、 SNS を 使っ て 、 家 に い ながら 、 家 に い て も 友達 と つながっ て 、 ずっと 仲よく する こと が できる 反面 、 いじめ が あっ たり とか 、 そこ が 見え なく なっ たり とか と いう 。 そして 、 SNS だ から こそ 、 ちょっと いじめ が きつく 見える と いう か 、 別 に 怒っ て い ない けれども 表現 が 怒っ て 見える とか 、 そういった こと を 一つ 一つ 、 今 、 情報 リテラシー の 教育 で 教え て いる わけ です よ ね 。 何 か こういう スタンプ を 使っ たら いい よ とか 、 この 表現 は 読ん だ だけ だ と きつく 見える よ ね とか 、 学校 の 先生 たち は 本当に 細かい こと を 小学校 の とき から 教え て いる 。 こんな こと を 学校 で 教える ん です か と 私 は ちょっと 思う ぐらい の こと を やら ざる を 得 ない という の が 現状 だ と 思っ て い ます 。   そして また 、 こういう A I の 技術 が 入っ て き て 、 じゃ 、 今度 は A I リテラシー だ よ と 。 何 でも まね っ こし て いい ん じゃ ない し 、 これ は 犯罪 に なる ん だ よ 、 例えば 著作 権 法 を 犯し て いる こと に なる ん だ よ という よう な こと を また 一 個 ずつ 学校 現場 で 教え て いく という の は とても 難しい し 、 それ を 先生 に さ せ て いく の は 、 やはり 先生 の 、 教科 教育 だけ で は ない 、 ほか の 部分 の ハードル に なっ て しまう ん だろ う な という ふう に 思う ので 、 私 として は 、 やはり 外部 人材 を 登用 し て いく という こと が 非常 に 重要 で 、 さっき 大臣 が おっしゃっ て い た ICT 支援 員 さん で あっ たり 。 だから 、 教員 が そこ まで 勉強 する 必要 も ある かも しれ ない ん です けれども 、 どんどん 外部 指導 員 という 人 たち を 学校 の 中 に 投入 を し て いただい て 。   学校 の 中 で やら なきゃ いけ ない こと 、 いっぱい あり ます よ ね 。 さっき 私 が 冒頭 で 言い まし た 、 学校 給食 を 始め と する 様々 な 議論 を ここ で やっ て ほしい という の も そう です けれども 、 先生 方 の 働き 方 の 改革 で あっ たり とか 、 本当に 山 ほど 議論 し なきゃ いけ ない こと が ある の が この 文部 科学 委員 会 だ という ふう に 理解 を し て おり ます ので 、 是非 こういう A I リテラシー とか そうした こと も 含め て 、 いろいろ な 議論 とともに 、 給食 の 無償 化 の 議論 も 是非 やら せ て いただけれ ば な という ふう に 思っ て おり ます 。   本日 は ありがとう ござい まし た 。 荒井 で ござい ます 。   昨日 の 夜 から 、 ちょっと 僕 、 結構 憤っ て い まし て 、 昨日 の 夜 から いろいろ ニュース で 、 文科 省 の 、 教員 の 処遇 改善 を 議論 する 有識者 会議 の 内容 について 取り まとまり つつ ある という こと で 、 ニュース に たくさん 取り上げ られ て い ます ね 。 給 特 法 が 一つ 、 ニュース に も あり ます けれども 、 その 給 特 法 に関して 、 給 特 法 を なくす で は なく て 、 教職 調整 額 四 % を 引き上げる や 、 若しくは 手当 を 増やし て いく みたい な 形 の まとまり 方 を し て いる という こと を 書い て ある わけ です が 、 僕 も この 有識者 会議 の 内容 を 改めて 見 て き まし た けれども 、 やはり 、 そもそも 本当に その 方向 性 で いい の か どう か という こと を 、 もう一度 、 文科 省 が 選ん だ 有識者 の 皆さん に は ちゃんと 考え直し て ほしい という ふう に すごく 思っ て おり ます 。   大臣 、 僕 、 この 国会 で 、 国会 議員 の 中 で 唯一 校長 を やってき まし た けれども 、 もう 一つ 自負 が あり まし て 、 学校 の 再生 を 二 年間 ぐらい で やれ た という 自信 が あり ます 。 私立 の 学校 です けれども 、 私立 の 学校 で も 、 ちゃんと 、 教職 調整 額 とか そういう の を なくし て も しっかり と 運営 が 再生 できる ので 、 僕 は 、 しっかり もう一度 議論 を し ながら 、 処遇 の 改善 、 しっかり と 向き合っ て いただき たい と 思い ます 。   きっと 問題 は 財源 な ん だ と 思い ます が 、 でも 、 これ は 一度 大臣 に も 、 一番 最初 に 伺っ た よう な 気 が する ん です が 、 まさに その 財源 を 引っ張っ て くる こと こそ 文部 科学 大臣 の 大きな 仕事 じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます ので 、 もう一度 、 是非 、 教員 の 仕事 の 在り方 に対して しっかり と 向き合っ て 、 財源 の こと に関して は 総理 大臣 や 財務 大臣 に しっかり かけ合っ て いただき たい という ふう に 思い ます が 、 済み ませ ん 、 これ は 通告 に は あり ませ ん が 、 ちょっと 、 どうしても 思っ て いる こと な ので 、 いかが でしょ う か 。 是非 、 大臣 の 本当に 強い リーダーシップ を 持っ て 、 現場 の 学校 や 教育 、 教育 を よく する に は やはり 学校 が よく なら なきゃ いけ ない という ふう に 思い ます ので 、 先生 たち の 処遇 の 改善 に 強い リーダーシップ を 発揮 いただき たい という ふう に 思っ て い ます ので 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   そして 、 もう 一つ 、 学校 給食 費 の 無償 化 法案 。 これ は 、 我々 と 、 あと 維新 の 皆さん と で 提出 さ せ て いただき まし た 。 前回 も 、 この 件 に関しまして は 、 早急 な 審議 入り を 与党 や 文科 委員 長 に も お願い し た ところ で も あり ます 。   これ は 是非 、 同じ こと な ん です 。 やはり 手段 を 目的 化 し ない ため に も 、 早く に こういう こと を 対応 し て いき ながら 、 給食 無償 化 に関して 、 これ は 与党 も 野党 も 一致 し て いる わけ です から 、 選挙 の 前 に しっかり と 進め て いただき たい という ふう に 思い ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 声 が なかなか 出 にくい という ふう に 聞い て い ます ので 、 手短 な 結論 で 結構 です 。 あわせ て 、 大臣 の 本当に 強い リーダーシップ を 今 発揮 する とき だ と 思う ん です ね 。 永岡 大臣 の とき に 進め て いただき たい という ふう に 強く 思い ます ので 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   今回 、 著作 権 法 の 改正 という 形 に なっ て おり ます が 、 何 か 、 先 ほど 、 学校 の 運営 を どういう ふう に 立て直し て いっ た の か という 話 と 全く 同じ だ と 思っ て いる ん です けれども 、 常に 手段 が 目的 化 し やすい の が 、 日本 の こういう 大きな 組織 の あり よう な ん じゃ ない か と 思う ん です ね 。 学校 の 校長 に なっ た とき も 、 よく 聞い て い まし た 。 これ は どうして こういう ふう に やっ て いる の か という こと を すごく シンプル に 問い 続け て いく と 学校 とか 組織 という の は よく なっ て いく ん だ という ふう に 、 僕 は そういう 信念 が あり ます 。   著作 権 法 の 改正 、 今 、 これ を 我々 やっ て いる わけ です けれども 、 この 著作 権 に関して も 、 どうして こういう ふう に なっ て いる の か という こと が 、 やはり 分から ない こと が たくさん ある という ふう に 思っ て い ます 。   今回 、 コロナ 禍 において 、 皆さん 、 図書館 に 来れ なく なり まし た 。 図書館 に 通う こと が でき なく なり 、 子供 たち の 読み 聞かせ と いう の を 図書館 で やっ て いる わけ です けれども 、 当然 、 そこ に 子供 たち が 来れ なく なっ た わけ です ね 。 その 来れ なく なっ た 子供 たち 向け に 、 図書館 や 若しくは 学校 、 幼稚園 や 保育園 等 も 、 で あれ ば 、 Zoom や インターネット を 使っ て 、 読み 聞かせ を ネット で 配信 しよ う という ふう に し た わけ です けれども 、 御 承知 の よう に 、 日本 で は これ が 著作 権 法 の 違反 に 当たる ので 、 そういう 行為 は やめ て くれ という 形 で 、 基本 的 に は 、 著作 権 に 基づけ ば 、 やめ させる 仕組み に なる わけ です ね 。   でも 、 一方 、 アメリカ で は そう で は なく て 、 それ は どんどん 、 どうぞ やっ て ください という 形 に なっ て いる わけ です 。   資料 の 一 を 御覧 ください 。 これ は 、 全米 図書館 協会 という ところ が 発行 し て いる ホームページ 、 左側 です けれども 、 右側 の 訳文 は こちら で 、 こちら で つけ た と いっ て も 、 これ は DeepL という AI に ぽ ちっと 入れ たら すぐ に 、 瞬時 に 訳し て くれる わけ です けれども 、 それ を 使っ て 訳さ せ て もらっ た ところ な わけ です 。 そう です ね 。 もう 今や A I は 本当に すばらしい 訳文 を し て くれる わけ です が 、 この 中 で 、 一番 右 上 の ところ 、 訳文 と 書い て ある ところ です が 、 絵本 の 読み 聞か せ は 、 公立 図書館 や 学校 図書館 の 真髄 と も 言える サービス です という ふう に 書い て ある わけ です ね 。 著作 権 法 の 重要 な 副産物 で ある 識字 率 や 学習 を 促進 する ため 、 その 社会 的 利益 は 疑う 余地 が ない 、 そういう ふう に 書い て いる わけ です 。   是非 、 全文 を お 読み いただけれ ば と 思っ て い ます が 、 この 中 で 、 この 文書 そのもの で 言っ て いる ところ は 、 つまり 、 オンライン の 読み 聞かせ と いう の は 、 これ は 著作 権 法 で ちゃんと 大丈夫 です よ という こと を 、 この アメリカ の 図書館 協会 は 発行 し て いる わけ です 。 その キーポイント は フェア ユース という 、 フェア ユース の 観点 から いく と 、 これ は しっかり と 、 オンライン の 絵本 の 読み 聞か せ は 大丈夫 です という ふう に 言っ て い ます 。   真ん中 ぐらい に フェア ユース の 概念 が 、 四つ の 要素 という の が 書い て あり ます が 、 一 、 使用 の 目的 、 二 、 出版 物 の 性質 、 三 、 作品 の 使用 量 、 四 、 作品 の 市場 に対する 影響 、 この 四 点 に 関し て いけ ば フェア ユース という の が 適合 さ れる もの に関して は どうぞ 使っ て ください と いう こと が 書い て ある わけ です 。   ちなみに 、 ちょっと 今回 、 この ウェブサイト の 表題 の ところ に関して は DeepL で 訳さ なかっ た ん です けれども 、 ここ に 、 左上 の 英語 の ところ で 書い て ある 、 ニュース 、 オンライン ・ ストーリータイム・アンド・コロナウイルス 、 ストーリー タイム という の は 読み 聞か せ の こと の 英語 の 言い方 な ん です けれども 、 オンライン の 読み 聞かせ と コロナ ウイルス 。 その後 、 コロン で 、 イッツ・フェアユース・フォークス という ふう に 書い て あり ます が 、 つまり 、 これ は フェア ユース です よ 、 皆さん という ふう に 呼びかけ て いる わけ です ね 。   そう な ん です 。 アメリカ で は こう やっ て 、 もちろん これ は アメリカ で も コロナ の 期間 中 に 限っ て いる こと は 前提 な ん です けれども 、 図書館 や 学校 等 が オンライン で 読み 聞かせ を する こと に関して は 、 フェア ユース の 一環 だ から どうぞ 使っ て ください という ふう に 言っ て いる わけ です ね 。   僕 も 実は 、 東京 子ども 図書館 という 、 練馬 に あり ます 、 子供 たち 向け の 絵本 の 図書館 の 評議 員 とか も 以前 やっ て い まし た ので 、 まさに 今 、 絵本 という もの が どんどん 読む 人 が 少なく なっ て き たり も し て いる 中 で 、 できるだけ この 読み 聞かせ に 接する ため に 、 一生懸命 、 絶え間 ない 努力 を たくさん し て き て いる の は よく 知っ て い ます 。   その とき に 、 コロナ で 図書館 に 来れ なく なっ て 、 何とか し て この 絵本 の よ さ を 伝えよ う 、 そして 絵本 の 教育 的 な 価値 を 子供 たち に 止めど なく やっ て いこ う という ふう に 思う 、 その 誠意 ある 努力 を 、 いや 、 著作 権 法 の 違反 だ から やめ て ください と 言う 著作 権 者 や 絵本 の 会社 も 本当に 、 多分 、 苦しい 思い を し ながら やめ て くれ と 言っ て いる ん だ と 思い ます し 、 図書館 や 保護 者 の 皆さん たち も 、 これ は どうして こういう ふう な こと を やっ ちゃ いけ ない の か な と 悩み ながら 、 でも 、 著作 権 法 の 違反 だ と 言わ れれ ば 、 悪い こと を し ちゃっ た ん だ と 思っ て 萎縮 し て いく と 思う ん です ね 。   何だか 、 日本 の 著作 権 という の は 、 まさに この オンライン 化 みたい な とき に どうも うまく 適合 し ない よう に なっ て しまっ て いる ん じゃ ない か という ふう に 思い ます が 、 大臣 は この こと について どういう ふう に お 考え です か 。 そうですね 。 まさに 、 フェア ユース が ない 日本 にとって は 、 一つ 一つ 著作 権 者 に 許諾 を 求め て いく という こと が 必要 に なっ て いく わけ です ね 。   有名 な 話 で いう と 、 だからこそ 日本 で は グーグル が つくれ なかっ た という ふう に も 言わ れ て いる わけ です ね 。 一 九 九 四 年 に 、 元々 、 インターネット の 検索 の サービス の 仕組み という の が でき て くる わけ です が 、 検索 という の は 当然 いろいろ な ウェブページ と リンク を 結ん で いく という こと に なる わけ です けれども 、 日本 の 著作 権 の 規定 に なれ ば 、 その リンク を 結ぶ 先 に 、 権利 を 、 一 個 一 個 許諾 を 取ら なきゃ いけ ない という 形 に なる わけ です 。   一方 、 アメリカ で は 、 フェア ユース です ので 、 リンク に対して 許諾 を 取る 必要 が ない 。 グーグル は 、 元々 、 アメリカ で まさに 裁判 を し て 、 結果 的 に 裁判 に 勝っ て 、 この グーグル の サービス という の は フェア ユース だ という ふう に 認め られ て 広がっ て いく わけ です 。   でも 、 考え て み て ください 。 日本人 は 、 みんな グーグル を ずっと 使っ て いる わけ です ね 。 アメリカ の フェア ユース の 前提 で つくら れ た サービス によって 日本人 も 恩恵 を 受け て いる 。 なぜ 日本 で は グーグル の サービス が 、 著作 権 違法 で きっと つくれ なかっ た と 思う し 、 若しくは 、 つくる こと を 萎縮 し て しまっ て 、 つくろ う という 意識 が 出 て こ ない 中 、 アメリカ だっ たら 、 アメリカ で つくる こと が できる 。   もう一度 申し上げ ます 。 やはり 日本 の 著作 権 法 という の は 、 アナログ を 前提 と し た 著作 権 に なっ て い て 、 インターネット の 時代 に 適し た 著作 権 の 在り方 に やはり なっ て い ない ん じゃ ない か という こと を 感じ て おり ます 。   続い て 、 著作 権 、 今日 、 触れる か 触れ ない か ちょっと 悩み まし た けれども 、 せっかく 著作 権 の 法 の 改正 の 話 を し て い ます ので 、 今 ちまた で 有名 に なっ て いる 映画 の 話 を 一 点 触れ させ て ください 。   ウィニー 事件 という 映画 が 、 今 六本木 ヒルズ の 映画 館 で も やっ て い ます ので 、 是非 、 委員 や 関係 者 の 皆さん も 御覧 いただき たい わけ です が 、 二 〇 〇 二 年 に ウィニー という ファイル 共有 ソフト を 開発 し た 人 が 逮捕 さ れる 、 著作 権 違反 幇助 の 罪 で 逮捕 さ れ て 、 そして 、 七 年 の 裁判 の 結果 、 最高裁 で 無罪 を かち取る わけ です 。   この ウィニー を 作っ た 金子 勇 さん という 東大 の 助手 の 方 は 、 日本 の 天才 エンジニア だ という ふう に 言わ れ て い た 方 でし た が 、 この 裁判 で 無罪 に なっ た 後 、 半年 後 に 亡くなっ て しまう わけ です ね 、 病気 で 亡くなら れ た わけ です けれども 。   日本 の インターネット の 父 と 言わ れる 慶応大学 の 村井 純 さん は 、 ひょっとしたら ウィニー という この 仕組み の システム が ビジネス の 基盤 に 育っ て い た 可能 性 が あっ た かも しれ ない 、 本当に 亡くなっ た こと は 残念 だ という ふう に おっしゃら れ て い ます し 、 実際 、 最近 、 ウェブ 3 ・ 0 みたい に 言わ れ て いる ビット コイン や NFT と 言わ れ て いる よう な ブロック チェーン の 技術 という もの の 先駆け が 、 まさに この 金子 勇 さん が 開発 し た ウィニー の 技術 だっ た ん じゃ ない か という ふう に 言わ れ て も いる わけ です 。   我々 日本 国 は 、 著作 権 法 の 違反 の 幇助 という 罪 で 、 この 金子 勇 さん という 天才 と 、 そして その 技術 を 、 やはり それ を 進化 さ せる 機会 を 失わ せ て しまっ た ん じゃ ない か という の は 、 この 映画 を 見 て 、 僕 は 個人 的 に 感じ まし た 。   大臣 は 映画 を 御覧 に なっ て い ない かも しれ ませ ん が 、 是非 、 ウィニー の この 事件 について 、 今 の 政府 の 見解 という もの を 、 これ は 質問 通告 を 出さ せ て いただい て い ます ので 、 よけれ ば 教え て いただき たい と 思っ て おり ます 。 ありがとう ござい ます 。   著作 権 という の は 本当に 難しい 、 そして 誰 に でも 所属 し ます し 、 この インターネット の 時代 に なる と 、 誰 も が 違反 を し やすい 、 簡単 に 違反 を し やすい 、 SNS とか で ちょっと 使え ば 違反 に 問わ れる かも しれ ない 、 非常 に 難しい こと だ という ふう に 思っ て い ます 。   学校 において も 、 まさに この 著作 権 の 問題 を どう 取り扱っ て いく の か という こと が 、 二 〇 一 八 年 、 著作 権 法 の 改正 の 中 で 問わ れ て き た という ふう に 理解 を し て い ます 。   例えば 、 学校 で 、 今 の 著作 権 法 の 改正 を する 前 は 、 学校 から 授業 を 、 生徒 が い ない 場所 で 撮っ た もの を 配信 する と 、 それ は 著作 権 法 違反 に 問わ れ て い た ん です ね 。 生徒 が 少 人数 で も い たら 、 その 授業 を 配信 し て いれ ば 著作 権 法 で は 守ら れる わけ です けれども 、 何だか おかしな 話 だ な と 僕 なんか も 思い ます が 、 二 〇 一 八 年 、 それ を 改正 し て 、 それ を クリア に し た わけ です ね 。   その クリア に し た とき に 、 じゃ 、 著作 権 を どういう ふう に 守る の か という こと で 、 今回 の 法案 に も 非常 に 近い 、 いわゆる 窓口 団体 みたい な もの を つくっ て い ます 。 それ が 、 正式 名称 は 長い ん です が 、 授業 目的 公衆 送信 補償 金 等 管理 協会 、 略し て SARTRAS という 団体 を つくり まし て 、 この SARTRAS が 学校 における 著作 権 の 一括 管理 みたい な こと を 今 し て いる わけ です ね 。 大体 、 年間 五 十 億 ぐらい の お金 が 入っ て き て 、 それ を 著作 権 団体 に 分配 する という 仕組み に なっ て い ます 。 高校生 だ と 一 人 当たり 四 百 何 ぼ か 、 その 補償 協会 に 入る という 形 に なっ て いる わけ です 。   今 、 SARTRAS 、 コロナ 禍 に 始まっ て 、 いろいろ 混乱 も あっ た か と 思い ます が 、 例えば 、 この SARTRAS という 団体 の 、 しっかり と 運営 さ れ て いる の か どう か という の は すごく 重要 な こと だ という ふう に 思う ん です ね 。   資料 の 二 ページ 目 を 見 て いただく と 、 SARTRAS の 役員 一覧 という こと を ホームページ から 拝見 さ せ て いただい て い ます 。   でも 、 この SARTRAS の ほか の ページ に は 、 資料 に は おつけ し て い ませ ん が 、 こうした 一連 の 分配 に関する 業務 は 、 その 適正 性 、 透明 性 を 確保 する ため に 、 文化庁 による 監視 対象 で ある とともに 、 SARTRAS や 分配 業務 管理 団体 は 情報 公開 に 努める こと と し て いる という こと で 、 情報 公開 を しっかり し ます よ という こと を 明言 し て いる ん です ね 。 その 上 で 、 この 役員 一覧 が ぺろっと 載っ て いる わけ です が 、 でも 、 大変 残念 です 。   SARTRAS の 皆さん が 仕事 を 一生懸命 し て い ない と 言う つもり は あり ませ ん けれども 、 でも 、 例えば 、 こういう 大事 な 団体 で あり 、 そして 、 これ も 文化庁 長官 によって 認め られ た 団体 な わけ です から 、 例えば 理事 長 が どういう 方 な の か 、 どういう 経歴 で この ポジション を 務め られ て いる の か 等々 、 しっかり 経歴 とか 載せ て しかる べき なん じゃ ない か と 思う ん です ね 。   ちなみに 、 独立 行政 法人 の 場合 に は 、 独 法 を そういう ふう に しっかり と 情報 公開 する 法律 が あり ます ので 、 独 法 の 役員 の 場合 に は 必ず 、 経歴 、 キャリア の 一覧 が 載っ て いる か と 思い ます 。   例えば 、 ここ で 一番 最後 、 僕 も 公益 財団 の 事務 局長 や 専務 理事 を やっ て い まし た ので 、 こういう 団体 を ぱっと 見 た とき 一番 大事 な の は 、 事務 局長 が 一番 大事 だ と 思い ます し 、 事務 局長 が 理事 を 兼ね て いる とき に は 大変 大きい 権限 が ある という ふう に 思っ て い ます 。 理事 、 事務 局長 に 今 名前 が 載ら れ て いる 方 は 、 この 方 は JASRAC の 御 出身 で ある という こと が 検索 すれ ば 分かる ん です ね 。 別 に 、 やましい こと は し て い ない と 思い ます 。 しっかり やら れ て いる と 思う から こそ 、 そういう こと を しっかり 載せ られ たら いい ん じゃ ない か という ふう に 思い ます 。   続い て 、 資料 三 を 御覧 ください 。 SARTRAS の 正味 財産 増減 計算 書 、 いわゆる 、 会社 で いう と PL みたい な もの が 、 一 年間 に どれ だけ 稼い だ の か という もの の 決算 が 載っ て おり ます 。   こういう とき に も 、 一体 この 団体 は どれ だけ の 人件 費 を 払っ て いる の か という の が 、 やはり 見る べき ポイント だ という ふう に 思う ん です が 、 でも 、 ここ の 表 の 中 に は 、 人件 費 という の は ここ に は 入っ て い ない わけ です ね 。 かぎ 括弧 の 二 番目 、 経常 費用 の 中 に 事業 費 と 管理 費 という ふう に 入っ て い ます が 、 恐らく この 中 に 人件 費 という の は 含ま れ て いる ん だろ う という ふう に しか 思え ませ ん が 、 一体 それ が 幾ら な の か という の は 分から ない わけ です 。   ちなみに 、 資料 の 四 ページ 目 を 、 四 枚 目 の 資料 を 御覧 ください 。 これ は 、 逆 に 、 JASRAC の 同じ 正味 財産 増減 計算 書 に なり ます が 、 この JASRAC の 方 に 行く と 、 かぎ 括弧 の 二 番目 、 経常 費用 の ところ の 事業 費 に は 、 給与 や 臨時 雇用 費 で 、 人件 費 を どれ だけ 払っ て いる の か という の が しっかり 載っ て いる わけ です 。   資料 の 五 ページ 目 の ところ に も 、 2 の 管理 費 の ところ に 、 役員 報酬 や 給与 、 臨時 雇用 費 など の 、 人件 費 に どれ だけ 使っ て いる か という の が しっかり 明記 さ れ て おり ます 。   もちろん 、 JASRAC と SARTRAS は 、 売上げ の 規模 という もの は 、 収入 の 規模 は 随分 違う かも しれ ませ ん 。 でも 、 しっかり と 著作 権 を 管理 し て 分配 し て いく という 大きな 役割 において は 、 事業 規模 の 大小 で は ない と 思う ん です ね 。 やはり 、 こう いっ た 情報 の 公開 、 どれ だけ の 人件 費 若しくは 家賃 を 払っ て いる の か 等 は 非常 に 大事 な 情報 だ と 思い ます ので 、 しっかり と SARTRAS も 情報 を 公開 する べき だ 、 もっと 丁寧 な 公開 を する 必要 が ある と 思い ます し 、 今回 の 、 今 、 法案 で 審議 を し て いる 窓口 団体 等 です ね 、 著作 権 を 管理 する 、 分配 機能 を 持つ 団体 を 文化庁 長官 が 選ぶ 形 に なり ます ので 、 この 新しい 団体 も しっかり と し た 情報 公開 を 前提 として 選ん で ほしい と 思っ て い ます が 、 大臣 、 いか が お 考え でしょ う か 。 杉浦 次長 、 是非 、 SARTRAS も 含め 、 しっかり と 情報 の 公開 を し て いく 。 これ は 、 単に 載せれ ば いい という わけ で は なく て 、 しっかり 、 どういう ふう に 見 て ほしい か という こと の 思い だ と 思う ん です ね 。   もう 一 回 言い ます 。 JASRAC と SARTRAS の 財務諸表 の 上げ 方 一つ 取っ て も 、 どういう ふう に 見 て ほしい か という 気持ち の 伝わり 方 が 違う よう な 気 が し て い ます 。 SARTRAS も 少ない 職員 で 頑張っ て いる という ふう に は 聞い て い ます が 、 どうぞ 、 そこ の ところ を よろしく お願い いたし ます 。   そして 、 本 法案 に関して です けれども 、 この 法案 に関して 、 こういう 、 僕 は いろいろ と 、 特に 、 アナログ 用 に でき上がっ て 、 課題 の ある という ふう に 思っ て い ます この 著作 権 法 の 中 で 、 権利 者 不明 の ドラマ や 動画 を 、 特に インターネット 等 に 二 次 利用 する よう に し やすく する ため に 今回 の 法案 が でき た という ふう に 考え て い ます が 、 そもそも 、 権利 者 不明 という の は 何 を もっ て 指し て いる の か という の を 、 杉浦 次長 、 ちょっと 教え て いただけ ます か 。 時間 が ない ので 手短 に お願い し ます 。 日本 の 著作 権 は 、 例えば 、 今回 は 、 著作 権 不明 な 人 が い た 場合 でも 二 次 利用 が やり やすく しよ う という こと で 、 世界 に対して も どんどん 発信 できる よう に する という たて つけ な ん です が 、 聞い て いく と 、 そもそも 、 権利 者 が 不明 の 前 に 、 実務 面 で しっかり と 権利 の 契約 を し て いる の か どう か 、 そこ が 非常 に 日本 国内 で は 危うい ん だ という こと が 言わ れ て いる ん だ な と いう の を 感じ て おり ます 。   資料 の 七 を 御覧 いただき たい ん です が 、 文化庁 が 取りまとめ た 、 まさに 、 文化 芸術 分野 の 適正 な 契約 関係 構築 に 向け た ガイドライン という もの が あり ます 。   これ は 、 そもそも 、 コロナ 禍 において 、 例えば 俳優 さん とか 舞台 の 関係 者 の 人 たち が 、 口頭 の 契約 で しか し て い ない ので 、 その 契約 を 結ん で い た という こと が 認め られ ない から 、 コロナ に関する 補償 金 とか 、 国 から 下りる こと が でき なく なっ ちゃっ て 、 さあ 困っ た という こと で 、 こういう ガイドライン を 作っ た という こと も 一つ の 一因 だ という ふう に 聞い て おり ます 。 でも 、 そもそも コロナ の 前 から 権利 契約 が なさ れ て こ なかっ た ん じゃ ない か という こと の 方 が 大きな 問題 だ と 思う ん です ね 。   大臣 、 これ は 今回 、 ガイドライン という ふう な 作成 で 何ら 法的 根拠 が ない わけ です けれども 、 著作 権 を しっかり やっ て いく ため に は 、 足下 の 権利 を 、 契約 を しっかり し て いく こと が 大事 だ と 。 今 、 フリーランス 新法 も でき まし た けれども 、 もっと これ を 文科 省 、 文化庁 として しっかり 整え て いく 必要 が ある ん だ と 思い ます けれども 、 最後 、 そこ は いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   今 、 日本 の 文化庁 長官 は 都倉 俊一 さん という 大変 高名 な 、 「 UFO 」 など の 作曲 家 で も あり 、 そして JASRAC の 会長 でも あっ た 、 日本 において も 、 著作 権 に関して の 一番 プロ の 方 だ と 思っ て いる ん です 。 本当は 今日 、 僕 、 都倉 長官 と 著作 権 の 在り方 について 議論 を し たかっ た ん です が 、 長官 という の は こういう 答弁 を さ れ ない という ふう な こと で 、 今日 は ちょっと 大変 残念 な 思い で 、 都倉 長官 が どの よう に これから 著作 権 法 、 在り方 を 考え られ て いく の か 、 是非 しっかり 見守っ て いき たい と 思っ て おり ます 。   以上 です 。 ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 、 森山 浩行 で ござい ます 。   昨日 、 今日 の 質問 の 準備 を し て いる とき に 、 ニュース で 、 不 登校 対策 推進 本部 の 初 会合 が あっ た という よう な ニュース が 流れ て おり まし て 、 そこで 大臣 が 不 登校 ゼロ という よう な こと を おっしゃっ て いる という の が ふっと 耳 に 入っ て き まし て 、 その後 で 文書 を 調べ ます と 、 不 登校 により 学び に つながる こと が でき ない 子供 たち を ゼロ に する こと を 目指す という よう な コメント を さ れ て いる よう な ん です けれども 、 不 登校 ゼロ という 言葉 は 、 言っ て しまう と 、 不 登校 に 陥っ て いる 子供 たち 自身 が 自分 自身 を 否定 さ れる よう な 、 そんな 思い に なる という こと が あっ て は なり ませ ん 。   今 、 文科 省 、 あるいは 大臣 の 方向 性 として は 、 フリースクール で ある とか 、 あるいは 家庭 学習 で ある とか 、 学校 に 行け なく て も 学び に つながる という よう な こと が 大事 だ という 方針 を 示し て おら れる と 思い ます が 、 間違っ て 使っ て は いけ ませ ん ので 、 まずは 真意 を お 伺い し たい と 思い ます 。 そうですね 。 だから 、 ちょっと 標語 として も 、 不 登校 ゼロ という よう な こと の 言い方 を する という こと について は よく 考え て いただい て 、 学び に つながる ため に 、 取り残さ ない ため に どう する か 、 子供 たち 自身 を 否定 する よう な 形 に なら ない よう に どう する か という よう な お 伝え 方 など の 工夫 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   さて 、 先 ほど ちょっと 荒井 委員 の 質問 の 中 で 、 学校 給食 費 の 無償 化 法案 について 、 補欠 選挙 や 統一 選 、 今 選挙 が 行わ れ て いる という 中 において 、 どの よう な 内容 か 、 どの よう な 形 で 予算 も 取っ て くる の か という よう な こと も 含め て きちんと し なきゃ いけ ない 、 議論 を 始め ましょ う という よう な お話 の 中 で 、 保護 者 の 負担 について 検討 という よう な 感じ の コメント を いただい た ん です か ね 。 保護 者 の 負担 、 これ は 無償 化 し たら 減る わけ な ん です けれども 、 法 改正 が 必要 だ という よう な ハードル が あり ます よ という よう な 意味 でしょ う か 。 ほか に 何 か 意味 が ある ん でしょ う か 。 そういう 意味 、 意義 が ある という よう な 意味 で おっしゃっ た という こと です ね 。 これ も しっかり 議論 を し て いき たい と 思い ます 。   それでは 、 法案 の 質疑 に 入り たい と 思い ます 。   著作 権 法 という の は 、 一つ は 利用 を する という 部分 、 もう 一つ は 権利 を 保護 を する という 部分 、 これ の バランス を 取る という ため の 法制 だ と 思い ます 。   その 中 で 、 権利 侵害 という ところ が あり ます ね 。 海賊版 の 件 について も 現在 取組 が なさ れ て いる わけ です が 、 まず 、 これ まで の 取組 として は 、 インターネット 上 の 海賊版 に関する 総合 的 な 対策 メニュー 及び 工程 表 という よう な こと で 、 二 〇 二 一 年 の 四月 に 出さ れ た 工程 表 という の が あり ます 。 これ について の 取組 、 及び 、 海賊版 天国 と 言わ れ て 、 いろいろ な 穴 が ある よ と 言わ れ て き た 日本 の 現状 について 、 認識 と 、 そして 現在 の 対策 について お尋ね を いたし ます 。 各 省庁 が 協力 を し て 総合 的 な 対策 を する 。 特に 、 日本 における 侵害 において 、 中国 や ベトナム といった ところ に ある 違法 サイト 、 あるいは 海賊版 の サイト 、 こう いっ た もの について 非常 に 大きな 懸念 が さ れ て い まし た けれども 、 これ について も 、 日本 から の 要請 に 基づき 、 また 中国 や ベトナム で も 対策 を し て いただい て いる という こと も お 聞き を し て い ます 。 これ は 減っ て いく という の が 大事 な ん です が 、 日本 において は 海賊版 、 大丈夫 だ よ という よう な イメージ に 、 これ が 継続 を する こと が ない よう に し なきゃ いけ ない と 思う ん です が 、 先 ほど ちょっと 気 に なっ た の が 、 海賊版 の 被害 に対する 損害 賠償 の 額 が 高まり 得る という 言い方 でし た 。   この 法律 におきまして は 、 海賊版 について 、 本来 の 権利 料 を 払え ば いい ん だ という こと は ない ん だ よ という よう な こと は におわせ て 書い て おら れ ます 。 ただ 、 例えば 倍増 、 例えば 三 倍 、 五 倍 、 海賊版 を そのまま 作る 方 が 普通 に 権利 料 を 払う より も 大変 だ 、 むしろ きちんと 権利 料 を 払っ た 方 が いい ん だ という よう な ところ まで 額 を 設定 を し なきゃ いけ ない という ふう に 思う ん です けれども 、 それ について は 、 高まり 得る という 御 回答 でし た けれども 、 どの よう に お 考え でしょ う か 。 そうですね 。 これ まで も 一定 やっ て いる という こと な ん です けれども 、 やはり それ で 海賊版 が 減る とか 抑え られる という 状況 に ない の だ という こと を 考える と 、 海賊版 に関する 今回 の 法 改正 、 これ に 基づい て 、 今度 、 額 を 決め て いく 、 あるいは 料率 を 決め て いく という よう な 話 に なる ん でしょ う が 、 ここ は きちんと 抑止 が できる 額 に し て いただか なけれ ば なら ない という こと を まずは 申し述べ て おき たい と 思い ます 。   もう 一つ 、 国際 的 な 話 で いう と 、 視聴覚 的 実演 に関する 北京 条約 、 二 〇 一 二 年 採択 、 これ が 発効 を し て おり ます 、 我が国 も 批准 を し て おる か と 思い ます けれども 。   実演 家 が 、 これ が 著作 物 、 著作 権 権利 者 と なる という よう な ところ において 、 どこ まで が そう か という の が 、 今 まで は 、 例えば 朗読 を し まし た 、 舞台 に 出 まし た 、 映画 あるいは テレビ に 出演 を し まし た 、 その 著作 物 自体 という の が 存在 を し た わけ です けれども 、 「 スター・ウォーズ 」 の ダース・ベイダー 、 この 声 を 演じ て おら れる 俳優 さん 、 あるいは ブルース ・ ウィリス さん 、 これ は 「 ダイ・ハード 」 など の 映画 で 有名 です けれども 、 この 方 は 、 失語症 に なっ て 、 俳優 を お 辞め に なる という とき に 、 自分 の 顔 を 、 権利 を 譲渡 を する 、 これ を 使っ て 、 AI で 「 ダイ・ハード 」 、 一 、 二 、 三 、 四 、 五 、 六 、 七 、 八 、 九 、 十 、 百 でも 二 百 でも 作れる 、 こういう 状況 が 起こっ て き て おり ます 。   つまり 、 自分 の 権利 を どう 譲渡 する の か 、 し て いい の か 、 あるいは 買っ た 人 は どう 使っ て いい の か という よう な こと が 国際 的 に は 新た な 問題 として 浮上 し て き て いる か と 思い ます けれども 、 AI を 使っ て 、 例えば 、 日本語 を 話す オードリー・ヘップバーン と 、 今 生き て いる 女優 さん 、 どっち を 採用 し ます か という よう な こと が 映画 の キャスティング など で も 起こっ て くる 可能 性 が ある の だ という こと を 考える と 、 これから こういう 職業 、 声優 さん あるいは 俳優 さん を やろ う か という とき に 、 何 と 競争 し なきゃ いけ ない の か 。 著作 権 は どう なる の か 、 亡くなっ て いる 人 の 肖像 権 なり 著作 権 という の は どう な の か など の よう な 問題 が A I の 進歩 によって 起こっ て くる か と 思い ます けれども 、 現在 どの よう に お 考え です か 。 そう な ん です よ ね 。 単なる 声 という こと で あれ ば 、 アイウエオ という 発音 を し て それ を つなぎ 合わせる という こと で は 、 それ は 演技 に は なら ない という こと な ん です が 、 これ も 、 国際 的 な 標準 という もの を 作っ て いく という 過程 に ある と 思い ます 。 国際 的 な 標準 を 作っ て いく という とき に 、 日本 だけ が 別 の ルール に なる 、 あるいは 、 日本 で は 著作 権 に 当たら ない けれども 他国 で は 当たる という よう な 形 に なっ て くる と 、 日本 だけ が 独り 負け を する という よう な こと も 考え られ ます 。   です ので 、 国際 的 な ルール を 作っ て いく という ところ に 我が国 も しっかり と 関わっ て いく 、 あるいは その 平仄 を 合わせ て いく という よう な 形 で の 改正 を 適時 し て いく という よう な こと が 今後 の 課題 だ と 思っ て おり ます ので 、 ここ は 是非 アンテナ を しっかり 張っ て いただい て 、 うち の 国 で は それ は 法的 に は どう と も でき ない ん だ よ という よう な こと を 言い 続ける こと が ない よう に し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   というのも 、 先 ほど ちょっと 言い 始め まし た けれども 、 著作 権 法 という の は 、 一つ は 利用 。 この 利用 の 部分 について は 、 海外 と 平仄 を 合わせ て やっ て いか ない と 、 日本 だけ が 損 を する 、 あるいは うまく 使え ない という よう な こと に も なる 。   一方 で 、 日本 において は 、 権利 者 の 保護 という 部分 について まだ 不十分 な の で は ない か 。 地盤 が 緩い まま 、 ぐじゃぐじゃ に なっ て いる まま で 行わ れ て いる の で は ない か 。   例えば 、 私 、 テレビ局 出身 です けれども 、 テレビ の ドラマ を 土曜日 の 午後 に 再 放送 し て いる 、 でも 、 主演 俳優 さん が 、 ふっと テレビ を 見 て い て 、 自分 が 映っ て いる けれども 、 ここ に 映る という こと は 知ら なかっ た という よう な 例 は 少なく あり ませ ん 。 権利 を 放棄 を する という よう な 形 の 契約 が 非常 に 多い 。 著作 権 の 譲渡 、 あるいは 著作 者 の 人格 権 の 不 行使 。 また 、 二 次 利用 について 、 二 次 利用 の とき に 別 の 契約 を する 。 あるいは 、 TVer など が あり ます けれども 、 放送 で 著作 権 、 許可 を し て いる けれども 、 TVer という の は 通信 です から 、 通信 で は 別 の 契約 を し なきゃ いけ ない 。   いろいろ な 形 で 、 複雑 な 状況 が そのまま 放置 を さ れ て いる 状況 で 、 使う と いう ところ だけ 今回 、 何とか 追いつこ う という よう な 形 の 法 改正 に なっ て いる という ふう に 認識 を し て い ます 。   です ので 、 文化 芸術 分野 の 契約 関係 構築 に 向け た ガイドライン 、 一 の 五 、 権利 という の が 出 て おり ます けれども 、 これ と の 整合 性 という よう な 部分 、 あるいは 、 そもそも 実演 家 の 権利 という もの を 、 これ 以降 について は 啓発 を し て いく 、 きちんと やっ て いく という こと を お願い を し て いく わけ でしょ う けれども 、 以前 の もの について は まだまだ 課題 が ある と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 そうですね 。 日本 において 、 権利 保護 の 部分 が まだまだ 個別 に 任さ れ て いる 、 あるいは 、 個人 とか あるいは それ を 業 と し ない 人 たち の 著作 物 という の が 、 公表 さ れ た まま 、 未 管理 の まま という よう な 状況 も 少なく ない という こと で あり ます ので 、 そこ の 部分 の 整備 という の は 非常 に 重要 な 問題 だ と 思い ます 。 権利 保護 という よう な 側面 と 、 そして 利用 という よう な 、 この バランス を 取る ため に も 、 この 権利 保護 の 部分 、 しっかり と 、 過去 の 分 も 含め て やっ て いく という こと で お願い を し たい と 思い ます 。   それでは 、 本 改正 案 の 制度 設計 について お 伺い を し ます 。   登録 確認 機関 、 それから 指定 補償 金 管理 機関 という こと で 、 登録 あるいは 指定 を する という こと な ん です が 、 これ は 、 この間 、 梅谷 委員 の 質問 の 中 で 、 年間 どう です か 、 六 十 件 程度 です という よう な 答弁 が あっ た か と 思い ます 。   六 十 件 程度 だっ たら 、 直接 文化庁 さん が やっ たら いい ん じゃ ない です か 。 六 十 で あれ ば 迅速 に 文化庁 本庁 で できる ん じゃ ない か という こと を 申し上げ て いる わけ です が 、 これ が 例えば 六 百 に なる とか 六 千 に なる と か という よう な 見通し で 、 機関 を 指定 し なきゃ いけ ない と 思っ て いらっしゃる 、 つまり 、 待っ て いる 人 が 多い ん だ 、 簡素 に すれ ば もっと もっと 権利 の 登録 を さ れる ん だ という よう な 状況 に ある の か 、 今 の ところ は そう じゃ ない けれども 、 し て もらえる よう に 頑張ら なきゃ いけ ない ん だ という 意味 な の か 、 どちら でしょ う 。 二 か月 、 三 か月 と なる と 、 やはり 簡素 簡便 じゃ ない です もの ね 。   イラストレーター さん で 、 毎日 毎日 、 その 日 の お 誕生 日 の 人 に 向け た イラスト を 描い て ネット に 上げ て いる という 人 が いらっしゃる 。 こう なっ て くる と 、 二 か月 、 三 か月 に なる と 何 十 という よう な もの が たまっ て くる わけ な ん です けれども 、 その 辺 、 簡素 簡便 に する という 部分 について は 、 お願い を する とき に は しっかり お願い する ん でしょ う か 。 そう な ん です よ 。 クリスマス の イラスト は 十二月 二 十 六 日 に なっ たら もう 使え ない 、 お正月 の イラスト は 一月 一 日 を 越え て しまっ たら 使い よう が ない 、 この よう な こと も 含め て 、 迅速 に やっ て いただく という の は 非常 に 大事 な 部分 だ と 思い ます 。   今回 、 補償 金 の 扱い な ん です けれども 、 新た な 裁定 制度 において は 、 供託 で は なく て 、 共通 目的 に 使う の だ という 、 これ は 歓迎 を し たい と 思い ます 。 という の は 、 供託 を し て しまう と 、 一般 財源 に 最後 入っ て しまう 、 どこ に 使わ れる か 分から ない という こと です けれども 、 共通 目的 という ふう に きちんと 定める という こと 自身 は 歓迎 を し たい と 思う ん です が 、 共通 目的 、 何 を 想定 を さ れ て い ます か 。 そう な ん です よ ね 。 だから 、 著作 権 絡み について 、 情報 の 整理 とか 、 あるいは これ まで の 権利 関係 とかいう 部分 について は 随分 と 混乱 を し て いる な と いう よう な 印象 を 受け ます 。   やはり 、 自分 で 守ろ う という 人 たち は 、 JASRAC で ある とか 、 集中 管理 の 機関 に 預け て いる 。 でも 、 そこ に 預け ない 皆さん という の は 、 手続 が 煩雑 で あっ たり 、 時間 が かかっ たり 、 そこ まで し なく て も という よう な 皆さん で ある と 。 ただ 、 これ は 、 二 次 利用 、 三 次 利用 という 中 で 、 どこ か で 大きく 花開く という よう な こと も あり 得 ます し 、 そもそも 、 著作 物 に は その 著作 の 権利 者 が ひも づい て いる という 状況 を つくら なきゃ いか ぬ 。   ドラマ や 映画 に つき まし て も 、 監督 なり 、 あるいは 脚本 家 なり 、 主演 俳優 、 この ぐらい まで は ひも づい て い て も 、 脇役 で あっ たり 、 あるいは エキストラ で あっ たり 、 音楽 で あっ たり 、 いろいろ な 部分 で 権利 の 塊 な ん です けれども 、 これ が 、 一つ 検索 すれ ば 全部 一気に 出 て くる 、 この 皆さん に ちゃんと 分配 できる という よう な システム に なり 切れ て い ない という よう な ところ が 非常 に 大きな 問題 だ と 思い ます し 、 ここら あたり も 、 今後 つくる とき は 当然 やっ て いただく ん だ けれども 、 そう じゃ ない これ まで の 部分 について も しっかり 整理 を し て いただく 、 また それ を 後押し を する という よう な こと も この 共通 目的 の 中 に は 入る ん じゃ ない か な という ふう に 思い ます ので 、 そこ も 御 検討 いただき たい と 思い ます 。   大事 な 、 権利 者 の 意思 確認 について です 。   権利 者 の 意思 を 確認 を する と いう とき に 、 そういう 形 で 、 これ まで 自ら 登録 を し て い ない 皆さん の 著作 物 あるいは 権 の 権利 者 で あり ます ので 、 これ を どの よう に 探索 を する か 、 どこ まで 頑張っ て やる かも 、 使う 人 も そう 、 そして 機関 も そう 、 どの よう な 形 で やる か という ガイドライン なり を 作る べき だ と 思い ます が 、 いかが です か 。 これ は 、 裁定 を 下す 前 の 段階 で 本当に 徹底 し て やっ て いただか ない と いか ぬ という ところ だ と 思い ます 。 知ら ん かっ た という よう な こと で 大きく 権利 侵害 さ れる という こと が ない よう に という こと です が 。   もう 一つ 、 権利 の 部分 で と いう と 、 著作 者 の 人格 権 の 不 行使 という 契約 が あり ます 。 不 行使 です よ と 言っ た ん だ けれども 、 それ が 二 次 利用 さ れる と いう 中 において 、 例えば 、 キャラクター が 思っ た の と 違う 性格 づけ に なっ て 出 て くる で ある とか 、 あるいは 、 学者 さん が 、 自分 の 書い た もの が その 趣旨 と 違う 形 で 使わ れる とかいう よう な 形 で 事案 に なっ て いる 部分 も あり ます 。   この とき に 、 契約 書 を 書い た ん だ から 著作 者 の 人格 権 は 不 行使 で いい ん です よ ね という よう な こと で どんどん どんどん 利用 さ れ て いく という よう な こと が ない よう に し なきゃ いけ ない と 思い ます が 、 不 行使 は 書い て も 、 それ が 想像 を 超える よう な 使い方 を さ れ た 場合 に 不 行使 を 撤回 を する という こと は できる という 考え方 で よろしい です か 。 皆さん 、 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 の 金村 龍 那 です 。   本日 も よろしく お願い し ます 。   少し 喉 が しわがれ て おり まし て 、 いや 、 私 が 。 申し訳 あり ませ ん 。 な ので 、 しわがれ た 者 同士 という こと で 、 優しく 質問 し て まいり たい と 思い ます 。 よろしく お願い し ます 。   まず 、 今回 の 改正 案 によって 、 海賊版 等 によって 、 著作 権 者 が 被害 回復 し て いく こと が 見込ま れ て いる と 思う ん です けれども 、 実際 に は 損害 賠償 が メイン に なっ て いる と 思う ん です ね 。 ただ 、 この 問題 という の は 、 やはり 本質 は 海賊版 サイト を どの よう に 取り締まっ て いく の か 。 もちろん 、 取締り そのもの は 警察 の 役割 な の かも しれ ませ ん が 、 著作 権 法 を 所管 する 文化庁 として 、 今後 この よう な サイト について どの よう な 対応 策 を 検討 し て いる の か 、 教え て ください 。 やはり これ は 、 イタチ ごっこ に は なる と 思う ん です けれども 、 しつこく 対応 し て いく こと が 、 海賊版 サイト を 開設 し たり 、 そこで 違法 な 収益 を 得 て いる 人 たち にとって は 困り 事 に なる わけ です から 、 是非 しつこく やっ て いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 私 、 会社 を 経営 し て い た とき に 、 よく イラスト とか 、 それ から アイコ ン だ とか 、 そういった もの を クリエーター に 発注 しよ う と する と 、 著作 権 の 関係 とか 肖像 権 とか 、 そういった もの で 結構 な 金額 を 取ら れる ん です ね 。 だから 、 会社 の 業績 が いい とき は 割 と きちんと オーダー が できる ん です けれども 、 どうしても 業績 が まだ 一定 程度 の とき は フリー の 素材 を よく 使う ん です ね 。   私 は 、 著作 権 者 にとって 著作 物 を しっかり と 保護 し て いく こと は 必要 だ と 思う ん です けれども 、 一方 で 、 フリー の 素材 が 社会 に あふれる こと で 進化 や 発展 を し て き た こと も 現実 論 として ある と 思う ん です ね 。   その 中 で 、 例えば 熊本 県 の くま モン 、 これ は フリー な ん です ね 。 フリー だ から こそ 、 あらゆる 商品 や それ から 宣伝 、 そういった もの に 利用 さ れ て 、 今 で は 、 くま モン と いえ ば 熊本 県 という の は 一定 程度 の 日本 国民 が 承知 を し て いる ところ だ と 思う ん です ね 。   そういった 意味 で は 、 今回 の 改正 の ポイント は 著作 物 と 権利 者 の バランス だ と 思う ん です けれども 、 ここ を 改めて 、 どの よう な お 考え か 、 お 聞き させ て ください 。 私 の よう に 会社 を 経営 し て い た とき の 経験 という 意味 で は 見方 が 少し 違う の かも しれ ませ ん し 、 クリエーター 側 にとって は 非常 に 有意義 な 法 改正 に つながっ て いる の かも しれ ませ ん けれども 、 やはり 大切 な の は 、 この バランス を しっかり 保っ て 、 社会 に 物 が あふれ 、 そして それ を 選択 できる という 自由 が ある という ところ を 追求 し て いく こと だ と 思い ます ので 、 是非 、 バランス について は 欠く こと の ない よう 意識 し て いただき たい な と 思い ます 。   そして 、 今回 、 この 新しい 裁定 制度 の 下 、 著作 権 者 が 現れ なかっ た とき に 、 いわゆる 、 著作 物 を 使う ため に 払っ た お金 、 補償 金 です けれども 、 この 補償 金 が 、 著作 物 等 保護 利用 円滑 化 事業 へ の 支出 と なっ て いる ん です ね 。   実際 に 、 じゃ 、 どの ぐらい 権利 者 が しっかり と 把握 さ れ て いる か と いう と 、 探索 の レベル 感 も あり ます ので 、 そんなに 多く は ない 。 年間 百 人 程度 の 、 この 著作 物 は 誰 が 作っ た の か という こと が 明確 に なっ て いる 。 その ぐらい 特定 が 難しい と 思う ん です ね 。 だとすると 、 補償 金 そのもの は 、 ほとんど この 事業 に 使わ れる こと に なる と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 補償 金 が 新しい 事業 に 使わ れる こと は 僕 は 望ましい と 思う ん です けれども 、 もう 既に この 段階 、 法律 を 作る 段階 で 、 例えば 支出 先 が ある程度 絞ら れ て いる 、 例えば こういう 先 に 支出 を 前提 と し た 仕組み な ん だ という こと が ある の で あれ ば 明らか に し て いただき たい と 思い ます 。 いかが です か 。 お金 が 投資 さ れる こと によって 業界 が 広く 発展 し て いく こと は 非常 に 望ましい 。 でも 、 その 支出 先 が 固定 化 する こと によって 、 実際 に は 特定 の 人 たち に なっ て しまう 、 こういう こと は 避け なけれ ば なり ませ ん し 、 一方 で 、 クリエーター 自身 が 、 個人 が しっかり と その 補償 金 を 受け て 成長 し て いく こと は 実に 望ましい こと で ある と 思い ます 。 私 も 、 例えば クリエーター を 使っ たり 、 私 が やっ て い た 事業 の 中 で いう と 、 例えば フリーランス の 人 に 仕事 を 提供 し て 、 それで 、 その 人 が 生活 の 足し に し て いく という の は よく あっ た ん です ね 。   だから 、 やはり 、 著作 権 法 の 中 だけ で は ない と 思う ん です けれども 、 そういった クリエーター を 国 として 支援 し て いく 、 一 人 一 人 が 、 事業 を 発注 する こと によって その 人 が 成長 し 、 やがて 自分 たち に リターン が 返っ て くる という こと を 国 全体 で 取り組ん で いく こと が 最も 有意 な 社会 に つながる と 思い ます ので 、 是非 こう いっ た 円滑 化 事業 も スムーズ に やっ て いただき たい と 思い ます 。   そして 、 権利 者 の 保護 と 著作 物 の いわゆる 利用 促進 という ところ で 、 この 著作 権 法 そのもの が 度重なる 法 改正 に つながっ て いる と 思う ん です ね 。   私 、 今回 、 せっかく こういう 機会 だっ た ので 、 著作 権 法 が どういう 流れ に なっ て いる の か を 自分 なり に 勉強 し た ん です けれども 、 非常 に 難解 で 、 法 改正 で 質問 する から 学ん だ ん だ けれども 理解 が 難しい と いう ぐらい 、 これ は ほとんど の 国民 が なかなか 理解 でき ない と 思う ん です ね 。   例えば 、 知的 財産 とか そういった 、 著作 権 法 とか を メイン に し た 法律 事務所 で あれ ば そういった こと は 可能 だ と 思う ん です けれども 、 実際 に 権利 者 が それ を 理解 し て 、 例えば 作品 を 作る 段階 から この 法律 を 理解 し て 、 どういう 進化 を し て いく の か という の を 想像 し ながら クリエーター が 制作 に 情熱 を 注ぐ という こと が なかなか 難しい 法体 系 に なっ て いる と 思う ん です ね 。   実際 に 、 例えば クールジャパン で 世界 に 打って出よ う と いっ て 著作 物 を 選択 しよ う と し た とき に 、 権利 構造 も 非常 に 複雑 に なっ て いる ので 、 これ は ちょっと ややこしい から やめ て おこ う とか 、 本来 世界 に 展開 し たかっ た 著作 物 で も 、 それ が 実際 に でき なかっ た ケース という の は 、 クールジャパン で すら あっ た と 聞い て いる ん です ね 。   そういった 意味 で は 、 この 著作 権 法 そのもの を もっと 分かり やすく 、 簡単 に 、 そして 誰 しも が 理解 し 、 それ を ある 種 運用 できる よう な もの に 変え て いく 必要 が ある と 思う ん です けれども 、 これ について どの よう な お 考え か 、 お 聞き させ て ください 。 これ は 何 でも そう な ん です けれども 、 簡素 化 し て いく と より 一般 化 し やすい という こと が あり ます 。   私 自身 、 今回 学ん で み て 、 この 複雑 な もの を 理解 し て 、 さらに 、 例えば ビジネス シーン で 生かす という の は 、 相当 専門 性 が ない と 難しい な と 思っ た ので 、 是非 平易 に し て いく こと を 一つ の 検討 に し て いただき たい の と 、 今 、 少し 、 周知 とか 普及 とか 、 その 辺 について お触れ に なっ た と 思う ん です けれども 、 今回 、 質問 の 中 に は 周知 の 部分 という の は 入れ て い なかっ た ん です けれども 、 一つ お 聞き し たい の が 、 これ は 広く 国民 が 認識 し て いく の も 当然 な ん です けれども 、 多分 、 著作 権 法 という の は 、 クリエーター だっ たり 、 実際 に その 著作 物 を 利用 しよ う と する 、 双方 が しっかり 理解 し て いく こと が 必要 だ と 思う ん です ね 。   国民 全体 に 周知 を しよ う と する が 余り 、 本当は 周知 し なけれ ば いけ ない 人 たち に 周知 が 徹底 さ れ ない という の は よく ある 話 だ と 思う ん です ね 。 広く 薄く みたい な 話 だ と 思う ん です よ 。   そういう 意味 で は 、 クリエーター 自身 、 そして 、 著作 物 を 利用 しよ う と し て いる よう な 、 例えば 事業 だっ たり 、 それから 団体 だっ たり 、 そういった ところ に対して 特別 に 、 強く 普及 し て いく よう な 予定 という の は お あり に なる ん でしょ う か 。 お 聞き させ て ください 。 加え て 、 やはり ポイント に なっ て くる の は 、 先 ほど フリー の ところ でも 少し 触れ させ て いただい た ん です けれども 、 余りに も 権利 者 保護 の 観点 、 著作 物 を 作っ た 権利 者 側 の 保護 を 強調 し て いく と 、 やはり しっかり と し た 発展 や 進化 という の が 、 妨げ に なる と 思っ て い ます 。   それ は 、 やはり クリエーター も もちろん 、 ある 種 の 育ち が 、 成長 という 育ち が 必要 な わけ で 、 余りに も 権利 が 中心 と なる と 、 使う 機会 が 減っ て いく 。 でも 、 やはり 商品 と なっ て 世の中 に 問わ れ て 初めて クリエーター の 成長 という の は でき て いく と 私 は 思う ん です ね 。 つまり 、 自己 満足 で 作っ て いる わけ じゃ なく て 、 やはり 商品 として しっかり 提供 し て いく こと で 進化 し て いく と 僕 は 思っ て い ます ので 、 こう いっ た バランス の 取り 方 という の は 非常 に 重視 し て いただき たい な と 思い ます 。   その 上 で 、 今 、 アニメ や 映画 に 限ら ず 、 日本 の コンテンツ を 世界 に 向け て 発信 し て いく という の は 、 全て の 人 が 頑張っ て ほしい と 思っ て いる と 思う ん です ね 。 そういう 意味 で は 、 この 著作 権 法 という もの は 、 あくまでも グローバル スタンダード 、 つまり 世界 と 基準 を 合わせ て いく こと で 、 日本 の クリエーター が 一つ の 法律 を 理解 すれ ば 世界 で 展開 できる 、 こういう ふう に し て いく こと が 、 最も 、 いわゆる クリエーター 側 にとって も 、 そして それ を 使う 側 にとって も 分かり やす さ に つながる ん じゃ ない か な と 考え て い ます 。   その 上 で 、 やはり 、 この 著作 権 法 そのもの を しっかり と ビジネス シーン に 生かす 、 稼ぐ ため の 著作 権 法 、 そういった 視点 を 欠い て しまっ て は 本当に クリエーター 側 の 自己 満足 に なり かね ない ので 、 その 視点 が 必要 な の と 、 それから 、 この 著作 権 法 そのもの が しっかり と 、 クリエーター 、 そして それ を 取り巻く 、 例えば 事務所 だ とか 会社 だ とか 、 そういった ところ が しっかり と 理解 を し て 、 そして 、 グローバル スタンダード に 合わせ た 著作 権 法 が あっ て 、 そして 、 これ で ヒット 作 を 作る とか 、 しっかり と 世界 に 問う とか 、 そういった こと が 必要 だ と 思う ん です 。   今回 の 著作 権 法 改正 、 そして また 、 不具合 が 起き て 少し ずつ 微 修正 を 繰り返す よう な こと で は なく て 、 本質 的 に この 著作 権 法 が どう ある べき か と お 考え か 、 お 聞か せ ください 。 今 私 が ちょっと 質問 さ せ て いただい た 内容 という の は 、 これから 、 例えば 日本 が 世界 に 打って出る とき に 非常 に 重要 な 観点 だ と 私 は 思っ て おり ます ので 、 是非 御 検討 いただき たい と 思い ます 。 そして 、 先 ほど 少し クールジャパン に も 触れ まし た けれども 、 やはり 、 しっかり と 世界 に 発信 し て いく という こと を 日本 は これから 更に 強化 し て いく こと に つながる ん だ と 思い ます 。   その 上 で 、 クールジャパン で あれ ば 、 商品 だっ たり 文化 だっ たり そういった 産業 だっ たり という もの を クール ジャパン の 側 から 発信 を し て いる と 理解 し て いる ん です けれども 、 一方 で 、 著作 権 法 を 所管 する 文科 省 として 、 世界 に 向け て 発信 し て いく 上 で の 取組 、 どの よう な お 考え か 、 お 聞か せ ください 。 是非 後押し を し て いただき たい と 思い ます 。   今 、 質問 し ながら 一つ 思い出し た ん です けれども 、 二 〇 一 〇 年 に 、 ある 食品 企業 が 、 アフリカ で その 商品 を 定着 さ せ たい 、 商品 を しっかり と 販売 し て いき たい と なっ た とき に 、 ちょうど 私 、 議員 秘書 を し て おり まし た ので 、 相談 が あり まし た 。 その 相談 内容 は 、 アフリカ で 「 おしん 」 を 流し て ほしい と 。 日本 らしい ドラマ を 、 企業 が 現地 で 営業 を かけ たい とき に 、 まず 日本 そのもの の 認知 を 高め て いか なきゃ いけ ない と 。 それで 、 「 おしん 」 を いわゆる 放映 し て もらえ ない か という 相談 を 受け て 、 NHK に 相談 し た ところ 、 著作 権 の 問題 だっ た ん です ね 。   だから 、 やはり これ は 、 実は 著作 権 だけ で も ない し 、 いわゆる クールジャパン だけ で も ない し 、 日本 の 企業 が 海外 で 定着 し て いく 一助 に 、 実は この 著作 権 法 を 活用 し た いわゆる 海外 で の 戦略 という もの は 十分 可能 だ と 思う ん です ね 。 な ので 、 この 視点 は しっかり 、 実は 著作 権 を 所管 し て いる 文科 省 だけ の 課題 で は ない です けれども 、 いろいろ な 複 層 的 な 視点 を 用い て 、 しっかり と ビジネス シーン で も 活用 できる よう な 視点 を 取り入れ て いただき たい な と 思い ます 。   そして 、 少し 時間 が 余っ た ので 、 一つ だけ 最後 に 質問 さ せ て もらい たい ん です けれども 、 実は 私 、 障害 者 アート という もの を 支援 し て い まし て 、 その 障害 者 アート を デジタル で 保管 し て 、 それ を 商品 として 提供 する 、 すると 障害 者 自身 の 支援 に 至る という スキーム の 中 で 、 そういう スキーム を 提供 し て いる NPO 法人 が ある ん です けれども 、 実は これ は 、 例えば 、 文科 省 が こう いっ た いい 取組 を 、 著作 権 を 生かし て 、 いわゆる エコ システム を しっかり と 提供 し て いる よう な そういう 事例 を しっかり と 発表 し て いく 、 世の中 に 発信 し て いく 、 こう いっ た 取組 という の は 私 は 有用 な ん じゃ ない か な と 考える ん です が 、 大臣 の お 考え を 最後 に お 聞か せ い た だけ ます か 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 も 、 著作 権 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に つき まし て 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   著作 権 に つき まし て は 、 申請 や 登録 など の 手続 を 一切 する こと なく 、 著作 物 が 作ら れ た その 瞬間 に 自動的 に 付与 さ れる 権利 で ある という こと が 国際 的 な 考え方 と なっ て おり ます 。   著作 物 は 、 原則 、 創作 時 から 著作 者 の 死後 七 十 年 保護 さ れ 、 一方 で 、 著作 物 など を 人々 に 伝達 し た 者 に 与え られる 権利 、 著作 隣接 権 について は 、 実演 等 が 保護 さ れ 、 実演 時 から 七 十 年 保護 さ れる こと と さ れ て おり ます 。   著作 権 法 は 、 第 一 条 でも 述べ られ て おり ます と おり 、 著作 権 者 の 適切 な 権利 の 保護 によって 創作 活動 の 促進 を 進める と 同時に 、 公平 な 利用 によって 文化 の 発展 に 寄与 する という こと が 明記 を さ れ て おり ます 。 その 意味 で は 、 先ほど から 議論 が あっ て おり ます けれども 、 著作 権 者 の 保護 と 著作 物 の 公正 な 利用 の 促進 を どういう バランス を 取っ て いく か という こと が 大変 重要 と なり ます 。   また 、 近年 、 インターネット の 進展 、 デジタル の 進展 、 ネットワーク の 進展 によりまして 、 著作 物 を 取り巻く 環境 も 大きく 変化 を し て 、 複雑 化 、 国際 化 し て おり まし て 、 その 都度 、 これ まで 著作 権 法 の 改正 が 行わ れ て き た と 理解 を いたし て おり ます 。   著作 権 法 について は 様々 な 議論 の 論点 が ある という ふう に 思う ん です けれども 、 私 自身 、 今日 の 質疑 は 、 著作 権 、 権利 の 保護 という こと を 中心 に 、 その 視点 で 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 一 問 目 と 二 問 目 、 ちょっと 順番 を 入れ替え させ て いただき まし て 、 二 番目 の 質問 から 最初 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 本来 、 著作 権 者 は 何 の 意思 表示 を し なく て も 作品 を 使用 さ れ ない 権利 を 持っ て いる という ふう に 言える と 思い ます けれども 、 今回 新設 さ れ た 裁定 制度 に つき まし て は 、 著作 権 者 が 意思 表示 を し て い ない こと 又は 著作 権 者 と 連絡 が つか ない こと を もっ て 、 著作 権 者 が 有する 権利 、 許諾 権 を 制限 を する たて つけ と なっ て いる という ふう に 理解 を いたし ます けれども 、 その こと に対する 認識 について 。 また 、 著作 権 について は 、 著作 権 に 係る 国際 条約 が 存在 を いたし て おり ます けれども 、 この 制度 と 国際 条約 や 国際 ルール と の 整合 性 について 。 また 、 同 趣旨 の 諸 外国 の 制度 に つき まし て 、 文化庁 に お尋ね を さ せ て いただき たい と 思い ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 今 、 御 答弁 の 中 で 、 著作 権 者 の 権利 を 制限 する もの で は ない という こと を 確認 を さ せ て いただき まし た 。   次 の 質問 に 移り ます 。   現行 におきまして 、 著作 権 者 不明 の 場合 の 裁定 制度 が 既に 存在 を いたし て おり ます 。 今回 の 法 改正 によって 新しい 裁定 制度 を 新設 さ れる という 法 改正 で ござい ます けれども 、 従来 から の 裁定 制度 も そのまま 存続 する という たてつけ と なっ て おり ます 。   存続 し た 上 で 、 今回 、 法 改正 によって 新しい 裁定 制度 を 創設 さ れる 理由 、 背景 、 そして 法律 の 趣旨 について 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を いたし ます 。 新しい 裁定 制度 が 、 もし この 改正 が 成立 を し て 、 でき た 状況 の 中 で 、 その 利用 状況 も 含め て 、 存続 について も 考え て いか れる の で は ない か という ふう に 思っ て おり ます けれども 、 その 辺り の 違い 、 相違 点 について も しっかり 周知 を し て いただく 必要 が ある の で は ない か という ふう に 考え て おり ます 。   続き まし て 、 著作 権 法 の 趣旨 を 踏まえ ます と 、 著作 物 の 利用 の 促進 も 大変 重要 な こと だ と 認識 を いたし て おり ます けれども 、 まず 守ら れる べき は 著作 権 者 の 権利 で ある と 考え て おり ます 。 新 制度 において 、 意思 を 表示 し て い ない 著作 権 者 の 権利 を どの よう に 守っ て いく の か という こと について 、 文化庁 の 御 見解 を お尋ね を いたし ます 。 今 の 質問 と 関連 を する 質問 と なる わけ で ござい ます けれども 、 今回 の 改正 は 、 新た な 裁定 制度 を 創設 し て 、 立法 、 行政 における 権利 制限 規定 を 、 ある 意味 、 まあ 制限 する もの で は ない という 御 答弁 は あり まし た けれども 、 拡大 を し て 、 手続 の 簡素 化 を 図る こと によって 、 著作 物 を 利用 する 側 の 利便 性 を 図る こと により 円滑 な 利用 を 促進 する 、 ある 意味 、 利用 者 の 立場 に 立っ た 法 改正 で ある と 言える と 思い ます 。   我が 党 、 国民 民主党 の 部会 において 重要 な 視点 として 議論 を さ れ まし た の が 、 この 新設 さ れる 制度 において 、 文化庁 様 から の 説明 です とか 資料 の 中 に 、 一度 、 意思 表示 が ない 、 連絡 が 取れ ない 著作 権 者 で ある と 判断 さ れ た 後 、 この 裁定 制度 の 中 で 著作 権 者 の 権利 が どの よう に 位置づけ られ て いく の か という こと が 明確 に 示さ れ て い ない という 点 が 我が 党 の 部会 で の 争点 と なり まし た 。   新設 さ れる 裁定 制度 を 利用 し 、 著作 物 を 利用 し たい と 考える 利用 者 が 申請 を 行っ て 、 一度 、 著作 権 者 の 意思 が ない 、 連絡 が 取れ ない と 判断 さ れ て 、 手続 が 開始 さ れ た 後 において も 、 著作 権 者 の 意思 を 確認 する 行為 を 著作 権 者 が 自分 から 名のり 出 て くる こと のみ に 依存 する の で は なく て 、 引き続き 、 不断 の 権利 者 の 探索 です とか 、 アプローチ を 継続 的 に 進め て いく という こと が 重要 で ある と 考え ます けれども 、 この こと に どの よう に 対応 、 対処 を し て いか れる の か 、 文化庁 の 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 名のり 出 て こ られる の を 待つ の で は なく て 、 不断 の 探索 、 アプローチ を 続け て いか れる という こと です ので 、 この こと は 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 お 取組 を よろしく お願い いたし ます 。   続き まし て 、 これ まで の 委員 会 質疑 の 中 でも あっ た ん です けれども 、 登録 確認 機関 、 指定 補償 金 管理 機関 について は 、 同一 の 団体 で ある こと も あり 得る という こと が 御 答弁 の 中 で ござい まし た 。   それでは 、 具体 的 に どの よう な 団体 を 想定 し て おら れる の でしょ う か 。   私 は 、 やはり 、 当然 、 著作 権 という 専門 的 な 知見 を 有し て 、 著作 権 者 と 利用 者 を つなぐ 、 ある 意味 、 大変 複雑 で 、 権利 保護 に 係る 重要 な 業務 を 遂行 し 、 また 補償 金 を 徴収 、 管理 、 支出 する など 、 大変 責任 の ある 業務 を 担う こと と なる と 認識 を いたし て おり ます 。 この 団体 の 選定 という もの は 重要 で ござい ます 。   先 ほど 、 文化庁 が 担う こと も あり 得る という 、 質疑 の 中 で の 御 答弁 も あり まし た けれども 、 その 中 で 若干 その 要件 的 な 御 答弁 が あっ た という ふう に 思い ます けれども 、 文化庁 として 想定 し て いる 具体 的 な 必要 と さ れる 要件 について 御 説明 を いただい て 、 また 、 例えば 、 今 、 集中 的 な 管理 を し て いる 既存 の 団体 、 この 団体 を 対象 と する こと も あり 得る の か どう か 。 もちろん 、 この 団体 が 手 を 挙げる という 前提 です けれども 、 その 対象 と 考え て おら れる の か どう か という こと も 併せ て お尋ね さ せ て いただき ます 。 今 の 御 答弁 から いき ます と 、 その 団体 が 手 を 挙げ た 場合 に は 、 その 選定 の 俎上 として 、 今 既に 集中 管理 団体 として 業務 を 行っ て いる 団体 も その 対象 と なる という こと で 理解 を さ せ て いただき まし た 。   次 の 質問 に 移り ます 。   団体 によりまして は 、 今 の 質問 とも 若干 関連 を いたし ます けれども 、 既に 集中 管理 を し て いる 場合 です とか 、 出版 物 について は 個別 許諾 の 意思 表示 が ある 場合 、 当然 この 新 制度 の 対象 外 と なる わけ で ござい ます けれども 、 この 新 制度 が 新設 さ れる こと によって 、 既に 今 様々 な 権利 を 集中 管理 し て いる 団体 に 与える 影響 という もの は ある の でしょ う か 。 その こと について の 文化庁 の 御 見解 を お尋ね いたし ます 。   例えば 、 裁定 制度 における 申請 受付 、 補償 金 の 受領 、 管理 等 の 業務 を 行う 窓口 組織 の 運営 に 要する コスト です とか 、 データベース の 構築 、 維持 、 改良 に 要する コスト など 、 既存 の 集中 管理 団体 に 直接 また 間接 の 負担 を 強いる こと に は なら ない か という 懸念 の 指摘 も ござい ます けれども 、 この 点 について 文化庁 に 確認 を さ せ て いただき ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 ありがとう ござい ます 。   続き まし て 、 新 制度 を 運用 する に当たりまして 、 著作 権 者 に対して 、 この 制度 の 趣旨 です とか 、 意思 の 表示 、 また 、 連絡 先 、 オプトアウト 等 について 、 十分 な 説明 、 周知 が 必要 だ と 考え て おり ます 。   今 、 国際 的 に は 、 クリエーティブコモンズライセンス など 、 国際 的 に 著作 権 者 が 著作 物 を 公表 する 際 に その 利用 条件 を 意思 表示 する ツール という もの が ござい ます し 、 文化庁 で は 自由 利用 マーク という 三つ の タイプ を 作っ て おら れる と 承知 を いたし て おり ます けれども 、 こういう こと も 含め て 、 今回 の 新 制度 の 周知 とともに 、 未 管理 著作 物 と なら ない ため の 周知 、 広報 、 広い 意味 で の 、 学校 教育 も 含め た 国民 に対する 著作 権 に関する 教育 も 必要 で ある と 考え ます けれども 、 この 周知 、 広報 について どの よう に 取り組ん で いか れる の か について 一点 お 伺い を いたし ます 。   また 、 個人 で 匿名 で 創作 活動 を さ れ て いる クリエーター も 多数 おら れ ます 。 その 個人 情報 の 開示 について は 十分 な 配慮 が 必要 で ある と 考え ます けれども 、 文化庁 の 方針 について お 伺い を いたし ます 。 個人 情報 の 開示 について は 、 慎重 な 、 十分 な 配慮 が 必要 で ある という こと は 申し 添え たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 新 裁定 制度 によって 著作 物 を 使用 し て い た が 、 途中 で 権利 者 が 現れ て 使用 する こと を 拒否 を し た 場合 に 、 既に インターネット 上 において 掲載 、 使用 し て い た 場合 、 なかなか 完全 に この データ を 消去 する こと は 不可能 で ある という の が 現実 だ と 思い ます 。   この よう な 場合 、 どの よう に 権利 者 の 権利 を 守っ て いく の か という こと について 、 文化庁 に お尋ね を いたし ます 。 続き まし て 、 新しい 裁定 制度 の 利用 に つき まし て は 、 指定 補償 金 管理 機関 に 補償 金 を 支払う こと と なり ます けれども 、 本来 著作 権 者 が 受け取る べき 補償 金 を 、 権利 を 持た ない 団体 が 徴収 、 管理 、 支出 する こと に対して 、 法的 な たて つけ として 問題 は ない の か どう か という こと について 、 文化庁 に お尋ね を いたし ます 。 今 の こと に 関連 し て 、 ちょっと 次 の 質問 も 順番 を 入れ替え させ て いただき ます 。   著作 権 者 が 現れ ない 場合 に は 、 補償 金 を 権利 者 、 利用 者 双方 の ため の 事業 に 支出 を さ れる という 仕組み に なっ て おり ます けれども 、 その 支出 の 妥当 性 や 透明 性 を どの よう に 担保 し て いく 方針 で ある か どう か という こと について 、 文化庁 に 見解 を お尋ね いたし ます 。 やはり 、 支出 の 妥当 性 、 透明 性 は 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 しっかり それ を 担保 する お 取組 を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 この 新 制度 について 、 大変 重要 な 肝 と なる の が 分野 横断 権利 データベース で ある と 考え て おり ます 。 集中 管理 が 進ん で いる 音楽 等 以外 の 分野 について も 、 充実 し た データ システム を 構築 する という こと が 大変 重要 だ と 考え て おり ます 。 この システム 構築 に 向け た お 取組 について 、 文化庁 に お 伺い を いたし ます 。 既存 の 各 団体 と の 連携 は 大変 重要 だ と 思い ます し 、 この データベース を やはり 充実 し た もの に する という の が 新しい 裁定 制度 の 一番 の 肝 と なる という ふう に 思い ます ので 、 様々 な 団体 の 知見 、 経験 、 また データ を しっかり と 連携 を し ながら 進め て いただく こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   著作 権 に つき まし て は 、 先ほど から 議論 が あっ て おり ます よう に 、 権利 者 の 保護 とともに 、 円滑 な 利用 の 促進 という もの が 日本 の 文化 にとって も 大変 重要 な もの で ある という ふう に 思い ます し 、 著作 権 制度 の 在り方 という の は 、 その 国 の 文化 度 を 表す という こと も 言わ れる 大変 大切 な 制度 で ござい ます ので 、 しっかり これから も 文化庁 に おか れ まし て は 進め て いただき 、 制度 の 充実 、 そして 、 やはり 権利 者 保護 の 面 で は まだまだ 日本 は 不十分 な ところ が ある という ふう に 私 は 認識 を いたし て おり ます ので 、 しっかり 今後 も お 取組 を 続け て いただき たい と 思い ます 。   時間 も 残り 僅か と なり まし た けれども 、 最後 の 質問 と なり ます 。   先般 の 質疑 の 中 で 、 最後 に ちょっと 、 時間 が 足り ない 中 で 大臣 に 御 答弁 を いただい た わけ で ござい ます けれども 、 少子化 対策 、 こども ・ 子育て 支援 加速 化 プラン について 、 特に 、 文科 省 の 方 で 具体 的 な お 取組 について 先般 記者 会見 も さ れ て おり まし た けれども 、 奨学 金 制度 の 拡充 について 、 具体 的 な 文部 科学 省 として の 方針 について お 伺い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 大変 様々 な 要件 が 課さ れ て おり まし て 、 また 今後 議論 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   時間 と なり まし た 。 これ で 質問 を 終わら せ て いただき ます 。 ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   著作 権 制度 は 、 著作 物 を 利用 する 人 たち が 利用 し やすい よう に する とともに 、 著作 権 者 、 隣接 権 者 の 権利 が 損なわ れ ない よう に 、 権利 の 保護 と 公正 な 利用 の バランス が 求め られる と 思う ん です 。   我が 党 も 、 今回 の 改正 は 、 基本 的 に 賛成 です 。   権利 者 側 から は 、 今回 の 新た な 裁定 制度 が 権利 の 切下げ に つながる の で は ない か と の 危惧 も 出さ れ て おり ます ので 、 まず 、 幾つ か 確認 し て おき たい と 思い ます 。   今回 の 法 改正 に ある 新た な 裁定 制度 は 、 利用 許諾 を 確認 でき なけれ ば 利用 でき ない という これ まで の 一般 原則 を 転換 する もの な ん です ね 。 制度 設計 に当たって は 、 できるだけ 権利 者 の 意思 を 反映 できる よう な 運用 、 十分 な 配慮 を 求める など の 意見 が あっ た と 承知 し て おり ます 。   その 上 で 、 新 制度 は 、 著作 権 者 等 の 意思 を 確認 する ため の 措置 を 取っ た に も かかわら ず 、 確認 が でき ない 場合 に は 、 文化庁 長官 の 裁定 を 受け 、 補償 金 を 供託 する こと により 、 裁定 において 定める 期間 に 限り 、 当該 未 管理 公表 著作 物 等 を 利用 する こと が できる 、 こう なっ て おり ます 。   現行 の 裁定 制度 より も 簡易 に 迅速 に 使える よう に しよ う という の は 一定 理解 する ものの 、 例えば 、 連絡 を 取っ て も 確認 でき ない という の が どの 程度 の 期間 な の か 、 また 、 権利 者 の 探索 や 意思 の 確認 が 、 形式 的 に 捜し まし た よ とか 、 拙速 な 扱い で は 、 とても 認め られ ない と 思う ん です が 、 これ は 、 文化庁 次長 、 いかが でしょ う か 。 悪意 の ある 利用 など の 、 著作 権 者 の 望ま ない 利用 といった こと へ の 不安 の 声 も ござい ます 。 それら の 声 に 応え て 、 著作 権 者 の 望ま ない 利用 に 配慮 し た 丁寧 な 運用 が 求め られる と 考え ます が 、 これ も よろしい でしょ う か 。 探索 を する 上 で 、 その 前提 と なる 、 分野 横断 し た 権利 情報 データベース を 構築 する という こと に なっ て おり ます 。   少なくとも 、 現時点 において は 、 個別 分野 における データベース が 充実 し て いる ところ は 全体 の うち でも 一 部分 に とどまっ て おり 、 分野 横断 データベース の 構築 は 容易 で は ない と 考え られ ます 。   仮に 、 これ を 構築 する と なっ た 場合 に 、 その 費用 は 相当 な 額 に 上る こと が 予想 さ れ 、 運営 主体 を どう する か 、 その 運営 経費 を どの よう に 調達 する の か といった 課題 が 考え られ ます 。 また 、 十分 な 精度 の データベース を 構築 し 、 それ を メンテナンス し て 、 日々 管理 運営 し て いく ため に は 、 これ また 相応 の 経済 的 基盤 が 必要 です 。   分野 横断 権利 情報 データベース の 構築 、 管理 運営 について は 適切 な 公的 支援 が 行わ れる べき だ と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 では 、 次 の テーマ に 入る ん です 。   さて 、 昨年 十一月 の 二 十 七 日 に 、 「 月 は どっち に 出 て いる 」 「 血 と 骨 」 など 在日 コリアン の 物語 を リアル に 描い た 作品 で 知ら れる 崔 洋一 監督 が お 亡くなり に なり まし た 。 私 は 、 謹んで 崔 さん の 御 冥福 を 心から お祈り 申し上げ たい と 思い ます 。 崔 監督 は 日本 映画 監督 協会 の 理事 長 も 務め て おら れ 、 私 は 、 超党派 の 文化 芸術 振興 議連 や 映画 議連 の 場 など で 、 日本 の 映画 監督 の 著作 権 問題 について 繰り返し 崔 監督 から お話 を お 聞き し て まいり まし た 。 今日 は 、 故 崔 洋一 監督 の 遺言 を 果たす つもり で 質問 し たい と 思う ん です 。   日本 で 最初 に 著作 権 の 保護 を 規定 し た の は 一 八 六 九 年 の 出版 条例 で あり ます けれども 、 最初 に 著作 権 法 が 施行 さ れ た の は 一 八 九 九 年 、 明治 三 十 二 年 の こと で あり まし た 。 文学 的 及び 美術 的 著作 物 の 保護 に関する ベルヌ 条約 、 いわゆる ベルヌ 条約 へ の 加盟 に 合わせ て 制定 さ れ た もの です 。   この 旧 著作 権 法 において 、 完成 さ れ た 映画 の 著作 権 は 誰 が 原始 取得 する こと に なっ て い た か 、 文化庁 次長 、 お答え いただけ ます か 。 著作 者 は すなわち 映画 監督 という こと で 、 映画 監督 が 原始 取得 する もの で ある と 。 ただ 、 映画 著作 権 は 映画 完成 と 同時に 映画 会社 に 移る もの と する 意見 で 統一 し て い た と さ れ て おり ます 。   資料 一 を 見 て いただき たい ん です 。 二 〇 一 六 年 二月 二 十 六 日 、 崔 監督 御 健在 の とき に 行わ れ た 日本 映画 監督 協会 創立 八 十 周年 記念 シンポジウム の パンフレット の 写し で あり ます 。 右側 の 下線 部 、 旧 著作 権 法 で は 、 「 完成 さ れ た 映画 の 著作 権 は 映画 監督 が 原始 取得 する もの で ある が 、 」 「 映画 著作 権 は 映画 完成 と 同時に 映画 会社 に 移る もの と する 意見 に 統一 し て 、 国会 に 臨ん だ 」 と ござい ます 。   現行 の 著作 権 法 は 、 一 九 七 〇 年 に 旧 著作 権 法 の 全部 を 改正 し て 制定 さ れ 、 一 九 七 一 年 一月 一 日 に 施行 さ れ まし た 。   今度 は 、 先 ほど の 資料 一 の 左側 を 見 て いただき たい 。 第 十 六 条 で は 著作 者 に 映画 監督 を 含め ながら 、 著作 権 者 について は 第 二 十 九 条 で 、 映画 の 著作 物 の 著作 権 者 は 、 その 著作 者 が 映画 製作 者 に対し 当該 映画 の 著作 物 の 作成 に 参加 する こと を 約束 し て いる とき は 、 当該 映画 製作 者 に 帰属 する と なっ て おり ます 。   つまり 、 映画 の 著作 権 は 映画 製作 者 、 これ は 映画 会社 の こと で あり ます けれども 、 映画 会社 に 帰属 する という こと に なっ て いる ん です ね 。 旧法 の よう に 移転 とか 譲渡 で さえ なく 、 帰属 する という ん です から 、 その 瞬間 に 、 元 から 映画 会社 に 帰属 し て いる という 書き ぶり に なっ た ん です ね 。   なぜ こういう ふう に 七 〇 年 改正 で 変え た の か 、 これ も 文化庁 次長 、 お答え いただけ ます か 。 そういう 答弁 が 繰り返さ れ て き た ん です ね 。   ただ 、 これ は 改正 時 から 、 映画 監督 側 から の 大きな 批判 が 沸き起こっ た の は 当然 の こと な ん です 。   資料 二 の 一 を 見 て いただき たい 。 その 改正 が 議論 さ れ た 昭和 四 十 五 年 、 一 九 七 〇 年 四月 一 日 の 衆議院 文教 委員 会 著作 権 法案 審査 小 委員 会 、 参考 人 質疑 の 会議 録 で あり ます 。 参考 人 として 出席 し た 協同 組合 日本 映画 監督 協会 の 常務 理事 だっ た 大島 渚 監督 の 意見 陳述 で あり ます 。   先 ほど の 資料 二 の 二枚目 です ね 、 中身 が 出 て き ます けれども 、 二枚目 で 、 参考 人 の 大島 渚 監督 は 、 著作 権 は 財産 権 に 属する もの で 、 財産 権 は 憲法 二 十 九 条 によって 守ら れ て いる 、 ところが 、 今回 の 著作 権 法 二 十 九 条 という もの は その 財産 権 を 奪う もの だ と まで 言っ て おり ます 。 同じ 二 十 九 条 という こと 、 くしくも という こと で 、 著作 権 法 二 十 九 条 で 憲法 二 十 九 条 に 保障 さ れ た 財産 権 を 奪う の か という 告発 に なっ て いる ん です けれども ね 。   だから 、 なぜ こういう 法 改正 を し た の か 。 それ まで は 、 原始 的 に は です よ 、 監督 に あっ た もの 。 もちろん 、 先 ほど 次長 が 述べ た よう に 、 その後 、 映画 会社 が いろいろ し ない と 駄目 だ という の は 、 もう 前 から そう なっ て いる ん です よ 。 でも 、 それ は 、 一旦 自分 が 受け取っ た 著作 権 を 移転 し たり 譲渡 し たり する なら まだしも 、 一 度 も もらわ ず に 帰属 さ せ られる と いう のに 物すごく 屈辱 感 を 感じる と 監督 さん たち は おっしゃっ て いる ん です けれども 、 これ は なぜ な ん です か ね 、 次長 。 もう これ 以上 重ね 問い し ませ ん けれども 、 いや 、 別に 、 七 一 年 以前 も 多額 の 費用 は 必要 だっ た し 、 それ 以前 も たくさん の 方 が 関わっ て い た わけ です から 、 ここ で 変える という こと は 大変 物議 を 醸す の は 当然 の こと だ と 思う ん です ね 。   これ だけ の 怒り を 持っ て 受け止め られ た 七 一 年 改正 です から 、 その後 も 映画 監督 の 著作 権 問題 は 、 折 に 触れ て 議論 に なっ て まいり まし た 。   一 九 九 二 年 三月 三 十 日 に 公表 さ れ た 著作 権 審議 会 第 一 小 委員 会 の まとめ で は 、 映画 監督 等 の 権利 について どの よう に 書か れ て おり ます か 、 文化庁 次長 。 そう な ん です ね 。 これ を 受け て 、 一 九 九 二 年 五月 二 十 二 日 の 、 映画 の 二 次 利用 に関する 調査 研究 協議 会 の 第 一 回 会合 が 開か れ まし た 。   この 映画 の 二 次 利用 に関する 調査 研究 協議 会 は 、 約 二 十 回 の 議論 を 重ね た けれども 、 関係 者 の 見解 の 差 が 大きく 、 意見 調整 に 努め た が 、 その 差 の 解消 に は 至ら なかっ た 、 至ら ず に 終了 し た 、 こう 記さ れ て おり ます 。   一 九 九 六 年 頃 から 、 WIPO 、 世界 知的 所有 権 機関 で は 、 実演 家 の 権利 保護 強化 を 目指す 新 条約 が 協議 さ れ て おり まし て 、 日本 政府 代表 も 参加 し て おり まし た 。 実演 家 の 権利 が 強化 さ れれ ば 、 バランス の 上 から も 、 映画 監督 等 の 権利 について も 見直し が 進む だろ う と の 見通し が この とき 強まっ た わけ です ね 。 そこで 、 一 九 九 七 年 に 文化庁 は 、 映像 分野 の 著作 権 等 に 係る 諸 問題 に関する 懇談 会 、 略称 映像 懇 を 発足 さ せ まし た 。   聞き ます けれども 、 この 映像 懇 で の 議論 は 、 最終 的 に どの よう に なり まし た か 、 文化庁 次長 。 進捗 は ない ん です 。 なぜ 進捗 が ない の か という こと を 少し 調べ て み た ん です けれども 、 二 〇 〇 一 年 四月 に 監督 協会 と 面会 し た 当時 の 著作 権 課長 が 、 著作 権 法 二 十 九 条 は 憲法 違反 など という 主張 は 到底 受け入れ られ ない と 言明 し 、 その後 、 同じく 、 映像 懇 ワーキンググループ の 座長 も 、 著作 権 法 二 十 九 条 一 項 の 規定 は 憲法 違反 で ある という 主張 を 前提 に し た 話合い は 続け られ ない と 発言 を いたし まし た 。   しかし 、 著作 権 法 二 十 九 条 が 憲法 違反 だ という 主張 は 、 今 皆さん 聞い て いただい た とおり 、 七 〇 年 改正 時 の 大島 渚 さん も 語っ て いる とおり 、 これ は 映画 監督 協会 の 一貫 し た 主張 で あっ て 、 この とき にわかに 持ち出し た もの で は ない ん です ね 。   日本 映画 監督 協会 は 、 著作 権 法 二 十 九 条 は 憲法 違反 で ある という 主張 を 撤回 せよ という 要求 について は 、 当然 の こと ながら 拒否 を いたし まし た 。 その 結果 、 そこ で 止まっ て 進捗 が ない という の が 、 どうやら 、 最終 的 な やり取り の 結論 の よう で あり ます 。   私 は 、 今 から 九 年 前 の 二 〇 一 四 年 四月 の 四 日 、 当 委員 会 、 衆議院 文部 科学 委員 会 で 、 実は この 問題 を 取り上げ た こと が あり ます 。   資料 三 を 見 て いただき たい 。 その とき の 会議 録 です 。   当時 の 下村 博文 文科 大臣 も 、 著作 権 を 映画 監督 に 与える こと について は 、 関係 者 の 合意 形成 の 状況 や 、 映画 の 円滑 な 市場 流通 へ の 影響 を 踏まえ て 、 今後 必要 に 応じ て 検討 を 行う べき もの と 答弁 を さ れ まし た 。 私 は 、 この とき 既に 、 十 年 以上 も 止まっ た まま だ と 指摘 を し て 、 しっかり 協議 の 場 を 設けよ と 求め て おり ます 。   聞き ます けれども 、 その後 、 協議 は 動き まし た か 、 文化庁 。 この 時点 で 十 年 以上 止まっ て い た が 、 それ から 更に 九 年 です よ 。 既に 二 十 年 以上 も 止まっ た まま 進捗 が ない 。   では 、 映画 製作 者 団体 と 映画 監督 協会 は 、 水 と 油 、 顔 も 会わさ ず 、 口 も 利か ない か と いう と 、 そう でも ない ん です 。   私 は 、 先日 の 超党派 映画 議連 で 、 日本 映画 製作 者 連盟 、 映連 と 日本 映画 監督 協会 が 並ん で 説明 を する 場 に 居合わせ まし た 。   資料 四 を 見 て いただき たい 。 映像 制作 の 持続 的 な 発展 に 向け た 取引 ガイドライン という もの の 表紙 で あり ます けれども 、 映連 も 監督 協会 も 含む 十 一 団体 の 連名 に なっ て おり まし て 、 一番 下 の 一般 社団 法人 日本 映画 制作 適正 化 機構 、 略称 は 映 適 という らしい です けれども 、 映 適 を 発足 さ せる こと の 説明 でし た 。   この 映 適 の 発足 の きっかけ に なっ た の は 、 経 産 省 が 二 〇 一 九 年 に 実施 し た 映画 制作 現場 実態 調査 の 結果 と 、 二 〇 二 〇 年 三月 に 出 た 映画 制作 の 未来 の ため の 検討 会 報告 書 だ という ふう に 聞き まし た 。   今日 は 経 産 省 に 来 て いただい て おり ます けれども 、 この 一般 社団 法人 日本 映画 制作 適正 化 機構 という もの が つくら れ 、 この よう な 取引 ガイドライン を 作成 し た の は 、 どういう 趣旨 で どういう 経緯 な の か 、 まずは 経 産 省 から 御 説明 いただけ ます か 。 確か に 、 この 現場 実態 調査 結果 を 見 まし て も 、 現場 で 働く 人 の 七 五 % 程度 は フリーランス で 、 フリーランス の 収入 は 、 二 〇 一 八 年 の 総 収入 で 、 最も 多い の が 僅か 三 百 万 円 台 でし た 。 だからこそ 、 現場 から 、 とても 食べ て いけ ない 、 若い 働き手 が 入っ て こ ない 、 入っ て も すぐ 辞め て いく と 悲鳴 の よう な 声 が 上がっ て おり ます 。   しかし 一方 で 、 働き 方 改革 や 映画 制作 現場 の 適正 化 に 名 を かり て 、 映画 関係 者 の 著作 権 を 始め と する 権利 が 奪わ れ たり 制約 を 受け たり する の で は 本末転倒 だ と 思う ん です ね 。   先日 の 議連 の 席 で も この ガイドライン が 示さ れ た ん です が 、 この ガイドライン に 含ま れ て いる 、 制作 会社 、 フリーランス と の 契約 ひな 形 、 ビロー の スタッフ 向け という もの の 中 に 、 スタッフ は 、 発注 者 又は 発注 者 が 指定 する 者 による 著作 物 の 利用 に関して 、 著作 者 人格 権 を 行使 し ない という 一文 が 入っ て いる の が 気 に なっ て 、 現在 、 映画 監督 は この 著作 者 人格 権 という もの のみ が 残さ れ て いる ので 、 これ を 行使 し ない という の に サイン し て 判 こ を 押し ちゃい ます と 大変 な こと に なる 、 そういう 心配 は ない ん です か と 聞く と 、 映画 監督 や シナリオ 作家 は これ に は 対象 に なら ない という 答弁 を いただい た ところ で あり ます 。   そこで 経 産 省 に 聞く ん です が 、 経 産 省 が 作っ た もの じゃ ない ので 経 産 省 が これ を あれこれ 論じる こと は でき ない に し て も 、 この ガイドライン は 、 日本 映画 制作 適正 化 機構 で 作っ た もの だ けれども 、 今後 まだ 改善 、 改良 の 余地 が ある 、 こういう こと で よろしい です ね 。 是非 とも 、 より よい もの に 、 くれぐれも 全て の 関係 者 の 権利 が しっかり 守ら れる よう に し て いただき たい と 思い ます 。   最後 に 、 資料 五 を 見 て いただき たい 。 action 4 cinema 、 日本 版 CNC 設立 を 求める 会 の ホームページ に 掲載 さ れ て いる 、 諸 外国 の 映画 支援 機関 について の 比較 表 で あり ます 。   左端 、 CNC と 書い て セーエヌセー と 読む ん です けれども 、 フランス で は 、 映像 表現 に 係る 業界 の 実態 の 調査 及び 研究 並びに 提言 等 を通じて 、 業界 全体 の 適正 化 及び 国際 競争 力 向上 の ため の 活動 等 を 所管 する 統括 機関 が 存在 し ます 。 総 予算 九 百 十 三 億 円 をもって 、 映画 等 に 支援 を し て おり ます 。   右 から 二 番目 の 韓国 に も KOFIC という 組織 が あり 、 総 予算 二 百 六 十 九 億 円 で 支援 を し て おり ます 。   日本 版 CNC 設立 を 求める 会 は 、 まさに この フランス の CNC や 韓国 の KOFIC の よう な 国立 映画 映像 センター を 設立 しよ う という 団体 で あり 、 業界 団体 及び 関係 各 省庁 に対する 働きかけ を 行い 、 その 設立 の 実現 を 図る こと を 目的 と し て おり ます 。   文化庁 は 、 この 日本 版 CNC 設立 を 求める 会 という もの を 御存じ です か 。 この CNC の 実現 を 目指す 、 設立 を 求める 会 という 方々 は 、 日本 で も そういう もの を つくっ て ほしい 、 当初 は 日本 で は 実現 不可能 な 夢 として 議論 の 机上 に 上がる こと は あり ませ ん でし た 、 しかし 、 それでは 駄目 だ という こと で 立ち上がっ た という ん です ね 。   これ は ちょっと 大臣 に 一言 聞き たい ん です けれども 、 こういう ふう に やはり 世界 で やっ て いる わけ です から 、 日本 で も やはり しっかり こういう こと を 研究 も し 、 検討 も し て 、 実現 不可能 な 夢 に 終わら せ て は なら ない 、 やはり 日本 も 映画 の 支援 について しっかり と し た 支え の 体制 を 取っ て いく 必要 が ある と 私 は 思う ん です が 、 いかが です か 、 大臣 。 映連 と 映画 監督 協会 が 協議 し た 映像 懇 が 止まっ て 二 十 年 余り たっ た わけ です 。 今 、 新た に 、 日本 映画 制作 適正 化 機構 で の 、 映像 制作 の 持続 的 な 発展 の ため の 議論 も 始まっ て おり ます 。 また 、 日本 版 CNC 設立 を 求める 会 など の 新しい 動き も 始まっ て おり ます 。 それ が 、 日本 映画 監督 協会 や 映連 、 適正 化 機構 と の 協議 も 始め て いる と 聞い て おり ます 。   日本 映画 の 持続 可能 で 多様 な 新た な 発展 を かち取る ため に 、 今 こそ 、 働き 方 改革 に とどまら ず に 、 著作 権 を 含む 権利 の 問題 で も 、 関係 者 の 忌憚 ない 話合い を 進める べき だ 。 二 十 年 止まっ て いる もの を 、 何で 止まっ た の か という 最初 の いきさつ を ちょっと 私 、 調べ まし た けれども 、 それ は 誰 が いい とか 悪い とか じゃ なく て 、 この 際 、 日本 映画 の ため に しっかり そういう 話合い を 進める 。 この 点 で 、 文化庁 は なし 得る べき こと が あれ ば やる べき だ と 思う ん です が 、 大臣 の 御 所見 を お 伺い し たい と 思い ます 。 私 は 、 提出 者 を 代表 いたし まし て 、 本 動議 について 御 説明 申し上げ ます 。   案文 を 朗読 し て 説明 に 代え させ て いただき ます 。         著作 権 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 に対する 附帯 決議 ( 案 )     政府 及び 関係 者 は 、 本法 の 施行 に当たって は 、 次 の 事項 について 特段 の 配慮 を す べき で ある 。   一   著作 物 等 の 利用 に関する 新た な 裁定 制度 は 、 著作 権 等 管理 事業 者 による 集中 管理 が さ れ て い ない 著作 物 等 を 対象 と し て おり 、 これら の 権利 者 に は 個人 で 活動 する クリエイター など が 多く 含ま れる こと を 踏まえ 、 特に 本 制度 の 利用 の 契機 と なる 著作 物 等 の 利用 の 可否 に 係る 意思 表示 について 、 幅広く 丁寧 な 説明 、 周知 を 行う こと 。   二   新た な 裁定 制度 の 具体 化 に当たって は 、 現行 の 裁定 制度 の 現状 を 踏まえ 、 手続 の 簡素 化 に 留意 し 、 制度 の 利用 に 繋がる よう 努める こと 。 また 、 権利 者 の 意思 表示 の 確認 に 係る 要件 について 明確 さ を 旨 として 定める とともに 、 意思 表示 を し て い ない 権利 者 の 権利 保護 が 図ら れる よう 、 裁定 手続 を 進める 過程 において も 、 意思 表示 を 待つ だけ に 留まら ず 、 不断 に 権利 者 の 探索 ・ アプローチ を 進める 方策 に 努める こと 。   三   登録 確認 機関 が 行う 未 管理 公表 著作 物 等 の 使用 料 相当 額 の 算出 に当たって は 、 利用 者 の 負担 軽減 の 観点 から 、 利用 者 が 使用 料 相当 額 を 算定 し やすい 簡便 な 仕組み と する とともに 、 著作 物 等 の 利用 形態 に 応じ た 一般 的 な 使用 料 等 の 相場 を 踏まえ た 適切 な 額 と する よう 努める こと 。   四   著作 物 等 の 利用 に 係る 利便 性 の 向上 とともに 、 権利 者 へ の 適切 な 対価 還元 を 図る 本法 の 趣旨 を 踏まえ 、 登録 確認 機関 の 登録 及び 指定 補償 金 管理 機関 の 指定 に 当たり 、 それぞれ の 機関 が 権利 者 及び 利用 者 の 意見 を 適切 に 反映 し た 運営 が 確保 さ れる よう 留意 する こと 。   五   分野 横断 権利 情報 検索 システム は 新た な 裁定 制度 において 権利 者 の 探索 に 重要 な 役割 を 果たす こと を 踏まえ 、 政府 は 、 分野 横断 権利 情報 検索 システム の 構築 に当たって 、 著作 権 等 管理 事業 者 が 保有 する 既存 の データベース と の 連携 等 データベース の 充実 に 向け た 支援 を 行う こと 。 その 際 に は 、 著作 権 等 管理 事業 者 の 負担 と なる こと の ない よう 留意 する こと 。   六   海賊版 による 著作 権 侵害 に対する 損害 賠償 額 として 認定 さ れる ライセンス 料 相当 額 の 考慮 要素 の 明確 化 について は 、 侵害 行為 の 抑止 の 観点 から 、 損害 賠償 額 が 適正 な 額 と なる よう 制度 の 趣旨 の 周知 を 図る こと 。   七   海賊版 サイト について は 、 運営 主体 の 多く が 海外 に 拠点 を もっ て いる こと から 、 その 取締り に当たって は 、 日本 国内 のみ なら ず 国際 的 な 連携 ・ 協力 の 強化 など 、 海外 で の 不正 流通 防止 に 向け た 対策 に 積極 的 に 取り組む こと 。   八   メタバース や 非 代替 性 トー クン ( NFT ) 等 、 デジタルトランスフォーメーション ( D X ) の 進展 が 著作 物 等 の 創作 ・ 流通 ・ 利用 を 取り巻く 環境 に 大きな 影響 を 与え て いる こと を 踏まえ 、 著作 物 等 の 一層 の 利用 の 円滑 化 及び それ に 伴う 著作 権 者 の 権利 保護 の 在り方 等 、 著作 権 制度 の 議論 を 加速 さ せる こと 。   九   D X の 進展 により 、 著作 物 の 創作 又は 利用 を 本来 の 職業 と し ない 者 が 著作 物 の 提供 者 あるいは 著作 物 の 利用 者 と なる 機会 が 増え た こと を 踏まえ 、 著作 権 等 に関する 法律 知識 の 周知 や 契約 実務 の 補助 と なる マニュアル 等 の 普及 に 努める こと 。   十   A I 技術 の 進展 により 、 他者 の 著作 物 を 使用 し た 創作 物 が 容易 に 作成 さ れる よう に なっ た こと を 踏まえ 、 著作 者 の 権利 の 保護 に 向け た 取組 ・ 体制 の 強化 を 図る こと 。 