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Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
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共立出版から, 言語処理学辞典 の謹呈本が届きました。 僕は2.1中項目「言語モデル」の担当だったので, 配布されたようです。 普通に買うと35000円だそうなので, 役得というか, 個人で買うというよりは図書館に置いて借り出して読む, ようなものなのかも知れません。
最初に長尾真先生が19ページにわたって書かれている"言語処理の歴史"が,
「自然言語処理これまでのあらすじ」のような感じになっていて興味深く,
これが一番の必読かも知れません。
実際に言語処理と共に歩んでこられた長尾先生が10年毎に時代を
分けて書かれていて, 説得力があります。MT Summit が日本発祥だったとか僕は知りま
せんでした..。
こう見ると, 自然言語処理は確実に進歩していて
*1
, 最後の方に書かれているように, ようやく
言語学が客観的な科学になりつつある, というのにはかなり同意です。
その次の中川先生の"言語処理: 古代から現代へ"も短いですが面白く,
読む価値が高いと思いました。思い切りAnti-Chomsky的に書いてあって, 個人的には
大いに賛成しますが, 時代は変わったなというか。;
ちなみに, 2.1「言語モデル」では森先生&倉田さん(IBM)にnグラムについて詳しく 解説していただいた他, nグラム以外の部分にもヒントが色々散りばめられているので, 興味のある方は眺めていただければ幸いです。
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