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2005年04月14日

colinux 上に Windows 開発環境構築

本末転倒って言われるかもしれないが, colinux 上に Windows 開発環境を
構築してみた。 MS Visual C++ Toolkit と, SDK を使う。

まず、Host OS の Windows 上に、MS Visual C++ Toolkit と SDK をインストールする。

インストーラーに従えば、以下の場所にインストールされるはずだ。

c:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003
c:\Program Files\Microsoft SDK

次に、smbmount を使って、HostOS の C: ドライブをまるごとマウントする。

% sudo mount -t smbfs -o uid=xxx,gid=yyy,username=taku,password=XXXX //hostOS/C /dos

cofs を使えるかもしれない。(でも不安定といううわさも。。)
あと、C ドライブを丸ごと公開する前に, firewall の設定をしておき、colinux 以外からのアクセスは禁止しておく。

次に、wine の設定。以下のように設定すると、wine 上から z: ドライブが、HostOS の c: ドライブに割り当てられる。

% cd ~/.wine/dosdevices
% ln -s /dos z:

最後に、

Set PATH=Z:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\bin;Z:\Program Files\Microsof
t SDK\Bin\Win64;%PATH%
Set INCLUDE=Z:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\include;Z:\Program Files\M
icrosoft SDK\include;%INCLUDE%
Set LIB=Z:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\lib;Z:\Program Files\Microsoft
 SDK\Lib;%LIB%
Set COMSPEC=cmd.exe
nmake -f Makefile.msvc
みたいな、バッチファイルを作る。INCLUDE といった環境変数をを設定して、nmake コマンドを実行するだけのシンプルなバッチファイル。 ちなみに, Makefile.msvc は、Windows 用の makefile で、この中の CC や CXXC は cl.exe を指定しておく。 最後に colinux 上からこのバッチファイルを実行すれば, 一連のコンパイル作業が行われる。
% wcmd /c make.bat

回りくどすぎて疲れた。 動作はすごく遅いっす。
でも、一連のリリース作業がすべて linux 上で完結できるので、楽になりますた。

投稿者 taku : 23:29 | コメント (93) | トラックバック