mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

先月 2024年05月 来月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

2009年05月26日(火) [n年日記]

#1 i書道

研究とは直接関係ないですが, iPhoneのアプリ 「i書道」 が面白すぎる件。
一応言語に関係するということで..(?)。
iPhoneなので, マウスではなくて, 直接指で字を書きます。下は自分でいくつか書いたもの。

言語。米慈庵の「慈」。実数。

最初の二つは実際の僕の筆跡によく似ていると思います。
実はこれは日本語ではなくてもよくて, \aleph_1 とか, 下のようにハングルとか 嘘アラビア語でもよかったりします。 僕は韓国には全然関係ないですが, ハングルは日本語より美しい気がします。
米慈庵って何?という方は こちら。

奈良。パンダ。アラビア語風。


2008年05月26日(月) [n年日記]

#1 HKUST & 香港

日曜日に, 無事にHKUSTと香港から帰ってきました。 HKUST(香港科技大,科大) *1トップページ の写真を見てもわかる通り, 白〜グレーの建物に青や赤のアクセントを持つ, かなりNAISTに似た建物でした。場所的にも, 大学前から頻繁に出ているバスで 最寄りの地下鉄駅である坑口まで行くと, 香港中心部の中環(Central)まで合わせて40分 くらいで行けて, 大阪に同じくらいの時間で行けるNAISTと比べて, 立地的にも よく似ています。 *2
歴史的にも, 1991年創立のHKUSTは香港に世界的な研究レベルの大学を返還後に 作るという意図で設立されたのだそうで (Wikipediaのエントリ) , そのへんもNAISTと似ています。創立前には, 教授がアメリカ西海岸の大学を回って, 設立に参加してくれる教授陣を集めた, と創立時からいる Dekai Wu が言っていた。 ただし, HKUSTは学部からある上, 学部の数も多く, キャンパスも広大です。

HKUSTは香港郊外の清水湾(Clear Water Bay)の超絶景のリアス式海岸に沿って 建てられていて, もう「どひゃー」という感じでした。NAISTを4倍くらいの面積にして, 断崖の絶景に 建てると少し似ているかもしれません。 Academicな機能は中央のビル [写真] に集められていて, Lift *3 で場所を区別するというのが面白いなと。建物が別だと どうしてもinteractionが減りがちなので, 一つにまとめるというのは興味深い試みだな と思って見ていました。

滞在中はHKUSTの Visitor House に泊まらせていただいたのですが, これも驚くべき快適さでした。 NAISTにも 「ゲストハウスせんたん」 があって, 国立大学の施設としては凄くいいと思いますが, NAIS棟全然顔負け。 コロニアルスタイルで, 僕の泊まった部屋はリビングとベッドルームの二部屋 あり, 大学のロゴ入りのアメニティ完備で, 「マジですか。。。」という感じでした。 (ただ, Tower 2のこの部屋は, その階の部屋の中で一番広かったらしい。)
HKUSTはその設立意図から言って, 多くの外国人研究者を呼んでいるようなので (例えば上のセミナーのページ [ISMT] [HLTC] ), こういう充実した訪問者施設が準備されていると思うのですが, 凄いなーと。

とにかく物凄くお金がかかっているのですが, 帰ってから坂野さんと話したところ, 香港の華僑が莫大な寄付をしているんだよ という話を聞いて, なるほどなーと。
ただし, 設備がいかに凄くても, いい学生が集まらなければ話にならないわけですが, 話を聞いた限りでは香港には University of Hong Kong (香港大学)Hong Kong Polytechnic (香港理工大学) のような大学が昔からあるので, ここだけに学生が集中するということでは ないようです。 ただし最近, 清華大学にトップで合格した学生が清華を蹴ってHKUSTに入学して 話題になったという話なので, 上位層もそれなりにいる, というような感じでした。 *4


*1: 読み方がよくわからないので, 心の中で"えっちくすと"と読んでいましたが, 香港なのは現地の人には自明なので, 大学の人は「UST」と呼んでいるようです。 大学のドメインも http://www.ust.hk/ になっています。
*2: ただし, 坑口(Hang Hau)は学研登美ヶ丘/北生駒と比べると全然 大きい, 高層ビルの立ち並んだ近代的な駅です。
*3: エレベータと言わずに"Lift"と言うのは考えてみると, 英国植民地の名残りなのかも。
*4: その学生が, 香港の他の大学ではなくて, HKUSTを選んだというのが面白いところです。
ただ, 滞在して思ったのは, 香港は非常に素晴らしい所ではあるものの, 中国の伝統から はかなり離れた所にあってそういう所が弱くなりがちなようなので, 農村部を含む中国社会にcommitするのであれば, 清華のような所に行って中国全土から来た人に揉まれた方がいいのではないか.. ということでした。

#2 Seminar

5/23はJames先生に呼ばれた目的である, セミナーをしました。( セミナーのAnnounce )
その前の昼食では統計の人, Dekai WuのグループのNLPの人に加えて経済の助教授を されている 奥井さん も来ていただいて色々お話ができて, あまりこういう機会はないそうなので, とてもよかったなと。
Talkには香港理工大学からも人が来ていて, Dekaiのグループの人(Pascalさんなど) も含めて全体に面白いと言っていただいたので, 行ったかいがありました。

香港での滞在について書くと長くなるのであれですが, 初日には Lancelot James先生 (ジャマイカ生まれの陽気な, 若いおじさんでした)に 香港の夜景 を望む インターコンチネンタルのロビーバーに連れていっていただいたり, 広東料理の 香港を代表するレストランに連れていっていただいたりして, (僕は結婚していたりしないので そうでもないと思っていましたが)俺って幸せなんじゃね?..みたいな。
個人的には, 香港の伝統のある茶室, 陸羽茶室にぜひ行ってみたかったので, 中環の Lan Kwai Fong にある陸羽茶室で本当の飲茶がいただけて幸せでした。
日本ではミスドが飲茶もやっているものの, "どうせにせものなんじゃないの?" みたいに思っていたのですが, これで本当の飲茶を経験できたので, 安心して ミスドの飲茶も頼めるなあと。

ちなみに物価は日本と同じ等と書かれていましたが, 日本円が強いせいか, 実際には日本の半分程度でした。
たとえばジュースは5.5HK$で, 現在の為替 レート1HK$=13.5円で計算すると75円くらいなので, 2倍弱にすると日本と同じくらい です。
他にも, 香港版マリ・クレール(買った)30HK$=405円は公式レートではちょっと安すぎで, ちょうど倍の800円くらいにするとそんなもんかな, という感じなので, やはり約半分 なのだと思います。ただ, iPodは1000HK$くらいして日本の価格とほとんど変わらない ので, ある程度価格が上がると差がさちって同じになる, という感じのようです。

ビクトリア公園のそばにある普通のスーパーで, キティちゃんの日式麺が売られて いたので買ってきました。以下写真など。右クリックして「画像を表示」にすると 大きくなります。

キティちゃんカップ麺
シーフード味。
キティちゃん日式カップ麺
その2。
横から見たところ。Yummy!とか
書いてある。プリチー。
HKUST CSからの
記念品。


2 days displayed.
タイトル一覧
カテゴリ分類
 なかのひと
Powered by hns-2.10-pl1, HyperNikkiSystem Project