また 、 著作 権 に対する 意識 の 醸成 及び 教育 機会 の 更 なる 充実 を 図る こと 。 以上 で あり ます 。   何とぞ 御 賛同 いただき ます よう よろしく お願い 申し上げ ます 。 おはよう ござい ます 。 自民党 の 根本 幸典 です 。   今日 は 、 質問 の 機会 を いただい た こと に 、 まず 心から 感謝 、 御礼 申し上げ たい と 思い ます 。   本日 、 私 は 、 国立 大学 が 果たす べき 役割 について 質問 を し たい という ふう に 思い ます 。   私 の 地元 に は 、 豊橋技術科学大学 という 大学 が あり まし て 、 現在 、 この 大学 で は 、 我が国 にとって 極めて 重要 な 基盤 技術 で あり ます 半導体 とか 、 あと センシング 技術 を 得意 分野 と し て おり 、 学内 の 施設 において 、 大手 企業 、 さらに は 地元 企業 と 産学 共同 研究 を 実施 し 、 愛知 県 の 自動車 産業 等 における 技術 革新 、 イノベーション 創出 に 貢献 を し て おり ます 。   また 、 一月 に 、 私 、 学校 の 方 に 行き まし た 。 実は 、 大学 発 ベンチャー の 認定 を 受け て い ます パワーウェーブ という 会社 が あり まし て 、 そこ は 、 豊橋技術科学大学 の 卒業生 、 OB が 豊橋 に 戻っ て き て 、 起業 し て 、 そして 、 ワイヤレス 電力 伝送 技術 、 いわゆる 電気 自動車 に ワイヤレス で 電力 を 送電 する 、 こういう 技術 の 開発 を し て いる の を 見せ て いただき まし て 、 そういった こと も 今 大学 の 中 で 行わ れ て いる 。   さらに 、 豊橋技術科学大学 という の は 、 高専 の 生徒 の 受入 先 の 大学 という 役割 も 果たし て おり ます 。 そういう 意味 から 、 高専 の 生徒 、 さらに は 企業 関係 者 を 対象 と し た 半導体 の 製作 実習 や 講習 会 を 開催 し 、 大学 の 先端 共用 設備 を 活用 し た 人材 育成 など を 行う など 、 大学 関係 者 だけ で ない 様々 な 関係 者 が 共 創 活動 を 行う 、 こう いっ た 場所 に 今 なっ て いる ところ で あり ます 。   今 申し上げ まし た よう に 、 全国 の 国立 大学 で は 、 産学 連携 や 人材 育成 など 多種 多様 な 共 創 活動 が 行わ れ て おり ます 。 カーボンニュートラル 、 G X に関して も 、 大学 施設 で の ネット・ゼロ・エネルギー・ビル 化 など の 推進 が 社会 実装 の 先導 モデル を 示す など 、 大学 で の 研究 開発 、 実証 実験 が イノベーション や 新 産業 の 創出 、 さらに 雇用 の 創出 に も つながる 可能 性 が あり ます 。   また 、 地域 の 人材 育成 の 機能 に 加え て 、 地域 の 防災 拠点 で あっ たり 、 あと は 、 地域 医療 の 最後 の 拠点 など の 機能 を 果たし て いる の も 国立 大学 で あり ます 。   しかし 、 その 一方 で 、 重要 な 活動 の 舞台 と なる 施設 に関しまして は 、 この 豊橋 技 科 大 も そう です けれども 、 昭和 四 十 年代 から 五 十 年代 に 建て られ た もの が 多く 、 老朽 化 問題 が 極めて 深刻 な 状況 に なっ て おり ます 。   その ため 、 大学 関係 者 だけ で は なく て 産業 界 や 自治体 から も 、 古く て 狭い 旧来 型 の 大学 施設 、 よく ある 、 大学 の 、 廊下 が あっ て 、 両 サイド に 小分け し た 研究 室 が ある 、 こんな よう な 施設 を 改修 し て 、 地域 の ため の 共 創 活動 が 行える よう な 場 、 例えば オープン ラボ の よう な 、 こう いっ た もの に し て ほしい という 声 が 上がっ て いる ところ で ある という ふう に 承知 を し て おり ます 。   そこで 、 文科 省 に お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。   国立 大学 は 、 果たす べき 重要 な 役割 が ある に も かかわら ず 、 施設 の 老朽 化 が 深刻 で ある という ふう に お 伺い し て い ます が 、 その 認識 について 、 現状 について お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   令 和 三 年 から 七 年 の 第 五 次 国立 大学 法人 施設 整備 計画 、 これ を 見 ます と 、 面積 も さる こと ながら 、 金額 も 一 兆 円 を 超える よう な 予算 が 必要 だ 、 こういう よう な 状況 の 中 な ん です ね 。   その 一方 で 、 令 和 四 年度 予算 を 見 て み ます と 、 当初 で は 三 百 六 十 三 億 、 それから 補正 で 五 百 八 十 二 億 、 合計 で 九 百 四 十 五 億 。 五 年間 で 一 兆 円 と いう と 、 年間 、 大体 二 千 億 円 ぐらい な ん です が 、 まだ 半分 ぐらい しか でき て い ない という の が 実態 で あり ます し 、 今年度 に関しまして も 三 百 六 十 三 億 円 の 当初 予算 です から 、 補正 予算 を 、 二 千 億 という こと を 考える 、 前年 並み と 考える と 、 補正 予算 、 しっかり これ を やっ て いか なきゃ いけ ない な と いう こと で 、 まだまだ しっかり 、 我々 、 やる べき こと が ある ん だ な 、 こういう ふう に 認識 を し て おり ます 。   しかし 、 この よう な 深刻 な 老朽 化 の 状況 で は 、 国立 大学 が 重要 な 役割 を 果たす こと が 極めて 困難 で ある 、 私 は こういう ふう に 言わ ざる を 得 ない という ふう に 思う ん です が 、 そこで 、 更に お 伺い し たい と 思い ます 。   大学 施設 の 深刻 な 老朽 化 の 中 で 、 共 創 拠点 を どの よう に 形成 を し て いこ う という ふう に 考え て いる の か 、 お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   最初 に 申し上げ た とおり 、 国立 大学 の キャンパス は 、 各 地域 における 中核 として 、 地域 密着 し 、 そして 、 将来 を 支える 人材 育成 や 産業 の 発展 に 必要 な 共 創 活動 の 拠点 と なっ て い ます 。 また 、 地域 における イノベーション 、 新 産業 創出 の 中核 拠点 として だけ で は なく て 、 重要 政策 課題 で ある グローバル 化 に対して も 重要 な 役割 が ある という ふう に 考え て い ます 。   先 ほど 、 冒頭 申し上げ まし た 豊橋技術科学大学 、 ここ の グローバル 化 な ん です けれども 、 積極 的 に 今 、 取り組ん で いる ん です ね 。 日本 全体 で いき ます と 、 日本 の 高等 教育 段階 全体 の 留学生 割合 、 生徒 に対する 留学生 の 割合 は 五 ・ 九 % な ん です 。 それで 、 世界 基準 を 見 ます と 、 在学 者 に 占める 留学生 の 割合 で いき ます と 、 オーストラリア が 多く て 、 三 〇 % を 超え て いる ん です ね 。 それから 、 英国 は 二 割 を 超え て い ます 。 それから 、 非 英語 圏 の ドイツ 、 フランス も 一 割 を 超え て いる 。 その 中 で 、 日本 は 五 ・ 九 % という こと で 、 これ は 課題 が ある ん です ね 。   その 中 で 、 じゃ 、 我が 地元 の 豊橋技術科学大学 は 、 実は 一 三 ・ 五 % という こと で 、 かなり 健闘 を し て い ます 。 もちろん 、 この こと によって 、 やはり 地域 と の 交流 も 結構 盛ん でし て 、 豊橋 に あり ます 日 中 友好 協会 とか は 、 技 科 大 の 学生 さん を お呼び し て 花見 を やっ たり 、 さらに は 、 彼ら が 、 ギョーザ を 作っ て いただい て ギョーザ パーティー を やっ たり 、 いろいろ コミュニケーション を 取っ て 、 地域 と しっかり 触れ合っ て いただい て いる ん です ね 。   また 、 ドイツ において も 、 日 独 協会 という の が あっ て 、 月 に 一 回 、 シュタムティッシュ という の を 定例 で やっ て いる ん です が 、 そこ に ドイツ の 学生 が 来 て 、 元々 、 この 豊橋 に は フォルクスワーゲン ジャパン の 本社 が あり ます ので 、 そういった 自動車 の つながり も あり ます ので 、 しっかり コミュニケーション を 取っ て いる 。   さらに は 、 私 、 ラオス に 一 回 視察 で 行か せ て もらっ た とき は 、 ラオス の 気象 大臣 の 秘書 の 方 が 大変 日本語 の うまい ラオス の 方 だっ た ん です ね 。 よく よく 話 を 聞い たら 、 豊橋技術科学大学 の OB だ という こと で 、 大層 、 戻っ て 大 活躍 を し て いただい て い まし て 、 そういう 意味 で は 、 やはり 、 しっかり と 海外 から 留学生 を 受け入れる 、 これ は 非常 に 大事 だ な と 私 は 思っ て い ます 。   特に 、 海外 から の 高度 人材 の 呼び込み は 、 国際 的 な 高度 人材 の 獲得 競争 の 中 、 ソフト として の 様々 な 教育 研究 活動 だけ で なく て 、 それ を 支える 場 として 、 ハード で ある 国立 大学 の キャンパス 、 施設 も 併せ て 、 国際 的 な 活動 に 適し た 魅力 ある もの に 生まれ変わら せ 、 ソフト 、 ハード 一体 的 に 整備 充実 し て いく 必要 が ある という ふう に 考え て い ます 。   そこで 、 最後 に 大臣 に お 伺い を し ます 。   地域 の 中核 拠点 として の 役割 に 加え 、 グローバル 化 の 観点 から も 、 国立 大学 の キャンパス に は 重要 な 役割 が ある という ふう に 考え て い ます が 、 大臣 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 大臣 から の 決意 を お 伺い を し まし て 、 心強く 思い ます 。   自民党 も 、 実は 、 二月 九 日 に 、 今日 委員 で いらっしゃい ます 柴山 先生 が 会長 の 自民党 教育 ・ 人材 力 強化 調査 会 において 提言 を まとめ て いただい て い ます 。   その 中 でも 、 幾つ か ある ん です が 、 一つ は 、 戦略 的 な 外国 人 留学生 受入れ の 推進 の 中 で 、 民間 資金 等 も 活用 し た 混在 型 留学生 宿舎 、 外国 人 教員 宿舎 の 受入れ 環境 整備 、 これ が 大事 です よ という こと を 提言 さ せ て もらっ て い ます 。 それから 、 外国 人 留学生 へ の 魅力 ある 環境 の 提供 という こと で 、 国立 大学 法人 等 施設 整備 補助 金 の 抜本 的 拡充 など 、 外国 人 留学生 を 呼び込む ため の 魅力 ある 教育 研究 環境 、 キャンパス 環境 の 整備 、 これ も 提言 を さ せ て いただい て い ます 。 それから 、 さらに 、 日本人 留学生 の 留学 、 さらに は 優秀 な 留学生 の 受入れ 、 大学 の 国際 化 の 総合 的 な 促進 に 必要 な 基金 の 設立 、 こう いっ た こと も 自民党 から も 提言 さ せ て いただい て 、 しっかり と 、 やはり 、 留学生 を 受け入れる 、 そういった ハード 、 ソフト 両面 で の 体制 が 必要 だ という こと を 訴え させ て いただい て い ます 。   先ほど も 申し上げ まし た よう に 、 五 か年 の 計画 の 中 で は 、 一 兆 円 を 超える 資金 が 必要 だ と 。 ただ 、 今 、 現状 を 申し上げ ます と 、 昨年 末 です と 補正 含め て 九 百 四 十 五 億 、 そして 今年度 は 三 百 六 十 三 億 という こと で あり ます ので 、 しっかり と やはり 予算 を 獲得 し て いく という こと が 極めて 大事 です し 、 また 、 計画 的 に 進め て いく という こと が 極めて 重要 だ という ふう に 思い ます ので 、 是非 、 引き続き 、 大臣 に おか れ まし て は 積極 的 に 取り組ん で いく こと を お願い 申し上げ 、 私 の 質疑 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 平林 晃 と 申し ます 。   本日 は 、 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 大変 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 、 高等 学校 の 教科 「 情報 」 について お 聞き いたし ます 。   昨年度 から 内容 が 大幅 に 刷新 を さ れ まし て 、 新 科目 「 情報 1 」 が 多く の 高等 学校 で 実施 さ れ た と 認識 を し て おり ます 。 内容 は 、 旧 課程 と 大きく 異なり まし て 、 プログラミング 、 データ サイエンス など 高度 な 内容 が 必修 に なっ て いる という こと です 。   担当 さ れる 先生 方 に は 、 中 に は 臨時 免許 とか 免許 外 担当 という 、 正規 免許 以外 の 方 が 含ま れ ます が 、 その 割合 は 減っ て き て おり まし て 、 数字 上 で は 指導 体制 は 充実 さ れ て いっ て いる よう で あり ます 。 一方 で 、 「 情報 」 の 正規 免許 を お 持ち で あっ て も 、 元々 、 家庭 科 の 教員 で あっ て 、 旧 課程 の とき に 「 情報 」 免許 を 取得 し た が 、 新 課程 の 内容 は 結構 難しく なっ て い ます ので 、 昨年 は 担当 を 余儀なく さ れ た ん です けれども 、 今年度 は 難しい 、 こういう よう な ケース も 伺っ て おり ます 。   教員 の スキル アップ に は 、 文科 省 さん も 特設 ウェブページ を 開設 する など 継続 し て 支援 を し て おら れ ます が 、 ただし 、 その ホームページ の 中身 は 、 情報 分野 に 疎遠 の 方 に は 活用 が 容易 で は ない の か と 私 は 拝見 し て 感じ まし た し 、 実際 そんな 声 も 頂戴 を いたし まし た 。   この よう に 考え ます と 、 情報 科 教員 の サポート を きめ細かく 、 一 歩 踏み込ん で 進め て いく 必要 が ある と 考え ます が 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 時間 が ない ので 、 答弁 は 少し 短め に お願い いたし ます 。 済み ませ ん 。   ありがとう ござい ます 。 是非 寄り添っ て 支援 し て いっ て いただき たい と 思い ます 。   それで 、 二 〇 二 五 年度 大学 入学 共通 テスト で は 「 情報 」 が 新設 さ れ ます 。 昨年度 「 情報 1 」 を 学ん だ 生徒 の 皆さん が 受験 さ れ 、 「 情報 1 」 が 試験 科目 に なり ます 。   ただ 、 経過 措置 と いたし まし て 、 旧 課程 の 試験 も 実施 さ れる と 伺っ て おり ます 。 内容 が 大きく 異なる 中 で 難易 度 に 不公平 は 生じ ない の か 、 こうした 不安 感 を 受験生 に 与え ない ため の 対策 が 必要 と 考え ます が 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   サンプル 問題 が 公表 さ れ て おり まし て 、 私 も ちょっと 一 回 やっ て み まし た 。 点数 は 申し上げ られ ませ ん 。   新旧 二 種類 の 問題 で 、 旧 課程 の 中 に 更に 二 種類 ある ん です ね 。 より 平易 な 、 かつ 履修 率 も 高かっ た 「 社会 と 情報 」 、 これ と 比べ ます と 、 「 情報 1 」 は 、 百 点 満点 において 二 十 五 点 分 、 共通 問題 に なっ て い まし た 。 残り 七 十 五 点 、 違い ます 。 その 七 十 五 点 分 の 中身 が どう 違う か と いう と 、 「 情報 1 」 の 中 で は 、 論理 回路 、 プログラミング 、 データ 処理 、 こう いっ た 内容 で ある の に対して 、 「 社会 と 情報 」 で は 、 情報 機器 の 取扱い や 著作 権 など に関する 知識 を 問う 問題 で ある 。 どちら も 重要 で ある こと は 間違い ござい ませ ん が 、 前者 は 主 に 思考 力 が 求め られる の に対して 、 後者 は 知識 を 問う 傾向 が 強い と 感じ て おり ます 。   こうした 違い を しっかり と 考慮 し て いただい て 、 難易 度 に 差 が ない 、 生じ ない よう な 問題 、 作 問 を お願い し たい と 思い ます し 、 これ も 時間 が ない くせ に 言っ ちゃ い ます けれども 、 私 、 平成 元年 に 共通 一 次 試験 を 最後 で 受け まし た 。 この とき に 問題 調整 が 物理 と 化学 の 間 で 行わ れ て 、 私 は 化学 を 受け て い て 、 物理 の 点数 が 上がっ て き て びっくり し た という 記憶 が ござい ます 。 なるべく そういった こと が ない よう に 是非 お願い し たい という ふう に 思っ て おり ます ので 、 よろしく お願い いたし ます 。   続き まし て 、 では 、 次 の 問題 に 移り ます 。 これ 以降 、 私 の 前回 十二月 の 質問 に 関連 し た 内容 に なっ て まいり ます 。   まず 、 海外 派遣 研究 者 へ の 支援 について 伺い ます 。   JSPS から の 派遣 研究 員 が 、 短期 的 に は 円 安 、 長期 的 に は 二 十 年 近く 支給 額 が 増え て い ない こと から 、 現地 賃金 や 物価 上昇 に 符合 し ない だけ で なく 、 現地 大学 の ポスドク 最低 賃金 に 満た ない 、 こういう 切実 な 問題 に対して 、 その とき の 答弁 で 、 年度内 、 一時 金 の 支給 、 新 年度 の 増額 という 方向 性 を お 示し いただき まし た 。   その後 、 進捗 状況 を 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   今 の 御 答弁 内容 以外 に も 、 支援 対象 者 の 拡充 で あり ます とか 、 大学 と の 雇用 制度 の 改善 など も 進め て いただい て いる と 承知 を し て おり ます 。 喜び の 声 、 多数 いただい て おり ます 。   こうした 支援 、 昨年 十月 に 、 当事者 の 研究 者 と 、 文科 省 、 JSPS 、 そして 我々 政治 の 三 者 による 話合い から 検討 を 開始 いたし まし た が 、 先 ほど おっしゃら れ まし た 学 振 カフェ に は 我々 政治 は 参加 し て おり ませ ん 。 当事者 と 行政 の 二 者 の 対話 の 場 と なっ て い まし て 、 こう いっ た 対話 の 場 を通じて 、 特別 研究 員 制度 は 間違い なく よい 方向 に 進ん で いる よう で あり ます 。 これ が 、 今 の 皆さん の 後輩 が 見 て い まし て 、 これ が 波及 効果 と なっ て 、 例えば 、 申請 者 が 今 減少 し て いる 、 十 年来 です ね 、 そういった 問題 に も 逆転 現象 が 生じ たり 、 そういった 効果 を 期待 し たい という ふう に 思っ て いる ところ です 。   その 上 で 、 お 聞き を いたし ます 。   これ も 前回 、 大臣 に お 聞き し た 内容 でし た けれども 、 大学 研究 者 と 文科 省 と の 対話 の 必要 性 を 訴え 、 大臣 から も 、 しっかり 取り組ん で いく 、 この よう な 御 答弁 を いただい た ところ で ござい ます 。 その後 の 具体 的 な 取組 、 あるいは 検討 中 の 内容 が あれ ば 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   先 ほど 根本 先生 から も 御 質問 が あり まし て 、 建物 の 老朽 化 といった 話 が あり まし た 。 それ も 本当に 大事 な 問題 です し 、 研究 費 、 雇用 、 変化 の 激しい 講義 担当 など など 、 様々 な 状況 によって 、 研究 する 時間 が 取れ ない という 声 を 本当に 切実 に 伺っ て おり ます 。 こういう 厳しい 状況 は 、 地方 に 行く ほど 深刻 と 感じ ます 。 でも 、 本当に 私 は 、 地方 の 大学 は 重要 で ある と 思っ て おり ます 。   例えば ノーベル 賞 も 、 東大 、 京大 だけ で は ない です し 、 トップ 大学 が 元気 に なる ため に は 裾野 の 広がり が 重要 です 。 でも 、 今 の 政策 は 選択 と 集中 が 続い て おり 、 現在 の 基準 で は 選択 さ れ ない ところ が 見放さ れ た 感覚 を 強く 持っ て おら れ ます 。 そういう 、 現在 の 基準 で 選ば れ ない 研究 に も 価値 が ある 、 これ は 地方 の 研究 者 の 、 若手 研究 者 の 方 の 生 の 声 です 。   一方 で 、 文科 省 の 皆さん は 、 決して そんな こと は 、 見放さ れる こと は ない という ふう に 当然 おっしゃる わけ です 。 この 乖離 を 埋め て いただく ため に 対話 が 必要 と 思い ます し 、 対話 によって 新しい 政策 も 生まれ て くる の で は ない か と 考え て おり ます 。 是非 生み出し て いただき たい と 思い ます 。 その こと を 強く お願い を 申し上げ ます 。   最後 に 、 これ も 前回 の 続き と なり ます が 、 オープン アクセス 論文 について お尋ね いたし ます 。   百 万 円 を 超える 手数料 という お話 で 、 覚え て いただい て いる 先生 も おら れる かも しれ ませ ん 。 この 百 万 円 が 高い という こと も 問題 です けれども 、 それ 以上 に 、 我が国 における 問題 は 、 オープン アクセス を 選択 する か どう か が 個々 の 著者 の 判断 に なっ て いる という こと で あり ます 。   諸 外国 、 例えば ヨーロッパ は 、 二 〇 一 八 年 に 、 公的 助成 を 受ける 研究 者 に対して オープン アクセス 化 を 義務づけ 、 助成 団体 に も 手数料 の 援助 を 要請 する 方針 、 これ を 打ち出し て い ます 。 アメリカ も 、 昨年 八月 に 、 論文 だけ で なく 研究 データ も オープン に する という オープン アクセス 化 方針 を 決定 し 、 本年 二 〇 二 三 年 を オープン サイエンス の 年 と 銘打っ て 取組 を 進め て おら れ ます 。   日本 で は この よう な 方針 が 明確 に なっ て い ない という こと で あり ます 。 もちろん 、 方針 を 定め ます と 手数料 へ の 手当て が 必要 に なる ので 、 慎重 に なる の は 理解 し ます し 、 個々 の 研究 者 の 御 意見 も 様々 と 伺っ て おり ます 。   ただ 、 オープン アクセス あるいは オープン サイエンス が 世界 の 潮流 で ある なら ば 、 日本 も 方針 を 定め て 世界 標準 に 合流 し て いく 必要 が ある よう に も 考え ます 。 来月 、 G7 科学 技術 大臣 会合 を 見定め ながら の 検討 も 重要 と 考え ます 。 文部 科学 大臣 の 見解 を 伺い ます 。 大臣 、 丁寧 な 御 答弁 を ありがとう ござい ます 。   時間 です ので 終わり ます けれども 、 日本 の 科学 技術 、 極めて 厳しい 状況 に ある と 考え て おり ます 。 様々 な 事情 により 科学 技術 特別 委員 会 が 廃止 と なり まし た ので 、 その 分 この 文部 科学 委員 会 において しっかり と 議論 を 行い 、 危機 を 乗り越え て いき たい と 申し上げ まし て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 梅谷 守 です 。   まずは 、 大臣 、 通告 は し て おら ない ん です けれども 、 冒頭 、 学校 給食 の 無償 化 について 一 問 お尋ね を さ せ て ください 。   これ まで も 、 我々 の 同僚 議員 だっ たり が 再三 質問 を し て き まし た し 、 また 、 維新 さん と 共同 で 、 一緒 に 法案 も 提出 し て き まし た 。   そこで 、 この間 、 示す べき だ と 尋ね て き た 学校 給食 の 無償 化 について 、 補選 、 統一 選 の 投票 日 まで に 実施 時期 、 対象 、 財源 を 示す べき だ と 我々 は 求め て まいり まし た が 、 これ は どう なっ て いる でしょ う か 。 よろしく お願い し ます 。 実態 把握 は もちろん 大事 です けれども 、 でも 、 ある 意味 、 聞こえ の いい こと だけ を 先出し し て 、 そして 、 い つ 実施 する の か 、 そして 誰 が 負担 を する の か 、 そもそも 誰 が 無償 で あり 、 そこ から 外れ かね ない の か 、 いや 、 そもそも 実施 できる の か でき ない の か 、 こう いっ た こと を やはり きちんと 有権者 に 向け て この タイミング で 示し 切る こと が 誠実 な 対応 だ と 私 は 思い ます 。 是非 、 大臣 から 、 その こと を 肝 に 銘じ て いただき たい です し 、 御 検討 いただき たい 。   そして 、 あわせ まし て 、 委員 長 に おか れ まし て は 、 改めて 、 前 に 牧 議員 から も お話 が あり まし た けれども 、 与野党 の 理事 で 善処 を 、 改めて 、 図っ て いただき たい こと を お願い を 申し上げ ます 。   じゃ 、 続き まし て 、 通告 に従って 質問 に 移ら せ て いただき ます 。   まずは 、 医学部 の 運営 費 交付 金 の 地域 枠 加算 及び 定員 増 について お尋ね を し ます 。   医師 の 少ない 地域 は 、 医学部 の 定員 を 増やし たい という の は もう 当然 な 話 です 。 その 工夫 として の 地域 枠 は とても 重要 です 。 そして 、 この間 、 大いに 担当 の 皆さん が お 取り組み さ れ て いる こと に は 敬意 を 表さ せ て いただき ます 。   ただ 、 財源 として の 運営 費 交付 金 を 増やし た ところ で 、 その 予算 が 医学部 に まで 回る か どう か という の は 各 大学 の 判断 による という こと に なり ます 。 この 点 、 学費 を 運営 費 に 乗せる こと の できる 私学 、 私立 大学 と 異なり 、 学費 が 縛ら れ て いる 国公立 は 、 国 から 運営 費 交付 金 を いただい て も 教員 の 給与 を 賄い 切れ ず 、 そこ を 、 例えば 、 私 は 新潟 です けれども 、 新潟 で は 、 県 の 負担 だっ たり 、 また 各 大学 の 自腹 、 そして 今 、 県 として は 、 知事 の 号令 の 下 で 寄附 を 募っ たり し て いる ん です ね 。   そこで 尋ね たい ん です けれども 、 新潟大学 医学部 として は 、 これ まで 、 この 財政 的 な 担保 が なけれ ば 医学部 定員 を 増やし づらい 、 定員 増 に 向け て 調整 が 非常 に 大変 だっ た と 聞い て おり ます 。 そこで 、 国公立 の 医学部 も 私立 医学部 並み に 運営 費 交付 金 の 地域 枠 分 の 加算 支給 額 を 上げる べき と 考え ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 是非 、 確保 、 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   ちょっと ここ で 新潟 の 説明 な ん です けれども 、 状況 、 構図 な ん です が 、 新潟 県 の 面積 は 、 今年 の 一月 一 日 付 で 一 万 二 千 五 百 八 十 三 ・ 九 六 平方キロメートル 。 一方 で 、 北陸 三 県 、 富山 、 石川 、 福井 の 面積 を 合わせる と 一 万 二 千 六 百 二 十 四 ・ 三 五 平方キロメートル と 、 ほぼ 同じ な ん です ね 。 そして 、 人口 で は 、 北陸 三 県 は 今年 の 三月 一 日 付 で 二 百 八 十 七 万 四 千 九 十 四 人 。 一方 で 、 新潟 県 、 これ は 大分 減っ ちゃっ た ん です が 、 二 百 十 四 万 一 千 八 百 四 十 六 人 。 新潟 県民 歌 という の が ある ん です けれども 、 ここ に は 二 百 五 十 万 人 という 表記 も ある ぐらい な ん です が 、 いずれ に し て も 、 人口 面 で も 、 北陸 三 県 と 新潟 県 という の は そこ まで 大きな 開き が ない と 私 は 受け止め て い ます 。   に も かかわら ず 、 この 北陸 三 県 に は 、 金沢 に 二つ あり ます けれども 、 医学部 が 四つ ある ん です よ 。 新潟 に は 一つ しか 医学部 が ない ん です 。 これ は もう 、 現在 、 大学 等 設置 基準 によって 、 原則 新た な 医学部 設置 は でき ませ ん という ふう に なっ て おり ます 。   また 、 文科 省令 で 、 新潟大学 医学部 の 定員 が 百 四 十 名 で 決まっ て い ます 。 そして 、 現在 は この 上限 百 四 十 名 に なっ て い ます 。   資料 を 御覧 ください 、 この 資料 。 この 一番 右 の 下 、 不足 医師 数 の 、 新潟 県 が 圧倒的 に 、 これ は 二 〇 三 六 年 時点 で は これ ぐらい 不足 し ます よ という 話 な ん です ね 。 マイナス 千 五 百 三 十 四 人 。 これ を 単 年度 に 、 一 年 分 で 検討 し て いき ます と 、 一 年 当たり の 数字 に し ます と 二 百 九 人 な ん です ね 、 不足 数 が 、 新潟 は 。 必要 医師 数 は 二 百 九 人 な ん だ けれども 、 百 四 十 人 が 上限 、 定員 という 構造 的 な 問題 を 抱え て いる こと を 、 どうか 大臣 から 御 理解 を いただき たい と 思い ます 。   そして 、 平成 三 十 年 の 閣議 決定 、 これ は もう 大臣 も 重々 御存じ だ と 思い ます が 、 医師 の 需給 推計 に 基づい て 、 これから の 見通し に 基づい て 、 将来 的 な 医学部 定員 の 減員 、 減らそ う という 方向 に 向け て 、 医師 養成 数 の 方針 を 検討 する と し て いる ん です 。   そして 、 昨年 末 の 十二月 の 二 十 八 日 に 取りまとめ られ た 第 八 次 医療 計画 等 に関する 検討 会 中間 取りまとめ で は 、 地域 枠 の 設定 等 の 具体 的 な 内容 として 、 こう ある ん です ね 。 「 都道府県 は 、 地域 枠 に 加え 、 柔軟 に 運用 できる 地元 出身 者 枠 の 恒久 定員 内 へ の 設置 について 、 積極 的 に 大学 と 調整 を 行う こと と する 。 」 何だか よく 分かり ませ ん が 。 これ は 、 とどのつまり 、 新潟 県 で いっ た 場合 に 、 上限 百 四 十 人 の うち 、 恒久 定員 百 名 に 、 上 に 乗っかっ て いる 地域 枠 四 十 名 を 押し込ん で いく という 、 めり込ま せる という 言葉 で 言う ん です けれども 、 どうやら 現場 で は 。 めり込ま せる こと を 意味 する ん です ね 。 めり込ま せる から 、 総数 が 百 四 十 から 減っ ちゃう ん です よ 。   そこで 、 大臣 に 是非 、 これ は お願い 、 ここ の 場 で 言う の も あれ です が 、 本当に 危機 的 な 状況 な ので 是非 真剣 に 御 検討 いただき たい ん です が 、 お願い し たい ん です が 、 新潟 県 は 、 今 申し上げ た とおり 、 構造 的 な 不利 な 条件 に ある こと や 、 将来 的 な 必要 医師 数 が 全国 最多 で ある こと を 是非 考慮 し て いただい て 、 検討 会 の 最終 取りまとめ に 向け て 、 全国 一律 に 地域 枠 を 大学 の 定員 の 中 に めり込ま せ て 定員 を 減らす べき で ない でしょ う 、 全国 一律 は やめ た 方 が いい という こと を 関係 各所 に 声 を 上げ て いただき たい 。   すなわち 、 新潟 県 の 場合 、 そもそも 二 百 九 必要 な のに 百 四 十 でも 足り ない 新潟 県 は 減らす べき で ない 、 どうしても 将来 的 に は 減らさ なけれ ば なら ない として も 、 全国 一律 で なく て 、 医師 不足 数 が 少ない 地域 から それ を 行っ て いく べき と 進言 し て いただき たい ん です 、 関係 各所 に 。 これ を 是非 お願い し たい ん です が 、 いかが でしょ う か 。 そこ は 最後 、 検討 じゃ なく 、 進言 し て いき たい という ふう に 力強く おっしゃっ て いただき たかっ た です が 。   何せ 、 やはり 現場 を 見 て いただく こと も 非常 に 重要 だ と 思っ て い ます 。 大臣 の 御 地元 も 医師 不足 で 大変 な 御苦労 を さ れ て いる という こと で 共有 は さ せ て いただける ん でしょ う けれども 、 どう でしょ う か ね 、 是非 、 新潟 の 地域 、 見 に 来 て いただき たい です し 、 新潟大学 医学部 の 現状 を 視察 し て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 機会 が あれ ば 是非 よろしく お願い を し ます 。   それでは 、 次 の 項目 に 入ら せ て いただき ます 。   天下り の 問題 について です 。   これ は 前提 の 話 です けれども 、 まずは 、 国交 事務次官 OB による 空港 施設 社 の 社長 人事 へ の 介入 、 これ が 発生 し 、 また し て も 天下り か という 国民 の 強い 不信 感 、 批判 を 招い て いる と 思い ます 。   いまだ 早期 退職 慣行 が 残る 霞が関 において 、 再 就職 自体 は 決して 完全 否定 さ れる もの で は ない 、 私 も そう 考え て い ます 。 優秀 な 人材 が 再 就職 の 機会 を 得る こと や 、 官民 で の 人材 交流 それ 自体 が 即座 に 問題 を 生む わけ で は ない から です 。   しかしながら 、 もう これ は 言う まで も あり ませ ん けれども 、 他方 で 、 予算 や 権限 を 背景 に し た 天下り という の は 、 官民 癒着 の 温床 に なり 、 行政 を ゆがめ たり 、 また 、 民間 活力 を 阻害 し たり する 弊害 が ある こと は 、 これ は もう 大臣 も 同じ 御 認識 だ と 思い ます 。   文科 省 も 、 かつて 役所 の 一部 で あっ た 国立 大学 、 規制 対象 外 で あっ た 学校 法人 へ の 再 就職 は 当たり前 だっ た 時代 が あっ た と 伺っ て い ます 。 ただ 、 天下り の あっせん が 全面 的 に 規制 さ れ た 二 〇 〇 八 年 施行 の 法 改正 以後 も 、 組織 ぐるみ で の あっせん を 行っ た 上 で 、 その 隠蔽 を 図ろ う と し まし た 。   文科 省 は 、 こういう 経緯 を 考えれ ば 、 失わ れ た 信頼 を 取り戻す ため 、 他 省庁 以上 に 天下り に対し 厳格 な 姿勢 が 求め られる こと は 言うまでもない と 思い ます が 、 大臣 、 そう です よ ね 。 恐らく そういう ふう に おっしゃる ん だろ う な と 思い ます 。   ちょっと 続か せ て いただき ます が 、 文科 省 による 組織 的 な 天下り あっせん が 問題 と なっ た 二 〇 一 七 年 の 事件 におきまして 中心 的 役割 を 果たし て い た の が 嶋貫 和男 氏 、 当時 、 既に 文科 省 を 退職 し て 久しい こと から 懲戒 処分 の 対象 と は なり ませ ん でし た けれども 、 まさに OB 側 で あっせん の 構図 を つくっ た 中心 的 張本人 で あり 、 当時 文科 委員 長 だっ た 永岡 大臣 の 下 、 当時 の 文科 委員 会 で も 参考 人 招致 さ れ た という ふう に 伺っ て い ます 。   そこで 、 まず お尋ね し ます が 、 この 人物 が 今 どこ に おら れる か 、 大臣 、 御存じ でしょ う か 。 そうですね 。   じゃ 、 この 組織 的 あっせん 事件 の 中心 的 人物 が 今 大学 で 役員 を し て いる こと について 、 率直 に 大臣 は どう 思わ れ ます か 。 民間 人 に なっ た 以上 は 、 その 先 は 分かり ませ ん という 御 答弁 でし た けれども 。   これ は どう な ん です か ね 。 中心 人物 でし た から 、 どの よう な 動機 や 経緯 で 札幌国際大学 に 職 を 得 た の か 、 また 、 あっせん 等 が ない こと は 確認 を さ れ た ん です か 。 これ は 繰り返し に なり ます けれども 、 この 方 は 六 年 前 の 事件 の 中心 に い た 人物 です 。 その 再 就職 について 、 今 の 御 答弁 だ と 、 事実 関係 すら 確認 を し て い ない 、 そして 関知 し ない という 姿勢 は 、 私 は 、 何 も 調べよ う と し て い ない という ふう に 受け止め られ ます 。 これ で 本当に 国民 の 信頼 を 取り戻す 真摯 な 努力 を し て いる の か 。 私 は 、 とても 言え ない な という ふう に 思い ます 。   じゃ 、 次に 、 二 〇 一 七 年 の 事件 で 処分 さ れ た 職員 の 方々 について 伺い ます 。   この 問題 で 、 文科 省 は 、 歴代 次官 を 含む 四 十 三 人 を 処分 し まし た 。 この うち 、 処分 の 際 に 名前 が 出 た 幹部 十 二 名 の その後 について 、 文科 省 から 提出 し て いただい た 資料 に よれ ば 、 現在 も 省内 に おら れる 三 名 と 退職 さ れ た ばかり の 一 名 を 除い て 八 名 の 方々 が 、 大学 や 独立 行政 法人 、 金融 機関 など に 再 就職 を さ れ て い ます 。   そこ で 伺い ます が 、 天下り 問題 で 、 この 二 〇 一 七 年 の 天下り 事件 で 処分 さ れ た 方々 が 文科 省 関係 の 機関 や 外郭 団体 、 また 関連 業界 に 再 就職 する こと を 、 大臣 は 適切 だ と 考え ます か 。 今 の 御 答弁 、 現行 法 上 、 文科 省 は 届出 さえ 出 て いれ ば 口 を 挟め ない といった よう な 姿勢 だ と 思い ます 。 しかし 、 そもそも 、 再 就職 の 届出 手続 と 、 再 就職 先 が その 人物 にとって 適切 だっ た か どう か 、 これ という の は 別 の 問題 だ と 思い ます 。   この 再 就職 先 に は 、 文科 省 所管 の 独立 行政 法人 も あり ます 。 また 、 国立 の 大学 や 学校 に 理事 として 現役 出向 し て いる 方 も いらっしゃい ます 。 これ で は 、 文科 省 として 再 就職 を 容認 し て いる と しか 受け取れ ませ ん 。   政治 的 判断 が できる の は 、 これ は 大臣 だけ です 。 違法 行為 で 懲戒 を 受け た 職員 が 外郭 団体 や 関連 業界 に 再 就職 する こと は 好ましく ない と 、 大臣 が はっきり おっしゃる べき で は ない か と 思い ます 。 少なくとも 、 文科 省 関係 の 機関 や 大学 等 へ の 再 就職 は やめ させる べき で は ない でしょ う か 。 いかが でしょ う 。 先ほど から 、 合法 、 かつ コンプライアンスチーム で 審議 し て もらっ て いる ん だ と おっしゃる ん です けれども 、 この コンプライアンスチーム は 、 届出 が ちゃんと さ れ て いる か どう か を 確認 する だけ だ という ん です よ 。   しかし 、 二 〇 一 七 年 の 事件 を 受け て 最終 報告 が 求め た の は 、 再 就職 等 規制 に関する 業務 が 適正 に 行わ れ て いる か を 定常 的 に 調査 する こと による 再発 防止 で あり ます 。 大臣 決定 に も 、 コンプライアンスチーム は 、 法令 違反 行為 が 行わ れ て い ない か を 調査 する と ある ん です よ 。   時間 の 関係 も ある ので 、 これ は 指摘 に とどめ ます けれども 、 私 は 、 あっせん が 行わ れ て い ない か 、 再 就職 の 具体 的 事情 が どう な の か など 、 コンプライアンスチーム を 含め て 調査 を す べき だ と 思い ます 。   その 上 で 、 じゃ 、 次 、 違法 な 天下り あっせん で 処分 を 受け た 方々 が 天下り 、 再 就職 し て 、 大学 の 理事 なり 、 また 大 企業 の 顧問 なり の 職 を 得 て いる という こと は 、 私 は 、 国民 の 理解 を 得 られ ない という ふう に 思っ て おり ます 。   改めて 、 その 上 で 確認 し ます が 、 役所 による あっせん 、 OB による 組織 的 あっせん は 、 二 〇 一 七 年 事件 以降 、 今 は 一切 行わ れ て い ない 、 この こと は 間違い ない です か 。 じゃ 、 もう 一つ 確認 です 。   当時 嶋貫 氏 が 行っ て い た よう な 、 OB が 組織 的 に 采配 する あっせん は 、 役所 が 関与 し ない もの で あっ て も 行わ れ て い ない という こと で よろしい でしょ う か 。 イエス か ノー か で お願い し ます 、 時間 の 関係 で 。 それでは 、 次に 、 再 就職 規制 が 施行 さ れ た 二 〇 〇 八 年 から 天下り 問題 の 最終 報告 が さ れ た 二 〇 一 七 年 三月 末 まで 、 八 年間 余り の 間 の 文部 科学 省 の 再 就職 件数 は 、 これ は 配付 資料 を 御覧 に なっ て いただき たい ん です が 、 三 百 十 八 件 ある ん です ね 。 推移 を 言い ます と 、 民主党 政権 が 平成 二 十 一 年度 から 二 十 四 年度 、 そして 、 そこ から 自民党 政権 、 自公 政権 に なり ます 。 そして 、 事件 が あっ た 年 が 平成 二 十 八 年度 。 すなわち 、 平成 二 十 年度 から 平成 二 十 八 年度 まで を 、 九 年 弱 を 足す と 三 百 十 八 件 。   そして 、 二 〇 一 七 年 三月 から 二 〇 二 二 年 まで 、 五 年 余り の 件数 は 、 これ は 平成 二 十 九 年度 から 令 和 四 年度 まで 足す と 二 百 九 十 四 件 に なり ます 。 時間 が ない ので ちょっと こっち の 方 で 申し上げ まし た が 、 本来 答弁 し て いただき たかっ た です が 。 この 事件 が あっ て 組織 的 あっせん が なくなっ た に も かかわら ず 、 文科 省 の 天下り は 全く 減っ て い ない どころか 、 この 推移 で いく と 増え ちゃう ん です よ ね 、 再 就職 数 が 。   文科 省 が 天下り あっせん に 手 を 出し た の は 、 法 改正 を 受け て 、 仲間 たち が 再 就職 に 困る こと に なる という 危機 感 を 人事 課 や また OB たち が 共有 を し て い た 、 抱い た から だ 、 これ が 当時 の 説明 だっ た ん です 。 しかし 、 現実 に は 、 あっせん は なくなっ た のに 、 再 就職 は むしろ 増加 。 懸念 さ れ て い た 再 就職 先 の 不足 や マッチング の 問題 は どこ へ 行っ ちゃっ た ん だろ う と 私 は 思い ます ね 。 なぜ 再 就職 は 増え て いる の か 、 御 説明 を いただき たい ん です が 。 今 、 増加 に なら ない 見通し だ と 言い まし た けれども 、 一 年 当たり 六 十 件 だ という こと を お話し さ れ て 。 そう する と 、 これ は 六 年間 です から 、 二 百 九 十 四 で 、 ここ に 平成 二 十 九 年度 を 入れ ない に せよ 、 二 百 五 十 七 足す 百 八 十 、 だから 六 十 の 三 年間 です ね 、 百 八 十 人 足し て も 四 百 三 十 七 件 に なる ん です よ 。 増える ん です よ 、 大臣 が おっしゃっ た この 六 十 件 という の を 当てはめ て いく と 、 一 年 当たり 。   それで 、 恐らく 、 再 就職 し た 当人 たち の 努力 という の も もちろん 否定 は し ませ ん 、 ただ 、 事件 前 は 当人 たち が 努力 し なかっ た わけ で も ない でしょ う から 、 あっせん が ない と いう のに 数字 が 変わら ない どころか 増える という の は おかしい という こと を 私 は 改めて 指摘 を さ せ て いただい て 、 次に 移り ます 。   文科 省 の 資料 に よる と 、 直近 四 年 余り の 再 就職 の 数 は 二 百 五 十 七 件 、 今 申し上げ まし た 。 この うち 、 国公立 大学 や 学校 法人 に 再 就職 し た 件数 は 幾つ でしょ う か 。 通告 し て い た はず です けれども ね 。   私 が 数え た ところ 、 百 八 件 、 実に 四 割 が 大学 だっ た ん です 。 さらに 、 その 内訳 を 見 て いく と 、 同じ 大学 の 名前 が 何 回 も 出 て き ます 。 例えば 学校 法人 玉川学園 。   時間 が 終了 し ちゃっ た ので 、 じゃ 、 これ で 終わり に し ます けれども 、 引き続き どこ か の 機会 で 議論 を さ せ て いただき ます が 、 一つ 、 これ だけ 言わ せ て ください 。   他 省庁 も 含め て 、 OB が 抜け穴 に なっ て いる という 指摘 は もう さんざん さ れ て いる ん です ね 。 指摘 が 以前 から さ れ て いる ん です 、 天下り あっせん について 。 正当 な 再 就職 は 守り つつ も 、 政府 は 、 OB による あっせん について も 一定 の 制限 を かける 仕組み を 検討 す べき で あり 、 法 改正 か 議員 立法 、 我々 として は 議員 立法 を 視野 に 入れ ながら 、 規制 を し て いく 必要 性 を 指摘 さ せ て いただい て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 ふだん は ほか の 委員 会 です けれども 、 今回 質問 の 機会 を いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   それでは 、 早速 質問 に 行き ます 。   二月 の 予算 委員 会 分科 会 におきまして 、 不 登校 の 支援 について 質問 し まし て 、 永岡 大臣 と 議論 さ せ て もらっ た ん です けれども 、 その後 、 三月 末 に 政府 の 方 で 、 誰 一 人 取り残さ れ ない 学び の 保障 に 向け た 不 登校 対策 、 COCOLO プラン が 発表 さ れ た わけ で ござい ます けれども 、 その 主 な 取組 の ところ に 、 まず 一 番目 の ところ に 不 登校 特例 校 の 設置 促進 と ござい ます けれども 、 これ は 具体 的 に どう いっ た 取組 を 進め て いく の でしょ う か 。 それでは 、 この COCOLO プラン の 主 な 取組 、 一 の 次 に 書い て あり ます 校内 教育 支援 センター 、 いわゆる 校内 フリースクール の こと だ と 思う ん です けれども 、 これ について は 具体 的 に どういう ふう に 取り組ん で いく ん でしょ う か 。 ここ は しっかり 予算 措置 を す べき だ と 私 は 思う ん です けれども 。   例えば 、 不 登校 特例 校 の 設置 という こと で 、 先 ほど 御 答弁 で 、 居住 地 に かかわら ず という 答弁 が ござい まし た けれども 、 当然 、 仮に 全国 に 三 百 つくっ た ところ で 、 元々 不 登校 という こと で なかなか 学校 に 行け ない 子 たち が 、 全国 に 三 百 あっ て 、 そこ まで どう やっ て 行く ん です か 、 親 が そこ まで 毎日 送迎 する ん です か という の が ござい ます 。   そういった 中 で 、 校内 フリースクール を 、 今 、 自治体 が 独自 で 設置 し て いる ところ も 増え て き て おり ます 。 非常 に 効果 が ある という ふう に も 伺っ て い ます し 、 これ は 都会 と 地方 で ちょっと 状況 が 違う かも しれ ませ ん けれども 、 地方 です と 、 そういった 空き 教室 を 活用 し て そういった 校内 フリースクール を つくる 、 ただし 、 そこ の 財政 的 な いわゆる 支援 が 全く ない という よう な 状況 で ござい ます 。   この COCOLO プラン に 、 校内 教育 支援 センター 、 すなわち 校内 フリースクール の 設置 促進 と 書い た 以上 は 、 今後 しっかり そういった 予算 措置 を す べき だ と 考え ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 不 登校 特例 校 の 際 は 、 上限 五 百 万 円 で 、 そういった 設置 する よう な 費用 の 補助 が ある という ふう に 聞い た ん です けれども 、 そういった の は 校内 フリースクール の 設置 など に は 使える ん でしょ う か 。 ちょっと 、 全く 議論 が かみ合っ て い ない ので 、 これ は 途中 、 もし 大臣 、 答え られ たら 答え て ほしい ん です けれども 、 要は 、 僕 は 、 不 登校 特例 校 の 設置 促進 と いう より は 、 やはり 身近 な 学校 で 空き 教室 なんか を 活用 し たり とか 、 環境 を 整備 し て 校内 フリースクール を 進め た 方 が 、 私 は 、 費用 も そう です し 、 そして 不 登校 支援 の 効果 が 高い という ふう に 思っ て おり ます 。 現場 の 人 から も そういった 声 を 聞い て おり ます 。   先般 も 、 これ は 九 都県 市 の 首脳 会議 です か ね 、 首長 さん たち から も 、 校内 教育 支援 センター 、 校内 フリースクール において 、 その 環境 整備 とか 、 費用 について 、 国 が 十分 な 財政 措置 を 行う こと など を 要望 し た と 。 多分 、 そういった 要望 が あっ た と 思う ん です よ 。 多分 、 本当に 首長 さん たち は 切実 な 要望 だ と 思う ん です 。   今 、 私 の 地元 の 茨城 県 つくば 市 で も 、 市 独自 で 、 二 十 万 人 の 町 な ん です けれども 、 市内 の 全 小学校 に 校内 スクール の 整備 という こと で 、 独自 で 踏み切っ て 行っ て おり ます 。 そんなに 、 それぞれ の 学校 、 立派 な 改修 は 必要 ない ん です よ 。 ただ 、 そんなに 予算 は かから ない かも しれ ない けれども 、 数 が 多い 中 で 、 それ も 当然 かかっ て くる し 、 また 、 人員 の 配置 も ある 中 で 、 市 として は 、 会計 年度 任用 職員 という こと で そういった 配置 を し て いる という ふう に 聞い て い ます けれども 、 せっかく ここ の COCOLO プラン に 校内 教育 支援 センター の 設置 促進 と 書い た 以上 は 、 そこ は しっかり 予算 措置 も 含め て 検討 し て ほしい な と 思っ て い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 分かり まし た 。   ちょっと 時間 が ない ので 、 次 の 質問 に 行き ます ね 。 教員 業務 支援 員 の 拡充 について 伺い ます 。   これ も 本当に 現場 で は 非常 に ありがたがら れる 制度 で ござい まし て 、 また 、 これ も どうしても 国 と 都道府県 の 負担 割合 が 、 国 が 一 で 都道府県 が 一 対 二 という こと で 、 コロナ の とき は 様々 な コロナ 関係 の 交付 金 も あっ て 支援 員 の 拡充 も 進ん だ ん です けれども 、 今後 、 もちろん 国 として は 支援 員 を 拡充 し て いき たい 、 しかし 、 本当に 都道府県 で しっかり そこ の 裏 負担 が できる の か という 中 で 、 もちろん 交付 税 措置 も し て いる という ふう に は 聞い て い ます けれども 、 しっかり そこ は 文科 省 として 、 都道府県 に対して も 、 各 自治体 から 、 必要 に 応じ た 教員 業務 支援 員 について は 都道府県 も しっかり 手当て する という こと で 、 改めて 国 から 各 都道府県 に そういった 通知 なり を 出し て ほしい と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 ちょっと いま 一 度 、 都道府県 の 方 に は しっかり そこ の 徹底 の 方 を お願い いたし ます 。   次に 、 いじめ 関係 な ん です けれども 、 ちょうど 年度 の 替わり 目 で も ござい ます し 、 学校 で いじめ が あっ た 場合 、 児童 生徒 から する と 学校 の 先生 に 相談 する という の が 一般 的 か な と 思う ん です けれども 、 と は いえ 、 いろいろ な いじめ の 事件 とか の 報道 を 見る と 本当に つらい 思い に なる 中 で 、 やはり そういった 外部 の 相談 窓口 、 子供 たち が 気軽 に 相談 できる よう な 窓口 が 必要 だ という こと は 言うまでもない わけ で ござい まし て 、 多分 、 文科 省 さん とか 各 省庁 さん も いろいろ やら れ て いる と 思う ん です けれども 、 そこ が しっかり 子供 たち に 伝わっ て いる の か という ところ だ と 思う ん です よ ね 。   私 も たまに 学校 に 行き ます けれども 、 廊下 とか に は そういった 、 こういう 窓口 が ある よ と 貼っ て ある ん です けれども 、 私 は 、 そういう 窓口 を 各 教室 に 貼っ て もらう とか 、 本当に そういう ふう に 子供 たち の 常に 目 に つき やすい ところ に 貼っ て もらっ たり とか 、 ある 意味 、 それ が いじめ の 抑止 効果 に なる ん じゃ ない か と 思っ て おり ます 。 是非 そういった 周知 の 方法 を 工夫 し て ほしい という の が 一 点 目 の 質問 。   そして 、 もう 一 点 目 は 、 各 省庁 、 窓口 が ある ん です けれども 、 弁護士 会 が やっ て いる 、 各 都道府県 に いじめ 相談 窓口 が あり ます 。 これ が 、 利用 し た 方 の 話 を 聞く と 、 非常 に いい という 話 も 聞き ます 。 文科 省 さん 、 そういった 弁護士 会 の いじめ 相談 窓口 なんか と は 連携 さ れ て いる の か 、 二 点 目 の 質問 を さ せ て もらい ます 。 済み ませ ん 、 ちょっと これ も 、 局長 より も 、 大臣 、 簡潔 で 結構 です けれども 、 本当に そういった 、 今 、 元々 ある パンフレット を 廊下 とか じゃ なく て 教室 に 貼る だけ でも 私 は 目 に 見える 抑止 効果 が ある と 思い ます し 、 是非 、 弁護士 会 の いじめ 相談 の 窓口 なんか を 含め て 、 もう ちょっと 文科 省 、 連携 し て ほしい な と 思い ます けれども 、 大臣 の 見解 を お 伺い し ます 。 これ は そんなに 予算 は かから ない こと です ので 、 私 は すぐ に できる と 思っ て い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 大臣 、 同じ 茨城 同士 な ので 、 また 後 、 し ます けれども 、 最後 、 もう 一 点 だけ 。   図書館 の 件 で な ん です けれども 、 図書館 で の 書籍 の 貸出し と 著作 者 へ の 対価 について 伺い ます 。   ヨーロッパ で は 、 図書館 の 貸出し に関して 、 作家 へ の 補償 金 など の 対価 が 支払わ れる 仕組み を 採用 し て いる 国 も ござい ます 。 本 の 貸出 数 に 応じ て 著作 者 へ 何らかの 補償 、 対価 を 払う こと や 、 新刊 について は 図書館 で の 貸出 開始 まで は 一定 の 期間 を 空ける など 、 作家 保護 の 視点 が 、 今 の 時代 、 必要 か な と 思っ て い ます 。 平成 十 五 年 、 十 六 年 の 頃 の 著作 権 法 の 改正 で 書籍 の 貸与 権 の 議論 が 一時 盛り上がり まし た が 、 その後 の 議論 の 進捗 は いかが でしょ う か 。 作家 保護 、 文化 育成 の 視点 から も 再度 検討 を 始める べき と 考え ます が 、 質問 さ せ て いただき ます 。 おはよう ござい ます 。 立憲 民主党 、 森山 浩行 で ござい ます 。   この 文科 委員 会 、 大臣 の リーダーシップ を もっ て やっ て いただか なけれ ば いけ ない 問題 が 山積 を し て おり まし て 、 また な ん です けれども 、 統一教会 の 解散 命令 請求 、 これ が 、 四月 の 二 十 五 日 が 回答 期限 に なっ て い ます けれども 、 そろそろ 返っ て き まし た か 。 これ は 多く の 被害 者 を 出し 、 また 国民 の 関心 事 で も ござい ます 。   この 解散 命令 請求 、 本人 たち から の 言い分 という こと だけ で は なく て 、 ほか の 調査 も 併せ て 進め て 、 早急 に 結論 を 出し て いか なけれ ば なら ない と 思い ます が 、 改めて 、 大臣 、 よろしい です か 。 団体 に対して きちんと し た 証拠 を 積み上げ た 上 で やる ん だ という こと な ん です が 、 これ も 、 これ 以上 被害 者 が 増え ない よう に という 観点 も あり ます 。 大臣 の リーダーシップ に 懸かっ て いる か と 思い ます ので 、 ここ は しっかり 頑張っ て いただき たい と 思い ます 。   給食 費 の 無償 化 について 、 先ほど も あり まし た けれども 、 我々 の 方 は 法案 まで 出し て 具体 の 提案 を し て い ます 。 それ に対して 政府 ・ 与党 側 が しっかり と 、 やり ます よ と 言っ た まま で 放置 を する の で は なく 、 きちんと 内容 について 明らか に し て いただく という こと が 大事 な わけ です 。 先ほど 統一 地方 選挙 の 話 も あり まし た けれども 、 国政 の 選挙 も やっ て い ます ね 。 回っ て いる と 、 いや 、 両方 おっしゃっ て いる けれども 、 政府 の 案 という の は 何 な ん だ という ふう に 聞か れる こと も あり ます 。 これ は しっかり と オープン に し て いただき たい と 思い ます けれども 、 これ も リーダーシップ を もっ て やっ て いただけ ます か 。 昭和 二 十 六 年 から の 議論 です から 、 ここ に いらっしゃる 皆さん 、 みんな 知っ て い ます けれども 、 何 十 年 かかる ん だ という 話 で あり ます 。   これ が コロナ の 対策 によって たまたま スタート を し た という よう な こと も 実態 として ある わけ で 、 コロナ の 対策 について は 、 GIGA スクール 、 これ も 進み まし た よ ね 、 これ の ランニング コスト は 今後 どう なる の か 、 五月 八 日 を 越え た 後 は どう な ん だ という よう な こと も 自治体 は 心配 を さ れ て い ます 。 あるいは 、 コロナ によって 外 に 出る 機会 が 減っ て 体力 が 低下 し た の だ という よう な 実態 も 報告 を さ れ て いる という 状況 で あり ます ので 、 こう いっ た 部分 も 、 コロナ 後 の 、 この 間 の 傷つい た 子供 たち 、 あるいは 十分 な 対応 が でき なかっ た 部分 、 これ を 埋め て いく という ところ 、 あるいは コロナ 対策 で 特別 に スタート を し た けれども 、 これ が まだ 、 スタート し た まま で 途中 で 途切れる という よう な こと が ない よう に し て いただき たい と 思い ます 。   これ は 通告 し て い ませ ん けれども 、 お答え いただけ ます か 。 やはり 自治体 なんか は 一 年 単位 で しか 動い て い ない 、 予算 は そういう もの です から 。 次 の 予算 を つくる という とき に 、 国 から の 予算 が ちゃんと ある の か という の は 自治体 にとって は もう 死活 的 に 重要 な 問題 で ある と 思い ます ので 、 早く これ は 結論 を 出し て いただき たい と 思い ます 。   我々 、 これ も この 委員 会 で この間 ずっと 積み残し な ん です が 、 請願 を 、 最終 日 に 、 議論 を する こと なく 先 に 送る という よう な こと が 続い て い ます 。   公私 間 格差 、 高校 あるいは 私立 学校 について の 公私 間 格差 という の が 非常 に 開い て いる 、 これ を 何とか し て ほしい という の は もう 何 年 も 何 年 も 請願 に 来ら れ て 、 請願 の 紹介 議員 に なっ て いる 方 も 多く いる し 、 昼休み なんか に 多く の 保護 者 や 先生 方 が 押しかけ て こ られ て 、 内容 を 聞い て くれ という の に対して は 、 与野党 を 超え て 多く の 議員 が そこ に 参加 を し て 、 頑張り ます と 言っ て いる ん だ けれども 、 どう 頑張っ て いる の か という の が 形 に なっ て い ない という よう な こと も あり ます 。   請願 について 、 しっかり これ を 議論 し ましょ う という こと を 委員 長 に 申し上げ て い ます けれども 、 やり ましょ う よ 。 そう な ん です ね 。 だから 、 この 公私 間 格差 という よう な 問題 、 具体 に たくさん の 御 提案 を いただい て おり ます 。 我々 野党 側 として は 、 常に これ を しっかり 議論 しよ う と 言っ て おり ます けれども 、 与党 の 皆さん も 是非 乗っ て いただい て 、 頑張り たい と 議場 の 皆さん に お 呼びかけ を し たい と 思い ます 。   先 ほど 梅谷 委員 から 、 天下り の 点検 について 具体 の 話 を さ せ て いただい て おり ます 。 これ について は 引き続き 議論 を し て いき たい と 思い ます が 、 我々 の 方 から 、 衆議院 の 予備 的 調査 という こと で 、 これ は 内閣 委員 会 宛て に という こと で お願い を する という こと に なっ て おり ます けれども 、 法律 で 、 あるいは ルール で 決まっ て いる 二 年 以降 の 次官 級 の 皆さん の 行き 先 について 、 これ を 調査 し て 報告 を し て ください という ふう に お願い を し て おる ところ な ん です ね 。   二 年 以降 の 次官 級 の 皆さん 、 これ は 正式 な 書類 が ない の は 知っ て い ます 、 そういう ルール に なっ て い ない ので 。 これ は 調べる こと は 可能 です か 。 そういう 制度 は 分かっ て いる ん です けれども 。 です ので 、 もし 、 総括 的 に 出す こと が でき ない という こと で あれ ば 、 この 方 は どこ に い ます か という の を 一 人 一 人 聞い て いか なきゃ いけ ない という こと に なっ て まいり ます ので 、 御 努力 を いただい て 総括 的 に 出し て いただい て 、 今 、 組織 的 に あっせん を し て い ない の だ という ところ に とどまら ず 、 具体 的 に 大丈夫 だ よ という ふう に 説明 できる よう に し て いただき たい し 、 それ を 基 に 議論 を し て いき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   先 ほど 梅谷 委員 の 質問 の 中 で 、 四 十 代 で の 早期 退職 が 増え て いる という よう な こと も 把握 が 難しい 原因 の 一つ だ という こと が あり まし た 。   ちょっと ずれ ます けれども 、 四 十 代 の 早期 退職 が 増え て いる 理由 という の は 、 御 認識 あり ます か 。 勤務 の 管理 という ところ で いう と 、 中 に いる 方 について は コミュニケーション が 取れる わけ です が 、 辞め られ た 方 が どう だっ た か という 部分 について は 、 辞め た 後 に 聞く わけ に は いき ませ ん ので 、 お 辞め に なる という とき に は 、 どうして な の 、 どんな こと が 文科 省 は 改革 し たら いい ん だろ う か という よう な こと も 含め て 聞き 取り を し て いただく という よう な こと も 、 今後 是非 やっ て いただき たい な と 思い ます 。   天下り の 部分 。 断る 基準 という ん です か 、 例えば 、 うち に この 人 が 欲しい ん だ と 言わ れ た とき に 、 それ は いけ ませ ん よ 、 あるいは 、 途中 で 派遣 を し て ほしい という よう な とき でも 、 それ は 駄目 です よ という よう な とき に 、 こういう 形 の もの は 受け入れ られる けれども 、 これ は 受け入れ られ ない という 、 断る 基準 みたい な もの という の は あり ます か 。 こんな 理由 じゃ 駄目 だ よ と いう より は 、 状況 によって 出せ ない こと も ある という よう な お答え だっ た と 思い ます 。   天下り について は 今後 も 議論 を し て いき たい と 思い ます 。   ブラック 校則 です 。 ブラック 校則 について 、 変え て いい ん だ よ 、 あるいは 変えよ う という よう な こと を 、 チーム 学校 による 生徒 指導 体制 、 生徒 指導 提要 の 改訂 版 という こと で 、 十二月 に 出し て いただい て いる という こと な ん です 。   児童 生徒 が 自ら 提案 に 関わっ て いく 、 あるいは 提案 を する という よう な 形 で の 校則 の 改廃 という よう な もの は 望ましい こと だ と 思い ます が 、 いかが です か 。 先日 も 、 これ について は 、 社会 を 変える という こと の 成功 体験 という こと から 、 投票 率 の 低下 など に も いい 影響 を 与える 、 これ が 社会 の 中 の 一員 として 育っ て いく という の に 非常 に 大事 だ という こと の 議論 を さ せ て いただき まし た が 、 先日 の NHK の 報道 におきまして 、 大阪 の 建国 高校 、 高校生 です けれども 、 生徒 の 生理 休暇 について 、 これ は 、 子供 たち 、 生徒 から の 提案 により 三 年 前 から スタート し て いる という 報道 が あり まし た 。   この 生理 休暇 という 部分 について は 、 先生 方 について は 割 と もう 前 から ある ん です よ ね 。 ところが 、 生徒 たち は なかなか そこ に 至っ て い ない 。 でも 、 欠席 日数 が 増える と 、 例えば 、 大学 へ の 推薦 の 不利 に なる ん じゃ ない か といった こと で 、 無理 し て 行っ て 、 倒れ て 、 保健 室 に 行く という よう な こと も 含め て 、 事例 という の は もう 大変 な 事例 が 出 て き て いる という 中 において 、 せめて これ は 出席 停止 という よう な 枠組み の 中 に 入ら ない の か 、 いわゆる 欠席 日数 が 増え て 評価 が マイナス に なる よう な こと が ない よう に し て ほしい という よう な こと から 、 三 年 前 から スタート を さ れ て い て 、 今 、 各地 の 学校 から 視察 等 も 問合せ 等 も 増え て いる という こと な ん です けれども 、 高校生 の 生理 休暇 、 これ は 望ましい です か 。 学校 で 自由 に やっ て いい よ という こと だ という ところ まで が 現在 の 状況 だ という こと です けれども 、 これ は 、 校内 の 推薦 の 順位 を 変える ん だ という こと で あれ ば 校長 先生 の 判断 だけ で いい わけ です けれども 、 一般 的 な 推薦 入試 、 AO 入試 、 いろいろ な 形 が あり ます 。   その とき に 、 欠席 多い な 、 この 子 という よう な こと で 、 わざわざ それ は 制度 が なけれ ば 書い て い ない わけ です ので 、 大学 側 は 見る こと が でき ない という こと を 思う と 、 やはり 、 別枠 に し て おく という よう な こと について も 選択肢 として 重要 で は ない の か な と 思っ て おり ます ので 、 是非 御 議論 いただき たい し 、 この ブラック 校則 の 話 、 あるいは 生理 休暇 の 話 を 含め まし て 、 関係 者 、 先生 に 伝える だけ で は なく 、 中学生 、 高校生 、 生徒 の 方 に も 直接 呼びかけ を する 、 大臣 、 発信 力 が あり ます ので 、 大臣 から しっかり 子供 たち に 向け て という よう な メッセージ も 出し て いただく という こと も 是非 検討 いただき たい と 思い ます 。   昨日 、 全国 学力 ・ 学習 状況 調査 、 いわゆる 全国 の 共通 テスト です ね 、 令 和 五 年度 、 行わ れ て い ます 。 中三 と 小六 という こと で あり ます けれども 、 これ が 、 全体 の 平均 点 で ある とか 、 自分 が でき た ところ 、 でき て い ない ところ を チェック を する という よう な 部分 に 利用 さ れる という こと は 理解 が できる の です が 、 全体 で やる こと の 可否 という の は 別 の 問題 として あり ます けれども 、 しかしながら 、 自治体 の 中 で 、 うち の 市 は 、 あるいは うち の 県 は 何 位 だ という よう な こと を 平均 点 を もっ て 一生懸命 アピール を さ れる 首長 の 皆さん も いらっしゃる 、 あるいは 、 そういう の が 議論 に なる 、 アピール に なる 、 あるいは 、 低い から 駄目 だ という 話 に なる という こと です けれども 、 五 十 点 が 五 十 人 で あっ て も 平均 は 五 十 点 。 二 十 五 人 が 零 点 、 二 十 五 人 が 百 点 で あっ て も 平均 は 五 十 点 。 全然 状況 は 違う わけ です けれども 、 この 学力 の 検査 における 平均 点 という の は どういう 意義 が あり ます か 。 文科 省 として は 平均 点 に こだわる な と いう こと で ある けれども 、 それ が 現場 まで 伝わっ て い ない という こと な ん です よ ね 。   例えば 、 道路 を 挟ん で 、 うち の 中学校 区 は 地価 が 高い けれども 向こう は 低い なんと いう よう な ところ に まで 影響 する 。 文教 地区 だ から 、 ここ に 住ん だら いい です よ という よう な こと が 起こっ て おり ます 。 つまり 、 学校 別 あるいは 市町村 別 、 都道府県 別 、 これ の 平均 点 を 競う という 状況 を つくっ て しまっ て いる 。 文科 省 は そんな つもり は ない です よ という こと です けれども 、 ここ は 、 そんな つもり は ない 、 それ は 望ましく ない という こと を しっかり と 発信 を し て いただく という こと が 大事 で 、 でないと 、 市町村 の 議会 など で も これ は 随分 取り上げ られ て い ます 。 平均 点 が 上がっ た 、 下がっ た という 話 は 非常 に 大きく 取り上げ られ て い ます 。   逆 に 、 埼玉 県 など で は 、 生徒 の 伸び 率 という もの を もっ て 、 この 学校 は 頑張っ て いる ね という よう な こと の 評価 に つなげる という よう な やり方 も し て い ます ので 、 いろいろ な 事例 を 参考 に し て いただい て 、 それ こそ 好 事例 、 こういう 使い方 は いい よ 、 あるいは 、 平均 点 に こだわっ た 発信 は よく ない よ という よう な こと も 含め て 、 これ も 発信 を し て いただき たい と 思い ます 。   さて 、 公私 間 格差 あるいは 教育 の 格差 の 中 で 、 ランドセル の 価格 が 上がっ て い ます 。 なかなか 、 ランドセル を 、 お 兄ちゃん お 姉ちゃん の お古 を 背負う とか 、 あるいは 安い の を 背負っ て いる とか 、 そういう よう な ところ が いじめ に つながっ たり という よう な こと も 散見 を さ れ ます 。 価格 が 上がり 過ぎる こと によって 、 非常 に 課題 に なっ て き て いる 部分 も ある わけ です けれども 、 文科 省 として は 、 小学校 一 年生 、 ランドセル を 背負う べき という スタンス です か 。 でも 、 入学 の とき は ランドセル です よ という の が 一般 化 を し て おり 、 また 、 ランドセル が 望ましい という よう な 空気 が でき て いる 。 ラン リュック だっ たら 駄目 な の か 、 いや 、 いい か 悪い か が 大 議論 に なる という よう な こと が 現場 で 起こっ て い ます し 、 保護 者 に なる 前 な ん です ね 、 小学校 一 年生 に 入る 前 の 段階 で これ は 買わ なきゃ いけ ませ ん から 、 保護 者 に お伝え を する という の も 非常 に 難しい わけ な ん です けれども 、 ランドセル に こだわら ない 、 あるいは ランドセル を 背負う べき と 言っ た こと は ない という こと で いい です か 。 そう な ん です ね 。 文部 科学 省 は 言っ て い ない けれども 、 現場 で は そんな 感じ に 受け取ら れ て いる という こと が 非常 に 多い と 思い ます 。   こう いっ た こと も 、 市議会 の 議論 なんか でも 、 本当に いい の か 、 駄目 な の か みたい な 話 に なっ ちゃっ て いる という よう な こと も 含め て 、 これ は 決め て い ませ ん よ 、 自由 に し て いい ん です よ と いう ところ 、 あるいは 、 こういう 使い方 は 望ましく あり ませ ん よ 、 今日 、 幾つ か の 話 を さ せ て いただき まし た けれども 、 はっきり と 伝え て いただく という の が 大事 だ と 思い ます 。   チーム 学校 において 、 教員 以外 の スタッフ 、 これ を 充実 を さ せる という 方向 に なっ て い ます けれども 、 この 充実 、 そして 、 コロナ 禍 において 膨らん だ けれども 今後 どう なる か という 部分 の 財源 について 、 大臣 の お 考え を お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   学校 の 事務 職員 について は 、 予算 委員 会 で も 、 地方 創 生 の 大臣 から も 前向き 答弁 を いただき まし た が 、 Uターン の 際 の 切り札 に も なる ん だ という よう な こと も 含め て 、 総合 的 に 予算 確保 を お願い し たい と 思い ます 。   以上 で 終わり ます 。 日本 維新 の 会 の 早坂 敦 で ござい ます 。   本日 は 、 会派 を 代表 し て 質問 さ せ て いただき ます 。   初め に 、 旧 文通 費 に関する 質問 を 行い たい と 思い ます 。   財務省 に よれ ば 、 日本 の 現在 の 国民 負担 率 は 四 六 ・ 八 % 、 国民 負担 に 財政 赤字 を 加え た 潜在 的 な 国民 負担 率 は 五 三 ・ 九 % と なる 見通し です 。 国民 は 、 稼い だ 収入 の 半分 以上 が 国 に 持っ て いか れる という こと に なり ます 。   その よう な 中 、 岸田 政権 の 打ち出す 政策 は 、 全て の 財源 として 、 増税 や 借金 など 更 なる 国民 負担 を 求め て おり ます 。 防衛 費 の 財源 は 増税 、 少子化 対策 の 財源 は 保険 料 値上げ が 予定 さ れ て おり ます 。 歳出 削減 や 、 経済 成長 による 増収 を もたらす 規制 改革 など 、 痛み を 伴う 改革 が 全く 足り ず 、 財源 が 必要 に なっ たら 取り やすい ところ から 取っ て 、 自分 たち の 身 や 既得 権 を 守る という 姿勢 は 、 到底 容認 でき ませ ん 。   国民 の 負担 を 強いる なら ば 、 まずは それ を 求める 国会 議員 から 始める べき で は ない でしょ う か 。 既に 約束 し て いる 調査 研究 広報 滞在 費 の 改革 くらい でき なく て は 、 政治 家 が 国民 に 負担 を お願い する 資格 は ない と 思い ます 。   昨年 の 国会 中 に 既に 案 が まとまり まし た が 、 今 国会 、 昨年 の 国会 で 結論 を 得る と の 与野党 の 約束 を 自民党 が 一方 的 に ほ ご に し まし た 。 岸田 政権 の 中 で 国民 負担 を お願い し て いる 大臣 で あり 、 かつ 与党 に 属する 政治 家 の 一 人 として 、 この 問題 を 放置 し た まま で よい の か と 考える ん です が 、 伺い ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 そもそも 、 この 旧 文通 費 の 問題 は 、 我が 党 の 小野 泰 輔 議員 が 口火 を 切り 、 日割り 支給 へ の 変更 、 そして 使途 の 限定 、 使途 公開 、 未 使用 分 の 返還 の 四つ の 論点 について 議論 を 開始 し 、 与野党 で 今 国会 中 に 結論 を 得る と 合意 し まし た 。 しかし 、 実現 し た の は 、 文通 費 の 日割り で 支給 する 法 改正 だけ です 。   我が 党 で は 、 ネット 上 で 使途 公開 を 行い 、 残余 について 党 に 返還 も し て おり ます 。 是非 、 与野党 の 皆さん 、 お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 質問 さ せ て いただき ます が 、 前回 の 質問 の とき に 最後 に 大臣 に 質問 し た 件 な ん です けれども 、 消費 者 安全 調査 委員 会 の 報告 書 について ちょっと 質問 さ せ て いただき ます 。   先月 、 消費 者 庁 の 消費 者 安全 調査 委員 会 、 いわゆる 消費 者 事故調 から 文科 省 に対して 、 学校 の 施設 や 設備 など が 原因 で 子供 が 死亡 し たり 大 けが を し たり する 事故 が 起き て いる として 報告 書 が 公表 さ れ まし た 。 主 な 内容 は 、 一つ 目 に 安全 点検 の 改善 、 二つ 目 に 緊急 的 対策 の 実施 です 。 また 、 あわせ て 、 文部 科学 大臣 に 報告 書 を 踏まえ た 意見 書 を 示さ れ まし た 。   つい 最近 、 学校 を 取り巻く 安全 について 改めて 考え させ られる 出来事 が 起き まし た 。 報告 書 が 出さ れる 二 日 前 、 埼玉 県 の 中学校 で 、 不審 者 に 教員 が 刺さ れる という 衝撃 的 な 事件 が 起き まし た 。   本来 、 学びや で ある 学校 は 、 安全 で なく て は なら ない 場所 です 。 今回 公表 さ れ た 報告 書 で も 、 小中学校 の 設備 が 原因 の 死亡 事故 が 、 二 〇 一 二 年度 以降 は 十 年間 で 九 件 発生 し て い ます 。 そして 、 打撲 や 裂傷 など の 事故 も 、 二 〇 一 七 年度 以降 の 五 年間 で 百 三 件 に 上がっ て おり ます 。   学校 における 安全 に対する 文科 省 の 認識 、 考え方 、 また 、 前回 も 伺い まし た が 、 改めて 今回 の 報告 書 の 受け止め を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。 是非 よろしく お願い 申し上げ ます 。   そこで 、 これ まで の 取組 と 、 課題 は これから 何 か という こと について ちょっと お 伺い を さ せ て いただき ます が 、 これ まで 文科 省 も 学校 安全 の 推進 に 積極 的 に 取り組ん で き た と 思い ます 。 平成 二 十 年 に 学校 保健 安全 法 が 成立 し 、 その後 、 第 一 次 、 第 二 次 学校 安全 推進 に関する 計画 が 策定 さ れ 、 平成 二 十 八 年 に 学校 事故 対応 に関する 指針 が 公表 さ れ まし た 。 昨年 に は 第 三 次 学校 安全 の 推進 に関する 計画 が 策定 さ れる など 、 学校 安全 に対して 施策 を 講じ て き た と 思っ て おり ます 。   私 も これ まで 指針 や 計画 を 拝見 し まし た が 、 とても 細かく 決め られ て おり ます 。 事故 発生 の 未然 防止 の 取組 や 事故 発生 後 の 取組 、 再発 防止 策 、 被害 児童 の 保護 者 支援 など 、 安全 に対する 考え方 、 取組 について 触れ て おり ます 。 これ だけ 細かく 決め られ て いれ ば 、 そして これ が 実行 できれ ば 、 問題 が ない よう に 思わ れ ます が 、 現実 に は 学校 で 事故 や 事件 が 起き て しまっ て おり ます 。   報告 書 で も 、 実効 性 の ある 安全 点検 が 実施 さ れ て い ない と 、 実効 性 の 不十分 さ を 指摘 さ れ て おり ます が 、 これ まで の 取組 と 、 これから の 何 が 課題 か と 感じ て いる か 、 伺い ます 。 しっかり 取り組ん で いただき たい と 思う ん です が 、 私 、 前回 も 部 活動 の 話 を さ せ て いただき まし た が 、 部 活動 の 地域 移行 とか 部 活動 改革 は 、 とても 大 賛成 です 。 そこで 、 部 活動 の 地域 移行 の 際 の 安全 点検 や 対策 について ちょっと お 伺い し たい ん です が 、 報告 書 の 事故 例 で は 、 部 活動 の 事故 も 見 られ て おり ます 。   部 活動 の 地域 移行 で の 活動 で 、 学校 施設 内 で 学校 設備 が 原因 の 事故 において は 、 引き続き 、 施設 管理 者 で ある 学校 側 に 安全 点検 の 責任 が ある という こと に なる ん でしょ う か 。 地域 移行 の 運営 主体 に は どの よう な 責務 、 責任 が 生じる の でしょ う か 。 安全 点検 の 主体 は 誰 で 、 責任 を 誰 が 負う こと に なる の か 、 御 説明 を お願い いたし ます 。 外部 の 運営 し て もらう 、 部活 移行 とか に 変わっ て いく と なる と 、 普通 は やはり スポーツ 安全 保険 とか に みんな 入っ て おり ます から 、 安心 な ん です よ 、 けがし て も 、 安心 と は 言い ませ ん けれども 。 しかし 、 体育館 の 中 で 、 上 から 、 もしかして 高い ところ から 、 地震 が あっ たり し て 落ち て くる という 、 電球 が 落ち て き たり する という こと も あり ます ので 、 是非 しっかり 取り組ん で いただき たい ん です が 、 そこで 、 やはり 、 学校 の 先生 に 全部 お願い する という の は 、 これ は ちょっと きつい ん じゃ ない か な 、 これから と 思い まし て 、 安全 点検 に対して の 外部 人材 の 具体 的 な 活用 法 について 次に 伺い たい と 思い ます 。   学校 安全 法 に 基づき 、 先ほど も 言っ て いただき まし た が 、 毎 学期 一 回 以上 の 安全 点検 が 義務づけ られ て おり ます が 、 具体 的 な 点検 手法 は 学校 現場 に 委ね られ て いる の が 現実 です 。 そして 、 安全 点検 の 計画 を 作成 する の も 、 安全 点検 を 実施 する 主体 も 学校 、 すなわち 教職員 です 。   報告 書 で も 指摘 さ れ て おり ます が 、 今 の 学校 の 先生 は 本当に 多忙 で 、 安全 点検 に まで 手 が 回ら ない の が 現実 だ と 思う ん です が 、 そして また 、 専門 知識 の ない 教職員 に 安全 点検 の 研修 を 受け て もらう という の も 、 多忙 な 先生 を 更に 忙しく する だけ で 、 現実 的 で は あり ませ ん 。 多忙 な 教職員 に 学校 の 安全 を 任せ きり に する の は 、 明らか に 無理 が ある と 思い ます 。   事故調 の 事故 防止 に 向け た 課題 を 問う 複数 回答 アンケート で も 、 安全 管理 活動 に かける 費用 が 不足 、 それ が 七 〇 % 、 安全 管理 活動 に 十分 な 時間 を 費やす こと を 困難 と 回答 し た 学校 も 六 一 % に も 上がっ て おり ます 。 あと 、 報告 書 で は 、 安全 点検 に関する 担い手 の 支援 として 、 外部 人材 が 促進 さ れる よう 支援 する こと と 指摘 し て おり ます 。   文科 省 として は 、 どの よう な 外部 人材 を 活用 する と 考え て いる ん でしょ う か 。 その 際 、 費用 は どう なる ん でしょ う か 。   私 から 提案 です が 、 外部 人材 の 活用 として で あれ ば 、 防災 士 を 考え て も よい の で は ない か と 思い ます 。 学校 施設 や 設備 における 安全 点検 箇所 は 、 防災 の 観点 から も 重複 する 箇所 は 多い と 思い ます 。 安全 点検 、 防災 点検 を まとめ て できる という 利点 も ある と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 伺い ます 。 よろしく お願い 申し上げ ます 。   本当に 今 、 東日本 大震災 から 、 防災 士 の 資格 を 取る 方 が 大変 多く なり まし た し 、 また 、 やはり 学校 の 先生 に 負担 が かかる ので 、 予算 が かかり ます 、 是非 予算 を 取っ て もらっ て 、 外部 の 方 を 、 ちょっと 人材 を 入れ て いただい て 、 しっかり と 点検 し て いただき たい と 思い ます 。   そこで 、 次に 、 緊急 点検 の 実施 計画 、 安全 点検 の 今後 の 方針 について ちょっと お 伺い し ます が 、 報告 書 で は 、 緊急 的 対策 の 実施 として 、 緊急 点検 の 実施 、 その 結果 を 把握 、 検証 する こと と さ れ て おり ます 。   今後 、 安全 点検 に対する 方針 、 考え方 、 そして 緊急 点検 の 実施 予定 について 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   本当に 事故 が 起き て から で は 遅い ので 、 是非 とも しっかり 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   ちょっと 時間 が ない ので 、 次 の 質問 を さ せ て いただき ます が 、 廃校 について の 利 活用 について ちょっと お 伺い し ます が 、 廃校 プロジェクト の 概要 、 内容 です ね 。 次に 、 本当に この 廃校 、 皆さん 何 か 余り 、 廃校 プロジェクト と いう と 何 か な と 思い ます が 、 廃校 に なっ た 校舎 や 学校 の 敷地 の 利 活用 について 伺う ん です が 、 今 、 少子化 で 、 統廃合 により 廃校 に なっ た 学校 が 年々 増え て おり ます 。   廃校 情報 を 文科 省 が 整理 し て 外部 に 発信 し て おり ます 「 みんな の 廃校 」 プロジェクト という もの が ある ん です が 、 廃校 利用 は 、 地方自治体 と 企業 や 組織 、 団体 が 連携 し て 地域 活性 化 に つなげる 、 大変 すばらしい 試み だ と 思い ます 。   どう いっ た 施策 な の か 、 どう いっ た 効果 が ある の か 、 御 説明 を お願い いたし ます 。 この 廃校 事例 集 、 皆さん 、 知っ て い ます か ね 。 本当に 、 廃校 活用 に 至っ た 経緯 や 廃校 施設 ならでは の メリット 、 効果 、 そして 改修 費用 や 補助 金 など 、 全国 の 廃校 施設 の 利 活用 の 事例 が 載っ て いる ん です よ ね 。 もし 興味 が あれ ば 、 是非 読ん で いただき たい と 思い ます 。   次に 、 現在 の 廃校 の 状況 を ちょっと お 伺い し ます が 、 廃校 と いう と 過疎 化 が 進ん だ 地方 が 多い の か な と 思っ て い た ん です が 、 文科 省 さん の 資料 で は 、 廃校 数 が 一番 多い の が 北海道 、 そして 、 二 番目 は 東京 な ん です よ ね 。 都心 で も 、 やはり 少子 化 による 統廃合 で 廃校 が 増え て おり ます 。   現在 、 全国 廃校 数 の 推移 は どう なっ て いる の か 。 また 、 どんな 職種 の 企業 や 組織 、 団体 が 利用 し て いる の でしょ う か 。 利 活用 の 状況 、 内容 と 、 内訳 を 併せ て 伺い ます 。 その 利 活用 に関する 、 次 は 条件 について 伺う ん です が 、 廃校 と いっ て も 、 立地 も 条件 も 様々 です し 、 利用 する 業種 や 運営 主体 によって かかる 費用 も 違っ て くる と 思い ます が 、 利用 する 側 から する と 、 情報 開示 は 大変 重要 で 、 検討 の 参考 に なる よう な 事項 は 明示 さ れ て いる ん でしょ う か 。   また 、 廃校 と いう と 、 それなり に 年月 が 経過 し て いる 建物 です から 、 耐震 対策 が 施さ れ て い ない 建物 も 多い と 思い ます 。 耐震 対策 に は どう いっ た 措置 が なさ れ て いる ん でしょ う か 。   さらに 、 場合 によって は 、 購入 し たい という 企業 や また 組織 、 団体 も ある と 思い ます 。 逆 に 、 廃校 跡地 を 処分 し たい という 自治体 も ある と 思う ん です ね 。 学校 は 、 これ まで 国 から 補助 金 等 を 受け て おり ます から 、 購入 や 転用 する 際 など に 、 購入 は 、 これ まで の 補助 金 など 返還 し なく て は なら ない ん でしょ う か 。 補助 金 など の 扱い も 併せ て 伺い ます 。 文科 省 は マッチング を する だけ だ という こと な ので 、 地方自治体 が その 価格 を 言う と 思う ん です が 、 私 、 宮城 、 仙台 市 な ん です けれども 、 スケート ボード パーク が 欲しい と 言わ れ た こと が ある ん です が 、 なかなか そういう 学校 を 買う こと は でき なく て も 、 運営 は できる ん です ね 、 そういう スケート ボード ショップ とか の 方々 は 。 本格 的 な の が 欲しい と いう と 、 そして 、 宿泊 施設 に する とか 、 やはり 親子 で 来 たい という ふう に なれ ば 、 やはり 学校 の 利 活用 という の は 非常 に 大事 だ な と 思う ん です ね 。   大きな 、 要は スポーツ の ブランド に 買っ て もらっ て 、 運営 は そういう 地方 の スケート ボード ショップ の 方 に お願い する という 取組 とか 、 なかなか この 廃校 プロジェクト を 知ら ない という こと で 、 この 認知 度 と 周知 の 方法 について 次に お 伺い し ます が 、 この 廃校 プロジェクト は 大変 よい 試み だ と 思う ん です が 、 私 の 周り の 人 に 聞い て も 、 本当に 誰 も 知ら ない ん です よ 。   課題 は 認知 度 の 向上 だ と 思う ん です が 、 どう いっ た 方法 で 周知 し て いる ん でしょ う か 。 活用 事例 集 など を どう いっ た ところ で 配付 し て いる ん でしょ う か 。 最初 に 御 説明 あり まし た 、 社会 教育 、 文化 施設 や 、 また 医療 福祉 施設 が 多い という こと です が 、 利用 し たい と 思う 一般 企業 さん も 大変 多い と 思う ん です 。 残念 ながら 、 文科 省 さん の ホームページ を 見 に 来る 企業 さん が 多い と は なかなか 思え ない ん です が 、 待っ て いる だけ で は 駄目 だ と 思い ます 。 どんどん 積極 的 に 営業 す べき じゃ ない でしょ う か 。 方策 を 伺い ます 。 是非 どんどん どんどん 宣伝 し て いただい て 、 私 も 、 これ を 持っ て 地元 の 方々 に ちょっと 話 を し て み たい と 思い ます が 。   宮城 県 の 、 東日本 大震災 が 起き た 、 東松島 市 に は 、 防災 体験 型 の 施設 の KIBOTCHA という 、 宿泊 も でき て 、 そして 食事 も でき て 、 大 浴場 まで ある と いう 。   そして また 、 私 の 地元 の 隣 町 の 加美 町 で は 、 音楽 と 福祉 の 地方 再生 プロジェクト として 、 国立 音楽 院 宮城 キャンパス を 開校 し て おり ます 。 加美 町 は 、 本当に 音楽 の 町 として 有名 な ん です けれども 、 バッハ ホール という 音楽 ホール も 大変 有名 で ござい ます 。 その 施設 は 音楽 技能 修得 施設 な ん です ね 。   加美 町 の ホームページ を 開い たら 、 「 廃校 は 、 終わり で なく 、 始まり 。 」 と 大変 格好いい キャッチフレーズ に なっ て い まし た ので 、 是非 本当に この プロジェクト を もっと もっと 知っ て いただき たい という 思い で ござい ます 。   次に 、 最後 に なり ます が 、 全国 的 に 増え 続け て いる 廃校 施設 を 地方 の 自治体 単独 で は なかなか 全国 に 周知 する こと は 難しい です が 、 文科 省 さん が 仲介 し て 潜在 的 価値 の ある 廃校 施設 を 紹介 できる 試み は 大変 面白い と 思い ます 。 是非 多く の 人 に 知っ て いただき たい と 思い ます 。   まず 、 文科 省 さん において この プロジェクト の 認知 度 を 上げる よう な 最大限 の 努力 を し て いただき たい と 思い ます が 、 最後 に 、 この 廃校 プロジェクト に対する 大臣 の 意気込み を 聞か せ て ください 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   今日 も 質問 の 機会 を いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   前回 から 引き続き まし て 、 少子化 対策 、 こども ・ 子育て 支援 加速 化 プラン に つき まし て 質問 さ せ て いただき ます 。 政策 の 内容 と 財源 について は 別々 に 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い いたし ます 。   異 次元 の 対策 という 総理 の お 言葉 は あっ た わけ で ござい ます けれども 、 子育て 当事者 です とか 、 これ まで 子育て 支援 に 取り組ん で き た 団体 の 皆様 から は 、 異 次元 で は なく て 当たり前 の 子育て 政策 を 早急 に 進め て ほしい という 御 意見 、 そういう お 声 が 聞か れ て おり ます 。 若年 層 の 六 割 が 日本 は 子育て が し にくい 国 と 感じ て いる 現状 を 変え て いく 必要 性 は 、 私 たち 共通 の 思い で ある と 考え て おり ます 。   まず 初め に 、 たたき台 の 内容 として 、 全体 の 項目 として は 、 国民 民主党 が 従来 から 提案 を し て 政府 に も 要望 し て き た 内容 が 盛り込ま れ て おり まし て 、 これ まで の 流れ から する と 、 かなり 内容 的 に は 前進 し た 内容 が 盛り込ま れ て いる と 認識 を いたし て おり ます 。   特に 、 国民 民主党 は 、 親 の 年収 に かかわら ず 、 日本 の 将来 を 支える 子供 たち を ひとしく 支援 する ため に 、 児童 手当 です とか 奨学 金 、 子育て 、 教育 政策 の 所得 制限 撤廃 という もの について 取り組ん で まいり まし て 、 法案 も 既に 提出 を さ せ て いただい て おり ます 。   特に 、 高等 教育 の 家庭 における 負担 は かなり 重い もの が ござい ます 。 この 負担 軽減 が 大変 重要 だ と 考え て おり ます 。   先般 、 大臣 から も 御 説明 が あり まし た けれども 、 令 和 六 年度 から 実施 予定 の 奨学 金 制度 に つき まし て は 、 中間 層 へ の 拡大 という こと は 打ち出さ れ て おる ん です けれども 、 多子 世帯 です とか 理工 農 系 の 学生 です とか 、 様々 な 要件 が 課さ れ て おり ます 。 年収 は 六 百 万 円 まで 支払い 対象 と する という こと で ござい ます けれども 、 多子 世帯 、 子供 が 三 人 以上 、 理工 系 人材 、 この 育成 という もの も 大変 重要 だ と 認識 を いたし て おり ます けれども 、 この 理工 系 の 人材 育成 の 観点 から は 、 子供 の 人数 に は よら ない という こと が 示さ れ て おり ます けれども 、 なかなか 、 この 中間 層 へ の 支援 の 拡充 という 観点 から し ます と 、 まだまだ 支援 内容 が 不十分 で は ない か と 考え て おり ます 。   今回 の 拡充 で 新た に 対象 と なる 人員 が どれ くらい と 想定 し て いる の か どう か という こと を お尋ね を さ せ て いただき ます と 同時に 、 先ほど も 申し上げ まし た けれども 、 理系 人材 の 育成 、 大変 重要 だ と 認識 を いたし て おり ます けれども 、 様々 な 要件 が 課さ れる こと によって 、 学生 の 間 です とか 学問 の 間 の 分断 に つながら ない か どう か 、 今回 の 政策 の 目的 や 目指 す べき 方向 が 何 で ある か が なかなか 明確 に メッセージ として 示さ れ て おら ない という ふう に 考え て おり ます けれども 、 所得 制限 の 在り方 も 含め て 議論 する 必要 が 大変 ある という ふう に 思い ます が 、 この こと について の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 御 説明 ありがとう ござい ます 。   なかなか 、 様々 な 要件 が 課さ れ て いる ため に 、 中間 所得 層 へ の 拡充 という 面 で は まだまだ 不十分 な もの だ という ふう に 認識 を いたし て おり ます ので 、 また 引き続き の 議論 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   続き まし て 、 財源 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。   財源 に つき まし て は まだ 明確 に 示さ れ ない 中 で 政策 の メニュー が 示さ れ て き た わけ で ござい ます けれども 、 先般 から こども 未来 戦略 会議 の 議論 が スタート いたし まし て 、 有識者 です とか 当事者 の 皆様 の 中 で 議論 が 進ん で いく もの と 認識 を いたし て おり ます けれども 、 社会 保険 料 を 財源 に という お話 も ある ん です けれども 、 もし それ を 財源 と する という こと に なり ます と 、 かえって 子育て 世帯 、 また 現役 世代 の 負担 を 増やす こと と なり ます 。   今回 の 政策 を 立案 さ れる 基 と なる という か 、 参考 に さ れ た という フランス の 少子化 対策 の 考え方 、 シラク 三 原則 の 、 子育て に 係る 経済 的 な 負担 を 軽減 する こと という 、 この 柱 と 反する こと と なり ます と 、 本末転倒 な 議論 と なる という ふう に 思い ます 。   国民 民主党 は 、 全て の 子供 たち が 人生 の 平等 な スタートライン に 立つ ため に は 、 人 づくり こそ 国 づくり の 理念 の 下 、 子育て 十 の 無料 化 を 提案 し て おり まし て 、 家庭 の 教育 費 負担 を 軽減 する 政策 を 打ち出し て おり ます 。 この 十 の ゼロ の 中 に は 、 給食 費 の 無料 化 、 また 地産 地 消 、 有機 食材 の 推進 という もの も 盛り込ん で おり ます 。 また 、 現状 の 経済 状況 を 踏まえ ます と 、 物価 高騰 が 続く 中 で 、 社会 保険 料 の 引上げ について は 、 一層 可 処分 所得 を 減少 する こと に つながり かね ず 、 方向 性 が 違う の で は ない か と 考え ます 。   国民 民主党 は 、 永岡 文部 科学 大臣 も よく 御 承知 の よう に 、 従来 から 一貫 し て 、 未来 へ の 投資 という 観点 で 、 財源 として は 教育 国債 の 発行 が 必要 で ある という こと を 主張 を し 続け て おり ます 。   これから しっかり と 予算 を 確保 し て 、 財源 を どういう ふう に する か という こと も 含め て 、 この 政策 を 推進 し なけれ ば いけ ない と 考え ます けれども 、 文部 科学 大臣 という お 立場 で 、 社会 保険 料 も 含め た 今後 の 財源 の 在り方 について 、 大臣 の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 まだ これから 会議 で 議論 さ れる と いう 中 で 、 社会 保険 料 について 大臣 として 言及 する という こと は 大変 難しい という ふう に 思い ます けれども 、 子育て に 係る 経済 的 な 負担 を 軽減 する という こと が この 政策 の 大きな 柱 で ござい ます ので 、 財源 に つき まし て も しっかり その 観点 に 立っ た 方向 性 を 示さ なけれ ば いけ ない と 思い ます し 、 国民 民主党 として は 、 引き続き 、 教育 国債 の 必要 性 という もの を お 訴え を し て いき たい と 思っ て おり ます 。   続き まし て 、 次に 、 私立 学校 振興 助成 法 の 実効 性 の ある 取組 の 必要 性 について 質問 さ せ て いただき ます 。   先般 、 私立 学校 法 の 改正 案 が 審議 を さ れ まし て 、 その 議論 の 中 でも 、 私立 学校 が 、 大学生 全体 の 七 五 % が 学ん で おり まし て 、 公 教育 に 果たす 私立 学校 の 重要 性 という もの が 改めて 再 認識 さ れ た ところ で ござい ます 。   ただ 、 私立 学校 を 取り巻く 環境 も 今 大きく 変化 を し て おり まし て 、 極めて 厳しい 経営 状況 と なっ て いる と 認識 を いたし て おり ます 。 学生 の 募集 を 停止 する 学校 が 増加 を し て き て おり まし て 、 少子化 の 進展 によって 十 八 歳 人口 が 減少 傾向 と なる 中 で 、 令 和 四 年度 の 調査 に より ます と 、 私立 学校 において 入学 定数 を 充足 し て い ない 学校 数 が 四 七 ・ 五 % に 上り 、 令 和 三 年度 決算 値 で は 、 赤字 経営 と なる 学校 法人 が 全体 の 二 九 ・ 七 % 、 特に 地方 の 中小 規模 の 私立 大学 において は 約 四 〇 % が 赤字 傾向 と なっ て いる という データ も ござい ます 。   一方 で 、 私立 大学 の 初年度 納付 金 の 平均 額 は 過去 最高 の 百 三 十 五 万 七 千 八 十 円 と なっ て おり 、 家計 に 与える 昨今 の 物価 高騰 の 影響 も 深刻 で ござい ます し 、 保護 者 の 家計 に 重い 負担 が のしかかっ て いる 状況 だ と 認識 を いたし ます 。   私立 学校 において も 、 IC T 環境 の 整備 や D X へ の 対応 、 施設 整備 の 充実 など 、 課題 が 山積 を し て おり ます 。 従来 から 議論 を さ れ て おり ます 学生 一 人 当たり の 公 財政 支出 の 公私 間 格差 、 この 是正 は 急務 で ある と 認識 を いたし ます 。   私立 学校 助成 法 において は 、 一 九 七 五 年 、 公 教育 における 私立 学校 の 果たす べき 役割 の 重要 性 に 鑑み 成立 を し た 法律 で ござい ます けれども 、 経常 経費 の 二 分の 一 の 補助 を 目指す と し た 制度 創設 当時 の 目的 から は 、 現状 、 大きく 乖離 を し て おり まし て 、 現状 で は 一 〇 % の 低 水準 の まま で 推移 を いたし て おり ます 。 参議院 の 附帯 決議 も 経常 経費 の 二 分の 一 の 補助 の 速やか な 実現 を 求め て いる こと も 踏まえ まし て 、 早急 に 取り組む べき 課題 だ と 認識 を いたし ます けれども 、 永岡 文部 科学 大臣 の 御 見解 、 できれ ば 取り組む 決意 について お 伺い できれ ば と 思い ます 。 この 助成 法 の 成立 当初 の 方針 という もの が 、 経常 経費 の 二 分の 一 の 補助 を 目指す という こと が しっかり 明記 さ れ て おり ます し 、 参議院 の 附帯 決議 の こと も ござい ます ので 、 是非 、 実効 性 の ある 取組 について 、 引き続き お 取組 を お願い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   それでは 、 不 登校 対策 について 、 続き まし て 質問 さ せ て いただき ます 。   令 和 三 年度 、 問題 行動 など の 調査 に より ます と 、 不 登校 児童 生徒 数 は 二 十 四 万 四 千 九 百 四 十 人 、 九 年 連続 で 増加 を し 、 過去 最多 の 数 と なっ て おり ます 。 全 児童 生徒 の 二 ・ 六 % に 当たる という 大変 深刻 な 状況 だ と 受け止め て おり ます 。   ただ 、 不 登校 と 一 口 に 言い まし て も 、 不 登校 と なっ た 要因 です とか 背景 は 大変 多様 で ある という こと の 中 で 、 求め られる 支援 や 必要 な 支援 も 大変 様々 で あり まし て 、 きめ 細やか な 支援 が 求め られ て いる ところ で ござい ます 。 令 和 五 年度 予算 において も 二 ・ 六 億 円 が 計上 さ れ て おり ます 。 そして 、 昨年 六月 の 骨太 方針 二 〇 二 二 の 中 に 初めて 盛り込ま れ た ん です けれども 、 不 登校 特例 校 の 全 都道府県 等 で の 設置 や 指導 の 充実 の 促進 という もの が 明記 を さ れ まし た 。   不 登校 特例 校 の 全 都道府県 における 設置 推進 へ 向け た 取組 状況 、 また 支援 強化 の 拡充 について お 伺い を さ せ て いただき ます 。 全 都道府県 における 設置 に 向け て 取り組ん で いただい て いる という こと で ござい ます けれども 、 やはり 、 どこ に 住ん で い て も しっかり と そういう 体制 が 整備 さ れる こと は 重要 で ござい ます ので 、 引き続き の お 取組 を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   不 登校 児童 生徒 の 中 で は 、 教育 支援 センター です とか フリースクール など 、 学校 内外 の 相談 や 指導 を 受け た 、 そういう 数字 と いう か データ で 、 六 三 ・ 七 % の 不 登校 児童 生徒 が そういう ところ で 相談 、 指導 を 受け た という データ が ござい ます けれども 、 逆 に 言い ます と 、 残り の 児童 生徒 は 支援 に 結びつい て い ない という こと も 言える という ふう に 思い ます 。   不 登校 支援 に つき まし て は 、 学校 や 家庭 、 そして 地域 社会 、 関係 機関 が 一体 と なっ て 取り組む こと が 大変 重要 で あり ます し 、 相談 体制 の 強化 が 大変 必要 です 。   その 中 で 、 民間 団体 と の 連携 という もの が 極めて 重要 で ある と 認識 を いたし て おり ます けれども 、 その 民間 団体 と の 連携 強化 について 、 文部 科学 省 の 方針 を お 伺い を し て 、 また 、 加え まし て 、 学校 内 における 別室 登校 へ の 支援 について も 、 学校 の 別室 運営 の 在り方 について は 、 学校 によって 様々 な 取組 を さ れ て おり ます 。   例えば 、 NPO 法人 など 民間 団体 が 、 教員 の 負担 軽減 の ため に 、 不 登校 等 の 子供 たち の 居場所 を 学校 内 に 確保 し て 、 研修 を 受け た 支援 員 を 派遣 する 先進 的 な 事例 も 行わ れ て おり ます 。 これ は 、 教員 の 負担 軽減 だけ で は なく て 、 教員 で ない 外部 人材 が 学校 内 で 支援 を する という こと は 、 例えば 、 児童 生徒 が 相談 し やすい 環境 を つくる など の メリット も ある という ふう に 思い ます 。   全国 の 取組 状況 の 把握 など も 含め て 、 国 として 支援 体制 を 構築 し て いく 必要 が ある と 考え ます けれども 、 文部 科学 省 の 方針 について お 伺い を さ せ て いただき ます 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   今日 は 、 学校 給食 の 無償 化 について 聞き たい と 思い ます 。   三 十 一 日 、 政府 により 、 少子化 対策 の たたき台 が 発表 さ れ まし た 。 そこ に 、 学校 給食 無償 化 へ 課題 を 整理 する こと が 盛り込ま れ た こと から 、 やっと 給食 費 の 無償 化 が 実現 する の か と 、 全国 で 期待 が 高まる の は 当然 の こと で あり ます 。   ところが 、 この間 の 当 委員 会 で の 質疑 を 聞い て おり まし たら 、 永岡 文部 科学 大臣 は 、 一 、 給食 の 実施 状況 や 保護 者 負担 軽減 策 等 の 実態 を まず 把握 し た 上 で 、 今後 の 課題 を 整理 する 必要 が ある 、 二 、 中学校 でも 完全 給食 の 実施 率 が 自治体 ごと に 大きな ばらつき が あり 、 児童 生徒 数 比 で 六 割 を 切る よう な 県 も あり 、 性急 に 進めれ ば 現場 の 混乱 や 自治体 の 不公平 感 を 招き かね ない 、 三 、 小倉 大臣 が 取りまとめ た たたき台 について は 、 今後 、 総理 の 下 に 設置 さ れる 新た な 会議 で 更に 議論 を 深め たい と の 答弁 を 繰り返す ばかり で あり ます 。   大臣 、 率直 に 聞き ます けれども 、 これ は はっきり 言っ て 、 文科 省 は やる気 が ない 、 こういう こと で ござい ます か 。 大臣 が 把握 する 必要 が ある と 言う 給食 の 実施 状況 や 保護 者 負担 軽減 策 等 の 実態 は つかん で いる ん じゃ あり ませ ん か 。   藤原 局長 、 文科 省 は 、 当然 日常 的 に つかむ べき 給食 の 実施 状況 や 保護 者 負担 軽減 策 等 の 実態 を つかみ も し て い ない ん です か 。 だから 、 今 、 そうして つかん で いる わけ です よ ね 。   ただ 、 聞き たい ん です が 、 じゃ 、 昨年 の 七月 に 学校 給食 費 の 保護 者 負担 軽減 事業 の 実態 を 、 今 、 つかん だ という こと で 、 ほとんど の 学校 で と 言わ れ まし た けれども 、 無償 化 、 これ は どれ だけ で やっ て いる か 、 昨年 つかみ まし た か 。 