mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

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2013年12月13日(金) [n年日記]

#1 PRMLg & SJLL

IBISのチュートリアル→豊田中央研究所→デンソーITLab→IFAT招待講演の Talk4連続が無事終了。

IBISの会場で, 中谷さんから「PRMLガール」の献本?をいただきました。 自分で買わなくてよかった(笑)。
中身を見てみると, PRMLつまり機械学習の話というより, やはりshuyoさんは 数学の方なんだなぁ, というのが一番の感想でした。選択公理の話が出てきますが, 基本的に公理とその系, つまり形式系から何が言えるのかを考えるというのは, 非常に数学科的な発想なのだなと感じます。(僕も記号論理学Iを全出席しましたが。)

少し前に, たまたま知って, 平田佐智子さんがTwitterの言語クラスタで集めて作られている SJLL(Semiannual Journal of Languages and Linguistics) という同人誌を購入しました。 Semiannualというのは夏コミと冬コミの2回という意味なのだと思いますが(笑), 写真からわかるように, 表紙が何かすごい完成度です。
こちらの中身は, いわゆる言語学な感じで, とても面白いのですが, やはり個人の趣味 としては, 数学を使わない定性的な話だけでは満足できないなぁ, というのが思った ところでした。
どちらも読みごたえがあるので, お薦めだと思います。


2007年12月13日(木) [n年日記]

#1 帰国

月曜日の夜にNIPSから帰ってきました。
発表は壇に上がるまでは久しぶりに動悸が激しかったのですが, 上がってしまえば 後はできるだけ伝わるように話すだけなので, 普通に喋れたと思います。 もし質問が聞き取れなかったりしたらと戦々恐々としていたのですが, 結局英語を喋りまくったのに時間を2分押して22分も話してしまい, 最後にFuture Workを言おうとした所で司会の Fei Sha に止められるという事態が 起きたので(w, 質問はなしということになって幸いでした。
発表で使ったスライドとポスターのPDFは, 論文のページ に上げておきました。

会議の期間中は喋る内容を考えるので一杯で, あまりセッションを見る余裕が なかったのですが, 帰りの飛行機も含めて論文のAbstractをチェックしていたら, 今回は一言では言えないくらい, 非常に進歩のある論文が集まっているような 気がします。チェックした論文が山のようにあり, これから少しずつ読まないと いけないので大変そうです。
個人的には, Tishby 先生がポスターに来てくれて, 握手できたのが非常に嬉しかった です。

会期中はいい悪いは別にして, 日本人の参加者(10人以上いたと思います)と 一緒にいることが多く, 田中利幸先生や栗原君, それからもちろん同室の大羽さん をはじめ, 普段話せない方と色々な話をして, それがとにかく非常に 有意義でした。
NIPSの参加者はみなさん異様に賢いので, 凄いなあというか, これが当たり前と思ってはいけないというか。

NIPSは毎回同じホテル(Hyatt Vancouver)で開催され, 参加者の大多数は 同じホテルに泊まっているので, お昼や夕方にエレベーターが毎回大混雑で 全く来ないのですが, 今年は誰かがエレベーターの場所に "NIPS Elevator Process" なる論文を張っていました。

画像は同行の大羽さんによるものです。(クリックで拡大)
"We hope that (1) is sufficiently complex to get this paper accepted to NIPS." などなど, ネタ満載です。(笑)

#2 音楽情報処理

ワークショップでは "Music, Brain and Cognition" に参加して話を聞き, 部屋で音楽情報処理の国際会議であるISMIR *1 の論文を読んだり。 ISMIR 2007 ではMIRのためのMATLAB Toolboxである MIRToolbox 1.0 [Link] が発表されているらしく [論文] [ポスター] , WAVファイルから音楽を表現する色々な情報を抽出できて, 非常に面白そうです。 *2
ちなみに帰った後, CS研で 平田さん に色々とお話を伺うことができました。
*1: International Conference (もとはSymposium) on Music Information Retrieval. もとは音楽情報検索の会議のようですが, IRは結局モデル化の問題に落ちるので, 今は情報検索だけでなく, 音楽全体のモデルや処理を含んだ広範囲の会議になって いるようです。
*2: もちろん本気で研究する場合は, 全て自前でコーディングしないといけない のだと思います。

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