今回, ポスターの数式はTeXで書いてみました。
何人かに
話してみたところ, 好評のようだったので, ちょっと紹介。
PowerPointでTeXの数式を使うのは
TeXPoint
が有名で, これは
検索すると,
有償になる前の無償版が見つかったりするようです。
最近では,
TeXClip
というサイトで同様の機能をどこでも使える模様です。
ただ, TeXPoint や TeXClip は画像になるため, 拡大に弱いという欠点があります。
PSから画像を生成するTeXPointやTeXClipに比べて, 今回使った
TeX4PPT
は直接 dvi から TrueType の数式を生成してくれ,
PowerPointネイティブのオブジェクトになるため,
背景透過や拡大に強いという特徴があります。
事前に LaTeX をインストールしておく必要があり, 上の配布サイトではMiKTeXを
使っているそうですが, 普通に角藤版のW32 LaTeXを入れた後,
Program Files\TeX4PPT の下にある
TeX4PPT.sty を C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\misc\ の下あたり
にコピーして, 問題なく使うことができました。
Powerpoint のテキストボックスに普通に "\[ \int f(x)dx = ..\]" のように
書いて, テキストを選択して右クリックで "TeXify" を選べば, さくっと綺麗な数式
になります。
なお, コンパイルされた数式をダブルクリックするとTeXのテキストを修正する
ことができますが, この際に
使われるフォントはデフォルトでは courier 10pt で, これが大きすぎたり小さすぎ
たりする場合は, メニューの"TeX4PPT"から設定を変更できるようです。