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Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
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特許の関係で研究会までPDFを公開するとまずいかもしれないので,
前フリとして, HPYLMのツールも完成したので, 夏のSVM2006で話した
"Introduction to Hierarchical Pitman-Yor Processes" を少し修正して
公開しておきます。
svm2006-hpylm.pdf
(論文のページにも置いておきました。)
夏に聞いた方も, 説明をわかりやすく直してあるので, 必要があれば
こちらをお読み下さい。(FSNLPと同じ実験(19ページ)の所も新しくなっています。)
階層Pitman-Yor過程は, ディリクレ過程の拡張である階層ディリクレ過程の
そのまた拡張で, 僕の今回の話は階層Pitman-Yor過程をさらに可変長に拡張する
という話です。
(DP->HDP->HPY->VPY というイメージ。)
3人のreviewerのコメントを見ると, 英語の文法的なミスが多いというのは共通 しているが(その後ネイティブチェックを受けて直しましたが, 当然submit分 には間に合わなかった), 理論的な部分をちゃんと理解して面白いと言ってくれている のは最初の1人だけで, 他の2人は全然理解できないでいるらしい。 うーー。
というか最後の3人目は, 'highly technical device'がよくわからないので
もっと直感的な説明をしてくれ, と書いてあるだけの短いコメント。
ACLもNL研の方も, 下の日記に書いてあるような専門的な説明を省いて,
CRPを使って直感的に説明しています。これ以上わかりやすくするのは無理だ
と思うので, 仕方がないかなあ。
ACLなので, 最初の人くらいのレベルの査読者
を期待していたんですが..。(そういう意味では, ACL2006のTehの論文は
驚くほど非専門的な説明をしてあるので通ったのかも。)
'very interesting and very technical paper' と言ってくれている最初の人
はよくわかっていて, コメントの内容も単なる表記ミスに近いもの
だったので, まあ何というか, もっと手元の修正版くらいpolishしまくらないと
通らないのね, というところだろうか。
Machine Learning だけにチェックを入れていれば違ったのかも知れないと
思いますが, "Language Modeling" のカテゴリがあるのにチェックを入れない
わけには今回はいかなかったので, 仕方なかったかな, と思います。うーん。
名古屋に来たのは初めてだったのですが, 名古屋にも環状線の地下鉄が走っていて,
名古屋大学駅が駅のちょうど正反対のあたりにあるとか, これまで
全然知りませんでした。
気がつくと, 無意識に名古屋を歩いている女性の髪の巻きを見ているのに
気付いて, 心の中で笑ってしまった。w 気のせいか, 肩の辺りでウエーブに
なっている人がやっぱり多いような..。リアル名古屋巻きなのかどうかは
わかりませんが。
ホテルで泊まったのは高層階(24F)だったので, 名古屋の都市の夜景を一望することが
できて, 名古屋は本当に大都会なのだな, と実感
(少し前に福井に泊まったので, 明らかに質的な違いがあるのがわかる)。
帰ってから翌日, ATRでお昼を食べながら話したのは, 名古屋とはいったい何で
あるか, ということ。
京都は古都なので除くとして, 東京・大阪に続く第三の大都市であるのは事実ですが,
どうも名古屋の人以外には印象が薄いところがあると思う。
「第三の都市」としての位置を考えたとき, 東京と大阪の様々な思想的な対立点
に対して, 三位一体的にそれらを止揚する都市ではないことは確かですが
(つまり, X=東京, Y=大阪, Z=名古屋として,
Z / \ X <-----> Yの位置ではない), 大都市であることは事実で *1 , では名古屋とは何なのか, ということ。
X <-----> Y \ / Zという感じで, 「大都市」のプロトタイプとしてZ(名古屋)がまず存在し, その内包する可能性をそれぞれ別の方向に発展させたのがXとY(東京と大阪) なのではないか, という可能性。
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