mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

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2007年01月24日(水) [n年日記]

#1 submit

ACL 2007にsubmit。
締め切りが日本時間の朝7時で, submitしたのは6:20ぐらいでした。よく頑張った俺。
朝家に帰ったら, お風呂場の時計が6:55で止まっていた。 ガラスのうさぎかよ! (笑)
中身は今度の名古屋大のNL研に申し込んだ内容と同じですが (NL178のプログラム) , submitがギリギリで, 英語が全然polishされて いないので, それが不安だったりする。

僕はEmacsではいい文 *1 が書けないので, 基本的に論文はすべて手書きしているのですが (A4の白いコピー用紙に日本語でメモを書いてから, 英語に起こして, 最後にLaTeXで 清書する。 田崎先生もそうされている というのを知って, ちょっと安心した), やけに紙が減るなぁ, と思ったので最後に紙の枚数を数えてみると, 何と39枚だった。 マジですか。
これがたったA4 8ページになってしまうわけで (psnup -2 して両面印刷すると, たった A4 2ページになってしまう), とにかく量を書くように言われる 理論経済以外の文系逝ってよしというか, 最終的な論文は本当に氷山の一角なんだなあ, というか。
ていうか, とても書ききれなかった論点が色々あったような気がする。 (中で splay tree を使っているわけですが, そんなのも全く書くスペースが なかった。)


*1: 高密度で, 流れがあり, 言葉がよく選ばれている文。[自分用メモ]

2006年01月24日(火) [n年日記]

#1 NLP2006

言語処理学会2006 は, ポスターP2 で発表することになりました。タイトルは 「Gibbs Samplingによる確率的テキスト分割と複数観測への拡張」。
中身的にはどう考えても B3:文脈処理 だと思うんですが, こちらはポスターではないので, P2に割り当てられた のかなと思います。P2もよく見ると言語モデルに近い話が含まれているので, 中では妥当なのかも。
わりと考えれば自明な拡張ではありますが, やってみないとわからない部分が あるので, これから書こうと思います。

#2 伝統

僕が主催して, 内部でやっているMacKay輪講の担当分を読んでいて, Alan Turing が..とか Good が..とかいう記述があった (と書けば, どこを読んでいたのかわかる人にはわかると思いますが)。
思ったのは, われわれは Turing というと「フーン」という感じで別の場所の人, という風に思ってしまうが, イギリス人であるMacKay には違った風に感じられる のだろうな, ということ。
日本人にとって「江崎玲於奈が..」というのと同じように(僕は物理系ではないので よくわかりませんが), 50年前の人物のことを先輩として語っており, そして自分が それを継ぐ者であることを意識しているのだと思う。

僕も本郷の総合図書館に入った時に同じようなことを考えたことがあるが, それは単に文学的感慨であるのに対し, この場合は自分がイギリスのそうした科学の系譜 に連なっているということは, 科学的な生産活動に直接影響を及ぼすと思う。
藤原正彦氏も 『遥かなるケンブリッジ』 の中でそんなことを書かれていたような記憶がある。
もちろん, 現代で面白い研究やモデルの多くは, そうした伝統の全くないアメリカ で生まれているわけで, そうした知的伝統が不可欠のものである, ということは 必ずしもないのだとは思うけれども。


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