つかん で い ない ん です ね 。 昨年 の 調査 で 、 一体 どれ だけ が 無償 化 し て いる か という の は つかん で い ない ん です 。   そもそも 、 文部 科学 省 は 、 学校 給食 の 無償 化 を 調査 し た こと が ある ん じゃ ない です か 。 それ は 何 年度 の 調査 で あり 、 その 結果 、 実施 自治体 数 、 どれ だけ だっ た か 、 お答え いただけ ます か 。 小中学校 とも 無償 化 を 実施 が 七 十 六 、 小学校 のみ 無償 化 を 実施 が 四 、 中学校 のみ 無償 化 を 実施 が 二 、 合わせ て 八 十 二 自治体 が やっ た と 。 これ は でも 二 〇 一 七 年 の 調査 、 二 〇 一 八 年 七月 二 十 七 日 に 発表 し た 調査 結果 です ね 。   大臣 に 聞き ます けれども 、 この 調査 は 何 の ため に 行い まし た か 、 大臣 。 今年 三月 九 日 の 参議院 文教 科学 委員 会 で 、 今 おっしゃっ た とおり の 答弁 を 我が 党 の 吉良 よし子 議員 に やっ て おら れ ます から 、 これ は 変わり よう が ない と 思う ん です ね 。   三月 九 日 に 同じ 答弁 を 大臣 は さ れ て 、 そして 、 そう 答弁 し た 上 で 、 新た な 調査 を 行う 考え は ない と 、 新た な 調査 について は 突っぱね られ まし た 。 という こと は 、 既に 、 無償 化 に 至っ た 経緯 や 目的 、 無償 化 による 成果 、 また 無償 化 実現 前後 の 課題 など の 把握 は でき て いる 、 新た な 調査 の 必要 は ない 、 こういう こと で ござい ます ね 、 大臣 。 だから 不思議 に 思う ん です ね 。 三月 九 日 時点 で は 調査 する 必要 が ない と おっしゃっ た のに 、 今 おっしゃっ た 、 小倉 大臣 の 下 で 本格 的 な 無償 化 策 の 課題 の 整理 という こと が 始まっ たら 、 調査 する 必要 が ある と 今 おっしゃっ て いる から 。   つまり 、 これ は 、 あれ です か 、 そういう たたき台 が 決まる まで は 本格 的 な 無償 化 策 を 検討 する 気 も なかっ た 、 こういう こと で ござい ましょ う か 。 そこ まで おっしゃる ん だっ たら 、 一つ 初中局 長 に 聞き たい ん です が 、 平成 二 十 九 年 調査 という の は なぜ やっ た ん です か 。 いや 、 調査 の 内容 は 分かっ て い ます よ 、 そういう こと を 調査 し た ん でしょ う が 。   いい です か 、 三月 九 日 に は 、 もう やる 必要 が ない 、 こう 述べ た よう な 調査 を 、 そして 、 実は 、 二 〇 一 七 年 以前 に はやっ て い なかっ た ん です 、 やっ た こと は なかっ た ん です 。 過去 一 回 限り やっ た の が この 二 〇 一 七 年 の 調査 な ん です ね 、 無償 化 です よ 、 無償 化 調査 。   これ は なぜ やる こと に なっ た の か という こと です けれども 、 私 は 、 実は その 理由 について は 大体 分かっ て おり ます 。 二 〇 一 七 年 四月 四 日 、 参議院 厚生 労働 委員 会 で 、 与党 議員 の 質問 に 答え て 、 ここ に おら れる 、 当時 の 義 家 副 大臣 が やる と 答弁 さ れ た から やっ た の で は なかろ う か と 。 うなずい て おら れ ます から 、 そう な ん でしょ う ね 。 そういう こと で やっ た 。   だから 、 もちろん 、 必要 が ある から 、 やっ て くれ 、 今 すぐ に も やれ と 言っ た ん です が 、 それ は 必要 ない という ふう に 、 この 前 、 三月 九 日 に は 突っぱね られ た わけ です よ 。   という こと は 、 三月 三 十 一 日 に 政府 の 少子化 対策 の たたき台 で 無償 化 へ 課題 を 整理 する と 盛り込ま れ た から 、 慌て て 調査 とか 実態 把握 とか 言い 始め た の で あっ て 、 それ 以前 は 、 つまり 三月 末 まで は 、 そういう こと を 本気 で 考え た こと も なかっ た という こと を 言っ て いる に 等しい わけ です ね 。 つまり 、 ここ に 至る まで は 検討 し て こ なかっ た 、 そういう こと です か 、 局長 。 そんな こと は 日常 的 に つかん で おか なきゃ なら ない こと です よ ね 。 アレルギー 食 みたい な こと を 今 おっしゃい まし た けれども 、 今 、 子供 に 合わせ た アレルギー 給食 という こと を 子供 に 合わせ て やっ て いる 自治体 も あり ます 。   それから 、 私 の ところ の 子供 は アレルギー 食 しか 食べ られ ない から 、 無償 化 を さ れ たら 不公平 だ から やめ て くれ という よう な 声 を 私 は ついぞ 聞い た こと が ない です し 、 既に 無償 化 を やっ て いる 自治体 は ある わけ です けれども 、 そこで 不公平 だ という 声 が 上がっ て いる という こと は 私 は 聞い た こと が ない 、 ない と 思い ます よ 、 みんな 喜ん で いる と 思う ん です ね 。 やはり 、 給食 の 無償 化 は できるだけ 先 延ばし し たい 、 こういう こと だ と 言わ ざる を 得 ない です 。   資料 一 を 見 て いただき たい 。 かつて の 文部省 は 大変 立派 でし た 。 先 ほど 森山 先生 も 触れ られ まし た けれども 、 昭和 二 十 六 年 三月 十 九 日 、 参議院 文部 委員 会 における 日本 共産党 の 岩間 正男 参議院 議員 と 当時 の 辻田 力 初等 中等 教育 局長 と の 質疑 の 議事 録 で あり ます 。   傍線 部 、 「 我々 の ほう で は 普通 の 生活 の ため の 費用 以外 の 、 要するに 義務 教育 を 教育 として 実施 する 場合 に 必要 な 経費 は これ は 公共 の ほう から 出し まし て 、 義務 教育 を 受ける 立場 から は これ は 無償 と する こと と いたし たい という ふう な 理想 を 持つ て おる わけ で ござい ます 。 即ち その 内容 と いたし まし て は 、 現在 は 授業 料 で ござい ます が 、 その ほか に 教科書 と それ から 学用品 、 学校 給食 費 という ふう な 、 なお できれ ば 交通 費 という ふう な こと も 考え て おり ます が 、 」 と 明確 に 答弁 し て おり ます ね 。   大臣 、 文科 省 は この 理想 を 一体 どこ で 失っ て しまっ た ん です か 。 二言目 に は 学校 給食 法 の 立法 趣旨 と 言う ん です けれども 、 学校 給食 法 十 一 条 の 経費 の 負担 の 規定 は 、 学校 給食 の 保護 者 の 負担 を 補助 する こと を 禁止 する よう な 趣旨 で は あり ませ ん 。   資料 二 を 見 て いただき たい 。 その 昭和 二 十 九 年 の 学校 給食 法 が 施行 さ れる に当たって 文部省 が 発出 し た 文部 事務次官 通達 です 。 資料 二 の 二 の 下線 部 に は 、 「 たとえば 保護 者 の 経済 的 負担 の 現状 から み て 、 地方 公共 団体 、 学校 法人 その他 の 者 が 、 児童 の 給食 費 の 一部 を 補助 する よう な 場合 を 禁止 する 意図 で は ない 。 」 と 明確 に 述べ て おり ます 。   先 ほど の 二 〇 一 七 年 調査 で も 、 小中 とも 給食 費 無償 化 が 七 十 六 自治体 、 全部 で 八 十 二 自治体 が 既に 学校 給食 を 無償 化 し て おり ます 。   初等 中等 教育 局長 、 この 八 十 二 自治体 は 学校 給食 法 第 十 一 条 に 反し て いる 、 そういう こと に なる ん です か 。 学校 給食 法 第 十 一 条 は 障害 に なら ない 、 当たり前 です 。   しかも 、 自民党 は 長らく 、 一 九 五 一 年 の 文部省 初等 中等 教育 局長 の 理想 を 投げ捨てる ばかり か 、 学校 給食 無償 化 を 求める 世論 や 運動 に 敵対 し 、 妨害 し て き た と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   資料 三 の 一 を 見 て いただき たい 。 昨年 六月 二 十 一 日 に 和歌山 県議会 に 提出 さ れ た 学校 給食 の 無償 化 を 求める 意見 書 案 で あり ます 。 残念 ながら 、 これ は 否決 を さ れ まし た 。   資料 三 の 二 の 下線 を 見 て いただき たい 。 この 意見 書 の 採決 結果 で あり ます 。 自民 、 公明 、 無所属 の 会 が 反対 し て 、 否決 を し て おり ます 。 今 から 僅か 十 か月 前 の こと で あり ます 。   そして 、 資料 四 は 、 今年 三月 二 十 五 日 付 の 毎日 京都 版 の 記事 で あり ます 。 京都 府 大山崎 町 で 、 町長 が 選挙 公約 に も 掲げ た 大山崎 中学 の 給食 無償 化 の 予算 を 、 自民党 など 野党 が わざわざ 、 ここ は 自民党 が 野党 な ん です が 、 野党 が わざわざ 予算 を 減額 修正 し て 削っ て しまっ た 。 これ は 、 三月 三 十 一 日 に 政府 が 少子化 対策 の たたき台 に 学校 給食 無償 化 へ 課題 を 整理 する と 書き込む 僅か 一 週間 前 に 、 京都 府 大山崎 町 で は これ が やら れ て いる ん です ね 。   大臣 、 こんな こと で 恥ずかしく ない の か と 。 自民党 が 本気 で 学校 給食 無償 化 を やる気 だ という の で あれ ば 、 こんな 地方 議会 で の 態度 は 改め させ て いただき たい 。   そして 、 何 より も 文部 科学 大臣 自身 が 、 これから 把握 とか 課題 が 多い とか 言っ て い ない で 、 「 義務 教育 は 、 これ を 無償 と する 。 」 という 憲法 二 十 六 条 の 精神 に しっかり 立ち 切る べき だ と 言わ なけれ ば なら ない と 思い ます 。   最後 に 大臣 の 御 決意 を 伺っ て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 柴山 昌彦 です 。   質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   法案 に関する 質問 に 先立っ て 伺い ます 。   私 は 、 超党派 の 共同 養育 支援 議員 連盟 の 会長 を 仰せつかっ て おり 、 昨年 四月 二 十 二 日 に この 委員 会 の 場 で 、 他方 配偶 者 と 別居 中 の 、 あるいは 離婚 後 同居 さ れ て い ない 親御 さん が 子 の 学校 行事 に 参加 でき ない こと の 問題 点 を 指摘 さ せ て いただき まし た 。   行事 や 子供 の 混乱 を 防ぎ つつ 、 別居 親 が 子供 の 様子 を 確認 できる よう 工夫 し て いる 事例 について 調査 し て いただく と 当時 おっしゃっ て いただき まし た ので 、 その 御 報告 を お願い いたし ます 。   あわせ て 、 別居 親 に は 成績 や 健康 状態 を 通知 し なかっ たり 、 居場所 を 知らせ ない よう に 転校 さ せ たり する 事例 が ある という こと です けれども 、 それ について の 調査 も お 聞か せ ください 。 他方 親 の 同意 が なけれ ば 子供 に 会え ない という の は 、 やはり 子供 の 観点 から する と 非常 に 問題 が ある 例 が ある か と 思い ます 。 今 、 いろいろ 工夫 さ れ て いる こと について も 紹介 を いただき まし た けれども 、 そういった 工夫 について は 是非 横 展開 を し て いただき たい という こと 。   それから 、 別居 親 に対して 成績 や 健康 状態 を 通知 し なかっ たり 、 居場所 を 知らせ ない よう に する 事例 について 、 未 調査 という か 、 調査 を し た 範囲 で なかなか 詳しい データ が ない という こと です けれども 、 それ が 子供 の 同居 親 による 虐待 、 ネグレクト など の SOS を 発見 する 妨げ に なっ て いる 可能 性 も ござい ます ので 、 これ について も 引き続き しっかり と 調査 を し て いただき たい という よう に 思い ます 。   法案 審議 に 移ら せ て いただき ます 。   私 の 大臣 時代 に 、 東京 福祉 大学 の 不適切 な 留学生 の 在留 管理 の 実態 が 問題 と なり まし た 。 今回 の 法案 は 日本語 教育 機関 の 質 の 向上 を 目指す もの です けれども 、 大学 や 大学 別 科 など は 対象 と なる の でしょ う か 。 あわせ て 、 在留 管理 の 徹底 の ため に 法務省 と どの よう な 連携 を し て いく の か 、 法務省 そして 文科 省 に 伺い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   日本語 教育 機関 の 質 も 大事 です けれども 、 量 も 大切 で あり ます 。   私 は 、 与野党 の 垣根 を 越え て 、 特に 、 立憲 民主党 で は 中川 先生 そして 笠 先生 、 公明党 で は 浮島 先生 、 里見 先生 、 また 、 維新 の 会 から は 金村 先生 を 始め と し た 先生 方 の 御 支援 により 、 日本語 教育 推進 議員 連盟 の 会長 を 拝命 し て おり ます 。   また 、 自由民主党 で は 、 宮内 委員 長 、 また 、 この 後 質問 に 立た れる 三谷 委員 を 始め 、 文部 科学 部会 日本語 教育 の 今後 の 方向 性 に関する プロジェクト チーム の 方々 に お力 を いただき 、 日本語 教育 機関 の 拡充 など の 課題 に 取り組ん で おり ます 。   在留 外国 人 が 令 和 四 年 十二月 末 現在 で 約 三 百 七 万 人 と 過去 最高 の 数字 に なっ て いる こと 、 コロナ の 感染 法 上 の 分類 が 五 類 と なっ て 、 留学生 が 急速 に 増加 する こと が 見込ま れる こと を 始め として 、 日本語 教育 の 受皿 と なる 教育 機関 や 教師 を 拡大 する こと が 喫緊 の 課題 と なっ て いる か と 思い ます が 、 そうした 教育 機関 や 教師 を いつ まで に 、 どれ だけ 、 どの よう に 増やし て いく の か 、 政府 から 工程 表 を お 示し いただき たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 日本語 教師 の 資格 制度 について 伺い ます 。   試験 と 実習 によって 質 の 高い 日本語 教師 が 確保 さ れる こと は 、 教え られる 学生 にとって メリット と なる のみ なら ず 、 当該 教師 の 地位 向上 に も 役立つ と 考え ます けれども 、 果たして 、 本当に それ に 見合っ た 適切 な 報酬 など が 確保 さ れる の か 、 また 、 既に 業務 に 就い て いる 日本語 教師 にとって は 、 余り 厳格 な 資格 を 設ける と 仕事 を 続け られ なく なっ て しまっ て 、 かえって 日本語 教師 の 数 が 減っ て しまう の で は ない か 、 こう いっ た お それ も 懸念 さ れる ところ だ と 思い ます が 、 それぞれ に対する 施策 を お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。   引き続き 、 しっかり と 団体 等 と も 意見 交換 を し て いただけ たら という ふう に 考え て おり ます 。   さて 、 日本語 教育 の ニーズ は 、 今 注目 さ れ て いる 就労 者 です とか 、 あるいは 一般 の 生活 者 で いらっしゃる 外国 人 に対して の もの も 大変 大きい ん です けれども 、 それ について は この 後 の 質疑 者 の 方々 に お 任せ を する として 、 私 から は 、 学齢 相当 の 子供 たち に対する もの について お 伺い を し たい と 思い ます 。   文部 科学 省 の 調査 に より ます と 、 令 和 四 年度 の 学齢 相当 の 外国 人 の 子供 が 、 住民 基本 台帳 上 把握 さ れ て いる の が 十 三 万 六 千 九 百 二 十 三 人 という こと で 、 前年 比 で 三 千 六 百 十 三 人 増え て いる という こと で あり ます 。   これら の 外国 人 の 方々 の うち 、 外国 人 学校 に 通う 子供 の 数 、 それ 以外 の 学校 に 通う 子供 の 数 、 不 就学 の 可能 性 の ある 子供 の 数 について それぞれ お答え ください 。 不 就学 の 可能 性 の ある 子供 さん が 八 千 百 名 で 、 外国 人 学校 に 通う 子供 の 九 千 百 八 十 名 に ほとんど 匹敵 する ほど の 子 が そういった 学校 の アクセス に 達し て い ない という こと は 、 極めて 大きな 問題 だ と 私 は 思っ て い ます 。 また 、 その 十 倍 以上 の 方 が 普通 の 学校 に 通っ て いる という 、 今 お答え で あり まし た 。 こう いっ た 不 就学 あるいは 一般 の 学校 に 通う 子供 たち の 日本語 教育 の ニーズ を 、 今後 どの よう に 確保 し て いく おつもり な の でしょ う か 。   私 の 聞い た 話 だ と 、 健常 者 の 外国 人 児童 が 特別 支援 学級 で 教育 を 受け て いる 実態 も ある という こと で あり ます 。 これ は 、 共生 社会 の 実現 の ため に は あっ て は なら ない こと だ と 考え て い ます けれども 、 それぞれ 対策 を 是非 しっかり と 示し て いただき たい と 思い ます 。 いろいろ と 工夫 を し て いただい て いる ん です けれども 、 この 法案 が せっかく 通っ た 後 は 、 今 、 最後 に おっしゃっ た 、 やはり 外部 指導 員 を しっかり と 現場 に 入れ て いただい て 、 通常 の 教育 を する 先生 方 を しっかり と サポート する よう な 、 そういう 体制 を 構築 を し て いただき たい という ふう に 、 重ね て お願い を し たい という ふう に 考え て おり ます 。   時間 が なくなり まし た ので 、 最後 の 質問 と なる か と 思い ます 。 地域 における 日本語 教育 の 体制 を どの よう に 確保 し て いく か について 伺い ます 。   半数 近く の 地方自治体 が 日本語 教室 を 持っ て い ない と さ れ て おり 、 今回 の 法案 による 制度 整備 と 併せ て 、 自治体 と 連携 し て 、 増え 続ける 日本語 教育 の ニーズ に 応え て いく こと が 急務 だ と 考え て おり ます 。 特に 、 ICT の 利 活用 など を 積極 的 に 進める 余地 が ある と 考え ます けれども 、 具体 的 な 方策 について 、 どの よう に 進め て いく か 、 お 伺い し ます 。 先 ほど 申し上げ た とおり 、 この 問題 について は 、 各党 各 会派 の 皆様 と しっかり と 協力 を し て 進め て き た 案件 で ござい ます 。 円滑 な 成立 を 是非 お願い する こと を 申し上げ て 、 私 から の 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 衆議院 議員 の 三谷 英弘 です 。   今日 は 、 御 質問 の 時間 を いただき まし た こと 、 委員 各位 の 先生 方 、 そして 理事 の 先生 方 に 心から 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   差し替え で こう やっ て 質問 の 機会 を いただける という の は 本当に ありがたい こと で ござい まし て 、 この 法案 について は 非常 に 、 いろいろ と 私 なり に も 思い入れ が ござい ます 。   先 ほど 柴山 先生 から 、 超党派 議連 、 日本語 教育 推進 議連 、 今 こちら に も 、 中川 先生 とか 笠 先生 を 始め として 、 本当に 多く の 、 超党派 で 進め て まいり まし た 。 柴山 会長 の 下 で 本当に 超党派 で 進め て いく 、 やはり 教育 という の は そういう こと な ん だろ う という ふう に 思っ て おり ます 。   自民党 の 中 に も そういった PT という もの が あり まし て 、 ずっと 宮内 秀樹 文科 委員 長 が 日本語 教育 の 今後 の 方向 性 に関する PT の 座長 として 引っ張っ て いらっしゃっ て 、 文科 委員 長 に 就任 を する という こと で ござい まし て 、 それ まで 事務 局 を 務め させ て いただい た 私 が 、 その 最後 の 提言 を まとめ させ て いただく ところ だけ 座長 を やら せ て いただき まし た 。 ありがとう ござい ます 。   という こと で 、 早速 です けれども 、 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 、 大臣 に お 伺い を いたし ます 。   今回 の 法律 制定 です けれども 、 本当に よかっ た と 思っ て い ます 。 日本語 教育 を 、 しっかり と し た 水準 の もの を つくっ て いく 、 そして 、 本当に 多く の 外国 の 方 に 日本語 を 勉強 し て いただく 。 それ と 同時に 、 日本語 教育 に 携わっ て いる 方々 の 待遇 を しっかり と 上げ て いく 。 そういった もの に つながっ て いく ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます けれども 、 今回 の 法律 制定 の 意義 、 そして 目的 は どこ に ある か 、 お答え いただけ ます でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   そう です ね 。 本当に 、 今 お答え いただい た とおり な ん だろ う という ふう に 思っ て おり まし て 、 しっかり と 日本語 教育 を 行っ て いく 受皿 という の を まず は つくっ て いく 、 その 中 で 、 しっかり と 、 日本語 教育 を さ れる 方々 に も ちゃんと し た 日本語 を 勉強 し て いただき たい 、 その よう に 考え て おり ます 。   その 上 で 、 ちょっと 日本語 学習 の 実態 について お 伺い を し て いき たい と 思い ます 。   現在 、 多く の 方 が 日本 に 滞在 を さ れ て おり ます 。 様々 な 理由 が ある わけ です けれども 、 それ の 事実 関係 の 回答 を お願い し たい ん です けれども 、 現在 の 在留 外国 人 の 数 、 そして 、 その うち の 技能 実習 生 の 数 、 特定 技能 在留 外国 人 の 数 、 そして 留学生 の 数 は それぞれ 何 人 か 、 お答え いただけ ます でしょ う か 。 今 お答え いただき まし た とおり 、 今 、 在留 外国 人 の 数 が 、 三 百 万 人 を 超える 方々 が いらっしゃる 。 そのうち 、 留学生 の 方 だけ で 約 三 十 万 人 いる 。 技能 実習 生 三 十 二 万 人 、 特定 技能 在留 外国 人 は 十 三 万 人 。 在留 外国 人 が 三 百 万 人 い て 、 日本語 学習 を さ れ て いる 方 が 二 十 八 万 人 しか まだ い ない という こと を 、 まずは 目 を 向ける べき な の か な という ふう に 思っ て い ます 。 留学生 の 数 も 三 十 万 人 いる 。 留学生 の 数 は 三 十 万 人 いる ん だ けれども 、 日本語 学習 を さ れ て いる 方 が 三 十 万 人 という こと な ん です ね 。   私 も 海外 留学 経験 が あり ます けれども 、 一生懸命 、 それなり に 自分 で 英語 を 勉強 し て いき まし た 。 それなり に TOEFL の 点数 を 取っ て も いき まし た 。 でも 、 海外 に 行っ て 、 向こう の ロース クール に 通う 前 に は イングリッシュ スクール に ある程度 の 期間 通っ て 、 それで しっかり と 向こう の ロースクール で 勉強 する という こと も いたし まし た 。   レイヤー は いろいろ ある と 思う ん です けれども 、 まだまだ 実は 日本語 を 勉強 し て くれ て い ない ん じゃ ない か という よう な 思い が 正直 ござい ます 。   そういう 意味 で お 伺い し たい ん です 。 これ は 、 日本語 教育 を 所管 し て いる 官庁 として 、 率直 に お 伺い し て いる ん です けれども 、 この 現在 の 三 十 万 人 という 日本語 学習 者 の 数 という の が 多い と 見る か 少ない と 見る か 、 お答え を いただき たい と 思い ます 。 今 お答え いただい た とおり 、 本当に 、 潜在 的 な ニーズ という の は まだまだ 非常 に 多く ある ん だろ う と 思い まし て 、 今回 の 法律 を 作る こと によって 、 ここ で 勉強 すれ ば ちゃんと 日本語 が 勉強 できる ん だ よ という 、 安心 できる 受皿 という もの を しっかり と つくっ て いただける 法案 だ と 思っ て おり ます ので 、 非常 に 期待 を し て いる ところ で ござい ます 。   その 上 で お 伺い を し たい ん です けれども 、 か と いっ て 、 今 の お答え という の は 、 勉強 が し たい と 思っ て いる ん だ けれども どこ で 勉強 し たら いい か よく 分から ない という よう な 人 は 、 なかなか 日本語 学習 者 の 中 に は 入ら ない ん です よ という 答え で は ある ん です けれども 、 でも 、 それ だけ で 本当に いい の か という 問題 意識 も ある わけ です 。   と いい ます の も 、 先 ほど 、 留学生 の 数 三 十 万 人 と 申し上げ まし た が 、 その ほか に 、 技能 実習 生 が 三 十 二 万 人 、 特定 技能 の 在留 外国 人 という の は 十 三 万 人 、 合わせ て 四 十 五 万 人 いる わけ です 。 この 四 十 五 万 人 の 方々 、 そういった 方々 について は 、 日本 に 在留 を し て 、 そして 日本 で 働き たい という の で あれ ば 、 一定 程度 の 日本語 水準 を むしろ 求め て いく べき な の で は ない か と 思い ます けれども 、 その 辺 について 御 見解 は どう でしょ う か 。 お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。   特定 技能 の 方 について は 一定 の 日本語 の レベル を 現時点 で も 確認 を し て いる という こと を 回答 いただき まし た けれども 、 技能 実習 生 について は 、 先ほど お答え いただい た とおり 、 そういう 、 日本語 教育 を 行う こと という 義務 が 課さ れ て いる わけ で あり ます けれども 、 私 が 確認 を し て いる ところ に よれ ば 、 何 時間 、 日本語 を 勉強 さ せる という 要件 は ござい ませ ん 。 また 、 日本語 を 勉強 さ せ た 後 に 、 どの 程度 まで 日本語 を 学習 し た か という 水準 について の チェック も あり ませ ん 。   そういった こと で 、 果たして 、 本当に しっかり と 日本語 教育 を さ せ て いる という よう な 現状 が ある の か 、 また 、 そういった 、 受入れ を し て いる ところ が 技能 実習 生 に対して 日本語 教育 を 行わ せる 何らかの インセンティブ という の が ある か どう か について お答え いただき たい と 思い ます 。 技能 実習 生 へ の 日本語 教育 の 話 を 聞く と 、 必ず 、 受入れ 団体 に対して は ちゃんと インセンティブ を 設け て い ます という ふう に 答え を いただく ん です けれども 、 この インセンティブ という の は 、 全体 が どれ ぐらい の うち の どの 程度 の インセンティブ な の か 、 ちょっと 事実 関係 を 回答 ください 。 一生懸命 、 企業 が 自分 の ところ の 技能 実習 生 に 日本語 を 勉強 さ せる 、 そう する こと によって 、 その 技能 実習 生 が 日本 の 社会 で 溶け込ん で 生活 できる よう に なる 、 周り の 方々 にとって も プラス しか ない もの に対して 、 現状 は 四 点 しか インセンティブ が ない という こと で 、 企業 が 自分 の 費用 で やろ う なんて 思う はず が ない わけ です し 、 技能 実習 生 の 方々 に対して ちゃんと 日本語 教育 を さ せよ う という ふう に 持っ て いか ない と 、 これ は 本当に いつ まで たっ て も どう しよう も ない 状況 が 続く ん じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます 。   日本語 教育 の 実態 について は ちょっと これ ぐらい に し て 、 次に 移る ん です けれども 、 やはり この 仕組み を 含め て ちゃんと 見直し て いか ない と 、 登録 日本語 教師 の 制度 を つくっ た ところ で 意味 が ない と 思っ て いる ん です ね 。   今 本当に 考え て いる の は 、 今 、 日本語 教員 が 四 万 人 い ます 。 時間 が ない ので 質問 の ところ を 答え から 言っ ちゃう ん です けれども 、 四 万 人 い て 、 うち 二 万 人 が ボランティア な ん です 。 四 万 人 の 方 が い て 、 今 、 三 十 万 人 の 日本語 学習 者 が いる と 、 一 人 当たり 七 名 しか 担当 し て い ない ん です ね 。 二 万 人 が ボランティア の 方々 で 、 その 方々 の 善意 に よっ て いる と し たら 、 二 万 人 の 方 が お金 を もらっ て 日本語 教師 を やっ て い ます 。 その 方々 が 三 十 万 人 を 教え て いる という こと に なれ ば 、 一 人 当たり 十 五 人 という こと に なる ん です 、 単純 計算 で 。   と する と 、 この 十 五 人 を 教える こと で よっぽど お金 を もらえる 仕組み を つくっ て いく か 、 若しくは 三 十 万 人 で ある 日本語 学習 者 の 数 を もっと もっと 増やし て いか ない と 、 幾ら 登録 し て もらっ た ところ で 、 社会 的 に 認知 さ れ て 、 キャリア として ちゃんと し た 報酬 が 稼げる よう な 仕組み という の は つくっ て いく こと が でき ない ん じゃ ない か という ふう に 考え て おり ます 。   そういう 意味 で 、 我々 として 登録 日本語 教員 の 制度 を つくる こと それ 自体 で 、 収入 が 得 られ 、 社会 的 に 認知 さ れる キャリア に なる の か 、 また 、 そういう ふう に なる ため に は どう し たら よい か について 、 文化庁 から お答え いただき たい と 思い ます 。 これ は 繰り返し 申し上げ ます けれども 、 今 本当に 、 四 万 人 いる うち の 半分 が ボランティア です 。 もう ほとんど 地域 の 善意 の 方々 によって 日本語 教育 という の は 成り立っ て いる と 言っ て も 過言 で は ない わけ です 。 その 現状 を 脱し て いく ため に は 、 もっと もっと 日本語 教育 に対して いろいろ な 形 で 投資 を し て いか なきゃ いけ ない 、 お金 を 出し て いく 仕組み という の を つくっ て いか なきゃ いけ ない 。   その ため に は 、 まずは 、 日本 で 働き たい とか 日本 で 生活 し たい という 外国 の 方 に は 、 自分 の お金 で 日本語 を 勉強 し て もらう 。 これ は 一つ 、 大前提 です 。 でも 、 それ が でき ない ん だっ たら 、 企業 が せめて 、 働き手 として 外国 の 方 を 日本 に 入れる ん だっ たら 、 企業 が そこ に対して お金 を 出し て いく という 形 に し なきゃ いけ ない 。 それでも 間に合わ ない ん だっ たら 、 国 とか 地方 公共 団体 が しっかり と し た 予算 を つけ て いく 。   そういった こと によって 、 日本語 を 教える という こと が しっかり と し た 仕事 だ という ふう に 認知 さ せ て いか ない 限り は 、 いつ まで も 、 近く の 公民館 で 日本語 の ボランティア の 方々 が 自分 の 空い た 時間 で 日本語 を 教え て い ます 、 それでは なかなか 日本語 の 水準 は 上がり ませ ん みたい な 、 今 の 現状 を 変える こと が でき ない と 思っ て いる ので 、 是非 とも 、 国 、 地方 公共 団体 プラス 企業 という ところ で お金 を しっかり と 出し て いく よう な 仕組み を つくっ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます ので 、 どうぞ よろしく お願い 申し上げ ます 。   残す 、 あと 一 分 ぐらい の 時間 で 、 違う 質問 を さ せ て いただき ます 。   せっかく な ので 、 アニメ の 話 を し ます 。   外国 人 が 日本 に 興味 を 持っ た 、 日本語 を 勉強 しよ う か な と 思っ て くれる の は 、 やはり アニメ とか 漫画 とか 、 そういった もの が きっかけ だ という こと は よく 言わ れ て い ます 。 それ で ある の で あれ ば 、 せっかく な ので 、 もっと もっと 、 アニメ とか 漫画 という の を 日本語 教育 の 素材 に 使っ たら いい ん じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます 。   例えば 、 私 が アメリカ に い た とき に 、 「 ドーラ・ザ・エクスプローラー 」 という アニメ が あっ て 、 実は それ は 、 メキシカン の 、 ヒスパニック の 方 で 英語 が なかなか しゃべれ ない 方 用 の アニメ で 、 それ を 見る こと で 自然 に 英語 も しゃべれる よう に なる みたい な アニメ が 結構 流さ れ て い た ん です ね 。   そういう ツール でも いい ん です けれども 、 しっかり と 、 そういう アニメ とか 漫画 を 使っ て 、 日本語 が しゃべれ ない 外国 人 の 子供 たち に 訴求 する よう な 、 そういった もの を 作っ て いっ て 、 それ を 広め て いく みたい な 施策 を 打っ て いただき たい と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 お答え ください 。 立憲 民主党 の 笠 で ござい ます 。   今日 は 、 こうして 、 委員 外 で も あり ます けれども 、 発言 の 機会 を 、 質疑 の 機会 を 与え て いただき まし た こと に 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   先 ほど 来 、 柴山 委員 から も あり まし た よう に 、 この 法律 という の は 、 ちょうど 、 二 〇 一 六 年 、 平成 二 十 八 年 に 、 十一月 、 日本語 教育 の 推進 議員 連盟 を 超党派 で 立ち 上げ させ て いただき まし た 。 当時 は 、 勇退 さ れ た 河村 建夫 先生 が 会長 で 、 我が 党 の 中川 正 春 先生 が 会長 代行 で 、 馳浩 さん 、 今 の 県知事 が 事務 局長 で 、 私 が 幹事 長 を 拝命 を し 、 何とか 日本語 教育 を 推進 を し て いこ う という こと で 、 現在 は 柴山 会長 が その リーダー と なっ て おる わけ で ござい ます が 、 その 議連 の 結果 として 、 多く の 与野党 の 議員 の 皆様 方 の お力 を いただき ながら 、 令 和 元年 に 、 議員 立法 で 、 日本語 教育 の 推進 に関する 法律 を 成立 を さ せる こと が でき まし た 。   今回 の 法案 は 、 この 日本語 教育 推進 法 に 基づい て 国 が 検討 を 行う と いう こと で 、 これ を 受け て 、 これ まで 日本語 教師 の 資格 に関する 仕組み の 整備 や 、 あるいは 日本語 教育 機関 の 評価 制度 、 整備 に関して 、 閣法 として ようやく 提出 を さ れ た という こと で 、 非常 に 歓迎 を し たい と 思い ます し 、 しっかり と 、 速やか に 成立 が できれ ば という ふう に 思っ て おり ます 。   ただ 、 ここ が 私 は 実は スタート じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   先 ほど 来 ある よう に 、 非常 に 今 、 日本語 教員 の 置か れ て いる 雇用 状況 という もの 、 環境 という もの は 、 必ずしも 安定 し た もの と は まだ 言え ませ ん 。 また 、 日本語 教育 機関 の 質 も 様々 な 状況 に あり 、 今後 は こうした 教育 環境 の 改善 が 喫緊 の 課題 で ある という ふう に 思っ て おり ます 。   そして 、 やはり 、 こう いっ た 課題 を 解決 する ため に は 、 現場 で 指導 する 日本語 教師 の 方々 、 日本語 を 指導 する 教育 機関 、 あるいは 指導 する 教育 の 内容 といった 、 日本語 教育 の 質 の 維持 向上 の ため の 施策 を 一体 的 に 、 議論 を 更に 進め て いく 必要 が ある の で は ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   少し 振り返り ます と 、 ちょっと 時代 は 違う ん です けれども 、 明治 期 以降 の 日本 の 近代 教育 制度 の 発展 の 歴史 を 見 て も 、 明治 五 年 に 学制 が 公布 さ れ て 、 小学校 を 中心 と する 教育 機関 が 設け られ 、 官立 師範 学校 や 、 教員 資格 検定 制度 に 始まる 教員 の 資格 に 関わる 制度 、 今 の 学習 指導 要領 に つながる 教則 といった 教育 の 基準 や 教育 の 内容 に 関わる 制度 が 段階 的 に 整え られ て 、 そして 義務 教育 の 制度 が 成熟 し 、 社会 に 定着 を し て いく という 過程 を たどっ て まいり まし た 。   こうした 歴史 と 日本語 教育 の 政策 を 比較 し て も 、 日本語 教育 は 、 今回 の 法律 により 、 ようやく 教育 機関 の 認定 制度 と そこ で 働く 教師 の 資格 制度 が 開始 を さ れ た という 状況 で あり 、 今回 の 法律 の 実現 は 、 日本語 教育 が 我が国 において 定着 し 、 発展 を し て いく ため の 、 ある 意味 、 私 は 、 スタート だ 、 スタート 地点 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   国内 の 日本語 教育 機関 は 株式会社 により 設立 さ れ て いる 機関 も 多く 、 直ちに 私立 学校 の よう に 経常 経費 を 措置 できる よう な 状況 で は あり ませ ん けれども 、 その こと は 承知 し て おり ます けれども 、 やはり 、 制度 が 整備 さ れ た 後 に 、 これ が 広く 活用 を さ れ 、 日本語 教育 が これ まで 以上 に 社会 の インフラ として 位置づけ られ て いく ため に は 、 今後 、 政府 において も 、 日本語 教育 全体 の 質 の 向上 に 資する よう な 先進 的 な 取組 など について は 積極 的 に やはり 予算 措置 を 行っ て いく など 、 様々 な 支援 施策 を通じて 、 日本語 教師 や 日本語 教育 機関 の 社会 的 な 評価 の 向上 と 日本語 教育 の 質 の 向上 の 好 循環 を いかに 図っ て いく か 、 この こと が 大きな ポイント に なる と 思い ます 。   その 点 について 、 まず 、 大臣 の 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 本当に これ は かなり スピードアップ を し ながら 、 やはり いろいろ な 制度 、 でき た の は いい ん だ けれども 、 これ が 本当に 根づい て いく の か 、 あるいは 、 きちんと し た 形 で 、 現場 で 働く 教員 の 皆さん 、 あるいは 、 一番 大事 な の は 、 日本語 を 学び たい と 思っ て いる 子供 たち の ため に 、 あるいは 様々 な そういった 需要 に 応え て いく という こと が 大事 だ と 思っ て おり ます 。   二 〇 二 二 年 の 国際 協力 機構 の 調査 研究 の 、 二 〇 三 〇 、 四 〇 年 の 外国 人 と の 共生 社会 の 実現 に 向け た 取組 に よれ ば 、 二 〇 四 〇 年 に 目標 GDP を 達成 する ため に 必要 な 外国 人 労働 者 数 は 、 二 〇 二 〇 年 現在 の 百 七 十 二 万 人 の 約 四 倍 の 、 六 百 七 十 四 万 人 と さ れる 見通し が 出さ れ て おり ます 。   実際 に これ だけ の 外国 人 労働 者 を 我が国 として 受け入れる か どう か 、 改めて 国民 的 な 議論 という もの は 必要 に なる か と 思い ます けれども 、 いずれ に し て も 、 今後 、 本当に 中長期 的 に 我が国 が 外国 人 を 受け入れ て いく に当たって は 、 これ まで 以上 に 日本語 を 学ぶ こと が できる 機会 を 増やし て いか なけれ ば なり ませ ん 。   先ほど も あり まし た よう に 、 しかし 、 この 現状 を 見れ ば 、 とにかく 日本語 教師 の 、 質 は もちろん これから しっかり と 担保 を し て いく 、 しかし 、 やはり 数 、 この 量的 な 充実 という もの が 求め られ て くる こと に なり ます 。   しかしながら 、 今 、 法務省 の 告示 校 の 日本語 教師 は 五 十 代 以上 が 半数 を 占める という よう な 状況 で 、 若い 人 たち の 比率 が 非常 に 低い 。 そして 、 大学 等 養成 機関 において は 、 約 一 万 三 千 人 が 在籍 を し て いる に も かかわら ず 、 実際 に 、 大学 学部 において は 、 養成 課程 を 経 て 教師 に なる 人 は 一 割 以下 に なっ て いる ん です ね 。   そういった 、 なぜ 、 こう いっ た 養成 機関 で 学び ながら も 、 若い 人 たち が 日本語 教育 機関 で 活躍 する 状況 に 結びつい て い ない の か 。 その 点 を 、 非常 に 日本語 教育 の 現場 から も 、 人手 不足 という 実態 、 私 も 多く いただい て おり ます けれども 、 文科 省 として は こうした 現状 について どの よう に 分析 を し て いる の か 、 その 見解 を お 示し を いただき たい と 思い ます 。 やはり 、 若い 人 に 魅力 ある 仕事 に する ため に は 、 待遇 も 含め て 本当に 改善 を し て いか ない と 、 なかなか 、 例えば 、 日本語 教師 だけ で は 生活 が でき ない とか 、 あるいは 、 先ほど も 指摘 が あっ た よう に 、 今 、 半分 は ボランティア の 皆さん によって 支え られ て いる 。 あるいは 、 日本語 教師 の 中 でも また 非常勤 の 方 が 非常 に 多い わけ です ね 。   そういった 、 これ を 本当に 改善 を し て いく ため に は 、 やはり 、 もちろん 研修 など を通じて これから 専門 性 を 高め て いく 、 そして 、 その 結果 として 、 教育 現場 から の また ニーズ が 一層 高まっ て いく という こと に なる わけ です けれども 、 私 は 、 日本語 教育 機関 の 、 もちろん 教育 機関 を 始め 、 例えば 経済 界 で あっ たり 地方自治体 で あっ たり 、 いろいろ な 、 本当に ニーズ は どんどん 増え て いく と 思う ん です よ 、 こう いっ た 専門 性 の 高い 方々 の 日本語 教師 の 。   です から 、 やはり 、 そういった ところ の 能力 を 持っ た 方々 と 、 あるいは この ニーズ 、 必要 と する 皆さん の 、 何 か そこ を つなぐ よう な プラットフォーム みたい な もの を 、 人材 が 欲しい 、 しかし 、 どこ に 求めれ ば いい の か 分から ない 。 あるいは 、 日本語 教師 の 立場 から すれ ば 、 自分 も いい 待遇 で しっかり と 働ける ところ が ない だろ う か 、 誇り を 持っ て やり たい ん だ と 。 そう する と 、 その マッチング みたい な もの を 、 何 か国 として そういう 仕組み を 検討 する という こと 、 これ は そんなに お金 が かかる 話 じゃ あり ませ ん ので 、 そういった 点 を やはり 私 は 是非 つくっ て いただき たい という ふう に 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 是非 、 もう少し 、 今 おっしゃっ た こと の 方向 性 は いい ん です けれども 、 やはり きちんと 、 発信 を する だけ じゃ なく て 、 例えば 、 国 が 本当に プラットフォーム みたい な もの で 、 お互い が 、 今 、 地方 の 自治体 なんか でも 、 もちろん 経済 界 で も 、 いろいろ な ところが 、 そういう 非常 に 能力 の ある 、 しっかり と し た 質 の 高い 日本語 教師 を 求め て いる 。 そういった ところ は たくさん ある わけ です から 、 一方 で 、 ニーズ は 。 だから 、 それ を 結びつける よう な 、 そういう 具体 的 な 仕組み という もの を 、 是非 重ね て 検討 を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   それで 、 今後 の 日本語 教師 を 目指す 人 を 増やし て いく という こと と 併せ て 、 この 法案 における 、 今後 、 試験 の 実施 、 受験 機会 の 、 やはり 、 なり たい 人 が きちんと 受験 を する こと が できる 、 その 機会 の 確保 という もの も 非常 に 重要 で ある という ふう に 思っ て おり ます 。   今 も 民間 団体 で 日本語 教育 能力 検定 試験 という の が ある わけ です けれども 、 これ は 令 和 五 年度 、 秋 に 、 年 一 回 の 実施 を 予定 を し て おる という こと で 、 これ まで も 、 全国 七 か所 の 試験 会場 で 、 年 一 回 大体 行っ て き て いる わけ です ね 。   しかし 、 やはり 、 本当に これ は 一 回 で 大丈夫 な の か 、 あるいは 、 七 か所 で 本当に 全国 の 人 たち が きちんと 受ける こと が できる の か と いう と 、 かなり 私 は 課題 が ある よう な 気 が する ん です けれども 、 国 が 実施 する 今後 の 国家 資格 、 この 試験 に対して 、 今 、 現場 の 皆さん から どう いっ た 要望 が 出 て いる の か 、 あるいは 、 それ に対して どの よう な 対応 を し て いく おつもり な の か 、 その 点 を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 やはり 今 の オンライン 化 も 含め た 、 いわゆる CBT 化 、 こう いっ た こと も 、 やはり これ は 早く そういった 制度 も 活用 し ながら 、 現実 的 に は 、 四 十 七 都道府県 全て 会場 を 設け て という よう な こと は なかなか 難しい と 思う ので 、 ただ 、 今 、 沖縄 県 なんか は 全く ない という 、 試験 会場 も ない という よう な こと で 、 今度 、 北海道 は 新た に きちんと やる という こと です けれども 、 そういった こと も 考え て いただき たい と 思い ます 。   それと 、 今 、 海外 において 、 日本語 教育 機関 数 は 約 一 万 八 千 機関 という こと で 、 海外 に いる 日本語 教師 数 という もの も 約 七 万 五 千 人 、 学習 者 は 約 三 百 八 十 万 人 いる と 言わ れ て おる わけ で ござい ます けれども 、 こう いっ た 、 今 、 この 制度 自体 、 この 法律 自体 は 国内 を 対象 に し て いる ん です けれども 、 やはり 海外 における 日本語 教師 の 皆さん の いろいろ な 支援 という もの も 私 は 大事 だ と 思っ て いる ん です が 、 この 中 で 、 例えば 、 どれ くらい の 方 が 登録 日本語 教員 の 資格 を 取る こと を 希望 さ れる 、 何 か そういった 見通し が あれ ば 教え て いただき たい と 思い ます 。 私 も 、 かなり 一 定数 おら れる と 思い ます 。 いろいろ な 、 国 から 派遣 を さ れ て 行っ て いる 方 という の は 、 帰国 し た 際 に 受験 を する 機会 という もの を 得る こと も できる かも しれ ませ ん けれども 、 なかなか やはり そういう 環境 に ない 、 そういう 環境 を 持て ない という 方 も やはり 今後 出 て くる 可能 性 は ある ので 、 是非 、 海外 に おら れる 日本語 教師 の 方々 の 資格 、 受験 機会 の 確保 について 、 先 ほど の オンライン 化 という 、 文科 省 の 方 で も これから 検討 する という こと です けれども 、 そういう もの も 活用 し て しっかり と 取り組ん で いただき たい 、 これ は 要望 を し て おき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   それで 、 次に 、 今後 また 、 今 、 日本語 教育 の 現場 において 活躍 さ れ て いる 方々 が しっかり これから も 活躍 を し て いただく という こと が 非常 に 重要 に なっ て くる わけ で ござい ます が 、 日本語 教師 の 数 が 不足 し て いる こと が 非常 に 問題 と なっ て いる 中 で 、 こうした 方々 が 資格 取得 を 諦め て しまっ て は 、 これ は まさに 本末転倒 で あり ます 。   五 年間 の 経過 措置 という もの が 取ら れる こと に なっ て いる わけ です けれども 、 やはり 、 現職 日本語 教師 の 今後 の 経過 措置 における 対応 、 これ という の は 非常 に 丁寧 に 私 は やっ て もらい たい と 思い ます し 、 今 実際 に 教師 を やら れ て いる 方々 が 本当に きちっと 資格 を 取っ て いく こと が できる よう に 、 その 辺 の 検討 状況 を 教え て いただき たい と 思い ます 。 やはり 非常 に 、 まずは 制度 設計 を しっかり と やっ た 上 で 、 その 周知 という もの 、 そして また 、 そういった もの を 、 特に やはり 今 の 現場 の 皆様 方 から 更に しっかり と 意見 を 伺い ながら 、 是非 制度 設計 を し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   次に 、 非常 に 、 先ほど も あり まし た よう に 、 地域 間 格差 です ね 。   やはり 、 どこ に い て も 日本語 を 学ぶ こと が できる 、 あるいは そういった アクセス が できる よう に いかに し て いく か という こと が 大事 だ という ふう に 思っ て おり ます けれども 、 国 が やはり 地域 の 日本語 教室 の 開設 支援 や あるいは 日本語 学習 環境 の 整備 を 行う と いう こと 、 これ は 、 今 、 文化庁 で も 一部 に 、 こうした 事業 に 取り組む 自治体 へ の 支援 を 行っ て いる という こと を 承知 を し て おり ます 。   ただ 、 こう いっ た 事業 について も 、 全て の 自治体 が 参加 し て いる 、 手 を 挙げ て いる わけ で は あり ませ ん 。 いまだに 日本語 教室 の 空白 地域 が 多く 存在 を し て いる 中 で 、 例えば 現在 政府 が 開設 し て いる 日本語 学習 サイト 、 「 つながる ひろがる に ほん ご で の くらし 」 、 通称 「 つ な ひろ 」 と いう らしい ん です けれども 、 私 、 こう いっ た こと を 使っ た オンライン 学習 機会 という の は 、 これ は 非常 に 重要 な こと だ という ふう に 思い ます 。   しかし 、 こう いっ た こと を 更に 充実 さ せ 、 そして これ を 継続 し 広げ て いく 、 この こと に対する 今後 の 文科 省 の 対応 、 方針 について お 聞か せ ください 。 是非 いろいろ な 形 で 、 やはり 地方 の 自治体 も 、 非常 に こういう 状況 を 受け止め て 、 これから やはり 自分 たち も いろいろ な 形 で 取り組ん で いこ う という 動き も 出 て おり ます ので 、 やはり 国 が 、 一定 の 支援 、 これ を やっ て いく こと が 大事 だ と 思い ます ので 、 地域 間 格差 という もの が 生まれ ない よう に 、 誰 も が どこ でも アクセス が できる 状況 を 、 しっかり と やはり この 機会 に これから 推進 を し て いただき たい と 思い ます 。   我々 議連 が まとめ た 日本語 教育 の 推進 について 、 その 基本 理念 として 、 外国 人 等 に 係る 教育 及び 労働 、 出入国 管理 その他 の 関連 施策 等 の 有機 的 な 連携 を 掲げ て おり ます 。 この ため に は 、 各 省庁 、 この 連携 が 非常 に やはり 不可欠 で あり 、 我々 も 様々 、 議連 として も 、 常に 各 省庁 に 、 その 連携 の 在り方 という もの について は 、 しっかり と そこ を 行う よう に 求め て き て いる わけ です けれども 。   政府 において 、 この 推進 法 の 規定 に 基づい て 、 日本語 教育 推進 会議 において 、 制度 の 活用 促進 に 向け た 検討 を 今 行っ て いる という こと を 承知 を し て おり ます けれども 、 具体 的 に どう いっ た 方策 が 今 検討 さ れ て いる の か 。 あるいは 、 この 法案 が 本当に そうした 各省 連携 を 担保 する よう な 内容 に なっ て いる の か 。 その 辺 について の 見解 を お願い を いたし ます 。 連携 、 連携 と 言う ん だ けれども 、 往々 に し て 、 やはり 縦 割り の 中 で 必ず 抜け て いく ところ が あり ます ので 。 それ と やはり 、 地方 の 自治体 から 、 国 と の 連携 、 国 と の いろいろ な 施策 の 協力 体制 で いく とき に 、 窓口 が ばらばら で あっ たり 、 いろいろ な 形 で 、 そういった ところ で 、 どこ で どういう ふう に 考え て いけ ば いい の か という よう な 問題 も 出 て き ます ので 、 やはり 、 今回 、 とにかく 文科 省 が きちっと 、 文化庁 が 中心 に なっ て 、 しっかり と 大臣 の リーダーシップ の 下 で やっ て いただき たい と 思い ます 。   最後 に 、 外国 人 の 、 先ほど も あっ た 、 日本語 教育 が 喫緊 の 課題 に なっ て いる 中 で 、 その 領域 の 一つ が 外国 人 の 子供 に対する 日本語 教育 で ござい ます 。   日本語 教育 、 日本語 指導 の 必要 な 小中 高等 学校 における 外国 人 の 児童 生徒 は 、 近年 、 増加 を し て おり ます 。 また 、 不 就学 の 外国 人 の 子供 に対する 日本語 教育 も 大変 な 大きな 課題 に なっ て おり ます けれども 、 例えば 、 私 、 実は 夜間 中学 の 推進 なんか も やっ て いる ん です けれども 、 この 夜間 中学 など も 含め た 学校 における 日本語 教育 支援 について 、 これ まで の 文科 省 の 対応 、 この 法律 の 制定 に 伴っ て 、 何 か 充実 へ 向け た 新た な 政策 を しっかり と 推進 を し て いく という よう な こと が 検討 さ れ て いる の か どう か 、 その 点 を お 伺い し たい と 思い ます 。 今 、 夜間 中学 、 非常 に 、 日本語 を 学び たい という 外国 人 の 方々 、 お子さん も 含め て 多い ん です よ ね 。 今 、 学齢 期 の 子供 さん も 受け入れる こと が できる よう に も なっ て おり ます し 。 ただ 、 現場 は 大変 です 、 日本語 を やはり 教える と いう 。   です から 、 私 は 、 やはり 日本語 教師 の 、 今 、 小学校 、 あるいは 中学校 、 夜間 中学 も 含め て 、 小中 高等 学校 は 認定 日本語 教育 機関 の 今回 の 制度 で は 対象 と は なっ て おり ませ ん 。 しかしながら 、 国家 資格 を 持っ た 日本語 教師 の 方々 が 、 学校 の 日本語 教育 指導 の 現場 において 例えば 地域 の コーディネーター と なる など 、 恐らくは 活躍 できる 人材 に なっ て いく の で は ない か という こと が 期待 さ れ ます ので 、 是非 、 そういった 人材 の 活用 方策 について 、 本当に 、 どんどん 活用 し て ください で は なく て 、 やはり 、 国 が 財政 的 な 支援 も 含め て しっかり と 配置 が できる 、 そういった 制度 を 大臣 に は つくっ て いただき たい という ふう に 思い ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 本当に 、 先 ほど 私 、 申し上げ た ん です けれども 、 今 、 日本語 の 特別 の 資格 を 、 今度 、 登録 日本語 教員 という こと で せっかく 資格 を もっ て 質 を 担保 する わけ です から 、 やはり そういった 方々 が もっと 学校 の 現場 に 入っ て いっ て 、 そして 先生 方 の サポート を し ながら 、 あるいは 、 日本語 の 、 教える こと が できる 、 その いろいろ な 、 様々 な 能力 を しっかり と 展開 、 発揮 を し て もらえる よう な 仕組み を つくっ て いく 必要 が ある という こと は 本当に 重要 な 点 で ござい ます ので 、 大臣 に は 、 やはり 改めて その 点 だけ は 、 何 か 、 例えば どういう よう な 、 特に 自治体 の 方 から も いろいろ な 現場 の 声 あるいは 様々 な 要望 という もの を 聞い て いただい て 、 そして 具体 的 な 対策 という もの を 是非 取っ て いただく よう に お願い を 申し上げ まし て 、 私 の 質問 を 終わら せ て いただき ます 。   どうも ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。   質疑 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   まさに 、 先 ほど の 笠 先生 、 そして 柴山 先生 を 始め 、 本当に 、 この 日本語 教育 機関 認定 法 、 御 尽力 を さ れ た 先生 方 に 心から 敬意 を 表し 、 私 も 先日 、 代表 で 、 本 会議 で 質問 に 立た せ て いただい て 、 その 更 問い も 含め て 、 新規 も ちょっと 入れ て おり ます が 、 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   そっち を しっかり やれる よう に 、 順番 を ちょっと 入れ替え て 、 その ほか の を 先 に 終わら せ ます ので 、 大臣 、 通告 し て い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   それで 、 ちょっと その 前 に 、 一 点 だけ 。   御 承知 の よう に 、 昨日 は 旧 統一教会 の 五 回 目 の 質問 権 行使 の 回答 期限 で 、 レター パック 一 通 の 回答 が 届い た という こと で 、 これ は 大臣 も 会見 で 述べ て おら れる わけ で 、 ちょっと 一 点 だけ 、 私 も 、 その 会見 で 述べ られ た こと の 中 で 、 ちょっと 確認 を し たい こと が あり ます 。   これ は 、 旧 統一教会 の 被害 者 の 方々 に 相当 配慮 を さ れ ながら その 被害 の 実態 を お 聞き を さ れ て き た 、 そういう こと で 、 この間 、 調査 の 着手 から 五 か月 が たつ わけ です が 、 やはり 時間 が 必要 で ある という こと を 述べ られ て いる という こと で あり ます 。   という こと で あれ ば 、 我々 として は 、 これ は もう 、 まさに 来月 の 七 日 に 韓国 で 合同 結婚式 に 多く の 方 が 日本 から も 行っ て 、 まさに 献金 、 資金 が 、 本来 なら 救済 に 充た る べき 資源 も 流出 し て しまい かね ない 中 で 、 やはり 一 日 も 早い 解散 命令 請求 を 裁判所 に 行っ て いただく こと が その 防止 に も つながる し 、 被害 者 の 方 や 全国 弁 連 も それ を 求め て こ られ た と 思う ん です ね 。   他方 で 、 被害 者 に 配慮 を し て 時間 が かかっ て いる 、 今後 も 時間 が かかる という こと で ある なら ば 、 これ は 、 六 回 目 の 質問 権 行使 という の も あり 得る という 御 認識 を 大臣 として は お 持ち な の か 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 六 回 目 の 質問 権 行使 が ある か どう か は なかなか 今 お答え し づらい という こと で あり ます が 、 昨日 の 閣議 後 会見 を 率直 に 受け止めれ ば 、 そういった 被害 者 の 方々 から お話 も お 聞き を さ れ て いる こと 、 そして 、 今回 の 回答 の 分析 、 ある程度 時間 が 今後 も 要する 可能 性 について は 、 それ は そういう こと だ という こと で よろしい ん でしょ う か 。 私 の 、 今 の 御 答弁 を 受け て の 理解 は 、 これ まで は そういった こと で 長く 時間 も かかっ て き た という 御 説明 だっ た ん だろ う と 思い ます ので 、 今後 、 まさに 来月 の 合同 結婚式 も 行わ れる と いう 中 で 、 やはり 改めて 、 もちろん 、 解散 命令 請求 の 後 の 解散 命令 が 、 司法 が 判断 さ れる こと が 最 重要 です ので 、 そこ から 逆算 を し て 、 今 、 この間 やってき た という こと です が 、 やはり 一 日 も 早い 解散 命令 請求 を お願い し て おき たい と 思い ます 。   資料 を 今日 、 皆さん に お 配り し て いる ん です が 、 法案 審議 の 前 に 、 先 に 、 三 ページ 目 以降 を ちょっと 御覧 いただき たい ん です ね 。   なぜ この こと を 取り上げる か と いう と 、 ちょっと 、 当面 、 一般 質疑 も なかなか 難しい という こと と 、 実は 、 この 件 は 、 日本 障害 者 スキー 連盟 、 四月 十 三 日 付 の ホームページ の 「 お知らせ 」 の 中 で 、 「 一部 週刊 誌 で 報道 さ れ た ハラスメント 行為 に関する ご 報告 」 の 中 で るる 述べ られ て い ます が 、 これ は 、 私 、 被害 者 の 方 から 直接 お話 も 聞い て おり ます し 、 連盟 の 対応 が 非常 に 、 誠実 と 言い 難い 部分 、 それから 、 この 報道 の こと も 、 ちょっと 、 ここ で 口頭 で 説明 を し て ほしい という こと でし た ので 述べ ます が 、 次 の ページ を 見 て いただく と 、 これ は 共同通信 の 配信 の 東京 新聞 の 記事 です が 、 「 障害 者 スキー 連盟 、 コーチ 解任   スタッフ に ハラスメント 」 、 ただ 、 三行 目 を 見 て いただく と 、 「 同 連盟 は 行為 の 内容 や スタッフ の 性別 を 明らか に し て い ない 。 」 と 。   本当は 、 今日 、 実は 資料 に おつけ し て おっ た ん です が 、 ちょっと 、 口頭 で の 説明 で という こと に 理事 会 で なり まし た ので 、 どう いっ た こと だっ た か という の が 先 ほど の 共同通信 の 配信 だけ で は 分から ない と 思う ので 述べ ます と 、 要は 、 一部 週刊 誌 という の は 週刊文春 です が 、 被害 女性 が 告発 、 パラ 代表 チーム の 、 これ は 代表 コーチ です ね 、 イタリア 人 コーチ は 私 を レイプ し た という 記事 な ん です ね 。   これ は 、 ハラスメント と は 全く 違う 次元 の 、 今 まさに 、 強制 性交 等 罪 が 不 同意 性交 等 罪 、 まさに 刑法 改正 、 そういう 議論 も ある 中 で 、 そういう こと に まさに 匹敵 する 行為 が 行わ れ て しまっ て い た という こと な ん です 。   です から 、 その 記事 を ちょっと つけ て おっ た ん です が 、 その 記事 は ちょっと 、 口頭 で という こと です から 、 こういう こと です 。   今年 の 一月 、 二 十 代 の 女性 スタッフ に対する 性 加害 を 複数 回 行っ た 代表 コーチ が 解任 さ れ て い た こと が 分かっ た と 。 彼女 も 抵抗 し た が 、 身長 百 八 十 センチ 超 の その コーチ の 力 が 強かっ た 、 無理やり 抱きつき 、 下半身 を 執拗 に 触っ て き た という 、 そして ベッド に 連れ て いく と 、 彼女 の 服 を 強引 に 脱が せ て 、 性行為 に 及ん だ と 。   そして 、 その 結果 、 連盟 は こう 回答 し て い ます 。 ハラスメント 行為 が あっ た 事実 から 、 チーム から 離れる よう に 本人 に 伝え 、 解任 を し た 、 当 連盟 の 常任 理事 会 で 決定 を し た という 内容 な ん です ね 。   これ は 、 連盟 に 今 の まま の 状態 で 被害 女性 が 任せ て い たら う や むや に さ れ かね ない という 強い 懸念 、 そして また 、 私 も 、 もちろん 、 セカンド レイプ の よう な こと に なっ て は なり ませ ん から 、 お話 を 伺う の も 、 非常 に 慎重 に お話 も 伺っ た ん です ね 。   これ は 、 通告 し て おり ます の は 、 まず 、 今回 の 事実 を 文科 省 、 スポーツ 庁 として 把握 を し て いる か 。 また 、 ちょっと もう 時間 が ない ので まとめ て 聞き ます が 、 把握 し て いる 場合 に は 、 日本 障害 者 スキー 連盟 、 以下 、 連盟 と 言い ます けれども 、 この 連盟 から 今回 の 女性 スタッフ 被害 について 報告 を 受け て いる の か 。 そして また 、 報告 を 受け て いる の で あれ ば 、 本日 まで に 文科 省 、 スポーツ 庁 として は どの よう な 対応 を 行っ て き た の か 。   以上 、 ちょっと まとめ て 御 答弁 を お願い いたし ます 。 是非 しっかり 、 そういう 形 で の 対応 を お願い し たい ん です が 、 ちょっと それ も 、 飛ばし ます けれども 、 やはり 本質 は 、 これ は 文部 科学 省 、 スポーツ 庁 として 、 今後 、 今回 の 件 の 真相 の 究明 、 つまり 、 これ は 単なる ハラスメント 事案 で は ない 、 まさに 強制 性交 等 罪 に も 匹敵 する 行為 が なさ れ て い た こと へ の 真相 の 究明 。 そして 、 その 先 に 、 当然 、 責任 の 所在 、 場合 によって は 、 スポーツ 団体 ガバナンスコード 、 これ は スポ 庁 が 令 和 元年 六月 十 日 に 出し て 、 これ は ちょっと 私 も 読み込み まし た 。 大事 な こと が たくさん 書か れ て い ます 。 まさに 責任 の 所在 、 場合 によって は 責任 者 の 処分 、 これ も 書か れ て い ます 。 そして 、 責任 者 の 処分 という こと も 含め た 連盟 へ の 指導 、 再発 防止 、 これ に どの よう に 取り組ん で いか れる お 考え か 、 お答え を お願い し ます 。 指導 、 そして また 再発 防止 へ の 今 の 御 答弁 は 結構 な ん です 。 ただ 、 申し上げ て おり ます よう に 、 これ は 、 連盟 が ホームページ で 述べ て いる よう な 単なる ハラスメント に は とどまら ない 次元 の 被害 で ある 可能 性 が ある わけ です ね 。   したがい まし て 、 これ は 是非 、 この間 、 私 も 、 被害 者 の 方 が 文春 の 取材 に 答え て いる こと と 、 それから 連盟 が 文春 に 答え て いる こと 、 非常 に そご が ある ん です よ 。 そこ について も 、 御 本人 に も 確認 し て い ます 。 それで 、 実は 連盟 に対する 不信 感 を 深め て い て 、 昨日 の 通告 の とき も 、 ちょっと なかなか 御 本人 と 連盟 さん と の やり取り が 成り立っ て い ない という の は 、 そういう 背景 が ある ん です 。   したがって 、 これ は 是非 、 今後 、 連盟 の 言う 調査 が 、 連盟 の 言う 事実 が 真実 で ない 可能 性 が ある ん です ね 、 御 本人 から すれ ば 。 したがって 、 これ は 是非 、 第三者 機関 的 な 形 で の 調査 を 連盟 に 指導 を 促す 、 こう いっ た 形 で やっ て いただか ない と 、 申し訳 ない です けれども 、 まさに 今回 の こと も 口止め さ れ て いる ん です よ 、 外 に 言う な と 、 被害 者 の 方 は 。 これ は 下手 を すれ ば 隠蔽 です よ 。   だから 、 やはり 第三者 機関 、 この まさに ガバナンスコード の 中 に も 書い て ある ん です よ 、 こういう 不祥事 が 起こっ た とき に 、 第三者 、 専門 家 による 調査 を 行っ た 上 で 対処 を する と 。 これ を 是非 、 まさに この ガバナンスコード に も のっとっ た 形 で 、 今回 連盟 に対して 、 第三者 的 な そういう 調査 を 行う よう に 、 ちょっと 指導 を お願い でき ませ ん か 。 ちょっと 私 も 、 今 、 質問 し て い て 胸 が 苦しく なっ て き て いる ん です よ 。 私 の 娘 と 変わら ない ぐらい の お年 な ん です よ 、 はっきり 言っ て 、 被害 者 の 方 。 これ は 、 親御 さん に 知ら れ たく ない という こと で 被害 届 を まだ 出し て い ませ ん けれども 、 被害 届 を 出せ ば まさに 捜査 機関 による 捜査 、 そういう 事案 です よ 。 是非 、 今 、 被害 者 の 意 を 酌ん で という こと で あれ ば 、 第三者 機関 による 調査 を 、 まさに 今 の 答弁 、 促し て いただき たい と 思い ます 。   もう 一 点 だけ 。 委員 長 、 済み ませ ん 、 この ガバナンスコード は 、 「 懲罰 制度 を 構築 す べき で ある 。 」 と 明確 に 書い て いる ん です ね 。 そして 、 責任 者 の 処分 について も 、 行う 体制 を 取る こと という の を 求め て い ます が 、 処分 基準 も 規定 も ない ん です よ 、 この 中 に 書か れ て い ない 。 です から 、 処分 規定 を しっかり と 作っ た 上 で 、 懲罰 制度 を 各 スポーツ 団体 が 、 連盟 も 含め て つくる 、 そういう こと で なけれ ば 、 これ は はっきり 言い ます けれども 、 責任 者 の 処分 、 処罰 が なけれ ば 、 曖昧 な まま 、 これ は コーチ を 辞め て いる だけ です から 、 全く 不問 に 付さ れ ます よ 、 もみ消さ れ ます よ 、 口外 する な と まで 言わ れ て 。   懲罰 制度 を 構築 し て いただき たい 、 責任 者 の 処分 規定 を 作っ て いただき たい 、 その こと を 是非 各 団体 に 促し て いただき たい と 思い ます 。 いかが でしょ う か 。 ちょっと 法案 質疑 に も 入る ので 、 最後 に お願い し て おき ます が 、 これ は 本当に 、 今後 、 この 調査 、 そして 、 まさに 責任 の 所在 等 が 、 どういう 形 で 行わ れる か 、 私 も 注視 し て おり ます し 、 御 本人 とも 今後 も やり取り し て いき たい と 思っ て い ます 。   実は 、 昨日 の 報道 で 、 スポーツ の 暴力 、 相談 窓口 、 九 割 です よ 、 最多 は パワハラ 。 これ は 、 女子 柔道 へ の 暴力 指導 問題 も あっ た し 、 私 も 取り上げ まし た が 、 女子 レスリング の 伊 調 馨 選手 へ の パワハラ 問題 等 様 々 あっ て 、 そして 、 こういう ガバナンスコード について の 議論 も 、 これ も 改定 も 必要 だ と 思い ます よ 、 必要 に 応じ て 改定 する と 書か れ て い ます から 。 それ も 含め て 強く お願い を 申し上げ て 、 ちょっと 法案 質疑 に 入り たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   それで 、 法案 質疑 、 全部 言っ て い たら 時間 が ない ので 一 個 飛ばし ます が 、 これ は 私 、 本 会議 で 申し上げ まし た が 、 まさに 人権 侵害 と しか 言い よう の ない 、 福岡 県 の 日本語 学校 の 事例 を 紹介 を し まし た 、 鎖 で つない で 拘束 を する 。 本 会議 で 、 御 答弁 は 、 事実 関係 を 確認 し た 上 で 、 勧告 、 命令 、 最終 的 に は 認定 取消し も できる こと と し て いる と 答弁 さ れ まし た が 、 これ は 、 本 法律 案 によって 文科 大臣 による 段階 的 な 是正 措置 が 設け られる こと を 御 答弁 さ れ た と 私 は 受け止め まし た 。   ただ 、 仕組み を 設け て も 、 実態 把握 が 十分 に なさ れ ない 限り 、 適切 な 措置 は 講じる こと が でき ない と 思う ん です ね 。 本 会議 で は 、 今 まさに 法案 審議 さ れ て いる 入管 法 の 関係 で ウィシュマ さん の 例 も 挙げ させ て いただい た わけ です が 、 我が国 に 来ら れ た 外国 の 方々 が その よう な 扱い を 、 今 まさに 入管 法 も 修正 の 協議 が さ れ て いる と 聞い て い ます が 、 ああ いう こと が 二度と 起こっ て は なら ない ため の 万全 の 対応 を 期す ため に は 、 まさに こちら の 方 の 規定 も 、 この 段階 的 是正 措置 を 実効 性 ある もの に する 必要 が ある と 考え ます 。   そこで お 聞き し ます けれども 、 本 法律 案 による 段階 的 是正 措置 の 発動 の 端緒 と なる 報告 徴収 を 行う ため の 情報 把握 は どの よう に 行う の か 。 また 、 この 措置 を 実効 性 ある もの と する ため に 、 例えば 立入検査 、 実地 調査 など を 行う こと も お 考え な の か 。 そして 、 日本語 教育 機関 が 文科 省 所管 に なる 以上 は こう いっ た こと は 絶対 起こさ せ ない という こと を 、 具体 的 な 対策 も 含め た 御 決意 を お尋ね し たい と 思い ます 。 これ は 本当に 実効 性 ある 対応 を 、 我々 も 注視 を し て まいり ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   だんだん に 行く ん です が 、 ちょっと 最後 の ところ を 、 これ は 新規 の 質問 な ので 、 資料 二 ページ 目 を 御覧 いただき たい と 思う ん です が 、 これ は 最近 の 報道 です ので 、 是非 ちょっと 質問 を 先 に さ せ て いただき たい と 思う ん です ね 。   資料 の 方 は 、 「 進む 「 就学 」 把握   対応 課題 に 」 という こと で 、 外国 籍 の 児童 が 就学 年齢 に なっ て も 学校 に 通う こと が でき て い ない 、 そういう 調査 の 最新 の もの が 報道 さ れ て いる という こと を 踏まえ て 質問 さ せ て いただき たい と 思っ て い ます 。   この 文科 省 の 調査 、 四月 二 十 二 日 公表 な ん です が 、 まさに 、 小中学校 に 通う 年齢 の 外国 籍 の 児童 の うち 、 昨年 五月 時点 で 何と 八 千 人 以上 が 学校 に 通っ て い ない 可能 性 が ある こと が 、 これ は 分かっ て いる だけ で です から 、 まだまだ いらっしゃる と 思う ん です ね 。 もちろん 、 国内 の 生徒 の 不 登校 問題 も 大変 憂慮 す べき 状況 、 小 中高生 の 自殺 者 、 いじめ 、 そして 不 登校 、 過去 最多 。 しかし 、 外国 の お子さん も 同じ よう に 非常 に 深刻 な 実態 が ある と 思う ん です 。   もちろん 、 昨年 の 調査 から 減少 は し て いる ん です けれども 、 外国 籍 の 子供 たち の 教育 環境 の 整備 は いまだ 、 本当に 不十分 だ と 言わ ざる を 得 ませ ん 。 海外 から 日本語 を 学び に どんどん 来 て いただく こと は いい に し て も 、 家族 で 来 られる 方 も おら れる わけ です から ね 、 お子さん 方 が こういう 状況 に 陥る こと の ない よう に 、 学校 に 通う こと なく 学齢 期 を 経過 し て しまう こと によって 十分 な 学力 が 、 あるいは 日本語 が 身 に つか ず 、 最終 的 に 、 日常 生活 、 社会 生活 、 お 仕事 も 含め て 、 非常 に 困難 に なっ て しまう 。 つまり 、 職業 選択 の 幅 も 狭まっ て しまう 。 技能 実習 の いろいろ な 議論 が 今 あっ て 、 それ も 、 整理 し て また 幅 を 広げる とか 、 いろいろ な 議論 も あり ます ね 。 しかし 、 そもそも 選択 でき ない 、 そういう 状況 の お子さん が 増え て しまう 懸念 が 今 ある わけ です 。   したがって 、 就学 の 状況 の 確認 が 、 この 資料 二 は 事例 も 挙げ させ て いただい て おり ます 、 いろいろ な 事例 が ある ん です ね 。 黄色 マーカー で 引か せ て いただい て おり ます ので 、 御覧 も いただけれ ば と 思い ます 。 こう いっ た ヤングケアラー という の は 、 外国 籍 の お子さん の 中 でも 課題 に なっ て い たり し ます ので 。   そういった こと も 含め て 、 これ は 是非 、 外国 籍 の 子供 たち が 将来 的 に 私 たち の この 国 で 一緒 に 一員 として 生活 を し て いく こと が できる よう に 、 不 就学 の 子供 たち に対する フォローアップ だっ たり サポート 、 具体 的 に 、 非常 に 重要 だ と 思う ん です が 、 今後 の 対応 や 方針 や 支援 策 について お答え を お願い いたし ます 。 是非 よろしく お願い し ます 。   この 資料 二 の 中 の 下段 の 真ん中 あたり に 黄色 マーカー を 引い て いる 大分 の 例 で も 、 これ は もちろん 、 アンケート だけ じゃ なし に 、 訪問 調査 等 で 更に 分かっ て 、 不 就学 の 方 が 、 という こと も 出 て き て いる 中 で 、 十 三 人 が 不 就学 だっ た 場合 の 、 この 大分 の ケース は 、 学校 の 受入れ 環境 を 整える ため 、 日本語 指導 が できる 支援 員 を 派遣 し て いる が 、 急 に 来日 する 場合 が あり 、 ノウハウ の ある 人 を 探す の が 難しい と 。 つまり 、 人材 、 人員 の 確保 です ね 。   当然 、 登録 日本語 教員 の 方々 の 確保 や 質 の 向上 、 あるいは ボランティア の 方 、 通告 、 そこ まで 行ける か 分かり ませ ん が 、 そういった 皆さん と の まさに 連携 、 地域 共生 社会 における いろいろ な 取組 の 連携 も 不可欠 です が 、 やはり そういう 人的 な リソース を 確保 、 育成 、 質 の 向上 を 図っ て いく 上 でも 、 通告 の 五 番目 の 質問 を さ せ て いただき たい ん です が 、 財政 支援 です ね 。   本 会議 で 、 私 は 、 財政 面 も 含め て 、 国 、 地方 公共 団体 が 積極 的 な 支援 を 行う べき で ある という こと で 、 御 答弁 として は 、 本 法案 により 認定 を 受け た 日本語 教育 機関 に対して は 、 情報 の 多言 語 で の 発信 や 登録 日本語 教員 に対する 研修 機会 の 充実 など を通じて 支援 する という 御 答弁 を いただい て いる ん です ね 。   それ を 実現 も いただき たい ん です が 、 お 聞き し たかっ た の は 、 地方 も 含め て 、 空白 地域 の 問題 も 挙げ まし た が 、 本 法律 案 による 認定 日本語 教育 機関 、 登録 日本語 教員 の 仕組み が 活用 さ れる よう に 、 日本語 教室 の 開催 や 専門 性 の ある 日本語 教員 の 配置 を 国 が 直接 支援 す べき で は ない か という こと だっ た ん です 。   まさに 、 空白 地域 の 解消 の ため に も 、 これ は 都市 部 に 集中 し て いる という こと は 、 この間 、 明らか で あり ます 。 私 から 、 生活 の 上 で 必要 な 日本語 教育 は 国 、 地方 公共 団体 が 責任 を 持っ て 行う べき で は ない か という 問い に対して 、 日本 で 生活 さ れる 外国 人 の 方 が 自立 し た 言語 を 使える 方 に なっ て 生活 を いただける よう 、 日本語 教育 の 機会 を 提供 する こと は 重要 と も 答弁 さ れ て い ます 。   そういう 自立 し た 言語 使用 者 という の は 、 実は 中級 程度 の 日本語 レベル という こと に なっ て い て 、 今 、 現実 と の 乖離 、 ギャップ が ある わけ です ね 。 ただ で さえ 経験 を 積ん だ 人材 確保 が 困難 と 言わ れ て いる 地方 において 、 私 の 地元 も そう な ん です が 、 認定 日本語 教育 機関 の 設置 、 登録 日本語 教員 の 配置 を 促進 を し て 、 まさに 自立 し て 使える 日本語 を 話せる 、 そういう 方々 の 生活 機会 を 提供 する の で あれ ば 、 やはり 財政 支援 の 、 私 は 、 補助 率 を 上げ て いる という の は 承知 し て い ます が 、 二 分の 一 から 三 分の 二 に 、 それ を 四 分の 三 に する と かも 含め て 、 やはり 財政 支援 と マン パワー 、 この 二つ を 進め ない と この 法律 の 趣旨 が 果たせ ない と 思い ます ので 、 是非 、 本 法律 案 を 契機 として 、 国 は 地方 公共 団体 に対して 更 なる 財政 支援 を 行っ て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 更 なる 補助 率 の 引上げ を お願い し ます 。 是非 、 財務省 に 求め て ください 。 応援 し ます ので 。   それで 、 一番 の ポイント で 、 この 後 、 菊田 先生 も 御 質問 さ れる かも しれ ませ ん けれども 、 やはり 、 処遇 の 改善 なく し て 、 まさに 専門 性 の ある 質 の 高い 日本語 教員 、 確保 、 育成 、 不可能 です 。   私 の 質問 に対して 、 現在 の 日本語 教員 の 年収 について 、 法務省 告示 校 で 働く 常勤 日本語 教師 の 方々 の 年収 、 四 百 万 未満 の 方 が 約 七 割 という 御 答弁 です 。 日本語 教師 の 処遇 改善 の ため に 、 本 法律 案 による 登録 日本語 教員 の 制度 化 を通じて 、 登録 日本語 教員 を 魅力 ある もの と し 、 必要 な 人員 確保 に 努め たい と 答弁 さ れ て い ます 。   魅力 ある もの という こと の 御 答弁 の 意味 は 、 日本語 教師 の 処遇 改善 、 つまり 給料 が 上がる 、 そういう こと な ん でしょ う か 。 そして 、 その 処遇 改善 や 人員 確保 に 向け た 具体 的 検討 を 、 是非 これ は 省内 で 行っ て いただき たい と 思い ます 。 そして 、 日本語 教師 の 国家 資格 に 伴っ て 、 かえって 、 ハードル は 上がる けれども 給料 は 上がら ない 、 志望 者 減少 、 こんな こと に なら ない よう に 、 今後 、 具体 的 に 処遇 の 改善 の 検討 を 省内 で 行っ て 、 魅力 ある もの と は 処遇 が 上がる 、 給料 が 上がる こと だ という こと を 明確 に 発信 を いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 ちょっと 時間 が ない ので 最後 の 質問 に なる と 思い ます が 、 今 、 魅力 ある もの は 処遇 改善 で ある 、 つまり 給料 が 上がる こと だ と 明言 いただい た わけ です から 、 これ は 是非 、 具体 的 な 検討 を 省内 で やっ て ください 、 そういう 場 を 設け て 。 お願い を し て おき ます 。   最後 、 これ は 先ほど の 使える 日本語 という 話 も 申し上げ まし た が 、 日本人 に 向け た 易しい 日本語 の 普及 、 異 文化 理解 の 促進 について 伺い たい と 思う ん です 。   これ は 、 実は 、 易しい 日本語 という の は 、 阪神 ・ 淡路 大震災 を きっかけ に 、 逃げ て ください と いう の も どう やっ て うまく 伝え たら みたい な こと も 含め て 、 経緯 で 誕生 し て い て 、 最近 で は 、 災害 時 のみ なら ず 平時 における 外国 人 へ の 情報 提供 手段 として も 研究 さ れ 、 行政 情報 、 生活 情報 、 毎日 の ニュース 発信 など 、 多 分野 で 取組 が 広がっ て い ます 。   団体 から も そういった 易しい 日本語 の 普及 を 求める 声 を お 聞き し て おり ます ので 、 是非 、 地域 の 外国 住民 に 一方 的 に 日本語 の 能力 向上 を 求める だけ で は なく て 、 日本人 住民 も 易しい 日本語 を 積極 的 に 活用 する 、 それ によって 円滑 な コミュニケーション が 可能 に なる 、 相互 理解 が 深まる 、 多 文化 共生 社会 が 実現 する 、 そういう 、 易しい 日本語 の 普及 や 異 文化 理解 促進 の ため の 政府 の 今後 の 具体 的 な 取組 と 方針 を 教え て ください 。 立憲 民主党 の 菊田 真紀子 で ござい ます 。   午前 中 最後 の 質疑 者 です ので 、 大臣 、 また 委員 の 皆様 、 よろしく お願い いたし ます 。   本 法案 は 、 超党派 による 議員 立法 、 日本語 教育 推進 法 が 令 和 元年 に 制定 さ れ た こと を 受け まし て 、 日本語 教育 機関 の 認定 制度 や 認定 日本語 教育 機関 の 教員 の 資格 を 創設 する もの と 承知 を し て おり ます 。   これ まで 御 尽力 を さ れ て こ られ まし た 議員 連盟 の 先生 方 や 関係 者 の 皆様 、 そして 文科 省 の 皆様 の 御 努力 に 、 まず もっ て 心 より 敬意 を 表し たい と 思い ます 。   それでは 、 質問 さ せ て いただき ます が 、 質問 通告 は し て おり ます けれども 、 これ まで の 質疑 の 中 で 重複 し たり という ところ も あり ます ので 、 順番 が 変わっ たり 、 飛ばす こと も あり ます ので 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   今回 の 改正 で 、 外国 人 に対する 日本語 教育 に関する こと について 、 その 所掌 が 文化庁 から 文部 科学 省 に 移管 さ れる こと に なり ます 。 いわば 格上げ さ れる わけ で あり ます 。   二 十 一 日 の 本 会議 の 質疑 で 、 永岡 大臣 は 、 教育 機関 の 質 の 確保 の 観点 から 、 日本語 教育 に関する 事務 を 文化庁 から 文部 科学 省 に 移管 し 、 体制 の 強化 を 図り ます と 御 答弁 を なさっ て おら れ ます が 、 移管 する こと で 、 どの よう に 体制 が 強化 さ れ 、 教育 機関 の 質 の 確保 に つながる の か 、 大臣 に もう少し 詳しく 御 説明 を いただき たい と 思い ます 。 日本語 教育 に関しまして は 、 文部 科学 省 以外 に も 、 法務省 、 外務省 、 厚生 労働省 、 総務 省 、 そして 経済 産業 省 、 さらに は 国際 交流 基金 など 、 大変 多く の 省庁 、 機関 が 携わる こと に なり ます 。 所掌 を 移管 し て 体制 強化 を 図る の で あれ ば 、 ここ は 文部 科学 省 が しっかり と 強い リーダーシップ を 発揮 を し て いただき まし て 、 これから の 日本語 教育 の 政策 を 力強く 推進 し て いく こと に つなげ て いただき たい という ふう に 期待 を 申し上げ たい と 思い ます 。   次に 、 経過 措置 期間 について なん です けれども 、 本 法案 は 令 和 六 年 四月 一 日 施行 の 予定 と なっ て い ます が 、 認定 日本語 教育 機関 の 教員 の 資格 等 について は 、 現職 の 日本語 教師 が 登録 日本語 教員 に 移行 する まで 経過 措置 を 設ける という こと で あり ます が 、 この 経過 措置 の 期間 は 五 年間 という こと で よろしい ん でしょ う か 。 確認 で ござい ます 。 この 法案 の 審議 に当たりまして 、 私 たち 立憲 民主党 部門 会議 で も 、 大変 多く の 関係 団体 、 関係 者 の 方々 から ヒアリング を 行っ て まいり まし た けれども 、 その 際 に 、 十分 な 経過 措置 の 期間 が 欲しい 、 こういう 御 意見 を 何 度 か 聞い た わけ で ござい ます 。 更に 言う と 、 五 年 という 期間 が きちんと 伝わっ て い ない という よう な 団体 も ござい まし た 。 です から 、 こう いっ た こと を しっかり と 周知 を し て いただき たい と 改めて 申し上げ たい と 思い ます 。   さらに 、 本 法案 によりまして 、 今後 、 日本語 教育 が どういう ふう に 変わっ て いく の か 、 社会 像 、 そして ビジョン 、 全体 像 が なかなか つかめ ない という よう な 不安 を 持っ て おら れる 方 も 見受け られ まし た 。   本 法案 が 成立 さ れれ ば 、 日本語 教育 機関 の 認定 基準 など 、 省令 事項 など が 今後 検討 さ れ て いく という こと で ござい ます が 、 その 際 に も 、 よく 関係 者 の 皆様 と 連携 を し て 、 丁寧 に 協議 を 行う とともに 、 制度 の 周知 を 徹底 し て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 次に 、 生活 者 向け の 日本語 教育 について 伺い ます 。   今回 の 法案 は 、 日本語 教育 機関 の 認定 制度 や 日本語 教員 の 資格 の 創設 など 、 留学生 や 就労 者 向け の 日本語 教育 の 充実 に 主眼 が ある という ふう に 見受け られ ます が 、 永岡 大臣 は 、 二 十 一 日 の 本 会議 で 、 日本 で 生活 さ れる 外国 人 の 方 が 自立 し た 言語 使用 者 として 生活 できる よう 、 日本語 教育 の 機会 を 提供 する こと は 重要 です 、 この よう に 答弁 を さ れ まし た 。 まさに その とおり だ という ふう に 思い ます 。 生活 面 で の 日本語 教育 の 質的 及び 量的 確保 も 非常 に 重要 な わけ で ござい ます 。   文化庁 の 令 和 三 年度 の 調査 に より ます と 、 国内 の 日本語 教師 の 約 四 八 % 、 先 ほど 来 、 質疑 の 中 に あり まし た が 、 ほぼ 半分 を ボランティア の 方 が 占め て い ます 。 日本語 学校 や 大学 以外 で 行わ れる 地域 の 日本語 教室 の よう な 、 いわゆる 生活 者 向け の 日本語 教育 の ほとんど を ボランティア の 方々 が 担っ て いる 現状 で ござい ます 。   大臣 は 、 本 会議 答弁 の 中 で 、 さらに 、 本 法案 に 基づき 、 生活 者 向け の 日本語 教育 機関 について も 、 要件 を 満たせ ば 、 今回 の 新た な 制度 において 認定 の 対象 に する と おっしゃい まし た 。 これ は 、 生活 者 向け の 日本語 教育 を 資格 を 持っ た 登録 日本語 教員 が 担う こと を 期待 し て いる 趣旨 の 答弁 か と 思い ます が 、 新 制度 において 、 生活 者 向け の 日本語 教育 は 登録 日本語 教員 と ボランティア 、 どちら が 主 に 担う こと に なる と 考え て いる の か 、 伺い ます 。 生活 者 向け の 日本語 教育 を 質的 に も 量的 に も 充実 さ せ て いく ため に 、 ボランティア の 方々 の 日本語 教育 の スキル を どう やっ て 向上 さ せ 、 また 、 どの よう に ボランティア を 増やし て いく おつもり でしょ う か 。 文化庁 から レク を 受け た 際 に は 、 ボランティア な ので 、 なかなか 増やし て いく という の は 難しい という ふう に おっしゃっ て おら れ まし た 。 まあ 、 そういう 面 も あり ます けれども 、 しかし 、 ここ は 諦め ず に 知恵 を 絞っ て いただき たい という ふう に 考え ます が 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい まし た 。   先 ほど 来 、 質問 に も あり まし た けれども 、 空白 地域 の 問題 について なん です けれども 、 全国 の 市区 町村 の うち 約 四 六 % と 、 半分 近く の 市区 町村 が 空白 地域 と なっ て い ます 。   先 ほど の 大臣 の 答弁 の 中 で 、 この 空白 地域 の 課題 について 、 地域 日本語 教育 コーディネーター の 配置 に 取り組む という 御 答弁 が ござい まし た 。 この 地域 日本語 教育 コーディネーター が 日本語 教育 の 更 なる 充実 の 鍵 を 握る と 私 も 考え て おり ます 。   資料 の 一 ページ 、 そして 二 ページ を 御覧 いただき たい と 思い ます 。   資料 の 一 ページ に あり ます よう に 、 地域 日本語 教育 コーディネーター という の は 、 日本語 教育 に 関わる 専門 的 な 知見 を 持っ て 、 日本語 教育 プログラム の 策定 、 日本語 教室 の 運営 及び 改善 、 日本語 教師 や 日本語 学習 支援 者 に対する 指導 助言 、 大学 、 日本語 教育 機関 等 の 多様 な 機関 と の 連携 協力 が その 業務 内容 と なっ て い ます 。   活動 の イメージ としまして は 、 二 ページ の よう に 、 地域 日本語 教育 コーディネーター が 、 地域 の 行政 機関 、 NPO 、 コミュニティー 等 と 連携 し て 、 各 地域 の 特徴 や 学習 者 の ニーズ を しっかり と 把握 を し て 、 その 上 で 日本語 教育 プログラム を 作っ て いき ます 。 その プログラム を 踏まえ 、 日本語 教師 が 学習 者 に 応じ て 日本語 教育 を 実践 する こと に なり ます 。 いわば 先生 の 先生 の よう な 、 大変 重要 な 役割 を 担っ て いく こと に なり ます 。   この よう に 、 日本語 教育 が 充実 する か どう か という の は 、 地域 日本語 教育 コーディネーター の 存在 が 大変 大きい し 、 その 働き に 期待 を 寄せ たい という ふう に 思っ て おり ます が 、 この 地域 日本語 教育 コーディネーター の 配置 に 向け て 、 具体 的 に どの よう な 支援 を する お 考え で あり ましょ う か 。 文化庁 に 伺っ た ところ 、 地域 日本語 教育 コーディネーター は 基本 的 に ボランティア という こと で あり まし た けれども 、 非常勤 や 常勤 で の 配置 に 向け た 支援 策 という の は 考え て おら れる の か 、 伺い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   外国 人 の 児童 生徒 が 大変 大勢 住ん で おら れる 町 も あれ ば 、 そう で は なく て 、 地方 の 小さな 町 で ほんの 数 人 の 外国 人 の 児童 生徒 が いる という よう な ケース も ある と 思う ん です ね 。 それぞれ の 学校 に 一 人 しか い ない とか 、 あるいは 本当に ごく 少 人数 の 児童 生徒 が いる という ケース で ござい ます けれども 。   そういう 場合 に 、 それぞれ の 学校 が そうした 外国 人 の 児童 生徒 の ため に 日本語 教育 に 専門 的 に 取り組む という こと は 現実 に は なかなか 厳しい 、 難しい という ふう に 考え られる わけ で あり ます が 、 教育 委員 会 が この 日本語 教育 コーディネーター を もっと 上手 に 、 積極 的 に 採用 する 、 あるいは 活用 し て いく という こと が 必要 だ という ふう に 思い ます けれども 、 大臣 の 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   です から 、 この 日本語 教育 コーディネーター という 存在 を 是非 最大限 に 活用 し て いく という こと を 求め たい という ふう に 思い ます 。   次に です けれども 、 国際 交流 基金 の 二 〇 二 一 年度 の 調査 に より ます と 、 海外 における 日本語 学習 者 は 約 三 百 八 十 万 人 だっ た と 伺っ て おり ます 。   まず 確認 な ん です けれども 、 これ は トレンド として 、 海外 で 日本語 学習 、 日本語 を 学ぶ 学習 者 という の は 増加 傾向 に ある という こと で よろしい ん でしょ う か 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 済み ませ ん 、 通告 し て い なかっ た ん です けれども 、 それ は どういう 理由 か とか 、 分析 とか 、 外務省 として 何 か この 場 で 説明 できる よう な もの が あり ます でしょ う か 。 なけれ ば 、 また 改めて で 結構 です けれども 。 ありがとう ござい まし た 。   令 和 元年 の 議員 立法 、 日本語 教育 推進 法 において も 、 海外 における 日本語 教育 を 通じ 、 我が国 に対する 諸 外国 の 理解 と 関心 を 深め 、 諸 外国 と の 交流 等 を 促進 する こと が 基本 理念 の 一つ に 掲げ られ て い て 、 海外 において も 質 が 高く 安定 し た 日本語 教育 が 広く 実施 さ れ て いく という こと は 大変 重要 だ という ふう に 考え ます 。   資料 の 三 ページ を 御覧 ください 。 独立 行政 法人 国際 交流 基金 が 行っ て いる 日本語 教師 の 海外 派遣 プログラム という もの が 六つ ござい ます 。 この 六つ の プログラム について 、 内容 と 派遣 人数 、 それから 導入 さ れ た 経緯 など を 外務省 に 伺い たい と 思い ます 。 ありがとう ござい まし た 。   今回 の 法案 で 、 日本語 教員 について 、 登録 日本語 教員 の 資格 を 創設 する こと と し て い ます が 、 日本語 教師 の キャリア 形成 や 地位 向上 に 、 これら の プログラム は 非常 に 有意義 だ という ふう に 考え ます 。   六つ の うち 下 の 二つ 、 日本語 専門 家 と 日本語 上級 専門 家 は 修士 号 以上 の 学歴 が 必要 という こと で 高い ハードル な ん です けれども 、 その ほか の 四つ の プログラム に 登録 日本語 教員 の 方 が 参加 し て 海外 に 派遣 を さ れ 、 経験 を 積ん で また 日本 に 戻っ て き て 、 更に 地域 で 活躍 する こと が できれ ば 、 私 は 大変 すばらしい こと だ という ふう に 考え ます 。   しかし 、 残念 ながら 、 御覧 の よう に 、 また 御 説明 に あり まし た よう に 、 派遣 国 、 地域 という の は 限ら れ て い て 、 募集 人数 も そんなに 多い わけ で は ござい ませ ん 。   私 は 、 この 海外 派遣 プログラム を もっと 拡充 、 発展 す べき で は ない か という ふう に 考え ます けれども 、 外務省 の 見解 を 伺い たい と 思い ます 。 財政 当局 とも 厳しい 交渉 を やら なきゃ いけ ない 、 そういう 状況 も ある ん だ という ふう に 思い ます が 、 私 も 是非 応援 さ せ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   文部 科学 省 として も 、 これ は 外務省 の 事業 、 外務省 の 予算 で あり ます けれども 、 日本語 教育 推進 の 取りまとめ 役 という こと で あり ます ので 、 是非 、 文科 省 として も 連携 を し て 、 永岡 大臣 として も 後押し し て いただき たい という ふう に 考える ん です が 、 大臣 として の 見解 を お 聞か せ ください 。 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 日本語 教師 の 処遇 について 、 これ は 先 ほど 来 同僚 議員 から も 質問 が ござい まし た けれども 、 文化庁 の 調査 で は 、 法務省 告示 校 で 働く 常勤 の 日本語 教師 の 場合 、 年収 四 百 万 円 以下 が 約 七 割 と なっ て いる よう です 。 これ は 、 永岡 大臣 も 二 十 一 日 の 本 会議 で 御 答弁 さ れ まし た 。   私 は 、 日本語 教育 の 充実 の ため に 、 日本語 教師 の 処遇 改善 を しっかり 図っ て いか なけれ ば なら ない という ふう に 思っ て おり ます が 、 果たして 、 本 法案 で 本当に 日本語 教師 の 処遇 改善 に つながる の か 、 確認 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   日本語 教員 と なる ため に 学習 し て いる 方 、 日本語 教育 に 携わっ て いる 方 に 必要 と さ れる 基礎 的 な 知識 、 能力 を 検定 する 、 日本語 教育 能力 検定 試験 という 試験 が あり ます 。   令 和 四 年度 の 受験 者 は 七 千 七 十 六 人 、 合格者数 は 二 千 百 八 十 二 人 、 合格 率 は 三 〇 ・ 八 % だっ た という ふう に 伺っ て おり ます 。 この 三 〇 ・ 八 % という 合格 率 は 過去 最高 で 、 初めて 三 割 を 超え た よう で あり ます が 、 それでも 、 合格 率 約 三 〇 % という の は なかなか 高 難 度 の 試験 で あり ます 。   文部 科学 省 に 伺い ます 。   新 制度 における 登録 日本語 教員 に 求め られる 日本語 教育 の 能力 という の は 、 日本語 教育 能力 検定 試験 合格 者 と 比較 を し て どの 程度 の 水準 に なる ん でしょ う か 。 なかなか 比較 する こと は 現 段階 において 難しい という 答弁 で あり まし た が 、 国立 国会 図書館 に 教え て いただい た 、 二 〇 一 九 年 、 四 年 前 な ん です けれども 、 その 研究 報告 の 回答 で は 、 日本語 教育 能力 検定 に 合格 し た 日本語 教師 は 、 合格 し て い ない 日本語 教師 に 比べ て 平均 年収 は 高く なっ て いる ものの 、 それでも 平均 年収 は 四 百 万 円 を 超え て い ませ ん でし た 。   合格 率 三 〇 % の 試験 に 合格 し た 日本語 教師 で も 平均 年収 が 四 百 万 円 以下 という こと は 、 なかなか 厳しい 現実 で あり ます 。 これ で は 職業 として 選ば れ にくい の で は ない でしょ う か 。   今回 、 登録 日本語 教員 という 新た な 国家 資格 を 設ける こと で 、 日本語 教師 の 必要 性 や 専門 性 の 社会 的 認知 が 進ん だ として も 、 日本語 教師 の 処遇 が どの 程度 改善 さ れる の か 、 疑問 に 思い ます 。   今回 の 国家 資格 の 創設 は まず 第一歩 として 、 これから も 日本語 教師 の 処遇 改善 に ずっと 力 を 入れ て 努め て いく こと が 必要 に なる という ふう に 考え ます が 、 文部 科学 大臣 の 見解 を 伺い ます 。 繰り返し に なり ます が 、 やはり 生活 が 安定 し て 、 職業 として 、 生涯 を通じて この 仕事 が 選ば れ て いく 、 そういう ふう に 変わっ て いか ない と なかなか 難しい と 思い ます ので 、 是非 鋭意 御 努力 を いただき たい という ふう に 思い ます 。   今回 、 審議 の 参考 の ため に 様々 な 方 から ヒアリング を さ せ て いただい た ん です けれども 、 一般 社団 法人 日本 国際 協力 センター から 、 就労 分野 の 日本語 教育 について も 伺い まし た 。   単に 日本語 の 会話 や 読み書き が できる だけ で なく て 、 職場 で の 挨拶 や 、 遅刻 あるいは 休暇 取得 の 連絡 、 相談 、 さらに 、 日程 調整 、 業務 上 の トラブル の 対応 など 、 外国 人 労働 者 が すぐ 実践 できる よう な カリキュラム を 作成 を し て いる という こと でし た 。 その 結果 、 日本語 学習 者 から は 、 学校 の 日本語 と 就労 の 日本語 は 全然 違う 、 働く 上 で 必要 な 日本語 を 学ぶ こと が でき て 、 職場 で 自信 が 持てる よう に なっ た という よう な 声 が 上がっ て いる と 伺い まし た 。   文化庁 に より ます と 、 今 現在 、 日本語 学校 でも 独自 の 取組 として この よう な カリキュラム を 行っ て いる ところ は ある と の こと で あり まし た が 、 今回 制度 として 創設 さ れる こと と なる 認定 日本語 教育 機関 において は 、 純粋 な 日本語 教育 だけ で なく て 、 日本 社会 の 文化 や マナー 、 価値 観 、 習慣 など について も 積極 的 に 教え て いく べき で は ない か と 考え ます が 、 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 時間 が 参り まし た ので 、 最後 の 質問 に し ます 。   実は 私 も 、 二 十 代 の 頃 、 地域 に 住む 外国 人 の 方々 、 例えば 中国 から お 嫁さん に 来ら れ た 方々 とか に ボランティア で 日本語 を 教える という 仕事 を し た こと が ある ん です けれども 、 例えば 、 主 に 中国人 を 対象 に 日本語 を 教える 教員 が 中国 語 や 中国 の 習慣 、 文化 を 理解 し て いれ ば 、 より スムーズ に 授業 を 進める こと が でき ます 。 これ は 体験 的 に そういう ふう に 感じ て いる ん です けれども 。 あるいは 、 ベトナム 人 の 学習 者 に 教える 場合 に は 、 ベトナム の こと を 知っ て い たり 、 ベトナム 語 に 知見 の ある 教員 という の が 指導 に 当たる と 、 これ も また 非常 に スムーズ に 、 また 有意義 で ある という ふう に 考える ん です けれども 。   学習 者 に 合わせ て 、 教える 側 の 外国 語 スキル も 向上 さ せ て いく 、 こういう 取組 、 努力 も 必要 で は ない か という ふう に 考える ん です けれども 、 大臣 の 見解 を 伺い たい という ふう に 思い ます 。 公明党 の 山崎 正恭 です 。   本日 も 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入り たい と 思い ます 。 よろしく お願い いたし ます 。   最初 に 、 基本 的 な こと について 何 点 か お 伺い し ます 。   我が国 の 在留 外国 人 は 、 令 和 四 年 六月 末 で 過去 最高 の 約 二 百 九 十 六 万 人 と なり 、 増加 傾向 が 続い て い ます 。 日本語 学習 者 も 、 令 和 元年 に は 過去 最高 の 約 二 十 八 万 人 と なっ て おり 、 その後 、 コロナ 禍 で 一時 減少 し まし た が 、 今後 は 拡大 が 見込ま れ て い ます 。   一方 で 、 日本語 教師 等 の 指導 者 は 約 四 万 人 前後 の 横ばい 状態 が 続い て おり まし て 、 それら の 約 五 割 以上 が ボランティア の 方 で ある という こと で 、 指導 体制 は 非常 に 厳しい 状況 で ある と 言わ れ て い ます 。   まず 、 基本 的 な 確認 で 、 日本語 を 学習 し たい と 思っ て いる が 学習 でき ない 日本語 教育 の 待機 者 の 状況 について お 伺い し ます 。 ありがとう ござい まし た 。   なかなか 全部 の 把握 は 難しい な と いう こと で 、 状況 は 分かり まし た 。   次に 、 今回 の 法案 は 、 日本語 教育 の 適正 かつ 確実 な 実施 を 図る ため に 、 日本語 教育 機関 の うち 一定 の 要件 を 満たす もの を 認定 する 制度 を 創設 する という 機関 の 充実 と 、 認定 教育 機関 で 日本語 教育 を 行う 者 の 資格 を 整備 する という 人材 の 育成 、 この 二 面 が 大きな 目的 で ある と 理解 し て い ます が 、 ここ で は 、 人材 、 日本語 教師 について お 聞き し ます 。   一定 レベル の 質 の 維持 と 向上 に は 、 やはり 継続 し た 研修 体制 が 重要 で あり 、 文部 科学 省 が 作成 し た 資料 、 認定 を 受け た 日本語 教育 機関 の 質 の 維持 向上 に関する 仕組み の 全体 像 、 イメージ図 の 中 で は 、 研修 機会 充実 の ため の 環境 整備 とともに 、 研修 受講 状況 の 記録 と 記載 が あり ます が 、 日本語 教師 が 資格 を 取得 し た 後 の 研修 について 、 研修 方法 や 受講 記録 など について は どの よう な 形式 を 想定 さ れ て いる の か 、 お 伺い し ます 。 その よう な 形 で 蓄積 さ れ て いる と 非常 に いい な と いう か 、 各 個人 の 負担 で は なく て 蓄積 が スムーズ に いけ ば いい な という ふう に 思い ます 。   次に 、 本 法案 で は 、 全て の 日本語 教育 機関 に対して 国 による 認定 を 義務づける もの で は ない が 、 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 待機 者 や ニーズ の 拡大 、 そして 公明党 が 今 まで 提言 で も 訴え て き た 、 在留 外国 人 の 方 にとって 日本語 教師 は 日本 という 国 、 文化 を より よく 知る 最初 の 窓口 で も あり 、 親日 家 育成 の スタート 地点 で も ある と 考え た 場合 、 日本語 教育 機関 の 質 、 量 共 の 充実 は 非常 に 重要 で あり 、 そういった 意味 で は 、 一定 の 質 が 確保 できる 認定 機関 が 増加 し て いく こと が 望ましい の で は ない か と 思い ます が 、 政府 として は 、 現在 の 日本語 教育 機関 の うち 、 何 校 程度 が 認定 を 受ける こと を 想定 し て いる の か 。 