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Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
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ノンパラメトリックベイズは僕的にはかなり頑張ってわかりやすくしたつもり
なのですが, 全体に企画セッションが例年より薄かったという声もあるので,
どうかな..というところ。
30分という時間の中で, CRPやSBPをきちんと説明しようとすると
ディリクレ過程混合モデルだけで終わってしまって, それだけではノンパラベイズの
面白さが全然!伝わらないよ!(松岡修造風)ということで, 最先端の風景を
後半はできるだけ話すようにしたため, 前半の説明はかなりあっさりにならざるを得なかった..
というところもあります。
もう少しすると公式ページからリンクが張られると思いますが, とりあえずスライドと
オープニングは
論文のページ
に置いておきました。
今回は論文集を出すと, 既発表ということで国際会議に出せなくなるということを
非常に気にして, 一切論文集が出ませんでした。そうすると時間がなくて見れな
かったポスターも見れないし, 話の深い所もわからないということで, 多くの方が
指摘されているように確かにデメリットも多く, 来年の課題な気がします。
*1
というか, 日本の国内ワークショップで話した内容ぐらい国際会議にはノーカウント
にしてくれよ, と個人的には思わなくもないのですが..。
仙台で開催ということで, 新幹線や飛行機で行ってもよかったのですが,
これは乗るしか!ということで, 前から知っていた
太平洋フェリー
の名古屋―仙台航路
で, 船で仙台に行ってきました。
以下, 旅行記のようなもの。
いしかり号は19:00に, 音もなく出帆。船の後部にある豪華なレストランでエレガントに ごはんを食べているうちに, 名古屋港を出て伊良湖水道から太平洋に出ました。
伊良湖岬から太平洋に出るところ。 | いわき市沖を仙台に向かう | 「いしかり」デッキの風景 |
上はiPhoneでいくつか写真を撮ったもの。 こういう場所には書いていないですが, 個人的に今年の7月に鳥羽から船で伊勢湾を 渡って伊良湖岬のホテルに泊まるという旅行をしたので, そう時間の経たないうちにその時自分が渡った航路 を横切ることになりました。暗がりの中で明滅する伊良湖岬灯台が幻想的です。
翌日は起きると犬吠崎〜銚子の辺り(だったはず)。平日のため客も多くないため,
朝の光の中でレストラン「カリブ」でゆっくり朝食を食べて,
自分の一等船室で二度寝したり(w
していると, すぐにお昼に。デッキに出ると, 外の風景は上の右の写真のような
感じです (ただし40km/h位で航海しているので, 風が強い)。
船室はたまたま船の先頭にあるため, さすがに外洋なので微妙に揺れて本が読み
にくいので, 午後は船内にあるヨットクラブ(カフェ)でコーヒーとケーキを食べながら
ゆっくり読書。そうこうしているうちに, 無事仙台港に午後4時ごろ着きました。
仙台港からは乗り継ぎのバスで仙台市内まで, 40分くらい。
大通りが東西に走っているキャンパスが山の上にいきなり広がっていて,
驚きました。しかもこれが全部「工学部しかない」というのが凄い。
僕がやったように歩いて来れないこともないようですが, 実際はほとんど車かバスで
通学するようで, 「工学部中央」バス停からは10分おきくらいにバスが出ていて
仙台駅までの交通は(少なくともNAISTに比べると)かなりいい感じでした。
工学部中央の側には
青葉記念会館
*3
というひときわ高いビルがあって, 東北大工学部のOB組織である青葉工業会の寄付で
建てられたらしく, まるでよくある医学部の記念会館のようで, 工学部すげーというか,
東北地方に東北大工学部OBの力が浸透しているんだろうなあ, と思わせる瞬間でした。
それだけでなく, キャンパスも緑が多くて実に綺麗で, いいところだなと。
とりあえず購買部に行っておみやげを買ったり, キャンパスを情報科学研究科の方まで
散歩したり, 生協でごはんを食べたりして満喫して帰りました。
もう「理系万歳!」という感じで, 素晴らしいなあと。(ただし逆に, 他の学部の人
との接点がなさすぎるという欠点がもしかするとあるのかも知れません。)
ちなみに, 有名な RIEC (東北大学電気通信研究所)はここではなく, 平地の川内キャンパスにあるのだそう で, そちらは見ることができませんでした。学部の頃からSKKでお世話になっているので 一度見てみたかったのですが, 残念。
ほかに, 個人的に地方に行った時にはその地方の一番の知的中心を見に行くことに
しているので(上で東北大工学部に行ったのもそれが理由),
文化的な仙台市の一番の中心だと思われる
仙台二高
を見にいってきました。
(注: 仙台二高>仙台一高)
福井に行ったときには福井大学を見学したついでに, 近くにある
藤島高校(旧制福井中学)を見に行ったりしてるので, 同じような感じです。
アカデミック・ミーハー?
仙台二高は文教地区にあるIBIS会場の仙台国際センターの近くで, 美術館なども
近く, ものすごくいい環境でした。
みんな言っていましたが, 仙台は緑も多く, かなり都会で, 洗練されていて非常に
素晴らしい所だなあというのが全体的な感想でした。
もっとも自然言語処理や機械学習がそれほど強い気もしないので
(音声は強いかもしれません), 僕がどうとか
いうことではないですが, そこらへんを充実させるにはどうしたらいいんでしょう,
のような話を京大のT先生と話しながら最終日の新幹線で京都に帰ってきたのでした。
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