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2005年02月21日

ハッカーと論文

http://namazu.org/~satoru/blog/archives/000021.html

インパクトのあるすばらしい論文を量産している研究者は
たいていハッカーとしての素質もすばらしい。
私の領域だと、Andrew McCallum 氏は
その典型かな。 GNUStep の元メンテナーという経歴を持っているし、
いろんなツールや言語処理用のデータをばんばん公開している。

自分のアイデアや比較のための他人のアイデアをすばやく実装するには
ハッキング能力が不可欠。つまり、ハッカー的な学生は研究者として成功する
チャンスは十分ある。(どっちで成功したいかは本人の自由ですが)

ハッカー的な学生は、論文は訓練として割り切ってほどほどに取り組めばよい。

研究者を育てていく指導教官にはちょっと酷な話だ。
能力のある人がわざと手を抜いてしまうのか。辛いなぁ~

ハック能力/モチベーションをいかに研究能力/モチベーションに変えていくかが
指導教官の手腕にかかるだろう。優秀な人はハックであれ研究であれどんなフィールド
でも成功する。興味のないテーマを無理やりやらせて論文を
でっち上げるより、ハック能力を生かせるようなテーマを選定し、その気に
させなければ、優れた人材がアカデミアからどんどんいなくなっていく。

投稿者 taku : 2005年02月21日 19:50

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