例えば 、 将来 的 に 全て が 認定 機関 と なっ て いく よう な イメージ な の か 、 認定 機関 と 非 認定 機関 が 併存 し て いく よう な イメージ を 想定 し て いる の か 、 お 伺い し ます 。 分かり まし た 。 併存 という よう な 形 の イメージ を 今 の ところ は 持っ て いる という こと で 。   次に 、 令 和 五 年 一月 の 有識者 会議 報告 に よれ ば 、 認定 を 受け た 日本語 教育 機関 における 日本語 教育 の 習得 レベル は 、 留学生 、 就労 者 、 生活 者 に 共通 し て 、 自立 し た 言語 教育 、 使用 レベル と さ れ て い ます 。 これ は 、 文化 審議 会 が 令 和 三 年 十月 に まとめ た 日本語 教育 の 参照 枠 の 話す こと ( やり取り ) B 1 レベル 、 具体 的 に は 、 近所 の 人 と ごみ 出し など の 問題 が 生じ た とき に 、 自分 の ごみ の 出し 方 について ある程度 詳しく 状況 を 説明 し 、 苦情 に 対応 できる レベル と さ れ て い ます が 、 この レベル まで 指導 する ため に は 相応 の スキル を 持っ た 日本語 教師 が 必要 と なる こと から 、 B 1 レベル の 指導 を 行う ため に は 、 財政 的 に 厳しい 地方 公共 団体 に その レベル の 指導 を 求める こと は 困難 で は ない か 、 また 、 財政 的 支援 等 が 必要 で は ない か と 思い ます が 、 大臣 の 認識 を お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 全体 的 に 日本語 教育 の 質 を 向上 さ せ て いく という 点 で 、 そういった 地域 の 方 に も 力 を 入れ て いただける という の は ありがたい です ので 、 是非 、 そういった ところ から モデルケース なんか が 出 て き て 波及 し て いく よう な 、 また 力強い 支援 を お願い いたし ます 。   次に 、 文化庁 の 令 和 三 年度 日本語 教育 実態 調査 報告 書 を 見る と 、 日本語 教育 に 従事 する 者 について 、 法務省 告示 機関 と 大学 機関 等 で は ほぼ 一 〇 〇 % が 常勤 、 非常勤 で あり 、 ボランティア で は あり ませ ん 。 一方 、 国際 交流 協会 、 地方 公共 団体 、 任意 団体 で は 約 九 割 が ボランティア で ある こと が 分かっ て い ます 。 働く 場所 に 関係 なく 全体 で 見る と 、 五 、 六 割 程度 が ボランティア と なっ て おり 、 我が国 の 日本語 教育 は ボランティア の 方 の 存在 なく し て 成り立た ない の が 現在 の 状況 です 。   現在 、 地域 における 就労 者 や 生活 者 に対する 日本語 教育 は 、 国際 交流 協会 や 地方 公共 団体 等 が 主 に 行っ て いる と 思い ます が 、 これら の 機関 が 日本語 教育 の 認定 を 受け た 場合 に は 、 登録 日本語 教員 の 資格 を 取得 し ない ボランティア の 方 が 教える こと が でき なく なり ます 。   逆 に 、 認定 を 受け ない 場合 は 、 引き続き ボランティア の 方 が 日本語 教育 を 主 に 担っ て いく こと に なる と 思い ます が 、 ボランティア の まま だ と 、 今度 は 、 長期 的 な キャリア 形成 が 難しく 、 十分 な 研修 が 行わ れ ない など 、 日本語 教育 の 質 の 担保 が さ れ にくい といった こと が 考え られ ます 。   非常 に 難しい この 問題 について 、 長く 就労 者 や 生活 者 の 日本語 教育 に 関わら れ て いる 方 に お話 を 聞く と 、 やはり 、 現実 的 に は 、 ボランティア の 方 抜き で は 現状 として は 難しい だろ う と 言わ れ て い まし た 。 現在 、 学ぶ 側 の 外国 人 も 多様 化 し て い て 、 ボランティア の 日本語 教員 に は 現場 で 相当 な 知見 や ノウハウ が 蓄積 さ れ て いる と 考え られ 、 その よう な 方々 が 離れ て いっ て しまう こと は 防が なけれ ば なり ませ ん 。   です ので 、 ボランティア の 方 が 今 まで 築い て こ られ た そういった 経験 や 実績 を 生かせる よう に 、 登録 日本語 教員 の 資格 に関して は 、 試験 を 課す より も 、 一旦 、 ある程度 の 期間 の 実績 が ある ボランティア の 方 に は 、 そういった 経験 や 実績 が 評価 さ れる よう な 認定 制度 に し て 、 登録 日本語 教員 に 移行 し て もらい 、 その後 、 なっ た 後 に 研修 を しっかり 行い 、 質 を 担保 し て いく という 方法 が ある と 思い ます が 、 この こと について の 大臣 の 御 所見 を お 伺い いたし ます 。 せっかく この 制度 を つくる ので 、 ボランティア の 方 が そのまま ボランティア の まま という の も いい ん です けれども 、 もったいない よう な 気 も すごく し ます 。   やはり 、 質 の 担保 の ため に 、 全て の ボランティア の 方 という の で は なく て 、 先ほど も 言い まし た けれども 、 一定 期間 の 実績 とか 経験 が ある 人 は 、 そういった ノウハウ が 生かせる よう な 試験 なんか に し て あげれ ば 、 積極 的 に 、 そういう 試験 なら 受け て み て も いい か な という 形 で 、 その 人 たち も 認定 に なっ て 、 更に 質 を 上げ て 、 活躍 できる 機会 が 増え て いく という ふう な こと が 考え られる と 思い ます ので 、 是非 御 検討 し て いただき たい な という ふう に 思い ます 。   日本語 を 学び たい 方 の ニーズ が 多様 化 し て いる 中 で 、 先 ほど 、 長く 関わっ て き た 方 が 言っ て い た の が 、 やはり ニーズ に 合っ た 日本語 教育 を し て ほしい という こと を 言わ れ て おり まし た 。 その 人 にとって 、 学ぶ 外国 人 の 方 にとって 、 こんな 日本語 を どの 場面 で 使う の か という よう な 学習 が 行わ れ て いる 場合 も ある と お 聞き し まし た 。 より 実用 的 に 、 学ぶ 側 の 人 の ため に なる 日本語 教育 の 環境 整備 が 、 やはり 日本 が 外国 人 の 方 に 選ば れる 国 に なる ため に 非常 に 重要 で ある と 思い ます ので 、 何とぞ よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 公立 学校 における 日本語 指導 が 必要 な 児童 生徒 は 、 令 和 三 年度 で 五 万 八 千 人 、 十 年間 で 一 ・ 八 倍 増加 し て いる 中 で 、 こうした 児童 生徒 の 全て が 日本語 指導 等 の 特別 な 配慮 に 基づく 指導 を 受け られ て い ない 状況 が あり 、 学校 現場 で は 日本語 学習 支援 者 等 が 十分 で は ない と の 指摘 が あり ます 。   この 部分 に関して 、 公明党 は 今 まで 再三 提言 を 行い 、 外国 人 等 の 児童 生徒 や 未 就学 の 子供 に対する きめ 細やか な 支援 の 重要 性 を 訴え て き まし た 。 外国 人 の 児童 生徒 等 を 取り巻く 課題 や 発達 段階 の 状況 に 応じ た 学校 で の 教育 環境 整備 として 、 日本語 指導 補助 者 や 母語 支援 員 の 派遣 等 の 指導 体制 の 構築 を お願い し て き まし た 。 また 、 現在 、 夜間 中学 において も 多く の 外国 人 の 方 が 学ん で おり 、 夜間 中学 における 日本語 教育 が 必要 な 外国 人 の 方 に対する 授業 における 日本語 サポート 支援 の 充実 とともに 、 授業 に 必要 な 補習 において 登録 日本語 教員 の 積極 的 な 活用 も 訴え て まいり まし た 。   そこで 、 本 法案 で は 、 登録 日本語 教員 は 直接的 に 学校 現場 で 教育 を 行う こと は 想定 さ れ て い ませ ん が 、 現在 の 教員 不足 を 踏まえ 、 また チーム 学校 という 観点 から 、 積極 的 に 、 学校 現場 や 多く の 外国 人 の 方 も 学ば れ て いる 夜間 中学 など で 活用 さ れ て は どう か と 思い ます が 、 大臣 の 御 所見 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   これ は かなり の 補助 者 に なる と 思い ます ので 、 よろしく お願い いたし ます 。   それでは 最後 の 質問 です が 、 本 法律 案 の 目的 に は 、 「 我が国 に 居住 する 外国 人 が 日常 生活 及び 社会 生活 を 国民 と共に 円滑 に 営む こと が できる 環境 の 整備 に 寄与 する こと を 目的 」 と あり ます 。   公明党 として も 、 今 まで の 提言 の 中 で 、 地域 日本語 教育 コーディネーター の 配置 や 日本語 教師 、 学習 支援 者 等 の 確保 、 また 、 空白 地域 で の 日本語 教室 の 新設 など に 先導 的 な 取組 を 行う モデルケース を 支援 し て いく こと の 重要 性 を 訴え て き まし た が 、 日本語 教育 における 先進 的 な 取組 を 行う モデル 教室 の 実証 事業 など を 創設 し て は どう か と 思い ます が 、 既に つくら れ て いる かも しれ ませ ん けれども 、 こう いっ た 先導 的 な モデル 教室 実証 事業 の 現状 について 、 大臣 の 御 所見 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい まし た 。   そういう 事業 が 進ん で いる という こと で 、 大変 うれしく 思い まし た 。   最後 に 、 技能 実習 生 も 含め て 、 今 、 再編 が いろいろ と 考え られ て い まし て 、 そこ の 中 で 、 やはり 日本語 教育 の 充実 という ところ も 聞い て おり ます 。 しっかり と 連携 を 取り ながら 、 そして 、 日本 が 選ば れる 国 と なっ て 、 外国 人 の 方 に しっかり と 日本語 が 伝わっ て 、 より よい コミュニケーション が できる よう な こと を 願っ て おり ます 。   以上 で 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 大変 に ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 の 金村 龍 那 です 。   どうぞ よろしく お願い し ます 。   今回 の 法案 提出 に 至る 過程 の 中 で 、 やはり 超党派 で 行っ て き た 議連 で の 議論 、 これ は 非常 に よい 役割 を 果たして き た と 認識 し て い ます 。 私 も 、 一昨年 の 初 当選 以来 、 この 議連 に 加わる 機会 を いただけ て 、 議論 に も 参加 し て まいり まし た 。 大きな テーマ として 、 やはり 外国 人 と の 共生 、 その 中 で 、 やはり 、 現 段階 において 、 留学生 、 それから 就労 者 、 さらに は 生活 者 、 様々 な 外国 人 が 日本 に いる 中 で 、 なかなか 日本語 能力 の 向上 を 果たせ て い ない 、 そういう 危機 感 から この 法案 の 提出 に 至っ た と 認識 し て い ます 。   また 、 外国 人 と の 共生 社会 の 実現 に 向け た ロード マップ において も 、 やはり 日本語 教育 、 日本語 能力 の 向上 という の が 一番 初め に 記載 を さ れ て おり ます ので 、 今回 の 法案 という の は 更に 意義 深い もの だ と 思い ます が 、 改めて 、 今回 の 法案 、 この 法案 を通して 、 外国 人 と の 共生 社会 の 視点 から どの よう な 意義 が ある の か 、 大臣 から お答え いただけ ます か 。 私 、 先日 、 ビルメンテナンス 会社 の 社長 から 相談 を 受け て 、 外国 人 の 方 の 働き 方 の 相談 だっ た ん です けれども 、 その 中 で 、 ほとんど 仕事 における 指示 書 が 母国 語 で 変換 さ れ て 出 て くる ソフト とか は 、 もう 普通 に ある みたい な ん です ね 。 だから 、 余計 、 外国 人 の 方 が 働く 上 で 、 日本語 能力 を 向上 さ せる 必要 性 を ともすると 感じ て い ない 環境 で お勤め の 方 も 増え て き て いる の が イノベーション の 先 に ある 実態 だ と 思い ます ので 、 是非 この 法案 を通して 、 外国 人 の 方 が 日本語 能力 が 向上 する よう に 努め て いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 今回 の 認定 制度 について お 伺い さ せ て いただき ます 。   認定 さ れる こと そのもの は 大変 喜ばしい こと だ と 思い ます 。 かつて 私 も 、 この 委員 会 で も 申し上げ まし た が 、 自ら が 営ん で き た 障害 児 支援 の 療育 施設 に 外国 籍 の 方 が 非常 に 多く 通所 を し 始め た 時期 に 、 これ は 日本語 教室 を 経営 し た 方 が いい ん じゃ ない か と いっ て 、 実際 に 幾つ か 教室 を 回っ て 、 事業 計画 書 を 立て て やろ う と し た ん です けれども 、 やはり 授業 料 だけ で 人件 費 を 含め て ケア する こと が 困難 で ある と 、 事業 の 継続 性 の 見通し が 立た なかっ た ので 、 私 は 断念 し た 側 だっ た ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 今回 の 認定 制度 によって 、 やはり 実際 に 日本語 教育 機関 が どういう メリット が 生まれ て 、 実際 に 事業 として も 、 そして 実際 に サービス を 受ける 側 も 、 この 認定 制度 によって 得 が 生まれ て くる の か 。 つまり 、 メリット は どういう ところ に ある の か という こと を お答え いただけ ます か 。 今 、 認定 制度 の 外形 的 な ところ を お話 し いただい た と 理解 し て い ます 。   やはり 、 継続 性 を 担保 し て いく ため に は 、 認定 に 効果 が 伴っ て 、 外国 人 の 方 が 選択 し やすい とか 、 もっと 言え ば 、 財政 的 支援 が 、 例えば 認定 制度 の 中 でも 、 継続 性 が 担保 さ れ て 、 そういった 財政 支援 が 伴う とか 、 何 か やはり もう少し 具体 的 な メリット を 追求 し て いか ない と 、 せっかく 認定 制度 を 制度 として 創設 し た のに なかなか うまく 機能 し ない という こと も 想定 さ れ ます ので 、 是非 もう少し 支援 の 在り方 を 追求 し て いただき たい な と 思い ます 。   その 上 で 、 先 ほど 来 申し上げ て いる とおり 、 いわゆる 留学生 や 就労 者 、 生活 者 、 様々 な 外国 人 の お 立場 によって 、 しっかり と 日本語 能力 を 向上 さ せ て いか なけれ ば なり ませ ん 。 そして 、 この 認定 制度 の 結果 、 質 の 向上 は 、 やはり 一定 程度 水準 が 上がっ て いく ん じゃ ない か な と いう の は 想定 さ れ ます 。 自分 が 事業 所 を やっ て い た とき も 、 やはり 公 の もの で あれ ば ある ほど 、 そこ は 働く 人 も 含め て 意識 が 向上 し て いき ます ので 、 その 分 サービス が よく なる こと は 想定 さ れ ます 。   ただ 、 一方 で 、 量 も 追求 し て いか なきゃ いけ ない と 思う ん です ね 。 そして 、 質 と 量 という もの を 同時 並行 で 進め て いく こと という の は 、 相当 至難 の 業 だ と 思う ん です ね 。 実際 に 、 これ は 日本語 教室 と は 違う お話 に なり ます が 、 福祉 サービス なんか だ と 、 とにかく まず 量 を 満たし て 、 その後 、 質 を 求め て いく という 、 大きな 枠組み で いう と 、 そういう 流れ が ある ん です ね 。   だから 、 そういう 意味 で は 、 両方 追う こと は 正しい し 、 今回 、 認定 制度 によって 一定 の 質 を 担保 さ れる こと が 保障 さ れ た 今 、 さらに 、 数 を 追求 し て いく ため に どの よう な 取組 を さ れ て いく の か 、 お 聞か せ 願え ます か 。 こちら が 一方 的 に 、 ここ に 出し て ください と 指定 を する よう な こと が でき ない サービス で ある が 以上 、 しっかり と 発信 を し て 、 そして 、 経営 が うまく いっ て いる 日本語 教室 について は 、 多 店舗 展開 で は ない です けれども 、 少し 複数 の 都道府県 に またがっ て 支援 を し て いく など 、 そういった こと を 検討 し て いく と 事業 所 側 も 新た な 考え方 が 生まれ て くる と 思い ます ので 、 個別 具体 的 に しっかり 支え て いただけれ ば な と 思い ます 。   その 上 で 、 いわゆる 技能 実習 、 特定 技能 制度 と の 連携 について お 伺い を さ せ て ください 。   先日 、 私 、 決算 委員 会 の 分科 会 で 、 この 質問 を 法務省 側 に さ せ て いただき まし た 。 法務省 側 も 、 当然 、 非常 に 問題 意識 を 持っ て いる ところ も あり ます し 、 あと 、 有識者 会議 の 中 の いわゆる 中間 報告 書 案 で 、 技能 実習 から 、 それ を 一旦 取りやめ て 新た な 制度 に 変える 、 加え て 、 そこ に 人材 確保 を 明記 し て いく という よう な 、 踏み込ん だ 内容 が 検討 さ れ て い ます 。   やはり 、 特定 技能 や 技能 実習 制度 で 日本 に 来 て お 勤め の 方 に対して 、 日本語 の 能力 を 高め て いく ため の 取組 という の も しっかり し て いか なきゃ いけ ない と 思い ます 。 な ん です が 、 働く 中 で 必要 な 日本語 は 習得 し て いく と 思う ん です けれども 、 企業 側 が 、 例えば 、 授業 料 を 負担 し て 日本語 能力 を 高め て ください という よう な サービス を 提供 しよ う と 思っ て も 、 大半 が 中小 零細 企業 が 受入れ を し て い ます ので 、 特定 技能 や 技能 実習 で 来 て いる 人 たち に対して そこ まで の サービス は 提供 でき ない と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 認定 教育 機関 が 特定 技能 や 技能 実習 の 人 たち に 向け て とりわけ 強化 し て サービス を 提供 し て いく こと が 、 結果 として 日本語 能力 の 向上 に つながる と 思う ん です けれども 、 この 特定 技能 や 技能 実習 の 皆様 と の 連携 という の は どの よう に お 考え か 、 お答え いただけ ます か 。 ありがとう ござい ます 。   この 問題 という の は 非常 に 多 省庁 に またがる ので 、 非常 に 調整 機能 も 含め て 大変 だ と は 思い ます が 、 大切 な ポイント だ と 思い ます ので 、 引き続き 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   加え て 、 特定 技能 や 技能 実習 の 問題 に なる と 必ず つきまとう の が 、 現地 の ブローカー の 問題 です ね 。   やはり 悪質 な ブローカー が 、 もはや 、 日本 に 行っ て この 企業 に 入っ たら ブラック だ から 、 こっち に 逃げ て ください ね という の を 、 まるで 初め から フォーマット の よう に 指定 を し て 送り出し て しまう とか 、 実際 に 監理 団体 が そこ で 機能 し て い ない とか 、 こう いっ た 問題 が 幾つ か 散見 さ れる ん です けれども 、 私 は 、 日本語 教室 が 、 送り出し 機関 や 実際 に 監理 団体 が 日本語 教室 を 運営 し て 、 そして 現地 で 一定 の 日本語 能力 まで 水準 を 高め て 、 そこ から 送り出し て くる こと が 一番 日本 にとって 共生 社会 を つくる 上 で いい ん じゃ ない か な と 思う ん です けれども 、 こう いっ た 、 例えば 、 今回 の 認定 教育 機関 を 現地 に 、 例えば サポート し て いく とか 、 そういった 考え方 という の は 、 今 現在 、 御 検討 は ある ん でしょ う か 。 是非 、 例えば 文科 省 側 で 橋渡し を する とか 、 例えば 、 日本語 を 教え られる 、 この 後 、 登録 日本語 教員 の 質問 も さ せ て いただき ます けれども 、 そういう 教員 が 海外 に 行っ て 、 実際 そういう 取組 を し て いく 。 そういった 、 教室 で は ない けれども 、 日本語 能力 を 向上 さ せる 活動 を しっかり と サポート し て いく こと という の は 十分 認め られる か な と 思い ます ので 、 御 検討 いただけれ ば と 思い ます 。   その 上 で 、 登録 日本語 教員 制度 について 質問 を 幾つ か さ せ て いただき ます 。   今回 、 新た な 資格 が 創設 さ れる という こと で 、 私 は 、 外国 人 にとって 日本語 を 学ぶ こと は 、 それ は まさに 相談 の 入口 みたい な ところ も あっ て 、 日本語 能力 を 向上 さ せる だけ で は なく て 、 やはり 、 いろいろ な 外国 人 から 、 例えば 、 生活 者 の 視点 で 相談 が あっ たり 、 就労 者 の 視点 で 相談 が あっ たり 、 また 留学生 として 相談 が あっ たり 、 様々 な ケース が 考え られ ます 。   そういった 意味 で は 、 この 登録 日本語 教員 を ただ 日本語 を 教える だけ の 資格 として 創設 する の で は なく て 、 いろいろ な タスク を しっかり と ケア できる よう な もの に 変化 を し て いく と 、 地域 社会 の 中 で 登録 日本語 教員 が 活躍 できる 場 が 広がっ て いく と 思う ん です ね 。 そういった 意味 で は 、 この 登録 日本語 教員 の キャリア 形成 について どの よう に お 考え か 、 お 聞か せ い た だけ ます か 。 いろいろ な 学び を もちろん し て いき ながら 、 地域 社会 の 中 で 活躍 する 人材 が この 登録 日本語 教員 から 誕生 し て いく こと が 、 僕 は キャリア 形成 として は ふさわしい ん じゃ ない か な と 考え て い ます 。   その 上 で 、 ちょっと 話 は 少し 伝わり にくい かも しれ ない です けれども 、 こども 家庭 庁 の 議論 の とき に 、 我々 、 我が 党 は 教育 と 福祉 の 一体化 みたい な もの を 掲げ て い た ん です けれども 、 つまり 、 教育 の 現場 から 福祉 的 な アプローチ も しっかり 必要 じゃ ない か という 議論 を し て い た ん です ね 。   その 中 で 、 私 が 言葉 の 表現 として 、 我が家 は 子供 が 三 人 い ます 、 実際 そう な ん です けれども 、 上 の 子 二 人 は 健常 で 、 下 の 子 が 障害 児 です と 。 障害 児 の 支援 ばかり に 目 が 行っ て しまう と 、 この 二 人 の 子供 たち が いわゆる 見え ない 存在 に なっ て しまう 、 だから 、 きょう だい 児 に いる が ゆえに 、 いわゆる 定型 発達 を し て いる 子供 たち に も しっかり サポート し て いか なきゃ いけ ない ん じゃ ない か 、 だから 教育 が 福祉 を 兼ねる こと が やはり 日本 の 教育 にとって は いい ん じゃ ない か という 論調 で 僕ら は 議論 し て い た ん です ね 。   その 気持ち は 私 は 今 も 変わっ て い なく て 、 やはり 、 今回 の 登録 日本語 教員 を ただ 外国 人 の 日本語 能力 の 向上 だけ に 使う より は 、 そういった 視点 で 、 教育 から 少し 領域 を 広げ て いく こと で 、 もっと できる こと を 増やし て 、 より 、 はざま の 中 で 困難 な 状況 に あえい で しまっ て いる よう な 人 たち も サポート が できる よう に し て いく こと が 、 最終 的 な キャリア 形成 にとって も 一番 いい ん じゃ ない か な と 私 は 考え て い ます 。   その 上 で 、 登録 日本語 教員 が 学校 の 中 で 、 いわゆる 教育 を つかさどる こと は 難しい と 思う ん です けれども 、 様々 な サポート を 担っ て いく こと は 十分 可能 な ん じゃ ない か な と 考え て い ます 。   とりわけ 、 特別 支援 教育 や 、 そして 、 普通 級 の 中 に 存在 する いわゆる グレー ゾーン と 呼ば れる 子供 たち 、 いわゆる 発達 障害 の 中 の です ね 、 そういった 子供 たち を 、 例えば 、 登録 日本語 教員 が 学校 に 行っ て 、 教室 の 中 で サポート を する という こと が 可能 に なる と 、 その 児童 にとって は 、 つきっきり じゃ ない です けれども 、 しっかり 自分 を 見 て くれる 人 が サポート を し て くれる と いう の は 安心 感 に つながる と 思う ん です ね 。   なので 、 こう いっ た 、 障害 児 の 教育 の 現場 と 登録 日本語 教員 を 連携 さ せ て 、 しっかり と 学校 の 中 の 充実 を 図っ て いく 、 こういう お 考え は いかが でしょ う か 。 非常 に 僕 は 今 の 答弁 を 聞い て うれしい な と 思っ た ん です けれども 、 今回 、 ポイント は 、 大体 、 障害 児 支援 の 現場 という の は 福祉 の 領域 の 資格 を 持っ て 療育 を 提供 する 人 が 多い 中 で 、 教育 の 現場 に 入る 人 が 文科 省 が 創設 し た 資格 を 有し て サポート で 入る という 、 そこ が 、 僕 は 、 よく 考え たら スムーズ に いく ん じゃ ない か な と 思い ます ので 、 是非 、 少し ずつ です が 、 領域 を 広げ て いただき たい な と 。   その 上 で 、 私 は 障害 児 の 支援 を 行っ て き まし た けれども 、 小学校 より は 実は 未 就学 児 の 方 が 、 療育 支援 という の は 、 早期 発見 、 早期 療育 じゃ あり ませ ん けれども 、 体 も 小さい です から 、 サービス が 提供 し やすい という 視点 が あり ます 。   そういった 意味 で は 、 幼稚園 の 現場 に 例えば 、 未 就学 の 療育 施設 という の は 、 幼稚園 に 通い ながら 療育 施設 に 通う 子 が 一番 多い ん です ね 、 保育園 だ と 療育 に 通う 日数 を 担保 でき ない ので 。 だから 、 幼稚園 の 現場 に 、 例えば です けれども 、 登録 日本語 教員 を 加配 の よう な 形 で サポート 役 で 張りつけ て 、 そこで その 子 の 、 例えば 、 発達 障害 で 動き回っ て しまう とか 、 それから 指示 が 入り にくい 子 に対して サポート を し て いく という の は 十分 検討 できる か な と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 キャリア 形成 の 上 でも 、 活躍 の 場 が たくさん あれ ば ある ほど 、 その 資格 を 取る 価値 が 高まっ て 、 実際 に その 現場 で 活躍 し て いく 可能 性 も 大いに あり 得る と 思い ます ので 、 是非 御 検討 いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 いわゆる 、 特定 の 地域 に 、 例えば 同じ 国籍 の 人 たち が 集落 の よう に 町 を 形成 し て いる 場所 という の は 、 全国 で も 幾つ か ある と 思う ん です ね 。 例えば 、 同じ 国籍 じゃ なく て 、 点在 し て いる 人 たち が 日本語 教室 に 通う とか 、 そういった こと を 想定 し て この 制度 という の は 全体 的 に は ある と 思う ん です けれども 、 ただ 、 特定 の 国籍 の 方 が 例えば 数 千 人 その 町 に 住ん で いる とか 、 そういう ケース は 、 やはり 個別 具体 的 に 地方 公共 団体 を 支援 し て いく 必要 性 が ある か な と 思う ん です けれども 、 そういった 取組 という の は 今回 の 法案 の 中 に 位置づけ られ て いる ん です か 。 需要 と 供給 の バランス だ と 思い ます ので 、 そういう 外国 籍 の 方 が 多く 住ま れ て いる 町 とか 集落 が あれ ば 、 今 言わ れ た 令 和 元年 の もの を 使っ て 是非 支援 いただき たい と 思い ます 。   それで 、 今回 の 法案 は 、 私 は 、 そもそも 外国 人 と の 共生 とか を 考え て いく と 、 あくまでも 土台 づくり で あっ て 、 更に 進化 し て いか なけれ ば なら ない と 私 の 視点 で は 考え て い ます 。   その 上 で 、 次 の キーポイント は 、 私 は 、 外国 人 の 子供 の 教育 支援 だっ たり 、 支援 そのもの に ある と 感じ て い ます 。 私 が 一つ 問題 視 し て いる の は 、 外国 人 の 子供 の 就学 相談 です ね 。   つまり 、 言葉 が 話せ ない と 、 どうしても いわゆる 発達 が 満た ない ん じゃ ない か という 印象 を 受け て 、 実際 に 進学 先 が 、 例えば 、 本来 は 普通 級 で あっ て も 過ごし て いける のに 、 支援 級 や 、 ともすると 支援 学校 に 進学 先 が なっ て しまう 。 こう いっ た こと が 起き て は 、 私 は そもそも 、 そういった 就学 相談 が ある べき で は ない という 立場 な ん です けれども 、 実際 に 外国 人 の 子供 に対する 就学 相談 の 今 の 現状 という の は どういう 状態 な の か 、 お 聞か せ 願え ます か 。 ありがとう ござい ます 。   ここ は 相当 注意深く 見 て いか ない と 、 堰 を 切っ た よう に そういう 配置 が さ れ て しまっ て 、 後で 気づい たら という こと が 起き かね ない と 思い ます ので 、 是非 力 を 入れ て 取り組ん で いただき たい の と 、 やはり 就学 相談 で そういう 判断 を さ れ て しまわ ない よう に する ため に も 、 ライフ ステージ に 合わせ た 外国 人 の 子供 たち に対する 教育 支援 、 それから 未 就学 児 の 段階 から しっかり と 教育 支援 を する こと で 、 そういった 、 外国 人 だ から 配置 さ れ て しまう よう な こと が ない よう に 、 しっかり 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 小中学校 の 現場 における 今 の 外国 人 の 子供 に対する 教育 支援 について 少し 伺い たい と 思い ます 。   私 は 、 通常 学級 の 中 で 、 普通 級 が 普通 に 授業 を やっ て いる 中 で 、 別 の クラス に 行っ て 日本語 能力 の 向上 の 日本語 教育 を 受ける という の は なかなか 難しい と 思う ん です ね 。 でも 、 学校 に いる 間 に 日本語 教育 の 支援 を 受け られれ ば 、 子供 にとって は ストレス なく その 時間 を 過ごせる と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 学校 の 中 を 使っ た 、 一つ の 考え方 として 、 例えば 今 の 東京 の 子供 たち だ と 、 大半 の 子 が 小学校 低 学年 の とき は 学童 保育 とか を 利用 する わけ です ね 。 そういった 、 学校 に 居残っ て 、 居場所 として 提供 する 学校 の 中 で 例えば 外国 人 の 子供 に対して は 日本語 の 教育 支援 を し て いく という の は 一つ の 考え方 で あっ て いい か な と 私 は 考え て いる ん です けれども 、 ただ 、 今 現在 どう いっ た 取組 が なさ れ て いる の か 、 お 聞か せ 願え ます か 。 やはり 、 学校 の 現場 において 外国 人 の 子供 に対して 支援 を し て いこ う と 思う と 、 今回 の 登録 日本語 教員 、 ここ を どう やっ て 活用 し て いく か という の が ポイント に なる と 思う ん です ね 。   例えば 、 日本語 教室 だけ で 登録 日本語 教員 が 活躍 する だけ で は なく て 、 学校 の 教育 現場 で 外国 人 の 子供 に対して 支援 を し て いこ う と 思う と 、 それ は やはり 、 今回 資格 を 創設 し た 登録 日本語 教員 が 務め て いく こと が むしろ 素直 な ルート だ な と 感じ て いる ん です ね 。 加え て 、 その 日本語 教員 が キャリア 形成 の 中 で さらに 他 領域 まで 担っ て いける と 、 より 活躍 する 土台 が 生まれ て くる という 考え方 な ん です けれども 、 例えば 外国 人 の 子供 たち に対する 日本語 教育 支援 の 活用 という 視点 で 見る と 、 どの よう な こと を お 考え いただい て おり ます か 。 ありがとう ござい ます 。   是非 しっかり 活用 いただき たい の と 、 ちょっと 、 質問 通告 し て い ない ん です けれども 、 例えば 、 登録 日本語 教員 の いわゆる 情報 公開 という か 、 発信 の 仕方 という の は どう なっ て いる ん です か 。 例えば 、 地方自治体 から アナウンス が 入る とか 、 文科 省 から だけ 全国 に対して 周知 し て いく もの な の か 。 どういう 周知 の 仕方 を 今 御 検討 さ れ て いる の か 、 ちょっと お 伺い さ せ て もらっ て よろしい です か 。 この 周知 の 仕方 によって また 活用 方法 も 変わっ て くる と 思い ます ので 、 是非 しっかり 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   その 上 で 、 最後 の 質問 に なり ます が 、 GIGA スクール 構想 によって 、 子供 たち が タブレット を 今 支給 さ れ て い ます 。 我が家 も 、 下 の 子 が 小学校 一 年生 に 今年 の 春 上がり まし た ので 、 お 姉ちゃん の 三 年生 が その タブレット の 使い方 を 教え たり 、 ほのぼの と し た 姿 を 見 させ て いただい た ん です けれども 。   改めて 、 幾つ か この 委員 会 で も 質問 さ れ て いる と 思い ます けれども 、 この タブレット の 更新 です ね 。 我々 も そう です けれども 、 パソコン に しろ 、 携帯 に しろ 、 タブレット に しろ 、 一定 期間 消耗 する と 不具合 が 生じ て うまく 機能 し なく なる 、 その 結果 新しい もの に 買い換える という の は 、 大人 で あれ ば 、 自分 の お金 を 使っ て それ は 当たり前 の よう に やっ て いる わけ です ね 。 これ が 、 小学校 一 年生 から タブレット を 支給 さ れ て 、 六 年生 まで それ を 使っ て ください と 言わ れる と 、 大人 の 感覚 で いえ ば 、 ちょっと それ は 難しい ん じゃ ない か な と いう の は 普通 に 想像 つく と 思う ん です ね 。   そういう 意味 で は 、 どの ぐらい の 周期 で 更新 を し て 、 しっかり と 一 人 一 台 を 担保 し て いく の か 、 この 辺り について お 聞か せ ください 。 国 が 主導 し て と いう ところ が 非常 に 私 に は 強く 聞こえ まし た ので 、 期待 を 申し上げ たい と 思い ます 。   その 上 で 、 最後 に 、 タブレット という の は 、 よく 考えれ ば 、 外国 籍 の 子 にとって も 学び が し やすい と 思う ん です ね 。 加え て 、 今 大臣 おっしゃっ て いただい た とおり 、 障害 を 持っ た 子供 たち にとって も 実は 非常 に 効果 が 高い という こと は 既に 実証 さ れ て い て 、 障害 児 支援 の 現場 で は 、 タブレット を通して 学び を 追求 し て いる 施設 なんか も ちらほら 生まれ て き て い ます 。   そういった 意味 で は 、 いろいろ な 可能 性 を 詰め て いる の が この タブレット 、 GIGA スクール 構想 に なる と 思い ます ので 、 是非 、 途絶える こと なく 、 しっかり と 子供 たち が 学び やすい 環境 を 社会 が しっかり 提供 し て いける よう に 、 大臣 に も 頑張っ て いただき たい です し 、 また 、 文科 省 に も しっかり と 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   それでは 、 私 の 質問 を 終わら せ て いただき ます 。 どうも ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。   今日 は 、 こうして 審議 を さ せ て いただく 時間 を いただい た こと 、 まず 感謝 を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   この 法案 、 日本 にとって 非常 に 大事 な 法案 に なっ て いき ます 。 同時に 、 海外 から 入っ て くる 人 たち にとって は 、 共通 の インフラ と いう か 、 基本 的 な 日本語 能力 を つけ て いく という こと が 多 文化 共生 社会 へ 向け て 日本 が 進み出し て いく 、 その 本当 の 意味 で の 基本 に なっ て いく 法案 だ という ふう に 思っ て い まし て 、 どうぞ ひとつ 、 運用 も 含め て よろしく お願い を し たい と 思い ます 。 その 気持ち を 込め て 、 今日 は 質疑 を し て いき ます 。   まず 、 この 法律 の 目的 な ん です が 、 一番 入口 で 、 大臣 の 方 から お話 を いただけ ます か 。 世界 の 人 の 交流 と いい ます か 、 大きな うねり と なっ て 、 難民 だけ で は なく て 、 季節 労働 という か 出稼ぎ 労働 の 流れ も 含め て 、 大きく 時代 の 転換 点 に なっ て き て いる という こと だ と 思い ます 。   その 中 で 、 日本 が どういう ふう に 国 を 開い て いく か という こと 、 これ が 課題 に 以前 から なっ て い まし て 、 なかなか 、 入管 法 を 中心 に 、 どの よう に 仕組み を つくっ て いく か という こと について は 、 世界 の 潮流 から いく と 大きく 遅れ て いる ね という こと と 、 戦略 性 が ない ね という こと と 、 それから 、 海外 から 入っ て くる 人 たち と の 多 文化 共生 社会 へ 向け て の 基本 的 な 法律 の 整備 という の も 、 これ も 遅れ て いる ね という こと だっ た と 思う ん です ね 。   そんな 中 で 、 私 も 、 何 から 手 を つける か という こと を 共通 項 として 探し て いく という か 、 模索 を し て き た ん です けれども 、 それぞれ 各 政党 の 考え方 も ある 中 で 、 言葉 を 共通 項 として 、 まず 言葉 を 入口 として 考え て いく という こと が 大事 で は ない か という こと で 、 先 ほど ちょっと お話 が 出 て い た 日本語 の 教育 推進 法 という の を 議員 立法 で 成立 を さ せる こと が でき た という こと で あり ます 。   先 ほど 大臣 の 方 から 、 それぞれ 、 類型 と いい ます か 、 三 類型 について の お話 も ござい まし た 。 そんな 中 で 、 この 法律 を 更に 具体 的 に 運用 し て いく 中 で 、 私 は 、 ここ で ひとつ 、 二つ の 観点 で 課題 を 捉え て いき たい という ふう に 思う ん です 。   その 一つ は 、 先 ほど 類型 を 示さ れ まし た 、 留学生 の ため の 日本語 、 それから 就労 し て いる 人 たち の ため の 日本語 、 そして 生活 者 の ため の 日本語 、 この 類型 に 基づい て 運用 し て いく という こと です が 、 実は 、 これ は 法律 の 中 に 書き込ん で い なく て 、 恐らく これから 政 省令 で 仕組み を つくっ て いく ん だ と 思う ん です が 。   その 中 で 一つ 確認 を まず し て いき たい の は 、 これ は 、 そうした 類型 に 基づい て 質 の 保証 を 各 日本語 教育 機関 に し て いく 、 そういう 前提 と 考え て いい ん だ と 思う ん です けれども 、 それ は 、 元々 、 認可 を する のに 、 例えば 留学生 の ため の 教育 機関 として の 認可 、 それから 就労 者 の ため の 教育 機関 として の 認可 、 そして 生活 者 の ため の 認可 、 そういう 基本 的 な 分類 を し た 上 で の 認可 制度 を 考え て いく の か 、 それとも 、 認可 という の は 大体 一つ で 、 その 中 に 類型 が ある よ という よう な 体系 で いく の か 、 ここ の ところ を 方向 性 として ひとつ はっきり し て おか ない と まず は いけ ない ところ だ という ふう に 思う ん です けれども 、 それ の 整理 を どう し て いく おつもり な の か 、 確認 を し て いき たい という ふう に 思い ます 。 いや 、 ごめんなさい 、 もう 一つ しっかり 分から なかっ た ん だ けれども 、 外 から 見 て 、 恐らく 日本語 の 教育 体系 という の は 違う ん だろ う と 思う ん です よ 。 留学生 の ため の 進学 に 向け た 教育 課程 を つくっ て いっ て いる ところ 。 あるいは 就労 、 よく 英語 なんか で も ビジネス 英語 と いい ます けれども 、 そういう よう な もの も 含め て 、 その 職場 で 、 企業 が 、 例えば 外国 人 人材 を 、 日本語 の 訓練 を する のに 、 その 仕事 に 応じ た 、 あるいは ビジネス の 日本語 に 特 化 し た よう な 形 の カリキュラム を 組ん で いっ て 、 それで 質 の 保証 を し て いく という ふう な こと 。 生活 者 という こと に なる と 、 今 は 地方自治体 が 開い て いる 日本語 教室 みたい な もの だ と 思う ん です が 、 あれ も 、 しかし 、 もっと 進化 し た 形 で 、 質 の 保証 を し た 形 で 、 その 類型 の 教育 システム という の が ある ん だろ う と 思う ん です 。   それ を 一つ の 認可 という ふう に し て しまう と 、 外 から 見 て み た とき に 、 ここ の 学校 は こっち の 方 は 大丈夫 な の か な 、 それ は ある の か な 、 ない の か な と いう よう な こと が 分かる 形 で 体系 化 し て いか ない と いけ ない ん だろ う と 思う ん です 。 ここ の 学校 は 、 いや 、 進学 用 は ある けれども 、 実は ビジネス の 方 は やっ て い ない ん だ とかいう ふう な 部分 も 出 て くる と 思う ん です よ ね 。   そこ に対して 、 ただ 一 本 で 認可 と いう だけ で は 満たさ れ ない ん じゃ ない か 、 そういう 危惧 を し て い まし て 、 私 の 元々 の 想定 で は 、 それぞれ が 別 で 、 うち は ビジネス 認可 を 持っ て いる よ 、 うち は 生活 認可 を 持っ て いる よ 、 あるいは 、 うち は 進学 の 方 の 認可 を 持っ て いる よ という ふう な 、 外 から 分かる 認可 制度 を 前提 に し て い た ん だ けれども 、 さっき 、 一つ に し ちゃう という こと に なる と 、 ちょっと そこ が 違う ん じゃ ない か な と いう 気 が する ん です よ ね 。   もう ちょっと 整理 し て 説明 し て ください 。 だから 、 これから 考える という こと だ と 思う ので 、 これ は 是非 、 外 から 見 て 分かる 、 それぞれ の 教育 の システム という の は 違う ん だ という こと を 前提 に 認可 を し て いく 方 が いい ん だろ う という ふう な こと を しっかり 留め置い て いただい て 、 これから の 設計 に 生かし て いただけれ ば ありがたい という ふう に 思い ます 。   次に 、 第 二 に は 、 在留 外国 人 へ の 日本語 学習 の 動機 づけ について なん です が 、 こうして 環境 整備 は でき た 、 質 の 保証 を 伴っ た 形 で 教育 機関 という の が 整備 が でき た 。 しかし 、 そこ に 外国 人 が 学ぶ という こと 、 これ が ない と 、 いわゆる お客 さん が 来 ない と 、 せっかく 整備 を し た この 日本語 教育 機関 も 、 これ は 締めつける だけ で 何 の ため な ん だ という ふう な 話 に なる ん だ と 思う ん です 。   そういう 意味 で は 、 それぞれ 外国 人 が 求める 教育 の 達成 基準 も はっきり さ せ て 、 この 環境 の 中 で 外国 人 が 積極 的 に 日本語 学習 に 挑戦 を し て ほしい と 私 も 期待 を し て いる わけ です 。 特に 、 就労 と 生活 の 中 で 言葉 が 通じる という こと が 、 在留 外国 人 にとって 日本 社会 で 生き て いく 大きな 、 大切 な 基本 的 必須 能力 な ん だ と 思う ん です ね 。   そういう ふう に 考え て いく と 、 今 、 外国 人 全て に それ が 理解 さ れ て 、 日本 で 自ら の 能力 を 発揮 する ため に 自発 的 に 日本語 を 学習 しよ う という 気持ち で 取り組ん で いる か と いう と 、 実は 現実 は それ から ほど遠い 形 に なっ て いる ん だ という ふう に 思う ん です 。 特に 生活 者 なんか は 、 あるいは 働く という こと に も そう な ん です けれども 、 それ に 忙しく て 日本語 を やっ て いる 暇 は ない ん だ という ふう な こと 、 私 の 身近 な ところ でも そういう ところ が 、 例えば 、 団地 で いえ ば 四 千 人 、 五 千 人 規模 の 団地 が あっ て 、 その 中 に 日本語 教室 が 一つ 、 二つ ぐらい あっ て 、 二 十 人 、 三 十 人 の 教室 で 、 そこで 外国 人 に 日本語 教育 を やっ て い ます よ 、 そういう 現状 な ん です よ ね 。   これ だ と せっかく の この システム が 生き て こ ない という こと で あり ます ので 、 実際 に 彼ら に 日本語 習得 へ の 気持ち を 後押し を し て いく よう な システム 、 今回 の 法律 で 質 の 保証 を し ながら 学習 環境 を 整え て も 、 肝腎 の 外国 人 に 日本語 を 習得 しよ う という 動機 づけ が なけれ ば 事態 は 進展 し ない わけ です から 、 それ を どの よう に 後押し を し て いく か 、 動機 づけ を し て いく か という こと 。 文科 省 として は この 問題 を どういう ふう に 捉え て い ます か 。 ここ は 大事 な ところ な ん だ けれども 。 申し訳 ない けれども 、 そこで 話 が 止まっ て いる から 各 省庁 が 動か ない ん です よ 。   各 省庁 それぞれ 、 入管 の 、 いわゆる 受入れ システム を つくっ て いる わけ です よ ね 。 技能 実習 制度 で ある とか 、 あるいは 日系 二 世 、 三 世 という ふう な 形 で 、 ステータス で 入っ て き て いる 人 たち で ある とか 、 様々 ある ん です よ ね 。 その 人 たち が 希望 する から 、 日本語 学校 に 来 て ください 、 こう 言っ て いる と 、 今 の 現状 な ん です 。 来 ない ん です よ 。   だから 、 それ を 、 来 て もらう という 制度 を 仮に つくっ て いっ た とき に 、 今 の 日本語 教育 機関 の 状況 で 、 それ が ちゃんと 受け入れ られ て 、 質 の 保証 が し て い られる か と いう と 、 そう じゃ ない ので 、 それで 、 質 の 保証 を まず やり ましょ う と 。 その 前提 は 何 か と いっ たら 、 やはり 外国 人 は 、 日本 に 入っ て き たら あまねく 日本語 を 勉強 し て もらう という ふう な 制度 を つくっ て いく という こと が 前提 な ん です よ 。 これ が 立法 事実 と し て あっ て 初めて 今回 の 法律 が 成り立つ ん だ という こと 、 この 思い を 文科 省 が 持っ て もらわ ない と 、 横 串 を 刺さ ない と 動か ない という こと な ん です ね 。 その こと を 指摘 を し て おき たい と 思う ん です 。   その 上 で 、 今日 は 応援 に 入っ た わけ で あり まし て 、 各 省庁 、 来 て いただい て いる という ふう に 思い ます 。   そんな 中 で 、 今 の 制度 の 現状 です ね 、 技能 実習 、 特定 技能 、 高度 人材 、 EPA 等々 、 これ で どう なっ て いる の か という こと と 、 それから 、 特に 技能 実習 や 特定 技能 の 制度 の 見直し の 中 で 、 日本語 学習 の 制度 設計 という の は どの よう に 今 議論 さ れ て いる の か という こと 。   それから 、 日系 人 や それ から 技能 実習 なんか の 受入れ に対して 、 日本語 の 教育 を 外国 人 に 受け させる という こと が 必要 な ん です けれども 、 それ に対して 、 法的 な 工夫 です よ ね 。   今 、 日本語 の レベル を 前提 に し て 、 ビザ の 更新 を 五 年間 、 ちゃんと 日本語 を やっ て い たら 三 年 じゃ なく て 五 年 で いい です よ という ふう な 制度 は 挿入 さ れ て いる ん です けれども 、 それ だけ で は なく て 、 基本 に 、 ちょっと これ は ドイツ 方式 に なっ て いく わけ です けれども 、 ドイツ で 生活 しよ う と 思っ たら 、 例えば 、 最低 、 基本 的 に は 三 百 八 十 時間 です か 、 ドイツ 語 を 勉強 し なけれ ば なり ませ ん よ 、 でないと ビザ の 更新 を し ませ ん よ という よう な 、 そういう ふう な こと も 含め た イメージ 、 これ を 各 省庁 が どの よう に 組み立て て いく か という こと によって 、 今回 の 法律 で 言う 日本語 教育 機関 の 質 の 保証 という の が 生き て くる という こと な ん です 。 ここ が 一番 大事 な ところ な ん です よ 、 各 省庁 。   本当は 、 それ を 入管 が 横 串 を 刺し て 、 最低限 で も 日本語 教育 という の は ここ まで の レベル に 持っ て いき ましょ う という 議論 を し なきゃ いけ ない ん だ けれども 、 これ を 統括 し て やっ て いく 議論 が これ まで なかっ た 。 なかっ た から 、 各 省庁 それぞれ ばらばら に システム を 組ん で いる 。   それ を 前提 に し て 各 省庁 に お尋ね し て いき たい ん です けれども 、 今回 の 法律 を 使っ て 、 そうした 意味 で の 外国 人 の 基本 的 な インフラ 活用 、 日本語 の 習得 レベル 、 これ を どう 持っ て いこ う と し て いる か という こと 、 これ を 一つ 一つ 確認 を し て いき たい という ふう に 思い ます 。   各 省庁 、 そうした 意味合い を 込め て 、 今 の システム の 皆さん の 政策 という の を 説明 し て み て ください 、 ここ で 順番 に 。 ありがとう ござい まし た 。   格好よく 答え て いる けれども 、 実態 は 、 満 遍 に 日本語 教育 の 動機 づけ が でき て いる か と いう と 、 全く そう で ない という 現実 が ある 。 それ は 皆さん しっかり つかん で おら れる と 思う ので 、 更に 横 串 を 刺し て 、 それ を 今回 の 質 の 保証 さ れ た 機関 で 受け止め て 、 それで 日本語 教育 の レベル も 上げ て いく という 努力 を し て いただき たい と 思い ます 。   その ため に 、 日本語 教育 推進 法 の 中 に 、 第 四 章 で 日本語 教育 推進 会議 という の を 設置 を し て 、 各 省庁 集まっ て 、 皆さん が 議論 を する 機会 が ある ん です 。 これ は し なきゃ いけ ない という こと に なっ て いる 。 この 会議 の テーマ は まさに そこ な ん です よ ね 。 そこで 、 どうぞ 文科 省 の 方 が リード を し て いただい て 、 入管 の 方 が それ に 制度 設計 し ながら しっかり サポート し て 、 横 串 を 刺し て 、 できる 限り 、 日本語 、 もう 義務 化 を し て いく という か な 、 そこ まで の 意識 を 持っ て 頑張っ て いただき たい という こと 、 この こと を 申し上げ たい と 思い ます 。   それから さらに 、 もう 時間 が なくなっ た ので 、 お願い を し たい こと だけ に とどめ ます けれども 、 実は 、 それ を し て いく 前提 で 、 義務 化 すれ ば する ほど 、 コスト を 誰 が 負担 する ん だ という 話 に なっ て くる ん です 。   これ が また ばらばら で 、 整理 が さ れ て い ない という ところ が あり まし て 、 それぞれ の 形態 、 就労 の 形態 とか 生活 とか 留学 とか あっ て 、 それぞれ の 形態 と 、 それぞれ の 入管 の システム の 中 で 整理 を し た 上 で 、 法律 で 義務 化 に 近づけ て いく という 作業 が 必要 な ん だ と 思う ので 、 ここ の ところ を 、 予算 づけ 、 国 や 地方自治体 の 予算 づけ も 含め て 体系 化 を し て もらい たい という こと で あり ます 。 そこ が でき て 初めて この 法律 が 生き て くる ん だ という こと 、 この こと を 今日 は 指摘 を さ せ て いただく と 同時に 、 この 法律 で もっ て 、 次 の 、 新しい 日本 の 外国 人 の 受入れ の 時代 という の を つくっ て いく という 、 そんな 気概 を 持っ て 頑張っ て いき ましょ う という エール を 送ら せ て いただい て 、 今日 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 吉川 元 です 。   早速 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。   私 も 、 本 委員 会 で 、 日本語 学校 に 関連 し て 、 過去 何 回 か 質問 さ せ て いただき まし た 。 日本語 学校 教員 の 処遇 の 問題 、 また 、 コロナ 禍 で 大変 厳しい 環境 に 置か れ て いる 日本語 学校 経営 など について の 内容 だっ た という ふう に 思っ て おり ます 。   そうした 中 で 、 一月 に 取りまとめ られ た 、 日本語 教育 の 質 の 維持 向上 について 、 こういう 報告 文書 が 出さ れ て おり まし て 、 読ま せ て いただき まし た 。 気 に なっ た の は 、 コロナ 禍 において 日本語 学習 者 の 数 は 一時 的 に 減少 し た 、 この 一言 で 片づけ られ て いる という 点 で あり ます 。   コロナ 禍 で 外国 人 の 入国 が 制限 さ れ た 二 年間 の 日本語 学校 の 実態 こそ 、 現在 の 日本語 学校 が 抱える 問題 点 、 これ が 如実 に 表れ た の で は ない か 。 これ を きちんと つぶさに 検証 を し て 、 課題 が どこ に ある の か という こと を 明らか に し て いく こと が 私 は 大きな 課題 だ という ふう に 思い ます 。   昨年 三月 、 法務省 の 告示 機関 の 関係 六 団体 が 議連 の 会議 に 資料 提出 を さ れ まし た 。 かなり 衝撃 的 な 内容 でし て 、 二 〇 二 〇 年 は 新規 入学 者 が コロナ 前 から 半減 、 二 一 年 は ほぼ ゼロ 、 そういう 状況 で 、 今後 三 か月 間 に 経営 が 破綻 し かね ない 日本語 学校 が 二 五 % 、 四 校 に 一 校 が そういう 危機 に ある 、 さらに 、 六 か月 の スパン で 見る と 破綻 の 可能 性 が ある の が 四 割 だ という よう な 話 が あり まし た 。   その後 、 段階 的 に 水際 対策 は 解除 、 緩和 さ れ て き まし て 、 結果 的 に は そういう ふう に は なら なかっ た という ふう に 承知 し て おり ます 。 それでも 、 入国 制限 の 二 年間 、 日本語 学校 が 大変 厳しい 状況 に あっ た の は 事実 だろ う という ふう に 思い ます 。   そこで お尋ね いたし ます が 、 入国 制限 の あっ た 二 〇 年 から 二 一 年 にかけて 、 日本語 教育 の 機関 や 施設 の 数 は どう 推移 し た の か 、 また 、 あわせ まし て 、 コロナ 前 と 比べ て 、 二 一 年 、 二 二 年 の 二 年間 で 日本語 学校 の 教員 の 数 は どの よう に 推移 を し た の か 、 教え て ください 。 冒頭 申し上げ まし た とおり 、 今回 の コロナ で どういう こと が 起こっ た の か という の を なぜ 見 なきゃ いけ ない か 、 今 の 数字 に 非常 に よく 表れ て いる と 思い ます 。 いわゆる 学校 、 機関 について は 、 コロナ 禍 で 一 校 だけ 減っ た と 。 残っ た 学校 も 大変 厳しい の は 事実 な ん です 。 ただ 、 結果 的 に は 機関 として は 残っ た わけ です 。 ところが 、 今 答弁 に あっ た とおり 、 教員 の 数 、 四 万 六 千 四 百 十 一 人 が 三 万 九 千 二 百 四 十 一 人 。 約 七 千 人 、 率 に する と 一 五 % 減少 を し て いる 。   また 後ほど 質問 いたし ます けれども 、 結局 、 非常勤 が 非常 に 多い という こと 、 それから 、 給与 の 体系 が 、 こま 数 に 合わせ て 、 何 時間 授業 を し た か によって 給与 が 決まる 。 つまり 、 生徒 が い なけれ ば 授業 も ない わけ です から 、 結果 的 に 言う と 、 もう 食べ て いけ ない よう な 、 そういう 実態 に あっ た 。 そういう 中 で 、 とりわけ 若い 世代 が 日本語 教師 に 見切り を つけ て 、 業界 から 退出 が 進ん だ 、 こういう 実態 な ん だ という ふう に 今 の 数字 に 表れ て おり ます し 、 実際 そういう お話 を 伺っ て おり ます 。   結局 、 コロナ 、 大変 な 状況 、 みんな 大変 な 状況 だっ た ん です けれども 、 その しわ寄せ が 、 最も 弱い 人 たち 、 非 正規 の 教員 に しわ寄せ が 行っ た という の が 、 これ が 今回 の 実態 な ん だろ う 。 この 点 を しっかり と 、 文科 省 、 認識 を し て いただい て 、 こうした こと は 、 この 後 どういう ふう に なる か 、 また いろいろ な こと が 起こる と 思い ます けれども 、 弱い 人 たち が きちんと 守ら れる よう な 制度 を 是非 つくっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   関連 し て お 聞き し たい と 思っ て 、 実は 、 昨年 三月 から 入国 制限 が 徐々に 緩和 さ れ て き た わけ です けれども 、 昨年 三月 末 の 時点 で 、 待機 留学生 の 数 は 十 五 万 人 を 超え て い た と 。 法務省 告示 機関 の 関係 六 団体 の 当時 の 資料 で は 、 待機 留学生 が 四月 に 入学 でき なけれ ば 、 入学 の 取消し や 学費 の 返納 、 奨学 金 の 打切り など の 措置 が 予想 さ れる という 強い 懸念 が 示さ れ て おり ます 。   実際 どう なっ た の か という お話 を 昨日 レク の 際 に 尋ね た ん です けれども 、 文化庁 、 文科 省 、 それ から 法務省 、 厚 労 省 、 いずれ も 実態 を 把握 を し て い ない という こと で ござい まし た 。   やはり 、 なかなか 調べる の は 、 難しい の は 難しい と 思い ます 、 なぜ 留学 を 取りやめ た の か の 理由 まで は なかなか 、 特に 海外 から という こと です から 難しい と 思い ます けれども 、 こうした 点 も 是非 できる 限り 調査 は 調べ て いただい て 、 そして 、 今回 の コロナ が どういう 影響 を 与え た の か という こと について も 是非 内部 で 検討 いただき たい という ふう に 思い ます 。   そこで 、 昨年 の 質問 の 際 に も 取り上げ まし た が 、 コロナ 禍 に あっ て も 、 他 の 国 を 見 ます と 、 長期 の 滞在 を 予定 し て いる 留学生 に対して は 、 先進 国 、 その 多く が 留学生 の 入国 制限 を 行い ませ ん でし た 。 イギリス 、 ドイツ 、 韓国 で は 、 コロナ 禍 に あっ て 、 むしろ 留学生 の 数 が 増大 し て いる 事例 も ござい まし た 。   片や 日本 で は 、 入国 制限 により 日本語 学校 の 経営 は 危機 に 瀕 し 、 その しわ寄せ は 、 今 言っ た とおり 、 教員 に 及ぶ 。 さらに 、 日本 に 入国 でき ず に 、 失望 し て 留学 を 断念 、 あるいは 留学 先 を 他国 に 変え て しまっ た 事例 、 これ は 、 聞い た ところ 、 分から ない という お話 だっ た ん です が 、 実際 、 新聞 なんか で も 数多く こうした 事例 が 取り上げ られ て おり ます 。   昨年 の 質問 の 機会 に 、 入国 制限 と 留学生 の 受入れ の 関係 、 今後 どの よう に 整理 し て いく の か と 尋ね た ところ 、 当時 の 末松 大臣 から は 、 文科 省 独自 で 判断 できる こと で は ない として 、 答弁 は 差し控える 、 そういう 答弁 が ござい まし た 。   今回 、 二 類 から 五 類 に 引き下げ られ 、 入国 も 正常 化 さ れ て おり ます 。 こういう 時期 だ から こそ 、 コロナ という の は 、 今回 で こういう こと は 終わり な ん だ という わけ じゃ なく て 、 いずれ また 同じ よう な こと が 起こっ て いく 、 そうした とき に 、 今回 の 教訓 を しっかり 次 の 機会 に 生かし て いか なけれ ば いけ ない という こと で 、 その 場合 、 入国 制限 、 特に 長期 の 留学生 、 これ は 、 私 は 個人 的 に は 日本人 と 同じ 扱い に す べき だ と 。 長期 、 つまり 一 年 とか 二 年 とか そういう スパン で 留学 さ れる 方 について 、 日本人 と 同じ よう に 扱っ て 、 もちろん 検疫 は きちんと し なきゃ いけ ない です けれども 、 同じ よう な 扱い に す べき だ という ふう に 私 自身 は 思っ て おり ます が 、 これ を どうして いく の か という こと について 、 私 は 検討 す べき 時期 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   そもそも 、 これ は 検討 し た の か 。 昨日 の レク だ と 、 どうも 余り 検討 し て いる 雰囲気 で は なかっ た ん です が 、 仮に 検討 し て い ない と すれ ば 、 今後 きちんと 検討 し て いただき たい という ふう に 思い ます けれども 、 大臣 、 いかが です か 。 ちょっと 余り 納得 の いく 答弁 で は ござい ませ ん でし た 。   いろいろ な ケース に 分け て あらかじめ 検討 し て おく という こと は 、 私 は できる と 思い ます よ 。 もちろん 、 全て の ケース に 当てはまら ない 特殊 な ケース が 出 て くれ ば 、 それ は どう しよう も ない こと です けれども 。   今回 、 例えば 、 実際 、 諸 外国 の 例 を 見れ ば 、 先ほど お話し し た とおり 、 イギリス 、 ドイツ 、 韓国 で は 、 入国 制限 を 行わ ず 、 そして 、 コロナ 禍 で かえって 留学生 が 増え て いる 。 日本 だけ が ほぼ 鎖国 に 近い よう な 状態 で 。   ただし 、 日本人 について は 、 例えば 一 週間 なり 十 日間 なり 、 場合 によって は もう ちょっと 長く し た として も 、 取りあえず ホテル に 入っ て いただい て 、 それでも って 、 また 、 公共 交通 機関 は 使わ ない とか 、 いろいろ な こと を 使い ながら 、 帰国 は 認め て いる わけ です 。 短期 の 滞在 は なかなか そういう わけ に は いか ない と 思い ます けれども 、 先 ほど 言っ た 長期 の 留学 について は 、 なぜ 日本人 と 同じ 扱い に でき ない の か 。 もちろん 、 ケース によって は でき ない 場合 も ある かも 分かり ませ ん が 、 ただ 、 それぞれ を あらかじめ いろいろ 検討 し て おく こと 自体 は 、 私 は やっ て も おかしく ない と 思い ます 。   その 検討 すら し ない で 、 また 次 の 感染 が 来 た とき に ゼロ から スタート し たら 、 また 今回 と 同じ よう な こと に なる 。 文科 省 は 四 十 万 人 の 留学生 を 受け入れる という 話 を さ れ て いる ん でしょ う 。 感染 が 起こっ たら 国境 が 閉ざさ れる か も 分から ない 、 全然 入れ なく なる かも しれ ない という よう な 国 に 、 安心 し て 留学 を 希望 さ れる という ふう に お 思い です か 。 是非 、 ちょっと もう 一 回 きちんと 、 ケース に 分け て 結構 です 、 他 の 省庁 、 関係 省庁 と 含め て 政府 の 中 で 検討 し て ください 。 よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 日本語 の 、 先 ほど 少し お話し し まし た けれども 、 教員 について 話 を 聞き たい という ふう に 思い ます 。   文化庁 の 資料 を 見 ます と 、 二 一 年度 の 日本語 教師 養成 機関 の 課程 修了 者 の うち 、 日本語 教師 関連 の 職 に 就い た 人 は 僅か 一 五 % 。 さらに 、 一月 に 取りまとめ られ た 報告 書 を 見 ます と 、 大学 の 養成 課程 を 経 て 教師 に なっ た 人 は 一 割 に 満た ない という こと が 記述 さ れ て おり ます 。   これ は 、 我々 、 日頃 から この 文科 委員 会 で 、 小学校 、 中学校 の 教員 採用 試験 、 倍率 が 非常 に 低下 し て き て 、 教職 課程 を 経 て 教員 を 選ば なかっ た 人 が 増え て き て いる 、 大きな 課題 だ という ふう に 議論 し て まいり まし た けれども 、 非常 に 似 た 傾向 が 見受け られ ます し 、 割合 から いう と 、 いわゆる 小学校 、 中学校 の 教員 の 採用 の 比 に なら ない ぐらい 、 いわゆる 日本語 教師 の 養成 を 受け て いる に も かかわら ず それ を 選択 を し ない 、 これ は 何で な の か な と 。 その 点 について 、 どういう ふう に 文化庁 として は 認識 を さ れ て おり ます か 。 やはり 私 は 処遇 だ という ふう に 思う ん です ね 。 この間 、 私 も この 委員 会 で 質問 し て まいり まし た けれども 、 非常 に 処遇 が よろしく ない という 状況 で 、 例えば 、 法務省 告示 機関 の 日本語 学校 で 働く 教員 、 これ は 二 一 年度 です けれども 、 について 見る と 、 常勤 が 三 四 ・ 三 % 。 一 〇 〇 から 三 四 ・ 三 を 引け ば 残り 六 五 ・ 四 % 、 これ は 非常勤 に なる わけ です 。   これから 非常 に 大きな 役割 を 担っ て いく 日本語 教育 の 担い手 が 非 正規 の 非常勤 の 方々 によって 支え られ て いる 現状 、 これ は どういう ふう に 評価 する の か という こと と 併せ て 、 私 自身 は 、 今 の 非 正規 が 三 分の 二 を 占め て いる 状況 を やはり 改善 を し て 、 つまり 、 日本語 教師 として 職 に 就け ば 将来 安定 し て 生活 も 営め る 、 しっかり と 処遇 が さ れる 、 こういう 環境 を つくる ため に も 、 正規 の 常勤 に 移行 できる よう に し て いか なけれ ば いけ ない という ふう に 考え て おり ます 。   今 の 現状 、 非 正規 が 多い 現状 と 、 それから 、 今後 どういう ふう に これ を 変え て いく こと が よい の か 。 文科 省 、 大臣 の お 考え を 伺い ます 。 専門 性 を 高める という の は 、 それ は もちろん そう だ と 思い ます 。 ただ 、 今 やら れ て いる 方 も 十分 専門 性 は 、 私 も お話し し まし た けれども 、 非常 に 高い 方 です 。 それ が 処遇 と リンク し て い ない ん です よ 、 今 。 幾ら 専門 性 を 高め て いっ て も 非常勤 の まま 、 非 正規 の まま という の が 今 の 現状 な ん です 。   私 は 、 健全 な 今後 の 日本語 教育 の 発展 を 考え た とき に 、 ここ の 部分 を やはり 変え て いか ない と いけ ない 。 もちろん 、 経営 判断 という の は ある でしょ う し 、 文科 省 が 直接 そういう こと を 指示 できる よう な 立場 に ない という こと も 理解 し て おり ます けれども 、 やはり 、 これから の 政策 、 いろいろ な 日本語 教育 について の 政策 を 行っ て いく 際 に 、 まず 教員 の 処遇 の 改善 を どうして いく の か という こと を 真っ先 に 考え た 上 で 、 いろいろ な 制度 設計 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   あわせ て 、 関連 で お 聞き し ます けれども 、 文化庁 の データ 集 を 見 て み ます と 、 告示 校 の 非常勤 の 方 は 、 六 割 近く が 授業 こま 数 を 基本 単位 と し た 給与 体系 、 月給 制 は 僅か 四 ・ 五 % に すぎ ませ ん 。   これ は まさに 今回 の コロナ 禍 で 明らか に なっ た ん です けれども 、 授業 が なけれ ば 給料 が 下がる 、 しかも 、 その 給料 の 下がり 方 が 劇的 に 下がっ て いく 。 当然 、 食べ て いけ ない わけ です よ ね 。 そう し ます と 、 ほか の 仕事 を やっ たり 、 あるいは 、 結局 、 見切り を つけ て 辞め て いく 、 こういう こと が 頻発 を し て 、 先 ほど 冒頭 に 質問 いたし まし た 、 教員 の 数 が 大幅 に 減っ た という こと に つながっ て き た ん だ という ふう に 思い ます 。   授業 こま 数 を 単位 と し た 給与 体系 、 これ は 実は 、 授業 の 準備 や 、 あるいは 生徒 と の 接触 する 時間 、 これ は 含ま れ て い ない ん です よ ね 、 給与 の 中 に 。 つまり 、 授業 を やっ た こま 数 を 基 に し て 、 それ だけ を 見 て 給与 が 支払わ れる 。 こういう こと で は やはり 私 は 処遇 の 改善 に つながっ て いか ない という ふう に 思い ます けれども 、 この 点 について は どういう ふう に お 考え でしょ う か 。 言葉 を 返す よう で 申し訳 ない ん です が 、 大学 も 確か に こま 数 で 非常勤 の 講師 は やら れ て いる 、 だから これ で いい ん だ という 話 で は ない と 思う ん です よ ね 。   大学 の 非常勤 の 講師 について も 、 本来 、 こま 数 で 、 単価 を 物すごく 高く 取っ て いれ ば いい です よ 、 だけれども 、 こま 数 に 応じ て 給料 が 支払わ れる という やり方 が 非常 に 不安定 な 雇用 を 生み出し ます し 、 大学 の 方 ね 。 そこ で やっ て いる から 、 こっち も これ で いい ん だ という 話 は 、 私 は それ は そういう ふう に は なら ない という ふう に 思い ます し 、 しかも 、 今 答弁 に あっ た とおり 、 単価 も 非常 に 安い という こと で あれ ば 、 これ は やはり 問題 意識 を 持っ て 取り組ん で いただき たい という ふう に 思い ます 。   実際 、 法務省 告示 校 の 教員 の 年収 、 四 百 万 円 未満 が 七 割 に なっ て いる 。 これ は 、 私 も 本 委員 会 で も 度々 、 ほか の 委員 も 含め 、 取り上げ られ て き た という ふう に 思い ます 。   二 〇 二 〇 年 三月 の 本 委員 会 で 、 告示 校 で 労基署 から 是正 勧告 を 受け た 事例 を 取り上げ まし た 。 いまだに 、 教員 の 採用 に当たって 労働 条件 通知 書 を 交付 し ない といった よう な 事例 が ある という お話 も 聞い て おり ます 。   そこで 、 厚 労 省 に 伺い ます けれども 、 労働 条件 通知 書 、 これ は 交付 する 義務 が ある という 理解 で よろしい でしょ う か 。 通知 書 が 交付 さ れ て い ない という こと は 、 労基法 違反 な わけ です よ ね 。 ただ 、 いまだに そういう もの が 散見 さ れる という 話 を 聞い て おり ます 。 これ 以外 に も 、 雇用 契約 書 を 交わさ ない だ とか 、 就業 規則 が 整備 さ れ て い ない 、 あるいは 、 翌日 の 授業 準備 の 業務 が 超過 勤務 の 対象 に さ れ て い ない 、 こう いっ た 事例 が 散見 さ れ て おり ます 。   ところが 、 法務省 の 日本語 教育 機関 の 告示 基準 、 ここ で は 、 教育 課程 について は 条件 が 細かく 設定 さ れ て おり ます けれども 、 教員 の 働き 方 について は 、 唯一 、 一 週間 の 授業 担当 時間 数 を 二 十 五 単位 以内 と する と しか ない わけ です 。   今回 、 認定 日本語 学校 の 設置 者 に対して 、 公表 、 定期 報告 の 義務 が 課さ れ 、 文科 大臣 が 段階 的 な 是正 措置 を 講ずる こと が できる 、 こうした 規定 が 盛り込ま れ て おり ます 。   この 公表 、 報告 事項 は 、 内容 について は 省令 で 定める という こと に なっ て おり ます けれども 、 日本語 教育 の 質 保証 の ため の 認定 日本語 学校 制度 です から 、 この 際 、 設置 者 に は 、 教員 の 処遇 の こと について も 、 今 実態 が どう なっ て いる の か 、 そうした こと について 報告 を 求め て いい の で は ない か という ふう に 私 自身 は 思っ て おり ます 。   それ ぐらい の こと を し て いか ない と 、 やはり メッセージ が 私 は 伝わっ て いか ない の で は ない か 、 また 、 必要 で あれ ば 、 厚 労 省 と 連携 し て 、 日本語 学校 教員 の 労働 環境 について 調査 、 現状 把握 に 努め て いただき たい と 思い ます けれども 、 いか が お 考え でしょ う か 。 是非 よろしく お願い し たい という ふう に 思い ます 。   教育 の 質 を 担保 し て いく ため に 必要 な こと という の は 、 やはり 、 そこ の 教師 の 皆さん の 処遇 の 改善 、 これ は 不可欠 。 処遇 が 低い まま で 質 だけ 上げろ なんと いう の は 、 こんな の できる わけ が ない わけ で あり まし て 、 是非 その 点 を 念頭 に 置い て 、 今後 対応 を お願い し たい という ふう に 思い ます 。   また 、 次 は 、 現職 教員 の 扱い について です けれども 、 五 年間 の 経過 措置 が 設け られ た という お話 を 聞い て おり ます 。 詳細 について は 、 今後 、 有識者 会議 等 で 、 審議 会 に なる の か な 、 議論 さ れる という ふう に も 聞い て おり ます 。   この 会議 の 場 に 、 日本語 学校 の 経営 者 だけ で は なく て 、 当事者 で ある 現場 の 教員 、 できれ ば 常勤 と 非常勤 、 両者 を 含める の が 私 は ベスト だ という ふう に 考え ます が 、 こうした 、 最低 で も これら 現場 の 声 が 反映 さ れる よう な 仕組み に す べき と 考え ます けれども 、 いかが でしょ う か 。 これから 検討 し 、 また パブ コメ 等 という こと です けれども 、 私 は 、 審議 会 の メンバー の 中 に 直接 入っ て いただく の が 一番 いい と 思い ます 。 という の は 、 やはり 見方 が 、 立場 立場 で それぞれ いろいろ な 見方 が ある という ふう に は 思い ます けれども 、 当事者 で あり ます から 、 その 人 たち が 審議 会 の 中 に 入っ て 、 やはり きちんと 今後 の 仕組み づくり について 参画 を し て いく という の は 私 は 必要 だ という ふう に 思っ て おり ます 。   パブ コメ で も 既に 指摘 さ れ て おり ます けれども 、 現職 教員 の 年齢 層 、 比較的 高い の が 実情 だ という ふう に 理解 し て おり ます 。 ここ に 新た に 講習 や あるいは 試験 を 義務づける の で あれ ば 、 先 ほど 言っ た とおり 、 処遇 が いい の で あれ ば 、 しっかり 講習 を 受け て 、 あるいは 試験 を 受け て と 思う けれども 、 今 言っ た とおり 、 処遇 が 大変 よく ない 状況 の 中 で は 、 じゃ 、 この 際 、 新た に また そういう こと を し なき ゃいけないのであればもう 辞めよ う 、 そういう 声 は 実際 に 起き て いる という よう な 話 も 私 も 聞い て おり ます 。   私 自身 は 、 現職 教員 による 登録 日本語 教員 の 資格 、 告示 校 の 教員 で あれ ば そのまま 資格 が 取得 できる よう に 、 あるいは 講習 を 受け た 段階 で 資格 取得 に なる よう 、 できる 限り 取得 要件 を 緩和 す べき だ という ふう に 考え て おり ます し 、 あわせ まし て 、 そう なら ない に し て も 、 例えば 、 講習 や あるいは 試験 も ある という こと で ある の で あれ ば 、 その 負担 を できる 限り 小さく し て いく 。 今 言っ た とおり 、 今 でも 非常 に 賃金 が 安い という 状況 、 そして 労働 も 過重 で あっ て 、 そうした こと が 現職 の 教員 の 肩 に ずっしり と のしかかっ て おり ます 。 そうした 、 費用 を 軽減 を し て いく 、 あるいは 、 実習 や 研修 について は 、 例えば 労働 時間 内 に 実習 を 行う など の 負担 軽減 が 必要 だ と 思い ます けれども 、 こうした 点 について 、 文科 省 、 どの よう に お 考え でしょ う か 。 そうした こと も 含め て 、 先 ほど 言っ た 審議 会 なり 有識者 会議 に 是非 現場 の 声 を 反映 を さ せ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。 そう すれ ば 、 今 働い て いる 方々 が より スムーズ に 新しい 資格 を 取得 を し て 、 いわゆる シームレス に 教育 が 続け られる 。 その 環境 を 、 せっかく 新しい もの を つくっ て いく の で あれ ば 、 今 ある もの を 生かし ながら つくっ て いく という こと が 大変 重要 な 課題 だ と 思い ます ので 、 是非 よろしく お願い を し たい という ふう に 思い ます 。   もう 時間 が ほぼ 参り まし た ので 、 最後 に 一 点 だけ 、 私 から の 要望 という こと で お話し さ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   現在 、 法務省 告示 校 で 日本語 教員 に なる ため の 要件 の 一つ に 、 日本語 教育 能力 検定 試験 という もの が 存在 を し て おり ます 。 この 資格 を 持っ て い て も 、 登録 日本語 教員 に なる ため に は 、 五 年間 の 経過 措置 の 中 で 講習 と 講習 修了 認定 試験 を 受ける 必要 が あり ます 。 さらに 、 これ と は 別に 文科 省 が 二 段階 の 筆記 試験 を 実施 する と なる と 、 この 日本語 教育 能力 検定 試験 の 資格 を 持つ 意味 が 極めて 曖昧 に なっ て しまう 可能 性 が あり ます 。   伺い ます と 、 これ は 結構 難しい らしい ん です よ ね 。 受験 者 の うち 合格 する の は 三 分の 一 と 。 当然 、 この間 の 十分 な 知見 も 持っ て おら れ ます し 、 問題 を 作成 する 能力 も 十分 ある という こと を 踏まえ ます と 、 これ を 今後 どうして いく の か という こと について 、 これ は 生かせる よう な 形 で 是非 検討 を いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   是非 、 冒頭 申し上げ まし た とおり 、 今回 の コロナ で 明らか に なっ た の は 、 結局 、 いろいろ な しわ寄せ が 弱い 人 たち に 行く 、 しかも それ は 現場 の 人 たち に 行っ て いる という 、 この 実態 を 改善 し て いく ため に も 、 今回 の 法 改正 という の は 私 は 必要 だ という ふう に は 思っ て おり ます 。   結局 、 質 の 担保 という の は 、 何 度 も 繰り返し ます けれども 、 人 の 投資 によって 質 の 担保 という の は できる ん だ という こと を 是非 肝 に 据え て いただい て 、 これから の 、 文科 省 として 、 日本語 学校 が 更に 発展 し て いける よう に 努力 を お願い し て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 白石 洋一 です 。   大臣 、 よろしく お願い し ます 。   私 は 四国 の 愛媛 の 議員 で あり まし て 、 地方 です 。 地方 の 中 でも 、 県庁 所在地 で は ない ところ の 地元 を 選挙 区 と し て いる 議員 です 。 そこ の 実情 を 踏まえ た 質問 と お願い を し たい と 思い ます 。   そこ は やはり 高齢 化 が 進ん で い ます から 、 ですから 介護 の 担い手 が 不足 し て おり ます 。 加え て 、 地方 の 工業 地帯 で も あり ます 。 物 づくり を し て いる 。 そこ でも やはり 物 づくり の 担い手 が 不足 し て いる わけ です ね 。 そんな 中 で 、 外国 人 の お力 という の が 非常 に 貴重 に なっ て き て いる という こと で あり ます 。   外国 人 に 来 て もらっ て 、 そこ で 働い て もらう 。 どうしても 日本語 で の コミュニケーション という の が 必要 に なっ て くる という こと です 。 今回 の この 法案 という の は 、 日本語 能力 を 高める という 方向 で は 非常 に いい もの な ん です けれども 、 そこ の 現場 の お話 を 聞い て 、 さらに 、 これ を もっと 生き た もの に する という こと が 必要 な ん じゃ ない か な という ふう に 思い ます 。   特に 今 、 地方 の 現状 に 加え て 、 円 安 という こと も あり ます 。 円 安 という こと は 、 これ は 外国 から の イン バウンド 、 観光 について は いい です けれども 、 そこで 、 日本 に 入っ て き て 、 働い て 、 貯金 を し て 、 それ を 稼ぎ と する という 意味 で は 、 これ は 不利 な 条件 に なっ て いる ん です ね 。 です から 、 アジア を 中心 と し た 外国 人 の 働き手 に 日本 に 来 て もらっ て くる に は 、 今 、 不利 な 状況 、 競い 負け を し つつ ある 。   どうしても やはり 日本 に 行っ たら 日本語 を 勉強 し ない と いけ ない 、 一方 、 英語 圏 だっ たら もっと 楽 だ 、 汎用 性 も ある という こと で 、 オーストラリア だっ たり カナダ だっ たり と いう ところ に は 魅力 で 負け て しまっ たり 、 あるいは 、 国 を 挙げ て そういった ところ から の 労働 力 という 形 で お 招き を し て いる 国 、 例えば 韓国 に も 負け つつ ある 。 です から 、 この 日本語 の 、 外国 人 にとって は ハンディ を どう 緩和 し て いく か という こと が 必要 な ん です ね 。   それ を 担っ て いる の が 日本語 教育 機関 、 日本語 学校 です けれども 、 そこ の お話 を 聞く と 、 教員 の なり手 不足 、 東京 だっ たら いざ 知ら ず 、 やはり 地方 の 、 地方 の 中 でも 県庁 所在地 で は ない ところ で 教員 を やっ て くれる 人 が 少ない と 。   学級 という の は 、 大体 二 十 人 が 限度 みたい です 。 特に 、 初歩 的 な ところ 、 N 5 で あっ たり 、 そういった ところ から 始める 人 という の は 、 日本語 という の は どういう もの か という 、 学び 方 から 教え て いく 。 それ は どうしても 対面 じゃ ない と いけ ない 。 です から 、 限界 が ある わけ です ね 。 二 十 人 に対して 一 人 の 教員 という こと で 、 本当は 定数 は もっと 多い ん だ けれども 、 教員 の ボトルネック から し て 、 生徒 を 受入れ する 数 に 制限 が かかっ て いる という こと な ん です 。   そこで 質問 な ん です けれども 、 特に 地方 で 教える 日本語 教員 を 確保 する 政府 の 具体 的 な 取組 を 教え て ください 。 これ まで も 質問 し て 、 それ は 全部 読ん で い ます 。 結構 まだ 抽象 的 だ と 思い ます 。   もっと 具体 的 に 、 私 の ところ でも 、 一つ 、 学校 法人 、 日本語 学校 が あり ます 。 そこ で は 、 本当に 奇跡 的 な 出会い に 頼っ て 教員 を 確保 し て いる ん です 。   そういった ところ で 、 ネットワーク を 地方自治体 と 云々 という こと な ん です けれども 、 具体 的 に どういう こと な ん でしょ う か 。 もっと 具体 的 に し て いき たい ん です けれども 、 今 大臣 が おっしゃっ た やつ は 、 研修 事業 で 、 日本語 教師 の 学び 直し 、 アップデート 事業 の こと を 指し て いる よう な 気 が する ん です けれども 、 これ は 予算 二 千 万 円 です ね 。 二 千 万 円 で オンデマンド 研修 を し ます よ という こと な ん です けれども 、 予算 の 規模 も そう です し 、 オンデマンド で やり たい 人 を 募り ます 、 これ じゃ 弱い ん じゃ ない でしょ う か 。 この こと を 指し て いる という こと で あれ ば 、 これ は 弱い です 。   何 か もっと 展開 できる よう な もの は あり ませ ん でしょ う か 。 私 が 思う に 、 これ まで は 法務省 の 所管 だっ た 、 それ が 文科 省 の 所管 に なっ て 、 そう する と 、 先 ほど 来 出 て いる 、 大学 の 日本語 学科 の 教授 とも 接点 が より 深く なっ た と 思う ん です ね 。   例えば 、 地方 で 医師 不足 に なっ たら 、 大学 の 医学部 に 行っ て 、 医局 に 行っ て お願い し て 、 卒業生 を 是非 うち の 地域 へ という ふう に お願い に 行く 。 それ は 、 病院 の 院長 とか が 日参 し て お願い し たり 、 あるいは 地方自治体 も お願い に 行く 。 こう いっ た 取組 が 日本語 教師 に も 必要 な ん じゃ ない か な 、 それ が 法務省 から 文科 省 に 移管 し た 一つ の 意義 で も ある ん じゃ ない か な と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 日本語 教育 施設 は 、 もう 公共 的 な 存在 に なっ て き て いる と 思い ます 。 地方 で 困っ て いる 働き手 を 、 より 円滑 に 働い て いただく 。   これ は トラブル の 防止 に も なり ます 。 外国 人 の トラブル という の は 、 大体 が コミュニケーション 不足 に 起因 する もの が ほとんど だ という ふう に も 聞き ます 。 です から 、 日本語 で コミュニケーション を ちゃんと 取っ て いれ ば 、 トラブル 、 そういった こと も 防げる という こと も あり ます ので 、 日本語 教員 を 地方 に 配属 し て もらう に は どう すれ ば いい か という こと を 、 今回 の この 法案 で 、 より その 機関 あるいは 登録 教員 という 意味 で ハードル を 上げる わけ です から 、 でも 、 一方 、 やはり 公的 な 存在 という 意義 も 高まっ た わけ です から 、 それ の 配属 について も 、 より 関与 し て ください 。 中 に 入り込ん で お願い に 行く 、 日参 する という こと に また 文科 省 も 手 を かし て いただき たい な という ふう に 思い ます 。   それで 、 特に 、 日本語 教員 の 養成 校 という の は 首都 圏 に ある わけ です けれども 、 そういった 教員 が 地方 で 働く という の は 、 やはり 待遇 面 という の が ある と 思い ます 。   先ほど も お話 が あり まし た けれども 、 年収 四 百 万 円 以下 の 方 が 七 割 です という こと で 、 それ を 賄う の は 、 外国 から 来 た 留学生 の 入学 金 と 授業 料 だけ で 賄う という の は 難しい です 。 それ は 経営 側 として は 、 もっと 上げ たい で ある とか 、 正社員 に し たい という の も ある 、 そう じゃ ない と 教員 が 確保 でき ない ん だ と 。 でも 、 やはり 、 働き手 として いわゆる 貧しい と 言っ て いい 経済 環境 の ところ から 日本 に 来 て いただく 方々 に 多額 の 入学 金 、 授業 料 を お願い する の は 難しい です 。   そういう 意味 から 、 日本語 学校 、 日本語 教育 機関 に対して 運営 交付 金 の よう な もの を つくる とき が 来 て いる ん じゃ ない か な という ふう に 思う ん です けれども 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 これ まで も 、 設置 主体 が 多様 で ある から と いう こと を 枕 言葉 に つける ん です けれども 、 それ は 余り 私 は 理由 に なら ない ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て い ます 。 なぜなら 、 ほか の 、 例えば 中小企業庁 の 補助 制度 という の は 、 もう 株式会社 に対する 補助 が ほとんど です よ 。 やはり 補助 し た 以上 は トレース する という こと で 、 それ を カバー し て いる 。   だから 、 文科 省 も 、 学校 法人 が ほとんど だ と 思い ます よ 、 私 の 地域 で は 学校 法人 です 。 でも 、 株式会社 も ある でしょ う 。 ある に し て も 、 まずは 学校 法人 から 始める で も いい です し 、 株式会社 も 対象 と し つつ 、 その 資金 の トレース を ちゃんと 見 て いく という 形 で 、 さっき 次長 が おっしゃっ た 六 千 万 とか 、 二 千 万 とか そういう レベル で は なく て 、 公的 な 役割 を 担っ て いる 日本語 教育 機関 に対する 運営 交付 金 的 な もの を 考え て いか ない と 、 もう 日本 は 人口 減少 で 、 更に それ より も 速い スピード で 働き手 、 担い手 不足 が 進ん で いる わけ です 、 特に 地方 で 。 だから 、 そんな こと を 言っ て い たら 本当に 間に合わ ない という 危機 感 が あり ます 。   です から 、 教員 が 来 ない 。 教員 も 結局 は やはり 待遇 だ 。 ステータス とか と いっ て も 、 やはり 待遇 が 大事 だ 。 待遇 を する に し て も 、 裕福 な ところ から の 留学生 だけ じゃ ない 。 むしろ 、 稼ぎ に 来 て いる 人 という の は お金 が ない 方々 。 そういう 方々 を 支える 、 そういう 日本語 学校 について は 運営 交付 金 的 な もの を 是非 検討 し て いただき たい ん です けれども 、 大臣 、 もう一度 、 いかが でしょ う か 。 ちょっと 形式 論 に 終始 し て いる ん です けれども 、 それ より も 大事 な こと が ある 、 だから それ を 乗り越え て いただき たい という こと な ん です ね 。 ほか の 省庁 で は 株式会社 に対して も 補助 し て いる 中 で 、 何で 文科 省 の 助成 措置 について は 株式会社 に対して その よう な 拒否 反応 が 出 て くる の か 、 これ は ちょっと 私 、 理解 でき ない ん です よ 。   何 か 経緯 を 知っ て いる 人 が い たら 、 お願い し ます 、 政府 参考 人 で 。 今 の 例えば 年間 三 億 で は 全然 間に合わ ない と 思い ます 。 教員 の 待遇 改善 に つながら ない と 思い ます 。   です から 、 株式会社 に それほど こだわる の で あれ ば 学校 法人 から 始める とか 、 まず は やれる ところ から やる という の で あれ ば 、 それから 始め たら いかが でしょ う か ね 。 で ない と 、 今 少子化 対策 を やっ て い ます けれども 、 これ は 劇的 な 効果 を 上げ た として も 三 十 年 後 です よ 。 じゃ 、 今 は やはり 外国 人 に 頼ら ない と 成り立っ て いか ない 。 それ も 、 そんな こと を 言っ て い たら 、 本当に いろいろ な ところ で 破綻 が 出 て き ます よ 。 まずは 地方 から 破綻 し て いき ます 。 それ を 防ぐ ため に も 、 是非 お願い し ます 。   次 の 質問 です けれども 、 技能 実習 生 です けれども 、 技能 実習 生 が 来ら れる 前 に 、 日本語 の 勉強 と 、 基礎 的 な 日本語 学習 の 方法 だけ でも 勉強 し て ほしい 、 そして 、 日本 で 生活 する という こと の 日本語 、 ごみ 出し とか です ね 、 そんな こと も 身 に つけ て おく こと が 望ましい という ふう に 思う ん です けれども 、 これから 技能 実習 生 も もっと 人数 、 増え て くる と 思い ます 。 そんな 中 で 、 この 取組 について 政府 は どの よう に さ れ て いる でしょ う か 。 今 の 制度 という の は 、 日本 が 、 働き たい 希望 の 国 、 第 一 希望 、 憧れ の 国 という こと を 前提 に し て いる と 思う ん です けれども 、 なかなか 今 、 そう じゃ なく なっ て き て いる と 思い ます 。 そんな 中 で 日本 に 来 て いただく 、 その 前 に 日本語 を 勉強 し て いただく という こと を 考えれ ば 、 もっと 踏み込ん だ 支援 が 必要 な ん じゃ ない か な と 。   監理 団体 が 自発 的 に 入国 前 に 日本語 教育 とか を し て い たら メリット が あり ます よ という の が 基本 的 な 今 の 仕組み な ん です けれども 、 それ を もっと 踏み込ん で 、 そういった 日本語 教育 を し て いる ところ に対する 支援 とかいう こと を 考え て いただき たい な と 。   例えば 、 今 ある EPA の 仕組み は 、 そこ の 送り出し 国 に 日本人 教員 を 大体 いつも 四 十 八 人 とか 五 十 人 程度 派遣 し て いる 、 それでも って 事前 に 日本語 を 勉強 し て もらっ て 受け入れ て いる という 仕組み が ある と 聞い て い ます 。 それ に 近い もの が 技能 実習 一 号 について も 必要 な ん じゃ ない か な と 。 これ を やっ て いか ない と 、 英語 圏 に 取ら れる 、 あるいは 国 を 挙げ て お願い し に 来 て いる 国 に 競い 負け て しまう 、 比較的 優秀 な ところ は そちら の 方 に 行っ て しまう という ふう に なっ て しまう ん じゃ ない か と 思う ん です けれども 、 政策 論 です けれども 、 これ は 、 政務 官 、 いかが でしょ う か 。 監理 団体 に 負荷 を かける という 方向 性 も ある ん です けれども 、 そこ に対して サポート を する 。 その サポート の 仕方 として は 、 EPA の 日本語 教師 派遣 の 在り方 という の は 一つ の 非常 に 参考 に なる ん じゃ ない か な と 。 その 日本語 教師 という の が 登録 教師 で あっ たら いい と 思う ん です けれども 、 こう いっ た こと も 含め て 検討 し て いただき たい 。   そして 、 技能 実習 生 の 入国 後 です けれども 、 今 政務 官 おっしゃっ て い た 、 日本語 とか その他 生活 の 知識 とか について の 研修 という の は 義務 化 し て い ます よ という ふう な 答弁 で 、 これ まで も 答弁 が あり まし た けれども 、 よく 見る と 、 日本語 の 講習 時間 という の は 任意 で あっ て 、 さらに 、 日本語 教育 と しか 書か れ て い ない ん です ね 。 それ を もっと ちゃんと し て あげる 。 講習 時間 について も 、 任意 じゃ なく て 、 何 か 目印 に なる 基準 を 設定 し 、 そして 日本語 教育 という の も 、 認定 教育 機関 で 講習 を 受け させる 、 登録 教員 による 日本語 研修 を 受け させる 、 この よう に し て いく 。   そう する と 、 やはり ハードル が 高く なっ て 、 監理 団体 は 、 ひいては 受入れ 中小 企業 に対する 費用 負担 という の が かさん で き ます から 、 そこ に対する 国 の 支援 という の が 必要 だ と 思う ん です けれども 、 政務 官 、 いかが でしょ う か 。 技能 実習 という の が もう 技能 実習 じゃ なく なっ て き て いる 。 帰国 し て 、 また 母国 に 帰る という こと も あり ます けれども 、 ずっと 日本 に いら し て 働く という こと を 考え たら 、 もっと 要件 は 高く あっ て しかる べき だ と 思い ます 。 それ は 仕事 を する だけ じゃ なく て 、 先 ほど 申し上げ た トラブル 、 意思 疎通 という の は トラブル を 防ぐ ため に も 大事 です 。 インセンティブ で 、 技能 実習 三 号 の 、 百 五 十 分の 四 ポイント です と 。 これ も 緩い です し 、 これ を もっと 上げる べき だ と 思い ます 。   加え て 、 日本語 という の は 日本 で しか 基本 的 に 使え ない わけ です から 、 その 支援 を する という こと は 、 必ず 日本 に 戻っ て くる 、 日本 の ため に なる 。 これ が 英語 だっ たら 、 英語 を 教え て も その 人 は どこ か へ 行っ て しまう かも しれ ない 。 でも 、 日本語 を 教える という こと は 、 必ずや 日本 の ため に なっ て くれる と いう こと も あり ます から 、 その ハードル を 上げる と 同時に 、 そこ に対する 支援 を 是非 忘れ ない よう に し て いただき たい と 思い ます 。   それで 、 私 の 地方 で も 起き て いる こと です けれども 、 外国 人 の 御 夫婦 の 子供 が 日本 で 生まれ 育っ て 、 そして 、 親 の 母国 に 帰っ て 仕事 を し たり 生活 する こと は もう ない です 、 言葉 も しゃべれ ませ ん 、 アイデンティティー は より 日本 の 方 に 感じる 、 愛着 を 感じる 、 だから 日本 の 国籍 を 欲 し ます と 。 特に 結婚 前 に 、 実際 、 社会 的 な 見る 目 も ある ん でしょ う 、 結婚 前 に 日本 の 国籍 に し たい と 思っ て 、 それ で 帰化 の 申請 を し たら 、 非常 に 煩瑣 な 手続 と 時間 が かかっ て しまう 、 それ で 諦め て しまう という ケース も 多い と 聞き ます 。   これから 、 技能 実習 とか 特定 技能 とか 、 日本 の 都合 で 、 日本 の 求め に 応じ て 来 て くださっ て 、 その 実際 来 た 方 とか 、 御 夫婦 について は 、 母国 の 国籍 という こと は やむを得ない かも しれ ませ ん けれども 、 そこで 、 その 御 夫婦 から 生まれ た 子供 について は 、 日本 の 国籍 という の を 取得 する 、 今 、 日本 という の は 血統 主義 です けれども 、 出生 地 による 国籍 取得 の 道 を 考え て あげる 。 あるいは 、 少なくとも 日本 で 生まれ 育っ た こと を 十分 に 重視 し た 形 で 国籍 取得 の 道 を 開く こと を 検討 する とき が 来 て いる ん じゃ ない か な と 思う ん です けれども 、 政務 官 、 いかが でしょ う か 。 おはよう ござい ます 。 日本 維新 の 会 の 高橋 英明 で ござい ます 。   今日 も よろしく お願い いたし ます 。   実は 今日 、 五月 十 日 、 私 の 誕生 日 な ん です けれども 。 ( 発言 する 者 あり ) ありがとう ござい ます 。 しかも 還暦 な ん です けれども ね 。 六 十 年 前 の 今日 は 、 どうやら 母 の 日 だっ た らしい です ね 。 両親 は よっぽど 優しい 子 に 育つ と 期待 を し て い た らしい ん です が 、 こんなに なっ て しまい まし た が 。   やはり 、 だんだん 年 を 取っ て くる と 、 言葉 が だんだん 出 なく なっ て くる とき が ある ん です けれども 、 先輩 、 お 分かり に なる か と 思い ます が 。 そんな 私 が 、 今日 は 日本語 の 学校 の 質疑 を さ せ て いただき ます ので 、 どうぞ よろしく お願い を 申し上げ ます 。   まず 、 今回 の 法案 です けれども 、 やはり 大きく 分け て 、 教員 の 国家 資格 と 、 そして また 学校 の 国 の 指定 という 、 この 二つ だ と 思う ん です けれども 、 今回 、 この 法案 を 作る に当たって 、 やはり 何 か 不都合 が 出 て き た ん だろ う という ふう に 思う ん です ね 。 若しくは 不都合 が 出 て くる ん じゃ ない か という 懸念 が ある から 、 この 法案 を 作る に 至っ た の で は ない か な という ふう に 思う ん です が 、 そういった 経緯 を 是非 お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   法案 の 目的 に 書い て あり まし た けれども 。 要は 、 正直 に と いう か 、 ぶっ ちゃ け 、 やはり 芳しく ない 学校 等々 も ある ん だ という ふう に 思う ん です けれども 、 その 辺 の 色分け を 明確 に する という こと も 、 これ は 当然 ある ん です よ ね 。 ありがとう ござい ます 。   次に 行き ます ね 。   この 認定 学校 な ん です けれども 、 どう いっ た 生徒 を 対象 に 考え て いる の か 。 あと 、 年齢 は どの よう に 考え て いる の か 。 あと もう 一 点 、 これ は 約 八 百 二 十 校 ぐらい を 当初 認定 できる ん じゃ ない か という の を 聞き まし た けれども 、 現状 で 結構 な ん です けれども 、 そういった 現状 の 学校 の 授業 料 という の は 、 おおよそ で 結構 です ので 、 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   そう する と 、 やはり ある程度 収入 も ある 方 が 入る ん だろ う という ふう に 思い ます けれども 。   年齢 は 関係 ない という 話 でし た けれども 、 これ は 、 子供 という の は どう いっ た 扱い に なる ん でしょ う か ね 。 これ は 、 全く 子供 という の は 対象 に は 入れ て い ない という こと で いい ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   この 学校 が 子供 を 想定 し て い ない という の は 大体 分かる ん です けれども 、 今後 も 子供 の ケア という の は 現況 の 状態 で いく ん だろ う と 思い ます が 、 今 、 国家 資格 の 教員 が ネットワーク を 組ん で 云々 という 話 が あり まし た けれども 、 是非 、 これ は 入管 法 の とき に も 言っ た ん です けれども 、 先 ほど 、 どなた か が 質問 し て 、 答弁 の 中 で 、 なかなか 教師 の 行き場 が ない よう な 話 が 出 て おり まし た けれども 、 我が 町 は 何 ぼ で も あり ます ので 、 教員 不足 に 悩ん で いる ぐらい です から 、 是非 とも そういった 部分 で 、 やはり ちょっと 地域 に しっかり 目 を 向け て いただい て 、 どんどん どんどん 、 こう いっ た 資格 を 持っ た 教師 を 派遣 を し て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。 何 か 、 川口 と この 辺 から 聞こえ まし た けれども 。   次に 行き ます 。   この 認定 な ん です けれども 、 これ は 更新 制 で やる ん でしょ う か 。 あと 、 株式会社 という こと です から 、 決算 書 の 提示 だ とか 、 その ほか 、 定期 報告 の 具体 的 な 中身 という の を 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   じゃ 、 一度 認定 すれ ば 、 ほぼ ほぼ 永久 的 に なる の か な という ふう に 思い ます けれども 。 これ は 、 ただ 、 定期 報告 が 、 中身 が 全然 ずっと 同じ だっ たら 、 多分 ずっと その 内容 で 通っ て いく の か な と いう 気 が 今 の 答弁 でし た ん です けれども 、 こんな こと は ない と は 思い ます けれども 、 やはり なかなか 国 が 私学 と 違っ て 関与 でき ない という の は 分かり ます けれども 、 それでも 一応 、 国 の 冠 を 与える わけ です から 、 ある程度 は やはり 首 を 突っ込ん で いく べき だ という ふう に 思い ます 。   また 、 株式会社 という こと です から 、 役員 の 変更 だ とか 、 やはり 決算 書 という の は 、 これ は 経営 の 根幹 に 携わる ところ な ので 、 是非 見 て いただき たい と 思う ん です けれども 、 この 辺 、 いかが でしょ う か 。 是非 これ は やっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   あと 、 やはり 、 とにかく 、 なあなあ に なら ない よう に お願い いたし ます ね 。 その 辺 が 非常 に 危うい ところ だ な という ふう に 思い ます ので 、 是非 お願い を いたし ます 。   そして 、 学校 の 認定 の 基準 、 認定 する とき の 基準 、 ござい ます よ ね 。 その 項目 みたい な の は オープン に は し ない ん でしょ う か 。 是非 、 オープン に する の が 当たり前 だ と 思う ん です けれども 、 どんな 基準 を もっ て 認定 を さ れ て いる の か という の は 、 これ が 分から ない という の も 、 やはり 、 生徒 にとって も 、 その他 もろもろ 、 納得 できる もの で は ない という ふう に 思い ます ので 、 是非 お願い を いたし ます 。   あと 、 生徒 にとって の メリット を お 聞か せ 願え ます か 。 ありがとう ござい ます 。   という こと は 、 生徒 が 学校 の 報告 等々 を 見 て 、 こんな はず で は なかっ た という こと は なく なる わけ です ね 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 各 学校 の 募集 要項 も そう です けれども 、 PR 事項 も そう です けれども 、 常に 目 を 凝らし て 見 て おい て いただき たい という ふう に 思い ます 。   では 、 次に 、 教師 の 方 に 参り たい と 思い ます けれども 、 先ほど 来 から も 質問 に あり まし た けれども 、 これ は 教師 不足 に は なら ない ん でしょ う か ね 。 これ は 今後 も どんどん どんどん 、 日本語 の 学習 者 数 です か 、 増え て いく という ふう に 思う ん です けれども 、 これ は やはり 、 どの 程度 が 適正 の 人数 な の か な と いう の は 考え て いらっしゃい ます か 。 まあ 、 そう なる ん でしょ う けれども 。 でも 、 無限 大 という わけ に は いか ない と 思う ので 、 やはり 計画 的 に 考え て いか ない と どう しよう も ない という ふう に 思い ます ので 、 今日 は 答え られ ない という こと だ と 思い ます けれども 、 是非 ちょっと 計画 的 に 今後 考え て いただき たい と 思い ます 。 じゃ ない と 、 教師 が 全然 足り ない の も 困る し 、 余っ ちゃっ て も 困る ん です けれども 、 現状 だ と 余る という こと は 考え づらい の かも しれ ませ ん けれども 、 是非 それ は お願い を し たい な という ふう に 思い ます 。   そして また 、 日本語 の 国家 資格 の 教師 の 方々 の 活躍 の 場 です ね 、 就職 先 だ とか そういった ところ 、 具体 的 に ちょっと 教え て いただけ ます か 。 ありがとう ござい ます 。   何 か 今 の 答弁 を 聞い て い たら 、 とても 行き場 が ない よう な 感じ は 全く し ない ん です けれども 、 でも 、 実際 問題 、 なかなか 数 も 増え て こ ない 。   これ は 、 大体 、 例えば 平均 給与 なんて いう の は 分かる ん でしょ う か 。 それ は 分かっ て いる ん です けれども 。   ほか に 、 例えば 企業 から 受入れ とか は 、 そこ まで は 把握 は し て い ない ん でしょ う か ね 。 やはり 、 ほとんど 、 専業 に し て いる 人 は 少ない ん だろ う と 思う ん です けれども 。   私 の 地元 で も この間 ちょっと 話 を 聞き まし たら 、 日本語 教室 に なっ ちゃう ん です けれども 、 ほとんど は ボランティア な ん です けれども 、 一 人 だけ か な 、 学校 の 教員 さん で 、 週 二 こまか な 、 中学校 だ か 高校 だ か は ちょっと 忘れ ちゃい まし た けれども 、 それ を やっ て いる という 話 は 伺い まし た けれども 。   