mots quotidiens.
Daichi Mochihashi (持橋大地) daichi <at> ism.ac.jp by hns, version 2.10-pl1.

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2008年01月10日(木) [n年日記]

#1 MIT&数セミ原稿

前々からあった話ですが, 13日(日)から二週間ほど, MITの Tenenbaumところ に行くことになりました。
CS研とMITは共同研究の契約を結んでいるので (前に鈴木さんがCollinsのところに 行ったり, Collinsが来たりしたのもそれが理由), 誰か研究者を交換しよう という話があったところ, 夏に Josh が来て話したときに, 僕が行くことに なりました。 *1

Tenenbaumは僕はベイズの勉強を始めたころから, 認知的な話をきちんとした 統計的な科学 として扱うことができるという意味で, 非常に勇気をもらったり影響を受けている 人なので, 大変嬉しいのですが, どうも実感が湧かないというか..。
帰りにUBCの Arnaud Doucet 氏のところに呼ばれていて Talk をする関係で, Air Canadaで 上田さんや山田さん(最初2日だけ一緒ですぐ帰られる)とは別に行くので, Torontoで途中泊まる必要があったりして, 着くのがそもそもちょっと大変そうです。

数セミの原稿について編集部に問い合わせたところ, 原稿の著作権は僕にある とのことで(最終的な紙面は編集部のものだそうですが), 発売から書店に置いてある期間の3ヶ月が経ったので, 手元の原稿のPDFを 公開 しておきます。興味のある方はご覧ください。
数セミに載った方はレイアウトなど, 僕の意図とかなりずれている所があるので, 元の意図した原稿(タイトルが伊庭さんにいただいた通りで, 紙面では7ページに なりましたが, こちらはきっちり6ページ)がどうなっていたかが わかると思います。


*1: 代わりに, 最近Hal君日記に出てきた Vikash Mansinghka が後でCS研に来ることに なっているようです。

2008年01月19日() [n年日記]

#1 MIT1週目

MIT1週目終了。(月・火は上田さんや山田さんもおられたので、実質 水・木・金の3日。)
関空発の飛行機が遅れて18:40発から結局22:00発になったり、トロントのホテルで 5時起きで空港に行ったら, 便がキャンセルになって午後まで一気に時間があいたりと 色々ありましたが、無事ボストンに着きました。

木曜日はTalkをして、後は部屋の鍵をもらったのでそこにいたり、外に出たり。 MITの象徴的な 丸屋根の建物 の横はフードコートになっていて、学内の無線LANも繋がる ので, 外を横に見ながら論文を読むにはいい感じです。
思うところは個人的には色々ありますが(そもそも、恐ろしいことにアメリカ自体 初めてだったりするわけで)、とりあえず、中心的な場所にいるという 安心感のようなものはあるかもしれません。
僕は Norbert Wiener のファンなので, 「これがCharles riverか!」みたいな感動も 毎朝川を渡るときにあったりします。(風景も綺麗。)
雨森さんにも久しぶりにお会いすることができ、中を見せていただいたり、実験のことなど色々なお話をお聞きすることができました。
週末は建物全体の鍵がまだで入れないので、ボストンを見てまわる予定です。


2008年01月30日(水) [n年日記]

#1 MIT2週目

ちょうど一週間前(この日付け)の夜に日本に帰ってきました。
週末はボストンのベイエリアを周ったり, ハーバードを散歩したり。
月曜日はMartin Luther King牧師の誕生日で全米の祝日ということで (カードキーが なくて建物には入れないので), ボストン美術館 に行ってきました。MLK dayなので, feeは完全無料。mfaは日本美術のコレクションが有名ですが, 行ってみたら もぬけの殻になっていて「アルセーヌ・ルパンかよ!」と心の中で突っ込んだ のですが, 実は日本に帰ってきてから, 借し出し先は日本(名古屋ボストン美術館)だっ たことを知りました。(w

2週目は, 「そんなに離れたlonelyな場所にいないで, こちらに来たら?」と Dan に言われたので, それもそうだなと思って皆のいる部屋の近くにいるようにしたので, 毎日議論ができて, とても有益でした。
論文にはなっていないので詳細は書けないのですが, 向こうではノンパラメトリック ベイズの計算を scheme で書く(scheme が確率や確率的な組み合わせを返せるように し, CRP等の計算をmap等で使えるように一般化する)というプロジェクトが進んでいる らしく, 昔関数型言語を書いていた経験がここにきて役に立ちました。mapと かfilterとかconsとか, ベイズの話で聞くとは思わなかったなぁ..というか。 他にも, (僕の好きな画家) Process などの話も聞けて, とても愉快でした。
特に, Danや Noah と話せて, とてもよかったなあと。

本当に色々あったり, 思ったりしたのでここには書ききれないのですが, とりあえずそんな所かなと。

#2 UBC

最後は, UBC でTalkがあるのでバンクーバーへ。 UBCはものすごく広い大学で, 恐らく北大より大きいぐらいでびっくりでした。 ホテルは景色がよさそうという理由で直感で, Robson通りの Blue Horizon Hotel を3泊予約したのですが, これが大ヒット。
直前にコンビニ屋 ( minnna-no konbini-ya。 日本のお菓子やシャンプーまで 何でも揃う店。2005年のNIPSで来たときに教えてもらって, 度肝を抜かれた)が あるというありえないロケーションで, ハイアットにも近くて交通も至便。
部屋は2面が窓になっていて, バンクーバーの海と山の景色を見ることができ, こんな所に会社の金で泊まっていいのかなあ..と思ってしまうほどでした。 *1 何よりも内装のセンスがよく, 久しぶりに本当に快適だったので(ボストンのホテル も結構よかったですが), バンクーバーではかなりお薦めかもしれません。
*1: 料金もわりとリーズナブル(CA$110-150くらい)ですが, NTTの規定からは 少しだけ足が出るので, その分は自腹を切る必要があるかも。

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