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Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
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3人のうち2人は Confidence が2で, 片方はICMLかNIPSに出せ, もう片方は
全く理解できない, らしい。
もう1人は4なのだが, 理論の部分については全く触れておらず, 実験の所だけ
について, よく読めばわかるのでは.. と思うようなコメントがついていた。
EMNLPだから多少難しくても理解されるかと思っていたのだが, そうではなかった
ようで, 残念。
ちなみに, NIPSの中間結果は3人ともかなりいい評価で,
"Clear, interesting and promising." とのことでした。
コメントも非常に的確で, review の時に最初に書く論文の概要も, いや,
その通りでございます, というような感じの素晴らしい concise なまとめだった。
理論的な話
*1
なのだからそういう会議に出す方が適切というのはわかるのだが,
言語のためにやっていることなのに, 理論ぽい話が来ると他に行って下さい,
では, 自然言語処理は結局機械学習の応用では, という批判を自ら認めている
のでは, という気がするので, そこが少し釈然としない。
たった8ページの中に, MSMとParticle FilterとDMの話を全部説明した上で
自分の話を書いて,
その上で言語的な分析を充分に入れるのはどうやっても無理だったと思うので,
まあ仕方なかったとは思うのだけど。
上司と話したところでは, ACLに出しても結果は同じだったのでは,
という話だった。CVSリビジョンが 1.26 になるまで書き直したのに, 残念。
(1行加えても8ページを超えてしまうので, ギリギリまで表現を詰める必要が
あった。) これでだめということは, もう言語系の会議には通らない
ということなので, うーむ。
もう特許も書いて, それくらいだったら問題ないと思うので,
1週間だけ論文を置いておきます。
これは最近までずっとATRにいらした渡辺太郎さん
が推薦されていた(ような気がする。記憶が定かではない)もの。
これまでずっと, タイトルからAI系の話が書いてあるのかと思っていたが,
実際は "Centauri" と "Arcturan" という異星人の言語(コンピューターからは
どんな言語でも, そう見える。ちなみにその正体は..) を使った,
MTの原理の非常にわかりやすい説明になっている。
IBMモデルを頭から与えられると, 例えばどうして fertility model を
考えなければいけないのかいまいち腑に落ちないところがあるが, これを読むと,
なるほどそういうのが必要だ, ということがわかると思う。
原理的な部分を, 実例を使って丁寧に解説してあって, IBMモデルを知っている
人が読んでも, 示唆を得られる内容になっていると思う。修士の人はもちろん。
おすすめです。
AI Magazine の記事の方は
こちら
にあるようです。
NIPSに通るのは個人的に夢だったので, とても嬉しいです。
実際, 多くのNIPSの論文が僕を感動させてくれたので, それに少しでも貢献できる
というのは嬉しいです。
実際はポスターでのTalkとか, そもそも今回のreviewerのうち
絶対に誰かが超有名人だったりすると思うので, その辺りがガクガクブルブルです。
と言っても, 地道に準備するしかないのですけれども。
"Rao-Blackwellisation of Sampling Schemes", George Casella and Christian P. Robert. Biometrika, 83(1), pp.81-94, 1996.の最初の方を読んでいたら, 少しわかってきた気がした。
E(θ* - θ)^2 ≦ E(θ^ - θ)^2になるという話。
これが何でNLに関係あるかというと, LDAに対する Griffiths の Gibbs sampler は 実は Rao-Blackwellized Gibbs らしい, ということ。それに対して, Pritchard が独立に発見した LDA と同じモデル (Pritchard 2000)でのサンプラーは 多項分布を積分消去せずに, 単に順番にサンプリングしているので, 能率が悪いかも。 という話。
最近たまたま, これの Windows 版の
「Win書道」
が出ているのを知りました。
Mac版が18000円くらいだったのに対して, なんと1980円!。
当然, 即座にオンラインで購入しました。
Mac版と基本的な機能は同じで, 違うのはMac版にある「筆休め」がついて
いないことや
(Mac版では, 上のメニューから「筆休め」を選択すると,
「カコーン」と鹿おどしの鳴るわびさびの世界が全画面で展開されるという,
超絶イカス機能がついていた。),
筆, 硯, 墨, 紙等の選択が限定されているということです。
墨を硯の上でドラッグして墨を摺って色を調節して, マウスで書きます。
もちろん色は黒だけではなくて, カラーが全部使えます。
やっぱり, タブレットを買った方がいいかも。
ちなみに X には豊橋技科大で開発された
Xshodo
[RPM]
というソフト(前の名前はX莫山)があって, 前に隣の席の森川君に紹介したら,
遊び心のある彼は色々面白い/可愛い絵を描いていたのだった。
というわけで, 僕は演算星組/ソースネクストの回し者ではありませんが,
この
Win書道
はかなりおすすめです。送料を入れても2500円くらいなので, もう買うしか!(笑)
という感じです。
なお, Plusでも動くMac書道の元祖については, 名作ソフトとして このあたり に色々解説があるようです。
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