だから 、 ほとんど これ は 専業 で は 成り立た ない よう な 、 多分 、 状況 な ん だ と 先ほど 来 から 言わ れ て い ます けれども 、 この 辺 は 今後 は どう いっ た 改善 を し て いこ う と 思っ て いらっしゃい ます か 。 言わ ん と する こと は 分かる ん です けれども ね 。 なかなか 難しい ん だろ う と 思う ん です けれども 、 現状 そう なっ て い ない ので 、 もう ちょっと 、 さっき も 言い まし た けれども 、 なかなか 国 が 首 を 突っ込む の は 難しい の かも しれ ませ ん けれども 、 やはり 冠 を 与える わけ です から 、 やはり ある程度 は こう いっ た 給与 面 に関して も どんどん どんどん 物 を 申し た 方 が いい と 思い ます し 、 やはり 社会 的 認知 だけ じゃ 、 給料 が 安い ん じゃ 、 これ は 根づく わけ が ござい ませ ん ので 。   あと は 、 さっき も 言い まし た けれども 、 私 の 地元 なんか は 本当に 外国 人 の 子供 たち が 非常 に 多い 場所 です から 、 小学校 も 中学校 も そう な ん でしょ う けれども 、 そういった ところ に どんどん どんどん 、 特別 扱い しろ と は 言い ませ ん けれども 、 でも 、 外国 人 が 多い の は 特別 です から ね 、 本当に 。 そういった ところ に対して は 給料 面 で ある 程度 保障 する とか 、 そんな お 考え は ござい ませ ん か 。 入管 法 の 質疑 の とき に も 言っ た ん です けれども 、 やはり これ は 子供 が 結構 な ポイント で 、 言葉 が し ゃべれないとこれはどうしようもないので 、 ルール が 何だかんだ 言っ て も 、 言葉 が 通じ ない から 、 大体 、 運転 の ルール も 言葉 が 通じ ない から 分から ない と 。 まあ 、 言い訳 な ん だろ う な と 思っ て い ます けれども ね 、 私 。 何 か 言う と 、 私 、 日本語 分かり ませ んで 全部 終わっ て いる よう な ところ です けれども 。 ただ 、 子供 は 違い ます から 、 子供 は やはり 覚える の も 早い です し 、 子供 が 言う と やはり 親 は 結構 聞き ます から ね 、 子供 の 話 という の は 。   そういった 部分 で も 、 是非 これ は 、 今回 、 入管 法 の 改正 案 も 出 て い ます けれども 、 子供 の 教育 に関して 是非 力 を 入れ て いただき たい という ふう に 思う ので 、 その 点 、 大臣 、 ちょっと 気構え を お 聞か せ いただき たい ん です が 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 積極 的 に お願い を し たい と 思い ます し 、 また 、 一度 、 うち の 地元 の 現場 を 見 て いただき たい な という ふう に 思い ます 。 やはり なかなか 現場 に は 皆さん 来 ない ん だろ う と 思い ます し 、 私 、 学校 で 聞く と 、 学校 で は 、 うまく やっ て い ます と 必ず 言う ん です よ ね 。 でも 、 保護 者 に 聞く と 、 うまく いっ て い ませ ん と 言う ん です よ 。 そういう 状況 です ので 、 是非 来 て いただき たい な という ふう に 思い ます 。   あと 、 この 教員 の 国家 資格 、 取る に当たって 、 メリット を お 聞か せ ください 。 ありがとう ござい ます 。   これ は 当然 オープン に する ん だ と 思う ん です けれども 、 教員 の 方々 。 オープン に する ん です よ ね 、 これ は 。 じゃ 、 了解 を 得 た 方々 は オープン に し て いく という こと です ね 。 それ を 見 て 、 企業 さん は 、 この 方 と 面接 を する とか 、 そういった 段取り に なる ん です か ね 、 受け入れる 企業 なんか は 。 済み ませ ん 、 ちょっと 一 個 抜かし ちゃっ た 。   学校 の 方 に ちょっと 戻り ます けれども 、 日本語 学校 、 認定 の 日本語 学校 が ない 、 この 空白 地域 という の は 、 どの よう に 対応 する お 考え でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   オンライン 学習 も 考え て いる という こと です けれども 、 いろいろ お金 が かかっ て くる ん だ という ふう に 思い ます が 、 こう いっ た ものの 補助 という の は 考え て いらっしゃい ます か 。 でも 、 ほとんど の 日本語 学校 が 株式会社 の 経営 に なる ん だろ う と 思う ん です けれども 、 その 株式会社 は 対象 に なら ない 、 地方 公共 団体 が やっ て いる ところ 以外 は 対象 に なら ない という の は 何 か おかしい よう な 気 が し ます が 。 ありがとう ござい ます 。   では 、 株式会社 も 対象 に なる という こと で 、 分かり まし た 。   もう 時間 も ない ので 最後 に いたし ます けれども 、 この 法案 、 我々 も 賛成 を する ん だろ う と 思っ て い ます けれども 、 是非 、 冒頭 言い まし た けれども 、 余り 芳しく ない 学校 と の やはり きちんと し た 色分け という の は 必要 だ という ふう に 思い ます 。 そして また 、 せっかく 国家 資格 に なる わけ です から 、 しっかり と し た 、 将来 を 見据え た 先生 たち の 処遇 改善 、 これら を しっかり と やっ て いただき たい 、 これ を お願い 申し上げ まし て 、 本日 、 誕生 日 の 質疑 を 終了 さ せ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 また 質疑 を さ せ て いただき ます こと に 感謝 を し ながら 質問 さ せ て いただき たい と 思い ます 。 若干 重なる 質問 も あろ う か と 思い ます けれども 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   まず 冒頭 で ござい ます けれども 、 生成 型 A I 、 チャット GPT の 活用 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。   今 、 急速 に その 活用 が 世界 で 進展 を いたし て おり まし て 、 先月 に は 、 その 生み の 親 で ある オープン A I 社 の CEO 、 アルト マン 氏 が 来日 を し て 、 岸田 総理 とも 会談 を さ れ まし た 。 その 中 で 、 アルト マン 氏 は 、 A I 技術 の 長所 と 、 そして 欠点 を どう 軽減 し て いく か について 話し合っ た という ふう に 述べ られ まし た 。   また 、 デジタル 大臣 や 経 産 大臣 から も 積極 的 に 活用 し て いく 方針 が 発言 を さ れ て おり 、 官房 長官 から は 、 情報 漏えい の リスク の 懸念 が クリア さ れれ ば 国家 公務員 の 働き 方 改革 の ため に 活用 し たい という 御 発言 も ござい まし た 。   十 二 日 に は 大臣 も 教育 大臣 会合 を 控え て おら れ ます けれども 、 先月 二 十 九 日 から 三 十 日 まで G7 デジタル ・ 技術 大臣 会合 が 行わ れ まし て 、 責任 ある A I と A I ガバナンス の 推進 が テーマ の 一つ として 議論 さ れ まし た 。 その 声明 の 中 で は 、 民主 主義 の 価値 を 損ない 、 表現 の 自由 を 抑圧 し 、 人権 を 脅かす よう な A I の 誤用 、 濫用 に 反対 する という こと が 声明 に 明記 を さ れ 、 早急 に 議論 の 場 を 持つ という こと が 合意 さ れ た という こと で ござい ます 。   そういう 中 で 、 文部 科学 省 として 、 その 活用 について どういう 方針 で 臨ま れ て いる か という こと について 、 永岡 大臣 に 御 所見 を お 伺い を いたし ます 。         〔 委員 長 退席 、 根本 ( 幸 ) 委員 長 代理 着席 〕 ありがとう ござい ます 。   今 、 A I 戦略 チーム を スタート さ れ て いる という お話 が ござい まし た けれども 、 この A I につきまして は 、 技術 革新 による 計り 知れ ない メリット と 同時に 、 計り 知れ ない デメリット が ある という こと を ある 専門 家 の 方 が おっしゃっ て おり まし た けれども 、 まさに その 両面 を しっかり と 認識 を し て 活用 する こと が 重要 だ と 思い ます 。   今 、 大臣 から も 、 教育 現場 における 様々 、 多岐 にわたる 課題 が ある という 御 発言 が ござい まし た けれども 、 プライバシー や 人権 、 また 安全 保障 や 雇用 、 そして 、 まさに 教育 における リスク 、 懸念 が 指摘 を さ れ て いる ところ で ござい ます 。   今日 、 新聞 の 資料 として お 配り を し て おり ます けれども 、 これ は 大学 について の 活用 について 専門 家 が 御 発言 を さ れ て いる 記事 で ござい ます けれども 、 教育 現場 における 様々 な 影響 という もの に どう 向き合っ て いく か という こと を しっかり と 議論 を する 、 そして その 方針 を 明確 に する という こと が 大変 重要 だ と 思い ます 。   また 、 教育 現場 と 一口 で 言っ て も 、 それぞれ 、 小学校 、 中学校 、 高校 、 そして 大学 で は 、 その 懸念 点 も 大きく 異なる と 思い ます ので 、 それぞれ の 教育 課程 における 活用 に 向け た ルール 作り という もの が 極めて 重要 だ と 考え て おり ます 。 その ルール 作り について 文科 省 として スタート を さ れ た と 承知 し て おり ます けれども 、 文部 科学 大臣 から 御 説明 を お願い し たい と 思い ます 。 今 大臣 から 述べ られ まし た 様々 な 検討 課題 、 大変 多く ある という ふう に 思い ます けれども 、 この 技術 が 普及 し て いく スピード という の は 大変 速い もの で ござい ます ので 、 その ガイドライン を しっかり 、 様々 な 問題 を 議論 し た 上 で ござい ます けれども 、 早急 に 検討 し て 出し て いただく こと が 教育 現場 にとって 必要 だ という こと を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。 この 問題 は 、 今日 議論 を いたし ます 法律 案 、 日本語 教育 について も 将来 的 に 関連 し て くる こと で は ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   それでは 、 法律 案 について の 質問 に 移ら せ て いただき ます 。   国内 の 日本語 学習 者 は 、 令 和 元 年度 時点 で 二 十 八 万 人 と なり 、 過去 最高 と なり まし た 。 ただ 、 新型 コロナ ウイルス によりまして 減少 し た ものの 、 今後 、 ポスト コロナ 社会 へ 向け まし て 一層 増加 する という こと が 予想 を さ れ て おり ます 。 日本語 教育 機関 数 も 増加 傾向 で ある 一方 、 日本語 教員 は 増加 し て おら ず 、 先ほど から の 議論 で あっ て おり ます よう に 、 教員 不足 という もの が 指摘 を さ れ て おり ます 。   令 和 元 年度 の 推進 法 の 成立 から 、 我が国 における 日本語 教育 について は 、 超党派 日本語 推進 議員 連盟 の 先生 方 の 大変 御 尽力 が あっ た という ふう に 認識 を いたし て おり ます けれども 、 我が国 の 日本語 教育 の 現状 に対する 大臣 の 認識 と 、 本 法案 に 至る 背景 、 経緯 について 、 また 文部 科学 省 本省 へ の 所管 の 変更 も 含め て 、 まず 文部 科学 大臣 に 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   次 の 質問 です けれども 、 一 問 、 後 に 回さ せ て いただき まし て 、 次 の 質問 から さ せ て いただき たい と 思い ます 。   新型 コロナ ウイルス 感染 拡大 が 三 年 余り 続い た こと によりまして 、 二 年間 の 入国 制限 によって 留学生 等 が 激減 を し て 、 先ほど から の 質疑 で も あっ て おり まし た よう に 、 多く の 日本語 教師 が 職 を 離れ ざる を 得 ない 状況 と なり まし た 。 離職 し た 人員 について は 先 ほど 御 答弁 の 中 で ござい まし た けれども 、 なかなか 、 一度 離職 し た 教師 が 復職 を する という こと は 大変 難しい 状況 だ という ふう に 聞い て おり ます 。 ただ 、 一方 で 、 新た に 教師 を 目指す 人材 も 不足 を し て いる こと から 、 教師 の 確保 が 極めて 難しい という の が 現状 だ と 認識 を いたし て おり ます 。   本 法案 の 趣旨 で ある 日本語 教師 の 質的 な 確保 は もとより 大変 重要 だ と 思い ます けれども 、 質的 な 担保 と 同時に 、 量的 な 確保 、 人員 確保 について は 、 本 法案 によって 今後 どの よう に 対応 し て いく の か 、 また 、 この 人材 を 確保 する という 面 で 本 法案 が どの よう に 機能 し て いく の か という こと について お 伺い を し たい と 思い ます 。 今回 、 資格 を 新設 する という こと で ござい ます けれども 、 現状 の 法務省 告示 教員 の 要件 を 満たす 方 や 、 また 現在 日本語 教員 として 働い て いる 方 など 、 これ まで の 経験 、 実績 に対する 措置 や 、 制度 の 移行 に当たって は 十分 な 経過 期間 が 必要 で あり まし て 、 五 年間 の 経過 措置 が 取ら れる こと と なっ て おり ます 。   一定 の 要件 を 満たす 現職 日本語 教師 に つき まし て は 円滑 な 登録 日本語 教員 へ の 移行 が 図ら れる 必要 が ある という ふう に 考え ます けれども 、 その 基準 や 要件 について は 明確 に し て いく こと が 必要 だ と 考え ます 。 この こと について どの よう に 考え て おら れる の か 。 また 、 日本語 教員 試験 を 受験 する こと と なれ ば かなり の 負担 と なり まし て 、 一層 教員 の 離職 が 進む という こと も 危惧 を さ れ 、 十分 な 人材 確保 が また 難しく なる お それ も ある という ふう に 思い ます けれども 、 この 経過 措置 の 内容 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。 基準 、 要件 について は 、 これから 法案 が 成立 し た 後 、 審議 会 で 議論 を する という こと で ござい ます けれども 、 しっかり 現場 の 声 も 聞い て いただき まし て 、 この 基準 、 要件 に つき まし て は 、 早期 に 明確 に する とともに 、 円滑 な 、 大変 経験 の ある 日本語 教員 の 方 が また 引き続い て 活躍 し て いただける 環境 を 整え て いただく という こと を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   次 の 質問 に 移り ます 。   一方 で 、 国内 の 日本語 教員 人材 の うち 、 その 内訳 として は 、 ボランティア が 五 二 ・ 四 % 、 非常勤 が 三 三 ・ 五 % 、 常勤 が 一 四 ・ 一 % という 今 現状 が ござい ます 。 教員 、 教師 の 半数 が ボランティア 、 非常勤 の 方々 が 担っ て いる という 状況 が ござい ます し 、 年齢 に つき まし て も 、 五 十 代 以上 が 五 割 を 占め て おり まし て 、 二 十 代 の 方 は 五 % しか いらっしゃら ない 、 そういう 状況 が ござい ます 。   今 ボランティア に 依存 し て いる 日本語 教育 の 現状 を どの よう に 認識 し て おら れる の か 、 また 、 本 法律 案 によりまして 日本語 教育 機関 の 認定 や 登録 日本語 教員 が 創設 さ れる 一方 で 、 今後 どの よう に 、 ボランティア という 活躍 し て いただい て いる 日本語 教員 の 方 を 日本語 教育 の 中 で 位置づけ て いく の か どう か 、 研修 等 も 含め た 処遇 改善 を どの よう に 進め 、 日本語 教育 の 持続 可能 な 体制 を つくり上げ て いか れる 方針 で ある の か という こと について お 伺い を し たい と 思い ます 。 今 御 説明 の あり まし た よう に 、 ボランティア の 皆さん の 存在 という の は 地域 において 大変 重要 で ござい ます ので 、 今回 この 法案 が 成立 を し た 後 、 この ボランティア の 皆さん の 、 しっかり 、 位置づけ 、 役目 、 重要 性 を やはり 明確 に 日本語 教育 の 中 でし て いく という こと が 大変 重要 だ と 考え て おり ます ので 、 その 辺り も しっかり と 取り組ん で いただき たい という こと を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   次に 、 そもそも 専門 性 を 持っ た 日本語 教師 が 不足 し て いる という 指摘 や 、 専門 性 の ある 日本語 教師 も 含め て 、 待遇 面 の 問題 や 、 先ほど から 議論 も あっ て おり ます よう に 、 キャリア 形成 が 将来 にわたって 見通せ ない 、 そういう 現状 が ござい ます 。   本 法律 案 によって 日本語 教師 が 登録 日本語 教員 という 国家 資格 を 与え られる こと によって 、 待遇 改善 が 図ら れ なけれ ば いけ ない という ふう に 考え ます けれども 、 その 方針 に つき まし て お尋ね を さ せ て いただき ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 待遇 改善 の 中 に 給与 面 の 改善 という の も 大変 な 重要 な 部分 だ という ふう に 思い ます ので 、 この こと に も しっかり 文部 科学 省 として お 取組 を お願い し たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 今日 ちょっと お 配り を し て いる もう 一つ の 新聞 記事 に ござい ます よう に 、 先般 、 二 〇 七 〇 年 における 将来 の 我が国 の 将来 推計 人口 という もの が 発表 を さ れ まし た 。 人口 の 三 割 減少 という 深刻 な 状況 という の は 前回 の 調査 と 余り 数字 的 に は 変わっ て い ない ん です けれども 、 その 中 で 、 実績 値 として 年 十 六 万 人 の 外国 人 が 増加 する という こと を 見通し た 中 で 、 二 〇 七 〇 年 の 将来 推計 人口 という もの が 発表 を さ れ て おり ます 。   二 〇 七 〇 年 に は 総 人口 の 一 割 が 外国 人 に なる という 見通し が この 発表 の 中 で ある ん です けれども 、 今 、 我が国 において 、 希望 する 外国 人 が どこ に 住ん で い て も 生活 に 必要 な 日本語 を 身 に つける こと が できる 日本語 教育 の 体制 という もの は 不可欠 だ と 思い ます 。 また 、 国内 における 外国 人材 の 活躍 の 面 から も 大変 重要 で ござい ます 。   特に 、 外国 籍 の 児童 の 日本語 教育 の 環境 整備 という もの が 大変 急務 で ある と 認識 を いたし て おり まし て 、 就学 機会 が 得 られ て い ない という 現状 も ある 中 で 、 実態 の 把握 です とか 、 多言 語 で の 就学 案内 など 、 自治体 間 で 対応 に 大変 な 格差 が 生じ て おり ます 。   自治体 や 学校 、 地域 社会 、 日本語 教師 、 また その 学校 が しっかり と 連携 を し て 取り組む こと が 大変 重要 だ と 考え ます けれども 、 今後 の 方針 について お 伺い を いたし ます 。 いろいろ 取組 を 今 し て いただい て いる ところ だ と 思い ます けれども 、 自治体 も 含め て 、 学校 でも 大変 格差 が 生じ て いる という こと が ござい ます ので 、 やはり しっかり 、 多言 語 で の 就学 案内 を 含め た きめ 細やか な 対応 という もの が 必要 だ と 思い ます 。 引き続き の お 取組 を お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   今 の 御 答弁 とも ちょっと 一部 重なる ん です けれども 、 外国 籍 の 児童 が 大変 増加 を し て いる こと を 踏まえ まし て 、 学校 現場 における 日本語 教育 の 重要 性 も 大変 増し て おり ます 。   令 和 五 年 一月 の 有識者 会議 報告 の 中 に も 、 地方自治体 と 大学 等 の 日本語 教員 養成 機関 や 日本語 教育 機関 と の 連携 によって 、 必要 な 研修 を 受講 し た 登録 日本語 教員 が 児童 生徒 の 支援 に 直接 関わる こと が できる 仕組み を 検討 する こと という 内容 が 盛り込ま れ て おり ます 。   今 、 一部 、 特別 の 教育 課程 です とか コーディネーター という 御 説明 が ござい まし た けれども 、 この 教育 現場 における 活躍 について 、 文部 科学 省 の 御 方針 という もの を 詳しく お尋ね を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 本 法律 案 におきまして 登録 日本語 教員 という 資格 が 与え られる わけ で ござい ます ので 、 しっかり この 方々 を 中心 として 、 教員 不足 も 今 大変 深刻 な 状況 が あり ます ので 、 登録 日本語 教員 の 方々 の 活躍 という もの を 教育 現場 で これから また 、 今 取り組ん で いただい て いる こと 以上 の 活躍 という もの を 求め られ て いる という ふう に 思い ます ので 、 しっかり と 取組 を 進め て いただき たい という こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 外国 籍 の 児童 生徒 の 生活 面 の 指導 等 におきまして 、 もう 一つ の 課題 として は 、 やはり 通訳 です とか 翻訳 配置 など の 母国 語 の 支援 という もの が 大変 不十分 で ある という こと が 挙げ られ て おり ます 。 この こと について 、 どの よう に 支援 を さ れ て いる 、 また 今後 さ れ て いく 方針 で ある か という こと を お 伺い を さ せ て いただき ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 引き続き 、 この 母国 語 の 支援 という こと について も 体制 を 整え て いただく こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   次 の 質問 に 移り ます 。   先般 議員 立法 が 成立 を いたし まし た けれども 、 在外 施設 に 通う 日本人 児童 生徒 に対しまして も 、 研修 を 受け た 登録 日本語 教師 が 積極 的 に 活用 さ れる 仕組み を 検討 する こと です とか 、 現地 採用 教員 の 人材 育成 に当たって は 国際 交流 基金 による 海外 日本語 教師 研修 等 の 活用 も 、 この こと も この 一月 の 有識者 会議 の 報告 書 の 中 に 盛り込ま れ て おり ます 。   今後 の 方針 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。 在外 施設 に 通う 日本人 児童 生徒 に対して も 、 しっかり 、 今回 の 法律 案 が 成立 し た 場合 に は 、 登録 日本語 教師 の 一つ の 大変 活躍 できる 、 大変 重要 な 場所 だ という ふう に 思い ます ので 、 この こと について も 積極 的 に 取り組ん で いただき たい と 思い ます し 、 この 登録 日本語 教員 の 日本語 教育 機関 以外 で の 活躍 、 大変 様々 な 分野 で 期待 さ れる ところ で ござい ます ので 、 しっかり 、 様々 な 可能 性 に対して 取組 を お願い を し たい と 思い ます 。   続き まし て 、 永岡 文部 大臣 に 質問 さ せ て いただき ます 。   日本語 を 通じ まし て 、 日本 の エン タメ 等 を 含め た すばらしい 日本 の 文化 です とか 伝統 の 発信 や 、 日本 へ の 理解 を 深める という 意味 で も 、 海外 における 日本語 の 振興 という もの が 極めて 重要 で ござい ます 。   本 法律 案 に つき まし て は 国内 を 対象 と し て いる わけ で ござい ます けれども 、 今後 、 この よう な 大切 な 日本語 の 発信 、 また 理解 について どの よう な 方針 で 取り組ん で いか れる か という こと を 大臣 に お 伺い を さ せ て いただき ます 。 今 、 大臣 から も 大変 重要 性 について 御 発言 が ござい まし た ので 、 しっかり 、 今後 一層 、 この 法律 が 成立 を いたし まし たら 、 この 教員 の 活用 も 含め て 進め て いただき たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 これ も 先ほど から の 議論 で あっ て おり ます けれども 、 日本語 教育 は 大変 地域 間 格差 が 大きい という の が 現状 で ござい ます 。 日本語 教室 の 空白 地域 の 現状 と 、 人材 育成 も 含め た 、 その 解消 へ 向け た 支援 の 方針 、 また 、 既存 の 日本語 教室 間 の 連携 や ネットワーク を 強化 し て いく こと も 大変 必要 だ という ふう に 考え ます けれども 、 取組 について の 方針 を お 伺い を いたし ます 。 加え まし て 、 先ほど 質問 の 中 でも 申し上げ まし た 日本語 教室 間 の 連携 です とか ネットワーク も 大変 重要 だ という ふう に 思い ます ので 、 この 面 について も しっかり と 進め て いただき たい という こと を お願い 申し上げ ます 。   次 の 質問 で ござい ます けれども 、 日本語 教育 の IC T 教材 と オンライン の 活用 という もの は 、 日本語 教育 空白 地域 の 対応 のみ なら ず 、 外国 人 から の 様々 な 相談 です とか 医療 面 で の 支援 など 、 日本 に 暮らし て いらっしゃる 外国 人 の 方 の 総合 的 な セーフティー ネットワーク の 構築 に も つながる という ふう に 考え ます けれども 、 この こと について の 御 見解 を お 伺い を し たい と 思い ます 。 そういう ホームページ が ある という こと を しっかり と 広報 、 告知 し て いく という こと が 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 引き続き お 取組 を お願い 申し上げ ます 。   次 、 順番 を 入れ替え させ て いただき まし て 、 永岡 大臣 に 質問 さ せ て いただき ます 。   大学 における 専門 人材 として の 日本語 教師 の 育成 について は 、 大学 学部 で の 教員 養成 課程 を 経 て 日本語 教師 に なる 割合 は 一 割 以下 という の が 現状 で ござい ます 。   職業 として の 認知 が 十分 に さ れ て い ない など 、 日本語 教師 の 社会 的 な 役割 について は 、 国 として 社会 の 認識 を 変え て いく という こと が 必要 で は ない か と 思い ます 。 また 、 先ほど も 申し上げ まし た 、 キャリア 形成 を 明確 に し て いく という こと も 必要 で ある と 考え ます 。 この こと について 、 文部 科学 大臣 の 御 見解 を お 伺い を いたし ます 。 今 大臣 から 御 発言 が ござい まし た けれども 、 待遇 改善 、 特に やはり 、 資格 を 得る という こと の 中 で 給与 面 で の 改善 という の も 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 この こと に も 取り組ん で いただく こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   最後 の 質問 で ござい ます けれども 、 文部 大臣 に は 、 認定 日本語 教育 機関 設置 者 の 氏名 や 住所 を 複数 言語 で 公表 する こと が 義務づけ られ 、 本 法律 案 が 成立 し た 場合 に は 大臣 に その こと が 義務づけ られ 、 また 、 日本語 教育 機関 の 設置 者 に は 、 学習 環境 に関する 基本 的 な 情報 を 公開 する こと を 義務づけ て いる わけ で ござい ます けれども 、 複数 言語 による 公表 は 努力 義務 と さ れ て おり ます 。 この 内容 こそ が 学習 者 にとって は 極めて 重要 な 情報 で あり 、 複数 言語 による 公表 が 義務づけ られ なかっ た その 理由 、 また 、 義務づけ られる べき だ と 思い ます けれども 、 見解 を お 伺い を し て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 多言 語 で の 公表 が 必要 で ある こと を 申し上げ まし て 、 私 の 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   まず 、 法案 について 聞き ます 。   我が 党 は 、 日本語 教育 の 充実 に もちろん 賛成 です 。 昨年 の 参議院 選挙 で の 選挙 政策 で も 、 「 夜間 中学 など を 含め 外国 人 労働 者 ・ 家族 の 日本語 教育 の 充実 を 図り ます 。 」 と 公約 を いたし まし た 。   しかし 、 この 問題 は 、 ただただ 一般 的 な 日本語 教育 の 問題 で は なく 、 名古屋 入管 収容 中 に その 貴い 命 を 奪わ れ た ウィシュマ・サンダマリ さん 事件 に 示さ れ た よう に 、 現行 の 入管 法制 の 非 人道的 、 反 人権 的 な 問題 点 と の 関係 で 、 厳正 に その 評価 を 行わ なけれ ば なら ない と 考え ます 。   なぜ なら ば 、 故 ウィシュマ・サンダマリ さん も 、 今 から 五 年 前 の 二 〇 一 七 年 六月 に 、 まさに 留学生 として スリランカ から 来日 さ れ た から で あり ます 。   妹 さん たち に よる と 、 ウィシュマ さん は 、 亡くなっ た お父さん に 代わっ て 一家 を 支え られる よう に なり たい と 考え て い た という わけ で あり まし て 、 お母さん は 、 家 を 担保 に 借金 を し て 留学 費 を 工面 し た 。 通っ て い た 日本語 学校 に 入学 時 に 提出 し た 書類 に は 、 スリランカ で 語学 学校 を 開き たい という 彼女 の 夢 が 記さ れ て おり まし た 。   しかし 、 ウィシュマ さん は 、 同居 する スリランカ 人 の 男性 から の DV によって 次第に 日本語 学校 を 欠席 し がち に なり 、 ついに は 除籍 処分 と なり まし た 。   二 〇 二 〇 年 八月 、 同居 人 から の 暴力 に 耐え かね て 交番 に 駆け込ん だら 、 そこで 在留 資格 を 失っ て いる こと が 発覚 し 、 名古屋 出入国 在留 管理 局 に 収容 さ れ まし た 。   名古屋 入管 の 非 人道的 、 反 人権 的 な 扱い によって 、 その後 、 ウィシュマ さん が たどっ た 痛ましい 経緯 は 御 承知 の とおり で あり ます 。   まず 聞き ます けれども 、 本 法案 が 規定 する 日本語 教育 機関 の 大半 を 占める 日本語 学校 の 中 に は 、 多く の 留学生 を 受け入れ 、 その 留学生 を 人手 不足 解消 の ため の 安い 労働 力 として 利用 する など 、 外国 人 ビジネス と なっ て いる 悪質 な 実態 が あり ます 。 留学生 の 多く は 、 渡 日 前 に 学費 を 前払い し 、 渡航 費 や あっせん 業者 、 ブローカー へ の 手数料 など 、 留学 開始 時 に 百 万 円 以上 の 借金 が あり 、 学費 や 生活 費 、 借金 返済 、 母国 へ の 仕送り の ため の 収入 を 得る ため に アルバイト に 追わ れ 、 留学 と は ほど遠い 状況 に 置か れ て おり ます 。   そもそも 、 文部 科学 大臣 は 、 外国 人 留学生 を めぐる その よう な 実態 、 生々しい 実態 を 認識 し て おら れ ます か 、 大臣 。 日本語 学校 は 、 その 多く は 、 法務省 出入国 管理庁 が 出入国 管理 及び 難民 認定 法 に 基づく 告示 により 定め た 、 いわゆる 法務省 告示 機関 で あり 、 告示 校 は 、 在留 資格 、 留学 による 外国 人 受入れ が 認め られ て おり ます 。 在留 資格 、 留学 により 資格 外 活動 として 認め られる 就労 は 、 週 二 十 八 時間 以内 と なっ て おり ます 。   聞き ます けれども 、 法務省 告示 を 受け て いる 日本語 学校 は 、 二 〇 二 三 年 五月 八 日 時点 で 何 機関 あり 、 設置 形態 で 株式会社 と 有限 会社 を 加え て そのうち 何 % に なる か 、 出入国 管理庁 、 お答え いただけ ます か 。 約 三 分の 二 が 、 営利 を 目的 と する 株式会社 と 有限 会社 が 経営 し て いる わけ です ね 。   二 〇 一 九 年 十一月 六 日 、 北海道 旭川 市 の 旭川 日本語 学校 の 経営 者 ら 五 人 が 、 ベトナム 人 留学生 二 人 を 違法 就労 さ せ た として 、 入管 難民 法 違反 、 不法 就労 助長 容疑 で 逮捕 さ れ まし た 。 経営 者 自ら が 社長 を 務める 産業 廃棄 物 処理 場 など で 、 留学生 たち を 週 二 十 八 時間 以内 の 法定 上限 を 超え て 働かせ て い た という こと です 。 この 旭川 日本語 学校 は 、 二 〇 一 七 年 に でき た 新設 校 な ん です ね 。   二 〇 一 七 年 に 大 問題 に なっ た 栃木 県 の 日本語 学校 、 東日本 国際 アカデミー 事件 で は 、 ベトナム 人 留学生 四 人 を 不法 就労 さ せ た として 入管 難民 法 違反 、 不法 就労 助長 の 罪 に 問わ れ た 同校 理事 長 と 法人 として 起訴 さ れ た 人材 派遣 会社 東毛 テクノ サービス に対して 、 前橋 地裁 太田 支部 は 有罪 判決 を 下し て おり ます 。   この 事件 の 概要 を 承知 し て いる か 、 ひとつ 紹介 し て いただけ ます か 。 理事 長 は 、 自身 の 経営 する 人材 派遣 会社 を 介し て 留学生 を 就労 先 に 送り 、 基準 を 大幅 に 上回る 就労 時間 で 稼い だ 収入 から 、 授業 料 の ほか 、 不当 に 高額 な 寮費 など を 徴収 し て い た こと が 分かっ て おり ます 。 同 容疑 者 は 、 当初 から 借金 返済 の ため に 就労 さ せ て おり 、 関係 者 に よる と 、 学校 職員 に は 、 派遣 の 収入 が なけれ ば おまえ ら の 給料 も 払え ない 、 一 人 でも 多く 働かさ なけれ ば など と 公言 を し て い た と 。 判決 は 、 これ に対して 、 こうかつ で 悪質 な 犯行 と 断じて おり ます 。   問題 は 、 こういう 高い 学費 や 寮費 、 渡航 費 、 あっせん 手数料 など による 借金 返済 の ため に 上限 を 超え て 働か ざる を 得 ない 留学生 が 、 事件 が 明るみ に 出 たら 、 その 留学生 自身 が 不法 就労 という こと で 責任 を 負わさ れる という この 現状 な ん です ね 。   留学生 を 搾取 する 悪質 な 日本語 学校 を 排除 、 規制 する こと 、 同時に 、 事実 上 、 その よう な 現状 を 認識 し て い ながら 放置 し て き た 行政 の 責任 など 、 構造 的 な 問題 に は 全く メス が 入ら ず に 今日 まで 来 た ん です よ 。 これ を 留学生 のみ の 責任 に 負わ せ て き た こと は 大きな 誤り だっ た と 私 は 思い ます が 、 出入国 管理庁 、 そう 思い ませ ん か 。 大臣 、 冒頭 申し上げ た よう に 、 この 問題 は 、 ただただ 日本語 教育 機関 の 日本語 教育 を 今後 文科 省 が 引き受け て 大いに 進め て いこ う 、 質 の 保証 を し て いこ う という 、 それだけ の 話 じゃ ない ん です よ 。   今 、 現状 は 、 そう いい ながら 、 留学生 と いい ながら 、 実は 働か せる ため に 送り込ま れ て い たり 、 御 本人 も もちろん 働く ため に 来 て おら れる 方 も 中 に いらっしゃる 、 そういう もの が 今 大変 劣悪 な と いう か 、 ひどい 状況 に なっ て 事件 に なる わけ です けれども 、 それ を 本当に 正さ なけれ ば 、 本当に ひどい 状況 が ある 、 それ を 今回 どう する か という こと が 問わ れる テーマ だ という こと な ん です ね 。   大臣 、 冒頭 も 聞き まし た けれども 、 そういう 自覚 、 お 持ち です ね 。 ですから 、 本 法案 の 基 に なっ た 、 日本語 教育 の 質 の 維持 向上 の 仕組み に関する 有識者 会議 の 報告 書 の 「 日本語 教育 に関する 課題 」 という ところ でも 、 「 留学生 対象 の 日本語 教育 機関 等 の 一部 に み られる 課題 」 という ふう に 挙げ まし て 、 特に 、 入管 法 に 基づく 在留 管理 上 の 観点 から 留学生 を 受け入れる 機関 を 告示 する 制度 において は どの よう な 問題 点 が 指摘 さ れ て いる か 、 これ は 文部 科学 省 に お答え いただけ ます か 、 文化庁 です か 。 まさに あなた 方 が やっ た 有識者 会議 で も 、 教育 的 な 観点 から の 質 の 確保 、 担保 が 十分 で なく 、 教育 環境 が 十分 に 整っ て い ない 機関 が 見 られる と 、 現状 を 認め て いる わけ です ね 。 大臣 から も 、 先 ほど 、 憂慮 という 言葉 も 口 に さ れ まし た 。   日本語 教育 機関 を 法制 上 位置づけ て 認定 する 場合 に 、 現状 の 、 留学生 を こう いっ た 形 で 搾取 する よう な 悪質 な 日本語 学校 を 排除 し 規制 する など 、 構造 的 な 問題 の 解決 が 求め られる と 思う ん です ね 。   そこで 、 文部 科学 省 に 事実 問題 、 聞く ん です けれども 、 本 法案 は 、 日本語 教育 機関 の 設置 形態 について 、 何らかの 制限 を 設ける つもり です か 。 設置 形態 を 問わ ない ん です ね 。   それで 、 いろいろ おっしゃい まし た けれども 、 じゃ 、 現行 で は そういう こと を やっ て い なかっ た の か という こと な ん です よ 。   現行 の 法務省 告示 校 制度 において も 、 学校 の 開設 時 は 、 教育 課程 、 教員 資格 、 生徒 指導 等 の 教育 上 の 観点 から 文科 省 も ちゃんと 確認 する など 、 法務省 と 文科 省 は 連携 し て やっ て き まし た 。 これ まで だって 別に 、 文科 省 の 知ら ぬ ところ で 法務省 が 勝手 に やっ て い た わけ じゃ ない ん です よ 。 そう です よ ね 。   今度 は 文科 省 が どう を 取っ て 、 法務省 と 協議 する という ん です けれども 、 今 まで これ だけ ひどい 状況 が ある 中 で 、 今度 、 設置 形態 を 問わ ず に チェック する と いっ たって 、 ここ に どんな 担保 が ある の か という こと を 言わ ざる を 得 ない という ふう に 思い ます 。 本案 において も 、 結局 、 法務省 と 文科 省 が 連携 し て いく という 点 は 変わら ない わけ です ね 。   つまり 、 株式会社 や 有限 会社 の 設置 校 を 始め 、 現状 の 法務省 告示 校 が ほぼ そのまま 認定 を 受ける こと に 、 まあ 、 よっぽど ひどい もの が 出 て くれ ば 、 今 だって ひどい もの は 、 さっき 言っ た よう に 、 事件 に なっ て いる ん です から 、 今 だって 見過ごし て い ない ん です から 、 そういう もの は それ は 淘汰 さ れる でしょ う けれども 、 しかし 、 ほぼ 全部 が 認定 を 受ける こと に なる ん です よ 。   これ で は 、 現状 の 日本語 学校 が 抱える 構造 的 な 課題 は そのまま に 、 現状 を 追認 する のみ なら ず 、 法律 に 基づく 認定 を 与える こと で 、 違法 、 無法 な 留学生 搾取 を 助長 し かね ない 、 私 たち は これ を 一番 危惧 する わけ です ね 。   日本語 学校 を 法制 上 位置づけ 、 留学生 を 搾取 する よう な 悪質 な 日本語 学校 を 排除 し 規制 する など 、 構造 的 な 問題 の 解決 を 図ろ う という の で あれ ば 、 まずは 、 世界 でも 異常 に 低い 難民 認定 率 や 全 件 収容 主義 など 非 人道的 な 難民 入管 行政 を 改め ない どころか 、 外国 人 の 人権 侵害 を 一層 深刻 化 する 出入国 管理 法 の 改悪 案 を 撤回 を し て 、 留学生 の 人権 と 個人 の 尊厳 を 守る こと を 第 一 に 保障 する 入管 行政 に 切り替える こと 、 そして 、 憲法 や 子ども の 権利 条約 や 国際 人権 規約 等 の 立場 に 立ち 切る こと が 重要 だ と 思い ます 。   そう しよ う と 思え ば 、 大臣 、 やはり 、 少なくとも 学校 教育 法 上 に 位置 づい た 学校 として 運営 さ れる こと を 目指す の は 、 文部 科学 大臣 として は 当然 の こと で は ない です か 、 大臣 。 私 たち は もちろん その こと に は 一切 反対 し ませ ん 、 学校 を つくっ て やっ て いこ う という こと は ね 。 それ が 当たり前 の 姿 じゃ ない です か 。 おっしゃる とおり で 、 経緯 が あっ て 、 だから 多様 に なっ て いる という こと です よ ね 。   本来 、 学校 を つくる の なら 、 学校 教育 法 上 の 学校 を つくる という の が 当たり前 な のに 、 そう で ない の は 、 様々 な 経緯 が ある と 。 その 様々 な 経緯 という 中 に 、 今 申し上げ た よう な 悪質 な 事例 が 出 て くる よう な こと が あっ て 、 そこ から 自動的 に 結論 が 導か れる わけ で は ない です けれども 、 そう やっ て 留学生 として やってこ られ た ウィシュマ さん が 様々 な 事情 から 命 を 落とす という ところ まで 悲劇 が 起こっ た という こと が ある わけ です から 、 私 たち は 、 ここ を 本当に 塞ぐ という こと を やら ない と 、 ただただ 多様 だ から いい ん だ という 話 に なら ない という こと を 申し上げ たい わけ です ね 。   さあ 、 それで 、 日本語 教育 を 担う 日本語 教師 の 方々 の こと について も 聞き たい と 思い ます 。   日本語 教室 は 、 教える 人 の 多く が ボランティア によって 担わ れ て いる 。 支援 者 の 高齢 化 や 次世代 の 担い手 不足 により 、 継続 的 な 開催 、 維持 が 困難 といった 課題 も 指摘 を さ れ て おり ます 。   まず 、 事実 を 聞き ましょ う 。 文化庁 。   日本語 教育 を 担う 日本語 教室 について 、 日本語 教師 数 は 二 〇 二 一 年度 で 何 人 おら れる か 。 そして 、 勤務 形態 別 に 、 常勤 、 非常勤 、 ボランティア 、 それぞれ どういう 比率 に なっ て おり ます か 。 特に 年齢 は 聞い て い ない ん です けれども 。   今 おっしゃっ た とおり 、 四 万 人 おら れ て 、 そして 、 その 内訳 は 、 常勤 が 一 五 ・ 七 % と なっ て おり まし て 、 非常勤 が 四 割 弱 、 ボランティア が 半分 弱 、 これ が 現状 な ん です ね 。   こう なっ て くる と 、 ボランティア です から 、 収入 は 本当に 限ら れ て いる わけ です よ 。 そう なり ます と 、 当然 、 高齢 者 や いわゆる 専業 主婦 という 方々 が 多く を 占める こと に なる 。 その 結果 、 先 ほど おっしゃっ た よう な こと に なる ん です が 。   ちょっと 、 改めて 、 五 十 代 以上 の 方 が 何 割 を 占める か 、 それ から 二 十 代 の 方 、 三 十 代 の 方 が それぞれ 何 % か 、 答え て いただけ ます か 。 五 十 代 以上 、 総計 で 何 割 か 。 そして 、 二 十 代 、 三 十 代 、 それぞれ 。 今 答弁 あっ た とおり です ね 。 そして 、 文化庁 の 調査 に よる と 、 法務省 告示 校 の 常勤 日本語 教師 で も 年収 は 四 百 万 円 未満 が 大 部分 を 占め て 、 非常勤 の 場合 は 年収 百 五 十 万 円 未満 が 多く を 占め て いる 。 要するに 、 日本語 教師 で 食べ て いけ ない ん です よ 。 食べ て いけ ない ので 、 二 十 代 、 三 十 代 の 若い 世代 で は 、 やり たく て も やれ ない ん です 。   この間 、 私 は 、 何人 も の 日本語 教育 に 携わる 専門 家 の 方々 から お話 を 聞い て き まし た けれども 、 それ は 、 登録 日本語 教員 という もの を つくる こと 自身 に 嫌 だ とか 反対 だ という 人 は い ませ ん でし た けれども 、 しかし 、 一番 の 問題 は ここ な ん だ と 。 話 を 伺っ た 専門 家 の 方々 は 、 ここ が 最大 の ネック に なっ て いる ん だ 、 こういう こと な ん です ね 。   大臣 、 登録 日本語 教員 と 名前 を つけ て もらっ た だけ で は 御飯 は 食べ られ ない ん です 。 専門 性 を 重視 し 、 国家 資格 化 する の で あれ ば 、 日本語 教育 の 専門 職 に ふさわしく 、 小中 高 の 教員 免許 と 同様 に 、 大学 で の 養成 を 原則 と する 方向 に 転換 する とともに 、 せめて 小中 高 の 教員 並み の 処遇 を 保障 す べき だ と 私 は 思い ます が 、 そう 思わ れ ませ ん か 。 専門 性 が 高い という こと は 、 処遇 も 安定 し て い なきゃ 駄目 な ん です よ ね 。 専門 性 だけ 高く し て 、 処遇 について は あずかり 知ら ない という の で は 、 いや 、 やりがい が ある ん です よ 、 やりがい が ある 仕事 な ので 、 現状 は まさに やりがい 搾取 みたい な 、 やりがい が ある から 、 まあ 低 賃金 でも やっ て いる みたい な 、 そういう こと に あぐら を かい て い た の で は 駄目 だ という こと は 申し上げ て おき たい という ふう に 思い ます 。   先 ほど 、 質問 の 冒頭 で 、 我が 党 が 昨年 の 参議院 選挙 で 、 「 夜間 中学 など を 含め 外国 人 労働 者 ・ 家族 の 日本語 教育 の 充実 を 図り ます 。 」 と 公約 し た こと を 紹介 いたし まし た 。 残さ れ た 時間 です けれども 、 夜間 中学 について お 聞き し たい と 思い ます 。   言うまでもなく 、 夜間 中学 について は 、 義務 教育 の 段階 における 普通 教育 に 相当 する 教育 の 機会 の 確保 等 に関する 法律 、 いわゆる 教育 機会 確保 法 によって 法的 に 位置づけ られ て おり ます 。   夜間 中学 に 光 が 当たる こと に なっ た きっかけ は 、 二 〇 一 三 年 十一月 二 十 七 日 の 当 委員 会 の 質疑 と 、 それ に 先立っ て 行わ れ た 当 委員 会 、 衆議院 文部 科学 委員 会 による 足立 区 第 四 中学校 の 夜間 学級 の 視察 で あり まし た 。   この とき の 質疑 で 私 の 問い に 答え て 、 当時 の 下村 博文 文部 科学 大臣 が 、 初めて 文部 科学 省 として 、 改めて 総務 省 に 、 国勢調査 項目 に 義務 教育 未 修了 者 の 把握 について も 入れ て ほしい という こと について は 要望 し て いき たい と 答弁 を さ れ まし た 。 さらに は 、 全 都道府県 に 一 か所 の 夜間 中学 を 検討 し たい という 画期的 な 答弁 が 出 て 、 これ を きっかけ に 大きく 動き 始め た 。   二 〇 一 三 年 の 議論 で も 取り上げ まし た けれども 、 この 夜間 中学 の 法的 根拠 という の が この とき 議論 さ れ て おり ます 。 私 は 、 国際 人権 A 規約 、 社会 権 規約 十 三 条 二 項 の ( d ) を 引い て 議論 を いたし まし た 。 当時 の 加藤 重治 文部 科学 省 国際 統括 官 は 、 社会 権 規約 十 三 条 二 項 ( d ) に は 、 「 基礎 教育 は 、 初等 教育 を 受け なかつ た 者 又は その 全 課程 を 修了 し なかつ た 者 の ため 、 できる 限り 奨励 さ れ 又は 強化 さ れる 」 と 規定 さ れ て いる こと を 答弁 し た 上 で 、 「 我が国 は この 国際 人権 A 規約 を 昭和 五 十 四 年 に 批准 し て ござい ます ので 、 日本 政府 は この 十 三 条 二 項 ( d ) に 拘束 さ れ て いる もの で ござい ます 。 」 こう 明確 に 答弁 を さ れ まし た 。 こういう やり取り を 受け て 、 二 〇 一 六 年 、 議員 立法 で 教育 機会 確保 法 が 制定 さ れ た わけ です ね 。   これ も 事実 確認 です から 、 初等 中等 教育 局長 に 聞き ます が 、 その 第 一 条 「 目的 」 に は 何と 書か れ て あり ます か 。 「 教育 基本 法 及び 児童 の 権利 に関する 条約 等 の 教育 に関する 条約 の 趣旨 に のっとり 、 」 と 、 これ は 第 一 条 に 書か れ て いる わけ です ね 。 そう なり ます と 、 教育 機会 の 確保 に関する 施策 という もの は 、 当然 、 国際 人権 A 規約 第 十 三 条 も 踏まえ て 実施 し て いる 、 こう 考え ます が 、 そういう 認識 で よろしい です か 。 まさに 、 この 教育 機会 確保 法 の 国際 条約 の 中 に は 、 こういう 形 で 国際 人権 A 規約 第 十 三 条 も 踏まえ て いる という 御 答弁 だっ た と 思い ます 。   そこで 、 私 に対する 答弁 を 受け て 、 確か に 、 文部 科学 省 は 、 総務 省 に対して 、 国勢調査 項目 に 義務 教育 未 修了 者 の 把握 について も 入れ て ほしい という 要望 を 行い 、 それ が 受け入れ られ て 、 二 〇 二 〇 年 の 国勢調査 で 初めて 、 未 就学 者 と 区別 し て 、 最終 卒業 学校 が 小学校 という 方 の 数 を つかん だ わけ です ね 。   その 結果 、 未 就学 者 、 最終 卒業 学校 が 小学校 の 者 、 それぞれ 何 人 に なっ て いる か 、 これ も 初中局 から 答え て いただけ ます か 。 九 万 四 千 四 百 五 十 五 人 と 八 十 万 四 千 二 百 九 十 三 人 です から 、 合わせ て 九 十 万 人 です けれども 、 そのうち 、 最終 卒業 学校 が 小学校 の 方 が 八 十 万 人 と 、 圧倒的 に 中学校 未 卒 者 が 多い わけ です ね 。 です から 、 これ により 、 夜間 中学 の 設置 ニーズ が 統計 上 も 明らか に なっ た という こと だ と 思う ん です 。   それ も 受け て 、 二 〇 二 一 年 の 一月 の 衆議院 予算 委員 会 で 、 当時 の 菅 首相 が 、 今後 五 年間 で 全て の 都道府県 ・ 指定 都市 に 夜間 中学校 が 少なくとも 一つ 設置 さ れる 、 これ を 目指し て 取り組み たい と 答弁 を いたし まし た 。   今 は それ から 二 年 たっ て い ます けれども 、 どこ まで 進ん だ の か 、 到達 点 を 御 答弁 いただけ ます か 。 全て 加え て も 、 都道府県 で は 四 十 七 都道府県 中 二 十 一 都道府県 です よ ね 。 政令 指定 都市 で は 二 十 政令市 中 十 五 都市 。 政令市 は 七 五 % という こと で あり ます けれども 、 都道府県 で は まだまだ 半分 に 届か ない という 状況 で あり ます 。   私 は 、 今日 の 質問 の 準備 に当たって 、 大阪 市立 天満 中学校 の 夜間 学級 に お 伺い を し て 、 お話 を 聞く とともに 、 授業 風景 も 見せ て いただい て まいり まし た 。 やはり 、 外国 人 の 生徒 が 増え て 、 日本語 指導 のみ の クラス を 到達 度 別 に 三 クラス つくる など 、 日本語 指導 に 随分 現場 は 苦労 さ れ て おり まし た 。   もちろん ICT 化 が さ れ て い ます から 、 私 が 以前 見 に 行っ た 夜間 中学 で は 、 先生 が 頭 を 指し て 、 あ 、 あ とか 言っ て 、 頭 の 「 あ 」 とか 言っ て 、 「 あ 」 という 字 を 書い て とか と やっ て い まし た けれども 、 今 は 、 ディスプレー と いう か テレビ みたい な 画面 に いろいろ な 、 動画 も 含め て 、 動画 や 図形 を 出し て やっ て い まし た けれども 、 御苦労 を いただい て いる こと は よく 分かり まし た 。   そして 、 そこ に は 、 日本語 指導 の 研修 を 受け た 有 資格 者 の 教員 の 方 が 配置 さ れ て いる と 。 この クラス は そういう 、 ちゃんと 日本語 指導 の 研修 を 受け て い ます 、 こういう ふう に 御 説明 を いただき まし た 。   夜間 中学 が 海外 から 来ら れ た 方 と その 子女 の 教育 の 役割 を も 担う と すれ ば 、 やはり 一般 の 中学校 以上 に 、 日本語 指導 に 当たる 教員 配置 や 加配 が 必要 だ と 思い ます 。 文科 省 、 当然 そういう 措置 は 行わ れ て いる ん です か 。 今 、 大いに 夜間 中学 が そういう 役割 を 果たす 必要 が ある と 思い ます 。   それで 、 最後 に 大臣 に お 伺い する わけ で あり ます けれども 、 かつて 菅 首相 が 明言 し た この 目標 、 五 年間 に 全て の 都道府県 ・ 指定 都市 に 夜間 中学校 が 少なくとも 一つ 設置 さ れる こと を 目指し て 全力 で 頑張る 、 この 目標 について は 、 当然 大臣 も これ を 掲げ て 、 全力 で 頑張っ て いただけ ます か 。 その 御 決意 を お 伺い し たい と 思い ます 。 教育 機会 確保 法 附則 の 三 に は 、 「 この 法律 の 施行 後 三 年 以内 に この 法律 の 施行 の 状況 について 検討 を 加え 、 その 結果 に 基づき 、 教育 機会 の 確保 等 の 在り方 の 見直し を 含め 、 必要 な 措置 を 講ずる もの と する 。 」 と 定め られ て おり ます 。   二 〇 二 六 年 まで に 全 都道府県 と 全 政令市 に 夜間 中学 を 設置 する こと は もちろん 、 子ども の 権利 条約 や 国際 人権 規約 の 精神 に 立っ て 、 文字どおり 、 全て の 人 に 基礎 教育 を 保障 する 立場 に 立っ て 不断 の 見直し を 行う こと を 強く 求め て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 私 は 、 日本 共産党 を 代表 し て 、 日本語 教育 の 適正 かつ 確実 な 実施 を 図る ため の 日本語 教育 機関 の 認定 等 に関する 法律 案 に 反対 の 討論 を 行い ます 。   本 法案 は 、 日本語 学校 を 適正 化 する と いい ます が 、 現行 の 日本語 学校 を 法務省 告示 から 文科 省 認定 へ と 、 その 認定 する 官庁 を 移し 替え て も 、 問題 の 根本 解決 に は なら ない から です 。   現行 の 日本語 学校 の 最大 の 問題 は 、 その 大半 が 、 受け入れ た 多く の 留学生 を 安い 労働 力 として 利用 する こと と 一体 に 運営 さ れ て いる こと です 。 留学生 の 多く は 、 留学 開始 前 から 渡航 費 や あっせん 手数料 など 百 万 円 以上 の 借金 返済 を 抱え 、 学費 や 生活 費 、 母国 へ の 仕送り の ため に アルバイト に 追わ れる など 、 留学 と は ほど遠い 実態 に あり ます 。   しかも 、 法務省 告示 八 百 三 十 二 機関 の うち 、 営利 目的 の 株式会社 など が 六 割 以上 を 占め 、 中 に は 、 学校 の 理事 長 自身 が 人材 派遣 会社 を 経営 し 、 留学生 から パスポート を 没収 し 、 週 二 十 八 時間 以上 働かせ 、 不当 に 高い 家賃 を 徴収 する など 、 外国 人 ビジネス 、 留学生 搾取 と 言える 悪質 な 事例 まで あり ます 。   こうした 実態 に メス を 入れ 、 悪質 な 日本語 学校 を 排除 、 規制 する など 、 留学生 を 搾取 する 構造 そのもの を 変える こと が 求め られ て い ます 。   ところが 、 本 法案 は 、 法務省 告示 から 文部 科学 大臣 による 認定 へ と 学校 を 認定 する 主体 を 変更 する だけ で 、 留学生 搾取 の 仕組み や 構造 は 何ら 変わっ て い ませ ん 。 法案 は 、 現行 の 法務省 告示 校 を そのまま 日本語 教育 機関 と 認定 する こと を 想定 し て い ます が 、 これ で は 、 現状 の 日本語 学校 を 追認 する に とどまら ず 、 法律 に 基づく 文科 大臣 の 認定 を 与える こと で 違法 、 無法 な 留学生 搾取 を 助長 し かね ず 、 容認 でき ませ ん 。   留学生 は 留学生 として 受け入れる べき です 。 留学 という 名目 で 、 労働 さ せる ため に 外国 人 を 受け入れ 、 留学生 を 搾取 する 構造 を 改める こと 、 留学生 募集 、 留学生 の 就労 など 、 留学生 受入れ 政策 を 抜本 的 に 見直す こと を 求め ます 。   また 、 日本語 教育 を 担う 日本語 教師 の 問題 について も 一言 申し上げ たい 。   日本語 教師 の 年収 は 、 常勤 で も その 多く が 四 百 万 円 未満 、 非常勤 で は 百 五 十 万 円 未満 に とどまり 、 生業 として 成り立た ない 現状 が あり ます 。 本 法案 の 登録 日本語 教員 の 国家 資格 化 だけ で は 、 やりがい 搾取 と も 言える 処遇 の 改善 に は なり ませ ん 。 文化 や 生活 面 も 含め 、 日本語 教育 の 専門 職 として 地位 向上 を 図る べき だ と 申し上げ 、 討論 と いたし ます 。 立憲 民主党 の 森山 浩行 です 。   私 は 、 提出 者 を 代表 いたし まし て 、 本 動議 について 御 説明 申し上げ ます 。   案文 を 朗読 し て 説明 に 代え させ て いただき ます 。         日本語 教育 の 適正 かつ 確実 な 実施 を 図る ため の 日本語 教育 機関 の 認定 等 に関する 法律 案 に対する 附帯 決議 ( 案 )     政府 及び 関係 者 は 、 本法 の 施行 に当たって は 、 次 の 事項 について 特段 の 配慮 を す べき で ある 。   一   我が国 が 選ば れる 国 と なる ため に も 日本語 教育 を 更に 推進 する こと が 必要 で あり 、 教育 機関 、 事業 者 、 地方 公共 団体 等 とともに 、 日本語 教育 に 必要 な 環境 を 整備 し 、 誰 一 人 取り残さ れ ない 多 文化 共生 社会 の 実現 に 向け て 、 認定 日本語 教育 機関 や 登録 日本語 教員 による 日本語 教育 が 、 地方 も 含め て 幅広く 行わ れる よう 、 財政 措置 を 含め た 支援 策 を 検討 し 、 必要 な 措置 を 講ずる こと 。   二   認定 日本語 教育 機関 や 登録 日本語 教員 が 、 留学 分野 だけ で なく 就労 及び 生活 ・ 子育て 分野 で も 広く 活用 さ れる よう 、 文部 科学 省 及び 法務省 その他 の 関係 省庁 の 連携 の 下 、 具体 的 な 仕組み を 検討 し 、 その 構築 に 努める こと 。 また 、 認定 日本語 教育 機関 の 認定 基準 の 策定 に当たって は 、 法務省 告示 校 、 大学 留学生 別 科 を はじめ と する 日本語 教育 機関 の うち 、 一定 の 要件 を 満たす もの が 適切 に 認定 さ れる もの と する こと 。   三   日本語 教育 を 必要 と する 就学 前 段階 から の 子供 が 、 ライフ ステージ に 合わせ て 幼稚園 、 保育 所 、 認定 こども 園 や 小 ・ 中 ・ 高等 学校 、 夜間 中学 等 も 含め た 多様 な 場 において 適切 な 支援 を 受け られる よう 、 関係 者 及び 関係 機関 の 連携 を 密 に する とともに 、 個々 の ニーズ 、 レベル 、 発達 状況 に 応じ た 切れ目 の ない 日本語 学習 機会 の 提供 の ため の 支援 に 必要 な 施策 を 講ずる こと 。   四   日本語 教育 における 専門 人材 の 確保 が 困難 な 状況 に ある 中 、 留学生 、 児童 生徒 、 生活 者 、 就労 者 、 難民 ・ 避難 民 、 海外 等 の 分野 別 の 研修 の 充実 を はじめ と する 日本語 教師 の キャリア 形成 支援 、 処遇 や 労働 環境 の 改善 等 による 人材 確保 策 について 具体 的 に 検討 する こと 。 また 、 地域 における 日本語 教育 において 、 ボランティア や 地域 日本語 教育 コーディネーター 等 の 担い手 の 確保 が 本法 施行 後 も 引き続き 重要 で ある こと から 、 必要 な 人材 確保 の ため の 支援 を 行う とともに 、 地方 公共 団体 と 適切 に 連携 する こと 。   五   現在 の 法務省 告示 校 の 教員 要件 を 満たす 者 や 現職 の 日本語 教師 に対する 登録 日本語 教員 へ の 移行 措置 について は 、 関係 者 の 意見 を 十分 に 踏まえ た 上 で 早期 に 明確 化 する とともに 、 その 周知 に 万全 を 期す こと 。   六   本法 により 創設 さ れる 認定 日本語 教育 機関 及び 登録 日本語 教員 の 制度 について 広く 周知 する とともに 、 日本語 教育 機関 や 日本語 教師 の 専門 性 、 社会 的 意義 及び 役割 について の 認知 を 高める こと 。   七   外国 人 が 基本 的 な コミュニケーション 能力 を 得る 上 で 、 日本語 の 習得 に 取り組む こと が 有用 で ある という 認識 を 、 在留 管理 等 の 観点 も 含め て 外国 人 の 受入れ 政策 に 関係 する 全て の 省庁 が 共有 する こと 。 また 、 地方 の 出入国 在留 管理 も 含め た 法務省 と 文部 科学 省 の 一体 的 な 制度 の 運用 に 必要 な 体制 を 強化 し 、 外務省 、 厚生 労働省 、 総務 省 、 経済 産業 省 等 の 関係 行政 機関 が 連携 し て 、 本法 に 規定 さ れる 事務 の 実施 に 万全 を 期す ため 、 政府 全体 として 必要 な 体制 を 整備 する こと 。 その 上 で 、 技能 実習 制度 及び 特定 技能 制度 の 見直し を 含め た 出入国 在留 管理 政策 の 中 において も 、 日本語 学習 に 取り組む こと を 動機付ける とともに 、 日本語 教育 の 費用 負担 における 事業 者 等 の 責務 の 在り方 を 含め て 適切 な 方策 を 検討 し 、 運用 に 努める こと 。 以上 で あり ます 。   何とぞ 御 賛同 ください ます よう よろしく お願い を いたし ます 。 おはよう ござい ます 。   自由民主党 、 京都 一 区 選出 の 勝目 康 で ござい ます 。   本日 は 、 質問 の 機会 を 頂戴 し まし て 誠に ありがとう ござい ます 。 持ち時間 十 五 分 、 短う ござい ます ので 、 早速 質問 に 入り たい と 思い ます 。   まず 、 文化庁 の 京都 移転 について お 伺い を し たい と 思い ます 。   今週 月曜日 の 十 五 日 、 文化庁 が 京都 で の 業務 を 本格 的 に 稼働 を さ せ まし た 。 文化庁 は 、 去る 三月 二 十 七 日 に 既に 移転 は し て おる わけ で あり ます けれども 、 職員 の 皆さん 、 大半 の 方 は この 五月 に 異動 さ れ て 、 そして 、 京都 で 今週 から 業務 を 始め られ た 、 こういう こと で あり ます 。   移転 プロジェクト としまして は これ で 一つ の 節目 という こと で あり ます けれども 、 政策 展開 という 意味 で は 、 むしろ これから が スタート で あり ます 。 この 文化庁 の 京都 移転 を どの よう に 新た な 文化 政策 に 生かし て つなげ て いく か が 問わ れ て いる という ふう に 思い ます 。   記念 式典 で は 、 総理 の 方 から も 明確 に 方針 という の が 示さ れ た わけ で あり ます けれども 、 そういった こと も 踏まえ て 、 今後 の 文化 政策 の 方向 性 、 大臣 の 思い 、 お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   ポスト コロナ の 時期 に 入っ て まいり まし た 。 再び グローバル な 時代 が やってくる という ふう に 思い ます 。 そこ で 問わ れる の は 、 やはり アイデンティティー だ と 思い ます 。 日本 に 暮らす 私 たち が 大切 に し て き た もの 、 これ を 見詰め 直し て 、 そこ から 新しく 日本 ならでは の 価値 という もの を 創造 し て 、 そして 発信 を し て いく 。 これから の 文化 政策 に は そうした こと が 、 まさに 大臣 今 おっしゃっ た よう に 、 求め られる と 考え て おり ます 。   安倍 総理 の 回顧 録 に は 、 フランス 大統領 を ベルサイユ 宮殿 を ほうふつ と さ せる 迎賓館 で お迎え を し 、 ワーキングランチ に フレンチ を 出し た という こと について 、 その 微妙 な 真情 を 吐露 さ れる 、 そんな 箇所 が あり まし た けれども 、 文化庁 移転 の 意義 という の は 、 単なる 地方 へ の 移転 、 地方 創 生 に とどまる もの じゃ ない ん だ 、 この よう に 思っ て おり ます 。 欧米 キャッチ アップ 型 の 国 づくり から 、 より 日本 ら し さ を 生かす という 、 日本 の 国 づくり の 根本 に も 関わっ て くる だろ う 、 こんな ふう に 考え て いる ところ で あり ます 。   私 も 地元 議員 として 、 京都 の 関係 者 とともに 、 むしろ 京都 の ため だけ の 文化庁 移転 に なら ない よう に 、 ここ は しっかり 役割 を 果たし て いき たい という ふう に 思っ て おり ます ので 、 末永く よろしく お願い を いたし ます 。   続き まし て 、 教育 人材 の 確保 について お 伺い を いたし ます 。   公 教育 の 質 といった もの は 、 これ は 施設 設備 による ところ も もちろん あり ます けれども 、 何 と いっ て も 、 その 担い手 で あり ます 教員 の 質 を どう 確保 する か 、 これ に 懸かっ て いる という ふう に 思い ます 。   私 の 息子 も 、 現在 、 地元 の 公立 小学校 一 年生 で ござい まし て 、 先生 方 は やる気 と 情熱 を 持っ て 、 本当に 子供 たち に 向き合っ て いただい て いる な 、 そう 感じ て おり ます 。   教員 の 質 を これから も 持続 的 に 確保 し て いく 、 その ため に 必要 な こと 、 私 は 大きく 四 点 ある と 思っ て おり ます 。   まず 第 一 に 、 教員 の 養成 段階 から 、 あるいは 研修 等 の 機会 を通じて 、 福祉 や 心理 など の 専門 性 、 あるいは 個別 最適 な 学び 、 協 働 的 な 学び に 必要 な スキル を 身 に つけ て 、 学び 続ける 機会 を 提供 する こと で あり ます 。   不 登校 や 発達 障害 など など 、 様々 な 悩み や 生き づら さ を 抱え て いる 子供 たち に しっかり と 寄り添っ て 、 他方 で 、 子供 たち の 持てる 力 を 最大限 に 伸ばし て いく 。 その ため に は 、 昔 取っ た きねづか で 教壇 に 立つ ん じゃ なく て 、 教師 自身 も 、 今日 的 に 必要 な 知識 を 身 に つけ た 上 で 教員 に なっ て 、 そして その後 も 成長 し て いける 、 そういう 仕組み を 構築 する こと が 大事 だろ う 、 こう 思う ところ で あり ます 。   第 二 に 、 可能 な 限り 、 事務 処理 や 、 あるいは 過剰 、 不当 な 保護 者 から の 要求 へ の 対応 から 解放 し て 、 教員 で ない と でき ない 仕事 に 向き合える 時間 を 増やし て いく という こと で あり ます 。   先般 公表 さ れ まし た 勤務 実態 調査 、 これ は 速報 値 です けれども 、 若干 改善 さ れ た と は いえ 、 まだまだ 長時間 労働 が ある という こと が 明らか に なり まし た 。 この 点 、 例えば 、 私 の 地元 京都 市 で は 、 この 四月 から 、 保護 者 と の 連絡 を 、 アプリ を 使っ た システム 、 これ を 全て の 小中 、 支援 学校 に 導入 を いたし まし た 。 こういう 校 務 D X 、 この フル 活用 という の も 大事 に なっ て くる と 思い ます 。   保護 者 へ の 対応 に つき まし て も 、 これ は 教員 任せ に する ん じゃ なく て 、 オール 学校 として 、 さらに 、 必要 に 応じ て 教育 委員 会 も 関わっ て いく 中 で 、 そういう 重層 的 に 対応 し て いく 仕組み が 要る の か な 、 こう 思う ところ で あり ます 。   三 点 目 は 、 きめ細か な 配置 、 これ によって 、 子供 たち 一 人 一 人 に もっと 関わっ て いける よう に する という こと だ と 思っ て おり ます 。   小学校 の 三 十 五 人 学級 、 これ は まさに 今 、 実施 の 途上 で あり まし て 、 この 流れ を 着実 に 中学校 の 三 十 五 人 学級 制 に つなげ て いき たい 、 この よう に 思っ て おり ます し 、 また 、 通 級 による 指導 が 必要 な 子供 たち も 増え て き て おり ます 。 そういう 意味 で も 、 きめ細か な 配置 、 あるいは センター 機能 といった もの を 持た せ て いく 必要 性 が ござい ます 。   四 点 目 で あり ます けれども 、 教員 という 仕事 の 責任 と 、 それ を 果たす ため の 努力 に 見合う 処遇 を する こと で あり ます 。   この 点 で いき ます と 、 現行 の 教職 の 調整 額 、 この 水準 は 果たして 今 の まま で いい ん だろ う か 、 こういう 議論 が あり ます 。 もっと それぞれ の 頑張り に 応じ た 給与 体系 に でき ない か という こと も あり ます 。 後ほど 申し述べ ます けれども 、 この 調整 額 、 党 の 方 で は 、 一 〇 % 増額 、 こんな 提言 も さ せ て いただい て いる ところ で あり ます 。   教員 の 人材 確保 の ため に は 、 これら 四 点 、 つまみ食い に する こと なく 、 全て パッケージ で 実施 する こと が 大事 だ という ふう に 思っ て おり まし て 、 文科 省 さん として の 考え方 、 方針 、 これ は まず 、 担当 局長 お 二 人 から お 伺い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   両 局長 から 御 答弁 を いただき まし た ので 、 その 着実 な 実行 を 求め たい と 思い ます けれども 、 教育 改革 待った なし で あり ます 。 もう 手ぬるい 改善 という の で は 間に合わ なく なっ て しまう 、 こういう 強い 危機 感 が 私 ども に は あり ます 。   こうした こと で 、 党 と いたし まし て は 、 今週 の 火曜日 、 萩生田 政調 会長 を 委員 長 と する 特命 委員 会 におきまして 、 柴山 委員 長 代理 を 始め 、 この 場 に いらっしゃる 多く の 先輩 議員 の 先生 方 の 御 尽力 で 、 令 和 の 教育 人材 確保 実現 プラン という 、 政府 に対する 提言 を 取りまとめ た ところ で あり ます 。   これ は 、 先 ほど 私 が 申し上げ た 要素 を 全て 含ん で 、 より 広い パッケージ で 、 教員 という 仕事 の 魅力 を 高め て 、 教育 の 質 、 未来 の 人 づくり の 基盤 を つくろ う 、 こういう プラン で ござい ます 。 私 も 幹事 として 末席 を 汚し て おり まし た けれども 、 有識者 の 先生 方 、 現場 の 先生 方 、 先輩 議員 の 見識 に 触れ まし て 、 大変 勉強 に なっ た ところ で あり ます 。   他方 で 、 先月 の 財政 審 、 そこで どんな 議論 が あっ た か と いい ます と 、 これ は 、 少子化 に 伴う 加配 定数 の 合理 化 による 財源 を 教員 の 勤務 環境 改善 の ため 活用 し て いく という よう な 指摘 が あり ます 。 教育 の 在り方 を 議論 する とき に 、 こんな こと から 議論 を スタート する よう な 国 は ほか に ない わけ で あり まし て 、 私 ども の 提言 におきまして は 、 児童 生徒 の 減少 に 伴い 生じる 財源 の 活用 を 大幅 に 超える よう な 、 既成 の 概念 に とらわれ ない 大胆 な 拡充 を 求め て おり ます 。 スピード 感 を 持っ て 取り組む こと が 大変 重要 だ という ふう に 考える ところ で あり まし て 、 抜本 的 改革 期間 として も 、 令 和 六 年度 から の 三 年間 、 こうして おる ところ で あり ます 。   先ほど は 初中局 長 の 方 から 、 教員 の 確保 、 処遇 改善 を 含め て 、 これ に つき まし て 週 明け に も 中教審 の 方 に 諮問 する 、 こういう 御 答弁 が あり まし た けれども 、 こういう の も 、 いつ まで も 議論 、 検討 し て いる ん じゃ なく て 、 しっかり 目標 時期 を 定め て 取り組ん で いか ない と いけ ない 、 この よう に 考える ところ で あり ます 。 大臣 として の 方針 を お 伺い し たい と 思い ます し 、 そもそも この 党 の 提言 という の は 、 人 づくり の 一 丁目 一 番地 で あり まし て 、 最大 の 少子化 対策 だ 、 こういう 思い で あり ます 。 本当に 重要 な もの で ござい ます ので 、 これ に対して どの よう な 姿勢 、 方針 で 、 骨太 の 方針 、 あるいは その 先 の 概算 要求 に 臨ん で いか れる の か 、 大臣 の お 考え を お 伺い し たい と 思い ます 。 私 たち も 、 国会 、 党 の 方 で しっかり と 後押し を し て まいり ます ので 、 共に 頑張っ て まいり ましょ う 。 よろしく お願い いたし ます 。   では 、 質問 を 終わり ます 。 公明党 の 山崎 正恭 です 。   本日 も 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入り たい と 思い ます 。   三月 三 十 一 日 に 文部 科学 省 、 永岡 大臣 が 出さ れ まし た 、 誰 一 人 取り残さ れ ない 学び の 保障 に 向け た 不 登校 対策 、 COCOLO プラン について お 伺い し ます 。   今回 の COCOLO プラン に つき まし て は 、 私 ども 公明党 が 三月 二 十 三 日 に 、 子供 たち の 自己 肯定 感 を 育む ため に と の 不 登校 対策 の 提言 を 行い まし た が 、 我が 党 の 提言 内容 も 多く 盛り込ま れ て おり 、 私 ども としまして も 、 今回 の COCOLO プラン で 示さ れ た 取組 について 、 公明党 の 全国 三 千 人 の 議員 ネットワーク を 駆使 し て 、 すぐ に 取組 を 開始 し て いき たい と 考え て おり ます 。   具体 的 に は 、 前回 の 私 の 質問 で 触れ まし た 、 COCOLO プラン 二 の 〇 三 で 示さ れ た 、 不 登校 の 子供 さん の 保護 者 の 皆様 へ の 支援 の 充実 や 、 同じく 前回 お願い し まし た 、 COCOLO プラン 一 の 〇 二 、 〇 三 、 〇 五 で 示さ れ た 、 自宅 や スペシャル サポート ルーム と を 、 また 教育 支援 センター と を つない で オンライン 指導 や テスト 等 も 受け られる よう に する とともに 、 そういった 場 で の 学び の 結果 が 成績 に 反映 さ れる よう に する という 点 について 、 今回 しっかり と 書き込ん で いただき まし た ので 、 学校 現場 で 推進 さ れ て いく よう 取り組ん で まいり ます 。   そして もう 一 点 は 、 私 ども 公明党 は 、 不 登校 の 児童 生徒 は 一 人 一 人 の 状況 が 大きく 異なる ため 、 丁寧 な 指導 を 行う ため に 、 多様 な 学び の 場 の 確保 や 指導 体制 を 整備 する こと が 必要 で ある として 、 教室 に 行き づらく なっ た 児童 生徒 が 学校 内 で 落ち着い て 学習 できる 環境 、 スペシャル サポート ルーム 等 の 教室 など を 設置 し て もらう よう に 提言 し て まいり まし た が 、 今回 の COCOLO プラン 一 の 〇 二 において 、 学校 内 で 落ち着い て 学習 できる 環境 の 設置 が 明記 さ れ まし た 。   そこで お 聞き し たい の が 、 学校 内 で 落ち着い て 学習 できる 環境 、 今回 の COCOLO プラン で 示さ れ た 校内 支援 センター 、 スペシャルサポートルーム とか 記載 さ れ て おり ます が 、 要は 、 不 登校 の 子供 さん たち の 学校 内 の 別 の 居場所 と なる 教室 の 現在 の 設置 状況 と 、 今後 の 取組 について お 伺い いたし ます 。 先 ほど 、 全て の 学校 に 配置 し て いる 自治体 が 一 二 ・ 九 % 、 どこ か の 学校 が 五 七 ・ 六 % という 数字 でし た けれども 、 実は 、 私 、 今 その 数字 を 聞い て 、 正直 驚い て おり ます 。   と いい ます の も 、 私 は 中学校 教員 として 勤務 し て まいり まし た が 、 思い起こし て み て も 、 平成 九 年 に 私 が 着任 し た 学校 に は 、 既に 、 そういった 子供 の 居場所 と なる 教室 が 、 私 の 勤務 し て い た 中学校 に は あり まし た 。 だから 、 二 十 七 年 前 に は そういった 取組 が 既に さ れ て い た と 思い ます し 、 感覚 的 に も 、 二 十 年 ぐらい 前 から 、 文科 省 として は そういった 居場所 と なる 教室 の 必要 性 は 訴え て こ られ た と 思い ます が 、 いまだに 設置 さ れ て い ない 学校 が それだけ ある という こと に 正直 驚い て おり ます 。   その 理由 として 考え られる の は 二つ ある ん じゃ ない か な と 思っ て い まし て 、 一つ は 、 うち の 学校 に は 不 登校 の 児童 生徒 が い ない から と いう こと が 考え られ ます が 、 先日 私 が お話 を 聞か せ て いただい た 保護 者 の 方 は 、 今 、 全国 で 不 登校 の 子供 さん が 三 十 万 人 いる 状況 で ある 、 だから 、 い つ 自分 の 子供 が 不 登校 に なる かも しれ ない 、 そういった とき に 、 自分 の 子供 が 通っ て いる 学校 に そういった 体制 が もう 既に 整備 さ れ て いる の か 、 そういった こと も 含め て 事前 に 教え て いただける と 安心 する の です が という ふう な お 声 が あり まし た が 、 たとえ 今 不 登校 児童 生徒 が ゼロ で あっ て も 、 その とき に 備え て 、 教室 に 入れ ない 生徒 の 居場所 と なる 教室 の 準備 が 必要 で ある という ふう に 思い ます 。   もう 一 点 は 、 うち の 学校 は 保健 室 が 教室 に 入れ なく なっ た 子供 の 居場所 です という 学校 が 多く ある の で は ない か と 思い ます が 、 これ は かなり 古い 時代 の 取組 で ある という ふう に 思い ます 。 不 登校 の 問題 が 言わ れ 始め た 平成 初期 の 頃 は 、 そういった 感じ で 、 保健 室 の 養護 教諭 の 先生 が 不 登校 の 子供 さん を 保健 室 で 支援 し て くださる という の が 出 始め て き た とき の 状況 で あり まし た が 、 保健 室 は 本来 、 体 の 具合 が 悪かっ たり 、 けが を し た 子供 さん を 手当て する 場所 で あり まし て 、 例えば インフルエンザ の 流行 時期 なんか で は 感染 を し て しまい ます し 、 そもそも 養護 教諭 の 先生 の 業務 が 過多 に なっ て しまい ます 。   しっかり と 別 に 居場所 と なる 教室 を 構え て 支援 し て いく という こと が 非常 に 重要 で あり まし て 、 実際 に 今 、 現場 で も 、 やはり 養護 教諭 の 先生 が そういった 子供 さん を 発見 し たり 事前 に 手当て し て くださっ て いる ケース は 非常 に 多い と は 思う ん です けれども 、 やはり 保健 室 以外 に しっかり 構え て いく という の が 、 その 子 たち の 学習 を 保障 し て いく という 観点 でも 非常 に 重要 で ある と 思い ます ので 、 是非 、 スペシャル サポート ルーム の 推進 において は 、 この 二 点 について 留意 し ながら 進め て いただき たい な という ふう に 思い ます 。   それと 、 もう 一 点 。 先 ほど 言っ た よう に 、 随分 前 から ある 。 先 ほど 言っ た 、 自治体 の 調査 だ と 思い ます ので 、 例えば 、 全て に 設置 し て いる 自治体 と 一 校 でも 設置 し て いる 自治体 と いう と 、 一 校 でも と いう と 相当 格差 が ある と 思い ます ので 、 これ は 学校 ごと で 、 是非 、 どれ ぐらい の 学校 で 設置 さ れ て いる の か 、 もう少し 細かい 実態 調査 も 併せ て お願い し たい と 思い ます ので 、 よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 部 活動 の 地域 移動 について お 伺い し ます 。   今 、 私 の ところ に 、 中学校 の 現場 の 先生 、 教育 委員 会 関係 者 、 また 首長 さん を 始め 自治体 の 関係 者 の 皆さん から 、 中学校 の 部 活動 の 地域 移行 について の 相談 が 大変 増え て まいり まし た 。   主 な 意見 は 、 やはり 、 当初 、 三 年間 で 地域 へ 完全 移行 と 言っ て い た の が 、 三 年間 は 取組 集中 期間 として 、 できる ところ から 順次 移行 し て いく という 、 方針 の トーン が 落ち た こと と 、 いまだに 、 移行 後 の 財政 面 も 含め た 部 活動 の 地域 移行 の 明確 な ゴール イメージ 、 姿 が 分かり づらい と いう か 湧か ない といった お 声 で あり 、 正直 な ところ 、 今 、 現場 で は 、 本当に 地域 移行 を 最後 まで やる の か 、 途中 で やめ て 元 に 戻る の で は ない か という 懐疑 的 な 声 が 、 残念 ながら 大勢 の 方 の 御 意見 で ござい ます 。   私 自身 は 、 少子化 の 中 で 、 子供 たち が 希望 する スポーツ や 文化 を 行う 機会 の 確保 と 教員 の 働き 方 改革 も 含め 、 地域 移行 は 必要 だ と 思っ て い ます が 、 現状 は そういった 状況 です ので 、 何とか 今 の 状況 を 打開 し て いく ため に 、 何 問 か お 伺い さ せ て いただき ます 。   まず 初め に 、 先日 、 令 和 五 年度 の 部 活動 の 地域 移行 等 に 向け た 実証 事業 の 実施 先 が 決定 し て 発表 に なり まし た が 、 実は 、 現場 から の 声 として は 、 先 ほど 私 が 話し た よう な 状況 で 、 国 の 方 も 当初 の 予算 の 概算 要求 段階 の 金額 より も 実際 の 予算 が 随分 と 縮小 さ れ た ため 、 各 自治体 に 下り て くる 予算 も 削ら れる の で は ない か という 不安 が あり 、 自治体 において は 、 見切り 発車 で スタート し て 、 国 の 分 の 予算 が 大幅 に 削ら れ 、 自治体 負担 分 が 大きく なる の で は と の 不安 が あり 、 結局 、 国 の 発表 を もっ て 今 手続 を 行っ て い ます ので 、 実質 の スタート が 六月 に なっ て しまい 、 非常 に やり づらい と の 声 が 上がっ て い ます 。   本来 なら ば 、 部 活動 に 代わる もの で あれ ば 、 進級 し た 四月 から やっ て あげる の が 子供 たち にとって 一番 よい と 思い ます 。 また 、 予算 の 絡む こと な ので 、 国会 で 予算 が 通っ て い ない 段階 で 、 この ぐらい の 額 で やっ て ください と いう の は もちろん 文科 省 として は 言え ない という 状況 は 理解 し て い ます が 、 来年度 に関して は 、 おおむね 今年 ぐらい の イメージ で やり ます という 見通し で いい ので 伝え て あげる こと で 、 各 自治体 が 早め の スタート に 踏み切り やすく なる と 思う の です が 、 来年度 以降 、 難しい と は 思う ん です けれども 、 この 部分 について 工夫 できる 余地 が ある の か 、 お 伺い いたし ます 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 大臣 、 ありがとう ござい ます 。 是非 よろしく お願い し ます 。   次に 、 地域 移行 に 伴い 、 地域 クラブ の スポーツ 指導 者 に なっ て くださる 方 へ の 研修 について お 伺い し ます 。   これ も 現場 が 悩ん で い ます 。 初めて の こと で あり 、 研修 の 内容 を どう する の か 、 そもそも 研修 を 誰 が 行う の か 。 初めて の こと な ので 、 非常 に 労力 と お金 が かかる という の が 実態 です 。   そこで 、 この 部分 に関して は 、 地域 クラブ の スポーツ 指導 者 に対する 研修 内容 、 例えば 、 中学生 を 指導 する 際 に 注意 する こと や 、 事故 が 起き た とき の 対応 、 中学生 の 特性 について 、 また 、 ICT の 活用 や 、 体罰 、 ハラスメント の 根絶 について など 、 国 で 研修 の 基準 と なる もの を 動画 等 で 作り 、 全国 の 研修 で 活用 できる よう に すれ ば 、 指導 者 の 質 の 均等 化 も 図れ ます し 、 各 自治体 における 研修 経費 の 削減 も 図れ 、 大変 有意義 だ と 考え ます が 、 その よう な 方法 で 地域 クラブ の スポーツ 指導 者 に対する 研修 を し て いこ う という お 考え は ある の か 、 見識 を お 伺い いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   なかなか 財源 の 見通し が 立た ない 中 です ので 、 是非 、 先 ほど 言っ た よう に 、 全国 で 作る と 、 経費 も 削減 でき ます し 、 質 も 統一 できる と 思い ます ので 、 よろしく お願い し ます 。   済み ませ ん 、 時間 が あり ませ ん ので 、 次 の 質問 、 実は 、 練習 方法 とか 指導 内容 について も 動画 など を 作っ て 配信 すれ ば と いう こと が あり まし た けれども 、 この 問題 は 要請 に とどめ まし て 、 最後 の 質問 に 移り たい と 思い ます 。   令 和 五 年度 の 部 活動 の 地域 移行 等 に 向け た 実証 事業 の 実施 先 が 今年 指定 さ れ まし た けれども 、 意欲 的 に 取り組ん で いく と 、 団体 競技 など は 必然 的 に 平日 の 部 活動 移行 に 行き着い て いく と 思い ます 。 その とき に 、 予算 的 な ブレーキ が かから ず に 軌道 に 乗っ て き た ところ は 、 そのまま 平日 に も 移行 し て もらい 、 地域 移行 の モデルケース と なっ て もらう の が 、 現在 、 多く の 自治体 の 学校 が ゴール イメージ が 湧き づらい と 不安 に 思っ て いる 状況 において は 非常 に 有効 で ある と 思い ます 。   そこで 、 今後 は 、 平日 移行 まで 視野 に 入れ た 、 もう 一段 高い レベル を 求める スーパー 実証 地域 の よう な モデル 事業 の 創設 も 必要 で ある し 、 有効 で ある と 思い ます が 、 見解 を お 伺い いたし ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 これ も 、 多く の 学校 現場 の 指導 者 が 、 休日 だけ って 、 平日 どう なる ねん という ふう に 思っ て い ます ので 、 是非 お願い し ます 。   それと 、 やはり 、 そういう モデルケース が でき て 、 ああ 、 なるほど 、 こういう ふう に なる の か 、 これ だっ たら 子供 にとって も 教員 にとって も いい ね と 実感 できる ケース が 身近 に 出 て くる と 、 一気に 追随 し て くる 学校 や 自治体 が 多く なっ て くる と 思い ます ので 、 是非 、 もう 一段 高い レベル の モデルケース づくり は 前向き に 検討 し て いただけ たら と 思い ます 。   本日 は 大変 に ありがとう ござい まし た 。 以上 で 質問 を 終わり ます 。 白石 洋一 です 。   よろしく お願い し ます 。   まず 、 大学 入試 の 際 に 行わ れる 共通 テスト 、 一月 に 行わ れる 、 過去 は 、 センター 試験 とか 、 その 前 は 共通 一 次 と 言わ れ て い た 、 この 試験 の 試験場 の こと です 。   愛媛 県 について は 、 試験場 が 県庁 所在地 一 か所 に 集中 し て いる ん です ね 。 それ が 、 センター 試験 あるいは 共通 一 次 試験 から 四 十 四 年間 続い て いる 。 松山 だけ な ん です 。 という こと は どういう こと か と いう と 、 愛媛 県 で 松山 市 近郊 以外 の ところ は 、 前 泊 し て 入試 に 臨む という こと で 、 二 泊 し ない と いけ ない ん です 。 そんな こと が 四 十 四 年間 続い て いる 。   これ は ほか の ところ と 比べ て 相当 不利 だ という こと で 、 例えば 、 やはり 自分 の 自宅 から 試験場 に 行っ た 方 が それ は いい に 決まっ て い ます し 、 そして 金銭 的 な ところ でも 、 通常 は 一 泊 四 千 円 、 五 千 円 の ところが 、 二 泊 で 、 その とき だけ 三 万 円 近く 出さ ない と いけ ない 。 しかも 、 予約 の ため に 一 年 前 から 電話 し て 予約 する 。 こういう こと に なっ て いる ん です 。   そういった 状況 、 ほか の 県 で は どう か と いう と 、 そういった こと が 残さ れ て いる の は 佐賀 県 と 熊本 県 。 そこ も また どういう 事情 か 私 は 分かり ませ ん けれども 、 大体 似 た よう な 状況 じゃ ない か な と 。 複数 あっ た として も 、 例えば 本当に 広い ところ は それ に 似 た よう な ところ が ある の かも しれ ませ ん 。   でも 、 やはり こう やっ て 問題 が 起き て 、 そして 父兄 から も 改善 を 求め て いる 。 でも 、 四 十 四 年間 ずっと この まま に なっ て 、 例えば 、 本当に 面積 の 小さい 香川 県 で も やはり 複数 ある 中 で 、 どうして 愛媛 県 や その他 の 県 だけ こう いっ た こと に なっ て いる の か 。 ここ を 是非 、 文部 科学 省 として も 寄り添っ て 、 そして 、 課題 が ある ん だっ たら 、 それ を 解きほぐし て 解決 に 導い て いただき たい ん です けれども 、 大臣 、 いかが でしょ う か 。 お伝え を する だけ じゃ なく て 、 寄り添っ て 、 ヒアリング し て 、 解決 策 を 共に 見出し て ほしい ん です 。   という の は 、 ほか の 、 松山 市 以外 でも 、 明徳 短期大学 とか 岡山理科大学 とか あり ます し 、 他 県 で は 、 かなり の 割合 、 高校 で 会場 を 設置 し て いる ところ も ある ん です 。 解決 策 は ある よう に 見える のに 、 なぜ それ が なさ れ て い ない の か 。 四 十 四 年間 、 これ だけ 父兄 の 、 あるいは 子供 たち の 要望 が ある の に かかわら ず です 。   ここ は 、 是非 入っ て 、 見 て あげ て ください 。 基本 は お 任せ で いい ん です 。 でも 、 それで うまく いっ て い ない ん です 。 よろしく お願い し ます 。   そして 、 次 です 。   大臣 、 この 前 は 、 日本語 教育 機関 の 教員 不足 について 訴え させ て いただき まし た 。 今日 は 、 公立 小学校 、 中学校 です 。 先ほど も あり まし た けれども 、 これ は 全国 で 湧き 上がっ て いる 。 でも 、 その 対策 で もう 二 年 も 三 年 も 待っ て い られ ない ん です 。   例えば 休職 、 休職 という の は お 休み です ね 、 病気 による お 休み 。 これ は 、 やはり 突然 来 ます し 、 復職 を 見込ん で い て も 、 やはり 駄目 です と 言わ れ て 、 対応 が 難しい ん です 。 そういった こと で 、 今 、 代替 教員 を 探し て いる ん だ けれども 、 それ が すぐ に は 無理 な ので 、 教頭 先生 に ピンチ ヒッター を お願い し て いる 。 でも 、 教頭 先生 は 朝 四 時 に 学校 に 来 て 、 教頭 業務 を し ながら 担任 も こなし て いる 。 こういう 状況 な ん です 。   これ は 休職 に 関わる こと な ん です けれども 、 さらに 、 産休 、 育休 の 拡充 、 それ と 取得 率 の 向上 、 これ は いい こと な ん です けれども 、 それ に 伴っ て 、 代替 教員 を 見つけ ない と いけ ない 。 ちょっと イメージ が 湧く ため に 、 十 万 人 規模 の 市 において 、 産休 、 育休 を 取得 する 見込み の 人 が 、 二 十 人 の 教員 が い て 、 それ に対して 代替 教員 は 二 、 三 人 しか 見つかっ て い ない ん です 。 これ は 大変 な こと な ん です 。   それ に対して 、 もう 二 年 、 三 年 の 手当て で なく て 、 それ を 待っ て い たら 破綻 し ます から 、 具体 的 な 即効 性 の ある 対応 策 という の を 文科 省 に お願い し たい ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 そうですね 、 大臣 、 やはり ちょっと 多め に 、 余裕 も 必要 な とき に なっ て いる と 思い ます 。 休職 が 増え て いる 、 メンタル な ところ で きつい という 事情 も ある みたい です し 、 そして 産休 、 育休 。 これ が 本当に きつい ので 、 PTA さん が 訴え て 、 もう 自分 たち で 見つけ て ください 、 こういう こと に なっ て いる みたい です 。 まあ 、 それ は 余談 です けれども 、 その 方 が 早い ぐらい だ と 言わ れ て いる ぐらい 、 本当に 厳しい 状況 です ので 。   それ と もう 一つ は 、 非常勤 でも いい ん だ という ところ を もう ちょっと 徹底 し て ほしい 。 余り に も 、 フルタイム で 、 担任 が できる 先生 を 、 ハードル が 高い ところ を 見つけよ う と する と 、 なかなか 見つから ない という 事情 も あり ます 。 ここ は やはり 、 ちょっと 時代 に 合わせ て 、 価値 観 を もう少し 変え て 、 非常勤 で 、 教える こと に 専念 する 、 そういう 教員 免許 を 持っ て いる 方 を 集める 。 フルタイム が もちろん 優先 順位 は 高い です よ 。 でも 、 そう じゃ なく て も いい ん だ という ところ を 徹底 し て いただき たい な と 。 現場 の ところ の 声 です 。 お願い し ます 。   それから 、 次 です けれども 、 今 、 三 歳 から 五 歳児 の 幼児 教育 の 無償 化 という の が 行わ れ て おり ます けれども 、 実は そこ に 、 保育園 な の か 幼稚園 な の か によって 違い が ある という こと です 。   保育 所 という の は 、 満 三 歳 に なっ た 後 の 最初 の 四月 から 、 つまり 、 満 三 歳 に なっ て も まだ 無償 化 さ れ ない 子供 が いる の に対して 、 幼稚園 児 という の は 、 あるいは 幼稚園 的 な 、 幼稚園 型 の こども 園 、 以後 その よう に し ます けれども 、 幼稚園 で は 、 満 三 歳 に なっ た 日 から 入園 でき 、 その とき から 無償 化 に なる という こと です 。   こういう ばらつき が ある ん です けれども 、 この 際 、 三 歳 から 五 歳児 まで の 幼児 教育 は 無償 化 という ふう に 言っ て いる わけ です から 、 その 言葉 どおり 、 保育園 児 について も 三 歳 に なっ た とき から 無償 化 に し て いただき たい 。   質問 な ん です けれども 、 これ は これ まで も 幾つ か 取り上げ られ て いる みたい な ん です けれども 、 もう少し 解決 の 糸口 を 探り たい と 思い ます 。   まず 、 学校 教育 法 で 、 満 三 歳 から 幼稚園 に 入園 できる 、 これ は 保育園 は 違い ます けれども 、 入園 できる よう に し て いる の は なぜ でしょ う か 。 ちょっと 更 問い で 、 それ は いつ から そういう ふう に なっ て い ます か 。 学校 教育 法 で 、 満 三 歳 から 入園 さ せる の が 適当 で あろ う 、 こう おっしゃい ます けれども 、 いつ から です か 。 昔 から 、 三 歳 から 入園 できる 、 それ は 、 三 歳 から は 教育 に ふさわしい から で あろ う と 。   全く 同じ こと が 保育 所 について も 言え ませ ん でしょ う か 。 保育園 について も 、 三 歳 から 五 歳 まで の 幼児 教育 無償 化 と 言わ れ て いる の で あれ ば 、 保育 所 について も 、 幼児 教育 です から 、 もう やっ て いる わけ です から 、 無償 化 する こと に 問題 は ない と 思う ん です けれども 、 何 か 課題 は ある ん でしょ う か 。 お答え ください 。 副 大臣 、 二つ あり ます 。   一つ は 、 不公平 感 という お話 が あり ます けれども 、 クラス の 中 の 不公平 感 より も 、 保育園 児 と 幼稚園 児 の 間 の 不公平 感 の 方 が 大きい と 思い ます 。 金額 たる や 、 最大 一 年 分 です から 、 相当 な 不公平 が 生じ て いる と 思い ます 。   それ と もう 一つ は 、 三 歳 から 五 歳児 まで の 無償 化 という ふう に 言い ながら 、 副 大臣 さっき 言っ た よう に 、 小学校 入学 前 の 三 年間 について 無償 化 する という ふう に 言い換える わけ です ね 、 こういう とき だけ 。 それ は いけ ない と 思い ます 。   やはり 一貫 性 が 大事 です 。 三 歳児 から 五 歳児 まで の 無償 化 という ふう に 政府 が 言っ て いる ん です から 、 その よう に 平仄 を 合わせ て 、 保育園 児 について も 、 同じ クラス の 中 で 二 歳 の 子 も いれ ば 三 歳 の 子 も いる 、 そんな 中 で 、 三 歳 に なっ たら みんな 無償 化 さ れる ん です よ 、 こういう こと で 問題 は ない 、 むしろ 今 の まま の 方 が 問題 が ある と 思う ん です けれども 、 副 大臣 、 もう一度 、 いかが でしょ う か 。 そういう こと で あれ ば 、 その よう に 言わ ない と みんな 誤解 し ます 。 三 歳 から 五 歳児 まで の 幼児 教育 の 無償 化 という ふう に 言う の で は なく て 、 小学校 前 の 三 年間 の 無償 化 と 言わ ない と 、 父兄 の 方 、 そして それ を 受ける 保育 所 の 運営 を さ れ て いる 方々 は 本当に 今 厳しい 。 一番 厳しい の が 、 やはり 将来 の 宝 で ある 子供 たち 。 やはり 無償 化 の 利益 を ひとしく 享受 し て ほしい 。 三 歳 に なれ ば 、 みんな 、 どこ の 園 に 行こ う と も 享受 し て ほしい 。 こういう こと です から 、 再 検討 を お願い し たい と 思い ます 。   それから 、 次 です けれども 、 やはり その 三 歳 から 五 歳児 まで の 幼児 教育 の 無償 化 です けれども 、 認可 外 で あっ たり 、 認可 外 に も 至ら ない 、 これ は 類似 施設 、 類似 幼稚園 施設 で 、 自然 体験 活動 を 取り入れ た 幼児 教育 を し て いる 園 も ある わけ です 。 そういった ところ を 認証 し て 、 例えば 広島 県 とか は 、 自然 体験 活動 を 取り入れ て いる ところ に対して 、 県 独自 で そういった ところ を 認証 し て いる ところ も ある わけ です 。 そういった ところ も 幼児 教育 の 無償 化 の 対象 と す べき 、 やはり 、 多様 性 の 時代 です から 、 幅広く 幼児 教育 を 無償 化 の 対象 と す べき だ と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 これ を 取り入れ て いる の は 百 四 十 四 市町 。 この 制度 は 基本 的 に は いい こと だ と 思い ます 。 もっと 拡充 し て ほしい です 。 三 分の 一 、 三 分の 一 、 三 分の 一 、 国 、 県 、 市 、 それぞれ の 負担 割合 、 これ も もっと 国 が 負担 を 担っ て いただき たい です けれども 、 まずは 、 この 取り入れ て いる ところ が 百 四 十 四 、 これ は 、 これ を 知ら ない 市町 も 多い ん じゃ ない か な という ふう に 思い ます し 、 これ を 取り入れ て ほしい という ふう に 言う 側 も 知ら ない という こと が ある と 思う ん です ね 。   なので 、 先 ほど おっしゃっ た 、 地域 における 小学校 就学 前 の 子供 を 対象 と し た 多様 な 集団 活動 事業 の 利用 支援 、 これ は 月額 二 万 円 が 上限 です けれども 、 これ を もっと 活用 し 、 これ を 充実 する という こと で 、 行き着く 先 という の は 、 三 歳 から 五 歳児 まで の 幼児 教育 の 無償 化 の 徹底 という ところ に 行く 。   これ を まず 周知 する と いう ところ を 、 もう一度 、 具体 的 に 方策 を お願い し ます 。 よろしく お願い し ます 。 もう これ は 、 国 は 、 県 の 教育 委員 会 に 言っ たら それ で 終わり じゃ なく て 、 市町 、 千 七 百 も あっ て 大変 だ と 思い ます けれども 、 そういった ところ に も 目配り を し 、 対応 し て いただき たい と 思い ます 。   そして 、 最後 の 質問 に なり ます けれども 、 保育園 の 申込 条件 、 これ は 保育 を 必要 と する と いう ところ の 縛り で あり ます が 、 その 中 の 一つ として 、 お母さん が 妊娠 、 出産 を し て いる 。 第 二 子 の 出産 、 一 人 目 の 子供 が い て 、 その 子 を 保育園 に 預けよ う と し て いる けれども 、 その 第 二 子 の 出産 予定 を 挟ん で 、 自治体 によって は その 前後 の 二 か月 という ふう に なっ て いる 。 これ は ホームページ に もう きっぱり と 書か れ て いる ん です ね 。   この 出産 の 前後 の 二 か月 という の は 確か に 一番 きつい とき でしょ う けれども 、 きつい の は それだけ じゃ なく て 、 妊娠 し て から 出産 する まで 、 出産 後 も 一 年 ぐらい は 厳しい という の が 実情 じゃ ない でしょ う か 。 そういう こと も あっ て 、 ネウボラ とか こう いっ た こと も やろ う じゃ ない か 、 そういう 機運 に なっ て いる 。   そんな 中 で 、 保育 の 必要 と する 条件 の 中 で 、 出産 予定 日 の 前後 二 か月 という の は 余りに も 縛り が 厳し 過ぎる と 思う ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 副 大臣 、 二 点 ある ん です けれども 、 規則 の ところ で は 非常 に 幅 を 持た せ て いる 、 妊娠 中 か 出産 後 間 も ない こと という ふう に 幅 を 持た せ て いる 、 これ は いい こと だ と 思う ん です 。 でも 、 それ を 知ら ない 父兄 が たくさん いる 、 交渉 は 不可能 だ と 思っ て いる 若い お母さん 、 たくさん いる ん だ と 思う ん です ね 。 これ を どう する か という こと 。 地方自治体 に 委ね て いる 。 地方自治体 は 、 そこ は もう 紋 切り 型 に し て しまっ て いる ところ が ある と 思う ん です 。   もう 一つ は 、 国 の QアンドA の ところ で 、 産後 について は 、 八 週間 を 経過 する 日 の 翌日 の 属する 末日 、 二 か月 程度 という こと を QアンドA で 示し て しまっ て いる ん です ね 。 この 二 か月 という の を 国 の 方 で 示し て いる こと によって 、 せっかく 妊娠 中 か 出産 後 間 も ない こと という 幅 を 持た せ た 規定 が 、 そこ で 切ら れ て しまっ て いる という こと が ある と 思う ん です 。   柔軟 で 、 交渉 に 応じる こと が できる という こと を 若い お母さん に も 知らせる という こと と 、 もう 一つ 、 この QアンドA で 産後 は 二 か月 という ふう に 切っ て しまっ て いる 、 ここ の 改善 を 求め たい ん です けれども 、 いかが でしょ う か 。 立憲 民主党 の 吉川 元 です 。   ちょっと 、 質問 に 入る 前 に 、 まず 委員 長 に お 聞き し たい こと が あり ます 。   今 、 配付 資料 を 配ら せ て いただい て おり ます が 、 五月 十 五 日 、 民放 地上波 の テレビ 番組 に 衆院 文科 委員 長 の 肩書 で 出演 を し て 、 教員 の 働き 方 に 関連 し て 、 現 制度 を ある程度 維持 し ながら 、 その 中 で 調整 する という こと か 、 そういう 質問 に対して 、 そう です ね という ふう に 回答 し て おり ます 。 これ は 一体 どういう 了見 な ん です か 。 発言 の 流れ から は 、 給 特 法 の 構造 を 維持 する と しか 聞こえ ませ ん 。   当 委員 会 で は 、 私 も 含め 多く の 委員 から 、 給 特 法 の 構造 的 な 問題 を 指摘 を し て 、 廃止 や 抜本 的 な 見直し に 言及 を し て まいり まし た 。 現在 、 我々 は 、 他 の 野党 の 皆さん と 協力 し ながら 、 給 特 法 の 廃止 を 含む 抜本 的 な 見直し を 内容 と する 議員 立法 、 これ を 準備 を し て おり ます 。 さき の テレビ 番組 の 発言 が 給 特 法 の 抜本 的 な 見直し を 行わ ない という 意味 で ある と すれ ば 、 これ は 言語道断 だ という ふう に 思い ます 。   私見 を 持つ の は 結構 です 。 自民党 の 中 で 闊達 な 議論 を し て いただく の も 結構 です 。 ただ 、 公平 中立 を 旨 と する 委員 長 の 肩書 で 、 我々 の 議論 や あるいは 議員 立法 を 頭 から 否定 する よう な 発言 を テレビ で 行う の は 、 委員 長 の 職責 を 放棄 する 、 そういう 行為 だ と 私 は 言わ ざる を 得 ない という ふう に 思い ます 。 委員 長 の 見解 を 伺い ます 。 ここ 、 見 て ください 。 「 文部 科学 委員 長 」 と 書い て ある ん です よ 。 一 議員 じゃ ない じゃ ない です か 。 私 、 番組 を 見 まし た けれども 、 文部 科学 委員 長 として 紹介 さ れ て いる ん です よ 。   この 場 で 、 我々 、 今 まさに 給 特 法 の 問題 について 議論 し て いる ん です よ 。 その とき に 、 あらかじめ 委員 長 は こういう 立場 で これから 委員 会 を 差配 さ れる という こと です か 。 先ほど も 申し上げ まし た とおり 、 議員 立法 を 我々 準備 し て い ます 。 これ は 当然 、 我々 として は 、 当 委員 会 で しっかり と 議論 を し て 、 そして 成立 さ せ たい 法案 です 。   これ を きちんと 委員 会 の 中 で 議論 する という こと を 約束 し て ください 。 綸言 汗 の ごとし という 言葉 が あり ます 。 責任 の ある 人間 が 発し た 言葉 という の は 、 訂正 や あるいは 取消し という の は でき ませ ん 。 と する なら ば 、 行動 で 示し て いただか ない と いけ ない と 思い ます が 、 この 点 いかが です か 。 公平 公正 で ない から 、 中立 で ない こと を し て いる から 私 は 言っ て いる ん です よ 。 きちんと これ を 、 自分 は あくまで 公平 中立 で ある という の で あれ ば 、 我々 が 提出 し た 法案 、 是非 当 委員 会 で 質疑 を し て 、 きちんと 議論 を し て いただき たい 。   ほか に も 質問 し なきゃ いけ ない こと が いっぱい あり ます ので 、 今日 は これ で 終わり ます が 、 改めて 理事 会 の 場 で 、 もう一度 、 今 の 話 を し て いただき たい と 思い ます が 。 それでは 、 今日 は 勤務 実態 調査 について 質問 し たい ん です けれども 、 その 前 に 一 点 だけ 、 大臣 に 、 これ は 要望 です 。   我々 は 今 、 学校 給食 無償 化 法案 を 提出 し て おり ます 。 残念 ながら 、 まだ 調わ ない 状況 の 中 で 、 この 委員 会 の 中 で 議論 でき て おり ませ ん 。 