無事に発売されました。めでたい。
2007年2月号の「統計科学のすすめ その1」でも興味深い記事がいくつも
ありましたが, 今回はモデレータの伊庭さん Good Job で, (僕の記事は置いておいて)
全体にさらに内容が豊富で面白くなっていると思います。
「個性をとらえる」ことのできる統計モデルというのは一般にはあまり
知られていないかもしれないですし,
多分僕も含めて研究者が読んでも色々得られるところがあるような気がします。
伊庭さんの巻頭言(特に最初と最後)はもとより, 田邉先生のメタな話,
それから
最後のブックガイドの所に写真が入っているのがいいですね。
僕の原稿は伊庭さんからいただいたタイトルはこの日記の通り,
「生きたことばをモデル化する」だったのですが, 最後に編集部の要望で
「言葉」に直すように押し切られてしまって, 今でも激しく後悔。
本文の冒頭も下の画像のように本当は全部「ことば」で, もっと読みやすく,
イメージの湧きやすい表現でした。
*1
漢字になったことで, "言語に限定した話"という印象を与えなければ
いいのですが..。;
雑誌記事というと, 前に
工藤君
が月刊「言語」にcabochaの紹介を書いたのを思い出しますが,
同じ chasen.org でも, 書く雑誌といい, 内容の方向性といい,
いい意味で対照的だなぁと思います。
*1: 「おわりに」の所だけ編集部の方で見逃したのか, 「ことば」という表現が
残っています。