Bessel関数について調べていて(言語学を突きつめるとベッセル関数に至るって
どうよ..),
三井造船昭島研究所
で, 水面に波で自由に文字が描ける技術
[PDF]
が開発されているのを知った。
面白すぎ。
*1
希望の合成波形が
t=t
0で得られるように, 波形を逆算して複数の造波器で波を生成するのだそう。
今回の技術のポイントは, 極座標(r,θ)で表示した波形関数をrとθに関して
級数展開する代わりに, 「集中点」を造波するような,
第1種と第2種Bessel関数を使った級数展開を考えて,
文字を点の集まりとして描画することで, 造波器の数を増やさなくとも
複雑な文字を波で表現できる, ということらしい。
こういうのを見ると, 日本の技術は世界一yyyyyyyyyyy! とか思ってしまう。(笑)
言語の人には僕も含めてあまり馴染みがないですが, ATRで聞いた話では,
音声の方では少し似た感じで音場を制御する話は色々あるようです。
個人的には, 1音しか鳴らせないX68000のADPCMと非力なCPUで,
8音までオンラインで合成して鳴らしてしまうとてつもない音源ドライバ,
PCM8.X
みたいなものを思い出しました。
*1: 昭島研究所はもともと三井造船の研究所だったが, 今はいちおう独立の会社らしい。