ただ 、 一方 で 、 政府 の 中 でも 、 この 給食 の 無償 化 について 、 以前 、 文部 科学 省 として 、 こども 家庭 庁 と 連携 し ながら 議論 し て いく という よう な 答弁 も ござい まし た ので 、 しっかり 、 政府 の 中 、 文部 科学 省 、 イニシアチブ を 取っ て 、 リーダーシップ を 取っ て この 議論 を し て いただき たい という こと を 要望 し たい という ふう に 思い ます 。   それでは 、 質問 に 入り たい と 思い ます 。   四月 二 十 八 日 に 公表 さ れ た 二 〇 二 二 年度 の 教員 勤務 実態 調査 の 結果 、 速報 値 が 出 まし た ので 、 これ に 関連 し て 質問 し ます 。   まず 最初 に 、 大臣 、 この 調査 結果 、 どの よう に 評価 を さ れ て いる でしょ う か 。 私 、 非常 に 、 確か に 前回 の 調査 に 比べる と 少し 時間 は 短く なっ て い ます けれども 、 相変わらず 、 過労 死 ライン で 働い て いる 方 、 あるいは ガイドライン で 示し た 四 十 五 時間 以内 という の が 本当に 、 小学校 で 三 五 ・ 六 、 中学校 で は 僅か 二 二 ・ 八 、 極めて 低い 数字 に なっ て おり ます 。 これ は 大変 私 は 危機 感 を 持っ て おり ます が 、 この 点 について 大臣 の 認識 を 伺い ます 。 それでは 次に 、 実は 、 今回 、 文科 省 、 勤務 実態 調査 が 行わ れ て い ます けれども 、 教育 委員 会 で も 調査 を さ れ て おり ます 。 これ を 見る と 、 おやっ と 思う こと が あり まし た 。   勤務 実態 調査 で は 、 文科 省 が やっ た やつ です ね 、 では 、 ガイドライン 以下 の 月 四 十 五 時間 以内 が 、 これ は 小学校 です けれども 三 五 ・ 六 、 四 十 六 から 八 十 時間 以内 五 〇 ・ 三 、 八 十 時間 を 超える 者 は 一 四 ・ 二 % 、 こういう 数字 に なっ て い ます 。   一方 、 教育 委員 会 が 行っ た 調査 で は 、 四 十 五 時間 以下 の 割合 は 六 三 ・ 二 、 四 十 六 時間 から 八 十 時間 が 三 二 ・ 五 、 八 十 時間 を 超える 者 は 三 ・ 四 、 こういう 状況 の 結果 が 出 て おり ます 。   同じ 母集団 で 調査 を し て 、 例えば 超勤 が 月 四 十 五 時間 以下 、 まあ 以内 という こと で 、 ガイドライン に 沿っ た 働き 方 を し て いる 割合 が 文科 省 の 調査 より も 一 ・ 八 倍 多い という 結果 が 出 て おり ます 。   これ は ちょっと 、 何で こんな 差 が 生じ て いる の か 、 私 は 理解 でき ない 。 統計 学 的 に あり 得る 誤差 の 範囲 を はるか に 超え た 調査 結果 に なっ て いる ん です けれども 、 これ は 一体 どういう こと な ん でしょ う か 。 調査 の 目的 が 違う から 数字 が ずれ て いる という 答弁 だっ た ん です けれども 、 同じ 母集団 な ん です よ 。 そこ から 、 調査 の 目的 が 違う と ここ まで 数字 が ずれ て くる こと は ある ん です か 、 統計 学 的 に 。 私 は ない と 思い ます よ 。 何らかの バイアス が かかっ て いる の で は ない か 。   例えば 、 教育 委員 会 として は 、 勤務 時間 の 縮減 を 文科 省 から も 言わ れ て い ます から 、 そうした プレッシャー の 下 で 各 学校 に対して 調査 を 行う 、 そう する と 、 例えば 、 終業 の タイム カード 、 これ を 押し て なお 学校 に 残っ て 仕事 を する 、 こういう こと が 実際 に 起こっ て いる ん じゃ ない か 、 こういう 危惧 を 持つ わけ です けれども 。   なおかつ 、 各 教育 委員 会 、 あるいは 学校 、 管理 職 を 含め て です けれども 、 これ が そういう バイアス の かかっ た 調査 結果 を 出す という こと は 、 これ は 、 今後 、 例えば 、 様々 な 働き 方 改革 を 行い ます 、 そして 結果 は どう なり まし た か と 聞い た とき に 、 よく 見える よう に 、 統計 が 、 恣意 的 に 何らかの バイアス が かかっ て 、 おかしな もの が 出 て くる 。 そう する と 、 ますます 実態 が 見え なく なっ て くる 。   私 は 、 ある 意味 で いう と 、 統計 の ずれ の 原因 、 これ は 案外 根深い 問題 が ある ん じゃ ない か という ふう に 思い ます けれども 、 先 ほど 言っ た とおり 、 終わっ た 後 、 終業 の タイム カード を 押し た 後 に 引き続き 学校 に 残っ て 仕事 を する だ とか 、 朝 早く 来 て タイム カード を 押さ ず に 仕事 を 始め て 、 ある 時間 が 来 たら タイム カード を 押す だ とか 、 そうした こと が 実際 に ある の か ない の か 、 また 、 私 が 言っ た よう な 問題 意識 を 文科 省 は お 持ち か どう か 、 お 聞か せ ください 。 つまり 、 文科 省 の 調査 という の は かなり 精密 と いう か 、 正しい 実態 を 反映 を し た 調査 だ という ふう に 、 今 、 答弁 の 中身 は そういう こと だ と 思い ます 。 と する なら ば 、 そこ から 大きく ずれ て いる 教育 委員 会 の 調査 という の は 、 これ は 何らかの 問題 が 私 は ある ん じゃ ない か と 。   今後 、 働き 方 改革 を 進め て いく 上 で 、 教育 委員 会 が どういう ふう に それ を 取り扱っ て いく の か 、 どういう ふう に 実際 に 実行 し て いく の か といった とき に 、 いわゆる 現場 を 見 て 、 現場 を しっかり 把握 を してやる ん じゃ なく て 、 まず こういう ふう に なら なきゃ いけ ない から 、 時間 が 縮減 さ れ て い なけれ ば いけ ない という 前提 で 調査 を する と すれ ば 、 それ は 、 私 は 、 実態 を きちんと 把握 し た もの に は なら ない という ふう に 思い ます 。   是非 、 各 教育 委員 会 に対して 、 きちんと 実態 を 把握 する よう に 。 これ は 、 どう 考え て も 、 例えば 四 十 五 時間 以内 、 つまり 短い 、 四 十 五 時間 が 短く は ない ん です けれども 、 ガイドライン 内 という の が 、 文科 省 の 調査 に対して 、 教育 委員 会 の 調査 は 一 ・ 八 倍 です よ 。 過労 死 を 超える やつ について は 、 文科 省 の 調査 の 四 分の 一 。 こんな おかしな こと は あり 得 ませ ん から 、 何らかの もの が ある という こと を 是非 考え て やっ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   次に 、 業務 内容 別 の 在校 等 時間 の 調査 結果 について 尋ね ます 。   授業 に関する 項目 。 授業 の 主 担当 、 授業 の 補助 、 授業 準備 、 学習 指導 、 成績 処理 の 五つ が それ に 該当 する と し た 場合 、 小学校 の 場合 です けれども 、 前回 より も 在校 等 時間 は 減っ て は いる ん です が 、 減っ た の は 授業 準備 と 成績 処理 の 二つ だけ で 、 五つ の 項目 の トータル は 、 一 日 当たり 十 一 分 、 月 に 換算 する と 三 時間 四 十 分 延び て おり ます 。   さき の 示し た 五 項目 に 加え て 、 朝 の 業務 を つける と 、 朝 の 業務 は 四 十 一 分 あり ます から 、 七 時間 十 六 分 、 トータル で なり ます 。 そう なる と 、 所定 内 労働 時間 は 七 時間 四 十 五 分 です から 、 あと 三 十 分 しか 残っ て い ない 。 これ で 、 つまり 、 朝 の 業務 と 授業 関係 だけ で 一 日 は 全部 終わっ て しまう 、 超勤 を し ない という こと を 前提 に すれ ば 。   ところが 、 実際 に は 全部 で 二 十 六 項目 、 文科 省 は 調査 を し て おり ます から 、 あと 二 十 項目 、 業務 が ある わけ です 。 これ を 所定 内 労働 時間 に 収める という の は 、 事実 上 、 私 は 不可能 だ という ふう に 思い ます けれども 、 どの 業務 で 労働 時間 の 短縮 が 可能 だ という ふう に 考え て いる の か 、 教え て ください 。 後で 時間 が あれ ば 聞き ます けれども 、 つまり 、 授業 に 関係 する 、 いわゆる 教師 として の 本分 と いい ます か 、 本業 と いう か 、 いわゆる 教える という こと の 準備 を 含め て 、 授業 も 含め て やる と 、 もう ほぼ ほぼ 七 時間 四 十 五 分 は 埋まっ ちゃう 状況 な ん です よ 。   だ と する なら ば 、 これ は 、 こま 数 を 削減 を する なり 、 あるいは 、 教員 を もっと 大量 に 採用 し て 一 人 当たり の 教師 が 持つ こま 数 を 減らさ ない 限り 、 働き 方 改革 、 幾ら 言っ たって 無理 です よ 、 もう 物理 的 に 入ら ない ん です から 。 だから 、 その 点 について 是非 考え て いただき たい という ふう に 思い ます 。   次 です けれども 、 これ は 先 ほど 委員 長 に も 厳しく ただし まし た けれども 、 給 特 法 の 扱い について です 。   前回 の 給 特 法 改正 時 、 附帯 決議 で 、 給 特 法 の 抜本 的 な 見直し に 向け た 検討 を 加える という もの が 入っ て おり ます 。 それ を 前提 に し て この 調査 は 行わ れ た と 私 は 理解 を し て おり ます が 、 大臣 自身 、 給 特 法 を どう す べき だ と お 考え です か 。 前々回 か な 、 私 、 一般 質疑 で この 問題 を ただし た とき に 、 結局 その 時点 で は 、 いろいろ 聞い た ん です けれども 、 今回 の 調査 結果 を 踏まえ て 次 やっ て いく という お話 で ござい まし た 。   そこで 改めて 、 前回 聞い た よう な お話 を 聞き ます けれども 、 私 、 やはり 給 特 法 の 最大 の 問題 という の は 六 条 に ある と 。 つまり 、 残業 命令 を 出せ ない 、 出す こと が でき ない という この 規定 が ある が ゆえに へんてこりん な こと が まかり通っ て いる という ふう に 思い ます 。 学校 教育 法 で 定める 校長 が つかさどる 校 務 で あり ながら 、 四 項目 以外 は 超勤 命令 が 出せ ない ので 、 自主 的 、 自発 的 な もの として 扱わ れ て 、 超勤 の 対象 、 いわゆる 超勤 で は ない という ふう な 無理 くり の 理屈 、 これ が なっ て いる の は 、 これ は 六 条 の 存在 ゆえ だ という ふう に 思い ます し 、 ひいては 、 この 六 条 が 長時間 労働 是正 にとって 大きな 壁 に なっ て いる という ふう に 私 自身 は 思っ て おり ます 。   大臣 、 率直 に 言っ て 、 この 六 条 、 どう さ れる おつもり です か 。 私 は この 六 条 は 少なくとも 廃止 を す べき だ という ふう に 考え て おり ます が 、 いか が お 考え でしょ う か 。 調査 結果 が 出る 前 は 、 調査 結果 が 出 て から やり ます 、 今度 、 調査 結果 が 出 たら 、 調査 結果 を 基 に 中教審 で 議論 し て いただき ます 、 これ で は 何 に も 大臣 の お 考え が 分から ない ん です よ 。 大臣 は この 六 条 について どう 考え て いる の か 。   給 特 法 そのもの が 大きな 問題 で あり ます けれども 、 特に その 中 でも 、 この 六 条 という の が ある が ゆえに 、 先 ほど 言っ た 、 一方 で 校 務 で ある 、 だけれども 、 それ は 自主 的 、 自発 的 で ある と 。 校 務 は 校長 が つかさどっ て いる 、 いわゆる 指揮 下 に ある わけ です よ 。 だけれども 自主 的 、 自発 的 で ある と 。   これ は 、 ヤヌス の よう な 、 双頭 神 の よう な へんてこりん な 働き 方 が まかり通っ て いる その 最大 の 原因 は この 六 条 に ある 、 そういう 認識 に は 立た ない ん です か 、 大臣 。 無 定量 な 超勤 が 起こら ない よう に と 言っ て い ます けれども 、 今 、 無 定量 な ん です よ 、 実態 として 。 だから 働き 方 改革 を やっ て いる ん でしょ う 、 今 。 と すれ ば 、 法律 で 、 無 定量 に なら ない よう に 超勤 命令 が 出せ ない と 言い ながら 、 実際 に は 校 務 として 超勤 を やっ て いる ん です よ 。 これ は 、 普通 の 民間 の 労基法 の 世界 で いう と 、 黙示 的 に 超勤 命令 が あっ た と みなさ れる 話 です よ 。 それ を 、 法律 に 書い て ある から 超勤 じゃ ない ん だ 、 超勤 命令 が 出せ ない から 超勤 じゃ ない ん だ 、 こんな 理屈 は 通ら ない です よ 。 刑法 で 人 を 殺し て は なら ない と 書い て ある から 殺人 事件 が ない という の と 同じ 理屈 を 今 大臣 は とうとう と 述べ て いる わけ です よ 。 実態 と 全然 合っ て い ない 。   もう 一 点 、 時間 が ない ので お 聞き し ます けれども 、 今日 お 配り し た 資料 の 裏側 、 二 ページ 目 の ところ に 、 二 〇 一 九 年 十二月 三 日 、 萩生田 大臣 が 我が 党 の 水岡 議員 の 質問 に対して 答弁 し た 中身 です 。 これ を 私 、 何 回 も この 場 で 紹介 を し て き まし た が 、 改めて 、 その 全文 を ここ に 載っけ させ て いただき まし た 。   ここ に 書い て ある の は 、 いわゆる 給 特 法 の 仕組み 、 これ が 実は 、 この 真ん中 あたり です ね 、 給 特 法 の 仕組み は 、 労働 基準 法 の 考え方 と はずれ が ある と 認識 し て いる と 。 一番 下 の ところ に 、 現在 の 給 特 法 が 昭和 四 十 六 年 の 制定 当初 に 想定 さ れ た とおり に 機能 し て い ない こと や 、 労働 基準 法 の 考え方 と の ずれ が ある と の 認識 は 見直し の 基本 と なる と 書い て ある ん です よ 。 と 答弁 し て いる ん です 。   大臣 、 この 答弁 、 維持 さ れ ます ね 。 私 が 聞い た こと に 答え て いただけ ない ん です ね 。 ずれ が ある という の が 、 つまり 、 この ずれ を 正す という の が 基本 に ある ん だ という の が 当時 の 萩生田 大臣 の 答弁 な ん です よ 。 今 、 大臣 の 答弁 を 聞い て い て も 、 それ を 、 ずれ が ある こと を 正し て いく という 認識 が ある の か ない の か 、 いまだに 私 は よく 分かり ませ ん 。   今日 は 時間 が 来 まし た ので 、 次回 、 また 機会 が あっ たら 質問 し たい という ふう に 思い ます 。   以上 で 終わり ます 。 立憲 民主党 の 城井 崇 です 。   質問 の 機会 を いただき まし て 、 誠に ありがとう ござい ます 。   永岡 文部 科学 大臣 、 よろしく お願い いたし たい と 思い ます 。   まず 、 生成 A I 、 出力 結果 、 いわゆる A I 生成 物 とも 国会 答弁 で も あり ます が 、 これら の 権利 者 について 伺い たい と 思い ます 。   まず 、 出力 結果 の 著作 権 について 伺い ます 。 文章 や 画像 、 動画 等 の 出力 結果 、 A I 生成 物 の 著作 権 は 誰 に あり ます か という 問い で あり ます 。   令 和 五 年 四月 十 二 日 の 当 委員 会 で の 梅谷 委員 の 質疑 で の 政府 参考 人 答弁 に より ます と 、 AI によって 自律 的 に 生成 さ れる A I 生成 物 について は 、 現行 の 著作 権 法 上 は 著作 物 と 認め られ ない と 考え られる 、 A I 生成 物 を 生成 する 過程 で の 、 A I 利用 者 による 創作 意図 が あり 、 かつ A I 生成 物 を 得る ため の 創作 的 寄与 が あれ ば 、 利用 者 が その 思想 、 感情 を 創作 的 に 表現 する ため の 道具 として A I を 使用 し て 当該 A I 生成 物 を 生み出し た もの と いたし まし て 著作 物 と 認め られる こと は 、 可能 性 は ある と 考え られる と の こと で あり まし た 。   大臣 、 ここ で 言う 創作 意図 、 創作 的 寄与 と は 、 具体 的 に 何 を 指し ます か 。 両方 が あっ て 、 著作 物 として 著作 権 が 認め られ ない 場合 は どの よう な こと を 想定 し て い ます か 。 大臣 から 、 国 として の 公式 見解 を 明確 に お 示し ください 。 かなり 細かく 御 答弁 いただき まし て 、 ありがとう ござい まし た 。   ここ で 出力 結果 の 権利 関係 を 確認 し て い ます の は 、 今 、 世間 で も 、 活用 し て いき たい という 方 と 、 活用 する 場合 に 、 自分 たち が 作っ て き た ものの 権利 が 脅かさ れる の で は ない か と 心配 し て いる 方々 、 この 両方 が おら れる 。 その 両方 の 声 に 耳 を 傾け た とき に 、 じゃ 、 肝腎 の 権利 関係 は どう 整理 さ れ て いる の か という こと が なかなか はっきり し ない という お 声 が 多い ので 、 是非 大臣 の 口 から はっきり 確認 を し たい という こと で の 質疑 で あり ます ので 、 お願い し たい と 思い ます 。 個別 で 司法 の 判断 と なり ます と 、 そこ は グレー ゾーン が 残る という こと は 是非 指摘 を し たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 生成 A I と 肖像 権 と の 関係 について も 伺い ます 。   画像 や 動画 等 の 出力 結果 、 A I 生成 物 にまつわる 肖像 権 は どの よう に 守ら れる か 、 国 として の 正式 見解 を 、 具体 的 な 方法 を 示し ながら 大臣 に 聞き たい と 、 質問 しよ う と 思っ た ん です が 、 文部 科学 大臣 は 所管 で は ない という ふう な 答え が まず 来 まし て 、 では どこ です か と 聞き まし たら 、 内閣 府 の 知 財 本部 だ という ふう に あっ た ん です が 、 ただ 、 内閣 府 の 知 財 本部 も 所管 で は ない という ふう に 言わ れ て しまい まし た 。 結果 的 に 、 どこ の 府 省庁 も 所管 し て い ない と 文部 科学 省 から 回答 が あり まし た 。   大臣 、 この 担当 府 省庁 が ない という の は 問題 です 。 政府 全体 で 、 是非 、 担当 府 省庁 を 明確 に し て もらっ て 、 この 生成 A I に 関わっ て の 肖像 権 を どの よう に 守る か という こと を はっきり でき ます よう に 、 文部 科学 大臣 から 政府 全体 に 促し て いただき たい と 思い ます が 、 お 取り組み いただけ ます か 。         〔 委員 長 退席 、 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 着席 〕 今 の 、 各省 と の 調整 という こと です が 、 その 中 に は 肖像 権 の 話 も 含ま れる という 理解 で よろしい です か 。 もう 一 回 お答え いただけ ます か 。 よろしく お願い いたし たい と 思い ます 。   続き まし て 、 プロンプト の 著作 権 について 伺い たい と 思い ます 。   生成 A I で 出力 結果 を 引き出す ため の プロンプト に は 著作 権 が 認め られ ます か 。 一般 名詞 の 組合せ に 権利 を 認め ます と 、 自由 な 発想 で 活用 する こと が 妨げ られる と の 意見 が あり ます 。 一方 、 内容 が 詳細 な 指示 、 命令 に わたれ ば 、 その 言葉 の 組合せ によって は 、 創造 性 、 オリジナリティー が 認め られる ケース が ある の で は ない か と の 考え方 も あり ます 。   先 ほど 、 大臣 から も 、 創作 の 意図 や 創作 的 な 寄与 、 この 点 について の 言及 が あっ た という ふう に 受け止め て おり ます が 、 さて 、 大臣 、 この プロンプトエンジニアリング に 著作 権 を 認め ます か 。 著作 権 が 成立 する 場合 の 条件 は 何 でしょ う か 。 著作 権 を 認め ない ケース は 具体 的 に 何 です か 。 大臣 から 、 国 として の 正式 見解 を 明確 に お 示し ください 。 一般 名詞 の 組合せ だけ という こと です と という こと な ん です が 、 なかなか 日本語 も 難しい ところ が あり まし て 、 例えば キャッチコピー など だ と 、 十文字 以内 で 短く 表現 する ケース が あり 得る 、 でも 、 その 組合せ に 、 ある 意味 で オリジナリティー 、 独創 性 を 認め て やってき て いる という 部分 も あり ます 。 その 意味 で は 、 その 線引き は 本当に 難しい ん じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます 。   特に 、 今 まだ 技術 が 発展 途上 という こと も あり ます ので 、 プロンプト そのもの も 今 まさに 生成 、 発展 し て い ます し 、 これ は 今後 ビジネス 化 し て いく 可能 性 も ある だろ う という ふう に 思っ て い まし て 、 その 点 で の 権利 関係 の 整理 は 間違い なく 必要 に なっ て くる 、 司法 に お 任せ という こと に は なら ない という ふう に 思っ て い ます 。   その 点 を 踏まえ て の 今後 の 整理 、 是非 いただき たい と 思っ て いる ん です が 、 その 点 について は いかが でしょ う か 。 続き まし て 、 クリエーター の 権利 擁護 について お 伺い し たい と 思い ます 。   生成 A I の 研究 開発 、 活用 を 促進 し て いく 中 で 、 出力 結果 に 伴う クリエーター 、 特に 既存 の クリエーター の 権利 を 国 として どの よう に 守り ます か 。   特に 難しい と 私 が 考え ます の は 、 作品 そのもの とともに 、 クリエーター の 画風 です とか 作風 に関する 権利 を どの よう に 守る か 、 これ が 難しい と 思っ て い ます 。 一方 で 、 現存 する 芸術 作品 など で も 、 既存 の 優れ た 作品 に インスパイア 、 ある 意味 で 感化 、 影響 さ れ た 作品 は 過去 に も たくさん あり ます 。   生成 A I の 出力 結果 に関して 、 クリエーター の 権利 を 守る 具体 的 な 方策 を 大臣 から お 示し ください 。 今 の 大臣 の お答え は 、 基本 的 に は 著作 権 法 、 現行 法 の 解釈 に 基づい て の 対応 、 それ を 踏まえ て 、 新た に 持ち上がっ て き た 論点 について 整理 を し て 、 また 周知 啓発 を する 、 こういう 御 答弁 だっ た か と 存じ ます が 、 関連 する 著作 権 法 の 改正 を 議論 いたし まし た とき に 、 過去 に です ね 、 生成 A I の ここ まで の 技術 革新 は 想定 し て い なかっ た ん じゃ ない か という ふう に 考え ます 。   図ら ず も 、 現在 の 状況 を 見る と 、 日本 の 著作 権 法 は 、 国際 的 に 見 て も 最も 生成 A I に 有利 な 法制 に なっ て おり ます 。   A I の 利用 を 完全 に 排除 する こと は 現実 的 に は 難しい こと も 考慮 し ます と 、 技術 的 な 革新 を 促し ながら 、 著作 権 者 の 意向 に 反する 著作 物 利用 から 権利 者 を 守る 仕組み づくり 、 例えば という こと で 、 法規 制 の 強化 も 一つ の 方法 かも しれ ませ ん が 、 その ほか に も 、 権利 者 側 の 技術 的 な 防衛 、 いわゆる クローリング 、 自動 プログラム など による 情報 収集 の 防止 です とか 、 権利 侵害 を 発見 する 技術 開発 へ の 支援 です とか 、 また 、 権利 者 たる クリエーター に も 恩恵 が 還元 さ れる 仕組み づくり 、 こうした 幾つ か の 方法 を 組み合わせ ながら 行っ て いく べき だ という ふう に 考え ます が 、 大臣 、 先 ほど の 現行 法 の 趣旨 周知 に 加え て 、 こうした 新た な 権利 者 を 守る 手法 について の 検討 を 是非 文部 科学 省 、 政府 において も 指示 を いただい て 、 取組 を いただけ ない でしょ う か 。 大臣 、 バランス という ふう に おっしゃる ん です が 、 先 ほど おっしゃっ た 平成 三 十 年 の 著作 権 法 の 改正 の 折 に は 、 やはり 、 ここ まで の 技術 革新 の スピード に なる という の は 想定 外 だっ た ん じゃ ない か 、 つまり 、 その 点 について は 検討 が 不十分 だっ た という ふう に 私 は 考え ます 。   更に 申し ます と 、 現在 の 機械 学習 で の 大量 の データ の 学習 、 収集 が 進ん で いく 段階 で 、 本当に クリエーター の 権利 が 守ら れる 形 に なる か 。 先日 も 、 決算 行政 監視 委員 会 の 分科 会 で 大臣 に 伺い まし た とき に も 、 例えば 、 違法 コンテンツ 、 本来 だっ たら 止め なき ゃいけないところなんですが 、 大量 だ と なかなか 区別 が し づらい 、 こうした 趣旨 の 答弁 も いただい た ところ で あり まし た 。   クリエーター を 守る ため に は やはり 具体 的 な 手段 が 必要 だ 、 しかも それ は 複数 あっ た 方 が いい という こと で 私 から は 提案 し て い ます 。 是非 、 提案 し た 部分 を 御 検討 いただき たい という こと を お願い し たい と 思い ます 。   続き まし て 、 生成 A I に関して 、 教育 現場 における 取扱い について 伺い たい と 思い ます 。   子供 の 思考 力 や 表現 力 へ の 影響 について 懸念 する 声 が あり ます 。 批判 的 な 思考 力 や 創造 性 を 伸ばす 妨げ に なる お それ で あり ます 。 こうした 生成 A I の 子供 へ の 影響 について の 大臣 の 認識 、 今後 の 対応 へ の 考え を お 聞か せ ください 。 具体 的 な 利用 の ケース について 、 一 点 伺い ます 。   児童 生徒 や 学生 が 利用 する 場合 、 例えば 小中学校 の 読書 感想 文 の 課題 で の 利用 や 大学 で の 論文 等 の 課題 へ の 利用 について 、 悪用 と 言える ケース も 十分 に 想定 を さ れ ます 。 この 学校 で の 課題 にまつわる 利用 の 課題 について の 認識 、 対応 について 、 大臣 から お 聞か せ ください 。 通告 を 一 問 飛ばし まし て 、 今 大臣 から 言及 いただい た 、 いわゆる 指針 、 ガイドライン の 件 について 伺い ます 。   夏 前 に も 学校 現場 で の 活用 方法 や 注意 点 など を まとめ た 指針 を 公表 する 方針 という 報道 に 接し まし た 。 この 点 は 、 先日 の 決算 行政 監視 委員 会 分科 会 で 私 から 提案 を し た 内容 で ござい まし た 。 取り入れ て いただき 、 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   改めて 、 この 指針 の 発表 の 具体 的 な めど を 大臣 に 伺う とともに 、 その 際 に 適切 な 学校 現場 へ の 支援 が 必要 だ と 考え ます が 、 その 点 について も 併せ て お答え いただけ ます でしょ う か 。 活用 と 、 そして ルール 違反 を 防い で いく 、 バランス を しっかり 見 て いき たい と 思い ます し 、 不断 の 見直し も 是非 お願い し たい と 思い ます 。 また 、 現場 から の 声 も 、 我々 から も 提起 を し て いき たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 がらっと 変わり まし て 、 令 和 四 年度 の 教員 の 勤務 実態 調査 の 結果 について 伺い たい と 思い ます 。   時間 外 勤務 の 時間 を 減らし た 人 が 増え た と の 結果 の 一方 、 過労 死 レベル の 時間 外 勤務 が 続い て いる 教職員 が いまだに 相当 数 存在 する と の 結果 でし た 。   調査 自体 は 一 週間 の 勤務 実態 の 調査 でし た が 、 小学校 、 中学校 共 に 、 一 か月 に 換算 し た 場合 の 時間 外 勤務 時間 が 過労 死 レベル を 超え て いる の は 、 大臣 、 それぞれ 全体 の どの ぐらい おら れ た でしょ う か 。 過労 死 レベル が 続い て いる という の は 命 に 関わる 重大 な 事態 です から 、 今後 の 対応 を 早急 に す べき だ と 考え ます 。 大臣 の 見解 を お 聞か せ ください 。 時間 が 参り まし た ので 終わり ます が 、 今 ほど の 、 正確 に 把握 困難 という こと で は 困る 。 過労 死 レベル で の 働き 方 に なっ て いる という 指摘 は 以前 から あり まし た し 、 そこ を 把握 する という の は 今回 の 調査 の 大きな 眼目 の 一つ だっ た という ふう に 考え ます 。   この こと も 含め て 、 まず 、 業務 量 の 削減 、 更 なる 業務 の 見直し 、 そして 、 今日 も 議論 が あっ た と 聞き まし た が 、 給 特 法 の 廃止 と 時間 外 勤務 手当 の 支給 等 の 処遇 の 改善 、 そして 教職員 定数 の 改善 、 この 三 点 セット を やはり やら なきゃ いけ ない という ふう に 考え ます 。   我々 から も 近く 、 給 特 法 廃止 ・ 教職員 の 働き 方 改革 促進 法案 を 国会 提出 し ます 。 やりがい 搾取 や 、 そして 定額 働かせ 放題 に なっ て いる 給 特 法 を 間違っ て も 続ける という こと に なら ない よう に 、 大臣 に も 是非 、 そして 与野党 の 議員 の 皆さん に も 是非 御 協力 を お願い 申し上げ て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 維新 の 会 、 堀場 幸子 です 。   今日 は 、 とても 学校 現場 の お話 が この 委員 会 の 中 で たくさん 議論 さ れ て いる の を 聞い て 、 ちょっと 本当に 、 どれ だけ 危機 的 な 状況 な の か という の を 分かっ て いただい た 上 で 、 これ を スピーディー に 進め なきゃ いけ ない という こと を 是非 是非 御 理解 いただき たい な と 思い まし た 。   私 も 、 先生 方 の 働き 方 について 、 給 特 法 も 含め て 抜本 的 な 改革 、 こう いっ た こと も 党内 で ずっと 議論 さ せ て いただい て おり ます けれども 、 やはり 先生 たち を 増やし て いか なき ゃいけないなというところを 、 どういう 意味 で やら なきゃ いけ ない か という 話 を ちょっと やら せ て いただこ う か な と 思い ます 。   不 登校 に関する 様々 な 調査 結果 も あり ます し 、 いじめ 、 そして 、 自殺 者 数 が やはり 今 本当に これ だけ 多い という こと を 、 私 たち は もっと 重く 受け止め なけれ ば なら ない と 感じ て い ます 。   前回 も 不 登校 について やら せ て いただい た ん です が 、 その とき は 、 本当は 学校 に 行き たい けれども なかなか 行け ない 子 、 そして 、 その 中 で も 特に 、 学校 の 勉強 が 分から ない な と 思っ て い て 学校 が 嫌 に なっ て しまっ て いる という 根底 に ある もの と 指導 について という こと を やら せ て いただき まし た 。   今回 は 、 学校 に 行く の は 大好き な ん だ けれども 、 どうしても 教室 に 入る の が 嫌 だ な という お子さん が 最近 多い という こと について やら せ て いただき たい な と 思い ます 。 教室 に 入れ ない 児童 生徒 と 集団 における 一斉 指導 と 個別 最適 な 学び について お尋ね を し たい と 思い ます 。   この 個別 最適 な 学び 、 これ について は ずっと 何 度 も 何 度 も 大臣 と やら せ て いただい て い て 、 また か と 思わ れる かも しれ ない ん です けれども 、 これ は 本当に 大事 な こと で 、 一斉 指導 という もの と 個別 最適 な 学び という もの を どの よう に 両立 さ せる の か 、 そして 、 その クラス の 人数 、 そして 先生 の 数 、 そして その とき の 子供 たち の 様子 、 これ を 全部 加味 し て それ を 実現 し て いっ て いる 学校 現場 の 大変 さ について 少し やら せ て いただき たい と 思い ます 。   一斉 指導 という の は 、 学力 の 底上げ の 効果 が あっ て 、 世界 的 に も 高い 評価 を 得 て いる と 承知 し て い ます 。 日本 の 教育 の 方法 として ずっと やら れ て き た 方法 な ん です けれども 。 また 、 対面 で の 一斉 指導 という もの が 本当に 有用 だ という こと は 、 この コロナ 禍 を 経 て 、 オンライン とか 様々 あり まし た けれども 、 それ を 経 て 、 やはり 対面 で ある こと 、 そして 一斉 指導 の よ さ という もの も 再度 私 たち は 感じる こと が でき た ん じゃ ない か な と 思っ て いる ん です けれども 、 でも 、 その 一斉 指導 の 中 で 個別 最適 な 学び 及び 協 働 的 な 学び の 充実 という こと を やっ て いく という の は とても 大変 な こと な ん です けれども 、 具体 的 に どの よう な 指導 方法 を 意味 し て いる の か 、 大臣 、 お願い し ます 。 三 十 一 人 だっ たら いい な と 思い ます けれども 、 三 十 五 人 な ん です が 、 その 三 十 五 人 に 目 を 配ら せ ながら 、 一 人 一 人 が 別 な 進度 で 授業 を 受ける という こと 。 そして 、 それで 、 小 集団 を 組み ながら グループ 学習 し たり し て 、 それ は アウトプット を する という こと だ と 思っ て いる ん です けれども 、 やはり 、 インプット だけ の 学習 から 、 アウトプット を し て いく 、 より 定着 を し て いく 、 そういった 効果 が ある という こと は 重々 承知 し て いる ん です が 、 では 先生 は 何 人 い ます か と なっ た とき 、 一 人 です ね 。   また 、 その 話 を レク で 話す と 、 いやいや 、 学習 指導 員 とか 支援 員 の 先生 が T 2 に 入る とき が ある とか 、 そういう こと を おっしゃら れ ます 。 でも 、 全 クラス に 入れ ます か 、 入れ ない です よ ね と 。   じゃ 、 三 十 五 人 程度 の 学級 の 中 、 小学校 で は 三 十 五 人 、 そして 中学校 で は 四 十 人 の 、 まあ 、 少 人数 算数 とか 数学 を やっ て いる 場合 は ちょっと 話 は あれ です けれども 、 そういう ふう な 状態 の 中 で 、 個別 に 違う 進度 で 、 そして 自分 に 合わせ た 楽しい と 思う こと を やる という ふう な 、 自分 で 選択 を し て 勉強 を し て いく という こと を 一斉 指導 の 中 で やる という の は 、 先生 たち 、 実は 皆さん が 思っ て いる 以上 に とても 大変 な こと だ と 思う ん です ね 。   そんな 中 で 、 一斉 指導 に なじま ない 子供 たち という の が 増え て いる と 思っ て い ます 。 これ は 発達 障害 という 意味 で は なく て 、 発達 障害 が あっ て 特性 が あっ て 、 じっと し て い られ ない 、 例えば 、 ADHD の 傾向 が ある とか 、 集団 で いる こと に 恐怖 を 覚える ASD の 傾向 が ある と か という 意味 で は なく て 、 ただただ 一斉 指導 に なじま ない という 、 様々 な 理由 は ある と 思い ます よ 、 だけれども 、 そういった 子供 たち が 増え て いる と 思い ます 。 学校 に は 来 て いる ん だ けれども 、 教室 で 授業 を 受け られ ない という 状況 の 子供 たち が たくさん いる と 思い ます 。   この 状態 の とき は 、 出席 は し て いる ので 不 登校 で は ない ん です けれども 、 多く の 学校 で は 、 校長 室 とか 保健 室 登校 という よう な こと を し て いる と 思い ます 。 そして 、 図書 室 で 登校 し て 対応 し て いる よう な ところ も ある か と 思い ます 。   こう いっ た 現状 に対する 大臣 の 御 所見 を お願い いたし ます 。 この 校内 教育 支援 センター 、 すばらしい 取組 だ と 思う ん です よ 。 空い て いる 教室 が あれ ば できる と 思う ん です けれども 。   でも 、 これ は 場所 を つくる だけ じゃ なく て 、 ここ に 人 が 配置 さ れ て いる ん です か と いう と 、 いや 、 学校 の 中 の 今 いる 支援 員 さん とか で やっ て ください 、 いやいや 、 さっき T 2 も 支援 員 さん と 言い まし た よ ね 、 じゃ 、 支援 員 さん は 学校 に 何 人 配置 さ れ て いる ん です か と なっ て いく と 、 点々 々 と なっ て しまい ます よ ね 。   という こと は 、 この 校内 教育 支援 センター 、 すばらしい 取組 だ と 思い ます し 、 やっ た 方 が いい と 思い ます けれども 、 ここ に は 人 は 配置 し ない 、 専門 的 な 人 を 配置 する わけ で も ない 。 じゃ 、 学校 に 来 て いる けれども 教室 に 入れ ない 子供 たち の 学び は どの よう に 保障 さ れる の か な という ふう に 思う ん です ね 。   この 後 、 ちょっと 不 登校 について やり ます けれども 、 不 登校 の 子供 たち に対する 学び という もの は 考え なきゃ いけ ない という こと で 、 不 登校 特例 校 の お話 で あっ たり フリースクール の お話 で あっ たり 、 たくさん の 居場所 という もの を 考え られ て い ます 。   でも 、 学校 の 中 に は 、 学校 に 楽しく やってくる ん だ けれども 、 学校 大好き だ し 、 あと は 、 お うち が い づらい という 方 も いる でしょ う 、 そういった 状態 の 中 で 学校 に 来 て い て 、 教室 に は 入れ ない 、 一斉 指導 に は なじま ない 、 なぜ なら ば 、 いっぱい 語り合っ たり とか 教え 合っ たり も し なきゃ いけ ない し 、 余り 得意 じゃ ない ん だ よ ね という 子供 たち が いる 中 で 、 支援 センター を つくる 、 それ も 分かり ます 。 でも 、 人 は 配置 し ない 。 だから 、 ここ は 何で な の か な と いう こと を 言わ せ て いただき たい ん です ね 。   多く は 保健 室 登校 、 とても たくさん 来 て い ます 。 じゃ 、 保健 室 の 養護 の 教諭 の 人員 配置 、 これ について どの よう に 思っ て いる の か な と いう こと が 聞き たい ん です ね 。 今 の 現状 の 配置 で は 、 小学校 八 百 五 十 一 人 以上 で 複数 配置 です 。 中学校 は 八 百 一 人 以上 で 複数 配置 です 。 つまり 、 八 百 人 の 学校 は 、 中学生 で 八 百 人 まで は 一 人 しか い ない わけ です よ ね 。 小学校 で 八 百 五 十 人 まで は 一 人 で 見 なさい と 言っ て いる 。 じゃ 、 八 百 五 十 人 の 生徒 の 中 で 一体 何 人 教室 に 入れ ない ん です か 。   今 、 教室 に 入れ ない 子供 の 調査 は ない と 聞い て い ます 。 大臣 、 この 養護 教諭 の 人員 配置 について 、 大臣 の 御 所見 を お願い し ます 。 もう これ は 加配 の 問題 じゃ ない と 思っ て いる ん です ね 。 基礎 定数 の 問題 だ と 思っ て い ます 。   この 基礎 定数 を なかなか 触り たく ない な と 思わ れる 、 保育園 の とき も なかなか 、 いつも その ハードル が ある な と 思っ て いる ん です けれども 、 この 定数 を 変え なけれ ば 、 やはり 、 今 、 養護 の 先生 に は 、 増え て いる 発達 障害 の 皆さん に対する 対応 を お願い し て い ます よ ね 。 そして 、 貧困 を 含む 様々 な 、 御 家庭 に 課題 を 持っ て いる 子供 たち に対する 対応 も やっ て いらっしゃい ます よ ね 。 当然 、 いじめ 等 で 精神 的 に しんどい 子供 たち の フォローアップ も さ れ て い ます よ ね 。 純粋 に 転ん で けが を し て いる 人 たち とか 、 コロナ 禍 を 含め 、 インフルエンザ とか その 時々 に はやる 病気 に対する 御 対応 も さ れ て い ます よ ね 。 その間 まで 消毒 とか いろいろ な もの も やっ て い た 。 もっと 言う と 、 水道 の 水質 検査 も やる 。 こういう ところ まで 全部 養護 の 先生 が やっ て いる ん です ね 。   これ を 、 大きけれ ば 大きい ほど 、 来る 方 の 、 子供 たち の 人数 も 多い 、 そう 考え た とき に 、 やはり 大型 校 と 言わ れ て いる 部分 、 五 百 人 を 超え て くる 学校 で 、 八 % 、 発達 障害 の 皆さん が いる という の で あれ ば 、 それ に対する 措置 を やはり 急が ない と いけ ない という ふう に 思っ て おり ます 。 これ が 、 保健 室 の 先生 が 何で もっと たくさん 必要 か という 一つ の 事例 と 根拠 です 。 是非 ここ を 本当に 急い で やっ て いただき たい な と 思い ます 。   その 次に 、 多様 な 学び の 保障 について 御 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   そもそも 、 フリースクール 、 たくさん あり ます 。 でも 、 文部 科学 省 が 所管 を し て いる 学び と は また ちょっと 違う の で は ない か と 思っ て おり ます 。 フリースクール に 期待 し て いる こと は 何 か 、 教え て ください 。 この たくさん の 研修 会 に 、 学校 長 及び 、 学校 長 な の か 、 副 校長 、 教頭 な の か 、 教員 な の か 分から ない です けれども 、 また そういった 会議 に 出 て いっ て 、 いろいろ な こと が 起こる という こと に なる ん です けれども 。   フリースクール 、 本当に 多種 多様 だ と 思っ て いる ん です ね 。 すごく 頑張っ て くださっ て いる ところ も ある し 、 本当に 学校 法人 で やっ て いらっしゃる ところ も あれ ば 、 いろいろ な 状態 に ある 。   多様 な 事業 形態 が ある フリースクール な ん です けれども 、 今後 、 どの よう に し て いく の か 。 今 おっしゃら れ て いる ので 、 そこ は 割愛 し て いただい て 結構 な ん です が 、 その 際 に 、 保護 者 という もの は 、 憲法 二 十 六 条 第 二 項 の 教育 を 受け させる 義務 を 果たす こと が それ は でき て いる の です か という こと について も お答え いただき たい と 思い ます 。 フリースクール に 行っ て 勉強 し て いただく という の は いい ん です けれども 、 計画 的 な 学習 プログラム と 、 在籍 校 で 置い て いる 、 年間 学習 指導 計画 という の を 立て て いる と 思い ます が 、 そういった もの と の 関係 性 という の は どう でしょ う か 。 フリースクール の いい ところ は 、 子供 たち の 特性 に 合わせ た 、 やり たい こと が できる という ところ な ん だろ う な と 思う ん です けれども 、 これ は 学校 長 が 出席 を 判断 する わけ です よ ね 。 教育 委員 会 は 、 この フリースクール なら いい です よ と 言っ て 決め て くれれ ば いい です けれども 、 そう し て くれる わけ で も なく 、 新た な もの が いっぱい 出 て き て 、 これ は 学校 長 が 実際 に 会っ て ミーティング を 重ねれ ば いい です よ みたい な 、 何 か 本当に 現場 任せ な 状態 な ん です よ ね 。 でも 、 学び を 保障 し て いく という こと は 、 やはり 私 たち は もう少し 責任 を 持っ て 考え なけれ ば なら ない ん じゃ ない か な という ふう に 思っ て いる ん です 。   だから 、 何でもかんでも フリースクール は オーケー です よ と 言う こと が 本当に できる の か な と いう の が 私 の 疑問 な ん です 。 いい と 思っ て いる ん です 。 必要 だ と 思っ て いる ん です 。 すごく 頑張っ て くださっ て いる ところ も ある し 、 すばらしい ところ も ある 、 それ も 分かっ て いる し 、 熱い 思い で 、 自分 の 子供 が 不 登校 に なっ ちゃっ た から 、 学ぶ ところ が ない ん だ よ ね と いっ て 、 保護 者 で つくら れ た ところ が ある という の も 承知 し て い ます 。   だから 、 すばらしい 情熱 を 持っ て やら れ て いる の も 分かっ て い ます し 、 そういう ところ を しっかり と 守る ため で も ある と 思う ん です よ ね 。 そういう ところ は 、 しっかり と 頑張っ て い ます よ ね と 言っ て あげ られる よう に 、 そして 、 そういう ところ が やはり なかなか 、 フリースクール の 経営 が 厳しい と 言わ れ て いる 。 じゃ 、 厳しい 中 で 、 私 たち は 、 子供 たち の 教育 を 担っ て いただい て いる の で あれ ば 、 何かしら の と 考える けれども 、 そこ に やはり 一定 の 学び の 保障 という 基準 が 必要 な の で は ない か な と いう こと を 考え て いる ところ です 。   指導 要録 上 出席 扱い に なる という ところ で 、 フリースクール も そう な ん です けれども 、 ずっと お うち に いる 子 の 場合 、 対面 指導 という もの が ある と 承知 し て い ます 。 この 対面 指導 という の は 誰 が どの よう な 学習 活動 を 行う の か という ところ な ん です が 、 多く は 担任 の 先生 が 行っ て いる と は 聞い て いる ん です が 、 教育 委員 会 による 事前 の 指導 や 研修 を 受け た ボランティア スタッフ という ふう に 書い て ある ん です が 、 現在 どの 程度 ボランティア スタッフ が 活動 し て いる の か 、 そして 、 それで ちゃんと これ を 対面 指導 と 言う こと が できる の か どう か 、 そこ について 大臣 の 御 所見 を お願い し ます 。 別に 、 人数 が 分から ない から どうのこうの という わけ じゃ ない ん です けれども 、 私 の 思い は 、 私 たち は 、 私 たち という か 、 私 は 、 教員 免許 を 取っ た とき に は 本当に 超 氷河期 です から 、 特に 社会 科 の 免許 という の は 、 高校 の 地 歴 、 公民 とか という の は 枠 が 全然 空い て い なかっ た ん です ね 。 先生 に なり たい な と 思っ て も なれ ない 時代 だっ た 状態 な ので 。   ただ 、 私 たち の 友達 は かなり 教員 免許 を 持っ て い ます から 、 この 四 十 代 の 世代 、 私 は 四 十 四 です が 、 常に 氷河期 の 世代 だっ た 人 という の は 、 教員 免許 を 持っ て いる けれども 活用 し て い ない 人 が たくさん いる ん です ね 。 でも 、 でき なかっ た 。 だって 、 更新 制度 が でき ちゃっ て 、 更新 なんて 知ら ない から みんな 失効 し ちゃっ て いる し 、 それ を また 一 から やる ため に は 何 十 万 も お金 を かけ て また 取り戻さ なきゃ いけ ない し という 、 それ じゃ いい か な という 人 は たくさん い ます よ ね と いう ところ な ん です よ ね 。   だから 、 その ボランティア という 人 たち が どういう 人 たち な の か という の は 非常 に 重要 な ところ で 、 やはり 子供 と 直接 、 接する と いう ところ に 大きな 意味 が あっ て 、 ここ に 余り そぐわない 人 が 行っ て しまう と 、 私 が 危惧 する の は 、 何 か よく ある 、 近所 の おば ちゃん が 行っ て くれ まし た よ と なっ て 、 ボランティア スタッフ として すごく 行っ て くれ まし た よ という 、 だけれども 、 いや 、 あの 子 、 こう だっ た の よ みたい に うわさ に なっ て も 嫌 だ し 、 そういった 懸念 を 持っ て 、 私 たち が 何 に 守秘 義務 を 持っ て 、 何 に 責任 を 持てる の か という こと を 学校 現場 という の は しっかり と 持た なけれ ば いけ ない という こと を 声 を 大 に し て 言い たい という ところ な ん です ね 。   もう 一 個 、 自宅 における ICT を 活用 し た 学習 活動 の 出席 扱い 、 これ について も お尋ね し たい と 思い ます 。   メリット も ある と 思っ て いる ん です ね 。 やはり 、 子供 と 直接 会う こと は でき なく て も 、 学び の 機会 という こと は 非常 に 提供 できる と 思っ て おり ます 。 けれども 、 デメリット として 、 家庭 に 引き こもり がち な 期間 が 長期 化 する という ふう に 記載 を さ れ て い ます 。   つまり 、 だから 、 ICT で の 自宅 学習 を ずっと 認め ちゃう と 学校 に もっと 来 なく なっ ちゃう から 、 それ は どう な の という 懸念 を 示し て いる と 思う ん です けれども 、 そもそも 、 学校 に 来る という こと が 全て じゃ ない と 言い つつ この 文言 は どう な ん だ という こと と 、 これ について 大臣 は どの よう に 思っ て いらっしゃる の か な と いう ところ を お尋ね し たい と 思い ます 。 ここ まで 、 不 登校 の 子供 たち の 学び という 視点 で やら せ て いただき まし た 。 その 前 は 、 一斉 指導 に なじま ない 子供 という こと な ん です けれども 。 ここ まで 来 て 、 やはり 学校 に 先生 という の は もっと 必要 だ な と 思っ て いただけ ない か な と いう こと な ん です ね 。   じゃ 、 対面 指導 、 行き ます と いっ て 、 学校 の 先生 が 行く の は 授業 時間 です か という こと な ん です 。 小学校 の 先生 は 、 今 配置 基準 について 考え て いる ん です けれども 、 配置 基準 の 最初 の 基 と なる こま 数 という の は 、 大体 平均 二 十 四 こま です 。 二 十 四 こま という の は 、 今 、 週休 二 日 です から 、 月 、 火 、 木 、 金 と 五 こま やっ て 、 大体 水曜日 が 四 こまか な と いう ので 二 十 四 じゃ ない です か 。 どこ の タイミング で 行く ん です か という こと な ん です よ ね 。 そう する と 、 じゃ 、 授業 が 終わっ て から 行く 、 これ は 明らか に 勤務 時間 を 超え て しまい ます よ ね という こと を 言っ て いる わけ です よ ね 。   じゃ 、 やはり そういう 専門 的 な スタッフ 、 今 、 不 登校 支援 員 という 資格 も あり ます し 、 様々 な 不 登校 に関する プロフェッショナル の 人 たち も いらっしゃる わけ です から 、 そういった 人材 を 活用 する という こと も 一つ だ と 思い ます し 、 スクールソーシャルワーカー という 人 たち が 家庭 に 行っ て 、 しっかり と 家庭 と 学校 を つなぐ こと も でき ます し 、 若しくは 、 何 か 支援 が 必要 な の で あれ ば 、 SC は 学校 の 外 に 出 て いく 権限 が ある ん です か と いっ たら 、 やはり 学校 の 中 で 子供 を 見る という の が お 仕事 です から 、 学校 の 外 まで 行っ て 対面 指導 でき ない よ ね と なっ て くる と 、 権限 と の 兼ね合い で 、 でき ない こと が 学校 という の は 山 ほど ある ん です よ ね 。   だから 、 例えば 、 よく SSS の スタッフ の 人 を 増やし ます と 言い ます けれども 、 採点 を やっ て もらい ます と 言い ます けれども 、 採点 という の は 、 私 たち は 昔 は 、 先生 が 丸 つけ し て くれ て いる と 、 部分 点 とか もらえ た わけ です よ ね 。 でも 、 そういう ん じゃ なく て 、 もう 答え が 一 発 で 、 マル か バツ か な ん です よ 。 だっ たら デジタル 化 すれ ば いい と 思う ん です よ ね 。 マークシート で 書か せれ ば すぐ できる し 、 今 は 、 マークシート が なく て も 、 採点 さん とかいう アプリ が 、 アプリ という か ソフト が あっ て 、 それで 丸 つけ を 自動 に し て くれ ます よ ね 。 そっち を 導入 し たら いい ん じゃ ない です か と 思う ん です よ ね 。   じゃ 、 その 人材 を どういう 権限 で 、 どういう こと に 活用 できる の か という こと を 考え た とき に 、 本当に その お金 を 別に 使う 必要 は ない ん です か 、 例えば 学校 の 外 に 出 て 支援 が できる 人 を もう ちょっと 増やす 必要 は ある ん じゃ ない です か とか 、 若しくは 、 学校 の 先生 に やら せる の で あれ ば 、 先生 を 絶対 的 に 増やさ なき ゃいけないんじゃないですか 、 こう いっ た こと を やはり 文部 科学 省 さん の 中 で しっかり と 、 まあ 、 もう 把握 さ れ て いる と 思う ん です ね 。   でも 、 わざわざ ここ で 言っ て いる の は 、 足り ない という こと を 違う 角度 から も 言っ て み たい な と 思っ て いる ん です 。 今 起き て いる 子供 たち の 状況 という の は 、 先生 たち が 足り ない という こと で 悪化 を し て いる という 可能 性 は 非常 に 高い です よ ね 、 やはり 先生 たち を 増やし て いただか ない と 困り ます という ふう な ところ を お話 を さ せ て いただき まし た 。   今日 何 度 も 出 て おり ます 、 教員 の 勤務 実態 調査 が 出 て 、 どこ でも 、 中教審 で 検討 し ます と おっしゃら れ て 、 私 たち は 、 それ じゃ おかしい です よ ね と 大臣 に 皆さん 聞い て いる ん だ と 思う ん です ね 。   教員 の 処遇 改善 、 これ に関して 大臣 は どういう 対応 を する の か 、 大臣 の 思い を 聞か せ て いただき たい と 思い ます 。 中教審 で 検討 する お話 は 要ら ない ので 、 是非 お願い し ます 。 来年 の 春 って 、 結構 もう 皆さん 卒業 し て くださっ て 、 どんどん 子供 という の は 成長 する と 思う ん です ね 。   ちょっと 他 の ところ で 恐縮 な ん です けれども 、 デジタル 庁 で 質疑 し た とき は 、 大臣 は 、 三 年 だっ た もの を 二 年 に し まし た 、 そして 、 できる ところ から どんどん やっ て 、 もう 終わっ て いる もの も あり ます という よう な 答弁 を 頂戴 し た ん です よ ね 。 わあ 、 やはり 速い な 、 やはり デジタル という もの は 加速 化 な ん だ みたい な 強い 思い を 聞い た ところ で 、 教育 は もっと 速く ない と 、 子供 は どんどん 成長 し ちゃう わけ です よ ね 。   何 人 先生 が 倒れ て 、 何 人 先生 が 辞め たら これ は 変わる の か という の を 、 私 は 、 仲間 だっ た 人 も 、 何 度 も お 休み を し て 、 やっと 、 子供 が やはり 好き だ から と 復帰 し て 、 でも お 休み し て という こと を 繰り返し て いる のに 、 どうして 変え て いただけ ない の か な 。 どうして これ に これ だけ の 時間 が かかる の か な 。 大分 前 から 、 先生 たち が 過労 で しんどい と 分かっ て い て 、 今日 、 自民党 さん も 、 皆さん 、 もう これ は 絶対 変える ん だ と おっしゃっ て いる のに 、 何で こんなに 時間 を かける 必要 が ある の か な と いう の を 言っ て ほしい 。   あと 、 もっと 一つ お願い な の は 、 現場 の 人 を 見 て ほしい ん です 。 大臣 が 、 大臣 だけ じゃ なく て も いい ん です けれども 、 現場 、 中教審 で 専門 家 とか 大学 の 先生 とか 偉い 人 の 話 を 聞く こと も 非常 に 重要 です けれども 、 実際 に 働い て いる 人 が へろへろ なん だ よ という の を 見 て いただか ない と 分から ない と 思い ます し 、 もっと もっと 、 現場 の 、 先生 たち の お 声 だけ じゃ なく て 、 いろいろ な もの を 、 角度 から 、 多 角度 的 に 見 て ほしい ん です ね 。 学習 支援 を し て いる 人 とか SC を し て いる 人 とか 、 いろいろ な 現場 の 声 を もっと もっと 聞く なり 見る なり し て 、 そして 、 この 春 と 、 来年 の 春 と 言える の か という こと を もう 一 回 聞き たい な と 思っ て い ます 。   教員 の 処遇 改善 について 、 じゃ 、 最大 の 課題 は 何 だ と 大臣 は 思っ て いらっしゃる の か 、 お願い し ます 。 やはり 期日 を 決め て どんどん やっ て いく という こと が 必要 です し 、 本当に 先生 たち は 大変 だ という こと を ここ に いる 皆さん が 思っ て い て 今日 の この 質疑 が ある と 思い ます ので 、 可及的 速やか に 物事 を 進め て いただき たい と 思い ます 。   本日 は ありがとう ござい まし た 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 も 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   まず 、 学校 における IC T 利 活用 の 推進 について お尋ね を さ せ て いただき ます 。   学校 現場 における ICT の 利 活用 に つき まし て は 、 学習 指導 要領 において 、 情報 活用 能力 は 言語 能力 など と 同様 に 学習 の 基盤 と なる 資質 、 能力 で ある と 位置づけ られ て おり まし て 、 大変 重要 な 取組 で ござい ます 。   今般 の 新型 コロナ ウイルス 感染 症 感染 拡大 によりまして 、 どんな 状況 に あっ て も 児童 生徒 の 学び が 継続 し 、 保障 さ れる こと の 重要 性 が 改めて 認識 を さ れ まし て 、 その 必要 性 が 急務 と なり 、 GIGA スクール 構想 におきまして は 、 当初 の 予定 を 前倒し を いたし まし て 、 一 人 一 台 端末 の 配置 が 進む こと と なり まし た 。   令 和 三 年 三月 末 におきまして は かなり の 部分 で 配置 が 整い 、 GIGA スクール 構想 における 一 人 一 台 端末 の 利 活用 が それぞれ の 教育 現場 で 進ん で いく 中 で 、 一方 で は 、 その 利 活用 の 状況 において は 、 地域 間 で あっ たり 学校 間 で あっ たり 、 また 教員 の 先生 方 の 間 において も 格差 が 生じ て き て いる という 現状 が ござい ます 。   今日 お 配り を し て おり ます 資料 を 見 て いただけれ ば 分かる という ふう に 思い ます けれども 、 特に 地域 間 、 学校 間 における 格差 について 、 この 現状 を 文部 科学 省 として どの よう に 認識 、 把握 を し て おら れる の でしょ う か 。 また 、 この 格差 是正 の ため の 現状 の 取組 を 含め た 今後 の 方針 について お 伺い を し たい と 思い ます 。 先 ほど 申し上げ まし た よう に 、 言語 能力 と 同様 に 大変 重要 な 取組 という 中 で 、 やはり 地域 間 、 学校 間 の 格差 という の は 、 解消 を し て いく 方向 で 全力 で 取り組ん で いただく 課題 だ という ふう に 思い ます 。 GIGA スクール 運営 支援 センター の 機能 強化 を 含め て 、 学校 D X 戦略 アドバイザー 事業 によって 自治体 を 支援 を し て いただい て いる という ふう に 承知 を いたし て おり ます けれども 、 更 なる 格差 是正 の 取組 を 引き続き お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 教育 現場 において ICT の 利 活用 を 推進 し て いく ため に 欠か せ ない ICT 支援 員 の 配置 促進 も 今 進め て いただい て いる わけ で ござい ます けれども 、 目標 として は 四 校 に 一 人 、 八 千 人 を 目標 と し て いる 状況 の 中 で 、 現状 は 五 ・ 八 校 に 一 人 、 五 千 六 百 二 十 人 という 現状 で ござい ます 。 この 支援 員 の 配置 について も 、 先 ほど の 利 活用 と 同様 に 、 自治体 間 格差 が 生じ て いる 状況 が ござい ます 。   それ に対する 対応 を 含め て 、 この 目標 達成 に 向け た 取組 について 、 文部 科学 省 に お 伺い を いたし ます 。 コーディネーター も 含め て 、 やはり 、 人材 確保 について は 、 地域 によって 、 人材 を 確保 する という こと が 大変 厳しい 状況 という もの も ある という ふう に 思い ます ので 、 財政 措置 の 充実 を 含め て 、 この 人材 確保 に つき まし て も 是非 御 支援 を お願い を し たい という ふう に 思っ て おり ます 。   また 、 この こと は 教員 の 先生 方 の 負担 軽減 に も つながる こと で ござい ます し 、 教師 間 で も 利 活用 に 格差 が ある という こと について も 格差 を 是正 する という こと の 意味 で も 、 大変 、 この ICT 支援 員 の 皆様 の 活躍 という もの が 必要 だ という ふう に 思い ます ので 、 引き続き の お 取組 を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 永岡 大臣 に 質問 さ せ て いただき ます 。   これ まで も 数 回 、 委員 会 で 質問 を さ せ て いただい て まいり まし た けれども 、 GIGA スクール 構想 における 一 人 一 台 端末 の 端末 更新 など に 係る 費用 負担 、 財政 措置 の 方向 性 について 質問 さ せ て いただき ます 。   端末 の 更新 時期 に つき まし て は 、 今日 お 配り を し て おり ます 資料 に より ます と 、 文部 科学 省 の 調査 によって 、 自治体 の 財政 措置 の 時期 という 中 で は 、 令 和 七 年 以降 を 予定 し て いる 自治体 が 約 八 割 と なっ て いる 一方 で 、 先行 し て ICT を 利 活用 し て き た 自治体 におきまして は 、 令 和 六 年 に 更新 時期 を 迎える 自治体 も 七 ・ 八 % ある という 調査 結果 が 出 て おり ます 。   今後 も 、 持続 可能 的 に 学校 現場 において 、 また 、 先 を 見据え た 中 で 利 活用 が 一層 進ん で いく ため に は 、 初期 の 整備 費用 に 限る こと なく 、 今後 確実 に 必要 と なる 端末 更新 など に 係る 費用 負担 について 早急 に 国 が 方針 を 示す 必要 が ある と 考え て おり ます けれども 、 大臣 の 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 大臣 の 御 答弁 、 これ まで も いただい た 御 答弁 の 中 でも 、 大変 重要 な 課題 で ある こと 、 ただ 、 積極 的 に 活用 し て いただく こと が まず 重要 で ある という 御 答弁 が ある わけ で ござい ます けれども 、 どの よう な 状況 に なっ たら 方針 を 示す 状況 に なる の か 。 積極 的 な 利 活用 を まず し て いただく こと が 重要 で ある という こと で ござい ます けれども 、 どういう 状況 に なっ たら その 方針 が 示さ れる こと が 可能 に なる の か という こと について 、 大臣 、 お答え が もし いただけれ ば 、 また 、 文部 科学 省 から でも 結構 で ござい ます けれども 、 どういう 状況 に なる と 方針 が 明確 に なる の か という こと について 、 もし お答え いただけれ ば という ふう に 思い ます 。 先 を 見通し た 中 で 大切 な 教育 を 進め て いく という 中 で は 、 やはり 、 自治体 において も 学校 現場 において も 、 早急 に その 方針 を 示し て いただく という こと を 要望 、 大変 強い 要望 が ござい ます ので 、 大臣 に は 、 引き続き この こと を 、 早急 に 方針 を 示し て いただける よう に お願い を 申し上げ て 、 次 の 質問 に 移り たい という ふう に 思い ます 。   今 の こと と ほぼ 関連 を いたし ます けれども 、 同様 に 指導 者 用 の 端末 の 端末 更新 に つき まし て も 、 この 費用 負担 について も どの よう に お 考え か という こと を 併せ て お 伺い を さ せ て いただき ます 。 今 、 整備 促進 について も 様々 お 取組 を し て いただい て いる という ふう に 御 答弁 が ござい まし た 。 それ も しっかり 進め て いただく と 同時に 、 先ほど も 申し上げ まし た 、 やはり 、 端末 の 更新 という もの に対して の 方針 を 早急 に 示し て いただく 必要 が ある という こと を 併せ て 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 全国 の 教育 現場 におきまして 、 A I ドリル 、 いわゆる 、 子供 たち の 学習 の レベル に 合わせ て 最適 化 さ れ た 学び を 可能 に する 反復 習得 学習 の ため の 問題 集 です とか 、 動画 教材 の ソフトウェア で ある デジタル ドリル の 活用 が 進ん で おり ます 。   現在 の 学校 現場 における 、 A I ドリル に 代表 さ れる デジタル ドリル の 利用 状況 と 費用 負担 の 在り方 について 、 文部 科学 省 に お 伺い を いたし ます 。 自治体 におきまして は 、 この A I ドリル について 、 今 、 試行 期間 という こと で 、 その 時点 で は 保護 者 負担 という の は 生じ ない わけ で ござい ます けれども 、 本格 導入 に なっ た とき に 、 やはり 保護 者 の 皆様 の 方 から も 、 大変 負担 が 増加 する の で は ない か という 危惧 の 声 も ござい ます し 、 自治体 にとって も 大変 財政 的 な 問題 で 、 導入 し たく て も でき ない という 自治体 も ある という ふう に 思っ て おり ます ので 、 今 、 今後 の 課題 で 、 取り組ん で 、 議論 し て いく という お答え が ござい まし た けれども 、 A I ドリル に つき まし て も 、 デジタル ドリル に つき まし て も 、 この 活用 、 大変 重要 な 課題 で ある という ふう に 思い ます ので 、 文部 科学 省 として も 、 その 支援 の 在り方 について 引き続き 御 検討 いただい て 、 積極 的 な 活用 について の 支援 を 是非 お願い を 申し上げ たい という ふう に 思っ て おり ます 。   続き まし て の 質問 で ござい ます けれども 、 大学 進学 率 と 自治体 の 関係 、 自治体 間 格差 について お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。   文部 科学 省 の 学校 基本 調査 に より ます と 、 昨年 春 の 大学 進学 率 、 五 六 ・ 六 % と なっ て おり まし て 、 各 都道府県 における 大学 進学 率 の 現状 という もの を 、 どういう 状況 で ある か という こと を 文部 科学 省 に お 伺い を いたし ます 。 今 、 東京 と 鹿児島 の 数字 、 御 紹介 いただき まし た けれども 、 大変 大きな 格差 が 数字 的 に も 明確 で ある という ふう に 思い ます 。   都道府県 において これ だけ の 格差 が 生じ て いる 要因 で ある とか 原因 について 、 文部 科学 省 として どの よう に 分析 を さ れ 、 検証 さ れ て いる の か という こと について お 伺い を いたし ます 。 今 御 紹介 、 御 答弁 が あっ た よう に 、 当然 、 一概に 言え ない という こと は 十分 承知 を いたし て おり まし て 、 大学 の 立地 状況 、 例えば 、 大学 が ある の か ない の か 、 また 、 国立 大学 、 私立 大学 、 どういう 割合 で 立地 を する の か 等 含め て 、 様々 な 状況 が ある という ふう に 思い ます けれども 、 これ は 複合 的 な 要因 が ある という 前提 の 中 で 、 先 ほど 御 答弁 に も あり まし た 、 やはり 家庭 の 経済 状況 による こと という もの も 、 大変 、 私 は 、 この 大きな 経済 的 な 状況 という もの が 要因 に なっ て いる の で は ない か と 考え て おり ます 。   やはり 、 居住 地 の 大学 が 、 今 の よう な 立地 状況 を 含め て 選択肢 が 限ら れ て いる 中 で 、 例えば 、 居住 地 以外 の 大学 に 進学 を し たく て も 、 教育 費 の 負担 の 状況 を 含め て 、 経済 的 な 問題 で 進学 を 諦め ざる を 得 ない 、 そういう 状況 も ある という ふう に 思い ます 。   そういう 意味 で は 、 次 の 質問 に なり ます けれども 、 高等 教育 の 家計 に 及ぼす 影響 という もの は 大変 深刻 な 負担 と なっ て おり まし て 、 特に 、 コロナ 禍 が 長期 化 を する 中 で 、 現在 、 様々 、 燃料 油 、 電気 代 を 含め た 生活 必需 品 、 あらゆる 物価 が 高騰 する 中 で 、 より 深刻 な 状況 と なっ て いる という ふう に 思い ます 。   その よう な 中 で 、 奨学 金 を 含め て 、 これ まで 様々 な 拡充 措置 が 図ら れ て き た 経緯 も あり まし て 、 今般 の たたき台 に も 奨学 金 の 拡充 が 盛り込ま れ て おり ます けれども 、 一層 の 給付 型 奨学 金 の 拡充 や 、 所得 制限 の 在り方 、 大変 要件 が 様々 課せ られ て いる ため に 、 大変 給付 を 受ける こと が 厳しい 状況 も あっ て 、 まだまだ 不十分 な 内容 で ある という ふう に 思い ます けれども 、 この 格差 が ある 現状 について 、 文部 科学 省 として どの よう な 方針 で 取り組ま れ て いく の か 、 この こと について 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   まず 、 統一 協会 の 問題 について 聞き ます 。   統一 協会 に対する 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 は これ まで 五 回 に 及び 、 対応 が 長期 化 する 中 で 、 結局 、 文部 科学 省 は 解散 命令 を 請求 し ない の だろ う という よう な 見方 も 広まっ て おり ます 。   四月 の 二 十 六 日 、 週刊文春 が 、 「 統一教会 の 解散 命令 請求 は 困難 な 情勢   文化庁 事務 方 トップ は 「 全く 見通し が 立っ て い ない 」 」 と 題し た 記事 を インターネット 上 で 配信 を いたし まし た 。 この 文化庁 事務 方 トップ と は 、 合田 哲雄 文化庁 次長 の こと だ と 思い ます 。 まるで 合田 次長 が 解散 命令 は 困難 だ と 語っ た か の よう な 見出し で あり ます 。   確認 です けれども 、 これ は 合田 次長 に 、 週刊文春 の 取材 に対し 、 解散 命令 請求 が 困難 だ と 回答 し た 事実 は ある ん です か 。 質問 が 五 回 に も なっ て 、 最初 の 行使 から 半年 が 経過 を いたし まし た 。   先日 、 五月 七 日 に は 韓国 で 集団 結婚式 が 実施 を さ れ 、 新た な 本部 施設 が 完成 する など 、 統一 協会 は 、 まるきり 反省 する 様子 も なく 、 派手 に 活動 し て いる よう に 見え ます 。 それどころか 、 さき の 統一 地方 選挙 で は 、 堂々 と 、 自民党 も 認める 統一 協会 の 関連 団体 で ある 国際 勝 共 連合 名 で 、 我が 党 を 攻撃 する 事実無根 の 謀略 ビラ まで 全国 で ばらまき まし た 。   解散 命令 を 請求 し ない と 決定 し た わけ で は ない と おっしゃっ て も 、 この まま ずっと 報告 徴収 、 質問 権 を 行使 し 続け て い た の で は 、 どうせ 解散 命令 請求 は でき ない と 思わ れ て 、 統一 協会 は 、 まるで 社会 的 な 問題 など 一切 なかっ た か の よう に 、 活動 を 元 に 戻し て しまう 。 その 結果 、 被害 者 が ますます 増える こと に なり かね ませ ん 。   この 五 回 の 報告 徴収 、 質問 権 で 積み上げ た 事実 が ある の です から 、 それ を 基 に 、 一刻 も 早く 解散 命令 を 請求 す べき だ と 私 は 考え ます けれども 、 これ は 大臣 の 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 裁判所 で 否定 さ れ て は 元 も 子 も ない 、 誤っ た メッセージ に なる 、 こう 文化庁 は おっしゃる ん です けれども 、 この よう に 、 ずっと 請求 し ない こと 自体 が 、 当初 持っ て い た 統一 協会 へ の 疑い が 既に 晴れ た 、 あるいは 薄まっ た の で は ない か という 誤っ た メッセージ に も なり かね ない と 思う ん です ね 。   昨年 十一月 、 統一 協会 に 法令 違反 による 広範 な 被害 や 重大 な 影響 が 生じ て いる 疑い が ある と 永岡 大臣 が 判断 を さ れ て 、 報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 始め た わけ で あり ます けれども 、 解散 命令 請求 を 諦め た の で は ない という の で あれ ば 、 その 疑い が 晴れ て いる はず は あり ませ ん 。   そこで 、 明言 し て いただき たい ん です 、 大臣 に 。   報告 徴収 、 質問 権 の 行使 を 続け て いる という こと は 、 統一 協会 に 解散 命令 事由 に 該当 する 疑い が ある 事実 は 変わら ず 、 初回 行使 の とき だけ で なく 、 その 疑い は その後 も ずっと 続い て き て いる 、 こういう こと で よろしい です ね 、 大臣 。 合田 次長 は 、 質問 に対する 回答 の 分量 が 減っ て き て いる という 文春 の 指摘 に対し 、 相当 な 分量 の レポート が 返っ て き て い ます と 述べ て おり ます 。   それ なら ば 、 これ 以上 の 被害 を 拡大 さ せ ない ため に も 、 速やか に 分析 を 進め 、 解散 命令 請求 を 行う こと を 求め て おき たい と 思う ん です 。   次に 、 ギャンブル 依存 症 問題 に関する 教育 について 質問 いたし ます 。   IR 法 附帯 決議 十 項 を 受け 、 学校 教育 において ギャンブル 等 依存 症 に関する 知識 の 普及 及び 啓発 が 求め られ 、 二 〇 一 八 年 三月 公示 の 高校 学習 指導 要領 に も 取り入れ られる こと に なり まし た 。   二 〇 一 八 年 七月 公表 の 高校 学習 指導 要領 解説 で 、 ギャンブル 依存 症 について 、 アルコール 、 薬物 など の 物質 へ の 依存 症 に 加え て 、 ギャンブル 等 へ の 過剰 な 参加 は 習慣 化 する と 嗜癖 行動 に なる 可能 性 が あり 、 日常 生活 に も 悪影響 を 及ぼす こと に 触れる よう に する と 述べ られ て おり ます 。   これ を 受け 、 文科 省 指導 参考 資料 が 作ら れ た わけ です けれども 、 これ に よれ ば 、 「 一般 的 に ニコチン 、 アルコール 、 薬物 、 ギャンブル 等 、 ゲーム など を 「 やめ たく て も やめ られ ない 」 状態 の こと を 「 依存 症 」 と いい ます が 、 医学 的 に は 「 嗜癖 ( し へき ) 」 という 用語 を 使い ます 。 」 と あり 、 対象 が 物質 摂取 の 場合 を 物質 依存 、 対象 が 行動 の 場合 を 行動 嗜癖 と 呼ぶ と さ れ て おり ます 。   つまり 、 物質 摂取 か 行動 か の 違い で あっ て 、 どちら も 依存 症 、 嗜癖 という 点 で は 同じ だ という こと で 、 これ は 、 大臣 、 間違い ない です ね 。 その とおり だ 、 違い は ない という 御 答弁 でし た 。   民法 改正 の 中 で 成年 年齢 が 二 十 歳 から 十 八 歳 に 引き下げ られ まし た けれども 、 これ に 関わっ て 、 民法 ( 成年 年齢 関係 ) 改正 Q&A という もの が 法務省 で 作成 を さ れ て おり ます 。 この Q&A の 「 Q 4   お 酒 や たばこ が 解禁 さ れる 年齢 も 十 八 歳 に なる の です か ? 」 に対する 回答 は どの よう に なっ て いる か 、 法務省 民事 局長 、 お答え いただけ ます か 。 成年 年齢 は 引き下げ られ た が 、 喫煙 、 飲酒 、 公営 ギャンブル の 年齢 制限 について 二 十 歳 から 十 八 歳 に 引き下げる か どう か について は 、 各 所管 省庁 において 検討 さ れ た 結果 、 二 十 歳 を 維持 する こと と なっ た と 聞い て おり ます 。   飲酒 、 喫煙 について は 健康 上 の 問題 や 非行 防止 、 公営 ギャンブル について は それぞれ の ギャンブル 依存 症 対策 の 問題 など の 理由 から 従来 の 年齢 を 維持 する 、 もちろん 、 個々 に は その 役所 で 判断 し た という こと で あり ます けれども 、 そういう こと に なっ た という ふう に 説明 を 受け まし た が 、 これ は 、 民事局 、 いい です ね 。 その とおり と 確認 さ れ まし た 。   ギャンブル 等 依存 症 対策 基本 法 十 四 条 は 、 予防 教育 、 普及 啓発 について 定め て おり ます 。   文科 省 は 、 小学校 学習 指導 要領 の 解説 、 体育 編 の 中 で 、 二 十 歳 未満 の 喫煙 や 飲酒 について は 、 低 年齢 から の 喫煙 や 飲酒 は 特に 害 が 大きい こと について も 取り扱う よう に し 、 未成年 の 喫煙 や 飲酒 は 法律 によって 禁止 さ れ て いる こと を 教える と し て おり ます 。   ところが 、 資料 一 の 下線 一 を 見 て いただき たい 。 「 「 ギャンブル 等 依存 症 」 など を 予防 する ため に 」 と 題し た 文科 省 の 指導 参考 資料 で あり ます 。 「 パチンコ は 十 八 歳 、 公営 競技 は 二 十 歳 から 行う こと が でき 、 また 、 参考 資料 に 示す よう に 、 ギャンブル 等 へ の のめり込み により 病院 に 訪れ た 患者 の ギャンブル 等 の 開始 年齢 が 二 十 歳 頃 で ある こと を 考える と 、 ギャンブル 等 に関する 問題 は 、 高校生 にとって も 近い 将来 に 生じ うる 身近 な 問題 と いえ ます 。 」 と 書い て あり ます 。   これ は 、 公営 ギャンブル について は 二 十 歳 に 、 パチンコ は 十 八 歳 に なれ ば やっ て よろしい 、 こう 教えろ と いう こと に なる ん です か 、 大臣 。 法律 により 禁止 さ れ て いる もの を 駄目 だ と 教える の は 当然 の こと な ん です ね 。 問題 は 、 公営 ギャンブル について は 、 例えば 二 十 歳 に なれ ば やれる わけ です よ 、 そういう もの を 学校 で どう 教える か という こと です よ ね 。   それで 、 いろいろ 、 事務 方 に も 来 て いただい て やり取り を いたし まし た 。 例えば 、 依存 症 、 ギャンブル だけ で なく ゲーム も 含ま れる 、 ゲーム は 禁止 さ れ て い ない で は ない か という よう な 話 も 事務 方 から は 出 た わけ です ね 。   資料 二 の 一 を 見 て いただき たい 。 国民 生活 センター に は 、 オンライン ゲーム に関する 相談 が 多数 寄せ られ て おり ます 。 資料 二 の 二 に つけ まし た 相談 事例 を 見 て いただけ ば 、 小学生 の 子供 が 、 友達 に 、 キャリア 決済 を 使う と お金 が かから ない と 間違っ た 情報 を 教え られ 、 スマ ホ で オンライン ゲーム に 高額 課金 し て い た 、 小学生 の 子供 が オンライン ゲーム で 百 五 十 万 円 以上 も 課金 し て い た が 、 決済 完了 メール が 子供 に 削除 さ れ て い た ため 気 が つか なかっ た など の 相談 が 現に 寄せ られ て いる わけ です ね 。   大臣 、 ここ は もう 本当に 、 私 も 実は オンライン ゲーム など を やる よう な 孫 を 持っ て おり まし て 、 中学生 と も なれ ば そういう こと を やっ て 課金 し たり 時々 する ん です けれども 、 一応 私 に 許可 を 取っ て くる ん です けれども ね 。 私 たち 、 子育て も 、 そして 孫 育て も やっ て いる 者 として 、 日本 の 子供 たち に 、 ギャンブル 依存 症 は 意思 が 強い とか 弱い とか に かかわら ず 誰 でも が 陥る 危険 が ある ので 、 やはり 安易 に 近づい て は なら ない と 教える べき な の か 、 それとも 、 大人 に なっ たら 依存 症 に さえ 気 を つけれ ば やっ て いい ん です よ 、 どうぞ やり なさい と 教える の か 、 大臣 、 どちら な ん です か 。 情けない 答弁 です ね 。   資料 三 を 見 て いただき たい 。 一 九 五 〇 年 九月 二 十 日 の 参議院 文部 委員 会 の 議事 録 で あり ます 。 以前 、 学校 給食 で も 紹介 し た 我が 党 の 大 先輩 、 岩間 正男 参議院 議員 の 議事 録 です けれども 、 岩間 議員 が 、 競輪 の 影響 する ところ は 単に 射幸 心 を あおる だけ で なく て 、 家庭 の 破壊 の 問題 、 社会 に対する 悪影響 、 こういう こと も あり ます が 、 教育 的 に 非常 な 大きな 影響 を 与え て おる と 思う と 述べ た の に対して 、 当時 の 天野 貞祐 文部 大臣 は 、 岩間 さん と 私 は 全然 同 意見 で ござい まし て 、 競輪 という よう な もの が 、 その 最も 先端 を 成す もの で 、 一般 に 人間 の 僥幸 心 を 誘発 する という よう な こと は 教育 上 非常 に よく ない 、 だから 私 の 力 の 及ぶ 限り あらゆる 機会 において これ を 除去 する よう に 努力 し たい と 答弁 を さ れ まし た 。   公営 ギャンブル は 教育 上 非常 に よく ない という の が 文部省 たる もの の 当然 の 認識 だっ た はず で あり ます 。 大臣 、 い つ から 、 いやいや 、 法律 で 認め られ て いる もの は そう は 言え ない という よう な こと に なっ た ん です か 。 いかが です か 。 資料 四 を 見 て いただき たい 。 警察庁 と 消費 者 庁 が 連名 で 作成 し た 、 オンライン カジノ は 犯罪 です 、 知ら なかっ た で は 済まさ れ ませ ん という ポスター で あり ます 。   山口 県 阿武 町 で 新型 コロナ 対策 の 十 万 円 を 誤っ て 一 人 に 四 千 六 百 三 十 万 円 も 入金 し て しまっ た 事件 で 、 受け取っ た 人物 が オンライン カジノ で 使い果たし た と 語っ た こと から 大騒ぎ に なり まし た 。 この 事件 を 受け て 作成 さ れ た の が この ポスター な ん です ね 。   警察庁 、 この ポスター は 、 何 枚 印刷 さ れ 、 そのうち 大阪 に は 何 枚 配布 さ れ まし た か 。 大阪 に は 二 千 九 百 枚 で あり ます が 、 最後 の 資料 五 に 各 県 へ の 配布 枚数 を つけ て おき まし た 。   そして 、 もう一度 資料 一 に 戻っ て 、 赤 線 二 を 見 て いただき たい 。 インターネット 上 に は オンライン ギャンブル の サイト も あり 、 それら の サイト を 利用 する 場合 、 年齢 制限 が 設け られ て はい ます が 、 年齢 確認 が 十分 で は なく 、 子供 たち で も 参加 でき て しまう 危険 性 が あり ます と あり ます 。 これ は 文科 省 の 資料 です よ 。   大臣 、 大阪 で 教員 が 、 オンライン カジノ は 犯罪 だ 、 近づく な と 教えよ う と する とき 、 では 先生 、 何で 夢 洲 に 実物 の カジノ は 造っ て いい の 、 オンライン で すれ ば 犯罪 な のに 、 実際 に カジノ を やっ て も よい の は なぜ な ん です か と 子供 に 聞か れ たら 、 教員 は 一体 どう 答え たら いい の か 、 大臣 の 御 見解 を お 伺い し て 、 質問 を 終わり たい と 思い ます 。 おはよう ござい ます 。 公明党 の 平林 晃 と 申し ます 。   本日 は 、 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   冒頭 、 総論 について お 伺い いたし ます 。   共用 促進 法 、 平成 六 年 に 制定 さ れ た 法律 で ある と 認識 を し て おり ます 。 本 法律 が 制定 さ れ た 目的 及び 趣旨 を 文部 科学 大臣 に お 伺い を いたし ます 。 ありがとう ござい ます 。   制定 当時 、 法律 の 名称 も 、 特定 放射光 施設 の という こと で 異なっ て い た そう で ござい ます が 、 その後 は 、 特定 高速 電子 計算 機 施設 あるいは 特定 中性子 線 施設 等 も 追加 を さ れ 、 現在 の 名称 に も なっ て いる 。 その 目的 は 、 共用 促進 、 これら の 施設 の 共用 を 促進 し 、 もっ て 研究 開発 基盤 を 強化 し 、 科学 技術 の 振興 に 寄与 し て いく という こと で 理解 を さ せ て いただき まし た 。   そこで 、 今回 の 審議 対象 と なっ て おり ます ナノ テラス です が 、 大変 お 恥ずかしい こと で ござい ます が 、 放射光 という もの を 、 私 、 余り 存じ上げ ませ ん でし た ので 、 二月 に 現地 、 東北大学 に 足 を 運ば せ て いただき まし た 。 QST の 星野 理事 、 PhoSIC の 高田 理事 長 など に 丁寧 に 御 説明 を いただき 、 施設 そのもの も 拝見 し まし た が 、 なかなか 理解 が 及び ませ ん でし た 。   理解 を 深める ため に 、 法案 審議 が 近づい て き まし た 今月 八 日 に は 、 ゴールデンウィーク 明け です 、 SPring 8 に も 行っ て まいり まし た 。 そこ で は 、 理研 の 矢橋 グループ リーダー や JASRI の 雨宮 理事 長 に 主として 御 対応 いただき まし た 。 そして 、 様々 御 説明 いただき 、 私 も 様々 稚拙 な 質問 を ぶつけ させ て いただく 中 で 、 ようやく 少し だけ 分かる ところ も 出 て き た か な という 感じ で 、 いよいよ 五月 十 七 日 、 委員 会 が 視察 へ 行か れ て 、 私 も 是非 行っ て 、 より 理解 を 深め たかっ た ん です けれども 、 別 の 委員 会 が 入っ て しまっ て 断念 せ ざる を 得 なかっ た という 事情 が ござい まし た 。   それ は さておき まし て 、 今回 の ナノ テラス 、 軟 エックス線 向け の 放射光 施設 で あり ます 。   この 軟 エックス線 という 言葉 自体 に も すぐ つまずく ん です けれども 、 加速 さ れ た 電子 が 持つ エネルギー が 比較的 小さい 場合 を いう と の こと で あり 、 高い 場合 を 硬 エックス線 という わけ です ね 。 ナノ テラス は 三 ギガ エレクトロン ボルト で あり 軟 エックス線 、 一方 、 SPring 8 は 八 ギガ エレクトロン ボルト で あり 硬 エックス線 、 こういう ふう に 軟 と 硬 で 使い分け て いる という こと で ござい ます 。   この 軟 エックス線 、 弱い 方 です ね 、 の 放射光 施設 は これ まで に も 日本 に は 存在 し て き た という こと で あり ます 。 ただし 、 輝度 が 低かっ た 。   ここ で また 、 輝度 と は 何ぞ や という こと で つまずく わけ です けれども 、 文科 省 作成 の 資料 に は 、 明る さ と あり まし た 。   明る さ という の は 、 輝度 と 照度 が ある 。 要するに 、 懐中 電灯 で 何 か を 照らし た とき に 、 懐中 電灯 そのもの が 明るい の か 、 あるいは 照らさ れ た もの が 明るく なっ て いる か 、 この 違い が ある という こと です ね 。 輝度 という の は 懐中 電灯 そのもの の お話 で あっ て 、 ナノ テラス は 、 この 懐中 電灯 の お話 で 、 極めて 明るい 光 を 出す こと が できる 、 こういう 装置 で ある という ふう に 理解 を し まし た 。   そして 、 輝度 が 高く なれ ば 、 これ まで 区別 が でき ない 、 一緒 に 見え て しまっ て い た もの や 現象 を 別に 分け て 、 分離 し て 見る こと が できる 、 これ は 解像度 という わけ です けれども 、 解像度 の 高い 解析 、 観測 を できる よう に なる という こと で ある という ふう に 伺い まし た 。   今回 の ナノ テラス は 、 SPring 8 で 磨い た 様々 な 技術 を 駆使 する こと によって 、 フォトン 、 光 の 粒 です ね 、 を 放出 する 元々 の 電子 の 広がり を できる 限り 抑える 、 ここ で 様々 な 技術 が 駆使 さ れ て いる よう です けれども 、 放出 さ れる フォトン を 空間 的 に も 、 また 時間 的 に も ぎゅっと まとめ て 放射 する こと により 、 輝度 を 向上 さ せ た 。 これ によって 、 百 倍 の 性能 差 は あっ た もの を 一気に 乗り越え て 、 世界 最先端 性能 を 実現 する と 伺い まし た 。 本当に すばらしい と 思い ます 。 まさに 日本 の 研究 開発 基盤 が 強化 を さ れ 、 科学 技術 の 振興 に 寄与 する もの と 高く 評価 を し て おり ます 。   その 上 で 、 ナノ テラス について お 伺い を いたし ます 。   設置 可能 な ビーム ライン は 二 十 八 本 ある と 伺い まし た 。 現状 で は 、 国 設置 の 三 本 と 、 パートナー 設置 の 七 本 が 設置 さ れる と 伺っ て おり ます 。 残り 十 八 本 の 整備 の 方針 について 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   これ は 、 そのまま ナノ テラス の 利用 の 促進 という こと に つながっ て くる こと だ と 思い ます ので 、 是非 、 適切 な 議論 、 適切 な 計画 で よろしく お願い を いたし ます 。   続き まし て 、 先端 大型 研究 施設 の 要件 について お 伺い いたし ます 。   共用 促進 法 第 二 条 第 一 項 におきまして は 、 先端 大型 研究 施設 の 三 種類 の 要件 が 述べ られ て い ます 。 すなわち 、 大 規模 、 比類 の ない 性質 、 そして 広範 な 分野 における 多様 な 研究 に 活用 さ れる 、 この 三 要件 で あり ます 。   この 中 で 、 第 二 の 要件 で ある 比類 の ない 性能 、 これ は 時代 によって 変化 し て いく と 考え られ ます 。 それ まで は 世界 の トップ の 性能 を 誇っ て い て も 、 技術 レベル が 向上 し 、 もはや そう 呼べ なく なる 。 こうした こと は 、 壮絶 な 競争 を 常 と する 科学 技術 の 世界 で は 当然 の こと で あり ます 。 こうした 時代 の 発展 に 取り残さ れる こと なく 、 当該 施設 が 比類 の ない 施設 を 維持 する ため に は 、 施設 の 恒常 的 な 改善 、 イノベーション と 投資 が 必要 に なり ます 。   この ため の 措置 は 検討 さ れ て いる の か 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   SPring 8 を 視察 を さ せ て いただい た とき も 、 矢橋 グループ ディレクター 、 雨宮 理事 長 も 本当に この 点 を 心配 し て おら れ まし た 。 あと は 、 消費 電力 も 今 の まま だ と 大変 だ という こと も 言っ て おら れ まし た 。 是非 御 検討 を 続け て いただけれ ば と 思い ます 。   続い て 、 設備 の 改善 とともに 重要 な こと は 、 人材 の 育成 で あり ます 。 設備 を 更新 できる の も 、 それ を 行う 人材 に 懸かっ て おり ます 。 本 法律 が カバー する 分野 における 人材 育成 の ため の 取組 が なさ れ て いる の か 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   SPring 8 の 登録 施設 利用 促進 機関 、 JASRI も 今 おっしゃら れ た よう な プログラム を 提供 する など 、 人材 育成 に 取り組ん で いる という こと で お 伺い を いたし まし た 。   一方 で 、 ナノ テラス 分野 における 研究 者 は 決して 多く ない という こと も 伺い まし た ので 、 これ を 機 に 、 是非 人材 育成 に も しっかり と 取り組ん で いただき たい という ふう に 考え て おり ます ので 、 是非とも よろしく お願い を いたし ます 。   実は 、 私 、 スパコン の 「 富岳 」 の 視察 に も 伺っ て まいり まし た 。 松岡 センター 長 に お話 を 伺っ て き た の です が 、 この 分野 は まだまだ 日本 が 世界 と 戦える 分野 で ある と 言っ て おら れ た の が 印象 的 でし た 。 そういう 分野 が そう あり 続ける ため に も 、 人材 を 育成 し なけれ ば いけ ない と 思い ます 。 優秀 な 後継 の 先生 方 に も お 会い し て まいり まし た が 、 より 裾野 が 広がっ て いく 必要 が ある と 考え て おり ます 。   この 共用 促進 法 で カバー する 分野 、 本当に 日本 の 重要 な 分野 だ と 思い ます ので 、 是非 とも 、 人材 育成 、 積極 的 に 取り組ん で いただけれ ば と 思い ます ので 、 是非とも よろしく お願い を いたし ます 。   関連 いたし まし て 、 今 申し上げ まし た 登録 施設 利用 促進 機関 について お 伺い いたし ます 。   当該 機関 の 役割 の 一つ 、 これ は 、 施設 の 利用 者 の 選定 で あり ます 。 施設 、 利用 時間 、 当然 、 有限 と なり ます ので 、 選抜 する こと は 当然 致し方 の ない こと で あり ます 。 ただし 、 選 に 漏れ た 申請 内容 、 これ に も 価値 が ない という こと で は 必ずしも ない と 考え て おり ます 。   そうした 選 に 漏れ た 申請 内容 に対して サポート する 仕組み 、 こう いっ た もの が 必要 と 考え ます けれども 、 こう いっ た 部分 に関しまして 、 政府 の 見解 を 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   技術 者 若しくは 研究 者 という の は 、 常に 選抜 を 受け て おり まし て 、 選 に 漏れる という こと が もう 本当に 度々 ある ん です けれども 、 そういった 場合 に 今 の よう な 御 指導 を いただける と 、 その 研究 者 、 力 も つけ て いける と 思い ます ので 、 是非 とも そういった 対応 を よろしく お願い できれ ば と 思い ます 。   スパコン の 「 富岳 」 を 視察 を さ せ て いただい た とき に 、 なぜ 富岳 という の か という こと を 松岡 センター 長 に 教え て いただき まし た 。 それ は 、 スパコン の 性能 の 高 さ も 重要 です けれども 、 スパコン が 広がり を 持っ て 使わ れる 、 たくさん の アプリケーション 分野 で 使わ れる 、 その こと が 大事 で あり 、 裾野 を 広げ て いく 、 この 姿 が 富士山 を 思い起こさ せる と 。 この 「 富岳 」 という の は 公募 で 来 た 名称 な ん です けれども 、 センター 長 の イメージ と 一致 し て 感動 し た という ふう に 言っ て おら れ まし た 。   私 も 、 この 科学 技術 の 分野 で 、 レベル の 高い 、 また 人材 の 広がり も ある 、 そういった 、 まさに 人材 の 富岳 を 築い て いき たい 、 そういう 思い を 持っ て 、 これから も しっかり と 取り組ん で まいり たい という ふう に 思い ます ので 、 引き続き よろしく お願い 申し上げ ます 。   以上 で 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 おはよう ござい ます 。 柚木 道義 で ござい ます 。   今日 も 質疑 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   冒頭 、 理事 会 で も 御 了解 いただい て おり まし て 、 次 の 、 閣法 後 の 一般 質疑 が ちょっと 一週 飛ん じゃ い ます ので 、 もちろん 、 法案 質疑 、 五 問 通告 し て い ます ので 、 これ を メイン で やり ます が 、 その 前 に 、 幾つ か 喫緊 の 課題 について お 伺い を さ せ て もらい ます 。   まず ちょっと 、 学校 安全 の こと について 、 文科 大臣 、 今 まさに 運動会 シーズン で 、 全国 的 に 、 地域 によって あれ は ある と 思い ます が 、 うち も 、 昨日 、 中学校 の 娘 が 運動会 で 、 息子 は 、 小学校 は 今週 末 という こと で 。   実は 、 今日 の 東京 新聞 の 一 面 に 、 杉並 区立 の 小学校 で 、 運動会 の とき に いろいろ な くい を 打ち ます よ ね 、 ひも を やっ たり する とき に 、 それ が 残っ て い て 、 児童 が 十 数 針 を 縫う 大 けが を 負わ れ た という こと が あり まし た 。 この 一 面 に その 保護 者 の 方 の コメント が 出 て い ます 。 それ について ちょっと 、 御存じ じゃ ない 方 も おら れる かも しれ ませ ん から 、 少し 触れ た 上 で 、 二 問 まとめ て 伺い ます 。   これ は 、 命 に 至ら なく て 本当に よかっ た 、 失明 とか 、 場所 によって は 本当に 大変 な こと に なり かね ない 、 こういう けが が 起こっ た わけ です が 、 お母さん は 、 傷口 が 大きく 開い て 尋常 で は ない 出血 が あっ て 、 麻酔 し て い た ん だ けれども 、 子供 が もう 痛 がっ て 暴れ て 、 今後 、 傷 を 目立た なく する 治療 を 続ける と 。   ところが 、 その 直後 に 学校 は 校庭 を 使用 中止 と せ ず に 、 保護 者 へ の 説明 も 、 事故 に 遭っ た 両親 から の 要求 が あっ て 行わ れ たり 、 あるいは 、 その他 の 学校 の 、 まさに 安全 点検 について の 保護 者 から の 要望 について も 、 これ は 東京 新聞 の 今日 の 一 面 です けれども 、 報道 が なさ れ た 後 に 区 の 教育 委員 会 が その 調査 結果 を 、 しかも 保護 者 に 連絡 を する ん じゃ なく て ウェブ 上 で 公表 し て いる と 。   文部 科学 省 に おか れ まし て は 、 学校 の 安全 管理 の ため に 参考 資料 を 公表 は さ れ て いる ん です が 、 実際 の 安全 点検 の 項目 は 学校 ごと に 委ね られ て いる 、 こういう 状況 だ と 伺っ て おり まし て 、 是非 二つ 、 これ は 本当に 、 事 が 起こっ て から で は 遅い ので 、 もう 運動会 が 終わっ て 、 まさに そういう 状況 が 各地 で 生まれる わけ です から 、 二つ 伺い ます 。   一つ は 、 校内 の 点検 を 、 学校 の 先生 方 は 、 それ こそ 給 特 法 の 議論 も あっ て 、 本当に 忙しく て 大変 な 状況 です から 、 第三者 による 定期 的 な 安全 点検 を 是非 御 検討 いただき たい という の が 一つ 。   それから もう 一つ は 、 ちなみに 、 杉並 区 の 教育 委員 会 に より ます と 、 昨日 現在 で 、 区立 の 小中学校 など から 、 くぎ など の 、 そういう 安全 点検 、 確認 が 必要 な もの が 計 四 千 二 百 六 十 三 点 見つかっ て いる と 。 これ は 、 是非 、 全国 的 に 緊急 の 安全 点検 、 その こと を 各 現場 に 周知 いただく 。   こう いっ た 二 点 、 御 対応 を お願い し たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 是非 、 学校 現場 の 負担 を 考え て 、 第三者 による 安全 点検 、 これ は 学校 に 周知 を いただく だけ で は なく て 、 やはり 安全 点検 自体 を 行っ て いただく という こと で 、 今 、 御 対応 いただける という 趣旨 の 御 答弁 だ と 思い ます ので 、 これ は 本当に 、 運動会 が まさに 終わっ たら 次 の 日 から そういう 状態 に なっ て 、 い つ 同じ 状況 が 起こっ て も おかしく あり ませ ん から 、 早急 な 対応 を 、 今 、 いただける という こと です が 、 お願い を いたし ます 。   それから 、 ジャニー 喜多川 氏 の 性 加害 問題 について も 、 学校 現場 において 、 今後 、 これ は 今 、 超党派 で まさに 、 児童 虐待 防止 法 改正 案 、 我が 党 も 菊田 先生 を 中心 に 、 それで まさに 与野党 本当に 挙げ て 緊急 の 法 改正 を 検討 し て いる さなか で 、 政府 として も 、 官房 長官 も 必要 な 対応 を し たい という こと も おっしゃっ て い ます ので 、 ここ で 二 、 三 点 伺い ます 。   まず 、 ちょっと 一 問 飛ばし まし て 、 時間 が ない ので 。 今後 、 仮に 、 私 たち が 提案 を し て いる 、 あるいは 今後 提案 を し て いく の は 、 児童 虐待 防止 法 上 は 親 が そういう 性 加害 など を 行っ た 場合 の 様々 な 対応 が 規定 さ れ て い ます が 、 親 以外 の 第三者 です ね 、 経済 的 又は 社会 関係 上 の 地位 に 基づく 影響 力 を 有する 第三者 が 行う 性 加害 行為 、 そういった こと について 認知 を し た 方 は 警察 に 通報 義務 を 課す 、 こういう 内容 で ござい ます 。 今後 、 こういう 通報 義務 が 課さ れ た 場合 、 例えば 学校 現場 で は どの よう な 形 で これ を 周知 さ れ て いく こと に なる の か 、 御 答弁 を お願い いたし ます 。 特に 学校 現場 において は 、 関係 者 という か 、 当事者 と なり 得る 生徒 児童 さん 、 それから 教職員 さん 、 場合 によって は 保護 者 の 方 とか 、 そういう 想定 が さ れる と 思う ん です が 、 外 の 、 外部 です よ ね 、 例えば 今回 の よう な ジャニー さん の 場合 、 分かり やすく 言う と 、 ジャニーズジュニア の 方 が 学校 に 通わ れ て い て 、 その こと を 先生 なり 友達 なり に 、 こういう こと に 実は 、 被害 に 遭っ て いる ん だ という ふう に 言っ た とき に 、 学校 内 の 当該 者 の こと で あれ ば すぐ 調べ られる と 思い ます が 、 外 の こと だ と 、 いきなり 警察 に 通報 義務 を 、 認知 し た から と 課せ られ て も 、 ちょっと やはり ハードル と いう か 、 ためらい が ある と 思う ん です 。   第三者 が 性 加害 行為 を 行っ た こと を 認知 し た 場合 に 警察 に 通報 義務 が 課さ れる ん です が 、 実際 、 例えば 学校 現場 など で 運用 さ れる 際 の 課題 と いう か ハードル という の は 、 どういう こと が 想定 さ れ ます か 。 ありがとう ござい ます 。   是非 お願い し たい です し 、 いろいろ な 教材 を 、 私 も 一つ 手元 に 今 持っ て 質問 し て い ます が 、 例えば 、 性 暴力 の 被害 に 遭っ たら 、 嫌 だ と 声 を 出す 、 その 場 から 逃げる 、 距離 を 取る 、 相手 から の 連絡 に 返信 し ない 、 信頼 できる 大人 に 相談 する など 書か れ て い ます ね 。   ただ 、 今回 、 仮に 児童 虐待 防止 法 が 改正 さ れ て 、 第三者 から の 性 加害 、 それ を 認知 し た とき に 警察 へ の 通報 義務 が 課さ れる 場合 に 、 学校 の 例えば 教職員 の 方 が 、 もちろん 、 教育 委員 会 から 教職員 へ の いろいろ な 周知 も あれ ば 、 学校 現場 で 子供 たち へ の 周知 とか 、 いろいろ な 場面 が ある と 思い ます が 、 なぜ 警察 に 通報 し なき ゃいけなくなったんですかと 聞か れ た とき に 、 やはり この ジャニー 喜多川 氏 による 性 加害 の 事案 、 これ は これ だけ 報道 さ れ て い ます から 、 子供 たち も 含め て 、 保護 者 さん も 含め て 、 みんな 知っ て いる と 思う ん です ね 。 こう いっ た こと を 具体 的 に 説明 を し た 上 で 警察 へ の 通報 義務 を 周知 する という の は 、 現場 の 学校 の 先生 が そういう こと を 行う と いう こと は 可能 な ん でしょ う か 。 これ は 大変 重要 な 答弁 な ん です ね 。   現状 として は 、 ジャ ニーズ 事務所 として 、 ジャニー 喜多川 氏 の 性 加害 行為 、 もちろん 、 なかっ た と は 言え ない という こと を 現 社長 は おっしゃっ て い ます が 、 いろいろ な もちろん 課題 も あっ て 、 事実 調査 を ジャ ニーズ 事務所 自体 が 行う と いう こと に関して は 明言 さ れ て おら れ ませ ん 。   ただ 、 やはり 、 今 大臣 御 答弁 さ れ た よう に 、 学校 現場 で その こと を 教え て いく とき に 、 やはり この ジャニー 喜多川 氏 による 性 加害 問題 、 何 が 起こっ て 、 なぜ 防ぎ 得 なかっ た の か という こと を 明らか に し て もらう こと が 、 教育 現場 で 性 被害 、 性 加害 防止 の 教育 を 進め て いく 上 で 最も 重要 な こと だ と 思う ん です が 、 大臣 の お 考え を 、 御 答弁 を お願い いたし ます 。 ただ 、 その 前段 の 御 答弁 で 、 どういう こと が 起こっ て 、 今回 、 第三者 による 性 加害 行為 で も 、 認知 し た 場合 は 警察 へ の 通報 義務 が 課さ れる という の は 、 具体 的 な 事例 も 含め て 学校 現場 で きちっと 周知 さ れる こと が 大切 で ある という 御 答弁 を さ れ まし た ので 、 そういう 意味 で は 、 私 は 、 やはり 、 今回 の ジャニー 喜多川 氏 の 性 加害 問題 について も 明らか に なっ た 上 で 、 学校 現場 で まさに 大臣 が 御 答弁 さ れ た こと が 周知 さ れる の が 、 今 うなずい て いただき まし た ので 、 大事 な こと だ という ふう に 認識 さ れ て いる という ふう に 伺い まし た 。   この 項目 、 最後 に し ます が 、 大臣 、 ジャ ニーズ 事務所 という の は 、 もちろん 知ら ない 人 は い ない わけ で 、 私 たち が 子供 の 頃 から 、 我々 は SMAP 世代 です けれども 、 大臣 も よく ジャ ニーズ という の は 御存じ だ と 思う ん です 。 これ だけ 、 やはり 青少年 に 夢 や 希望 を 与える 仕事 、 影響 力 の ある 、 その まさに トップ の 方 が そういう 性 加害 事案 が あっ た 可能 性 が 高い という 中 で 、 これ は 再発 防止 の ため に 、 教育 現場 を つかさどる 永岡 大臣 として 、 こういう 性 加害 問題 の 再発 防止 として 何 が 一番 重要 だ と 、 これ は ごめんなさい 、 お 考え が あれ ば 御 答弁 を お願い いたし ます 。 是非 よろしく お願い いたし ます 。   次に 、 LGBT の 理解 増進 法案 に関して 、 学校 教育 に 関わる 部分 について … … 分かっ て い ます 、 それ に 行き たい ので 、 ちょっと 早く 質問 し ます ので 。 さっき 理事 会 で 御 了解 いただい て い ます ので 。 済み ませ ん 。   それで 、 LGBT の 理解 増進 法 に関して は 、 学校 現場 、 学校 の 設置 者 の 努力 という の が 、 元々 は 超党派 合意 案 で 第 七 条 に 書か れ て おり まし た 。 今回 自公 さん が 出さ れ た 修正 案 の 中 に は 、 これ が 、 第 七 条 に 明記 さ れる こと から 、 別 の ところ の 事業 者 義務 の 中 に 入り込む という 形 に なっ て おり ます が 、 これ は ちょっと 、 なぜ そう なっ た の か という 背景 を 、 通告 で も やり取り を し て い ます ので 。   