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Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp | by hns, version 2.10-pl1. |
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会議の期間中は喋る内容を考えるので一杯で, あまりセッションを見る余裕が
なかったのですが, 帰りの飛行機も含めて論文のAbstractをチェックしていたら,
今回は一言では言えないくらい, 非常に進歩のある論文が集まっているような
気がします。チェックした論文が山のようにあり, これから少しずつ読まないと
いけないので大変そうです。
個人的には, Tishby 先生がポスターに来てくれて, 握手できたのが非常に嬉しかった
です。
会期中はいい悪いは別にして, 日本人の参加者(10人以上いたと思います)と
一緒にいることが多く, 田中利幸先生や栗原君, それからもちろん同室の大羽さん
をはじめ, 普段話せない方と色々な話をして, それがとにかく非常に
有意義でした。
NIPSの参加者はみなさん異様に賢いので, 凄いなあというか,
これが当たり前と思ってはいけないというか。
NIPSは毎回同じホテル(Hyatt Vancouver)で開催され, 参加者の大多数は 同じホテルに泊まっているので, お昼や夕方にエレベーターが毎回大混雑で 全く来ないのですが, 今年は誰かがエレベーターの場所に "NIPS Elevator Process" なる論文を張っていました。
画像は同行の大羽さんによるものです。(クリックで拡大)
"We hope that (1) is sufficiently complex to get this paper accepted to NIPS."
などなど, ネタ満載です。(笑)
今回, ポスターの数式はTeXで書いてみました。
何人かに
話してみたところ, 好評のようだったので, ちょっと紹介。
PowerPointでTeXの数式を使うのは
TeXPoint
が有名で, これは
検索すると,
有償になる前の無償版が見つかったりするようです。
最近では,
TeXClip
というサイトで同様の機能をどこでも使える模様です。
ただ, TeXPoint や TeXClip は画像になるため, 拡大に弱いという欠点があります。 PSから画像を生成するTeXPointやTeXClipに比べて, 今回使った TeX4PPT は直接 dvi から TrueType の数式を生成してくれ, PowerPointネイティブのオブジェクトになるため, 背景透過や拡大に強いという特徴があります。
事前に LaTeX をインストールしておく必要があり, 上の配布サイトではMiKTeXを
使っているそうですが, 普通に角藤版のW32 LaTeXを入れた後,
Program Files\TeX4PPT の下にある
TeX4PPT.sty を C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\misc\ の下あたり
にコピーして, 問題なく使うことができました。
Powerpoint のテキストボックスに普通に "\[ \int f(x)dx = ..\]" のように
書いて, テキストを選択して右クリックで "TeXify" を選べば, さくっと綺麗な数式
になります。
なお, コンパイルされた数式をダブルクリックするとTeXのテキストを修正する
ことができますが, この際に
使われるフォントはデフォルトでは courier 10pt で, これが大きすぎたり小さすぎ
たりする場合は, メニューの"TeX4PPT"から設定を変更できるようです。
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