mots quotidiens. | |
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NIPSに通りました。&, Accepted papers 217本のうち, 26本の
oral presentation の中に入りました。
Daichi Mochihashi and Eiichiro Sumita: "The Infinite Markov Model".
*1
submissionの総数は975本で,
倍率はだいたい4.5倍くらいだったようです。
スコアは9-8-7でした。(大体6以上がaccept. 数値の意味は
こちら
にあります。)
内容的には Singer の "The Power of Amnesia" 以来の問題をノンパラメトリック
ベイズで解いたことになっているのですが,
アイデアは自分でもシンプルだと思うので, 階層クラスタリング等に使える
(階層CRPの階層の深さ自体をベイズ推定する)という部分が評価されたのだと思います。
今年のレビューの途中で査読基準(上のページの最後)が変わって,
ACLと同時に出すことはできなくなったため,
もしACLに通っていたらNIPSには出せなかったわけなので, まぁ終わりよければ
全てよし, というところなのかも。
それより今回痛感したのは, ACLは結局応用の会議なんだなあ, ということ。
後でLiangの論文もちゃんと読んだわけですが, ただHDPを応用しただけの
The Infinite Tree が通って, Matrixの新しいpriorやHDPの変分近似が含まれている
Liangの論文が通らないのはどう考えてもおかしくて,
レビュアーが理解できなかっただけだと思う。
レビュアーが理解できる範囲の簡単な数学だったら通る, みたいなのはどうよ..
という感じ。
一応計算言語学で一番の会議ということになっているのだから,
ちょっと難しいのが来ると理解できません
*2
, みたいなのはやめて,
という Econometricaのポリシー を見習ってほしいよなあ..と思う。
Talkの準備をしないといけないのですが, NIPSはシングルセッションで, 超凄い Audience が話を聞くことになるので, 20分とはいえ, ガクガクブルブルです。
ようやくこちらでの最終版をアップ。
6ページ(僕の記事は7ページになるらしい)ですが, 結局普通の論文と同じく,
2週間ほどフルに使って書きましたので, ご興味のある方はお読みください
(来月12日発売です。)
自然言語処理の人で特にベイズの人には常識的な部分もありますが,
確かに結構勉強になったような気がします。
この後まだまだ修正や校正があるので, 全然終わらないのですが..。
2002年10月 6日(日) 01:29:49 infuriate 2002年10月 6日(日) 01:30:19 jeopardize 2002年10月 6日(日) 01:30:47 vizier : 2006年 5月25日(木) 12:03:34 epithelium 2007年 7月 8日(日) 22:08:11 eradicate 2007年 7月10日(火) 15:14:02 courierのように残してくれます。 これ自体ログを見ると, もう覚えた語とそうでない語 が混じっていて結構面白いので(ちなみに, 上の3つは全然調べた覚えさえない..), こうして記録が残っていると, 自分の記憶をチェックするにも役立ちそうです。
% awk '{print substr($0,16,2)}' ~/.ejd-record | sort -n | uniq -c | awk '{print $2,$1}' | xgraph
これを見る限り, 大体お昼直前or午後に論文を(自席では)読んでいて,
15時~17時くらいがピークのようです。
昔, lastコマンドの出力で計算機の使用時間を調べたことがありますが,
こうやって自分の時間をプロットすると, 色々面白い情報が得られそうです。
ちなみに, Windows PCの起動時間/シャットダウン時間を記録するために,
僕は
Radium Software Development
の方の書かれたwinlogというフリーソフト
http://www.radiumsoftware.com/products.html
を使っていますが, これはかなりお薦めです。
startupに入れておくと, 平均起動時間がわかる他, 時間毎の起動状況もわかります。
roffはNAISTの学生だった頃から気になっていたのですが, jgroffを自分でコンパイル
して入れても, うまく動かなかったりしてこれまで諦めていた。
僕は手元の環境には特に入れた覚えがないのですが,
たとえば次のようなファイル test.rf
.TL roff 文書のテスト .AU 持橋大地 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 .AB This is an abstract. We typeset this text using a traditional UNIX program .I roff. .AE .NH Introduction .PP ここから本文。 .SH 他の例 .DS (define (fact n) (if (= n 0) 1 (* n (fact (- n 1))))) .DEを用意して,
% groff -Tnippon -ms test.rfのように実行すると, デフォルトでは端末に下のように整形されます。 素晴らしい。
roff が LaTeX と違うところは, こうして端末にテキストとして整形することが できること。かつ, -Tps オプションを使うと, 綺麗に PostScript に出力する こともできます。
% groff -Tnippon -Tps -ms test.rf > test.psroff.pdf [4KB] (上のtest.pdfをPDFにしたもの)。
ちょっと面白かったのは, 上のページで最後の参考文献のフォーマットが, "%A Dale Dougherty" のようにBibtexとは違う簡単な形式になっていて, 高林君の scbib とそっくりだなあ, ということ。 S式で書くのも "%A"と書くのも本質的に同じで, 結局simple is bestなのね, という気がします。
タイトル一覧 |