例えば 、 一般 論 として 、 トランスジェンダー の 方 が 、 女子 トイレ とか 女性 の お 風呂 とか 女性 の 更衣 室 とか そういう ところ を 、 性 を 都合 よく 使い分け て 入っ て き て 、 そういう 犯罪 に つながる よう な こと 、 これ は もちろん あっ て は いけ ない と 私 も 思い ます から 、 そういう よう な ケース が 増える という こと で 、 今回 様々 な 超党派 で の 合意 案 の 修正 が なさ れ た と 承知 し て おり ます が 、 こういう の は 、 一般 論 として 、 今回 の 理解 増進 法案 超党派 合意 案 が 成立 し た から と いっ て 、 犯罪 に つながる ケース という の は 増える ん でしょ う か 。 大臣 、 いかが です か 。 二 点 まとめ て 伺い ます 。   じゃ 、 学校 現場 の こと です が 、 今 まさに 懸念 さ れ て いる よう な 論点 は 、 私 、 今日 、 資料 の 九 ページ 目 以降 で 、 特に 最後 の 十 三 ページ 目 です か 、 LGBT の 教育 について 、 これ は 愛媛 県 の 公立 中学校 です が 、 中学生 が 話し合う 、 思いやり トイレ という こと で 、 非常 に いい 取組 だ と 思い ます が 、 こういう 犯罪 が 増える よう な ケース を 想定 し た LGBT の 理解 増進 教育 は 行わ れ て いる ん でしょ う か 。 そして また 、 犯罪 が 増える 、 こう いっ た 懸念 は 学校 現場 から 上がっ て き て いる ん でしょ う か 。   以上 、 二 点 まとめ て 御 答弁 を お願い し ます 。 もうこ の 項目 は 最後 に し たい と 思い ます が 、 だとすると 、 まさに 十 三 ページ 目 の 資料 という の は あくまでも 一つ の 例 で 、 全国 で こういう LGBT 、 多様 な 性 、 それ に対して 、 差別 を 受ける こと が ない 、 尊重 する 、 こういう 理解 増進 教育 が 行わ れ て いる 中 で 、 むしろ 今回 、 そういう 、 ちょっと どう 言っ たら いい の か 、 え せ トランスジェンダー の よう な 方 が 女子 の 更衣 室 や トイレ や 女 湯 とか いろいろ な ところ に 入っ て くる とか 、 偽っ て です ね 、 あるいは 変 な カメラ を 設置 する とか 、 そういう よう な こと が 論点 に なる と 、 実際 に 現場 で こういう 教育 が 行わ れ て いる 中 で 、 LGBT の 方々 へ の むしろ 偏見 、 差別 を 助長 する お それ が ある と 私 は 心配 を し ます 。 LGBT 理解 増進 どころか 差別 増進 に なり かね ない 、 こういう 危惧 を 抱く わけ で あり ます 。   これ は 、 文科 大臣 、 そういう こと の ない よう に 、 是非 、 文科 省 として は 、 学校 現場 で 、 これ は 事実 上 、 超党派 合意 案 に 沿っ た 形 の LGBT の 理解 増進 教育 が 推進 さ れ て いる わけ です から 、 その 理解 増進 教育 が 後退 する こと の ない よう に 、 むしろ 差別 、 偏見 を 助長 する こと が ない よう に 、 差別 増進 法案 という こと に なら ない よう に 、 しっかり と し た 教育 現場 における 御 対応 を お願い し たい と 思い ます が 、 いかが です か 。 ありがとう ござい ます 。   共用 促進 法 に 入っ て 、 質疑 に 入り ます 。   資料 の 五 ページ 目 以降 を 御覧 ください 。 これ は 、 理研 の 雇い 止め 九 十 七 名 、 それから 「 研究 者 を 「 使い捨て で は 」   雇用 十 年   直前 に 雇い 止め 」 、 それ と 文科 省 の 二月 の 通知 等 について の 報道 で ござい ます 。 これ は 昨日 の 記事 です 。   これ は 、 こういう ナノ テラス の よう な すばらしい 、 私 たち も 視察 さ せ て いただい て 本当に 感銘 を 受け まし た 、 すばらしい 世界 最先端 の 研究 施設 が これから 更に 本格 稼働 し て いく 中 で 、 研究 環境 の 整備 、 雇い 止め の 防止 、 こう いっ た こと を やっ て いただか ない と 、 今日 通告 を し て い ます 人材 育成 、 若手 研究 者 や 女性 研究 者 の 育成 とか 、 あるいは 初等 中等 教育 における 科学 技術 へ の 教育 、 まさに そういう ナノ テラス を 利 活用 し て いただく ため の 中長期 的 な 戦略 、 三 千 億 円 の 基金 を つくっ て も 生かさ れ ませ ん よ 。   です から 、 是非 お願い し たい の は 、 これ は 報道 の 資料 を 、 八 ページ 目 です ね 、 つけ て おり ます が 、 二月 に 文科 省 が 通知 を 出し て い ます ね 。 これ は 、 まさに 、 無期 転換 ルール の 適用 を 意図 的 に 避ける こと を 目的 として 、 無期 転換 申込 権 が 発生 する 前 に 雇い 止め や 雇用 期間 中 の 解雇 等 を 行う こと は 、 労働 契約 法 の 趣旨 に 照らし 望ましい こと で は ない こと に 留意 を いただき 、 労働 者 から 無期 転換 申 込み が あっ た 場合 の 対応 の 準備 を 含め 、 改めて 、 適切 な 運用 を 促し て いただく よう に お願い いたし ます と 。   そして 、 今日 通告 も し て おり ます が 、 まさに 、 令 和 四 年度 末 において 雇い 止め さ れ た 研究 者 数 という の は 何 人 いる の か など の 調査 も 含め て 、 この 二月 に 出さ れ た 通知 、 これ は 、 令 和 五 年 四月 以降 の 各 機関 の 対応 状況 について 調査 を 行う 予定 という こと を 二月 の 通知 に は 書か れ て おり ます ので 、 しっかり と 、 研究 者 が 安定 し た 身分 の 中 で 研究 に 従事 を し て いただける よう に 、 そういう 認識 を 持っ て いただい た 上 で 、 国 として しっかり と し た 対応 、 取組 を お願い し たい 。   今後 の 雇い 止め の 研究 者 の 調査 など の 対応 も 含め て 、 まとめ て 御 答弁 を お願い いたし ます 。 是非 よろしく お願い し ます 。   八 ページ 目 に 、 研究 論文 の 日本 の 、 重要 な 論文 だ という こと で 参考 に さ れ て いる もの 、 どんどん 右肩 下がり です から ね 。 せっかく ナノ テラス の よう な すばらしい 世界 最先端 の 施設 を 造っ て も 、 研究 者 が い なけれ ば 成果 が 上がり ませ ん 。 是非 よろしく お願い し ます 。   そして 、 冒頭 触れ まし た よう に 、 人材 育成 について も 、 これ は 是非 、 若手 研究 者 、 女性 、 リケジョ と 言わ れる やつ です ね 、 それから 、 大学生 や 大学院生 が ナノ テラス を 活用 し た 研究 に 参加 する 等 、 どういう 計画 を 今回 想定 さ れ て いる の か 。 あるいは 、 ナノ テラス を 活用 し た 若手 、 女性 研究 者 へ の 支援 や 取組 、 ナノ テラス の 整備 が 若手 研究 者 、 女性 研究 者 に もたらす メリット 、 どう いっ た もの を 想定 さ れ て いる の か 、 まとめ て 御 答弁 を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   ちょっと 一 問 飛ばし まし て 、 時間 が あれ ば 戻り ます が 、 ナノ テラス の まさに 今 の 利 活用 の 点 について 、 これ は 非常 に 、 今日 の 資料 の 中 に 、 二 ページ 目 以降 、 具体 的 な 、 皆さん の 本当に 生活 に 関わる 、 医療 分野 、 環境 分野 、 あるいは 食材 、 食料 分野 など 、 様々 な 製品 化 に も 応用 さ れ て いく 。   そして 、 三 ページ 目 は 、 後ほど 伺い ます けれども 、 それぞれ 官民 で 、 今回 、 ビーム ライン 、 最後 に 、 まだ 質問 し ます が 、 それぞれ 割り当てる こと によって 様々 な 研究 が 進ん で いく 中 で 、 この ナノ テラス の 活用 について 、 非常 に 多く の 成果 が 期待 を さ れ て い ます 。   政府 も 、 新しい 資本 主義 として 、 スタート アップ 育成 五 か年 計画 を 策定 する など 、 スタート アップ 企業 による 新た な イノベーション を 推進 さ れ て おり ます 。   官民 パートナーシップ による ナノ テラス 整備 、 パートナー が 整備 する ビーム ライン は 出資 金 を 拠出 し た 企業 が 優先 的 に 利用 し て 、 国 が 整備 する ビーム ライン は 公募 で 選ば れる 、 こういう スキーム です 。 成果 を 公表 し ない 場合 は 利用 料金 が 必要 と 。   資金 に 乏しい スタート アップ 、 ベンチャー 、 中小 企業 、 これ だ と 、 出資 金 を 拠出 でき ず に 利用 し づらい 、 成果 を 公表 でき ない 利用 という の は 料金 が 高く て 利用 を 控える 、 こういう こと も 想定 を さ れ ます ので 、 これ は 、 資金 が 乏しく て も 、 本当に 技術 力 、 開発 力 を 有する ベンチャー 企業 、 中小 企業 、 スタート アップ 支援 、 こう いっ た こと が 必要 だ と 思い ます ので 、 この 辺り の 実際 の ニーズ 、 そして 、 ニーズ が 少ない の で あれ ば 利用 の 促進 に 向け た 取組 、 さらに は 、 そういった 地域 の 中小 企業 、 ベンチャー 企業 等 が ナノ テラス を 利用 し やすい 支援 策 等 について 、 まとめ て 御 答弁 を お願い し ます 。 この 次 の 質問 も 多分 まとめ て 今 御 答弁 いただい た ので 、 ちょっと 更 問い で 一 点 だけ 、 じゃ 、 聞き ます 。   まさに この 資料 の 四 ページ 目 に 、 ビーム ライン 二 十 八 本 の うち 今 十 本 が 、 国 側 三 本 、 パートナー 側 、 地域 の 企業 です ね 、 七 本 、 その 前 の ページ を 見 て いただく と 、 こういう 、 官 と 地域 で それぞれ 割り当て られ て いる 。 残り の 十 八 本 が 重要 で 、 これ を どういう 使い方 を する か によって 、 今後 の 成果 が 見え て くる 、 利 活用 の 在り方 も 見え て き ます 。   今 御 答弁 いただき まし た 将来 的 な ビーム ライン 整備 計画 の 策定 方針 、 そして 割合 です ね 、 配分 の 。 現状 の 十 本 は 、 三 、 七 で 国 と 民間 と 。   更 問い で 、 一 問 だけ 確認 を する と 、 パートナー 側 に 偏り 過ぎ た 場合 、 共用 の 競争 率 が 高く なっ て 、 逆 に 国 側 の 一般 利用 や 研究 利用 が し にくく なっ て は 、 これ は 、 バランス 、 今後 の ニーズ 、 そして 本当に 技術 力 の 開発 、 製品 化 に 密接 に つながる 部分 で あり ます ので 、 しっかり そういった 部分 について の 配慮 を お願い し たい ん です が 、 更 問い 的 に 、 御 答弁 が あれ ば お願い し ます 。 まとめ て 答え て いただい た ので 、 最後 、 ちょっと だけ 時間 が でき た ので 。   大臣 、 旧 統一教会 へ の 質問 権 、 六 回 目 、 今日 行使 する ん です か ね 。 報道 が 出 て い ます よ 。 六 回 目 、 これ は もう 、 会期 末 に 解散 ・ 総 選挙 という 見方 も ある 中 で 、 解散 ・ 総 選挙 に なっ たら 我々 、 大臣 も 含め て 議員 の 身分 を 失い ます 。 解散 ・ 総 選挙 が 質問 権 行使 から 解散 命令 請求 に 影響 を 与え ざる を 得 ませ ん よ ね 。 仮に 解散 ・ 総 選挙 に なっ た 場合 は 、 大臣 も 替わる 可能 性 は あり ます ね 。 場合 によって は そういう こと も 想定 し た 、 それ まで に 解散 命令 請求 が 行わ れ なかっ た 場合 は 、 引継ぎ 等 の 対応 も 場合 によって は 想定 し なきゃ いけ ない タイミング じゃ ない です か 。   解散 ・ 総 選挙 が 解散 命令 請求 に 与える 影響 、 仮に 必要 な 引継ぎ 等 も 想定 さ れ て いる の か 、 最後 に 御 答弁 を お願い し ます 。 解散 ・ 総 選挙 まで に 解散 命令 請求 を いただく こと を 強く お願い を し て 、 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 梅谷 守 です 。   どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   この 法案 に関して 質疑 を さ せ て いただく に当たり 、 私 も ナノ テラス の 現場 に 視察 に 行か せ て いただき まし た 。   当日 、 十 七 日 に 私 は どうしても 農水 委員 会 で の 質問 も あっ た もの です から 、 かぶっ ちゃっ て 行け なかっ た もの でし て 、 十 九 日 、 午前 中 に 文科 委員 会 を 終え て 、 その後 すぐ 仙台 に 向かっ て 、 そこ から 地下鉄 に 乗り換え て 、 青葉山 という 駅 で 降り て 、 九分 ぐらい かかる ん です ね 、 仙台 駅 から 。 九分 と いい ながら 、 仙台 駅 から 地下鉄 の 駅 まで 行く の に かなり 遠い ん です けれども 、 歩 くん です が 。 青葉山 駅 で 降り て 、 そして 、 雨 が 降っ て い た ので 、 そこ から は タクシー を 拾っ て ナノ テラス まで 行き まし た 。   本当に 広々 と し た 中 に 、 新しく 見える たくさん の 建物 が 建っ て い て 、 緑 も 豊か でし て 、 そして 、 時折 行き交う 学生 さん たち 、 本当に 生き生き と し て いる と いう か 、 私 から 見 て 本当に 聡明 な 学生 さん たち が 楽し げ に 、 時には 本 を 読み ながら 歩い て いる 人 も い まし た けれども 、 そういった 方々 を 見 ながら 、 施設 に 伺わ せ て いただき まし た 。 自分 も 大学 に もし タイム スリップ できる ん だっ たら ここ に 通い たい な なんて 思える よう な 、 そんな 本当に すばらしい ところ だ な 、 まさに 日本 の 科学 技術 の 未来 が ここ から 生まれる ん だ という よう に 感じ させ て いただける ところ で も ござい まし た 。   そして 、 視察 中 に は 、 一 人 だけ の 私 に対して 本当に 懇切 丁寧 に 、 私 は 文系 です から 門外漢 な ん です けれども 、 それ こそ 分かり やすく 御 丁寧 に 御 説明 を いただく とともに 、 また 過分 な 引き回し も いただい て 、 本当に 関係 者 の 方々 に は 、 この 場 を お かり し て 心から 感謝 を 申し上げ させ て いただき たく 存じ ます 。   まさに 、 今日 の 質疑 において は 、 この 質疑 が 日本 の 科学 技術 の 未来 を 切り開い て 、 そして なお 東北 の 復興 と 発展 、 ここ に つながる よう に 私 も とことん 汗 を かか せ て いただく 、 そんな 気概 を 持っ て 臨ま せ て いただき ます ので 、 どうぞ よろしく お願い を いたし ます 。   ナノ テラス を 議論 さ せ て いただく 前 に 、 同じく 放射光 施設 として 二 十 五 年 前 に 設置 を さ れ た 、 共用 さ れ た SPring 8 が ござい ます 。 そして 、 ナノ テラス を いかに 効率 的 に 、 また 効果 的 に 運用 、 共用 する か という こと は 、 SPring 8 、 二 十 五 年間 、 どういう 成果 が あり 、 何より そこ で どういう 課題 が あっ た の か 、 ここ を つまびらか に する こと によって 、 そして それ を 分析 する こと によって 、 ナノ テラス 、 更に いい 形 に なっ て いく の で は ない か という ふう に 私 は 考え て おり ます 。   そこで 、 まず お尋ね を し ます が 、 成果 以上 に 課題 です ね 、 SPring 8 で の 二 十 五 年間 の 課題 認識 を どの よう に 受け止め て いらっしゃる の か 、 お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。   老朽 化 対策 、 そして 人材 育成 、 産業 界 含め た 利用 促進 など が 課題 で ある と 。   この 中 に 経済 効果 という の が 、 私 、 含ま れ て も いい の か な と 思っ て おり ます 。 あと 、 産業 利用 の 促進 、 ここ も まさに 、 より 具体 的 に 狙い を 定め て 、 でき 得る なら ば より 具体 的 な 数値 目標 を 設定 し た 上 で 進め て いく べき か な 、 必要 が ある の か な と 私 は 思っ て い ます 。   例えば 、 ナノ テラス の 経済 効果 について は 、 新聞 、 マスメディア など で は 、 周知 の とおり 、 十 年間 で 約 一 兆 九 千 億 円 と の 試算 が 出さ れ て い ます 。 これ は 東北 経済 連合 会 の 試算 。 この 数字 に は いろいろ な 波及 効果 が 計算 さ れ て おり ます ので 、 別 の 試算 、 これ は 二 〇 一 二 年 、 東北大学 が 試算 さ れ た もの で は 三 千 二 百 億 円 という こと に も なり ます 。   いずれ に し て も 、 整備 に かける 費用 を はるか に 超える 高い 数字 な の が 経済 効果 でし て 、 海外 の 放射光 施設 において も 、 同じく 高い 経済 効果 が 報告 を さ れ て い ます 。   そこで お尋ね し ます が 、 SPring 8 の 経済 効果 という の は どれ ほど の もの な ん でしょ う か 。 共用 開始 から 十 年間 で 一 回 こっ きり の 経済 効果 の 試算 だ と 。   SPring 8 の 利用 件数 を 見 て も 、 この 十 年 で は まだまだ まだまだ 、 初め から 十 年 だ から 、 まだまだ 伸び て いる ん です よ ね 、 伸び て いる 段階 。 途中 で しか ない ん です 。 そういう 意味 で は 、 実績 を 把握 し ない で 政策 の 検証 が できる の か という の が 、 私 は 今 疑問 に 思っ て おり ます 。   また 、 もう 一 点 、 先 ほど 申し上げ た 産業 利用 の 促進 について なん です が 、 この 産業 利用 の 状況 について は どう な ん でしょ う 。   科学 技術 ・ 学術 審議 会 の 量子 ビーム 利用 推進 小 委員 会 に よる と 、 令 和 三 年 二月 に こう 取りまとめ て い ます 。 学界 のみ なら ず 、 産業 界 の 利用 の 促進 を 図る 。 研究 開発 で 諸 外国 と 互角 に 競争 し て いく 。 すなわち 、 産業 利用 の 促進 を 強く 期待 し て いる 、 大きく 期待 し て いる こと が うかがえ ます 。   SPring 8 の 実績 として 、 SPring 8 です よ 、 産業 利用 の 状況 、 どう なっ て いる ん でしょ う か 。 お 伺い し ます 。 今 おっしゃっ た 数字 は 有償 利用 の 数字 だ と 思い ます 。 それで 、 本当 の 意味 で の 、 民間 が 自分 の 企業 の ため に 研究 開発 を する の で あれ ば 、 やはり 非公開 の 有償 利用 という こと です ね 、 増加 傾向 で ある 中 で 、 これ が 三 割 。   私 、 一 〇 % で 推移 し て いる という ふう に 伺っ て いる ので 、 それで 間違い ない です か 。 それ は 、 公開 する もの と 非公開 の もの が ある と 思う ん です けれども 、 両方 足し た やつ の 数字 です か 、 それとも 非公開 だけ な ん です か 、 二 七 % 。 事前 の やり取り だ と 、 一 〇 % 程度 の 推移 だ という ふう に 伺っ て い た もの です から 。   じゃ 、 ここ で もう 一 点 お尋ね し ます が 、 産業 利用 の 目標 値 という の は 、 具体 的 な 数値 目標 とか は 何 か なさっ て いる ん でしょ う か 。 そうですね 。 具体 的 な 数値 を 決め 過ぎる こと によって 、 過度 な 数値 目標 など に 執着 し て 、 本来 ある べき 創造 性 とか 研究 の 自由 という の が 、 自由 度 とか が 失わ れ て は なら ない と 思う し 、 また 、 何より ニーズ 、 ニーズ によって できるだけ 柔軟 対応 し たい という ところ も ある ん でしょ う が 。   ただ 、 私 は 、 SPring 8 という の は 、 一 千 百 億 円 の お金 が 、 当時 、 国費 が 投じ られ て 、 一 〇 〇 パー 国 です ね 、 この とき は 。 そして 、 そこ から 毎年 、 九 十 から 百 億 円 ほど の 運営 費 が かかっ て いる 巨額 の 、 巨大 な 国家 プロジェクト です 。 そういう もの に対して 、 国民 に対して の やはり しっかり し た 説明 責任 という の は 、 もちろん 、 当然 生まれる と 思い ます 。   なん だ けれども 、 じゃ 、 国民 に 説明 する とき に 、 我々 は こういう 目標 に 向け て これ だけ やっ て いる ん です という ふう に 言う とき に 、 いや 、 数値 目標 は ほ に ゃららら 、 今 こう やっ て 頑張っ て 少し ずつ 右肩 上がり です 、 これ は どう です という 、 この 説明 で は なく て 、 やはり 具体 的 な 目標 設定 という の は 、 私 は 、 大事 な こと な の か な 、 必要 な こと な ん だ な と 思っ て い ます ので 、 今 ほど 御 答弁 いただい た よう に 、 今後 検討 し て まいり たい という お答え でし た ので 、 是非 その こと は 強く お願い を 申し上げ 、 指摘 を さ せ て いただい て 、 次に 、 ナノ テラス に 移り たい と 思い ます 。   その 前 に 、 今後 SPring 8 は 、 ナノ テラス も でき ます けれども 、 SPring 8 は 今後 どの よう に 、 方向 性 、 在り方 に なっ て いく ん でしょ う か 。 お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。   SPring 8 の 話 は ここ まで に し ます けれども 、 高度 化 を これから また 更に 図っ て いただける という こと で 期待 を し たい です し 、 また 、 ここ で 出 た 、 特に 、 私 は 、 目標 を どこ に 設定 する か という の は 非常 に 重要 な こと だ と 思っ て おり ます ので 、 その 点 を ナノ テラス において も しっかり と 設定 を 、 よく 吟味 の 上 でし て いただい て 、 そこ に 向け て 一丸 と なっ て 取り組ん で いただく こと を お願い を 、 期待 を し たい と 思い ます 。   先ほど 質疑 に あっ た 中小 企業 の 利用 促進 な ん です が 、 ちょっと 質問 が かぶっ た ので 飛ばし ます けれども 、 過去 の 国会 議事 録 を 見る と 、 中小 企業 の 利用 促進 の 議論 が 何 度 か 出 て き て いる ん です ね 。 これ も また ちょっと ナノ テラス じゃ なかっ た ん です が 、 平成 十 八 年 の 、 同じく SPring 8 の 共用 利用 法 の 改正 の 際 な ん です が 、 「 中小 企業 に 、 小さい けれども 可能 性 は ある 、 そういう ところ に やはり 重点的 に チャンス 、 こう いっ た 研究 の 機会 を 、 特に 配慮 し て 配置 を し て いく という か 目配り を し て いく 必要 が ある 」 という 質問 に対して 、 大臣 が 、 「 委員 の 御 指摘 の よう な 中小 企業 へ の 支援 も しっかり と やっ て まいり たい 」 と 答弁 し て い ます 。   ほか に も 、 平成 二 十 一 年 の 改正 の 際 に は 、 SPring 8 は 「 地元 の 企業 にとって は 雲の上 の 存在 、 」 「 中小 企業 が どういう ふう に 使い やすく なる ん だろ う か 」 と 問わ れ 、 「 特に 中小 企業 の 利用 に対して 、 できるだけ 適切 な 情報 提供 や 相談 など の 利用 促進 業務 の 実施 が 図ら れる よう に 努力 を し て まいり たい 」 という ふう に 答え て い ます 。 先 ほど の 御 答弁 と 同じ よう な こと を おっしゃっ て い ます けれども 。   ここ で 、 先日 、 報道 に よる と 、 民間 の 調査 に よれ ば 、 建設 段階 から 地元 と 協力 し 、 広く 会員 を 集める など の 取組 も 進め て いる ものの 、 東北 の 企業 の うち ナノ テラス の 利用 意向 が ある の は 一 二 ・ 三 % に とどまる という 数値 が ある 、 その 理由 として 最も 多い の が 、 活用 方法 が 分から ない と 。   出資 し て 会員 と なっ た メンバー の 間 で は 中小 ・ ベンチャー 企業 の 利用 に も 手厚い サポート が 整備 さ れる と 聞き ます が 、 そうした メンバー に なっ て い ない 多く の 中小 ・ ベンチャー 企業 に対して も 同じ よう に 手厚い サポート を 用意 する 必要 が ある の で は ない か と 思い ます が 、 この 点 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   是非 、 中小 ・ ベンチャー 企業 が こぞって 利用 し て み たい 、 使っ て み たい と 思える 仕組み や 工夫 を 引き続き お願い を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   それと 、 研究 者 の 人材 育成 な ん です が 、 人材 育成 の ため に は 、 研究 設備 、 機器 といった ハード 面 で の 施設 も とても 重要 だ と 思い ます 。 特に 昨今 の デジタル 化 における 現代 で は 、 研究 環境 の DX 化 が 急務 で あり ます 。   ナノ テラス の 研究 環境 の DX 化 について 、 方針 を お答え ください 。 ありがとう ござい ます 。 是非 お願い し ます 。   ここ で 一つ 、 現場 の 声 を 御 紹介 さ せ て いただき ます 。   SPring 8 で は 、 企業 など が 設置 する 専用 ビーム ライン が あり ます 。 これ は 共同 出資 で 設置 する こと が あり ます 。 しかし 、 共同 出資 し て いる その うち の 一部 の 会社 が 手 を 引く と 、 残る 会社 に 重い 負担 が かかっ て 、 望ま ない 撤退 も 検討 せ ざる を 得 ない 状況 が ある という ん です ね 。   対策 として 、 単純 な 負担 の 肩代わり など は 難しい かも しれ ませ ん が 、 専用 ビーム ライン という の は 元々 利用 率 が 低い こと が 指摘 を さ れ て い ます 。 ナノ テラス で は 専用 ライン の 空き 枠 の 共用 枠 へ の 転用 が 検討 さ れ て いる と 伺っ て い ます けれども 、 SPring 8 でも 同じ よう に 、 共用 枠 へ 転用 し 、 ビーム ライン 設置 者 の コスト を 肩代わり する こと など を 考え られ ない か 、 これ によって 利用 率 の 向上 も 図る こと が できる の で は ない か と 私 は 考え て い ます 。   そこで お尋ね し ます が 、 ナノ テラス と SPring 8 で は 専用 ビーム ライン の 運用 が 異なり ます が 、 貴重 な 産業 利用 の メンバー を 安定 的 に 支える ため に も 、 是非 こう いっ た こと を 御 検討 いただき たい が 、 いかが でしょ う か 。 これ は 方向 性 だ から 、 大臣 に 。 ありがとう ござい ます 。 是非 しっかり と 取り組ん で いただき たい と 思い ます 。   それでは 、 残り 時間 、 最後 、 研究 の 自由 と 経済 安全 保障 について お尋ね を し たい と 思い ます 。   私 、 この 法案 の 質疑 に 立た せ て いただく と 決まって から 、 まず 頭 に 浮かん だ の が この 経済 安全 保障 でし て 、 技術 や 人材 の 海外 流出 へ の 懸念 、 問題 、 これ が まず 浮かび まし た 。   昨今 の 経済 安全 保障 の 機運 が 高まる 中 、 我が国 の かけがえ の ない 産業 資源 が どんどん 諸 外国 に 流出 し て いる 実態 が 浮かび上がっ て き まし た 。 それ を 受け て か 、 また 、 ウクライナ の 紛争 も あっ た ん でしょ う 、 G7 で も 、 経済 的 強靱 性 及び 経済 安全 保障 に関する G7 首脳 声明 という もの が 出さ れ まし た 。   特に 、 私 は 、 こう いっ た こと から 経済 安全 保障 という 概念 が また 更に 顕在 化 し て き た こと によって 、 フェーズ が 変わっ て き た の で は ない か な と 受け止め て い ます 。   SPring 8 の 二 十 五 年 前 の とき と 今 は 、 私 は 、 大分 変わっ て き て いる の で は ない か な という ふう に 考え て い まし て 、 当時 は 、 SPring 8 の とき に は 、 まさに オープン に 研究 機関 は 受け止め 、 国際 頭脳 循環 と いい ましょ う か 、 それ を 促し て いこ う という こと だっ た と 思い ます 。 今 も もちろん それ が 前提 でしょ う けれども 。 でも 、 今 は 、 人 や 技術 を ある 思惑 を 持っ て 移転 しよ う と する 国家 が ある こと は 、 少なくとも 私 たち にとって も 共有 理解 に なり つつ ある の か な と 思っ て い ます 。   そこで 、 今日 、 公安調査庁 さん から いら し て いただい て い ます が 、 お尋ね を し ます 。   国家 の 方針 として 明確 に 海外 で 技術 獲得 に 向け た 活動 を 行い 、 軍事 と 民生 の 両面 、 いわゆる デュアル ユース で 技術 を 共用 する 国家 が 、 我が国 の 科学 技術 に対し 狙い を 定め 行っ て いる 活動 という の は どの よう な 実態 が ある の か 、 お答え を いただけ ます か 。 今日 、 資料 を お 配り させ て いただき まし た 。 まさに 今 お答え いただい た の は 、 この 資料 に 書い て ある ん です けれども 、 「 技術 流出 を 招く 「 魔 の 手 」 が 忍び寄る   公安調査庁 が 想定 する 流出 経路 」 という この 図 が あり ます 。 ここ に は 、 人材 リクルート 、 留学生 、 研究 者 の 送り込み 、 今 ほど おっしゃっ て い た 投資 、 買収 、 共同 研究 、 共同 事業 、 不正 調達 、 諜報 活動 、 サイバー 攻撃 。 そして 、 そこ から 浮かび上がる 三つ の リスク が 人材 で あり 協力 関係 で あり 拠点 だ という こと が 指摘 を さ れ て い ます 。   ここ で もう 一 点 お尋ね し ます が 、 こう いっ た もの を 踏まえ て 、 我が国 における SPring 8 とか ナノ テラス など の いわゆる 特定 先端 大型 研究 施設 という の は 、 この 流出 経路 に なり 得る ん でしょ う か 、 なり 得る 可能 性 が ある ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   私 は 、 これ を 伺う と 、 その 可能 性 は 決して 否定 は でき ない という ふう に 個人 的 に 受け止め て おる ん です 。   それで 、 まず 大前提 として は 、 アカデミック な 研究 開発 という の は 、 もう 何 度 も 言い ます けれども 、 やはり 、 いわゆる 国際 頭脳 循環 が 重んじ られ て 、 もう とにかく オープン に オープン に 、 門戸 を 閉ざさ ず 。 今日 でも 、 そういった 意味 で 、 人 の 移動 とか 技術 も オープン で ある こと は もう 大 原則 。 アメリカ で すら 、 信念 を 持っ て 、 学問 の 自由 や 人権 を 重んじ て 、 今 なお 、 特定 の 国 を 排除 する こと は ない と 、 今 なお です 、 言っ て い ます 。 文科 省 も もちろん 、 事前 の レク など も 含め て 、 同様 の スタンス に 違い あり ませ ん 。 当然 です 。   他方 で 、 アメリカ で は 、 研究 成果 を 持ち出さ れる 、 データ が 流出 する 、 そういう 事例 の 発覚 が 増え て い て 、 そして 、 アメリカ は それら の 事案 に対して は 極めて 厳しく 対処 し て おり ます 。   先 ほど 、 私 は 中小 企業 の 利用 促進 という の を 求め まし た 。 これ は 、 公安調査庁 さん も この コメント 、 記事 の コメント な ん です が 、 今 読み上げ ます と 、 日本 の 中小 企業 の 経営 者 は 自分 たち の 技術 を 過小 評価 する 傾向 が ある 、 流出 に対する 危機 意識 が 相対 的 に 低い 、 特に 中小 企業 は 狙わ れ やすい と の 指摘 が ある と 。 特に 中小 企業 は 狙わ れ やすい という の は 、 公安調査庁 さん は おっしゃっ て は い ない ん です けれども 、 これ は 記事 を 書い た 方 の 指摘 です ね 。   そこで お尋ね を し ます が 、 我が国 も そういう 事態 が あり 得る という こと も やはり 同時に 念頭 に 置く べき で は ない か と 私 は 考え て い ます 。 利用 者 に 、 もちろん 事前 に 平和 利用 目的 か とか 目的 を チェック を し て 、 そういった 方 の 顔 で の 識別 の やつ で 出入り できる など の フィルター 、 チェック を かける こと は もちろん 大事 です し 、 それ は 当然 です けれども 、 今後 、 やはり 、 公安調査庁 さん を 始め 、 警察 、 また 経済 産業 省 、 その他 関係 機関 と 連携 し ながら 、 いかに 研究 成果 の 流出 を 防ぐ か 、 何 か あっ た 場合 、 何 か なる 前 も 含め て 、 ナノ テラス を 始め と する 重要 施設 において 想定 と 対策 を 行う べき と 考え ます が 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   最後 の 質問 な ん です が 、 恐らく 答弁 が かぶっ ちゃう の かも しれ ない です けれども 、 私 の 大きな 問題 意識 は 、 やはり 、 何 度 も 言い ます けれども 、 とにかく オープン な の が 学問 の 自由 、 研究 の 自由 な ん だ けれども 、 ここ に 来 て 、 経済 安全 保障 を 始め 、 リスク も 高まっ て き て いる 。 いわば 国際 頭脳 循環 と 技術 流出 防止 の 両立 、 バランス を どう 取っ て いく の か という の が 非常 に 私 は 問題 意識 に あり まし て 、 その 意味 で 、 今 の 御 答弁 を 伺わ せ て いただく に当たり 、 文科 省 として も そういう こと は しっかり と 頭 に 置き ながら オープン に やら れる という こと が よく 分かり まし た 。   じゃ 、 今 もう 、 質問 を 終わり ます の 紙 を 配っ て いる から 、 何 か その 両立 、 バランス について お答え できる 部分 が あれ ば 、 お答え いただけ ます か 。 日本 維新 の 会 の 早坂 敦 です 。   本日 は 、 会派 を 代表 し て 質問 さ せ て いただき ます 。   早速 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   本 委員 会 の 視察 と は 別に 、 私 と 、 委員 の 高橋 代議士 、 うち の 会派 で あり ます 、 二 人 で 、 今年 二月 に ナノ テラス の 視察 を し て まいり まし た 。 すごい 施設 だ な と いう の が 感想 です 。 稼働 後 は 立入り が でき ない 場所 に も 入れ させ て いただき まし た 。 そして 、 丁寧 な 御 説明 も し て いただき まし た が 、 その 原理 や 仕組み について 理解 する の は なかなか 難しい の が 正直 な ところ です 。 巨大 な 顕微鏡 みたい な もの だ と 言わ れ て いる よう です が 、 世界 で も トップクラス の 性能 を 有する 施設 という こと で 、 大変 期待 を し て おり ます 。   そこで 、 軟 エックス線 領域 、 また 放射光 研究 において 、 現在 の 日本 の レベル は 世界 と 比べ て どの ぐらい 差 が ある ん でしょ う か 。 そして 、 どの ぐらい 研究 開発 の 分野 で 後れ を 取っ て いる の か 。 ナノ テラス 稼働 後 は どう 変わっ て いく の でしょ う か 。 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   最先端 という こと で 期待 を し て おり ます が 、 ちょっと 、 広報 です ね 、 宣伝 活動 について 伺い たい と 思う ん です 。   私 たち が 視察 を し た 日 は 、 ちょうど 雪 が 降っ て いる 寒い 日 でし た 。 皆様 が 視察 に 訪れ た とき は 、 マイクロバス など で 、 用意 さ れ た 車 で 向かわ れ た と 思う ん です が 、 私 たち は 仙台 市内 から タクシー で 向かい まし た 。 タクシー の 運転 手 さん に ナノ テラス まで お願い し ます と 言っ た ところ 、 何 です か と 、 ナノ テラス 自体 を 御存じ あり ませ ん でし た 。 あれ だけ 立派 な 施設 です から 皆さん も 御存じ か な と 思っ て い まし た が 、 タクシー の 運転 手 さん も 知ら ない という こと で 、 ちょっと びっくり し まし た 。 ナビ に 住所 を 入力 し て いただい て 近く まで 行っ た ん です けれども 、 まだ 建設 中 という 施設 な ので 、 ナビ も 何 も ない 、 道 も 山 の 中 を 示す だけ で 、 到着 する の に 一苦労 し まし た 。   町 を よく 知る タクシー の 運転 手 さん も 知ら ない という こと は 、 地元 の 仙台 の 一般 の 人 も 認知 度 は 更に 低い ん だろ う と 思わ れ ます が 、 広報 宣伝 活動 の 重要 性 を 感じ ず に はいら れ ませ ん でし た 。 多く の 国民 の 皆様 に 知っ て いただく こと により 、 興味 を 持つ 、 利用 し たい という 企業 も 出 て くる と 思い ます 。   広報 宣伝 活動 について 伺い ます 。   この 資料 を 見 て いただき たい ん です が 、 皆様 の 事務所 に も この ポスター が 配布 さ れ て いる と 思い ます が 、 ナノ テラス の ポスター です 。 春 、 夏 、 秋 、 冬 の 四つ の バージョン が ある そう です が 、 うち の 事務所 に も 夏 、 秋 、 冬 しか あり ませ ん ので 、 夏 バージョン 、 一番 きれい だ な という 思い です が 、 どれ も 構成 が 同じ な ん です よ 。   事務所 に 来 た お客 さん が ポスター を 見 て 、 何 です か この 施設 は 、 どこ に ある ん です か と 聞か れる こと が 多く て 、 よく 見る と 、 どこ の 場所 に ある の か という 記載 も さ れ て い ない ん です 。   ポスター です から 、 何 か の 告知 、 宣伝 が 目的 です ので 、 いつ から いつ まで の 期間 や 、 い つ から 、 どう 、 時期 が 明記 さ れ て い て も いい の で は ない か な と 思い ます 。 今回 の ナノ テラス で いえ ば 、 いつ から 稼働 か という こと が 記載 さ れ て も よい か な と 思い ます 。   やっと 、 冬 バージョン に なっ て 、 一番 下 に 、 「 二 〇 二 四 年 春 運用 開始 @ 東北大学 青葉山 新 キャンパス 内 」 と 記載 が 出 て き まし た 。 真ん中 に QR コード が あり ます から 、 何 だろ う これ と 思っ た 人 は QR コード を 読み取っ て サイト に 誘導 する という 意図 が ある かも しれ ませ ん が 、 QR コード を 使え ない 方 も 、 御 年配 の 方 も いる かも しれ ませ ん 。 まあ 、 うち の 事務所 に 来 た 人 で 、 QR コード を 読ん で くれ た 人 は 残念 ながら 一 人 も い ませ ん でし た 。 科学 技術 の 難しい 話 を どう 表現 し て 、 宣伝 する の が 難しい 話 だ と 思い ます が 、 最低限 、 場所 や 稼働 時期 は 明記 し て も よい か な と 思い ます 。   この ポスター 、 伝え たい コンセプト は 何 でしょ う か 。 また 、 国民 の 皆さん や 企業 の 方々 に 知っ て いただく ため に 、 文科 省 だけ で は なく 全て の 府 省庁 で 、 オール ・ ジャパン で 広報 活動 、 宣伝 に 注力 す べき だ と 思い ます が 、 ほか の 府 省庁 と の 連携 は どう なっ て いる ん でしょ う か 。 広報 宣伝 の 取組 について 伺い ます 。   さらに 、 今 、 理系 離れ と よく 言わ れ て い ます が 、 小 中高生 に 興味 を 持っ て もらう ため に どんな 取組 を 行わ れ て いる でしょ う か 。 どんな 施設 か を 知っ て もらう 取組 として 、 開放 日 を 設け て 、 見学 会 が 開か れ て いる よう です が 、 遠い ところ に お 住まい の 方 は なかなか 見学 に 訪れる の は 難しい と 思い ます 。 地方 に 住む 小 中高生 に 、 オンライン で の 見学 会 や 実験 の 様子 を 流し て みる お 考え 、 予定 は ある ん でしょ う か 。 併せ て 伺い ます 。 この ぶれ ない ポスター は すごく すばらしい と 思い ます 。   ただ 、 私 、 宮城 県 仙台 市 出身 で 、 五 十 年間 仙台 市 に 住ん で おり まし て 、 まさに 青葉 区 な ん です ね 。 東北大学 の キャンパス という の は 本当に 広い と 思い ます 。 視察 に 行っ た 方 も 大変 思い ます し 、 私 が ポスター を 見 た とき 、 何 だろ う これ 、 どこ という の が 最初 の 印象 だっ た ので 今回 質疑 を さ せ て いただき まし た が 、 遠方 の 子供 たち は 、 なかなか 、 仙台 市 に 来る に も 、 本当に 交通 費 も かかり ます ので 、 オンライン 授業 とか 、 しっかり オンライン の 発信 を 是非 とも 今後 とも 積極 的 に 進め て いっ て もらい たい と 思い ます 。   次に 、 利用 促進 と 情報 公開 について 伺い たい と 思い ます 。   これ だけ 立派 な 世界 最高 レベル の 施設 です から 、 より 多く の 研究 者 、 企業 に 使っ て もらい たい と 思う ん です が 、 利用 し やすい よう に どう なっ て いる ん でしょ う か 。   あと 、 研究 者 は 別 として 、 企業 の 利用 に関して 税制 面 の 利用 促進 策 は ある ん でしょ う か 。 研究 開発 税制 は 既に ある という こと です が 、 減税 措置 や 控除 額 の 拡充 です とか 、 ベンチャー 企業 向け の トライアル ユース を 考え て いる 中小 企業 向け の 支援 策 など は 用意 さ れ て いる ん でしょ う か 。 そういった 告知 は どの よう な 形 で 行っ て いる ん でしょ う か 。   また 、 ナノ テラス で の 研究 成果 は 広く 国民 に 知っ て もらう 必要 が ある と 思い ます が 、 成果 の 公開 について 、 研究 者 や 企業 別 に どの よう に 行わ れ て いる ん でしょ う か 。 併せ て 伺い ます 。 本当に 、 ベンチャー 企業 や 中小 企業 に 向け て の 支援 策 、 もっと 拡充 し て いただき たい と 思い ます の と 、 あと また 、 やはり 成果 を しっかり と 、 研究 成果 を もっと もっと 発信 し て いただき たい という 思い です 。   次に 、 研究 、 実験 に対する 審査 、 チェック 体制 について 伺い たい と 思い ます 。   研究 者 や 企業 が 施設 を 利用 する 際 に 、 その 研究 、 実験 内容 が 適切 に 審査 さ れる と 思い ます が 、 その 研究 や 実験 が 適切 か どう か を 誰 が 判断 する の でしょ う か 。 公平 に 判断 できる 体制 は 整っ て いる ん でしょ う か 。 例えば 、 外国 籍 企業 も 利用 可能 という こと です が 、 将来 、 軍事 転用 の お それ が ある 、 平和 利用 目的 外 の 研究 など 、 きちんと 判断 できる 体制 が 整っ て いる ん でしょ う か 。   また 、 企業 が 審査 を 受ける に 当たり 、 おおよそ どの ぐらい の 期間 を 要する の でしょ う か 。 対外 的 に 公開 さ れる の でしょ う か 。 企業 も 、 審査 待ち の 時間 も 考慮 し て 申請 準備 を 行う と 思い ます ので 、 利便 性 向上 の 観点 から も 、 審査 に 要する 時間 が あらかじめ 分かっ て いる と 助かる と 思い ます が 、 併せ て 伺い ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 研究 を する に当たりまして 、 やはり 期間 が 申請 から 短い 方 が 助かる と 思い ます 。 それ が 半年 とか 一 年 かかっ たら 本当に 意味 が ない ので 、 是非とも 進め て いっ て もらい たい という 思い で ござい ます 。   そして 、 次に 、 設置 者 変更 の 経緯 について 伺い たい と 思い ます 。   SPring 8 、 SACLA は 理研 、 理化学研究所 が 設置 者 として 運営 に 携わっ て おり ます が 、 今回 の ナノ テラス は 量 研 、 量子 科学 技術 研究 開発 機構 が 設置 者 として 業務 を 行う こと と さ れ て おり ます 。 普通 に 考え ます と 、 SPring 8 や SACLA の 実績 が ある 理研 が 妥当 な の で は ない か と 思い ます が 、 何 か 特別 な 選定 理由 が ある の でしょ う か 。 理研 から 量 研 に 変更 さ れ た 経緯 を 伺い ます 。 しっかり と し た 特別 な 選定 理由 が ある という こと で 、 安心 し まし た 。   次に 、 老朽 化 対策 、 施設 整備 計画 の 費用 について 伺い ます 。   私 、 学校 で も 、 老朽 化 施設 の 老朽 化 対策 について も 話し まし た が 、 安全 性 は 後 から 質問 さ せ て もらい ます が 、 そこで 、 参考 まで に 、 SPring 8 の 老朽 化 対策 の 費用 は どう なっ て いる ん でしょ う か 。 共用 、 運用 開始 以来 二 十 五 年 を 経 た SPring 8 は 老朽 化 対策 が 急務 だ と 言わ れ て い ます が 、 今回 の ナノ テラス は どう いっ た 対策 、 費用 を 想定 を し て いる ん でしょ う か 。 老朽 化 対策 に 特 化 し た 取組 として 、 それだけ 抽出 を する こと は でき ない という こと です が 、 施設 の 整備 費 は どの ぐらい の 費用 を 想定 し て いる ん でしょ う か 。 支援 内容 が あれ ば 教え て ください 。   また 、 運用 当初 は 十 本 の ビーム ライン を 最大 二 十 八 本 まで 増やす こと が できる という こと です が 、 どの ぐらい の 期間 、 費用 が 必要 に なる ん でしょ う か 。 SPring 8 は 最大 六 十 二 本 の ビーム ライン が 設置 可能 という こと です が 、 二 十 五 年 が たち 、 五 十 七 本 の ビーム ライン の 設置 に とどまっ て おり ます 。 需要 が ない という こと な の か 。 また 、 ビーム ライン 一 本 設置 する のに どの ぐらい 期間 、 費用 が かかる ん でしょ う か 。 併せ て 伺い ます 。 施設 整備 と 老朽 化 対策 、 全て 一緒 の 費用 という こと と 、 ビーム ライン の 価格 は 今 言え ない という こと だっ た ので 、 でも 、 期待 を し て おり ます 。   もう 一 点 、 今度 、 安全 対策 について 一 点 だけ ちょっと 伺い たい ん です けれども 、 これ だけ 立派 な 研究 施設 です から 、 安全 管理 について も 万全 な 体制 が 整っ て いる ん だ と 思い ます が 、 過去 に 、 SPring 8 や その他 の 国内外 の 放射光 施設 で の 事故 など は どれ ぐらい あっ た ん でしょ う か 。 それ は 共有 さ れ て いる 体制 に なっ て いる ん でしょ う か 。 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   本当に 、 大きな 事故 も なく 、 しっかり と 取り組ん で いただい て いる という こと で 、 今後 も 安全 対策 を しっかり お願い し たい と 思い ます 。   ちょっと 時間 が なくなっ て き まし た ので 質問 を 前後 さ せ て いただき ます が 、 東北 全体 の 復興 に つながる ため の 方策 について 伺い たい と 思い ます 。   先 ほど 、 私 、 宮城 、 仙台 市 出身 で あり まし て 、 東日本 大震災 から 十 二 年 が たち まし た 。 私 の 地元 仙台 に この よう な 世界 最高 レベル の 施設 が できる という こと で 、 本当に うれしく 思い ます 。 震災 を 経験 し た 一 人 として 、 震災 から の 復興 の 一助 に なっ て いる の で は ない か と 期待 も し て おり ます 。 これ が 仙台 市 だけ で は なく 東北 全体 の 復興 に つながる よう に し て いけ たら と 思っ て おり ます 。   先ほど も 申し上げ まし た が 、 サイエンス パーク 構想 も その 一つ です し 、 福島 に F ― REI も 整備 さ れ まし た 。 こう いっ た 研究 機構 と の 連携 は 考え て いる ん でしょ う か 。 ナノ テラス 利 活用 の 推進 とともに 、 産業 振興 や イノベーション 創出 、 研究 者 育成 など 、 様々 な 利点 が ある と 思い ます 。   また 、 今月 、 文化庁 が 京都 に 移転 し まし た 。 一部 の 部署 は 東京 に 残り ます が 、 中央 省庁 の 本庁 の 機能 が 地方 に 移転 する という の は 本当に 初めて の 試み で あり 、 単に 東京 一 極 集中 の 是正 に とどまら ず 、 新た な 文化 行政 を 推進 する 上 でも 大きな 契機 に なる の で は ない か と 期待 を し て おり ます 。   そこで 、 科学技術庁 も 仙台 に 、 これ は 今 の 話 じゃ ない です よ 、 今後 仙台 に 移転 し て み たら どう か という 提案 も し たい と 思い ます 。 今回 の G7 で は 科学 技術 大臣 会合 も 仙台 で 開催 さ れ まし た 。 世界 の トップクラス の 研究 施設 で ある ナノ テラス も 完成 し ます 。 福島 に は F ― REI も 整備 さ れ まし た 。 日本 の 科学 技術 の 拠点 として 、 仙台 に 新た に 科学 技術 の 行政 の 推進 役 で ある 科学技術庁 を 移転 する の は 大きな 意味 が ある と 思い ます 。 大きな 契機 に なる の で は ない か と 期待 し ます 。 そんな 考え は ある ん でしょ う か 。 あと 、 東北 全体 の 復興 に つながる ため の 方策 を 併せ て 大臣 に 伺い ます 。 ありがとう ござい ます 。   もう 時間 が 来 まし た ので 、 最後 に 一 点 だけ 。   最後 に 、 本当に 一 点 だけ 質問 さ せ て いただき ます が 、 日本 の 科学 技術 分野 において 、 将来 像 、 未来 像 を どう 描い て いる の か 、 伺い たい と 思い ます 。   今 、 日本 で は 、 理系 離れ が 進ん で い ます し 、 女性 の 研究 者 が 少ない という こと です 。 研究 資金 が 足り ない です とか 、 科学 技術 研究 を 取り巻く 環境 は 厳しい もの が ある と 思い ます 。 産学 官 の 関係 者 の 皆様 も 試行 錯誤 し ながら いろいろ 努力 さ れ て いる と 思い ます が 、 やはり 一番 は 、 子供 たち に 興味 を 持っ て もらう 教育 という の が 大切 で は ない か と 思い ます 。 この ナノ テラス 稼働 を 契機 に 、 多く の 子供 たち に 、 すごい 、 面白い という 興味 を 持っ て もらい たい と 思い ます 。   最後 に 、 大臣 、 日本 の 科学 技術 分野 における 未来 を どう 描い て いく の か を 伺い ます 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 も 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   私 も 、 ナノ テラス 、 東北大学 、 視察 に 伺わ せ て いただき まし た 。 まさに 、 世界 に 我が国 が 誇る 我が国 の 科学 技術 力 や 産業 競争 力 を 牽引 する すばらしい 施設 で あり 、 今後 大きな 期待 を 寄せる ところ で ござい ます 。   また 、 五月 十 二 日 から 十 四 日 まで の 間 、 仙台 において 行わ れ た 科学 技術 大臣 会合 が 施設 の 中 で 行わ れ た という こと も お 聞き を し て 、 大変 これ は 異例 な こと で あっ た という ふう に 聞い て おり ます けれども 、 世界 に 向け て 我が国 が 誇る 施設 を 発信 でき た こと について も 大きな 意義 が あっ た という ふう に 考え ます 。   また 、 来年 運用 が 開始 さ れ た 暁 に は 放射線 管理 区域 と なっ て 立ち入る こと が でき ない エリア について も 今回 視察 を さ せ て いただい た こと も 、 大変 有意義 で あっ た と 思っ て おり ます 。   その こと を 踏まえ まし て 、 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   先ほど から の 議論 、 質問 の 中 でも あっ て おり ます よう に 、 既に 、 既存 の 特定 先端 大型 研究 施設 、 SPring 8 、 J ― PARC 、 スーパーコンピューター 施設 「 富岳 」 が ござい ます けれども 、 先ほど から の 議論 に あり ます よう に 、 SPring 8 について は 、 共用 開始 から 二 十 五 年 が 経過 を する 中 で 、 老朽 化 や 高度 化 の 課題 が ある という こと を お 聞き を いたし て おり ます 。   それ を 考え て いく 中 で 、 それぞれ の 施設 が 今 どの よう な 稼働 状況 に ある の か 、 利用 状況 に ある の か という こと を しっかり と 検証 し て いく こと が 重要 だ と 思っ て おり ます 。   また 、 それ に 加え まし て 、 そこ から 生まれ た 研究 成果 、 この 研究 成果 が どの よう な もの が ある の か 、 その 代表 的 な もの について も お 伺い し たい わけ で ござい ます けれども 、 この こと を お 伺い する 問題 意識 として は 、 我が国 が 今 直面 を し て いる 科学 技術 関係 について の 予算 を もっと 増やし て いか なけれ ば 、 我が国 の 国際 競争 力 が 今 著しく 低下 を し て 、 この 我が国 の 科学 技術 競争 力 を 強化 し て いく という こと が 我が国 の 喫緊 の 課題 で ござい ます 。 その 中 で 、 我が国 として 、 多額 の 国費 を 投入 し て 施設 を 造る わけ で ござい ます ので 、 この 施設 で どの よう な 研究 成果 が 生まれ て いる か という こと を もっと 国民 の 皆様 に しっかり と 周知 、 広報 し て 、 理解 を し て いただく という こと が 私 は 大変 重要 だ と 考え て おり ます 。   その 中 で 、 稼働 状況 、 利用 状況 、 そして 代表 的 な 研究 成果 、 また 、 今 申し述べ まし た 国民 へ の 理解 に つき まし て 、 御 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 今 、 利用 状況 、 人数 について お話 を いただい た わけ で ござい ます けれども 、 SPring 8 について は 稼働 率 が 低下 を し て いる という お話 も 聞い て おり ます けれども 、 この 稼働 率 について は 御 説明 いただく という こと は でき ませ ん でしょ う か 。 今 、 様々 、 研究 成果 について 御 紹介 いただい た わけ で ござい ます けれども 、 国民 として は 、 豪雨 の 予測 、 ゲリラ 豪雨 の 予測 です とか 、 特に 、 新型 コロナ ウイルス 感染 拡大 に 伴う 、 この 感染 拡大 について の 飛沫 の 予想 を 含め て 、 この 施設 が 様々 な 効果 を 、 研究 成果 を 出し て いる という こと の 一端 は 分かっ た ん です けれども 、 もっと 、 この 施設 で どういう 成果 が 出 て いる か という こと を 広く 国民 の 皆様 に 周知 を さ せる という こと が 私 は 大変 重要 だ と 思っ て おり ます ので 、 その こと について 是非 お願い を し て おき たい という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 ナノ テラス 、 放射光 領域 において 、 これ まで 、 我が国 の 技術 力 が どの よう な 国際 的 な 位置づけ に あっ た の か どう か 。 それ を 踏まえ て 、 今般 ナノ テラス の 建設 が 行わ れ て いる わけ で ござい ます けれども 、 その 建設 の 背景 、 また 、 今後 期待 さ れる 研究 成果 について 、 また 、 あわせ て 、 既存 の 施設 と の 連携 を しっかり 密 に 取っ て いく 、 そして 一緒 に 研究 成果 を 上げ て いく という 連携 も 大変 重要 だ と 考え て おり ます けれども 、 この 方針 について 文部 科学 大臣 に お 伺い を いたし ます 。 これ まで も 、 三 施設 が 連携 し た こと による 画期的 な 商品 開発 等 も 行わ れ て おり ます ので 、 また ナノ テラス を 加え た 中 で 、 しっかり この 施設 が 連携 を し て 成果 を 上げ て いただく こと を 期待 を 申し上げ たい と 思い ます 。   続き まし て 、 ナノ テラス の 視察 の 御 説明 の 中 で 、 施設 において 国産 の 機器 を 使用 し て いる という 御 説明 が あっ た という ふう に 記憶 を いたし て おり ます けれども 、 この ナノ テラス の 施設 の 機器 や 設備 における 、 国産 、 我が国 の 製品 で ある という 割合 等 について 、 分かれ ば 教え て いただき たい と 思い ます 。 ナノ テラス 、 ほぼ 一 〇 〇 % 国産 による 技術 力 の 結集 という 意味 で も 、 大変 我が国 にとって も 、 これから 本当に 期待 を さ れる 、 我が国 にとって の 産業 も 含め た 技術 力 向上 に 是非 貢献 を し て いただく こと を 、 改めて 御 期待 を 申し上げ たい と 思い ます 。   それでは 、 ナノ テラス の 運用 に つき まし て お 伺い を さ せ て いただき ます 。   ビーム ライン 十 本 の うち 、 三 本 を 国 が 運用 し て 、 広く 公開 を し て 、 研究 成果 も 公表 する こと と なっ て おり ます 。 施設 に対する 認知 を 高める 広報 も 、 先ほど も 議論 で あっ て おり まし た けれども 、 認知 を 高める 広報 が 大変 重要 で ある と 考え て おり ます 。   無料 と いっ て も 若干 の 実費 が 発生 する と 聞い て おり ます けれども 、 その 運用 方法 について 、 また 、 小中 高校生 を 含め た 次世代 を 担う 子供 たち に も 活用 し て もらう こと が 大変 重要 で ある と 考え ます けれども 、 この こと に対する 方針 について お 伺い を いたし ます 。 児童 生徒 の 皆さん も 活用 できる よう な 方策 について も 是非 考え て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   最後 の 質問 に なり ます けれども 、 ナノ テラス を 始め として 、 特定 大型 施設 の 運用 、 設備 に は 多額 の 費用 が 必要 で ござい ます 。 ただ 、 現下 の 電気 代 の 高騰 など 、 今 まで から は 想定 でき ない よう な 状況 が 生まれ て いる の も 事実 で ござい ます 。 その 運用 について 大変 大きな 影響 が 経費 的 に 発生 する という ふう に 考え ます けれども 、 これ について どの よう に 支援 し て いく 方針 で ある か という こと について お 伺い を さ せ て いただき ます 。 しっかり と 反映 を し て いただく こと 、 また 、 最後 に 、 先ほど から 議論 が あっ て おり ます 、 すばらしい 施設 が でき まし た ので 、 やはり 研究 者 へ の 支援 、 これ が 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 その こと を お願い し て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   いわゆる ナノ テラス 法案 について 質問 いたし ます 。   本 法案 は 、 大学 や 企業 の 研究 の ため に 、 先日 視察 に も 伺っ た ナノ テラス 、 次世代 放射光 施設 の 共用 を 促進 する もの で あり 、 学術 研究 の 発展 に 資する もの だ と 考え 、 参議院 で も 賛成 を いたし まし た 。   ただ 、 ナノ テラス の 整備 費 に関して は 、 宮城 県 は 当初 三 十 億 円 を 負担 する 予定 でし た けれども 、 十 億 円 の 負担 が 追加 さ れ 、 四 十 億 円 と なっ た 。 同じく 仙台 市 で も 、 当初 の 計画 より 負担 額 が 増え て いる という 心配 の 声 が 聞こえ て おり ます 。   まず 大臣 に 、 この 地方 の 声 に どう 応える の か 、 文科 大臣 として の 見解 を お 伺い し たい と 思い ます 。 是非 そういう 方向 で お願い いたし ます 。   一昨日 の 参議院 決算 委員 会 で は 、 我が 党 の 田村 智子 議員 が 理研 の 大量 雇い 止め 問題 について 質問 いたし まし た 。   どんな 立派 な 施設 が でき て も 、 そこで 働く 者 、 研究 する 方々 の 雇用 と いい ます か 立場 が 守ら れ なけれ ば なり ませ ん 。   理研 ネット の 抗議 声明 で 紹介 さ れ た 三 十 代 の ユニット リーダー の 雇い 止め 、 これ が 議論 に なり まし た 。   改めて 紹介 いたし ます けれども 、 この 人 は 、 文部 科学 大臣 若手 科学 者 賞 や 東大 総長 賞 など 数々 の 受賞 歴 が あり 、 昨年 も ネイチャー 誌 に 論文 が 採択 さ れ た という 、 非常 に 優秀 な 研究 者 の 方 で あり ます 。 この ユニット リーダー は 、 日本 学術 振興 会 、 JSPS の 卓越 研究 員 に も 採択 を さ れ て おり まし た が 、 卓越 研究 員 として の 研究 は 僅か 四 年 半 に とどまり 、 常勤 、 定年 制 の 職 に 就く どころか 、 無期 雇用 転換 権 を 与え ない ため に 雇い 止め に なり まし た 。   資料 一 を 見 て いただき たい 。   大臣 は 、 一昨日 の 参議院 決算 委員 会 で 、 理研 ネット の 声明 に 取り上げ られ て おり ます ユニット リーダー に つき まし て は 、 卓越 研究 員 事業 に 採用 さ れ まし た 研究所 の 卓越 研究 員 として の 理化学研究所 における 有期 雇用 の 任期 が 四 年 半 で あっ た に も かかわら ず 、 理化学研究所 は 当該 研究 者 の 卓越 研究 員 として の 任期 は 原則 七 年 と いたし まし て 日本 学術 振興 会 に対して 報告 し て い た と 聞い て いる ところ で ござい ます 、 理化学研究所 に よれ ば 、 労働 契約 として は 労使 間 の 合意 に 基づき まし て 適切 に 運用 さ れ て いる ものの 、 日本 学術 振興 会 へ の 報告 内容 が 一部 適切 で なかっ た と 聞い て いる ところ です 、 文部 科学 省 と いたし まし て は 、 今後 、 理化学研究所 におきまして この よう な こと が ない よう 改善 を 図っ て もらい たい と 考え て おり ます と 答弁 を さ れ まし た 。   大臣 に 聞き ます けれども 、 一部 適切 で なかっ た という の は 、 何 が 適切 で なかっ た と 考え て おら れ ます か 。 雇用 期間 が 七 年 という ところ を 四 年 半 と し て い た こと が 問題 だ と 。 つまり 、 四 年 半 で 雇い 止め が 問題 だ と おっしゃっ た わけ です か 。 だから 、 それ を 私 は 問題 に し たい わけ です ね 。 申告 内容 が 七 年 に なっ て い た の が まずかっ た と 。 これ は 私 は 到底 納得 でき ませ ん 。 そもそも 、 七 年 という の は 、 これ は 理研 側 の 文書 に 書か れ て いる こと で あり まし て 、 それ が 間違っ て い た で は 済まない ん です ね 。   資料 二 を 見 て いただき たい 。 これ は 文部 科学 省 から 提出 を 受け た 資料 で あり ます 。 この 方 が 卓越 研究 員 事業 に 応募 する 際 に 理研 が 文科 省 に 提出 し た 、 平成 三 十 年度 卓越 研究 員 事業 研究 機関 申請 書 で あり ます 。 これ は 文部 科学 省 から 出 て いる もの です ね 。   赤 線 部 を 見 て ください 。 ここ に は 、 「 卓越 研究 員 が 、 所内 の 大型 施設 、 共用 機器 等 、 理研 の 充実 し た 研究 環境 の 下 で 、 存分 に 自立 的 な 研究 が 実施 できる よう 、 雇用 期間 を 原則 七 年間 と し た 安定 性 の ある 雇用 環境 を 用意 する 。 」 こう あり ます ね 。 この 申請 書 を 見 て 、 文科 省 は 事業 に 適合 し て いる と 判断 し た はず で あり ます 。   理研 が 毎年 JSPS に対して 提出 し て いる 事業 結果 報告 書 の 補助 事業 の 達成 状況 について の 項目 、 「 卓越 研究 員 一 名 について も 、 任期 を 七 年 ( ポスト によって は 、 評価 により 十 年 まで ) 」 と 書か れ て いる こと を 私 は 確認 し て おり ます 。   これ は 局長 で いい です が 、 間違い ない です ね 。 その とおり な ん です ね 。   この 事業 結果 報告 書 について ユニット リーダー に 確認 を する と 、 実は 、 結果 報告 書 という の は 御 本人 も 書く 欄 が ある ん です 。 理研 から 御 自身 に 報告 書 の ひな 形 が 送ら れ て き た 、 そして 、 その 中 に 自ら の 研究 成果 を 書き込む という こと で あり ます が 、 「 任期 を 七 年 ( ポスト によって は 、 評価 により 十 年 まで ) 」 、 この 記述 の ある 欄 は 御 本人 に は 空白 で 出さ れ て い た 、 隠さ れ て い た という こと な ん です ね 。   つまり 、 理研 は 、 卓越 研究 員 事業 に 申請 する 当初 から 、 この ユニット リーダー が 雇い 止め さ れる 今年度 、 つまり この 三月 三 十 一 日 まで の 事業 結果 報告 に 至る まで 、 一貫 し て 雇用 期間 七 年 と 書き 続け て おき ながら 、 これ は 文科 省 や JSPS に は 出し て おき ながら 、 一方 で 、 この ユニット リーダー に対して は その 事実 を 隠し て い た という こと な ん です ね 。 これ は 、 一部 適切 で は なかっ た など と 言っ て 到底 済まさ れる 問題 で は あり ませ ん 。   では 、 なぜ 、 わざわざ 理研 は 七 年 と 偽っ て 申請 し た の か 。   確認 し ます けれども 、 科学 技術 ・ 学術 政策 局長 です か ね 、 この 卓越 研究 員 という 制度 は 、 どの よう な 目的 、 目標 を 持っ て 実施 さ れ て おり ます か 。 優れ た 若手 研究 者 が 安定 かつ 自立 し た 研究 環境 を 得 て 自主 的 、 自立 的 な 研究 に 専念 できる よう 支援 する 制度 。   資料 三 の 一 を 見 て いただき たい 。 この 卓越 研究 員 制度 の 公募 要項 、 今日 持っ て き まし た が 、 これ だけ ある ん です が 、 この 公募 要項 の 五 ページ の 説明 で あり ます 。   「 テニュアトラック 制 又は これ と 同 趣旨 の 公正 で 透明 性 が 高く 、 安定 性 の 高い 人事 システム で の 雇用 」 、 あるいは 「 任期 の 定め の 無い 雇用 」 、 こういう こと で あり 、 つまり 無期 転換 という こと です ね 。 一つ 目 の 、 テニュアトラック 制 と 同 趣旨 の 公正 で 透明 性 が 高く 、 安定 性 の 高い 人事 システム 、 これ は ちょっと ややこしい です から 、 これ について の 説明 が 次 の ページ 、 資料 三 の 二 で あり ます 。   赤 線 部 を 見 て いただき たい 。 「 一定 期間 の 確実 な 雇用 の 確保 と 将来 の 見通し が つく こと が 必要 」 と あり 、 「 任期 や 再任 回数 に 制限 が ある こと が やむを得ない 場合 で あっ て も 、 機関 において 雇用 の 確保 と 将来 の 見通し を 示す 研究 環境 が 最大限 確保 ( 例 : 五 ~ 十 年 程度 の 雇用 の 確保 等 ) さ れれ ば 、 要件 に 合致 する もの と 認める 場合 が あり ます 。 」 五 から 十 年 、 これ が 確保 さ れ て いれ ば 認める 場合 が ある 、 こう 書か れ て い ます ね 。   雇用 の 確保 と 将来 の 見通し を 示す 例 として 五 から 十 年 と し て いる 、 正直 に 四 年 半 と 書い た の で は 事業 の 趣旨 に 反する 可能 性 が ある 。 だから 、 理研 は 一貫 し て 七 年 あるいは 十 年 など という 偽り を し て き た ん じゃ ない です か 。   大臣 、 理研 は 、 雇用 期間 が 四 年 半 しか ない に も かかわら ず 、 文科 省 に は 、 七 年 、 場合 に よれ ば 十 年 という よう な 虚偽 の 報告 を し て 、 この 研究 者 が あたかも 安定 かつ 自立 し た 研究 環境 を 得 て 自主 的 、 自立 的 な 研究 に 専念 できる か の よう に 偽っ て 、 装っ て 、 研究 者 及び 研究 機関 に対する 支援 を 引き出し た という こと に なり ます ね 。   大臣 、 これ は ほっ て おい て いい ん です か 、 なぜ 怒ら ない ん です か 。 遺憾 で 済まない ん です よ 。   この 七 年 という 申請 に 基づい て 、 卓越 研究 員 を 決定 し 補助 金 が 出 て いる 。 補助 金 は 、 研究 者 本人 に も 出 て おり ます けれども 、 研究 環境 整備 費 は 研究 機関 で ある 理研 に 出 て おり ます 。   これ は 局長 に 確認 し ます が 、 理研 に対して 、 研究 環境 整備 費 として 、 この 方 が 卓越 研究 員 として 採用 さ れ た 平成 三 十 年度 から 令 和 四 年度 まで の 五 年間 に 、 総額 幾ら 出 て おり ます か 。 任期 七 年 という 甚だ 事実 に 反する 申請 に 基づい て 、 総額 一 千 万 円 の 国費 が 理研 に 出さ れ て おり ます 。 これ は 書き 間違い で 済まさ れる 問題 で は あり ませ ん 。 遺憾 で 済む 問題 で も あり ませ ん 。   これ は 、 大臣 、 どう する つもり です か 。 文科 省 は 、 無期 転換 権 を 得る 前 の 雇い 止め を 方針 と し て いる 理研 の 新 人事 制度 を 、 好 事例 だ と いっ て 全国 の 国立 大学 に 紹介 する こと まで やってき まし た 。 その 理研 が こんな 不正 を 行っ て いる わけ です から 、 これ を 放置 する こと は でき ませ ん 。 調査 を し 、 そして その 問題 を 正す こと は 当然 です 。   誰 が この 不正 を 行っ た の か 、 その こと も 含め て 徹底的 な 調査 と 全容 解明 を 求め て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 立憲 民主党 、 森山 浩行 です 。   私 は 、 提出 者 を 代表 いたし まし て 、 本 動議 について 御 説明 申し上げ ます 。   案文 を 朗読 を し て 説明 に 代え させ て いただき ます 。         特定 先端 大型 研究 施設 の 共用 の 促進 に関する 法律 の 一部 を 改正 する 法律 案 に対する 附帯 決議 ( 案 )     政府 及び 関係 者 は 、 本法 の 施行 に当たって は 、 次 の 事項 について 特段 の 配慮 を す べき で ある 。   一   次世代 放射光 施設 NanoTerasu の 整備 は 、 官民 地域 パートナーシップ という 新た な 方式 により 、 国 、 地域 及び 産業 界 が 連携 し て 行っ て いる こと から 、 施設 の 運用 に当たって は 、 各 主体 の 役割 と 責任 の 所在 を 明確 に する とともに 、 安全 管理 や 情報 セキュリティ など について 一元 的 な 対応 が できる よう 適切 な 体制 を 構築 する こと 。   二   スタート アップ や ベンチャー 企業 等 による イノベーション の 創出 が 我が国 の 持続 的 な 経済 成長 や 発展 に 欠か せ ない 重要 な 要素 の 一つ で ある こと に 鑑み 、 意欲 の ある 起業 家 等 に対して 次世代 放射光 施設 NanoTerasu の 利 活用 を 広く 働きかける とともに 、 その 研究 成果 が 最大限 に 活かさ れる よう 十分 な 支援 策 を 講ずる こと 。   三   科学 技術 立国 の 実現 を 目指す 我が国 にとって 、 先端 的 な 研究 施設 を 整備 し 、 若手 研究 者 を 含む 産官学 の 研究 者 による 積極 的 な 利 活用 を 促進 する こと で 、 学術 ・ 産業 界 における 国際 競争 力 を 強化 し て いく こと が 重要 で ある こと に 鑑み 、 既存 の 特定 先端 大型 研究 施設 の 老朽 化 対策 を 着実 に 実施 する とともに 、 技術 革新 の 進展 等 に 対応 し た 施設 の 高度 化 を 推進 する ため 、 十分 な 財政 措置 を 講ずる こと 。   四   特定 先端 大型 研究 施設 間 の 連携 を 図り 、 登録 施設 利用 促進 機関 における 研究 実施 相談 を 充実 する ため 、 研究 実施 相談 を 担う 人材 の 育成 ・ 確保 に 向け て 国 として 必要 な 施策 を 実施 する こと 。   五   科学 技術 に対する 国民 の 理解 を 深める ため 、 特定 先端 大型 研究 施設 を 活用 し て 得 られ た 研究 成果 について 分かり やすい 情報 提供 等 を 行う こと 。 その 際 、 特に 、 児童 生徒 の 科学 技術 に対する 興味 や 関心 を 高める ため の 取組 の 実施 に 努める こと 。   六   特定 先端 大型 研究 施設 を 活用 し て 得 られる 研究 成果 を 最大 化 する ため に は 、 研究 者 が 長期 的 な 視点 に 立っ て 自由 な 発想 で 研究 活動 に 従事 できる こと が 重要 で ある こと に 鑑み 、 大学 において 任期 を 付さ ない 安定 的 な 身分 の 研究 者 を 増やす こと が できる よう 、 人件 費 の 基礎 と なる 国立 大学 法人 運営 費 交付 金 や 私立 大学 等 経常 費 補助 金 等 の 基盤 的 経費 を 確実 に 措置 する こと 。 以上 で あり ます 。   何とぞ 御 賛同 ください ます よう お願い 申し上げ ます 。 おはよう ござい ます 。 自由民主党 の 池田 佳 隆 で ござい ます 。   本日 は 、 文科 委員 会 、 二 年 ぶり に 質問 の 機会 を いただき まし た 。 誠に ありがとう ござい ます 。   さて 、 二 年 前 の 令 和 三 年 五月 二 十 八 日 、 全 国民 を 代表 する 衆参 両院 全て の 国会 議員 の 賛同 を 得 まし て 、 教育 職員 等 による 児童 生徒 性 暴力 等 の 防止 等 に関する 法律 が 可決 、 成立 いたし まし た 。   質問 に 入り ます 前 に 、 本日 は 、 新法 成立 の 振り返り から 始め させ て いただき たい と 思い ます 。   懲戒 免職 処分 と なっ て 教員 免許 が 失効 、 取上げ に なっ た 者 が 、 三 年 の 欠格 期間 を 経 た 後 に 再 交付 の 申請 を すれ ば 、 審査 も 何 も なし に 教員 免許 が 再び 交付 さ れる 、 言い換えれ ば 、 再 交付 申請 が あれ ば 都道府県 教育 委員 会 は 黙っ て 教員 免許 を 再 交付 せ ね ば なら ない と 規定 さ れ た 教員 免許 法 の 不 合理 を およそ 七 年 前 から 唱え 、 その 懲戒 免職 処分 と なっ た 教員 の 七 割 から 八 割 が 、 何と 、 児童 生徒 に対する わいせつ 行為 、 性 暴力 による 懲戒 処分 で あっ た という 事実 に 心底 驚愕 を いたし まし た 。 そして 、 その とき から 、 教員 による 性 暴力 根絶 に 的 を 絞っ た 教員 免許 法 の 改正 に 、 執念深く 、 長年 取り組ま せ て いただい た わけ で ござい ます 。   本 委員 会 の 質疑 におきまして も 、 七 年 前 の 平成 二 十 八 年 に 始まり 、 令 和 に なっ て から も 、 毎年 この 問題 を 取り上げ させ て いただき まし た 。   およそ 三 年 前 の 令 和 二 年 七月 二 十 二 日 、 本 委員 会 における 私 の 質問 に対しまして 、 当時 の 萩生田 文部 科学 大臣 は 、 子供 たち に対して わいせつ 行為 を 行っ た 教員 が 二度と 教壇 に 立て ない よう に する ため の 教員 免許 法 改正 案 を 来年 の 通常 国会 において 内閣 提出 法案 として 出し たい 旨 、 御 答弁 さ れ まし た 。   しかしながら 、 その 年 の 十二月 二 十 五 日 、 教員 免許 法 の 改正 案 提出 は 断念 する と 文科 省 は 発表 し た の で あり ます 。 子供 たち に 絶対 に 渡し て は なら ない クリスマス プレゼント だ と 憤っ た 私 は 、 共に 文科 委員 会 理事 だっ た 公明党 の 浮島 智子 衆議院 議員 と 協 働 し 、 政府 、 文科 省 が 法案 を 出さ ない の で あれ ば 、 議員 立法 によって 法律 を 作り上げよ う と 固く 誓い 合っ た の で あり まし た 。   この 立法 の 難し さ は 、 憲法 に 定める 職業 選択 の 自由 と 、 子供 たち の 生存 権 そのもの と も 言える 人 として の 尊厳 と の バランス を いかに 図る の か 、 さらに は 、 刑法 に 定め られ て いる 、 一定 の 期間 を 経過 すれ ば 前科 が なかっ た こと に なる という 刑 の 消滅 と の 整合 性 を いかに 図る の か に あり まし た 。   そこで 、 児童 生徒 に対して わいせつ 行為 、 性 暴力 を 行い 懲戒 免職 と なっ た 元 教員 へ の 教員 免許 の 再 交付 に当たって は 、 当該 元 教員 が 生涯 にわたって 二度と 児童 生徒 に 性 暴力 を 行わ ない か どう か の 審査 を し た 上 で 、 絶対 に 行わ ない という こと が 証明 さ れ ない 場合 に は 、 免許 授与 権 者 で ある 都道府県 教育 委員 会 に対して 、 教員 免許 の 再 交付 を 拒絶 する こと が できる 、 いわゆる 裁量 的 拒絶 権 を 付与 する 規定 と いたし まし た 。 そして 、 その 審査 の 際 に は 、 生涯 にわたって 自分 自身 が 絶対 に 性 暴力 を 行わ ない こと の 挙証 責任 を 、 児童 生徒 に 性 暴力 を 行っ た 元 教員 の 側 に 負わ せる こと と いたし まし た 。   また 、 刑 の 消滅 という 法 の 壁 を 乗り越える ため に 、 懲戒 免職 という 消滅 さ せる 必要 の ない 行政 処分 の 履歴 を 活用 し た データベース の 作成 を 規定 する こと と いたし まし た 。 そして 、 教員 を 採用 する 際 に は 、 児童 生徒 へ の 性 暴力 による 懲戒 免職 の 履歴 が リアルタイム で 反映 さ れる データベース の 閲覧 を 義務 化 し て 、 わいせつ 教員 が 再び 教員 に 採用 さ れる こと を 防ぐ 手だて と し た わけ で あり ます 。 万が一 に も その よう な 者 を 採用 し 、 再び 児童 生徒 性 暴力 が 行わ れ た 場合 に は 、 採用 し た 者 に も 賠償 責任 が 発生 する こと と なり ます 。   この 新法 によって 、 教員 免許 再 交付 と 教員 採用 の とき に とてつもなく 高い ハードル を 作り 、 事実 上 、 二度と わいせつ 教員 を 教壇 に 立た せ ない よう に し た わけ で あり ます 。   立法 事実 と 向き合っ て から 、 紆余曲折 、 実に 五 年 の 歳月 を 要し まし た が 、 不肖 私 の 発案 を 生かし て いただい た この 法律 が 、 私 自身 が 鬼籍 に 入っ た 後 でも 、 将来 にわたって 子供 たち の 尊厳 を 守る 仕組み として 機能 する こと は 、 この 議員 立法 の 提出 者 として 欣快 に 堪え ない 次第 で あり ます 。 改めて 、 この 新法 作成 に 関わっ て いただき まし た 全て の 皆様 方 に 心から の 感謝 を 申し上げ たい と 思い ます 。   そこで 、 大臣 に お 伺い を いたし ます 。   この 法律 が 施行 さ れ た こと によって 、 教育 委員 会 、 学校 管理 職 や 教員 の 方々 の 児童 生徒 へ の わいせつ 行為 、 性 暴力 防止 に対する 意識 は どの よう に 変わっ た と 受け止め られ て おり ます でしょ う か 。 大臣 の お 考え を 御 回答 いただき たい と 思い ます 。 大臣 、 力強い 御 答弁 、 ありがとう ござい まし た 。   ただ 、 新法 施行 後 の 現在 も 、 わいせつ 教員 に対して 厳格 な 処分 を 規定 し て い ない 教育 委員 会 が 散見 さ れる の も 事実 で あり ます 。 大臣 の 断固たる 決意 で 、 わいせつ 教員 に は 懲戒 免職 処分 を 徹底 さ せ て いただき たい 。 切に お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   さて 、 この 新法 が 成立 し た こと によって 、 保育 士 の 幼児 に対する 性 暴力 の 防止 策 について も 、 児童 福祉 法 の 改正 によって 同様 の 仕組み が 確立 し て 、 この 四月 から 施行 さ れる こと と なり まし た 。 ただ 、 その 起点 と なっ た この 法律 が 確実 に 運用 さ れ ね ば 、 子供 たち を 性 暴力 から 守る という 立法府 の 意思 が 画餅 に 終わっ て しまう の は 言うまでもない こと で あり ます 。   先日 も 、 生徒 に対する 性 暴力 で 懲戒 免職 と なっ た 元 教員 が 、 被害 生徒 は 精神 的 損害 を 受け ず に 卒業 し て いる 、 性行為 に 計画 性 は なかっ た 、 だから 退職 金 不 支給 と なる 懲戒 免職 は 不当 に 重い 処分 だ など と 主張 し て いる と の 報道 に 接し まし た 。 教育 者 として 失格 と 言わ ざる を 得 ない この よう な 教員 が 現実 に 今 も 生徒 の 前 に 存在 し て いる 、 そんな 恐ろしい 事実 を 我々 は 直視 せ ね ば なり ませ ん 。   新法 を 駆使 し て 子供 たち を 教員 による 性 暴力 から 守り抜い て ください ます よう 、 改めて 関係 各位 に 強く 強く お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   さて 、 この よう に 、 保育 所 、 幼稚園 、 小中 高等 学校 、 特別 支援 学校 において は 、 子供 たち を 性 暴力 から 守る 仕組み が やっと でき上がり まし た 。   しかしながら 、 本年 四月 六 日 の 読売新聞 に 衝撃 的 な 記事 が 掲載 さ れ まし た 。 早稲田大学 と 同 大学 で 学生 に 性 暴力 を 行っ た 教授 に対して 東京 地裁 が 賠償 を 命じ た と の 報道 で あり ます 。   高校 まで は 法 制度 によって 教員 による 性 暴力 から 守ら れる 子供 たち が 、 大学 に 入学 し た 途端 に 教授 等 の 性 暴力 に さらさ れる 、 こんな こと は 決して あっ て は なら ず 、 絶対 に 許さ れ て は なら ない こと で あり ます 。   大学 に は 、 学問 の 自由 の 確保 の ため に 、 大学 の 自治 が 認め られ て おり ます 。 しかし 、 その 大学 の 自治 は 、 高等 教育 機関 として 、 学生 の 尊厳 を 重視 し た 責任 ある 判断 が でき て こそ 認め られる もの で なけれ ば なり ませ ん 。 当たり前 の こと で あり ます 。   高校 まで は 教員 が 児童 生徒 性 暴力 を 行え ば 懲戒 免職 が 原則 と なっ た 現在 の 日本 に あっ て 、 大学 によって は 、 学生 へ の 性 暴力 を 行っ た 教授 へ の 懲戒 処分 が 何 と 出勤 停止 七 日 という 判断 を し た 教授 会 が あり まし た 。 国民 感覚 と は 随分 かけ離れ た 処分 だ と 思い ます 。 当時 、 文科 副 大臣 として 担当 者 に 強く 求め 、 大学 における 性 暴力 防止 の ため の 通知 を 発出 さ せる こと と いたし まし た 。   また 一方 、 とある 国立 大学 の ハラスメント 防止 ガイドライン に は 、 セクシュアルハラスメント の 例 として 、 執拗 に 又は 強制 的 に 性的 行為 に 誘っ たり 交際 を 求め たり する こと 、 強引 に 接触 及び 性的 な 行為 を 行う こと 、 常軌 を 逸し た ストーカー 行為 など を 行う こと と 例示 さ れ て おり まし た 。 この よう な ガイドライン は 、 大変 意義 の ある 、 重要 な こと だ と 思い ます 。 が 、 しかしながら 、 この 例示 さ れ た 内容 は 全て 、 刑法 に 触れる 犯罪 行為 そのもの で あり ます 。   私 は 、 昨年 初め 、 文科 副 大臣 として 、 小中 高等 学校 等 における いじめ と 称さ れる 行為 で 、 教員 が 担う 生活 指導 の 範疇 を 超える 、 確実 に 犯罪 行為 に 該当 する もの は 、 学校 で 抱え込む こと なく 、 警察 に 直ちに 通報 す べき 旨 の 通知 を 発出 する よう 強く 主張 いたし まし た 。 そして また 、 教育 委員 会 や 学校 、 教員 に 責任 の 全て を 押しつける の で は なく 、 どの よう な 行為 が 警察 と 直ちに 連携 す べき 事例 な の か を 文科 省 が 具体 例 を 詳細 に 明示 する こと によって 、 学校 が ちゅうちょ する こと なく 犯罪 いじめ について は 直ちに 警察 へ 相談 、 通報 できる よう 指示 を さ せ て いただき まし た 。   本年 二月 七 日 に 発出 さ れ た 藤原 章夫 初等 中等 教育 局長 名 の 公文 通知 に は 、 直ちに 警察 に 相談 、 通報 せ ね ば なら ない 具体 的 な 犯罪 いじめ の 事例 と 犯罪 類型 が 十 九 項目 にわたり 詳細 に 明示 さ れ まし た 。 警察 と 連携 し た 学校 を 評価 する と まで 記さ れ た 、 いじめ に対する 学校 現場 で の 対応 を 大 転換 さ せる 、 前例 の ない 公文 通知 だっ た と 思い ます 。   文科 省 に おか れ まし て は 、 今後 の 学校 と 警察 と の 連携 実態 について しっかり と 注視 し て いただき ます よう お願い を 申し上げ たい と 思い ます 。   さて 、 学校 における 犯罪 行為 に対する 警察 と の 連携 について るる 述べ させ て いただき まし た が 、 小中 高校 と 同様 に 、 学校 教育 法 第 一 条 に 定め られる 学校 で ある 大学 も 同じ で は ない でしょ う か 。 特に 、 教授 による 学生 へ の 性 暴力 といった 犯罪 が 行わ れ て いる 場合 に は 警察 へ 相談 、 通報 する こと は 、 法 で 定め られ た 責任 ある 教育 機関 として 当然 の こと で ある と 考え ます 。   そこで 、 文部 科学 大臣 に お 伺い を いたし ます 。   大学 において 、 教授 等 による 学生 へ の 性 暴力 の 根絶 は 一刻 の 猶予 も 許さ れ ない 喫緊 の 課題 で ある と 考え ます 。 これら の 犯罪 行為 に 該当 する 性 暴力 が 生じ た 場合 に は 警察 に 適切 な 相談 や 通報 が 行わ れ て いる の か どう か も 含め 、 全て の 大学 に対して 、 まずは 性 暴力 に対する 実態 調査 を 速やか に 行っ て いただき たい と 思い ます が 、 大臣 の お 考え を お 伺い いたし ます 。 大臣 、 ありがとう ござい まし た 。 是非 、 まずは 早急 な 実態 把握 を お願い し たい と 思い ます 。   大学 において 教授 等 による 学生 へ の 性 暴力 を 根絶 さ せる ため に は 、 性 暴力 を 行っ た 教授 等 は 懲戒 解雇 など 厳格 な 処分 に す べき こと を 、 文科 省 として 明確 に 意思 表示 する べき だ と 考え ます 。 もし 、 教授 会 が それ に 反対 する の で あれ ば 、 どの 大学 の どの 学部 の 教授 会 が 、 大学 の 自治 や 学問 の 自由 の 美名 の 下 に 学生 の 尊厳 を 踏みにじっ て いる の か 、 また 、 学生 に対する 性 暴力 根絶 に 後ろ向き な の か を 、 文科 省 は 今後 、 国民 に 公表 を 検討 す べき か と 思い ます 。   そこで 、 最後 に 、 永岡 文部 科学 大臣 に お願い が ござい ます 。   教育 職員 等 による 児童 生徒 性 暴力 等 の 防止 等 に関する 法律 を 踏まえ た 上 で 、 大学 における 教授 等 による 学生 に対する 性 暴力 は 絶対 に 許さ ない 、 万一 、 その よう な 行為 が あっ た 場合 に は 、 犯罪 行為 として 警察 に 相談 、 通報 する とともに 、 当該 教授 等 に対して は 懲戒 解雇 など 厳格 な 処分 を 行う べき で ある と の 意思 表示 を 、 永岡 大臣 から 明確 に 発信 を し て いただけ ない でしょ う か 。   学生 の 皆さん が 安心 し て 大学 で 学び 続け られる よう 、 是非 とも 、 文部 科学 大臣 として の 矜持 を 持っ て 、 力強い 、 前向き な 意思 表示 を よろしく お願い を いたし ます 。 大臣 の 力強い 御 回答 、 ありがとう ござい まし た 。 意思 表示 いただき まし た 。   魂 の 殺人 を 教育 者 に は 断じて 行わ せ ない 、 行っ た 者 は 、 大学 教授 で あろ う と 解雇 相当 の 厳正 な 処分 を 行う べき と 考える 。 文部 科学 大臣 の 力強い 意思 表示 、 ありがとう ござい まし た 。 大臣 、 何とぞ よろしく お願い を 申し上げ ます 。   私 は 、 初 当選 以来 、 十 年 以上 にわたり 、 教員 による 性 暴力 が 根絶 する 、 安全 な 、 そして 安心 できる 教育 環境 づくり に 全身全霊 を 傾注 し て まいり まし た 。 教員 による 性 暴力 防止 法 を 議員 立法 で 作る こと が でき た こと 、 そして 、 その こと により 、 教育 機関 における 性 暴力 根絶 に 向け て 時代 が 大きく 動い て き た こと を 大変 ありがたく 思っ て いる ところ で ござい ます 。   教育 関係 者 は もちろん の こと 、 私 たち 大人 に は 国 の 宝 で ある 子供 たち の 教育 環境 を 守る 責任 が ある という こと を 、 改めて 本 委員 会 全 委員 の 皆様 方 と 共有 さ せ て いただき 、 本日 の 私 の 質問 を 終わら せ て いただき たい と 思い ます 。   ありがとう ござい まし た 。 公明党 の 山崎 正恭 です 。   本日 も 質問 の 機会 を 与え て いただき まし て 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 に 入り たい と 思い ます 。   一昨日 、 五月 三 十 一 日 に 文部 科学 省 より 、 公立 学校 教員 採用 選考 試験 の 早期 化 、 複数 回 実施 等 について 方向 性 の 掲示 が 行わ れ まし た が 、 これ は 、 近年 の 教員 採用 試験 の 受験 者 が 減少 し 、 令 和 四 年度 の 採用 倍率 は 、 小学校 は 過去 最低 の 二 ・ 五 倍 、 中学校 は 四 ・ 七 倍 と なっ て いる 、 そんな 状況 を 打開 しよ う と 、 文科 省 は 昨年 十月 に 採用 試験 の 在り方 に関する 協議 会 を 立ち 上げ 、 その間 で の 協議 を 経 て 一昨日 の 発表 と なっ て おり ます が 、 今回 、 その 中 で 大きな 方向 性 として 、 採用 試験 の 実施 時期 を 全国 的 に 早め て 、 令 和 六 年度 に関して は 六月 十 六 日 を 全国 の 教員 採用 一 次 試験 の 日程 の 目安 に し て ほしい という ふう な 打ち出し が 行わ れ まし た 。   この こと に関して は 、 実は 私 も 大学 の 先生 から 、 民間 企業 を 始め 国家 公務員 や 地方 公務員 の 採用 試験 の 日程 が 早まる 中 で 、 教員 採用 試験 だけ は 七月 に 一 次 試験 、 八月 に 二 次 試験 、 九月 か 十月 に 合格 発表 という パターン で は 遅 過ぎる 、 やはり 学生 は 早く 決め たい という 気持ち が 働く ので 、 せっかく 大学 に 入学 し て 三 年間 教職 課程 を 取っ て 頑張っ て き た のに 民間 企業 に 行っ て しまう という お 声 が あり まし た ので 、 本当に よい 方向 性 の 掲示 だ と 思っ て い ます 。   しかも 、 そこ で 考え られる 課題 、 例えば 、 教員 採用 試験 が 早まる こと に対する 試験 問題 作成 の 負担 の 軽減 、 教育 実習 の 時期 と の 兼ね合い 、 臨時 教員 へ の 配慮 等 の 対策 も 、 時間 の 関係 で ここ で 一つ 一つ 申し ませ ん が 、 しっかり と 現実 的 な 内容 で 対応 が 示さ れ て おり 、 よい 掲示 だ な と 高く 評価 し て おり ます 。   ただ 、 この 問題 の 肝 と いう か 狙い で いう と 、 先ほど も 言い まし た よう に 、 民間 企業 を 始め 国家 公務員 や 地方 公務員 の 採用 試験 の 日程 と の 兼ね合い です ので 、 それで いう と 、 正直 、 私 の 感覚 で いう と 、 まだまだ 遅い の で は ない か な という 思い も あり ます 。   そこで 、 教員 採用 試験 の 第 一 次 選考 の 実施 日程 について は 、 来年度 は 一旦 、 六月 十 六 日 を 一つ の 目安 、 標準 日 と し て い ます が 、 企業 や 他 の 公務員 試験 の 情勢 を 見る と 、 日程 の 更 なる 前倒し を する 必要 が ある の で は ない か と 思い ます が 、 大臣 の 見解 を お 伺い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   実は 、 私 の 地元 の 高知 県 で は 、 六 年 前 、 二 〇 一 七 年 から 教員 採用 試験 の 日程 を 前倒し し て 、 全国 で 一番 早く 実施 し て い まし た 。 今回 示さ れ た 六月 の 第 二 週 に 行わ れ て おり 、 今年 も 六月 十 七 日 に 行わ れる 予定 です ので 、 来年 早める 教育 委員 会 は 最初 は 負担 感 が ある かも しれ ませ ん が 、 高知 県 など 実際 に やっ て いる 教育 委員 会 が あり ます ので 、 できる の は できる の で は ない か という ふう に 思い ます 。   今回 、 採用 試験 の 早期 化 と 並ん で 提案 さ れ て いる 複数 回 実施 も 考え た 場合 に 、 やはり 教育 委員 会 の 負担 を 考え 、 今回 言及 の あっ た 一 次 試験 問題 の 共同 実施 、 これ は 非常 に 重要 で ある な という ふう に 思い ます 。 今 の 教員 不足 は 国家 的 な 課題 です ので 、 全国 で 一緒 に やれる こと は 一緒 に やっ て 、 負担 を 軽減 し て やっ て いく という の は 非常 に 重要 な こと で ある と 思い ます ので 、 こちら の 方 も 何とぞ 推進 を お願い いたし ます 。   次に 、 ここ は 今回 の 質問 で 一番 訴え たかっ た こと です が 、 今回 の 方向 性 の 掲示 の 中 で 、 令 和 五 年度 末 から 始まる 定年 の 引上げ 、 二 年 に 一 度 、 一 歳 ずつ 、 六 十 五 歳 まで 段階 的 に 引き上げ られ て いく ん です けれども 、 これ へ の 計画 的 な 対応 が 重要 として 、 定年 が 引き上げ られる 年度 において は 退職 者 数 が 減少 する こと に なり ます が 、 年度 によって 新規 採用 数 を 大きく 増減 する こと なく 、 安定 的 に 新規 採用 数 を 確保 する こと が 重要 で 、 退職 者 枠 と は 別に 、 これ まで 臨時 講師 等 の 非 正規 教員 に 活用 し て いる 枠 を 正規 教員 に 置き換える 等 、 正規 教員 の 採用 枠 を 拡大 する 取組 、 非 正規 教員 の 割合 抑制 を 進める べき と 示さ れ て い ます 。   これ に関して は 、 今回 の 採用 試験 の 在り方 だけ で なく 、 現在 の 日本 の 教育 の 最 重要 課題 と も 言える 深刻 な 教員 不足 問題 の 肝 に も なっ て くる 問題 で ある という ふう に 思い ます 。   教員 不足 の 問題 について は 様々 な 議論 が なさ れ て い ます が 、 その 中 で 私 が 本質 だ と 思う の は 、 年度 初め 、 四月 一 日 現在 の 教員 配置 、 この 段階 で 正規 教員 の 人数 が 圧倒的 に 足り ない 状況 が 起き て 、 実は この 段階 で 各 都道府県 に 登録 さ れ て いる 臨時 教員 の 先生 が 配置 し 切っ て しまっ て い まし て 、 四月 以降 に 起き て くる 育休 、 産休 、 病 休 に 入っ て もらう 臨時 教員 が い ない 、 臨時 教員 が もう 既に 四月 で 枯渇 し て しまっ て いる という 状況 が 起き て い ます 。   結局 、 その 分 は 、 前回 の とき に も 言い まし た けれども 、 校長 先生 が 退職 者 に 何 十 人 、 何 百 人 も 電話 し て 本当に やっ て いただい たり 、 若しくは 教頭 が 担任 に 入る 、 ひどい 場合 に は 、 小さい 学校 で は 、 突然 の 休み の 場合 は 校長 先生 も 入っ て 対応 し て いる と 伺っ て い ます が 、 要は 、 その 職場 の 先生 方 が 、 本来 の 自分 の 職務 以上 に 、 欠員 と なっ た 教員 配置 分 の 仕事 を 担っ て くれ て い ます 。 その とき に も 、 その 代わり が 正規 教員 に しか 担え ない もの が 多く 、 正規 教員 の 負担 が 急増 し パンク し て しまう という 負 の スパイラル も 起き て い ます 。   二 〇 〇 一 年 の 義務 標準 法 の 改正 や 二 〇 〇 四 年 の 義務 教育 国庫 負担 制度 を 導入 する 改革 によって 、 教職員 給与 費 の 総額 範囲 内 で あれ ば 教員 の 数 、 給与 、 待遇 を 地方自治体 が 定め られる よう に なり まし た 。 しかし 、 その後 、 教員 を 正規 雇用 する ため の 基礎 定数 は ほとんど 増加 さ れ ず 、 増やさ れ た の は 単 年度 しか 予算 が 保障 さ れ ない 加配 教員 定数 が 中心 で あっ た など 、 様々 な 要因 によりまして 、 令 和 四 年 の 現状 を 見る と 、 教員 定数 に 占める 正規 教員 の 割合 は 、 全国 平均 で 九 二 % 、 一番 少ない 沖縄 県 で は 八 一 ・ 二 % に なっ て い ます 。 ただし 、 これ は 、 先 ほど 言っ た 加配 教員 定数 は 含ま れ て い ませ ん ので 、 基礎 定数 に対する 割合 です ので 、 教育 現場 の 実態 で いう と 、 これ 以上 に 非 正規 教員 の 割合 が 高い の が 実情 です 。   そこで 、 こう いっ た 状況 の 中 、 今回 の 方向 性 の 掲示 の 中 で 、 定年 が 引き上げ られる 年度 において 退職 者 数 が 減少 し て も 、 新規 採用 数 を 大きく 増減 さ せ ず 、 安定 的 に 新規 採用 数 を 確保 する 、 正規 教員 の 採用 枠 を 拡大 する 取組 、 非 正規 教員 の 割合 抑制 を 図る 取組 という の は 、 現在 の 教員 不足 の 現状 を 考え て も 非常 に 重要 な こと で あり ます が 、 この 取組 へ の 決意 と 方向 性 について お 伺い いたし ます 。 すばらしい 取組 の 掲示 だ と 思い ます ので 、 力強い 推進 を お願い いたし ます 。   以上 で 終わり ます 。 ありがとう ござい まし た 。 立憲 民主党 の 吉川 元 です 。   質問 に 入る 前 に 、 今朝 、 理事 会 で 、 学校 給食 無償 化 法案 、 この 国会 で は 審議 は ない という よう な お話 が あっ た という ふう に 伺っ て おり ます 。 大変 残念 で あり ます 。   首長 さん の お話 を 伺い ます と 、 先進 的 な 自治体 、 市 で は 無償 化 を 既に 始め て いる ところ も あり ます 。 ただ 、 これ は やはり 財政 が どれ ぐらい 余裕 が ある か という こと と も 関係 を し て い て 、 やり たく て も やれ ない 、 そういう 自治体 も 現に 存在 を し て おり ます 。   そういう こと を 踏まえ て 考えれ ば 、 自治体 任せ に する の で は なく て 、 国 が 無償 化 法 という 法律 を 作っ て 、 そして 、 日本 中 の 全て の 小中 、 そうした 子供 たち の 給食 を 無償 に し て いく という こと を 進め て いく こと は 今 本当に 必要 だ という ふう に 思っ て おり ます 。 次 の 国会 で の 審議 、 そして 成立 に 向け て 、 与野党 の 議員 立法 、 実務 者 協議 を 進める と も 聞い て おり ます ので 、 是非 取り組ん で いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   それでは 、 質問 に 入ら せ て いただき ます 。   前回 に 続い て 、 教員 の 働き 方 について 質問 いたし ます 。   最初 に 、 新 年度 、 新 学期 を 迎え て の 教員 不足 の 問題 です 。   昨年 一月 、 二 一 年 、 ですから 二 年 前 の 教員 不足 が 二 千 五 百 五 十 八 人 、 教員 が 不足 し て いる 学校 数 が 小学校 で 四 ・ 九 、 中学校 で 七 % 、 これ が 文科 省 の 調査 で 明らか に なり まし た 。   私 の 地元 大分 で も 、 やはり 、 この 四月 、 担任 が い ない クラス という の が かなり の 数 出 て おり ます が 、 文科 省 の 調査 から 二 年 が 経過 し て おり ます 。 その後 どういう ふう に なっ て いる の か を 教え て いただけ ます か 。 今年 の 四月 の 事態 について は 今 調査 を さ れ て いる という こと です が 、 昨年 の 傾向 を 含め て 、 また 、 NPO の 団体 や あるいは 新聞 等 の 調査 で も 、 更に 今年 は 悪化 を し て いる の で は ない か 、 そういう こと も 出 て おり ます 。 二 年 前 に 比べ て も 教員 不足 が より 顕著 に なっ て 、 深刻 化 し て いる と 。   この 二 年間 、 文科 省 は 働き 方 改革 という こと で いろいろ な 取組 を やってき た はず な ん です が 、 それでも なお こうした 実態 に なっ て いる という こと について は 、 これ は 真摯 に 受け止め て いか なけれ ば いけ ない という ふう に 思っ て おり ます 。   教員 不足 、 これ は 、 聞く と 、 やはり 、 教頭 など 、 先ほど も 少し お話 が あり まし た けれども 、 管理 職 を 始め 本来 学級 担任 で は ない 教員 を 充てる 、 あるいは 臨免 の 発行 で 対応 する 等々 が 言わ れ て おり ます 。 ただ で さえ 忙しい 学校 、 ここ に 、 教員 に 更に 負担 を 上乗せ する よう な こと に も なっ て いる 。   新聞 報道 です が 、 読み ます と 、 教員 不足 によって 、 簡単 に 言え ば 、 授業 を する 先生 が い ない という こと で 、 やむを得ず 自習 に する 、 四月 の 頭 から 自習 の 時間 が ある 、 設け ざる を 得 ない という 話 で あり ます とか 、 あるいは 、 自分 の 受け持つ 学級 と 担任 不在 の 学級 、 この 二つ 、 三 十 五 人 学級 で いえ ば 全部 で 七 十 人 です よ ね 。 これ を 一 人 の 先生 が 体育 の 授業 を 見る と 。 これ は 事故 が 起こり かね ない 、 そういう 実態 も ある と 思い ます 。 子供 たち へ の 、 学び において 、 この 教員 不足 、 深刻 な 影響 が 出 て いる と 言わ ざる を 得 ませ ん 。   教員 不足 、 これ は 、 なり手 不足 解消 に 向け 、 長期 的 な 視野 で 対応 せ ざる を 得 ない 課題 が 存在 する ほか 、 教員 の 計画 的 な 配置 など 教育 委員 会 が 責任 を 負う べき 課題 と 、 文科 省 が 国 として 責任 を 持つ べき 課題 が 存在 を し て おり 、 すぐ に 解消 という こと は なかなか 難しい の かも 分かり ませ ん が 、 教育 の 機会 均等 を 担保 する ため に も 、 即効 性 を 持つ 対策 も 必要 か という ふう に 思い ます 。   今 、 全国 で かなり 深刻 な 教員 不足 が 発生 し て おり ます けれども 、 もし 今 検討 さ れ て いる もの が 、 この 対策 として 、 即効 性 の ある 対策 として 検討 し て いる もの が あれ ば 、 教え て いただけれ ば と 思い ます 。 次に 、 超勤 の 実態 について 、 前回 は 文科 省 が 調査 を いたし まし た 教員 勤務 実態 調査 で 質問 を いたし まし た が 、 今日 は ちょっと 別 の 角度 から 少し 質問 を さ せ て いただけれ ば と 思い ます 。   今 配付 を さ せ て いただい た 資料 一 ページ の 図 一 を 見 て いただけれ ば と 思い ます 。 これ は 産業 別 所定 外 労働 時間 を 出し た もの です 。 教員 について は 教員 勤務 実態 調査 、 その 横 の 都道府県 、 政令市 、 市区 町村 職員 といった 、 教員 を 除く 地方 公務員 について は 二 〇 二 一 年度 の 地方 公共 団体 の 勤務 条件 等 に関する 調査 、 そして 残り は 毎 勤 統計 、 これ を 、 一 か月 当たり の 超過 勤務 、 そこ から 抽出 し て 超過 勤務 を 表し た もの です 。   黒い 棒グラフ 、 これ が 小学校 、 中学校 の 超過 勤務 時間 で 、 これ は 見 て いただく と 一目瞭然 だ と 思い ます けれども 、 図抜け て 多い という 状況 で あり ます 。   全 産業 の 平均 が 、 左側 から 六 番目 に 書い て あり ます が 、 十 三 ・ 九 時間 です 。 人手 不足 が 言わ れ て 、 長時間 労働 が しばしば 社会 問題 に なる 運輸 、 郵便 、 いわゆる 物流 関係 です けれども 、 これ が 二 十 六 時間 。 確か に 全 産業 平均 の ここ は 二 倍 に なっ て い ます 。 それ と 比べ て 、 小学校 は 四 十 一 時間 、 中学校 は 五 十 八 時間 。 中学校 に 至っ て は 、 長い と 社会 問題 化 さ れ て いる 運輸 関係 より も 更に 二 倍 、 つまり 平均 的 な 産業 の 四 倍 ぐらい の 超過 勤務 が 行わ れ て いる 、 しかも これ は 超勤 手当 が 出 ない 、 そういう 状況 に なっ て おり ます 。   こんな 状態 だっ たら 、 後ほど また 少し お話し さ せ て いただき ます が 、 どんなに 意欲 を 持つ 学生 で も 、 やはり 教職 は やめ て おこ う 、 こう なら ざる を 得 ない ん じゃ ない か 。   前回 の 質問 で も 、 大臣 、 文科 省 の やっ た 勤務 実態 調査 、 これ について 、 一定 の 進捗 が 見 られる と 。 確か に 前回 に 比べれ ば 少し は まし に なっ て い ます けれども 、 それ は もちろん 、 教員 の 過去 と 今 と を 比べれ ば 少し まし に なっ て いる かも 分かり ませ ん が 、 全 産業 で 見る と 、 突出 し て 悪い ん です よ 。   この 点 について 、 大臣 、 どの よう に 感じ て おら れる の か 。 大臣 の 気持ち を 是非 お話し いただけれ ば と 思う ん です 。 もちろん 、 調査 が 違い ます から 、 定義 等々 も 若干 違っ て いる と は 思い ます 。 だから 、 本当 の 意味 で 精緻 な 調査 か と いう と 、 そこ の 部分 について は まだ 改善 の 余地 は ある か という ふう に 思い ます が 、 見 て いただき たい の は この 状況 な ん です よ ね 。   これ は 学生 さん も 知っ て いる わけ です よ 、 もう 。 教職 を 目指そ う と 思っ て 大学 、 教育 学部 等 を 受け て 、 そして 今 教職 課程 に 入っ て いる 人 たち も 。 この 実態 、 前回 に 比べ て 一 日 当たり 三 十 分 ぐらい 短く なり まし た とか 、 それ は それで 、 悪い と は 言わ ない です よ 。 だけれども 、 圧倒的 に 状況 は ほか の 産業 に 比べ て 悪い ん だ という こと について 、 是非 、 不退転 の 決意 で という 言葉 も ござい まし た ので 、 取り組ん で いただき たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 配付 資料 の 下 、 一 ページ の 図 二 です 。 教職員 の 精神 疾患 による 病気 休職 者 数 の 推移 を 出し て おり ます 。 二 〇 二 一 年度 は 、 前年 から 七 百 人 増え て 、 過去 最高 の 五 千 八 百 九 十 七 人 に 達し て おり ます 。   さらに 、 精神 疾患 も 含め た 病気 休職 者 に 、 一 か月 以上 の 病気 休暇 取得 者 数 の 推移 を まとめ た もの が 配付 資料 の 二 ページ 目 の 図 三 です 。 ここ でも 、 二 一 年度 、 数字 は 急激 に 増え て 二 万 人 近く に 達し て 、 在職 者 数 に対する 割合 も 初めて 二 % を 超え た 。 つまり 、 学校 の 先生 が 百 人 いる と 、 そのうち 二 人 は 病 休 若しくは 休職 を さ れ て いる 、 病気 の 。   これ について 、 非常 に 増え て き て いる わけ です けれども 、 この 増加 傾向 、 こういう トレンド な の か という こと 、 そして 、 どういう 認識 を 持っ て 、 何 が 原因 だ と お 考え でしょ う か 。 やはり 、 ちょっと これ は 異常 な 数字 だ という ふう に 思い ます 。   先 ほど 、 四月 の 段階 で クラス の 担任 が 決まっ て い ない 、 これ が 増加 傾向 に ある と 。 二 年 前 で いう と 二 千 五 百 五 十 八 人 が 不足 を し て 、 今回 、 恐らく これ を また 大きく 上回る 不足 数 だ という ふう に 思い ます けれども 、 病気 休職 や あるいは 病 休 、 これ が 抑え られれ ば 、 本来 、 この 調査 の よう な 教員 不足 は 私 は 発生 を し て い ない ん だろ う という ふう に 思い ます 。   是非 この 点 について 問題 意識 を 持っ て いただき たい という こと と 、 あわせ て 、 実は ほか の 調査 で 、 教育 関係 の 公益 財団 法人 中央 教育 研究所 、 これ が 二 〇 二 一 年 に 教育 に関する アンケート を 実施 を し て おり ます 。   自分 自身 、 教師 が 、 自分 が 忙しい という ふう に 回答 し た 先生 の うち 、 学力 が 低下 し て いる と 感じ て いる 先生 の 割合 は 七 二 ・ 八 % 。 一方 、 そんなに 忙しく ない よ という ふう に 回答 し た 先生 の うち 、 学力 が 低下 し て いる と 感じ て いる 割合 は 六 〇 ・ 六 % 。 また 、 同様 に 、 落ち着き の ない 子供 が 増え て いる か という 質問 に対して 、 忙しい と 答え た 先生 について は 八 六 ・ 三 % が そう だ と 。 そんなに 忙しく ない よ と 答え た 先生 は 五 七 ・ 六 % と 、 如実 に 出 て いる わけ です よ ね 。   結局 、 忙しい という こと で 、 とにかく 膨大 な 業務 の 中 で 、 本来 の 教員 の 仕事 で ある 、 子供 たち と 向き合う 、 あるいは 子供 たち の 様子 、 変化 、 気づき を 教員 自身 が しっかり と 認識 を でき ない 環境 に 実は 今 ある の で は ない か 。 この 点 について 大臣 に 是非 伺い たい ん です けれども 、 やはり 、 教員 が 大変 忙しい という こと は 、 当然 、 教員 自身 の 健康 あるいは 生活 に 大きく 影響 を 与え ます が 、 同時に 、 子供 たち に も 否定 的 な 影響 を 与え て いる という ふう に この 調査 から 言える の で は ない か と 思い ます けれども 、 この 点 は どう お 考え でしょ う か 。 メンタルヘルス 対策 、 進め て いただく の は 結構 です し 、 そこ に 予算 も つけ て いる という お話 も 伺い まし た 。   そこ で 伺い たい ん です が 、 二 〇 二 一 年 五月 一 日 を 基準 日 として 文科 省 が 実施 し た 、 公立 学校 における 労働 安全 衛生 管理 体制 等 に関する 調査 、 これ を 見 ます と 、 法律 で 義務づけ られ て いる 衛生 管理 者 の 選任 率 、 小中 で 八 〇 % 程度 。 同じく 、 職員 五 十 人 以上 の 学校 で 選任 が 義務づけ られ て いる 産業 医 、 小学校 、 中学校 で 八 〇 % 台 。 さらに 、 安全 衛生 管理 規定 を 整備 し て いる 市町村 教育 委員 会 、 これ は 五 割 を 切っ て 四 九 ・ 二 % に なっ て い ます 。   法律 で 義務づけ られ て いる 産業 医 等 について 、 本来 で あれ ば 一 〇 〇 % じゃ ない と 法律 違反 に なる わけ です けれども 、 これ は どの よう に 文科 省 は 認識 し て いる の か 。 また 、 すぐ に でも 対策 は 講じ なきゃ いけ ない と 思い ます が 、 どの よう に 考え て いらっしゃい ます か 。 これ は 、 置く の が 望ましい じゃ ない ん です よ 。 義務づけ られ て いる ん です 、 法律 で 。 それ が 一 〇 〇 % じゃ なきゃ おかしい 。 これ が 九 〇 % だっ たり 八 〇 % だっ たり 、 大 多数 が 置か れ て いる という の は 分かり ます 。 だけれども 、 少し でも 置か れ て い ない ところ が あれ ば 、 これ は 法律 違反 な ん だ という こと を しっかり 伝え て いただき たい 。 望ましい とか 置い て ください とか じゃ なく て 、 置か なけれ ば なら ない わけ です から 、 是非 その 点 、 しっかり 取り組ん で いただき たい という ふう に 思い ます 。   続い て 、 今日 お 配り し た 資料 の 二 ページ の 下 の 図 四 です 。 見 て いただけれ ば と 思い ます が 、 先 ほど 少し 紹介 し まし た 病気 休職 者 及び 一 か月 以上 の 病気 休暇 取得 者 の うち 、 二 十 代 、 三 十 代 の 占める 割合 を 出し て いる もの です 。   これ も 、 毎年 、 年々 、 この 二 十 代 、 三 十 代 、 つまり 若い 世代 が 病気 休職 あるいは 病 休 取得 、 急激 に 増え て いる 。 これ は 病気 休職 者 及び 病気 休暇 取得 者 です けれども 、 精神 疾患 だけ に 限っ て 言い ます と 、 既に 二 十 代 、 三 十 代 は 五 〇 % を 超え て おり ます 。 平成 二 十 八 年 の 調査 で は 三 八 ・ 一 % という こと で 、 急激 に 若い 世代 の 精神 疾患 、 病 休 者 、 これ が 増え て いる という の が 現状 です 。   これ は 何 が 原因 だ と お 考え です か 。 やはり これ は 深刻 だ と 思い ます 、 大臣 。 若い 人 ほど 精神 疾患 に なっ て 学校 を 休む 、 あるいは 休職 する 。 その 先 に は 退職 含め て ある と すれ ば 、 これ は 未来 が ある 職業 だ と 言える の か 。 そういう こと も 含め て 、 是非 深刻 に 受け止め て いただき たい と 思い ます 。   最後 、 今日 配付 し た 資料 の 最終 ページ 、 三 ページ 目 です けれども 、 これ は 、 教育 文化 総合 研究所 が 調査 を し た 、 一般 財団 です が 、 教職 を 志し 教育 実習 まで 受け ながら 教職 の 道 を 進む こと を 断念 し た 学生 へ の インタビュー 調査 です 。   一つ 一つ 読み上げ ませ ん が 、 下線 を 引い た ところ を 見 て いただく と 、 教育 実習 に 行っ て 、 本当に 教師 の 仕事 という の は 、 やりがい が ある し 、 すばらしい という ふう に 感じる ん です が 、 同時に 労働 実態 を 知る わけ です よ ね 。 そして 、 その 中 で 、 本当に やりがい が ある ん だ けれども 、 とても これ を 一生 続け られる と は 思え ない 、 あるいは 、 自分 で は とても 務まら ない という こと で 教職 を 諦める という 、 これ が 、 今 この 現状 に 、 今日 、 抜粋 は し て おり ます が 、 書か れ て いる ところ です 。   大臣 、 この まま で は 教員 の なり手 は 本当に い なく なっ て しまい ます が 、 こうした 学生 の 声 、 教職 の 魅力 を 高める と いっ て 、 教職 は 魅力 が ある ん です よ 、 既に 。 魅力 が ある ん です よ 。 だから 、 教師 の バトン とか いろいろ やら れ て 、 その 状況 という の は 文科 省 も 理解 し て いる と 思い ます が 、 この 声 、 学生 の 声 、 どういう ふう に 感じ 、 受け止め ます か 。 今 、 前回 も 聞き まし たら 、 中教審 に 諮問 し て いる ところ で 云々 という お話 が ござい まし た 。 やはり 大臣 の 意思 という の は すごく 大切 だ と 思う ん です よ 。 あり き たり の 答弁 で は なく て 、 大臣 自身 こうした いん だ 、 こういう ふう に し て いき たい ん だ という こと を 、 是非 これから も 発信 を し て いただき たい という ふう に 思い ます 。   我々 として は 、 給 特 法 、 ここ に 根源 的 な 問題 が ある という ふう に 考え て おり まし て 、 今日 、 お昼 に 、 給 特 法 の 廃止 も 含む 働き 方 改革 について 、 我が 党 として 法案 を 提出 する 予定 です 。 文科 省 は 文科 省 で しっかり 考え て いただき たい ん です が 、 我々 国会 は 、 立法府 として 、 この 今 の 現状 、 今日 御 紹介 し た この 現状 を どうして いく の か という こと を 真剣 に 議論 し なきゃ いけ ない 。   その ため に も 、 是非 、 この 議員 立法 を 提出 いたし ます ので 、 当 委員 会 で 議論 し て いただい て 、 また 、 その 成立 に 向け て 御 助力 いただけれ ば と いう こと を 最後 に お願い し て 、 また 、 理事 会 で も 御 協議 いただく こと を お願い し て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。 質問 を 早速 さ せ て いただき ます が 、 今日 は 、 日本 学術 会議 の 在り方 等 について 、 中心 に 質問 さ せ て いただき ます 。   日本 学術 会議 と いえ ば 、 内閣 府 、 内閣 委員 会 の 所管 な わけ で ござい ます けれども 、 ただ 、 この 学術 会議 の 発出 する 提言 等々 、 文科 行政 に 関わる 部分 も 多分 に ござい ます ので 、 そういった 意味 で 、 この 委員 会 で 質問 を さ せ て いただき ます 。   まず 、 記憶 に 新しい の は 、 二 〇 二 〇 年 の 任命 拒否 の 問題 が ござい まし た 。   そもそも 、 この 日本 学術 会議 、 科学 者 による 公選 制 から 学術 団体 を 基盤 と する 推薦 制 に 法 改正 を 一 九 八 三 年 に さ れ まし た 。 この とき に 、 首相 による 任命 は 形式 的 行為 という ふう に 国会 で 答弁 を さ れ て おり ます 。 つまり は 、 一応 首相 が 任命 する ん だ けれども 、 事実 上 これ は もう 形式 的 な もの で あっ て 、 自動的 に 、 学術 団体 から 提出 さ れ た 名簿 に 基づい て これ を 任命 する という こと が 国会 で 答弁 を さ れ た わけ で ござい ます けれども 、 その後 、 安倍 政権 の とき 、 二 〇 一 八 年 に 、 推薦 の とおり 任命 す べき 義務 が ある と まで は 言え ない という 文書 を 内閣 府 が 作成 を し まし た 。 これ は 一定 の 、 その 先 に 来 た 任命 拒否 の 布石 だっ た と 今 振り返れ ば 思える わけ で ござい ます けれども 、 案の定 、 二 〇 二 〇 年 、 提出 さ れ た 百 五 名 の 推薦 人 名簿 から 九 十 九 名 を 任命 、 つまり は 六 名 を 任命 拒否 を し た という こと で あり ます 。   二 〇 二 二 年 に 、 これ を 受け て 、 内閣 府 は 、 日本 学術 会議 の 在り方 について の 具体 化 検討 案 という の を 学術 会議 の 総会 で 説明 を し まし た 。 この 二 年間 の 間 に いろいろ 議論 が あっ た こと を 踏まえ て の 検討 案 だ と 思う ん です けれども 、 この 検討 案 について 、 日本 学術 会議 が 直ちに 、 これ の 再考 を 求める という 声明 を 出し て おり ます 。 この 検討 案 という の は 、 ちょっと また 説明 が 後ほど あろ う か と 思い ます けれども 。   翌 二 三 年 の 四月 十 八 日 、 今年 の 四月 十 八 日 に 、 日本 学術 会議 法 改正 案 、 これ が 出さ れる 手前 まで 行き まし た けれども 、 この 提出 を 思いとどまる よう に 、 日本 学術 会議 が 勧告 を し て おり ます 。 そして 、 勧告 と 同時に 、 国民 に対して 問題 提起 する 声明 も 発出 を し て おり ます 。   この 勧告 という の は 非常 に 、 日本 学術 会議 の 行為 として は 大変 重い もの で あっ て 、 たしか これ は 十 三 年 ぶり だ という ふう に 聞い て おり ます 。 提言 やら 報告 より も 、 最も 強い 意思 表示 。 会員 の 選考 過程 を 第三者 が チェック する という こと について は 、 会議 の 独立 性 が 損なわ れる と 。 梶田 会長 は 、 日本 の 学術 の 終わり の 始まり に なら ない よう に 考え を 伝え たい という ふう に おっしゃっ て おり ます 。   この とき 、 幸い 、 法案 提出 は 見送ら れ た わけ です けれども 、 今後 どう さ れる の か 、 まず 内閣 府 に お 聞かせ を いただき たい という ふう に 思い ます 。 なぜ 喫緊 の 課題 な の か 、 その 説明 が ない ん です ね 。 その 説明 が ない から 学術 会議 と 政府 と の 間 の コミュニケーション が 取れ て い ない という ふう に 思う ん です けれども 、 今 の 説明 で は 、 今後 きちっと 話し合い ながら 先 を 見 て いく という ふう に は とても 思え ない し 、 また 、 一部 報道 に よる と 、 学術 会議 そのもの を 民間 に 移行 する という よう な お話 も あり まし た けれども 、 それ は 事実 でしょ う か 。 繰り返し だっ たら もう 必要 ない です 。 なぜ 喫緊 の 課題 な の か 、 その 課題 が お 聞か せ いただけれ ば 納得 できる わけ です けれども 、 お 聞か せ い た だけ なかっ た こと は 大変 残念 に 思い ます 。   もう 一つ 質問 さ せ て いただき ます が 、 そもそも 、 この 六 名 の 方々 、 いろいろ 、 安保 法制 です とか 、 辺野古 沖 の 埋立 て 、 特定 秘密 保護 法 だ とか 、 共謀 罪 だ とか 、 こう いっ た 政府 の 方針 に 特に 異論 を 唱え て き た 方々 だ という ふう に 私 は 認識 を いたし て おり ます けれども 、 改めて 、 いかなる 理由 で この 六 名 が 任命 拒否 さ れ た の か 、 お 聞かせ を いただき たい と 思い ます 。 予想 し て い た とおり 、 大変 残念 な 御 答弁 で あり まし た 。   いろいろ 、 政府 が 、 今後 の 会員 選考 方法 の 見直し に 着手 する に当たって 、 プロセス の 透明 化 として 、 選考 諮問 委 の 新設 など を 盛り込ん だ 改正 案 という の を 準備 さ れ た わけ です けれども 、 プロセス の 明確 化 と 言っ て いる の で あれ ば 、 この とき の 任命 拒否 について の プロセス という の も やはり 透明 化 す べき だ という ふう に 私 は 思い ます し 、 もう 一つ 言わ せ て いただく と 、 これ は 多分 、 政府 にとって は 都合 の よく ない 提言 を さ れる 方 たち だっ た という こと が 本質 的 な 理由 だ と 思い ます 。 今 の 御 答弁 は 形式 的 な お話 でし た けれども 、 本質 的 に は そういう こと だ という ふう に 思う ん です 。   この 任命 拒否 の プロセス という の を きちっと 明確 に し ない と 、 私 は 、 開示 し ない こと は かえって この 人 たち の 不名誉 に なる という ふう に 思う ん です ね 、 何 か 人格 上 の 問題 が あっ た ん じゃ ない か と か 。 任命 拒否 し た からには 、 その 理由 という もの は しっかり 開示 する こと が 私 は 必要 だ という こと は 改めて 申し上げ させ て いただき たい という ふう に 思い ます 。   組織 の 在り方 等 について は 内閣 府 の 所管 事項 な わけ です けれども 、 文科 省 から 見 た 、 文科 省 にとって の 日本 学術 会議 の 位置づけ という もの は どの よう に 認識 を さ れ て いる でしょ う か 。 諮問 に対する 答申 です とか 、 これ は 文科 省 として も 、 きちっと 重く 受け止める べき もの だ という 認識 は 当然 の こと として あろ う か と 思う ん です けれども 。 そこで 、 いろいろ 、 例えば 最近 の 例 で いう と 、 大学 入試 の 英語 、 共通 テスト の 英語 を 民間 導入 とか あり まし た けれども 、 その こと について 、 あるいは 高校 の 地理 歴史 、 あるいは 教育 機会 の 確保 、 外国 籍 の 子 や 貧困 層 の 子 の 教育 機会 の 確保 や 、 少 人数 学級 の 実現 を 訴える など の いろいろ 提言 が ござい まし た 。   特に 大学 入試 の 英語 について なん です けれども 、 今日 は 資料 を 配付 し て 御覧 いただけれ ば よかっ た ん です けれども 、 急 に 昨日 質問 が 決まっ た もの です から 、 ちょっと 時間 が なかっ た ので 、 ここ で ちょっと 読ま せ て いただき ます 、 ゆっくり 。 しっかり 聞い て ください 。   大学 入試 の 英語 について は 、 民間 試験 について 、 民間 試験 の 導入 の 根拠 と なっ た 、 四 技能 を バランス よく という 教育 目標 の 問題 点 を 整理 、 文法 体系 が 十分 習得 さ れ て い ない 段階 で 四 技能 に 切り分け た 活動 の 教育 を 行っ て も 、 言語 能力 を 育てる こと は 難しい と 批判 し た 。 そして 、 通常 は 、 受容 の 力 、 読ん だり 聞い たり し て 理解 する 力 です ね 、 を 超える 産出 の 力 、 書い たり 話し たり する 力 を 持つ こと は ない と 指摘 、 重要 な の は 、 四 技能 で 均等 な 成績 を 取る こと で は なく 、 受容 の 力 が 発信 の 力 を 牽引 し て いける よう な バランス だ と 位置づけ た 。   その 上 で 、 提言 は 、 書く 、 話す 力 について 、 入試 という 高い 公平 性 が 求め られる 試験 で 、 採点 者 の 主観 の 入り やすい 試験 を 大 規模 に 行う こと は 不可能 と し 、 共通 テスト で は なく 、 各 大学 の 判断 で 二 次 試験 で 課す の が 望ましい と し た 。 民間 試験 の 活用 は 各 大学 の 判断 に 委ねる こと で 、 問題 点 を 踏まえ た 上 で 、 大学 の 入試 方針 や 教育 理念 に 基づき 、 カリキュラム と の 接続 を 考え て 適切 な 試験 を 選ぶ こと が できる と 位置づけ た 。 そういう こと な ん です ね 。   さらに 、 分科 会 は 文科 省 の 有識者 会議 に も 提案 、 共通 テスト の 英語 試験 について 、 従来 の 大学入試センター 試験 の 成果 や 問題 点 を 評価 し た 上 で 、 継続 実施 を 検討 する こと も 盛り込ん だ という こと が 提言 、 報告 として 報道 さ れ て いる ん です 。   ここ から 読み取る と 、 ちょっと 申し訳 ない 、 口頭 で 読ん だ だけ な ので あれ な ん です けれども 、 二 〇 二 一 年度 の 試験 から 導入 さ れよ う と し て い た 文科 省 の 方針 、 英語 民間 試験 導入 という の は 、 まさに この 提言 に 真っ向 から 反する 話 だっ た ん じゃ ない か な という ふう に 思う ん です が 、 いかが でしょ う か 。 後で も ちょっと 述べ ます けれども 、 受容 の 力 を 超える 発信 の 力 は あり 得 ない という ところ を やはり きちっと 踏まえ て いただい て 、 読解 力 が 落ち て いる という 話 、 後で もさ せ て いただき ます けれども 、 その 点 について 留意 を し て いただき たい という ふう に お願い を 申し上げ ます 。   念 の ため です けれども 、 英語 民間 試験 導入 という の は 、 いっとき 、 二 〇 二 五 年 再開 も という 話 も あり まし た けれども 、 これ も 断念 し た という 理解 で よろしい ん でしょ う か 。 その 問題 について は 、 この 委員 会 で も さんざん 議論 し て き た 話 です ので 、 今 の お話 、 きちっと 理解 さ せ て いただき まし た ので 、 よろしく お願い いたし たい という ふう に 思い ます 。   そう は いい ながら 、 前 も ここ で 私 は 取り上げ た こと が ある ん です けれども 、 都立 高校 の 今年度 の 入試 から 、 英語 スピーキングテスト が 導入 さ れ まし た 。 後 に なっ て 、 いろいろ 問題 点 も 指摘 を さ れ て いる わけ で ござい ます 。   例えば 、 採点 の 中身 が 不透明 だ とか 、 あるいは 、 一 私企業 が 独占 し て いる 、 この 企業 が 行っ て いる GTEC という テスト を 導入 し て いる 学校 や 学習 塾 に 通う 中学生 に 有利 な ん じゃ ない か 、 公平 性 を 欠く ん じゃ ない か という こと 、 また 、 国 が 今 言っ た 共通 テスト へ の 導入 を 断念 し た もの を なぜ 都 が 拾う ん だ など など 、 いろいろ な 声 が 出 て い ます けれども 、 これ は 、 まず 、 試験 的 と 言っ ちゃ 変 です けれども 、 一 回 やっ て み て 、 それ を どの よう に 今 文科 省 として は 評価 を さ れ て いる の か 、 お 聞かせ を いただき たい と 思い ます 。 もちろん 東京 都 教育 委員 会 で 適切 に やっ て もらえれ ば いい こと な ん です けれども 、 今 、 大臣 の 答弁 の 中 に 、 学習 指導 要領 に も ある と 。 私 、 ちょっと 、 そこ を 少し 逸脱 し た 部分 も ある ん じゃ ない か な という ふう な 懸念 も 持っ て おり まし た けれども 、 そこ は きちっと 文科 省 として これから も 注視 し て いただき たい と 思い ます 。   また 、 東京 都 が やっ た こと です から 、 これ が これから 後 、 地方 に また 波及 し て いく ん じゃ ない か という こと も 私 は 大変 懸念 を し て おり ます 。 特に 、 地方 へ 行け ば 行く ほど 、 教育 の 機会 が 、 本当に 均等 が 確保 、 担保 さ れ て いる か どう か という の は まだまだ 疑問 が 残る ところ です し 、 その 辺 について も 文科 省 として きちっと 注視 し て いただき たい な という ふう に 希望 を 申し上げ させ て いただき たい と 思い ます 。   それから 、 ちょっと これ は 雑談 的 な 話 で 、 大臣 の 思い を お 聞か せ いただけれ ば いい ん です けれども 、 こう いっ た 英語 の 試験 の やり方 を 見 て いる と 、 私 たち が 、 大臣 と そう 大して 世代 は 違わ ない ん です けれども 、 昭和 の 時代 に 受け た 英語 教育 と 今 と は かなり 様変わり し て いる 感 が ござい ます けれども 、 一体 いつ から こう なっ た ん だろ う な と 思い ます 。   これ は 、 ここ まで 様変わり し た という こと は 、 かつて の 英語 教育 が 間違っ て い た ん じゃ ない か 、 日本 の 学校 は かなり の 時間 数 かけ て 英語 を 教える けれども 、 英語 を 使える 人間 が 育っ て い ない ん じゃ ない か という よう な 反省 が あっ て 、 日本 の 英語 教育 は 間違っ て いる という 反省 の 上 に 今 の 英語 教育 が ある の か 、 そう じゃ ない の か 、 大臣 の 思い を お 聞か せ いただき たい と 思い ます 。 まあ 、 分かる ん です けれども 。   先日 、 我々 立憲 民主党 の 会派 で 、 日本語 の 教育 機関 の 認定 等 に関する 法律 案 の 前 に 、 日本語 学校 の 視察 に 行っ て まいり まし た 。 大変 しっかり し た 教育 を し て いる 学校 だっ た わけ です けれども 、 改めて そこ で 感じ た こと は 、 様々 な 目的 で 日本語 を 学ぶ 人 たち が 来 て いる ん です ね 。 特に その 学校 は 、 かなり 高度 な 学問 の バックグラウンド を 持っ て い て 、 更に 日本 の 大学院 なんか で 学ぶ ため に そこ へ 通っ て いる 人 も い まし た し 、 でも 、 大半 は 、 やはり 日本 で 就労 する ため に 日本語 を 習得 する という 人 たち が 大半 で あり まし た 。   ここ で ちょっと 、 これ は 価値 観 の 問題 な ん でしょ う けれども 、 私 は 、 語学 という の は 、 単なる 、 グローバル 化 の 中 で 、 一つ の ツール として 覚える もの だけ じゃ なく て 、 やはり リベラルアーツ の 基礎 に なる もの だ という ふう に 思っ て おり ます ので 、 ちょっと 、 今 の 日本 の 英語 教育 だ とか 、 国語 なんか も 論理 国語 だ とか 何 か 訳 の 分から ない 科目 が でき て おり ます けれども 、 何 か ちょっと 無味 乾燥 な 、 CEFR という グローバル スタンダード の 基準 の 物差し の 上 に 全部 並べ て 今 どれ ぐらい の 能力 が ある の か という よう な 、 そういう 物差し で 測る だけ の もの に なっ て しまっ た という こと を 私 は 大変 寂しく 思っ て いる という こと も つけ加え させ て いただき たい 。 これ について は 御 答弁 は 必要 ござい ませ ん けれども 、 寂しく 思っ て いる という こと で あり ます 。   PISA の 学力 調査 で 、 日本 の 子供 たち の 読解 力 が 低下 し て いる という 報告 も あり ます 。 こう いっ た 原因 という の も 、 やはり ちょっと 今 の 教育 の 在り方 、 私 は 、 見直す 必要 が ある ん じゃ ない か な という 指摘 も さ せ て いただき たい という ふう に 思い ます 。 時間 が ない ので 、 これ は 質問 じゃ なく て 、 次に 進み たい と 思い ます 。   再度 、 学術 会議 そのもの の 話 に 戻り ます けれども 、 この 会議 は 、 設立 翌年 の 一 九 五 〇 年 、 戦争 を 目的 と する 科学 研究 に は 絶対 従わ ない と 声明 を 出し て おり ます 。 ベトナム 戦争 中 の 一 九 六 七 年 、 軍事 目的 の ため の 科学 研究 を 行わ ない と 声明 を 出し て おり ます 。 そして 、 二 〇 一 七 年 、 防衛 装備 庁 の 研究 制度 に 懸念 を 示す 声明 を 発表 いたし て おり ます 。   この 二 〇 一 七 年 の 声明 という の は 、 遡る こと 二 年 前 の 二 〇 一 五 年 、 防衛 装備 庁 が 装備 開発 の 公募 、 審査 を 行う 安全 保障 技術 研究 推進 制度 を 開始 し た 、 この こと について の 懸念 な わけ で ござい ます けれども 、 現在 、 この 制度 に 参画 し て いる 大学 は どこ に 幾つ ある ん でしょ う か 。 もう 時間 が ない ので まとめ ます けれども 、 今 、 基礎 的 な 研究 だ という お話 で 、 直接 、 兵器 開発 で は ない という お話 が あり まし た 。   で あれ ば 、 これ は 文部省 の 予算 で やれ ば いい 話 で 、 結局 は 、 研究 費 に 窮する 中 で 、 背 に 腹 は 代え られ ず に こういう もの に 応募 する ところ という の が 出 て くる わけ で 、 文科 省 として 頑張っ て しっかり と 研究 開発 費 を 取っ て いただけれ ば いい という こと を 申し上げ させ て いただき たい し 、 民事 、 軍事 の デュアル ユース という の は 、 これ は 結果 として 生じる 話 です から 、 それ は それ で いい と 思う ん です けれども 、 そこら 辺 の ところ は しっかり 踏まえ て いただけれ ば という ふう に 思い ます 。   なぜ こういう こと を 言う か と いう と 、 防衛 装備 移転 三 原則 の 運用 指針 の 規制 緩和 を 求め て 、 殺傷 能力 を 持つ 武器 輸出 まで 認めよ という 声 が 政府 ・ 自民党 内 で 高まっ て いる と 聞い て おり ます 。   禁輸 政策 を 転換 し て 、 さらに この なし崩し の 大 転換 、 本当に 、 日本 学術 会議 同様 、 私 も 大変 懸念 を し て いる という こと を 申し 添え させ て いただい て 、 質問 を 終え させ て いただき ます 。   ありがとう ござい まし た 。 よろしく お願い し ます 。   立憲 民主党 の 荒井 で ござい ます 。   今日 が ひょっと する と この 国会 における 最後 の 質問 の 機会 に 僕 は なる かも しれ ませ ん し 、 それ は 、 つまるところ 、 二 年間 弱 、 衆 議員 を し て き て い ます けれども 、 ひょっとしたら これ が 国会 議員 として 最後 の 文科 委員 会 で の 質問 に なる かも しれ ませ ん 。   僕 は 、 この 文科 委員 会 で 最初 に 質問 し た とき も 、 そして 永岡 大臣 が 最初 に いらっしゃっ た とき も 同じ こと を 申し上げ た つもり です が 、 僕 は 、 文部 科学 委員 に なり たく て 国会 議員 を やっ て おり ます 。   まさに 日本 の 教育 を 変え て いく こと が これから 日本 にとって 一番 大事 だ という ふう に 思っ て い て 、 その 思い だけ で 政治 家 を やっ て い ます ので 、 今日 は 、 そんな 意味 で 、 ひょっとしたら これ が 終わる の かも しれ ない という 思い も 込め て 、 遺言 の よう な もの だ と も 思っ て 、 今日 は 、 大臣 だけ で は なく て 、 委員 長 を 含め た 文科 委員 の 先輩 、 同僚 の 皆さん に も 是非 耳 を 傾け て いただけれ ば 大変 ありがたい という ふう に 思い まし て 、 参上 いたし まし た 。   まず 最初 に は 、 ちょっと これ は 思い で は ある ん です けれども 、 やはり 、 教育 と は 何 か という の は 、 これ は 、 誰 も が 教育 を 受け て き まし た ので 、 誰 も が 分かっ て いる よう で 、 でも 非常 に 難しい こと だ という ふう に 思う ん です ね 。 教育 と は 一体 何 な の か 。   でも 、 先日 、 まさに これ が 教育 だ な と 思う 機会 を 文科 委員 の 皆さん と 御 一緒 さ せ て いただい た ので 、 まず その 思い から 少し 披露 し たい と 思い ます が 、 大臣 は いらっしゃら なかっ た ん です けれども 、 五月 三 十 一 日 に 文科 委員 会 で 、 僕 は 理事 で も ない です が 、 一緒 に 同行 さ せ て いただき まし て 、 江戸川 区立 の 松江 第 一 中学校 に 行っ て まいり まし た 。   実は 、 あそこ に 行っ た とき に 、 ぞろぞろ ぞ ろ っと スーツ を 着 た 大人 が 入っ た とき に 、 入口 に たくさん の 先生 が お 出迎え さ れ て い た ん です が 、 二 人 だけ 、 中学生 も 一緒 に ちょこんと 出迎え て くれ て い た ん です ね 。   授業 中 に 行き まし た から 、 本来 だっ たら 、 授業 の 外 に 、 出迎える という こと は でき ない ん です けれども 、 いわゆる 特殊 学級 、 エンカレッジルーム に い た 子 たち が 、 そう やっ て 、 今日 は 偉い 人 が 来る みたい だ から 挨拶 し て い ます みたい な 。 最初 、 僕 が 、 生徒 会長 な の と 聞い たら 、 違い ます という 話 だっ た ん です ね 。 中学校 三 年生 の 男の子 が い まし た けれども 、 この 先 どう する の と 聞い たら 、 まだ 決め て い ない し 、 高校 に は 行こ う か な 、 どう しよ う か な 、 そんな お話 を ちょっと さ れ て い まし た 。   その後 、 宮内 委員 長 が その 子 の 前 に たまたま い た とき に 、 この 人 が 今日 来る 中 で 一番 偉い 人 だ から 、 思っ て いる こと を ちゃんと 言っ て みな よ と 僕 が 話し たら 、 税金 は これから 上がる ん です か とか 、 物価 が 上がっ て い て 大変 苦しい 思い を 僕ら は する ん じゃ ない か と 思う ん です けれども 、 本当に そう な ん です か という の を 、 非常 に 理路 整然 と 、 しっかり と 質問 さ れ て い た ん です ね 。 僕 も 正直 びっくり し まし た し 、 でも 、 実は 、 あれ は 周り の 先生 たち が 一番 驚い て い た と 思う ん です 。   でも 、 何 より も 一番 すてき だ な と 思っ た の は 、 宮内 委員 長 が そこ で 本当に ちゃんと 足 を 止め て 、 本当に まるで 国会 の 答弁 か の よう に 、 しっかり と 、 こう だ よ 、 そんな 簡単 に は 上げ られ ない し 、 みんな の 生活 が 大事 な ん だ よ という こと を 、 本当に 、 一 人 の 子供 で は なく て 、 ちゃんと 人 として 向き合っ た という の が すばらしかっ た と 思い ます 。   やはり 教育 という の は 、 これ は 英語 で は エデュケーション という の は 、 引き出す という 言葉 が ある よう に 、 やはり 、 我々 、 大人 が 行っ た わけ です けれども 、 でも 、 その 中 で 宮内 委員 長 が ああ やっ て ちゃんと 向き合っ た こと によって 、 彼 の 持っ て いる 能力 を 引き出し た という ふう に 僕 は すごく 感じ て い ます 。   でも 、 ちょっと だけ 、 もう 一つ だけ 自慢 さ せ て いただき ます と 、 僕 も 校長 出身 です ので 、 僕 は 、 それで 、 視察 が 終わっ た 後 に 、 実は あの 学校 に もう 一 回 お 電話 を いたし まし た 。 校長 先生 に お 電話 を し まし て 、 今日 は 本当に すばらしい 視察 を ありがとう ござい まし た 、 是非 、 今度 機会 が あっ たら 、 あの エンカレッジルーム の 生徒 たち 、 何 人 か いらっしゃい まし た けれども 、 今度 は 国会 に 見学 に 来ら れ たら いい です よ という お話 を さ せ て いただき まし た 。 僕 が 責任 を 持っ て 宮内 委員 長 に ちゃんと 案内 し て もらう よう に 今度 は さ せ て もらい ます から 、 そう し たら いい です よ という ふう に 申し上げ まし た 。   先生 方 も 御存じ の よう に 、 たくさん の 国会 視察 に 来る 学校 が あり ます 、 子供 たち が い ます けれども 、 でも 、 単に 、 学校 の 一つ の 視察 として 国会 を 見学 し て 、 ぐるっと 回っ て 帰っ て いく 。 もちろん 、 やら ない より やっ た 方 が いい ん です 。 でも 、 こうして 我々 が 見 に 行っ た 学校 の 生徒 たち 、 そして 特に 話 を し た 生徒 が 、 今度 は 私 たち が 待ち構え て い て 、 あの とき こう だっ た よ ね という 話 を 、 今度 、 宮内 委員 長 から 国会 を 案内 し ながら お話 を し たら 、 本当に 彼 の 人生 という の は 大きく 変わる と 思う ん です ね 。 単に あそこ で 彼 が 待ち構え て い た の は 偶然 じゃ なく なっ て くる わけ です 。   これ こそ が 僕 は 教育 だ と 思う ん です ね 。 それ を 引き出す 力 。 つまり 、 やはり 、 僕 、 あの とき 思っ た の は 、 文部 科学 委員 会 という の は そういう 力 が 本当に ある ん だ な と 思い まし た し 、 先生 たち も 含め て 、 本当に エン カレッジ さ れ た と 思い ます し 、 エンパワーメント さ れ た と 思う ん です ね 。   是非 、 文部 科学 委員 会 、 文部 科学 省 という やはり 役所 そのもの が 、 そういう 学校 現場 の 子 と しっかり と 向き合っ て 、 そして 、 一 人 一 人 、 全員 は 無理 な ん です 、 でも 、 ああ いう 象徴 する よう な いい 子 たち が 必ず い ます ので 、 その 子 たち の 力 を 引き出し て いただき たい という ふう に 改めて 思っ て い ます 。 これ こそ が やはり 日本 に 今 一番 必要 な 教育 な ん だ と 思い ます し 、 私 たち 政治 家 も 行政 官 も 、 そういう 力 は 本来 備わっ て いる 。 決して 数字 で は ない です し 、 学校 という 単位 で は ない という こと を 是非 御 理解 いただき たい という ふう に 思っ て 、 質問 を 始め させ て いただき たい と 思い ます 。   ちなみに 、 委員 長 、 もしも 今度 来 たら ちゃんと 案内 いただい て も よろしい でしょ う か って 、 こういう 質問 を 委員 長 に ここ の 場 で さ せ て いただい て も よろしい ん でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。 後で 僕 の 方 から 中学校 の 方 に もう 一 回 お 電話 し て おき ます 。 多分 、 間違い なく 来る と 思い ます ので 。   御 質問 です ね 。 という 中 で 、 学校 の 改革 が やはり 遅 過ぎる ん じゃ ない か と 思い ます 。 先生 たち の 働き 方 に関して の 調査 も いたし まし た 。 大分 時間 が 、 出 て くる の も かかり まし た し 、 今 、 これから 中教審 で 議論 する という お話 も ござい ます 。 確か に 、 三 万 校 、 日本 に は 学校 が あり ます から 、 その 調査 を 収集 し て 分析 し て 、 確か に 時間 は かかる ん だ と 思い ます けれども 、 でも 、 子供 たち は 、 この 前 、 松江中 で 会っ た 子 たち は 、 来年 に は もう い ない わけ です ね 。 あの 学校 に は い なく なる わけ です 。 本当は 一 年 とか 半年 で もっと もっと いろいろ な こと を やら なけれ ば いけ ない し 、 実は 、 学校 は やっ て は いる ん です 。 でも 、 かえって 文部 科学 省 が その 学校 の 取組 を こうして 遅く さ せ て しまっ て いる こと も ある ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   資料 の 一 を お 渡し し て おり ます 。 今日 は 、 本当に 、 自分 の 言い たい こと を 全部 言っ て 、 もう 言い残し た こと は ない という 状態 に し て おき たい と 思い まし た ので 、 僕 が 新陽 高校 の 校長 の とき に 職員 会議 で 先生 方 に 配っ た 資料 を お 渡し し て おり ます 。   例えば 、 これ は 札幌 の 一つ の 私立 高校 で の 話 かも しれ ませ ん が 、 でも 、 二 〇 一 八 年 、 ちょうど 働き 方 改革 が 国会 で 決まっ た とき に 、 本当に そこ から 一 年 で まさに いろいろ な 改革 を し ながら 、 私立 学校 です が 、 三 六 協定 も 、 そもそも 、 ごめんなさい 、 結ん で い ませ ん でし た 。 こういう 学校 は 世の中 に 当時 から 半分 ぐらい 、 私立 の 学校 は ある 状況 な ん です ね 。   そういう 状況 の 中 で 、 半年 間 で 、 ちゃんと し た 三 六 協定 を 結ん で 、 変形 労働 制 を し て 、 それ を 先生 たち に しっかり 理解 し て もらう 。 これ は 、 ちょっと 見 たら 、 職員 説明 会 という の を 合計 六 回 開い て い ます けれども 、 一 年間 に 。 こういう こと を やはり 事 細かく 丁寧 に やる こと は 必要 だ し 、 学校 という の は できる ん だ と 思う ん です ね 。 僕 は やり まし た 。 先生 たち も それ に ちゃんと つい て き て くれ まし た し 。 ただ 、 それ は スピード を 持っ て しっかり 丁寧 に やっ て いく という 意思 が 必要 な ん だ と 思い ます 。   でも 、 一方 、 資料 二 、 資料 三 を 御覧 いただき たい ん です が 、 これ は 、 僕 の 高校 で 、 去年 一 年間 、 去年 の 四月 に どんな 文書 が 学校 に 送ら れ て き た か という もの を まとめ て ある もの です 。 これ は グーグル の スプレッドシート で 僕ら は 管理 し て い ます ので 、 ば あっと あり ます が 、 資料 三 を 見 て もらう と 分かり ます が 、 一 か月 で 百 八 十 五 の 、 途中 抜粋 し て い ます が 、 百 八 十 五 の 文書 が 北海道 の 総務 部 教育 ・ 法人 局 学事 課 から 送ら れ て くる ん です 。 でも 、 これ は 全部 、 文科 省 から 発出 さ れ た 文書 が 学事 課 を 通じ て 来る わけ です ね 。 一 日 四 通 来 て いる 計算 に なり ます 。 ちなみに 、 一 年間 で は 千 九 百 通 来 て いる わけ です ね 。   これ を 一体 学校 は どう 処理 し て いる か と いう と 、 全部 、 教頭 先生 が 内容 を 見 て 、 これ は 校長 に 、 これ は 教頭 で 、 これ は 美化 委員 会 に 、 これ は 英語 科 に という ふう により 分ける の が 大切 な 仕事 に なっ て いる わけ です 。   以前 も これ は 国会 で も 議論 に なっ た と 思い ます が 、 実際 、 一 か月 で 送ら れ て くる 資料 の 束 も たくさん 、 多い です し 、 普通 の 、 今 まで の 学校 です と 、 これ を 全部 印刷 し て 、 その 上 に 判 こ を つける 紙 を 貼っ て 、 最初 に 英語 科 の 先生 に 渡し 、 英語 科 から 英語 科 主任 に 、 また 判 こ が 押さ れ 、 最後 に 教頭 先生 に 戻っ て くる という プロセス を ずっと やっ て いる わけ です ね 。   僕 の とき に 、 これ を グーグル の スプレッドシート で 全部 PDF 化 し て デジタル 化 し まし た 。 こう する と 、 例えば コロナ 禍 で 学校 が ない とき も 、 先生 たち が 学校 に 行か ず とも 、 自分 に 必要 な 文書 が どう 送ら れ て くる の か 分かる わけ です 。   一方 、 普通 の 学校 は 、 この 文科 省 から 送ら れ て くる 文書 を 印刷 し て 、 その 文書 を 回覧 する ため に 学校 に 来 なけれ ば いけ ない みたい な おかしな 話 も あっ た わけ です 。   もっと 言う と 、 そもそも こういう やり方 、 送ら れ て くる 内容 も 、 本当に 必要 な もの 、 もちろん 本当に 必要 な もの も あり ます が 、 そう でも な さ そう な もの も やはり ある ん じゃ ない か という 気 が し て 仕方 が なかっ た です し 、 でも 、 こう やっ て 送ら れる 文書 の 処理 そのもの を もっと 簡便 に する 方法 も 十分 ある ん じゃ ない か と 思い ます 。   例えば 、 どう でしょ う 、 文部 科学 省 が こういう グーグル の スプレッドシート みたい な もの で 全 三 万 校 の 学校 に 展開 し たら 、 何 も 学校 の 、 中学校 の 先生 が それぞれ 、 この 文書 は 誰 に どれ に という ふう に やる 必要 が なくなっ て くる ん じゃ ない でしょ う か 。   デジタル 化 という の は 、 本当は 、 学校 それぞれ に 任せる ん じゃ なく て 、 文部 科学 省 、 県 教委 、 そして それぞれ の 学校 、 この 全体 の デジタル 化 という もの が 必要 な ん じゃ ない か と 思っ て い ます が 、 いかが でしょ う か 。   そもそも 、 そういう ふう に 考える と 、 やはり 文部 科学 省 が もっと 職員 を 学校 現場 に 配置 を し て 、 学校 に 今 何 が 起き て いる の か 、 何 を 必要 と し て いる の か という の を しっかり 現場 で 分かる 必要 性 が ある ん じゃ ない か という ふう に 思っ て おり ます 。   そこで お尋ね いたし ます が 、 今 現状 、 文部 科学 省 から 一体 何 人 の 職員 が 学校 現場 で 、 派遣 さ れ て い て 働い て いる の か 、 教え て いただけ ます でしょ う か 。 是非 是非 、 特に 若い 職員 の 皆さん に は 、 学校 現場 で 、 せめて 一 年間 、 やはり 学校 という の は ワンクール 経験 し ない と 学校 の こと が 分かり ませ ん ので 、 ワンクール 一 年間 、 特に 文部 科学 行政 に 携わり たい という 思い を 持っ て この 役所 に 入っ て き た 人 たち に は 、 是非 一 年間 、 学校 現場 、 い て ほしい と 思い ます 。 教育 委員 会 で は ない と 思う ん です ね 。 やはり 学校 な ん だ と 思い ます 。   そして 、 僕 は 、 可能 で あれ ば 校長 補佐 みたい な 仕事 を し て 、 校長 も 忙しい ん です よ ね 、 実は 。 その 中 で 、 校長 の 右腕 として いろいろ 学校 全体 を 見 て 回る という 仕事 を する と 本当に いい 仕事 が でき て いく ん じゃ ない か と 思い ます ので 、 是非 御 検討 いただき たい という ふう に 思っ て おり ます 。   大臣 、 何 か 所見 が あり まし たら 。 ありがとう ござい ます 。   あと 幾つ か ちょっと 飛ばし ながら 伺い ます が 、 今 大きく 、 あ 、 ごめんなさい 、 資料 を つけ まし た 。 資料 の 四 ページ 目 です ね 。   学校 とか 教育 の 話 を する と どうしても 、 この 上 の 方 、 つまり 、 生徒 の こと とか 教育 の 内容 とか 進路 結果 とか 出席 数 みたい な 、 いじめ の 数 とか 、 そういう 話 が どうしても 学校 の 中 でも 、 内外 で 多く 語ら れ がち な ん です けれども 、 でも 、 すごく 大切 な こと は 、 一番 下 、 学校 の 財務 と そして 校舎 の 問題 だ と 思っ て いる ん です ね 。 これ は 私立 学校 用 に 向け て 書い て は あり ます けれども 、 でも 、 公立 の 学校 も まさに そう だ と 思い ます 。   全て の 公共 の インフラ という の は 、 大体 コンクリート で でき て いる ものの 耐用 年数 という の は ほぼ 決まっ て い ます ので 、 やはり 四 、 五 十 年 たつ と 、 コンクリート の 建物 が 劣化 し て くる わけ です ね 。 いろいろ 学校 を 見 て いただく と 分かる と 思い ます が 、 古い 校舎 を 丁寧 に 使っ て いる 学校 が たくさん あり ます が 、 もう そろそろ 、 今 、 日本 全国 で 、 この 校舎 を どう 建て替え に する か という 、 耐震 補強 は 全部 終わり まし た 、 ほぼ ほぼ 終わり まし た けれども 、 この 古い 校舎 を どう 建て替える か という こと が 大きな 課題 に なっ て くる わけ です 。   そこ に 少子 化 という もの が 立ち向かっ て くる と 、 恐らく 、 松江 第 一 中学校 の よう な 都会 の 学校 は 新しい 校舎 を 造れる わけ です が 、 今日 いらっしゃる 文科 委員 の 先生 たち の お 地元 に も ある と 思い ます が 、 本当に 過疎 の 地域 で の 小学校 や 中学校 という の は 、 もう 合併 も でき ない し 、 でも 、 これ は 校舎 一 校 を 建て替える の に 二 十 億 か 三 十 億 は かかる わけ です ね 。 それ を 、 来年 入っ て くる 、 若しくは 今年 生まれ た 子 が 六 年 後 に 入る 人数 を 計算 し た とき に 、 小学校 を 建て替える だけ の お金 が そもそも 地方 の 議会 で 承認 が 受け られる の か どう か 、 大きな 課題 に なっ て いる と 思い ます 。   でも 、 だからこそ 僕 は 考える ん です が 、 やはり これから はも う 、 六 ・ 三 ・ 三 制 に 向き合っ た だけ の 学校 、 つまり 、 小学校 に は 小学校 の 校舎 、 中学校 に は 中学校 の 校舎 で は なく て 、 その 一つ の 地 、 学校 に 、 小学校 も 中学校 も 、 何 なら 一 クラス で 高校 も 、 さらに は 、 高齢 者 の 方 たち が 使う よう な 施設 、 社会 教育 施設 、 図書館 や 公民館 、 また 、 例えば 、 カフェ とか 食堂 とか 、 宿泊 施設 だって 学童 だって シェア オフィス だって 、 そういう の が あっ て いい という もの が 、 これから 地域 における 未来 の 学校 の 形 に なる ん じゃ ない か という ふう に 思っ て い ます 。   既に 幾つ か の 地域 で は それ に 近い もの を やっ て いる という お話 も 承る とき が あり ます けれども 、 でも 、 やはり これから の 教育 の ビジョン みたい な もの を 文部 科学 省 が 率先 し て 示し て いく 時期 が もう 来 て いる ん じゃ ない か と 思い ます 。 二 〇 二 七 年 頃 に は 学習 指導 要領 の 改訂 、 四 年 後 です から 、 この 四 年 後 の 改訂 に 向け て 、 これ は もちろん 中身 の 話 が 中心 に なり ます けれども 、 でも 、 五 十 年 ぶり に 来る 、 ハード そのもの を どう する の か という 大変 大きな とき が 来 て いる ん だ と 思い ます 。   そして 、 この 一 回 造っ た ハード は なかなか 替え られ ない わけ です ね 。 やはり そこ から 四 十 年 、 五 十 年 使っ て いく わけ です から 、 まさに 未来 の 教育 を これから どう する の か という の を この 数 年 で 我々 は 決め なけれ ば いけ ない という その 覚悟 が ある と 思っ て いる ん です が 、 そういった 未来 の 学校 の 形 について 、 まさに そういう ビジョン づくり みたい な もの が 必要 じゃ ない か と 思い ます が 、 永岡 大臣 は いか が お 考え でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   まさに そういう ビジョン を 、 是非 、 今 、 喫緊 で つくる 必要 が ある ん じゃ ない か と 思っ て おり ます し 、 複合 化 という お話 を いただき まし た 。 本当に 、 例えば 、 子供 たち が 放課後 に わざわざ 学校 を 離れ て どこ か の 学童 に まで 通っ て いく 、 お母さん たち は その 時間 の こと を 非常 に 、 大丈夫 かしら と 不安 だっ たり する わけ です よ ね 。 学童 だって 同じ 施設 内 に あれ ば 、 そして 、 それ を 、 例えば 地域 の 高齢 者 の 方 が 一緒 に 何 か 遊ん で あげる とか 、 一緒 に 勉強 し て あげる とか 、 これ は お互い にとって の 居場所 に も なる ん だ と 思い ます 。 そういう 発想 が 今 必要 だ と 思い ます し 、 僕 は 、 是非 文部 科学 省 が イニシアチブ を 取っ て 、 厚 労 省 や 経 産 省 や いろいろ な 、 総務 省 など を 巻き込み ながら つくっ て いただき たい という ふう に 思っ て おり ます ので 、 是非 、 遺言 として 、 お願い いたし ます 。   もう 一つ 、 時間 も なくなっ て き まし た ので 、 二つ 、 端的 に 、 永岡 大臣 が 、 僕 は 、 女性 の 文科 大臣 が 生まれ た こと は すばらしかっ た という ふう に 思っ て いる ん です ね 。 校長 を し て い た とき に 女子高 生 の お母さん から 、 PTA の 方々 から 本当に 悩み 相談 で いただい た の は 、 お母さん たち は 、 自分 の 娘 が 、 うち の 学校 の 生徒 が 、 帰っ て き た とき に 、 お母さん 、 生理 が 来 なく なっ た ん だ けれども どう しよ う という ふう に 言わ れる こと を 本当に 恐れ て いる わけ です よ ね 。   やはり 性教育 の 問題 という の は 、 もちろん 、 いや 、 学校 でも やっ て いる ん です よ という ふう に は 申し上げ ます けれども 、 でも 、 それ は 本当に 本質 的 な 性教育 な の か 。 これ は 本当に 難しい 話 な ん です けれども 、 でも 、 自分 の 体 を 大切 に する こと や 、 相手 を 大切 に する こと 、 若しくは 、 嫌 な こと は ちゃんと 嫌 だ と 言う こと 。 こういう こと という の を 、 もちろん 、 学校 で はやっ て い ない わけ じゃ ない ん です 。 もちろん 学習 指導 要領 に のっとっ て やっ て い ます けれども 、 やはり 性教育 という もの に関して 学校 は もっと もっと 真摯 に 向き合っ て いく 必要 が ある ん だ と 思い ます 。 大変 悲しい こと も 起き かね ませ ん し 、 起き て いる 実態 も あり ます 。   こういう こと を しっかり 向き合っ て いく に は 、 やはり 女性 の 、 しかも 、 永岡 大臣 も 女の子 を お 育て だ と 思い ます し 、 やはり そういう 苦しみ が 分かる ん じゃ ない か と 思い ます ので 、 是非 、 性教育 の こと 、 しっかり 向き合っ て いただき たい な と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 ありがとう ござい ます 。   性 の 問題 を やはり 学校 は タブー 視 し 過ぎ て き た という ふう に 思っ て おり ます 。 やはり もっと 前向き に 、 そして オープン に 、 しっかり 学校 で 議論 し て いっ て いい こと だ という ふう に 思い ます ので 、 非常 に 、 少子化 の 問題 と も すごく 密接 に 関連 し て いる と 思い ます し 、 どうぞ 、 文部 科学 省 を 挙げ て 、 まさに 性教育 や 性 の 問題 、 性 の こと について 話し合う カルチャー という もの を 、 なかなか 家庭 で は し にくい こと が あり ます 。 でも 、 だからこそ 学校 という もの が 存在 し て 、 学校 で いろいろ な 人 たち と しっかり 話し合っ て いく という こと が 大事 だ と 思い ます ので 、 そういう こと 、 是非 御 検討 いただき たい 。   これ は 本当に 、 女性 が し やすい という 言い方 が 正しい か 分かり ませ ん けれども 、 でも 、 多く の お母さん たち が 、 本当に この こと に対して は 学校 に やはり すごく 期待 を 寄せ て いる ところ だ と 思い ます ので 、 大臣 へ の 期待 も 多い と 思う 領域 です から 、 どうぞ よろしく お願い いたし ます 。   そして 、 もう 一つ 、 あと 今 大きな 課題 だ な と 思っ て い ます の が 、 奨学 金 の 現状 です ね 。   僕 の 学校 も 、 実は 、 元々 は 、 大学 の 進学 率 が 三 割 、 専門 学校 が 三 割 、 就職 が 三 割 という 、 いわゆる 進路 多様 校 と 言わ れる 学校 だっ た ん です が 、 僕 が 校長 に なっ て 、 進路 指導 、 進路 に対して の 話 を 一生懸命 し て いっ たら 、 大学 進学 率 が 約 六 割 弱 まで 一気に 上がっ た わけ です ね 。 それ は 、 結局 、 どういう こと を し た か と いう と 、 お金 の かから ない 大学 という もの を 御 紹介 し た わけ です 。   例えば 、 御存じ でしょ う か 、 公立 の 短期大学 という の が 日本 に は 幾つ も あり ます 。 例えば 山梨 県 の 大月短大 とか 、 岡山 の 新見 短大 とか ある ん です けれども 、 三重 の 三重短大 とか 。 こういう ところ は 、 短大 と いっ て も 、 実は 大学 三 年生 へ の 編入 を 一生懸命 勧める ん です ね 。 です から 、 二 年間 、 勉強 を 一生懸命 し て 、 そして 三 年生 に なる と 国立 大学 に 行く 子 たち が 結構 多い ん です 。 そして 、 学費 が いろいろ な 形 で 補助 さ れ て い て 、 非常 に 安く 設定 さ れ て いる わけ です ね 。 そう やっ て 、 みんな 大学 に は 実は 行っ て み たい ん だ な と いう こと が 大変 よく 分かっ て くる わけ です 。   でも 、 もちろん 、 一部 の 、 お金 を 借りる 必要 が あっ たり も する 子 たち が い ます 。 そう やっ て 奨学 金 を 、 もちろん 僕 も こういう の が ある よ と 言っ て 御 紹介 し て 、 たくさん の 生徒 が やはり 借り て 、 そして 今 返し て い ます 。 でも 、 こう やっ て 今 奨学 金 を 返し て いる 子 たち が 、 労 福 協 の 調査 に よれ ば 、 やはり 三 割 の 人 たち が この 奨学 金 を 返す の が 苦しく て 結婚 や 出産 、 子育て に 至ら ない という 声 を 、 それ は もう 自戒 を 込め て 、 こういう 状況 に なっ て いる 今 の この 国 の 制度 って 何 な ん だろ う という ふう に 思う ん です ね 。   世の中 に は いろいろ な 、 奨学 金 を 少し でも 減らす 仕組み が ある わけ です 。 今 の 政府 で も 、 出世 払い 型 、 J ― HECS みたい な 形 、 出世 払い 型 の 返済 制度 も 進め て い ます 。 大学院 だけ だっ たり 一部 です けれども 、 僕 は 、 本当に 、 もっと もっと 一気に 広げ て いく 、 こういう こと こそ 、 文部 科学 省 、 文部 科学 大臣 の 、 やはり 予算 を 取っ て 、 大きな お 仕事 の 一つ だ と 思い ます し 、 でも 、 予算 を つける の が 簡単 じゃ ない という の は 、 一 年生 の 野党 の 議員 から でも だんだん 分かっ て き まし た 。   でも 、 それ で あれ ば 、 もう 一つ 、 会社 の 代理 返済 制度 という の が ある わけ です ね 。 奨学 金 を 抱え て いる 子 が 入っ て き たら 、 その 分 は 人件 費 分 として 会社 が 払う よ と 。 その 会社 は 税 控除 の 対象 に なっ て いる はず な ん です 。 この 仕組み に関して は 、 別に 予算 的 な 制限 が ある はず で は ない という ふう に 伺っ て おり ます 。   でも 、 全国 で 見る と 、 まだ 六 百 社 ぐらい しか この 制度 を 使っ て 人 を 採用 し て いる ところ が ない という ふう に 伺っ て い ます 。 いやいや 、 もっと もっと 多く の 会社 が 、 みんな 人材 難 で 苦しん で いる わけ です から 、 こういう 制度 も 使っ て い ます よ 、 だから 、 大学生 の 皆さん 、 奨学 金 を 返済 中 の 社会 人 の 皆さん 、 うち の 会社 に 来 て くれ たら 会社 が 肩代わり する から 、 一緒 に 我が 社 で 働き ましょ う よ という 制度 が ある こと 、 それ を 多く の 会社 の 経営 者 の 人 に も 理解 し て ほしい です し 、 そういう ところ を 是非 使っ て くれ たら お たく の 会社 に 転職 、 入社 でき ます よ と 就職 希望 者 が 言える よう な 、 それ を もっと もっと 広げ て ほしい と 思っ て い ます が 、 是非 そういう イニシアチブ を 取っ て いただき たい と 思い ます が 、 いかが でしょ う か 。 日本 維新 の 会 の 堀場 幸子 です 。   今日 は 、 一般 質疑 、 いじめ とか 不 登校 とか 自殺 とか いっ た こと を やろ う か な という ふう に 思っ て いる ところ です 。   それ を 受け まし て 、 この間 、 先 ほど 委員 長 の 方 から 御 報告 が あっ た とおり 、 私 ども 、 この 文部 科学 委員 会 で 、 江戸川 区立 松江 第 一 中学校 の 方 に 視察 に 行か せ て いただき まし た 。 荒井 先生 も おっしゃっ て い まし た けれども 、 非常 に すばらしく 、 こう いっ た 取組 という の が 本当に 広がっ て いく 必要 性 という もの が ある な という ふう に 感じ た ところ です 。   もちろん すばらしい ん です が 、 課題 も あっ た という ふう に も 感じ て い ます 。   やはり 、 先生 が 空き こま を 使っ て そこ の ところ に 入っ て いる という お話 について 、 これ は 大きく 私 たち は 考え なき ゃいけないんじゃないかなというふうに 思っ て い ます 。 つまり 、 二 十 四 こま 、 一 週間 で 、 週休 二 日 です から 週 に 五 な ので 、 五 時間 ずつ 入っ て いる の が 月 、 火 、 木 、 金 、 五 こま ずつ 入っ て 、 水曜日 が 四 こま 、 これ で 二 十 四 という ふう な 入り 方 を さ れ て いる と 思う ん です が 、 それ 以上 に 、 空い て いる ところ で 入っ て 二 十 九 こま フル で 使っ て い ます という よう な 先生 方 の 状況 が 本当に 正しい の か どう か という こと も 含め て 、 本日 質疑 を さ せ て いただき たい な という ふう に 思っ て おり ます 。   文部 科学 省 さん が 教員 について 募集 を 前倒し に さ れる 、 先 ほど 公明党 さん も さ れ て い まし た けれども 、 私 は 、 今 の 学校 を 見 て い て 、 この フェーズ な の か な と いう の を 思っ て いる ん です ね 。   先日 、 大学 の 方 で 教員 の 皆さん を 育て て いらっしゃる 、 生活 指導 で あっ たり そういった こと を 教え て いらっしゃる 先生 と お話 を さ せ て いただい た ん です けれども 、 大学 の 一 年生 とか は 教職 を 希望 する 方 は 非常 に 多い けれども 、 年 を 経る ごと に 脱落 し て いく という か 、 やめ て いく 人 が 多い と 。   つまり 、 教員 免許 を 取っ て 、 教員 に なろ う か な 、 いっぱい 、 みんな 、 免許 の 課程 は 終わっ て いる けれども 、 選択肢 として どう しよ う か な という フェーズ で ある なら ば 前倒し は いい かも しれ ない ん です けれども 、 今 、 本当に その フェーズ に ある の か 、 そもそも 教員 を 目指さ ない 人 が 多い という の が 実態 で 、 これ に 大きな 問題 と 課題 意識 を 持つ べき で は ない か な という ふう に 私 自身 は 感じ て い ます 。 もっと 危機 感 が ある という 意味 です ね 。   です ので 、 ちょっと 、 今日 は 非常 に 強い 危機 感 と 大臣 の 決意 を 聞く こと が できれ ば な と 思っ て おり ます 。   いじめ 防止 対策 推進 法 の 第 二 十 八 条 の 一 項 に 、 いじめ の 重大 事態 へ の 対応 という ところ で 規定 さ れ て いる ん です けれども 、 一 項 の 第 二 号 に 規定 する 「 いじめ により 当該 学校 に 在籍 する 児童 等 が 相当 の 期間 学校 を 欠席 する こと を 余儀なく さ れ て いる 疑い が ある と 認める とき 。 」 これ が 、 いじめ が 原因 で 不 登校 に なっ て いる という 状態 だ と 思っ て おり ます 。   いじめ が 原因 で 不 登校 に なっ た 児童 生徒 へ の 対応 は どの よう に し て いる の か 、 教え て ください 。 ありがとう ござい ます 。   COCOLO プラン も 見 させ て いただき まし て 、 本当に 綿密 に 作ら れ て いる こと は よく 分かる ん です けれども 。   では 、 不 登校 支援 、 これから 充実 さ せ て いく 、 そして 、 いじめ が 原因 で ある という こと は 、 心 の ケア が 必要 です よ ね と 。 という こと は 、 カウンセラー さん は 適正 な の か 、 御 家庭 に ある 様々 な 不安 、 この 後 やり ます けれども 、 そういった もの に 対応 する だけ の 人員 が 果たして 今 いる の か どう か 。   不 登校 支援 を 充実 さ せる と おっしゃっ て くださっ て いる ん です が 、 これ に対して 適正 な 人員 配置 に なっ て いる と 思っ て いらっしゃる の か どう か 、 大臣 の 御 見解 を お願い し ます 。 という こと は 、 今 の 大臣 は 、 人員 配置 は 足り て い ない という 認識 を 持た れ て いる という こと で よろしい です か 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 学校 現場 に 足り ない という 認識 を しっかり と 大臣 が 持っ て くださっ て いる という こと を 、 今 しっかり と 明言 し て いただい た ん だろ う な という ふう に 思っ て い ます 。   その 次に 、 いじめ の 定義 と 認知 と 対応 について 質問 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。   実は 、 いじめ の 定義 という の は 変化 を し て き て いる と 思っ て い ます 。 主 に は 平成 十 八 年 と 平成 二 十 五 年 という ところ で 変化 が ある と 思っ て いる ん です けれども 、 そこ の 変化 の 部分 と 、 その 理解 を 促進 する 、 これ について 、 政府 参考 人 の 方 、 お願い し て も いい です か 。 ありがとう ござい ます 。   いじめ の 定義 が 変わっ て き て いる ん です けれども 、 こう いっ た こと に対する 社会 全体 の 理解 の 促進 が 進ん で いる の か な と いう の は 、 一つ 疑問 に 思っ て いる ん です ね 。 先 ほど どなた かも おっしゃっ て い まし た けれども 、 私 たち の 時代 と 今 の 教育 は 違う ん だ という こと 、 それ は もちろん 、 私 の 親 の 代 から も 違う ん だ という こと を 私 たち は もっと 理解 を し て 、 変わっ て いっ て いる ん だ という こと を もっと 理解 を し て いただか ない と いけ ない か な という ふう に 思っ て い ます 。   同じ よう に 、 認知 を する 認知 件数 という もの が 、 今 は これ が 非常 に 上っ て い て 、 過去 最高 の 人数 が いる という 現状 の 中 で 、 でも 、 認知 件数 が 上がっ て いる という の は 、 いじめ が 増え て いる という 概念 な の か 、 それとも 、 先生 たち が 、 いじめ の 定義 が 変わっ て 、 より 軽微 な もの で も 早期 に 発見 する 機能 が 高まっ て いる と 、 プラス に 取る の か マイナス に 取る の か という こと な ん です けれども 。   いじめ の 認知 件数 が 増え て いる 。 この 校長 先生 が 来 たら 、 この 先生 が 来 たら 、 クラス で の いじめ が 増え た と 認識 する 人 たち も たくさん いらっしゃる ん です ね 。 でも 、 それ は その 先生 が 、 若しくは 学校 全体 が 、 いじめ の 取組 を 強化 し て 、 より 軽微 な もの も しっかり と 早期 で 対応 できる よう に なっ た という ポジティブ な 判断 を する べき だ と 思う ん です けれども 、 こう いっ た こと について は どの よう に お 考え か 、 お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   なので 、 先生 たち は 少し 苦しん で いらっしゃる ところ に 、 それ も ある の か な と 。 先生 が 来 たら いじめ が 増え た ね 、 いやいや 違う よ ね と 。 しっかり と 発見 できる よう に なっ た ん です よ という ふう に 理解 を し て いただき たい な と いう こと も 含め て 、 申し上げ させ て いただき たい と 思い ます 。   その 次に 、 いじめ と 犯罪 行為 の 境界 線 、 そして 警察 相談 、 通報 といった もの の 課題 について お尋ね し たい と 思い ます 。   今 、 スクール サポーター 制度 を 増やし て いき ましょ う という こと を 言っ て いる か と 思う ん です けれども 、 いじめ という もの が 、 やはり 学校 の 中 だけ で 解決 する という 意識 が 非常 に 強い が ため に 、 犯罪 行為 に 当たる もの で あっ た として も 、 警察 通報 を 戸惑う と いう か 、 し ない 学校 現場 という の が 多い と 見受け られ て いる と 思っ て い ます 。   です ので 、 やはり 、 いじめ と 犯罪 行為 という もの の 境界 線 、 若しくは 警察 相談 そして 通報 という こと に対して 、 大臣 の 御 所見 を お願い し たい と 思い ます 。 ありがとう ござい ます 。   令 和 三 年 の 問 行 調査 を 見 て いる と 、 警察 に 相談 し たり 通知 し た 件数 という もの 、 相談 状況 です ね 、 これ を 見 て いる と 、 〇 ・ 二 % と 非常 に 少ない と 思っ て いる ん です 。 という こと は 、 ほとんど は 、 学校 内 で 解決 しよ う と 。 それ が 子供 たち の 未来 の ため だ と 思っ て いる の かも しれ ない です けれども 、 ここ は 非常 に 重要 だ な と 思っ て い ます 。   いじめ の 問題 に対して 日常 的 に 警察 署 や 児童 相談 所 、 ほか の 、 地域 の 関係 機関 と 連携 協力 を 図っ て いく 、 これ が 三 六 ・ 六 % という こと な ん です けれども 、 やはり 、 ここ が しっかり と 根づか ない 限り 、 学校 現場 で 全て 解決 し なけれ ば なら ない という 意識 が 変わら ない と 思う ん です ね 。   先 ほど 大臣 も 少し お 答え の 中 で あり まし た が 、 学校 内 の 組織 として 対応 する という こと が 非常 に 重要 な ん だ という お話 が ある か と 思う ん です けれども 、 発見 機能 の 強化 という こと について の 御 質問 を さ せ て いただき ます 。   いじめ を 早期 に 発見 し て 、 重大 な もの に 発展 さ せ ない ため の 方法 という もの について 、 政府 参考 人 の 方 から お願い し て いい です か 。 ありがとう ござい ます 。   先日 行き まし た 松江 第 一 中学校 の 方 で も 、 チャット 機能 を 使っ て 先生 と 生徒 が お話し する 、 校長 先生 と 直接 お話 を する 、 カウンセラー さん と 直接 お話 を する という お話 が あり まし た 。   デジタル 機器 という の は 非常 に 相談 し やすい 環境 を つくっ て いく こと に は なっ て いる か と は 思う ん です けれども 、 SOS を 見逃さ ない という こと も 大事 な ん です が 、 SOS を 出せ ない 子供 に 気がつく とか 、 あと は 、 加害 意識 が ない 子 が これ は 加害 な ん だ という こと に 気づか なけれ ば なら ない という こと で あっ たり 、 課題 という の は 、 実は 、 SOS を 出し て くれる まで 待つ わけ で は なく て 、 こちら から やはり もっと 積極 的 に 行か なけれ ば いけ ない と 思っ て いる ん です ね 。   なので 、 発見 機能 を 強化 し ます と 。 で は 、 発見 し た いじめ を どう する の か と いう と 、 やはり 行動 観察 を 使っ て アセスメント を 取っ て いく 、 エビデンス を つくっ て いく という もの は 非常 に 重要 な 行動 に なっ て くる と 思い ます 。 それ を 使っ て 、 こういう とき は ああ だっ た よ ね 、 これ は 駄目 だっ た ん だ よ ね と 対応 し たり 指導 し て いく という の が 早期 発見 し て 対応 する 方法 だ と 思う ん です けれども 、 じゃ 、 この 行動 観察 、 アセスメント 、 これ は どの よう に し て つくる の か と 考え た とき に 、 先生 が 見 ない と いけ ない の か どう か という こと な ん です ね 。   学級 担任 が 、 小学校 は 、 それ は 先生 が 直接 見 て い て 分かる こと も ある かも しれ ない です けれども 、 今 、 例えば 発達 障害 の 傾向 を 持っ て いる 子供 たち が 非常 に 増え て い て 、 飛び出し 事案 が あり ます よ ね と 。 ちょっと 廊下 を 見 て いる 間 に 何 か が あっ た 。 先生 たち は そこ を 見逃し て しまっ た 。 これ は 本当に 先生 たち は 自責 の 念 を 持た れる こと も 多い か と 思う ん です ね 。   つまり 、 何 が 言い たい か と いう と 、 こういう いじめ 対策 の 組織 で 対応 し ます よ と 。 そして 、 この 会議 体 が めちゃくちゃ いっぱい ある わけ です よ 。 学年 で やり ます 、 その後 は 学校 全体 で それ を 共有 し ます 、 スクール カウンセラー が 来 ます 、 警察 の 人 が 来 ます 、 SSW が 来 ます と 。 こう やっ て 何 個 も 同じ 会議 が あっ て 、 非常 に 先生 たち の 負担 が 大きい 。 この いじめ 対応 を どう 考える の か という の は 、 先生 たち の 負担 軽減 、 そして 心 の 負担 の 軽減 に も 非常 に 寄与 する と 思っ て い ます 。   もう 一つ 重要 な の は 、 いじめ と 家庭 環境 の 因果 関係 だ と 思っ て い ます 。 いじめ という の が 全て 学校 内 だけ で 起き て いる わけ で は ない という の は 皆さん も 御 承知 の こと だ と 思い ます けれども 、 いじめ と 家庭 環境 の 因果 関係 について 、 大臣 の 御 所見 を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   因果 関係 が 複雑 という の は 、 私 、 一応 、 不 登校 に関する 質疑 は この 国会 だけ で 、 今 、 多分 三 回 目 だ と 思う ん です ね 。   一 回 目 は 、 不 登校 の 話 を ずっと やってき た ん です けれども 、 その 中 で 、 やはり 勉強 が でき ない こと に 、 根底 に ネガティブ な もの を 持っ て いる から 、 小さな 事案 で あっ たり 、 まあ 大きく て も いい ん です けれども 、 事案 が 発生 し た とき に 不 登校 に 発展 する パターン 。 つまり 、 根っこ の 部分 の 原因 の 一つ が 学力 じゃ ない か という 話 を さ せ て いただい た 。   そして その 次 は 、 学校 に は 来ら れる ん だ けれども 、 教室 に 入れ ない 。 それ は 一斉 指導 という 形 が どう な ん だろ う という 話 を し まし た 。 そして 、 フリースクール について という ふう に 二 回 やってき て 、 今 これ は 三 回 目 な ん です けれども 、 やはり 原因 という の は すごく 多岐 に わたっ て い ます し 、 家庭 的 な 原因 という もの も 非常 に 大きい という の は 、 原因 が 家庭 に ある という 意味 で は なく て 、 家庭 環境 によって 様々 な こと が ある 。 そして 、 それ を 保護 者 側 から 、 例えば 加害 意識 が ない 子供 に対して 、 これ は 加害 に 該当 する ん だ よ という よう な 話 を 、 じゃ 、 家庭 内 で し て いる の か どう か という こと も 含める と 、 やはり 保護 者 の 理解 促進 という の は 非常 に 重要 な ん です ね 。   先 ほど 言い まし た けれども 、 いじめ の 定義 が 変わっ て き て いる 。 これ について も 保護 者 の 皆さん の 理解 を 促進 し て いか なけれ ば なら ない と 思っ て い ます 。 今 、 いじめ が 多岐 にわたって 、 例えば ネット 環境 を 使っ た もの 、 SNS を 使っ た もの は 家 で 何 時 でも でき ます し 、 そういった こと を 含める と 、 御 家庭 で の 子供 に対する 指導 という の は 必要 だ と は 思っ て い ます 。 でも 、 今 、 家庭 に対する 指導 と 言う だけ で もう 大 炎上 し て しまう よう な 世の中 に なっ て い ます 。   それ は 、 家庭 の 責任 が ない という 意味 で は ない と 私 は 思っ て いる ん です ね 。 だけれども 、 それ が でき ない 御 家庭 が 非常 に 増え て いる 。 それ は 、 私 も 一 人 親 です から 、 それ が 非常 に 大変 だ という こと も 分かり ます 。 そして 、 今 、 貧困 が 非常 に 進行 し て いる 、 非常 に 厳しい 状況 に ある 。 どんなに 働い て も お金 が ない 、 こう いっ た 現状 も ある かも しれ ない 。 職 が 不安定 だ 。 根底 が 大人 も ネガティブ な ん です ね 。 この 根底 の ネガティブ な 保護 者 が 、 じゃ 、 家庭 で どう する の か 。 家庭 で もう でき ない よ という 悲鳴 を 上げ て いる の が 現状 だ と 思い ます 。   こう いっ た 保護 者 の 人 の 理解 促進 という の は 誰 の 仕事 な の か 。 これ は 学校 の 仕事 な の か 。 これ について 、 政府 参考 人 さん か な 、 お願い し ます 。 今 の 答弁 だ と 、 保護 者 の 理解 促進 の 仕事 という の は 学校 現場 の 仕事 という 認識 で いい の か 分から ない ん です けれども 、 学校 現場 は 今 、 子供 たち を 教える こと も とても 大変 です よ ね 。 そして 、 保護 者 の 理解 促進 まで も が 学校 で 行わ れる 、 学校 が やる こと な ん だ 、 入学 式 とか 、 あと は 道徳 地域 公開 講座 とか 書い て あり ます けれども 、 そういった 様々 な 場面 で 学校 が 行う べき こと な の か 。 例えば 、 保護 者 会 を 使っ て やっ て ください 、 保護 者 会 で やる かも しれ ない 。 でも 、 保護 者 会 に 全員 来 ます か 。 来 ない です よ ね 。 お 休み を 取っ て まで 保護 者 が 来 ない 。   こう いっ た 現状 の 中 で 、 保護 者 に対する 理解 促進 という の が 学校 の 仕事 で ある という の は 、 学校 に 非常 に 大きな 責務 と 、 そして 仕事 を 与え て いる という ふう に 私 自身 は 認識 を し ます 。 誰 が 責任 を 持っ て やる の か 、 これ は もう少し 考え て いただき たい 。 学校 で これ を やる べき な の か どう か も 含め て 、 大人 の 教育 まで も が 学校 が やる べき こと な の か という こと を 是非 大きな 課題 として 認識 し て いただき たい な と 思っ て い ます 。   私 の 個人 の 考え は 、 昔 は PTA という 組織 が あり まし た 。 今 は 非常 に これ も 揺らい で いる と 思い ます 。 でも 、 PTA という の は 、 学校 を 支える 組織 と いう より か は 、 保護 者 が 今 の 自分 たち の 子供 の 教育 について 理解 を する 、 成人 教育 の 機関 と いう か 、 そういう 言い方 を する と 思い ます が 、 そういう 役割 が あっ た と 思う ん です ね 。 でも 、 何 か 、 一時 的 に 学校 の 足り ない 人員 を サポート する よう な 立場 に なっ たり 、 金銭 的 な もの も 含め て 支え て いる ところ も ある かも しれ ない し 、 学校 行事 を 無償 で 手伝っ て くれる 人員 として の 組織 という よう な 見方 に なっ て き て しまっ た ので 、 PTA って 何 だろ う という 疑問 が 今 生まれ て いる ん だ と 思う ん です ね 。 やはり 、 もう少し そういった 一つ 一つ の 、 どこ に 、 誰 が やる の か という こと を 明確 に し て いく 必要 性 が ある と 思い ます 。   家庭 環境 の 改善 で あっ たり とか 、 様々 な 問題 を 抱え て いる 子供 を通して 見える 御 家庭 の 様子 、 大人 の 様子 という もの が あり ます 。 これ を やっ て いく の は SSW さん だ という の は 、 前回 の 視察 で も お話 を 伺い まし た 。   この SSW さん の 仕事 という の は 本当に 大変 だ と 思っ て いる ん です が 、 これ について の 、 活用 の 必要 性 について 、 大臣 の 御 所見 を お願い し ます 。 ありがとう ござい ます 。   やはり 、 大人 に対して SSW が いる という 認識 で あっ て 、 大人 に対する 支援 という 意味 で は SSW さん の 仕事 は 非常 に 大きい と 思っ て い ます ので 、 そういった こと も しっかり と 見 て いっ て いただき たい な と 思っ て い ます 。   教員 の 働き 方 と 定数 という こと を やり たい ので 、 ちょっと 時間 が ない ので 短め に 、 端的 に お願い し たい ん です が 、 まず 、 いじめ 、 不 登校 の 対応 という の は 学校 全体 で 、 チーム で やる という ふう に おっしゃっ て い まし た 。 でも 、 学校 の 先生 は 、 先 ほど 言い まし た 、 定数 が 、 持ち こま 数 が いっぱい です 。 エンカレッジスクール が 二 十 九 だっ たら 全部 やっ て い ます 。 それ を やっ て いる という こと は 、 就業 時間 内 に 絶対 に でき ない です よ ね 。 その後 に 延長 し て やり ます 、 こう いっ た の が 大きな 大きな 課題 に なっ て いる か と 思い ます が 、 ここ まで 来 た いじめ と 不 登校 の 対応 は 誰 が する の が 正解 だ と 大臣 は お 考え か 、 お答え ください 。 そう です よ ね 。 それだけ 先生 たち が やら ない と いけ ない ん です よ ね 。 やはり 、 先生 が 発見 する 、 先生 が やら なきゃ いけ ない 、 ケース 会議 も 、 組織 的 という こと は 、 会議 を やる という こと です よ ね 。 それ を やら なきゃ いけ ない 、 それ を 責務 と し て いる 。   先 ほど の お答え で は 、 学校 が 保護 者 の 理解 促進 も やら なきゃ いけ ない 、 そういう 状況 に ある 中 で 、 そもそも 、 教員 の 配置 定数 は 適正 だ と 。 これ は ちょっと 時間 が ない ので 端的 に お願い し たい ん です が 、 そもそも 、 教員 の 配置 定数 という もの は 適正 だ と お 考え か どう か 。 ちょっと 質問 を 飛ばし て いる ん です けれども 、 お願い し ます 。 という こと は 、 足り て い ない という 認識 という こと で よろしい です か 。 加配 という の は 、 単 年度 の 加配 です から 、 やはり 変わっ ちゃ い ます よ ね 。 そもそも 、 冒頭 言い まし た 、 先生 を 目指す 人 が い ない ん です よ と 。 これ に対する 非常 に 強い 危機 感 を 持っ て いらっしゃい ます か という の が テーマ です 。 こんなに 人 が 大変 で 、 いじめ も やら なきゃ いけ ない 、 保護 者 も あなた の 責任 です よ 、 何 を やり なさい と 言っ て おき ながら 、 この 定数 は 加配 です よ 、 足り ない かも ね という 状態 で は 、 もう 学校 は 成り立た ない です し 、 終わっ て しまっ て い ます よ ね という こと を 何 度 も 言っ て い ます 。   令 和 の 時代 に 求め られる 教育 現場 の 理想 像 、 これ は 、 新 学習 指導 要領 に も あり ます 。 これ は 、 私 は いい と 思っ て い ます 。 だから 、 これ を 実現 する ため に は 、 文部 科学 省 として 、 必要 と 想定 し て いる 教員 の 配置 の 数 、 専門 職 の 配置 の 数量 という の は どう 思っ て いる の か 、 端的 に お願い し て も いい です か 。 ありがとう ござい ます 。   いじめ を なくし たい 、 不 登校 の 子供 を 減らし たい という 思い が もし 仮に 本当に ある の で あれ ば 、 大 至急 、 先生 の 数 を 増やし て いただき たい 。 これ を お願い し て 、 本日 の 質疑 を 終わり ます 。   ありがとう ござい ます 。 国民 民主党 ・ 無所属 クラブ 、 西岡 秀子 で ござい ます 。   本日 も 質問 の 機会 を いただき 、 ありがとう ござい ます 。   早速 質問 を 始め させ て いただき ます 。   本日 は 、 防災 、 減 災 の ため の 研究 、 技術 開発 の 推進 、 特に 火山 分野 の 文部 科学 省 の 研究 、 技術 開発 へ の お 取組 について 質問 さ せ て いただき ます 。   明日 六月 三 日 は 、 平成 三 年 に 地元 長崎 県 雲仙 ・ 普賢岳 におきまして 大 火砕流 が 発生 を し て 、 多く の 貴い 命 が 失わ れ た 日 で ござい ます 。 四 十 一 名 の 方 が 亡くなら れ 、 行方 不明 三 名 、 負傷 者 十 二 名 、 建物 被害 等 二 千 五 百 十 一 軒 など 、 未 曽 有 の 大 災害 と なり まし た 。 改めて 、 犠牲 と なら れ た 方々 に 心 より 哀悼 の 意 を 表し 、 御 冥福 を お祈り 申し上げ たい と 思い ます 。   大 火砕流 は 六月 三 日 に 発生 を いたし まし た けれども 、 前年 の 平成 二 年 に 、 十一月 十 七 日 、 約 百 九 十 八 年 ぶり に 雲仙 ・ 普賢岳 が 噴火 を いたし まし て 、 一 九 九 五 年 二月 まで 噴火 活動 が 続き 、 三 十 八 回 の 土石流 と 七 回 の 大 火砕流 が 発生 を し 、 噴火 活動 は 終息 し た ものの 、 現在 も 溶岩 ドーム の 崩落 の 危険 が 指摘 を さ れ て おり ます 。   一昨年 、 発生 から 三 十 年 の 節目 を 迎え まし た けれども 、 これ まで 、 復興 に 携わっ て 様々 な 苦難 を 乗り越え て き た 地元 の 皆様 の 並々 なら ぬ 御 努力 が あっ た という ふう に 思い ます 。   ただ 、 災害 の 記憶 が 年月 とともに 風化 し て いく 中 で 、 次世代 に しっかり と 災害 の 記憶 を 継承 し て いく という こと が 極めて 重要 で ござい ます 。   今日 は 、 一 冊 、 本 を 御 紹介 を さ せ て いただき たい と 思い ます 。 この 本 は 、 雲仙 ・ 普賢岳 の 噴火 災害 の 陣頭 指揮 に 当たら れ まし た 、 一 九 九 〇 年 の 噴火 が 起き た 当時 の 観測 所 の 所長 で あり まし た 太田 一也 所長 が 書か れ た もの で ござい ます けれども 、 太田 一也 所長 は 、 一 九 六 七 年 、 当時 、 九州大学 島原 火山 温泉 研究所 に 赴任 を さ れ て 以来 、 地域 に 根差し 、 長年 、 観測 データ を 蓄積 し 、 研究 を 続け て おら れ まし た 。   噴火 当時 は 、 九州大学 島原 地震 火山 研究所 の 所長 として 、 五 年 半 に 及ぶ 噴火 と の 戦い の 中 で 、 最前線 で 専門 家 として 奔走 さ れ まし た 。 噴火 の 四 か月 前 に は 、 噴火 する という 可能 性 を 予測 さ れ て おり まし た けれども 、 当時 、 避難 情報 の 発出 に 拘束 力 が なかっ た ため に 、 人 の 出入り を 完全 に 制限 する に は 至り ませ ん でし た 。   今 、 災害 の 記憶 が 薄れ 、 体験 者 が 減少 する 中 で 、 火山 現象 の 克明 な 記録 と 、 公式 記録 に は 書か れ て い ない 、 最前線 で 太田 先生 が 直面 さ れ た こと や 課題 、 問題 について 克明 に 記録 を し て 、 百 年 、 二 百 年 後 に 再び 起こる かも しれ ない 雲仙 ・ 普賢岳 の 噴火 や ほか の 火山 の 防災 対策 に 是非 役立て て ほしい という 思い で この 本 を 執筆 を さ れ て おり ます 。   一方 で 、 地震 や 大雨 、 津波 に つき まし て は 、 様々 な 情報 発出 を 含め た 技術 革新 が 進ん で いる 一方 で 、 地震 と 密接 に 関係 する 災害 で ある 火山 分野 の 災害 対策 について は 、 まだ 体制 が 十分 に 整っ て おら ず 、 周回 遅れ の 状況 と の 指摘 も なさ れ て おり ます 。   我が国 は 世界 有数 の 火山 国 で あり まし て 、 百 十 一 の 活火山 が 分布 し て いる 状況 で 、 そのうち 五 十 火山 が 常時 観測 対象 の 火山 と なっ て おり ます 。 近年 、 富士山 に 新た な 火口 が 発見 を さ れ たり 、 桜島 で は マグマ が 蓄積 を さ れ 、 大 規模 噴火 の 可能 性 も 指摘 さ れる など 、 全国 各地 で 活動 火山 の 活動 が 活発 化 し て いる こと を 踏まえ まし て 、 昨日 、 災害 対策 特別 委員 会 におきまして 、 活動 火山 の 特別 措置 法 の 一部 を 改正 する 法律 案 が 委員 長 提案 によって 全会 一致 で 可決 を さ れ て おり ます 。   まず 最初 に 、 文部 科学 省 における 火山 災害 対策 に関する 研究 、 技術 開発 の 現状 の お 取組 について お 伺い を さ せ て いただき ます 。 関連 いたし まし て 、 先ほど も 申し上げ まし た よう に 、 火山 噴火 災害 が 起こる 可能 性 が 指摘 さ れ て いる 活火山 が 複数 あり まし て 、 より 一層 火山 に関する 調査 研究 体制 の 拡充 強化 が 必要 で ある という ふう に 思い ます けれども 、 今 の 状況 を 含め た 文部 科学 省 の 認識 、 見解 について お 伺い を いたし ます 。   また 、 観測 監視 に つき まし て も 一層 の 拡充 、 充実 、 強化 が 必要 で ある と 思い ます けれども 、 気象庁 の 取組 も 併せ て お 伺い を さ せ て いただき ます 。 様々 今 お 取組 を し て いただい て いる わけ で ござい ます けれども 、 今回 の 法 改正 に も 盛り込ま れ た こと で ござい ます けれども 、 現状 、 我が国 において は 、 火山 防災 対策 について の 主体 的 な 、 一元 的 な 機関 が 存在 を し て い ない ため に 、 大学 や 気象庁 、 各 省庁 、 火山 防災 協議 会 、 各 関連 機関 に 分散 し て いる 縦 割り の 体制 を 一元化 を し て 、 司令塔 機能 を 強化 する 必要 が ござい ます 。   法 改正 の 中身 に は 、 文部 科学 省 に 、 火山 に関する 観測 、 測量 、 調査 研究 を 一元 的 に 推進 する ため の 火山 調査 研究 推進 本部 の 設置 が 盛り込ま れ て おり ます けれども 、 この 一元 的 な 機関 を 設立 を する という こと に つき まし て 、 永岡 文部 大臣 の 御 見解 を お 伺い を いたし ます 。         〔 中村 ( 裕 ) 委員 長 代理 退席 、 委員 長 着席 〕 海外 の 火山 大国 におきまして も 、 平時 の 観測 と 、 また 緊急 時 の 監視 まで 含め た 、 一元 的 に それ を 管理 する 組織 が 存在 を いたし て おり ます 。 やはり 一元 的 に しっかり と 管理 を する 機関 が 必要 で ある という ふう に 私 自身 思い ます 。   今回 の 法 改正 、 審議 中 で ござい ます けれども 、 もし これ が 可決 を いたし まし たら 、 文部 科学 省 の 中 に 推進 本部 が 設け られ まし て 、 本部 長 が 文部 科学 大臣 という こと に なり ます 。 是非 、 この 一元化 、 法案 が 成立 いたし まし た 暁 に は しっかり と お 取り組み を いただく こと を 私 自身 御 期待 を 申し上げ たい という ふう に 思い ます 。   次 の 質問 に 移り ます 。   この 問題 、 火山 対策 、 防災 、 減 災 の 対策 について 一番 大切 な 一つ の 論点 として は 、 やはり 専門 人材 の 育成 、 確保 、 これ が 大きな 課題 で ある と 考え て おり ます 。   先 ほど 御 紹介 いたし まし た 太田 一也 先生 の よう に 、 長年 その 地域 に 根差し た 、 そして 、 長年 、 データ を しっかり と 蓄積 を し た 中 で 、 今後 の 噴火 に対する 予測 や 自治体 へ の 助言 を 含め て 様々 な 大切 な 役割 を 果たし て いただく 、 山 の ホーム ドクター と も 言える 専門 的 な 研究 者 の 存在 が 必要 で ござい ます 。   先 ほど 御 紹介 が あり まし た けれども 、 次世代 火山 研究 ・ 人材 育成 総合 プログラム について 文部 科学 省 として お 取り組み を いただい て おり ます けれども 、 この 科学 研究 者 の 育成 、 人材 確保 、 この こと について どの よう に 取り組ん で こ られ た の か 、 これ まで の 火山 研究 の 専門 人材 の 推移 について 教え て いただき たい と 思い ます 。 今 、 推移 を お 聞き し まし た けれども 、 なかなか 、 専門 人材 を 急 に 増やし て いく という の は 大変 難しい の が 現状 で ある という ふう に 思い ます けれども 、 特に 、 専門 的 な 研究 者 の 育成 、 若い 研究 者 を 育成 を し て いく という こと が 大変 重要 だ と 思っ て おり ます ので 、 火山 研究 の 人材 育成 の お 取組 、 是非 強力 に 進め て いただき たい 、 この こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   その こと に 関連 を いたし ます けれども 、 文部 科学 省 の プロジェクト を 修了 し た 方 の 就職 先 を 見 て み ます と 、 令 和 四 年度 に つき まし て は 、 六 十 九 名 の 方 が 修了 さ れ まし て 、 そのうち 、 大学 に 就職 を さ れ た 方 が 九 名 、 気象庁 が 十 名 、 防災 科学 技術 研究所 一 名 、 国土 地理 院 二 名 、 文部 科学 省 二 名 、 国 の 機関 三 名 、 地方自治体 五 名 、 教員 二 名 、 民間 が 三 十 五 名 と なっ て おり ます 。   なかなか 、 この 数字 を 見 ます と 、 大学 において 研究 を 継続 する 学生 の 方 が 少ない という ふう に 思い ます けれども 、 もっと 継続 的 に 科学 研究 の 専門 家 が 育っ て いく ため に は 、 活躍 の 場 を 確保 する 必要 が あり ます し 、 キャリア 形成 の 支援 体制 が 必要 だ という ふう に 思い ます けれども 、 この こと について の 御 見解 を お 伺い いたし ます 。 これ まで も 議論 に なっ て おり ます けれども 、 やはり 、 大学 に おけ ます 研究 者 の 待遇 改善 や 安定 的 な 研究 に 従事 できる 環境 整備 、 これ も 大変 重要 だ と 思い ます ので 、 この こと も 引き続き お 取り組み を いただく こと を お願い 申し上げ たい と 思い ます 。   次に 、 やはり 火山 研究 開発 に 係る 安定 的 な 財源 措置 が 必要 だ という ふう に 考え ます けれども 、 火山 研究 関連 予算 の 推移 について お 伺い を し たい という ふう に 思い ます 。 一方 で 、 国立 大学 が 独立 法人 化 を し た ため に 、 研究 成果 が なかなか すぐ に 発出 する こと が でき ない 火山 分野 の やはり 研究 費 が 減少 し て いる という 指摘 も ござい ます 。 この 火山 分野 の 研究 に つき まし て は 、 住民 の 生命 また 様々 な 財産 に 係る 問題 で ござい ます ので 、 しっかり 必要 な 予算 を 措置 し て いただく こと が 必要 で ある という ふう に 思い ます 。   続き まし て 、 早期 の 情報 提供 によって 早期 に 避難 に 結びつける ため に も 、 予知 、 予測 技術 の 精度 の 向上 の 取組 が 大変 重要 だ と 思い ます けれども 、 この お 取組 について お 伺い を いたし ます 。 時間 と なり まし た ので 質問 でき ませ ん でし た けれども 、 避難 確保 計画 の 策定 が 進ん で い ない という 現状 も ござい ます 。 この こと に も しっかり と 国 として 支援 を し て いただく こと を お願い を し て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。   ありがとう ござい まし た 。 日本 共産党 の 宮本 岳志 です 。   まず 、 長年 の 懸案 で ある 請願 の 扱い について 聞き ます 。   資料 一 を 見 て いただき たい 。 今年 三月 二 十 二 日 の 当 委員 会 における 私立 学校 法 改正 案 の 私 の 質疑 の 議事 録 で あり ます 。   毎年 膨大 な 数 の 私学 助成 増額 を 求める 請願 が 国会 に 寄せ られ 、 この 請願 の 紹介 議員 に は ほぼ 全て の 会派 の 議員 が 名前 を 連ね ながら 、 会期 末 に は 委員 会 審議 も ない まま 採択 さ れ ず に 終わっ て き た こと を 取り上げ 、 これ ほど 憲法 十 六 条 に 定め られ た 国民 の 請願 権 を 愚弄 する 話 は ない と 指摘 を いたし まし た 。   質疑 で も 、 経常 経費 二 分の 一 目標 という 附帯 決議 が あり ながら 、 一 九 八 〇 年 の 二 九 ・ 五 % を ピーク に 、 私立 大学 等 における 経常 費 補助 の 補助 割合 は 下がり 続け て き た こと を 示し まし た けれども 、 この 度 、 文部 科学 省 から 、 二 〇 一 五 年度 まで の 作成 資料 と 同じ 整理 で 私学 振興 ・ 共済 事業 団 が 作成 し た 資料 という もの が 提出 さ れ まし た 。   資料 二 が それ で あり ます 。 二 〇 一 五 年度 に 初めて 一 〇 % を 割り込み 、 九 ・ 九 % と なり まし た けれども 、 その後 も 減り 続け て おり ます 。   文部 科学 省 、 提出 資料 に よる と 、 赤い 字 で 示し た 条件 付 で は あり ます けれども 、 二 〇 二 一 年度 の 補助 割合 は 何 % に なっ て おり ます か 。 この 六 年間 で 更に 一 % も 下がっ た わけ です ね 。   私立 大学 は もちろん 、 高校 以下 、 全て の 私学 助成 の 拡充 は 党派 を 超え た 喫緊 の 課題 だ と 思い ます 。 私学 助成 拡充 の 請願 署名 に 取り組ん で き た 団体 から は 、 一 九 七 一 年 以来 、 その 団体 の 集計 で は 、 私学 助成 拡充 を 求める 署名 は 何と 五 億 八 千 万 筆 に 達し て いる 、 こういう ふう に お 伺い を いたし まし た 。   今日 は 調査 室 に 御 答弁 いただく こと を 了承 いただい て おり ます が 、 調査 室 に 聞き ます けれども 、 第 百 七 十 国会 以降 で 累計 何 筆 の 請願 が 提出 さ れ た か 、 私学 助成 に 関わっ て 。 御 答弁 いただけ ます か 。 お答え いたし ます 。   百 七 十 回 国会 から という こと で ござい ます と 、 受理 いたし まし た 請願 の 中 から 、 私学 助成 の 充実 という もの を 求める もの で ある という こと が 一見 し て 明らか な もの 、 それ だけ を 取り上げ て 集計 いたし まし た ところ 、 平成 二 十 年 、 二 〇 〇 八 年 の 百 七 十 回 の 臨時 国会 以降 、 昨年 の 二 百 十 回 臨時 国会 まで 、 おおむね 十 四 年間 という こと で ござい ます が 、 該当 する 請願 が 九 十 六 種 千 七 百 九 十 七 件 で ござい まし て 、 請願 署名 者 の 合計 は 三 千 九 百 三 万 六 千 三 百 五 十 五 名 と なっ て おり ます 。 およそ 四 千 万 筆 な ん です ね 。 恐らく 最大 数 集まっ た 請願 署名 の 一つ で は ない か と 思い ます 。   では 、 この 請願 は 過去 に 採択 さ れ た こと は ない の か 。   資料 三 を 見 て いただき たい 。 豊か な 私学 教育 の 実現 の ため の 私学 助成 に関する 請願 、 これ が 二 〇 〇 八 年 の 第 百 七 十 臨時 国会 で 採択 を さ れ て おり ます 。   調査 室 に 重ね て 聞き ます が 、 百 七 十 国会 の この 請願 以降 で 同 趣旨 の 請願 が 当 委員 会 で 採択 さ れ た こと は ない と 思い ます が 、 間違い ない です ね 。 十 四 年間 、 四 千 万 筆 も の 請願 が 、 ほとんど 全 会派 の 議員 が 紹介 議員 と なっ て 提出 さ れ ながら 、 採択 さ れ ず に 来 た わけ です 。 今 国会 こそ 、 この 私学 助成 拡充 の みんな の 願い の 請願 が 採択 できる よう に 、 是非 真剣 な 検討 を 各 会派 に お願い を し たい と 思い ます 。   さて 、 本年 三月 、 BBC が ジャ ニーズ 事務所 創業 者 による 性 加害 問題 を 報じ 、 国内 でも 大きく 取り上げ られ まし た 。 ジャ ニーズ 事務所 の 現 社長 が 謝罪 、 回答 する 事態 と なり 、 事務所 は 相談 窓口 や 再発 防止 特別 チーム を つくる と 言い ます 。   しかし 、 これ は 創業 者 個人 の 問題 で 済ませ られる 問題 で は あり ませ ん 。 世界 的 に は ミー・トゥー 運動 など が 起こり 、 日本 国内 で も 映画 監督 による 性 加害 を 俳優 たち が 告発 する など 、 文化 芸術 の 分野 における 性 加害 、 暴力 の 問題 は 深刻 で あり ます 。   先 ほど 大臣 も 性 暴力 は 魂 の 殺人 と 答弁 さ れ て おら れ まし た が 、 文化 芸術 分野 、 エン タメ 業界 だけ は 特別 という わけ で は なく 、 ハラスメント 、 暴力 は 決して 許さ れ ない 、 あっ て は なら ない 。 まず 、 この 認識 は 、 大臣 、 よろしい です ね 。 資料 四 は 、 去る 五月 十 七 日 の 衆議院 法務 委員 会 、 我が 党 の 本村 伸子 議員 の 会議 録 で あり ます 。   本村 議員 が 、 文化 芸術 分野 における 性 暴力 を 根絶 する ため に 、 検討 会 など を 開い て 対策 を 強化 する べき で は ない か と 問う た ところ 、 和田 内閣 府 副 大臣 は 、 「 事 、 文化 芸術 分野 に関しまして は 、 文化 芸術 分野 を 担当 する 文化庁 におきまして 、 制作 や 実演 の 現場 において 、 性的 な 言動 等 を 含む ハラスメント に関する 問題 も 生じ て いる こと を 踏まえ 、 昨年 公表 し た 文化 芸術 分野 の 適正 な 契約 関係 構築 に 向け た ガイドライン において 、 安全 衛生 に関する 事項 を 示す など し て いる と 承知 を し て おり ます 。 」 と 答弁 を いたし まし た 。   文化 芸術 分野 における 性 暴力 を 根絶 する ため に 、 文化庁 は どの よう な 取組 を し て おり ます か 。 今 の 答弁 に あり まし た よう に 、 文化庁 は 、 二 〇 二 一 年 九月 、 文化 芸術 分野 の 適正 な 契約 関係 構築 に 向け た 検討 会議 を 設置 を し 、 二 〇 二 二 年 七月 二 十 七 日 に は 、 ここ に あり ます 、 この 文化 芸術 分野 の 適正 な 契約 関係 構築 に 向け た ガイドライン ( 検討 の まとめ ) を 公表 いたし まし た 。   業務 発注 者 に 比べ 、 芸術 家 等 は 極めて 弱い 立場 に あり ます から 、 文化 芸術 分野 は 、 契約 内容 を 書面 で 取り交わす 、 これ は 大事 です けれども 、 それ さえ さ れ て い ない 現状 が あっ た わけ で あり ます 。   明確 化 の ため の 契約 の 書面 化 を 進め 、 契約 書 の ひな 形 を 解説 など の 方策 で お 示し を する という 、 これ が この ガイドライン の 目的 だ と 思う ん です が 、 間違い ない です ね 。 文化庁 は 、 この ガイドライン の 取りまとめ に 先立っ て 、 パブリック コメント を 募集 いたし まし た 。 パブ コメ で は 、 所属 事務所 と タレント 、 実演 家 の 関係 について も 意見 が 出さ れ て おり ます 。   特に 実演 家 は 、 多く の 場合 、 いわゆる 芸能 事務所 に 所属 し て いる こと から 、 事務所 と 実演 家 と の 間 の 契約 関係 の 適正 化 も 求め られる 、 マネジメント 契約 について 今後 検討 す べき と の 意見 が 出さ れ 、 文化庁 の 考え方 として 、 御 意見 を 踏まえ 、 いわゆる マネジメント 契約 について 、 本 ガイドライン で は 言及 し て い ませ ん が 、 契約 の 書面 化 の 推進 や 取引 の 適正 化 の 促進 など 参考 に できる ところ は 考慮 し て いただき たい と 追記 し まし た 、 文化庁 として は 、 パブリック コメント の 御 意見 を 踏まえ 、 今後 も 必要 な 検討 を 随時 行っ て まいり ます と 書か れ て あり ます 。   では 、 どの よう な 検討 を 進め て おら れる の か 、 お答え いただけ ます か 。 必要 が 生じ て いる から 、 今 ここ で 取り上げ て いる ん です けれども ね 。   文化庁 は 、 ガイドライン の 作成 に 先立っ て 、 文化 芸術 活動 における 契約 関係 について の アンケート を 実施 を いたし まし た 。   依頼 者 、 発注 者 と の 関係 で 、 危険 を 感じる こと や ハラスメント を 受ける こと が あっ た の 項目 は 、 全体 で 三 一 % 、 俳優 で 五 二 % あり 、 契約 書 に 記載 、 契約 時 に 提示 さ れる こと が 望ましい 項目 として ハラスメント と 回答 し た の は 、 全体 で 四 三 % 、 俳優 で 六 八 % で あり まし た 。   この 「 表現 の 現場 」 ハラスメント 白書 二 〇 二 一 は 、 二 〇 二 〇 年 十二月 から 二 一 年 一月 の 僅か 二 か月 の 間 の 調査 で あり ます けれども 、 千 四 百 四 十 九 名 の 回答 が あり 、 この うち 、 何らかの ハラスメント を 受け た 経験 が ある と 回答 し た の は 、 何と 千 百 九 十 五 名 で 八 二 ・ 五 % 。 セクハラ 経験 が 約 八 割 、 パワハラ 経験 は 実に 九 割 に 上っ て おり ます 。   セクハラ 被害 の 特徴 を 見 ます と 、 体 を 触ら れ た 、 望ま ない 性行為 を 強要 さ れ た など 、 性 犯罪 に も 当たる 可能 性 の ある 性 被害 を 受け た 人 も おり ます 。 そして 、 性的 な 内容 を 含む 作品 を 断り なく 、 無理やり 見せ られ た 、 制作 上 の 演出 や アート で ある こと を 理由 と し た 性 被害 に 遭っ た 、 こういう 表現 の 場 に 特有 の 被害 について も 、 この 調査 は 結果 の 中 で 触れ て おり ます 。   文化庁 に 聞き ます けれども 、 文化 芸術 分野 において も ハラスメント 、 暴力 は 許さ れ ず 、 性 暴力 を 根絶 する 、 当然 です けれども 、 その ため の ガイドライン を 作っ た という の で あれ ば 、 そうした 実態 について 調査 を し て 、 つかむ 必要 が ある の で は あり ませ ん か 。 私 は 一つ の 思い が ある ん です ね 。 二 十 三 年 前 に 週刊文春 が これ を 報じ た わけ です よ ね 。 その とき 、 阪上 善 秀 議員 が 国会 で ジャ ニーズ 問題 を 取り上げ た 。 私 は その 議事 録 も ここ に 持っ て おり ます けれども 。 結局 、 たらい 回し な ん です よ 。 順々 に 聞い て いく ん です けれども 、 自分 の ところ が そのもの ずばり で は ない という こと で 、 今 答弁 も あり まし た けれども 、 要するに 責任 転嫁 が 繰り返さ れ て き た 。 その 結果 、 ジャ ニーズ 問題 の よう な 極めて 深刻 な 問題 が 解決 さ れ ない まま 、 子供 や 若者 たち の 心 と 体 を 傷つけ て き た わけ です ね 。   今日 は もう そういう 言い逃れ は 許さ れ ない と 思い まし た から 、 性 犯罪 ・ 性 暴力 被害 者 の ため の ワン ストップ 支援 センター 事業 を 行っ て いる 内閣 府 から も 、 また 、 子供 の 性 被害 防止 プラン を 担当 し て いる こども 家庭 庁 に も 来 て いただい て おり ます 。   それぞれ に 簡潔 に 聞き ます けれども 、 今回 の ジャ ニーズ 問題 の よう な 文化 芸術 分野 や 芸能 界 の 性 犯罪 や 性 被害 の 防止 について 、 あなた 方 の 役所 が 責任 を 持つ という こと に なる ん です か 。 それぞれ 。 とにかく 、 いずれ に し て も 許さ れ ない こと だ と 、 それ は みんな 言う ん です よ 。 言う ん だ けれども 、 じゃ 、 本当に 責任 を 持っ て 進める 体制 が 整っ て いる か と いう と 、 各省 連携 と 。 それ は 、 連携 が 必要 な こと は 言うまでもない ん です が 。   これ が その 子供 の 性 被害 防止 プラン という もの です が 、 ここ に は 、 児童 の 性的 搾取 等 に 係る 対策 に関する 関係 府 省庁 連絡 会議 が 定期 的 に 開か れる という こと も 出 て くる ん です よ 。 しかし 、 この 芸能 界 の 問題 、 今 問題 に なっ て いる こと について 、 やはり 、 連携 と 言う なら ば 、 連携 し て 取り組む 体制 が 要る と 思う ん です ね 。 文化庁 は 、 文化 芸術 分野 を 担当 し 、 実演 家 を 守る という 立場 から 、 主体 的 に 取り組む 必要 が ある と 思い ます 。   大臣 に 聞く ん です けれども 、 ジャ ニーズ 問題 を 発端 と する 文化 芸術 分野 の 取組 を 省庁 横断 的 に 対応 し て いく ため に 、 文部 科学 大臣 自ら 、 関係 閣僚 会議 の よう な 取組 を 問題 提起 す べき で は あり ませ ん か 。 時間 が 来 まし た から 終わり ます けれども 、 一昨日 、 国会 内 で の ヒアリング に 参加 さ れ た 元 ジャ ニーズ の 二 本 樹 顕 理 さん は 、 十 三 歳 だっ た 当時 、 在籍 当時 、 ジャニー 喜多川 氏 から 十 回 以上 の 性 被害 を 受け た と 証言 を さ れ まし た 。   現在 、 性交 同意 年齢 を 十 三 歳 から 十 六 歳 に 引き上げる 刑法 改正 が 国会 に かかっ て おり ます けれども 、 十 三 歳 と いえ ば 、 現状 でも 完全 に アウト な ん です よ 。 仕事 が もらえ なく なる こと を 恐れ て 拒絶 でき ず 、 誰 に 相談 し て よい か も 分から なかっ た と 語っ て おら れ ます 。   先 ほど 大臣 も 、 性 暴力 は 魂 の 殺人 と おっしゃい まし た 。 ジャ ニーズ 問題 に とどまら ず 、 文化 芸術 分野 で の ハラスメント や 暴力 について 、 早急 に つかみ 、 関係 閣僚 会議 等 で 速やか に 対策 を 打ち出す こと を 強く 求め て 、 私 の 質問 を 終わり ます 。